1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:
時は戦国、アリスゲームの時代
諸国の大名ドール達は天下を統一し、お父様からアリスの称号を得るべく、しのぎを削っていた
っていう設定だけど結局真紅を大将にした歴史パロディになった
元ネタ分かる人は細かいツッコミ勘弁してね
雛苺 「あ〜つまんないの〜!ずっと待つなんてもうあきたの〜」
翠星石「水銀燈のやつ、あんな山城に篭城して何考えてやがるですか、翠星石がじきじきに乗り込んでとっちめてやるですぅ」
真紅 「翠星石、待ちなさい。いたずらに突撃を繰り返すのは下策。
ここはどんと待ち構えて相手が疲れるのを待つのが上策なのだわ。」
翠星石「し、真紅がそういうなら待ってやらんこともないですけどぉ」
真紅 「水銀燈、もはや決着はついたわ。そんなところに立てこもってないでおとなしく投降するのだわ。
命だけは保証するから、また私たちのもとに帰ってきなさい」
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 20:56:17.71 ID:+y1wIsFn0
妄想は頭の中だけにしておいた方がいいよ
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 20:56:53.93 ID:N8nptN3b0
水銀燈「い や よ、あなたはわたしの持ってるこの名物ローザミスティカを手に入れたいだけなんでしょ」
真紅 「いいえ、わたしはそんなこと・・・」
水銀燈「うるさい!嫌な女。ローザミスティカが欲しければここまであがってくればいいわぁ」
蒼星石「うわあ、城のまわりを兵に二重三重に囲まれてるのにまだあんなこと言ってるよ、ジャンクのくせに」
真紅 「蒼星石、口を慎むのだわ。(こうなったら力づくでも・・)
みんな、あのジャンクの持ってるローザミスティカだけはなんとしても奪うのよ!」
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 20:59:05.64 ID:N8nptN3b0
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 20:59:40.95 ID:N8nptN3b0
(閧の声、おしよせる雑兵)
水銀燈「(もはやこれまで・・かくなる上は)」
真紅 「水銀燈、あなたローザミスティカを体にくくりつけて何を・・・」
水銀燈「この日の本一の大名物ローザミスティカ、
あなたみたいなドールにくれてやるくらいならこの身もろとも吹っ飛ばしてやる!」
雛苺 「水銀燈〜そんなことやめるの〜」
真紅 「やめなさい、水銀t
水銀燈「!!うおおおお!!! 真紅ぅ!!いつかあなたにくれてやったヤクルト、必ず土産に持って来なさぁい」
「ドカーーーーーーーーーーーーーン」
(大爆発、夜空に飛び散る水銀燈)
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 21:00:03.33 ID:6UGG5MAd0
スレタイの口調変えるべきだったんじゃねえの?
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 21:01:12.78 ID:79thL4TC0
スレタイが駄目だ
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 21:02:50.53 ID:N8nptN3b0
>>6 独特の口癖のほうがいいかもと思ったけど
確認のためアニメ見たら絶対毎回使ってるわけじゃないと思ったからこっちにしてみた
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 21:04:16.61 ID:N8nptN3b0
真紅 「今夜は戦勝記念にみなで朝まで酒を飲むのだわ。雛苺、お酒を入れて頂戴」
雛苺 「はいなの〜」
蒼星石「やあ真紅。薔薇水晶のしゃれこうべを観賞しながら酒を飲むなんてシャレてるね、楽しみだなあ」
翠星石「まったく真紅は本当にこういう事をみんなでしやがるのがほんとに好きなんですね」
金糸雀「(なんでカナがこの場に呼ばれたのかしら?)」
真紅 「あらカナリヤ、来てたの?まあいいわ、楽しんでいくといいわ」
雛苺 「はいカナリヤ、ヒナがついだのよ。おいしいんだから」
金糸雀「そ、そう・・(ま、まさかこのお酒に細工がほどこしてあったりして!)」
雛苺 「あれ〜カナリヤまったく飲んでないでないの〜」
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 21:05:26.23 ID:N8nptN3b0
金糸雀「そ、そ、その手にはのらないんだから!ローゼンメイデン一の頭脳派、カナリヤがそんな安直な手にはのらないかしら〜
真紅 「わたしの酒が飲めないっていうの?」
金糸雀「う、う〜困ったかしら」
真紅 「あーら酒が飲めないっていうならかわりにこの刀を呑むのだわ」
蒼星石「わあ、すごいなカナリヤ。お酒は飲めないのに刀なんて飲めるんだ」
金糸雀「(さ、さすがにそれは無理かしら)よ、喜んでお酒を飲むかしら、なんだかとっても喉がかわいたかしら〜」
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 21:06:28.70 ID:N8nptN3b0
蒼星石「なんだカナリヤもお酒が大好きなんだね、ほらカラスに盗まれる前にもう一杯いこうよ。今度は一気でさ」
雛苺 「わーい今度はヒナと競争なの〜」
翠星石「やめるですぅチビチビいちご、酒豪のあなたが飲みやがったらいくら酒瓶あってもたりねぇですよ」
蒼星石「あれ、カナリヤまだ飲まないのかい?あ、そうか瓶じゃもの足りないんだね、ごめん僕が気付かなかったよ。(樽を持って来る)さあお望みの酒樽だ、まだ半分くらい残ってるからさすがのカナリヤもこれなら十分じゃないかな?」
金糸雀「そ、そんなに飲んだら死んじゃうかしら〜」
真紅 「(刀をもって)さあカナリヤ、早くみせて頂戴」
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 21:07:26.60 ID:N8nptN3b0
金糸雀「(し、真紅の目がすわってる、こうなったらやるしかないかしら)」
雛苺 「わ〜カナリヤ泣きながら飲んでるの。そんなにおいしいのかな」
金糸雀「(も、も、う、無、理、かs)ゴボァーーーーーーーー」
翠星石「うあ、なにするですかこいつは!せっかくのお酒が台無しですぅ!」
蒼星石「だいじょうぶかい!?君が刀より酒が好きって言うんだからすすめたんだよ。それを途中で吐くなんてひどいじゃないか」
真紅 「さすがの策士も命はよほどおしいのね、興ざめだわ。」
蒼星石「これじゃあ策士、策におぼれるじゃなくて酒におぼれるだよ、まいったね」
翠星石「蒼星石、全然うまいこと言えてねえですよ、双子の姉として恥ずかしいですぅ」
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 21:10:19.59 ID:N8nptN3b0
ちょw誰も見てないのかよw
そんなにスレタイまずかったか?
ちょっと前に立った黒羽銀様のスレ用に書いたんだけど間に合わなかったから書いた分だけ全部貼るよ
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 21:11:46.30 ID:N8nptN3b0
(丹波にて)
水銀燈「さすが堅城と言われる八上城ねぇ。なかなか落ちないわぁ。時間をかけたら真紅に怒られちゃう」
党員A「銀様!城主が降伏するかわりに条件を申し出てきましたぞ」
水銀燈「なぁに?言ってごらんなさぁい」
党員A「はい、降伏して命を助けてもらう保険として、
銀様のミーディアムであるめぐ様を人質に預けてほしいとのことにございます」
水銀燈「めぐを?(めぐを人質に・・)そんなことだったらかまわないわよぉ」
めぐ 「いいわよ水銀燈。老い先短い私の身体であなたの手柄が増えるのなら」
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 21:13:38.10 ID:N8nptN3b0
水銀燈「別にあなたのことなんかぜんぜん心配してないわ、はやく八上城に行きなさぁい」
めぐ 「さよなら水銀燈。たとえわたしが死んでも悲しまないでね」
水銀燈「なんであなたが死んだら悲しまなきゃいけないの?
第一人質になるだけでしばらくしたらすぐに帰ってくるんでしょ。さっさと行きなさぁい」
めぐ 「じゃあね、水銀燈」
水銀燈「・・・」
党員B「めぐ様と城主の交換、無事に終わりました」
水銀燈「そんな報告どうだっていいわよ、さっさと安土の真紅のところへとどけなさぁい」
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 21:14:29.72 ID:N8nptN3b0
(安土城)
党員C「真紅様、八上城主をつれてまいりました。」
真紅 「ご苦労様。水銀燈の様子はどう?・・そう、下がっていいのだわ。さてこの者をどうしようかしら」
城主 「命を助けていただいて城主のままでいいのなら、真紅様のために一層の槍働きをいたしましょうぞ」
蒼星石「ちょっと待って真紅、提案があるんだ」
真紅 「どうしたの蒼星石?」
蒼星石「ヒソヒソ(・・この城主を殺してしまえば領土が増えるよ。
そうすればお父様からアリスの称号をもらうのにまた一歩近づく)」
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 21:15:36.22 ID:N8nptN3b0
真紅 「それもいいけど、前線で戦ってる水銀燈のミーディアムが・・」
蒼星石「水銀燈のミーディアムなんてどうでもいいじゃないか。
そもそも彼女は自分のミーディアムなんて大切にしてないよ、いつも邪険にしてるのを真紅も見ただろ?
城を落としに行ったのに人質交換するってことは、水銀燈もそのつもりなんだろうね。
だから真紅は自分の目指す道を行くべきだよ、そのために僕たち姉妹がこうして戦ってるんだよ」
真紅 「わかったわ、城主を切り捨てなさい。
水銀燈には生温いことしてないで早く八上城を力攻めで落とすのに専念するよう伝えるのだわ。
城主のいない城なんてたやすいでしょうけど」
城主 「む、無念・・」
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 21:16:34.96 ID:N8nptN3b0
(再び八上城)
水銀燈「おかしいわねぇ、真紅からなんの連絡もこないわぁ(めぐ・・)」
党員A「銀様、一大事にございます!人質のめぐ様が城内で磔にっ!」
水銀燈「!!いったいどういうこと?人質交換した城主は真紅のところでもてなされてるはず・・」
党員C「銀様!申し訳ありません。上様が城主を・・交換でめぐ様が城におられると申し上げたのに・・」
水銀燈「・・いいわぁ、問題ないわ。しばらく一人にしてくれるぅ?」
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 21:17:06.63 ID:o4xG3I8i0
( ^ω^)おもすれー
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 21:17:15.63 ID:N8nptN3b0
(数日後)
幹部A「やりましたね銀様、城内の兵士もだまされたと怒り狂っておりましたが・・これでめぐ様の仇も・・ううっ・・」
水銀燈「何を泣いてるの?おばかぁさん・・わたしは報告しにいったん真紅のところに戻るわ。」
蒼星石「その必要はないよ。」
水銀燈「蒼星石、あなたどうしてここに?」
蒼星石「いやぁ、真紅があんまり手こずってるみたいだから僕に手伝ってこいってね。
でもあらかた終わってるみたいで無駄足になっちゃったな。見事な勝利おめでとう」
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 21:17:18.11 ID:LG84O5WQ0
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 21:18:25.97 ID:N8nptN3b0
蒼星石「それはそうと、ここだけの話なんだけど・・」
水銀燈「なによぉ」
蒼星石「とてもいいにくいことなんだけど、真紅がね、僕は止めたんだよ?
真紅があの時みんなの前で言ってたんだ。
水銀燈は自分のミーディアムを殺してまで手柄を立てたいものか、と・・」
水銀燈「・・」
蒼星石「ねえ水銀燈、このまま真紅がアリスになったら不安だよ。この前ドールたちがひさしぶりに集まったんだ。
君は呼ばれてなかったけどさ、あ、悪い意味じゃないよ。戦で忙しかったからね。
酒の席とはいえ、金糸雀にもひどいいじめをして。
僕も翠星石も真紅の前ではまともに目をあわせるのが怖くて・・」
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 21:19:03.48 ID:3H2ByHtY0
また蒼星石w
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 21:19:19.31 ID:N8nptN3b0
蒼星石「その点雛苺はいいよね、真紅のお気に入りでいっつもそばにはべらせて。
彼女は幼いとはいえ僕たちと比べてほとんど槍働きがないくせに」
水銀燈「・・」
蒼星石「ああごめんごめん。ついぼやいちゃったね。他のドールには内緒だよ、でもこのままでいいのかなぁ・・」
蒼星石「あ、ここの始末が済んだら次は甲斐だそうだよ。
武田もこれで最後らしい、ドールみんなで攻めるみたいだね。
もちろん水銀燈も一緒だよ。楽しみだなあ、ねえ水銀燈?」
水銀燈「・・」
. (⌒⌒⌒).) /⌒ヽ
| |:|. (∵ )?
──| |:|‐─○──○──
 ̄ ̄ ̄~
_
(⌒⌒⌒).)
| (;;;;,,,.. |:| ムギュ
(つ___と)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
_
(⌒⌒⌒).) /⌒ヽ
| ∵ :|:| (∵ )銀様とラブラブお好み焼き作りたいNE!
──| :::|:|‐─○──○──
__ __
. (⌒⌒⌒)::) .(⌒⌒⌒)::)____
| ∵ .|:::| /⌒| ∵ :|:::| | ∵ |
|____|__(∵ |____|;;;|  ̄~||~ ̄
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄|
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 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 21:24:52.85 ID:N8nptN3b0
(甲斐の国、真紅の本陣)
翠星石「ふう〜あれだけ勢力を誇った武田もやっと降参してきやがったですぅ」
蒼星石「翠星石は今回ほんとによくがんばったね。それに雪華綺晶も「白薔薇」の名にふさわしい活躍だったよ」
きらき「久しぶりにお姉様たちの前だから張り切りましたわ」
雛苺 「ヒナもがんばったの〜」
金糸雀「か、カナだって!カナの策略のおかげかしら〜」
水銀燈「ほんとうにめでたいわぁ、わたしも数年骨を折ったかいがあったわぁ」
(ガタッ)
真紅 「水銀燈」
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 21:25:57.10 ID:N8nptN3b0
真紅 「あなたは、一体いつ、どこで、どのように骨を折るほどがんばったの?ぜひ聞かせて頂戴」
水銀燈「そ、それは・・」
真紅 「私はここまで来るのにとても苦労したのだわ。あなたがアリスになるために何をしたって言うの?」
水銀燈「わたしだっt」
真紅 「おだまりなさい!雛苺、水銀燈をいばらで叩くのよ。」
雛苺 「水銀燈、かわいそうなの〜」
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 21:26:23.54 ID:4B9yYzw/0
金
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 21:26:30.47 ID:N8nptN3b0
水銀燈「真紅、あなたいまいったい何て・・」
真紅 「あなたなんてジャンクになってしまえばいいのだわ!雛苺!早くなさいっ!」
雛苺 「ごめんなさいなの〜水銀燈〜」
翠星石「・・」
きらき「・・」
金糸雀「・・」
水銀燈「ひどぉい、ひどいわぁ真紅ぅ・・なぜわたしだけ・・」
蒼星石「・・」
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 21:26:55.72 ID:id5EECC00
糸
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 21:27:22.63 ID:N8nptN3b0
(数ヶ月後、安土城にて)
真紅 「ところで水銀燈」
水銀燈「なぁに真紅?(真紅から普通に声をかけられるのなんていつ以来かしら)」
真紅 「今度、三河の徳川殿が武田戦勝記念にこの安土に遊びにいらっしゃるのだわ、そこであなたに接待役を申し付けるのだわ。くれぐれも粗相のないようにして頂戴」
水銀燈「(なんだかんだいっても真紅はやっぱり私を頼りにしてるのだわ、ガンバローゼン!)」
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 21:27:28.57 ID:cY/X9TJh0
金
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 21:27:56.71 ID:N8nptN3b0
蒼星石「やったじゃないか水銀燈、接待役にあずかるなんてとても名誉なことだよ」
きらき「お姉様、この機会にぜひ信頼回復してください」
蒼星石「僕の聞いた話だと、徳川様は各地の珍味を行く先々で食べるそうだよ」
水銀燈「ありぃがと。党員たち、出番よ。各地の特産品をあつめなさぁい。徳川様に喜んでもらえる料理をこしらえるのよぉ」
党員達「おおっ銀様!」
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 21:28:00.03 ID:3fY+YME60
糸
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 21:28:24.37 ID:cB1qcOdS0
金
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 21:28:29.56 ID:N8nptN3b0
(当日、安土城)
真紅 「そろそろ徳川殿も来るころかしら、食事のときはこのくんくん探偵のDVD特別編を上映するのだわ・・」
雛苺 「う〜真紅ぅ〜なんかくさいの〜」
翠星石「うぅ、ちびいちごが作った料理よりひどいにおいがするですぅ」
真紅 「・・?して、誰か。このにおいは何?」
部下A「は・・、調べました所、物がくさったにおいにございます」
真紅 「よりによって今日という日にどういうことなの?」
部下A「どうやらこのところの梅雨のむし暑さのため、魚がくさったと存じます」
部下A「言いにくいことですが接待のためのお魚が・・」
真紅 「誰か、水銀燈を呼んで頂戴」
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 21:28:56.24 ID:AVpSA6VI0
金
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 21:29:04.46 ID:3H2ByHtY0
銀様にとってガンバローゼン自体あれじゃないかw
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 21:29:19.08 ID:ki+yvYAE0
糸
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 21:29:29.32 ID:N8nptN3b0
真紅 「水銀燈、あなた言うことはないの?」
水銀燈「??」
真紅 「要領を得ないわね、徳川殿に出す魚をくさらせたのね」
水銀燈「真紅のおばぁかさん。これはふな寿司といってもともとこういうもn」
真紅 「あなたは腐った魚を徳川殿に食わすつもりなの?
この胸くそ悪い臭気はなんなの、この様子では大事な客人の接待役など思いもよらないのだわ!」
水銀燈「!!」
真紅 「もういいわ、あなたはやっぱり水銀燈なのだわ。
もう接待役はいいから。そうね、今からちょうど蒼星石が中国の毛利との戦いで西へ出発するわ。
あなたもはやく領地に帰って中国へ行きなさい。蒼星石の補佐があなたにうってつけだわ、」
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 21:29:49.85 ID:jl+Hj1to0
金
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 21:30:03.71 ID:N8nptN3b0
水銀燈「ま、待って真紅ぅ。わたし、あなたのためにがんばってるじゃない」
真紅 「ボソッ(ジャンクのくせに・・)」
水銀燈「・・なんですって?」
真紅 「(作りかけのジャンクのくせに、乞食同然から拾ってやったのに)」
水銀燈「!!!」
真紅 「早く行って、ジャンク!」
水銀燈「違うわ、わたしはローゼンメイデンの第一ドーr」
真紅 「何度でも言うわ、このジャンク!作りかけのジャンク!!」
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 21:30:25.75 ID:ytE/3Qo10
金
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 21:30:52.42 ID:6PEjMoUp0
糸
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 21:31:05.84 ID:N8nptN3b0
(帰路)
蒼星石「待って水銀燈!接待役をおろされたんだって?でも僕を助けてくれるんだろ、うれしいよ」
水銀燈(聞いてない)
「(・・やっぱりそうなのね・・私のことずっとそう思ってたんでしょ・・自分より劣る可哀相なドールだと・・)」
蒼星石「(・・水銀燈、みんな君に同情してる。みんなは君の味方だよ)」
水銀燈「・・」
蒼星石「だから・・今は・・辛抱するんだ」
水銀燈「・・そう」
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 21:31:29.74 ID:XSgiI7Mv0
金
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 21:31:52.91 ID:12uOKLej0
糸
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 21:32:14.11 ID:E/03VHWN0
雀
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 21:32:35.73 ID:VFHqoImq0
は
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 21:32:56.66 ID:+lMXB5ib0
ド
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 21:33:22.24 ID:1ZSXmQut0
ジ
ここまで読み飛ばした
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 21:33:42.50 ID:N8nptN3b0
(数日後 水銀燈の本拠丹波亀山)
幹部A「銀様、兵馬の準備が整いました。いつでも出陣なさいませ」
水銀燈「ありぃがと。」
党員A「なお、真紅様もこのたびの大いくさを後援するため、予定通り京都入りしたようです」
水銀燈「そう、もう下がっていいわよぉ」
水銀燈「皆の者、真紅が中国出陣の準備が出来次第、我が軍を見たいと言ってるわぁ。」
水銀燈「だから、夜半より出発するからそのつもりでねぇ。」
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 21:33:46.46 ID:IzikTZaE0
金
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 21:34:17.81 ID:N8nptN3b0
(夜半)
水銀燈「みんなそろったわねぇ、さあ出発よぉ」
党員達「おおッ!」
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 21:34:23.31 ID:C21Yrp6d0
糸
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 21:34:45.10 ID:vIx2WRVP0
金
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 21:35:06.13 ID:N8nptN3b0
(行軍中)
党員D「なあ、それにしてもなんでこんなときに出発なんだろうな?」
党員E「なんだ?ゆとりのくせにおまえ銀様のすることに文句あるのかよ?」
党員D「そうじゃねえよ、なんで今回に限って不人気様は俺たちを見たいって言うんだよ?」
党員E「だからゆとりはだまってろよ。どうせただの気まぐれだろ」
党員D「はいはい古参乙」
党員F「こんなところでけんかすんなよ、おまいらがしゃべってるあいだに桂川まできたぞ。
ここをわたっちまったら京都の街中まですぐだぞ。ほら見ろ、川渡る前に銀様がなにかおっしゃるぞ。
ニコニコしとけ。」
党員達「ニコ厨は死ね」
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 21:35:18.06 ID:r10Lxk8B0
糸
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 21:35:52.11 ID:8k0l3EIZO
黒い羽募金系かと期待した俺が馬鹿だった
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 21:35:59.24 ID:PPK5VxMG0
金
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 21:35:59.53 ID:N8nptN3b0
幹部B「これから川を渡るが、銀様の話のまえに一言」
幹部B「馬の沓を切り捨てよ。徒歩の者は新しい草蛙か新しい足半にはきかえよ。
鉄砲の者は火縄を一尺五寸に切って五本もち、それぞれに火を点じてさかさまにさげよ」
党員D「日本語でおk」
党員E「これだからゆとりは・・ようするに合戦直前の準備をしろってことだよ」
党員D「じゃあなんでそんな準備をするんだよ」
党員E「そんなこと考えるヒマがあったら黙って準備しろ、おいみんなもう川渡ってるぞ!」
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 21:36:23.41 ID:Z47QcILT0
金
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 21:36:36.99 ID:N8nptN3b0
(桂川を渡って)
幹部A「今日から銀様がアリスにおなりになることになった。党員どもは十分に働いてくれるよう頼むぞ。
もし本人討ち死にの節は、兄弟や子ある者は必ず跡目を立てさせてつかわす。
しっかりと働けい。身を立つべき好機であるぞ!」
党員達「銀様!銀様!銀様!銀様!」
水銀燈「敵は・・敵は本能寺にあり!全党員本能寺へ進めッ!」
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 21:37:32.00 ID:N8nptN3b0
(明け方、本能寺)
真紅 「・・・・」
真紅 「ん・・人の睡眠中に何やらさわがしいわね。」
雛苺 「うわ〜ん真紅う〜外に旗がいっぱい立ってるのー」
真紅 「落ち着きなさい雛苺、で旗の紋には何が書いてあるの?」
雛苺 「逆十字なのーきっとすいg」
真紅 「!!水銀燈!!」
雛苺 「あ〜ん水銀燈きっとメチャクチャ怒ってるの〜怖いのー」
真紅 「(・・わたし自らが死を招いたのだわ)」
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 21:38:38.70 ID:N8nptN3b0
(周りで閧の声)
???「驚いたぁ?うふふ・・そこまで驚いてないみたいねぇ・・」
真紅 「水銀燈!!」
水銀燈「当然って顔してるぅ・・まるでいつかこうなることが分かってたみたい」
真紅 「水銀燈・・あなたいったいなにを言っているの?」
水銀燈「今度こそ胸をはって言えるわ。わたしは水銀燈、ローゼンメイデンの第一ドール、よろしくね真紅♪」
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 21:39:13.53 ID:N8nptN3b0
真紅 「・・・」
水銀燈「・・自分が上だと・・自分はお父様に愛されてると・・」
水銀燈「そう思ってわたしを笑っていただけなんでしょう?」
真紅 「違う!・・私は」
水銀燈「うるさい!・・嫌な女、少しばかり恵まれて生まれただけなのに、たまたまうまく作られただけなのに」
水銀燈「わたしの存在なんて、あなたにとっては自分を高めるだけだった・・」
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 21:40:47.49 ID:N8nptN3b0
真紅 「・・・」
水銀燈「あなたのようなドールがアリスになれるわけがない!」
水銀燈「アリスになるのは・・私、誰よりもお父様を愛しているこの私・・」
水銀燈「アリスになってお父様に抱きしめてもらうの・・私を見つめてもらうの・・」
「真紅ぅ!!」
雛苺 「真紅あぶないの!」
真紅 「グッ・・(もはやこれまで・・)お父様にもらったこの体、雑兵などに指一本触れさせるものですか!」
雛苺 「待って〜真紅〜」
水銀燈「うふふ・・さよぉなら・・真紅ぅ・・」
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 21:44:02.29 ID:N8nptN3b0
真紅 「雛苺、お供して頂戴」
雛苺 「はいなの〜ねえ真紅、せっかくの美人が台無しなの、最期くらい髪をといてあげるのよ」
真紅 「人間五十年、下天の内をくらぶれば、夢幻の如くなり・・」
終わり
不評すぎワロタ
あとは好きに使ってくれ
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 21:51:19.78 ID:01J4yv/10
すげー!! GJ!! 長文だが全部読んだよ
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 21:58:11.69 ID:N8nptN3b0
>>70 一人でもそう言ってくれるとありがたい
前のスレに間に合わせればよかったよ
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 21:58:15.92 ID:E1j8DW9K0
おつかれさま
面白かったお
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 22:11:21.24 ID:N8nptN3b0
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 22:14:46.41 ID:gef4nj9f0
読んだ
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 22:15:08.29 ID:ufuadz1/0
ずっとROMってたがなかなか楽しめた
乙!
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 22:17:04.20 ID:x8t8fdeTO
俺も読んだ。おもろかったよ!最初のは久秀?は何故ww
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 22:19:36.24 ID:fklf9czD0
>>1人間は夢と現実の区別ができなくなると壊れちゃうらしいわよ笑
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 22:34:22.30 ID:N8nptN3b0
こんなに読んでくれた人がいるとは( ;∀;)
>>76 最初光秀の怨恨といろいろ戦国ものを銀様いじめにして書いてたけど
勢いついて本能寺まで書いちゃって
他のやつは消したけど久秀のやつは原作のやりとりとうまく置き換えれるからせっかくだしここに貼っとこうと
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:
平蜘蛛の茶碗・・・