みゆき「あの、朝比奈さん。」☆

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1以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
「このスレは涼宮ハルヒの憂鬱とらき☆すたのクロスオーバーSSスレです。」

・初代スレはかが×キョン、今はカップリングは問わずに募集してますよ。 古泉
・これ以上作品をクロスさせるのはよしたほうがいいかなぁ〜。 つかさ
・荒らしには反応しないほうがいい……反応したら情報連結を解除する。 長門
・次スレを立てるときは避難所で確認しなさいよ!立てたら避難所に報告すること! かがみ
・ジャンルは問わないわ! この中にギャグ、シリアス、ラブストーリーが書ける人がいたらあたしのとこまで来なさい!ガチホモ、エッチなネタ、鬱ネタ、いじめ、等、特殊なネタの場合は必ず注意書きを書きなさいよ!以上! ハルヒ
・作品は完成したらどんどん投下してくれ。、作品投稿がかぶらないように気をつけてな。あと、長編は書き溜めしてまとめて投下っていうのがいいな。長編投下以外ではコテトリをつけないでくれ。キョン
・作品投下中は静かに支援してあげてください・・・ みなみ
・まぁまぁみんな気軽に投下してくれたまえ〜。まったりといこうヨ、ageないとおちちゃう時もあるから気をつけてネ、あたしもチェックしにくるヨ。 こなた

こちらがまとめです。
http://www36.atwiki.jp/kagakyon/pages/1.html
みゆき

こっ、こっちが避難所でしゅっ!
http://yy55.60.kg/haruhitorakisuta/
みくる

これが携帯用だぜ!
http://same.u.la/test/p.so/yy55.60.kg/haruhitorakisuta/
谷口

・読みたくない文章があっても文句いっちゃだめにょろ〜 鶴屋さん
・AAを大量に使うのはやめてください・・・あきらさまが怒ってしまいますから…… 白石
・最後に、テンプレは常に最新版を確認して貼ってね☆ 間違えたら……わかってるわよね? あきら

2以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 20:28:52.88 ID:iBLuUBXh0
>>1

さあ始まるザマスよ!
3以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 20:32:12.29 ID:w+pdgGWwO
名前違うからびびった
4以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 20:33:25.54 ID:SGkNjxFD0
うわぁ・・・何このキモいテンプレ・・・
5以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 20:38:28.16 ID:iBLuUBXh0
行くでガンス
6以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 20:40:17.23 ID:AgUddv/A0
朝比奈ゆうや
7七誌:2007/11/23(金) 20:46:50.59 ID:mMoQ4nKn0
『引越しについての告知』

現在避難所本スレ双方での議論の結果
再来週からVIPから引越してニー速に移動という形になります
VIPを週末に覗いてなかった場合はニー速で検索をかけてください

>>1は俺で今回こういう重要事項を告知するというのにタイトルをミスってしまって
本当にすまんかった
8以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 20:53:15.60 ID:mMoQ4nKn0
さて、どうしたものかな
最近固定だったから、避難所見てない人は見つけにくいだろうな
9以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 20:53:36.79 ID:iBLuUBXh0
>>7
結局>>1はお前さんだったか
まあ気にするな
たまにはこんなこともあるさね
10以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 20:55:18.45 ID:PsaVCDjz0
ニー速?
パー速じゃないんだ
11以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 20:58:16.61 ID:mMoQ4nKn0
>>9
さんくす
次が無いようにするよ

>>10
あぁ、まだパー速じゃない
あそこ行って状況がよくなるとは思えないから無いからな今は
まだ可能性があるうちはニー速で行こうってことだ
12以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 21:05:21.03 ID:iBLuUBXh0
>>10
一応補足しておくとPINKの方の、な
13以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 21:13:32.95 ID:iBLuUBXh0
早めの保守
14以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 21:14:50.80 ID:i9PbY4j6O
今は投稿おk?
15以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 21:15:26.57 ID:mMoQ4nKn0
おkおk
16As far as I am here.:2007/11/23(金) 21:17:19.76 ID:i9PbY4j6O
―――――
厚着をしたミニスカの少女―――長門有希は何かを摘んでいた。
先端は蒼く、茎は薄い緑色の小さな道端にありそうな花だった。
顔を上げて、そうじろうの行った角を見る。
「……そう」
何に呟いたのかは解らない。
きっと本人にも。
「……ダメ」
いつか、自分が彼女に言った言葉が蘇る。
《深く入らない方がいい》
「規定、事項、だから……」
頬に滴が流れる。
自分も温かい環境が欲しかった。
短い間だったけど楽しかった。
自分は彼女を楽しませたかは解らない。
けれど彼女は私を楽しませた。
確実に。
「…これは運命……」
長門有希は摘んでいる。折れた花、勿忘草を。
17タイトルは以下省略:2007/11/23(金) 21:17:58.60 ID:i9PbY4j6O
空いた手で頬の涙を拭う。
「………うん、」
長門は勿忘草の花に息を優しく、吹いたか分からぬような口で吹いた。
すると、花弁は蒲公英の綿毛のように風に乗り、空に舞った。
「……さよなら……」
空に呟いた。
―――――
18以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 21:19:14.93 ID:i9PbY4j6O






「……かなた…さん…?」
「…ケホッ…はぁ…ふゥ…」
何よコレ。
ポタポタッ...
アスファルトが赤く染まる。
かなたさんの口を覆った掌も赤く染まっている。
手にある荷物が手からスルリと抜け落ちる。
「ねぇ!かなたさん!?」
思わず声を出す。
「ハァハァ…涼子ちゃん…ごめんなさいね…」
「何を言ってるんですか!早く救急車っ!」
かなたさんをどっかの家の塀に凭れさせる。
ポケットから携帯を取り出して地元の病院に繋げた。

「……はい!大至急お願いします!」
携帯で連絡を入れ終えた時だ。


「――――かなた!!」
19以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 21:19:42.86 ID:iBLuUBXh0
おお! かなたさんとか朝倉とかのあれか!?
支援
20以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 21:20:14.97 ID:i9PbY4j6O
男性の声がする。
「そ、そうじろうさん?」
泉そうじろうだった。
家を出る時と同じ、充血した眼を見開いていた。
「……あ、そうくん…どう…し…ケホッ…」
また自身の掌を血で染める。
泉そうじろうは顔を青ざめて、かなたさんの元へ駆け寄る。
「喋らなくていい……今は喋るな……」
「あの、そうじろうさん…?」
唐突過ぎて解らない。
何故かなたさんが……
かなたさんの呼吸が早くなる。
「そー…くん…あの、ね…」
「だから喋るなって……?」
かなたさんは、人差し指をを泉そうじろうの口に当てて、相変わらずの笑みを向ける。苦しそうに。
21以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 21:21:59.38 ID:mMoQ4nKn0
支援
22以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 21:21:58.94 ID:i9PbY4j6O
「私、ね…楽し…かった…」
泉そうじろうは抑止させなかった。
かなたさんはソレを望んでなかったからだろう。
また血を吹く。
自分は気がどうにかなりそうだった。
何故。
「そうくんやこなた…ゆーちゃんの笑…顔を…ケホッ…見れて…」
泉そうじろうは涙を流し、首を横に振る。
「…で、ね……私はー…満足…出来た…」
「何を言って…」
かなたさんは私を見てくる。
「涼子…ちゃ…」
「…はい」
淡々とした声で返事をするす。
「ケホ…最期まで…ごめん…ね…」
23以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 21:24:16.04 ID:i9PbY4j6O
「…最期……?」
「酷…い、かも知れない…けどケホケホ」
かなた!、そう叫ぶ泉そうじろうは抑えられる。
「私…死ぬの、」
……うん、見て―――解る。
立ち尽くした拳に力が入る。
「そう……ですか」
「うん……巻き込んで、ごめん……なさい…」
「いえ……」
そうとしか言えない。
それしか思ってないから。
「かなた、」
「私、そろそろ…」
続きは言わなかった。
「! 落ち着け。俺を見ろ、涼子ちゃんを見ろ」
泉そうじろうはかなたさんの両肩に手をやり、真っ直ぐな瞳を放つ。
24以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 21:28:03.47 ID:i9PbY4j6O
「かなた!」
だが、かなたさんは細い生白い2本の腕をそうじろうの首にかける。
そして体を泉そうじろうに接する。
「…ごめをんなさい…」
淡く弱く優しい母の声が泉そうじろうの耳元に囁かれる。
泉そうじろうは歯を噛み締めて、かなたさんの背中に腕を回していた。
「バカ、ヤロ」
「ふふ、ごめん、な…さい……」
気付いた。
私の頬に涙が伝っていた。
温かく冷たい、液体。
かなたさんの腕がスルリと泉そうじろうの背をなぞるように、落ちた。
25以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 21:29:18.30 ID:i9PbY4j6O
「……なぁ、かなた。」
『泉かなた』にそうじろうは答えた。




「俺も、幸せだったさ。」




男が愛する彼女は、ただ黙していた。

救急車のサイレンが辺り一面に鳴り響いた。
26以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 21:29:47.55 ID:LVKwfC+YO
どう見てもケータイ小説(笑)です
27以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 21:29:48.93 ID:i9PbY4j6O




あれから、救急車が来たも虚しくかなたさんは眠り続けていた。永久に。
私は、涙を枯らした泉そうじろうに救急車の同乗を提案されたが、淡々と断った。
ボーッとかなたさんと歩いて帰る筈だった曲がり角を右に曲がると長門さんがいた。
大丈夫?、と問い掛けて来た長門さんの眼は赤かった。
ううん。そう答えた。
私達は何も言わず、横に並んで帰った。
28以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 21:32:07.62 ID:iBLuUBXh0
支援
29以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 21:33:06.46 ID:i9PbY4j6O
葬儀には行かなかった。
泉そうじろうには来て欲しいようだった。
けど、断った。
気分じゃなかったから。それだけ。
多分葬儀では泉こなたも小早川ゆたかも泣いているだろう。
柊かがみや柊つかさ、高良みゆきも泣いてそうだな。
必要分の家具を揃えた部屋に佇んで、何をするもなく黙祷していた。
短い楽しさが走馬灯のように振り返った。
彼女の笑顔しか思い浮かばなかった。
最期でさえ、笑っていた彼女。
うん、楽しかった。
今までで、1番。
偶然の芽が生んだ、奇跡の花。
椅子の上に三角座りになる。
「ありがとう」
俯いて呟いた。


静かに 眼を閉じた。
30As far as I am here. ◆yukichanHA :2007/11/23(金) 21:34:54.15 ID:i9PbY4j6O
私的には最高潮部分終了。
あと残るは余韻みたいな感じです。


続きます。長々と失礼してます。ではいずれ。
31以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 21:39:04.96 ID:mMoQ4nKn0
乙かりー
32以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 21:39:13.97 ID:KJgJFxu00
おつ!
33以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 21:39:32.13 ID:iBLuUBXh0
>>30
乙!
やっぱりかなたさん死んじまうのか・・・
丁度さっきキャラソン聞いたとこだからかなりくるものがあるな


それはそうと野暮だとは思うけど一応。
>>24で「…ごめをんなさい…」ってなってるぞ

少し悩んだんだがこういうのは言った方がいいと思ったので報告
34以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 21:45:32.50 ID:i9PbY4j6O

気付かんかった……ありがとうございます。


ケータイ小説の何が悪い!w
35以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 21:53:45.34 ID:iBLuUBXh0
36以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 22:04:58.00 ID:mMoQ4nKn0
保守
37以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 22:12:53.65 ID:iBLuUBXh0
38以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 22:13:13.35 ID:KJgJFxu00
投下するんで支援お願いします
39pretend to be…1日目:2007/11/23(金) 22:13:59.88 ID:KJgJFxu00
帰りの坂道を彼女と親睦を深めながらと二人で歩く。しかもその女子が谷口曰く
Aランクなら最高である。
こういうことに誰でも一度は憧れたりするものだろ?
俺もちょっぴり期待していた時期があったさ、それが今叶っている。最高だと思
うだろ?だが俺はちっとも嬉しくない。
この状態の目的と複数の尾行人のせいでな。全くやれやれだ。
40以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 22:17:58.38 ID:mMoQ4nKn0
把握した
しえn
41pretend to be…1日目:2007/11/23(金) 22:19:05.17 ID:KJgJFxu00
ヤフー!」
「あら、こなたよく来たわね。」
「あ、泉さん。お茶入れますね。」
「ありがとう!みくるん。うん。この子がちょっとSOS団に頼みたいことがあ
るんだよ。」
「何?何?また幽霊かなんかの話?」
目を爛々と輝かせてやがる。この目をすると大概俺にとばっちりがくるんだよな
。泉のことだし、マジでありそうだな。
古泉の野郎!なんでこんなときにいないんだよ!
「えっとさ、キョンキョンにこの子の彼氏になって欲しいんだけど、お願いでき
るかナ?」
部室が絶対零度になったきがした。
朝比奈さんお茶こぼれてます。長門、視線が突き刺さって痛いぞ。

「ダ、ダメよこなた!SOS団はそんな精神病は禁止なのよ!それにそこのあん
た!このアホのどこがいいわけ?もっとあんたにふさわ…」

「ちょっと、こなた!言葉が全然足りないわよ!」
「ゴメンゴメン。でもまあ、あながち間違ってないじゃん?いっちゃんでもいい
しね。」
「う、まあね…」
「どういうことよ?」
どうやら坂中以来の依頼らしい。決してだじゃれなんかじゃないぞ
泉が連れてきた友人、柊かがみさん(うちのクラスの柊の双子の姉妹らしいな。
確か谷口がAランクだとかほざいてたな)がストーカー?に悩まされてるとの相
談だ。SOS団創設以来初めて一般人の役に立つ仕事かもな。
42以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 22:20:19.44 ID:iBLuUBXh0
了解、と
支援だ
43pretend to be…1日目:2007/11/23(金) 22:26:25.21 ID:KJgJFxu00
「そんなのウザイだとか直接言ってやればいいじゃない。」
それが出来たらここに来ないだろう?
「確かにそれが男の子なら私も自分で解決したわよ………」
「どういう意味だ?」
「女の子なのよ…」
………
「ふーん、それはお気の毒ね。いっそのことそっちの道に走ったら?」
「いやよ!」
「そうそう。かがみんは私の嫁だからね。」
「いや、それもない。」
「ヨヨヨ」
なかなか見事な夫婦漫才だな。本当にそっちの気があるんじゃないか?
「なるほどな、さっきの話は彼氏の振りをしてその女の子に諦めさせるってことか?」
44pretend to be…1日目:2007/11/23(金) 22:27:41.48 ID:KJgJFxu00
「そうだヨ」
「そんなのSOS団に頼まずにそこら辺の男でいいじゃない?」
「まあそこら辺はかがみんの希望が…」
「ワー!と、とにかく!お願い出来ないかしら?」
「う〜んそうね。その女の子が、宇宙人に拐かされてる可能性もあるし、いいわ。引き受けてあげる!明日から古泉君を仮の彼氏にしていいわよ。」
よし、久しぶりに巻き込まれなくて済みそうだ。今日来てない罰だ。明日から頼んだぞ古泉。南無
「いやできれば今日からお願いしたいんだけど…」
なんですと?
「多分今日も来てるから…」
「はるにゃん、ながもん、みくるん、かがみんのためにちょっとの間キョンキョン貸してお願い!」
おい泉。本人には承諾なしか?それとも俺には選択権は無いのか?
「あんた、えっと柊さんだっけ?キョンなんかでいいの?一時的にせよ、変な噂流れるわよ?」
俺をからかって遊んだりするかと思ったが、ずいぶん不機嫌そうだな。
「う、うん背に腹は変えられないわ!」
「よく言うよかがみん。どうせならキョ…」
「ワー!」
「まあこなたの要望ならしょうがないわね…。わかったわ。ただし!その女の子を調査する必要があるから、尾行はさせてもらうからね!」
「え?あ、うん。その方が万全よね…」
45pretend to be…1日目:2007/11/23(金) 22:28:20.52 ID:KJgJFxu00
「おい!俺がやるのは決定なのか?」
「キョンキョン、かがみんじゃ不満なのかい?」
「いや、そういうわけじゃなくてだな。」
「そうよね。いきなりほぼ初対面の奴にいわれたら迷惑よね…」
「あーわかった。わかったよ。やるよ」
そんな猫みたいな目で言われたらかなわん。勘違いするなよ?俺は猫が好きなんだ!
「あ、ありがとう…」
「いいわねキョン!これはあくまでも活動の一環なのよ!マジデートじゃないんだからね。デレデレしてたらぶっ殺すわよ!」
「わかってるよ。」
「いいわねマジデートじゃないんだからね!今日明日でさっさと終わらせるのよ!」
んなこと言ってもそれは相手しだいだから俺はなんとも言えないのだが。
「へいへい。」

「じゃあキョンキョンはかがみんの家まで送って行ってネ。」
「今すぐ行くのか?」まだ朝比奈ティーすら飲んでないぞ。
「ハハーン。そっかそっか、キョンキョンは暗闇の中でかがみんと帰りたいのか。そっかそっか。暗闇の中でも二人っきりねぇ………」
おい何でそうなるんだよ。ニヤニヤするな!
「そんなわけないだろ?わかったよ。今すぐ行かせていただきます。」
だからハルヒさん?その右手で背中をつねるのをやめていただけないでしょうか?物凄く痛いです。
「そうよね…そんなわけないわよね。」
「で、はるにゃん達と私は見える位置から尾行するからよろしく!」
「お前も来るのか?」
「まあね。いろいろ見れそうだし。」
はあやれやれだ。
46pretend to be…1日目:2007/11/23(金) 22:29:31.07 ID:KJgJFxu00

で冒頭の状態なわけだ。
「キョン君は涼宮さんと付き合ってる?もしそうなら勝手につれまわすことになってごめんなさい。」
「俺が?あり得んな。あいつは恋愛を精神病といって憚らないんだぞ?万が一俺がそんな気持ちになったとしても興味ない。で一蹴にされると思うがな。まあ万が一もないな。」
がさがさ!
「ふーん…。」
柊は何やら後ろの方を向いてるな。もう来たのか?
「それより柊は何でSOS団に頼もうとおもったんだ?」
「こなたに相談したら、この作戦考えてくれて実行したってわけ。」
全て泉の責任か…
「まあ、仮の彼氏といってもこんな冴えないやつで悪かったな。」
「え?そんなことないよ。キョン君もかっこいいよ!」
まあ、お世辞でも外見を誉められたのは初めてだな。なんか顔が熱いが気のせいだろう。
「ああ、そのありがとうな。」
「ううん…」
そのあとは沈黙が続いてどうにも気まずかったが、まあ悪い気分でもなかった。
駅周辺につくと
「いつもここら辺にいるんだけど…あ!来たわ。」
どこかで見たことあるようなシルエットだな。まあ気のせいだろう。
47以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 22:31:33.25 ID:mMoQ4nKn0
支援
48pretend to be…1日目:2007/11/23(金) 22:31:38.23 ID:KJgJFxu00

「かがみ様、今日もツインテールが最高なのです!あれ?キョンさん何でこんなところにいるんですか?」
気のせいじゃなかった!ちょっとまて、まて、まて。それはこっちのセリフだ。何でお前がここにいる?かがみ様?もしかして…いや、もしかもくそもないな。
「え…、キョン君橘さんの知り合いなの…?」
「あ、ああ…。」
「今日はプライベートなので貴方には用はないのです。さあ、かがみ様、どこに行きましょう?」
「私はどこにも行かないわよ!キョン君と出かけてるの!」
「キョンさんと?お二人はご友人だったんですか?これは都合がいいのです!」
「違うわ!私の彼氏よ!」
「な、ナンダッテー!と驚くとオモッタノデスか?ば、バレバレ愉快なんですよ?」
めちゃめちゃ動揺してるじゃねーか。
「嘘じゃないわ!キョン君が告白してくれたのよ!」
柊さん?いつからそんな設定なのですか? それに帰り道と少しキャラが違いますよ?
(ほらキョン君も乗ってきて。)
(しかしだな…)
(お願い助けると思って!)
柊って結構強引なんだな。
49pretend to be…1日目:2007/11/23(金) 22:32:27.73 ID:KJgJFxu00
「あーん怒った声もステキ!」
いや橘があいてだからか。
恐るべしGL
「あ、ああそうだ」
「信じません!いつ、どこで、どんなふうに告白したんですか??」
「え、えーとだな…」
「今日、学校の屋上でドラマチックによ!」よく即答できるな。
「ドラマチックってどんな感じですか?」
「そ、それは………。と、とにかく私もキョン君が好きだったからOKしたの!これ以上付きまとわないで!」がさがさ。
「おーかがみん大胆!」
遠くから声が聞こえてきたが幻聴だろう。
だが演技と分かっててもそのなんだ、あれだあれ。悪い気分じゃないな。
「悪いな橘。俺は柊にゾッコンなんだ。」
がさがさ!
(あのアホン…、キョンキョンも大胆…、自重するべ…、く、空気なのでーす。)
「キョ、キョン君…」
なんかちょっと楽しいぞ。
50以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 22:33:02.96 ID:iBLuUBXh0
支援
51pretend to be…1日目:2007/11/23(金) 22:33:08.04 ID:KJgJFxu00
「私は絶対に信じません!今日のところは引き下がりますが絶対嘘を暴いてやるのです!覚えてやがれーなのです!」
涙目で走っていった様は同情を禁じ得ないが、どうしようもないな。
ダッダッダ。
後ろからなんか聞こえてくるが気のせいか?
「このエロキョン!死刑よ!」
「貴方は自重するべき。」
「や、やめろ俺は何もしてないぞ!」
首を閉めるな!死ぬマジで!
柊助けてくれ!
ってあれ?明後日の方向向いてる。
「ぞっこんかぁ……」
赤い顔してないで助けてくれ。俺の顔は赤から青にかわっちまう!
「す、涼宮さん長門さんキョン君がしんじゃいますぅ〜!」
げほげほ。朝比奈さん助かりました。さすがマイエンジェルです。
「俺はたいしてなんもやってないだろ?」
「ふん!どうせ既成事実を作ってやろうとか考えてたんでしょ!このエロ大王!」
「そんなこと考えとらん!それにこれで当分は橘も付きまとわないだろ。解決して万々歳じゃねーか。」
「キョンキョンの言うとおりだよ。ハルニャン。ここは矛を納めないと。」
「むう。そうね。まあいいわ。次はあんたが自分でどうにかしなさいよ!解散!」
全くやれやれだ。
「キョン君今日は本当にありがとう。」
「ああ、柊。少し楽しかったしが、もう勘弁だな。」
「私も疲れたわ……。あんなにキョン君の………あー!!いや今日言ったことはぜ、全部演技なんだからね!か、勘違いしないでよ!あーもー!じゃ、じゃあね!」
表情がハルヒ並みに忙しいやつだな。
しかしとにかく疲れた日だったな。さっさと帰って寝るか。
しみじみと思う。この日早く寝ていて本当によかった。今日なんか序の口だったからな………


続く
52pretend to be…1日目:2007/11/23(金) 22:33:32.98 ID:KJgJFxu00
支援どもでした。
53以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 22:35:57.46 ID:iBLuUBXh0
>>52
乙!
てっきり阪中あたりが来るかと思ってたんだが橘かよwww
54以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 22:44:53.45 ID:iBLuUBXh0
ほしゅ
55以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 22:48:58.15 ID:mMoQ4nKn0
久しぶりにお題もらおうかな
56以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 22:57:17.88 ID:mMoQ4nKn0
日本一決定戦っての今年もやってるな
だいじょぶだと思うけど捕手
57以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 22:57:50.83 ID:iBLuUBXh0
>>55
谷口でなにか一つ
58以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 22:58:42.60 ID:mMoQ4nKn0
把握した
どんな感じにしようかな
59以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 22:59:35.10 ID:w+pdgGWwO
トウカイテイオーおk?
60以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 23:01:44.68 ID:mMoQ4nKn0
>>59
コナンに出てきた四匹の猫でFA?
61以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 23:04:16.24 ID:w+pdgGWwO
>>60
馬の名前ですヒヒーン
62以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 23:04:37.08 ID:iBLuUBXh0
>>60
懐かしいwwww
あったなそんなのwwwww



日本一決定戦か
大阪民国在住の俺には関わりの無い話だな
63以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 23:08:26.53 ID:6eF1X/dY0
>>59
投下?おkじゃね
64以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 23:09:03.84 ID:w+pdgGWwO
まあいいや


まとめにある「朝霜の夢」プロローグの続き投下するんで世炉子貢!
65朝霜の夢『一日目』かがみ:2007/11/23(金) 23:10:07.13 ID:w+pdgGWwO
『恋愛運ナンバー1の蟹座のあなた。今日決めた事が今後の事を大きく左右します。気になるあの人には慎重に!』
ふと、思い出した。
授業中だというのに机の下で携帯をいじるあやの。
なにやら、にまにまとにやけている所から察するに彼氏とノロケててもいるのだろうか。
そんな幸せそうな顔は私の前ではあまりしないのだけど…
やっぱり恋人は特別なのかしらね。
「…」
そう言えばつかさもつき合い始めてからは笑顔が殊更多く見ている気がする。
彼氏ねぇ……。

「コラッ!!!!」

突然の怒声にビックリした。
もしかしてあやのの携帯がバレた?!などと思い見るがあやのもヒヤヒヤした様子で声の方向を見ていた。
あれ?じゃあ誰が

「お前なぁ…女が早弁なんてみっともないと思わんのか?」
「それは男女差別って奴で」
「反省してないな?残りの授業時間ずっと立ってろ」
「ヴァ!?」

…みさおだった。
66以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 23:10:30.35 ID:iBLuUBXh0
投下ってことだったのか・・・
全然気付かなかった、すまん

支援
67以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 23:10:31.90 ID:bVsmHr1NO
スゲぇ久しぶりに見たなこのスレ……書きかけのSS書いて投下してみるか。オヤジとして
68朝霜の夢『一日目』かがみ:2007/11/23(金) 23:11:36.51 ID:w+pdgGWwO
>>65
言いつけ通りみさおは残り時間ずっと立たされた。


「恥ずかしさと疲れで死ぬかと思ったよぉ…」
ぐったりと机に伏して愚痴る親友。
自分の非は素直に認めなさいよ?
「そう言えばあやの、携帯危なかったわよ。明らかに何か見てるって分かったもの」
「え、本当に?うーん…」
困ったような顔をしたものの、にへら、とすぐに崩れた。
「実は文化祭に彼が…」
「あーはいはい。惚気話はもうお腹いっぱい…私みたいな独り者には耳の毒よ」
「あら…つれないわねぇ」
あー本当に幸せそうに笑うわね…私も彼氏欲しいな。冬になると人肌の暖かさが更に恋しくなるし。
「なら柊ちゃんもつくればいいじゃない」
「えっ?!ええっ!?」
凄く焦った。もしかして私今口に出してた?
「み、みさおはどうなの?」
「あ、逃げた」
うるさいわねっ!私は別に恋人なんて……
と、みさおの方向を向くとふてくされた顔があった。
「別にあたし無視してていいよー…どうせ入れないし」
仕返しですか?
69朝霜の夢『一日目』かがみ:2007/11/23(金) 23:12:28.95 ID:w+pdgGWwO
>>68


そして昼休みになった。
私はいつも通りに隣のクラスに弁当を持って行った。
ドアを開けて入り、こなたとみゆきが机を挟んで向かい合わせに座って居るのを見つけ、そこへ近寄る。
「ねぇ、かがみん。つかさはどうしたんだい?」
「恋人のところに愛妻弁当をもって行ったのよ」
私は隣の席を借りてそこに座る。
何ともなしに教室を見回すとキョン君が谷口達と一緒に昼食を取っているのを見た。
「…はぁ」
「む、かがみは何か悩み事があると見たね」
「かがみさん、どうかされました?」
口からいつの間にか溜め息が出てた。
しかもそれが変な誤解を与えたらしい。
「あ、いや、何でもないわよ?」
「かがみん…」
意外にもシリアスな目つきでこちらをみつめるこなた。
…まさか私がキョン君を見てたのがバレた?
「あの、そんなんじゃ無いわよっ?私は別に」
顔が火照って赤くなっているのがわかった。
否定していてもこれでは逆効果だ。
そんな私を手で制するこなた。「いや、隠さなくていいヨ…私はわかってるから」
えっ…それはつまり私前から無意識にキョン君に気があるような素振りしてたってこと!?
「ちょ……こなた!」
私がこなたの口を塞ごうとした努力は無駄に終わった。

「また太ったね?」
70朝霜の夢『一日目』かがみ:2007/11/23(金) 23:13:14.20 ID:w+pdgGWwO
>>69


核心からは外れていたものの、真実を射ていた発言をしたこなたをチョップ(結構本気)で叩いた。
「痛いヨ……」
「乙女の秘密をバラすからよ」
「まぁまぁ…」
そして私達はいつも通りの昼食を済ました。
ただし、つかさ抜きの。



(結局あの子古泉君と食べたのかしら)
昼食後の、まどろみを感じる授業を受けながらそんな事を思った。
(彼氏……ねぇ)
『恋愛運ナンバー1の蟹座のあなた』
『つくればいいじゃない』
(別に信じてる訳じゃないけど)
授業のノートを取りながら私は自分の心を探る。
(けど、何もないならあの時なんで焦ったの?)
もしかしたら既に気づいてたのに知らんぷりしてただけかもしれないけど。
(悪い所も無いし…基本優しい人だし……)
なら、こうなるのは必然だったかもしれない。
(よし、決めた!)
うじうじ悩むのは性に合わない。
私はどこかにあった勇気を振り絞り、決心した。
71朝霜の夢『一日目』かがみ:2007/11/23(金) 23:13:57.33 ID:w+pdgGWwO
>>70


帰り道。
校門でつかさは古泉君を待つと言って残り、みゆきと別れ、こなたと二人きりになった。
こなただけには言っておこう。
「ねぇ、こなた」
「ナンだい?」
「ちょっと真面目な話しなんだけどさ、」
「愛の告白?ゴメン、…私はかがみんを友達としか」

「私、キョン君に告白する」

軽口を無視した。
私の宣言にとまどうこなた。
「え…と?」
こなたには言っておこうと思ったのは、こなたもキョン君が好きではないのか?という懸念があったから。
みゆきはキョン君へ好意を持っていても質が違うような気もするし、まずはこなたに釘を刺そうと思ったのだ。
正直汚い手だとは思うけど私は負けたくなかった。
だから念のため。
「だから、こなたに、協力して欲しいの」
一つ一つ区切って念を押す。
こなたはどこかキョトン、としたような感じで頷いた。
「それだけ言いたかったの。じゃあね」
72朝霜の夢『一日目』かがみ:2007/11/23(金) 23:14:38.76 ID:w+pdgGWwO
>>71


私は自宅へ帰るとまず布団に潜った。
「あー………心臓がまだドキドキいってる」
さっきこなたに真っ向から宣言してからずっと。
寒さを感じるどころかむしろ全身が暑かった。
「言っちゃった………言っちゃったよ」
落ち着け私。
まだ本人に告白した訳でも無いのに。
「あー……」
顔が熱い。
恥ずかしさが微妙にブレンドされたこの感情は抑えるのに少し苦労しそうだった。
73以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 23:15:16.33 ID:iBLuUBXh0
支援
74朝霜の夢『一日目』こなた:2007/11/23(金) 23:15:28.94 ID:w+pdgGWwO
「キョンキョンはそんなに私とのラブシーンは嫌なんだね…」
嫌そうな顔をしているキョンキョンにうるっと嘘涙を滲ませて顔を背けた。
「あのだな、だいたいお」

ガラッ

「起立ーっ」
一時限目の先生が入ってきた。
私はそのまま前を向いてキョンキョンの言おうとしたことを無視して授業に臨んだ。
後ろからは「全く…」などと聞こえた。
75朝霜の夢『一日目』こなた:2007/11/23(金) 23:16:12.87 ID:w+pdgGWwO
>>74

キンコンカン、と授業の終わりを告げるチャイムが鳴り、昼休みになった。
つかさはなにやら急いだ様子で普段よりふた周りは大きいお弁当の包みを持ってどこかへ消えてしまった。
私はまぁ、特別気にする程でもないしかがみに聞こうかな?と気楽に考えた。
みゆきさんのところへチョココロネを一つと牛乳を一つ持って向かう。
みゆきさんの前の席を借りて座る。
ペリペリ、と包装を剥がしているとかがみがやってきた。



「痛いヨ……」
かがみんがこっそりキョンキョンを見つめていたのを少し弄ろうかと思ったけど止めた私の優しさは仇で返された。
かがみんには悪いけどバレバレだったしね。
もぐもぐとチョココロネの頭をかじりながらそのことは黙っている。
「あやのがね…文化祭に」
あ、そうだ。
文化祭、というキーワードが出てきた事で言い忘れてた事を思い出した。
「かがみ、ちょっと悪いんだけど私文化祭一緒できない」
「え、そうなの?」
「実は私このクラスの劇にでることになってね」
「役は?」
「白雪姫」
ブッ、とかがみが吹き出した。
そんなに似合わないかね。
「これでも泉さんはがんばってるのですよ?」
「そうだよー」
76以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 23:16:18.39 ID:mMoQ4nKn0
トウカイテイオーをお題かと思って
SSを書き始めた俺涙目www

支援
77朝霜の夢:2007/11/23(金) 23:16:51.13 ID:w+pdgGWwO
>>75


昼休みの次の時間は眠い時間。でも今日は眠れない。
何故か?それはね、

「オラ、泉!!主役がキバらんでどないすんねん!!」

担任の授業だからサ。
「説明しよう。文化祭前に劇をするクラスは担任に劇の練習に使わせてくれと懇願するのだ。
しかし、やる気のない生徒にとっては面倒くさいだけなのだ!
しかし役のない生徒には授業がまるまる潰れて…」
「早くせいっちゅうとるやん!!なにぶつくさ言っとんねん!」
パカーン!!と丸まった台本で頭を叩かれた。
「体罰ですよ!?」
「アホは適用外や!!」
さり気なく酷い事を言われたが、私は渋々と練習に向かった。
劇が成功すると表彰されるし、先生の株あがるから先生達のモチベーションも高いんだよね…



そして、六限目のLHRも練習に充てるという担任の力技で私は悲鳴をあげた。
78以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 23:18:05.04 ID:w+pdgGWwO
>>76
俺なら「オグリキャップ」か「ディープインパクト」ってお題出すんだぜ?
79朝霜の夢『一日目』こなた:2007/11/23(金) 23:18:57.47 ID:w+pdgGWwO
>>77
「あー劇って言っても疲れるね…」
「お前は普段運動しないからだろ」
「失礼な。私は運動は得意だよ?」
「まず白筋と赤筋ってのがあってだな…」
「勉強の匂いがするからヤダ」
なんて会話をしながらキョンキョンと別れた。
まぁ、単に私はかがみやみゆきさん達と帰るから何だけどね。
別れたって言っても先に教室から出ただけだし。
バイバーイと教室から出るときにキョンキョンに手を振って下校した。
80以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 23:19:41.25 ID:mMoQ4nKn0
俺もオグリキャップは好きで人形?持ってるんだぜ

支援
81朝霜の夢『一日目』こなた:2007/11/23(金) 23:20:12.30 ID:w+pdgGWwO
>>79


「私、キョン君に告白する。
…だから、こなたに、協力して欲しい。

…それだけ言いたかったの。じゃあね」
帰り道。
つかさと、みゆきさんと分かれて、かがみと二人きりになると突然、かがみはなにか思い詰めたような顔になった。
…私はそんな空気は嫌だったので和ませようとしたけど無理だった。
去っていくかがみの後ろ姿を見送る。
角を曲がり、姿が見えなくなった所で私の足はようやく動き始めた。
「……どうしよう」
多分私の声は震えていた。
恐怖か、絶望か。
両方か。
私はフラフラとした足取りのまま歩みを進める。
頭の中が混乱始終しっぱなしだ。
82朝霜の夢『一日目』キョン:2007/11/23(金) 23:21:05.59 ID:w+pdgGWwO
劇の練習を終え、少し汗ばみながらその場に座り込んだ。
適度な疲労感と火照りが冷えた床を気持ちよく感じさせる。
「オツカレーsummer!夏!!」
「はいはい。お疲れ」
そんな、疲れを感じさせないような口調のまま俺の隣に座ったのは泉。
どういう体してるんだ?コイツ。
座ったままの俺達に担任がその場でHRを始めた。
「文化祭まであと三日や。泉、キョン!!お前らの双肩にウチのか……イヤ、なんでもあらへん。
文化祭らウチがウマいシュークリームとお茶奢ったるで!!皆キバりや!!」
イエー!!と歓声を挙げる皆を横目に俺はぐったりと肩を落とした。
ああ面倒くさい……。
83朝霜の夢『一日目』キョン:2007/11/23(金) 23:21:49.73 ID:w+pdgGWwO
>>82
HRを終えると先生はそのまま解散にした。
どうやら掃除は免除してくれたらしい。
俺は少し、泉がかがみを待つと言うので話相手になってやった。
しばらくして(掃除も何も無かったお陰で俺達のクラスは終わるのが早かったせいだ)かがみが来たので泉は俺に手を振り、帰ってしまった。
谷口も国木田も帰った。
SOS団も文化祭で「何か」をする準備で忙しいらしく入れない。
何故かって?
それは俺がクラスの劇の主役を張る事が決定してしまった事をハルヒに伝えたら激怒して
「いいわ!!ならキョンは私たちの敵よ!!文化祭終わるまでSOS団に入らないで頂戴!!!」
と言って閉め出されたのさ。
何をしでかすか分からないのでハルヒのとばっちりをわざわざ受けには行きたくないね。
だから俺は真っ直ぐ帰宅した。
84朝霜の夢『一日目』キョン:2007/11/23(金) 23:22:28.23 ID:w+pdgGWwO
>>83


「……マズいな」
「……マズいよ」
「ニャー」
泉の腕の中のシャミセンも同意するかのように鳴いた。
ここは俺の自室だ。
俺は上下スウェットという自宅丸出しの格好に対して泉はセーラー。
要するに、泉は学校から俺の家まで直行した、と言うわけだ。
ここまで説明すれば何がマズいなんて分かるだろ?

「…かがみんに付き合ってるのバレるよ?」

そう。
俺たちは既に付き合っていたのだ。
85朝霜の夢『一日目』キョン:2007/11/23(金) 23:24:13.90 ID:w+pdgGWwO
>>84
何故かがみに話してないかと言えば泉が拒否したからだ。

「かがみはね、多分無自覚だけどキョンが好きなんだと思うんだ…
私は欲張りだからキョンも欲しいし、かがみやつかさとの関係も壊したくないんだよ…」

最初に、付き合うときにそう泉は言っていた。
俺はそれは無いだろ?なんて思ってそのときは軽く流していたが、今となっては後の祭りだ。
むしろ俺達の取っていた行動はかがみから見れば重大な裏切りにしか見えないだろう。
なにせ付き合っていた事を言わずに、かがみが泉に告白すると宣言してからバラすのでは…
「あー…マズい」
「うーん…どうしよう」
「ニャーン」
泉も俺もずっと何の意見も出ないでいた。
だが泉。
「ニャー………」
猫の尻尾で遊ぶな。
シャミセンが困っているだろ。バタバタバタバタバタッ!!!!!!!!!
あー……更に騒がしいのが来たな。
ドバンッ!!と俺の自室を壊しかねない勢いで妹が入ってきた。
「こなちゃん遊ぼ!!!」
……頭痛がする。
これ以上俺の心労を増やすな。
86朝霜の夢『一日目』キョン:2007/11/23(金) 23:24:52.68 ID:w+pdgGWwO
>>85
泉と妹はどうやら波長が合うらしく、初めて家に呼んで、帰るときには 既に仲良しになっていた程だ。
シャミセンと妹と泉が俺のベッドの上で仲睦まじく暴れているのを見てベッドの安否を心配しながらその光景を俺は見ていた。







夜になり、泉を帰して飯を食い、風呂に入って再び自室へ戻った。
練習稽古と妹と泉の遊び相手をして疲れた俺はベッドに倒れ込んだ。
……泉の香りがする。
変態じみた考えだが、残り香がどこか俺の心を落ち着けるのは事実だったので否定しようがない。
残り香を嗅いでいると途端に眠気が襲いかかり、俺は眠りに落ちた。


頭を悩ませる問題も、寝てしまえばなんの関係も無かった。
87凡作者:2007/11/23(金) 23:27:37.69 ID:w+pdgGWwO
彼女も
見つからないうちに
もう12月か…
         __
。 。 __冂<o>||≡
 。。‖|FFFFFFF|||≡
。 。 ‖|FFFFFFF|。|≡
 。 ‖|FFFFFFF|||≡
/| ̄ ̄||FFFFFFF||。≡
/|」」」」||FFFFFF。|||≡
/|」」」」|○∧_∧|||。=
L|」」」○。(´・ω・) ○。
_○__/_つと)_。__
匚|匚|匚|匚|匚|匚|匚



かがみは友情より恋を取った。
こなたは友情も恋も欲した。
キョンは何をとるのか。

続きはwebで
88以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 23:30:23.07 ID:mMoQ4nKn0
89以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 23:30:24.16 ID:bVsmHr1NO
>>87
終わったのか!?
90以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 23:30:50.14 ID:iBLuUBXh0
>>87
乙彼
彼女? それって都市伝説の一つだろ?

それはそうとまたヤンデレになるのではないかとgkbrしている俺ガイル
・・・ってか続くんだよな?
91以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 23:36:26.81 ID:w+pdgGWwO
続くって書き忘れた

>>90
見たいなら書けばイーンダヨ!!
メアリー・アントワロスネット(1899〜1919)
92以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 23:36:32.94 ID:mMoQ4nKn0
屋上、一応上がることは校則で禁止されているものの
一年の頃親友であるキョンを含む一団が映画を撮影する際にも
さも当然のように使われていた用に、教師は結構黙認している節がある
暖かい時期だと昼休みに上がって弁当を食ってる馬鹿なアベックがいたりもするが
この木枯らし吹く季節に屋上にでてまで弁当を食う奴はいないため
今日の屋上には俺以外の誰もいなかった
俺一人ということは、当然一緒に食ってくれる女の子なんていないということだ


俺は出入り口の影に隠れて、風から逃げるように座った
なんでそんなことをしていたかというと、その答えは俺の両ポケットに入っている
左のポケットからは黒いコードが伸びて俺の耳に繋がっている
ポケットの中にはAM専用のラジオが入っている
そして反対側には複数枚の紙が入っている
俺はさらに尻のポケットから新聞を取り出して中を開いた
もちろん政治経済なんかに興味は毛の先ほどもない
耳から聞こえるラジオの音に集中しつつ、新聞に記されている
今回の出場馬に目を通しなおす、問題はない
俺は右のポケットから、トウカイテイオーと書かれた複数枚の券を取り出した
これに今月の俺の小遣い全てをつぎ込んでいる、つまりは俺の全財産だ
「頼んだぜ〜」
俺は祈るように券を額に当てておうおうと唸った
携帯を取り出して時間を確認すると後五分で午後の授業が始まる時間になる
だが、俺の全財産と天秤にかけるまでも無く
俺はレイディオの方に集中しなおした
93以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 23:36:51.03 ID:mMoQ4nKn0
屋上、一応上がることは校則で禁止されているものの
一年の頃親友であるキョンを含む一団が映画を撮影する際にも
さも当然のように使われていた用に、教師は結構黙認している節がある
暖かい時期だと昼休みに上がって弁当を食ってる馬鹿なアベックがいたりもするが
この木枯らし吹く季節に屋上にでてまで弁当を食う奴はいないため
今日の屋上には俺以外の誰もいなかった
俺一人ということは、当然一緒に食ってくれる女の子なんていないということだ


俺は出入り口の影に隠れて、風から逃げるように座った
なんでそんなことをしていたかというと、その答えは俺の両ポケットに入っている
左のポケットからは黒いコードが伸びて俺の耳に繋がっている
ポケットの中にはAM専用のラジオが入っている
そして反対側には複数枚の紙が入っている
俺はさらに尻のポケットから新聞を取り出して中を開いた
もちろん政治経済なんかに興味は毛の先ほどもない
耳から聞こえるラジオの音に集中しつつ、新聞に記されている
今回の出場馬に目を通しなおす、問題はない
俺は右のポケットから、トウカイテイオーと書かれた複数枚の券を取り出した
これに今月の俺の小遣い全てをつぎ込んでいる、つまりは俺の全財産だ
「頼んだぜ〜」
俺は祈るように券を額に当てておうおうと唸った
携帯を取り出して時間を確認すると後五分で午後の授業が始まる時間になる
だが、俺の全財産と天秤にかけるまでも無く
俺はレイディオの方に集中しなおした
94以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 23:38:39.48 ID:mMoQ4nKn0
と言うお話だったのさ

終わりってことで一つ

競馬は知らんぜよ
95以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 23:40:00.61 ID:mMoQ4nKn0
あぁやっべぇ二重投稿の上
続きを消してしまった
96以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 23:40:32.93 ID:bVsmHr1NO
>>94
なんという単発……
誰かここ最近のこのスレの流れ教えてくだしあ。久しぶりに来たから何がどうなってんだか……
97以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 23:40:57.94 ID:w+pdgGWwO
>>94

    ∧_∧
   (´・ω・)
   (つ乙と)
    u―u

競馬に限らずギャンブルは魔物ぜよ
98以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 23:41:00.28 ID:KgX4A/5f0
99以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 23:42:59.51 ID:mMoQ4nKn0
>>96
再来週から
ニー速にお引越し
まじやべぇ
100以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 23:44:44.04 ID:bVsmHr1NO
>>99
kwsk!
101以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 23:46:59.33 ID:mMoQ4nKn0
>>7にも書いたけど
再来週からニー速pinkに移動して
VIPから去ることになった
コレは避難所と本スレとお互いでまがりなりにも決めたこと
102以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 23:48:49.47 ID:mMoQ4nKn0
ってか、wikiの管理人にいって
トップにこのことを書いてもらわないとな
トップとかは管理人じゃないと編集できないからな
103以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 23:50:42.02 ID:bVsmHr1NO
>>102
原因は……平日の過疎?
104以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 23:52:40.82 ID:mMoQ4nKn0
>>103
確かにそういうこと
だから最近は週末のみにスレ立てを行っている
だけどそれでも落ちるときがあるから
だったら保守の少なくて済むところにしようってなった
パー速って案もあったけど、それだとまさに廃れ行くままになるから
ニー速になった
105以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 23:54:24.77 ID:bVsmHr1NO
>>104
そっか。しばらく見ない間に色々あったんだな
ちょっと今書いてるSSの触りだけ投下してもいいかな?
106以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 23:55:45.15 ID:iBLuUBXh0
>>95
少し遅れたが乙!


今まとめやってたんだよね
◆yukichanHAのやつは今までのが無かったんで申し訳ないがやってない
んで『pretend to be…1日目』と小泉の人のを一応やってきたのだが
『pretend to be…1日目』は改行が中途半端な部分があったんで勝手ながら修正させてもらった。
ダメだったらいってくれ、元に戻すから

あと『朝霜の夢』はそれぞれ主点のキャラごとに項目分けたけどよかったかね?
こんな感じ
ttp://www36.atwiki.jp/kagakyon/pages/781.html
107以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 23:56:05.39 ID:mMoQ4nKn0
頼んだ
俺はしばらくさっきのミスで立ち直れそうに無い
108以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 23:56:31.13 ID:PsaVCDjz0
ニー速は巡回してないから今一わからないんだけどニー速に移転しても週末のみになるのか?
後、保守間隔を知りたいね。
1日ぐらい保守しなくても大丈夫なん?
109以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 23:56:39.34 ID:mMoQ4nKn0
>>106
110以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 23:58:45.26 ID:mMoQ4nKn0
あっちは半日単位で保守してれば一ヶ月は持つことは知ってるが
俺も巡回してないのでなんともいえない
111以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 23:59:56.69 ID:PsaVCDjz0
>>110
Thx
112以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 00:02:18.83 ID:OnEh3wy80
>>105
なんか雑談しちゃってるけど
どうぞ
113以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 00:03:49.10 ID:hGhRx1s2O
>>106
お疲れ様。
114以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 00:09:07.82 ID:OnEh3wy80
保守
>>105
どうした?
避難所で言う投下できない雰囲気をやっちまったかな?
115オヤジとして……続き ◆I6QqpqKJmg :2007/11/24(土) 00:09:35.03 ID:MK+QmgPdO
予想通り、というかなんというか。まぁお父さんらしいって言えばそうなるか
「だーかーら、時代はロングだって!」
「いーえ、ポニーテール一番です!これだけは譲れません!」
「なにっ!?通りで最近こなたがポニーテールにすると思ったら……君のせいか!」
全くお父さんも大人気ないんだから。彼氏を見てみたい、なんて言うからキョンキョンを連れてきたのに
「そもそも君はロングの良さをこれっぽっちも分かっちゃいないな」
「御父さんこそポニーテールについて分かってませんね」
直ぐに好みの髪型について話し始めた。お茶を持ってきた私を指し置いて、ね
お父さんもお父さんだけどキョンキョンもノリノリで論議しあってる。なんだろうな……こんなキョンキョン初めて見たな
「では君に問おう!何故ポニーテールにこだわるんだ!?」
「それは……ポニーテールにした時に見えるうなじの色っぽさ
髪をアップにした時に生じる期待感
そしてなによりシンプルに纏められて女としての魅力を最大限に発揮している!これが……ポニーテールに惹かれる俺の想いです」
う、す…凄い……まさかキョンキョンがポニーテールに対してこんなにこだわってるなんて……
私の萌えに対する想いも馬鹿に出来ないね〜キョンキョン
「あっ、こなた……聞いてたのかよ……」
そういうとキョンキョンは顔を伏せちゃった。ふふ、照れてるキョンキョンも可愛いよ〜
ほら、お父さん意地張らないでよ
「むむ……キョン君、だったな。どうやら俺は君を侮っていたようだ……今から君を一人の“男”として見直さなければならないな」
「あ、ありがとうございます……」
ウソばっかり、最初っから認めてたんじゃないの?
「いやいや、そんな訳じゃないぞ。本当に」
はいはい、キョンキョンもお疲れさま。お父さんの相手も大変だったでしょ?

「いや、楽しかったよ。こなたの御父さんってなんていうか……話が合うんだ」
「おっ、そりゃ俺が若いって受け取って良いんだな?」
「もちろん」
「君には参るよ。それと俺の事はそうじろうって呼んでくれて構わないぞキョンキョン!」
116以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 00:11:40.52 ID:MK+QmgPdO
本当に触りだけ。ギターとか書き溜めしてからまた本格的に投下しますわ、ではROMに移る
117以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 00:12:37.02 ID:OnEh3wy80
把握した
一瞬やっちまったと思ったぜww

118以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 00:14:49.22 ID:hGhRx1s2O
>>116
荒ぶる支援のポーズ!

 ヘ○ヘ
  |∧
  /


この使い道が無くなったジャマイカ乙鰈。
明日も休みならどれだけ楽か…
119以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 00:15:21.88 ID:UUcJHbaS0
>>106
pretend to beのものですが
改行修正助かりました。
乙です
>>115
乙です
120以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 00:15:54.98 ID:V1p/nmm9O
携帯からいうのもなんだが、ここまで携帯の多いスレも珍しい
職人の8割が携帯…

まあ、大半が夜中にはPC使えない学生なんだろうが
121以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 00:21:03.04 ID:OnEh3wy80
さて、じゃあ夜中にPCを使える学生の俺が
さきほどの汚名を返上すべく
前スレ>>381の続きを投下するかな

前スレの最後も投下するべき?
122以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 00:21:22.98 ID:pN/OXBPE0
するべきではない
123俺とハルヒとおでんと:2007/11/24(土) 00:22:41.83 ID:OnEh3wy80
把握した

前スレ>>381

「やぁ、キョン久方ぶりだね、前回の集会の時が先月だったから、一ヶ月ぶりかな」
確かそんなもんだったな、お前はまた図書館かなんかにでも用があるのか
「まぁそんなところだよ、受験勉強ってやつさ、しかしキョンはこの駐輪所に
 なんのようなのかな?いつものSOS団の集まりかい?」
残念ながら今回は違うな、SOS団の集まりでわざわざこんな所に自転車を置いてたら
即、俺の財布から札の一枚や二枚がなくなってしまうからな
「ふふっ、キョンは楽しそうでいいね、だけどキョンはそんな風に遊べるほど
 僕の知らないうちに成績が上がったのかな?涼宮さんから聞く限りそうはとてもおもえないけど」
お前ら俺の知らないところで連絡取ってると思ったら、そんな内容なのか
まったくハルヒの言う事だ話半分どころか、四半分でちょうどいいぐらいだぞ
「ふふ、わかったよ、でキョンはどういった用でここに来たんだい?
 それとも親友の僕にすら打ち明けられない事なのかな?」
124俺とハルヒとおでんと:2007/11/24(土) 00:23:03.65 ID:OnEh3wy80
>>123

ふむ、どうしたものか佐々木は自分の立場やSOS団の素性を知る数少ない常識人だが
そのまま言うわけには行かないだろうな、そう考え俺は
「ちょっと未来人からの手紙が来てな」
と言うにとどめた
聡明な佐々木のことだ、それを聞いてすぐに納得したように頷いて
「そうか、それはすまない事をしたねキョン、つい久しぶりに会った所為で
 君を引き止めてしまっていたみたいだが、君はどうやら急ぎの用だったのか」
いやまぁ別にいいんだがな、時間制限があるわけじゃないからな
俺もお前と話す時間は決して悪いもんではないからな
「ありがとうキョン、では次の集会の時にでも」
そういって佐々木は図書館の方に向かった
俺はその後姿を眺めつつ、今自転車で来た道を戻って
いつもの広場に歩き始めた
125俺とハルヒとおでんと:2007/11/24(土) 00:24:11.70 ID:OnEh3wy80
126俺とハルヒとおでんと:2007/11/24(土) 00:24:26.82 ID:OnEh3wy80
>>124
さて、広場に到着して
とりあえずはハルヒがいっていたSOS団御用達の喫茶店に向かう
去年から人数がさらに増え、10人を超える集団になったSOS団
当然店員さんにも覚えられて、あの店にはSOS団専用のテーブル席が置くに設けられている
部室に続き第二位で集まる場所としての定番と化している
ついでに広場は三番目だ、佐々木団の場合は広場にいかずに直接喫茶店に向かうからだ
まぁそんな脳内ランキングなど置いといて俺は徒歩にて、喫茶店に向かった
道中の標識にも一応目を光らせとくが、目的の形をしてるのは意外となかった
まぁあちこちにあったら探せとも言われないだろうがな
127以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 00:24:57.86 ID:ckZkrnkx0
>>119
よかったんなら幸いだ。
てか今見直したら一行直せてないところがあったorz
もっぺん修正しときました

>>121にまとめ載せてるんだし別にいんじゃね?
と言おうとしたら投下が始まっていた。
支援
128俺とハルヒとおでんと:2007/11/24(土) 00:25:18.66 ID:OnEh3wy80
>>126


約10分後、喫茶店に到着
いつもの倍近く時間がかかっている、自分じゃ対してわからないが
心境による歩行速度というのはずいぶんと違いがあるらしいな
俺は喫茶店の前に突っ立って周りを見渡していると
後ろから声をかけられた
「あんた、本当に標識探してんの?」
ハルヒは俺が今背を向けていた喫茶店のドアから半身乗り出すようにして
俺に話しかけていた、俺はというと後方から予想外の人物から声をかけられて
変な体制で硬直していた、知り合いにこの姿を見られていないことを祈るばかりだ
しかしなんでハルヒがこんな所にいるんだ、SOS団の集まりは無いはずなんだがな
「…とりあえず中に入りなさいよ」
ハルヒは俺の疑問には答えずにそういって中に入っていった
従うしか選択肢が無いのを誰よりもよく知ってる俺はすぐに後を追って喫茶店に入った
129俺とハルヒとおでんと:2007/11/24(土) 00:26:11.45 ID:OnEh3wy80
>>128


「そんであんたは何であんなよくわからない絵を探してるの?」
ハルヒの座ってる二人用の席、正方形の机の向かいに俺が座るや否や
ハルヒは肘を机に置きながら質問してきた、俺はなんと答えたもんか悩んでいると
入店した俺をみて喜緑さん扮するウエイトレスが注文を聞きに来てくれた
俺はコーヒーを頼むと、喜緑さんが持ってきてくれたお冷を飲んで時間を稼いだ
のどを潤し、時間を稼いだ俺はコップを机において
「なんとなくだ」
そう答えた、これはどっかの小説かなんかで書いてあった方法で
答えられない質問を切り抜ける伝家の宝刀だった
怪しさ大爆発ではあるが、突っ込むための材料がない
そんな言葉なのだと書いてあった気がする
ハルヒは眉毛をへの字にして俺を見ていたが、ウエイトレスが先にハルヒが頼んだのであろう
ケーキと紅茶を持ってきたため、俺はその視線から逃れることができた
130以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 00:29:31.89 ID:PDLNT4JHO
さるさん?
  /\___/\ +
+/"""   """:\
|(●), 、(●)、|
| ノ(、_,)ヽ、 :|
|  `-=ニ=-′::|
+\  `ニニ′_/ +
 (`ー―――/ )|
+|    | ヽ|
  ヽノ   ヽ ノ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

ふふ、
なってみただけ♪
  /\___/\ +
+/"""   """:\
|(へ), 、(へ)、|
| ノ(、_,)ヽ、 :|
|  `-=ニ=-′::|
+\  `ニニ′_/ +
 (`ー―――/ )|
+|    | ヽ|
  ヽノ   ヽ ノ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
131以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 00:30:42.12 ID:MK+QmgPdO
支援足りなかったか?
132以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 00:31:28.93 ID:hGhRx1s2O
荒ぶる支援のポーズ!

 ヘ○ヘ
  |∧
  /
133俺とハルヒとおでんと:2007/11/24(土) 00:32:08.35 ID:OnEh3wy80
>>129

なぜかその後、ハルヒはしばらく机どころか床にまで穴を開ける勢いでケーキを見つめていた
俺はその後に運ばれたコーヒーにミルクと砂糖を入れていた
ハルヒは俺に向かって不適な笑みを浮かべると、白い三角のケーキをフォークで切り崩し始めた
こうしてみてると普通にケーキを食べてる女の子なんだがな、もったいない
ってかここの代金俺持ちになったりしないよな?
さっきの笑みが俺に奢らせることを思いついた顔でないことを俺は切に願うよ


しばらく談笑しながら喫茶店で俺たちは時間をすごしていた
俺は喜緑さんにコーヒーのお代わりを頼んで、今日の本来の目的を思い出していた
ハルヒは既にケーキを食べ終わりフォークで丸いおしゃれな皿を突付いていた
まったく行儀が悪いことだ、ってか机に肘をつくのも俺としては注意したい事の一つだ
134以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 00:32:57.78 ID:ckZkrnkx0
かかっちまったか、すまん
支援だ
135以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 00:33:06.92 ID:MK+QmgPdO
支援も薄くなってたのか……
支援だ……勿論
136俺とハルヒとおでんと:2007/11/24(土) 00:33:24.08 ID:OnEh3wy80
>>133

ハルヒといるときに起きるもはやお馴染みとなった頭痛を感じつつ
なんとなく俺はミルクも砂糖も入れないでコーヒーを啜った
「あつっ!」
ミルクを入れてないため温度が下がってないのを失念していた俺は
予想以上の熱さに驚いた、カップを一端置き氷の解けた水を飲む
今朝に続いて二度目の攻撃に俺の舌は半壊状態に陥っている
俺はコップの底に残っているちびた氷を口に放り込んで
コーヒーにミルクを多めに入れて、飲み干した
ハルヒは俺のその一連の動作をあきれた様に見つめていた
ちくしょう、何処と無く悔しいのは何故だろうか
俺はハルヒから目を逸らして腕時計を見ると、すでに一時間近くたっていた
プラスチックの円筒から俺は伝票を取ってレジに向かった
ハルヒは横においてた上着を腕にかけて、当然のように出入り口に向かって
仁王立ちで俺を待っていた、二人分だし野口一枚で済むこともあり
今回俺は特に何も言わずに清算をすました
137以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 00:35:53.28 ID:MK+QmgPdO
いいな、この文体。支援だ
138俺とハルヒとおでんと:2007/11/24(土) 00:35:59.46 ID:OnEh3wy80
>>136

「レシート貸して」
外に出た俺にハルヒは右手を差し出してそういった
俺は財布にしまったレシートをハルヒの右手に置くと
ハルヒは財布から450円出して俺に渡してきた
「今回は割り勘でいいわ、あんた別に遅刻したわけじゃないし」
コーヒーしか飲んでない俺は結局損してることに代わりが無いのだが
ハルヒが割り勘といってきたことに痛く感動した俺はもう戻れないところにいるのだろうか
俺は自嘲しつつ受け取った金を財布に入れる
「さんきゅ」
礼を言いつつ、俺が会計してる間に変わっていたハルヒの髪型を見つめた
後頭部に小さくできたちょんまげもどきを見つめて
「…やっぱりそれ似合ってるな、ハルヒ」
聞こえるか聞こえないかのぎりぎりの声量で呟くように俺はそういった
139以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 00:42:07.93 ID:ckZkrnkx0
ひょっとして・・・またかかった・・・?
支援
140以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 00:43:15.81 ID:hGhRx1s2O
こなた「( =ω=.)ハフッハフッ」
キョン「冬場のコンビニのおでんって旨いよな」
こなた「( =ω=.)ハフッハフッ」
キョン「…聞いてねえし」モグモグ
こなた「(;=ω=.)。゚; ブッ!!」
キョン「ぬぁっ?!」ベチャッ
こなた「(;=ω=.)…」
キョン「…言い訳だけは聞いてやる」






こなた「( =ω=.)ハフハフ」
キョン「辛子がだめなら先に言えよ…」

支援
141以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 00:46:28.42 ID:hGhRx1s2O
こなた「( =ω=.)サールサン♪サールサン♪オーテテガナガイノネ♪」
キョン「ぞうさんの替え歌か」
こなた「( =ω=.)ソーヨ♪ダーカーラー」
キョン「フンフーン♪フンフンフン♪」
こなた「(#=ω=.)カカルーノーヨー」
キョン「フンフフ……あれ?」
142俺とハルヒとおでんと:2007/11/24(土) 00:46:38.57 ID:OnEh3wy80
>>138
夕方、時間はまだ早いもののあっという間に沈んでいく太陽のおかげで
あたりは真っ暗になっていた、結局あれから図形探しはまったく手につかず
ハルヒとぶらぶらしてるだけで貴重な連休の一日目を潰してしまった
俺はため息をつきつつ、ベットに転がりポケットから朝比奈さん(大)からもらった手紙を取り出す
多少しわがついているものの、家に置いていたら妹に確実に強奪されるので
常に俺が持ち歩かざるを得ない、俺は中身を透かすように手紙を持ち上げて
部屋の電気に向けてみた、すると中身に変化があることに気がついた
俺は勢いよく起き上がって中身を取り出してみる
すると、一枚目のおでんの絵にはピンクのペンで大きく花丸が描かれていて
二枚目に新しい絵が追加されていた
俺はいつ一枚目のおでん形の記号を見つけたのだろうか
その日一晩中悩むことになったのだった
143以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 00:49:43.64 ID:hGhRx1s2O
こなた「( =ω=.)タラタタタタ、タラタタタタ、タータン♪」
キョン「懐かしいな。だんご三兄弟」
こなた「( =ω=.)タ、タ、タ、タタン♪タ、タ、タン♪」
キョン「一番上は長男♪」
こなた「(#=ω=.)アナタハトウコウシスギデス♪サルサン♪」
キョン「一番下は……あれ?」
144七誌:2007/11/24(土) 00:50:31.71 ID:PDLNT4JHO
と言うお話だったのさ

続くってことで一つ

…誰かさると俺を殺してくれ

汚名返上どころか汚名挽回名誉返上してるよ
145以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 00:53:00.07 ID:ckZkrnkx0
>>144
乙!
さるさんは俺らの支援が足りんかっただけだから気にするな



さるさんにかかったときのあの何ともいえぬもどかしさは異常
146七誌:2007/11/24(土) 00:54:00.03 ID:OnEh3wy80
一分が長いこと長いこと
147以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 00:56:27.66 ID:hGhRx1s2O
>>144
こなた「( =ω=.)【乙鰈】オツカレイ
         海底に生息する。食用。
         名前から鰈の仲間と思われがちだが実は哺乳類である。
その身の旨さ、入手の困難さから取った人に「乙鰈様」と呼ぶところから
         「お疲れ様」という言葉が生まれたのは余りにも有名」
キョン「明名書房刊「海に潜む起源と危険」より抜粋」
148以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 00:56:58.72 ID:jyL8FbMH0
149以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 00:59:53.24 ID:OnEh3wy80
ではみなさん
又明日、おやすみ〜ノシ
150以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 01:06:58.70 ID:hGhRx1s2O
寝たいけど
落ちるの怖い
どうしよう
151以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 01:10:36.14 ID:m6tXqNRV0
>>150
わかった、俺が五分間隔で保守代わりに投下する
でも投下終わったあとは保証できんがorz
152以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 01:13:18.85 ID:V1p/nmm9O
落ちてもまた明日立てればいいじゃんという選択肢が
153以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 01:16:14.11 ID:hGhRx1s2O
勇者 頼む


ギリギリ四時間寝れるかな
154以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 01:16:45.67 ID:m6tXqNRV0
>>152
三連休だし、それもありだな
でもせっかくなんで投下していくよ
155教師キョンキョン物語 第二話:2007/11/24(土) 01:17:47.95 ID:m6tXqNRV0
「世の中の普通さにも慣れてきた」
 かつて俺が高校入学前に持ち合わせた退屈への免疫は、涼宮ハルヒという人型台風に吹き飛ばされた。
 より強い「超常」というワクチンを打ち込まれた俺は、無防備なまま高校から放り出されたわけだ。
 おかげで、平凡にまみれた大学生活のなんとつまらなかったことか。
 SOS団員中で唯一の普通人であり続けた俺が非日常に溺れた最大の被害者ってのは、皮肉な話だな。
 しかしまあ、大学での四年間はいいリハビリになった。
 凡人たる俺が生きるべきは、やはり普通で埋め尽くされた日常の世界なのだ。
 そんな社会の歯車としてそれなりに頑張って働こう。

 ――そう思っていた矢先に。


「世界を大いに盛り上げるためのそうじろうの娘の団にようこそ!」


 部屋は、沈黙に包まれていた。
 バンザイしたままの泉こなた、のほほんと首を傾げる柊つかさ、俺に会釈して笑いかける高良みゆき。
「……おい、こなた」
 めちゃくちゃ不機嫌そうな柊かがみ。
「どうしてもって頼むから来てみれば、何よ、そのトンチキな団体は」
「略してSOS団。これから私たちのチーム名になるのだよ、かがみ」
「そんなの嫌よッ!」
 反対は当然だろう。俺も当時、抵抗があった。あの組織名に異議を申し立てる者がいなかったのがおかしいんだ。
「まあまあ……かがみは、私のこと嫌い?」
「何でそういう話になるんだ!」
 などなど、いろいろもめていたようだが、最終的に泉が屁理屈と話題のすり替えを駆使して柊姉を制圧した。
 一時は浮かした腰をどっかりとイスに落とし、腕と脚を組んで不本意さを強調するポーズをとる柊姉。
156以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 01:20:01.18 ID:rTB5Bjtw0
支援してやるぜ、コンチクショー!
157教師キョンキョン物語 第2話:2007/11/24(土) 01:23:00.19 ID:m6tXqNRV0
「すごい音……かがみんケツでかい」
「おっ……男の人の前でそういうこと言うなー!」
「男の人の前で脚を組むのはいいの?」
 泉に切り返され、柊姉は赤面する。スカートの裾を押さえて恨めしげに俺を睨むが、とんだとばっちりだ。
 なんだか、この二人の力関係をだいたい把握できたような気がした。
「で、さ」
 仕切りなおし、といわんばかりの間を置いて、泉が俺に視線を戻す。
「とりあえず集めてみたけど、あとはどうすればいいの?」
「……は?」
「私は、作れって言われただけだから。あとはキョンキョンが何とかしてくれるって」
 丸投げかよ。泉の親玉は、俺に恨みでもあるのか。
 しかし……赴任した学校にSOS団があったからって、俺は何をすればいいんだ?
 OBだといってでかいツラをするか……論外だな。
 俺が言うべきことはひとつだ。「SOS団なんてろくなもんじゃ――」
「思い出しました」
 ぱちん、と顔の前で両手を合わせるみゆき。
「SOS団とは、キョンさんとGWに会ったときに一度、私に話してくれた人たちのことですよね?」
「なに、知っているのかみゆきさん?」
 そりゃ雷電だろ――というツッコミはこの場合、野暮というものなのかね。
「はい。私が小学六年生、キョンさんがまだ高校二年生のころに初めてお聞きしまして――」
 俺の名誉のために言っておくが、先に吹聴したのは妹だ。みゆきと同い年だから、話す機会も多かったに違いない。
 そして当然の如くSOS団のことを口にして、俺がみゆきに詳細をせがまれるはめになった。
 そもそも俺は自慢話が好きでない。ましてや、自慢にもならんトンデモ体験を嘯くなど。
 モノローグで誰に宛てるでもない弁明をしている間に、みゆきの話も佳境に入ったようだ。
「――そして、団長の涼宮さんという方と交際されている、と」
「してない!」
158教師キョンキョン物語 第2話:2007/11/24(土) 01:28:56.87 ID:m6tXqNRV0
 つい、大声を出してしまった。自然な流れで俺に注目が集まる。
「あ、いや……何でもない。とにかくだな、みゆき。そのような事実は一切ない」
「……そうなんですか?」
 きょとんとした表情を見せたのち、瞳が微かな輝きを帯びた気がするが、それを追及する暇はなかった。
「ゆきちゃんの言うとおりなら、おもしろそうな部活の気がするね〜」
 流れに取り残されていた柊妹が、ここにきて同調の兆しを見せ始めたのだ。
「そうね。こなたじゃアレだけど、みゆきが言うんだったら」
 最後の砦こと柊姉も崩壊し、戦局はずっと泉のターンに傾きつつある。
 みゆきがここまで信頼されているのを、兄貴分として喜ぶべきか悔やむべきか。
 そんな俺の腰を肘でつつき、泉は、
「みんな乗り気になってくれたみたいだから、これからよろしくね。キョンキョン先生」
 部活動発足申請の書類を突きつけてきたのだった。


 まったく、わからないことが多すぎる。
 新居となったアパートに帰宅した俺は、盛大な溜息と共に床にへたりこんだ。
 いくら疲れているとはいえ一人暮らしだ。夕飯ができるのを待っていればよかったあの頃とは違う。
 まだ五月病には早いと自分を叱責しながら、キッチンへ向かう。得意料理はカップラーメンです。
「やれやれ……」
 あのあと、泉に突然連れて来られたと主張する三人(内一人はある程度の予備知識があった)に、
 SOS団についての概要とこれからのことを尋ねられ、トンデモ現象に関する部分だけ伏せて説明した。
 まあ、そこを除外すると放課後の暇潰しや土曜探索といった魚の骨しか残らないのだが。
「受験で忙しいから普通の部活は無理だけど、その程度なら……」
 意外にも否定的な意見を出さなかった柊姉である。あの剣幕はどこへやら。
「つかさとこなたの勉強会と思えば効率もいいしね」――そう続けたとき、他でもない泉が解散を宣言しかけた。
159教師キョンキョン物語 第2話:2007/11/24(土) 01:34:19.21 ID:m6tXqNRV0
「いい加減なやつだ」
 そうは思いながらも、自分の意思で立てた団ではないのだから仕方のないことだと肩を竦める。
 そうだ、泉は結成するように言われただけ、と語った。
 柊姉妹やみゆきだって、たまたま泉と仲が良かったから連れて来られただけで特殊な属性など皆無だろう。
 ――ハルヒは自分とまるで無関係な人間をひっぱってきて、それがドンピシャだったんだよな。
 名前こそSOS団ではあるが、結成に至るまでのプロセスがまったくの別物だ。
 それこそ「原作」ありきの模倣のように。
「…………」
 泉の親玉は、何の目的でSOS団などという傍目に怪しいことこの上ない団体を作らせたのだろうか。
 自意識過剰だが――俺のためにお膳立てされているとしか思えない。
 ホワイ、なぜ? 懐かしき名を称する団体があれば、俺が尻尾をふってホイホイ動き出すとでも思ったのか。
 冗談じゃない。俺にとってのSOS団は、後にも先にもあいつらだけだ。
 お前にとっても同じだろう、ハルヒ?


「じゃ、ここで本当に解散ね」
 卒業の際の二次会終了後、さらにSOS団正式メンバーのみでカラオケ大会が催された。
 アルコールが入っていたわけでもないのに大いに盛り上がったのは、ハルヒのナチュラルハイに加えて、
 これが最後ということで俺たちも羽目を外したことが原因だろう。結局、夜中まで騒いでしまった。
「あ……団を解散って意味じゃないわよ。今日のところは、ってことで」
 わかってるよ、と苦笑を交えて返す。でもな、団は残っても、もう五人で集まれることはないんだぜ?
 この時点でハルヒは都内の大学への進学が決まっていた。
 地元に残ると公言していた俺たちと会う機会が減るのはもとより覚悟の上だったようだが……。
「涼宮さんを送って差し上げてはいかがですか?」
 古泉の提案を断る理由はなかった。夜更けに女を一人で帰らせたくはないし、
 長門や朝比奈さんや古泉とは、お別れの挨拶を事前に済ませている。
「ああ、そうさせてもらうさ」
「別にひとりで帰れるのに……まあいいわ。じゃあみんな、またね」
160以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 01:39:11.45 ID:UUcJHbaS0
支援
161教師キョンキョン物語 第2話:2007/11/24(土) 01:39:44.26 ID:m6tXqNRV0
 冬は過ぎたとはいえ、春のテンションはまだまだ上がらないらしく、夜道は肌寒い。
「さっむいわねー。お酒でも呑んで火照っといた方がよかったかしら」
「やめとけ。卒業早々、豚箱送りは御免被る。第一禁酒令を敷いたのはお前だろ」
「あれは在学中の話。それに私なら通報されるようなヘマはしないわ」
「……末恐ろしいな」
 四方山話を交わしながら、ハルヒと俺はさくさく歩く。絶えず喋っているのに、不思議と静寂を感じた。
 あの三人がいないせいだな――自分で言うのも何だが、素直にそう思った。
 加えて、俺がハルヒの知らないことを知っているせいでもある。
 長門は統合思念体に戻り、朝比奈さんはもとの時間に帰る。そして、二度と会うことはない。
 任期を終えた古泉もここを離れるらしく、しばらく顔を見せることはできないと言っていた。
 ハルヒだけがそれを知らない。知らないまま上京し、彼女らを思い出にしてしまうのだろうか。

「ハルヒ――」

 唐突に、胸の奥からこみ上げるものがあった。
 ハルヒにすべてを隠したままでいいのか。
 彼女らの正体を知らないハルヒは、これが今生の別れであることすら理解できないのだ。
 今、それを知らせることができるのは、俺しかいない。
「……早く言いなさいよ。なんでもないっていうのは無しだからね」
 だが――頭ではわかっているのだ。知らない方が幸せであるということも。
 何年か経ちふと高校時代を思い返すとき、仲間たちはどこで何をしているのかと夢想し、
 どこかで邂逅できるだろうかとその日を楽しみ待つ。そんな日々の方が幸せに違いない。
 それでも、そんな日々を送れるという誘いが俺に来ても、答えは「NO」一択だ。
「ずっと隠してたことがある。お前の知らないところで、世界は随分面白い方向に回ってたんだ」
 優しさと残酷さは紙一重だ。

「まず――宇宙人未来人超能力者について話そうか」
162教師キョンキョン物語 第2話:2007/11/24(土) 01:45:04.79 ID:m6tXqNRV0
 俺が話したことは、高校時代に体験した内容の十分の一程度に過ぎなかった。
 あるいは、「俺はジョン・スミスだ」と名乗るだけに留まったような気もする。
 それでもハルヒは駆け出した。もしかすると、以前から無意識の領域で感づいていたのかもしれなかった。
 ハルヒの速度は、その妄想が確信へと変わったことを表している。
 在学中、あらゆる運動部から引く手数多だった脚力だ。受験勉強で体が鈍りきった俺が追いつけるはずもない。
 大きくリードを離され、視界からハルヒが消えた。途中で何度か息を切らしながらも、俺は全力で突っ走った。

 解散した場所に戻ったとき、そこには誰もいなかった。

「……ハルヒ……ッ」
 膝を押さえ、肩を大きく上下させながら言葉を搾り出す。
「長門、朝比奈さん、古泉!」
 もういないとわかっている連中の名前まで呼ぶ。当然、誰からの返事もない。
 前に――ハルヒと閉鎖空間に閉じ込められたときのことを思い出す。
 あのとき俺とハルヒは現在時空から消失していたらしい。今度はあいつらを連れて、どこかへ消えてしまったのか。
 取り返しのつかないことをしてしまったとか、そんなことより俺がそのとき考えていたのは、
「置いていかれた」――それだけだった。


 結論から言えば、ハルヒは帰ってきた。
「大丈夫」と笑顔すら見せてくれたが、その件についてははぐらかしたまま引越していっちまった。
 俺の独断専行のせいであの三人がどうなったのかは分からない。何せ、会っていないからな。
 唯一古泉とは連絡を取り合い何度か顔も合わせているが、その件についてお互いに切り出すことは未だにない。
 あの出来事だけは、俺の輝かしい非日常ライフで唯一「やらなきゃよかった」感が強い一件として君臨している。
 さて、昔のことのここまでにして、現在直面している問題に向き合うことにした。
「……ラーメンのびてる」
163教師キョンキョン物語 第2話:2007/11/24(土) 01:50:30.97 ID:m6tXqNRV0
 翌朝の職員室にて。
「ほう、部活動の申請書か」
 一応の指導係であるところの桜庭教諭に相談してみることにした。
「三年だというのに余裕があるというか、バイタリティ溢れるというか……しかし、無理な話だな」
「というと?」
「部員は最低五人だ。あと一人足りん」
 日本という国は、どうして五人で一組という制度を神格化したがるのだろうか。日曜朝七時半といい。
 とにかく、これで泉及びその黒幕の野望は潰えたというわけだ。やけにあっさりと。
 そのことを黒井教諭の席でゲーム談義で盛り上がっていた泉に伝えると、
「私もそれに気がついてね。ちゃんと対策はしておいたよ」
「対策?」
「つかさがね、連れて来たい人がいるんだって」
 ふむ、柊姉妹のショートカットの方か。人となりを知るわけはないが、やはり女子の友達だろうか。
 だとしたら、新生SOS団は女の園と化してしまうことになる。
「ハーレムだね、キョンキョン」
「キョン先生、くれぐれも世間様に顔向けできない騒動はアカンで?」
「社会に出て早々職を失うような真似はしませんよ」
 教え子である柊姉妹はもちろん、見た目小学生や親戚が面子にいるんだ。手なぞ出せるか。
 そろそろ教室に戻るという泉に「SOS団なんてやめとく、って選択肢はないのか?」と提案してみた。
「昨日のアレは言葉のあやですよ。かがみが意地悪するからさー」
 いや、真剣にお前の成績を慮ってのことだと思う。黒井教諭からネタは上がってるぞ。
「ワクワクしたいってのは本当だから。私、キョンキョンには結構期待してますぜ?」
 それに、と悪戯っぽく泉は微笑む。
「それ抜きにしたって、新任教師は攻略対象だからね。じゃ、また放課後にねー」
 謎の台詞を残し、いってしまった。
「攻略って……なんですか?」
「知らんのなら、そのままでいた方がええ。というか、忘れとき」
 ポニーテールエンジェルの仰せとあらば、なんなりと。
164教師キョンキョン物語 第2話:2007/11/24(土) 01:56:08.21 ID:m6tXqNRV0
 さて、三学年の副担任という肩書きではあるが、俺だって授業くらいする。担当は世界史だ。
 私立校は人手不足の場合が多いからな。新米だからといってのうのうとはしていられないってことだ。
「えーと、授業初回ということもあるので、軽く自己紹介から……」
 担任という生徒のまとめ役なら、すでにある程度のチームワークが出来上がっている三学年の方が新任向きだが、
 授業をするならまだ初々しさが抜けていない新入生の方が気楽でいい。
「俺も君たちと同じく教師一年生なので、お手柔らかによろしく」
 スタンディングオベーションどころか生暖かい拍手すら起きないところが、堅さを象徴している。
 まあ俺も高校一年のころはこんな感じだったしなあ。思えば、先生には申し訳ないことをした。
 だが、この雰囲気のまま授業を始めてしまっては俺にも生徒同士にもよろしくない。
 せめて、もっと打ち解けられないものか――。
「あー……じゃ、俺に質問とかあるか?」
 かなり捨て身の作戦だが、俺の乏しい脳味噌はこの程度のアイデアしか生産してくれない。
 もっと真面目に教育実習を受けていれば……。
「あのぅ……ひとつ、いいですか?」
 新米教師の急な注文に戸惑う生徒たちの中、挙手したのは――俺はどうも小人と縁があるらしいな、
 小さくツインテールにしている点は桜庭教諭と同じだが、彼女にないピュアさを持つであろう女生徒だった。
 どうぞ、と指すと「えと、小早川ゆたかっていいます」と若干舌足らずな声が返ってきた。
「キョン先生って呼んでもいいですか?」
 幼女――小早川ゆたかは、ザ・ワールドを発動させた。
 それも一瞬のことで、あちこちでくすくす笑いが起き、やがて爆笑に変わっていった。
「ちょっと小早川……それ、誰から……?」
「お姉ちゃん――あ、私、泉こなたの従姉妹なんです」
 なんと。
「で、こなたお姉ちゃんが、キョン先生ガチガチだろうからこの仇名で和ませてあげてって」
 余計なことを。しかし……現に緊張はほぐれちまったわけだ。不本意だが、礼を言わねばなるまい。

 その後、「キョン先生」なる通称は瞬く間に広がり、俺はいわゆる有名人の仲間入りを果たすことになる。
 忌々しい、ああ忌々しい、忌々しい。
165以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 01:57:42.77 ID:PDLNT4JHO
支援
166教師キョンキョン物語 第2話:2007/11/24(土) 02:01:40.10 ID:m6tXqNRV0
「泉、やってくれたな」
「ええ、やってやりましたとも」
 放課後、新生SOS団の部室(仮)として呼び出された空き部屋で俺は泉と対峙していた。
 礼は言う。しかし、それ以上に文句がある。人のトラウマに近い仇名を持ち出すのは感心せんぞ。
「でもさ、キョンって単語は笑いのネタにすると凶器レベルの面白さだよ。利用しない手はないって」
 それが嫌だったんだよ。なーんて言っても、覆水は盆に帰らず。諦めるしかないか。
 現在ここには、泉と柊姉、みゆきが集結している。どうやら、勉強会とやらを本気でやるつもりらしい。
「ほらこなた、さっさと続きやるわよ」
「キョンキョン、かがみに教えてやってよ! SOS団は勉強みたくつまんないことするとこじゃないって!」
「いや、俺も団長直々に学習の手ほどきを受けたこともあるしな」
 三年の終わりなぞ、俺がなりふり構っていられない状況に陥ったせいか、
「部室に勉強は持ち込まない」と公言していたハルヒが折れる形になって俺に受験勉強をさせた。
 とりあえず、感謝はしておく。教師たるもの、義理を忘れたらおしまいだ。
 泉よ、お前だっていつか厳しくしてくれた柊姉に感謝する日が来るんだぞ。
「私は今が楽しければそれでいいよ」
「思いっきりダメ人間の思考じゃねーか!」
「かがみー、男の人の前でそんな言葉使いでいいのー?」
「うっ……そ、そんなの関係ねぇ……ないじゃないのよ」
 だから柊姉よ、俺を障害物のような目で見るな。とばっちりだっての。
「あの、キョンさん」
「どうした、みゆき」
「今日のお弁当、いかがでしたでしょうか?」
「ああ、美味かった。特にあのから揚げ、また食べたくなる味だったな」
「本当ですか? よかった、あれを作るのは結構な手間だったんですよ」
「へえ。わざわざありがとうな。みゆきは良い嫁になるぞ」
 ――おい、泉と柊。その視線は何だ?
167教師キョンキョン物語 第2話:2007/11/24(土) 02:07:25.30 ID:m6tXqNRV0
「かがみ、新婚さんがいるよ」
「みゆきが彼氏つくらなかったのには、こういう理由があったのね」
 じと目を維持したまま半笑いに移行する二人の少女。
 やはりというか、女子というものはすぐこういう話題に持っていきたがるものらしいな。
 だが根も葉もない噂を流されても困るからな。みゆき、びしっと反論してやれ。
「いえ……そ、それは……」
 いやに慌ててるな……まあ、彼氏はいないと言っていたし、免疫がないのも仕方ないか。俺が代理を買って出よう。
「みゆきは俺には過ぎた嫁だ。もったいないから、もらう気はない」
 俺は務めを果たした……はずなのだが、何だこの空気は。
 泉と柊は非難する流し目を俺に送って囁きあっているし、みゆきはみゆきで無言である。俺が何した?
 誰か流れを変えてくれ――俺の願いが神に通じたのか、部屋に新たな闖入者が!

「な、なんなんですかここ? 何で俺連れて来られたんですか!?」

 闖入者である糸目の男子は、そう叫んだあと、部屋を見渡して。
「……あの、この空気はなんでしょうか?」
 俺が聞きたい。いやそれより、君は誰なんだ?
「セバスチャンじゃん」
「いや……白石みのるです」
「私が連れてきたんだー」
 えへへ、と笑いながら白石少年の背後から顔を出したのは、柊妹。
「じゃ、つかさの連れてきたい人ってセバスチャンだったんだ。へー……ずいぶん地味なチョイスで」
 俺は彼氏彼女らの背景など知らない。しかし、なぜこの少年はここまでぞんざいな扱いを受けているんだ?

「とにかくこれで五人揃ったね――さあ、始まるざますよ♪」
 こうして、新生SOS団は動き出した。……マジでか?

つづく
168教師キョンキョン物語 おまけ:2007/11/24(土) 02:12:39.05 ID:m6tXqNRV0
 らっきー☆ちゃんねる

あきら「おは☆らっきー! みんなのアイドル、小神あきらでーす!」
小野「アシスタントの――僕に釣られてみます?――小野だいすけです」
あきら「さてさて! 二回目にして、ようやく白石さんの生存が確認されましたね!」
小野「早くもオチ要員のポジションを得たようですねえ」
あきら「らっきー☆ちゃんねるはこれからも白石さんを応援していきますよ〜」
小野「今回の補足ですが……特にありませんね」

あきら様「つまりまったく話が進んでねーってこったな」

あきら「でもでも、次回からは急展開! なヨ・カ・ン?」
小野「そうでも言っておかないと格好がつきませんからね」
あきら「やだもう小野さんったら、シニカルなんだからぁ♪ あ、もうお時間ですね」
小野「それではまた次回お会いしましょう」
あきら・小野「ばいにー☆」


あきら様「で、私の本編進出は?」
小野「え?」
あきら様「白石が出てんだ、私も出れるんだろ? あぁ?」
小野「……き、禁則事項です♪……ぐぁ(ry」
169教師キョンキョン物語 次回予告:2007/11/24(土) 02:17:50.78 ID:m6tXqNRV0
つかさです。

サンタクロースをいつまで信じていたかなんて、世間話にするにはちょっと恥ずかしい話なんだけど、
それはきっと、お姉ちゃんがいなかったら私は今でも信じていたんだろうなあ、と思うからなのかなぁ。
これからはお姉ちゃんみたいにしっかりした子になりたいな……そしたら、もっと魅力とか――

あ、えっと、今のナシ! え、ええと次回は……

え、ええ? まだ喋ってないとダメなの?
もう何でこんなときだけ時間が余ってるのー!?
次回は『3年B組キョン八先生』! お、お楽しみにっ。





キョン「人という字は、ふたりが互いに支えあってできている。
    ……と見せかけて実は小さい方が一方的に支えているまっこと理不尽な文字だ。バカチンがぁ」
170以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 02:19:34.20 ID:XAkCPrcNO
乙カリー
171以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 02:20:30.72 ID:m6tXqNRV0
投下終了&支援ありがと
俺はもう寝たい…
172以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 02:20:56.01 ID:rTB5Bjtw0
>>171
乙!楽しませてもらった!次回もwktkしながら待ってる!
そしておやすみ!
173以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 02:34:31.95 ID:ss82BM29O
申し訳ないがだれか
>>7についてkwsk

避難所は臭すぎて行く気にならないから
174以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 02:36:24.51 ID:m6tXqNRV0
粘ったけどもうだめだ、おやすみ
ラスト保守
175以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 02:37:46.54 ID:ss82BM29O
すまん
>>173はなしで
なぜニー速のPINKなのかを教えてくれ
176以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 03:01:55.75 ID:SbKYrkIW0
177以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 03:22:28.16 ID:rTB5Bjtw0
178以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 03:51:25.76 ID:rTB5Bjtw0
ほしゆ
179以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 04:20:25.46 ID:rTB5Bjtw0
まさか、オレ一人か……?

でも頑張る、保守
180以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 04:37:34.38 ID:5lDOIWgXO
加戦保守
181以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 05:00:49.07 ID:rTB5Bjtw0
182以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 05:26:56.07 ID:5lDOIWgXO
保守
183以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 06:06:34.94 ID:rTB5Bjtw0
保守
184以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 06:29:00.46 ID:7GISt5ON0
保守
185以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 07:00:21.95 ID:ckZkrnkx0
起床保守
186以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 07:00:39.13 ID:hGhRx1s2O
●<アッナール
187以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 07:15:58.31 ID:ckZkrnkx0
>>175
確か人の居ないパー速は避けて
んでどうせなら厨房の少ないであろうニー速って感じだったと思う。
アニキャラやアニサロも候補には挙がってたがな

うろ覚えですまんが大体こんなもんのはず
188以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 07:41:25.78 ID:ckZkrnkx0
保守保守

言い忘れてたのだが教師キョンキョン物語の人乙です!
189以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 08:03:46.25 ID:lQ0zFclf0
ニー速はいいけどニー速Pinkって言ってるやつはぶっちゃけ一人だけだろ?
釣り?
190以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 08:16:15.78 ID:ckZkrnkx0
むしろそっちの方が釣りか?

いくらなんでもニー速でできるわけがないだろう
あそこは馴れ合い厳禁なんだしパートスレなんてもってのほかだろうよ

だからニー速といえばPINKしかないと思うわけだが
191以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 08:41:07.04 ID:ckZkrnkx0
192以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 09:06:06.07 ID:m6tXqNRV0
保守
193以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 09:06:10.11 ID:ckZkrnkx0
194以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 09:18:02.06 ID:ss82BM29O
>>187
ありがとうございます。

ばいばい、世話になったよ。
195以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 09:24:55.93 ID:5uqKB2PmO
どうやら未だにVIPでやりたいと思ってる奴がいたみたいだな>>194とか
196以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 09:29:14.60 ID:ss82BM29O
>>195
あぁすまん違うんだが…
まぁ、気にせんでくれ

保守
197以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 09:47:46.30 ID:XAkCPrcNO
保守

結局キョンの能力って何なの?
198以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 10:31:58.64 ID:m6tXqNRV0
結構もつもんだな……保守
199以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 10:56:01.25 ID:XAkCPrcNO
200以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 11:24:45.93 ID:XEAY/zI60
201以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 11:41:53.16 ID:8SbywPHC0
202以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 11:43:04.25 ID:8SbywPHC0
203以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 12:03:51.77 ID:ckZkrnkx0
204以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 12:16:47.39 ID:8SbywPHC0
保守
205以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 12:27:09.35 ID:ckZkrnkx0
    _  ∩
( ゚∀゚)彡 みなみん!みなみん!
 ⊂彡

保守
206以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 12:43:48.49 ID:XAkCPrcNO
みんなで
なかよく
みなみん!みなみん!
  _  ∩
 ( ゚∀゚)彡
 ( ⊂彡
 |  |
 し⌒J
保守
207以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 13:00:52.49 ID:8SbywPHC0
208以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 13:12:58.15 ID:V1p/nmm9O
移転についてはどこだろうと構わん
とりあえずこのスレが納まるローカルルールで流れが遅ければよい

それにしても、昨日の夜からたった200レスまでしか伸びないとは…
209以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 13:44:22.15 ID:ckZkrnkx0
おっと危ない保守
210以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 14:00:48.08 ID:8SbywPHC0
保守

タイトルがいつもと違う所為もあるんだろうな
211以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 14:17:18.48 ID:ckZkrnkx0
そういや前に☆が無かったってだけで遭難者続出したこともあったな
今回はあの時とは逆に『ハルヒ』で検索かけてる奴が遭難してるのかもな
212以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 14:35:22.79 ID:hGhRx1s2O
甘い話と苦い話ってどっちが需要あるのだろか
213以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 14:43:33.12 ID:8SbywPHC0
最近は甘いのが少ない気がするから
俺的には甘いのがいいな
214以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 14:50:15.48 ID:ckZkrnkx0
もみじのてんぷらうめえwwwwwwww

すまん冗談だ。
甘いのに一票
215以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 15:03:58.74 ID:XAkCPrcNO
べっ、べつにあなたの為に甘いのに一票
216以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 15:11:24.21 ID:5lDOIWgXO
最近糖分とってないから甘いのに1票
217以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 15:24:05.75 ID:hGhRx1s2O
わぁ…つまりヤンデレは書きづらいってことだね


いや、単に言ってみただけ
218以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 15:32:28.13 ID:8SbywPHC0
いや、俺も書いてる
ただ最近甘いのが少ないからな
219以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 15:52:12.59 ID:ckZkrnkx0
220以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 15:56:34.27 ID:PDLNT4JHO
ってかヤンデレって苦いのか?
221以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 16:08:22.21 ID:8SbywPHC0
保守
222以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 16:23:52.25 ID:hGhRx1s2O
>>220
後味が
223以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 16:34:46.78 ID:rTB5Bjtw0
甘いの=純愛物
苦いの=ヤンデレ

として、じゃあ他のジャンルの味はどんなもんなのか
224以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 16:36:53.93 ID:8SbywPHC0
失恋、しょっぱい
日常系、穀物
非日常ハルヒの力関係、辛い
とか
225以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 16:39:18.80 ID:8SbywPHC0
あとはヤンデレ以外の人死にとかのバット系は、渋いの?
226以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 16:54:44.76 ID:PDLNT4JHO
保守
227以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 17:17:40.82 ID:ckZkrnkx0
ほっしゅ
228以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 17:27:34.23 ID:/1QB15Vn0
こなた「ながもんながもん!クリスマスの予定とかある?」
長門「・・・ない」
こなた「じゃさじゃさ、一緒にパーティ開こうよ」
長門「・・・構わない」
こなた「ヤター!じゃあながもんはサンタね」
長門「・・・そう」
こなた「トナカイはキョンキョンかなー?」
長門「・・・そう」
こなた「それともコイズミーの方がいいかなー?」
長門「・・・」
こなた「・・・やっぱりキョンキョンかな」
長門「・・・そう」
こなた(ぷぷっ!ながもんったら正直なんだから)
229以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 17:37:48.57 ID:ckZkrnkx0
ああそうだ、なんか忘れてると思ったら今回これやってなかったな

                                          ___/ ̄ ̄ ̄\  
      フンガー!                           /  / / ̄ ̄ ̄ ̄\  
                                       /    ̄          \  
       ___/ ̄ ̄ ̄\                       /    □            \  
      / / / ̄ ̄ ̄ ̄\                  // ̄~\ / ̄ ̄ ̄\      |
    /    ̄         \  ____/ ̄ ̄ ̄\    |//\ヽ ∨〃/\   \  /\
   /    □          //  / / ̄ ̄ ̄ ̄\ //(・) \ゞ/ /(・)  〉   |  | ∩| 
  // ̄~\ / ̄ ̄ ̄\    |/    ̄         \\_/ノ  \_/ ノ し|   | ∪|     
  |//\ヽ ∨〃/\   \ /    □            \ ::∠~         ⌒|   \/    
 //(・)  \ゞ/ /(・)  〉    // ̄~\ / ̄ ̄ ̄\       |::r〜〜‐、ヽ      /    /     
 | \_/ノ  \_/ ノ し|//\ヽ ∨〃/\   \   /\|:::)jjjjjjjjjjjヽヽ    /   /    
  l:::::::::∠~         ⌒//(・)  \ゞ/ /(・)  〉   |  | ∩ ||::::    ||  /   /       
  |:::::::::r〜〜‐、ヽ      | \_/ノ  \_/ ノ し|    | ∪| !::::iiiiiiiii//   /    /        
 |:::::::::)jjjjjjjjjjjヽヽ    / l:::::::::∠~         ⌒|    \/ヽ 〜〜" /   /         
 |:::::::::|,,    ||  /   |:::::::::r〜〜‐、ヽ      /      /\__,,,_∠__/           
 !:::: ヽiiiiiiiii//   /     |:::::::::r〜〜‐、ヽ      /    /   .j ̄ ̄ |                         
 ヽ  〜〜" /   /  |:::::::::)jjjjjjjjjjjヽヽ   /    / \ /  ̄ ヽ\
  ヽ、__,,,_∠__/ /   |:::::::::|,,    ||  /   / ..) )  i  ./  |\\
  | |  /  `i'lノ))┘/ ,   !:::: ヽiiiiiiiii//   /    / l⊂⊃l_ _ ヽ_/\ /|   | |
  | |  | ̄| / /| / ( (.. ヽ  〜〜" /   /   |____|∈__./  |  | |
  |_|/ヽ、_/  ./   ` ─ ヽ、__,,,_∠__/          ̄ \-──| \|_|
   | |  |───/____i  l=======l  |_____ __\  |\ | |
   |/ ヽ── |______\  l二|^|二二|^|二l 丿______ |_丿 \|
  l ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | |      | |.  | |   | |  | |         | |  ̄ ̄ ̄ l
   | ̄| ̄ ̄ ̄ ̄.| |────| |.  | |   | |  | |.──────| | ̄ ̄ ̄| ̄|
230以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 17:39:56.65 ID:XAkCPrcNO
コイズミー「まともに始めましょうか」
231以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 17:55:02.40 ID:ckZkrnkx0
やっぱこれやってないとなんとなく感じがでないんだよな
・・・まあ俺だけかも知れんが
232以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 18:04:13.46 ID:wj+nXLCP0
はやめの保守
233以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 18:15:11.10 ID:ckZkrnkx0
234以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 18:25:14.61 ID:ckZkrnkx0
保守
235以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 18:25:21.06 ID:8SbywPHC0
『0』

あの時の感触は今でも鮮明に残っている
周りは暗くなり始めていて、空は紫がかっていた
私の目の前には先輩が居て戸惑ったように私を見ている
先輩は私に向かって何事か話しかけてきている様ですが、聞こえません
次の瞬間には、私の両手には細身の銀の刃が
ゆっくりと先輩のお腹に納まっていくさまがスローのように見える
最初に筋肉のわずかな抵抗があって、ずぶずぶと沈んでいく音と
ぷちっ、って何かの切れる音をさせて刃は紅くなりつつ先輩の中に入っていく
先輩は自分に突き刺さる異物と私を交互に見比べて、わからないといった表情をしていた
そんな表情が子供みたいで、私は先輩に最高の笑顔を向けて言った


『大好きです、キョン先輩』
236以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 18:26:25.61 ID:8SbywPHC0
『72』

その日、俺はテスト終了から返還までのわずかな期間を
自分を誤魔化すようにエンジョイしていた
本来ならアンデットの様に生ける屍と化しているだろうが
今回は流石の団長さんも俺の悪い方向に目を見張る成績に動かざるを得ない状況になり
テスト一週間前から急遽、部室を使った勉強会が行われたため
憂鬱ではあるものの、なんとか生存することができた訳だ
SOS団の面々は比較的に成績優秀なものが多いためこういうときには非常に助かる
…ついでにこの中には俺やこなたやつかさなどの面子は除外される
悪いな二人とも、恨むなら俺じゃなくてその成績を恨めよ
そんな風に一人で呟きながら教室に戻るために廊下を歩いていると
珍しくパトリシアやひよりだけじゃなくゆたかちゃんも居た
あちらも俺の存在に気がついたのか三人組の内の騒がしい二人が声をかけてきた
237以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 18:27:37.24 ID:8SbywPHC0
>>236

「おっとキョン先輩じゃないっすか、テストの調子はどうだったっすか?」
「私達が手伝ってあげたんだから、楽勝だよネ?キョンキョン」
あのな、確かにお前らにも世話になったがお前ら両名は邪魔しかしてないだろうが
そもそもお前らこそどうだったんだよ
お前らだってゆたかちゃんや岩崎に見てもらう側だったろう
「高一の一学期のテストなんてかるいっスよ先輩、判定もあまあまですし」
「心配後無用なのでース」
そうかい、それはよござんした
俺は騒がしい二人を押しのけて、ゆたかちゃんに話しかけることにした
「お前達は大丈夫だったのか?まぁあの二人があの様子ならお前の心配はする必要なさそうだがな」
「うん、大丈夫だったよありがとう、おに…先輩」
ゆたかちゃんは一瞬危ないことを言いかけたがすぐに修正したようだ
一回コレをハルヒの前でやったことがあったが、そのときはひどいもんだったな
238以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 18:29:22.20 ID:8SbywPHC0
>>237

しばらくは俺のことを呼ぶときはちょっと!ロリコン!だったからな
危うく黒井先生に本気で通報されるところだった
まぁとにかくこの二人も大丈夫そうなのはわかったが
お前達はなんで三年の廊下に居るんだ?こなただったら隣のクラスだろうに
「いえ、もう用事はすんで帰るところだったんですけど」
あぁそうだったのか、ってか岩崎がいないみたいだけどあいつはどうしたんだ?
三人ってのは結構珍しいんじゃないか?
「みなみちゃんはいま保健室で委員の仕事をやってるんです」
そうか、岩崎も忙しいんだな、まぁよろしく伝えておいてくれ
俺はそういうと三人と別れて教室に入っていった


ハルヒはいつもの様に机に突っ伏して、惰眠をむさぼっていた
俺はなんとなくイラッとして、通り様に居た谷口の後頭部をぶん殴ってやった
239以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 18:31:30.89 ID:8SbywPHC0
>>238
自分の机、椅子を引き出して座ると
ふと、本当にふとそうしなくちゃいけない気がして
俺は机の中を覗いてみた、すると中には見慣れない真っ白な封筒が入っていた
取り出してみるも封筒自体には何も書かれていない
中身に何か書いてあるのかも知れんが、後ろに鎮座してる人物には
決して見せるわけにはいかないのは自明の理であるからして
俺は時計と相談して、担任教諭が来るのにまだ猶予があるのを確認すると
封筒をつかんでトイレに向かうことにした


保健室、ここに来るのは入学してから片手で数える程度だろう
俺はトイレットペーパーでぐるぐる巻きにした右手を見つめて
空いてるもう片一方の手で保健室の扉を開いた
「…先輩、どうしたんですか!?」
240以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 18:33:35.25 ID:8SbywPHC0
>>239

保健室に入ると見知った一年生が俺に駆け寄ってきて
ぐるぐる巻きの右手を眺めていた
そういえばさっきゆたかちゃんが保健室にいるっていってたな
俺は本当のことを言って心配させるのもどうかと思い、咄嗟に嘘をついた
「あぁ、不注意でな、カッターでザックリ切っちまった」
そういって血の滲んだトイレットペーパーを剥がした
そのやり取りを見ていた保険の先生がトテトテと歩いてきて
右手をとって傷口を見ていた、しばらくすると先生は何かに気付いたようだったが
そのときは結局何も言わなかった
「こっちに来なさい、結構傷が深いから病院に行ったほうがいいかもよ」
先生は俺の右手の動脈を押さえながら引っ張っていった
241以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 18:36:14.08 ID:8SbywPHC0
>>240

「あぁ、岩崎さん今日はもう帰っていいわご苦労様」
いすに座ると、思い出したかのように彼女はそういって岩崎を帰してしまった
その後、消毒液で血を流しガーゼやら何やらで俺の人差し指と中指はまたも
ぐるぐるにされてしまった、先生はよしと呟いてから幾分真面目な顔になり
「で、どうして怪我をしたの?カッターじゃないでしょ?」
そう言われた、俺は今さっき起きたことを懇切丁寧に彼女に説明した
休み時間の間に外に出ていたこと
教室に戻ってきたら机に白い封筒が入っていたこと
封筒には何も書いてなかったこと
それをトイレに行って中身を確認するべく開封したこと
漫画のように中にカミソリの刃が入っており指を危うく切断しかけたこと
咄嗟にトイレットペーパーで傷口を押さえたこと
そしていま保健室にやってきたことを
242以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 18:37:14.14 ID:rTB5Bjtw0
支援DADADA!
243以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 18:37:51.61 ID:8SbywPHC0
>>241
「その手紙はどうしたの?」
彼女は俺の話を聞き終えると同時にそういった
そういえばどうしたっけな、冷静に思えて動揺していたのか
手紙を持ってくるのを俺は忘れてたようだな
つまりはトイレに落っことしたままかも知れん
「あなたはしばらくここで安静にしてなさい、そこのベット使っていいから」
彼女は俺の言葉を聞くと同時にそういって保健室を出て行ってしまった
大方手紙を探しに向かったのだろうけど、まぁ見つからないだろうな
なぜか?答えは簡単だ俺が持っているからだ
制服のポケットにカミソリの刃を除いて、しっかり入っている
何故嘘をついたか?それも簡単だ証拠隠滅のためというのが一番だな
俺はあの時確かにあのとき、右手から現れた血の噴水に動揺した
下手すると一人で騒いで誰かに救出されるまで錯乱していた可能性もないではない
だがあの時、目に入っちまったんだよ
俺が手からこぼした封筒からでたカミソリ以外のもの、一枚の紙を
244以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 18:39:15.55 ID:8SbywPHC0
>>243

そこに書いてあった字を見た瞬間に、頭の血が文字通り引いていって
俺をひどく冷静にさせた訳だ
だから俺はわざわざ証拠隠滅なんて事をした

『ごめんなさい』

そう一言書いてあった紙、その言葉よりも俺が目についたのは文字そのもの
そうさ、俺はこの字の形には非常に覚えがあったんだ
なぜなら、Because、俺はこいつとここしばらく部室で毎日顔を合わして
勉強をしていたんだからな、当然そいつの書く字の特徴だって多少は覚えるさ
でも…なぜ?きっと聞いてもお前はまだ答えてくれないんだろうな

そうだろ? ――――よ
245以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 18:40:39.29 ID:8SbywPHC0
と言うお話だったのさ

続くってことで一つ

昨日の事がありさるさんにめちゃくちゃ怯えてる俺
246以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 18:41:11.16 ID:ckZkrnkx0
おお!? 投下始まってるじゃまいか!
支援
247以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 18:42:20.22 ID:ckZkrnkx0
   ||   
 ∧||∧  
(  ⌒ ヽ 
 ∪  ノ  
  ∪∪

>>245おつかれ・・・
248以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 18:45:31.42 ID:CSooRPWsO
GJ
249以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 18:51:37.93 ID:rTB5Bjtw0
>>245
乙!

>>247
ドンマイ……
250以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 18:52:28.65 ID:Tj2P8kzx0
>>247
うん、ごめん
251以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 18:53:17.05 ID:Tj2P8kzx0
あれ、ID変わってら
途中書き込もうとしても出来なかったのはこれか?
今日一日で数回ID変わってるぞ俺
252以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 19:02:55.77 ID:ckZkrnkx0
最近支援ミス多いなぁ

>>251
モデムが再起動でもしたんじゃね?
俺もたまに変わってることあるし
253以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 19:03:52.00 ID:zKqITa+nO
254以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 19:13:47.96 ID:ckZkrnkx0
255以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 19:25:14.30 ID:ckZkrnkx0
256以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 19:25:15.35 ID:rTB5Bjtw0
257以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 19:38:56.60 ID:ckZkrnkx0
保守
258以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 19:51:26.23 ID:ckZkrnkx0
259以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 20:01:33.78 ID:rTB5Bjtw0
260以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 20:14:30.00 ID:1gdJ6azH0
保守
261以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 20:19:01.69 ID:Tj2P8kzx0
いま借りてきた蒼穹のファフナーのDVDを見てたよ保守
262以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 20:21:19.54 ID:XAkCPrcNO
>>245
亀乙。ヤンデ…レ?しかしwktk
263以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 20:40:13.91 ID:XAkCPrcNO
264以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 20:51:06.80 ID:XAkCPrcNO
265以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 20:52:03.68 ID:1gdJ6azH0
にゃ
266以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 21:03:21.94 ID:Tj2P8kzx0
っく
267以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 21:19:04.83 ID:1gdJ6azH0
保守
268以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 21:27:07.60 ID:1gdJ6azH0
保守
269以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 21:36:32.16 ID:Tj2P8kzx0
保守
270以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 21:46:37.56 ID:Tj2P8kzx0
投下の多い時間帯に音沙汰なしか
271以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 21:59:41.89 ID:hGhRx1s2O
>>270
今必死に書き上げてる
272以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 22:09:05.91 ID:1gdJ6azH0
保坂
273以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 22:24:22.35 ID:Tj2P8kzx0
保守
274以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 22:36:41.00 ID:1gdJ6azH0
保田
275以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 22:39:28.70 ID:ZnfNN4yEO
ドリームアゲインスレ?
276以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 22:54:50.54 ID:rTB5Bjtw0
277以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 22:58:25.10 ID:hGhRx1s2O
保守ばかりも寂しいから途中まで投下する
278朝霜の夢『二日目』キョン:2007/11/24(土) 22:59:51.74 ID:hGhRx1s2O

「…………」

目が覚めた。
まるで眠気を残さず、だるさも無い。最高の寝覚めだ。
窓の外は冬至の方がそろそろ近いだけあってまだ暗がりに覆われている。
しかし、あまりに暗すぎないか?と思い枕元に置いてある充電器に置かれた携帯を手に取る。
05:17
「…無駄な早起きだな」
二度寝したら遅刻するであろう時間帯だしそもそも眠気が無い。
寝癖のついた頭をポリポリと掻きながら、顔でも洗おうかと洗面所へと向かった。
279朝霜の夢『二日目』キョン:2007/11/24(土) 23:00:35.67 ID:hGhRx1s2O
>>278

「あー…すごく気が重い」
ジャバジャバとぬるま湯で洗顔をしながら昨日の事を思い出した。
まず、かがみはどうやら俺に気があったらしい。
次に、かがみは俺に告白しようとしているらしい。
更に、かがみには内緒にしてあるが俺は既に彼女が居る。
トドメに、その彼女はかがみの親友だ。
「………」
ジャバジャバジャバジャバ
洗顔料を落とし、タオルでガシガシと荒っぽく顔を拭った。
気持ちいい。
「ふぅ…」
目やにも油も垢も一遍に落とした俺の顔はツヤツヤとしていた。
次に熱湯に切り替えてタオルに含ませる。
「熱っ」
充分に含ませたら絞っておしぼりにして頭に巻く。
こうすると頭の毛穴が開いて脂も流れるし寝癖も取れる。
一石二鳥だ。
ただしすぐ冷めるのが欠点だ。
「……はぁ」
現実逃避をしていたが解決にはならない。
寝癖直しを片手に俺はすっきりした寝覚めと対照的に、すっきりしない心中を抱えていた。
280朝霜の夢『二日目』キョン:2007/11/24(土) 23:01:28.58 ID:hGhRx1s2O
>>279


「よぉ」
「ああ、おはようございます」
朝、手持ち無沙汰な俺はいつもより早く登校した。
いつも見るような顔とは違う、当たり前な事に新鮮さを感じていると見知った顔を見つけた。
「聞いたぜ。ずいぶんと仲睦まじいらしいな」
「ええ、お陰様で」
俺のちょっとした皮肉をするりと受け流した。
「あんまりハルヒにかまかけるとつかさがヤキモチ妬くから注意しとけよ?」
「勿論ですよ。…アナタも」
この野郎…まさかとは思ってたが知っていたな。
俺の苦々しそうな顔をちらり、と様になる横顔で覗きながら
「組織の目はそんな甘くありませんよ」
と言い放った。
281以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 23:01:45.29 ID:wj+nXLCP0
支援
282朝霜の夢『二日目』キョン:2007/11/24(土) 23:02:27.43 ID:hGhRx1s2O
>>280
「何か俺達に対して行動を起こしたりしないのか?」
もう、全て知っているだろうという前提で話してしまっていいだろう。
この野郎はこれまた嫌になるような清々しい微笑のままでいやがるしな。
「僕はこの頃、初めて青春を謳歌させてもらってます。何故でしょうか?」

「俺が知るか」
古泉はピンッと人差し指を立てる。
「つまり、涼宮さんの能力はここしばらく"全く"発揮されてないのですよ」
いちいち回りくどい上に芝居がかった仕草するんじゃねえ。
「宇宙人も組織も少なからず落胆を覚えてはいますが、僕は今の状況がとても楽しいですよ」
「そうかい」
「あなたが大変な状況にあるのも知っていますが、それも青春ですよ」
…ん?待てよ。大変な状況だって知ってる?
「お前まさか」
「おっとすいません。僕はSOS団の催し物の準備のために早く登校したんです。なので失礼します」
俺がその言葉を聞き終わる寸前に捕まえようとして伸ばした手をひらりと避けて古泉は去った。
「あー…くそっ」
組織とやらは出歯亀集団か?
昨日あった出来事の詳細さえ知っている所からすると本当にそうじゃないかとさえ思えた。
283朝霜の夢『二日目』キョン:2007/11/24(土) 23:03:18.55 ID:hGhRx1s2O
>>282


「おはよーキョンキョン」
「おう」
「パンニニラハサムニダ?」
「ハラショー」
HR寸前のギリギリの時間に泉が登校した。
朝の挨拶の後の謎の言葉に適当な返事をしたが、それに満足したのか泉はにこやかに笑いながら着席した。
「キョンキョンも段々私に染まってきてるね」
「そうかい」
「クールぶってるキョンキョンも素敵だねっ☆」
「寒気がするからやめろ」
付き合って少しは経っているものの、未だコイツの性格は掴みきれない。
付き合う事を秘密にしようと言ったくせに普通に俺に抱きついてきたりするしな。
お調子者かと思えば意外に友達思いだったり。
「でさ、キョンキョン」
「何だ?金ならないぞ」
「昨日の事なんだけどさ」
…ふざけた話のあとに急に真面目になったりな。
「私がかがみに直接話すからさ、キョンキョンには何もしないで欲しいんだ」
そして意外に気が強くて我も強い。
今俺が反対してもコイツは聞かないだろうな。
「なら、任せたぞ」
「うん」
泉が力強く頷いたと同時に担任がドアを開けた。

「はい、きりーつ!」
284朝霜の夢『二日目』キョン:2007/11/24(土) 23:04:03.53 ID:hGhRx1s2O
>>283


「…だが私は、これから先に姫を見ずに、生きていけない。礼なんてできない、ただ、私に譲ってくれ。
誓おう。私の生きている間は、姫を敬おう、決して粗末になどしない」
なんとも歯がゆい…いや、歯の浮くセリフを観客席へと見栄を切りながら口に出す。
小人役の女子が観客席側へ出ると同時に俺は一歩下がる。
「なんという素晴らしい人でしょうか。宜しい、あなたへこの姫を与えましょう」
そう言うと、他の小人役が泉の入った棺を舞台の中央に持ってくる。
原作ではここでコケてリンゴが取れるらしいがやはりキスで目覚める方が採用された。
俺は片膝を付き、泉へと覆い被さる。
そして間を空けて、
「ああ、…私は、どこにいるのですか?」
と泉が喋りだす。
「あなたは俺の傍にいるのです。姫様」
285朝霜の夢『二日目』キョン:2007/11/24(土) 23:05:37.00 ID:hGhRx1s2O
>>284
パチパチパチとまばらな拍手が送られた。
文化祭に向けてのリハーサルなので観客は劇に参加しない生徒と先生だけだ。
俺は主役である恥ずかしさとキスシーンの恥ずかしさでなんともやるせない気分になっている。
「いやーキョン、お前かっこええな」
担任の素直な感想?だろうが俺には皮肉にしか聞こえない。
今日もまた例によって授業を潰しての練習をしているのだ。
通しでやるとやはり疲れる。…あんな甘い台詞を言うから精神的にもな。
しかも一回通すと20分はかかるからな。
「あー疲れた。キョンキョン肩揉んでー」
お姫様もお疲れの様子で、俺の隣に座り込んだ。
腰まである髪を綺麗に纏め、貸衣装ではあるがドレスを着た泉の姿は意外なほど綺麗に映った。
「…?キョンキョンどしたの?」
「あーいや、何でもない」
口が裂けても言えるかっての。
286朝霜の夢『二日目』キョン:2007/11/24(土) 23:06:27.15 ID:hGhRx1s2O
>>285


そして今日は何事もなく終わった。
かがみのことは泉が任せろと言ったきりだし、つかさは古泉と飽きずにいちゃいちゃしているらしい。
…今日、初めて本格的に衣装合わせをした泉の姿か目に焼き付いている。
まるで本物のようだ。
一応、彼氏としての欲目を差し引いてもかなりの物だった。
「あー…実は俺ってかなり、羨ましい立場なのか?」
家のベッドに寝っ転がりながら今日を思い出す。

『似合ってる?』

『してもいいよ』

…泉の残り香が未だベッドにあるからなのか、実は俺は泉にいつのまにベタぼれしていたのか判断がつかないが。

…どうやら俺の頭の中は泉でいっぱいらしい。
朝に古泉の言った通り青春真っ盛りだな。俺。
287凡作者:2007/11/24(土) 23:08:28.48 ID:hGhRx1s2O
以上、キョンの二日目。




三人の視点から書くと単純に計算しても三倍。
長い。疲れますがな。俺は何を考えていたんだ。
288以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 23:09:22.88 ID:Tj2P8kzx0
乙、赤い彗星になれ
289以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 23:10:57.24 ID:1gdJ6azH0
290以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 23:11:50.78 ID:wj+nXLCP0
乙!面白さも3倍ですよ!
291以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 23:15:49.78 ID:rTB5Bjtw0
乙!三倍っていいことだよねw
292以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 23:29:13.53 ID:Tj2P8kzx0
保守
293以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 23:38:47.93 ID:+WxYSLt/O
悪い、出遅れた!


こ、こんなパートスレなんか消えちゃえばいいんだから!
294以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 23:43:10.75 ID:Tj2P8kzx0
>>293
おぉ、久しぶり
そういえばツンデレバージョンに変わったんだったな
295以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 23:47:21.29 ID:hGhRx1s2O
好きなジャンルはヤンデレです。
投下、開始、させてもらいます
296朝霜の夢『二日目』こなた:2007/11/24(土) 23:48:23.99 ID:hGhRx1s2O
目を覚ますと、ベッドからはみ出て携帯を握りしめた格好だった。
どうやら何かメールを打とうとしたが途中で寝てしまったらしい。
長らく放置されていた携帯の画面は真っ暗になっていて、ボタンを押すと再び点灯した。
新規メールを開いてそのままの画面。
あー何にも打ってないんじゃん、とまず気づいた。
次に充電器使ってないから電池が残り二つだと気づいた。
最後に、右上に表示された時間に目が行った。

08:28

「え、」
遅刻する?
遅刻?
寝坊?
ゆーちゃんは?
おとーさん?
私はいまだ寝巻きのまま。
もうすぐ予鈴のなる時間。
「………………えー?」
頭が凄まじい勢いで覚めていくのが分かる。


私は嫌な汗が背中を伝うのを確認しながら急いで着替えて学校へと向かった。
297以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 23:49:52.60 ID:rTB5Bjtw0
支援DADADA!
298以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 23:50:50.31 ID:+WxYSLt/O
支援だっぜ!
299以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/24(土) 23:51:45.53 ID:G/9VbL0n0
支援
ハルヒでもかがみでも引っかからなかったから、遭難してた
300朝霜の夢『二日目』こなた:2007/11/24(土) 23:54:52.69 ID:hGhRx1s2O
>>296
「あぁぁぁぁ!!!!寝癖!!目やに!!寒いし!!顔洗いたい!!!」
誰もいない通学路を全力疾走する。
その「誰もいない」というのがますます私の焦燥感を掻き立てる。
それに寝起きの顔ままで学校に向かっていると言うのも女としてどうなんだろ…。
凄まじく惨めな気分になりながらも足は止めない。
運動が得意だということに、こういう時は感謝する。
校門に差し掛かり、屋上の大時計を確認!!
約50分!!
まだ予鈴は鳴ってないからダイジョーブ!!

私は小走り程度に速度を落として気づいた。
寒いとは言え、全力疾走したのだ。汗をかいた。
人間は寝てるときも汗を かくのだ。
冬場なのでデオドランドなんて持参している訳が無い。
「…泣きたいヨ」
キンコンカン♪
とチャイムがなり始めたので再び私は走り始めた。
おそらく汗臭いまま。
301朝霜の夢『二日目』こなた:2007/11/24(土) 23:55:32.11 ID:hGhRx1s2O
>>300
「……やから、今日も」
なにやら黒井センセが話しているが後ろのキョンキョンに汗臭いのがバレないかと気が気でない。
ついさっき、かがみについて考えてた事は現状維持、という答えをだしただけで解決はしてない。
真面目にどうしようかと考えていたのは本当だけど、彼氏に汗臭いのがどうなのかを考えるのも重大なのだ。
私はうつむきながらそんな発展性のない事を延々と考えていると
「泉。このあと職員室な」
「へ?」
いきなり呼び出しをくらった。
302以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 00:01:44.64 ID:KZRJyxtb0
支援
303朝霜の夢『二日目』こなた:2007/11/25(日) 00:02:03.18 ID:XhQxX8xoO
>>301


「なんだ…よかった」
ほっと胸を撫で下ろした。
「なんや、まさか話聞いてなかったんか?」
「い、いやいやまさか」
職員室に呼び出された理由は貸衣装だった。
先生の名義で借りた衣装を持ってきたので、持って行けという話をしたらしい。
「おおー…」
基本は白。フリフリ、と言うほどでは無いがフリルが随所に施されていてスカートは質量のあるフワフワ。
まさしくお姫様と言った感じの衣装だ。
「じゃあ、三限目にリハやるで。休み時間に着替えとき」
「使うんですか?」
「使わないんかい」
「いや…そんなことはないですが」
どう見ても一人で着るのは無理だし、しかも恥ずかしい。
先生も乗り気だし拒否は出来ないだろう。


私は先生から渡されたドレスを抱えて教室へ戻った。
304朝霜の夢『二日目』こなた:2007/11/25(日) 00:04:08.64 ID:XhQxX8xoO
>>303


「………誓おう。私の生きている間は、姫を敬おう、決して粗末になどしない」
私は棺に入りながらキョンキョンの独白を聞いている。
甘ったるいセリフだけどキョンキョンなら言いそうだな、なんて思った。
続いて小人のセリフが終わり、私の出番だ。
私は棺の中で花に埋もれて登場する。
胸の上で手を組んでいる格好の私を見下ろしているキョンキョン。
羽帽子とケープを合わせただけの安っぽい王子姿を薄目を開けながら見た。
キョンキョンがセリフを終えて、私に被さる。
…そのとき、私にほんの少し意地悪心が芽生えた。
「…シテモイイヨ」
すごく小声で、ギリギリ聞こえる程度の。
ギョッとキョンキョンの目が開いたのが私からだけ確認できた。
305朝霜の夢『二日目』こなた:2007/11/25(日) 00:04:57.35 ID:XhQxX8xoO
>>304
明らかに照れた様子をみせるキョンキョンを見て少し私は愉快な気持ちになった。
私は少し、顎を出した。
皆に見えない体制とはいえキスをするのは抵抗があるであろうキョンキョンの後押しだ。

………チュッ

ほんの少し触れただけのキス。
キョンキョンの耳が赤く染まっているのも見えた。
「ああ、…私は、どこにいるのですか?」
私は腹筋の要領で上体を起こす。
キョンキョンが私の肩を抱いて、見つめる。
「あなたは俺の傍にいるのです。姫様」
306朝霜の夢『二日目』こなた:2007/11/25(日) 00:05:55.37 ID:XhQxX8xoO
>>305


「あー恥ずかしかった!!」
「お前は全く…」
キョンキョンがぶつくさ言ってるけどこれはきっと照れ隠しの一種。
嫌だったら嫌って言うしね。
そもそもキスしないだろうし。ツンデレだね。
「…」
自分の唇に指を乗せてみた。
端は冬の空気に乾燥してたけど真ん中は少し潤っている。
…なんだか自分がキスをした証拠を自分で確認していたら途端に恥ずかしくなった。
別に誰も見ていないのにキョロキョロ辺りを見回したり。
自分は意識してるのに無表情なキョンキョンの顔に少しイラついたり。
自意識過剰なのは分かっているけどこのもやもやした気持ちはしばらく収まりそうになかった。
307朝霜の夢『二日目』こなた:2007/11/25(日) 00:06:49.66 ID:XhQxX8xoO
>>306


そして昼休みになった。
つかさはまた包みをもってどこかへと消えた。
たぶんまた古泉君の所かな?
またかがみに聞いてみようか。
私はパンと牛乳を持ってみゆきさんの机に向かった。
308朝霜の夢『二日目』こなた:2007/11/25(日) 00:07:34.43 ID:XhQxX8xoO
>>307






「かがみん来ないね…」
「どうしたのでしょうか?」
みゆきさんと二人きりでご飯を食べていたけれど、いつも来るはずのかがみが来なかった。
つかさは何も言ってなかったし、多分休みじゃないはずだよね?
どこか言いようのない不安が私の心に住み着いている。
何か…いつの間にか。
みゆきさんもいつもより笑顔が暗い。
なにかあった訳でも無いのになんでこうも心配なんだろうか……?
309朝霜の夢『二日目』こなた:2007/11/25(日) 00:08:28.90 ID:XhQxX8xoO
>>308
授業を全て終え、放課後になると隣のクラスにかがみを探しに行ったが既に帰った後だと言う。
…おかしい。
今まではよほどの例外がない限りかがみはつかさと私達と一緒に帰っていた。
なのに今日に限って何故一人で帰ったのか。

[subject:
text:どうしたの?]

簡潔なメールを送ってみた。
ドクン、ドクン、と心臓が痛い。
変な汗が私の背中を伝った。





しかし、二十分過ぎても私の携帯に返信は無かった。
310朝霜の夢『二日目』こなた:2007/11/25(日) 00:09:18.83 ID:XhQxX8xoO
>>309


夜中、つかさからメールが届いた。
なんでも、かがみは少し調子が悪いから先に帰ったとのことだ。
……だけどそれは私のメールに返事しなかった理由にはならない。
私は一向に止まる気配の無い嫌な予感が体を這いずり回っているのを感じた。



…明日、かがみと話そう。
遅かれ早かれバレる事なんだから。
311凡作者:2007/11/25(日) 00:10:48.22 ID:XhQxX8xoO
誰も見てなくても投下する。それが俺です。








ようやく折り返し地点か…
312以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 00:17:24.79 ID:26cnq1zQ0
乙!いや、誰も見てないってことはないですよ
313以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 00:23:48.40 ID:KZRJyxtb0
そういうこと
自分ひとりになることはめったに無いから安心しなされ
314以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 00:27:34.04 ID:4inEGNIiO
逆に考えるんだ!
「直視できないほどに輝く神SS」とな!


こ、こんなパートスレなんか消えちゃえばいいんだから!
315以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 00:32:41.78 ID:ETWsPl8C0
「ヴァ━━━━━━━━━━━━━━━━!!」

「ヴァ━━━━━━━━━━━━━━━━!!」

「ヴァ━━━━━━━━━━━━━━━━!!」

「ミートボールガァ━━━━━━━━━━━━━━━━!!」
316以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 00:34:26.50 ID:4inEGNIiO
みゅうううwwww大好物のミートボールがwwww
317以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 00:54:04.80 ID:26cnq1zQ0
318以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 01:07:14.70 ID:Rsirrdbd0
3〜4スレくらい前に投下したものですが
どっから投下したか覚えてないんで最初から行きます。
二度見になったらすいません。
319以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 01:08:39.23 ID:Rsirrdbd0
「あたしが決めたの。みくるちゃんはあたしのオモチャなのよ!」

去年と全く同じだ。聞いた瞬間、俺の頭に血が上った。
二回目となると我慢できん。本気で頭にきた。一瞬で衝動が思考を凌駕する。
気が付くと俺の右手はハルヒをはたいていた。

「なにすんのよ!団長に手をあげるなんて何様?あんたもうクビよ!」

「ああ、望むところだ。仲間をオモチャとしか考えてたいような団長様のもとで活動なんかしたくもない。じゃあな!」
売り言葉に買い言葉ってのが正しいのかもしれん。
古泉の顔は、笑顔を張り付けたまま蒼白。
朝比奈さんは、目に涙を貯めておろおろしている。
長門は、俺にしか分からいくらいだが焦りの表情をうかべている。

古泉に対して申し訳なく思ったが、その場から全力で走って逃げた。
胸くそが悪い。2年になってまだ一週間もたってないのにな。
こんな日はさっさと寝るに限る。
家に帰ると妹が「キョン君かえって来るの早いね」と言ってきたが無視してそのまま自室に行き寝ることにした。すまんな妹よ。
320ケンカ×出会い×始まり:2007/11/25(日) 01:09:34.03 ID:Rsirrdbd0
朝、妹に襲撃される前に起きてしまった。
早起きしたのにこんなにも胸くそ悪いのは、はじめてかもしれん。まあいい、今日行けば明日からゆとり教育のおかげで安息日だ。
寝起きの頭でそんなことを考えながら、ケータイに電源をいれてみると古泉と朝比奈さんからメールが来ていた。

「閉鎖空間は発生しませんでした。涼宮さんも自分の非を無意識にみとめているのでしょう。ただ、いつどうなるか予断を許さない状況です。今回は手をあげてしまったあなたにも責任がありますよ。早く謝ってください。」
文面は簡潔だった。
閉鎖空間が出なかったのは、不幸中の幸いだ。しゃくだが、「すまん」とだけ送っとこう。

朝比奈さんからは、
「早く仲直りしてくださいね。」
とこれまた簡潔に書かれていた。
「すいません。善処します。」
朝比奈さんの頼みでは断れないな。早く起きたし、早めに学校行きますか。
321以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 01:10:17.52 ID:4inEGNIiO
カマンベール


こ、こんなパートスレなんか消えちゃえばいいんだから!
322ケンカ×出会い×始まり:2007/11/25(日) 01:11:01.31 ID:Rsirrdbd0
まだクラスには誰もいないだろと思っていたが、すでにハルヒは後ろの席にいて、顔を外に向けていた。
席に座ったところで切り出した。
「あー…昨日はそのなんだ?悪…」
「なによ?あんたもしかしてSOS団に戻りたいの?絶対許さないわよ。二度と話しかけないでくれる?」
「………」
怒りを通り越して呆れてしまった。
「わかった。手をあげたのは悪かったな。」
すいません朝比奈さん。このバカは、俺の手には終えません。

昼休みまでには、なんとか平常心を取り戻すことができた。
昼休みに、団員たちに別れの挨拶でもしなきゃならんな。
谷口と国木田に今日の飯は他所で食うと告げると
「涼宮と食うのか?」とアホの谷口がニヤけながら聞いてきた。バカか?とも言わず無視して教室を出た。
個々の教室に行くまでもなく、教室の外に古泉がいた。
「その様子ではあまり首尾はよくないようですね?」
ああ、謝ったが二度と話すなと言われたな。
「まあ、こうなると思ってました。会談の席を設けましたので、ついてきてください。」
今度ばかりは、無駄だとおもうんだがな。
323ケンカ×出会い×始まり:2007/11/25(日) 01:12:17.60 ID:Rsirrdbd0

つれてかれたのは食堂だった。奥の方に行くと朝比奈さんと長門、ハルヒがいた。
「古泉君、これどういうこと?」
「うそをつくような真似をしてもうしわけありません。彼も反省していると思うのでどうでしょう?涼宮さん、彼を許して差し上げませんか?」
「そうですよ。涼宮さん、キョン君もあやまったんでしょ?」
「ええ、まあ」
「古泉君、二階級降格。みくるちゃんも一階級降格。このアホを目の前からさっさと退かしなさい。」
「「涼宮さん!」」
二人とも顔が真っ青だ。古泉のこんな顔を二度も見れたのは喜ぶべきことだろうか
「涼宮ハルヒ意地を張るのはやめるべき。」
長門は、はっきりと−俺にしか分からないだろうが−怒っていた。
「有希、あんたまで反抗する気?」
「もういいやめろ。俺がみんなに言って取り持ってもらったんだ。悪かったな。」
SOS団を分裂させるよりこっちの方がいいだろ。
「そうよね。古泉君たちが反抗するわけないもの。有希にもあんなこと言わせて最低ね。あんたそんなにまでして和解したいなんて、あたしのこと好きなの?やめてよね。あんたみたいかなんの不思議のかけらもない男。」
このとき俺もショックでどうかしてたんだろ
「ああ、お前のこと好きだったよ。悪かったな。今まで後にくっついたりして」

「え?」

「もうSOS団には近づかないから許してくれ。じゃあな涼宮。」
「あ、ちょっちょっと!」
324以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 01:13:16.38 ID:26cnq1zQ0
しえん
325ケンカ×出会い×始まり:2007/11/25(日) 01:13:43.63 ID:Rsirrdbd0
教室につき、鞄を持って出てから記憶がない。気が付いたら、例の公園にいた。なにやってんだ俺は。ちくしょう、なぜか涙が出てきた。アホか俺は。そのまま例のベンチでうずくまっていた。
ふぅ。俺らしくもないひとしきり泣いたらさっぱりした。
どこの乙女かね?俺は。自虐しててもしょうがない。さっさと帰るか。
もうあたりは暗くなっていた。
家に帰ったらまたしても妹が
「キョン君今日も早いね。何かあったの?」
無邪気な顔で聞いてきやがる。
「なんでもねーよ」
それだけ答えて、すぐに部屋に行って布団に入った。
妹にこの顔を見られるわけにはいかないだろ。
326ケンカ×出会い×始まり:2007/11/25(日) 01:14:31.58 ID:Rsirrdbd0
次の日、休日なのに妹の襲撃前に起きた。怠惰な生活を楽しもうと思ったが、あまりに早く寝すぎたためまったく眠くない。どうっすっかな。
まあ、これからはへんてこな団のせいで金を使うこともないし、
でかけるか。駅に行くとあいつらに会いそうだな、、
隣町にでもいってみるか。

1〜2時間ぶらついただろうか。携帯ショップの前を通りすぎた。ちょうどいい。間違いってあいつにメールを送らないように携帯でも替えるか。そう思い某携帯ショップに入った。
中に入るとどこかで見たことのあるやつがいた。
「やあ、キョンじゃないか。一週間ぶりだね。」
327ケンカ×出会い×始まり:2007/11/25(日) 01:16:03.22 ID:Rsirrdbd0
「ああ、佐々木か。そうだな。今日は橘達といっしょじゃないのか?」
「今日は橘さん達は学校があってね。一緒じゃないんだ。ただ最近仲良くなった塾の友達ときたんだよ。柊かがみさんだ。」
「はじめましてかな?どこかで見たことあるような気がするのよね。」
ツインテールで少し気の強そうな女子だった。
そういわれれば、俺もどこかで見たことあるような気がする。
「柊さん、彼はキョン。私の中学時代の親友よ。そういえば、柊さんは北高じゃなかったっけ?なら見かけたことはあるんじゃないかな?」
北高生でも塾に行ったりしてるんだな。
ってかおい、お前も人を紹介するときキョンなのか?勘弁してくれ。
「ええ、そうよ。彼も北高なの?何組?」
「ん、5組だ。」
「あ、私の妹が5組なのよ!知らない?柊つかさって言うんだけど」
「悪いな、まだクラスメートの名前と顔が一致しないんだ。」
「そっか・・でもそれ以外にもなんかあったとおもうんだけどなぁ。」
「そういえばキョンこそ涼宮さんたちと一緒じゃないのかい?」
「あ〜!おもいだした!そういえばキョン君てSOS団員だよね?」
「ああ、昨日やめたが」
まあ隠しててもすぐばれるだろ。
328ケンカ×出会い×始まり:2007/11/25(日) 01:16:46.79 ID:Rsirrdbd0
「えーーー!涼宮さんと付き合ってたんじゃないの?」

「そんなわけないだろ。あんなやつこっちから願い下げだ。」
初対面の人に少し乱暴すぎたか、
「喧嘩でもしたのかい?」
「うるせーな。どうでもいいだろ?」
こいつの言い方はときどき頭にくるんだよな。
「む、気に障ったようだね。すまない。じゃあキョンはこの後暇なのかい?」
「ああ、携帯変買ったあとならな。」
「ふむ。じゃあこのあと僕たちは図書館で勉強する予定なんだが一緒に来ないか?どうせ学年はじめの実力テストも手を抜いてあまり成績よくないんだろ?」
そうだな、何も考えないですむなら勉強もいいかもな。はは、俺もよっぽどだな。
「ああ、携帯買った後でいいなら頼む。」
「おどろいたな。誘っといてなんだが、キョンが自分から勉強しようなんて明日は遅い雪でも降るんじゃないか?」
へーへー悪かったよ。
「え?SOS団の人ってみんな頭いいんじゃなかったっけ?」
「ああ、今のメンバーはな。」
「あ、ごめん・・・」
いくら頭にきてるからってこの言い方は無いな。
「いや俺の言い方もわるかったな。すまん」
「ほらさっさと決めて1年の総復習でもしようじゃないか」
やっぱやめときゃよかったかな・・・・
30分くらいかけて新しい携帯に決めた。
携帯選びでも柊や佐々木の意見はかなり参考になったな。

手続きがすぐに終わったためそのまま近くの喫茶店に向かった
329ケンカ×出会い×始まり:2007/11/25(日) 01:17:18.62 ID:Rsirrdbd0
喫茶店につき、飲み物を頼むと二人とも早速教科書を取り出した。
「そういや俺勉強道具何も持ってないぞ?」
「そうだね。柊さんどの教科の教科書持ってる?」
「えーと、英語と数学ね。」
「よし、じゃあキョンの苦手な数学から行こうか。」
「いきなりかよ。」
やっていくうちに思ったより勉強に集中できた。
たまには勉強もいいかもしれん。なんてな。二人が教えるのうまいんだろう。特に柊はなんかすごいなれてるな。
「柊は教えるのうまいな。」
「そうかな?ありがとう」
「キョン、納得いかないな。それは僕がへたってことかい?」
「いや、お前もうまいよ。中学のころはかなり助かったしな。ただ柊は慣れてるっていやいいのかな。まあそんな感じだ。」
「あ〜さっきも言ったけど、私は妹がいるからそれでなれてるのかもね。あと
できの悪い友達いるしね。あ、その友達もキョン君のクラスにいるわよ。」
「そうなのか。なら今度話しかけてみるかな。」
「う〜ん。変わったやつだから無理して喋らなくてもいいわよ?」
「まあ、気が向いたら話しかけてみるわ。」
「へー。北高は楽しそうだね。」
まあ賛否両論だけどな。
「う〜ん、そうね変わったやつは多いわね。」
「私のところは、みんな勉強ばかりで楽しいことがろくにないから柊さんやキョンがうらやましいよ」

330以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 01:26:03.22 ID:/FJv+Rm30
さるさん?
331以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 01:28:30.06 ID:26cnq1zQ0
これは間違いなくさるさん……どうやら支援の心意気が足りなかったらしいorz
332以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 01:30:55.48 ID:It4Iutt50
支援
333以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 01:34:18.91 ID:It4Iutt50
支援
334以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 01:38:26.94 ID:It4Iutt50
支援
335以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 01:39:47.80 ID:It4Iutt50
支援
336以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 01:43:24.60 ID:It4Iutt50
支援
337以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 01:46:28.06 ID:It4Iutt50
支援
338以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 01:54:26.66 ID:It4Iutt50
支援
339以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 01:59:32.95 ID:It4Iutt50
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340ケンカ×出会い×始まり:2007/11/25(日) 02:01:04.95 ID:Rsirrdbd0
まあ、そんなもんかね。変わり者にも迷惑やストレスを与えるやつもいれば、和みをあたえるやつなどいろいろいるがね。
「ところで、キョン、そろそろ君のアドレスを教えてくれないか?旧友といつでも連絡できるようにしたいんでね。」
ああ、いいぞ。
「キョン君、私もいいかな?」
「ああ、むしろこちらからお願いしたいくらいだ。」
「え?」
あ、俺なんか不味いこといったかな。
「キョン、君はいつの間にそんなナンパな人間になったんだ?」
そういうことか
「ああ、変な意味じゃなくて勉強とか教えて貰えるし。」
「あ、ああそうよね!勉強よね!私も教えるとで頭に入りやすくなるし、つかさがいじめられてないかとか監視するためよ!」
見事、利害が一致しているな。
柊の顔が何やら真っ赤になっているが暑いのかね?
まだ三寒四温の季節なのに。
佐々木は佐々木でなんか不機嫌だな。
341ケンカ×出会い×始まり:2007/11/25(日) 02:01:38.25 ID:Rsirrdbd0
その後も日がくれるまで話ながら勉強した。中学時代俺が何やったとか、柊の妹の話とかな。
解散するときの会計は俺が出した。
二人とも割り勘でいいと言ってくれたが、勉強教えてもらったから俺が奢ると言っておいた。まあ当然だろ。割り勘にしようと言ってくれるだけで、
俺の精神的ダメージはかなり減る。ありがたいことだ。
そのまま柊とは駅前でわかれ久しぶりに佐々木を後ろにのせて帰った。俺と機嫌と反比例してずいぶん機嫌が良かったな。まあ俺も楽しかったが。

「キョン君お帰りー!」
「ああ、ただいま」
「今日のキョン君は機嫌直ったみたいだねー。」
「まあな。昨日まで辛くあたって悪かったな。」
柊の妹の話を聞いて触発されたのだろう。俺らしくもない。
「なんかキョン君ヘーン。」
失礼なやつめ。
部屋に戻り着替えを済ませるとふとケータイを入れていた袋が目に止まった。
こんなにかく張ってたっけ?
袋を調べてみると、数学の教科書が入っていた。
あ〜、柊の教科書持ってかえってきちまったのか。
とりあえずメールしとくか

「今日は勉強見てくれてありがとな。それと悪い、柊の数学の教科書持ってかえっちまった。月曜に返せばいいか?」
こんなもんだろ
風呂でも入ってくるか。
342以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 02:02:01.50 ID:It4Iutt50
支援
343以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 02:03:21.09 ID:Rsirrdbd0
書き忘れてましたが書きダメしててかなり長いんで
支援お願いします
344以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 02:03:38.44 ID:j8JF723V0
支援
345ケンカ×出会い×始まり:2007/11/25(日) 02:04:02.73 ID:Rsirrdbd0
「いや、こっちこそいろんな話できて楽しかったよ。うん、月曜日のお昼にとりに行くから持ってきて。ああ、あとしつこいかもしれないけどなんでSOS団やめちゃったの?」
風呂をあがるとメールが返ってきていた。
会話になるメールをするのがこんなに感動するなんて嬉しいね。と感慨に浸ってもしょうがない。
さてどうこたえるかな。
「ああ、わかったじゃあ昼に待ってるわ。辞めた理由は、まあ団長の理不尽さに耐えきれなくなったことかな。」
まあ今更な理由だな。
「いろいろ大変ね。私も友達に振り回されてばかりだからよくわかるわ。今日初対面だったけど、悩んでるんならいつでも相談乗るわよ〜。」

初対面のやつにも俺が凹んでることがわかったんだろうな。
「気をつかわせたみたいで悪かった。困った時はお互い様で頼む。じゃあまた月曜な。」
一般人の女子とメールなんてずいぶん久しぶりだな。柄にもなく緊張しちまった。
「うん。またね!」

メールが返ってきたあとすぐ、
「キョン君ゴハーンですよぉ〜!」
そういやここ2日晩飯食べてなかったな。
「ああ、今行く!」
346以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 02:04:42.63 ID:It4Iutt50
支援
347以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 02:06:42.55 ID:It4Iutt50
支援
348ケンカ×出会い×始まり:2007/11/25(日) 02:07:16.00 ID:Rsirrdbd0

久しぶりに肉ものを食べたな。
飯の最中に母親が「ここ二日でてこなかったけど失恋でもしたの?」
ブフォ。飯をこぼしちまった。
「あなたの年なら失恋なんてよくあることでしょ?中学の頃の佐々木さんとだって続かなかったじゃない。」
と、勘違いの極みな発言をしてきた。
さらに妹が、「キョン君振られたの〜?はるにゃん?」
黙りなさい。今後二度とその固有名詞をだすな。と言うと本気で勘違いするだろうから無視して部屋に戻った。
え〜い忌々しい。今日やった勉強の復習でもしてやる!
ヴーヴー
今度は、誰だ?つっても佐々木と柊しか今のところ無いんだよな。
また柊か?
ケータイを見ると 佐々木 と表示されてる。
「今日は久しぶりに楽しかったよ。また今度一緒に勉強でもするかい?」
勉強ねぇ。
「ああ、困ったら頼む。あと橘たちにSOS団辞めたこと言わないでくれないか?付きまとわれたらかなわん。」
まあもうばれてるかもしれんがな。
もう不思議ごとはまっぴらだ。
「分かった。君のたのみなら仕方がない。そうそう、余計なお世話かもしれないが、些細なことで涼宮さんと喧嘩したなら和解したほうがいいよ。」
もう修復は不可能だしするつもりもないが、「ああ、善処するよ。じゃあまた今度な。」もう勘弁してほしい。月曜に学校でもいろいろ言われるんだろうな。全くやれやれだ。
「また、機嫌を損ねたみたいだね。すまない。ああ、また機会があれば君の自転車に乗せてもらうよ。」
そんなに、乗り心地が良いもんかね? さて続きをやりますか。
しかし、勉強もそこそこに、漫画を読み出した。なんと脆弱な我が意思よ。と嘆いてもしょうがない。そろそろ寝るか。
349以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 02:07:33.29 ID:j8JF723V0
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350以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 02:07:50.53 ID:It4Iutt50
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351ケンカ×出会い×始まり:2007/11/25(日) 02:08:06.15 ID:Rsirrdbd0
次の日、西洋ではいわゆる安息日。日曜である。この日は家でゲームをしたり、妹の相手をして過ごした。
月曜に備えての休息日だ。
どうせ、クラスの奴らにいろいろ聞かれるのだろう。
そういえば、世界が崩壊していないところをみるとまあなんとかなってるのだろう。
すまん古泉。今度缶コーヒおごってやるとチラッと考えたが取消だ。金がない。

月曜日、これほど足が重い日はもう無いと願いたい。似たようなことを3日前に考えていたがな。
北高名物の坂を登っていると谷口が話しかけてきやがった。
「おいキョン!いきなりケータイを変えるなよな。メールが送れなかったじゃねーか。」
「ああ、悪い。教室着いたら教える。」
意外だな。一発目から金曜のこと聞いてくると思ったのに。
「そうだ、キョンよ。金曜日はなんでいきなり帰ったんだ?」
まだSOS団のことは知らないみたいだな。
「体調が悪かったんだ。」
嘘ではない。精神的な苦痛も立派に労災がおりる時代だしな
「そうか、あとお前が帰ったあと席替えと自己紹介をしたんだ。お前のあだ名を広めといたぞ。あとな、残念ながら嫁とは正反対の場所だったぞ?」
「広めなくていい。嫁って誰だ?んなもんいないぞ」
「何いってんだ涼宮だろ?」
「あんなアホ知らん。」
席替えは涼宮のとんでも能力のせいだろ。
「おいおい喧嘩でもしたのか?」
そのまま谷口を無視して教室に向かった。
「おい、まてよ。キョン!」



352以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 02:08:11.56 ID:26cnq1zQ0
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353ケンカ×出会い×始まり:2007/11/25(日) 02:09:05.99 ID:Rsirrdbd0

教室に着いて国木田にもアドレスを教えておこうと思ったが、いなかった。
そのままいつもの所に行こうとしてしまったが、なんとか思い出して廊下側の席に向かった。
「え〜と、キョン君だよね?」
突然、自分の席を探していると声をかけられた
「ああ、そうだけど?」
可愛らしいリボンを着けた女の子がいた。
「キョン君の席ここだよ。」
「ああ、ありがとう。」
「えへへ。席、隣だねよろしくね。」
「ああ、よろしく。」
「つかさ〜フラグたてたね?」
ちびっこがそこにいた。
「違うよ!フラグなんかたててないよ!挨拶しただけだよ。」
「かがみんに言っちゃおうかな〜。」
「だからなんにもしてないよ〜」
おもいっきり蚊帳の外だ。
354以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 02:09:16.84 ID:It4Iutt50
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355ケンカ×出会い×始まり:2007/11/25(日) 02:10:45.51 ID:Rsirrdbd0

「やあ、キョンおはよう。金曜日はどうしたの?」
後ろから話しかけてきた。
「ああ、国木田か、体調が悪くてな。あ〜あと携帯変えたから教えとく。」
「うん、わかった。」
交換して席に戻ると
さっきの二人が話しかけてきた。
「途中で騒いじゃってごめんね。私柊つかさ改めてよろしくね。」
「あたしゃ〜泉こなたと申しやす。兄貴よろしく。」
「よろしく。あ〜あと柊さんはもしかして柊かがみの妹か?」
「え?お姉ちゃん知ってるの?」
「ほう、かがみんもやるねぇ。」
「ああ、一昨日あったばかりだけどな」
柊の言った通りの女の子だな
「あ、ゆきちゃんおはよう。」
「おはようございます。つかささん、泉さん。」
特もry。朝比奈さんよりあry
「あの、そちらの方は?」
「ああ、キョンキョンだよ。席が近いから話してたんだよ。」
「はじめまして。高良みゆきと申します。キョンさんなんて珍しい名前ですね。留学生の方ですか?」
「こちらこそよろしく。キョンはあだ名だ。」
「あ、ごめんなさい勘違いしてしまいました。」
「いや別に…」
「おいキョン。早くケータイ教えろよ!」
「ああ、ちょっとまてよ。」
ったく空気が読めないやつだな。
「じゃあまあ一年間よろしくな。」
356ケンカ×出会い×始まり:2007/11/25(日) 02:11:25.88 ID:Rsirrdbd0

「おい、キョンどうやって泉たち何を話したんだ?」
顔が近い!もう少し離れろ!
「いや、これと言って何にもないが。」
「泉こなたはBランクプラス、柊つかさはAランク、高良みゆきはAAランクプラスだ。どうしてお前ばっかりいい思いができるんだよ!俺を紹介しろ!」まだランク付けしてたのか。
「俺が知るか。まあ後でこっちに来れば話してくれるんじゃないか?」
「それでこそ俺の心の友だ。」
お前はどこのジャイアンだ。
「そういや今日は涼宮がいないな。旦那は何か聞いてないのか?」
「誰が旦那だよ。俺は知らん。」
「そうか。金曜日キョンが帰ったあと呆然としてたぞ。土日に慰めてやったのか?」
「うるさい黙れ」
「なんだよ。機嫌わりぃな。じゃあ次の時間よろしくな!」
357以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 02:11:41.51 ID:It4Iutt50
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358ケンカ×出会い×始まり:2007/11/25(日) 02:11:56.29 ID:Rsirrdbd0
谷口がそういい終わるとすぐに岡部が入って来て授業が始まった。
授業が終わると朝の三人が集まってきた。
「キョン君お姉ちゃんとどこで知り合いになったの?」
「私も気になるよ。旦那。」
ここで携帯ショップであったことを話した。
「かがみんも顔が広いねぇ。」
「そうですね。かがみさんはしっかりしてますから頼られることが多いんでしょうね。」
「そういや、柊妹は塾に行ってないのか?」
「私は勉強できないし、まだ2年生だしいいかなと思って。」
普通そうだよな。
「呼ばれて飛び出てジャジャジャーン!どうも谷口です!」
谷口KYだ。
「谷口それはないよ。」
国木田よく突っ込んだ。谷口、三人を見なさい。反応に困ってるじゃないか。
「うん、私柊つかさだよ、よろしくね。グッチー。」

359以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 02:13:02.14 ID:It4Iutt50
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360以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 02:13:36.75 ID:j8JF723V0
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361ケンカ×出会い×始まり:2007/11/25(日) 02:14:21.05 ID:Rsirrdbd0

世界が氷ついたかと思われた。
「ぐっちー?」
「谷口だからグッチーだよ。」
みなさんここに谷口のあだ名が完成した。これからは谷口のことをWAWAWAのグッチーと呼んでやってくれ
6人全員の自己紹介が終わると始業のチャイムがなった。
ちなみに国木田はクッキーだそうだ。
よかったな国木田。谷口と兄弟みたいだ。
黒木田ならクロッキーでもいいんry
口にはだせんがな。
まあ午前中はこれ以外は、特に何もなく終わった。
飯の時間になると柊姉が来た。
「おーすこなた」
「おっすかがみん。」
「よ。悪かったな柊姉よ。」
教科書をわたす。
362以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 02:14:53.55 ID:It4Iutt50
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363ケンカ×出会い×始まり:2007/11/25(日) 02:14:58.78 ID:Rsirrdbd0

「こんにちは。キョン君わざわざありがと。」
「いや俺のほうがもちかえっちまったしな。」
(かがみんいつもと態度違うヨ)
(うるさいわね)
「あ、そうだキョン君いつもグッチーたちと一緒にご飯食べてるんでしょ?
「あたしたちと一緒に食べない?」
「そうだな。飯はみんなで食ったほうがうまいよな。おーい谷口、国木田!
柊たちが一緒に飯食おうってよ!」
これで谷口のナンパ論をきかなくてすむぜ。
「キョンよくやった!」
はいはい礼はいいから今度なんかおごってくれ。
「キョンお前は、柊姉とも知り合いだったのか?」
「ああ、まあな。」
「ちくしょう。お前ばっかり!」
意味分からん。
谷口をあしらいながら机を傾けた。
みんな弁当を開いたが柊姉妹の弁当が一番見栄えがあった。
「ほー今日はつかさが弁当当番かな?」
「うん、そうだよ」
「柊家は自分でつくってるのか?大変だな。」
「そうだよ。でも私料理好きだからたのしいよ。キョン君は自分で作らないの?」
「俺には無理だ。」
「二人とも家庭的なんだね。」
364以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 02:16:51.35 ID:It4Iutt50
支援
365以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 02:17:07.06 ID:j8JF723V0
過剰なほど支援
366ケンカ×出会い×始まり:2007/11/25(日) 02:17:25.81 ID:Rsirrdbd0

「国木田の旦那そいつは違うよ。つかさだけさ。かがみんはね・・・」
「あーうるさい!どうせ私は家庭的じゃないわよ!ふん!」
「まあ苦手でも普通につくれるんだろ?それだけですげーよ」
「キョ、キョン君フォローはいいわよ!で、でもゴニョニョ・・」
何やら赤くなってるな。
「みゆきさんは料理するの?」
「ええ、でもお手伝いだけであまり得意ではないんです。」
「へー意外だな。柊姉は予想ついたがみゆきさんもなのか。」
「ちょ谷口のだんな・・・」
「グッチー・・・・」
やっぱばかだこいつ。
「谷口君!悪かったわね。」
「あ、やごめんわるかった。」
その後も泉のおたく論だとか、谷口はナンパばっかしてるとか
お互いの話で盛り上がった。
飯を食い終わると柊姉は自分の教室に戻っていった。
午後の授業は前の席にもかかわらず、寝てしまった。
しかし意外なもので前の席というものはなかなかきずかれにくい。
わるくないな。
367ケンカ×出会い×始まり:2007/11/25(日) 02:18:19.86 ID:Rsirrdbd0

放課後になっても古泉たちから接触がなかった。
なにかしらあると思ったのだがな。
帰りも泉たちと帰ることになった。
しかしここで谷口たちにばれた。
「キョンお前団活はいいのか?」
「ああ、俺やめたんだ。」
・・・・・・・・・・・・・・・・
「何ーーーーーーーー!」
「キョンなんでまた!?」
「キョンの旦那は、はるにゃんと付き合ってたんじゃないの?」
まておまえらおちつけ!
「いろいろあったんだ。泉、その冗談はわらえない!あるわけないだろ!」
帰りの道中では質問攻めだったやれやれ。
平日のこんな時間に変えると結構暇だななんて考えてると
「キョン君お疲れ様。こなたやつかさが根掘り葉掘り聞いちゃってごめんね。」
柊姉からこんなメールが来た
「いや柊妹はそんなでもないさ。むしろ谷口のほうが大変だったぜ。」
送信と
「まあね。谷口君には少し空気をよませなきゃだめね。
「 あ、そうそう柊姉、妹って言いにくくない?かがみとつかさでいいわよ?」
そーだな。
「そうか?じゃあそう呼ばしてもらうわ。これからよろしくな。かがみ」
ちょっとなれなれしかったのか、この後メールの返事が返ってこなかった。
12時くらいまで待っていたが来なかったし、遅いから寝るかね。
368以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 02:18:38.14 ID:26cnq1zQ0
支援
369以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 02:19:13.02 ID:It4Iutt50
支援
370ケンカ×出会い×始まり:2007/11/25(日) 02:19:34.20 ID:Rsirrdbd0
朝メールを見てみると
「うん、よろしく」
と送られていた。
一時まで何やってたんだ?
いつもより少し遅く家をでたが例の坂の途中で柊姉妹にあった。
「おはよう、つかさ、かがみ。」
「ひゃう!キョン君なんでいきなり下の名前なの?」
なんだかがみはつかさに言ってないのか。
「ああ、昨日のよ…」
「ワー!ワー!そうよ!区別をつけるためにそうよんだのよね?」
「あ、ああ」
ずいぶんでかい声だな回りが見てくるぞ。
「な、なんだびっくりした〜。」
なんか残念そうだな。
「やっぱり柊姉妹でよんだほうがいいか?」
「ううん、つかさでいいよ!」
耳元で大声を出された。耳が痛い。
371以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 02:20:11.87 ID:yeutfX32O
ドリームアゲインかと思った
372ケンカ×出会い×始まり:2007/11/25(日) 02:20:13.99 ID:Rsirrdbd0

「そういえばね、昨日の夜、お姉ちゃんすごかったんだよ?」
慌てたように次の話題を切り出してきた。
いきなりだな。
「何が?」
「ちょっとつかさ!」
「部屋でいきなり叫んでゴロゴロ転げ回ったんだよ。」
「なんでゴロゴロ転げ回ったんだ?」
想像したら吹き出しそうになった。

「え、ええと、そうよ!ちょっと足の指をぶつけちゃったのよ!」
だからメール送れなかったのか。
「ぷふぅ。クックック」
すまん耐えられん。
「笑うな!も〜つかさも余計なこというな!」
「えへへ。ごめん」
などと話しているうちに学校についた。
373以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 02:20:57.36 ID:j8JF723V0
支援
374ケンカ×出会い×始まり:2007/11/25(日) 02:21:16.59 ID:Rsirrdbd0

かがみと別れ、つかさと教室に入った。
何気なく窓の方に目を向けると、
今日はいた。一瞬目があったが、すぐに顔を背けた。
どうでもいいけどな。席につくと高良と泉が挨拶してきた。
「おはようございます」
「オハー、キョンキョン。つかさと登校デートかい?」
おい変なこと言うな。
それに変なオーラも出すんじゃない!
俺は念能力はもってないぞ。
「坂でいっしょになっただけだ。かがみもいたぞ。」
「え?キョンキョンかがみんを名前でよんでたっけ?」
「ああ、今日からだ。区別するためにな。」
何やらその後不機嫌のようだったが谷口や国木田が来て昨日と同じように談笑して朝を過ごした。
午前中の授業は聞いてもさっぱりだったな。昼飯の時間になると涼宮が一目散で出ていった。学食なんだろ。
飯を食おうと机を傾けると国木田がよってきた。
「古泉君たちがよんでるよ。」
ついに来たか。
375以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 02:22:43.83 ID:It4Iutt50
支援
376ケンカ×出会い×始まり:2007/11/25(日) 02:24:00.45 ID:Rsirrdbd0

廊下に出ると、
「ついてきてください」
「涼宮に謝れって話なら行かないぞ。」
「いえむしろ、、まあとにかくついてきてください。」
古泉単品ならついていくつもりはなかったが、朝比奈さんと長門がいるんだ。
ついていかない訳には行かないな。
「ちょっと待ってろ。弁当取ってくる長くなるんだろ?」
「いえ直ぐに終わるので」
じゃあなんでわざわざ移動するんだ?まあいいか
「わかった。ただ谷口たちに飯を食うなと釘を差しておくから少し待ってろ。」
教室にもどり、谷口たちにちょっと話してくると告げ、そのまま廊下に出た。
歩いて行くと久しぶりと思えてしまう場所についた。
文芸部室だ。身を屈めつつ、なかを見たが団長はちゃんと不在みたいだな。
いつも座っていた席につくと朝比奈さんがお茶をだしてくれた。
やはりあなたのお茶は最高です。

「早速本題に入りますが、昨日、やっと涼宮さんの精神は落ち着きました。なのでこれ以上刺激しないために今度涼宮さんに近づかないでください。出来れば僕たちにもです。」

377ケンカ×出会い×始まり:2007/11/25(日) 02:24:31.98 ID:Rsirrdbd0

1年一緒に活動してたんだ、目を見れば本心で言ってる訳ではないとわかった。分かっていながら俺は頭が真っ白になった。
「んなもんお前に言われんでも分かってる!全くいままでお前らを仲間だと思って協力してきたのがアホらしい。そっちこそ二度と近付くな」

背を向けて部屋を出ようとしたとき長門が何か呟いた。
「なんだ長門?まだなんかあんのか?」
今度は、はっきり聞こえた。
「私は悔しい。」
内心かなり動揺した。長門の感情を初めて聞いた気がする。
「このようなことを言わなければならないのは、涼宮ハルヒのせいでもあなたのせいでもない。私は自分の立場が恨めしい。」
朝比奈さんは泣き出してしまった。古泉もなんか泣きそうだ。
今度ネタにしてやろう。
「近付くな、なんていってわるかったな。」
また今度図書館にでもつれてくか。
「古泉、お前まだあの約束覚えてるか?」
目があう。にやけてはいない。
「え、ええ。」
「あれは除名されてもSOS団の為なら有効だよな?」
「もちろんです。」
「覚えとけよ。」
「分かりました。」
「朝比奈さん。」
「グズッ、ふぁい」
「またお茶が飲めるよう努力するので待っててください。」
「は、はい!」
「長門ありがとうな」
「いい。むしろ感謝するのはこちら。」
「じゃあまあまだ時間かかると思うがまたな。」
378以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 02:24:33.96 ID:26cnq1zQ0
支援
379以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 02:25:28.35 ID:j8JF723V0
支援
380ケンカ×出会い×始まり:2007/11/25(日) 02:26:07.68 ID:Rsirrdbd0
部室をでて歩いているとまたもや国木田が来た。
「大変だよキョン!早く教室に来てくれ。」
「なんだよ。腹減ってるから走りたくねぇよ。」
なんだ、血相変えて
「いいから早く!」
はあ、やれやれだ。

教室に着くと異様な雰囲気だった。クラス全員がいつもの弁当を食べている風景のままある一点を向いて固まっているのだ。
「つかささん落ち着いてください。」
「ハルにゃんも落ち着いて。」
なんだ?さっぱり理解できない。
「おい国木田何があったんだ?」
「僕も知らないよ。ただキョンが出ていったあと、気になって泉さんと僕と谷口で追跡してたんだ、ああそのことはごめん。でも文芸部室の中に入ったから引き返してきたんだ。そしたらこんな状況で…。キョン仲裁してくれよ。」
なんで俺がとは思えなかった。
にらみあったまま動かないのだ。

「落ち着けつかさ、それと涼宮も、」
すまん古泉早速破った。
381以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 02:27:29.60 ID:26cnq1zQ0
ねいhs
382ケンカ×出会い×始まり:2007/11/25(日) 02:27:31.42 ID:Rsirrdbd0
「キョン君!」
「!?」
「みんな弁当を食えないじゃないか。一旦和解しろな?」
「うん、…」
「うるさいわね。なんであんたがしゃしゃり出てくるのよ?この子の彼氏にでもなったの?」
何勘違いしてんだこいつ。俺のバトルフェイズか?
「はあ〜。何があったんだ知らんがもういいだろ?つかさ席に戻れ。涼宮もだ」
つかさが席に着いたらその場は収まった。
「つかさ、なんであんなに怒ったの?」
泉が聞く
「なんでもない。」
これの一点張りだ。
「あ、お姉ちゃんには絶対内緒にしてね!」
383以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 02:27:58.82 ID:It4Iutt50
支援
384ケンカ×出会い×始まり:2007/11/25(日) 02:28:43.38 ID:Rsirrdbd0
そういったとたんに、かがみが教室に入って来た
「おーす。」
「おっす」
その日の飯は平常心で会話するように勤めたが、
「みんななんかあったの?」
かがみのやつ鋭いな。
「ああ、キョンの好みの女を聞いてたんだがな。」
「「「どんな人なの?」」」
おい、谷口なんだそのはぐらかし方は?
もうちょいましなのないのか?
それよりもなんでみんな反応するんだ。
そんな話してないってばれるだろ!
「しゃべらないから、微妙な雰囲気なんだ。」
「うるせーな。中学時代から恋愛なんかしたことねーよ」
「でもキョン、佐々木さんと付き合ってたんじゃないの?」
国木田め、余計なことを。
「え、そうなの?」
かがみが反応した。
「んなわけあるか。あいつは恋愛なんか精神病の一種だとか言ってたんだぞ?仮に俺が好きだったとしてもありえないね!」
完璧な理論武装だろ?なんだよ国木田、高良、なんでニヤニヤするんだよ。
谷口、顔がアホの子だぞ!あ、元々か。
385以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 02:29:24.83 ID:j8JF723V0
支援
386以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 02:29:34.71 ID:26cnq1zQ0
支援
387ケンカ×出会い×始まり:2007/11/25(日) 02:30:23.13 ID:Rsirrdbd0

「本当にキョンキョンは付き合ったことないの?」
「ねーよ。まあ、興味がないわけじゃないけどな。泉は、ないのか?」
よし話を転嫁してやる。
「私は、オタク文化が彼氏さ!」
それでいいのか?
「高良さんや柊さんたちはどうなの?」
「あ〜私たちにそんな浮わついた話ナイナイ。」
かがみさん、そんな遠い目をしないでくれ。こっちも悲しくなるから。
「高良さんもないの?」
「ええ、一度もありませんね。」
「確かにみゆきさんを見過ごしてきた男どもはアホだけど、つかさがモテないのは、かがみんのせいだよ!姉が鬼じゃ近づけないしネ。」
「なるほどな。そりゃあ当たってる!」

「二人とも後で体育館の裏に来なさい?」
鬼がいる。
泉の発言も嘘じゃないかもな。口には絶対出さん。
388以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 02:31:05.78 ID:It4Iutt50
支援
389ケンカ×出会い×始まり:2007/11/25(日) 02:31:09.15 ID:Rsirrdbd0

かがみのおかげで?
昼にあったきまずい雰囲気も、なんとか回復。
その日の晩、妹の相手をしているとつかさからメールが来た。
「今日は迷惑かけてごめんね。お姉ちゃんに言わないでくれてありがとう。」
「いや、別にいいけどもうケンカするなよ?」
理由は俺も聞かれたくなかったし、聞くのはやめとくか。
「うん、今度何かお詫びをさせてね。」
「ああ、別に気を使わなくていいぞ」
このあとは、何時ものように適当なメールをして終わった。
と思ったら今度はかがみからメールが来た。わざとやってるのか?
「本当につかさに何も無かったの?」
鋭いな、本当に。
「ああ、なんもないぞ」
すまんな、かがみ。つかさのためだ。
「そう、ならいいわ。あ、それと佐々木さんと本当につきあってないの?はじめてあったとき親友って言うより夫婦にみえたわよ?」
「んなわけあるか。かがみこそなんかないのか?」
「まったくないわ。絶賛売れ残り中ね。今ならたたき買えるかもよ?」
おい。
「たたき買えるほどかがみは安くないだろ。じゃあ俺は寝るわ。また明日。」
おふざけなのはわかるが、やめてもらいたい。
こちらは思春期絶賛進行中なんだ。
390以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 02:33:01.35 ID:26cnq1zQ0
支援
391以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 02:33:11.51 ID:It4Iutt50
支援
392ケンカ×出会い×始まり:2007/11/25(日) 02:33:11.65 ID:Rsirrdbd0

翌日もかがみは小指をぶつけたらしい。
つかさが言うには、今回の転がり方は半端じゃなかったそうだ。
この日からは涼宮も大人しく、つかさも怒ったりはしなかった。
去年と同じように平和な日が続いた。平和万歳!
そんなある日の飯どきに谷口が
「みんな、ゴールデンウィーク暇か?暇ならどっかで遊ばないか?」
などと聞いてきた。
俺はぐうたら過ごす。暇じゃない。
「僕は、最初の2〜3日なら大丈夫だよ。」「私も大丈夫です」
「私も大丈夫だよ〜。」
「私も前半は大丈夫。こなた、何悩んでんのよ?あんたいつも暇でしょ?」
「失礼な。やることいっぱいあるんだぞ!」「どーせギャルゲーかアニメでしょ?」
「ムム」
こいつらの掛け合いは何度見ても面白いな。
「で、どっか行きたいところあるか?」
考えてから誘えよ。
「ハイハイ!ゲーマーズ!」
「お前はそれしかないのか!」
「私はピクニックが良いなぁ。」
「ウィンドウショッピングも良いですね。」
まとまりねぇな。
「じゃあ一辺に出来そうな街にでも行く?」
「それがいいんじゃないか?」
ってことで強引だが、街に行くことになった。
俺は行くとは言ってないんだがな。まあ1日位ならいいか。
393ケンカ×出会い×始まり:2007/11/25(日) 02:34:04.35 ID:Rsirrdbd0
「おーす、かがみ。早えな。つかさは一緒じゃないのか?」
ゴールデンウィーク初日、
谷口と愉快な仲間たちが親睦を深める会、命名谷口。
と略す気にもならん何時ものメンバーの集まりである。
SOS団なら考えられんが、2番手に到着だ。集合時間の20分前だからかね。
「つかさはお花を摘みに行ってるわ。」
ちょっと例えが古いんじゃないか?
「あ、そうだキョン君明後日暇?佐々木さんと勉強する予定なんだけど一緒にやらない。」
「昨日の晩に佐々木からすでに誘われたぞ。」
「なんだ、なら早くきた意味がないじゃない…。で、来るの?」
「もちろんご一緒させていただきます。」
宿題を一辺に終わらせるチャンスを誰が逃すのだろうか、いやない。最近習った反語である。
「じゃあ、たぶんこの前の喫茶店になると思うけど今日明日に連絡するね。」
「ああ、悪いな。」
たぶん佐々木からも来るんだろうが。

394以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 02:35:52.34 ID:It4Iutt50
支援
395ケンカ×出会い×始まり:2007/11/25(日) 02:36:43.09 ID:Rsirrdbd0
「あ、キョン君おはよー。」
「おう、つかさ。来るの早いな。」
「うん、今日はしっかり起きられたんだ。」
「本当に今日は早かったわよね。いつもこれくらい早く起きれば良いのに。」
「今日は楽しみだったからね。あ、そうそう、私とお姉ちゃんでお弁当作ってきたんだ。味の保証は出来ないけどね。」
柊家印の弁当か、いつも見てるが綺麗だしな。
「いや、楽しみだよ。谷口なんか、泣いて喜ぶんじゃないか?」
「まあ、つかさがメインで作ってるから味は完璧よ!」
「お姉ちゃん、プレッシャーかけないでよ…」
「オッスキョンキョンたち!」
「おはようございます。かがみさん、つかささん。」
「オッスこなた、みゆき」
「つかさ、その手に持っているのは弁当かい?」
「うん、そうだよ。」
「つかさ印の弁当かい?それともかがみん印の爆弾かい?」
お前の発言が爆弾だ。
「あんたには無理矢理爆弾くわしてやろうか?」
「お代官様、何卒お情けを!」
こんな町中で大声出すな。恥ずかしいぞ!
396以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 02:38:08.46 ID:26cnq1zQ0
支援
397ケンカ×出会い×始まり:2007/11/25(日) 02:38:23.01 ID:Rsirrdbd0
「おはよう。みんな早いね。キョンより遅いのは、久しぶりだな。」
「俺よりは、余計だろ。谷口は一緒じゃないのか?」
「一緒に行こうと思ったんだけど、来なくてさ。さっきメールで先行ってろってきたんだよ。」
集合かけたやつがビリじゃ世話ないな。
「全くグッチーは、何やってんだろ?」
「バツゲームが必要だネ」
「何がいいかな?」
「喫茶店で罰金でいいんじゃない」
どっかの団長とみんな発想は同じなんだな。
「みんな早いな。」
5分遅刻してきやがった。
「谷口の旦那遅刻だから罰金ネ」
「おいおい、俺はあるものを作ってたから、遅れたんだ。勘弁してくれ。」
「あるものって何?」「ジャジャジャジャーン。東中名物くじ引き!」
あのくじ引き東中名物だったのか。
「大勢でぶらついても芸がないからな。2人組を2つと3人組を一つで回らないか?」
「「おお!」」
別段騒ぐほどでもないだろ?なんでそんなにテンション上がるんだよ?
「谷口君にしては良くやったじゃない。」
「だろ?だから奢りは勘弁してくれ。」
うんそれ無理。
とりあえず喫茶店に向かい、どこかの団と同じように昼に一度集まることを決めて、くじ引きをした。

398ケンカ×出会い×始まり:2007/11/25(日) 02:39:22.37 ID:Rsirrdbd0

組み合わせは、
谷口、国木田。
俺、泉。
柊姉妹、高良。
だった。
「せっかくくじ作ったのに、国木田とかよ!全くついてねぇ!」
「じゃあ柊さんたちのお弁当があるから13時に例の公園でいいかな?」
「OKよ。」
「わかった。」
「じゃあキョンキョン、私たちも行こうかネ。」
「ああ、とりあえずゲーマーズ行きたいんだっけか?」
「イエッサー。」
「じゃあ行くか。」
たわいもない話、まあ俺がやめる前のSOS団の話をしたり、
(かなり興味を持ったみたいだ。)
泉がかがみたちに出会った頃の話をした。あと泉のオタク化の原因が父親にあるということもわかった。そんなこんなでゲーマーズへついた。
399以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 02:51:30.56 ID:26cnq1zQ0
支援DADADA!
400ケンカ×出会い×始まり:2007/11/25(日) 03:02:00.56 ID:Rsirrdbd0
俺はここに来たのは初めてだ。まあ、予想通りの店だ。
「あ、も○●もん新刊出てるよ。早速買わなきゃ。」
「三冊も買ってどうするんだ?」
「保管用、普及用、とネ」
「そんなにいらんだろ?」
「わかって無いなぁ。キョンキョンは。」
あんまり分かりたくねーよ。
会計をしてゲーマーズを出た。
泉のやつは財布に諭吉さんを入れてやがった。くそう忌々しい、いやうらやましい。
「諭吉さんを持ってるなんて、泉はバイトでもしてるのか?」
「うん、最近始めたんだヨ」
「どんなバイトなんだ?」
こいつがまともにできる仕事あるのだろうか。とは言い過ぎか?
「今まともな仕事できるのか?とか考えてたでしょ?失礼しちゃうぜ。旦那。」
「え?顔に出てたか?すまん。」
「やっぱ図星かよ。まーいいヨ。コスプレ喫茶だしね。」
「お前にぴったりかもな。良かったじゃんか。」
考えるより口が先に動いた。
401ケンカ×出会い×始まり:2007/11/25(日) 03:03:46.88 ID:Rsirrdbd0
「そうかな、ありがとう。そうだ!キョンキョン今度うちの店来てみなよ。」
「ああ、金に余裕ができたら行くよ。」
「よし!あと、誉めてくれたお礼にこなたと呼ぶ権利を差し上げよう!感謝してたもれ。」
突然だし、意味が分からん。
「なんでだよ?別に泉で良いじゃねぇか。」「まあそう照れるな。かがみんやつかさは名前じゃないか。私も一つよろしく頼むよ。」いたずら猫のような、しかも上目遣いで頼まれては仕方がない。俺は猫が好きなんだ。決して可愛かったからじゃないぞ!
まだ時間があったので、そこら辺をぶらぶらして時間を潰した。
公園に向かった。


やっと半分ですが眠いんで寝ます。
夕方ぐらいに投下します。
402以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 03:04:29.28 ID:Rsirrdbd0
あ、こんなに遅くまで
支援ありがとうございました
403以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 03:05:02.66 ID:26cnq1zQ0
>>401
超乙!そしておやすみw
404以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 03:23:57.39 ID:It4Iutt50
405以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 03:30:10.60 ID:4inEGNIiO
続きが気になって寝れねぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!

だが寝るノシ
おっやすー☆

こ、こんなパートスレなんか消えちゃえばいいんだから!
406以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 03:39:57.33 ID:26cnq1zQ0
>>405
今日も良いツンデレでした。おやすみw
407以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 03:58:38.42 ID:26cnq1zQ0
408以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 04:20:23.32 ID:Otp+Np5jO
間に合え!
409以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 04:29:28.97 ID:26cnq1zQ0
410以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 05:04:48.52 ID:26cnq1zQ0
411以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 05:39:35.90 ID:26cnq1zQ0
412以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 05:59:36.10 ID:26cnq1zQ0
413以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 06:33:18.82 ID:26cnq1zQ0
414以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 07:10:14.40 ID:26cnq1zQ0
415以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 07:31:02.19 ID:26cnq1zQ0
さて、寝たいのだけど、保守できる人います?
416以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 07:40:32.62 ID:KZRJyxtb0
あぁ俺やるよ
417以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 07:50:48.66 ID:26cnq1zQ0
じゃあよろしく。そして御休み
418以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 08:02:04.86 ID:KZRJyxtb0
ん、おやすみ
ゆっくれ寝れ
419以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 08:17:05.88 ID:KZRJyxtb0
420以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 08:29:48.06 ID:KZRJyxtb0
421以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 08:32:58.16 ID:jOts/ZlQO
422以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 08:36:38.22 ID:XhQxX8xoO
プリン見てきたけどあまり伸びは変わらないな
423以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 08:40:39.35 ID:KZRJyxtb0
いま見てきたけど
カカオの乱立があったみたいだな
424以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 08:55:18.92 ID:KZRJyxtb0
425以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 09:04:13.73 ID:KZRJyxtb0
426以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 09:18:03.67 ID:KZRJyxtb0
427以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 09:28:47.47 ID:/FJv+Rm30
428以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 09:34:36.90 ID:KZRJyxtb0
99
429以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 09:39:46.28 ID:NZQYcTkm0
少し時間ができたんで
>>401の続ききりのいいとこまで行きます。
支援お願いします
430以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 09:40:58.16 ID:KZRJyxtb0
了解
431ケンカ×出会い×始まり:2007/11/25(日) 09:41:06.76 ID:NZQYcTkm0
公園につくと、みんな揃っていた。まだ10分前なのに。
「みんなはええな。」
「お腹空いちゃったからね!」
かがみは機嫌悪そうだな。早く飯にしなければ雷が来そうだ。
「野郎2人で街を回ったって楽しくないからさっさと切り上げてきたんだ。」
御愁傷様だ。
どこか腰を落ち着けられる場所を探していたら、
「あそこら辺がいいんじゃないかな?」
と国木田がなかなかのポジションを見つけたので飯にすることにした。
「うおー。うまそうだな!」
「美味しそうですね。」
「どうぞ召し上がれ。」
「「いただきます。」」
うんうまい。

432ケンカ×出会い×始まり:2007/11/25(日) 09:41:46.31 ID:NZQYcTkm0

「ん?なんかここら辺の料理だけ形が悪くないか?つかさでも失敗するんだな。」
あのバカ。今流行りのエアクラの名を授けてやる。かがみも作ったって話を聞いては……遅刻してきたから無かったか。
かがみの顔がいつもとは違う―落ち込んだ―曇り方をしていた。
ヤバい泣きそうだ!何とかしなければ!
ひょい、パクっ
「いや形は悪いかもしれないが味はなかなかいいぞ?うん、このハンバーグもうまいな。」
嘘ではなく、本当にそう思った。
「え?」
かがみが顔をあげた。「だいたいろくに料理ができないのにんなこと言うなよな。谷口。」
「ああ、そうだな。すまん。つかさ」
「え?ええっとそれは私の……。」
「全くよ。それは私が作ったの。いやなら食べなきゃいいじゃない!」
元気を取り戻したようだ。
「あ、かがみが作ったのか?すまん。」
「もういいわ。さっさと食べて午後の散策もやりましょ。」
433以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 09:44:30.02 ID:KZRJyxtb0
支援
434ケンカ×出会い×始まり:2007/11/25(日) 09:44:46.01 ID:NZQYcTkm0

またくじ引きをすると今度はつかさとだった。ちなみに他のグループは
谷口、高良、こなた
国木田、かがみだった。
「終わったら集合してカラオケでも行くか?」
めんどくさいな。
「いいねー。行こう行こう」
まあいいか。
「キョン君午前中何してたの?」
ピクニックをしたい。
と言っていたので、近くの山もとい丘を登っている最中である。
「ゲーマーズとかいうところで買い物と今みたいな散歩かな。つかさは何やってたんだ?」
「あ、私も散歩かな?」
なんで疑問系なんだ?
「あ、珍しい。キョン君この花何て言うか知ってる?」
紫色か…
「花の名前なんかわかんねーよ。」
「ゼラニウムだよ。この花お姉ちゃんみたいなんだよね。」
「なんで?」
「もともと観賞用で綺麗なんだけど、丈夫で育ちやすいから手がかからない。でも気温には敏感だったり、うーんうまくまとまらないけどそんなかんじ。」
なんとなく共感できた。
435以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 09:45:25.81 ID:KZRJyxtb0
支援
436以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 09:45:37.06 ID:huaY55Ek0
谷口「ああっ!白石!いいよぉ!もっと突いてくれ!」
白石「た、谷口さんっ!僕もう!」

ごめん
437ケンカ×出会い×始まり:2007/11/25(日) 09:46:03.05 ID:NZQYcTkm0

その後丘を降りてカラオケをして帰った。
谷口とこなたがほとんどマイクを握ってたがな。
あっという間に時間が過ぎその日は解散した。
その夜にかがみから
「明後日の昼に図書館になったから。1日勉強するから荷物多めにね。あと、お世辞でもフォローしてくれてありがとうね」
と来た。
「わかった。フォローでもなんでもないぞ。そりゃ、つかさと比べるから見た目が悪く見えたかもしれないがまた食べたいとは思ったぞ。」
昼の顔を思い出してしまった。
「ありがとうね。明後日は、ビシビシしごいてあげるわよ!じゃあね。」
「ああ、よろしく頼むぜ。」
全く疲れる1日だったぜ。
438以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 09:46:07.10 ID:r4doehP/0
このレスを見たあなたは確実に交通事故に会います



逃れる方法はただ一つ
↓このスレに行き
http://game13.2ch.net/test/read.cgi/ff/1195827181/



デア・リヒター最強



と書き込んでください。書き込まなければ確実に明日交通事故にあいますよ
439以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 09:47:34.29 ID:NZQYcTkm0
とりあえずここまで
支援あじゅじゅした。
440以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 09:48:18.62 ID:d2Mfk23XO
250
441以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 09:48:19.96 ID:KZRJyxtb0
おちかり
442以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 10:01:07.43 ID:KZRJyxtb0
443以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 10:14:47.15 ID:hBFxr4jT0
保守
444以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 10:25:55.23 ID:hBFxr4jT0
保守
445以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 10:35:12.70 ID:hBFxr4jT0
またIDが
446以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 10:37:02.94 ID:hBFxr4jT0
最近みゆきさんの空気度が以上
なので短編を一つ


休日、やることもなく
まんじりと午後の陽気を全身に受けてベランダに寝転がる俺
比較的人通りの少ないおかげで、雑音に邪魔されること無く浸ることが出来る
チチチッ、小鳥が電線に数羽とまって囁きあっている
直射日光を避けるために目をふさいでいた腕を少しよけて空を覗くと
雀が五羽ほど電線に乗っかっていた
立ち上がって手を伸ばせば届くんじゃなかろうかと思えてくるほどの近さ
ふだんあまり見ない小鳥の姿を眺めて俺はまた寝転んだ
と同時に、来訪者を知らせるチャイムが聞こえてきた
447以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 10:38:19.66 ID:hBFxr4jT0
>>446
のそのそと匍匐前進の要領でベランダから顔を出して
玄関の前に居るであろう来訪者を見下ろしてみる
「おぉ、高良じゃないか」
俺が呟くように言った台詞は、思った以上に大きかったらしく
下に居た高良みゆきその人にも届き、俺を見上げてきた
「どうもこんにちは、キョンさん」
そういって彼女は俺に微笑みかけてきた
この陽気に浸ってたとき以上にその笑顔に癒された俺は
ちょっと待ってくれ、といってすぐに一階に下りていった
448以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 10:39:06.42 ID:hBFxr4jT0
>>447

俺以外に誰も居ない家に、麗しき乙女であらせられるみゆきさんを自室にあげる
その危険性に俺が気がついたのは、にこにことした彼女が俺のベットに腰掛けたときにな

ってだった
隣に腰掛けたい衝動に激しく駆られるものの、そこは俺冷静沈着に自分を落ち着けて
ベランダに寝転んでるときに使っていたクッションを持ってきて座った
しかしそんな些細な男としての抵抗むなしく
「あら、キョンさんもこっちに座られたらどうですか?」
そういって自分の隣をポンっとたたくみゆきさんに
俺は素直にうなずいて隣に座ることになった、ごめんよ理性今日からお別れをするかも知

れん
一人天に懺悔をしつつみゆきさんの隣に座る俺
その長い髪の毛からはフローラルの香りが微かにして、俺の動悸を激しく突き動かした
449以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 10:40:14.93 ID:hBFxr4jT0
>>448

ポニーテールにしてくれんかなぁ、などと個人的趣向一直線の思考を表にはださず
「高良はなんでいきなり俺んちにきたんだ?連絡ぐらいしてくれれば良かったのに」
と当然の疑問をぶつけた、みゆきさんはハッとした表情になり
自分の持ってきてたバックから小さな箱を取り出しはじめた
みゆきさんはその箱を俺の部屋のガラスで出来たテーブルにおいて開けた
中に入っていたのはいくつかの小さめのケーキだった
「これ私が作ったんです、よかったドライアイスを入れておいたので溶けてませんよ
 キョンさんに食べてもらいたかったんです、でも驚かせたかったので」
なるほど、大体わかりましたよみゆきさん
「ではちょっと皿とフォークを持ってきますんでちょっとまってください」
俺がそういって一階に向かおうとすると、そこは高良クオリティ
バックの中からテキパキとティーセットを取り出してテーブルに並べ始めた
450以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 10:41:17.72 ID:hBFxr4jT0
>>449

こういうことはあまり言いたくないのだが、流石はお金持ちというか
お皿にもどこか高級感が溢れていて、なるほどそれなりに高そうなのが伺えた
やることがなくなった俺はおとなしくテーブルの前にあぐらをかいて
みゆきさんを眺めることに専念することにした
彼女は手際よく皿とカップを並べて、保温瓶に入ってる紅茶をカップに注いでゆく
湯気とともに部屋に紅茶の香りが広がっていく
俺は紅茶には滅法弱いので銘柄なんぞわかりゃしないが
それでもティーパックとは比べもんにならん位のいいものということは理解できた
「キョンさん、チョコケーキとショートケーキとチーズケーキどれがいいですか?」
みゆきさんは俺にそういって箱の中のケーキを見せてきた
さっきは遠目に見ただけだったが、やはり手作りとは思えないほど上手に出来てると思う
フィルムまで巻かれてるあたり、こだわりが感じられてベリグー
451以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 10:43:55.74 ID:hBFxr4jT0
>>450

まぁ、それはそうととりあえずはケーキのチョイスだったな
「チーズケーキがレアチーズだったらそれで、違ったらチョコで」
ケーキに関する好みは昔っから変わっちゃいない
みゆきさんはわかりました、と微笑んでチーズケーキをとってくれた
彼女は続いてショートケーキを自分の皿に置いてから
俺はいただきますと手をあわせた、するとみゆきさんは照れたように
「召し上がれキョンさん、おいしいかどうかは保障できませんが」
確かにこなた辺りが料理とかは数少ない不得意科目だといっていたが
皿に置かれたこの三角のケーキを見る限り、大成功としか見えないな
俺は巻かれてるフィルムを丁寧に剥がして食べはじめた
三角形の一番鋭い角、そこをフォークで崩していく
スッとフォークが入っていき、先っぽの部分が切り取れる
それをフォークの先で刺して口に運ぶ
この間みゆきさんは自分のケーキには手をつけず俺をジッと見ていた
「おいしいですよ高良さん」
そういうと彼女はホッとした表情でやっと自分のケーキを食べ始めた
その後、談笑しつつケーキに舌鼓を打っていた
ついでにチョコケーキは二人で半分に分けた
452以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 10:45:14.56 ID:hBFxr4jT0
>>451


「ご馳走様でした、本当においしかったですよ高良さん」
「いえいえお粗末さまでした」
そんなやり取りを交わしながら、さて使った食器はどうするべきかと思案していた
みゆきさんのことだからまたなにかだすのかと思いきや
「えっとどうしましょう?」
肝心なところで抜けてるのは、こなたのいってた通りかね
俺は食器を持ってからみゆきさんを促して一階にむかった
目的は当然台所だ、やっぱり洗うしかないだろうここは
俺としては本来ケーキのお礼にコレぐらいはやるべきだと思うのだが
みゆきさんが譲らないのも見えてたりするので、手伝いするにとどめた
そもそも食器洗いなんてものほとんどしないしな、俺は
彼女の洗った食器を俺が拭く、何処と無く新婚のようだなんて思っていると
「ふふ、新婚さんみたいですね私達」
なんと自重していわなかった俺を尻目に、みゆきさんがおなじことを言い出した
くすくすと笑いながら言う彼女の顔を見ていると
俺にはそうですね、としか言うことが出来なかった
453以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 10:50:18.40 ID:1YPsItNW0
さるったか七誌よ
支援
454以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 10:53:09.68 ID:1YPsItNW0
もしかしたら終わったんじゃないのかとは思いつつも支援
455以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 10:55:02.68 ID:1YPsItNW0
俺ひょっとしたらとんだピエロじゃね?
と思いつつ支援
456以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 10:57:09.86 ID:1YPsItNW0
合言葉=一番上は長男
支援
457以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 10:59:31.00 ID:zyrtG/HdO
さるってます
ありがとう
458以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 11:00:19.47 ID:hBFxr4jT0
>>457


そんなこんなで時間が過ぎて、気がつけば意外と周りが暗くなり始めていた
時間がどうのこうのというよりこの時間帯になると
俺以外のこの家の住人が帰宅してくる頃になるからな
みゆきさんがうちに居るのは全然構いやしないのだが
妹や母親に現在の状況を目撃されるのは何よりも避けなくてはならん
俺は気付かれないように思案していると
「では、そろそろ私はおいとまさせてもらいますね」
みゆきさんはさっきから俺の思考を読んでるかのような発言をするな
まさか本当に読心術の心得があるんじゃなかろうか
仮にそうだとしても対して違和感が無いのが困る
まぁそんな特殊技術をもってるのはハルヒたちだけで十分だ
俺は立ち上がりみゆきさんを見送るために玄関に向かった
「今日はおじゃましました」
「送っていこうか?」
言葉にすると社交辞令みたいな会話だが、俺は本心でいってるつもりだ
だが、それをみゆきさんは断った
まぁ多分そうするのではないかと思っていたけど、多少残念だ
459以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 11:00:20.96 ID:1YPsItNW0
勘違いでなくてよかった。
まあもう少し支援
460以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 11:01:18.74 ID:hBFxr4jT0
>>458

暗くなってるといっても、まだ夕方だしそう危なくないとは思うしな
「じゃあまた明日学校で会いましょう、みゆきさん」
…やってしまった、モノローグが混ざって直接みゆきさんと呼んじまった
見るとみゆきさんもうつむいて黙ってしまった
「いや、そのごめん、つい無意識に」
俺は慌てて弁解しようとしたがそれはみゆきさん本人に遮られた
彼女は人差し指を俺の口にあてて
「別にいいんですよ、これからもそう呼んじゃってくださいね」
そういって彼女は走って帰ってしまった
あっ転んだ、食器は割れてないのだろうか心配だ
姿が見えなくなるまでその背中を見ていると
後ろからとん、と肩をたたかれた
振り向くとそこにはニヤつきながら立っている俺の妹君がいた

さて、口止め料にいくら払うべきかな
461七誌:2007/11/25(日) 11:02:21.80 ID:hBFxr4jT0
と言うお話だったのさ

終わりってことで一つ

ってかよく俺ってわかったな

IDも変わってるのにさ
462以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 11:05:36.01 ID:1YPsItNW0
>>461
乙彼

そりゃわかる
>>445での発言もあるし
何よりお前さんの文には分かりやすい特徴があるからな
463以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 11:09:35.41 ID:hBFxr4jT0
>>462
なっ!なんだってー
自分じゃよくわからんな
464以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 11:10:35.11 ID:XhQxX8xoO
「。」じゃね?
465以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 11:10:59.93 ID:1YPsItNW0
その通り
466以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 11:12:05.06 ID:1OS73vdC0
「〜だよな。」←ここか
467以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 11:15:59.54 ID:hBFxr4jT0
あぁなるほど…
把握した、確かに俺はそれつけないからな
468以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 11:26:41.15 ID:1YPsItNW0
保守

ところで誰かお題くれないか?
最近どうもネタがうかばん
469以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 11:32:20.42 ID:35dpgcifO
ほしゅ
470以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 11:38:18.11 ID:XhQxX8xoO
>>468
古泉×つかさ
追いかけるかがみ
それを見ているこな×キョン
471以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 11:40:52.40 ID:1YPsItNW0
>>470
シチュエーションあんたのに酷似してるような気がせんでもないが把握した。
どれくらいかかるかは分からんが書いてくる
472以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 11:52:22.23 ID:1YPsItNW0
473以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 12:04:32.31 ID:1YPsItNW0
474以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 12:14:33.36 ID:XhQxX8xoO
頑張れID:1YPsItNW0
475以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 12:14:35.81 ID:hBFxr4jT0
保守
476以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 12:24:25.18 ID:1YPsItNW0
応援されると物凄く気恥ずかしいものがある
保守
477以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 12:26:18.07 ID:lGg+ZCfn0
「朝霜の夢」

すごい面白い。続きの投下期待☆
478以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 12:28:03.10 ID:2XCcfd2I0
キョンがみなみフラグを立てるときって、どんなものがあるかな

保守
479以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 12:32:12.58 ID:hBFxr4jT0
>>477
だってさ!小泉の人がんば!
>>478
保健室関連だったり
ゆたかを通して会ってるうちに好きになったり
結構ふつうの恋愛物のフラグが多いかもね
廊下でぶつかったとか、散歩中にばったりとか
480以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 12:37:30.10 ID:1YPsItNW0
んじゃあ俺も『俺とハルヒとおでんと』の続きに期待といっておこう
481以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 12:47:17.17 ID:1YPsItNW0
エアクラか・・・何もかもみな懐かしい
482以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 12:49:16.67 ID:XhQxX8xoO
>>478
犬経由だったり
ゆたか経由だったり
みゆき経由だったり
ひより経由だったり
ルソー経由させてみたり
483以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 12:49:59.82 ID:hBFxr4jT0
>>480

うん、ありがとう、うん
484以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 13:00:07.63 ID:hBFxr4jT0
保守
485以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 13:00:37.14 ID:1YPsItNW0
>>483
どうやら無理に反応求めちまったようだな・・・
すまん
486以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 13:05:27.24 ID:/KvzwUSrO
保守

>>482
ちょっと犬の散歩してくる。
487以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 13:10:52.28 ID:hBFxr4jT0
>>485
いや、そういうわけじゃ
このなんともいえない雰囲気…
488以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 13:18:47.45 ID:1YPsItNW0
ふいんき(←何故かryを打開するために投下したい! でもまだ出来ん!
まあとりあえず俺空気嫁ってこったな

とにかく続き期待してるよん
489以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 13:29:58.67 ID:/KvzwUSrO
490以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 13:29:58.60 ID:1YPsItNW0
保守
491以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 13:39:21.41 ID:1YPsItNW0
>>489
これはいい燃料補給www
492以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 13:49:36.98 ID:1YPsItNW0
493以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 13:56:10.82 ID:/KvzwUSrO
494以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 14:00:46.29 ID:35dpgcifO
495以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 14:15:47.20 ID:/KvzwUSrO
496以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 14:15:47.75 ID:26cnq1zQ0
497以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 14:22:34.20 ID:zyrtG/HdO
おっ、いいね
498以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 14:32:19.22 ID:4inEGNIiO
おはよー
保守人お疲れ様〜。


こ、こんなパートスレなんか消えちゃえばいいんだから!
499以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 14:35:32.19 ID:hBFxr4jT0
>>498
おそようツンデレ
500以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 14:46:05.19 ID:1YPsItNW0
おし、やっとできた

てなわけで投下するぜ
501以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 14:47:26.21 ID:1YPsItNW0
「くおらあ! 待ちなさい二人とも!」

さて僕は一体何故こんな状況に追い込まれているのでしょうか
今現在僕は柊つかささんとともに、彼女のお姉さんであるかがみさんから必死に逃げているところです。
こうなった経緯はというと……そうですね。
少し今までの回想でもして、一度改めて事態の把握を図るとしましょうか――――――
502以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 14:48:18.97 ID:1YPsItNW0
つい先ほどの話なのですが、昼休み、僕が昼食を食べ終えクラスメイトと談笑していた時の事です。
突如教室の戸が開け放たれ、クラスの平穏を打ち消してしまうような轟音が響き渡りました。
僕はその時、てっきりまた何やらを思いついた涼宮さんが召集をかけにきたのかと思っていたのですが
その予想は大きく裏切られる事となりました。
開かれた引き戸のところに立っていたのは、紫がかった髪にリボンをつけた少女、柊つかささんでした

「い、いっくん! お願い、助けてぇ!」

いっくんというのは僕のことです。どうやら彼女は人にニックネームをつけるのが好きなようで
僕にはいっくんという愛称が与えられました。
それはともかく助けてとは一体どうしたのでしょうか

彼女は基本的にマイペースでここまで何かに脅えているのは僕が知っている限りでは今までにありません。
まずはそれを知らなければなりませんね

「落ち着いてください。一体どうされたんですか?」

「う、うん。ええっとそのね? あのえっとぉ……」

少しは落ち着かれたようですがまだまだ要領を得ませんね。
もう少し具体的な所を言っていただけるとありがたいのですが
さきほどの慌てようからいって何かから逃げていると考えるのが妥当なところでしょうか
しかし一体何から? 涼宮さん絡みのことであれば僕には分かるはずなのでこれは無いでしょう。
となれば……
503以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 14:49:18.70 ID:1YPsItNW0
などと考えていると、教室の外から大きな足音らしきものが聞こえてきました。
足音はどんどんこちらへと近づいてきているようです
ちなみにつかささんはその音を聞いた途端「ひぅ!」と強張った声を発し、僕の後ろに隠れてしまいました
やはりこの音の主が、つかささんの追っ手のようですね

「つかささん、こちらへ」

つかささんを教室の死角へと誘導します
相手が一体何者なのかも分からない以上、ターゲットである彼女を敵の目に晒すわけには行きませんからね
さて音源がもうすぐそこまで迫ってきています。
さあ鬼が出るか蛇が出るか……

つかささんが来た時から開いたままだった教室の入り口のところに陰が指し、音の主が発しました。

「ちょっとつかさ! 出てきなさい!」

……おや?

「あれ? いないわね。ねえ古泉君、ここにつかさこなかった?」

「え、ええ。今日はまだ見かけていませんが」

入ってきたのはつかささんのお姉さんである柊かがみさんでした。
つまりつかささんが逃げていたのは彼女からだったということでしょうか
504以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 14:50:33.29 ID:1YPsItNW0
>>503
「変ね……。あの子なら絶対古泉君のところに来ると思ったんだけど」

「残念ながら来ていませんね」

ああそういえば言い忘れていましたが僕とつかささんは現在交際させていただいています。
だからかがみさんがこう考えるのも無理からぬことなのでしょう

「それにしても一体どうされたんですか? 凄い剣幕でしたが」

「な、何でもないわ! ちょっとつかさに用があっただけよ。……それじゃあもう行くわね」

そういってかがみさんは足早に教室を出て行かれました。

とても「ちょっと用がある」という程度には思えないのですが……
まあそれについてはかがみさんが去って一息ついているつかささんに伺うとしましょうか
505以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 14:51:15.18 ID:1YPsItNW0
>>504
「つかささん」

「え、あ、うん! なに? いっくん」

「一体何があったのか、話していただけますね?」

すこし威圧的な物言いになってしまったかもしれませんね
僕もこの事態に多少は動揺しているのでしょうか。
やれやれ、まだまだ精進が足りませんね

「ともかくここではなんですから、何処かへ移動しましょう」

「う、うん」

つかささんを促し移動を始めます。
ここにいてはいつ何時かがみさんに見つかるか分かりませんし、
何より先ほどからクラスメイトが不思議そうな顔をしてこちらをみているのがどうにもいたたまれませんからね


506以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 14:51:57.39 ID:XhQxX8xoO
振る舞われたのは支援であった
507以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 14:52:16.84 ID:1YPsItNW0
>>505
僕らはその後、食堂の屋外テーブル ―以前彼に僕の正体を明かした場所ですね― へ行き、つかささんの話を聞いてみました。
彼女はあまり人へ説明するのに慣れていないようで一部わかりにくい部分がありましたが、要約するとこんな感じです。
まず彼女たちは普段泉さん、高良さん、それと柊姉妹の4人で昼食を食べている
しかし今日は何の因果か彼も食事に参加していたようです。
そしてそのときつかささんが言った何気ない一言がかがみさんの逆鱗に触れてしまった
ここに関してはあまり詳しい事は聞けませんでしたがどうやら体重に関することだったようですね。
彼女も女性ですからね。男性にそんな話は聞かれたくなかったのでしょう
しかもかがみさんは僕が見る限りどうやら彼に友人間以上の好意を持っているようですからね。起こるのも無理はないでしょう
それで烈火のごとく猛るかがみさんに恐れをなしたつかささんは、曲がりなりにも彼氏である僕の所へ来た。ということのようです

「それで、つかささん……」

「ひぃ!?」

僕がこれからどうするかの話をしようと声をかけた所、突如つかささんは恐怖に引きつった顔になりました。
それに伴い背後から異様な殺気が漂ってきています。
……少しまずい状況のようですね

「つ〜か〜さ〜! や〜っと見つけたわ。やっぱり古泉君と一緒だったのね」





508以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 14:53:17.46 ID:1YPsItNW0
>>507
その後つかささんが恐怖に押されたのかいきなり走り出し、僕もそれに続き、その後ろからかがみさんが追ってくる状況が成り立ち今に至るというわけです。
しかしこれからどうしましょうか
最善の策としてはやはりつかささんが素直に謝るべきでしょうね。きちんと謝りさえすれば、かがみさんもこれ以上怒ることは無いでしょう。
その旨をつかささんに告げてみたところ、「あんなに怖いお姉ちゃん初めてで、何話していいか分かんないよぉ〜」という返事を頂きました。
そう迷う事は無いのですが……。まあ仕方が無いのかもしれませんね
色恋が関わると人間ひとが変わることもあり得ることですから

次善の策は、やはり彼に救済を請うべきでしょうか。
彼が聞いていなかったと証言すればかがみさんの虫の居所も、少しは良くなるかも知れません
そしてその後改めてつかささんが謝れば万事解決となるでしょう。
しかしそれにはまず彼を見つけなければいけませんし、見つけた後説得も試みなければいけません
天邪鬼な彼の事ですからその説得も困難なものになるでしょうね。
さてさてどうしましょうか――――――


509以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 14:54:23.58 ID:1YPsItNW0
>>508
「なあ泉」

「何かなキョンキョン」

「あれ、助けなくていいのか?」

教室の窓から下を見ると、古泉とつかさが校舎と運動場の間の石畳を爆走し、その後ろからかがみが猛ダッシュで追いかけているのが見て取れる。
つかさに至っては今にも泣きそうな表情をしているな。

「まあいいんじゃない? 楽しそうだし」

どこが楽しそうなんだどこが。
かがみなんて鬼の形相と評するにふさわしい顔つきだぞ
510以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 14:55:23.60 ID:1YPsItNW0
>>509

「まあまあ、気ニシナイ気ニシナイ」

「まったく……。そういやさっきのことだが」

「ん? どったの?」

「いや……さっきの飯食ってる時のことだが、あの時つかさは何て言ったんだ? あの時は丁度あくびをこらえてて全然聞こえなかったんだが」

「いやあ知らない方がいいと思うヨ」

「何でだ?」

「世の中には知らない方が幸せなこともあるってことだよ」

知らぬが仏ってやつか
そういやあの仏ってのは一体どんな仏のことなんだろうか。
今も外を走り続けている古泉達を見つめつつ、俺はそんなことを考えていた。
511以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 15:00:40.35 ID:1YPsItNW0
以上。
キョンたちほとんど出番なくてサーセンwwwww


古泉視点なんて久しぶりに書いたなあ
512以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 15:02:00.30 ID:hBFxr4jT0
おちか
513以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 15:04:17.41 ID:XhQxX8xoO
514以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 15:06:01.63 ID:4inEGNIiO
乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙た乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙す乙乙乙乙乙乙乙け乙乙乙乙乙乙乙乙て乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙く乙乙乙乙乙乙乙乙れ乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙乙
515以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 15:16:33.89 ID:1YPsItNW0
>>154
どうしたwwwww

てかそれ久々すぎて更新した時一瞬なんかのバグかと思って焦ったwwww
516以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 15:18:08.12 ID:hBFxr4jT0
>>514
よし俺がたすけてやろう
あ、金銭面では無理な
貧乏学生だからな
517以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 15:23:20.06 ID:4inEGNIiO
ギギギ・・・腹へったのう・・・・・・。
死にそうじゃ・・・。
518以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 15:34:24.49 ID:1YPsItNW0
おっと保守
519以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 15:38:05.47 ID:4inEGNIiO
誰かかなたの画像を腹一杯くれんかのう・・・。


こ、こんなパートスレなんか消えちゃえばいいんだから!
520以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 15:50:12.10 ID:1YPsItNW0
かなたさんの画像を一枚も持ってないことに今始めて気付いた今日この頃

さてさてまた勝手ながら『朝霜の夢』まとめといたんで
小泉の人、何か気になる事があったら言ってくれ
別に誤字脱字の修正でも構わんぜ

『ケンカ×出会い×始まり』もまとめようとしたら文章の量にかなりびっくり
今日、今までに投下されたのだけで800行オーバーって・・・
これ分割した方がいいのかな
てかそれ以前にこれまとめちゃっていいのか迷う
521以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 15:56:46.57 ID:4inEGNIiO
さ、ラーメンでも食うか
522以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 16:07:46.03 ID:1YPsItNW0
523以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 16:10:41.71 ID:hBFxr4jT0
まとめてもらってないってのは困るけど
まとめてもらうのが嫌ってのはなかなか無いと思うからいいんでないかい?

作者側も、まとめてくれって言うよりも
やめてくれって言うほうが言いやすいだろうしな
524以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 16:17:17.63 ID:/KvzwUSrO
寝てたああくぁw背drftgyふじこlp;@:「
>>511
亀乙!
>>519
ちょっと待てて
525以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 16:17:56.53 ID:1YPsItNW0
いやあ携帯だとしょうがないが
まとめは自分でやった方がいいって人もいるかと思ったんだ
その方が行間とか掴み易いし

それに一度つけると管理人氏以外はタイトルが変えられんから
そこは慎重にやっとくべきかと思ってな

まあ一応一つの項目にまとめておく事にするわ
何か不都合があればある程度は変えれるように、な
526以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 16:22:20.12 ID:hBFxr4jT0
頼んだ
527以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 16:23:02.53 ID:1YPsItNW0
おk、完了した
528以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 16:33:55.73 ID:1YPsItNW0
529以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 16:35:06.18 ID:/KvzwUSrO
530以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 16:47:52.45 ID:/KvzwUSrO
保守
531以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 16:55:39.06 ID:gD8inp2m0
>>437
の続きいきます
支援お願いします。
532ケンカ×出会い×始まり:2007/11/25(日) 16:56:32.07 ID:gD8inp2m0
「キョン、君にしては早いじゃないか。」
「いつも遅くて悪かったな。」
「む、すまない。そんなつもりで言ったんじゃないんだ。」
「へいへい。」
俺と佐々木はこれから電車に乗るところだ。なぜか?それは昨日の夜にかがみからまたメールがあり、
「明日親がいないから家で勉強しない?」
こりゃ予想外だ。
「佐々木は了解したのか?」
「うん、図書館だと教えたり話したり出来ないしね。」
「わかった。どうやっていけばいいんだ?」
というわけである。
533ケンカ×出会い×始まり:2007/11/25(日) 16:57:18.53 ID:gD8inp2m0

電車を使い30分位で柊家についた。
ピンポーン
「佐々木と申しますがかがみさんおられますか?」
そういえば俺は女子の家に来るのは―長門を除いて―初めてだな。そう考えると長門の家に入ったのはなかなか勇気があったな俺。
「あ、どうぞあがってください。」
かがみでもつかさでもない声だな。親がいないんじゃなかったのか?
「…姉ちゃ…たち……ば!」
家の中から声が漏れている。
「なんか賑やかだね。許可出たし玄関開けてみようか。」
中に入ってみるとお姉さんたちがいた。
「あ、いらっしゃい。ちょっと姉さんたちもういいでしょ?早く出掛けなさいよ!」
「ハイハイ。へ〜。あなたが佐々木さんね?」
「初めまして。」
「キミがキョン君かな?」
ここでもキョンですか………。
「初めまして。」
「君のことは最近食卓で話題にでるよ。」
はは、なんとも反応に困るな。
「かがみが男の子つれてくるなんてはじめてよね〜。」
「もう!うるさい!早くでてけ!!」
お姉さんたちはかがみに何か言って出ていった。
534以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 16:58:25.72 ID:1YPsItNW0
了解。
支援だ
535ケンカ×出会い×始まり:2007/11/25(日) 16:59:39.26 ID:gD8inp2m0

「じゃあ早速始めましょ!」
結構強引だな。かがみも。
「そう言えば、つかさはいないのか?」
「ああ、あの子はまだ寝てるわ。昨日いつもより遅くまで起きてたみたいだから昼過ぎまで寝てるわね。」
気持ちはわかるぞ、つかさ。

すぐに居間に通され、勉強を始めた。
女2人男1人では、さすがに部屋には入れてくれないだろう。
まあ俺が何かしようとしても二人になら叩き潰されるだけだがな。するつもりもないがな。
「キョンそこのthatは同格で訳すんじゃなくて副詞的に訳すんだ。」
「あ、そこの助動詞の「ぬ」は打消じゃなくて完了よ。」
マジで勉強付けにされた。もう少しペース落としませんかお二方。「あ、もうお昼ね…私が作る予定なんだけどいいかな?」
「うん、柊さんのお昼は是非いただきたいわ。キョン、君も楽しみなんじゃないか?」
「ああ、かがみの飯はうまいぞ。」
「キョン君プレッシャーかけないでよ!」
と言って台所に引っ込んだ。
536以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 17:00:50.63 ID:1YPsItNW0
支援
537ケンカ×出会い×始まり:2007/11/25(日) 17:01:15.41 ID:gD8inp2m0

「キョン!君は、柊さんの料理を食べたことがあるのかい?いつどこで?」
やけに食いつくな。
「一昨日、公園でだ。」
「君は柊さんとデートしてたのか?」
心なしか声がふるえてるぞ?
「んなわけあるか。クラスのやつらと一緒に遊びに行ったんだ。」
「なんだ、そうなのか。それは良…いや残念だったね。」
残念もくそもあるか。
その後は普段の学校生活について雑談をして待っていた。
「お待たせ。お口に合うかわからないけど、どうぞ。」
ポニーテールにエプロンのかがみに思わず見いってしまった。
………
「私の顔になにかついてる?」
我に帰った。
「あ、いや、うんサンドイッチか!うまそうだな。いただきます。」
538ケンカ×出会い×始まり:2007/11/25(日) 17:01:54.34 ID:gD8inp2m0
「うん、美味しいよ。柊さん。是非また食べたいな。」
「ああ、家のお袋より丁寧なつくりしてるぞ。」
(やった!でも誉めすぎよ。照れるじゃない…)
「何か言ったか?」
「あ、お口にあってよかったわ。」
あっという間に食べてしまった。
「デザートにプリンあるんだけど食べる?」
「ああ、是非。」
「かがみが作ったのか?」
「うん、昨日ちょこちょこっとね。」
「ずいぶん手間かけてくれたんだな。」
(また食べたいって言ってくれたから…)
「本当に柊さん凄いね。料理が苦手って言ってたのに。」
「そんなことないわよ。苦手なのは変わらないし、サンドイッチならパン切れれば作れるしね。」
かがみも女の子なんだよなぁ、なんてその時はなんとなく思った。片付けを終えて勉強午後の部を開始した。
539以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 17:03:14.98 ID:1YPsItNW0
C
540以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 17:03:40.69 ID:/KvzwUSrO
支援
541ケンカ×出会い×始まり:2007/11/25(日) 17:03:42.49 ID:gD8inp2m0
しばらくやってると
「お姉ちゃんおはよぅ〜」
「おはようじゃないわよ。もう3時よ?」
「顔洗ってくるね。ってあれ?キョン君?私まだ夢の中なのかな?」
「何言ってんのよ。昨日キョン君と佐々木さん来るって言ったじゃない。」
「ああそっか。……はわわわわわわ。着替えてくる!」
ドタドタ
パジャマか・・・・・
「まったく…だらしないわねぇ。」
542以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 17:05:05.75 ID:1YPsItNW0
支援
543以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 17:05:11.83 ID:hBFxr4jT0
支援
544ケンカ×出会い×始まり:2007/11/25(日) 17:05:55.92 ID:gD8inp2m0

1時間位してからつかさは居間に来た。
そこからは佐々木とつかさが自己紹介したり、学校の話をして盛り上がってた。
「ただいま〜」
「げぇ!親が帰ってきた!」
「じゃあそろそろいい時間だし帰るか?」
「そうだね。暗くなってきたし。」
玄関で柊姉妹の両親に会った。
「こんばんわ。」
「もうおかえり?」
「ええ、お邪魔しました。」
「あら、あなたがキョン君?」
「ほー、君が」
「ええ、そうですが・・・」
俺はこの家ではすっかりキョンなんだな・・・・
「いつも娘たちがお世話になっております。ところで、神主に興味などありませんか?」
「「ちょっとお母さん!?」」
「神主ですか?」
なんでまた神主なんだ?
「もう!お母さんたちはあっちいってて!」
「駅まで送ってくるからね!」
「はいはい。」
「おじゃましました。」
545以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 17:07:02.88 ID:1YPsItNW0
なんか「げぇ!関羽!」を思い出した
支援
546ケンカ×出会い×始まり:2007/11/25(日) 17:07:11.67 ID:gD8inp2m0

「まったくこれだから親は・・・」
「なんでまた神主の話しなんかしたんだ?」
「な、なんでもないよ。ね、お姉ちゃん?」
「そ、そうよ!あ、駅が見えたしここまででいいわね。」
「柊さん、今日はありがとね。」
「ううん。ぜひまた来てね。」
「じゃあ、あさって学校でな〜」
「じゃあね〜」

地元の駅につき佐々木を後ろに乗せて帰った。
最後の日は家でゆっくりするかね。
547以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 17:08:02.46 ID:gD8inp2m0
>>545
ばれたwww
まだ出てきますw
548ケンカ×出会い×始まり:2007/11/25(日) 17:09:06.64 ID:gD8inp2m0
さて、ゴールデンウィークも終わると2年になり初めての中間テストである。忌々しい。
しかし今回はひと味違った。
なんせテスト一週間前はかがみと佐々木にみっちりしごかれたのだ。
そこ!変な妄想するなよ。
お陰で学年順位は俺では考えられんほど上がった。
しかし俺の知り合いはだいたい10位以内だがな。ああ忌々しい忌々しい。
あ、谷口は言うまでもないな。例外だ。

テストが終わると席替えをした。この席も楽しかったなと思ってくじをひいてみると、偶然だろう。凉宮の前いわゆる窓際後方2列目だ。忌々しい。
つかさとこなたは変わらず前方、高良と国木田は真ん中らへんで隣同士、谷口は教卓前だ。御愁傷様。
まあ、相変わらず昼飯はいつものメンバーで食べているがな。

549以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 17:09:19.57 ID:1YPsItNW0
>>547
ばれたっておまwwwwそれなのかよwwww
支援
550以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 17:09:21.20 ID:UaLn5jFtO
ジャーンジャーンジャーン!
551ケンカ×出会い×始まり:2007/11/25(日) 17:10:05.52 ID:gD8inp2m0

そんなあるじめじめした6月のある日。なんと凉宮が話しかけてきた。
「あんた、あいつらの誰かと付き合ってんの?」
ずいぶん久しぶりな上に唐突だな。
「いーや。お前も恋愛ごとに興味でも持ったのか?」
自分で言って驚いた。まともに会話できるじゃないか。
「うるさい!」
いつだかのこいつを思い出すね。

それ以来、こいつが話しかけてくることが増えた。正直、気が滅入る。誰だってそうだろ?
ケンカ別れして、しかも……
う、誰かピストルを持ってきてくれ、どっかのナイフ美人でもいいぞ。
うんやっぱそれやだ。
話の内容は単純で、不思議探索がはかどらない、鶴屋山に行ったなどの話だ。
だが実は全部聞いている。なぜなら俺は時々SOS団に顔を出しているからだ。
もちろん団長がいない日だがな。
経緯?じゃあまあ回想してみるか。
552以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 17:12:05.75 ID:1YPsItNW0
なんと!?
出てたのか
支援
553ケンカ×出会い×始まり:2007/11/25(日) 17:13:02.05 ID:gD8inp2m0
確か、掃除当番と日直が重なり大分帰宅が遅れた日。
待ってると言ったみんなを先に帰宅させて、ゴミを捨てをしていると、たまたま長門と会った。
「久しぶりじゃないか。元気してたか?」
僅かに頷いた。と思ったらいきなり俺の手をつかみ引っ張りだした。
「おい、長門どうしたんだよ?」
「来て。」
相変わらず必要最低限しか言わないな。
「どこに行けばいいんだ?」
「部室。」
は?待て意味が分からない。いまさら仲直りでもさせようと言うのか?
「俺はあそこであいつに会いたくない。やめてくれ!」
長門がピタリと足を止めた。
「大丈夫。今日は凉宮ハルヒは来ない。」
「なんでた?」
「あなたがやめてから凉宮ハルヒの団活出席率は低下した。今日は休みの連絡があった。」
俺が邪魔でやめさせて自分が活動やすむなんて世話ねぇな。
554ケンカ×出会い×始まり:2007/11/25(日) 17:13:33.99 ID:gD8inp2m0
「なら俺が行く意味も長門が行く意味もないんじゃないか?」
「凉宮ハルヒが来なくても、朝比奈みくる、古泉一樹は部室に来る。私も本を読みに行く。」
相変わらず真面目なやつらだな。
「だからあなたにも来て欲しい。これは朝比奈みくる、古泉一樹の希望でもある。」
驚いたと言うより純粋に嬉しかった。
「凉宮は本当に来ないのか?」
軽く頷く。
「わかった。朝比奈さんにまたお茶をいただくと約束したしな。」
久しぶりに部室の前に立つと足が震えた。
情けないことにめちゃくちゃ緊張した。
長門が部室の扉をあけた。
「ああ、長門さんずいぶん遅かっ…」
ガタン、
「あ、今お茶を…」
ピタ
555以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 17:15:12.92 ID:hBFxr4jT0
支援
556以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 17:15:22.30 ID:/KvzwUSrO
支援
557以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 17:22:55.19 ID:1YPsItNW0
む? さるさんか?
それにしちゃレス数の割合が・・・
まあいいか
支援
558ケンカ×出会い×始まり:2007/11/25(日) 17:23:28.70 ID:gD8inp2m0

「連れてきた。」
長門が抑揚のない声で言った。
「久しぶりです朝比奈さん。古泉もな。」
二人とも固まったまま動かん。
「仲直りされたのですか?」
かろうじて古泉が声を出した。
「いや長門に頼まれて来ただけだ。迷惑だったか?」
「とんでもない。嬉しい限りですよ。」
「キョン君〜。よかった。もうお茶を飲んでくれないかと思った。」
朝比奈さんは泣きながら抱きついてきた。
「約束は守りますよ。朝比奈さん。」
あなたのお茶はこの世のどんな飲み物よりも癒されます。
「グス。早速お茶を入れますね。」
ああ、離れてしまった。
「久しぶりにオセロはどうですか?」
古泉もいきなりテーブルゲームを進めて来た。
団活は通常通り、っていっても俺が居たときのだが、行われた。

559以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 17:24:35.17 ID:gD8inp2m0
無駄に長くて申し訳ない。
これでもまだ五分の3くらいです。
560以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 17:26:09.33 ID:1YPsItNW0
>>559
構わんさ
むしろどんと来いだ


しかし1000行超えてまだ3/5ってすげえな
561以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 17:36:37.87 ID:d2Mfk23XO
支援だッ!
562以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 17:37:32.34 ID:/KvzwUSrO
支援ダ
563ケンカ×出会い×始まり:2007/11/25(日) 17:37:54.58 ID:gD8inp2m0
活動中は主に俺が抜けたあとの団活はどうだとかの話をしたが、未来的、宇宙的、超能力的な話はしなかった。
まあ極力凉宮の話を避けるとそうなるだろう。コイツラなりに気を効かせてくれたんだろうな。
帰りには長門と図書館に行く約束をして、帰った。
SOS団はやはりいいもんだなと思ったし戻りたいとも思った。
だが凉宮にもう一度謝ってまで戻りたいとは思わなかった。
俺にもショボい意地はある。2度もあやまったが返事すらしないようなやつにこちらから下手にでるつもりはない。
久しぶりにイライラしたな。
はいこれ以上回想すると怒りが沸点に達しそうだ。ここらでやめとく。
6月はそんな感じで凉宮と話したり、飯メンバーで遊んだり、団活に出たり、と充実していた。
と同時に退屈とは言わないが、ある種の物足りなさを感じてもいた。こんなことを考えていたからバチが当たったんだな。
期末テストも佐々木、かがみのおかげで乗りきれた。あとは短縮授業が2週間ないあいだに、学生のパラダイス夏休みがあるって浮かれ始めた日。
ことは起きた。
564以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 17:40:02.48 ID:1YPsItNW0
支援
565以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 17:43:36.18 ID:gD8inp2m0
ちょっと用事できたんで
とりあえずここまでで
支援ありがとうございました。
566以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 17:44:26.32 ID:d2Mfk23XO
乙!
完結するまで全裸で待機してる
567以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 17:47:11.52 ID:35dpgcifO
568以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 17:47:17.73 ID:1YPsItNW0
おおう・・・最後の最後にやっちまったぜ

まあとにかく>>565乙!

ああそれとまとめの方で気になる所があったら言ってくれ
一応>>563までやってある
569以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 17:50:03.69 ID:4inEGNIiO
すまんゲーセン行ってた。>>565
乙!

ID:/KvzwUSrOもありがとな

こ、こんなパートスレなんか消えちゃえばいいんだから!
570以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 18:02:02.49 ID:1YPsItNW0
保守
571以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 18:09:40.23 ID:d2Mfk23XO
保守
572以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 18:16:13.86 ID:d2Mfk23XO
573以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 18:26:01.70 ID:wGakH+nrO
574以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 18:34:04.46 ID:hBFxr4jT0
保守
575以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 18:43:52.19 ID:ETWsPl8C0
576以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 18:45:58.48 ID:kPmrjSxcO
保守して何が悪い
577以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 18:49:01.48 ID:gD8inp2m0
>>568
まとめ乙&ありがd。無問題です
>>566
ごめんまだ完結してないっすw

では
>>563の続きいきます。

578以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 18:50:16.91 ID:4inEGNIiO
餃子の王将で吐いちまった
不味いと思われたかな・・・。
579ケンカ×出会い×始まり:2007/11/25(日) 18:50:34.44 ID:gD8inp2m0
最近の凉宮は落ち着いていたし俺との会話も増えていた。
いまだに気まずさは残るし気が滅入るが、それなりには会話ができていた。
こいつが謝るならSOS団に戻ってもいい。
そう思っていたが…
突然だった。
580ケンカ×出会い×始まり:2007/11/25(日) 18:51:40.04 ID:gD8inp2m0
授業もあと一時間って時だ。俺がトイレに行って教室を離れていると、俺の席周辺が騒がしい。
俺何かやったか?と思い戻ってみると
「どうして凉宮さんは!」
「うるさいわね!どうしてもよ!」
前回と違い、声をあらげてる。
教室はまたも騒然。
のちに言われる第二次ハルヒ×つかさ戦争の勃発である。
「おい、やめ…」
これまた前回同様、俺が仲裁に入ってつかさが席に戻ればかたがつくと思った。
「キョン君は黙ってて!」
あのつかさがこんなに頭に来てんのか、涼宮はなにやったんだ?
「落ち着け、つかさ。凉宮もだ。」
今回は説得に時間かかるかもな。
第一なんでみんなはとめないんだ?
俺は裁判官じゃないぞ。
予想に反して今回は凉宮が折れた。
「うるさいわね。帰るからそこを退け!」
と叫んで出ていった。一方つかさは睨んでいたが、
ガタン。
いきなり倒れた。
581ケンカ×出会い×始まり:2007/11/25(日) 18:53:17.45 ID:gD8inp2m0


俺は頭の中だけは冷静だった。
ただ情けないことに、ここで俺は行動できなかった。
「つかさ大丈夫!?」
こなたが一番で反応した。
「気持ち悪い・・・」
意識はあるみたいだな。
「貧血だと思います。早く保健室に行きましょう。」
高良の迅速な判断により、つかさを保健室に運んだ。
ここでやっと運ぶのを手伝った。
少し休むといくらか回復したようで保険の先生は柊の両親に連絡して家に帰した。
その時にかがみにいろいろ聞かれたが何を話したか覚えてない。本当に情けない。
しかし本当に大変だったのは次の日だった。

582以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 18:53:39.22 ID:1YPsItNW0
>>577
それなら良かった

支援
583以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 18:53:48.33 ID:hBFxr4jT0
>>578
ちょwww
吐くな吐くなwww
支援
584ケンカ×出会い×始まり:2007/11/25(日) 18:54:25.92 ID:gD8inp2m0

昨日の今日で教室に行くのが精神的に辛いが坂をなんとかのりきり教室に入ってみると、昨日と既視感を感じた。
谷口は、俺を見つけるやいなや
「キョン、3回目だ。どうにかしてくれ。つかさならどうにかなったが、あの2人はどうにもならん。」
あの二人ってだれだ?
喧騒に目を向けてみると
「凉宮さんもはっきりさせなさいよ!つかさは苦しんでるのよ!」
「何であたしがあんな奴に…だいたいあんたがしゃしゃり出てくるのがおかしいのよ!もしかしてあんたもそうなの?全く、姉妹揃って…」
「おい、いい加減にやめろ。」
「「!?」」
「かがみもお前らしくもないぞ。凉宮、お前は3…」
俺の対処は間違ってないと思う。確かに3ヶ月前にあんなことしたが、今さら仕返しか?
585ケンカ×出会い×始まり:2007/11/25(日) 18:55:04.61 ID:gD8inp2m0


バッチーンッ!
おもいっきり平手打ちを喰らった。
「!?」
わけがわからない。
俺が張り手される理由を知っているやつがいたらここにこい。
教えてくれ。何か言いかえそうと思い、凉宮を睨み付けると目が潤んでいた。
俺は凍りついた。こいつが泣く?WHY?
自問自答していると、凉宮は突然走り出した。
俺もとっさに追いかけた。
「おい、凉宮待て。俺が何かしたのか?」
今思うと理不尽すぎるな。
「うるさいついてくんな!」
スピードをあげられ、校門の所で見失ってしまった。
くそ、なんだってんだ。教室に戻るとかがみも居なかった。
しょうがない、次の休み時間に何があったか聞いてみるか。
多分無駄だがな。
全く柊姉妹と凉宮は相性悪いのか?
谷口達が何で凉宮とかがみがケンカしたか、
さらに俺がなんで張り手を喰らったのか詳しく聞いてきたが俺も知らないんだから答えられるわけがない。
その後も先生が来るまで質問ぜめだったが、聞かれた内容は覚えてない。
全部無視だ。
586以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 18:55:50.21 ID:/KvzwUSrO
>>578
吐くなwww

支援
587ケンカ×出会い×始まり:2007/11/25(日) 18:56:24.88 ID:gD8inp2m0

次の休み時間、つかさに仲介してもらいかがみの教室に行こうと思ったが、休みだった。
そりゃ昨日の今日だもんな。
・・・・・
なるほど、かがみと凉宮のケンカの理由はわかった。
おそらくケンカの理由を聞いてかがみが怒ったかなんかしたんだろう。
とりあえず会って詳しく聞いてみるか。
588ケンカ×出会い×始まり:2007/11/25(日) 18:56:54.11 ID:gD8inp2m0

単身かがみのクラスに向かった。
「柊を呼んでくれるか?」
ドア付近の女子に頼むと、ニヤニヤしだした。
「おーい柊!男が呼んでるぞ!」
おい。男を強調するな。いらん誤解を生むだろ。
反撃の怒声が聞こえるかと思ったが、静かだった。
気になり、教室を覗くとゆっくりと下をうつむきながら歩いてきて俺の前でとまった。
「つかさのことでケンカしたのか?」
聞き終わると殆んど同時に、胸に抱きついてきた。
「お、おい!?」
回りの奴等が、特に「ヴァ!?」ばっかり言ってるさっきの女子が、黄色い声をあげているがかまっている余裕がない。
「おい、どうしたんだ?涼宮になんか言われたのか?」
かがみは肩を震わせ泣いていた。
俺の様子が変だと周りも気付き出した時だった。
かがみがいきなり顔を上げた。
少しの沈黙。
泣き顔がかわいいななんて思った罰だろうかね?
589以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 18:57:53.41 ID:1YPsItNW0
支援
590ケンカ×出会い×始まり:2007/11/25(日) 18:58:00.48 ID:gD8inp2m0

バチーン。

凉宮とは反対側の手、
つまり左手でひっぱたかれた。
周りも俺も凍りついた。
我に帰って思わずかがみを睨んだが、ぶったたいた本人が一番驚いてた。
俺の顔と自分の手を交互にみてから何か呟いて走り出した。
すぐに追いかけようとしたが、
谷口と兄妹の[ヴァヴァヴァ女]命名俺、に止められ
「お前柊に何したんだ?」
さっきとはまるでちがう雰囲気で聞いてきやがった。
「俺もわかんねーよ。凉宮とケンカした理由を聞きに来ただけだ。」
「じゃあなんで柊は泣いていたんだよ!?あやのはなせ。こいつに一発かまさなきゃきがすまないんだってヴァ!」
後ろでヴァ女の手をつかんでる女子がいた。
「みさちゃん落ち着いて。あなたも柊ちゃんと何があったか知りませんが、早く仲直りしてくださいね。」
591以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 18:59:22.71 ID:1YPsItNW0
大好物はツンデレとフラクラです。
支援
592以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 19:01:10.85 ID:XhQxX8xoO
これは支援だっ!
次も支援!
そしてこれも支援だ!
そしてこれもこれもこれもこれもこれも支援ぁーッ!!





精神と時の部屋が欲しい……
593以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 19:06:04.93 ID:2XCcfd2I0
「支援と申したか」
さるさんを止める事など不可能であった
594ケンカ×出会い×始まり:2007/11/25(日) 19:11:08.15 ID:gD8inp2m0


情けないことに何も返事ができず、俺はかがみのクラスから立ち去った。
クラスに戻ったら戻ったで
「キョンキョンかがみんは何て言ってた?」
こんなかんじにこなたを筆頭にいろいろ聞いてきやがる。
谷口!WAWAWA煩いんだよ!
帰る時間になってもしつこく聞いてくるので全部無視して一目散で帰った。
家についたらついたで妹が話しかけてきたが全部無視だ。
悪いな妹よ。

いったい俺が何をした?
存在そのものがうざいのか?
部屋に入りいろいろ考えたり途方にくれていたが、気が付いたら寝てしまっていた。
いや正確には寝た意識は無かったのだが、
例の空間にいるという状況は寝ているのだろう。
例の空間、つまり閉鎖空間だ。
595以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 19:11:39.40 ID:4inEGNIiO
気分悪い時に油っこいものばっか食べたからだろうな

しえnぐbぉuえぉ゙ぅぅぇぇぉぃええええ!!
オボロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロ
596以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 19:12:27.44 ID:gD8inp2m0
視点変わります
597以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 19:12:53.05 ID:1YPsItNW0
>>595
きたねえよwwwww

支援
598以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 19:14:54.92 ID:XhQxX8xoO
>>595
炙りトロサーモンうめえwwwwえんがわwwwやき鳥の皮最高www支援ww




_orz ウェッ
599ケンカ×出会い×始まり:2007/11/25(日) 19:16:07.41 ID:gD8inp2m0
つかさは、ただの貧血だったらしく家出おとなしくしてるようにと医者に言われたらしい。
とりあえずなんともなくてよかったわ。

夜ご飯のとき、貧血以外になんとなくつかさが不安に思っているように感じた
―まあただの勘なんだけど―
から聞いてみることにした。
コンコン

600以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 19:16:28.23 ID:d2Mfk23XO
貴様ら! 支援だ!
601ケンカ×出会い×始まり:2007/11/25(日) 19:16:49.88 ID:gD8inp2m0
「はいるわよ。つかさ」
「うん・・・・・」
返事に元気がないわね・・・
「まだ体調悪いの?」
「ううん。大丈夫だよ」
体調は確かによさそうだけど・・・
「そう?何か悩み事でもあるんじゃない?顔にかいてあるわよ?」
「え?と、突然どうしたの?私は何も悩んでないよ?」
はい、確定ね。なんかあるわね
「どうしても話せないことならいいけど、話したほうが楽よ?」
「うん・・・」
しばしの沈黙。よっぽどのことね。
「お姉ちゃんは最近誰かを好きになったりした?」
いきなり何言い出すのこの子は?
「あ、あるわけないでしょ?」
なぜかある男の子の顔がうかんできた。ええい!!消えろ!!
「実はね・・・・」
602ケンカ×出会い×始まり:2007/11/25(日) 19:18:15.76 ID:gD8inp2m0

つかさの話はこうだった。
涼宮さんとケンカを、しかも2回もしたらしい。
この子にもそんな度胸があったのね。

一回目のケンカはSOS団、いえキョン君のことだけど
「どうしてやめさせたの?キョン君落ち込んでるよ?」
「あんな平凡でアホな奴この世に必要ないわ」
この言葉でつかさは我を忘れてにらみつけたらいい・・
私もたぶんそうしてたわね・・・・・

まあ確かに、出会ったころのキョン君はどこか物憂げで
寂しそうだったわよね・・・
まあそれが良か・・・ええい!
603以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 19:18:34.79 ID:hBFxr4jT0
支援じゃないよ、仮に支援だとしても支援という名の妨害だよ
604ケンカ×出会い×始まり:2007/11/25(日) 19:19:11.70 ID:gD8inp2m0

そして昨日のケンカの理由これが・・・・

二回目は涼宮さんのほうから話しかけてきたらしい
「ここ最近あんたキョンと仲がいいけど付き合ってんの?」
こういわれたらしい。たまたまそのときこなたたちもいなかったみたい
「え?わ、私は・・・」
誰かに助けを求めることもできずしどろもどろだったんでしょうね・・・
矢継ぎ早に涼宮さんが
「あんなアホのどこがいいの?遅刻癖もあるし、頭悪いし・・」
つかさはここでまた頭に血がのぼったらしい。
「涼宮さんこそ、そんなにキョン君が気になるなんて好きなんじゃない?」
まるで小学生のケンカね・・・
と思うのと同時に私は不安感が襲ってきた
605以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 19:20:04.26 ID:1YPsItNW0
>>603
妨害なのかよwww
おのれ人語を操るクマめ!

支援
606ケンカ×出会い×始まり:2007/11/25(日) 19:20:16.11 ID:gD8inp2m0
「それでヒートアップしちゃって・・・」
「あきれたー。それで貧血おこしたの?」
「えへへ、迷惑かけちゃってごめんね。」
「まったくよ。次学校行くときみんなに謝っときなさいよ?」
「うん。でも寝ながら涼宮さんのいったこと考えてたんだけど」
次に来る言葉が直感的にわかった・・・
「私キョン君のこと・・・・・」

お願い!つかさそれ以上いわないで!
「好きなのかなぁって。えへへ私らしくないかな?」
・・・・・・・・
「ううん。そんなことないわ。きっとつかさなら大丈夫よ!!私は応援するよ!涼宮さんなんかメじゃないわよ。」
どうしてこんなこと言っちゃったんだろ。
「お姉ちゃん気が早いよ!それにまだキョン君だってゴニョゴニョ・・」
「キョン君は意外と倍率高いだろうから早くしないと手遅れになっちゃうかもよ?」
607以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 19:20:24.69 ID:XhQxX8xoO
     ぅぉぇっぷ

  〃⌒ヽフ
  /  rノ 支援
 OO_);゚。o;,
608以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 19:20:35.46 ID:d2Mfk23XO
支援ぬ
609以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 19:21:43.57 ID:hBFxr4jT0
>>595
>>607
おまえら吐きすぎwww
610以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 19:22:12.75 ID:4inEGNIiO
ふぅ、落ち着いた・・・。
では改めて

支援だぁぁぁ!!
うっ、げほっげほっ。
611ケンカ×出会い×始まり:2007/11/25(日) 19:22:57.23 ID:gD8inp2m0
言ってて空しくなるわ・・・


「え?そんな・・・」
「まあ私は応援するからがんばりな。」
「うん。ありがとうお姉ちゃん。」
その一言が何より重いわ・・・
「じゃあお休み。」
部屋を出てすぐに外に向かった。
「こんな時間にどこいくんだ?」
お父さんが聞いてきた。
「ちょっと裏の金魚を見てくるね」
そういって私は走った。今年一番の速さで・・・
境内に着くと涙が出てきた。
幸い、声は出さなかったけど。
やっぱり双子だからかなぁ。
今まではっきりと感じたこと無かった。
ううん。嘘ね。
認めてなかっただけ。
考えてみればつかさも私も露骨にアピールしてたじゃない。
あ〜あ、みんなにバレてたらただのピエロね。
なんでよりによってつかさもなの?
本当に…

612ケンカ×出会い×始まり:2007/11/25(日) 19:23:40.90 ID:gD8inp2m0

結局どうすればいいのかわからず、気持ちの整理もつかぬまま家に帰り布団に入った。
ただこんな状況で眠れるわけもなく朝になってしまった。
朝食をなんとか胃に納めているとき、つかさは大事をとって一日休むことを母から聞いた。
まあその方が良いわね。
私も凉宮さんと話したいし。


いつもより早く家をでて、つかさの教室へ向かった。
後ろからこそこそと確認したけど、キョン君はいないわね。
今あったら精神的にヤバイわ。
凉宮さんはいた。窓際で外を向いてる。
ちょうどいいわね。
「凉宮さん、昨日は妹が迷惑かけてごめんね」
少しの沈黙。
「あんた、誰?」
キョン君から聞いてたほどパワフルな人には感じられなかった。
「あ、私柊かがみ。つかさの姉よ。」
「あっそ。全くはやくくっ付けばいいのよあいつら。ノロマ同士お似合いよ。」
つかさが怒るのも無理ないわ。
613ケンカ×出会い×始まり:2007/11/25(日) 19:24:29.78 ID:gD8inp2m0


「そうね。たしかにトロい所あるかもしれないけど、つかさはひねくれてないから去年のあなたと違って二人はうまくいくわよ!」
ずっと思ってたことをつい言ってしまった。
「な!私がひねくれてるっていいたいの?それに去年の私と違ってってどういう意味よ?」
「そうよ!キョン君が好きなのにケンカしてSOS団やめさせるし、そのくせ最近仲良くなったつかさにも嫉妬してる。ひねくれもの以外の何者でもないじゃない!」
「うるさい!そんなわけないじゃない!あんたこそ、妹に取られてさぞかしお気の毒ね。」
この言葉のあと良く覚えてない。
いつの間にかヒートアップしていた。
「いい加減にしろ。」
「!?」
何でこんな時に来るの?
「凉宮、お前は3…」
バチーン!

凉宮さんが走り去っていく。
私以外誰も凉宮さんがひっぱたいた理由分からないだろうなぁ。
「お、おいちょっと待てよ!」
キョン君も慌てて追いかける。
不思議とキョン君より凉宮さんに同情してしまった。
良く周りを見ると人がいっぱい集まってた。まあ当然ね。
「かがみん、何があったの?」
「あ…、つかさのことについてちょっとね。」
嘘はついてない。途中から論点がずれたけど。
その後、みゆき達にもいろいろ聞かれたけど答えられなかった。
「ごめん。教室戻るわ。」
クラスに戻りながら凉宮さんに言ったこと、言われたことを思い出していた。


614以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 19:26:15.03 ID:XhQxX8xoO
    
    〃⌒ヽフ 支援
 川  /  rノ
 ▲ OO_)
615ケンカ×出会い×始まり:2007/11/25(日) 19:26:19.48 ID:gD8inp2m0

凉宮さんにひねくれ者なんて言ったけど、私は臆病者よね。
結局は一緒。
言いたいのに言えない。
席につくと峰岸や日下部が話しかけてきた。
「オース柊!」
でも私は机に突っ伏して寝た振りをした。
「オイってヴァ!」
「柊ちゃん?」
ごめんね。二人とも。でも、こうでもしなきゃ耐えられないわ…
授業が始まってからも、突っ伏しながらいろいろ考えていた。
昨日の夜と同じで結局答えは見つからない。
授業が終わってから少したつと後ろから呼ぶ声がした。


「柊!男が読んでるぞ!」
多分キョン君だろう。
顔を見ないように後ろへ向かった。
それでもダメだった。
キョン君の胸で泣いてしまった。
分かってるのよ。私がつかさに言った通り応援すればそれで済む。
「お、おい大丈夫か?涼宮になんか言われたのか?」
キョン君の顔を見上げた。
どうしてそんなに優しいの?
いっそキョン君が、私のことを嫌いになればいいのに・・・

616以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 19:26:37.52 ID:2XCcfd2I0
>>605
支援は妨害ではない
もっとおぞましい何かだ
617以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 19:27:04.67 ID:1YPsItNW0
おっと魅入ってちゃいかんな
支援
618ケンカ×出会い×始まり:2007/11/25(日) 19:27:25.80 ID:gD8inp2m0

バチーン

え?え?
なんで固まってるの?
あれ?私?
う・・・そ?
急いで教室をでる。
昨日の全力疾走を早速更新ね・・・
家に帰ると親はいなかった。
よかった。
つかさも寝るようだ。

あ〜あ、やっちゃったな。
別にキョン君はなんもしてないのになぁ。
明日からどんな顔すればいいんだろ?
はぁ・・・・・
619以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 19:30:32.91 ID:d2Mfk23XO
支援
620以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 19:31:57.40 ID:1YPsItNW0
>>616
もっとおぞましい何か・・・ゴクリ・・・

支援
621ケンカ×出会い×始まり:2007/11/25(日) 19:33:00.66 ID:gD8inp2m0
気がついたら寝てたのかな?
目が覚めるとそこ灰色の空間だった。
まるで私の心みたいな。
なんなのここは?
学校?
校門から出ようとしても、見えない壁で通れない。
これ夢かな?
自然と足がつかさの教室に向かった。
なんなのかしら?

教室を覗くと重苦しい雰囲気、
つかさと凉宮さんが教室の両端に座ってた。
「あ、お姉ちゃん!」
「つかさ!」
「なんであんたまで出てくんのよ…」
「悪かったわね…」
気まずい沈黙ね…。
なんでこんな夢なんだろ。
622以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 19:33:42.21 ID:d2Mfk23XO
エン支援トグレイモン
623ケンカ×出会い×始まり:2007/11/25(日) 19:33:46.93 ID:gD8inp2m0

「昨日、今日とむきになったりして悪かったわね。」
凉宮さんが突然喋り出した。
驚いた。凉宮さんが謝るなんて!
キョン君の話では一度も謝ったところを見たことがないって言ってたのに。
凉宮さんが言うように夢なのかな?
「いや、だいたいケンカ吹っ掛けたの私だし、こちらこそごめんなさい。」
全面的とは言わないけどケンカに発展させたのは、私よね…
「私もごめんなさい。でもなんでお姉ちゃんが謝るの?」
「あ、つかさは知らないか。私も凉宮さんとケンカしちゃったのよ。」
「え!?そうなの?なんで?」
「大したことじゃないわよ。」
「あ、そうなんだ。」
また気まずい沈黙が襲ってくる。


「キョン君にも謝らなきゃなぁ。」
つかさが言い出した。
「なんで?あんたは別になにもしてないじゃない?」
「ううん。凉宮さんとのケンカも仲裁してくれたし、いろいろ心配してくれたから。」
「そうね、私も謝らなきゃなぁ。」
本当よね…
「………」
624以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 19:35:16.62 ID:35dpgcifO
625ケンカ×出会い×始まり:2007/11/25(日) 19:38:08.68 ID:gD8inp2m0
涼宮さんも反省してるのかな?
なにか苦い顔してるわね。

「あ、キョン君!」
「「え?」」
両頬が赤いくて手形がついてる。
すごく申し訳ない気持ちになるわ・・・
心底嫌そうな顔で教室に入ってきた。
「はぁ。まあそのなんだ…三人揃って会話してるってことは仲直りしたのか?」
いつのまにか3人でいつものお昼ご飯の席に座っていた
「うん…」
「そりゃ良かったな。」
すごい気まずいわ。
直接キョン君の顔なんて見れないわよ…
「あの、キョン君。」
「なんだ?つかさ。」
「ごめんなさい!」
「お、おい。つかさはなんもしてないだろ?」
「ううん。凉宮さんとのことでいろいろ迷惑かけちゃったし…」
「私もごめんなさい。あんなことしちゃって…」
「かがみ…。いや俺こそなんか気にさわるようなことしたんだったら謝る。すまん。」
「ううん、そんなことないよ。全面的に私が悪いの。」
良かった。謝れて。
626ケンカ×出会い×始まり:2007/11/25(日) 19:40:17.23 ID:gD8inp2m0

「お姉ちゃんキョン君になんかしたの?」
「なんでもないさ。ちょっと愚痴を聞いてやっただけだ。」
「キョン君…」
ありがとう…

「私も悪かったわね…」
・・・
キョン君の顔が崩壊してる…

「お前、熱でもあるんじゃないか?」
「な!そんなわけないでしょ!悪いと思えば私だって謝るわよ。」
「そうか。いや俺こそ春のあれは悪かった。ひっぱたかれてようやくいたみがわかった。本当に悪かったな。」
「本当よ!全く。でもそうね、今回のことは私にも過失があるから特別に春のことは水に流して再入団を許可してあげるわ!」
凉宮さんも素直じゃないな…
「はいはい。ありがとうございます。団長様。」
「はい、は一回!あとあんたたちもSOS団に入りなさい!」
え?
「おい、なんの脈絡もなくいきなり言うな。作者の想像力の無さが露呈するだろ!」
作者?
「うるさいわね。もうばれてるわよ。あんたは黙ってなさい。」
本当にいきなりね。


627以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 19:40:22.71 ID:2XCcfd2I0
正気にては支援ならず

支援道は死狂ひなり
628以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 19:40:50.60 ID:1YPsItNW0
支援
629ケンカ×出会い×始まり:2007/11/25(日) 19:40:56.35 ID:gD8inp2m0

「ところで、SOS団って何するところなの?」
興味津々だなつかさ。
「宇宙人や未来人、超能力者やそれに準ずる不思議を探して遊ぶことが目的よ!」
………
「わー面白そうだね!」
「おいつかさ。いいのか?後戻りはできないんだぞ?」
「でもキョン君だってもどるんでしょ?」
「いや、まあそうなんだが………」
すごい複雑な顔してるわね。
「お姉ちゃんは?」
「つかさが一人で入るのは心配だからね。私も入るわ。」
私も素直じゃないわね。
「つべこべいわず入ればいいのよ!そうね明日は入団祝いで鍋にするわ!キョンあんた一発芸の用意しなさいよ!」
「なんで俺が!どうしてもってんならなんか見返りよこせ!」
なんか夫婦見たいね。
つかさが怒るわよ?
630以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 19:41:53.09 ID:d2Mfk23XO
ツンデレもえ
631以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 19:42:38.28 ID:1YPsItNW0
>>626
おまwwwww
支援
632ケンカ×出会い×始まり:2007/11/25(日) 19:44:19.82 ID:gD8inp2m0



「あ、そうだ。キョン君、今までのお詫びに何か一つだけお願いきいてあげるよ!」
おいおいつかさ、対抗するのはいいけどいきなり爆弾過ぎないか?
「う〜んそうだな、じゃあポニーテールにしてきてくれないか?明日七夕だしな。」
キョン君も甲斐性ないわね。あったら困るんだけど…。
それよりも七夕だからってポニーテールってなんか関係あるのかしら?
それともただの好み?
「このエロキョン!成敗してやるわ!!」
「やめろハルヒ!」
キョン君が宙を舞ったのは見えた。
柔道を詳しくみたことないからわからないけど
背負い投げっていうのかしら?

どすん。
633以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 19:45:19.94 ID:1YPsItNW0
七夕はポニーテールの日だったなそういえば
支援
634ケンカ×出会い×始まり:2007/11/25(日) 19:45:42.36 ID:gD8inp2m0

んは?家…か?
あ、ああ
ぐおー。なんつー暴言はいちまったんだ。森元首相も爆笑だっぜ!
今だかつてない恥の極み。
谷口並みにアホかもしれん。
いやそれは自分を卑下しすぎか。

ガチャガチャ
「キョン君起き…キョン君が起きてる!」
「おう」
「うわー珍しい!今日は雪が降るね!」
真夏に雪なんか降るわけありません!第一今日は快晴だぞ。
「お母さん〜キョン君が起きてるよ〜」
その後もうるさい妹をあしらって家を出た。
635ケンカ×出会い×始まり:2007/11/25(日) 19:49:11.74 ID:gD8inp2m0

今だかつてない恥ずかしい夢、か・・・?

な〜んてしったこっちゃねぇや。こうなったら開き直りが大事だ。
「よう、キョン…。そんなとこで何を買ってるんだ?」
「ちょっとな。」
すばらしくタイミングがわるいなお前は。
「それよりもだ、お前かがみにもひっぱたかれたんだってな。何したんだ?」
こいつはなんでそんな情報ばかり集めるのが早いのだろうか。
「知らん。それよりも谷口、チャックあいてるぞ。」
wawawaのチャック、グッチーめ。ハッチポッチス○ーションでも出演してろ!
「俺は先に行くぞ!」
「おい、キョン待てよ!」
「ガヤガヤ」
ガラッ
「あ、おはようございますキョンさん…」
「ああ、おはよう。」
ピタッ
636ケンカ×出会い×始まり:2007/11/25(日) 19:50:33.91 ID:gD8inp2m0

なんでみんなこっちを見てくるんだよ…
気まずいじゃないか・・・
席につくとクラス中が静まりかえっていた。
やっぱりなんとかしたほうがいいのか。
「なあ、ハル…」
「今日の放課後部室来なさい!来なきゃ死刑だから!」
そっぽを向きながら言い出しやがった
部室で何をやらされるんだろうね。
「わかったよ。死刑はいやだからな。」
「ふん」
そう言うと席を立ってどっかに行った。もうホームルーム始まるのにな。
「キョンキョン良かったね!」
「おう、こなたか。ああ、まあな」
「私も放課後よばれてるんだヨ。」
なんでだ?
「もしかして高良もか?」
「ええ、朝来たら突然誘われました。」
637以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 19:50:55.36 ID:1YPsItNW0
何でもアリの楽しい駅からの支援
638以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 19:57:09.32 ID:It4Iutt50
支援
639以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 19:57:40.39 ID:XhQxX8xoO
どれが答えだっ……?

@特に期待できない長編の続きに専念することにした
A髭面な俺は急に勉強に集中する
Bとにかく支援だ
640以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 19:59:00.46 ID:1YPsItNW0
>>639
まずB
でそのあと@

支援
641ケンカ×出会い×始まり:2007/11/25(日) 19:59:18.57 ID:gD8inp2m0
「私も誘われたよ!」
「つかさもか?ってことはハルヒとのケンカは収まったのか?」
まあわかってたが。
「うん。今朝凉宮さんがうちに来たんだ。」
「な、なんですと!?」
「キョンキョン顔が怖いよ…」
顔面崩壊してたかもしれん。あいつがそんなことをするなんて信じられん。
まだ夢を見てるのか?
「どんな話をしたんだ?」
「え?えと、その。仲直りとか?」
なんで疑問系なんだ?
「ダメだよ、キョンキョン。乙女は秘密が多いものなのさ。」
「こ、こなちゃん!」
ケンカの仲直りに乙女もなにも関係ないと思うがな。
「そうなのか?まあでも、良かったな。」
「うん。キョン君にも迷惑かけちゃってごめんね。」
「いや…」
642以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 19:59:52.09 ID:2XCcfd2I0
>>639
C全部やる
643ケンカ×出会い×始まり:2007/11/25(日) 20:00:25.77 ID:gD8inp2m0

「おい、キョン!凉宮が放課後に部室こいなんて言ったんだが、何か企んでるのか?」
またまた間の悪いやつだ。
「僕もだよキョン。一体何をやるんだろうね?」
準団員は総出なのか?
「知るわけないだろ!俺だって強制参加だ。」
「え!じゃあ凉宮さんと仲直りしたの?」
「いや正直わからん。」
「はぁ?どういう意味だ?」
そのままの意味だ。
それぐらい理解しやがれ。
「まあいいだろ。なんだって。」
その後も谷口が何か喚いたがホームルームになった。
問題はかがみだよなぁ。どうすりゃいいか…
結局授業が終わってもハルヒは帰って来なかったし、かがみから接触もなかった。

644ケンカ×出会い×始まり:2007/11/25(日) 20:01:02.97 ID:gD8inp2m0

「キョン!先に行ってるぞ」
「ああ、さっさと行かないと死刑にされるぞ」
全く忌々しい。
なんでこんな日に限って掃除当番なんだ。
あー忌々しい。ゴミ捨てまでやらされてやっと解放された。
しかも下駄箱に・・・
また精神的につかれるな・・・
岡部め、これで死刑になったら三代あとまで祟ってやる。
部室に向かう途中
「あ、キョン君!」
「ああ、かがみか…」
しばしの沈黙…。何したか自覚がないからかがみの方が気まずいな。
「あの、昨日はごめんね。」
閉鎖空間と同じで大丈夫かね?
「いや俺も気にさわったこと言ったのかもしれないしな。すまん。」
「ううん、気にしないで。全面的に私が悪いの。あ、そうそう、キョン君もハルヒに部室呼ばれてるんでしょ?一緒に行かない?」
かがみもこの話はきまずいんだろうな。
「ああいいぞ、かがみもなのか?」
こいつもハルヒのこと下の名前で呼んでたか?
645以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 20:03:16.08 ID:XhQxX8xoO
C コーン
F フレーク
H ホオバッテ
S シエンスル

かわせるかっ!!
646ケンカ×出会い×始まり:2007/11/25(日) 20:04:30.79 ID:gD8inp2m0
「そうなのよ。それに私だけじゃなくて峰岸や日下部もなのよ。あ、二人ともクラスの友達なんだけどね。」
多分ヴァヴァヴァ女達の事だろうな。
しかしハルヒは本当に何考えてるんだ?全く意図がつかめん。
「お姉ちゃん、キョン君!」
「あれ?つかさなんで外にいるの?」
「分かんない。いいって言うまでハルちゃんに外で待ってろって。」
ハルちゃん?やっぱり今朝なんかあったのか?
「あとキョン君とお姉ちゃんも待ってろって。」
「何たくらんでるんだあいつ?」
「つかさー!かがみとバカキョン来た?」
部室の中から無駄に元気な声が響いた。
「うん、揃ったよ。」
「じゃあ入っていいわよ!」

ガチャ
647ケンカ×出会い×始まり:2007/11/25(日) 20:05:35.19 ID:gD8inp2m0
パン、パン、パン。
突然左右と正直から音が鳴り響いた。
「かがみん、つかさ誕生日おめでとう!」
は?
「おめでとうございます。」
「え?あ、今日だっけ?」
「こなたに聞いたら今日があんたたちの誕生日だって聞いてね。SOS団で七夕を祝うついでよ、ついで。別にあんたたちの為にやってるわけじゃないわよ!」
「良く言うぜ!あんた達手伝いなさいってさんざんこき使…」
「煩い!」
「ギャー!」
なるほどな。だから授業に出てなかったのか。
あ、谷口よ南無。
「はいこれプレゼント。」
「うわーありがとうこなちゃん!」
「え、あ、うん。ありがとう。」
「かがみん照れてるの?顔が真っ赤だよ?」
「ち、違うわよ!!」
「おめでとうございます。かがみさん、つかささん。」
「おう、柊おめでとうだってヴァ!」
「柊さんたちおめでとう。」
648ケンカ×出会い×始まり:2007/11/25(日) 20:06:38.89 ID:gD8inp2m0

「そうね、私からはSOS団入団の資格をプレゼントするわ!ありがたく受けとりなさい!」
双子1、2と書いてあるいつもの腕章だ。
「ああ柊姉妹よ。お前達もそっちの世界にいっちまうのか。」
「黙れ!」
「ギャース!」
余計なこと言うからだぞ谷口。
「あとキョンキョンのSOS団復帰記念パーティーも同時開催でいいんだよね古泉君?」
「ええそうですよ。」
「ちょっと古泉君何よそれ!?」
「おや、僕は長門さんにそう言われたのですか?」
「ちょっと有希どういうこと?」
「だめ?」
長門その顔は反則だ!谷口や国木田なんか顔真っ赤だぞ。
「む、むう。ゆ、有希の希望ならしょうがないわね…。キョン!有希に感謝しなさいよ!」
ふう。あの非日常が戻って来るのか。やれやれ。
「長門ありがとな。」
「いい。」
「ナガモン可愛い!」
その後長門はこなたに捕まってしまった。
649以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 20:06:48.87 ID:1YPsItNW0
あ・・・素で忘れてた。
そういや7月7日っていったらそうだったな
650ケンカ×出会い×始まり:2007/11/25(日) 20:07:57.92 ID:gD8inp2m0

「そういえばキョンあんただけプレゼント渡してないじゃない?」
チ、よく見てやがる。
「すまんかがみ、つかさ用意できなかった。」
・・・
「いいよ。私たち自分でも忘れてたし、私は今日会話できるだけで・・・」
最後のほうは聞こえなかったがやっぱりショック受けるよなすまん。
「おいキョン今朝のは・・・」
谷口が口を挟んできたがハルヒの怒声に消された。
精神的ダメージは食らうが、谷口の発言をかき消したのはほめてやろう。
「谷口や国木田でさえ用意してたのにあんた最低ね。」
事情があるんだ!いえないがな。
「キョンキョンそりゃひどいよ。」
「すまん」
「いいよ。キョン君。来年は忘れないでね?」
「ああ、絶対だ。」
つかさもかがみもショック受けてるよな・・・すまん。
651ケンカ×出会い×始まり:2007/11/25(日) 20:09:47.07 ID:gD8inp2m0
「さて、じゃあ短冊に願い書いたら鶴屋さん家行くわよ!」
「今年も書くのか。っておい!パーティーって鶴屋さん家でやるのか?ちゃんと許可取ってあるんだろうな?」
「もちろんよ!だからここに鶴屋さんがいないんじゃない!」
なるほどな。
「キョン君お茶です。」
「朝比奈さん…。遅くなりましたが、約束は果たしましたよ。」
「うぐ、ぎょんぐん良かったよ〜」
大変嬉しいのですが朝比奈さんあなたのそのグラマラスなものがですね、その…
「あ、朝比奈さん、」
「ひゃい!あ、ごめんなさい。つい嬉しくて」
「このぉ!エロキョン!あんたバツゲームに一発芸ね!」
「なんでだ!俺はやましいことは何一つしてないぞ!」
「顔に出てたわよ!神聖なる七夕にいやらしい!」
部室の全方向から寒くて痛い視線を感じるんだが。ほらかがみ、つかさ、誕生日なんだから笑え。いや笑ってください。
助けろ古泉と視線をやると、御愁傷様ですと目返してきやがった!
覚えてろよ!
652ケンカ×出会い×始まり:2007/11/25(日) 20:10:32.80 ID:gD8inp2m0

「それよりも早く短冊を書きませんか?」
よくやった古泉!前言は撤回してやる。
「そうね、一人2枚ずつ書きなさい。谷口達とかがみの友達の二人もついでに書いていいわよ!」
「おう、そうさせてもらうぜ!」
「みさちゃんが書くなら私も書かせてもらうね。」
みんな一枚はさっさとつけたが二枚目は出し渋ってたな。俺と古泉と国木田と柊の友達以外は結局着けなかった。
「おい、ハルヒお前もつけないのか?」
「同じ場所につけてるよりもバラバラにしたほうが効果あるに決まってるわ!だからもう一枚は家に飾るわ!」そうかい。
「じゃあみんな書き終わったら早速鶴屋さん家に行くわよ!」
「ハルヒ、私達鶴屋さん?って人知らないけど大丈夫なの?」
「大丈夫よ。許可は取ってあるから。それに鶴屋さんは名誉顧問だからいい機会よ。名前覚えてもらいなさい!」
「鶴屋さん家行けるのか!楽しみだな。またメイド姿なのか?」
「んなわけネーだろ。」
本当に煩悩の塊だなこいつは。
「う〜んそうね、たまには谷口良いこと言うじゃない。コスプレねぇ・・・・鶴屋さんに頼んで浴衣用意してもらおうかしら。」
何?
「あ、もしもし鶴屋さん?私。今から浴衣10着用意できる?うん、もちろん鶴屋さんの分も入ってるわよ。うん、本当に?さすが鶴屋さんね!わかったわ。じゃあこれから行くからよろしくね。」
行動すんの早!即断即決だな。
「キョン!俺は生まれてはじめて涼宮が神に見えたぞ!」
良かったな古泉。お前と同じ信者ができたぞ。
「いやー僕もたのしみだな。」
まあ俺も楽しみだけどな。
「ちょっと急に浴衣なんてサイズとかどうすんのよ!」
「鶴屋さん家に色々あるから大丈夫よ」
「おい、涼宮!私達もついてっていいのか?」
「いいわよ。そうね、あんた達も準団員にしてあげるわ」
「ハハハ…」
南無。
653ケンカ×出会い×始まり:2007/11/25(日) 20:11:47.84 ID:gD8inp2m0

「はるにゃん、私とみゆきさんは?」
「あれ?言ってなかったっけ?あんたらも今日から団員よ。」
「ヤフー!」
「ありがとうございます。涼宮さん。」
二人とも楽しみだったのか?

二度あることは三度ある。同じことを言ってまた谷口がボッコボコにされた。
そんな訳で人数が増えたSOS団で鶴屋さん家に向かった。
654ケンカ×出会い×始まり:2007/11/25(日) 20:12:26.68 ID:gD8inp2m0
「よっく来たね!おお!キョン君めがっさ久しぶりだね!はるにゃんと仲直り出来たのかな?」
鶴屋さんも元気だな。
「お久しぶりです。ええまあ。」
「うんうん。みんなキョン君が居なくて寂しかったんだよ!特にみくるなんか…」
「つ、鶴屋さん!浴衣はどこなんですか?」
「おお、みくる。あっちの部屋さ。ん?君たちが新団員かい?」
「そうよ、鶴屋さん。自己紹介は歓迎パーティーの時でいいわ。時間は止まってくれないんだからさっさと着替えてやりましょ。」
「そうにょろね。ささこっちっさ〜。あ、男子諸君は庭の方の準備を手伝ってきてほしいにょろ。」
「古泉君、このアホどもが覗きに来ないようにしっかり見張っててね!」
「わかりました。」
俺がそんなにスケベに見えるのか?
谷口を除けばここにいる男は紳士な方だと思うんだが

655以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 20:13:04.84 ID:It4Iutt50
支援
656以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 20:13:27.46 ID:1YPsItNW0
キョンは確かに助平だと思う
支援
657以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 20:14:51.81 ID:XhQxX8xoO
    |
  \ _ /
 _ (m) _
    目  ピコーン
  / `′ \
   ∧∧
   (・∀・) 数Vなんて無かったんだ!!
  ノ( )ヽ
   < >

支援
658以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 20:18:24.58 ID:It4Iutt50
支援
659以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 20:27:15.84 ID:1YPsItNW0
ぷ.....。

ボウリング? いいえ、ケフィアです

支援
660以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 20:32:33.17 ID:35dpgcifO
661以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 20:34:33.62 ID:35dpgcifO
662以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 20:36:39.79 ID:It4Iutt50
支援
663以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 20:38:20.95 ID:XhQxX8xoO
何があったんだ?
664ケンカ×出会い×始まり:2007/11/25(日) 20:39:53.46 ID:gD8inp2m0
中庭に向かう途中に、
「貴方には感謝すべきなんでしょうね?」
「なにがだ?」
「昨夜の閉鎖空間のことです。前回よりも強力で全く入れなかったんです。本当に世界が終わるかと思いましたが、さすがですね。」
「俺は何にもしてないぞ。礼なら柊姉妹にしとけよ。」
「ま、そういうことにしておきましょう。そうそう、柊さんたちを少々調べさせていただいたんですかご安心ください。貴方と同じ一般人です。」
聞いてないぞ。
まあ少し、ほんの少しだけ疑問に思ってたがな。
「古泉、キョン何やってんだ!はやくいこうぜ。」
全くそんなに急いだって女子が終わるまで待たなきゃならないんだぞ。
俺らが準備を終えてボーっとしてるときだ。
「どうかな?めがっさ似合ってると思わないかな?」
「ええ良くお似合いですよ。」
古泉の歯に浮いた感想はどうでもいい。
正直そのポニーテールがたまりません。
「鶴屋さん似合ってますよ。」
月並みにしか言えないがその通りなんだからしかたがない。
「そんなに褒められると、照れるっさ。お、はるにゃんたちも来たみたいだね。」
いつもの歩くペースの三分の一ぐらいのスピードでやって来た。
「ふん!しっかりと用意は出来てる見たいね!」
「まあ時間があったしな。それよりもなんでみんなポニーテールなんだ?」
朝比奈さん、鶴屋さん貴女方は正しく女神だ。申し分ありません。もう、最高です。
「みゆきが言うには今日はポニーテールの日でもあるのよ!だからみんなでしたってわけ。ただそれだけよ。深い意味なんてないわよ。」
「そーかい。」
665以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 20:40:25.34 ID:35dpgcifO
保守
666ケンカ×出会い×始まり:2007/11/25(日) 20:42:04.66 ID:gD8inp2m0
「ったく。涼宮も大人しくしてれば最上級ランクなのにな。ただでさえ3ヵ月のブランクあるんだ。その性格直さないとつかさや泉にとられちまうぞ。」
話の内容が全くつかめん。なんか三人で争奪戦でもしてるのか?
おい、古泉大丈夫か?顔が真っ青だぞ?
「グッチー!」
「な、なんのこと言ってるのかな?」
「た、谷口あんた何を勘違いしてんの?し、死刑よ!」
顔を真っ赤にしてそんなに怒ることなのか?
「おいおい!何を勘違いしてるんだ?俺はまだ目的語を言ってないぜ?」
珍しく谷口が押してるな。速攻魔法が発動したか?
「問答無用よ!」
残念ながら発動しなかったみたいだな。今度こそこなたからの追加攻撃もあったから致命傷だろう。つかさやめてあげなさい。谷口のライフはとっくに0だ。
ハルヒが谷口だったものをそこら辺に捨てといて、SOS団新入団員歓迎会with柊バースデーが始まった。
667以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 20:42:08.87 ID:35dpgcifO
キター
668ケンカ×出会い×始まり:2007/11/25(日) 20:44:16.31 ID:gD8inp2m0
オープニングで早速罰ゲームだと強制で誕生日の歌を独唱させられ柊姉妹を祝福し、喜んでもらった。
俺の精神的苦痛が物凄かったがな。まさかこの歳で歌うことになるとは…
その後続けて新団員、新準団員達の自己紹介も終わり、盛り上がりを見せ始めた。
「えっとキョンだったか?昨日はつかみかかったりして悪かったな。なんか全面的に柊が悪いらしいじゃないか。」
む、ヴァ女だからえっと日下部か、やっと分かったか。
「ああ、わかったならもういいぞ。」
「そ、そうか。お礼にミートボールやるよ。」
「ああ、いただく。」
「おやおや、みさきち。キョンキョンにフラグかい?」
「ち、ちびっこ?」
いつの間にいたんだ?こなた。
「みさきちもかぁ……。ふう、キョンキョンにはやれやれだね。」
何の話だ?
「お、おいちびっこ勘違いするなってヴァ!こらまて!」
二人とも足早いな。

669以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 20:44:52.65 ID:It4Iutt50
支援
670ケンカ×出会い×始まり:2007/11/25(日) 20:45:42.69 ID:gD8inp2m0

「うーんみさちゃんもかぁ。キョン君すごいね。」
「峰岸だったか?何が凄いんだ?」
「うーん私の口からは言えないよ。」
さっぱりわからん。
「そうだよキョン、早めに一人に絞らないと刺されちゃうよ?」
いきなり入ってくるな黒木田。
びっくりするじゃねーか。
もう宇宙人に刺されたことあるぞ。
しかし、
「何を絞ればいいんだ?」
・・・
「「やれやれ」」
なんだよ。二人して俺のセリフパクりやがって
「それより、峰岸さん。柊(姉)さんの方は、どうだと思う?」
「う〜ん柊ちゃんは遠慮はしてるわよね?やっぱり妹に遠慮してるんじゃない?黄緑さんに調節してもらおうかしら?」
「うん、それがいいね。」
なにやら二人で意気投合して会話にはいれないな。
ただなんか聞いてはいけない固有名詞をきいたような??
その後も古泉の愚痴を聞いたり、王さまゲームをやると聞いて蘇った谷口をあしらったりと大変だった。
ああ、王さまゲームの内容は聞かないでくれ誕生日の歌と共に消し去りたい記憶だ。
王さまゲームのあとはかがみが塾があるらしく、お開きになった。
自分の誕生日ってこと忘れてて、受講日にしたらしい。
真面目だな。
「今度活動があるときは塾なんかサボんなさいよ!」
「ハハハ…」
「じゃあ解散!」

671以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 20:47:38.62 ID:JFXo83/j0
VIPPERのことを馬鹿にしてる奴がいるお!

そいつが嫌いな言葉は ちんちん^^ だお・・・

ちんちん^^ ってレスしてほしいお・・・

↓のスレだお( ^ω^)
http://ex23.2ch.net/test/read.cgi/net/1195927370/1-100
672以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 20:47:43.06 ID:It4Iutt50
支援
673ケンカ×出会い×始まり:2007/11/25(日) 20:47:43.68 ID:gD8inp2m0

やれやれ。まだこいつと二人で歩くのは気まずいな
みんなと別れて谷口、ハルヒ、俺になったときだ。
「キョンよ、最近家の回りは治安が悪い。だから、涼宮を送ってってやれ。」
「お前ん家のほうが近いじゃねーか?」
「俺はちょっとよらなきゃならない所があるからお前が送ってけ。それと渡すものがあるんじゃないか?」
と言って去っていきやがった。
ちくしょう。朝のバレてたのか。
674ケンカ×出会い×始まり:2007/11/25(日) 20:49:54.89 ID:gD8inp2m0

「全く私一人で暴漢ぐらいぶっ潰せるわよ。第一まだ暗くなってないじゃない。全く谷口のやつ…」
全くだ。もう目の前まできちまったじゃねーか。
「キョン!」
「なんだよ?」
「渡す物ってなによ?」
くそ、聞こえてたのか。
「あーほら。その、和解のためにな一つ用意したものがあってだな。これなんだが…」
「ふ、ふん!キョンにしては殊勝な心掛けじゃない!どうせ大したものじゃないだろうけどいただいておくわ。」
「そーかい。ま、気に入らなかったら返してくれ妹にやるから。」
「そうね。そうさせてもらうわ。」
まあ恥ずかしいこと連続でしてたから俺も気が変になってたんだろうな。
そうにちがいない!!
「ま、それをつかってポニーテールにでもしてくれ。俺の目の保養にもなるしな。
何を血迷ったことを言っているんだ俺は!!誰かピストル持ってこい!」
「な!!」
「あ、いやうん。じゃあな!」
今年一番のスピードが出たな。
明日どんな顔すりゃいいんだ?
まあいい。とりあえずミッション1が終わったからよしとするか。
675以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 20:51:35.28 ID:1YPsItNW0
やっと追いついた。フリーズなんか大ッ嫌いだ

谷口がなんかかっこいいwww
支援
676ケンカ×出会い×始まり:2007/11/25(日) 20:52:00.86 ID:gD8inp2m0

ブーブー。
「はい、もしもし?」
この中途半端な時間に誰だ?
俺はまだ用事が残ってるというのに・・
「もしもしキョン君?私に用って何?」
「つかさか?な、なんでわかったんだ??」
おいおい、超能力者か?だとしたら古泉も機関もあてにならんな。
「さっきグッチーからキョン君に電話するようにメールが来たんだけど…」
あんの谷口め!余計なことばっかしやがって!明日覚えてろよ!
「あ〜今から会えるか?」
「え!?それって…」
さすがにかがみはまだ帰ってないよな。
「ああ、ちょっと渡したいものがあってさ。」
「う、うん。どこに行けばいい?」
そーだな。中間地点と言うとあそこがいいな。
「春みんなで行った公園に来てくれないか?」
「う、うん!す、すぐ行くよ!」

20〜30分くらいか…
677ケンカ×出会い×始まり:2007/11/25(日) 20:54:14.45 ID:gD8inp2m0

「あ、キョン君…」
「おうつかさ。」
「あの渡す物って?」
「ああ、俺だけ誕生日プレゼント用意してなかったからな。これなんだが…」
「わざわざ用意してくれたんだ。あ、ありがとう!開けてみていい?」
「あー。たいしたものじゃないからできれば家で開けてもらえるとありがたいんだが」
「うーん。今あけたいけど、キョン君がそう言うなら家で開けるよ。でも本当に嬉しい。ありがとね!」
「気に入ってくれるといいんだが、まああんまり期待しないでくれ。」
「ううん。目一杯期待するよ。えへへ。」
「がっかりしたときの保証はないからな。」
「多分大丈夫だよ。」
「ところで他のみんなからは何を貰ったんだ?」
「えーとね………」
678以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 20:56:35.82 ID:1YPsItNW0
支援
679以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 20:56:55.49 ID:hBFxr4jT0
支援
腹いてぇ
回鍋肉くいすfぎた
680ケンカ×出会い×始まり:2007/11/25(日) 20:57:29.97 ID:gD8inp2m0


人のこと言えんかもしれんが、結構ぶっ飛んだ物渡したんだな…
プレゼント談義が終わり、辺りも真っ暗になってきたしそろそろかがみも終わる頃だろ。
「あーそろそろいい時間だし駅まで送ってくよ。」
「え、う、うん。」
それ以来つかさは駅に着くまで黙っていた。時々目が会うんだが、すぐそらす。なんかまずいこと言ったかな?
「え?駅についちゃったけど、こんな人通りの多いところで?」
突然意味不明なことを言い出した。
「何がだ?」
・・・
(キョン君のバカ。あんなとこによびだしてぇ・・・期待した私もだけど・・・)
なにやらぶつぶつ言ってるが大丈夫か?
「つかさ?」
(うん!長期戦は望むところだよ!)
「キョン君今日はありがとうね。あ、それとポニーテールどうだった?」
なんだそのニヤニヤした顔は!いままでのつかさじゃないぞ!
あの発言覚えてたのか・・・・・
「そのなんだ、なかなか似合ってたぞ。」
うおー!この口か?この口がいけないんだな?
誰かボッコボッコにしてくれ!
「あ、ありがとぅ。じゃあね!」
タッタッタ。バタ。
あ、こけた。
なんかいいもの見れた気が・・・
ええい!自重しろ!
今日の記憶は消すか。うん、長門に頼むか。
やれやれあと1つか・・・
つかさを見送ったあとそのまま駅前で待つことにした。
あと30分もかからんだろ。
681ケンカ×出会い×始まり:2007/11/25(日) 20:59:09.65 ID:gD8inp2m0

正直かがみが一番悩んだ。
つかさと同じものでいいか?と考えて朝は同じもの買ったんだが、それはなぜかいけないような気がした。
なんとなくなんだがな。

「あれ?キョン君何してるの?」
春にも思ったが私服に着替えると印象変わるよな
声かけてもらわなければ気がつかなかったな。
「かがみか。塾の帰りか?」
「そうよ、キョン君は何してるの??」
「ああ、ちょうどかが・・」
「あれ?キョンなにやってるんだい??」
「佐々木か。」
そういえば一緒の塾にいってたんだな・・・
佐々木の前では渡せないしな・・・
やれやれ。
「ああ、ちょっと買い物にな。」
嘘ではない。買い直したからな。
「ほう。ここであったのも何かの縁だ、僕と柊さんはこの後ファミレスによる予定なんだが一緒に来ないか?いいよね?柊さん?」
「う、うんいいわよ。」
「じゃあ早速行こう。」
682以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 21:01:14.53 ID:1YPsItNW0
なんかもってけRemixの曲での
「ボッコボコにしなさい」って歌詞思い出した
支援
683ケンカ×出会い×始まり:2007/11/25(日) 21:01:16.05 ID:gD8inp2m0

中に入ると佐々木がいきなり切り出してきた。
「キョン、SOS団にもどれたんだって?」
「なんでしってるんだ?」
「あ、私が話したの。」
「それはおめでたいことだけど、キョン、君は柊さんにひどいことをしたそうだね?」
「佐々木さん!言わないって約束したのに!ひどいわよ!」
「すまん・・・」
「ほらこうなっちゃうじゃない・・・」
「ハハごめんね柊さん。ってことでキョン、ここはもちろん君がおごってくれるよね?」
くっそーそのために切り出したのか・・・
今朝の出費で野口さんも少ないときに・・・
ああ、月初めなのに野口さんが・・・・
「わかった。本当にすまなかった。かがみ」
「もういいわよ。これ以上引きずってると意地の悪い女になっちゃうじゃない。」
「あれ?柊さんいつもはポッキー一つでもおこるじゃないか!」
「こら!佐々木さん、言うなー!!」
こいつらこんなになかよかったんだな。驚きだ。
684ケンカ×出会い×始まり:2007/11/25(日) 21:03:21.98 ID:gD8inp2m0
ブーブーカガブー。
「ワー!/// も、もしもし?」
ずいぶんかわいい着信だな
「珍しいね?どうしたの?え・・・・う、うん、わかった。」
「どうしたの?」
「ごめん、ちょっと用事ができちゃった。私帰るね。」
げげ、今度はかがみん家にいかなきゃならないのか?
「じゃあ僕らも帰ろうか?」
「ああ、そうするか。」
店を出ると
「じゃあねー!」
と言ってかがみは走って行ってしまった。
おかしいな?あっち駅じゃないんだが・・・
しかし、今日中に届けるなら今度はかがみの家まで行くのか・・・
「キョン、また途中まで送ってってくれないか?」
時間差を考えるならまあいいか。
685ケンカ×出会い×始まり:2007/11/25(日) 21:04:14.17 ID:gD8inp2m0
「さっきの柊さんの様子変だったね。」
「そうか?俺にはわからんかったが。」
まあ変な方向にはすすんでたが。
「うん。駅の方に向かってなかったしね。もしかすると彼氏かもね?」
「そうか?」
「うんまあ僕にはわかんないけどね。」
・・・・・・・

「うん、ここらへんでいいよ。」
「そうか?いつもより手前じゃないか。」
「ちょっと歩きたい気分なんだ。」
「わかった。じゃあまた今度な」
少しゆっくりしすぎたな。
「ああ。」
返事が聞こえたので走りだした。
「キョン!涼宮さん達SOS団のメンバーに伝言をたのんでいいかい?」
10mくらい進んだところで佐々木が大声をだした。
「なんだ?」
珍しいなこいつが大声出すなんて。
「後部座席は譲らないよ!ってね。」
「なんの意味があるんだ?」
後部座席?なんのことだ?
「君はわからなくていいのさ。
(それにしても涼宮さんも苦労してるんだろーな・・・)
「わかった。じゃあな。」
譲らないってあいつも何かをかけてるのか?
それよりもハルヒ達とかかわりがあるのか?
はー。やれやれ。何かあっても俺を巻き込まないでくれよ?
686以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 21:06:05.01 ID:gD8inp2m0
やっと書きダメ文終わりました。
支援ありがとうございました!

687以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 21:06:37.02 ID:4inEGNIiO
>>684
やると思ったwwwwww
688以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 21:07:22.86 ID:It4Iutt50
689以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 21:08:27.67 ID:st+g64HD0
690以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 21:09:08.80 ID:1YPsItNW0
>>686
GJ!
よくここまで書いたもんだ。
文章も読みやすいし尊敬に値するな
691以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 21:09:08.37 ID:XhQxX8xoO
勉強の匙投げた('A`)



乙鰈
692以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 21:10:48.76 ID:4inEGNIiO
乙!
楽しかったぜ!!


こ、こんなパートスレなんか消えちゃえばいいんだから!
693以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 21:10:52.26 ID:hBFxr4jT0
乙、トイレに行ってたから
いまかろ読んでくるわ
694以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 21:17:55.93 ID:1YPsItNW0
おっとそうだ
>>686
いくつかおかしなところがあったんだがまとめに載せる時は直したほうがいいかい?

>>621
>目が覚めるとそこ灰色の空間だった。

>>651
>御愁傷様ですと目返してきやがった!

>>670
>黄緑さん

目返すってのが単に俺の語彙力が低くて理解できてないだけだったらすまん
てか直すにしても目返すだけはどう直すべきかわかんねえ('A`)
目線を送り返してきたとかか?
695以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 21:23:49.73 ID:gD8inp2m0
げぇ!誤字脱字!
>>694
お願いします。
「視線を送り返して」でお願いします。

書き忘れてましたがとりあえずまだ続きます。
696以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 21:29:25.99 ID:35dpgcifO
続きあるのか…!
寝れないじゃないか
697以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 21:33:53.82 ID:1YPsItNW0
おし、やってきた

>>695
まあ誤字脱字はどうやっても一つや二つはあるもんなんだから
気にする事じゃないさね
698以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 21:40:29.95 ID:1YPsItNW0
おっとそうだ書き忘れた
>>695
視点変更の所は全角ダッシュで分けといたけどよかったか?
都合が悪かったり、なんとなく気に入らないってんなら
話をキリのいいところで区切って項目分けて別々にするが

連投スマソ
699以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 21:50:07.49 ID:gD8inp2m0
>>698
okです。

>>696
今日中はちょっと無理かもしれません。
700以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 22:03:08.88 ID:1YPsItNW0
おっとっと保守
701以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 22:13:55.99 ID:1YPsItNW0
702以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 22:14:01.00 ID:d2Mfk23XO
保坂
703以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 22:24:08.47 ID:+3HFbAy70
hoshu
704以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 22:26:07.71 ID:L9bhPB5pO
>>211
今発見した

あと500レス……
705以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 22:27:50.90 ID:hBFxr4jT0
>>704
あぁすまない俺の所為だ
がんばって追いついてくれ
706以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 22:36:45.34 ID:+3HFbAy70
ほも
707以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 22:37:26.90 ID:1YPsItNW0
>>704
まあなんだ・・・
がんばれwww
708以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 22:37:29.23 ID:UaLn5jFtO
長門「とうおるるるるるるるるるるるるるるるるるるるる」
みなみ「呼びましたか?」
709以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 22:46:36.01 ID:35dpgcifO
>>699
把握
寝て待ってるお
710以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 22:55:01.05 ID:1YPsItNW0
711以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 23:05:18.41 ID:st+g64HD0
712以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 23:12:53.83 ID:XhQxX8xoO
二日目始めておk?
713以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 23:14:32.78 ID:+3HFbAy70
かかかかかもーん
714以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 23:15:43.92 ID:st+g64HD0
くもん
715朝霜の夢『二日目』かがみ:2007/11/25(日) 23:17:10.32 ID:XhQxX8xoO
暗闇の中、携帯を開いた。
既に日付は変わっており、メールも電話もする相手は眠っているだろう。
しかし、興奮のせいか私は全く眠気が無いのだ。

『私、キョン君に告白する』

もう取り消せない宣言だ。
今思い返すとわざわざ言い切る必要は無かったのかもしれないけど、あの時はこれが最善だと思った。
いくらこなたがキョン君に好意を抱いてる可能性があったとしても、あれではむしろ焚き付ける結果になってしまわないか?
深夜、私は布団にくるまりながらの自問自答を繰り返す。
けど、もし今成功すれば文化祭という一年に一回しかない大イベントを一緒に過ごせる。
つまりハイリスクハイリターンだ。
…そういえばライバルはこなただけじゃなかったわ。
むしろ大本命はハルヒとみくるさん、意外にゆたかちゃんとか…
「あーっもう………」
ライバルにしたくない子ばっかね。
というかキョン君の周囲にはハイレベルな女子が多すぎだと思うわ。
716朝霜の夢『二日目』かがみ:2007/11/25(日) 23:17:57.30 ID:XhQxX8xoO
>>715


さて、何時間この暗闇に居ただろうか。
母の目覚ましの音が微かに私の耳に届いた。
私達の朝食を作ったり、洗濯物を出したり、新聞を取ったりと主婦の朝は早いのだ。
一方の私は未だに眠気は降りず、ただベッドに寝ころんでいるだけである。
大変だな、などと他人ごとのような感想を抱きながら窓の外に光が差し込み始めたのを見ている。
携帯を覗くと五時────

ジリリリリリリリリリリリリリリリリリリ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

イィン!!と余韻を残して目覚ましは止まった。
音の発生源は恐らくつかさの部屋だろう。
これだけの轟音を枕元で響かせながらも意識が覚醒しないというのはむしろ感心さえする。
……やはり、起きてない。
今のベルの音から全く物音がしていない。多分まだ夢の中で遊んでいるのだろう。

仮にも私は姉である。
妹が恋路にはまり込んでいるのを応援はしても邪魔はしない。
なのでとても良心的な事にわざわざ私はつかさを起こしに行った。
717朝霜の夢『二日目』かがみ:2007/11/25(日) 23:18:45.53 ID:XhQxX8xoO
>>716


「おはよー」
「おはようございます」
朝の通学路に一際目立つメガネの美人に声を掛けた。
まぁ私の友達だけどね。
「あの、つかささんはどうなされました?」
「愛しの彼と同伴したいって……こなたは?」
「さぁ…?お姿を見ませんね」
あの見た目幼女はまた寝坊でもしたのだろうか。
…まさかキョン君に早速アプローチ掛けてたり?
「いやいや…それは無いわね」
自分で考えておいてなんだが、こなたはそんな性格では無い。
傍若無人のように見えても意外と分別は知っている。
私がキョン君に好意を持っていると知ったなら逆にこなたはキョン君から離れる。そんな子だ。
「…つかささんは羨ましいですね」
「?、何で?」
「だって私達の中で一番早く彼氏さんができたんですよ?しかも相手はあの古泉さん」
718朝霜の夢『二日目』かがみ:2007/11/25(日) 23:19:40.90 ID:XhQxX8xoO
>>717
「そんなに有名だったの?」
「モデルみたいな顔してますし、女子の噂に結構上るんですよ」
へぇ…そんな格好いいんだ。
『妹の彼氏』って風に見てたからだけど、そんな風には見えなかった。
「みゆきも意外と面食いだったのね」
「いや、そんなんじゃ……美形、って感じよりもっとこう…普通な感じの」
「キョン君とか?」
「え、ええう、そう……じゃなくて!!あの…」
顔を赤らめさせてうつむいてしまった。
女の私からみても可愛く感じるのだから多分、私が男だったら即刻惚れてしまうだろう。
これは反則ねー…などと思いつつまた一人ライバルが増えた事に内心肩を落とした。
だってもう、ほら。道ゆく人(主に男子)が耳まで真っ赤にしたみゆきを振り返ってるもの。
719朝霜の夢『二日目』かがみ:2007/11/25(日) 23:20:24.05 ID:XhQxX8xoO
>>718


「柊ぃ!ノート貸して!!」
授業が終わると真っ直ぐ私の所にみさおが来た。
さっきの時間丸ごと睡眠学習に費やしたおかげだろう。
「やだ」
「うっわヒドいっ!!それでもドラえもんか?!」
悩みが無いって良いわね。
「違うわよ。別に私は」
「あやのー、ノート貸して!」
ふぅ、とため息を吐きながら言い返している途中だというのに他人の所へ行ってしまった。
…てかドラえもんってなんだ。
それは暗に私が寸胴だと言いたいのだろうか。
少し殺意なるものを覚えながらみさおを睨むと、あやのから借りたノート片手に私にあかんべーをしていた。
子供かっ!!
720朝霜の夢『二日目』かがみ:2007/11/25(日) 23:21:09.85 ID:XhQxX8xoO
>>719


次の時間は体育だった。
男子は外でサッカー、女子は体育館でドッジボールだ。
この寒いのに男子は数名がリーダー(体育系の部活に入ってる人たちだった)が嬉々として率先してボールを借りてサッカーを始めた。
女子はすきま風の吹く屋内で球威もなにも無いドッジボールをするだけ。





「おーし、出席番号の奇数の奴らは片付け。それ以外は戻ってよし!」
「「「ありがとうございました」」」
チャイムのなるより少し早く(着替えに時間がかかるから)体育は終わる。
しかも着替えに時間のかかる女子は男子よりも早く解放されるのだ。
ワイワイと女子は銘々のグループで雑談しながら教室へと戻る。
「いやー柊は当てやすかったな」
「…恨むわよ」
おそらくこの時間のMVPである親友と話しながら私は帰った。
女子とは思えないような球速でバタバタと当てていた光景はなかなかのものだった。
ただ、それを空気の読めない子と見られる恐れもあるんだけどね。
721朝霜の夢『二日目』かがみ:2007/11/25(日) 23:22:09.42 ID:XhQxX8xoO
>>720
「私トイレ行ってくる!じゃ!」
と言い残して颯爽と親友は角の向こうへと消えた。
もう一人の親友(あやの)は片付けがあるからまだこの場には居ない。
なので必然的に私一人になる。
「寒っ……」
心情的なものもあるのだろう。
さっきまでは別段意識もしなかった寒さが身にしみた。



とぼとぼと更衣室へ向かう途中、騒がしいクラスがあった。
こなたのクラスだ。
そういえば演劇だと言っていたからその練習をしているのかな?
そう思い、私は足をドアへとむけた。
722朝霜の夢『二日目』かがみ:2007/11/25(日) 23:23:13.16 ID:XhQxX8xoO
>>721

「この棺を、私に譲って下さい。その替わりに私は何であろうと差し上げます!」

ドアについた窓越しにキョン君の語りが見えた。
どうやら今は白雪姫の佳境らしい。
しかも王子はキョン君で白雪姫は……
「こなた?」
ドレスに身を包み、花に埋もれている私の友達だった。
「はぁ…道理で私に全く話さなかった訳ね」
そう、こなたは多分みゆきやつかさに箝口令でも布いたのではないだろうか。
不自然な程に私にだけ三人とも情報を流さなかったから。
たぶん、恥ずかしかったのだろう。
こなたの父親を除けば一番親しい男の人なのだ。
意識するなと言う方が無理だろう。
「そろそろ退散しましょ……」
どうせなら文化祭当日にいきなり来て驚かせる方が楽しいだろうし。
そう思って私は踵を返した。
723以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 23:23:43.73 ID:st+g64HD0
しえーん
724朝霜の夢『二日目』かがみ:2007/11/25(日) 23:23:54.16 ID:XhQxX8xoO
>>722
「………誓おう。私の生きている間は、姫を敬おう、決して粗末になどしない」
…筈だけど、虫の知らせとでも言うべきか。
どうせならキスシーンまで見ていこうと私は再び窓から中を伺った。


そして私は後悔した。


私はこなたに自分を重ね、キョン君が迫るイメージを持った。
動きから私はそれを脳内で再生する。
唇を重ねるシーンで僅か。
ほんの僅かだけど確かにキョン君の頭が下降した。
「……え?」
おそらく、本当はキスをしないであろうシーン。
寸止めの筈だろう。
『一度止まった』ならそこからは離れるだけのはずだ。
なのに、『頭が更に沈んだ』のはどう言うことか。
勿論私の見間違えた可能性もある。
だけどそれだけはない。私の目は完全にキョン君へと焦点が合わさっていた。

「嘘…………」
725以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 23:26:25.50 ID:hBFxr4jT0
支援
726以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 23:27:40.70 ID:+3HFbAy70
半径20Mエメラルド支援
727以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 23:30:25.18 ID:hBFxr4jT0
さるったな
728以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 23:30:28.52 ID:XNwsygyNP
世界の能力はまさに世界を支援する能力支援
729以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 23:33:00.91 ID:+3HFbAy70
C クロス
F ファイヤー
H ハリケーン
S 支援
730以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 23:35:10.32 ID:XNwsygyNP
以外!それは支援!
731以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 23:35:54.74 ID:gD8inp2m0
これは支援せざるをえない。
732以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 23:37:04.99 ID:hBFxr4jT0
さるって解けないうちに書き込もうとすると
さらに延長食らうよな
733朝霜の夢『二日目』かがみ:2007/11/25(日) 23:37:22.41 ID:XhQxX8xoO
>>724


私はそれからの授業など一片も頭に入らなかった。
ただ一つの事だけ考えていた。
私は、騙されていたの?
いや、適切な表現ではないのは分かっている。
だけど、心情的にはそう表現するしかない。
こなたは、おそらく既にキョン君と付き合っていた?
?がつくのはあくまでも見間違えた可能性があるからだ。
もしくは事故の可能性。
だけど、本当の所は私が信じたく無いから。
ずっと、ずっと、考えた。
昼休みになっても気づかず、終わってからご飯を食べるのを忘れたことに気づいたくらい。


それでも、結論はでなかった。
734以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 23:47:24.66 ID:20GxTPT40
またか?
735以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 23:48:03.62 ID:+3HFbAy70
私怨をするだァ―――!!
736以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 23:48:53.94 ID:UaLn5jFtO
久しぶりに見たけど相変わらずジョジョネタが多いね支援
737朝霜の夢『二日目』かがみ:2007/11/25(日) 23:49:30.32 ID:XhQxX8xoO
>>733


……こんな感情を胸にしまったままこなたと顔を合わせたら口に出してしまいそうだ。
だから、私はすぐに帰宅した。
今までこなたからのなんの説明が無かったのは誤解だからか。それとも気まずいからか。
もし、後者ならば私はとんだピエロなんだろう。
正しく、愚か者。
舞台の上でくるくる独り踊っていた間抜け。



私は制服にしわができるのも構わずにベッドに仰向けに寝ていた。
私は私の妄想に涙した。
…誤解であっても正しくあっても、そんな事しか考えられない私がたまらなく悲しかったからだ。
738凡作者:2007/11/25(日) 23:53:34.75 ID:XhQxX8xoO
さるさんは大嫌い。



   ┌→ヤンデレ
行き先┤
   └→悲哀

どちらがお好き?
739以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 23:55:04.35 ID:+3HFbAy70
   ┌→ヤンデレ
行き先┤―――→甘甘
   └→悲哀
740以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/25(日) 23:58:01.21 ID:L9bhPB5pO
っしゃ!
日付変わる前に追い付いたwwwww
741以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 00:00:35.28 ID:Q5wT8ZNHO
そういえば白雪姫の原典だと七歳だとさ。
ロリコンは昔から居たと言うことだな



そろそろオヤスー ('A`)ノシ
742以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 00:01:32.78 ID:rd55TK3S0
行き先┤
   └→悲哀 こっちでたのむ
>>741
ロリコン皇子ってもしかして俺じゃね?www
743以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 00:02:03.42 ID:Cm82Zmo00
源氏物語ではロリどころかショタまで描かれてるけどな
744以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 00:13:13.84 ID:Cm82Zmo00
ほす
745以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 00:13:59.91 ID:Ov4XqI3E0
妹「ねえねえあそんでー」
キョン「(こいつもいつか大きくなっちまうんだよな……)」
こなた「じゃあ私がスマブラで相手してやるとしますか」
妹「わーい!ボコボコにしてやんよー」
キョン「こなたはこれ以上成長する見込みがないから、リアルで見た目は子供年齢は大人――合法ロリが可能に!」
妹・こなた「自重しろ」
746以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 00:21:59.03 ID:Q5wT8ZNHO
そうじろう「君がこなたの彼氏か」
キョン「はい」
そうじろう「ということはロリコンだな」
キョン「……」チラッ
(かなたの写真)
そうじろう「………」
キョン「………」







こなた「ただいまー……ってなんで男同士で抱き合ってるの?」
747以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 00:27:37.09 ID:n7HjHANcO
日付変わっちまった。
今日は忙しくて全然書込めなかったな・・・。

まぁ夜はこれからか


こ、こんなパートスレなんか消えちゃえばいいんだから!
748以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 00:29:36.19 ID:Ov4XqI3E0
ハルヒ「…………」イラッ






こなた「朝起きたらボンキュッボンになってたよ」
キョン「orz」
そうじろう「orz」
こなた「彼氏はともかく親がその反応はねーよ」
749以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 00:36:33.53 ID:Q5wT8ZNHO
そうじろう「……」ジー
キョン「……」ジー


長門「……」ペラッ


そうじろう「いいじゃないか」ジー
キョン「でしょう?」ジー


長門「…-…」ボソ


そうじろう「ん?」
キョン「え?」
朝倉「はろー☆」
750以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 00:39:20.73 ID:TIXsyrgYO
>>738
乙!

個人的にヤンデレがいいな…ああこんな時間に誰か来t(ry
751以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 00:49:10.70 ID:Xl/UYGfaO
保守
752以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 00:54:36.46 ID:ljrjqUBVO
ここって、自作絵は需要ないのか?
753以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 00:57:24.70 ID:Cm82Zmo00
上手ければ喜ぶ
微妙だったら爽やかに受け流す

という流れだと思う
といっても最近はうpされてないからわからん
754以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 01:12:51.62 ID:Xl/UYGfaO
755以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 01:24:27.18 ID:NK85tWviO
756以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 01:25:05.60 ID:TIXsyrgYO
☆ゅ
757以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 01:27:53.25 ID:twu3YMN00
>>685
の続き

だらだらのぐだぐだになってしまいましたが
書き終わったので支援お願いします
758以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 01:29:57.52 ID:2srt4hb3O
いいですとも
759ケンカ×出会い×始まり:2007/11/26(月) 01:30:25.01 ID:twu3YMN00
後部座席ねぇ・・・

ヴーヴー
今度は誰だ?
「よー。おつかれ。最後のかがみもあの公園な。場所は飯食ったあたりだ。」
くそったれ。最後は本人か。
どっかでみてんのか?
あたりを見回してみたがそれらしき姿はない。
つかさと同じ呼び出し方とはあいつも芸が無いな。
どうせならもう少し早く送れってんだ。
ずいぶん待たせてしまってるじゃないか
760ケンカ×出会い×始まり:2007/11/26(月) 01:32:12.22 ID:twu3YMN00
結構とばしてきたがまだいるか?
お、あれはかがみか?
少し近づくと
「あ、た、谷口君!」
は?
「ご、ごめんなさい!私その、谷口君の気持ちもうれしいんだけど・・・
さっきやっと決心がついてその・・・私も好きな人にたいして・・・」
なんだなんだ?つかさのときと違うのか?
「かがみ?」
「え???キョ、キョン君?え?なんで?」
「いや、谷口にかがみが呼んでるって言われたんだが・・・」
どうなってんだ?つかさに対しては俺って言ってたのにな。
「私もその電話で呼ばれて、メールで・・・」
ケータイを取り出してなにやら確認してるが・・
「あれ?おかしいな。なんで?あれ?」
何なんだ?
「私の勘違いだったのかも・・・?」
「まあいいが・・・」
「ってああああ!いや私何もいってないよ?」
「何がだ?」
「あ、お、覚えてないならいいわよ!」
「そんなに顔真っ赤にして怒るなよ。」
「キョ、キョン君のせいよ!」
何だよ理不尽だな。
「まあまあ。そんなご機嫌ななめなかがみ嬢に渡すものがございます。」
「な、何よ!」
なんかハルヒみたいだな
761ケンカ×出会い×始まり:2007/11/26(月) 01:33:35.31 ID:twu3YMN00
「昼間渡せなくてわるかったな。これ・・・」
トン
まてまてまて、なんでまたよりかかってくるんだ?
またひっぱたかれることなんか無いよな?
「おい!かがみ?」
「ごめんもうちょっとこのままにさせて。」
まあその男としたら喜ばしいことこの上ないんだが・・・
「うん。もういいわ。プレゼントありがとね。」
「あ、ああ。」
「あけていい?」
俺はかまわないんだが・・・
「いやたいしたものじゃないし、家であけてくれ。」
「うーん。じゃあ期待して持って帰るわ!期待はずれだったらポッキーね!」
「はは・・佐々木の意地が悪いって話嘘じゃないな・・・」
「なんですってー!」
なんかかがみの性格かわったか?
「でもそうね、これからは意地悪くなるくらいじゃなきゃ戦えないわね。」
かがみも誰かと戦うのか?
「あ、思い出した。さっきの好きな人がどうとかって話か?」
「な、ど、どうしていまさらかな〜!」
「図星か?顔が真っ赤だぞ!」
「う、うるさい!」
「ま、かがみには今学期一番世話になったしな。できる限り力になってやるよ。」
(・・・キョン君の馬鹿・・・)
「そんなんじゃないわよ!も、もう遅い時間だし帰るわ。」
「駅まで送っていこうか??」
「ううん。歩きたい気分だからいいわ。じゃあねキョン君。」
「ああまた明日な。」
762ケンカ×出会い×始まり:2007/11/26(月) 01:34:40.81 ID:twu3YMN00
さてミッション3もクリアだ。
あとはあのベンチだな・・・

ベンチには栗色の髪の毛を持つ妙齢の女性・・・
大人の朝比奈さんがまっていた。
なぜかむしゃくしゃするな。
「朝比奈さん!いったいあれはなんだったんですか?!」
「あら、キョン君機嫌悪いの?ごめんなさいでもお疲れ様。ありがとね。」
「あ、いやすいません。でもなんでわざわざ個別にとどけなきゃいけなかったんですか?」
「そうねこの先の未来にかかわってることがあるの。詳しくはごめんなさい。禁則事項です。」
未来にかかわることか・・・
俺の些細な行動で何が変わるっていうんだろうね?全くやれやれだ。
「でも本当にお疲れ様。お礼にそうね・・・ポニーテールにしてあげようか?」
ぬかった!未来の朝比奈さんにはばれてんのか?
「うふふ。でもそうね。あまりにも涼宮さん達がかわいそうだからお預けかな?」
そんな・・・いつもハルヒたちに振り回されてるのは俺じゃないですか。
「うん、お預けね。もう時間だし・・・じゃあねキョン君」
スタスタ歩いて消えてしまった。
朝比奈さんめ!期待させといて
忌々しい。
763以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 01:36:30.48 ID:DBgdykJ5O
┏――――┓
|寝る  | ピッ
|支援 ←|
┗――――┛
764ケンカ×出会い×始まり:2007/11/26(月) 01:36:36.25 ID:twu3YMN00
「キョン君おそえりー!晩御飯もうないよ!」
「ああ、外で食ってきたって連絡入れたじゃねーか。」
「えへへー!」
妹の行く末を案じながら寝る準備をしていたときだ。
ヴーヴー
今日はよくメールが来るな・・・
「キョン君さっきはありがと。つかさやこなたには言わないどいてね?」

「ああ、俺は谷口と違って誰が好きだとかそういううわさに興味ないから安心していいぞ。」
俺は昔から口は堅いぞ。
「だからちがうわよ!まあいいわ。それよりポニーテールどうだった?」
ちくしょう!誰かの陰謀か?
なんでそろっておんなじこと聞いてくるんだよ!
「良かったぞ。」
なんで今日に限ってこんな恥をかかなきゃならんのだ。
それもこれも谷口がわるい!
明日見てろよ!
いつだかの用にかがみからの返信も無かったので
寝た。こういう日は寝るに限る!
765ケンカ×出会い×始まり:2007/11/26(月) 01:37:32.80 ID:twu3YMN00

「キョン君おきて!」
「ぐへ。やめろ!」
「えへへ〜ご飯だよ!」
久しぶりに襲撃食らっちまった。
全くやれやれだ

坂の途中柊姉妹に会った。
「おーすキョン君」
「おはようキョン君」
「よお。」
互いに昨日のことを話すでもなく
変わりも無くいつも通りの日常会話をしていた。
「あ、キョン君、お姉ちゃん久しぶりに転がりまわったんだよ?」
「こらつかさ!」
「また何かやったのか?あんまりつかさのことトロイとかいえないぞ?」
「うるさいわよ!」
「にゃにー!キョン君私のことそんな風におもってたの〜?」
「いや言葉のあやだ!」
一言余計なのは谷口菌がうつったかね?
766ケンカ×出会い×始まり:2007/11/26(月) 01:38:32.89 ID:twu3YMN00


教室に入って早速谷口を問い詰めてやった。
「よおキョン涼宮とはうまくいったか?」
黙れ。一発殴ってやった後に
「つかさやかがみに対してまで余計なことをいやがってもう2発なぐらせろ!」
「は?俺は涼宮以外なんもしてねーぞ?」
は?
「嘘をつくな。メールホルダ見れば一発で・・・ってあれ?」
ねぇな。何でだ?消したか?
「ほらみろ夢でも見てたんじゃねーか?涼宮と。」
黙らせるためもう一発殴っといた。


授業は短縮でもSOS団は活動中ってなわけで放課後
去年より人口密度が増えている暑苦しい部室で活動だ。
「ただいまより新生SOS団による第一回ミーティングを始めます!」
回数覚えてねーからごまかしたな。
「明日10時に駅前ね遅れたら罰金よ!!それとキョンあんたなんか佐々木さんから伝言もらってるんじゃないの?佐々木さんから連絡あったわよ?」
どうやってれんらくとったんだ?まあどうでもいいが・・・
「ああ、なんかな、後部座席は譲らない?だったかな。SOS団員につたえてくれって言われたぞ。」
・・・
767ケンカ×出会い×始まり:2007/11/26(月) 01:40:08.21 ID:twu3YMN00

ってあれ?なんだこの空気?
長門、目線が痛いんだが・・・
古泉おまえまた顔が青いぞ?
「なんかよくわからないけどちょっと、いえかなり腹立つわね」
「珍しくハルヒと同意権だわ。」
「私は前がいいなぁ・・・」
「じゃあ私は背中をもらおうかネ」
「ちょっとあんたたち!」
「私は空気ですね。」
何をいい争いしてんだ?
おい、古泉お前本当に大丈夫か?

そんな部室でのひと悶着の翌日、つまり不思議探索だが、
どうやら俺がまた最後らしい。
ま、今日はいいもの見れたしおごってやるか。

黄色のリボンと青いピアスと赤いネックレスがな。


おしまい
768以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 01:44:10.50 ID:twu3YMN00
なんか本当にいっぱいレス使ってしまって申し訳ない

今まで支援してくれた人ありがとう!

では乙
769以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 01:47:12.36 ID:Xl/UYGfaO
起きててよかった
>>768乙!
770以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 01:48:21.53 ID:XqZlTItiO
最後の方しか見てないが良かったよ
771以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 01:51:06.77 ID:DBgdykJ5O
┏――――┓
|寝る ←| ピッ
|支援  |
┗――――┛
772以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 01:53:00.16 ID:hSesMrvk0
>>771
しかし ねむれなかった!
773以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 01:57:31.67 ID:n7HjHANcO
┏───┏──────┓|攻撃←|旗折刀(神)×||魔法×|支援だっ!×||アイテム×|乙カレー!←|┗―――┗――――――┛

俺は乙カレー!を放った!
しかし俺は眠ってしまった
774以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 01:58:29.04 ID:TIXsyrgYO
大長編乙!
次の作品も楽しみにしてる!
775以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 01:59:03.86 ID:UHdpHRB+0
>>773
ずれてるってレヴェルじゃねーぞ!
776以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 02:03:50.68 ID:onxDYxPn0
777以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 02:03:54.35 ID:n7HjHANcO
>>775
まぁ気にすんなwwwww
所で、ハルヒやらき☆すたのSSスレはあるのに、なぜみなみけのSSスレはないんだろうか。
778以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 02:05:17.97 ID:Nhiu0+Vi0
久しぶりにきたんだがまたスレタイループになったん?
779以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 02:18:34.87 ID:ZxRZ6IjZ0
>>778
いや、単に>>1のミスww
780以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 02:19:34.71 ID:Ov4XqI3E0
>>768
オッー! 君は間違いなくスレの促進剤になった
781以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 02:39:09.81 ID:Bv4Uu45t0
>>768
グジョーブ( ゚∀゚)b
782以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 02:57:14.16 ID:n7HjHANcO
また吐き気が・・・。
うう・・納豆なんか食うんじゃなかったな・・・。







ぐゔぉuえぇぇぇぉぇぅぃぶぉeeeeee!!?い゙ぐぅぅぅぅ゙ぅぅ゙!!(こんな声は出してませんがリアルに吐きました)
783以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 02:59:20.95 ID:hSesMrvk0
>>782
つ「下剤」
784以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 03:14:01.64 ID:UC8IWTlcO
ひとまず保守
785以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 03:17:12.25 ID:n7HjHANcO
>>783
あんがと。
つ【下剤】










or2ヾ
ヴボボボボボボボボボ!!
786以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 03:22:16.61 ID:hSesMrvk0
>>785
●<お尻の中もすっきりしたことですし、入れますよ
787以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 03:29:50.77 ID:n7HjHANcO
>>786
優しく・・・ね?
さぁおいで!
788以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 04:01:11.48 ID:ZxRZ6IjZ0
789以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 04:36:16.22 ID:ZxRZ6IjZ0
790以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 04:36:57.67 ID:Z4SDcI3M0
宝来みゆきと朝比奈ゆいかと思ったぜ
791以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 04:57:40.19 ID:ZxRZ6IjZ0
792以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 05:36:51.05 ID:ZxRZ6IjZ0
793以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 06:07:52.74 ID:ZxRZ6IjZ0
三夜連続で一人寂しく保守、と
794以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 06:08:58.84 ID:E/ADMHwG0
>>768
GJ!
それと乙ー
楽しませてもらいました

一応誤字は修正してからまとめやっといたよ
>>767
>同意権
795以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 06:14:57.85 ID:E/ADMHwG0
>>793
乙彼

代わろうか?
俺は一時間ほどしかできんが・・・
796以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 06:16:57.54 ID:ZxRZ6IjZ0
いや、オレは後二時間はいけるんでw

何か一人しかいない気がしてぼやいてみただけっス
797以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 06:20:51.58 ID:E/ADMHwG0
そか。
じゃあすまんが頼む


まあ多分そろそろ皆起きてくる頃だと思うぜ
798以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 06:21:12.44 ID:Q5wT8ZNHO
今日の20時までに書き上げんと落ちるのか……
799以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 06:44:16.46 ID:ZxRZ6IjZ0
800以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 06:45:06.33 ID:E/ADMHwG0
保守

三日落ちが先か
1000行くのが先か
801以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 07:04:55.03 ID:ZxRZ6IjZ0


三日落ちのが先な気がしないでもない
802以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 07:31:40.23 ID:ZxRZ6IjZ0
803以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 07:46:43.45 ID:L86oBOCUO
804以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 07:56:51.52 ID:Xl/UYGfaO
805以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 07:57:39.99 ID:Q5wT8ZNHO
昼過ぎからにかけて人いれば短編祭りができるんだが
806以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 08:17:00.98 ID:L86oBOCUO
保守支援ならできるが

807以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 08:18:52.43 ID:rd55TK3S0
保守
三日落ちの方が早そうだな
808以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 08:46:19.02 ID:1kOfLYPbO
携帯から保守
809以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 09:01:54.50 ID:L86oBOCUO
保守
810以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 09:13:42.91 ID:1kOfLYPbO
携帯から保守
811以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 09:40:09.02 ID:yqGbKDrtO
保守
812以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 09:56:41.75 ID:1kOfLYPbO
携帯から保守
813以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 10:16:06.26 ID:L86oBOCUO
ほしゅでしゅ
814以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 10:42:53.41 ID:Xl/UYGfaO
815以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 11:13:04.56 ID:L86oBOCUO
816以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 11:24:01.35 ID:1kOfLYPbO
携帯から保守
817以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 11:57:06.51 ID:L86oBOCUO
ほほ
818以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 12:20:57.72 ID:s0mClcZ0O
819以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 12:26:31.96 ID:Q5wT8ZNHO
ここらでお題でも
820以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 12:29:36.99 ID:8pnMt5hl0
>>819
日付の1126(いい風呂)にちなんで
銭湯にて

男だらけでも可
821以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 12:29:42.10 ID:1kOfLYPbO
お題とな
822以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 12:31:12.96 ID:Xl/UYGfaO
鶴屋さん
823以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 12:32:11.05 ID:DMye1Xsr0
野球
ハルヒVSらき☆すた
824以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 12:49:15.44 ID:Q5wT8ZNHO
風呂書いてくるか
825以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 12:52:07.58 ID:Xl/UYGfaO
>>824
!!?
826以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 13:18:13.36 ID:1kOfLYPbO
うほっ、ktkr
827以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 13:55:15.70 ID:fUSdG/Gz0
828お前ら小説家志望のキモヲタSS書き  ↓:2007/11/26(月) 14:02:04.51 ID:cWBA2djS0
829水は高きより低き。金は俺から他人。:2007/11/26(月) 14:16:21.17 ID:Q5wT8ZNHO
>>820
「ふぅ………」
屋内に軽く呟いただけの俺の声が反響した。
つまりここは結構な音を吸収しないような材質で囲われ、且つ密閉された空間だとわかる。
そして流れる水の音。シャワーの音。
回りくどく今の状況を説明するのも面倒なので言ってしまおうか。
「辛気くさい顔してんじゃねぇよキョン!」
ザッバーンと湯船に勢いよく腰を落とした周りの迷惑を顧みないバカは谷口。
少しは常識を知れ。
…ちなみに今さりげなく答えを言ったが気づかない人(まぁ居ないとは思うが)のために一応説明しよう。
我々SOS団+α達は銭湯に来ているのだ。
830以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 14:16:52.02 ID:ntP1qP3i0 BE:281679034-DIA(408200)
!vip2:stop:
---
MP50使ってへっぽこの呪文を唱えた
このスレは1回目のダメージを受けた (50/500)
831以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 14:17:12.38 ID:Q5wT8ZNHO
>>829


…事の発端はハルヒだ。
冬の寒さに我慢の限界を迎えた我らが団長は下っ端(※1主に俺と谷口辺りに用いられる)にコンビニへの買い出しを命じた。
部室にも一応暖房器具はあるがそこは学校。結構ガタが来ていて暖かさにも限界があった。
かくして俺は自腹(※2俺の財布はSOS団の資金源である)でおでんを買いに行くことになったのだ。
しかしそのとき、何をとちくるったのか団長様が「寒そうだから私もついていって」あげるわ!感謝なさい!
…お前はどこまで唯我独尊なんだ?
まぁ、独りで大量のおでんを買い出しに行くのもつまらんし、話の共に連れて行くのもやぶさかでもなかったので断らなかったのさ。
…しかしそれが大きな間違いだった。
コンビニに着くとおでんを買う予定だったくせにまずお菓子コーナーに行くとは何事だ?
しかもその手にデスレインなる奇妙なお菓子を持つな。カゴに入れるな。
というかいつのまにカゴを取った。
待て!その激!カラムチャというスナックも入れる気か?!
ってなんですでに暴君まで入っているんだ!!
「あ、ジュースもきれてたわね」
おい?俺の財布だぞ?なんだジュースって?
ゴトゴトってなに2Lの三本も入れてるんだよ。
「おでんに牛スジは外せないわね」
あれれー?おでんの代わりじゃなかったんだー。
「あ、これおいしそう」
…………
……
832以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 14:17:25.52 ID:ntP1qP3i0 BE:1502285388-DIA(407050)
!vip2:stop:
---
MP50使ってへっぽこの呪文を唱えた
このスレは2回目のダメージを受けた (100/500)
833以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 14:17:56.96 ID:ntP1qP3i0 BE:187785942-DIA(405700)
!vip2:stop:
---
MP50使ってへっぽこの呪文を唱えた
このスレは3回目のダメージを受けた (150/500)
834以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 14:18:28.35 ID:ntP1qP3i0 BE:938928858-DIA(404250)
!vip2:stop:
---
MP50使ってへっぽこの呪文を唱えた
このスレは4回目のダメージを受けた (200/500)
835以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 14:18:51.58 ID:Q5wT8ZNHO
>>831

俺の財布には夏目漱石が一人寂しく残った。
樋口も野口もみんなかくれんぼだ。
主にレジの中に隠れたのは知っているがそこに手を出すと今度は俺が刑務所にかくれんぼしなければならないので自重する。
でもまだいい。
まだ俺の携帯の電池バックの裏には諭吉が隠れている。
俺の財布の中身をハルヒに見せたのでしばらくは俺にタカることも無いだろう。
俺は片手に六キロのジュース。もう一方には大皿の(一番でかいカップだ)おでんを持ちながらコンビニを出た。
団長は軽いスナックだけだ。
えっちらおっちらと変な足取りでコンビニを出ると入り口の脇にあるホットなペッパーにご執心の団長様。
………言うまでもなくそれは『割引クーポン』の雑誌だ。
決して『無料』にはならない。
836以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 14:18:59.97 ID:ntP1qP3i0 BE:751143348-DIA(402750)
!vip2:stop:
---
MP50使ってへっぽこの呪文を唱えた
このスレは5回目のダメージを受けた (250/500)
837以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 14:19:25.62 ID:scr/bZ8W0 BE:1126714368-DIA(402000)
!vip2:stop:
---
MP50使ってへっぽこの呪文を唱えた
このスレは6回目のダメージを受けた (300/500)
838以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 14:19:27.72 ID:jRLUnhor0 BE:845035294-DIA(401750)
!vip2:stop:
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MP50使ってへっぽこの呪文を唱えた
このスレは7回目のダメージを受けた (350/500)
839以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 14:19:59.25 ID:jRLUnhor0 BE:563357164-DIA(400200)
!vip2:stop:
---
MP50使ってへっぽこの呪文を唱えた
このスレは8回目のダメージを受けた (400/500)
840以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 14:20:00.73 ID:Q5wT8ZNHO
>>835
「…ねぇ、キョン。銭湯っていいわよね?」
「金が無いから行けないぞ」
これ以上の浪費を避ける。
「知ってるわよ。なにも借金してまで行こうだなんてアタシも思わないわ」
内心、冷や汗を垂らしながら胸をなで下ろした。
このときまで。

プゥーッ!!!

「あ、携帯…すまんがハルヒおでんを持ってくれ」
「いいわよ」
神様とやらはきっとサディストなのだ。
だから俺の困った顔が見たくてしょうがないらしい。
ハルヒにおでんを渡し、携帯を取るときに手を滑らせてしまった。

ガッ!カラカラカラッ……

携帯の電池パックは見事に落ちた拍子に外れた。
そして諭吉も現れた。
「………」
「………」
双方無言のまま諭吉を見つめている。
ハルヒは笑顔のまま俺の諭吉を拾い上げ、無言でコンビニのホットなペッパーを俺に突きつけた。
841以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/26(月) 14:20:03.96 ID:scr/bZ8W0 BE:422518829-DIA(400050)
!vip2:stop:
---
MP50使ってへっぽこの呪文を唱えた
このスレは9回目のダメージを受けた (450/500)
842以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
!vip2:stop:
---
MP50使ってへっぽこの呪文を唱えた
このスレは10回目のダメージを受けた (500/500)
このスレは・・・

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