87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 21:12:01.09 ID:osiaKDJuO BE:654373038-2BP(0)
まだやるかい
88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 21:17:09.00 ID:nJ3F/s9H0
支援
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 21:17:26.02 ID:rLby1IGT0
一瞬浮かんだのは
ヒロの顔。
会ったことがない…
勝手に想像している
ヒロの顔。
奴ならば───私に敗北を与えてくるかもしれない。
「…私は今までに負けた事がない」そっけない返事をしながらも
ワナワナと震える。音楽室の楽器がその振動で音が鳴る
美嘉の返事を聞く前に
すかさず飛び膝蹴りを繰り出してくる。
その蹴りをスウェーバックでいなす。相変わらずの威力だ。
「敗北を知った………」
…アヤが負けただと………?
「ノゾムかッッッ」
「あぁ…負けたぜ…弁明もしようも無いほどな…美嘉はノゾムをどう見るんだぃ?」
心配そうな顔をするアヤに対し、正直な気持ちを口にした。
「…奴はただのエサだ。そそられる感情は微塵も無いわッッ!!」
「ヘッ………」アヤの表情が少し緩む
アヤは蹴りの体勢を解きバク転で窓のサッシに乗る
「俺はな、お前に嫉妬してたんだよ…。俺はお前に勝てねぇッ 才能も身体能力も心もなッ!」
「……」
「美嘉。俺はアイツにゃあ勝てねぇ…学園最強の座はお前に譲るぜ!」
オォォオオオオオオオォォオオオォオオオォオォ!!!
観戦していた生徒達は歓喜とも悲哀とも取れる叫び声をあげる
アヤが振り向いて
黒帯をシュルっと腰から解きこっちへ投げる
答えは一つ。
帯を掴む
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 21:35:13.68 ID:KMVXRaol0
ほっ
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 21:36:48.52 ID:42UQhyy10
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 21:43:26.77 ID:IkxAWcUi0
一時間目の授業は
鞭打の修行だ。
所詮は女子供の護身技と報告し三人は教室をドアを破壊しながら退出した。
廊下を歩いていると、
前からはラガーメンと門下生集団が…。
その中にノゾムがいる。
突如ノゾムは集団の中の1人に向かって正拳突きを放つ
ドグチァ!「ノゾム………ど…どうして」
「油断してるんじゃねぇぜ………いつだってどこだって闘いは始まってるんだよ…」ニヤァ
正拳突きを食らった男は前のめりになって倒れた。あれは───絶対に起き上がれない倒れ方ッッッ
「ノゾムッッッ」
ノゾムのほうに
猛進するアヤ
一瞬のうちに水月に足を差し込む 使う気かッッッアレをッッッ
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 21:46:28.81 ID:QyKAns/EO
開いた瞬間ワロタww
そいや今週バキ休みだったな
96 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 21:51:59.65 ID:KwoTa5KQ0
これは間違いなく良スレ
「おい!あれを見られるのかッッッ?!」声こそ出さないが生徒達の間でシンパシーが起こる
水月に入れた足にグッっと力が入り次の動作に意向する
蹴ッ───
このままッ───
アゴへッ───
───しかしそれは水泡と帰す
「エ………」そう呟いた刹那 アヤの身体は壁に叩きつけられる
凹んだ廊下の壁にめり込みながらズズ…とズレ落ちる
「おぃ…今…何が起こったんだよ?」観戦していた者達は全く理解できてないようだ。
その攻撃を受けた事のあるミカ、そしてもう1人を除いて───
菩薩拳───殺意の無い拳───
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 21:55:57.27 ID:DVQ9U/O/0
虎王失敗www
「菩────『菩薩拳だな…アレは』」
ミカは猛烈な勢いで声の主を振り返る
「〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」
その眼光は凄まじく周りにいた生徒達は目を合わせることすらできない
そこにいたのは───その集団の中では、
あきらかにリーダー的存在
その男が鋭い目付きでを睨みながら
こっち向かってくる。時空がグニャっと捻じ曲がりミカの戦闘領域に踏み込もうとする
「おい!お前ら逃げろッッッ!!!!!ここらへん一帯が瓦礫の山になっちまうッッ!」
生徒達は視線をそらし逃げる態勢をとった。
立ちはだかったその男はパカッ…口を開いた。
「美嘉…だな。俺は弘樹。」
…弘樹?ヒロ??
あのヒロかッッッッ!!!
100 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 22:01:18.45 ID:QyKAns/EO
>>98 水月に蹴りこんで膝を顎に食らわせながら肩に駆け上がり、頭を砕くアレだよ。克己の技
101 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 22:02:14.85 ID:1sxlg18h0
正中線四連突き
「楽しみだ……貴様とやり合うのが楽しみだッッッ!」
ヒロは見た目から想像できないようなライオンのような覇気を出す
その様子に生徒達は呆然としながら下半身を尿で濡らす
「国家レベルの未曾有の大事件だぜ………こりゃあ」
隣では空手歴21年の純情なユカが、
黒髪をプルプルと震わせながら失神している。
フッ───ノゾム相手でさえこの有様なのに、
ユカには刺激が
強すぎたか…。
キーンッッッコーンッッッカーンッッッコーンッッッ
運よく鳴ったチャイム。
握撃を放ってやろうと構えた拳を解きながら
放心状態アヤを強引に引っ張り、
教室へ向かった。
席につく。
ヤりてぇ……いますぐアイツにブチ込みてぇッッ!。
ミカは鉛筆をバキバキと握りつぶしながら笑っている
103 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 22:09:36.63 ID:8SWyuMRvO
良スレあげ
「よぅ…さっき握撃しようとした人ってもしかしてヒロって奴だよな?アイツ………ただもんじゃねぇ顔してるぜッッッ!!」
あまりの怒りで顔を見る余裕が無かったぜ…もし見たらチャイムなんか気にせずやり合っちまう所だったぜ…
そのままニタァ…とにやけている美嘉にアヤは続ける。
「お互い次の最トーでぶっ潰そうぜッッ!」
「…まだ拳を交えていない。アイツが喰うに値するかはわからん…」
「これからどうなるかわかんないだろ〜〜〜〜〜???」
この時は、
ヒロに敗北なんて全然思ってもいなかった…。
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 22:17:03.74 ID:1sxlg18h0
乱立多いな
あげとくか
♪プルルルル♪
夜…
300`のバーベルを持ち上げながらPHSの着信音が鳴った。
電話の相手は────ノゾムッッッッ!!!!!!
バーベルを片手に持ち替えPHSを手に取り電話に出る。
『また貴様か…』
『よぅ姉ちゃん。誰だかわかるかい?』
『…取る前から察知していた。』
『護身の一種って奴かい(笑)話変わるけどよぉあいつとやりあいたいんだって?』
『ヒロか…ニヤァ……』
『あいつはラフファイターだぜェ やり合うんならあんまりおすすめしねーよ 姉ちゃん』
『…私は一向に構わんッッッ』
107 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 22:23:43.42 ID:8SWyuMRvO
さらっと300キロを片手で上げとるwwww
108 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 22:24:44.68 ID:UUIBknW80
電話をグっと力を入れると煎餅のようにコナゴナになる
少しだけ考える。
奴は………格闘技者じゃないッッッ
不意打ち 騙まし討ち 凶器使用全てOKということか………
ミカは自分を格闘技者だと思っている 正々堂々 それが主流だ
…ケッ お互いベストコンディション、反則無し それが格闘なんじゃないのかい?
フラグを立てるミカに途中偶然にも届いたメール。
受信相手はヒロッッッッ
《アシタホウカゴタタカオウ》
返信はしない。
今から貴様を血祭りにあげるプランを考え無ければな…。
電話は煎餅みたいに粉々になったはずじゃ
111 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 22:47:36.25 ID:1sxlg18h0
>>110 ヤロウ…タブー中のタブーに触れやがった…
112 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 22:49:02.65 ID:14jBXA33O
113 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 22:51:45.50 ID:Lmoc5uPXO
〜〜〜〜〜〜ッッッ!!!
114 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 22:53:18.71 ID:8SWyuMRvO
良スレの威信は、
vipperの称号は、
それでもなお地に堕ちぬッッッ
115 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 22:54:50.43 ID:DkbqtJbH0
116 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 22:57:16.98 ID:IkxAWcUi0
次の日の放課後
アヤとユカと帰ろうとしたその時…
アヤが教室の壊れたドアを指さし叫んだ。
「阿ッッッ〜〜〜!!!!」
アヤが指さす方向には
ヒロが仁王立ちをしている。
ゴゴゴゴゴ・・・
(その脇を通り抜ければいいはずなのにッ────通れないッッ!通ることができないッッ!)
生徒達は教室に入れずに廊下に人だかりを作る
髪をいじるフリをしてさりげなく教室を出ようとしたとき…
フッッ 抜き取った髪をヒロの眼球に向けて吹きかける
「墳破ッッッ!」
ヒロは宙返りをしその髪を回避する。生徒達は?マークを頭の上に浮かべている
ヒロはドアに手を伸ばし帰れないよう
通せん坊している。
「このまま通らせると思っているのか───」
「やっちまえ…」
何も知らないアヤは美嘉の背中を押した。
117 :
シクロプロパベンゼン ◆hyt3ZCqyrc :2007/11/23(金) 22:59:15.88 ID:cIk+57Qw0
これはブログに載る
っていうと載るとでもおもったのかッ!!!しねーよッ!!!!!
だが面白い
118 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 23:02:01.29 ID:52kIR1AtO
登場キャラはみんなガチムチなんだよなきっと
119 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 23:04:36.83 ID:IkxAWcUi0
「借りるぜ…」
ヒロはアヤとユカにそう言うと美嘉の返事を聞かないまま手をぐいっと引っ張っる
折れ───ッッッ ミカは今までかいた事の無い冷や汗をかく
ヒロの手を振り払うと自らの足で戦場へと向かう
「………………………………ッ」
「ビ…ビビったぁ〜〜〜〜」生徒達は九死に一生を得たような顔で互いに目を見合わせている
「昨日のメール、何故返さないッッッッ」
静かな教室の中に響く
ヒロの不機嫌な怒鳴り声 教室がビリビリと振動し吹奏楽部の演奏がピタっと止まる
「……………ククククク………ハハハハハハッッ!!!」
120 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 23:09:36.11 ID:Xi7DDuMl0
脳内で板垣の絵で見事に再現されてるから困る
121 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 23:09:54.29 ID:IkxAWcUi0
「こうやって会って二人で話すの初めてだな…」
純粋にして不純な笑顔 闘争の前に始まるエゴの開放ッ
ヒロは頭を掻きながらも警戒を決して解かない。
「…ラフファイター、なんだって?」
イヤミっぽく言い放つ。
ヒロからはクスクス笑顔が消え、目を細めて豪快に笑う。
「そぉんなわけないじゃん!」
「昨日ノゾムから聞いたぜ?隠す事じゃぁあんめえよ…?」
ヒロは美嘉の尋問に
困っている様子を見せる。
「ノゾムから聞いたのか〜〜〜 あ〜それはウソウソ」ヒロはミカの肩をポンと叩く
───その瞬間
122 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 23:17:06.90 ID:IkxAWcUi0
バァン!バァン! 銃声が平和な学園に──二発───
「な、なんd」そう言いおえるより先にガクンとミカが崩れ落ちる
ミカの膝には弾痕が二つ 地面が鮮血に染まる「撃たれた・・・のか?」
(まさかッ!学園で銃などッッッ)
「ふぅぅぅぅん…やっぱりアンタはただのファイターだ」ヒロは邪悪な笑みを浮かべる
「ファイトじゃない………殺し合いなんだよ」
………今まで闘った事の無い相手───奴は殺せる───人をッッッ
123 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 23:23:16.09 ID:kKZbc/rvO
この恋空ならぜひ読んでみたい
ダンッ!ミカは歯をギリギリと食い縛り立ち上がろうとする
「あ〜〜〜無理無理 イカレてるんだぜ……?膝が」
要するに…
今までの態度はブラフッッッ
ノゾムが実戦主義を主張する理由が今わかった───
そんなの嘘っぱちとせせらわらった 嘘っぱちを証明し続けた───
が、今 実戦で破れた───
「要するに………今までの私はお遊戯だったって事だ………」
後悔………身をよじるほどの後悔ッッッ ミカここに敗北ッッッ
そんなミカを尻目にヒロは見下しながらこういった
「殺す価値もねぇ………」
そのままヒロは教室を出て行った
第1章 完
125 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 23:27:23.09 ID:Lmoc5uPXO
映画化された理由がよく分かる面白さ
読みながら行き当たりバッタリで書いていったけど………恋空つまんねェ………
読んでくれた人乙ッッッ
127 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 23:30:21.42 ID:0+SN3pvh0
おつッッッ
128 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 23:30:31.70 ID:Lmoc5uPXO
>>126 乙ッッッ!
続きをッ!楽しみにしているッッ!!
129 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 23:31:11.43 ID:bWo7JDaK0
ふぉつ
130 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 23:31:13.94 ID:PVDvND5R0
この恋空なら読むwwwwwwwwww
131 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 23:31:25.50 ID:1sxlg18h0
乙ッッッッ
132 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 23:31:31.64 ID:bFHOXqduO
邪ッッッッ!!
133 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 23:32:33.58 ID:bVsmHr1NO
やべぇ……恋空嘗めてた……
134 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 23:38:04.76 ID:Xi7DDuMl0
俺恋姫読んで感動したけどな……
よく最後まで読んだな、俺。頑張った!!って。
ほら、あれだ。登山した時と同じ感動だよ。
135 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/23(金) 23:41:36.23 ID:0+SN3pvh0
136 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:
そもそもアレじゃろ…?400ページ以上あるんじゃろ?