水銀燈「またわたしだけのけ者ぉ…?」

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176以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
保守代わり投下:思いつきを書きなぐり

ルイズ「信じらない…ありえないわっ。何でこんなのが私の使い魔なのよ!?」

水銀燈「いきなり見知らぬ所に来たかと思ったら、一体なんなのぉ?
やかましい小娘が何かわめいてるし」

ル「こ……小娘ですって!?あたしはあんたのご主人様なのよっ!口を慎みなさい!」

銀「はぁ…?意味わからなぁい。あんた頭大丈夫ぅ?その口、黙らせてあげましょうかぁ?」

キュルケ「あっはっはっは。ルイズ、あんたにふさわしい使い魔じゃない。
生意気な人形だなんて。学園史に残る傑作だわ」
177以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/21(水) 14:59:06.86 ID:FJy9GF/uO
銀「さっきからなんなのぉ……使い魔使い魔って」

ル「だ・か・ら!あんたとあたしは契約したの!あんたが使い魔であたしはご主人様!契約の儀式もしたでしょ!」

銀「ふぅん……さっきのキスねぇ」

ル「そうよ、やっと自分の立場がわかった?わかったなら生意気な口はやめなさいよ」

銀「クスクス…お父様も面白い世界に招待してくれたみたいねぇ……」
178以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/21(水) 15:00:04.16 ID:FJy9GF/uO
ル「はぁ?お父様?わけわからないこと言ってないで、ついてきなさい。
えっと、スイギントウ、だっけ」

銀「わかったわぁ、ご主人様」

ル「そう、最初からそうやって素直に……」

銀「……待って、ご主人様ぁ。その前にぃ……やることがあるのよぉ」フフ…

ル「?」

銀「この指輪にキスしてぇ?」
179以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/21(水) 15:01:38.62 ID:FJy9GF/uO
ル「いい加減にしなさい、スイギントウ。なんで主人のあたしが、使い魔の指輪にキスなんてしなきゃならないのよっ!」

銀「違うわよぉ。これはぁ、私の世界の儀式なのぉ。主人に忠誠を誓うためのね」クスクス…

ル「変な儀式ね。普通逆じゃない?」

銀「ふふ…この儀式を済ませれば、もっとご主人様の為に働くわよぉ」ククク

ル「…………」

銀「ねぇ……る・い・ず・さ・ま」

ル「……この指輪にキスすればいいのね?」
180以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/21(水) 15:03:26.02 ID:FJy9GF/uO
ルイズの唇が水銀燈の指輪に触れた瞬間、赤い光がほとばしった。

ル「きゃ…何よこれっ!」

銀「…………」

ル「ちょっと、スイギントウ!?これは何!?指輪が私の指にも……」

銀「面白い人ぉ……こんな簡単に口車に乗ってくれるなんてぇ。……っく、アハハハハハハハ!」

ル「なんですってぇ……!」

キュルケ「どうなってるの!?」

タバサ「……あの人形は危険」

銀「もうこれで、あなたは私のミーディアム、下僕よぉ。ルイズ。
せいぜい力を絞り取ってあげるわぁ。まぁ、殺しはしないから、安心しなさぁい」

コルベール「はわわ…」

181以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/21(水) 15:04:43.20 ID:FJy9GF/uO
ル「いくらなんでも無礼過ぎるわ。スイギントウ、お仕置きよ!」

ルイズは杖を構え、呪文を詠唱しはじめた。しかし…

ル「うあっ……!?何これ、力が抜ける……?」

銀「何をする気かわからないけど、無駄よぉ。力、いただくわねぇ♪」

銀「それにしても……すごい力を持ってるわねぇ、あなた。
うふふ……これが全て私の力になるなんて、興奮しちゃうわぁ」
182以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/21(水) 15:05:35.60 ID:FJy9GF/uO
ルイズの身に起こった異変を受けて、コルベール、キュルケ、タバサなどは、すぐさま行動を起こした。
すなわち、この美しいが、危険な人形に対して、攻撃を仕掛けたのである。
だが、黒い羽が人形の体を包み込み、全ての魔法攻撃を無力化した。

コルベール「しょ…しょんなぁ」

キュ「あの攻撃をいとも簡単に……」

タ「強い……」

銀「ふぅん、魔法なんて使えるのね、あなたたち。
この世界に興味が湧いてきたわぁ。」

ル「何をするつもりなのよっ!」