新ジャンル「雪幼女」

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1以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
ってスレタイ考えたが中身は浮かばん・・・
後は頼んだwwwww
2以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 00:19:38.74 ID:k4ud/++P0
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3以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 00:26:46.01 ID:VVJJ1XVC0
男「ったく・・・なんでまだ11月なのに雪降ってんだよ。ただでさえ原油高等で灯油高いってのに・・・・・・」

大学を出たにも拘らず、まともな職に就けていない俺は、今日もコンビニのバイトを終えて、
自転車で家に帰ろうとした。時計の針は当に日付を超え、今日はすでに明日になろうかとしているところだった。

男「明日は久々の休み。でも、この雪じゃな・・・・・・積もりそうだ。だるいなー」

飯はいつも、廃棄予定のコンビニ弁当。本当はだめらしいんだが、これしか食うものがないから仕方ない。

男「俺、いつまともな生活になるんだろ。酒もタバコも女も知らず、百まで生きた馬鹿がいる、ってか?」

うひゃひゃと一人で騒ぎながら、その惨めさをなお実感し、仕舞には閉口してしまう。
生きている心地がしない。バイトでつなぐ命。飯はコンビニ飯。最近、体が異様にだるい。

男「不摂生とか言うやつだろうな・・・・・・」
4以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 00:28:32.20 ID:p/kz4YsW0
男「くっ…吹雪で遭難って…やっぱりお前の言うことは…」
友「ZzzZzzZzz」
男「寝るなー!!寝たら死ぬぞー!!」
友「…ムニャムニャ…もう食べらんない…」
男「……あれは?…明かりが」


男「ごめんくださいー誰かいませんかー」
雪「はーい」
男「あ、お嬢ちゃん、おとーさんかおかーさんいないかな?ちょっと吹雪で、玄関でもいいから泊めてほしいんだけど」
雪「いいよー」
男「って、あのお父さんかお母さんを…」
雪「いないよ?」


もう眠いから無理だった…残念
5以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 00:31:47.17 ID:VVJJ1XVC0
男「そう、宝くじでも当たらんかな。やっぱ、金だよな。世の中、金。ギャンブルする心算はサラサラないが、
  先立つもんがないと、何かを始めるにもなー。俺にも夢はあったんだぜ、ささやかな夢が。
  大学を出て、普通に就職して、普通に誰かに愛されて、普通に結婚し、普通に家庭を気付き、
  普通に子供を育て、何不自由なく老後を向かえ、子供に看取られ、普通に死んでいく。
  でもさ、『普通』って、結構難しいんだよな・・・・・・だれだろうな、それを『常識」と表現し、
  それであって俺から最も遠い『日常』にしちまったやつらは・・・・・・」

自分の住むアパートのところまで自転車をこいでくると、会談下に子供が一人座っている。
気味の悪い。色白な。それでいて、ある意味美しい・・・・・・

男「むー、ロリコンじゃあるまいし・・・・・・」
6以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 00:37:16.87 ID:VVJJ1XVC0
自転車を自転車置き場に置き、鍵をかける。鍵かけないと、どこぞの野郎に盗られるんだよな。
それで一度痛い経験を味わっている。金もないのに足もないなんて、悲惨すぎる。

男「あーあ、そもそも俺のいた田舎じゃ、玄関だって鍵かけなくても安全だったってのによー」

独り言をしてしまったことで我に返り、すっと後ろを振り向く。
恥ずかしい限りだ。「誰か」が後ろからじっと見ているにも拘らず、この有様。
ったく、ダサいにも程がある。

――しゃんと向き直り、膝を折り、目線を合わせて問う。

男「嬢ちゃん、こんな夜更けに何してんだい。家へ帰ろう。雪も降って、寒い。風邪ひくぜ」

――これが、この「雪幼女」と俺の出会いだった
7以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 00:37:46.14 ID:VVJJ1XVC0
って、どうせ誰も読んでないんだろうな・・・ orz
8以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 00:38:23.10 ID:du8NqF+HO
「へへっ……お兄ちゃんっ!また来ちゃった……」
窓の外には雪。
そしていつからか見かけるようになった少女。
時計の針は24時を告げる頃だった。
「ああ……またお前か……」
テレビをぼんやり見ていた俺はぼんやりとした返事を返す。
「ごめんなさい……でもお兄ちゃんとお話したいから……」
急に悲しそうな表情をうかべ今にも泣き出しそうになる。
こんな少女を泣かせて良心が痛まない奴はいないだろう。
「わかったわかった!……一時間だけだぞ。」
「……ほんと!?ありがとう!お兄ちゃん!」
コロコロと変わる表情と綺麗な雪のような瞳はいつ見ても飽きない。
「……なぁ。部屋ん中はいれよ。寒いだろ?」
もうお決まりの台詞だ。
いくら防寒具を着ているとしてもこの寒空だ。心配するのは当然である。
そして彼女の返事は決まってこうだ。
「ううん!平気!……だってあたしね、お部屋の中入ると溶けちゃうの!」
9以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 00:39:00.00 ID:CwTv3Hi80
がんばれ!
ちょっとwktk
10以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 00:39:27.03 ID:tSKsIDtm0
>>7
俺は読んでいる
11以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 00:40:21.25 ID:1db4CY9OO
俺が見てるノシ
とりあえずがんがれ
12U´・ω・)ワンワン ◆kiranCF8/A :2007/11/19(月) 00:40:42.45 ID:k3+tGdCB0
始まったな
13以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 00:40:48.36 ID:R68bGIeFO
しえん
14以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 00:42:39.44 ID:2l6/DWLOO
雪幼女「おにーちゃん、ごめんね?わたしがゆきがっせんしようなんていったから……」

男「ごほ……あ゛ー、大丈夫大丈夫」

雪幼女「ちゃんとねてなきゃめーなの!……おねつは……」

男「あー、冷たくて気持ちいー」

雪幼女「もうっ」
15以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 00:43:42.67 ID:du8NqF+HO
>>7
頑張れ
16以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 00:44:59.19 ID:VVJJ1XVC0
じっと見つめられると、とても恥ずかしい。返事のない返答。そうか、拒絶されたか。
すっと立ち上がり、空を仰ぐ。なんて、暗い夜なんだろう。

いつからか、人の目線が怖くて仕方がなくなっていた。他人の評価を恐れていた。
大学に入ると、その恐怖は尚顕著になっていった。クラスと言う概念/モノがない大学の中では、
自分のコミュニケーション能力のみが、自分の環境地盤を安定化させるアンカーとなる。
緩々の地盤に大きな家が建てられないように、俺の交友関係は、あまりにも狭く、暗く、冷たく・・・・・・

数秒だ。数秒だった。そんな記憶がすっと脳裏をかすめ、そして消えていった。
目頭が熱い。くそ、なんでこんな・・・・・・
降る雪がほほに触れる。なんて、冷たいのだろう。

――パシッ

肌の白い女の子は、氷のような冷たい手で、いきなり俺の手を握った。
17以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 00:46:39.41 ID:lb//uJn/O
>>7
ちゃんと読んでるよwwwwww
18以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 00:51:08.41 ID:VVJJ1XVC0
少女「とても、暖かい」

いきなりの事と、氷のような冷たさが、俺をここに引き戻す。
確かに、ここに立っていたのだという認識と、さっきまでここに立っていたのだろうという認識が交錯する。
刹那の間に、自身が途切れたような感覚。不連続な記憶から、自分からこの少女に話しかけたことを
掘り起こすと共に、自分自身に熱が戻っていくことを感じた。

男「冷たいね・・・・・・大丈夫? もうさ・・・・・・帰ったほうが良いよ。迷子かなんかかな?」

再び目線をあわせ、少女の頭に手を置き、雪を払ってあげた。

少女「冷たいのは、私? それとも・・・・・・」

何も考えていないんじゃないかと思わせる真っ直ぐな瞳が、俺自身の心をえぐる。
――下賎にも、女の子の触られるということに興奮している自分が、汚らしく思えた。
19以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 00:51:31.67 ID:VVJJ1XVC0
ちょっとトイレ
20以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 00:52:41.79 ID:du8NqF+HO
>>8の続き
溶ける?何かの比喩表現?
そもそも俺はこの子を何故不思議に思わない?
こんな時間こんな場所。
大体ここはアパートの二階のベランダだぞ?
名前は?家は?親が心配してるはずだ。
いつからこの子と知り合った?
小さい頃?……いや東京に出て一人暮らしをしてからだ。
でも……小さい頃から知っているような……
「……お兄ちゃん?どうしたの?怖い顔してるよ?」
「……ああ……すまない……」
21以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 00:53:24.78 ID:VVJJ1XVC0
校正すらしてない、ラノベ風味でごめんね、っと・・・
22以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 00:55:48.64 ID:usaB1FGk0
つづき!つづき!
23以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 00:56:08.35 ID:du8NqF+HO
>>20
こっちは需要あるか?
24以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 00:58:24.39 ID:xfkqG/XfO
>>23
いらね
25以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 00:59:28.71 ID:du8NqF+HO
>>24
分かった。サンクス。
26以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 01:00:22.40 ID:VVJJ1XVC0
空気がとても冷たいのに、自分の顔だけが熱も帯びていく。何年も忘れていた感覚だ。
そう、「照れる」という現象だ。コンビニで働くことってのは、人としょっちゅう接しているように思われがちだが、
実際はそうでもない。客と店員との間には一枚のアクリル板のような壁が入っており、互いにそれを通して
向き合っているのだ。不可侵。まさに、その表現が的確か。

少女「家、今日は帰れないんだ。なのに雪が降ってきて。ここで『雪宿り』してたんだ。
    それとも、ここにはいちゃいけなかったのかな」

俺の思考停止に気付いてか、向こうから更に話を続けてきた。

少女「確かに、こんな所にいたらお兄さん登れないもんね」

ごねんねと一言残し、少女はその場を立ち去ろうかとしていた。

男「あ」
27以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 01:05:56.96 ID:lb//uJn/O
>>20の展開にもwktkなのだが・・・
28以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 01:06:43.27 ID:VVJJ1XVC0
振り返る少女に、しどろもどろになって話しかける。噛み噛みになる台詞が、ますます恥ずかしい。

男「あ、あのさ。何かよく分かんないけど、俺の部屋来なよ。何もないけど、温かい飲み物くらい出せるし」
少女「えと、あ。うん。それじゃ、お邪魔します」

雪の降る夜。カンカンという安っぽい鉄の音をさせ、階段を登り、二階の一番端の部屋に、
少女を連れて行く。お世辞にも綺麗とは言えない。昭和50年頃に建てられたボロアパート二階建て。
一応これでも珍しく鉄筋であることがありがたい。木造だった日にゃ、声の通りにびくびくする毎日だったろう。
月3.8万円、敷金礼金無しで、1Kだ。一応風呂トイレ別ってのがありがたい。
まあ、風呂は膝を抱えて入るレベル。トイレは和式を無理やり洋式水洗にリフォームしたものだがな。

ガチャリと鍵を開け、少女を部屋に入れようとした。

そう、部屋に入れようとしたんだ。
29以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 01:09:08.97 ID:du8NqF+HO
>>27
携帯ゆえに遅筆だか続き書く
30以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 01:09:47.72 ID:VVJJ1XVC0
いや待てよ、そもそもこんな子供を、こんな時間に自分の部屋に入れていいものか?
大体、女を自分の部屋に・・・・・・じゃなくて、子供をだな。その、未成年略取とか、
そんな類になるのか? 大丈夫か? 俺、塀の向こう?
いや、むしろ塀の向こうのほうがよっぽど今よりいい生活なのか?
飯は三食、軽い運動付と来たもんだ。最近は臭い飯どころか、結構美味いって、
公園のおっちゃん言ってたし。

少女「おじゃまします」

戸を少しあけ悩む自分の脇を、するりとこの子は通って中に。

ええい、ままよ。
31以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 01:14:51.36 ID:VVJJ1XVC0
四畳半の部屋に散りばめられた、男の俗物。
せめて、掃除してからあげるべきだったか。

男「えっと・・・・・・ごめんね、汚い部屋で。ちょっと片付けるよ」

カーテンを閉め、万年床と化した煎餅布団を三つ折りにして端に寄せる。
ポイントとして、如何わしいDVDや雑誌を布団に巻き込んで無かった事にするのが重要だ。
今朝の朝食権昼食の残骸を水場に突っ込み、ササッと固く絞ったふきんで座卓を拭く。
ったー、こんなに埃が積もってやがりますよ。

男「バタバタしてごめんね」
少女「いえ、あの。お気使いなく」

まさに苦笑といったところか。
32以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 01:18:09.86 ID:VVJJ1XVC0
脱ぎ散らかした服を布団の上に積み重ね、自身の上着でさっと隠す。
まあ、見た目にはこんな感じで良いだろう。

男「おなかは、すいてない?」
少女「おなか、ですか? 大丈夫です」

汚らしい部屋でも、かわいい女の子がにこりと微笑むと、なんと輝かしいことだろう。

男「んじゃま、とりあえず暖かいものでも」

マグカップを二つ出し、さっと水で洗う。使わない食器は、すぐに埃がつくから困る。
片方にはいつもの安いインスタントコーヒーを。片方には・・・・・・子供に、コーヒーはないわな。
33以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 01:18:18.05 ID:lb//uJn/O
>>31
綾波が子供になった感じが頭に浮かぶwwwww
34以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 01:18:58.42 ID:du8NqF+HO
>>20の続き
「お兄ちゃんお仕事忙しいの?」
「ああ……まぁな……」
昼は音楽学校、朝と夜はバイトと正直多忙だった。
俺は自分の夢が諦められなかった。
音楽で食っていくなんて無理なんだってわかっていた。
それでも俺は親に勘当され帰るとこなんて無くとも、この綺麗なサンバーストのギブソン一つだけで上京した。
35以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 01:20:17.16 ID:lb//uJn/O
>>29
ゆっくりでもおk!!!!
36以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 01:22:31.05 ID:VVJJ1XVC0
ふと思い出す。そういや、今日一緒に買ってきたものが。
もって帰ってきたコンビニ袋の中。一袋だけ買ってきたココア。
寒いと、こういうものが欲しくなるからいかんと思っていたが、
ついでに買ってきてよかったと思う。給料担保のツケなんですけどね。

ビッと封を切り、ちょっと多めにココアを入れる。こんなとこでケチって、
薄いの飲ますのは無いもんな。
ちょうど沸いた電気ケトルの湯を、それぞれに注ぐ。

少女「あ、何か甘いにおいが」

向こうからそわそわし、目をキラキラさせているのを見て、ニヘラと口元が歪んだ俺は、
さっさと自主すべきかな。
37以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 01:22:46.38 ID:ATVhkFjQ0
変にシリーズ長文書いてるヤツつまんね

会話文だけってのが読みやすくて面白いってのが判らないものかね
変に説明文入れられるとキモイ
てか文もつまんねぇよ
38以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 01:24:33.28 ID:xfkqG/XfO
>>37
なにこのおすぎ
39以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 01:25:57.57 ID:VVJJ1XVC0
>>36修正
>さっさと自主すべきかな。
=>さっさと自首すべきかな。

---

男「粗茶ですが」

今夜のつまみにでもするかと買ってきた美味いよ棒(コーンスープ味)を一つつけて、
少女の前に出す。少々テンションが上がってきた少女を見ると、なんとも微笑ましい。

シャンシャンと雪が降る中、女の子と部屋に二人っきりなんだなと認識すると同時に、
えらいことをしでかしちまったんじゃないかなと、少々後悔をしてしまった。
40以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 01:26:24.45 ID:VVJJ1XVC0
>>37
ごめんね。

書かないほうが良いかな。
41以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 01:27:46.18 ID:du8NqF+HO
>>34の続き
そういえばここ2,3年連絡とってないな……
「お兄ちゃんはここにひとりで住んでるの?」
「ああ……そうだ。」
会話なんていつも成立しない。
いつも俺が一方的に質問責めに遭うだけだ。
……こんなやりとりのどこが楽しいんだ?
彼女は手持ち無沙汰にマフラーのノットを指に絡めては解きを繰り返していた。
突然、いや、言うのを躊躇っていたかのように口を開いた。
「お父さんとお母さんは?」
42以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 01:28:51.01 ID:xfkqG/XfO
俺は楽しみにしている
43以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 01:31:25.43 ID:xYVjrHFQ0
目に浮かぶからディテールが細かい方が俺は良い
わっふるわっふる
44以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 01:31:28.13 ID:du8NqF+HO
>>37
素人だからな
つまらないのは勘弁してくれ
45以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 01:33:36.12 ID:lb//uJn/O
どっちの展開にもwktkしてる訳だが
46以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 01:33:43.17 ID:D/P/fnYY0
男「グー…寒…ん?これは…雪?」

雪幼女「…ください。」
男「誰だ!」
雪幼女「あ…い…ち…ください。」
男「うわぁぁぁぁぁ!!!!!!」

雪幼女「(ウマウマ)」
男「あまいイチゴのシロップって…自分の雪で作ったかき氷食うな」


スマン。急に浮かんだ。反省してる
47以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 01:34:50.39 ID:cJmmj2yo0
雪幼女「おにーちゃん一緒に寝よー」

男「仕方ないなぁ。ほらおいで」

雪幼女「おにーちゃん暖かーい」

〜朝〜

男「おはよー・・って溶けてるし!」

こんなん想像してました><
48以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 01:36:22.09 ID:VVJJ1XVC0
喜んでマグカップに触れる少女に、熱いから気をつけてと一言注意をし、
彼女の正面に席を陣取る。フーフーと冷ましながらココアを飲もうとする少女は、
それだけで絵になるもんだな。

男「そもそもさ、なんでこんな時間に一人で? 家出とかその類?」
少女「んー、ちょっと違う、かな。でも、そんな感じ」
男「お父さんとお母さんは?」
少女「んー・・・・・・」
男「家は、帰らなくて大丈夫?」

うつむき、液面を見つめている。いらん事を聞いたようだ。
あまり美味しくない、シャパい無糖コーヒーを一口のみ、息を吐くように付け足しておいた。

男「まあ、好きなだけうちにいとけ。汚いけど。俺は別にかまわないし。なるべく、変な事しないように気をつけるから」
49以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 01:39:33.55 ID:VVJJ1XVC0
なんとも微妙な空気が、場を支配する。居心地の良さと悪さが相反しながらも混在する。
こんなときは、TVでもつけるに限る。

男「うわっとぅ!」

付けた途端コンセントを直接引っこ抜いた。
なんでかなー、どうしてこのタイミングでエロいの流すかな。

一連の流れを見ていた少女が、くすくすと笑っているから、よしとしよう。
50以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 01:43:04.49 ID:VVJJ1XVC0
少女「あの、今日はありがとう」

半分ほど飲み干したカップを机に置き、姿勢を正して礼を言われた。

男「いや、あの、どういたしまして」

負けじと姿勢を正して律儀に返事をするあたり、非常に頭の悪いおっさんだ。

少女「おにいさん。私、ここに居ても良いんだよね?」
51以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 01:44:41.19 ID:du8NqF+HO
>>41の続き
「親はいない……ここにはな……」
全く嫌なことを思い出させてくれる。
「ふーん……でもお兄ちゃんは寂しくないの?」そういう彼女の顔に少し影が射しているように見えた。
「寂しい?……何故だよ。俺は自分の意志でここに来たんだ!親に忘れられようが俺は俺の道を選んだことに後悔はない!」
急に声を荒げてしまった自分に驚いた。
彼女も突然のことに泣き出しそうな顔していたが、
「お兄ちゃんはお父さんやお母さんが心配じゃないの……?」
何か決心をしたような顔でそう言った。
52以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 01:49:48.04 ID:VVJJ1XVC0
         ――

一晩一緒に女の子とすごすというのは、どうも気が気でならない。
とりあえず少女には俺の布団を、俺は毛布に包まって畳の上で寝る事にした。
一緒に寝れば良いのにと誘われたが、流石にそれは、俺の中の何かが目覚めそうなので、
惜しむらしく断った。

混濁する意識の中、「毛布一枚でも、意外と寝れるのな」と考えていた最中、
ある意味こんな日も良いなと思ってしまった。

少女「本当、暖かいのに冷たい人。なんて愚直で、なんて愚かで・・・・・・なんて可愛いのかしら」

眠りにつく男を見つめ、少女は小さく呟いた。積もる雪にかき消される程小さな声で。
53以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 01:50:16.15 ID:VVJJ1XVC0
(本当に誰か読んでいるのか不安になるわ・・・ orz)
54以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 01:51:43.94 ID:EGGSJznw0
いつやめてもいいんだぜ
55以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 01:52:17.03 ID:Y7sMzJqxO
>>53
俺はwktkさせてもらってる
56以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 01:52:55.30 ID:MRYWkd0gO
>>53
携帯からwktkしながらみてるよ
57以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 01:53:16.67 ID:L9z7f8KGO
wktk
58以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 01:54:19.17 ID:xYVjrHFQ0
            ,.,.,.,.,.,.,.,.,__
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        ,____/ヽ  ー== ; ほほう それでそれで?
     r'"ヽ   t、   \___ !
    / 、、i    ヽ__,,/
    / ヽノ  j ,   j |ヽ 
    |⌒`'、__ / /   /r  |
    {     ̄''ー-、,,_,ヘ^ |
    ゝ-,,,_____)--、j
    /  \__       /
    |      "'ー‐‐---''

59以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 01:54:49.88 ID:VVJJ1XVC0
朝が来る。俺は朝が嫌いだ。日の光に照らされて生きるのがいやだ。
日陰に生きたほうがよっぽど良い。誰かに注目なんてされたくない。
生きた証拠も残さないほど、こっそりと生活しているくらいでちょうどいい。
誰にも迷惑をかけてはいけない、誰にも苦労をさせてはいけない。
一人で生きるってのは、そういうことなんだ。

    そうでも思わないと、やってけないじゃないか・・・・・・

         ――

目が覚める。さっきまで視ていた嫌な夢なんて、とうに忘れている。
なんと素晴らしい事か。モヤモヤとした鬱憤も、脳が覚醒すると同時に晴れていく。
時計は10:23を表示。さて、弁当でもチンして食うか・・・・・・
60以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 01:55:16.37 ID:lb//uJn/O
>>53
ちゃんと読んでるぞ
61以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 01:57:29.54 ID:VVJJ1XVC0
少女「おはようございます」
男「はぁ。で、何をしてるんだい?」

明らかに不釣合いだ。子供が台所に向かい、何を。

少女「いえ、せめて洗い物だけでも、と」
男「んー、別に良いのに・・・・・・」
少女「ご飯は作れないけど、家においてもらうんだから、せめてこれくらい」
男「そうだね、家に。家に?」
62以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 01:59:52.35 ID:VVJJ1XVC0
洗い物を済ませ、ササッとこちらに来る少女。

男「俺よりも上手に、そして早く洗い物を済ませるなんて、うーん」
少女「少しは、お役に立てましたか?」
男「お役にって、もっとフランクに考えてくれりゃ良いのに」
少女「フランク・・・・・・べ、別にあんたのために洗い物をしてあげたんじゃないんだからね」
男「この世代にまで浸透しているなんて、この国は危ういな」
63以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 02:01:08.56 ID:du8NqF+HO
「お父さんやお母さんはきっと心配してるよ?」
「だから俺は後悔なんてしていない!親に未練なんてないんだ!」
さっき言ったことをまた繰り返す。
それはまるで自分に言い聞かせるようにわざと声を荒げたのかもしれない。
自分は間違っちゃあいない。夢物語でも追い続けることに意味があるのだと。
「……私はお父さんやお母さんに挨拶出来ないままここに来ちゃったの。」
その時は急に話題が変わったのだと思った。
「……そりゃお前の親は心配してるだろうな。ほら……送ってやるから帰るぞ。」
こんな夜中にこんな小さな娘が外出していると知ったらどんなに心配するか……
「違うの……そうじゃなくて……」
彼女は首を振る。
「うん?なんだ?」
そして彼女は泣きながらに言った。
「お父さんとお母さんにお別れの挨拶をしていないの……」
64以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 02:02:05.53 ID:D7sx0RUfO
今北
余談だが宮城はちょっと雪が降りました
65以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 02:02:28.58 ID:b+eaj9ya0
凍空こなゆきのことですね
66以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 02:02:31.34 ID:/4BF+DGs0
男「ふぃー、あちー、はぁ・・・・・・あちぃ」

雪幼女「お兄ちゃん任せて!!」

がりがりがりっ

男「うわっ!何お前自分の足削って・・・」

雪幼女「はい!カキ氷!食べて!」

男「グロすぎだろ・・・てかお前足どうすんだよ・・・」

雪幼女「冷蔵庫に入ってる氷くっつければ治るよ!!」

男「(なら最初からその氷使ってくれ・・・)」


67以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 02:03:28.41 ID:VVJJ1XVC0
とりあえず、昨日の弁当を二個チンする。
一つは、鳥南蛮幕の内。一つは、とりそぼろ三食弁当。

男「んあ、これで良いか? こんなもんしか食うもんないからさ」
少女「ありがとう」

座卓に温めた弁当を並べ、朝のワイドショーを見つつ飯を食う。
なんと言う俺の日常。ただ一つ違うのは、俺のかく胡坐の上に、
なぜかこの子がちょこんと座っている事実だ。

男「そこはちょっと」
少女「だめ? ここ、暖かいから・・・」
68以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 02:03:53.50 ID:xYVjrHFQ0
そもそも「雪女」も
イイハナシダナー( ;∀;)
な話なんだよな

「あ、あんたは若いからまだ生かしておいてあげるわッ!!べ、べつにあんたが気に入ったとかそういうわけじゃないんだからねッ///」

恋する雪女は切なくて吾作のことを思うとすぐオナニーしちゃうの

里に偽装して降りてくる

若者と結ばれて3人の子をもうける

「10年ほど前だったかお。吹雪の山で親父と泊まった家で雪女に」

「ばかぁ!喋ったらその人の命を取らなきゃいけない定めなのにぃ!!」

「おーん( ;ω;)俺がわるかったお 待ってくれお」

「ごめんね、、さだめなの 子供達を頼むね」
69以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 02:06:14.29 ID:hMGloDi70
山形では今、積雪5mmを観測してきました。
そして雪だるまを作った。
70以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 02:08:33.40 ID:sgLcijN+O
このスレのテーマ曲はやっぱり「粉雪」なのか?wwwww
71以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 02:08:33.41 ID:VVJJ1XVC0
洗い物をさせたからか、少女はとても冷たくなっていた。
ああ、だめだだめだと思いつつも、後ろからぎゅっとしてみた。
今ここで掴まえておかないと、なんか、「溶けてなくなるんじゃないか」という不安にかられたからだ。
ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい。

男「あの、寒そうだったから。体冷えてるし。洗い物させてごめん」
少女「いいんだよー、へへへー」

今まで抱いていた不安。少女なのに、あまりにも少女らしくないその言動に、
俺は不安を抱えていたようだ。溶けてなくなるわけ、ないじゃない。

膝の上に座らせ、毛布を更にかけ、二人でもそもそと弁当をつつき、TVに目をやった。
72以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 02:08:35.69 ID:du8NqF+HO
>>63の続き
「お別れの挨拶……?どういうことだ?」
お別れ?普通、人の家に行くことはお別れとは言わない。
お別れ、離別、または比喩的な意味での……そうか、それなら辻褄があうかもな。
そんな突拍子もない推理に一人笑いそうになる。
「……お前、既に死んでるんだろ?」
彼女は小さく頷くだけの返事をした。
73以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 02:08:51.10 ID:rZ1M66W4O
くそ・・・ 眠い
この話を最後まで見届けなければならんというのに!
74以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 02:09:07.31 ID:/4BF+DGs0
男「あちい・・・てか、お前雪女だろ・・・なんで寒がりなんだよ・・・」

雪幼女「いやいや、クーラーとかの冷気は天然100%のあたちには毒なの!そんなの浴びるくらいなら夏の暑さの方がせいせいしゅるわ!」

男「とかいって、微妙にとけてねーか?なんかさっきより小さくなってる気が・・・」

雪幼女「うひゃwヤバスwちょっと冷蔵庫行ってくるwwww」

男「(冷蔵庫だって人工物だろ・・・)」

75以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 02:11:38.34 ID:K+Zw7/HGO
雪幼女「ゆきようじょ!」
男「(…妖怪カテゴリ的には雪童とかに該当するんだろうな)」
雪幼女「わたしもゆきおんなのはしくれ!あなたをこおりづけにします!!」
男「そしたら俺死んじゃうね」
雪幼女「え…」
男「そんなひどい事されたら、雪幼女のこと嫌いになっちゃうんだろうなぁ…」
雪幼女「や、やだ!!きらいになっちゃやだ!!」
男「うーん…雪幼女が人に迷惑を掛けない、よい子なら俺は大好きなままなんだけどなぁ」
雪幼女「わたしはよい子!よい子だからきらいになっちゃやだぁー…」
男「本当に?ちゃんとよい子にできる?」
雪幼女「うん…わたし、きちんとよい子するよ!」
男「じゃあ、俺は雪幼女のことが大好きだ」
雪幼女「わたしもおにいちゃんがだいすき!!!」



男「…氷漬け回避成功っと…」
76以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 02:14:19.56 ID:/4BF+DGs0
男「あちー・・・こんなにあちーのに・・・なんで鍋焼きうどんなんだよ・・・」

雪幼女「うー!もんくいうならたべにゃくてもいいよ!」

男「うっ・・・」

雪幼女「ほら!こんなにおいしいのに・・・はむっ!はふはふっ!」

でろろ〜

男「わー!!溶けてる溶けてる!!」

雪幼女「ヤバスwちょっと行ってくるわwww」
77以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 02:14:32.36 ID:eYaX/NAa0
>>1が放棄したスレがこんなに伸びるとは・・・

78以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 02:15:24.29 ID:VVJJ1XVC0
TV《それでは次の話題です。なんと、この時期にN市で積雪1cmを観測。一足早い雪に》

そうか、雪が、降ってたんだよな。

男「積雪1cm程度じゃ、そのうち溶けちまうかもな」
少女「え・・・・・・そんな・・・・・・」
男「ん? 雪が積もっても寒いだけだぞ? 地面は凍るし、自転車乗れなくなるし」
少女「そんなことないよ・・・・・・雪はとっても」

「とっても」の先を言い終わる前に、玄関が叩かれた。
ったく、なんだよ、扉叩きながら「のっく、のっく」って、あほじゃあるまいし。

   / ̄\
  |  ^o^ | 「新聞は要りませんか」
   \_/
男「まにあってます」
79以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 02:15:50.83 ID:fMBKsm+z0
男「見るからに氷属性だな…リザードン!火炎放射だ!」
80以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 02:16:03.55 ID:VVJJ1XVC0
しまった、漢字混ぜてしまった・・・
81以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 02:16:43.77 ID:/4BF+DGs0
カラーンカラーン

商店街のおっさん「おめでとー!!一等ハワイ一週間の旅ペアチケット!!」

雪幼女「・・・・・・・」
82以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 02:17:33.62 ID:xYVjrHFQ0
83以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 02:18:03.28 ID:lb//uJn/O
>>77
ちょwww放棄はしてないwww俺に考える頭が無いだけだwwww
84以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 02:18:11.72 ID:du8NqF+HO
>>72
「なんだって幽霊がこんなとこに?命でも奪いに来たか?」
半ば嘲笑的になる。頷いたものの未だ半信半疑だからだ。
「違うの……真面目な話なの。」
「幽霊が真面目な話ねぇ……俺も長くないかなぁ……」
それを聞くと彼女の表情が一変した。
「もうあんたはいっつもいっつも!少しは真面目に聞きなさい!」
この口調には覚えがあった。反射的に身構えてしまうような独特の口調は……
「まさか……姉ちゃん!?」
85以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 02:18:12.52 ID:xYVjrHFQ0
>>78 なんというブームくん
86以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 02:18:26.10 ID:VVJJ1XVC0
男「で、雪は何だって?」

なんともシュールな新聞勧誘を追い返し、話を戻そうとしてみる。

少女「あ、うん。なんでもない」
男「そう」

なんか、また一歩距離を置かれたような。
むしろ、これくらいいで普通なんだろうな。
他人と自分との距離なんて。
87以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 02:19:31.22 ID:eYaX/NAa0
>>83
スマソwww
88以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 02:20:24.64 ID:VVJJ1XVC0
眠くなってきたら、段々ネタをはさむようになってしまった・・・

ちょっとトイレ(2)
89以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 02:21:05.21 ID:BQ0I3f6xO
ぷぎゅるのヒサメで悔しがってた俺にとってこのスレは一筋の光に見えた
90以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 02:23:48.07 ID:i6SqB6yk0
新ジャンルスレ久々にみたけど・・・変わったな・・・。
昔はもっと一発ネタから始まってある程度キャラが確立されてから誰かが長編書いてたもんだが。
91以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 02:25:32.78 ID:/4BF+DGs0
雪幼女「ねーねー!海いこうよー!」

男「溶けるから却下」

雪幼女「えー!とけないってー!いけるいける♪」

男「テイルズネタは禁止ってあれほどいったろ」

雪幼女「はうー、じゃあハワイア○ズでいいよっ!もうっ!」

男「(いやいやあそここそ、真に常夏だろ・・・)」
92以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 02:26:39.15 ID:TXgxTKTf0
くそう眠い
夕方まで残ってるかな
93以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 02:30:00.71 ID:VVJJ1XVC0
齢/ヨワイ23にして、片親を亡くし、もう片親を無くした。
父は他界、母は子を捨て第二の人生。なんと言う三文小説。
俺の人生なんて三行で書けちまう位につまらなく、滑稽で、それでいて当人にとっては
波乱としか言いようが無い。親のごたごたで就職活動出来なかったなんて台詞は、
あまりにもひどい言い訳なので絶対に言わないようにしている。

昔から父親は、自分との間に一線を引いていた。よく言えば厳格な、
悪く言えば、子供を見ていない親だった。
母親は母親で、遊び癖のひどい人だった。それでいて家事はしっかりとこなす。
なんと言う二枚面。あの人は一体、誰を見ていたのだろうか。

少女「男。おーい、男ってば。私の話聞いてる?」
男「んあ、悪い。何か飛んでた」
少女「ひどいなー、私のこと『ちゃんと見てくれてない』なんて」
94以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 02:30:11.86 ID:du8NqF+HO
>>84の続き
「そう!あんたの大好きなお姉さん!……寂しかったでしょう?ほら抱きついてもいいよ〜?」
このノリは間違いなく姉ちゃんだ……
そうか……この子に感じた懐かしさ……ずっと前から知っていたような感じはそういうことだったのか……
「で、そんなちんまいなりしてどうしたんだ?……ていうか姉ちゃん死んじまったのか!?」
見た目は違うが明らかに姉と分かるものと話している。だからこそ現実味が湧かない。
姉ちゃんが死んだ?嘘だろ?
何だか頭がボンヤリするようで考えられない
「そう……私はもう死んじゃったんだ。交通事故でね……」
小さな姿の姉はそれだけ答えた。
95以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 02:30:13.83 ID:EGGSJznw0
人外スレではよく見かける
ttp://www.uploda.org/uporg1119470.jpg
96以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 02:31:57.78 ID:/4BF+DGs0
雪幼女「ふいー!大将!はまちね!」

大将「あいよ!」

雪幼女「あと、あっつーいあがりもっ!」

男「却下、すいません氷水の水抜きで」

雪幼女「てやんでい!寿司くってんのにみずなんかぁのんでられっかぃ!寿司にゃあ、あつあつのあがりじゃろうが!」

男「そして、そのあつあつのあがりを飲んだお前は体内から溶けていくというわけだな」

雪幼女「・・・・・・っく・・・てっ、てやんでい!溶けるのが怖くて雪女やってられるかいぃ!」



97以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 02:32:24.14 ID:VVJJ1XVC0
男「んん、そんなこと無いぞ。うん、ちゃんと見てる」
少女「それはそれでキモいよ」
男「ええー」
少女「へへっ、冗談だよ」

こんな非日常が、俺の望んだ日常だったのかな。
俺だけは、誰かを見て生きていきたいな。
何かを見て生きていきたいな。
自分が信じたものを・・・・・・
98以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 02:35:47.72 ID:/4BF+DGs0
男「ふぃー・・・太ったな・・・俺」

雪幼女「なら溶ければいーじゃん」

男「・・・・・・まあ(雪女のお前なら)な」
99以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 02:38:12.29 ID:VVJJ1XVC0
夕方5時。しゃーない、そろそろバイトに行かねば・・・・・・

少女「あれ、どこかお出かけ?」
男「あ、ん。バイト」
少女「ばいと? 仕事?」
男「ああ、昨日遅くに俺と会ったろ? あれはバイトの帰り。そして今日も」
少女「そっか・・・・・・『夜まで会えない』んだね」
男「ん? まあ、こればっかりはな。ごめんなー、帰りでなんか買ってきてやるからさ」
少女「うん」

元気の無い返事に、俺はある意味でこの子を部屋に閉じ込めているのではないかと、
不意に思った。俺自身が、「引き止めてる」んじゃないのか、と。

男「ここに鍵置いとくから。もし部屋を出たかったらこれで閉めといて。
  鍵は、そこから部屋に入れといてくれりゃいいよ。別に帰れってわけじゃないけど、
  親御さんが心配するといけないから、さ。好きなときに帰っていいんだからな」

そういい残して、部屋を後にした。
100以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 02:41:06.40 ID:VVJJ1XVC0
誰かが待っていてくれるってのは、とても嬉しいもんだな、と、仕事をしつつ思った。
思い出すたびニヘラと笑う顔を抑えられず、客に何度気持ち悪がられただろうな。

店長「おーい、男君。ちょいと」
男「あーい」

夜10時。まだ4時間しか作業してないのに、ここでお呼び出し。
なんかしたかな。
101以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 02:43:46.66 ID:/4BF+DGs0
職場にて

男「(・・・・・・・!!・・・)」

男「ただいまーーーーーー!!」

雪幼女「どしたん?そんなに目きらきらさしぇて?」

男「まあ、何も言わずにこれ飲んで!」

つトマトジュース

雪幼女「?・・・・!!・・・いや、なんないよ・・・赤くは・・・」

男「//////はっ、はは///そ、そんなこと考えてねって!!」
102以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 02:45:21.34 ID:VVJJ1XVC0
店長「なー、男君。君、今年でいくつだっけ?」
男「あはぁ、23になりますけど、履歴書に書いてませんでしたっけ?」
店長「いやいや、そうじゃなくてだね。そろそろ、どうかなと思ってね」
男「あの、クビですか? 流石にそれはちょっと・・・・・・こんな冬に公園で住むのは・・・・・・」
店長「いや、そうじゃなくて、正社員にならないかという話だよ」
男「正社員、ですか? 私が? またまたー」
店長「いや、嫌ならいいんだけど」
男「いえ、お話聞かせてもらいます」
103以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 02:46:51.02 ID:du8NqF+HO
>>94の続き
「交通事故……?」
「そう。夜勤明け帰るとき居眠り運転のトラックと衝突!頭から鮮血を流す美しき私!美しき者は散り際も美しきかな!」
……姉はトリップすることがしばしばある。
「で、その美しき姉がどうして俺のとこに?」
「あんたは知らないでしょうけど、お父さんとお母さん心配してんだよ?」
姉はいつになく真剣な顔つきで、とはいえ少女の顔なので少し滑稽だったが……
「はぁ?今更親父達が心配なんかするかよ。」
「してるの!親の心子知らずとはよく言ったものだね!」
やはり真剣な顔をしていう……信じたくはないが……
「本当なんだな……」
「ほんとにほんとだよ!あんたはいつもニブちんなんだよ!」
親が心配だと?
いつもわがままで親に迷惑かけてばかりのこの俺を?
わがまま?迷惑かけて?……いや俺は自分で決めた道だから後悔なんかしていない。
……でもなんで涙なんか出るんだ?
104以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 02:49:17.43 ID:VVJJ1XVC0
店長が言うのはこうだ。
自分はそろそろ2年経ったので本部に戻ってこないかと言われたが、
店長引継ぎをするから待ってくれと。本部は仕方ないから第二新卒枠で
一名確実に推薦付で取るから、誰か送って来い、と。
普通はオーナーと会社の板ばさみになるらしいが、この辺りではそう挟まれる
事も少ない地域だから、とりあえず副店長か店長から、やらないかというお話だったのだ。

店長「ということで、やらないか」
男「うほ、良い話」
105以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 02:51:20.16 ID:ilOd2+qb0
追いついた♪
私怨
106以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 02:51:45.70 ID:VVJJ1XVC0
給料も上がるんだと言われたのが、なんとも嬉しい話だ。
即返事するのはちょっと難しかったので、とりあえず待ってくれといっておいたが、
大丈夫かな。

まあ、もしも、だ。もしあの子を自分の部屋に置いておくのであれば、
今の稼ぎじゃ全然食わせてやれないし、そもそも衣食住の衣はどうするよ。
てか、学校とかは? 俺、とんでもないことしようとしてないか?

「普通」から、遠く離れていく気が・・・
107以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 02:52:15.36 ID:xYVjrHFQ0
>>104 忙しくなってすれ違いフラグ/(^o^)\
108以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 02:52:25.11 ID:VVJJ1XVC0
何か伏線回収とかしだすと、本気で小説になるな・・・

そろそろ、適当にオチを・・・
109以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 02:54:29.84 ID:ilOd2+qb0
>>108
ここまでやっといて適当ってのもどうかにゃぁ〜?ww
頑張れるところまで頑張ってみるよろしよw
110以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 02:55:02.72 ID:VVJJ1XVC0
店長「というわけで、ちったぁ考えておくれ。最悪、副店長からでも良いからさ」
男「ありがとうございます」

レジ辺りから声がする。
?「すいませーん、レジお願いしまっス!」

男「あーい、ちょっとお待ちをー。行ってきますね」
店長「はいはい、よろしくねー」
111以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 02:57:13.34 ID:xYVjrHFQ0
>>108 うまいことキャストしてブーン小説として、
推敲して完成してから再投下してみてくれ
情景描写がうまくてこれは良作
112以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 03:00:32.45 ID:ilOd2+qb0
       iヽ、     /ヽ、____
     _ノ _,.ゝ-=-<、__   フ
   _____ゝ'"        `ヽ _ゝ  
   `γ´    ,    、     ヽ\       /!
   ,.イ  /ヽ!、 ノヽ,  /_メ」_ ゝ ', ゝ    ./  l
  く i / ハ rト、  V´,. - 、ゝル  ヽイ  ./   /
 ,.ヘi`レハ ハイヒ.!      / i   ヽ、/    /
 ', ヽ、ノi  l "  _  ".〈/ ハ   /´゙〉  ./
  \  ハハヽ、  ヽノ  ,.イ ,-、.ヘ. / /  ./  ksk
    `〈ヘレヘル`ニi=ニ´ヽVハ. 'y/ / ∠____
     \/´7ヽ!/ //  .!  /´〉ヽ_   7
     r〈_  / }><{ ̄/ i   ! -!_/_/ ) /
    /ヽiゝ/ /   /   ヽ、  ゝ-、_ フ´ヽ、
   〈    、/  ̄ ̄     i `゙'ー─'´  ̄
   `ヽ、 /         :ハ
113以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 03:00:38.15 ID:du8NqF+HO
>>103の続き
「……親父とちゃんと話するべきだったな。」
「な〜に?今更後悔?……遅いでしょっ!」
姉は笑顔でそう言った。
思えば姉が一番俺の夢を応援してくれた。
俺に寝る前にギター弾いてくれって頼んで上手だねっていいながら眠ってたっけ……
このアパートだって見つけてくれたのは姉だった。
「姉ちゃん、ありがとう。やっぱ姉ちゃんにはかなわない。」
「当然!私はあんたの姉だよ!?……そうだ。あんたそろそろ年末の休み入るでしょ?……お父さん達に会ってきなさい?」
「う……それは……」
流石にいきなりは厳しい。
「じゃあ電話でもいい。お姉さんと約束!絶対!指切り!」
というと小さな姉は窓越しに指切りの真似をした。
114以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 03:01:05.69 ID:xXCUmBQ2O
どんな形になろうが読むが、適当にオチとかは言わんでくれ。
115以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 03:01:28.52 ID:VVJJ1XVC0
客「あ、それとこのおでんもよろしくお願いしまっス! 卵2、大根1、スジ4に、ちくわ2で」
男「はい。1680円になります」
客「おっかしーな・・・・・・あと5円・・・・・・」

おかしなコンビに語が板につくも、この辺りはまだ普通の人で、
こういうハプニングには弱い。おろおろしだす若い兄ちゃん。
上下真っ黒なトレーナーウェアに、ツンツン茶髪。不釣合いな銀のアクセサリが、
この状況を尚悲惨なものに見せている。イケメンのくせに、泣きそうな顔すんなよ・・・

自分のポケットから10円を引っ張り出し、静かにレジ代の端に乗せる。

男「お客様、10円落とされていますよ」
客「あ、フヒヒ。サーセン。んじゃ、1680円で」
男「はい。それでは、レシートをどーぞ」
客「あ、レシートは良いっス」
男「ありがとうございましたー」
116以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 03:06:30.88 ID:VVJJ1XVC0
店長「男くーん、ちょっとー」

その声にビクンとしながら、奥に戻る。見られたんだろうな。
一連の流れ。

店長「男君。いいかい。言っても客商売なんだ。そんな優しさはどうかと思うよ」
男「はい。すみません。」
店長「まあ、人としては出来た行動だと思うがね」
男「はぁ」
店長「もっと元気だしなよ。ほれ、コーンスープ」
男「あ、どうも」
店長「奢りだ、一本飲んどきなさい」
男「はい」
店長「幸い、この店は万引きされることは少ないんでね、君のような店員でも良いんだけどね」

店長の乾いた笑いが、事の重大さを認識させていた。
117以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 03:07:27.72 ID:ilOd2+qb0
ksk
118以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 03:10:54.75 ID:VVJJ1XVC0
10半を過ぎた辺りで、店長に上がっていいよといわれた。
ありがたい話だ。どうやら今日のシフトのバーローが遅れて出てきたかららしいが。
このバカチン、結構可愛いから困る。

バ「あのー、ほんとうにすみませんっ! 男さん、一人で大変だったですよね!」
男「いや、あの、そんなでもないよ、うん」
店長「ってことで、あとはお前一人で朝までな」
バ「ええー、そんなぁ・・・・・・まだ、ご飯も食べてないんスよ」
店長「それを、男君に言えるかい?」
男「いや、別に、大丈夫ですよ」
バ「うぅ・・・・・・ごめんね、男君。あたし、がんばるから。先、上がってね」
店長「ってことだ。帰れ」
男「エェー」
119以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 03:12:46.61 ID:VVJJ1XVC0
男「まあ、早く帰れる分には問題ないんだけどね」

奥に入り、制服を脱ぐ。なんだろうね、制服ってのは一種の拘束具のようで、
袖を通すとまるで、服により精神を征服されるような感覚に陥る。
だからこその制服なんだろうけどな。

店長「男くーん?」

今日は何度もよく呼ぶ人だ
120以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 03:15:54.51 ID:ilOd2+qb0
しかし…なかなか早いもんだな

ksk
121以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 03:16:01.08 ID:VVJJ1XVC0
店長「男君。これ」

さっと出されたのは、いつものようにお弁当。
しかし、どう見ても二人分。しかも、賞味期限がまだ切れていない。
挙句、チョコとパックの紅茶まで。

男「てんちょー、これは流石に・・・・・・」
店長「何を言ってんだよ。お前の背中から、部屋に誰か待ってますよーってオーラがムンムン出てるんだから」
男「む・・・・・・俺、何か言いました?」
店長「いんやー? ただ、ニタニタとキモかった」
男「すみません」
店長「いいってことさ。誰か知らんが待ってんだろ。はよ帰ったれ。ほら『とうに雪も上がり、明日にはもう溶けてなくなりそうじゃないか』」
122以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 03:17:29.33 ID:eYaX/NAa0
店長かっけーwww
123以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 03:18:34.60 ID:VVJJ1XVC0
男「『溶けて、なくなりそう』、ですか」
店長「ああ。明日は晴れだといってるしね」
男「言うって、だれが?」
店長「TVのお天気お姉さん」
男「また仕事中にTVですか。てんちょー」
店長「いいじゃないの。ついでに明日、お前は休みな」
男「でも、昼からシフトが」
店長「五月蝿い男だね、君は。とりあえず休みだ。いっぺん、おまえ自身の虫干しして来い」
124以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 03:19:09.15 ID:ilOd2+qb0
両方とも〆の雰囲気を醸し出して来たところで

ksk
125以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 03:20:13.72 ID:du8NqF+HO
>>113の続き
「姉ちゃんはこれからどうすんだ?」
「お姉さんはね……雪の精なの。」
正直意味が分からなかった。雪の精?
「雪って力があるの。気持ちを飛ばす力っていうのかな?私があんたに伝えたいって気持ちを飛ばしたわけ。……難しいんだけど、あんたも死ねば分かるよ。」
そういう冗談をさらっという人だ。
「そりゃ遠慮しとくわ。……ていうか気持ち飛ばすだけなら何だってそんな姿してんだ?」
小さな少女の姿。
ニット帽、マフラー、コートまではわかる。
コートの下から覗くフリフリのスカートが気になっていた。
「あんたこういうのが好きかと……」
「それはない。……で、姉ちゃんはどうなるんだ?」
「ただ何もなくなるだけ。消えるだけ。」
いつもと変わらない笑顔でいう。
「……そうか。わざわざその……ありがとう。」
「姉弟なんだから気にしな〜い!……そうだ!感謝してるならいつもの寝る前にやってたあれやってよ!」
126以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 03:20:14.09 ID:VVJJ1XVC0
帰りの自転車は、なんだかペダルが軽かった。
なんだろうな、こう、ワクワクとしている。

十分外は寒く、息もほのかに白い。それでも、腹の底から湧き上がる温かさ。
そうだ、久しく感じてなかった、人の暖かさってやつだ。

なんだ、みんな俺のこと、見てくれてたんじゃないか。
127以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 03:20:55.81 ID:fHTbI2KS0
一週間で一番盛り上がらない時間だがガンガレ
128以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 03:22:39.04 ID:VVJJ1XVC0
自転車をいつものように停め、鍵をかける。
これは一種のおまじない。この鍵が解かれるまで、俺は部屋を出ることはないという呪文。
それがどうして今日は、こんなにも気分がいいものか。

カンコンカンコンカン。階段を登り、いつもの端の部屋の戸のノブに手をかける。
ふと不安にかられる。

――もし、誰もいなかったら――
129以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 03:23:26.69 ID:ilOd2+qb0
>>127
それを行っちゃぁお仕舞いだよ、おまいさん

ksk
130以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 03:26:00.99 ID:VVJJ1XVC0
むしろ、誰もいないほうが正しいのだ。そう、帰っているべきであって、
この扉を開けて中にいるほうがおかしいのだ。

ノブにかけた手を離し、一歩退く。

誰かが待っている? 元々、待っていてくれる子なんていてはいけないはずだ。
どうしてかは知らないが、あの子は一夜預かっただけだと思うべきだ。

一歩退く。

大体、子供を部屋に連れ込む大人とか、どれだけだよ。

更に一歩。もう後がない。

いや、もしかして開けたら、中に警官ガッ
131以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 03:28:21.60 ID:VVJJ1XVC0
いきなり開けられた扉に額をぶつけた。

男「うっ・・・・・・地味に痛い・・・・・・」
少女「なにしてるの」
男「えっと、考え事」

駄目だ顔が綻ぶ。やっぱり嬉しい。家に誰かいるってことが、とても嬉しい。

少女「おかえりなさい」

満面の笑みで言われた挨拶に、俺は心の底から、自信を持って言えた。

男「ただいま」
132以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 03:32:02.89 ID:VVJJ1XVC0
少女「顔、だいじょうぶ? 何か、額が赤、いや、白いわね」
男「多分、塗装の粉/コが葺いてたんだろうな」
少女「それに、何か目が真っ赤よ。痛くて泣いちゃった?」

何かを思い出す。そうだ、これは、昔の・・・・・・

小さいときの記憶、まだ母親が、母親であったときの。
怪我をした子供をあやす母親を。軽くからかい、
男の子でしょと諭す母親を。

ほぼ無意識下でのリフレイン。上層にすら浮かんでこない、感情だけの記憶。

少女「わ、わ、泣かないでよ。どうしたの、痛いの? ねぇ?」
133以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 03:32:18.00 ID:ilOd2+qb0
ksk
134以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 03:33:49.85 ID:du8NqF+HO
>>125の続き
「いつものやつね……」
そういうと俺はギターを持ち出した。
本来ならアコギでやるべきなのだが、生憎持ち合わせていなかった。
窓辺で引くいつもの曲。
まさかこれが別れの曲になるなんてな。
「長い間聞かないうちに上手になったね……お姉さんは嬉しいよ。」
気がつけば少女の姿はいつもの姉の姿になっていた。
初めて見る姉の涙。でも笑顔は絶やさなかった。
「姉ちゃん……やっぱりあんたにはかなわないな。」
そう言ったのは俺は笑顔なんて作れなかったからだ。
「約束、忘れないでね?」




東の空が白む頃、姉の姿はなかった。
不思議と悲しみはなく、姉がまだ側にいるような気がした。
「約束……守るから心配すんなよ。」
そう言って未だに忘れていなかった自宅のナンバーを押した。

135以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 03:34:48.56 ID:VVJJ1XVC0
男「あ、れ・・・・・・なんで、かな」

フフッと笑いながらも、涙が止まらない。感涙とかその類でもなければ、
笑い泣きという類でもない。

少女「き、気持ち悪いわね」
男「うっせ、うっせ。額が痛いだけだよ」

フンと後ろを向いた少女が一言、「うそつき」と呟いた気がしたが、聞かなかったことにしてやろう。
136以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 03:36:16.05 ID:du8NqF+HO
つまらない話に付き合ってくれてありがとう

これで完結なのでもう寝ますね
137以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 03:36:20.64 ID:ilOd2+qb0
>>135
乙!
138以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 03:36:52.36 ID:VVJJ1XVC0
男「そして、ちょっといい物を君にやろう」

何かすねてるようなので、ご飯の前にチョコを渡す。

少女「なに、お菓子で釣る気?」
男「すでに食いついてるお前は負けだ」
139以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 03:37:23.51 ID:ilOd2+qb0
素で間違った
>>137の安価>>134ね(汗
140以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 03:37:59.43 ID:eYaX/NAa0
>>134
乙です
141以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 03:39:29.04 ID:xXCUmBQ2O
>>134
142以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 03:41:11.94 ID:VVJJ1XVC0
紅茶をコップにあけ、弁当をチンする。
今日は、とりから揚げ弁当と、手作りトマトソースのオムライス、ゴボウサラダ。

男「コンビに弁当だけど、ご飯食べようか」
少女「うん」
男「チョコは、ご飯の後ね」
少女「はーい。んじゃ、こっちのから揚げもらいっと」
男「いや、これはどう見てもオムライスが君だろ」
143以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 03:43:06.73 ID:Erhyi03B0
>>134
144以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 03:44:32.94 ID:VVJJ1XVC0
少女「んー、意外とこのから揚げ美味しいじゃない。ベトッとしてないし。
    この、柚子胡椒ポン酢ってのが、意外といいねー」
男「はいはい。まったく、おこちゃまに柚子胡椒の何たるかが分かるんだか」
少女「美味しいものは美味しいのよ。ほら、一口どう? あーん」
男「う、あ。あー、ん?」
少女「やっぱあーげなーい。なんか、ニヤニヤしてるし」
男「ちょぉ、俺の肉分はどこさ」
少女「しーらない、フフッ」
145以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 03:46:21.86 ID:VVJJ1XVC0
コンビニ弁当は、こういうのが楽だな。食べたら捨てる。
良いご身分じゃないの。俺のような下層民が、使い捨ての生活だなんて。

さて、しょんべんでもして寝る用意するかな・・・・・・

男「あ、そういえば、あの子の着替えとかどうなってるんだろう・・・・・・」
146以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 03:50:37.81 ID:VVJJ1XVC0
布団を敷き、寝る準備をする。明日は久々の休みか。

男「あのさ、明日は休みだから、君の服でも見に行かないか、ってなにをしてんのさ!」
少女「んふー、なにって、おきがえらよー?」
男「お着替えって、俺のシャツ全裸に着るやつがあるか」

目をそらす。勢いよくそらす。別にロリコンじゃないですよ。
どこぞの夏休みも過ぎたラジオ体操のお兄さんじゃないですよ。
ああお願い、近づかないで、いろんな意味で危ないから。

少女「ふふっ、かっわいー。なに赤くなってんのぉ?」

ズリズリと体の上に這い上がってくる。
だめ、絶対。
147以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 03:54:07.40 ID:VVJJ1XVC0
少女「明日どこか行くよりぃー、今どうするかのほうがぁ、らいじじゃないの?」
男「おまえ、何か酒臭くないか?」
少女「しょぉ? チョコ食べただけらよー?」
男「それ、何か入ってた?」
少女「芋焼酎?」
男「おぉい!」

バッと退き、箱を手に。なんだって、アルコール分3.4%?
子供に食わすもんじゃないじゃないの、これ。しかも、完食って。
どう見ても酒酔いです、本当にありがとうございました。
148以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 03:54:37.06 ID:VVJJ1XVC0
(みんなもう寝てるんだろうな・・・ まだオチにたどり着かない・・・ orz)
149以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 03:56:00.55 ID:qbPLb4vYO
明日までもってたらいいな
150以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 03:56:54.20 ID:ilOd2+qb0
ksk
151以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 03:56:56.38 ID:Zb5oLTprO
>>148
俺は起きてるZE☆
152以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 03:57:02.12 ID:VVJJ1XVC0
箱を見つめていると、後ろから抱きつかれた。
なんて、冷たい、手。

男「流石に、そういうのは、さ・・・・・・」
少女「そういうのは? お兄さんは、私のこと嫌い?」
男「嫌いじゃないよ。むしろ、大好き。だから、こういうのはよくな」

よくないと言わせてもらえなかった。
153以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 03:57:12.40 ID:eYaX/NAa0
まだ・・・生きてるぞ
154以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 03:57:24.84 ID:lLv3GiGO0
ええー
やっと追いついたのに…
155以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 03:58:27.19 ID:xXCUmBQ2O
問題ない肯定だ
156以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 03:59:17.81 ID:VVJJ1XVC0
無理やり引き倒され、馬乗り。目の前には、少女の顔。待った待った。
俺まだどーてーですよ。きもいですよ。むしろ、こんなの犯罪者ですよ。
目覚めちゃいそうなんですけど、てかなに大きくなりかけてんだよ、俺の息子は。
むしろ死んでしまえ。

少女「ん・・・・・・」
男「んん!」
157以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 04:01:11.26 ID:ilOd2+qb0
ksk
158以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 04:02:31.95 ID:VVJJ1XVC0
少女「ぷは。ハハハ、もう、かわいいなぁ」
男「いや、あの。こういうのは、もっと大きくなってから」
少女「大きくなってるのは、誰かしらねー」

後ろ手になでられる。だめだ、いろんな意味で。
頭で分かっているくせに、俺自身が、なにかしらを期待している。
逃げる気がない。逃げるべきだと分かっているのに。

少女「ほんと、可愛いんだから。ん、あったかい・・・・・・」
159以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 04:04:22.46 ID:eYaX/NAa0
少女強いwww
160以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 04:09:25.41 ID:VVJJ1XVC0
ごくりと咽喉を鳴らしてしまう。目が離せない。
紅く染まったその頬が、チロッとなめずりをしたその口元が、
こちらが見つめているのに気付いて更に二ヤーっと笑った、
少女と思えない妖艶な笑みが。
抱いてはいけない性的な興奮。ある種の欲情。
煽られ、火がついてしまう。

そして、俺の胸板に顔をうずめ、ぎゅっと抱きしめられる。

もしかして、もしかするのか?
161以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 04:10:01.35 ID:SC1s+EBK0
エロありかよ・・・おっきしたじゃねえか
162以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 04:11:15.49 ID:VVJJ1XVC0
男「か、覚悟は出来た。だから、とりあえず、キ、キ」
少女「すー・・・」
男「スー?」

なんだ、寝てるじゃん。もう、なんだよ。いや、これで正しいんだけどさ。
布団に寝かしつけ、さて、今夜も毛布で寝るとしますか。
163以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 04:11:41.94 ID:VVJJ1XVC0
>>161
大丈夫、急遽路線変更 ^^;
164以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 04:14:41.53 ID:SC1s+EBK0
>>163
俺のこれどうすんだよ






ちょっと抜いてくる
165以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 04:15:33.08 ID:ilOd2+qb0
>>163
b!
ロリはねぇ…正直ねぇ…(汗
166以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 04:17:18.90 ID:d/pD6eUSO
>>163明け方枠でも危ない展開だったなwww
167以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 04:17:24.26 ID:VVJJ1XVC0
夢の中、とても可愛い少女に出会った。
名前は――「    」――。

その子は、単なる鉄の欠片を大事そうに握り締めて。

こちらに微笑んだ。泣きながら。最高の笑顔で。

雪が降る。そんな夜更け、俺は一人の少女に出会った。

雪が降る中、雪の降る季節だけ彼女に会える。

アスファルトに染み込んで行くような、純粋な寒さと、純粋な暖かさ。

守りたいと願った。守られたいと願った。

孤独はもう嫌だと、叫んだ。
168以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 04:17:59.79 ID:IDQs+BON0
このスレはもしや…

ホントに立てちゃったのか
169以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 04:18:24.00 ID:qYB/JVdVO
>>37
いちいち文句たれるなゆとり
170以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 04:19:41.17 ID:VVJJ1XVC0
日差しが差し込み、目が覚める。あー、カーテン閉め忘れたか。

雪はとうに溶け、アスファルトは乾いている。
良い天気じゃないか。

男「さ、起きようか。今日は君の服を買いに出かけよう」

そう言い、布団をめくると。
だれも・・・・・・

男「あ、れ?」
171以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 04:21:20.14 ID:VVJJ1XVC0
ほんの少し、しっとりと濡れ、ひんやりとした布団。
確かに、ここに居たはずなんだ。
確かに、ここに居たはずなんだ。
確かに、ここに寝かしつけたはずなんだ。

なんでだよ・・・・・・なんでなんだよ・・・・・・
172以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 04:24:14.51 ID:ilOd2+qb0
ksk
173以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 04:24:15.48 ID:VVJJ1XVC0
布団を更にめくり、事実を認識する。
もう、ここにはあの子が居ないのだ、と。

布団の真ん中に鍵が一つ。俺の渡した、鍵・・・・・・

男「ああ・・・・・・あああああ、ああああああああああああああああああああああ!」

居たんだよ、ここに居たんだよ、昨日まで居たんだよ、
俺が眠る前まで居たんだよ、俺が寝ちまうまで居たんだよ、
夢の中でも居たんだよ、なんで、なんでさ、なんでなのさ。

鍵を握り締め、湿った布団を更に湿らす。
嗚咽が止まらない。なんで、こんなに悲しいのだろう。

そんな、雪のように、溶けていなくならなくても・・・
174以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 04:28:03.18 ID:VVJJ1XVC0
不意に、雪女というワードが思い出される。

まさにその通りか。雪の夜に出会って、雪解けと共に居なくなるなんて。


座卓の上には、昨日あの子の食べた芋焼酎の入ったチョコ菓子の箱。
やっぱり居たんだよ夢幻なんかじゃなかったんだよ。

だから、お願い・・・・・・帰ってきて・・・・・・

男「ずっと居ていいから・・・・・・仕事頑張るから・・・・・・
  何も出来なくていいから、ずっと家で俺を待っていてよ・・・・・・
  コンビニ飯ばっかかも知んないけど、俺と一緒に飯を食ってよ・・・・・・
  俺に『おかえり』って言ってよ・・・・・・
  俺の居場所でいてよぉ・・・・・・お願いだって・・・・・・」
175以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 04:28:38.07 ID:VVJJ1XVC0
(ここで終わったら、なんとひどい話なんだろうな ^^;  とりあえず、芋焼酎ショコラ食ってくるwwwwww)
176以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 04:31:06.08 ID:ilOd2+qb0
>>175
それはそれでありだと思うがww
鬱ENDも捨てたもんじゃないw
177以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 04:34:50.37 ID:sgLcijN+O
いいと思うけどな
儚さの美学がある
178ハッピーエンド主義者なんです ^^;:2007/11/19(月) 04:36:28.25 ID:VVJJ1XVC0
ガチャリと扉の開く音がした。振り返ると。

少女「あ、起きてたんだ。燃えないゴミ、捨ててきたよ。って、なんで泣いてるの?
   気持ち悪いなー。とりあえず、顔から出るもの全部出しつつこっちに近づくの、止めてくんない」
男「うぁーん、よがったー・・・・・・溶けてなくなったかと思ったぁあああああ」
少女「あもぅ、鼻かんで、涙拭く。男の子でしょ」
男「うん。うん。うん」
少女「ほら、ずっと居てあげるから、泣かないの」

考えてもみろよ、23のおっさんが、どう見ても小学生の少女の峰に顔をうずめて泣いてる姿なんて。
変態としか思えないだろ。

男「ずっと?」
少女「うん、ずっと。だから」
179以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 04:36:29.65 ID:hQAQCzuR0
確かにこれで終わりもいいけど
続きがあるなら投下して欲しいなぁ
180以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 04:39:00.23 ID:ilOd2+qb0
芋焼酎ショコラって中部以西での販売なのな…買えないじゃん

ksk
181以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 04:39:08.49 ID:SC1s+EBK0
>>175
鬱ENDでもいいとおもうぜ

今ふと思ったんだけど毎年冬だけ会えるとかなwww
梅雨の時期だけ会えるとかって映画あったよな、今会いにいきますだっけ?
182以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 04:40:01.18 ID:eYaX/NAa0
ハッピーエンドは難しいぞ
183以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 04:41:31.25 ID:VVJJ1XVC0
一月ほど経ち、まだ雪降る中、俺はこの子と買い物に出た。
いわゆる、ウィンドウショッピングというやつだ。
手をつなぎ、こんなところでこんなことしてると。

男「デートみたいだな」
少女「デートじゃなかったの?」
男「そうだったな。うん」

雪降る中、空を見上げる。黒く重々しいはずの空が、何か澄んだ黒色に思えた。

少女「ねぇ、クリスマスプレゼントはあれがいいな」
男「おいおい、これじゃどうみても」
少女「新婚さんねー」
184以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 04:41:38.62 ID:SC1s+EBK0
>>181
ふと思ったって>>167にもう出てたわwwスマン
185以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 04:44:08.59 ID:QQPYJnVA0
―ここまで雪使いのシュガーなし―
186以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 04:46:35.36 ID:VVJJ1XVC0
あのときの約束は、ずっと忘れることがないだろう。

               △
少女「うん、ずっと。だから――私に部屋の合鍵をちょうだい」
男「へ?」
少女「だから、部屋の合鍵だよぉ。私のために、一つ作って」
男「それだけで良いの?」
少女「んじゃ、もっと男らしくなって。私を守って。私を愛して。私を忘れないで、
   えっと、後は・・・・・・おやつ毎日でしょ、たまにはまともな夕飯に、それから」
男「ごめん、それくらいにしといて」
少女「えぇー。ま、いいや。あなたが私を好きでいる限り、私はあなたのことを愛し続けるの。
   ロマンティックじゃない?」
男「うん」
少女「これは、『契約』なんだからね。ほかの女なんて好きになったら、許さないんだから」
               ▽
187以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 04:49:31.14 ID:VVJJ1XVC0
たった一つの金属片。たったそれだけで良いのだ、と。
記憶の中で、自分自身も鍵を持てたときのころを思い出した。

家の中で、一人前と認められたのだという、認識。
鍵を持たされたことが嬉しくて、肌身離さず実に付けていた記憶。
あのころの家族は、まだ家族らしかったな、と。

今はなんだかんだで家族なんだ。俺はこの子と。
なんだろうな、不思議な感覚だ。

触れても「冷たい」だけの鍵が、こんなにも「暖かい」ものだったなんて。
188以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 04:50:27.90 ID:WdTPHRjJO
今ケータイだから悔しいっ
PCから見てたら保存するんだけどなぁ
189以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 04:51:05.60 ID:VVJJ1XVC0
少女「最近は、暖かいね」
男「えー、寒いよ?」
少女「外じゃないわよ?」
男「俺の手がか?」
少女「それも違うよ」

手を離し、ササッと前に駆け出し、くるりと一回転。

満面の笑みで。

少女「暖かいのは、あなたの心がよ」
190以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 04:52:37.15 ID:VVJJ1XVC0
くっそー、恥ずかしいけど嬉しいな、この感覚。

粉雪降るもと、まさに、雪の妖精のようだな、と思った。

良い得て妙だ。

だって俺の彼女は、「どう見ても幼女な、雪女なのだから」



                                            一応、終わり。
191以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 04:53:14.02 ID:VVJJ1XVC0
とまあ、頑張って一晩ではしょってツメツメなまま書き上げましたよっと。

お楽しみいただけたでしょうか。
192以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 04:56:07.58 ID:sgLcijN+O
こなあああああああああああゆきいいいいいいいいいいい
193以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 04:56:11.27 ID:ZuyG3F/A0
ttp://up2.viploader.net/pic2d/src/viploader2d268577.jpg
ttp://up2.viploader.net/pic2d/src/viploader2d268576.jpg

感化されて2年半ぶりに絵描くためにペン握って激しく後悔してるけどせっかくだからあげてく
194以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 04:56:19.59 ID:FC8+YAbvO
>>191

まあ楽しめたぜ。
195以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 04:56:34.72 ID:WdTPHRjJO
感動したっ
寝ないで見た甲斐があった
196以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 04:58:13.43 ID:eYaX/NAa0
>>191
個人的にはバッドエンドでよかったがこれはこれでいい
乙ですた

あと、>>193も二年半ぶりに乙ww
197以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 04:58:20.26 ID:VVJJ1XVC0
>>192
途中から、粉雪イメージで書いてました。
そしたら、欝エンドになりかけましたwwwwww


これ、金曜の夜とかだったら多少は食いつきよかっただろうになwっうぇwwwwwっうぇwwwwww

>>193
俺のwwwww脳内イメージwwwwwwww
ちょwwwwwww覗き見るなwwwwwwwwww
198以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 04:59:36.53 ID:xXCUmBQ2O
>>191
乙。楽しんだぜ
199以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 05:00:41.34 ID:VVJJ1XVC0
そして、>>193よろしく、俺も何か書いたのは3年年ぶりくらいwwwwwwww
ほんとwwwwwww書くスピードも、能力も落ちてるwwwwwww

挙句、台詞に発言者の名前付けて書くなんて形式初めてすぎるwwwwwwwwww

長文でサーセンwwwwwwww普通に原稿用紙300枚とかいっちゃう駄目人間なんですwwwwwwwwww
200以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 05:00:58.04 ID:ZuyG3F/A0
>>196
スキャナも押入れしまってたから大変だったんだぜ

>>197


脳内見ちまってサーセンwwwwwwwwwwwwwwwww
201以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 05:01:15.04 ID:Erhyi03B0
>>191

1限から講義だが後悔はしていない。

>>193
10000回保存しますた。
202以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 05:01:34.51 ID:jHHUfcAX0
>>191
乙!
最近の小説系(笑)新ジャンルはひどいのばっかなんだが
これは楽しめた
203以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 05:04:29.44 ID:VVJJ1XVC0
>>194-195,198
どもです。

>>200
うぇwwwっうぇwwwwwww
脳内犯されたwwwwwwwっうぇwっうぇwww


>>202
どもです。元々は、普通の文章しか書かないもので。
楽しんでもらえてよかったです。
204以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 05:07:05.37 ID:VVJJ1XVC0
おまけ

少女「で、いつになったらコンビニのお弁当から抜け出せるの?」
男「それは、あの、君に料理を覚えてもらいたいところなんですが・・・・・・」
205以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 05:09:12.75 ID:mTfrTWnTO

布団の中で楽しんだぜ

さあ着替えるか…
206以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 05:11:31.62 ID:jHHUfcAX0
さて…風呂入ってくるか
今日も一限から講義ですよHAHAHA
207以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 05:13:19.65 ID:VVJJ1XVC0
それではみなさん、おやすみなさい。

クリスマス、この主人公ですら彼女連れてウィンドウショッピングですよ。
俺らも、あと一ヶ月でどうにかしてください。おねがいします
208以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 05:16:04.91 ID:18qXl71/0
209以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 05:17:22.85 ID:VVJJ1XVC0
>>208
なんという理想系。zipでk(ry

あ、ロリコンじゃないですよ。
210以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 05:18:53.91 ID:8id+8U9L0
>>207
1.科学の進歩に期待する
2.人間の脳力をフル活用
3.諦めて1日寝て曜日
お好きなのをどうぞ
211以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 05:20:33.18 ID:VVJJ1XVC0
>>210
4.の、ラジオ体操に行くと、そこには小学生の女の子が(以下略)という、
どこぞのラジ夫的展開はありませんか?
ありませんね、そうですね、すみません。

orz
212以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 05:20:39.95 ID:OxCc5QgH0
スレタイに惹かれた
213以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 05:23:39.33 ID:18qXl71/0
>>209
mod9543
214以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 05:27:05.82 ID:VVJJ1XVC0
>>213
ゴチ
215以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 05:27:54.61 ID:18qXl71/0
>>214
パスで大塚の意味知ってる?
216以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 05:30:59.54 ID:VVJJ1XVC0
>>215
I don't know.

そして、>>213があまりにも俺の欝エンドに近かった件について

/(^o^)\ なんと言う相似。パクリ疑惑をかけられても不思議じゃない
217以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 05:40:10.15 ID:jHHUfcAX0
modって塩だよな…?
218以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 06:07:23.29 ID:SO72RzfMO
保守
219以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 06:07:49.31 ID:18qXl71/0
>>217
ちゃうよ
al(ry
220以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 06:19:33.01 ID:m3Bg3v970
>>219
おおd
それもmodなんだな
つかパスほんとにいつものw
221以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 06:52:59.75 ID:HXdetCA00
なんかそれなりに良い話だた
222以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 06:53:40.17 ID:s+HOFXTN0
http://vipmomizi.jog.buttobi.net/cgi-bin/vestri/src/vestri4894.jpg
 夜、スーパーで見切り品の食材を買い込んできた帰り道だ。
男「うう〜、寒いな・・・ ん?」
女「あの・・・」
 見ると、雪のように白い肌をした和服の女の子がいた。こんな夜中に物騒だな。親はどうしたんだろうか。
女「あの、い、いちごありませんか・・・?」
男「いちご? なんのこと?」
女「かきごおりの、いちご・・・」
 女の子の手にはサラサラのカキ氷の皿が。
男「カキ氷? 夏に買ったイチゴシロップが冷蔵庫の奥にあったと思うけど、でもなんでこのクソ寒いのに・・・」
女「いちご、ください!」
 なんだかついて来る。このクソ寒いのにカキ氷?

続かない。
223以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 06:59:17.81 ID:z6v8ROFIO
どうみてもプロの犯行です。本当にありがとうございました。

おいしくいただきましたwwwwww
YOKO辺りにオナマスと同時並行で漫画化して欲しいところだ
224以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 07:28:25.81 ID:qbPLb4vYO
まだ残ってたかww
225以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 07:43:16.94 ID:s+HOFXTN0
http://vipmomizi.jog.buttobi.net/cgi-bin/vestri/src/vestri4899.jpg
男「うまいか?」
女「しゃくしゃく・・・ おいしい。」
 あんなところに幼女を置きっぱなしにするわけにはいかないので、仕方ないから連れて来た。
 飯を食わせたら親のところに送っていこう。
男「ほら、氷ばっか食ってないでコタツに入って鍋食え。」
女「・・・いらないです。」
男「遠慮すんな。見切り品だけど味噌で煮て食えばそれなりだし、あったまるぞ。」
女「ううん、あったかいのはにがてです・・・」

夜中まで残ってたら続き描こう、かな。
226以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 07:58:58.98 ID:CwTv3Hi80
うを!まだあった。
ID:VVJJ1XVC0乙。

仕事終わったらゆっくり読ましてもらうわ。
227以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 08:03:14.61 ID:VVJJ1XVC0
>>223
いいえ、どう見ても素人の犯行です。
本当にすいませんでしたwwwwwwwww


>>226
うぇwwwっうぇwwwwwww
どもですwwwwwww



眠るまもなく月曜日が来やがったので、俺もいってきますwwwwwwwwww
228以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 08:40:31.70 ID:EeXbG/CV0
今起きたわけだが>>193が見れないという残酷な運命
229以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 08:55:36.01 ID:m6v8fvhd0
>>228
何て事の無いラフ絵だ
だがそれg
230以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 08:55:57.49 ID:2U4xUa0BO
その昔『いろは』ってエロゲがあってだな、その中にうわぁなにをするやめr
231以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 09:28:03.37 ID:wpaQNWRaO
232以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 09:30:52.51 ID:uQAq5TDYO
雪「ねぇお兄ちゃん、ロリコンってなあに?」
233以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 09:33:36.70 ID:UE+GsfqG0
>>222 >>225
あんたの絵見るのすげえ久しぶりwwwww
続きに超期待ww
234以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 09:35:59.24 ID:gywloUkt0
夜まで保守!・・・できるのか
235以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 09:53:48.06 ID:RQbOzFolO
ほしゅ
236以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 10:09:48.12 ID:rEc6Cvin0
昨夜読みながら寝オチしてしまったー!と思ったけど
まだ残ってたかーよかったよかった◎ほsy
237以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 10:09:52.73 ID:28O2iyIJP
☆彡
238以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 10:10:18.99 ID:+Z1ACzjQ0
さて、作家様(笑)の俺が投下しようかと思うのだが
良スレの雰囲気ぶち壊してもよろしいですかねえ?
239以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 10:11:07.54 ID:XvZ4ZDA9O
干す
240以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 10:11:10.22 ID:7djHLXoN0
だめです。
241以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 10:48:26.36 ID:ezEn27rCO
あかんなぁ
人外ロリはまじ急所だ
242以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 11:12:01.75 ID:ezEn27rCO
起きて外見たら積雪…
こりゃ出会いの予感
243以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 11:55:11.28 ID:K6WvImflO
>>222 225
あんただるまちゃんの人か
後は頼んだぜ
244以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 11:57:55.55 ID:+Z1ACzjQ0
>>240
それじゃ黙って保守するとしよう
245以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 12:13:05.48 ID:O2rLXlTb0
>>244
ちょっと新作に期待してた・・・
246以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 12:33:04.43 ID:28O2iyIJP
☆彡
247以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 12:41:07.90 ID:28O2iyIJP
☆彡
248以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 13:05:31.48 ID:uQAq5TDYO
☆彡
249以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 13:18:24.81 ID:SO72RzfMO
保守
250以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 13:46:00.24 ID:ezEn27rCO
251以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 13:55:08.62 ID:/4BF+DGs0
雪幼女「はー・・・とろけるようなあちゅい恋がしたいな〜」

男「お前の場合ほんとに溶けちゃうんじゃないか?」
252以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 14:11:36.47 ID:SO72RzfMO
保守
253以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 14:16:04.57 ID:MxFQ5d6o0
254以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 14:33:19.07 ID:D7sx0RUfO
ほす
255以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 14:54:02.43 ID:D7sx0RUfO
ほす
256以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 15:10:00.81 ID:28O2iyIJP
☆彡
257以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 15:21:04.24 ID:2U4xUa0BO
☆ミ
258以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 15:31:14.78 ID:RNe0z3eMO
ほし
259以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 15:54:32.12 ID:+Z1ACzjQ0
260以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 15:54:41.25 ID:OYDXV8k+O
ほしゅ
誰でもいいから書いてほしいんだぜ
261以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 15:56:05.47 ID:+NZbFcbS0
「舐めただけなのに……震えるほど気持ちいいの?」
262以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 16:07:45.91 ID:YN6iaJH3O
263以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 16:15:35.96 ID:kJWPnvtrO
女「………寒っ!」

雪「まったくですねー」

女「……ホントに…………どちらさま?」

雪「あ、はじめまして。ゆきようじょ、ともうします」

女「あ、これはご丁寧に」

雪「えへへー」

女「うふふ。で、何、あんた」

雪「え、とー、その、ふゆのあいだだけおせわになります!」

女「え? 決定事項なの?」

雪「おねーさん、よろしくおねがいします、です」
264以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 16:25:37.25 ID:kJWPnvtrO
女「ただいまー」

雪2「お帰りなさーい」

女「はい、ただい…ま……?」

雪「やほー」

雪2「よほー」

女「ふ、増えた……」

雪2「あ、はじめまして! いもうとのゆき2です」

女「はぁ……」

雪「じつはわたしたちは、とある(ちゅーりゃく♪)なの。だからしばらくおせわになります!」

女「…………はぃ?」
265以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 16:32:49.90 ID:+Z1ACzjQ0
266以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 16:41:00.71 ID:kJWPnvtrO
雪3「くわしくはわたしがせつめいします」

女「………もうなんでもいいや」

雪「くしゅっ」

雪2「へっくち」

雪3「へーちょ」

女「? どしたの、寒い?」

雪3「ちゃうねん」

女「へ?」

雪「さっきちゅーりゃくしたけど、わたしたちゆきのせーれーだからあついとだめなの」

雪2「あついとかぜをひいちゃうんです」

女「なんて面倒な……」
267以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 16:51:18.44 ID:kJWPnvtrO
女「てか、暖房切ったけど……」

ヒヤヒヤ〜

女「寒くなりすぎじゃない?」

雪4「およびですかぁ?」

女「呼んでない」

雪4「そぅでしゅか……」

バタンッ

雪「おねーさん!?」

女「な、なに? どしたの?」

雪「いま、だれかいませんでしたか!?」

女「え、あ、うん。あんた達の姉妹?かな?」

雪2「まだとおくにはいってません」

雪3「おうで〜」

雪「おねーさん! さっきのこはみつけしだいほかくしてください!」

女「………なんなのよぅ」
268以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 17:07:58.79 ID:rHQczKxw0
ウホ!残ってた。夜まで保守!
269以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 17:12:57.41 ID:HXdetCA00
残ってるんだw
270以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 17:14:42.86 ID:BElyyM1+O
仕事中はまったく保守できないし、
あきらめてたけど、まだあった!
ちょっと感動。
271以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 17:35:26.78 ID:BElyyM1+O
272以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 17:40:30.34 ID:Y9fCYhQi0
ドラえもんの話思い出した
幼女じゃないけど
273以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 17:46:30.89 ID:ezEn27rCO
ろまんくらぶを思い出す
274以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 18:02:01.69 ID:jghLpkzw0
保守
275以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 18:07:26.15 ID:+Z1ACzjQ0
276以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 18:07:59.58 ID:V55Di9060
携帯の奴らここのゲームやろうぜ!
http://z.la/x9kqx
277以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 18:23:31.43 ID:28O2iyIJP
☆彡
278以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 18:39:21.39 ID:28O2iyIJP
☆彡
279以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 18:49:34.67 ID:PMnue1DWO
280以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 18:59:00.57 ID:PMnue1DWO
281以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 19:13:24.39 ID:+Z1ACzjQ0
282以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 19:17:34.79 ID:qbPLb4vYO
283以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 19:21:09.97 ID:i5klKGYA0
今北。まだ読んでないけど名作のにおい
284以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 19:37:09.98 ID:+Z1ACzjQ0
285以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 19:46:23.14 ID:dPotczM8O
286以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 19:56:49.02 ID:M8TL0C3q0
287以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 20:11:19.01 ID:/3s6NTrrO
保守
288以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 20:24:21.50 ID:+Z1ACzjQ0
保守
289以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 20:30:37.63 ID:CwTv3Hi80
保守人乙!
290以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 20:40:13.69 ID:HXdetCA00
おっおっお
291以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 20:40:30.26 ID:Nihb0aXgO
女「うぅ……寒いぃぃぃぃ…」
まさか二泊三日の旅行で雪山遭難するとは思わなんだ。
どうやら銀景色が素敵なペンションというモノは死亡フラグが立つらしい。
夕飯前のちょっとした散歩のつもりが足を滑らせて…
「私、大ピンチ\(^O^)/」
普通は走馬燈が走るんだろうけど、どうにも実況系になる性格がうらやめしい。
痛くて痛くて仕方がなかった右足の痛みも寒さですっかり麻痺してしまった。
女「あーせめて同棲とか…して……みたかっt」
自嘲気味に言おうとしたのに、うまく言えずに唇の端に雪が消えていく。
眠い。
やばい、これは、やばい。
だけど、目を開けるのも。
走馬燈代わりの実況も。
いろいろ無理。
氏ぬ。
292以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 20:43:36.30 ID:R4AAw+Sy0
たとえば、私とちぃちゃんがラブホにいたとする。
私がちぃちゃんから「何でも好きにしていいよ」と言われた私は、
何をするだろうか。
最初に頭に思い浮かぶのは「   @   」、「   A   」の二つである。
行動する種類を大別すると2種類になるので、ここに何ら違和感はない。
さて。「   @   」にしても「   A   」にしてもここでじっくり考えてから行動するのが私である。
293以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 20:44:45.66 ID:R4AAw+Sy0
いいえ、これは誤爆ではなく保守です。
294以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 20:51:06.05 ID:CwTv3Hi80
保守かいw
295以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 20:54:49.50 ID:lb//uJn/O
ID:VVJJ1XVC0
ID:du8NqF+HO
昨日は乙でした
296以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 20:55:40.57 ID:lhKbcJPH0
>>293
嘘だッ!
297以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 21:03:46.66 ID:HXdetCA00
おっおっお
298以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 21:04:44.34 ID:lb//uJn/O
雪「一緒に寝よ〜よ」
男「ちょwwwマジで?」

雪「うん♪一緒寝る♪」


  次の日

男「う…う〜ん…あれ?何か冷たい……何で布団が冷たいんだ?てか濡れてる?も!もしかして!お…ね…しょ?」

雪「違うもん!おねしょなんかしてないもん!体がちょっと溶けただけだもん!」
299以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 21:06:31.30 ID:Nihb0aXgO
?「いきたい?」
三途の川を渡る準備を始めたとき、ふいに聞こえた声につられるように重たかった瞼が開いていく。
ぼやける視界の景色は歪んだ白一色で、寂しい黄泉路だと思った。
?「ねぇ」
それなのに、鈴をふるわす様な声は絶えず私を揺さぶり続ける。
ていうか実際に揺さぶられている気がしている件。
?「いきたい?ねぇ?」
おかしいと思い始めると同時に、声が直ぐそばで聞こえた。
多分、耳元。
つまり、誰か居る!!
女「日本語でおk!」
明確な意思を持って誰かに応えた途端。
?「いきたいのね?」
私の顔を覗きこむ幼い顔が視界を遮った。
300以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 21:16:10.87 ID:HXdetCA00
おっおっお
301以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 21:16:26.57 ID:Nihb0aXgO
女「だれ?」
顔は子供だった。
真っ白な長い髪、真っ白な肌、更に真っ白な着物。
真っ白に包まれたその子の瞳だけ、真っ赤。
そういえば某ヴァカ殿のコントであったな。
女「雪女」
思ったことをそのまま口に出すと、その子が笑う。
妖艶とは程遠い、無邪気そのものの笑顔。
子供「そうだよ、まだこどもだけど」
そう言って、また笑う。
女「単刀直入に言おう、助けて下さい」
子供「うん」
302以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 21:25:11.97 ID:HXdetCA00
おっおっお
303以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 21:31:29.66 ID:fHTbI2KS0
>>293
にぃ?
304以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 21:36:01.35 ID:+Z1ACzjQ0
保守
305以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 21:38:04.07 ID:Nihb0aXgO
女「うは、あっさりと生存ルートktkr」
めんどうな話をはっしょろうと不躾に切り出したのだが、気分は害していないらしい。
子供「じゃあ、けいやくしよう」
女「けいやく?」
考えられる契約とやらを挙げてみよう。
1.印鑑がいるやつ
2.拇印でおkなやつ
3.マウスtoマウス、いわゆるキス
女「発想が貧相すぐるわ…」
子供「せっぷんでけいやくせいりつするよ」マジでか。
女「把握」
話を続けようとしたその子の頭を両手で掴む。
軽く引き寄せると意図をさっした唇が近付いてくる。
真っ赤なのは瞳だけじゃなくて、唇も。



集中力と妄想力が足らない
306以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 21:49:59.33 ID:Nihb0aXgO
らめぇ
307以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 21:50:57.91 ID:eYaX/NAa0
まだスレ残ってるwww
308以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 22:00:05.45 ID:HXdetCA00
おっおっお
309以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 22:08:53.75 ID:TJ++uYu9O
310以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 22:18:58.85 ID:CwTv3Hi80
311以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 22:20:49.90 ID:jcpAeHv40
ID:VVJJ1XVC0の小説おもしろかった
サイト持ってたり他に作品あるのなら読んでみたいとこ
312以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 22:27:50.78 ID:CwTv3Hi80
313以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 22:33:25.14 ID:lb//uJn/O
314以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 22:42:26.36 ID:+Z1ACzjQ0
315以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 22:42:47.68 ID:L2ZiXFsZO
次スレはパー速だな
316以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 22:49:13.46 ID:fHTbI2KS0
次スレは雪少年だな
317以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 22:52:40.03 ID:CwTv3Hi80
次スレは雪少女だな
318以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 22:52:56.68 ID:T2yb0qlJ0
次スレは雪婆だな
319以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 22:58:17.50 ID:AjjyQenbO
320以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 22:58:42.50 ID:AjjyQenbO
321以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 23:07:41.09 ID:28O2iyIJP
322以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 23:18:36.11 ID:CwTv3Hi80
323以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 23:24:54.60 ID:mEh32MfxO
ドラえもんに出て来た雪の精霊思い出してちょっと泣いた
324以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 23:27:20.24 ID:AjjyQenbO
325以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 23:33:46.52 ID:OYDXV8k+O
326以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 23:43:24.80 ID:+Z1ACzjQ0
327以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 23:56:13.20 ID:KqULcw9bO
328以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/19(月) 23:57:07.96 ID:CwTv3Hi80
やっとID:VVJJ1XVC0の読んだ。
なんか知らんけど、涙出た・・。

境遇も、何一つ重なる部分ないんだけどw
いや〜、よかった。
329以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 00:07:32.23 ID:nTCXDnR70
330以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 00:12:25.77 ID:WtQAvU7sO
これは良スレ
331以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 00:12:57.90 ID:7mh9Owxw0
ID:du8NqF+HOも乙!
地味にID:/4BF+DGs0もよかったw
332以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 00:23:23.74 ID:oFUlmny6O
333以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 00:23:34.73 ID:nTCXDnR70
保守
334以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 00:32:46.38 ID:Uz6JWFaZO
保守
335以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 00:34:38.63 ID:+u6+Z4F5O
336以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 00:41:40.23 ID:nlTZBMIrP
337以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 00:48:00.29 ID:524yp7VO0
338以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 00:52:54.69 ID:CCht9Evw0
339以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 00:59:37.08 ID:nlTZBMIrP
340以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 01:08:33.65 ID:nlTZBMIrP
341以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 01:11:28.80 ID:5rWFeNmn0
http://vipmomizi.jog.buttobi.net/cgi-bin/vestri/src/vestri4975.jpg
 男「カキ氷も食ったことだし、帰りなさい。」
 女「!!!」
 男「ホラ、送ってってやるから住所言え。」
 女「あ、あの・・・ ここにいちゃ・・・ だめですか?」
 男「ダメだよ。幼女誘拐になっちまうし。さあ、お母さんはどこにいるんだ?」
 女「お、おかあさんは、いないんです・・・」
 男「え?」
 女「お、おかあさんいなくなって、う、うぇっ・・・」
 男「・・・」
 女「さみしくて、おなかすいて、やさしくしてくれて・・・」
 男「お、おい・・・」
 女「でも、でも、でてけなんてぇぇぇ! あたしどこにもいくとこなんてうぇぇぇぇぇん!」
 男「わ、わかった! いてもいいから! 好きなだけいていいから!」
 女「はい! きょうからここにすみますね。」
 男「・・・ ナニ?」
342以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 01:13:31.96 ID:nTCXDnR70
>>341
やっと来たましたね、待ちくたびれましたよ
343以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 01:17:05.15 ID:EpSbwxv40
今北
書けたら書いてみるよ駄文だけど
344以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 01:27:37.86 ID:nlTZBMIrP
☆彡
345以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 01:34:01.54 ID:yr9mJuahO
とりあえず書き手がいるときに保守のみはいけないぜ

>>342
あなたの絵とSSがまた読めるとぁ、嬉しい限りデス

>>343
期待して待ってる
346以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 01:34:47.14 ID:EpSbwxv40
うん、ネタがないんだ。
お題をくれ
347以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 01:39:37.37 ID:524yp7VO0
つ「コート」
つ「天高く・・・」
つ「暖房器具」
348以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 01:43:37.06 ID:nTCXDnR70
つ[雪うさぎ]
つ[かまくら]
つ[なまはげ]
349以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 02:00:00.73 ID:5gM5sHhb0
まだ読み始めてないが期待して保守
350以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 02:00:49.47 ID:PK/KkIXL0
勝手に書いていいの?
351以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 02:01:48.71 ID:94fAktOR0
ここはVIPじゃまいか。
何事も勝手がイチバン
352以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 02:12:13.38 ID:EpSbwxv40
ID:VVJJ1XVC0の印象が強いから似るかもしれないのはかんべんな!
あと幼女っぽくないのもかんべんな!

【暖房器具】
男「むう、これは高いし…かといって安いのだとよく暖まらないしなぁ…」
家で使っていたストーブがお亡くなりになったのでカタログをめくる俺
雪「なにしてるの?」
気がつくと雪が後ろからカタログをのぞき込んでいる
男「ん、新しい暖房器具を買おうと思ってな。
  まぁお前にはあまり関係ない話だな。寒くても平気そうだし」
雪「そんなことないよ。あんまり寒いと凍っちゃうんだよ、雪女でも」
とかいいながらあぐらをかいている俺の膝の上に座り
雪「でも君がいれば暖かいからたしかに暖房はいらないかな」
恥ずかしい事を臆面もなく言う。こっちが赤くなってしまうので
男「いや、それだと俺が凍るんで…」
照れ隠しにそんなことを言った



雪「じゃあ買うならこたつがいいな」
男「へいへい、わかりましたよ」
353以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 02:12:29.94 ID:8McqO9aC0
http://tmp6.2ch.net/test/read.cgi/mog2/1193928380/

↑究極の糞スレwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww


消防厨房中二病のすくつでしかも間違いを認めないwwwwwww
そんな骨あるキティGUYを叩きのめしたい兄貴に朗報だぜwwwwwwwwwwww



さあ今すぐクリックして思ったまま意見してくれ(^^)
354以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 02:17:27.49 ID:PK/KkIXL0
くそっ!なんでなんだ!
心の中で何度もそう呟きながらまだ痛みでしびれる頬にぐっと歯を食いしばる。
雪がちらつき始めた11月後半、12月に彼女に送る為のクリスマスプレゼント、それを用意する為にバイトに明け暮れていた。
そのお蔭で彼女と遊ぶ時間は減り、そして今日、見事にフラれたというわけだ。
こっちの気も知らないで、何が「私なんてどうせ遊びなんでしょ」だ・・・ふざけんな・・・
収まらない怒りで両手を震わせ、どこにぶつけて良いのかもわからず、深いため息としてそれを吐き出した。
息も白く見え、空からはゆきがひらひらと舞い落ちては水にぬれた道路に落ち、溶けて消えていく。
早く帰ろう・・・もう今日は風呂に入って早く寝よう・・・バイトも明日でやめればいいや・・・。
怒りの後に押寄せてくる悲しみは視界をゆがませ、頬を伝って落ちていく。
それを服の袖でゴシゴシと擦り、手を袖の中に入れてアパートの階段を上がり、もうすぐ部屋だと思った時だった。
不意に服の裾をくいっと引っ張られ、何かに引っかかったかとでも思いながら俺は振り返る。
「・・・こんばんは」
「・・・誰・・・?」
小さな声で挨拶する声が聞こえ、俺は裾を掴んでいた白い手を見つけ、小さな女の子を見つけた。
黒い髪に真っ白な肌、白い肌を更に見えなくするかのように白い着物を着ていた。
こんな時期になんとも寒そうな格好だ、そう思いながらもその女の子の可愛らしい顔に俺は少し困った表情を浮かべる。
「どうしたのかな?こんな時間に」
「・・・雪女・・・わたし」
「ゆきおんな?・・・なんだそれ」
雪女?ふと思い浮かんだのは昔話や怖い話に出てくるあの雪女だ。
この子は何が言いたいのだろう?自分がその雪女だとでも言いたいのか?そんなことを誰が・・・。
「信じられない・・・?」
「・・・そりゃまぁ・・・」
いきなり私は妖怪です。なんて言い出す人なんて滅多にいない、いるとしてもそれは冗談だろう。
実際俺も妖怪に出会ったことなど一度もない、いや・・・今目の前にいる女の子が妖怪なんだそうだが・・・。
「これでも・・・だめ?」
彼女の手がアパートの階段の手すりに触れ、手すりが一瞬にして凍りつき、ビシンと音を立てて氷にひびが入った。
・・・夢でも見てるのか俺は・・・頭が痛くなってきた・・・。
355以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 02:30:08.30 ID:94fAktOR0
二人ともかなりレベル高い予感
356以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 02:38:49.69 ID:VWbFE8p/0
http://vipmomizi.jog.buttobi.net/cgi-bin/vestri/src/vestri4984.jpg
 男「じゃあとりあえず今日は寝る。風呂に入れ。」
 女「はい。」
  ・・・
 女「あがりました〜、きもちよかったです〜」
 男「暖まったか?」
 女「え? ええと・・・」
 男「?」
  ・・・
 男「キンッキンの冷水になってるな・・・ なんでだ?」
357以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 02:44:35.66 ID:EpSbwxv40
この時間は反応薄いから感想聞けないから困る
書いてていいよな…

【雪うさぎ】
雪「雪うさぎってなに?」
男「お前雪女なのに知らんのか、ちょっと待ってろ」
外に出て積もった雪をすくって丸め、木の実で目をつけ葉っぱで耳をつける
男「ほれ、これが雪うさぎだ」
家に戻ってできあがったのを手の上に乗せてやる
雪「………かわいい」
男「お、気に入ったか?」
雪「うん!私も作ってくる!」
そう言って外に飛び出していった
お前の方がかわいいなんて陳腐な台詞が浮かんだのは秘密だ
358以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 02:45:41.20 ID:94fAktOR0
あんまり反応するとIDが赤くなりそうで。。。
でも、ちゃんと読んでるゾ
359以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 02:51:01.02 ID:EpSbwxv40
おまけを忘れた

雪「たくさんできたよ!」
男「…いやさすがに20個も家に入れたら溶けたとき大変だから勘弁な?」
360以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 02:56:05.57 ID:PK/KkIXL0
「どうしたの・・・?」
「・・・お前が雪女だってのは信じるとする、けど何で俺に話しかけたんだ?」
率直な疑問を俺は女の子にぶつけ、その子の視線に合わせるように体を縮ませ、目線を合わせる。
女の子は少し困ったようにしばらく考え、少し俯くようにしながら小さな声で呟いた。
「・・・冷たかったから・・・」
「俺が?」
「・・・悲しそう・・・だったから」
申し訳なさそうな表情をしながら呟くように言うと、ふるふると首を横に振り、俺の顔を見る。
「その・・・えっと・・・しんぱいで・・・」
少し顔を赤く染めながら必死にどうして話しかけたのかを説明しようとする様子に思わず頬が緩む。
心配だった、そう言ってもらえただけで十分なくらいに嬉しくなり、さっきまでのイライラが薄れるのがわかる。
「ああ、そうか・・・妖怪の癖に優しいんだな」
「・・・うん・・・」
こくりと小さく頷き、微笑むその姿からは雪女なんて想像も付かない、そのくらい綺麗だった。
「んじゃそろそろ俺は帰るからな、お前も早く帰れよ」
俺の言葉をきいて雪女は困った顔をしながらおろおろと周りを見て、俯いた。
喋るのはあまり得意な方ではないのは先ほど喋った感じでわかったが、まさかと思い俺はため息を一つついた。
そのため息を見て怒られるのかと思ったらしく、雪女はびくりと肩を跳ねさせて俺の表情を窺うように見上げてくる。
「まさかとは思うけど、迷子とかいうなよ」
俺の言葉に雪女はふるふると首を振り、違うと主張するような様子に俺はほっと胸をなでおろす。
だが、次に雪女から出た言葉は俺の人生を大きく狂わせることになる。
「・・・かえる・・・場所・・・ない・・・」
「・・・それは・・・ああ・・・」
どう言葉を返して良いのかわからない、この雪女、実はホームレスだったのだ。
361以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 03:06:34.73 ID:EpSbwxv40
【天高く…】
男「そろそろ秋もおしまいか」
雪「そうだね…」
男「あれお前冬より秋が好きなのか?意外だな」
雪「冬は外から力が入ってくるから太りやすくなっちゃうんだよ
  かといって夏は暑すぎて逆に駄目だし」
男「ふむ、なら俺は冬が好きだな」
雪「なんで?」
男「お前と一緒の時間が増える」
雪「(///)あんまり近くにいると凍っちゃうよ!」



雪「まぁ冬と言えばこたつだけどね」
男「それは同意」

だんだんただの雪女に(^o^)
362以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 03:12:50.67 ID:5rWFeNmn0
http://vipmomizi.jog.buttobi.net/cgi-bin/vestri/src/vestri4991.jpg
 男「で、お前は何者だ?」
 女「・・・」
 男「なんか普通じゃないっぽいんだが・・・」
 女「あ、あの・・・」
 男「別に怒ったり驚いたりしないから、言ってみ?」
 女「ゆ、ゆきおんな・・・ です・・・」
 男「雪女? 妖怪の?」
 女「よーかいじゃありません! せいれいです!」
 男「精霊ねえ・・・ どんなことができるんだ?」
 女「こんなかんじです!」
  キン! と音がして、小さい氷が現れた。
 男「へぇ〜。すごいもんだな。これだけ?」
 女「・・・・・・・・・はい。」

また明日。って言うかアクセス規制解けたらにするかな・・・
363以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 03:24:15.53 ID:EpSbwxv40
^o^<しんぶんは いりませんか
雪「今男がいないんで帰ってください」
^o^
雪「…な、なに?」
^o^<ゆきおんなでも むねにゆきだまつめるくらいじゃ おおきくならないですよ
雪「!!…なんでそれを」
^o^<のぞき おいしいです
雪「帰れこの変態ー!」



男「さっきいつぞやの新聞勧誘のやつが雪の中に埋まってたんだが」
雪「女の子に言っちゃいけない事言うからそうなるんだよ」
364以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 03:33:12.82 ID:Uz6JWFaZO
保守
365以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 03:39:52.90 ID:2nJ+svlY0
今夜も良スレでつね^^
366以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 03:59:19.20 ID:1GL7F8j2O
367以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 04:00:59.31 ID:NiHToLbDO
雪『あうあう』
368以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 04:14:57.64 ID:EpSbwxv40


眠くて話が浮かばん
369以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 04:29:42.73 ID:1GL7F8j2O
370以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 04:46:12.15 ID:1GL7F8j2O
371以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 05:03:42.12 ID:1GL7F8j2O
ほっ
372以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 05:04:29.23 ID:EpSbwxv40
保守して寝る

今日の夕方まで残っててくれよ…
373以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 05:05:05.11 ID:EpSbwxv40
sageてどうすんだ俺
374以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 05:15:55.16 ID:1GL7F8j2O
保守
375以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 05:17:42.50 ID:7wSoxinX0
なごみあげ
376以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 05:27:18.59 ID:1GL7F8j2O
377以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 05:42:15.33 ID:1GL7F8j2O
保守
378以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 05:57:48.00 ID:1GL7F8j2O
379以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 06:13:07.97 ID:1GL7F8j2O
380以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 06:15:14.38 ID:U3WRzNiw0
 
381以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 06:28:17.80 ID:1GL7F8j2O
382以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 06:43:34.77 ID:1GL7F8j2O
ほー
383以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 06:56:52.28 ID:1GL7F8j2O
保守
384以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 07:11:27.61 ID:1GL7F8j2O
385以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 07:26:21.10 ID:nWX7wo4N0
まだのこってるのかwwww
386以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 07:29:17.92 ID:1GL7F8j2O
ラスト保守

後は誰か任せた
387以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 07:30:23.21 ID:clli89S70
しゃーねーな、昼まで保守するわゞ
つかフツーにまだこのスレ残ってて嬉しかった◎
388以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 07:33:39.14 ID:clli89S70
お、今日の俺はボルボと万年筆のキメラだな→ID
389以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 07:36:44.45 ID:Av6TAToP0
ちょwwwwまだあったのかよwwwww>>213
まだあるからとってない人はお早めにー
390以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 07:38:53.12 ID:clli89S70
>>389
これは一体なんなのさ?
391以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 07:44:01.24 ID:clli89S70
ほす
392以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 07:52:03.41 ID:clli89S70
ほすす
暇だから俺も何か書こうかね。案無いけど。
393以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 08:01:04.47 ID:clli89S70
クオリティは先方に負ける可能性が高いけど
まぁ暇つぶしにつらつら書きます。
394以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 08:10:47.47 ID:8Mb9qy0M0
期待age
395以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 08:18:02.37 ID:clli89S70
12月も目前に迫った11月のある日。
北の国ではもう雪が降っているとニュースで聞いたが、
この町はただ寒いだけで、雪が降るのも、あと1か月は先だと感じられる。
今年は秋が短かったせいか、窓の向こうに見える山は、まだ緑の木々も見える。

俺はいつも、夜勤を終えて家に帰ると、まずパソコンの電源を入れる。
のんびりとパソコンが起動するのを、コーヒーを炒れながらのんびりと待つ。
モニターに雪野原が映る頃には、コーヒーもちょうど出来上がっている。
いつも通りの朝だった。

いつも最初にチェックするのは、毎日何万という人が集まり会話する、掲示板サイト。
ここでは様々な情報を得る事が出来、雑談だって出来る。何でも出来る。
今思えばあの頃の俺は、その掲示板を眺め、コメントを書き込む事で、
何の脈絡も無い日常にアクセントを付けようとしていたのかもしれない。

さてと…今日はどんな話題が流れているかな。
モニターに集中して、自分の興味が進みそうな場所を探す。…と、
1つのスレッドに目が行った。何だ?これは…

「…雪幼女???」

いつも通りの朝だった。少なくとも、それを見つけるまでは。
396以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 08:19:44.97 ID:clli89S70
長いなwwwどうしよっかw
つか長編小説ばっか書いてるから、短編やら小ネタ系は書けんかったさw
まぁ1レスを長くして、レスの消費を抑えつつのんびり行こうとおもいまふゞ
397以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 08:27:54.19 ID:clli89S70
書き込みの量はまだ少なかった。都市伝説みたいな話題をここで振るとは…
全く空気の読めない人間も居るもんだ。
少なくとも俺は、現実的な情報を求めていた。
リアルに社会で起こっている事柄の情報を集めて、それについて論議して、
新たな自分の知識にする事が、俺の日課の1つだ。
ちなみにもう1つは、ただただ雑談を繰り返すだけの暇潰し。
でもこれは、同じ年代の人間ならショッピングやカラオケに行くような
そういった趣味の範囲として捉えれば、さほど変な事では無いと思っている。
こんな都市伝説の話題なんて、大抵が笑いのネタにされて、
いつの間にか忘れ去られるだけの、小さな話題に過ぎない。
俺はそんなものには興味は無い。興味は無い…はずだった。
でも…どうしてだろうな、疲れてたのか。
それとも、今までよりもっと大きな刺激に触れたかったのか…
もしくは、そのスレッドを荒らそうとでも考えていたのか…

「雪幼女…雪女と座敷童を足したようなもんか。」

変な詮索をしつつ、そのスレッドを開く自分が居た。
398以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 08:32:23.42 ID:clli89S70
自分の読みが当たったのか外れたのか…
そのスレッドで語られているのは、単なる空想物語だった。
1つの空想上のキャラクターから、オリジナルのストーリーを考えて、
そのまま書き連ねるだけの暇潰しの場所だった。
本気になって「雪幼女を見た!」なんて書いてる人間は居ない。
ただただ、文章を書くのが人よりほんの少しだけ好きな人間が集まって、
夢を提供している、何の変哲も無いスレッドだった。

俺はとりあえず、その場所に書かれているストーリーを読みながら、
コーヒーを少しずつ飲みながら、有限の朝という時間を潰していく事にした。
399以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 08:33:05.36 ID:clli89S70
◆続けますか?
  はい
  いいえ
  保守
400以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 08:35:00.33 ID:t5vVsBwGO
はい
401以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 08:37:07.04 ID:clli89S70
ありがと;んじゃ稚拙ながら一応続けますゞ
ちなみに、冒頭の主人公が全く俺と同じ行動を取ってるのは、
単にゼロから考えると時間かかりそうだったためですゞ
402以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 08:49:56.13 ID:clli89S70
>>398続き
気が付くと、太陽がほぼ真上まで昇っていた。
どうやら、モニターを眺める姿勢のまま眠ってしまっていたらしい。

「あ、学校…」

もう午前中の授業は終わりに近付いている。
今から行けば、ちょうど昼休みが終わる頃には登校出来るはずだ。
俺はパソコンの電源を落とし、急いで準備を整えながら、
さっきまで眺めていたスレッドの内容を思い出す。

雪幼女…その言葉の捕え方は人それぞれで、
ドジっ子のような性格のやつも居れば、ツンデレなやつも居る。
時には、幼女という言葉も忘れ、本当の雪女のようなやつも居た。
身体の作りも様々で、雪のように冷たい肌であったり、
本当に雪や氷と同じ成分で出来た肌であったり。
身体が雪で出来ていれば、解けても傷つけても、すぐ元に戻る。
そんな便利な身体は…是非欲しいと思ってしまう。
ただ、ふと振り返ってみると…
そこで語られる女性・女の子達は、必ず、
心のどこかに冷たい部分を持っていたように感じる。

…ま、俺の思い違いか。
というか、実在しないものに感情移入しちゃうのもおかしな話だよな。

現実と空想をもう1度頭で確認して、付けっぱなしだった部屋の明かりを消す。
階段を駆け降り、靴を履き、玄関のドアをガラッと開けた。

自分の胸ぐらいの背丈の女の子が、
ビクッっと身体を強張らせ、その姿勢のまま、こっちを見上げていた。
403以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 08:57:33.97 ID:cvNwfwlV0
お、いいぞいいぞ。
404以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 08:57:53.59 ID:JvEOnYnKO
保守
良作ばかりだから、まとめサイト作ったほうがいいんジャマイカ?
俺にはできないがwwサーセンww
405以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 09:01:09.65 ID:WtQAvU7sO
保守☆
406以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 09:08:27.12 ID:JvEOnYnKO
保守なのにsageてたorz
407以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 09:10:25.25 ID:clli89S70
>>402
無言の睨めっこがしばらく続いた。
この子は一体誰なんだ?見たところ小学生くらいだろうけど…
じゃあこの子は一体?…あぁ、もしかして小学校の創立記念日か?
…いや、それより先にする質問がある。

「…おい、ここで何してんだ?」
少しの間。
「…ふ…ふえぇえええええぇぇぇぇん」
「え?あ、ゴメン!驚かせちゃったな!!よしよし、
泣かないで、いやマジで。ちくしょー困ったな…」
このままでは、学校に遅刻するではないか。いや、もう遅刻しているのだが。
「ふえぇえぇぇぇぇぇぇ」
「あーよしよし…と、とりあえず中入ろう!な?」
「ふえぇぇえぇぇぇぇ…」
「え〜〜〜〜〜っとそうだな…あ、飴玉があるから!な?!」
「ふえぇぇぇぇえええええええ!!!」
「あーちっくしょー…あ、アイスもあるぞ、アイス!どうだ?入るか?!」
「ふえぇぇぇ…んあ?」
やっと泣き止んでくれた。
「アイス、好きか?」
「…うん。」

年下の 女の子を 家に 連れ込む事に 成功した !!!
ぱっぱら〜…じゃねぇよ!全くとんだ災難だ。
一刻も早く機嫌を直して貰って、家を出なければ。
…そんな事を考えながら、俺は冷凍庫からアイスキャンデーを2本取り、
女の子が待つ今へと戻る。

女の子は座布団を1枚敷いて、ちょこんと正座して待っていた。
408以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 09:12:33.30 ID:clli89S70
俺結構時間かかってんなー;レス形式の小説は初めてなんでお手柔らかに;
もしかしたら話のつじつまが合わない部分もあるかもしれませんが、
そこらへんもお手柔らかに;;

そしてさっきから「改行が多すぎます!」って何だよ自由に書かせろよ…orz
409以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 09:21:38.87 ID:DynQJwVuO
気にしなくておけ
ただひたすらに書くべし
410以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 09:22:20.50 ID:clli89S70
>>407
さっきまで泣いていたのが嘘のように、女の子は笑顔でそこに居た。
どんだけアイス好きなんだよ…ってか、今11月だぞ?
アイス好きのこの俺だって、コタツに入りながらゆっくり食うってのに…
この子は「コタツがある部屋で待ってる?」っていうと、首を横に振っていた。
子供は風の子、か。どんだけ寒さに強くても、
コタツも無しに平気で、冬にアイスを食べられるとは…
最近の小学生も、なかなか捨てがたいもんだ。
明日からは、むやみに「ゆとり」を責めないようにしよう。

アイスを1つ手渡すと、女の子は微笑んで、「ありがとう」、と言った。
そしてその子が、アイスのひと口目をかじり、笑顔になったのを見届けてから、
自分のぶんのアイスにかじりつき、やはり2つともあげる事にした。
女の子は平然とアイスを食べ続けた。よっぽど好きなんだなー…
積もる質問はとりあえず、この子がアイスを食べ終わってからだな。
一応、あったかいお茶でも煎れてやるか。
411以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 09:35:01.41 ID:clli89S70
>>410
その女の子の容姿は…始めに見た時には気付かなかったが…
よくよく見てみると、明らかに今時の小学生…いや、
人間の子供とは違う特徴がいくつかある事に気付いた。
透き通るような白い肌に、青みがかった瞳の色。
髪の色は…黒と呼んでいいのだろうか。少し青みがかった色にも見える。
女の子の「ごちそうさまでしたっ!」という元気な声が聞こえた。

「…美味しかった?」
「うん!ありがとう」
「よかった…ところで、そろそろ聞いてもいいかな?」
「?…どーした?」
「あのさ、君って…どこから来たの?」
流石に「君って人間?」と聞くわけにはいかない。
「?…おうちだよ!」にこっ
こいつぁ手ごわいな…よし。
「そっか〜…学校は行ってないんだ?」
よし、これでちょっとずつ探りを入れてやる。

「うん。だってあたし、人間じゃないもん〜」
…なんとまぁ、直球が得意でしたか娘さん。
412以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 09:45:41.07 ID:clli89S70
>>411
いや、ちょっと待て、俺は確かに、不思議な子だなーとは思っていた。
肌も瞳も髪も、今まで見た事が無いくらい青と白で統一されていて、
しかも冬も近付く八十八夜にアイスキャンデーを2つもペロリとたいらげ、
しかもさっき進めたコタツと番茶を「いらない」と言われればさぁ…
そりゃまぁ…不思議な子だな〜って思うのが普通だと思わないか?
だって、人間じゃないとしたら、もうその他の特徴からして、
ほら、あの今朝見ていた、あのスレッドで語られていたような…
いやいや、それは有り得ない。有り得ないぞー絶対に。
そうだ、この子はきっと冗談が好きなんだ。よし、ここは乗ってやろう。
「あ…あぁ、そうなんだ、はははは!」
「そうだよ。あ、改めましてこんにちわ。あたし、雪女です」

「あー…マジっすか」
「うん、ホントだよ?」
「ですよねー…はぁ…」
そうか、俺は今、朝からずっと続く夢を見てるか、
それかインターネットのし過ぎで頭がおかしくなったんだな。
もういい、そのまま続けてくれ。その方が楽しいだろうから。
「先程はありがとうございました。お昼の太陽が暑すぎてへたっていた所で、
優しく声をかけ、日陰へ入れ、氷まで頂いてしまって…申し訳無いです。」
「いや、いいんだけどさー…うん、気にするな!」
「はい、ありがとうございます♪」
正座して笑う雪女の娘がどんなに可愛いか、お前らに見せてやりたいよw
413以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 09:59:57.14 ID:JvEOnYnKO
干す
414以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 10:04:32.79 ID:clli89S70
>>412
あーぁ、まいったなぁ…夢なら早く醒めてくれ、俺は学校へ行きたいんだ。
今日の授業、サボり倒してきたからなぁ…
まぁ、もしこれが現実なら、それはそれで…問題があるんだけど。
「とりあえず、雪女の娘さん、俺、学校行かなきゃならなんだ!
だから、申し訳ないけど、そろそろ帰って貰っていいかな?」
「いえ、それは出来ませんよ?」
ナナナ、ナンダッテー?!
「あたし達雪女の子供は、8歳になると親を離れ、都会で暮らすのです。
そして、自分を助けてくれた心優しい方のおうちに居候して、
助けて下さった方に仕えるのが、あたし達の最初の仕事なのです!」
「えーっと…それはつまり、俺が君を助けたから、俺が君の主って事?」
「そうです!あたしも先程思い出し、それからは敬語使ってます!」
あーなるほど、確かにそうですねー;
「嫌と言ったら?」
「貴方は無かった事になります♪」
…あ、「この事」、じゃなくて「俺が」、無かった事になるのね;ははは;;
「そ、そうか…殺されるのはゴメンだからなぁ…
俺が学校から帰るまで、大人しく待っていてくれるか?」
「はい!ご主人さま〜♪」
…なんと!!!!
「あ、申し訳ありませんが、洗面器に氷水を汲んで来ておいて下さいまし〜」
「ん、何に使うの?」
「身体が溶けないように、適度に冷やさなきゃならないのです♪
あと他にも色々ありまして、まず食事なんですが…」
あー…これはあれだな、面倒な妹が出来た気分だな。うん。
…その説明を聞き終え、洗面器に氷水を汲み、部屋へ「雪幼女」を案内し、
家を出てから全速力で自転車を漕ぎ、ちょうど来た電車へ飛び乗り、
学校までの上り坂を一気に駆け上がると、
下校のチャイムが高らかに鳴り響いた後だった。
415以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 10:06:25.16 ID:cbJugb7EO
幼女と聞いて飛んできました
416以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 10:16:43.64 ID:clli89S70
>>414番外
どうもッ雪女の娘です♪皆さんよろしくお願いします〜
えっとですね、今このストーリー考えてる人はタバコ吸ってますので、
あたしは溶けるのが嫌なので、その間に、
あたし達を居候させる方法をご説明をさせていただきます♪
まず1つ目。部屋の温度はとりあえず10〜15度でお願いします♪
本当は6度くらいが嬉しいのですが、それだとご主人様に迷惑がかかりますので、
10〜15度くらいならあたし達、頑張ります!
2つ目。外出の際は氷水を入れた洗面器を用意しておいて下さい◎
そうしないと、部屋の温度を勝手に下げさせていただきます♪
3つ目。人間達が通う学校での義務教育くらいは、勉強教えて下さい♪
これも修行の一貫なのです◎ご協力よろしくお願いします♪

それと、あたし達は体温が低いので、あまり暖めないで下さい;
というか、逆に温度を奪ってしまう形になりますので、
なるべく長時間肌に触れる事は、辞めて頂いた方が懸命だと思われます♪
あ、それでは、ご主人様と交代しますね♪
417保守:2007/11/20(火) 10:19:14.34 ID:3tcDRhXR0
妖怪・神霊の類は、人々の想いから生まれるものだという。
ならばきっと、母さんは冬への畏怖より生まれたのであろう。
彼女の不幸は、人の温かさに触れてしまったこと。
そして、その温かさに捕らわれてしまったこと。
最後に・・・・・・私を生んでしまったこと・・・・・・。

父さんの不用意な一言が無ければ、と思ったこともあった。
でも、今ならわかる。
人と妖の物語はあのような形でしか終わらないし終われない。
それはきっと宿命とか定めとか、そういうもの。



「寒い・・・・・・」
夜の街は寒い。
都会の空気は寒い。
小さなこの身を気遣うものはいない。
そもそも見えていないのだからしょうがない。
子供たちなら見えるのだろうが、この時間に彼らはもういない。
ないない尽くしだ。
イルミネーションの光も、BGMも、針のように痛い。
どんなに煌びやかな装飾も、独りで見ても虚しいだけ。
あれらは、一緒に見て一緒に笑って、初めて意味がある。
心の底を暖める一種の暖房器具なのだから。

だからこそ願ってしまった。
誰かと一緒に見たい、と。
418保守2:2007/11/20(火) 10:20:56.80 ID:3tcDRhXR0
無理なのはわかっている。
無駄なのもわかっている。
それでも願わずにはいられなかった。
母さんが畏怖から生まれたのならば、
人里に生まれたこの身に宿っているのは、冬への親しみそのもの。
この光景を否定することなんてできない。
ならばせめて、自分がその輪に入れることを願うしかないじゃないか。

「君、迷子?」

不意に背後から声をかけられる。
ごめんなさい、神様。不用意な願いでした。
――人の温もりを知った妖は、元には戻れない
それを一番知っているのは、他ならぬ私自身なのに・・・・・・。
振り向くな振り向くな振り向くな!

振り向くんじゃなかった。
心の底からそう思った。
振り向かなければ他人でいられた。
多分、学生。
青年と少年の中間くらい。
人のよさそうな(別解「損な人生送ってそうな」)顔つき。
問題はその目。
確実に私を捉えていた。
普通なら、とっくに視えなくなっている年齢。
『彼には私が視えている』
それはありえないはずのことだ。
それでも、その事実に抗うことはできなかった。

事実、私は心の迷い子であったのだから。
419以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 10:26:22.33 ID:clli89S70
>>414
ふぅ…タバコも部屋で吸えなくなったんだよな、最近。
それにしてもあいつ、余計な事書きやがって…
この話は創作としてここに書きたかったんだけど…まぁいいか。
信じてくれなくていい。実は今、俺は雪幼女と一緒に暮らしてる。
雪幼女が居ないと思ってるやつは、釣りだと思って読み進めてくれ。

さて…そんなこんなで俺と彼女との生活は始まった。
彼女…つまりは雪女の娘には、ユキナという安直な名前があった。
本当のフルネームはもっと長いのだが、ここでは割愛する。
あんまりプライバシーを知られたくないというのが、彼女の言い分だ。

最初に大変な目にあったのは…まさに、学校から帰った直後の事だ。

ガラララッ
「ただいまー」
「ヨウ君!ちょっとこっち来なさい!」
ヨウ君というのは太陽の陽なんだけど…まぁ由来は、偽名なのでテキトーだ。
「どうしたの、かあさ…うわ;;」
そこは、天井が霜だらけになった居間。
俺のオカンが、雪女もたじろぐような形相でこっちを睨んでいた。
420雪幼女が居候する話の人:2007/11/20(火) 10:34:24.10 ID:clli89S70
目次
>>395 >>397-399 >>402 >>407
>>410-412 >>414 >>416 >>419

うぃ。とりあえず今までの補足ですが…
ストーリー展開としては途中になってコンセプトが決定し、
「とりあえずVIPに書き込んでるノリの小説」という事にしました。
そんなワケで、さっき番外とか入れてみました。

保守執筆家が新たに現れたので、とりあえずのんびり書き進めたいと思いますゞ
ちなみに俺リアルに12時から学校へ行きますノシ
コメントくれた方々、ありがとうすゞ暖かい温もりが嬉しいですゞ
421雪幼女が居候する話の人:2007/11/20(火) 10:50:34.88 ID:clli89S70
>>419

「ヨウ君!何なの?この霜は!!ここ、ちょうどヨウ君の部屋の下でしょ!?」
「え?あ、いや…なんだろうねぇ…あはは;;」
「ちょうど今、お父さんがヨウ君の部屋見に行ったから、あんたも急いで…」
ちょっと待て、それは非常にマズい…と思う暇も無かった。
階段を駆け降りる音が、廊下をずかずか歩く音になって、居間のドアがバンッと開き…
「…ぃぃぃぃぃぃぃぃぃいいいヨウぅぅぅぅっっっっ!!!!!!!!!」
もしこれがアニメだったら、落雷の音でも一緒に鳴り響くだろう。
親父が、ゆでダコも真っ青になるくらい、顔を真っ赤にして怒っている。
「お前えぇぇ、どこからこの子を連れて来たんだ!!!!!」
親父が降りて来た時には気付かなかったが、親父の背中に着いて、
ユキナも一緒に降りて来ていたのだ。ユキナを指して親父は続ける。
「お前なぁ、彼女が出来ないからって、こんな幼い子を部屋に閉じ込めて、
おまけに部屋の冷房をあんなに下げて!!!どうなるかわかってんのか!!!!」
やばい…これはもう完璧にキレてる…俺はそれでも必死で弁解しようとした。
「いや、親父、違うんだ!話を…」
「黙れクソ息子がぁッ!!!!!」
親父の鉄槌が左頬を貫く。俺は思いっきり吹っ飛ばされて、柱に頭をぶつけた。
そこでやっと、ユキナが喋った。
「違うんです、お父様!違うんです!!!!」
「何が違うんだァッ!!!!」
勢い余ってユキナにも罵声を浴びせた親父は、しばらくして気が付いたのか、
バツが悪そうに頭をかいて、机の上にドカッと座った。
422以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 10:50:40.45 ID:JvEOnYnKO
>>420

期待して待ってる
423雪幼女が居候する話の人:2007/11/20(火) 11:04:01.36 ID:clli89S70
>>421
どうやら気絶していたらしい。よほどショックだったんだろう。
親父の鉄槌と自分が犯した(?)事とで、心と身体にダブルパンチだ。
気が付いた時、俺は自分の部屋で、横になっていた。

「あ、気が付きましたか?ご主人様♪」
「え?あ…うん…って、えぇ?!」
俺は、自分の部屋で横になっていた。しかも、ユキナに膝枕をしてもらって…!!!!
「え、あ、いや、ちょっと!」
声は出せるが、まだ頭が少しくらくらして、起き上がる事が出来ない。
「ふふふ、大丈夫ですよ、そのまま横になってて下さい♪」
その姿勢のままで、ユキナは、俺が家に帰って来る直前から、
気を失ってここに運ばれるまでの流れを説明してくれた。

親父のブチ切れ具合からもわかるように、俺がユキナを拉致したと思ったらしい。
部屋の寒さやツララだらけの部屋も目に入ったが、何よりその部屋の真ん中で
ユキナだけが1人ぽつんと居るのを見て、一気に怒りが沸点に達したらしい。
そこでちょうど俺が帰って来て、親父はユキナの腕を掴んで部屋から連れ出した。
一方、気を失ってからは、ユキナが「雪女の修行システム」について説明し、
最終的には両親とも、居候を承諾してくれたとの事。
途中、俺のオカンが座布団を出してくれて、
「あなた。机に座ったらいけませんよ」と言ったとかなんとか。
親父は慌てて机から降りて、そこからは正座で話を聞いてくれたというのが
ユキナにとっては面白かったらしい。ま、その間、俺は放置されてたって事か。

その後、親父が俺を2階まで運んでくれて、今に至るというわけだ。
ちなみにその間、なんと5時間。時計は夜の10時を回ったところだった。
424雪幼女が居候する話の人:2007/11/20(火) 11:20:09.37 ID:clli89S70
>>423
それ以来、俺の生活は心地よさを十二分に越えた、刺激だらけの毎日になった。
洗面器の氷が少ないと部屋は氷河期になるし、暖房は勿論使えない。
ユキナが寝る場所も、最初の1週間はオカンと一緒の部屋で寝ていたのだが、
次の週には「かまくらの中で寝てるみたい」との理由で、俺の部屋に戻された。
俺はというと、まず部屋の温度が一気に13度まで下がっただけでも十分不幸なのに、
学校から帰るとまずユキナが、氷が無くなったとだだをこねられ、
氷水を補給してやると今度は勉強を教える時間になり、
それが終われば遊べと言われ、飯を食い終わると身体を洗うから部屋に入るな、
それが終わるともう寝る時間だ。

パソコン?最初の日の夕方から、すでに動かなくなってますよorz

でもまぁ、楽しい部分も勿論あると思う。まず、飯を食うメンバーが1人増えた。
元々厳しい親父…が一喝されてしまう程のカカァ天下を誇る我が家では、
飯を食う時は決してテレビをつけてはいけない。
そこで、食卓の話題が娯楽の全てになるわけだが、
いつしかユキナがその輪の中心になったため、自然と食卓が明るくなった。
勿論、飯食う時間が長すぎると、食器が凍り付き始める事もあるし、
大勢で鍋をつつきながら飯を食う事も出来なくなった。
ユキナの晩御飯は冷やご飯の冷製茶漬けに冷奴にざる蕎麦等、
とりあえず冷たい物ばかりなのだ。まぁそれだけならまだいいのだが、
たまにオカンが面倒臭がって、全員同じおかずにしたりする。
そうなれば俺と親父は、文句も言えず寒がりながら蕎麦をすすり、
お茶と味噌汁で温まって生き返ったりするわけだ。

まぁそれでも…そうだな、毎日結構楽しく暮らしてる。
425以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 11:23:33.71 ID:pdV8LQZH0
よしお前、ちょっと変われ
426雪幼女が居候する話の人:2007/11/20(火) 11:44:24.43 ID:clli89S70
>>424
そういえば、首にマフラーを巻くと身体中がポカポカ温まるよな?
あれって血流が関係あるらしい。俺はそれを利用してやろうと考えた。
クリスマスが近付いた、ある金曜日の事。ユキナ専用のマフラーを贈った事がある。
ドライアイスを入れるポケットがついた、身体全体を冷やすためのスカーフだ。
ここからは、そのスカーフに関する話をしようと思う。

学校帰りに、俺の部屋で、その話は始まる。
「あのさ、そろそろクリスマスが近付いてるだろ?」
「そうですねーあ、ヨウ君にも何かプレゼントしなきゃ♪」

ちなみに誰でも気付くであろう部分の補足だが。12月に入った頃だったっけ…
ご主人様と呼ばれると恥ずかしいからヨウ君って呼んでくれって頼んだ事があった。
それ以来、ヨウ君と親しみを込めて呼んでくれているのだが、
敬語だけは律儀に使い続けている。ユキナいわく「決まりですから」だそうだ。
そのため、ユキナが俺に話す言葉は、敬語とタメ語が混ざった変な言葉になっている。

「そうだなーまぁそれは任せるよ。お金かかる物は難しいもんな。」
「そうですねぇ〜…あ、でも氷で何か作るのは、とても得意ですよ!」
「あ、ゴメン…それは必要無いや;;…ところでさ。
こういうの作ってみたんだけど、どうだろう?」
プレゼント包装も何もしていない、何の変哲も無いように見えるスカーフ。
「え…ヨウ君?あたし、そんなの巻いたら…ね?わかりますよね?」
「温まって焼けどを起こすか、最悪の場合、死んでしまう。」
「わ…わかってるなら、悪い冗談は止めて下さい!あたし…あたし…!!!」
多分、この時の俺はさぞかし悪名代官らしい顔をしていたに違いない。
というか、俺もここまでの展開は予測していた。
ジャーン実はドライアイスをいれてあるんでーす!みたいな。
そういう軽いノリで行けると思ってた。………現実は違った。
427雪幼女が居候する話の人:2007/11/20(火) 11:44:55.90 ID:clli89S70
>>425
お、バトンタッチ?
428雪幼女が居候する話の人 ◆IB8CSBRNLg :2007/11/20(火) 11:51:47.45 ID:clli89S70
保守ゞ
一応今日中に続き書けない可能性もあるので酉付けとく。
あとは評判次第で続き書くです。
429雪幼女が居候する話の人 ◆IB8CSBRNLg :2007/11/20(火) 12:03:35.53 ID:clli89S70
とりあえずこのレスが、学校帰って来るまでのラスト保守になる予定ですゞ
保守組の皆さんよろしくです!そして読んでくれたみんなありがとう〜

PS:何とな〜く、俺の話は無駄に長引きそうなんだぜorz
逆に、いつでも終わらせられるのも利点だけどな;;
まぁいざとなったら、別の場所でつらつら書きますよ。
一応小説サイトもやってるのでー多分教えませんが

では、帰って来てもスレが残ってる事を祈りつつ、ラストあげ↑

目次
>>420内のリンク& >>421 >>423-424 >>426
コンセプト説明のための補足>>420に記載
430保守:2007/11/20(火) 12:16:39.03 ID:ghkvO9IW0
誰かと歩く雪道が楽しいのは知っていた。
でも知っていただけ。
私は常に第三者だった。
「誰かといたはずなのに。顔も名前も思い出せない」
早い話、座敷童と変わらない。
それが今までのアタリマエだった。

ならば今の状況はなんなのか。
見知らぬ青年と同じベンチに座り
一緒にカフェオレを啜る。
彼が媒体となっているのだろう。
誰かに認識されている間は、私も普通の子と(あまり)変わらない。

いや、うん、嘘つきました。
人一人を凍死させるくらいならできなくもないです。

話を戻そう。
多分、彼の脳内には「未成年略取」とかの単語はないんだろう。
ちょっとした親切心のつもりに違いない。
「ロリコン」だの「ヘンタイ」だの言われてから気がつくタイプ。
最初とはちょっと違う意味で後悔しそうだ。
せめてもの情け。
頑張って兄妹を演じよう・・・・・・。
カフェオレ一杯とはいえ、恩義は恩義。
恩人が白い目で見られるのは避けたい。

・・・・・・思考ですら素直になれない自分に腹が立つ。
一瞬のぬくもりがずっと続くことを願っているのを
自分自身が誰よりもわかっているはずなのに。
431保守 文章力ガ不足シテイマス+外出:2007/11/20(火) 12:20:35.23 ID:ghkvO9IW0
話の内容は世間話。
学校とか日常とか、私の世間からはかけ離れた話。
それでも相槌を打つ。それでいいはずだ。
自分のことを話せる身ではないし、きっと彼も望んでいない。
「わからない」と答えるたびに、「そっか、そうだよな」と彼が答える。
その時の苦笑が、とても優しくて、とても悲しい。
痛みの理由がわからないのが悔しい。
悔しいけれど、知るのは怖い。
知ったら最後、還る場所すら失うから。

「君はこれからどうするの?」
「・・・・・・わからない・・・です」

答えられるわけがない。
その質問は拷問だ。
選択肢など初めから手元にない。

「じゃあさ、うち来る?」

耳を疑う。
優しいことと常識に欠けることは別枠らしい。
というか断れ自分

「人間なら警察につれてくけどね。人じゃないなら問題ないでしょ?」

致命傷の一言。
頷いてしまった自分の感性も疑わなきゃいけないみたいだ。

青年はすでに歩き出してしまった。
結局私はこの日、還る場所を失い、帰る場所を得たのである。
432以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 12:34:54.56 ID:Zp5+CtKjO
433以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 12:37:12.04 ID:umb9gUWf0
434以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 12:46:56.07 ID:Iet4oFBP0
435以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 12:50:42.65 ID:yr9mJuahO
ガッ
436以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 13:15:47.09 ID:Av6TAToP0
437以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 13:25:58.17 ID:JvEOnYnKO
438以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 13:40:46.70 ID:yr9mJuahO
439以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 14:08:05.61 ID:17KvjsDLO
保守
440以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 14:24:22.44 ID:1GL7F8j2O
441以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 14:41:41.96 ID:Zp5+CtKjO
まとめまだぁ?
442以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 15:06:43.67 ID:I9pnX8UHO
捕手
443以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 15:15:34.34 ID:dOvsbYe/0
はいはい、VVJJ1XVC0がやってきましたよ、っと


まだ残ってんですかwwwwwwwwwうぇwwwwっうぇwwwwwww
辱め状態wwwwwwwテラハズカシスwwwwwwwwwww
444以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 15:22:28.97 ID:dOvsbYe/0
おまけ2
---
男「あっ、やってしまった」

久々にやってしまった。寝坊なんて、いつ以来だよ全く。
昨日は日付が変わるまでに寝付けたはずなのに、目が覚めたら15時って。
今日のシフトは昼からだって言うのに・・・・・・

少女「すー・・・・・・すー・・・・・・」

隣には、肌の白い少女。そう、いつの間にやら俺は、こいつと一緒の布団で寝るようになっていた。
いや、別に、そんな、ねえ? ワルイコト、シテマセンヨ? 静かに、自分の耳に吐息がかかる。
なんだろうなぁ、可愛いじゃないか、この野郎。野郎じゃないけど。
445以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 15:27:36.23 ID:dOvsbYe/0
手をすっと伸ばし、髪をなでる。恐ろしくすべすべで、サラサラの髪。
俺の髪と比べると雲泥の差だ。おっかしいな、俺と同じシャンプーのはずなんだが。
あれか、これは女の子特典と言うやつか。
もう一度布団をかぶりなおし、少女をぎゅっと抱いてみる。寒いしね。

少女「んふー」

腕の中で笑っている。楽しい夢でも見ているようだ。
こんな可愛い子が、ねぇ? 雪女ですって、奥さん。どう思います?
しかも、昨今の雪女って、暑さに強いらしいですよ。
どう見てもただの幼女です、本当にありがとうございました。

少女「あったかい・・・・・・」

不意に腕を回され、互いに抱き合うような体勢に。
少女の足が更に絡み、こちらは身動きできない状態に。
446以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 15:27:58.80 ID:dOvsbYe/0
(さて、この辺りで生殺し状態ってのも・・・ ^^;)
447以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 15:35:04.14 ID:dOvsbYe/0
もし俺が帰ってくるまでこのスレがあったり、第2弾があったりしたら、続き書いちゃいますよと、ここでお約束。
ちょっと行ってきますノシ
448以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 15:38:30.70 ID:sg2rsr13O
新ジャンルの神キタ─(・∀・)─!!
449以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 15:39:11.07 ID:sg2rsr13O
新ジャンルの神キタ─(・∀・)─!!
450以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 15:41:57.46 ID:vpW7F7WfO
451以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 16:01:18.78 ID:PkdWbDKw0
ほす
452以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 16:11:31.08 ID:JvEOnYnKO
朝から保守してる俺きめぇwwww
453以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 16:18:02.72 ID:mVzlZ+YuO

(なんでこんなに雪降るんだよ…)

忌ま忌まし気に雪を蹴る。俺に蹴られた雪は仕返しと言わんばかりに俺のジーンズ目掛けて跳ね返ってきた。くそっ、雪の分際で!
しかしなんで今年はこんなに雪が降るのだろう。異常気象だからか?
滅多に雪が積もらない地域にすんでいた俺は雪にたいしての免疫というか、関わりかたをしらない。今は慣れてきて転ぶこともないが、コンビニにおでんを買いに行くの 大変だったんだぞ。凍った地面がこんなに滑るものとは知らなかった。

そして歩くのも困難だが、自転車もまたこんな凍った地面での移動は難しい。滑って事故る。
何時もバイト先まで自転車で移動している俺にとって自転車がつかえないというのは凄く痛い。明日からはこんな寒い中をバイト先まで歩いていかなければならいと思うと一気にテンションが下がった。畜生、雪のやろーめ。

そう思いながらまた雪の塊を蹴る。そして雪からの仕返しを貰う。俺に学習能力などない。

「おにいちゃん、雪きらい?」

そんなことを繰り返しながら家に向かって歩いていると、女の子の声が聞こえた。目線を足元から目の前へと向ける。自分のアパートの階段にその子はいた。
白い雪の様な肌と、それと真逆な黒いストレートの髪が印象的。服は…着物?白と水色の、水や雪を連想させる色合いだ。
454以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 16:20:45.75 ID:mVzlZ+YuO

「雪、きらい?」

少女、いや幼女か?まぁいい、その女の子は繰り返した。雪が嫌いなのかと。
雪…たまに降ってくれるのは四季を感じれていいが、やはりバイトに支障がでるのは痛いから…なんというか。嫌い、とは違う気がする。苦手?もちょっと違うか。

「そっか。嫌いじゃないならいいや」

女の子は俺の心の中を見透かした様にいった。…なんだか不思議な子だ。背景の雪も合わさって、とても幻想的な光景。雪の精霊をみているようだ。

…、というか。
あまりにも不思議な光景だったので気付かずにいたが、今の季節に着物って寒くないか?みたところ厚着をしているわけでもなく、上になにか羽織っているわけでもない。しかもこんな時間(まだ18時ちょっとだが、冬は暗くなるの早い)に小さい子が一人でいるというのも変だ。

455以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 16:43:26.22 ID:rSizn84G0
456以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 16:44:59.31 ID:rEtXshKt0
457以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 17:02:18.40 ID:CtTQM+PM0
要望があったのでここに置いときますね
http://nanabatu.web.fc2.com/new_genre/yuki_youjo.html
458以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 17:19:48.86 ID:CtTQM+PM0
 空を見ていた
 鉛色の空から降りしきる小さな冬の子供たち
459以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 17:20:06.71 ID:IGPuPtmJO
>>457
乙!
460以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 17:26:10.09 ID:CtTQM+PM0
 ビルの谷間を駆け抜ける、風狼の牙が
 僅かに残ったぬくもりを切り裂いて、奪っていった

幼女「おぬし、死ぬぞ」
461以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 17:45:49.68 ID:NcK3drbc0
男「見りゃ・・ゲフッ・・分かんだろ?」

幼女「おぬしは死ぬのが恐くないのか?」
462以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 17:47:48.27 ID:cvNwfwlV0
>>457
乙!
463以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 18:05:45.23 ID:NcK3drbc0
幼女「妾ならおぬしを助けてやれるぞ?」
464以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 18:07:39.16 ID:F7H1yBKk0
この絵に見覚えがある・・・ドラクエ絵書いてた人だよね?
465以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 18:18:29.30 ID:nlTZBMIrP
☆彡
466以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 18:22:43.83 ID:EpSbwxv40
残ってて吹いた
見た目幼女の雪女だから幼女じゃなくても大丈夫と開き直る事にした

雪「保守してくれる人に私がプレゼントをあげましょう」
雪「特製の… 男「特製のかき氷とかなしだからな」
雪「人の心を読むのはやめてください。
  それになんでかき氷じゃ駄目なんですか、おいしいのに」
男「夏なら大歓迎だが今は冬だ。そんなの食ったら凍えちまう」
雪「平気だよ、そのうちあったかくなるから」
男「…それ死にかけでわからなくなってるだけだろ?」
雪「ばれたか」
男「ばれたかじゃねーよ」

長文書ける奴等がうらやましいぜ('A`)
467雪幼女が居候する話の人 ◆IB8CSBRNLg :2007/11/20(火) 18:32:59.44 ID:clli89S70
ただいま。もしかしたら俺の事ご存知無い方の方が多いかもね;
今朝保守ついでに書いてたらハマってしまった人間ですよ。
>>426の続きから書かせていただきますゞ
468雪幼女が居候する話の人 ◆IB8CSBRNLg :2007/11/20(火) 18:40:12.42 ID:clli89S70
>>426
「あたし…そんな事されたら…!!!!」
「なーんてね、ジャーン!実はド……」セリフを全て言う事は出来なかった。
無理も無い。その時は既に、俺は頭から足の先まで、氷漬けにされていたのだ。

氷漬けになった瞬間って、まだ意識あるんだな。
氷の向こうに見える歪んだ世界で、小さな雪女が俺を睨んでいた。
もしかしたらユキナは、慌ててたのかもしれない。
本当はどんな表情をしていたのかわからないけど、
少なくとも氷の中から見たユキナは、怒っていた。
思えばこれは、初めて彼女を怒らせた出来事だった。
ちょっと驚かせるつもりでやっただけなのに…
そんな事を思いながら、俺は雪女の恐ろしさと、
雪幼女の繊細さを、まとめて体感したのである。

俺は酸素を失って死んでしまう一歩手前で、
部屋に駈け付けた親父の助けで、氷から脱出した。
正直、シャベルで上からブッ叩かれた時は
頭も一緒に殴られやしないかと心配だったが、
どうやら俺は運がいいらしい。
身体中に軽いしもやけを追った程度で、事無きを得た。

だが、ユキナの姿が、そこには無かった。
親父に聞くと、ユキナは風のように素早く階段を駈け降り、
そのまま外へ出て行ってしまったという。
その日は、冬にしては暖かい日だった。ユキナが危ない。
俺はユキナの後を追って、外へと飛び出した。
469以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/20(火) 18:46:49.37 ID:WSZzt+8vO
470以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。