俺がブーン系小説を書くようです

俺は何時もの様にvipで糞スレを立てていた。

俺「はぁ・・・なんかvipにも飽きてきたな・・・けど、他にやる事ねぇし・・・」

その時、目に付いたスレ。

　〜○○が○○を　のようです〜

『ブーン系小説』だ。
当然このジャンルの存在は認知していたが、なんとなく視覚的に避けていた。
だが、その日は気まぐれで開いて読んでみた。

「・・・(で、でたらめ面白いじゃねーか・・・)」

途中、猿規制や意味不明な妨害に陥りながらも、
作品を投下し続ける作者に感動しつつ、小説を読み終えた。

「俺も、誰かに感動を与えられるだろうか・・・」

だが、しばし考えた後、『どうせ俺が書いても誰も読んでくれない　レス貰えない』或いは『ツマンねぇとか罵倒されて終わり』
と、アッサリと諦めた。

「『どうせ無理だとか、なんだかんだ理由付けて諦めるのはもう辞めろ』」

その時、この言葉が俺の脳裏を過ぎった。

さっき読んだブーン系小説の登場キャラの台詞だ・・・

「・・・くそっ・・・」

俺は暫し考えた後、執筆作業に取り掛かった。

そして数日後、俺は勇気を振り絞ってスレを立て、投下し続けた。
レスは付かない・・・
当たり前だ、数日前に読んだあの作品とはレベルが違う。

だけど、誰の為でもない、俺は俺の為に投下し続けた・・・

すると・・・、

�C

俺は少し疲れたしもう夜も遅かったので明日続きを投下する事にした、

「じゃあ続きは明日投下します」

と、誰からも反応が来ない事は分かっていたがレスをした。

だが、その時画面に信じられないレスが付いた。

『乙　面白かったよ　続き楽しみにしとく』

「・・・!?」

気がつくと俺の目からは汗が流れていた。

死ねゴミ屑

「お、俺の小説が面白かった・・・？
　いや、違う・・・きっとこれは釣りだ・・・ふふふ、俺は騙されないぞ・・・ここはvipだぜ?」

俺はそう疑い、電源を落とし寝所に向かった。

『〜乙　面白かったよ　続き楽しみにしとく〜』

だが、あのレスが頭から離れず眠れない・・・

「・・・はは、まさかな・・・俺なんかの小説が面白いわけ・・・ないじゃん・・・」

このスレも一緒だね

・・・次の日、俺は続きを投下する為にスレを立てた。

「では、昨日の続きを書きます!!」

と、何となくハイテンションで立てたのだが、
『・・・続きも何も、お前の小説なんて誰もしらねぇよ・・・』
と、悲しいレスが付いた。

だが、俺は負けずに投下し続けた。

・・・相も変わらず入魂で執筆した作品だと言うのに、スレには俺のレスだけだ・・・
俺以外のレスはさっきの悲しきレスだけだった・・・

しかしその時だった、俺以外のレスが付いたのだった・・・

「・・・!?」

俺は食い入る様に画面を覗き込んだ。

『死ねゴミ屑』

「・・・」

テラ>>7ｗｗ

その後も、作品に対する評価は付かず、
『糞スレで>>100ゲット』等の無関係なレスだけが付くのみであった。

しかも俺の投下の方が数秒早く、
彼には『>>101』をゲットさせてしまった・・・
この作品のツマラなさより、そっちの方が申し訳ない気持ちになってしまった・・・

>>7ｗｗｗｗｗｗ

オムライスです。まとめさせてください

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がんばれ！
支援

支援

・・・すっかり消沈してしまった俺は、電源を切り逃げ出してしまった。

・・・それから数時間が経過・・・

・・・布団を被り考え込む。

「ううーん・・・何も告げずに終わるのは幾らなんでも無責任かな・・・
　もしかしたら、誰かが俺の投下を待ってるかも知れないし・・・」

俺はそんな都合のいいことを考えたが、

「ま、俺一人逃げ出したぐらいで、vipは変わらずうpスレや名作ブーン系小説が盛り上がるよな・・・
　はは、俺一人、なんの影響もありゃしねぇよ・・・」

そう呟き、風呂に入り飯を食った後眠りに付いた・・・

このレスは小説に載る！

糞スレで20ゲット

・・・翌朝・・・

俺は何時もの様にvipを開く。
もはや日課だ。

「さてと、今日はどんな糞スレ立てて楽しむかな・・・」

俺はそう呟きageってるスレを徘徊した。
昨日立てたブーン系小説のログは取ってない。

その時だった・・・

「ぇっ・・・!?」

俺の目に信じられないスレタイが飛び込んだ。

>>21
どんだけ>>13に忠実なんだよｗｗｗ

『〜○○が○○のようです〜』

「あれ・・・これって俺が昨日立てた・・・えっ?」

俺は我が目を疑い目を擦ったが、間違いなかった。

「なんで残ってるんだ・・・？ここvipだぞ？
　自己板並みの過疎になっちまったの!?・・・んなわけないだろ俺・・・バグか・・・？」

恐る恐る開いてみる。

ひどいタイトルだ

『保守』『おい、まだか・・・？>>1すまん・・・もう寝る』『おう、保守は俺達に任せとけアミーゴ!』

その様なレスが飛び交っていた。

「・・・こ、これは・・・夢か？
　そう思い、慌ててオナニーしたが白い液がタップリ射た。現実だ。」

そして、更に信じられないレスが存在した。

『オムライスです。まとめさせてください』

ああ詐欺か

>>27
ネタバレ禁止！

オムライスに感動するとかカワイソス

「・・・こ、これは・・・夢か？
　そう思い、慌ててオナニーしたが白い液がタップリ射た。現実だ。」
地の文を喋るなｗｗｗｗｗ

「オムライスって、あのオムライスか！？いやまさかそんな・・・」

ここで俺は一つの結論に辿り着いた。

「・・・きっと誰かが、『この糞小説スレの作者からかって楽しもうぜｗ』とかってスレ立てたんだな・・・
　ふざけやがって・・・オムライスを騙るとは・・・」

だが、ここであれこれ考えても仕方ないし、何よりも俺はコイツ等の『釣り』が許せなかった。
最後まで投下する決意をした。

「こんな糞野郎どもに負けてたまるか・・・」

>>31
ラドン並に思考が捻じ曲がってるぞｗｗｗｗｗ

保守

つまんねーぞコラ！！

（　´∀｀）可愛いよ（　´∀｀）

おい、まだか・・・？>>1すまん・・・もう寝る

おう、保守は俺達に任せとけアミーゴ！

どんだけ疑心暗鬼になってんだよwwww

こうして俺は投下を終え、一つの作品を完成させた。

「ぜぇ・・・ぜぇ・・・見たか糞野郎ども!」

『>>1乙、面白かったよ』『激しく乙・・・』『>>1つーかお前初めてじゃないだろ?他に何書いてるの?』

賞賛のレスの嵐だ。
中には『はいはいオナニー乙』等のお決まりのレスも存在したが、
きっと『釣り』だと怪しまれない為の工作員だな・・・へっ、その手に乗るかよ!!

激しく乙・・・

オムライスって今トリつけてるよな

はいはいオナニー乙

>>1つーかお前初めてじゃないだろ?他に何書いてるの?

はいはいオナニー乙

>>1乙、面白かったよ

「あのぅ・・・で、オムライスですけど・・・纏めさせて頂いてよろしいでしょうか?」

さっきの『騙り野郎』が再度レスして来た。
つーかさっきのオムライス騙り君とIDが同一なのが痛い・・・
せめてIDぐらい変えろよ・・・


俺は呆れ果て、答えてやった。

>>1まだ〜

まぁ、流石にオムさんは乗らん罠

あのぅ・・・で、オムライスですけど・・・纏めさせて頂いてよろしいでしょうか?

http://wwwww.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1193835797/

「はぁ？勘違いするなよ・・・？
　俺は別にまとめて欲しいから書いた分けじゃねーよ！！
　賞賛されたいから書いた分けじゃねーよ！！
　自分が書きたいから書いたんだよ！！」


一つの作業をやり終えた俺は少し高揚していたのか、
そう豪語し、陶酔した。

「そ、そうですか・・・残念です・・・」

騙り君はそうレスして来た・・・

L5か

かっこええ

ﾃﾗ虚勢ｗｗ

「(・・・にしてもこの騙り君もシツコイな・・・
　vipってのは終わった後に釣り宣言するのが暗黙のルールじゃなかったっけ・・・？)」

俺は何故か高揚感の延長で古参気取りで、そう嘆いた。

「(ま、でも・・・別にいいか・・・
　俺は作品を作り終えて満足、こいつ等は俺をからかって満足・・・誰も損してないし・・・な)」

俺はそう納得させ、電源を切り、ハローワークに向かった。


・・・今日は、良い一日になりそうだな・・・

そ、そうですか・・・残念です・・・

おつ

乙でした！！！

なんか暗記の書き方に似てるｗｗｗｗｗｗｗｗ

終了しますた

糞スレで60ゲット

乙。
マジ良かった。

ほしゅ

保守

あ

おう、保守は俺達に任せとけアミーゴ!

オムライスです。まとめさせてください

おい、まだか・・・？>>1すまん・・・もう寝る

おう、保守は俺達に任せとけアミーゴ!

>>59
テメェ暗器を馬鹿にするなよ

保守