( ^ω^)ブーンと川 ゚ -゚)クーは抗い護るようです

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1 ◆BYUt189CYA

もうすぐ11月、もうすぐ1年

そんな感じで第四十三話

今作をまとめて下さっているまとめサイト様
http://vipmain.sakura.ne.jp/65_5-top.html
2以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 21:04:22.62 ID:Wtxn9QVaO
きたか支援
3以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 21:04:26.85 ID:UYUyBIrd0
ktkr!
4以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 21:05:01.19 ID:MdOdIqm0O
支援
5以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 21:05:22.13 ID:2M7iwf8t0
支援
6 ◆BYUt189CYA :2007/10/29(月) 21:05:45.43 ID:zqCws+gV0
活動グループ別現状一覧

( ^ω^) 川 ゚ -゚) ( ・∀・) (,,゚Д゚) (*゚ー゚) ミ,,"Д゚彡 ( ´_ゝ`) (´<_` )
('A`) (´・ω・`) ( ゚∀゚) (`・ω・´) <_プー゚)フ (#゚;;-゚) [゚д゚]
( ゚д゚ ) ノハ#゚  ゚) ('、`*川 从・∀・ノ!リ ( ><) (*‘ω‘ *) |゚ノ ^∀^)
lw´‐ _‐ノv ( ´∀`) 川 -川 <ヽ`∀´> *(‘‘)*
所属:四世界
位置:古城アジト
状況:最終決戦に向けて絶賛準備中

ル(i|゚ ー゚ノリ メ(リ゚ ー゚ノリ 从ξ゚ -゚ノリ 〈/i(iφ-゚ノii
所属:異獣
位置:世界政府本部
状況:???

从 ゚∀从
所属:不滅世界
位置:???
状況:???
7以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 21:06:12.44 ID:518eeWeTO
きたきた支援
8以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 21:06:23.22 ID:0zEzOO1JO
やっぱり来ると思ったぜ支援
9以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 21:06:33.23 ID:Wtxn9QVaO
支援
10 ◆BYUt189CYA :2007/10/29(月) 21:08:37.66 ID:zqCws+gV0
第四十三話 『抗うために 前編』


Case1: 新たな翼


二人が戦力強化案の実現に取り掛かったのは、会議から半日経った頃だった。
担当者であるアサヒの指示通り、エクストとシャキンは地下格納庫へと足を向ける。

格納庫は、まさしく戦場の様相を醸し出していた。

整備される装甲車両や補給車両。
破壊力と利便性を追求するためのテスト。
如何に性能を上げられるかを議論している者達もいる。

全ては来たる決戦の日に備えてのことだ。

失敗は許されず、再度のチャンスも無い彼らは今こそがクライマックスなのである。

<_プー゚)フ「しっかしどーすんのかねぇ」

(`・ω・´)「ん?」

忙しく走り回る整備兵の邪魔にならないよう、二人は指定されたエリアへと移動していた。
近くの自販機で買った缶ジュースを飲みつつ歩きながら、エクストはぼやくように言う。

11以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 21:09:18.04 ID:cq9coJQeO
一万年と二千年前から待ってたぜ
12以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 21:09:25.55 ID:xXOdl8aq0
支援
13以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 21:10:07.79 ID:Wtxn9QVaO
支援
14 ◆BYUt189CYA :2007/10/29(月) 21:10:45.15 ID:zqCws+gV0
<_プー゚)フ「だってお前のGIFは撃墜されて、今修理中だろ?
        もしそれが作戦開始時までに間に合ったとしても、それで立ち向かえるのかよ?
        完全に火力と速度不足だと思うぜ……あいつらと戦うのはよ」

(`・ω・´)「俺もそう思うが……何か考えがあるのだろう。
      それを信じるさ」

<_プー゚)フ「余裕だねぇ」

(`・ω・´)「慌てても仕方ない」

<_プー゚)フ「相変わらず冷静なことで。 ま、そゆとこがお前の良いトコなんだけどな」

(`・ω・´)「…………」

ふと飛び出した言葉に、シャキンは表情を固めた。
空き缶を放ったエクストがそれに気付く。

<_プー゚)フ「どしたよ」

(;`・ω・´)「お前が俺を褒めるとは。 今日はミサイルでも降るのか?」

<_;プー゚)フ「……酷くね?」

(`・ω・´)「冗談だ」

<_;プー゚)フ「お前の冗談は冗談に聞こえねぇっつの……っと、ここか」

半目で呟いたエクストは、目的の場所に辿り着いたことを知る。
目の前には一際大きなスペースがあり、巨大な塊が一つ置かれていた。
15以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 21:10:46.82 ID:qQvT3xuAO
記念真紀子
16以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 21:11:19.82 ID:MdOdIqm0O
支援
17以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 21:13:40.60 ID:cq9coJQeO
支援
18以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 21:13:57.02 ID:SH+40hRM0
ktkr
19以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 21:14:25.60 ID:Pv7jLk8i0
支援
20 ◆BYUt189CYA :2007/10/29(月) 21:14:43.44 ID:zqCws+gV0
二人は単なる戦闘機かと思った。
しかし近くに寄って見ることで、『それ』が二人の想像とはかけ離れているものだと知る。

<_;プー゚)フ「――って、こりゃまさか!?」

(;`・ω・´)「GIF……いや、違う」

塊には大きな翼が付いていた。
可変型らしく、ジョイント部に仕掛けが施されているのを見る。
灰色で鋭角的な、如何にも速く飛びそうなフォルムは美しささえ見出せる程だ。

(-@ハ@)「おおう、先に来ておったか」

<_;プー゚)フ「アサヒのジジイ……おい、こりゃ一体どういうことだ!?」

エクストの切羽詰った詰問も仕方のないことだった。
何せ目の前に在るのは、一度だけしか見たことの無い機体である。
シャキンは、それから目を離さずに呆然と呟いた。

(;`・ω・´)「GDF……」

『Gravity Disregard Fighter』――通称GDF。
直訳で重力無視戦闘機だ。
重力を無視するかのような軌道を描くことから、そのままの名がついたという歴がある。

そしてシャキンやエクストが乗っていたGIF『重力解放戦闘機』の、更に上をいく機体であった。

<_;プー゚)フ「何でこれがここにある!?
         コイツはラミュタス隊長が乗ってた機体じゃねぇか!?」
21以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 21:16:26.52 ID:UYUyBIrd0
支援
22 ◆BYUt189CYA :2007/10/29(月) 21:17:09.64 ID:zqCws+gV0
憶えている。
まだ渡辺や軍神が敵であった頃。
シャキンはGIFでラミュタスのGDFに挑み、そして勝利を得る。

代わりとして失ったモノは、兄の命とその機体――決して小さくはない代償だった。

(-@ハ@)「落ち着け、ばかもん。
      これは世界政府本部にあった代物じゃよ」

(`・ω・´)「世界政府本部に……?」

<_プー゚)フ「まさかあの時、渡辺の奴が回収していったもう一機のGDFかよ?」

(-@ハ@)「そうじゃ。 お前達の方が憶えておろう?
      都市ニューソク地下アジトに保管されておったものを、その後の件で世界政府が回収したものじゃな。
      そして先日、お前達が襲撃した時……レモナとモナーの救助を行った部隊が発見したのじゃ」

(`・ω・´)「じゃあ、これは兄さんが乗っていたものではなく――」

(-@ハ@)「GDF『ミョゾリアル』。 機体にはそう刻まれておったよ。
      お前の兄であるラミュタスが乗っていたGDF『イークイッド』とは別物じゃ」

<_;プー゚)フ「みょ、みょみょ? 変な名前だな」

呟き、しかしエクストは首を振った。

<_プー゚)フ「いやいや、そういうのはどうでもいい。
        俺が一番聞きてぇのは、コイツに誰が乗るんだっつー話だ」
23以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 21:17:09.93 ID:518eeWeTO
支援
24以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 21:19:06.78 ID:2M7iwf8t0
支援
25以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 21:19:31.66 ID:cq9coJQeO
wktk
26 ◆BYUt189CYA :2007/10/29(月) 21:19:43.44 ID:zqCws+gV0
(`・ω・´)「…………」

<_;プー゚)フ「……いやまぁ、お前が乗りてぇってんなら譲るけどさ。
         解ったから、そんな睨むなよ」

(-@ハ@)「エクスト、お前はコレに乗りたいか?」

<_プー゚)フ「ん? そりゃもちろん」

(-@ハ@)「なら、この機体はお前が乗るといい」

<_;プー゚)フ「だよなぁ、やっぱシャキンの方が適任――って、いいのかよ!?
         何かシャキンの視線がどんどん鋭くなってる気がするけども! 後で刺されるぞ俺!!」

(-@ハ@)「むしろお前向きかもしれんしなぁ。
      それにシャキン、お前が乗るべき機体は、ちゃんと別に用意しておる」

(`・ω・´)「俺のも……?」

(-@ハ@)「安心せい、壊れたGIFを渡すほど白状ではないわい。
      ただ――乗れるかどうかは、お前次第だがな」

意味不明な発言に、シャキンは思わず首を傾げる。
ホクホク顔のエクストを置き、手招きするアサヒと共に少し移動することとなった。
27以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 21:20:23.97 ID:518eeWeTO
みょみょ支援
28以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 21:20:37.34 ID:MdOdIqm0O
wktk
29以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 21:20:50.65 ID:xXOdl8aq0
支援
30以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 21:21:22.41 ID:exCE/Cz20
ブリーチみたいなやつか
31以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 21:21:32.33 ID:MAmlzrCj0
白状→薄情

オムライスさんまとめるさい修正お願いします。
32 ◆BYUt189CYA :2007/10/29(月) 21:21:36.76 ID:zqCws+gV0
そこに置かれていたのも、いわゆる一つの戦闘機。
黒色に染められた、鳥にも見える少し小型の機体だ。

(`・ω・´)「……ん?」

見覚えがあった。
それも、ごく最近だ。

(-@ハ@)「連れて来てやったぞ。
      よし、後はシャキン……お前次第だから任せた」

(;`・ω・´)「え、ちょ――」

止める間もなく、アサヒはその場を離れていく。
事情を呑み込めないシャキンは、慌てて彼を呼び止めようとするが

『――御久し振りですね』

と、電子音と女性の声が混じったような不思議な声が響くのを聞く。
どこから聞こえてきたのかと視線を巡らせ、

(;`・ω・´)「まさか……」

『先日はどうも。 改めて自己紹介をしておきましょう。
 私の名は「Kill Alternative System」――キオルと申します』
33以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 21:21:48.12 ID:3sUZySzu0
リアタイきた
34以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 21:22:12.82 ID:xXOdl8aq0
支援
35以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 21:23:13.71 ID:MdOdIqm0O
(゚、 。 7 こいつか支援
36 ◆BYUt189CYA :2007/10/29(月) 21:23:58.88 ID:zqCws+gV0
囁かれるように放たれた言葉。
シャキンは、頭を鈍器で殴られたかのような幻撃を自覚した。
そう、この機体に見覚えがあって当然だ。

一度目はミカヅキ脱走時。
二度目は世界政府襲撃時。

シャキンは、二度もこの機体と戦ったことがあるのだ。

(;`・ω・´)「な、何で――」

『主であるミカヅキ様が戦死され、途方に暮れていたところを皆様に助けて頂いた、と。
 そういう経緯です』

そして、と続き

『私は貴方に問うためにここで御待ちしておりました』

(;`・ω・´)「問う、だと?」

『そうです』

肯定の言葉に、シャキンは顎に手をやって思考する。
強化案、アサヒの言動、自分がここにいる理由。

答えは明白だった。

(`・ω・´)「……俺に乗れと言うのか?」
37以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 21:25:19.05 ID:7aoA7HFG0
shane
38 ◆BYUt189CYA :2007/10/29(月) 21:26:18.88 ID:zqCws+gV0
『そうです。 私は電子上でしか生きられぬプログラムの塊。
 しかしそこに人が乗り、私の力を全てサポートへ回すことが出来れば
 今以上の力を発揮することなど容易いことかと』

頷ける話だ。

もしパイロットが戦闘だけに集中することが出来れば。
もしサポートを全て別の者に任せることが出来れば。

結果、相乗効果で更なる高みを目指すことも可能だろう。
GIF『レイドール』よりも速く、正確に、強く空を飛ぶことが出来るかもしれない。

(`・ω・´)「サポートということは……やはり、お前は人間じゃなかったのだな」

『最初から申していたはずですが』

(`・ω・´)「それほど流暢に会話出来て『人間ではない』と言われても、信じる奴はいないさ。
      まぁ、この目で見れば信じるしかないが」

その視線はコックピットへと注がれていた。

無人。

シートさえなく、人一人さえ座れない小さな空間。
ただステータスを示すウインドウが、暗く照らしているのみだ。
キオルが言葉を発する度、ウインドウ隅に表示される声明バーが揺れ動く。
39以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 21:26:23.19 ID:cq9coJQeO
支援
40以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 21:26:22.90 ID:QOufIAt9O
無効のキオルが今や殺人ナビ
41 ◆BYUt189CYA :2007/10/29(月) 21:28:27.58 ID:zqCws+gV0
『――そういえば』

(`・ω・´)「ん?」

『先日、貴方と私で行なった争いを憶えていますか?』

問われ、シャキンは記憶を辿る。
世界政府襲撃時、自分は敵の航空戦力を一人で相手しようとした。
そこに飛び込んで来たのがキオルで、

(`・ω・´)「俺達は共通の敵を倒すため、そしてどちらが強いかを競うため……撃墜数で勝負することになった」

『その結果を記録しております。 提示確認致しますか?』

(`・ω・´)「そうだな。 有耶無耶になった気もするが、結果は知っておきたい」

返答の代わりに電子音。
機内を照らす画面に、新たなウインドウが表示された。
それを覗きこんだシャキンの表情が曇る。

(`・ω・´)「十八と二十七……随分と差があるのだな」

『貴方が十八で、私が二十七です。
 途中でミカヅキ様と戦うために、リタイアされたのが敗因かと思われますが』

(;`・ω・´)「ちょっと待て。 その時点でカウントを止めなかったのか?」

『戦いとは何が起きるか解らないものです』

(;`・ω・´)「……否定出来ないのが悔しいが正論だ。 ということは俺の負けか?」
42以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 21:30:10.50 ID:xXOdl8aq0
支援

wwwwww
43 ◆BYUt189CYA :2007/10/29(月) 21:30:15.71 ID:zqCws+gV0
『そうでもないようです』

画面が切り替わる。
今度は『十八 十七』と表示された。

『これは、貴方がミカヅキ様に戦い始めた時点でカウントを止めていた場合の結果です。
 もし貴方がこの結果で良いというのならば、貴方の勝ちとなりますが』

シャキンは少しの間、顎に手をやり考える動作を作った。

唸るような声は、悩むというより納得の色が強い。
やがて諦めたかのように首を横に振る。

(`・ω・´)「……いや、いい。 戦いでは何が起きるか解らない、が正解だしな」

『成程。 アサヒ様が貴方を薦めた理由を何となく理解しました』

(`・ω・´)「?」

『いえ、御気になさらず。
 それよりも貴方は私をどうするつもりですか?』

(;`・ω・´)「台詞だけだと随分な誤解を生みそうだが、まぁいい。
      それで、本当に俺で良いのか?」

『本当のところを言えば断固拒否ですね。
 私はミカヅキ様以外に仕える気も、利用される気もありません』

(;`・ω・´)「おいおい……」
44 ◆BYUt189CYA :2007/10/29(月) 21:32:07.93 ID:zqCws+gV0
『ですが、貴方ならば我慢も出来ましょう。
 ミカヅキ様の仇をとれるというのならば――喜んでこの身体、貴方に委ねます』

(;`・ω・´)「いや、だからそういう言い方だと誤解を――」

<_;プー゚)フ「…………」

(;`・ω・´)「エ、エクスト!?」

<_;プー゚)フ「あーなんだ、そのー……お前が戦闘機好きだとは知ってたがよ」

いつから見ていたのか、エクストは言い難そうに眉をひそめ、


<_;プー゚)フ「遂に異種――いや、異物交配という新ジャンルを見出すかシャキィィィィン――!!」


(;`・ω・´)「違う!! 断じて違う!!」

<_;プー゚)フ「うおーいみんなぁー! シャキンが遂に人類の最先端にぃー!!」

(;`・ω・´)「ちょ、待て! 最悪だなお前!!」
45以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 21:32:22.37 ID:TelOLVxm0
支援
46以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 21:33:20.65 ID:MdOdIqm0O
異物wwww
47以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 21:33:24.74 ID:xXOdl8aq0
支援
48以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 21:33:53.89 ID:cq9coJQeO
人生\(`・ω・´)/オワタ
49 ◆BYUt189CYA :2007/10/29(月) 21:34:07.05 ID:zqCws+gV0
『止めましょうか?』

(;`・ω・´)「え?」

『私ならば止められるでしょうが、如何しますか?』

(;`・ω・´)「わ、解った! とにかく止められるならアイツを止めろ!」

『了解』

金属音と返答は同時だった。
そのありえない音に嫌な予感を感じ取ったシャキンは、
黒色の戦闘機先端に備えられた機関銃の先が、エクストへと向けられたのを見る。

止める間も無く発砲。

秒間二十もの速度で吐き出される弾丸が、走り去ろうとするエクストの足元で火花を散らした。

<_;プー゚)フ「ぎゃああああ!! 撃ってきやがったぁぁぁぁ!?」

『止まりました』

(;`・ω・´)「無茶をするな! もし当たったらどうする!?」

『私の性能を嘗めないで頂きたいものです。
 この程度、朝飯前なはずなのですが……やはり乗り手がいた方が良い結果が出たでしょう』

<_;プー゚)フ「どういう意味で!? 殺人的な意味で!?」
50以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 21:34:20.22 ID:/wmPO9KZ0
実に支援
51以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 21:35:21.15 ID:Lrjy7xVaO
立ち会いは初めてだ
支援
52以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 21:35:39.09 ID:518eeWeTO
むせた
53以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 21:35:41.40 ID:cq9coJQeO
なかなかいい性格してるなwwwwwwwww


支援
54以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 21:36:00.54 ID:xXOdl8aq0
イイイツ
55 ◆BYUt189CYA :2007/10/29(月) 21:36:04.96 ID:zqCws+gV0
(-@ハ@)「なぁにやっとるんだお前ら」

今度は資料らしきものを抱えたアサヒがやってくる。
近くにあった作業台に乗せ、やれやれ、と腰を叩いた。

(-@ハ@)「で、その機体……シャキンよ、どうするつもりじゃ?
      乗るというのならば、すぐにでもGIFのパーツで有人機としてカスタムするつもりじゃが」

シャキンはキオルへと振り返る。
沈黙を発する彼女は、答えをこちらに委ねるつもりのようだ。

(`・ω・´)「……俺は」

確かに元々は敵同士だったかもしれない。
しかし、今は共通の目的のために戦える。

それはとても素晴らしいことだ。

かつてはエクストとも戦っていたシャキンは、意味もなくいがみ合うことの虚しさも、その幸福を知っている。

(`・ω・´)「…………」

『…………』
56以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 21:37:03.95 ID:xXOdl8aq0
ミスッタ

支援
57以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 21:37:39.92 ID:518eeWeTO
敬語で機械でメイドっぽいのはジェイルを思い出すからやめてほしい
58 ◆BYUt189CYA :2007/10/29(月) 21:38:27.07 ID:zqCws+gV0
厳しい目でキオルを見やり、シャキンは目を瞑って逡巡した様子を見せる。
しかし再び開いた時には、何か堅い意志のようなモノが瞳に宿っていた。

(`・ω・´)「解った。 俺はキオルに乗る。
      奴らを倒すのに、選り好みしている場合ではないしな」

『それだけでは寂しいです』

<_プー゚)フ「だってさ。 愛しの彼女が寂しがってんぜ?
         本当のところはどうなんだよぉー、言えよぉー、うりうりぃ」

(;`・ω・´)「……よ」

<_プー゚)フ「聞こえなーい」

『私もです』

(#`・ω・´)「気に入ったんだよ! この外見も見た限りの性能も! 悪いか!?」

<_プー゚)フ「キwwwwれwwwwたwwwwwwガキかよwwwwwwwwwwww」

(#`・ω・´)「う、うるさいっ! お前は向こう行ってろ!」

(;-@ハ@)「いやいや、話があるから行かれちゃ困るわい」
59以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 21:39:33.04 ID:3qCuX7oQ0
初めて見たがいいな一話から読んでみるか、支援
60以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 21:39:46.37 ID:xXOdl8aq0
支援
61以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 21:40:14.83 ID:MdOdIqm0O
支援
62 ◆BYUt189CYA :2007/10/29(月) 21:40:22.76 ID:zqCws+gV0
珍しく怒りを発するシャキンを、アサヒが両手でなだめる。
そそくさと彼の背後へと隠れたエクストが

<_プー゚)フ「で、話って何だい? もう何が来ても驚かねぇぞ」

(-@ハ@)「二人とも、まだ指輪は持っておるな?」

(`・ω・´)「? あぁ」

<_プー゚)フ「俺らのだけ強化しなくていいって言われたんだけど、もしかしてハブられてんのか?」

シャキンは赤い指輪、エクストは緑色の指輪を取り出した。
6th−W『ギルミルキル』、13th−W『ラクハーツ』だ。
二人から指輪を受け取ったアサヒは、老人特有の狡猾な笑みを浮かべ

(-@ハ@)「単純に、お前達の指輪は強化の必要がないんじゃよ。
      むしろ指輪を用いて強化する方面でな、ウヒヒ」

<_;プー゚)フ「や、やっぱり返してもらおうかなぁ」

(-@ハ@)「ほぅ? これ以上のパワーアップは不要だと?」

(`・ω・´)「どういうことだ?」

(-@ハ@)「なぁに、簡単じゃよ。
      この指輪を使ってお前らの機体を強化してやろうと思ってなぁ」
63以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 21:41:04.78 ID:cq9coJQeO
終わクロの某キャラを思い出した


支援
64以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 21:41:42.46 ID:dWAWHOTu0
ほほう支援
65以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 21:41:50.87 ID:NbZPt8zXO
電車の中から支援だよー
66 ◆BYUt189CYA :2007/10/29(月) 21:41:54.32 ID:zqCws+gV0
<_プー゚)フ「マジ? そんなこと出来んの?」

(-@ハ@)「任せておけ任せておけ。
      何といっても、このワシはジェイルの特殊兵装をも手掛けた技術者の一人じゃい。
      確実に、お前らの満足のゆく結果を出してやろう」

(`・ω・´)「……そこまで言うなら」

<_プー゚)フ「まぁこんな状況だ。 冗談で言ってんなら人類反逆罪で極刑だぜ?」

憎たらしい表情で笑うエクストに対し、アサヒは嫌らしい笑みを浮かべる。
そんな光景にシャキンは、『根っこでは似た者同士か』と半ば強引な結論へと行き着くこととなった。

ともあれアサヒの言うことが真実であれば、自分達は飛躍的に強くなれるということであり

(`・ω・´)「――なら、やってやるさ。 やってみせてやる」

『微力ながら御手伝いさせて頂きます』
67以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 21:42:01.04 ID:xXOdl8aq0
支援
68以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 21:42:26.70 ID:4Yp5zNctO
シャキンかわいいなww

支援
69以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 21:42:58.22 ID:4Yp5zNctO
シャキンかわいいなww

支援
70以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 21:43:00.85 ID:Mxqok/+xO
今北('A`)ウツダ
71 ◆BYUt189CYA :2007/10/29(月) 21:43:09.67 ID:zqCws+gV0
(`・ω・´)「…………」

シャキンはキオルを見やり、そしてふと思う。

(`・ω・´)(もしあの時、俺の方がが死んでいれば……コイツには兄さんが乗ることになっていたかもしれないのか)

それは仮の話。
もう、絶対に実現しない現実。
『もし』『たら』『れば』から生まれる幻想だ。

しかしそれを思うということは、やはり何らかのしこりが残っている証拠であろう。

(`・ω・´)「キオル」

『はい』

(`・ω・´)「もしかしたら、お前には俺とは別の人間が乗るはずだったのかもしれない。
      そういう未来もありえたかもしれない」

『はい』

だから、シャキンは言った。

(`・ω・´)「喜べ。 俺はソイツよりも上手くお前を乗りこなせる。
      俺こそが最高のパイロットだからな」
72以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 21:43:26.66 ID:cq9coJQeO
支援
73以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 21:43:30.54 ID:Pv7jLk8i0
ダイオードの剣でジェイルぶった切ったよな?
ってー事は、剣にはジェイルの意識が吸い込まれてたりするのか?

支援
74以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 21:43:39.94 ID:QOufIAt9O
指輪の擬似精神涙目
75以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 21:44:07.48 ID:xXOdl8aq0
支援
76 ◆BYUt189CYA :2007/10/29(月) 21:44:39.68 ID:zqCws+gV0
<_プー゚)フ「わぉ、言うじゃん?」

対し、キオルは少しの沈黙を以って

『――それは以前から存じております』

(;`・ω・´)「え?」

『私は戦いに特化したプログラムの中に生きる電子生命、その外装は完璧な戦闘機械です。
 その私を相手に貴方は、一度目に引き分け、二度目は追い抜いた。
 完璧を超えるなど、最高のパイロットにしか為し得ません』

(;`・ω・´)「いや、その、まさかそう返されるとは」

<_プー゚)フ「おいおい、褒められてんだぜ? 何か言うこたぁねぇのかよ?」

(`・ω・´)「……どうも」

<_;プー゚)フ(ねーよwwwwwwwwwwwww)

ともあれ、キオルはシャキンを認めているようだ。
たった二度とも言えるかもしれないが、戦いの内容如何によってはそれで充分な時もある。

それが解っているからこそ、エクストも何かを言うことはないのだろう。
77以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 21:44:43.76 ID:MdOdIqm0O
むしろ切られてもジェイルたんなら(ry
78以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 21:45:18.46 ID:xXOdl8aq0
支援
79 ◆BYUt189CYA :2007/10/29(月) 21:46:33.15 ID:zqCws+gV0
<_プー゚)フ「GDFにキオル、んでもって指輪での強化……へへっ、俄然やる気が出てきたぜ。
         これなら俺でも少しはやれそうな気がしてきた」

(`・ω・´)「あぁ」

<_プー゚)フ「お前と一緒に飛ぶのはあの時以来だな」

(`・ω・´)「……経緯から考えて、仲良く飛んだとは言い難いが。
      そういえば殺し合った仲だったな」

<_プー゚)フ「だが、今はこうやって同じ目標のために飛ぶことが出来る。
        この現実から見りゃ、昔のいざこざなんて水に流してさよならだぜ。
        それにお前とは殺し合ったりするよりも、一緒に飛んだ方が全然気持ちいいしな」

あっけらかんとした態度のエクストに、

(`・ω・´)「……あぁ、そうだな」

と、シャキンは嬉しそうな笑みで答えた。
80以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 21:46:43.50 ID:518eeWeTO
このノリいいな支援
81以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 21:47:06.64 ID:43RY0f8NO
ジェイルはいつも俺の心の中で笑ってるよ
82以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 21:47:20.21 ID:xXOdl8aq0
支援
83以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 21:47:22.05 ID:FWuAvsFY0
斬られる前に初期化されてたし、無理じゃね?
そもそも斬ってたっけ?


まぁ、もしかしたら重大なネタバレにも繋がりかねんし、やめておこうぜ
84以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 21:48:49.70 ID:MF3bQVLr0
・・・気持ちいいのか・・・エクスト・・・
85以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 21:49:14.68 ID:cq9coJQeO
アサヒの爺様ならきっとどうにかしてくれる支援
86 ◆BYUt189CYA :2007/10/29(月) 21:49:41.15 ID:zqCws+gV0


Case2: 戦いへの誘い


古城の居住エリア。

ショボンとジョルジュは一つの部屋を訪れていた。
通路のど真ん中で寝ているFC兵を跨ぎ、目的の部屋の前へと辿り着く。

周囲は静寂に包まれていた。

ほぼ全員が多忙に追われている現状、このエリアは仮眠にしか使われない。
つまり無人か就寝中かどちらかであるため、音が無いのは必然だった。

(´・ω・`)「ドクオ、入っていいかい?」

通路にて、ショボンの声が響いた。
しかし扉の向こうから返事はない。

(´・ω・`)「ドクオ?」

( ゚∀゚)「寝てんじゃねーの? っていうか何でドクオなんか気にすんだよ?」

(´・ω・`)「会議でも一言も発さなかったのが気になってね。
      それを抜きにしてもドクオは大事な友達だ。 気に掛けて何が悪い」
87以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 21:50:04.12 ID:518eeWeTO
今回も相変わらずアウアウな台詞が多いな支援
88以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 21:50:13.02 ID:acXDMAkzO
みんなこの作品読んでるときどんな音楽聞いてる?
俺は玉置成実のReasonを歌詞有と歌詞無リピートで聞きながら読んでるぜ!かなり合ってる
89以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 21:50:24.04 ID:mRqrvJsb0
シャキンいいキャラしてるぜ
90以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 21:50:50.70 ID:Pv7jLk8i0
やっとドクオの出番が!
91 ◆BYUt189CYA :2007/10/29(月) 21:51:29.13 ID:zqCws+gV0
それと、と付け加え

(´・ω・`)「僕としては、わざわざ君がついて来てる方が疑問なんだけど」

( ゚∀゚)「うっせうっせ暇なんだよ」

(´・ω・`)「暇ならミルナさんやギコさんのトコにでも行けばいいのに。
      手頃なサンドバッグ探してたよ」

(;゚∀゚)「それ遠回しに死ねって言ってんのかよ、お前……」

ともあれ、ドクオからの返事が無ければどうしようもない。
一応食事を持ってきたのだが、果たしてどうすべきかとショボンは考える。
このまま通路に置きっ放しにすると、訓練や整備で腹を空かせた他者が勝手に食べる可能性が高いのだ。

ちなみに、こういうものに手を出すのはFC兵と決まっていたりする。

他の世界の住人――特に英雄――は、誇りが高いのか生真面目なのか、それを絶対にしない。
最近、魔法世界の住人辺りがFC兵に汚染されている(FC病だとかいう名称が勝手についている)
という話があったりするが、今はあまり関係ないだろう。

(´・ω・`)「さて、どうしたものか」

( ゚∀゚)「いいじゃん、扉パッと開けてパッと置いてパッと閉めりゃいいじゃん」

(´・ω・`)「何かそれ新手のテロみたいだね。 っていうか、鍵かかってるだろうし」
92以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 21:51:38.33 ID:0zEzOO1JO
支援
93以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 21:51:53.51 ID:C3RrTFSUO
ドクオ…?
94以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 21:52:21.92 ID:Mb6xtZOIO
FC兵自重しろwwwwwwwwwww
95以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 21:53:08.61 ID:MdOdIqm0O
ジョルジュw
96以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 21:53:12.53 ID:518eeWeTO
FC病wwwww
97以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 21:53:26.82 ID:xXOdl8aq0
支援
98 ◆BYUt189CYA :2007/10/29(月) 21:53:36.54 ID:zqCws+gV0
しかし、あっさりと開く扉。

(´・ω・`)「……防犯意識がなってないなぁ」

( ゚∀゚)「おーい、ドクドクドクオー」

部屋の中には明かりがついていなかった。
まだ昼間にも関わらず薄暗いのは、カーテンを閉め切っているためだろう。

( ゚∀゚)「やっぱり寝てんのか?」

(´・ω・`)「仕方ない。 それじゃあここに食事を置いて――って、起きてるじゃないか」

室内に少し身を入れたショボンは、左に見える二段ベッドの下部で人影を確認する。
縁に腰掛けてうな垂れているのは正真正銘ドクオ本人だった。

(´・ω・`)「大丈夫? 気分悪い?」

('A`)「…………」

( ゚∀゚)「んだよ、心配させんなっつーの」

(´・ω・`)(一応、心配はしてたんだ)

と、そこで様子がおかしいことに気付く。
いくら調子が悪かろうが、挨拶くらいは返してくるのがドクオだ。
そして心配されようものなら、慌てて気張ったりするのもドクオだ。

しかし今の彼は、ただ俯いているだけ。
寝ているようにも見える姿勢は、しかし微かに動く指先で起きているのだと判断出来る。
99以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 21:54:29.22 ID:Mxqok/+xO
ドクオ覚醒フラグか
100以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 21:54:59.95 ID:Mb6xtZOIO
狂気のドクオフラグが…
101 ◆BYUt189CYA :2007/10/29(月) 21:55:14.37 ID:zqCws+gV0
(´・ω・`)「ドクオ、どうしたんだい?
     身体の調子が悪いなら、医務室に連れて行こうか?」

( ゚∀゚)「大方、異獣に挑むのを怖がってんじゃねぇの? こいつヘタレだし」

(´・ω・`)(ありえるから困る)

かと言って、自分に覚悟が決まっているかと問われれば『NO』としか言えないだろう。
いくら戦いに慣れたとはいえ、今度の相手は別格だ。
元々はバーボンハウスの店長である彼に、異獣を相手にする覚悟などありはしない。

だが、戦おうとは思っている。

負ければ死に、退けば死ぬ。
ならば生き残るために武器をとるのは当然だろう。

世界の平和だとか、そういうモノにはさほど興味はない。
ショボンが見据える先は『生存』である。
生きてさえいれば何とでもなる、が彼の考えであるからだ。

しかし、ベッドに腰掛ける友人はどうだろうか。
此度の戦いで、一番戦いから遠い位置に存在するはずの彼が
今の今まで一緒について来れた事実こそ奇跡に等しいのかもしれない。

本来ならばウェポンを誰かに預けて、日常へと戻っても良かったのだ。
それをしなかったのはジョルジュが言う通り、ドクオ自身の心に問題があったからに他ならない。


詰まるところ、彼は病的なまでに臆病なのである。
102以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 21:55:19.96 ID:xXOdl8aq0
支援

103以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 21:55:52.44 ID:Pv7jLk8i0
しかも相手がξ゚听)ξですからね
104以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 21:55:56.16 ID:cq9coJQeO
支援
105以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 21:56:55.26 ID:MF3bQVLr0
ジョルジュはツンデレだな
106 ◆BYUt189CYA :2007/10/29(月) 21:57:13.79 ID:zqCws+gV0
日常で彼を支えていたのはブーンやツンといった学友。
そして何より、陸上部のエースという一時的なポジション。

しかし非日常という現象は、その全てをドクオから剥がしてしまう。

同じ世界の人間だと思っていたブーンやツン。
一方は戦いに身を染めていき、一方は規格外の金持ちだと判明した。
自慢の脚に至っては、ヒート達に比べれば鈍足も良いところである。

故にドクオは恐れている。
戦うのが怖い、逃げるのも怖い、見捨てるのも怖い、関係ないフリをするのも怖い、と。
皆が戦っているのに、自分だけ逃げるのが酷く情けなくて怖い、と。

前を見て戦っているのではない。
ドクオは、常に後ろを見て戦っていたのだ。

(´・ω・`)「…………」

遂にリタイアか、とショボンは直感的に感じた。
確かにこれからの戦いは、今までの戦いに比べて桁違いに厳しいものとなるだろう。
ならばここで縁を切り、元の生活に戻した方が良いのかもしれない、と。
それはそれで良い判断だ、とショボンは思う。

果たしてその予想は――

('A`)「――ショボン」

ドクオが顔を上げた。
そのままゆらりと立ち上がり、こちらを見据える。
107以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 21:57:57.11 ID:xXOdl8aq0
支援
108以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 21:57:57.74 ID:TelOLVxm0
これは・・・・・異獣化フラグか?
109以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 21:58:36.07 ID:Mxqok/+xO
支援
110 ◆BYUt189CYA :2007/10/29(月) 21:59:03.82 ID:zqCws+gV0
('A`)「……これ、誰かに使って欲しいんだ」

右手が上がる。
上向きに広げられた手の平の中には、茶の色を発する指輪が一つ。

ドクオが愛用してきた7th−W『ガロン』だ。

(´・ω・`)「ドクオ……」

('A`)「俺は、もう駄目だから」

駄目、という言葉の意味を知るのは本人だけだ。
しかし何より尊重させるべきは、彼自身の意思。
ドクオが駄目だと言うならば、きっとドクオは駄目なのだろう。

( ゚∀゚)「いいのかよ」

しかし動きを止めたのは、意外な男だった。

( ゚∀゚)「それでテメェはいいのかよ? 本当にテメェでテメェの考えを出したのか?」

('A`)「……俺達の中で一番弱ぇのって俺だろ。
    どうせ役立たねぇし、何より俺には戦う理由がなくなった」

(´・ω・`)「理由?」

('A`)「ツンがよ、死んだんだよ。 あの都市ニューソクでの一件で。
   結局助けるだの何だの言っててさ、なぁんにも出来なかったんだ」
111以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 21:59:39.01 ID:cq9coJQeO
俺は…いや予想はしないさ。支援
112以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:00:00.65 ID:xXOdl8aq0
支援
俺も・・・だとおもだ。
113以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:00:53.28 ID:Mxqok/+xO
無心で支援する
114 ◆BYUt189CYA :2007/10/29(月) 22:01:35.92 ID:zqCws+gV0
(´・ω・`)「…………」

('A`)「俺は卑怯で卑屈で嫌な奴だ。
    ツンがさらわれて、フサギコさんが大怪我をした時……思っちまったんだ。
    『今の内にツンを助けることが出来れば、きっとツンはフサギコさんよりも俺を』――ってさ」

はは、と苦笑し

('A`)「ツンがフサギコさんのことを好きだって思ってるって、何となく気付いちまってたんだ。
   でもそれを信じようともせず、現状以下の何かにすがってたんだ。 今更それに気付いたよ。
   それでよく考えたら、今までの俺の行動っておかしいところだらけだった」

(´・ω・`)「ドクオ……」

('A`)「そんな奴がお前らの仲間やってていいわけねぇよ。
    だから、俺はもう戦いを止める……助けたい人も倒したい奴もいないしな」

(´・ω・`)「……異獣は放っておくのかい?」

('A`)「俺なんかがいなくてもお前らがやっつけてくれるだろ?
    むしろ俺じゃ足手まといさ。 ガロンだって、戦いが上手い奴に使ってもらった方が嬉しいだろうし」
115以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:01:53.48 ID:nrpSPvZa0
リアルタイムktkrそして支援
116以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:02:42.88 ID:43RY0f8NO
  ∧ ∧
 (´A`)  
 (   )
  v v
       ぼいんっ
   川
 ( (  ) )
117以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:03:05.17 ID:Mxqok/+xO
支援
118以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:03:16.12 ID:xXOdl8aq0
支援
119以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:03:17.35 ID:518eeWeTO
支援
120以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:03:17.37 ID:mRqrvJsb0
しえん
121以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:03:42.67 ID:qADhvXHV0
支援
122 ◆BYUt189CYA :2007/10/29(月) 22:03:44.82 ID:zqCws+gV0
(#゚∀゚)「テメェ……!!」

弾かれるように飛び出したジョルジュが、ドクオの胸倉を掴む。
慌てて止めようとしたショボンよりも、ジョルジュの言葉の方が早かった。

(#゚∀゚)「今更逃げんのか!?」

('A`)「…………」

(#゚∀゚)「護りてぇ奴がいなくなったからって、俺達からも逃げんのか!?
     ここまで来といて、全部から逃げんのかよ!?」

(´・ω・`)「ジョルジュ、これはドクオ自身の――」

(#'A`)「解るのかよ!?」

ドクオが、ジョルジュを突き飛ばす。
今にも殴り掛かりそうな姿勢で

(#'A`)「お前に護りてぇ奴なんているのかよ!? それが無くなった悲しみが解るのかよ!?
    戦うために作られたジョルジュは良いよな!? 戦うこと自体が理由なんだもんな!」

(#゚∀゚)「……ッテメェ、地雷踏んだぜ……!?」

(#'A`)「ふざけるな! 目的も何もないのに、どうやって命張って戦えってんだよ!
    俺はお前らとは違うんだよ!!」
123以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:03:47.49 ID:MdOdIqm0O
支援
124以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:04:40.41 ID:Mxqok/+xO
('A`)フラグが見える…
支援
125以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:04:42.40 ID:xXOdl8aq0
支援
126以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:05:12.01 ID:Pv7jLk8i0
地雷支援
127 ◆BYUt189CYA :2007/10/29(月) 22:05:34.40 ID:zqCws+gV0
「――ありますよ」

反する声は、思いがけない方角から飛んでくる。
部屋の中にいた三人が、一斉に出入り口へと視線を向けた。

(´・ω・`)「……フサギコ、さん?」

ミ,,"Д゚彡「命を張ってまで戦う理由ならあります。
      私とドクオさんの気持ちが一緒ならば、ですが」

一息。

ミ,,"Д゚彡「ツン御嬢様は、生きておられます」

(;'A`)「なっ――」

ミ,,"Д゚彡「都市ニューソクの一件時、彼女と3rd−Wは異獣によって回収されているのです。
      この写真にもある通り、彼女は何故か異獣の仲間として我々に刃を向けている」

(;゚∀゚)「んな馬鹿な……だって、それって――」

(´・ω・`)「ジョルジュ、黙って」
128以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:05:50.14 ID:0zEzOO1JO
支援
129以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:06:15.43 ID:Mxqok/+xO
イヤッホォー

支援
130以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:06:39.72 ID:/7YCm/Sf0
支援
131以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:07:05.27 ID:MdOdIqm0O
支援
132以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:07:14.78 ID:xXOdl8aq0
支援
133 ◆BYUt189CYA :2007/10/29(月) 22:07:47.40 ID:zqCws+gV0
ミ,,"Д゚彡「私は御嬢様を助けるため、戦いに臨もうと思っています」

(;'A`)「……フサギコさん、怪我はまだ完治してないんでしょう?
    どうしてそこまでして戦おうとするんスか? それは死ぬよりも大切なことなんスか?」

ミ,,"Д゚彡「私にとっては御嬢様こそが全てなのです。
      皆は世界のために戦うのかもしれませんが、私は彼女のために武器をとります。
      ツン御嬢様がいない世界など、何の価値も見出すことが出来ませんから」

ドクオは暗い表情を浮かべるばかりだ。
自分などでは敵わないと解っている故に。
しかし、フサギコは言葉を止めない。

ミ,,"Д゚彡「貴方がどちらを選ぼうとも構いません。
      ただ、一緒に戦ってくれるのであれば、そこまでツン御嬢様を想って下さるのならば――」

壁に寄りかかっていた身を剥がす。
潰れていない方の目で、ドクオをしっかりと見つめ

ミ,,"Д゚彡「私は歓迎します。 貴方も護ります。
      御嬢様を助けることにも、そして助け出そうとする貴方にも、命を掛けさせてもらいます」

('A`)「……俺は」

ミ,,"Д゚彡「まだ時間はあります。 でも、それまでに答えを出しておいてください」

浅い辞儀を残し、部屋を後にするフサギコ。
その靴音に微塵の乱れもない。

まるで覚悟の証明だと言わんばかりに、規則的な音は段々と消えていった。
134以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:08:27.25 ID:xXOdl8aq0
支援
135以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:08:41.93 ID:dWAWHOTu0
フサギコカコイイ
136以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:08:52.13 ID:Mxqok/+xO
支援
137 ◆BYUt189CYA :2007/10/29(月) 22:09:19.55 ID:zqCws+gV0
(´・ω・`)「……僕達も行こうか。 食事はここに置いておくね」

(#゚∀゚)「チッ」

('A`)「…………」

茶色の指輪を握って俯くドクオに、ジョルジュは露骨な舌打ちをぶつける。
部屋の出入り口をくぐる直前、彼はふと振り向き

(#゚∀゚)「戦え、とは俺も言わねぇ。
     戦闘なんてのはドクオが言った通り、お前向きじゃねくて俺向きの仕事だ。
     向き不向きのジャンルが違うってーのは解ったよ。
     もし陸上の大会に出ろなんて言われても、そりゃあ俺だって断るさ。 面倒だし」

(´・ω・`)(それ微妙に例えになってないような)

(#゚∀゚)「でも後悔だけはすんなよ。
     コイツはジャンルが変わろうが、絶対についてまわる嫌らしい野郎だからな。
     気ィつけな」

へ、と鼻を鳴らしつつ部屋を出て行くジョルジュ。
入れ替わるように、ショボンが顔だけ覗かせ

(´・ω・`)「あれでも君のことを心配しているみたいだ。
     僕も彼と同じような言葉を君に贈るよ。 強制はしないけど、よく考えてね」
138以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:10:13.06 ID:Mxqok/+xO
支援
139以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:10:27.83 ID:Mb6xtZOIO
ドクオの顔と場面が合いすぎ
140 ◆BYUt189CYA :2007/10/29(月) 22:10:52.99 ID:zqCws+gV0
「おい、ショボン行くぞ! 腹減った!」

「はいはい。
 いや、しかし君が人の心配をするとは……今年最大の大発見だね」

「うるせぇ。 ただヘタレが苛ついただけだっつの」

「本当に? それ本心から言ってる?」

「うーるーせーぇー!! 今後一切この話はすんなよ! 絶対だかんな!?」

「解った。 するよ」

「氏ね!!」

騒がしい声が遠ざかっていく。
暗い部屋、一人取り残されたドクオは身動きすらしない。

('A`)「…………」

ただ手に握る指輪を、虚ろな目で見つめるのみであった。
141以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:11:09.86 ID:xXOdl8aq0
支援
142以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:12:04.56 ID:XGWmU/8mO
とりあえずダイオードファンの俺としてはダイオードに復活してもらいたい
143 ◆BYUt189CYA :2007/10/29(月) 22:12:30.57 ID:zqCws+gV0


Case3: 社長と秘書


古城には、外見に反して様々な施設が存在する。
モララーの父が社長を務めていた『アルバード』という大企業の恩威だ。
城でありながら内部の様相は近代要塞と言える中、一つの特別処置室が在った。

人間用ではなく、精密機械用の密閉空間である。

ここに一人の人間が作業を続けていた。
向かう先は大きな長方形の台で、その上に乗せられているのも(厳密には異なるが)人間であった。

作業の音は硬質である。
カ行を基とした音の群れが、空間を彩る。

そんな薄緑に染められた部屋に、新たな人影が入って来た。

( ・∀・)「どうだね?」

言いながら姿を見せたのはモララーだ。
いつものスーツ姿で、ネクタイを緩める姿は疲労に塗れているようにも見える。

[゚д゚]「社長サンかい? おいおい……随分と疲れてるじゃねぇか。
    休んだ方がいいんじゃねぇの?」

( ・∀・)「まだ大丈夫だ。 それより――」

[゚д゚]「解ったよ。 まぁ見た方が早ぇし納得出来るだろ」
144以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:12:33.01 ID:cq9coJQeO
支援
145以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:13:19.70 ID:FnzvS2zRO
秘書復活クルー?
146以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:13:50.55 ID:518eeWeTO
えっ
147 ◆BYUt189CYA :2007/10/29(月) 22:14:12.92 ID:zqCws+gV0
デフラグが身体を退かす。
作業台に乗せられていたのは、仰向けに身体を横えている女性だった。

かつてはモララーの護衛兼秘書として働いていた、女性型戦闘用機械人形――

( ・∀・)「……ジェイル君」


爪 - )「――――」


当然、意識も何もないので返事など無い。
何故彼女がここに在るのか、という問いに対する答えは簡単に想像がつくことだろう。


単純な話、モララー自身が持ち帰ったのだ。


世界交差が為され、空が赤く染まりつつあったあの時。
大地震かと錯覚するほどの揺れの中、彼は軍神達の制止を振り切ってジェイルを回収した。

上半身と下半身を両断され、右腕は完全に大破。
左腕と両足は間接が一つ二つ増えるという惨状ではあるが、奇跡的にも内部機構は健在だった。

その修理を、最も渡辺に近い技術と知識を持っているデフラグに頼んだというわけである。
148以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:14:19.24 ID:+BiIV2FSO
           * ヽ('A`)ノ *゚
          +゚   (  )   オーバーペニス!!!
              ノω|
149以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:14:38.73 ID:Mb6xtZOIO
ジェイルたん復活か?
150 ◆BYUt189CYA :2007/10/29(月) 22:15:46.26 ID:zqCws+gV0
[゚д゚]「まだ身体の修理が終わっただけの状態だ。
    これから内部の修理と調整に入るが……本当に良いのか?」

( ・∀・)「…………」

モララーはジェイルの力無い手を握り、丁寧に撫でる。
やれやれと肩をすくめたデフラグは、台の上にあったノートPCを引き寄せ

[゚д゚]「言わずもがなってか。
    まぁ俺は別にどっちでも構わねぇが……もう一度だけ言っとく。
    仮にジェイルが目覚めたとしても、もうアンタのことは覚えてねぇかんな。
    んでもって戦闘用として蓄えられたプログラムも失ってるから、戦いなんか出来ねぇぞ」

( ・∀・)「あぁ、解っている」

[゚д゚]「それに、これは死んだ奴を生き返らせるようなもんだ。
    神でもねぇと許されねぇ行為。 絶対にツケは回ってくンぞ。
    お前か彼女のどちらか……いや、あるいはどちらにも、だ」

( ・∀・)「それでも構わない。
     彼女がいなければ、せめて戦いが終わるまでいてくれなければ集中出来ないんだ」

[゚д゚]「……そりゃあ、心を持つ機械への侮辱かい?」

( ・∀・)「機械は機械だよ。 傍にいてくれればいい」

[゚д゚]「ハァ……矛盾言ってること気付いてねぇのか?
    ま、アンタの強情は今に始まったわけじゃねぇからいいけどよ」
151以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:15:49.95 ID:Mxqok/+xO
支援
152以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:16:19.35 ID:Iuvsl+5RO
ダイオードに消去された自我が戻るかどうかだな
153以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:16:56.39 ID:Mb6xtZOIO
モララー依存してるなあ
支援
154以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:17:06.23 ID:sj+uNs8kO
支援
155以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:17:57.69 ID:/pnPpICxO
支援
156 ◆BYUt189CYA :2007/10/29(月) 22:18:03.93 ID:zqCws+gV0
溜息一つでキーボードを叩き始める。
暗い画面に四つほどのウインドウが生まれ、それぞれが文字の羅列を下から上へと流していった。

室内に響いていた音に、更なる一音が加えられる。
それは機械の駆動を示していた。

[゚д゚]「まだ時間が掛かる。 アンタがここにいても役立たん」

暗に『出て行け』と言われたモララーは、僅かに迷いを見せて背を向け
一度だけ振り返り、そのまま部屋を出て行った。


[゚д゚]「……やれやれ、機械人形に恋をした奴なんか初めて見るぜ。
    物好きって言葉は社長さんのためにあるようなもんか」

川 -川「デフラグ様」

[;゚д゚]「うぉぉ!? ビ、ビックリさせんな貞子! っていうかいつの間に!?」

川 -川「一つ御相談が」

[゚д゚]「? へぇ、お前が自分から望むなんて珍し――」

そこまで言いかけ、デフラグは気まずそうに視線を逸らす。

[゚д゚]「……そういやアイツは死んだんだったな。
    今でも何か信じられねぇ自分がいてよ……悪かった」

川 -川「御気になさらず。 それよりも――」
157以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:18:55.72 ID:Mxqok/+xO
支援
158以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:19:30.32 ID:2M7iwf8t0
支援
159以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:19:58.90 ID:TZe5XbcIO
支援
160以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:20:12.50 ID:Iuvsl+5RO
貞子の戦闘プログラムの移植か?
161 ◆BYUt189CYA :2007/10/29(月) 22:20:15.79 ID:zqCws+gV0
かしゅ、という軽い音が貞子の身体から鳴る。
右手が後ろ首へと回り、何かを引き抜いた。

川 -川「この解析を御願いしたいのです」

[゚д゚]「記憶用ディスクじゃねぇか。 何か気になるモンでもあるのか?」

川 -川「これを気になると言うのならば気になるのでしょうね。
     二日前の世界政府本部襲撃時……私はマスターの最期の命令を聞くことが出来ませんでした。
     そしてそれを、何としても知りたい自分がいます」

[゚д゚]「貞子、お前……」

川 -川「御願いします、デフラグ様。
     私にマスターからの最期の命令を、教えて下さい」

懇願ともいえる言葉の響きに、デフラグは手を顎へ持っていく。
少しばかり貧乏揺すりしながら考え込み

[゚д゚]「……絶対、とは言えねぇ。
    いくらお前の聴覚素子が優秀でも、聞いていない言葉を聞いたことにするのは不可能だ。
    例えば何らかの音で掻き消されていたり、そもそも声が出ていなかったりすれば
    その内容を知ることは出来ねぇからな」

川 -川「それでも良いです。
     声として発せられていたか否かが解るだけでも充分です」
162以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:20:22.55 ID:FnzvS2zRO
「依存は停滞」なんてセリフがあったよね
163以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:20:41.83 ID:cq9coJQeO
まさか…


支援
164以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:21:35.05 ID:/pnPpICxO
正直
ドクオ>ショボン≧ジョルジュ
順の強さな希ガス
165 ◆BYUt189CYA :2007/10/29(月) 22:21:40.66 ID:zqCws+gV0
[゚д゚]「そっか。 なら任せておけ。
    今すぐってわけにもいかねぇが、作戦が始まる前には済ませておく」

川 -川「御願致します」

貞子が出ていったのを確認し、デフラグは深い溜息を吐く。

[゚д゚]「アイツも変わった――というか、主がいなくなったことによって自我か何かが目覚めたか。
   これも渡辺の仕組んだプログラムだったら怖ぇよなぁ」

一人ごち、作業再開。
工具を引っ張り出しつつも、しかしその手はすぐに止まり

[゚д゚]「どうも軋んでやがるな、皆。
    そろそろ限界が近ぇのかもしれねぇ……作戦が終わるまでもってくれればいいんだが」

と、やはり色々と思ってしまうデフラグであった。
166以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:21:48.37 ID:518eeWeTO
依存はただの停滞だッ!
167 ◆BYUt189CYA :2007/10/29(月) 22:23:25.20 ID:zqCws+gV0


Case4: 欠けていた心


訓練室にて音が響いている。
音源は、模擬戦用として作られた一つのフィールドからだ。
硬い床と壁で構成されたそこは、室内での戦いを想定した擬似的な戦場である。

(,,゚Д゚)「っつぁぁ!!」

(#゚;;-゚)「ほいさ」

刃が風を切り裂く音、そして受け流される音。
最後に、鉄剣が白色の床を叩く音が場を覆う。

訓練を行っているのはギコと軍神だ。

とはいえ、一方的にギコが攻めている光景は『訓練』とは言い難いものがあるのだが――

(#゚;;-゚)「力任せに振り回すのは結構やけど、時と場合を考えた方がええなぁ」

(;,,゚Д゚)「なまじ一撃も当たらんから説得力があるな……!」

(#゚;;-゚)「確かにアンタの突撃力は脅威。
    けど、時には護ることも考えなすぐくたばるよ」
168以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:24:42.05 ID:FWuAvsFY0
正直、ウェポン使い同士じゃ強い弱いもない気がする。
性能だけで考えれば、どう考えてもショボンの槍だし。

人間としてなら、ジョルジュを超えようがないし
169以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:24:49.81 ID:Mxqok/+xO
そー言えば主人公はまだかな
170以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:24:54.54 ID:yFmFdNN+O
今追い付いたしえん
171以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:25:11.20 ID:518eeWeTO
なまじ の使用方法に違和感を抱いた
172 ◆BYUt189CYA :2007/10/29(月) 22:25:45.13 ID:zqCws+gV0
軍神の忠告はギコを想っての言葉だが、しかし彼の表情に変化が起きた。
それは納得よりも反発が強い色で

(,,゚Д゚)「悪いが、護ることは疾うに捨てた……!」

と、眉を逆ハの字に立て突っ込み

(#゚;;-゚)「そういうの嫌いやないよ。 実力が伴っていれば、の話やけどな」

あっさりと片手で吹き飛ばされる結果に終わる。
呆気なく身を浮かせたギコは、そのまま壁に激突。
一際大きな音が訓練室に響いた。

そんな情けない様を見ている人影があった。

(;><)「い、痛そうなんです!」

(*‘ω‘ *)「ぽっぽ」

(;*゚ー゚)「だ、大丈夫かなぁ……」

チンを膝の上に乗せ、休憩用のベンチに座っているのはしぃだ。
その隣では、ジュースを持ったビロードがハラハラした様子を見せながら訓練を眺めている。

173以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:25:59.04 ID:Mxqok/+xO
>>168
スタンドと同じで良いんじゃね?適材適所で
174以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:26:04.63 ID:Iuvsl+5RO
>>169
クーとよろしくやってるよ
175 ◆BYUt189CYA :2007/10/29(月) 22:27:44.57 ID:zqCws+gV0
(;*゚ー゚)「ギコ君、やっぱりウェポン無しじゃ勝てないと思うよ」

(メ,,゚Д゚)「……ウェポン有り無しは関係ない。
     単純に、俺の体術が軍神に劣っているだけだ」

しぃの言う通り、彼女とギコの手に指輪は存在していなかった。
シャキンとエクストという例外を除けば、他の皆も同様である。
今頃はモララーが持ち帰った純正ルイルの魔力で、大幅な強化が行われているだろう。

ギコの手に握られているのは訓練用の鉄剣。
対する軍神は素手だが、その身体を機械皮膚が包んでいる。

つまりこれは、グラニードとは重さもリーチも何もかもが異なる武器で軍神に挑んでいる
という無謀以前の話であった。

(メ,,゚Д゚)「……この際、勝ち負けはどうでもいい。
     とにかく貴様の動きについていくことに集中する」

(#゚;;-゚)「まぁ、何にせよ負けは確実やしなぁ」

(メ,,゚Д゚)「いちいち揚げ足を――とるなッ!!」

低い姿勢での疾駆。
剣を懐に隠し、軌道の予測を封じる手だ。
176以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:28:43.69 ID:/pnPpICxO
>>168
いまいちショボンの能力がわからんのだが教えてもらえるかの?
177以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:28:45.19 ID:Mxqok/+xO
支援
178以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:29:18.09 ID:Iuvsl+5RO
>>168
ガロンも強いよ
仮に1キロ先の相手に5-th使っても刺しに行かなきゃいけないし
179 ◆BYUt189CYA :2007/10/29(月) 22:29:43.63 ID:zqCws+gV0
(#゚;;-゚)「ふむ」

少し考えるように腕を組む軍神。
嘗められた、と感じたギコは一層眉を立て、獣のように突っ込んだ。
しかし

(;,,゚Д゚)「ッ!!?」

突如、大気を割る音が左耳を強く叩いた。
何事かと彷徨う視界の中、軍神の右足が高く上がっているのを見る。

(#゚;;-゚)「確かに低い姿勢からの一撃は避け難い。
    やけど、それは顔を前に出すいう自殺行為でもあるんよ?」

先ほどの音は、おそらく軍神の右足が顔の横を通過した音なのだろう。
相当な速度だったのか、捉えることすら出来なかった。
そのまま少しでも内側にズラしていれば、ギコの顔は跡形もなく吹き飛んでいたかもしれない。

冷や汗が吹き出る不快感。

(メ,,゚Д゚)「――だが!」

まだ倒されていない。
訓練とはいえ手を抜いたのは軍神だ。

頼んでもいないことをされた上、負けを認めるわけにはいかない。
180以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:30:49.20 ID:Mxqok/+xO
支援
181以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:30:52.99 ID:nrpSPvZa0
支援
182以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:31:02.88 ID:sREROfSFO
支援
183以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:32:00.89 ID:Mb6xtZOIO
支援ガオレン

MHやってたからつい
184以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:32:07.96 ID:Iuvsl+5RO
>>176
離れた場所への刺突の予約
一定時間内に予約した場所を突かないと無効
185以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:32:08.49 ID:GC8aqaY6O
シエン
186 ◆BYUt189CYA :2007/10/29(月) 22:32:16.29 ID:zqCws+gV0
畳んでいた膝を伸ばし、下から上へと伸びる力を腕に込める。

斬り上げる軌道の剣筋は『逆風』と呼ばれるものだ。
後はこのまま身を伸ばす勢いで――

(;,,゚Д゚)「がっ……!?」

しかしそれよりも早く、左肩に重い衝撃が走った。

(#゚;;-゚)「か・か・と・お・と・し」

一言一言を丁寧に言われ、ようやく自分が何をされたのか理解する。
つまりギコは、踵落としの姿勢で待ち構える軍神に突っ込んでいったのだ。

完全な自殺行為であることは言うまでもない。

(;,,゚Д゚)「ぐっ――お!?」

肩に食い込んだ踵は下へ下へと落下し
もちろんギコの身体も、地面に吸い込まれるようにして落ちていく。

撃音。

床に叩きつけられたギコは、勢い余って更に前方回転させられる結果に終わり
そのまま背中から、仰向けの姿勢で倒れることとなる。
187以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:32:30.90 ID:FnzvS2zRO
>>176
攻撃の予約
攻撃動作の前に刺突がいって、その後攻撃位置にちゃんと攻撃しないと自分にペナルティ

188以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:33:30.26 ID:FWuAvsFY0
>>176
指輪の力で予め『刺した』と言う事象を現実に起こす。
その後で、実際にその場所を刺して帳尻を合わせる。ってな感じ。

フェイト? の黒鍵がそんな感じだった気がしないでもない。

>>178
空間無視してぶっ刺すのが能力だし、距離は関係ないんじゃね?
生身のドクオなら間違いなく一撃死だし、あとは悠々と回収しにいけば……

って、こうなると間違いなく荒れてきそうな気がするな。自重できない俺が言うべきじゃないが
189以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:33:38.99 ID:Pv7jLk8i0
つまりはゲイボルグである
190 ◆BYUt189CYA :2007/10/29(月) 22:34:11.35 ID:zqCws+gV0
(;*゚ー゚)「ギ、ギコ君!?」

今のは遠目で見ても危険だった。
下手をすれば、どこか骨折した可能性も――

(#゚;;-゚)「ちゃんと手ェ抜いたから安心してええよ。 怪我はしとらん。
    その代わり、しばらく息出来んくらいの激痛に苛まされるけども」

(;,,゚Д゚)「っ……ぁ……」

(#゚;;-゚)「実戦やったら死んでたよ」

睥睨しつつ軍神が忠告した。
しかし聞く暇もないのか、ギコは反論することなく痛みに悶えている。

(#゚;;-゚)「そろそろ休憩やな。
    ウチはもう飽きたから、他の人に相手してもらい」

背を向け、歩き出そうとする。
倒れた者に掛ける情けを持ち合わせていないのか、単に本当に飽きたのか。
もはや軍神は、ギコに対する興味を失いつつあった。

しかし、それを止める動きがある。

(;,,゚Д゚)「待、て……!」

倒れているギコだ。
その右手が、叩きつけられた衝撃で放した剣の代わりに軍神の右足を掴んでいる。
191以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:34:53.55 ID:Iuvsl+5RO
>>187
すげぇ勘違いしてた
今ちゃんと理解した、知ったか解説してスマン
192以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:35:02.02 ID:Mxqok/+xO
支援
193以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:35:21.06 ID:nrpSPvZa0
支援
194以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:35:56.83 ID:/pnPpICxO
>>184.>>187
その能力のメリットが今市わからん。

時間差攻撃?
命中率?
どっちにしろ突っ込まなきゃいけないなら予約いらなくね?
195 ◆BYUt189CYA :2007/10/29(月) 22:36:01.14 ID:zqCws+gV0
(#゚;;-゚)「まだ何か用?」

少し力を入れれば振り放せるほどの小さな力。
それでも踏ん張っているつもりなのか、僅かな震えを足首に感じる。

(メ,,゚Д゚)「まだだ、まだ俺は負けを認めたわけじゃないぞ……」

(#゚;;-゚)「そんな姿勢で良く言うなぁ」

(メ,,゚Д゚)「嘗めるなよ軍神……!」

立ち上がる。
が、足腰にまったく力が入っていない。
よほど先ほどの一撃が効いているのか、未だ痛みに顔をしかめている始末だ。
しかし

(メ,,゚Д゚)「ひとつ良いことを教えてやる。
     負けは与えられるものじゃなく、認めるものだ……!」

(#゚;;-゚)「ッ!」

放たれる拳は、しかしあっさりと回避される。
そのまま前のめりにつんのめるギコを、横目に見ながら

(#゚;;-゚)「認めなければ負けじゃない、と? 致命傷をもらって死んだとしても?」

(メ,,゚Д゚)「あぁ、そうさ……!」
196以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:36:53.38 ID:Mxqok/+xO
無茶だなぁ
支援
197以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:37:27.23 ID:euENs52s0
ショボンの武器のペナルティってもう書かれてるっけ?
198以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:37:26.97 ID:79MfkoRUO
ジェイルタんは俺の股関で暴れている 









あっそれは俺の精子か
精子支援
199 ◆BYUt189CYA :2007/10/29(月) 22:37:45.01 ID:zqCws+gV0
(#゚;;-゚)「絶対に勝てないと解っていても?」

(メ,,゚Д゚)「絶対に勝てないとしても、だ!
     俺が負けを認めなければ負けじゃない!
     例え死んだとしても、俺が負けを認めなければお前は絶対に勝てない……!」

(#゚;;-゚)「……成程、いくら肉体を痛めつけても意味がないんやな。
    今までの相手が相手やったから、すっかり失念しとったわ」

(メ,,゚Д゚)「だから、まだ――!」

(#゚;;-゚)「ふーむ」

尚も向かってくるギコに、軍神は納得の息を吐く。

(#゚;;-゚)「でも」

(;,,゚Д゚)「おわっ……!?」

突き出された拳が受け流され、そのまま流水の動きで上腕部を掴まれる。
反転した軍神の背中が見えた時には、既に足から床の感触が消えていた。

踏ん張る暇も与えられないまま、身体が軍神の腰に乗せられる。

(#゚;;-゚)「ま、その根性は実戦で出すのが一番やね――!」

投げ飛ばされる。
ギコの身体が中空で奇麗な半円を描いた。

それは、完璧なまでの姿勢から放たれる背負い投げであった。
200以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:37:46.76 ID:cq9coJQeO
そんなことより支援しようぜ
201以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:38:11.77 ID:MdOdIqm0O
>>194
ヒント1:目で追い切るのと体の反応速度の差
202以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:38:25.58 ID:phGK+eioO
支援
203以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:38:40.49 ID:Iuvsl+5RO
>>194
モーションなし攻撃とか?
不意討ちとか初見の奴には必殺とかつまりゲイボルg

俺が言うことじゃないが男は黙ってしえn
204以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:39:27.81 ID:FWuAvsFY0
>>194
理論上は必中攻撃の筈なんだが……、

避けられ放題なのはジョジョで言う『凄味』ってやつだ。
205 ◆BYUt189CYA :2007/10/29(月) 22:40:11.61 ID:zqCws+gV0
(;,,゚Д゚)「ぐはぁ!?」

大きな音が、訓練室という空間を震わせた。
叩きつけられた衝撃が肺を揺さぶる。

(#゚;;-゚)「んー……ま、それでも教えられたんは事実ということで。
    授業料代わりに軽く本気で投げさしてもらいましたよ、と」

(;,,゚Д゚)「はづっ……こ、これは流石に、効いた……っ」

呼吸困難による胸中の痛みに、ギコは身をよじって悶える。
この苦しみは体験した者でしか解らないだろう。
そんな彼に見下すような視線を向けつつも、軍神は深い溜息を吐いた。

(#゚;;-゚)「やれやれ、まさかこの歳にもなって学ばされるとは……ウチも修行が足らん言うわけかなぁ」

(;*゚ー゚)「ギ、ギコ君! 今度こそ大丈夫!?」

(;><)「救急箱なんです!」

(*‘ω‘ *)「ぽぽ!」

(;><)「それは御弁当箱なんです!」

どやどやと慌てた様子で向かってくる三人。

(#゚;;-゚)「ふぅむ……」

流石に戦闘不能と判断した軍神は、彼女達とすれ違うように出口へと足を向けた。
206以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:40:55.69 ID:yVcqIOkDO
後で作者に答えてもらったらいいじゃん
207以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:40:57.15 ID:/pnPpICxO
ゲイボルクもフェイトもワカラナス(´・ω・`)

まだよくわかってないけど支援に戻るよ。
場を濁してわるかったな。
208 ◆BYUt189CYA :2007/10/29(月) 22:42:52.10 ID:zqCws+gV0
(;*゚ー゚)「あ、あの……!」

扉に手を掛けた時。
介抱をビロードとチンに任せたしぃが、軍神の背中に声を放つ。

(;*゚ー゚)「さ、さっき、『時には護ることも考えなければ』って言ってましたよね?」

(#゚;;-゚)「言ったけど……何か?
    そこの彼に決定的に欠けてる要素やね」

軍神の見立ては的を得ていた。
ギコは攻撃に執着する余り、身を守ることを完全に放棄している。

斬られる前に斬る。
護りに入る前に斬る。

そんな先手必勝を更に突き詰めた戦法は、確かに強力だろう。
1st−W『グラニード』との相性も良いし、ギコ自身の技量もかなりのものだ。

しかし、軍神レベルの強さを持つ人間から見れば『隙だらけ』の一言である。

これから赴こうとしている戦いでは、確実に人型の異獣が壁として立ちはだかるだろう。
その時、ギコの戦い方が通用するかと問われれば、微妙な表情を浮かべるしかない。
209 ◆BYUt189CYA :2007/10/29(月) 22:43:59.00 ID:zqCws+gV0
(;*゚ー゚)「あ、あの……!」

扉に手を掛けた時。
介抱をビロードとチンに任せたしぃが、軍神の背中に声を放つ。

(;*゚ー゚)「さ、さっき、『時には護ることも考えなければ』って言ってましたよね?」

(#゚;;-゚)「言ったけど……何か?
    そこの彼に決定的に欠けてる要素やね」

軍神の見立ては的を射ていた。
ギコは攻撃に執着する余り、身を守ることを完全に放棄している。

斬られる前に斬る。
護りに入る前に斬る。

そんな先手必勝を更に突き詰めた戦法は、確かに強力だろう。
1st−W『グラニード』との相性も良いし、ギコ自身の技量もかなりのものだ。

しかし、軍神レベルの強さを持つ人間から見れば『隙だらけ』の一言である。

これから赴こうとしている戦いでは、確実に人型の異獣が壁として立ちはだかるだろう。
その時、ギコの戦い方が通用するかと問われれば、微妙な表情を浮かべるしかない。
210以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:44:15.07 ID:/pnPpICxO
支援
211以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:44:39.53 ID:sREROfSFO
紫煙
212以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:44:50.81 ID:phGK+eioO
支援
213以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:44:53.45 ID:5DS0jnHp0
支援ー
214以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:45:37.29 ID:Iuvsl+5RO
レードラークは支援向き……か

支援
215 ◆BYUt189CYA :2007/10/29(月) 22:45:41.18 ID:zqCws+gV0
(*゚ー゚)「……確かにでぃさんが言う通り、ギコ君の戦い方は乱暴だと思います」

(#゚;;-゚)「『乱暴』、か……一番しっくりくる表現や。 よく見とるなぁ」

(;*゚ー゚)「そ、そんなこと……ありますけど。
      ――じゃなくて!」

首を振ったしぃは、胸の前で両拳を握り

(*゚ー゚)「ギコ君は私が護ります。 それじゃあ、いけませんか?」

(#゚;;-゚)「……へぇ?」

(*゚ー゚)「ギコ君には前を向いて、自分の思う通りに戦ってほしいんです」

(#゚;;-゚)「だからアンタが護る、と」

(*゚ー゚)「それだけじゃありません。
    必要があれば、私がギコ君の手足になります。 耳や目にもなります。 翼にだってなれます」

(#゚;;-゚)「ふむふむ、それでそれで?」

(;*゚ー゚)「だ、だから……軍神さんから見て、こういうやり方はおかしいですか?
     えと、おかしいって聞き方もおかしいというか……よく解らないんですけど――」

少しだけ俯く。
しかしすぐに顔を上げ、

(*゚ー゚)「――どうですか?」
216以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:46:16.74 ID:d3IQ4B7z0
支援支援
217以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:47:03.43 ID:qADhvXHV0
しえん
218 ◆BYUt189CYA :2007/10/29(月) 22:47:56.29 ID:zqCws+gV0
どう、と来たかと軍神は思わず頬を掻いた。
彼女の顔を見れば解る通り、今の言葉は真剣そのものだろう。
無下には出来ないし、ふざけて返すところでもない。

難しいな、と思い、こういう風に考えるのも久々だ、と自覚する。

とりあえず解ったのは、あの二人は自分には無いものを持っている、ということだ。
それを持っていない、もしくは知らない自分が、まともな回答を出せるはずもない。
そう結論した軍神は

(#゚;;-゚)「うん、ウチはえぇと思うよ?」

と、素直な感想で答えた。

(*゚ー゚)「あ……」

離れていても解るほど、しぃの表情が見る見る内に輝いていった。
床に伏しているギコの顔には安堵が生まれている。
互いが互いを想い合っているが故に、否定されるのが少し怖かったのだろう。

(#゚;;-゚)「やれやれ……ほら、ビロード、チン、行くよ」

介抱していた二人が、軍神の言葉の意味を悟って立ち上がる。
チンが持っていた弁当箱を置き、軍神の待つ出口へと走っていった。

(#゚;;-゚)「んじゃ、後はごゆっくり」

( ><)「なんです!」

(*‘ω‘ *)「ぽっぽぃ!」
219以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:48:37.82 ID:43RY0f8NO
僕もしぃちゃんに守ってもらいたいよぉ……
220 ◆BYUt189CYA :2007/10/29(月) 22:49:35.64 ID:zqCws+gV0
鉄扉を閉める。

後は二人の問題だろう。
もはやほとんど解決しているようなものだが。

(#゚;;-゚)「ふぅ」

少し火照った身体を冷まそうと、羽織っていた布を外す。
肺に溜まっていた熱い空気を絞り出すように深く吐息し、呟くように

(#゚;;-゚)「……えぇなぁ、ああいうの」

( ><)「軍神さんには好きな人いないんですか?」

(#゚;;-゚)「これまたえらいストレートやね、君。
    好きな人、好きな人……いたことにはいたんやけどなぁ」

(*‘ω‘ *)「ぽぽ?」

(#゚;;-゚)「うん? まぁ、アレや。 もうこの世にはおらんのよ」

(;><)「あ……す、すいません」

(#゚;;-゚)「あーいやいや、ええんよ。 もうそこらの踏ん切りはついとるから」
221以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:50:20.69 ID:HQxYCDm0O
支援
222以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:51:11.18 ID:mRqrvJsb0
しえん
223 ◆BYUt189CYA :2007/10/29(月) 22:51:27.58 ID:zqCws+gV0
とはいえ、今になっても思う。
何故惹かれたのだろうか、と。

『風鷲』という異名まで付けられたパイロットがいた。

彼は特別、容姿が優れていたわけではないし、性格もそれほど良いわけではなかった。
容姿については人それぞれなので言うこともないが、性格はむしろ人嫌いにさえ思えたほどだ。

寡黙で、理想を大事にする男だった。

悪い言い方をすれば、背伸びした子供のような性格。
常に現実よりも理想を想い、時折目を瞑りたくなるほど無茶をしたこともある。
良い意味でも悪い意味でも噂される男で、一方的ではあるが、軍神も男のことを知っていた。

彼は強かった。

限定的ではあるが、空という空間さえ与えれば男は無敵だった。
リフレクションから自力で脱出した、という話を裏付ける実力の持ち主。
最初は余所者扱いされていたが、認められるのに時間は掛からなかった。

似ている、と思ったことがある。

自分は空を飛べないが、地での戦いならば負けないと思っていた。
それもこれも異獣に捕まってしまったせいだが、軍神はそれを恨むことはあれど後悔はしていない。

初めて顔を合わせたのはいつだったか。
あれは確か、自分のいる戦線が押されてしまうという不覚をとった時で――
224以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:51:29.45 ID:nrpSPvZa0
支援
225以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:51:53.63 ID:MdOdIqm0O
支援
226以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:52:40.35 ID:Iuvsl+5RO
まさかしぃ亡フラグじゃないだろな
227 ◆BYUt189CYA :2007/10/29(月) 22:53:04.85 ID:zqCws+gV0
(#゚;;-゚)「……ふぅ」

そこまで、といった様子で軍神は首を振る。
もういない人間のことを思い出しても意味は無い。

ただ、軍神は己の強さを自負していたが故に、自分に無いものを持っていた男に惹かれたのだ。

(#゚;;-゚)「ビロード」

( ><)「何ですか?」

(#゚;;-゚)「チンのこと、好きなん?」

(*><)「もちろんなんです!」

(#゚;;-゚)「気持ちええ返事やなぁ……なら、ビロードがしっかり護るんよ。
    一度失くしたモノは絶対に返ってこんからな」

( ><)「はいなんです!」

律儀に、そして元気良く返事をするビロード。
先を行くチンを追いかけ、仲良く手を繋いで通路を楽しそうに歩く。
まだ早い話か、と思い直し、軍神は小さな笑みを浮かべた。

(#゚;;-゚)「やっぱりえぇなぁ。 久々に人間らしい感情を思い出してもうたわ」

と、そこで一人の男の影が脳裏を過ぎった。
風鷲を倒し、生き残った男――シャキンだ。

(#゚;;-゚)「さて、あの子はどうなるか……代わりにウチが見守ってやりましょか、と」
228以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:55:21.80 ID:cm4gJ6g20
支援
229以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:55:30.63 ID:HQxYCDm0O
支援
230 ◆BYUt189CYA :2007/10/29(月) 22:55:54.18 ID:zqCws+gV0
以上で終わりです

ありがとうございました
お疲れ様です


>>31
御指摘ありがとうございます
おかしい話ですが、なんだか「読んでもらえてる」と実感できて嬉しかったです
231以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:56:34.44 ID:mRqrvJsb0
気合はいってるな、支援
232以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:56:39.92 ID:kIcRKpYP0
10 名前: 名も無き冒険者 投稿日: 2007/10/26(金) 16:44:41 ID:tiHXFNyO
本当にVIPってカスみたいなマネしかできないんだな^^
リアル引きこもりでネットではDQNとかwwwwwwwwwまじ終わってるしwwwwwww
社会のゴミ屑なんだから大人しくゴミ箱の中に引っ込んでりゃいいのにwwwwwwww

614 名前: 名も無き冒険者 投稿日: 2007/10/29(月) 20:34:20 ID:ZHcg3Jyy
謝罪文

VIPPER(笑)の皆さん(以下池沼)へ
僕は池沼に対して、池沼の低いプライドを傷付ける事を言ってしまいましたw
僕が全面的に悪いですw本当に申し訳ありませんでしたw
池沼は早くVIP(笑)に帰って、パートスレや絵氏スレ、3番煎じのクソスレで馴れ合ってて下さいw
最後に、池沼の皆さん本当に申し訳ありませんでしたw


VIPが馬鹿にされてるお(#^ω^)
ネトゲ中毒患者どもに馬鹿にされてお前ら黙ってられるか?
http://game13.2ch.net/test/read.cgi/mmo/1193379466/
このスレに凸するお
233以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:56:42.81 ID:Mb6xtZOIO
みんなが乙と言うまで殴るのをやめない
234以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:56:47.65 ID:cq9coJQeO
支援
235以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:56:55.31 ID:mRqrvJsb0
おつ
236以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:57:12.94 ID:qADhvXHV0
237以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:58:00.56 ID:d3IQ4B7z0
乙!
238以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:58:08.79 ID:Iuvsl+5RO
>>230
乙っ!

質問いい?
キオルがシャキン選んだのはやっぱり似てるから?
239以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:58:13.75 ID:sREROfSFO
おつ
240以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:58:14.09 ID:onSKhjg80
乙、
髪の色とか適当だけど描いてみた
<_プー゚)フ(`・ω・´)
http://imepita.jp/20071029/824970
241以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:58:17.20 ID:Wtxn9QVaO
242以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:58:18.83 ID:43RY0f8NO
243以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:58:22.14 ID:dlMnIcfI0
質問
ムコウノハナシノ『シュー』ト、コッチノハ、ムカンケイ?
244以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:58:29.97 ID:TelOLVxm0
乙!!
245以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:58:42.06 ID:/7YCm/Sf0
246以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:58:57.51 ID:HzYs2LdJ0
乙!
247以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:59:09.51 ID:518eeWeTO
その心意気、グッドだぜ
乙!
248以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:59:16.54 ID:MAmlzrCj0
乙!
249以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:59:19.23 ID:cm4gJ6g20
乙!
ブーンの影がウスイヨーw
250以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:59:20.21 ID:IPJeyu9/O
ようで
251以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:59:25.83 ID:FnzvS2zRO
>>1

>>240
なんというもみあげ…w
252以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:59:26.93 ID:sREROfSFO
フ←これモミアゲだったのか
253以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:59:40.22 ID:sj+uNs8kO
254以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:59:54.24 ID:2M7iwf8t0
>>230
255以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 22:59:57.84 ID:MdOdIqm0O
襟かと…

256以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 23:00:16.92 ID:qnZk4f7LO
乙。

>>230
へぇ……。何か悪い物でも食べた?
257以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 23:00:22.26 ID:TelOLVxm0
主人公はいつ活躍するのwww
258以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 23:00:22.74 ID:cq9coJQeO
乙!

次回はいつ頃になりそう?
259以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 23:00:51.22 ID:d3IQ4B7z0
質問
クルト博士がどうして施設にいた兄者に、PCの知識とか教えたのかが気になる
これも世界交差への対策の1つ?
260以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 23:00:54.44 ID:phGK+eioO
乙!!
261以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 23:00:53.79 ID:Wtxn9QVaO
プギャーは秩序壊れても大丈夫なのか?
262以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 23:02:54.62 ID:HzYs2LdJ0
ミストランのペナルティをkwskおねがいします
263 ◆BYUt189CYA :2007/10/29(月) 23:03:24.79 ID:zqCws+gV0
残るメンバーは次回ということで
数が数だけに今日と同じくまた長くなるかと・・・


5th−Wについてですが、能力は『刺突の予約』です
先に突いたという事実を作るという妙なもので、一定時間内に実際にミストランで突かないとペナルティが

距離はショボンと指輪のシンクロの度合次第で
最大でも20メートルほどかと

ただ明確に攻撃の意志が先行してしまうため、軍神に通じない場面もありました
というわけで、TUEEEEというわけでもないです


>>238
というよりも、「コイツなら自分を乗りこなせるだろ」という感じです

>>240
もみあげwwwwwフルメタのゲイツに似ててフイタ
ありがとうございます!

>>243
ムカンケイ デス

>>259
兄者が「教えて教えて」とせがんだんです
で、遊び程度に教えてみたら勝手にどんどん知識吸収していった、と

>>261
彼の異常と秩序はまた別です。運命歪曲みたいな感じで、根本的な存在問題となってます
264以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 23:03:58.84 ID:nrpSPvZa0
265以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 23:04:27.65 ID:7yOhvtu60
ウエポンの能力は
クレティウス=ただのグローブに身体強化の能力を付けた物
ガロン=ただの銃に無制限の弾を出す能力を付けた物

こういう認識でおk?
この場合レードラークはどうなるんだ?
266以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 23:05:04.91 ID:C3RrTFSUO

ありえないボリューム感だ

あと、本編から微妙に逸れた雑談はなるべくやめてほしい
どうしても気が散る
267以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 23:06:06.98 ID:HzYs2LdJ0
>>266
そんな君にID抽出
268以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 23:06:36.14 ID:Iuvsl+5RO
>>263
てかフルメタ見てたんだな
てことはこの前の質問はちゃんと考えて答えてたのか

エクストのイメージがクルツに……>>240もいいな
269以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 23:06:36.26 ID:Wtxn9QVaO
>>263なるほど関係ないのか。ありがとう
270以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 23:07:36.94 ID:qADhvXHV0
>>240
コブ……ラ?
271以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 23:07:57.45 ID:dlMnIcfI0
>>263
ムカンケイナノカ。dデス
272以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 23:08:04.39 ID:hwX5Aw21O

『もし』『たら』『れば』って某ドリルアニメの影響?
273以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 23:09:17.75 ID:MF3bQVLr0
戦ってないときのメンバー話いいな
そっちをもっとみたくなっちまうぜ
次メンバーwktk乙!
274 ◆BYUt189CYA :2007/10/29(月) 23:09:43.20 ID:zqCws+gV0
主人公2人は後編にて

>>262
本編にて明かします

>>265
存在自体が魔力で構成されているので、盾としても充分に活用できたりします
まず魔力以外の攻撃で壊れることはありません

レードラークは、術者の背中に機械翼を装着するものですね
主な能力は羽片の弾幕で、飛行は副産物に近いかと

>>272
ドリル?
たぶん知らないと思います


次回は早めにしたいと思っています
こう言って実行できたことがあまりないのが難ですが、頑張りたいです
275以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 23:10:56.01 ID:7yOhvtu60
返答ありがとう、乙
276以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 23:12:03.93 ID:Knj//BDXO
乙ですー
277以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 23:12:32.45 ID:C3RrTFSUO
なんかあちこちで死亡フラグが…
278以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 23:13:52.73 ID:Mxqok/+xO
279以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 23:14:02.69 ID:Iuvsl+5RO
btcmって何の略?
ブーン(b)と(t)クー(c)護る(m)?
280以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 23:14:48.75 ID:MF3bQVLr0
そういや、ドクオ言っちゃったなぁ…
唯一ジョルジュの夢を聞いた奴だったのに…
切ねぇ
281以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 23:15:56.62 ID:cq9coJQeO
>>279
前作の略称。
282以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 23:16:35.12 ID:Iuvsl+5RO
>>280
夢ってなんだっけ?
日常を壊したく無いだっけ?
283以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 23:16:46.13 ID:TelOLVxm0
異獣化すればかt(ry
284以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 23:17:27.14 ID:518eeWeTO
ジョルジュカワイソス

ジョルジュがあの話をしたとき、ドクオが「後でショボンにも話しておこう」って言ってたけど…それはまだなんだろうか
285以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 23:18:06.58 ID:Iuvsl+5RO
>>281
なるトン
286以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 23:20:18.84 ID:nHs5DxyV0
的を得る
的を射る

正しいのはどっちだ?
287以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 23:22:44.90 ID:Iuvsl+5RO
語感から考えても常識的に考えても射る
288以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 23:24:56.53 ID:SmWgpijsO
今北。支援。

昨日この作品嵌まって、この世界シリーズ全部読み耽ってしまったwwwwww
いきなり遭遇…嬉しすぎる…!
289以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 23:29:56.16 ID:qJfxFOju0
頼むからダイオードをまただしてくれ
290以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 23:32:20.68 ID:RqMfuMUVO
291以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 23:32:40.75 ID:RqMfuMUVO
スマンミスった
292以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 23:34:01.06 ID:qwXcf5Dh0
久しぶりに遭遇
作者乙
293以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 23:41:06.46 ID:MF3bQVLr0
>>282
そんな感じの
夢とは違うかもしれんが、あれも伏線だったのか…
294以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 23:49:39.38 ID:MF3bQVLr0
制止を振り切ってジェイル回収しようとする社長
http://boonpict.run.buttobi.net/cgi-bin/up/src/boonpic_1178.jpg

勢いにまかせて描いたので汚いですが…
乙でした
295以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 23:53:03.38 ID:onSKhjg80
>>294
志村ー
手!手!
296以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 23:54:32.93 ID:eRdTcTa6O
(《・}ω{・》)
297以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/29(月) 23:58:21.02 ID:SmWgpijsO
読み終わった。乙!
自分的にはノパ听)が気になる
298以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/30(火) 00:08:45.33 ID:yharQiTQ0
乙!
5thの予約と回収の対象は敵の体の部分?それとも空間?
299以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/30(火) 00:11:17.29 ID:ffLnncM2O


>>294
うぉ!上手いのに…手が逆だべ
早くなおさないとオムさんがまとめちゃうんです( ><)
300以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/30(火) 00:15:59.77 ID:EotZXe7f0
ショボンに志望フラグたったな
301以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/30(火) 00:23:38.54 ID:xaZuHSK/0
>>295.299
・・・OTL 指摘トン
あんま直せてないけど
http://boonpict.run.buttobi.net/cgi-bin/up/src/boonpic_1179.jpg

意識してないといつも反対に描いちまうんだ
俺のバカバカテニス作家!!
302以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/30(火) 00:38:17.51 ID:KO5LydtB0
おい!!がんばれよボケ!!
303以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/30(火) 00:47:30.22 ID:XrawMPZ2O
304以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/30(火) 00:48:41.04 ID:kfjI5weYO
よむほ
305以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
ほす