1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:
僕の名前はカツオ
元気だけがとりえのごく普通の小学生
でも僕はあの時女の子にとてもよくモテていた
可憐でとにかく美人のカオリちゃん
笑顔が素敵な優しい早川さん
おてんばだけど一緒にいて楽しい花沢さん
僕の心はこの3人の間で揺れ動いていた……
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/20(土) 23:31:37.09 ID:COsSGoU80
近くにパンツ丸出しの女子がいるじゃないか、一人・・・
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/20(土) 23:31:49.63 ID:zlm8iR2e0
2げt?
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/20(土) 23:32:22.84 ID:O+hZmBMV0
カツオ柄のパンツの女の子と出会わないとな
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/20(土) 23:32:27.26 ID:vWzs0DAZ0
@恋作り編
2月14日
この日はすべての男にとって特別な日であろう
僕もそのうちの1人であるののは確かだ
僕は少なからず心に期待を寄せて登校した
いつも遅刻するはずの僕はやけに早く目を覚まし
ワカメよりも先に家をでるほどだった
いつもの曲がり角を曲がろうとしたとき、聞きなれた声がした
「磯野君!」
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/20(土) 23:32:29.19 ID:n2e2IB16O
期待はしない
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/20(土) 23:33:41.32 ID:vWzs0DAZ0
その声の主はカオリちゃんだった
カオリちゃんはまるで僕を待ち伏せしてたかのようなタイミングででてきた
カオリちゃん……おはよう
「おはよう磯野君!あの………これ貰ってくれない?」
差し出されたのは可愛くラッピングされた小さな袋だった
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/20(土) 23:33:52.00 ID:O+hZmBMV0
季節外れなネタにもほどがある
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/20(土) 23:35:03.05 ID:vWzs0DAZ0
僕がどんなに鈍くても、当然その中身がなんなのかは分かっていた
これ…………僕にくれるの?
「もちろんよ!…………それでね、これ……義理じゃないのよ?」
え…………?
「私たち…………付き合わない?」
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/20(土) 23:35:10.35 ID:XO0uvfax0
sneg
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/20(土) 23:35:24.93 ID:vWzs0DAZ0
信じられなかった
義理チョコを貰う期待なんかはしていたが、まさかカオリちゃんに
告白されるなんて夢にも思っていなかった
僕はその告白を断るはずもなく、2人の交際はスタートした
もしかしたら、もう未来はこのとき既に崩れていたのかもしれない
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/20(土) 23:35:52.80 ID:x68tbuMBO
西野→かおりちゃん
東城→早川さん
さつき→花沢さん
てことか
唯は出ないの?
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/20(土) 23:36:14.14 ID:O+hZmBMV0
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/20(土) 23:36:46.13 ID:vWzs0DAZ0
「磯野君、カオリちゃんと付き合ってるんですって?」
そう聞いてきたのは僕の隣の席のおてんば娘、花沢さん
バレンタインデーの日から1週間が過ぎた頃のことだった
どこから流れた噂なのかいつのまにかバレてしまっていた
僕は中島や家族にさえ話していないというのに
後から聞いた話なのだが、カオリちゃんも誰にも話したことはなかったらしい
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/20(土) 23:37:03.39 ID:oWDiygkb0
外村は中島か
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/20(土) 23:37:07.92 ID:ZCHkM2720
何一つ萌えねぇ
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/20(土) 23:37:33.95 ID:peL5mMK10
(´・ω・`)
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/20(土) 23:37:41.62 ID:x68tbuMBO
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/20(土) 23:38:25.27 ID:vWzs0DAZ0
いや、えーと…………その…………
僕は花沢さんへの返答に困っていた
なんせ花沢さんの脳内では、既に僕は夫で、花沢不動産を継いでいるのであろう
「あっはは!隠さなくたっていいのよ!どーせアタシのほうが魅力的だってそのうち気づくから!!!」
なんだ、花沢さんはいつもの花沢さんだ ポジティブすぎて怖い
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/20(土) 23:38:50.11 ID:R/wUPF+m0
鰹パンツの女と付き合うスレかと思ってしまった
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/20(土) 23:38:59.19 ID:O+hZmBMV0
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/20(土) 23:40:17.43 ID:vWzs0DAZ0
「ごめんね、隠してて」
そういうカオリちゃんの声が聞こえた
どうやら早川さんと話をしているらしい
「そうよ、隠すことなんてなかったのに、私もお似合いだと思うな、カオリちゃんと磯野君」
そう早川さんは言った やっぱり優しいんだな、早川さんは
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/20(土) 23:40:20.84 ID:LctHcNftO
花沢さん怖ぇwww
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/20(土) 23:41:16.57 ID:GdjN9cIaO
早川さんが誰かわからない
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/20(土) 23:41:34.29 ID:EJHbD7qjO
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/20(土) 23:42:25.34 ID:vWzs0DAZ0
あっという間にクラスじゅうに噂は広がった
はじめのうちこそ中島の機嫌が悪くなったりしたが、最近は普通に接してくれる
あのうるさい家族もどこからか噂を聞きつけ大騒ぎしていたが、
カオリちゃんがいい子だというのは充分承知なので、すっかり家族公認の仲ともあった
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/20(土) 23:42:54.50 ID:x68tbuMBO
>>25 だよな
さつきがいちばん好きなキャラなのに・・・
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/20(土) 23:43:57.68 ID:59f1qaX/0
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/20(土) 23:44:51.30 ID:vWzs0DAZ0
それからというものの、僕とカオリちゃんの付き合いは順調そのものだった
休日の日には一緒に街に出かけ、ショッピングや、映画を見たりした
そんな関係が何ヶ月かつづき、夏の近づいたある日のことだった
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/20(土) 23:46:50.05 ID:vWzs0DAZ0
ある日曜日、僕らはいつものように街にでかけ、映画を見た
その後駅前の喫茶店で昼食をとってから、夕方までカラオケに行った
そして、いつものように帰ろうとしたときのことだった
「ねえ、ちょっと公園に寄って行かない?」
カオリから上目使いでそんなこと頼まれたら、断れる男なんてそういないだろうな
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/20(土) 23:48:22.95 ID:oWDiygkb0
さりげなく呼び捨て関係になってるw
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/20(土) 23:49:07.53 ID:vWzs0DAZ0
僕らは夕暮れの公園のベンチに2人で腰掛けた
周りにはもう少し年上のカップルが同じようにイチャイチャしていた
僕はいまいちどう言葉を発していいか分からず、黙ったままになってしまった
しばらく沈黙がつづく
でもカオリちゃんとの沈黙は、なぜか心地いいと思えるほどだった
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/20(土) 23:50:18.44 ID:vWzs0DAZ0
「ねえ、カツオ君?」
はじめに言葉を発したのはカオリちゃんのほうだった
僕はカオリちゃんのほうに目をむける
!!
カオリちゃんの目は潤んでいた
僕…………なにかした?
「あのね…………もし…………どんなことがあっても………………私を守って欲しいの…………」
カオリちゃんは涙をこらえるように静かにそうつぶやいた
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/20(土) 23:52:30.16 ID:vWzs0DAZ0
僕は絶えられなくなり、カオリちゃんを抱きしめた
まわりの視線なんて、気にならない
でも僕はまだ気づいていなかったんだ
この言葉の本当の意味を
そして僕は泣き出してしまったカオリちゃんをなだめた
それからは特別なことはなにもなく、2人で家に帰ることした
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/20(土) 23:53:58.19 ID:vWzs0DAZ0
次の日、その日は得てして普通の日のようだった
午後3時、学校が終わるその時間まで、僕はそう思っていた、いや何も思ってすらいなかっただろう
「ねえ磯野君、ごめん、今日は一緒に帰れないの」
放課後、帰り支度をしていた僕にカオリちゃんはそう言ってきた
仕方ない、じゃあ久々に中島たちと一緒に遊ぶことにするよ
「ごめんね」
もう運命は止められないところまで迫っていたというのに
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/20(土) 23:54:30.11 ID:vWzs0DAZ0
僕は中島たちと校庭でサッカーをしていた
午後4時、夏場だけあってまだ明るい、まだまだ遊べるな
そう思っていた矢先に誰かが校庭に向かって校舎から走ってきた
早川さんだ
「ハァ……いそ……磯野君!よかった……まだ帰ってなかったのね……
カオリちゃんが……教室で……呼んでるわよ!!」
早川さんは相当のスピードで走ってきたようで息がきれていた
中島たちの痛い視線を尻目に僕はカオリちゃんの待つ教室へと向かった
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/20(土) 23:54:53.72 ID:vWzs0DAZ0
カオリちゃんどうしたの?
僕はそう言いながら教室のドアを開ける
しかし、そこには誰もいなかった
「ごめんね、磯野君」
次の瞬間僕は下腹部に強烈な痛みを感じ
すぐに視界がブラックアウトした
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/20(土) 23:56:26.98 ID:qsGdVHUf0
期待age
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/20(土) 23:57:38.10 ID:vWzs0DAZ0
A夢作り編
2月14日
この日はすべての男にとって特別な日であろう
僕もそのうちの1人であるののは確かだ
僕は少なからず心に期待を寄せて登校した
いつも遅刻するはずの僕はやけに早く目を覚まし
ワカメよりも先に家をでるほどだった
いつもの曲がり角を曲がろうとしたとき、聞きなれた声がした
「磯野君!」
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/20(土) 23:59:49.98 ID:vWzs0DAZ0
その声の主は早川さんだった
早川さんはまるで僕を待ち伏せしてたかのようなタイミングででてきた
早川さん……おはよう
「おはよう磯野君!あの………これ貰ってくれないかな?」
差し出されたのは可愛くラッピングされた小さな袋だった
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/21(日) 00:01:37.54 ID:qcHd4rqr0
僕がどんなに鈍くても、当然その中身がなんなのかは分かっていた
これ…………僕にくれるの?
「もちろんよ!…………それでね、これ……義理じゃないのよ?」
え…………?
「私たち…………付き合わない?」
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/21(日) 00:02:05.32 ID:qcHd4rqr0
信じられなかった
義理チョコを貰う期待なんかはしていたが、まさか早川さんに
告白されるなんて夢にも思っていなかった
僕はその告白を断るはずもなく、2人の交際はスタートした
僕はこのとき強烈なデジャヴを感じていた
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/21(日) 00:03:40.31 ID:qcHd4rqr0
「磯野君、早川さんと付き合ってるんですって?」
そう聞いてきたのは僕の隣の席のおてんば娘、花沢さん
バレンタインデーの日から1週間が過ぎた頃のことだった
どこから流れた噂なのかいつのまにかバレてしまっていた
僕は中島や家族にさえ話していないというのに
後から聞いた話なのだが、早川さんも誰にも話したことはなかったらしい
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/21(日) 00:05:40.74 ID:qcHd4rqr0
いや、えーと…………その…………
僕は花沢さんへの返答に困っていた
なんせ花沢さんの脳内では、既に僕は夫で、花沢不動産を継いでいるのであろう
「あっはは!隠さなくたっていいのよ!どーせアタシのほうが魅力的だってそのうち気づくから!!!」
なんだ、花沢さんはいつもの花沢さんだ ポジティブすぎて怖い
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/21(日) 00:06:04.86 ID:qcHd4rqr0
「ごめんね、隠してて」
そういう早川さんの声が聞こえた
どうやらカオリちゃんと話をしているらしい
「…………………………………………」
カオリちゃんの顔はみるみると青くなって、とうとう泣き出してしまった
僕もこれにはビックリしてしまったブすぎて怖い
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/21(日) 00:06:51.34 ID:pJrZ0mnG0
ビックリしてしまったブー
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/21(日) 00:07:12.23 ID:qcHd4rqr0
「ごめんね、隠してて」
そういう早川さんの声が聞こえた
どうやらカオリちゃんと話をしているらしい
「…………………………………………」
カオリちゃんの顔はみるみると青くなって、とうとう泣き出してしまった
僕もこれにはビックリしてしまった
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/21(日) 00:08:06.75 ID:qcHd4rqr0
「…………私も……磯野君のこと…………好きだったのに………………」
カオリちゃんは消え入りそうな声でそうつぶやいた
「ごめ…………んね」
早川さんはそう言ったが、カオリちゃんは顔をあげることはなかった
クラス中の視線が集まっていた
この事件の後、相思相愛であったはずの僕らは、公然と付き合うことができなくなった
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/21(日) 00:08:42.75 ID:Q4INsgpLO
スレタイが「戸愚呂100%」みたいで吹いたwwww
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/21(日) 00:09:19.22 ID:qcHd4rqr0
さらに恐ろしいことがあった
「あら、磯野君偶然ね」「あ、磯野君!どこ行くの?」「ねえ、今日磯野君」「磯野君!」
カオリちゃんがストーカー紛いの行動をはじめたのだ
学校ではずっと僕に話しかけつづけ、放課後も僕についてくる
出かけても、8割程の確立でカオリちゃんと出会ってしまう
電話は1日に何度も何度もかかってくるので、僕や僕の家族もこれには参ってしまい
僕はとうとうノイローゼ寸前までいってしまった
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/21(日) 00:11:23.52 ID:qcHd4rqr0
「ごめんね、磯野君…………私のせいだわ」
ある日の昼休み、カオリちゃんをうまくまき、僕と早川さんは体育館裏の茂みでこっそり会話をしていた
ううん、早川さんのせいじゃないよ、カオリちゃんがまさかこんなことをするなんて…………
早川さんはうつむいてしまった
…………ねえ、別れたってカオリちゃんに伝えるのはどうかな?
僕はそう早川さんに提案した
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/21(日) 00:13:16.08 ID:qcHd4rqr0
「ダメよ!そんなの!そうしたら磯野君はカオリちゃんと付き合うか……それを断ったら
ストーカー行為がもっと酷くなっちゃうかもしれないわよ!?」
確かに、あまりいい解決策ではないのかもしれない
しばしの沈黙の後、早川さんは口を開いた
「私…………カオリちゃんときっちり話をつけてくるわ」
…………分かった、僕も行くよ
「ダメ!磯野君がいたらもっとややこしくなっちゃうわ!まかせて!ゼッタイ説得してみせるから…………」
僕は少し不安だったが、本当に説得できるんじゃないかと期待していた
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/21(日) 00:13:22.59 ID:cdfwiwwY0
つづきをはやく
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/21(日) 00:14:55.22 ID:qcHd4rqr0
「…………磯野君、大変そうね」
花沢さんが授業中、小さな声で話しかけてきた
…………まあね、夜もあまり寝れないくらいだよ
「カオリちゃんがあんななっちゃうとわねー…………いいわ!私に任せておいて!」
花沢さんはそう言って小さく胸を叩いた
なんだか、心強かった
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/21(日) 00:15:51.39 ID:qcHd4rqr0
その日の放課後、花沢さんと早川さんで協力してカオリちゃんを説得することになった
僕はいるとややこしくなるから、といって強制的に家に帰されてしまった
だが、気になるに決まっている
時間は午後4時をまわっている
僕は家をとびだし、再び学校へいくことにした
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/21(日) 00:17:02.68 ID:7ROIRCyw0
なーなー、これってもしかして
「いちご100%」のパクりじゃねーの?
気付いたの俺くらいだろうけどwww
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/21(日) 00:17:17.48 ID:qcHd4rqr0
僕は全速力で学校へと向かった
朝もこれぐらいで走れば遅刻しないのにな、なんてことを考えてみる
僕は学校へ着くや否や5年3組の教室に向かった
教室の中は誰もいないのか、とても静かだった
僕は静かにドアをあける
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/21(日) 00:19:13.03 ID:/BSmzRxLO
わっふるわっふる
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/21(日) 00:19:33.92 ID:qcHd4rqr0
え……………………?
目の前に広がっている光景を、理解することができなかった
早川さんは血を流し横たわっていた
カオリちゃんも倒れている
花沢さんは頭を抱えて震えていた、目は血走っている
床には血のついた刃の大きな包丁が置かれていた
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/21(日) 00:19:42.56 ID:cdfwiwwY0
はやくつづきお
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/21(日) 00:21:04.84 ID:ZMSCJaBA0
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/21(日) 00:21:11.51 ID:qcHd4rqr0
「ち………ちが…………違うの…………違うの!!」
花沢さんはそう言って僕に近寄ってきた
うわ…………うわあああ………………うわあああああああああああああああああああ
僕は廊下を死ぬ物狂いで走った
走って走って走って…………階段をかけおりた
!!!
足を踏み外した
そんな感覚をもった次の瞬間、僕の記憶はそこで途絶えていた
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/21(日) 00:21:51.97 ID:qcHd4rqr0
B思い出作り編
2月14日
この日はすべての男にとって特別な日であろう
僕もそのうちの1人であるののは確かだ
僕は少なからず心に期待を寄せて登校した
いつも遅刻するはずの僕はやけに早く目を覚まし
ワカメよりも先に家をでるほどだった
いつもの曲がり角を曲がろうとしたとき、聞きなれた声がした
「磯野君!」
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/21(日) 00:22:55.87 ID:qcHd4rqr0
その声の主は花沢さんだった
花沢さんはまるで僕を待ち伏せしてたかのようなタイミングででてきた
花沢さん……おはよう……
「おはよう磯野君!あの………これ貰ってくれないかしらん?」
差し出されたのは似つかないほど可愛くラッピングされた小さな袋だった
花沢さんは照れくさそうにクネクネしていた
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/21(日) 00:24:43.96 ID:qcHd4rqr0
僕がどんなに鈍くても、当然その中身がなんなのかは分かっていた
これ…………僕にくれるの?
「もちろんよ!…………それでね、これ……義理じゃないのよん?」
え…………?
「私たち…………付き合わない?なーんて…………あはは……………………
…………でも、冗談じゃなくって、私ほんとうに磯野君が好きなの!」
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/21(日) 00:25:51.27 ID:qcHd4rqr0
びっくりした
義理チョコを貰う期待なんかはしていたが、まさか花沢さんが
本気で愛の告白をするなんて
僕は少し戸惑ってしまったが、正直花沢さんの言葉が嬉しかった
僕は嫌がるふりをしていても、花沢さんと一緒にいると楽しいと感じていた
僕は花沢さんにOKの返事をだした
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/21(日) 00:27:38.21 ID:qcHd4rqr0
「磯野君、花沢さんと付き合ってるんですって?」
そう聞いてきたのはカオリちゃんと早川さんだった
バレンタインデーの日から1週間が過ぎた頃のことだった
どこから流れた噂なのかいつのまにかバレてしまっていた
僕は中島や家族にさえ話していないというのに
後から聞いた話なのだが、花沢さんも誰にも話したことはなかったらしい
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/21(日) 00:29:32.01 ID:qcHd4rqr0
いや、えーと…………その…………
僕はカオリちゃんたちへの返答に困った
「別に隠すことなんてなかったのよ、お似合いだと思うな、花沢さんと磯野君」
「そうよ、もともと許婚みたいな仲じゃない」
そうカオリちゃんたちは言った
花沢さんは本当に嬉しそうに照れていた
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/21(日) 00:30:16.90 ID:qcHd4rqr0
あっという間にクラスじゅうに噂は広がった
中島や他の男子達は面白そうに僕をもてはやしてきた
カオリちゃんや早川さんたちも見守ってくれているみたいだった
あのうるさい家族もどこからか噂を聞きつけ大騒ぎしていた
「カツオ、将来の就職先が決まってよかったじゃない」なんて姉さんは言ってくるしさ
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/21(日) 00:31:05.46 ID:qcHd4rqr0
それからというものの、僕と花沢さんの付き合いは順調そのものだった
休日の日には一緒に街に出かけ、ショッピングや、映画を見たりした
そんな関係が何ヶ月かつづき、夏の近づいたある日のことだった
ある日曜日、僕らはいつものように街にでかけ、映画を見た
その後駅前の喫茶店で昼食をとってから、夕方までカラオケに行った
そして、いつものように帰ろうとしたときのことだった
「ねえ、ちょっと公園に寄って行かない?」
花沢さんはモジモジとしながら僕にそう言ってきた
そんな仕草はしなくていいのに
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/21(日) 00:32:20.96 ID:0LPIOosxO
wktk
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/21(日) 00:32:21.93 ID:cdfwiwwY0
はやくつづきお
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/21(日) 00:32:36.74 ID:qcHd4rqr0
僕らは夕暮れの公園のベンチに2人で腰掛けた
周りにはもう少し年上のカップルが同じようにイチャイチャしていた
僕はいまいちどう言葉を発していいか分からず、黙ったままになってしまった
しばらく沈黙がつづく
「ねえ、磯野君?」
はじめに言葉を発したのは花沢さんのほうだった
僕は花沢さんのほうに目をむける
!!
花沢さんの目は潤んでいた
僕…………なにかした?
「私ね……転校することになったの」
花沢さんは涙をこらえるように静かにそうつぶやいた
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/21(日) 00:33:44.33 ID:qcHd4rqr0
僕は信じられなかった
花沢さんが………転校!?
花沢さんは泣き出してしまっている
僕にはどうすることもできなく、ただ、拳を強く握りしめるだけだった
「ねえ磯野君…………」
花沢さんはしわがれた声をだしてつぶやいた
「なにか思い出…………欲しいな」
花沢さんは潤んだ目で僕を見つめる
僕は正直迷った
でも、もうここは、勢いだ、やるしかない!
僕は花沢さんと接吻を交わした
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/21(日) 00:35:26.29 ID:qcHd4rqr0
3月と4月の間の春休み、花沢さんは転校することになっていた
それから、僕は花沢さんとの残り少ない日々を精一杯楽しんだ
色んな場所にでかけ、思い出を作った
だが時は無常にはやく過ぎていった
花沢さんとのお別れ会が終業式と同日に開かれた
なんだかんだで花沢さんは皆によく慕われている存在であったらしく、
別れを惜しむ友達が何人も何人も泣いていた
「ねえ磯野君、お別れ会が終わってもちょっと残っててくれる……」
花沢さんはお別れ会の最中、僕にそう話しかけてきた
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/21(日) 00:36:50.13 ID:qcHd4rqr0
お別れ会が終了し、クラスの殆んどの生徒は帰宅したであろう
僕と花沢さんは後片付けをし、いつしか教室に2人きりになっていた
それで、どうしたの?花沢さん?
花沢さんは少し口ごもったあと、話はじめた
「あのね、私どうしても磯野君と離れたくないの」
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/21(日) 00:38:22.33 ID:qcHd4rqr0
……僕だってもちろんそうだよ、でも、仕方のないことじゃないか………
僕はそう花沢さんをなだめる
「ううん、私ね、いつまでも2人でいられる素敵な場所を見つけたのよ」
花沢さんはそう嬉しそうに話し続ける
「……後ろ向いてくれる?」
僕は言われるがまま後ろを向いた
次の瞬間、鈍い金属音が聞こえ、僕の視界は黒く染まった
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/21(日) 00:40:40.38 ID:ZMSCJaBA0
どう転んでもジェノサイドかよw
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/21(日) 00:40:45.06 ID:PDVVWxZSO
なんというホラー…
wktk
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/21(日) 00:41:54.77 ID:qcHd4rqr0
C闇作り編
もう嫌だった
来る世界も、来る世界も、自分が死ぬ運命に出来上がっている
「磯野君!」
「磯野君?」
「磯野君」
3人とも、自分勝手すぎるんだ
僕が欲しければ手段を選ばない
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/21(日) 00:42:38.21 ID:qcHd4rqr0
僕は3人のどんな要求も受けないようにした
もう、嫌だった
どうして、いつも誰かに殺されなくちゃいけないんだ
もう嫌だ
3人の間、誰に傾くこともなく、過ごしていこう
そうすれば、きっと、助かるはずだ
だから僕は誰に傾くことなく、普通に日々を過ごすようにした
そう、過ごしていたはずだったんだ
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/21(日) 00:42:44.08 ID:+35Cchzz0
こんなサザエさんは俺はじめてだわ・・・
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/21(日) 00:43:12.65 ID:qcHd4rqr0
あれは、いつものように独りで帰っていたときのことだった
僕は強烈な感覚に襲われた
教室が、僕を、呼んでいる
そう感じた僕は急いで学校へと引き返し、教室にむかった
色んな所から話パクってて笑った
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/21(日) 00:43:48.66 ID:qcHd4rqr0
教室のドアをあけると、そこには倒れている3人の影があった
紛れもなく、カオリちゃん、早川さん、花沢さんのものだった
どうして…………どうして………………………………?
うわああああああああああああああああああああああ
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/21(日) 00:45:09.76 ID:cdfwiwwY0
はやくつづきお
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/21(日) 00:45:44.91 ID:qcHd4rqr0
こうして、僕は誰かに殺されることはなかった
そう、願いは叶ったのだ
僕は、願いを叶えたんだ
《出題・終》
88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/21(日) 00:46:57.89 ID:Qskd03kBO
夜中にやらないでくれw
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/21(日) 00:47:38.37 ID:R4jZxk/lO
テラひぐらし
90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/21(日) 00:47:45.83 ID:cdfwiwwY0
終わったン?エロシーンは?
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/21(日) 00:48:17.79 ID:qcHd4rqr0
ごめんなさい、一応出題?は終了です
へたくそな文章でごめす
ちょっとしたら解答編載せます
少し考えてくれたら嬉しいです
これ問題だったのか
てっきりSSだと思ってた
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/21(日) 00:49:22.26 ID:cdfwiwwY0
オツカレー
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/21(日) 00:50:01.31 ID:PDVVWxZSO
早く答え答え!
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/21(日) 00:51:13.21 ID:cdfwiwwY0
3人ケツ並べての脱糞シーンは?
96 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/21(日) 00:51:46.58 ID:0LPIOosxO
答えマダー?
97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/21(日) 00:52:14.24 ID:+35Cchzz0
こたえうpうp!はやくねたい!!!
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/21(日) 00:52:32.20 ID:uLW1xYFeO
犯人は中島
間違い無い
99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/21(日) 00:53:17.70 ID:pJrZ0mnG0
100 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/21(日) 00:54:03.54 ID:cdfwiwwY0
ワーイ正解だ
101 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/21(日) 00:54:36.15 ID:qcHd4rqr0
@早川の物語
私は校舎の下駄箱で磯野君を待っていた
はじめて作った、手作りのチョコレート
でも私の視界に現れたのは……………………
カオリちゃんと手を繋いでいる磯野君だった
「ごめんね、隠してて」
ふざけんじゃないわよ、この抜け駆け女
私は許せなかった
102 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/21(日) 00:57:39.15 ID:qcHd4rqr0
5月ごろのある日、私は耐えられなくなりカオリを屋上へと呼び出した
ねえ、カツオ君と別れて、今すぐ、でなきゃアンタをここから突き落とすわよ
私はこの女の出方が気になっていた
泣いて許しでも請うんだったら許してやろうって思ってた
でもこの女は違った
「あら、やれるもんならやってみなさいよ、この負け犬女」
私は呆気にとられて何もできなかった
だけど、私は家に帰り綿密に計画を立てた
カオリと、磯野君を殺す計画を
103 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/21(日) 00:58:57.08 ID:qcHd4rqr0
次の週の月曜日の放課後、私はカオリを再び屋上へと呼び出した
「こんなとこに呼び出して何する気?また突き落とすっていうの?怖ーい!あははは……」
この女はここまで堕ちたか、私は哀れみすら生まれてくるほどだった
サヨナラ
私はそう静かに言い放ち、家から持ってきた包丁でこの女をメッタ刺しにした
104 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/21(日) 00:59:35.63 ID:qcHd4rqr0
その後、着ていた上着を脱ぎ、校庭で遊ぶ磯野君を呼び出した
ごめんね、磯野君、私、あなたの好きな人、殺しちゃった…………
少しだけ後悔を感じながら、私は磯野君を後ろから刺した
そしてその後、自らの命も絶った
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/21(日) 01:00:49.22 ID:PDVVWxZSO
ちょwwwwwwwwwwww
106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/21(日) 01:01:39.48 ID:Whm5t1W7O
これの本ネタなんなの?エロゲなら買いたい教えて
107 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/21(日) 01:02:22.76 ID:qcHd4rqr0
Aカオリの物語
私はよく、同じ夢を見ていた
私と磯野君はカップルで、とても楽しく過ごす
でも、いつもあの女が私を殺しに来る
そんな夢
108 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/21(日) 01:02:45.70 ID:0LPIOosxO
早く寝かせてくれ
109 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/21(日) 01:03:16.40 ID:qcHd4rqr0
「ごめんね、隠してて」
あの日、あの女はそう言いながら、私を嘲笑った
私はその悪魔のような顔を、心から憎らしく思った
そう、あなたがその気なら、私も本気でいくわ
私は、必死に、磯野君を追いかけた
でもね、通じないの
どんなに頑張っても、通じなかった
それにね、花沢までも私の邪魔をしようとする
許せない………どうしてみんな私の邪魔をするの?
110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/21(日) 01:03:59.51 ID:qcHd4rqr0
私は毎日家から出刃包丁を持ち出すようになった
そしてある日、早川と花沢が偉そうに私を呼び出した
うざいのよ、いいかげん、なんであんたたちそんなに偉そうなの?
ちょうどいい機会、と思った私はスキをついて早川を包丁で刺した
111 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/21(日) 01:04:11.15 ID:vy49i3jh0
割りとそのまんまじゃないか
112 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/21(日) 01:05:30.16 ID:qcHd4rqr0
花沢の私を見る目は脅えていた
そうよ、そうこなくっちゃ
私はそのまま花沢にむかって包丁を突き刺そうとした
が、私はバランスを崩してしまい、後ろに倒れこみ、後頭部を強打した
それからのことは、分からない
113 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/21(日) 01:05:34.46 ID:L6ujX8S80
ゆーはくネタかと思って開いたのに・・・・・
114 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/21(日) 01:05:41.22 ID:dX26rDhP0
まあ超展開じゃなくてもこれはこれでおもしろい
115 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/21(日) 01:07:19.85 ID:qcHd4rqr0
B花沢の物語
どこかの違う世界、私は磯野君も、早川さんも、カオリちゃんもいない世界で大人になった
ずっとずっと独りぼっちで、毎日が水の中にいるほど苦しかった
でも、それはどこか別の世界の私で、本当の私は大好きな磯野君と付き合うことになっていた
116 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/21(日) 01:07:57.61 ID:qcHd4rqr0
しかし、またも不幸な現実が私を襲う
転校……?
「すまんな花子、急で、2週間後の春休みにはもう出発だ」
嫌だった、受け入れられなかった
せっかく磯野君と幸せになれると思ったのに
私、また独りぼっちになるの……?
117 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/21(日) 01:08:53.94 ID:qcHd4rqr0
私は磯野君とずっと一緒にいたい
それにはこの方法しかなかった
私は物置から古びたバットをとりだした
「ねえ磯野君…………ずーっと一緒にいよ………………?」
118 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/21(日) 01:09:41.96 ID:qcHd4rqr0
お別れ会のあと、私は涙を流しながら磯野君をこのバットで後頭部を殴った
ごめんね、本当にごめんね、磯野君
ガラッ
突然教室のドアがあき、私は驚いた
そこにいたのは、早川さんと、カオリちゃんだった
「花沢……………さん?」
私は驚いていたが、それはむこうの2人も同じようだった
119 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/21(日) 01:09:45.94 ID:vy49i3jh0
相撲部屋か時事ネタだね
120 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/21(日) 01:10:23.70 ID:qcHd4rqr0
そうだ、この2人も、磯野君のことが好きなんだよね
「ねえ、磯野君とずっと一緒にいさせてあげるわ……」
私はそっと2人に近づいていった
悲鳴をあげる寸前の2人を私は磯野君と同じように後頭部を殴ってあげた
私は2人の眠りを見届けた後、静かに屋上への階段を上った
「磯野君、すぐにいくから……待っててね」
121 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/21(日) 01:11:31.25 ID:qcHd4rqr0
Cワカメの物語
お兄ちゃんは2月14日をさかいにおかしくなってしまった
人との関わりを避け、ずっと部屋に閉じこもったっきり
友達はおろか、家族の誰とも会話をすることはなくなった
ただ、学校と家を往復するだけの生活だった
目は死んでいて、疑心暗鬼、なんて言葉じゃ言い尽くせないほど堕落していた
122 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/21(日) 01:12:43.08 ID:qcHd4rqr0
「磯野君!しっかりしてよ!」
「磯野君の…………様子どうですか?」
「磯野君…………」
花沢さんやカオリちゃんや早川さんは毎日のように家に来てくれた
しかしお兄ちゃんはそれに反応することなく、時折変な呻き声をあげるだけだった
123 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/21(日) 01:13:36.06 ID:qcHd4rqr0
そんなある日、警察から自宅に電話があった
お兄ちゃんが花沢さん、カオリちゃん、早川さんを学校で殺したのだという
凶器は家から持ち出した包丁だった
その時はもうお兄ちゃんは精神崩壊を起こしており、まともなお兄ちゃんではなかった
ねえ、あの頃のお兄ちゃんはどこにいっちゃったの…………?
124 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/21(日) 01:15:01.39 ID:qcHd4rqr0
お兄ちゃんは病院に入院することになったが
数日後、息をひきとった
私たち家族は逃げるようにこの土地を引越し、日陰で暮らすものとなった
日なたで暮らしていた、どころかまるで太陽のようだったはずの私たち家族はいつしかバラバラになっていた
あの笑い声の耐えない家庭はどこにいってしまったのだろう
どこで道を踏み外してしまったのだろう
ねえ…………お兄ちゃん………………………………
《Fin》
125 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/21(日) 01:15:47.25 ID:oL1tOS1G0
なんという鬱エンド
126 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/21(日) 01:15:54.66 ID:Qskd03kBO
なぞだな
127 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/21(日) 01:17:08.46 ID:Whm5t1W7O
これいちご100%が本ネタなんですか><
教えてください!!
128 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/21(日) 01:17:32.77 ID:+35Cchzz0
え?どうなったの???
129 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/21(日) 01:17:45.08 ID:dumnMAfEO
カツオ「これが100%中の100%だ」
130 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/21(日) 01:18:02.01 ID:Qskd03kBO
131 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/21(日) 01:18:04.70 ID:fW10MvEl0
えーと、それでどのあたりに謎があって、何をねらって書いたのかを
>>1に問いたいんだが?
132 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:
ただ鬱エンドかきたかっただけちゃうの?