ハルヒ「ちょっとキョン!あたしのプリン食べたでしょ!?」

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1以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
長編投下の際の注意

・超長編(もしくはSS職人)の場合はコテトリ付けようっ! でも住人の空気もよく読まないとだめにょろよ?
・前の文章とレスが離れてしまう場合は、文頭に安価つけてくださぁいですぅ……あの、お茶どうですかぁ?
・基本はお題フリーです。しかし、主に恋愛系(特にハルヒ)が人気の様ですよ。フフフ、僕とキョンたんの恋愛話も大歓迎ですよマッガーレ
・当初の題目は「キョン×ハルヒ」結婚ネタ……けど、今はほとんど皆無。別に時事ネタでなくてもいい…気にしないで
・キョン君、過度な性的描写はやめようね〜、タンスにエロビデ隠してるのハルにゃんに言っちゃうよ
・台詞や他者への呼称等、その人物に対する統一性は違和感が生じないように推敲が必須だね。もし不安であるのならば、まとめ等を参照すること。
・1レスには最大30行、全角で2048文字、1行全角120文字まで入るのね。文章構成の参考にして欲しいのね
・要するに気楽に投下してくれ。メモ帳にまとめて投下、ってのがお勧めだな
・次スレは970以降、臨機応変に対応してくれ!無理なら他のヤツらに頼むってのもありだな…すまん!ごゆっくり〜
・スレが立ってから三日過ぎたスレッドは>>1000まで行かなくても落ちる……これは僕にとっても既定事項だ
・自分で投下した長編はなるべく自分で編集してください、わかりましたか?んん…!もうっ!
・それじゃ、さっさと投下しなさいっ! いい? あたしを退屈させたら罰金だからねっ!


DAT保管庫(停滞中)  http://haruhiss.xxxxxxxx.jp/
新DAT保管庫+SS推薦 http://vipharuhi.s293.xrea.com/
新まとめサイト      http://www25.atwiki.jp/haruhi_vip/
DATうpろだ        http://www.uploader.jp/home/harussdat/
雑談所(避難所)     http://yy42.60.kg/haruhizatudan/
雑談所携帯用       http://same.u.la/test/p.so/yy42.60.kg/haruhizatudan/
2以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 20:53:09.63 ID:QNwljYaq0
=====業務連絡===========
・まとめwikiの管理人さんが忙しいから、せめて長編だけでもSS作者は自分でまとめなさいっ!
・「SS作者だけど自分ではまとめられん!」と言うヤツは「まとめ要請とまとめ人たちの報告スレッド」に
 まとめ要請を書き込んでみるのも一つの手だな。
 まとめ要請とまとめ人たちの報告スレッド
 http://yy42.60.kg/test/read.cgi/haruhizatudan/1175805203/ PC用 
 http://same.u.la/test/r.so/yy42.60.kg/haruhizatudan/1175805203/ 携帯用
3以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 20:53:54.37 ID:3zEvZe0dO
>>1乙!
4以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 20:54:33.93 ID:QNwljYaq0
スレ読んで書き込もうとしたら落ちてた・・・
Sansa e270を買った。これでMP3プレイヤーは2001年から数えて通算五台目。
こいつを使った新しいハルヒネタを現在思案中・・・
5以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 20:54:41.39 ID:vDdJ+nmW0
6以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 21:00:28.11 ID:vDdJ+nmW0
保守
7以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 21:01:17.04 ID:l8NiVSeOO
いつもの喫茶店に集合したSOS団の5人

ハルヒ「今日は不思議探索ツアーは中止して気晴らしに映画でも見に行きましよ♪」
キョン「おっ!たまには気が利くなハルヒ!」
ハルヒ「みんなは何がみたい?」
長門「(恋愛ものが観てみたい。・・・・・でも恥ずかしい///)」
みくる「え、ええっと最近流行ってるラブストーリーのやつを観てみたいですぅ♪」
ハルヒ「み、みくるちゃんがそれを観たいならあたしもそれでいいわ!べ、別にあたしが観たいわけじゃないわよ!で、キョンは?」
キョン「特に観たい映画もないし俺もそれでいいよ!」
長門「(全員同じ意見。・・・今なら私が発言しても目立たないはず・・)」
キョン「長門は何が観たいんだ?」
長門「・・・あ、あなたと同じ///」
ハルヒ「古泉君はどう?」
古泉「実は奇遇にも僕は映画のチケットを丁度5枚持っているんですよ♪」
キョン「なんの映画のチケットだ?」
古泉「『大日本人』のチケットですよ♪』
ハルヒ「まぁいいわ!それ観にいきましょ♪」
長門「(古泉一樹・・・・・早く殺しておくべきだった。)」

保守
8以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 21:07:30.53 ID:vDdJ+nmW0
古泉www
9以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 21:07:59.23 ID:kA+tbL5b0
1乙
10以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 21:13:23.26 ID:vDdJ+nmW0
保守
11以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 21:15:24.45 ID:Xl1H3yHE0
いちもつ!
12以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 21:18:56.08 ID:LpNYJTFa0
13以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 21:21:43.78 ID:gbCbYh8QO
>>1
14以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 21:23:27.27 ID:LdcmKuYE0
つおちい
15以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 21:24:30.76 ID:RJ4xcAiR0
>>7
古泉www似合わねえwwww
16以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 21:26:59.97 ID:ZWW0bLCKO
いちおつ
17以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 21:30:04.01 ID:v85k+OvZ0
>>1おつ

ところで前スレは221まで?
18以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 21:33:05.03 ID:KxSXwEy40
何時の間にかプリンが建ってた。いちおつ!
19以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 21:36:39.84 ID:vDdJ+nmW0
保守
20以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 21:37:48.20 ID:QNwljYaq0
>>17
のよーだ。自分が一度レス読み込んだ上で書き込みしようとしたら落ちてたからな。
21以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 21:39:17.25 ID:CS/Myye/O
前にも誰かが言ってたけど「♪」を付けると古泉がホモにしか見えんな。
22以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 21:44:10.99 ID:n+gDKWpBO
俺は「古泉、KY!」って感じで好きだなw
23以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 21:45:47.59 ID:vDdJ+nmW0
保守
24以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 21:55:10.79 ID:kA+tbL5b0
保守
25以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 21:58:12.49 ID:vDdJ+nmW0
保守
26以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 21:59:17.00 ID:0fIq84jpO
投下しようと思ったらアクセス規制に引っかかったorz
最近多いよ…
27以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 22:03:02.85 ID:hUaPe+wy0
保守
28以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 22:05:27.65 ID:hUaPe+wy0
家出少女の作者さん待機
29以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 22:10:03.59 ID:7aDKCgEHO
「猫はどこに行った?」を読んで思いついた電波。スゴロク開催中のSOS団+α

「さて、次は俺の番か……えーと、何々?『団長を気分良くさせる言葉を五種類以上言う』だと?」
「そうよ、キョン!さあ、あたし褒め称えなさい!!」
「くそ、何でハルヒを褒め称えないければいけないんだよ……」
「文句を言うな!団長命令!!」
「やれやれ、わかったよ。あー、ハルヒ。お前は腕っぷしが強くて猪突猛進で有限実行タイプで、そして男勝りでカッコイイぜ……よし、5つ言った」
「アホキョン!!それのどこが誉め言葉なのよ!もっとちゃんとした言葉を考えなさい!!」
「俺がお前に送る最高の賛辞なんだがな……」
「ふざけんな!あたしは女よ!もっと女の子が言われて喜ぶ言葉を言いなさい!!……たく、だからあんたはいつまでたっても平団員なのよこのガチホモエロキョン!!!」
――プチ――
「……言ってくれるじゃないか。よーし、やってやろうじゃないの!」
「フッ、ボキャブラリの少ないあんたにあたしを感動させる事ができるかしらね?」
「人を感動させるのは虚栄で飾られた言葉じゃねえ!心から湧き出る熱いパッションだ!!良く聞けハルヒッ!!!」
「な、何よ……」
「お前は世界一綺麗だ!!!」
「ええっ!?」
「虞美人やアフロディーテなんて目じゃねえ!!俺はお前の美しさの虜だ!!」
「う、嘘!?そんな訳……」
「俺はお前以外の女が腐ったカボチャにしか見えねえ!お前の放つビューティフルオーラが強烈過ぎるんだ!!」
「…………」
「なあ、俺が何をしたって言うんだ!?俺の心を奪いやがって!!責任を取ってくれ!!」
「は、はい……」
「……ハルヒ?どうしたハルヒ?ってか何時の間にかみんな居なくなってるし、何故???」
「キョン、ゴメン。あんたがそんなにあたしの想ってるなんて。……責任、取らなきゃね」
「あの、これゲームじゃ……ハルヒさん、あなたはなぜそんな潤んだ目で俺を見て誘っているんですか?」
「もう、あんたのせいでしょ、エロキョン///」

続きを読むには、『わっふるわっふる』と書いても無駄です。
30以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 22:12:20.56 ID:vDdJ+nmW0
無駄なのか… わっふるわっふる
31以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 22:13:36.36 ID:hUaPe+wy0
無駄だと解っていても わっふるわっふる
32以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 22:13:54.69 ID:LpNYJTFa0
わっふるわっふr…
33以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 22:14:29.01 ID:Xl1H3yHE0
ここからわっふる流星群到来
34以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 22:17:14.14 ID:l8NiVSeOO
わっふるわっふる
35以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 22:20:28.17 ID:G1qRkrlsO
古泉「わっふるよりもふんもっふのほうが・・・」
36以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 22:26:39.86 ID:vDdJ+nmW0
保守
37以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 22:29:30.78 ID:0SAqd4rt0
わっふるわっふる保守
そして>>1
38以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 22:36:19.34 ID:LpNYJTFa0
39以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 22:36:33.02 ID:BDsarqIe0
わっほー
40以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 22:38:41.94 ID:Xl1H3yHE0
ふんもっふる
41以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 22:44:16.34 ID:hSCEQaBs0
長門「>>1…だいすき…」
42以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 22:50:16.84 ID:hUaPe+wy0
保守なのね
43以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 22:50:25.10 ID:vDdJ+nmW0
保守
44以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 22:57:49.54 ID:kA+tbL5b0
保守
45以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 22:58:21.27 ID:vDdJ+nmW0
保守
46以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 22:59:06.65 ID:RLudJRN8O
47以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 23:02:15.04 ID:hUaPe+wy0
保守
48以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 23:03:16.64 ID:lhKHy68F0
SSの長編かいてるのですが長門がヘンかなと思い
ちょっとだけ投下してよろしいですか?ヘンだったら書き直したいので
49家出少女 ◆TJvIWD.URQ :2007/10/12(金) 23:03:56.34 ID:gT0zWvN/O
ちょっとつまってしまったので短いですが投下します
50以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 23:04:55.30 ID:LpNYJTFa0
被ったwww
51 ◆TJvIWD.URQ :2007/10/12(金) 23:05:39.20 ID:gT0zWvN/O
>>48
お先にどうぞ
52以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 23:05:51.96 ID:/UPpdPyu0
どう変なんだ?
53以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 23:05:55.52 ID:lhKHy68F0
お先にどうぞです
54 ◆TJvIWD.URQ :2007/10/12(金) 23:07:03.55 ID:gT0zWvN/O
>>53
被ったwww
いやいやお先にどうぞ
55以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 23:08:25.84 ID:LpNYJTFa0
>>48のほうが早いから先に投下したら?
56以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 23:09:02.62 ID:/UPpdPyu0
指摘が欲しいみたいだし、後の方がよくない?
57 ◆TJvIWD.URQ :2007/10/12(金) 23:12:52.88 ID:gT0zWvN/O
>>56
俺も見直したいから先に任せる
58以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 23:13:48.80 ID:KxSXwEy40
これはまたwww
みんなやっぱり指摘してほしいところは指摘してほしいんだな。
59以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 23:16:45.50 ID:lhKHy68F0
>>56 >>57

ビビッてきました。もう一回書き直します
すいません
60以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 23:17:04.53 ID:BDsarqIe0
もうアホかとwwwwwww
61以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 23:17:49.20 ID:FtjEDUT/0
自信がもてるようになってから投下した方がいいと思うぜよ
62以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 23:17:56.86 ID:TzRCh0p40
じゃあ俺が見直すよ
63以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 23:20:00.59 ID:cYhyLpLt0
こういう事態は、書き手・読み手ともにアレな感じになるから、
投下予告スレを活用することをお勧めする。支援も得られやすくなるし。

http://yy42.60.kg/test/read.cgi/haruhizatudan/1163436254/
64以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 23:20:17.02 ID:Xl1H3yHE0
みくる「じゃあわたしのオンステージを…あ、興味ないですか。そうですか。」
65以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 23:24:01.60 ID:t6WCvWn2O
みくる……こんな時にまで…
66以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 23:25:43.73 ID:vDdJ+nmW0
保守
67 ◆TJvIWD.URQ :2007/10/12(金) 23:26:37.86 ID:gT0zWvN/O
んじゃ俺が投下していいのか…?
68以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 23:27:02.28 ID:LpNYJTFa0
ok
69以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 23:28:20.09 ID:hUaPe+wy0
待ってたよ
70以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 23:29:43.89 ID:BDsarqIe0
俺が投下するよ!いや俺が投下する!
じゃあ俺が……
どうぞどうぞどうぞ支援
71家出少女 ◆TJvIWD.URQ :2007/10/12(金) 23:31:42.42 ID:gT0zWvN/O
集合場所に着いた俺が見たのはやたら笑みが怖い団長様、オロオロしてる朝比奈さん、絶対零度の視線を俺に向ける長門、そしていつもよりニヤケ面が堅い古泉だった。

「よ、みんな朝から早いな。
んで何かあったのか?
様子がおかしいが」

場の空気が一気に張りつめるのがわかった。
何だ、地雷踏んだのか俺。
その異様な空気を引き裂いたのはハルヒである。

「朝っぱらからお楽しみだったようねえ、佐々木さんと一緒に」
72家出少女 ◆TJvIWD.URQ :2007/10/12(金) 23:33:15.58 ID:gT0zWvN/O
そのときのハルヒの顔は一生忘れないだろう。
もし俺の身にコンピ研の部長でいうカマドウマ事件が起きるときは間違いなくカマドウマはハルヒになっている確信が持てるね。

「黙ってないで何か答えなさいよ!」

助けを求めるように辺りを見渡すが誰も目をあわそうともしない。
薄情な奴らだ、俺だけじゃ絶対この場は乗り切れないぞ。
古泉でもいいから、いつものようにハルヒに何か話しかけてくれ。

「涼宮さん、そのことは後で聞くとしてまずは目的地に向かいましょう。
もうすぐ電車も出てしまいますよ」

ナイス古泉!俺はこのときほど古泉に感謝したことはない。

「フンッ、後できっちり話してもらうからね」

ああ、と曖昧な返事をして一つの疑問をハルヒにぶつけた。
73以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 23:33:49.77 ID:LpNYJTFa0
sien
74以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 23:35:44.06 ID:nOpM4HeUO
私怨
75以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 23:36:14.45 ID:hUaPe+wy0
支援
76家出少女 ◆TJvIWD.URQ :2007/10/12(金) 23:36:59.48 ID:gT0zWvN/O
「今日はどこ行くんだ。
電車なんか使ってよ」

「街に出るのよ、人の多い所に案外不思議は転がってるかもしれないしね」

「ふーん、できれば昼までには帰りたいんだがな」

「どうしてよ」

「いや、佐々木を迎えにこなきゃならんのでな」

再びその場が凍りついた後気付いた。
あ、やっちゃった。
すまん古泉、お前の努力は全て泡となって消えちまったようだ。
77以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 23:38:40.58 ID:LpNYJTFa0
sien
78家出少女 ◆TJvIWD.URQ :2007/10/12(金) 23:39:14.23 ID:gT0zWvN/O
「何であんたが佐々木さんを迎えにいくのよ!
もういい、今から全部聞き出すから。
目的地変更、みんなでキョンの家に行くわよ!」

ハルヒは一気に唇を動かすと、朝比奈さんと長門を引っ張って歩き出した。

「僕個人としても興味がありますね。楽しみにしてますよ」

いや、楽しみにしてるって顔じゃねえだろお前、いつもの笑顔じゃないぜ。
やれやれ、どうしたもんか。

さて、俺の家に行くこととなった我らがSOS団だが、何で俺の自転車の後ろにハルヒが乗ってんのかね。
ほかの奴らは古泉のタクシーに乗って行っちまったし、

「お前もみんなと一緒にタクシーで行けばよかったじゃねえか。なぜ俺の自転車の後ろに乗る」

「…」
79以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 23:39:16.17 ID:RLudJRN8O
支援
80以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 23:39:21.52 ID:il5gLkeg0
アホwwww
81以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 23:40:34.24 ID:RLudJRN8O
支援
82以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 23:40:49.80 ID:nOpM4HeUO
鈍いよキョン。
83以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 23:41:04.69 ID:hUaPe+wy0
支援
84以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 23:42:19.16 ID:nOpM4HeUO
佐々木の白い下着隠せよ!支援
85以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 23:43:26.21 ID:LpNYJTFa0
しえn
86以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 23:43:55.61 ID:RLudJRN8O
支援
87以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 23:44:06.48 ID:mlFxskri0
にぶいってレベルじゃねーぞw
嫌がらせかwwww
88以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 23:44:47.86 ID:pdFqPbLa0
http://music8.2ch.net/test/read.cgi/musicnews/1192164720/
このスレに「諸悪の根源はすべて>>1」って書くと反応が面白い
89家出少女 ◆TJvIWD.URQ :2007/10/12(金) 23:44:54.31 ID:gT0zWvN/O
はあ、こいつ昼までにしてくれって言ったことまだ怒ってんのか。

「俺が悪かったって。街へは今度またみんなで行こう、な」

「…」

お前は長門かよ、まったく。
ここらへんで機嫌なおしてもらわねえと、また古泉にイヤミ言われるしなあ……

「ハルヒ、ちょっと待っててくれ」

ハルヒを自転車に残して近くの公園に入った。
えーっと、お、あったあった。
まあ一本ずつでいいだろ。

「…何してたのよ」

「ほら、これでも飲んで機嫌なおせ、俺のお気に入りだ」

「…ふん」

俺はコーヒーをハルヒに渡した。
少しは機嫌なおったみたいだな、ちょっと口元緩んでるぜ。
90以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 23:45:23.62 ID:LpNYJTFa0
しえn
91家出少女 ◆TJvIWD.URQ :2007/10/12(金) 23:46:09.62 ID:gT0zWvN/O
「よし、行くか」

家に着くと古泉達が待っていた。
さすがにタクシーは早い。

「待たせたみたいだな」

「いえいえ、構いませ――

「おじゃましまーす!」

おい、さっきまでの態度はどこで落としたんだ。
ホントに機嫌がころころ変わる奴だな。
んなこと言ってる間もハルヒの進撃は止まらない、既に階段に差し掛かっていた。
忘れてるかもしれんが、まだ9時にもなっていない。
……頭いてえ。
そういや佐々木の荷物俺の部屋に置きっぱなしじゃねえか!
ハルヒに見つかると絶対ヤバい、いや、もう手遅れか…ならば早く逃げないと――

「キョーン、ちょっといらっしゃい」

……短い人生だったな。
92以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 23:47:35.56 ID:3zEvZe0dO
キョン 永眠(享年17歳)
93以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 23:48:47.96 ID:RLudJRN8O
キョン、鈍感過ぎだwww
しかも、逝っちゃったよww
94以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 23:49:16.45 ID:LpNYJTFa0
しえn
95以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 23:50:11.76 ID:hUaPe+wy0
支援
96以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 23:50:33.08 ID:RLudJRN8O
支援
97ちんこまんこ ◆Xn7/5QR7do :2007/10/12(金) 23:50:45.82 ID:LAi9k0TK0
私怨
98家出少女 ◆TJvIWD.URQ :2007/10/12(金) 23:51:38.75 ID:gT0zWvN/O
今回はここまでです。
明日は頑張りたいと思います
99以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 23:52:35.21 ID:chW+xe000
続キガ気ニナル・・・乙デシター!
100以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 23:53:10.75 ID:hUaPe+wy0
乙!
101以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 23:53:18.28 ID:Xl1H3yHE0
乙w
ID:lhKHy68F0のターン
102以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 23:53:29.17 ID:nOpM4HeUO
>>98乙!
wktkして全裸で待っているぜ!
103以下、名無しに代わりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 23:53:49.83 ID:AioeFw6S0
http://ameblo.jp/jobimgades/entry-10050774508.html#cbox
このブログの主は犯罪者です、荒らしてやりましょう
104以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 23:53:56.66 ID:LpNYJTFa0
105 ◆TJvIWD.URQ :2007/10/12(金) 23:55:04.45 ID:gT0zWvN/O
後やっぱり今までの分まとめてもらおうかなと思ってるんですが、一気にまとめてもらうのとどっちがいいですかね
106以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 23:58:29.16 ID:nOpM4HeUO
>>105
終わってからでもいいんじゃない?
107以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 23:58:31.31 ID:Xl1H3yHE0
>>105
自分でまとめるという選択肢はないのか?
108以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 23:59:18.26 ID:04AOBI/rO
>>107
ID見てやれよ
109以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 23:59:26.07 ID:cYhyLpLt0
>>107
携帯からは無理。依頼するしかないな。
110以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 00:00:32.07 ID:Zexe7X1V0
保守
111以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 00:03:13.82 ID:akGI4mFG0
>>105>>107-108
見落としてた。なんというか、すまん

保守
112以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 00:03:34.34 ID:kgMOGupv0
キョンはもはや池沼wwww
113 ◆TJvIWD.URQ :2007/10/13(土) 00:04:39.09 ID:rqN9Mv1KO
やっぱり終わった後に依頼したいと思います
みなさん意見どうも
114以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 00:10:44.67 ID:CENIl75WO
保守
115以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 00:14:11.54 ID:c90oC9Yw0
コテトリの付け方が分からないんだが誰か教えてくれないか?
長編を書くものとしていままで知らなかったのも恥ずかしいことだが
116以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 00:14:34.78 ID:3g9wUpyf0
スレ跨いで投下する場合は以前投下した分をまとめに入れてほしいなぁ。読み返したいし。
ってもう遅いか。
117以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 00:16:00.89 ID:FA1wuTnZ0
#○○○
118以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 00:16:31.82 ID:qNvHDT5M0
>>115
784 名前:涼宮ハルヒのトリップ ◆w36J8apajc [sage] 投稿日:2007/10/08(月) 00:43:09.15 ID:hq4TzZtW0
名前欄に #好きな文字列 を入れるとトリップが表示される。
好きな文字列は暗号化されて表示されるため、本人以外には使えない。
これでSS作者の識別ができるようになる。

例として今の名前欄には 涼宮ハルヒのトリップ #てすとてすと と入れている。

786 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2007/10/08(月) 00:45:05.66 ID:vDtjvUWT0
ちなみに#は半角
#の後は半角で8文字、全角で4文字までな
#てすとて でも◆w36J8apajcが出てくる
119 ◆w36J8apajc :2007/10/13(土) 00:18:52.93 ID:c90oC9Yw0
てすとてすと
120 ◆Uq2i1ARauU :2007/10/13(土) 00:20:24.70 ID:c90oC9Yw0
>>117-118
ありがとう。感謝してもしきれない
121 ◆Uq2i1ARauU :2007/10/13(土) 00:24:58.71 ID:c90oC9Yw0
この流れで俺が投下してもいいんだろうか?
122以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 00:25:41.01 ID:qNvHDT5M0
予定もない。ガンガン投下するがよろし。
123以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 00:27:24.88 ID:Zexe7X1V0
保守
124以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 00:27:26.29 ID:FA1wuTnZ0
おkkk
125以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 00:28:50.49 ID:FJW4T2K50
126 ◆Uq2i1ARauU :2007/10/13(土) 00:28:54.44 ID:c90oC9Yw0
ではでは
古泉一樹の消失(another story)の続編です
127 ◆Uq2i1ARauU :2007/10/13(土) 00:29:32.43 ID:c90oC9Yw0
ここが「僕」の教室……。

  古泉一樹の消失:破(another story)

「この部屋に空間閉鎖を施した。涼宮ハルヒのことはわたしたちにまかせてあなたは自分のしたいことをするといい
 
そうは言われてもやはり、涼宮さんの容態が気がかりではあったが、「大丈夫」と念を押す長門さんに甘えた僕は、北高学生棟の一角で夕日を浴びていた。
彼によると、あちらの世界の僕の教室はこの場所にあったらしい。当然ながらそこは生徒の使う教室ではなかったが、移動教室で使うのだろうか、授業を行うのに不便がない程度の机が並べられていた。

「さて、どうしたものですかね」
128 ◆Uq2i1ARauU :2007/10/13(土) 00:30:28.07 ID:c90oC9Yw0
窓から外の校庭を見下ろすと、寒い中練習する運動部やら、帰路につく生徒やらたくさんの北高生が青春を満喫していた。あなたたち、明日にはもういないんですよ?
教室の後ろから聞こえてくる女子高生たちの声で、扉を開けっ放しだったことに気づく。
この時期に半袖、短パンの超クールビズで、ニヤニヤしながら運動部の活動を眺める僕は、彼女たちの瞳にはどう移っているのだろう?しかももう一年の大半が過ぎたこの時期にして、初見ときている。
試しにいつもの笑顔を向けると、彼女たちは顔を引きつらせて苦笑いを浮かべながら、我先にと立ち去っていった。

「おや、誤解を与えてしまいましたかね?」

教室全体を見渡せる教壇の上から降り、彼女たちが覗いていた扉を閉めると、あちらの世界の僕が座っていたという席へと腰掛けてみた。
当然といえば当然かもしれないが、僕が光陽園学院席で座っている席と一致している。こんなところまで同じとは。
129 ◆Uq2i1ARauU :2007/10/13(土) 00:31:13.50 ID:c90oC9Yw0
「さて、どうしたものですかね」

もう一度同じ言葉を呟く。不思議と恐怖はない。あちら側の世界の僕は、毎日どんな生活をおくっているのだろう。彼からもっといろいろ聞いておけばよかった。
まあ、たとえ聞いたとしても、この僕の記憶はあと数時間もすれば跡形もなく消滅してしまうわけで……。

短い人生だったな……。

プッ、ハハハ
僕は突然性に合わないことを考えている自分に気づき、思わず吹き出してしまった。
以前は自分がこんな風に笑える日が来るなんて考えられなかったな……。こうしている間にも、太陽は地平線の下へとその姿を沈めようとしている。差し込んでくる夕日が眩しい。
無性に過去を懐かしく思った僕は、もうすぐ終わってしまう自分の人生について振り返ってみることにした。
130以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 00:31:44.14 ID:Zexe7X1V0
支援
131以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 00:31:56.52 ID:qNvHDT5M0
支援
132 ◆Uq2i1ARauU :2007/10/13(土) 00:32:31.07 ID:c90oC9Yw0
――思い起こしてみれば、いつも一人だった。
幼い頃から自分のことは自分で、というのが我が家の家訓であり、唯一の肉親である両親は仕事が忙しいという理由で、家に帰ってくることはめったになかった。
小学生のころ、興味本位でどんな仕事をしているのか聞いてみたことがあったが、真剣に答えてくれたのは何かの「機関」に所属しているということだけで、それ以上詮索しても核心的な答えは返ってこなかった。
家事全般を一人でこなすため、一家の財布の紐は僕が握っていた。通帳を渡されたときは、見たこともない0の羅列に驚いたものだ。
はじめは友人たちに自慢して回ったり、嗜好品を手当たり次第に大人買いしたりして優越感に浸ることもあったが、絶えることのない預金履歴の更新を不気味に感じるようになってからは、節度をわきまえるようになっていった。
いまでも家族については気になる点がいくつかあるが、たまにしか帰ってこない両親にそんなことを聞くのも野暮なので、たまの家族の再会には素直に喜ぶことにしている。
133 ◆Uq2i1ARauU :2007/10/13(土) 00:33:18.67 ID:c90oC9Yw0
そんな両親の仕事の都合もあって、物心ついたころには引越しと転校の日々を送っていた僕は、当然ながら友人と呼べる人間がいなかった。笑顔の仮面を被り愛嬌を振りまいていても、所詮付け焼刃に過ぎなかった。
世間一般から見れば、巧みに人間関係を築いているように見えたかもしれない。しかしその社交性さえ、裏を返せば繰り返される環境の変化から自分を守るために自然と生み出された副産物に過ぎなかった。

「友達以上恋人未満」という言葉がある。概していい意味にとられがちだが、「友達以上」の部分を除けばどうだろう。ある程度規定付けられていた関係が、途端にはっきりしないものになってしまう。僕にとっての周りの人間は、まさに「友達以下」だった。
あと数ヶ月もすれば、いま周りにいる人々も僕のことなど忘れてしまう。そのときそのときの社会との繋がりを受け入れることを善しとしなかった僕にとって、彼らの存在はあってないようなものだった。そう、それはちょうど今の僕のように。
孤独は感じなかった。それほどまでに、僕にとっての孤独はありふれたものになっていたのだろう。何事もなく繰り返される毎日に、僕はただただ憂鬱だった。
134以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 00:33:25.05 ID:FJW4T2K50
私怨
135以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 00:33:39.44 ID:qNvHDT5M0
支援
136 ◆Uq2i1ARauU :2007/10/13(土) 00:33:50.31 ID:c90oC9Yw0
光陽園学院も例外ではなかった。見覚えのない風景、見知らぬ人々、何もかもが真新しい街。僕にとっての日常そのものだ。
転校する前の高校は、長い受験戦争(といってもその間も転校を繰り返していたのだが)の末に合格した名門進学校だったが、僕にとってはいつものことだ。また転校かとうんざりすることはあっても、事務的に引越しの準備を進める僕の心境はいつもとなんら変わらなかった。

転校初日の朝、一人で光陽園学院へと向かう僕に気を止める人間などいるはずもなく、人々は忙しい朝の時間を慌ただしく過ごしていた。
仮に彼らのうち何人かが突然いなくなったとしても僕の人生には何の支障もないし、地球は誕生からずっとそうしているように回り続ける。周りの人間は悲しむかもしれないが、1万年と2000年もすれば彼のことを覚えている人間などどこにもいないだろう。
自分もその中の一人なのだという、なんとも言えない消失感に苛まれていると、気がつけば僕は光陽園学院の院門の前に立っていた。
137 ◆Uq2i1ARauU :2007/10/13(土) 00:34:37.17 ID:c90oC9Yw0
職員用の入り口から入り事務室を探していると、突然教員のような男性に声を掛けられ学院長室へと通された。
なぜ日本人はこれほどまでに人間関係にこだわるのだろう。長い人生の中でたった3年間、ましてやそれにも満たないであろうこの僕と親交を深めてどうしようというのか。
特にこれといった面白みもない学院長の話の後、担任だという男性に連れ立たれ、これから短い期間を過ごすクラスへと向かう。
僕が教室に入ると、先ほどまでの静寂が嘘のように歓声が沸き起こり、スタンディングオベーションと共に拍手喝采……などということがあるはずもなく、僕は儀礼的な自己紹介をすませると指示された席へと座った。
隣の女子から2、3質問をされたが、またすぐに転校してしまうだろうと言うと、僕に気をつかってか他の女子の会話の輪の中へと入っていった。
138 ◆Uq2i1ARauU :2007/10/13(土) 00:35:06.66 ID:c90oC9Yw0
5月ともなるともうすでにグループ的なものはできあがったいるわけで、休み時間に触り程度の会話を交わしたクラスメートたちは自分の仲間の元へと散っていく。僕は一人、自分の席で昼食をとっていた。
これもいつものことだ。そのうちどこかのグループの新参として迎え入れられ、いつのまにかいなくなる。これまでだってそうしてきた。
僕は周りの世界に身を委ねるだけでいい。それが古泉一樹という存在のあるべき姿。それが僕という存在のあるべき姿。

そんなことを考えていたそのときだ。

「古泉君!」

突然、僕の思考を妨げるように教室全体に鳴り響く声。――ちなみにこの声は僕の回想の中の声ではない。
声に促されるように後ろを振り返ると、先ほど閉めたはずの扉の前には彼女、そう

涼宮ハルヒが立っていた。   古泉一樹の消失:急(another story)へつづく
139以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 00:35:30.67 ID:qNvHDT5M0
支援
140以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 00:36:37.79 ID:qNvHDT5M0
乙〜!
141以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 00:37:15.27 ID:Zexe7X1V0
保守
142以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 00:37:27.61 ID:FJW4T2K50
143古泉一樹の消失(another story) ◆Uq2i1ARauU :2007/10/13(土) 00:37:53.42 ID:c90oC9Yw0
以上です
今回は古泉の回想ということで、マンネリ化してしまった感が否めませんが、最後まで読んでいただきありがとうございました
古泉一樹の消失(another story)は4部で完結する予定です
144以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 00:42:16.17 ID:dWCF20bMO
>>143
改行なしだと見づらいな。
145古泉一樹の消失(another story) ◆Uq2i1ARauU :2007/10/13(土) 00:47:31.20 ID:c90oC9Yw0
>>144
おkす
次からは気をつけます
146以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 00:50:35.50 ID:Zexe7X1V0
保守
147以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 00:57:45.61 ID:nDoGOokc0
148以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 01:02:33.25 ID:kgMOGupv0
149以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 01:07:32.96 ID:UegPZ7m80
150以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 01:08:05.81 ID:C3yvTXF60
151以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 01:08:58.60 ID:kgMOGupv0
152以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 01:09:19.33 ID:CMS1j3qA0
退
153以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 01:11:08.61 ID:V6sEdtV+0
154以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 01:11:35.64 ID:akGI4mFG0
155以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 01:16:13.91 ID:CMS1j3qA0
156以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 01:16:59.29 ID:wtgQ1YnxO
157以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 01:19:03.98 ID:ErX5JoBP0
158以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 01:19:04.25 ID:ZDzlqvJC0
159以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 01:25:33.67 ID:O8NcIW6r0
160以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 01:25:50.81 ID:1zE2BdNO0
161以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 01:26:18.90 ID:kgMOGupv0
162以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 01:36:41.52 ID:BjqEmrJV0
保守
163以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 01:38:27.64 ID:UegPZ7m80
的な
164以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 01:42:43.69 ID:ROUx/YcB0
彼女
165以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 01:43:53.66 ID:V6sEdtV+0
ハルヒ「ちょっとキョン! キスしなさい!」
キョン「……お前なぁ」
ハルヒ「なによ! あ……あたしのこと……好きじゃ……ないの?」
キョン「いや好きだが」
ハルヒ「だったらいいじゃない!」
キョン「そりゃ俺だってしたいさ。ってそーいう問題じゃねぇ」
ハルヒ「何も問題なんてないじゃない!」
キョン「あのなハルヒ、今は授業中だ」
ほしゅ
166以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 01:48:24.05 ID:grirSnAX0
>>145
ていうかもっと詰めろよ。
167以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 01:51:48.01 ID:V6sEdtV+0
ハルヒ「ねぇキョン」
キョン「……ん」
ハルヒ「なんだか眠れないの」
キョン「そうかい。俺はもう眠くて泥になりそうなんだが」
ハルヒ「もう! どうしてあんたはそう体力がないのよ!」
キョン「……お前と一緒にするな」(今夜は6ラウンドだったじゃねぇか。もう勘弁してくれよ……)
ハルヒ「むー!」
キョン「じゃ、おやすみ」
ハルヒ「もう!」(いいもんこうなったらイタズラしてやるんだから!)

結局8ラウンドほしゅ
168以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 01:57:43.32 ID:Dvt4uOcNO
>>167
やり過ぎだろwww
169以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 01:58:23.95 ID:kgMOGupv0
擦り切れて血が出るだろww
170以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 02:01:55.54 ID:IOgva5XzO
絶倫wwwwww
171以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 02:02:51.76 ID:V6sEdtV+0
キョン「…………」
ハルヒ「…………じゃあ……明日ね」
キョン「あぁ」
ハルヒ「…………」
キョン「ハルヒ」
ハルヒ「なに」


ハルヒ「……ふぁ…………ん……キョン…………」
キョン「ハルヒ」
ハルヒ「……ん……反則よ……もうっ」
キョン(こいつは未だにキスされると腰抜けるからな。あと30分は一緒に居られるな)
ハルヒ「……何考えてん……んんっ……」
キョン「仕方ないだろ。もっと一緒にいたいんだから」
ハルヒ「…………また明日……会えるじゃない……」
キョン「そうだけどさ。……お前は俺ともっと一緒にいたいと思わないのか?」
ハルヒ「…………バカ」
ウブなハルヒほしゅ
172以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 02:05:40.96 ID:qYWy3YAH0
キョン「…………」
ハルヒ「…………じゃあ……明日ね」
キョン「あぁ」
古泉「…………」
キョン「古泉」
ハルヒ「なんですか」


古泉「……まっ……が……れ………………」
キョン「古泉」
古泉「……ん……反則ですよ……まったく」
キョン(こいつは未だにキスされると腰抜けるからな。あと30分は一緒に居られるな)
古泉「……何考えてるん……んんっ……」
キョン「仕方ないだろ。もっと一緒にいたいんだから」
古泉「…………また明日……会えるじゃないですか……」
キョン「そうだけどさ。……お前は俺ともっと一緒にいたいと思わないのか?」
ハルヒ「…………バカ」
173以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 02:07:00.78 ID:+Oq6rpfu0
「ふぁ〜あっと」

ごち

「いったいわね〜。急に腕をどけるんじゃないわよ」

「ごめ、忘れてた」

「なによ!!」

ぎゅっ

「いてっ!!どこ握ってんだよ」

「ふん、謝りなさい。潰すわよ」
174暑苦しい青春保守:2007/10/13(土) 02:11:06.32 ID:mvzVIO9W0
「申し訳ありません。お慕いする人が……いるんですよ。せん無い片思いだとは、重々承知なんですけどね。
 彼女が幸せになるまで諦めが付かないんです。未練がましいと笑ってくださって結構です。でも、どうしようもないんですよ。」
 軽い好奇心のつもりで後輩の女生徒に体育館裏へ誘(いざな)われた古泉の後をこっそり追ってみれば、
聞こえてきたのがこんな台詞だとは。笑っちまうね。告白だろう、奴は断るだろう、なんて所までは予想は付いたがコレは予想外だった。
お慕いする人、つまり好きな人がいるから断る。いかにも告白を断る台詞っぽくて、普通の高校生らしくて、そうか、奴も同い年だったな。
なんて今更なことを思い返しながら、俺は未だ体育館裏の、奴らからは死角の倉庫の影から趣味の悪い盗み聞きを続けていた。
 奴にも恋愛感情があるとは驚きだ。いつでも自分のことよりハルヒのこと、「機関」のことばかり気にしている奴に恋愛感情。
本当にそんなものあるのかね。案外、告白を断るための言い訳なのかもな。悔しいが奴の容姿ならそういうのも少なくないだろう。
好きな人がいるというのは、そういうのをあっさり諦めさせるには最適かもしれない。俺も使ってみてぇな。告白なんてされたことねぇが。
 そんなことを考えながら倉庫の裏から出るタイミングを失ってしまった俺の耳に、次の瞬間飛び込んできた後輩の声に目がかっと開いた。
「お慕いしてる人って、もしかして、涼宮先輩ですか……?」
北高に涼宮という姓を持つ人物は一人しかいない。涼宮ハルヒだ。下手をすると全国で奴の家だけではないかと言うほどの珍名だからな。
唯我独尊、自分中心天動説がまかり通る女、俺たちSOS団の長、涼宮ハルヒ。奴に超能力としか説明の使用のない能力を与えた女。
ありえねぇな。まず思ったのはコレだ。だってありえないだろう? 奴は俺とハルヒをくっつけようといろいろ策を練る様な奴だ。
俺が奴ならそんなことは絶対しないね。自分の恋敵に塩を送るような真似は絶対しない。そんなことをするのはとんでもないお人好しだ。
俺自身、もしコレが事実でも絶対に奴をハルヒをくっつけようなどとは思わん。思わんぞ。俺は自分で言うのもなんだがケチな男だ。
 古泉はどうせ否定するだろう。と乾いた気持ちでまた聞き耳を立てていると、聞こたのは秋風が乾いた落ち葉を掻き揚げる音だけだった。
奴は沈黙を保っているらしい。おいこら、その沈黙は肯定を意味してしまうが、お前はそれでいいのか。
「……やっぱり、そうなんですね……。」
「すみません。このことは涼宮さんや彼≠ノは……。」
 奴の答えにわかりました、と返した後輩は律儀に腰を折って奴に礼をし、足早にそこから立ち去った。倉庫裏に隠れた俺には気づかずに。
その目から微かに流れた涙を俺は見逃さなかった。なかなか可愛い子じゃないか。何がいけないんだ。何がいけない訳じゃないんだよな。
俺は黙って思い返す。奴がハルヒのことが好きだなんて新事実は俺を驚かすには充分だったが、それ以上に俺を納得させるのに充分だった。
好きだから、耐えられるんだろう。閉鎖空間にも、神人にも、超能力にも。しかし、そうだとしたら奴から見た俺はどうなんだろう。
自分が欲しくても手に入らないモノに手を伸ばせばすぐ手に入れられる位置にいて、なのに意地を張って手を伸ばそうとすらしない。
怖がって、恥しがって、素直になれず、強がっている俺が急にどうしようもなく、腹立たしくなる。俺はどうすればいい?
 それからの俺の行動は俺自身すらも驚くべきものだった。未だ立ち尽くす奴の前に音を立てて仁王立ち、声を上げる。宣戦布告だ。
「話は聞かせてもらった。悪趣味だとか言うなよ、黙ってたお前の方が悪趣味だ。俺はハルヒが好きだ! もう意地は張らん。
 だからお前もハルヒが好きなら俺に遠慮なんかすんなよ、諦められないんなら諦めんなよ! 正々堂々勝負だ! それでいいだろ!」
突如現れて一方的に宣戦布告をした俺に目をぱちくりさせる奴を確認してから今更ながらに恥しさがこみ上げる。馬鹿じゃないか、俺。
175以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 02:12:16.69 ID:FjxIKmP3O
長門「シャナと電王の脚本同じ人…」
176以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 02:13:21.61 ID:CMS1j3qA0
キョン「…………」
ハルヒ「…………じゃあ……明日ね」
キョン「あぁ」
ハルヒ「…………」
キョン「長門」
長門「なに」


長門「………………ん………………………」
キョン「長門」
長門「……ん……これは反則……」
キョン(こいつは未だにキスされると腰抜けるからな。あと30分は一緒に居られるな)
長門「……何を考えてん……んんっ……」
キョン「仕方ないだろ。もっと一緒にいたいんだから」
長門「…………また明日……会える……」
キョン「そうだけどさ。……お前は俺ともっと一緒にいたいと思わないのか?」
ハルヒ「…………バカ」
177以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 02:14:20.74 ID:kgMOGupv0
キョン「シャナ・・・ポニテじゃねえか・・・。」
178以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 02:25:51.54 ID:Zexe7X1V0
保守
179以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 02:27:23.58 ID:V6sEdtV+0
「ふぁ〜あっと」

ごち

「───痛い───急に……腕を───外さないで───」

「すまん。忘れてた」

「───パンジーの───くせに……───」

ぎゅっ

「いてっ!!どこ握ってんだよ」

「───謝り……なさい───潰す───」
180以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 02:33:41.73 ID:c90oC9Yw0
消失のポニテハルヒ=シャナ
181以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 02:35:44.34 ID:CMS1j3qA0
はるひたん「うるちゃいうるちゃいうるちゃい!」
182以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 02:38:13.06 ID:P6wNO9Aa0
藤原「しかし、どいつもこいつもあんな奴のどこがいいんだ。まったく理解しかねる」
橘「やっぱり優しい所じゃないの?誰かさんと違って」
藤原「誰かって誰だ!それに優しいって言うけどな、奴は恐らく誰かと付き合っていても「明日一緒に出掛けて欲しい」とか言われたらホイホイ付いていくと思うぞ」
橘「う〜ん確かにありそう・・・」
藤原「それは優しいって言えるのか?ただの節操無しだろうが」
橘「じゃあ、あなたは断れるの?」
藤原「勿論だ。僕は盛りのついた猿とは違う」
橘「ま、誘われた事無さそうだけど」
藤原「うるさい!!」
183以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 02:38:35.98 ID:wtgQ1YnxO
ハルヒを釘宮がやっても面白かったかもしれんな。キョンは日野でw
184以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 02:41:06.46 ID:qNvHDT5M0
ハルヒの精神年齢がー5歳になるから勘弁してください。
185以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 02:45:19.94 ID:Zexe7X1V0
保守
186以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 02:54:55.91 ID:IOgva5XzO
釘宮が橘やるなら違和感無いかもな。
187以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 02:59:42.32 ID:qYWy3YAH0
キョン「…………」
ハルヒ「…………ほいじゃ……明日」
キョン「あぁ」
ハルヒ「…………」
キョン「ハルヒ」
ハルヒ「なんじゃ」


ハルヒ「……ふぁ…………ん……キョン…………」
キョン「ハルヒ」
ハルヒ「……ん……反則じゃけえ……もうっ」
キョン(こいつは未だにキスされると腰抜けるからな。あと30分は一緒に居られるな)
ハルヒ「おどれ……何考えとるん……んんっ……」
キョン「仕方ないだろ。もっと一緒にいたいんだから」
ハルヒ「…………また明日……会えるじゃろうが……」
キョン「そうだけどさ。……お前は俺ともっと一緒にいたいと思わないのか?」
ハルヒ「…………バカたれ」
188以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 03:00:30.35 ID:Dvt4uOcNO
189以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 03:04:09.12 ID:IOgva5XzO
>>187
何故広島弁www
190以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 03:11:30.45 ID:FjxIKmP3O
長門「下の文を自分の地方の言葉・名物に置き換えて欲しい」

キョン「なぁハルヒ。明日も市内探索か?」
ハルヒ「当たり前だべ。喫茶店で焼きまんじゅうくうべよ。」
191以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 03:18:33.39 ID:IOgva5XzO
>>190
キョン「なぁハルヒ。明日も市内探索やっだか?」
ハルヒ「当たり前だわいや。喫茶店で梨アイス食べぇで」


ってか喫茶店で食える名物なんてねーよwww
192以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 03:21:35.88 ID:lgRArb8f0
>>191
某名古屋の某山のメニューとか。

あれは食い物を粗末に扱ってるとしか思えんが、一応は名物なんだろうな。
常連だけど・・・orz
193以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 03:23:13.34 ID:qYWy3YAH0
キョン「…………」
ハルヒ「…………ほいじゃ……明日」
キョン「あぁ」
ハルヒ「…………」
キョン「ハルヒ」
ハルヒ「なんじゃ」


ハルヒ「……ふぁ…………ん……キョン…………」
キョン「ハルヒ」
ハルヒ「……ん……反則じゃけえ……もうっ」
キョン(こいつは未だにキスされると腰抜けるからな。あと30分は一緒に居られるな)
ハルヒ「おどれ……何考えとるん……んんっ……」
キョン「仕方ないだろ。もっと一緒にいたいんだから」
ハルヒ「…………また明日……会えるじゃろうが……」
キョン「そうだけどさ。……お前は俺ともっと一緒にいたいと思わないのか?」
ハルヒ「…………バカたれ」
194以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 03:26:38.04 ID:qYWy3YAH0
まちがえた

キョン「…………」
ハルヒ「…………ほな……明日な」
キョン「あぁ」
ハルヒ「…………」
キョン「ハルヒ」
ハルヒ「なんじゃい」


ハルヒ「……ふぁ…………ん……キョン…………」
キョン「ハルヒ」
ハルヒ「……ん……反則やろうが……コラ」
キョン(こいつは未だにキスされると腰抜けるからな。あと30分は一緒に居られるな)
ハルヒ「……何考えとんねん……んんっ……」
キョン「仕方ないだろ。もっと一緒にいたいんだから」
ハルヒ「…………また明日……会えるやろうが……」
キョン「そうだけどさ。……お前は俺ともっと一緒にいたいと思わないのか?」
ハルヒ「…………ドアホ」
195以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 03:39:19.82 ID:Dvt4uOcNO
>>190
キョン「なぁハルヒ。明日も市内探索すると?」
ハルヒ「当たり前やん。喫茶店で―」


すまん、マジで名物がわからんのだ。
というか名物はあるのだろうか?
196以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 03:40:09.29 ID:IOgva5XzO
>>194
方言SSの全国制覇するつもりか?w
197以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 03:43:48.70 ID:yPPTGvWU0
ハルヒのまんこは締りがいい。中田氏してもなぜか妊娠しないし。
朝比奈さんはパイズリが極上だ。あの爆乳もみながらのエッチは素晴らしい。
長門はフェラが最高にうまい。イラマチオもまったく嫌がらないしな。

さて、今日は誰にしよう?

1・古泉

2・一樹

3・古泉一樹

198以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 04:01:23.76 ID:qNvHDT5M0
てst
199以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 04:11:49.00 ID:kgMOGupv0
保守
200以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 04:25:55.47 ID:rsKJs0JuO
>>192
マ、マウンテンのことかー!!
あそこに行く時の合言葉は「登山する?」なんだよね。
大学から近いから一年の時はよく行った
201以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 04:45:18.13 ID:ctecr/PYO
>>190

キョン「なぁハルヒ、明日も市内探索なんか?」

ハルヒ「当たり前やろ?喫茶店で明石焼き食べるで。」

キョン「それはあれやな…喫茶店に言った後、まだ俺に別んトコで明石焼きを奢れと言うことやな。」

ハルヒ「……知らん!先週二人だけの市内探索に遅れたそのダボな頭で考えたらええやん!」

兵庫県明石市

西宮市のヤツ読みてぇな
202以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 04:57:36.65 ID:dWCF20bMO
保守にょろ!
203以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 05:04:42.58 ID:qYWy3YAH0
キョン「こるぁ!ワレ明日も市内探索やるんけ?」

ハルヒ「当たり前やろうが!喫茶店で串カツ食うたるでえ。」


大阪市西成区
204以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 05:10:10.06 ID:ZXSXpt5BO
寝る前の
ふんもっ守
205以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 05:16:15.18 ID:eWk4LZfQ0
>>190
同郷ktkr
206以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 05:39:13.27 ID:ctecr/PYO
207以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 06:12:06.81 ID:+eJRhkfZO
保守
208以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 06:42:57.17 ID:7o6tgV9k0
会社泊まりこみからようやく帰れる保守
209以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 07:15:46.50 ID:dWCF20bMO
保守なのね。
210以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 07:43:10.40 ID:FA1wuTnZ0
h
211以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 07:59:47.60 ID:dWCF20bMO
保守にょろ!
212以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 08:01:07.16 ID:V6sEdtV+0
>>190
焼きまんじゅう好きだー
オヤジの田舎に行く度にたらふく食べた記憶がある。
我が家では味噌まんじゅうって呼んでたけど。

キョン「おいハルヒ。明日も市内探索かい?」
ハルヒ「あたぼうよ! やっちゃば行って湯ー行って───」
喫茶店で食える名物がないんで喫茶店じゃなくて市場と銭湯にしといた。
213以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 08:27:20.49 ID:Dvt4uOcNO
あ、うちの名物にイカがあったな
すっかり忘れてたぜw
214以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 08:35:02.28 ID:fzWqYdyWO
前スレ>>216の続き


ハルヒ「じゃあ古泉君歌って♪」
古泉「ええ♪」
ミュージックスタート!
古泉「なにもかもをまきこーんだかーみがいるーはーずです♪」
キョン「古泉はきれいな声してるな。」
長門「(古泉一樹・・・・・先ほどの報復をさせてもらう)」
長門はマラカスとタンバリンを手にとると鳴らし始めた。
ガラガラガッシャン!ガラガラガッシャン!
ハルヒ「ちょっと有希!うるさい!音楽が聞こえないじゃない!」
長門「・・・音量を上げる」
長門「・・・!?・・・リモコンがない?」
古泉「あるーはれーたひーのことー♪」
長門「(・・・不覚・・・古泉一樹がリモコンを握りしめて歌っている・・)」
古泉「聞こえないようなので音量を上げましょうか♪ふんもっふ!」
ピッ!
長門「(・・・・絶対殺す!)」

保守
215以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 08:43:19.45 ID:+eJRhkfZO
初めてクラナド見たけど、ヒロインがキョン妹の成長した姿に見える。
216以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 09:08:13.54 ID:FA1wuTnZ0
クラナド1話見たけど

>毎日学校に通い、友達とだべり

再生1分で心が折れた
217以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 09:19:08.03 ID:FA1wuTnZ0
218以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 09:24:29.50 ID:rqN9Mv1KO
キョン「なあハルヒ、明日も市内探索あるとやろーもん」
ハルヒ「当たり前やろ。喫茶店で明太子食うばい」
219以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 09:42:34.27 ID:Dvt4uOcNO
ほし
220以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 09:47:47.77 ID:RATE1gvw0
長門
「ま〜一本ま〜一本と、大概にしとかなあかんよ。今夜のおかずがわやになってまう。鎌倉さんはいかんわ、うますぎるもん」
221以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 09:55:54.96 ID:6AZWPIFU0
>>200

1日2登山して有名になった俺が来ましたよ
222以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 09:56:14.03 ID:gYnao3Iz0
223以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 10:15:08.73 ID:JtVx+roO0
「お疲れ様です」
「うまくいきましたね」
「さすが萌え担当。みごとなドジっ娘ぶりでしたよ。うまく時間を稼げました」
「いえいえ」
「ところでこの雨なんですが・・・念のためもう少し延長というわけにはいきませんか?」
「・・・・・・推奨できない」
「やはり何百年・・・何千年後かの生態系に影響が出てしまいますかね?」
「・・・・・・そう」
「まぁ確かにそれは困りますが・・・そんなことよりも今。涼宮ハルヒに何もかもを変えられて
 しまうことからすれば未来の多少の変化なんて小さな事です。」
「未来が変わっちゃうのは・・・あたしが困っちゃうんですけど・・・」
「どこかの誰かが言ってました。やらずに後悔するよりもやって後悔した方がいい。と」
「うぅ・・・まぁそうですけど・・・」
「まぁそういう事で・・・やっちまってください!」
「・・・・・・」
224以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 10:17:12.02 ID:JtVx+roO0
「でも・・・凄いですねぇ・・・なんかどっかの司令室みたい。
 カメラいくつ仕掛けたんですかぁ?」
「部室に6台、その他校内や敷地外のハンディも含めると30台ほどが彼らを狙ってます。」
「そんなに必要ですかぁ?」
「いつどんなタイミングで決定的瞬間が訪れるかわからないですからねぇ。
 残らず録画するための処置です。この映像は何かの時に彼をコントロールする
 絶好の切り札となるはずです!」
「なるほどぅ・・・」
「映画撮影の時にあの商店街を買収した時に思いついた作戦ですからね。
 電気ストーブもはっきり言って僕の仕込みです
 ぼちぼち二人にはもう少しアダルトな関係になってもらわないと。
 年末はイベントが目白押し。中途半端な関係では不測の事態が起きかねないですからね。
 僕だってたまには平和な正月を迎えたいわけですよ」
「はぁ・・・あ!涼宮さん!戻ってきました!」

「おそらく傘を・・・よしよし!ちゃんと一本だけ持ってますね」
「傘?一本?」
「涼宮ハルヒのこの状況での行動を推理すると・・・どこからか傘を拝借してくるであろうと。
 予め我が校に潜入済みのエージェントがあれ以外の傘を撤去済みです」
「どーして一本じゃないといけないんですかぁ?二人いるのに」
「何を言ってるんですか!このシチュに必要なのはそう!相合傘!
 一万年も前から決まってる事です!」
カリカリカリカリカリ(テーブルを引っ掻く長門)
225以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 10:19:22.03 ID:JtVx+roO0
「なんか・・・睨んでますよぅ・・・キョンくんの背中に穴が開いちゃいそう。」
「そうですねぇ・・・かなりのド迫力。なかなか起きないのでイライラしてきてるのでしょうか?
 閉鎖空間が発生するような気配は無いのですが・・・」

・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・

「あたしも何だか・・・ドキドキしてきちゃいました。あ!立ち上がった!」
「待ちきれなくて起こそうというのでしょうか?歩み寄って・・・・・
 お〜っと違った!自分のカーディガンを脱いでぇ?それを?掛けた!掛けました!
 なんだか見ているこっちがはずかっしい♪」
「キャラ変わってますよぅ♪古泉くん♪」
「いや〜僕も毎日ストレス溜まってますからねぇ!機関はうるさいし言葉使いも気をつけないと
 いけないし・・・。こんな事でもないとやってられないっすよ!実際」
「ぶっちゃけますねぇ♪」
「しかしこれは・・・どういう行動なんでしょうか?」
「まぁ女心・・・ジェラシーですね。長門さんの掛けたカーディガン。なぜ?
 どんな状況で?などと妄想してる内に堪らず・・・」
「さすが朝比奈さん!伊達に年齢不詳だけありますね!ほんとは経験豊富だったり
 するんじゃないですか?」
「それはもちろん・・・禁則事項です♪」
「ということは・・・このアドリブを繰り出した長門さんの隠れたファインプレイ
 って事ですね。やっぱり計算ですか?長門さん」
ガン!!!(テーブルに鉄槌をぶちかます長門)
226以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 10:20:56.28 ID:JtVx+roO0
「今度はキョンくんの寝顔を見つめてますねぇ・・・やんっかわいい♪」
「相手が寝てるのをいい事にかなりアグレッシブに行きますねぇ。普段からそうしてくれると
 助かるのですが・・・。」
「これはもしかして・・・やだっあたしも耳まで熱くなってきた!」
「まさかまさかのイベント発生ですかぁ?これは我々機関の上層部もびっくりですよ!
 この映像校内で売れるかもしれないですねぇ・・・
 こういう空間が発生するのは大いに結構!」
「き〜っす♪ き〜っす♪ き〜っす♪」
バキ!(持っていた湯飲み茶碗を握りつぶす長門 立ち上がりぶつぶつと呪文を
    唱えだす)
(慌てて長門の口を手で塞ぐ古泉)
「あ〜っとっと 落ち着いて下さい長門さん。朝比奈さん!例の物を!」
(渡されたキョンの寝顔の写真を長門に見せる古泉。)
「長門さん、今日の所はこれで。なんなら後でもっと刺激的なやつをお持ちしますよ」
「・・・・・・そう」
(おとなしく椅子にちょこんと座り直す長門 みつめるみつめるみつめる)
227以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 10:22:04.54 ID:JtVx+roO0
「あ〜♪ あ〜♪ あ〜♪ きゃあきゃあきゃあ♪」
「お〜っとキタキタキタ♪ ついに決心しましたねぇ♪
 近づく近づく顔が近づく! 顔がまっかっかですねぇ!
 眉間にしわ寄せて若干男らしいのが涼み・・・いや敢えてハルにゃんらしい!」
「き〜っす♪ き〜っす♪ き〜っす♪」
「き〜っす♪ き〜っす♪ き〜っす♪」

「うおわっ」

「わわ」

「ん〜・・・・・んぁ・・・・・お前だけか・・・」
「なによ!・・・悪いの?」
228以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 10:24:23.83 ID:JtVx+roO0
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「か〜なんでしょうかねぇ!この男は!間が悪いというか・・・
 寝たふりするとか出来ないですかねぇ・・・空気読めないヤツですねぇ
 前々から思ってたんですよ。結局キョンってあだ名って
 K(空気)Y(読めない)O(男)N(なのよ)じゃないか?ってね」
「残念・・・いたずら書きとか言ってますよぅ・・・もうちょっとだったのにぃ・・・」
「ほんとにもう!このために動いたエージェントも10や20じゃないんですよ?
 カメラ仕掛けるのだって授業中に 先生ちょっとお腹が・・・とか。
 クラスメイトに百パーうんこだと思われちゃってますよ。マジな話。
 せめて傘イベントくらいはビシっと決めてもらわないと・・・」
「あっ来ます来ます♪」

「一本あれば・・・十分でしょ?」

「まぁ・・・今日の所は・・・涼宮さんのこの顔いただき♪って感じでOKなんじゃ・・・」
「・・・・・・期待させられた分落胆は大きいのですが・・・。
 後は外の尾行班にいい絵を押さえてもらうという事でおひらきにしますか」
「じゃあ今日も長門さんのお家で裏SOS団反省会って事で?」
「そうですね・・・じゃあ帰りますか。ってほら!いつまでも見つめてないで!
 その写真はもうあなたの物なんだから!なんなら大きく引き伸ばしたやつでも持ってきますよ!」
「・・・・・・やくそく」
229以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 10:27:21.18 ID:cMoj7YhBO
試練
230以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 10:42:38.77 ID:0Yga6Sq+0
ちょっと笑ってしまったwwww
231以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 10:45:40.50 ID:oSwOsBIk0
投下中?
232以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 11:00:15.59 ID:Dvt4uOcNO
ほし
233以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 11:00:51.90 ID:oSwOsBIk0
>>174
俺並に詰め込んでる人がいて嬉しいwwwwので勝手に感想。
気に入らないようでしたら華麗にヌルーしてください。

改行での適度な隙間がないので矢張り読み難さは拭い切れませんでしたが、キョンの心理描写が細か
に書かれていて感情移入をし易かったです。古泉の切なき恋心を知ったキョンが自分のそれとを比較し
たとき、葛藤するまでもなく古泉を同じ土俵に上げたところには熱き男の友情を確かに感じました。

数点ほど指摘させて貰いたいのですが、特に望んでないのであればこの段は読み飛ばしてください。ま
ず気になったのは誤字・脱字が少々目立つ所です。一レスのみの保守ネタとして投下されたようなので推
敲していなかったのかも知れませんが、保守ネタでも目立つものは目立ってしまうようです。次から気を
付けて下されば大変有難いです。それから全体の文章について、もう少し削減しても良かったのではと思
います。キョンの心の声をそのまま投影して進める形のようですが、一つ一つのシーンでの語りが必要以
上に長く煩い気がしました。そして最後は矢張り改行です。全体を推敲して不要な箇所を見つけ次第削り
取り、空いた行でタイミングよく改行をして下されば、より良い作品になったのではないかというのが結論
です。

総評すると物語としてはよくある展開ではありましたが、ラストのキョンの正々堂々の宣戦布告が非常に
ハルヒに似た行動であるなと思い、より彼と彼女の絆の深さを思い知らされた気持ちです。この気持ちが
古泉の中にも生まれていた場合は随分と皮肉なストーリーになってしまうかも知れません……。しかしそ
こは男同士、若き友情パワーで円満な解決をしてくれることを希望しつつ、次回作に期待します。
234以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 11:21:19.46 ID:5pcYfBf0O
235以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 11:29:04.66 ID:rqN9Mv1KO
236以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 11:47:06.44 ID:3g9wUpyf0
保守
237以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 11:55:15.85 ID:Dvt4uOcNO
238以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 11:56:42.67 ID:7KWuO+kr0
久しぶりだなおまいら
いきなりなんだが、ハルヒがデレデレするSSを俺に教えてくれないか
今とっても読みたいんだ…頼む
239以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 12:08:07.73 ID:rqN9Mv1KO
240以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 12:18:37.16 ID:luATsfSH0
アッー!
241以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 12:18:48.18 ID:L1Sn9z+bO
推薦サイトで検索
242以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 12:34:54.82 ID:Dvt4uOcNO
ほし
243以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 12:37:58.89 ID:fzWqYdyWO
キョン「長門。にらめっこしようぜ!」
長門「・・・わかった」
キョン「・・・・・」ジー
長門「・・・・・」
キョン「・・・・・」ジー
長門「・・・・・///」
キョン「・・・・・」ジー
長門「・・・・・(恥ずかしい///)」
キョン「赤くなってるぞ!長門は可愛いなぁ。」
長門「・・・・・ばか///」

真っ赤っ赤の有希ちゃん保守
244以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 12:53:17.42 ID:pNKrN+4a0
245 ◆TJvIWD.URQ :2007/10/13(土) 12:54:29.66 ID:rqN9Mv1KO
家出少女の作者ですが、最初の方に訂正を加えたので再投下してもよろしいですか?
246以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 12:56:57.93 ID:RWodISFA0
おれはいいと思うぞ
247以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 12:58:10.75 ID:kgMOGupv0
嘉門
248家出少女 ◆TJvIWD.URQ :2007/10/13(土) 12:59:43.19 ID:rqN9Mv1KO
じゃあ最初から投下したいと思います。
今まで見てなかった人も見てくれたら嬉しいです
249以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 13:01:22.34 ID:L1Sn9z+bO
野球しながら支援
250家出少女 ◆TJvIWD.URQ :2007/10/13(土) 13:07:10.86 ID:rqN9Mv1KO
夏休みも中頃にさしかかったある日、俺はいつものように団員全員分の喫茶店代を奢らされた。
太陽が照りつける中探索も終わった後、俺は軽くなった財布の代わりに重くなってしまった足を引きずって帰宅した。

晩飯も食い終わり、部屋で一息ついていると玄関からチャイムが鳴る音が聞こえた。
誰だ夜遅くに、少なくとも俺には関係ないだろう、いやそうであってくれ。

「はーい、どちらさまですかあー」

一階から妹の声がする。
ああ恥ずかしい。
何でうちの親は妹に行かせるんだ。
誰かは知らんがすみませんね、言っておくけどそいつもう小六になるんですよ。

「わあー、お姉ちゃん久しぶりー」

なに、お姉ちゃんとな。
それに久しぶりとは、きっと俺にも面識のある奴と考えて間違いない、だとすると余計に恥ずかしい。
俺は読み飽きた漫画を放り投げ、一階に降りた。
251家出少女 ◆TJvIWD.URQ :2007/10/13(土) 13:08:24.12 ID:rqN9Mv1KO
「キョン、すまないね」

…ああ、もういいさ。
それにお前の頼みとなると断れん、中学のとき散々世話になったからな。
ああ、誰がいるのかって?
今俺の部屋に佐々木がいるんだよ。




「お前何やってんだ?」

これは今から30分前の俺のセリフだ。

「久しぶりに再開した友人にその言葉はないんじゃないかな」

ククッと独特の笑い声をあげながら、佐々木は続ける。

「急に君の家に訪れた僕も悪かったよ。
だが理由を聞いてもらいたい」

「どうしたんだ、また例の奴らに会えなんて言うんじゃないだろうな。
いくらお前の頼みでもそれだけはごめんだぜ」

「そういうことではないよ。なに僕個人からの頼みだ」

お前個人の頼み?珍しいこともあるもんだ。
俺ができることならやってやるが。

「じゃあ話は早い。しばらくキョンの家に泊めてくれ」
252家出少女 ◆TJvIWD.URQ :2007/10/13(土) 13:09:24.59 ID:rqN9Mv1KO
なんだそんなことかよ。
遠慮するな、好きなだけ泊まr―――――、は?

「ん、聞こえなかったのかい。
僕を君の家に泊めてくれ。実はね──」

佐々木の言うところによると、親と喧嘩して家出してきたらしい。
キチンと荷物も持ってきてやがる。
だが何で俺なんだ、高校の友達とか中学のときの友達とかの女友達の方がなにかと都合がいいだろうに。

「残念だが、高校にはこんなことを告げることができる友人がいないもんでね、中学も然りだ」

そんなことを言われると断れるはずもなく、佐々木は俺の家に居候することとなった。
253家出少女 ◆TJvIWD.URQ :2007/10/13(土) 13:15:46.90 ID:rqN9Mv1KO
そして俺の部屋での会話に戻るわけだ。
ああ、何か知らんがうちの親は異常に物わかりがよく佐々木がうちに居候する事になったのに二つ返事でOKを出した。
本当にいいのかうちの親よ、逆にウェルカム状態になっていたぞ。


「本当に僕はいい友人をもったよ、キョン」

お前に言われると何か気恥ずかしいね。
俺もお前のことはそう思うけどよ。

佐々木は既に晩飯は食ってあると言っていたが、風呂には入ってないらしい。

「佐々木、先に風呂入れよ。うちの家族のことは気にするな」

佐々木はすまない、とだけ残して風呂に行った。

しばらく経っただろうか。
やっぱり女の子ってのは風呂が長いんだな。
そんなことを考えていると風呂場から声がしてきた。

「どうした佐々木?」

「キョン、すまないが僕の荷物の中から下着と着替えを持ってきてくれないか」

「い、いや、お前いくら何でもそれは問題が…」

「大丈夫だ、今は不問に処しておくよ」
254家出少女 ◆TJvIWD.URQ :2007/10/13(土) 13:17:45.75 ID:rqN9Mv1KO
部屋に戻った俺は佐々木の荷物の前に座った、もちろん正座だ。

ジーーッ

チャックをあける音が妙に響く。
その後のことは割愛させてくれ、恥ずかしすぎて保たん。
この暑さは夏の気温のせいだけではないだろう。
しかしこれだけは言わせてくれ、佐々木の下着は白だった。

佐々木に着替えを渡した後、しばらく放心していた俺はいつの間にか部屋に戻ってきた佐々木に気が付かなかった。

「キョン、どうしたんだい?
僕はいいから君もお風呂に入ったらどうだ」

「……ああ」

くそ、佐々木のことまともに見れねえ。
こいつさっき俺が渡したやつきてんだよな、佐々木は白がよく似合いそうだ……………変態ですみませんね。
俺だって健全な一高校生なんだからしょうがねえだろ。
255家出少女 ◆TJvIWD.URQ :2007/10/13(土) 13:23:20.97 ID:rqN9Mv1KO
俺は暴走する頭を一振りし風呂場に向かった。
佐々木を待たせるのも悪いしさっさと入るか。
と、服を脱いだところで気付いた。

「おい佐々木、さっきまで着てた服はどうした?一緒に洗濯しとくからもってこい」

ガチャッ

「ああ、すまないねキョ――」

佐々木はここまで言葉を発すると、俺に平手打ちをかまして逃げた。
そしてようやく気付くわけだ、

――ああ俺服着てねえや。

落ち着いて風呂に入ることができなかったのは当然のことだ。
風呂から上がり部屋に戻るなり佐々木に謝られた。

「す、すまなかった、キョン。動揺を隠しきれなくて、つい」

「いや俺こそすまん。さすがにお前でもあんなの見せられたらな」

すると佐々木はみるみる顔を赤くした。
熱でもあんのか、いや冗談だ。
256家出少女 ◆TJvIWD.URQ :2007/10/13(土) 13:24:22.45 ID:rqN9Mv1KO
「きょ、今日はもう寝よう」

佐々木はそれだけ言うと俺の布団に入った。
俺はどこで寝ればいいんだよ。
さすがに佐々木と一緒に寝ることはできないので、一階のソファで眠ることにした。

また1日目だが凄かった、というかあいつはいつまでいるのかな。
あはは、もうどうでもいいや。


佐々木が俺の家に来て次の日の朝。
夏の暑さと昨日の出来事でまともに寝ることが出来なかった俺は6時前に目が覚めてしまった。
もう一眠りするかなどと考えていると、佐々木が二階から降りてきた。

「あ、キョンおはよー」

朝早くで寝ぼけているのか佐々木にしては妙に舌足らずな喋り方をしていた。
昨日はよく見なかったがやけに可愛いパジャマ着てんな、それに加えて髪がボサボサになっている佐々木は何かくるものがある。
それにしても佐々木は朝が弱いのか足元がおぼつかない。

「佐々木、顔洗ってこい。風呂場の横に洗面台があるから」

佐々木は首を縦に傾けるとフラフラと風呂場の方に消えていった。
意外な一面が見れたな、後でからかっておこう。
257家出少女 ◆TJvIWD.URQ :2007/10/13(土) 13:28:00.77 ID:rqN9Mv1KO
佐々木とのやり取りですっかり目が覚めてしまったのでテレビでも見ていると、携帯電話がいきなり震えた。

着信 涼宮ハルヒ

おいおいマジかよ。まだ7時にもなってないぜ。
無視してもいいが後が怖いからな……。

『あら、起きてたの』

「起きてたのじゃねーだろ、自分から掛けて着といてよ。
何の用だ、用がないなら切るぞ」

『随分態度が悪いわね。団長の怖さを後できっちり教えてあげなくちゃならないみたい。
というわけで7時半に駅前集合、遅れたら罰金だから』

ブツッ

はあ、朝っぱらから疲れるな。
だがまだ時間まで充分余裕があるし飯でも食うか。
ソファから立ち上がると佐々木が制服に着替えて二階から降りてきた。
いつの間にまた二階に行ったんだろうなあいつは。
起きたばかりのときと比べて髪も整っているし、足元もしっかりしている。
258家出少女 ◆TJvIWD.URQ :2007/10/13(土) 13:34:09.43 ID:rqN9Mv1KO
「僕が朝食を作ってあげるよ。お世話になってばかりだと悪いしね」

「そうか、悪いな。というか何でお前制服なんだ。今は夏休みだろ」

「残念ながら、夏休みにも課外というものがあってね。昼まで、というのが唯一の救いだよ。」

そう言いながら佐々木はキッチンに入っていった。
佐々木はやたら手際がよく、凄いペースで料理を作っていた。
この頃になると母親も起きてきて、佐々木さんがお嫁に来てくれたら嬉しいとかなんとか妄言をはいていた。
少しは佐々木の気持ちも考えてやれと言いたいね。

ところで佐々木が作った料理だが結果から言うととても上手かった、店に出てきてもおかしくないくらいだ。
感想を訊かれた俺が素直にそう言うと、佐々木は安心したようにほっと息をついた。
佐々木の隣ではまだ母親が妄言を言っているのが聞こえる、やれやれ。
259家出少女 ◆TJvIWD.URQ :2007/10/13(土) 13:38:32.91 ID:rqN9Mv1KO
飯を食い終えた俺は着替えをすませ駅前に行こうとしたとき、荷台に人が乗るのを感じた。

「すまないが駅まで送ってくれないかな。ちょっと遅刻しそうでね」

「遠慮するなよ、俺なんかでよけりゃいつでも送ってやる。別に遅刻するとかしないとか関係なしにな」

俺がそう言うと佐々木は本当に嬉しそうに笑った。

「本当にありがとう、キョン……」

俺の背中に顔をうずめている佐々木に中学の頃の元気の良さを見て取ることはできなかった。
ふと思う、こいつは高校に入ってずっと独りだったんだな…。と、

「なあ、佐々木」

「何かな、キョン」

「……俺にはいつでも頼っていいからな」

「……うん」

佐々木を駅まで送っていく間、俺達は何も話さなかった。
その代わり佐々木はずっと俺の背中に抱きついていた、とても力強く、まるで俺の存在を確かめるように。
吹き抜ける夏の風がやけに涼しく感じた。

佐々木を駅まで送った俺は、帰りも迎えにくるからな、と約束し集合場所に向かった。
260以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 13:40:43.35 ID:cMoj7YhBO
試練
261家出少女 ◆TJvIWD.URQ :2007/10/13(土) 13:44:45.78 ID:rqN9Mv1KO
集合場所に着いた俺が見たのはやたら笑みが怖い団長様、オロオロしてる朝比奈さん、絶対零度の視線を俺に向ける長門、そしていつもよりニヤケ面が堅い古泉だった。

「よ、みんな朝から早いな。
んで何かあったのか?
様子がおかしいが」

場の空気が一気に張りつめるのがわかった。
何だ、地雷踏んだのか俺。
その異様な空気を引き裂いたのはハルヒである。

「朝っぱらからお楽しみだったようねえ、佐々木さんと一緒に」

そのときのハルヒの顔は一生忘れないだろう。
もし俺の身にコンピ研の部長でいうカマドウマ事件が起きるときは間違いなくカマドウマはハルヒになっている確信が持てるね。

「黙ってないで何か答えなさいよ!」

助けを求めるように辺りを見渡すが誰も目をあわそうともしない。
薄情な奴らだ、俺だけじゃ絶対この場は乗り切れないぞ。
古泉でもいいから、いつものようにハルヒに何か話しかけてくれ。

「涼宮さん、そのことは後で聞くとしてまずは目的地に向かいましょう。
もうすぐ電車も出てしまいますよ」

ナイス古泉!俺はこのときほど古泉に感謝したことはない。

「フンッ、後できっちり話してもらうからね」

ああ、と曖昧な返事をして一つの疑問をハルヒにぶつけた。
262以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 13:47:04.04 ID:/2D5y/xN0
>>190だけどみんなおはよう。
意外とみんながノってくれてうれしいぞ
>>205>>212の出身がわかったw
焼きまんじゅうは味噌もあるからな
263家出少女 ◆TJvIWD.URQ :2007/10/13(土) 13:56:54.96 ID:3zwLd820O
すまん去るった
解除されしだい投下します
264以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 13:57:10.31 ID:6fhngQvq0
265以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 14:00:13.74 ID:IOgva5XzO
リメイク用投下スレがあるのに……
266以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 14:17:59.15 ID:IOgva5XzO
保守
267以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 14:18:21.60 ID:3zwLd820O
>>265
いやこれの続きの設定を考えたらこっちがいいかなと思いまして
268以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 14:18:32.08 ID:Nevkj0hz0
北海道弁ってあるのか?
269以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 14:21:53.98 ID:mvzVIO9W0
>>233
>>174です。丁寧な感想ありがとうございます。

誤字脱字に関しては気をつけてはいるのですが、如何せん見落としが多いのは事実です。
これからより注意していきたいと思います。

改行は普段の長編投下や2〜4レスの短編投下の際は気にしているのですが、
今回は1レスに収めようと必死になって、やはり詰め過ぎてしまい、読み返してみると読みにくさが目立ちますね。
この読みにくさが誤字脱字に気が付かない原因かもしれません。

ノリだけで書いた保守にここまで丁寧な感想がいただけるとは思わず、大変嬉しく思います。
ご教授いただけましたことを参考に、これからも精進していきたい所存です。
270以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 14:25:34.65 ID:xe3xjrZlO
>>190
キョン「なぁハルヒ。明日も市内探索なんか?」
ハルヒ「当たり前やん。喫茶店で蕎麦米汁食べん。」

キョン「喫茶店じゃあ食えんやろ」
ハルヒ「知らんがな(´・ω・`)」

KY徳島県西部
271以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 14:30:53.77 ID:Zexe7X1V0
保守
272以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 14:47:15.81 ID:Zexe7X1V0
保守
273以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 14:59:36.07 ID:QL8yjHUVO
家出を待ちつつ保守
274 ◆cW98CwF.kQ :2007/10/13(土) 15:09:00.42 ID:gFf6sRlP0
空気読まずに、ss投下してもいい?
275以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 15:11:13.07 ID:Zexe7X1V0
来い
276 ◆cW98CwF.kQ :2007/10/13(土) 15:13:24.72 ID:gFf6sRlP0
読みにくかったら、スルーしてもおk
20前後でまとめます
277そんな日曜日  ◆cW98CwF.kQ :2007/10/13(土) 15:14:07.04 ID:gFf6sRlP0
桜の花が散り始め、景色がピンク色から緑色に染まりかけてきた頃の日曜日。
今日はSOS団の活動がない。
だが、俺はいつもの駅前だある人を待っていた。
現在、時刻は8時30分。待ち合わせ時間の9時まで、まだ余裕がある。
その場で踊りだしたい気持ちを抑え、ある人を待つ。
いかんな…顔がニヤケてしまう…これでは古泉になってしまうじゃないか。

俺が内なる自分と悶々と戦っていると、声をかけられた。
「ご、ごめんなさい。遅れちゃって。寝癖がなかなか直らなくて…。」
お分かりだろうか?
そう、俺が待っていたのは、地上に舞い降りた俺だけの天使様、
朝比奈みくるさんだ。

昨夜、朝比奈さんから電話があった。
「もしもし、遅くにごめんなさい。あの、その、もし明日よければ、一緒にデパートにいきませんか?今のお茶
が切れちゃって、新しいお茶をかおうと思っているんですけど…」
俺は二つ返事で了承したね。毎日毎日、後ろの席にいる、黄色いカチューシャを着けた団長のせいで、疲れてい
るんだ。その疲れきった心を癒してくれるのは、彼女しかいない。
ベッドに入っても、遠足前の小学生の様に興奮して全く寝ていないことことなんか、ミジンコ並にどうでもいい
ことだぜ!

「そんなこと全く気にしなくていいですよ。こっちは、いつも遅れていますから」
事実は少し違うがな。俺が遅いわけではない。他の4人が早すぎるんだ。
まっ、どうでもいいや。今はそんなこと。
「うふふ、そういえばそうですよねぇ。じゃ、早速行きましょうか」
あぁ、その笑顔。まさしく天使の微笑みです。俺の心が浄化されていくようだ。しかし、いまさりげなく馬鹿に
しませんでしたか?


278以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 15:16:59.15 ID:Zexe7X1V0
支援
279以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 15:23:42.12 ID:Zexe7X1V0
さるった?
280以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 15:24:25.33 ID:oSwOsBIk0
いやこれでさるはないだろう
281以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 15:27:19.47 ID:6AZWPIFU0
急にお客さんが来たとか
282以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 15:29:29.26 ID:Zexe7X1V0
保守
283そんな日曜日  ◆cW98CwF.kQ :2007/10/13(土) 15:37:05.66 ID:gFf6sRlP0
俺たちは、デパートまでの道をカップル(妄想)のように歩いた。
「しかし、今日は何で俺を誘ったんですか?ハルヒとか鶴屋さんとき、他に誘う人はいなかったんですか?」
「鶴屋さんは、どうしても外せない用事があるらしいです。涼宮さんは、変なコスプレショップに連れて行かれ
そうだし、長門さんは、会話が続かなくて気まずくなりそうだし、古泉くんは、女のわたしが誘っても来てくれ
ませんし…」
「というと、俺が余っていたから、仕方なくということですか?」
「いえっ、あっ、違います。キョンくんと一緒にいきt……やん、その、禁則事項です…」
何か嬉しい言葉が聞こえたような。っていうか、今の、禁則事項なんですか?

「そんな、こっちは誘ってくれただけで大満足ですよ」
「ありがとう。最近、わたし空気だから、少しは何か行動しないといけなくて…」
「空気ってどういうことですか?」
「禁則事項です♪」
空気って何のことだ?朝比奈さんの巨大なアレのことか?まさか、あの大きさは風船みたいに空気を入れている
からなのか?よし、朝比奈さんには悪いが、今度プスッとやってみよう。

もうすぐで、デパートに着くという頃、後ろから、
「キョン?」
という声が聞こえた。空耳ではない。確かに聞こえた。
考えなくても分かる。こんな最悪なタイミングで話しかけてくる奴なんて、世界中、いや、宇宙を探しても1人
しかいない。俺の脳裏に黄色いカチューシャがちらつく。
神様、助けてくれ!
いや、神様はアイツか。ここは、あきらめるしかないようだ…渋々振り返るとそこにいたのは、我らが団長、
涼宮ハルヒ。

ではなく、佐々木だった。

何だ、神様違いか。でも、面倒くさい状況になるのは、確実だ。
284以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 15:40:22.92 ID:flunRI5K0
>>222
最近落ちまくりだったからな。乙。
>>233
お前の改行の方が読みにくい。
285以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 15:42:15.98 ID:ozpASFtYO
wktk
286以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 15:44:05.78 ID:Zexe7X1V0
支援
287以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 15:46:03.37 ID:BjqEmrJV0
あぁ、書きながらか。
288以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 15:52:54.46 ID:Zexe7X1V0
書きながらなら書きあがってから投下しておくれ
289以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 15:54:22.01 ID:BjqEmrJV0
20レスって何分かかるんだwww
290以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 15:54:44.24 ID:flunRI5K0
特に人も居ない時間帯だし、いい保守代わりになるんじゃない?
291以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 15:55:43.81 ID:YZ+X2/qx0
せめて書きながらなら前のレスに安価つけたほうがいいかもな
それなら途中で誰か投下しても少しは見やすくなるし
292以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 15:57:59.55 ID:Nevkj0hz0
残り11
293以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 16:04:59.07 ID:Zexe7X1V0
保守
294そんな日曜日  ◆cW98CwF.kQ :2007/10/13(土) 16:07:57.15 ID:gFf6sRlP0
「やっぱり、キョンか。偶然だな。こんな所で何をしているんだい?おっと、失礼。デート中だったか。涼宮さ
んは知っているのかい?君は青春をしっかりと謳歌しているようだね。そんな君が羨ましいよ」
何か棘のある言い方だ。それより、何故ハルヒがでてくる。
「デパートに買い出しだ。それに、何でお前もここにいるんだ?」
「僕がここにいたら悪いのかい?それに君が買買い出しと言うなら、僕も買い出しだ。九曜さんの服をね」
佐々木に後ろから、黒い物体が姿を表わした。
いたのか、九曜…言われるまで全く気付かなかった。朝比奈さんも同様のようだ。
「九曜さんは、いつも光陽女子学院の制服しか着てこなくてね。というか、それしか持っていないらしいんだ。
橘さんが女の子はもっとお洒落をするべきですと言って、ここに服を買いにくることになったのことは、いいん
だが、言い出した本人に急に用事ができてしまってね。そこで、代わり僕が来たというわけさ」
…どこの長門だ、それは。
「−−おしゃれ−−する」
そうかい。そんなことそっちで勝手にやっといてくれ。

「そうだ、君たちと僕たちの目的の場所は同じだ。ならば、ともに行動しないか?大勢の方が楽しいだろうし、
友好を深めるといった意味でもね」
佐々木が提案した。
「わたしなら全然構わないですよ。大勢の方が楽しいと思います」
「−−ぐっど−−あいでぃあ」
「満場一致で決まりのようだね。そうと決まったら、早く行こう。時間は短いんだ。無駄にはできない」
おいっ、俺は」まだ何も言ってないぞ。勝手に決めるな。せっかくの朝比奈さんとのデートだ。邪魔され
てたまるか!朝比奈さんを抱えてトンズラするしかないようだ。
朝比奈さんの手をとり、逃げようとした瞬間、体が動かなくなった。いつぞやの朝倉の時みたいだ。
九曜」が何か小声で呟いている。そうかあいつも宇宙人だったな。逃げることは不可能のようだ。仕方なく、朝
比奈さんとのデートをあきらめ、共に行動することにした。
ふと、体が自由になり、九曜を睨む。それに気付いた九曜の顔は、ほんの少しだが赤くなった。
長門の表情を読み取れる俺だから、分かったのだ。
何考えてんだ、あいつ。
295以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 16:14:51.67 ID:Zexe7X1V0
保守
296以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 16:24:25.81 ID:Dvt4uOcNO
297以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 16:32:03.88 ID:FA1wuTnZ0
298そんな日曜日  ◆cW98CwF.kQ :2007/10/13(土) 16:33:43.73 ID:gFf6sRlP0
>>277 >>283 >>294


しかし、話しかけてきたのが、ハルヒじゃなかったことだけが、せめてものの救いだな。

がんばれ、俺。やれやれだ。

デパートに着いた俺たちは、最初にお茶を買いに行くことにした。お茶売り場に着くと朝比奈さんの目の色が変わった。
ミクルビームはでないようだな…
俺はお茶のことがさっぱり分からないので、売り場の外で待っている。佐々木も、お茶に興味があったようで、朝比奈さ
ん、店員との3人で、話に花を咲かせている。九曜はというと、俺の横で、ボーッと突っ立ている。
お前忘れられていないか?お前の服を買いに来たんだろ…
ただ待っているのも、暇なので、九曜に話しかけた。
「なぁ、周防。あの2人しばらく動きそうにないから、俺たちは休憩がてらソフトクリーム食いに行かないか?
「−−おごり−−なら」
ちっ、ちゃっかりしてやがる。まあ、こっちが誘ったからそのつもりだったけどな。

お茶売り場を後にし、ソフトクリーム売り場まで歩く。
後ろをついてくる九曜は、すれ違う人々の顔を穴があくほど見ている。
人の顔見て何がおもしろいのだろうね。俺にはよくわからん。俺が興味あるのは、朝比奈さんと長門。…そして、たまに
ハルヒだな。

ソフトクリーム売り場に着き、何にする考えた。バニラにしようか、チョコにしようか。
参考までにに九曜は何にするのか訊いてみた。すると、九曜は真っ直ぐと指差した。その先には、「ワカメ味」とかかれ
ていた。いや、それ絶対不味いって。
「−−かれー−−おでん−−もいい。−−でも−−やっぱり−−わかめ−−がいい」
意味が分からん。っていうか、カレー味もおでん味も駄目だろ。
でもまあ、九曜本人がそれがいいって言っているので、それを買ってやることにする。
俺はバニラにしようっと。
299以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 16:34:43.27 ID:dlu7AsZr0
はるか昔の話ですが最後の口絵完成です
http://akm.cx/2d2/src/1192260843028.jpg
300以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 16:36:15.00 ID:BjqEmrJV0
>>299
待ってました!
GJ!
301以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 16:36:47.83 ID:FA1wuTnZ0
>>299
302以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 16:44:07.68 ID:CMS1j3qA0
>>299
このスレにプロがいたとは思わなんだ
303以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 16:45:26.63 ID:Zexe7X1V0
保守
304以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 16:56:59.42 ID:Zexe7X1V0
保守
305以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 16:57:53.59 ID:iZTbcX+I0
キョン「…………」
ハルヒ「…………ほな……おいとましますえ」
キョン「あぁ」
ハルヒ「…………」
キョン「ハルヒ」
ハルヒ「なんどすえ?」


ハルヒ「……ぁ…………ん……おキョンはん…………」
キョン「ハルヒ」
ハルヒ「……ん……反則どす……もうっ」
キョン(こいつは未だにキスされると腰抜けるからな。あと30分は一緒に居られるな)
ハルヒ「おはん……何考えておま……んんっ……」
キョン「仕方ないだろ。もっと一緒にいたいんだから」
ハルヒ「…………また明日……会えますえに……」
キョン「そうだけどさ。……お前は俺ともっと一緒にいたいと思わないのか?」
ハルヒ「…………おキョンはん」
306以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 16:58:12.38 ID:e3068S+eO
長門憂鬱の人か!待ってましたGJ
307そんな日曜日  ◆cW98CwF.kQ :2007/10/13(土) 17:00:08.98 ID:gFf6sRlP0
>>298

2つのソフトクリームを買い、黄緑色のやつを九曜に渡す。受け取った九曜は、礼も言わずにそれを舐めた。
「−−まずっ」
おい、不味いって何だよ。そりゃあ、不味いのはわかる。だって、ワカメ味だもんな。でも少しぐらい、奢っ
てやった俺の気持ちくらい考えてくれ…
俺は早々と自分のを食べ終え、九曜が食べてる姿を見ていた。そんな俺を見て、九曜がソフトクリームを突き
出してきた。どうやら、俺がワカメ味を欲しくて見ていた、と勘違いしたようだ。
「−−あじみ−−する?」
欲しいとは思っていなかったが、興味はある。素直に九曜の好意(元は俺の金だが)を受け取り、舐めてみた。
……うん、不味い。
こんなもの誰が考えたんだ!ありえねぇだろ!カレー味もおでん味もそうだ、この店少し、いや、かなりおかし
いんじゃないのか?
そんなことを考えていると、長門と朝倉と喜緑さんの3人が、ナイフを持って襲ってくる幻を見た。
何だ今のは?めちゃめちゃ恐いじゃないか…
朝倉はともかく、無表情でナイフを突き出してくる長門にはかんべんしてくれ…
そして、次に見えたのは、笑顔ながらも、禍々しいオーラをはなつ佐々木の幻。
やけにリアルだな。本物みたいだな。……あっ、本物だ…

「どういうことか説明してくるかな、キョン?」
「何を説明すりゃいいんだ?」
「さっきのことだよ。君は九曜さんから、ソフトクリームを貰ったね?」
「貰ったっていうか、あれは俺が買ってやったものだ。お前も欲しいのか?」
「いや、遠慮しとくよ。それよりも、君が貰ったのは、どういう状態だったかっていうことだよ」
「はあ?何のことだか、さっぱり分からん」
「まだ分からないのかい?君は九曜さんの食べかけのを貰い、それを食べた。それがどういうことか分かると思
うんだが?」
「何だよ、何が言いたい?」
308以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 17:09:30.98 ID:8SY2yBja0
309以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 17:10:01.33 ID:c90oC9Yw0
長門有希の憂鬱シリーズの作者さんか!?
310以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 17:10:42.54 ID:Dvt4uOcNO
>>305
おキョンはんwwwww
311以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 17:19:16.54 ID:6AZWPIFU0
猪鍋食いに行ってきます保守
312以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 17:22:13.28 ID:iZTbcX+I0
キョン「なぁハルヒ。明日も市内探索か?」
ハルヒ「当然どすぅ。うちぃ、イノダさんトコでお茶と八つ橋頂くのがすきなん、おキョンはんもしってはりますやろ?」
313そんな日曜日  ◆cW98CwF.kQ :2007/10/13(土) 17:24:37.26 ID:gFf6sRlP0
>>307

「もういい。君に質問した僕が馬鹿だった。簡潔に言おう。君たち2人は、1つのソフトクリームを食べ
あう、カップルに見えたというわけだ」

あっ、確かに言われてみれば、そう見えるかもしれないな。だが、こいつは、俺と九曜がそういう関係で
ないことを知っている。怒る理由なんてないはずだ。何で怒ってるんだ?

「俺らがカップルじゃないことは、お前がよく知っているだろ。何でそんなにツンツンしているんだ?」
「−−わたし−−たちは−−ふうふ−−なの」
……。
ダメだこいつ…何とかしないと…

「そんなぁ!キョンくんそうなんですかぁ?ひどいですぅ。何で黙ってたんですかぁ!」
そんなことあるわけないじゃないですか!っていうか朝比奈さん、いつからいたんですか?
「ここまで恋仲が進んでいたとは…。キョン、九曜さんを大事にしてやってくれよ」
おい、何か変な方向に話が進んでいるぞ。
「−−しんこん−−りょこう−−はわい」
もう嫌だ…帰っていいかな……

俺たちは今、デパートの最上階にあるレストランにいる。
というのも佐々木が、
「君は、乙女の大事なものを踏みにじった。しかも3人もだ。この代償は高くつくよ」
といってきやのがここ。
償いたいのなら、昼飯ご馳走しろってどっか団長と同じようなことい言いやがる。代償はでかいって、言
ってた割には、昼飯ぐらいで済むのかよ。まあ、俺の財布には大打撃だ。

朝比奈さんは、もともと少食だし、あまり被害は大きくない。それでも、しっかりとデザートを注文して
おられるが。佐々木もどちらかというと少食のようだ。そして、問題の九曜。予想はしていたが、お前も
長門並に大食いなんだな。宇宙人はみんなそうなのか?
314以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 17:37:21.86 ID:BjqEmrJV0
保守
315以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 17:38:53.28 ID:Zexe7X1V0
保守
316以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 17:42:59.59 ID:FA1wuTnZ0
少しずつ街の風も冷たくなってきたな
317以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 17:43:21.56 ID:FA1wuTnZ0
誤爆
318そんな日曜日  ◆cW98CwF.kQ :2007/10/13(土) 17:52:21.65 ID:gFf6sRlP0
>>313

食事が一段落した頃(九曜はまだ食ってるが)、佐々木が話し出した。
「このあとはどうする?どこか行きたい所はあるかい?」
「行きたい所って、九曜の服を買いに来たんじゃなかったのか?」
「それは、またの機会にするよ。僕と九曜さん、そして橘さんがいる時にね。今は君たちがいるから無理に付き
合わすわけにはいかないだろう」
「周防はそれでいいのか?」
「−−ふぃい」
口の中の物を飲み込んでから言え。
「そうか、なら別に気にすることもないな。朝比奈さんはどこか行きたいところってありますか?」
「ふぇっ、あっ、特にないです」
「キョンはどこかあるのかい?」
と佐々木。
「俺も特にない。お前はどうなんだ?」
「僕かい?そうだな、ゲームセンターなんてどうだい?」
意外だ。佐々木がゲーセンに行きたいと言い出すなんて。
「僕はまだ一度もゲームセンターという所に行ったことがないんだ。勉強が忙しいということもあるが、一緒に
行く友達がいないんだ。1人で行くという手もあるんだが、ああいう所に1人で行くのは少し危険がある。一応
僕は女だしね」
そりゃ、美人なお前がゲーセンにいたら、ナンパされまくりだらうな。谷口なら間違いなくナンパするな。
「で、僕の案は認めてもらえるののかい?」

3人とも、佐々木の案に賛成し、ゲーセンに行くことになった。昼食を終え、俺は会計をするために、レジへと向かう。
……。
絶句。何だよ、これ。
なぜデパートのレストランごときで、諭吉を1人手放さなくてはいけないのだ。
分かっている、この損害の原因はあの真っ黒宇宙人だ。くそっ、覚えてろよ!

319そんな日曜日  ◆cW98CwF.kQ :2007/10/13(土) 17:56:05.94 ID:gFf6sRlP0
とりあえず、一時休憩。
整理してみたら、20よりは少なくなりそうです。
指摘は全部投下してからでよろしく
320以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 17:58:55.78 ID:BjqEmrJV0
>>319
3時間もスレ乗っ取るなら書き上げてから投下しろよ…
321以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 18:03:03.08 ID:dWCF20bMO
>>319
投下も全部書きあがってからでよろしく。
322以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 18:04:47.54 ID:8SY2yBja0
>>319
とりあえず茶でも飲みながらwktkしてるから、ゆっくり書き上げちまいな
323 ◆cW98CwF.kQ :2007/10/13(土) 18:05:31.55 ID:gFf6sRlP0
いや、一応完成しているんだが、文字を打つのに慣れてなくてね…
休憩したらまた、また投下するよ
324以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 18:08:06.36 ID:q5W6Xa8d0
>>323
メモ帳などにSS書き→コピペ→貼り付け
の投下方法じゃないのかい?
携帯のをタイピングとか?
325以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 18:08:40.60 ID:oSwOsBIk0
>>323
じゃあメモ帳にでも書きまとめてから投下しな。
326 ◆cW98CwF.kQ :2007/10/13(土) 18:14:07.43 ID:gFf6sRlP0
携帯に書いたやつを見ながら打ってるんだ
そんな便利な方法があったとは…
327以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 18:16:57.19 ID:BjqEmrJV0
>>326
とりあえず、誕生日をトリップにするのはよろしく無いぞw
328以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 18:18:17.15 ID:oSwOsBIk0
酉バレktkr
329以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 18:19:42.78 ID:ROUx/YcB0
どうやってトリップを・・・!
330 ◆gXDDezW.Dg :2007/10/13(土) 18:22:49.44 ID:gFf6sRlP0
>>327
ばれた?
じゃあもっと複雑なのにするよ
ちなみに、俺の誕生日は、3月29日
331以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 18:31:36.71 ID:c90oC9Yw0
めぅで送るといいよ
332以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 18:38:14.41 ID:Zexe7X1V0
保守
333以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 18:49:06.00 ID:Dvt4uOcNO
334以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 18:49:45.07 ID:grI0IVdI0

335以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 18:59:27.64 ID:CENIl75WO
336以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 19:07:21.12 ID:Dvt4uOcNO
337以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 19:11:44.45 ID:SAxFnBgCO
別に乗っ取ってないだろ…みんな好き勝手に雑談してるし…何様?
338以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 19:17:50.58 ID:Zexe7X1V0
保守
339家出少女 ◆TJvIWD.URQ :2007/10/13(土) 19:27:11.38 ID:rqN9Mv1KO
今投下いけるかな
340以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 19:32:15.31 ID:BjqEmrJV0
おk
341以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 19:34:57.43 ID:Zexe7X1V0
保守
342家出少女 ◆TJvIWD.URQ :2007/10/13(土) 19:35:45.61 ID:rqN9Mv1KO
>>261

「今日はどこ行くんだ。
電車なんか使ってよ」

「街に出るのよ、人の多い所に案外不思議は転がってるかもしれないしね」

「ふーん、できれば昼までには帰りたいんだがな」

「どうしてよ」

「いや、佐々木を迎えにこなきゃならんのでな」

夏の暑さにも負けず、再びその場が凍りついた後気付いた。
あ、やっちゃった。
すまん古泉、お前の努力は全て泡となって消えちまったようだ。

「何であんたが佐々木さんを迎えにいくのよ!
もういい、今から全部聞き出すから。
目的地変更、みんなでキョンの家に行くわよ!」

ハルヒは一気に唇を動かすと、朝比奈さんと長門を引っ張って歩き出した。

「僕個人としても興味がありますね。楽しみにしてますよ」

いや、楽しみにしてるって顔じゃねえだろお前、いつもの笑顔じゃないぜ。
やれやれ、どうしたもんかね。
343以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 19:36:47.75 ID:6KBNlY9v0
このレスを見た>>605は確実にIKKOになります



逃れる方法はただ一つ
↓このスレに行き

http://love6.2ch.net/test/read.cgi/oversea/1166019581/
まんまん見てちんちんおっき


と書き込んでください。書き込まなければ確実に>>605はインポになりますよ
344家出少女 ◆TJvIWD.URQ :2007/10/13(土) 19:40:23.30 ID:rqN9Mv1KO
さて、俺の家に行くこととなった我らがSOS団だが、何で俺の自転車の後ろにハルヒが乗ってんのかね。
ほかの奴らは新川さんのタクシーに乗って行っちまったのによ。

「お前もみんなと一緒にタクシーで行けばよかったじゃねえか。なぜ俺の後ろに乗る」

「…」

はあ、こいつ昼までにしてくれって言ったことまだ怒ってんのか。

「俺が悪かったって。街へは今度またみんなで行こう、な」

「…」

お前は長門かよ、まったく。
ここらへんで機嫌なおしてもらわねえと、また古泉にイヤミ言われるしなあ……

「ハルヒ、ちょっと待っててくれ」

ハルヒを自転車に残して近くの公園に入った。
えーっと、お、あったあった。
まあ一本ずつでいいだろ。

「…何してたのよ」

「ほら、これでも飲んで機嫌なおせ、俺のお気に入りだ」

「…ふん」
345以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 19:41:24.01 ID:FA1wuTnZ0
しえn
346家出少女 ◆TJvIWD.URQ :2007/10/13(土) 19:43:30.38 ID:rqN9Mv1KO
俺はコーヒーをハルヒに渡した。
少しは機嫌なおったみたいだな、ちょっと口元緩んでるぜ。

「よし、行くか」

汗だくになりながら家に着くと、古泉達が待っていた。
さすがにタクシーは早い、新川さんの運転なら尚更だ。

「待たせたみたいだな」

「いえいえ、構いませ――

「おじゃましまーす!」

おい、さっきまでの態度はどこで落としたんだ。
ホントに機嫌がころころ変わる奴だな。
んなこと言ってる間もハルヒの進撃は止まらない、既に階段に差し掛かっていた。
忘れてるかもしれんが、まだ9時にもなっていない。
……頭いてえ。

そういや佐々木の荷物俺の部屋に置きっぱなしじゃねえか!
ハルヒに見つかると絶対ヤバい、いや、もう手遅れか…ならば早く逃げないと――

「キョーン、ちょっといらっしゃい」

……短い人生だったな。
347以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 19:44:08.42 ID:Zexe7X1V0
支援
348以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 19:46:07.91 ID:kgMOGupv0
ここからだよ
349家出少女 ◆TJvIWD.URQ :2007/10/13(土) 19:47:09.99 ID:rqN9Mv1KO
「……で、これはどういうことかしら?」

今、俺は部屋で尋問をかけられている。
佐々木のやつは荷物だけでなく、あろうことかパジャマを脱ぎっぱなしにしていた。
この状況を見て勘違いしない奴はまずいないだろう、いたとしたらそいつは相当な鈍感だね。
……何か胸が痛んだな、俺は決して鈍感ではないと思うのだが…。

まあいい、それより今最大の懸案事項はこの場をどうやって切り抜けるかだ。

「いや、実はな―――」

昨日うちの親に説明したことと全く同じことを話したところ、俺が説明するにつれハルヒの眉がどんどんつり上がっていくのが目に見えて解る。
おお、おもしれえ、人の眉ってここまで上がるもんなんだな。
このとき、古泉の携帯に電話が掛かってきたが気にしないでおこう…、いやスマン。
一度俺の部屋から出て電話にでた後、古泉は部屋に戻るなり、

「すみません、僕は用事ができてしまったので、これで」

そう告げて古泉はさっさと帰ってしまった。
スマン頑張ってくれ。
しかし、これで残りの戦力は朝比奈さんと長門だけか。
正直役に立たない、自転車部隊でブラックホークに戦いを挑むようなものだ。
しかも、長門はさっきからシベリアの永久凍土に来たんじゃないかと勘違いしてしまうくらいの冷たい視線を俺に送っている。
涼しいのは良いが、さすがに恐すぎる。
実質、俺と朝比奈さんのみでこの状況を乗り切らなくてはならない。
うん、それ無理。
350家出少女 ◆TJvIWD.URQ :2007/10/13(土) 19:50:59.56 ID:rqN9Mv1KO
などと、俺が思っていると、

「あの〜、そういう事情なら仕方ないんじゃぁ」

なんと!朝比奈さんがまさかの助け舟を寄越してくれた。
これに乗じない手はない。

「朝比奈さんの言う通りそういうことだ。
俺はあいつに手を出す気もねえし別にいいだろ。
それにお前には関係ないことだ」

ハルヒはさっきまでの威勢をどこへやら、すっかり押し黙ってしまった。
長い沈黙の後、口を開いたのは予想外の人物だった。

「あなたは彼女のことをどう思っているの?」

辺りを凍らせるような冷たい声で発せられた長門の発言に俺は焦った。
いや、長門が話すこと自体はいいのだが発言の内容が俺の考えの斜め上をいきすぎている。
長門の言葉を聞いたハルヒは体をビクッとさせて、変にそわそわし始めた。
忙しい奴だな、こいつは。
351以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 19:57:03.66 ID:QL8yjHUVO
子苑
352家出少女 ◆TJvIWD.URQ :2007/10/13(土) 19:57:23.95 ID:rqN9Mv1KO
それにしても長門の質問だ。
俺が佐々木のことをどう思ってるかって?朝のこともあるしな、普通の友人という関係ではないだろう。
ううむ、何と言えばいいか思いつかんな。
まあ、お互いに信頼しきっているといった感じかな、
あいつが今どんな状況にあろうと俺はあいつのことは守ってやる気だし、それはあいつも同じだろう。

長門にそう伝えると
「……そう」
と言ってまた俺に冷たい視線を送った。

その後、また暫くの沈黙が続いたが、今度は朝比奈さんの発言によって破られた。

「あああああの、私今日みたいドラマの予約するの忘れてたから……あの、その、な、長門さん一緒に予約しししましょう!」

朝比奈さんは訳の分からないことを一気にまくし立てて、長門を引っ張って部屋から出て行った。
これは簡単に解釈すると逃げれたのか?
いや、朝比奈さんはそんなことをする人じゃない、きっと本当にドラマが見たいんだろう。
今度暇があったら借りるとするか、楽しみだな。
なんて少し現実逃避しているとき――
353家出少女 ◆TJvIWD.URQ :2007/10/13(土) 20:01:06.53 ID:rqN9Mv1KO
「……ねえキョン、佐々木さんはいつまであんたの家にいる気なの」

さあな、それはあいつに訊いてみねえとわかんねえだろ。
まあ俺としては早く親とは仲直りしてもらいたいがな、あいつの寂しそうな姿は見てられん。

「そう……、じゃあさ、もしあたしも同じことになったら泊めてくれる…?」

お前には朝比奈さんも長門もいるだろ、ああ阪中とも最近仲良いよな。
だからそいつらのとこに行けばいいだろ。

「なによ…それ、佐々木さんはあっさり泊めたくせに、どうしてあたしのときはそんな風に言うのよ!
佐々木さんばっかり優しくして、あたしも佐々木さんみたいに友達なんか作らなきゃよかった」

「おい、お前……、それ本気で言ってんのか?」

「当たり前よ、佐々木さんがうらやまし――

バチンッ

ハルヒが全てを言い切る前に俺はハルヒに平手打ちをしていた。
後悔はしてない、これで俺の存在が消えようとな。
354以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 20:01:58.29 ID:QL8yjHUVO
紫煙
355家出少女 ◆TJvIWD.URQ :2007/10/13(土) 20:03:42.64 ID:rqN9Mv1KO
そろそろお猿さん食らいそうなので残りはまた今度投下します
356以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 20:04:26.32 ID:kgMOGupv0
ええっ・・・
357以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 20:08:31.21 ID:qYWy3YAH0
暴力イクナイ
358以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 20:09:10.40 ID:QL8yjHUVO
>>355
GJ!続きにwktk
359家出少女 ◆TJvIWD.URQ :2007/10/13(土) 20:09:26.43 ID:rqN9Mv1KO
>>356
すみません
明日の昼には投下したいです
360以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 20:15:35.83 ID:+TJcQ65BO
続き楽しみ、乙
キョンに殺意がわいたのは俺だけか
361以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 20:20:31.82 ID:kgMOGupv0
>>360
鈍いとかそういう次元じゃねー
説教するんだろうが手を出した時点でもうアレ
362以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 20:20:47.33 ID:Zexe7X1V0
俺もだ
363以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 20:26:05.51 ID:cMXjYdAG0
今日は佐々木デー。
364以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 20:29:23.28 ID:T9JIkVOiO
365以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 20:32:25.82 ID:kgMOGupv0
366以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 20:37:05.00 ID:Zexe7X1V0
367以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 20:42:54.54 ID:FA1wuTnZ0
368以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 20:43:38.58 ID:c90oC9Yw0
369以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 20:43:42.81 ID:6KBNlY9v0
このレスを見たあなたは確実に交通事故に会います



逃れる方法はただ一つ
↓このスレに行き

http://love6.2ch.net/test/read.cgi/oversea/1166019581/
まんまん見てちんちんおっき


と書き込んでください。書き込まなければ確実に明日交通事故にあいますよ
370以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 20:43:46.40 ID:9nDG0IgM0
乙!
鈍いキョンもいいwww
371以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 20:46:25.53 ID:iH0uD9gZO
古泉「ツラい時ツラいと言えたらいいのになーあぁ〜♪」
372以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 20:53:59.69 ID:kgMOGupv0
373以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 21:01:42.27 ID:BjqEmrJV0
保守
374以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 21:02:16.42 ID:Zexe7X1V0
保守
375以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 21:07:26.80 ID:BjqEmrJV0
アナル落下
376以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 21:08:20.83 ID:s9IDmUO40
●<フタエノキワミアッー!


7分ちょっとでらっか
377以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 21:09:57.02 ID:c90oC9Yw0
最近はよく落ちるな
378以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 21:13:21.17 ID:Zexe7X1V0
保守
379以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 21:13:32.36 ID:oSwOsBIk0
アヌスが……(つД`)
380以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 21:14:30.37 ID:BjqEmrJV0
まぁ、あと3時間で落下だったけどね。
381古泉一樹の消失(another story) ◆x.m8buuWG. :2007/10/13(土) 21:19:31.07 ID:c90oC9Yw0
古泉一樹の消失:急(another story)上がりました。
風呂入ったあと少し推敲したら投下します。
382以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 21:26:29.71 ID:IOgva5XzO
保守
383以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 21:33:37.97 ID:Zexe7X1V0
保守
384以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 21:39:32.03 ID:3g9wUpyf0
保守
385以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 21:40:09.30 ID:Zexe7X1V0
保守
386以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 21:40:36.34 ID:u0bJpytb0
アナじめール…ZTO
387以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 21:43:10.17 ID:cWlOwucS0
立てるかい?
388死の悠久連鎖:2007/10/13(土) 21:43:11.74 ID:oSwOsBIk0
 あたしはキョンを刺した。そうしなければならなかったから。だけどその瞬間、あたしの背中への挿入感
と共に激烈なショックが全身を走った。胸元を見ると赤い尖った先端が服を破って出ているのが見えた。
振り向くとそこにはキョンがいた。前にも後ろにもキョンがいた。前のキョンは目を閉じていて、後ろのキョ
ンは目を見開いていた。
 後ろのキョンの胸元から刃が生えた。キョンの後ろに誰かがいる。覗くとあたしがいた。憔悴に追いつめ
られた絶望のあたしをあたしは見た。そのあたしの胸の谷間が盛り上がって血を吹いた。倒れるあたしの
後ろにはキョンがいた。キョンは目を見開いていた。するとキョンのネクタイから刃が──。
389以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 21:44:35.59 ID:oSwOsBIk0
そういやここアナルじゃなかった本当ごめん。
390以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 21:45:15.55 ID:Zexe7X1V0
保守
391以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 21:45:25.52 ID:BjqEmrJV0
392以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 21:50:09.83 ID:CMS1j3qA0
 俺はハルヒを刺した。俺のいちもつで。そうしなければならなかったから。その瞬間、ハルヒへの挿入感
と共に激烈なショックが全身を走った。ハルヒの股を見ると俺のいきり立ったいちもつが処女膜を破っているのが見えた。
振り向くとそこには誰も居なかった。前にも後ろにも誰も居なかった。俺は目を閉じていて、後ろの穴には目もくれなかった。
 後ろの穴からハルヒうんこが出てきた。俺の後ろに誰かがいる。覗くと佐々木がいた。憔悴に追いつめ
られた絶望の佐々木を俺は見た。その佐々木の胸の谷間がプリチーで俺は鼻血を吹いた。倒れる俺の
先にはハルヒがいた。ハルヒは目を見開いていた。すると朝倉のポケットから刃が──。
393以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 21:50:36.22 ID:Zexe7X1V0
保守
394以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 21:51:34.15 ID:oSwOsBIk0
>>392
カオスに改変されたwwwwwwww
395以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 21:52:12.89 ID:CMS1j3qA0
うぇーい
396以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 21:55:53.59 ID:Zexe7X1V0
保守
397以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 21:56:34.76 ID:I8AsdRUA0
 俺の名は藤原。とりあえずそういうことにしておいてくれ。名前なんて個体を識別する記号にすぎん。だからその役目さえ果
たしていれば何でもいいのさ。山田だろうが、高橋だろうが、ヒョンだろうが、パンナコッタだろうが、ナタデココだろうが、
とにかく何でも構わない。いや、名前の事なんてどうでもよいのだ。
 俺はいま時間駐在員としてこの時空平面上に来ている。ふん、気に食わないがこれも規定事項だ。
しかし俺は「鍵」と呼ばれるあの小生意気なガキとは違う。あんなヤツみたいに未来からの指示に何の疑問も持たず、素直に従
うようなことはしない。といっても、それが規定事項なら俺としてもそう簡単に背く事はしないが、それでも自分の意思で禁則
を犯すことぐらいは厭わない。少なくとも自分の意思でできることなら俺はそうする。俺はこんなことをするために生きてきた
のではないのだから。
 もう疲れた。一体いつまで涼宮ハルヒに振り回されるんだ。
 俺の心は冬の乾燥肌のみたいにガサガサになっていた。監視に諜報活動。そんな任務に心の潤いは蒸発しきってしまい、神経
が擦り切れるような毎日に俺は倒れそうになっていた。
 しかし、俺は今も頑張っている。俺の心を支えてくれるものを見つけたからだ。
 そいつも放っておけば、水分と栄養を失いいずれは死んでしまう。だが俺が水をやることでそいつは瑞々しさを取り戻し、更に成長していく。そんな姿を見て俺は癒されたのだ。こいつらさえいれば俺は一人でもやっていける。生きていける。
 お花に水をあげる事。それが今の俺の唯一の楽しみであり、生きがいだ。植物はいい。
 俺がここにきた本当の理由はな、俺のいた時間平面ではすでに絶滅種となってしまったとある種類の花を見つけ、それを育成、
栽培することだ。もちろん未来へはもって帰れない。生態系への干渉の可能性があるからだ。だが、未来にも俺の帰りを待つ人
はいない。だから俺は決意した。いつの日か俺が未来へ帰る時が来たら、このパンジーも未来に持って帰る。そのためには時間
管理局組織の目を欺くことも厭わない。もしそれができないというのなら、俺は組織と徹底的に戦う。どうしても持って帰りた
い。でなければ寂しすぎるじゃないか。
 パンジーと俺の未来のために。

「あなたは一人では─────ない───」
「九曜・・・・・・お前」
「───わたし────が」
「駄目だっ! お前じゃ駄目なんだ! パンジーでなければ俺は・・・・・・俺は」
「──────」
「すまない。気持ちはありがたいが、俺の心はもうパンジーじゃなきゃ満足しないんだ」
「けれど─────いつか─────待ってる」

そう言って九曜は俺の前から姿を消した。俺は鉢に水を差し、今日の保守へと出かけた。
398以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 22:02:37.01 ID:Zexe7X1V0
保守
399以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 22:06:55.27 ID:Zexe7X1V0
保守
400以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 22:09:03.32 ID:rqN9Mv1KO
401以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 22:10:34.98 ID:wtgQ1YnxO
>397
加治さんとダブった
402古泉一樹の消失(another story) ◆x.m8buuWG. :2007/10/13(土) 22:11:55.01 ID:c90oC9Yw0
古泉一樹の消失:急(another story)投下します
403以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 22:13:20.30 ID:I8AsdRUA0
>>401
一回、植物はいいぞぉーシンジ君〜、って書いてから消したのは事実
404以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 22:14:58.97 ID:c90oC9Yw0
「涼宮さん!気が付かれたんですね!?あのまま意識が戻らないときにはどうしようかと……」

僕が席を立つのと扉の影から長門さんが現れるのと、どちらが早かっただろう。その繊細な表情の変化を読み取ることはできなかった。構うことはない。僕は涼宮さんの元へと向かう歩みを早める。
涼宮さんの目からはいつもの輝きが感じられなかったが、いまの僕には関係ない。涼宮さんが意識を取り戻した。それだけで十分だった。
そのとき長門さんの影に隠れていた朝比奈さんが発した宣告を、誰が予期しえただろう。

「……涼宮さんに、記憶障害が起きました」


   古泉一樹の消失:急(another story)
405以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 22:15:20.19 ID:I8AsdRUA0
しえん
406以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 22:16:16.68 ID:c90oC9Yw0
昏睡状態から目覚めた涼宮さんは、数時間前の彼女とはまるで別人のように発狂したらしい。粉々に割られた窓ガラス、乱雑に散らばった本、そして二人の顔や手足の傷を見れば、当時の状況は想像に難くなかった。ちなみにここは北高文芸部室だ。
二人がかりで押さえつけると、今度は急に無気力になり、廃人のようになってしまったのだという。
長門さんによると、原因は先ほどの情報爆発らしい。
「古泉……い…つき?誰?それ……」
407古泉一樹の消失(another story) ◆x.m8buuWG. :2007/10/13(土) 22:17:05.61 ID:c90oC9Yw0
コテトリ忘れてたorz
408古泉一樹の消失(another story) ◆x.m8buuWG. :2007/10/13(土) 22:17:38.69 ID:c90oC9Yw0
僕は笑った。彼が自分の世界を取り戻した代償が、世界の中心である涼宮さんの記憶だなんて。滑稽じゃないか。
神がいるとするならば、なんと残酷なのだろう。そういえば彼は、あちらの僕は涼宮さんを神扱いしていると言っていた。

何があなたをそこまでさせるのですか……?

いまの涼宮さんから返事が返ってくるはずもなく、無音の部屋の中、長門さんと朝比奈さんは沈黙を保っていた。
409古泉一樹の消失(another story) ◆x.m8buuWG. :2007/10/13(土) 22:18:34.57 ID:c90oC9Yw0
ピポ

突然、部屋に漂う静寂の空気を破るように機械音が鳴り響く。彼が時間移動に使ったコンピュータだった。
長門さんや朝比奈さんに視線を交わしても、何も分からない様子だ。僕は期待と――幾分の不安を胸に抱えて、ウィンドウを覗き込んだ。

彼のときと酷似した文字列が躍っている。再起動しただけだろうか?……いや、彼のときのそれとは少し変わっているようだった。
410古泉一樹の消失(another story) ◆x.m8buuWG. :2007/10/13(土) 22:19:03.18 ID:c90oC9Yw0
YUKI.N>これをあなたが読んでいる時、わたしはわたしではないだろう。
YUKI.N>このメッセージが表示されたということは、そこにはあなたと涼宮ハルヒが存在しているはずである。
YUKI.N>それが鍵。あなたは解答を見つけ出した。
YUKI.N>これは緊急脱出プログラムである。起動させる場合はエンターキーを、そうでない場合はそれ以外のキーを選択せよ。起動させた場合、あなたは時空修正の機会を得る。ただし成功は保障できない。また帰還の保障もできない。
YUKI.N>このプログラムが起動するのは一度きりである。実行の後、消去される。非実行が選択された場合は起動せずに消去される。Ready?
411以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 22:19:07.23 ID:Zexe7X1V0
支援
412古泉一樹の消失(another story) ◆x.m8buuWG. :2007/10/13(土) 22:19:50.89 ID:c90oC9Yw0
この「あなた」を僕のことだとすると、彼は別にしても、長門さんと朝比奈さんの名前が抜けているのはおかしかしい。

「長門さん、何か分かりませんか?」
自分でも意外なほど冷静だった。胸の内では焦燥感と絶望感がせめぎ合っていることだろう。だがいまはそれどころではない。

「イレギュラー分子の妨害によって、このプログラムを書いた私と同期することができない。統合思念体も解析不能という結論を導き出した」
「このプログラムを起動することで、この世界の崩壊を防げる確率は?」
「ゼロではない。だが推奨はしない」

僕の一存でこの世界を救うことができる。しかしそれは彼の世界の崩壊をも示唆していた。
押すべきか、押さざるべきか。ミスは許されない。

「あなたの意思に任せます」
抜け殻のようになった涼宮さんを支えながらそう告げる朝比奈さん。
長門さんを見ると、同意を示すように少しうなずいたように見えた。

彼は自分の世界を守った。何のためらいも無くこのエンターキーを押した。たったそれだけのことなのに。この選択は僕一人がどうこうできるものではなかった。
413古泉一樹の消失(another story) ◆x.m8buuWG. :2007/10/13(土) 22:20:39.00 ID:c90oC9Yw0
――いま思えば僕の人生の中で一番長いときを過ごした場所は光陽園学院だったのかもしれない。
涼宮さんは、その性格から周囲の人々から煙たがれていた。その火の粉が僕にも降り注ぐことも少なくなく、ときには彼女を恨んだりもした。
しかし、そんな僕の心を支えてくれていたのも、涼宮さんの「遅い!罰金!」という傍若無人な言葉であった。
僕に必要だったのは、彼女のように自分をリードしてくれる、羅針盤のような存在だったのかもしれない。自分が彼女を好きだということに気が付いたのは最近のことだ。

クラスメートたちにしてもそうだ。最初こそ「涼宮の連れ」ということで、敬遠されることが多かったが、その隔たりも時によって埋められ、いつのまにかあちらから話しかけてくれるようになった。
自分の殻に閉じこもり、彼らの優しさを撥ねつけていたことは、後悔してもしきれるものではない。

共に学び、ときにぶつかり合った級友たち、そして涼宮さん……。彼らの存在が消えることを受け入れるなんて、僕にはできない。
世界を救うなんて大それたことは言わない。だが、こんな僕の存在でさえ認めてくれたクラスメートたち。そして、僕に本当の愛を教えてくれた涼宮さん。彼女をこんな姿で無に帰すわけにはいかない。
そう考えたとき、僕の中にはもう迷いは無かった。
414古泉一樹の消失(another story) ◆x.m8buuWG. :2007/10/13(土) 22:22:34.90 ID:c90oC9Yw0
「古泉君……本当にいいんですか?」
「……はい、もし次に会うのが『僕』でないときは、あちらの『僕』によろしくお願いします」

最後の笑顔を二人に向けると、僕は指を伸ばして、エンターキーを押し込んだ。

その直後――。

「うわっ?」
 強烈な立ちくらみに襲われ、僕は思わずテーブルに手をつこうとして、そしてぐるりと視界が回る。耳鳴り。誰かの声が遠くから聞こえる。
目の前が暗くなる。上下の感覚も失せた。浮遊する感覚。急流に落ちた木の葉のように。くるくる回っている。僕を呼ぶ声がどんどん離れていく。

薄れ行く意識の中、朝比奈さんの声だけがやけにはっきりと聞こえた。
 
 「白雪姫って、知ってます?」   古泉一樹の消失:?(another story)へつづく
415古泉一樹の消失(another story) ◆x.m8buuWG. :2007/10/13(土) 22:24:42.25 ID:c90oC9Yw0
以上です
最後まで読んでいただきありがとうございました
それと、原作「古泉一樹の消失」作者にスペシャルdクス
416以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 22:29:30.87 ID:BjqEmrJV0
乙!
417以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 22:29:49.21 ID:Zexe7X1V0
保守
418以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 22:31:38.15 ID:rqN9Mv1KO
SHIEN
419以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 22:32:18.62 ID:flunRI5K0
乙!
でもなんでこんなにぶつ切りなんだ?いちいち名前欄が目に入って正直わずらわしい。
420以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 22:32:59.80 ID:LESrDyq60
乙!
気付いたけど、最近長キョン無いねw
421以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 22:33:58.32 ID:kgMOGupv0
>>420
あー確かに。長門ラヴな俺としては残念なとこだが自分でSS書けるほど文才ないし・・・。
422古泉一樹の消失(another story) ◆x.m8buuWG. :2007/10/13(土) 22:35:07.25 ID:c90oC9Yw0
>>419
サーセンwww
プリンに投下するのは初めてなんで、いまだに勝手が分からんwwwww
他にも何かあればぜひ
423以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 22:36:19.82 ID:rqN9Mv1KO
支援のタイミング完璧ミスったorz
424以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 22:37:41.39 ID:kgMOGupv0
なあ・・・ずっと聞きたかったんだが支援ってどういう意味があるんだ?
425以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 22:38:07.20 ID:LESrDyq60
>>424
さるさん防ぎ…じゃないか?
426以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 22:41:07.29 ID:BjqEmrJV0
>>424
kwskは雑談スレへ。
427以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 22:42:29.80 ID:kgMOGupv0
>>425
こんな規制があったのかwwwどんだけ今更なんだ俺
ありがとう
428古泉一樹の消失(another story) ◆x.m8buuWG. :2007/10/13(土) 22:44:05.03 ID:c90oC9Yw0
>>423
タイミングがズレててもありがたかったぜ!
429以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 22:46:48.08 ID:YZ+X2/qx0
1レスに30行入る
区切りのいいところで改行すると読みやすい
投下感覚は3分くらいあければさるさんになりにくかったはず(今は違うかも)
支援はさるさん回避のため、続きまーだー?という意味を込める人もいるかも
喜緑さんの髪の毛はワカメに見える
朝倉のマユゲは太い
長門の胸は小さい
九曜の髪の毛はコンブに見える

豆知識な
430以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 22:48:56.63 ID:cWlOwucS0
>>429
お前ちょっと後で乾物屋に面かせや
431以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 22:49:20.61 ID:flunRI5K0
3分は長いな。1分でもかなり十分。
あと谷口は実は長門たちの兄で、九曜はイラストでは意外と豊乳。
これ忘れてもいい知識な
432以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 22:50:33.41 ID:Zexe7X1V0
保守
433以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 22:51:30.70 ID:LESrDyq60
>>429
>長門の胸は小さい
だがそこがいい

これ決定事項な
434以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 22:54:47.20 ID:Zexe7X1V0
保守
435以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 22:56:37.09 ID:nDoGOokc0
436以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 22:57:30.82 ID:kgMOGupv0
437以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 23:05:40.21 ID:Zexe7X1V0
438以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 23:06:55.29 ID:cWlOwucS0
439以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 23:08:08.99 ID:L1wcPN/o0
440以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 23:08:31.86 ID:jDeLzXBvO
441以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 23:11:21.37 ID:bVVxqghs0
442以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 23:13:13.31 ID:I8AsdRUA0
443以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 23:14:44.74 ID:nDoGOokc0
444以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 23:14:56.66 ID:c90oC9Yw0
445以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 23:15:10.28 ID:LESrDyq60
446以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 23:16:53.47 ID:mB380rtg0
447以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 23:17:00.76 ID:L1wcPN/o0
448以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 23:18:05.22 ID:mB380rtg0
449以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 23:18:43.81 ID:Wk4IUejQ0
450以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 23:19:06.42 ID:kgMOGupv0
451以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 23:20:13.11 ID:mB380rtg0
452以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 23:22:01.68 ID:lG+BlRUj0
453以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 23:22:38.09 ID:ScGNg2goO
454以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 23:24:13.56 ID:L1wcPN/o0
455以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 23:28:13.74 ID:nDoGOokc0
456以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 23:28:39.72 ID:Zexe7X1V0
457以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 23:35:08.64 ID:nDoGOokc0
458以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 23:35:19.73 ID:lG+BlRUj0
459以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 23:36:18.53 ID:nDoGOokc0
保守
460以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 23:40:24.27 ID:oVEaLH/K0
キスを額に縁側でハアと溜息をしているるりいるび…

おまいさんたちは頑張ってたと思うぜ
461以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 23:43:57.37 ID:Zexe7X1V0
保守
462以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 23:45:05.49 ID:pAolBf5cO
ね氏
463以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 23:50:54.58 ID:Zexe7X1V0
保守
464以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 23:52:16.67 ID:YZ+X2/qx0
>>463
なんかお前実行ファイルみたいだな
465以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 23:53:37.54 ID:BjqEmrJV0
exeは危険な香りがするぜ。
466以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 23:53:58.32 ID:70kT/AuC0
保守
467以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 23:53:59.69 ID:6AZWPIFU0
投下が無いんで、12時を目安に投下します。
「Love Letter from …?」の後編です。
468以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 23:54:53.46 ID:BjqEmrJV0
待ってました!
469以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 23:56:15.11 ID:oVEaLH/K0
おいおい、あと12時間かよ。
470以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 23:56:50.31 ID:iZTbcX+I0
≪なんかかいてしまったので投下≫

谷口「あ、あ、あの朝倉!今日お前の誕生日だろ。あの、、その、、これ受け取ってくれ!!」

放課後の教室。
とはいってもまだ教室には多くの生徒が残っているのもはばからず谷口はついに行動した。
ついさっきまでざわついていた教室も急にシンと静まる。
いままでナンパはよくしても、これほどたじろいだ事はない。緊張もしなかったのに!
ねるとんよろしく体制で差し出したプレゼントも小刻みに震えている。男谷口、マジであっ

朝倉「うん、それ無理。」
2秒フラット。2秒フラットで朝倉はいつもの笑顔をぴくりとも崩さずいいはなった。
あっけなく撃沈。・・・しかしこのまま二つ返事で引き下がっては男が廃る。
谷口「ぁ、な なんで」
朝倉「ごめんね。あたしそんなやすも ・・・ゲフン!ゲフフン! そんな高価な物貰えないわ」
谷口「いや!これは俺の」

XXX「ちょっとまったーーー!!!」

石橋「やはりここでちょっとまったが出たー! さぁぁだれだだれだぁちょっとまったはぁ 国木田ぁぁぁ!」
国木田「朝倉さん!これからは僕と月刊knife読んでください! あとこれ受け取って下さい」
朝倉「あ、コレってぇオンタリオのスペックプラスマリーン。わかってるじゃなぁぃ。ありがと☆」

ぼーぜんと立ち尽くす谷口。急接近して国木田と親しげに話す朝倉。
徐々に騒がしさを取り戻していく教室の中で、キョンはなぜか朝倉が受け取ったナイフから目が離せずにいた。
しばらくして、妙な胸騒ぎを覚えつつもキョンは硬直した谷口を教室の隅に移動させ文芸部室に向かうのであった。
471以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/13(土) 23:58:11.68 ID:Zexe7X1V0
保守
472以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 00:01:18.94 ID:mLP7EvLu0
12時だよ〜〜〜〜〜
473以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 00:01:39.24 ID:nFJgCQysO
ふんもっ守!!
474以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 00:02:41.74 ID:OlLlXHwG0
ラジメニアでも聞きつつ保守
475Love Letter from …? (後編)   ◆SG9FMCTTAI :2007/10/14(日) 00:05:14.28 ID:8+sQz+bP0
すみません、スパロボやってましたw
12時…じゃなくて、0時になりましたんで投下します。
今回はどうやら15レスらしいです。
476以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 00:05:52.08 ID:fo2QSYhC0
しえn
477以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 00:05:52.97 ID:D8FMLbRj0
ラジメニアとは?
478以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 00:06:09.74 ID:QUm462WM0
うげ…
キョンの中の人の誕生日、一昨日だったのかorz
時事ネタ書き損ねた…

支援
479Love Letter from …? (後編)1/15  ◆SG9FMCTTAI :2007/10/14(日) 00:06:31.42 ID:8+sQz+bP0
 遂に当日、土曜日がやってきた。当たり前であるが、現在のところ公立高校は週休2日制であり、勿論俺の高校もその例に漏れず休みである。部活や補習、模擬試験などが無い限り学校にいく理由は無い。
 そのため金曜日の夜は思いっきり夜更かしをし、次の日である土曜日は何時まででも寝てても構わないし、起こされる理由も無い。
 無いのであるが……
「おっはよ〜、キョン君」
「げふぉっ!!!」
 奇妙な呻き声とともに、俺の視界が元の明るさを取り戻す。何時の間にか妹が俺のベッドの上に上がりこみ、俺をトランポリン代わりにして跳ねていた。
 よく見ると、俺のベッドに永住を決めたもと野良猫のシャミセンも不満タラタラの表情で、しかし妹に抱えられていた。
「朝だよっ。おーきーてぇー」
「わかっ、たか、らやっ、めろっ、」
 まぁつまり、土曜日はこうやっていつも起こされているのだ。正確には日曜祝日もだけどな。
 だが、毎週毎週こうやって起こされるのにも慣れてきている自分がいる。そのうち叩かれたりしないと起きない体質になってしまうのかも知れん。真性のM体質になる前に目覚し時計でちゃんと起きられる体を作り上げていかなければな。それに今日は……

「しまった!!」
「きゃ!!キョン君〜、いきなり起き上がらないでよ〜」
 俺のベッドの隅で転げた妹及びシャミセンは無視。急いで時間を確認する。
 8時02分……おっと、いま秒針が12の部分に来たから、03分。
 などとのんびり時計を見ている場合ではない!このままでは遅れる!!
 俺は即行着替えて、顔を洗いに洗面所に向かった。
「キョン君ー!ごはんはー?」
「要らん!」
 そう言って俺は玄関を開け、急いで自転車に跨ったのだ。
480以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 00:07:38.02 ID:WVGYX34C0
>>474
関西以西にすんでるな。
481以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 00:07:39.94 ID:OlLlXHwG0
482Love Letter from …? (後編)2/15  ◆4IbEWdTEUk :2007/10/14(日) 00:07:40.43 ID:8+sQz+bP0
「お、キョン。来たか。だが5分の遅刻だぜ?」 

 北口駅前。毎週不思議探索に集合する場所から少し離れた公園で、俺は谷口と一日ぶりの面会を果たした。
 自宅から駅前まで自転車で飛ばせばそれ程時間はかからないのだが、今日に限って工事渋滞や赤信号にやたらとひっかかり、自ら言い出した集合時間に間に合わなくなってしまった。
 なお、集合場所は彼とハルヒの待ち合わせ場所に程近い、草の茂みの中である。普通こんなところを集合場所にはしないのだが、今日はハルヒに見つからず尾行するためだ。仕方あるまい。
 ただ、長時間隠れていると警察が飛んできそうなのでできれば長居はしたくない。願わくば二人とも予定より早く来て、ちゃっちゃと事を進めて欲しいものである。

「ああすまなかった。缶コーヒーくらいならおごってやる」とは俺の弁。遅れたから仕方ないだろう。
「おおそうか、それはありがたい。実は俺も集合時間ギリギリで到着したんだ。キョンがまだ来てなかったから助かったけどな」
 毎週土曜日は何故か俺のお金で皆が喫茶店で好き好きに飲み物を注文するため、俺の財布が一段と軽くなる日であるのだが、本日はそうならなくてすみそうである。缶コーヒー一本でいいとは、むしろこっちが助かったぜ。
 助かったと言えば、谷口は何が助かったのだろうか?ちょっと問詰めたいが、それよりハルヒの観察のほうが先だ。

「谷口、観察対象は既に到着しているのか?」
「男の方はまだ来ていないみたいだが、涼宮ならもう来てるぜ。ほら、あそこ」
 悪巧みをしている悪ガキの表情を醸しつつ、谷口は親指を俺の右斜め後ろの方を指差す。そこにいたのは……

「…………」

 俺は、あまりの展開に感嘆する事すら忘れ、その場に立ち尽くした。
483以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 00:08:00.24 ID:fo2QSYhC0
しえn
484Love Letter from …? (後編)3/15  ◆4IbEWdTEUk :2007/10/14(日) 00:09:18.29 ID:8+sQz+bP0
 絶句。言葉にならない。 というより二の句が告げられない。
 触覚や嗅覚もその機能を停止している。かろうじて俺の聴覚と視覚――横で谷口がニヤついているのだけがはっきりと分かった。
「ああ、俺もビックリしたぜ。あいつがあんなに粧しこんでくるとはな」
 言って谷口は、視線と焦点を俺から外し、ベンチの近くで物静かに立つ美少女――ハルヒにスケベ面を向けていた。

 前々から言っているが、ハルヒは性格以外の面では非の打ち所が無い。容貌に関しても、黙っていたらという条件はつくもののかなりの美人の類である。それは素直に認めよう。
 それに、美人やら可愛いやらという思春期の男が妄想する範疇で言うならば、朝比奈さんにしても長門にしても北高の女学生の平均レベルを大きく超えているし、そういう意味では俺はかなり恵まれていると神に感謝しなければならない。
 しかし、慣れと言うものは怖いもので、俺の中ではそれが当たり前のことになっていた。一般男子学生が聞いたら殺されかねない発言だが。

 ところが今あそこに見えるハルヒは、そんな目が肥えた俺ですら驚愕するくらい、華美で艶やかな雰囲気を身に纏っていたのだ。

 少し細かく見ていこう。ハルヒの誂えた衣服やアクセサリは、反則なほど似合っていた。そう、ハルヒは見る者を全てを振り向かせるかのごとく、自分自身を綺麗にコーディネートしていのだ。
 いつもの週末、不思議探索の際のハルヒの格好は決して貧相なものではなく、むしろモデルの良さが引き立つ程の服装を纏っていたのだが、だからと言って全てのものを魅了する程では無かった。
 普通の人間に興味が無いとは言いつつも、自身の服装に関しては、流行に踊らされてはいないものの今時の大多数の女子高生と大差は無い、と俺の記憶の中味が証言している。
 しかし、今俺の視界に入ってくるハルヒの服装はいつもとは明らかに異なっていた。とはいえ、ファッション業界に不得手な俺は、何が違っていたかというと、正直よく分からん。
 ただ、何と言うか、いつもより気合を入れましたよみたいな、一流プロデザイナーがオーダーメイドで設計してくれたものを服飾職人が手業で縫い上げたものを用意しましたみたいな……

 ……何を言いたいのかよく分からなくなってきた。有体に言えば、そうだな、いつもとは着ている物も、そしてハルヒ自身から滲み出るオーラも異なっているのだ。
 それ一番伺えるのは、あの表情、あの目である。いつも悪巧みを考えているときの野心的な目とは異なり、真剣かつ真摯な目をしていたのだ。
 俺や谷口が悪ふざけで告白シーンを見に来たのがバレたのなら、俺達は本気で抹殺されるかもしれない。それ程真剣そのものの表情である。
 髪型もいつもとは違う。トレードマークであるリボンつきのカチューシャはそのままだが、後ろ髪を纏め、アップにしてある。
 俺は個人的にポニーテールという髪型が好きなのだが、それは髪の毛が長い人がやってこそ栄えるものである。ハルヒくらいの長さで髪を纏めても、中途半端な長さの毛筆と同じであり、通常より上乗せされるほどの魅力を感じられない。
 アップにするにももう少し長さが必要なのかもしれないが、こちらは髪が少々短くても魅力的に見えてしまうというメリットもあるようだ。おかげで少し見入って……いかんいかん、何を言っているんだ、俺。
 他にもいつもとは異なる点があったが、説明しづらいので伏せさせていただく。
485以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 00:09:28.96 ID:fo2QSYhC0
しえn
486Love Letter from …? (後編)4/15  ◆4IbEWdTEUk :2007/10/14(日) 00:10:27.10 ID:8+sQz+bP0
「いやぁ〜、あの涼宮がまさかこれほど化けるとはな……。おまけにあの服装。かなりイケてるぜ。そう言えば昨日あいつはさっさと帰りやがったが、なる程、デパートに寄って今日のための服を選んでたって訳だ。髪型も今朝美容院でセットしてもらったんだろうな」
 どっかで聞いたことのあるような与太話をしだす谷口。あいつ、俺が口からでまかせで言った事を本気で実行するとは……まさか、偶然だよな?
 俺がそんな内部葛藤を続けている間、なおも谷口は喋り続けている。
「元々の面構えは良いわけだし、あれだけしっかりしていれば鬼に金棒だ。黙って立ってたら10人中13人は声を掛けるぜ?」
 言い様のない内部葛藤をしつづけるのに飽き飽きし、回答を拒否した俺は谷口と会話する方を選んだ。「何故人数が増えている?」
「10人の男共が声を掛けるうちに、3人くらいあっち系の趣味を持った女性が声をかけるってもんさ」
「そういうもんかね。俺にはよくわからんが」
「そんなもんなんだよ。それよりキョン。お前、本当にいいのか?」
「何がだ?」
「あんな涼宮を見て、お前は何も思わないのか?」
「何も思わないって……いや、確かに綺麗だとは思うさ」
「そうじゃないだろ……あいつは今から他の男とデートするんだぜ?」
「デートするとは限らん。ただ男が告白をし、その返答を聞くだけじゃないか。それにフられたらそれでおしまい、ジ・エンドだ」
「文面上は確かにそうかもしれないが、涼宮はあんな気合の入った格好をして来てるんだ。断ってはいさよなら、で終わると思うか?恐らく告白を受け入れて、そのままお茶なり遊園地になり行くつもりなんだろ?」
「そんな馬鹿な」
「じゃあ何か?お前は涼宮がただ告白を受けるためだけに、あそこまで準備したとでも言うのか?違うだろ。間違いなくこのままデートしようって魂胆だぜ。それに前にも言ったかもしれないが、あいつは告白を断ったためしがないし、間違いない」
「その話は以前に聞いたが、あいつはすぐにフってしまうんじゃなかったのか?」
「確かに今まではそうだったが、だが冷静になって考えろ。今回のあいつの気合の入れ方は尋常じゃないぜ。それはあいつの格好、表情から読み取れるだろ?」
 俺はここで「ああ」と頷く予定だったが、何故か言葉に詰まり、「う゛……」としか言葉にできなかった。谷口はなおも続ける。
「俺のカンだが、あいつは今回短期間で交際を終わらせる気は無いと思うぜ。よく見ろよ。あんなに時間を気にしているってことは、よっぽど待ち遠しいって事だろ?」
 言われてハルヒを観察する。ハルヒは左手にしてきた腕時計と辺りを交互に確認していた。彼が来るのが本当に待ち遠しいといった、そんな感情が見て取れる。
「なあキョン。ちょっと提案があるんだが」と谷口。何故かハルヒが悪巧みを思いついたときの笑みと同じような表情をしていた。
「俺としては、お前が『ちょっと待ったぁぁ!!』と言って割り込んでいくのを期待しているんだがな。どうだ?やってみないか?今ならまだ涼宮の心の移り変わりを止められるかもしれないぜ」
「なんで俺がそんな事をしなければいけないんだ?それになんだ、その嫌みったらしいスケベ顔は?」
 妙にムカついた谷口の言葉と表情に、俺もムキになって言い返したのだ。
「……谷口。お前が何を企てているかは知らんが、俺は妙なまねはしないぜ。あいつが望んでいるんだから、それを応援してやるだけだ」
 谷口は両手を広げて肩の高さまで持っていき、誰かさんのモノマネみたく『やれやれ』と言ってみせた。
 その態度が俺の気分を一気に悪くさせた。全く持って腹立たしい。俺は昨日までのご機嫌モードと打って変わり、不機嫌チャンネルへとスイッチしたのであった。
487以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 00:10:46.71 ID:fo2QSYhC0
しえn
488Love Letter from …? (後編)5/15  ◆4IbEWdTEUk :2007/10/14(日) 00:11:35.89 ID:8+sQz+bP0
 ところで、冒頭にも述べたように、今の季節は秋である。本日も雲ひとつない素晴らしい秋晴れの天気ではあるが、それが故に朝と昼の寒暖の差が大きくなっている。
 しかも茂みの中に隠れていては日差しも届かず、おまけに朝露のせいで衣服が少し濡れている。
 率直に申し上げよう。寒い。冷たい。風邪を引きそうだ。
 谷口と一緒にここに隠れてからそれ程時間は経っていないのだが、俺は既にここから逃げ出したくなってきた。だが、自分からここに隠れることを言った手前、今更場所を変えようなんて言えない。
 それに下手に出て行ったら、ハルヒか彼に出くわして、俺たちが何をしていたのかを事情徴収される可能性だってあるのだ。
 もうすぐ短針と長針が90°の角を成す頃である。お願いだ。早く来てくれ……

 その一途な願いが通じたのか、彼はほぼ約束時間となった頃に現れた。
 髪型をオールバックに決めた彼は、何故かモーニングを着こなしている。正直、やりすぎな感はあるが、決して似合っていない訳ではない。ムカつくことに。
「何だ、あいつ。やたらとキザっぽいな」
 俺も同感だ、谷口。ただあの髪型を見るとお前ももしかしたら同類じゃないのかと思ってしまうんだが、それはちょっと谷口に失礼かもしれないので言葉には出さないでおく。
 彼はハルヒを見つけると、作ったかのような白い歯を輝かせて、ハルヒに近づいていった。
 ハルヒも彼に気付いたようで、彼を注視している。残念ながら表情は読み取れない。
「いよいよだな、キョン」
「ああ……」と俺は生半可な返事を一つ返したのみだった。


 谷口は俺の返事に特に疑問点を持たなかったようだが、実はこの曖昧な返事が、俺にできる精一杯の対応だったのだ。
 この時俺は妙なプレッシャーというか、言い得ぬ不安感に曝されていた。
 体の調子がおかしい。
 心拍数がウナギの滝登りでドキドキ言ってやがる。先ほどまで寒い寒いとぼやいていたが、体感では何も感じられなくなっていた。むしろ暑いくらいだ。
 そのくせ背筋は異様に寒く、手足が震えているような感覚が残っている。
 ……なんだ?この感覚は?風邪か?いや違う、これは嫌悪感だ。何に対して俺は嫌悪感を抱いているというのだ?

『………………』
 彼はハルヒの傍まで駆けつけ、身振り手振りを加え、話し始めている。
 ハルヒはそれをじっと聞いているようである。
 そして彼は、ハルヒに向かって手を差し出したのであった。
489以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 00:11:52.14 ID:A4ZZWY1r0
支援
490Love Letter from …? (後編)6/15  ◆4IbEWdTEUk :2007/10/14(日) 00:12:41.23 ID:8+sQz+bP0
――なんかすっげームカつく。邪魔してやる――

 後から考えれば、俺はなんと言う行動をしてしまったのだと、激しく後悔していた。しかし俺はこの時、脳髄と大脳を繋ぎ合わせているナットが緩みボルトがへし折れてしまい、正常な行動ができずにいたのだ。
「お、おい!キョン!!どこ行くんだ!?そっちは……」
 谷口の制止の声は聞こえない。何せ脳の命令が神経に伝わらないからな。今俺は今反射神経だけで動いているんだ。
 
 公園の中央。噴水を中心に、様々な色の花が人工の池を取り囲んでいる。
 そのすぐ脇の白い色のベンチ。二人はそのベンチの前で呆然と佇んでいた。
 予想外な人の乱入――俺が割り込んできたから。

「よっ、ハルヒ。待たせたな。ちょっと遅れちまったか?」
『……………………』
 俺の言葉に、二人は三点リーダを紡ぐのみであった。約束もしていない待ち合わせをでっち上げ、遅れたことを謝る俺。自分でも驚くくらいの平常心で語りかけた。
「ちょっと寝坊しちまってな。悪い悪い。これから気をつけるよ。それじゃあ、行こうか?」
「おい……ちょっと待て、どこへ行くつもりなんだ?」彼が我に返ったかのように喋りだした。
 俺も白々しくコメントする。「ああ、すみません。ちょっと用事に付き合ってくれないかってね、ハルヒに頼んだんですよ」
「何?それじゃ話が違うじゃないか!?」
「何が違うんですか?僕はあなたに頼まれたことはちゃんとしましたよ。手紙を渡すって言う仕事はこなしました」
 いけしゃあしゃあと言う。何故こんなに頭が冴えてくるのだろう。更に言葉が浮かんでくる。
「ですがそれ以上のことは何も頼まれてませんから、後の事は知りませんよ」
「うぐ……だが、それを承知で彼女はここに来たんだ。僕との待ち合わせが優先されると思うんだが、それについてはどうなんだね?」
「ああ、そうなんですか。偶然にも、俺たちも今日の九時に、ここで待ち合わせることにしてたんです」
「何だと!?俺はそんな約束……」ああもうウザい。さっさと黙ってくれ。
「あ!あっちでオーシャン・パシフィック・ピースとヤナカナがお互いの持ちネタを交換してゲリラライブを敢行してる!!」
『ええっ!!』
 俺の嘘に驚いて在らぬ方向を見る彼、そしてハルヒまで。
「おいハルヒ、逃げるぞ!、急げ!」
「あっ……ちょっと!」
 ハルヒが何か言おうとしたのを遮り、俺はハルヒの手を握り締めて、公園の外目掛けて駆け出していった。
491Love Letter from …? (後編)7/15  ◆4IbEWdTEUk :2007/10/14(日) 00:13:54.40 ID:8+sQz+bP0
 俺が我に返ったのは公園の出口に差し掛かった辺りだったと思う。自分で何をしていたのか、どんな行動を取っていたのかあまり覚えていない。
 何故俺は走っている?何故ハルヒも走っている?
 霞みがかった靄を振り払うかのように、自身の脳内を探索する。
 ああ、そうだった。これは借り物競争だったな。『我儘で猪突猛進な電波女子高生』と書かれた紙を取った俺は、ここぞとばかり急いでハルヒを携えてきたのだ。
 そうそう、もう少し……あのアーケードの入り口がゴールになっているんだ。そうに違いない。
 
 ……悪かったな。少し現実逃避していたんだよ。自分がどんな行動をしたかくらいはちゃんと覚えているさ。さすがにアルツハイマーさんの名を取った病気になるには数十年早い。
 改めて自分の行動を反芻する。はっきり言って一驚ものだ。
 ハルヒの告白のシーンを見るのを楽しみにしてたはずなのに、まさか自らその楽しみを阻害してしまうとは。
 どうしてそんな行動をとったのだ?ハルヒの告白シーンを見るのが嫌だからそんな行動をしてしまったというのか?
 いやそれはない。あるはずが無い。第一SOS団にはもっとプリティキュアーな女性団員が存在するし、そのお方達ならば俺も喜んでその告白を妨害する。
 朝比奈さんが告白されたなら告白した男性のほうを鈍器で襲撃にかかるだろうし、長門に関しても、――本人がなんとでもするとは思うが――俺の本能的には相手の口を塞いでその場に卒倒させる違いない。
 だが好き好んでハルヒを守るような事をしようとは思わないはずだ。

 なんだ、俺の頭の中は正常じゃないか。心配して損した気分だぜ。か弱き女性団員を守るために防衛することは、俺の使命だからな。
 か弱いどころか心臓に毛が生えていそうなハルヒまでその保護活動が回ってきたのは、……まあ、ちょっと、ほんの、これーーーーーっぽっちだけどな、いつもよりも可愛く見えたからなんだ。しょうがないが、それは認めよう。
 そのために俺のシナプスが余計な道筋を作ってしまい、関係ない部分にドーパミンを放出したからだ。絶対そうだそうに違いない、今決めた俺が決めた。
 実際のところ俺が守ってやらなくても、本来のハルヒならば「うざい!どけ!」等といって男共を跳ね除けるし、もし俺が助けに入って手を取ろうもんなら「なぁに許可無く触ってんのよエロキョン!」と叫んで、俺のみぞおちに肘鉄を食らわせる。
 それがいつもの光景なんだ。これは間違いない。そうだろ?な、ハルヒ。
 俺は振り返ってハルヒを見る――

――突然、俺の脳裏に既視感が生じる。ある光景を思い出したから。

 ハルヒが世界を改変しようとした、あの夜。
 蒼き巨人達に校舎を壊されそうになった際、ハルヒを引っ張って逃げた、あの日の事を。
 何故そんなことを思い出したのか。その理由は簡単だ。

――あの時と同様、ハルヒは強く握り締めた手を振り解きもせず、黙って俺に付いて来たから――
492以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 00:14:16.81 ID:fo2QSYhC0
しえn
493Love Letter from …? (後編)8/15  ◆4IbEWdTEUk :2007/10/14(日) 00:15:18.09 ID:8+sQz+bP0
「はあ……はあ……はあ……ここまでくれば……大丈夫だな……」
「はあ……はあ……何よ……いきなり……」

 公園を去り、商店街を突き抜けて、たどり着いたのは川原の桜並木のある河川敷だった。何時だったか、朝比奈さんが未来から来たことをカミングアウトした、あの道である。
 息を切らしながらも俺はあたりを見渡した。とりあえず彼の姿も、あとすっかり忘れていたが谷口の姿も見られなかった。
 だが油断はできない。谷口も彼も執念深そうだ。単なる俺の主観だが、地平線の彼方まで追いかけてきそうな殺気がぷんぷんと匂ってくる。
 さあて、いきなり川から飛び出してこないかよく確認したほうが……

「……ねえキョン。キョンってば!」
「ああ?」ハルヒの声にふと我を取り戻す。「何だ、何か用か?」
「用があるのはそっちでしょ!こんな所まで走らせて、一体何がしたかったのよ!!」
 まさかなんとなくムカついたからという理由で二人三脚の真似事をしてみましたとは言えない。
「あー、いや、たまたま、本当にたまたまなんだけどな、ちょっとした用事があって駅に来たらな、お前があの男に言い寄られて困ってそうな顔をしてたから、なんとなく助けたほうがいいかなーなんて思ったりしてな……」
 かなり苦しい言い訳である。俺は彼の手紙をハルヒに渡しており、ハルヒがその手紙を受け取って読んでいるのを確認している。
 つまり、俺が手紙の内容を知っているのはハルヒも承知のはずだ。にもかかわらず、俺は彼の告白を阻害し、ハルヒを遠ざけてしまった。
 本来ならばハルヒが駅前に来たのはハルヒ自身の意思であり、俺には一切合財関係ない。
 その辺を突付かれるとかなり痛いのだが……

「まあ、正直うざかったのよね。もう少ししたら蹴り飛ばしてその場を離れる予定だったけど、丁度キョンが来てくれて助かったわ。一応例は言っとくわね。ありがと」
 意に反してハルヒはその事には触れず、微笑を浮かべながら俺に感謝の意を述べたのみであった。
「あ、ああ……」
 俺は返答に困っていた。それにまさか感謝されるとは思っていなかったからな。
 それにハルヒの笑顔。予想以上に俺に接近していたその笑顔に、俺は戸惑い、思わず目線を逸らした。
 ハルヒの奴、薄く、本当に薄ーくだが、化粧してやがる。若いうちはスッピンのほうが美しいと言うが、あれは嘘だ。やばいぜ、その笑顔とメイクアップはよ。

「どうしたの、キョン?」「い、いや……」
 俺がハルヒを凝視できず、そして二の句を告げられずにいると、ハルヒがブスッとした表情で俺に問い掛けてきた。
494以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 00:15:23.29 ID:A4ZZWY1r0
支援
495以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 00:15:25.01 ID:WVGYX34C0
しえん
496Love Letter from …? (後編)9/15  ◆4IbEWdTEUk :2007/10/14(日) 00:16:23.05 ID:8+sQz+bP0
「……で、話って何よ?」
「話……?」
「あんたが差し出した手紙でしょ?『話があるから来てくれ』っていうの」
「……は?」
「とぼける気?あんたも一緒になって見てたでしょ?あんたがよこしたあの手紙よ!」
 俺がハルヒに渡した手紙だと……?全く持って覚えが無いぞ?
「まだシラを切ろうっていうの?それとも手紙を出したことを忘れたとでも言うわけ!?……いいわ、教えてあげるわよ!耳の穴かっぽじって良く聞きなさい!『拝啓 涼宮ハルヒ様 重大な話がある。今度の土曜日……』」 
 ハルヒは何時の間に覚えたのだろうか、どこかで聞いた事のあるような手紙の内容を諳んじていた。
 というか、その手紙は……

「……どう!?これでもまだ言い訳を繕う気!!?」
 全文章を暗唱した後、ハルヒは夫を殺した仇敵を半年かけてようやっと探し出した、仇討ち未亡人のような態度で俺に怒鳴りつけた。
「まて、何だそのお前が今喋ったケッタイな文章は?」
「!!……あんた、これでもまだ知らぬ存ぜぬを貫き通す気なの!!?」
「だから落ち着け!その手紙の内容は俺の記憶の断片にちゃんと残っている!」
「じゃあ早くあんたの思いとやらを言いなさいよ!」
「待てと言ってるだろうが!!さっきから聞いているとおかしい事ばかり言いやがって!第一その手紙は俺が書いたものじゃない!!」

「はぁ?」
――ハルヒは面白いくらい表情がすっぽ抜けた顔を俺に見せていた。
497以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 00:16:36.03 ID:fo2QSYhC0
しえn
498以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 00:17:36.22 ID:WVGYX34C0
しえn
499Love Letter from …? (後編)10/15  ◆4IbEWdTEUk :2007/10/14(日) 00:17:41.38 ID:8+sQz+bP0
「『はぁ?』って、お前、まさか俺が書いたものだと勘違いでもしてたのか?」
「うっ……いや、えっと、そ、それじゃあ、誰の手紙だっていうのよ!」
「誰のって……、さっきお前話をしていたじゃないか、彼と」
「彼?……あの、生徒会長と谷口とを掛け合わせて平方根したようなあいつのこと?」
「累乗平均とはマニアックな……じゃなくて、もしかして、今まで気づいてなかったのか?」
「だ、だって、あんたのポケットにあった手紙じゃない!」
「部室に行く前に、あの人から預かったんだよ。お前に渡してくれってな」
「嘘つくのもいい加減にしなさい!あたしは嘘つきが一番嫌いなのよ!」
「俺は嘘なんてついてない!お前こそ単なる勘違いじゃないのか?」
「あたしも勘違いなんてしてないわよ!あんたのポケットから出てきたんだから、あんたの手紙だと思うのは自然の摂理じゃない!」
「なんでそうなるんだ。名前くらい書いてあったろうに……」

「名前?そんなのあったっけ?」
「え?」

「ちょっと待ちなさい……ほら、これ」
 そう言ってハルヒはポーチから俺が一昨日渡した手紙を取り出し、見せてくれた。
「ほら、名前なんて書いてないじゃない」
 …………。
「ワープロで印刷されたものだから、筆跡で調べる事もできないし、何よりあんたが持っていたんだから、あんたのものって思うでしょ?普通」
 …………。
「あたしの落ち度なんてどこにもないじゃない!どう?これでわかったでしょ?あの手紙が彼のものだとしても、あたしは間違えるだけの理由があったって事よ!」
 …………。
「ねぇキョン!聞いているの!?」
 ……くくくくく。
「……キョン?どうしたの?」
「ふふふふははははははは、あーっはははは!!!」
 俺は遂に堪えきれず、声をあげてしまったのだ。
500以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 00:18:17.80 ID:A4ZZWY1r0
支援
501Love Letter from …? (後編)11/15  ◆4IbEWdTEUk :2007/10/14(日) 00:18:56.12 ID:8+sQz+bP0
 ……ひゃははは、はぁ、ふう。こいつは傑作だ。爆笑もんだ。

「あんた、何一人で笑ってんのよ!」
 俺が一頻り笑い、それが収まるのを待ってたかのように、ハルヒが鬼の形相でこちらを睨めつけてきた。
「いや、なに、彼もおちゃめさんで面白いなと思ってたまでさ」
 俺は彼から預かったラブレターを持っていた。だがそのラブレターには名前が書いてなかった。そのためハルヒは俺が書いたラブレターだと勘違いした。
 これを笑わず何を笑えばいいというのかね。見事な三段落ちだ。
 本当に彼はいいキャラクターをしている。まさか俺の願いどおりにボケ担当を全うしてくれるとはな。もはや普通の人間の域を越えている。どうだハルヒ?本当にスカウトしてみないか?
 しかしハルヒもハルヒだ。俺がそんな手紙書くわけないだろう。それにハルヒにドッキリを敢行するほど馬鹿じゃない。ばれたら何をされるか分かったもんじゃないからな。
 とはいえ、少しハルヒをからかってみたい。俺はちょっとした意地悪な質問をすることにした。

「なあハルヒ。お前、あの手紙は俺が書いたものだと勘違いしてたんだろ?俺が何を告白すると思ってたんだ?」
「えええ!?」
 ハルヒは面白いくらいカチンコチンに固まっていた。

「俺が異世界人であることを暴露すればよかったかな?それとも超能力者の方が良かったか?」
「あ……う……」
「それともアレか?まさかハルヒに限って、頭の中がそんな考えで埋め尽くされているとは思わないが、俺がお前に愛の……」


「うっさい!!黙れ!ボケナスオタンコナスマーボナス!!!」


――ハルヒの口から迸る衝撃波は、俺の鼓膜を一秒間に300万回程震わせた。
502以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 00:19:22.82 ID:WVGYX34C0
支援
503以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 00:19:51.99 ID:fo2QSYhC0
キョンkywwww

しえn
504Love Letter from …? (後編)12/15  ◆SG9FMCTTAI :2007/10/14(日) 00:20:23.80 ID:8+sQz+bP0
「……つぅ、そんな近くで叫ぶな。冗談だよ、冗談。顔中真っ赤にして怒らなくてもいいだろ?」
「だっ、誰の顔が真っ赤だってのよ!!バッカじゃないの、あんた!!」
「お前だお前。もう怒るなって、頭に血を上らせるのは良くないぜ」
「あああんたが悪いんでしょうが!!!」
「わかったわかった、俺が悪いってことでいいさ。だから落ち着け」
「あ、あんたこそいい加減手を離しなさい!!」

 言われてハルヒの目線を追う。目線の先には、俺の手があった。手中にハルヒの手を収めたままの、俺の手が。

「ああ、これは失敬。でも嫌だったら振り解けばよかったのに」
「うっ……あ、あんたが強く握り締めてるから振りほどけなかったのよ!!!」
 そんなに強く握ってた実感はないが……まあいいや、俺は自分の手を開放する。それに伴い、ハルヒは握られたままだった手をしげしげと見つめ、そしてまた俺を睨みつけた。
「……あんた、この団長様をからかって許されると思っているの?」
「うっ……」と俺。なんか、すっげえ嫌な予感。
「ふふふふふふーん、覚悟しなさぁ〜い?」
 ハルヒはそう宣言して、俺の手首を捕まえた。先程とは逆の立場になってしまった。
「このお礼はキッチリ返させてもらいますからね。実はねえ、キョン。最近良い店ができたのよ、この辺に。点心が美味いって評判なの。たっぷり楽しませてもらうわよ?あ、そうそう。その店、ランチサービスとかバイキングサービスとかないから、そのつもりで宜しくね」
「もしかして、その店、俺に奢れと……?」
 言う俺の顔を、まじまじと見つめ、そして、
「あったりまえじゃない!あんた、あたしを騙したんだから!その罪万死に値するわ!!本当なら家庭裁判所に詐欺の容疑で立件するつもりだったんだけど、その店の奢りで許してやるっていってんのよ!感謝しなさい!!」
 目を爛々と輝かせて、いつもの調子を取り戻したのか、飛びっきりの笑顔を俺に向けてこう叫んだ。

「さあ!!キリキリ行くわよ!!」
505以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 00:20:53.00 ID:fo2QSYhC0
しえn
506以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 00:21:07.97 ID:A4ZZWY1r0
支援
507以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 00:21:26.95 ID:WVGYX34C0
しえん
508以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 00:21:30.84 ID:OlLlXHwG0
しえn
509Love Letter from …? (後編)13/15  ◆SG9FMCTTAI :2007/10/14(日) 00:21:35.78 ID:8+sQz+bP0
 ちょっとしたハプニングがあった、不思議探索のない、本日の土曜日。
 さっきの仕返しとばかりにハルヒに手をつかまれた俺は、ハルヒ案内の元、その点心を食べさせてくれる店に連れて行かれた。
 遠慮のないハルヒの食欲に俺の財布から悲鳴が聞こえそうになったものの、点心自身はそれ程高くはなく、それにハルヒが持参してくれた『開店特別半額割引券』のおかげで、実際はそれ程大きな支出には至らなかった。
 
 その後も何故かハルヒの我侭に付き合わされることになり、デパートや公園やアミューズメントパークや映画館やその他諸々に分単位で付き合わされたのだった。
 飯の後はアミューズメントパークの定時パレードを観覧し、次に行ったデパートでは首尾よくタイムサービスが始まり、映画に至っては前売り券を手配しており、それらをフルに利用して今日という日を楽しんだ。
 ところでお気づきかもしれないが、何故ハルヒはこれほど段取りよく物事を進められたのだろうか。
 恐らく下調べやら準備やらをしていたのだと思うが、そうなのかと問い掛けると、ハルヒは必死になって否定し、全て偶然だと言い張ったのだ。偶然で日にち指定の前売り券を持っていたというのかね?
 ただ、いくら割引券を有効利用しているといっても、その際に必要な費用はゼロではなく、そして何故か全額俺持ちだった。
 正直、二人分のお金を請求されるの時には不機嫌にもなったのだが、ハルヒが時折見せる屈託のない笑顔により、そんな邪な考えは全て浄化されてしまうのだ。
 
 日はとっくに暮れ、北口駅前は田舎にありがちな街頭とネオンで彩られていた。
 たっぷりとハルヒに付き合わされた俺は、精も根もそしてお金も尽きかけようとしていた。
 だが、俺の気持ちは最高級に爽快であった。
 原因はわかっている。恐らく、いや間違いなくハルヒの笑顔のせいだろう。
 あの手紙に感謝しないとな。原因はともかく、ハルヒの笑顔がこんなにも魅力的なものだと教えてくれたあの手紙に。
 あの笑顔を見られるなら、こんな日があってもいいのかもしれない。
 だから俺は、じゃあねと言ってその場を去ろうとするハルヒを呼び止め、こう言ったのだ。


――また、二人で遊びに来ような――
510以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 00:21:41.93 ID:ccwyTiYx0
あれ・・・谷口は・・・
511Love Letter from …? (後編)14/15  ◆SG9FMCTTAI :2007/10/14(日) 00:22:43.36 ID:8+sQz+bP0
 休みが明けた、次の週の月曜日の事である。
 ハルヒの告白シーンを共にしつつも、途中から一緒にいたことすら忘却してしまった谷口から、何度もその件について突付かれた。
 曰く、『やっぱりキョンも男だったんだな』と。全く持って意味が通じないのでもう少しわかりやすい言葉で喋ってくれと頼んでいるが、その約束は依然として果たされていない。
 おかげさまでと言うべきかどうかは分からないが、それ以来、谷口、いやクラスの連中が俺とハルヒを見る目がより一層生暖かくなってしまった感じがする。
 あの国木田でさえニヤけた顔で俺とハルヒを微笑ましく見ているのだ。多分谷口辺りが信憑性の無い噂に背びれと尾びれをつけて吹聴しているのだろう。
 そして吹聴している一連の流れは、恐らく土曜日だろう。だがしかし、俺はそこまで変な事はしていないつもりだし、それ以上に俺の行動に何か間違いがあったとでも言いたいのか、お前ら?
 

 放課後、団活の時間の事。俺はいつもの如く古泉とボードゲームをしていた。なお、うちのクラスの掃除当番はハルヒが該当しており、未だ部室には現れていない。
 そしてここにも変な奴が一人。クラスの連中の対応と呼応するかのように、古泉も今まで以上のしたり顔で俺を見つめるようになっていたのだ。
 そういえば、今回古泉は名前だけ出てきたが、それほど活躍しなかったな。
 それが気に入らなかったのか、古泉はルーレットを回しながら喋りだした。
「今回は裏方に回っていましたので、殆ど活躍できる場が無くて残念です。ですがその功があってか、こちらの思惑通りに事は運んでおります」
 なんだ、その思惑というのは?
「さあて、禁則事項とでも言っておきましょうか?」
 うう、気持ち悪いから人差し指を口に当てるな。
「これはとんだ失態を。それはさておき、あなたのおかげで大変助かっております。先週の木曜の夜からから土曜の朝まで、イレギュラーな閉鎖空間が立て続けに発生しておりまして、その処理に東奔西走していましたからね。正直、今回は我々もさじを投げかけていました」
 だからお前は姿が見えなかったのか。だが、それほどハルヒの機嫌は悪かったと言うのか?
「ええ。正確には機嫌が悪いと言うより、真意の見えざる主張に、ずっとやきもきしていた、そんな感じでしょうか?誰かさんが紛らわしい事をしていましたからね」
 まさか、それは俺って言う意味じゃないだろうな。
「おや?自覚があるではないですか。それならばこれからもう少し善処して欲しいのですが……おっと愚問でした。そうしてくださるんでしたよね」
512以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 00:23:02.29 ID:fo2QSYhC0
しえn
513以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 00:23:40.43 ID:A4ZZWY1r0
支援
514Love Letter from …? (後編)15/15  ◆4IbEWdTEUk :2007/10/14(日) 00:24:00.22 ID:8+sQz+bP0
 俺はぷいっと顔を背けた。古泉の笑顔が癪に触ったからだ。
 どこからか聞きつけたか、こいつは俺とハルヒしか知りえない、二人だけの約束を知っていた。
 その約束と言うのは、まあ俺がハルヒに言った正にあの言葉が大本になっている。
 ハルヒはその場の勢いで言った俺の言葉をどう受け取ったのかよく分からないのだが、俺の言葉に対する返答として、週末の内の一日は二人きりで遊びに行くことを決定事項として俺に宣言したのだ。
 しかも不思議探索は継続して行うため、俺はいよいよ休日と言うものが無くなってしまったのである。
 おまけにどちらもサボったら絞首刑だからと死の宣告をさせられてしまった。やれやれ。
 
 勘弁して欲しいし、少しくらいは休ませてくれよとは思うが、正直なところ、次の休みが楽しみでもある。
 俺はこうしてメイドバイ朝比奈のお茶を啜りつつ、未だ掃除の終わらぬハルヒの凱旋を待つのであった。

 そして――


「みんなー おっまたせー!!」


 勢い良く開く扉の向こうには、俺を虜にした笑顔を浮かべた団長の顔があったのだ。
  
 〜THE END〜
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

ご支援有難う御座います。途中で酉付け間違えたけど気にしないで下さい。
最初に思いついた電波を書き上げるのに、思ったより時間がかかってしまって申し訳ありません。
wikiには、気が向いたら上げます。

そして来週の月曜日の昼から、平日保守用だった例やつを復活できそうです。一週間くらいしか書けないかも知れませんが。
そちらも暇でしたらご覧下さい。
それでは。
515以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 00:24:59.09 ID:ccwyTiYx0
真剣に告白しようとしていた彼は・・・・・・
516以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 00:25:10.32 ID:8+sQz+bP0
あああああ、、

最後まで酉がorz


×:◆4IbEWdTEUk
○:◆SG9FMCTTAI
517以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 00:25:14.69 ID:WVGYX34C0
しえん
518以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 00:25:49.05 ID:A4ZZWY1r0

ハルヒかわいいよハルヒ
519以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 00:26:16.83 ID:Hsyawd5E0
おーつカレーSummer!
520以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 00:26:23.58 ID:fo2QSYhC0
GJ!
キョンの男らしさに惚れたw
521以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 00:27:29.14 ID:WVGYX34C0
キョンも思わせぶりな男ですな。
522以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 00:27:40.94 ID:mP5ncTpXO
乙!
ハルヒかわいいw
523以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 00:29:35.78 ID:mLP7EvLu0
乙です
分量書ける人いいな、憧れる
524以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 00:31:46.71 ID:A4ZZWY1r0
保守
525以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 00:35:19.64 ID:OlLlXHwG0
保守
526以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 00:40:02.81 ID:OlLlXHwG0
527以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 00:42:54.72 ID:ccwyTiYx0
528以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 00:44:48.84 ID:hFECoKpg0
529以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 00:45:08.52 ID:0S00F76M0
530以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 00:46:34.57 ID:D8FMLbRj0
531家出少女 ◆TJvIWD.URQ :2007/10/14(日) 00:46:45.19 ID:eQ5mnFLuO
フライングだけど投下していいですかな
532以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 00:48:13.36 ID:mP5ncTpXO
待ってた!どうぞ
533以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 00:48:18.53 ID:CJpuJRVn0
OKやっちまえみのむし
534以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 00:48:27.19 ID:nFJgCQysO
亀だが乙!
ハルヒ(・∀・)イイ!!
535名無し募集中。。。:2007/10/14(日) 00:49:00.15 ID:D8FMLbRj0
おk
536以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 00:49:06.44 ID:OlLlXHwG0
嘉門みのむし
537家出少女 ◆TJvIWD.URQ :2007/10/14(日) 00:50:53.60 ID:eQ5mnFLuO
「お前が本気でそんなこと思ってんのならこんなに不愉快なことはない。
佐々木のことがうらやましいだと?あいつはずっと独りだったんだぞ、お前なら分かるだろ、ずっと独りきりなのがどんなに寂しいことなのか。
高校に入って少し友達ができたらもうそんなことを忘れちまうのか?
叩いたことは悪かった、だが早く部屋から出て行ってくれないか。
今のお前と一緒にいたくない」

「キョ、キョン……」

「聞こえなかったか?早く出て行けよ」

なるべく冷静に言ったつもりだが自信はない。
パタンという音がしてハルヒが出て行ったのを確認する。
あいつが本気であんなこと言うわけ無いことは俺が一番知っている、だがあいつは軽々しく口に出し過ぎなんだ。

「ハルにゃんと喧嘩したのー?」

妹よ、今お前と遊んでやれる気分じゃないんだ。
シャミセンなら貸してやるからあっちに行ってくれ。

「ハルにゃん泣いてたのに、可哀想なハルにゃん、ねーシャミ」

ハルヒが泣いてただと!?
い、いや落ち着け俺、まだそんなことくらいで許すほど軽くはないぞ。
ちっ、誰だよこんなときにメールなんて――
538以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 00:52:47.58 ID:mP5ncTpXO
支援
539以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 00:53:30.90 ID:OlLlXHwG0
支援
540以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 00:53:43.71 ID:A4ZZWY1r0
支援
541家出少女 ◆TJvIWD.URQ :2007/10/14(日) 00:55:13.02 ID:eQ5mnFLuO
from 涼宮ハルヒ

ごめんね

メールを見ると同時に俺はハルヒを追いかけた。ここまでされといて許さない方がおかしいだろ、普通。

「ハルヒ――」

家を出て直ぐの曲がり角でハルヒを見つけた。

「キョン、ごめ――」

「すまんハルヒ!」

俺はハルヒが謝るのを防ぐように謝った。

「だから、あたしもごめ――」

「もう言わなくていい。お前の気持ちは…十分わかってるから」

「…うん」

その後、ハルヒと無事に仲直りした俺は、昼までハルヒに付き合わされることになった、まあ俺が悪いんだ、文句はない。

「ハルヒ、どこ行くんだ?」

「そうね、キョンはどこか行きたいとこはないの?」

「どこか行きたいってわけじゃないが……それじゃあドライブでもするか。つっても自転車だけどな」
542家出少女 ◆TJvIWD.URQ :2007/10/14(日) 00:56:19.31 ID:eQ5mnFLuO
俺は再び自転車を用意しハルヒに後ろに乗るように促す。
顔を少し赤くして乗るハルヒは中々趣があった。
まだ昼までは十分時間があるし、大丈夫だろう。
目的地も無く自転車を漕ぎ始めた俺の背中に、ハルヒの手が回される。
佐々木といいハルヒといい、そんなに俺の背中はいいもんか。
俺ならこんな汗臭い背中絶対お断りだが。

「そんなことないわよ、とっても気持ちいいもん」

む、そんなこと言われると恥ずかしいな。

「もっと言ってあげようか?」

止めてくれ、これ以上は保たん。

ケラケラ笑うハルヒは太陽よりも眩しく、俺がさっきこの笑顔を曇らせてしまったかと思うと、心底自分が情けなくなった。

「――ねえ、キョン。さっき有希に佐々木さんのこと訊かれてたじゃない」

ああ、訊かれてたな。

「……あたしのことはどう思ってるの……?」
543以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 00:58:07.97 ID:WVGYX34C0
しえん
544家出少女 ◆TJvIWD.URQ :2007/10/14(日) 00:58:50.76 ID:eQ5mnFLuO
「……ハルヒも佐々木と同じさ。
俺は何があっても絶対お前を守ってやる、お前だってそうしてくれんだろ、団長様。
だから…、俺はさっきまでの俺が憎い。
お前のことを守ることも、信じることもできなかった自分がさ。」

「――そんなことない、あたしだってあそこまでされなきゃわからなかった。
それにね、嬉しかった、あそこまで怒ってくれる人なんてお母さんくらいだったから」

そう言ってもらうと助かるよ。
お前のお母さんか…、会ったことないよな。

「今度あたしの家に来ればいいじゃない」

機会があれば、な。
いくらなんでも男がヒョイヒョイ女の家に行くのは不味いだろ。

「…………別にあんたなら………」

「あー、何か言ったか?」

「何でもないわよ!」
545以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 00:59:49.27 ID:WVGYX34C0
しえん
546以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 01:00:31.54 ID:mP5ncTpXO
支援
547家出少女 ◆TJvIWD.URQ :2007/10/14(日) 01:02:28.07 ID:eQ5mnFLuO
そんなやり取りを繰り返していると、あっという間に昼前になった。

「もう昼になるな……。
ハルヒ、お前んちどこだ?送ってくから」

「い、いいわよ。
もうここまででいいから」

「遠慮すんなよ、ってこれ佐々木にも言ったんだけどな。
よく考えるとお前らホント似てるよ。
お前らならいい友達になれるかもな」

「ふーん、興味あるわね……」
548以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 01:03:45.41 ID:WVGYX34C0
しえん
549家出少女 ◆TJvIWD.URQ :2007/10/14(日) 01:04:34.87 ID:eQ5mnFLuO
ハルヒとの会話にも不思議パワーがあるのかは知らんが時間が経つのが本当に早く感じる。
気が付けはハルヒの家に着いていた。
初めて見るハルヒの家は奇想天外な形をしているでもなく、極めて普通の形をしていた。

「意外に普通だな…」

「どんな家想像してたのよ。
それよりもうすぐお昼になるわ、早く行ってあげなさい」

「ああ、今日はホントすまんかった」

じゃあな、と言って駅に向かおうとすると最後にハルヒが

「あ、そうそうキョン。今度の探索には佐々木さんを連れてきなさい。
――友達にもなりたいしね」

「――ああ、絶対連れてくるよ」

あと数分で電車が着く時間だったので急いで駅に向かった。
駅に着くと佐々木が既に待っており、こっちに手を振っている。
550以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 01:06:10.02 ID:mLP7EvLu0
帰ってきた家出少女(作者)支援
551家出少女 ◆TJvIWD.URQ :2007/10/14(日) 01:08:06.89 ID:eQ5mnFLuO
「――すまん、待たせたか」

「いいや、僕も今着いたところさ」

「ならいいが…、お前、もう昼飯食ったか?」

「まだだけど………、え、きゃあ」

じゃあ喫茶店行くぞ、俺は佐々木の手を引っ張って歩き出す、可愛い声が漏れたのはあいつの愛嬌だろう。
普段なら引っ張られてばっかりだからな、たまにはこういうことをするのもいい。

SOS団御用達の喫茶店に着いた俺たちは、これまたSOS団御用達の座席に座った。

俺のおごりだ、好きなもん食え。

「そうかい、じゃあお言葉に甘えさせてもらおうかな」

そうは言っても佐々木はやっぱり普通の女の子、食べる量はそこまで多くはない。
これなら財布へのダメージも少なくてすみそうだな。
それにしてもだ、俺は佐々木には聞かなきゃならんことがある…。
552以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 01:08:59.99 ID:mP5ncTpXO
支援
553以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 01:11:28.62 ID:nFJgCQysO
気づいたら家出作者いる(・∀・)
支援支援
554家出少女 ◆TJvIWD.URQ :2007/10/14(日) 01:11:39.62 ID:eQ5mnFLuO
…なあ佐々木、こんなこと訊くのは失礼かもしれんが、

「今更何だい、君と僕との仲じゃないか。
それに君も言った、遠慮はいらないとね」

じゃあ訊く………何で親と喧嘩したんだ。

「ああ、そんなことか。
ちょっと試験の点数が優れなくてね、それで言い争いになって飛び出したんだ」

へ、それ…だけ?

「それだけとはひどいな。
僕にとっては中々重要なことだ」

俺なんかお前の悪いときの成績より絶対悪いぜ。
なあ佐々木、俺も一緒に行ってやるから謝りに行かないか。
お前がどうしても嫌だってんならいいけどよ。

「ふむ、キョンが付いてきてくれるなら気楽でいいね。
わかった行こう、君の話を聞いたら僕も少々馬鹿馬鹿しいかなと思ってしまった」

昼飯を食べ終わった後、一旦俺の家に戻り、佐々木の荷物を取って佐々木の家に行くことにした。
俺の母親は佐々木さんならいつでもうちの息子を任せられる、とか何とか言っていたが俺の空耳だということにしておこう。
555以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 01:13:04.22 ID:nFJgCQysO
wktk支援
556以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 01:14:37.80 ID:OlLlXHwG0
支援
557家出少女 ◆TJvIWD.URQ :2007/10/14(日) 01:17:33.24 ID:eQ5mnFLuO
佐々木の荷物はある程度重いので俺はバスで行こうと言ったが、なぜか佐々木が自転車で行きたいと言ったので結局自転車で行くことにした。
佐々木の家に行くまでの間、俺達の話が尽きることなく、むしろ話し足りないくらいだった。


さて、佐々木と佐々木の親との仲直りの話だが本当にあっさりと解決した。
そしてこれからは仲直り後の佐々木の家の玄関先での話だ。

「キョン、この2日間本当にありがとう。
とても楽しかったよ」

気にすんな、いつかお返しでもしてもらうさ。

「くっくっ、君は本当にいいよ、キョン。
そうだね、今からお返しをしてもいいかな」

ああ、別に今じゃなくても――――

「プハッ…、フフッ、じゃあまたね、キョン」


その日の帰り道、俺の頭の中には佐々木の別れ際の微笑み(特に唇)と、なぜかは知らんがハルヒの笑顔があった。


あ、探索に誘うの忘れたな――――


終わり
558家出少女 ◆TJvIWD.URQ :2007/10/14(日) 01:19:01.69 ID:eQ5mnFLuO
今まで応援してくれた方々ありがとうございます
こんな作品に付き合ってくれて本当に感謝
559以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 01:20:30.05 ID:mP5ncTpXO

結局キョンはどっちを選ぶんだwww
560以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 01:22:05.09 ID:nFJgCQysO
>>558
乙!
楽しませてもらったよ

しかし今日は豊作だなwwwwwwwwwwww
かなり楽しませてもらった
561家出少女 ◆TJvIWD.URQ :2007/10/14(日) 01:22:46.97 ID:eQ5mnFLuO
>>559
それは皆様の想像にお任せします
562以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 01:23:21.18 ID:OlLlXHwG0
乙!
今夜は安眠できそうですな。
563以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 01:25:03.08 ID:WVGYX34C0
今日は佐々木デー。
楽しかった。
おやすみ
564以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 01:35:15.38 ID:fo2QSYhC0
保守
565以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 01:36:52.00 ID:X4XkHECw0
規制解除されたかな?
566以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 01:38:43.54 ID:X4XkHECw0
と、投下していい?
567以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 01:39:03.04 ID:Hsyawd5E0
ど、どうぞ。
568以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 01:39:07.34 ID:OlLlXHwG0
まだ起きてるやつもいるようですな
569以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 01:39:58.04 ID:76fPwBwo0
佐々木デー二日目
570以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 01:41:12.67 ID:X4XkHECw0
前に貰ったお題、鶴屋とみくるの喧嘩…だったっけ?いきます。
パァン!
頬が痛い、叩かれた?誰に?何故?
「鶴屋なんて嫌いです!」ああ、私はみくるに叩かれたんだ。待って、みくる。
みくるは走ってどこかへ行ってしまった。これからどうしよう?
みくるの持っていたペンダントを見せて貰うだけの筈だった。なのに、私はそれを落として壊してしまった。
おまけに直す、直さなくていいというやり取りの間にチェーンが千切れてバラバラになってしまった。
私は壊れたペンダントを拾って考えた。なんとか直せないものだろうか?
「鶴屋さん?どうしたの?」あ、ハルにゃんにキョン君。
「ど、どうしたんですか!?何かあったんですか?」あはは、別に何にもないよ。私はいつものように笑いながら答えた。
「じゃあ…何で泣いてるの?」ハルにゃんの言葉に私は初めて自分が泣いている事に気が付いた。
ああ、そうか。みくるに嫌われちゃって悲しいんだ。
「うわあぁぁん!」気が付くと私はハルにゃんに抱きついて泣いていた。「鶴屋さん…」私はさっきあった事を二人に話した。
みくるの持っていたペンダントに興味を持ったこと、それを私の不注意で壊してしまった事、
怒ったみくるに叩かれて嫌いだと言われたこと。
「そんなことが…それで、鶴屋さんはどうするんですか?」キョン君は私に聞いてきた。許してもらえないかも知れない、だけど謝りたい。
それとこれ。私は壊れたペンダントを取り出して二人に見せて言った。
これを直したいんだ。ペンダントの中には楽しそうに笑う親子の写真が入っている。
「これならなんとか直せそうね」ハルにゃんそう言うと「団長命令よ。キョン、直しなさい!」と言った。
「ハルにゃん、自分で直したいんだ。でも、どうしたらいいか分からないから、教え欲しいんだ」
私が壊したのだから、私が直さないといけない。それが私に出来る償いだと思うから。
571以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 01:41:13.33 ID:Hsyawd5E0
今度こそ九曜デーだ。
572以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 01:42:00.54 ID:X4XkHECw0
>>570
その後、私は二人の協力のおかげで何とかペンダントを直す事が出来た。流石にチェーンは新しいのにした。
次の日、私はペンダントを持って学校へ行った。ちゃんと謝って、ペンダントを渡そう。
教室に入るとみくるがいた、でも私と目を合わそうとしてくれない。やっぱり怒っているんだろう。
結局、授業も終わって放課後になってしまった。「みくる!」私は帰ろうとしているみくるを呼び止めた。
「なんですか?」いつもの笑顔ではなく、無表情でみくるは答えた。怖い、やっぱり怒っているんだろう。
「みくる、ごめんなさい」私は頭を下げて謝った。私は頭を上げて、直したペンダントを取り出した。
「これ…鶴屋さんが持っていたんですね」ごめんよ…私にはもう、謝ることしか出来ない。
「鶴屋さん」みくるの呼ぶ声に私はビクッとなってしまった。私はみくるの顔を恐る恐る見た。
そこには、いつも私に見せてくれる優しい笑顔があった。
「昨日は叩いてごめんなさい、鶴屋さん。それと、直してくれてありがとう」みくるはそういって私を抱きしめた。
いつの間にか私は泣いていた。嬉しくて泣いていた。友達に許してもらえた事が嬉しかった。

落ち着いた私はみくると一緒に下校した。二人っきりで下校するのは久しぶりだね、みくる。
「そうですね、出会った頃のことを思い出しますね」夕焼けの景色を見ながら私とみくるは昔話をしながら帰った。
573以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 01:42:39.14 ID:fo2QSYhC0
メ欄噴いた
574以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 01:43:15.35 ID:Hsyawd5E0
支援w
575以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 01:43:33.32 ID:OlLlXHwG0
支援
576以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 01:43:50.78 ID:X4XkHECw0
すいません…以上です。
577以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 01:47:16.44 ID:D8FMLbRj0
sageeee
578以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 01:48:42.15 ID:fo2QSYhC0
乙!
だけどなんか前に見た事あるような気がするんだよな…
579以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 01:48:59.89 ID:Hsyawd5E0
乙ー。sageeee
580以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 01:54:50.38 ID:ACWpHCBuO
これはどっかで見たことあるな
581以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 01:57:26.27 ID:FIMwLDha0
乙!
582以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 01:59:14.16 ID:ccwyTiYx0
乙一
583以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 02:00:27.19 ID:FIMwLDha0
野球大会に出場したSOS団。ついに決勝戦までたどり着く。
全員、緊張の色が強くなる中、ハルヒが決意を口にする――
 
ハルヒ:
 周りを見てみなさい。
 あたしたちのチームには、可愛い少女もいれば、マヌケ面の男もいるし、ニコニコ優男、無口、ナンパバカ、ハイテンション、ショタ、小学生までいる。
 だけどみな今は同じチーム――SOS団よ。
 この中の何人かは、今までの試合でエラーを出したり、ミスをしていたかも知れない。
 だけど、今から始まる試合は今までのミスなんて関係ない!
 あたしたちはもうすぐ決戦の死地へと向かうわ。
 そこでは皆が互いの身を守り合わなければならない。
 運動神経の優劣なんて関係ないし、性格の違いも関係ない。
 グラウンドは隔絶された場所、だから家を離れる気分になるかもしれない。
 だけどそれは違う。試合の間は、グラウンドが自分の家になるのよ。
 あたしたちは何を成すのか。
 戦場に赴き、強力な相手に対して戦いを挑む。
 絶対の勝利を約束することはできない!
 だけど、これはみんなとの約束。
 戦場に降りるとき、まず最初に降りるのはあたしであり、最後に立ち去るのもあたしよ!
 どんな辛い結果が待っていたとしても、決して諦めず、ともに全力を尽くして、みんな一緒に胸を張って帰りましょう!
 
 ――行くわよ、みんな!
 
何か熱い展開保守(前後のシチュエーションはお好きなように想像して)
584576:2007/10/14(日) 02:02:20.40 ID:X4XkHECw0
自分も書いてる最中に「どっかで見た気がする…」と思ったのですが、気にせずに書いてしまいました。
キョンの取り合いにしようと考えたんですが、そうするとハルヒやら長門やらが絡んで長編になりそうだったので止めました。
貰ったお題を忘れちゃった場合はどうしたらいいんでしょうか?
585以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 02:12:40.27 ID:fo2QSYhC0
>>584
新たに貰って何か書くとか…
586以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 02:21:04.25 ID:A4ZZWY1r0
保守
587以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 02:23:48.84 ID:X4XkHECw0
>>585くれた人には申し訳ないけど、そうなっちゃいますよね…
588以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 02:36:16.79 ID:mP5ncTpXO
保守
589以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 02:44:14.13 ID:XOtggBJkO
保守
590以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 02:47:08.69 ID:U+Uprn750
いろいろ触発されて長編に挑戦してみようと思ったけど
プロローグと第1章だけで17レス

7章くらい書こうと思ってたけど\(^o^)/
591以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 03:01:53.46 ID:X4XkHECw0
保守
592以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 03:06:04.28 ID:I5mWy/Y3O
軽々しく長編に挑戦して涙目。
これ書き終わったら長編にはもう手を出さねぇ!……って言いながらも電波来たら書くんだろうな。
病気か、俺は。
593以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 03:10:05.42 ID:U+Uprn750
>>592
お互い頑張ろうぜ
594以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 03:12:27.31 ID:I5mWy/Y3O
>>593
あぁ頑張ろう。
取り敢えず半分投下してるからもう逃げられないし…。来週中には続き投下したい。
595以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 03:14:28.88 ID:onITgHB20
だいたい俺の場合ワード3〜7枚ぐらいを1話として3〜5話ぐらいやるパターンが多かったんだが
これって長編って呼べるかな?
596以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 03:15:53.41 ID:/BGvNkGv0
アナル落ちた
597以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 03:18:36.49 ID:I5mWy/Y3O
>>595
普段ワード使わないから量が分からないけど、話数で分けれる量なら長編じゃないか?
ちなみに15000文字くらいから長編ってのを聞いたことがある。
598以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 03:18:56.93 ID:XOtggBJkO
アナル……
599以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 03:20:13.94 ID:yxPSI6kd0
あなるぁぁぁぁあああああ!!
600以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 03:31:15.58 ID:CJpuJRVn0
こんなに落ちるとアナルとプリン合併した方がいいんじゃないか
とも思うけどアナルとプリンでは空気が違うからなぁ・・・
601以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 03:35:19.76 ID:I5mWy/Y3O
たまに深夜はアナル難民が好き放題やってるけどなw
602以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 03:48:24.21 ID:XOtggBJkO
統合は嫌だな。
実はアナルの>>1のAAが楽しみだったり。

それにプリン住民は、古泉×豊原×松代の絡みなんて見たくないだろ。
603以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 03:48:59.67 ID:YTgg37aV0
604以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 04:03:45.35 ID:CJpuJRVn0
いじめとか拒否反応を起す人は多そうだし、甘い物が苦手って人もいるだろうし
やはり統合は現実的ではないよな
だがなんとか落ちにくくしたいもんだ

燃料といえばSSだしやはり何か書くべきか
605以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 04:12:10.09 ID:LZjBQoTZ0
両方は両方で両方の良さがあるからね。
それぞれ分かれているからこそとも感じるしね。
今度2期やゲームである程度賑わいを見せると思うから、それまでの辛抱かな。
606以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 04:21:47.99 ID:1ddRh4wAO
ハァハァ・・・・ハ・ハルヒィイイ!
や、やめてキョン!いや!こんなのだめぇ!

は・・・入ったぞ・・・アァ!気持ちいいぞハルヒィ!
い・・・いやぁああああ

ハァ!ハァ!そろそろいくぞハルヒ!中に出すぞ!!!ウッ!!!
中はだめえええ!!!赤ちゃんできちゃうううぅぅううう!!!
607以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 04:27:45.95 ID:j7ovtfBKO
古泉「……という感じで次は書こうと思うんですよ」
森「アンタ本当にハルキョン好きねぇ。私? 会長×喜緑も良いけど最近は藤原×九曜も好きね」

機関☆
608以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 04:47:30.67 ID:/KqhM+dSO
保守
609以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 04:47:46.99 ID:I5mWy/Y3O
保守
610以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 04:56:24.08 ID:5XyWuA1X0
611以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 05:20:05.25 ID:k+f0k6aNO
寝る保守
612以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 05:36:30.03 ID:ACWpHCBuO
ほっしゅーれ↓
613以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 06:21:14.40 ID:/KqhM+dSO
保守
614以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/14(日) 06:22:06.34 ID:qrr2AFRm0
阪中xキョンって出た?
615以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
保守