ハルヒ「ちょっとキョン!あたしのプリン食べたでしょ!?」

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1以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
長編投下の際の注意

・超長編(もしくはSS職人)の場合はコテトリ付けようっ! でも住人の空気もよく読まないとだめにょろよ?
・前の文章とレスが離れてしまう場合は、文頭に安価つけてくださぁいですぅ……あの、お茶どうですかぁ?
・基本はお題フリーです。しかし、主に恋愛系(特にハルヒ)が人気の様ですよ。フフフ、僕とキョンたんの恋愛話も大歓迎ですよマッガーレ
・当初の題目は「キョン×ハルヒ」結婚ネタ……けど、今はほとんど皆無。別に時事ネタでなくてもいい…気にしないで
・キョン君、過度な性的描写はやめようね〜、タンスにエロビデ隠してるのハルにゃんに言っちゃうよ
・台詞や他者への呼称等、その人物に対する統一性は違和感が生じないように推敲が必須だね。もし不安であるのならば、まとめ等を参照すること。
・1レスには最大30行、全角で2048文字、1行全角120文字まで入るのね。文章構成の参考にして欲しいのね
・要するに気楽に投下してくれ。メモ帳にまとめて投下、ってのがお勧めだな
・次スレは970以降、臨機応変に対応してくれ!無理なら他のヤツらに頼むってのもありだな…すまん!ごゆっくり〜
・スレが立ってから三日過ぎたスレッドは>>1000まで行かなくても落ちる……これは僕にとっても既定事項だ
・自分で投下した長編はなるべく自分で編集してください、わかりましたか?んん…!もうっ!
・それじゃ、さっさと投下しなさいっ! いい? あたしを退屈させたら罰金だからねっ!


DAT保管庫(停滞中)  http://haruhiss.xxxxxxxx.jp/
新DAT保管庫+SS推薦 http://vipharuhi.s293.xrea.com/
新まとめサイト      http://www25.atwiki.jp/haruhi_vip/
DATうpろだ        http://www.uploader.jp/home/harussdat/
雑談所(避難所)     http://yy42.60.kg/haruhizatudan/
雑談所携帯用       http://same.u.la/test/p.so/yy42.60.kg/haruhizatudan/
2以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/11(木) 22:52:01.98 ID:0iE0oS2N0
=====業務連絡===========
・まとめwikiの管理人さんが忙しいから、せめて長編だけでもSS作者は自分でまとめなさいっ!
・「SS作者だけど自分ではまとめられん!」と言うヤツは「まとめ要請とまとめ人たちの報告スレッド」に
 まとめ要請を書き込んでみるのも一つの手だな。
 まとめ要請とまとめ人たちの報告スレッド
 http://yy42.60.kg/test/read.cgi/haruhizatudan/1175805203/ PC用 
 http://same.u.la/test/r.so/yy42.60.kg/haruhizatudan/1175805203/ 携帯用
3以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/11(木) 22:52:24.40 ID:mKyl21JfO
>>1乙!
4以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/11(木) 22:53:46.32 ID:3auEnGwy0
>>1
5以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/11(木) 22:54:21.04 ID:VsuS+jNRO
>>1
乙!
6以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/11(木) 22:54:23.60 ID:qiH1uPMB0
>>1乙!
7以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/11(木) 22:55:57.52 ID:81G+XksPO
>>1 乙!
8以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/11(木) 22:56:19.27 ID:DCyT758q0
再建乙
9以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/11(木) 22:56:36.34 ID:N/w2zZDnO
乙だぜ
10以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/11(木) 22:57:43.48 ID:GocKtbai0
建ってしまったか…ちょっぴり期待していたのに
11以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/11(木) 22:59:37.84 ID:sEyfF4u6O
乙。前スレは717レスでおけ?
12以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/11(木) 23:00:00.12 ID:0iE0oS2N0
>>10
んな事言われたってw
連載作品もある訳だし…
13以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/11(木) 23:07:52.98 ID:0iE0oS2N0
ほしゅ
14以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/11(木) 23:08:44.98 ID:mKyl21JfO
>>12
ハルヒ「そんな小さい事気にするより、連載作品にwktkしなさい!」
15以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/11(木) 23:08:54.98 ID:nlhS4tbM0
前スレは「大きな夢〜」で終わったん?
16以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/11(木) 23:09:00.60 ID:3auEnGwy0
保守
17以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/11(木) 23:09:13.56 ID:np0wpNj30
ほほほほほほ
18以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/11(木) 23:12:19.96 ID:tu0kkVOLO
保守
19以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/11(木) 23:19:21.74 ID:0iE0oS2N0
>>15
たぶんそう。
20以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/11(木) 23:28:03.75 ID:BYFvuMINO
保守
21以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/11(木) 23:30:36.32 ID:mKyl21JfO
あげるのね。
22以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/11(木) 23:31:37.93 ID:2zTcPX9+0
23以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/11(木) 23:32:39.66 ID:kXP2UAM9O
またPCが規制保守
24以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/11(木) 23:37:30.16 ID:nlhS4tbM0
>>19 把握保守
25以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/11(木) 23:38:07.78 ID:PSshq+5BO
ねるほ
今日こそはすぐ寝るぞ
26以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/11(木) 23:42:10.90 ID:np0wpNj30
27以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/11(木) 23:44:15.61 ID:nlhS4tbM0
やっぱり俺もねるほ
28以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/11(木) 23:46:46.43 ID:q+H6s9Nm0
俺も練るぜ
29以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/11(木) 23:52:23.60 ID:3auEnGwy0
保守
30以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/11(木) 23:52:54.97 ID:h2BNHqAS0
長門「保守er見参」
31以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 00:00:42.38 ID:kA+tbL5b0
jp
32以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 00:01:21.84 ID:aQgA+6eQ0
存在が変わるほどのIDチェック
33以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 00:02:54.27 ID:GFErEG2BO
長門び丸
34以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 00:04:33.37 ID:cYhyLpLt0
キョンとハルヒは大学時に結婚し、幸せに生きていた。
しかし、歳を取るにつれハルヒは自らの能力のためか徐々に衰退、子供も埋めず働くこともできなくなり、キョンはその介護と仕事の両立に追われくたびれてしまっていた。
そんなある日、キョンはハルヒの能力を使い、自らの理想とする世界――閉鎖空間を作り上げ閉じこもってしまった。
 
キョン「おーい! こっちにジュースを持ってきてくれ! 酒も一緒にな!」
みくる「キョンくんのみすぎですよぉ〜」
古泉「いいではありませんか。これくらい」
長門「(コクコク)」
ハルヒ「はーい、いっぱい持ってきたわよー! そっちから順にじゃんじゃん飲んでいってね!」
キョン「全くいつまで経っても元気だな――おいっ!?」
 
 突如苦しみ倒れ込むハルヒを抱えるキョン。だが、そのハルヒの顔は病気で弱々しいものに変わっていた。
ハルヒ「大丈夫……ちょっと動悸がしただけだから……」
キョン「…………!?」
ハルヒ「(やつれたハルヒの姿になり)仕事大変そうだけど……いつ家に戻ってこれる……?」
 
 それをみたキョンは一目散に店から逃げ出す。
キョン「なぜだ! なんですがりついてくるんだよ……! お前になにもしてやれなかったのに……!」
 
〜〜〜〜〜〜
長門(子)「大丈夫、お父さん」
みくる(子)「怪我していない?」
キョン「あ、ああ、大丈夫だ。このくらい何とも――」
 
 キョンのそばには7〜8歳まで幼くなった長門とみくるの姿がある。二人はキョンをお父さんと呼んだ。
長門(子)「無理しなくても良かったんだよ?」
みくる(子)「お祭り。お仕事忙しかったんじゃないの?」
キョン「それとこれとは話が別さ」
 
35以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 00:05:05.42 ID:cYhyLpLt0
 突如上空に多数の花火が撃ち上げられた。キョンは思い出す。
キョン「そうだ。俺は娘が欲しかったんだ。長門や朝比奈さんみたいな子供が欲しかった。おかしいか? 俺の言っていること」
ハルヒ「ううん、そんなことないわよ」
 
 キョンの隣には結婚したばかりぐらいのハルヒの姿があった。キョンの脳裏に今までのことがフラッシュバックしていく。
 ――1つの花火が鳴り響く。
ハルヒ「(妊娠して大きくなったお腹をさすりながら)この子はきっと女の子ね。あたしが言うんだから間違いない」
 ――2つの花火が鳴り響く。
ハルヒ「(病室で泣きじゃくりながら)ごめんなさい……赤ちゃん、埋めなくてごめんなさい……!」
キョン「(憔悴しきって)現実を……受け入れようぜ。俺はハルヒがそばにいてくれればそれで良いさ……」
 ――3つの花火が鳴り響く。
キョン「(出勤途中に自分のマンションの部屋を見て手を振る)」
ハルヒ「いってらっしゃ〜い」
 ――4つの花火が鳴り響く。
 
ハルヒ「(弱り切った身体を支えながら)あたしさえいなければ……こんな苦しい生活なんかにならないのに……」
キョン「二度とそんなことを言うなよ」
ハルヒ「え……?」
キョン「お前は逃げようとしているだけだ。その場しのぎの救いなどまやかしに過ぎん。どんなに辛くても目を背けずに一緒に乗り越えていくんだ」
ハルヒ「キョン……!」
 
 フラッシュバックが終わった後、キョンの目の前にはやつれたハルヒの姿があった。弱々しいものの、100Wの笑顔をキョンへ向けている。
ハルヒ「ありがとう……」
キョン「……ハルヒ……」
ハルヒ「あたし、もうすぐ死ぬわ」
キョン「…………っ!?」
ハルヒ「その前にお別れが言いたかったのよ。あたしがよく知っているあんたに」
キョン「ま……て。待ってくれ。わかっている、よくわかっているんだ……」
ハルヒ「(姿が次第に消えていき)あたし、あんたと一緒にいられて幸せだったよ……」
キョン「ハルヒ!」
36以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 00:05:55.40 ID:cYhyLpLt0

 
 ――キョンの頭の中に、心拍停止の音、医師たちの焦りとあきらめの声が流れる――

長門(子)「お父さん?」
みくる(子)「どうしたの?」
 
 キョンはゆっくりと二人へ振り返り、
キョン「誰がお父さんだって? ごめんな、俺には子供はいなかったんだよ。長門、朝比奈さん」
 
 ――上空を無数の花火が覆い尽くす。
 
キョン「ああ、わかっているんだよ。最初からわかっていたんだ。この世界が俺の妄想からできた嘘っぱちの世界ってことぐらいな!」
 
 キョンが近くに落ちていたバットを振るうと、まるで映画のセットが壊れたかのように空間が崩壊する。次にそこから見えたSOS団の部室に入り、団長席にバットを振り下ろす。
キョン「全部嘘なんだよ……こんなものは! どいつもこいつもふざけやがって!」
 
長門(子)「やめて、ここはあなたの世界」
みくる(子)「そうです! ここはキョンくんの世界なんです。それがなくなっちゃっても良いんですか!?」
 
 キョンは二人にバットを振りかざし、
キョン「俺の妄想ごときがごちゃごちゃ説教するんじゃねえよ! 俺の居場所なんざハルヒがいなくなった時点でどこにもねえんだ!」
 
 ひときわ大きくバットを振り上げ、地面に思いっきり叩きつけ、閉鎖空間を完全に崩壊させる。

キョン「その居場所がないって現実こそが、今の俺の本当の居場所なんだ!」
 

何か熱い展開保守(前後のシチュエーションはお好きなように想像して) 
37以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 00:07:32.01 ID:3zEvZe0dO
>>35
赤ちゃん埋めなくて‥‥‥
キョンに死体遺棄の疑い。
38以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 00:09:09.55 ID:cYhyLpLt0
やっちまった……orz
39以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 00:12:02.26 ID:OCraN+StO
>>37
バーロー。
40以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 00:12:45.51 ID:KxSXwEy40
>>37
ペロ……これは(ry
41以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 00:16:50.06 ID:wrCuTHzo0
ハルヒ「ちょっとキョン! あたしの焼き芋食べたでしょ!」
キョン「むぐっ」
ハルヒ「むー!」
キョン「いやその……。お、お前が火傷したら困るからな。熱さを調べるため味見してたんだよ」
ハルヒ「…………キョン」
キョン「ハルヒ」
ハルヒ「嘘つくんじゃないわよ! とりゃあ!」
キョン「うぉっやめろハル……んむっ……」



古泉「いやぁ仲睦まじいですね」
みくる「……うわぁ……見てるこっちが火傷しそうですぅ」
長門「……暑苦しい」
ほしゅ
42以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 00:23:14.43 ID:3zEvZe0dO
>>39>>40
意味がわからんw
kwsk。
43以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 00:26:03.06 ID:E0wh5C9m0
http://www25.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/3481.html
人が少なそうなうちに続き投下しておきまっす
古泉が変
44以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 00:26:33.26 ID:KxSXwEy40
>>43
懐かしいな
45長門が男子生徒になってしまったようです3(1/7):2007/10/12(金) 00:27:22.64 ID:E0wh5C9m0
放課後、ハルヒに下校デート計画についての呼び出しをくらった。
一応結構は今日ということになっていた。
俺はそこまで急がなくても、と思うのだが、他の三人は善は急げのタイプのようだった。
まったく、気が早い奴らばかりだぜ。

終礼が終わるとハルヒはすぐに俺のネクタイをひっつかんで廊下の隅へとひっぱりだした。
その手荒な扱いをそろそろどうにかしてくれ。どんどん寿命が縮まっていっている気がしてならん。
やっと首周りの苦しさから解放されたかと思うと、ハルヒはどこに隠し持っていたのか、
黒い塊みたいな機会を取り出した。トランシーバーかなにかか?それ。

「あんたバカ?今時トランシーバー使うくらいなら携帯使ってるわよ!」

じゃあなんなんだ一体。クソ眠かった午後の授業をようやく終わらせたばかりでまだうまいこと頭が働かん。

「これはね・・盗聴器よ!」

どこから入手してきたんなもん。ていうか一体全体そんな犯罪的なもの何に使うんだ。
プライバシーを侵害するためだけに存在してるような道具だぞ。
お前もとうとう変な趣味に目覚めちまったのか?
46長門が男子生徒になってしまったようです3(2/7):2007/10/12(金) 00:27:55.20 ID:E0wh5C9m0
「何いってんのよ、いくらあたしでもそこまで外道なことはしないわ」

今まで散々犯してきた数々の外道たる行動を思い返してみると全くもって説得力にかけるね。
よくもまああれだけ悪知恵が働いたものだ。
で、本題に戻るか、目的は一体なんなんだ。

「有希とみくるちゃんのデートを備考するのよ!
 そんでこれであの二人の会話を聞きだすの」

おいおい、長門は二人きりで朝比奈さんと帰りたがってるんだぞ。
そこを尾行して盗聴なんてしたら実質的に二人にならないじゃないか。

「いーのよ別に。有希はいいっていってたし、
 団長であるあたしが直々に有希の恋路に協力してあげるっていうんだから、
 これぐらいは代償ってものよ!」

長門はどれだけ自分のプライバシーに関心がないんだ。
朝比奈さんとの時間を邪魔されなければ盗聴されようが尾行されようがなんでもいいらしい。
まあ、俺も本音をいうと、あの二人がどんな会話をするのか気になっていた。
というより、長門がうまく朝比奈さんを気遣ってやれるか心配だった。
・・多分無理だろうな、きっと誘ったのは長門のほうなのに、
何故か朝比奈さんがビクビクしながら長門に気を回しまくるんだろう。
片方が楽しいだけじゃ恋愛は成立しないんだぞ、長門。
47長門が男子生徒になってしまったようです3(3/7):2007/10/12(金) 00:28:23.07 ID:E0wh5C9m0
「古泉くんは今日はバイトがあるからってメール入ったけど、きっと気利かせてくれたのね、
 あんた古泉くんにも有希のこと話したんでしょ、なかなか雑用としての役割が果たせてるじゃない」

にやにやしながらハルヒは俺の顔をまじまじと眺める。
お前には言えんが長門には借りがあるんだよ、いろいろとな。

一通りの話が終わって、俺とハルヒはそそくさと部室へ向かった。
ん?そういえば古泉がバイトでいないということは今頃長門と朝比奈さんは部室で二人きりじゃないのか。
長門は瞬間移動でもしてるのかってくらい部室に来るのが早いし、
朝比奈さんも律儀な人だから終礼が終われば真っ直ぐに部室に向かうし。
と思った矢先に朝比奈さんの「ふええぇえ」という逆に気の抜けるような悲鳴が聞こえた。
遠くのほうで長門がふらふらと部室から出てくるのが見える。俺は慌てて長門のもとに駆け寄った。

「どうしたんだ長門!」

目をぱちぱちと瞬きさせながら俺を見上げる。
こいつなりの動揺の仕方だろうか。

「ありのまま今起こった出来事を話す。
 中に入ると下着姿の朝比奈みくるがいた。
 推測するに、着替え中だったと思われる。
 そのまま定位置に座ろうと思うと悲鳴をあげて追い出された。何故?」
48長門が男子生徒になってしまったようです3(4/7):2007/10/12(金) 00:28:45.63 ID:E0wh5C9m0
俺は思わず顔面に手のひらをあてて大きくため息をついた。

当たり前だ。お前今男なんだぞ。
女であったときに下着姿の朝比奈さんをいくら見ていようとも、
お前が情報操作したんだからもう男として接していかなくてはならないんだよ。
そして男が女の下着姿、ましてや朝比奈さんの下着姿なんて、見てしまってはいけない。常識的に。

すると長門は俺の話を聞いて納得してくれたのか、「そう」と呟いて目を伏せた。

「以前見ることのできたものがもうできないと思うと非常に失望した」

失望するな馬鹿。お前はいままで散々見てきたんだからいいだろう別に。 
ていうか長門ってこんなに抜けてるやつだったか?もっと上手く立ち回るやつだと思っていたが。
これが恋は盲目というやつなのだろうか。
などとぼんやりと考えていると、後ろからハルヒが悠々と歩いてきた。

「たまたま着替え中に入っちゃったのねー仕方ないわ。
 ただタイミングが悪かっただけの話よ。みくるちゃん着替えは終わったー?」

返事を待たずにハルヒはドアをガバッと開ける。
自分で言っといてお前にはタイミングのクソもないのか。
中にいた朝比奈さんは幸い着替え終わっていたが、ひえっとびっくりした様子でこちらを見ていた。
着替えが終わっていて残念に思ってしまうのは男の性ということで片付けてしまおう。
49長門が男子生徒になってしまったようです3(4/7):2007/10/12(金) 00:29:15.01 ID:E0wh5C9m0
今日の部活動も、なんの目的もなくただ部室でぼーっとするだけであった。
やることがないのだから仕方ない。ハルヒはにらめっこでもしてるのかと思うほど
パソコンに向かってしかめっつらのまま乱暴にキーボードを叩いたりマウスをカチカチしたりしていた。
俺は、いつものオセロ相手の古泉が早退でいないので変わりに朝比奈さんとオセロをやっていた。
長門からじっと視線を送られ続けたのはいうまでもない。悪いな長門、俺にも目の保養くらいさせてくれ。

オセロを何戦やったかわからないくらい無駄な時間が過ぎていくと、ようやくハルヒは椅子から立ち上がった。
俺たちもそれを見咎めて、オセロを片付けはじめる。わりと手加減をしたのだが、
朝比奈さんはほとんど俺に勝てなくて残念そうな悔しそうな、微妙な表情をしている。
窓の外を見ると、もう秋で日が落ちるのも早いのか、そんなに遅い時間ではないのにもう夕陽が差している。
そんな景色をぼーっと眺めていると、パソコンを消し終わったハルヒが俺の腕をぐいと掴む。

「そんじゃ、あたしとキョンはちょっと寄ってくとこがあるから先に帰るわね!」

と、言うとお前も何か言えとでも言うかのように俺に視線をよこす。

「あ、ああ、そうなんだすまんな長門。じゃ、お先です朝比奈さん」

朝比奈さんは不安そうな表情で俺を見て、消え入りそうな声で「はい・・」と返事した
すみません、朝比奈さん、長門のことが苦手なのはよく分かってはいるんですが
長門に協力すると言ってやった以上、あいつの気持ちを尊重してやらないといけないんです。
腕をひっぱられながら部室を出ると、すかさずハルヒは盗聴器を取り出した。
別にまだ盗聴器を使わなくても、扉のあたりに顔を近づけて耳をすましていれば聞けそうなもんだが、
いきなり扉が開いてバーンというのは避けたいので、俺は黙ってハルヒの盗聴器に耳を傾けた。
50以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 00:29:56.36 ID:3zEvZe0dO
支援
51以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 00:30:37.43 ID:cYhyLpLt0
対空支援
52長門が男子生徒になってしまったようです3(6/7):2007/10/12(金) 00:30:47.05 ID:E0wh5C9m0
最初はなんの音沙汰もなかったが、しばらくすると、盗聴器らしいくぐもった声が聞こえた。

『・・・・あ、あのう・・』
『日が暮れかけているから、今日は送っていく』
『ふぇ!?・・や・・あの・・その、
 着替えとかあるから遅くなるとおもうし・・長門くんに悪いです』
『僕はかまわない。別にいい』
『え!えぇ〜・・と・・』

一度断っても粘り強く食いついてきたら二度目は断りづらい。
朝比奈さんは典型的なそのタイプなのだろう。俺もややそのタイプだから分かってしまう。
なんだ、断り文句みたいなのが無くなってくるんだよな。
朝比奈さんはしばらくええとうんとなどといって無駄に時間をとってハルヒをイラつかせたが、
ようやく決心したかのように言った。

『じゃ、じゃあお願いします・・』
『了解した。外で待ってる』
『はい、できるだけ早く済ませますね』
『急がなくていい』
53以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 00:31:08.86 ID:Nke33gKQO
>>34-36
この展開好きだ
54長門が男子生徒になってしまったようです3(7/7):2007/10/12(金) 00:31:29.52 ID:E0wh5C9m0

なかなかお前にしては気をつかえているというか、人間らしいことが出来るじゃないか。
しかしやっぱりぎこちなさは取れない。古泉あたりならもっとさらりとこなせそうなんだがな。
がちゃり、と音がして扉から長門が出てくる。

「よかったな長門。結構無理矢理だったが」
「よかった」
「とりあえず第一関門は突破ね!おめでと有希!じゃあ校門のほうへ先回りしておきましょ」

またまたハルヒは俺の腕をぐいぐいとひっぱる。
なんだか今日はハルヒに腕をひっぱられっぱなしだな、気のせいか?
長門が意味深な目でこちらを見ていたような気もするが、ま、気のせいだろう。
あいつの目はいつだって意味深だ。またどうせロクでもないこと考えてんだろうきっと。
とりあえず俺とハルヒは二人を待ち伏せするために校門のほうへと向かった。



一方そのころ古泉くんウィズ機関の人々は・・
「萌えが足りない」

古泉は大きくため息をついて両手で顔を覆った。
何に対して絶望しているのかまったく森や新川には理解不能であった。

「僕が思うに、萌えキャラって独占してはいけないと思うんです。
 彼氏持ちの萌えキャラなんて更に外道ですよ、もしもギャルゲーをやってて
 狙ってたキャラが彼氏持ちだったらすぐさま僕はクソゲー認定してしまいますね。
 どうやってフラグ立たせるんだよって話ですよ。まあそういうのって結構あるんですけど。
 だから僕今すごく絶望してます」

「朝比奈みくるのことですか?あなた胸はあれより小さいほうがいいとか言ってたじゃないですか」

「そんなもの冗談に決まってるでしょう。ウソウソ、ウソっぱちです。
 胸なんて大きければ大きいに越したことはないんですよ。夢がたくさんつまってますからね。
 好きっていうのとは少し違うんですが、萌えが萌えの対象でなくなってしまうのは非常に辛いことです。
 仕事だからと割り切ってはいますが僕個人としては長門くんの感情を推奨はできませんね」

やれやれ、という風に両手を広げたが、森と新川はそっくりそのまま返してやりたいと思った。
北高に入学するまではまだまともだったはずなのだが一体どこでこうなってしまったのだろう。
そう思って心当たりを探してみると、一人の人物が念頭に浮かぶ。
恐るべし、朝比奈みくる。
数字ミスとか行数オーバーとかで色々混乱した。
支援ありがとうございましたー
57以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 00:35:31.45 ID:vDdJ+nmW0
保守
58以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 00:37:41.80 ID:cYhyLpLt0
乙〜!
59以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 00:44:04.73 ID:LdcmKuYE0
乙!

>>42
見た目子供頭脳高校生のアレ
60以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 00:44:49.51 ID:pVRZWIUnO
GJ!
色々と壊れてるなwww
61以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 00:47:44.95 ID:3zEvZe0dO
>>56
GJ!

>>59
そういう事じゃなくてwww
62以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 01:01:05.95 ID:pVRZWIUnO
保守
63以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 01:09:54.12 ID:pVRZWIUnO
jp
64以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 01:14:36.28 ID:g+GqM2qk0
部室にて

「何だこれ?」
「…パット。下着の内部に挿入することにより、実際よりも胸部を大きく見せることが出来る。」
「なるほど…お前も苦労してるんだな。」
「違う。それは私のものではない。」
「なら、朝比奈さんか?いや、彼女には必要ないか。となると…」
「そう、それの持ち主は今から2分17秒後に落としたその物体を探しにここまでやってくる。」
「そうか…じゃあ、いつもの仕返しに少しからかってやるか。」

−ガチャ−

「やあ、今日はお二人だけですか?」
いつものニヤケ面が少し引きつったように見えたのは気のせいだろう。
…頼むから頬を染めないでくれ。

保守
65以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 01:16:47.32 ID:t6WCvWn2O
後の古泉 イツ子である
66以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 01:26:48.31 ID:pVRZWIUnO
キョンがハーレム状態じゃないかwww
67以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 01:29:28.67 ID:wrCuTHzo0
キョン「なぁハルヒ」
ハルヒ「あによ」
キョン「何食ってるんだ」
ハルヒ「飴ちゃんよ。わからない?」
キョン「俺にもくれないか。腹が減って仕方ないんだ」
ハルヒ「やーよ。これ1個しかないもん」
キョン「……そうかい。じゃ強引に奪うしかないな」
ハルヒ「は? なにいって……んむっ……んんっ……むー!」

その後ハルヒの純潔も奪ってしまったのは別の話。
ほしゅ
68以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 01:33:09.21 ID:3zEvZe0dO
>>67
その飴もやっぱりヴェルタースオリジナル。
なぜなら、彼女もまた、特別な存在だからです。‥‥二つの意味で。
69以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 01:47:36.68 ID:vDdJ+nmW0
保守
70以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 01:59:57.91 ID:vDdJ+nmW0
保守
71以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 02:18:15.45 ID:pVRZWIUnO
保守
72以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 02:44:06.59 ID:3zEvZe0dO
保守にょろ!
73以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 03:02:11.80 ID:3zEvZe0dO
保守なのね。
74以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 03:08:01.32 ID:l8NiVSeOO
長編投下してもいい?
75以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 03:09:29.34 ID:s8DrHIk6O
>>74
かもん
76すれ違う想い ◆8KkJrE9Vt6 :2007/10/12(金) 03:10:31.21 ID:l8NiVSeOO
俺がハルヒと出会ってもうすぐ1年が経とうとしていた3月の話だ。
春休みを目前にして北高生徒たちはほんのり余裕のある毎日を送っていた。
だが俺にとっては一生悔いの残る春だった。

今日は10日。あと一週間ほどで春休みだ。
短縮授業が始まったことにより、部活動に所属していないほとんどの生徒は午前中の授業が終わると足早に下校を始める。
部活動には所属していない俺だが生徒会非公認の部活(部活と呼べるものでもないが)SOS団に所属していたため授業後は下校せずに部室に向かった。
部室と言っても正確には文芸部なのだがハルヒによって乗っ取られ、今となってはSOS団の根城となっている。
部室のドアを開けるとそこにはやはり椅子に座って本を読んでいる長門がいた。
「よう、長門。」
長門は俺を一瞥すると再び本に目を落とす。
これが長門流のあいさつ。いつもの光景だ。
俺はパイプ椅子を引き寄せ、腰掛けた。
時間は12時か。
腹が減ったな。弁当食うか。
俺は腹の虫を黙らせるため鞄の中の弁当を取り出して机に広げた。

77すれ違う想い ◆8KkJrE9Vt6 :2007/10/12(金) 03:11:29.77 ID:l8NiVSeOO
なかなかうまいぜお袋。
弁当をかき込みながらふと思った。
やっぱり長門は宇宙人なんだから食べなくても平気なのだろうか?
78すれ違う想い ◆8KkJrE9Vt6 :2007/10/12(金) 03:12:49.53 ID:l8NiVSeOO
以前長門のマンションに行ったときレトルトのカレーを出されたことがあったな。
あのときは気づかなかったが長門でも家ではメシは食ってんだな。
だが学内で食べてるところをほとんど見たことはない。
長門は昼はいつも部室で本を読んでいる。
万能な長門のことだからその気になれば一流シェフ並の料理ができそうな気もするんだがな。
聞いてみようか。
「長門。お前は料理とかしないのか?」
長門は無表情で俺を見ると、
「・・・・・しない。」
「いつぞやお前のマンションに行ったときに出してきたようなレトルトをいつも食べてるのか?」
「・・・そう。・・・手間がかからないので余計な行動をしないで済む。」
「レトルトだけじゃ栄養偏るぞ!」
「・・心配いらない。私はあなたたち人間とは違う。基本的に食べなくても活動自体に支障はない。」
やはり長門は食べなくても平気なのか。
それでも食べるってことは一応長門にも食欲はあるんだな。
長門には日頃から世話になりっぱなしだからな。今度どこかうまい店に連れてってやろうか。
「たまには自分で料理してみればいいさ。お前ならできるよ。」
長門はすこし考えこんだように沈黙すると、
「・・・・・承知した。」
そう言って再び本に目を落とした。
79すれ違う想い ◆8KkJrE9Vt6 :2007/10/12(金) 03:14:06.31 ID:l8NiVSeOO

俺が弁当を食い終わり空の弁当箱を片付けていたとき部屋がノックされた。
「どうぞ。」
開かれたドアの向こうには憎らしいほどのハンサムフェイスを持った古泉が立っていた。
古泉は俺と長門を見て、
「おや?まだお二人だけですか。涼宮さんと朝比奈さんはまだのようですね。」
微笑面を浮かべながらいけすかない超能力野郎は俺の隣に座った。
こいつは料理とかするんだろうか?
まぁ長門よりは可能性はありそうだが。
「なぁ古泉。お前は料理とかするのか?」
古泉は相変わらずの微笑面で俺の顔を見て、
「なんですか藪から棒に。珍しいですね。」
「で、どうなんだ?」
「えぇ、料理だけでなく洗濯や掃除などもしていますよ♪」
「男のお前がか?」
「僕も機関の指示で家族と離れてこちらでは一人で生活してますからね。全部一人でやってますよ。」
「ご苦労なこった。」
「まさかあなたから労いの言葉がもらえるとは思いませんでしたよ。なにか良いことでもあったのですか?」
「いや、聞いてみただけだ。大した理由はない。」
「あなたも料理くらいしてみたらどうですか?楽しいですよ♪」
80以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 03:15:05.58 ID:pVRZWIUnO
しえん
81すれ違う想い ◆8KkJrE9Vt6 :2007/10/12(金) 03:15:12.85 ID:l8NiVSeOO
「悪いが俺の中学のときの家庭科の成績は1だ。お前のように器用じゃない。」
古泉は俺に顔を近づけ、
「そんなこと練習次第でどうとでもなりますよ。なんなら僕が一から手とり足とりお教えしましょうか?」
古泉よ、目の前に長門がいることを忘れてないか?人がいる前でそこまで顔を近づけるのはやめてくれないか?いや、二人のときに言われたらもっと嫌だが…
「断る。俺の性分に合わねーよ。」
俺が古泉から離れながら言うと古泉はふふっと微笑みながら、
「それは残念です。」
何が残念なんだ?
まぁいい。
すると再び部室のドアが小さな音でコンコン鳴った。
この小鳥がつついたような叩きかたはあの方しかいない。
古泉が応える。
「どうぞ。開いておりますよ。」
ドアが開くと廊下に立っていた人は頭をペコリと下げながら、
「ご、ごめんなさい。遅くなっちゃいました。」
この朝比奈さん愛くるしい仕草は俺の目の保養だね。
あなたがいくら遅れても俺は怒りませんし、あなた待っててと言うならいつまでも待ちますよ。
朝比奈さんは顔を上げて部室内を見回すと、
「涼宮さんはまだ来てないんですかぁ?よかったぁ。」
朝比奈さん今のは少し問題発言ですよ。ハルヒに聞かれてたらまたあなたは悲劇のヒロインを演じてしまう。
82すれ違う想い ◆8KkJrE9Vt6 :2007/10/12(金) 03:16:21.82 ID:l8NiVSeOO
「ハルヒならまだ来てませんよ。」
朝比奈さんは机の上に鞄を置き俺たちを見ると、
「キョン君、古泉君」
とニコリと微笑んだ。
これば朝比奈さんが今から着替える合図である。
いつまで愚直にハルヒの命令を守るつもりなのか。
まぁ俺としてはいろんな衣装の朝比奈さんを見れるわけで嬉しいんだが。
「おい。古泉。」
「はい。」
俺と古泉は部室の外に出てドアを閉めた。
今この中の光景を目にできないのは残念でならないね。

数分後ドアが開くとメイド服姿の朝比奈さんが、
「お待たせしちゃってごめんなさい。」
「いえいえ。」
別に謝らなくて結構ですよ。
あなたの迷惑ならいくらでも受けましょう。
「あ、お茶いれますね♪」
朝比奈さんはそのままお茶をいれる用意をしていた。
格好も行動もまさにメイドさんだ。
わざわざ先ほど長門と古泉に聞いた料理のことは朝比奈さんに聞くまでもないな。
朝比奈さんは既に実証済みだ。
同じ理由でハルヒもね。
そういえばハルヒはまだ来てなかったな。
学食にでも行ってるのか?
まぁあいつがいないと平和でいいぜ。
83すれ違う想い ◆8KkJrE9Vt6 :2007/10/12(金) 03:17:10.56 ID:l8NiVSeOO

することもないので古泉とチェスをすることになった。
口では偉そうにチェスの魅力を語っておきながら実力は相変わらずだ。
朝比奈さんはお茶をいれるためお湯を沸かし、長門は黙って本を読んでいる。
すると突然、バタンとドアが開き、
「遅れちゃったわ!」
とハルヒが現れた。
ハルヒは団長の席に座ると満面の笑みを浮かべて、
「みんな聞いて!SOS団に朗報よ!とうとうSOS団の名が全国に知れ渡るときが来たわ!」
またわけのわからないことを言い出しやがった。
「頼むから最初から説明してくれよ。」
ハルヒは立ち上がると俺の前に来て一枚のチラシを突きつけた。
『ミス女子高生日本一決定戦・予選受付開始』
なんだこれ?
「見ればわかるでしょ!ミス女子高生日本一を決める大会のチラシよ!」
「それは見ればわかる!お前は何が言いたいんだ!?」
ハルヒは腕を組み、
「あんたホントにバカね。この大会に出場して日本一になればSOS団の名も全国区に鰻登りよ!」
わかってはいたが一応ハルヒに聞いてみる。
「で、誰が出るんだ?」
ハルヒは朝比奈さんに抱きつくと、
「もちろんみくるちゃんよ!みくるちゃんならグランプリ間違いなしだわ!」
84すれ違う想い ◆8KkJrE9Vt6 :2007/10/12(金) 03:18:27.59 ID:l8NiVSeOO
朝比奈さんはハルヒに抱きつかれ戸惑っている。
「えぇ〜!?私が出るんですかぁ〜?む、無理ですぅ〜。」
「大丈夫よみくるちゃん!あたしが必ずグランプリにしてやるわ!」
「そ、そんなぁ〜!」
またハルヒの横暴が始まった。
「おいハルヒ。朝比奈さんばかりに頼ってないでお前が出たらどうだ。たまには団長らしいとこ見せてくれよ。」
ハルヒは俺を睨み、
「なんで団長のあたしが出なくちゃならないのよ!団員なら団長の言うことに黙って従いなさい!」
「だったらお前も団長なら団員のことを少しは気遣ったらどうだ!少しは他人の迷惑も考えろよ!」
ハルヒは俺のそばに寄ると、
「迷惑?みくるちゃんはあたしのオモチャなのよ!あんたにそんなこと言われる筋合いはないわ!」
オモチャ?
こいつが以前同じような発言をして俺が殴りかかろうとしたことがある。
あれから半年近くが経ってこいつも少しはマシになっていたかと思ったがちっとも変わっちゃいなかった。
「ふざけんな!朝比奈さんはお前のオモチャでも奴隷でもないんだよ!いつまでも子供みたいなこと言ってんじゃねえよ!」
俺は怒りに震えハルヒを怒鳴りつけた。
古泉が俺を止めようと俺の肩に手を置く。
85すれ違う想い ◆8KkJrE9Vt6 :2007/10/12(金) 03:19:41.78 ID:l8NiVSeOO
ハルヒは一瞬驚いたような表情を見せたがすぐに俺を睨みつけ、
「そんなにあたしが嫌なら出て行きなさいよ!あんた一人いなくてもSOS団の活動になんら支障はないわ!」

この言葉を耳にして俺の中の何かが音をたてて切れた。
「や、やめてくださぁい。私なら大丈夫ですから喧嘩しないで下さぁ〜い。」
そんな朝比奈さんの言葉も今の俺には届かなかった。
気がつくと俺はハルヒの頬を平手でひっぱたいていた。
パチンと渇いた音が部室内に広がる。
その音で俺は我に帰った。
しばらくの沈黙が流れハルヒが、
「なにすんのよ!」
と怒りだした。
「すまんハルヒ。つい・・・」
ハルヒは怒り顔のまま、
「あんたの考えはよくわかったわ!もうここには来なくていいわよ!破門よあんたなんか!死んじゃえバカ!」
ハルヒは鞄を取ると、怒っているのか泣いているのかなんとも言えない表情で走って部室を出ていってしまった。

やっちまった…

あのハルヒとは言え俺は女に手をあげてしまった。
それもハルヒの心を深く傷つけてしまったらしい。
男として俺は最低だった。
86すれ違う想い ◆8KkJrE9Vt6 :2007/10/12(金) 03:20:37.81 ID:l8NiVSeOO

「・・・キョン君。」
朝比奈さんは今にも泣きそうな顔で俺を見ている。
古泉がいつになく真剣な顔で俺を見ると、
「正気ですか!?男性であるあなたが女性に手をあげるなどとは!」
流石の古泉も今回の俺の行動には怒っているようだ。
古泉は真剣な顔で続ける。
「これは涼宮さんの性格や能力以前の問題です!あなたは涼宮さんの心を深く傷つけた!」
わかってはいるんだ古泉。だがあのときの俺は止めようがなかった。
「手をあげる気なんてなかったんだ・・・」
「それでもあなたが涼宮さんに手をあげてしまったのは事実です。すぐにでも謝るべきでしょう!」
「ああ、わかってる。」
泣きそうな顔の朝比奈さんは、
「ごめんなさいキョン君。・・・あたしのせいで。」
「朝比奈さんのせいじゃありませんよ。悪いのは俺なんです。」
「わ、私が言うのもなんなんですが涼宮さんには謝ってほしいです。涼宮さんきっと傷ついてます・・・」
「はい。わかってます。」
俺はハルヒを追うため部室を出た。
急いで校門に向かい坂道を下りるがハルヒの姿はない。
もう帰っちまったのか…
俺は携帯を取り出すとハルヒの番号にかけた。
87すれ違う想い ◆8KkJrE9Vt6 :2007/10/12(金) 03:21:52.33 ID:l8NiVSeOO
「おかけになった電話は電波の届かないところにあるか電源が入っていないためかかりません。」
聴こえてきたのはハルヒの声ではなかった。
自力で探すしかないな…
結局その後夜まで不思議探索ツアーで行った場所やSOS団が活動した場所を探したがハルヒを見つけることは出来なかった。

諦めて帰ろうとしたとき背後から、
「キョン君。」
俺を呼び止める声がした。
振り返るとそこにはいつもより大人びた格好をした朝比奈さんがいた。
いや違う。これはさっきまでの朝比奈さんじゃない。
「ふふ♪またお会いしましたねキョン君。」
それは今まで何度も助けてくれた朝比奈さん(大)だった。
「朝比奈さん。また何か厄介事でもあるんですか?」
朝比奈さんは優しく微笑むと、
「今まさにキョン君が遭遇してるじゃないですか。」
ああ、そうか。この朝比奈さんもそれを体験済みなのか。
「キョン君。詳しくは禁則事項なので言えませんが明日世界にとってとても良くないことが起こります。この時間の私はそれに気づきません。そして長門さんでさえも。」
88すれ違う想い ◆8KkJrE9Vt6 :2007/10/12(金) 03:23:04.14 ID:l8NiVSeOO
朝比奈さんは俺の手を取ると長方形のお守りを渡してくれた。
「このお守りはあなたを守ってくれます。今日は肌身離さず持って寝て下さい。」
「詳しくは教えてもらえないんですね。」
「ごめんなさい禁則事項です。ほんとはもっと早い時間に来るべきだったのですがどうしてもこの時間軸より前に遡行することができませんでした。」
「ハルヒの力ですか?」
「はい。とにかく明日涼宮さんに素直に謝ってあげて下さい。」
「わかってます。」
朝比奈さんはニコリと笑うと、
「それでは私は戻ります。涼宮さんのことを大切にしてあげてね。」
そのまま足早に俺の前から姿を消した。
とりあえず帰るか。
すっかり暗くなった空を見上げて俺は家路についた。

俺は家でシャワーを浴び、朝比奈さん(大)の言うとおりお守りをポケットに入れたまま床についた。
89すれ違う想い ◆8KkJrE9Vt6 :2007/10/12(金) 03:24:17.85 ID:l8NiVSeOO

翌日になると俺はメシも食べずにいつもより早く家を出た。
早くハルヒに謝りたい。
俺のしちまったことは許されることじゃないかもしれないが、もしハルヒが許してくれるなら俺はなんだってする。
教室に着くとまだ誰もいなかった。
俺は自分の席に座りハルヒを待つことにする。
どうやってハルヒ謝ろうか?
ハルヒは許してくれるだろうか?
俺にはハルヒを待つ1秒1秒がとても長く感じた。
どれくらい経っただろうか。
クラスに人が増え始める。
俺は教室の扉を見つめながらハルヒを待った。
予鈴が鳴りほとんどのやつらが席につき始めたときあいつはやってきた。
ハルヒは俺の顔を見ると俺の後ろの席に座った。
今俺の心臓は緊張で爆発寸前だ。
だがこのまま放っておくわけにはいかない。朝比奈さんとも約束したしな。
俺は勇気を出してハルヒに話しかけた。
「な、なぁハルヒ。昨日のことなんだが。お前に謝りたいんだ。」
ハルヒは眠たそうな顔で、
「なに?昨日のこと?どうゆうこと?」
良かった。
一応口は聞いてくれるみたいだ。
「昨日は俺もどうかしてたんだ。あんなことするつもりじゃなかった。悪いのは全部俺だ。本当にすまん。」
ハルヒは、
「だから昨日のことってなによ。なんで謝ってんのよ!あんた寝ぼけてんの?それとも夢であたしに変なことしたんじゃないでしょうね?」
90すれ違う想い ◆8KkJrE9Vt6 :2007/10/12(金) 03:25:24.67 ID:l8NiVSeOO
「い、いやだからお前の顔に平手打ちをしてしまったことだ。許してくれとは言わん。お前の気の済むまで俺を殴ってくれても構わん。」
ハルヒは俺を睨みつけると、
「あんた夢の中であたしにそんなことしてんの?あたしになんの恨みがあんのよ!」
夢?さっきからなに言ってるんだハルヒは。
「夢じゃないだろ!」
「あたしはそんなことされた覚えないわよ!もしあたしにそんなことしたら死刑にしてやるから!」
覚えがないだって?
俺が叩いたせいでハルヒの記憶が飛んじまったのか?
「夢でもあんたに平手打ちくらったなんて気分悪いわね。放課後たっぷりお仕置きしてあげるから部室から逃げるんじゃないわよ!」
「俺はSOS団破門じゃないのか?」
「なに?あんた辞めたいわけ?いい度胸じゃない!あんたの罰ゲームが増えたわ!」
さっきからハルヒと話が噛み合わないのは何故だろうか?
ハルヒは昨日のことを忘れようとしてくれてるのか?
まぁいい。ハルヒが許してくれるならどんな罰だって受けてやる。
「放課後部室に行っていいんだな?」
「当たり前じゃない!来なきゃ死刑よ!」
91以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 03:26:19.24 ID:pVRZWIUnO
しえん
92すれ違う想い ◆8KkJrE9Vt6 :2007/10/12(金) 03:26:21.32 ID:l8NiVSeOO

俺とハルヒがそんな話をしていると担任の岡部が現れHRが始まった。
岡部の話を聞いてると話してる内容が昨日と同じである。
ハンドボールのやりすぎでとうとうボケたのか?
「なぁハルヒ。岡部のやつ昨日と同じこと言ってないか?」
頬杖をついたハルヒは、
「知らないわよ。いつも聞いてないから。」
それもそうか。
まぁいい。ハルヒの機嫌は悪くないしな。

そして岡部の話が終わると授業が始まった。
一時限目は昨日と同じ数学だった。
数学?今日は物理のはずだ。
時間割に変更でもあったのか?
だが授業を聞いてると内容が昨日と全く同じだった。
ハルヒの不可解な言動といい、岡部の話といいさっきからおかしいぞ?
昨日の出来事はハルヒの言うとおり夢だったわけか?
いや、違う。
俺のポケットには確かに朝比奈さん(大)から貰ったお守りがある。
朝比奈さんは俺に気づかせるためにこのお守りを持たせてくれたのか。
じゃあ一体どういうことなんだ?
俺だけが昨日にタイムスリップしちまったのか?
長門なら何かわかるかも知れない。
俺は午前の授業が終わると急いで部室に向かった。
93すれ違う想い ◆8KkJrE9Vt6 :2007/10/12(金) 03:27:36.04 ID:l8NiVSeOO

俺が部室のドアを開けると昨日同様本を読んでいる長門がいた。
俺は座っている長門の両肩を掴み、
「一体これはどういうことなんだ長門!お前ならわかるだろう!」
長門は俺を見ると、
「あなたの言ってることは理解できない。」
俺は絶望した。
いや、待て。昨日の朝比奈さんの言葉を思い出せ。
確か長門さえも気づかないと言っていた。
じゃあ何故俺だけ?
すると部室のドアがノックされた。
開いたドアの向こうにはやはり古泉がいた。
俺は古泉に向かって、
「おい古泉!今日は何日だ!」
古泉は微笑面で、
「今日は10日ですよ。今日もいい天気ですね。」

やはりこれは昨日だ。
もはや頼みの綱はこの2人に昨日のことと朝比奈さん(大)のことを話すしかない。
「古泉、長門。信じられないかもしれないが聞いてくれ。」
俺は二人に全てを話した。
「ってことなんだ。信じてくれるか?」
長門は俺を見て、
「あなたは嘘をつかない。私は信じる。」
よかった。
「ありがとう長門。それとこれがなんだかわかるか?」
俺はポケットから朝比奈さん(大)から貰ったお守りを長門に見せた。
94すれ違う想い ◆8KkJrE9Vt6 :2007/10/12(金) 03:28:34.41 ID:l8NiVSeOO
長門はお守りに手をかざすと、
「この物体には時空振動に対しての防御シールドが展開されている。これを持っているといかなる時空振動の影響も受けない。」

…なるほど。
これが朝比奈さん(大)のお守りの正体か。
どうりで俺だけ昨日の記憶があるはずだ。
俺と長門の話を黙って聞いていた古泉が、
「あなたの話は本当でしょう。涼宮さんの力によって時空操作が行われたに違いありません。」
「古泉お前にはわかるのか?」
「ええ、8月の時間ループのことを思い出して下さい。いまおそらくあの時と同じことが起きてるんですよ。」
「なんでこんなことになったんだ?」
「簡単なことです。涼宮さんもあなたと同じように自分の行為を後悔していたのですよ。それにあなたに平手打ちされて気づいたのです。だから時間を戻せないかと考えてしまい、それが現実に起こってしまったのです。」
95すれ違う想い ◆8KkJrE9Vt6 :2007/10/12(金) 03:29:27.92 ID:l8NiVSeOO

…そういうことか。
だが俺が謝りたいのはこの時間のハルヒじゃない。昨日のハルヒに俺は謝りたいんだ。
「もとに戻すことはできないのか?」
すると長門は、
「・・・可能。私が涼宮ハルヒの力の仲介となり時空操作を行う。」
「できるのか?じゃあやってくれ!」
「あなたにとっての昨日の何時に戻せばいいのか教えてほしい。」
何時?確かあれは12時を30分ほど過ぎたころだ。
「12時30分頃だ。頼む長門。」
長門は少し沈黙すると、
「了解した。これよりあなたの記憶の中にある時間に合わせて時空操作を行う。」
長門は立ち上がり手を上にかざした。
古泉が、
「むこうの僕にもよろしくお願いしますね。」
と微笑んだ。
長門は、
「あなたのいるべき時間はここじゃない。あなたはあなたの世界に帰るべき。あなたには帰る場所がある。」
「ありがとな。長門。古泉。」
「目を瞑って。」

俺が目を瞑ると頭の中が回転したように感じ、光の中へ飛び込んで行った。
96すれ違う想い ◆8KkJrE9Vt6 :2007/10/12(金) 03:30:32.10 ID:l8NiVSeOO
俺が目を開けると目の前にはハルヒがいた。
ここは部室。
ハルヒは走って部室を出ていった。
なるほど…ドンピシャだぜ長門。
前に見たときは気づかなかったがハルヒはあの時怒っていたのではなく泣いていたんだ。
追わなければ。
これでハルヒを見失ってしまったら時間遡行してきた意味がなくなる。また同じことの繰り返しだ。
俺は急いでハルヒのあとを追った。
ハルヒに謝りたい。ただそれだけなんだ。
俺の前を走るハルヒは1年5組の教室に飛び込んでいった。
あの時ハルヒは教室にいたのか。街で発見できないはずだ。
俺は覚悟を決めて教室に入った。

ハルヒは自分の席に腕をついて顔を伏せている。
「・・・ハルヒ」
ハルヒはなおも顔を伏せている。
「ハルヒ。俺が悪かった。お前の気持ちも考えずに手を上げちまったことを謝る。すまん。」
ハルヒはなおもうつむきながら、
「・・・ぇっぐ・・あ・・あんたは私のこと迷惑だと思ってるんでしょ?」
ハルヒは明らかに涙声だ。
「確かに毎回お前に振り回されて迷惑することもある。だがお前を嫌いになったことなど一度もねぇよ!」
97すれ違う想い ◆8KkJrE9Vt6 :2007/10/12(金) 03:31:51.74 ID:l8NiVSeOO
「・・・ぅっぐ・・・・ホントに?」
「ああ。お前が俺たちを勝手に振り回してるのになぜ俺たちがお前と一緒にいるかわかるか?」
ハルヒは黙りこんでしまった。
「それはなハルヒ。お前のことが好きだからだよ!俺も古泉も長門も朝比奈さんもみんな好きだから一緒にいるんだ。」
ハルヒは顔を上げると立ち上がり俺を見た。
やはりハルヒの目には涙が流れてる。
俺のしちまったことは重大だな。
「・・・その言葉信じていいの?」
ハルヒは涙を流しながら真剣に俺を見ている。
「同じSOS団だろ?団長なら団員の言葉を信じろよ!まぁ今の俺はお前に破門されちまったから団員じゃないがな。」
ハルヒは涙を服の袖で拭うと、
「有希とみくるちゃんと古泉君の3人に免じて破門だけは撤回してあげるわ。」
「ごめんなハルヒ。今の俺をお前の気の済むまで好きに殴ってもらっても構わん。これからどんな罰ゲームでも受ける覚悟はできてる。」
ハルヒは俺に近づきながら、
「そんなことするわけないでしょ。あんたを殴ってもあたしの気はおさまんないわよ!」
98すれ違う想い ◆8KkJrE9Vt6 :2007/10/12(金) 03:32:49.79 ID:l8NiVSeOO

「じゃあどうしたらお前の気が済むんだ?俺に出来る範囲ならなんでもするつもりだ!」
「・・・なんでも?それは本当ね?」
「ああ。男に二言はねえ!」
ハルヒは俺のすぐ前まで来て俺の顔を見る、
「だったらあたしのこと抱きしめなさい!」
抱きしめる?なんでそんなこと。
「なんでも言うこと聞くんでしょ?早くしなさい!」
ハルヒの考えてることはよくわからんがそれでハルヒの気が済むなら…

俺はハルヒを抱きしめた。

今俺の胸の中にいるハルヒがどんな顔をしているのかわからない。
怒っているのか、泣いているのか、笑っているのか、照れているのか。
だがハルヒがどんな顔をしていたとしても俺は全てを受け入れるつもりだ。

そのまましばらく沈黙が続きハルヒが俺の胸から離れると
「今日はこれで許してやるわよ。そのかわり今度からあんたにはいっぱい償ってもらうからね!」
「わかってるよ。」
その後のハルヒとの会話は覚えていない。
俺たち二人は部室に戻り、他の団員に和解を伝えた。
99すれ違う想い ◆8KkJrE9Vt6 :2007/10/12(金) 03:34:01.65 ID:l8NiVSeOO

なんとか全て丸く納まり俺たち5人は今下校のため坂道を下っている。
俺がハルヒに謝れたのはお守りをくれた朝比奈さん。状況を理解して俺に教えてくれた古泉。俺のことを信じてこの時間へ送ってくれた長門。
この3人のおかげだ。
この3人はそのことを知らないだろうが…
「朝比奈さん、古泉、長門。・・・・・ありがとな。」
朝比奈さんは頭に?マークを浮かべて、
「なんのことですかぁ〜?」
古泉は得意の微笑を浮かべて、
「おや?僕に料理を教わる気になったのですか?」
長門は不思議な顔で俺を見つめていた。

「じゃあ僕たちはこの辺で。」
朝比奈さん、古泉、長門はそれぞれ違う方向に帰っていった。
残った俺とハルヒは二人で街中を歩いている。
俺たちは途中で見つけた雑貨屋に何気なく入った。
雑貨屋の中を歩き回っているとハルヒが足を止め、ある商品を見ている。
そこにはピンク色のリボンつきのカチューシャが飾ってあった。
そういえばハルヒはカチューシャが好きだったな。
「なぁハルヒ。今日のお詫びにこれをお前にプレゼントするよ。」
100すれ違う想い ◆8KkJrE9Vt6 :2007/10/12(金) 03:35:05.41 ID:l8NiVSeOO
ハルヒはいらないと言っていたが俺はすぐさま購入し、ハルヒに無理やり押しつけた。
ハルヒは戸惑いながら、
「あ、あんたが勝手に渡してきたんだから礼なんて言わないわよ!」
「礼なんていらんよ。俺のお詫びだ。ここでつけていけよ。」
「い、嫌よ!あたしはこっちのほうが気に入ってるの!」
と頭を指差す。
まぁなんでもいいさ。
ハルヒが俺を許してくれたみたいだからな。
俺の背中を後押ししてくれた朝比奈さん・古泉・長門。
そして目の前にいるハルヒ。
改めて思ったよ。
みんな俺にとってかけがえのない存在だってことをな。
今なら胸を張って言えるぜ。
「俺はSOS団団員その1だ!」
ってな…
101すれ違う想い ◆8KkJrE9Vt6 :2007/10/12(金) 03:35:31.44 ID:l8NiVSeOO



◆エピローグ◆
日曜日の話だ。
俺たちSOS団は今日も駅前に集合し不思議探索を始める予定だった。
だが当日になって朝比奈さんと古泉と長門が揃って欠席した。
俺は仕方なく駅に向かうとハルヒがすでに待っていた。
ハルヒは意外と機嫌は悪くなく笑顔で、
「さ〜て今日の欠席の罰ゲームは何にしてやろうかしら!」
またなにやらよからぬことを考えてるらしい。
「さぁ行くわよキョン!」
俺の手をひいて歩くハルヒの頭には俺がプレゼントしたピンク色のカチューシャが掛かっていた。

「…似合ってるぜハルヒ。」
102以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 03:37:40.37 ID:pVRZWIUnO
103以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 03:41:19.17 ID:s8DrHIk6O
>>101
寝る前にいいもん読ましてもらった
乙!
104以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 03:48:38.03 ID:pVRZWIUnO
不覚にも古泉の♪で噴いた。
105以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 04:03:47.60 ID:l8NiVSeOO
遅れましたが支援ありがとうございました
106以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 04:24:54.76 ID:3zEvZe0dO
保守なのね。
107以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 05:16:07.94 ID:mpbEo8N10
・・・保守
108以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 05:33:55.23 ID:nOpM4HeUO
でも…ハルヒが悪い
109以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 05:57:53.51 ID:3zEvZe0dO
保守にょろ!
110以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 06:13:22.09 ID:mpbEo8N10
もうみんな寝ちゃったのかな?
保守
111以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 06:51:30.33 ID:oxAXatOUO
ほし
112以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 06:51:46.08 ID:or8RnZXt0
起床保守
113以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 06:53:47.61 ID:LdcmKuYE0
おは保守
114以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 07:08:00.66 ID:uybUl00u0
朝の保守
115以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 07:29:25.22 ID:lLIa4jTNO
登校保守
116以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 07:32:04.41 ID:CvDMF67/O
>>67さんのを見て電波きますた。

もし古泉が関東からの転校だったら?

キョン「ハルヒ何食ってんだ?」
ハルヒ「飴ちゃんよ、見て分かんない?」
古泉「飴ちゃん?何で飴にちゃん付けなのですか?」
キョン「さぁな?俺は付けないけど、おばちゃんとかはよく(飴ちゃん食べる?)とか言うな。」
古泉「おかしいですよ…じゃあチョコちゃんとかキャンディちゃんとか言うのですか?」
ハルヒ「そんなハズないじゃない…古泉君がボケるなんて珍しいわね?」
古泉(納得いきません)



*実話だったりするww
117以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 07:39:13.52 ID:5XPbW7aB0
>>116
俺も思った。何で飴にちゃんってつけるんだろうって
118以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 07:40:32.51 ID:nOpM4HeUO
俺も昔関西に住んでいたからよく解るわwww
たこ焼きでご飯食べると聞いたとき、びっくりした。
119以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 07:49:03.06 ID:LpNYJTFa0
120以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 08:00:07.71 ID:CvDMF67/O
調子に乗ってシリーズ化ww

もし古泉が関東からの転校生でSOS団でお好み焼きを食べに行くと…

キョン「ネギ焼き」
ハルヒ「モダン」
みくる「良く分からないので…その普通のヤツで…」
古泉「僕はシーフードを」
長門「モダン、豚、海老。」
キョン「三枚も食うのか?」
長門「問題ない。」
キョン「あっ…あとご飯もお願いします。」
ハルヒ「あっ、キョンズルいわよ!あたしも白ご飯大盛で!」
古泉「ご飯って…おかずが無くないですか?」
キョン「?お好み焼きだろ?おかず。」
ハルヒ「そうよねぇ…古泉君お好み焼きのみ食べるの?」
古泉「??」



古泉(……本当にお好み焼きをおかずに白ご飯を食べていらっしゃいます。この地方の恋人の習わしなのでしょうか?)

長門「……なんでやねん」


*普通にお好み焼きおかずに食べないの?名古屋の友達に気色悪いと言われたorz
121以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 08:12:11.57 ID:aATlqZ5R0
関東人だが疑問に思わなかったな>飴にちゃん付け
飴ちゃんって響きかわいいなーと思ったので言わせてみた。
江戸弁にはない感覚だw

>>120
お好み焼きだけでお腹いっぱいになるんだがww
関東からの転校生なら「ちくわぶ」がないことに驚愕!というのもあるな。
122以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 08:18:03.53 ID:7aDKCgEHO
ハルヒ「冷やし中華にマヨネーズかけるとでらうめぇ〜がや!」
キョン「…………」


大学は名古屋だった保守
123以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 08:18:48.14 ID:rKel3wFfO
ハルヒの舞台って兵庫だっけ?大阪だっけ?
124以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 08:22:08.08 ID:KxSXwEy40
埼玉なはず
125以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 08:23:25.63 ID:CvDMF67/O
>>123

その真ん中www
恐らく兵庫県西宮市場所的に神戸と大阪の真ん中辺りです
126以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 08:24:29.03 ID:CvDMF67/O
モチーフにした場所は兵庫県で舞台は埼玉なのか…
127以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 08:26:12.73 ID:rKel3wFfO
128以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 08:41:42.47 ID:nOpM4HeUO
風景だけは兵庫、登場人物は埼玉県人?
129以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 08:41:46.37 ID:CvDMF67/O
保守
130以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 08:42:42.02 ID:KxSXwEy40
兵庫県だったのか\(^o^)/
131以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 08:52:24.58 ID:LpNYJTFa0
132以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 08:57:41.80 ID:tS8UM+8p0
保守
133以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 09:16:41.10 ID:CvDMF67/O
保守
134以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 09:30:07.00 ID:oxAXatOUO
ほす
135以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 10:06:27.58 ID:oxAXatOUO
保守
136以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 10:21:01.28 ID:LpNYJTFa0
137以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 10:47:29.84 ID:oxAXatOUO
ほし
138以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 10:47:33.79 ID:CvDMF67/O
139以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 11:03:43.36 ID:3zEvZe0dO
保守にょろ!
140以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 11:03:47.88 ID:IIlpS8jKO
星新一
141以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 11:16:19.65 ID:MHzO1ASw0
保守
142以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 11:30:15.78 ID:MHzO1ASw0
v
143以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 11:42:59.67 ID:xZ1xRzXhO
消失の世界でキョンの説明にハルヒが勘違いしたら、こんな感じ?


「向こうのあたしとジョンはどんな関係だったの?」
「う〜ん…。簡単に説明すると、ご主人様と下僕ってとこだな。
いつもハルヒの尻拭いばかりしていたよ」
「えっ?あたし…ジョンにお尻を拭いてもらってたの!」
「…ああ?」
「…いいわ。こここでも…同じように…ああつかかってああげる……。
トイレに行くわよ!」
「同じように扱うのは構わないが、なぜトイレなんだ?」
「かっ…お、お尻を拭かせてああげるって、い言ってんのよ!」


という感じの昼飯前の保守
144以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 11:46:52.91 ID:oxAXatOUO
>>143
それだと勘違いっつーかハルヒの頭が悪いだけじゃね?
145以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 11:48:28.51 ID:8sAsOSTL0
「ふぁ〜あっと」

ごち

「いったいわね〜。急に腕をどけるんじゃないわよ」

「ごめ、忘れてた」

「なによ!!」

ぎゅっ

「いてっ!!どこ握ってんだよ」

「ふん、謝りなさい。潰すわよ」


てかんじの保守
146以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 11:49:41.96 ID:xZ1xRzXhO
>>144
だよな!
ハルヒでそういったのは無理ががるよな。
朝比奈なら可能?
147以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 11:55:43.61 ID:nOpM4HeUO
>>145
どこ握ってんの?ハルにゃん?
148以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 11:56:07.60 ID:oxAXatOUO
>>146
みくる……

ありそう!
149以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 12:09:20.10 ID:oxAXatOUO
ほし
150以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 12:19:05.34 ID:7aDKCgEHO
忘れてた
来月国家試験だった。

でもSS書かないと…
151以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 12:33:32.83 ID:hb3asnF+O
>>150
いや、試験に集中しろよwww
152以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 12:36:03.08 ID:l8NiVSeOO
>>150
国家試験に集中したほうが良いと思いますよ。
SSはいつでも書ける。
試験は一生ものですからね
保守
153以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 12:38:12.52 ID:xZ1xRzXhO
消失の世界でキョンの説明をみくるが勘違いしたらこんな感じ?


「向こうでの私はどんな感じだったんですかぁ〜?」
「う〜ん。一言でいうと天使でしたね。
バニーやナースにメイド服を見事に着こなしていまし、
それに朝比奈さんが胸にある星形のホクロとか見せられたときはおどろきましたね。」
「ふぁ〜。わ、わたしそんな事したんですかぁ〜!
し、しかも裸を見せたなんて……しぇ責任とってください!」
「喜んでwwwwwww」

こんな感じかな?
154以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 12:51:31.27 ID:oxAXatOUO
>>153
思いっ切り平手打ちとか
155以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 13:05:59.57 ID:q2Gb1hYvO
名古屋人だがお好み焼きやたこ焼きおかずに白米食べるぜ

ちなみに名古屋人のだぎゃ〜とかが広まったのはタモリの仕業
うちの爺さん婆さんでさえ使わない件
156以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 13:08:08.29 ID:TUt4ZdICO
感動で俺涙目www
157以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 13:27:11.46 ID:oxAXatOUO
ほし
158以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 13:29:27.08 ID:xZ1xRzXhO
>>154
平手打ち…

思いつかなかった


長門で考えてみたら、鬱になってる顔がうかんじまった。
159以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 13:37:30.81 ID:0fIq84jpO
バイトの休憩中だけどお題をください。
色々詰まっちゃったんだ…
160以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 13:37:52.39 ID:H+qFOWqM0
auで一番オススメの機種はなに?
http://live23.2ch.net/test/read.cgi/livetbs/1192146345/

みんな教えてやってやれ
161以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 13:42:23.15 ID:nOpM4HeUO
>>159
アルバイト、又はボクシング
162以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 13:42:32.16 ID:oxAXatOUO
>>159
紅茶
163以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 13:46:29.05 ID:LpNYJTFa0
>>159
ねこじゃらし
164以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 13:59:33.22 ID:oxAXatOUO
ほし
165以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 14:10:12.73 ID:K32WV+V90
保守
166以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 14:34:01.83 ID:vDdJ+nmW0
保守
167以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 14:34:04.50 ID:pVRZWIUnO
保守
168以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 14:39:16.87 ID:LpNYJTFa0
169以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 14:42:42.54 ID:PQeCO2qUO
プリン「ちょっとキョン(ry
に見えたw
170以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 14:53:13.55 ID:oxAXatOUO
ほし
171以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 14:56:03.53 ID:7aDKCgEHO
今日の夜にはPCの規制解除されている事を願いつつSS推敲保守
172以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 14:58:57.76 ID:xZ1xRzXhO
なぞなぞ?

キョン「俺がだす問題に全て答えたら、いいものをやる」
ハルヒ「いいわよ!くだらない問題はだめよ!」
キョン「わかった!それじゃいくぜ。パンはパンでも食べられないパンは?」
ハルヒ「簡単すぎるわ!フライパンでしょ!」
キョン「正解。では、次だ!
出せば出すほど気持ちよくなるのは、オナ……何でしょう?」
ハルヒ「……」
キョン「どうしたハルヒ?言ってみろ!」
ハルヒ「…オナ……お…な……」
キョン「ん?どうした〜ハ・ル・ハ・ル?」

ハルヒ「ぬ……そ、それは問題じゃないわ!なぞなぞよ!だから問題として間違ってるわ!」
キョン「ちっ…」


黒キョン保守
173以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 15:02:30.68 ID:nOpM4HeUO
佐々木「オナホール。そうだろ?キョン」
174以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 15:25:22.70 ID:oxAXatOUO
ほしゅ
175以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 15:25:50.79 ID:rlMRZIwW0
ほしゅ
176以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 15:39:47.06 ID:oxAXatOUO
177以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 15:50:26.40 ID:s8DrHIk6O
178以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 15:56:50.88 ID:5XPbW7aB0
179以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 15:58:18.53 ID:JDiO1XqUO
世のぉおお中には何事も見かけに寄らにゃいぃといぃう言葉がぁあああ あぉるのぉおお。
それのぉおお逆しまのぉおお存在に思いぃ込みといぃう物もぁあああ あぉるのぉおお。
例えばぁあああ あぉる者が過去に行った行動のぉおお印象が強ければそいぃちゅはそうにゃのぉおおらと決めてしまう。
多数ににゃると広げようと軽挙妄動しゃれた思いぃ込みが人に伝染しゅるのぉおお。
周りに影響しゃれる右顧左眄にゃ人や阿諛追従にゃ人程このぉおお傾向は強いぃ。
過去が今とは限らにゃいぃのぉおおに何故決めちゅけるか。
まぁぁ゛ぁ゛、そんにゃ事を考えしゃせられる状況に俺は居る訳ら。
始まりは何を隠そうぁあああ あぉのぉおお朝倉涼子が帰って来た事から始まるのぉおお。
「ごめんにゃしゃいぃ・・・キョンくん、ごめんにゃしゃいぃ・・・」


今書いてるSSをみさくら変換。
180以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 16:04:09.79 ID:JDiO1XqUO
すまない、あろう事かプディングを尻の穴と間違えた
181以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 16:15:41.63 ID:oxAXatOUO
ほし
182以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 16:28:30.43 ID:l8NiVSeOO
>>180
よくあることだがこれはwww
183以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 16:39:10.00 ID:7aDKCgEHO
プリンが食べたい保守
184以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 16:43:21.63 ID:vDdJ+nmW0
保守
185以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 16:58:53.02 ID:LpNYJTFa0
186以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 17:10:29.58 ID:oxAXatOUO
保守
187以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 17:23:23.02 ID:LpNYJTFa0
188以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 17:24:13.98 ID:WFYghBUs0
ho
189以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 17:38:43.47 ID:oxAXatOUO
保守
190以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 17:43:30.30 ID:cwf7bix10
191以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 17:43:44.51 ID:1wQvvDnW0
ガチャ

キョン「おかえりんこ〜」
ハルヒ「ただいまんこっ」
キョン「………」
ハルヒ「…っ!?な、何言わせてんのよバカキョン!!」

保守
192以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 17:53:46.02 ID:vDdJ+nmW0
保守
193以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 18:01:26.42 ID:LpNYJTFa0

194以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 18:10:41.27 ID:t6WCvWn2O
ガチャ
古泉「おかえりんこです」
鶴屋「ただいまんこっ! ところで一樹くん晩御飯まだかな〜?」
195以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 18:24:39.72 ID:1wQvvDnW0
196以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 18:25:27.59 ID:il5gLkeg0
197以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 18:25:39.34 ID:nOpM4HeUO
198以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 18:27:41.01 ID:1wQvvDnW0
遠恋の続きがwktkで夜も眠れません
199以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 18:43:34.36 ID:t2JAw5DW0
ho
200以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 18:45:23.88 ID:vDdJ+nmW0
保守
201以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 18:54:03.98 ID:LpNYJTFa0
202以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 19:03:33.36 ID:pVRZWIUnO
保守
203以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 19:06:57.97 ID:l8NiVSeOO
部室で一人の長門、
長門「今のうちに・・・」
長門「アーアー・・・せんのかーぜーにーせんのかーぜになぁーって。」
ガチャ
キョン「長門?」
長門「・・・///」

保守
204以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 19:14:12.63 ID:cwf7bix10
次スレはちぃっちきぼん保守
205以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 19:25:29.12 ID:pVRZWIUnO
保守
206以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 19:25:31.50 ID:LpNYJTFa0
207以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 19:33:17.99 ID:l8NiVSeOO
内藤vs亀田戦を観戦中のSOS団

ハルヒ「そこよ内藤!ボディにいれなさいっ!」
キョン「いいぞいいぞ!内藤のペースだ!」
みくる「亀田選手って顔が怖いですぅ。」
古泉「亀田選手はさっきから投げ技ばかりで卑怯ですね。あっそこです!ふんもっふふんもっふ!」
長門「・・・・・」
ハルヒ「古泉君うるさい!」
キョン「このまま行けば勝てるぜ!」
みくる「頑張れ〜!」
古泉「ふんもっふふんもっふ!これは判定ですね!」
長門「・・・・・・」
判定終了…
内藤勝利!
長門「やったぁ!内藤GJ!・・・・・・あ・・・」
ハルヒ「有希!?」
キョン「長門!?」
古泉「ふんもっふふんもっふ!」
みくる「長門さん!?」
長門「・・・・・・///」
208以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 19:33:19.56 ID:LpNYJTFa0
a
209以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 19:41:00.82 ID:EIiXY0bW0
>>207
古泉wwwwwwwwww
210以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 19:42:09.57 ID:UHUyl2e20
………あ”………


古泉うっせえなwwwww
211以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 19:44:59.31 ID:l8NiVSeOO
カラオケBOXでのSOS団

ハルヒ「おーおきーなユメっ♪ユメっ♪好きでしょっ♪」
キョン「次は『雪、無音、窓辺にて』?これは誰が入れたんだ?」
長門「(恥ずかしくて言えない///)」
キョン「入力ミスか?じゃあ消すぞ!」
長門「・・・わ、わたし///」
古泉「もったいないので僕が歌いましょう♪」
ミュージックスタート!
古泉「わったしーにもーただひとっつのー♪ふんもっふふんもっふ!」
長門「(古泉一樹を敵性と判定。いつか殺す!)」

保守
212以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 19:56:52.25 ID:kA+tbL5b0
保守
213以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 20:10:07.61 ID:kA+tbL5b0
jp
214以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 20:11:30.36 ID:LpNYJTFa0
haruhi
215以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 20:14:49.50 ID:BDsarqIe0
保守という名のアク禁解除確認
216以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 20:16:46.46 ID:l8NiVSeOO
>>211の続き

キョン「次は『最強パレパレード』か…これは誰だ?」
長門「・・・・・・わたし」
みくる「長門さん。頑張って下さい♪」
ミュージックスタート!
長門「ミステリーあしたもーきょうーもわかんない♪だからおもーしろーいわー♪」
ハルヒ「有希うまいじゃない!」
キョン「いいぞ長門!」
マラカスとタンバリンを鳴らす古泉。
古泉「はいっ♪はいっ♪その調子ですよ長門さん♪」
ガラガラガッシャン♪ガラガラガッシャン♪
ハルヒ「ちょっと古泉君うるさい!音楽聞こえないじゃない!」
古泉「すいません調子に乗りすぎました♪音量上げますよ♪」
ピッ!
演奏停止…
古泉「すみません♪ボタンを間違えてしまったようです♪」
長門「(古泉一樹は私に一体なんの恨みが・・・・・今日中に殺す!)」
古泉「んふっ♪次は僕の番ですね♪」

保守
217以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 20:24:47.46 ID:vDdJ+nmW0
保守
218以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 20:31:58.07 ID:G1qRkrlsO
古泉wwww
219以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 20:32:20.59 ID:BDsarqIe0
>>216
古泉超自重wwwww
220以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/12(金) 20:32:37.84 ID:hUaPe+wy0
古泉ワロタww
221以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
約束更新され過ぎだろwww
公式サイトにもこれくらいがんばって欲しいものですね