1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:
僕はブーン。
都内に住む5歳児だ。
でも、僕は普通の5歳児とは違う。
一度、母さんに受けさせられた何やら怪しげなテストの結果によると、僕は5歳児の現段階で中学2年生ほどの知能を有しているらしい。
小学生クラスの問題を完全にマスターした僕は現在はもっぱらバルキスの定理に興味深々なお年頃だ。
でも、そんな僕にも弱点がある。
それは・・・友達がいないこと・・・。
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 12:47:50.81 ID:4H2iLJWv0
それは悲しい
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 12:54:31.07 ID:AATrBNyy0
そもそも中学二年生レベルの僕にとって、幼稚園児と話が合うわけがないのだ。
だから、僕自身も友達なんて居なくてもいいと思っていた。
ても、僕のお母さんは違っていた。
いつも幼稚園で一人浮いている僕のことをいつも気に掛けていた。
そして今日、お母さんは僕に友達を作らせたいがために、わざわざ『おかあさんと一緒』のチケットを手に入れてきた。
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 13:02:09.71 ID:AATrBNyy0
バスに乗り、NHKのスタジオにつき、収録が始まった。
ここに来ている子供たちは大体が就学前の子供たちで、僕はこの中ではかなり年長の部類だった。
そのことが少し恥ずかしかったのもあり、僕は少し不機嫌になった。
でも、よく見ると明らかに小学生のような一団も見受けられた。
僕は気を取り直して今日はお母さんの願いどおりに子供らしく過ごそうと決め作り笑いを浮かべ、楽しい、ありがとうお母さんと言ってあげた。
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 13:08:39.47 ID:AATrBNyy0
くだらない着ぐるみショーが終わり、続いてお兄さんとお姉さんなる一組の男女が出てきた。
彼らは会場の客にこんにちわ〜、と挨拶をしてきた。
僕もお母さんに促され、会場全体のこんにちわの合唱に参加した。
パンフレットによると今日はお兄さんとお姉さんが絵描き歌を披露してくれるらしい。
まずお兄さんが、歌いながら絵を描き始めた。
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 13:10:48.58 ID:fyZFved50
条件は整っているのにどうして俺のところに岬ちゃんがこないのはなんでだぜ?
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 13:17:48.61 ID:AATrBNyy0
「チョコランタンに〜♪」
周りの幼児の中には歌を知っている子もいるらしく、会場のスピーカーからながれる絵描き歌に合わせて歌い始めた。
何の予備知識もなく、さら中学二年生レベルの僕がこんなお遊戯を楽しめるわけがなかったが、こちらを心配そうに眺めるお母さんの視線に気づき慌てて笑みを浮かべた。
描いてる行程の序盤では何の絵なのか分からなかったが、後半に差し掛かると普段この番組になじみの薄い僕にも何を描いているのか理解できた。
「スプーだ!!」
なるほど、さっきの着ぐるみのうちの一体の絵だったのか、うまいもんだな、と僕が感心してると会場内かのあちこちから拍手が鳴った。
壇上には照れるお兄さんが客席に向かってお辞儀をしている。
そこで、僕は少しおかしな事に気づいた。
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 13:23:06.77 ID:jSKCkxNsO
もしやwwwwwww
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 13:24:15.20 ID:AATrBNyy0
満面の笑みを浮かべて話をしているお兄さんとは対照的に、俯き言葉も少なめなお姉さんの様子だ。
次は自分の番だから緊張しているのだろうか?
いや、でもこんなステージを彼女らは何十回、何百回とこなしているはずなのだ。
いまさら緊張なんてするだろうか?
そんなことを考えていると僕の隣の幼児があっさりと解答をくれた。
「祥子お姉さんのスプーは怖いから見たくないよ〜。」
彼の言葉が耳に入り僕は全てを理解したつもりになった。
なるほど、あんなに沈んでいるのは絵が下手だからなのか。
ホントはやりたくないのに、仕事だからやらなければいけない、大人も大変だな、なんて思っていると急にお姉さんの描くスプーとやらが楽しみになってきた。
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 13:28:57.56 ID:AATrBNyy0
マスコットキャラクターの絵なのに、怖いから見たくない、とまで言わしめる絵を是非とも拝見してやろうじゃないか!
それだけで今日、ここに連れてこられて散々退屈なものを見せられた鬱憤を晴らせる気がしていた。
壇上ではお兄さんが次はお姉さんの番だとしきりにペンを勧めている。
お姉さんは一度顔をあげ壇上を見つめると意を決したように頷き、ペンを持った。
そして・・・お姉さんの絵描き歌が始まった。
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 13:30:38.04 ID:spU04XyRO
ワクテカ
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 13:34:34.67 ID:AATrBNyy0
「チョコランタンに〜♪」
先ほどのお兄さんの時と同じ曲がスピーカーから流れ始めた。
僕はお姉さんのペン先とペン先がなぞった線を見ながら、これは期待を裏切らなさそうだ、と内心ほくそえんでいた。
明らかに震えるペン先にゆがんだ線。
誰がどう見ても傑作ができるなんて思えないだろう。
いや、僕にとってはそれこそが傑作なのだが。
そんなことを考えながら、笑いをこらえていたが、僕はある違和感を感じた。
いや、僕だけではない。
おそらく会場に来ている人間全員がこの変化に気づいたようだ。
「さっきと・・・曲が微妙に・・・違う・・・?」
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 13:44:12.64 ID:AATrBNyy0
お兄さんの時に流れていた、子供向けの和やかな絵描き歌とは明らかに違う。
ロックな、いやメタルな曲調にアレンジされ、歌詞もNHKの子供番組では到底流せないような残虐めいた歌詞に変わっていた。
周りの子供は泣き出したり、母親にしがみつき、大人も何が起こったかわからないといった表情だ。
会場の隅っこの方で立っていた、恐らくスタッフだろうと思われる大人が慌しく動き始めた。
皆、この突然の出来事にパニック一歩手前になっていたが、僕はただ静かに壇上を見つめていた。
壇上では突然の曲の変更に明らかに戸惑いを隠せないお兄さんが半ば呆然とスピーカーを見上げていた。
しかし、お姉さんは絵描き歌が始まる前とは対照的に喜々としながら己の作品を完成させようとしていた。
僕はここで自分の中に生まれたひとつの感情に気づく。
恐怖・・・。
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 13:53:08.33 ID:AATrBNyy0
僕は明らかにこの現象に恐怖を感じていた。
だけど、僕は壇上から目をそむけなかった、いやそむけられなかった。
スタッフが壇上に上がりマイクらしき大人がマイクを持って何やら話しているが、スピーカーからは不気味な絵描き歌が流れるのみで何を言っているのかは全く聞き取れなかった。
お姉さんの絵の方は完成が見えつつあった。
会場はついにパニックになり出口の方へ人が殺到していた。
僕の隣でお母さんが会場を出ようと僕を引っ張るが、僕は動かなかった。
僕はお姉さんの絵に恐怖を感じてはいたが、魅入られてもいた。
阿鼻叫喚の会場の中で一人黙々と描き続けていたお姉さんの作品がついに完成しようとしていた。
スピーカーから聞こえてくる曲も最後のフレーズに差し掛かっていた。
「子供の柔らかい肉が好きなの、だーれ?」
次の瞬間、地獄のそこから漏れてきたような声が会場中に響き渡った。
「スプーだ!」
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 13:58:13.21 ID:Uk52MMiu0
今書いてるんだろうか…
とりま支援
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 14:00:33.52 ID:zryXFy8EO
ちょっと期待試演
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 14:04:43.59 ID:a/qY9z/9O
wktk
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 14:07:52.96 ID:AATrBNyy0
そのあまりの声に会場中が静まりかえり、出口に殺到していた人も、スタッフとおぼしき大人も、壇上のお兄さんも、皆が声のしたほうを見た。
会場中の視線を集めたお姉さんは舞台女優の用に両手を使い会釈をし片手を自分の作品に向けた。
次に僕らが目撃したのは目を疑うような光景だった。
明らかに紙に描かれたただの『絵』であったそれは、ゆっくりとだが確実に僕達の世界に侵入しようとしていた。
それが生まれ出る瞬間を僕は見つめていることしか出来なかった。
それは30秒ほどで完全に絵から抜け出し、その全貌を僕達の前にさらけ出した。
「ブーン!!」
僕は隣のお母さんの声で我に返った。
会場では相変わらず出口に人が殺到している。
しかし出口の周りは人数が減っているようには見えず、むしろ増えている。
「くそ、なんで扉が開かないんだ!!」
誰かが発したその声で僕は始めて現実的な危機を実感した。
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 14:08:37.68 ID:AATrBNyy0
ごめん、溜め書きはしてないんだ。
気長に待ってくれると助かる。
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 14:10:07.74 ID:9bfb3ENOO
なんというホラーwwwww支援
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 14:11:01.01 ID:TaKHMpGr0
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 14:17:08.33 ID:eZC8/y520
これは支援
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 14:17:44.60 ID:AATrBNyy0
出口に集まる人の様子をみて、あそこに行くのも危険だろうと判断した僕はもう一度落ち着いて壇上に生まれ出でた物体を観察することにした。
もしかしたら、友好的とまではいかなくても、無害なやつかもしれない。
まず、高さは人と同じくらい、ただし横には大きい。
体と顔は一体化していて、形はかぼちゃのようだ。
左右に長くてしなる耳の様なものがついている。
しかし、なんといっても印象的なのはその目だった。
全く思考がよめない爬虫類のような目。
それの目はそれが友好的であるかもしれないという、僕の一縷の望みを捨てさせるには十分だった。
あれはヤバイものだ。
ここで、僕は初めて自分が震えているのに気づいた。
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 14:26:36.04 ID:AATrBNyy0
その時、愕然として震えている僕とは違い勇気ある男がお姉さんに近づいていき何やら話しかけて始めた。
お兄さんだ。
お姉さんの方を見ると、全く声が耳に入らない様子で愛しそうに新しく生まれた物体を眺めている。
その物体は宙を浮いていたが、バランスをとるのが難しいらしく左右に傾きながら何とか倒れないでいるのがやっとという様子だ。
お姉さんは母親のような瞳で何やらつぶやいている。
業を煮やしたお兄さんがお姉さんの肩をつかみ、強引に振り返らせようとした。
男の本気の力に振り回されてお姉さんはよろけるように回転した。
そのとき、今までフワフワとバランスをとっているだけの物体が、明らかに意思のある行動を起こした。
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 14:32:30.27 ID:AATrBNyy0
左の耳がすざましいスピードでお兄さんの顔に振られた。
急に耳がきたので、いわゆるQMK状態のお兄さんがそれをよけられるわけもなく、壇上の隅まで吹っ飛ばされた。
それを見ていた小数の人間が悲鳴をあげるが、会場中の騒音ですぐにかき消された。
その物体は明らかに怒っているようだった。
まさかお姉さんが襲われたと思ったのだろうか・・・?
僕はそれが感情を持ち合わせていることに少し安堵感を覚えた。
お姉さんはそれに大丈夫、という感じの合図を送り、自分立ち上がった。
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 14:34:10.57 ID:2fOLxv8O0
SIENN
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 14:36:44.50 ID:SEOQ/WDPO
自分立ち上がった?
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 14:43:07.37 ID:AATrBNyy0
お姉さんは落ちていたマイクを拾うとアー、アーとマイクテストを始め、話し始めた。
「みんなー、注目!この子はね、みんなも大好きなスプーだよ。みんなと遊びたくて我慢できずに飛び出してきちゃったみたいなの、みんな遊んであげてくれないかなー?」
お姉さんの声で会場中が静まり返ったが、彼女の提案に賛成する声はもちろん出なかった。
「あれれー、お返事がないなあ。もう一度聞くね、みんな遊んでくれるよねー?」
ただ、ただ沈黙が続く。
「スプー、みんな照れてて自分から遊びましょって言えないみたいなの。スプーからみんなのとこに飛び込まなくちゃ駄目みたい。」
「スプー、何して遊びたい?」
お姉さんはそれの口元に耳を近づけると、うんうん、といった感じでうなづいた。
「スプーは鬼ごっこがしたいんだっって!」
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 14:43:49.56 ID:Uk52MMiu0
支援
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 14:44:24.86 ID:+QzbGMpRO
コワイよぅ
リアル鬼ごっこwwwww
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 14:46:42.74 ID:VvuRNqCsO
タッチ=死亡wwww
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 14:55:41.98 ID:AATrBNyy0
会場の中は再びざわめき出した。
さっきから静まったり、騒いだり忙しいことだ。
一方、壇上ではお姉さんに集中しすぎて気づかなかったが、スタッフが壇上に上がりお姉さんに何やら叫んでいた。
吹っ飛ばされたお兄さんも、無事・・・とは言わないが鼻血が出ただけで大丈夫そうだ。
お兄さんの無事を確認したお姉さんはスタッフの叫び声を一切無視して、スプーの方へ向かった。
「スプー」
満面の笑みでスプーに笑いかけると、お姉さんはスプーの右頬と思われる場所を容赦なく蹴った。
蹴った、蹴った、それはもう何回も。
そのたびにスプーは倒れそうになっていた。
「なんであんなに至近距離で殴ったのに、お兄さんは生きているのかな?」
笑顔とやさしそうな声の裏から狂気が見え隠れしている。
「あなたの力はそんな程度じゃないでしょう?手加減したの?」
叫んでいたスタッフは気おされて黙ってしまった。
一通り蹴り終わったあと、お姉さんはスプーの口元に耳を近づける。
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 15:03:16.31 ID:AATrBNyy0
お姉さんはスプーの口元から耳を離すと、何やら納得したように、うんうん、とうなづいている。
お姉さんは客席の方に振り返り、再び僕達に話し始めた。
「みんなー、スプーの力はホントにすごいんだよ。ホントならさっきお兄さんの首が吹っ飛ぶくらいすごいの。でもね、いまはお腹が減っていて力が出せないんだって。だから、」
僕に戦慄が走る。
他にも勘のいい何人かは気づいたみたいだ。
次の言葉は分かっている。
「これから、スプーと鬼ごっこをしてつかまった子はスプーのお腹をいっぱいにしてあげてね。大丈夫、お歌でも言ってたとおり・・・」
「子供の柔らかいお肉が大好物だから」
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 15:07:50.48 ID:a/qY9z/9O
これはいいスプー
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 15:12:35.64 ID:AATrBNyy0
「じゃあ、100数えたらスタートだから、みんな遠くまでにげてね。」
「いーち」
その言葉が合図のように後方が一層ざわめいた。
今までどんなにがんばっても開かなかった扉が開いたようだ。
と、いうことはこの会場内に僕達を閉じ込めていたのも彼女だったというわけだ。
現実離れしすぎて頭痛がしてきた。
今まで席についてた小数の人たちも開いた扉に向かって走り出した。
僕もお母さんに腕を引っ張られて扉の方へ向かった。
扉の前は相変わらず混雑していて、僕はふともう一度壇上に目をやった。
すると屈強な・・・とは言い過ぎかもしれないけど人並み以上の体格の男達、おそらくスタッフであろう、がお姉さんとスプーを取り囲んでいた。
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 15:14:08.14 ID:LBAplkliO
ホラーすぐる
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 15:18:57.07 ID:AATrBNyy0
それを見て僕ははっとした。
もしかしたら勝てるかも。
確かに今の状態のままのスプーでも十分強い。
一対一ではとても勝てないだろう。
でも、多人数なら?
お兄さんは至近距離で不意打ちを食らったにもかかわらず、鼻血を出すだけの軽症ですんでいる。
ならば、はじめから闘う意思のある大人が、しかも多人数でいけば勝てるんじゃないだろうか。
非現実ばなれした展開に面食らってそんな簡単なことに気づかなかった自分に腹が立った。
しかし、何はともあれスタッフの面々は気づいたのだ。
助かるかもしれない、そんな期待が僕の中で膨らむ。
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 15:26:36.68 ID:AATrBNyy0
ジリジリとお姉さんとスプーに近づく男たち。
なにやら話しかけているが、聞き取れない。
恐らく最後の説得を試みているのだろう。
スピーカーからは相変わらずお姉さんの数字を数える声が流れているので、どうやら最後の説得も実らなそうだ。
「33〜♪」
お姉さんが相変わらずマイペースに数えている中、お姉さんの真後ろに陣取った男が猛然と走り出す。
その後ほとんど間を空けずに全員が走り出す。
間合いはだいたい5M弱。
勝負が見えたと思ったその時、乾いた音が一瞬、数字を数えるお姉さんの声をかき消した。
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 15:26:37.32 ID:27A3HBXNO
元ネタはデモンズ?
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 15:27:01.29 ID:EHhXF9/uO
( ^ω^)
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 15:27:50.15 ID:AATrBNyy0
>>40 ニコニコでスプー動画みてたら思いついたんだ。
デモンズは分かりません><
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 15:32:02.87 ID:27A3HBXNO
>>42 デモンズもニコニコにあるよ
テレビ画面から出て来た悪魔が閉ざされたマンション内で人を襲うんだわ
読んでっからガンガってくれ
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 15:43:42.08 ID:AATrBNyy0
突然の出来事に扉に殺到していた全員がステージを振り返り、何が起こったか確認すると再び扉をくぐる作業に戻った、前よりも熱心に。
壇上では一番お姉さんに近づいた背後の男がうずくまっていた。
お姉さんはその男を一瞥すると、彼女まであと3Mというところまで近づいていた男達を時計回りにパン、パン、と手にした黒い物体で倒していく。
最後の一人が我に返り、逃げようと後ろを振り向いたところを撃たれた瞬間、僕の淡い希望も打ち砕かれた。
「えーっと、何処まで数えたんだっけ?」
お姉さんは今、彼女自身が起こした惨劇をまるで気にすることなく、無邪気にそう言った。
「しょうがないね、ズルはいけないしまた1から数えようか。」
「い〜ち」
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 15:44:21.01 ID:AATrBNyy0
拳銃は反則だろ、常識的に考えて・・・。
僕はお姉さんの準備の良さに半ば感心し半ば呆れていた。
が、すぐに思い直し、現状を鑑みた。
確かにここにいたら間違いなく殺されるだろう。
なにせ拳銃を持っているんだから。
でも外にいけば拳銃をもってる人はたくさんとは言わないが、いる。
警察だ。
警察になんとかできないなんてことは考えられない。
僕らのヒーロー、強いぞ警察だ。
僕はここまで考えると今ここで彼女達を倒すという希望を捨て、今はこの場を逃げることに全力を尽くそうと心に決めた。
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 15:53:52.91 ID:AATrBNyy0
僕が新たな決意を胸に秘め、さあ私が逃げるのを止められるかな、と意気込んでいるのをよそにいい事と悪い事、二つの異変が起こった。
いい事はお姉さんの数字を数える声が再び途切れたこと。
ただでさえ出口は満員御礼大感謝祭状態なんだから、カウントが止まるのは大歓迎すべき事柄だった。
もしかしたらもう一度最初からカウントするという可能性もありうる。
だけど何故カウントが止まったんだろう、と僕の好奇心が壇上の上を見ろと振り返らせたがる。
僕が振り返るとそこにはいい事じゃないほうの異変、つまりは悪い方の異変が僕のことを待っていた。
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 16:00:31.60 ID:AATrBNyy0
壇上では何かを飲み込むように口に運んでいるスプーとそれを喜ばしそうに見るお姉さんがいた。
スプーが何を飲み込んでいるのかはたやすく想像できた。
さっき撃たれたスタッフだ。
その証拠に死体の数が随分減っている。
子供が好きっていってたけど、大人が嫌いとはいってなかったもんな・・・。
妙に冷静にくだらないことを考えられたのは、遠くから見ているおかげなんだろうな、と思いつい間近で見た想像をしてしまい吐きそうになった。
狂っている。
ずっと前から気づいてはいたが、僕は改めて声にだして呟いた。
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 16:01:42.84 ID:AATrBNyy0
少し休憩します。
49 :
PCそるじゃあ ◆Mh8PCSldsc :2007/10/07(日) 16:10:35.64 ID:EdOui7vvO
保守しといてやんよ( ・ω・)つ
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 16:12:27.61 ID:EHhXF9/uO
♪ AND _ AND
( '・ω・) ))
(( ( つ ヽ ♪
〉 とノ )))
(_ノ^(_)
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 16:18:29.94 ID:LBAplkliO
γ⌒⌒⌒ヽ
( ) ))
( _人__ ノ
ヾ(・ω・`)ノ ))
⊂/ ⊂ )
i ヽ
(( (_)^ヽ_) ))
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 16:22:53.54 ID:AATrBNyy0
お姉さんの二度目の数えなおしもあったおかげで、僕とお母さんはなんとか会場の外に出れた。
しかし、会場から出て安心したのもつかの間、今度はNHKの出口に向かって大渋滞が起こっていた。
確か、僕達が会場を出たのは三度目のカウントが60秒を超えたところだったから、もう余り時間は残されていないはずだ。
そんな状況であの大渋滞にはまったら結果は目に見えている。
しかし、僕があれこれ考えているうちにお母さんは僕の手を引っ張り、あっという間に大渋滞の最後尾で人の群れを掻き分けていた。
戻ろうにも後ろから次々と逃げ出した観客やスタッフが飛び出してきていて僕達は身動きが取れなくなってしまった。
結局、無常にも時間は過ぎ、渋滞の最後尾でこの鬼ごっこの最初の犠牲者をつげる悲鳴がNHKに響き渡った。
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 16:23:58.23 ID:qtudcqD4O
保守隊かわいいなw
54 :
PCそるじゃあ ◆Mh8PCSldsc :2007/10/07(日) 16:26:13.62 ID:EdOui7vvO
ハ\ /ハ
/ノ `ー-< / |
/ \|
`// \ |
f ● ● |
| (_人_) |
ヽ /
\ /
>ー――-イ
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 16:27:16.93 ID:EHhXF9/uO
i|||||ミ,' ./ ',ミl|l|l|l|l|l|l|l}l|
/⌒V | / ̄ ̄` ,_',リ|l|l|l|l|l|l||l|
{ l ,' | ニニニヾ i|リ/l||l|l|l|l|l|
ヽ i | 卞O≧ , ___|リ|l|l|l|l|l|l|l|l|
|ハ |  ̄ l ≦O|>/l|||/`,||l
||||||! | l リ l|l|l /|l|l
___||||||l ^ ^ / ///|l|l||l
_,,.-‐''" ||||||ハ ,' _,,.-‐ー-、 : /' ,'l|l|l|l|l|l| <おめ゛え゛ーーのせき゛ね゛ぇーーか゛らー!
_,,.-‐''" ||// ∧ ヽ、 ̄ ̄ >,' / /l|l|l|l|l|l|l|
ノ∧ | \ 丶ニニ/ //l|l|l|l|l|l|l|l|
/ l \ /l|l|l|l|l|l|l|l|l|l l|
/ l \, ,. < /l|l|l|l|l|l|
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 16:29:31.74 ID:aEBy+pW9O
( ^ω^)がなかなか使われない
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 16:33:48.98 ID:AATrBNyy0
>>49-51 保守ありがとう。
お母さんも、周りの大人も皆必死な形相で少しでも前に進もうと押し合い、中には掴み合ってる大人もいた。
子供たちはみな一様に泣き叫び、母親とはぐれまいと必死に母親の手や服を掴んでいる。
僕は確かにお母さんの言うとおりもう少し他の子供のように振舞うべきだったのかもしれない。
ここにきても、あれこれと思索にふけっている僕は、人間とその叫び声と泣き声がとその他色んな悲惨なものがぐるぐるに渦巻く洪水のような状況のなかで唯一お母さんと繋がっていた手を強く握るのを怠ってしまった。
あっという間に僕は後ろの大人の力強い手で引っ張られ、たどり着くべきゴールとは反対方向へ押し戻された。
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 16:36:35.74 ID:AATrBNyy0
>>56 ああー、ブーン小説にしたの忘れてた。
スレタイ思いつかなかったからブーンにしたんだよね。
始めはブーン小説にする気はなかったので、すっかりわすれてました。
( ^ω^)<僕=ブーンで許してください。
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 16:37:04.98 ID:rkR+PttrO
wktk
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 16:38:42.93 ID:0LFRdKguO
支援
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 16:44:08.59 ID:wh78Ihe00
これは期待支援
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 16:48:10.25 ID:AATrBNyy0
お母さんが僕の名前を叫んでいたが、すぐに周りの音にかき消され、お母さんの姿も見えなくなった。
唯一、この場で僕を助けてくれる絶対的な存在を失った僕は途方にくれた。
押してくる人の波に勝てずに立っているだけで精一杯の僕が前に進めるわけがない。
押しのけられるたびに順番が少しずつ早くなっていき、ついに耳鳴りがするほどの大きい悲鳴が聞こえたかと思うと僕の足元にサッカーボール大の何かに躓き転んでしまった。
それは球体、というにはあまりにいびつで、右側にが大きくへこみ、真っ赤な中身が穴の隙間からはみ出している。
僕の思考は恐怖によって完全にシャットダウンした。
おそらくこのサッカーボールほどの物体が人のカーテンを数枚隔てて僕を待ち構えている未来なのだろう。
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 16:53:14.57 ID:EHhXF9/uO
(゚д゚)
きがくるっとる
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 16:58:19.97 ID:jBXgECNb0
いや、これはクオリティ高い気がするからブーン小説にするのはもったいない。
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 17:01:22.35 ID:EHhXF9/uO
山田悠介好きの俺としては普通に小説として面白い
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 17:03:16.46 ID:AATrBNyy0
半ば諦めた僕はもう立ち上がろうとはしなかった。
僕の体をいくつもの足が踏んでいく。
その衝撃だけで5歳の僕は死にそうになる。
そこに今までとは違う大きい衝撃がいくつか走った。
まず体全体に何かが覆いかぶさるような衝撃。
重さ的に多分大人が転んで僕の上に落ちてきたのだろう。
内臓が破裂しそうだった。
続いて更にその上にもドスン、ドスンと何人かが落ちてきて僕は完全に埋もれてしまった。
後ろから今まで聞こえていた悲鳴がなくなっり、今度は前方の悲鳴が一層激しくなった。
そして、僕は悲鳴が渦巻く中、お姉さんの楽しそうな笑い声とバリゴリという骨が軋んでるような、いままで聞いたこともない音を聞いていた。
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 17:03:57.61 ID:AATrBNyy0
すいません。
また用事が入った。
10分ほど休憩します。
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 17:05:41.74 ID:EHhXF9/uO
♪ AND _ AND
( '・ω・) ))
(( ( つ ヽ ♪
〉 とノ )))
(_ノ^(_)
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 17:11:20.49 ID:EHhXF9/uO
( ゚д゚ )
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 17:13:47.12 ID:LBAplkliO
♪チャッチャッチャッ♪
∧_∧
(・∀・ )
(((ヾ〃ヾ〃)
ミ ミ 彡
〃ヾ〃ヾ
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 17:16:28.17 ID:40R+m/Y90
,-‐――、
/ ┃┃ ヽ
| |
ヽ___ _ノ
 ̄
おーまめーがふーたつ♪
,-‐――、
/ ┃┃ ヽ
| '' ∇ '' |
ヽ___ _ノ
 ̄
おーむすびひーとつ♪
,-‐――、
/ ┃┃ ヽ-、
し '' ∇ '' |‐'
ヽ___ _ノ
あーっという間に♪
r'゚'=、
/ ̄`''''"'x、
,-=''"`i, ,x'''''''v'" ̄`x,__,,,_
__,,/ i! i, ̄\ ` 、
__x-='" | /ヽ /・l, l, \ ヽ
/( 1 i・ ノ く、ノ | i i, / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| i, {, ニ , .| | i, < スプーだぁ♪
.l, i, } 人 ノヽ | { { \_________
}, '、 T`'''i, `ー" \__,/ .} |
.} , .,'、 }, `ー--ー'''" / } i,
| ,i_,iJ `x, _,,.x=" .| ,}
`" `ー'" iiJi_,ノ
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 17:16:35.52 ID:mnQbfAMFO
ボコボコにしてやんですぅ!!
く/',二二ヽ>
|l|ノノイハ))
|‖#゚听ノl≡つ≡つ
,ノl_(つ介」」つ≡つ=つ
,≦ノ`ヽノヘ≧ババババ
ミく二二二>
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 17:17:17.82 ID:EHhXF9/uO
( ̄ー ̄)
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 17:21:48.46 ID:AATrBNyy0
どうやら、今は僕が最後尾らしい。
じゃあ、僕の上にいる大人は転んだんじゃなくて殺され・・・、そう考えただけで心臓が止まりそうになった。
いや、いっそこのまま止まってくれた方がどれだけマシな死に方だろうか。
さっき聞いた音を思い出し自分の未来を想像する、直近の未来を。
お姉さんとスプーは前進を一時止め、僕のすぐそば、足の裏から1Mも離れていないところで立っている。
耳障りな音が10秒間隔くらいで止まり、また始まる。
スプーのお食事タイムなんだろう。
と、言うことは僕の上に覆いかぶさっているモノもすぐに掃除されるんだろう。
つまり、少し前に想像した僕の最悪の未来は秒読み段階に入っているのだ。
僕はここにきて思い出したように手を合わせた。
こういう局面で人類にが例外なく使う最後の手段、つまりは・・・神に祈った。
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 17:23:03.23 ID:3h7DfwhS0
ξ゚听)ξべ、別にwktkしてるんじゃないからね!
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 17:26:59.32 ID:hFekvQCpO
これいい
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 17:32:48.59 ID:AATrBNyy0
スプーが出す異音が止まり、変わりに僕の上にまた軽い衝撃が走った。
僕の心臓は音が聞こえそう程に脈打つ。
「スプー、次はこっちよ。」
お姉さんの声が聞こえ、さっきと同じような衝撃が何回も走る。
衝撃で上に覆いかぶさっていた山が少しずれ隙間から外の様子が見えた。
お姉さんは僕の真横で、僕を結果的に守ってくれているバリケードを何回も蹴りながらスプーに催促していた。
バリケードが少しずつ崩れていく。
スプーは浮いているので僕の目線からは一切見えなかったが、近づいてくる音もしなかった。
「好き嫌いばっかりしていると大きくなれないわよ?スプーは大きくなりたいでしょ?」
なるほど、スプーは大人も食べれるけど好きではないわけだ。
お姉さんがうちのお母さんみたいにピーマンを無理やり食べさせるような残虐非道なお母さんじゃありませんように、と僕はもう一度神に祈った。
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 17:39:55.23 ID:EHhXF9/uO
( ^ω^)
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 17:43:50.65 ID:AATrBNyy0
僕の祈りが通じたのかどうかは分からないが、お姉さんはどうやら子供の好き嫌いに理解のある母親だったらしい。
母親としては失格だろうけど、僕はその過保護な教育方針に助けられたことになる。
僕の埋まっている山の前方では再び阿鼻叫喚の地獄絵図が再開されたようだ。
お母さんは無事に脱出できたのだろうか、と離れ離れになったお母さんのことを思い出し泣きそうになる。
僕はかろうじて泣くのをこらえ、これからどうしようか考えた。
今の状況は重いし苦しいし正直つらい。
だけどスプーはまだ10Mと離れていないところで無邪気に遊んでいる。
もう少し我慢すべき、そう、スプーとお姉さんがが廊下の角を曲がるまでは。
それにもしかしたら一番先に逃げた人や他の番組のスタッフが警察を呼んでいたら、そろそろ到着する頃かもしれない。
そうすれば、きっと何とかしてくれるに違いない。
とりあえずは我慢、と心に決め段々遠のいていく悲鳴を他人事のように聞いていた。
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 17:44:00.39 ID:40R+m/Y90
●:スプー
_______/ \___
●→ ←俺
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
__
_______/ 俺\____
●→
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
__
_______/ 俺\____
●→ ●→ ←●
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
__
_______/↑俺\____
●→ ● ←● ←●
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
__
_______/●俺\____
●→ ●→ ● ←●
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
__
_______/●俺\____
●→ ●→ ● ● ● ←●
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
__
_______/●俺\____
●●●●●●●●●●●●●●●
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 17:45:38.53 ID:3h7DfwhS0
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 17:49:13.30 ID:t1ShXbYCO
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 17:51:54.13 ID:wh78Ihe00
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 17:53:42.59 ID:AATrBNyy0
悲鳴がどんどん遠くなり、ついにほとんど聞こえなくなった。
おそらくスプーもお姉さんもかなり遠くに行ったのだろう。
さすがに苦しくなってきてそろそろ出ても大丈夫だろうか、という欲求を抑えられなくなってきた。
完全に無音の空間と化した廊下で孤独な僕の中で欲求と理性が争っていた。
が、結局欲求が勝った。
ここを出てすぐにどこかに隠れればいい、ここよりマシな隠れ場所がたくさんあるはずだ、というのが主な理由だった。
しかし、いざ這いでようとすると意外にきつかった。
なにせ大人が4〜5人も覆いかぶさっているのだから、250〜300キロくらいが乗っかっていることになる。
かなりの時間と体力を消耗してやっとのことで這い出た僕の目に映ったものは白かったはずの廊下を真っ赤に染め上げた血と、その血の持ち主であろう死体の山だった。
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 17:57:01.39 ID:3h7DfwhS0
r'゚'=、
/ ̄`''''"'x、
,-=''"`i, ,x'''''''v'" ̄`x,__,,,_
__,,/ i! i, ̄\ ` 、
__x-='" | /ヽ /・l, l, \ ヽ
/( 1 i・ ノ く、ノ | i i, / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| i, {, ニ , .| | i, < スプーだぁ♪
.l, i, } 人 ノヽ | { { \_________
}, '、 T`'''i, `ペ<お母さん .} |
.} , .,'、 }, `ーハー'''" / } i,
| ,i_,iJ `x, _,,.x=" .| ,}
`" `ー'" iiJi_,ノ
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 18:00:26.45 ID:3h7DfwhS0
正直スマンカッタ保守
88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 18:02:37.39 ID:khlAK+Mk0
これは良作ほすほす
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 18:03:58.94 ID:AATrBNyy0
さすがにこの光景を見て僕は倒れこんだ。
胃から食べ物をすべて吐き出し、胃液も搾り出した後、泣いた。
踏まれた身体の痛み、お母さんの安否、そして今僕が置かれている非現実的な現実、全てを思い出し泣いた。
3分か4分かはたまた5分を超えたのか・・・、時間間隔がよくわからなかったが泣いて少しすっきりした。
KOO・・・COOLに物事を考えなきゃ、殺されるかもしれない。
お母さんの安否も気にかかったが、出口に向かって前進することは躊躇われた。
もしかしたらお姉さん達は案外近くにいるのかもしれない。
そう考えると、やはり進むべきは出口の逆がいい、と考え、僕は歩き出した。
90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 18:08:18.97 ID:wh78Ihe00
保守
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 18:18:09.08 ID:AATrBNyy0
まずは隠れる場所を探すのが先決と思考をめぐらす。
要は警察が解決するまで生き残ればいいのだ。
ならば、下手に脱出しようと試みるよりも隠れてその時を待ったほうがいい。
そう結論づけると、とりあえず隠れられる場所を探した。
あれこれと廻っている間に僕は衣裳部屋らしき部屋んい辿りついた。
部屋の内部は10畳ほどで、数列の衣装掛け為の棚の様なものが並び、奥にも衣装を掛ける棚がおいてあった。
棚の中に入ると衣装に隠れて外から見えなくなることを衣裳部屋の鏡で確認すると僕は奥の棚に向かって歩き出した。
奥ならば万一お姉さん達がこの部屋に入ってきても、奥まで来るには棚で作られた通路のどれかを使わなければならない。
それなら、棚の死角を上手く使えば逆側から脱出できるかもしれない。
ここ以上の隠れ場所はないような気がした。
早速、僕が裏に隠れるのに適した衣装を物色していると、予想外の出来事が起こった。
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 18:18:18.37 ID:3h7DfwhS0
保守
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 18:24:13.45 ID:AATrBNyy0
「だ、誰・・・?」
くぁwせdrftgyふじこlp;@:「」
突然の出来事に僕の口から意味不明な言語が飛び出した。
相手もそれに驚いている様子で、呆然としている。
しかし僕が到底敵には見えない5歳児と判断したのか、衣装棚の後ろから声の主が出てきた。
歳は僕と同じか一つ上くらい、活発そうなかわいい女の子だった。
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 18:26:18.69 ID:wh78Ihe00
ツンか?
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 18:28:31.82 ID:mnQbfAMFO
ネネちゃんかもしれん
96 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 18:28:36.28 ID:3h7DfwhS0
あえてショボ子に1000ペソ
97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 18:32:16.39 ID:AATrBNyy0
僕が先客がいたことに驚いたのと、それがかわいい女の子だったことで呆然としていると女の子は知ってか、知らずか一方的に話し始めた。
「キミ、お母さんと一緒に来てた子だよね?まさか私を襲ったりしないよね?」
僕はしばらく間を置いた後、自分が尋ねられていることに気づいて何度も頷く。
「部屋に誰か入ってきた時はホントに心臓が止まりそうだったよ。あー心配して損した。お姉さんが来たと思・・・」
お姉さんのフレーズで女の子の言葉が途切れ、顔色がドンドン悪くなっていった。
重苦しい沈黙が続く。
僕も何か言おうとあれこれ考えていたけど、結局先に話し出したのは彼女だった。
「キミは、お姉さんと・・・アレ・・・見た?」
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 18:38:25.79 ID:AATrBNyy0
アレ、とは十中八九スプーのことだろう。
おそらく僕ほど彼女達を間近でみて生き残っている奴はいないだろうな。
そんな風に自虐的に考えていると彼女はもう一度聞いてきた。
「お姉さんが描いた絵が飛び出してきて、鬼ごっこしようとか言い出して、それを止めようとした大人の人たちも、お姉さんに撃たれて。」
彼女は思い出したくない出来事を思い出すたびに震え、声も涙混じりになっていった。
僕はいたたまれなくなって話をさえぎった。
「うん、僕も見た。まだ信じられないけど。」
どうやら彼女は僕のその言葉を待っていたようで、堰を切ったように僕に詰め寄ってきた。
99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 18:41:22.68 ID:mnQbfAMFO
お姉さん
具現化系能力者
歌とともにスプーを書く事によってスプーが具現化する
100 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 18:46:06.98 ID:9fpi/N0KO
しえん
101 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 18:47:51.93 ID:AATrBNyy0
「ねえ、あれは何なの?あれはTVの撮影か何かなの?そうじゃなかったらこれは夢でしょ?そうよ、そうに決まってる。ねえ、答えてよ!」
彼女は僕の襟元を掴みながら泣いていた。
彼女のこの質問を肯定してあげることが出来たら、僕自身どんなに楽だろうか。
これは撮影で、後でスタッフが古臭いドッキリビデオの立て札を持って登場してくる。
はたまたこれは夢で、今ホッペをつねったら自分の部屋で目を覚まし、退屈な日常が始まる。
でも、僕はそんなありえない夢想に身をゆだねるわけには行かない。
僕がさっきまで聞いた悲鳴や、嗅いだ血の臭いや、見た死体の数々は到底作り物とは思えない。
僕がさっき踏まれた背中は、ホッペをつねる何倍も痛かった。
今はこのありえない現実と向かい合う時なんだ。
「確かにそうだったらいいなって、僕も思うけどこれは紛れもない現実なんだ。僕達が今しなければ成らないことはそんな希望的観測を捨てて、現実と向き合うことだ。」
102 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 18:54:23.96 ID:AATrBNyy0
彼女は自分のわずかな希望を僕に否定されたことで完全に崩れ落ちてしまった。
僕はもともと友達が居なくて会話下手なのに、女の子が半分僕のせいで泣きじゃくっているというS級難易度の状況に置かれてしまった。
僕にはどうすれば彼女が泣き止むか分からなかったけど、今やるべきことは理解していた。
「とにかく、隠れよう。ここにいたら見つかっちゃうかもしれない。それと出来たら泣き声を若干落としてくれると嬉しいな。外に漏れちゃうかもしれないし。」
そういうと僕は彼女が立ち上がるのを手伝い、隠れるには丁度いい衣装の裏に潜り込んだ。
103 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 19:01:02.73 ID:aEBy+pW9O
支援
104 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 19:02:17.54 ID:AATrBNyy0
彼女は僕の願いを聞き入れてくれたのか、泣き声もさっきよりは収まり、鼻を啜る音としゃっくりだけが、たまに聞こえる状態まで落ち着いていた。
僕は更に彼女を元気づける為に僕らの希望について話してあげることにした。
「多分、そろそろ警察が到着していると思うんだ。あれだけの騒ぎだし誰かが110番通報をしてるはずだ。だからもう少しここで辛抱すれば僕らは助かるんだよ。」
女の子は僕の話を黙って聞いていたが思い出したかのように振り向き僕に尋ねてきた。
「そういえばお互い名前も言ってなかったよね、キミはなんて名前なの?」
自分から名乗るのが礼儀だろ、という世間一般の常識論は胸に秘めておくことにして、僕は答えた。
「僕はブーン。キミの名前は?」
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 19:09:26.28 ID:hFekvQCpO
ほす
106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 19:10:56.35 ID:qnbVXc6V0
主人公をブーンとするならちゃんとそれなりの修正してくれんと萎える
107 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 19:14:06.94 ID:AATrBNyy0
「私は歩美、吉田歩美。よろしくね。」
そういうと歩美ちゃんはさっきまで泣いていたのが嘘のような笑顔で僕に握手を求めてきた。
僕が握手に応じると彼女は何か悪戯を思いついたときの様な笑みを浮かべていた。
「ブーンくんが元気づけてくれたから私もいい話してあげようかな。」
得意げにこちらを見つめる彼女をまた鬱状態に戻すのは嫌だったので彼女に合わせる。
「いい話ってなに?」
「ふっふーん、実はねぇ・・・」
彼女の話は何度も脱線して途轍もない文章量になったので要約すると、
1、彼女は学校のクラスメイト達と少年探偵団なるものを結成している。
2、その少年探偵団は今まで数々の難事件を解決している。
3、その中でもコナン君という男の子は抜群に頭がキレてかっこよくてうんちゃらかんちゃら
ということらしい。
ほとんど自慢話でしかなかったけど要約するとたったの三行にまとめられてしまったわけだ。
僕は正直話を聞くのにうんざりしてて、つい地雷を踏んでしまった。
「で、他の少年探偵団のメンバーは何処にいるの?」
108 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 19:15:04.49 ID:f9GDlAXoO
( ・□・)<最後まで諦めちゃ駄目だ!
109 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 19:17:13.00 ID:LBAplkliO
バーロー
110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 19:19:03.84 ID:ruGl1TSI0
あぁ、思い出した…吉田歩美は某名探偵か
111 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 19:20:34.80 ID:hFekvQCpO
コナン君…
112 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 19:20:42.91 ID:wh78Ihe00
バーローかよw
113 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 19:21:13.75 ID:qnbVXc6V0
114 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 19:23:45.11 ID:f9GDlAXoO
この冷静なブーンにはあの玉袋口の奴は似合わないぜ
115 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 19:27:24.70 ID:AATrBNyy0
今まで日本晴れの快晴だった彼女の顔はどんどん崩れて再び大雨が降りそうになってしまった。
しかし、彼女はかろうじて耐え消え入りそうな声ではあるが、はっきりと言った。
「今は離れ離れになっちゃったけど、きっとみんな反撃の機会を今か今かと窺っているよ。」
それはない、彼女の希望的観測を僕は内心あっさりと否定した。
あの地獄を見てきたから分かることだった。
たかだか小学生が拳銃を持った女と化け物に勝てるわけがない。
十中八九殺されているだろう。
もし、彼女の言うとおり、彼らが賢かったならどこかに隠れてまだ生きているかもしれないが。
「コナン君は・・・少年探偵団は負けないんだもん。」
しかし、今にも泣き出しそうな女の子にそのことを伝えることなんて出来るわけもなく、また沈黙が流れた。
僕はこの重苦しいふいんきを何とかしようと無理やり話を振った。
「じゃあさ、その少年探偵団のメンバーに連絡を取ってみたら?携帯電話とかがあればの話だけど。」
さすがに小学生は携帯電話など持ってはいないだろう。
これはただの話の振りであって、僕は沈黙がなくなればいい程度にしか思っていなかった、なのに。
「あー、探偵バッジ!」
116 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 19:29:09.05 ID:f9GDlAXoO
正直吉田戦車の娘かと思ったのは俺だけでいい
117 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 19:36:43.94 ID:AATrBNyy0
よく分からないけど、何やら連絡手段があるらしい。
僕の発言は結局墓穴を掘る結果になってしまった。
おそらく僕の予想通り少年探偵団は歩美ちゃんを残して全滅しているだろう。
今の彼女にその現実を突きつけるのはあまりに惨い。
しかし、嬉しそうにバッジを見つめる彼女を止めることも出来ず、僕はただただ奇跡を祈っていた。
彼女はバッジに向かって話し始めた。
「こちら歩美です。少年探偵団のみんな、応答して。」
しかし、やはりというか応答は無かった。
「おかしいなぁ、電波が悪いのかなぁ・・・」
彼女は何度も何度も問いかけるが全く反応しない。
「みんな・・・」
しかし、奇跡というものは起こるものらしい。
彼女がさあ泣き出そうとしたまさにその時バッジから、かすかに声が聞こえてきた。
118 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 19:38:42.66 ID:wh78Ihe00
wktk
119 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 19:43:54.36 ID:qnbVXc6V0
納得したからには保守せざるをえない
120 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 19:44:54.25 ID:LBAplkliO
ほす
121 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 19:51:22.72 ID:AATrBNyy0
ガーガー「あ」ガー「ゆ」ガー「み」ガーガー「ちゃん?」
その声を聞くと歩美ちゃんは顔を上げて必死にバッジに向かって話し続けた。
「そう、歩美。私、歩美。あなたは誰?今どこにいるの?」
ガーガー「私」ガー「は」ガーガーガー「今」ガー「楽屋」ガー
「私?そうか、灰原さんね。今は楽屋、楽屋にいるんだね?」
ガー「そ」ガーガー「わた」ガーガー「灰原」「あな」ガーガー「は」ガーガーガー「何処?」
やれやれ、これでようやくお守り役の御役御免となりそうな流れに僕はほっと一安心する。
これで泣かれてたら、ストレスで僕が死にかねないと本気で思いかけていたところだ。
「私はお母さんと一緒の会場の近くの衣裳部屋にいるの、こっちに来れない?」
すると突然今までノイズ交じりだったバッジからクリアな音声が聞こえてきた。
「そう、歩美ちゃんは衣裳部屋に隠れたんだ。今から迎えにいくからいい子で待ってね。」
探偵バッジから聞こえてきた声は、紛れも無くお姉さんの物だった。
こえー
123 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 19:52:23.39 ID:LBAplkliO
ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
怖すぎ
125 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 19:55:40.86 ID:f9GDlAXoO
うわぁ・・・
126 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 20:05:09.44 ID:zV6WEAQ/0
しょうこおねぇさん……
127 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 20:05:35.62 ID:AATrBNyy0
居場所がばれてしまっては、どんなに隠れる場所として最適でも意味が無い。
僕は歩美ちゃんを連れて直ちに逃げようと腕を掴んだが、無言で振り払われてしまった。
歩美ちゃんももちろん声の主が灰原さんのものじゃないと気づいている様で、それなら今の僕達が置かれてる状況を把握してくれてもよさそうなものなのに、半ばパニックに陥ったようにバッジに向かって話しかけ続けていた。
「あなたは誰?灰原さんじゃないの?灰原さんに何をしたの?」
彼女は分かりきった質問をバッジにぶつける。
バッジからは相変わらずクリアな音声でお姉さんの声が返答してくる。
「このバッジを持った子が灰原さんがどうか分からないけど、今はご飯の時間よ。ちょっと太ってて脂身が多そうだからお腹を壊さないか心配なんだけどね。」
「げ、元太君!?元太くんをどうしたの?なんでこんなことするのよ!?」
バッジの向こうから聞こえてくる声はまるで隣にいるかのように鮮明で、僕は廊下での出来事を思い出し眩暈を起こしそうになる。
「そう、元太君っていうんだ。確かに灰原さんか元太君かって言われたら元太君って顔よね。あ、お食事が終わったみたい。今はスプーとサッカーしてるわ。スプーったらあんなに喜んじゃって。よっぽど気に入ったのね・・・・・・元太君の頭が。」
128 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 20:07:50.48 ID:jGk/NohC0
うわあああああああああああああああああああああああ
ピザいきなり脂肪かよwwww
130 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 20:11:30.97 ID:wh78Ihe00
こえええええええええ
131 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 20:16:58.50 ID:AATrBNyy0
「いやあああああああ!!」
歩美ちゃんの絶叫が響き渡る。
とにかくもう一秒も猶予が残されていない状況だった。
僕はむりやり歩美ちゃんの腕を掴んで衣装から飛び出そうと心に決めた。
僕が腕を引っ張ると歩美ちゃんは体制を崩し転んでしまった。
歩美ちゃんを何とか起き上がらせようと振り返る。
歩美ちゃんが落としてしまったバッジからは、今も僕達に優しく語り掛けるお姉さんの声が聞こえる。
「歩美ちゃんも一緒にサッカーしようか?それとも歩美ちゃんは女の子だからおままごとがいいかなぁ?」
僕がどんなに逃げようと話しかけても歩美ちゃんは反応せず、バッジをただただ見つめていた。
僕はついに歩美ちゃんを見捨てることに決めた。
歩美ちゃんの手を離し、出口へ向かおうとしたその時、バッジと衣裳部屋の入り口からほとんど同時にあの声が聞こえてきた。
「歩美ちゃん、遊びましょう。」
132 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 20:18:13.16 ID:AmkqViaQO
こえええええええぇぇぇぇぇぇぇえええ
133 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 20:18:53.32 ID:f9GDlAXoO
ブーン外道だなwwwwwwwwwwww
134 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 20:20:36.18 ID:BeryWLloO
死亡フラグが……
135 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 20:23:08.50 ID:VhULp22J0
みさきちゃんは・・・・?
136 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 20:25:22.48 ID:AATrBNyy0
脱出を諦めた僕はとっさに衣装棚から上半身をはみ出しながらバッジを見つめる歩美ちゃんをもう一度棚に押し込み、僕自身ももう一度隠れた。
部屋は薄暗いから奥の方までは見えないはずだ、と信じたかった。
こうなったらもう見つからないことを祈るしかない。
それに、緊急時の脱出法もあるにはある。
だから僕は衣装棚の後ろに隠れてお姉さんの足音に神経を尖らせていた。
歩美ちゃんを連れて逃げるのは無理だけど、僕が物音を立てて逃げればお姉さんは僕を追ってくるはずだ。
そうすれば歩美ちゃんは助かるだろう。
僕も・・・何とかなる・・・と思いたい。
とにかく今のままではジリ貧なのだから行動を起こすしかないということは分かりきっていた。
分かりきっていたのに・・・
結局僕は恐怖という鎖にがんじがらめに縛られて全く動けなかった。
永遠とも思える数秒が過ぎ、お姉さんの足音が奥の通路に差し掛かった。
137 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 20:29:53.43 ID:u8TphMWEO
バーローなら…バーローなら何とかしてくれる…
138 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 20:33:48.86 ID:AATrBNyy0
どうか見つかりませんように、と祈ること以外に僕に残された道は無かった。
それにお姉さんはここに歩美ちゃんがいることを知っているだけで僕のことは知らない。
歩美ちゃんが先に見つかれば僕は助かるかもしれない。
そんな考えが頭に浮かぶと、次から次へと汚い人間の考えが頭を埋め尽くす。
これは仕方が無い、緊急避難なんだ、と。
するとお姉さんの足音が止まった。
隙間から少しだけ覗くと、そこは歩美ちゃんの隠れている真ん前だった。
僕の期待通りの展開だが何故そこまでピンポイントに止まれるんだと考えたがなんてことは無かった。
歩美ちゃんの落とした探偵バッジが落ちていたからだ。
僕は歩美ちゃんごめん、と思いながら目を瞑り、声が漏れないように歯を食いしばった。
139 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 20:35:28.25 ID:F/ZPLdf20
逃亡支援
歩美ちゃん「この部屋にいるのは俺だけじゃねぇぜwww」
クオリティ高いな
143 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 20:40:24.72 ID:LBAplkliO
ヒッキーの内藤の所に岬ちゃんがくる話だと思ったのに
こういうの苦手なのに怖いのに 目が 離せな い
だれかたすけ
145 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 20:42:41.39 ID:mPAqOySp0
>>144 あ、あれ・・・・?俺がいる・・・・・・俺が・・・・
あ、スプーだkgdsjfdばlうぃfkへいwfwhsじゃdgふぃdsfふじこigaio
146 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 20:42:47.69 ID:3h7DfwhS0
これは良作
147 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 20:46:39.59 ID:3h7DfwhS0
これは歩美ちゃん死亡フラグと今追いついた
148 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 20:46:47.19 ID:BeryWLloO
支援
149 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 20:47:43.09 ID:kNi/qIud0
確かにNHKではあるがwwww
150 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 20:48:44.46 ID:3h7DfwhS0
今思ったのだが、
某名探偵アニメ→TVS
なぜNHKに探偵団g(ry
152 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 20:52:27.22 ID:mPAqOySp0
>>151 博士のあの体系・・・・・
スプーの大好物だ!
153 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 20:52:43.68 ID:AATrBNyy0
何秒くらい目を瞑っていただろうか?
10秒?20秒?30秒?はたまた1分?
しかしその間に僕が覚悟していた歩美ちゃんの叫び声や肉が切り裂かれる音、骨の軋む音は一切聞こえてこなかった。
完全なる静寂。
もしかして、ここまでヒントを得ておきながらお姉さんは歩美ちゃんを見つけられなかった?
そんな淡い期待を持って僕はゆっくりと目を開けた。
するとそこにはさっきと全く変わらない状態のままでこっちを見ている歩美ちゃんがいた。
どうやら助かったらしい。
歩美ちゃんは酷く怯えていて今にも壊れそうだった。
歩美ちゃんを見捨てた罪悪感も相まって、僕は歩美ちゃんを安心させてあげるために声を掛けようとした。
「歩「歩美ちゃん見ーつけた!!!!!!!」」
僕の声は完全に打ち消され、部屋にはお姉さんの声が響き渡った。
間髪いれずに衣装の向こうから襲ってきた銛の様な形状の物体が歩美ちゃんの胸に突き刺さった。
僕は喉から出掛かった悲鳴を何とか飲み込んだが、目を瞑るのも、呼吸をするのも忘れていた。
154 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 20:53:32.17 ID:AATrBNyy0
「歩美ちゃん見ーつけた!歩美ちゃん見ーつけた!歩美ちゃん見ーつけた!」
お姉さんがそう言うたびに歩美ちゃんの身体に銛が抜かれ、また刺さる。抜かれ、また刺さる。
僕の目の前の歩美ちゃんだっだ物体はどんどん原型を留めなくなっていった。
「歩美ちゃん歩美ちゃん歩美ちゃん歩美ちゃん歩美ちゃん歩美ちゃん歩美ちゃん歩美ちゃん歩美ちゃん歩美ちゃん歩美ちゃん歩美ちゃん
歩美ちゃん歩美ちゃん歩美ちゃん歩美ちゃん歩美ちゃん歩美ちゃん歩美ちゃん歩美ちゃん歩美ちゃん歩美ちゃん歩美ちゃん歩美ちゃん
歩美ちゃん歩美ちゃん歩美ちゃん歩美ちゃん歩美ちゃん歩美ちゃん歩美ちゃん歩美ちゃん歩美ちゃん歩美ちゃん歩美ちゃん歩美ちゃん
歩美ちゃん歩美ちゃん歩美ちゃん歩美ちゃん歩美ちゃん歩美ちゃん歩美ちゃん歩美ちゃん歩美ちゃん歩美ちゃん歩美ちゃん歩美ちゃん
歩美ちゃん、見ーつけた!!!!!!!」
最後の一振りが額に突き刺さり、お姉さんの声が止んだ。
155 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 20:54:54.30 ID:mPAqOySp0
これは・・・・
156 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 20:55:11.33 ID:kNi/qIud0
ネスサンネスサンネスサンネスサンネスサンネスサン
ネスサンネスサンネスサンネスサンネスサンネスサン
ネスサンネスサンネスサンネスサンネスサンネスサン
を思い出した
158 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 20:55:52.97 ID:wh78Ihe00
きがくるっとる
支援
160 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 20:58:12.06 ID:3h7DfwhS0
うわぁぁぁぁぁぁ(AA略
161 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 20:58:17.66 ID:qnbVXc6V0
おいついた 支援
163 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 21:00:41.30 ID:RilMHj5n0
追いついた。俺も支援
164 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 21:02:10.67 ID:qtudcqD4O
怖すぎてちびった
165 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 21:04:41.12 ID:J5MDxjcmO
ぎゃゃゃやああああああぁぁぁ
166 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 21:04:57.48 ID:AATrBNyy0
お姉さんは荒くなった息を整えると銛ごと歩美ちゃんを衣装棚から引っ張り出した。
「さあ、歩美ちゃん。おままごとしましょう。スプーが待ってるわ。私がお母さん役でスプーはお父さん役ね。歩美ちゃんはねー、ご飯の役だから、しっかりお願いね。」
そういうとお姉さんは銛ごと歩美ちゃんを引きずって出口の扉に向かった。
僕は目の前で起こった恐怖と、歩美ちゃんを見捨てた罪悪感とで何も考えられなかった。
ただお姉さんが外へ出るためにあけたドアの音で音を聞き助かったという実感が少しだけ沸いた。
が、次の瞬間に打ち砕かれる。
「そうそう、あなたは何をして遊びたい?野球?サッカー?歩美ちゃんとのおままごとが終わったらすぐに迎えにきてあげるから、それまでに考えておいてね。」
ばれていたなど夢にも思わなかった僕を絶望に突き落とすには申し分ない言葉だった。
更に追い討ちを掛けるように外から鍵を掛ける音が聞こえてきた。
167 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 21:05:42.65 ID:co9HJQj3O
最後はバーローとかリボーンとかが出てきてなんとかしてくれるんだよな!?
な!?
168 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 21:06:31.82 ID:3h7DfwhS0
これは……!!!1
ところでPCでうpできて携帯でも見れるうpろだある?
169 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 21:07:09.59 ID:F/ZPLdf20
し、支援
170 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 21:07:31.17 ID:BVCPHwz5O
支援
171 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 21:07:54.45 ID:FNhmkrBrO
ほ
アガサに期待支援
Nice boat
174 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 21:13:30.83 ID:3h7DfwhS0
支援捕手
175 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 21:15:35.17 ID:FNhmkrBrO
し
176 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 21:15:44.80 ID:LBAplkliO
カーチャンに期待
177 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 21:16:58.01 ID:AATrBNyy0
ドアノブを回しても、扉をどんなに叩いても全く開く気配が無かった。
部屋を見回しても窓も無く、別の脱出口もない。
つまり、今の僕は出荷を控えた家畜の様なものだ。
間近に迫る確実な死を、ただ受け入れるしか出来ない。
気づくと僕は泣いていた。
なんでこんなことになったんだろう。
歩美ちゃんを見捨てた天罰なんだろうか。
でも、僕はがんばった、途中まで歩美ちゃんを助けようとした、でも限界だったんだ、あれ以上は僕には無理だった。
決して誰かにいうわけではなく神様とそして自分に対しての言い訳を必死に捻り出した。
もちろん神様は答えてなんてくれなかったが、予想外の声が代わりに応じてくれた。
「歩美?お前、歩美のこと知っているのか?」
178 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 21:17:25.18 ID:TmztGq+mO
>>168 容量やたらおおかったりしなかったら普段のうpロダでもファイルシークとかで変換できるお
179 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 21:17:54.51 ID:qnbVXc6V0
コナンキター?
180 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 21:18:09.62 ID:3h7DfwhS0
181 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 21:19:13.72 ID:co9HJQj3O
中学生の頭脳と高校生探偵の頭脳
182 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 21:19:14.67 ID:AmkqViaQO
>>177 キタ━━━━:y=-( ゚∀゚)・∵;;━━━ン!!!!
どこから出現したwwww
184 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 21:21:21.89 ID:co9HJQj3O
185 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 21:22:20.46 ID:3h7DfwhS0
裏道だろww
186 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 21:25:11.22 ID:AATrBNyy0
声は天井の方から聞こえてきた。
僕は見上げるが、やはり誰も居ない。
と、そのとき通風孔の口が開いて僕と同じくらいの子供が勢いよく飛び出してきた。
少年は僕に近づいてきて、僕にもう一度同じような質問をぶつけた。
「歩美にあったのか?歩美はここにいるのか?どうなんだ!?」
僕は答えようにも言葉が出ずにただただ泣き続けていた。
少年も僕の様子を見て、少し強く言い過ぎたな、と呟き自己紹介を始めた。
「俺は江戸川コナン、探偵さ。歩美は同じ小学校の仲間で今探しているとこなんだ。」
コナン、この少年がコナン?歩美ちゃんが楽しそうに話していた、あの?
歩美ちゃんのことを思い出し涙がさらに溢れてきたけど、僕は声を絞り出すように言った。
「歩美ちゃんは・・・僕のせいで・・・」
「僕のせいでお姉さんに・・・」
187 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 21:26:23.53 ID:3h7DfwhS0
バーローキターキタ━━━━\(^o^)/━━━━
バーローの淡白なリアクションに期待
189 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 21:26:33.80 ID:u8TphMWEO
バーロー!!!
((((;゚д゚)))
コナン「てめぇよくも歩美を見捨てやがったな!」
192 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 21:31:38.29 ID:3h7DfwhS0
ブーン「見た目は5歳、頭脳は厨房!その名はブーン!だお!」
コナン「バーローwwwwww」
勢いで書いた。反省してる
193 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 21:31:42.34 ID:VvuRNqCsO
コナン「そうかそうか、逃げようか」
194 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 21:33:13.63 ID:AATrBNyy0
コナンと名乗った少年は僕の咽び泣きと鼻を啜る音の混じった話を最後まで静かに聞いてくれた。
しかし、僕が話し終わりコナンの顔を覗くと、彼の顔には明らかに怒りが浮かんでいた。
歩美ちゃんと元太君を殺したお姉さんとスプーに対する怒り。
もしかしたら歩美ちゃんを見捨てた僕への怒りも。
コナンは自分の顔を見つめる僕に気づくと、「バーロー、お前は良くやったよ。」と呟くように言って、辺りを見回した。
「お前の話の通りだとここにいるのはやばいな、とはいったものの出口は俺が使ってた通風孔くらいしか無いか。」
僕はコナンに言われて通風孔を見上げる。
が、到底子供の僕達では届きそうも無い高さにそれはあった。
バーロー自滅
196 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 21:33:53.66 ID:qnbVXc6V0
バーロー北www
197 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 21:34:09.62 ID:3h7DfwhS0
ここでアガサだ!
198 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 21:34:52.73 ID:J5MDxjcmO
コナンに事情を説明してるような暇は無いので、ブーンはコナンを影武者にして、通風孔から脱出しましたとさ。
━━━━━━完━━━━━━
199 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 21:35:40.99 ID:3h7DfwhS0
そういえば地味に筆者のIDがAA
その軽率さがバーローらしいなwww
201 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 21:36:49.31 ID:J5MDxjcmO
かっこつけたせいでバーロー自滅じゃねぇかwwwwwwバーローwwwww
202 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 21:37:43.94 ID:3h7DfwhS0
此処で衣装台の登場に7ドル
203 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 21:40:20.69 ID:2fOLxv8O0
腹のサッカーボールを射出するやつは?
204 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 21:41:25.98 ID:pC9UDBUKO
バーローがかなり心強い件
205 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 21:43:06.15 ID:qnbVXc6V0
キック力を跳ね上げるアレがあればとりあえずお姉さんは転がせるな
206 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 21:43:27.12 ID:AATrBNyy0
コナンは僕の心配そうな視線に気づくと「バーロー、心配すんなって」といいポケットからサスペンダーを取り出した。
全く安心できない僕を尻目にバーローはサスペンダーを通常では考えられないほど伸ばし片側を通風孔の入り口に向かって投げつけるとそれは通風孔の入り口に張り付いた。
そのまま今度はサスペンダーを伸縮させ上に上って行った。
同じ要領で通風孔の上へと上った僕は、助かった安堵感から緊張が解け、力が一気に抜けていくのが分かった。
そんな僕を見てコナンは「バーロー安心するのはまだ早いぜ」、と釘を刺し、手で奥に進むという合図を送ってきた。
僕は慌ててコナンの後を追って衣裳部屋という監獄を後にした。
コナンがいなければこんな事件起きなかっただろうなw
208 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 21:45:39.29 ID:kNi/qIud0
バーロー言いすぎwww
209 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 21:46:31.69 ID:qnbVXc6V0
バーローはバーローを自重しろwww
コナン「俺が行く先行く先酷い事件が…これも黒づくめの仕業か?」
( ^ω^)「邪気眼wwwwww」
211 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 21:47:29.39 ID:ruGl1TSI0
ブーンはバーローと認識しているのかコナンと認識しているのかどっちだよw
212 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 21:47:34.67 ID:p001FWAB0
何このスレ・・・・・・
クオリティ高すぎwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
213 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 21:48:52.37 ID:3h7DfwhS0
214 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 21:53:27.74 ID:kAIF+fVz0
sienn
215 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 21:53:55.46 ID:Bo/f0ylu0
誰か奈須きのこ風に直してくれ
216 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 21:54:08.25 ID:3h7DfwhS0
wktk
217 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 21:56:44.13 ID:AATrBNyy0
コナンと僕は小道具や大道具が置いてある部屋降りた。
さっきの部屋と広さは同じくらいだけど、こちらはもっっと散らかっていた。
よくTVでみおなじみのアイテムから、何に使うのか分からないようなものまで多種多様においてあった。
しかしコナンはこれからどうするつもりなんだろう。
僕はあの部屋を脱出できた喜びで忘れていたが、根本的な解決にはなっていないということにいまさらながら気づいた。
もしコナンが何も考えていなかったら・・・。
そう思うとなかなか聞けなかった。
コナンは歩美ちゃんの言うとおり頼れるやつだった。
そんなコナンにも妙案が無いと知ったら僕はきっとまた絶望するだろう。
そんな僕の考えを見抜いてかどうかは分からないけど、コナンはこちらを振り返り力強い声でこう言った。
「あいつらをぶっ倒すぞ、俺達二人で」
218 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 22:00:36.99 ID:AATrBNyy0
>>211 ついコナンをバーローと書いてしまうんです。
誤字、脱字等はその都度、脳内変換していただくと助かります。
ここで一時中断して、家かえって飯食ってから続き書きます。
家のパソコンからだとID変わると思うんですけど、まあ許してください。
再開は11時くらいからできたらなぁと思ってますんで、保守してくれると嬉しいです。
219 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 22:00:42.76 ID:J5MDxjcmO
支援
( ^ω^) ・・・・・
( ^ω^ )
( ^ω^) ブーンは逃げたいおー
バーローたまには警察に任せろよwwwww
222 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 22:04:09.85 ID:3h7DfwhS0
バーロー自重wwwwwww
やべー11時って俺もうin bedジャマイカ
223 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 22:04:11.64 ID:/K6ia+yMO
一応酉付けといた方がいいんじゃないの?
224 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 22:05:18.44 ID:EaA4K6tw0
支援
面白いね
途中のAAがウザくてしょうがないが
225 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 22:07:07.65 ID:KeCkbXlfO
朝までバイトなんでスレ残しといてくだしあ><
226 :
1♯やさぐれ氏:2007/10/07(日) 22:08:49.58 ID:AATrBNyy0
じゃあ酉付けてみます。
初めてだからよく分からないんだけど、♯のあとにつければいいんだよね?
出来るかな、ドキドキ。
227 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 22:09:30.11 ID:AATrBNyy0
できてねえー、なぜじゃあ、wiki通りにやったのにー
228 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 22:10:20.85 ID:3h7DfwhS0
半角#だよ〜
229 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 22:10:41.78 ID:wh78Ihe00
230 :
◆9wtGtNu.jw :2007/10/07(日) 22:11:45.22 ID:AATrBNyy0
どうだ?
231 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 22:13:00.75 ID:3h7DfwhS0
>>230 おk
まさかやさぐれ氏のままじゃないよなと思いつつテスツ
232 :
◆9wtGtNu.jw :2007/10/07(日) 22:13:39.96 ID:AATrBNyy0
>>228-229 ありがとう。
よし、これで行きます。
ちなみにやさぐれ氏ではないのであしからず。
233 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 22:15:18.20 ID:3h7DfwhS0
234 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 22:22:22.33 ID:3h7DfwhS0
保守
235 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 22:58:50.46 ID:4H2iLJWv0
ほ
236 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 23:07:42.33 ID:Bo/f0ylu0
復旧保守
237 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 23:08:18.56 ID:TmztGq+mO
保守
支援
238 :
◆FHNGHjz/Ic :2007/10/07(日) 23:12:46.36 ID:huGKZooF0
続き書こうと思ったら鯖落ちしててビビった。
では、気を取り直して再開します。
wktk
240 :
1:2007/10/07(日) 23:20:10.34 ID:r6Q9WlQUO
と、思ったら早速アクセス規制かよ。
241 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 23:21:01.43 ID:khlAK+Mk0
クソワロタwwww
242 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 23:22:06.92 ID:qnbVXc6V0
後30分ほどで活動休止する俺が支援
243 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 23:22:23.94 ID:qnbVXc6V0
244 :
1:2007/10/07(日) 23:23:25.31 ID:r6Q9WlQUO
とりあえず行けるとこまで携帯で書く。
あー、gdgdでごめんなさい。
245 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 23:23:56.22 ID:wh78Ihe00
>>244 wっうぇwっうぇwwww
ガンガレwww
246 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 23:28:38.64 ID:DUzH2R6r0
おお、まだあったwww
247 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 23:29:36.51 ID:dfR2FnHi0
248 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 23:31:09.30 ID:khlAK+Mk0
まってるぜ
249 :
1:2007/10/07(日) 23:36:00.20 ID:r6Q9WlQUO
コナンが言うと、出来そうな気するから不思議だ。
しかし、現実的に考えるとかなり難しいだろう。
武器を持った大人と謎の化け物VS子供二人。
戦力差は絶望的に思える。
コナンは僕を元気づける為に、そんな夢みたいなことを言っているのだろう。
と、そこで僕は再三考えていた事を思い出す。
警察だ。
これだけの大騒ぎになっているのだ。
彼らが来ないわけがない。
さっきのは不運が重なっただけで、僕の判断が間違っていた訳じゃない。
250 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 23:41:22.69 ID:ri86XHEc0
ようお帰り
251 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 23:48:17.72 ID:1Gz6ayrcO
支援
252 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 23:49:05.13 ID:azSAiTHu0
おwwwいwwwつwwいwwwたwwww
wktk
253 :
1:2007/10/07(日) 23:49:29.07 ID:r6Q9WlQUO
ならば、やはり警察が助け出してくれるまで何処かに隠れているのが正解なはずだ。
コナンは冷静に振る舞っている様だけど、やはり歩美ちゃん達を殺されて判断力が無くなっているのだろう。
やっぱり、何だかんだ言っても彼もまだ子供なのだ。
僕は小道具を漁っているコナンに僕の考えを伝えどうか冷静になって欲しいと諫めた。
コナンは返事をするかわりに立ち上がると、ドアの外の様子を窺いながら僕を手招きした。
コナンの導くままに廊下を出た僕にコナンは外を見ろと窓を指差す。
その窓から見えた景色で僕はコナンの言いたいことを理解した。
254 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 23:51:23.49 ID:azSAiTHu0
wktkwktkwkてkつぇこfはしおdfhdfrhdjてぃぱせあgつら@e
255 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 23:52:00.50 ID:u8TphMWEO
バーローってなんだかんだ言っても頼れるよな
偏差値
ニア>>>>>>>バーロー>>>>>出来杉>>>>>おまいら
一体何が
258 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/07(日) 23:54:52.52 ID:qnbVXc6V0
>>255 明らかに高校生が持ち得ない知識まで詰め込んでるからな
259 :
1:2007/10/07(日) 23:58:44.33 ID:r6Q9WlQUO
いや、景色と言うには語弊がある。
窓の向こうには何も見えなかった。
本来見えるはずの外の情報が一切見えず、ただ暗闇が広がっているだけだった。
下の階も電気は着いているはずなのに、そこから漏れてくるはずの光も見えない。
明らかに異常な光景である。
僕はコナンにこの不可思議な現象を尋ねたが、彼も分かるはずもない。
更にコナンが話した事実が僕に更なる絶望を抱かせた。
260 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 00:03:51.46 ID:ao25PeEG0
wktksien
261 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 00:09:04.50 ID:gJQfTxQIO
追い付いた
支援するぜ
262 :
1:2007/10/08(月) 00:14:34.64 ID:ZjSTlgT8O
まず、彼が言うにはここでは電話もインターネット回線も繋がらない、らしい。
これは彼が僕と会う前に実際に試したことらしかったので間違いないとのことだ。
これで外部に連絡を取る手段は無くなってしまったという事になる。
また、コナンは窓ガラスを破ろうとしたが、どんなに力を加えてもヒビ1つ入らなかった、とも付け加えた。
コナンは放心状態の僕を押し込むようにして道具部屋に戻った。
「今の俺達には外からの応援は期待出来ないんだよ。」
「でも…。」
言うのが躊躇われたが言わずにはいられなかった、最後の望みを。
「出口の方に逃げた人達が助けを呼んでくれるかも、僕のお母さんもきっと外に…」
そこまで言い掛けて僕は止まった。
ずっと冷静に見えたコナンの様子が少しだけ違って見えたからだ。
263 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 00:19:04.93 ID:ao25PeEG0
まぁ、さすがのコナンもこんな、トリックも糞もない状況じゃぁね
264 :
PCそるじゃあ ◆Mh8PCSldsc :2007/10/08(月) 00:21:54.59 ID:b1yDG69DO
初期保守組( ・ω・)つ だけどここまでなってたのかwwww支援
265 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 00:25:03.22 ID:ao25PeEG0
@
266 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 00:25:56.51 ID:47TI1Iy5O
ほ
267 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 00:26:48.33 ID:ao25PeEG0
:::. : : ..::: r'゚'=、
..:::. : . .::: / ̄`''''"'x、
::.. : : ..:: ,-=''"`i, ,x'''''''v'" ̄`x,__,,,_
:::.. :. .: .::__,,/ i, ̄\ ` 、 スプー+お姉さんの拳銃+ジュウシマツ住職
:::... ... ...::x-='" | -―- 、__, l, \ ヽ
::..... ...::::( 1 `ー-、 .| i i,
∧ ::...::: / i, {, {0} /¨`ヽ {0} .| | i,
{ ヽ| |ノノ i, } ヽ._.ノ, | { {
_ト、Lj/} '、 T `ー'′ / .} |
r< { | |7ヽ .,'、 }, / } i,
{ ,_ェェ.L⊥.__{ノ、 /`x, _,,.x=",ミヽ .| ,}
j `}ー' l `ー'" ' | iiJi_,ノ
} ――ー-{ リ |
ヽ --―‐r' / ノ
\_ __. イ / く_
| f\ ノ  ̄`丶.
| | ヽ__ノー─--、_ )
. | | / /
| | ,' /
/ ノ | ,'
_ノ / ,ノ 〈
( 〈 ヽ.__ \
ヽ._> \__)
268 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 00:28:47.09 ID:b6yk6HAX0
269 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 00:29:03.67 ID:ao25PeEG0
\ U /
\ U /
/ ̄ ̄ ヽ,
/ {0}{0}{0} ', _/\/\/\/\/|_
\ ノ//, {0} /¨`ヽ {0} , \ /
\ / く l ヽ._.ノ ', < コロッケコロッケコロケーーーーー >
/ /⌒ リ. トェェェェ.イ′ ' / \
(  ̄ ̄⌒ \へ/ ⌒t  ̄|/\/\/\/\/\/ ̄
` ̄ ̄`ヽ  ̄ /´
| |
−−− ‐ ノ |
/ ノ −−−−
/ ノ
−− | f\ ノ
| | ヽ__ノ
270 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 00:29:18.09 ID:ao25PeEG0
ごめん誤爆
271 :
1:2007/10/08(月) 00:30:13.28 ID:ZjSTlgT8O
僕は最悪の答えを覚悟してコナンの言葉を待ち、コナンは僕の想像通りの言葉を口にした。
「出口に向かった人は…みんな死んだ。」
余りに良くないニュースばかりを伝えられた為なのか、悲しいとか悔しいとかそんな感情すら沸いてこなかった。
コナンはそのまま彼が体験した事実を話し続けた。
「まず、出口のドアは開かなかった。非常口もだ。窓ガラスと同じように壊すのも無理な様だった。」
「その後、出口付近に殺到した人々がパニックを起こし至るところで将棋倒しが起こり、動く事もままならない状態だった。」
「あとは後ろから来たあいつらに順に殺されていった。」
272 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 00:32:21.39 ID:p859zn630
眠いのにねれねえだろうがよぉ
273 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 00:37:11.26 ID:b6yk6HAX0
ほしゅ
274 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 00:41:07.07 ID:x1WB1fuT0
日本引きこもり教会だと思って開いたのにこんなホラーな展開だとはww
支援
275 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 00:44:23.81 ID:+iUkn2sX0
>>274 俺もだwww
まさかNHKが日本人殺し協会の略だなんて思ってもみなかったぜwww
276 :
1:2007/10/08(月) 00:45:07.96 ID:ZjSTlgT8O
あいつらとはお姉さんとスプーの事なんだろう。
コナン達はは阿笠博士という近所の発明好きのおっさんが身を挺して逃がしてくれたらしい。
おっさんの話の時だけコナンが少しだけ声が震えているような気がした。
コナンは全て話し終わると僕の肩を掴み目を見て尋ねてきた。
「もう一度聞くぜ。二人であいつらをぶっ倒すんだ。乗るか?」
僕は少しの間をあけたあと、何度も頷いた。
確かにもう僕達でお姉さんたちを倒すしかないし、何よりNOと言わせない迫力がコナンにはあった。
それに「倒す」と公言するからには何か策があるのだろう。
とにかく、僕はこの頼れる男に乗ることにした。
277 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 00:45:51.80 ID:b6yk6HAX0
278 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 00:47:05.22 ID:x1WB1fuT0
>>275 何か納得したwww
そしてさりげなく俺の誤字を指摘してくれるとは
でも何で幼稚園児の群れにコナン達が…?
280 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 00:48:35.59 ID:dBta5ZjaO
岬ちゃん
どうしよう、怖くて寝れない……
282 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 00:50:15.88 ID:ao25PeEG0
もしや、お姉さんはみさ・・・・こんな夜中に誰ですか?
283 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 00:54:57.24 ID:5qjXZg/CO
284 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 00:57:16.67 ID:ao25PeEG0
その名前をいttttttttttt
285 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 00:57:59.64 ID:gJQfTxQIO
286 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 00:58:09.29 ID:G9/sS8I+O
287 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 00:58:53.41 ID:ao25PeEG0
みさみみみ
288 :
1:2007/10/08(月) 01:00:14.35 ID:ZjSTlgT8O
コナンは満足気に微笑むと僕の背中を軽く叩いて「期待してるぜ。」と言ってくれた。
少しだけやれるかもと思えたが、重要なところを聞いていない事に今更ながら気づいた。
そう、お姉さん達を倒す作戦だ。
僕の当然の質問にコナンは拍子抜けするような答えを返してきた。
「それを捜しにここに来たんだよ。」
驚き落胆する僕を尻目にコナンは再び小道具の捜索を開始した。
だが、僕の不信感に気づいたのか、コナンは慌てて付け足した。
「策ならもうある。捜してるのはその作戦に必要な道具だよ。」
一喜一憂。
僕は今日、あと何回この言葉を思い出すんだろう、などと思いながらコナンに作戦の全容をしつこく聞き続けた。
289 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 01:02:27.10 ID:ao25PeEG0
支援wktk
290 :
1:2007/10/08(月) 01:03:35.89 ID:ZjSTlgT8O
>>279 >>4で一応伏線を張ったつもりだったんだけど、確かに小学生がいるのは不自然かもね。
まあ、阿笠がよかれと思ってチケット取って嫌々ついてきたとか脳内補完しておいて下さい。
291 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 01:06:33.99 ID:dB/lQKKT0
くそっ続きが読みたいが寝なきゃならねぇ・・・朝まで残っていてくれ
292 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 01:08:01.30 ID:C7M+PgWyO
>>291 朝までならやれるだけ頑張るよ。
落ちたとしても
>>1がまた立ててくれると信じたい。
293 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 01:11:15.99 ID:uYjAQBsn0
友人にここのアドレス貼られたわけが、まさか現行スレだとは思わなかった…
(´・∀・`)支援だよー
294 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 01:11:54.72 ID:ao25PeEG0
支援
295 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 01:13:13.47 ID:p859zn630
眠いが私怨
296 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 01:16:42.17 ID:47TI1Iy5O
こんな時間帯に眠いと言ってる奴ってどんだけ真面目な生活してるんだ支援
297 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 01:18:16.79 ID:iirQ/45DO
WKTK支援
298 :
1:2007/10/08(月) 01:21:02.31 ID:ZjSTlgT8O
作戦の全容を聞いても僕はまだ半信半疑といったところで、納得には程遠かった。
かなり穴のある作戦、というのが僕の率直な感想だった。
僕が考えられる欠点を指摘しても、コナンは否定するどころか、「その通りだな。」と笑いながら認める始末だ。
いったいコナンはどれくらいの確率でうまくいくと考えているのだろうか?
僕が聞くとコナンは少し考えた後に、飄々と答え始めた。
「勝率っていう点じゃあまり高くないだろうな。だって勝ち目が限りなく0%に近い戦いを作戦一つで80、90%なんて出来るわけないっての。」
正論なのか詭弁なのか良く分からない理論で何だか煙に巻かれてる感じがしたが黙って続きを聞いた。
「だから勝率で考えるのは止めて勝機で考えろよ。お互いがやるべき時にやるべき事をしっかりやる。それだけでいいんだ。大丈夫、俺達は勝てる。」
バーローがアニメを観ているときよりも、頼りがいのあるように感じる
300 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 01:27:58.12 ID:BcOnt5+tO
追い付いた
301 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 01:28:10.33 ID:4UWcsMdJ0
ここでレポート+試験勉強で寝れない俺、参上!
健気に保守します
302 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 01:30:40.47 ID:unRoNbNr0
捕手
303 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 01:34:03.15 ID:JpqiSKm8O
ほ
304 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 01:34:44.45 ID:gJQfTxQIO
あとは待たせた保守
寝る
305 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 01:38:00.29 ID:ao25PeEG0
保守
306 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 01:38:31.86 ID:AmFcMG7cO
よむほ
あとはまかせた保守
寝る
308 :
1:2007/10/08(月) 01:39:39.81 ID:ZjSTlgT8O
僕は必死に今のコナンの言葉の意味を考えている間にコナンの捜し物も見つかったらしい。
コナンが改めて僕の方を向いて尋ねてきた。
「最後にもう一度聞くぜ。本当にやるんだな?」
僕はまだ考えがまとまっていないのに、僕は再び頷いてしまった。
コナンは凄いやつだし信頼も出来るけど、多分最後に僕が頷けたのは歩美ちゃんのあの言葉のおかげだろう。
「コナン君は抜群に頭がキレてかっこいいんだよ!」
「歩美ちゃん、僕は君を信じる。」
小さくそう呟くとコナンはいぶかしげな表情を浮かべたが、ツカツカと僕に近づいてきて背中をポンと叩いて言った。
「バーロー気負いすぎだよ。張り切り過ぎて失敗ってのだけは止めてくれよ。」と笑いながら言った。
とにかく経緯はどうあれ僕達は遂に決戦へと動き出した。
309 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 01:40:40.69 ID:ao25PeEG0
wktk
310 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 01:45:54.72 ID:C7M+PgWyO
wktk
311 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 01:47:46.14 ID:ao25PeEG0
支援
312 :
1:2007/10/08(月) 01:51:51.76 ID:ZjSTlgT8O
作戦は二手に別れて行うものだった。
コナンは入ってきた通風孔から先に出ていき、僕は一人部屋に残された。
コナンが出発してから五分後に僕も出る手筈だった。
しかしこの5分がとてつもなく長く感じた。
頭の中に次々に不吉な結末だったり、お母さんや歩美ちゃんの事だったりとマイナス思考ばかりが駆け巡っていて、恐怖や悲しさに潰されぬように必死に抗った。
部屋の時計はやっと3分に差し掛かった。
プレッシャーに潰されそうになった僕は歩美ちゃんのあの言葉を何回も呟いていた。
5分。
僕が出発する時が来た。
僕はドアに耳を当てて外の様子を窺い、安全を確認するとゆっくりとドアを開けて廊下への一歩を踏み出した。
313 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 01:55:03.70 ID:AmFcMG7cO
追い付いた
これは支援
314 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 01:55:34.47 ID:Kplln0Nz0
コナン君は抜群に頭がキレてかっこいい
コなンく はばつ にあたまキレ っこい
ナ く はバ にア まキれ かゆ うま
315 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 01:56:06.05 ID:ao25PeEG0
保守
316 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 01:56:08.63 ID:PbwXoVAtO
紫煙
317 :
1:2007/10/08(月) 02:02:44.37 ID:ZjSTlgT8O
僕が目指す場所は階段、距離にしておよそ30Mというところだ。
この作戦の第一の欠点は僕とコナンが配置につく前に襲われた場合、対処しようがないところだった。
つまり、今がこの作戦における最も危険な状態にあると言っても過言じゃない。
僕は恐怖で震える脚を叩いて一歩ずつ前に進んだ。
そして何歩進んだか自分でも分からないうちに気がついたら僕は階段の前までたどり着いていた。
318 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 02:03:16.13 ID:ao25PeEG0
wktk
怖い怖い・・
319 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 02:03:19.61 ID:SgA/6vNGO
保守
320 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 02:05:06.16 ID:x1WB1fuT0
最後の保守
後で残ってたらよむことにする
321 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 02:05:46.46 ID:ao25PeEG0
保守
322 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 02:08:06.48 ID:ao25PeEG0
もっしゅ
323 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 02:09:53.77 ID:iirQ/45DO
俺は寝ないぜ、保守!
324 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 02:15:52.40 ID:dOzd5TkEO
保守
325 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 02:16:04.61 ID:8Pq4Z15h0
おっきした
326 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 02:17:29.10 ID:GppD6uu9O
携帯でも保守ぐらいは出来るぜ。
327 :
1 ◆ogWQ6CTffk :2007/10/08(月) 02:21:06.58 ID:j7om7OXe0
そろそろ書けないかな?
328 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 02:26:01.20 ID:8Pq4Z15h0
おっきっき
329 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 02:33:32.14 ID:ZjSTlgT8O
階段に着いて安心したのもつかの間、今度は階段にお姉さんたちを誘き寄せる任務をこなさなければならない。
まさか、あれだけ会いたくないと願った相手を誘い出すことになるとは夢にも思わなかった。
コナンはとにかく騒いで目立てと言っていた。
普段、騒いだことなんてない僕はどうすればいいのか分からなかったが、前にネットでみたあれをやってみようと思い付いた。
えーと、右腕を振り上げて…いや、違うな。
確か、最初は下げた状態から…うん、これだ!
僕は一度深呼吸をするともう一度大きく息を吸いあらんかぎりの大声をあげた。
「エーリン!エーリン!(゚∀゚)o〃゚」
この瞬間、僕の中で何かが壊れた。
330 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 02:34:16.61 ID:8Pq4Z15h0
wwwwwwww
331 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 02:35:40.53 ID:kUUwe+Q10
おまwwwwwwwwww
332 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 02:37:14.21 ID:RM7STQGa0
えーりんwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
333 :
1:2007/10/08(月) 02:40:14.89 ID:ZjSTlgT8O
そろそろ眠気が限界なので続きはまた明日書きます。
明日もこのスレが残っていたらここで書くし、落ちてたら新しいスレ立てて書こうと思います。
皆さん、こんな時間まで付き合ってくれてありがとうございました、おやすみなさい。
334 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 02:41:50.52 ID:uFZvdVxW0
というかバーローは幼稚園児をよく信じる気になったなwwwwwwww
335 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 02:42:25.52 ID:8Pq4Z15h0
おつ
336 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 02:45:34.85 ID:C7M+PgWyO
乙ー
明日も楽しみにしてる
337 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 02:51:54.15 ID:8hyI7tV0O
人_____
(´ζ` ))))
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
338 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 02:54:13.31 ID:dpUaO6Tp0
途中だが乙
どこかにまとめられとけ
339 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 03:01:28.81 ID:+KArGuqt0
ほ
340 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 03:02:01.52 ID:+KArGuqt0
4 00げっつ
341 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 03:24:53.10 ID:J/bRLdriO
なにこの小説おもすれー
342 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 03:45:15.00 ID:BcOnt5+tO
スプー ←棒のような物を投げている人に見える
343 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 03:50:34.80 ID:J/bRLdriO
344 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 03:52:04.07 ID:eUmfTfmy0
345 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 04:02:31.56 ID:K5n6KjuDO
なんという
346 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 04:26:08.79 ID:C7M+PgWyO
天才だな
347 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 04:39:14.49 ID:zM5TNHw20
けっこう長い時間やったなw乙だぜ
ho
349 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 05:26:06.50 ID:zM5TNHw20
350 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 05:28:41.04 ID:pOya+3IKO
さっさと投稿しろ
351 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 05:37:25.30 ID:pNLV81Fv0
ho
352 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 05:38:16.56 ID:zM5TNHw20
353 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 05:58:53.65 ID:V3DM+aI10
ほ
354 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 06:12:34.33 ID:HAU4pwmMO
寝る
355 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 06:33:41.37 ID:o5E4kt4C0
ほ
期待保守
357 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 06:45:00.30 ID:PbwXoVAtO
エーリン吹いたw
保守
358 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 06:53:55.06 ID:d4KtmbE0O
ほす
ほ
360 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 07:21:39.41 ID:pOya+3IKO
361 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 07:34:12.85 ID:YNqQAhv7O
ほ
362 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 07:45:42.81 ID:ObNGDnbWO
ほ
363 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 07:57:24.35 ID:d4KtmbE0O
ほしゅ
364 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 08:16:24.40 ID:dB/lQKKT0
お、残ってた
保守
365 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 08:16:36.76 ID:JpqiSKm8O
ほ
366 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 08:17:40.55 ID:SgA/6vNGO
保守
ほ
保守
369 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 09:00:36.15 ID:pNLV81Fv0
ほ
370 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 09:10:17.92 ID:pNBv4HJq0
さて、読むか。
371 :
1 ◆ogWQ6CTffk :2007/10/08(月) 09:15:40.55 ID:j7om7OXe0
おはようございます。
スレが残ってて嬉しいです。
皆さん保守ありがとうございました。
それでは続きを書かせていただきたいと思います。
372 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 09:16:33.97 ID:pNBv4HJq0
うおお!北!
373 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 09:23:43.14 ID:o5E4kt4C0
ktkrwktk
374 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 09:25:55.04 ID:CT4uvME60
たった今追いついた
期待支援!
375 :
1 ◆ogWQ6CTffk :2007/10/08(月) 09:27:38.23 ID:j7om7OXe0
僕は腕を必死に振り大声を出し続けた。
今まで僕の人生でこれだけ大声を出したことはなかった。
たぶん脳内麻薬みたいなやつが今の僕の頭の中を縦横無尽に暴れまわっているのだろう。
その証拠に、さっき廊下を歩いているときのような恐怖という感情は完全に忘れいた。
今なら胸を張って言える、「僕達は勝てる!!」と。
『さあ、お姉さん。柔らかい子供の肉がここにいるぞ。早く見つけろ。』
376 :
1 ◆ogWQ6CTffk :2007/10/08(月) 09:38:18.54 ID:j7om7OXe0
腕を振り続け、喉が涸れるほど声を出し続け、何分たったのだろう。
よく分からないが、僕にはあっという間に感じた時間の後に、やつらは来た。
僕が待ちわびていた、はずの、来訪者達が。
階段の上階の方から足音と話声が近づいてくるのが聞こえたのだ。
声の主は今更僕が聞き間違えるわけが無い、あの女。
ここにきて恐怖という僕の中に潜むもう一人の敵が、僕が固く閉ざしたはずの心の扉の向こうをノックし始める。
やっぱり、怖かった。
脱げ出したくなる気持ちを抑えるために一層声を張り上げた。
そして、遂に僕の待ち望んでいた、はずの時が
377 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 09:39:43.77 ID:o5E4kt4C0
真面目なシーンなはずなのに、
園児がえーりんえーりん言って腕振ってるの想像すると吹いてしまうw
支援
379 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 09:42:36.05 ID:WSqV1eFjO
うふふふふふふ追い付いたwktk
380 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 09:43:01.75 ID:3VbDyac20
せっかく段差のある階段にいるのに
びっくりするほどユートピアを選ばなかったんだなww
381 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 09:47:22.18 ID:3C4GNEUyO
保守
382 :
1 ◆ogWQ6CTffk :2007/10/08(月) 09:51:12.21 ID:j7om7OXe0
やつらは階段の上からこちらを見下ろすように立っていた。
お姉さんの方は僕の様子を見て少しいぶかしげな表情を浮かべる。
それはそうだ、何たってこの状況で「エーリン!エーリン!」と叫んで腕を振り続けるやつなんて僕が世界で初めてだろう。
何か裏がある、と感づかれるかもしれない、というのはあり得る話だ。
僕は今更ながら選択の失敗を悔やんだ。
しかし、お姉さんは僕にとって都合のいい判断をしてくれた。
「あらあら、あまりの恐怖で頭がおかしくなっちゃったのね。可哀想に。」
僕は振り続けてる右手を少しだけギュッと握ってガッツポーズの代わりとした。
「でもね、スプー。お友達はお友達。ちょっとおかしい子だからって仲間はずれはダメよ。」
お姉さんはスプーをたしなめる様に言うと階段の一段下へと踏み出すための足を出す。
「さあ、スプー。遊んであげましょう。」
383 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 09:58:33.40 ID:WSqV1eFjO
ファアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!こあいよー
384 :
1 ◆ogWQ6CTffk :2007/10/08(月) 10:04:17.04 ID:j7om7OXe0
お姉さんは一歩、一歩ゆっくりと降りてくる。
スプーもそのすぐ後ろからふわふわとお姉さんに従って、降下してきている。
恐怖はとっくに僕の心の扉を打ち破って全身を駆け巡っている。
胃液が逆流しそうだし、平衡感覚も無くなってきていた。
だけど、相手が僕が狂っていると思ってくれているのだ。
ここでそのわずかな変化も悟られたくない。
僕は一心不乱に腕を振り続けた。
さて、ここがこの作戦の第二の関門だ。
ここでお姉さん達が僕のすぐ近く、最低でも1M以内には近づいてもらわなくては困る。
いきなり上から銃で撃たれたり、スプーの伸びる耳で殴られたりしたらアウト、僕は無駄死に、というわけだ。
そればっかりはお姉さん次第だった。
僕の命は今、お姉さんのサディストな性格に全てがゆだねられていたのだ。
385 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 10:10:47.26 ID:4ROF06xVO
ドキドキしてきた
386 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 10:11:45.99 ID:LI7Gls1bO
追いついた
怖いよエーリン
387 :
1 ◆ogWQ6CTffk :2007/10/08(月) 10:14:12.85 ID:j7om7OXe0
僕に近づいてくるのはお姉さんの足音とスプーのが発する息のような荒い音だけで、銃弾も恐ろしい耳も飛んではこなかった。
結局、お姉さんは手を伸ばせばす届く距離まで迫っていた。
今にも倒れそうになるのをぐっとこらえて右腕を振り続ける。
お姉さんは僕の右腕を一瞥すると、彼女の右手を伸ばして僕の左頬をやさしくなでたて、僕の目をじっと見つめてきた。
「さあ、キミはどんな遊びがしたいのかしら?」
心臓を鷲摑みにされた気分だった。
それでも、僕はお姉さんの問いかけを無視して、コナンと歩美ちゃんとエーリンを信じて腕を振り続けた。
388 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 10:15:16.09 ID:8hyI7tV0O
389 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 10:15:18.85 ID:CT4uvME60
エーリンは余計だwwww
390 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 10:21:44.14 ID:CJE3FjLzO
保守ってみるか
391 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 10:25:53.49 ID:L9ImaQdPO
今起きた
まだ残ってた
感激支援
392 :
1 ◆ogWQ6CTffk :2007/10/08(月) 10:27:10.15 ID:j7om7OXe0
お姉さんは僕の返答を同じ状態で待っていた。
コナンはまだなんだろうか。
僕はそのことだけを必死に考えていたが、遂に均衡が崩れ始めた。
最初の変化は僕の左頬に走った、鋭く熱い衝撃だった。
お姉さんが今までやさしく撫でていた右手を、握り締め振りぬいたのだと気づくまでにしばらく時間がかかった。
「なんかむかつくガキね。質問には答えなさいってお母さんに教わらなかったの?」
僕は何も答えられず、吹っ飛ばされた廊下の隅で震えてうずくまっていた。
もう狂人の演技などはすっかり忘れ、ただただ本能に従って震えていた。
「もういいわ。遊んでくれなくて。」
そういうとお姉さんが僕の方へ向かってさらに一歩踏み出してきた。
393 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 10:33:42.97 ID:L9ImaQdPO
逃げてえええ!!1!!
394 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 10:34:42.75 ID:LI7Gls1bO
お姉さんは同じ状態で待っていた=お姉さん「エーリン、エーリン」
かと一瞬思った
395 :
1 ◆ogWQ6CTffk :2007/10/08(月) 10:36:16.75 ID:j7om7OXe0
お姉さんの後方1M程のところでスプーも動き出す。
お姉さんと僕との距離がのこり2M程のところでお姉さんは後方のスプーに話しかけた。
「こういう頭の悪い子を食べるとあなたまで頭が悪くなっちゃうかもしれないわ。跡形も残らないようにミンチにしてネズミの餌にでもしてあげましょう。」
おいおい、さっきは差別いくないって言ってたんじゃないか?と僕は内心突っ込む。
彼女は興味を無くしたおもちゃを見るように冷めた目で僕を一瞥して言った。
「スプー、やりなさい。」
396 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 10:37:20.62 ID:LI7Gls1bO
助けてバーロー
397 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 10:42:10.87 ID:o5E4kt4C0
バーローバーロー助けて
今日も叫んでみる
誠心誠意真心込めて助けにいこう〜
398 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 10:43:33.52 ID:L9ImaQdPO
支援
(゚∀゚)o〃゚「バーロー!バーロー!助けてバーロー!」
400 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 10:46:29.65 ID:8hyI7tV0O
401 :
1 ◆ogWQ6CTffk :2007/10/08(月) 10:49:47.33 ID:j7om7OXe0
激しい衝撃音が響く。
それはスプーが振り下ろした無慈悲な一撃、ではなかった。
それはコナンが放った強烈なサッカーボールが廊下の壁を反射してスプーに当たった衝撃音だった。
スプーはそのまま階段の下に落下して行った。
コナンは階段と廊下の間付近の天井、つまりはお姉さんの真上、に位置する通風孔からエルードしていた。
あの状態でボールを蹴って命中させるとは・・・大したやつだ、と僕は状況を忘れて感心してしまう。
お姉さんも一瞬何が起こったのかわからず硬直している。
この隙にコナンがお姉さんの真上から飛び降りてお姉さんごと廊下に転がり込む。
あまりの出来事に大して気にならなかったが、通風孔の近くから猛烈に煙が上がっている。
それは僕達の予定通りの展開だった。
煙の発生源はコナンが小道具を漁って探していた発炎筒。
発炎筒の煙を十分に浴びて火災警報装置が作動する。
解散と廊下の間に、ゆっくりと、だけど確実にお姉さんとスプーを隔てる壁が降りてきた。
402 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 10:50:34.59 ID:o5E4kt4C0
バーローSUGEEEEEE
403 :
1 ◆ogWQ6CTffk :2007/10/08(月) 10:52:01.46 ID:j7om7OXe0
>>401 ×解散 ○階段
誤字多くてごめんなさい。
404 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 10:52:33.34 ID:LI7Gls1bO
405 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 10:54:09.47 ID:XqXK1Uu+0
大した奴だ…
406 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 10:58:02.05 ID:L9ImaQdPO
1もバーローも凄すぎるだろ……常考
407 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 10:59:11.19 ID:8hyI7tV0O
( ⌒ω⌒)
_〃`ヽ(_
γ⌒−ヾvー⌒ヽ いちおつ!
/⌒ ィ `i´ ) ヽ
`/ ノ^ 、_¥_人 |
! _ノ爻\_人 ノr> )
( く\ヘ、_+_rノ/ /
`\ \)ゝ_+_ア〃/
`ゝ_ヽ彡iミ〈 ソ、
〈J 〉 ∩ ヽ-´
/"" ω |
/ ノ | リ
|、、 ソ ヽ )
冫 ) イヽ ノ
y`レ| 〈´リ
| / | |
|〈 〉 |
/ | (_ヽ \、
(。mnノ `ヽnm
408 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 11:01:01.80 ID:GgMIDXd00
kowaiyo-;;
409 :
1 ◆ogWQ6CTffk :2007/10/08(月) 11:05:06.62 ID:j7om7OXe0
僕達の作戦はお姉さんとスプーを分断させて、最初にお姉さんを倒す、というものだった。
コナンの推理、というか推論によると「基本的にスプーはお姉さんの命令以外では動かない。」というものであった。
言われてみればそんな気もするが、果たしてそんなに世の中うまくいくものなのだろうか?
それにスプーが一番最初に舞台上のお兄さんを殴ったときはお姉さんは命令を出してなんていなかったはずだ。
「基本的にって言っただろ?それは唯一の例外じゃないかと思うんだ。お姉さんの命令以外で動く時、」
「それは「お姉さんがの身が危ないとき。」」
僕はコナンが答えを言う前に呟いていた。
コナンは台詞をとられて少しむっとしていたが、すぐに笑みを取り戻し「バーロー、分かってんじゃねぇか。」と僕から目をそらして言った。
「つまり俺達がまずやるべきことはお姉さんを先に拘束することだ。」
410 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 11:10:02.38 ID:gJQfTxQIO
支援
411 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 11:12:30.50 ID:L9ImaQdPO
wktkwktk
412 :
1 ◆ogWQ6CTffk :2007/10/08(月) 11:13:50.15 ID:j7om7OXe0
そして今、僕達の期待通りに事が進んでいる。
廊下と階段を隔てる防火シャッターは半分ほど閉まってきているが、まだスプーが上ってくる気配は無い。
僕が現状に満足して「我ながらがんばったな」と自画自賛しているところにコナンから声が飛んでくる。
「ボサッとしてないでこっちを手伝え!」
慌ててコナンの方を見るとコナンとお姉さんが揉み合いながら廊下を転がっている。
如何に小学生離れした頭脳を持つコナンでも大人相手に力勝負は分が悪そうだった。
それに相手は銃をはじめとした武器も持っている。
僕は抜けそうな腰を持ち上げてコナンの元へ走った。
413 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 11:17:39.94 ID:Dpj+zUtm0
wktk
414 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 11:18:26.07 ID:c8qqchWk0
面白いな
可及的すみやかに書いてくれ
415 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 11:21:41.38 ID:6LuXsa/xO
今追い付いた支援
416 :
1 ◆ogWQ6CTffk :2007/10/08(月) 11:28:37.34 ID:j7om7OXe0
僕が駆けつけるとお姉さんは片手でコナンを抑えながらもう片方の手でポケットを探っていた。
コナンが危ない、そう直感的に悟った僕はお姉さんのわき腹めがけて膝から突っ込む。
クリーンヒットしたお姉さんは苦しそうに悲鳴を上げ、わき腹を押さえてもがいている。
予想外の展開が起こった。
階段の下からものすごい勢いで迫り来る物体が一つ。
スプーだ。
彼にとっての唯一の例外、お姉さんの危機に際して、スプーは全ての力を発揮して駆け上がってきた。
防火シャッターはようやく3分の2に差し掛かろうというところで正直きわどい。
その時、僕にもスプーにも信じられない言葉が聞こえた。
「スプー、待ちなさい。」
その声でスプーの怒り狂った突進が止まった。
呆然とスプーを見つめる僕の前にようやく防火シャッターが降りてきた。
僕は我に帰ってお姉さんとコナンの方に向きかえると蝶ネクタイを口元にあて微笑を浮かべながらこちらを見ているコナンと目が合った。
「スプー、そのままそこでいい子に待ってなさい。」
再び聞こえたお姉さんの声は間違うことなくコナンの口から発せられた声だった。
バーローwww
バーローwwwwwwwwwww
419 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 11:31:23.71 ID:3PBm3KGnO
さすがバーロー
420 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 11:31:23.88 ID:c8qqchWk0
なんという策士www
421 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 11:31:34.30 ID:gJQfTxQIO
作者の発想力は異常
422 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 11:31:36.14 ID:o5E4kt4C0
バーロー十八番www
ちょっと待て
面白すぎるだろこれは
ナイスバーローwwww
425 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 11:36:01.64 ID:3C4GNEUyO
なんというバーロー
426 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 11:36:54.08 ID:5qjXZg/CO
427 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 11:37:20.11 ID:L9ImaQdPO
wkwkwkwktkwktkwkwkwkwktktktktk
428 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 11:37:20.67 ID:Rg9x1EEpO
これはバーロー
これは間違いなくバーロー
430 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 11:38:09.65 ID:q/plgrHkO
追いついた
長生きなスレだな
431 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 11:38:26.22 ID:8hyI7tV0O
5歳がこんなことできるは(ry
すごく、wktkです…
433 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 11:42:48.85 ID:Dpj+zUtm0
蝶ネクタイwwwwwwwバーローナイスwwwwwww
434 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 11:42:55.49 ID:91kbwbVL0
いつお姉さんの声にダイヤル合わせたかkwsk wwww
435 :
1 ◆ogWQ6CTffk :2007/10/08(月) 11:43:34.80 ID:j7om7OXe0
ガシャッ、という音とともに防火シャッターが完全に向こう側の景色をふさいだ。
僕達の作戦は遂に最終局面を迎えた。
最期の仕事、それはお姉さんの拘束。
僕はそれに気づきお姉さんの方を見ると、先ほどのダメージは幾分回復したようで、壁にもたれかかりながら起き上がろうとしていた。
しかしその様子はぜえぜえと明らかに肩で息をしていて辛そうだった。
飛び掛るなら今しかないとコナンの方を見たが、コナンは首を振って否定した。
僕がコナンの真意をつかめないでいるとコナンはお姉さんに見えないように背中の死角で指をピストル状にしてみせた。
なるほど、拳銃があるのをすっかり忘れていた。
だが、このまま睨み合いをしていても事態は変わらない、いやむしろお姉さんが立ち直る事を考えると事態の悪化もあり得るんじゃなかろうか?
などと僕があれこれ考えていると、コナンがお姉さんに話しかけ始めた。
436 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 11:46:07.23 ID:5qjXZg/CO
ドゥールルッルルー
ドゥルッルッルルール
437 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 11:46:48.92 ID:gJQfTxQIO
支援
438 :
1 ◆ogWQ6CTffk :2007/10/08(月) 11:47:04.38 ID:j7om7OXe0
>>434 たぶん通風孔の中で調節したということにしておいて下さい。
で、これから少し昼飯食ってくるので休憩してきます。
再開はたぶん一時間後くらいになると思うので、保守していただけると嬉しいです。
439 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 11:49:27.28 ID:SgA/6vNGO
保守
440 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 11:49:41.01 ID:L9ImaQdPO
おk
保守
441 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 11:51:21.12 ID:o5E4kt4C0
了解した
_,,:-ー''" ̄ ̄ ̄ `ヽ、
,r'" `ヽ.
__,,::r'7" ::. ヽ_
゙l | :: ゙) 7
| ヽ`l :: /ノ )
.| ヾミ,l _;;-==ェ;、 ,,,,,,,,,,,,,,,_ ヒ-彡|
〉"l,_l "-ー:ェェヮ;::) f';;_-ェェ-ニ ゙レr-{ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| ヽ"::::''  ̄´.::;i, i `'' ̄ r';' } | 久々にワロタ
. ゙N l ::. ....:;イ;:' l 、 ,l,フ ノ | 見知らぬポケモンが沢山あった、
. |_i"ヽ;:...:::/ ゙'''=-='''´`ヽ. /i l" < 今のガキは、見た目で投票するから困る
.| ::゙l ::´~===' '===''` ,il" .|'". | って事でマタドガスに清き一票
.{ ::| 、 :: `::=====::" , il | \________
/ト、 :|. ゙l;: ,i' ,l' ノト、
/ .| \ゝ、゙l;: ,,/;;,ノ;r'" :| \
'" |
http://www.pokemon.co.jp/special/st_present/index.html
443 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 11:52:04.93 ID:K5n6KjuDO
閉鎖空間保守
444 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 11:54:01.23 ID:LI7Gls1bO
こんないいところで休憩なんて……くやしい……ビクビクッ
こんなにバーローがかっこいいと思ったのは初めてだ
446 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 12:01:18.33 ID:roqsw1W9O
今追いついた
これはバーローすぐるwwwwwwww
447 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 12:04:13.90 ID:YLSnvrJRO
これはいいバーローwwwwwwww
448 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 12:09:26.69 ID:47TI1Iy5O
バーロー凄過ぎるだろ……
449 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 12:12:23.93 ID:LI7Gls1bO
保守
ba-ro-hosyu
保守
452 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 12:19:48.17 ID:dB/lQKKT0
つか麻酔銃撃てばよくね?
453 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 12:20:28.80 ID:L9ImaQdPO
ほっしゅー
454 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 12:23:42.93 ID:tLrHbvLEO
読む保
455 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 12:23:48.10 ID:q/plgrHkO
ほしゅ
457 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 12:29:56.48 ID:L9ImaQdPO
>>452 空欄に当てはまる語句を入れよ
空気( )
458 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 12:32:59.62 ID:itfoNRWSO
これブーン系ってタイトルであることが勿体無いほど良い出来すぎる
459 :
こんなに眠くなるのネ ◆TIYAtAn4iU :2007/10/08(月) 12:34:58.85 ID:YNl7JpYe0
保守。おもしろいぞ……。
460 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 12:35:12.87 ID:ao25PeEG0
461 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 12:36:24.26 ID:p859zn630
ほす
462 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 12:37:03.80 ID:NRjtENa1O
ほ
463 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 12:40:05.31 ID:eEO4WdZWO
ほ
464 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 12:41:50.69 ID:y1JnVcfSO
465 :
1 ◆ogWQ6CTffk :2007/10/08(月) 12:43:32.50 ID:j7om7OXe0
保守ありがとう。
続き書きます。
466 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 12:45:15.31 ID:FMnsEnsqO
やっと追い付いたwww
支援
467 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 12:45:31.27 ID:roqsw1W9O
468 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 12:46:12.07 ID:NRjtENa1O
469 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 12:46:26.51 ID:VHCldF5NO
追い付いたー支援支援
470 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 12:46:28.20 ID:L9ImaQdPO
おかえり支援
オッケィ追い付いたぜ
これは無理にブーン系にする必要が無い出来栄え
472 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 12:49:59.34 ID:EFvd7r4RO
支援!
473 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 12:52:06.09 ID:c0THtwGk0
おかえりえーりん
しえーりん
474 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 12:52:36.41 ID:gJQfTxQIO
>>471もう名前がブーンってこと以外は普通の小説だからなw
475 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 12:53:04.64 ID:8hyI7tV0O
江角をレイプしたい
476 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 12:56:54.27 ID:ao25PeEG0
保守
477 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 12:58:05.38 ID:gJQfTxQIO
478 :
1 ◆ogWQ6CTffk :2007/10/08(月) 12:59:58.38 ID:j7om7OXe0
「一体どうしてこんなことをしたんだ?」
コナンが鋭い視線を向けて問いかける。
「こんな・・・こと・・・?」
こんなことと言ったら一つしかないはずなのにお姉さんは何のことか分からないといった様子だった。
「バーロー、とぼけんな!なんで罪もない人達を何人も殺したのかって聞いているんだ!!」
お姉さんはやっとコナンの真意を読みとったようで、苦しそうにも関わらず笑みを浮かべて答えた。
「フフッ・・・。罪もない?それは違うわ。殺した奴等もあなた達もそんな綺麗なものじゃないわ。」
お姉さんの答えは少しピントがずれていて僕は少しその真意を考える。
人間は誰しも原罪を背負っていてとかいうキリスト教の教えみたいなやつのことなんだろうか?
しかし、僕の考えもまたピントがずれていたらしい。
この女の狂気はそんなに高尚なものではなく、また僕に理解できるものでもなかった。
479 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 13:00:57.41 ID:ao25PeEG0
お姉さん腹立つww
480 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 13:01:14.37 ID:8hyI7tV0O
481 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 13:05:08.77 ID:GgMIDXd00
いよいよ完結ですね!
482 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 13:06:16.62 ID:1XDzwkRI0
支援
484 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 13:08:38.38 ID:vPs5hyHzO
追い付いたエーリン
めるぽ
486 :
1 ◆ogWQ6CTffk :2007/10/08(月) 13:13:14.52 ID:j7om7OXe0
「あいつらは、あんた達は私の可愛いスプーに、怖いと言った、気持ち悪いと言った、化け物と言った!!!
私はそれにどれだけ心を痛めたかあんた達に想像できるものか!?
出来るわけがないわよね、あんた達はいつも客席から、テレビの向こうから、インターネットから、私のスプーに酷い言葉をぶつけた!!
舞台の上の私が何も言わないことをいいことに!!
だから私は決めた。
あんたたちの望みどおり、怖くて、気持ち悪くい化け物を生み出してやろうとね!!
だからあいつらが死んだのは自業自得。
今の私とあの子を生み出したのは他でもないあんた達なんだから!!」
彼女は一気にそこまで言うと痛めたわき腹の痛みに気づき、再び苦痛に顔を歪めた。
僕はお姉さんの絵描き歌が始まる前の観客の反応を思い出した。
僕の隣の子供は「お姉さんの絵は怖い」言った。
僕自身もお姉さんの絵の酷さを期待してみていた。
なるほどお姉さんの言うとおりなのかもしれない。
そんな考えに陥りそうな僕の隣でコナンが一喝した。
487 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 13:13:48.56 ID:8Pq4Z15h0
あほかwwww
488 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 13:14:42.56 ID:FMnsEnsqO
コナン「ぬるぽ!」
490 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 13:15:23.48 ID:cY7SE22l0
追いついた⊂二二二( ^ω^)二⊃支援
491 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 13:15:41.13 ID:lvmJyOF/O
492 :
こんなに眠くなるのネ ◆TIYAtAn4iU :2007/10/08(月) 13:17:31.47 ID:YNl7JpYe0
この勢いじゃぬるぼ。
493 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 13:17:33.78 ID:WK+Mtns50
やっと追いついたぜww支援
494 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 13:17:49.95 ID:pNBv4HJq0
支援
495 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 13:20:28.24 ID:X6Srk5Rt0
やっと追いついた
クライマックスwktk
496 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 13:22:02.99 ID:tLrHbvLEO
読む保
497 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 13:25:23.43 ID:pNBv4HJq0
支援
499 :
1 ◆ogWQ6CTffk :2007/10/08(月) 13:27:51.26 ID:j7om7OXe0
「絵っていうのは描き手の心が現れるんだよ!」
コナンは少し悲しそうに俯くと続けて言った。
お前が昔に描いたスプーと今この防火シャッターの裏にいる化け物は全くの別物だ!!俺は昔お前が描いたスプー、嫌いじゃなかったぜ。」
その言葉を受け、苦痛にゆがむお姉さんの顔に明らかに驚きが走った。
コナンは構わず続ける。
「どんな作品だって認めてくれるやつだって必ずいる。あんたのスプーにだって!」
お姉さんは顔を背けて震えていた。
ないているのかもしれない。
短い沈黙の後に、お姉さんはフラフラしながら歩き出した。
500 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 13:28:58.82 ID:pNBv4HJq0
高山繋がりか。
501 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 13:29:20.61 ID:WK+Mtns50
バーローカッコヨスww
灰原とガリどこいった?
503 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 13:30:20.96 ID:tLrHbvLEO
読む保
504 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 13:33:16.90 ID:vQnbTVFFO
バーローVIPPERorニコ厨説浮上
505 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 13:33:55.74 ID:gJQfTxQIO
本当にバーローかっこいいな
506 :
1 ◆ogWQ6CTffk :2007/10/08(月) 13:35:48.29 ID:j7om7OXe0
しばらく僕達は呆然としていたがコナンが思い出したように問いかけた。
「何処に行くんだよ?」
「フフフッ、今回は私の負けでいいわ。また、遊びましょう。」
お姉さんの顔には先ほどの動揺は消えていて、やっぱり泣いてたと思ったのも僕の勘違いなのかもしれない。
コナンも一瞬拍子抜けしていたが、すぐに聞き返した。
「負けってのは大人しく捕まるってことか?」
コナンの問いかけに答える代わりに振り返りながら微笑を浮かべると僕達の方に体も向きなおした。
なにこのかっこいいバーロー
508 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 13:37:52.47 ID:pNBv4HJq0
しかしバーロは友を全て失っているという悲劇
509 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 13:39:57.81 ID:jdDDOuYf0
そういえば、今日コナンスペシャルだな
510 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 13:40:30.69 ID:jdDDOuYf0
そういえば今日、コナンスペシャルだよな
511 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 13:40:49.86 ID:+iUkn2sX0
>>508 バーロー「友?俺には蘭がいるからあんなガキ共どうでもいいっすよwwww」
513 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 13:41:11.34 ID:hRrI+PC0O
ブーンが空気な件
514 :
こんなに眠くなるのネ ◆TIYAtAn4iU :2007/10/08(月) 13:42:25.84 ID:YNl7JpYe0
まだミツヒコが……
516 :
1 ◆ogWQ6CTffk :2007/10/08(月) 13:47:29.50 ID:j7om7OXe0
「また、遊びましょ、って言ったでしょ。まあ、あなた達が遊びに来てくれるなら刑務所で遊んでもいいんだけどね。」
お姉さんは最期に優しさと親しさと狂気と全てが入り混じったような笑顔で僕たちに別れの言葉を告げた。
「ばいばい・・・」
そういうとほとんど同時に全ての窓から光が注ぎ込んできた。
あまりの眩しさに僕達は目を開けていられなかった。
と、同時に足元から歪んでいく感覚が襲ってきた。
もう意識を保っているのも限界と感じたその時、お姉さんの声が聞こえてきた気がした。
「・・・またね。」
517 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 13:48:55.39 ID:b6yk6HAX0
コナン逃げて―!
518 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 13:49:54.05 ID:L9ImaQdPO
夢落ち来る---?
519 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 13:50:16.45 ID:pOya+3IKO
これはもしや夢落ちか
520 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 13:50:24.60 ID:hRrI+PC0O
バーロw
521 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 13:51:42.25 ID:ao25PeEG0
殺されていたら覚めなかったわけか
522 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 13:52:55.12 ID:FMnsEnsqO
523 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 13:56:20.48 ID:+KArGuqt0
投下おせーよゴミ
524 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 13:59:16.15 ID:pNBv4HJq0
525 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 13:59:37.96 ID:8Pq4Z15h0
ほっしゅ
526 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 13:59:48.28 ID:NRjtENa1O
ほし
527 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 14:00:35.49 ID:o5E4kt4C0
>>523 おまえさんこの程度で遅いって行ってたら
ドS作者の作品なんか待ってる間に干乾びちまうぞ?
528 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 14:02:18.59 ID:pNBv4HJq0
529 :
1 ◆ogWQ6CTffk :2007/10/08(月) 14:02:36.11 ID:j7om7OXe0
目が覚めると僕は病院のベッドの上にいた。
もしかして僕達が体験したのは夢なんじゃないかと疑いたくなるほどの急展開だった。
しかし身体を起こそうとしたときに全身に走った痛みでその考えを改めた。
そう言えば散々酷使したからな、と僕は自分の身体に労りの声をかけてやった。
目を覚ました後の僕はとても忙しかった。
看護婦さん、お医者さん、それから僕の無事な様子に安心するお父さん、今回の事件を調べている刑事さん。
実にたくさんの人がやってきて、一息つく暇もなかった。
僕が聞いた話ではお母さんといっしょの会場の観客で生存者は僕とコナンの二人だけらしい。
死者は100名以上、行方不明者も相当数いるらしい。
犯人のお姉さんも行方不明らしかった。
それを聞くと僕は眩しい光の中で聞いたお姉さんの最後の言葉が思い出されて身震いした。
530 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 14:03:10.09 ID:FbWaCuq30
>>523 .┌、 r┐ r┐ヾ> (_ / ミ
!. | ヾ> || lニ コ 〈/`ヽ _ ミ
|. ! ノ| | レ! _| |. ,イ,.- 、 |  ̄_ ̄丁 '' ー┬‐- -ミ
ヽ二/ .ヽ/(___メ> /,|.l l ! ( ) ! (´ ) ! r‐
ry'〉 ,、 /イ,! `ー' _L =- --┴-ニ二ト、_'ー'
lニ', r三) (( |'J」-''_二 =-- ‐一 ー‐t‐-ト、 二__
|_| )) レ'/´ィ 、_________ ヾミ| l
_r┐ __ (( V ,、 F≡三r一tァー, | l:.:. .::
└l. レ',.-、ヽ )) |ノ^>、 '^ミ二´ | l:.:.:.::
ノ r' __,! | (( V/イソ .::ヽ、二_
└'!_| (_t_メ.> )) | / ,' _ .:.:.:.::i|,)ノ
r-、 (( |.〈、 、 _〉 `丶、 ;:ィil| ノ
,、二.._ )) | 笊yfミミミミヾ、 '!l|il|li!fj'
ーァ /. (( ヽ |i''r ''_二二ニミ;ヽ、 ,|l||il|l|,「゚|
ん、二フ )) |,l| V´ :::::::::;;/ トi|l|i|i|l|!Ll
,.-─-.、 (( |i! ゞ=-‐''" ,i||i|l|l|l|!|i{
/ /l .i^ヽヽ ` |il! ーォii|「、 ,,.,.ィi||l|i|l|l|i|l|シ'
. | .レ' / l.| ヽ二ニ,ヽ ,/i|l||livil|||l|i|l|l|lil|l|i|l|i|i|i|l|l|l|{'
. ヽ/ ノノ <ノ {l|!|l|i|l|i|l|i|||i|i|l|i|i|i|i|l|l|!|l|l!r'
r┐,.─-、 / 7 ヾ!||i|i||i|i|l||l||i|i|l|l|l|l||l|l!イ
||し'^) ,! ┌‐' 'ー┐ト、 ``,ヘi|l|i|l|i|l|l|i|r''`''"´ i ,
|_| l´r' 7 /_7 / 」__〉 (_~`^~"゙'ヾ ノ / ,
[_] [_] 〈_/ヽ_/ .ト─' ノ / /i
531 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 14:04:17.62 ID:K5n6KjuDO
光彦ぉぉぉぉ
灰原ぁぁぁぁ
これは
533 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 14:04:51.01 ID:o5E4kt4C0
ってことはブーンのカーチャンも死んだのか・・・
534 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 14:04:54.10 ID:pNBv4HJq0
うわあ・・・
でもバーローは切り替え早いからなんとかなるか・・・
535 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 14:06:18.17 ID:dB/lQKKT0
病院で第2部クル━━━━(゚∀゚)━━━━!!?
536 :
こんなに硬くなるのネ ◆TIYAtAn4iU :2007/10/08(月) 14:07:27.63 ID:YNl7JpYe0
ガキはどうでもいいだろうが博士がなぁ…
538 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 14:09:24.15 ID:3PBm3KGnO
バーローは高校の友が死んだわけじゃないし関係なし
539 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 14:11:00.16 ID:pNBv4HJq0
ヒント・灰原
540 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 14:11:40.46 ID:GgMIDXd00
第2部wktk
541 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 14:11:51.92 ID:dB/lQKKT0
病院での蘭姉ちゃんも巻き込んでの第2回戦まだー?
542 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 14:13:01.02 ID:K5n6KjuDO
>>538 阿笠「蘭ちゃんもみんなときてくれんかのう」
543 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 14:13:29.80 ID:ObNGDnbWO
まだかなぁ
544 :
1 ◆ogWQ6CTffk :2007/10/08(月) 14:13:30.88 ID:j7om7OXe0
日中はあれよあれよとめまぐるしく流れて、逆に良かった。
夜になると殺されたお母さんや歩美ちゃんのことを思い出してつい泣いてしまうからだ。
一通り泣きつかれると僕は睡魔に誘われ、眠りに落ちる。
そんな生活を3日続けた後にお医者さんから明日退院してもいいと告げられた。
もともと打撲と精神的なショックから入院していたため、後者があまりないと判断された僕は病室のベッドを早く空けろといわんばかりに早々に追い出されるわけだった。
そろそろ退屈していたからちょうどいいなんて思いながら入院最期の夜を過ごす。
545 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 14:14:40.00 ID:GgMIDXd00
gkkggkggkgkgkkkgkkkkkkkggggggkkkkgggkgkgkkgggkg
kgkkkgkkgkkkkggkgkkggkkkkgkkgkgkgkgkkkkggkgkgkg
brbbrbrbrbrbrrbrrrrrrrrbbbbbrbrbbrbrbrbbrrrrrrrbbbbbbrrbb
brrrrrrrrrbbbbbbbbbbrrbbbbbbbbrrrrrrrrbbbbbbbbbbrbrbrbb
546 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 14:14:49.51 ID:ao25PeEG0
dkdk
547 :
こんなに硬くなるのネ ◆TIYAtAn4iU :2007/10/08(月) 14:15:12.47 ID:YNl7JpYe0
固唾がぶ飲み。
これは・・・バッドエンドフラグ、なのか・・・?
549 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 14:17:08.96 ID:hRrI+PC0O
歩美「あーそーぼ……」
閉鎖空間とか別次元とかコープスパーティーかとおもた
551 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 14:19:59.53 ID:6LuXsa/xO
「最期」の夜
552 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 14:20:47.89 ID:hRrI+PC0O
553 :
1 ◆ogWQ6CTffk :2007/10/08(月) 14:23:44.98 ID:j7om7OXe0
気がつくと僕は一人でNHKの廊下に佇んでいた。
僕は眩暈がしてそばにある真っ赤な壁にもたれかかると、ペンキのようにそれは僕の肌や衣服に付着した。
錆びた鉄のような匂いが鼻を覆いつくす。
この匂いに耐え切れず僕は吐き出してしまう。
下をみると身体中に穴の空いた歩美ちゃんが「タスケテ・・タスケテ・・・」と壊れたオルゴールのように囁き続ける。
僕は走って逃げ出すけど、その真っ赤な廊下はいつまでも終わらず歩美ちゃんの声も止まない。
どれくらい走ったのかは分からないけど、気がつくと終わりが見えない廊下に見覚えのある扉がたたずんでいる。
僕は開けてはいけないと分かっていながら、身体が勝手にうごいてしまう。
扉を開けるとあの時の眩しい光が一面にあふれ出し僕の耳元であの声が響く。
「またね」
554 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 14:27:34.47 ID:GgMIDXd00
うわああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!
こえーよ
556 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 14:27:37.34 ID:pNBv4HJq0
カナン様の呪い・・・
これはなんという超大作
558 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 14:27:43.52 ID:PchFkD4DO
ぎゃああ追いついてしまったー…(((; ゚д゚)))
支援
559 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 14:30:13.52 ID:GgMIDXd00
時間が逆転してる^^
560 :
1 ◆ogWQ6CTffk :2007/10/08(月) 14:32:24.68 ID:j7om7OXe0
僕はそこでいつも目を覚ます。
「いつも」というのはこの夢をみるのが初めてじゃないということだが、実のところ毎晩こんな悪夢をみては夜中に目を覚ましていた。
これだけの悪夢なのに朝になると忘れてしまい、いつも通り振舞える自分に感心もしていた。
時計を見ると短針が2と3の間を指している。
僕は自分の頭を拳で軽くこずいて、ここが夢じゃないことを確認する。
安心すると急に現実的な問題が持ち上がってきた。
トイレに行きたい。
夜中の病院は確かに怖いけど、僕にはあの地獄より怖いところなんてそう簡単に想像できない。
僕は意を決して病室のドアノブを回し、廊下へと歩みだした。
「さぁ・・・・・・・・・第二幕の始まりよ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
562 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 14:35:01.84 ID:8vwJyg8s0
ブーン逃げてえええええええ
563 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 14:35:19.78 ID:3PBm3KGnO
バーローいないと怖い…
564 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 14:35:34.69 ID:AmFcMG7cO
携帯から支援
565 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 14:36:41.04 ID:KajFeeTkO
バーローと再会?
566 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 14:36:51.14 ID:PchFkD4DO
gkbr…
(((´・ω・`)))
567 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 14:38:19.78 ID:oY+aAg67O
追い付いた!!!!!!支援
568 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 14:38:43.38 ID:LkbHU1UUO
これは…くそみそ展開!
569 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 14:39:19.40 ID:8ZC+wmtWO
きになるきになる(´・ω・`)
570 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 14:39:26.14 ID:MDkYyx0L0
しえん
571 :
1 ◆ogWQ6CTffk :2007/10/08(月) 14:43:18.92 ID:j7om7OXe0
廊下に一歩足を踏み出すと僕は明らかな異変に気づいた。
そんなに長くお世話になったわけではないが、扉の向こうには何度も歩いていた廊下があるはずだった。
しかし、そこは僕にとって病院の廊下以上に見覚えのある景色が広がっていた。
「ここは・・・NHK・・・?」
急いで振り返ると僕の病室だった部屋は大きな会場に変わっていた。
そのステージの中央にはあのお姉さんが楽しそうに絵を描いている。
デジャブのような光景を呆然と見つめるしか出来ない僕の耳元でお姉さんの声が囁いた。
「また、遊びましょう」
僕の悪夢はまだ終わらない。
( ^ω^) がNHKにようこそされるようです。 −コナンアニメSP編− fin
572 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 14:44:22.25 ID:dB/lQKKT0
工エエェェ(´д`)ェェエエ工
ちょwwwwwwなんというwwwwwwwwwwwwとりあえず乙wwwwwww
574 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 14:45:14.09 ID:NRjtENa1O
575 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 14:45:14.70 ID:5SNzo3d+O
今北、バーローwww
576 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 14:45:16.34 ID:6LuXsa/xO
ちょww
こEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEええええ!!!!!!!!!!!!!11
続編期待してるよ!!!!!
579 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 14:45:58.90 ID:d4KtmbE0O
なんというループ
何というホラー
乙
おつかれ!
582 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 14:46:34.90 ID:c0THtwGk0
乙のこ
583 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 14:48:04.45 ID:PchFkD4DO
乙ですお( ^ω^)
584 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 14:48:19.97 ID:b6yk6HAX0
乙でした
585 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 14:48:53.78 ID:LkbHU1UUO
名作だあああああああああああああああああああああああああああwwwwwwww!!!!!!!!!!!
587 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 14:49:54.23 ID:L9ImaQdPO
乙カレー
588 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 14:49:56.33 ID:5SNzo3d+O
良作だった。
乙なんだぜb
589 :
1 ◆ogWQ6CTffk :2007/10/08(月) 14:51:29.68 ID:j7om7OXe0
とりあえず、第一部完ってことで、ここまで付き合ってくださった皆さんありがとうございました。
ホントは光彦と灰原のストーリーも考えていたんですけど、長くなりそうなんでカットしちゃいました。
まあ、どんな内容かって軽く言いますと、灰原を守ると心に決めた光彦少年の前で無残に殺される灰原さんみたいなとても鬱なエピソードでした。
他にもコナンが最初は死ぬ予定だったりと書きながら大分修正が加えられてしまいました。
また機会があれば第二部を書きたいなぁ、とか思うのでまたお会いしたときはよろしくお願いします。
それでは最期にもう一度だけ
_, ,_ ∩
( ゚∀゚)彡 えーりん!えーりん!
⊂彡
_, ,_ ∩
( ゚∀゚)彡 えーりん!えーりん!
⊂彡
_, ,_ ∩
( ゚∀゚)彡 えーりん!えーりん!
⊂彡
592 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 14:55:19.37 ID:L9ImaQdPO
_, ,_ ∩
( ゚∀゚)彡 えーりん!えーりん!
⊂彡
594 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 14:56:05.94 ID:3PBm3KGnO
乙
_, ,_ ∩
( ゚∀゚)彡 えーりん!えーりん!
⊂彡
596 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 14:58:16.92 ID:AnxrgtVg0
_, ,_ ∩
( ゚∀゚)彡 えーりん!えーりん!
⊂彡
乙!
ヘルプ ミー エーーーリーーンン!!!
_, ,_ ∩
( ゚∀゚)彡 えーりん!えーりん!
⊂彡
599 :
こんなに硬くなるのネ ◆TIYAtAn4iU :2007/10/08(月) 15:01:38.44 ID:YNl7JpYe0
_, ,_ ∩
( ゚∀゚)彡 えーりん!えーりん!
⊂彡
600 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 15:02:11.30 ID:X6Srk5Rt0
1乙!!!
, ,_ ∩
( ゚∀゚)彡 えーりん!えーりん!
⊂彡
601 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 15:03:38.35 ID:X83Y7rHUO
602 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 15:04:38.13 ID:o5E4kt4C0
>>1乙としか言いようがない
_, ,_ ∩
( ゚∀゚)彡 えーりん!えーりん!
⊂彡
603 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 15:05:05.49 ID:dB/lQKKT0
マジで
>>1乙
_, ,_ ∩
( ゚∀゚)彡 えーりん!えーりん!
⊂彡
605 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 15:09:21.79 ID:ao25PeEG0
606 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 15:14:14.19 ID:AmFcMG7cO
>>1乙
誰かまとめないかな?
_, ,_ ∩
( ゚∀゚)彡 えーりん!えーりん!
⊂彡
_, ,_ ∩
( ゚∀゚)彡 えーりん!えーりん!
⊂彡
608 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 15:20:27.49 ID:FbWaCuq30
r'゚'=、
/ ̄`''''"'x、
,-=''"`i, ,x'''''''v'" ̄`x,__,,,_
__,,/u u i! u u i, ̄\ ` 、
__x-='" | u >''乙W△`メ._:: l, \ ヽ
>>1乙だおヲオ``オオ``ア``ァ
/( 1 / {三●;=} ヽ| i u i,
| i, {,ム,_____;ゞ'丕シ_____,ム| | i,
.l, i, }_―‐ 、,,_,_,,---- | { {
}, '、 T/´ _..,, _..、丶_,/ .} |
.}u , .,'、 丿 /‐'"|| !! !!||| |'''ヘ i } i,
| ,i_,iJ ":/ _../| !|||! i: |||! !| |||! !|、 `− .| ,}
`" ゙、 `、,-| |||| !! !!||| |!! |,,′/ iiJi_,ノ ヽ
゙、 ゙、!!||l ll|| !! !!| | / /:
ヽ i || | ||!!| / /
i 工エェェエ工 /
U U 。
。
609 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 15:25:06.13 ID:K5n6KjuDO
610 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 15:29:06.84 ID:gv9ITcJEO
携帯からえーりんえーりん
611 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 15:30:00.43 ID:vXuQQGwR0
これは乙過ぎる…
_, ,_ ∩
( ゚∀゚)彡 えーりん!えーりん!
⊂彡
613 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 15:34:04.78 ID:85MHA9Vf0
お疲れwwwwwwwww怖かったwwwwwwwww
614 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 15:39:19.18 ID:2flG61Jj0
最高によい作品だった
_, ,_ ∩
( ゚∀゚)彡 えーりん!えーりん!
⊂彡
615 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 15:40:56.71 ID:vXuQQGwR0
とりあえずまとめおわた。
>>213からみれる。
今北さんとか途中レス飛ばしたい人推奨
616 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 15:46:13.18 ID:vXuQQGwR0
最後に心からの乙!
本当に楽しませてもらった。
今後も是非良作を生産して欲しい
617 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 15:51:54.53 ID:AmFcMG7cO
618 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 16:08:53.98 ID:+KArGuqt0
とっとと二部投下しろよ
619 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 16:12:53.35 ID:8hyI7tV0O
( ^ω^)
620 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 16:16:58.14 ID:tLrHbvLEO
あ
621 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 16:21:43.72 ID:tLrHbvLEO
読む保
622 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 16:27:02.90 ID:T8TBLTGSO
保守
623 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 16:27:48.57 ID:q/plgrHkO
ほしゅ
624 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 16:37:21.69 ID:T8TBLTGSO
保守
625 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 16:51:17.46 ID:3UutHvzG0
hosyu
626 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 16:59:10.09 ID:c8qqchWk0
* *
* 面白かった +
n ∧_∧ n
+ (ヨ(* ´∀`)E)
Y Y *
627 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 17:01:57.28 ID:3UutHvzG0
htmlとdatで二重保存した。
628 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 17:06:40.88 ID:HHGwkDA70
これがブログに載る
629 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 17:15:00.75 ID:T8TBLTGSO
読み終わった乙
岬ちゃんに釣られてきたら・・・
631 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 17:21:04.79 ID:rAIy38ISO
ハム速でまた見たい
632 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 17:21:41.21 ID:rAIy38ISO
ハム速でまた見たい
633 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 17:29:30.60 ID:WSqV1eFjO
読みおわた。乙!面白かった!
634 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 17:31:44.99 ID:V3DM+aI10
ほ
635 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/08(月) 17:39:35.79 ID:+Xu57IkjO
636 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。: