( ゚∀゚) 川 ゚ -゚) ノパ听)三人は最高速度を競い合うようです
1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:
夕日が差しそよそよと頬に当たる風が心地いい。
そんな黄昏時。
膝に抱えたVIPカップの写真集を熱心に見詰める。
口を半開きにして食い入るように
憧れと叶わない望みを心の中でぐるぐるに回して。
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/02(火) 19:32:57.85 ID:UOtfXxap0
時折、空から轟々と唸るような音が聞こえる。
それが聞こえるとすぐに窓から身を乗り出し音の方向を確認する。
そして、見えなくなるとまた写真集を見る。
とにかく見る。細かいところまで見る。もちろん大きなところも。
幾時間かたってようやく顔を上げると
パタンと分厚い写真集を閉じ一つため息をつき
そして一人小さく呟くようにごちた。
それは、かなえることの難しい、そして半ば諦めているからこそ出る
か細く、それだからこそ心を揺らせる、儚い無常の声だ。
ありきたりな詩人なら多分それを、
天女の衣のように薄く
触れるとふっと無くなってしまう、
とでも言おう。
まあ、とにかく
ノパ听)「飛行艇乗りてぇええええ!!!!!!!」
( ゚∀゚) 川 ゚ -゚) ノパ听)三人は最高速度を競い合うようです
ノパ听) ヒート編 走ることに慣れた人
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/02(火) 19:34:48.12 ID:UOtfXxap0
ノパ听)「よっしゃ行くか!!」
勢いよく扉を開け、そして外に繋がる筈の扉の前で鞄を確認し肩にかける。
肩に食い込む紐も、頼もしく中々に心地いい。
その感触を楽しんでから、扉を開け外の空気を吸って、それを家の中へと吐き出す。
ノパ听)「いってきまーーす!!」
外へ出て煉瓦敷きの街道を走っていく。
この日課も始めはまわりの視線が彼女に集まっていたが今はもうない。
楽といえばそうだけれども、注目されるのは悪くないんだがなと思いつつ彼女は走った。
空を見上げながら走る。
いつからか忘れた。でも小さい頃からだ。
だってその方が空を飛んでる気持ちになる。と彼女は言う。
その視線の先で、一機の飛行艇が宙返りをしていた。
女はそれに負けないくらい背中を仰け反り走った。
空は薄青く、浮かぶ雲は夕暮れの光が当たってマーブル模様をつくりだしている。
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/02(火) 19:36:26.37 ID:UOtfXxap0
途中、よく利用するフィッシュアンドチップス屋さんにて挨拶をする。
ノパ听)「おいすー!!フィッシュ十枚、チップス五皿くれ!!」
( ´∀`)「今日もかい?最近毎日だモナ。お金は大丈夫かモナ?」
ノパ听)「私は弁当がある。これは同僚からの頼まれものだ。
こんなところで無駄遣いなんかしてられっか。」
(;´∀`)「こんなとことは酷いモナ。ちょっとまってモナ、今揚げるから。」
ノパ听)「よーし私は待つぞ!!いいやまって見せる。そうだ、私は待つんだ!!」
(;´∀`)(ちょっとは静かにしろモナ。)
フィッシュアンドチップス屋の店主は少し置くに備え付けてある
大型の揚げ物専用の入れ物の前に立ち、手早くジャガイモと、魚を入れた。
店主は油のはじける音が少し楽しい、そんな顔をしていた。
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/02(火) 19:37:17.80 ID:UOtfXxap0
ノパ听)「おい、まだか?」
( ´∀`)「まだモナ。入れたばっかだモナ。」
店主が魚の浮かんだのをひっくり返す。
ノパ听)「出来たのか?」
( ´∀`)「ひっくり返しただけモナ。」
ノパ听)「おい!!まだか?」
( ´∀`)「まだ、中が生だモナ。」
ノパ听)「もういいだろ?」
つま先をとんとんと鳴らす。
( ´∀`)「さっきからまだ20秒もたってないもな。」
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/02(火) 19:38:32.24 ID:UOtfXxap0
ノパ听)「まーだ?まーだ?まーだ?」
店先のガラスケースを平手で叩き、二拍子のリズムを作った。
(♯´∀`)(黙れモナ。)
ノパ听)「おっさーん、時間ないねん。パーティー行かなあかんねん。」
( ´∀`)「後五分待てモナ。」
ノパ听)「後五分だな。よしそれならいい。」
女がそう言うと、ようやく集中できると思い油を見つめる。
だがそれもすぐに壊されてしまった。
女がこういうからだ。
ノパ听)「多少生でも構わん。むしろそっちの方が好きだといっている。
さあ、早くよこせぇ!!!!!!!!!」
渋る店主から商品を強奪、いやちゃんと説得して受け取る。
本当に、説得したんですよ。いやマジです。信じてくださいよ。
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/02(火) 19:40:30.87 ID:UOtfXxap0
熱々のフィッシュアンドチップスを抱え込んで工場へと走った。
途中同じく走る女性とすれ違った。
ヒートのいく工場では、飛行艇の胴体を組み立てしている。
彼女はそこで、夕方から星が最も輝くときまでお手伝いをしていた。
無論、賃金はもらう。
(´・ω・`)「やあ、ようこそバーボン社工場へ。
このタイムカードはサービスだから受け取って欲しい。」
ノパ听)「ほらよ、フィッシュアンドチップスだ。
これはサービスだから受け取って欲しい。」
(´・ω・`)「えっ?ただなの?マジで?いや悪いねそれは。
うんうん、最近はヒートちゃんも女の子らしくなって。
うんうん、サービスとはねぇ。いやわるいねぇ。」
ノハ♯゚听)「ふざけるなぁ!!誰が貴様なんぞに!!
さっさと代金よこしやがれ!!」
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/02(火) 19:43:18.53 ID:F+hXEA/i0
支援
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/02(火) 19:43:20.09 ID:UOtfXxap0
(´・ω・`)「ジョークが通じないね。ごめんなさいしないとね。」
と、言いしょぼくれた男はタイムカードをカウンターの中でひらひらと揺らす。
ノハ♯゚听)「おい、さっさと貸せ。時間を書かせろ!!」
男はからかうようにヒートの目の前でカードを振り、彼女の手が触れえる前に手元に戻す。
何回目か、ヒートは中空にたゆたうそれを、目で追い、軌道を見極めそして掴んだ。
)´・ω・`(「あの離してくれるかな、この手。」
ノハ♯゚听)「やっかましい!!金払え!!時間を記入しろ!!そして戸を開けろ!!」
)´・ω・`(「まったく……」
男が顔を固定されたまま、事務作業をこなす。
そして、場内への戸を開ける。
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/02(火) 19:44:33.32 ID:UOtfXxap0
ノパ听)「おはよーございまーす。」
もう夕方だが、これが何故か働くときの挨拶だった。
工場内はまだ骨組みの胴体が整然と並んでいて、ヒートの目には
こいつらが空を飛ぶのかという期待が浮かぶ。
いつもの持ち場につき、その骨組みに外板を取り付けていく。
なんてことのない作業だが自分の手をかけたものが
あの空を飛んでいくと思うと自然笑みがこぼれる。
休憩の合図がなり皆が手を休める。
(`・ω・´)「おいヒート。いくら貯まった?」
ノパ听)「ぜんぜん駄目さ。とてもじゃないが言えない位だ。」
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/02(火) 19:45:41.51 ID:F+hXEA/i0
215kmの人?
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/02(火) 19:45:54.36 ID:UOtfXxap0
(`・ω・´)「そっか。大変だな。とはいえお前の年頃だったら充分な額なんだろうな。
でもいつか俺たちのような庶民でも飛行艇が買える時代が
くるといいな。そのときは空も狭くなるんだろうな。」
ノパ听)「あれだけ広いんだ。いくらでも飛べばいい。」
(`・ω・´)「でも高いよな。安くなんないかな。」
ノパ听)「高いからこそ、手が届かないからこそやる価値があるんじゃないか。
そうだろシャキン。」
シャキンと呼ばれた男は、フィッシュアンドチップスを手に取り、口に運ぶ。
かすかに笑ったのをヒートは見た。
応えたくない。口にするともっと届かなくなりそうだから。
そう感じ取った。だからフィッシュを咀嚼し口が聞けないようにしたと。
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/02(火) 19:47:26.10 ID:UOtfXxap0
ヒートもわかっていた。
こんな調子だと十年ほど必要だと。
だけどやめるわけにはいかなかった。
ほんの少しでも手を伸ばし続けていたかった。
幼い頃、手の届かなかった木の枝にいつか触れれることを祈っていた。
自分には一生届かないと思っていた。
だからやめた。
届かなくて諦めてから急にその木が嫌いになった。
今度はそうなりたくない。そう考えていた。
(`・ω・´)「しかし、これどこで買った?半生じゃないか。
まっずいなこれ。」
ノハ♯゚听)「私の買ってきたものにケチをつけるのか?」
(`・ω・´)「いやいや、そういうわけじゃなくて。
それにしても揚げたてを食いたいな。」
ノパ听)「わがまま言うんじゃないよ。食えるだけでもかん……」
言葉を続けようとしたとき、ヒートの思考中枢に電気が走った。
急速に、家を建てるように土台、骨組み、装飾、一気に出来上がった。
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/02(火) 19:47:52.33 ID:g/a4/Cu8O
215kmの番外???
支援
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/02(火) 19:48:56.66 ID:UOtfXxap0
(`・ω・´)「ん、どうした?」
ノパ听)「これだーーーーーーー!!」
そう叫ぶと、工員達の目を背負って駆け出していく。
行き先は、しょぼくれた男のもと。
(`・ω・´)「何だあいつ?」
ヒートの奇行はもう慣れたもので、後から話は聞けばいい。
と、思考の中からヒートを外した。
珍しく残った弁当が置いてあった。ヒートのだ。
周りの工員達がシャキンのところへ集まりことの前後を聞こうとする。
シャキンは知らん、と、言いヒートの弁当に手を伸ばす。
(`・ω・´)「あいつの料理って上手いかな?」
そう工員仲間に聞くと、不味いに決まってる。
あのヒートだぞ。料理なんて細かいこと出来るか、と笑った。
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/02(火) 19:51:35.95 ID:UOtfXxap0
ノパ听)「たのもー!!」
(´・ω・`)「なんだい、騒々しいね。
ゆっくりご飯も食べらんない。」
ノパ听)「いいか、よく聞け。私は今日限りで辞める。
そしてだ、頼みがある。ここで店を出す!!」
(´・ω・`)「?」
ノパ听)「私の貯金で自分で店を出す。食い物屋さんだ。
いいだろう?スペースを貸してくれるだけでいいんだ。
なあどうだ、私が貯めた金でやるんだ。」
(´・ω・`)「んー、まあいいけど。でもいいの?
頑張って貯めてたのに。」
ノパ听)「頑張ったって先は見えている!!
そんなことより、一発賭けてみるのも悪くない!!
OKなんだな?OKなんだなぁあ!!?」
(´・ω・`)「ああ、別にいいよ。成功することを祈ってるよ。」
ノパ听)「よっしゃあぁあああああああ!!じゃあ私は帰る、後は頼んだ!!」
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/02(火) 19:52:31.49 ID:T0FtzFVB0
支援
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/02(火) 19:53:27.39 ID:UOtfXxap0
ショボンのその後の言葉を待たず、すぐに工場を飛び出した。
残されたショボンは、今のことを話そうと工場への戸を開け中に入る。
「うまっ!!」
「これ上手いな!!下ごしらえちゃんとしてある!!」
(`・ω・´)「やあ兄さんどうしたんだい?」
(´・ω・`)「いや、今ヒートが辞めるってね。」
突然のことに工員達がショボンを取り囲み口々に疑問を投げかけた。
(´・ω・`)「うん、まず落ち着いて聞いて欲しい。
ヒートは辞める。でもまた来るよ。
ここで食べ物や始めたいって。」
(`・ω・´)「何で急に?」
(´・ω・`)「ん、飛行艇買うためじゃないかな。
貯めてたお金使って始めるんだって。」
そう言うと、工員達は一斉に声を荒げた。
機械が動いていない工場内に、それとは違った喧しさを詰め込んだ。
215q?
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/02(火) 19:54:25.78 ID:jdT5TasJO
最高速度はなんたらの外伝みたいな話か?
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/02(火) 19:55:57.99 ID:UOtfXxap0
一ヵ月後。
工場内の片隅に一つの列が出来上がっていた。
ノパ听)「こらー!!お前ら並べぇ!!」
ヒートの店は順調だった。
意外にも味のよかった料理は評判となり
また、女の子が作ってくれているという状況が
工員達の間で密かに愉悦のものとなっていた。
(´・ω・`)「やあ順調だね。」
ノパ听)「どうした?今は準備中だ。」
と、エプロン姿で甲斐甲斐しく動き回る。
(´・ω・`)「いやね、僕も思ったより繁盛していてびっくりだよ。
それで話があるんだ。どうだい、店を他の工場にも出さないかい?」
ノパ听)「どういうことだ?」
(´・ω・`)「簡単さ。君のノウハウをバーボン社に提供してもらう。」
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/02(火) 19:58:03.03 ID:UOtfXxap0
ノパ听)「何故?」
(´・ω・`)「盲点だったよ。自社の工員にお金を払うのは当然だ。
けれども、そこから分捕ろうなんて思いもよらなかった。
まさに逆転の発想だ。
工員達はいつもフィッシュアンドチップスだ。
だがどうだ?こんなところに女の子が料理を作ってくれるじゃないか。
多分普通に食堂をしてもそんなに気を引かないだろう。
まったく素晴らしいアイデアだと痛感するよ。
ユーザーの欲しいものを探すんじゃなくて
それを作り上げるんだから。いやいや恐れ入った。
思えば飛行艇もそうだよ。だれも欲しがってなんかいなかった。
でも出来てしまえば陸の飛行機より速度が出るんだからたまらない。
これも同じさ。誰が欲しがってた?
いいや誰も気付かなかった。工員達もさ。」
ノパ听)「長い。」
(´・ω・`)「ともかく、社と契約してくれ。」
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/02(火) 19:59:34.38 ID:UOtfXxap0
こうして、バーボン社と契約を交わし、契約金と月々の収益の数パーセントがヒートのものとなった。
バーボン社の工場では顔を厳選した女の子に店を任せた。
どこの工場でも人気があり、ほとんどの工員がそこで食事を買うのが常となり。
はじめは男の職場にと渋るものもいたが、そういうものほどデレデレと
鼻下を伸ばし、すぐさまに常連となった。
かくしてヒートは念願の飛行艇をバーボン社から購入することに成功した。
ところがそれから一ヵ月後。
ノパ听)「ひまだぁあああああ!!」
やることがなくなってしまった。
漸く夢をかなえたのだが、それ以降が問題だった。
初めての飛行は興奮とスリルで心底嬉しかった。
夕暮れ時のほんの数分しか現れない鶸色の空を飛んだときは、空から叫んだ。
だが、数回繰り返すとさして興奮もしなくなりただ惰性となった。
飛行艇を持ってる。だからどうした。いつでも空を飛べる。
いつだって空を飛ばなくていい。
憧れが虚構と思いたくなかった。
行き着くまでの過程が、ただの暇つぶしに思いたくなかった。
だけれども、やっぱり暇だ。
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/02(火) 20:01:54.17 ID:UOtfXxap0
窓から走る女性が見えた。
多分いつもの人だろう。
毎日よくやるもんだと思うと同時に羨ましくもあった。
ゴールがあるんだろうな、と。
そんな時間を過ごしていたら
从'ー'从「ヒーィトちゃん、あーそーぼ。」
と声がした。
ノパ听)「おう渡辺か。上がってもいいが、
残念だが今は何もする気にならん。
なんか空しい。」
ベッドに大の字に寝て顔だけ動かして喋る。
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/02(火) 20:04:30.39 ID:UOtfXxap0
从'ー'从「えへへへ。ヒートちゃん飛行艇もってるよね。」
ノパ听)「ああ、だが飛ばす気にはならん。今度にしてくれ。」
从'ー'从「違うよぉ。これこれぇ。」
そう言って広げたるは大衆新聞。
一つ咳払いをして大仰そうに読み上げる。
从'ー'从「VIPカップ三年ぶりに開催。
昨今の飛行艇事情を省みるとここ数年で富に進歩している。
それを大衆の目に見える形で進歩を表したい。と語るヒッキー・ヘンダーソン氏。
参加者募集。えっとぉ募集要項は……」
そこまで聞くとヒートの琴線がポォーンと鳴った。
同時にゴールが見えた。
ノパ听)「これダーァああああああ!!これしかない!!
私の心を燃え上がらせるのはこれしかなぁあい!!」
从'ー'从「ありゃりゃ。ききすぎちゃったねぇ。」
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/02(火) 20:05:18.86 ID:6OVg4m3B0
よさげ支援
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/02(火) 20:05:37.37 ID:UOtfXxap0
渡辺を置いて駆けていく。
向かうはバーボン工場。
久方ぶりのしょぼくれに声をかける。
いやぶつける。
ノパ听)「おい。この色に染めてくれ。
ほんのわずかの時間しか空に現れないこの色に!!」
(´・ω・`)「どれどれ。」
窓に映るは日が沈みきる前の空。
(´・ω・`)「OKわかったよ。後注文ある?」
ノパ听)「最高速度を出来るだけ上げてくれ!!それだけだ!!」
また目標が出来た。うきうきする。
きっと楽しいぞ。
いや絶対だ。
ノパ听)ヒート編 走ることに慣れた人 了
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/02(火) 20:11:13.45 ID:ug8sh9cs0
支援!
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/02(火) 20:12:21.06 ID:6OVg4m3B0
今日はもう終わりか?
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/02(火) 20:18:24.31 ID:gN5aWzm80
やっぱ215kmの人みたいだね。
おもしろかったよ。
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/02(火) 20:19:44.09 ID:P5aMp1bw0
スレタイを見た瞬間分かってしまった……支援
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/02(火) 20:21:07.43 ID:Hem/mcZc0
来てたのか
乙
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/02(火) 20:37:02.79 ID:MwlgR4kPO
乙
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/02(火) 20:38:41.72 ID:F+hXEA/i0
>26
アルファベット振るってたあの人から数えて
何代目なんだろう、とつい考えてしまった俺ガイル
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:
続きか!