1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:
代理
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/02(火) 04:00:11.87 ID:r7VLK6KNO
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/02(火) 04:00:45.78 ID:Hem/mcZc0
起きてるうちに支援
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/02(火) 04:01:49.96 ID:oxU0Q18/O
久しぶりじゃないかボールパーク
しかし相変わらずこんな時間かww
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/02(火) 04:07:54.11 ID:r7VLK6KNO
('A`)「内藤…?」
目の前にいるのは、俺の一番会いたかった奴。
俺が野球をはじめたきっかけであり、俺の目標―――そして、俺が野球を続ける理由―――この再会が、嬉しくないはずがない…のだが
(;'A`)(…?何でこいつがここにいるんだ?)
今の俺は、状況を把握できず、頭を整理する事で必死だった。
すると
( ^ω^)「おっおっお。いいお〜その「ワケわかりません」的な表情w」
はァ何言ってんだこのピザは?ま、体型自体ピザじゃないんだが…
じゃなくて、コイツさっきも「待ってた」ってぬかしたな。
そこで俺は、あることをふと思い出した。
『J('ー`)し「行けばきっと、ドクオが驚くようなことがまってるよ」』
かーちゃん、そういうことだったのか…
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/02(火) 04:08:58.37 ID:Hem/mcZc0
支援
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/02(火) 04:11:25.81 ID:r7VLK6KNO
( ^ω^)「まあ、話は後回しでいいお。それより…」
そう言うと、内藤はマウンドへと向かった。
( ^ω^)「久しぶりに勝負しないかお?」
('A`)「―――!」
そうだ。聞きたいことはあるが、んなことはどうでもいい。
目の前には、ユニフォームを着て、マウンドに立ってる内藤がいる―――つまり、コイツとまた野球ができる、コイツとまた真剣勝負ができるんだ。
俺にとって野球を続けてきたのも、わざわざ海をわたったのも、すべてはこの日のためだと言っても過言ではない。
('A`)「おう!望むところだ!」
断る理由などなかった。
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/02(火) 04:14:28.11 ID:Hem/mcZc0
支援
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/02(火) 04:14:34.93 ID:r7VLK6KNO
(#ΦωΦ)「ちょっと待て!てめぇら俺を差し置いて…」
(#゚∀゚)「黙れカス!打たれたてめえは用なしなんだよ!」
(#ΦωΦ)「ジョルジュてめェ!」
( ^ω^)「まぁまぁ…ロマネスク、仇はちゃんと討ってやるお」
( ΦωΦ)「へっ、去年リリーフで30試合程度しか投げなかった奴がデカイ口叩くんじゃねぇ」
( ゚∀゚)「投球内容じゃお前なんかより遥かに良かったんだけどな。てか内藤、お前アイツと知り合いなのか?」
( ^ω^)「うん、小学生の頃からずっと一緒に野球やって来たんだお」
( ゚∀゚)「ふーん…ま、どうでもいいわ。俺は今アイツのことがムカついてしょうがねぇんだ。お前の力でアイツをぶちのめしてくれよ」
( ^ω^)「任せてくれお!今年はこの日のために、早めの調整をして来たんだお」
( ゚∀゚)「…?」
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/02(火) 04:15:14.89 ID:nDnac8JdO
支援
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/02(火) 04:15:43.03 ID:Hem/mcZc0
支援
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/02(火) 04:17:21.64 ID:yfKq9NyYO
wktk
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/02(火) 04:19:13.16 ID:r7VLK6KNO
ミ,,゚Д゚彡「…ボス、いいんでしょうか?」
( ・∀・)「確か彼が最後のテスト生だったよね?だったらトライアウトにも支障はないしわけだし、まあいいんじゃないの?
ま、それよりちゃんと見といたほうがいい。きっと面白いものが見られるよ」
ミ,,゚Д゚彡「はぁ…?」
内藤との勝負は、高一の紅白戦以来。
その時は三球三振。
ずっとバッテリーを組んでいたのに、一球もバットに当てることが出来なかった。
本当に悔しかった。
「プレイ!」
あれ以来、いやその前から、俺は内藤の球を打つことを目標にやってきたんだ。
今度こそ、お前の球を打ってやる!
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/02(火) 04:19:56.32 ID:Hem/mcZc0
支援
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/02(火) 04:22:17.49 ID:nDnac8JdO
私怨
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/02(火) 04:22:26.14 ID:r7VLK6KNO
しなやかな腕の振り、躍動感のある投球動作―――それは、あの時と全く変わっていなかった―――
『パ―――ァァァアン!!!』
「ストライク!」
('A`)「―――!」
だが、手元での伸びや球威は、あの頃とは比べものにらならいほど上がっていた。
こんなの、故障明けの投手の球なんかじゃない。
これなら、遠慮なく勝負に集中できる―――
『ガシャーン!』
「ファールボール!」
ノハ;゚听)「スゲー…」
(;´∀`)「一球見ただけてタイミング合わせて来やがった…」
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/02(火) 04:22:48.46 ID:Hem/mcZc0
支援
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/02(火) 04:24:59.32 ID:r7VLK6KNO
今のファールで、ツーナッシングと追い込まれたが、同時に内藤を追い込むことが出来た。
ボールの下、バックネットへのファールとはいえ、タイミング自体は合っていたからだ。
さらに、内藤には絶対的な変化球がない。一通りのものは投げられるのだが、投げる際に腕の振りが鈍るものが多く、実戦で使えるような球は少なかった。
それが、いくら3年たったといえど、故障というブランクを挟んでいる内藤が、劇的にそれを改善出来たとは思えない。
間違いなく、三球目も直球が来る。
そう確信していた。
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/02(火) 04:25:55.95 ID:r7VLK6KNO
その三球目―――高めに甘く入って来た。
('A`)(もらった!)
そう思った次の瞬間―――
「ストライク!バッターアウッ!!!」
(;'A`)「―――!!!」
その球を捕らえることはできず、俺のバットは空を切っていた。
( ^ω^)「ッしゃあ!!!」
目の前には、渾身のガッツポーズをする内藤の姿があった。
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/02(火) 04:26:12.28 ID:Hem/mcZc0
支援
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/02(火) 04:30:08.43 ID:nDnac8JdO
シエスタ
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/02(火) 04:32:01.63 ID:r7VLK6KNO
空振りした最後の球は、確かに高めの甘いところには来ていた。
…が、そこから急激に視界から消え、最後には地面に突き刺さっていた。
腕が最後まで振れていたので、フォームで全く見分けることは出来なかった―――その上、その威力は今までに見たことのないほど、凄まじいキレ…
('A`)「縦の…スライダー、か…」
ばかな…これが、3年前までろくな変化球も投げることが出来なかった奴の球なのか…
('A`)「くそ…」
俺は、目標のアイツに、まだまだ追い付けていなかった。
この三年間、ひたすら目標に掲げてきたにもかかわらず…
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/02(火) 04:35:03.34 ID:r7VLK6KNO
それでも、肘の怪我をした内藤が、元気な姿をマウンドで見せてくれた事は、本当に嬉しかった。
約束した通り、野球を諦めてなかった。何よりこんな場所でも、あの頃と変わらず心のそこから野球を楽しんでいるようだった。
そんなうれしさが、いつの間にか打てなかった悔しさを追い越していた。
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/02(火) 04:35:44.59 ID:DzPi2SaOO
さて寝るか→良スレ発見\(^0^)/
俺の睡眠時間が減るwwww
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/02(火) 04:39:07.70 ID:r7VLK6KNO
ミ,,゚Д゚彡「ボス、いい勝負でしたね。久しぶりに興奮しましたよ…」
( ・∀・)「ああ…フサ、ひょっとしたら…今年は久しぶりに“いい夢"が見られるかもしれないぞ。」
しばらくして、コーチらしき人から正式に合格が伝えられた。
自分で言うのもなんだが、ことトライアウトで俺より上手い選手はいなかったわけだし、まあ当然だろ。
( ^ω^)「おめでとうドクオ。
でも、ここのレベルじゃやっぱ物足りないんじゃないから、別のチームに行くんだお?」
ちっ…顔はそう言ってねえじゃねえか。
俺の腹は、もう決まっていた。
('A`)「いや…俺、このチームに入るよ」
そう、約束だったからな…結局「待ってた」のは、俺じゃなくて内藤だったけど…
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/02(火) 04:41:17.07 ID:r7VLK6KNO
(*^ω^)「うおおおおドクオー!!最高だお!!!そう言ってくれると思ったお!!!」
(#'A`)「きめぇ近寄んなホモ野郎!自分で仕組んだくせに大袈裟なんだよ!」
( ^ω^)「何のことかお?知らないおw」
(#'A`)「つか連絡くらいしろよ!今までてめぇがここにいるの知らなかったんだぞ!」
( ^ω^)「だって知らせたら、ドクオの驚く顔が見れないおw」
(#;'A`)「コノヤロ!やっぱそうだったのか!」
というわけで、俺はこのニューソクVIPPERSというチームでプレーすることにした。
チーム自体の印象は良くないので、正直言って不安だらけだった。
―――だが、後にこれが俺の野球人生にとって最高の選択となることを、俺はまだ知る由ももなかった…
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/02(火) 04:42:34.69 ID:DzPi2SaOO
捕手
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/02(火) 04:43:35.42 ID:r7VLK6KNO
今日の投下は以上です。こんな遅い中、支援頂き感謝です。
文章力に乏しいのでかなり遅筆になるとは思いますが、今後ともよろしくお願いいたします。それでは。
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/02(火) 04:46:08.21 ID:wWwlH8l2O
おもしれーな
乙!
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/02(火) 04:47:20.13 ID:gpB+LzyQO
乙
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/02(火) 04:48:08.14 ID:nDnac8JdO
おちゅ
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/02(火) 06:29:44.35 ID:3eCkuHzIO
初見だけど、朝からいいスレが見れて嬉しいぜ
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:
保守