1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:
ご無沙汰してます
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/02(火) 01:48:29.91 ID:p8KW9NJHO
いや知らないな
3 :
◆IgPB3k.W/o :2007/10/02(火) 01:52:42.49 ID:B3zoNUsbO
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/02(火) 01:55:19.70 ID:B3zoNUsbO
作品の構成上回想シーンなどが多く場面の時間設定がややこしいです。申し訳ない。
ちなみに場面変更は
―――◆―――
で表してます
では始めます
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/02(火) 01:56:39.62 ID:B3zoNUsbO
『Page:3 スピーチコンテスト』
Side By (´・ω・`)
窓に付く水滴がポタポタと床に落ちる。
皆の熱気故だろう
外は随分と冷え込んできてる。
僕はそっと窓の露を拭き取った
ξ゚听)ξ「私たちって何かしら問題抱えてるよねw」
(; ゚∀゚)「確かにw」
ツンの言うとおりだ。僕達は何かしらの問題を抱えていた。
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/02(火) 01:58:02.33 ID:mMl6ogiQ0
支援
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/02(火) 01:58:20.28 ID:B3zoNUsbO
しかし、だからこそ今の僕達があるのかもしれない
――◆――
12月の冷たい風が身体に染みる
僕がこの町に来て6度目の冬を迎えた
(´・ω・`)「……可愛い寝顔だなぁ」
( ー∀ー)「――スピィzzz」
(´・ω・`)「ジョルジュー、遅刻するよー……って言っても起きないよね」
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/02(火) 01:59:41.16 ID:B3zoNUsbO
僕はこの町に9才の時に引っ越してきた。
小学校三年生、別に元いた学校には未練はなかったし別段寂しいとも思わなかった
級友達は簡素なお別れ会を催してくれたが、学級委員が読むお別れの挨拶にもなんの感慨が湧くかけでもなく、僕にとっては只々暇なものでしかなかった。
(´・ω・`)「……しょうがないなぁ」
ただ引っ越しに対しては多少なりの不安があった。今まで暮らした都会から田舎へ
向こうで読み漁った小説の中では得てして都会者は淘汰されていた。
しかし、引っ越し初日にその不安はかき消されることになる。
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/02(火) 02:04:36.19 ID:B3zoNUsbO
それはうだるように暑い夏の日だった
―――◆―――
『ちわーすっ!!!!』
(;`・ω・)「おいおい、引っ越し初日にお客様なんて聞いてないぞ」
(;´・ω・)「僕も知らないよ」
突然の訪問にアタフタする親子
今思えば滑稽だったなw
(´・ω・`)「取り敢えず出てみるよ」
(`・ω・´)「そうだな……あぁ、ショボン。念のためこれを持っていきなさい」
渡された竹刀
(´・ω・`)「いらないだろ、常孝……」
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/02(火) 02:04:56.57 ID:IWfR8g3x0
久しぶりに支援
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/02(火) 02:05:34.26 ID:B3zoNUsbO
いそいそと玄関まで行き施錠を解いてチェーンをしたまま覗き穴を覗いてみると……
(^ω^)「おっ、おっ」
…………だれ?
(´・ω・`)「どちらさまでしょうか?」
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/02(火) 02:06:40.63 ID:IWfR8g3x0
支援
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/02(火) 02:11:07.63 ID:B3zoNUsbO
迷ったが埒が開かないし別段襲われても負ける気がしないので開けてみる
(*^ω^)「おおっ遂に現れたおwwww」
ξ;゚听)ξ「ちょっと、ブーン!!失礼じゃないの!!」
見たところ僕と同い年くらいのようだけど
(;´・ω・)「君たちは?」
( ^ω^)「おっ、ボクは内藤ホライズンだおww」
ξ゚ー゚)ξ「私はツンよ」
(;´・ω・)「うん、取り敢えず僕はショボンだよ。今日引っ越してきたばっかりなんだ」
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/02(火) 02:13:07.68 ID:B3zoNUsbO
うん、なに?この馴れ合いの流れ
(*゚∀゚)「言われなくてもそのためにわざわざ来てやったんだよwwww」
……だれ?
(*゚Д゚)「ツーだよ!!バーロww」
( 'A`)「ドクオもいるでよー」
ツーちゃんね、そんなのしらねーよ
(´・ω・`)「では僕も名乗ろうか、今度VIP小に転入することになったショボンだよ。小3だよ」
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/02(火) 02:14:13.20 ID:B3zoNUsbO
(*^ω^)「やっぱり同級生だお!!ボク達皆VIP小の三年生だお!!」
ξ゚听)ξ「今度新しく転校生が来るっていうから顔見せに来たのよ」
(*゚∀゚)「それにしてもデケェ家だなw」
なるほどこの子達は僕と同級生らしい。
ラッキーだ。転校初日に不安があったが、ここでこの子たちと仲良くなれれば……
(´・ω・`)「外は暑いし、ひとまず中に入ってほしい」
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/02(火) 02:15:48.29 ID:IWfR8g3x0
支援
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/02(火) 02:16:23.84 ID:B3zoNUsbO
(*^ω^)「おっ?いいのかお?お邪魔しまーす」
ξ*゚听)ξ「失礼します」
(*゚∀゚)「邪魔するよー」
(;'A`)「……ドクオもいるよー」
自分で言うのもなんだがこの家は大きい。新築の家独特の匂いがプンプンする。フローリングもピカピカ。和室の畳にも塵一つない。
ξ*゚听)ξ「この家って新築よね!?めちゃくちゃ大きいじゃない!!」
(´・ω・`)「お父さんの仕事場とつながってるからね」
( ^ω^)「お父さんはなにやってるんだお?」
こんな家に住むとよくこの質問を受ける。そんなとき僕は少し憂欝になってしまう
(´・ω・`)「……父は医者だよ」
小3の言動じゃねぇwwww
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/02(火) 02:18:46.10 ID:B3zoNUsbO
(*゚∀゚)「へぇー、じゃあ風邪引いたら此処に来たら良いわけね。同級生割り引きあるよね?」
( ^ω^)「僕も来るおー!!」
なんというか、コイツ等なんかずれてないか?
向こうでは父が医者と言っただけで一種の畏怖のような目を受けたのに、、、
と言うか同級生割り引き?あるわけねーだろ!!バーロー!!
(´・ω・`)「けど皆この町にも掛かり付けの病院があるんじゃないのかい?」
ξ゚听)ξ「病院なんてこの町にはないわ。『オワタ診療所』っていうのがあるけど……」
(;^ω^)「あの人はダメすぎるお。この前なんか……」
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/02(火) 02:20:14.70 ID:IWfR8g3x0
支援
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/02(火) 02:20:59.32 ID:B3zoNUsbO
―――◆―――
( ^ω^)「お願いしますお」
\(^o^)/「我が輩にまっかせなさーいwwww」
(;^ω^)「ちょっwwww聴診器つかえおwwww」
\(^o^)/「ノンノン♪そんなの私には必要ないYO」
(;^ω^)(コイツ……早くなんとかしないと……)
\(^o^)/「とりあえず注射打てば治るよ」
(;^ω^)「mjd?」
\(^o^)/「mjdywwww」
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/02(火) 02:22:32.93 ID:B3zoNUsbO
( ^ω^)「…………」
\(^ω^)/「ボクオワタ」
\(^o^)/「ブスッといっちゃうYO〜♪」
( ゚ω゚)ウッ!!
\(^o^)/「あれ?ピクリともしないYO」
( ーωー)「……」
\(^o^)/「脈もないYO、屍のようだ。……オワタww」
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/02(火) 02:22:39.35 ID:IWfR8g3x0
支援
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/02(火) 02:25:19.00 ID:B3zoNUsbO
―――◆―――
( ^ω^)「その後に駆け付けた救急隊員さんの迅速な蘇生のおかげでなんとか持ち直したのでしたお」
(;´・ω・`)「なんという医者、間違いなくそいつは逮捕。
大変だったね。僕の父は必ず聴診器を使うから安心して欲しい」
(`・ω・´)「ショボン、お客様だったのか?」
台所から父が白衣で現れた
しかし何故かその手にメスを持ってる
(´・ω・`)「……どうしたの?」
正直、聞かなくてもわかってる
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/02(火) 02:25:37.91 ID:IWfR8g3x0
支援
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/02(火) 02:26:29.51 ID:B3zoNUsbO
(`・ω・´)「竹刀じゃ足りなかったかなと思って」
ξ;゚ー゚)ξ「竹刀?」
手に持っていた竹刀は取りあえず放り投げた
(´・ω・`)「なんでもないよ。みんな僕の部屋にいこうか」
(;^ω^)(間違いなく彼の手に竹刀はあったお)
―――◆―――
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/02(火) 02:27:59.13 ID:B3zoNUsbO
(´・ω・`)「……仕方ないな」
朝迎えに来てジョルジュが寝てることなんてもう慣れっこだ。
それなりに対策もできた
ジョルジュの耳元まで忍び寄りそっと呟く。
出来るだけ生々しく
出来るだけ艶めかしく
「や ら な い か ?」
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/02(火) 02:29:14.02 ID:IWfR8g3x0
支援
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/02(火) 02:31:25.62 ID:B3zoNUsbO
(;;゚∀゚)「…っておい!!だが断る!!」
やっと起きたか、このかわいこチャンが//
(# ゚∀゚)ビキビキ
(´・ω・`)「起きないお前が悪いだろ、ブチ殺すぞ」
(; ゚∀゚)「いや、やらないかは無いだろ」
ジョルジュの部屋は散らかり放題だ
エロ本から使用済みのコンドーム(自分使用だろう)他にも食べかけのコンビニ弁当やら表現できないほど多くの物が床に転がってる
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/02(火) 02:33:08.27 ID:B3zoNUsbO
(´・ω・`)「ちょっとは片付けたら?」
( ゚∀゚)「いいんだよ。どうせまた散らかるんだから」
(´・ω・`)「毎朝起こしに来る僕はこの光景を見ただけで不快になる」
(; ゚∀゚)「わかったよ。善処する」
本当に分かっているのかいないんだか
まぁ今更言っても仕方ない
(´・ω・`)「はぁ、学校にいこうか」
(; ゚∀゚)「(何でため息?)おうよ」
―――◆―――
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/02(火) 02:35:42.30 ID:B3zoNUsbO
( ^ω^)ノ「おいーす」
(´・ω・`)「あれ?ブーンだけかい?珍しいね」
( ^ω^)「ツンと渡辺さんは今トイレに行ってるお」
( ゚∀゚)「ってことは遅刻はドクオとツーか?
ドクオはいつも通りだがツーが遅刻ってのは珍しいな」
(´・ω・`)「アイツもそろそろなんとかしないと」
(;^ω^)「でもドクオは頭も要領も良いからギリギリで全部巧くやっちゃうお」
(´・ω・`)「それがダメなんだよ。アイツは今まで挫折なんてしたことないだろうから」
(; ゚∀゚)(……お前もだろ)
その時不意にドアが開いた
( ゚A゚)
死んでる?
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/02(火) 02:39:45.27 ID:B3zoNUsbO
(*゚∀゚)「ったくコイツの所為で遅刻食らっちまうところだったよ」
後から現われたツーを見て納得がいった
ドクオwwww憐れwwww
( ^ω^)「ドクオとツーは同伴出勤かお?」
(*^ω^)「怪しいおwwww」
(*゚∀゚)「コイツがそろそろ遅刻すると不味いから起こしてくれってアタシに頼んだんだよ!!」
(´・ω・`)「それでいざ起こしに行ったら案の定寝てたと」
(*゚∀゚)「そういうことさねwwww久々にキレちまったよwwww」
(;^ω^)「まぁ結果的に遅刻は免れたし結果オーライだお」
( ^ω^)(ドクオも……頼む相手を間違えたお)
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/02(火) 02:42:25.65 ID:B3zoNUsbO
( ゚∀゚)「今日って七時間あるんだっけ?」
(´・ω・`)「そうだよ。よく覚えていたね」
(*゚∀゚)「何するんだい?」
( ´ω`)「なんかテーマ決めて作文書くとか言ってたお」
(;'A`)「ったく、朝っぱらからひどい目に遭った」
(´・ω・`)「あぁ、ドクオ。起きたのかい」
( 'A`)「辛うじてな。ったくもうちょっと優しく起こせよな」
(*゚∀゚)「最初は優しかったさね!!それでも起きないから殴ったのさ!!」
(;'A`)「最初ってあのマッチを点火して熟睡してる人の指に挟むのがか!?」
というかドクオはそれでも起きなかったのか?
ねおち?
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/10/02(火) 03:22:11.48 ID:RqY6cGT1O
寝たのか?
36 :
サザソのトリヴィア:2007/10/02(火) 03:23:08.32 ID:FpzHbIzK0
うきゃ
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:
age