（　＾ω＾）ブーンが共食いするようです

ξﾟ�听)ξ「VIP二丁目でまた人喰いだって」

（　＾ω＾）「だーかーら、ここは醤油ラーメンが一番うまいんだおｗ」

('A`)「豚骨うめぇｗｗｗｗ」

ξﾟ�听)ξ「……はぁ。あんた達、随分お気楽ね」

（　＾ω＾）「人喰いの話なんて興味ないおｗｗ」

('A`)「そうそう、今はラーメンラーメン」

え

ξﾟ�听)ξ「あのね、私達は法学部なんだから、こういう特殊なケースも……」

( ,,ﾟДﾟ)「へい！ ラーメンおまちっ！」

（　＾ω＾）「キタ――――」

('A`)「おおお……すばらしい香り。これぞ中華料理の極み」

ξﾟ�听)ξ「おじさん、お冷や頂戴」

( ,,ﾟДﾟ)「あいよっ！」

ξﾟ�听)ξ「ったく、付き合ってられないわ」

（　；ω；）「ずるずるずるずる――醤油ラーメンうまいお、うまいお」

('A`)「ずるずるずる……豚骨のが絶対うまいって、ほんと」

ふむ

（　＾ω＾）「ごちそうさまだお」

('A`)「食った食った。おじさん、お勘定」

( ,,ﾟДﾟ)「ありがとーござっしたー！！」

ガラガラ……

（　＾ω＾）「あー、満足だお。幸せだお」

ξﾟ�听)ξ「で、これからどうするのよ」

('A`)「俺は暇。ブーンは？」

（　＾ω＾）「僕も暇だお。じゃあ三人でショッピングモール行くお」

('A`)「いいねえ。俺ジーパン買いたい」

ξﾟ�听)ξ「まあ妥当な判断ね。ドクオ、それダメージのつもり？」

('A`)「ダメージ？　おいおい、RPGじゃないんだから……」

（　＾ω＾）「ごちそうさまだお」

('A`)「食った食った。おじさん、お勘定」

( ,,ﾟДﾟ)「ありがとーござっしたー！！」

ガラガラ……

（　＾ω＾）「あー、満足だお。幸せだお」

ξﾟ�听)ξ「で、これからどうするのよ」

('A`)「俺は暇。ブーンは？」

（　＾ω＾）「僕も暇だお。じゃあ三人でショッピングモール行くお」

('A`)「いいねえ。俺ジーパン買いたい」

ξﾟ�听)ξ「まあ妥当な判断ね。ドクオ、それダメージのつもり？」

('A`)「ダメージ？　おいおい、RPGじゃないんだから……」

支援

ξﾟ�听)ξ「あの、私が言ってるのはダメージジーパンのことなんだけど」

（　＾ω＾）「ダメージｗｗｗ」

('A`)「ダメージジーパンてｗｗｗ守備力低そｗｗｗ」

ξﾟ�听)ξ「もういいから、恥ずかしいから口を閉じて二度と開かないで」

('A`)「ひでぇｗｗｗ」

（　＾ω＾）「あ、バスきたお」

ξﾟ�听)ξ「そんじゃ行きましょうか」

('A`)「ダメージｗｗｗダメージジーパンｗｗｗ」

sien

とんこつって中華料理なんですかそうですか

ブロロロロ……

ξﾟ�听)ξ「そう言えば犯罪心理学のレポートやった？」

('A`)「え……レポートなんか出てたっけ」

（　＾ω＾）「明日までのやつだお？ ちなみに二千字程度」

('A`)「無理無理無理無理むりむりむりむり」

ξﾟ�听)ξ「はぁ、そんなんじゃ本気で進級危ないわよ？」

('A`)「俺、留年したら旅にでるわ」

（　＾ω＾）「バロスｗｗｗｗｗ」

ξﾟ�听)ξ「どうせ樹海とか言うんでしょ。勝手に行けば？」

('A`)「俺ってほんといい友達に恵まれてるよなぁ」

（　＾ω＾）「この幸せ者」

「次はーラウンジ大橋前ー」

（　＾ω＾）「ていっ」

ピー

（　＾ω＾）「ふひひｗ僕が停車ボタン押したおｗｗｗざまあｗｗｗ」

('A`)「何その小学生レベルの発想」

ξﾟ�听)ξ（他人のフリ他人のフリ）

ブロロロロ……

（　＾ω＾）「ショッピングモールついたら、まずはミスド食うお」

ξﾟ�听)ξ「は？ さっきラーメン食べたばかりじゃない」

（　＾ω＾）「デザートは別腹なんだお」

('A`)「はいはいピザ乙」

（　＾ω＾）「甘い物大好きだお。うめぇｗｗｗｗ」

ギャギャギャギャッ！！！

（；＾ω＾）「おっ？」
ξﾟ�听)ξ「きゃっ！」
(；'A`)「ひぃぃごめんなさい！」

sien

ガコッ！！

（；＾ω＾）「……お」

ξﾟ�听)ξ「痛ったぁー……」

('A`)「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい」

（　＾ω＾）「ツン、大丈夫かお？」

ξﾟ�听)ξ「なんとかね……。何が起こったの？」

('A`)「神様仏様イエスキリスト神よ、どうか命だけは……」

（　＾ω＾）「おーい、ドクオ。現実に戻ってくるおー」

('A`)「……ブーン？」

（　＾ω＾）「おっお」

　　( ^ω^)　…
　　(⊃⊂)


　　(^ω^)⊃ 支援だおっ♪
　⊂ミ⊃ )
　　／　 ヽ

「う、うわあぁぁぁぁ！！」

（　＾ω＾）「一体、どうしたん――」

('A`)「げぇ……」

（；＾ω＾）「お……」

ξ；ﾟ�听)ξ「人……轢いたみたいね」

「誰か、誰か救急車を――」

（；＾ω＾）「あわ、あわわわわ！！」

ξﾟ�听)ξ「ブーン、落ち着いて。１１９番よ」

（；＾ω＾）「えーと、えーっと、大変だお大変だお」

ξﾟ�听)ξ「落ち着いて、かつ迅速に行動するのよ」

（；＾ω＾）「あうあうあう……」

('A`)「うぇ……おええっ！ げぼっげぼっ！」

「……」

ξ；ﾟ�听)ξ「ぶ、ブーン」

（；＾ω＾）「ひあ、そうですお。事故ですお。すぐに救急車おながいしますお」

ξ；ﾟ�听)ξ「ブーン」

（#＾ω＾）「なんだお！？ 今忙しいんだお！」

ξ；ﾟ�听)ξ「警察にも……電話して」

（；＾ω＾）「お？」

('A`)「うえ、おええええええええ！！」


くちゃ、くちゃ

……ング、シャクリ


（；＾ω＾）「ぁ」

何かキタァァァァァァァァァァァァァァ

aaaaaaaaaaaa

aaaaaaaaaaaa

　　　　　　　　　 r'ﾆﾆニ二二二ニﾆﾆヽ
　　　　　　　　　 | | 　 　 　＠　 　　　| |
　　　　　　　　ｒ ┤|　　　　　　　 　　 |├､
　　　 　 　 　 |　 | | 　 　　Π　 　 　 | |　.|
　　　　　　　　l　 l l　 　 lﾆ　 コ　 　 | |　.|
　　　　 　　 　 |　 l l　 　 　|_|　　 　 | |　.|
　　　　 　 　 　 l＿l_l＿＿＿＿＿__|_|＿|
　　　 　　　 　 /　ｨ ,ｲ /　　 }　!､ ヽ　　 ヽ
.　 　 　 　 　 / ./| / l/ｘ'　　 l.ハ`x ヽ　!　}
　　　　　 　　{ /| N ﾚ;行ミ　　 ≠ミﾄ､!､ト､!
　　　　　 　　V |/ .!ｲ {r､::}　 　 ﾄｨ,.:} 〉! l | 　　　　聖書によるとマスターベーションは
.　 　 　 　 　 　 l | .| ゞー' 　 　弋ツ ﾊ ! | 　　　　 殺人に等しい犯罪なのですよ！
　　　　　　　　　| !　ﾄ､'''''　{￣j ''''' ｨ'|l .| .l　　　　　直ちにやめやがれですぅ〜！
　　　　　　　 　 j l　!_|_l ` r - ｬ＜_j_| ハ.|
　　　　　　　　r'ﾆﾆＹヽ　ゞ､＿,〃　/yﾆﾆヽ
　　　　　　　　}､ ﾆﾆ! ヾ　　,ニ,　　//ﾆﾆﾝ

「ハァ……ハァ……」

（；＾ω＾）「あ、うわ……」

ξ；ﾟ�听)ξ「落ち着いて……警察を呼びましょう」

「ア―……」

('A`)「ひ、ヒ――んぐっ」

ξﾟ�听)ξ「ばか、大きな声出しちゃ駄目。気づかれる」


ング……クチャ、クチャ……


('A`)「あｗせｄｒｆｔｇｙふじこｌｐ」

ξﾟ�听)ξ「静かに……気づかれたら終わりよ。警察が来るまで隠れなきゃ」

（；＾ω＾）「もしもーし、警察ですかお？ あのですね、いや、これ以上声は出せないんですお、はい」

アー……ウー……

(；A；)「ング、ンググググ！！」

ξ；ﾟ�听)ξ（げぇ、掌にゲロの感触が……）

（；＾ω＾）「人喰い、ですお。はい、できれば速めに来てくれると助かりますお、ほんとに」

クチャリ……クチャリ……

コツン……コツ、コツ……

（；＾ω＾）「やばいお。なんか食い終わった雰囲気だお」

ξ；ﾟ�听)ξ「大丈夫……人喰いは発祥すると知識、及び理性は著しく低下する……。
　　　　　 静かにしていれば気づかれないわ。たぶん」

バァン！！！！

(；A；)「――！！ ――ンッ！！」

ξ；ﾟ�听)ξ「ブーン、ドクオを抑えて」

（；＾ω＾）「把握したお」

(；A；)「ン――――！」

（；＾ω＾）「大丈夫、気づかれてないお。安全だお」

バァン！ ガンガンガン！！

ξﾟ�听)ξ「やばっ、やっぱばれてるかも」

(；A；)「――――ングッ！ ア――――！！！！」

ξﾟ�听)ξ「あ、馬鹿！」

（；＾ω＾）「ドクオ！」

ダダダダッ！！

状況が把握できない…(^ω^;)
人ひいたんじゃないの？

どくおおおおああああ
支援

支援

(；A；)「ヒァ、ヒッヒィ……！！」

ウァ……アアアアアアアア――――

（；＾ω＾）「ドクオ！！」

ξ；ﾟ�听)ξ「ブーン、追っちゃ駄目！」

（；＾ω＾）「放すお！ ドクオが喰われちゃうお！！」

バァン！！ ダダダダダダッ！！

(；A；)「ひっ、あああああああああああああぁぁぁっぁぁぁあ！！！！」

グシャッ

（；＾ω＾）「ドクオ！！」

ξ；ﾟ�听)ξ「ッ！」

(；A；)「ああああああ！！ 助けて、助け―――ヒアアアアアアア！！！」

グアシャ……バリッ……

si

※


（　＾ω＾）「……お」

ξﾟ�听)ξ「目、覚めた？」

（　＾ω＾）「ツン？」

ξﾟ�听)ξ「大丈夫よ、人喰いはもう警察の人が処理したから」

（　＾ω＾）「……」

ξﾟ�听)ξ「ブーン？」

（　＾ω＾）「そうだお……ドクオは？ ドクオは無事かお？」

ξﾟ�听)ξ「……」

si

（　＾ω＾）「ドクオは――」

ξ �� )ξ「死んだわ」

（　＾ω＾）「え？」

ξ �� )ξ「首から上と臓器を喰われて、ドクオは殺されたの」

（　＾ω＾）「嘘だお？」

ξﾟ�听)ξ「こんな嘘なつけるわけないじゃない！」

（　＾ω＾）「……」

ξ；�凵G)ξ「う、うわぁぁぁぁぁん！！」

不思議と、涙はでなかった。

それはきっと、実感が沸かなかったから。

あまりにも唐突過ぎて、現実として受け止められなかったから。

こんなにも軽々しく消えていった友人の死を、認めたくなんてなかったから。


――――僕はただ、泣きじゃくるツンを前に呆然と立ち尽くすことしか出来なかった。

今日は以上

乙

乙

所でモール内に居たであろう他の人たちは？