1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:
むかしむかしあるところに
いつもくもりのむらがありました
そしてそのむらには
( ^ω^)
にじの橋がかかっていました
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/30(日) 21:01:44.76 ID:ZmI5bv8VO
ことりの人か?
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/30(日) 21:02:58.61 ID:PnbanBGoO
そのむらはにじの橋をなんとも思わず
あって当然のものとみていました
にじはこどもたちのあそびばでした
にじはいつも元気なこどもが大好きでしたが
高いところからおちると危ないので注意をします
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/30(日) 21:05:09.19 ID:PnbanBGoO
( ^ω^)「みんなそれ以上は上に行ったらだめだお」
( ゚∀゚)「はーい!!」
にじが注意するとこどもたちは素直に聞きいれます
そしてゆうがたになれば
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/30(日) 21:06:57.05 ID:rEiUtFC70
二次の橋?
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/30(日) 21:07:58.99 ID:PnbanBGoO
( ゚∀゚)ノシ「ばいばいにじさん」
( ^ω^)「ばいばいだお」
こうやって家に帰るのです
J( 'ー`)し「おかえり。どこ行ってたの?」
( ゚∀゚)「にじさんのところだよ」
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/30(日) 21:09:53.41 ID:PnbanBGoO
J( 'ー`)し「落ちたら危ないから気をつけてね」
( ゚∀゚)「だいじょうぶだよ。にじさんがあぶないところはおしえてくれるんだ」
J( 'ー`)し「何を言ってるの虹が喋るわけ無いでしょ」
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/30(日) 21:13:08.43 ID:PnbanBGoO
( ゚∀゚)「ほんとうだよ!!にじさんはしゃべれるよ!!」
J( 'ー`)し「馬鹿なこと言ってないで勉強しなさい。またテスト悪かったじゃない」
( ゚∀゚)「ほんとうだもん……」
そうなのです
大人はにじがしゃべれることをしりません
じぶんたちがこどもの頃ににじとおしゃべりしたことも
だれも覚えていません
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/30(日) 21:16:51.98 ID:PnbanBGoO
だからにじが人と話せるのは
こどもたちが遊びにきたときだけ
そしてそのこどもも
いつかはじぶんのことを忘れるのです
それが悲しくてにじはときどきないてしまいます
そのなみだはあめになって
むらの人にめぐみをあたえます
ひにくにもにじの悲しみはむらの人たちにとっては喜びになったのでした
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/30(日) 21:18:51.34 ID:PnbanBGoO
そうして
いつしか
にじのなみだは
悲しみに
よるものではなく
むらの人のために
なっていったのです
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/30(日) 21:21:04.78 ID:PnbanBGoO
しかしそれもむらの人にとってはめぐみのあめでした
だんだんとなみだの量がふえたにじを
むらの人は今まで以上に大事にしました
そんなある日のこと
こういう系好き
これは期待支援
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/30(日) 21:25:05.07 ID:PnbanBGoO
(,,゚Д゚)「たすけてー!!」
にじのなみだで増水した川にこどもが流されてしまったのです
おとなたちは助けようとしましたが
流れがはやくて誰も助けられません
しかし不幸中の幸いというのか
こどもが流されたさきににじがいて
こどもがそれに登りことなきを得たのでした
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/30(日) 21:26:07.65 ID:KUCfRAbIO
支援
し
(゜Д゜)支援
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/30(日) 21:28:55.53 ID:PnbanBGoO
むらの人はいままで以上ににじにかんしゃしました
にじにはたくさんのお供え物が供えられました
しかしにじがいくらおれいを言っても
むらのおとなにはきこえませんでした
さらにそれからかなりの月日がたったあるひ
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/30(日) 21:30:49.44 ID:KUCfRAbIO
支援
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/30(日) 21:31:18.78 ID:PnbanBGoO
その日もにじはこどもたちと遊び
こどもたちが帰ってからはひとりぼっちでした
もうなにもすることがないので
寝ようかなとにじが考えはじめたときでした
「お〜いにじさんや〜い」
と下の方からこえがします
下をみてみると
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/30(日) 21:34:03.61 ID:PnbanBGoO
(,,゚Д゚)「久しぶり」
と登りながらあいさつをする男がいました
( ^ω^)「きみは……」
(,,゚Д゚)「あんたに助けてもらったガキだよ。でかくなっただろう?」
そう、昔にじが助けたこどもてした
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/30(日) 21:37:24.95 ID:PnbanBGoO
( ^ω^)「そうかお……もうすっかりおとなに……ん?」
(,,゚Д゚)「どうした」
( ^ω^)「きみはもうりっぱなおとなだおね?」
(,,゚Д゚)「?まあな結婚もしてるぞ」
( ^ω^)「じゃあなんでぼくと話せるんだお?」
こういうのいいねー
支援
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/30(日) 21:39:58.23 ID:KUCfRAbIO
支援
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/30(日) 21:41:28.11 ID:PnbanBGoO
たしかににじのこえはおとなにきこえないはずです
いままでそれで何度も悲しい思いをしてきたにじにとっては
この青年と話せるのはふしぎでたまりませんでした
(,,゚Д゚)「?どういうことだ?」
当然青年はいみがわからないようでした
にじは青年にじぶんのこえがおとなにきこえないことをいいました
支援
しえ
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/30(日) 21:44:15.01 ID:PnbanBGoO
(,,゚Д゚)「たしかにふしぎだな……」
( ^ω^)「なんでかわからないお……」
(,,゚Д゚)「ああでも、俺はなんとなく分かるぞ」
( ^ω^)「なんだお?」
(,,゚Д゚)「俺ガキのころあんたに助けてもらったじゃん?」
(,,゚Д゚)「だから特別な力でももらったんじゃないかって」
28 :
サザソのトリヴィア:2007/09/30(日) 21:44:53.16 ID:OghxaBiF0
あいす〜ヽ( ・∀・)ノ
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/30(日) 21:46:49.15 ID:PnbanBGoO
( ^ω^)「あんまりなっとくできる理由じゃないけどなんとなく分かるお」
(,,゚Д゚)「まあ本当のことはわからないけどな」
( ^ω^)「でも特別な力ってなんなんだろうお……」
(,,゚Д゚)「なんなんだろうな」
その日にじは青年とひとばん中話しましたが答えは見つかりませんでした
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/30(日) 21:49:37.14 ID:PnbanBGoO
それから青年は毎日にじにあいにきました
このギコというなの青年はこどもが帰ってからくるので
にじの寂しいじかんはへりました
量のおおかったなみだも
笑顔へとかわりました
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/30(日) 21:53:06.95 ID:PnbanBGoO
ふたりの話のないようは
ほとんどがとくに意味もないような話でした
しかしこどもとする話とは違うたのしさがあったので
にじはとても幸せでした
その日もいつものように他愛のない話をしていました
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/30(日) 21:53:43.57 ID:KUCfRAbIO
支援
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/30(日) 21:54:14.66 ID:PnbanBGoO
ふたりの話のないようはとくに意味もないような話でした
それでもこどもの話にはないたのしさがあって
にじはとても幸せでした
その日もいつものように他愛のない話をしていました
34 :
すいません重複しました>>33はミスです:2007/09/30(日) 21:57:15.76 ID:PnbanBGoO
(,,゚Д゚)「しっかしにじさんよお……」
( ^ω^)「なんだお」
(,,゚Д゚)「あんた長いよな」
( ^ω^)「じぶんでもどこまであるかわからないお」
(,,゚Д゚)「これ登ったらくもの上までいけるかな」
( ^ω^)「たぶん行けると思うお」
(,,゚Д゚)「……よし決めた」
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/30(日) 22:00:03.51 ID:KUCfRAbIO
支援
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/30(日) 22:01:00.75 ID:PnbanBGoO
( ^ω^)「なにをだお?」
(,,゚Д゚)「俺、あんたを登りきってくもの上までいくよ」
(,,゚Д゚)「むらのみんなにくものむこうを教えてやりたいんだ」
ギコをふくめたこのむらの人にとっててんきはくもりしかありません
生まれたときからそらは灰色です
しかしそのむこうに何があるのかギコはむらの人に知らせたいと言うのです
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/30(日) 22:04:25.80 ID:PnbanBGoO
(,,゚Д゚)「決行は明日だ」
( ^ω^)「だいじょうぶなのかお?」
(,,゚Д゚)「大丈夫さ。それにもし落ちても……」
(,,゚Д゚)「あんたが助けてくれると信じてるからな。また明日」
そう言ってニコリと笑ってにじを降りていくギコに
にじはこえをかけられませんでした
しえしえ
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/30(日) 22:09:23.92 ID:PnbanBGoO
そしてよるが明けて翌日
にじは下のほうから聞こえるこえでめをさましました
寝ぼけためで下をみると
ギコが家族や友人に見送られて登り始めていました
( ^ω^)「早いおね」
(,,゚Д゚)「起きてたのか」
( ^ω^)「気をつけてくれお」
(,,゚Д゚)「大丈夫さ」
その言葉の通りギコはどんどん登っていきます
どんどん
どんどん…
どんどん……
そして見えなくなってしまいました
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/30(日) 22:11:59.71 ID:PnbanBGoO
しばらくするとギコが降りてきました
( ^ω^)「どうだったお?」
(,,゚Д゚)「スゴイぞ!!でっかい光があってめちゃめちゃ青かった!!」
どうやらくものむこうを見たようでギコは興奮を隠せないようです
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/30(日) 22:16:43.35 ID:7Ehv03khO
支援
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/30(日) 22:17:11.66 ID:PnbanBGoO
ゆっくりと慎重に降っていきながら
ギコはにじにくものむこうの話をします
そして半分まで降りた時でした
(,,゚Д゚)「それでな、……っ!!」
地震でした
それは地上にいるギコの家族や友人にはわからないほどの揺れでしたが
地面から高いところにあるにじの上では
とても大きな揺れでした
( ^ω^)「ギコっ!!掴まれっ!!」
にじがさけんだときにはギコは投げ出されるようにしてにじから落ちてしまっていました
支援!
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/30(日) 22:20:42.98 ID:PnbanBGoO
ギコの骨は彼が落ちた川の近くに埋められました
やがてその場所の近くまで川の水はふえました
にじのなみだです
にじはショックからはなせなくなりました
しかしギコ以外のはなす相手のこどもは
どういうわけかにじのところに来なくなりました
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/30(日) 22:23:00.17 ID:PnbanBGoO
それから10日ほどたった日のこと
ギコの墓に一人の女性がきました
にじはその女性に見覚えがありました
ギコの奥さんです
奥さんはギコにお供え物をしたあと
にじに近づいてこう言いした
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/30(日) 22:24:09.52 ID:KUCfRAbIO
支援
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/30(日) 22:24:59.86 ID:5J499+SH0
支援
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/30(日) 22:25:40.22 ID:PnbanBGoO
(*;ー;)「ギコはあんたが殺したんだ!!」
(*;ー;)「あんたが振り落としたんだ!!」
たしかにあの地震はとても小さく地上にいた彼女は気付かなかったのかもしれません
そのせいで彼女はにじがギコを殺したと思っているのです
にじはこころが痛みました
支援
擦れ違う思い〜
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/30(日) 22:29:07.58 ID:PnbanBGoO
それからというもの毎日のようにギコの家族や友人とおぼしき人たちが
にじに罵声を浴びせていきます
毎日繰り返されるその行為に
にじは激しい自己嫌悪と罪悪感にさいなまれていき
むらにいるのが嫌になりました
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/30(日) 22:32:10.01 ID:PnbanBGoO
今日もにじはひとりぼっちです
とくにすることもないので寝ることにしました
寝ているときは幸せです
楽しい夢を見られます
ギコとも遊べます
( ―ω―)(このまま夢の世界で生きたいお……)
そのときでした
支援!
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/30(日) 22:41:04.35 ID:PnbanBGoO
「にじよ……お前は良く頑張った」
どこかから声がします
( ^ω^)「誰だお?」
「俺か?別に名前はないが……」
「人は俺を神様と呼ぶな」
( ^ω^)「神様がなんのようだお?」
「あまりにもお前がかわいそうでな、助けてやることにした」
( ^ω^)「助ける?」
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/30(日) 22:43:41.35 ID:PnbanBGoO
「ああ、お前をあのむらから出してやるよ」
( ^ω^)「本当かお?」
「ああ本当さ。どうする?出ていくか?」
( ^ω^)「………………」
にじは今むら中の嫌われ者です
このままいてもつらいだけでしょう
それでもずっと昔からいたむらとは簡単には離れられません
( ^ω^)「……ちょっと考えてみるお」
「そうか、じゃあ次にお前が『このむらから出たい』と願ったらむらから出す。いいな?」
( ^ω^)「分かったお」
へんじをすると声は聞こえなくなりました
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/30(日) 22:47:03.72 ID:PnbanBGoO
にじは目覚めました
( ^ω^)「へんな夢だったお」
そうつぶやいていると
またもや下から声がします
見ると今までにじを罵倒してきたギコの家族や友人たちが全員揃っていました
それだけではありません
むらの人たちのほとんどが集まっていました
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/30(日) 22:47:54.62 ID:5MXAWvVb0
wktkがとまりません。
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/30(日) 22:49:50.22 ID:tWwBcSrr0
ワッフルワッフル
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/30(日) 22:50:30.42 ID:PnbanBGoO
いったいなにごとかと様子をみていると
人混みの中から一人の女性が現れました
ギコの奥さんです
彼女は拳を突き上げこう叫びました
(*゚ー゚)「殺人者のにじはこのむらから出てけー!!」
するとそれを合図にするかのように人々はにじに暴言を吐きます
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/30(日) 22:51:27.92 ID:95U/0M7b0
( ^ω^)ブーンと猫と神様の人?
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/30(日) 22:55:27.82 ID:PnbanBGoO
ギコの奥さんのようにむらから出ていけと言う人
疫病神!!と呪う人
そして
ギコを返せと叫ぶ人
様々な言葉が飛び交います
にじは必死であれは地震だと言いますが
おとなたちには聞こえません
こえの聞こえるこどもたちにも嘘つきよばわりされます
とうとうにじは
『このむらから出たい』
と思ってしまいました
しばらくするとにじの視界は黒に埋めつくされてしまいました
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/30(日) 22:56:26.52 ID:95U/0M7b0
支援
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/30(日) 22:58:23.48 ID:tWwBcSrr0
ワクワクテカテカ
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/30(日) 22:58:24.65 ID:PnbanBGoO
再びにじの視界に光がもどると
そこは別世界でした
あのむらのように空は灰色ではなく
とても青く綺麗で
ギコから聞いた通りでした
('A`)「ようこそ天国へ」
夢で聞いた声と同じ声が語りかけます
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/30(日) 23:01:16.05 ID:95U/0M7b0
しけた顔の神様だなw
66 :
名無し募集中。。。:2007/09/30(日) 23:01:34.81 ID:Lf+JkJXv0
紫炎
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/30(日) 23:01:52.75 ID:R99U8K5WO
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/30(日) 23:02:42.98 ID:PnbanBGoO
( ^ω^)「あんたが神様かお」
('A`)「まあそう呼ばれてるな」
( ^ω^)「一つ聞きたいお」
('A`)「どうぞ」
( ^ω^)「僕はどうなるんだお」
('A`)「どうもならないさここで暮らすだけだ」
( ^ω^)「分かったお。じゃあお邪魔するお」
こうしてにじは天国で暮らし始めました
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/30(日) 23:04:01.53 ID:95U/0M7b0
支援
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/30(日) 23:05:41.63 ID:PnbanBGoO
そのころむらでは
突然にじがいなくなったことに人々は驚きましたが
邪魔者がいなくなったのでみんな喜びました
更に昼ごろになると
なんと今までずっとこのむらを覆っていたくもがなくなり
青く澄んだ晴れ空が広がっていきました
人々はギコが仇を討ったお礼に見せてくれたのだと喜びました
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/30(日) 23:06:49.36 ID:95U/0M7b0
ふむ・・・支援
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/30(日) 23:09:58.61 ID:PnbanBGoO
しかしいつまでも喜んではいられません
今まであめを降らしていたにじがいなくなったので
飲み水だった川の水も干上がり
野菜も育たなくなりました
やがて数少ない飲み水を争って喧嘩が多発し
水分が取れないためにに病気になり
命を落とすものも現れました
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/30(日) 23:10:19.89 ID:95U/0M7b0
支援
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/30(日) 23:10:38.23 ID:p0UDWMXSO
保守
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/30(日) 23:11:04.11 ID:d2EWD7D80
支援
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/30(日) 23:13:06.84 ID:KUCfRAbIO
支援
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/30(日) 23:13:26.87 ID:ZmI5bv8VO
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/30(日) 23:14:35.13 ID:PnbanBGoO
そうなって始めてむらの人たちはにじの大切さを知りました
むらの人たちはにじがいた場所に行き謝り続けました
それはやがてにじの耳に届きました
にじは神様にむらに帰すよう頼みましたが
神様はなかなか首を縦にふりません
それもそのはず神様にはにじをむらに帰すだけの力が残っていなかったのです
悩んだ末に神様はにじにある考えを伝えました
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/30(日) 23:15:03.33 ID:eBGcIXfR0
支援
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/30(日) 23:15:29.66 ID:95U/0M7b0
支援
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/30(日) 23:17:33.45 ID:PnbanBGoO
むらではまだ祈りが続いています
むらの誰もがにじが帰ってくるのを望んでいました
その時です突然雨粒が落ちてきました
それは最初まばらでしたが
やがて土砂降りになりました
むらの人は喜びました
久々のあめは三日三晩降り続けました
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/30(日) 23:17:37.91 ID:KUCfRAbIO
支援
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/30(日) 23:17:57.32 ID:R99U8K5WO
支援です。
>>78 投下中にこんな話も悪いですけど、そうです。
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/30(日) 23:18:41.66 ID:95U/0M7b0
支援
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/30(日) 23:20:00.82 ID:eBGcIXfR0
しえ
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/30(日) 23:20:20.12 ID:PnbanBGoO
そのあめもあがり
人々が空を見上げると
( ^ω^)
空にはにじがかかっていました
人々は喜びにじに謝りました
にじはニコリと笑いやがてまた空に登っていきました
88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/30(日) 23:20:54.42 ID:95U/0M7b0
帰ったのか?
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/30(日) 23:21:07.92 ID:KUCfRAbIO
支援
90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/30(日) 23:22:02.65 ID:eBGcIXfR0
wktk
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/30(日) 23:24:03.97 ID:d2EWD7D80
しえー
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/30(日) 23:25:16.91 ID:PnbanBGoO
そう神様はあめが降ったときだけにじをむらに帰すことにしたのです
そして晴れの日は―――
透き通るような空の下で二つの声が聞こえます
「にじって長いよな」
「自分でもどれぐらいかわからないお」
「……よし決めた」
「なにをだお?」
「俺にじをくだるよ。くだってみんなに会いに行くよ」
〜( ^ω^)虹の橋が架かるようです〜
終わり
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/30(日) 23:25:46.62 ID:eBGcIXfR0
乙
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/30(日) 23:26:00.21 ID:pM5O+FC/0
乙
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/30(日) 23:26:25.99 ID:d2EWD7D80
おつー。よかったよー。
こういう話し好きだ!
96 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/30(日) 23:26:34.94 ID:95U/0M7b0
乙
97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/30(日) 23:26:52.90 ID:tWwBcSrr0
乙
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/30(日) 23:26:53.08 ID:KUCfRAbIO
乙
よかった
99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/30(日) 23:26:53.32 ID:pYp+q48p0
乙
100 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/30(日) 23:26:58.24 ID:5MXAWvVb0
せめて100まで伸ばす尾
お(*゚∀゚)
102 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/30(日) 23:28:42.95 ID:63wQYG8zO
乙
これは絵本にできるな
これいいわー
乙
104 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/30(日) 23:31:13.38 ID:PnbanBGoO
こんな拙作に支援ありがとうございました
もしこの話を読んで何か感じてくれたら嬉しいです
自分が書きたいことを書いて
それをリアルタイムで読んで感想を書いて頂く
ブーン小説を書いて本当に良かったと思います
それではまたいつかノシ
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/30(日) 23:31:20.99 ID:umCf0z1u0
これはいい
乙
106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/30(日) 23:32:01.94 ID:95U/0M7b0
童話とかそんな感じでよかったぞ
良かったら他の作品とか教えてくれ
107 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/30(日) 23:32:06.15 ID:5MXAWvVb0
本出たら絶対買うわ
108 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/30(日) 23:33:03.25 ID:PnbanBGoO
すいません今度こそ消えます
>>106 総合でも書いたことない初心者です
109 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/30(日) 23:34:38.71 ID:95U/0M7b0
乙
次回作も期待してる
110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/30(日) 23:34:48.14 ID:ZmI5bv8VO
乙
邪魔してすみませんでした
111 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:
面白かった、乙です。