第三話「プロセスコード」
プロセスコードとは?
世間一般で用いられる「プロセスコード」と
政府(ステータス管理省)が使う「プロセスコード」とで
は大きく意味が変わってくる
以下それについて述べる
世間一般で言われるプロセスコードとは?
体内のナノマシンは常日頃人間の細胞のように
新しいものへと生まれ変わっている
ナノマシンは自動で分裂、発現、代謝を行い
古くなったものは汗や排泄物などと共に体外へ排出さ
れる
そのメカニズムは一定で体内に存在するナノマシンと体
外へ
排出されるナノマシンは基本同量である
分裂によりナノマシンが生まれ変わる過程を
プロセスコードという
政府が使うプロセスコードとは?
上記で述べたようにナノマシンは分裂によって
新しく生まれ変わる。
しかし5000万人に一人の確立で分裂過程において
突然変異を起こしたナノマシンが生まれることがある
癌などとは違いそれらのナノマシンを保有した場合
ある特定の条件下で特別な能力を発現する
このナノマシンを変異プロセスコードというが
政府では世間で一般普及している
「プロセスコード」をその意味として
そのまま使用している
実際この変異プロセスコードは世間では知られていない
( ´_ゝ`)「あいつがブーンか・・・クククク・・・あいつか・・・あいつがそうか」
ξ゚听)ξ 「そうよあれがブーンとドクオよ。
たぶんプロセスコードを持ってるわ」
( ´_ゝ`)「クククク・・・ツンにどういう奴かは聞いていたが
ブーンという奴は面白い奴だな」
ξ゚听)ξ「であなたの方はどうだったの?」
ξ#゚听)ξ「ねえ!」
( ´_ゝ`)「あいつ、人の家のドアをぶち破ったんだぞクククク」
ξ#゚听)ξ「話を聞いてんのか!?殺すぞ!」
(;´_ゝ`)「すまんすまん。私もツンと同じように
微弱電波を確認できた。たぶん
プロセスコードをもっているだろう。
明日彼らを管理局へつれていく」
ξ゚听)ξ「わかった。じゃあ明日7時にVIP公園で」
( ´_ゝ`)「わかった」
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/29(土) 22:58:26.98 ID:hqrfTdSQO
ktkr
一般の人間とは違い
管理局の人間は変異プロセスコードが分裂する際
出る微弱電波を特別なバーコードリーダーで拾えるよう
になっている
まずグループで補助員がその微弱電波を拾った場合
電波を確認するためもう一人の補助員を呼び再度
その電波が拾えるか確認しなければならない
今回の兄者がその役目である
もし2人が微弱電波を確認した際
変異プロセスコード保持予備軍に指定される
先ほど話したとおり変異プロセスコードを
持っている人間は特別な能力を身に着けることを
話したと思う
しかしその能力が安全性の高いものとは限らない
種類によっては自分の意思とは関係なく人を殺傷
してしまうような能力を保持している場合もある・・・
しかしそのような危険な能力かどうかは
変異プロセスコード保持予備軍の時点では
わからない
変異プロセスコード保持予備軍の時点では
まだプロセスコードを持っている可能性自体が
約50%とされているので
まず変異プロセスコード保持を確実に
決定するため確認作業をする必要がある
その確認作業は管理局で行われる
変異プロセスコード保持予備軍に1グループ内で
2名も指定されたことは今まで類を見ない。。。
ツンもある意味この事態に戸惑いを隠せないようだ・・・
それと同時刻ドクオ宅ではドクオのかーちゃんによる
説教がはじめっていた・・・
J( 'ー`)し ノ◎「これは何?ふふ」
('A`)「えっとぉ・・・なんでしょうね?それは」
(;^ω^)「す・・・すみませんだお。僕が・・・」
J( 'ー`)し 「いいのよブーンちゃん。この子が
玄関まで迎えに出ればすんだことなんだもの」
(;'A`)「それはちょっと違うんじゃないんでしょうか?」
(;^ω^)「とても申し訳ありませんだお」
J(#゚A゚)し 「じゃあ二人にこれからがんばってもらおうかしら」
(;A;)「ヒイイイイイイイィィィィィ」
(;ω;)「ヒイイイイイイイィィィィィ」
この後この二人がイタタな目をみたのはいうまでもない
ブーンがドクオの家の玄関のドアノブを壊したせいで
二人はドクオのかーちゃんにこっぴどく叱られた
そんな二人はドアを直すためホームセンターへ向かった
('A`)「お前は力加減ができんのか?」
(;^ω^)「興奮するとたまに力の加減がきかんお。
ところであの流石兄ってひとは友達なのかお?」
('A`)「ああ・・・あいつは住居不法侵入者だ」
(;^ω^)「え!?あの人知り合いじゃないのかお?
まるでドクオと前から付き合いがあったみたい
だったお。大丈夫だったのかお?」
('A`)「あれよりもお前の玄関破壊騒動のほうが大丈夫じゃねえ」
(;^ω^)「すまんお」
('A`)「お前あいつに何かいわれなかったか?」
(;^ω^)「なにもいわれなかったお」
そんな話をしているうちにブーンとドクオは
ホームセンター「VIPPER's」へついてしまった
ホームセンターへつくとブーン達はドアノブなどを
探し始めた
( ^ω^)「意外とホームセンターは楽しいお」
('A`)「おいおい俺は何にも楽しくないんだが・・・」
( ^ω^)「ドアノブはこれでいいお。あと・・・」
('A`)「ブーン俺ぁもう限界だ。ちとタール補充してくる」
( ^ω^)「あとはブーンに任せろお」
('∀`)「おう!頼んだぜwすぐ戻る」
そういってドクオは喫煙所へとそそくさと向かった
('A`)y-〜「はあ・・・喫煙するには厳しい世の中になったなあ」
そんなことを一人で悟っていると一人の女性が喫煙所に入ってきた
川 ゚ -゚) 「ふう・・・喫煙するには厳しい世の中になったものだな」
('A`)yー〜「・・・」
ドクオは自分と同じことを言っているこの綺麗な
女性に釘付けになった
川 ゚ -゚) y-「・・・あ・・・ライターを忘れた・・・」
('A`)yー〜「あぁっ!」
川 ゚ -゚) y-「ん??」
('A`)yー〜「あのぉ・・・ライター・・・今たまたま2個
あるんでひとつどうぞ」
川 ゚ -゚)「いいのか?」
('∀`)yー〜「はいどうぞ」
川 ゚ -゚)y-〜「すはー・・・ありがとう。
君の名前は?私はクーというのだが
今度お礼をしたいので名前を教えてほしい」
('∀`)yー〜「えっ・・・」
川 ゚ -゚)y-〜「?」
('∀`)yー〜「いや・・・バーコードリーダー使わないのかなって・・・
ひさしぶりに名前を聞かれたのでびっくりしちゃって」
川 ゚ -゚)y-〜「はは・・・君は面白いことをいうな」
('∀`)yー〜「いや・・・今の世の中、初対面で名前を聞かれることが
少ないので戸惑っちゃって自分ドクオって言います」
川 ゚ -゚)y-〜「ドクオっていうのか。いい名前だな。
今度ライターのお礼に飯でもどうだ?」
('∀`)yー〜「えっ!お気持ちは嬉しいですけど・・・
でもライターぐらいでそんなの悪いです」
川 ゚ -゚)ケシケシ「そんなことはない。君の事を気に入ったしな」
('A`)yー〜「・・・」
川 ゚ -゚)「じゃあドクオまた会おう」
そういうとクーは喫煙所からでていってしまった・・・
この時のクーとの出会いがドクオの運命を
おおきく変えていくこととなる
その頃ブーンはというと・・・
( ^ω^)ノ☆「ドクオおそいお。もう買い物終わっちゃったお。
それにしてもこのドアノブいかしてるお」
ブーンは喫煙所に向かっていった
( ^ω^)「ドクオまだすってるのかお」
('A`)yー「・・・」
ブーンはドクオに明らかに異変が起きていることを
察知した
( ^ω^)「どくおおおおおおおおおおおおおおお!」
('A`)yー「・・・」
ドクオが声をかけても何も反応しない
こんなことは女子校生のパンツが見えた時以来だ
しょうがない・・・ブーンは最終手段を行使した
( ^ω^)「ドックンらめぇぇぇぇぇ!」
(*'∀`)「どこだああああああ!いたいけな婦女子は!」
ドクオは一瞬で我に返った
( ^ω^)「婦女子?そんなのいないお。
やっと目が覚めたかお。
タバコの火が消えてるけど何してたんだお」
('A`)yー「あ・・・やべ・・・っておい!お前ここくるとき
きれいなお姉さまとすれちがわなかったか?」
( ^ω^)「みてないお。ドクオその人と何かあったのかお」
(*'∀`)「バ、バーローあるわけねえだろ」
( ^ω^)「ふひひひひわかりやすい奴。
ピッピ!心拍数120(基準値60〜90) エロ1420(基準値566)
絶対何かあるお」
そんな感じで二人はドクオ宅へ向かい始めた
帰りに今まで味わったことのない恐怖が待っているとも知らずに・・・
第三話 終了
17 :
◆kvQQiMAh9w :2007/09/29(土) 23:11:21.13 ID:xjV5ASl60
第4話「ブーン軽く覚醒」
( ^ω^)「ドクオ何があったか教えろお」
('A`) 「何もねえって・・・それより明日ツンさん
が朝公園にこいっていってたけど何だろう」
( ^ω^)「わからんお。
たぶんうまいもんくれるんだお」
('A`) 「お前は単純でいいなあ〜。
俺はたぶん数値総合評価について
のことだと思うぜ」
そんな他愛もない会話をしながら道を歩いていた
ドクオは帰ったら母親の監視の下
ドアを直さなければならないことに
憂鬱さを感じていたが
それと同時に何度も直しているので
それに慣れてきている自分もいた
ドクオの中では慣れもあるせいか
簡単に直せると自負していたので
寄り道でもしようという気になった
('A`) 「ブーンちょっと寄り道していこうぜ」
( ^ω^)「いいお」
そういうとドクオは道を反れ
草むらを掻き分け
町外れの廃工場へ向かった
('A`) 「ひさしぶりだなここにくるのも」
( ^ω^)「だおだお」
この廃工場は昔ブーンとドクオがよく遊んだところで
ここの屋上から見る景色は2人にとって
何物にもかえがたいものだった
2人は工場の屋上へ上がった
('A`)「ここでよくブーンと遊んだよな。
ここからの景色は最高だぜ」
( ^ω^)「ピッピ!リラックス1000(基準値300)
気分は最高だお」
ここは2人にとってとても落ち着く場所だった
ところが床に腰を下ろした次の瞬間!
(???)「切れそうなお肉がふたつもあるなあ」
2人は聞いたこともない台詞に硬直した・・・
そして2人がゆっくり後ろを振り向くとナイフを持った
汚らしい格好をした男がこちらをみていた
ガクガク((('A`)))ブルブル「なんだあいつは!?
ブーンあいつなんかテレビで見たことねえか?!」
ガクガク(((;^ω^)))ブルブル「何かニュースとかで見たことあるお」
2人は確実にその男を知っていた
そしてその男から2人はただならぬ狂気を感じ取っていた・・・
(-_-)「切り裂きヒッキーっていやあわかるか?」
最近テレビなどを騒がしている凶悪犯だった
((('A`)))「えぇ!あの凶悪犯!?なんでこんなところに」
((( ;ω;)))「あの巷を騒がせてりあwせdrftgyふじこlp;@」
(-_-)「お前らここが俺の潜伏場所ってしって入ってきたのか?
まあ知ってたらわざわざここにはこねえわな。
数日ぶりに人間様の血と肉を拝めるぜ。
ありがとな俺に切り裂かれにきてくれて
ひひひ・・・・・」
そういうと男はブーンとドクオに近づいてきた
ブーンとドクオは死を悟った
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/29(土) 23:13:55.66 ID:xjV5ASl60
((('A`)))「ヒィイイイイイイイイイイイ」
((( ;ω;)))「ヒィィィィィイイイイイ」
(-_-)「今日は2匹ともミンチにして
ハンバーグだひっひっひ」
ブーンは興奮のあまり分けのわからない行動に出た
((( ;ω;)))ノ☆「このドアノブあげるから許してくださいお」
とブーンは先ほど買ったばかりの
カッコいい星型のドアノブを出していった
((('A`)))「ブーン・・・あいつはそんなもんいるようには見えねえぞ」
ドクオの言うとおり
そんなドアノブなどではヒッキーの狂気を止められない
(-_-)「ドアノブ?そんなもんいらねえよ。
それよりお前のお肉を切り裂かせてくれたら
許してやるよ。」
((( ;ω;)))ノ☆「やっぱいらないかお」
((('A`)))「もうだめぽ・・」
(-_-)「じゃあまずそっちの太いほうから
切り裂いてやるよ」
ドアノブのせいもありヒッキーの狂気が
ブーンへと向けられた
((( ;ω;)))ノ☆「もうだめぽ」
(-_-)「ひひひひひ・・・じゃあな」
ヒッキーはナイフを持った手を
ブーンに向かって勢いよく振り下ろした・・・
その時・・・
キンッ!
金属をはじく音がした
ブーンの変異プロセスコードの能力が発現した
ナイフはブーンの額には刺さらず
触れているだけだった
((( ;ω;)))ノ☆「目の前にナイフがああああああああ!」
(#-_-)「なんだこいつ!ナイフがささらねえ」
ヒッキーはそれから何度もブーンの額を
切りつけようとしたがナイフはささるどころか
削れていってしまうので
だんだんとヒッキーも刺そうと
熱くなり始めた
('A`)「いったい何が起こってるんだ・・・」
ドクオも何が起こったかわからない・・・
しかし・・・
('A`)「今がチャンスだ!」
ブーンが時間を稼いでいる・・・
というかただ泣いて謝っているだけだが・・・
チャンスだと思ったドクオはそーっと
屋上のドアの後ろまで移動し隠れ
持っていた携帯で警察に助けを求めた
ヒッキーもこのわけがわからん事態が起こったことで
ドクオの存在を忘れていた
('A`)「ブーンもう少し耐えてくれ」
((( ;ω;)))ノ☆「ひぎゃあああああああ!
僕はおいしくないお!おいしくないお」
(#-_-)「なんだこいつは!しねやああああああああ!」
ヒッキーがブーンを切りつけようとしはじめて
数分が過ぎた・・・
ヒッキーはまだ切りつけようと躍起になっている
ヒッキーにとってはじめてのことなのだろう
ナイフで切りつけられない人間がいるということが・・・
パトカーが音を立てずに工場に入ってきた
ドクオが指定したのだろう
ヒッキーはまだブーンをきりつけようと躍起になっている
警察に気づいている素振りもない
警察が数人工場内に入ることを
確認するとドクオはここぞとばかりに
屋上の入り口に立っていった
('A`)「お前はこれで御用だな!
せいぜい豚箱でまずい飯でも食うんだな」
(#-_-)「なんだと!?こいつはやめだ!
お前からまず切り裂いてやるよ」
そういうとブーンから離れこちらへ向かってきた
ドクオはヒッキーをひきつけて下の階へ逃げた
ヒッキーはドクオを追いかけ一つ下の階へ
足を踏み入れた瞬間警察に取り押さえられた
(#-_-)「くそーーーー!
はなせええええええ!殺すぞ!」
('A`)「ははは・・・助かった・・・」
ドクオは一安心して急いでブーンの様子を見に行った
( ;ω;)「どくおおおおおおおおおおおおおお!
本当にこわかったおおおおおお!」
('A`)「安心しろ。奴はもうつかまった」
その後2人は警察署につれていかれた
事情聴取の後
謝礼に10万円をもらった
( ^ω^)「10マソだお!10マソだお!」
('A`)「お前はいいな・・・思わぬ事態で
こんな遅くなっちまった
かーちゃんに怒られそうだ・・・」
その頃
ドクオの予想通りかーちゃんは怒っていた
J(#'ー`)し「帰ってきたらどうしようかしら
早く直すようにいったのに・・・」
数分後・・・
2人は息を切らして家に帰ってきた
('A`)「かーちゃんごめん。今から直すわ」
J(#'ー`)し「今まで何してたのかしら?」
(;^ω^)「殺人犯に襲われてたんだお・・・」
J(#'ー`)し「ドクオ」
('A`)「はい・・・なんでしょうか?」
J(#'ー`)し「友達に嘘をつかしてまで
言い訳したいわけ?」
(;'A`)「本当なんですよ」
J(#'ー`)し「まあいいわ。
とりあえず早くドアノブを直して」
(;'A`)「はい」
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/29(土) 23:21:26.51 ID:xjV5ASl60
(;'A`)ノ☆「・・・」
J(#'ー`)し「なに?そのへんてこな
ノブは?」
(;'A`)ノ☆「なんでしょうか?」
(;^ω^)「すみません・・・僕が買ったんだお」
J(#'ー`)し「ドクオ、友達のせいにしたいわけ?」
(;'A`)「いえ・・・」
このあとドクオはこっぴどく怒られたことは
いうまでもない
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:
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