1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:
久しぶりです。一話から行きますね。
2 :
◆gk43jgqTBM :2007/09/26(水) 18:15:47.72 ID:j2XPwLAs0
今宵はクリスマスの夜。
カップル達はこれでもかという程に仲の良い所を見せ付けあう。
町にも幸せなムードが漂っていた。あるレストランにいた二人組も例外ではなかった。
( ^ω^)「ツン・・今日は僕等が付き合って二年の記念日だおね」
ξ゚听)ξ「ええ、懐かしいわね・・ブーンに告白された時が」
( ^ω^)「おっおっ!あれはよく覚えてるお!」
ξ゚听)ξ「あの時のブーンは酷かったわね・・どんだけ噛みながら私に告白した事かw」
( ^ω^)「おっ・・それは言わないで欲しいお。緊張してたんだお」
ξ゚ー゚)ξ「ふふっ、幼馴染の前だったのに、ブーンのあの情けない姿・・いつ想像しても懐かしいな」
この二人が付き合い始めたのは、今の発言でも分かるように、二年前のクリスマス。
それは寒い冬だった。
3 :
◆gk43jgqTBM :2007/09/26(水) 18:18:19.39 ID:j2XPwLAs0
ブーンとツンは幼馴染で、小さな頃から仲が良く、よく遊んだ。
( ^ω^)「おっおっおっ!!ツンちゃん!遊ぼうおー!!」
ξ゚ー゚)ξ「いいよーブーンちゃんー!!」
小さな頃はこんな感じで、ただただ楽しく遊ぶ仲だった。
それが中学くらいだろうか。互いに一緒に居るのがなんだか恥ずかしくなって距離を置き始めた。
その時からなのか、ブーンはツンに対して、幼馴染としてではなく、一人の女性としてツンのことを見始めた。
( ^ω^)「・・・・・・・」
ξ゚听)ξ「・・・・・」
だがブーンはその気持ちを中々行動に移すことは出来ず、高校を卒業するまでずっと、ツンとはろくに話せさえしなかった。
ブーンは大学に進学し、ツンと会うこともどんどん少なくなっていった。
新しい友達も出来た。彼らと遊ぶことがもっぱらブーンの楽しみだった。
4 :
◆gk43jgqTBM :2007/09/26(水) 18:20:18.16 ID:j2XPwLAs0
('A`)「なぁ、ブーン。お前、普通に遊ぶ時は必ず来る癖になんで合コンになると、いつも来ないんだ?」
もう大学四年生。就職も決まり、時を待つだけになった彼等。
ブーンと一緒に居るこの男。彼はドクオ。高校時代からの友人で、大学に入ってからも仲が良く、よく遊ぶ仲だった。
( ^ω^)「お・・それは・・」
('A`)「だれか心に決めた人でも居るのか?」
( ^ω^)「・・うん、実はいるお」
('A`)「ホントかよ!?誰なんだよ。ブーン!」
( ^ω^)「多分・・言っても絶対わからないお。僕の幼馴染なんだお」
('A`)「え?幼馴染?」
( ^ω^)「お・・中学の頃からずっと好きなんだお。でも・・告白とかしてないんだお」
('A`)「何でそんなに思っているのに・・告白しないんだ?」
( ^ω^)「勇気がないお・・断られるのが怖いんだお」
('A`)「なんだよ!そんなことでビビッてんのか?」
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 18:20:51.05 ID:dZ1QBeKNO
しーえん?
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 18:20:54.99 ID:zCnIPvL90
支援
7 :
◆gk43jgqTBM :2007/09/26(水) 18:22:08.26 ID:j2XPwLAs0
( ^ω^)「お・・」
('A`)「お前、高校時代の俺を見てきただろ?俺は後悔しないため、好きになった子にはいつも告白していたじゃないか」
ドクオの戦歴は五戦五敗。ようは全敗なのだ。
だが、ちゃんと気持ちを伝えているドクオをブーンは凄く羨ましく思っていた。
('A`)「お前がその子を思う気持ちは本物なはずだ。ならばOKでもダメでも少なくとも気持ちはちゃんと伝わるはずだ。そうだろ?」
( ^ω^)「・・・・・・・・・」
('A`)「だから、伝えてみろよ。もう立派な大人なんだからさ」
( ^ω^)「・・・・・・・・・」
( ^ω^)「わかったお。今度会った時、しっかり伝えてみるお」
そして冬。ブーンは無謀にもクリスマスの日、ツンに連絡を取る。
ツンに彼氏が居た場合、もう電話の時点でアウトなのだが。
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 18:22:31.99 ID:9r9wat+c0
すっげーお久しぶり
9 :
◆gk43jgqTBM :2007/09/26(水) 18:24:33.27 ID:j2XPwLAs0
ξ゚听)ξ「あっ・・ブーン。久し振りだね」
( ^ω^)「ホントだお。元気にしてたかお?」
ξ゚听)ξ「もちろん元気だったよ、ブーンは?」
( ^ω^)「僕もだお。今日は話があって、ツンに電話したんだお」
ξ゚听)ξ「えっ・・」
ツンは自分の心臓が一回ドクンと大きな音を立てたのを自分で感じていた。
ドキドキしてる。久し振りに・・そう思った。
( ^ω^)「今日の夜、一緒に食事でもどうかお?」
ξ゚听)ξ「・・・・・・・」
心臓のドキドキは納まらない。むしろ、激しくなっているのが自分でも判るくらいだった。
10 :
◆gk43jgqTBM :2007/09/26(水) 18:27:21.55 ID:j2XPwLAs0
ξ゚听)ξ「えっと・・・」
( ^ω^)「やっぱり・・無理かお?」
ブーンの少し元気の無くなった声に、慌てて反応するツン。
ξ゚听)ξ「だっ、大丈夫だよ!ブーン!今日、楽しみにしてるからっ!」
( ^ω^)「ほ、ホントかお!?(アブねーお。断られてたら予約したレストランドクオと一緒に行くことになってたお)」
ある意味危険なカケだったといえる。
ξ゚听)ξ「そ、それっじゃ!何時にどこへ行けばいいのっ!?」
ツンもドキドキしているせいか口調がおかしかった。
( ^ω^)「七時にラウンジレストランに来て欲しいお!!」
ξ゚听)ξ「ら、ラウンジレストラン!?」
ラウンジレストランは、この町1番の高級レストランとして有名だ。
なんで自分をそんな所にわざわざ招待してくれるのかとツンは少し疑問に思う。
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 18:27:22.01 ID:dZ1QBeKNO
支援
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 18:27:44.53 ID:9r9wat+c0
支援
13 :
◆gk43jgqTBM :2007/09/26(水) 18:28:53.87 ID:j2XPwLAs0
ξ゚听)ξ(ブーン・・クリスマスの日にそんなレストランで・・)
ξ///)ξ(もしかして・・私のことを・・?)
まぁ、クリスマスに連絡取ってるくらいだから、半分は既にバレているようなものなのだが。
( ^ω^)「そ・・それじゃあ後でだお!!」
ξ゚听)ξ「え、ええ!またね!!」
二人は最後まで何だか慌てたままで、電話を切った。
( ^ω^)「おっおっ・・ついに勝負の時が来てしまったんだお・・」
ブーンはかなり力んでいる。女の子と初めて二人きり。しかも相手は好きな女性であり幼馴染でもある。
どう伝えればいいんだろうか・・それをずっと考えているだけだった。
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 18:29:20.62 ID:lEHPowx+O
ショボン見て濡れるやつか
( ^ω^)「・・僕は僕なりに、やるしかないお・・」
( ^ω^)「おっ!ドクオに電話しておくお!!」
ピポパポ・・
('A`)「はい、もしもし・・」
やる気の無さそうな声が受話器越しに伝わってくる。これはドクオで間違いはない。
( ^ω^)「ドクオかお!?僕はやったんだお!」
('A`)「ちょwww落ち着け!!何があった!?」
( ^ω^)「聞いて驚くなお!いや、驚けお!幼馴染を今日、食事に誘う事に成功したんだお!」
('A`)「ちょwwwマジかよwwwお前すげーなwww」
( ^ω^)「それだけ報告する為の電話だお!すまないが準備があるからきるお!」
プツッ。
16 :
◆gk43jgqTBM :2007/09/26(水) 18:31:43.37 ID:j2XPwLAs0
('A`)「あいつ・・本当に行動を起こしたのか」
冷静にクリスマスの夜、上手くいったら何が起こるのかドクオは冷静に考えてみた。
('A`)「告白成功→ラブホ→童貞卒業ウマー」
(#'A`)「あいつぅぅぅぅぅぅ!!俺より先に卒業する気かぁぁぁ!!」
まだ上手くいっていないのに、勝手な妄想を繰り広げるドクオ(彼女居ない暦=年齢 童貞)なのであった。
一方ツンは・・
ξ゚听)ξ「本当にブーンに会うのは久し振りだな・・」
ξ゚听)ξ「少しは変わってるのかな・・」
実はというと、ツンもツンで、ブーンに気があった。
中学時代、ブーンが自分から離れていくのが妙に悲しかった。
ブーンという存在が自分にとってどれだけ大事なのかを改めて実感し、それと同時に好意をもっていたことに気が付いた。
17 :
◆gk43jgqTBM :2007/09/26(水) 18:34:58.17 ID:j2XPwLAs0
ξ゚听)ξ「・・私も実は奥手な方だからなぁ。伝えられなかったんだよなぁ。懐かしい」
ξ゚听)ξ「でも・・今日は何かありそうな気がするな」
ツンの心はいつのまにか踊るような感じになっていた。
ξ゚ー゚)ξ「楽しみだなぁ・・」
最初は緊張という言葉しか頭に無かったが、もうその文字は消えている。
ブーンに会える。それだけで充分心が躍った。
ξ゚听)ξ「・・・・・」
自分の洋服ダンスを開く。
ξ///)ξ「折角だし・・勝負下着でもはいていってみようかな・・」
やはりツンも女の子だった。だが、まだ早い気がしないでもないが。
準備を進めていく内に、時間はどんどん過ぎていく。予定の時間の一時間前になっていた。
18 :
◆gk43jgqTBM :2007/09/26(水) 18:37:02.97 ID:j2XPwLAs0
ξ゚听)ξ「あ・・もうこんな時間なのね」
ドタドタと階段を下り靴を履く。
ξ゚听)ξ「おかあさーん!今日晩御飯いらないからー!!」
母親の返事を待たないで、ツンは玄関から飛び出していった。
('、`*川「あの子も色々あるのねぇ・・」
そう言ったが何があるのかは何となく検討がついていたツンの母親は、
ニヤニヤしながら、自転車で走っていくツンの姿を見つめていた。
19 :
◆gk43jgqTBM :2007/09/26(水) 18:39:11.30 ID:j2XPwLAs0
( ^ω^)「もうこんな時間かお・・」
ブーンはまだ家から出ていなかった。いろいろと確認があるからだ。
( ^ω^)「髪の毛セットおk・・髭剃りおk・・歯磨きおk・・服装おk・・」
確認している内に、あっという間に時間は経っていく。
( ^ω^)「やべーお!後三十分しかないお!!」
急いで玄関に出て愛車(原付)「ブーンmk−弐」に乗り、ツンとの待ち合わせ場所に急いだ。
(;^ω^)「遅れたら男としてこれ程情けないことはないお!超急ぐお!!」
ブーンmk−弐がブーンの体重に対し、少し悲鳴をあげているのが何となく分かる。
エンジンの音がなんだかおかしい。だが、これくらいで壊れるほどやわではないのだろう。
なんてったって三年使っていますからね。彼。
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 18:40:26.68 ID:9r9wat+c0
支援支援
21 :
◆gk43jgqTBM :2007/09/26(水) 18:41:38.39 ID:j2XPwLAs0
(;^ω^)「慣性ドリフトだお!」
ギャギャギャという音を立てながら、カーブを曲がるブーン。とても危険な走行だ。
三分後・・
警「ダメだよ〜君、一般道の法定速度は守らないとね」
(;^ω^)「ごめんなさいごめんなさい・・待ち合わせがあるんですお。許してくださいお」
警「そーなの、じゃあここにハンコ押してね〜」
(;^ω^)「ちょ!!僕のエロゲ貸すから勘弁してくださいお・・!!」
警「・・・っ!警察を買収するつもりか!貴様にもう用はない!行け!!」
(;^ω^)「ちょwwwありがとですお!!」
ブーンは一気にmk−弐のスピードを上げて集合場所へ向かっていった。
警「・・くそっ、エロゲと言う単語に心が動いた自分が情けない・・でも感じちゃう!」ビクビクッ
どうやら彼も彼でまともではないみたいだ。
22 :
◆gk43jgqTBM :2007/09/26(水) 18:43:16.65 ID:j2XPwLAs0
(;^ω^)「おっおっ・・!もうすぐでつくお!今何時だお!?」
自分の携帯を一瞬だけ開けてみるブーン。
(;^ω^)「おっおっ!七時五分前・・!!なんとか間に合いそうだお!」
またバイクのスピードを上げ、急ぎに急いだ。
やっとの思いで到着すると、既にツンらしき人物が到着していた。
(;^ω^)「おっ・・・・・・」
ξ )ξ「・・・・・・」
23 :
◆gk43jgqTBM :2007/09/26(水) 18:44:30.07 ID:j2XPwLAs0
後ろを向いているので、ちゃんとツンかどうかとは確認できなかった。
でも印象的な巻き髪が言っている。私がツンだと。
(;^ω^)「ツン!?」
ためしに声をかけてみた。その巻き髪の女性(?)はゆっくりとこっちに顔を向ける・・
ζ´・ω・`ζ「やらないか?」
(;^ω^)「おまwww誰だお!あっちいけお!!」
ζ´・ω・`ζ「声をかけたのは君のほうだろう。やら・・」
ξ゚听)ξ「ブーン!遅れてごめーん!!」
(;^ω^)「おっ!!ツン!!」
ζ´・ω・`ζ「ちっ・・彼女持ちか・・」
妖しげなその男はその場からすぐに消えていった。
その場はすぐに二人の世界になった。
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 18:45:38.17 ID:51RWpDTO0
私怨
25 :
◆gk43jgqTBM :2007/09/26(水) 18:46:49.03 ID:j2XPwLAs0
ξ゚听)ξ「久し振りだね・・ブーン」
( ^ω^)「・・・・・」
思わずその姿に見とれてしまう。
昔とは全然違う。かなり綺麗になった。自分と一緒にいるのが不釣合いなくらい・・
ξ゚听)ξ「・・どうしたの?固まっちゃって・・」
ツンはその様子が何だか酷く不自然に見えたので、そう話し掛けた。
( ^ω^)「あ、ああ、ごめんお。じゃあ早くレストランに向かおうかお」
ブーンが自分で声をかけ、二人はラウンジレストランへと入っていった。
ついにブーンの初めての告白が始まる・・!!
2話へ続く
26 :
◆gk43jgqTBM :2007/09/26(水) 18:47:24.70 ID:j2XPwLAs0
久し振りすぎて一話投下するのも疲れるな・・
十分くらい休憩したら2話投下します。
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 18:47:59.77 ID:gIZp/VeT0
久しぶりだなオイ
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 18:48:14.49 ID:touNI+3uO
支援
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 18:49:02.86 ID:zCnIPvL90
支援
30 :
◆gk43jgqTBM :2007/09/26(水) 18:49:15.99 ID:j2XPwLAs0
覚えてくれてる人、待たせてすまない。
ちょっと色々立てこんでてね・・もう少ししたら沢山時間できるだろうし、続きも書き始めるよ。
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 18:49:46.71 ID:dZ1QBeKNO
昨日の家庭売るが鬱過ぎたから期待している
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 18:50:45.98 ID:51RWpDTO0
家庭売るの人!?
wktk
33 :
◆gk43jgqTBM :2007/09/26(水) 18:51:55.01 ID:j2XPwLAs0
>>32 違うよ、全然違うよ。家庭売るの人は植物さんだよ。
俺はハンド、おばあちゃんと呼ばれる作者さ・・期待はずれですまないな。
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 18:53:12.78 ID:6GmVeBzUO
久しぶりだなあああ!生きてたのか
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 18:54:06.45 ID:51RWpDTO0
>>33 早とちりかこわるいお・・・。
でもハンド好きだったからwktk
36 :
◆gk43jgqTBM :2007/09/26(水) 18:54:19.41 ID:j2XPwLAs0
ごめんね音沙汰無しで。警察の試験受けたんだ。
さて、そろそろ2話始めるよー
37 :
◆gk43jgqTBM :2007/09/26(水) 18:55:12.78 ID:j2XPwLAs0
第2話
(;^ω^)「おあっ!!ここが噂のラウンジレストランかお!?」
ブーンは正直ラウンジレストランにきたことは今まで無かった。
ただ高いという事だけは知っていたからお金は沢山持ってきた。だが雰囲気だけにはなかなかなれないみたいだ。
(´・ω・`)「今日ご予約のブーン様でいらっしゃいますか?」
その顔はさっき見た女(?)にそっくりだった。
思わずブーンの体は一瞬震え上がった。
( ^ω^)「あなた・・さっき僕と会いましたかお?」
(´・ω・`)「いえ・・気のせいじゃないですか?」
男は何も動揺すること無く、そう答えた。
( ^ω^)「・・・・・・・・・・」
(´・ω・`)「・・・・・・・・・」
ツンをほったらかしにして見つあうと素直におしゃべりできない二人。
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 18:55:21.49 ID:6fz7nPXJ0
警察沙汰だと、そりゃ大変だな支援
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 18:56:40.33 ID:p2Gy74Do0
TSUNAMIwww
(*´・ω・`)「・・・・・・・・」
(;^ω^)「・・・・・・・・・・」
頬を赤く染め、まるで乙女のように頬を染めるショボンとは対照的に冷や汗を流すブーン。
そんな様子をツンはじっと見つめていた。
ξ゚听)ξ「・・・・・・・・・・」
ξ゚听)ξ(これは・・)
ξ*゚听)ξ(やおいフラグktkr)
このツンの微妙なやおい思考。腐女子になりさがったツン。
ξ*゚听)ξ(ガチホモを一度生で見てみたかったんだよね・・たまんないっ!見てるだけで感じちゃうよっ!)ビクビク
(;^ω^)「・・ツン?」
体を変な風にビクビクさせているツンの様子が心配になったブーンはショボンから目を逸らし、ツンに声をかける。
41 :
◆gk43jgqTBM :2007/09/26(水) 18:58:36.44 ID:j2XPwLAs0
ξ*゚听)ξ「・・えっ!?何、ブーン!?」
頬を真っ赤にしながらブーンに話すツン。
明らかにその様子を異常に思ったブーンは・・
(;^ω^)「すまないお、早く予約した席に連れてってくれお」
(´・ω・`)「すいません。すぐご案内します」
後ろを向いたウェイターのポケットが妙に膨らんでいるのは見なかったことにするブーン。
飛び出していたのは巻き髪のような毛だったからだ。
(;^ω^)「・・・・・・・・・・」
ξ゚听)ξ「さぁ、案内してもらったし、早く座ろうよ」
(;^ω^)「そ・・そうするお」
42 :
◆gk43jgqTBM :2007/09/26(水) 19:01:31.71 ID:j2XPwLAs0
ブーンの頭の中で、占めている思考は七割があの男のこと、二割は告白の事、一割はドクオのエロゲーのことを考えていた。
完全に無駄な思考が頭の中を駆け巡っている。
(;^ω^)(もし・・告白に失敗したら・・あの男に食われる事は確実だお!!)
そう思うのも無理は無かった。なぜなら・・
(*´・ω・`)「ニヤニヤ」
文字通りニヤニヤしながら頬を赤らめながらずっとこっちを見ているからだ。
その目は妖艶な色を放っている。
(;^ω^)「あうあう・・」
ξ゚听)ξ「どうしたの・・」
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 19:03:26.00 ID:p2Gy74Do0
_
(゚Д゚)しえん
44 :
◆gk43jgqTBM :2007/09/26(水) 19:04:12.82 ID:j2XPwLAs0
ツンはブーンが見ている方に目を向けると同時に、
ξ*゚听)ξ「モルスァ」
訳の分からない言葉を発し、また体をビクビクッと震わせた。
ξ*゚听)ξ(あぁん・・たまらないよぅ・・ブーンとあの人の絡みを想像するだけでイッちゃうよ・・)
またツンの頭の中は訳の分からない思考が駆け巡っている。
(;^ω^)「つんさーん・・?」
ξ*゚听)ξ「ハァハァ・・あっ、ごめんね」
少し荒くなった息を整えながら、ツンはブーンの言葉に反応する。
(;^ω^)「今日はなんだか様子がおかしいお。ツン」
ξ゚听)ξ「今日はって・・今まで随分会ってなかったじゃないw」
( ^ω^)「そういえばそうだったおw」
二人はにっこりと笑った。
そして、また二人は二人だけの会話を始める。
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 19:04:49.76 ID:dZ1QBeKNO
痴女支援
46 :
◆gk43jgqTBM :2007/09/26(水) 19:07:45.37 ID:j2XPwLAs0
( ^ω^)「ツン、今は何してるんだお?」
ξ゚听)ξ「今は・・就職活動かな。ほら、あたし昔ブーンに夢、話したの覚えてる?」
( ^ω^)「あぁ・・あれは忘れもしない十一月二十一日の水曜日、僕等がまだ小学生の頃・・」
ξ゚听)ξ「随分正確に覚えてるわね・・保母さんになりたいって言ったじゃない?」
( ^ω^)「そうだお!あの時ツンは凄く生き生きして、その話をしていたお」
その頃からだったのかもしれない。好意を抱いていたのは。
自分は中学でようやくその気持ちに気が付いた。だからその時は気が付かなかった。
ξ゚听)ξ「あたしね・・その夢、ずっと持ち続けた。それで大学にも行って、ちゃんと勉強したよ」
ξ゚听)ξ「それで・・今は就職活動って言ったけど、実は雇ってくれそうな所が一つあるんだ」
( ^ω^)「ホントかお!?おめでとうだお!!」
ブーンは自分のことのように喜んだ。そんなブーンの混じり気のない笑顔が眩し過ぎて、赤面するツン。
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 19:08:25.04 ID:touNI+3uO
支援
48 :
◆gk43jgqTBM :2007/09/26(水) 19:10:00.17 ID:j2XPwLAs0
ξ///)ξ「・・ありがとう、ブーン」
( ^ω^)「羨ましいお。ツンはちゃんと夢を叶えていて・・僕には夢が無かったお。だから就職も普通の所に・・」
ξ゚听)ξ「どこに就職が決まったの?」
( ^ω^)「えーと・・ニュー速株式会社だったかお・・」
ξ゚听)ξ「え!?それホントに!?」
( ^ω^)「え・・うん、受けたら受かったんだお」
ξ゚听)ξ「ニュー速株式会社ってあの、今成長著しい企業じゃない。よく合格出来たわね。あそこは狭き門なのよ・・?」
( ^ω^)「え、それホントかお?」
ξ゚听)ξ「ホントよ!少しは世間のことも知ろうとしなさいよ・・そしたらブーン、あんたエリートよ!!」
( ^ω^)「おっおっ!エリート!!いい響きだお!!」
それからもう少し、それ関係の話が続き、会話に花が咲いた。
49 :
◆gk43jgqTBM :2007/09/26(水) 19:12:08.43 ID:j2XPwLAs0
(´・ω・`)「失礼しまぁす。料理をお持ちしました」
その男、妙にブーンとの距離が近い。いや、ほぼブーンとくっついているようにしか見えない。
( ^ω^)(この男・・やはりモノホンのゲイだお!!やばいお・・)
(*´・ω・`)「フヒヒ・・」
( ^ω^)「キモッ」
思わず口をついて出てしまった。
( ^ω^)「し、しまったお・・!」
それでも男はブーンを妖艶な目つきで見ることをやめようとはしない。やはり本物のホモだ。
ツンは・・
ξ////)ξ「アッー!!!!」
またイキそうになっていた。果たしてこんな状態で告白なんて上手くいくのだろうか。
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 19:12:57.20 ID:dZ1QBeKNO
なんだよこれw
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 19:14:13.73 ID:i70qRWSW0
(´・ω・`)「ここは初めてかい?力抜けよ」
(;^ω^)「アッー!」
ξ゚听)ξ「支援」
52 :
◆gk43jgqTBM :2007/09/26(水) 19:15:16.99 ID:j2XPwLAs0
(*´・ω・`)「ではごゆるりと・・」
ホモがその場から去っていく。
ξ////)ξ「ハァ・・はァ・・」
( ^ω^)「つ・・ツン?平気かお?」
ξ゚听)ξ「あ・・あぁ、ごめんね、大丈夫」
( ^ω^)「ツン・・」
いきなり真面目モードに切り替わり、話を進めるブーン。
( ^ω^)「僕が今日、君をここに呼んだのは他でもないお。ツンも何となく分かっているはずだお」
ξ゚听)ξ「・・・・・・・・・?」
( ^ω^)「ぼくは
ζ´・ω・`ζ「僕との関係を見せ付けにやってきたんだよな?ブーン」
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 19:16:33.45 ID:i70qRWSW0
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 19:16:50.25 ID:dZ1QBeKNO
さえん
55 :
◆gk43jgqTBM :2007/09/26(水) 19:19:10.60 ID:j2XPwLAs0
( ^ω^)「・・・・・・・・」
ξ////)ξ「そ・・そんな、ヒドイよ、ブーン」
その言葉とは裏腹に顔は真っ赤なままだった。
(#^ω^)「テメーは引っ込んでろお!!」
ζ´・ω・`ζ「うがぁ!!!」
ブーンの渾身の右ストレートがヒットし、男は吹っ飛んでいった。
( ^ω^)「話を戻すお。実は・・僕」
ξ゚听)ξ「・・・・・・・」
( ^ω^)「ずっと前からツンのことが大好きだったんだお」
( ^ω^)「でも・・当時は嫌われる事が怖かったお。それにすごく恥ずかしかった・・」
( ^ω^)「そのせいで、ずっと告白できなくて・・自分が情けなかったお」
56 :
◆gk43jgqTBM :2007/09/26(水) 19:21:02.53 ID:j2XPwLAs0
ξ゚听)ξ「ブーン・・」
( ^ω^)「でも最近、友達に言われたお。そんな思ってるなら、ちゃんと言うべきだろって・・」
( ^ω^)「僕も・・そうだって思ったお。ずっと・・好きだったから」
( ^ω^)「その為に今日はここに来てもらったんだおお・・」
ξ゚听)ξ「・・・・・」
まさか来る前、本当に自分が思っていたことが現実になるとは思っていなかったツン。
少し戸惑ってしまう。
それにしても所々噛んでるなという印象を受けた。
( ^ω^)「だから・・よかったらら・・付き合ってほしいんだだだだだお」
ξ゚听)ξ「・・・・・・」
すぐに答えを出してもよかった。はいといえばそれで・・
でもそうもいかなかった。もし付き合ったとして、ブーンと上手くやっていけるのだろうか。
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 19:21:48.93 ID:dZ1QBeKNO
支援
58 :
◆gk43jgqTBM :2007/09/26(水) 19:22:30.82 ID:j2XPwLAs0
ξ゚听)ξ「・・ブーン、その気持ち、凄く嬉しいよ」
ξ゚听)ξ「それに・・私もブーンのこと、好き・・」
( ^ω^)「ほほほほほほほ、ホントかお!?」
ξ゚听)ξ「ええ・・でも・・」
( ^ω^)「でも?」
ξ゚听)ξ「付き合うかどうかは、このお店を出るまで考えさせて・・。そのくらいの時間は貰ってもいいでしょ?」
( ^ω^)「・・いいお。しっかり考えて決めてくれお」
その間、店を出るまでずっと二人は無言だった。
緊張していた。しかも告白した、された後だったので、どう反応すればいいのかわからなかったから。
その時・・
ζ#・ω・`ζ「くそぉ・・あの女ぁ!!うらやましすぎだろう・・!!」
一人で、嫉妬の炎を燃やす男もそこにいた。
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 19:24:23.52 ID:dZ1QBeKNO
支援
60 :
◆gk43jgqTBM :2007/09/26(水) 19:24:36.41 ID:j2XPwLAs0
( ^ω^)「それじゃ・・一通り食べたし、出ようかお・・」
そう言ったブーンの心臓はずっと高鳴っていた。
ξ゚听)ξ「・・うん」
二人はゆっくり席を立つと、ブーンが支払いを素早くすませ、外に出て行った。
( ^ω^)「それじゃあ・・ツン、答えを聞かせてもらっていいかお」
ブーンが自分で切り出していった。
ξ゚听)ξ「・・・・・・・・」
( ^ω^)「おっ!?」
無言でブーンを抱きしめたツン。思わず言葉が上擦る。
ξ゚听)ξ「ありがとう・・嬉しいよ・・」
ξ゚听)ξ「私はやっぱり・・ブーンが好きだよ」
ξ゚听)ξ「好きな人とずっと一緒にいれるなら・・こんなに幸せなことってないよね・・」
61 :
◆gk43jgqTBM :2007/09/26(水) 19:25:56.40 ID:j2XPwLAs0
( ^ω^)「・・・・・・」
ξ゚听)ξ「今までは幼馴染だったけど・・これからは恋人として・・」
ξ///)ξ「ヨロシクね・・」
( ^ω^)「おっ・・・」
(*^ω^)「ツン・・」
ξ*゚听)ξ「ねぇ・・ブーン?」
ξ*゚听)ξ「キス・・しよっか?」
( ^ω^)「おっ・・おおお!?」
いきなりの提案でかなり動揺するブーン。だがツンは全く構う様子は無かった。
ξ*゚听)ξ「いいじゃない・・これからもっと色々するんだからさ・・」
そう言ってブーンの唇を奪うツン。
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 19:26:32.40 ID:dZ1QBeKNO
支援してます
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 19:27:05.94 ID:Ria6g2R00
支援だだだだだ
64 :
◆gk43jgqTBM :2007/09/26(水) 19:28:06.17 ID:j2XPwLAs0
( ^ω^)「・・・・・・!!」
唇に当たるなんともいえない柔らかい感触に、ブーンは驚く事しか出来なかった。
ξ*゚听)ξ「・・・・・・・」
照れた様子でブーンを見つめるツン。
(*^ω^)「・・・・ツン、凄く可愛いお」
これからは自分がツンを守ってやらなければ。そう思うブーン。
そして、二人は手を繋ぎ、歩いていった・・
こうして、二人は付き合いだし、二年後の今、クリスマスまで至るという訳だ。
当然の如く、ブーンはDTを卒業していた。
( ^ω^)「つい思い出しちゃったお・・まぁ、二年前と全く同じ、ラウンジレストランにいるんだから仕方ないかもしれないお」
ξ゚听)ξ「まぁねぇ・・それにしても、話ってなによ?ブーン。それに告白した時と同じ店なんて・・」
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 19:29:12.30 ID:dZ1QBeKNO
支援
66 :
◆gk43jgqTBM :2007/09/26(水) 19:29:42.76 ID:j2XPwLAs0
絶対に何かあるなとツンは予測していた。
それはブーンの様子がいつもと違い、どことなく緊張して見えたから。
( ^ω^)「それは・・」
ごそごそとポケットに手を突っ込み、小さな箱を取り出す。
ξ゚听)ξ「えっ・・?」
( ^ω^)「とりあえず、そいつの中身を見て欲しいお」
ξ゚听)ξ「・・・・」
無言で、その小さな箱を開けてみるツン。
ξ゚听)ξ「・・・・・・・・指輪?」
( ^ω^)「付けてみて・・くれないかお?」
ツンはゆっくりとその指輪を外し、指につけてみる。ブーンに指のサイズなんて言っていないのに、サイズはピッタリだった。
67 :
◆gk43jgqTBM :2007/09/26(水) 19:30:01.39 ID:j2XPwLAs0
ξ゚听)ξ「ブーン・・」
( ^ω^)「分かると思うけど・・僕と結婚してほしいんだお!!」
力強く言い放ったブーン。
ある男が未だ姿を変えずブーンの方を見ていると知らずに。
(´・ω・`)(破局・破局!!!!!!)
この男、最悪である。
( ^ω^)「ツン・・答えを・・聞かせて欲しいお!!」
ブーンの一世一代の大勝負に出た!
果たしてツンの答えは・・二人は結婚し、幸せになれるのだろうか!!!!
第三話に続く。
68 :
◆gk43jgqTBM :2007/09/26(水) 19:30:31.44 ID:j2XPwLAs0
よし、十五分後、三話投下する!
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 19:31:00.01 ID:dZ1QBeKNO
支援
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 19:33:41.56 ID:dZ1QBeKNO
とりあ乙
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 19:33:45.83 ID:touNI+3uO
ショボン素敵過ぎだろ…
ショボンにほれた
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 19:38:33.24 ID:/ygYLPWjO
ハンドボールかwww
久しぶりだな
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 19:42:32.70 ID:dZ1QBeKNO
ほ
75 :
◆gk43jgqTBM :2007/09/26(水) 19:44:41.58 ID:j2XPwLAs0
第三話
ξ゚听)ξ(もうケコーンなの!?確かに二年は付き合ったけど・・)
ξ゚听)ξ(まだ私には見てない物が多すぎる・・)
ツンは色んなことを考えた。やおいとかやおいとかやおいとか・・ブーンとショボンの絡みとか。
ξ゚听)ξ(ブーンと・・あの男の絡み・・)
ξ*゚听)ξ(ブフォァ、鼻血でそう・・あぁん・・濡れてきちゃったよ・・)
二年経過した今でも、その事は忘れていなかったみたいだ。
(´・ω・`) 「あの女・・何か腐女子のにおいがする・・」
外枠で見ていたショボンは、実はホモの人間と腐女子の人間を見分けることの出来る、
特殊な鼻と目をもっていた。
76 :
◆gk43jgqTBM :2007/09/26(水) 19:46:44.93 ID:j2XPwLAs0
(´・ω・`) 「ブーン?」
(´・ω・`) 「俺はノンケでも平気で食っちまう男なんだぜ・・」
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 19:47:01.41 ID:dZ1QBeKNO
支援
78 :
◆gk43jgqTBM :2007/09/26(水) 19:49:15.34 ID:j2XPwLAs0
一人でこう呟いていた。
ツンはツンで・・
ξ゚听)ξ(ブーンとケコーンする為には・・やっぱり私がこういう趣味があるってこと・・分かってもらわないとね・・)
ツンは自分が腐女子(しかも重度)であることを暴露しようとついに決意した!!
何か他にもっと大事な事があるような気もしないでもないが・・
ξ゚听)ξ「ねぇ・・ブーン?」
( ^ω^)「な、なんだお?ツン・・」
さすがに少し緊張気味のブーン。
ξ゚听)ξ「あの・・いいにくいんだけど・・」
( ^ω^)「ええっ!無理なのかお!?!!」
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 19:50:24.10 ID:Ria6g2R00
支援
80 :
◆gk43jgqTBM :2007/09/26(水) 19:51:35.42 ID:j2XPwLAs0
明らかに動揺の色を見せるブーン。
まだ何も言っていないのに。
ξ゚听)ξ「ちょwwwwまだ何も話してないじゃないwww」
( ^ω^)「す、すまんこ」
ξ゚听)ξ「悪い、その謝り方だけはヤメレ。たのむから」
( ^ω^)「す、すまねえ・・つい調子に乗ってしまったお」
ξ゚听)ξ「次言ったら・・まぁ、処刑までは行かないけど・・殺すからね?」
( ^ω^)「おっ・・殺されるだけかお。処刑じゃなくてよかったお」
どっちも馬鹿であることには間違いない。
ξ゚听)ξ「それで・・もう一回話すけど・・私は変な趣味を持っててね・・」
( ^ω^)「えっ?どんな趣味だお?」
81 :
◆gk43jgqTBM :2007/09/26(水) 19:54:24.51 ID:j2XPwLAs0
ξ゚听)ξ「一般人から見れば変態的で、ドン引きされることは間違いないわね・・」
( ^ω^)「どんな趣味を持ってようとツンはツンだお!話してみるお!僕は大丈夫だお!!」
一瞬の沈黙が流れる。二人の視線はじっとお互いを見つめる。
何も動こうとしないその状況に、ブーンは痺れを切らし始めた。
女の視線とは・・ここまで鋭いものだったのだろうか。自分の頬には生暖かい風だけが吹いている。
ξ゚听)ξ「あのね・・私・・」
( ^ω^)「・・・・」
ブーンは鋭い目つきのまま、ツンを見続けた。
ξ゚听)ξ「・・・・・・・・・」
また言うのをためらうツン。そんなに凄まじい趣味なのか。
そしてまた口を開いた。
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 19:56:13.12 ID:dZ1QBeKNO
支援
83 :
◆gk43jgqTBM :2007/09/26(水) 19:56:51.90 ID:j2XPwLAs0
ξ゚听)ξ「私・・腐女子なんだ・・」
( ^ω^)「な、なんだってー!!!!!!!!!!!!!!!」
自分の彼女は腐女子。
ブーンは衝撃の大きさ故に、動く事すらままならなかった。
ξ゚听)ξ「やっぱり・・引いたでしょ?」
( ^ω^)「・・・・・・」
冷たい視線で自分を見つめている。ツンはそう思い込んでいた。
( ^ω^)「いや、全然だお」
ξ゚听)ξ「な、なんだってー!!!!!!!!!!」
今度はツンの声が辺りに響き渡った。
(´・ω・`) 「ふ・・やはりあの女・・腐女子か・・これはチャンスだな」
ショボンは早速何かを考え出しているようだ。
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 19:57:40.49 ID:WXX5JNP30
支援
85 :
◆gk43jgqTBM :2007/09/26(水) 19:58:36.27 ID:j2XPwLAs0
ξ゚听)ξ「えぇ・・?全然引かないの?」
( ^ω^)「うん全く。なんたって僕はVIPの腐女(ryのスレを毎日覗いてる程だお」
ξ゚听)ξ「すまん。逆に引いた」
( ^ω^)「そんなっ!」
ツンを励ます発言が少し逆に作用してしまったようだ。
ξ゚听)ξ「でも安心した・・ブーンは腐女子は嫌いじゃないんだね」
( ^ω^)「うん。だから安心するお」
( ^ω^)「でも、結婚してから、子どもが出来たらその趣味はもうやめとくお。子どもに見られたら幻滅だお」
ξ゚听)ξ「わっ、わかってるわよ・・大丈夫」
少しの沈黙が二人を包む。
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 19:59:55.26 ID:dZ1QBeKNO
支援
87 :
◆gk43jgqTBM :2007/09/26(水) 20:01:27.35 ID:j2XPwLAs0
ξ゚听)ξ「それなら・・この指輪。受け取らせてもらうわよ」
( ^ω^)「ホントかお!?」
ξ///)ξ「べっ、別にあんたの為じゃないんだからねっ!!」
( ^ω^)「久し振りのツンデレktkr」
ξ゚听)ξ「とにかく!!・・ありがとう」
( ^ω^)「こちらこそだお!」
二人が結婚の約束をしてイチャイチャしている間に、例の男がやってきた。
(´・ω・`) 「君たち、おめでとう。結婚するようだね」
( ^ω^)「お・・あんたは」
ξ*゚听)ξ「ふぁ・・・・」
88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 20:03:11.72 ID:lEHPowx+O
支援
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 20:04:05.60 ID:dZ1QBeKNO
支援
90 :
◆gk43jgqTBM :2007/09/26(水) 20:04:59.77 ID:j2XPwLAs0
ツンはまた興奮してきているようだ。
(´・ω・`) 「そこの腐女子のお姉さん?」
ξ*゚听)ξ「わ、私れすか・・?」
何故か微妙にろれつまで回らなくなっているツン。よっぽど興奮しているのだろう。
ξ*゚听)ξ「なんで私が腐女子だって・・?」
(´・ω・`) 「しいて言うなら・・」
(´・ω・`)「ホモの感って奴かな・・・」
ξ*゚听)ξ「かっ、カッコよすぎ・・」
ξ*///)ξ「アッー!!」ビクビクッ
一体ツンはこのレストランで何回イっているのだろうか。
91 :
◆gk43jgqTBM :2007/09/26(水) 20:06:47.94 ID:j2XPwLAs0
( ^ω^)「こっ・・これが腐女子の力なのかお!?想像を越えているお!!」
ξ*///)ξ「あ・・あ・・」
ちゃんと言葉を発せなくなっているツンを尻目にまだ話すショボン。
(´・ω・`)「お嬢さん・・」
(´・ω・`)「もし、私とブーン君の濃厚なksmsを見たいならいつでも言うといい」
ξ*゚听)ξ「え・・?二人のksms・・」
ξ*゚听)ξ(ショボンさんのあそこがブーンのあそこに・・ああ!!もうらめぇ・・!!)
ξ*///)ξ「あぁん・・・」
色っぽい声を漏らすツン。
(#^ω^)「ちょww何度も僕の恋人をイかせないで欲しいお!!」
(´・ω・`)「すまないな。その内お世話になるかもしれないな。結婚式には呼んでくれよ?」
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 20:06:56.38 ID:i70qRWSW0
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 20:08:15.66 ID:hvVleBmYO
しえん
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 20:08:19.98 ID:dZ1QBeKNO
これツンがショボンに寝とられる話になりそうだなw
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 20:08:21.71 ID:THsxYW8tO
これは良い意味でひどい
96 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 20:08:57.12 ID:4GMuRnTN0
('A`)オレハ・・・?
97 :
◆gk43jgqTBM :2007/09/26(水) 20:09:34.40 ID:j2XPwLAs0
ξ*゚听)ξ「ええっ!もちろんです!」
ツンはショボンにもうくびたっけのようだ。恋愛対象とは言わないだろうが。
(#^ω^)(ちくしょう・・その才能、羨ましいお!恐ろしい!ホモとやおいの組み合わせ・・!!)
ブーンは今日、いくつもの事を学習し、家に帰った。結婚の約束よりも凄まじいものを見たような気がした。
そして後日、ブーンはツンの両親に挨拶しに行った。ちなみにブーンの両親は両方認めている為何も問題なかった。
('、`*川「あら、ブーンちゃん。久し振りね。家に来るの・・」
ツンの母、ペニサスがブーンを優しく迎えてくれた。
( ^ω^)「こんにちわですお。ホント久々ですお」
(`・ω・´) 「おお、ブーン君じゃないか」
( ^ω^)「こんにちわですお。シャキンさん」
丁度両親も二人とも揃っていた。居間に通され、座布団の上に正座するブーン。
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 20:09:48.73 ID:i70qRWSW0
ブーンがショボンの大きさに感動してソッチに行ったらツンと別れてENDかと思ってしまった
99 :
◆gk43jgqTBM :2007/09/26(水) 20:11:42.28 ID:j2XPwLAs0
(`・ω・´) 「もう詳しい話はツンから聞いてるよ。ツンをお嫁に欲しいみたいだね」
( ^ω^)「はい!是非!!」
('、`*川「正直、ブーンちゃんなら、私はいいわよ。会社も一流で、しっかり勤めているもんね」
(`・ω・´) 「僕も同意見だな。ブーン君は小さな頃から見てきているし、君ならツンを幸せにしてくれる。僕はそう確信しているよ」
( ^ω^)「じゃ・・じゃあ?」
(`・ω・´) b「おkだよ」
( ^ω^)「あ、ありがとうございますお!必ず幸せにしてみせますお!」
('、`*川「ふふっ、期待してるわよ。ブーンちゃんw」
( ^ω^)「任せてくださいお!!」
ξ*゚听)ξ「・・・・・・」
隣には頬を赤らめながら俯く、少女のようなツンがそこにいた。
100 :
◆gk43jgqTBM :2007/09/26(水) 20:13:36.25 ID:j2XPwLAs0
( ^ω^)「近い日にちで結婚式を開きたいと思ってますお。僕は仲のいい友人しか呼ばないつもりですお」
(`・ω・´) 「把握した。ツンもそうするようにな」
ξ*゚听)ξ「う・・うん」
( ^ω^)「じゃあ僕は帰りますお。今日はありがとうございましたお」
静かにブーンは帰宅していった。ペニサスはツンにこう話し掛ける。
('、`*川「良かったわね。結婚相手がブーンちゃんで・・」
('、`*川「あんな心の綺麗な青年、どこ探したってなかなかいないわよ」
ξ゚听)ξ「それは私もわかってるよ。神様はたまにいい事してくれるよね」
(`・ω・´) 「ブーン君と仲良くするんだぞ。あ、これ以上は言わん。結婚式の為に取っておこう」
ξ゚听)ξ「ちょwwなによそれ、父さん」
(`・ω・´) 「楽しみにしておけってことさ」
その日、ツン家族の家には明るい笑い声が響き渡っていた。
月日は流れ・・遂に結婚式の日がやってくる。
101 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 20:14:25.42 ID:AXqjDHjr0
なんかはるか昔に同じの見たような
102 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 20:15:12.04 ID:dZ1QBeKNO
カーチャン
('A`)「えー・・今日仲人を務めさせていただく、新郎の親友、ドクオです(あーマンドクセ)」
心も体も素でめんどくさいと思っているのか、完全に態度に出ていたドクオ。
('A`)「えーと・・そろそろ新郎と新婦の入場なのでお待ちください・・(まぁいいか・・ブーンの奥さん見れるしな・・金髪美人ハァハァ・・)」
ちょっとおかしな方向に考えがあるようだが。
('A`)(えーと・・誰か美人はいないかなっと・・おっ?)
川 ゚ -゚)
(*'A`)(あれってツンの友達だろうか・・黒髪美人ハァハァ・・後でツンに聞いてみようかな)
この女性がこれからドクオの運命を変えることを・・彼自身まだ知らない。
104 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 20:16:50.26 ID:scerZtCG0
しえん
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 20:16:59.66 ID:AXqjDHjr0
106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 20:17:35.90 ID:EQhHsP720
支援
107 :
◆gk43jgqTBM :2007/09/26(水) 20:18:15.44 ID:j2XPwLAs0
('A`)「あ、新郎新婦の入場です!拍手でお迎えください!!」
( ^ω^)「じゃあいくお!ツン!」
ξ*゚听)ξ「え・・ええ」
やはり緊張気味で、軽く頬を赤らめているツン。
見ている人はツンのウエディングドレス姿にただただ見とれるだけだった。
('、`*川「綺麗ねぇ・・ツン」
(`・ω・´) 「ホントだよなぁ・・」
ツンの両親二人は完全に見とれていた。
川^ω^)「へぇ・・ブーン、なかなかイカスじゃない」
Σ^ω^)「そうだな・・もう結婚するんだよ?ブーンも・・」
ブーンの父と母も、息子の晴れ姿を見てだいぶ満足しているらしい。
ちなみに、家族全員がそっくりという珍しい家系だ。そして、ある男もその姿に見とれている。
108 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 20:19:02.71 ID:dZ1QBeKNO
支援
109 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 20:19:05.69 ID:lEHPowx+O
これ途中まで見た時は妊娠したとこだったかな
110 :
◆gk43jgqTBM :2007/09/26(水) 20:19:55.36 ID:j2XPwLAs0
(´・ω・`) 「ほぉ・・なかなかタキシード姿も凛々しいじゃないか。ブーン」
ツンはしっかりとショボンも呼んでいたのだった。
のちのちショボンとシャキンが兄弟だと分かるのはまた別の話。
時は流れ、ウエディングケーキ入刀の時間になった。
('A`)「それでは夫婦のはじめての共同作業となります。皆様暖かい目でお守りください。ケーキ、乳頭!!」
( ^ω^)「ちょwwwあっ、手元震えたお!!」
ドクオが誤字をしたのに気が付いたのはブーンだけだった。
( ^ω^)「ふぅ・・何とか上手くいったお。安心したお・・」
もう、最後は新婦の言葉で占めてもらうしかない。いや、もうそれしか残っていない。
( ^ω^)「ツン!それじゃあ頼んだお!!」
ξ゚听)ξ「任せといて!」
ゆっくりと両親の目の前に行き、手紙を広げるツン。そして読みはじめる。
だが、手紙などそこまで関係なかった。ツンの感情はもう充分に高まっていた。
111 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 20:21:04.23 ID:AXqjDHjr0
>>109 ネタバレひどすぎです><
(・∀・)カエレ!!
112 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 20:22:02.02 ID:4GMuRnTN0
人物関係が複雑だな
113 :
◆gk43jgqTBM :2007/09/26(水) 20:22:05.79 ID:j2XPwLAs0
ξ゚听)ξ「父さん、母さん・・ここまで私を立派に育ててくれてありがとう」
ξ゚听)ξ「私は小さな頃からワガママで・・ずっと迷惑ばかりかけてきたのを良く覚えてるよ」
('、`*川「・・・・・」
ξ゚听)ξ「特に中学生の反抗期の頃はひどかったよね・・」
ξ゚听)ξ「私はあの頃・・まだまだ若かった。父さんや母さんの言う事を受け止められなくて、いつも反抗していたよね・・」
(`・ω・´) 「そうだったな・・懐かしいな」
ショボンはツンの中学時代を思い出していた。あの頃はひどかったな・・と。
ξ゚听)ξ「ホントは全部分かってたよ。私は間違っているんだって。でも何だか素直に認めることは出来なかった・・」
ξ゚听)ξ「それでも・・優しく見守ってくれたよね・・父さんと母さんは・・」
ξ゚听)ξ「だから、今の私がいるんだって・・そう思ってるよ」
114 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 20:22:37.94 ID:7dM9ZP7X0
懐かしいものをみた支援
115 :
◆gk43jgqTBM :2007/09/26(水) 20:23:58.64 ID:j2XPwLAs0
('、`*川「ツン・・」
ξ゚听)ξ「これから私は・・ブーンのお嫁にいくけど・・」
ξ゚听)ξ「父さんと母さんの子どもであることには変わりないからね・・」
ξつ听)ξ「だから・・グスッ」
ξ;凵G)ξ「これからも・・ヨロシクね・・」
ξ;凵G)ξ「そして・・ありがとう」
(`つω・´) 「・・・・・」
(;、;*川「グスッ・・滅多に泣かないあなたが泣くなんてね・・やっぱり・・複雑な気分だよね・・」
(`;ω;´) 「あぁ・・」
両親二人もツンの涙に釣られてなのか、号泣していた。
116 :
◆gk43jgqTBM :2007/09/26(水) 20:25:16.68 ID:j2XPwLAs0
(´;ω;`) 「ウッ・・・」
そして、このksms男も。
ツンも腐女子という特性さえ抜ければ立派な奥さんになれるのにね。
会場がなんだかしんみりした雰囲気になった所で、披露宴はお開きになった。
次は二次会が待ち受けている。だがブーンとツンの幸せ、そしてこの披露宴は一生の思い出になったことは変わりないだろう。
ドクオが見つけた、綺麗の黒髪の女とは一体何者なのだろうか?
第四話へ続く
117 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 20:25:19.84 ID:4GMuRnTN0
('A`)ヨカッタオレモデテタ
支援
118 :
◆gk43jgqTBM :2007/09/26(水) 20:25:40.52 ID:j2XPwLAs0
さて、二十分くらい休憩したら四話いきますね
119 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 20:26:45.57 ID:dZ1QBeKNO
お
120 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 20:28:36.05 ID:WXX5JNP30
支援
121 :
◆gk43jgqTBM :2007/09/26(水) 20:32:05.49 ID:j2XPwLAs0
さて、一つ問題がある。
実はこの話、一度まとめられたがそのサイトが完全に放置状態だからまとめ無い件。
フヒヒ、長くなるからどうするかな。避難所に立てるかな・・?
122 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 20:33:06.87 ID:MUC/HySQ0
まとめさせてもらっても?
123 :
◆gk43jgqTBM :2007/09/26(水) 20:34:22.58 ID:j2XPwLAs0
>>122 してもらえるならば是非お願いします。前から困ってたんです・・
124 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 20:34:29.31 ID:BC8q08CZO
>>113 ショボンはツンの中学時代を思い出していた。あの頃はひどかったな・・と。
シャキンじゃね?
125 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 20:34:42.12 ID:Ria6g2R00
126 :
◆gk43jgqTBM :2007/09/26(水) 20:36:23.99 ID:j2XPwLAs0
>>124 マジだー!シャキンだた。指摘ありがとう
127 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 20:37:00.74 ID:4YvcA5M20
じゃあうちでもまとめようかな・・・?
128 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 20:40:29.33 ID:MUC/HySQ0
129 :
◆gk43jgqTBM :2007/09/26(水) 20:44:11.60 ID:j2XPwLAs0
>>127お願い出来るならば是非お願いします
>>128乙です!どうもです!
さて、そろそろ四話始めるよー
130 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 20:44:12.31 ID:dZ1QBeKNO
ほ
131 :
◆gk43jgqTBM :2007/09/26(水) 20:46:07.78 ID:j2XPwLAs0
第四話
二次会が開始されると共に、互いの友達たちは、結婚式という名目を借りて、好みの異性にアタックをかけようとしている。
ドクオもその中の一人だった。
('A`)「さっきの黒髪美人は一体どこにいったのかな・・とりあえず探してみるか」
今日のドクオは一味違うというか・・もう意中の相手がいた。
司会をしてる時に見つけた黒髪美人なクールな雰囲気を漂わす黒髪美人をドクオは探しているようだ。
どこか文がおかしいと?そんなはずはない。
('A`)「どこだ・・どこにいる?」
必死に探しているうちに、一人の男にぶつかるドクオ。
(´・ω・`) 「いたいな・・君は何者だ?」
('A`)「す、すまねぇ!探している人がいるんだ!!」
132 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 20:47:46.99 ID:xUlUcio4O
アッー!
133 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 20:48:35.92 ID:i70qRWSW0
(´・ω・`)「なかなかいい男じゃないか。どうだい一杯」
134 :
◆gk43jgqTBM :2007/09/26(水) 20:50:25.36 ID:j2XPwLAs0
(´・ω・`) 「フフフ・・人にぶつかっといて謝るだけかい?体で払ってもらわないとな・・」
('A`)「え・・?」
(*´・ω・`) 「クソミソターーーーーイム!!!!!!!」
(;'A`)「え・・それって・・」
(*´・ω・`) 「要はホモプレイの事さ。さぁ、君を知らない世界へ誘ってあげよう・・」
ksmsと聞いて一秒で飛んできたこの女。
ξ゚听)ξ「えっどこどこ、ここでksmsタイムなの!?」
(*´・ω・`) 「あぁ・・ツン。君はここで見ているといい・・」
ξ*゚听)ξ「あぁん・・あそこがキュンキュンしちゃうよぉ・・」
もう目の前にその光景が広がっていたので、理性で押さえられる事も無かった。
135 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 20:52:59.01 ID:i70qRWSW0
ξ*゚听)ξ「ブーンが見ている前なのに・・・くやしい!」ビクンビクン
136 :
◆gk43jgqTBM :2007/09/26(水) 20:53:17.87 ID:j2XPwLAs0
('A`)「ブーンの奥さんは不思議な趣味してんだな・・要はやおいなのか」
(*´・ω・`) 「君はそんな事を冷静に分析していられるのかい?」
(;'A`)「うぅ・・」
ドクオはついに諦め、ショボンのされるがままになるしかないと思った。
そして静かに目を瞑った。
(*´・ω・`) 「覚悟を決めたようだね・・それじゃあ・・」
ゆっくりとショボンが自分に迫ってくる・・そう思った次の瞬間だった。
???「ショボン、止めないか・・そんな行為は・・兄弟として恥ずかしいな」
(´・ω・`) 「その声は・・」
(`・ω・´) 「久し振りだな。ショボン。一度お前が経営するレストランに行ったきり、会ってなかったな」
(´・ω・`) 「兄さん・・」
この兄弟、実はめちゃくちゃ歳が離れている。
どう見ても親の計画力がありません。本当にありがとうございました。
137 :
◆gk43jgqTBM :2007/09/26(水) 20:57:34.05 ID:j2XPwLAs0
(`・ω・´) 「ツン・・お前はここで何をしているんだ?早くみんなの所に顔を出すんだ」
ξ゚听)ξ「あ・・そうだった。ごめんね、父さん」
そう言ってツンは何事も無かったように、会場へ戻っていった。
(`・ω・´) 「さぁ、ショボン、その青年を離せ。まだまだ彼には未来があるんだ」
(´・ω・`) 「まさかシャキン兄さんが止めに入ってくるとは予想外だ・・仕方ないな」
(;'A`)「ぐっ!!」
ドクオがショボンから解放される。自分はまだ潔白だという事を確認する。
思わず涙が出そうになった。
(;'A`)「よかったよぉ・・とうちゃん・・かあちゃん・・!!」
(`・ω・´) 「さ、君は早く逃げるといい。こいつの気がまた変わらないうちにね」
(;'A`)「ありがとうございます!」
そう言ってドクオは会場の方へ再び走り去っていった。
138 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 21:00:10.66 ID:dZ1QBeKNO
これは……兄弟ksms
139 :
◆gk43jgqTBM :2007/09/26(水) 21:01:51.80 ID:j2XPwLAs0
(`・ω・´) 「ったくお前は・・一応でホモの行為も強姦罪にあたるから気をつけるんだぞ?」
(´・ω・`) 「えっ!?それマジ!?兄さん!」
(`・ω・´) b「マジマジ」
(´・ω・`) 「ちょ・・仕方ないな。これから気をつける。バレないようにするよ」
(`・ω・´)「まあ・・兄としては結婚して欲しいんだよ。頼む・・」
シャキンの切ないお願いごとが響いているトイレ付近を後にしたドクオは、
さっきのショッキングな出来事は綺麗さっぱり忘れ、黒髪美人を探していた。
(;'A`)「あの人・・どこにいるのかな?」
ドクオは辺りを見回すが、どこにいるのかはやはり確認できない。
こんなに狭いスペースなのに・・何故見つからないのだろうか。何故なら彼女は・・
140 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 21:03:26.44 ID:dZ1QBeKNO
支援
141 :
◆gk43jgqTBM :2007/09/26(水) 21:05:14.35 ID:j2XPwLAs0
川 ゚ -゚) 「ふぅ・・やっぱり烏龍茶は尿意を覚えやすいな・・」
トイレに行っていたからだ。
それじゃあ見つかるはずもないよNE!
川 ゚ -゚) 「さて・・会場に戻ろうかな」
だがチャンスはドクオを見捨てていなかったようだ。トイレを後にしてすぐさま会場に戻るクー。
これで発見できないというのならドクオの目はフシアナとしか言い様がない。
(;'A`)「あ!あれは・・!!」
川 ゚ -゚)
(;'A`)「み、見つけた!よし!仲良くしてメルアド聞こう!今しかチャンスない!!」
ドクオは勢い良くその女性の方に向かって走っていく。
142 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 21:05:36.23 ID:J/bWJOAk0
うわ、めっちゃひさしぶりだな
143 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 21:07:52.30 ID:7V2f7Vvg0
sien
144 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 21:07:53.73 ID:dZ1QBeKNO
ブーンよりドクオのが気になるわ
145 :
◆gk43jgqTBM :2007/09/26(水) 21:08:16.36 ID:j2XPwLAs0
川 ゚ -゚)(あれ・・あれは仲人の男か。私的に少しタイプだったんだよな・・)
川 ゚ -゚)(ああいう頼りにならなそうな男・・何となく守ってあげたくなるんだよな)
でも何でドクオが自分の方へ向かってくるのかはどうしても理解が出来なかった。
川 ゚ -゚)「一体・・?」
(;'A`)「うわっ、めっちゃ俺の事みてんじゃん・・緊張してきた・・」
今まで様々な合コンをしてきたドクオでも、これほどの美人に見つめられると流石に緊張した。
自分をずっとみてる理由は判らないのだが。
一気に加速し、クーに向かうドクオ。遂に二人は正面で向き合った。
(;'A`)「こ、こんにちわ」
その挨拶はまるで女性に慣れていない者の挨拶だった。しかし、これがドクオの素なのかもしれなかった。
川 ゚ -゚)「やあ・・君は、仲人のドクオ君・・だったよな?」
(;'A`)「あ、はい。あなたは・・?」
川 ゚ -゚)「私はクー。ツンの同級生で親友・・かな?」
(;'A`)「そうですか・・」
146 :
◆gk43jgqTBM :2007/09/26(水) 21:10:06.43 ID:j2XPwLAs0
二人はそれから話を続けた。
意外に気の合うことが判明し、どんどん二人は打ち解けていった。
川 ゚ -゚)「へぇ・・聞く限りでは面白い趣味しているんだなw」
(;'A`)「そうですかね・・?」
クーがまた口を開く。
川 ゚ -゚)「実は私たちは同い年じゃないか。それなのになんでドクオは敬語を使っているんだ?」
(;'A`)「え・・だってなんだかクーさん、大人っぽいですから・・」
川 ゚ -゚)「そんな遠慮はしちゃいけないな。これからは呼び捨て、タメ語で話してくれ?」
(;'A`)「わ・・わかったよ、クー」
川 ゚ -゚)「うん、それでいいんだ」
ξ゚听)ξ「クー!ちょっとこっちにきてくれなーい?」
先程までウホッ見学を行っていたツンが、まるで別人のようにクーを呼んでいる。
147 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 21:13:23.36 ID:dZ1QBeKNO
支援
148 :
◆gk43jgqTBM :2007/09/26(水) 21:14:53.89 ID:j2XPwLAs0
川 ゚ -゚)「む、仕方ない・・」
('A`)「それじゃあ・・(ちくしょう!結局アドレスは聞けずじまいかぁぁぁぁ!!!!)」
ドクオの頭の中には敗北という文字が駆け巡っている。
川 ゚ -゚)「ドクオ・・」
('A`)「ん、どうしたの?」
川*゚ -゚)「これ・・」
軽く頬を赤らめながら、渡された物。それは・・
('A`)「こっこれは・・アドレスに電話番号が書かれた紙ーっ!!」
('A`)b「光の速さで登録しますた」
川*゚ -゚)「機会があったら・・連絡してくれ」
頬は赤いまま、ドクオに背を向けて、小走りでツンの方へ向かっていったクー。
149 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 21:15:26.38 ID:4GMuRnTN0
展開がはえぇw
150 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 21:15:42.93 ID:dZ1QBeKNO
wkwk
151 :
◆gk43jgqTBM :2007/09/26(水) 21:17:14.69 ID:j2XPwLAs0
('A`)「・・・・・・・・」
しばらく自分の身に起こったことが信じられなくて、呆然と立ちすくむドクオ。
('A`)「・・夢、じゃないんだよな?」
自分の頬をつねって確認してみた。
('A`)「・・痛い」
他人から見たらおかしな光景かもしれない。
そこへやってきたのはブーンだった。
( ^ω^)「おっ!ドクオ・・お?どうしたんだお?」
('A`)「ブーン・・すまないが、俺を思い切り殴ってくれないか?」
( ^ω^)「ちょwww何いってんのww」
('A`)「早く!早くしてくれ!!」
( ^ω^)「仕方ないお・・覚悟するお!!」
さすがに親友に右ストレートをぶちかますわけには行かなかったので、往復ビンタをかますブーン。
152 :
◆gk43jgqTBM :2007/09/26(水) 21:19:58.85 ID:j2XPwLAs0
('A`)「いてぇ・・!!」
('A`)「いてえよー!!!」
( ^ω^)「お前はハート様かおwwwww」
('A`)「夢・・じゃないんだな?」
( ^ω^)「何いってんだおwww夢だったら僕が困るおwwww」
('A`)「そうだな・・そうだよな」
('∀`)「そうなんだよなっ!」
( ^ω^)「キモッ」
( ^ω^)「すまねぇ!つい素が・・ドクオの笑顔は久し振りに見たから反射的に・・!!」
いつものドクオなら一発パンチをしてくるはずだ。だが・・
153 :
◆gk43jgqTBM :2007/09/26(水) 21:21:25.88 ID:j2XPwLAs0
('∀`)「今日は許してやるよ。いい事があったからな!」
ニコニコしているままだった。
( ^ω^)「一体何があったんだお・・?」
ブーンはなんだかドクオの様子がおかしいのに疑問を持ち、本能のままに聞いてみた。
('∀`)「聞きたいか?」
( ^ω^)「ええ是非とも」
ブーンの言葉には全く心がこもっていなかったが、聞いてしまったばっかりには仕方ない。
めんどくさいという心を押して、ドクオに聞いてみた。
('∀`)「じゃあ聞かせてやるよ。カクカクシカジカアッーアッーアッー」
( ^ω^)「ふむふむ、ショボンに絡まれた後、黒髪美人のクーと話した・・そしてアドレスもゲットしたとな?」
('∀`)「そうそう、どうやら俺も結婚できそうな気がしてきたよ」
( ^ω^)「そんな手ごたえあったのかお・・正直信じられん」
('∀`)「いーやっ!今回こそ本当になる!今までとは一味も二味も違う恋愛になる気がするんだ!!」
そう言ったドクオの目は凄く希望に溢れていた。
154 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 21:22:06.65 ID:dZ1QBeKNO
支援…
155 :
◆gk43jgqTBM :2007/09/26(水) 21:23:16.86 ID:j2XPwLAs0
( ^ω^)「うーん・・まぁいいかお。ドクオは合コンばっかでろくな恋愛してきてないお。ここでいっちょ、ピュアな恋愛に目覚めてくれお」
('A`)「・・・・・・・・」
('A`)「なんか気に食わないけどな・・」
('∀`)「分かった!あの人一人で頑張ってみる!」
この瞬間、ドクオは当たって砕けろ方式から純愛路線へ方針を切り替えたのだった。
('∀`)「俺も・・あんな美人と・・フヒヒww」
( ^ω^)「・・・・・やっぱキモッ」
('∀`)「なんかいった?」
( ^ω^)「いや、何もいってないお・・」
('∀`)「そうか・・フヒヒwwwフヒヒwwww」
( ^ω^)「その笑い方は絶対やめるお・・」
('∀`)「把握した」
そして二人はノンビリ二次会会場へ戻っていった。
156 :
◆gk43jgqTBM :2007/09/26(水) 21:23:43.31 ID:j2XPwLAs0
他にめぼしいことと言ったら・・
ブーンの親とツンの親が、妙に気が合って仲良くなっていたことくらいだ。
何も問題なく、二次会も終わり、最後の占めがやってきていた。
( ^ω^)「えー今日は本当に、僕等の為にわざわざありがとうございましたお」
ξ゚听)ξ(ちぇっ・・ksmsタイム見たかったなぁ・・)
凄まじい程の腐女子、ツンは、ドクオとショボンのksmsタイムを見れなくてまだ後悔しているようだ。
( ^ω^)「ちょwwツン、次はツンの番だお!」
ξ゚听)ξ「あ、あぁ、ごめんごめん」
ξ゚听)ξ「私たち二人は全力で幸せになっていきたいと思います。この結婚式が第一歩です」
( ^ω^)「どうか皆様、僕たちに今後も暖かい姿勢で、見守ってくださいお」
157 :
◆gk43jgqTBM :2007/09/26(水) 21:24:18.82 ID:j2XPwLAs0
歓声が飛んでくる。その中にドクオの声も・・
('∀`)「ブーン!サンキューな!!」
その声に答えるかどうかの返答なのか分からないが、ブーンは、
( ^ω^)「ありがとうございますお。それでは今日はこれでお開きにしたいと思いますお」
ξ゚ー゚)ξ「皆様、お疲れ様でした!!」
('∀`)「幸せになー!!!」
川*゚ -゚)「今日はありがとうー!!!」
二人の結婚式は、いい感じのまま終了した。
明日からブーンにはツンとの共同生活が、ドクオには第一歩を踏み出す為の生活が待っている・・
第五話へ続く
158 :
◆gk43jgqTBM :2007/09/26(水) 21:24:56.98 ID:j2XPwLAs0
さて・・今日は五話で終わりにしようかな。
二十分くらいしたら五話行きます
159 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 21:26:12.80 ID:WXX5JNP30
支援
160 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 21:26:23.85 ID:dZ1QBeKNO
支援しとくよ
161 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 21:29:54.49 ID:dZ1QBeKNO
支援
162 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 21:36:26.07 ID:dZ1QBeKNO
支援
163 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 21:39:53.55 ID:4GMuRnTN0
支援
164 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 21:42:46.55 ID:hvVleBmYO
支援
165 :
◆gk43jgqTBM :2007/09/26(水) 21:45:32.88 ID:j2XPwLAs0
第五話
結婚式から約一週間のある休日・・ブーンは眠い目をこすり、起床した。
( ^ω^)「ふあ・・」
隣には昨日の夜のせいで疲れたのか、静かに寝息を立てるツンがそこにいた。
ξ*‐凵])ξ「・・・・・・・んぅ」
( ^ω^)「おっおっ・・可愛い寝顔だお」
そう思い、ブーンは朝からツンの唇にキスをしようとする。
なんという性欲魔・・これはツンが妊娠するのも時間の問題だ。
ξ*‐凵])ξ「・・・ん、ガチホモフラグktkr・・」
その言葉のせいでツンに伸ばしかけた唇を止めるブーン。
166 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 21:45:45.48 ID:U0hP0NT3O
支援
167 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 21:46:50.61 ID:dZ1QBeKNO
支援
168 :
◆gk43jgqTBM :2007/09/26(水) 21:48:41.40 ID:j2XPwLAs0
( ^ω^)「・・・・・・・」
(;^ω^)「一体どんな夢みてるお・・ツン」
もし自分とショボンの絡み合いだったなら・・と思うと寒気が止まらないブーンだった。
この様子を見ると、まだまだツンが目を覚ます事はなさそうだ。
(;^ω^)「・・・・ん、絶対早く起きすぎたお。何しようかお」
時計を見るとまだ六時を指していた。何故昨日もあんなに情事に燃えたのに、こんなに朝起きるのが早かったのだろうか。
(;^ω^)「ん・・最近仕事が忙しいから運動してないお。ちゃんと動かないと太っちゃうお」
ブーンは考えた。元々ピザな自分がさらに太らない方法を。
169 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 21:50:17.27 ID:dZ1QBeKNO
支援
170 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 21:53:00.83 ID:Lh+LVYnm0
昨日の家族を売るようですのタイトル見て焦っただろうなw
ぶっちゃけ被ったと思ったろ?
171 :
◆gk43jgqTBM :2007/09/26(水) 21:53:07.43 ID:j2XPwLAs0
|
\ __ /
_ (m) _ピコーン
|ミ|
/ `´ \
(^ω^) <そうだお!ウォーキングすればいいんだお!!
ノヽノヽ
くく
( ^ω^)「よし!そうと決まれば!!早速歩くお!!」
家の中にたまたまあったジャージに着替えて、颯爽と外に飛び出してくブーン。
辺りはもう小春日和で太陽な日差しが暖かった。
( ^ω^)「朝の風って凄く気持ちがいいお・・」
早起きは三文の得というが、まさにブーンはちょっと得した気分になっていた。
172 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 21:56:28.43 ID:dZ1QBeKNO
支援
( ^ω^)「いやーこんなにウォーキングって気持ちいいものなのかお?」
ブーンは今、春の風と一体化している・・ような気がした。だがあくまで気のせいだ。
ちょいピザなブーンが春の風に一体化できるなら、やおいマニアなツンはおそらく神にもなれる。
( ^ω^)「スンスンスーン、ハッ!」
( ^ω^)「yeah!スンスンスンスーン!!!!!!」
そんな厳しい評論など聞こえてはいない。ブーンは完全に春の風を浴びてご機嫌になっていた。
しばらく機嫌のいいまま歩いていくと、何だか嫌な気配を感じるブーン。
(;^ω^)「うっ・・!この邪悪な気・・!!」
ブーンが感じた気・・それは何だか懐かしいような気がしたが、何だか嫌悪感のあるものだった。
(;^ω^)「まさか・・またあの人なのかお・・!?」
すぐさまあの人物を想像する。この邪悪な気、きゃつしか考えられなかった。
そう、別称「股間の竜」ショボンが・・
174 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 22:00:08.11 ID:dZ1QBeKNO
これは…
175 :
◆gk43jgqTBM :2007/09/26(水) 22:00:35.23 ID:j2XPwLAs0
(´・ω・`)「フフフ・・油断したな・・もうここは僕のテリトリーさ」
(;^ω^)「ちくしょう・・もう僕からは狙いを外してたと思ってたお・・」
(´・ω・`)「その考え・・甘いな。おとなしく捕まれば、僕とのアナルセクロスシーンを奥さんに見せる事もない」
(;^ω^)「要は捕まれば最後だお」
ブーンは手に力を溜め始めた。
(´・ω・`)「ブーン!!まさか貴様・・あの能力を・・!!」
(;^ω^)「ふおおおおおおおお!!!!!」
(´・ω・`)「よせっ!死ぬぞ!おとなしく僕に抱かれた方がいい!!」
ブーンの周りに風が渦巻いている。
その勢い、まるでスーパーサイヤ人の勢いだった。だが・・
176 :
◆gk43jgqTBM :2007/09/26(水) 22:01:17.42 ID:j2XPwLAs0
(;^ω^)「と見せかけて逃走だお!」
勢いよく自宅の方目掛けて、走っていくブーン。こう見えて足は速い方なのだ。
(´・ω・`)「ちょwwwまたれよ、ブーンwwww」
方「知らないお!ブーン!!!!!」
もの凄いスピードでブーンをして逃走を図る。ショボンは数秒後、ブーンの姿を捉えられなくなった。
(´・ω・`)「あれが火事場のksms力という物か・・見せてもらったよ、ブーン」
いや、なんていうかね・・すいません。彼、格言を何でもksmsに例えたくて仕方ない人間なんですよ。
(;^ω^)「はぁ・・はぁ・・あはぁは・・」
何とかショボンの呪縛から脱出したブーン。体からは冷や汗のようなものが噴出しまくっている。
やおい好きなツンには悪いが、ホモの何がいいのかブーンにはわからなかった。
177 :
◆gk43jgqTBM :2007/09/26(水) 22:02:32.87 ID:j2XPwLAs0
(;^ω^)「うーん・・男がレズプレイを見ると興奮するのと同じ作用かお・・?」
そうそれだ。特殊な性癖を持つ男がレズプレイを見ると興奮する。
ツンのような女がやおいをみると興奮するのも同じようなものだ。だがブーンにはわからなかった。
(;^ω^)「僕はクーとツンがレズプレイしてても興奮しない自信があるお。だから理解はできないお」
珍しくブーンは普通の性癖の持ち主だった。とりあえずショボンから逃れる為にも家へ帰った。
するとツンがもう朝ご飯の準備を始めていた。
ξ゚听)ξ「あら、お帰り〜ブーン♪」
やおいながらツンは料理の腕は抜群によかった。
ブーンは毎日おいしいご飯を食べているせいかどんどんと舌が肥えていた。
( ^ω^)「ペロッ・・これは!!味噌汁!!」
ξ゚听)ξ「見れば分かるじゃない・・常識的に考えて」
二人の朝は有意義に、そして楽しく過ぎていった。
( ^ω^)「あっ、シャワー浴びてくるお。朝嫌な汗かいてきたんだお」
ξ゚听)ξ「あら、何か嫌なことでもあったの?」
178 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 22:03:02.33 ID:7A2j/ph1O
方 …確かにブーンに見える支援
179 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 22:03:28.77 ID:dZ1QBeKNO
支援
180 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 22:04:00.20 ID:dZ1QBeKNO
181 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 22:04:05.05 ID:4GMuRnTN0
レズなんか見て喜ぶ男の気が知れないと思う自分は変なんですかね
自分も男だけど
182 :
◆gk43jgqTBM :2007/09/26(水) 22:05:05.67 ID:j2XPwLAs0
( ^ω^)「それはいえないお」
言ったらまたツンがエレクトするから言わなかった。
ξ゚听)ξ「え〜きn
ツンの言葉を聞く前に、ブーンはシャワーへ向かっていった。
ξ゚听)ξ「何か気になるなぁ・・よし、実力行使よ!ツン!」
おおっと、ツンもお風呂場に向かって行きましたよ。
その頃、シャワーを浴びているブーンは・・
( ^ω^)「うう・・ショボンには油断できないお。見境なく現れるお・・」
優雅にシャワーを浴びていました。その時・・
(*^ω^)「おあっ・・」
息子を後ろからつかまれ、背中には柔らかいものが当たっている。
ξ*゚听)ξ「ねぇ・・・ブーン?」
ツンが色っぽい声でブーンに話し掛ける。
183 :
◆gk43jgqTBM :2007/09/26(水) 22:06:25.25 ID:j2XPwLAs0
(*^ω^)「ちょ・・朝だから止めるお・・」
(*^ω^)「おっおあ・・」
ξ*゚听)ξ「イかせて欲しいんなら・・朝あったこと・・教えて?」
(*^ω^)(ん・・・まつお?もし朝あったこと言ったら・・逆にツンを攻める格好にはいるお・・よしよし)
ブーンの頭の中にはその方程式が浮かんでいた。
(*^ω^)「また・・・ショボンさんに抱かれそうになったんだお」
それを聞いた瞬間のツンの思考回路。
ξ*゚听)ξ(ああっ・・夢で見たことがホントに起こって・・フラグktkr)
ξ*゚听)ξ「あぁ・・」
まるでたまらないと言った感じに声を漏らすツン。
(*^ω^)「さぁ・・お尻こっちに向けるお」
ξ*゚听)ξ「・・仕方ないわね」
ツンの綺麗なお尻がブーンの方に向けられ・・
184 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 22:07:27.01 ID:dZ1QBeKNO
wktk
185 :
◆gk43jgqTBM :2007/09/26(水) 22:07:30.03 ID:j2XPwLAs0
省略されますた。やはり全てを書くのは無理です。新婚夫婦にはよくある事だよNE!!
お風呂場で情事を済ませた二人は、のんびりと風呂に浸かりながら今日の予定を話していた。
( ^ω^)「折角の休みだし・・今日はどこかにいこうかお?」
ξ゚听)ξ「そうね・・二人でショッピングというお散歩でもしてみない?」
( ^ω^)「それは名案だお!よし、そうと決まれば早速着替えて出発だお!」
二人は風呂から上がると、それぞれの準備を済ませ、外へ飛び出していった。
( ^ω^)「風が気持ちがいいおー」
ξ゚听)ξ「そうね〜もう春だもんね!」
二人はご機嫌のようだ。
そんな二人を影から覗く男が一人・・
壁ω・`)「むう・・やはりツン君は羨ましい。ブーンといつも一緒にいられるからね・・」
どこに潜んでいるか分からないこの男。まるで現代の忍者だ。
186 :
◆gk43jgqTBM :2007/09/26(水) 22:08:51.68 ID:j2XPwLAs0
壁ω・`)「やはり・・強奪するしかないのか!ブーンを!」
???「あの・・」
ショボンに声をかける人が一人。だが全くお構いなしのショボン。
壁ω・`)「でもどうするか・・」
???「あの〜!!」
壁ω・`)「ん・・?誰だい?僕に話し掛けてくるのは・・」
警「ちょっとよろしいですか?」
なよなよだけど警察キター!!ショボン危うし!
壁ω・`)「・・・・・・・」
壁ω・`)「やらないか?」
優しく聞いてみたショボン。
187 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 22:09:06.93 ID:dZ1QBeKNO
>>185流れが決まってるのは分かってる……だが、俺のwktk返せー!
警「・・・・・・・・・」
警「いいんですか・・?僕、こんな情けない警官ですよ?」
壁ω・`)「・・・・・・・・・」
壁ω・`)「俺はノンケだって簡単に食っちまう男なんだぜ・・それじゃあいこうか」
ショボンと警察は公園のトイレへ向かっていった。世も末・・なんだよな。
ブーンは何とか命拾いすることに成功した。
( ^ω^)「さて・・最初はどこへいこうかお?ツン」
ξ゚听)ξ「えっと・・洋服みたいんだけど、付き合ってもらっていいかな?」
実の所、ブーンはあまりファッションには興味がなかったが、ツンが言うなら仕方ないと思った。
( ^ω^)「うん、いいお」
ξ゚听)ξ「ありがとう!ブーンの洋服も私が選んであげるっ!」
随分とツンは張り切っているようだ。その様子を見てるとなんだか和むブーン。
189 :
◆gk43jgqTBM :2007/09/26(水) 22:11:38.15 ID:j2XPwLAs0
( ^ω^)「じゃあいこうお!」
二人はノンビリと、服を選びにいった。だがブーンは女の買い物はやっぱり長いということを思い知らされる事になる。
色々な服が並んでいるなか、ツンは一生懸命頭を悩ませながら、選定をしている。
ξ゚听)ξ「ねぇねぇ!どれが私に似合うと思う!?」
( ^ω^)「全部似合うと思うお!ツンが着れば全部似合うお!」
ξ゚听)ξ「そうかな?そうだよね♪」
三十分後・・
ξ゚听)ξ「うーん・・これかこれがいい・・ねぇ、ブーン、どっちがいいかな?」
( ^ω^)「どっち来ても似合うと思うお!好きな方選ぶといいお!!」
ξ゚听)ξ「自分で決めようとすると悩むんだよなぁ・・」
190 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:
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