ハルヒ「ちょっとキョン!あたしのプリン食べたでしょ!?」

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1以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
長編投下の際の注意

・超長編(もしくはSS職人)の場合はコテトリ付けようっ! でも住人の空気もよく読まないとだめにょろよ?
・前の文章とレスが離れてしまう場合は、文頭に安価つけてくださぁいですぅ……あの、お茶どうですかぁ?
・基本はお題フリーです。しかし、主に恋愛系(特にハルヒ)が人気の様ですよ。フフフ、僕とキョンたんの恋愛話も大歓迎ですよマッガーレ
・当初の題目は「キョン×ハルヒ」結婚ネタ……けど、今はほとんど皆無。別に時事ネタでなくてもいい…気にしないで
・キョン君、過度な性的描写はやめようね〜、タンスにエロビデ隠してるのハルにゃんに言っちゃうよ
・台詞や他者への呼称等、その人物に対する統一性は違和感が生じないように推敲が必須だね。もし不安であるのならば、まとめ等を参照すること。
・1レスには最大30行、全角で2048文字まで入るのね。文章構成の参考にして欲しいのね
・要するに気楽に投下してくれ。メモ帳にまとめて投下、ってのがお勧めだな
・次スレは970以降、臨機応変に対応してくれ!無理なら他のヤツらに頼むってのもありだな…すまん!ごゆっくり〜
・自分で投下した長編はなるべく自分で編集してください、わかりましたか?んん…!もうっ!
・それじゃ、さっさと投下しなさいっ! いい? あたしを退屈させたら罰金だからねっ!


DAT保管庫.    http://haruhiss.xxxxxxxx.jp/

まとめサイト     http://www25.atwiki.jp/haruhi_vip

DATうpろだ    http://www.uploader.jp/home/harussdat/
雑談所(避難所) http://yy42.60.kg/haruhizatudan/
携帯用.       http://same.u.la/test/p.so/yy42.60.kg/haruhizatudan/
2以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/24(月) 23:55:42.49 ID:Yhb2/2OV0
=====業務連絡===========

・まとめwikiの管理人さんが忙しいから、せめて長編だけでもSS作者は自分でまとめなさいっ!
・「SS作者だけど自分ではまとめられん!」と言うヤツは「まとめ要請とまとめ人たちの報告スレッド」に
 まとめ要請を書き込んでみるのも一つの手だな。
 まとめ要請とまとめ人たちの報告スレッド
 http://yy42.60.kg/test/read.cgi/haruhizatudan/1175805203/ PC用 
 http://same.u.la/test/r.so/yy42.60.kg/haruhizatudan/1175805203/ 携帯用


本まとめWikiのSS企画第3弾の投稿SSの公開中です。
※ 新規投稿SSの受付は終了しました。

企画第3弾公開ページ
http://www25.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/3191.html

企画についての情報は下記へ
(PCより) http://yy42.60.kg/test/read.cgi/haruhizatudan/1156605747/
(携帯用) http://same.u.la/test/r.so/yy42.60.kg/haruhizatudan/1156605747/397-
3以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/24(月) 23:55:59.41 ID:Yhb2/2OV0
重複ならゴメン
4以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/24(月) 23:57:33.32 ID:ofe48LZp0
ハルヒ「ヴぉおおおおおおおおおおおおおおおおおお」
古泉「せいっ!」
ハルヒ「ヴぉおおおおおおおおおおおおおおおおおお」

長門「ブリブリかますかブリブリかますかブリブリかますか人間
    ブリブリかますかブリブリかますかブリブリかますか人間」

みくる「ヘイヘイ人間賛歌、ハイヤ人間賛歌。ヘイヘイ人間賛歌・・・・・あぴぽ!」

ドコドコドコドコドコドコドコ

ハルヒ「あぴぽ!」

ドコドコドコドコドコドコドコ

古泉「あぴぽ!」

ドコドコドコドコドコドコ

長門「あぴぽ」

キョン「さあ!爽やかな朝ご飯!!納豆ご飯!!!」

ってネタを書いてたら落ちてた>>1
5以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/24(月) 23:57:51.34 ID:PSHPYAxWO
大丈夫そう
一乙
6以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/24(月) 23:59:10.15 ID:HWktrI2wO
1乙
7以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 00:00:44.36 ID:eoV58vqf0
8以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 00:00:54.64 ID:5iD+fB4KO
いちもつ
9以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 00:01:43.26 ID:UMae67OY0
>>1乙!
10以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 00:03:49.03 ID:7wD1AMxq0
落下とは最近のプリンの活気からして珍しい

いちおつ
11以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 00:04:11.01 ID:CKrolZjnO
>>1もつ
12以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 00:04:27.61 ID:3IiN7pbBO
>>1
下がりすぎも注意やね
13以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 00:07:49.70 ID:QxTHCkCi0
おつ。
sage進行すぎにも注意してね。
14以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 00:11:05.37 ID:VTo6dAyP0
保守
15以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 00:15:07.66 ID:h+llCGlnO
>>1
16以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 00:17:43.78 ID:0mnFJldjO
>>1
17電波垂れ流し1/3:2007/09/25(火) 00:19:33.15 ID:VYiv9+XWO
 みくる日記
『日に日に涼しくなってきました。
それはつまり日を追うごとに秋が深まっていくってことです。
……まあ一部、夏のままですけど。

ええ、確かに秋が来たという事実イコール冬が近付いたって事です、聖夜が近付いたって事です。
でも三ヶ月前からクリスマスの予定たてるってやり過ぎだと思います!
一応受験生のあたしへの当て付けですか!

……今年の冬は寒そうです。
――みくる』
18電波垂れ流し2/3:2007/09/25(火) 00:20:11.88 ID:VYiv9+XWO
 みくる日記
『秋です。
読書の、食欲の、運動の、と色々の枕詞がかかる秋です。
食べ過ぎて毎年少し太ります。
今年は自省します。
……多分三日ボウズで終わります。
だって秋ですよ?

そして、文化祭がある秋です。
……コスプレ映画は既定事項ですか、そうですか。
……くすん。
――みくる』
19以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 00:20:26.94 ID:QxTHCkCi0
しえん
20電波垂れ流し3/3:2007/09/25(火) 00:20:49.58 ID:VYiv9+XWO
 ――もしもし。……あ、キョン?
 ――うん、そろそろ文化祭だしさ、今年はみくるちゃんに何着せようかな、って。
 ――え? あんたの意見を聞く理由?
 ――バカね、決まってるじゃない。
 ――あんたの鼻の下を伸ばさせる訳にはいかないからよ。それと……。
 ――……げ。な、何でわかったのよ。
 ――……『単細胞』ってあんたにだけは言われたくないわっ!
 ――あー、腹立つ。あんたにあたしの深遠な考えを先読みされた事実に腹立つわ!
 ――……。
 ――……ばか。
 ――で、希望は?
 ――それだけ? 他は? ……ないの。
 ――でも、まだあんまり伸びてないわよ。
 ――あら、そう……。あんたに『風情』なんて感覚が理解出来たのは驚きだわ。
 ――それじゃあ、ま、期待してなさい。
 ――じゃね。

 短いものには短いものの良さがある、か……。
 それでも……もう、少しだけ長さが欲しいわね。
 起きたら、少し伸びてますように……なんてね。
 ……バカな事考えてないで寝よう。


元々大した物ではないが更に劣化した気がする
……まあいっか
ノシ
21以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 00:22:30.89 ID:OeUDMJeLO
久しぶりだな。
乙!
なんか癒されるぜ。
22以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 00:23:30.65 ID:jXT/k2HSO
いちもつ
些細なことなんだが、wikiにあるSSで「北高付属大学入試」ってあるが
高校の附属じゃなく逆だし、付属じゃなく附属だよな
いや、細かくてすまない
23以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 00:24:11.17 ID:IkEEn1g+0
 いつもどおりの放課後だった。 学校から下ってく坂から見える夕焼けの色も昨日となんら変わりない。
だけど、やはり昨日とは違う。 昨日は9月で、今日は10月で。 解かりやすいところではこんなところだろうか。
ああ、よそう。 こんな言い方。 もっと大きな相違点がある。 
世界にとっては大したことではないかもしれないが、俺にとってはまるで死刑を宣告されたような変化だ。
キョンと、涼宮が、正式に、付き合うことになったんだってよ。
 本人に聞いたんだから間違いない。 そん時、口では「おめでとさん」だの「お前も貧乏くじ引いたな」などと笑っていられたが、
本当は逃げ出したくて、泣き出したくて、羨ましくてしょうがなかった。
俺はお前よりずっと前から涼宮を知ってるんだぞ。 お前よりずっと前から涼宮のことが好きだったんだ。
そう、大声で叫んでやりたかった。 しないがな。 そんなことしたらあいつら気にするだろうし、修羅場なんて趣味じゃないし。
でも、あの瞬間俺の体を這いずり回った喪失感はおそらくこの先、相当長い間俺を苛み続けるのだろう。
 空を切るように流れる黒い髪が好きだった。 キラキラと星を詰め込んだような瞳が好きだった。
いや、それ以前に「涼宮ハルヒ」という存在自体が、俺自身の何かを掴んで話さなかったのである。
性格がどうとか、そういうことは関係ない。 むしろ、あのエキセントリックな性格すら愛しかった。
「失恋かぁ。 失恋ねぇ。 失恋、なんだよなぁ……」
 失恋なら、中学の時に体感済みだ。 なんせ俺は涼宮に5分で振られた男だからな。
あん時の俺の立ち直りは早かった。 なんせ、振られるのに5分だ。 吹っ切れるのに1日もいらないさ。 
コンビニのプリンで充分だぜ。 ガツガツ味わいもせず箸で流しこめば全ては解決だ。
でも、今回のはそうは行きそうにない。 何とも言えない気分なのである。
「相手がキョンだからか、いや、それとも涼宮が自分で選んだ相手だからか。」
 何とも言えない。 だけど、妙に満足した気分でもある。
相手が国木田や……なんて言ったかな、Sなんたら団の無駄にイケメンな奴。 あいつじゃなくて良かった。
キョンだからまだ納得できる。 我慢が出来る。 そりゃ、自分自身があいつの隣にいれたら最高だけど。 どうせ力不足だしな。 
俺が3年間ずっと見たかった涼宮の100%の笑みを、いとも簡単に出しやがったあいつなら。
あの笑顔で俺はますます涼宮のことが好きになったんだ。 その笑顔の元が俺じゃないのは、やるせなかったが。
もし、あいつを泣かせてみろキョン。 お前と言えど容赦はしない。 全力でぶん殴ってやる。
涼宮を4年間ずっと想い続けてきた俺には、それくらいの権利はあるだろう?
俺は、頬を伝いそうになった目からの汗を隠すためにトレードマークのオールバックを撫で付けた。 
泣いてなんか、いない。 いないとも……だけど、一言だけ言わせてくれ。>>1乙。
24以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 00:31:20.30 ID:N7S/I+ivO
久々のみくる日記乙!
25以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 00:32:07.30 ID:jmwfpSDA0
谷口・・・
26以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 00:33:04.63 ID:OeUDMJeLO
谷口……
だれか幸せにしてやってくれ……
27以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 00:34:06.24 ID:QFh/2YHx0
いちもつ谷口ぃー!
28以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 00:41:59.97 ID:oPqSdR8S0
sage杉中尉
29以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 00:42:26.38 ID:F035IV9zO
寝ちゃったら落ちてたorz
30以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 00:42:47.39 ID:jmwfpSDA0
保守
31以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 00:45:09.32 ID:4oksfNazO
>>22
すみません、付属と附属は僕のミスです。
ただ、高校附属大学は存在しないが、揶揄される大学があると聞きました。
32以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 00:48:02.77 ID:q01ktv+20
プリンよりゼリーの方がいいよね
33以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 00:57:04.85 ID:h+llCGlnO
34以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 00:57:25.80 ID:2SkFraMT0
ハルヒは小学3年生の女の子。
両親がいないため現在は親戚である一樹と2人で暮らしている。
そんなハルヒは新しく担任になったキョン先生が大好き(だけど素直になれない)
今日もお友達の、小さいけどとってもクールな有希ちゃんと
小学生とは思えない程巨乳なみくるちゃんと一緒に学校中を巻き込んでの大騒動!

という妙な電波を受信したほしゅ
35以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 00:58:39.24 ID:VlzwjC1cO

秋の静かな夜に、わたしが読む本のページをめくる音だけが響く
…パラッ
「まだ、寝ないのですか?」
時計を見る。時刻は23時過ぎ
「寝ることにする。」
わたしは本を机の上に置き、既に古泉一樹が寝転んでいるベットに入った。
「では、おやすみなさい」
「…おやすみ」
ベットの中はとても暖かく、すぐに眠ることができた。


オチ無し保守\(^o^)/
36以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 01:06:45.50 ID:B7lEOVAvO
>34
それなんて私屋カヲル?
37以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 01:07:06.10 ID:q01ktv+20
>>34
小3なら着替えは男女一緒だよね
38以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 01:07:22.40 ID:F035IV9zO
ハルヒ「ちょっと!みんなsageすぎよ!」
39以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 01:07:54.33 ID:OeUDMJeLO
そういえば、教師キョン書いてた人どうなったんだろうか…
40以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 01:08:02.75 ID:Uwn+xTpX0
>>34
書いてくる
41以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 01:08:58.81 ID:jmweZPHlO
>>34
声的には一緒に暮らしてる親戚のがキョンだけどなw
42以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 01:13:27.93 ID:Xuakv8A2O
前スレどこまでいきましたか?
43以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 01:14:40.95 ID:2SkFraMT0
>>40
wktkして舞ってる
44以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 01:15:19.95 ID:Uwn+xTpX0
` ヮ´
これのキョン・長門・みくるverってないかな?
45以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 01:15:42.35 ID:q01ktv+20
DRA-01まどか18才がツインテールできょこたん風な件について
46以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 01:20:14.77 ID:pRe97or+0
47以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 01:31:45.83 ID:F035IV9zO
今日はやけに下がるの早いな。保守
48以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 01:32:10.06 ID:5iGtDpHk0
しずかな よる
49以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 01:38:52.27 ID:Uwn+xTpX0
>>34の投下します
50以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 01:39:07.63 ID:Uwn+xTpX0
語り手:谷口
谷口「その少女は偶然を必然に変える力を持っていた。
偶然を必然にするというこt・・・え?もう終わり?そりゃないぜ涼宮!
俺の数少ない出番をなんだと思ってんだ!
これでも徹夜で原稿を覚えてきてだな・・・」
国木田「まあまあ谷口、僕のほうが出番がないんだしさ」

やれやれ・・・こっからは俺がやるさ

語り手:キョン
西宮市立北小学校。そこに涼宮ハルヒはいた。
ハルヒは今年3年生になる。今日はその新学期当日だ。
从(l|゚ ヮ゚ノリ「さーて今日から新学期だわね!」
リ(l|゚ -゚ノlリ「・・・そう」
ノ,イ| ゚ヮ゚ノリ「新しい担任の先生誰でしょうね〜?」
ガラガラ・・・
ハルヒ・長門・朝比奈さ・・・みくるの3人は自分の座席を確認し、席に着く
从(l|゚ ヮ゚ノリ「私たち席近いわね」
ノ,イ| ゚ヮ゚ノリ「よかったです〜」
3人がたわいもない話をしているとチャイムが鳴った
51以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 01:39:22.93 ID:Uwn+xTpX0
ガラガラ・・・
-Δ-「ういーっす」
ザワザワ・・・
-Δ-「今日からお前らの担任になるキョンだ。1年間よろしくな」
从(l|゚ ヮ゚ノリ「キョン先生か・・・いい名前ね」
ノ,イ| ゚ヮ゚ノリ「かっこいい先生ですね〜」
リ(l|゚ -゚ノlリ「・・・」
-Δ-「よーし、お前ら初顔合わせもいるだろうから自己紹介しろ」
从(l|゚ ヮ゚ノリ「涼宮ハルヒです」
ノ,イ| ゚ヮ゚ノリ「あ、朝比奈みくるですぅ・・・」
リ(l|゚ -゚ノlリ「・・・長門・・有希・・・。長門でいい」
-Δ-「(・・・クールだ)よし、じゃあ今日はこれで解散!また明日」
クラス全員『さよならー』

帰り道・・・
从(l|゚ ヮ゚ノリ「担任の先生かっこよかったわね」
ノ,イ| ゚ヮ゚ノリ「ボーっとしてそうだけどそこがかっこいい感じですねー」
リ(l|゚ -゚ノlリ「・・・」
数分後・・
从(l|゚ ヮ゚ノリ「じゃあまた明日〜」
ノ,イ| ゚ヮ゚ノリ「ばいばーい」
リ(l|゚ -゚ノlリ「・・・また」

第一WA end
52以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 01:39:50.53 ID:Uwn+xTpX0
とりあえず夜遅いので第1WAのみです

なんかいい題名ないかな?
53以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 01:40:30.47 ID:eoV58vqf0
保守
54以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 01:40:52.94 ID:B7lEOVAvO
>52
まんま「すずみやはるひのじかん」
55以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 01:41:36.39 ID:i/lIiWk3O
ほしゅ
56以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 01:42:26.03 ID:Uwn+xTpX0
>>54
おk
57以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 01:43:01.75 ID:Uwn+xTpX0
明日にでも2話書きますね
58以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 01:44:04.79 ID:F035IV9zO
>>56
ハルヒとみくるが識別しにくいwww
59以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 01:44:45.77 ID:Uwn+xTpX0
>>58
mjd?
代わり探してくる
60以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 01:45:18.41 ID:5iGtDpHk0
…代わり?
61以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 01:45:27.77 ID:Uwn+xTpX0
从(l|`ヮ´ノリ(ハルヒ)
これはどうだろう
62以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 01:47:16.56 ID:OeUDMJeLO
*゚ヮ゚
アナル版ハルヒ
63以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 01:47:27.61 ID:VlzwjC1cO
顔文字かわいいなw
64以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 01:48:19.20 ID:Uwn+xTpX0
顔文字ssを一度書いてみたかったんだ・・・
>>34お題dです
65以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 01:50:09.24 ID:F035IV9zO
ちょwww賑わってるwww

>>61
それならわかりやすいけど、俺なんか気にしなくてもいいんだぜ?
66以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 02:04:36.73 ID:OeUDMJeLO
保守
67以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 02:08:29.05 ID:2SkFraMT0
>>51
顔文字に和んだw 乙
68以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 02:09:47.07 ID:VTo6dAyP0
貰った御題を無理やり甘くするわ

↓御題
69以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 02:10:21.45 ID:5iGtDpHk0
手を繋ぐ
70以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 02:11:20.02 ID:VTo6dAyP0
普通すぎるからあと2つほど

71以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 02:11:44.07 ID:LPGqwcMc0
ロードローラーだ!
72以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 02:11:45.50 ID:Uwn+xTpX0
古泉とキョンが手をつなぐ
73以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 02:12:04.38 ID:MhptavEk0
ジャーマンスープレックス
74以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 02:12:18.30 ID:q01ktv+20
ツインテール
75以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 02:13:22.24 ID:VTo6dAyP0
・手を繋ぐ
・ロードローラーだッ!
・古泉とキョンが手を繋ぐ

どうなるんだこれ
76以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 02:14:06.82 ID:5iGtDpHk0
ID:VTo6dAyP0の文才に期待
77以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 02:20:37.50 ID:eoV58vqf0
保守
78以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 02:24:40.09 ID:F035IV9zO
ダブル手を繋ぐはいけるかな。
因みにロードローラーってどういうの?
79以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 02:27:34.55 ID:Uwn+xTpX0
>>78
地面を平らにするやつかな

「ロードローラーだッ!」ってのは
ジョジョ3部でのクライマックスシーンで
DIOという時を止めれる男が主人公に対し、
ロードローラーを投げつけた時のセリフ。
80以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 02:35:22.72 ID:F035IV9zO
>>79
解説dクス!

しっかしみんなJOJO見てるもんだな。今度俺も読んどこう。
81以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 02:50:54.75 ID:VlzwjC1cO
82以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 02:53:16.54 ID:0mnFJldjO
ジョジョ全部は読んでないって言ったら、職場のオタクの先輩と後輩に「ジョジョ読んでないのはありえん。人生損してる」って言われたな。
83以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 03:10:33.64 ID:pZgXhZij0
84以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 03:11:48.09 ID:F035IV9zO
それはマズいな。得するためにも近いうちに読む事にする。
85以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 03:28:49.07 ID:F035IV9zO
保守
86以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 03:38:50.07 ID:XfiuE8AJ0
久々に投下したいんだが、ここって28行までだっけか?
87以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 03:41:12.33 ID:F035IV9zO
>>86
確か30までいける。
wktk。
88以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 03:44:01.80 ID:XfiuE8AJ0
>>87
了承。ってかテンプレにあったな、スマン。
28行で区切ってもうたからちょっと直してから投下する。
89以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 03:51:18.15 ID:XfiuE8AJ0
ttp://www25.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/1011.html

続き。
ってか覚えている人いないっぽいが、構わず突っ走らせてもらう。
90恋愛お試しお手伝い!STEP2中篇:2007/09/25(火) 03:52:32.09 ID:XfiuE8AJ0
世界の崩壊、と聞いて一体何を想像するだろうか?
妥当なところではやはり地球環境関連が一番リアリティがあるのではないだろうか。
ただでさえ昨今「地球温暖化」がどーたらこーたらでそう遠くない未来に恐ろしい結末がやってくる、とテレビなどで良く騒がれている。
その原因は十中八九人間によるものなのだが、これといった改善策も見出せないままただ騒ぎ散らすことしかできず崩壊への道を歩むだけというのはまったくもって愚かな存在だ。
まぁ、本当にそうならないように頑張っている人達もいるのは確かだろうが、やはりこの世界を知るべき人間の一人としてはそれが実るとは到底思えない。

話を戻して次点では天変地異、所謂災害が思い付く。
どこぞの映画よろしく、大規模な隕石が降って来るか、それとも大津波がやって来るか、現実味は薄いかもしれないが可能性がゼロなどと誰が言い切れるだろう。
さて、早くもここからはゲームのし過ぎ、と言われても致し方ない妄想ではあるが、魔界の王がやってきて世界を破滅させる、というのも案外悪く無い。
街中に溢れる異形の怪物、それに対抗するは勇者様御一行、そんなファンタジー満載な世界も小数点が腐るほどあるだろうが可能性的にゼロでは無い。
で、次にエイリアンの来襲、というのがこれまた途轍もなく低い確率で俺の中の一つの可能性としてあったわけだが、とある理由で笑えない冗談と化してしまいここは敢えて外させて頂く。

まぁ、こんなものは確固たる証拠が無い限り可能性がゼロだとは言い切れない愚かな人間が幾ら考えても、海水をスプーンで掬い上げるか如く、無駄に可能性は溢れ出てくるものだ。
しかし、愚かと言えど理性はある。証拠など無くても「それはない」ときっぱりと言える部類はこれまた腐るほど存在する。
先ほど述べた一つ、魔王降臨が良い例ではあるのだが、曖昧な定義の境目で生き永らえる人間とはかくも愚かな存在だ。

「夢の世界でさえアンタはほんと生意気ねぇー」

「そりゃどーも」

世界を崩壊へと導くのがこんな少女1人だという可能性に気付かないのだから、心底人間とは愚かである。
その人間に部類する自分が溜息を禁じえないことに、誰が責め立てられるものか。

「まぁ、リアリティがあるからその方が良いんだけど」

「そりゃどーも」

「で、どう?」

輝くほどの笑顔を全開にしながらくるりと俺の前で一回転。
91恋愛お試しお手伝い!STEP2中篇:2007/09/25(火) 03:53:26.14 ID:XfiuE8AJ0
ふむ、バランスを崩すこともなく、元の定位置へと足を着けられるのは背筋の良い証拠だっけか?なかなかやるもんだ。

「バカ、今日の服装はどうなのかって聞いてんのよ」

なんだ、そんなことか、とは思ったが困ったことに自分はそれほどファッションセンスがあるわけではない。寧ろ無い方ではなかろうか。
そんな俺に対してその質問は酷だ、と言いたいわけだが、結局のところ、良いんじゃないか、と当たり障りの無い台詞を言ってみる。

「なんか反応が今ひとつねー。本番はこれにしようと思ってたけど、別のにしようかしら?」

「ご自由に」

「ほんっと現実のとそっくりで可愛げもないわねぇー!」

解らないものは解らないのだから、しょうがないだろう。
なんて言ってみても『夢』の中の俺だろうと一蹴されるんだろうな、それだけは解っている。
しかしハルヒよ、一つだけ言えることがある。それ、似合ってるぞ。

「……ほんと…そっくりね……」

揺れる一束を似合っていると指摘され頬を朱に染めながら、照れている素振りを隠そうとしながらも隠しきれていないその姿は悪く無い。

「さぁ、じゃあ行きましょ!!」

前とは違い最近は手首では無く手を掴まれる。
こういう違いがアイツの中での恋人同士なのかね。普通も悪く無いと思っている兆候なのなら幸いだ。

「ここまでそっくりなら予行練習に最適だわ」

あともう一つ、言えないことなので心の中だけで言っておくが、ハルヒよ、この俺は現実の俺だ、そっくりで当然だぞ。
92以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 03:54:11.83 ID:F035IV9zO
支援
93以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 03:57:59.04 ID:OeUDMJeLO
待ってました!
支援
94恋愛お試しお手伝い!STEP2中篇:2007/09/25(火) 04:00:42.44 ID:XfiuE8AJ0
初デートを言い付けられたあの日。
あの後、デートコースは全て朝比奈さんとハルヒの2人に委ねることと相成った。
朝比奈さんが絡んでいるとは言え、結局は判断するのはハルヒ自身である。そこに不安を感じないわけがなく、当初はデートコースとも言えない場所を巡るツアーを俺が主催しようとした。
しかし、そう言った瞬間朝比奈さんが、それじゃあキョン君、これ、と言って俺にしおりのようなものを手渡した。
タイトルは『男の子がすること百ヶ条』と書かれており、その文字を見た途端先ほどとは比べ物にならない不安が全身を駆け巡った。
なんとかその不安を押し退け、渡されたそれのラストだけを覗いて見る。
『優しく抱擁しながらキス―』という一部分が見えたところでぱたんとしおりを閉じ、ハルヒ、お前が考えてくれ、と真剣な眼差しを送る。
えー、男の子がデートコースを考えるのは紳士としてのマナーですよぉ?なんて言いながら朝比奈さんは俺を責めるが、ハルヒは気にもせず、おっけー、と言った。
普段のハルヒと朝比奈さんの立場が逆だというのは何とも納得がいかないが、今回ばかりはハルヒに感謝した。
納得がいかないと言えば、まぁ、今回は行って欲しいお店もあるから、涼宮さん一緒に考えましょ?と言いながら俺の時と同様にハルヒにしおりのようなものを渡していたのだが
そこには『女の子がすること十ヶ条』と書かれていたのには心底納得いかない。なんで一桁違うんですか?

んで、その後は暇を潰す方法も無くパイプ椅子に凭れ掛かりながら天井を眺め、それだけで解散時間を迎えることになった。
なんとも無駄な時間を過ごしたもんだと暢気に思ってみるが、この時間こそ、ここ最近の俺が欲していた退屈な時間だと気付くから憂鬱である。
余談ではあるが、古泉は戻って来なかった。バナナの皮で足を滑らせ頭をぶつけて死んでいたら最高である。

そして古泉を抜いた4人で下校する中、良く考えたらアンタ今ハーレム状態ね、などと喜んで良いのか悪いのかよく解らない台詞だけを残しハルヒは帰宅。
本日は帰宅までの護衛を命じられなかったのは救いだが、今度は長門に自宅まで来るように促された。
道中で、じゃあキョン君、期待してますよ!と一言だけ残され、朝比奈さんとも別れる。今回ばかりは朝比奈さんの期待には答えたくはないものだ。

そうして長門と二人きりになったわけだが、自宅へ招待されたとなるとやはり『あれ』関係であるのは容易に想像できる。
2人になったところで早速本題へと入ろうとしたが、自宅に行ってから、などと言われるのがそれを裏付けている良い証拠だ。
別段長門の家で話をする必要もないだろうと少々酷な思いもあるわけだが、それはまぁ本日は色々あったわけであり、明日更にもっと色々あるわけだから早く帰りたいという気持ちを汲んでさえくれれば有り難い。
95以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 04:01:04.56 ID:OeUDMJeLO
支援
96恋愛お試しお手伝い!STEP2中篇:2007/09/25(火) 04:01:40.66 ID:XfiuE8AJ0
だが、ここでそう言ってしまえば長門のことだ、そう、なら仕方ない、などと素っ気無く言って別れることになるだけ。
なんだかんだとこちら側に有意義になる情報を得れるのならば、その提案に乗る以外にないし何時も世話になっている長門のお願い―と言えるかは不明だが―を断るのも忍びない。
かくして俺は長門宅へと足を踏み入れたわけなのだが。

「やはり、コタツは良いですねー」

何故コイツまでいるのか訳が解らん。
気がつけば俺の後ろを陣取り、一緒にこの部屋へと足を踏み入れていた。
とりあえず一発ぶん殴っても良いか?

「残念ながら今回もあれが最善手だったんですよ?」

ほほう、『バカ』というダイイングメッセージを残したのも最善手、だと仰る訳か。
最善手なら最善手で構わんよ、ただダイイングメッセージにする為には『死』を迎えて初めてその価値があるのは知っているか?
ゆらりと古泉に手を伸ばし、取り合えずはどうしてくれようかとカオスな妄想を巡らせていたが、伸ばした右手に長門が制止させるようにそっと手を乗せてきた。

「憤慨する理由も解る、でも今は私達の話を聞いて欲しい」

ちっ、長門に救われたな。だが、少し命拾いをしただけに過ぎないことをその毛の生えた心臓に刻み込んでおくことだ。

「重々承知しております」

どこまでも癇に障る奴だ。苛立ちを抑えながら長門の対面位置に陣取り、足をコタツの中へと入り込ませる。
独特のこの暖かさ、何とも言えんね。
そして布団を肩まで掛ける、これこそがコタツに入る際の正しい形だと個人的には思っている。まぁ、他人がどう思っているのかなど興味はないが。
しかし、2人からの話となるとやはりハルヒに関する情報、ということになる。おまけにその情報は今度のデートに関する訳か。

「お察しの良いことで」
97恋愛お試しお手伝い!STEP2中篇:2007/09/25(火) 04:02:28.91 ID:XfiuE8AJ0
当たり前だ、慣れているというのもあるが今日、それもついさっきあったハルヒ絡みの珍事件だ、これで関与していないわけがない。
これでアイツが箪笥に足の小指をぶつけたから閉鎖空間が起きました、なんて言われてもそれこそ俺にはどうしようも無いことなので、そそくさと帰宅するだけだ。
アイツの小指を撫でながら痛いの痛いの飛んでけー、と妹にでさえやっとことの無い辱めを行わされるぐらいなら世界の崩壊を望むね。
自分が関与することだけに対処してやるさ、やる気の有無は露知らず。

「それはそれは……、現状あまり嬉しくない報告ですね」

などと口調は少し暗い雰囲気を醸し出しているが、手元は蜜柑の皮を剥くのに勤しんでいるとは、ほとほと人を馬鹿にしているのだろうか?
というかどこからそんなものを仕入れてきた?

「お土産です、あなたもお一つどうですか?」

お前には混じりっ気無しの純度100%と言える罪はあるが、蜜柑には無い。有り難く頂戴しておこう。
長門も古泉から1つ頂戴しているが、その姿は何と無しに妖怪の座敷わらしを彷彿とさせる。
長門特有の雰囲気がそう思わせるのだ、他意は無い。

「で、俺の言ったことに何が嬉しくない報告があったんだ? 俺はやる気の有無はともかく、対処はすると言ったぞ」

「それはこちらとしても有り難いことです、本当に。しかし、僕が言っているのはその部分ではありません、その少し前です」

飛び散る蜜柑の皮の汁が目に入らないように気をつけながら中身を取り出し、鮮やかな黄赤色を放っている果実を一粒頬張りながら、古泉の言う『少し前』というのを思い出していた。
しかして、なかなか人間とはやはり愚かなものでそんなことよりも舌に広がる甘美な蜜柑の味に気を取られあまり頭が働かない、というか神経が舌に集中してどうしようもない。
なので考えること事態面倒なのでさっさと古泉にその明確な答えを教えてもらうために、さっぱり解らん、と自分が言ったことへの問題なのに他人事のように言い放つ。
そんな俺の態度に呆れる素振りも見せず、俺と同じく蜜柑を頬張りながら口を開いた。

「『世界の崩壊』を望む、という部分ですね」

「冗談の一つも真面目に受け取られてしまっては、詰まらんとしか言い様がないな」

ぽいっともう一粒口に放り込む。
98以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 04:02:37.86 ID:OeUDMJeLO
支援
99恋愛お試しお手伝い!STEP2中篇:2007/09/25(火) 04:03:09.53 ID:XfiuE8AJ0
ふと見てみれば長門は蜜柑に手をつけていない様子だ。
宇宙人はこういう物質は摂取しない、ということなのだろうか。

「冗談ではない」

両手で包み込む様に蜜柑を持つ長門がぽつりと漏らす。
その言葉の意味するところは途轍もない大事を彷彿とさせているが、当然ながら現実味が沸かない。

確かにハルヒならそれが現実となる――現実とさせる――ことが可能だろう。
だが人間、その過程を自分の目で見なければそうほいほいと信じ込めるものではない。
最悪その眼で見ていた事柄でさえ信じられないことだってあると言うのに。
まぁ、とある空間なんかが良い例だ。

「しかし、それが事実なんです。まぁ、崩壊すると言っても最悪の結果になれば、ですけどね」

低いと言えどゼロの可能性というわけではありません、なんて言われてもやはり現実味は帯びない。
だが長門が言うのならば――はぁ?古泉?知らんね――それが現実であり真実なわけである。
となればそれはもう全力で阻止する方向で話は進まざるを得ない。

「剥いて欲しい」

「はいはい」

なのだが、何と言うか、ここは世界の危機を談合している言わば会議場なのである。
小さな子供が兄に甘えるように蜜柑の皮を剥いて欲しいと懇願する図とは一切無縁にするべきではないだろうか。
緊張感も何もあったものじゃない。

「きっと大丈夫ですよ、貴方の頑張り次第ですから」

いそいそと蜜柑の皮を剥きながらのその言葉は無責任としか言い様がない。
100以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 04:03:39.26 ID:OeUDMJeLO
支援
101恋愛お試しお手伝い!STEP2中篇:2007/09/25(火) 04:04:06.15 ID:XfiuE8AJ0
結局俺が頑張るしかないのならやれることをやるまでだが、勿論それなりの助言やらお助けアイテムを頂けるわけだよな。

「これを」

そう一言だけ漏らし長門が俺に蜜柑を突きつける。
……これがお助けアイテムだったのか?

「違う、剥いて欲しい」

本当に世界の危機なのか、長門の言葉でさえ疑わしい状況だ。
おまけに今、長門の蜜柑は古泉の手によって剥かれているのだから俺が剥く必要はあるまい。

「2つ分欲しい、少しの間も空けず」

ハルヒの件に関してあれほど真面目、と言うか何時もクールな長門がこうも蜜柑に執着するとは、果樹園で働く人々もさぞ喜ぶことだろう。
何時も世話になっていることだし、それぐらいは快く了承しようではないか。

「アルベドも剥いて」

「は? 何だって?」

「蜜柑の白い筋のことですよ」

ああ、これか、この白い筋か。
ってか本当に幼児化してないか?
これは食べても害を成すものではないのだから気にする必要はないぞ。

にしても男2人が蜜柑の皮を剥く絵図は何とも形容し難いものだ。
唯一得るものがあったとすれば蜜柑の白い筋をアルベドと言うことぐらいか。
トリビアにもなりそこねた無駄知識だ。
102恋愛お試しお手伝い!STEP2中篇:2007/09/25(火) 04:04:46.10 ID:XfiuE8AJ0
はぁ、と小さく溜息を付き、最大の疑問点をさっさと2人に投げ出すことにした。
どうせ何時も通りの解決策でしかないのだから、後の祭りにならぬよう先に溜息をついたわけである。

「で、結局俺はどうしたら良いんだ?」







「とどのつまり、私も満足して、アンタも満足するのが一番最高なのよね」

うんうん、と腕組みをしながら何度か頷いてみせる。
確かにそれがデートたるものの本来の姿かもしれんが、お前を満足させるのは俺以外何者も存在しない。
それ故、今回の、否、何時もの課題『涼宮ハルヒを満足させること』が俺へと圧し掛かるわけなのだ。

「その為の予行練習だもの、これを有効活用しない手はないわ!」

ほんと私って、夢ですればいいなんて良い方法を思いつくわねぇー、などと戯けたことを言いながら鼻唄なんぞ奏でてご機嫌だ。
ならば全て夢の中の産物で進めて欲しいものだ、ここに連れてこられた現実の俺は頭を痛ませることで精一杯である。

『余程の事が無い限り世界が崩壊する事はありません。こちら側が出来る事は事前に情報を与える以外に在りませんが、どうかその余程が起きないように』

『期待している』

解ってるっての、記憶の中の小泉と長門よ。
何時も通りの事をして、何時も通り世界を救うとするよ、誰にも褒めてもらえんがね。

「さて、それでこれから何処に行くんだ? デートコースは全てお前任せだったよな」
103以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 04:04:58.65 ID:OeUDMJeLO
支援
104恋愛お試しお手伝い!STEP2中篇:2007/09/25(火) 04:05:30.90 ID:XfiuE8AJ0
腹も据わればなんとやら。別にデート云々を楽しむつもりはないが、何時もの不思議探索でコイツとペアになっただけ、と考えれば何て事はない。
そういう割り切ったものを持ってさえいればこれ以上頭を悩ませることもなかろうて。

「そんなの考えてないわよ。だからそれを含めての予行練習じゃない」

少しは無い頭使って考えなさいよね、と苦言を呈されたわけだが俺としては、ある頭使ったお前の回答の方がどうかと思う。
まぁ所詮これを喉から言葉として通らせても何の効果も無いどころか、逆効果にしかならないのは明白なので心の中にそっと閉まっておく。
だが心を覗いてみれば、ぽっかりと余分に取っているはずのそのスペースがいつの間にか缶詰のようにぎっしりと詰まっているというのはなんとも泣ける話でもある。

「じゃあ、どうするって言うんだよ」

「考えられる可能性は全て実行するのみ。この夢の世界では時間がどれくらいあるか解らないけど、十分な猶予はないでしょうね。
 だからと言って急いては事を仕損じる、焦らずじっくり吟味するまで!」

「つまり……どういう意味だ?」

「……思い付く場所は全部行くって言ってんのよ、ボケ!!」

ニコリと柔らかく微笑んだかと思えば、瞬間にして耳元で―というか俺の右耳を引っ張りながら―大声で怒鳴りつけられてしまった。
言いたいことが解らなかったわけでもあるし、何より猪突猛進のお前がそんな風に落ち着いた物事を語るのなら致し方あるまい。
頭にキーンと響く耳障りな音に耐え、右耳を抑えながら何となしにさきほどのハルヒの言葉を、意味を込めて考えてみる。

「って、ちょっと待て! 全部? オールってことか!?」

「その全部、オールってわけ。悔いは残さないようにするのが当然でしょ?」

これは拙い。拙いなんてものではなくて緊急事態だ。どこぞで赤ランプが点滅して『エマージェンシー!エマージェンシー!』なんて機械独特の女性によるボイスが流れるぐらい非常事態だ。
そりゃそうだろ、この世界を『夢の世界』だと誤解しているのはこちらとしては好都合になるが、その好都合はハルヒにとってもだ。
『夢』なんてものは大方訳の解らない内容だったりして思い通りに動くということは少ない。
稀ではあるが、寝る前に読んでいた本やら見ていたテレビの内容、はたまた枕の下に敷いていたものが影響するということはあるが、やはり自由ではない。
105以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 04:05:57.24 ID:OeUDMJeLO
支援
106恋愛お試しお手伝い!STEP2中篇:2007/09/25(火) 04:06:18.46 ID:XfiuE8AJ0
だが、今の世界は『涼宮ハルヒ』という自我を保っているのだ。夢の世界では自分は自我を失ったように違う行動をすると言うのに。
となれば、普段のハルヒが願うものがこの世界には反映されてしまう、『夢の世界』と認識しているなら尚更だ。

それはつまり、やれ『心霊体験バスツアーに参加する』などと言い出せば目の前で赤い旗をパタパタと振り続けるお兄さんが現れ、あれやこれやと流されてなぜか無料でそのツアーに有無を言わさず参加することになるし、
やれ『天国を探す』なんて言い出せば、なんだかんだと歩き続け、気付けば自分自身が即身仏、なんてことだってありえるわけだ。
しかもそれは夢物語ではなく現実の出来事として。
これに恐怖感を抱かない奴がいるなら是非ともお目に掛かりたいものだ。

「それじゃあ早速行ってみましょうか」

「そ、それで、まずはどこへ……?」

「そうねぇ〜……」

ごくり、と生唾を飲み込む。
漫画やドラマの中でしか起こさない行動だと思っていたが、なるほどこういうときに自然と出るわけか。
出来ればあとどれほど生きられるか知らない自分の人生で経験などしたくはなかったのだが。

しかして、この「生唾」は結局のところ杞憂で終わる。
それは何故か?

簡単だ、奇妙なことが起きたからだ。

「まずは映画にしましょ」

これを奇妙と言わず何を奇妙と言うべきか。
あの涼宮ハルヒがデートコースとしては定番の「映画」をチョイスしたのである。
これは正に『天変地異』の前触れか、と以前同じことを言った気がするので割愛。
兎にも角にも自分にとって旨く行き過ぎているのは無性に焦りという感覚を際立たせているのだが、それ即ち負の展開へと追い込まれていく自分の不幸っぷりが際立っている証拠にもなりえるわけだ。
良し悪しどちらかに転ばず、中間点である『平凡』という言葉通りに過ごして生きたい自分としては何とも居た堪れない結果である。
107恋愛お試しお手伝い!STEP2中篇:2007/09/25(火) 04:07:05.95 ID:XfiuE8AJ0
それにしても、この驚くべき回答をハルヒの口から聞いたというのに俺は良く声を上げずに押し黙ったものだ。
本能がそうすることを危険と察し、内面に収めるように働きかけたのだろう。
そこまでハルヒに関して過敏になっているというか、調教されたというか、こういう変化というのは素直に喜べないものである。

「ちょっと、何よその『奇妙な出来事が起きた』みたいな表情は!」

だがしかし、表情まで内面に押し込めていないところを見ると喜べない事柄に対してであろうと、もうひとつ進化しなければならない。
それが穏便に過ごす唯一の方法であるならば致し方なし。

「すっごいジレンマを感じるわ。夢の中なんだから思い通りに動くアンタでいて欲しいと思う反面、さっき言ったみたいに『現実』に近い存在のアンタじゃないと意味が無いと思うこの気持ち。
 どっちにしろ、結論はアンタが悪い!なんだけどね」

お前がジレンマを感じようが地団駄を踏もうが知ったこっちゃないが、俺としては「理不尽」の一言に尽きる事だ。
結局俺がどんな表情をしようと取り合えずの目的は映画ということで話は進んでいるのだろう。
話よりもアイツがずんずんとどこぞへ歩を進めているのだから。

それにしても、『映画』か……。
昨日の古泉説明から察するに問題無いとは思うのだが、やはり物事が物事だけに不安だ。

『今回の世界は今までとは違った世界です。あれやこれやと言葉を並べても意味がありませんし、簡潔に申しますと【閉鎖空間】と【改変世界】が交じり合った世界。
 正に、合わせ技一本!という感じの世界です』

何処が簡潔だ、どこが。
お前の頭のネジはどれぐらい緩んでいるんだ、マイナスドライバーで良ければぐりぐりと回してやるぞ?
大体、世界、世界、とやかましいことこの上ない。勝手にしろって世界だな。

『今のでは駄目でした? んー、それでは……、相当捻じ曲がった例えですが【RPGの世界】というのなら解ります?』

んー……お前にしてはまともな例えではあると思うのだが、なんだ、まだ歯痒い感じがする。
言いたいことは解りそうなんだが、こう、喉元まで答えが来ているのに出てこない、それぐらい歯痒い。
108以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 04:07:18.06 ID:OeUDMJeLO
支援
109恋愛お試しお手伝い!STEP2中篇:2007/09/25(火) 04:08:06.98 ID:XfiuE8AJ0
『これでも精一杯の努力をしたんですが……』

がっかりするな、何となく理解できそうではあるし努力も認めてやるから肝心の中身を話せ。

『そうですね……、つまり明日の世界は涼宮さんが創り出した世界でありながら、この現実の世界と何ら変わりない世界。涼宮さんがプログラミングした世界です。
 仮に涼宮さんが目の前に名前だけを知っているお店が欲しい!と思えばそれがその世界に反映されます、現実の世界と変わらぬお店が。
 勿論、人物も然りです、ただその人物を演じるのは神人ですが』

ん〜?それって何時ものハルヒパワーに振り回されている我等が母星、地球が改変されていることと同じじゃないのか?

『全然違うんです。先ほど言ったように神人が演じるわけです、人間を。しかし、神人がいながら世界は現実の物と大差無く、また涼宮さんの改変作業が思いのまま。
 正に、【閉鎖空間】と【改変世界】の合わせ技、一本!です』

お前、そのフレーズ若干気に入ってるだろ。
何となしに嬉々としているお前を見るのは気に喰わん、さっきみたいにがっかりしていろ。
しかし何でまたそんな世界が生まれてしまうんだ。

『涼宮ハルヒの力が進化したものと推測される。この出来事に関し【情報統合思念体】は嬉々としている』

気のせいか、長門まで嬉々としているように見えなくもない。どうやったらこの出来事に喜びを噛み締めれるのかお教え頂きたいものだ。
それにしても進化……ねぇ……。あの力がまだまだ飛躍するかと思うと胃だけでなく腸まで痛くなってきそうな話である。

『まぁ、今のは大雑把な例えですから、もっと詳しく話すとなると後小一時間は掛かるんですが……』

当然、聴きたくないな。

『ですよねー』


などという先日の遣り取りの極一部を抜粋すれば、一応は映画に行くことは問題ではないということになる。
110恋愛お試しお手伝い!STEP2中篇:2007/09/25(火) 04:08:44.10 ID:XfiuE8AJ0
しかし、半信半疑なのも間違いない。
「映画の日」ということもあり、チケットを求めようと人でごった返すチケット売り場。
この周りにいる人々が全てあの変てこ物体とはやはり信じ難い。
それを確認する術も無ければ、それを確認するだけの度胸も無い、まさか『貴方は神人ですか?』なんて質問をして、これで実は現実世界でしたー、ってことになってみろ、それこそ振り子の如く揺れる俺がお目見えされるだけ。
まっ、考えたところでどうにもならんし、真実が解ったところでこの出来事も無しにはできない。
冷めた気持ちで諦めるのが肝心、肝心。

「そういえば、何の映画見るんだ?」

気持ちを映画へと切り替えて、極々自然な会話へと戻す。
出来うる限り、ここがそんな世界だと感じないように。

「アレ」

そう言ってハルヒが指差すは、タイトルからでも「恋愛物」と解る、男女が見詰め合っているポスター。

おやおや、ハルヒさん、冗談もほどほどに。

「アレが見たいの」

おやおや、ハルヒさん、冗談もほどほどに。
今度は両手を広げるジェスチャー付き。

「アレが見たい」

おやおや、ハル「さっさとチケット買って来い!!!」

げいんっ!と尻を蹴飛ばされて受け付けのお姉さんの前に誘導される。
本当に本気でその映画を見たいのか、昔のお前が言っていた『恋愛は一種の精神病』という言葉を覚えているおいでだろうか。
111以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 04:09:21.33 ID:OeUDMJeLO
支援
112恋愛お試しお手伝い!STEP2中篇:2007/09/25(火) 04:09:46.77 ID:XfiuE8AJ0
って、一応は俺達、恋人という設定だったか、すっかり忘れてた。
いやはや、それを忠実に守ってのチョイスとなるとその信念を貫く姿勢には頭が下がりっぱなしだ。
何時ものお前なら、こっちの奇怪なエイリアンが人々を襲うやつか、そっちのバリバリのカンフーアクションを選ぶはずなのになぁ。
というかぶっちゃけ俺が見たかった。恋愛物って詰まんないんだよ、実際。

「……お決まりですか?」

ぼそぼそ、と受け付けの女性が語りかける。
はぁー、と溜め息を零しながらタイトルが表記されているプレートを指差し、「二枚下さい」と淡々と告げる。
まぁ、別にこれは夢の中の出来事だからな、金に関してはどうでも良いことだ。これで朝起きてきっちり札が二枚減っていたら泣くぞ、ホント。

って、オイ……

「……二千円になります」

……何やってる?

「……バイト」

待て待て待て待て、なぁんでぇお前がここにいるんだよ。
あれか、これも監視方法の一つなのか?
モロバレってやつだぞ?

こんなのに引っ掛かるのは昭和のアイドルぐらいのもんだ。
後ろに「ドッキリ」とか書かれたプレートでも隠してるんじゃないだろうな。

って、そんなことはどうでも良い。
見つかる前に早く……

「あら? 有希じゃない」
113恋愛お試しお手伝い!STEP2中篇:2007/09/25(火) 04:10:24.26 ID:XfiuE8AJ0
さらば、地球。
俺が不甲斐無かったのか、それともこの宇宙人が失態を犯したのか、それとも古泉がなんとなしに悪かったのか。
どれが理由かは解らないが貴方は居心地の良い星でした、今までありがとう。

「なぁに? バイト?」

「そう」

時たまもの凄く不安になる。
SOS団で常識が一番あるのは俺だという考えが実は逆で、俺だけが常識が一切無い人間なのではないかと。
どうやったら高校生がこんなところでバイトできるだとか、偶然にしてもできすぎてるとか、明らかに身長が足りなくて台に乗って受け付けしてるとか、そういう突っ込みを入れようとする俺こそが
イレギュラーな存在なのか?

「へぇー、夢の中だとアンタこんなとこでバイトしてたんだ」

「そう」

ここまで来ると『夢の世界』と言う言葉で括るのも些か限界があると思うのはやはり俺だけだろうか?

「まっ、しっかり頑張んなさいね。明日の集合時間遅れちゃ駄目よ、って有希なら言う必要もないし、夢の中だから意味ないか」

あっはっは、と笑うハルヒ。
俺も釣られて、あっはっは、と笑う。目は笑っていないが。

「……これは涼宮ハルヒが望んだこと、私の意志じゃない」

俺だけに聞えるように、何時もよりもさらにか細い声で喋る。
何を望んでいるのだ、アイツは。
久しぶりにハルヒらしい思考を垣間見たが、やはり二度と見たいものではない。
普通になったにしろ、通常通り奇怪にしろ混乱を巻き起こす女、涼宮ハルヒ。恐ろしい奴。
114以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 04:10:32.31 ID:OeUDMJeLO
支援
115恋愛お試しお手伝い!STEP2中篇:2007/09/25(火) 04:11:14.11 ID:XfiuE8AJ0
しかし翌々考えれば、この世界に接触できないと語っていた長門が今こうしてここにいる。
これは好都合と言えば好都合である。また頼ることになって申し訳ないが。

「……別に良い」

有り難い返答だ、これで地球滅亡の危機はほとんど回避されたも同然だな。
して、長門。これからどうすれば良い?

「……」

すっ、と無言のまま渡されるチケットとハンカチ。
結局は映画を見ろってことだろうが、このハンカチは何だ?これが重要なアイテムなのか?

「……必要」

はっはーん、鈍感な俺でもピーンと来た。
つまりこの映画を見た後、号泣するハルヒに俺がさり気無く「ほら、使えよ」って言いながら優しく渡してやるんだな。
なるほど、正に恋人らしい図だ。

丁重にお断りしようじゃないか。

「……」

冗談だ、冗談。これが夢の世界の出来事だからな、現実の俺は知らぬ存ぜぬで突き通せばそれは起こっていない事。
ちゃんとそういうことにしておいてくれよ?

「……解ってる」

「ほら、有希の仕事の邪魔しちゃ悪いでしょ!さっさと行くわよ!」
116以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 04:11:31.80 ID:OeUDMJeLO
支援
117恋愛お試しお手伝い!STEP2中篇:2007/09/25(火) 04:12:07.77 ID:XfiuE8AJ0
一時はどうなることかと思ったが、この世界で雅かの助っ人が登場。
しかも一番頼りになる奴が。
何とかこれで最悪な事態だけは避けられるようになるだろう。
このデート(仮)、何とか幸先の良いスタートを切れたようだ。






ちなみに映画の内容はひ弱な男の子と強気な女の子が一生懸命に生きていく悲哀系のラブストーリーだった。
で、映画が終わった後、例のハンカチは存分に効果を発揮することとなる。

「……ハンカチ、貸して」

「……ほらよ……」

俺の手からハンカチを受け取り、涙を優しく拭き取るハルヒ。
その手付きが女性特有な感じがして少し不思議だった。

「……こんなに泣くとは思わなかったわ……」

「…まったくだ…」

少し涙目でまだ鼻を、ぐすん、と鳴らしてはいるが一応の処理は完了。
まいったね、こんなに泣くとは思わなかった。

「はい、終わり。それにしても意外よねぇー」

「……」
118以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 04:12:33.24 ID:OeUDMJeLO
支援
119恋愛お試しお手伝い!STEP2中篇:2007/09/25(火) 04:14:29.82 ID:XfiuE8AJ0
「あんたがこんなに涙脆いだなんて、可愛いところあるじゃない」




誰か俺の頭をぶち抜いてくれ。今直ぐにッ!



続く


なんか話進まないねー。はやいとこちゃんと完結させたいねー。
支援サンクス。期待されてないが、また次回。
120以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 04:15:46.62 ID:OeUDMJeLO
>>119
乙!
もう続き来ないかと思ってたぜwww
いやぁ、リアルタイムで読めて良かった。
続きwktk!
121以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 04:17:38.94 ID:F035IV9zO
>>119
泣いたのキョンかよwww乙www
122以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 04:27:49.83 ID:VTo6dAyP0
>>69
>>71
>>72
を無理やり甘くしたSS
4レス頂きます

眠いんでさっさと投下してもうなます
123以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 04:28:07.72 ID:VTo6dAyP0
少しばかり頭に血が上っていたと言わざるを得ないだろう。
俺自身、まさか古泉と掴み合いの喧嘩になるとは思ってもいなかった。
そもそも何故喧嘩にまで発展するような事となったかといえば──

事の詳細はこうだ。

まだハルヒと朝比奈さんが部室に顔を出していない、つまり俺・古泉・長門の3人が部室にいる時
いつものように恒例の笑みを浮かべたまま俺にある相談を持ちかけてきた古泉。
俺はからかったつもりだったんだが、古泉はその通りに受け止めなかったのだろうな。
願い事をするのならばもっと真面目な顔で話せばどうだ、それが筋だろう。との俺の小言に対し
生真面目に糞真面目な顔をして
 「それではお話があります。聞いてもらってもいいですか?」
と言うものだから、てっきり何か重要なことがあるのかと思ってこちらも真剣に聞いてみれば
 「涼宮さんにもう少し愛想を良くしてあげて貰えませんか?」
とのことだ。
下らん事に時間を割いた、真面目な顔をして喋るならもっと真面目な事を言うようにしろ、とからかってやると
 「僕はいつだって真面目ですよ。そもそもあなたは、この世界に対する涼宮さんの重要性がいまだお分かりでない。
  大体僕達機関がどれだけ涼宮さんの為に動き回っているか分かりますか?世界がどうなってもいいと、そういうわけですね?あなたは。」
とまくしたて、気が付くと俺は古泉の顔面に向かって右拳を打ち込んでいたのだ。

 「俺だってな、この世界が消えてもらっちゃ困るさ。でもな、俺の貴重な時間の全てをハルヒの為に捧げるのは馬鹿らしいんだよ。
  そんなものはな、どこかに涼宮教なんて宗教を設立して、お前が教祖になって世界中からハルヒの為になら命も惜しまない、ってな奴を捕まえてくればいい。」
その言葉に切れた古泉が俺を殴り飛ばしつつ
 「俺が!…いや、僕がそんな生半可な気持ちで機関をやっていると思っているのか!……思っているんですか!」
と普段の古泉らしからぬ言葉を使ったと思ったら
 「……涼宮ハルヒ、朝比奈みくるがここに到着するまであと約30秒。もうやめた方がいい。」
と呟く長門の声が聞こえたものの、お構い無しに取っ組み合いの喧嘩に縺れ込み、結局予言どおりに到着したハルヒに引き剥がされてようやく停戦となった訳である。
124以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 04:28:32.85 ID:VTo6dAyP0
 「一体なんで喧嘩したのよ!」
と言うハルヒの質問に、ハルヒの件で喧嘩したのだ等と口には出来なかったため、いろいろとそれに代わる理由を探そうとしていると
理由を探している自分もまたハルヒの為に時間を割くことになっていることに気づいたため、再度イライラが募り出し、
 「頭を冷やしてくる」
と言って部室を出た俺。実に格好が悪い。

自販機で買ったコーヒで心を落ち着かせ、中庭のテーブルで突っ伏せる。
冷静になって考えてみれば、古泉が言っていたのは的を得た物だったってことは分かるさ。
大体、俺が意見として放った言葉は実は照れによる裏返しだと自覚している。
ハルヒのことが嫌いな訳じゃないのだ。むしろ近くにいれば安心する、そんな存在になり得ている。
 「だからこそハルヒにどう接したらいいか分からないんだよ…」

 「そういうことでしたか。」
嫌な予感がする、なんて考える暇も与えてくれないようで、視点を少しずらせば起き上がらなくともそこに立っている人物が古泉であると確認するのは容易だった。

どうせその次は、“あなたの言いたいことは既に分かってしまいました”なんて言うのだろう?
 「仰るとおりです。では僕が言いたい事も既にお分かりですよね?」
ああ、この年頃になってわざわざ言語中枢に命令させて謝りの言葉を言うのも照れくさい。古泉は平気でサラッと言えてしまうのかもしれないが。
ただ無言で差し出す右手に、俺も右手を差し出し、無言の謝罪ってな形で幕を閉じたのだ。

新たな問題が同時に開幕したが。

運動場から聞こえる轟音に驚き古泉と2人で行ってみるとそこには。
125以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 04:28:50.36 ID:VTo6dAyP0
 「……ロードローラーだッ…」
なんと長門たちが運動場の整地を行っている真っ最中じゃないか。
ところで長門。お前が乗っているそれは正式名称はコートローラーと言うものだ。
 「……そう。」
だが、なんでまた俺たちが運動場の整地を?先生に頼まれたのか?
いやまさか。ハルヒがそんな何の得にもならんような事をするはずがない。

 「あら、あんた達もう仲直りしたの?一体何が原因か知らないけど良かったじゃない。」
ええ、おかげさまでと一礼する古泉は置いといて、それよりも今この状況の説明を仰ぎたい。
今度は何の企みだ?
 「企みなんて失礼ね!だいたい、今日が何の日か覚えてない訳?」
ええと今日は…7月…7日、七夕の日か!
 「今回は私が考案した2作品目の宇宙へのメッセージを描きあげるのよ!」
1作品目がどんなものでいつ作られたかの話は右耳から左耳へ素通りさせておくことにする。
何故なら俺の数ビット相当の脳でもいまだにあの日、ハルヒと共に第1作目の奇妙な地上絵を完成させたことを覚えているのだからな。
それにしてもこれだけの騒音を出しているのに先生が誰一人来ないのが不気味だ。
まずありえる筈がない。ありえる筈のない事象を簡単に作り出せるのはハルヒか長門だけだ。
聞けば
 「……校舎内と外で音を遮断している」
とのことで、コートローラーの乗り心地が気に入ったのかそのまま整地作業に戻る長門。
まぁ、普段の俺ならばここに作者がSOS団と分かるような馬鹿でかい地上絵を描いて、即バレる事になるのを知りながら放っておくことなどしないが
今日は別だ。朝見てきた天気予報の記憶がまだ脳内に正しく残っているならば、夕方から大雨だと言っていたからな。
…ほら、降り始めた。
126以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 04:29:31.54 ID:VTo6dAyP0
 「もうずぶ濡れじゃない!」
最後まで地上絵を描こうと奮闘していたからな、濡れない方がおかしい。
大体、まだ梅雨明けしてないのだから雨を予測しておくことが優先的に確認すべきことだろう。
 「うっさいわね!」
少々ご機嫌斜めのようだ。…古泉、言いたい事は分かっているさ。
今さっき仲直りしたばかりだ、流石に俺でもこのままハルヒを放っておく気などない。
鞄に入れていたバスタオルを取り出してハルヒに被せてみる。
まるで子犬のようだ。頭をわしわしと拭いてやるとされるがままになっている。
…身体は…流石に俺が拭くのはまずいので朝比奈さんに任せて古泉とのボードゲームに興じることにする。

 「ハルヒ、お前傘持って来てないんじゃ無いのか?」
 「キョンは持ってきてるんでしょ?」
なるほど、俺の傘1本で十分ってことか。
…ニヤニヤするなよ古泉。ゲームに目を戻してみろ、既にお前の負けだ。
ここでSOS団の今日1日も長門の閉じる本の号令のもと、いつものように終了を迎えた。



 「何これ!折りたたみ傘じゃない、」
折りたたみ傘の便利さをお分かりでないと申されるか。
 「傘が小さいじゃない!これじゃ2人入ったら肩が濡れちゃうわ!」
既に濡れた服で何を言う。が、まぁ雨に打たせるのも可哀想だ。
要は濡れないように密着していればいいのだ。つまり──

手を繋いでおけばいい、だろ?



おわり
127以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 04:33:17.64 ID:DdNt+pgVO
なんで深夜に限ってレベルの高いSSが投下されるんだwww
128以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 04:33:19.25 ID:F035IV9zO
ロードローラー好きな長門wwww
GJ!www
129以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 04:41:51.62 ID:OeUDMJeLO
まさか長門から「ロードローラーだ」が聞けるとはwww
GJ!
130以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 04:58:44.87 ID:F035IV9zO
保守
131以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 05:09:29.58 ID:0mnFJldjO
今日は深夜の投下多かったんだな。乙!
132以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 05:13:54.84 ID:TlhuhMqW0
ところで前スレは666まででOK?
133以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 05:24:06.36 ID:OeUDMJeLO
>>132
おk
134以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 05:45:39.64 ID:OeUDMJeLO
jp
135以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 06:04:50.00 ID:sZhpSP0r0
密かに待っていた恋愛お試しお手伝いが投下されているとは・・・
今から仕事だから、夜帰ってきてからじっくり読むことにしよう。

乙でした。
136以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 06:06:10.01 ID:0mnFJldjO
書くことに詰まってプロットを読み直してたら、このややこしい展開を考え付いた先週の俺を殴りたくなってきた。
137以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 06:42:27.17 ID:0mnFJldjO
保守
138以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 07:15:56.34 ID:F035IV9zO
おはにょろ
139以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 07:38:14.91 ID:2bzDtD/lO
おはよう保守
140以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 07:50:17.65 ID:QJH+JOb30
保守
141以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 07:53:23.98 ID:CKrolZjnO
   。 。
  / / ポーン!
( Д )
142以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 08:12:07.56 ID:QJH+JOb30
143以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 08:13:08.21 ID:OUoOh2YxO
橘「さっ、佐々木さん!あたしが大切にとっておいたプリンアラモード食べましたね!?」
144以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 08:18:02.70 ID:F035IV9zO
〇<気にしなくていいのです!私は代わりに佐々木さんを食べるのです!
145以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 08:31:18.39 ID:2bzDtD/lO
ほす
146以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 08:39:19.28 ID:LcQdiwUCO
・プリンの場合

「今更恥ずかしがるなよ」
ベッドの上でシーツにくるまるあいつに俺は笑いながら言った。それに、
「で、でも・・・恥ずかし、んっ!」
何やら口答えして来たものだから俺はそっと押し倒して口を塞いだ。
舌を絡めるとぎこちなく絡めてくる。それが可愛くて、
「何が恥ずかしいんだ? お前はこんなに可愛いのに」
ちょっと強めに攻めたくなる。
「んっ・・・っあ・・・」
「それに、綺麗だ・・・我慢出来ない・・・」

「僕は一日千秋の思いでこの時をずっと待ってた。来てくれ、キョン」
佐々木は笑いながら言った。
147以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 09:15:00.23 ID:JV1oSt7f0
ほしゆ
148以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 09:15:03.23 ID:CKrolZjnO
149以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 09:16:13.77 ID:CKrolZjnO
落ちたかとおもwwた
150以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 09:27:52.13 ID:QFh/2YHx0
ロードローラーワロタwww
芋男の影響か?
151以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 09:29:15.83 ID:+1pmUH2w0
ロードローラーの登場の仕方におもいっくそ吹いたのは内緒だ
152以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 09:49:11.14 ID:2bzDtD/lO
ほし
153以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 10:08:38.71 ID:2bzDtD/lO
154以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 10:27:29.17 ID:F035IV9zO
保守
155以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 10:29:41.96 ID:CKrolZjnO
東中出身!涼宮ハルヒ!ただの人間には興味ありません!!
…エッチなことには少し興味があります///

156以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 10:31:21.44 ID:F035IV9zO
>>155
それ何回目だよw
コピペ乙。
157以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 10:38:53.44 ID:CKrolZjnO
2054回目
158以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 10:51:04.28 ID:CKrolZjnO
ほしゅ
159以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 11:03:57.06 ID:ezPRM78q0
佐々木がハルヒに嫉妬する話を書いてたけど詰まりました。
お題ください
160以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 11:06:32.74 ID:6rWueXAYO
長門と朝倉の喧嘩
161以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 11:08:30.50 ID:F035IV9zO
阪中放浪記。
162以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 11:19:43.45 ID:o9TGNSjx0
ミヨキチの暴走
163以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 11:23:58.13 ID:OUoOh2YxO
WAWAWAンダリング・シャドウ
164以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 11:42:20.65 ID:2bzDtD/lO
165以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 11:42:21.02 ID:JV1oSt7f0
166以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 11:44:52.94 ID:LcQdiwUCO
>>159
爆裂ロリータ
167以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 12:00:18.64 ID:2bzDtD/lO
ほす
168159:2007/09/25(火) 12:02:54.18 ID:ezPRM78q0
長門と朝倉の喧嘩で書こうとしたが撃沈。
その他は思いつくことすら出来ませんでした。すまん
169以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 12:09:54.10 ID:j6wLH7r9O
ハルヒが佐々木に嫉妬ならいいんじゃまいか?
170以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 12:10:11.69 ID:F035IV9zO
>>168
阪中「そういう事もたまにはあるのね。腐らずに頑張ってほしいのね。」
171以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 12:11:10.52 ID:QFh/2YHx0
ハルヒ「ねぇキョン、死って、何なのかしら……」
キョン「生について何も解ってないのに、どうして死について解かることができようか!」
ハルヒ「す、すいませんでした……」
172以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 12:24:04.14 ID:2bzDtD/lO
ほし
173以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 12:32:30.22 ID:smmE5ZDK0
懐かしい歌を聴きたくなった。
それを箱から取り出したとき、古いビデオテープがあった。

歪んだ映像の端々に楽しそうなあいつがいる。
わがままなあいつが監督の、文化祭のために撮ったテープだった。

シナリオも何も知らされず撮っている俺達に
とても楽しそうな笑顔を振りまいていた


一体、俺達はどこまで離れたのだろうか?
「いつでも会える」
ずっとそう思っていた今日この頃だ。


近くを通るといつだって、見上げてしまう。
あの坂道とその先にある学校は今も変わらずにある。

俺が見上げてしまうように、
お前もこんな風にあの頃を振り返ることもあるのだろうか?
174以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 12:33:43.47 ID:smmE5ZDK0
以上です。

CHAGE&ASKAの「C-46」をモチーフ
ってかモロパクリ
175以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 12:41:13.02 ID:CKrolZjnO
ほし
176以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 12:55:39.58 ID:2bzDtD/lO
ほし
177以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 13:06:28.88 ID:CKrolZjnO
オッパイ
178以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 13:13:49.51 ID:2bzDtD/lO
オッパイといったら朝比奈さん
179以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 13:16:26.55 ID:OUoOh2YxO
朝比奈さんと言えば★
180以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 13:19:04.66 ID:N7S/I+ivO
★と言えば★ゅ
181以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 13:28:32.18 ID:2bzDtD/lO
★ゅと言えばバカップル保守
182以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 13:34:45.54 ID:F035IV9zO
バカップル保守といえばハルキョン
183以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 13:54:06.65 ID:F035IV9zO
保守
184以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 14:11:41.73 ID:OeUDMJeLO
保守
185以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 14:15:43.84 ID:LcQdiwUCO
ハルキョンと言えばだいたい喧嘩
186以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 14:22:13.07 ID:F035IV9zO
保守
187以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 14:31:13.61 ID:6rWueXAYO
喧嘩といったら古泉女体化
188以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 14:32:39.68 ID:F035IV9zO
>>187
芋に限った話だろwwww
189以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 14:52:10.94 ID:OeUDMJeLO
保守
190以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 15:02:47.11 ID:2bzDtD/lO
ほし
191159:2007/09/25(火) 15:15:38.12 ID:ezPRM78q0
何故かミヨキチの話が出来た。投下してもいいですか?
ちなみに私はおはぎの人です。
192159:2007/09/25(火) 15:18:40.03 ID:ezPRM78q0
さて、今俺は危機的状況に立っている。なぜか俺の部屋いて笑いながらも怒気のオーラを出すハルヒと佐々木。
そして仰向けになっている俺の上に跨っている顔が赤いミヨキチ。

何故こうなったかというのは今から説明しよう。始まりはミヨキチからの電話だった。

土曜日の夜、いつもの不思議探索から帰ってきた俺は晩飯までの時間をマッタリと過ごしていると、妹から
「キョン君、電話だよ〜」と呼ばれた。誰からだ?「ミヨキチ、キョン君に用事だって」
ミヨキチから?俺は妹から受話器を受け取り、通話ボタンを押した。

「こんばんわ、お兄さん。いま大丈夫ですか?」大丈夫だよ、俺に何か用かい?
「…ハイ、あの、えっと…」
俺の問いかけに対し、何か言い難そうにしていた。それが数秒続いた後に
「あの、相談したいことが…あるんです」
ミヨキチの言葉に俺は疑問に思った。俺に相談?何で?頭の中に無駄に?マークを作り出す俺をよそに、ミヨキチは続けた。
「電話ではお話できないことなんです。明日、そちらに伺っても宜しいでしょうか?」
電話では話せないこと?しかも俺の家?全く訳が分からなかったが、特に断る理由もないので了承した。

そして次の日。いつもより少しだけ早く目が覚めた俺は妹のボディプレスを受けること無く起きることが出来た。
ミヨキチが来るのは昼過ぎ、まだ時間があるので軽くだが部屋を掃除した。元々そんなに汚くはないが。

昼、お袋が妹を連れて買い物へ行った。帰るのは夕方になるらしい、親父も一緒に行ったので家には俺一人だ。
それから少し経ってミヨキチが来た。会うのは久しぶりだ、改めて見て思うが可愛い。言っておくが、俺は断じてロリコンではない。
俺はミヨキチを自分の部屋へ案内し、用件を聞いた。
「電話じゃできない相談って一体なんなんだ?」俺の問いかけにミヨキチは頬を赤らめながら俯いてしまった。
俺には全くわからない。電話では出来ない相談で恥ずかしい事。分からん、まるで分からん。
ミヨキチはしばらく俯いたままモジモジしながら黙っていたが、突然何か決意した様に顔を上げとんでもないことを言った。
193以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 15:20:50.93 ID:F035IV9zO
wktk支援
194ミヨキチの暴走…?:2007/09/25(火) 15:21:01.12 ID:ezPRM78q0
「お兄さん!私、お兄さんのことが好きです!付き合って下さい!」
は?今の俺は相応間抜けな顔をしているだろう。ミヨキチの言葉に俺は思考が停止していた。
ミヨキチは今何と言った?俺が好き?Why?何故?一体何がなんだか分からない。分かる奴がいたらここに来い!そして説明しろ。
固まっている俺にミヨキチはさらにとんでもない事を言い出した!
「私、お兄さんのタメなら何でもします!」オイオイオイオイオイ!これなんてエロゲ?なんて言ってる場合じゃないな。
落ち着け俺!相手は小学生だ!そして俺は高校生だ!無理矢理落ち着こうとしていると家の呼び鈴が鳴った。

俺は立ち上がって窓から玄関を見た。玄関前にいるのは佐々木とハルヒだった。待て、来るなんて聞いてないぞ!
どうするか悩んでいると、外にいる佐々木とハルヒと目が合った。あ!っと思った瞬間、俺はなぜか床に倒れていた。
立て続けに起こるイベントに対応し切れていない俺の脳だが、仰向けになっている俺の上に跨っている人物が誰かぐらいは分かった。

赤くなりながら涙目で俺を見つめるミヨキチ。何か言おうとしている。「私じゃ…ダメ…ですか?」
そんな言葉に俺は抵抗する事すら忘れていた。ミヨキチが目を瞑りながら顔を近づけて来た。
二人の顔の距離がゼロになろうとしている時、バン!と大きな音を立てて部屋の扉が開いた。
「な、何やってんのよ!」
叫んだのはハルヒだ。その後ろには佐々木がいる。
突然の出来事に顔を近づけていたミヨキチは離れた。しかし、跨ったままだ。そして話は冒頭に戻るわけである。
笑顔で怒りのオーラを撒き散らすハルヒと佐々木、そんな二人を睨むミヨキチ。
そしてミヨキチにマウントポジションを取られたままの俺と鳴り続ける俺の携帯電話。恐らく古泉だろうな、すまん。
突然ハルヒが机に置いてあった俺の携帯電話を取り、真っ二つにした!何しやがる!
「黙りなさい」ヤバイ、ハルヒは完全に怒っている。
佐々木の方を見ると、無表情だ。怖いぞ佐々木。「誰かは知らないけどキョンから離れてくれないかな?」
言ったのは佐々木、しかしミヨキチは「嫌です!」と反抗する。ハルヒと佐々木の怒りのオーラがさらに増大。
このままでは最悪の事態になりかねないので(古泉的にも)ミヨキチに降ろした。取り合えず、落ち着け二人とも。な?
何とか二人を説得して落ち着かせ、事の詳細を話した。
ミヨキチの告白からハルヒ達が来るまでの間のことを説明した。
ハルヒも佐々木も「キョンは私のモノ…絶対渡さない」とブツブツ言ってるのが聞こえた気がするが、気のせいだろ。
195ミヨキチの暴走…?:2007/09/25(火) 15:21:52.59 ID:ezPRM78q0
「それで、アンタはどうすんのよ?」ハルヒは不機嫌そうに言った。何がだ?
「何がじゃないだろうキョン?君は吉村さんの告白を受けるかという事だよ」佐々木がいつになく真剣な顔で言ってきた。
どうするも何も、ミヨキチは小学生で俺は高校生だ。ミヨキチには申し訳ないが受けられ無い。
ミヨキチは落ち込んでしまったが、仕方が無い。しかし、ミヨキチの言葉に俺たちは驚いた。
「それでも…それでも私、諦めません!いつか絶対、お兄さんを振り向かせて見ます!」あれ?逆に火がついた?
「面白いわ、でもキョンはあたしのモノよ。絶対渡さないわ!」え、ちょ、ハルヒ?
「なら、僕も混ぜてもらおうかな。僕もキョンの事が好きだからね」オイ、佐々木!お前まで!
三人はやる気満々みたいで、早速何か話し合っている。俺はそれを見て心の中で言った。やれやれ
196159:2007/09/25(火) 15:23:08.90 ID:ezPRM78q0
以上です。やっぱりオチが変だorz精進します
197以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 15:23:37.44 ID:F035IV9zO
ミ、ミヨキチィィ!!wwww
198以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 15:30:31.02 ID:hgA9CPyo0
乙!
四角関係www
ここで妹ちゃん乱入だったら……あぁ恐ろしい。
199以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 15:42:26.94 ID:2bzDtD/lO
保守
200以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 15:44:55.88 ID:OUoOh2YxO
橘「佐々木さんはあたしのものです!誰にも渡さないのです!」
201以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 15:55:35.63 ID:o9TGNSjx0
>>196
GJww
これは激しく続きが見たいwwww
202以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 16:07:44.27 ID:hgA9CPyo0
保守
203以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 16:18:52.42 ID:F035IV9zO
保守
204以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 16:32:40.85 ID:2bzDtD/lO
ほし
205以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 16:45:30.10 ID:ezPRM78q0
以外な反応にびっくりな保守
206以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 16:48:48.01 ID:e5FqM8ZUO
ニヤニヤ保守
207159:2007/09/25(火) 16:55:45.03 ID:ezPRM78q0
続きはいつか書くと思います…多分。気長にお待ちください
と言うわけでお題ください
208以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 16:58:32.66 ID:hgA9CPyo0
>>207
入眠時ミオクローヌス
209以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 17:02:31.26 ID:CKrolZjnO
>>207一緒に寝よっ!
210以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 17:05:00.70 ID:F035IV9zO
>>207
波乗り
211以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 17:16:27.78 ID:CKrolZjnO
212以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 17:17:33.84 ID:QJH+JOb30
ぷりん☆すた
213以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 17:17:35.17 ID:PRTlIjVTO
保守
214以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 17:26:33.77 ID:CKrolZjnO
おつんつん
215以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 17:31:01.48 ID:OUoOh2YxO
○<眠いのです。仕事中だけど寝るのです。保守お願いするのです。
216以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 17:32:54.51 ID:F035IV9zO
鶴屋「まかせるにょろ!」
217以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 17:42:46.60 ID:UMae67OY0
保守
218以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 17:53:44.79 ID:F035IV9zO
鶴屋「にょろ〜ん!」
219以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 18:05:21.84 ID:hgA9CPyo0
保守
220以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 18:15:43.89 ID:pRe97or+0
221以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 18:23:34.05 ID:3suLwWf+0
hosyu
222以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 18:27:34.97 ID:PRTlIjVTO
保守
223以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 18:32:28.58 ID:F035IV9zO
最近長編ばかりいじっていて投下してないから久々にお題やりたい。
因みに電波受信できなそうな奇抜な奴を頼む。
できるのがいつかわからんけども、それでも待てそうならお題下さい。
224以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 18:34:24.87 ID:Wy4RaZ4CO
カプカプ王
225以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 18:35:42.58 ID:Wy4RaZ4CO
>>224
間違えたからシカトしてくれ
226以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 18:35:53.21 ID:F035IV9zO
>>224
お題ならカプカプ王kwsk。
227以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 18:36:26.79 ID:gtRGi8tDO
>>223
トイレットペーパー
228以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 18:38:23.12 ID:F035IV9zO
人いないなぁ。

>>225
御意。

>>227
トイレットペーパーおけ。
229以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 18:38:30.49 ID:UMae67OY0
>>223
バンジージャンプ
230以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 18:40:44.06 ID:Wy4RaZ4CO
変わりに
魔法少女マジカルたん
231以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 18:43:07.85 ID:F035IV9zO
>>229
バンジージャンプおけ。

>>230
こいつぁ長門臭がプンプンだぜwww
kwsk。
232以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 18:44:09.70 ID:Wy4RaZ4CO
>>231
「もえたん」のOP
233以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 18:50:41.50 ID:98BH3DeD0
>>229
パンジージャンプ に見えた俺は一体・・・
234以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 18:50:50.71 ID:F035IV9zO
>>232
ごめん。全然わからんorz
超速で調べてみたが、携帯の限界を感じただけだった。
他のお題でいいなら変えて下さい。駄目なら‥‥‥もうちょいkwskorz
235以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 18:51:46.43 ID:Wy4RaZ4CO
>>234
じゃあ蕎麦つゆ
236以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 18:53:02.32 ID:F035IV9zO
>>235
申し訳ない。蕎麦つゆおけ。

もうないかな?とりあえず書き始めます。少々お待ちを。
237以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 18:54:17.49 ID:98BH3DeD0
>>234シャンプーとかの口に固まってるアレ
238以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 18:55:36.62 ID:9NW6O2sH0
>>237
分かる分かるwwでもイミフw
239以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 18:56:57.71 ID:98BH3DeD0
>>238
このカオスをどんな風に描写してくれるのかwktkがとまらないぜ
240以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 18:57:52.15 ID:F035IV9zO
>>237
シャンプーとかの口に詰まってるアレおけ。

ちょっと遅くなるけど我慢してくれw
241以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 19:00:08.31 ID:Wy4RaZ4CO
>>240
wktkしてるぜ
242以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 19:00:08.88 ID:j6wLH7r9O
>>196すまんが勝手に外伝

家の玄関先でハルヒ、佐々木、そしてミヨキチ。何かを話している。俺にとっては命が削れる思いはしたくはないね
ふと後ろに人の気配が…視線が背中に痛いほど感じる。嫌だ、嫌だ、後ろは振り向くなと本能がそう告げている。
だがあまりにも耐えられなくなり仕方がなく振り向くと、そこには…やっぱりアイツだ、長門。
「……………………」
いつもより無表情というか少し怒っている?と俺は感じた。いつの間にか俺はギャルゲーの主人公になって修羅場モードに陥っているようだ。
いや長門なら助けてくれるかもしれない。薄い希望胸に尋ねてみる事にする。
「長門、もしかして助けてくれるのか?」
「……そう、あなたを助ける為にここに居る。わたしに任して…」
すると長門は小さく呪文を唱え始めた。だが、その時佐々木が気付き天に向って叫びだす!
「周防さん。彼女を止めるんだーっ」
「―――有希―長門―機能――停止…敵性と―判断」
九曜の髪が孔雀の羽の様に逆立ち長門に襲い掛かる。だが長門も今回は負けてはいない。すぐさまに反撃態勢を整え
「……周防九曜を敵性と判断…情報連結の解除を申請する。」
この後だが家は半壊し、俺の住むところが無くなってしまい。
誰が俺を保護するか、また一悶着する事になるのだがそれは別の話になる。

スマン書いていてごちゃごちゃになった。orz
243以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 19:01:22.28 ID:ydw3c4hkO
「結局またキョンの家で寝ちゃったわね。おはよ。きょ……」
「…………」
「朝から勉強? あんたもよくやるわね」
「お前と同じ大学に行きたいからな」
「(ああもうっ! だからキョン好きっ!)」

バカップル保守
今のうちにww
244以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 19:02:36.33 ID:ydw3c4hkO
「でもそんな無理しないでよ。あたしはあんたと居れれば……その……」
「その?」
「さ、三流大学だって構わないんだからね! だからもっとあたしに構いなさい!」
「……いいのか?」
「だってあんた……あたし……っていうか……あぁもう! ……ちゅっ」
「何言ってるかわからんがお前の気持ちはわかった。これからは勉強する分をハルヒのために使うよ」
「……バカキョン」

バカップル保守
245以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 19:03:10.46 ID:2bzDtD/lO
>>243
ニヤニヤが止まらないぜ!
246以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 19:03:17.61 ID:ydw3c4hkO
「あ……」
「キョン。あたしは受かったわよ。まぁ当然だけどさ。もちろんあんたも受かったわよね?」
「…………」
「え? ちょっ……キョン?」
「すまん。しばらく一人にしてくれ……」

バカップル保守
ちょっと浪人+大学生でも書いてみるww
ノシ
247以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 19:05:44.25 ID:SRwqkXvv0
俺が北高に入って早2年と5ヶ月、もう高校3年の秋だ。
この坂道もあと半年ほど登ればサヨナラ、何だか秋風のせいか寂しい気分になる。
教室に入ると、すでに受験色。皆、色んな情報を交換し合っている。
勿論俺も母親の期待に応えるべく大学進学を考えている。
まぁ、そうは言っても谷口と競い合った低空飛行のお陰で推薦入試なぞ、今の俺には無縁の話だ。
ハルヒはああ見えて、勉強は出来るゆえに既に六甲大学への推薦を受けている。
一般入試の受験先を考えていると、ハルヒがやってきた。
3年になってからもこいつとは同じクラス、まさかこいつが俺と同じクラスを願ったなんて事は無かろう。
国木田は3年から理系コースへ、谷口も何を思ったか理系に行った。
「キョン、あんた大学はどうすんの?まさか行けないって事はないでしょうね?」
なんだ、藪から棒に。その「行けない」って言い方は癪に障る。
人に進学の事を聞くときは「行くの?行かないの?」でしょうが、やれやれ本当に毎度疲れさせやがる。
「ねぇ、キョン、聞いてる?」
ああ、聞いているとも。勿論俺も進学は考えている。将来はだな、ほら公務員にでもなるか、
あわよくばどこかの上場会社にでも入れればと考えている。
「はぁ?あんたね、そんな人生でいいの?ちっとも楽しくないじゃない。もっと面白い事考えた方がいいわよ。」
俺の人生が面白くなろうがならまいが、お前さんに何の関係があるというのだ。
「SOS団から就職組や浪人は出さないから。団長命令として六甲大学に合格しなさい、わかった?」
おいおい、そんな無理を言うなよ。先日の模擬試験の結果で偏差値が50しかないんだぜ。
どう頑張ったところで、65以上の六甲大学なんか受かるわけが無かろう。
天変地異でも起こらなければありえない話だ。
今のレベルで合格出来そうな大学といえば、船で目下に広がる海を越えた阿波大学か背後に迫る山を5つほど越えた日本海大学ぐらいだな。
しかし、下宿となると親にも負担が掛かる、あと少し頑張って甲陽園大学ぐらいには行きたいものだ。
そんな事を考えているうちに、担任がHRにやってきた。
248以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 19:09:31.08 ID:j6wLH7r9O
>>246空気が読めない俺がwktk
249以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 19:14:58.50 ID:2bzDtD/lO
保守
250以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 19:15:40.29 ID:9NW6O2sH0
>>247
提案なんだけど、一段落つくまでまとめて書いてから投下してみては?
251以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 19:23:24.90 ID:SRwqkXvv0
>>250
やっぱそう思う?
多分、長くなりそうだからそうするわ
分岐は無しでいきます。
252以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 19:33:54.04 ID:hgA9CPyo0
保守
253以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 19:43:44.94 ID:hgA9CPyo0
保守
254以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 19:43:57.68 ID:j6wLH7r9O
255以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 19:52:55.21 ID:8u7rvZi+0
ほ           も
256以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 19:53:01.61 ID:2bzDtD/lO
ほし
257以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 19:57:28.02 ID:PRTlIjVTO
保守
258以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 19:58:39.08 ID:OUoOh2YxO
○<おはようなのです!
259以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 20:05:48.91 ID:VlzwjC1cO
ヽゝ゚ -゚ν…乱入
260>>227トイレットペーパー:2007/09/25(火) 20:05:59.43 ID:F035IV9zO
平日土曜に走り回る事を余儀無くされた俺が、唯一怠惰に過ごせる日曜の昼間。一人で過ごすのもいいなと思ったつかの間‥
ピンポン!ピンポン!ピンポン!‥‥
明らかな悪意を持った不快音が家中に響いた。誰だうるさいな。新聞勧誘員にしちゃ随分と焦ってる感じだが。
それとも新手のピンポンダッシュか?近頃の小学生はなかなかやるな‥‥などとくだらない妄想を繰り広げつつ
「はーい。今行きまーす。」
と、とりあえずフレンドリーな人間を装いドアを開けると‥‥居留守を使えばよかった、と思う顔がそこにあった。

「遅いわよキョン!もう一回鳴らして出てこなかったら蹴破ってたわよ!」
人ん家のドアと文芸部室のドアの違いがインターホンしかないのかと問いたかったが、それをこいつに説いたところで
馬の耳になんとやらなわけで、とりあえず上がれよと促した。しかし、いつものハルヒとは若干の違いがあった。
いや、かなり違うな。お前は何をくねくねしているのか。
「うるさいわよ!とりあえずトイレ貸して!」
言うが早いか、ハルヒは押し売りより素早く屋内に侵攻し、数分間は立てこもるだろうトイレに収まった。

しかし、一分するかしないかのうちにハルヒがトイレから出てきた。こういう話は出来るだけ回避したい話なのだが、
一般的にトイレは女性の方が長いという認識をしていたため、ハルヒのその行動に俺は心底驚いた。
「ん?何よ。いい?あたしが帰ったら‥‥帰ったらよ!?誰よりも早くトイレに行きなさい!」
なんだそれは。俺はそんなにトイレに向かう程早く貯まる方ではないし、特殊な性癖を持ち合わせてはいないぞ。
俺が返答に困り果てウンウン唸っていると、ハルヒはそれに気づいたのか、はっとした後、顔を真っ赤にして
「ち、違うわよ!してないから‥じゃなくて!‥えと‥ああもう!とにかく!最初に入ればいいの!わかった!?」
と霧状の唾を残し、脱兎の如く安穏とした昼下がりの中に走っていった。‥何がしたかったんだろうね。一体。


‥‥成る程な。だから俺が一番最初か。ハルヒが帰ってからしばらくして、俺はトイレの中で頷いた。
今ならあいつの偏った普通嫌いも、素直とは程遠い性格も、破天荒な行動も、全部まとめて微笑ましく思える。
トイレに広がったトイレットペーパーの先端をつまみ上げ、俺はもう一度紙を巻き直し始めた。

トイレットペーパーに書かれた恋文を家族に流されぬようにするために。
END
261以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 20:07:23.27 ID:8u7rvZi+0
なアアアアあんじゃこりゃああああああああああああ
262以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 20:09:44.73 ID:QK3IdmLr0
いや、ほんまに、なアアアアあんじゃこりゃああああああああああああ
263以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 20:11:07.02 ID:F035IV9zO
>>261>>262
え!?ごめ、ごめ‥ん?
264以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 20:11:15.68 ID:hgA9CPyo0
なんという恋文wwwwwwwww
265以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 20:11:32.52 ID:8u7rvZi+0
いやいやいやいやいや 全然いいぜwwwwww
266以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 20:12:47.11 ID:IbMmjGVC0
ペーパーに文字書くのは意外と難しいぞwww
おもしろかったGJ!
267以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 20:13:05.71 ID:F035IV9zO
しまった!解説付けなきゃ誤解される!

すみません。ハルヒはトイレットペーパーを取り替えただけです。
ノーマルペーパー→恋文ペーパー
ごめんなさあああい〜orz
268以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 20:13:16.93 ID:slxp2q7E0
269以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 20:13:54.57 ID:H8/KnABF0
>>268
グロ注意
270以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 20:15:28.82 ID:8u7rvZi+0
でハルヒは結局うんこ?かおしっこしたのか??wwwwww
271以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 20:15:35.91 ID:oPqSdR8S0
普通の蓮コラで失望した
272以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 20:16:46.98 ID:F035IV9zO
>>270
トイレットペーパーの交換のみです。

NEXTバンジージャンプ書いてきます。
273以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 20:18:08.22 ID:wjOCC+4H0
>>270

>「ち、違うわよ!してないから‥

よく読もう!
274227:2007/09/25(火) 20:18:38.02 ID:gtRGi8tDO
あんなお題からこんな甘いのがくるとは思わなかったんだぜ。

というわけで乙!
275以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 20:20:00.90 ID:8u7rvZi+0
>>272そうかよっかったwww

>>273いやハルヒならしたのかなって思っただけだから
276以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 20:26:21.83 ID:q01ktv+20
ハルヒって、うんこするの?
277以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 20:28:44.11 ID:8u7rvZi+0
うん…するのかな??あいつが望めば便意なんてなくなるのかな
278以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 20:38:56.91 ID:hgA9CPyo0
保守
279以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 20:38:58.05 ID:8u7rvZi+0
あっぶないーいい
280以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 20:47:43.30 ID:hgA9CPyo0
保守
281以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 20:47:45.22 ID:9NW6O2sH0
長門「あなたはわたしにプリンを買ってあげるべき。」
キョン「なんだそれは。」
長門「情報統合思念体はそう判断した。」
キョン「そ、そーかい。ちょっと待ってろ、買ってくる。」
長門「………」


長門「あなたはわたしに本を読んであげるべき。」
キョン「な、なんでだ?」
長門「情報統合思念体はそう判断した。」
キョン「…じゃ、読んでやるよ。」
長門「………」ニヤ

長門「あなたはわたしを抱きしめてあげるべき。」
キョン「情報なんとかがそう判断したのか?」
長門「そう」
キョン「しょうがねぇな」ぎゅっ


お茶目長門保守
282以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 20:48:40.50 ID:GelOTkh80
保守
283以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 20:55:44.17 ID:S74Opk/TO
284以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 20:55:48.42 ID:8u7rvZi+0
長門かぁいいよ愛してる
285以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 21:03:55.17 ID:pZgXhZij0
286以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 21:08:30.79 ID:8u7rvZi+0
卒業式も終わり、中学生生活最後のホームルームも終わった。
俺はこの三年間を共にした、気の知れた仲間たちと帰路につこうとしていた。いつもと少しも変わらない会話が、却って切なさを誘う。
一歩一歩と、俺の高校生活が終わっていく。
 今日まで使い続けた廊下。SOS団と集まった文芸部室。窓から射しそめる太陽の光。夕焼けの赤さ…。
全部、覚えてる。
もう二度と、歩くことが叶わないかもしれない廊下を、一歩、また一歩と感触を確かめながら歩く。
そして、不意に思い出す。
(告白、できなかったな…)
そう。俺は未だ、好きな人に思いを告げていなかったのだ。
もうこの場所での生活が、終わってしまうと判っているのにな…。
結局、未練ばかりが残る卒業だった。
そうして、最後の一段を下りてしまうと、俺の鼓動は高鳴った。
何故なら目の前に俺の好きな人、涼宮ハルヒが居たからだ。
終わってしまう時間を惜しむかのように、しかし決して寂しさの色をたたえることなく、なにかに考え込む綺麗な横顔を見ると、身を引き裂く程の切なさが込み上げてくる。
それなのに、どうしても後もう一歩、ハルヒへ踏み出す為の勇気が沸いて来ない。だから俺は、谷口たちの歩調に合わせ、その場をやり過ごそうとした。
287以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 21:08:55.71 ID:8u7rvZi+0
「あっ…」
…やり過ごそうとした。諦めようとしたはずなのに、ハルヒの声が俺を立ち止まらせた。
 横目で盗み見たハルヒの表情には、焦燥がはっきりと浮かんでいた。
ハルヒは、小さく一歩を踏み出した。歩幅の小ささをもどかしく思った。
そして俺に真っ直ぐに歩み寄ってきた。
「ちょ…っとキョン…」
ハルヒが俺の前に立ち、俺の名前を呼んだ。それだけなのに、胸が高鳴るのを感じる。
「キョ、キョンの第二…ボタン、私にくれないかない?///」
 ハルヒは真っ赤な顔をして俯き、上目遣いに俺を見つめる。
(そっか…、気持ちは同じだったのか…俺って馬鹿だな。)
 掌をきつく握り締め、自分の持つ有りっ丈の勇気を振り絞って、俺は彼女の名前を呼んだ。
「…ハルヒ」
「え…」
「ボタンと一緒に、俺もどうだ?」
その言葉の後、一瞬の静寂が訪れた。ハルヒはその刹那に驚きと羞恥で目を白黒させ、しかし最後には笑顔を浮かべた。それなのに、彼女の目には、涙があふれていた。

ハルヒは次の瞬間、俺の胸に飛び込んできた。
 
辺りを歓声が埋め尽くす。

俺はそっと、ハルヒの肩に手を置いた。
288以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 21:10:39.15 ID:5aCJ8IssO
支援?
289以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 21:11:14.62 ID:8u7rvZi+0
オワタwww
290以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 21:12:41.41 ID:q01ktv+20
>>286
>卒業式も終わり、中学生生活最後のホームルームも終わった。
>俺はこの三年間を共にした、気の知れた仲間たちと帰路につこうとしていた。いつもと少しも変わらない会話が、却って切なさを誘う。
>一歩一歩と、俺の高校生活が終わっていく。

中学なのか高校なのか
291以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 21:12:50.20 ID:AHzZGInq0
オタクトップアイドル平野綾 凉宮ハルヒ“声優の憂鬱”

7月、アニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』の第2期の制作が発表された。ハルヒといえば、声優
アイドルの女王・平野綾(通称あーや)だが、関係者は「第2期も(ハルヒ役は)平野綾
で行くと決まったわけじゃない」と言葉を濁す。

「実は、平野はメンタル面での不調がささやかれているんです」(事情通)

 昨年11月、あーやは突然入院し、イベントを相次いでキャンセル。公式理由は「高熱」
だったが、業界ではそうは捉えない向きも多かった。

「彼女は、もともとは声優志望ではない。昨年はイベントにアフレコにかなり忙しかった
けど、彼女にしてみれば、『なんでこんなことをやってるんだろう』という気持ちだったの
では」(同)

 あーやの所属事務所は、声優専属事務所ではなく、神田うのや栗山千明などが所属
するスペースクラフト・エンタテインメント。あーやも、かつてはアイドルユニット「Springs」
のメンバーとして活動していた。声優業は、どうやら彼女の本意ではなかったようなのだ。
そんな不安定な心情を表すかのように、約1カ月の休養を経て復帰したあーやは、衣装
が合わなくなるほど激ヤセしていた。

http://news.livedoor.com/article/detail/3318451/


ハルヒオワタ
292 ◆fPBb4oOafk :2007/09/25(火) 21:15:02.97 ID:S74Opk/TO
森園生の電子手紙
エピローグ2番外編
ハルキョン物を投下してもいいかな?かな?
293以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 21:15:29.10 ID:4RKCaWCp0
>>291
クマー
294以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 21:16:27.85 ID:hgA9CPyo0
>>292
かもん
295以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 21:16:54.93 ID:8u7rvZi+0
>>290
スマソ 高校で

>>292
おkかな?かな
296以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 21:17:15.04 ID:F035IV9zO
じゃあその後、しばらくしたらバンジージャンプ投下する。
297以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 21:21:09.60 ID:9reDa6Ne0
>286
シムラー、中学じゃなく高校!
298森園生の電子手紙 ◆fPBb4oOafk :2007/09/25(火) 21:22:00.82 ID:S74Opk/TO
森園生の電子手紙
エピローグ2番外編
涼宮ハルヒの誘拐(前)

高校に入学して2回目の夏。俺達はまた例の機関所有の孤島に合宿に来ていた。その2日目の話だ。
孤島の別荘から伸びる三叉路、俺はそこで途方に暮れていた。向こうから古泉が走って来る。
「駄目です……島の東側では見付ける事が出来ませんでした。」
その顔には普段の余裕の微笑みは無く、焦燥に満ちている。さっき国木田が北側を探したが居なかったらしいし…俺が調べた南側も人影なんてまるでなかった。
「後は新川さんが捜索している西側だけですか……これはいったん別荘に戻って情報を整理した方が良いですね。」
「それしかないな……分かった。」

やれやれ、なんだよこの状況は…また機関絡みか?


午前7時過ぎに目を醒ました朝比奈さんによると、既にハルヒは居なかったらしい。その時は朝比奈さんは、天気も良いし朝の散歩にでも行ってるのだろうと気にしなかったらしい。
しかし朝食時になってもハルヒは戻らなかった。おかしい……不穏な空気が流れ始めたダイニングに、昨日から体調が優れず寝ている森さんを起こしに行った国木田が……血相を変えて帰って来た。
森さんが居ない。
299森園生の電子手紙 ◆fPBb4oOafk :2007/09/25(火) 21:23:29.00 ID:S74Opk/TO
国木田はそう言うと新川さんや多丸兄弟に心当たりがないか聞いていたが、誰も森さんの所在が分からないと言う。
かくして俺達は手分けしてハルヒと森さんを捜索する事になったんだが…この小さな孤島を3時間も捜したが手掛かり1つ掴めなかった。


「新川さん、どうでしたか?」
別荘の入り口では新川さんが俺達を待ってくれていた。
「残念ながら西側にも人影はありませんでした。」
「先ほど彼が南側を捜した時に専用ハーバーにクルーザーが在ったようですから。島には居るはずなんですが…」
「そうですな…森もあのお嬢さんもクルーザーを操舵出来ないはずですからな。」
「しかし、これだけ捜しても居ないとなると……長門さんに協力して貰うしかないですね。」
そうだな……別荘に入った俺達はホールで待っていた長門達と合流しダイニングで作戦会議をする事にした。国木田はやはり森さんが心配らしくまだ別荘の外を探しているらしい。
「長門さん単刀直入にお伺いします。涼宮さんの現在地が分かったりしませんか?」
長門はいつもの様にミクロン単位で首を傾げ、暫くして分からないと答えた。どうやら洒落にならん事態かもしれんな。

300以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 21:25:07.96 ID:CKrolZjnO
市営
301森園生の電子手紙 ◆fPBb4oOafk :2007/09/25(火) 21:25:51.03 ID:S74Opk/TO
しかし…ハルヒだけ居なくなったなら散歩がてら外に出て、森さんもいないだけに森にでも入って未だに迷っている……(すまん、なんでもない)なんて言うギャグ漫画的なオチもありだが……森さんまで居ないっていうのはどういう事だ?
また機関お得意の推理ゲームってやつか?確か以前は裕氏が圭一氏を殺して……みたいな流れだったしな。どうせまたそんな感じなんだろ
「それなら、森さんと国木田君にしますよ。あの2人なら痴情のもつれと言う名のサスペンスの王道が使えますからね。」
それもそうだな。もっともあの2人が痴情のもつれを起こす関係までいっているかは知らんないけどな。
「痴情のもつれ…森と国木田君……まさか……」
新川執事が何かに思い至ったように呟いた。
「どうした新川?」
圭一氏が新川さんに先を促す。新川執事は少し思案する様な仕草を見せたが、意外に短かく言った。
「はい。涼宮のお嬢さんは森に連れ去られたのではないかと。」
………そりゃ安直すぎないか?少なくとも森さんには動機がないじゃないか?
「我々機関の人間は涼宮さんによって無理矢理異業の能力を持たされたてしまった者達です。それだけでは動機になりませんか?」
古泉、お前の言いたい事は分かる。しかしだな、森さんは以前現状維持を望んでいると言ったんだぜ?それを今更ひっくり返すか?
「今だからあるのですよ…そうでしょう新川さん?」

302以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 21:27:14.92 ID:CKrolZjnO
支援
303森園生の電子手紙 ◆fPBb4oOafk :2007/09/25(火) 21:27:26.36 ID:S74Opk/TO
「はい、森は機関の事を国木田君にうち明けるかどうかを酷く悩んでおりましたからな。」
しかし…たったそれだけの理由でハルヒを誘拐してどうにかしちまおうと思わんだろ……俺にはあの実は中身が黒そうな年齢不承な美人メイドさんが、色恋沙汰程度でトチ狂う様には思えないけどな。
しかし、国木田はまだ外を探してて正解だな、さすがに今の話を聞いたら混乱するだろうしな。
「取り敢えず捜索を再開しましょう…まさか事態は……流石に僕も避けたいですからね。」


まさかの事態なぁ…もしそんな事が起きてもあのハルヒだぜ?いや、でも森さん相手だと厳しいかも知れんって別に俺は心配してるワケじゃないからな!しかし…なんで落ち着かない気分になるんだ?

取り敢えず別荘の周りを徹底的に探す事にした俺と古泉は別荘の倉庫の中を探していた。
「あれは……」
どうした古泉?ってあれは……

倉庫の床に、いつもハルヒが着けているリボン付きの黄色いカチューシャが落ちていた。

ドクン

心拍数が一気に跳ね上がる……まさか…嘘だろ?!
「おい、古泉……これは…」
「僕もここに入ったのは初めてですから、なんとも言えませんが…この倉庫を重点的に探すしかないでしょう。」
304以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 21:28:04.84 ID:hgA9CPyo0
しえn
305以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 21:28:51.81 ID:CKrolZjnO
おっかない

支援
306森園生の電子手紙 ◆fPBb4oOafk :2007/09/25(火) 21:29:23.61 ID:S74Opk/TO
という訳で古泉と2人で倉庫の中を探し出したんだが…俺は気が気じゃ無かった。
最悪の事態ばかりが頭をよぎり、全身から嫌な汗が吹き出し、喉がカラカラになる……クソっ!ハルヒ…無事でいてくれ…等とガラにも無いキャラで倉庫を探していると…何故か古泉の野郎がいつものいけ好かない微笑みでこっちを見てやがる。
「なんだよこんな時に…」
「いえ、先程までとは随分様子が違いますので…どうしたのかと。」
「だってお前、これは洒落にならんだろ?」
俺はハルヒのカチューシャをニヤケ面に突きつける。
「仮に森さんが涼宮さんを誘拐したとしたらこんなヌルい手掛かりは残さないでしょう?」
そりゃあそうかも知れんがな…嫌な予感がするんだよ。そうだな…お前が森さんの立場ならどうする?
「そうですね…追い詰められれば、涼宮さんを亡きものにする。という選択肢に辿り着いしまうかも知れませんね。」
などと洒落にならんた事を言った後、失礼貴方への配慮を忘れていましたと苦笑しながら付け加えて、また倉庫の中を探す作業に戻った。……俺はそんな酷い顔をしていたのだろうか?
因みに倉庫はかなり広かった。長門が住んでるマンションの一室とまでは言わないが、学校とかによくある体育倉庫の比じゃなかったな。まったく、よくもハルヒのカチューシャを見つけられたもんだと古泉に関心してやらん事もない。
307森園生の電子手紙 ◆fPBb4oOafk :2007/09/25(火) 21:32:40.63 ID:S74Opk/TO
しかしハルヒを亡きものに発言は許せんな。
って論点ずれてるな俺…これじゃ俺はまるで俺はアイツを…いや、違う!違うぞ!断じてそれはない!いや、あってたまるか?!そうだ、あいつは確かに見た目は可愛い、美人だと思うな。
しかし、しかしだ…その中身に難が有りすぎる。複雑奇怪で自己中心的で人の話を聞かないんだからな…まぁそれさえも今では心地よい訳であり朝比奈さんのお茶に勝るとも劣らない俺の癒しの……ってあれ?何か思考がずれてないか?
オーケー落ち着け俺。ただハルヒが心配だから思考が狂っているだけであってそれ以外の何物でもない!そうだよな、俺は別にあいつに特別気があるだなんて…
「心配で思考が狂うとは…そこまで涼宮さんを大切に思っているのですね。」
あぁ…そうさ…俺はきっとあいつが大せ…って古泉!お前やっぱり人の思考を覗けるのか!?
「………全部口からだだ漏れなんですが……。んふっ…まぁ良いでしょう、あなたの涼宮さんへの気持ちは分かりましたから捜索を再開しませんか?」
308以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 21:33:58.19 ID:hgA9CPyo0
しえn
309以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 21:34:36.77 ID:CKrolZjnO
シエスタ
310森園生の電子手紙 ◆fPBb4oOafk :2007/09/25(火) 21:34:37.85 ID:S74Opk/TO
…何か好き勝手言われてる気もするが取り敢えず今はハルヒと森さんを探すのが先決だからな、古泉の妄言は華麗にスルーしておいてやろう……後で言及させてもらうぞ……っておぉぅ?!
先程説明したが、此処は無駄にだだっ広いが、物が乱雑に置かれた倉庫だ。俺が油断してダンボールに躓くのは差し当たって何の問題も無い……がその後が最悪だった。
躓いてよろけた俺は必死にバランスを保とうと、天井から垂れ下がっていたロープを掴んだのだが…
ガゴッ!……ガタンッ!

って隠し階段!?

助けを求めようと古泉を見たが…あの野郎電話してて、こっちに気付いてねぇぇぇぇぇ?!
哀れ俺は足元の床が動いて現れた下りの階段を転げ落ちた。

くっそ、痛ってぇなぁ…どうやら階段はあまり長い距離を降りる物では無かったらしく、俺に怪我は無いが…ったく、忍者屋敷かよここは?
まさかハルヒに合わせて改築でもしたのか?とことん傍迷惑なヤツだなアイツも、しかしこんな地下まで作ってあるって事は、今回も機関のサプライズイベントだなこりゃ。目の前に「ここは怪しいですよぉおぉぉお!」って絶叫してる様な扉もあるし間違いはないだろ?
さて今回はどんなイベントなのかね?なんて軽い気持ちでドアノブを手にした俺に聞こえてきたのはハルヒの悲痛な俺を呼ぶ声だった。

「ハルヒっ!?」

絶叫しながら扉を開けた俺の目に飛び込んできたのは、今まさに森さんに胸を刺されたハルヒだった………


311 ◆fPBb4oOafk :2007/09/25(火) 21:36:35.32 ID:S74Opk/TO
今回は以上です。内容が内容なんで今夜中または明日までには続き投下します
312以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 21:36:39.14 ID:FR2pWoc70
313以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 21:37:27.10 ID:3suLwWf+0
なんといういきごろし
314以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 21:38:43.42 ID:CKrolZjnO
今夜俺達を寝かせない気か…熱い夜になりそうだ
315以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 21:40:29.15 ID:F035IV9zO
>>311
ハルヒと森さんが‥‥orz
続き‥wktk。
316以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 21:47:45.11 ID:9reDa6Ne0
保守
317以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 21:51:18.32 ID:CKrolZjnO
誰か投下ないかなぁ〜

身も心も荒んだ俺に甘いものに包んでくれる優しい人はいないものか
318以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 21:54:49.68 ID:Q+AbACY+O
甘くはないんだが、投下してもかまわないだろうか?
319以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 21:55:32.44 ID:CKrolZjnO
よしいけ!
320>>229バンジージャンプ:2007/09/25(火) 21:55:49.07 ID:F035IV9zO
「さぁキョン!臆する事はないわ!紐で繋がってるんだからさっさと飛びなさい!アイキャンフライよ!」
他人事だとばかりに煽るハルヒを後目に、俺は後ろでニヤケ面を晒している超能力野郎を睨んだ。さすがにこれはねぇだろ。
俺が立っている場所は、古泉が推薦した、橋の中央付近に設置されたバンジージャンプ用の薄い板の上‥‥
例の如くハルヒが「バンジージャンプするわよ!古泉くん!いい場所知らない?」なんて言いやがったからな。

しかし‥‥正直に言うがこれは怖すぎる。なんで俺が先頭なんだという疑問すら掻き消える程に。
「は、早くしなさいよキョン!後がつかえてるんだから!」
いちいちうるさいぞ。だったらお前が先に飛んで見ろ。無理だろ?こんなの進んで飛べる奴なんかいるかよ。
「ななな、何言ってんのよ!SOS団団長たるあたしに、きょ、恐怖の対象はないわ!」
‥‥‥足をガクガク震わせながらよくそんな事が言えるな。だが、そこまで言ったからには飛んでもらおうか。
と、ハルヒを前面に促した。小さく悲鳴を漏らしたハルヒに、素直に怖いって言えよバカ。などと思っていたら、
ハルヒは悲鳴を大にしながらも、空へ飛んだのだった。だが、そのコンマ数秒の後、俺は先程よりも恐怖する事になる。

‥‥‥嘘、だろ?
あいつ、紐つけてない!!

俺はそれを認識したと同時に無我夢中で空中へ飛び出し、悲鳴をあげて落ちていくハルヒをいつの間にか掴んでいた。
紐が尺取虫みたいな動きをしている間も、俺達は抱き合っている事より恐怖(俺は意味が違うが)に身を固めていた。
「キョ、キョン?あんた‥何して‥」
放心から解けたハルヒは不思議そうな顔をして俺を見ていたが、俺自身は安堵か羞恥か、不覚にも涙を流していた。
俺は涙を隠すべく「よかった。」といって、ハルヒの頭を胸に押し当てる事しか出来なかった。


‥‥‥のだが
「‥えと‥‥あ、あんたも怖かったの?しょ、しょうがないわね!あたしも‥‥ちょっぴり怖かった‥‥。」
俺の背中に手を回して顔を赤くしているハルヒをよく見れば、足にはしっかり紐がついていた。は?さっき‥‥ま、いいか。

「フフ、やはりあのお二方を引き合わせるにはこれ位しないといけませんね。ご協力感謝します、長門さん。」
END
321以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 21:58:05.93 ID:CKrolZjnO
な、なんか甘くないか…?ww

GJ!!
322キョンの平凡な休日:2007/09/25(火) 21:58:22.91 ID:Q+AbACY+O
「キョン君…可愛い」
ちょ、朝比奈さん、なんで裸なんでしょう?
「私の裸…嫌かな?」
いえいえ。まさかそんな。
「キョン君、いつも私のムネ、見てるよね」
いえいえ。まさかそんな。
「触る?」
いえいえ。まさかそんな。
「遠慮しなくていいよ。ほら…」
そんな、って…うわ顔が、顔が埋もれて…。あぁ、息が出来ないくらいのボリュームが!
「あんっ、ダメ、息しちゃくすぐったいよキョン君…」
うおぉ!真っ正面から抱きすくめられているというのに、耳が、耳がオッパイに触れる程の!
この物量、我が軍は圧倒的じゃないか!
ところで、あ、朝比奈さん、ちょっと抱きしめる力が強すぎませんか?
「うふふふふ」
あ、あの、息が、いや、この幸せのためなら息なんて三光年くらい止めてみせますが、一吸いでいいんです。その一吸いで…、そ、そうか、離れる事が出来ないなら…。
普通の人間なら慌ててこのオッパイから顔を離そうとするだろう。
だが俺は違う!
逆に潜ったッ!


「………っだあああぁっ!」
くぐもった自分の声に違和感を覚える。視界はゼロ。暖かくて柔らかな物が俺の顔を包んでいる。はて、この聞き覚えのある低音はなんだろう。
強いて言うなら思いきり腹を下しているような、ゴロゴロと…。

俺は顔の上からご機嫌で寝そべるシャミセンを持ち上げた。

どう見ても夢オチです。本当にありがとうございました、と。自分の馬鹿さ加減と、溜まりに溜まっていたのだろう青少年パワーに悲しくなる。
天井を映すクリアになった視界に、妹のご機嫌な笑顔がカットインしてきた。お前の仕業か!
323キョンの平凡な休日:2007/09/25(火) 22:00:13.75 ID:Q+AbACY+O
「キョン君起きたー!」
あぁ起きたぞ?こんな起こされ方で窒息しかけて、寝汗と頭痛と息切れがひどいがな。
「お母さんがいい加減朝ご飯食べなさいってー」
その前に言うことがあるだろう?
「あ、おはようキョン君!」
…ごめんなさいだろう。
俺は、お前がこの先どこかの暴君団長のようになるんじゃないかと心配だぞ?
「だって面白いんだもーん!」
悪い団長に毒されない!
ええい口を尖らせるな。尚更あいつを彷彿とさせる!
きゃっきゃと喜んで部屋を出ていく妹を横目に、俺は重い溜息をひとつ。窓の外の抜けるような青空が少しだけ救いだった。

朝飯を済ませ、パジャマのまま着替えもせずに、ゆったりとリビングでいいとも増刊号などを見ていると、いかに平穏な日曜というものが大切なのか身に染みて思い知らされる。まぁ、このままではそのうちお袋の着替えなさいの一言が飛んでくるのだろうが。
なんて思っていると、掃除機をかけはじめたお袋に、じっとりした視線を送られた。はいはい、着替えますよ。ついでに部屋に引っ込みます。
着替えを終えてベッドに寝転んでみると、唐突に自分が暇な事に気付いた。
日曜と言えば、ハルヒが捻り出したイベント事に毎度毎度付き合わされるのが習慣なのだが、ごくまれにこういう日もある。親戚の法事だとかで、今日明日とハルヒは母方の田舎へ行っているらしい。
鬼の居ぬ間の息抜きと洒落込みたいところなのだが、生憎と予定は真っさらだ。
かと言って、せっかくの気持ちのいい日曜の午前に、普段しようともしない勉強を取り戻そうという気にもならない。誰だってそうだろう?俺だってそうだ。
なら長門よろしく読書でも、と本棚に目をやるが何度も読み返した本にくれてやるには、この貴重な時間は勿体ない。
だから俺は、ここしばらく中身の充実しないばかりの財布をケツに突っ込み、愛機に跨がった。

いつの間にか蝉の鳴き声を聞かなくなった。
残暑はまだまだ続いているが、湿度が成りを潜めたせいか、こうしてペダルを漕いでも汗ばむ事も無い。初秋の風が気持ち良かった。
近所の小学校のグラウンドで、子供達が奇声を挙げて野球の守備練習をしている。頑張れ子供達。
河川敷では地域の消防団のおっさん達が、休日返上で訓練に励んでいる。こちらも奇声に近い掛け声で噴水ホースを引っ張っていた。頑張れおっさん達。
駅前の繁華街は、いつもの如く賑わっていた。風船を手に持った子供に、連れの家族。嬉しそうに彼氏の腕にしがみついている女の子。俺くらいの歳の男の一人歩きはマイノリティなようで、皆さん誰かしら連れがいらっしゃる。
自転車を指定場所に置き、俺は取り敢えず歩き出した。アテがあるわけではないが、まぁ寄る所と言えば大体決まっている。取り敢えずCDショップでも冷やかすか。
PVを垂れ流しにしている店の入口を抜け、新譜のコーナーに着くと見慣れた後ろ姿を見つけた。
何度か見たことのある品の良いバーバリーのシャツに、すらりとしたジーンズ。くそ、俺と身長はそこまで変わらないくせに足の長さは何故そこまで差が生まれるんだ?
324以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 22:00:33.40 ID:CKrolZjnO
三光年……遠いな…
325以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 22:02:06.68 ID:9NW6O2sH0
俺「光年って距離の話じゃなかったっけ?あれ、時間だっけか?」
キョン「どっちでもいい」
326以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 22:03:37.26 ID:F035IV9zO
>>318
確認せずに投下してすまんかった。
327キョンの平凡な休日:2007/09/25(火) 22:04:36.05 ID:Q+AbACY+O
奴は試聴コーナーでヘッドフォンを両耳にかけ、目を閉じている。聴き入っているのか、俺が隣に来た事にも気付かない。
だから音量のツマミを右側にくいっと捻ってやった。
「うわあっ!」
店内でいきなり大声を出すな馬鹿野郎。
「な、なんだ、あなたですか。悪い冗談は止してください。心臓が口から飛び出るとはまさにこの事です」
いやいや、いい物を見させて貰った。いつも澄ましてるお前の本気で慌てた面なんて初めてじゃないか?
「そうでしょうか。確かにそうかもしれませんね。久しぶりの休日で少し気が緩んでいたようです」
胸を撫で下ろす仕種まで、どこか洗練されてやがる。
「今日はハルヒの警護はいいのか?」
「ええ。今日は『いつもの二人』が着いていますので。僕は完全に自由な休日を貰いました。ただ、こんな自由は何ヶ月かぶりなもので、暇を持て余してしまいまして、ぶらりとアド街ックしていた所です」
「あー、驚かせたのは悪かったが落ち着け。台詞が乱れてるぞ?」
「そ、そうかもしれませんね。どうです?こんな所で立ち話もなんですから、お茶でも飲みながら。いつもの御礼も兼ねて、僕が御馳走します」
お前にしてはいい心掛けだな。ま、そもそも暇だし断る理由も無い。
俺は軽く古泉の背中を叩いて、店の自動ドアを指差した。
古泉が案内した店は、SOS団の行き着けよりも小洒落たオープンカフェだった。
俺だったら一人で利用するにはちょっと尻込みするだろう。古泉の説明によると、タウン情報誌で紹介された有名店で、コーヒーのアレンジドリンクのコンテストで最近賞を取ったらしい。こりゃ朝比奈さんを連れてきてやりたい所だな。
「お前、俺を口説くつもりでもあるのか…?」
まさか、と苦笑して、古泉はちらりと周囲に目をやると、妥当な席に俺を案内して、俺が座るのをきちんと待ってから向かい側に腰を下ろす。
悔しいくらいに自然で厭味が無く、正直、こいつのエスコートは気持ちがいい。
しかも人通りの騒がしくない良い席をきちんと選んでみせた。機関ではこんな事まで訓練されるのかね。
「お勧めはエスプレッソなんですが、紅茶もなかなかいけます。なんでもお好きな物をどうぞ」
古泉はメニューを俺に差し出すと、自分は見ようともしない。良く来てるってことか。
「決まりましたか?」
あぁ、と返すと、古泉は店員に手を挙げて知らせる。
ウェイトレスの若い女性はすぐにこちらに気付いて、注文伺いにやってきた。
「あら古泉君、珍しいわね、今日はお友達と一緒?」
328キョンの平凡な休日:2007/09/25(火) 22:06:46.28 ID:Q+AbACY+O
既知の仲だったのか、親しげに古泉に声をかける彼女に古泉は頷き返し、「えぇ、そこでたまたま一緒になりまして」と応えた。二人はニ、三言葉を交わし、古泉はカフェモカを、俺はアールグレイをアイスで注文すると、ウェイトレスは店内へ戻っていく。
「なんだ、ここ、お前の行き着けなのか?」
「はい、放課後皆さんと別れた後、よく利用しています。生憎と僕は彼女なんていませんからいつも一人ですが。と、言うより…ここには誰とも一緒に来るつもりはありませんでした」
「なんだそりゃ」
「この店で寛いでいる時は、僕は普通の高校生なんです」
「…なるほどな」
「あなたを誘ったのは、何と言いますか…」
何かを言いかけて、古泉は珍しく言い淀んだ。少しイラっと来る。何を詰まらない事で悩んでやがるんだお前は。
「あー。実は、俺はいつも、お前が隙だらけの時は膝カックンしてやろうと思って狙ってるんだが、問題はお前にその隙が無い事だ」
古泉はその言葉の意味を探り、一瞬きょとんとして、破顔した。
「そう簡単にはいきませんよ」
ちょ、涙ぐむな気色悪い!
以前からなんとなく予想はしていた。機関なんてものに所属している以上、こいつには俺が当たり前に持っているものが獲られないのだ。自らの立場を考えると、つまらない悩みも生まれるのだろう。
注文した飲み物が来てから、俺達は何でもない事をダラダラとしゃべり続けた。
「いつも疑問だったんです。僕は猫がにゃあと鳴く所を見た事がありません」
「猫はにゃあだろう」
「そうでしょうか。僕には『なん』とか『ぺやん』としか聞こえないんですが、シャミセン氏はいかがです?」
「あぁ、なるほどな。気持ちはわからないでもない。ただあいつは少し無口だからな。あぁ、シャミセンと言えば、今朝妹の奴が―――」
俺としても意外な程に会話は盛り上がり、気付くと一時間があっと言う間に過ぎていた。
そろそろ昼飯でも食うかと古泉に問い掛けようとした所で、
「おやおや、こんな所でデートとはお安く無いねぇお二人さん!」
背後から耳元へ底抜けに元気な声がした。
「幸せ一杯で胸が張り裂けそうです」
気色悪い事を言うな古泉。
あと、肩に顎を乗せるのは反則ですよ鶴屋さん。
にゃははははと笑いながら離れていく気配。振り向くとそこには笑顔満載の鶴屋さんと朝比奈さんの姿が。
「あ、あの、お邪魔しちゃいましたか?キョン君」
朝比奈さんまでそんな事を…。貴女が邪魔だとするなら、目の前のにやけ面はマリオで言うところのハンマーブロスです。
それにしてもそのアジアンなふわふわロングスカートもよくお似合いですね。許されるなら、世界中のありとあらゆる女の子らしい服をここにかき集めたい!そして俺にだけ着て見せていただきたい!
329以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 22:06:53.17 ID:CKrolZjnO
このままキョンと古泉はベットになだれ込むのか…
330以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 22:10:24.34 ID:hgA9CPyo0
しえn
331キョンの平凡な休日:2007/09/25(火) 22:10:35.98 ID:Q+AbACY+O
行が長すぎて引っ掛かった
すぐに直すんでお待ちを
332以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 22:11:22.98 ID:CKrolZjnO
>>331
お待ちます
333キョンの平凡な休日:2007/09/25(火) 22:16:40.44 ID:Q+AbACY+O
「うふふ、ありがとう。お気に入りなんですこれ」

「よかったねぇみっくるー、キョン君に褒めて貰っちゃってー!で、で、もう一人のおねぇさんはどうにょろどうにょろ?」
えぇ、ブラウスにネクタイ、プリーツスカートにロッキンホース。アクセントのアーマーリング。可愛いと思いますよ。
「あっれー?なんかみくるの時と差が無いかい?」
言いつつも、鶴屋さんは髪ゴムを取り出して…ま、まさか。
「これでどうにょろん?」
愛してます鶴屋さん。
「き、キョン君〜…」
冗談です。冗談ですよ朝比奈さん。鶴屋さん程の方のポニーテールは確かに極上だと思いますが。
「ははは、僕も女性に生まれるべきでしたね」
黙れ古泉。お前が女だったとしても…しても…。
「髪ゴムならもう一本あるにょろよん、みくる?」
「も、もぅ…鶴屋さん!」
「お二人はお買い物の最中でしたか?ちょうどこれから、か…キョン君を昼食に誘おうと思っていたんです。ご一緒に如何です?あぁ食事代なら僕が持ちます。バイト代も入りましたし、何より今日は気分がいいんです。奮発しますよ?」
「おぉっ!さっすが古泉君!男前は伊達じゃないにょろねぇ?」
「ははは、デザートもお付けします」
「本当にいいんですかぁ古泉君」
「えぇ。今日は本当に気分が良いんです。大悟を得た一休禅師もかくや。世界がこんなに新鮮に見えるなんて。あぁ、なんて空が青いんだ!例えテロリストの凶弾に撃たれようと、それが今日なら僕は笑いながら死んでいけるでしょう!」
「こ、古泉君、目がイっちゃってるにょろよ…?」
「古泉君キm、けほんけほんっ!…怖いですぅ」
「聖母マリアが主から御子を賜った時もこんな気分だったのかもしれません。奇跡がこの胸に溢れて、きっと今なら空も飛べるはず、いえっ、飛べるのです!―――おや、どうかされましたか、先程から黙り込んでいらっしゃいますが」
うるさい黙れいくらお前がナイスバディでミステリアスでポニーテールな美少女だろうがそれは俺の妄想の中でだけだこの野郎!
334キョンの平凡な休日:2007/09/25(火) 22:19:13.16 ID:Q+AbACY+O
気付くと、俺達は揃って昼食を取る店へと歩いていた。俺の心にディーモンが良からぬ囁きをかましてくれている間に話が進んでいたようだ。女体化古泉…恐ろしい敵だったぜ。
店までの道行きに、コンクリートジャングルに降臨なされた慈愛の女神朝比奈さんと、その守護者鶴屋さんは、明日は一緒に梨のタルトを作ろうなどと御約束をなされ、古泉は何故かテカテカしながらWe are the worldをハミングして、時折、

「冬休みを利用して…」

「今から航空券を…」

「朝比奈さん並に特盛に…」

「最上級のエクステを…」
等と意味不明な独り言を垂れ流している。いくら男前でもこうも脳が病んでいるのでは奴のこれからの未来に同情を禁じ得ない。
良い奴なんだが…。
「あ、あそこに居るの長門さんじゃないですか?」
朝比奈さんの声に暗い思考を止め目をやると、楽器店のウィンドウに飾られているギターをじっと見詰めている北高の小柄な制服姿を見つけた。あの後ろ姿、氷像のように佇んでいるのは間違い無く長門だ。
「よう、天才ギタリストさん、ギターを新調するのかい?」
ガラスに映る背後の俺を認めた長門の目が、ほんの僅かに見開かれる。
「…興味は、ある」
そうか。変わったな長門。
いいこった。お前が楽しいと感じる事ならじゃんじゃんやれ。俺は嬉しいぞ、長門。
俺を見上げてくる視線が僅かに揺れ、長門がこれまたほんの僅かに首肯する。昔は、こいつの瞳を硝子のように感じた事があった。でも今はそんなことは思わない。
娘の成長を見守る父親の気分全開で、つい長門の頭に、ぽん、と手を置いてしまう。温かかった。
「たまたま偶然皆と会って、これから飯を食いに行く所なんだが一緒にこないか?」
「同行する」
即答ですか。ま、いい傾向だよ。

梨のタルトの話題で「長門さんにもおすそ分けしますね?」との朝比奈さんの言葉に、「…じゅるり」と長門が応えるというほほえましい光景があり、俺達はイタリアンレストランに到着した。
これまた先程のカフェと同様にお洒落な煉瓦造りの店構えで、味の方も期待できそうに思える。
335以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 22:19:22.93 ID:CKrolZjnO
しえん
336以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 22:23:28.54 ID:hgA9CPyo0
しえn
337キョンの平凡な休日:2007/09/25(火) 22:25:25.00 ID:Q+AbACY+O
円卓が運良く空いていたため、小泉がそこを指定すると、長門と朝比奈さんの間に俺は腰を降ろし、長門にメニューの簡単な解説をしてやった。ウェイターを呼んで、皆が注文を並べていく。
「理解できたか?長門」
こくりと頷く。
「…これとこれ」
おいおい、それだけで足りるのか?言い忘れてたが、ここは古泉の奢りだからえんry
「―――の間の物を全部」
そ、そうか、変わったな長門。まぁ…なんだ、お前が楽しいなら笑いに走るなりなんなり好きにすればいい、うん。
ちなみにこの店で一番お安い物は、小海老とじゃこの和風サラダ1200円なり。
「…古泉一樹は今日中に私の助力を必要とする事になる。『助けてくださいナガえもん』これがその時の台詞。これは規定事項」
なんだそりゃ…。おい、長門、そりゃひょっとして「アイツ」絡みか?
長門はそよ風に揺れる菫のように顎を引いた。
「とても大事件」
はい終了ー。終わった終わった。俺の休日
「完ッ!」
このまま終わるわけ無いと思っていたんだ。うますぎるわ。
昼過ぎまでか。ある意味妥当だな。むしろ今までが平穏過ぎた分、いつハルヒの奴が飛び出してきて、「古代の邪悪な王国が復活する古文書を実家で見つけたの!キョン、あんたサイボーグに改造するから!」とか言い出すんだろうなと予測はしていた。
はっはっは!さてさて、今度はなんだ?
長門vsメカ長門
長門vsキング朝倉
長門vsギガゾンビ
「仕方無いだろ戦おうにも俺はごく普通の一般人だコノヤロー!」
「キョン君!?どうしたんですか急に立ち上がって!」
「宇宙人、超能力者、未来人ときたら、あとは幽霊しか残ってねーじゃねぇかよ!あ、それとも何か!?いっぺん死んで霊界探偵にでもなれってーのかハルヒの奴!」
「おっ、落ち着くにょろキョン君!」
「だ、大丈夫ですよ!?誰もあなたを追い詰めたりしません!涼宮さんはこの町にいませ――あいたたたっ、鼻の穴に指を入れないでふらはぃっ!」

「…柔道チョップ」

首元に衝撃が走り、俺の意識は闇の中へ堕ちていった。さて…今回は何をしでかしてくれたんだ、ハルヒの奴。とりあえず、死にませんように。
338以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 22:27:31.51 ID:j6wLH7r9O
339キョンの平凡な休日:2007/09/25(火) 22:30:57.08 ID:Q+AbACY+O
とりあえず今日はここまで
次回からはなんかバトったり

>>320

気にしない気にしないw


ネタで書いたつもりの三光年で、俺が本気なんだと思われたら悲しすぎるorz
340以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 22:31:45.40 ID:hgA9CPyo0
乙!
>>337最初、「古泉」ね。
341以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 22:36:41.04 ID:Uwn+xTpX0
昨日の連載お題ss「すずみやはるひのじかん」まだ投下できそうにない
まあ誰も期待なんてしてないだろうがね・・・
というわけでお題くれ
>>50-51からの繋ぎなんでそこら辺踏まえてお願いします

从(l|`ヮ´ノリ
342以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 22:37:34.48 ID:sZhpSP0r0
>>341
中秋の名月
343以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 22:38:11.90 ID:ezPRM78q0
朝倉と長門の喧嘩のお話が一応出来ました。投下していいですか?
344以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 22:39:57.64 ID:CKrolZjnO
おk
345以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 22:40:16.13 ID:vGNYDRxa0
拒む理由など何もない。存分にいきたまへ。
346以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 22:40:31.41 ID:Q+AbACY+O
>>340


十回近く読み直してるのにやっちまったorz
指摘ありがとう
347朝倉と長門の喧嘩:2007/09/25(火) 22:42:55.71 ID:ezPRM78q0
では行きます。一応おはぎの続きです。
前回のおはぎ騒動から復活?した朝倉。今ではすっかりクラスに馴染んでる。
ハルヒと仲良く話しているところを見ると、俺がナイフでグリグリされる事も無いだろう。長門も「大丈夫」と言っていたしな。

しかし何故だろう?今、部室の空気は最悪です。あのハルヒでさえ部室の隅のほうで朝比奈さんと一緒に震えてる。あ、前も震えてたな。
古泉は「バイトに逝って来ます」と青くなりながら足早に出て行った。生きて帰ってこいよ
そして原因はまたしても朝倉と長門である。とりあえず落ち着け二人とも
「「うるさい!」」
えーと、俺、帰って良いか?もの凄く怖いんだが。
怒った顔の長門なんてはじめて見たし、朝倉は今にもナイフでグリグリして来そうだし。
しかし、長門が怒るなんてよほどの事なんだろう。部室の隅で朝比奈さんと怯えてるハルヒに聞いてみた。ハルヒ、何があったんだ?
「えっと、いつも通り部室に来たら有希と涼子がいて、最初は仲良く話してたんだけど段々二人ともあんな風になっちゃって…」
ハルヒも何故二人が喧嘩しているか分からないようだ、やっぱり本人達に聞くしかないのか。オイ、二人ともちょっと聞いても良いか?
「「何」」
二人して睨むな。喧嘩の原因は何だ?また、おはぎか?それともプリンか?
「違う、今日の晩御飯はカレーがいいと言ったら否定された。それが許せない」
「昨日もその前もカレーだったじゃない!私はおでんが食べたいの!」
あー、要するに、晩御飯を何にするかで争ってたわけだ。下らん、実に下らん!
348以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 22:43:15.83 ID:/lUyPQEbO
ちと宣伝
VIPでハルヒとらき☆すたのいただきストリートを作るようです
http://wwwww.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1190717287/
現在このゲームは試作版が出来ているがプレイヤー人口が少ない為発展が望めない
PCを使っているやつは是非試作版をプレイして欲しい
携帯使っているやつはスレ内で意見や要望なんかを出して欲しい


それではお目汚し失礼した
349朝倉と長門の喧嘩:2007/09/25(火) 22:43:33.19 ID:ezPRM78q0
「下らなくない!」」二人が同時に叫んだ。いい加減頭にきたぞコノヤロウ。
「いい加減にしろ!」気がつくと俺は怒鳴っていた。朝倉も長門も驚いた顔をしているが無視して俺は続けた
「前回のおはぎ事件といい、今回の事といい、毎回毎回喧嘩されては気分が悪い!
 見ろ!ハルヒも朝比奈さんも怯えているだろう!喧嘩するのは構わんが、やるなら他所でやれ!
 大体、二人とも食べたいものが違うなら、別々で食べれば良い話だろうが!」
俺は言うだけ言って、二人の手を掴んで荷物も一緒に部室の外へ出した。少々可哀想な気もするが自業自得だ。
その後、古泉も長門も居ないので解散した。

次の日、教室に行くと長門と朝倉が申し訳無さそうな顔しながら俺に謝ってきた。
「「ごめんなさい」」と頭を下げる二人に仲良くしろよとだけ言った。
後で朝倉に聞いたところ、部室を追い出された後にそのまま帰宅したが何故か長門の部屋に居た喜緑さんに説教されたそうだ。
「貴方には迷惑掛けちゃったわ」それを言うならハルヒと朝比奈さんと古泉に言ってやれ、特に古泉にな。
ま、喧嘩するほど仲が良いと言うし、終わりよければ全て良しだ。これからも仲良くしろよ?
「そうね、色々ありがとう。でも貴方も涼宮さんと仲良くしたら?」朝倉はそう言い残して自分の席へ戻っていった。
やれやれ、余計なお世話だ。仲良くするに決まってるだろ、俺はハルヒの笑顔が見たいからな。
350以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 22:44:22.50 ID:CKrolZjnO
まったく じつに支援だ
351以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 22:44:29.29 ID:hgA9CPyo0
支援
352以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 22:48:07.60 ID:ezPRM78q0
色々グダグダですが、以上です。他のお題も一応頑張っています。
外伝の話を書いてくれた方、ありがとうございます。
続きは今のところ書く予定はありませんが、がんばってみます。
353以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 22:48:51.09 ID:CKrolZjnO
>>352
よろしくお願いします
354以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 22:49:13.91 ID:hgA9CPyo0
GJ!
宇宙人はやたら食い意地が張ってるなw
355以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 22:50:01.15 ID:F035IV9zO
>>352
GJ!おはぎは俺が出したお題ww
356以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 22:54:46.27 ID:F035IV9zO
>>235蕎麦つゆ
>>237シャンプーとか(ry
申し訳ない。少々仮眠します。起きたら必ず書きますので、長い目で見てやって下さいorz
357以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 23:03:47.03 ID:hgA9CPyo0
保守
358以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 23:03:50.15 ID:hvHjg3miO
プリンかエロパロか忘れたんだけど
キョンが死ぬ話で死ぬ前にハルヒと同棲するはなしのタイトル教えてくれ
359以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 23:04:44.56 ID:ezPRM78q0
ショートサマーバケーションかな?
360以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 23:05:08.01 ID:Wy4RaZ4CO
>>356
待ってる
361以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 23:07:22.12 ID:hvHjg3miO
>>359
サンクス
助かった
362以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 23:08:10.13 ID:vGNYDRxa0
>>359
何だか、最近このネタでSS当てクイズができそうな気がしていた。
363362:2007/09/25(火) 23:08:40.66 ID:vGNYDRxa0
アンカミス >>359>>358
364以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 23:15:44.58 ID:3suLwWf+0
SSの題名思い出せないときはネタバレ控えような
365以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 23:17:18.56 ID:2bzDtD/lO
ほし
366以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 23:23:59.35 ID:eapqOLmT0
>>364
ネタバレってほどでもないだろ。
367以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 23:32:24.46 ID:S74Opk/TO
保守
368以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 23:32:25.29 ID:hgA9CPyo0
保守
369以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 23:33:00.20 ID:ezPRM78q0
保守
370以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 23:33:35.83 ID:Uwn+xTpX0
すずみやはるひのじかん2話書けた

一応SOS団の自作映画ってことになってるからそのラインに合わせたつもり
だからちょっとレベル低いかも試練



投下していいかい?

从(l|`ヮ´ノリ  ハルヒ
ノ,イ| ゚ヮ゚ノリ みくる
リ(l|゚ -゚ノlリ 長門
i(レ゚ Δ゚リ キョン
|| | ゚ ヮ゚ノ|| 朝倉
ミd`ー´) 谷口
':(i゚ ー゚ノ' 国木田
371以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 23:33:45.40 ID:3suLwWf+0
骨にひびが入ったくらいでもギプスってつけるかね?
372以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 23:34:40.63 ID:hgA9CPyo0
>>370
おk
373以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 23:35:38.91 ID:Uwn+xTpX0
第2WA

从(l|`ヮ´ノリ「おはよー」
ノ,イ| ゚ヮ゚ノリ「おはようございますぅ」
リ(l|゚ -゚ノlリ「・・・おはよう」
彼女達はいつもどおり学校に向かっていった。
今日は9月25日・・・そう今日は中秋の名月だ。
詳しいことは分からん。どうでもいい。
i(レ゚ Δ゚リ「それじゃ授業始めるぞ」
|| | ゚ ヮ゚ノ||「起立、気をつけ、礼」
一同『おねがいしまーす』
i(レ゚ Δ゚リ「さーて今日の授業は・・・月見についてだッ」
ミd`ー´)「先生!なんでジョジョ風に言うか分かりませんッ!」
i(レ゚ Δ゚リ「月見というのはだな・・・」
ミd`ー´)「ひでえ・・先生!スルーですか!」
i(レ゚ Δ゚リ「うるさい」
ノ,イ| ゚ヮ゚ノリ「先生〜!」
i(レ゚ Δ゚リ「なんだ朝比奈さ・・・みくるさん」
ノ,イ| ゚ヮ゚ノリ「月見っていうのは満月など月を眺めて楽しむことですよね
狭義には、太陰太陽暦(旧暦)の8月15日(十五夜)と9月13日(十三夜)の夜の月見を指すらしいです。
旧暦の8月15日を「中秋」と呼ぶため中秋の名月(ちゅうしゅうのめいげつ、ちゅうじゅう)ともいうそうですよ。
また、旧暦8月は、秋(7月から9月)のちょうど中頃なので「仲秋」と呼ぶ、そのため仲秋の名月と表記する場合もあるが、
「中秋」は旧暦8月15日をさし、「仲秋」は秋を三つに区分したときの真ん中の期間をさす言葉であるので、「中秋の名月」が正しい表記であるらしいです。」
(レ゚Δ゚ リ「・・・」
374以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 23:35:54.66 ID:Uwn+xTpX0
そんなこんなで今日の授業は終わった。
そして終わりの会が始まった。
ミd`ー´)「先生のお話で〜す」
i(レ゚ Δ゚リ「よし、お前ら今夜は月見をしよう」
从(l|`ヮ´ノリ「どこでやるんですか?」
i(レ゚ Δ゚リ「そうだな・・・学校の屋上でやろうか。じゃあ今夜6:00に学校の校門集合な」
数時間後・・・
i(レ゚ Δ゚リ「なんだお前らだけか」
ミd`ー´)「!・・・ひでえ!」
':(i゚ ー゚ノ'「まあまあ谷口・・・でも少ないっすね先生」
i(レ゚ Δ゚リ「まー家の都合とかだろう、じゃあ屋上いくぞ」

場所は変わって屋上
从(l|`ヮ´ノリ「わー綺麗だわねー」
ノ,イ| ゚ヮ゚ノリ「そうですね」
リ(l|゚ -゚ノlリ「・・そう」
i(レ゚ Δ゚リ「こんな綺麗な月を見たのも久しぶりだな・・・思えば先生が子供の頃は(ry」
ミd`ー´)「先生!教室に忘れ物したんで取りにいってきます!」
i(レ゚ Δ゚リ「はいはいいってらっしゃい」
ミd`ー´)「・・・(先生俺には冷たい・・・)」
375以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 23:37:01.76 ID:Uwn+xTpX0
数十分後
从(l|`ヮ´ノリ「そろそろ寒くなってきたわね」
i(レ゚ Δ゚リ「そうだな、そろそろ終わりにするか」
ノ,イ| ゚ヮ゚ノリ「綺麗な月でしたね」
リ(l|゚ -゚ノlリ「・・・きれい」

第2WA end

その頃谷口は・・・

ミd`ー´)「たっく・・・涼宮の劇につき合わされるのも苦労するぜ・・・
      まあ仕方ない。朝比奈さんの美貌を拝めるだけでもありがたいと思おう。
      WAWAWA忘れ物〜」
ガラガラ・・・
|| | ゚ ヮ゚ノ||「見たわね・・・死になさい♪」
ミd`ー´)「うわああああああ―」

谷口\(^o^)/
376以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 23:37:25.92 ID:Uwn+xTpX0
終わりです
明日また続きかきます
377以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 23:38:51.70 ID:hgA9CPyo0
顔文字似過ぎで噴いたwwww
GJ!
378以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 23:42:36.21 ID:evdvtxzsO
鶴屋さんの甘い系教えてくれませんか?
タイトルで鶴屋さんってわかるものは読んだのですが
携帯からだと検索できなくて(鶴屋さんの該当が多いらしい)
379以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 23:49:03.71 ID:eapqOLmT0
>>371
場所による。でも大抵は付けるよ。
腰とかなら数週間は付ける場合もあるし…
380以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 23:52:00.88 ID:3suLwWf+0
>>379
そうか。ありがとう。
書き進めないと
381以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 23:52:04.90 ID:eapqOLmT0
>>378
パッと思いつかないなあ。こんなんとか?
http://www25.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/1530.html
382以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/25(火) 23:56:40.64 ID:evdvtxzsO
>>381
ありがとうございます
383以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 00:03:11.75 ID:zLC/E4700
保守
384以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 00:05:21.64 ID:VtcvYl4U0
保守
385以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 00:06:37.35 ID:i99YE1edO
保守
386 ◆fPBb4oOafk :2007/09/26(水) 00:07:32.35 ID:1MxtqILYO
>>310
の続きを30分前後から投下します
387以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 00:16:05.75 ID:GS6KAeaH0
わーくーてーかー
388以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 00:16:09.06 ID:qMYj4WspO
保守
389以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 00:26:38.35 ID:zLC/E4700
保守
390以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 00:28:00.21 ID:NV1al9h+0
ハルヒ「ちょっとキョン! お腹空いた!」
キョン「は? さっき食ったばっかだろ」
ハルヒ「あたしじゃないわよ! お腹の中の子よ!」
キョン「そうか……」(ナデナデ)
ハルヒ「ひゃん! くすぐったい! もう、あんたその手つきいやらしいわよ!」
キョン「……そうか?」(ナデナデ)(容姿はハルヒ似でもいいけど性格は似ませんように)
ほしゅ
391森園生の電子手紙 ◆fPBb4oOafk :2007/09/26(水) 00:28:06.35 ID:1MxtqILYO
では、よろしいでしょうか?
392以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 00:28:29.81 ID:zLC/E4700
きゃもん
393以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 00:33:43.99 ID:NV1al9h+0
れっつらごー
394森園生の電子手紙 ◆fPBb4oOafk :2007/09/26(水) 00:35:34.54 ID:1MxtqILYO

「あら…一足遅かったみたいですね…」
残酷で凄惨な笑みを浮かべたメイド姿の悪魔は俺に振り返るとそう言いながら、俺に見せつけるようにナイフをぐりぐりと捻り引き抜く。
ハルヒ体がビクンと痙攣し胸元から鮮血が吹き出し床に崩れ落ちる。
残酷な笑みを浮かべたメイドに返り血が真っ赤に染める。
「フフッ…アハハハハハッ!ハハハハハハハハッ!」
部屋に彼女の壊れた様な哄笑が響く。
あまりにも凄惨で狂気じみた光景に、俺はその場から一歩動けなかった。
「あらあら情けない人ですね…てっきり飛びかかってくると思ったのですが……そんなに私が恐ろしいのですか?」
森さんは俺を挑発するように嘲笑するが、俺の体は麻痺したように全く動かなかった。
「ふふっ…まぁ良いでしょう後は国木田君を快楽に堕として奴隷にすれば全て終わりですものね。」
メイドの姿の悪魔は舌なめずりをしながらそう言うと、俺が入ってきたのとは別の扉から去って行った。だが、今の俺にはそんな事は関係ないそれよりも……
「ハルヒっ!」
俺は凄惨な光景に萎える俺の足を気力を総動員して何とか動かし、ハルヒを抱き起こした。
よく見ると抵抗出来ない様に後ろ手に縛られ、足も拘束されていた……ハルヒの体はまだ暖かだった…今も胸部からは赤い液体が流れ出て俺とハルヒを染めて行く…
395森園生の電子手紙 ◆fPBb4oOafk :2007/09/26(水) 00:40:24.06 ID:1MxtqILYO
嘘だろ…こんなのってありかよ?俺はまだこいつに何にも言ってないんだぜ?って何を言うつもりなんだよ俺は?違うな……もう止めようぜ、自分でも見苦しいだろ?
「なぁ…ハルヒ…ごめんな…こんな風になるまで気付かなくて…最悪だよな…失ってから気付くなんて…ハルヒ…俺お前の事が好きだったみたいだ。」
失ってから気付くなんて言葉はあるが、俺はどうなんだろうな?気付いてたのに知らないフリをして居ただけなのかもな。
「ハルヒ…ごめんな、こんな大馬鹿野郎で……」
唇を半開きにし、目を閉じたハルヒに俺は唇を重ねる。あの時以来のキス、現実世界のそれの味は何だかしょっぱかった。
そしてゆっくりと、どちらからとも無く、舌をおずおずと絡め深く口付け、唾液を交える…あぁ…キスってこんなにゾクゾクするモンなんだな……

……あれ?ちょっと待て、今おかしく無かったか?「そしてゆっくりと、どちらからとも無く、舌をおずおずと絡め深く口付け、唾液を交える」って何だ?
ハルヒは例の狂気のメイドさんに胸を刺されて今も血を流してて…まぁどう考えても舌を絡められる筈はない。俺は少し冷静になって考える為に唇を離しハルヒの顔を見る。
少し瞳を潤ませ、唇を半開きにし頬を少し紅潮させている。「キョン…もっとちゃんと…」と言いたげな物足りなさを訴える艶めかしい表情…ってまてい。
取り敢えず考えてみよう。
396以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 00:41:37.85 ID:qMYj4WspO
支援
397森園生の電子手紙 ◆fPBb4oOafk :2007/09/26(水) 00:42:43.27 ID:1MxtqILYO

1ハルヒは今さっき胸を刺されて崩れ落ちた。
2今は瞳を潤ませて俺を見つめている。
3血がこんなに溢れてるのに血臭がしない。
4長門に朝比奈さん、古泉含む機関の面々がでっかい「ドッキリでしたw」って書いたデカいプラカードを持って乱入してきた。
さて問題です!これはどういう事でしょう?
A機関のサプライズ
B機関のサプライズ
C機関のサプライズ
D機関のサプライズ
どれも違うな答えは
Eハメられた、だ!
ファイナルアンサー?
ファイナルアンサー
…………………正解。
あぁあぁああああああああぁあぁあぁぁ!!1!!1!1!

「ごめんねキョン…どうしてもアンタの気持ちを知りたくて……」
しかしだな物事には限度があるだろ?いや…こいつに限度なんてないか……まぁ元はと言えばいつまでも自分の気持ちに気付かなかった俺が悪いんだろうな……俺こそごめんな……ハルヒ。
「何泣いてんのよ?ここはやって良い事と悪い事があるろ!って怒るトコじゃないの?」
「……うるさい。良いんだよ…俺はお前が居るだけで嬉しいって喜びを噛み締めてるんだからな。」
「何恥ずかしい事言ってんのよ……バカキョン……でもね、あんたのそんなトコもその…すっ好きよ。」
ハルヒのバカキョンがこんなに嬉しいなんてな…恋愛は精神病ってのはこいつのセリフだが……俺のはかなり重いらしい。
398以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 00:44:02.82 ID:NV1al9h+0
キョン落ちつけwwwしえん
399森園生の電子手紙 ◆fPBb4oOafk :2007/09/26(水) 00:48:03.19 ID:1MxtqILYO
「さて皆さんは我々はお邪魔なですし別荘でゆっくりしましょうか?」
「そうね……血糊とは言え流石に気持ち悪いわ。」
「しかし青春ですなぁ。」
「しかしたった1年で別荘をここまで改築するとは思わなかったよ。」
「じゃあ、みんなもどろうか?」
「それでは皆様お疲れ様でした。」
「「「「お疲れ様でした〜」」」」
古泉の号令に従って機関の面々はゾロゾロと扉を出て俺が転げ落ちた階段を登って去っていった。
「取り敢えずおめでとうかな?じゃあキョン、僕達も別荘に戻るね。」
「ぐすっ…良かったですぅ……本当にキョン君も涼宮さんも…」
「………お幸せに。」国木田、朝比奈さん、長門も俺とハルヒに賛辞を述べ部屋を後にした。
「じゃあ、涼宮さんとごゆっくり……そうそう、ここと隣は自由に使って下さって構いませんから明日の朝出発前にまた来ますね。」
そう言い残して古泉が最後に扉をでた後、ガチャリと何かが閉まる嫌な音がした。ひょっとしなくても俺達閉じ込められた?
「あっ大丈夫よキョン。隣の部屋になんでもあったから。」
……え〜とハルヒさんそう言う問題じゃないような……
「流石にあたしも血糊が気持ち悪いし、シャワー浴びてくるわね。」
そう言うとハルヒは自分で縄を外し隣の部屋へ消えてしまった。何か色々置いてけぼりなんだが……そう言えば俺も血糊塗れだな…あいつの後でシャワー浴びるか。
ハルヒを追って入った隣の部屋はまるで高級ホテルの一室の様な部屋だった。金かけてるな機関。
400以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 00:50:35.95 ID:ifgFpvUTO
スーパー支援
401以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 00:51:52.62 ID:ZbJfllAq0
んえし
402以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 00:52:19.67 ID:uNPU4FKf0
>>397
>>「何泣いてんのよ?ここはやって良い事と悪い事があるろ!って怒るトコじゃないの?」
あるだろじゃないの?
403以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 00:56:38.43 ID:ifgFpvUTO
ハルヒは舌足らずなんだよ!!
404森園生の電子手紙 ◆fPBb4oOafk :2007/09/26(水) 00:57:21.25 ID:1MxtqILYO

だがしかし、お互いの気持ちを告白したばかりの男女にこれは早くないか?俺の考えがおっさん臭いのだろうか?
俺が1人悶々としているとハルヒがシャワーから出てきた。しかもバスローブ一枚で……
「サッパリして気持ち良かったわよ?あんたも入って来たら?それ気持ち悪いでしょ?」
俺の血糊でベトベトの服を指差して笑う。
お前…意味分かって
「うっさいわね、分かってるわよ!決心もしてる。だから…行ってきて。」
ハルヒがじっと俺を見つめてくる。どこか不安そうな、でも強い意志を秘めた瞳で……やれやれ、そんな目されたら断れないだろ?



さて……どうするんだこの状況は?俺はシャワーの温度を水並してに浴びながら、まるで滝に打たれる修行僧の様に目を閉じ考え込んでいた。
確かに俺も健康的な一般男子校生だし性欲もある。好きな少女と肉体的に結ばれるなんて、正に夢の様な状況だ。
だが……それでいいのか?俺はあいつの不安混じりの決意を秘めた表情なんて見たいんじゃない。俺がいつも見ていたいのは…朝日を反射する海よりもキラキラと輝くあいつの笑顔のはずだろ?
なら…答えは決まってるだろ?スマンな……古泉せっかくここまでお膳立てを整えてくれたのにな……
405以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 00:57:25.87 ID:GS6KAeaH0
>>402
あるろ…ヒあるろン酸の略だwww

ごめん、なんでもない
406以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 01:00:01.07 ID:ifgFpvUTO
えらいキョンたん

支援
407森園生の電子手紙 ◆fPBb4oOafk :2007/09/26(水) 01:00:31.22 ID:1MxtqILYO
「で……良かったの?もうあんなチャンスないかも知れないわよ?」
良いんだよ。それともそんなにしたかったのかエロハルヒ?
「ばっ?!バカ!!エロキョンに言われたくないわよ!アタシ知ってるのよ?あんたが昨日一睡もしてないの。」
ほうほう…お前も寝てないのか奇遇だな。
「何がお互いの昔話をしないか?よ格好つけ過ぎよ…」

全く…顔を真っ赤にしながら強がっても説得力ないぜ?
帰りのフェリーの中結局最後の一線をこえられなかった俺とハルヒは2人で海を眺めていた。
正直ちょっと残念な気もするが後悔はしていない。告白とキスが同時になっちまったしな…その分他は遅くても構わないだろうさ。
「なぁ…別れ際に森さんと何を話してたんだ?」
「だ〜め、女同士の秘密なのよ!まっ、何で別荘の掃除のために国木田が森さん達と一緒にもう一日残ったのか考えなさい。」
何となく分かるような分からんような…まぁいいか、新学期に国木田から聞いてみれば良いことだしな。
それよりハルヒ…
「んっ?何よ…改まっちゃって…」
「あ〜その何だ、ちゃんと言って無かったらからな…そのだな、俺とつ、つつつきあっ」
「あ〜はいはい、分かってるから無理しなくて良いわよ……ホっントに昨日の事と言い、妙な所で硬いのよねあんたは…」
ハルヒは俺の大好きな大胆不敵な笑顔でこう言った。
「まぁ、そんな所もバカキョンらしくてアタシは大好きだけどね。」
やれやれ、バカ呼ばわりされて顔がにやける俺も相当重い病気だな。
まぁ、なんだ…俺もお前のそう言う気の強い所嫌いじゃないし、その笑顔が何より大好きだぜ…ハルヒ。


森園生の電子手紙エピローグ2
番外編涼宮ハルヒの誘拐
終わり。


408以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 01:01:09.94 ID:NV1al9h+0
>>406
えろいキョンたん

にみえた……支援
409森園生の電子手紙 ◆fPBb4oOafk :2007/09/26(水) 01:01:54.78 ID:1MxtqILYO
以上です。

次回からは森さんと国木田メインに戻ります。
410以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 01:02:36.56 ID:ifgFpvUTO
乙!ご苦労さん!
楽しましてもらったよ!GJ!
411以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 01:03:08.98 ID:1MxtqILYO
>>402
あぁぁぁぁああああすいませんやらかしました…orz
412以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 01:05:00.82 ID:NV1al9h+0
寝る前にハルキョン糖分補給!GJでした
413以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 01:05:13.55 ID:GS6KAeaH0
乙!
この状況で暴走しないとはさすがキョンw
414以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 01:06:37.42 ID:9h5htV3KO
乙!糖分補充した!
415以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 01:10:47.97 ID:ifgFpvUTO
お腹減ったよ〜
416以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 01:12:15.21 ID:1MxtqILYO
417以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 01:15:12.55 ID:ifgFpvUTO
長門「…眠たい」

キョン「一緒に寝るか?」

長門「…うん」



長門「…エッチ」

キョン「///」
418以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 01:21:02.91 ID:1MxtqILYO
保守
419以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 01:21:16.49 ID:9h5htV3KO
人いるかな?甘い話の後で申し訳ないけど、
ttp://www25.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/3399.html
「男の戦い」第二話を投下してみます。多分8レスくらい。
今回あたりから(今回も?)馬鹿話になります。
420男の戦い・第二話 1/8:2007/09/26(水) 01:24:56.80 ID:9h5htV3KO
 ハルヒのようなタイプの人間が爆弾に喩えられるのはよくあることだ。
 時限式、地雷式、投擲式……様々な種類の爆弾があるが、残念ながらハルヒはそのどれにも分類することが出来ない。
 ……何故かって?
 それは毎回毎回違う形で爆発するからだ。対応する側にしてみれば厄介なことこの上ない。
 ……今回、起爆装置を発動させたのは俺だが……どうやら今度は時限式だったらしい。

 SOS団の放課後の活動が休止になって三日目。例のグラビア事件の日から始まった突然の休暇は俺を戦々恐々とさせた。
 何かが起こる。しかし、何かは分からない。
 俺の不安をよそに至って普通に過ごすハルヒだが、その姿を見て「心配し過ぎか」、なんて楽観視するほど俺たちの付き合いは浅くない。何もせずに終わるヤツじゃないことは痛いほど理解している。
 そんな、執行日の訪れを恐れる死刑囚のような気持ちで日常を過ごしていると、古泉がこんな話を持ち掛けてきた。
「そう気負ってばかりでは精神的に参ってしまいますよ…どうです?気晴らしに僕の家にでも遊びに来てみませんか?」
 気晴らしになるかどうかは別として、古泉の家と聞いて興味を引かれた俺は、誘われるがままに古泉のマンションを訪れていた。


「しかし…機関ってのは金が余ってるのか?やたらと高そうなマンションだが」
「涼宮さんの監視というのは機関内でも最重要任務の一つですから。それなりに優遇されていましてね」
 こいつと言い、長門と言い羨ましい限りだ。俺もハルヒに振り回される立場なんだから、こんなマンションで一人暮らしをしてみたいもんだな。
「ここの家賃の一部は閉鎖空間でのバイト代に含まれていますが…代わってみますか?」
 いや、言ってみただけだ。代わろうとして代われるものでもないしな。なにより、俺は今の巻き込まれがちな傍観者以上の立場になるつもりはない。
「そうですか、それは残念です」
 そう言いながらも、俺の言葉に満足そうな微笑を浮かべていた古泉だが、マンションの扉に鍵を挿し込んだ瞬間、シリアスな表情に早変わりした。
「……誰かが侵入した形跡がありますね」
「……は?」
「出掛ける際に蝶番に仕込んだシャーペンの芯が折れています」
 お前はどこの死亡ノート所持者だよ?と、突っ込みそうになったが…考えてみれば、こいつは敵対組織持ちの立派な非日常世界の住人だったな。
「いえ、あの漫画を見て始めた習慣です」
 ……そうか。
「中にはいないみたいですが…念のため少し様子を見てきます。ここで待っていて下さい」
 俺の生暖かい視線をスルーした古泉が部屋に入ったところで、俺の携帯が着信を知らせた。
 相手は…谷口?
421以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 01:25:39.51 ID:OdovLnJsO
支援
4222/8:2007/09/26(水) 01:27:25.14 ID:9h5htV3KO
「もしもし?」
『キョンか!?た、た、大変なんだ!』
「事情は分からんが、まずは落ち着け。どうしたんだ?何かあったのか?」
『涼宮が…』
「ハルヒが?」


『涼宮が…俺の秘蔵写真集、DVD、その他諸々全部持って行っちまった!!』


「は…?」
『涼宮のヤツ、俺がいない間にお袋を丸め込んで、勝手に部屋に入ったみたいなんだ!』
 それが一体どういうことなのかを頭が理解するより先に、今度は古泉の叫びが室内から聞こえた。
「た、大変です!!」
 …こっちもか。
「どうした?グラビア写真集やDVDがごっそりなくなってたりしたのか?」
 と、今しがた聞いた状況をそっくりそのまま言ってやった。
「……なんで分かったんですか?」
 ……おいおい。
『まさか…そっちにも被害があったのか!?』
「あぁ、今古泉の部屋に来てるんだが…状況は同じらしいな」
「状況は同じとはどう言うことです!?」
 耳元と目の前でギャーギャーと喚いている友人たちとは裏腹に、俺の思考は次第に落ち着いていった。
 ……予感があったせいだろうか?俺は驚くほどあっさりと、その事実を受け入れることが出来た。


 …ハルヒの逆襲が始まった…ってことを。


「…つまり、先日のグラビアの一件の報復に、涼宮さんは我々のコレクションを没収して回っている…と?」
4233/8:2007/09/26(水) 01:28:53.12 ID:9h5htV3KO
「そういうことだろう」
「……そんな、なんて悪逆非道な真似を!」
 確かに…思春期の男からエロを奪うなんて鬼畜にもほどがある。
「……やけに落ち着いてますね?あなたも被害に遭う可能性…というよりも、あなたは涼宮さんの復讐リストのトップに名前がある気がしますが」
「まぁ、俺はオープンエロの谷口や一人暮らしのお前と違って、隠し場所には気を遣ってるからな」
 毎日勝手に部屋を掃除している母親にさえバレてない自信がある。
「ハルヒが乗り込んだとしても、一部以外は没収される危険は低いだろう」
「凄い自信ですね」
「青少年として当然の嗜みだ」
 ……しかし、相手はあのハルヒだ。用心に越したことはない…ここは一度家に戻るべきか。
 いよいよ動き始めたハルヒにどう対応すべきか考えていると、再び携帯が鳴った。
「……」
 ディスプレイに表示された名前は、今一番話したくて、今一番話したくない相手だ。
「……ハルヒからだ」
「……来ましたか」
 俺は大きく息を吐いてから、通話ボタンを押した。
『もしもし?キョン?』
「あぁ……やってくれたな、ハルヒ。まさかお前がそこまで鬼畜だとは思わなかったよ」
 俺は最初から本題を切り出した。何のことかなんて説明する気もないし、させる気もないだろう。
『ふん。ああいったモノを見てるからあんな破廉恥な真似が平気で出来るのよ。これを機に少しは煩悩を捨て去りなさい!』
 ビシッと指を突き出している姿が想像出来る、いつものハルヒらしい啖呵だが…。
「そんなことを言って、俺の分は回収出来たのか?」
 この短時間で俺のコレクションを全て回収するなんてことは、諸葛亮か司馬懿クラスじゃなきゃ不可能だ。
 俺がそう言うと、ハルヒは楽しそうに、ふふんと鼻で笑った。
『ベランダから外を見てみなさい』
「ベランダ?」
 言われるがままにベランダに出てみると、マンションの入り口付近に立っているハルヒが見えた。その足元には没収したブツが入っていると思われるダンボール箱がある。
 そして、ハルヒがそこから取り出したのは…。
「……そんな馬鹿な」
 …紛れもなく俺がコレクションを入れていた紙袋で…しかも、一番厳重に隠していたブツだ…。
424以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 01:29:37.79 ID:K0XG0DLl0
支援
4254/8:2007/09/26(水) 01:31:17.38 ID:9h5htV3KO
「お前…どうやってそれを…!?」
『あんたのお母さんが全部教えてくれたわよ?隠し場所』
「…………」
 あ、全てお見通しだった訳ですね、マイマザー…。
「……いかん、死にたくなってきた」
「しっかりして下さい!今問題なのはそこではありませんよ!」
 ふらふらと床に膝を着きそうになったところを古泉に支えられる。
 ……そうだ。まだ倒れる訳にはいかない。
 奪われてしまったのならば返還を求めるまでだ。
「おい、ハルヒ。流石に今回はやり過ぎだ。お前に何の権利があって俺たちの私物を没収してるんだ?」
『あら?ちゃんと話をしたらお母さんたちは快く了承してくれたわよ?ちなみに古泉君は森さんね。有希が連絡取ってくれたわ』
 ふとハルヒの後ろを見ると、軽自動車の運転席からにこやかに手を振る森さんがいた。
 …古泉の部屋まで陥落していたのはそういう理由か…。
「それにしてもだな…」
『年齢的にまずいモノもあるわね…』
「う…」
 痛いところを突きやがる…。
『あんたたちがまともな人間に更正するまで、これらは森さんに預かって貰うわ』
 まるで俺たちが罪人か何かみたいな言い草だな…。
 ……だが、一人の男として、その言い分を認める訳にはいかない。
「ハルヒ、お前は何も分かっちゃいない。俺たちぐらいの歳の男にとってエロは普通のことなんだ。中学生の女子みたいなこと言ってないで返してくれ」
 しかし、俺の言葉が癪に障ったのか、ハルヒは苛立たしそうに鼻を鳴らした。
『ふん…状況が分かってないみたいね……仕方ない、一冊だけ見せ占めに処分するわ』
「……は?」
 処分だと……?
 そう言って、ハルヒはダンボール箱の中から一冊を取り出し…って…あれは…。
「…ッ!それは止めろ!いや、止めて下さい!お願いします!」
『……その反応を見ると、やっぱりこれが当たりみたいね?』
「くッ…!」
 俺はベランダの柵に足を掛け、マンションからの跳躍を試みる。
426以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 01:32:46.83 ID:qMYj4WspO
支援
4275/8:2007/09/26(水) 01:33:03.99 ID:9h5htV3KO
「何してるんですか!?」
 ガシッ
 …が、古泉にバックドロップの要領で室内に投げ飛ばされ、空に羽ばたくことは叶わなかった。
 ドカッ!
「へぶッ!!」
「危ないじゃないですか!ここは三階ですよ!?」
「構うもんか!あれは!あれはぁぁッ!」

 ポニーテール娘オンリーのグラビア本なんだよ!!!

「な…!?…あなたの嗜好は存じていましたが…まさかそんなマニアックな一品を所持していたとは…」
「クソ!」
 古泉の腕を振り解き、裸足で外に飛び出して、階段を三段飛ばしで駆け降りる。
 他のDVDやグラビアはどうでもいい!あのポニーテール本だけは…!

 あの本を時間潰しに入った書店で見つけた時、俺は持ち合わせが少なかった…本を買えば電車賃はなくなり、帰りは当然歩きになる…。
『…最後の一冊か…』
 それでも俺は本を買い、三駅分の道のりを歩いて帰った…そして、クタクタになった体で開いたその本の内容は、俺の苦労を裏切らない、素晴らしい内容だった…。
『このカメラマンはポニーテールのなんたるかを分かっている…GJだ』
 …そんな…そんな俺の運命の相手とも言える本をお前は処分しようとしてるんだぞ!


「ハルヒィィィィィッ!!」


 誰もいないマンションのエントランスを全力で駆け抜ける。

「ハルヒ!よせ!」

 マンションの入り口付近で、いつもの偉そうな仁王立ちをしているハルヒの手は、何も持っていなかった。
428以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 01:35:32.26 ID:uNPU4FKf0
支援
4296/8:2007/09/26(水) 01:35:50.65 ID:9h5htV3KO

「あ…?」

 …しかし、その足元には、本だったモノと思われる何か…。

「あ、あぁぁ…」

 …僅かに残った表紙の一部には、見覚えのある顔…。

「…嘘だろ…?」

 …見上げた空には、見慣れた悪魔の笑顔…。

「……ハルヒィィィィィィッ!!」

 俺の慟哭だけが空に響いた。


 無惨にも鑑賞不能にされたグラビア本の残骸を見つめる。ただの一般人でしかない俺に、修復出来ないことは一目瞭然だった。
 …くッ…ポニーテールに罪はないじゃないか…。
 がっくりと肩を落とし、地面に跪く。何も出来なかった、ただの人間である自分と、その無力さを呪う。
「……気を確かに」
「古泉…」
 後ろから掛けられた声に振り向くと、いつもの微笑の面影すら見えない、沈痛な面持ちの古泉が立っていた。
 古泉はいつものように俺に顔を寄せ、小声で、しかし、はっきりと、こう囁いた。
「あなたの犠牲、無駄にはしません」
「え…?」

 キキィィィィィィィッ!
4307/8:2007/09/26(水) 01:37:37.01 ID:9h5htV3KO

 古泉の言葉と時を同じくして、けたたましいブレーキ音と共に一台の白いワゴンがマンション前に急停止する。
 開かれた後部座席のドアから顔を出したのは、意外な人物だった。
「キョン!古泉!こっちだ!」
 谷口!?
「え…?何…?」
「あのワゴンは…新川?」
 突然の乱入者にその場にいた俺たちは反応出来ずにいた。

 ……一人を除いて。

「今です!」

「は…?うわ!」
 古泉が俺を車へと押しやり、流れるような動作で、呆気に取られているハルヒの足元のダンボール箱を拾い上げる。
「涼宮さん!ダンボール箱が!」
「え…?あ、しまった!」
 ハルヒが我を取り戻した時には、既に古泉は走り出していた。
「待ちなさい!古泉君!」
 ハルヒも必死に古泉を捕まえようとするが、
「失礼します!」
「うお!?」
 その追撃から逃れるように、古泉は俺に体当たりしながら体ごと車内になだれ込んだ。
 すぐさま待機していた谷口がドアを閉じる。

 バタン!

「よっしゃ!ブツも二人も回収したぜ!新川のとっつぁん!」
431以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 01:37:38.51 ID:qMYj4WspO
支援
4328/8:2007/09/26(水) 01:39:42.09 ID:9h5htV3KO
「では、しっかり掴まって下さい!全速で行きます!」
 ギャリギャリとホイールをやかましく鳴らし、ワゴンは急発進する。
「え?え?」
 未だに事態を飲み込めない俺の思考だけを置き去りにして、俺たちを乗せたワゴンは、あっという間にマンションから遠ざかっていった。


「やられたわ…」
「まさか新川が彼らに協力するなんて…」
「森さん、あいつらの行き先に心当たりは?」
「……一ヶ所、心当たりがございます。ただし、こちらも準備してから参りましょう」
「…分かったわ…キョン、古泉君…逃がさないわよ!」

続く
433以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 01:40:59.38 ID:qMYj4WspO
乙!
これは良い戦いwww
しかし古泉がノンケだったとは……
434以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 01:42:44.01 ID:K0XG0DLl0
GJ!
ハルヒ鬼畜すぎるwwww
435以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 01:43:17.45 ID:MLbpz7mL0
>>432
GJ!
こういう大真面目に大馬鹿な話大好きです
436以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 01:43:40.49 ID:OdovLnJsO
乙!!
みんな必死でワロタwwwwww
437以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 01:44:37.14 ID:9h5htV3KO
>>420>>422>>423>>425>>427>>429>>430>>432
以上で。
支援ありがとうございます。
キョンにボケさせると色々カオス。
第三話は遅くなります。続きを待ってるという奇特な方、気長にお待ち下さい。
438以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 01:48:51.11 ID:UUlGG3hvO
>>437
wktkしてます
439以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 01:50:15.36 ID:jkUb2jdu0
>>433
いや、まだバイという可能性も考えられる…

ハルヒにキョン、「両方喰っちまうのもいいかもな」とか思ってるかもしれないじゃないかッ!?
440以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 01:51:31.41 ID:uNPU4FKf0
乙です
キョン悲惨だな・・・
もし俺がキョンの立場なら何してるかわからんなw
441以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 01:51:55.37 ID:K0XG0DLl0
男の戦いと系統が似てる気がしなくもない話を投下したいと思います
このシリーズの話となります。
http://www25.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/3154.html
442しっと団の野望 〜最後の聖戦〜 前編:2007/09/26(水) 01:53:21.29 ID:K0XG0DLl0
バレンタイン作戦をしてからもうすぐ1ヶ月が経とうとしています。
今は三月の上旬。私は一人、自室で呟きます。

「時間がない……」

そう、時間が無いのです。私は3年生。あと数日で、学校を卒業してしまいます。
そうなる前にやらねばならぬこと。そう、あのバカップル×2と、決着をつけること!
え?もうとっくに決着ついてる?負けまくってる?ぶち殺しますよ(´・ω・`) 
私の中ではまだ負けてません!戦いは続いているんです!
しかしもうチャンスもわずか。だとしたら、やることは1つしかありません。

「最終決戦です……ふふふのふ……」
443以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 01:54:06.48 ID:qMYj4WspO
支援
444しっと団の野望 〜最後の聖戦〜 前編:2007/09/26(水) 01:54:21.25 ID:K0XG0DLl0
さて、今日もいつも通りの部室だ。
ハルヒはパソコンに向かい、長門は読書をして、古泉は俺とオセロをしている。
そして朝比奈さんは……ってあれ?朝比奈さんがいないな。

「なあハルヒ、朝比奈さんは来てないのか?」
「そう言えばいないわね。どうしたのかしら。まあ、きっと掃除当番か何かよ。」

ハルヒは特に気にしていないようだった。
だが俺は、何か嫌な予感がしていた。また変な出来事に巻きこまれるような……
そして自慢じゃないが、俺の『嫌な予感的中率』の高さは並みじゃないわけで……

ガチャ

ドアが開いて入って来たヤツらを見た瞬間、俺は嫌な予感がまた的中したことを悟った。
朝比奈さんを先頭に、朝倉、谷口、新川さんと続く。
これはえっと………なんだっけ。叱咤団?

「しっと団、です!」

ああ、そうでしたか。
クリスマス、俺達SOS団と死闘?を繰り広げた集団である。まだ続いてたのか……
445以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 01:55:13.31 ID:qMYj4WspO
支援
446しっと団の野望 〜最後の聖戦〜 前編:2007/09/26(水) 01:55:29.83 ID:K0XG0DLl0
「涼宮さん!」
「な、なによ。」

朝比奈さんがハルヒの名前を呼ぶ。その剣幕に、思わずハルヒもどもってしまった。
そして朝比奈さんは、団長机にバシン!と何かを叩きつける。これは……手紙か?

「果たし状です。」
「ええ?」

確かに手紙には、果たし状、と書いてある。丸っこい可愛らしい文字だが。

「我々しっと団は、貴方達に決闘を申し込みます!」
「決闘!?」
「新川さん、これはどういうことでしょうか。」
「私は『スネーク』ですが。」

古泉の質問に見当違いなツッコミを入れる新川さん。
古泉は呆れ気味に、質問を繰り返す。
447しっと団の野望 〜最後の聖戦〜 前編:2007/09/26(水) 01:56:06.10 ID:K0XG0DLl0
「………『スネーク』さん、これはどういうことでしょうか。
「名前の通りです。我々は最後の戦いを申しこんでいるのです。」
「……最後、とは?」

長門が始めて口を開いた。この事態に多少の興味はひかれるのか。

「『トゥモロー』はもうすぐ卒業だからね、今やるしかないってわけ。」
「そういうことです。日時と場所はその手紙に記しておきました。
 逃げないでくださいね?」

なんと!朝比奈さんがハルヒを挑発している!
最初は突然の事態にポカーンとしていたハルヒだが、元々こいつの性格から考えると……

「当然よ!あんた達なんかに負けないんだからね!!」

ほらな。ノリノリになっちまった。おーおー楽しそうな顔しちまって。
かくして俺達は、しっと団と決闘をするハメになっちまった。
ハルヒがいる手前長門と朝倉が超人的バトルをするとかは無いだろうが、どうなるのかねえ……
448以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 01:56:18.07 ID:qMYj4WspO
支援
449しっと団の野望 〜最後の聖戦〜 前編:2007/09/26(水) 01:56:37.89 ID:K0XG0DLl0
指定された土曜日、俺達は決闘場所にやってきた。
ここは……でっかい競技場だ。こんなとこ使えるのか?

「大きな声では言えませんが、ここは機関が関与している場所です。
 恐らく新川さんが手配したのでしょう。」

だから顔を近づけるのはやめろ!……にしても、とんでもない『機関』の無駄遣いだな。

「そうでもありませんよ。見てください、涼宮さんの顔を。
 これからのイベントにワクワクが止まらないといった感じでしょうか。
 これならば、機関も快くこの場所を提供するでしょう。」

そうかい。でも動機は「しっと」なんだよな……なんだかねえ。

「ルールを説明します!」

何時の間にか朝比奈さんがスピーカーを手にとっている。
なんか運動会を思い出すな。

「今から我々しっと団とあなた達で決闘をします!
 と言っても戦闘をするとシャレにならなくなるのが約2名いるので……」

新川さんと朝倉だな、と俺は瞬時に理解した。

「競技内容はくじ引きで決定します!そして全て一対一の勝負!
 よって4人で順番を決めてください!3分間待ってやる!」

どこかの大佐の声が聞こえた気がするが気のせいだろう!
順番か……
450しっと団の野望 〜最後の聖戦〜 前編:2007/09/26(水) 01:57:39.17 ID:K0XG0DLl0
「あたしは最後よ!団長は大将なの!」

まあそうなるわな。とすると……

「では副団長の僕は、副将でよろしいでしょうか。」
「いいわ!で、1番手だけど……キョン!」
「俺かい!」

まあ、ぶっちゃけ何番でやろうと変わらない気もするからいいか……
さっさと終わらせよう。

「で、有希は2番手でいい?」
「いい。」
「じゃあこれで決まりね。……決まったわ!」

お互いのオーダーを見せ合った結果。

先鋒 俺   − 谷口
次鋒 長門  − 朝倉
副将 古泉  − 新川さん
大将 ハルヒ − 朝比奈さん

うむ、至極妥当なオーダーだ。ていうか谷口で良かった。
もし朝倉や新川さんだったら相手にならないだろうし、朝比奈さんと戦うなんてことは出来ない。
他も上手い具合に宇宙人対決や機関対決になっているしな。
451以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 01:57:49.53 ID:vFfA6pBj0
ゴットゥーザwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
452以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 01:58:01.71 ID:qMYj4WspO
支援
453しっと団の野望 〜最後の聖戦〜 前編:2007/09/26(水) 01:58:38.63 ID:K0XG0DLl0
ハルヒは俺達を1箇所に集めた。

「いい!?SOS団に敗北は許されないのよ!」
「もちろんです。負けるつもりはありませんよ。」
「……私も。」
「まあ、負けたくはないな。」

ハルヒが右手を出した。……おいおい、そんなベタな……
って長門と古泉も手を重ねてるし!……分かったよ。やりゃいいんだろやりゃ。

俺の手が加わり、4人の手が1つとなった。
そしてハルヒが高らかに叫ぶ

「ファイトォ〜!!」

こうして、「しっと団」と俺達の最後の戦いの火蓋が切って落とされた!!!
……やっぱり、カッコつかないよな。やれやれ……

後編へ続く
454しっと団の野望 〜最後の聖戦〜 前編:2007/09/26(水) 01:59:31.90 ID:K0XG0DLl0
以上です。支援ありがとうございました。
タイトルの通り、終わらせます。あともう少し、お付合いくださいませ
455以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 02:00:50.38 ID:qMYj4WspO
乙!
見える…見えるぞ…
しっと団フルボッコの姿が!
456以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 02:01:34.32 ID:PHLJ+SdT0
456
457以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 02:02:26.36 ID:u48F8moh0
寝る前に投下する。お題の「一緒に寝よう!」です。
ちょっとレズ入ってます
458一緒に寝よう!〜佐々木と橘:2007/09/26(水) 02:04:24.42 ID:u48F8moh0
今私は橘さんの部屋に泊まりに来ている。
キッカケは彼女から「勉強を教えて欲しいのです!」
と要請があったからなのだが、私は泊まるつもりは無かった。
しかし、彼女の部屋を訪ねるといきなり橘さんは「ごめんなさい!」と謝った。
いきなりの事に訳が分からない私は彼女に理由を尋ねた。独りで寂しいそれが理由だった。
実際、彼女は独り暮らしをしている。
彼女曰わく、急に寂しくなって、それが耐えきれなくなってしまったのだという。
彼女の気持ちはわからないでもない。
実際、私も寂しくなる事がある。だから私は断らなかった。
その後、私は家族に友人宅に泊まる事を伝え、少し勉強した後に橘さんと一緒に食事をして、一緒に入浴した。
就寝前、余分に布団を敷こうとしている彼女を止めて私は微笑みながら彼女に言った
「一緒に寝よう」
嬉しそうにしている彼女はとても可愛かった。
459一緒に寝よう!〜佐々木と橘:2007/09/26(水) 02:05:00.39 ID:u48F8moh0
「今日は無理を言ってすみませんでした」
申し訳無さそうに橘さんは言った。
私は橘さんを抱き締めて言った。
「また、寂しくなったら呼んで。私で良かったらいつでも相手になるよ」
翌日、目が覚めた私の目の前には顔が真っ赤な橘さんがいた。
「おはよう、佐々木さん」
彼女の挨拶に私もおはようと言った。
恐らく今の私は橘さんと同じように顔が真っ赤だろう。
私が布団から出ようとすると橘さんが悲しそうに「もう少しだけ…」と言った。
そんな橘さんが可愛いくて私は彼女を抱き締めていた。
「橘さん、また一緒に寝ようね。」私はそう言って彼女の頬にキスをした。
今の姿は誰にも見せられない。だって二人共、裸で抱き合ってるんだからね。
460以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 02:06:42.16 ID:s1Rd740t0
なんというデレ橘
461以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 02:07:26.75 ID:u48F8moh0
以上です。やっぱりオチを考えてから書かないとダメだなぁ。寝ます
462以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 02:12:11.84 ID:05SxSkiw0
日差しの高いある日、商店街の小さな公園にて読書をしていた。
「ニーッ」
それは小さな子猫だった。ただ、少し汚れていて明らかに捨て猫だった。
長門はガサカゴソとバッグを漁る。そういえばたこさんウィンナーが弁当の残りであったはずだ。
デフォルメされた猫が笑っている弁当箱を空ける。
ちょいちょい。ただ静かに手招きする。しかし子猫は怯えているようだった。よく見ると体の所々に痛々しい傷あとが残っている。
「・・・・。」
何分たっただろうか?猫が少しずつ近づいてきた。あと少し・・あと少しで長門の手にあるたこさんのところまで来る。
「あ〜ブチだ〜。おーいブチがいるぞ〜。」
この一言がよっぽど怖かったのだろう・・。声が聞こえた瞬間子猫は一目散に茂みへと消えてしまった。
小学生だろうか?消えた子猫を何人かで探している。
三十分後、諦めがついたのか小学生はどこかへ行ってしまった。
それから読書をしながら待ってみたが子猫は現れなかった。
「長門〜そんなところで何してるんだ?」
「・・・・読書。」
キョンが気がついたら目の前にいた。気がつけば何時間かそこにいたらしい。
「どうしたんだ?」
「・・・?」
心配そうな顔をしてこちらを見ている。
「・・・なんでもない。」
463以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 02:13:02.30 ID:MLbpz7mL0
>>454
とうとう決戦か…!
次回が楽しみ

>>461
ほのぼのかと思わせといて甘々…やられました
乙です
464以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 02:13:36.65 ID:lfzMIn7u0
これは…GJ。ほどよい仲良しだw

>>454
みくるのその勢いにヤられたwww
結局上げる機会が無かった「朝比奈みくるの逆襲」を置いておきますね。
http://ud.vg/01n9r
465以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 02:18:50.46 ID:qMYj4WspO
>>459
あぁ、百合美しい…
GJ!
466以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 02:19:29.14 ID:9h5htV3KO
まとめ申請に行ってる間に投下が。
寝る前に読ませて貰います。
467以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 02:21:54.50 ID:ao3WhBZEO
なぁハルヒって
時系列順で観るのと放送順で観るの、どっちが面白い?
468以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 02:26:14.79 ID:05SxSkiw0
>>462
ヒューマノイドインターフェイスにとっては仮初の部屋。
何もない部屋で静かに読書をしている。
窓の外はすっかり馴染んでしまった独りの夜が広がっている。
読んでいるのは今日買ったばかりの小説だ。内容はショートノベルで主人公がヒロインを助けるSFものである。
「・・・。」
チクタクチクタク。部屋にある音は時計と外から聞こえる風の音と町の雑音。
観測対象である彼女が安定している以上、長門は常に待機するだけの存在である。
ポツポツポツポツ、静かなはずの部屋に水の音が混ざる。
どうやら天気予報は外れたようだ。
「・・・。」
長門は終始無言だ。統合思念体の端末の一つにすぎない彼女にとって必要以上の言葉は意味をなさない。
もちろん、自分の感情というものはインプットされてはいない。入力されたプログラムで行動を起こす、ただそれだけの存在が彼女だった。
つまり、今回のことは異例だったのかもしれない。
469以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 02:36:20.05 ID:PHLJ+SdT0
しっと団、面白い!
470以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 02:36:21.37 ID:qMYj4WspO
>>467
原作読んでないと、放送順は面白くないかな?
471以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 02:41:38.34 ID:1MxtqILYO
読んでなくても放送順派かな

原作も時系列ばらばらやし
472以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 02:43:20.33 ID:05SxSkiw0
>>468
長門は深夜の公園にいた。
昼間とは違いそこは雨のせいかも知れないが何もない世界だ。長門は独りになれてしまっていたから恐怖は感じなかった。
いや、何度も言っているが感情というプログラムがないのかそれとも作動されていないだけかもしれない。
「・・・。」
彼女の行動を人間はおかしいと思うだろう。
ただ傘を持ち街灯に照らされながらふりしきる雨の中立っているだけなのだから。
「・・・。」
道路わきの小さな公園、通り過ぎる車も随分少なくなった。雨は弱くなったり強くなったりを繰り返している。
風が弱いのがせめての救いなのかもしれない。
「・・・ニー。」
か弱い声が長門に届いた。それはとても小さな声でいまにも雨にかき消されそうな声だった。
しかし声は届いていた。子猫は茂みの奥で凍えていた。
「・・・。」
ちょいちょい。昼間の続きが始まる。
だが子猫は昼間のように警戒を解こうとしない・・・。
「・・・おいで。」
こころなしか子猫がこちらを向いたように見える。
「・・・大丈夫。もう独りじゃない。」
子猫はその一言が届いたのか、少しずつ歩みより気がつけば長門の腕の中にいた。
「・・・。」
誰もいない公園で長門が笑ったように見えた。
473以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 02:56:39.59 ID:1MxtqILYO
ほしゅ
474以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 03:10:34.53 ID:PHLJ+SdT0
よいしょっと
475以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 03:30:54.89 ID:B+hr6HMIO
476以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 03:31:39.75 ID:wlIc1WV1O
子ぬこと長門…あったかいな
477以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 03:52:33.17 ID:38tBFBWl0
478以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 04:16:40.09 ID:qMYj4WspO
保守
479以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 04:21:43.56 ID:f71zpWY30
起きてる人いるのかな?
480以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 04:33:43.57 ID:oxYTlkSOO
めがっさおはよう!
お題の続き書いてくる。

NEXT蕎麦つゆ
481以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 04:59:39.62 ID:oxYTlkSOO
鶴屋「ありゃあ〜、大分過疎にょろ。」
482以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 05:35:15.16 ID:oxYTlkSOO
なかなか手強いな。保守。
483以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 06:14:53.21 ID:9h5htV3KO
目が覚めた保守。
もう一回寝る。
484以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 06:45:22.85 ID:mt6REI0sO
起守
485以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 07:06:59.80 ID:oxYTlkSOO
保守
486以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 07:21:11.07 ID:VDmad1ra0
ho
487以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 07:32:54.84 ID:vAgulSL30
毎朝おはよう保守って書くのも寂しすぎるから、何か書こうと思うけど、
そんな時間が無いからやっぱりいつもどおり。


おはよう保守
488以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 07:54:06.61 ID:oxYTlkSOO
アドでも晒して遊ぼうかと適当な事を考えつつ、出されたお題に少々躓きつつ、保守します。
489以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 08:06:31.75 ID:ifgFpvUTO
ハルヒ「おはよ♪」

俺「おはよう!」

キョン「おは…!!!??」
490以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 08:10:53.17 ID:oxYTlkSOO
鶴屋「出来たにょろ!>>235くんは、いるかなっ?いなかったら夕方辺りに投下するっさ!」
491以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 08:25:53.81 ID:L6iK49gk0
橘物が読みたい(香り等)
492以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 08:39:42.00 ID:ey4voAUZO
ほし
493以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 08:45:08.29 ID:ryTsTjA7O
>>490
今更だけどいるよ〜
494以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 08:47:38.61 ID:XjaCFv5EO
下痢で学校のトイレ保守
495>>235蕎麦つゆ:2007/09/26(水) 08:54:24.54 ID:oxYTlkSOO
蕎麦パーティー。センスもへったくれもない短絡的で安直な名前をつけたのはいつも通り涼宮ハルヒに相違ない。
ただ、それは特に気にかけるに値しない程の極々小さなものだったと記憶していたのだが‥‥
パーティーとしてまったり蕎麦を啜るなんていう事は、既にハルヒと、ついでに長門の手により粉微塵に崩されていた。

「キョン!おかわり!!」
「‥おかわり。」
あのな。お前等は腹八分という言葉を知っているか?長門は‥消化器官があるのかすら疑わしいが‥まぁ大丈夫だろう。
だがハルヒは明らかに食べ過ぎだ。それはそうと蕎麦つゆはもう無い。ついでに俺におかわり言うな。

古泉と朝比奈さん(朝比奈さんは小食なんだろうが)は、我関せずと既に空になったお椀をテーブルに並べていた。
長門もそれに続き、俺もそれに習う。それを見たハルヒはというと、嬉々として蕎麦をつつきだしたのは言うまでもない。
「キョン!蕎麦つゆまだ!?」
ないって言っただろうと言っても、結局俺は買いに行かされたりするのだろう。と、自分の行く末を嘲笑していると
「あ!キョンのつゆ、残ってるじゃない!それ頂戴!‥それとも今から買いに行ってくる?」
俺の?確かに残ってはいるが‥‥まぁ拒否したとしてもつゆを有効活用する術を持ち合わせてはいないしな。ほらよ。
ハルヒは俺が差し出したつゆをしばらく見つめ、食べるのを再開した。ただ、途中で俺は気付いてしまった。

あれって、間接キスじゃないか?

気付いた瞬間、俺は恥ずかしさで死にそうになった。有り難い事に長門は無動作を貫いていてくれたのだが、
ハルヒが「おいしい。」を連呼するたび、古泉や朝比奈さんがにやにやするたび、俺は心臓を握られたような感覚に陥った。

ただ、ハルヒがそれを狙っていたわけじゃない事は確かだ。なぜなら、ハルヒも途中から真っ赤になって蕎麦を啜っていたんだからな。
END
496以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 09:04:41.61 ID:ey4voAUZO
仕事中にニヤニヤしちまったぜw
GJ!
4971レス保守:2007/09/26(水) 09:15:46.11 ID:j/0JWFwI0
 <わたし>はどこにいるのだろう。

 秋が来た。
 わたしはこの季節が好きなはずで、それは嫌いを内包しているからだった。
 毎年、秋はわたしを忘れ物をしているような気持ちにさせる。

 たぶん、それは正しいのだと思う。
 卒業してからこっち、わたしは持っていたものをどこかにを置いてきたままだ。

 忘れ物が何だったのか、それすら忘れてしまっているように思う。

「……キョン」
 キミを見たのは、プラットホームから改札へ抜けて、自転車置場へ向かう途中。
 本当に久し振りだった。見たところ、何も変わっていなかった。

 けれど、傍にはわたしの知らない人がいて。

 ほんの一時のうち、キミはどこかへ知らない誰かと去ってしまった。
 乾いた風が吹いて、わたしをひとり残した。

 <わたし>はどこにいるのだろう。
 <僕>は解らないでいる。
498以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 09:43:57.33 ID:ey4voAUZO
保守
499以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 09:55:49.07 ID:Pe9gnaPPO
寝違えた保守
500以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 10:16:12.71 ID:oxYTlkSOO
保守
501以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 10:33:00.40 ID:XPRNgDfvO
捕手
502以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 10:47:37.23 ID:Pe9gnaPPO
過疎ってるからお題を受け付けようか迷っている保守
503以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 10:54:26.68 ID:C5l7p+Ux0
>>502
やっちまえ!
504以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 11:01:27.66 ID:OH+wmnKpO
>>502
ひな祭り
505以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 11:04:47.58 ID:ifgFpvUTO
>>502
放課後の一時
506以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 11:10:22.31 ID:Pe9gnaPPO
>>503-505
まとめて書いてみる。
今日中にできたらいいな。
507以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 11:22:24.70 ID:ifgFpvUTO
>>506
おまえこのやろういいやつ
wktkしとりやす
508以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 11:32:46.02 ID:ifgFpvUTO
保証
509以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 11:38:56.66 ID:HUpdGO0UO
ほす
510以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 11:54:21.26 ID:1MxtqILYO
あぶなぁぁい
511以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 12:04:13.01 ID:5zEep6RXO
人少ない保守
512以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 12:22:26.35 ID:uyXQgizw0
保守
513以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 12:38:18.61 ID:ey4voAUZO
昼はカレーパン、夜はカレーライス
こんな俺は決してカレー好きというわけではない
514以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 12:43:58.53 ID:YgqaGg0FO
いきなり投下してみる
515「…ドラえもんを置いた時」:2007/09/26(水) 12:46:18.14 ID:YgqaGg0FO
俺は部室の定位置で原稿用紙にかじりついていた。
もうかれこれ30分はペンが動いていない。何をしているかって?
書いているのさ。前作の続きを。去年の文化祭に何があったか覚えているだろう?
ハルヒよ、何故俺に書かせる?しかも書いたら書いたで、どうせお前はそのほとんどを自ら書き直すだろう?
時間は有限じゃないんだぜ?
ちらりと時計に目をやると、もう五時を回っている。
ちなみに締め切りは今日の6時だ。
「誰か時間を止めてくれ…」
天を仰ぐ俺の嘆きに、メンバーが各々顔を向ける。
長門が何かもぞもぞしているなと思ったら、読み掛けのドラえもんを机に置き、こちらへやってきた。
「………時間を止める事はそう難しい事ではない。ただしそれなりの代償とあなたの許可が必要」
「本当にできるのか?」
半信半疑ながらも思わず小声になる俺に、長門は微かに頷く。
「……あなたは困窮している。許可を」
「ああ、いいぞ。やってくれ」
ハルヒのリアクションが気になったが、その顔から察するにあれは「有紀なりのジョークかぁ。どんな感じかしら」って所か。

「…注目」
「ん?」
それは、何等特別でもなんでもない動作だった。
長門は座っている俺の正面に立ち、右手の指をぴんと伸ばし、俺の鼻先に突き付けた。
516「…ドラえもんを置いた時」:2007/09/26(水) 12:49:03.10 ID:YgqaGg0FO
「…指に注目」
はいはい。ちゃんと見てるぞ。
釘を刺す長門は、次に自分のヘソの辺りを指で指し示す。残りのメンバーからは長門の背中しか見えていないらしく、それでも我が子がとっておきの手品を見守る親のような暖かい空気を放っていた。

「ざ、わーるど」
長門がそう呟いた次の瞬間、確かに時間が止まった。

誰も動けない。
もちろん俺も動けない。

ただ時計の針だけが規則正しい音を刻んでいた。

気付くと目の前にいた長門がいない。いつの間にか読書に戻ったようだ。
頭の芯が痺れて、思考がうまく働かない。何故かハルヒが長門にうるさくまくし立てている。

「ゆっ、ゆきーっ!あんたじぶんがなにしたかわかってるの!?じぶんです、すかーとめくりあげるなんて!ぱんつってのはね!あんなやつにかるがるしくみせていいものじゃないのよ!?」
「……それはごかい」
「え?」
「わたしはかれにしたぎなどみせていない」
「なんだ、ぶるまはいてたのね…。だっ、だからって」
「それもごかい」

「わたしはぶるまなどはいていない」
517以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 12:49:15.22 ID:nEQBBqUk0
しえん?
518以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 12:49:50.87 ID:YgqaGg0FO
完了

保守がわりに書いてみた
519以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 12:50:57.80 ID:ryTsTjA7O
>>515
時間は無限だったのか……
520以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 12:54:17.97 ID:YgqaGg0FO
>>519

またやっちまった
なんで気付かないんだろうorz
521以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 13:04:41.52 ID:s1Rd740t0
いくつか、お題が欲しい
522以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 13:06:19.16 ID:6xP+rpKZO
保守
523以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 13:08:36.68 ID:doNA2rKz0
>>521
キョン×古泉(アッー!じゃない意味で)
524以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 13:13:22.26 ID:dYv7R0GfO
>>521
佐々キョンの甘々
525以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 13:15:47.41 ID:ifgFpvUTO
>>521
深夜のデート
526以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 13:27:07.59 ID:pq7LI9nY0
527以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 13:38:12.88 ID:wlIc1WV1O
笑顔はほしゅのような感じです♪
528以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 13:39:29.26 ID:1MxtqILYO
しゅ
529以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 13:42:11.18 ID:EDac4zCc0
 あの日、古泉一樹が出て行ったあとの文芸部部室は、いつもとなんら変わりなかった。
本棚の本の数も、手元の書籍の内容も、朝比奈みくるの淹れる日本茶の味も変わらない。
ただ、強いて言うなら彼≠ニ涼宮ハルヒの間を漂う空気だけが妙にぴりぴりとしていた。 それくらいだ。
そして、それが古泉一樹が、あの部屋を出て行った理由である。

 閉鎖空間。 神人。

 実物を見たことはない。 だがそれは周囲の建物より遥かに巨大で、物理上立っていられないであろうほどの質量を有していると言う。
古泉一樹自身がバイト≠ニ称するその神人を狩る行為が原因で、怪我をして帰ってくることは少なくなかった。
そのような危険な場所に、自ら行こうとする彼をわたしは理解できない。 
世界など、創りかえられてしまえば誰も気づかないと言うのに。
古泉一樹は、わたしの様に自立進化の可能性を求めてこの星に来た、対有機生命体コンタクト用ヒューマノイド・インターフェースでも、
朝比奈みくるの様に規定された未来のために、この世界を作り変えられては困る未来人でもない。
それなのに、彼は閉ざされた世界へ行くのだ。 例え気づかぬ間に世界が改変されても誰も、彼を責めることはないだろうに。
「仁義、の様な物なのですよ」とかつて古泉一樹自身が言っていた台詞を思い出し、気づかれぬように溜息をつく。
そんな時代遅れな言葉など、海に投げ捨てればいい。 もう二度と流行りはしないだろう。
正義の味方みたいな奢った言い方で誤魔化したその本意に私は気づきたくなかった。
数刻前に味気ない着信音の後、彼が所属する組織からの知らせに微かに眉頭を寄せる珍しい表情が頭から離れない。
 いつだったかの不思議探索で語っていた、果てのない妄想のような夢は一体どうすると言うのだ。
わたしが危機に陥った時は、例え『機関』を裏切ってでも味方をしてくれると、彼≠ニ約束を交わしていたのではないのか。
全ておざなりのままではないか。
 今の今まで、どんな嘘だって知らないフリをしてきた。 初めての夏合宿の際も、生徒会を巻き込んでの騒ぎの時も。
しかし、文芸部室をドアを出て行った際の「じゃあ、また」は、嘘では許さない。 許しはしない。
 おそらくあの閉ざされた空間にいる間、古泉一樹の意識の中にわたしの存在は殆ど皆無に等しいのだろう。
 あの日以来、わたしは、古泉一樹を見ていない。 少なくとも、あの、古泉一樹を見ていない。
目の前で古泉一樹に酷似した笑みを浮かべる男は、涼宮ハルヒが望んだ謎の転校生である。
・・・・・・・・・
とある曲から電波受信保守。 ただ単にドアを出て行く件を書きたかっただけ。
530キョン×嫉妬古泉:2007/09/26(水) 13:53:35.67 ID:s1Rd740t0
「少しお時間を戴けますか。二人きりで話がしたいのですが」
その唐突な申し出に、俺は閉じていた瞼を僅かに開けた。日々の睡眠不足を解消している途中だというのに、迷惑なやつである。
が、俺が「後にしてくれ」といい終わらぬうちに、古泉は有無を言わせぬ牽引作業を開始した。
「おいおい、いつからお前はハルヒの性格を倣うようになったんだ。
 あいつに類似した性格の持ち主は妹と鶴屋さんで十分だって――うおっ!」
バン、と廊下の壁に体が叩きつけられる。痛ぇな。
「手荒な真似はするつもりではなかったのですが、僕にも我慢の限界というものがありまして。
 いやはや、僕のペルソナをここまで剥がした方はあなたが初めてだ」
チカチカする眼で古泉の様子を窺ってみれば、衒いの無い柔和スマイルには切迫感が滲んでいた。
辺りに舞い降りていた午後の陽気が、瞬く間に吹き飛んでいく。やばい、これは稀に見る「マジ切れ」の古泉だ。
「質問です」
どうみても詰問だろ。教師に見られたら停学だぜ?
「ほほう、まだ戯言を吐く余裕が残されていたようですね」
すみませんでしたどうぞ続きをお話になってくださいお願いですから右手に構えられたその紅玉をお収めになってください。
「こほん。で、では、単刀直入にお聞きしますが――」
なんとか紅玉を収めてくれた(ていうか今から考えたらどうやって出していたんだろう)古泉にほっと胸を撫で下ろしつつ、
こいつが必死になっている理由を想像してみる。閉鎖空間の発生頻度は格段に抑えられているみたいだし、俺だって日々ハルヒの機嫌調整に尽力している。
また俺は機関と別勢力の軋轢や諍いなどに一切関与していないし、古泉のプライベートにも介在した覚えはない。
第一、こいつは抱えたストレスを他人に押し付けるようなことはしない。俺がハルヒを怒らせちまったときは例外だが、
その他ではどんな面倒ごとを抱えていようと、億尾にも出さずにポーカーフェイスを貫いている。まさに紳士の中の紳士といえよう。認めたくはないが。
「一つ断っておきますが、これは決して僕の本意ではなく、知的好奇心ゆえの質問です」
単刀直入と言っていたわりには前置きが長いね。だが、口は災いの元、俺は固唾を飲んで見守った。
「――どのような手法を用いれば、あなたのようなフラグ乱立が可能なのでしょうか」
「は……?」
聞きなれない単語が耳に入り、俺の言語中枢が混乱する。フラグ? 乱立?
「ですから……どう行動すれば彼女達との恋愛に発展させる指標が立てられるのかを聞いているのです!」
恋愛? 俺が? 朝比奈さんや長門、ひいてはハルヒと? お、お前、何を深刻な顔してるかと思えば……
「ははははははは、傑作だぜ、傑作、超イケメン超能力者が凡人代表の俺に何を聞いてやがるんだ、ははははははっ、え?」
古泉はプルプルと震えていた。抱腹絶倒していた俺の体は石になったかのように固まり、思考が真っ白に、そして急速に冷え込んでいく。
「こ、古泉、まずは落ち着こう――「うわあああああああああああ」
531以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 13:57:44.54 ID:5zEep6RXO
>>530
主役だから
532以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 13:58:21.08 ID:UUlGG3hvO
>>530
ワラタww
真面目に考えてみると、古泉は見た目が良いから一目惚れされるタイプで、キョンは話してみると好意を持たれるタイプかな
533以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 14:08:47.84 ID:ey4voAUZO
534以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 14:14:49.35 ID:C5l7p+Ux0
>>529
横浜リリーかい?
535以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 14:15:22.91 ID:ifgFpvUTO
536以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 14:24:06.97 ID:EDac4zCc0
>>534 
あたり。 よもやまさか当ててくれる人がいるとは。
537以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 14:35:17.13 ID:Pe9gnaPPO
>>503-505のお題ができたから投下します。
仕事サボって突貫で書いたんで、誤字脱字あるかもしれないんですが勘弁してください。
538涼宮ハルヒの回転式機関砲 ◆fPBb4oOafk :2007/09/26(水) 14:39:12.30 ID:1MxtqILYO
「ねぇキョン?」「ちょっと!聞いてるの?キョン!?」「それでねキョンはね、」「あっ!そうそう、キョンそれからね」「キョンっ!」「そう言えばキョンは…」「キョン明日はね…」「ねぇキョンは?」「ほらキョン!ちゃんと聞きなさい!」

……まったく飯の時とか2人でテレビ見てる時位は静かにして欲しいな。
孤島の1件からハルヒと付き合う事になってしばらく経つ、授業中も、部活の時も、その後も、休日も、寝る前でさえ電話で、そう…ほぼ丸一日中俺と一緒にいるのに、なんでこいつは話題が尽きないのかね?
まるでマシンガンやアサルトライフル…いやガトリングガンやバルカン砲だな…いや弾切れがある分羅列した銃器の方がましだな。こいつの話題は切れないしな。
「なぁハルヒ…何でお前はそんなに話題が尽きないんだ?こんなにずっと一緒に居るのによ。」
「ったく…たまに自分から口を開いたと思ったら…何よそれは?良い?あたし達はNTじゃないから、黙っていても分かり合えないのよ?」
……そう言えばこの前一緒に某ロボットアニメを見たな…
「それにあたし達は恋人どうしなのよ!?お互いが一番に分かり合ってなきゃだめなの?それ位はアホキョンにでも分かるでしょ?だから、こうやって毎日毎日あたしが話してるのよ!」
なるほどな…でも俺もっと簡単に分かり合える方法知ってるぜ?
俺は無言でハルヒを抱き締めた。
「ちょっと…キョン!?」
ハルヒのヤツは、顔真っ赤にして抗議しながらも、俺に体を預けて大人しく抱き締められている。ったく…こうしてりゃ静かなんだけどな。
「……分かったわよ…じゃあこれからは、いつでも分かり合える様にこうして抱き締めなさい…良いわね……」

真っ赤にしてゴニョゴニョ言うハルヒは可愛いが……墓穴ほったなこりゃ…

終わり

某歌から電波を受信しました。
539放課後の一時、ひな祭りでやっちまえ!1/3:2007/09/26(水) 14:39:30.55 ID:Pe9gnaPPO
「やっぱりあいつら最低よ!最低!!あたしの高貴な計画を理解してないなんて、あんな大人にはなりたくないわ、まったくもう!!」
部室に戻ってくるや否や、弾丸の様に不満を捲し立てたのは皆様に説明するまでもないだろう。
そう、我らが団長様だ。
何故こんなにプンスカしているかは今から説明する事にする。


虫もそろそろ穴から顔をだし始めると言う、二十四節気で言うところの啓蟄も近付いた今日ではある。
しかし、シベリア高気圧団は日本列島をよほど気に入ったらしく、座を明け渡す気などさらさらないと思われる日の事であった。
時は三月三日。そう、桃の節句、ひな祭りである。イベントが大好きなハルヒは勿論この行事にも積極的に物事を起こそうと画策していたのだ。
だが、俺たちは今まで校庭に向かって豆を撒いたり、バレンタインのチョコのあみだくじを壮大にやっていたためか、教師どもが目をつけていた様である。
本日、ハルヒは演劇部から移動式の簡易階段と赤い絨毯を借りてきて(もしかしたら強奪かもしれない)、それを校庭に運ぼうとしたハルヒと他の女子部員が生徒指導の先生に呼び止められていたのだった。
普通ならもう少し気の効いた嘘も吐けるのだろうが、如何せん三人とも巫女さんのような袴姿ではどんな言い訳も通るまい。


そして、現在に至るのである。
「ったく。せっかくみんなのお雛様コスプレ写真を撮ろうと思ったのにぃ!」
ハルヒが決めた事は覆られないので俺は黙っていたが、正直中止になって良かった。三人官女が三人娘なのは構わないが、何故俺がお雛様なんだ?
そして更に気に食わないのは、古泉がお内裏様ということだ。俺はこいつの嫁になった気はないのだが。いや、それ以前に俺は誰の嫁にもなる気はないが。

「もういいわ、キョン。今からあんたの家に行くわよ!」
何でだよ?
「妹ちゃんのお雛様があるでしょ?そこでひな祭りパーティーをやるわよ!否定する事は許さないわよ!タダでさえ今気が立ってんだからね!」
ああそうかい、勝手にしてくれ。
540以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 14:40:05.22 ID:1MxtqILYO
うおっ投下中だったか…すまん
541放課後の一時、ひな祭りでやっちまえ!2/3:2007/09/26(水) 14:41:41.11 ID:Pe9gnaPPO
というわけで、今日の団活の続きは、俺の家でひな祭りパーティーと相成った。

なお、三人とも袴の姿で俺の家に歩いて行ったため、視線の痛い事痛い事。
半径100m以上はなれて行動するつもりだったが、ハルヒが大声で『キョーン!遅れてるわよー!早くしなさーい!』などと叫ぶものだから、逆にご近所様の注目を浴びる事になった。
長門や古泉はいつも通りの無表情と爽やかスマイルを浮かべているが、朝比奈さんは袴よりも真っ赤に顔を染め、うつむきながら歩いていた。
どうやらまともな神経を持っているのは俺と朝比奈さんだけらしい。

そんなこんなで家に到着。
事前に来る事を知らされてなかったのだが、何故か母親はお菓子を用意していたのは何故だろう?
そして同じく事前に来る事を知らされてなかった妹はオオハシャギで袴姿の朝比奈さんに飛び付いていった。

ひな祭りパーティーと言っても特に目新しい何かをするわけではない。
ただ妹が『わたしもその服着たいなぁ』と言ったので、ハルヒが着ていた小袖と袴を渡し、ハルヒが制服姿に戻ったくらいだ。
妹よ。かなりブカブカだなその格好。

俺はそんなほのぼのとした、一風変わった、しかしほのぼのとした放課後の一時を満喫していたのだ。甘酒の口当たりもよく、結構進むものだ。
……ん?少しフワフワしてきたぞ?あったかい飲み物を飲んで、体が熱くなったせいか?顔も少し熱い。
回りを見渡す。長門と古泉はいつもどおり、誰かを観察するかのような目線を送っていた。
俺もその目線の先に目をやる――ハルヒだ。さっきまでの不機嫌さはどこへやら。妹に宇宙人についての考察を饒舌に且つハイテンションで行っていた。因みに妹は甘酒が嫌いなので飲んでいない。
そして更に横……朝比奈さんは湯上り後みたいに頬を紅潮させ、ぽわわんとしながらその場に突っ伏していた。

……おかしい。何かおかしい。そしてこんな光景、昔見たことがある。どこだったか……
……そうだ!うろ覚えだが、あの島での一件と酷似している。まさか、この甘酒……
542放課後の一時、ひな祭りでやっちまえ!3/3:2007/09/26(水) 14:43:25.82 ID:Pe9gnaPPO
「キョーン!!写真撮るから階段に集合よー!!」
ハルヒの号令のせいで、俺は脳みその隅をつつく作業を中断したのだった。
撮影は俺の家の階段で行われた。ハルヒの命令により赤い絨毯を用意し、巫女姿の三人……長門と朝比奈さんと妹は、階段を二段使って並んだ。うちの階段じゃ二人並ぶのが精一杯だからな。
「で、ハルヒ。俺達はどこに座ればいいんだ?」
「キョーンー」
異様な猫撫で声で問い掛けるハルヒ。
「キョンわぁ、どこがいぃのぉ?」
甘酒を大量に飲んだせいか、少し目がとろんとした表情で、優しく問い掛けるハルヒ。思わず目を逸らしてしまう。
「いや、まあ、どこでも……」
「じゃあ、あたしと一緒に一番上の段に座ろーよー!」
突然桜が満開になったような笑顔を振りまき、そして俺を引っ張りながら最上段に上るハルヒ。
「お、おい……引っ張るなって……古泉はどうするんだ?」
「雛人形で、男一人の役は他になさそうですから写真係りに専念しますよ。橘さんがいれば左近でも構わないのですが」
腹立つくらいニヤニヤしながら返答する古泉。なんだ、何がおかしいんだ?そしてハルヒよ。いつまでも腕にしがみつくな。
「いーじゃない、お雛様なんだし。古泉君!パーッとやっちゃって!!」
「畏まりました」

パシャ

その後、暴走気味のひな祭りパーティーは終了を迎えた。
ハルヒは写真を撮り終えた後寝てしまった。
主導者を失ったため、他の皆が特に何をするわけでもなくボーッとしていたのだが、ハルヒは日が暮れた頃、頭を押さえながら起き出した。何が起きたのか全く覚えてないそうだ。
後から母に聞いた話だが、酒蔵の杜氏から直接もらった酒粕で、アルコールがかなり高いものだったらしい。
甘酒と油断したハルヒはガバガバ飲んで記憶を飛ばしてしまったというわけだ。ハルヒ達は後悔しつつも、俺の家を後にしたのだ。

「先ほどの写真ですが、渡しておきましょう。もしもの時があればお使いください」
気味の悪いスマイルを浮かべて俺に先ほどの写真を渡して帰る古泉。なんだよ、一体。
俺は古泉が渡した写真――三人官女の上で、お雛様役のハルヒが、やたらと可愛い顔で俺にしがみついている写真を見ながら、やれやれと呟いたのだった。
543おまけ:2007/09/26(水) 14:45:47.23 ID:Pe9gnaPPO
――おまけ――

「ヘックシ。……ああ、誰かあたしの噂をしてますね?そうなのです。左近の桜に対するのは右近の橘なのです。あたしも有名になりました!作者が『溜息』に続いて『憤慨』も書き始めましたし、このままVIPSSの主役をもぎ取るのです!」
「それは無理だね。橘さん」
「さ、佐々木さん!?何故ですか?」
「あのヘタレ作者は『憤慨』の続きを書くのを放棄しているからね。可哀相だが、御役御免になりそうだよ」
「……う、うわぁぁぁん!!ひどいです、ひどすぎますぅ〜」
「お、落ち着いて、橘さん。そのうち書き始めると思うから、生暖かい目で見守ってあげたらどうだい?」
「ぐす……本当ですかぁ?」
「ああ、本当だよ(確証はないがね)」
「本当の、本当ですか?」
「あ、そうだね。みんな期待しているはずだよ。あなたが主役になる事を(棒読み)」
「わかりました!京子、いつまでも待ってます!あたしがキョン君に代わって主役の座に就く日も決して遠くは……あれ……佐々木さん?どこにいくんですか?」
「付き合いきれないよ、全く……」

――――――――――――

>>540
こちらこそスマン。行調整に時間を取られて投下の間が開いてしまった。

さて、仕事に戻りますノシ
失礼しました
544以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 14:45:59.73 ID:mh4/w7B/0
>>538
ポルノのことかぁー。
545以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 14:48:56.73 ID:1MxtqILYO
>>544

正解っすw
546佐々キョンの甘々:2007/09/26(水) 14:49:56.52 ID:s1Rd740t0
「僕はこの時間が訪れるたびに思わざるを得ないんだ。
 世界を構築する小難しい数式などに意味はないんじゃないか、とね」
数式に意味はない、か。お前のマトリクス理論を幾度となく拝聴した俺はどうなるんだろうね。
「秀才の代名詞のようなお前が、よくもまあ飽きずに同じ科白をいうもんだ」
背後から聞こえた小さな声に、同じく小さな声で言葉を返す。
何時もなら聞き流すのだが(言葉を返したが最期、長広舌に飲み込まれるからな)その晩は例外だった。
暖房で人工的に火照った体を初秋の夜気が冷やしてくれて、純粋に気分が良かったのである。 
「物覚えが悪い君に僕の気持ちを浸透させるためには、反復動作が必要不可欠だからね。
 ああ、決して君を蔑んでいるわけではないんだよ。人間の不完全な記憶能力には嘆息を禁じえない、というだけのこと。
 話を戻そう。僕はこの行為に愛着と抱いているんだ。自論を簡単に捻じ曲げるほどにね。
 だが安心してくれたまえ。それは幾重もの条件が折り重なって、初めて生まれる感情だよ。
 単一の条件下で生まれていては、この感情の特異性は失われてしまうからね」
やれやれ。不用意に相槌を打ってしまったことを後悔しつつ、
しかし最善手は尽くそうと、佐々木のご高説の早期収束に向けて口を挟んでみる。
宵闇の先には、既に緩やかな下り坂が映っていた。もうすこしで楽ができそうだ。
「もう少し分かりやすくまとめてくれないか。何分、お前の話は難しくて困る」
「うーん、仕方が無いな。暗喩を排除した表現は好みではないんだけれど、君の願いとあらば断れないからね。
 要するに僕は――君が運転している自転車の後ろに乗っているときこそが、至福の時間だといいたいんだ」
「そりゃ光栄だね。坂道だぞ、気をつけろよ」
ぎゅ、と俺のパーカーが握り締められる。錯覚だろうか、その手にはいつもよりも力が籠められているような気がした。
「お前ってジェットコースター恐怖症だったっけ」
「い、いや、僕にそんな症候はないと断言しよう」
「そうかい」
ま、いいか。別に悪い気分ではないし、寧ろ甲斐甲斐しくない俺が頼られているような錯覚を覚えて、
高揚感を感じないわけでもない。俺は一瞬振り返って、何故か頬を紅潮させている佐々木を一瞥し、
あとこうして一緒に帰れるのも数回なんだよな、と柄にもなく感慨に耽っていた。  
「……君ははどこまで鈍感なんだ」
佐々木の消え入るような呟きが聞こえたような気がしたが、結局、耳朶に触れることなく夜闇に溶け込んでいった。

それから一ヵ月後、俺達は別々の高校へと進学する。一年後に想いもよらぬ形で邂逅を果たすとも知らずに。
547以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 14:51:10.17 ID:qMYj4WspO
>>538-543
GJ!
甘ーい!
548以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 14:54:12.29 ID:5zEep6RXO
>>546
佐々キョンいいよ佐々キョン
549以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 15:02:50.12 ID:C5l7p+Ux0
ポルノ好きの作者さんもいいな。こういう趣向もありなのか。

そして佐々キョンを待っていた!!!!111GJ!!!!!!!
550以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 15:14:10.86 ID:HUpdGO0UO
佐々木GJ!!
551以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 15:21:21.53 ID:ey4voAUZO
保守
552深夜のデート:2007/09/26(水) 15:24:50.62 ID:s1Rd740t0
つい先刻まで炬燵でぬくぬくと暖をとっていた俺が、何故ボタン雪の降りしきる夜道を
自転車こぎこぎ宵闇に白い息を浮かばせているかといえば、それはハルヒの俺の団欒の一時を
完膚なきまでに叩き潰す正気の沙汰とは思えぬ用件が、携帯電話を通じて伝達されたからに他ならず、
俺は得てして文明の利器とやらも現代人に負の感情を齎すのだなあと感慨に耽りつつ、
しかしハルヒが寒さに震えているところを想像すると何時の間にか愛機のハンドルを握っていた、というわけだ。
「うーさみー」
決して今の発言は「うさみみ」ではなく感嘆と形容詞の融合体である、と断言しておく。必要は無いと思うが。
と、脳内で弁明しているうちに、目的地が見えてきた。薄ぼんやりとした照明がぽつりと配置された公園に、自転車を乗り入れる。
降り始めだからだろう、積雪は未だ絵の具で軽く着色した程度にしか風景を彩ってはいなかった。白銀よりは白皙と形容するほうがしっくりくる。
そしてその世界の中心に、俺はピンクのシルエットを見つけた。
「よう。こんな時間にどうした」
軽い感じを装って声を掛けてみる。憤りやら怨みつらみは、とりあえず入り口近くのゴミ箱に放擲してきたさ。
「遅い! どれだけ待ったと思ってんのよ」
「悪い悪い、これでも全速力で街を駆け抜けてきたんだぜ?」
今の言葉に嘘偽りは無い。荒れた呼吸が何よりの傍証だ。
「ダメなの。あたしが来て欲しいー、って思ったらすぐに来ないとダメなの」
そりゃ無理な相談だぜ。そこらの駄々っ子のよりも酷い暴論に辟易しつつ、俺はハルヒの体に手を回した。
華奢な体は簡単に捕まえることができて、自然、お互いの吐息の軌跡が確認できるまでに密着する。
「ほら、こんなに冷えてんじゃねえか」
気遣いをアピールしてみる。
「あんたが遅かったからよ」
しかし、返ってくるのは刺々しい声音のみだった。尖った唇とつい、と背けられた頬を見るに、どうやら相当ご立腹のようである。
「どうやったらあたしの機嫌直るか考えなさいよ」
ああ、今まさに思案しているところなんだが、寒さで思考回路が凍結したのか中々答えが出せないんだ。
「もう、焦れったい! あたしたち付き合ってんのよ? こうするのがフツーでしょ、バカキョン!」
何の前触れもなく振り返ったハルヒが、俺に迫る。唇に心地よい湿潤を感じて瞳を開けると、そこには
夜気に当てられたのかはたまた別の心的要因故か、ぼっと頬を赤らめたハルヒがいた。なんというか、もう少し情緒を慮ってもいいんじゃないか?
「うるさいわね! あんたが鈍すぎるのがいけないの」
「……やれやれ」
主導権が逆転する日は訪れるのだろうか。そんなことを考えながら、俺はもう一度唇を重ねた。
553以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 15:26:21.75 ID:s1Rd740t0
お題くれた人、ありがとう
554以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 15:29:11.97 ID:ifgFpvUTO
こちらこそありがとうございますた

感激で前が見えません
555以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 15:33:10.59 ID:qMYj4WspO
全身砂糖まみれな気分だぜ…
556以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 15:35:30.23 ID:3bW9IqWW0
>>553
ID変わったけど、お題拾ってくれてありがとう。GJでした。


ところで、さっき前に座ってた見知らぬ女子大生が


ふんもっふ!>●?<キョンたんハアハア


とか書いてるのを見てしまったw
557以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 15:37:04.77 ID:HUpdGO0UO
完全消化乙

甘すぎるぜ…
558以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 15:47:14.44 ID:ey4voAUZO
559以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 15:56:54.48 ID:qMYj4WspO
>>556
ちょwwwそいつらアナラーだろwww
560以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 16:04:28.98 ID:omVpI9XgO
キリン「ちょたハョン!あとしのプルヒしでた食べょし!?」
561以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 16:18:58.45 ID:ifgFpvUTO
562以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 16:32:17.21 ID:ifgFpvUTO
563以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 16:32:36.89 ID:9psMIR6i0
保守
564以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 16:42:40.14 ID:oxYTlkSOO
ただいま!
565以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 16:48:54.28 ID:T7JaXgm30
おやすみ!
566以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 16:49:42.29 ID:ifgFpvUTO
オナニー!
567以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 16:51:17.41 ID:oxYTlkSOO
にょろ〜ん!
568以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 16:51:48.69 ID:u48F8moh0
一緒に寝よ!の佐々キョンが出来た。投下して良い?
569一緒に寝よう!佐々木とキョン:2007/09/26(水) 16:55:59.03 ID:u48F8moh0
独りで寝るのは寂しい。そんな事言ったって、誰かが添い寝してくれるわけじゃないけどね。

時折、酷く人肌が恋しいときがある。
抱きしめたい、抱き締められたいと思ってしまう。
そんな時、中学時代、私の気持ちに最後まで気付いてくれなかった彼の事を思い出す。
いつもなら、気にしないようすれば寝ることができた。
しかし、彼に再会してからは、寂しさに耐えられなくなっていた。

「涼宮ハルヒ…だったかな?」再会した時、彼と一緒にいた女性。彼女が羨ましい。
彼にほぼ毎日会うことができる、彼と話す事が出来る。それは今の私には出来ないこと。

はあ。と思わず溜め息が出てしまう。私は彼女に嫉妬している。
軽く自己嫌悪に陥った私はある行動に出ることにした。

次の日、私は彼に電話した。私が言った言葉に彼は最初は驚愕し、拒否していたが、何とか了承してくれた。
ちなみに電話内容はこうだ
「久しぶりだねキョン。無理を承知で頼みたいことが有るんだ…一晩だけ僕と…いや、私と一緒に寝て欲しい」

次の土曜日、キョンが僕の家に来た。「お前があんなこと言うなんて、何かあったのか?」と、キョンは心配してくれた
私は「なに、人肌が恋しくなってね。僕だって寂しいと思うときがあるのさ」と言った。
「橘あたりに頼めば、喜んで受けると思うんだが?」確かに、彼女なら喜んで受けてくれるだろうけどね。
でも、私は「キョンじゃなきゃダメなんだ」と言った。顔が熱い、きっと真っ赤だろう。キョンも真っ赤だ。

ベッドの中で私は「次一緒に寝るときは「親友」としてでは無く「恋人」として寝て欲しい」と言った。
返事は無かった、彼は寝てしまっていた。「ごめんね、涼宮さん。」と、小さく呟いて私は寝ているキョンにキスをした。
その後、私は彼に抱きつくようにして寝た。意識が途切れる直前「やれやれ」と聞こえたのは気のせいかな?
570以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 16:58:00.28 ID:ifgFpvUTO
おはよう!息子!
571一緒に寝よう!佐々木とキョン:2007/09/26(水) 16:59:06.57 ID:u48F8moh0
以上です。ミヨキチryの続き書いたら間違えて消してしまったorz
まだ、書きかけの奴があるけど、お題ください
572以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 17:00:22.42 ID:vFfA6pBj0


甘wwww
573以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 17:00:32.24 ID:oxYTlkSOO
>>571
寿限無
574以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 17:01:52.53 ID:s1Rd740t0
>>571
パイロキネシス
575以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 17:05:11.77 ID:/K0QnL+30
>>571
iPod
576571:2007/09/26(水) 17:05:15.82 ID:u48F8moh0
>>573なんて読むの?
577以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 17:05:47.39 ID:Qtgtx/Mn0
じゅげむ
578以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 17:05:58.80 ID:ifgFpvUTO
>>571
朝日
579以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 17:08:38.40 ID:oxYTlkSOO
>>576
じゅげむじゅげむ‥‥
580以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 17:15:57.89 ID:ey4voAUZO
581以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 17:24:41.34 ID:ey4voAUZO
ほし
582以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 17:25:25.40 ID:vAnrKKMWO
長門「なーはナックルのなー♪」
長門「がーはガイエルのがー♪」
長門「とーはトレイ・ヒルマンのとー♪」
長門「ゆーはユウキのゆー♪」
長門「きーはキョンのきー♪」
キョン「…長門」
長門「大好き」
583以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 17:36:40.46 ID:PA+W/kqj0
jp
584以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 17:46:59.72 ID:1MxtqILYO
585以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 17:55:11.63 ID:PA+W/kqj0
jp
586以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 18:01:38.53 ID:PFBwcEN70
>>571
逆裁4の「みぬく」能力
587以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 18:06:29.38 ID:7sdN9FgeO
パイロキネシス…これは期待
588以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 18:14:07.46 ID:s1Rd740t0
丁度クロスファイア読んでて思いついた

ほす
589以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 18:25:05.45 ID:Qtgtx/Mn0
jp
590以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 18:25:42.17 ID:oxYTlkSOO
笑って〜。笑って〜。笑ってP&G♪
未来人だからさよなら、ね♪
P&GP&G♪
591以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 18:31:58.26 ID:dGsE6JTGO
ある日の午後の話―

「なにっ!?俺がお前にオセロで負けただと…!」
「ふふ…流石に僕もいつも負けているのは非常に悔しくなりまして…新川さんにみっちり基礎から仕込まれましたよ!
次は何なら何か賭けて勝負してもいいですよ」
「そ、それはえらい自信だな。(この不敵な笑み…新川さんどんな手を使いこのヘッポコを鍛えたんだ…)いいだろう、何を賭ける?」
「そうですね、秘蔵のAVなんてどうでしょう」
「何だと!?(俺の"濡れ濡れポニーテール娘"が危ない…!)」

………
……


カチャ バタン
「あっお帰りーキョン君♪あ、お部屋あがるの?」
タンタンタンタン
「ご飯だからすぐ降りて来てねー!ってお母さんが言ってたからねー」

ガチャ
―バタン



『やられたっ!!』
くそう…不覚だった
まさか奴があんなに強くなっているなんて…
そのせいで俺は例のブツを明日奴に献上しなければならない…!
イコール、学校にAVを持っていかなくてはならない…!!
592以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 18:33:48.47 ID:oxYTlkSOO
どうしよう。パンジーパンジーなんて書いてる場合じゃなかたorz
>>237がうまく絡められないww
もう少し待っててくれ。きっとカオス脱却するから。
593以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 18:34:55.40 ID:BlYc3CLb0
矢神キョンwwwwwwwwwww

今から投下してもいいでしょうか。昨日の「しっと団」の続きです
594以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 18:36:22.70 ID:dGsE6JTGO
今は放課後―
例のブツは今の所無事俺の鞄の奥底で鳴りを潜めている。
いやぁ谷口とかに見つからなくて本当によかった
あのアホに見つかった日にゃ野郎が興奮してその方面について熱く語り出しハルヒに怪しまれる可能性が…
ん?何でハルヒなんだ?
…まあ同じ学年の女子に己の秘蔵AVを見られて興奮するのは変態だけであり普通の高校生ならそういう事態は何がなんでも避けたいものだし
特にハルヒは勘が鋭いから俺も知らない内に警戒していたのだろう。そうにちがいない

ハルヒは掃除当番なので俺は一人、先に部室へと向かった

コンコン

部室に入る前にはノックする事を欠かしてはならない。もし愛しのマイエンジェル朝比奈さんの着替えに遭遇してしまっては大変だからな
「どうぞ〜」
中から朝比奈さんのかわいらしいお声が聞こえたのでドアをあける
そこには既にいつものニヤケ面古泉もいた
595以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 18:37:05.19 ID:BlYc3CLb0
あ、作品の途中でしたか。失礼しました、また後で
596以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 18:37:06.13 ID:dGsE6JTGO
俺が古泉の座っている横に腰掛けると
「例の物を頂きましょうか」
おい、勘弁してくれ。朝比奈さんや長門がすぐ側にいるんだぞ…!
「おや、しかし涼宮さんが来てからでは余計に渡しにくいと思われますが」
ニヤニヤするなこの野郎
…だが確かにそうだ。ハルヒが来てからでは遅い…!
ならば今しかない…!勝負は一瞬!
朝比奈さんは今お湯を沸かしていてこっちを見ていない!チャンス!
長門は本を読んでいてこちらを見ていない!チャンス!
いける!
古泉ぃ!鞄を開けろ!
「がってん!」
古泉が鞄を開け、俺がその中にサッとブツを放り込もうとしたその刹那

バッターン!

…部室のドアが開いた
597以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 18:39:12.05 ID:dGsE6JTGO
「ヤッホー!皆、お待たせ〜!ん?」
ぐわぁぉあっ!ヤバイ!
俺達は即座にAVを隠した!…が

「キョン、古泉君。今何か隠さなかった?」
ヤバイよヤバイよ。ひどく汗をかいてきた。
いつも爽やかスマイル古泉一樹までどこか挙動不審だ
「何も隠してねーよ」
よし、とにかく素っ気なく返事をすることには成功した!
「ほんとぉ〜…怪しいわね…」
ええいジロジロ見るな…
「じゃ鞄見せなさいよ」
「な…!それは断固として拒否だ!!」
しまった!これでは逆に怪しまれるじゃないか
「やっぱり怪しいわ!貸しなさい!!」
そう言うとハルヒは俺の鞄をひったくりやがった
598以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 18:39:54.69 ID:dGsE6JTGO
「やめろ!」
俺はハルヒの手を掴んで動きを阻止する。なんとしてでも!
(おい、古泉お前もボーッとしてないで何とかしろ!)
古泉は俺のアイコンタクトを理解したようで
「まあまあ。す、涼宮さん。そんなやり方は穏やかではありませんし…その…」
古泉ぃ―!お前優等生キャラなら何とか言い負かせろよ!ていうかお前だろ!AV言い出したのは!!
「えーっい!邪魔くさい!みくるちゃん!パス!!」
ひゅんっ
鞄が宙を舞う
ガッデーム!!!
「ひゃんっ…!あの、涼宮さんこれ…」
「開けちゃっていいわよ!みくるちゃん!」
「え?は、はい…」

やめろぉぉぉぉ―…


走った。

俺達は走った。その速度は自己最高記録を越えていたことだろう
だがしかし―

「じゃあ…すみません開けますよ…?―あれ?これ?…ぁわわわキャアーーー!!////」

ぎゃああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
599以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 18:41:01.68 ID:BlYc3CLb0
しえん
600以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 18:43:14.85 ID:BlYc3CLb0
しえん
601以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 18:43:23.40 ID:dGsE6JTGO
「ま…まったく…!信じられないわよ!!何考えてんのかしら…//」
まいったな…
さっきからハルヒはこんな調子でプリプリ怒っているし、朝比奈さんは耳まで真っ赤にさせて顔を鞄で隠していらっしゃるし
(顔を隠したいのは俺達のほうですよ…orz)
長門の表情はいつもと変わらずだがさっきから視線は本に落ちちゃいない
俺達…というか俺を凝視してきている
いっそ何か言ってくれよ…
「と、とにかく…!今後あんな物…//部室には絶対持ち入り禁止だからね!今度持って来たりしたら死刑なんだから…!//
分かったの!?二人とも!!//」
分かってるよ…
顔を真っ赤にしたハルヒ怒られるなんてのは、お前以上に俺らが超恥ずかしい…穴があったら入りたいってやつだよ本当…

「もう、これだから男って奴は…!//あー!!もう!!みくるちゃんからも何とか言ってやんなさいよ!!//」
ハルヒ…俺にとっちゃあそれが1番酷だよ…orz
「ぅう…男の人がああいう物に興味があるって事…分かってますから…ごめんね…叫んだりして//
で、でももうああいうのは…//」
分かってます…もう絶対持ってきませんし、あんな馬鹿な賭けは金輪際しませんとも

「すいませんでした…本当に…」
「まったく…エロキョンならともかく…古泉君までこんな物を…//もう絶対駄目なんだからね//」
「はい…」
元々はこいつが言い出した事なんだが…
まあ、そんな事言うのはよそう…
「有希もごめんね、この二人許してやってくれる?」
「いい」
長門は言うと同時に本を閉じた
今日のSOS団の活動終了の知らせである
602以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 18:44:42.25 ID:dGsE6JTGO
帰り道、ハルヒと朝比奈さんに少し遅れて俺と古泉と長門が歩く
ハルヒはまだブツブツ言ってるし朝比奈さんはチラチラ俺達の方を伺いながら顔を赤くしている。いつまで引きずるのだろうかな…はぁ…
俺がため息をつくと長門がふいに話しかけてきた
「今回のあなたの行動は一般的な男子高校生としては普通の行動。私は怒ってはいない」
そうか。理解してもらえたのかな?
でも怒ってないって言われると逆に怒ってるんじゃないかとも思えてくる
「だが…涼宮ハルヒの目につく場所でのあのような行動は推奨できない。あれはあなたのミス」
ごもっとも…orz
「あなたのミスはそれともう一つ」
何?
「ポニーテールというのは極めてマニアックなジャンル
たとえそれがあなたの秘蔵物であってもゲームの勝者に贈る物としては不適切
そこは古泉一樹の趣味にあった物を贈るべき」

「例えば…」
!!
驚愕したね…
長門がどこからともなく取り出したのはAVで
しかもそのタイトルを"ランドセルがきついの…"といった非常にマニアックな部類の物であったとは

END
603以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 18:47:00.49 ID:BlYc3CLb0
乙!
長門なんでんなもんもってるんだwwwwwwwwwwwwww
604以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 18:48:11.79 ID:Qtgtx/Mn0
古泉wwwホモじゃなくてもやっぱりマニアックwwwwww
605以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 18:52:43.12 ID:PA+W/kqj0
ロリコンwwwwwwww
606以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 18:54:01.29 ID:qMYj4WspO
下衆古泉wwwwww
607以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 18:54:42.15 ID:qMYj4WspO
下衆古泉wwwwww
608以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 18:55:00.38 ID:oxYTlkSOO
ミヨキチと妹逃げてぇぇ!www
609以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 18:55:24.78 ID:pFiNAOsO0
おいおい、突っ込みどころは長門だろ?
610以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 18:56:06.61 ID:MLbpz7mL0
なんで古泉の性癖把握してるんだ長門wwwww
611以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 18:58:44.39 ID:BlYc3CLb0
では投下させてください。
詰めこみ過ぎて長くなっちゃったけどラスト近いんで見逃してくださいw
612しっと団の野望 〜最後の聖戦〜 後編:2007/09/26(水) 19:01:26.73 ID:BlYc3CLb0
さて、いよいよ「しっと団」との最終決戦が始まったわけだが、
別に闇の洞窟にいるわけでも異次元にいるわけでも無く、
穏やかな春空の下の競技場。とても緊張感に欠ける。
なんというのかね、運動会気分?

「さあキョン君!クジを引いてください!」

朝比奈さんが取り出したのは手を入れるタイプの抽選箱。
お楽しみ回じゃないんだから……余計に緊張感が薄れるな。
さて、俺が取り出した紙に書いてあったのは!


『長距離走』


どうやら本当に運動会だったようだ。というか、コレってもしかしなくてもハズレのような気がする。

「おいキョン!!なんつーもん引き当ててくれたんだ!!」

言うな、俺だって辛いんだ。
なんでこんな戦いでマラソンをさせられなきゃいかん。棄権させてくれ、罰金払うから。

「距離は10km。10km分このグラウンドを走ってもらいます。1周200mだから50週です。」

じゅっきろ……ごじゅっしゅう……勘弁してくれ………
613しっと団の野望 〜最後の聖戦〜 後編:2007/09/26(水) 19:02:06.10 ID:BlYc3CLb0
「キョンー!谷口なんかに負けたら死刑よ!!」
「『ジャッカル』君!負けは許されませんよ!」

ハルヒと朝比奈さんが互いを応援している。ああ、どうせなら朝比奈さんに応援してほしかったぜ。
俺と谷口はしぶしぶスタートラインにたった。
新川さんが銃を上に向け、合図をする

「よーい……スタート!」

俺達は10kmのマラソンをスタートした……っておい谷口!最初から飛ばしすぎだろ!
谷口は一瞬こちらを振り向くと、ニヤリと笑った。

野郎………

そういうことならこちらも乗ってやるさ!
俺も長距離走とは思えないハイペースで追いかける。というか、ほぼ全力疾走だ。
周りの観客もヒートアップする。

「『ジャッカル!』いいわよ!そのまま逃げきりなさい!」
「キョン〜!!早く抜かすのよ〜!!」

我ながらムキになりすぎていると思う。
だが、コイツにだけは、絶対に負けられねえんだ!
614以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 19:02:13.26 ID:PA+W/kqj0
410
615しっと団の野望 〜最後の聖戦〜 後編:2007/09/26(水) 19:03:16.30 ID:BlYc3CLb0
〜1時間後〜

はぁ……はぁ……ぜぇ……ぜぇ……
俺は重い身体を引きずって歩いている。え?歩くな?冗談じゃない。もう走れない。
最初に飛ばしすぎたのが原因だな、どう考えても。
そして俺のすぐ横には谷口がいる。コイツもバテて一緒に歩いている。

「キョン、俺はもう歩くのも辛い。棄権する、お前の勝ちでいい。」
「何言ってるんだ谷口。ゴールまであと少しだ。最後まで一緒に行こうぜ。」
「キョン……!!」

そうだ後少しだ。俺のカウントが間違ってなければあと1周……!
あまりに辛い闘いだった。だが、それももうすぐ終わる!
長門は読書してるしハルヒは古泉とオセロに興じている。何持ってきてるんだ古泉よ。
朝比奈さんも朝倉となんか談笑してるし、真面目に見てくれてるのは周カウントしてる新川さんぐらいだ。
でも構わない。これは自分自身との闘いなんだ!!
そして俺は谷口と並んで同時にゴールした。

「ゴール!!」

新川さんが高らかに叫ぶ。終わった、終わったんだ……!!
616以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 19:03:37.67 ID:PA+W/kqj0
4
617しっと団の野望 〜最後の聖戦〜 後編:2007/09/26(水) 19:04:03.09 ID:BlYc3CLb0
「あ、終わったの?で、どっち勝った?」
「同時にゴールされたようですよ。」
「同時ぃ!?何やってるのよキョン!ラストスパートぐらいかけなさいよ!」

ハルヒが怒鳴る。だが俺には関係ないのさ。
最後の最後で裏切ってスパートかけるなんて出来るわけなかったさ。
だって俺らは……

「戦友、だもんな!」

谷口が言う。その通りだ。俺は勝利なんかよりよっぽど大事なものを手に入れたんだ……

「何いい話で終わらせようとしてるんですか!ただマラソンでバテただけじゃないですか!
 ……まあいいです、引き分けで。次!長門さんと朝倉さん!」

宇宙人対決か。さてどんな戦いになるのやら。チート合戦か?
長門がくじを引いた。そこに書いてあったのは……


『大食い対決。』

……勝ったな。長門が大食いで負けるはずがない。

「ちなみにメニューは、カレーとなります。」

負ける要素が無いとはまさにこのことだろう。大食い勝負でしかもカレー。
どうすれば長門が負けるのか逆に教えてもらいたいね。
618しっと団の野望 〜最後の聖戦〜 後編:2007/09/26(水) 19:04:50.40 ID:BlYc3CLb0
何時の間にか用意された長机と椅子に長門と朝倉が並んで座る。
長門にカレーを渡す役は古泉、朝倉にカレーを渡す役は新川さんが担当する。
……そういや大量のカレーなんてどうやって調達したんだ。これも機関クオリティか。

「長門さん、頑張ってくださいね。」
「大丈夫。負けるわけがない。」

古泉が長門を激励するが長門は強気だ。まあそりゃそうだろうな。

「よーい……すたーとぉ!」

朝比奈さんの可愛らしい掛け声で大食い対決がスタートした!
おお、早速長門が猛スピードで食ってる。流石だ。
……って何!?朝倉も同じ速度で食べている!?

「ゆはんひははねなはとはん。わはしほはやふいにはひひんあるのほ。
 (油断したわね長門さん。私も早食いには自信あるのよ)」
「ほうひて?はなたはおおふいはらではなはったはふ
 (どうして?あなたは大食いキャラでは無かったはず。)」
「ふうとうへいきゃらへんひへたはらね。へもほんほうははへるのはいすひほ。
 (優等生キャラ演じてたからね。でも本当は食べるの大好きよ。)」
「ふはふ。へほまへない。(うかつ。でも負けない。)」

端から見てると何言ってるのかさっぱりわからん。
口に食べ物含みながらしゃべるのやめなさい!汚いから!
AマイナーとAAランクプラスの美少女が、とても映像には表せないような食い方をしている。
よかったなこれがSSで。アニメだったら放送禁止ものだぜ。
619以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 19:05:17.19 ID:PA+W/kqj0
4
620しっと団の野望 〜最後の聖戦〜 後編:2007/09/26(水) 19:05:39.24 ID:BlYc3CLb0
「すごい戦いね……いろんな意味で……」

ほら見ろ。あのハルヒでさえ若干引き気味だ。
古泉と新川さんも大忙しだ……ってあれ?

「どうしたのよ。」
「次は?」

カレーが止まってしまった。もしや……

「申し訳ありません、どうやらカレーのストックが切れたようです。」

やっぱり!そりゃあんな化け物×2が居たらすぐに無くなるだろうさ。
仕方ないのでそこで勝負終わり、食った皿の数を数えてみたが、

「なんと……」
「まったく同じ、ですね。」

驚く古泉と新川さん。どうやらまったく同じペースで食い尽くしたらしい。流石、としか言えない。
……おお!長門と朝倉が握手をしている!大食い同士、友情が生まれたんだろう………イヤな友情だな。

621以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 19:06:10.34 ID:PA+W/kqj0
4
622しっと団の野望 〜最後の聖戦〜 後編:2007/09/26(水) 19:06:11.27 ID:BlYc3CLb0
さて、結局また引き分けに終わり、副将戦へと移る。新川さん対古泉の機関対決だ。
古泉がくじを引く。中から出てきた紙に書いてあった対決内容、それは……


『我慢対決』

……もう競技場がどうとか関係無くなってきたな。
我慢対決って、何をするんだろう。

「我慢と言えばやはりこれでしょう!熱闘風呂!!」

朝比奈さんが指さした先には、現在進行形でグツグツに煮えてる熱闘風呂が。
……なんでここにこんなもんがあるんだよ。これもまた機関クオリティか。

「やっぱり我慢の定番はコレよね……」

おいハルヒ、少しはおかしいなと気付け。相変わらずおめでたいな。
他のヤツらも……ってあれ?肝心の古泉と新川さんが居ないぞ。

「僕ならここですよ。」

古泉が歩いてきた。その姿はタオルを腰に巻いているだけ!新川さんも同じだ。
3月とは言えまだまだ寒いこの時期に、そんな格好で外に居たら寒いだろうに。
もうこの時点で我慢が始まっているような気がする。

「ではよぉい……すたぁとぉ!!」
623以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 19:06:42.49 ID:l2YZrZsh0
なんという友情
624以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 19:06:44.46 ID:PA+W/kqj0
アッー!
625しっと団の野望 〜最後の聖戦〜 後編:2007/09/26(水) 19:06:44.72 ID:BlYc3CLb0
相変わらずの癒し系ボイスを合図に二人が熱闘風呂に入った。
その瞬間、二人の顔が苦痛に歪む!キツそうだ……

おや?その時俺は妙なことに気がついた。お湯から、小さな泡が出ている……これってまさか!

「おい長門!今あのお湯何度になってるか分かるか?」
「摂氏100℃。沸騰状態にあると思われる。」
「やっぱり!!」

あの泡は、沸騰している泡だったんだ!もう風呂ってレベルじゃねーぞ!

「朝比奈さん!沸騰はやり過ぎでしょう!」
「いいえ!これぐらいやらないと……どっちが先にギブアップしますかね……?ふふふふ……」
「死にますって!ほら、二人も苦痛に顔を……って……あれ?」

俺は自分の目を疑った。二人は……笑ってる?

「いやあいいですねぇ。この痛みを伴うほどの熱さ。ふふふ……」
「まったくですな。このままずっと入っていたい気分ですぞ。ほっほっほ……」

この笑みは……間違いない。快感を感じている笑みだ。もちろん性的な意味で。
コイツラそろいも揃ってMだったのか……
まあハルヒに振り回され閉鎖空間へ行かされる日々、マゾじゃないとやってられないよなあ……

どうやら他の面々もそれに気付いたらしい。みんなドン引きしている。
626以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 19:07:18.61 ID:ey4voAUZO
しえ
627以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 19:07:48.58 ID:ifgFpvUTO
○○○○
628しっと団の野望 〜最後の聖戦〜 後編:2007/09/26(水) 19:07:59.30 ID:BlYc3CLb0
「あ、朝比奈さん……」
「なんですか?」
「どうやら快感を覚えているようだから……自分から出ることは無いと思いますよ。
 それこそ気絶するまで……」
「そうですね……中止して引き分けにしちゃいましょう……」

朝比奈さんもげんなりした顔だ。まあそうなるわな……
中止を言い渡され風呂から出た二人は、残念そうな顔をしていた。

「ドクターストップは残念でしたね。あと3分続けてれば新たな境地に辿り着けそうでしたが。」

ええい、近づくな!気持ち悪いからさっさと着替えて来い!!

ここまで3引き分けとまったくの互角。というかまだ白黒すらついていない。
最後ぐらいは、ちゃんとした結果にならないと納得いかないだろう。
しっと団もSOS団も、そしてパソコンの前にいる諸君らも。
最後は大将対決。ハルヒと朝比奈さんの対決だ。

「みくるちゃん!こんな組織作って私にはむかったことを、後悔させてあげるわ!」
「後悔するのはそっちです!年中頭の中がお花畑のバカップル達に負けるつもりはありません!」

おお、朝比奈さんがハルヒと互角にやりあっている!
そしてハルヒの手が抜き取った勝負内容は……
629しっと団の野望 〜最後の聖戦〜 後編:2007/09/26(水) 19:08:44.49 ID:BlYc3CLb0
『100mハードル走』

……勝ったな。お世辞にも朝比奈さんは運動神経が良いとは言えない。
ハルヒなら、陸上選手並みに軽やかにハードルを越えていくことだろう。

「…………」

しかし、ハルヒの様子がおかしい。顔が青ざめている。どうしたんだ?

「あたし……ダメなのよ。」
「ダメ?何がだ。」
「ハードルだけはダメなのよ……あたし……」

な、なんですとー!?運動神経抜群のハルヒが、なんでまた!

「小学校の頃ハードルで転んで骨折したことがあってね……
 それ以来ハードルだけは怖くて飛べないの……」

小学校の時のトラウマが原因か……そう言えば体育でハードルやってる時も休んでたな。

「棄権してもいいですよぉ?」

朝比奈さんが挑発してくる。まさか、狙ってたんじゃないだろうな……

「……冗談じゃないわ!SOS団に敗北は許されない!あたし、やるわ!」
630以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 19:08:50.22 ID:pFiNAOsO0
どれだけキョンに迫れるかー!!
631しっと団の野望 〜最後の聖戦〜 後編:2007/09/26(水) 19:09:35.63 ID:BlYc3CLb0
ハルヒは強がる。だが、まだ顔は青ざめている。無理するなよ、ハルヒ……どうせくだらん戦いなんだから。
とそこで、俺のシャツが引っ張られた。……なんだ長門。

「作戦があります。」

すぐ横に元の服に着替えた古泉が居た。顔を近づけるなっての!

「来て。」

長門が歩き出した。何をするのかまったくわからんが、この二人が言うならまともな作戦なのだろう。


朝比奈さんとハルヒはスタートラインに立った。
そして新川さんは銃を構え……

ドン!

その銃声と共に朝比奈さんがぽてぽてと走り出した……あれは走っているのか?相当遅い。
だがそれ以上に問題なのはハルヒだ。まだ1歩も動けていない。やはりトラウマなのだろう。

さて、そんな俺はどこにいるかと言うと、ゴールラインの前にいる。
そして何故か……古泉に羽交い締めにされてる。なんだこりゃ!
632しっと団の野望 〜最後の聖戦〜 後編:2007/09/26(水) 19:10:13.96 ID:BlYc3CLb0
『涼宮さ〜ん!!』

古泉がスピーカーを使いハルヒに呼びかける。

『彼の身柄は預かりました!さあ長門さん!やっちゃってください!』

長門が俺の前に立つ。そして手にはアレだ、ティッシュを細い糸状にしたものが握られてる
……おい、まさか……冗談だろ……?

「へっへっ……ふぇっ……!!」

冗談では無かった!長門の持ってるティッシュが、俺の鼻の穴に侵入する!
長門の神懸り的な手さばきで、的確にくしゃみが出そうで出ない状態を持続させる!これはキツすぎる!
そんな中古泉が耳打ちしてきた。

(さあ、涼宮さんに助けを求めてください。)

そういうことか。作戦の趣旨は理解した。だがこれは無いだろう。
俺は古泉からスピーカーを奪い取り、全力で叫んだ。

『ハルヒ〜!!助けてくれ〜!!!』

その時であった!ハルヒが走り出し、ハードルを次々と乗り越えていく!!
すげえ……それはまるで陸上選手を見ているかのような、軽やかさであった!
633以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 19:11:00.05 ID:qMYj4WspO
支援
634しっと団の野望 〜最後の聖戦〜 後編:2007/09/26(水) 19:11:04.14 ID:BlYc3CLb0
「キョン!大丈夫!?」

結局30秒もかからずにここまで来てしまった。惚れ惚れするぜ、ハルヒ。

「大丈夫さ、お前が来てくれたからな。」
「まったく情けないわね!あたしがいないとほんとダメなんだから!」

まあ否定はしないさ。この勝負はハルヒの勝ち。1勝3引き分けで、俺達SOS団の勝利だ!
ようやくこれまでの因縁にも終止符が……

「待って!まだよ!」

まだ?ハルヒの視線の先には、まだコースの半分しか行ってない朝比奈さんが居た。
ハードルは……見事に全て倒しながら進んでいる。

「ふぇぇ……」

今にも泣きそうな顔をしている。そりゃそうだ、もう負けが決定してるわけだからな。
もうやめさせてあげてもいいんじゃないか?

「ダメよ!……古泉くん、それ貸して。」

ハルヒは古泉の手からスピーカーを奪い取った。

『みくるちゃん!最後までやりとげなさい!あんたが売った喧嘩なんだから、最後まで責任持つのよ!
 あたしも応援するから!頑張って、みくるちゃん!』

そうだ。俺達も応援しなければ、朝比奈さんの走りを!
635しっと団の野望 〜最後の聖戦〜 後編:2007/09/26(水) 19:11:50.74 ID:BlYc3CLb0
「朝比奈さ〜ん!!頑張れ〜!!」
「あともう少しですよ、朝比奈さん!!」
「……頑張って。」

長門と古泉も俺と一緒に応援する。みんな心は1つなんだ。そう、コイツらだって……

「『トゥモロー』!頑張ってください!!」
「ハードルなんかに負けちゃダメよ、『トゥモロー』!!」
「自分との闘いですぞ!『トゥモロー』!!」

しっと団のヤツらも朝比奈さんを応援する。
この時、競技場は1つになっていた。しっと団もSOS団も関係無い。
みな、朝比奈さんの走りを応援しているのだ!

「はぁ、はぁ……」

そして朝比奈さんが最後のハードルを超える!へたへたと走り……ついにゴールをした。

「やった!!」

俺は思わず隣に居たハルヒとハイタッチをしてしまった。
そうさ、これが答えなんだ。勝ち負けなんて関係ない。
大事なのは、みんながひとつになるってことなのさ……!

終わり
636しっと団の野望 〜最後の聖戦〜 後編:2007/09/26(水) 19:12:17.11 ID:BlYc3CLb0
「終わるなぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」

朝比奈さんが叫んだ。
……やっぱダメですか?俺的にはあれで終わりで構わないんですけど……

「構います!それに……応援してくれたのは嬉しいですけどこれ本人にとってはみじめなんです!
 マラソンでビリの人に贈られる拍手の残酷さを知らないのですか!?」

ああ、確かにアレは本人にとっちゃトラウマものだよな……

「まあとにかく、これであたし達の完全勝利よ!!残念だったわね、しっと団!」

ハルヒが高らかに言った。3引き分けだから完全ってほどでも無いと思うが……
だがそれでも勝ったのは事実だ。朝比奈さんを始めしっと団の面々は悔しそうな顔をしている。

「くぅ〜……悔しいです!特に最後、『愛の力で勝った』的な展開になったのが特に……!!」

まあ、確かにアレはハルヒの愛の力だと思う。感謝してるぜ、ハルヒ

「ちょ、今そんなこと言わなくてもいいでしょ……」

ハルヒは顔を赤らめた。そういうところが可愛いんだぜ。
637しっと団の野望 〜最後の聖戦〜 後編:2007/09/26(水) 19:13:13.99 ID:BlYc3CLb0
「バカ……」
「「「「いちゃつき禁止!!」」」」

しっと団の4人の声がハモった。
ちっ、せっかくいいムードになりかけてたのに……
とここでハルヒが、とんでもないことを言い出した。

「ていうかさ、一人身がイヤなんでしょ?だったらあたしにいい考えがあるわ。」

いい考え?あまり期待できないが、言ってみろ。

「あんた達でカップルになればいいじゃない。
 ちょうど女二人男二人だし、いいんじゃない?」

そうか、その発想は無かった。

「「「「えええーーー!!?」」」」

またもやハモる4人の声!
ハルヒの予想外の提案をしっと団はどう受けとめるのか!
そしてしっと団はどのような結末を迎えるのか!
俺個人としてはあまり興味は無いが……次回、最終回!
638以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 19:13:31.58 ID:qMYj4WspO
GJ!
なんという美しい友情劇……
ってか嫉妬してねぇwww
639しっと団の野望 〜最後の聖戦〜 後編:2007/09/26(水) 19:14:24.73 ID:BlYc3CLb0
というわけでここまでです。予想以上に長くなった……支援ありがとうございました!
640以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 19:17:38.63 ID:/m29KUs5O
GJです!
641以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 19:21:29.19 ID:PA+W/kqj0

席はずしてる間に終わってた\(^o^)/



昨日は折角の休日なのに2ch規制されて\(^o^)/
642以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 19:26:06.59 ID:5zEep6RXO
GJ!
古泉はやっぱり変態かwww
643以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 19:31:47.67 ID:dGsE6JTGO
GJ

この作品でも古泉が変態すぎるなw
古泉書くとそうなってしまうんだよなぁ
古泉×橘とか書いてみようかな…
644以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 19:39:40.25 ID:qMYj4WspO
古泉×鶴屋さんを(ry
645以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 19:46:22.94 ID:dGsE6JTGO
実際誰と古泉が見たいですか?
646以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 19:54:08.25 ID:vut9AiX3O
>645
自分は古泉好きなので誰とでもイケる。
みくるや長門はまま有るし、一時期鶴屋さんのもあったね。ハルヒや佐々木だとまた荒れるし橘が良いかも。
647以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 19:55:14.22 ID:6w2cY+tjO
>>645
基本誰とでも良いが橘、長門、朝倉、鶴屋さん辺りが好き
648以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 20:00:30.25 ID:nU0PtMHI0
>>645
誰とでもイケるけど特に長門かな。長門にふりまわされるギャグものとか好物だ。
649以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 20:02:53.58 ID:5MZEkJxy0
とゆうか長門最高だ
650以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 20:07:55.72 ID:dGsE6JTGO
>>647
長門や鶴屋さん物は見たことあるけど橘、朝倉はないなあ…あるんだな
まとめwikiに載ってたら是非タイトル教えてほしい。タイトルだけじゃ分からなくて…
651以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 20:11:11.41 ID:Qtgtx/Mn0
>>637
谷口→朝倉←新川
朝比奈「……」

エンドレスシットフラグ・・・保守
652以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 20:12:07.09 ID:qMYj4WspO
653以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 20:21:28.47 ID:BcELm41h0
頑張って書いたら、ワードで78Pまで行った・・・・・
654以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 20:23:55.34 ID:j/0JWFwI0
つうと百数十kbかな?超長編だね。
655以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 20:24:25.84 ID:vut9AiX3O
656以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 20:25:15.81 ID:BcELm41h0
でもまだ完結していない。
あとラストだけ。
とりあえず読みやすく砕いて整理してうpします。
657以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 20:28:50.85 ID:yXZYritx0
長編書ける人は心の底から尊敬する。
自分なんて短編が精一杯だよ……orz
658以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 20:29:58.14 ID:dGsE6JTGO
>>652
d!朝倉かわいいw

>>655
月二でスレが立つというやつかな?

できれば古泉×橘のタイトルも教えていただければ…
659以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 20:30:35.29 ID:j/0JWFwI0
初めて全力で書いたのは30kbくらいだったけどかなり息切れしたなぁ……懐かしい。
660以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 20:36:42.85 ID:AqwyJjeq0
そういやぼちぼちプリン在住一年目だが、書いたSSが15になっていた。
良く飽きずに書き続けたもんだと思う。
661以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 20:38:52.14 ID:qMYj4WspO
>>658
古泉×橘が見つからない……
662以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 20:40:53.34 ID:BlYc3CLb0
俺が昔1話だけ書いてその後放置したものがある<古橘
wikiには載せてない
663以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 20:42:42.40 ID:5MZEkJxy0
お前はレイプ犯か
664以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 20:45:24.20 ID:vut9AiX3O
古泉×橘は前に一回スレで見たぐらいかなぁ。
自分の意識下では好きだけど実際にはあまりないのが多いね。古泉モノなら余計に。
665以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 20:47:19.44 ID:dGsE6JTGO
ないなら自分で古泉×橘書いてみるんだぜ
666以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 20:48:18.92 ID:vAgulSL30
俺が書いている橘は百合か超ボケチャラだな
まともな役が与えられない橘、そして古泉に幸あれ・・・
667以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 20:49:07.66 ID:BlYc3CLb0
大丈夫みくるよりはマシだから!
668以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 20:52:24.15 ID:uZhTPqZL0
マナカナのおしっこ
祝!10,000再生
http://www.nicovideo.jp/watch/sm916534
669以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 20:59:34.05 ID:wlIc1WV1O
古泉…不憫な子…
670以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 21:08:08.34 ID:qMYj4WspO
保守
671以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 21:10:01.10 ID:ysRIm/Tc0
短編でハルヒのおすすめなんか無い?
672以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 21:17:31.12 ID:dGsE6JTGO
「橘さん…ちょっとくっつきすぎでは…?その…人目もあることですし…//」
「そんな…一樹君は私の事嫌い?」
そんな目で見ないで下さい…
「そんな事ない。好きですよ」
恥ずかしいなこんな事街中で言うのは…//
「嬉しい…//」


「あの子…この前会ったキョンの親友とか言う佐々木って人の友達よね…?
まったく古泉君ったら…手が早いんだからぁ〜」
「おいハルヒ…本当に尾行する気か!バレたらどうする気だ」
「…大丈夫情報操作は得意」
「あのぉ〜…やっぱり尾行なんてよくないと思うんですが…」
「ま、青春だしいいじゃないか!みくるも固い事言わない!」


続きは今の所俺の脳内にも無い(´・ω・`)
673以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 21:17:46.81 ID:EsDgl1TR0
やあ(´・ω・`) また逢ったね

本当にすまない 君に一生セックスできない呪いをかけた


でもね、ひとつだけ呪いを解く方法があるんだ


http://ex20.2ch.net/test/read.cgi/base/1190796807/l50
↑のスレに


やおちょうできぶんそうかい


と10回書き込むんだ

そしてこのレスを5個のスレに貼り付けると10日後に童貞卒業できるだろう、

では健闘を祈るよ
674以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 21:18:48.40 ID:PA+W/kqj0
(´・ω・`)
675以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 21:27:57.66 ID:qMYj4WspO
保守
676以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 21:38:14.17 ID:zLC/E4700
保守
677以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 21:38:54.74 ID:CC0pryS/0
由良「豊原くん♪」
豊原「由良さん?」
由良「後藤くんばっかりみないで、少しは私のことも気にしなさいよ…」
豊原「な、何だ、突然?」
由良「…豊原くんの事が…好きなのよ?」
豊原「……」

(つづく?)

由良・豊原・管"直人"「保守」
678以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 21:48:09.49 ID:zLC/E4700
保守
679以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 21:50:23.24 ID:nU0PtMHI0
「佐々木さん…ちょっとくっつきすぎでは…?その…人目もあることですし…//」
「そんな…橘は僕の事嫌いかい?」
そんな目で見ないで下さい…
「そんな事ない。好きですよ」
恥ずかしいなこんな事街中で言うのは…//
「嬉しい…//」
680以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 21:52:14.94 ID:dGsE6JTGO
>>679
アッーン!
681以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 21:58:07.00 ID:Ybqki68cO
VIPはスレ落ちが早いね。書いていて途中で落ちた
(´・ω・`)
682以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 22:01:40.33 ID:uyXQgizw0
>>681
ハルヒ「キョンみくるちゃんの胸揉む?」キョン「ラッキーいくら?」のスレの人か

ちょっとパソの前から離れたら落ちてた。316までしか見てないけどどこまでいったの?
683以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 22:02:15.99 ID:CC0pryS/0
由良「…ずっと男の子としか愛せないなんて最低なんだからね?」
豊原「しかし、俺は、どうしても後藤の事を嫌いになれないんだよ…」
由良「だったら友達として関係を続ければいいんじゃないの?私はホモとしての豊原くんじゃなくて、一人の男の子としての豊原くんが好きなのよ?」
豊原「…………」
由良「じゃあ、実力行使で気づかせてあげる」
豊原に抱きつく由良。そのまま強引に唇を奪い、舌を絡める。
豊原「んうっ、んっ……」
窓の外から他の生徒に見られていることが分かっても、由良は豊原の唇を離そうとしない。
ようやく彼女の方から唇を離したのはそれから数分後のことだった。
豊原「由良……」
由良「豊原くん、付き合って欲しいな……」
豊原「分かった」
そっと由良を抱きしめる豊原。夕日は二人を照らすように、赤く輝いていた。

糸冬


もうぬるぽ……カッ
684以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 22:03:21.08 ID:PA+W/kqj0
324
685以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 22:05:02.85 ID:hjkQ/fUM0
なんか読んでると書きたくなってくるなwww
686以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 22:06:03.23 ID:ifgFpvUTO
書き込もうとしたら落ちてたよ…
687以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 22:10:32.36 ID:CC0pryS/0
とりあえず由良×豊原をお送りしました。
お些末さまでした。
688以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 22:18:53.62 ID:CC0pryS/0
保守
689以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 22:28:19.04 ID:1MxtqILYO
690以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 22:29:17.89 ID:lgSM2/rN0
「お、おい、あんまりくっつくなよ…!」
「いいじゃない、別にー」
「街中では恥ずかしいんだよ!」
「そおなの?」
「あんまりしつこいと、俺は帰るぞ!」
「うん、それ無理♪」



谷口×朝倉保守
691以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 22:31:29.87 ID:Ybqki68cO
>>682
そうです。初めて投下しながら書いた。セクロスシーンが中途半端になった。
まとめる気はないから気にはしないがね
>>686
同士よ。
692以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 22:40:16.66 ID:ifgFpvUTO
>>691
明日投下しようか審議してたら落ちたww


ここに投下してしまえば??
693以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 22:41:20.43 ID:CC0pryS/0
>690
「ぐっちゃん、キスしよーよ?」
「ま、待て、町中でキスはやめてくれって!」
「ふぅん。私はキスしないと離さないわよ」
「分かったよ……好きにしろよ、涼子!」
「それでこそぐっちゃんね!」
ちゅっ
「じゃ、次は(ラブ)ホテルに行かない?」
「な、何するんだよ!」
「子作りの練習よ!」
「//////////」


どうよ?
694以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 22:44:56.72 ID:vFfA6pBj0
>>693
誠死ね
695以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 22:47:12.91 ID:CC0pryS/0
>694
スミマセンスミマセン(以下略)
696以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 22:48:25.13 ID:Ybqki68cO
>>692
それは不味い!
697以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 22:52:42.49 ID:/m29KUs5O
最近良く見るけど由良って誰?
698以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 22:53:58.77 ID:j/0JWFwI0
アニメのモブキャラ。
SSに出てくると原作とアニメどっちに軸足置いてるかが解る。
699以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 22:54:14.19 ID:ifgFpvUTO
>>696
ま、まずいか…
俺のもここのふいんきには堪えられないなwww
700以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 22:56:47.10 ID:zLC/E4700
>>697
ポニテ娘。
まぁ、メガネかけてるからキョンの守備範囲外だけど。
701以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 23:00:46.48 ID:chOfk5yv0
>>684
DATくれ。いやください、お願い。
702以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 23:07:31.31 ID:ey4voAUZO
ほし
703以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 23:12:32.63 ID:hjkQ/fUM0
人いないっぽいし投下してみる。
初めて書いてみたんだが・・・笑わずに読んでやってくれ
704以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 23:14:37.60 ID:CC0pryS/0
>703
どうぞ。
705以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 23:15:29.73 ID:hjkQ/fUM0
食欲の秋、スポーツの秋、読書の秋・・・とまあ色々な「秋」がある訳だが、所詮それらは勝手に付けられたものに過ぎず、俺にとっては全くと言っていいほど当てはまらなかった。俺にとって今年の「秋」は―――年中そうなのではあるが―――「疲労の秋」だった。
そんな秋も無事に終わり、赤道直下に憧れはじめた冬。「疲労の冬」を覚悟していた俺にとっては想定外の出来事が起きた。・・・古泉には悪いが結構楽しかったぜ。
・・・
・・

「ちょっとキョン!あたしのプリン食べたでしょ!?」
騒々しい声が部室に響き渡る。おい、長門ほど・・・とまでは言わんがもう少し静かに出来んのか?毎日聞かされる俺の身にもなってくれ。耳が痛い。で、何がどうしたって?
「あたしのプリンが無くなってんのよ!こんなことするのキョンしかいないでしょーが?」
やれやれ。俺はお前のプリンなぞ食べたことはないしこれからもそんな予定は無いね。食ったら何を言われるか・・・
「だからアンタ以外に誰が食べるっていうのよ!?大体アンタは」
「あなた」
突然ハルヒの声が遮られる。おお、長門。庇ってくれるのはありがたいんだが何も出ないぜ?しかもハルヒは証拠もなしに引き下がるようなやつじゃないんだ。
長門はくるりとハルヒの方に向き直り告げる。
「あなたは昼休みにプリンを食べた。12時47分16秒のこと」
ハルヒはぽかんと口を開け間抜け面をしていたが、あぁ!と一言言うと・・・ってやっぱりお前だったのか。俺を疑うのも体外にしてほしいね。
「そう言われてみればそうだったわね。有希、ありがと」
706以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 23:16:10.59 ID:hjkQ/fUM0
長門は2ミリほど頷き、
「いい。それよりも彼に謝罪したほうがいい」
「いいのよ。キョンは下っ端だし私は団長よ?」
おいおい。それはいくらなんでも酷いんじゃないか?お前が団長かどうかはどうでもいいが、俺が下っ端ってのは・・・ 「団員その1」とかなんとかじゃなかったのか?
長門は少し―――ほんの少しだがむっとした顔で言う。
「彼のことを下っ端呼ばわりするのはやめてほしい。」
鳩が豆鉄砲を食らったようってのはまさにこんなことなんだろうな。ハルヒはもちろん俺や古泉、朝比奈さんまでそんな感じだった。
「何よ!?あたしがキョンの事をどう呼ぼうが勝手でしょ!?あいつはあたしより下なの!!」
―――長門さん?どうされたんですか?なにか決意に満ちたような眼で顔を上げた長門の口から出た言葉はまさに驚愕の一言に尽きるものだった。

 「そのような団なら私はやめる。この部屋から出てって。」

そういえばここは文芸部室だったな・・・ってSOS団をやめる!?お前の任務はハルヒの監視じゃなかったのか!?
ハルヒのほうも売り言葉に買い言葉なのだろう。
「もういいわ!出てけばいいんでしょ!?あ、パソコンとかはあげるわ。もう・・・使わないだろうしね!!」
と言って出て行くハルヒに俺たちは何も言えなかった。
707以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 23:16:49.49 ID:zLC/E4700
sien
708以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 23:16:59.57 ID:hjkQ/fUM0
しばらくして、案の定古泉の携帯がなる。
「・・・閉鎖空間です。では」
とこちらを恨めしそうに一瞥すると肩を落とし出て行った。
おいおい古泉。今回は俺のせいじゃないだろ?あいつの自業自得さ。これでむやみに突っかかってこなくなればいいんだがな。・・・おや、朝比奈さん。どこへ行かれるのですか?
「ちょっと涼宮さんの様子を見てきますね」
古泉とは比べ物にならないくらい癒し効果が出ているであろう声でそう告げると、軽やかに部室から出て行った。

2人きりになり、急に広くなった部屋にどこか閑寂さを感じる。と、ここで1つの疑問が湧いてくる。何故長門はハルヒにあそこまで怒っていたのか、だ。宇宙人にも虫の居所とやらがあるんだろうか。
「なあ長門。どうしてあんなに怒ってたんだ?」 
わずかに顔をあげた長門から発せられた言葉は俺が予想だにしないものだった。
「あなたは涼宮ハルヒの事を名前で呼ぶ。私の事は名字で呼ぶ。何故?」
予想外の質問に意表を突かれ、少し思考が停止してしまったがすぐに再起動させる。そういえば何故だろうな。付き合いの長さは大差ないはずだが。
「すまん。分からん」
正直にそう告げるしかなかった俺をどうぞ罵ってくれ。俺だってもう少し気の聞いた事を言いたかったんだが・・・
「では私の事も名前で呼んでほしい。」
少し首を傾げ、「ダメ?」とでも言いたそうな目で見られたら・・・断れるわけがない。いや、断る理由なんてないのだが。
「わかった・・・有希」
満足そうに頷き読書に戻った長t・・・有希の顔は少し綻んでいる気がした。
709以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 23:18:59.95 ID:nvzPkn0X0
sien
710以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 23:19:16.61 ID:hjkQ/fUM0
とりあえず今はここまでです。
勢いだけで書いたんで誤字がいくつか・・・;
ここからどうするかまったく考えてないんですが書け次第投下しますね!
711以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 23:20:28.23 ID:Ve6ntrbn0
>>710
wktk
期待してるぜ。
712以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 23:26:40.13 ID:zLC/E4700
ハルヒと長門のケンカパターンは珍しい。
続きwktk!
713以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 23:27:51.68 ID:ifgFpvUTO
ワクワクチンチンだぜ!
714以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 23:28:15.00 ID:dGsE6JTGO
>>710
まっとるけえな!
715以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 23:28:41.86 ID:/K0QnL+30
長門かあいいよ長門かあいい長門かあいいよ
716以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 23:31:29.69 ID:ifgFpvUTO
長門勃起だよぉ長門勃起ぃ〜!!
717710:2007/09/26(水) 23:33:34.81 ID:hjkQ/fUM0
なんかいいタイトル案ないかな・・・?
718以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 23:35:41.03 ID:s1Rd740t0
長門有希の激昂

……適当すぎるか
719以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 23:36:09.20 ID:ifgFpvUTO
長門有希の反抗
720710:2007/09/26(水) 23:37:28.74 ID:hjkQ/fUM0
じゃあ>>719でいきますww
721以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 23:37:30.56 ID:ryTsTjA7O
長門有希の憤慨
722以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 23:46:15.52 ID:zLC/E4700
保守
723以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 23:47:58.26 ID:ifgFpvUTO
>>720
まぢか!www
そらぁ光栄だwww
より一層wktk
724以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/26(水) 23:55:41.76 ID:zLC/E4700
保守
725以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 00:02:22.99 ID:iF9dc4GS0
ほしゅ
726以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 00:02:56.87 ID:jQDvEEe6O
>>698>>700
回答どうも。知らなかったわ
727以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 00:09:34.70 ID:ELhurxXkO
緊急あげ保守。
728以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 00:14:06.92 ID:6TWL7W4IO
>>726
俺も知らなかった
ていうかそんなキャラまで掘り下げるんだなこのスレでは
729以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 00:20:58.14 ID:iF9dc4GS0
SSだからこそマイナーキャラを使えるんだな。
730以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 00:28:19.89 ID:iF9dc4GS0
jp
731以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 00:31:14.64 ID:aaZY0rzCO
今日荒らしきた?
732以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 00:31:19.60 ID:/usM2Kws0
733以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 00:36:37.22 ID:Km8yObNQ0
ハルヒ「ねぇキョン」
キョン「なんだ」
ハルヒ「呼んでみただけ」
キョン「……そうか」
ハルヒ「…………」
キョン「…………」
ハルヒ「ねぇキョン」
キョン「なんだ? 呼んでみただけ、っのはナシだぜ」
ハルヒ「……う。……じゃあ……愛してるわ、キョン」
キョン「…………『じゃあ』は余計だろ、ハルヒ。俺も愛してるぞ」


谷口「うぜええええええ!! まじうぜええええ!!」
教師「谷口、うるさいぞ。叫ぶのは青春の証かもしれんが時と場所をわきまえろ」

保守
734以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 00:39:20.12 ID:xafFWEY00
一段落したところで
ひとつだけ、お題が欲しい
735以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 00:40:19.77 ID:ByCAxeevO
エロハル
736以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 00:40:43.42 ID:iF9dc4GS0
満月の夜に変身
737以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 00:41:32.46 ID:Sbqt0GGrO
長門×小泉
738以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 00:42:28.41 ID:YRbyc6aI0
>734
谷口×阪中
739以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 00:47:35.58 ID:DrLfdt1bO
>>774
みくる傷心一人旅
740以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 00:47:48.86 ID:iF9dc4GS0
>>737
なんという斬新な組合せ…
741以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 00:51:34.84 ID:aQXhkk45O
「情報封鎖に耐えて、よく頑張った!感動した!」
「……そう」
742以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 00:51:48.50 ID:DfkSi+GfO
>>737を見た瞬間に小泉さんの秘書で陰ながらサポートする長門の電波を受信したが、長門が眼鏡をかけていたからそのまま送信した。俺には眼鏡属性はないしな
743以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 00:53:37.29 ID:Zg+BIVJL0
>>740
そうでもない

斬新っていったらコンピ研部長×小泉(ry





ごめんなんでもない
744以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 01:02:21.77 ID:iF9dc4GS0
保守
745以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 01:07:08.74 ID:jQDvEEe6O
小野「古泉ですからねw」
746以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 01:08:36.02 ID:9lpSj1wt0
小泉「長門くん、閣僚候補全員の金回りを調べてくれ」
長門「了承。 … 完了。結果、全員なにかしら問題がある。
   ただし無視できるレベル。直ちに組閣準備に入る。許可を。」
小泉「よし、やっちまえ」
747以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 01:15:49.41 ID:Km8yObNQ0
「ねぇ谷口くん」
「なんだ」
「呼んでみただけ」
「……そうか」
「…………」
「…………」
「ねぇ谷口くん」
「なんだ? 呼んでみただけ、っのはナシだぜ」
「……う。……じゃあ、愛してるわ谷口くん」
「…………『じゃあ』は余計だろ。俺も愛してるぞ」

教師「谷口、うるさいぞ。妄想は青春の証かもしれんが時と場所をわきまえろ」

保守
748以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 01:25:00.53 ID:FhLu/DNW0
保守
749以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 01:32:50.76 ID:jQDvEEe6O
750以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 01:37:56.59 ID:w6XnCUgnO
さっきバイトで、憂欝から分裂まで売れて何となく嬉しかった
保守
751以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 01:43:58.18 ID:ID0fpNIl0
ハルヒの憂鬱から全部買ったらいくらになるの?
752以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 01:49:23.84 ID:21MHHwKW0
「キョンっていつからキョンなのよ。」
 全てはハルヒのこの台詞から始まった。 と、言うか一体なんだ、この主語と述語がハッキリしない質問は。
ちなみに俺のこの不名誉なあだ名の根本は俺の叔母で、広めたのは我が妹であることは皆承知のことだろう。
俺は団長閣下にその一部始終を掻い摘んで話し、最後に溜息混じりにいい加減に本名で呼んでくれと懇願したがあえなく無視された。
 そうこういう間にあだ名話は、他団員にも流れていく。 いやしかし、ハルヒのスルーっぷりはいっそ清清しいね。
嫌いな組み合わせのSSや嫌な展開のSSが投下された時には、ぜひ参考にしたい。 アンチだめ。 ゼッタイ。
 そう言えば、ハルヒや朝比奈さん、長門や古泉のあだ名のことなぞ考えたこともなかったな。
今でこそああだが、ハルヒも話によると小学生までは極々一般的な小学生であったらしいし、
朝比奈さんも未来に帰れば未来人なんて属性をなくすわけだから、向こうの友人から可愛い愛称の1つや2つ貰っていてもおかしくない。
古泉だって4年前までは普通の小学なり中学生活を謳歌していたわけだし、長門の愛称は、これから皆で考えればいい。
普段俺ばっかりあだ名でばれているからな。 たまには周りの人間をニックネームで呼ぶのもいいかもしれん。
「わたしは小さい頃はよく友達にみっちゃんとか、みくるんとか呼ばれてましたぁ」
ううん。 朝比奈さんにお似合いな可愛らしい愛称だ。 シンプルなのがまたイイ。 ご友人GJ!
「……ゆきりん」
ええ〜と、長門。 それは以前にも言っていた台詞だな。 そう呼ばれたいのか? そうなのか?
遠慮なく言え、お父さんが呼んであげよう! ほら! ゆきりん!
「僕は、小学校の低学年まではいっちゃんでしたね」
古泉、お前のは聞いてない。
「低学年まではって事は、高学年からは違うあだ名で呼ばれてたって事よね? なんて呼ばれてたの? 古泉くん」
ハルヒ、古泉の話なんて掘り下げるな。それよか、朝比奈さんや長門の……
「『そうり』、もしくは『しゅしょう』でしたね」
そうり? しゅしょう? 一体どういう漢字変換だそりゃ。
「もしかして、そん時の内閣総理大臣が小泉純○郎だったから……とか、言わないわよね?」
ああ、『総理』に『首相』ね。 確かにそういうらいおんはーとな人がいたね。 飛んだコイズミ繋がりだ。
「ええ、運動会の時など演台の上に無理やり乗せられて組体操を終わらせた上級生に 痛みに耐えてよく頑張った! 感動した!って言わされたりしましたよ。」
そりゃあ、さぞや盛り上がっただろう。 時事ネタ故だろうか、あの頃は全国のコイズミさんがネタにされたんだろうな。
ん? そう言えば、ハルヒのはまだ聞いてなかったな。 ハルヒ、お前はなんて呼ばれてたんだ? な、ハルハル?
「う、うっさい!! その呼び方やめなさいってば!!」

保守がてらにあだ名ネタ。
753以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 01:49:53.98 ID:w6XnCUgnO
一人の人が全部買っていったわけじゃないんだ。すまない
詳しく計算してないけど5000〜6000円だと思う
754以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 01:55:07.52 ID:xafFWEY00
お題エロハルヒできたが 思っていたよりエロくなってしまった
投下おk?
755以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 01:58:16.14 ID:ID0fpNIl0
>>753
そのくらいの金額なら頑張れば何とかなるが

まとめてレジに持っていくとなると度胸がいるな。

…仕方ない、通販使うか。教えてくれてThx。
756以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 01:58:42.62 ID:K+G4WvUWO
ふと思ったけど、ラノベの単行本一冊の文章量って何文字(キロバイト)くらいになるんだろ?
757以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 01:59:32.85 ID:JZRTsQ7NO
どうでもいいことだが、キョンがハルヒにフラクラする話はあるけど、ハルヒがキョンにフラクラする話は最近ないのね。
758以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 02:03:19.82 ID:CDlSHkfnO
>>754
おk
759以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 02:04:05.25 ID:MEgtUVlb0
>>754
描写がキツくなければいいんじゃない?
判断はあなた次第だけど
760以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 02:07:09.39 ID:xafFWEY00
お題どおりに書いたらガチになってしまったから困る

最初に、おまけのつもりで書いた「満月の夜に変身」を落として
次にガチの「エロハルヒ」落とす

エロ描写嫌いな人は問答無用で二つ目を飛ばしてくれ
761満月の夜に変身:2007/09/27(木) 02:10:16.19 ID:xafFWEY00
満月の夜に変身するものといえば、大半の方は人狼を思い浮かべるのではないかと思う。
古来より獣人化現象は畏怖の対象とされており、聖書に記されたネブカドネザル王の
「私は実は狼なのではないか」
という論拠もへったくれもない煩悶は有名だ。また、中世の神学者は獣人化現象を悪魔の仕業として
恐れていたのだという。現代人にとっては一笑に伏してしまいそうな話でも、
様々な事象に明確な説明がなされない当時では、得体のしれない恐怖が付きまとっていたんだろう。
さて、長ったらしい歴史講釈はここら辺で終わりにして、俺が今現在抱えている重大な懸案事項について
描写したいと思う。朝比奈さんからハルヒを除く三人宛に届いた、焦燥感漂うメール。
俺はMy sweet angelを救うべく、自転車を自己最高記録を更新しつつ飛ばし、公園に向かった。
そして俺はMy soft animalとなった朝比奈さんと邂逅、いや遭遇したのであった。
「ふぇぇ〜、どうしましょう……がるる」
言葉も出ないとはまさにこのこと。俺と古泉と長門は、口を緘したまま、朝比奈さんの獣姿を見つめていた。
本来ここは叫び声を上げて逃げ出さなければならない状況なんだろう。、
だが、どうフィルターをかけても朝比奈さんは獰猛な獣とは対極に位置する、愛すべきモコモコになっており、
自然、恐怖心は哀惜心に圧倒される。すみません、不謹慎ですがとても可愛らしいです。
「………涼宮ハルヒの情報改変能力説が有力」
長門が絶句呪縛から解き放たれたのか(いや、こいつは元々喋れたのかも知れないが)小さく呟いた。
ま、そうとしか考えれないわな。大方、久々に引っ張り出した寓話に影響でも受けて、
「朝比奈さんの獣人化による萌えキャラレベルアップ」
なんて悪夢のような妄想を抱いたに違いない。やれやれだぜ、まったく。
「こ、これって治るんでしょうか……がるる…」
ふにふにと犬耳を撫でつつ、朝比奈さんが切なげに溜息を漏らした。
そのあまりに庇護欲をそそる行動に、心臓に早鐘を打ちはじめ、結果俺は新たな萌えの境地に達し――
って何をハルヒみたいなこと考えてんだ俺は。常識人代表の俺には、朝比奈さんを元に戻すという使命がある。
邪念は振り払わねばならぬ。と、俺が一先ず朝比奈さんを宥めようとしたその時だった。
「ふぇ、あ、戻っていきましゅ!」
「寓話に忠実なようですね。月が隠れた途端に人間に戻るとは」
爽やかな声につられて空を見上げれば、煌煌と辺りを照らしていた満月は雲に覆い隠されている。
俺は思った。朝比奈さんの変身は、満月の日、しかも満月が出ている時間帯のみだ。それなら……
「別にこのままでもいいんじゃ「いやです!」
762※エロハル:2007/09/27(木) 02:13:02.69 ID:xafFWEY00
華奢な体に手を這わす。ゆっくりと、味わい尽くすように。
「あぁ……は……ぁ……」
夜闇に浮かび上がったハルヒの肢体は、例えるならば狎褻な紅雪だ。
妖艶なフェロモンを醸しながら、同時に清冽な印象を与えるという、両面的価値。
「綺麗だ」
魅入っていた。灰色のベッドも、褪せた壁も、無造作に転がった椅子も、何もかもが――どうでもいいと思えるまでに。
優美な曲線を描くくびれから、腰を迂回するようにして大腿部へ。指を、滑らかにシフトさせる。
「ふぁ、やぁ……」
甘く漏れる吐息。見開かれた双眸は俺の行為を咎めているようで、熱く潤んでいた。
俺には分かる。つまらない矜持が邪魔をしているんだ。こいつは、今すぐにでもと刹那的な愉悦を求めている。
「入れるぞ」
返事など、元より止めていなかった。じゅぷり、と撫子色の秘肉に、俺の二指が飲み込まれていく。
横溢した愛液は、紅潮した大腿を伝い落ちる。その様は俺に、紅い雪解けを連想させた。
「あぁぁあ、はぁっ、ん」
びくり、と弓なりに跳ねるハルヒを尻目に、俺は秘境の蹂躙を開始する。
ちゅぶ、ぐちゅ、とわざとらしく淫猥な音を立てて。羞恥の所為か、はたまた無限に押し寄せる快楽の波の所為か。
ハルヒの小さな手は、シーツをぎゅっと握り締めていた。その一見瑣末な仕草が、たまらなく愛しく感じられる。
「ひあっ、ぁあっ、んん!」
水音と嬌声は、既に一つの旋律となっている。それは耳に届くたびに欲情を煽り、自然、手淫は変則化する。
「キョン……あた、し……おかしく、なる……はぁ、あぁぁんっ」
まるで発作を起こしたかのように、激しく上下する胸。手を伸ばしかけてやめた。あんなもの、俺が望めば何時でも貪れる。
中指を立てるようにして肉壷を擦り上げ、前後運動を加速させる。
「ゃ、ん……はああぁぁぁああぁぁんっ!!」
終末は、冗談のようにあっけなかった。一際高い嬌声と、戦慄くように指を吸い上げる肉壁がなければ、
誰が絶頂を迎えたことを信じられるだろう。余韻に浸るハルヒにはお構いなしに、指を引き抜く。
白色透明の液体が糸を引き、纏わりつく。唯一の窓から差し込む淡色の月光が、艶やかに肢体を照らし出していた。
愚息は既に、膨張比の限界を迎えている。恍惚としたハルヒを、俺は優しく抱き上げた。

今日も、閉じられた世界の夜が、更けていく。
763以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 02:18:52.99 ID:bXsQldd+O
GJ!
「満月の夜にエロハルヒに変身」が来るかと思ってたぜw
いや、しかしエロい。
764以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 02:25:24.83 ID:ByCAxeevO
満月の夜もGJだが
エロハルは最高でした

あんなお題をとりあげてくれてありがとうw
765以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 02:30:07.41 ID:CDlSHkfnO
GJ!
寝る前にいいエロをもらった
766以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 02:44:08.56 ID:n3RTayJU0
結構前に投下したやつの続きを投下させてもらってもいいだろうか

勝手にまとめちゃったんだが
http://www25.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/3423.html
これの続きなんだが
767以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 02:44:17.25 ID:bXsQldd+O
保守
768以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 02:50:03.75 ID:SBnSwlMrO
ろりながと
ながと「おしっこー」
キョン「じゃあクマさんここに置いてな」
ながと「だめー。クマさんおばけきらいだからゆきといるのー」
キョン「クマさんおばけきらいなのか。じゃあ3人でトイレ行こうか」
ながと「うん」
769以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 02:57:15.89 ID:XckTnPmL0
もはや長門の面影が全くないな
770以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 03:04:00.31 ID:bXsQldd+O
>>766
かもん
771Haruhi/stay night ◆sK/WrUpT9E :2007/09/27(木) 03:15:33.31 ID:n3RTayJU0
>>770
あやうく寝そうだったw


剣が刺さっている。名前など知らない。
視界にあるのは多種多様の美しい剣が地に刺さっている光景だった。
地の果てまで広がる何百という数の剣に俺は不思議と安堵感を覚えた。
俺は剣のことなど何ひとつとして知らないが、剣の美しさはわかる。
どれもこれも名剣といえるだけの美しさを持っている。
例え無骨に見える剣にも、美しさが備わっている。
特に目を引いたのは、ある無骨な双剣だった。
名もなき職人の一世一代の業物、そういう表現がピッタリくるだろうか。
だが、俺の視界はそこで急にぼやけた。
もっと見ていたい、もっと―――
772Haruhi/stay night ◆sK/WrUpT9E :2007/09/27(木) 03:17:18.72 ID:n3RTayJU0
「キョンくん!」

朝比奈さんが俺を起こそうと一生懸命俺の体を揺さぶっている。

「あ・・・朝比奈さん」

朝比奈さんは気づかずに俺の体を揺さぶる。
声をかけたいが、先ほどの手への感覚が全身に広がったようで、
うまく言葉を発することができない状態だった。
おまけに、揺さぶられるたびに体が痛い。どうやら俺は地面に寝ているらしい。
先ほどまで俺は教室に寝ていたはずだが。なぜだ。

「起きている」

朝比奈さんの声に交じって、感情のないような声が聞こえてきた。
聞き間違えるはずもない。

「・・・長門、か」

俺の声に気づいたのか、朝比奈さんは俺を揺さぶるのをやめた。

「キョンくん・・・!良かった!」

そう言って俺の背中に朝比奈さんは覆いかぶさった。
微妙に震えているように感じるのは、泣いているからなのだろうか。
俺のせいではないはずだが、俺のせいで朝比奈さんを泣かせている。
何となく、それに俺は罪悪感を感じざるを得なかった。
773Haruhi/stay night ◆sK/WrUpT9E :2007/09/27(木) 03:18:38.97 ID:n3RTayJU0
俺の背中で泣いているらしい朝比奈さんの重みを感じながら、俺は言った。

「長門、お前がここまで運んでくれたのか」
「そう」

体が動かせないので、長門が俺よりも後方にいるらしいということしかわからない。
相変わらず抑揚のない声だ。だが逆に長門らしい。

「ふん。こんな奴、朝まで教室に眠らせておけば良かったんだよ」
聞いたことのない男の声がしたが、
全身の感覚が取り戻せない俺はその男が誰なのか確認しようがない。

「・・・そんな目で見るな、私が悪かった」

長門がその男をじっと見つめたらしい。
誰だって初めは長門と見つめあうことなどできはしない。
この男にとってもそれは例外ではなかったらしい。

「・・・長門、誰だ?」
「アーチャー」

聞いたこともない名前だ。

「・・・外人さんか?」
「違う。アーチャーはアーチャー」

長門が何を言っているのかわからなかった。
毛髪製品の社員の人なのだろうか。
774以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 03:19:02.88 ID:bXsQldd+O
他と被らなかったら好きに投下して良いんだぜ?
支援
775Haruhi/stay night ◆sK/WrUpT9E :2007/09/27(木) 03:20:39.74 ID:n3RTayJU0
しばらくしてようやく全身の感覚が戻り、俺は立ち上がった。
どうやら、この世界での俺の家の前まで長門は運んできてくれたようだった。
人通りが少ないのでのでまだ良かったが、どうせなら中庭にでも運んで欲しかった。
そこにはまだ泣きじゃくる制服姿の朝比奈さんと、いつも通りの制服の長門、
そして、全身を赤で纏った男がそこにいた。

「もしかして・・・さっきの青い男と戦ってたのは・・・あなた・・・ですか?」

普通、初対面の人間には敬語を使う俺だが今回は勝手が違った。
青い男とは違い、この赤い男は生理的に受け付けない。
それでも、理性で本能を押し留めて何とか敬語をひねり出した。

「あぁ、私だ」

その声ひとつとっても、何となく苛々する。
普通に聞けばその男の声は美声であると思うが、
どうにもこの声は好きになれない。
だから、俺はその男―――アーチャーという名前らしいが―――
への質問をやめ、長門への質問を開始した。

「長門。この世界は一体何なんだ?」
「わからない」

頼みの綱が一瞬にして切れた。
776以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 03:20:56.57 ID:bXsQldd+O
支援
777Haruhi/stay night ◆sK/WrUpT9E :2007/09/27(木) 03:23:02.40 ID:n3RTayJU0
「ただひとつ分かっているのは、私にはこのアーチャーがいるということ」

俺はアーチャーを見た。俺より少し身長が高い程度だが、威圧感があった。
向こうも俺のことを受け付けないらしく、お互いに視線を合わせまいとした。

「アーチャー・・・さんにこの世界のことを聞かなかったのか?」

長門は頷いた。

「―――」

話題がない。この世界のことを聞こうと思ったが、
長門が知らないのではどうしようもない。
しかし、このアーチャーからこの世界のことを聞くのはどうにも受け付けられない。
どうしたものかと悩み、俺は一つの案を思いついた。

「長門、彼からこの世界のことを聞いておいてくれないか」
「わかった」

長門を利用するようで悪いが、生理的に受け付けられないのだから仕方ない。
この赤い男がいないときに、長門にはちゃんと説明しておこう。

「ちょっと、まだ体調が悪くてな。また明日、学校で教えてくれよ」

そう言って、心配する朝比奈さんを尻目に家に入ろうとする俺に、
背中からアーチャーの声が突き刺さった。

「現実を受け容れないのか?『キョン』」

その「キョン」の響きは、今までに俺が聞いた中で最も不快なものだった。
778以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 03:24:38.51 ID:bXsQldd+O
支援
779Haruhi/stay night ◆sK/WrUpT9E :2007/09/27(木) 03:24:42.83 ID:n3RTayJU0
俺は振り返ってアーチャーに言い返す。

「・・・俺はあの青い男に殺されかけたんだ。いまは休ませてくれても―――」
「先に言っておくが、奴がもうお前を襲わないとでも?」

奴の言葉は最もだ。だから俺は何も言わず、耐えて奴の言葉を聞いた。

「ランサー―――お前の言う青い男だが―――あいつはかなり気紛れな男だ。
先ほど私と戦っている際も遊んだり多少本気を出したりしていたからな。
そんな戦いを好むような奴がお前を二度と殺しに来ないと誰が断言できる?
誰も断言できまい。そう、ランサーですらもな」

ランサー。それが青い男の名前らしい。それだけはわかった。

「じゃあその、ランサーってのが、俺を殺そうとした理由は何だ」

アーチャーは愚問だという代わりに俺を一瞥して言った。

「邪魔だったからさ」
「・・・!」
780Haruhi/stay night ◆sK/WrUpT9E :2007/09/27(木) 03:25:22.02 ID:n3RTayJU0
「我々サーヴァントにとっては一般人など何人集まろうと雑魚でしかない。
だが雑魚だから無害な存在でもある。要は何もしなければいいのさ。
それでも、邪魔をしようというのなら容赦はしない。
例えお前があそこにいただけだとしても、ランサーには邪魔だった。
それだけの話だ。簡単だろう」
「―――」

絶句する。こいつらは、人の命を何とも思っちゃいない。
アーチャーに対する嫌悪感が一層高まった。

「まぁ、お前が生き残れたのは単なる偶然だ。お前の力じゃない。
ランサーに見逃してもらった、というところだろう。違うか?」
「・・・その通りだ」

まるで見てきたように言うアーチャー。そういうところも気に入らない。

「アーチャー」

それまで黙っていた長門が口を開いた。

「ん?」
「サーヴァントって、何」

長門が俺に気を遣ってくれたのか、それとも単なる疑問を解消したかったのか、
どちらなのか俺にはわからない。だがどちらにせよ、俺には有難い質問だった。
俺が気になったことを知れるかもしれないし、何より。
このアーチャーという男と少しでも話さずにすむからだった。
781Haruhi/stay night ◆sK/WrUpT9E :2007/09/27(木) 03:26:25.44 ID:n3RTayJU0
「サーヴァントというのは聖杯戦争を勝ち抜くためにマスターに与えられる
超上級的使い魔―――私やランサーのことを指す。
各々が独自の強力な能力と宝具を持っている。先ほどのランサーで言えばあの槍だ。
あの槍が奴自身の最高の武器であり、また宝具であるというわけだ」
「そう」

長門は納得したようだが、俺には奴が何を言っているのかさっぱりわからなかった。
聖杯戦争?ほうぐ?聞いたこともない単語だった。
同意を求めて朝比奈さんを見たが、朝比奈さんの顔に疑問の色はなかった。
むしろ、真剣な面持ちで手を握り締め、地面を見つめていた。

「聖杯戦争って、何」

そんなことはお構いなしというように、先程と変わらない口調で長門は問う。

「聖杯戦争は―――そこの分かってない奴にも分からせるために簡単に言うと―――
願いを何でも一つだけ叶えてくれる聖杯を求める戦いだ」
「願いを・・・何でも?」

アーチャーはニヤリと笑ってああ、と答えた。
782以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 03:27:21.85 ID:bXsQldd+O
支援
783Haruhi/stay night ◆sK/WrUpT9E :2007/09/27(木) 03:27:29.56 ID:n3RTayJU0
「それを聞けば誰だって欲しくなるだろう。だが誰でも参加できるわけではない」

まぁ、予想はしていた。偶然そこらのおばちゃんが獲得したらと思うとある意味恐ろしい。

「聖杯戦争に参加できるのはマスターのみ。我々サーヴァントを伴うマスターしか
聖杯戦争に参加することはできない。ただ、これはルールでしかない。
例外のないルールはないというように、当然例外は存在する」

そこでアーチャーは一度言葉を切った。

「・・・よくわからんが、お前みたいなのがいないと
聖杯戦争というものに参加できないことはわかった。
だがサーヴァントだけでそれに臨むことはできないのか?
マスターって人間だろ?仮に俺がマスターだとしたら、
俺は自分のサーヴァントの足を引っ張る絶対の自信がある」

アーチャーは心底呆れたような顔で言う。

「よくわからん自信だが、確かにお前の意見は至極尤もだ。
願いを叶えられる聖杯に触れられるのはマスターでなくサーヴァント。
サーヴァントがいないとマスターは願いを叶えることはできない。
その意味ではサーヴァントはマスターに対し大きな優位性を持っているように思える。
だが、我々サーヴァントはマスターがいないと存在することができない」
「え?」

あれだけ強いにもかかわらず、マスターがいないと生きられないということに俺は驚いた。
もしや自己管理能力がゼロ以下だからとか、そういう理由ではないだろうな。
784以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 03:28:38.24 ID:bXsQldd+O
支援
785Haruhi/stay night ◆sK/WrUpT9E :2007/09/27(木) 03:30:08.11 ID:n3RTayJU0
「我々は魔力を糧に生きている。そして魔力を供給するのは基本的にはマスターだ」

なるほど、と俺は納得した。
要するに、マスターとサーヴァントは二人三脚であるということらしい。
だが、奴の言葉に一言ひっかかる単語があったのを俺は聞き逃さなかった。

「・・・魔力?」

そんな非現実的な単語を大真面目に言う奴がいるとは思っていなかった。

「あぁ。我々サーヴァントの多くは自分自身では魔力をほとんど生成できないからな。
もちろん自身で魔力を生成できるサーヴァントもいるが、
私は魔力供給が断たれればせいぜい二日程度しかこの世に留まっていられない。
そのためにマスターは我々に魔力を供給する。我々は聖杯を手に入れるために戦う。
そして最後に勝利したサーヴァントの願いと、
そのマスターの願いが叶えられるというわけだ」

奴の言葉から考えたくもない事実が判明する。
いや、しかし。だが、まさか。そんな言葉でそれを否定し、俺は言葉を発する。
だが、俺の言葉は歯切れが悪かった。

「じゃあ・・・お前は魔力を・・・」
「有希から得ているに決まっているだろう」

その言葉で俺は固まった。元から長門は非現実的存在だ。
この世界において魔力を持っていたしても俺は驚かない。
だが、長門がこのサーヴァントに魔力を供給しているという事実、
それが俺には酷くショックだった。どうしてこの男なのか、と。
786以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 03:30:47.24 ID:bXsQldd+O
支援
787Haruhi/stay night ◆sK/WrUpT9E :2007/09/27(木) 03:31:41.61 ID:n3RTayJU0
「―――証拠はあるのか」

頭では認めている。長門はこのアーチャーのマスターであると、
感覚が告げている。自身の感覚を否定したくて、そんな無駄な質問をぶつけた。
アーチャーは長門をチラッと見た。長門はそれに応えるように左腕をまくる。

「タトゥー・・・?」

赤く輝く、確かに魔術的な印がそこには刻まれていた。

「そんな俗なものではない。令呪といってな、マスターとサーヴァントをつなぐモノだ」
「令呪・・・」
「これがなくなったとき、マスターとそのサーヴァントの関係―――契約は消失する。
そして当然のことだが、マスターからの魔力供給も途絶えることになる」

相変わらず淡々と話すアーチャー。この間にも、長門からの魔力供給は行われているのか。

「だが待ってくれ。令呪がなくなるなんてことがあるのか?
これは刻み付けられたようなものじゃないか。消えるなんて、そんな―――」

非現実的な、と言いかけて俺は言葉を切った。
感覚が告げているのだ。令呪は消えると。
788以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 03:32:52.49 ID:bXsQldd+O
支援
789以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 03:37:54.70 ID:bXsQldd+O
支援?
790Haruhi/stay night ◆sK/WrUpT9E :2007/09/27(木) 03:40:19.68 ID:n3RTayJU0
とりあえずこのへんで

規制かかりそうだし・・・
支援してくれてありがと
791以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 03:41:58.18 ID:bXsQldd+O
乙!
アーチャーが藤原っぽいなw
いや、逆か…?
続きwktk
792Haruhi/stay night ◆sK/WrUpT9E :2007/09/27(木) 03:44:52.86 ID:n3RTayJU0
あんまり投稿できないみたいだから
また少しずつ投稿していくつもりw

そして俺はまだ分裂を読んでいない・・・
793Haruhi/stay night ◆sK/WrUpT9E :2007/09/27(木) 03:49:04.62 ID:n3RTayJU0
すまん、陰謀か
てっきり分裂の登場人物かと

俺、実はハルヒの小説は読んだことないんだよね・・・
794以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 04:00:23.12 ID:LhuMjk5a0
寝る前jp
795以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 04:22:02.18 ID:gVHybIkC0
捕手
796以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 04:39:52.82 ID:K+G4WvUWO
進まない自分のSSから目を逸らしつつ、まったり保守。
797以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 05:00:31.03 ID:KDT+65BPO
ほしゅ
798以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 05:28:57.59 ID:11vlZkX60
数日ぶりの保守
799以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 05:30:42.28 ID:K+G4WvUWO
詰まってる時に限って受信する別電波。
保守
800以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 05:51:37.52 ID:NVllkEoH0
俺もss書いてみようかな・・・叩かれても泣かない!
801以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 05:55:27.99 ID:WIAAg5RgO
俺もss書きたくなってきた。だがしかし携帯厨orz
802以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 05:59:08.81 ID:K+G4WvUWO
携帯から書いてる人も一杯いるさ。俺なんか保存メールボックスはSSネタだらけだ。
機種によってはかなり辛いかも知れんが。
803以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 06:19:42.39 ID:9E6HkZAcO
ほし
804以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 06:35:38.49 ID:QHKFzXGs0
携帯のメモ帳がssや、そのネタでいっぱいになってる。
でも、ほとんど完成しないのはなぜ?投下していい?
805以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 06:39:21.05 ID:QHKFzXGs0
「うう…コジマだけは…コジマだけ…は…」
何事かと思ったみんな、これは古泉の寝言だ。ちなみに今、古泉は長門に膝枕して貰っている。
見たときは蹴り起こしてやろうかと思ったが、「騒いだら殺す」と言わんばかりのオーラを長門が出していたのでやめた。
「速さが足りない!…グゥ…」ビックリした!どんな夢見てんだよ?

それから古泉は団活終了時間に長門に起こされるまで寝言を言い続けていた。
「緑の機体…またですか…ああ…次は破壊天使砲ですか…うう…」とか言っていたが、本当にどんな夢見てんだよ?
団活終了時間になって、長門が古泉の頬を軽く叩いて起こすと古泉は「いつの間にか寝ていたんですね…申し訳ありません」
そう謝る古泉にハルヒはニヤニヤしながら「古泉君、後で有希にお礼をしてあげて。理由は有希に直接聞くといいわ」と言った。
古泉は何故、ハルヒと朝比奈さんがニヤニヤしているのか分からない様子だったが、後で長門が教えるだろうから放って置こう。

後日、古泉に寝言のことを聞いてみた。
しかし古泉は「最近、夜遅くまでTVゲームやっていたからかも知れませんね」とだけ言って、詳しくは話さなかった。
「長門さんを待たせては悪いので。失礼します」やれやれ、仲がいいのは結構だがハルヒを挑発するようなことは止めてくれよ?
ミヨキチの件以来、ハルヒも佐々木もミヨキチも大胆に行動し始めているんだからな。俺は古泉にそう言った
「そんなつもりは無いですよ?貴方こそ、閉鎖空間が発生することは極力控えてくださいね」そういい残して古泉は行ってしまった。
次の土曜日の市内探索をSOS団+佐々木団+ミヨキチでやる事になっている。嫌な予感しかないのは気のせいじゃないな。
806以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 06:51:14.08 ID:gsq9sSdx0
保守
807805:2007/09/27(木) 07:01:46.33 ID:QHKFzXGs0
気がついたら寝てました。以上です。
自作品をウィキに上げようと思ったけどミヨキチの話が終わるまで止めといた。
使い方がわかんないだけですけどね。
808以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 07:23:05.98 ID:9E6HkZAcO
ほし
809以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 07:39:06.58 ID:1ArpNeJ00
おっはー保守
810以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 07:58:00.75 ID:jQDvEEe6O
811以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 08:08:50.11 ID:ELhurxXkO
>>790
どっかで見た気がプンプンするんだが、あれとは違うの?

>>802
同意。
812以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 08:22:10.15 ID:cIxxoUN6O
キョン「なあ、長門。それはサワークリームだ。ソフトクリームみたいに甘くはないぞ?……美味しいのか?」
813以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 08:23:56.78 ID:DfkSi+GfO
>>812
「情報改変の許可を求める。対象はあなたの記憶」
814以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 08:37:14.56 ID:K38XFdDpO
>>807
GJ!ミヨキチもwikiのほうも楽しみにしてるぜ
815以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 09:00:27.67 ID:QK+ARura0
>>756
アバウトだけど200〜250くらいかなと思う。
816以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 09:17:47.38 ID:CbOHifOJO
これは夢か?しかし意識はハッキリしている。よく周りを見回すとそこには長門がいた。
「…これから話す事を冷静に聞いてほしい…未来の事、そしてあなた自身の事」
「もしかして、また、ハルヒが何かやりそうなのか?で聞いてやるから話してみろ」
長門は俯きながら話を続けた。
「今から五時間後二つの未来分岐点が発祥する。これは既定事項…そして、あなたはそのどちらかのルートを選択に迫られる。」
「一つ目は、今まで通り涼宮ハルヒと共に行動する事。」
「二つ目は、彼女等と行動する事…彼女とは涼宮ハルヒと同能力を持つ人」

「そんな事考えなくても分かり切った事だぜ。長門!今まで通りを一つ目を選択する。なんで一々考えなければいけないのだ?」
長門は変わらない口調で衝撃的な事を言った。
「一つ目を選択した場合、彼女は死ぬ…涼宮ハルヒの力で…彼女が邪魔な存在と思い無意識でデリートかける。」
マジか?絶対笑えんぞ。いくらハルヒが佐々木を亡き者にするなんて…
「あまり聞きたくはないが…二つ目を選んだ場合どうなる」
「それを選んだ場合、涼宮ハルヒの能力は消え失せ、あなたとわたし達の接点が無くなる。
それを取り戻すため、古泉一樹ならび朝比奈みくる、そしてわたしははあなたと敵対する事になる」
保守
817以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 09:18:18.67 ID:FRMyAEfvO
学校いくの忘れてた

SSでもかこうかな
818以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 09:24:54.77 ID:ELhurxXkO
>>816
これは期待値大。

>>817
帰ってきたらSS書けばいいじゃないか。行ってこい。
819以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 09:26:13.19 ID:cIxxoUN6O
キョン「♪YEA〜H!めっちゃ 長門 ウキウキなユキ 希望〜 ♪」

長門「………………」
820以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 09:27:21.44 ID:FRMyAEfvO
>>818
めんどくさいww


昨日のハルヒ胸の者なんだがエロは悩むな
821以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 09:29:56.73 ID:CbOHifOJO
>>820
むっ!また会ったな。実は俺も胸で書いていた者だ。
822以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 09:33:41.24 ID:FRMyAEfvO
>>821
むっ!これは奇遇だな


最後の方で少し投下したものだが…悩ましい!
823以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 09:45:46.89 ID:CbOHifOJO
>>818
とりあえず頑張って書いてみるよ
824以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 09:53:02.04 ID:FRMyAEfvO
>>823
頑張ってくんしゃい
825以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 09:55:22.24 ID:cIxxoUN6O
キョン「♪長門〜 長門〜 たっぷり 長門〜♪」
長門「………………」
826以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 09:58:21.51 ID:FRMyAEfvO
なつかしいな
827以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 10:03:48.56 ID:ELhurxXkO
阪中「ちょっと詰まってるから、気晴らしに出かけてくるのね。保守頼むのね。」
828以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 10:04:51.50 ID:FRMyAEfvO
キョン「まかせとけって」
829以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 10:14:10.03 ID:FRMyAEfvO
さんどっうぇっちうめぇー
830以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 10:14:53.75 ID:K38XFdDpO
>>823
wktk
831以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 10:24:18.58 ID:cIxxoUN6O
携帯の人ばっかりだな。
PCの人はまだおやすみ中か?
832以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 10:24:29.61 ID:9E6HkZAcO
何故か干し梅にはまってる
833以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 10:25:57.99 ID:0KWoqPkB0
PHSの人だがPCから書き込んだように見える。
834以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 10:32:44.66 ID:FRMyAEfvO
パソコンだと目がいたくなる俺がいるSS書くときはパソだが
835以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 10:32:58.22 ID:S7ArKnS20
>>833
奇遇だな 俺もよ
836以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 10:37:55.03 ID:FRMyAEfvO
>>835
じゃあ俺も
837以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 10:46:37.07 ID:FRMyAEfvO
スマソ
838以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 10:59:06.66 ID:9E6HkZAcO
ほし
839以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 11:11:49.83 ID:FRMyAEfvO
おほしさま
840以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 11:13:48.28 ID:cIxxoUN6O
やや失速気味なのでお題を募集。



きっと>>850が書いてくれる
841以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 11:20:36.78 ID:FRMyAEfvO
おまえはかかないんかい!!

こたつ
842以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 11:24:13.62 ID:vI4jXkOvO
ハルヒ 「もしもし、キョン。アレ買ってきて。いつものやつ」
キョン 「アレじゃあわからん。だいたいもう学校ついた所だ」
ハルヒ 「いいじゃない。買ってきてよ」
キョン 「自分で行け」
ハルヒ 「……じゃあいいわよ!」
キョン 「……はぁ、全く」


キョン 「ずいぶん機嫌が悪いな」
ハルヒ 「……」
ドサッ
ハルヒ 「っ!キョン、これ……」
キョン 「ちょっと……お前の喜ぶ顔が見たくなってな」
ハルヒ 「キョン……ありがと!」
キョン 「お、おいおい、抱きつくな。暑苦しい」
谷口 「WAWAWA忘れ物うぉっ!!……すまん。ごゆっくりぃ!!」
保守
843以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 11:33:14.17 ID:5SEt1BTYO
wawawaって朝倉に告白してたっけ
844以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 11:37:11.22 ID:UV/uk8bWO
原作にもアニメにもそう言う描写は無いが、裏で軟派くらいしてそうかな?

チャック「なぁ朝倉今彼氏いないなら付き合わないか?」

朝倉「それ無理、冗談は顔だry
位のやりとりはあったかもな
845以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 11:41:42.13 ID:FRMyAEfvO
まぁ確実に断るだろうな
846以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 11:43:57.85 ID:5SEt1BTYO
wawawa×朝倉で積極委員長を考えていた
自棄告白→意外にOK→予想外にうぶなwawawa→積極委員長爆発

キョン×朝倉だとフラクラが本領発揮で積極が空回りしそうなので仕方あるみゃい
847以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 11:45:28.00 ID:FRMyAEfvO
さて俺もSSを書き始めようかな
848以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 11:53:18.53 ID:cIxxoUN6O
みくる日記に対抗してパンジー日記でも書いてみるかな
849以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 11:59:30.19 ID:vxuzktZX0
八月一日 今日から観察日記をつける。パンジーを植えてみた。たのしみ。


八月五日 枯れた。
850以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 12:15:37.26 ID:FRMyAEfvO
保守
851以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 12:22:24.50 ID:giaan7Hq0
>>850はきっと>>841のお題を

あれ?
852以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 12:33:37.47 ID:FRMyAEfvO
ってえ!???
おかしくない??
853以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 12:33:49.34 ID:9E6HkZAcO
書いてくれるはずだけど

あれ?
854以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 12:36:46.00 ID:CbOHifOJO
俺は谷口、炬燵マニアさ!俺は冬が大好きさ、何故かって?wawawa教えてやろう!
温度を上げる振りをしてスカートの中を覗く事が出来るからさ!

だが俺の家には母しか女は居ない…だから、キョンの家に行って女子が来るのを待つwawawa
それから十年待ったが成果が出ない…いつの間にか涼宮は同居して俺の邪魔ばかり
谷口26歳炬燵マニアの戦いは続く!
書いて後悔保守
855以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 12:42:18.51 ID:FRMyAEfvO
ありがとう!!ww
856以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 12:47:15.69 ID:giaan7Hq0
GJw
857以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 12:50:29.77 ID:cIxxoUN6O
GJwww


本当は俺が書くべきなんだろうけど、長編二つと仕事を並行してやってるから、暇がなくて、スマン

続いて募集。
多分>>870が書いてくれる
858以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 12:56:27.87 ID:CbOHifOJO
>>857
俺もさっきの手を付けると長編になりそう。題は二つの選択にするか迷っている。
859以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 13:06:22.84 ID:9E6HkZAcO
ほし
860以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 13:12:26.78 ID:wJGi4k1D0
じゃあ俺書くよ
御題頂戴

ただしアニメと溜息までの知識しか無いから具体的な
例えばキャラ×キャラの御題とかは無視する
861以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 13:14:08.72 ID:CbOHifOJO
>>860
クラスの水泳授業。谷口視点
862以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 13:16:41.20 ID:wJGi4k1D0
谷口視点が発展性を断ちがちだと思ったがやってみる

ただし遅筆
863以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 13:25:39.37 ID:CbOHifOJO
>>862
wktk保守
864以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 13:39:11.92 ID:9E6HkZAcO
ほし
865以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 13:44:22.44 ID:WIAAg5RgO
>>802
そうか。よし、頑張るよ。
866以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 13:51:40.81 ID:wJGi4k1D0
>>861
1レスでまとめたぜ
867プール 谷口視点:2007/09/27(木) 13:52:14.51 ID:wJGi4k1D0
訳のわかんねぇ例えを出してどんな風に暑いか、なんて説明するのも余計暑くなるだけだから
何も脚色せずに言ってやる。今年は記録的な猛暑だ。とにかく暑い。
俺が自覚する自分の脳の処理速度の遅さを暑さのせいにするのはお門違いだと分かっちゃいるが
勉強する気も全く起きない、上体を机から起こす気も全く起きない、それほどの酷暑だ。
散々愚痴を零してもまだ零し足りないぜ。
なんせ女子全員がプールで照り続ける太陽から一時的にしろ逃れられている間
俺たち男子はグラウンドで野球だぜ?何の罰ゲームなんだよ全く。
まぁサッカーにならんだけマシか?サッカーだったらこの炎天下の中50分間延々と走り回るハメになる。

あーあ、男女共同で水泳の授業があるっつー学校にしとけば良かったぜ。
この付近にあるのかどうか知らんが。
だとすれば俺は聴覚だけで女子達の水泳姿を妄想するような苦労もしなくて済むんだ。
一際陽気な女子達の声がこの上にあるフェンスの向こうから嫌でも耳に入ってきて余計妄想をかきたてる。
あぁ、朝倉涼子が転校してなけりゃなぁ。
アレの水着姿はトリプルSに即昇格間違いなしだぜ?きっと。いや絶対だ。

こういう時はどうすればいいかって?
答えは簡単だ。キョンの近くにそれと無しに寄っておけばいい。
涼宮のいるところにキョンあり、キョンのいるところに涼宮あり。
ほらな、キョンの見上げたフェンスにやっぱり涼宮が寄りかかっている。
つっても別に涼宮の水着姿を拝んで脳だけでも涼めてやろうなんて思ってなんかいないぜ。
あいつはキョン以外の視線が気に入らないらしいからな。いきなり睨まれて変態呼ばわりなんざされたくはない。
じゃあ何のためにって?
このだだっ広い運動場とプールをクラスの半分ずつが貸切にする訳無いだろう?そう、他クラスとの合同授業だ。
そして俺の脳内にある美少女ファイルの項目に何一つ記載ミスが無いとすれば
今の合同クラスにいる水着による乗算効果で超ド級美少女となっているはずの女子。

 「有希ー!こっち来なさいよ!」

ほーらな、間違い無かったぜ!
868以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 14:01:05.24 ID:4pYNlTCiO
話し言葉の段落の落とし方で分かる

WAの人だな
869以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 14:01:42.20 ID:9E6HkZAcO
GJ!
そういえば長門は体育の授業が一緒だったな
870以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 14:04:33.24 ID:4pYNlTCiO
違ったかな
871以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 14:09:36.64 ID:wJGi4k1D0
>>870
違わないYO
872以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 14:09:45.58 ID:CbOHifOJO
>>867
GJ
873以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 14:23:11.94 ID:9E6HkZAcO
ほし
874以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 14:23:20.41 ID:AfJAN/Ov0
>>805
リンクス古泉か?
875以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 14:43:29.46 ID:cIxxoUN6O
あげ保守
876以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 14:57:23.76 ID:9E6HkZAcO
ほし
877以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 15:15:02.95 ID:aQXhkk45O
h
878以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 15:22:18.01 ID:iWuf5q370
あげほしゅ
879以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 15:44:45.82 ID:9E6HkZAcO
ほし
880以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 15:48:08.73 ID:pH1hDxzrO
>>874分かる人いたwww
ニコニコにあったAC4のネタ動画みて思い付いたから書きました
881以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 15:51:09.07 ID:9E6HkZAcO
ハルヒ「あ!なに一人でたべてるのよ、キョン!」
キョン「なにってクッキーだ。お前も食うか?」
ハルヒ「当たり前じゃない!さ、寄越しなさい!」
キョン「誰が全部やると言った。食べさせてやるから口開けろ」
ハルヒ「ん、あーん……うん、おいしいわね!」
キョン「そりゃ良かった。次は俺に食べさせてくれよ」
ハルヒ「もちろんじゃない、ほら、あーん」
キョン「あーん」


強制終了保守
882味噌汁 ◆MISOonGQYM :2007/09/27(木) 15:59:23.47 ID:FRMyAEfvO
883以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 16:05:29.09 ID:NikjFrVl0
エロ投下したら怒られるかな
884以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 16:06:11.35 ID:xxJQ0a180
学校のテストがひでぇラス殺しだった保守
885以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 16:07:10.48 ID:XckTnPmL0
・キョン君、過度な性的描写はやめようね〜、タンスにエロビデ隠してるのハルにゃんに言っちゃうよ

後は自分で考えろ
886以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 16:10:09.64 ID:NikjFrVl0
じゃあ無理だ
887以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 16:10:25.85 ID:ByCAxeevO
ほす
888以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 16:14:14.36 ID:6kt4QMPw0
>>884お前音ゲーマーだろう
889味噌汁 ◆MISOonGQYM :2007/09/27(木) 16:15:24.58 ID:NikjFrVl0
うんおして〜
890以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 16:21:34.87 ID:QHKFzXGs0
保守
891以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 16:29:53.91 ID:9E6HkZAcO
ほし
892以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 16:31:50.77 ID:K+G4WvUWO
テンプラ揚三
893以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 16:41:59.96 ID:NikjFrVl0
てんぷらおいしい
894以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 16:42:13.14 ID:9E6HkZAcO
ほさ
895以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 16:42:19.39 ID:cIxxoUN6O
>>884
TOEICスコア265の俺でも会社で英語の文献読まされてるんだ。何とかなる。

保守
896サザソのトリヴィア:2007/09/27(木) 16:42:27.25 ID:Jf0I1Ys10
なるほどー
897以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 16:51:21.19 ID:NikjFrVl0
ほんとかねー
898以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 16:52:44.02 ID:9A+sHtnl0
まだこのスレあったのかよ
899以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 16:56:17.62 ID:6G//mz6O0
900以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 17:07:14.85 ID:9E6HkZAcO
ほし
901以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 17:07:45.40 ID:jQDvEEe6O
長門「ふじっこに♪」
902以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 17:15:52.80 ID:xxJQ0a180
>>888ばれた?w
ポプにハレ晴レ収録されたら絶対やるぜ保守
903以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 17:21:57.76 ID:NikjFrVl0
そろそろ落ちるな
904以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 17:25:51.04 ID:ByCAxeevO
905以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 17:27:50.70 ID:ByCAxeevO
sage進行で頼む


早く帰りてぇー…
906以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 17:32:14.67 ID:9E6HkZAcO
sageた方がいいのか?
907以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 17:34:02.23 ID:ByCAxeevO
すまない、誤爆だ…
908以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 17:39:37.10 ID:AM0RE+7B0
あ〜おどろいた
909以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 17:41:07.54 ID:UV/uk8bWO
1000行くか微妙だな
910以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 17:41:51.86 ID:bXsQldd+O
アナル時間切れ。
911以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 17:42:31.76 ID:NikjFrVl0
微妙だな  ここで一発だれかがss投下してくれれば活気づくはず
912以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 17:46:06.35 ID:AM0RE+7B0
甘いのが欲しいな〜
バカップル保守がきたらうれしいな♪
913以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 17:46:41.91 ID:NikjFrVl0
アナルに投下してたけど時間切れwwwwwwww
914以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 17:48:23.06 ID:0uvecMYq0
それじゃあアナルどうする?
立てる人居なかったら立ててくるけど
915以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 17:55:01.62 ID:9E6HkZAcO
ほし
916以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 17:55:41.05 ID:FRMyAEfvO
どうするんだろうね?
917以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 17:56:13.36 ID:LhuMjk5a0
おk、立ててくる
918以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 17:56:38.95 ID:0uvecMYq0
頼んだ
919以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 17:57:32.97 ID:LhuMjk5a0
数週間ぶりに立てたぜ・・・また橘だがなwww

ハルヒ「アナル、いじめ、シュールのSSはここまで来なさい!!」
http://wwwww.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1190883411/
920以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 18:03:07.68 ID:AM0RE+7B0
>>919
921以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 18:13:56.14 ID:cIxxoUN6O
バイクのタイヤ交換作業待ちにつき保守
ひまだからお題をください
一つくらいしかけないと思うけど
922以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 18:15:22.57 ID:Wp1haBvYO
>>921
君子は死して冠を離さず
923以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 18:17:23.68 ID:6G//mz6O0
>>921
ブログ
924以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 18:22:05.88 ID:CbOHifOJO
男達の妄想と現実
925以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 18:30:09.92 ID:9E6HkZAcO
926以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 18:31:51.03 ID:6TWL7W4IO
>>921
色仕掛け
927以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 18:34:18.20 ID:cIxxoUN6O
みんなありがとう。
難しいけど、最初ので頑張ってみる。
928以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 18:38:26.83 ID:CbOHifOJO
君子を某ギャルゲー主人公の妹きみこと読んだ俺はアホだ。
929以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 18:40:45.15 ID:ELhurxXkO
ただいまなのね。
930以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 18:42:34.70 ID:0uvecMYq0
そのままいってらっしゃいなのれすぅ。
931以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 18:46:49.48 ID:MqkPDylT0
お腹まわりが気になる方は必見!

簡単で気持ちよく続けられるダイエット開発した!!
http://wwwww.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1190885296/
932色仕掛け:2007/09/27(木) 18:47:29.62 ID:UV/uk8bWO
>>926

みくる「キョンくん色仕掛けって知ってますか?」
それは部室で2人っきりの時だった。2人っきりの時に色仕掛けなんて……オレを誘っているのかい?マイスイートangel
「もちろん知ってますよ?でも…どうしたんですか?急に色仕掛けなんて…」
「実は先週の土曜日親戚の結婚式だったの。」
なるほど朝比奈さんが先週探索を休んだのはそのためか……
「それで披露宴での花嫁さんの色仕掛け姿がとっても艶やかで…はぁ…いつかはあたしも、あんな風になれるかなぁ?」
んっ?披露宴の花嫁が艶やかに色仕掛け?すげぇな未来!って違うだろ!!
「朝比奈さん…花嫁さん着物着てましたよね?」
「はい、色仕掛けが素敵でした。」
「それ色仕掛けじゃなくて色打掛(いろうちかけ)っす」


正直すまんかった
933以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 18:50:32.23 ID:DfkSi+GfO
>>932
ひとつ勉強になった。乙です
934以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 18:51:02.00 ID:6TWL7W4IO
>>932
( ・ ・)ジーー
935以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 18:58:00.86 ID:bXsQldd+O
>>932
さすがみくる。
いや、俺も初めて知りましたw
936以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 19:05:05.17 ID:ELhurxXkO
>>932
そうなんだ。普通に知らんかった。
ところで、未来から来てるのに親戚ってのはおかしくない?キョンも納得してちゃだめだし。
937以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 19:09:28.31 ID:UV/uk8bWO
>>936

土日と未来に帰ってたって事にしといて下さいませ
938>>922意味間違ってたらごめん:2007/09/27(木) 19:15:11.85 ID:cIxxoUN6O
受験生にクリスマスも正月も無いとはよくいったもので、中学三年、つまり中学最後の冬休みを俺は教科書と塾のテキスト漬けで過ごしていた。
本日は大晦日。今は紅白歌合戦の真っ最中だ。こんな日も勉強勉強とするのは勘弁して欲しいが、受験が終わるまでの辛抱だと自分に言い聞かす。
とは言え、さすがに疲れた。もうちょっとしたら腹ごなしに年越しそばを啜って、紅白のクライマックスでも見る事にしよう。
プルルルルルル…………
その時である。俺の家の電話が鳴ったのは。

――そして俺は今、自宅から程遠い、とある神社に来ていた。さっきの電話で呼び出されたのだ。呼び出したのは……
「随分と早いんじゃないか、キョン」
中学生にして蘊蓄好き(俺主観)のフィロソフィスト、佐々木である。
「ああ、飛ばして来たからな。……で、用ってのは何だ?」
「もうすぐで今年も終わり、また新たなる一年が始まろうとしている。僕たちも気持ちを一新して受験勉強に励んだ方がいいと思うんだ」
「やれやれ、そんな理由で呼び出したのか。せっかく勉強が調子ついて来たと言うのに、余計な事をしてくれるぜ」
「おや?それは失態だったな。僕はてっきり、手中力を欠き始めて、テレビを見たり年越しそばを食べたりと、煩悩の虜になる頃だと思ってたよ」
ぐ……変なところで勘のいい奴。
「それより、どうだい、首尾の方は?」
「もうさっぱりだ。助けてくれ、佐々木。どうだ、俺の代わりに試験を受けないか?」
「……キョン、『君子は死して冠を離さず』って言葉を知ってるかい?」
「なんだそりゃ?」
「古代中国の君子、つまり王様は死してもなお自分の頭にある冠――王たるプライドを捨てなかったんだ。それだけ自分というものを自覚してたわけだ」
「で、それが受験と何が関係するんだ?」
「僕が君の試験を受けても蛇足と言う事さ。君は君の試練を乗り越えなければいけないんだ」
「そうかい、それは悪かったな。後少しだが、悪足掻きしてみるさ」
「ああ、それでこそキョンだ。志望高校こそ違うが、お互い頑張ろう」
「そう言えば、お前は遠くの進学校へ行くんだったな」
「……それが、僕に課せられた試練さ。僕はそうしなければいけない、規定事項ってやつさ」
言う佐々木の口は何故か重たかった。
その後、二人で賽銭箱にお金を入れ、合格祈願を兼ねた初詣でを執行ってその日は別れた。

――この佐々木の言葉の意味は全く分からなかったが、一年以上過ぎたある日、知らされる事になった。
939以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 19:28:33.44 ID:Qs830kUY0
940以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 19:38:01.03 ID:iF9dc4GS0
保守
941以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 19:46:26.47 ID:ELhurxXkO
危ない。
942以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 19:57:25.91 ID:iF9dc4GS0
保守
943以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 19:59:40.14 ID:wWwF4lNY0
上げよう
944以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 20:04:18.05 ID:NikjFrVl0
さて1000までもつでしょうか
945以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 20:08:22.92 ID:MbDQKg+O0
ume
946以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 20:09:59.70 ID:0uvecMYq0
 これはある日の、なんでもない事だ。
 部室には俺と朝比奈さんの2人きりだった。
 ハルヒは掃除当番、長門も同様、古泉は腹痛を催して1時間前からトイレに篭っている。一服持った甲斐がある。
「2人きりって、久しぶりですね」
「本当ですね」
 部室では長門が居ない時は無いし、他の時も大抵5人セットだからな。
「古泉君、長いですね」
「ゆっくりやってるんでしょう」
「そうですね……」
 ふと、朝比奈さんが俺の傍らに立つ。何を言うでもなく、ただそこに立っている。
「どうかしましたか?」
「キョン君って、座ってても大きいんですね」
 それは朝比奈さんが小さいからだと思うが……。
「それほどデカいほうじゃないと思いますがね」
「座っても、いいですか」
 どうぞ。
「テストが終わったばかりで、なんだか疲れちゃった」
「こっちの勉強って、あっちに比べたら簡単じゃないんですか?」
「数学はそうだけど、歴史が……」
「あぁ、そうですね。こっちの事はあっちでは大昔で、こっちの昔は更に大昔ですからね、なんだかややこしそうですね」
「……、うん、そうね」
「本当に疲れているみたいですよ、何なら帰ってもいいんじゃないですか? ハルヒには言っておきますよ」
「いいの、少しの間だけ、こうしていたいの」
「そうですか」
「キョン君」
「何ですか?」
「私って、小さいですよね」
「可愛らしいと思いますよ」
「私、大きくなりたいな」
「なれますよ、きっと」
947以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 20:14:37.15 ID:NikjFrVl0
wktk!!
948以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 20:15:19.60 ID:0uvecMYq0
ごめん、保守のつもりだったのでこれだけ
949以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 20:20:04.63 ID:I5ZlVe/40
風邪をひいて熱が出ているから見届けられないや。
みんな頑張ってくれ。
950以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 20:23:39.86 ID:cIxxoUN6O
とっくに閉店時間過ぎているのにまだ交換が終わらない保守


もう一つくらい書けたかも……
951以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 20:27:21.72 ID:NikjFrVl0
残り50…
952以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 20:34:46.00 ID:UV/uk8bWO
これはいける
953以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 20:41:12.12 ID:NikjFrVl0
ちょっと無理っぽいwwwww
954以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 20:46:45.68 ID:UV/uk8bWO
人居ない?
なんてこった
955以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 20:47:37.28 ID:qT/GOrsJ0
いるけど何すればいいんだ
956以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 20:48:24.03 ID:iF9dc4GS0
坦々と保守をする。
957以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 20:48:50.02 ID:UV/uk8bWO
1000を目指すw
958以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 20:49:22.46 ID:qT/GOrsJ0
じゃあksk
959以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 20:53:43.85 ID:NikjFrVl0
埋まらないwwwwwww
960以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 20:54:33.74 ID:UV/uk8bWO
ksk
961以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 20:54:46.12 ID:MbDQKg+O0
ksk
962以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 20:55:30.36 ID:UV/uk8bWO
時間の果―てまで
⊂( ^ω^)⊃ぶーん
963以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 20:55:37.71 ID:iF9dc4GS0
次スレ立ってないのにkskするなよ…
964以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 20:56:26.31 ID:qT/GOrsJ0
次スレは>>970あたりが立ててくれるんじゃないの?
965以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 20:57:12.71 ID:NikjFrVl0
ksk
966以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 20:57:16.64 ID:xafFWEY00
淡々とksk
967以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 20:57:35.51 ID:NikjFrVl0
立てたところでこの調子じゃ落ちやしないか?
968以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 20:58:32.09 ID:1ArpNeJ00
まにあったぜ保守
ん?ksk?
969以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 20:58:40.66 ID:MbDQKg+O0
じゃあ25時ころに立てるでおk?
970以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 21:01:39.87 ID:UV/uk8bWO
でも投下多いのは22時位じゃない?
971以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 21:03:25.00 ID:1ArpNeJ00
25時ってw
寝てるよ俺。
972以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 21:03:47.41 ID:NikjFrVl0
さぁどうだろう 俺のはエロいから投下できね
973以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 21:04:11.33 ID:NikjFrVl0
>>971
起きてろよwwwwwwwwwwwwww
974以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 21:04:19.95 ID:iF9dc4GS0
22時に立てるか、今立てるか。
975以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 21:04:36.87 ID:qT/GOrsJ0
俺も寝てるからなぁ
976以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 21:04:36.49 ID:UV/uk8bWO
>>970
とっちまった…すまん携帯厨につき
>>980
たのんます
977以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 21:07:03.06 ID:1ArpNeJ00
25時でよければ、>>969が立ててくれるんじゃない?
978以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 21:07:36.77 ID:q7YxDI7V0
22時頃に俺が建てる
979以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 21:10:44.76 ID:FRMyAEfvO
じゃあよろしこしこ
980以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 21:11:07.28 ID:qT/GOrsJ0
>>978
よろしくお願いします。
981以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 21:12:18.30 ID:1ArpNeJ00
お願いいたします。
俺は寝ます。
982以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 21:12:49.09 ID:MbDQKg+O0
>>978
ヨロ
22時って俺もう寝てるわ
983以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 21:13:33.62 ID:ELhurxXkO
それより前に落ちるww
984以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 21:13:43.13 ID:FRMyAEfvO
あれ?みんな寝るの早過ぎじゃね?
985以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 21:15:57.58 ID:q7YxDI7V0
じゃあ21時45分頃にしとこうかな
さっさと顔文字ssの続き書いてくる
お題くれ

今までの話は>>50-51 >>373-375です。
その設定を踏まえてお願いします。

从(l|`ヮ´ノリ
986以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 21:15:58.63 ID:cIxxoUN6O
明日も早いんで……

1000鳥参加して寝ます
987以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 21:17:31.95 ID:qT/GOrsJ0
やはり昼の活動したいからね
12時にねっとる
988以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 21:18:30.98 ID:ELhurxXkO
長門「埋め埋めよいしょ。」
989以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 21:19:02.16 ID:xafFWEY00
埋め
990以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 21:19:23.08 ID:ELhurxXkO
長門「よいしょよいしょ。」
991以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 21:19:35.57 ID:q7YxDI7V0
お題無し\(^o^)/

スレ建ててから再募集します・・・orz
992以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 21:20:00.97 ID:ELhurxXkO
長門「よいしょよいしょ。」
993以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 21:20:19.34 ID:wpD5XKP40
1000なら次スレも幸せ!
994以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 21:20:28.04 ID:Qs830kUY0
うめ
995以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 21:20:36.27 ID:qT/GOrsJ0
>>985
ルナールのにんじんで
996以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 21:20:45.04 ID:xafFWEY00
1000なら……!!!
997以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 21:21:00.88 ID:ELhurxXkO
長門「>>1000ならみんな幸せ。」
998以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 21:21:09.88 ID:q7YxDI7V0
リ(l|゚ -゚ノlリ「このスレはもう限界。次のスレに逝ってください」
999以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 21:21:22.96 ID:ELhurxXkO
長門「>>1000ならみんな幸せ。」
1000以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/27(木) 21:21:25.47 ID:q7YxDI7V0
リ(l|゚ -゚ノlリ「このスレはもう限界。次のスレに逝ってください」
10011001
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     〈_} )   |                                次スレも…VIPクオリティ!!
        /    ! +    。     +    +     *         http://wwwww.2ch.net/news4vip/
       ./  ,ヘ  |
 ガタン ||| j  / |  | |||
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VIPがT-bananaを落とすことは不可能 FOX★