1 :
◆PORNOqm4Ug :
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/24(月) 22:14:30.16 ID:AmTjwCwC0
wktk
3 :
◆PORNOqm4Ug :2007/09/24(月) 22:14:54.25 ID:iO/mGAdn0
( ゚∀゚)と( ^Д^)は親友なようです
第五話
いつも通りの朝、いつも通りの情景。
それらは、ほんの1人の行動で大きく変化するものである。
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/24(月) 22:14:59.00 ID:IbW+edsD0
ktkr
5 :
◆PORNOqm4Ug :2007/09/24(月) 22:17:30.35 ID:iO/mGAdn0
(-_-)「足裏の何が悪いって言うんだ!」
( ´_ゝ`)「どう考えても普通じゃないだろう……」
( ^Д^)「俺も珍しく兄者の意見に同意」
( ゚∀゚)「右に同じく」
男子は男子で集まって性癖云々の話。
川 ゚ -゚)「むぅ……」
从リ ゚д゚ノリ「どうしたの?」
川 ゚ -゚)「いや……童貞ってなんだ?」
从リ ゚д゚ノリ「……知らないほうが、幸せなこともあるのよ」
川 ゚ -゚)「?」
女子も女子で、同じような話。
あくまで、いつも通りの風景。
6 :
◆PORNOqm4Ug :2007/09/24(月) 22:18:55.64 ID:iO/mGAdn0
(=゚ω゚)「ほら、数学のテストを返すぞ。まずジョルジュ取りに来い」
(;゚∀゚)「どう考えても俺最初じゃないでしょ! 名前とか席とかで考えて!」
(=゚ω゚)「お前のテストの点数を見て、何人か安心するからだ。プギャーとか」
(;゚∀゚)「てめえ!」
( ^Д^)9m「教師との繋がりを持たないお前が悪い!」
授業でも、いつも通りの空間が流れる。
ここから何かが変化したらどうなるだろう。
もし何かが変わったとしよう。
例をとって考えてみる。
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/24(月) 22:19:11.07 ID:AmTjwCwC0
支援
8 :
◆PORNOqm4Ug :2007/09/24(月) 22:20:19.93 ID:iO/mGAdn0
それは、例えば戦争。
いつも通りの日常、恋人といた幸せな日常。
それが「徴兵」という変化で大きく変わる。
愛する彼徴兵され、戦いの最中でが死んだと聞いて彼女の気が狂ってしまう。
そして彼女は待つこと、そして周りの目に耐え切れず自殺。
そこで更に、実は彼が生きていたという最悪なシナリオ。
彼女の自殺した姿を見て彼は何を思っただろうか。
ある一つの変化で、誰かを取り巻く環境が大きく変わった一例である。
これより酷い変化を受けた人も、そうでない人もいるかもしれない。
たった一つの変化で、周りに与える影響とは意外にも多大なものだ。
あくまでこれは一つの例であり、実際あり得る可能性は低い。
それに、現在では戦争などおきやしない。誰しもそんな意識が頭の中にある。
要するにあり得ない事。そう思っている人が大多数。
その信じ過ぎる意識が、いけないのだ。
特に、あのお人好し達にはその信じる意識が大きすぎる。
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/24(月) 22:21:54.48 ID:qHnhBcPF0
下痢支援
10 :
◆PORNOqm4Ug :2007/09/24(月) 22:22:03.25 ID:iO/mGAdn0
(-_-)「数学のテストどうだった?」
川 ゚ -゚)「いつも通りだ、98だが何か?」
(;゚∀゚)「くそおおおお!!!!!49!!!!!」
( ^Д^)「ふぅ……危なかった、64だ。最低記録だった」
やはりいつも通りの日常。
だが何故かぽっかり開いている穴。
そこに誰も気付かない、気付こうとしない。
やがて一日が終わる、誰も悪い兆候を見出せぬまま。
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/24(月) 22:22:38.89 ID:AmTjwCwC0
支援
12 :
◆PORNOqm4Ug :2007/09/24(月) 22:24:46.48 ID:iO/mGAdn0
翌日。
( ゚∀゚)「だからここは……こうで……」
川 ゚ -゚)「ほほう、なるほどな……」
( ゚∀゚)「んでここをこうすると……」
川 ゚ -゚)「おお、大きくなったな」
( ゚∀゚)「更にこうするとな……」
川 ゚ -゚)「ん? なんか出てきたぞ?」
( ゚∀゚)「暖かいだろ……これ……」
13 :
◆PORNOqm4Ug :2007/09/24(月) 22:26:18.21 ID:iO/mGAdn0
( ^Д^)「なんか会話内容が卑猥なんですが」
( ゚∀゚)「いや、最新式の水筒の使い方教えてただけ」
川 ゚ -゚)「水筒も伸び縮みするもんなんだな」
(;^Д^)(いや……紛らわし過ぎるだろ……というか水筒伸び縮みしたら容量が……)
(-_-)「卑猥な匂いを嗅ぎ付けてやって参りました」
( ´_ゝ`)「卑猥なクーたんどこー?」
やはり誰も気付かない。
何かが、欠けている事に。
心配はしているが信じきっている余りに、
いないことを心配していない。それが拙いのだ。
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/24(月) 22:28:34.36 ID:AmTjwCwC0
支援
15 :
◆PORNOqm4Ug :2007/09/24(月) 22:29:40.14 ID:iO/mGAdn0
次の日、彼らは驚くべき情報を入手する。
風邪で休んでいたはずのツンを、外で目撃したということ。
彼女は真面目だ、だからこそこれだけでも彼らは軽くショックだった。
しかし、更に悪い情報もある。
彼女が何故か不良グループと一緒にいた、という情報だ。
勿論、法に触れるようなこともしてるらしい。
その情報を聞いたとき、は信じられないような表情をしていた。
優しくて、恥ずかしがり屋で、それでいて美しい彼女。
信じきっていた姿を全て否定された。
その悲しみからなのか、彼らはしばらく何も喋れなかった。
( ^Д^)「……要するにあいつの本性は、しぃより酷いと?」
(#゚∀゚)「てめえちょっと待てよ! まだあいつって決まったわけじゃないだろ!?」
淡々と事実をまとめるプギャーに、殴りかかるほどの勢いで聞いたことを否定するジョルジュ。
天真爛漫な彼は、人を疑うということを知らないのだ。
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/24(月) 22:30:52.54 ID:AmTjwCwC0
支援
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/24(月) 22:31:11.76 ID:qHnhBcPF0
下痢ラ
18 :
◆PORNOqm4Ug :2007/09/24(月) 22:32:34.33 ID:iO/mGAdn0
( ^Д^)「……落ち着け、事実を話す。ツン……いや、都塚を目撃したのはウチの学校のやつだ。それは間違いない。
それでいて、そいつは学校を風邪で休んでいた。病院に寄った帰りに見たそうだな。
んでそいつは俺達とあいつが仲いい事は知っている。だからこうして……これがあるんだろ? もう黒だ、限り無い黒だ」
そう言って彼は、机に写真を何枚か置いた。
上下黒スウェットを着て、同じような服装のやつらと煙草を吸っているツンの姿。
一度彼女を見たことがある者ならば、絶対認識できるほどにわかり易い撮り方をしていた。
(#゚∀゚)「でも!でもな! あいつがそんなことするわけないだろ!」
川#゚ -゚)「落ち着け、さもないと殴るぞ」
ここにきて、クーも怒りの色を見せる。
低身長ながら、かなりの威圧感を放っていた。
(#゚∀゚)「お前も何とか言えよ!あいつの親友なんだろ!なあ!?どうにか言えよ!」
瞬間飛ぶ平手、よろけるジョルジュ。
痛みに気付き、少しの間呆然としていた。
19 :
◆PORNOqm4Ug :2007/09/24(月) 22:34:21.31 ID:iO/mGAdn0
川#゚ -゚)「私だって、ツンの事は信用したい。でもこんなに証拠があるんだ、無理だろう。
もっと冷静になれ、盲目な信用だけじゃ人付き合いは出来ないんだ。わかるか?」
川 ゚ -゚)「私だって……悲しいんだ……。こう言っては悪いと思う。でも言わせて貰う。
私が一番、彼女と長く接してきたんだ。君達よりもずっと長く。彼女のことは君達よりもわかってるつもりだ。
凄く良い子だと思ってた。不登校になったときも、支えてあげてた。本当に助けられたかわからんがな。
高校にも何とか一緒のとこ入って、長い間一緒に笑い合ってきた。彼女といた頃は凄く楽しかった。
反面、私は不良というものが大嫌いだ。人に迷惑しかかけられず、法律すらも守らない屑のような奴等。だから私は凄く悲しい反面、彼女が憎い。
本当は私が君のように、彼女を擁護してあげなくちゃいけないのかもしれない、でも悪いものは悪いんだ。
私達の信頼をも裏切った『友人だから、親友だから』で許すわけにはいかない。罪には……それなりの罰を与えねばならない」
そう言いきったあと下を向いてしまった。
やはり、耐えられないのだろう。
ジョルジュとプギャー。彼らで言えば、どちらかがもう一方を裏切ったようなものだ。
ジョルジュはクーの思いを知り、大人しくうずくまってしまった。
彼は、ツンのことを信頼していた。たとえ付き合った日が浅くとも。
だから信じられない、信じたくないのである。
20 :
◆PORNOqm4Ug :2007/09/24(月) 22:35:30.57 ID:iO/mGAdn0
彼らは意気消沈したまま、授業の時間を過ごしていった。
村野と兄者だけは少しでも周りを明るくしようとしたが、出来なかった。
それほど、ツンの行いが受け入れられなくて、ショックなのだ。
翌日、やはりツンは学校に来ない。
こうなれば直接自分達が話を付けに行くしかないだろう、彼らは決断した。
いつも異常授業に集中できないジョルジュ。
いつも通りの様子でいるが、どこか違和感を感じるプギャー。
いつも通り、だけど赤いオーラを出しているクー。
ツンと仲が良かった三人は、それぞれの思いを内に秘めて授業が終わるのを待った。
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/24(月) 22:36:54.01 ID:AmTjwCwC0
支援
22 :
◆PORNOqm4Ug :2007/09/24(月) 22:38:36.09 ID:iO/mGAdn0
授業が終わり、昂ぶる感情を抑えきれずにすぐさま教室を出る三人。
それを追いかけるように出てくる村野、兄者。
目的地は、都塚 蓮の家。気持ちをほぼ一つにして、五人は向かっていった。
23 :
◆PORNOqm4Ug :2007/09/24(月) 22:39:58.39 ID:iO/mGAdn0
決して広くはない、だけど狭くもない。ごく普通のマンション。
そこが、都塚蓮の家である。噂では父親はいないとのことだ。
ノックするクー、ジョルジュでは扉をぶち破りかねないと考えたのだろう。
不必要な力を込めないように、尚且つ家のどこにいても聞こえるように戸を叩いた。
今日は運が良かったのだろうか、すぐに返事が来た。
聞きなれた、高音で澄み切ったツンの声。だけど、彼らの耳には「腹の内が読めない人間の声」そう届いた。
その声の主が扉を開けて出て来る。誰に見られても困らない格好で。
ξ゚听)ξ「ああ、久しぶり! どうしたの? 急にウチに来るなんて……」
何も知らないと言う事はとてつもなく滑稽に、そして愚かに見える。
彼女は、プギャー達の事をそういう目で見ていたのだろう。
だが今は逆の立場だ。そしてその、滑稽に移る姿には怒りも向けられている。
それを読み取れていないであろう彼女は愚かだ。
( ^Д^)「……正直に答えてもらいたいが、この写真はなんなんだ?」
突き出される写真、ツンが煙草を吸っている姿が写っている。
それを見て、困惑した表情を見せる彼女。だが、彼らにはその姿さえも「演技」にしか映らない。
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/24(月) 22:40:22.68 ID:AmTjwCwC0
支援
25 :
◆PORNOqm4Ug :2007/09/24(月) 22:41:46.82 ID:iO/mGAdn0
ξ;゚听)ξ「え……これなんなの? 私、こんなの知らないよ?」
( ^Д^)「どう見ても、これはお前だろう。双子の妹でもいるのか? そんな話は聞いてないぞ?」
川 ゚ -゚)「それに、1人っ子だと言ってたしな。私に嘘をついたのか?」
ξ;゚听)ξ「いや……兄妹もいないし、最近外も出てないし……」
( ^Д^)「じゃあ、この写真に写ってるのはなんだ?」
ξ;゚听)ξ「だから……」
(-_-)「あのさ、どう考えても君じゃん。何か否定できる材料でも?」
( ´_ゝ`)「……ここにいる人間は、こんな決定的な証拠を出されてまでも君を信じる気持ちはまだあった。
その態度に、ごまかすような態度をぶつける君が俺には信じられない。何かあるならさっさと言うべき」
ξ )ξ「…………………………」
ξ )ξ「わかったわ、ちょっと待ってて」
奥に消えるツン、その姿を見る彼らの目は酷く冷たかった。
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/24(月) 22:42:30.62 ID:AmTjwCwC0
支援
27 :
◆PORNOqm4Ug :2007/09/24(月) 22:43:02.15 ID:iO/mGAdn0
( ゚∀゚)「…………実際どうなんだ? やっぱ黒か?」
川 ゚ -゚)「……だろうな」
( ^Д^)「どう来るか、それが問題なんだよな」
話し合っていると、足音が聞こえる。戻ってきたようだ。
視線を玄関の方に集める彼ら。
何かを隠しているような感じだった、その証拠に後ろに手を回している。
そんなに最初に話しかけたのはジョルジュだった。
( ゚∀゚)「なあ……せめて、正直に言ってくれよ。
俺はお前を信用してるんだよ、裏切ったまんまで終わりなのか?」
ξ゚听)ξ「ええ、その通りよ」
( ゚∀゚)「…………実際どうなんだ? やっぱ黒か?」
川 ゚ -゚)「……だろうな」
( ^Д^)「どう来るか、それが問題なんだよな」
話し合っていると、足音が聞こえる。戻ってきたようだ。
視線を玄関の方に集める彼ら。
何かを隠しているような感じだった、その証拠に後ろに手を回している。
そんな彼女に最初に話しかけたのはジョルジュだった。
( ゚∀゚)「なあ……せめて、正直に言ってくれよ。
俺はお前を信用してるんだよ、裏切ったまんまで終わりなのか?」
ξ゚听)ξ「ええ、その通りよ」
29 :
◆PORNOqm4Ug :2007/09/24(月) 22:45:25.09 ID:iO/mGAdn0
そう言い、後ろに隠していたものをジョルジュに向けた。
銀色のそれが光を反射し、妖しく光る。包丁だ。
あまりにいきなりの事で反応できなかったジョルジュの腹に、吸い込まれるように刺さっていく。
刺さった瞬間、ツンの顔に妖しい笑みが浮かぶ。少しの血がその顔に飛び散り更に猟奇的な笑みに見える。
(; ∀ )「…………は?」
ξ゚ー゚)ξ「気付いたときには既に遅いのよ」
ゆっくり、バランスを失い倒れていくジョルジュ。
呆気にとられるプギャー、クー。
焦りの表情を見せてから、すぐに最善の処置をとろうと試みる村野と兄者。
彼らの様々な顔を見て、更ににやりと笑みを深めるツン。
悪魔の本性に気付くのが遅すぎた。
第5話終わり
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/24(月) 22:46:12.04 ID:iO/mGAdn0
短めですが、5話はこれで終わりです。ありがとうございました。
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/24(月) 22:46:37.74 ID:saQ+EzGSO
乙!
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/24(月) 22:46:44.91 ID:AmTjwCwC0
乙!
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/24(月) 22:50:32.11 ID:qHnhBcPF0
超展開wwww
乙
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/24(月) 22:51:11.41 ID:IbW+edsD0
え、ええええええええええええええええええ!!!
い、一刻も早い続きを要求するニダ!
乙
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:
乙!