1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:
1 ◆f3ex7K565M
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/19(水) 21:34:25.88 ID:fIdvV7Sw0
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/19(水) 21:34:56.67 ID:ZgSVHZ0E0
こっちも同時保守か
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/19(水) 21:37:32.53 ID:fIdvV7Sw0
うわ!2ゲットしてた・・・
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/19(水) 21:37:40.04 ID:QRlfACj9O
ほ
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/19(水) 21:41:03.00 ID:GGkfqexSO
守
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/19(水) 21:51:05.45 ID:fIdvV7Sw0
保守
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/19(水) 21:55:41.21 ID:XmFo7tVK0
保守層
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/19(水) 22:01:00.68 ID:UvAe4frq0
ほしゅ
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/19(水) 22:08:31.73 ID:6iVDJg2qO
ほ
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/19(水) 22:11:57.58 ID:x0F5eolH0
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/19(水) 22:12:51.89 ID:GGkfqexSO
そ
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/19(水) 22:23:07.32 ID:fIdvV7Sw0
保守
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/19(水) 22:30:31.99 ID:fIdvV7Sw0
保守
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/19(水) 22:37:41.72 ID:fIdvV7Sw0
保守
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/19(水) 22:44:50.99 ID:odWtolY40
ほし
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/19(水) 22:52:16.95 ID:dSPifjq30
の
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/19(水) 22:58:40.74 ID:GGkfqexSO
ゅ
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/19(水) 22:58:52.92 ID:6iVDJg2qO
せ
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/19(水) 23:05:55.99 ID:UvAe4frq0
ほ
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/19(水) 23:06:11.50 ID:XmFo7tVK0
し
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/19(水) 23:06:58.42 ID:uYt8kg6XO
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/19(水) 23:10:44.27 ID:XmFo7tVK0
この時間の保守は大変だな
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/19(水) 23:14:14.35 ID:OqotSACv0
ほす
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/19(水) 23:17:53.23 ID:XmFo7tVK0
ほ
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/19(水) 23:21:02.07 ID:OqotSACv0
し
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/19(水) 23:21:45.23 ID:OqotSACv0
ゅ
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/19(水) 23:25:28.10 ID:uYt8kg6XO
ほ
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/19(水) 23:27:28.88 ID:odWtolY40
も
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/19(水) 23:33:10.11 ID:dSPifjq30
の
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/19(水) 23:39:48.84 ID:s/8/IxII0
あ
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/19(水) 23:40:57.20 ID:fxcw5gNQ0
前スレ1000まで行った?
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/19(水) 23:44:16.54 ID:dSPifjq30
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/19(水) 23:52:16.82 ID:dSPifjq30
ほ
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/19(水) 23:59:00.74 ID:dSPifjq30
ほ
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 00:05:00.16 ID:d7Wegq6h0
ほほほ ほーほっほっほ おおーほっほっほっほ
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 00:11:29.70 ID:jhI3Koqm0
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 00:15:51.53 ID:a7sda0ssO
捕手
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 00:16:42.98 ID:bTMLRFdU0
hosyu
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 00:16:53.59 ID:v/2nLvfaO
遊ぼー
今夜は1はこないのですかそうですか
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 00:25:08.31 ID:Axy7WCrN0
ほ
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 00:27:56.81 ID:jhI3Koqm0
タイムリープと死ねない伏線の回収はオネガイシマスね
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 00:37:57.55 ID:Axy7WCrN0
ほ
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 00:47:20.17 ID:d7Wegq6h0
ho
元ネタナツカシス
リアルタイムでwktkしてたなあ
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 00:58:08.03 ID:PF1z6MjB0
ほ
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 01:01:13.27 ID:+O8K7zESO
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 01:11:43.09 ID:PF1z6MjB0
ほ
>>49 2、3年前かなと思ってぐぐったら2005年5月だった。
読み返してた。
未完なのがつくづく惜しい。
文体は違うがここの
>>1に期待
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 01:18:49.69 ID:bTMLRFdU0
age
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 01:27:25.60 ID:oH+HlYh30
ほ
ここ保守したほうがいいの?
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 01:41:19.15 ID:bTMLRFdU0
保守
山田、田中、内藤
そして空白の一日の意味は・・・・・・
あれ
なんか
時間が
ずれてるよ
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 01:59:53.65 ID:PF1z6MjB0
ほ
キミのいた今日はおれが過ごした昨日・・・・?
おれはまだ消えてないよ
キミは?
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 02:27:21.62 ID:oH+HlYh30
ほ
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 02:35:34.89 ID:PjsBahbe0
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 02:36:01.37 ID:FikELzyzO
ほ
今その2読んでる。
地元が舞台でフイタwwwwwいよてつ高島屋かよwww
寝るのでほしゅおね
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 03:02:17.65 ID:PF1z6MjB0
ほ
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 03:20:14.43 ID:bTMLRFdU0
おやすみなさい
ほ
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 03:35:28.98 ID:oH+HlYh30
し
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 03:35:45.93 ID:92IAetzF0
作者は高校2年と見た
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 03:35:52.44 ID:ysguiOqD0
い
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 03:43:01.00 ID:uwr/S3B10
か
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 03:46:38.49 ID:nrO0Z1qeO
ロ
すのケツは蝋で固めた鳥のケツ〜
両手につけて飛び立った〜
雲より高くまだ遠く〜
勇気ひとつを友にして〜
ぐんぐん近づくイカロスは〜
蝋で固めた鳥のケツ〜
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 04:12:00.65 ID:oH+HlYh30
い
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 04:17:26.60 ID:uwr/S3B10
か
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 04:28:14.57 ID:uwr/S3B10
り
そ
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 04:28:50.07 ID:ysguiOqD0
ん
ぐ
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 04:51:28.35 ID:FNBGvljMO
ヾヽヽ
(,, ・∀・) チュンチュン
ミ_ノ
″″
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 04:53:58.99 ID:uwr/S3B10
ら
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 05:17:25.47 ID:t68pMXQ90
wktk
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 05:39:34.51 ID:uwr/S3B10
いかりそんぐ、ってなんかリアディゾンみたいな響きだよな
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 05:48:27.46 ID:hqQqK8drO
あ
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 06:18:05.86 ID:+oHz4e+xO
ほぉ
88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 06:30:12.96 ID:FikELzyzO
し
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 06:46:51.40 ID:fdS8iVIFO
ぶ
90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 07:07:26.07 ID:IdbiAeNpO
ゅ
ho
.
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 07:44:34.39 ID:nrO0Z1qeO
へ
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 07:57:56.79 ID:KfeSHGiN0
皆さん保守乙彼
つ旦~
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 08:02:16.40 ID:8uLK0/FeO
夜間保守乙っす つ旦~
96 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 08:32:50.09 ID:KfeSHGiN0
ho
97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 09:01:21.06 ID:rEu/Ea5ZO
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 09:40:47.93 ID:KfeSHGiN0
ho
99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 09:58:01.82 ID:KfeSHGiN0
今日は来ないのか…
100 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 10:25:28.20 ID:KfeSHGiN0
ほし
101 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 10:46:43.05 ID:ddr6M4SD0
保守
102 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 11:13:19.20 ID:FikELzyzO
ほ
103 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 11:38:03.64 ID:HWoCM7ISO
し
104 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 12:16:20.11 ID:HWoCM7ISO
ゅ
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 12:20:04.75 ID:+O8K7zESO
と
106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 12:30:01.99 ID:d7Wegq6h0
か
107 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 12:37:36.33 ID:cmKJElHR0
し
108 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 12:42:59.68 ID:8uLK0/FeO
ま
109 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 12:46:02.78 ID:ysguiOqD0
せ
110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 12:47:57.63 ID:cmKJElHR0
ん
111 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 12:57:02.60 ID:KfeSHGiN0
?
112 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 13:04:39.52 ID:d7Wegq6h0
(国民全員で)
113 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 13:17:51.67 ID:FikELzyzO
が
114 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 13:20:21.47 ID:ysguiOqD0
ち
115 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 13:27:14.92 ID:n8e+cpDl0
7人での共同生活が始まった。
瀬名達は俺が思っていたよりもずっと規則正しい生活をしているようだった。
枕元に高橋が立ち俺を見下ろしている。
「起きた?」
「…今何時?」
「8時」
昨日何時に寝たかは思い出せないが、彼女の口から出た時間はここ数日の中では最速だ。
「もう少し寝ていい?」
「いいよ、無理しなくて。長旅で疲れてるんでしょう?三島さんも」
聞きなれた名前に、俺は首だけを動かして部屋の中を見渡した。
少し離れたベッドの上で三島が眠りに落ちていた。
「彼女?」
116 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 13:30:19.57 ID:d7Wegq6h0
おかへり!
117 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 13:31:19.71 ID:n8e+cpDl0
「いや、違うよ」
俺は無理しなくていいと言うわりに話す事はやめないんだなとごちた。
「じゃあ、友達?」
「今日も晴れてるな」
「はぐらかさないで」
窓の外の朝日を見つめて目を細めている俺の背中に少し責めるような響きが降ってきた。
俺はやれやれと上半身を起こした。
彼らが用意してくれたシーツはとても清潔で、生活観を感じさせてくれる。ただそうやって感じ取る事が出来るものはあってもここに感じさせてくれる人はいない。
「友達…かな。どうだろうな」
118 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 13:34:49.45 ID:cmKJElHR0
キター
119 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 13:35:54.74 ID:n8e+cpDl0
「分からないの?」
「そうだね。俺と三島は世界に誰もいなくなる前からの知り合いだったけど、こうなるまでは彼女の事よく知らなかった。今だって殆ど知らないよ。彼女がなにが好きかとか、全然知らない。だけど理解しあえてるって気はする」
高橋はなにも言わない。
「友達かどうかなんて分からない。けどお互いに必要だ。君達は違うのか?」
120 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 13:37:39.12 ID:HWoCM7ISO
wktk
121 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 13:38:24.57 ID:n8e+cpDl0
「分からない」
搾り出すような声が帰ってきた。
俺はもう一度窓の外を見る。
方角までちゃんと考えて作られているらしいこのマンションの窓から太陽の光が差し込んでいた。
その光の先に鈴木から解き放たれたなにかはあるのだろうか。
鈴木は僕達の事をどういうふうに思っていたのだろう。
他人だとしてもいいじゃないか。と思える。
他人のまま、他人を救える事があってもよかったじゃないか。
122 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 13:38:27.54 ID:ysguiOqD0
きたあああ
123 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 13:41:55.81 ID:n8e+cpDl0
「高橋が思う事があるんなら言った方がいいんじゃないかな。君と瀬名は元々知り合いなんだろ」
「そうだけど…最近よく分からなくなって」
「分からなくなった?」
俺はここでようやく彼女に座るように促した。彼女は特になにも言わず俺が座るベッドへと腰掛けた。
そうやって座った彼女の体は酷く疲れているようにも見えた。年も俺と変わらない位のはずだが。
なんだか肩に1人じゃどうしようも出来ない重りを背負ってしまったかのようだった。
「彼は変わっちゃったのよ」
「どういう事?」
「分からない。彼は元々優しい人だったと思うんだけど、以前の彼とはどこか違うのよ」
124 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 13:46:08.73 ID:n8e+cpDl0
「彼は今の生活を気に入っているみたい」
そこで彼女の言葉が途切れる。そうとしか言いようがなくて他にはなにも言えないようだった。
「誰もいなくなった世界がいいって?」
「そうじゃない。最初は瀬名も嘆いてた。元いた世界に帰りたいって。いつからなのか分からないけどそれがそうじゃなくなったの」
高橋がベッドのシーツを握り締めていた。
彼女は瀬名との時間を共にする毎に距離が離れていく事を感じ取ったのだろうか。
理解できていたはずの男が、理解出来なくなっていく事に孤独を感じているのだろうか。
125 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 13:48:30.57 ID:n8e+cpDl0
「ごめんなさい。朝からこんな事話して」
「いや、大丈夫」
「行くわね。朝食を作らないといけないから」
「高橋。君は元いた世界に戻りたいのか」
高橋は小さく頷く動作だけ俺に見せると、そのまま背中を向けた。
シーツに小さく水滴がついていた。
126 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 13:48:53.22 ID:n8e+cpDl0
「寂しいんだね」
隣のベッドからそう聞こえた。
どうやら途中から起きていたようだが、話しかけるタイミングを失っていたらしい三島が体を起こした、
「1人でも、皆でいても1人ぼっちなのかな」
俺のその言葉に三島は否定の台詞を返してきた。
「1人ぼっちじゃなくなったから寂しいんじゃないかな」
どういう意味なんだろう。俺はそれを尋ねようとしたが部屋がノックされた。
水野が「朝食が出来たよ」とドアから顔をのぞかせた。
「今から行く」
三島は顔を洗いに行った。水道から流れ洗面台で弾かれる水の音を聞きながら、高橋の涙の理由を思った。
127 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 13:50:04.87 ID:d7Wegq6h0
つC
128 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 13:56:17.24 ID:d7Wegq6h0
つC
129 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 13:56:37.68 ID:d7Wegq6h0
つC
130 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 13:57:02.66 ID:d7Wegq6h0
つC
131 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 13:57:26.70 ID:d7Wegq6h0
つC
132 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 14:03:25.48 ID:n8e+cpDl0
俺達は朝食を取った。
静かで穏やかだった。この部屋だけを切り取れば世界に誰もいないなんて思えなかった。
皆は和やかに談笑していた。
話の内容は今日の天気だとかコンビニにあった雑誌の話とか当たり障りのないものばかりだった。
高橋の言った通りなのかもしれない。
彼らはこれからどうするべきか、なんて事一度だって口にしなかった。
彼らにとってのこれからは、ここで静かに過ごしていく事なのかもしれない。
133 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 14:08:14.45 ID:n8e+cpDl0
部屋の片隅にラジオがある。
そこからは瀬名の例のテープでの音声が流れていた。
「あれが途切れたりしてないかいつも流すようにしているんだ」
ラジオを見つめていた俺に瀬名がそう説明してくれた。
「なぁ、瀬名」
「なに?」
「俺、そのラジオ局に行ってみたいんだけどいいかな」
「行ってなにかしたいのか?」
「いや、ちょっと見てみたい」
瀬名は特に断りもしなかった。白井が案内をしてくれる事になった。
朝食が終わり俺達は自分の食器を片付けた。
俺は瀬名の食器を受け取る大塚の笑顔が目に入った。
彼女も、このまま明日も明後日もこんな一日が続く事を望んでいるのだろうか。
134 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 14:17:04.12 ID:n8e+cpDl0
「僕は苛められていたんだ」
車道を横切っていた俺と三島に白井がそう告げた。
「そんなふうには見えなかったな」
「そうかな。そうだね、今の世界ではそんな事もないしね」
白井は苦笑しながら頭をかいた。
「変だよなぁ。確かに今の世界の方が居心地はいいんだ。本当はもっと困るべきなのかもしれないけど」
「白井、君は元の世界に戻りたくないのか?」
「戻るか」
彼は遠く空を見上げた。空の向こう側にある元の世界を見定めるように。
「戻ったってしょうがないと正直思うよ。マンガの続きが読めないのは辛い…けど」
「けど?」
「こっちにはなにもないけど、別に前の世界にもなにかがあるとも思わない」
俺達はラジオ局に辿り着いた。白井はやる事があるからと言って別れる事になった。
道に迷ったら連絡してくれと言い残した彼の背中を見やる。
確かに彼はこっちの世界で健やかなのかもしれない。
135 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 14:21:52.63 ID:HWoCM7ISO
つC
136 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 14:21:53.74 ID:n8e+cpDl0
2人で建物の中へと入る。あまり大きい訳ではない中で部屋を探すのは難しくはなかった。
瀬名のラジオが流されているブース、と言うのだろうか。
俺達がいる部屋からガラスを挟んでそれを見つけることが出来た。
「なぁ、三島」
「え?」
「三島は元いた世界に帰りたいと思うか?」
「うん、そりゃ思うよ」
「だよな」
俺だってそう思う。帰れるものなら今すぐ帰りたい。
俺はこの世界にいる人は皆そうだと思っていた。だがどうやらそうでもないらしい。
137 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 14:26:16.81 ID:n8e+cpDl0
俺は綺麗に掃除されているラジオの機械を眺めた。
「ラジオってどうやって流すんだ?」
「え?…さぁ」
テレビとかではスイッチを倒すと流れ出したりしているが実際そんなものなのだろうか。
俺は辺りを見回すがどの機械がなにをしているのかよく分からない。
素人でも適当にやれば都合よく流しだす事が出来るのだろうか。
138 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 14:30:44.99 ID:n8e+cpDl0
「鈴木君は、帰ったのかな」
「え?」
三島の呟きに俺は間の抜けた返事を返した。
「帰ったって?」
「皆のいるところに、戻ったのかな」
そこで俺は三島の言おうとしているところが分かった。
俺は今まで人は消えたものだと思っていた。昨日いた世界から忽然と人が消えたのだと。
三島はそうではなくて、俺達だけが今どこか違う場所にいるのだと考えているようだ。
平行世界と言う奴なんだろうか。俺は今までそんな事にも気付かなかった自分を罵った。
139 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 14:33:05.20 ID:n8e+cpDl0
消えた鈴木は死んだのではなく、元の世界に戻ったと言う事だろうか。
けど、ならなぜ、俺達は戻る事が出来ない?
俺達と鈴木の間になにか違いがあるのだろうか。
分からない。
140 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 14:39:10.98 ID:d7Wegq6h0
つC
141 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 14:39:11.40 ID:n8e+cpDl0
俺達は帰る事にした。
帰ってから水野と大塚とも話してみた。
2人はやはりどちらも今の世界に満足はしていないけれど前の世界より居心地のよさを感じているようだった。
そして「瀬名のおかげだよ」とどちらも似たような事を言った。
俺はここには前進するべきものが何一つないと悟った。
彼らの生きる糧はこの現状を維持する事にあるんだ。
新しく誰かを探しに行く事も、この世界から戻る方法を探す事もない。
ただこの、誰の目にも触れない秘密基地のような場所で静かに暮らして生きたいのだと。
後ろ向きな前向きだと俺には思えた。
142 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 14:40:18.60 ID:cmKJElHR0
つC
143 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 14:42:48.30 ID:n8e+cpDl0
夜になって飯を食べ終わり、俺はこれからどうしようかと考えていると高橋に呼ばれた。
「どうした?」
「ちょっと来て」
俺と三島は彼女に言われるままにして着いて行く。彼女の足取りもなんだか思い。
「なにかあるのか?」
「現実逃避」
俺は彼女がなにを言ってるのかよく分からない。
144 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 14:46:07.28 ID:n8e+cpDl0
皆で食卓を囲んでいた部屋に全員が集まった。
俺と三島は適当な位置に座る。
そして妙な光景が俺の前に広がる。
懺悔、なのだろうか。
水野と白井と大塚は、前にいた世界で自分はどんな扱いをされていたのか粛々と語り始めた。
145 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 14:48:16.53 ID:n8e+cpDl0
自分に絶望。
周りに絶望。
親に絶望。
自分を苦しめる奴らに絶望。
社会に絶望。
目に見えないなにかに絶望。
現実に絶望。
夢や希望。そんな言葉にも絶望。
146 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 14:53:08.51 ID:n8e+cpDl0
俺は背筋が凍りそうだった。
俺はそんなネガティブな要素ばかりで生活を送る事が理解出来ない。
ただ彼らは元いた世界は自分も周りも愚かで救いのない世界だと言う事を吐き出し続けた。
三島も、言葉を失っていた。
高橋の方を見ると、彼女はもう話を聞くのを遮るように感情のない目をしていた。
俺も耳を塞ぎたくなる。
絶望、絶望、絶望、絶望絶望絶望絶望絶望絶望絶望。
世界はそんなにも残酷なものしか生み出していなかっただろうか?
147 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 14:53:46.93 ID:HWoCM7ISO
つC
148 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 14:59:08.15 ID:n8e+cpDl0
「いいんだよ」
俺はその言葉に顔を上げた。瀬名だ。
彼は3人の肩を軽く叩きながら笑顔を浮かべていた。
「いいんだ。悪いのは君達じゃない」
3人はその言葉に笑顔を返す。なんだろう、これは。
その言葉をこいつらは待っていたんだろうか。そう言われる事で救われると言うのだろうか。
いや、実際にそうなんだろう。
白井も、水野も、大塚も、満足そうに彼の笑顔を受け止めた。瀬名の言葉はそれぞれの中にある膿を取り除いているようだった。
「やめろ」
149 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 15:00:42.16 ID:RTz3XCRV0
C
150 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 15:05:30.09 ID:n8e+cpDl0
全員が俺を見ていた。
「こんな事、今すぐやめろ。お前らがやってるのは単なる傷の舐め合いだ」
「なにを言ってるんだ」
瀬名が僕に詰め寄ってくる。
「彼らは癒される必要があるんだよ。今までどれだけ苦しんできたか分かるか」
「こんなの癒しじゃねーだろ。ただ苦しみから偶然逃れて、平和な場所で愚痴ってるだけじゃないか」
「強い人間はそうやって弱い人間の事を罵るんだよ!苦しみから逃れられない奴らだっているんだよ!」
俺は全員を見つめ返す。
瀬名の言う事は間違ってないのかもしれない。
立ち向かいたくても立ち向かえないのかもしれない。
逃げたくても逃げる場所なんてなかったのかもしれない。
今やっと彼らは少し幸せを感じることが出来ているのかもしれない。
「けど、お前がやっているのは、単なる横暴だ」
151 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 15:07:43.46 ID:zCEuOwde0
支援
152 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 15:08:39.57 ID:n8e+cpDl0
俺はそれだけ言うと瀬名の肩を押した。
「俺はここを出る。三島、行こう」
俺は三島の手を取り、出て行こうとした。その俺達を高橋が呼び止めた。
「待ってよ。もう夜も遅いし、明日の朝までいたらいいじゃない」
瀬名は特に反対しなかった。他の3人は俺に明らかな嫌悪感を示していたが瀬名がなにも言わないので黙っていた。
高橋の目が俺にまだ行かないでと訴えかけていた。
153 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 15:09:13.00 ID:X6cArcOh0
支援
154 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 15:14:48.23 ID:qnk9GP4pO
高橋かわいいよ高橋
155 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 15:16:21.16 ID:n8e+cpDl0
「ごめんなさい」
部屋に戻った俺達に高橋が謝ってきた。
「君が謝る事じゃないだろ」
「本当に出て行くの?」
「悪いけど」
そう言うと彼女は「そう」と短く返事をして諦めたようだった。
俺は逆に彼女に聞いた。
「なんで君は瀬名にあんな事止めた方がいいって言わない?」
俺が見たところ、彼女はどうも俺に近い感情を瀬名に抱いていたように見えた。
俺達が来るまでも行われていたのだとしたら彼女はそれを1人受け入れていたのだろうか?
「しょうがないのよ。実際に彼女達は瀬名の言葉を欲しがってる」
「だけど、違うやり方だって…」
その三島の問いに彼女はそれ以上なにも言わなかった。
どうやら俺が思うほど事は単純ではないらしい。
156 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 15:16:49.08 ID:zCEuOwde0
支援
157 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 15:21:03.75 ID:RTz3XCRV0
支援
158 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 15:21:16.33 ID:n8e+cpDl0
高橋が部屋から出て行った。
「ごめんな、三島」
「ううん、大丈夫。謝る事じゃないよ」
「あー、そっか。三島にそう言われるとは思わんかったな」
そう言うと三島は笑ってくれた。確かにこの世界だから得られたものもあったのかもしれない。
でもやっぱり俺も三島も元の世界が恋しかった。
159 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 15:24:17.45 ID:n8e+cpDl0
「明日からどうしよう?また北に行く?」
「そうだなぁ。一回愛媛に帰ってそれから南にいくのもありかもなぁ」
俺達は明日からの予定を話し合った。
元の世界が違う場所にあるのなら、なにもしなくてもいずれ戻れるのかもしれない。
それでも、なにか方法を自分達で見つけられるならそれを探すべきだろう。
なにもしないでただ明るい未来を待つだけなんて過剰な期待なのかもしれない。
160 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 15:24:48.00 ID:n8e+cpDl0
そろそろクライマックスでいいだろうか。
161 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 15:25:35.63 ID:ysguiOqD0
名残惜しいから続けて欲しいけど
幽遊白書の末期みたいになるのも嫌だから
俺は1の独断に任せる
162 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 15:29:39.13 ID:cmKJElHR0
名残惜しいから続けて欲しいけど
ドラゴンボールのGTみたいになるのも嫌だから
俺は1の独断に任せる
163 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 15:29:53.40 ID:n8e+cpDl0
164 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 15:33:57.19 ID:n8e+cpDl0
俺は高橋がいる部屋に行った。彼女1人だけだった。
「あのさあ」
「なに?」
「よかったら高橋も俺達と一緒に来ないか?」
彼女はその俺の言葉に少し悩んだが「ごめん」と首を振った。
「そっか」
俺はそれ以上追及せずに部屋へと戻った。
三島にもう寝ようといい、俺達はそれぞれベッドに横になり目を閉じた。
165 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 15:35:34.37 ID:X6cArcOh0
166 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 15:36:00.30 ID:qnk9GP4pO
高橋ついてこないの高橋
167 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 15:39:54.60 ID:n8e+cpDl0
少しくらい明るい方が眠りやすいように、全くの静寂と言うのは眠りを誘ってくれない。
それでも俺は無音の世界の中で眠る事に慣れてきていた。
だがその静寂を打ち破るような大きな音が聞こえ、俺は瞬時に目を覚ました。
悲鳴だと、すぐに勘付いた。
同じように起き上がった三島と俺は枕元においてあった自衛品を取り部屋を飛び出した。
168 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 15:43:50.89 ID:eQXP0cFmO
冗長になるのも嫌だが、強引に終わらせるのもやめてくだしあ><
169 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 15:44:43.81 ID:n8e+cpDl0
叫び声の持ち主は瀬名だと言う事はすぐに分かった。
俺は瀬名がいるはずの部屋に飛び込む。ドアが開いていた。
入り口ですぐに異変に気がつく。俺は壁を探りスイッチを探した。
ライトがつき暗闇が消える。
俺はその光景に息を呑んだ。
高橋が俺に背中を向けて立っていた。右手にはナイフを持っており、そのナイフから赤い液体が零れ落ちている。
その液体が染み込む床に、背中に大きく切り傷のついた全裸の大塚が倒れていた。
170 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 15:46:24.28 ID:d7Wegq6h0
ドキがムネムネしてきた!
171 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 15:46:53.23 ID:n8e+cpDl0
「高橋」
そう名前を呼んだが、彼女には届かない。
彼女は俺の事など気にもかけていなかった。ただその視線の先にいる、ベッド上に大塚と同じ全裸の瀬名の姿だけを捉えていた。
172 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 15:48:21.31 ID:qnk9GP4pO
人類補完計画
173 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 15:48:29.97 ID:X6cArcOh0
174 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 15:49:24.55 ID:n8e+cpDl0
「どうした!」
白井と水野が部屋になだれ込んでくる。だがその異様な光景に動く事が出来なくなってしまったようだ。
俺は小さな世界が崩壊していくのを直視しているのかもしれない。
「なんで」
高橋の小さな言葉を背中越しに聞いた。その背中は確かに震えていた。
175 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 15:52:21.52 ID:zCEuOwde0
/⌒ヽ
/ ´_ゝ`) 支援・・・
| /
| /| |
// | |
U .U
176 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 15:52:33.64 ID:n8e+cpDl0
「大塚が、俺の部屋に来たんだ。不安だからって、それで」
「不安なのは私だってそうよ!」
もう高橋はすぐにでも限界を超えようとしていたのかもしれない。
それが瀬名の行為によって今完全に堰を切ってしまった。
俺は彼女に近づこうと一歩踏み出す。
「来ないで!」
彼女が叫んだ。
177 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 15:54:49.67 ID:qnk9GP4pO
高橋氏ね
179 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 15:57:39.26 ID:n8e+cpDl0
「なんでよ。なんで大塚なの?」
瀬名はベッドの上で情けなくうろたえているばかりだ。
高橋はそんなにも思いつめていたんだろうか。冷静だと思っていた彼女にもうその面影はない。
たった一つの感情が理性を根こそぎ奪っていく。
彼女のナイフを持つ手に力が入り、彼女はそれを振り上げた。
だがそれは真上で止まり、彼女はそれですべてを出し切ってしまったかのようだった。
彼女の手からナイフがこぼれて床へと落ちた。
同じように彼女の体も崩れ、高橋は両手で顔を覆う」
「もう嫌だ」
180 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 15:59:53.70 ID:X6cArcOh0
181 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 16:00:44.29 ID:n8e+cpDl0
「もう嫌だ。嫌だよ。帰りたい。元の世界に帰りたい」
高橋の嗚咽交じりの声が部屋に響く。
「こんな世界に居たくない。皆のいる場所に帰りたい。あの頃に戻りたい」
「高橋さん!?」
三島がそう叫んで俺の腕を掴んだ。
俺も彼女を見てたじろぐ。
高橋の姿がおぼろげになり始めた。モザイクのように体が解け始める。
鈴木と同じ事が彼女にも起こりつつあった。
182 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 16:01:31.50 ID:X6cArcOh0
183 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 16:01:41.33 ID:zCEuOwde0
大塚は消えないのか
184 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 16:03:39.50 ID:n8e+cpDl0
消えるのか。
俺も、部屋の誰もが彼女の体に起こっている異変に呆気に取られて動く事が出来ない。
高橋は自分でもその異変に気がついたようだった。
顔から手を離し、その崩れ落ちていこうとしている姿を見やる。
「なに、これ」
185 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 16:10:08.92 ID:n8e+cpDl0
「ごめんなさい」
俺ははっとしてその声の方を向く。大塚だ。どうやら意識を取り戻したらしい。
彼女は高橋の方を見ていた。
「私が瀬名さんに頼んだんです。急に不安になって」
大塚は高橋の方に手を伸ばした。
「ごめんなさい。私なにも考えてなくて」
186 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 16:10:21.37 ID:cmKJElHR0
ID:qnk9GP4pO バロスwwwww
187 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 16:10:38.55 ID:X6cArcOh0
188 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 16:17:17.06 ID:n8e+cpDl0
「皆で暮らしていく事が出来ればよかったのに。私結局欲望に負けたんです」
背中の痛みだろうか。それとも後悔だろうか。大塚は涙を流した。
「5人きりにはなれなかった、2人きりになりたいと思ってしまった。誰かを傷つける事になっても」
まただ。俺の動悸が早くなる。
大塚の体も、高橋のように薄く光り始めた。
「傷つけられる事をあれだけ憎んだのに、それでも他人の事を傷つけてしまう。ごめんなさい。本当にごめんなさい」
189 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 16:18:36.40 ID:X6cArcOh0
190 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 16:18:37.95 ID:n8e+cpDl0
「こうなるって事。どこかでは分かってたのに…」
それが俺が聞いた大塚の最後の言葉だ。
大塚は、その言葉を最後に、光となって消えた。
191 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 16:21:40.06 ID:n8e+cpDl0
「なんなんだ?」
瀬名がうわごとのように呟いた。
天井を見上げた。蛍光灯よりも柔らかな光のゆっくりと昇っていく。
俺はそれを見て大塚は帰ったのだと思った。
死んだのではなく、帰ったのだと。
そして、高橋はまだ帰れずここに留まっているのだと。
192 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 16:23:05.57 ID:X6cArcOh0
193 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 16:24:32.56 ID:zCEuOwde0
194 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 16:28:36.26 ID:n8e+cpDl0
「瀬名」
大塚が消えても高橋はまだ光となって消えなかった。
それはまるで葛藤のようだ。
消えようとする事と消えずにいようとするものが彼女の中で鬩ぎあっているかのようだった。
「これが、あなたが望んだ事?」
高橋の問いに、瀬名はうまく言葉を返せない。
「違うんだ。大塚が誘ってきたんだよ!俺はしょうがないから…」
まだ言い訳をしようというのだろうか。
高橋はそんな瀬名を許せなかったらしい。床に落ちたナイフを拾い切りかかろうとした。
195 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 16:29:32.70 ID:X6cArcOh0
196 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 16:29:50.44 ID:8c8wNCUf0
197 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 16:30:24.43 ID:n8e+cpDl0
俺は倉敷駅で拾った拳銃を抜いた。
この時にはもう確信があった。
引き金を引いた、パンと言う音が鳴る。
弾は見事に彼女のナイフだけを弾いた。
衝撃が彼女の手からナイフを奪い、折れた刃先が壁へと突き刺さった。
198 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 16:31:18.02 ID:X6cArcOh0
199 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 16:33:19.48 ID:n8e+cpDl0
俺は部屋の奥へ進み、瀬名の顔を殴った。
瀬名は抵抗する事もなくベッドで倒れこんだ。
高橋の顔は涙でぐちゃぐちゃだった。
「もう、終わろう」と呟いた。
「お前の世界ももう終わらせよう」
200 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 16:33:29.20 ID:X6cArcOh0
201 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 16:38:41.44 ID:n8e+cpDl0
「お前は神様にでもなったつもりだったのか」
俺は白井と水野を睨み、瀬名を見下ろす。
「瀬名、お前も元の世界で不満を抱えていたんだろう。自分の胸の中にある淀みを吐き出すことが出来なかったんだろう」
誰もなにも言わない。
「なにが皆で暮らしているだ。お前は自分よりも弱い存在を見つけ、その存在を認め、自分をそれ以上に認めてくれる人を欲しがってただけだ。誰でもよかったんだ。白井も水野も偶然そこにいただけなんだ」
返事は返ってこない。
「お前は気分がよかっただろう。お前の言葉に皆が感動し癒される。否定をしない。お前はそんな自分に酔ってたんだ」
高橋の姿はゆっくりと崩れていこうとしている。だが、まだ消えない。
「この世界はお前が望んでいたそのものなんだ。お前だけじゃない、白井も水野もだ」
202 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 16:39:54.05 ID:X6cArcOh0
203 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 16:48:17.20 ID:n8e+cpDl0
「弱い自分を受け入れてもらえるのが嬉しかったんだろう。そのままでいればいいという言葉は気を楽にしたんだろう」
俺は沈黙の中続ける。
「お前らはなにも手に入れてなんていない。ただ自分の嫌な部分を置いてきただけだ。それに目を逸らして甘い現状にしがみついているんだ」
俺はやめない。
「ラジオなんかお前らの偽善だ。正しい事をやってるつもりになりたかったのか。それ以上の自己満足だ。現実では出来なかった事を自分達がやっていると言う愚かな喜びを噛み締めてるだけだ」
喉が渇く。けどそんなの気にならない。
「空っぽの世界で、自分は空っぽじゃないと言い聞かせて卑下する自分を正当化し、嘘の充実感を得てればそりゃ居心地はいいだろう」
204 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 16:48:38.32 ID:X6cArcOh0
205 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 16:53:05.41 ID:n8e+cpDl0
「卑下するなら、現実で卑下しろ。正当化したいなら自分自身で正当化させろ。他人の嘘の正しさにただ溺れるだけでいいなら初めから卑下などするな」
俺は目を閉じた。
「帰るんだ。元の世界に帰るんだ。元の世界で、嫌な現実の中で正しい自分を探せ」
暗闇の中で喋る。
「本当に自分を認めてくれる人を大勢の中から見つけろ。自分が認められる人を大勢の中からちゃんと見つけろ」
俺は目を開けた。光が戻ってくる。
部屋の中には、俺と三島と、高橋だけが残っていた。
206 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 16:55:17.69 ID:n8e+cpDl0
「どうなってるの?」
高橋が震える口調で言った。三島が俺の元へと駆け寄ってくる。
「皆、元いた世界に帰ったんじゃないかな、多分この世界にはいないよ」
「帰った?」
「うん。今の世界にはもう飽きたんじゃないかな」
高橋は訳が分からないという感じだ。
俺だって本当に正しいのかどうか分からない。
「高橋、君もそろそろ帰ろうか」
207 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 16:58:54.02 ID:n8e+cpDl0
「瀬名の事が好きだったんだろ?」
彼女は俯いた。
「君はずっと帰りたいと思っていた。けどこの世界にいたのは瀬名の事が心配だったからなんじゃないかな」
「だからこの世界にいたって事?」
「多分な。君を見てそう思ったんだけど。大塚も多分そうなんだろう」
「じゃあ」
「うん。瀬名はもういない。君の心配するものはなくなった。帰りたいと願えばいい」
208 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 16:59:25.95 ID:qnk9GP4pO
クロスチャンネル思い出した
209 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 17:01:15.76 ID:X6cArcOh0
210 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 17:04:31.39 ID:n8e+cpDl0
「けど…」
高橋がおろおろとして僕に聞いてきた。
「今、現実に帰ったとしても瀬名はもう瀬名じゃないのよね」
「こっちで変わっちまったって事か?」
頷く彼女に俺は首を一回転させた。
「まぁ、分からんな。戻って今の記憶があるとか確認しようがないし」
「うん」
「けど、残ってたとしてもしょうがねえよ。こっちの世界でのアイツもアイツだ」
「そういうものかな」
「としか言えないな。君にゃその瀬名を好きでい続ける権利も嫌いになる権利もある。向こうにもあるけど」
「…」
「やっぱ今のほうがよかった?」
彼女はしばらく考えて首を横に振った。
211 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 17:06:44.10 ID:X6cArcOh0
212 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 17:06:57.87 ID:n8e+cpDl0
「行っちゃったね」
三島が、2人だけになった部屋で呟いた。
「だな。皆いなくなっちまったな」
俺はなんだか疲れきってしまって瀬名がいたベッドに座り込んだ。
床には血痕もなにも残っていない。
三島が俺の隣に座った。
しばらく沈黙が流れる。俺はその間考えながらやっぱ言うか、と決めた。
「俺らも、帰るか」
213 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 17:13:35.65 ID:n8e+cpDl0
「え?」
「だから、元の世界にだよ。帰りたくね?」
「う、うん。そりゃ帰りたいけど」
「帰りたいって思えば帰れるの?」
三島が困惑するような表情をする、そりゃそうだ。
今までだって俺達はいつも帰りたいと思ってきた。
「まぁ、なんかこっちの方にちょっとでも未練があったら無理らしいな」
214 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 17:14:42.58 ID:X6cArcOh0
215 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 17:15:00.22 ID:n8e+cpDl0
「つか、まぁ、これは俺の想像なんだけどさ」
「なに?」
「この世界作ったの三島、お前じゃないかな」
その俺の言葉に三島は「そんなまさか」と言う顔をした。
216 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 17:19:22.65 ID:n8e+cpDl0
「さっき俺が高橋のナイフ撃ったじゃん。あれ本当はそんな事出来る訳ないんだよな」
俺は頭をぽりぽりとかき、煙草を取り出した。もうマルボロの味にも慣れたな、と思った。
「ドラマとかはそうだけど、現実じゃそんな狙いとかプロじゃないと出来ないんだよ。それに今までもそういうとこあったし」
三島は黙って俺の言葉を聞いていた。
「俺が車簡単に運転できたり、銃に撃たれても平気で踏ん張れたり。他にも思い出せばなんかあったのかもしれない。死ねないのもそうだ」
俺は煙を吐き出す。
「死ぬって事がどんな事か分からないから死を表現できない。だから死ねない。それだけの事だったんだ」
217 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 17:20:52.18 ID:X6cArcOh0
218 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 17:22:22.82 ID:n8e+cpDl0
「でも」
「うん、確かにお前のせいかは分からない。元からこういう世界があるのかもしれない。他に誰かいる誰かが作ったのかもしれない」
「それでもなんで私だと思うの?」
「時間巻き戻ったって前に言ったじゃん」
「うん」
「あの時、両方とも俺と一緒に三島がいたじゃん。あの時、戻りたいって三島が思ったから戻ったんじゃないかな」
「私が?」
「うん、一回目はあんな状況で遊んでる俺が嫌だったんじゃないかな。我ながらハメ外しすぎたし。で二回目は俺を救うために戻ってくれたんじゃないかな」
219 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 17:22:57.19 ID:X6cArcOh0
220 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 17:27:32.57 ID:n8e+cpDl0
「俺も一回戻りたいって思ったけど戻らなかったし。けどまぁ、そんな事はどうでもいいか」
ドアの隙間から猫が入ってきた。俺が手招きすると小走りで近寄って俺の膝上に飛び乗る。
「問題なのはなんで俺達は帰れないんだろう」
「…」
「なぁ三島、高橋にも言ったけどさ。やっぱ現実でお互い会わないか?」
三島がベッドのシーツを掴んだ。
多分三島だって意識的にこの世界を作った訳じゃなかったんだろう。
無意識がそうさせたんだと思う。
その無意識に俺が含まれ、その世界に惹かれた人たちが結局集まってしまったんじゃないだろうか。
221 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 17:29:55.65 ID:n8e+cpDl0
俺は猫を抱き上げた。
こいつはどうなるんだろう。元の世界の岡山に帰るんだろうか。
それともこいつだけは三島が生み出したものだったんだろうか。
お前とも、お別れだなと思うと猫が俺の頬をぺろぺろと舐めた。
鈴木は、死んだんじゃないんだよな。お前のおかげで現実に帰る勇気を手に入れたんだよな?
ゾンビ共は何処へ行ったんだ
223 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 17:32:41.75 ID:n8e+cpDl0
「片思いって辛いね」
猫とじゃれていると三島がそう言った。
「そうだな」
俺はそう返す事しか出来なかった。
「心の傷とかすぐ忘れる事が出来たらいいのに」
三島がベッドから立ち上がり俺に向き直った。
俺達がこの世界に来てから何日経ったんだろう。
今までで一番いい表情だと俺は思った。
「帰ろう」
三島と俺の体がゆっくり光に包まれてくのが分かった。
あぁ、なんか暖かいなと俺は目を閉じた。
そして、誰もいなくなった。
224 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 17:33:20.25 ID:n8e+cpDl0
第二部 完
225 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 17:34:02.70 ID:n8e+cpDl0
>>222 先生の事はそこまで深く考えてなかったw
さーせんw
女は消えた。
1おつー!
第二部完ってことは第3部が?
227 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 17:34:41.90 ID:X6cArcOh0
乙
228 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 17:34:44.26 ID:zCEuOwde0
( ~~.旦
.~旦 )
(( 旦~
.旦
..旦~
(旦~~
/⌒ヽ
>>1乙
/ ´_ゝ`)
| / お茶がはいりましたよ
| /| |
// | |
U .U
229 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 17:34:48.37 ID:d7Wegq6h0
乙ですた!
230 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 17:35:05.86 ID:rEu/Ea5ZO
いちぐっじょぶ。
231 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 17:35:26.77 ID:zCEuOwde0
\
⊂\ _,,,,,,,,__ /
\\_/ .,’'.,’:.',, .,’:.',, .,’: l .,’:.',,|[]].,’:...,
ガッ _] ).,’:.',,:.',, []] .,’:.',,.,’:.',,.,日 .,’:.',,.,’:.',, /
凵シニニ_______________,,..ノ /[]].,’:',,:',[]]/[]]\[]].,’:.',,|[]].,’:.',, _ .,’:.',,]]/ 日.,’:.',,.., . ..,,,;:[]]
232 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 17:36:23.46 ID:n8e+cpDl0
>>226 いや、軽くエピローグ的なものでも書こうかと。
第三部まで行くと登場する人全員変えんといかんなる!
233 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 17:36:52.22 ID:HWoCM7ISO
乙でした
素直に面白かった
234 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 17:37:15.16 ID:KuTCCupN0
△
(℃゜)<
>>1がいなくなって平和になった
.∪∪ から祝ってやるよ!
∨
235 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 17:38:06.65 ID:qnk9GP4pO
面白かった乙
236 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 17:43:03.06 ID:4jTFyZe20
こんなにwktkしたのは久しぶりだwwww1乙!!
そして先生は考えるのをやめた
237 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 17:44:13.86 ID:KfeSHGiN0
>>1 乙!!
マジで面白かった!
第3部もかいてくれ!…才能に嫉妬。
つ旦
238 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 17:49:32.50 ID:n8e+cpDl0
ちょwいきなり人増えたw
239 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 17:53:33.75 ID:RTz3XCRV0
おつ
240 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 17:58:46.42 ID:aRxowRm00
三島の世界かー
241 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 18:03:16.47 ID:FikELzyzO
実際ロムってる人が大半なんじゃないか?
242 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 18:04:16.72 ID:HWoCM7ISO
高橋が女だったのは以外だった
途中まで男だと思ってたw
243 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 18:05:33.89 ID:n8e+cpDl0
>>241 そうなのか。
保守してくれた人達には感謝しているけど実際見てないと思ってた。
俺皆興味ない中1人で書き続けてるとか思ってたわwww
244 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 18:06:16.53 ID:n8e+cpDl0
245 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 18:06:57.35 ID:JuQj7TOz0
246 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 18:08:52.03 ID:0tXSFwqv0
そんなはずはない
エピローグにも期待している
247 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 18:09:33.77 ID:0ePXaptJ0
>>1おつー
久しぶりにすごく楽しめたよ、オカ板以外でww
そして映画化決定のAA↓
248 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 18:09:36.66 ID:4jTFyZe20
仕事中だから保守できんかった。すまない
249 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 18:09:38.48 ID:FikELzyzO
ただ、テスト期間中の俺にとっては辛かったwww
250 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 18:11:14.63 ID:HWoCM7ISO
興味もないのに保守したりするもんか
251 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 18:11:17.46 ID:4jTFyZe20
/〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒ヽ
,r:::::::::'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::)
(:::::::: :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::_ノ .
)::::::( ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
(::::) |
)::::( |
|:::::) ‐"'''ー-'tュ、ノ {,、r=コ
|::::::| -<エユ: `"=i.zf''i 誰もいねぇじゃねぇか
r⌒ヽ|. ', |
| ヾ ,,、、 . ', |
| /ゝ=、_,ノ |
ヽンイ ' _,,,, ,,. |
|. ′ ,、イz:==ソ |
| ∴∵∴∵∴:`、'ー‐イ∴ |
| ∵∴∵ ∵∴∵∴´∵∴|
| ∵∴∵∴∵∴∵∴∴ |
| ∵∴∵∴∵∴∵∴∴∵|
\ ∵∴∵∴∵∴∵∴/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「そして誰もいなくなった」
絶賛放映中
252 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 18:12:59.23 ID:n8e+cpDl0
じゃ、エピローグを
253 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 18:16:15.75 ID:KfeSHGiN0
あれ?
まとめ何処に消えた?
254 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 18:16:55.23 ID:zCEuOwde0
____ r っ ________ _ __
| .__ | __| |__ |____ ,____| ,! / | l´ く`ヽ ___| ̄|__ r‐―― ̄└‐――┐
| | | | | __ __ | r┐ ___| |___ r┐ / / | | /\ ヽ冫L_ _ | | ┌─────┐ |
| |_| | _| |_| |_| |_ | | | r┐ r┐ | | | / | | レ'´ / く`ヽ,__| |_| |_ !┘| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|‐┘
| r┐| |___ __|. | | | 二 二 | | |く_/l | | , ‐'´ ∨|__ ___| r‐、 ̄| | ̄ ̄
| |_.| | / ヽ | | | |__| |__| | | | | | | | __ /`〉 / \ │ | |  ̄ ̄|
| | / /\ \. | |└------┘| | | | | |__| | / / / /\ `- 、_ 丿 \| | ̄ ̄
 ̄ ̄ く_/ \ `フ |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | | | |____丿く / <´ / `- 、_// ノ\ `ー―--┐
`´ `‐' ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`‐'  ̄ ` `´ `ー' `ー───-′
255 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 18:18:45.33 ID:n8e+cpDl0
目覚まし時計なんて必要ないだろ、三島。
俺は寝ぼけたまま手を動かした。音が止まる。
なんだか倦怠感が強くて、もう少しこのまま寝ていようと思った。
大体30分くらいだろうか。
肩を押される。三島だろうか。なんだろうもう少し寝かせてほしい。
「なんだよ、三島」
寝ぼけたままそう答えると頭をはたかれた。
「三島って誰よ」
「…え?」
俺はようやく目を覚まして顔を上げた。おかん。
256 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 18:25:55.56 ID:X6cArcOh0
257 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 18:29:41.88 ID:n8e+cpDl0
「あんた今日バイトでしょ?」
「あー、あー」
俺はあまりに唐突過ぎる母親の登場になんと言っていいか分からずただ唸った。
そんな俺をただ寝ぼけていると勘違いした母親は「バイト遅刻しないようにね」と部屋を出て行った。
俺は携帯に飛びついて日付を調べた。誰もいなくなった最初の日付だった。
帰ってきたんだ、と思った。
俺はバイトに行くために服を着替える。外からは子供の笑い声などが聞こえた。
あぁ、やっぱ人がいるのはいい。
俺は玄関のドアを開けた。
258 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 18:32:34.18 ID:n8e+cpDl0
「猫を飼いたい」
と言い出した鈴木に母親は急にどうしたんだろうと思った。
「自分でもよく分からない。なんとなく」
鈴木は自分でペットショップに行く事にした。
急に外出するようになった息子に母は驚いたが、喜んでもくれたようだ。
鈴木はガラス越しに色んな猫を見ながら、ふと一匹に目を留めた。
なぜかは分からないがこの猫にしようと決めた。
母親に名前はどうする?と聞かれた。
「そうだなぁ…」
259 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 18:32:47.87 ID:515GIziE0
【ニコニコ動画終了の予感】
9月21日公開予定のファンタスティック4の続編がニコニコ動画に9月20うpされました。
これは犯罪行為なので恐らくニコニコ動画は閉鎖されるでしょう。
なので皆さんでお邪魔しませんか?歴史的な瞬間に立ち会ってみませんか?
いつ削除されるかわかりません。それまでに自分の足跡をニコニコに残しませんか?
チャンスは今しかありません。さぁ、勇気を出して書き込みましょう!
http://www.nicovideo.jp/watch/sm1099864
260 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 18:36:30.98 ID:n8e+cpDl0
ぼんやりと瀬名は海を眺めていた。
「また1人で黄昏てるの?」
「あぁ。高橋か」
「なに考えてるの?」
「いや、人生ってうまく行かない事が多いよな」
その言葉に高橋は呆れたような返事をした。
「そんな事言ってるからうまく行かないのよ」
それだけ言い残すと彼女は彼を置いて遠ざかっていった。
「…やっぱりうまくいかないな」
261 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 18:37:42.57 ID:DYjFzV7G0
262 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 18:41:43.74 ID:n8e+cpDl0
廊下を歩きながら鼻をこすった。なんだかやけに痒い気がするのだが怪我をした覚えもない。
「先生、ばいばーい」
そう挨拶をしてくる生徒に挨拶を返しながら今日も一日が終わったなぁとか考える。
生徒になにも問題が起こらなければいいと思いながら明日の予定を思い出そうとした。
「浦沢センセ」
そう後ろから呼ばれた。浦沢とちゃんと呼ばれたのはなんだか凄く久しぶりで一瞬自分の事かよく分からなかった。
振り返るとそこにいたのは自分の受け持ち外の生徒だった。自分も名前くらいは知っている。
それが自分の名前を呼んでくれたのは不思議な感覚だったが素直に嬉しくもある。
263 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 18:43:43.75 ID:n8e+cpDl0
「どうかしたか?」
「いや、特に用事はないっすけど」
浦沢は首をかしげた。生徒は「お勤めご苦労様です」と言いながら歩いていこうとした。
バカにされたのかと思ったがそういう感じでもない。
なんだろう、と思ったが気がつくと彼は口を開いていた。
「なぁ」
「はい?」
「お前、原付の免許とか取ってないよな?」
「い、いや、取ってないっすよ。なんすか、いきなり」
264 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 18:47:03.13 ID:n8e+cpDl0
「ならいいが。運転とかするなよ。したら停学だぞ」
「や、やだなぁ。大丈夫ですって。あ、じゃあ、俺行くんで」
俺は「やばー」と思いながら浦沢先生から逃げ出した。
そう言えば思いっきり先生の前で原付運転していたのを思い出した。
だけどどうやら先生はあの誰もいなかった世界の事を覚えていないらしい。
俺はそっちの方がいいと思ったが、逆に覚えているのは俺だけなんだろうかと思った。
「なにやってんの?」
その声に振り向くと綾瀬が俺を呆れた顔をして見ていた。
265 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 18:48:24.78 ID:HWoCM7ISO
つC
266 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 18:51:08.35 ID:n8e+cpDl0
「なんだ、綾瀬か」
「なんだってなによ」
「なんでもねーよ」
綾瀬に会うのも俺は随分久しぶりな感じだが、向こうからすればそんな事はない。
普段どおりの会話を俺は懐かしいと思った。
「朝から思ってたんだけど」
「なに?」
「ちょっと変わってない?昨日休みなにかあった?」
「なんもねーよ。普通にバイト行ってた」
「本当に?」
そうやって適当にごまかしながら2人で歩いていると
「島崎君」
そう名前を呼ばれた。
267 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 18:53:24.78 ID:nrO0Z1qeO
追い付いたーー!!
テストで疲れて寝てたらリアルタイムでみれなかった…
いちおつ!!すごくおつ!!
またこういうスレ立ててくれ!!
268 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 18:54:01.17 ID:n8e+cpDl0
三島がいた。
俺は「なに?」と返したが彼女はどうも綾瀬に気が付いていなかったらしい。
彼女を見かけると「あ、ごめん。なんでもないです」と言って立ち去ろうとした。
「あ?三島、おい」
そう呼び止めるが彼女は走って行ってしまう。
俺はそれを追いかけた。
綾瀬が「ちょっと」と叫んでいるが「悪い」と返す。
「あ、綾瀬」
遠目から叫ぶと「なに?」と向こうも叫び返した。
「また今度遊びに行こうな」
269 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 18:57:15.84 ID:n8e+cpDl0
「逃げる事ないだろ」
「ごめん」
三島は溜め息を吐いてうつむいた。
俺はそんな三島と歩きながら駐輪場へと向かう。
「どうかしたんか?」
「ううん」
俺はチャリを動かした。
「乗れよ」
「え?」
「だから後ろ乗れよ。通学電車だろ?送ってやるよ」
遠慮する彼女を「いーからいーから」と無理やり乗せて俺はチャリンコを漕ぎ出した。
近くの川原をのんびりと通過する。クラスメイトが女連れの俺を見てなんか言っていたが無視した。
「帰ってきたね」
背中で三島がそう言った。
「そうだな。長かったな」
270 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 19:00:32.63 ID:n8e+cpDl0
「昨日ずっと考えてた」
「うん?」
「私やっぱり島崎君の事好きだなぁって」
「そっかぁ」
俺がそう言われて片手を離し頭をかこうとすると突っ込まれた。
「困るとそうやって頭かくよね」
「よく知ってるな」
「それなり」
そう言って笑う。三島もどっか変わったんだろうか、それとも元々こういう子だったのを俺が知らなかったんだろうか。
「ごめんな」
「ううん」
271 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 19:02:56.54 ID:n8e+cpDl0
「こうやって自転車にも乗せてもらえたし」
「いい思い出になりそう?」
「うん。なるなる」
「そっか」
俺はゆっくり自転車を漕いだ。
駅までじゃ近すぎるしせっかくだから家まで送ってやろうかと思う。
もっと三島と話そうと思った。昨日の事とか、明日とか、それより先の未来とか。
どっかで誰かの笑い声が聞こえた。
272 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 19:03:12.68 ID:n8e+cpDl0
そして誰もいなくなった
終了
273 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 19:05:46.83 ID:FikELzyzO
続編希望
274 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 19:08:41.72 ID:d7Wegq6h0
乙ですた!
275 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 19:09:19.67 ID:nrO0Z1qeO
続編でなくてもいいからなんか希望
276 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 19:09:31.53 ID:n8e+cpDl0
278 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 19:11:14.11 ID:ysguiOqD0
おもすれええええええええええ!!
279 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 19:11:15.50 ID:kJTDDhXi0
富樫のレベルEの話思い出したwwwwwww
1乙オモショかったよ
280 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 19:12:03.56 ID:n8e+cpDl0
>>275 つか、先月も書いたところだぞ。
で気付いたのが俺はネタがないと無理。
281 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 19:12:09.52 ID:HWoCM7ISO
乙!
鈴木と猫も無事会えたみたいでよかった
>>1の余韻の残し方絶妙
282 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 19:12:26.08 ID:0V0cqMwr0
>>272 ずっとロムってたけど面白かった
酉そのままでそのうちまたなんか書いてくれw
283 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 19:17:03.61 ID:O8Q3XmSK0
284 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 19:21:45.94 ID:n8e+cpDl0
>>283 ありがとうございます。
>>2の方作ってくれた方は今はいないんかな。
285 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 19:22:05.00 ID:n8e+cpDl0
つかDDSってなんだ?
286 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 19:25:39.35 ID:ysguiOqD0
Dintendo DS
287 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 19:29:35.89 ID:0ePXaptJ0
続編うp
288 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 19:29:56.87 ID:n8e+cpDl0
289 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 19:30:16.18 ID:HWoCM7ISO
ドラゴンドールセレクト
>>280 乙!
たのむ!先月書いたスレとやらをzipでくれ
オネガイシマスオネガイシマス
291 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 19:37:01.67 ID:n8e+cpDl0
>>290 Zipと言うのが俺よく分からない。ごめん。
けどパー即に全部あるよ。
293 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 19:43:53.40 ID:n8e+cpDl0
>>292 あ、そっか。
メンヘラと付き合った話。
1乙!
おもしろかった!!
>>293 「メンヘラ」でサイト内検索したがそれらしいものはひっかからなかった。
トリをぐぐったけど昆布茶がどうのというスレしかヒットしない
もっかいスレタイ教えてくんね?
おまえの紡ぐ文章にもっと触れたい
296 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 19:51:10.28 ID:HWoCM7ISO
昆布茶wwwwwwww
297 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 19:55:30.77 ID:n8e+cpDl0
>>297 とんくす
その3ならヒットしたんだが
トリが違ってたからわからなかったよ
すまん
じっくり読んでくる
299 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 20:06:36.43 ID:nrO0Z1qeO
じゃあみんなで1にネタ出そうぜ!!
300 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 20:11:15.59 ID:HWoCM7ISO
推理っぽいのも読んでみたい パズル
ジャンル違い?
301 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 20:14:26.01 ID:n8e+cpDl0
>>300 ジャンルなんて俺にあるわけないww
推理なんて書ける頭もあるわけないwwww
302 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 20:19:18.15 ID:HWoCM7ISO
>>301 そーか…残念
なら、なんか犯罪犯しちゃった奴の心理の移り変わりとかは?
303 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 20:22:06.18 ID:aRxowRm00
じゃぁ、鈴木の猫が実は、
中学生のころ鈴木のことが好きだった女の子が何かの原因で猫になってしまって、
でも大好きな鈴木と一緒に生活できてうれしくもあり、切ないこともある・・・
みたいな話。 どう?
結末は
>>1に任せるぜ
304 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 20:22:31.54 ID:n8e+cpDl0
ドストエフスキーの罪と罰みたいな感じか。
て、俺が書くのか?
305 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 20:23:03.95 ID:nrO0Z1qeO
パー即という板が見付かんない俺がいる…
携帯ですみません…
306 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 20:24:05.04 ID:n8e+cpDl0
>>306 これでもかってくらいの青春コメディきぼん
308 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 20:25:07.69 ID:HWoCM7ISO
309 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 20:27:36.22 ID:aRxowRm00
>>306 あぁ、萌えたいね。お前の書く文章で萌えたいぜ
なんかこう、番外編みたいな感じになっちゃうかな
310 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 20:28:20.82 ID:150joueH0
311 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 20:28:21.99 ID:HWoCM7ISO
312 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 20:31:56.63 ID:n8e+cpDl0
明るい話はいいなぁ。
俺も明るい話がいい。
313 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 20:38:26.91 ID:nrO0Z1qeO
>>310 ありがとう〜!なんかここVIPじゃないみたいw
このヌクモリティがww
314 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 20:46:41.60 ID:150joueH0
ほ
316 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 20:47:43.26 ID:IdbiAeNpO
いちおつ!
これ読んだからオレ第1志望合格するわ!
どうもありがとう
317 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 20:56:51.54 ID:n8e+cpDl0
絵画…段々ネタの次元が高尚に…
318 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 21:07:25.60 ID:ER1BzkCD0
ほ
うをい!
メンヘラの話ってノンフィクションかよ!
なんか旅に出る話を書いてほしいな
岡山とか出てきたときはwktkだった
320 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 21:13:45.72 ID:nrO0Z1qeO
321 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 21:14:17.36 ID:n8e+cpDl0
>>319 そうだよ。でなんか他にも書いて欲しいって言われて。
今回書いてみた。まぁ、フィクションだが。
俺ももっと情景描写がうまくなりてぇ。。。
つか寝不足でねみぃ。。。
322 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 21:16:25.45 ID:n8e+cpDl0
>>303人気wwww
元人間メス猫の心理ってどれほど〜www
323 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 21:26:41.36 ID:PUW3SYz10
すんげ面白かった!!
ずっとロムってて、gdgdになるかと思ったらうまくまとめてくれたな
>>1乙〜〜〜!!
(´・ω・)つ旦
>>322 元ネタないと書けないなら
過去の体験を基に
フィクション半分、ノンフィクション半分みたいな感じで
ってのは?
メンヘラ以外でwwwww
>>303もおもしろそうだから期待してるけど。
325 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 21:27:09.03 ID:FikELzyzO
ほ
326 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 21:29:54.07 ID:HWoCM7ISO
だめ 見つかんね('A`)
>>322 そこはコメディーでいいじゃんw
327 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 21:30:25.51 ID:P0cVTTld0
アガサクリスティー作と聞いて飛んできました
328 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 21:33:54.18 ID:n8e+cpDl0
私の名前は猫である。名前は今ない。
昔はあった。
私のお気に入りは鈴木の胸の中で寝る事だ。
だが彼の父が私を気に入ったらしくいつも私を胸元まで引き寄せて寝る。
むさい。
鈴木と2人きりにいつなれるだろう。
そんな事を考えていたら五年経ち鈴木は結婚した。
私は妻に可愛い猫ちゃんねと言われた。
スイーツ(笑)
329 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 21:36:28.14 ID:PUW3SYz10
330 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 21:37:49.16 ID:HWoCM7ISO
>>328 キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
331 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 21:46:23.38 ID:ER1BzkCD0
ほ
332 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 21:50:34.99 ID:aRxowRm00
スイーツ(笑)wwwwwwww
333 :
サザソのトリヴィア:2007/09/20(木) 21:51:17.96 ID:ERar1FW00
ヨロシクお願いしますm(__)m
334 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 21:52:47.76 ID:rEu/Ea5ZO
盛大にフイタ
335 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 21:56:09.71 ID:n8e+cpDl0
鈴木への愛と人間と猫の壁との苦悩と鈴木の素晴らしい成長を書いてみたがどうだろうか。
337 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 21:59:48.26 ID:n8e+cpDl0
>>336 いや、もう書いたんだが…
ちゃんと流行も押さえて若者の気持ちも捉えたと我ながら思う。
338 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 22:02:26.20 ID:HWoCM7ISO
え?終わり?
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
339 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 22:04:38.29 ID:rEu/Ea5ZO
>>335その通りだ
これだけの表現をたった10行以内で書きあげるなんてお前は天才すぎてどうしようもない
>>337 >>328かよwwwwwwww
本腰入れて短編書いてくれたのかと思ったwwwww
スイーツ(笑)で若者の心はぎゅっとわしづかみだな
341 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 22:12:28.07 ID:ER1BzkCD0
ほ
342 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 22:13:16.95 ID:n8e+cpDl0
本腰入れて書くか。
つか猫はやめようww
どうせ、元の姿に戻ってハッピーしか結末ねえよwwww
343 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 22:14:58.62 ID:PUW3SYz10
本腰ktkr
344 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 22:22:04.36 ID:ER1BzkCD0
ほ
345 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 22:22:51.64 ID:HWoCM7ISO
wktk
346 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 22:23:48.64 ID:t68pMXQ90
wktk
347 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 22:25:57.43 ID:n8e+cpDl0
ネタ振り0とかどんだけ〜
また愛媛からやり直すか。
348 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 22:26:40.99 ID:bn1/omTz0
>>347 ネタ振り待ってたのかよwwwwwww
とりあえずあげてみる
349 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 22:28:42.55 ID:n8e+cpDl0
想像力0なんだよ。
釣り安価とかよくそんな発想できるな、と感心するくらいだ。
350 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 22:30:04.68 ID:ddeklCaR0
じゃあ車の描写が結構しっかりしてたから
車をからめてみてはどうだろうか
鈴木と車がry
351 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 22:31:33.38 ID:n8e+cpDl0
>>350 車はいいが、俺はもう新しい話に行く!
明るい話をする!
俺このレースが終わったら結婚するんだ!
352 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 22:32:01.18 ID:HWoCM7ISO
猫もからめてほしいニャー
353 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 22:32:47.62 ID:n8e+cpDl0
うし、青春しよう
354 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 22:33:00.63 ID:FikELzyzO
鈴木がVIPで実況しながら全国横断するみたいな話
355 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 22:34:22.22 ID:bn1/omTz0
これだとネタというよりテーマだよな。
たとえば、電車で痴漢にあってる女の子を助けるとか?
356 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 22:35:24.73 ID:n8e+cpDl0
>>355 いや、テーマが欲しいです。
じゃあ、それで行こうかな。
357 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 22:35:50.14 ID:n8e+cpDl0
電車男じゃねーかwwwwwwwwwww
358 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 22:36:51.99 ID:bn1/omTz0
>>356 ごめん・・・・それなんて電車オトコってレスがほしかったんだ・・・・・
車と猫と青春とスイーツ(笑)でイメージ膨らませてくれ!
359 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 22:41:19.12 ID:t68pMXQ90
タイムトラベルで過去と現代と未来が絡むのはどうだい?
360 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 22:42:59.41 ID:n8e+cpDl0
うーん。。。
じゃあ適当に書いていくんで面白いテーマがあったらそっちに移ろう。
とりあえず1000目指す気持ちでやるわ。
361 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 22:43:04.12 ID:HWoCM7ISO
猫を預けて消える謎の女の子
その子に一目惚れした主人公
一大決心してその娘を探すことにした主人公
猫と主人公の冒険が今始まる!
362 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 22:44:04.95 ID:bn1/omTz0
363 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 22:51:19.55 ID:ER1BzkCD0
ほ
364 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 22:51:23.14 ID:n8e+cpDl0
夏休みが間近に迫って僕らは浮き足立っていた。
教室の片隅で皆で計画を練りあう。
「旅行したくね?」
「あー俺バイトあるから無理」
「海行こうぜ」
「直樹、お前はなんかないのかよ」
僕はそう呼ばれて冷たい机の上にくっつけていた頭を起こした。
「つまんね。寝る」
「なんだよ、それ」
不満の声が聞こえるが僕は片方の耳を机に押し付けもう片方を手で閉じた。
夏休みとか言ってもどうせお前ら男と遊ぶのばっかでつまんねー。
なんかないかな、とか考えるが皆と一緒で大した事は思いつかなかった。
365 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 22:52:39.28 ID:bn1/omTz0
366 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 22:54:18.74 ID:HWoCM7ISO
wktk
367 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 22:55:45.74 ID:ddeklCaR0
お、航路が定まってきたようやね
ガンガレ!
368 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 22:55:59.16 ID:uwr/S3B10
鈴木も猫になればおk^^
369 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 22:58:41.63 ID:n8e+cpDl0
「直樹」
昭宇にそう呼ばれて頭を上げる。
中学からの友達で、クラスも違うからそんなにいつもいるわけじゃなかったが仲はいい。
「おう」
「お前いつもダラダラしてんな」
「学校つまんないべさ」
「楽しい事ってなんだよ」
「知らん。なんか用か」
そう言うと昭宇は俺にチケットを一枚差し出してきた。
薄い紙切れで作られた安物のチケットを見ると表面に英語だらけで内容がよく分からない。
「なにこれ」
「クラブ」
370 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 23:03:25.62 ID:n8e+cpDl0
俺はついていた片肘から頭を落とした。
「クラブー?」
「行かね?先輩がDJしてるんで誘われたんだよ」
「なんで俺がそんなとこ」
「頼むよ、そこをなんとか」
眼前で昭宇が頭を落として拝むようなポーズを取った。
こいつは俺が押しに弱い事を理解している。
「分かったよ。で、いつ」
「今日」
「は?いきなりすぎだろ」
俺はチケットを受け取りながら場所を確認する。
午後9時からだそうだがどうせ今日はバイト休みだったしまぁ、いっかと思い行く事にした。
371 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 23:09:54.90 ID:n8e+cpDl0
「じゃ、また後でって事で」
そう言って教室から出ようとする俺を昭宇ががっちりと掴む。
「おい」
「なに?」
そう言う俺に手を差し出してきた。
「チケット代」
「は?なにこれ奢りじゃないの?」
「んな訳あるか」
僕は結局2500円払う事になった。
見送られるはずが。僕は昭宇の意気揚々とした後ろ姿を見送る。
要するに渡されたチケットさばく係りかい。
僕が尚も睨みつけていると昭宇が振り返って言った。
「あ、女の子も来るから」
場合によっては許さん事もない。
372 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 23:10:34.40 ID:n8e+cpDl0
つか俺が書き出すと書きこみなくなるんだよな。。。
373 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 23:10:40.38 ID:bn1/omTz0
支援
374 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 23:10:55.66 ID:t68pMXQ90
wktk
375 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 23:14:33.63 ID:n8e+cpDl0
一回着替えてから僕は大街道にやって来た。
昭宇は既にクラブにいるらしいとさっき連絡が来た。
「早く来いよ」
「あいあい」
チケットに「CLUB HAGAKURE」と書かれてある。名前らしいがはがくれってどういう意味だろうか。
大街道を左に曲がるとその建物を見つけた。
話に聞くと金持ち息子の道楽で始めたそうで何度か閉店したりしているらしい。
金が無駄に使えるやつってのは羨ましい。
エレベーターを上るといきなり重低音が響いてきた。
376 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 23:16:10.07 ID:ddeklCaR0
みんな
>>1のストーリーを邪魔したくないんだよ
Cは必要だけどさ・・・
377 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 23:17:10.62 ID:HWoCM7ISO
みんな1の邪魔にならないように、固唾を飲んで見守ってるんだよゴクリ
378 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 23:18:35.20 ID:n8e+cpDl0
狭い廊下の先にチケットを渡す。僕はドアを開けて入った。
うん、スイーツ(笑)達の溜まり場だ。
大して広くもないフロアの中で人がひしめき合って手を上げていた。
とは言え、松山人は基本おとなしいので「あ、すいません」とか言うと道を譲ってくれる。
僕はきょろきょろと辺りを見回した。DJの音がうるさくて携帯が鳴っているかどうかも分からない。
「直樹!」
先に昭宇が気がついてくれた。声の方を振り向くと7,8人の男女がいる。
僕は手を上げて応えた。
379 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 23:18:41.62 ID:bn1/omTz0
ROMは多いと思う
380 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 23:19:05.53 ID:uwr/S3B10
楽しく読ませてもらってるんだけど
ただ、一人称は僕か俺かどちらかで統一してほしい><
381 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 23:19:49.28 ID:PUW3SYz10
みんな邪魔になると思って自重してるだけだろ
382 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 23:20:12.46 ID:n8e+cpDl0
邪魔とかないけどな。
まぁ。気にしないようにするわ。
383 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 23:21:01.91 ID:uwr/S3B10
愛媛キターーーーーwww
地元民として応援^^
384 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 23:23:59.99 ID:n8e+cpDl0
「うぃっす」
と僕が言うと直樹がハイタッチみたいに手を上げた。
なんだ、そりゃ。ヒップホップかぶりやがって。と思うが俺は空気を読むほうだ。
「うっす」
と手を合わせる。メンバーの中には知ってる奴もいたが知らない奴もいた。
そんなの気にせずに俺は全員に手を上げる。
パンパンと景気よく手が鳴ったが、ある女のところで止まった。
彼女は俺と違って場の空気とか読まないらしい。一人むすっとした顔をしている。
カッコも他の女はクラブって事で力んでんのにこの子はピンクのTシャツにデニムスカートとラフだった。
385 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 23:26:19.17 ID:n8e+cpDl0
「ちょっとはるか」
女の1人がそのむすっとしたはるかと言う名前らしい女の背中を押していた。
どうやら初めっからやる気0らしい。周りにむりやり連れてこられたんだろう。
昭宇が「まぁまぁ」とか言って宥めてた。俺は無言ではるかを見つめる。
「私、帰る」
「えぇ!?」
そう叫んだのは俺だが、はるかは聞いてくれなかった。
386 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 23:29:36.78 ID:n8e+cpDl0
俺の制止じゃない静止は無論無視。
他の女の子が俺のあまりの大声にビビッタが、はっとはるかになにか言い出した。
「ちょっとなに言ってんのよ」
「だってつまんない」
「男に悪いじゃん。昭宇君気分悪くしちゃったらどうすんのよ」
「それ気にすんのあんただし」
とだけ言い残すと彼女は僕が来た道をさっさと行ってしまった。
僕は来たばかりなのにいきなり全員のテンションが下がったようだった。
387 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 23:32:52.55 ID:1UAwSYzE0
今第一部読んでみたけどおもしろいね!
続きにwktk
388 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 23:33:09.84 ID:HWoCM7ISO
つC
389 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 23:33:30.65 ID:n8e+cpDl0
「ごめん、昭宇君」
女が昭宇に謝ると「いや、大丈夫だけど」などとフォローしている。
「けど1人で帰るって大丈夫かな…あ?」
昭宇が怪訝そうな顔をした。僕が彼の腰を掴んで引っ張ったからだ。
「ちょっと直樹なんだよ?」
僕が怒ったと勘違いしたのかもしれない。女の子も「直樹君、ごめんね」とか言っている。
だがそんなの関係ねぇ。
「さっきの子なに?」
「いや、悪かったよ。理生の友達なんだけど…」
そんだけ聞くと僕はパッと直樹から離れた。
「悪い。俺も帰る」
「えぇ!?」
390 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 23:34:33.83 ID:bn1/omTz0
「昭宇」の字を見ると多重人格探偵サイコを思い出す
391 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 23:36:26.04 ID:n8e+cpDl0
さっきの俺みたいな直樹の叫びを俺もやっぱり無視した。
「じゃ」
と軽く手を振って女の子にはちゃんと手を振る。
理生に「また今度な」と言うと僕はまた人ごみを「あ、すいません」とかき分けた。
うん、俺、さっきの子に惚れた。
392 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 23:37:01.06 ID:n8e+cpDl0
あぼーん
394 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 23:40:36.52 ID:n8e+cpDl0
俺はクラブを出て大街道へと走って戻った。
彼女がどっち行ったかとか分からなかったがとりあえず駅の方へ向かう。
しばらく走ると彼女を見つけることが出来たが、既に1人じゃなかった。
俺はまさか、友達でも呼び出したのだろうか、と思ったがどうやらそうじゃなくてナンパのようだった。
「ねー、1人で暇してるんなら遊ぼうよ」
とか言ってるが彼女は無視しているようだった。そういう反応は最高だ。
「はるかー」
と後ろから名前を呼ぶと彼女が振り返った。
395 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 23:42:49.95 ID:n8e+cpDl0
彼女は一応俺の顔を覚えててくれたらしい。
俺に笑顔で手を上げた。
俺はそれにさっき出来なかったハイタッチをする。
男はそれを見て「なんだよ、男いんのかよ」と言って離れていった。
俺とはるかはそれを見送る。「大丈夫だった?」と俺が笑顔で聞くと今度は俺が無視された。
あれ?さっきのハイタッチは?
396 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 23:46:22.51 ID:n8e+cpDl0
「ちょっと。ちょっとちょっとはるかー?」
慌てて俺は追いかけるが、ナンパ男と変わらない対応をされる。うん、こんな反応は最低だ。
「なぁ、どしたの?クラブそんなに嫌だったの?」
とか俺がしつこく話しかけてるとやっと振り向いてくれた。
「ちょっとはるかって呼ぶのやめてよ」
「あぁ、だめ?はるかちゃん」
「そうじゃなくて名前で呼ぶのやめてよ」
「あー、ごめん。はるかとしか知らなかったから」
そこまで言って彼女は深い溜め息をついた。
また女の子に俺は呆れられたらしい。それくらいじゃ傷つかない。
「もうはるかでいいよ」
こういう事が起こったりする事あるしな。
397 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 23:48:02.62 ID:t68pMXQ90
wktk
398 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 23:51:53.37 ID:PUW3SYz10
wktk
399 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 23:52:30.84 ID:bn1/omTz0
寝たいけど続きが気になって寝られない・・・・明朝まで
400 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 23:52:40.21 ID:n8e+cpDl0
大街道にはところどころにベンチが置かれている。
けど用がある人はそんなところに座らないから暇なヤンキーばっかがいつも座っている。
俺はその内の一つに座って、先に座っていた彼女に頼まれたミルクティを渡した。
「ありがと」
彼女はもう不機嫌な態度はやめてくれていた。理生の友達って事は知ってるみたいだしちょっとは心開いてくれてるらしい。
「先に帰って怒られないの?」
自分も先に帰ってるくせにそんな事を聞いてくる。
「大丈夫大丈夫。どうせ皆好き勝手に行動するから。理生なんかは人数少ない方がいいんじゃない?」
「あぁ、昭宇って人の事気に入ってるんだっけ」
「そうそう。はるかはクラブとか嫌いなの?」
「初めて入ったんだけど…あれって音楽なの?」
うん、まぁ、俺もよく分かんない。
だっていい音とかより騒ぎたいだけってのもあるしな。
401 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 23:52:46.34 ID:bn1/omTz0
スレ残っててください!><
402 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/20(木) 23:56:25.62 ID:nrO0Z1qeO
そして誰もいなくなった…ww
403 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/20(木) 23:57:24.60 ID:n8e+cpDl0
「じゃあ、どういうのが好きなの?」
はるかは「うーん」としばらく考え込んで、「ジャパハリ解散しちゃうなぁ」と言った。
そういや、前そこのCDショップ来てたよ、と言うと「嘘。ショック」とうなだれた。
「あー、そっち系かぁ」
「まぁ、なんでも聞くけど」
「じゃあ、今度よく聞く奴貸してよ」
「よく聞く奴を貸すの?」
「聞かない奴貸してその感想聞いても意味なくない?」
と言うと彼女は笑って「そうだね」と言った。
404 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/21(金) 00:03:18.25 ID:7lCww9wm0
少し打ち解けた気がして俺ははるかを連れてブラブラ歩いた。
ビッグバンってゲーセンがあって行かない?と言うといいよと言うので入る。
自慢じゃないが俺はゲームが下手だ。
が、はるかはそれ以上に下手でTIMECRISIS4を2人でやって2人で虫の大群に悲鳴を上げたりした。
「プリクラでも取る?」
はるかがそう言って機械の中に入った。
ペイントする時「そう言えば名前聞いてなかったね」と言うので「直樹」と答えた。
「直線の直にいつきの樹」
そう説明すると彼女は画面に「直樹」と書いてくれた。
はるかは自分の顔の下あたりに「春香」と書いた。俺はすかさず覚えた。
405 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/21(金) 00:03:36.66 ID:deQWxgB60
ほ
406 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/21(金) 00:08:14.53 ID:deQWxgB60
しえん
407 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/21(金) 00:10:45.23 ID:deQWxgB60
C
408 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/21(金) 00:11:16.09 ID:KI+r3Fx+0
wktk
409 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/21(金) 00:12:28.61 ID:lgIB2lSS0
C
410 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/21(金) 00:13:17.41 ID:7lCww9wm0
「最悪」
昭宇が俺を恨めしそうな顔をして言うが俺は聞き流した。
あれから結局あんまり盛り上がらなかったそうだ。
まぁ、そりゃ来てすぐに2人も帰ったらテンションも下がるだろう。
「まぁ悪かったって」
俺達は体育館に並んで校長の長い話を無視してだべっていた。
担任が睨みつけてきたので昭宇に教えられて慌てて前を向く。
「お前、あの後どうなったんだよ」
俺は制服のポケットからガムを取り出し横にいる直樹と、反対側にいるクラスの奴にも渡す。
411 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/21(金) 00:14:15.37 ID:7lCww9wm0
「メアドとケーバン交換した」
「お前、どんだけだよ」
「うっせーなー。お前は理生とどうなんだよ」
「それ今関係なくね?」
「いーやあるね」
俺は口の中でぐちゃぐちゃになったガムを舌ごと外に出して見せた。
「はぁ?」と言う昭宇に俺が返事を返そうとすると其々のクラスの担任に頭を小突かれた。
結局それからは校長の長い話を黙って聞くことになり、何故か俺はガムまで没収された。
412 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/21(金) 00:16:55.26 ID:7lCww9wm0
ぞろぞろと教室に戻り、今度は担任の長い話が続き俺達は解放された。
「夏休みだからって羽目外すなよ」
先生はそう俺に言うとガムを返してくれた。
俺は「はい」とだけ返事をして「失礼しまーす」と言って教室を出た。
夏休みは羽目外す事はしないし嘘はついてないと思った。
俺が羽目を外すのは夏休みを終えてからにした。
今年の楽しみは秋だな。秋。
413 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/21(金) 00:19:28.79 ID:XzMN9wXp0
C
414 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/21(金) 00:20:16.66 ID:WtcZ1At5O
>>411みたいなのに
>>1のセンスを感じるんだよなぁ
人物がものすごく魅力ある
415 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/21(金) 00:20:25.51 ID:7lCww9wm0
「直樹、これからどうすん?」
クラスメイトが聞いてくる。
「わり。俺ちょっと昭宇のとこ行ってくる」
「はぁ?ちょっと夏休みの事話してんだけど」
「それどころじゃねーんだよ」
「なんだよ、それ」
俺は集まってるクラスメイトにひとさし指を立ててロナウドみたいに横に振って見せた。
「俺は今春なんだよ。春」
「なんじゃそりゃ」
投げられた消しゴムが俺の額に当たった。
416 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/21(金) 00:26:22.51 ID:lgIB2lSS0
C
417 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/21(金) 00:30:13.92 ID:7lCww9wm0
「て訳で」
「どういう訳だよ?」
昭宇が額に青筋が浮かびそうで浮かばない表情をして、俺と俺の横にいる理生を見比べた。
「デートしようぜ」
「デートしよ」
午後を少し過ぎて真夏の太陽が頂上に辿り着く頃俺と理生の声がはもった。
昭宇はしばし沈黙したがその気まずさは俺も理生も、蝉も感じていないようだった。
みんみーん、とかつくつくほーしとか、校舎から除ける山から届いてくる。
騒音は沈黙を安心に変えてくれる。
「お前、利用されてんだろ!?」
昭宇が理生に食いつく。
418 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/21(金) 00:33:51.47 ID:7lCww9wm0
「なに言ってんだよ」
俺は笑ってやる。どうも昭宇は人当たりいいくせに恋愛となると奥手すぎるところがある。
本当は理生の事も気に入ってるくせに友達グループに気を遣ってなかなか言い出せない奴なのだ。
419 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/21(金) 00:38:26.70 ID:7lCww9wm0
理生はクラブの事で少し俺に怒っていたようだったが、昭宇とのデートを持ちかけるとあっさり懐柔された。
恋愛って脆いよな。で、俺は今その恋愛を使って強くなってる。
俺が今回の事を持ち出すと彼女はすぐに乗ってきてくれた。
「まぁ、あんま深く考えんなよ。遊び行こうぜ」
「いこいこ」
俺は昭宇の肩に手を回し、さっき没収されたガムを取り出した。
昭宇の前でそれをくるくると回した後、理生を手招きして一枚手渡す。
それを昭宇の口に放り込んでみせた。どうやら観念したらしい。
愛はかわいい。
420 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/21(金) 00:39:27.18 ID:m0mvYsTX0
4円
421 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/21(金) 00:45:28.87 ID:7lCww9wm0
春香の高校は街中にある。しかも校門からすぐ出たところにコンビニとスタバが並ぶと言うなんとも羨ましい環境だ。
「女子高っていいよな」
「だよなー」
「なんで共学とかにするかなー」
しみじみと言った俺と昭宇にちょうど真ん中にいた理生が同時に肘を入れる。
全くどうしてこうも暴力的なのか。
「お前、そんなんでよく春香と友達続くな」
「なんであんたの方が春香と親しげな言い方してんのよ」
「あーまーそうだな」
まだ生徒は出てきていないようだった。
違う制服の生徒が校門前でうろつくのもなんだし俺達はスタバで時間を潰す事にした。
エアコンが涼しい。俺は少し汗ばんだ制服のシャツの襟首を緩めた。
422 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/21(金) 00:51:08.54 ID:d/4dGeVr0
C
423 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/21(金) 00:52:21.97 ID:KI+r3Fx+0
wktk
424 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/21(金) 00:55:41.75 ID:ZnGEOStQ0
春香は済美かwwwwktk
425 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/21(金) 00:56:11.26 ID:7lCww9wm0
「でさぁ」
俺はブラックコーヒーなんて大人びたもんを飲む昭宇と、そんな苦いものを飲む昭宇に憧れる理生に聞いた。
「お前ら今年の夏休みなにすんの?」
「俺バイト」
「昭宇君どこでバイトしてるの?」
「ジャスコ」
「ジャスコかー」
「いや、そんなのどうでもいいんだよ」
無理やり遮る俺に理生が「はぁ!?」と言うが彼女の口にストローを押し込む。
「どうせ一緒に働くとか言うんだろ?やめとけやめとけ。うざいだけだって」
「なんでよ」
「プライベートで優しい人間は職場で厳しい。理生ちゃんには無理っす」
ストローを吐き出した彼女は今度は俺のストローを奪う。
口に刺すのかと思って身構えたら開いている方の手で頭を小突かれた。
さっきから叩かれてばっかりだ。
426 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/21(金) 00:59:30.06 ID:7lCww9wm0
「そうじゃなくてなんかすんのかって聞いてんだよ」
「まぁ、バイト以外は特に予定ないなぁ」
「あー私は」
「どうせないんだろ」
「あんたね」
「要するに暇なわけな」
「ま、そうだな。お前はなんかあんのか」
「考え中」
とだけ返した。
427 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/21(金) 01:00:37.53 ID:7lCww9wm0
>>424 お前ww
せっかく俺が名前伏せたのにww
意味なしww
428 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/21(金) 01:05:49.28 ID:m0mvYsTX0
4円
429 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/21(金) 01:06:39.53 ID:7lCww9wm0
理生の携帯が鳴った。
携帯をとろうとカバンをあさるがなかなか出てこない。
なんで女ってのはこうカバンに物を詰めたがるのだろうか。
理生の場合整理と言う概念がないから尚性質が悪い。
やっと出てきた携帯に「はいはい」とすばやく出た。
「うん、終わった?」
春香だな、と誰でも分かる。
俺は立ち上がり、昭宇は空になった理生のカップを取りゴミ箱へと捨てた。
「よろしく」
「はいはい」
昭宇はもう色んな事水に流したらしく笑っていた。
430 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/21(金) 01:10:54.75 ID:7lCww9wm0
「直樹の事はいいよね」
「まあな」
「こっちが昭宇君ね。で春香」
「どうも」
昭宇は笑って挨拶した。
「前はごめんね」
「いや、大丈夫大丈夫。全然気にしてないから」
俺は噴出しそうになって、昭宇の足元をばれないように蹴りを入れた。
431 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/21(金) 01:18:50.41 ID:7lCww9wm0
大街道のマックに入って2階から下を見下ろす。
俺達と一緒で高校生が羽目を外そうとブラブラしていた。
呼び込みもいつもより多い気がする。
「あ、そうだ」
俺の対面に座っていた春香がカバンの中からCDを一枚出して俺に渡した。
「あ、マジで持ってきてくれたんだ」
「約束したでしょ?」
「じゃあ、よく聞くやつなんだ」
「まあまあ」
俺はこういう小さな事に結構喜びを見出せるタイプだ。
「なに、春香直樹の事気にいってんの?」
「なに言ってんのよ」
「そうだよ、お前は黙ってろ」
春香は理生のチャチにかなり冷静に対応した。
うん、俺はそういう些細な事に結構凹むタイプだ。
432 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/21(金) 01:24:30.40 ID:WtcZ1At5O
直樹はA型
433 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/21(金) 01:28:06.67 ID:d/4dGeVr0
必要とあらばC
434 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/21(金) 01:34:58.01 ID:hFiZo+6sO
ノ⌒C
435 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/21(金) 01:35:51.67 ID:7lCww9wm0
CD…
436 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/21(金) 01:39:55.76 ID:WtcZ1At5O
437 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/21(金) 01:44:14.68 ID:7lCww9wm0
いや、なんのCDにしようか決まらんかった。
Aquatimezでいいかと今適当に思ったとこ。
438 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/21(金) 01:49:06.09 ID:WtcZ1At5O
いいんじゃね?
439 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/21(金) 01:50:58.76 ID:7lCww9wm0
Aquatimezの「空いっぱいに奏でる祈り」だった。
俺は「ありがとう」と言った。俺はCDを返す事より感想を返さなきゃなと思った。
それからマックを出て少しブラブラしていると歌が聞こえてきた。
ストリートミュージシャンがいた。
別に珍しくはないけれど、そんなに俺は興味を引かれるものでもない。
俺達は通り過ぎようとしたところで、春香がそっちを興味深げに見てるのに気がついた。
俺はすばやく方向転換して、昭宇と理生を止めた。
「ちょっと聞いてかね?」
我ながら調子がいい。
440 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/21(金) 01:56:42.10 ID:7lCww9wm0
さすがに正面に立って聞くのは恥ずかしいので壁の反対側付近にある椅子に座った。
テーブルつきでベンチじゃないところがよかった。
俺はテーブルをこつこつと叩きながらガムを噛んだ。
「春香、ああいうの好きだよね」
理生がそう言うのを俺は耳ざとくチェックする。
「へー。春香ちゃんってよく聞いたりするの?」
「そうでもないけど、うまい人のは聞くの好きかなぁ」
そんな事を聞きながら、俺は自然と鼻歌を歌っていた。
彼らのはオリジナルらしかったから全然違う歌だが、そうしていると春香が俺を見ていた。
きょとんとした目をしている。
「歌、うまいね」
「あぁ、そういやこいつカラオケとか好きだもんな」
うっさい、黙れ。俺は昭宇を一瞬だけ睨んだ。
441 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/21(金) 01:58:32.00 ID:7lCww9wm0
「あぁ、歌好きだから」
カラオケではなく「歌」と言い直す。
「へー、いいね」
うん、褒められるっていいな。
そっか。彼女はヒップホップはさておき歌は好きなのか。
「いやー、まぁ、普通だよ」
そんな事を言いながら、俺は夏の予定を決めた。
442 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/21(金) 02:02:11.96 ID:DWAr+EBX0
パー速でやれよ
443 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/21(金) 02:09:27.72 ID:7lCww9wm0
しばらくして理生と春香と別れた。
「いい子そうだな」
「だろ。ところでだな」
「ん?」
「お前夏休み暇なんだろ」
「まぁ、そうだけど」
「うし。俺、ギター弾いて歌歌うからお前もなんか楽器始めろ」
444 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/21(金) 02:13:19.76 ID:7lCww9wm0
「いや、それ、なし」
「いや、ありあり」
顔の前で手を振る昭宇の手を止めて、下ろす。
「お前ムチャクチャ過ぎだろ。さっきの見て決めたろ」
「おう。なんか問題あるか」
「楽器ないし。すぐに弾けるようになる訳ないし。無謀すぎ」
「バッカだなー、お前は」
俺はポケットからガムを取り出し一つ噛む。
昭宇はやれやれと言った感じで俺の差し出したそれを一つ取った。
「出来ない事やるからいいわけじゃん」
445 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/21(金) 02:18:30.79 ID:7lCww9wm0
「まーじーかーよー」
「いい機会じゃん。お前前確か楽器出来るの羨ましいっつってたろ」
「いやけどな」
「羨ましがられる側になっちゃえよ」
結局それから色々揉めたが二学期から学食10回奢ると言う事で手を打った。
ただ「俺もギターをやる」と言ってそこは譲らなかった。
俺はそこら辺話半分でギタ−を買う金と学食10回分の資金の事を考えた。
学食は400円のそぼろ弁当で勘弁してもらおう。
446 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/21(金) 02:20:58.80 ID:7lCww9wm0
「じゃ、ベースとドラム探すか」
「結局お前もギターするのか?」
昭宇が俺にけちを付ける。
「当たり前だろ」
さて、と思った。今年の夏は忙しくなりそうだ。
447 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/21(金) 02:21:43.99 ID:UqJx6X/VO
これはアメリカのゲームです。1度やってみてください。
これは、たった3分でできるゲームです。試してみてください。驚く結果をご覧いただけます。
このゲームを考えた本人は、メールを読んでからたった10分で願い事が
かなったそうです。このゲームは、おもしろく、かつ、あっと驚く結果を貴方にもたらすでしょう。
約束してください。絶対に先を読まず、1行ずつ進む事。たった3分ですから、ためす価値ありです。
まず、ペンと、紙をご用意下さい。先を読むと、願い事が叶わなくなります。
@まず、1番から、11番まで、縦に数字を書いてください。
A1番と2番の横に好きな3〜7の数字をそれぞれお書き下さい。
B3番と7番の横に知っている人の名前をお書き下さい。(必ず、興味の
ある性別名前を書く事。男なら女の人、女なら男の人、ゲイなら同姓の名
前をかく)
必ず、1行ずつ進んでください。先を読むと、なにもかもなくなります。
C4,5,6番の横それぞれに、自分の知っている人の名前をお書き下さ
い。これは、家族の人でも知り合いや、友人、誰でも結構です。
まだ、先を見てはいけませんよ!!
D8、9、10、11番の横に、歌のタイトルをお書き下さい。
E最後にお願い事をして下さい。さて、ゲームの解説です。
1)このゲームの事を、2番に書いた数字の人に伝えて下さい。
2)3番に書いた人は貴方の愛する人です。
3)7番に書いた人は、好きだけれど叶わぬ恋の相手です。
4)4番に書いた人は、貴方がとても大切に思う人です。
5)5番に書いた人は、貴方の事をとても良く理解してくれる相手です。
6)6番に書いた人は、貴方に幸運をもたらしてくれる人です。
7)8番に書いた歌は、3番に書いた人を表す歌。
8)9番に書いた歌は、7番に書いた人を表す歌。
9)10番に書いた歌は、貴方の心の中を表す歌。
10)そして、11番に書いた歌は、貴方の人生を表す歌です。
この書き込みを読んでから、1時間以内に10個の掲示板にこの書き込みをコピーして貼って下さい。
そうすれば、あなたの願い事は叶うでしょう。もし、貼らなければ、願い事を逆のことが起こるでしょう。とても奇妙ですが当たってませんか?
448 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/21(金) 02:21:49.48 ID:7lCww9wm0
つー訳で終了します。
ん?
450 :
1 ◆f3ex7K565M :2007/09/21(金) 02:27:17.70 ID:7lCww9wm0
おやすみ
452 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/21(金) 02:34:51.41 ID:m0mvYsTX0
お疲れさまー
楽しんだぜ
453 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/21(金) 02:45:43.10 ID:MW5UFz5bO
乙です
454 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/21(金) 02:53:58.79 ID:3n5kXZq70
おやすみ〜
455 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/21(金) 03:06:20.59 ID:TuCBkbGKO
おやすー
456 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/21(金) 03:18:13.65 ID:olaW4IY1O
457 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/21(金) 03:25:15.59 ID:7kUFy02+0
>>456 電番入りの宣伝?があったと思う・・・たぶん
458 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/21(金) 03:37:48.56 ID:CkUKk/Z0O
459 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/21(金) 03:38:15.73 ID:oilnCA57O
ほのぼのしてていいんだけどちょっと展開遅いのーw
やっぱ1にはSFかファンタジー的要素が欲しいな
まぁ今後に激しく期待
460 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/21(金) 04:03:19.03 ID:7kUFy02+0
ほ
461 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/21(金) 04:35:44.05 ID:66Yqacuk0
(・ω・^^^^^^^^^^^^).........
462 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/21(金) 05:23:01.73 ID:66Yqacuk0
.........(^^^^^^^^^^^^・ω・)
ほ
464 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/21(金) 07:10:45.60 ID:u79EoFtx0
>410
>俺は制服のポケットからガムを取り出し横にいる直樹と、反対側にいるクラスの奴にも渡す。
オレはだれ?
保守
ほ
466 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/21(金) 08:15:50.40 ID:KF5MgCxtO
続編希望保守
467 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/21(金) 08:38:44.25 ID:3n5kXZq70
ho
468 :
サザソのトリヴィア:2007/09/21(金) 08:39:52.87 ID:yqX8j2zi0
(*´・ω・`*)ノシ
は
470 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/21(金) 09:58:29.57 ID:WtcZ1At5O
ん
471 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/21(金) 10:22:08.77 ID:CkUKk/Z0O
に
472 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/21(金) 10:29:19.54 ID:2MhZSd/80
ニャー
473 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/21(金) 10:46:17.57 ID:L5xsgPm7O
は
474 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/21(金) 11:01:02.23 ID:3n5kXZq70
ヤ
475 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/21(金) 11:23:50.12 ID:XzMN9wXp0
ン
476 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/21(金) 11:49:02.70 ID:WtcZ1At5O
マ
477 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/21(金) 12:01:15.21 ID:XzMN9wXp0
ー
478 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/21(金) 12:34:37.71 ID:WtcZ1At5O
モ
479 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/21(金) 12:48:32.15 ID:KF5MgCxtO
ほ
480 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/21(金) 13:02:27.02 ID:3n5kXZq70
く
481 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/21(金) 13:33:27.27 ID:8bmPew9X0
と
482 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/21(金) 13:53:13.81 ID:1PYNKss/O
の
483 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/21(金) 14:00:08.02 ID:xssdYoln0
まとめ消えてる・・・
484 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/21(金) 14:23:19.89 ID:u79EoFtx0
485 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/21(金) 14:26:59.65 ID:2lyy/dPl0
486 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/21(金) 14:59:37.17 ID:4KtDzxgx0
ほ
487 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/21(金) 15:00:11.79 ID:WtcZ1At5O
ほ
488 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/21(金) 15:27:46.18 ID:4KtDzxgx0
ほ
489 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/21(金) 15:42:49.62 ID:3n5kXZq70
っ
490 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/21(金) 15:44:11.17 ID:KF5MgCxtO
保守
491 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/21(金) 16:07:46.46 ID:4KtDzxgx0
ほ
492 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/21(金) 16:23:43.32 ID:4KtDzxgx0
ほ
493 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/21(金) 16:43:13.51 ID:4KtDzxgx0
ほ
494 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/21(金) 17:02:39.22 ID:4KtDzxgx0
ほ
495 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/21(金) 17:16:17.02 ID:u79EoFtx0
守
496 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/21(金) 17:34:46.67 ID:4KtDzxgx0
保
497 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/21(金) 17:51:17.75 ID:4KtDzxgx0
保
498 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/21(金) 18:04:39.63 ID:4KtDzxgx0
保
499 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/21(金) 18:17:43.99 ID:4KtDzxgx0
保
500 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/21(金) 18:31:03.82 ID:4KtDzxgx0
保
501 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/21(金) 18:43:20.67 ID:deQWxgB60
fo
502 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/21(金) 18:47:17.97 ID:u79EoFtx0
ウ
503 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/21(金) 19:02:40.85 ID:Vc3MoCIJ0
ほ
504 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/21(金) 19:11:15.40 ID:u79EoFtx0
っ
505 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/21(金) 19:21:18.59 ID:3n5kXZq70
ほ
506 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/21(金) 19:23:43.62 ID:deQWxgB60
507 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/21(金) 19:35:34.74 ID:Vc3MoCIJ0
ほ
508 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/21(金) 19:48:33.82 ID:Vc3MoCIJ0
ほ
509 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/21(金) 20:01:43.27 ID:Vc3MoCIJ0
ほ
510 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/21(金) 20:03:31.81 ID:2MhZSd/80
パー速いったら保守しなくてすむお
511 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/21(金) 20:06:25.58 ID:Vc3MoCIJ0
パー速は人少ないお
512 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:
ほっ