サザエさんは三本立てが常識と言われたので、二本目も逝ってみる。
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 00:46:04.26 ID:O92uQL580
ある年の11月22日、私は零時を過ぎても帰らぬ夫を待ち続けていた。
今日は私の誕生日。
最近午前様が多いマスオさんも、今日くらいは早く帰って来ると思っていたのに……。
両親や弟、妹、息子は祝ってくれた。
帰らぬ夫の話題は一切避けて、それは一見とても和やかな光景だったはずだ。
私はいつものようにおどけてふるまい、はしゃいでケーキのロウソクを吹き消して見せたりもした。
しかし、心の中にはずっと暗雲が立ちこめていたのだ。
気付かないふりをするのは、もう限界だ。
夫は浮気をしている。
そしてそれを隠すつもりはほとんどないらしい。
Yシャツに染み付いた香水の匂い、背中にはりついた長い髪、
休日に何度もかかってくる電話、その後に行き先を告げずふらりと出かけて行く夫の後姿。
私と話す時はいつもうわのそらで、夜の生活が途絶えて久しい。
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 00:47:15.43 ID:O92uQL580
私は今日で30歳になった。
まさに女盛り。
夫しか知らないカラダが疼く夜もある。
大家族の目を盗んで自らを慰める回数が増えていた。
夫はまだ帰って来ない。
いつの頃からか覚えたお酒をあおり続け、私は密かに涙を流した。
***
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 00:47:31.79 ID:t/rw1Z9iO
な、なげぇ…
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 00:47:48.90 ID:O92uQL580
「いってらっしゃい。今日のお帰りは?」
「ん……うん、今日も遅くなるよ。待ってなくていいから、先に寝ててくれ」
「そう……。気をつけて……」
平凡な朝を向かえ、かわりばえしない毎日が始まった。
父と夫と子供達を送り出し、朝食の片付けをして、洗濯をして、掃除をして……。
今日は母さんがお隣のお軽さんと観劇に出かけたから、家には私一人だ。
朝の残りで簡単にお昼を食べて、昼ドラをぼんやりと眺めた。
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 00:48:30.78 ID:O92uQL580
私はこのまま、こうやって平凡な人生を歩むのだろうか。
耐えられない。
もっと違う人生もあったのではないか?
平凡な主婦にも、もう少しだけ刺激的な楽しみがあってもいいのではないか?
そう思うと、居てもたってもいられなくなった。
寝室のタンスをあさり、外出用の服を用意した。
最後に夫と二人きりで出かけたのは何ヶ月、いや、何年前だろう。
よそいきのワンピースには、恥ずかしいほど防虫剤の匂いが染み付いていた。
匂い取りのスプレーをふりかけ、風通しの良い窓際に吊るしておく。
鏡台に向かい、髪を整える。
白髪を一本見つけたので、勢いよく抜いた。
それから1時間以上かけて化粧をし、多少は匂いがましになったワンピースに袖を通した。
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 00:49:45.61 ID:O92uQL580
鏡を見る。
こうして見ると、私だってまだまだ捨てたもんじゃない。
どこかに出かけよう。
女を取り戻さなくては。
その時、勝手口で三河屋のサブちゃんの声がした。
「ちわー!三河屋でーす!」
「はーい!」
そうだ、お醤油とビールを注文しなくちゃならなかったんだった。
私は一気に現実に引き戻され、お勝手に急いだ。
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 00:50:25.44 ID:IbAPW4cM0
サブちゃんktkr
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 00:50:35.64 ID:O92uQL580
「あれ、サザエさん、どこか行かれるんですか?」
「え?あ、あぁ、そうなの。ちょっとね」
「へー、なんか見違えちゃいますね、そんな綺麗な格好してると」
いつまでも純朴さを失わないサブちゃんが、なんだか眩しそうな顔をしたように見えた。
夫も昔はこうだった……。
素朴で、優しくて。
そう思って、不意に涙ぐんでしまった。
「サザエさん?ど、どうしたんですか?」
「ううん……、なんでもないの。……ねぇ、サブちゃん。ちょっと上がっていかない?」
「え?」
「お昼まだでしょ?ご馳走するわ。時間あるでしょ?」
「時間は……まぁ、そろそろ昼飯にしようかなとは思ってましたけど」
「じゃあちょうどいいじゃない。どうぞ、あがって」
私はサブちゃんを居間に通し、ちゃぶ台の前に座らせた。
「……なんだか日差しが強いわね」
そう呟いて、さりげなくカーテンを閉める。
「ねぇ、サブちゃん」
「えっ?サザエさん……?」
「まぁ、やっぱり若いのねぇ」
薄汚れた作業ズボンの股間に触れると、サブちゃんは顔を真っ赤にして身をよじった。
しかし、本気で逃れようとしているわけでもないらしい。
私は自信を得て、もっと大胆に手を動かした。
「最近ね、マスオさんが浮気してるの」
「え……。マスオさんが……?」
「私にもう女としての魅力がないからかしら?ねぇサブちゃん、どう思う?」
「い、いえ……そんな……」
「そうかしら?……サブちゃん、私、寂しいのよ」
「サ、サザエさん……!」
次の瞬間、私は畳の上に押し倒されていた。
家族が団欒する居間で、私は初めての浮気をした。
***
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 00:53:51.96 ID:O92uQL580
ありがち展開ですまん。
一応最後まで貼る。
「姉さん、最近なんだか綺麗になったみたいね」
「あら、なぁに、ワカメ。生意気言って」
「ホントよ。何かいい事でもあったの?」
「別にないわよ。平凡な主婦に、そんないい事なんかあるはずないでしょ」
ここのところとみに女っぽくなった妹にからかわれて、しかしそんなに悪い気はしなかった。
そう、私はあれから何度かサブちゃんとの逢瀬を重ね、確かに自分でも若返ったのを感じている。
しかし夫は相変わらずだ。
私の変化に気付く様子はない。
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 00:54:14.90 ID:OW+umFE6O
支援
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 00:54:34.10 ID:O92uQL580
だがそれがなんだというのだ。
世の中、男はマスオさんだけではない。
私はまだ女として駄目になったわけではないのだ。
いつものように家族を送り出し、家事を済ませ、部屋にこもった。
昨日、密かに購入した携帯電話。
買ってすぐにあるサイトにアクセスした。
いわゆる出会い系サイトというやつだ。
レディースコミックや女性週刊誌を読んで、それなりの知識はあったが、自分が利用するなんて考えた事もなかった。
しかし、一度不貞を働いた私は、本来持っていた大胆さや好奇心が復活し、なんでもやってみようと思ったのだ。
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 00:55:01.97 ID:yaTYY5ud0
支援
考えた末、掲載したメッセージはごく平凡なものにした。
『都内在住の30歳主婦です。平日の昼間に会える方、メッセージ下さい。
年齢・容姿は問いません。秘密厳守で大人のお付き合いを希望します』
たったこれだけだ。
このメッセージをサイトに掲載してから約24時間経つ。
私はドキドキしながらケータイを握り締めた。
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 00:55:21.49 ID:GgjGk5AgO
期待あげ
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 00:55:40.28 ID:O92uQL580
sageたくてsageてるわけじゃないんだが。
チェック外すの忘れちゃうなぁ。
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 00:56:01.30 ID:O92uQL580
私専用のメッセージボックスは、男達からの誘いの言葉で埋め尽くされていた。
予想以上だ。
どこまで本当かわからないが、下は18歳から上は父と同じくらいの年齢まで。
私はうきうきした気分でひとつひとつのメッセージを熟読した。
お金を求めている若い男性のメッセージは真っ先に削除した。
自由になるお金などない。
逆にお金を払うというメッセージも、少し考えてから削除した。
私は売春をしたいわけでもない。
特異なプレイを求めている人は、とりあえず保留にした。
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 00:56:48.35 ID:O92uQL580
そうやってどんどん選り分けていくうちに、結局すぐに返信することになった人は5人ほどだ。
写真を添えて、全員に同じメッセージを送った。
『メッセージありがとう。今週か来週会えますか?面倒なやり取りは抜きで、割り切った関係を希望します』
夕方までに、5人全員から返信が届いた。
全員が、私と逢い、私を抱くことを望んでいた。
***
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 00:57:26.80 ID:O92uQL580
次の金曜日までに、私は5人全員と逢い、全員と寝た。
都内各所のラブホテルで、私は思う存分楽しんだ。
彼らもそれなりに楽しんでくれたはずだ。
その証拠に、5人全員が関係の継続を望んだ。
私はそのうちの3人に、ケータイの番号とアドレスを交換した。
交換しなかった2人は、カラダの相性があまり良くなかったのだ。
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 00:58:08.43 ID:O92uQL580
>私はそのうちの3人に、
間違えた。私はそのうち3人「と」、な。
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 00:58:36.86 ID:O92uQL580
しばらくは出会い系サイトを通じてたくさんの男性と逢い、年が明ける頃には10人近くのセックスフレンドが出来た。
侘しい誕生日から僅か1ヶ月余りの出来事だ。
週に最低2度は外出し、母さんが留守の時はサブちゃんを家に引っ張り込んだ。
充実した毎日だった。
そんなある日の事。
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 00:58:45.51 ID:X3PPpES/O
ちょwwwサザエwwwwww
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 00:59:10.03 ID:O92uQL580
その日、私は最も頻繁に逢っているセックスフレンドとホテルに行った。
彼といつも使っているホテルで、午前中からセックス三昧を楽しんだ。
うっかり寝入ってしまい、気付いたら夕方で、私は慌てて家に電話をかけた。
「あ、母さん?ごめんなさい、ちょっと友達に逢って話し込んじゃった。これから帰るわ」
少し小言を言われたが、なんとかなるだろう。
私は身支度を整え、彼と一緒に部屋を出た。
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 00:59:43.85 ID:O92uQL580
「今度いつ会える?」
「いつでもいいわ。電話してちょうだい」
そんな会話をしながらホテルから出たところで、ちょうどホテルに入ろうとしている人とぶつかった。
「あ、ごめんなさい」
見ると、見知った顔と目が合った。
夫だ。
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 01:00:26.62 ID:X3PPpES/O
キャァァアアア!!!11
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 01:00:32.67 ID:O92uQL580
「サザエ……」
「あなた……」
夫は若い女を連れていた。
なんということでしょう。
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 01:00:42.68 ID:yaTYY5ud0
うああああああああああああああああああああああっ
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 01:00:58.80 ID:O92uQL580
「君ぃ、なんだ、こんなところで。誰だ、その男」
「あぁら、あなたこそ、そちらの女性はどなた?」
私達は、ラブホテルのまん前で睨み合った。
うろたえているのは、どちらかと言えばマスオさんの方だったと思う。
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 01:01:02.03 ID:Dbly4bxq0
らめぇぇぇぇぇぇぇ
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 01:01:04.76 ID:GgjGk5AgO
おう、寝られないぜ。
wktk
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 01:01:38.69 ID:O92uQL580
なんだろう、ごめん、なんかキモイかもしれないと今更思った。
正直すまんかった。
でも最後までやり通させてくれ。
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 01:01:52.27 ID:yaTYY5ud0
最後までがんばれ!
wktk
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 01:02:02.24 ID:O92uQL580
「マスオさん、お互い様じゃなくて?」
「……そうだな」
「私、もう帰るとこなの。あなた、これからなんでしょ?じゃあ遅くなるわね?」
「……あぁ」
「そう。じゃあ、私行くわ。せいぜい楽しんでちょうだい」
微笑む余裕さえあった。
私は一緒に居た男の腕を取り、悠然とその場を離れた。
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 01:02:35.11 ID:O92uQL580
「あれ、旦那さん?」
「そうよ。変なとこで会っちゃったわね」
「大丈夫?厄介事はごめんだぜ」
「平気よ。見たでしょ?あっちも彼女連れだったもの。お互い様よ」
「まぁ、そうだけどさ」
言葉を濁す男に、私は内心失望していた。
でも、別にかまわない。
男はこの人だけではないのだから。
***
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 01:02:57.28 ID:X3PPpES/O
わっふるわっふる
40 :
もやし ◆AvmY.MI1o. :2007/09/17(月) 01:03:01.86 ID:Ed6rtoWcO
泥沼ああああ!!!!!!
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 01:03:08.16 ID:yaTYY5ud0
わっふるわっふる
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 01:03:22.05 ID:O92uQL580
その夜、マスオさんは珍しく早く帰宅した。
さすがにあんな事があっては、ゆっくり浮気を楽しめなかったのだろう。
家族が寝静まってから、私達は寝室で対峙した。
「……君、浮気してたんだな」
「あなたに言われたくないわ」
「僕と君とでは立場が違うだろう!」
「あら、どうして?」
「僕は男で、その、外に出れば色々付き合いがあるんだ!」
「私だって主婦なりの付き合いがあるのよ?」
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 01:03:38.46 ID:ZZpacRvjO
>>なんということでしょう
ワロスwww
番組違ぇじゃねぇかwww
44 :
もやし ◆AvmY.MI1o. :2007/09/17(月) 01:04:40.26 ID:Ed6rtoWcO
サザエ強いなwwwww
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 01:05:03.47 ID:O92uQL580
つまらない男だ。
私はゆっくりと髪をほどいた。
せいぜい嫣然と微笑んで、色気のないパジャマを脱ぎ捨てる。
「ねぇ、あなた。私、変わったのよ。きっとあなたを満足させられるわ。私だって女なのよ?」
「やめなさい!そんな事でごまかすつもりかい?」
「ごまかす気なんかないわよ。えぇ、私は浮気したわよ。色んな男とセックスしたわ。それのどこがいけないの?」
「仮にも家庭の主婦が……」
「そんなつまらない事聞きたくないわ。さぁ、マスオさん。あなたを裏切った妻のカラダを見てちょうだい」
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 01:05:50.76 ID:O92uQL580
男なんて簡単だ。
私はたくさんの男達を通じて、その事を悟ったのだ。
久し振りの夫婦生活だった。
マスオさんはいつになく激しく私を抱いた。
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 01:06:16.76 ID:O92uQL580
「誰に抱かれたんだ!何人にこのカラダを許したんだ!こんな風にやられたのか!?」
激しく突かれながら、私は冷えた理性の片隅で考えていた。
この人のセックスはつまらない。
こんなお粗末なやり方で若い女の子と浮気するなんて、笑止千万だ。
私にはもっとたくさんの男達が居る。
私はもう、平凡でつまらない主婦などではないのだ。
新しい人生が、私を恍惚へと導いた。
* end *
49 :
もやし ◆AvmY.MI1o. :2007/09/17(月) 01:06:33.45 ID:Ed6rtoWcO
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 01:07:22.64 ID:X3PPpES/O
続きマダー?
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 01:07:44.98 ID:/Q8D79/wO
おもしろかった
乙です
52 :
もやし ◆AvmY.MI1o. :2007/09/17(月) 01:08:01.99 ID:Ed6rtoWcO
>>48 乙!
確かに、マスオさんはセックス下手そうwwwww
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 01:08:03.57 ID:O92uQL580
以上ですお。
お粗末様でした。
三本立てにしたいとこだが、もうネタがない。
支援してくれたみんなありがとう。
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 01:08:19.83 ID:GgjGk5AgO
うーん、やはりマスオにはマスかきが一番だったわけだな。
>>1乙。
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 01:08:50.40 ID:OW+umFE6O
1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/09/17(月) 00:45:33.75 ID:O92uQL580 [sage]
サザエさんは三本立てが常識と言われたので、二本目も逝ってみる。
三本目期待
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 01:08:54.62 ID:yaTYY5ud0
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 01:09:59.73 ID:HEpHWtsn0
なんという重いサザエさん
>>55 そんな事言われてもwww
フネ編なんか見たくないだろ?www
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 01:10:56.40 ID:IbAPW4cM0
今北用
サザエ
マスオ
なんということでしょう
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 01:10:57.45 ID:yaTYY5ud0
フネ編wktkwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 01:11:28.08 ID:WWG2MRrZ0
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 01:11:46.17 ID:IbAPW4cM0
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 01:12:36.34 ID:GgjGk5AgO
アナゴまだー?
・フネ
・うきえ
・鯛子
・カツオ
需要あるならどれか書くお。
>>80
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 01:13:49.64 ID:yaTYY5ud0
ksk
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 01:14:06.52 ID:Dbly4bxq0
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 01:14:09.52 ID:yaTYY5ud0
ksk
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 01:14:31.61 ID:O92uQL580
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 01:14:49.00 ID:yaTYY5ud0
アナゴ追加把握www狙うわwww
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 01:15:08.00 ID:yaTYY5ud0
ksk
暇で暇でしゃーない3連休がちょっと楽しくなってきたお
72 :
もやし ◆AvmY.MI1o. :2007/09/17(月) 01:15:27.18 ID:Ed6rtoWcO
うきえの初体験を!!!!!!!!111
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 01:15:44.57 ID:yaTYY5ud0
ksk
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 01:16:04.55 ID:yaTYY5ud0
ksk
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 01:16:23.07 ID:yaTYY5ud0
ksk
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 01:16:25.26 ID:Dbly4bxq0
ksk
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 01:16:28.06 ID:o0l2f4XCO
うきえ
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 01:16:46.46 ID:VqBKvy/UO
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 01:16:51.28 ID:IbAPW4cM0
アナゴ
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 01:17:01.10 ID:4dPPMMp7O
アナゴ
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 01:17:03.22 ID:yaTYY5ud0
アナゴ
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 01:17:18.02 ID:y4nXW2lCO
うきえ
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 01:17:24.35 ID:IbAPW4cM0
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 01:17:52.65 ID:o0l2f4XCO
アナゴ編ktkr
>>80 アナゴなw
把握wwwwwww
じゃあ地味に保守しといて。
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 01:18:11.38 ID:GgjGk5AgO
88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 01:18:53.72 ID:4dPPMMp7O
>>86 アナゴキタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!!
ワカメ編、保守ついでにうpしとく?
90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 01:20:58.57 ID:rEAxGzOhO
アナゴwktk
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 01:21:46.94 ID:Dbly4bxq0
「サザエさん うきえ」でイメージ検索したら甚六の・・・
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 01:22:24.99 ID:4dPPMMp7O
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 01:23:23.50 ID:O92uQL580
■ 女 子 高 生 ワ カ メ ■
あたしの名前はイソノワカメ。ごく普通の17歳、女子高生だ。
「ただいま」
子供の頃からの癖で思わずこう言ってしまうが、誰も迎えに出る人は居ない。
昔は母や姉や小さな甥っこが笑顔で出迎えてくれたものだが、この家からそんな和やかなひとときが消えて久しい。
父の定年退職を機に、古臭かった平屋をリフォームしたが、
威張ってばかりで世間知らずな父は、どうやらあまり良くない業者にひっかかったらしい。
どう見ても不自然な場所にある階段は、作られてまだ4年ほどしか経っていないのに、
一段踏みしめるたびにギイギイと嫌な音をたてる。
二階にはあたしと兄のカツオ、それから甥のタラオの部屋がある。
一番手前が兄の部屋だが、その前を通り過ぎるたび、饐えたような嫌な臭いがする。
閉め切った部屋の向こうからは、カタカタとキーボードを叩く音が聞こえていた。
いつものことだ。
兄は大学受験に失敗し、それ以来この部屋にひきこもってしまった。
そんな兄に母はおろおろするばかりで、父も最初こそ怒鳴りつけて見せたりもしたが、
兄が自殺騒ぎを起こしてからは、文字通り腫れ物に触るような扱いを続けている。
しかしあの自殺騒ぎは、あたしの目から見れば馬鹿馬鹿しいほどの狂言に過ぎない。
兄は昔から、父母や姉の目をごまかすのだけは上手かったっけ。
もう何ヶ月くらい兄の顔を見ていないか思い出せないが、別にどうでもよかった。
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 01:23:45.39 ID:O92uQL580
あたしは制服から私服に着替え、すぐに部屋を出た。
階下のキッチンを覗く。
あたしと兄の夕食が、それぞれお盆に載せられて、ラップがかけられていた。
母が書いたメモがあり、「今日はパートの日です。カツオの部屋に食事を運んであげて下さい」とある。
知るもんか。
腹が減ったら、自分で部屋を出て来て食べればいい。
母は少し前から飲食店の皿洗いのパートをしている。
父は定年退職後も引き続き別の会社に勤めていたが、給料はぐんと落ちた。
兄はあのとおりひきこもりだし、リフォーム費用は返し終えていないし、
あたしにはお金の苦労をさせたくないし、というわけで、
夫婦揃って老体に鞭打ち、毎日毎日汗水垂らして働いているというわけだ。
姉からは特になんの伝言もないが、どうせまた夜遊びだろう。
数年前に義兄の浮気が発覚してから、遊び歩いてばかりいる。
姉夫婦の間に既に何の愛情もない事は明らかで、
ただ少しばかり出来の良い息子、タラオの将来の為に離婚を避けているようだ。
そのタラオはと言えば、学校が終われば毎日のように塾に通っている。
昔は可愛かったのに、成績の良さを鼻にかけた、嫌なガキになってしまった。
あたしの家族はいつからこんなことになってしまったのだろう。
昔は良かった……。
昭和っぽくて恥ずかしかったけど、家族みんな仲が良くて、笑いが絶えなくて、楽しかったっけ。
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 01:24:00.96 ID:O92uQL580
……そんな事を考えていても仕方ない。
変わってしまったものは、しょうがない。
あたしはいつの頃からか家族をあてにしなくなった。
高校を卒業したら、こんな家は出て行くつもりだ。
その為には金が要る……。
母のメモの下の余白に、「バイトに行く」とだけ付け加えた。
嘘ではない。
あたしは自力で金を稼ぎに行くのだから。
あたしにこの「バイト」を紹介してくれたのは、兄のかつての同級生、花沢さんだ。
彼女は天性の商才を活かし、コンパニオン派遣会社を経営している。
ひきこもりの兄とは大違いだ。
そういえば、昔からとにかくバイタリティのある人だったっけ。
あたしは両親には内緒で買ったケータイで、バイト先に電話をかけた。
「もしもし。ワカメです。これから出勤します」
『ご苦労様。でも会社には来なくていいわ。まっすぐ渋谷に向かってくれる?』
「渋谷ですか?」
『うん。接待合コン。5時半までにいつものところに集合して。カオリちゃんが居るからすぐわかるはずよ』
「わかりました」
96 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 01:24:21.00 ID:O92uQL580
カオリさんも兄や花沢さんの同級生だ。
かつての美少女はそのまま美人に育ち、花沢さんの会社のナンバーワンだ。
でもあたしはそのうち、カオリさんをナンバーワンの座から追い落とす自信がある。
今は彼女のテクニックを学び、盗んでいる最中だ。
最寄の駅まで5分、そこから渋谷までは10分ほど。
まだ4時になったばかりだから、急ぐ必要はない。
あたしは駅の近くのカフェでお茶を飲み、それからそこのトイレで念入りに化粧をし、
ハタチ程度に見えるように変身した自分を確かめた。
さらさらの黒髪、派手には見えない丁寧な化粧、きめこまやかな白い肌。
最近、姉があからさまな嫉妬の目を向けてくる若さと美しさが、あたしにはある。
それから渋谷へ向かい、東急の駅を出てすぐのところでカオリさん達を見つけた。
「ワカメちゃーん。ここよ!」
「ごめんなさい、遅れました?」
「ううん、まだ15分もあるわ」
カオリさんは女のあたしから見ても魅力的な微笑を浮かべ、集まった女の子の人数を確認した。
思っていたよりもたくさん居て、知らない顔も多い。
そして今日の仕事内容を簡単に説明する。
カオリさんはナンバーワンなだけではなく、花沢さんの右腕でもあるのだ。
「とにかく賑やかに楽しくね。拘束は5時半から9時まで。アフターは任意よ」
つまり、個人的に誘われたら、お付き合いしてしまってもかまわない、というわけだ。
あたしは内心、静かに意欲を燃やす。
コンパニオンの時給は高校生には充分高いが、アフターで手に入る額には敵うはずもない。
花沢さんが掴む客筋はリッチで遊び上手な男ばかりだ。
若くて可愛い女の子と一晩過ごす為に、金を惜しまない。
あたし達はそれからこじんまりとしたダイニングバーに移動した。
本日貸切の小さな看板が出ている。
6時少し前には、10人以上の男性が集まってきた。
この日の仕事は楽で楽しかった。
食べて飲んで喋って歌って。
お酒が回ってくると、適度なスキンシップが増えてきた。
あたしはせいぜい愛想をふりまき、最もあたしに興味を持ったように見える男に寄り添った。
30代後半か、もしかしたら40に届くかもしれないくらいのおじさまだ。
そういえば、義兄と同じ年頃かもしれないが、ケチな義兄とはまるで違う雰囲気を持ち合わせている。
「ワカメちゃん、この後何か予定ある?」
「いいえ、特にありませんけど」
「じゃあちょっと付き合ってよ。悪いようにはしないからさ」
ミニスカートから覗いた足を、熱い掌が撫で回している。
こんなのは慣れたものだ。
あたしはにっこり微笑んで、おじさまの手に自分の掌を重ねた。
あたし以外にも、個人的なお付き合いの交渉を成立させた女の子がたくさん居たようだ。
ちらりとカオリさんの様子を窺うと、最も身なりの良い男性と親密な様子だ。
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 01:25:06.09 ID:O92uQL580
9時を待たずにおひらきとなり、あたし達はそれぞれのパートナーと連れ立って店を出た。
あたしはおじさまに腰を抱かれ、タクシーに乗った。
おじさまは当たり前のように、あるホテルの名前を運転手に告げた。
あれこれと実のない話をしながら、あたしはあからさまにおじさまにしなだれかかっていた。
一流の部類に入るホテルの部屋で、あたし達はシャンパンを空けた。
一緒にシャワーを浴び、夜景を見下ろしながら二度カラダを重ねた。
「送ってあげられないから、これタクシー代。お釣りはとっといて」
「ありがとうございます」
「また連絡するよ。付き合ってくれるんだろ?」
「ええ、喜んで」
あたしは5人の諭吉さんをバッグにしまい、本心からそう言った。
毎回これだけの「タクシー代」をくれるなら、何度か付き合ってもいいと思う。
鼻歌混じりで部屋を出て、ロビーに下りた。
時刻はもう零時を過ぎた。
こんな時間まで外で遊び歩いていても、兄の一件で懲りた両親は何も言わない。
100 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 01:25:23.19 ID:O92uQL580
「――ワカメちゃん」
ホテルを出ようとしたまさにその時、不意に名前を呼ばれた。
ぎくりと足が強張る。
振り返ると、赤い顔をした義兄マスオがにやにやとあたしを見ていた。
「やぁワカメちゃん。奇遇だねぇ」
「義兄さん……。どうしてここに?」
「ワカメちゃんと同じ理由じゃないかなぁ」
にやにや、にやにや。
女遊びを覚えた義兄に、昔の優しい面影はない。
見かけだけの腰の低さだけを武器に出世をした義兄は、実は金回りが良いらしい。
あたしと同じ理由ということは、このホテルで誰かとお楽しみだったのだろうか。
まずいことになった。
「いいのかなぁ、ワカメちゃん。僕、見ちゃったんだよ。君がどう見てもただのボーイフレンドには見えないおじさんと部屋に入って行くのをね」
「……」
「ワカメちゃんは可愛いからなぁ。充分売り物になるよねぇ」
「……だから何よ。父さん達に告げ口するの?自分だって女と一緒だったんでしょ」
「告げ口?とんでもない。僕はそんな無粋な真似はしないよ」
「じゃあ……」
わからないふりをしていたが、実は薄々察していた。
あたしが中学に上がった頃からだろうか。
義兄のあたしを見る目に、ねっとりとしたいやらしさが混じるようになったのは。
101 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 01:25:41.61 ID:O92uQL580
「僕ねぇ、今日はこのホテルに泊まるつもりだったんだ。ワカメちゃんも、今日はもう遅いから、泊まっていったらどうかな」
「……」
義兄は狡猾な男だ。
あたしの立場をよくわかっている。
17歳で、高校生で、危険なバイトをしていて、自分を売り物にしている。
親はともかく、学校にバレたらまずい。
「……今日は無理よ。どんなに遅くなっても、無断外泊だけはしたことないもの。さすがに叱られるわ」
「大丈夫だよ。僕がお義父さんに連絡してあげるから」
そう言うが早いか、義兄はあたしの手を引いて、エレベーターに乗り込んだ。
ここで騒ぎを起こすわけにもいかず、あたしは悔しさに唇を噛んだ。
さっきまで居た部屋よりは少し狭いツインルームに入ると、片方のベッドは既に乱れていた。
女の匂いが濃く残っている。
「――もしもし、あ、お義父さん。マスオです。実は、偶然バイト帰りのワカメちゃんに会ったんですよ。
食事がまだだと言うんで、夕食を一緒したんですが、その席で急にワカメちゃんが具合が悪いと言って。
ええ、本人は大したことはないと言っているんですけど、もう遅いですし、僕はまだ仕事があるし、
一人で帰らせるのも心配ですので。僕の会社の近くにホテルの部屋を取って、薬を与えて寝かせたんです。
勝手な事をして申し訳ありません。ワカメちゃんには僕の私用ケータイを預けてますので、電話してみてください。
はい、はい。ええ、明日は学校も休みですしね。様子を見て、一緒に帰りますよ」
などと調子の良い事を言って、義兄はあたしにケータイを差し出した。
すぐに電話がかかってくる。
102 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 01:26:03.84 ID:O92uQL580
『もしもしワカメか』
「あ……お父さん……」
『マスオ君から話は聞いた。大丈夫なのか』
「う、うん……。ごめんなさい、連絡もしないで」
『いや、マスオ君と一緒で良かった。薬は飲んだんだな?風邪かね?』
「たぶん、そうだと思う……」
『そうか。明日母さんに病院に連れてって貰いなさい。じゃあ、今日はもう寝なさい。マスオ君によく礼を言うんだぞ』
「はい。わかりました。おやすみなさい……」
父との電話の途中から、義兄の手があたしのカラダを這い回っていた。
あたしは覚悟を決める。
「それじゃあ、ワカメちゃん、服を脱ぐんだ。義兄さんに見せてごらん」
それからあたしは、夜が明けるまで、義兄に弄ばれた。
***
103 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 01:27:11.19 ID:O92uQL580
その後、あたしは何度も何度も義兄にカラダを要求された。
初めは放課後や休みの日にホテルに呼び出されていたが、次第に自宅の部屋に忍び込んでくるようにまでなった。
あたしは隣の部屋の兄と甥、階下で眠っている両親や姉を気にしながら、どうすることも出来ずにいた。
そんなある日、学校から家に戻ると、珍しく甥のタラオが家に居た。
「……ただいま。珍しいわね。今日は塾はないの?」
「ワカメお姉ちゃんには関係ないです」
可愛くない。
あたしはそれきりタラオを無視して部屋に入った。
今日はバイトには行かないし、義兄は出張中だ。
久し振りにカラダを休められる……。
「ワカメお姉ちゃん」
「何、タラちゃん。勝手に部屋に入らないでよ」
「パパは勝手に入ってるじゃないですか」
「え?」
「僕が知らないと思ってましたか?何度もパパといやらしい事をしてるじゃないですか」
顔から血の気が引いた。
タラオが知っていたからではない。
タラオの股間が、あたしの部屋に来た目的を如実に物語っていたからだ。
「僕ももう中学生です。童貞を捨てるゴミ箱を探していたんですよ」
「いやっ!タラちゃんやめて!」
「うるさい、売女」
104 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 01:27:27.35 ID:O92uQL580
タラオは予め用意していたらしいタオルやガムテープであたしの自由を奪うと、
制服姿のままだったあたしを寝転ばせ、下着だけを剥ぎ取った。
懐中電灯で照らし、しげしげと眺めている。
「ふーん。こういうものなんですね。ママのとは違いますね」
虫か何かを観察しているような口調で呟いて、タラオは下半身だけ裸になった。
要した時間は5分足らずだろうか。
あたしはタラオの「ゴミ箱」になった。
タラオは用事が済むと、黙って立ち上がり、いきなり部屋のドアを開けた。
そこには、数ヶ月ぶりに見る、兄が居た。
「カツオ兄ちゃん、妹で抜いたんですか?」
ぼさぼさの髪、うつろな目、廊下の床に飛び散った汚濁。
タラオは蔑むように笑って、兄の背中を小突いた。
「カツオ兄ちゃんも使ったらどうですか?ゴミ箱にしてはなかなかですよ」
「何言ってるのタラちゃん!嫌よ!やめて!」
「はぁはぁはぁはぁはぁ……」
「お兄ちゃんやめて!!」
兄の眼は普通じゃなかった。
あたしを妹として見てなどいない。
単なるゴミ箱だ。
肉の穴だ。
むっとする汗臭い兄にのしかかられて、あたしは再び「ゴミ箱」に成り下がった。
あまりの事に、涙も出ない。
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 01:27:43.11 ID:O92uQL580
こうしてあたしは、父以外の男の「家族」全員のオモチャになった。
義兄と甥と兄は、あたしを共有している事を知りつつ、知らないふりをしているようだった。
毎夜、違う誰かが部屋にやって来る。
しかし、共謀して同時に弄ばれるよりはマシかもしれないと思った。
それから数ヵ月後、あたしは自分のカラダの異変に気付いた。
もう二ヶ月、生理がこない。
誰の子供だろう。
心当たりが多すぎる。
あたしは何故だか可笑しくて、陽性を示している検査薬を見詰めたままゲラゲラ笑った。
そしてその晩も部屋のドアが開いた。
今夜の相手は誰だろう。
誰でもいい。
結果は同じ事だ。
あたしは布団の中で、新品の包丁を握り締めた。
* end *
106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 01:28:11.71 ID:O92uQL580
いささか調子に乗った。
今では反省している。
アナゴ編を全力で頑張るから許してくれ。
107 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 01:31:49.89 ID:O92uQL580
■ ア ナ ゴ の ハ ッ ピ ー デ イ ズ ■
僕は女の子にモテない。
そりゃ、この分厚い唇だ。
仕方ないだろう。
出世も遅れている。
だから金もない。
同期のフグタ君は天性の腰の低さとうわべだけの人の良さで出世したけど、
僕は未だに主任という名の単なる平社員だ。
それにしても、フグタ君はいい人だ。
うわべだけかもしれないが、いい人だと思う。
年収に換算すると300万ほどの開きがある僕を、未だに友人として扱ってくれる。
そんなフグタ君から、メールがきた。
『アナゴ君、ちょっと面白い遊びをしてみないかい?^^』
フグタ君――いや、フグタ副部長が誘ってくれたんだ。
断るわけにはいかないし、断る気もなかった。
実を言えば、今までにもフグタ君が提案する「面白い遊び」に加わった事があり、
それらが全て非常に素晴らしい体験だったからだ。
『喜んでお供致します、副部長』
今度はどんな事が起こるのだろう。
僕は期待に胸と唇を震わせた。
108 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 01:32:23.38 ID:4dPPMMp7O
唇w
110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 01:38:21.66 ID:VqBKvy/UO
>>106乙
リクエストに答えてくれてありがとう
三本目も期待
111 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 01:38:48.22 ID:rEAxGzOhO
唇ワロスwww
112 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 01:39:24.47 ID:O92uQL580
「やぁ、アナゴ君。待ってたよ」
「遅くなりまして申し訳ありません、副部長」
「嫌だなぁ、よしてくれよ、副部長だなんて。昔どおりのフグタ君アナゴ君でいこうじゃないか」
鷹揚に笑うフグタ君は、いかにもスマートにタクシーを止めた。
もちろん僕も追従する。
「それで……、フグタ君、今日はどんな趣向なんだい?」
「ん?それは見てのお楽しみだよ」
フグタ君は余裕めいた微笑を浮かべ、何を尋ねてもはっきりとは答えてくれなかった。
しかし、タクシーの運転手に告げた行き先はあるホテルの名前だった。
いい女でもあてがってくれるのだろうか。
ホテルに到着すると、フグタ君はフロントを通らずに客室直通のエレベーターに乗り込んだ。
「部屋を取ってるのかい?」
「あぁ、もうチェックインは済ませてある。いい子が待ってるよ」
フグタ君はいやらしくニヤニヤと笑っている。
どうやたとびきりの趣向が待っているに違いない。
僕は期待に胸と股間が膨らんだ。
113 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 01:40:40.78 ID:vUkmhZLs0
支援
114 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 01:44:17.46 ID:O92uQL580
部屋のドアを開けると、ベッドに座っていた少女が怯えたように立ち上がった。
綺麗な女の子だ。
高校生くらいだろうか。
……なんだか、見覚えがあるような。
「……に、義兄さん、酷いわ!」
「なにがだい、ワカメちゃん。さぁ、ご挨拶するんだ。アナゴ君は知ってるだろう?」
ワカメちゃん?
フグタ君の奥さんの妹さんじゃないか!
「お、おい、フグタ君、これは一体……」
「驚いたかい、アナゴ君。この子はね、僕の言いなりなんだよ」
「義理とはいえ、妹さんじゃないか!」
「いいじゃないか、血が繋がってるわけでもない。それに、この子は金目当てにカラダを売るような女なんだ」
フグタ君の言葉に、心底驚いた。
昔会ったワカメちゃんは、刈り上げおかっぱの、平成の世には珍しいくらい素朴な女の子だった。
それが、金目当てに売春をしているだって?
115 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 01:46:18.27 ID:1z9UqhQr0
これは面白いw
116 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 01:46:59.83 ID:yaTYY5ud0
wktk
117 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 01:47:06.17 ID:4dPPMMp7O
wktk
118 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 01:47:11.92 ID:zBsGQyTJ0
場面が想像できすぎるwww www
119 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 01:48:51.87 ID:lbTCeYpbO
wktk支援
ワカメちゃんは、悔しそうに唇を噛んでいる。
それにしても、随分綺麗になったものだ。
最後に会ってから、10年近く経っているだろうか。
あの頃はスカートから綿パンツがはみ出していても気にしないような無邪気な子供だったが、
今はいかにも今時の女子高生といった様子で、成熟した大人の色香さえ感じる。
「アナゴ君、少し前に言ってたじゃないか。奥さんに拒まれてるんだろう?ずいぶんご無沙汰なんじゃないか?
この子を抱くといい。僕のお古だがね、悪くないと思うよ」
にこやかにそう言ったフグタ君が、一転して表情を変えた。
冷たい眼差しをワカメちゃんに投げかける。
「さぁ、何をしてるんだ。アナゴ君にご奉仕しなさい」
121 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 01:49:48.15 ID:6LuymN5V0
ぶるぁぁぁぁぁぁぁぁ支援
122 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 01:50:54.59 ID:2egeqU/ZO
抜いた
(・∀・)イイ!!
124 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 01:53:18.76 ID:4dPPMMp7O
(*´Д`*)ハァハァ
125 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 01:53:39.59 ID:qHik+Af3O
どこでタマが絡んでくるか期待
126 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 01:54:04.74 ID:O92uQL580
ワカメちゃんはどうやらフグタ君に弱みを握られているらしい。
悔しそうな表情は変わらないものの、反面いやに素直に服を脱いだ。
若い肢体があらわになる。
着やせするタイプなのか、脱ぐと胸や腰まわりがむっちりと成熟している。
「……失礼します」
消え入るような声で囁いて、ワカメちゃんは僕のズボンのベルトを外し、ファスナーを下ろした。
そして僕のムスコを妙に慣れた様子でぱくりとくわえる。
「アナゴ君、僕は消えるから、存分に楽しみたまえ」
そう言って、フグタ君は続き部屋に消えた。
ドアを開けた時になにやら嬌声が聞こえたから、フグタ君はあフグタ君でお楽しみらしい。
それなら僕も、楽しませてもらおうか。
127 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 01:54:13.27 ID:4dPPMMp7O
「あっ……らめぇ……唇がぶるぶるしてきもちいいのぉ……!!」
無駄に厚いタラコ唇も、いざという時には立派な武器になる。
僕はワカメちゃんのワレメちゃんをじっくりと味わっていた。
若い味を堪能する。
この微妙に震える分厚い唇の感触は、どんな女でもメロメロにするのだ。
ぬるぬるになった唇をワカメちゃんの唇に押し付け、ぐったりとしたカラダを抱き起こす。
「さぁ、ワカメちゃん。僕のムスコに乗ってごらん」
そう命じると、ワカメちゃんは素直に従った。
最初は嫌々だったが、今は寧ろ積極的だ。
そういえば、フグタ君が「金目当てにカラダを売るような女」と言っていたっけ。
こう見えて経験豊富なのかもしれない。
だったら何も遠慮することはない。
129 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 02:00:03.35 ID:yaTYY5ud0
不覚にも唇のくだりで吹いたww
130 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 02:00:34.68 ID:4dPPMMp7O
131 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 02:01:10.70 ID:o0l2f4XCO
ワカメちゃんのワレメちゃんwwwwwwww
132 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 02:03:07.30 ID:O92uQL580
頬を、顎を、唇を、胸を、僕の自慢の唇が這い回る。
いつか泡姫に「キモキモチイイ」と評された唇だ。
そんな唇とアナゴジュニアに、ワカメちゃんはすっかり夢中になって腰を振っていた。
若い肉体はイイ……。
結局僕は終電間際まで頑張った。
フグタ君は「また遊びにおいで」と言ってくれた。
フグタ君と友達で本当に良かった……。
133 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 02:03:26.26 ID:yaTYY5ud0
キモキモチイイwwww
134 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 02:05:41.68 ID:6LuymN5V0
アナゴさんテクニシャンw
135 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 02:05:46.22 ID:Isod+8q4O
アナゴジュニアwwwww
136 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 02:07:45.08 ID:v26mWR1kO
ああ、息子さんかWWWWWW
137 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 02:08:00.66 ID:O92uQL580
それから僕は、何度かワカメちゃんをご馳走になった。
ワカメちゃんのワカメ酒もご馳走になった。
そんなある日の午後、僕はフグタ君に呼び出され、会議室へ向かった。
「フグタ君、何の用だい?」
「アナゴ君、口を慎みたまえ」
「え?」
「まぁ、そこに座りたまえ。君に大事な用があるんだ」
フグタ君は尊大な笑みを浮かべ、僕の前に数枚の書類を並べた。
「フグタく……副部長。これは一体……?」
「うん、ちょっとね、しくじったんだ」
「しくじった、とは……?」
「アナゴ君、君も20年近く会社員をやっているんだ。わかるだろう?」
僕は並べられた書類をひとつひとつ確かめた。
明らかな、不正の証だった。
蜥蜴の尻尾きりwwwwww
139 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 02:10:04.23 ID:4dPPMMp7O
140 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 02:10:14.26 ID:3SzHO+GeO
不祥事クルー?
141 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 02:12:52.72 ID:O92uQL580
「これが世間に流れると拙いんだ。ないはずの金があって、とんでもないところに流れてるわけだからね」
「はぁ……」
「これは君の一存でやったことだね?」
「はぁ!?」
「わかってる。責任を取ってくれるなら、悪いようにはしない。わかるね?」
「ふ、副部長……!!」
会社ぐるみの黒い金の流れ……。
僕だって子供じゃない。
会社経営がきれいごとだけじゃないという事くらい、理解している。
時に、会社ぐるみの不正の責任を、全く無関係な社員が背負う事も。
「嫌ならねぇ、仕方ないんだけどねぇ。しかし……僕もこんな真似はしたくないんだが……」
フグタ「副部長」が、スーツの内ポケットから数枚の写真を取り出した。
僕はきっと、情けなく青ざめたと思う。
「女子高生との淫行はねぇ、このご時勢、拙いと思うんだよねぇ……」
「……」
「しかし、君も凄いね。無垢な女子高生相手に、こんなグロいプレイをするなんてねぇ……」
142 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 02:14:17.58 ID:3SzHO+GeO
んで最後に刺されるのがアナゴか?
143 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 02:16:34.75 ID:O92uQL580
フグタ君はこれ見よがしに写真をひらひらさせて、にやりと笑った。
「君がこの一連の不祥事の責任を取ってくれさえすれば、今後の生活の保障はある程度約束出来る。
しかしだね、拒否すれば、淫行の証拠写真を家族はもちろんマスコミにも流す手はずが整っているんだ。
しかも、会社もおしまいだ。君は何もかも失うんだよ。どうするのが賢いか、わかるね?」
「あ、あんた、最初からこれを狙って……!」
「嫌だなぁ、ちょっと女の子と遊ぶのに誘いはしたけど、それはあくまで友達だからじゃないか」
僕の人生はここで終わった。
終わったと、思っていた。
144 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 02:17:29.02 ID:6gFkyRK2O
支援
145 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 02:20:15.87 ID:O92uQL580
会社を去り、不正の責任を一手に負い、結局妻とは別れた。
しかし幸い――と言うのも腹立たしいが、最低限の生活費は保障されている。
僕は小さなアパートを借り、ひっそりと生活していた。
「アナゴさん、アナゴさん……!」
深夜、アパートのドアを誰かがノックした。
誰か、などと言ったが、本当は声だけでわかった。
ワカメちゃんだ。
僕は会社を追われる際、ワカメちゃんに全てを打ち明けるメールを送っていた。
僕がフグタ君にどんな仕打ちを受けたのか。
フグタ君がどんな風にワカメちゃんを利用したのか。
そのメールに、今はこの安アパートで暮らしていることも記しておいた。
しかし、まさか彼女がここを訪ねてくるとは思わなかった。
「ワカメちゃん、どうしたんだい、こんな夜中に」
「とにかく中に入れて。明かりはつけないで」
146 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 02:21:27.02 ID:zBsGQyTJ0
支
147 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 02:21:53.64 ID:yaTYY5ud0
援
148 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 02:22:32.82 ID:4dPPMMp7O
age
149 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 02:23:51.94 ID:O92uQL580
部屋に入ってきたワカメちゃんは、ずいぶんと息を切らしていた。
瞳がキラキラと輝いているのだけが見えて、それ以外の様子はよくわからない。
「ワカメちゃん、どうしたんだい」
「あたし、家を出たの」
「なんだって?」
「あたしね、義兄さんだけじゃなく、甥にも兄にも犯されていたの。もう限界だったのよ」
「そ、そんな目に遭っていたのかい?」
「そうなのよ……。だから逃げてきたの」
ワカメちゃんは哀しそうに呟いて、いきなり僕に抱きついてきた。
「アナゴさん、抱いて!あなたも義兄さんに利用された人だもの!あたしの気持ち、わかってくれるでしょう?」
久し振りに感じる若い肉体を、僕は拒めなかった。
僕はワカメちゃんを抱き締め、敷きっぱなしの布団に倒れ込んだのだった。
150 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 02:27:29.68 ID:VqBKvy/UO
支援
151 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 02:28:48.15 ID:7T71+wimO
wktk
152 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 02:29:21.57 ID:vWhOAgUm0
これ楽しいか馬鹿ども
153 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 02:31:07.88 ID:O92uQL580
激しく抱き合って、僕らはそのまま深い眠りに落ちた。
ふと気付くと、遠くでサイレンがたくさん鳴っている。
なんだろう、うるさいな。
目をこすって、僕は傍らにしがみついているワカメちゃんを見た。
「……!」
真っ暗な中で抱き合っている時は、気付かなかった。
空が白み始め、部屋の中はもうずいぶん明るい。
ワカメちゃんの手は、カサカサと乾いた赤い色で汚れていた。
その色を認識した途端、錆びた鉄のような、そのくせ生臭いような、嫌な匂いが鼻をつく。
サイレンが。
遠くから、どんどん近くへ。
154 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 02:31:47.45 ID:vUkmhZLs0
うわあああああああああああああ
155 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 02:31:51.68 ID:O92uQL580
その時、僕には見えた。
真っ赤な血だまりの中で息絶えている、フグタ君の姿が。
ざまぁみろ。
なんてことだ。
相反する想いが交錯する。
この女は、逃げてきたのだ。
何もかもを滅ぼして。
ぼんやりと横を向くと、部屋との境のないちっぽけな洗面所の小さな鏡に映った自分の顔が見えた。
唇が赤い。
おそるおそる舌を這わせると、眩暈のするような生臭さが、僕に現実を突きつけた。
* end *
156 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 02:32:21.94 ID:l4rFCut/O
逃げろアナゴ!刺されるぞ!!
157 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 02:34:59.73 ID:Isod+8q4O
158 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 02:35:39.73 ID:4dPPMMp7O
>>155 乙!(((;゚д゚)ガクガクブルブル
159 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 02:35:55.00 ID:vUkmhZLs0
いやあああああああああああ乙ううううう
160 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 02:36:04.94 ID:3SzHO+GeO
161 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 02:37:22.11 ID:O92uQL580
付き合ってくれてありがとう。
タマを登場させることは出来なかった(´・ω・`)
162 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 02:37:41.29 ID:O92uQL580
163 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 02:37:44.55 ID:TEGHrY9x0
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164 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 02:38:32.02 ID:3SzHO+GeO
165 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 02:39:07.25 ID:O92uQL580
>>164 そうなのか。寝る前にググっておく。
世間知らずですまんwww
166 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 02:40:40.79 ID:O92uQL580
ちなみにこんなのを書いているが、私は女だw
腐女子じゃないよw
これが初めての二次創作ってやつだ。
付き合ってくれたみんなありがとう。
それじゃ、おやすみ。
167 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 02:41:04.79 ID:3SzHO+GeO
>>165 かまいたちの夜 チュンソフト
そして乙 楽しかった
168 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 02:43:09.37 ID:4dPPMMp7O
>>166 工エエェェ(´д`)ェェエエ工
おやすみなさい
169 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 02:45:27.38 ID:3SzHO+GeO
あぁ 荒木が言ってることは本当だったんだな
恐ぇこと書くやつは大抵女
170 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 02:59:58.77 ID:zBsGQyTJ0
新EVA見に行った?2回も見ちゃったよ
171 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/17(月) 03:07:23.01 ID:10+t3hmYO
初めてでこれか
恐ろしい女だな
172 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:
誤爆だ