1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:
代理
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/15(土) 00:09:45.51 ID:0bkcVBse0
これだからゆとりは困る
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/15(土) 00:13:47.74 ID:YW3nnlYVO
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/15(土) 00:14:04.11 ID:BSqb7ar30
支援
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/15(土) 00:14:14.90 ID:8DwMG+Rw0
支援かも
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/15(土) 00:15:15.01 ID:YW3nnlYVO
【第七話 因縁】
一連の騒動から五日後。
内藤と欝田は筆頭家老である引家慎之上の屋敷に呼ばれていた。
(-_-)「津出から話は聞いておる。このたびの働き、見事であった」
藩政を十年以上もの間支配し続けてきた男を前に、二人は完全に畏縮している。
( ^ω^)(この御方が引家様かお……)
目の前にいるのはなんの変哲も無い小柄な老人にしか見えない。
しかし切れ長の細い目からは常に鋭い眼光が二人に放たれていた。
(-_-)「弍田は近頃こそこそと何か画策しておったようじゃがの。
最後は呆気ないものであったわ」
( ^ω^)「……」
内藤は藩を揺るがした大処分を思い出した。
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/15(土) 00:16:45.67 ID:YW3nnlYVO
藩主の帰城後の引家の行動は早かった。
すぐさま家老を集めると弍田の不正を御前で激しく糾弾したのだ。
弍田も必死で反論したが
動かぬ証拠を突き付けられると押し黙るしかなかったという。
幾人かの家老は激怒し弍田にその場での切腹を迫ったが
長年の藩政への貢献を認めた藩主は藩外追放の処分を下した。
しかし本当の処分はこれからである。
引家はその後、徹底的なまでに弍田派の藩政からの追い出しを行ったのだ。
様々な理由をつけては降格や減禄の処分を行い
逆に引家派の人間を各要職に引き上げた。
もはや藩政は引家派に占められ、弍田派は完全に力を失っていた。
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/15(土) 00:17:01.21 ID:OZxO+nE2O
支援
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/15(土) 00:17:43.48 ID:YW3nnlYVO
( ^ω^)(恐ろしい御方だお……)
内藤は藩政の権力争いの恐ろしさというものを身をもって実感していた。
(-_-)「さて、内藤洞伊蔵は禄は七十石であったな」
(;^ω^)「はいですお」
(-_-)「今回の働きを認め三十石加増の百石を禄とする」
( ^ω^)「はっ。ありがたき幸せですお」
(-_-)「次に欝田毒男。お主は二十石加増の九十五石とする」
('A`)「ありがとうございます」
(-_-)「うむ。これからも藩の為尽くすがよい。
ではわしはまだ用事があるでの」
まだ処分の件が完全に片付いていないのだろう。
そう言うと引家は立ち上がり足早に広間を出ていった。
うわwwwwwwwwwwwwww
つまんねwwwwwwwwwwwwww
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/15(土) 00:19:13.68 ID:YW3nnlYVO
引家の屋敷を出ると二人は並んで道場へ向かった。
('A`)「何やら疲れたな。今日くらい休んで呑みに行かぬか?」
( ^ω^)「今休むわけにはいかぬお。少しでも稽古せねば」
内藤はツンとの約束以来ますます稽古に明け暮れている。
先程の加増の喜びは確かにあったが御前試合に勝たねば意味が無い。
今は少しでも強くなりたかった。
('A`)「まったく。融通の効かぬやつだ」
欝田は未練がましく内藤を睨むが渋々といった感じでついていった。
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/15(土) 00:19:22.65 ID:g6ZjY6n/O
支援
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/15(土) 00:20:32.13 ID:g6ZjY6n/O
支援
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/15(土) 00:21:03.09 ID:MgifsL+D0
支援
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/15(土) 00:21:21.29 ID:YW3nnlYVO
二人が礼をして道場に入ろうとすると女中に呼び止められた。
荒巻が内藤を呼んでいるらしい。
内藤は道場を迂回し荒巻の住む屋敷に回った。
( ^ω^)「失礼しますお」
荒巻は読み物をしていたようだ。
/ ,' 3「来たか。内藤。よく稽古に励んでいるようじゃな」
( ^ω^)「はっ。御前試合も近いですお。
道場の看板を汚さぬ為にも後れを取るわけにはいきませぬ」
/ ,' 3「その心意気やよし。そこで話とはの…」
/ ,' 3「お主には明日から出稽古に出てもらう」
( ^ω^)「出稽古ですかお?しかし長岡どのに……」
/ ,' 3「今のお主に必要なのは様々な相手との立ち会いだ。
場所は隣町の直心流。誰がおるかはお主も知っておろう」
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/15(土) 00:22:24.26 ID:g6ZjY6n/O
支援
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/15(土) 00:22:44.22 ID:YW3nnlYVO
直心流は小さいながらも数々の剣豪を輩出してきた歴史ある道場である。
そして現在、武雲流の長岡を凌ぐとまで言われる天才がいた。
( ^ω^)「茂良与之助どのですかお」
実際に茂良は前回の御前試合において長岡を下していた。
/ ,' 3「御前試合に奴も出る。向こうも手の内は見せぬだろうがの。
しかしこの申し出は向こうからきたものなのじゃ。喰えぬ男よ」
/ ,' 3「茂良については長岡に聞くがよい。下がってよいぞ」
内藤が礼をし座敷を出ようとすると荒巻が呼び止めた。
/ ,' 3「忘れるところであった。津出に言われたのじゃが」
/ ,' 3「弍田が藩を出る際に刺客を雇ったという噂があるらしいのだ。
狙いは内藤。お主だ」
(;^ω^)「……!」
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/15(土) 00:22:52.83 ID:MgifsL+D0
支援
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/15(土) 00:23:53.57 ID:YW3nnlYVO
/ ,' 3「ただの噂であれば良いが、用心をするようにとのこと。
余程の相手でなくばお主が後れをとることは無かろうがの」
( ^ω^)「……承知しましたお」
内藤は座敷を出ると道場へ向かった。
( ^ω^)(やはり争いは恨みを生むお。)
自業自得とはいえ一族郎党引き連れて
長年親しんだ藩を出ていかねばならなかった弍田。
逆恨みとはいえ、その悔しさは想像を絶するものだったろう。
( ^ω^)(嫌な話を聞いてしまったお)
その日内藤は不安を斬り捨てるが如くがむしゃらに稽古に励んだ。
ツンとの約束で多少浮かれていた気持ちは既に微塵も無くなっていた。
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/15(土) 00:24:19.31 ID:g6ZjY6n/O
支援
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/15(土) 00:25:20.26 ID:OZxO+nE2O
支援
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/15(土) 00:25:26.16 ID:YW3nnlYVO
次の日。
内藤は勤めを終えるとその足で隣町へと向かった。
荒巻の話を聞いてから内藤は常に警戒を怠らぬようになっている。
辺りに気を配りながら足早に進んだ。
やがて道場が見え始めた。
威勢のいい掛け声が離れた場所からもよく聞こえる。
( ^ω^)「武雲流道場からきた内藤洞伊蔵ですお!」
門をくぐると内藤は道場の声に負けぬ威勢のいい挨拶をした。
静まり返る道場内。
道場中の目が一斉に内藤に向けられる。
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/15(土) 00:26:29.30 ID:YW3nnlYVO
すると道場の奥から一人の恰幅のいい壮年の男が出てきた。
( ,'3 )「これは内藤どの。本日はわざわざお越し頂きかたじけない。
わたしはここで道場主をしている中嶋と申します」
( ^ω^)「礼には及びませぬお。お招きに感謝いたしますお」
( ,'3 )「いやはや、内藤どののご活躍。こちらの耳にも届いておりますぞ」
( ,'3 )「おい!茂良!挨拶しなさい」
すると一人の長身の男が前に出た。
見た瞬間、内藤は茂良の強さを悟る。
それ程までの威圧感。
年は内藤とさほど変わらないようだが
茂良の鋭い視線に、一瞬自分が怯むのを感じた。
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/15(土) 00:27:05.53 ID:g6ZjY6n/O
支援
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/15(土) 00:28:26.72 ID:YW3nnlYVO
( ・∀・)「……茂良だ。支度が済んだら立ち合うぞ。急げ。」
茂良のぶっきらぼうな態度に中嶋は何か言おうとしたが口をつぐんだ。
( ^ω^)「承知いたしたお」
これから幾度と無く刀を競わせる男との
初めての立ち合いが始まった。
続く
川 ゚ -゚)「欝田毒男か…」川 ゚ -゚)「……」
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/15(土) 00:29:57.10 ID:YW3nnlYVO
少し休んで投下します。
支援ありがとうございます!
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/15(土) 00:30:36.73 ID:g6ZjY6n/O
ひとまず乙
嫁ww
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/15(土) 00:32:37.12 ID:OZxO+nE2O
乙
乙
そして支援
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/15(土) 00:36:22.06 ID:g6ZjY6n/O
支援
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/15(土) 00:36:41.88 ID:YW3nnlYVO
【第八話 閃き】
( ・∀・)「今日は初日ゆえ勝負形式で行う。
三本勝負で二本取った方が勝ちだ。いいな」
( ^ω^)「問題ござらんお」
二人の為に道場の真ん中が空けられた。それを道場生が取り囲んでいる。
道場内は静まり返り皆が熱い視線を二人に送る。
( ,'3 )「始めっ!!」
静かな道場に中嶋の声が響いた。
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/15(土) 00:37:54.21 ID:YW3nnlYVO
先に動いたのは茂良だった。
慣れない道場のせいだろう。
足を移した内藤の足元が針ほどの乱れをみせた。
隙と言えるか分からない程度の隙を茂良は見逃さなかった。
(# ・∀・)「はあっ!」
茂良は床を蹴ってその隙に竹刀を打ち込む。
たがこの打ち込みに応じて切り返す内藤もおそるべき早さを見せた。
(#^ω^)「おおっ!」
茂良の打ち込みを内藤が迎え撃つ形で
二人はほぼ相打ちにお互いの身を竹刀にとらえていた。
内藤は茂良の肩を打ち、茂良は内藤の胴を打った。
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/15(土) 00:39:04.20 ID:YW3nnlYVO
( ,'3 )「一本!」
中嶋はそう叫ぶと手を内藤に向けた。
周りは不満そうにどよめいたが、当の二人には分かっていた。
黙って開始線まで戻る。
( ,'3 )「二本目、始めっ!」
間髪いれず再び立ち合いが始まった。
先程の立ち合いは相打ちと言っていいだろう。茂良の目には全く動揺の色が見えない。
虎視眈々と内藤の隙を伺っている。
( ^ω^)(来ぬか……お)
内藤は一本取られた焦りから茂良が先に仕掛けてくると思ったが
そのような気配は無い。
むしろその構えは鉄壁の守りと言える隙の無さである。
shien
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/15(土) 00:39:13.16 ID:OZxO+nE2O
支援
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/15(土) 00:40:17.87 ID:YW3nnlYVO
( ^ω^)(ならばこちらから仕掛けるお)
茂良の守りは鉄壁に思えたが、内藤には打ち破る自信があった。
ゆっくりとした足裁きを急激に早める。右に左に茂良を揺さ振った。
反応が一瞬遅れた茂良の肩口に鋭い打ち込みを放つ。
それを茂良は躱さずに受けた。二本の竹刀が絡み合う。
次の瞬間、二人は気合いの声と共にすれ違った。
振り返った内藤が見たのは面を狙った茂良の竹刀だった。
ぎりぎりで体を捻り躱し胴を放つ。
( ^ω^)(捉えたおっ!)
そう感じた瞬間、内藤は頭に強い衝撃を感じた。
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/15(土) 00:40:42.59 ID:OZxO+nE2O
支援
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/15(土) 00:41:50.04 ID:YW3nnlYVO
( ,'3 )「一本!」
そう言い放つと中嶋は茂良に手を挙げる。
内藤はまだ頭への衝撃に立ち上がれない。
しかし頭への衝撃以上に内藤の心は乱れていた。
(;^ω^)(全く見えなかったお……)
内藤には先程の立ち合いが理解できない。確かに茂良の面打ちな躱したはずだった。
茂良は既に開始線に立っている。
内藤は力を振り絞り立ち上がると開始線へ向かった。
しかし心の動揺を抑えることはできなかった。
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/15(土) 00:43:36.57 ID:g6ZjY6n/O
支援
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/15(土) 00:43:59.33 ID:YW3nnlYVO
( ´ω`)「ありがとうございましたお」
内藤は礼をして直心流道場を後にした。
道場は未だに先程の立ち合いのことで道場生が盛り上がっていた。
結局、内藤は二本目の動揺から三本目を落としてしまった。
力を出し切れなかった悔しさと
茂良の二度来る面打ちの謎が解けない不安で内藤は歩く気力も感じられなかった。
ゆっくりと田んぼ道を歩く。
内藤の頭の中は先程の立ち合いと茂良の勝ち誇った顔で一杯である。
辺りは闇に包まれ始めていた。
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/15(土) 00:45:12.33 ID:YW3nnlYVO
疲れと考え事のせいだろう。
内藤は後ろから駆け寄る足音に一瞬気付くのが遅れた。
慌てて刀を抜くが相手は疾風の如く斬り込んできた。
内藤は辛うじて刀で跳ねあげたが
一瞬の隙を突かれ肩を浅く斬られてしまう。
(;^ω^)「くっ!何者だおっ!」
素早く距離を置いて向き直った。
全身黒装束に包まれ頭巾を被った男が立っている。
「……。」
男は黙っている。しかし頭巾から見える目には鋭い殺意が込められていた。
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/15(土) 00:45:36.39 ID:g6ZjY6n/O
支援
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/15(土) 00:46:46.64 ID:YW3nnlYVO
(;^ω^)(こやつ……強いお)
頭巾の男には隙が無かった。奇襲に失敗したというのにお構い無しといった様子だ。
その時内藤を嫌な感覚が包む。
男の構えには確かに見覚えがあったのだ。
瞬間、男が刀を下段に構えると斬り掛かってきた。
内藤は後ろに飛びのき躱しながらすぐさま踏み込んで胴を放つ。
男はそれを強引に刀で弾くと内藤の頭を目がけ打ち込んできた。
内藤は本能で悟った。
この斬り込みを躱してはいけない。
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/15(土) 00:48:17.79 ID:YW3nnlYVO
(#^ω^)「おおおおっ!!」
内藤は全身の力を込めて面への斬り込みを上段で受け止め弾き返した。
その時初めて男に隙が見えた。
内藤は袈裟懸けに男を斬る。しかし勝敗は決したと思い力を緩めた。
それが油断だった。
男は最期の力を振り絞り死に体から斬り込んできたのだ。
(; ω)「……!!」
内藤の頭は真っ白になった。
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/15(土) 00:48:48.37 ID:g6ZjY6n/O
支援
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/15(土) 00:49:30.36 ID:x5vy7jmQ0
wktk
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/15(土) 00:49:38.41 ID:YW3nnlYVO
内藤の前には男が倒れていた。
(; ω)「はぁっはぁっ」
体が死を回避しようと本能で動いた。
内藤自身、自分がどのように動いたのかよく分からなかった程である。
呼吸を整える。
(;^ω^)「今の……動きは……」
内藤は掴めそうで掴めることが出来なかった感覚が朧気ながら見えた気がした。
はっと気付いて男の頭巾を剥いだ。
( ^ω^)「中嶋どの……」
ようやく顔を出した月に照らされたその顔は苦痛に歪んでいた。
続く
('A`)「誰か呼んでいる気がする」
('∀`)「フヒヒ。嫁かな」
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/15(土) 00:49:46.52 ID:JgTpMX0jO
支援
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/15(土) 00:50:51.60 ID:OZxO+nE2O
乙乙
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/15(土) 00:51:05.58 ID:YW3nnlYVO
支援ありがとうございました!
初めて書くのに苦労しましたお
質問ありましたらどうぞ。
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/15(土) 00:52:16.70 ID:czb3Mu4pO
かつてなくドクオがいいキャラしてるブーン小説だな
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/15(土) 00:52:45.51 ID:BSqb7ar30
乙!
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/15(土) 00:53:02.68 ID:JgTpMX0jO
乙!
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/15(土) 00:53:10.02 ID:g6ZjY6n/O
乙〜
続きが気になるwww
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/15(土) 00:54:28.26 ID:OZxO+nE2O
ポケモン思い出すなあ…>>ドクオの扱い
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/15(土) 00:55:45.51 ID:YW3nnlYVO
あと今更ながらまとめサイトに紹介とログ貼って下さった方
ありがとうございました!
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/15(土) 00:56:33.58 ID:d19qT0820
これは何時代?
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/15(土) 00:57:01.09 ID:czb3Mu4pO
>>55 その流れ的に考えると途中からいきなり目立ちだしそうだな
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/15(土) 01:00:23.09 ID:YW3nnlYVO
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/15(土) 01:02:09.25 ID:w6AK8hZVO
無知な俺に江戸時代の社会体制を分かりやすく教えてくらさい。
幕府とか旗本とか武士の仕事内容とか云々
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/15(土) 01:07:20.62 ID:YW3nnlYVO
基本は藩ごとに統治されてますお
あと仕事である役は踏襲制で親が隠居したら子が引き継ぎます
禄といわれるお給料はそのままでいい働きなどすると増えます
一石は俵一俵です
続く
間違ってたらごめん
幕府=元来は前線基地の意。転じて軍事政権での政府の意。
旗本=徳川将軍家の親衛隊・近衛兵。大名ではないがエリート。
武士の仕事
本来はプロの軍人。だが、江戸時代では他にも、
現代でいう公務員全般の仕事をする者がいた。
土地の測量や農地開発をしているものもいれば、事務経理の者もいるし、
裁判をする者もいる。地元の特産品の売り込みをする者までいろいろ。
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/15(土) 01:12:12.65 ID:YW3nnlYVO
仕事内容は村を田を見て回る郷方組とか馬の世話をする馬廻組など色々。
ちなみに大体六十石以下は下級藩士。百五十以下位が中級藩士。
それ以上が上士って感じだったと。
小説の受け売りです
俵一俵は60kgで一石は180kgじゃまいか?
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/15(土) 01:15:34.19 ID:w6AK8hZVO
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/15(土) 01:17:09.58 ID:w6AK8hZVO
後一銭とか一両とかのお金の価値って今でいうとどれくらいなんですか?
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/15(土) 01:18:40.36 ID:YW3nnlYVO
1石は150kg=2俵半の米あるいはそれが取れる土地
昔の1俵は60kg
1石が一人が一年食うのに必要な量、というのが昔の感覚。
時代によるが大工で年収5石6石とかそんな世界。
1万石あれば大名クラス。
100万石の藩だと大国。
江戸幕府はアメリカでいう連邦政府みたいなもの。日本の国単位での政治をする
直轄地の江戸、大坂、京都や天領を支配し、財政は天領の租で賄ってる。
大名領の政治は幕府の政治方針に追従する。
旗本は将軍に仕える家臣。御家人と共に軍隊的な役割。
旗本知行地を与えられている。
御家人との違いは将軍に謁見できるところ。
こんな感じ?
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/15(土) 01:20:52.15 ID:YW3nnlYVO
>>66 確か一両は10万円位だったような。
銭は……?だれか教えて
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/15(土) 01:22:55.43 ID:YW3nnlYVO
大工年収に関してはちょっと違ったかも。
信じないでくれ
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/15(土) 01:24:44.33 ID:SDgcAacF0
1両が30〜40万円@武士の家計簿
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/15(土) 01:25:21.96 ID:w6AK8hZVO
武士は相当裕福だったんだな。内容と関係ないこと聞いてすまんかった。
皆詳しいなありがとう。
個人てきに興味が湧いてきたんで別にスレ立てます。
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/15(土) 01:25:59.32 ID:SDgcAacF0
銭1文は47.6円
そういや大岡忠相は旗本だけど後に大名に格上げされたな。
関係無いけど
町奉行みたいな行政、司法をつかさどる役職にも旗本はつく。
寺社領の支配をした寺社奉行だけは普代大名だけど
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/15(土) 01:28:27.39 ID:YW3nnlYVO
下級藩士はかなり厳しい生活をしてたらしいけど
たそがれせいべえとかによると内職とか当たり前
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/15(土) 01:30:32.62 ID:YW3nnlYVO
>>75 トン!
>>76 詳しいなw頼むから話に変な所あってもつっこまないでww
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/15(土) 01:31:24.31 ID:czb3Mu4pO
金の単位は当時の基準も不明、現在の価値の基準も不明なもんで誰も分からない
って歴史の教授が言ってた
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/15(土) 01:31:40.92 ID:w6AK8hZVO
お金は徳川270年で物価変動があるから幕末だと一両=8万円くらいだっけ?
筆頭家老の石高は小藩(10万石以下)だと2000石くらい
100万石の加賀藩のような大藩だと3、4万石だった希ガス
そういや
将軍はご飯お代わり二杯しかできなくて、さらに一口食べたら交換だから
常に腹減ってたらしい
ってばっちゃが言ってた
金銭は相場によって変わる上に単位も複雑だ。
金1両を4分、1分を4朱ってな具合だったか。
また、金と銀はそれぞれ別の値動きをする。
銭は1貫文=1000文といった具合にまとめられる。
江戸初期は1両=4000文だった。
地方の貨幣である藩札も複雑だ。
まずい運営をした藩の藩札が10分の1に暴落したり、
逆にうまくやって利益を出した藩もある。
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/15(土) 01:35:29.86 ID:YW3nnlYVO
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/15(土) 01:38:44.40 ID:YW3nnlYVO
もはや自分の知識を凌駕しすぎているのでここらで去りますおw
次は日曜か月曜に投下します。多分
付き合ってくれた方とんくす!
乙
wktkしてるぜ
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/15(土) 01:48:18.42 ID:czb3Mu4pO
乙
さて無明逆流れはいつ出るのか
88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。: