【ショタ】ダメ…僕……男の子だよぉ…あ…んっ…【CUTE】

【このスレについて】
ショタSS、画像、動画、声、のうｐ。
ショタに関する雑談などなど。
作家さん絵師さん等の職人さん大歓迎。

まとめ (p)(p)(p)ttp://www7.atwiki.jp/vipshota2/
避難所(このスレ専用)　(p)(p)(p)http://yy25.60.kg/syota/
避難所(パー速)　(p)(p)(p)http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1163086548/

初めての方はまとめサイトを読んでみて下さい。
過度の馴れ合い（顔うｐ・ちんこうｐ・うｐ希望等含む）は避けましょう。
職人さんが作品を投下している時の雑談は控え目に。
ｼｮﾀに関するものならどんな投下も大歓迎！
職人さんはいつでも遠慮なく作品を発表しに来て下さい。（ただし声うｐ・zipの連投はお控え下さい。）
SSは原則としてまとめに格納、絵はうp時に宣言した場合はまとめ格納拒否できます。
皆さんの投下をお待ちしています！

【エロゲ完成しました！】
このスレから派生して製作していたショタエロゲが遂に完成しました！
以下のサイトで公開中です。
(p)(p)(p)ttp://shota.h.fc2.com/
大体２〜３時間ほどの総プレイ時間が目安です。 それではどうぞよろしくお願いします！

【100のお題】
このスレで作ったショタお題です。ネタ切れで困っている職人さん、参考程度にいかがでしょうか。
(p)(p)(p)ttp://www7.atwiki.jp/vipshota2/pages/1106.html

一乙

つぎは(p)を消してくださいね

あれほど避難所で消せと言われて消さないとはとんだツンデレだなｗｗｗｗ

ともあれ乙

一応保守機は回していますが

人が集まらないとどうにもならんなｗ

ho.. an~

難しいねぇ。
特に職人さんからの投下もないし、人が集まらないのはしょうがないのかも。

ho.. an~

ho.. an~

ＣＵＴＥ開催も年少剤とはならないのかな

年少剤とはなんともエロスを感じる

もうすぐアニメ始まるし話題できるだろ

誤変換大賞

ショタアニメあるかな
風のスティグマくらいしか今期はレギュラーショタが出ていない・・・

ho.. an~

ttp://www.rupan.net/uploader/download/1189770305.zip

ho.. an~

薬物やっちゃってるショタとか
虫をつぶしているショタとかに萌えるんだが
そういうののジャンル名が思い出せない

クラショタ

クラッシュショタか！
>>18
ｻﾝｸｽｻﾝｸｽ

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光四郎かわゆい

光子郎は俺のものだ

ho.. an~

中学一年生の後輩の一番可愛いショタがせみを三匹くらい袋にいれてゆかにバシバシバシバシやってた。
せみかわいそすっておもった。
うはwwwwwクラショタかよwwwwwって。
なかなか萌えた。可愛い顔して残酷な感じというか

光四郎、なんでまんざいしてんだよｗ

>>25
光子郎でしょｗｗｗ

こうしろうたん

ho.. an~

http://www.nicovideo.jp/watch/sm197096
レオンかわいいよレオン

ho.. an~

ho.. an~

ho.. an~

コウシロウｷｭﾝの感じを俺の前で間違えるとはな…

言ってるそばから変換ミスったｗ

>>12のレスがだんだん怖くなってきたｗｗｗ

コウシロウｷｭﾝの漫才は可愛かったなぁ(´д｀*)ハァハァ
デジモンの名シーンだな

すみません
こうしろう→光子郎を単語登録しておきます
申し訳ありませんでした

そんなに謝らなくてもｗ
ちなみに単語登録なんてしなくても大丈夫だぞｗ
なぜなら光子郎ｷｭﾝは俺のモノだからだ

じゃぁ…

ぼくは光子郎君のパソコンでがまんします

ちなみにゴマとタカトｷｭﾝも俺のモノ

ひ、ひとりじめはよくないですよ

俺のショタは俺のショタ
お前のショタも俺のショタ

そんなぁ…

ショタコンカイザーにでもなるかｗ

０２のタケルはもらっていきますね。

山田太郎物語の鎗田くんじゃない方ってジャニーさんが好きそうな顔してるけどジャニーズじゃないのか。

他スレで無視されてムシャクシャして貼った、どうせ後１時間だから叩くだけ叩いてくれ。
http://imepita.jp/20070914/773540

テントモンもかわゆいんだが…

>>47
それ女の子にちんぽコラしただけ

やっぱぼくは光子郎がいいよぉ

デジモンはいいショタがいっぱい

>>47
いい…と思ったけど、よく見たら俺の携帯にも所蔵されてるわｗ
もしかして http://p.pita.st/?gnywhein から拾ったものかな？

テントさんは可愛いが(´д｀*)ハァハァはしないなぁ
コウシロウｷｭﾝとテントのコンビはそれはそれで好きだが
コウシロウｷｭﾝとゴマのコンビだったら最高のショタ×ケモショタコンビだったろうなぁ

>>47
ロリコン乙

>>50
ダメ

ともかく

デジモンっていいショタアニメだよな
他の要素でも、いいアニメだがｗ

確かにな
ショタアニメとしてもトップレベルだが
普通にアニメとしても面白くていいと思う

でもコウシロウｷｭﾝが抜けたら興味が薄れるかもｗ

デジモンアドベンチャー好きでした @ｼｮﾀｺﾝ高校生

コウシロウｷｭﾝに
や…やめて下さい…はぁはぁ…お尻の穴が…はぁはぁ…痛いじゃないですか…
あなたは…はぁはぁ…こんなことして…は…恥ずかしくないんですか？…はぁはぁ
って言わせたい(´д｀*)ハァハァ

ちなみにコウシロウｷｭﾝのはぁはぁは痛みとかに耐えてるはぁはぁな

幸四郎はんの顔忘れました
どんな子でしたかなぁ

>>60
ttp://www.joy.hi-ho.ne.jp/aisurukai/image11.gif

>>59
本の中には載ってない事柄、教えてあげたくなるよな。

>>61
時は残酷

･ﾟ･(つД｀)･ﾟ･

光子郎たんを襲うのは俺だ！

見れない

さそりがためさんの絵っていいよなぁ・・・
あのタッチがなんとも言えん

>>65
ニセモノだから無問題、松本さんだけどねｗ

光子郎たんの過去ｋｔｋｒ

甘いなぁ
コウシロウｷｭﾝは俺の脳内でレイプ済み

そ、そんな過去があったのかorz

ん？どうした？
実は両親は本当の親じゃなく亡くなった本当の親は数学者で、
それを遠縁にあたる今の両親が引き取って育てていたが、
コウシロウｷｭﾝについて両親が話してるのをたまたまコウシロウｷｭﾝが聞いてしまって
それ以来他人とどう接していいか分からなくなったってヤツか？

そうなんだが…

光子郎だったら、俺たちがいろいろと教えるより前に
ネットを通して俺たちよりもさらにいろいろなことを
知っていそうだよなｗ

実践は、無理だが

犯される恐怖ってのを俺たちが身を持って教えてあげないとな…

知りたいと思う気持ちが(ry

世の中には知らなくていい事、知らない方がいい事があるってのを教えてあげないとな…

少年をレイプして傷つけるお前らは死ね

ショタは犯されて当然

の、脳内だけなんだからね

ho.. an~

1年前のこと。当時は14さい
校外学習でショタ友達と同じ部屋に寝たんだけど(隣の布団で)
寝顔の1枚くらい撮っとけばよかったと猛烈に後悔している。

プロレスごっこもした。もちろんやられる方ですよ。
かなり下半身があぶなｋあった。

ho.. an~

友達に足コキ未遂された経験あるなあ。
コタツの中での出来事なんだけど。
「どうしたのー？何ビクビクしてるのー？」(ぐりぐり)
「なにー？ボクなんか踏んじゃってるー？分からないなー」(ぐりぐり)
「あれれー？足の下で何か膨らんできてるよー？キモーい」(ぐりぐり)

絶対あいつはドＳだ。
俺のことを気色悪いとかバッチいとかばっか言ってくるし…

お前ら馬鹿にされすぎ
http://human7.2ch.net/test/read.cgi/4649/1189604717/l50
1 名前： ヤクザ 投稿日： 2007/09/12(水) 22:45:17 0
馬鹿が荒らしてますので、こちらで宜しく
2 名前： 名無番長 投稿日： 2007/09/12(水) 22:46:05 0
２
3 名前： 名無番長 投稿日： 2007/09/12(水) 22:47:39 0
乙
4 名前： 名無番長 [sage] 投稿日： 2007/09/12(水) 22:48:28 0
ＶＩＰからきますｔ…何こっち見て怖い顔してるンすかｗｗｗｗｗｗｻｰｾﾝｗｗｗｗｗｗ
5 名前： 名無番長 投稿日： 2007/09/12(水) 22:51:30 O
VIPからきますた
6 名前： 名無番長 投稿日： 2007/09/12(水) 22:51:39 0
↑ニート殺すぞ

ショタに快楽は必要ないのだよ
犯される事で恐怖と痛みと絶望を感じてりゃいい

二次と脳内ならな

両手両足を縛って開脚させて、媚薬飲ませてそのまま放置
全身が敏感になって我慢汁でとろとろになったら犯す
ちんこには触らないで後ろだけで射精するまで犯し続ける
その後はバイブを突っ込んで射精できなくなるまで再放置

二次脳内ならこんな事まで出来るのに、
三次だと抱き締めてﾅﾃﾞﾅﾃﾞするのが精一杯だ

ho.. an~

昔使用されていたという、オナニーしようと性器に触ると電撃が体を走る装置をショタにつけて、そのまま媚薬を飲ませたい。
夢中で乳首をいじくりながらも性器をいじりたくてたまらなくて、
もどかしく内股を擦り合わせながら乳首をひたすら弄り続けてる所を観察したい。

ho.. an~

ho.. an~

ho.. an~

ho.. an~

ちょｗｗなんで俺の嫁の話になってるんだよ
光子郎は悪いが諦めてくれ保守

ho.. an~

ho.. an~

ho.. an~

ho.. an~

ho.. an~

>>82
うはWWWWW
羨ましすぐるWWW
俺もやられてぇーWWW

てかそのセリフはまじかよ？

>>84-87
鬼畜死ね

>>98
マジよ。
言っとくけどズボンの上からだからな。

ho.. an~

ズボンの上からじゃなかったら(ry

ナデシコ観てたらショタアキトに萌えた

ショタアキトは確かにかわいいなあ。
しかしあの境遇のカワイソス度は

>>100
何歳の時？
羨ましすぎる!!
俺はズボンの上からが好き

俺は少年にズボンの上からチンコを刺激されたいんだよ
ズボンの上からｲｲよね

友達のひざの上に乗ってじゃれているふりをしてチンコもみ合っていたり…

あのころはよかったなぁ

羨ましすぐる

>>104
2話で呆然と立ち尽くすショタアキトは傑作

>>80がやられたのかｗｗｗ

ho.. an~

ho.. an~

ho.. an~

>>82
やられたい……

ho.. an~

カムシンてかわいいよな
しかも年とらないからずっとあの見た目なんだぜ
最高じゃねーか

ho.. an~

ho.. an~

ho.. an~

ho.. an~

黒髪短髪のショタが好きなんだ

奇遇だな
俺も黒髪限定ではないが、短髪ショタが好きだ

ナチュラルで十分かわいいのに、
馬鹿親が髪の毛染めたり眉毛剃ってるのには腹が立つ

いやいや
髪の毛染めたり眉毛そられてても
見た目に合わないほど中身がショタショタしていればむしろバネとなる

そもそも、どこらへんまでが短髪で、どこからが長髪なんだ？

内面を無視して見た目が元気ショタっぽい→短髪
それいがい→長髪

ho.. an~

ho.. an~

ho.. an~

ho.. an~

保安豚の自演が激しいな。

誰もいない所で俺はブレイブのワタルきゅんを貰っていく

みつひこ

ho.. an~

ho.. an~

志水大河の風呂シーンｷﾀ━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━!!

ho.. an~

ho.. an~

ho.. an~

ho.. an~

今日、カードショップで会ったショタと遊戯王で勝負したぜ！
途中、チンコかゆいとか、負けたときの悔しそうな顔とか、もうすばらしい

ho.. an~

ho.. an~

平泳ぎしてたらショタが横から乱入してきた
避け切れなくて当たったけどあの感触は間違いなくちんこだな

ho.. an~

ho.. an~

ho.. an~

ho.. an~

お前ら好きな作家って誰だ？
コミケのショタ同人も読み飽きたから自炊してもいいぞ

リストくれ

さそりがため画伯かな

筍屋さんかな…

ho.. an~

一番崇拝するのは蒔田真紀だな。
単行本のクォリティはかなり高め。男の子も女装ショタもかわいすぐる。

>151
その人の本あるけどショタ本じゃない
ガンダム系の巨乳本だけどいいのか？

泉澤くんって今中学何年生？小６でも全然違和感ないけど。

ho.. an~

>>155
いや、しっかりと（？）ショタ本も書いてるぞ？
少年愛の美学９の応援団長を犯す話が好きだｗｗ

行列のできる応援団長

ho.. an~

女向けショタ作家だけど、みろくことととか結構可愛かった

ho.. an~

ショタの範囲ってどの辺までなんだ？

ho.. an~

殆ど女の子みたいで透明な下着着させられてて、「おにいちゃぁん」って言ってる画像知らない?
あれでなんか目覚めそうになった…

自分が見てショタだと思えばショタだ
http://www.angelfire.com/comics/aoitan01/destruction/
例え38歳、1児の父であろうとも・・・

>>163
厳密な定義は無いが元を考えると基本2次性徴前を指すんじゃないか？
人によっては見た目さえ可愛ければ高校生以上でもショタと考える奴がいるけど。

>>166
鮫島事件か・・・

ho.. an~

ho.. an~

ho.. an~

ho.. an~

ho.. an~

ho.. an~

ho.. an~

http://maniax.dlsite.com/work/=/product_id/RJ033981.html

http://maniax.dlsite.com/work/=/product_id/RJ034097.html

ho.. an~

ho.. an~

ho.. an~

ho.. an~

ho.. an~

ショタになりたい

ho.. an~

アニメカーみようと急に飛び出しリュウセイちゃん死亡
加害者は制限速度を守っており(略





親の責任だな

ho.. an~

ho.. an~

ho.. an~

ho.. an~

過疎だな

明日は、CUTEですね
やねんのときのように、実況する奴いるのかなぁ

明日起きたらSS投下します

やねんのときは結構行ってたみたいだな

今回も、何人か潜入レポートしてほしいものです

>>192
wktk

ho.. an~

ho.. an~

ho.. an~

ショタ絵がかけなくなったんだが
http://wwwww.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1189872863/

「えっ、お兄ちゃん、ぼくの事好きなの？」
　
「そうなんだ……」
　
「ぼ、ぼくもお兄ちゃんの事好きだよ。でも……」
　
「ぼくなんかと付き合っちゃ、その……だめ、だよ……」
　
「お兄ちゃんが汚れちゃうよ……」

ho.. an~

ho.. an~

ho.. an~

ho.. an~

ho.. an~

ho.. an~

ho.. an~

>>192
wkwk

俺だってＳＳを書くぜ！
連載物になりそうだけど…

ho.. an~

ho.. an~

ho.. an~

ho.. an~

奴隷ショタを飼いたい

ho.. an~

ho.. an~

>>209
おにいちゃん、がんばって！

ho.. an~

ho.. an~

ho.. an~

　その日の授業が終わるなり、トキはいつもつるんでる仲間たちを集めて、こんな事を言った。
　「新しい秘密基地見つけたんや、一緒に行かへん?」
　クラスの子供たちがバッグを背負って次々に教室を出て行く中、おでこを寄せ合って輪を作っているその光景は
別段珍しいものではない。だけど、いつものように喋るトキの表情に、何か企んでいるような色が混じっている事に
気付いたのはアスだけだった。
　グループの男の子たちは口々に行きたいと言った。しかしそれには答えずに、トキが困ったような嬉しいような顔で
自分のほうにこっそりと目配せをしているのを見ると、アスはああそうかと思い、「せやけど、走るのが遅いやつも一緒やったら
みんなが迷惑やん」と少し声を張り上げた。
　さっと顔が赤くなった男の子が数人いた。
　走ると言っても、実際に足で走るのではない。"ランナー"と呼ばれるホバーバイクで走るのである。操縦が簡単な事から
子供でも使用する事が出来、この学校のように投稿で使用するのを許可している所も少なくない。とはいえ、
その走行速度は製品の性能のバラつき、そして何よりも使用者の技量に大きく左右される。
　この年頃の男の子は特に"ランナー"をいかに上手く速く走らせられるかを競いたがる。そして一番上手くて速い子が、
グループのリーダー的存在となるのである。
　言うまでもなくこのグループのリーダーはトキだった。そしてそれに僅かに劣るアスが、「リーダー一人やったら大変やから、
お前が副リーダーや」と一方的にトキに言われ、副リーダーという位置に付いている。その肩書きが集まる際に
どういう風に働くかは誰も気にしておらず、あくまでも"リーダーが存在する"という事実が大事だった。
　「その秘密基地、どこなん?」と、誰かがそう訊ねた。もう声変わりが始まっているのか、少し掠れている。

　トキは得意気に鼻の頭を指で擦ると、言った。
　「ここからずぅーっと南に行った、475号線の一本裏に入った道を行くんや」
　「えっそんなに行くん?」
　「"ランナー"使うても20分は掛かるで」
　「バス乗ったほうが速いんとちゃう?」
　「アホ、秘密基地やのにバスで行くやつがおるか」
　「おれ今日家庭教師やからそんなに行かれへんわ」
　「475号線て、どこ?」
　口々に言い出した男の子たちだったが、
　「やかましいわ」
　アスが一喝してみんな黙り込んだ。「嫌やったら勝手に帰れ。気合があるもんだけ来たらええやん」と、
アスはすました顔で言った。一瞬、やけに嬉しそうな顔のトキと目が合った。
　「ほんなら、一緒に来る奴は手ェ挙げろ」と言って、トキは手を挙げた。当然のようにアスも手を挙げる。
　他に誰もいなくなった教室の中で腕が5本挙がった。

　"ランナー"の停留所は地下に格納されていて、全て機械で管理されている。登校時は入り口に置けば
勝手に回収されるが、下校時はターミナルにIDを入力して自分の"ランナー"が運ばれるのを待たなくてはならない。
回収口を数箇所に分散して効率良く行われてはいるものの、小学生にとっては短くない待ち時間を強いられるため、
"ランナー"が家にあっても徒歩で登校する生徒も多い。
　先に"ランナー"を取って、残った男の子たちが自分らのを待っている間、トキとアスはそれぞれ"ランナー"に跨って
退屈そうにしていた。時刻は2時半。この日は一週間の中でも最も授業が少ない日だった。
　「ほんま、根性の無い連中や」
　ハンドルに頬杖を突いて、トキはふとそんな事を言った。意味が汲めずアスが訊き返すと、トキは「あいつらの事や」と
左のほうに顎をしゃくった。
　その方向に視線をやると、さきほど教室で一緒だった男の子が数人、別の回収口で"ランナー"を待っていた。
アスが見ているのに気付くと、気まずそうに目を逸らす子もいた。アスは、わざとらしく年齢に似つかわしくないため息をついた。
　「しゃあないやん。トキやんかて、全員連れて行く気、無かったやろ」
　トキは何故か一瞬恥ずかしそうな表情をして、すぐに「まあそうやな」と笑った。そして、偉そうに空を見上げると、
「大人数で行った目立つやろ、そんなんやったら秘密基地やなくなってまうやん」と、もっともらしい口調で言った。
　「お待たせー」
　そんな声に視線を戻すと、"ランナー"を待っていた男の子たちが目の前にいた。3人ともすでにエンジンを起動していて、
彼らの体を載せた"ランナー"は微かな唸り声を上げながら地面すれすれの所で浮かんでいた。
　「よっしゃ」
　にやりと笑って、トキはパチンとエンジンを起動させた。ふわっと車体が浮かび上がって、それが安定するのを待たずに
目一杯ハンドルをひねって、車体をくるりと回転させた。ひらひらとしたノースリーブからすらりと伸びる両腕が、
遠心力に派手に引っ張られる体をぐぐっと支える。車体が止まるのにやや遅れて、肩から提げられたバッグが
大きな弧を描いてお尻にぽすっと当たった。
　それに倣い、アスも"ランナー"を起動して校門に向ける。さすがにトキのような無茶はせず、常識的な速度で車体を反転させた。
　2人とも振り返り、後ろの3人を確認する。アスが前に向き直ってトキにうなずいて見せると、トキは片腕を高く上げ、高い声で叫んだ。
　「ほな、しゅっぱぁあーっつ!」

　磁気を使って車道を走る"マグレヴ"程ではないにしろ、"ランナー"はそれなりに速度を上げる事が出来、
通行人と接触した場合はかなりの大事故になる可能性もある。そのため、"ランナー"歩道でも車道でもない
専用のレーンで走る事を定められている。
　縦1列に並んで、5人は"ランナー"を走らせていた。そのうち前から2番目を走るアスは、前から容赦無く
吹き付ける風に乱れる前髪をかき上げて、前のほうで同じようにシャツをぱたぱたさせているトキに目をやった。
こういう時になると、髪を短く刈り上げたトキが羨ましくなる。
　ちらりと後ろに目をやると、残りの3人はしっかりと付いて来ていた。当然や、とアスは思った。スピードは出ているけど
真っ直ぐな道だ。これくらいで付いて来れないのは逆に問題だ。ちなみにさきほど教室で顔を赤くしていた男の子は、
恐らくこれですら付いて来れなくなるほど走るのが下手なのだろう。
　ひゅんひゅんと風が耳のそばを通り抜けていく。5人とも安定した姿勢をとり、空気抵抗をなるべく小さくいた。
ちなみにこれは学校で教わるものではなく、トキやアスのように上手い子から口伝いに伝授されていくものである。
たまにそれが塾などを介して別の学校の子に伝わって、それをマスターした子がリーダーになったりする事もあるが、
それはもちろん本人たちが知る所ではない。
　子供たちの間で、"ランナー"は単なる交通手段を超えて、一種のコミュニティを形成する道具になっていた。
　トキとアスはグループの正副リーダーであるとともに、ある意味ライバル同士でもあった。"ランナー"を乗りこなす技術は
ほぼ互角だが、トキのほうがいささか無茶をしたがるので見かけ上はトキが勝って見える。その気になればアスはトキから
リーダーの座を奪う事が出来たし、トキも真剣な顔をしてアスにその事について話した事はある。そんな時、アスは決まってこう言うのだった。
　「ええやん、別に。ぶっちゃけそんなに変われへんやろ?トキやんがやれよ」
　するとトキは決まって困ったような嬉しいような顔をする。なんやかんや言うてもリーダーやりたいんやな、とアスは思った。
一度だけ、「ほんなら、二人で一緒にリーダーやれへん?」と言われた事があるが、「そんなんリーダーの意味無いやろ」と答えると
今度は少し残念そうな顔を向けられた。

　友達である事は間違いないし、親友かと訊かれれば少し恥ずかしながらも2人はうなずくだろう。しかしライバルかと訊かれたら、
アスは首をかしげるかもしれない。トキはたぶんいつものように、"困った"と"嬉しい"が入り混じった表情を浮かべるだろう。
　なんだかつまらない事を考えていたのに気付いて、アスは前方に集中した。前を走るトキの"ランナー"がちかちかとテールランプを
黄色く点滅させている。減速するのだ。アスはちらりとディスプレイを見て、475号線の近くまで来ている事を確認して、ハンドルを
ゆっくりと絞り始めた。連動して、アスの"ランナー"もテールランプを点滅させて、後ろの3人に知らせる。
　減速するにつれて、トキとアスの距離がじわじわと開いていった。あいつ、またやる気や、とアスは思った。案の定、トキはぎりぎりの所で
急ブレーキを掛けて、車体の後部が大きく浮いた。それが安定するのとほぼ同時に、やや脇に避けるようにアスの"ランナー"が並んで止まった。
　「ここを入るんや」
　右側に茂る木々に目を向けながら、トキが得意気に言った。


　それはこの都市を開発するに当たって、基礎となる建物やインフラなどと一緒に作られた緑道公園だった。つまり、この都市にある物では、
最も古い部類に入るのである。当初は住居区に程よく近い子供の遊び場として賑わっていたが、7次の都市整備計画ですぐ隣に475号線が
出来て以来、徐々に利用者が減ってしまった。
　小さな川に沿って作られていて、川の両側に植えられた木々が今では完全に川の上空を遮っている。その川と木々に挟まれるように道が走り、
時折小さな橋を架けながら地形に任せるように複雑に上下している。所々に水飲み場や休憩所、そして広場が設置されていたが、今では
完全に植生に侵食されて小さな森のようになっている。
　数年前には再整備の計画もあったようだが、立ち入って調査した所、数種の都市では珍しい生き物が棲み付いてしまったらしく、結局
都市中心部から程よく外れた緑化地区として放置する事になった。自然の生態系を観察出来るゆえ、近くの小学校ではここを利用した
カリキュラムも組まれているという。
　入り口付近は雑草に覆われているだけだが、深く中に入るにつれて植物が増えて地形も変わるため、そこに立ち入る者は滅多にいない。
そんなまるで小さな森のような公園を、トキの"ライダー"が風を切って行った。舞い上がった落ち葉が地面に落ちる間も無く、続いてアスが
そこを通り過ぎた。
　「トキやん速過ぎや!!ワタリらが付いて来られへんで!!」
　地形に沿って"ランナー"を大きく浮き沈みさせながら、アスが怒鳴った。トキの背中はそれほど遠くない前方で上下左右にぶれているが、
後ろを走る残りの3人はだいぶ遅れていて、アスが思い切って振り向く一瞬に木々の間で見え隠れする程度だった。
　トキは遠慮無く"ランナー"を走らせている。乱暴とも言えるその操縦方法は、トキの小さな体が時々車体からはみ出すくらい傾く事からも分かるように、
トキの体にかなりの負担を掛けている。それでも難なく"ランナー"を走らせ続けられるのは、トキの体力と力を受け流すテクニックのお陰だった。
　「トキやん!!そんなに飛ばしたら追い付かれへんやろ!!」と、アスはもう一度怒鳴った。トキの姿が徐々に遠ざかっている。

　もう少し速度を上げてトキに追い付く事など、アスにとっては造作の無い事だ。しかし、それは後ろの3人を
完全に置き去りにしてしまう事を意味する。せめてアスの姿が見えるくらいにしておかないと、この複雑に
入り組んだ地形だと後ろの3人が迷子になりかねない。
　前に障害物が無いのを確認して、アスは思い切って後ろを見た。3人の姿はもはや見えなかった。舌打ちして
前を見ると、トキとの距離がさらに開いていた。アスは一瞬迷い、そして「あのアホ」と呟くとハンドルをぐっと絞った。
どん、と背中を押されるような感じがして、顔に吹き付ける風が強くなった。
　このような起伏の激しい地形を"ランナー"で走る場合、遅く走ると地形に沿って走らざるを得ないが、
速度を上げればジェネレータが作動し、慣性の作用とともに多少の地形を無視した走りが可能になる。よって、
平坦な地形で走る場合よりもさらに距離が開きやすい。もちろん、速い分だけ障害物に衝突する危険も上がるのだが、
トキやアスにとっては何ら問題ではない。
　木の根っこをジャンプ台にして、アスの"ライダー"が宙に舞った。そのまま小さな窪みを飛び越えて、トキのすぐそばに
降りて行った。ジェネレータが全開になって、地面への衝突を防ぐ。積もっていた落ち葉がほこりとともに派手に舞った。
　トキと並びながら、アスは怒鳴った。「トキやん!!ワタリらが見えへんで!!」
　風で聞こえないのか、トキはちらりとこちらを見るだけで何も答えなかった。その時見えた表情が見た事が無いくらいだったので、
アスは少し訝しげに思った。
　「トキやん、あいつら置いてってまうで」距離を近付けて、少し声を落とす。「せっかく連れて来たんやろ、置いてけぼりでええんか?」
　トキは答えず、代わりにちらりとディスプレイを見た。つられて、アスも自分のディスプレイを見下ろす。後ろの3人の"ランナー"を
示すはずの光の点はどこにも映っていない。後ろの3人も、トキとアスのビーコンを確認出来ないはずだ。つまり、もう追い付きようが無い。
アスは顔を上げた。「付いて来られへん奴も、連れて行く気が無いっちゅう事やな?」と、確認するように訊いた。
　一瞬、トキは困ったような嬉しいような笑いを浮かべた。「そっか」と呟き、アスは後ろの3人を諦めた。付いて来れんくせに
見栄張る奴が悪いんや、そう思う事にした。

　距離にして公園の半分くらいを進んだ所で、トキとアスは"ランナー"を止めた。ここではあまり意味の無い事だったが、2人とも
申し合わせたように"ランナー"を脇の茂みに寄せてからエンジンを切った。
　「ここや」と、トキは目の前にそびえ立つ大木を見上げた。
　「すげえ…」
　頭を目一杯後ろに倒しながら、アスは思わず感嘆の声を漏らしていた。
　足元の雑草から僅かに覗くレンガから、ここがかつて広場だった事を示す名残が感じられた。そしてこの子供が5人集まっても
抱えきれないような大木は、広場のシンボル、果てには公園のシンボルとしてここに立っていたのだろう。その広場全体を覆うように
広げられた枝には葉が覆い茂り、隙間からこぼれた光が筋になって2人に静かに降り注いでいた。
　ふと視線に気付いて横を見ると、トキが嬉しそうにこっちを見ていた。「凄いやろ?秘密基地にもってこいや」と、トキは頭の後ろで腕を組んだ。
　「うん…」
　再び大木を見上げたアスは、それを言う事しか出来なかった。


　「アスっち、"ヨーヨー"持って来たか?」やぶから棒に、トキはそんな事を言った。
　男の子たちが熱中する物として、"ランナー"以外に"ヨーヨー"が挙げられる。名前どおりヨーヨーなのだが、実際に
サバイバルにも使えるほどの多彩な使い方を持っていて、時には危険ともなるので学校に持って来る事は禁止されている。
しかし、校則は破るために存在するという言葉があるように、この日もトキはポケットにそれを忍ばせていた。
　トキは"ヨーヨー"のひもを指に通すと、円盤を上下させた。アスはやや憮然としながらも、頭を左右に振った。
　2人がライバル同士と呼ばれるもう一つの理由に、この"ヨーヨー"があった。"ランナー"の技術においては無茶をする分
トキが上だったが、"ヨーヨー"に関しては純粋にアスのほうが上だった。トキがリーダーの座に関して何度もアスに持ちかけてくる事でも、
この"ヨーヨー"は一端を担っていると言える。
　トキがポケットから"ヨーヨー"を出すのを見た時、アスはちくりと刺されたような感じがした。自分が校則に従う良い子になってしまっただけでなく、
トキが自分を超えるために自分よりも一生懸命"ヨーヨー"の練習をしているらしいという噂が、目の前で証明されてしまったからだ。
　"ヨーヨー"で追い越されれば、トキの要領の良さだと再び追い抜く事は難しい。そうすると、トキとアスは互角ではなくなってしまう。
その気になれば"ランナー"で本気を出せば良いのだが、そんな"オトコのゆーじょー"だとかいう熱い事情には関係無く、アスは純粋に
負けず嫌いという理由で心がちくちくするのを感じていた。
　だから、「ほな、後で貸したるわ」と屈託の無い笑顔でトキが言った時も、アスはどこか素直に「ありがとう」と言えなかった。

　「せやけど、"ヨーヨー"何に使うん?」
　そうアスが訊くと、トキは大木に向かって顎をしゃくった。「あれを登る」
　「木の上にあるん?秘密基地が?」
　「見たら驚くでえ。古い小屋を見つけたんや」
　得意そうな顔で木の本に立つと、トキは両手で"ヨーヨー"の円盤を持って、反対側に回してきつく締めた。
そして"ヨーヨー"を持って手首を軽く動かすと、キッと上を睨んで掛け声とともに体全体を使って上に向かって
腕を振り上げた。体が小さくジャンプして、円盤が手から離れる。トルクが働いて、円盤は重力に逆らった
曲線を描いて上がっていく。そして回り込むように枝に絡み付いて、静止した。
　トキは片腕を上げたまま、もう片方の手で後ろ手にバッグの中を探った。そして取っ手のような物を取り出すと、
それで"ヨーヨー"のひもを挟んだ。それががっちりと固定されている事を確認して、トキはアスに向かって手を振った。
　「ほな、お先に」
　アスは手を振り返して、トキの動きを見つめた。正しく動いているが、アスからすればまだ動きが遅い。
　トキは両手で取っ手を掴むと、小さく息を吐き、大きく体を引いた。頭の上のほうでカチカチという音がして、
やがて唐突に体が上に引っ張られ、足が地面を離れた。そしてアスが瞬きを2回した頃、トキはすでに
枝の上にしゃがんでひもを解き始めていた。
　それを繰り返しながら、トキはどんどん上に登って行き、やがて葉っぱに遮られて見えなくなった。擦れ合う音とともに、
ぱらぱらとアスの頭に葉っぱが降って来て、アスはうっとうしそうにそれを払った。
　やがて、頭上のかなり遠い所から、トキの声がした。「アスっち――!"ヨーヨー"落とすで――!」
　頭の上に落ちたらたまらないので、アスは少し離れた所に立ち、「落としてええでえ――」と両手を口に添えて叫び返した。
間も無くして、"ヨーヨー"と取っ手がぽてっ、と木の根っこの間に落ちた。
　拾い上げて、手に取り付けながらアスは訊いた。「トキやん――どこ登るん――?」
　「そこから真っ直ぐや――」と上から返事が降って来て、アスは円盤を上に投げた。そして枝に固定されると同時に
流れるような動きで体を引いた。
　一度登るごとに、視点がめまぐるしく変わる。段々と遠ざかる地面を視界の隅に捉えながら、アスは高揚感が
体を駆け巡るのを感じていた。
　やがて、頭上のほう、枝の間に覗く木の板を見付けた。あの上に小屋が建っているのだろう。アスは顔を引き締めると、
また木を登り始めた。

　板のふちで足をぶらぶらさせながら、トキは待っていた。その背後には、立派とは言えないものの
しっかりとしてそうな木造りの小屋があった。板に腰を下ろして顔を上げると、5階のアパートから
見るような光景が広がっていた。
　"ヨーヨー"を返し、アスは体をひねって、改めて小屋の中をしげしげと見た。広さは、トキとアスが
並んで寝転がれるくらいだろうか。屋根の板から雨漏りしたのか、少しかび臭い。光取りの窓が開いていて、
その向こうに大木の幹と木々が見える。小屋の中には、かなり汚れた毛布がしわくしゃになって広がっていた。
　「なんや」アスは前に向き直った。「トキやんめっちゃ嬉しそうやったから、エロ本見付けたんかと思ったけど、
あれへんやん」
　「アホ」トキは顔を赤くした。"ランナー"が上手くて校則違反もしてやんちゃなくせに、こういうのには弱いのだ。
　アスはくすくす笑って、続けた。「おまけ汚っいやん。秘密基地に使えるんか、これ?――ってか、ルキとか
"ヨーヨー"下手なん来られへんやんけ」
　トキは前を見たまま、答えない。アスはしばし返事を待ったが、やがて肩をすくめて体を倒した。視界一杯に
空が広がる。人工的に作られた雲の向こうに、ドームの六角形のフレームが空気で霞んで微かに見えていた。
　「あーあ、秘密基地かー。期待したおれがアホやわ。こんなんやったら、おれとトキやん以外に来れる奴
おらんかもしれへんで」
　足をぶらぶらさせてそんな事を呟いていると、トキがぼそりと、「それでええんや」と言った。
　「え?」とアスは首をひねった。辛うじて、トキの背中が見えた。
　「それでええんや」とトキは繰り返した。そしてすーっと息を吸うと、アスに顔を向けて横になった。
　アスの目の前に、トキの顔が来る。アスはきょとんとして、「なんやねん」と笑った。
　トキは困ったような嬉しいような顔をした。頬がほのかに赤い。少し見上げるように向けられた目の中に、
不思議そうな表情を浮かべるアスが映っていた。
　そっと息を吐くように、トキは言う。
　「おれ、アスの事、好きなんや」

　一瞬、戸惑った。
　トキの表情からして冗談というのはまずあり得ない。そしてわざわざこんな所で言うとなれば、"友達として好き"
などというオチも無いだろう。だからこそ、アスは戸惑った。修飾も無くストレートにぶつかって来たトキの気持ちに
戸惑ったのである。
　「えっ?」
　だいぶ長い間があって、笑うように息を吐き出しながら、アスは訊いた。
　「アスが好きや」と、トキは繰り返した。「ほんまやで、冗談とかとちゃうで」
　「せやけど、おれ、男やで」
　「知っとるわ、アホ」
　笑って、トキはもぞもぞと体を少し丸めた。アスは両手をおなかの上に置いて、ためらうように空を見た。
　「せやけど……おれもトキやんも男やで。男と男やで」
　「関係無いやん。おれ、ホンマにアスの事好きやもん、めっちゃ好きやもん」
　「せやけど……」
　「おまけに、おれリーダーやしアスは副リーダーやん。お似合いやん」
　「せやけど…せやけど…」そう呟きながら視線を泳がせていたアスだったが、突然「ええええええええええ――」と大声を出して
足をばたばたさせながら両手で頭をかいた。
　「えっ、意味分からんっ。何なんそれ。えっ、ちょっと待って。トキやんおれの事好きなん?ソウイウ意味で好きなん?」
　「うん」トキは短く答えた。
　アスは手で顔ごと目を覆ってじたばたした。指の隙間から見える頬が赤かった。
　「マぁジでぇ?え、うあ、うわわわわわわ。」
　混乱したようにひとしきり呻くと、アスはがばっと腕を解いて体ごとトキに向き直った。「なんで？」
　トキは少し考えて、「アス、おれより"ランナー"上手いやろ、"ヨーヨー"もおれより上手いやろ、ほんで、カッコええやろ」と、
すらすらと言い始めた。「ほんでな、おれめっちゃアスに憧れててん。アスみたいになりたかったんや、おれ。そのアスがやで、
おれの事親友や言うてくれるんやもん。めっちゃええ奴やし……気付いたら好きになっとったわ」
　アスは顔を赤くしてトキの言葉に耳を傾けていた。そしてトキが言い終わると、小さな声で「めっちゃ恥ずかしい」と呟いた。
　少しして、不安げな声でトキが訊いた。「アスはどうなん?」
　アスもトキのように、少し体を丸めた。薄い胸板の下で、心臓がばくばく言っている。
　「アスはおれの事どない思ってるん?オトコに告白されたら、気持ち悪い?」

　鼻の先でするトキの声に、アスは少し頭がぼうっとしてきた。必死に言葉を探しながら、おぼつかない口調で
言葉をつづる。
　「おれ、トキやん…トキの事、好きやとか考えた事、無い。せやけどな、なんか、おれ、トキに好きや言われて、
なんやろ、めっちゃ嬉しい、かも」
　恥ずかしくてトキを見ていられなくなって、アスは目を伏せた。「これって、"好き"なんかな?」
　「めっちゃ嬉しい」と、トキの本当に嬉しそうな声がした。「アスが"めっちゃ嬉しい"言うてくれて、めっちゃ嬉しいわ」
　ばたん、とトキは仰向けになった。その横顔をちらっと盗み見て、アスは寝返りを打って反対側を向いた。
心臓がまだばくばくしていた。
　「あ―――」トキの清々しい声が聞こえた。「告白してもうたぁ。アスに告白してもうたぁ」
　よおそんな恥ずかしい事言えるなぁ、とアスは思った。アスはクラスではそこそこの顔立ちだったが、今までに
女の子に似たような事を言われた経験は皆無だった。
　ふと思い出して、アスは頭だけ少しひねって、訊いた。
　「他の奴帰らしたんも、ワタリとか置いてけぼりにしたんも、これ言うためやったん?」
　「うん」
　間を置かずに答えが返ってきた。「ふうん」とアスはさらに体を丸めて、膝を抱えた。
　しばらく無言で時が過ぎて、アスはばがっと体を起こした。そしてそのままの勢いでトキのそばに手を突くと、
素早くトキのほっぺにキスした。
　「なんか考えとったら、好きになったかも」
　きょとんと自分を見上げるトキに、アスははにかんでそんな事を言った。

というわけで約束どおり「秘密基地」投下しました
長くて読みにくくてすまん（特に携帯の人）

乙です

乙ん

GJ!

読み応えがあって良かった。
告白された時のアスの仕草に萌えた。

ホモ度チェック4
http://www.nicovideo.jp/watch/sm1069302

>>236
今見たらコメントが1つもないｗ

荒らせ
http://music8.2ch.net/test/read.cgi/hiphop/1188489005/

アスをassと脳内変換したのは俺だけでいい

ho.. an~

ho.. an~

ho.. an~

ＣＵＴＥオフの飛び入り参加したい人、大歓迎！！
参加希望者は、１４時に入り口付近にきてくだしあ＞＜

ho.. an~

ho.. an~

http://www.vipper.org/vip618338.jpg
だってボク男の子だからっ

zipdekure

携帯ならやってみ
街を育成するゲームでかなりおもしろい

http://gcity.tv/?RF=1&frdref=381847

ho.. an~

今日のグレンラガン、ギミーが可愛かったな

BL最高ー！BL最高ー！
みんなー、今日はBLdayだよ！

ho.. an~

ho.. an~

ho.. an~

ho.. an~

ho.. an~

ho.. an~

ho.. an~

せっかくＳＳとかも投下されてるのに過疎だなぁ

さて、今夜はどうやってコウシロウｷｭﾝをいじめようか…

ho.. an~