1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:
代理
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/13(木) 22:10:26.62 ID:D2rF/Aak0
せつねぇ
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/13(木) 22:10:33.27 ID:1F3SomlSO
wktk
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/13(木) 22:11:04.14 ID:X7KDPwjnO
タイトルを自分が誤入力したのをそのまま立ててもらったので、正しくは「川 ゚ -゚)は天使に乗るようです」なので。
以下、何事も無かったように投下します。
5 :
◆q1ZvvX54tE :2007/09/13(木) 22:12:31.97 ID:X7KDPwjnO
第二話
(,,゚Д゚)「しかし驚いたな。卒業と同時に中央基地への配属が決まるなんて……」
日の光が入らない今の時間は少々肌寒く、数少ない空調装置の付いた部屋は有り難いものだった。
部屋には十数個のパイプ椅子が置かれているが、殆ど空席である。
そもそも軍事学校に軍議そも軍事学校に軍議室など不必要だと思われるが、どうもお偉い方は形式にこだわるようだ。
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/13(木) 22:13:29.58 ID:H6dvzvK5O
シンフォニアなら読んだ
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/13(木) 22:14:10.17 ID:H6dvzvK5O
テイルズ(笑)
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/13(木) 22:14:35.04 ID:H6dvzvK5O
って言う
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/13(木) 22:14:45.64 ID:Mwmsyf+wO
ちょっとwktk
10 :
◆q1ZvvX54tE :2007/09/13(木) 22:15:11.58 ID:X7KDPwjnO
( ´∀`)「単に人不足じゃないモナか?二年前の戦争で、沢山パイロットが死んだからモナね……」
二年前に大陸を統轄していたVIP国、ν速国、独身連邦国が貿易摩擦を理由に世界大戦をおこした。
優秀な戦闘機パイロットを有していたVIP国は、物量の差を覆し、辛くも勝利を収めたが、余りにも多数の死者を出してしまった。
(,,゚Д゚)「それなら単に成績上位の者を選ぶはずだが、選ばれたのはクールとハインリッヒだ。」
( ´∀`)「ハインは兎も角、クールが選ばれた理由が分からないモナ。」
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/13(木) 22:15:37.84 ID:H6dvzvK5O
秋田
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/13(木) 22:16:08.67 ID:wDh7Lw5UO
題名と1レス分見て内容がなんとなくわかった!
13 :
◆q1ZvvX54tE :2007/09/13(木) 22:16:46.64 ID:X7KDPwjnO
(,,゚Д゚)「ショボン大佐は、『天使』の運用がどうとか言っていたが……」
( ´∀`)「全く、『天使』といい『悪魔』といい、訳が分からんモナ。」
モナー中佐はそう言うと徐に煙草を取り出す。
( ´∀`)「ちょっと失礼するモナ。」
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/13(木) 22:19:22.20 ID:X7KDPwjnO
煙草に火がつくと、直ぐに独特の匂いが生み出される。
軍議室で煙草など不謹慎極まりない行為だが、此処にはそれを咎めるものなどいない。
( ´∀`)「やっぱり、一服するにはこれだモナ。」
(,,゚Д゚)「あまり吸いすぎるなよ。肺癌ななんかで死んだらお笑い草だからな。」
( ´∀`)「モナーなりのストレス解消法モナ。」
(,,゚Д゚)「食後のデザートがないのがストレスなのか……」
( ´∀`)「モナーにとっては死活問題だモナ。」
(,,゚Д゚)「そうか、まぁお前らしいな。」
15 :
◆q1ZvvX54tE :2007/09/13(木) 22:21:25.68 ID:X7KDPwjnO
( ´∀`)「ギコもストレスたまっていないモナか?」
(,,゚Д゚)「ここの奴らはみんな良い奴だ。ストレスとは縁がないさ。」
そう言うとギコは、壁に取り付けられた時計に目をやる。
後数分で四時半になるというところだ。
(,,゚Д゚)「そろそろ朝礼の時間だな。」
( ´∀`)「もう30分経ったモナか……」
(,,゚Д゚)「朝の時間はあっという間だからな。ほら行くぞ。」
ギコが促すと、モナーは吸いかけの煙草を灰皿に入れる。
( ´∀`)「ギコ、講話は短くしてほしいモナ。立ちっぱなしは足腰に来るモナよ。」
16 :
◆q1ZvvX54tE :2007/09/13(木) 22:24:01.15 ID:X7KDPwjnO
(,,゚Д゚)「何年寄り臭いこと言ってるんだよ……まだ43だろ。後で食事でも奢ってやるからさ。」
( ´∀`)「今の言葉、忘れないモナよ。」
(,,゚Д゚)「最初からこれを狙ってたんだな……」
( ´∀`)「ざっつらいと。」――――
17 :
◆q1ZvvX54tE :2007/09/13(木) 22:28:15.73 ID:X7KDPwjnO
ギコ中佐が講話を初めてから、恐らく五分経っただろう。
教官やハインと必死に言い訳を考えていた自分は、ホールの扉を開けて安堵した。
まだ講話は始まっていないようだった。
しかし、時間に律儀なギコ中佐が何故……?
近くの訓練生に聞いてみると、モナー中佐との話に夢中で訓練過程終了証明書――所謂卒業証書――を自室に忘れたらしい。
从 ゚∀从「ギコ中佐がぬけてて、助かったな……」
\(^o^)/「俺の給料オワタ、と覚悟していたんだがな。やはり、日頃の行いが功を成すということだな。」
川 ゚ -゚)「そうだったら、教官は今頃死んでいますよ。」
18 :
◆q1ZvvX54tE :2007/09/13(木) 22:30:15.69 ID:X7KDPwjnO
从 ゚∀从 「はは、言えてる言えてる。」
\(^o^)/「全く、これだから素人は……」
教官が話すのを無視して、自分達の席へと移動する。
オワタ教官と一緒だったお陰か、咎める者はいなかった。
( ゚∀゚)「社長出勤かよ。結構なご身分だな。」
いや、ジョルジュを忘れていた。
川 ゚ -゚)「……」
向こうの言うことが正論なので、何も言い返せないが、相手が憎いとこれほど悔しい事はない。
19 :
◆q1ZvvX54tE :2007/09/13(木) 22:33:12.70 ID:X7KDPwjnO
_
( ゚∀゚)「ふん、凡クラスの分際で調子に乗るんじゃねぇよ。」
彼の取り巻きは此方を見ながらヘラヘラ笑っている。
川 ゚ -゚)「そういった偏見は止めてもらいたいな。」
_
( ゚∀゚)「強者が弱者を虐げるのは当然のことだろ?」
川 ゚ -゚)「本気でそう思ってるのか?」
_
( ゚∀゚)「だとしたら?」
川 ゚ -゚)「人間の屑だな。」
_
( ゚∀゚)「力も無いくせに、偉そうなこと言うなよ。お前が俺より多くの敵を落とせるのか?」
彼の一言一言が感情を逆撫でする。
しかし、自分は何も言い返せない。
彼はこの軍事学校でトップの成績であるから……
20 :
◆q1ZvvX54tE :2007/09/13(木) 22:35:10.96 ID:X7KDPwjnO
( ゚∀゚)「何だよ、結局口だけかよ。」
川# -)「……」
彼の一言に、怒りが抑えきれなくなる。
心では止めろと繰り返しているものの、体は理性と完全に切り離されている。
从 ゚∀从「クー、こんな奴ほっとけ。」
とっさにハインが会話を妨げ、自分の席へと連れて行く。
川 ゚ -゚)「……すまない。あのままだと殴りそうだった。」
从 ゚∀从「そんな事したら、教官でも庇いきれねぇよ。あいつのせいで人生滅茶苦茶にする気か?」
川 ゚ -゚)「ハインもかなり危ういぞ。」
从 ゚∀从「だけど、お前みたいにため込んだりはしねーよ。」
21 :
◆q1ZvvX54tE :2007/09/13(木) 22:37:30.04 ID:X7KDPwjnO
从 ゚∀从「そう悲観的になるなよ。クーにだって良い所が沢山ある。」
どこが、とは恐くて聞けなかった。
答に窮されたりでもしたら、きっと立ち直れない。
でも、他人の励ましを否定的にしか捉えられない自分にもうんざりだ。
(,,゚Д゚)「えー、遅れてスマン。」
いつの間にかギコ中佐が壇上に立っている。
ハンカチで汗を拭いているのは、暑いからだけではないだろう。
(,,゚Д゚)「このような大事な日に、ミスをするとは怠慢な証拠だ。来年からは毎朝走るぞ。」
22 :
◆q1ZvvX54tE :2007/09/13(木) 22:39:30.63 ID:X7KDPwjnO
>>21訂正
川 ゚ -゚)「……そうだな。やっぱりハインは凄いよ。」
从 ゚∀从 「そう悲観的になるなよ。クーにだって良い所が沢山ある。」
どこが、とは恐くて聞けなかった。
答に窮されたりでもしたら、きっと立ち直れない。
でも、他人の励ましを否定的にしか捉えられない自分にもうんざりだ。
(,,゚Д゚)「えー、遅れてスマン。」
いつの間にかギコ中佐が壇上に立っている。
ハンカチで汗を拭いているのは、暑いからだけではないだろう。
(,,゚Д゚)「このような大事な日に、ミスをするとは怠慢な証拠だ。来年からは毎朝走るぞ。」
今日此処を去る訓練生には意味のない宣言をし、ハンカチをしまう。
23 :
◆q1ZvvX54tE :2007/09/13(木) 22:41:33.17 ID:X7KDPwjnO
(,,゚Д゚)「今日、晴れて三年間の訓練過程を終了し、君達は立派な軍人となる。軍人となった以上は、いつも死と隣り合わせだ。」
(,,゚Д゚)「だから、ここで学んだ事を生かし、少しでも長くこの戦争に貢献してもらいたい。」
(,,゚Д゚)「辛くなった時、悲しい時は一人で抱え込まずに誰かに相談しろ。俺もいつでも話を聞いてやるぞ。」
屈強な肉体、大柄な体格である中佐が、涙をこらえている姿はどこかそぐわない。
24 :
◆q1ZvvX54tE :2007/09/13(木) 22:44:39.69 ID:X7KDPwjnO
(,,;Д;)「俺の話は以上だ。後は卒業証書貰って勝手にしろゴルァ!」
そう言うとギコ中佐は走ってホールを出ていった。
从 ;∀从「泣きながら喋ってんじゃねぇよ… …貰い泣きしちまったじゃないかよ。」
ハインもうっすらと涙を浮かべている。
\(;o;)/「ギコ中佐、格好良すぎだぁぁぁ!」
教官は涙と鼻水で顔をぐちゃぐちゃにしている。毎年あの調子なのだろうか……?
25 :
◆q1ZvvX54tE :2007/09/13(木) 22:48:36.25 ID:X7KDPwjnO
川 ; ー;)「私も、泣いているのか……」
視界がぼやけ、目を擦ろうとした時気が付いた。
川 ; ー;)「親友と別れるというのは、辛いな……」
ハインは恐らく中央基地へと配属されるはずだ。
噂ではもう一人いるようだが、どうせジョルジュだろう。
悔しいが、戦闘機操縦の腕は確かだからな……
( ´∀`)「クールとハインリッヒは、この後軍議室に来るモナ。」
モナー中佐の放送が聞こえた。
ひょっとして今朝の遅刻がバレているのか?
从 ゚∀从「チッ、とりあえず行くか。」
川 ゚ -゚)「今日は自由行動だというのに、反省文は御免だな。」
26 :
◆q1ZvvX54tE :2007/09/13(木) 22:50:25.57 ID:X7KDPwjnO
涙を拭き終えた二人は、友達と離れ軍議室に向かう。
从 ゚∀从「ハインリッヒ、クール、失礼します。」
中から返事が聞こえたので、扉を開く。
そこには、先程とは違い真剣な眼差しのギコ中佐、モナー中佐が座っていた。
只ならぬ雰囲気に、ハインリッハインリッヒも緊張している。
川 ゚ -゚)「中佐、一体何の用でしょうか?」
恐る恐る訪ねると、モナー中佐が口を開いた。
27 :
◆q1ZvvX54tE :2007/09/13(木) 22:52:32.05 ID:X7KDPwjnO
( ´∀`)「君達は、『天使』を知っているかモナ?」
从 ゚∀从「VIP国の発見した、対悪魔用特殊航空兵器の事ですね。」
(,,゚Д゚)「ああ、その通りだ。では『天使』はその特殊性故に、限られた人間しか乗れないというのは?」
今度はギコ中佐が質問してきた。
川 ゚ -゚)「いえ、初めて聞きます。」
(,,゚Д゚)「そりゃそうだ。この事は中央基地に関わりある連中にしか知らされていないからな。」
川 ゚ -゚)「どういう事ですか……?」
(,,゚Д゚)「それ位察しろ。お前たち二人は中央基地への配属だ。」
28 :
◆q1ZvvX54tE :2007/09/13(木) 22:54:39.41 ID:X7KDPwjnO
川 ゚ -゚)「でも、なぜ私なのです?私には特に秀でた事など無いのですが……」
(,,゚Д゚)「だったら理由は一つだろ。お前は『No-6 ゼルエル』のパイロットに任命されたんだ。」
信じられなかった。
自分がこの国の切り札のパイロットだなんて……
夢かと思い頬を引っ張ってみるが、凄く痛い。
( ´∀`)「なにしてるモナ……ちなみにハインリッヒは『天使』の護衛部隊に任命されたモナよ。」
从 ゚∀从「なんですかそれ……?いきなりエース扱じゃないですか!」
ハインが興奮して握り拳を上げている。
(,,゚Д゚)「悪魔によってかなりのパイロットが犠牲になどこも人手が足りないのさ。」
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/09/13(木) 22:58:08.81 ID:av4s6Frk0
スレタイを見ただけでワクワクしてしまった
このスレは間違いなく伸びる
と思って開けたのにまさか誤入力とは
/ ̄\
| ^o^ |
\_/
30 :
◆q1ZvvX54tE :2007/09/13(木) 22:58:15.06 ID:X7KDPwjnO
そうは言っても、嬉しいもの嬉しい
。二人で抱き合って喜んでいると、ギコ中佐は、
(,,゚Д゚)「移動は今すぐみたいだ。早く荷物を取りにいけよ。」
と言い、近くにあったトランクケースを差し出す。
(,,゚Д゚)「この中には『ゼルエル』専用のパイロットスーツが入ってる。大事にしろよ。」
川 ゚ -゚)「あ、有難うございます……」
震える手でそれを受け取る。
( ´∀`)「良いなー。モナーもそういうの欲しいモナ。」
(,,゚Д゚)「お前みたいなオッサンには似合わねーよ。」
从 ゚∀从「それ言えてます。」
( ´∀`)「なんか酷くないかモナ?」
31 :
◆q1ZvvX54tE :2007/09/13(木) 23:00:09.66 ID:X7KDPwjnO
川 ゚ -゚)「それじゃ、私達はこれで失礼します。」
(,,゚Д゚)「ああ、体に気を付けろよ。」
( ´∀`)「頑張れモナー」
クールとハインリッヒが出た後、モナーは気になっていた事を尋ねる。
( ´∀`)「しかし、ジョルジュが選ばれなかった理由が分からないモナ。彼も十分な腕彼も十分な腕があったモナよ。」
(,,゚Д゚)「なんでも、向こうの若い小佐が猛反発したらしい。何故かは知らんがな……」
第二話 完
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:
つまんね
猿でも書けそう