この世の理はすなわち速さだと思いませんか、物事を速くなしとげればそのぶん時間が有効に使えます、
遅いことなら誰でも出来る、20年かければバカでも傑作小説が書ける!
有能なのは月刊漫画家より週刊漫画家、週刊よりも日刊です!
つまり速さこそ有能なのが、文化の基本法則!そして俺の持論でさー!
>>899 兄貴ィィィィィィィィィィィィィィィッ!!!!!!!!!
このスレは俺を原稿に帰らせてくれないぜ!
901 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/30(木) 21:27:39.01 ID:nNKFau6u0
>>899 早けりゃいいってもんじゃないでしょ、早漏
902 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/30(木) 21:30:38.16 ID:l+H+PW3h0
>>899 てめぇぇ月刊誌に移った荒木氏をディスったな!!!
あの人は難解になって更に面白くなったと言うのに
903 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/30(木) 21:35:05.85 ID:Re9qfqkW0
>>895 うーん、俺としては過去形の方が良いような気がするんだけど・・・・
「歩いていた」だったら兵士から逃げるっていう場面に
そぐなわないような気がしたんだけど、どうなんだろ?
でも、「その」は確かに余計だった気がする。ありがとう。
>>898 余韻誉めてくれてありがとうw
細かすぎるかな?これぐらいが必要最低限に思ったんだけど
暇つぶしに意味もなく全裸で登場させてみた
妙に月の明るい夜であった。本日も異常なしと、
退屈にあてつけるかのようにあくびをしようと大口を開けると、
歩哨の兵士はそのまま顎が外れるかのような驚愕の表情を浮かべた。
「た、誰か!」
墨色の闇夜にふわふわと全裸の女性が漂ってきた。
涼しげな月明かりに照らされる肌は白く、また、体の陰影が殊更に強調されて見えた。
「誰か! 所属と名を名乗れ! 誰か!」
誰何三度の後に返答がなかったため、兵士は多少の躊躇の末に規律に従い、
初めに二回だけ槍で軽くつつくようにして威嚇する仕草を見せた。
女性は羽毛のように槍先をするりとかわして、兵士に気だるそうな横目を送った。
「ばーか」
兵士が何か言い返そうとすると、急に女性はけらけらと笑い出し、
中空でくるりと反転するとそのまま暗闇に溶けるように消えていった。
905 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/30(木) 21:44:31.44 ID:emJKktEOO
906 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/30(木) 21:48:19.88 ID:OUqgkGaLO
ハイクオリティハイスピードに越したことはない
息が続くならの話だが
907 :
895:2007/08/30(木) 21:48:41.34 ID:15PZOQTq0
>>904 GJ! だいぶ読みやすくなったとオモ
惜しむらくは一行目二行目が『と』で終わっている点
これでは日本語的に不自然なので
『大口を開ける――が、歩哨はそのまま〜』
って感じじゃないかとオモタ(歩哨は元々兵士がするもの だからどっちか割愛)
投稿する時、下手すると最初の三行で飽きられる事もあるのでことさら注意だ
アニメネタにマジレスされても困るんだが
909 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/30(木) 21:53:56.16 ID:U3Jem0f+0
>アニヲタにマジレスされても困るんだが
に見えた
910 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/30(木) 22:02:49.81 ID:l+H+PW3h0
いや、皆最初の「あにき〜」レスで分かってる
911 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/30(木) 22:08:44.23 ID:emJKktEOO
俺も
912 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/30(木) 22:14:27.83 ID:l+H+PW3h0
そういや昔好きな子が死んじゃってその子の死体と主人公が入水自殺する話かいたの思いだした
日常シーン書くのがだるくてやめたけど
あれ?もしかして俺の「必殺☆すれ=すとっぷ」が発動した?
914 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/30(木) 22:27:40.25 ID:KZErOJRp0
┌┐
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l ! ノ l ⌒ヽ、___, '⌒ヽ、___, '⌒ヽ、___, '⌒ヽ、___, '⌒ヽ、__!
ヽ、`¨´ ノ
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. ': : { : : |:./ ,_ _, ヽ!:.:: :.|:.:|ィ´
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|;イ: ! :./`| ム : : |:/: | ラノベ♪
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|:|: : :l| / ∧:.:|/:.l |:/ .!:l: : :.:.|
915 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/30(木) 22:29:58.54 ID:OUqgkGaLO
>>913 ざんねん!
これは わたしのかきこみに ふくまれていた
「遅効性すれすとっぷうぃるす」の こうかです!
916 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/30(木) 22:33:42.79 ID:l+H+PW3h0
なんか遊戯王を思い出した
917 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/30(木) 22:36:57.64 ID:emJKktEOO
918 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/30(木) 22:43:08.39 ID:g7Jr52X30
919 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/30(木) 22:46:52.17 ID:l+H+PW3h0
なにぃ?!
「黒歴史の公開!!」
俺「GYAAAAA」
-------------------------------------
最後の確認をすませる。
ビニール紐はしっかりと結ばれ、懐には動くのが億劫になるほどの石。
彼女の着物に乱れもない。そのまま直視していると泣いてしまいそうだったから胸の中に抱き込んで顔が見えないようにする。
微かに自身の手が震えていることに気付き、息を大きく吸おうとして……やめた。
もうこんな風に生きている事を固持するのはやめよう。
何を気負うこともない。ただ、覚悟は必要なだけだ。
いつの間にか身体離していた彼女を今度は腰の辺りに手を回して抱きしめる。
「さぁ、行こうか」
大きな水音が一度だけ。それで彼らは小船の上から消えた。
----------------------------
レス無さ杉
921 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/30(木) 23:05:28.67 ID:Da960kfH0
暇だからなんか書くよ
922 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/30(木) 23:08:20.00 ID:l+H+PW3h0
うpこじき参上!
書いて書いて
923 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/30(木) 23:11:35.03 ID:Da960kfH0
「決意したぞ、俺は」
と、SGがゴミにまみれた部屋の中で言った。
「ついに就職すんのか?」と、漫画本を読んでいた赤髪がからかうように言う。
SGはニートだった。そして、俺たちのバンドのギタリストでもある。
赤髪の台詞に対しSGは不適な笑いを返すと、愛用の赤いギターをつかみ掲げた。
「俺は次回のライブでこいつを破壊する」
「おいおい、無茶はするもんじゃないぜ」と、酒をちびちび飲んでいたグレッチが忠告した。
確かに無謀だ。ギター破壊はいいパフォーマンスになるのは間違いないが、
無収入のSGにとって新しいギターを購入するのはかなり辛いはずだ。
925 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/30(木) 23:16:25.16 ID:Da960kfH0
「無茶なんて言葉は俺の辞書にはない」
「ギタリストがギターぶっ壊して何リストになるつもりだよ」
「グレッチ、お前にはできまい。お前のは高級ギターだからな」
SGが言うとグレッチは立ち上がり、彼をにらんだ。
「フン、あたしを舐めるなよ。お前がぶっ壊すならあたしは燃やすっ!」
などと彼女が言うと、挑発したSGはいささか渋い顔になった。
「それは困る。ギターが二人とも手ぶらになったら、音がぺらぺらに薄くなるじゃないか。
お前を入れたのは、音をばかでかくするためなんだから、そいつは困るよ」
926 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/30(木) 23:18:17.66 ID:OUqgkGaLO
不覚にも面白い
927 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/30(木) 23:23:09.92 ID:eVqNgKi30
僕は夢を見るのがキライだ。
必ず見るのは何かを塗りつぶす場面だけ、他の何かを見たことは無い。
何を塗り潰しているかは毎回違うけれど、大体は人や、建物なんかを塗りつぶしている。
でも、おかしい。何かがおかしい。
次の日になると何かが変わっているような錯覚に襲われることが多い。
例えば、昔、夢で飼っていた犬を黒く塗りつぶしていたことがあった。
その次の日、犬は真っ黒だった。
「おかしい、昨日までは茶色の犬だったのに、なぜこんな事が起こっているのだろう」
子供心にそう思ったが、両親に聞いてみても
「昔から黒かった」そう答えられるだけだった
おかしい、絶対におかしい。そう思っても現実は黒で、けっして茶色だという結論には至らなかった。
でも、まだこれはいいほうで、黒なら色が変わるだけだけど、赤とか青を塗ってしまうと何かがおか
しくなってしまう。…色のついているのはまだましなのかもしれない。
928 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/30(木) 23:23:22.36 ID:Da960kfH0
「自分で挑発しといてそれかよ……まあ、やらないけど」
グレッチは座り、再び酒を飲み始めた。
昼間からこんなことをしている彼女もニートである。
ついでに言うと、ずっと台所の万年床で寝ている男もニートである。
SGの同居人である彼「ヒッピー」はわがバンドのドラマーであり、体力が無く
いつも演奏を途中でやめるというステキな人物だった。
「ギター、煮るなり焼くなり好きにすりゃいいだろ。オレは大歓迎。
手ぶらになったらオレと一緒に叫べばいいじゃねえか」
赤髪が適当な意見を言う。彼はボーカルだ。感情に任せた
がなり声を発し続ける、バンドの顔である。
確か何かのバイトをしているらしいが最近やめたらしい。
うちのバンドはニートが四人もいるのだ。
930 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/30(木) 23:28:26.01 ID:FkB7tbdwO
このスレ飽きないな
おもしれぇ
931 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/30(木) 23:28:49.75 ID:MXlBLZfIO
なんという底辺バンド
932 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/30(木) 23:29:24.01 ID:Da960kfH0
この場にはいないけど、キーボードの「黒服」という
女性メンバーもいる。彼女は、右手の人差し指でのみ
キーボードを弾ける程度の腕前だ。
そして俺がベーシスト。あまりうまくはないが、この前赤髪が
「シド・ヴィシャスと同じくらいうまいんじゃねえの」と言ってくれた。
良く分からないがそのくらいの技術だ。
俺たちのバンド名は「RED0819」という。赤髪の頭と、
SGのギターの名前、そして結成日から付けた。
先日ファーストライブを終了したばかりだ。なかなかの反響だった。
適当に弾いたから二度とあの曲は再現できないだろう。
933 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/30(木) 23:32:00.99 ID:l+H+PW3h0
ひでぇwww
934 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/30(木) 23:33:26.72 ID:MXlBLZfIO
>>932 弾けてねぇw
ヤク中並ってwww
最後まで読みたいから次スレ立ててくれ
935 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/30(木) 23:35:21.18 ID:Da960kfH0
ごく短いライブだった。
ヒッピーが途中で退場したため二分ほどで曲が終わったのである。
対バンの人にも「彗星のようだったぜ」と賞賛された。
現在、この街では一つのムーヴメントが起こりつつある。
商業主義・技術主義に真っ向から対立し、とにかくでかい音を出せば良いという、
俺たちのような熱いバンドが求められているのだ。
というわけで、俺たちは今日も練習もせず、SGの部屋でこうしてだべっているのである。
937 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/30(木) 23:38:04.35 ID:MXlBLZfIO
彗星wwwww
なんとなくオシイっぽい
畳の六畳間で扇風機まわってそう
938 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/30(木) 23:44:04.96 ID:Da960kfH0
>>934 おk
「ところでお前ら、明日は暇か?」SGが聞いた。
「多忙なんて言葉あたしの辞書には無いぜ」グレッチがにやつきながら答えた。
「違いねえ。だがこの部屋の漫画を読み終えるまでオレは多忙かも」
赤髪はずっと、床に積まれた漫画を読んでいる。八十巻以上あるシリーズなので
今日明日じゅうに読み終えるのは無理だろう。
俺も、もちろん暇だったのでその旨を伝えると、
「そうか。ヒッピーと黒服も当然暇だろう。明日、ストリートライブを決行しようと
思うのだが」
939 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/30(木) 23:46:28.54 ID:l+H+PW3h0
何から何までテキトーだwww
941 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/30(木) 23:55:05.16 ID:Da960kfH0
「いいんじゃないの。だが音はどうすんの?」グレッチが聞いた。「ストリートでやるなら
アコギだろ? でも、そんなの持ってないし、あたしらはアンプも持ってない。
エレキの生音じゃちょっときついんじゃないか」
「気にするな。別に聞こえなくてもいいじゃないか、思いが伝われば」
「まあそれでいいか、わざわざアンプ用意すんの面倒だし」グレッチの正論は一瞬で引っ込んだ。
「じゃあいつやる?」
「うーん、明日と行ったけど今日でもいいかな。暇だし」
と言うなりSGはギターを担ぎ出発の準備をし始めた。
「じゃあ今日で」グレッチも自慢のグレッチ・テネシーローズを担ぎ、
酒の残りを一気に飲み干した。
俺も、ゴミの中に埋まっていた安物のプレシジョン・ベースを引っ張り出す。
赤髪は漫画を数冊小脇に抱える。読み続けるつもりか。
「ほら起きろ、ドラマー」
台所で寝ているヒッピーの頭を指でつつき、SGは靴を履く。
ヒッピーはしばらくしてから飛び起き、
「ロボトミー手術される夢見た」
俺にはこの話がいまいちついていけない……←音楽苦手
だがラノベに一番大切な荒唐無稽さがあると思う
爆音が売りじゃなかったのかよwwww
945 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/31(金) 00:09:20.10 ID:tXRyCMk40
近場のアーケードへやって来ると、異様な光景が広がっていた。
雑音の嵐だ。歪んだギターサウンドと怒鳴り声で溢れかえっている。
ストリートミュージシャンたちが所狭しと立ち並び、大音量で楽器をかきならしているのだ。
「おいおい何だこりゃ! こいつら申し合わせて俺たちの妨害かい!」SGがかき消されないよう
大声で叫んだ。
「手軽に通行人に聞かせられるストリートライブは人気、ってことじゃねえの! 通行人あんまいねえけど!」
その通り。あまりの大音量に一般人の姿はなく、バンドマンか、やや根暗そうな少年少女、
コスプレと言っていい異様なファッションの者など、いわゆる「サブカル系」に属する人間ばかりのようだ。
ある特定の人種のみが跋扈する、排他的な空気が構築されていた。
「とにかくこれじゃあアンプ持ってねえオレらは圧倒的不利だな! どうする?」
「こいつらがおさまったときを見計らってやるしかないな!
それまで静かな場所に退避だ!」
SGの意見に同意し俺たちはアーケードから脱出することにした。
946 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/31(金) 00:12:24.55 ID:ze12i+L80
>>945 所狭しってどんだけマニアックな集団ライブよwww
947 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/31(金) 00:19:44.52 ID:tXRyCMk40
少し離れたファーストフード店までやって来て、一息付く。
「耳がぶっ壊れるぞ、あんなとこにいたら」
「違いねえ。まあとりあえず、ここでちょっと休養だな。こいつも読みたかったし」
赤髪は漫画本をどさりと机の上に置き、読み始めた。
「じゃあ暇なんであたしも」
「俺も」
グレッチとSGが読み始めたので俺もそうすることにした。ヒッピーは机に突っ伏してまた寝始めた。
しばらくして、グレッチがぽつりと言った。「これ、案外面白いな……」
「だろ。オレがはまるのも分かるだろ?」
全員が赤髪の言葉に頷いた。俺はいつしかその内容に引き込まれ……
……気が付くと二時間が経過していた。
948 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。: