1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:
あるところに桃太郎がいました、
おばあさんは夏へしば刈りに
おじいさんは春へばば刈りにでかけました
桃太郎の杖は突然変化しました。
そこで鬼がキジを食べ、犬が牛を食べ、きびだんごは押入れで腐りました
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/20(月) 00:30:41.16 ID:18UnSudw0
そこで桃太郎は言いました
俺こそが、俺こそがそう。
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/20(月) 00:32:06.51 ID:18UnSudw0
いま桃太郎の手には鬼の首があります
それはこれまでの冒険で桃太郎が犯してきた女の死体から作られたものです
しかし桃太郎はおいしそうに食べました
おじいさんは危ないと思っておばあさんを殺しました
おばあさんも危ないと思ってキジを追いかけました
桃太郎はおばあさんっ子で、涙を流しました
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/20(月) 00:34:01.61 ID:18UnSudw0
さあ、いこう桃太郎!
鬼を、鬼という名のおじじを殺しに!
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/20(月) 00:34:19.16 ID:LWPnWZP2O
おしまい
↓以下、てりやきマックバーガーにありがちな事を語ってください
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/20(月) 00:35:03.96 ID:18UnSudw0
なに!?生きていた!
オババは生きてました。
桃太郎は感動のあまり、オババの首をはねてしまいました。
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/20(月) 00:35:34.16 ID:18UnSudw0
オババはそれでもムックリと起き上がり、桃太郎をギュッと強く抱きしめました。
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/20(月) 00:36:15.78 ID:18UnSudw0
オババ、おらが悪かっただ。すまねえことした。
オババは桃太郎を許しました。
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/20(月) 00:38:25.22 ID:18UnSudw0
そしてオババはゆっくりと桃太郎の後ろから手を差し出し、桃太郎の首をはねてしまいました。
オジジがその現場を目撃しているとも知らずに。
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/20(月) 00:40:25.44 ID:18UnSudw0
なにしとるじゃオババ。
桃太郎を何で食べてしまうじゃ。
オジジは大層悲しくなりました。
涙はたまり、水たまりになりました。
水たまりは溢れ川ができました。
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/20(月) 00:41:36.98 ID:18UnSudw0
オジジの流した涙は川になり、海に流れ、また川になりました。
春になり、木々は繁り、また桃が流れてきました。
オババは桃を引き寄せ家に持ち帰りました。
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/20(月) 00:43:03.90 ID:18UnSudw0
なんてことじゃ、桃から赤ん坊が生まれたぞい!
オジジとオババはビックリ、桃から生まれた子供に桃太郎と名づけました。
オジジとオババは桃太郎を大事に育て、桃太郎は大きくなりました。
そして仲間を従え鬼を退治しに鬼が島へ旅立っていきました。
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/20(月) 00:47:13.99 ID:18UnSudw0
夢はきっとかなう。
決して諦めないことが大事だ、そうつぶやいたのは鬼でした。
それは桃太郎が鬼の首をはねる寸前だったので、誰も聞いていませんでした。
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:
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