（　＾ω＾） ブーンたちが戦争するようです

おはよーコンジローム

突然ですが
>>5やります

プロローグ


現代とは別に存在する平行世界、『２ｃｈ』。

天は地に、三つの国を創造した。

この物語は、三つの国を生きた、三人の英雄の歴史である。

こっちんこっちんこっちんこっちんこっちんこっちんこー！
チンコー！チンコッチンコッチンコッウー！

犯罪予告

※

僕の名前はブーン。ここ、『スーパーブーンワールド』の独裁者だ。

（　＾ω＾） 「スーパーブーンワールドについて紹介するお」

スーパーブーンワールドには、三つの名物がある。

（　＾ω＾） 「一つめは『ピザ』だお」

僕は毎食ピザを食べている。おかげで僕は素晴らしい肉体だ。

（　＾ω＾） 「二つめは『モッツァレラチーズ』だお」

モッツァレラチーズとは、水牛の乳で作ったチーズのことだ。
スーパーブーンワールドの人口のうち、98％は水牛だ。
皆、いい乳をしている。
辛抱たまらん。

（　＾ω＾） 「三つめは『調練』だお」

スーパーブーンワールドは『超』が付くほどの格闘軍事国家だ。
国に暮らす人間（前述した残りの2％）の99％は兵士だ。
日々、『調練』して生活している。
国がここまで格闘軍事に傾いたわけ。
それは先代、ブーンパパが国を治めていた頃にある。

※

（父＾ω＾） 「この国の人間は弱い！
そうだ！太らせて体を大きくしよう！」

空前のピザブームが起きたのは言うまでもない。
一億総ピザ時代が幕を開けたのだった。

（父＾ω＾） 「そして、『調練』しよう！」

『調練』。その甘美な響きに、まだ幼い僕は虜になった。

（　＾ω＾） 「かっこいいお」

ちなみに、『調練』の意味はよく知らない。

※

それからすぐ、ブーンパパは高脂血症からくる脳梗塞で亡くなった。
荒れ果てた食生活が原因だったのだろう。
享年43歳。まだ早すぎる死だった。

（　＾ω＾） 「僕が後を継ぐお」

まだ8歳の僕が、国の全権限を掌握するに当たって多くの反対派が現れた。

（　＾ω＾） 「反対派？処刑だお」

有無を言わさず、首を落としていった。

（　＾ω＾） 「力無き者は死あるのみだお」

一見、僕の政治は鬼畜に見えるかもしれない。

だがこれもすべて、あの甘美な言葉を高らかに言うためだった。

（　＾ω＾） 「皆の衆、『調練』しよう！」

ちなみに『調練』の意味はまだよく知らない。
こうして、美しい国スーパーブーンワールドは、格闘軍事国家として繁栄の一途をたどって来た。

※

しかし今、スーパーブーンワールドは危機をむかえている。

そう、戦争だ。

※

俺の名前はドクオ。ここ、『ハイパードックンスタジアム』の独裁者だ。

('A`) 「ハイパードックンスタジアムについて紹介するぜ」

ハイパードックンスタジアムの人間は、基本的にくたびれている。
夏場は人口の80％近くが、日射病で死ぬ。
熱中症ではない。日射病だ。それくらいハイパードックンスタジアムの人間はくたびれているのだ。

('A`) 「じゃあ国がすぐに滅んじゃうんじゃないかって？
心配無用。ハイパードックンスタジアムの人間は皆、クローン人間だ」

('A`) ('A`) ('A`) 「こんな感じで影武者だってたくさんいる」

ハイパードックンスタジアムは科学に特化した国なのだ。

※

先日、俺はスーパーブーンワールドに遊びに行った。
しかし、そこで俺はとんでもない事態に陥ったのだ。

('A`) 「ピザが油っぽくて胃がやばい」

この時、俺は死ぬのではないかと思った。
スーパーブーンワールドの俺に対する殺意を感じ取ったのだ。

('A`) 「これは謀殺だ」

なんとか俺は、特製胃薬『キャベツ人』で一命を取り留めた。
そして、スーパーブーンワールドに復讐を誓った。

('A`) 「虚弱体質をあまりなめないほうがいい…」

※

ハイパードックンスタジアムに帰った俺は、研究班にある指令を出した。

('A`) 「スーパーブーンワールドを潰す爆弾を作れ」

かくして、三十分後に爆弾は完成した。
さすがハイパードックンスタジアムの研究班だ。仕事が早い。

どうせなら記念にと爆弾に名前を付けることにした。
たしかに俺は理系だが、こう見えてもセンスはいい。
実は服オタだったりする。

('A`) 「よし、『リトル坊主』だな」

キャベ人www
ちょっと期待age

※

不意打ちは卑怯なので、メールでブーンに宣戦布告することにした。
ブーンが恐怖で顔を歪める様が頭に浮かぶ。
思わず俺は笑顔になった。
俺の笑くぼは可愛いと、なかなか定評がある。

TO：ブーン
FROM：ドクオ

お前んとこのピザなんだけど油強すぎじゃね？
もうちょっとどうにかならない？
あとさ、爆弾落とすからね！絶対だよ！

※

僕の名前はショボン。ここ、『エネルギッシュ健康ランド』の独裁者だ。

(´･ω･`) 「エネルギッシュ健康ランドについて紹介するね」

エネルギッシュ健康ランドの人間は、皆、『いい人』だ。
断じて『どうでもいい人』ではない。

断じてだ。僕の二つ名が『平成のミスターイエスマン』なんてことはない。
昔、女友達に「『like』だけど『love』じゃない」なんて言われたことはない。

※

そんな僕は今、非常に困っている。
それは、スーパーブーンワールド国王、ブーンからのメールだ。

TO：ショボン
FROM：ブーン

なんかさ〜、ドクオのアホがウチに爆弾落とすとか言ってんだけど（核爆）
お前さ〜、ドクオのこと止めてくんね？

一応、僕も『いい人』だからブーンに返信した。

TO：ブーン
FROM：ショボン

えぇ…
ちょっと考えさせてよ…
このメールを送った後、すぐにブーンからの返信が着た。

TO：ショボン
FROM：ブーン

お前、俺のことなめてんの？
そんなにボコられたい？
お前がドクオのこと止めてくんねーなら、お前のことフルボッコだかんな（笑）


TO：ブーン
FROM：ショボン

ごめんなさい
わかりました
ドクオを止めます

そう、僕は『いい人』なのだから。

一話
三人の英雄
完