1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:
なんでもいいです
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/16(木) 01:05:42.41 ID:6LI/Bm/b0
、__人_从_,人__,/し、_,人_,入__,
、_) (_,
__) ぽぉぉぉぉぉぉ ! ! (_
`) (´
'´⌒V^'^Y⌒V^V⌒W^Y⌒`
/
( <●><●>)') ごはんですよ〜
/∪∧ ) \
ぬこのゴハンなんです `;。,('(*゙゚'ω゚'*)').・; '
\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/ ゴリゴリ
(;><)┏i|| ̄ ̄ ̄ ̄||
( O=O=┛i||__ __|| ミューミュー ミャー
(_ノヽ_) || ノ;゚:∴ヾ|| デロデロ〜 ,、,、 ,、,、
.| ̄ ̄ ̄|. 」,:・;':8~.;゚:,L (o・,,),,)~ )) (0^,,),,)´ ))
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄´゚;∵';・゚∞;:` ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/16(木) 01:07:04.75 ID:UFRB4jBP0
ありがとう、では早速投下させてもらいます。
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/16(木) 01:07:45.73 ID:UFRB4jBP0
やあ (´・ω・`)
ようこそ、バーボンハウスへ。
このテキーラはサービスだから、まず飲んで落ち着いて欲しい。
うん、「チラシの裏」なんだ。済まない。
仏の顔もって言うしね、謝って許してもらおうとも思っていない。
でも、このスレタイを見たとき、君は、きっと言葉では言い表せない
「ときめき」みたいなものを感じてくれたと思う。
殺伐とした世の中で、そういう気持ちを忘れないで欲しい、そう思って
このスレを立てたんだ。
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/16(木) 01:08:15.45 ID:YT/BokRi0
ヾ.: ; ;ヾ ; ; :ヾゞヾ., .ゞヾ;ゞヾ;;;
; ;ヾ ; ;ゞ ;" "ゞ; ; ; ゞ゛;ゞ:.; ;ヾ ; ;ゞ ;
ゞ:ヾヾ.: ; ;ヾ ; ; :ヾゞヾ., .ゞヾゞ;ゞヾ;ゞゞ;ゞ ` `
,,ヾ ;";ヾ; ;ゞ ;" "ゞ ; ; ; ゞ ; ;ヾ ; ; ヾ ;ゞ "ヾ;ヾ ;:," `
; ;ゞ ;" ;ヾ ; ;";ヾ; ;"/" ; ;ヾ ;ヾ "" ゛;"; ヾ:.;゙,;゛;:.゛ ゛ ` ` ` `
" ;ヾヾ ; ; ヾ ;ゞヾ; ;ゞ ;" "ヾ ; ;"/" ヾ ;ゞ ;" "ヾ ; ; ; `
ゞヾ;ヾゞ:ヾ ゞ:.y.ノヾ ; ;ヾ ; ;ゞ ;" "ヾ; ; ; ヾ゛; ;ヾヾ,; ゙,,:.ヾ ` `
ゞ:.y.ノゞ ; ;ヾ ; ;ゞ ;" "ゞ; ; ; ヾ゛;;ヾ ;ヾ ;" "ゞ ; ; ; ヾ ;;; "ヾ;ヾ; ` ` `
ヾ:.y.ノヾ ; ;ゞ ; ;ヾ;; ;" "ヾ; ; ; ゞ゛;ヾ:.y.ノヾ ; ;ヾ ; ;ヾ ;" "ヾ; ; ; ヾ゛; ` `
:ゞ:.y.ノゞ ; ;ヾ ; ;:_/ヾ ;" "ゞ; ; ; ヾ゛;ヾ:.y.ノヾ ; ;ヾ ; ;ヾ ;""ヾ; ` `
"ゞ ; ;";;;;""ゞヾ:;;_;/"ゞ ; ;"/" ヾ ;ゞ ;" "ヾ ; ; ; ` `
;;;;;; ; ;ゞ;;ノ;ノ″ ` .|| ` ` ` ` `
:;;; ;;;;.....:::/ ` |∧ ∧ ` `
;....;;;::::;i;..ii| (;*::)ω(:*::) ` ` `
:::: ;;;..;.ii:i| ` ` (;;:~~~:;)` `
::..;;;.::.. :ii| ` v;: ゝ; `
::;...;;:..;i...iii| ` ` ` ちんぽっぽが死んだことを祝して今日はお祭りだ
;;;.;;;.:;:;i.;ii| ♪  ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄
::;...;;.;;ii:i;;;:;i| ☆ ∧_∧ ∧_∧ .Å ∧_∧ ♪
::;...;;.;;ii:i;;;:;i| ヽ (・∀・`*) ∩ ・∀・ ) ∧_∧ (・∀・ ),∩
.;... .;;:.;:;iii;i| .∧_∧ ∧_∧ 日と と ,l ヽ ⊂ ) ヘ( ・∀・)ノ /⊃ /
iii;;ii:i;;i:i;;iii;;ii| ,.,,,.,(*´・д・); (・ω・`*). ,,. (_(_つ..,.,,. ,., ( ( ノ ,. ,. ( へ),.,, ,( ヽノ .,.. .,.∧_∧,., .. ,..
;..:. , ,;,.,.:,. ;,.,:(つ■と).;..;(つ■と) ,.,.: ,..;,∧_∧ ..,,; (_ノし' ,:;.,. : < ,.;, ;:. .し^ J ,;. :,.(´∀` ) :.. ,;,
∧,,∧ /■\ (⌒)(⌒) ;..:. ,(⌒)(⌒) ,:;. ( ´∀`) ,.;:.,;.,; ,.;,,. ;,.,:. .; ,.;., ;,:;, ,.-、,.-、,.-、と ヽ ,;.,.:.
ミ,゚Д゚ミ( ´∀`)∩..;,.;. ..;., ;,.,:. . ; ,.,.: ,..;, ;,./ ヽつ日 ,:; ;: 口;,. 日 ∧_∧lヽ .-、,.-、,.-、⊂,,_UO〜 ;,
:U ミ)(つ ノ,.;.,;.,; ,.;,,.∧_∧,;., と_/、_⌒^>^> ,:. .; ,.;., ;,:;, , ( ´∀`) \ヽ .-、 ,.-、 )ヽ ;..:. , ,;.,
ミ ミ;.,;ヽ ( ノ, ,;,.,.:,. ,.;:.(・〜 ・) ;,.,:. .; ,.;., ;,:;, ,.;:.,,.,; ,.;,,. ;,.,: .; ,.;. ( つ つ \ヽ )(■) ヽヽ ,;:.,;
,,U U;,.,:(_)し',;,.,.:,. ;..:. ,O^ソ⌒とヽ;. ;,.,:. .; ,.;., ,.;,,. ;,.,:. .; ,.;., ;,:;, ( ̄_)__) ,.,;:., \l二二二二l ;:,.;
,.;:.,;.,; ,.;,,. ;,.,:. .; ,.;., ;,(_(_ノ、_ソ ,.;,,. ;,.,: .; ,.;., ,.;:.,;.,; ,.;,,. ;,.,:. .; ,.;., ;,:;, ,.;:.,,.,; ,.;,,. ;,.,: .; ,.;., ,;:
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/16(木) 01:09:17.32 ID:UFRB4jBP0
(´・ω・`) 「ようこそバーボンハウスへ。
大切な物を亡くしてしまうようですの書き方をインスパイアしてるけれど
あまり気にしないでくれ。」
(´・ω・`)「さて、前回はわずか39スレで終わってしまったこのスレ。
さすがに作者もまずいと思ったので今回はそれなりに話を用意してきたよ〜」
さるさんにならないように気をつけながらもドンドン投下してくね。
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/16(木) 01:10:36.97 ID:UFRB4jBP0
ねぇ…あの時僕は救えなかったのかな。いや、それよりもっと前だな。
時々ふと考える。しかしいくら考えたってもう元には戻ってこない。
たとえその時間に戻れたとしてもそのままの行動に移せるようなら今こんな状態にはなっていないだろう。
それでも言いたい。
―――僕は何か恩返しが出来たのでしょうか―――
〜(´・ω・`)はオナニーをするようです〜
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/16(木) 01:10:59.28 ID:rlQRBzGy0
応援ほすほす
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/16(木) 01:11:15.86 ID:UFRB4jBP0
小さい頃は活発で元気だった。友達や親にも少しは黙ってられないのか!って散々怒られた。
ただ、その分泣き虫で、
<丶`∀´>「やーい、これは僕の物ニダー」
(´・ω・`)「返してよ〜」
<丶`∀´>「やなこった〜返して欲しければここまで取りに来い〜」
(´;ω;`)「ウッ…」
<;丶`∀´>「冗談ニダ…そんな事ですぐ泣くんじゃないニダ…」
(´;ω;`)「だって…」
しかし次の日には、
(´・ω・`)「あのね〜見て見て〜僕こんなのが出来たんだよ〜」
<丶`∀´>「わ、分かったから少し黙るニダ…」
と小一時間話し出す。まあ、小さい子なんてこんなもんだ。
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/16(木) 01:11:52.10 ID:wWsFQAKi0
>>2 コピペなんだろうが、ベビギコの鳴き声はミューだろ
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/16(木) 01:12:00.67 ID:UFRB4jBP0
この僕のおしゃべりっぷりには母もタジダジみたいで、
J('ー`)し「全く…お兄ちゃんはあんなに静かでおとなしいってのに、あんたは本当にペラペラうるさいね〜
その口縫っちゃおうかw」
(´・ω・`)「ショボーン」
僕には10歳年上の兄貴がいる。しかし僕と対照的でいっつも静かだ。
何を考えているのか分からなかったし、年が離れてたからなんだか近寄り辛いってか怖いってか…
( ・∀・)「………」
そんな印象だった。
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/16(木) 01:13:09.47 ID:UFRB4jBP0
午後9時。父が帰ってきた。いつも一定のタイミングで帰ってくるのがおかしかった。
(`・ω・´)「ただいまー」
僕と父は瓜二つの顔らしく、近所の人からは本当にお父さんそっくりねぇ…って言われる程だった。
でも当時の僕はそんなに似てるとは思わなかった。
「おかえりなさ〜い」
と3人でお出迎えする。
(`・ω・´)「しかし…あいつは全く分かっちゃいない!あんな事をして上手く行く訳がないんだ!」
J( 'ー`)し「まあまあ…そんなに怒らないで」
と父はよくボヤいていた。
父は優しいんだけれどかなり短気で
機嫌の悪いときは僕が隠れたりするとそのまま隠れてろ!と怒ったりとかなり怖かった。
今考えると会社で色々あったのだろう。
しかし小学生の僕にはあ〜会社って大変なんだなぁ…とかそんな風にしか考えていなかった。
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/16(木) 01:14:23.45 ID:UFRB4jBP0
そんな父親にある日僕は
(´・ω・`)「ねぇねぇ、お父さん。今度映画見に行こうよ。ドラえもんとかさ〜」
(`・ω・´)「……」
(´・ω・`)「ショボーン」
素っ気なかった。
ただ大抵その映画の直前になると、新聞とかで時間を調べてくれてるみたいで
(`・ω・´)「おい。ドラえもんの映画だが、明日の9時から始まるみたいだから行くぞ」
(´・ω・`)「うん!」
まあ今時の言葉で言えばツンデレにあたるような父だった。
会社の都合上日曜が休みじゃなかったのだが、なんだかんだ言って色々僕を映画や遊園地に
連れて行ってくれた。当時はそんなに意識してなかったが可愛がってもらえてたのだろう。
時々怖い一面もあったが僕はそんな父が大好きだった。
そんな何にも無いごくありふれた日常がこんなにも幸せだなんて、この時の僕には思いもしなかった。
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/16(木) 01:15:09.03 ID:UFRB4jBP0
そんな僕も思春期というものを迎えて人並みにに物事考える時期がやってきた。
あれは、小学校6年生の時だった。
母の妹が亡くなったのだ。まだ若かったのに。
それまで身近の人の死を体験したことの無かった僕には衝撃的だった。
僕もおばさんとはよく会っており色々食べさせてもらったりとお世話になっていたから尚更だった。
初めて霊安室に入った。そしてそこには
変わり果てたおばの姿があった。
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/16(木) 01:15:44.51 ID:UFRB4jBP0
身体は痩せ細り、黄疸で身体は黄色。黄色人種とかそういう問題では無かった。
僕はそこから逃げ出したくなった。
その後確か手袋をつけたりと最後のお別れをした。
時期は夏だった為死体が腐らないようにドライアイスを入れるのが
まるで魚介類のような扱いで辛かった。
そして母親が言ってくれた、
J( 'ー`)し「おばちゃんも喜んでくれてるよ」
(´・ω・`)「………」
(´;ω;`)「ウッ…」
その一言で僕の涙腺は崩壊した。
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/16(木) 01:15:49.19 ID:6dZkC80W0
名作の予感
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/16(木) 01:16:47.11 ID:UFRB4jBP0
とは言え
J( 'ー`)し「………」
母もショックみたいでこの後少しの事で敏感に反応するようになってしまった。
他にも色々あったみたいでなんだか一気に老けてしまった、そんな気がした。
その後葬式が開かれたが、この時にふと気になって僕は父を見た。
(`・ω・´)「………」
父親の目が潤んでいた。普段見せたことのない父の初めての涙だった。
僕はこの時の父の顔を今でも忘れることが出来ない。
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/16(木) 01:17:44.77 ID:UFRB4jBP0
そんな事もあったが僕は小学校を卒業して中学1年生になった。
卒業式ももちろん泣いてしまった。また中学校で会えるというのにw面白いものだ。
兄は大学を卒業して地方の会社に就職の為に家を出て行った。
なんとなく家が広く感じた。
初めての中学への登校とは言ってもほとんど小学校の友達が一緒に
来ただけなのであまり変わったという感じはしなかった。
(´・ω・`)(勉強は凄く難しくなるんだろうな…)
とかいうありがちな不安を持ち僕は入学式を迎えた。
入学式には母の具合が悪くなった為父が来て一緒に写真を取った。
まさかこの時これが父親と一緒にとった最後の写真となるとは思いもしなかった。
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/16(木) 01:19:14.11 ID:UFRB4jBP0
(´・ω・`) 「さて…ここまでが前回の投下分だ。
ここから僕のオナニーは更に加速する。
まあ、そこらへんはあまり気にしないでくれるかな」
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/16(木) 01:20:34.03 ID:21dmJZKxO
支援
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/16(木) 01:21:10.80 ID:UFRB4jBP0
入学式が終わり教室に向かう。僕はB組だ。少子化の影響がはっきり出ているのか
学年の人数は70人位しかいなかった。ちなみに僕の小学校の人はその3分の1、いやもっとを占めていた。
大抵というかほとんどの場合クラスは出席番号順だ。
僕の前と後ろは幸いな事に同じ中学校の奴だったので、
入学早々話し相手がいないという事にはならなかった。
まあ、ほとんどが同じ小学校で話し相手がいない訳ないのだがw
先生は女の先生だった。少しキツそうではあったが。でも、裏を返せばしっかりしている先生だ。
部活動は小学校にちょこっとやった野球部に入ることにした。
あまり練習熱心ではない僕はのほほんとやれればいいな。と思っていた。
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/16(木) 01:22:35.80 ID:21dmJZKxO
wktk
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/16(木) 01:22:52.46 ID:kwmcrSlb0
あぁタイトルがあんまりにもアレで思い出せなかった
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/16(木) 01:23:08.51 ID:UFRB4jBP0
入学当時あれだけ不安に思っていた勉強もなんとかなった。中学校最初の中間テストもかなりの高得点を取ることができた。
まあ最初だからほとんど小学校の復習みたいなもんだけど。
部活動は3年生がいるのでほとんど大した事はやらなかった。まあ当たり前だ。
特別上手くない限りこの時期から練習が出来るなんて事は無いだろう。
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/16(木) 01:23:53.61 ID:UFRB4jBP0
特に変わったことも無く6月になった。
6月は初めての大きな行事である運動会があった。
母と兄は来てくれるだろう。しかし父は微妙だ。なんたって日曜が休みでは無いのだから。
僕は父に今年はこれるかと聞いた。
(`・ω・´)「悪いな…今年は休みが取れそうに無いんだ」
あっさり言われてしまった。僕はショックだった。
(´・ω・`)(どうしてお父さんの会社は日曜が休みじゃないんだろう…)
いつもはそうでもないのだがこういう時になると気になる父親の休み。
思わず父に…
(´・ω・`)「どうして休みが取れないんだよ!お父さんのバカ!」
八つ当たりをしてしまった。
(`・ω・´)「………」
父は黙って聞いていた。
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/16(木) 01:25:59.31 ID:UFRB4jBP0
そして迎えた運動会当日。
まだ開会式も始まっていないというのに周りには既にかなりの数の家族がいた。
父親がいる家族ももちろんいた。
(´・ω・`)(…どうして来てくれなかったんだよ)
僕はそれを羨ましく見つめる。そして父親をわずかに恨んだ。
(´・ω・`)(ま、いいや…しょうがないもんな)
3年生の選手宣誓、準備体操など、10分程で開会式が終わった。
その後は所定の席に着く。
(´・ω・`)「…さて、応援するか!」
と僕は校舎のほうを見る。すると…
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/16(木) 01:26:41.78 ID:UFRB4jBP0
(´・ω・`)「……!」
男にしては小さめでガッチリとしたスーツ姿の
見慣れた人間がそこには立っていた。
(`・ω・´)
父だった。
しえん
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/16(木) 01:29:18.66 ID:UFRB4jBP0
(´・ω・`)「お父さん!」
僕は校舎の方に向かい声を掛けた。
父もこちらに気付き軽く手を振ってくれた。
(`・ω・´)「おお、ショボン」
(´・ω・`)「来てくれたんだね!」
(`・ω・´)「ああ…だがすぐに会社に行かないといけないがな」
(´・ω・`)「そっか…」
(´・ω・`)(でも、わずかな時間を縫って会社に来てくれたんだ。感謝しなきゃ)
すぐに行ってしまうのはショックだったが僕は自分にそう言い聞かせた。
(`・ω・´)「じゃあ、頑張れよ。ギリギリまで見てるから」
(´・ω・`)「うん、分かった」
そう言って僕は別れた。
僕は嬉しかった。なんだかんだ言って見に来てくれたのだから。
結局何時に帰ったのかは分からないが母親曰く10過ぎまでいてくれたらしい。
運動会の方はどうなったかと言うと…僕のクラスは負けてしまった。
この後2年間も結局負けてしまうのだが…それはまた別の話。
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/16(木) 01:30:54.36 ID:UFRB4jBP0
運動会が終わるとすぐに期末テスト。今回は教科数が増えて心配になったが
中間以上の成績をとることができた。
期末テストも終わればすぐに夏休みだ。
あっという間に1学期が終わろうとしていた。
中学入って初めての夏休み。僕はどんな風に過ごそうか色々と考えていた。
(´・ω・`)(中学生になったんだから計画的にかつ充実した夏休みにしよう。
小学校はゲームと外で遊んで1日が終わったからなぁ…でも似たようになりそうだけどw)
でもやっぱり遊びに重点を置こう。
その為には宿題を早くこなさなければならない。
(´・ω・`)「美術の絵はすぐに出来そうだな。2〜3日で仕上げてしまおう。
えっと、社会はなんかやっかいな物だからじっくり攻めてこう。え〜っと他には」
と独り言をブツブツ言っていると母親から
J( 'ー`)し「あんた、そんな事より分かってるの?」
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/16(木) 01:31:52.59 ID:UFRB4jBP0
(´・ω・`)「はいはい、分かってるよ。お兄ちゃんが帰ってくるんだよね」
僕は軽く答えた。そう、兄が夏休みという事で帰ってくるのだ。
とは言っても3ヶ月ほどしか経ってないが…
その間に一度だけ手紙が来た。
内容はあまり覚えていないが確か1人暮らしは大変だとかなんとか書いてあった気がする。
(´・ω・`)(僕に1人暮らしなんて出来るのかなぁ…家庭科は学校の中で一番嫌いだし…)
調理実習はある程度先生が食材が用意されているからなんとか出来たものの家で
なんて考えられない。そんな訳で僕は料理は全く出来ない。目玉焼きだって怪しいほどだ。
裁縫もからっきしダメ。それなりに一生懸命やるのだが時間が掛かってしまうし、放課後も
残ったりしてようやく人並みに完成出来るほどだ。
(´・ω・`)(へ!僕が出来なくたって問題無いさ!結婚してお嫁さんにやってもらえればいいんだから!
でも…僕に…)
口ではこう言っているが僕の目からは白く光るものが…
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/16(木) 01:33:32.99 ID:6dZkC80W0
支援
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/16(木) 01:34:04.35 ID:UFRB4jBP0
そして夏休みになり兄が帰ってきた。
( ・∀・)「ただいま〜」
「おかえりなさーい」
僕と母で帰りを迎えた。ただ、この後別に何かをする訳でもなくすぐに友達と出かけてしまった。
J( 'ー`)し「きっと大学や高校の友達と会う約束でもしてるのね」
母はそう言った。
この後僕は相変わらずゲームをしていた。夏休みの宿題なんかそっちのけで。
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/16(木) 01:35:26.19 ID:UFRB4jBP0
あっという間に夜になった。父親が帰ってきた。今日は早めに帰ってきた。
兄もその少し前に帰ってきていた。
(`・ω・´)「やあ、モララー。このテキーラ…じゃなくておかえり。今日は刺身を買ってきたんだ。
今日は男3人で少し話そうじゃないか」
(´・ω・`)(えっ…)
意外だった。
普段厳格というか静かなイメージのあった父親がそんな事を言うなんて思いもしなかった。
机を囲んで男3人(と言っても僕は少年だが)刺身や適当なおかずを食べながら話した。
(`・ω・´)「どうだ。仕事の方は」
( ・∀・)「ん?別にまあまあ」
(`・ω・´)「そうか。それは良かった。働くってのは辛いが一生懸命やってれば必ず身になるからな」
( ・∀・)「うん」
「………」
会話が続かない。普段こんな事なんてしないのだから無理も無い。
僕というとジュースを飲みながらぼーっと2人を見ていた。
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/16(木) 01:38:17.44 ID:UFRB4jBP0
(`・ω・´)「そうそう。明日はみんなで外食でもしないか?こうやって家族でそろう事もなかなか無いんだろうし」
( ・∀・)「あ〜、明日は友達と約束があるから」
(`・ω・´)「そうか…」
(´・ω・`)(………)
父親がとても寂しそうな表情を見せた。なぜか僕も寂しい気分になった。
( ・∀・)「しかし、今日は親父よく喋るね」
(`・ω・´)「う、うるさいな!久しぶりにあったんだから話もあるだろうが!」
(´・ω・`)「アハハハ、確かにね」
僕は思わず笑ってしまった。
でも、この時の父は本当に…
本当に嬉しそうだったんだ。
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/16(木) 01:40:25.23 ID:UFRB4jBP0
酒が入ったせいか分からないがこの後も父の様子はいつもとは大分違っていた。
リビングで父とテレビを見てるとガチンコファイトクラブがやっていた。
確か5期生に畑山が説教してる場面だったかな。
そこで、父は
(*`・ω・´)「あのな。見てろ。こいつは自分の力で頑張ってやってるんだ。俺はこういう奴が大好きなんだ」
(´・ω・`)「ふーん」
(*`・ω・´)「こうやって思いっきり体と体でぶつかりあうって事が大事なんだよ、分かったか?」
(´・ω・`)「うん」
(本当に今日は熱く語るなぁ…)
(*`・ω・´)「お前もこういう風に人と思いっきりぶつかってくんだぞ」
(´・ω・`)「分かった。んじゃもう寝るね。おやすみ〜」
(`・ω・´)ノシ「おう、おやすみ」
次の日部活だったので、僕は早めに寝た。
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/16(木) 01:43:14.29 ID:6dZkC80W0
寝る前に支援
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/16(木) 01:43:31.30 ID:UFRB4jBP0
AM7:00。僕は母親に起こされた。
J( 'ー`)し「ほら、早く起きなさい!部活遅れるわよ!」
朝ごはんを適当に流し込み着替える。パジャマは汗でびっちょりだった。
父はまだ寝ていた。
(´・ω・`)(しかし、昨日のお父さんは本当に良く喋ったよなぁ…)
寝ている父を見て僕は思わず笑ってしまった。
(´・ω・`)「じゃ、行ってきまーす」
J( 'ー`)し「はいはい、いってらっしゃーい」
当たり前のように朝が来て、夜が来て。それのありがたさをまさかこんな形で体験するとは思いもしなかった。
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/16(木) 01:45:30.08 ID:UFRB4jBP0
学校に着いた。そしていつものようにランニング、準備体操、キャッチボールとこなしていく。
3年生はもう引退したのでグラウンドも広く感じた。
僕は外野で守備をしていた。とその時、
何故か急に悲しくなった。
(´・ω・`)「………」
なんだろうか、この気持ちは。思春期にある情緒不安定だったのだろうか。
それとも…
しかし、その悲しさもすぐに無くなった。きっと気のせいだったんだろうとその時は思った。
今日は午前だけなのでお昼前には練習は終わった。
友達と喋りながら家路に着く。
ドアを開けると誰もいなかった。
(´・ω・`)(多分お父さんは出かけて、お母さんは買い物に行ってるんだな)
机の上には母が昼ごはんにと用意したと思えるピラフが置いてあった。
食欲のあまりない僕はそれを適当に流し込む。
ピラフも食べ終わろうかとした時、
RiRiRiRiRiRiRi!
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/16(木) 01:46:07.50 ID:UFRB4jBP0
電話が鳴った。
「もしもし?ショボン?」
母からだった。
しかし次の瞬間、信じられない言葉が告げられた。
―お父さんが倒れたの―
僕は一瞬その言葉の意味が飲み込めなかった。
〜続く〜
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/16(木) 01:47:42.25 ID:6dZkC80W0
wktk私怨
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/16(木) 01:48:49.59 ID:21dmJZKxO
支援
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/16(木) 01:49:27.68 ID:UFRB4jBP0
(´・ω・`)「やぁ、これで作者の1、2度目のオナニーは終了だ。
途中で父の事を父親と呼んだり語尾が色々変わっているがあまり気にしないでくれ。
何か質問があったら僕はお風呂入ってくるからその間に書いて欲しい。
じゃあ、ちょっと風呂に行ってくるね」
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/16(木) 01:52:16.50 ID:6dZkC80W0
結構面白かったよ次回に期待
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/16(木) 01:52:39.77 ID:21dmJZKxO
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/16(木) 02:00:33.96 ID:21dmJZKxO
支援
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/16(木) 02:04:40.80 ID:UFRB4jBP0
>>44 (´・ω・`)ありがとう。次回どんな展開になっても文句は言わないでくれよ。
>>45 (´・ω・`)僕と1は全くの他人だよ〜
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/16(木) 02:08:04.29 ID:yLxkn5azO
>僕の前と後ろは幸いな事に同じ中学校の奴だったので
同じ小学校じゃね?
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/16(木) 02:11:43.22 ID:UFRB4jBP0
>>48 \(^o^)/オワタ
すまん、脳内変換しておいてくれ。
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/16(木) 02:17:58.33 ID:S+2X4wuo0
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/16(木) 02:20:43.46 ID:UFRB4jBP0
>>50 (´・ω・`)「そういう意味では無いんだ。誤解させてすまない。
うーん…やっぱりスレタイトルを変えたほうがいいのかな。」
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/16(木) 02:29:01.47 ID:sOYGtTjCO
マスター?
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/16(木) 02:30:27.78 ID:UFRB4jBP0
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:
あ