ハルヒ「ちょっとキョン!あたしのプリン食べたでしょ!?」

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1以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
長編投下の際の注意

・超長編(もしくはSS職人)の場合はコテトリ付けようっ! でも住人の空気もよく読まないとだめにょろよ?
・前の文章とレスが離れてしまう場合は、文頭に安価つけてくださぁいですぅ……あの、お茶どうですかぁ?
・基本はお題フリーです。しかし、主に恋愛系(特にハルヒ)が人気の様ですよ。フフフ、僕とキョンたんの恋愛話も大歓迎ですよマッガーレ
・当初の題目は「キョン×ハルヒ」結婚ネタ……けど、今はほとんど皆無。別に時事ネタでなくてもいい…気にしないで
・キョン君、過度な性的描写はやめようね〜、タンスにエロビデ隠してるのハルにゃんに言っちゃうよ
・台詞や他者への呼称等、その人物に対する統一性は違和感が生じないように推敲が必須だね。もし不安であるのならば、まとめ等を参照すること。
・1レスには最大30行、全角で2048文字まで入るのね。文章構成の参考にして欲しいのね
・要するに気楽に投下してくれ。メモ帳にまとめて投下、ってのがお勧めだな
・次スレは950以降、臨機応変に対応してくれ!無理なら他のヤツらに頼むってのもありだな…すまん!ごゆっくり〜
・自分で投下した長編はなるべく自分で編集してください、わかりましたか?んん…!もうっ!
・それじゃ、さっさと投下しなさいっ! いい? あたしを退屈させたら罰金だからねっ!


DAT保管庫.    http://haruhiss.xxxxxxxx.jp/

まとめサイト     http://www25.atwiki.jp/haruhi_vip

DATうpろだ    http://www.uploader.jp/home/harussdat/
雑談所(避難所) http://yy42.60.kg/haruhizatudan/
携帯用.       http://same.u.la/test/p.so/yy42.60.kg/haruhizatudan/
2以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 12:20:50.98 ID:uVFGPJaY0
=====業務連絡===========

・まとめwikiの管理人さんが忙しいから、せめて長編だけでもSS作者は自分でまとめなさいっ!
・「SS作者だけど自分ではまとめられん!」と言うヤツは「まとめ要請とまとめ人たちの報告スレッド」にまとめ要請を書き込んでみるのも一つの手だな。

 まとめ要請とまとめ人たちの報告スレッド
 http://yy42.60.kg/test/read.cgi/haruhizatudan/1175805203/ PC用 
 http://same.u.la/test/r.so/yy42.60.kg/haruhizatudan/1175805203/ 携帯用
3以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 12:21:08.85 ID:EQ/D7WmW0
4以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 12:21:32.45 ID:uVFGPJaY0
企画第3弾の実施が決定しました。

【Wiki第3弾SS企画用アドレス】
・SS企画用検討スレ
    PC用  http://yy42.60.kg/test/read.cgi/haruhizatudan/1156605747/397-
    携帯用 http://same.u.la/test/r.so/yy42.60.kg/haruhizatudan/1156605747/397-
・企画SS投下場所(書き手以外非公開)
    http://vipss.s293.xrea.com/

開催期間:決定次第即時〜9/8(土)
方式:開催期間中に所定ページにて投稿を受けつけ、最終日にwiki上で一斉公開
備考:タイトルにテーマ名を入れる必要はなし。テーマ名は別途に併記。

テーマ:「憂鬱」「溜息」「退屈」「消失」「暴走」「動揺」「陰謀」「憤慨」「分裂」「驚愕」からひとつを選択。
     テーマ名に沿ったSSを書く。
特に企画だからと言って難しく考えることもないので、どんどん投下してください。
5以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 12:23:11.74 ID:pNu9GV/nO
>>1
6以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 12:23:30.48 ID:F0wDoIeHO
>>1乙!
7以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 12:23:37.87 ID:AQ7SeZvz0
壱乙
8以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 12:23:53.53 ID:dYXDJCklO
>>1
9以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 12:24:00.06 ID:EQ/D7WmW0
乙早すぎた\(^o^)/



前スレ1000いった
10以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 12:24:38.94 ID:twkB41VZO
1乙!
11以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 12:25:12.50 ID:0BEHQfG3O
>>1
12以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 12:26:16.66 ID:iqw5lqFD0
>>1
詰まらん文章で1000とってごめんね
13以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 12:27:04.51 ID:AQ7SeZvz0
14以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 12:28:54.39 ID:iqw5lqFD0
前スレTXT
[He_26480.txt]purin
15以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 12:29:55.97 ID:IfVPLbm0O
>>1
16以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 12:32:16.76 ID:XHMBZKks0
>>1

アナルは今立てるか夕方にするか・・・どっちがいいかね?
17以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 12:33:58.44 ID:3xBV/93a0
>>1
18以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 12:35:11.62 ID:twkB41VZO
>>16
夕方でも良いんじゃないか?
こっちに比べて住人少ないし。
19以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 12:35:28.25 ID:fn0oELCLO
>>16
もうたてなくていいよ
あんな糞スレ
20以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 12:49:01.51 ID:EQ/D7WmW0
jp
21以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 12:52:40.50 ID:Hw4R+UVn0
>>19
アナルスレが無いと住人がみんなこっちに来るぜ
22以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 12:55:46.10 ID:XHMBZKks0
>>1乙も言わずに批判するこんな世の中じゃ・・・ポイズン

>>18
把握した、が夕方になるころには忘れてそうだぜ('A`)ハハハ
23以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 12:55:46.58 ID:/vqtH4KW0
●<……
24以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 12:59:09.30 ID:AQ7SeZvz0
●<ふんもっふを一発お見舞いしましょうか
25以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 12:59:51.16 ID:1tTiks+bO
>>1乙!!
26以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 13:03:40.45 ID:FiQJaKysO
>>19
そんなこと言うから、ほら…●がこっちに来ちゃったよ
27以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 13:04:31.43 ID:F0wDoIeHO
保守
28以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 13:06:01.92 ID:EQ/D7WmW0
29以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 13:06:02.44 ID:Bzs2RDHn0
おはようございます。
保守
30以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 13:08:06.73 ID:sY/znhQ4O
○<…
31以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 13:09:07.30 ID:EQ/D7WmW0
32以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 13:10:07.54 ID:XHMBZKks0
    ∧_∧
  ⌒(´・ω・)⌒ プリンなら出番がもらえると
   (ヽ ヽ       聞いてやってきました。
 ε⌒》 ヘ⌒ヽフ
 (   (  ・ω・)
  しー し─J
33以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 13:14:36.23 ID:zkkKmk9QO
長門「もう遅い、脱出不可能。レロレロレロレロレロォォ!」
34以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 13:23:21.75 ID:TvHsuMRy0
中河「あっあっなっ長門さん
35以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 13:26:31.29 ID:DoleUOxKO
「ねぇ、キョン?昨日本屋に行ったの。欲しい本があってね」

売ってなかったとか?

「ううん、売ってたわ。ちゃんと買った」

「私が欲しかった本なんてどうでもいいのよ。」

じゃあ、何の話だ?
まさか本屋に行ったって報告がしたかったわけじゃないんだろ?

「レジの近くにラノベが置いてあったの。ライトノベルね」

「今までラノベなんて読んだことなかったわ。」

「だって、良い歳したおっさんの妄想を垂れ流しただけの薄っぺらい本でしょ?」

それは言い過ぎだ。
俺もラノベに精通しているわけじゃないが、妄想垂れ流しはないだろ。多分

「それの帯に、『ライトノベル界の先頭を暴走する』だとか『人気No.1』
だとかって謳い文句が書いてあったのよ」

「どうせ誇大広告でしょ?とか思ったけど、
ちょっと気になったから買ったみたの」
36以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 13:27:27.07 ID:DoleUOxKO
「家に帰って速攻読んだわ」

どんな話なんだ?

「主人公は高校生の男の子、愚痴ばっか言ってる奴」

「それに、本の題名にもなってる女の子。願望を実現させる力があるの。
不思議を探してんの。私とちょっと似てるわね」

そっちが主人公じゃないのか?

「私も最初は思った。でも、愚痴の子の主観だから主人公は愚痴の子よ」

「それに、自称宇宙人、未来人、超能力者」

「その五人でけったいな団を作って不思議体験する話。」

けったいね

「それでね」

それで?
「つまんないったらありゃしない」
「こんな誇大広告ふざけんなって感じ。」
「だから、直ぐ様本屋に戻って」
叩き返したのか?
「全巻買ったわ」
……面白かったんだな?
37以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 13:28:24.84 ID:DoleUOxKO
「うっさいわね」

ハイハイ

「ハァ〜、私も愚痴の子になりたい」

団長じゃなくてか?

「だって、不思議体験してるのは愚痴男ばっかなんだもん」

「団長も不思議体験したのに夢だと思っちゃうしさぁ」

「私もこのラノベの住人になりたいなぁ」

悪い予感
いいか?ラノベはラノベであって、現実は現実だ。
ラノベはフィクションだぞ

「バカにしてんの?わかってるわよ」


ちょっと不思議日常終わり
38以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 13:29:20.29 ID:c+OzfnrAO
このスレいらないな
39以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 13:30:34.82 ID:EQ/D7WmW0
40以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 13:42:28.56 ID:CgneqRxI0
>>19
>>38
お前携帯何台持ってるんだ?
41以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 13:42:44.47 ID:CgneqRxI0
誤爆した
42以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 13:44:42.99 ID:IfVPLbm0O
どんまい
43以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 13:47:06.30 ID:abydlK6LO
ちょとびびった
44以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 13:52:53.84 ID:0qDcnRwM0
ある日の部室・・・

古泉「お茶をどうぞ」
キョン「ああありがとう(ああ。。。朝比奈さんのお茶のみたい・・・)」
古泉「仕方ないじゃないですか。彼女は今日休みなんですから」
キョン「それもそうだな・・・女子勢はみんな今日休みか・・・」
古泉「そのようですね」
キョン「じゃあおれも帰ろうか・・・!?力が入らない!?古泉お前・・・」
そういうと古泉は部室の内鍵を閉めた。
古泉「フフフ・・・これでキョンタソは僕のものだ」
キョン「ちょっとまて!あ、なにす・・・アッー!」
古泉「今日は帰しませんよ・・・」
45以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 13:53:21.97 ID:EQ/D7WmW0
アッー!
46以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 13:59:09.47 ID:Bzs2RDHn0
                         __ __
                      /:::::::::::::::ヽ
                       _/       ヘ-、
                    〈/:::::::::::::::::::::::::::::V/
                      /l::::/:::::,'::::::::i:::::l::!:ハ
   ハルヒはこちらで        ~|::::l:::::/:::::::::l:::::l::i:!」
     よろしいでしょうか?  . ヽ:{::::{:::::::::/:::/:::リ
        ∧_∧           , ィ ト{八::::/リj/V-、
       (;´Д`)        {:',|└─‐‐─┘|//
  -=≡  /    ヽ        {ヘ  ̄ ̄ ̄ ̄ / :}
.      /| |   |. |     , -―-ゝヘ  _ノ  {_/ ___
 -=≡ /. \ヽ/\\_  {  >=入_、____人=<  ヽ
    /    ヽ⌒)==ヽ_)=ヽ 〃   `┴‐┴'´   ヽ   /
-=   / /⌒\.\ ||  ||  \|   /      ',   | /
  / /    > ) ||   ||    ヾ_ {       }   レ
 / /     / /_||_ ||.   `ーゝ ____」L=‐'
 し'     (_つ ̄(_)) ̄ (.)) ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ (_)) ̄(.)) ̄ ̄
47以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 14:01:50.90 ID:GYWQWd1UO
ここって…プリンだよな…?
48以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 14:12:15.47 ID:/vqtH4KW0
           /⌒´ ̄ ̄`ヽ
  r―-- 、  /:.:.:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.:.\
  |     `Y:.:.l.:.:/.:.:.ハ:.l:.|:l.;.';.:.|.ト.ゝ--一  ー- 、
  |   \ ` |:.:.j:/:.:.;イー|:ト:|:トl:.l.:.|:|:|.         /
.  !     ヽー!://:.;イ:.:死リ ハ|'rテ||.ト|、__/    /
.   ',.     `、'/イ:ヘ|:.|    〉 ハト|  /      /
    '、  ヽ   V レリl:.!、 ー=‐/ヽリ_/  /   /
    `、     `Y| ` ` ー r'__/´′  ′ /
     `、       ヽ   ′/     / /     
      ヽ \  ` ー     ′     ' /
.       \         ,     {
         i     ̄`  ′     !
           ',       ,       i
          ヽ       }        ハ.
            \     ′`      \
             \     、     ′ `ー- 、
                ヽ、   !           ヽ
                  \   ヽ             ',.
                     >、       /     |
                  ノ  、rー―-‐‐┐     |
                 /    .| 禁   則 !     |
                   /     |     |       !
                 /       |_事__項」      .l
                ./        /  |       |
どう見てもプリンだよ
49以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 14:13:00.83 ID:/vqtH4KW0
まじすいませんでした…
50以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 14:19:57.66 ID:abydlK6LO
こらっ>>49!もう帰るわよ!

ごめんなさい、うちの>>49がご迷惑をおかけしたようで……
51以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 14:24:07.74 ID:iFwonwNiO
ksk


誰か俺のSS書くスピードをkskさせてくれ。
間に合わねえ
52以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 14:26:52.69 ID:lHzVYlD60
>>51
長門「ピオリム」
53以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 14:27:44.67 ID:3xBV/93a0
>>51
朝倉「ヘイスト」
54以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 14:32:24.15 ID:Bzs2RDHn0
>>51
古泉「フォースラン」
55以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 14:33:50.03 ID:1Ix8sQGi0
アッラカワ「バイキルト」
56以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 14:34:05.51 ID:lHzVYlD60
>>53
長門「ザキ」
57以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 14:34:33.36 ID:HGjObFA30
>>51
みくる「スロウ」
58以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 14:38:56.02 ID:QqxicT41O
長門「‥‥‥うかつ。1000まであと少しの所で、意識を失ってしまった。」

森加速が出来なかった
おはよう保守
59以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 14:44:15.56 ID:liY9bRzo0
アナルの流れ終わった………よな?
ここってプリンだよな?
60以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 14:55:21.40 ID:oqf8/jB5O
残念。ヨーグルトだ
61以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 14:55:31.02 ID:IfVPLbm0O
プリンだよ
62以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 14:58:14.53 ID:dwGBB6fFO
いやいや、蒟蒻ゼリーだ
63以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 15:03:29.57 ID:QqxicT41O
ハルヒ「ちょ、ちょっとキョン!あんたプリンに何投下しようとしてんのよ!」

キョン「いや、別に変なモン投下する訳じゃ‥‥」
ハルヒ「言い訳無用!!いい?プリンの流れにアナルが混じってるからって、そういうSSはダメよ!
アナルが立って自分がOK出せるなら投下しなさい!」
64以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 15:17:50.42 ID:IfVPLbm0O
古泉「アナルな流れ…じゃあ僕が森さんから国木田君を奪っても…」

森「ふふっ…古泉…男性に産まれた事を後悔させて上げようか?」

古泉「ちょっwww森さん何そのキャラ?」

森「…楽しみね赤い玉ってどんなのかしら?」

古泉「アーッ」
65以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 15:29:16.64 ID:QqxicT41O
‥‥過疎?
保守
66以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 15:36:41.39 ID:EK+F1e7T0
プリン保守
67以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 15:45:39.89 ID:EQ/D7WmW0
68以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 15:51:00.14 ID:nTHIkGUq0
アァ、何か退屈だなぁ。
ナンカないかなぁ・・・ハルヒは夏風邪で倒れたって言うし。
ルール無用の爆裂娘が寝てるんじゃぁなぁ・・・。
ただ、だからと言って他のメンバーと遊ぶのもなぁ・・・。
ていうか、長門じゃ遊べないし、朝比奈さんと遊んだらハプニング起こりそうだし、古泉は・・・なぁ。
なんかこういう時にハルヒのありがたみが解るんだなぁ・・・。
いきなりだけど、電話してみるか。
というか、電話しなかったら団員として心配一つしないってどういう事とか言われそうだしな。
ほんと、どうかしちまったかな。

るるるるる・・・・るるるるる・・・ガチャ。

「オレだけど、体調はどうだ? あ、言っとくが別に心配になってかけた訳じゃないからな? 団員として気になっただけだぞ?」



面倒臭くなった保守。
69以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 15:57:37.20 ID:jWsKd7Hq0
これがキョンデレって奴か?
70以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 16:02:46.71 ID:S/WfXiAAO
今更ながら>>1
71以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 16:03:04.45 ID:QqxicT41O
>>68
勝手に続き

キョンの言い回しに少しムカッとしたけど、心配してくれてるのが手にとるようにわかって安堵した。
「やっと団長を気遣う心構えが出来たみたいね。ま、これ位全然大丈夫よ、そんなに柔じゃないわ。」

って感じの流れ
72以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 16:10:24.59 ID:HqNdipg80
>>71
縦読みの流れも継承しないとダメだぞ
73以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 16:13:47.23 ID:AQ7SeZvz0
>>72 今気がついたw
74以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 16:15:11.92 ID:QqxicT41O
>>72
長門「‥!‥‥うかつ」
75以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 16:23:30.74 ID:sY/znhQ4O
>>71
勝手にふんもっふ
「よかった。お前が元気じゃない姿は見たくないからな」
「キョン…」
「どうしたハルヒ?顔赤いぞ。まだ熱があるのか…どれどれ」
額に手をあてた瞬間…
「あれ?おまえ髪短くないか?」
気のせいじゃない
よく見たら顔を覆っているマスクが剥がれボイスチェンジャーを付けた古泉が!?
「…キョンたん…」
いや、明らかにおかしいだろその装置。にしてもだ、ハルヒだったはずだ。
「ふふふこうでもしないとあなたは来てくれませんからね」
本当かよ。ふざけるなよ。
『キョーン♪』
スイッチを入れるな。あとその台詞で喋るんじゃない気持ち悪い。
「ふんもっふ」
……遊びに行くか?
『いいわよキョン♪』
ま、いいさ。行くぞ古泉。
大きく頷いた古泉から謎の装置を取り外してやり、俺達は夢の国を目指して駅へと向かうのだった。
76以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 16:25:53.17 ID:lHzVYlD60
こんなにも暑いのはバカップルのせい
77以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 16:31:04.99 ID:pvXzBUrl0
ハルヒ「キョン! 明日はあたしとビーチク
    リーン活動に参加しなさい!」
キョン「思わず勘違いして前屈みになっちまってる俺のバカバカバカ!」


海を綺麗にしよう保守
78以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 16:36:03.18 ID:nTHIkGUq0
よっしゃ! 頭から落下して地面に激突する直前に目が合うシーンで鬱エネルギー充電完了!!
甘いもの来いやぁぁぁぁぁあああああ!!



orz
79以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 16:36:53.03 ID:EK+F1e7T0
>>77
ビーチに空き缶を蒔く機関
80以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 16:39:59.86 ID:nTHIkGUq0
いつものお題募集の人が居ない・・・募集するなら今のうち。


さぁ、お題よ、来い! 鬱エネルギーを98.3%まで充電している状態のオレの辞書に不可能という言葉は意外にない。
81以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 16:43:48.04 ID:QqxicT41O
>>80
‥‥‥ニヤリ

いや、大丈夫ですよww
今SS三つ製作中だからorz
82以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 16:50:02.21 ID:jWsKd7Hq0
>>80
2ch
83以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 16:52:46.80 ID:Jh4kGpOB0
ういーっす
84以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 16:53:20.76 ID:HqNdipg80
WAWAWA忘れ物〜
85以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 16:53:23.33 ID:nTHIkGUq0
>>82
把握。30分〜8時間掛かる。
86以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 16:54:05.08 ID:HqNdipg80
とんでもない誤差ですね
87以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 16:54:07.28 ID:sY/znhQ4O
>>80
真面目に
かっこいいキョン君もてもてキョン君ハルにゃん嫉妬で
88以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 16:54:08.77 ID:Bzs2RDHn0
>>85
間がすごいwwwwww
89以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 16:54:12.83 ID:h2B/vnZT0
時間の幅が長すぎるw
90以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 16:55:09.29 ID:Jh4kGpOB0
うおわっ
91以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 16:56:41.57 ID:nTHIkGUq0
>>87
把握。書き上げたあとだから寝る場合も考えて1時間〜26時間掛かる。
92以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 17:00:04.96 ID:1tTiks+bO
更に幅がwww
93以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 17:00:41.75 ID:Jh4kGpOB0
落ち着けw
94以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 17:03:46.43 ID:r5QLNjPw0
すまん、今アナル落ちてる?
95以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 17:06:53.59 ID:Jh4kGpOB0
アナルでいいでしょ?
96以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 17:09:21.27 ID:QqxicT41O
うはww驚愕の真実ww
バカな弟のせいで、近々携帯解約される\(^O^)/
まだSS三本も抱えたままなのにorz

解約がいつになるかまだ不明だけど‥‥もし消えたとしても
お題の人として、時々でいいから思い出してくださいorz
でもまだ消えないよ!!
97以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 17:11:06.27 ID:h2B/vnZT0
ネカフェが助けてくれるよなっ?なっ?
98以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 17:14:03.76 ID:HqNdipg80
君が再構成されるまで待ってる

by最初にまとめた人
99以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 17:14:52.16 ID:QqxicT41O
>>97

そ の 手 が あ っ た か ! !
100以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 17:15:59.81 ID:nTHIkGUq0
ヒント・ノコギリもって突きつけて「死んじゃえ」でおk。なるべく歩道橋の上で。
101以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 17:17:57.24 ID:h2B/vnZT0
>>99
出来ればもう少し早く気づいて欲しかったwww
102以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 17:18:02.82 ID:QqxicT41O
>>98
あの時は‥‥正直に言いますが、嬉しさで涙を流しましたwww

でも、みんなのために
何 度 で も 蘇 る さ !
103以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 17:22:09.19 ID:zkkKmk9QO
長門「ザ…ザ…ザオリ…じゃなくでザ・ワールド」
104以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 17:33:04.47 ID:AQ7SeZvz0
長門「ザ…ザ…ザザム……、なんでもない」
105以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 17:40:34.55 ID:AQ7SeZvz0
>>102 なんという純朴なやつw
106以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 17:43:51.82 ID:3xBV/93a0
長門「ザムディン」
107以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 17:52:43.75 ID:DoleUOxKO
長門「エクスペクトパトロ〜ナ〜〜ム」
108以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 17:58:36.67 ID:jWsKd7Hq0
109以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 18:00:28.28 ID:EQ/D7WmW0
110以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 18:12:27.92 ID:twkB41VZO
保守
111以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 18:12:39.46 ID:1Sza+mdH0
保守
112以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 18:14:09.15 ID:lHzVYlD60
ほす
113以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 18:21:09.33 ID:b460d7y+0
保守
114以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 18:31:09.89 ID:QqxicT41O
あっつくて頭回らない保守
115以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 18:35:38.40 ID:1tTiks+bO
ほす
116以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 18:39:28.98 ID:7qJ/1izN0
長門ものss投下したいんですけど大丈夫かな?
117以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 18:41:10.35 ID:AQ7SeZvz0
comeon
118以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 18:41:14.28 ID:1Sza+mdH0
おk
wktk
119以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 18:42:03.53 ID:7qJ/1izN0
記憶

「キョンくーん、おはよー朝だよおー」
 まったく、朝になると相変わらず俺の妹は気持ちよく眠っている俺の上に乗り、飛び跳ねる、ベッドの上から引きずりおろす等の
安眠妨害行為を繰り返してくる。
「おきてよお−きょーんくーん」
ああ、俺は今起きたぞ妹よ。こんな事をされて眠っていろと言う方が無理な注文だ
「やっとおきたー。ご飯できてるよー」
ああ、わかった
 俺はまだ眠っていたいという欲望を抑えながら食卓に着く
なあ、妹よ
「なーに?」
俺は今日から大学生、君は今日から中学二年生だ。こんな年になってまであんな事は普通はしないぞ?
「えー?大学生でもキョン君はキョン君だよー」
いや、それはそうなんだがな
 さて、ここから少し回想モードに入るとしよう。
 平凡な才能の俺は無事家からすぐ近くにあるそこそこランクの高い大学に合格することが出来た。というのも鬼教師涼宮ハルヒが居たからこそ
合格出来たんだけどな。
 ハルヒの教え方といえばそれはもう鬼畜なもので、思い出しただけで鬱になりそうな内容だ。少しでもやる気が無ければつねる、平手打ちは当たり前
で、酷い時には水をかけられることもあった。しかしそのやり方で合格できてしまったので文句が言えないところが悲しい。
120以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 18:42:38.51 ID:AQ7SeZvz0
シエソ
121以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 18:42:51.15 ID:EQ/D7WmW0
4
122以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 18:43:07.47 ID:7qJ/1izN0
その鬼教師ハルヒはなんと国内最高レベルの大学に合格していた。その大学の場所が家から遠いので一人暮らしを始めているらしい。ちなみに古泉もハルヒと同じ大学
だ。なのでハルヒと古泉とはしばらく会えない。中々寂しいんだなこれが。
 そして朝比奈さん。彼女は俺たちより年上なので一年前に大学に入学しているわけだが、今はフランスに留学している。
 問題なのが長門だ。俺は卒業式の後のSOS団卒業記念パーティー以来長門の姿を見ていない。
 卒業記念パーティーには元SOS団(ハルヒによると今も)の朝比奈さんも出席していた。彼女はその後にフランスへ飛んだのだ。
 話を戻すが、長門に関して俺たちは一切の情報を知らない。留学、別の都道府県の大学への入学等、様々な噂があるが真実は誰も知らない。教
師も何故か口を閉ざすのだ。俺たちは不思議に思いながらも深く干渉しない事にしていた。長門にも何か事情があるんだろうしな。
 さて、回想はこんなところだ。そろそろ支度を済ませて大学へ行かなければ行けない時間なんでな。

じゃ、行って来る
「キョン君、気をつけてねー」
ああ、じゃあな
 俺は家を出て大学へ向かった。
 大学付近になってくると景色も変わりはじめる。満開の桜が綺麗だ。
 大学に着く。改めてみると流石に校舎がでかい。受験の時もこんな大きさだったか?校舎を眺めていると後ろから声を掛けられた。
「やあ、キョン。久しぶりだね。」
おう、国木田。久しぶりだな
 忘れていたがこいつも同じ大学だった。ちなみに谷口は親父さんが寿司屋をやっているらしく、そこを継ぐとの事だ。今度食いに行ってやるか。
「流石に校舎が大きいねー」
 こいつ、俺が思ってたことを言ってやがる。まあ、北高に比べればでかいしそう思うのが普通か。
そうだな。
「じゃあ、行こうか。そろそろ時間だよ」
ああ、行こう。
123以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 18:43:31.24 ID:AQ7SeZvz0
シエソ
124以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 18:44:10.09 ID:7qJ/1izN0
俺は大学に入り用事を済ませ帰る準備をしていた。国木田はというとサークルを見学するらしく、まだ帰る気配が無い。しょうがない、一人で帰るか。
 帰り道を歩いていると前からカップルらしき二人組みが歩いてきた。彼女と同じ大学とは羨ましい限りだね、まったく。しかしそのカップルの女性を見て
俺は驚愕した。こんな事ってあるのかね?

 その女性は長門にそっくりだったのだ。いや、本人か?高校時代よりわずかに背が伸びている気がする。そして胸も…いやそんな事はどうでもいい。いや、良く
ない気もするが…それは置いておこう。
 長門(中)はどこぞのお嬢様のような格好をしていた。ロングスカートで高校時代にも読んでいたようなハードカバーを前に抱えながら歩いていたのだ。し
かも微笑んでいる!
 俺は勢い余って話しかけた。
長門か?長門だよな?
「・・・誰?」
何?俺だよ。高校の時一緒にSOS団をやってたじゃないか
「知り合いかい?」
 長門の彼氏らしき人物が長門に問う。
「知らない」
長門有希じゃないのか?
「確かに私は長門有希。しかし私はあなたを知らない」
な、なんだと?
長門、いきなりすまないが出身校はどこだ?
「私の出身校は桜高校」
桜高校?北高校じゃないのか?
「違う」
そうか。涼宮ハルヒを知っているか?
「知らない」
「なあ、君は有希を誰かと間違えているようだが…。用事があるのでそろそろ失礼してもいいかな?」
125以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 18:44:54.68 ID:AQ7SeZvz0
シエソ
126以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 18:45:12.30 ID:7qJ/1izN0
あ、はい、すいません
「いや、いいんだ。じゃあ、失礼するよ」
 そう言うと長門(中)と男は去っていった。
 他人の空似だというのか?そんな筈はない。あそこまで似ているんだ。しかも同姓同名だった…。顔があそこまで似る、かつ同姓同名になる確立とは
どれくらいだ?おそらく天文学的な数字だろう。
 帰宅後も長門(中)の事しか頭に無かった。どうなってるんだ?とりあえず明日学校に行ったら長門(中)を探してみよう。
 
 翌日

 俺は学校へ向かった。周囲を見渡し長門(中)を探してみる。以外にもすぐに見つかった
よう
「あなたは昨日の」
今日は一人か?
「そう。いつも彼と一緒に居るわけではない」
そりゃそうだよな
「そう」 
 俺はなんとなく彼氏らしき男の名前を聞いてみることにした。
なあ、昨日お前と一緒に居た人、名前なんて言うんだ?
 何気なく聞いた一言に俺は驚愕することになる。
「彼の名前は朝倉涼」
な、なんだと?なんて言ったんだ?
「私は朝倉涼と言った」
 朝倉涼だと?俺は高1の時のあの忘れたい出来事を思い出した。
少し聞きたいことがあるんだが
「なに」
朝倉涼子を知っているか?
「知っている」
なに!?
127以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 18:46:04.33 ID:AQ7SeZvz0
シエソ
128以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 18:46:11.29 ID:7qJ/1izN0
「朝倉涼子は朝倉涼の妹」
そいつは今何歳だ?
「私達と同じ年。彼と彼女は双子」
な、なんだと?朝倉涼子とはどんな人物だ?
「私は彼女と会話をしたことが無い」
そうか。見た目はどんな感じだ?
「容姿を言葉に表すのは難しい。その代わりに写真がある」
 そう言うと長門(中)は俺に朝倉涼子と涼の2ショット写真を見せた。なるほど、俺を殺そうとした朝倉にそっくりだ。比べてみて分かったがこう見ると
涼と涼子は似てるな。
ありがとう
 俺はそう言うと写真を返した
もう1つ聞きたいことがある
「なに」
おかしな事を聞くが変人だとは思わないでくれ
「わかった」
お前と朝倉涼子は宇宙人か?
 すると長門は微笑みながらこう言った
「おもしろい人」
 
 ああ、俺は30秒ほど固まったね。長門が微笑むなんて宝くじで3億当たるより珍しいかもしれん。
 俺が長門の笑顔の余韻に浸っていると朝倉涼が現れた。
「あれ、また君か」
どうも
「どうも」
あの、いきなりですけどお願いがあるんですが
「なんだい?それと君と僕は同い年だ。敬語じゃなくて構わない」
129以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 18:47:04.26 ID:1Sza+mdH0
麻倉葉思い出した
130以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 18:47:18.92 ID:AQ7SeZvz0
シエソ
131以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 18:47:26.29 ID:EQ/D7WmW0
4
132以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 18:47:26.89 ID:7qJ/1izN0
あなたの妹に会わせてもらえないかな?
「涼子に?別に構わないが。でも何故だい?」
ちょっと聞きたいことがあるんだ
「そうか。分かった。でも生憎涼子は別の大学に通っていてね」
そうなのか
「もし良ければ次の日曜にでもうちに来るかい?」
いいのか?
「ああ、構わないよ」
じゃあ、是非お邪魔させてもらいたいな
「ああ、わかった。僕の家はこの大学からすぐなんだ。大学に待ち合わせでいいかな?」
大丈夫だ
「そうか。じゃあ日曜日に」
ああ、よろしく頼む

 そして日曜日

 俺は期待と多少の不安を抱えながら大学に向かった。なんせ昔殺されかけた人物にそっくりな奴に会うんだからな
「やあ」
どうも
 隣には長門がいた
「じゃあ、行こうか。歩いて10分くらいだ」
ああ、頼む
「なあ。君は何故涼子に会いたいんだい?」
話すと少し長くなるかも知れないが
「構わないよ」
高校時代、俺はある女とSOS団という部活をやっていたんだ
そのメンバーに長門そっくりの奴が居たんだよ。
133以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 18:48:27.77 ID:HqNdipg80
支援
134以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 18:48:29.26 ID:AQ7SeZvz0
シエソ
135以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 18:48:32.46 ID:7qJ/1izN0
「ほうほう」
それでだな。ここから話すことは信じられないかもしれん。
「なんだい?」
その長門有希は宇宙人だったんだ。それだけじゃない。メンバーは俺を含めて5人。俺以外は宇宙人、未来人、超能力者だったんだ。
「にわかには信じがたい話だな。」
ああ。気の違った奴だなんて思わないでくれよ
「ははは。大丈夫だ。だが一つ聞きたい。」
なんだ?
「メンバーは5人だと言ったな?君と宇宙人、未来人、超能力者で4人だ。もう一人は普通の人間だったのか?」
いや、普通じゃないさ。なんせ宇宙人云々はそいつが居たから存在してたんだ
「なんだって?」
そいつの名前は涼宮ハルヒ。思った事を現実にする力を持ってるらしい
「どういうことだ?」
つまり、だ。ハルヒは宇宙人が居てほしいと思った。だから宇宙人が存在してたんだよ。
「なに?じゃあ仮にそいつが恐竜を現代に蘇らせたいと思ったら現代に恐竜が蘇るのか?」
そういう事になるんだろうな
「なんて力だ。考えられないな」
だろ?俺も最初はそうだった。だが証拠を見せ付けられたからな。信じないわけにはいかなくなったんだ。
「証拠?」
ああ、未来人には3年前などに連れて行かれたよ。宇宙人には時間凍結させられて3年間寝てすごした。超能力者には閉鎖空間とかいう
特殊な空間に連れて行かれたな。そしてハルヒだ。あいつは一夜にして公園に居る鳩を全て真っ白な鳩にしたんだ。後は季節外れの桜を咲かせたりな。
だが一番驚いたのは喋る猫だな
「信じられん話だな」
そんな信じられない話を俺は身をもって体験しちまったんだよ
「そうか。ところでそれと僕の妹とはどんな関係があるんだ?」
ああ、あんたの妹も俺が知っている限りでは宇宙人だったんだ。
「なんだって?」
長門と朝倉は宇宙人でな。長門はいわゆる味方のような立場だったんだ。だがあんたの妹は…
「なんだ?」
136以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 18:49:59.85 ID:AQ7SeZvz0
シエソ
137以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 18:50:28.00 ID:7qJ/1izN0
気を悪くしないでくれよ
「ああ」
あんたの妹は俺を殺そうとしたんだ
「何!?」
涼宮ハルヒが俺を選んでどうのこうのって言ってたな。で、俺を殺してハルヒの出方を見るとか何とか。で、そこで助けてくれたのも長門だったんだ。
そしてその後、朝倉は長門によって消滅させられた。
「そうか」
ああ
 そんな事を話してるうちに朝倉の家に着いた。
「ここが僕の家だ」
結構な豪邸だな
「はは、そんな事ないさ。まあ上がってくれ」
ああ、お邪魔します
「涼子、この人がこの前話した人だ」
「いらっしゃいませ」
こんにちは
「あれ、私この人見たことある気がするわ」
「なんだって?」
「どこかで…遠い記憶のような気がする」
それはどんな所だか分かるか?
「いいえ。詳しくは思い出せないの。ただ…記憶が」
なあ、妹さんはどこの高校だったんだ?
「桜高だよ。僕たちと同じだ」
そうか。北高に来たことはないかな?
「僕はないな。涼子はどうだ?」
「北高…行った事は無いけど…懐かしい感じがする」
138以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 18:50:33.84 ID:QqxicT41O
朝倉涼「憑 依 合 体!」

朝倉涼(子)『じゃ死んで♪』
という支援
139以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 18:50:44.73 ID:AQ7SeZvz0
シエソ
140以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 18:51:00.28 ID:1Sza+mdH0
ちょwww
141以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 18:51:02.47 ID:EQ/D7WmW0
4
142以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 18:51:15.29 ID:7qJ/1izN0
なに?
 俺は俺の知っている朝倉涼子の事を話した
「委員長…たしかにやっていた記憶があるわ」
本当か?じゃあ、谷口や国木田、涼宮ハルヒと聞いて思い当たる事はないか?
「涼宮…ハルヒ?」
ああ。入学した時に自己紹介でとんでもない事を言ったやつだ
「宇宙人…未来人…超能力者…」
何!?わかるのか!?
「ええ、うっすらと…」
本当か?
「ええ」
じゃあ、長門の事で分かることはないか?
「長門さんの事…」
長門を家に連れてくるのは初めてか?
「ああ。初めてだ」
長門は朝倉涼子を見て思い出すことはないか?
「・・・・・・」
「長門さん…」
「・・・・全てを思い出した」
何!?本当か?
「あなたは私が記憶を取り戻すために必要な状況を作り出した。状況、それは私と朝倉涼子を引き合わせ、北高時代の話をすること」
そうだったのか…長門
だが長門、卒業した後お前はどうしてたんだ?
「私は卒業した次の日、肉体を失った」
143以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 18:51:53.53 ID:AQ7SeZvz0
シエソ
144以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 18:51:55.41 ID:EQ/D7WmW0
4
145以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 18:52:28.72 ID:7qJ/1izN0
なんだと?
「情報統合思念体が北高校を卒業した私に肉体は必要無いと判断した。しかし私は肉体を失うことが嫌だった。私は出来る限りの力を
使い、肉体を取り戻した。しかしそれは完璧ではなかった。私は肉体を取り戻したが、代わりに高校時代の記憶を失った。」
どういうことだ?
「私の記憶は改変された物だった。その記憶では私は桜高校で高校時代を過ごし、そこで朝倉涼子、朝倉涼と出会っている。そして朝倉涼子、涼は
私が記憶を取り戻すための鍵。そう、あなたも」
・・・・・
「私は自分の肉体を復活させると共に朝倉涼子の肉体も復活させ、朝倉涼という人物を作り上げた。そして高校時代、私と朝倉涼は
交際しているという設定。同じ大学に私達は進学する。そしてあなたは大学で私と朝倉涼を発見する。高校時代の長門有希とそっくりな私にあなたは惹かれた」
確かにそうだったが…
「高校卒業後、不自然に消えた長門有希にあなたは疑問を抱いていた。そこで不自然に消えた人物そっくりな人間が大学内に居れば惹かれる確立は限りな
く高い。私は肉体を取り戻すとき、記憶を失うなどの代償があることは予測していた。だから私は記憶を失う前にこの設定を考え、実行に移した。シナリオ通り
に行くかはあなた次第。私はあなたに賭けていた。今現在の状態でも私の肉体がなくなる前の常態に限りなく近い。ただし、完璧にするにはまだやるべき事が
残っている。」
なんだ?
「あなたが決められたキーワードを発声すればそれでいい。あなたがその言葉を発声すれば朝倉涼子、涼は消滅し、高校時代の人物の記憶
も改変される。私はあなたと同じ大学に通っているという記憶になる。記憶を改変される人物にはもちろんあなたも含まれる」
朝倉兄弟は消滅するだと?
「そう。私は消滅させる事を推奨する。悪魔でも彼らは私が記憶を取り戻すための鍵」
俺がそのキーワードを発声せず、現状のままにしたらどうなるんだ?
「私の肉体がこのままの状態。また高校時代の人物の記憶も。それと…」
それと、なんだ?
「彼らが何らかの理由で情報爆発、またはエラーを起こす可能性がある。そうなってしまうとあなた、私、そして涼宮ハルヒ、朝比奈みくる、古泉一樹の命
が危ない」
どういうことだ?
「エラーを起こした彼らは私と関係が深い人物を襲うと推測できる」
146以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 18:53:05.11 ID:EQ/D7WmW0
4
147以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 18:53:54.63 ID:AQ7SeZvz0
シエソ
148以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 18:53:59.32 ID:7qJ/1izN0
なぜだ?
「私が肉体を取り戻すことは情報統合思念体は望んでいないこと。彼らがエラーを起こすとその思考回路は間違いなく情報統合思念体にハッキング
される。そうなると情報統合思念体の手下となった彼らは私、そして私と馴染みのある人物を襲う。」
・・・・・
「決断をするのはあなた」
長門
「なに」
長門を完全に元に戻し、かつ朝倉兄弟を消滅させない、そしてエラーを起こさないようにする方法はないのか?
「無いことは無い」
ということはあるのか?
「ある。ただし推奨はしない」
なぜだ?
「その方法を取った場合の成功率は低い」
成功率はどれくらいなんだ?
「最大でも10%」
10%だと?
「そう」
失敗した場合はどうなるんだ?
「私とあなた、そして朝倉兄弟は消滅する」
・・・・・
「決めるのはあなた。私はあなたを信じている」
長門、悪いが俺は成功率10%に賭けて見たい。少なからず朝倉兄弟には世話になったしな。なんせ朝倉兄弟が居なければお前の記憶は戻らなかったんだ。
「そう」
ああ、でもどうすればいい?
「私が準備をする。準備が完了したらあなたは復活のためのキーワードを言えばいい」
待ってくれ、そのキーワードって何なんだ?
「それは私の口からは言えない。あなたがキーワードだと思う単語を言えばいい」
そうか
「そう」
・・・・・
149以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 18:54:24.37 ID:EQ/D7WmW0
4
150以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 18:54:32.60 ID:7qJ/1izN0
「準備が完了した。キーワードを言ってほしい。キーワードが間違っていた場合、私は消滅する」
わかった。信じてるぞ、長門
キーワードは「図書館」だ
 俺がそう言い放った瞬間、目の前が真っ白になった。
 なんだ、この感覚は…記憶が抜き取られ、別の記憶を埋め込まれている感じだ…

 気がつくと俺は家のベッドで眠っていた。おかしいな、さっきまで何かの夢を見ていた気がするんだが…おもいだせん。
 そして俺はまた眠りについた。
「きょ−んくん。おきてー」
ん、もう朝か
「そうだよおー。ご飯できてるよ!」
ああ、すぐ行く
 俺は朝飯を食べて家を出て、大学へ向かう。その間、昨日見た夢の事を考え続ける。妙にリアルだった…。
 そんな事を考えていると大学に着いた。歩いていると後ろから声を掛けられた。
「やあ、おはよう」
涼か、おはよう
「ん、あれは長門さんじゃないか?」
ああ、本当だ。
ながとー
 長門は振り向く
よう、おはよう
 長門は朝日に照らされ静かな声で微笑みながら返事を返す

「おはよう」

End
151以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 18:54:49.20 ID:7qJ/1izN0
以上です
支援ありがとうございました。
152以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 18:55:01.68 ID:EQ/D7WmW0
4
153以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 18:55:33.26 ID:EQ/D7WmW0
4
154以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 18:55:38.24 ID:AQ7SeZvz0
GJ
155以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 18:56:09.40 ID:EQ/D7WmW0
ありゃ終わってたか

キーワードが図書館とは長門らしいwww
156以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 18:56:13.65 ID:1Sza+mdH0
GJ
157以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 18:58:31.91 ID:AQ7SeZvz0
よく書けてる
158以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 19:03:07.20 ID:QqxicT41O
キョン「‥‥お前等だったのか」
朝倉涼子「そ♪」
朝倉涼「意外だろ?」
朝倉涼+涼子『じゃ死んで』
秘技『グランドクロス!』
シンクロして突っ込んでくる二人
ドガァン!!
長門「‥‥遅くなった。」
キョン「来たか!いくぞ長門!合わせろ!」

思い付き保守
159以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 19:04:03.24 ID:EQ/D7WmW0
アナル忘れられたままかwww
160以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 19:11:19.75 ID:sY/znhQ4O
ハルにゃんは?
161以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 19:14:37.49 ID:7qJ/1izN0
もし長門がニコ動を見ていたら

 俺が部室に行くと珍しく長門がパソコンをいじっていた
長門?何を見ているんだ?
「・・・・ニコニコ動画」
なに?
「ニコニコ動画を見ている」
ニコニコ動画?あの動画にコメントをいれられるやつか?
「そう」
 するとパソコンから歌が聞こえてきた
『おもーいはやさしいきーすでー』
 すると長門はすさまじい速さで何かを入力している
何を入力しているんだ?
「きしめえええんと入力している」
きしめん?この歌ときしめんにどんな関係があるんだ?
「この歌は弾幕ソング。空耳できしめんと聞こえる部分がある。聞いたらきしめんと入力するべき」
そ、そうなのか
「そう」

即席で書いたネタ
そんな保守
162以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 19:15:38.68 ID:AQ7SeZvz0
きしめえええん保守
163以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 19:15:59.44 ID:HqNdipg80
押しっぱなしより連打のほうが速そうだな
164以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 19:18:12.74 ID:1Sza+mdH0
長門wwww
165以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 19:19:18.29 ID:QqxicT41O
ある日、長門が携帯ゲームを持ってきた。
キョン「どうした長門?」

長門「‥‥‥エアーマンが倒せない」
キョン「‥!!‥」

という思い付き保守
166以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 19:31:47.16 ID:EQ/D7WmW0
jp
167以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 19:32:53.51 ID:Bzs2RDHn0
雑魚1「何回やっても」
雑魚2「何回やっても」

エアーマン「ロックマンが倒せないよー!」


キョン「(ハルヒが相手じゃ意味が無い・・・)」
168以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 19:33:55.23 ID:HqNdipg80
ああああタイトルだけで甘そうな奴だと思ったら鬱だったぜえええええええええええええ

誰か糖分を早く
169以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 19:33:58.04 ID:0qDcnRwM0
もし長門×キョンでお化け屋敷にいったら

今日は不思議探索ツアーという名目でSOS団全員で遊園地へ来ている。
ハルヒの思いつきでお化け屋敷に行くことになった。正直俺は怖いの苦手なのだが・・・
くじで決まったペアは
長門×俺
朝比奈さん×古泉
ハルヒ×俺
なんで俺が2回なんだろうね。だれか説明しろ。
ハルヒ曰く、「べ、別にいいじゃないのっ。減るもんじゃあるまいし」
とのことだ。なんで俺なんですか。ホント嫌になるね・・・
というかなんで古泉と朝比奈さんなんだよ。こんなにおいしい場面はないだろ。
あーもう嫌だ。帰りたい。

仕方ないので長門と入ることにした。
こいつが驚く顔も見てみたいしね。

キョン「長門・・・怖いのは大丈夫か?」
長門「・・・怖い」
これは意外。驚く顔がみれそうで俺の期待も高まり、ノリノリでお化け屋敷に入っていった。
長門「・・・暗い」
そりゃ暗いさ。ここはお化け屋敷だ。
と思ったら上から髪の長い女の人が・・・と思ったら腕に重みを感じた。
長門「・・・」
長門が寄り添ってきている。これはおいしいぜ!といってる暇もなく
長門は無言で走り出した。
キョン「ちょっとまて!早いって早い俺をおいていくなぁぁぁぁぁぁ」(銀さんの声でお楽しみください)
という保守 誰かハルヒのも書いてくれ
170以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 19:34:23.06 ID:oqf8/jB5O
長門「バカばっか……」

言いそうで言わない
171以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 19:42:41.06 ID:QqxicT41O
>>169
簡単に

ハルヒ「ふ、ふん!おばけなんてここ、この世にいないんだから!!」
宇宙人や未来人、超能力者がいるのにか?まぁ入るぞ。
‥‥‥‥‥
ハルヒ「いやぁぁ!!来ないで!!来ないでよぉお!!キョン!守って!!お願いよぉ!!」

恐怖するハルヒは子供のように最後まで抱きついてたとさ。
172以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 19:44:23.28 ID:AQ7SeZvz0
古泉一樹の優越

「教えるわ。超能力者を探し出していっしょに遊ぶことよ」
「……」
「それだけなのか?ほかには探さないのか?」
「ほかになにがあるってのよ」
「おい長門、帰ろうぜ。朝比奈さんも帰りましょう」
「……帰る」
「帰りましょう帰りましょう。わたしたちは用なしみたいですね」
「ちょっとアンタたち待ちなさいよ、何が気に入らないってのよ」

古泉。o○(これは二人きりになるいい展開かもしれない)

保守
173以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 19:47:28.12 ID:yGKgAVDvO
あった!!!まだあった!!!
支援
174以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 19:58:00.17 ID:sY/znhQ4O
ほっちゃん
175以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 20:00:52.90 ID:+1/6RuNo0
>>172
よくそこまでクオリティーの低いもん晒せるなwwwwwwwwwwww
マジ頭沸いてんのか?脳みそ腐ってるぞお前wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
176以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 20:06:06.07 ID:QqxicT41O
ちょ‥‥明日解約orz
バカ弟‥死ねよ‥マジで

10万も使いやがって、くそデブがぁぁ!!

みなさん。明日で一旦さよなら+たまにネカフェでこんにちは\(^O^)/
177以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 20:08:38.24 ID:qeHPhxkR0
10万てww
電話か?
それとも使い放題にしてなかたとか
178以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 20:12:12.82 ID:QqxicT41O
>>177
そう。しかも親に内緒で、前にとっといた同意書つかって新しい携帯にしたあげく、二台ともパンク。
一ヵ月前に、親が気付いてリミットプランにしたけど今度は家電に被害‥‥

SATUGAIだ!!SATUGAIパーティーだ!!!\(^O^)/
179以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 20:14:08.60 ID:0qDcnRwM0
>>178
弟恐喝して携帯買わせればおk
180以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 20:15:39.92 ID:zkkKmk9QO
長門「…武器はロードローラーとサバイバルナイフと日本刀は揃えた」
181以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 20:18:03.42 ID:QqxicT41O
>>179
弟に金などないのですよ。
あの野郎バイト代も渡さず、親からメシ代をもらい
婆ちゃん騙してやがる。(少し痴呆になってる)

マジで保険金かけてブチ殺したい(^O^):y=ー
182以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 20:19:04.86 ID:H5UlMS/E0
まあまあ、怒りはもっともだがこれ以上続けると他の人が投下しづらくなるから
そろそろ自重しましょう。
183以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 20:21:23.22 ID:1Sza+mdH0
ヤンキョーン投下してもいいですか?
184以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 20:21:28.38 ID:b460d7y+0
安価スレでも立ててそっちで相談してろよ
185以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 20:22:34.65 ID:1Ix8sQGi0
>>183
ok
186以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 20:22:38.22 ID:QqxicT41O
>>182
すみません。
もう、残り少ない命なので‥‥orz

しかしちゃんとSSは完成させます!
187以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 20:23:21.58 ID:1Ix8sQGi0
>>186
自重
188以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 20:24:32.49 ID:EQ/D7WmW0

4
189以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 20:25:36.34 ID:abydlK6LO
ところでバーチャンがコーヒー吹いたwwwwwww
190キョンがヤンキー略してヤンキョーン:2007/08/14(火) 20:25:53.56 ID:1Sza+mdH0
http://www25.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/2990.html 第三章続き

夢を見た。
夢の中で、ハルヒが泣いていた。膝を抱えながら泣いていた。何泣いてやがんだ、あいつ?
俺はハルヒに近づいて、小刻みに震える肩に手を伸ばそうとした。
―――あたしに触らないで!!
その手はハルヒに叩き落とされる。
何があったんだ?
―――触らないで!
ハルヒ・・・
―――あたしの名前を呼ばないで!!
俺は押し黙る。
ただただ立ちすくんでいると、やがてハルヒは大きな目から涙をポロポロ零しながら、俺をまっすぐと見つめてきた。
鋭い視線だが、睨んでいるわけではない。軽蔑と、そしてもう一つ何かが入り混じっているような視線だった。

―――あの子に触れた手であたしに触らないで・・・
―――あの子をあんな声で呼んだあとであたしを呼ばないで・・・
―――あたしにしなさいよ・・・キョン・・・あの子みたいにもっと優しく呼んでよ・・・ねぇキョン・・・キョン・・・
191以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 20:25:58.04 ID:EQ/D7WmW0
4
192以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 20:26:15.45 ID:EQ/D7WmW0
4
193キョンがヤンキー略してヤンキョーン:2007/08/14(火) 20:26:24.23 ID:1Sza+mdH0
「・・・ハル・・・ヒ・・・?」
目が覚めた。
まず真っ先に感じたのは、素肌に直接感じる暖かいぬくもりだ。俺の腕の中から、小さな寝息が聞こえる。
鼓動が早まる。
俺は一体何をしているんだ?
頭が混乱する。
そして思い出そうとする。昨日の夜の事を。
俺は佐々木に変なこと言われて、それで我慢できなくなって、佐々木にキスをしようとして・・・。ダメだ。
そこで記憶が途切れちまってる。思い出せない。
・・・しかし、今この状況を考えてみれば、記憶の先のことは容易に答えが出てしまった。


―――俺は、取り返しのつかないことをしてしまったようだ。
194以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 20:26:25.97 ID:AQ7SeZvz0
wktk
195以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 20:26:35.45 ID:EQ/D7WmW0
4
196以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 20:27:35.03 ID:EQ/D7WmW0
4
197キョンがヤンキー略してヤンキョーン:2007/08/14(火) 20:27:49.86 ID:1Sza+mdH0
俺は佐々木の細い体を抱きしめていた腕をゆっくり離すと、肩を軽く揺さぶった。
「すまん、佐々木。佐々木・・・起きてくれ」
「・・・ん」
佐々木が目を覚ます。
「・・・すまん、俺何て言えばいいのかわからないんだ・・・とにかく、すまん・・・本当に・・・」
「・・・どうして、謝るんだい」
佐々木は悲しそうな声でそう言った。しかし、その言葉にクエスチョンマークはつけられていないように感じられた。
「その・・・本当に、謝っても謝りきれないことをしてしまったと思う。・・・あの時の俺は・・・その・・・どうかしちまってて」
混乱していた俺は、思いつくままの言葉しか並べられなかった。糞・・・俺はどこまで最低男なんだ。胸が強く痛む。
佐々木はため息だか微笑だかわからないような息を漏らした。
「・・・ああ、もう何も言わなくていいさ」
と言って、ゆっくりと体を起こす。佐々木の体から布団が剥がれる。俺は咄嗟に目を逸らす。きっと佐々木は・・・その・・・何も身に着けて・・・うわああ
佐々木はゆっくりとベッドから出て行く。俺はその間決して佐々木の体を見てしまわぬようにずっと俯いていた。心臓の鼓動がやばいぞ。破裂寸前だ。
制服を着ながら、佐々木は話し出した。
「・・・勢いだった、そういうことだろう?それくらい、昨日君が僕に触れたときから気づいていたさ。・・・でもね」
制服を全て着終わった佐々木は俺の隣にゆっくりと腰掛けてきた。俺は俯いたまま何も言えずにいた。
「・・・君は勢いだっただろう。出来心だろう。でもね、僕は勢いでもなんでもないんだよキョン。」
・・・どういうことだ?俺は顔を上げる。
「わからないのかい?・・・僕は君が好きなんだよ、キョン。」
そういい残して、佐々木は部屋を出て行った。



俺はしばらく、その場を動けないでいた。
何だって?佐々木が、俺を好いているだと?全くわけがわからない。いや、わからないだと?そうじゃない。
俺に体を許した佐々木の気持ちを、わけがわからないで流してはいけない。流す権利など俺には全く無い。してはならない。
改めて思った。俺は取り返しのつかないことをしてしまったんだ。
・・・どうすればいいんだ?
198以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 20:28:15.74 ID:EQ/D7WmW0
4
199以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 20:28:26.39 ID:AQ7SeZvz0
シエソ
200以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 20:29:16.53 ID:EQ/D7WmW0
4
201キョンがヤンキー略してヤンキョーン:2007/08/14(火) 20:29:27.80 ID:1Sza+mdH0
とりあえず、俺は服を着替えた。・・・これからどうすればいいのだろう。いつまでもここに居るわけにはいかない。当然だ。
しかし、今の俺にはこのドアを開いて顔を出すなどできるはずがなかった。
冷静になろう。冷静になってこれからどうするべきか考えよう。まず・・・
そう考えていると、ドアが静かに開いた。
「キョン、悪いが僕は学校に行かなければいけない。とりあえず出ないか?」
「・・・ああ・・・」
俺は自分の荷物と一緒に佐々木の学校カバンも拾い上げ、とりあえず歯だけ磨いて佐々木の家を後にした。


「あのな、キョン」
佐々木はドアを閉めた途端に口を開いた。
「僕は基本的にはバスで通学しているんだ。でもね、高校は自転車でも行ける距離なんだよ。」
そこまで言うと、何やら微笑みながら俺を見ていた。
「・・・何が言いたいんだ」
「君って人は。つまりこういうことだ」
佐々木は自転車の籠にカバンを放り投げ、「送ってってくれ」と更に微笑んだ。
202以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 20:29:45.99 ID:EQ/D7WmW0
4
203以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 20:30:11.37 ID:EQ/D7WmW0
4
204以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 20:30:19.32 ID:AQ7SeZvz0
シエソ
205キョンがヤンキー略してヤンキョーン:2007/08/14(火) 20:30:53.48 ID:1Sza+mdH0
俺の動悸は激しかった。別に佐々木が重いからとか坂がきついからとかそういう理由ではないぞ。
あんなことがあった後で、昔と同じように二ケツしてるっていう状況に俺のドキはムネムネなんだ。悪い意味で。
「昔を思い出すなー、キョン」
俺の心を読んでいたかのように後ろで佐々木がつぶやく。俺は適当に相槌をうって流す。
「しかし、君も僕も変わってしまったから、昔と同じというわけにはいかないね。特に、君と僕の関係は・・・」
思わず自転車を止める。だめだ。このままでは心臓が持たない。俺は覚悟を決めて振り返り、佐々木に今の自分の気持ちをぶつけることにした。
「佐々木」
「どうした?」
「正直に言おう。俺は昨日の晩の事を覚えていないんだ」
沈黙。
ビンタの一つでも飛んでくるかと思ったが、佐々木は表情を変えることは無かった。返ってそれが怖い。怖すぎる。
やがて佐々木がフフッ、と笑う。いや、笑っているのは鼻から下だけで、佐々木の目は俺を鋭く睨んでいるかのようにも見えた。
「君は覚えていないかもしれない。そしてただの勢いだったかもしれない」
佐々木が大きくため息をつく。
「でも、僕にとっては大切な人との忘れられない夜になったんだよ」
俺の心に、半径1メートル程のどでかい穴が開いたかのようだった。
その時俺がどんな顔をしていたかはわからない。だが、それを見た佐々木は少し動揺したようであって、いつもより早口で「遅刻しそうだ。早く」と言った。
俺はもう何も言えなかった。
ずるい。最低。へたれ。何とでも言え。
でも俺は何も言わないことにした。
そう、逃げているんだ。佐々木の気持ちから。俺のしてしまったことから。
少なくとも、今の俺にそれと向き合う覚悟は無かった。
206以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 20:31:27.23 ID:EQ/D7WmW0
4
207以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 20:32:22.86 ID:NCkcWWs40
しえん
208キョンがヤンキー略してヤンキョーン:2007/08/14(火) 20:32:28.52 ID:1Sza+mdH0
・・・あたし、昨日夢を見たわ。
我ながら本当に最悪な夢を見たの。なんでこんな夢見ちゃったのかしら。
知らない部屋で、キョンと女の子が・・・その、あんなことや、こんなこと・・・してた。
女の子は・・・確かあの、中学のときの親友とか言ってた子だったわ。
キョンが・・・その子の名前を優しく呼ぶのよ。
あたしはもう聞いてられなくなって、思わず叫んだわ。でも、キョンとその子には届かなくて・・・。
そこで目が覚めたの。

起きて思い出したわ。昨日確か、またキョンを怒らせちゃったんだっけ。
今のキョンに、「甘えてる」って言葉は禁句よね。わかってたのに、ついカッとなっちゃった。
キョンに謝りたかったのに、あいつにいくら電話をかけても繋がらない。電源切ってんのかしら。
まだ怒ってるのね、きっと。・・・あたしが悪かったんだからしょうがないか。
素直に謝ろう。
キョンに無視されるのはもう・・・耐えられない。

放課後、古泉君に今日の活動は無しとだけ伝えて急いで学校を後にした。
どうせ今日も家に帰ってないだろうから、適当に駅周辺で待ち伏せしてみることにした。
今のあいつはかなり明るい髪色してるから、きっと目立つと思って。
それに・・・あたしなら、すぐにキョンを見つけ出せるわ。自信があるの。なんでかって?知らないわよそんなの!
寝泊りするところを考えると、漫画喫茶辺りが怪しいと思ったあたしは、とりあえずその付近のベンチに座って周りを観察した。
あいつに会えるまで帰るつもりはないわ。
でもね、キョン。あんまり待たせたら罰金だからね!
209以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 20:32:28.86 ID:AQ7SeZvz0
シエソ
210以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 20:33:21.20 ID:NCkcWWs40
しえん
211キョンがヤンキー略してヤンキョーン:2007/08/14(火) 20:33:25.93 ID:1Sza+mdH0
待ってる間はナンパの嵐。もうめんどくさいったらありゃしない!
何でこうやってだらしない男ばっかりなわけ?
ダボダボな服着て、髪の毛ツンツンさせて・・・あ、今のキョンもそんな感じだったっけ。
最初の方はキョンが助けてくれるんじゃないかーなんて淡い期待も抱いたりしてたけど、そんな漫画のようにはならなかった。当然だけどね。
大体今のキョンならどっちが・・・あぁ、うんもうどうでもいいわ。
そしてもうすっかり日もくれて、あたしがうとうとし始めた頃だった。
やっぱりあたしが思ったとおり、キョンは漫画喫茶に入ろうとしていた。
入り口に足を踏み入れたところでフードを掴み、思いっきり引っ張ってやった。
「ってぇ!!・・・ってなんだハルヒか!」
「なんだじゃないわよ!もう!アンタあたしをどれだけ待たせたと思ってんの!?罰金よ!」
別に約束なんかしてねーだろ、とでも言いたげな目であたしを見てきた。ふん、珍しく正論ね。
「ていうかアンタなんで電話でないのよ!なんのための携帯電話なの!?」
「すまん、携帯はあのあと逆パカして・・・」
「はぁ!?ばっかみたい!!」
あたしはソッポを向いた。呆れるわ。全く携帯に罪は無いって言うのに。
あたしたちはそれから少し停止した。何よこの重い沈黙。「何とか言いなさいよ」と言い掛けてあたしは気が付いた。
あたしたち喧嘩してたんだったわ。
それであたしはキョンに謝りに・・・やばい!
キョンの方を向くと、案の定イライラし始めている表情を浮かべていた。うかつ!
「あ・・・キョン・・・あたしアンタに言いたいことがあって・・・」
「・・・なんだ?」
212以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 20:34:19.54 ID:NCkcWWs40
支援
213キョンがヤンキー略してヤンキョーン:2007/08/14(火) 20:34:24.81 ID:1Sza+mdH0
「あの・・・昨日は・・・、ちょっと言い過ぎたわ!ごめんなさい!」
あたしは軽く頭を下げてみた。そしたらキョンはフッと笑って顔あげろよ、って言ってくれた。いつものキョンみたい。
「俺もイラカリして悪かったよ。あと、待たせてすまんかったな。晩飯かなんか奢ってやるよ。こんな時間だし・・・」
「その必要は無いわ!!」
あたしはキョンの言葉を遮って、ついでに仁王立ちしてみせた。
「アンタは今晩、あたしの家に泊まりなさい!団長命令よ!」
我ながら名案だわ。そう、あたしは最初からこれを言うつもりでいたのよ。
まぁ、すぐにいい顔するとは思ってなかった。でも、キョンは予想以上に何とも言いがたい表情をしたわ。ついでに変な汗をかいて、心なしか顔も青ざめていた。
「・・・何よ。なんか文句あるわけ?それとも何、理性が持つか・・・とか言い出すんじゃないでしょうね、このエロキョン」
更にキョンは表情を悪化させた。何、図星?図星にしてもちょっとリアクションが大きすぎるんじゃ・・・
「すまん、ハルヒ、有難いんだがそれはできない・・・」
「どうしてよ」
キョンは目を泳がせている。何か変だ。
「・・・ここじゃなんだ、その・・・公園でも行かないか」
「・・・いいわよ」
何だか嫌な予感がした。
214以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 20:34:58.16 ID:NCkcWWs40
しえん
215以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 20:35:19.26 ID:AQ7SeZvz0
シエソ
216キョンがヤンキー略してヤンキョーン:2007/08/14(火) 20:35:24.75 ID:1Sza+mdH0
あたしたちはその辺の適当な公園へと辿り着いた。その間会話は無かったわ。
そして適当なベンチに腰掛ける。
沈黙を破ったのはキョンだった。キョンの息を吸い込む音が更にあたしを不安にさせた。そして、覚悟を決めた。
「俺、昨日な・・・」

沈黙。

・・・この男、どこまでヘタレなわけ?もう呆れるってレベルじゃねーわよ、全く。
今すぐこいつを締め上げたい気持ちでいっぱいだったけど、そこは空気を読んで我慢してやることにした。
「何よ。続きは?」
キョンはまだ喋らない。
「別に驚いたり怒ったりしないから、言ってみなさいよ。気になるじゃないの。」
内容によっては驚いたり怒ったりするけどね。
キョンは未だに目を泳がせながら、俯いたり天を仰いだりしていた。イライラが止まらなかったけど、あたしはキョンが喋りだすのを待っていた。
そして、だいぶ沈黙が続いた。そろそろぶん殴ってやろうかと思い始めた頃、キョンが口を開いた。
「俺、昨日ささk・・・」
「あれ、キョンじゃないか・・・それに・・・」
あたしの目の前に、昨日夢に出てきた女の子が立っていた。
・・・夢・・・?
全身の毛穴が開いて一気に汗が噴出したような、嫌な感覚を覚えた。
217以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 20:35:59.15 ID:NCkcWWs40
しえん
218以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 20:36:26.60 ID:NCkcWWs40
えん
219以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 20:36:50.00 ID:NCkcWWs40
220以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 20:37:06.22 ID:mSfUUcmj0
このバーボンスレに
http://pc11.2ch.net/test/read.cgi/streaming/1186480204/

安価143にして適当な煽り入れると痛い子が必ずおもしろいレスを返してくれます
暇で暇でしょうがない人は是非どうぞ
221キョンがヤンキー略してヤンキョーン:2007/08/14(火) 20:37:10.35 ID:1Sza+mdH0
「あれ、キョンじゃないか・・・それに・・・」
なんてこったい。
俺はなんてミスを犯していたんだ。
この公園は昨日佐々木と会った公園じゃないか。糞、あの時は酔っ払ってたから記憶が曖昧で・・・ガッデム!
「涼宮さん、だよね?」
佐々木はハルヒに微笑みかける。何だこの状況は。どうすればいいんだ俺は。頭が爆発寸前だ。上手く言語化できない!!
俺はハルヒの方に目をやる。・・・なんだ?ハルヒの様子がおかしい。心なしか顔色も悪いような気がする。進化するのか?もうこれ以上は勘弁だぞ、Bボタンを押してやる。
「おいハルヒどうした?具合でも悪いんじゃ」
俺はハルヒの額に手をやろうとした。するとハルヒは俺を拒絶するかのようにザッと立ち上がり、俺と佐々木を交互に見る。
「あ・・・アンタ・・・」
「どうしたんだよハルヒ」
俺も立ち上がる。と、ハルヒは一歩後ろに下がる。完全に俺を拒絶している。なんだ、なんなんだ?
「アンタ・・・まさか昨日この子と・・・」
ハルヒは自分の頬に震えた両手を添えた。
「・・・ハルヒ?」
昨日この子と?何だ?俺まだ何も言ってないんだが・・・?
完全に挙動不審になった俺(達)を尻目に、佐々木がフッと笑った。笑い事じゃねー!
「なんだキョン、もう話したのか?」
・・・ちょっと待て佐々木。
「もう涼宮さんも知ってるんだろう?なら隠すこと無いじゃないか」
いやそうじゃない!!ちょっと待て、落ち着くんだ、冷静にはなs・・・
「ああ、そうだよ。僕と彼は昨日一晩を共にした。」
空気が凍りついた。
222以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 20:37:51.66 ID:o7qEID3s0
sienn
223以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 20:38:02.94 ID:AQ7SeZvz0
シエン
224以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 20:38:03.04 ID:EQ/D7WmW0
4
225以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 20:38:15.82 ID:NCkcWWs40
226以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 20:38:39.83 ID:NCkcWWs40
227以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 20:38:40.06 ID:EQ/D7WmW0
4
228以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 20:38:55.12 ID:EQ/D7WmW0
4
229以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 20:39:33.07 ID:EQ/D7WmW0
4
230以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 20:39:40.55 ID:AQ7SeZvz0
シエソ
231キョンがヤンキー略してヤンキョーン:2007/08/14(火) 20:39:48.41 ID:1Sza+mdH0
「え・・・一晩をって・・・」
「・・・君ならその意味を説明しなくてもわかるだろ?」
顔を真っ青にしたハルヒに、佐々木が淡々と告げる。なんだこれは。落ち着け佐々木。そして俺!
「ちょっと待て佐々木、そのことだが・・・」
「ああ、これじゃ誤解が生まれてしまうね。安心してくれ涼宮さん。今のところ、僕の片思いだ。」
更に空気の温度が下がったように感じられた。
もう俺は失神寸前だ・・・。ハルヒの顔を見るのが怖い・・・。
「な・・・なによ・・・ちょっと待ってよ・・・?」
ハルヒの震えた声が聞こえる。意を決してハルヒの方に目をやると、今にも泣き出しそうな顔をしていた。・・・おわた。
「ハルヒ、落ち着け、俺の話を聞いてくれ・・・」
「うるさい!!」
ハルヒが耳を塞ぐ。
「あたしに近づかないで!あたしの名前を呼ばないで!うるさいうるさいうるさい!・・不潔よっ!!」
ハルヒはそう言い残してその場を走り去った。
すまん、今の俺に追いかける気力なんて無かったんだ。もうゴミでもクズでも好きに呼ぶがいいさ。
しばらく放心状態にあった俺は、思いついたように佐々木を睨んだ。
無意識に拳に力が入る。・・・ダメだ、何考えてる。佐々木は悪くない。悪くなんてないぞ俺。
平常心を保つのに必死だった俺を見て、佐々木は少し驚いた顔をしたが、
「・・・これは悪い事をした。少しからかいすぎたようだね・・・?」
と、首を振りながら言った。
もうわけがわからない。何をからかったのかもわからない。わからない。わからない。わからない・・・。
232以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 20:40:12.70 ID:EQ/D7WmW0
4
233以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 20:40:26.27 ID:AQ7SeZvz0
シエソ
234以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 20:40:29.57 ID:NCkcWWs40
しえん
235以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 20:40:43.09 ID:EQ/D7WmW0
4
236キョンがヤンキー略してヤンキョーン:2007/08/14(火) 20:40:48.49 ID:1Sza+mdH0
「・・・佐々木」
俺の口から、自然に言葉がこぼれる。今は平常心が勝っている。大丈夫だ。
「俺のこと、殴れ」
「・・・え?」
佐々木は目を見開いて驚いた。
「わかってる。俺は最低だ。本当は自分で自分をボコボコにしてやりたいぐらいだ。
そして今から俺が発する言葉も最低だと思う。でも聞いてくれ。これが今の精一杯だ。
今朝も言ったが、俺には昨日の夜の記憶が全く無いんだ。そして、正直に言うとお前の言うとおり勢いだったんだと思う。・・・こんな言葉じゃ償いきれないのもわかってる、
でも言わせてくれ・・・すまなかった。俺のこと殴ってくれ。・・・今はこれしか俺には思いつかない・・・殴ってくれ・・・頼む・・・」
俺はその場に膝をついた。
そしてすぐに佐々木も俺に視線を合わせてきた。そして俺のあだ名を口にする。心なしか、その声は少し震えていた。
「・・・もういいんだキョン。すまなかった。本当にすまない。昨日の夜、君と僕は何も無かったんだよ・・・本当だ」
・・・なんですと?

「・・・すまない・・・本当にすまない・・・。昨日の夜、君に僕が誘惑めいたことをしたんだ・・・。君に酒が入っていたことと、いつもの君でないということをを承知でね。
そして君は僕の誘いに一度乗ったんだ。でも・・・何もせずに終わった。それどころか君は・・・」
佐々木は声を詰まらせる。
「・・・涼宮さんの名前をつぶやきながら、泣き出したんだよ。ハルヒの声が聞こえた、ハルヒにひどいこと言っちまって、とかなんとか言ってた気がしたよ。
とにかくビックリしたんだ。突然君が泣き出すもんだからね。どうしていいかわからなかった僕は、とりあえず君を抱きしめたよ。
・・・そして泣き止んだかと思ったら、君は寝息を立てていた。・・・さすがの僕も呆れたよ・・・」
俺はさっきよりも放心状態に陥っていた。
「・・・悔しかったよ。やっと君と結ばれるんだって思ったのにまた涼宮さんが邪魔をして・・・。
だから僕は、ちょっと意地悪してやろうかと思ったんだ。君を半裸にして、僕は下着姿になって・・・君を抱きしめたまま眠った。・・・ただ、それだけのことだ・・・。」
ついに佐々木は涙を零し始めた。ちょっと待て・・・俺は何もしていないんだよな・・・そして・・・ハルヒ・・・?
「佐々木・・・泣くな。正直、何て言ったらいいかわからん。とりあえず、すまん。そして、俺はどうやらハルヒの所に行かないといけないようだ」
「待ってくれ」
立ち上がろうとした俺の手を、佐々木が強く掴む。
237以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 20:41:03.86 ID:EQ/D7WmW0
4
238以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 20:41:42.40 ID:EQ/D7WmW0
4
239キョンがヤンキー略してヤンキョーン:2007/08/14(火) 20:41:49.59 ID:1Sza+mdH0
「これだけは言わせてくれ。今朝僕が君に言った言葉は嘘なんかじゃないんだ。君が好きなんだ、キョン。」
佐々木は真っ直ぐ俺を見つめる。
「・・・これだけは、忘れないでくれ。・・・涼宮さんの所に行ってあげてくれ。そして悪かった、と伝えてくれ・・・」
胸が締め付けられるような感覚に襲われた。
「佐々木・・・すまん。ありがとう。」
俺は立ち上がる前に佐々木を強く抱きしめた。3分ほど経つと、佐々木は消え入りそうな声で「行け」と呟いた。
俺はそれを合図に目を強く瞑って立ち上がり、そのまま走り出した。
240以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 20:41:54.08 ID:NCkcWWs40
しえん
241以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 20:42:11.64 ID:EQ/D7WmW0
4
242以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 20:42:28.95 ID:AQ7SeZvz0
シエソ
243以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 20:42:31.73 ID:NCkcWWs40
しえん
244以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 20:42:39.19 ID:EQ/D7WmW0
4
245キョンがヤンキー略してヤンキョーン:2007/08/14(火) 20:42:51.08 ID:1Sza+mdH0
「―――ハルヒ!」
後ろから、キョンの声が聞こえたような気がした。
・・・でも、ありえないわ。
こういう時、漫画ならきっと追いかけてくれる展開なんだろうけど、キョンは生憎そういう男じゃないのよ。さっきナンパされた時だってそんな展開には・・・
「ハルヒ!!」
あたしは振り返る。
そこには、確かに息を切らしたキョンが居た。
肩を大きく上下させながら、あたしを真っ直ぐと見つめていた。―――嫌。
「・・・何よ・・・何で来たのよ・・・今夜も佐々木さんの家に泊まればいいじゃないの・・・それで今夜も・・・」
「ハルヒ・・・聞いてくれ」
「嫌よ!!」
あたしは思わず叫んだ。言い訳なんか聞きたくなかった。キョンの顔なんか見たくなかった。嫌。やめて。
「お前は勘違いしているんだ」
「何が勘違いよ!!」
「そして俺も勘違いしていたんだ」
「ふざけないで!!意味わかんないわよ!!」
「すまん、俺もついさっきわかったばっかりだ」
「いい加減にしてよ!!!」
「・・・ハルヒ」
「うるさい!!」
「ハルヒ」
「うるさい!!」
「ハルヒ!!」
キョンがあたしの肩を強く掴む。突然の大きな声に怯んだあたしは抵抗することを忘れていた。
「聞け、ハルヒ。昨日の晩俺は酔っていた。だから昨日の記憶が無かったんだ。・・・佐々木に誘われたことは覚えてる。でも記憶はその辺で途切れてるんだ。
でな、朝起きた時俺は佐々木を抱きしめていたんだ。だからてっきり・・・その、そういうことしちまったんじゃないかって、思ってた・・・」
あたしは逃げ出したくなった。でも逃げなかった。逃げたら負けだと思ったから。
「でもそれは俺の勘違いっていうか・・・佐々木のいたずらだったんだ。それに俺はまんまと引っかかって・・・あの・・・すまん、言葉にならん。
でも断じてそういうことは何も無かったんだ。本当だ。信じてくれ」
246以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 20:43:15.91 ID:EQ/D7WmW0
4
247以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 20:43:31.78 ID:EQ/D7WmW0
4
248以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 20:43:35.90 ID:AQ7SeZvz0
シエソ
249以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 20:43:50.73 ID:NCkcWWs40
しえんしえん
250以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 20:43:58.91 ID:EQ/D7WmW0
4
251以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 20:44:15.01 ID:EQ/D7WmW0
4
252以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 20:44:30.41 ID:EQ/D7WmW0
4
253キョンがヤンキー略してヤンキョーン:2007/08/14(火) 20:44:33.57 ID:1Sza+mdH0
「嘘よ・・・」
「嘘なんかじゃねぇ!!俺の目を見ろ!!」
また突然キョンが叫んだ。ずるいわ。こんな至近距離で叫ぶなんて反則よ・・・何も言えないじゃない・・・。
言われたとおりキョンの目を見た。
相変わらず、しょっぼい目。
・・・でも、なんだか今は、いつもより目力が3割り増しだったような気がした。
「でも、さっき佐々木が言ったように・・・佐々木の気持ちは嘘なんかじゃないそうだ。それだけは信じてくれと、あいつは泣きながらそう言ったんだ。
だが、俺は今ここに居る。お前を必死に追いかけてきた。どういう意味だかわかるか・・・?」
心臓が高鳴る。こ、これって・・・まさか・・・
「わ、わからないわよ・・・」
「ああ、俺もわからねぇ」
・・・足の力が抜けそうになった。こいつ、投げ飛ばしてやりたいわ・・・。
「でもな・・・わからないけどお前を放っておけなかった・・・だから今ここに俺は居る。・・・信じてくれ、ハルヒ・・・」
キョンはそう言うと、それっきり口を開かなかった。きっとあたしの答えを待っているんだろう。
あたしはというと、さっきまでのもやもやはすっかり消え、思わず笑いそうになるくらいだった。あまりにも、キョンが必死だったから。
「・・・わかったわ。アンタのこと、信じるから」
あたしがそう言うと、キョンの強張った顔が一瞬で笑顔になった。
・・・よかった・・・。って、何あたし心底安心してんだろ。ていうか、何でさっき取り乱しちゃったんだろ?わけがわからないわ!もう!
まぁ、いいわ!これで一件落着、ってわけね。あたしも、キョンに笑ってみせた。
「今日はあたしの家に泊まっていいわよ、キョン。でも一つだけ約束しなさい?明日には必ず家に帰ること!いいわね!?」
「・・・ああ、わかった。ありがとな、ハルヒ。」
「お礼なんかいらないわ。そしてキョン、安心しなさい!」
あたしは無意味に一回転して、とびっきりの笑顔を作ってやった。
「あたしはアンタを誘惑したりしないんだからね!」
254以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 20:45:05.12 ID:EQ/D7WmW0
4
255以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 20:45:27.00 ID:EQ/D7WmW0
4
256以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 20:45:28.17 ID:AQ7SeZvz0
シエソ
257以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 20:45:54.95 ID:sY/znhQ4O
ハルにゃーん
258キョンがヤンキー略してヤンキョーン:2007/08/14(火) 20:45:57.91 ID:1Sza+mdH0
その次の日、俺はちゃんと家に戻り、家族と話し合った。今回は文字通りちゃんと話をし合うことができ、俺も自分の気持ちをぶつけることができた。
涙涙の家族会議だったが、最後は笑顔で終えることができてよかったと思っている。

・・・え?ハルヒとはどうなったかって?何もないさ。当たり前だろう。

そして、明日から謹慎処分も解けてまた学校へ通うということもあり、俺は新しく携帯を買った。
旧携帯は真っ二つなのでもちろんデータは残っていなかった。まぁ、中学の頃に使っていた旧旧携帯なら手元にあるし、それに高校の奴らの連絡先なら明日取り戻せるからな。今は中学の奴らの連絡先がわかればそれで充分だ。
アドレス変更メールを送り終え、タバコを片手に新携帯をいじっていると、佐々木からのメールを受信した。


時刻:2007/10/01/19:41
From:佐々木
Subject:無題

昨日、君に僕の告白だけは忘れないでくれ、と言ったが撤回する。
やっぱり忘れてくれ、キョン。
君が元の君に戻った時に、また僕の気持ちを言わせてもらう。

僕も早く、制服に染み付いてしまった君のタバコのにおいを忘れるとするよ。



俺は思わず、タバコの火を消した。

 終。次で完結予定です。読んでくれてありがとうございまsた。
259以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 20:46:00.44 ID:EQ/D7WmW0
4
260以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 20:46:12.57 ID:NCkcWWs40
しえん
261以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 20:46:57.92 ID:EQ/D7WmW0

佐々木との夜は読めてたんです

途中でゲームしてて支援ほうってたw
262以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 20:47:23.01 ID:AQ7SeZvz0
>>258 乙!佐々木が不憫で泣けた
263以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 20:47:26.68 ID:liY9bRzo0
乙!
264以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 20:47:30.12 ID:NCkcWWs40
乙です
265キョンがヤンキー略してヤンキョーン:2007/08/14(火) 20:48:17.19 ID:1Sza+mdH0
俺の書く作品はどうやら誰かが必ず不憫になるようだw
266以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 20:48:29.17 ID:GYWQWd1UO
乙でした!
267以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 20:48:55.84 ID:H5UlMS/E0
>>258
乙! 次で終わりか、ようやく通して読める。
268以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 20:50:26.13 ID:QqxicT41O
>>258
乙ー。

前スレ>>720の糖分、完成してたけど、寝てて忘れてた。

投下しますか?
269以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 20:51:53.32 ID:HGjObFA30
おk
270以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 20:52:20.73 ID:1Sza+mdH0
おkwktk
271以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 20:54:23.64 ID:AQ7SeZvz0
おっかもん
272以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 20:54:25.23 ID:EQ/D7WmW0
わざわざ>>720確認しに行ったw
おk
273以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 20:54:47.65 ID:QqxicT41O
分割@
>>720
妄想の産物

あ〜もう!イラつくったらありゃしないわ!バカキョンのくせに!
みくるちゃんや有希にデレデレしちゃって‥‥あたしが‥こんなに悩んでるのに‥‥鈍感バカキョン。
部室でみくるちゃんをニヤニヤ見ていたキョンのせいで、あたしはものすごい憂欝に駆られた。
しかも、優しい目をしながら有希を見てるのだって知ってるから尚更だ。
あたしには、いつも不機嫌な顔やめんどくさそうな顔しか見せないくせに‥

‥はぁ‥もし、もしもキョンがあたしにメロメロだったらどうなるかしら‥‥
〜〜〜〜〜〜
いつもの場合だったら
「何だよ。俺を睨んでも不思議は出てこないぞ?」
どんだけ鈍感なのよ‥こういうのは、睨むじゃなくて見つめるっていうのよ!

でもメロメロの場合なら
「そ、そんなに見つめるなよ。‥あ‥‥お前の瞳‥‥すごい綺麗だな。」
こんな事言う奴だったっけ?‥‥って‥本当に?‥‥すごい綺麗?‥綺麗?‥
「あぁ、綺麗だ。ハルヒ」
チュッ
〜〜〜〜〜〜
「‥‥ああぁぁあ!!」

突如顔を真っ赤にして、すごい勢いで立ち上がるハルヒ。今度は何だ?
巻き込まれる側の身にもなってもらいたいものだ。‥‥なぜこういう時に他3名は来ないのだろう。
まぁいい。それよりもハルヒだ。もう少しお淑やかに出来ないもんかねぇ。
‥‥ハルヒがお淑やか‥か。もしそうなら一体どうなるんだろうな。
〜〜〜〜〜〜
274以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 20:56:23.78 ID:QqxicT41O
分割A
>>720
妄想の産物

いつもの場合だと
「キョン!喉乾いたから飲み物買って来て!!いい?三十分以内に来なかったら死刑よ!わかった!?」
俺の会話する余地なし‥ま‥こんな横暴にも、もう慣れてしまっているがな。

もし、お淑やかな場合‥
いや、よく考えろ!お淑やかなら、命令なんてしないじゃないか!しかも黙ってるから言うことなしだ。
「‥‥‥‥」
‥‥か、可愛い。
「?‥どうかしたの?‥」
「あ‥いや‥‥かわい‥じゃなくて!何か飲むか?‥買ってきてやるよ。‥」
‥‥自ら買い与えてやる程可愛いかもな。
「‥あの‥ありがとう。‥‥キョンくん‥」
‥な‥‥こ、これは‥‥朝比奈さんを‥‥上回る‥‥100万ワットの笑顔が‥
〜〜〜〜〜〜
「‥‥だぁぁああ!!!」

キョンが急に雄叫びを上げた。なんか顔が真っ赤だし‥‥変ね‥‥エロい事でも考えてたのかしら!?
「‥キョン。あんたなんか怪しいわね‥‥何考えてたか素直にいいなさい!」
キョンは、なんでわかったんだ?という驚愕の顔をし、言えない程恥ずかしいのか下を向いてしまった。

一瞬、理性が飛ぶ程キョンが可愛く見えて、気付いたら抱きつく寸前だった。
キョンは、あたしが距離を詰めたのを言わないでいたからだと勘違いしてる。
あたしは小言を呟いて自分の席に腰を下ろした。
275以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 20:56:35.32 ID:o7qEID3s0
しえん
276以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 20:57:36.80 ID:EQ/D7WmW0
4
277以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 20:57:37.13 ID:QqxicT41O
分割B
>>720
妄想の産物

気まずい沈黙を破ったのはキョンだった。
「なぁハルヒ。何か飲み物でも買ってこようか?」
あたしは、キョンの言葉を理解するのに脳をフル回転させていた。
あのキョンがあたしを気遣ってくれてる。頭の中は幸福に満たされ、溢れ出る感情を抑えられなかった。

でもあたしは‥‥まだ二人でいたかった。キョンはあたしの反応を見ている。
「‥今日はいいわ。‥‥ありがと‥‥‥」
あたしとは考えられない発言に、キョンは驚きを隠せないでいる‥‥当のあたしだって驚いている。
キョンは何か呟いて、またあたしを見る。‥‥なんか‥‥今日のキョンは‥‥すごく格好よく見える‥

「‥じゃ‥‥じゃあ‥肩でも揉んでやろうか?いつも気張ってるから、多分相当凝ってると思うぞ?」
あたしがその言葉に固まっているのを肯定ととったのか、
気付いた時にはキョンはすでにあたしの後ろに立っていた。
〜〜〜〜〜〜
278以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 20:57:38.20 ID:AQ7SeZvz0
シエソ
279以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 20:57:39.17 ID:1Sza+mdH0
かわいいwww
280以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 20:58:03.52 ID:+n3lP+ob0
281以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 20:58:27.60 ID:QqxicT41O
分割C
>>720
妄想の産物

ハルヒの後ろで妄想が蘇る。が、ただ立ってるわけにもいかず肩に触れる。

ハルヒはピクッと肩を揺らした。俺は‥気付いたらハルヒを抱き締めていた。
「!?‥ちょ‥ちょっと」
ハルヒの言葉に我に返り、慌てて離れる。
俺はぶっ飛ばされても仕方ないと腹を決めたが、ハルヒは少し俯き呟いた。
「抱くなら抱くって‥‥いいなさいよ。‥‥‥別にあんたなら‥いいのよ。」

‥‥え?‥それって‥
俺はハルヒに一歩近づく。ハルヒは‥同じように一歩を出した。‥‥‥それが答えなんだとわかった。

「‥‥ハルヒ‥」
俺はハルヒの頬に手を添える。ハルヒは恥ずかしがりながらも、俺の手に自分の手を重ねた。
「‥好きだ‥‥」

俺はこの時思った。‥‥妄想すら、ハルヒの思惑だったんじゃないか‥‥と。

END
282以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 20:58:50.47 ID:HGjObFA30
支援
283以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 20:59:16.34 ID:AQ7SeZvz0
284以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 20:59:33.99 ID:EQ/D7WmW0
285以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 20:59:41.60 ID:0qDcnRwM0
>>281
乙 
あまぁい
286以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 20:59:56.29 ID:1Sza+mdH0
乙wGJww
287以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 21:00:06.16 ID:o7qEID3s0

甘いw
288以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 21:00:19.63 ID:HGjObFA30
>>282
遅かったwww

>>281
乙!
289以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 21:02:16.48 ID:HqNdipg80
鬱に荒んだ俺に甘い物をありがとう
290以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 21:03:51.40 ID:H5UlMS/E0
何か背中がむずむずするぞ、乙。
291以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 21:07:25.54 ID:1Sza+mdH0
ここの皆はBADEND嫌いなんだよな?
292以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 21:08:28.76 ID:liY9bRzo0
>>291
少なくとも俺は
293以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 21:08:54.44 ID:6XmDs4G/0
いや、そんなことはないと言ってみる。

バッドな展開もいいものだぞ。
あと、NTRとかも。
294以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 21:09:50.57 ID:HqNdipg80
中途半端に終わらなければBADでもなんでも
295以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 21:09:51.72 ID:0qDcnRwM0
>>291
まとめスレの長門有紀の絶望見てBADEND氏ねと思ったので嫌い
296以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 21:10:16.60 ID:jWsKd7Hq0
やっぽ
297以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 21:10:20.48 ID:H5UlMS/E0
>>291
BADが嫌いな人は多い。
しかし、HAPPYを嫌う人はまずいない(多分)。
298以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 21:11:32.63 ID:EQ/D7WmW0
読めれば何でもよし
299以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 21:12:22.89 ID:1Sza+mdH0
把握した。thx
300以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 21:13:07.01 ID:1Ix8sQGi0
ハルヒとは関係ないが嫉妬・三角関係・修羅場系総合SSスレのまとめの沃野はおもしろいぞ
301以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 21:18:15.37 ID:H5UlMS/E0
保守
302以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 21:22:15.87 ID:H5UlMS/E0
保守age


ところで最近森さんフィーバーだが、SSごとに見事なまでタイプが違うな。
SS作品別の森さんを集めてみるとおもしろいかも。
303以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 21:22:25.63 ID:Bzs2RDHn0
乙!

甘いよ甘いよ良いよ〜良いよ〜

遅くなったけど>>258も乙!
さっさとちゃんとした格好に戻れよキョン・・・
304以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 21:23:29.56 ID:Bzs2RDHn0
>>291
俺はBAD大嫌いだ・・・
鬱物は全部無理
305以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 21:24:47.72 ID:H5UlMS/E0
鬱とBADはまた別物と思っている俺。
306以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 21:27:38.96 ID:ED4mSBL4O
なんでもいけるぜw
307以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 21:27:46.11 ID:QqxicT41O
スマソ、時に質問なんだけど‥‥‥‥

アナルない場合、エロスどうすんの?wwww
まだ製昨中なんだが‥‥
308以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 21:30:32.47 ID:EQ/D7WmW0
なかったら自分で作ればいいのよ!
309以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 21:32:04.78 ID:nTHIkGUq0
キョン「バカな・・・SSを書いていたら机に突っ伏して寝ていただと!?このオレが!?」



・・・時間幅に更なるズレが生まれた。いひひひひ。
310以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 21:32:41.61 ID:Jybd5b1T0
>>305
同意
BADは寧ろ好きだが、鬱は微妙
311以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 21:34:21.94 ID:nTHIkGUq0
>>291
オレはBADもHAPPYも大好きだ。ハルヒとBADを足して2で割れば丁度いい。
そして鬱も好きだ。だからこそ、オレは頭の中がパンクしそうなくらいEndingの通りが大量に生まれる。
そして、書く気が失せて眠くなる!!
312以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 21:41:23.99 ID:QqxicT41O
>>291
俺は基本的にどのジャンルもいけるけど、悲しい終わり方はあまり見たくないので糖度が高いのばかり書いてる\(^O^)/
313以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 21:43:39.62 ID:Cbt6BRm+0
17レス借ります。
314以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 21:43:51.89 ID:Jybd5b1T0
どうぞ
315以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 21:44:27.27 ID:Bzs2RDHn0
どどうぞ
316以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 21:44:46.62 ID:EQ/D7WmW0
4
317僕は誰だろう ◆EqlMeG/bH. :2007/08/14(火) 21:45:59.05 ID:Cbt6BRm+0
鬱もの、BADと揃ってます。
というわけで苦手な人はスルー推奨
では。

 「彼」はその部屋の扉を小さくノックした。音もなく扉が開く。
 扉のすぐ前に立っていた人物、涼宮さんは「彼」の顔を見て安堵の笑みを浮かべた。
「ようやく来たわね、キョン。遅いからどんな罰ゲームを科そうか悩んでた所よ。何が良い?」
 そう言って涼宮さんはルーズリーフを一枚手渡す。
 そこに羅列された釜茹ですら生温い罰ゲームの数々を見て、顔をしかめている。
「どれもこれも慎んで遠慮させてもらう。……むしろこんなのは罰ゲームと言わん」
 つれない返答に小さく舌打ちして子供っぽく膨れて、ソッポを向く涼宮さん。
 その様子に、慌てたように、諦めたように、
「しょうがねえな……」
 言いながら「彼」はルーズリーフを丁寧に折り畳んでポケットにしまい、
 瞳を鈍く輝かせた涼宮さんの肩に手を乗せ――僕はそんな様子に苦く苦く笑って瞳を閉じる――そして……。


「んふふ」
 涼宮さんはしばらくの間の後で、瞳を溶かし、顔を上気させて笑う。
「……気味悪い笑いすんなよ」
 と、言葉にたがわず気味悪そうな仕草をみせる。
「だってキョンったらまだキスする前に目瞑っちゃうのよ。何か可愛いじゃない」
 その台詞に、
「最低限の自分流のマナーなんだよ、ほっとけ」と返す。
 首を捻って相手の顔を見ていた涼宮さんはしかし、すぐに顔をそらし、すぐに僕の方に向き直り宣言した。
「さあて、あんたへの罰ゲームも済んだし早速今日の活動を始めましょう!」

………
……
318以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 21:46:35.29 ID:EQ/D7WmW0
4
319僕は誰だろう ◆EqlMeG/bH. :2007/08/14(火) 21:46:41.73 ID:Cbt6BRm+0
「まずこれを見てね」
 涼宮さんがプリントされた紙を一人一人に手渡す。そこに印刷されていた物は、
「廃病院か……」
 と彼がうめいた。おまけに、
「確かここは近々壊されるはずですね」と、記憶を辿りながら僕は付け足す。
 夏と言えば肝試しとでもいったところでしょう。
「そう! まさにそれよっ! 絶対、ぜーったいに出るわ! ね、みくる」
 「ちゃん」と言うのと同時に朝比奈さんに後ろから抱きつく涼宮さん。非常に……目のやり場に困ります。
「わひぁ、おふっ、あわはわ……」
 えーと……、R15?
「そこら辺にしとけ」
 襟の辺りを絶妙の力加減で掴み、引き剥がす。
「お前がそんな事やってると話が進まんだろ」
 意外だ。彼の方から議事を進めようとするとは。涼宮さんも同じ気持ちなのだろう、
「そう? あんたからそんな台詞聞くとなんか違和感あるわ」と、言った。
「……良いだろ、別に」
 悪い事ではないけれど、やっぱり意外な光景でしかない。
「俺は文句ばかり言ってる奴だと思われてんのか……?」
「そうよ」
 彼女は躊躇わず即答。
「……」
 眉をひそめて沈黙する彼。
「ま、キョンも自覚が芽生え始めて目出度い限りだわ。それじゃあっ」
 ホワイトボードを手の平で叩く。小気味よい音が部室中を走る。
「SOS団ミーティングを始めます。議題はズバリ夏の風物詩について。つまり、コレよっ!」
 「肝試し」の三文字がホワイトボードの半分を占有する。
 いつの間にか涼宮さんの腕章の文字がオドロオドロしい字体の「ゴーストバスター」へと変わっていた。
 ……うーん。結局、何かあったら長門さんが実務にあたり、僕がそれらしい解釈をつけないといけないんだろうな。
 そこら辺のオカルト雑誌でも読んで準備しとこう。うん、備えあれば憂いなし。
320以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 21:46:58.20 ID:EQ/D7WmW0
4
321以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 21:47:30.91 ID:EQ/D7WmW0
4
322僕は誰だろう ◆EqlMeG/bH. :2007/08/14(火) 21:47:32.38 ID:Cbt6BRm+0
 当然、議事は涼宮さんの独壇場だった。
 集合日時と持ち物(巫女のコスプレを含む)が決定するのに十分もかからなかった。
 ちなみに、思い立ったが吉日が信条の涼宮さんらしく、決行は今夜になりそうだったところを、
 彼の希望により今度の土曜日(つまりは翌日なのだが)になった。その理由は、
「いや、今日はお袋の誕生日で親父が朝からうっさいんだ。別に俺はどうでも良いっちゃ良いんだが……」
 「高校にもなって」と嫌そうな顔をしながら語ったのだが、
「あらそうなの? 最悪取り壊される前日でもいいからね」
「いや、それはどうだよ……」
 とまあ、そんなところらしい。


 時は少し進んで下校時間。涼宮さんたちから少し離れた所で彼に尋ねる。
「下らん物は却下するぞ」
「それほどつまらない質問ではないと思っているんですけどね」
 彼はこれみよがしに肩をすくめる。
「何かありましたか、涼宮さん絡みで」
 探るような視線が僕の顔に注がれる。しかしすぐ、その疑惑の色をおびた瞳が僕からそらされた。
「知らない、みたいだな」
 涼宮さんの背中を見つめながら呟く。その気恥ずかしそうな表情で何が起きたか分かった。
 彼はポケットから取り出した何かを柔らかく放る。
 僕が掴んだそれは、涼宮さんのものと同じ腕章で、「あたしの彼氏!」と記されていた。
 因みに小さく「浮気厳禁」と付け足されている。あまりにあまりで不覚にも声をあげて笑ってしまった。
「……どうせ『機関』とかで知ってると思ってたんだがな」
 彼は不機嫌な表情で右の掌を僕に向ける。
「近頃では涼宮さんより橘さんの一派の方が危険ですから」
 笑いを潜めて答えつつ彼に腕章を返す。
「やれやれ」
323以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 21:47:47.19 ID:EQ/D7WmW0
4
324以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 21:48:04.58 ID:EQ/D7WmW0
4
325以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 21:48:13.74 ID:AQ7SeZvz0
シエン
326僕は誰だろう ◆EqlMeG/bH. :2007/08/14(火) 21:48:17.77 ID:Cbt6BRm+0
「まあ、何はともあれこれで一段落ってところですね」
「……どうだか」
 あくまで気だるそうに答える。
「お疲れですか」
「寝不足なだけだ。ハルヒの奴は毎晩電話かけて来やがる上に、シャミセンが近頃元気でな」
 七月も半ば、明るさの中に一筋の暗さを混ぜた夕暮れの光が彼の顔に不思議な陰影をつける。
「大変ですね」
 彼は肩をすくめる。
 それっきり僕らは言葉をかわさなかった。
 そして、別れの時がくる。
「じゃあ、みんな。明日よ明日! 遅れちゃダメだからねっ」


 僕は部屋で一息ついた。ベッドに身を沈めてまず思う事は彼と涼宮さんだった。
 やっとようやく、それしか言えない。
 じれったくなるほど素直じゃない二人。時に微笑ましく、時に危なっかしかった。
 これからは全く別の次元の話になる。でも二人なら大丈夫だろう。
「出会うべくして――、なんて言ったらどんな顔をするんでしょうかね」
 そんな愚にもつかない事を考えながら僕は、いつしか眠りに落ちて行く。

327以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 21:48:28.92 ID:EQ/D7WmW0
4
328以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 21:48:45.58 ID:EQ/D7WmW0
4
329以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 21:49:00.82 ID:EQ/D7WmW0
4
330僕は誰だろう ◆EqlMeG/bH. :2007/08/14(火) 21:49:05.45 ID:Cbt6BRm+0
 翌日――。
 ……。
 あーあ。困ったな。実にまずい。僕とした事が集合時間勘違い。
「ちょっと気が緩んでますね」
 苦笑しながらひとりごつ。彼と涼宮さんが晴れて付き合い始めたお陰でどうも頭が平和ボケたようだ。
 まあ、たまにはいいでしょう。幸い手持ちは十分ありますし、
 勘違いしたとは言え、新川さんに途中まで送ってもらったから時間ギリギリには着きそうだし。
 そんな事を考えながら蝉の鳴く夜道を歩く。
 案の定集合場所に到着したのは僕が最後だった。
「珍しいのね」
「まあ、そんな日もあります。こんな夜はふらっ、と寄り道でもしたくなります」
「お前の場合、違和感ないからなんか腹立つな」
 彼に笑いを返してから、声をかけただけで失神しそうな朝比奈さんと、
 常のごとく佇む長門さん、そしてもう一度涼宮さんを見た。三人は浴衣に身を包んでいた。
「やっぱり胆試しはコレよコレ!」
 誰に聞かれた訳でもないのにそう言いながら憶する事もなく廃病院に侵入する涼宮さん。
 彼女に続くのは彼、長門さん、朝比奈さん、僕の順だ。
「しっかしボロいな。患者さんの怨霊より地震の方が怖そうだ」
 壁に手を触れつつ、彼は言う。
「築何十年って代物ですからね」
 事前に機関の方で調べた知識を披露する。因みに医療ミスで亡くなった方も少なからず、いる。
「もう……、もう帰りましょうよぅ……」
 長門さんの浴衣を指でつまみながら涙ながらに訴える朝比奈さん。
「……」
 その長門さんは何かを査定するように院内を見渡している。
 しかし、突然首を捻った。その仕草は小さすぎて僕以外は気付いていないようだった。
 朝比奈さんを抜かし、長門さんの横につく。
「……どうしました」
「わたしの気のせい。気にしないで」
 長門さんは二度首を横に振った。
331以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 21:49:38.29 ID:EQ/D7WmW0
4
332僕は誰だろう ◆EqlMeG/bH. :2007/08/14(火) 21:49:54.51 ID:Cbt6BRm+0
「そうですか」
 そして、乾いた音が三度響き渡る。
「注目!」
 その音の主は涼宮さんで、彼女は人差し指を高く上げてこう言った。
「今からSOS団プレゼンツ、真夏の廃院胆試し『幽霊とお友達になろう』を始めます」
 胆試しの恐怖感が一片も残っていない企画名に僕らは何も言えなかった。
 そんな僕らを二光年ほど置き去りにして彼女の話は続く。
 曰く、胆試しは二人一組でこそ。
 曰く、たまには雑用係にも大役を任せようと思う。
 曰く……ってもう良いですね。要するに彼と二人きりでキャーキャーさせろって事らしいです。
 もちろん誰も嫌とは言わない。嬉しそうな彼女と恥ずかしそうな彼が手を組んで出発してから暫く。


 それは来た。


 長門さんが顔を上げるのと、朝比奈さんが耳に手を当てるのはほぼ同時で、
 そして僕がどうしました、と二人に訊くより前だった。轟音と唸りが襲う。
 突然の大地震に病院が崩れる、それがその場で見た最後の光景だった。
 とっさに願った彼らの無事も確かめられず自分の意識は闇に途切れる。



……
……… 

333以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 21:49:57.79 ID:AQ7SeZvz0
シエン
334以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 21:50:00.39 ID:EQ/D7WmW0
4
335以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 21:50:17.35 ID:EQ/D7WmW0
4
336僕は誰だろう ◆EqlMeG/bH. :2007/08/14(火) 21:50:40.45 ID:Cbt6BRm+0
 白い天井。頭に突き刺さるような痛み。それが僕にあの瞬間の記憶を蘇らせ、飛び起きた。
「起きましたか」
 隣から聞き覚えのある声。それは間違いなく森さんの、しかし抑えた物。
「森さん」
 僕は一息つく。
「状況は」
「震度は――」
 事務的に言う彼女を遮る。
「そんなんじゃないです。涼宮さんや、彼、長門さん、朝比奈さんたちの安否は!」
 沈黙の帳が下りる。森さんはガラス細工の視線を僕に注ぎ続ける。
 まるでそれがこの世界で発せられた最初の言葉だと錯覚するような長い長い静寂の後、彼女は口を開いた。
「全員の容態は確認がとれています」
「本当、ですか?」
 また、意味深な間。
「あなたを含めて『四名』生存」
 たったそれだけ。
 死刑判決にも等しい、たったの一言。
「彼、ですか」
 長門さんのはずがない。朝比奈さんも将来はある。涼宮さんは「何と無く」分かってしまう。
 残っているのは――彼しかいない。
 でも、そんな、まさか。
「ええ。その、通りです。彼はつい一時間前に息を引き取りました」
 …………だ。
「最期の最期まで、彼は呼び続けました」
 ……そだ。
「彼女の名前をひたすら、上の空で呼び続け、『すまない』の一言を最――」
337以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 21:50:59.74 ID:AQ7SeZvz0
シエソ
338以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 21:50:59.80 ID:EQ/D7WmW0
4
339僕は誰だろう ◆EqlMeG/bH. :2007/08/14(火) 21:51:25.12 ID:Cbt6BRm+0
「嘘だ! そんな馬鹿な事が起こるわけがない! 彼は、彼は――!」
 言葉にならない。嘘っぱちだ。そんな訳はない。彼は選ばれた人だ。
 神のごとき人物がただ一人選んだパートナーで、SOS団の記念すべき団員その一。
 いつもぶつぶつ言ってるけど、でもどこかに自分なりの何かを持っている人物で、
 ああ、きっと彼は認めてくれないだろうけど、
「友人、なんですよ?」
 視界が滲む。世界が混ざりあって一つになる。
 もう、何もわからない。不思議な熱さを持った雫が溢れる。
 止まらない、止めようとも思わない。
 何でだ。一体何でだ。僕らの何が悪かった!?
 僕はずっと意味のない言葉を呟き続けた。
 嘘だ、何故だ、死んだ? 冗談じゃない、そんな訳はない、でも――。でもじゃない、そんなはずは無いんだ!
「古泉」
「一人にして下さい、お願いします」
「それでも、もう一つ伝えなければなりません」
 これ以上何があると言うんですか。
「涼宮さんは、意識がありません」
 それだけ言って、呆然とした僕だけ置いて、彼女は病室から出て行く。
 背後から見た彼女の肩は隠しようもない位に震えていたが……。
「嘘ですよね」
 答えてくれる人も居ないのに僕は問いかけ続けた。
 睡魔が束の間の平穏を僕に運んでくるまで。


 四年前に唐突に、何の前触れもなく始まった日々は、また、何の前触れもなしに、幕が降ろされた。
 自分が本当に生きているのかも自信がない。
 実は死んでいる、そんな事言われてもあっさりと受け入れてしまうだろう。そんな日々の中――。

340以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 21:51:31.25 ID:EQ/D7WmW0
4
341以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 21:51:47.55 ID:EQ/D7WmW0
4
342以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 21:52:04.17 ID:EQ/D7WmW0
4
343僕は誰だろう ◆EqlMeG/bH. :2007/08/14(火) 21:52:05.25 ID:Cbt6BRm+0
 扉がノックされる。僕は返事をしなかった。またノックの音。それでも無言。
 ノックの主は扉越しでもわかる程に迷っていた。
 足音が右往左往している。
 しかし、遂におそるおそる病室に入って来た。
「古泉くん、寝てる?」
 それは、朝比奈さんだった。悪い事をしたかと思う。だからいつも以上に穏やかに言う。
「いいえ、起きてますよ」
「そう」
 物憂げにため息を吐き、備え付けの椅子に腰掛ける。
「……怪我は?」
「ええ、お陰さまで何とか」
「そう、ですよね」
「……」
 僕も彼女も、話したい事は一つなのにそれに触れられない。
 無意味に傷の舐め合いをしている内に、更に一人やってきた。
「わたしのせい」
 長門さんは入ってくるなりそう言った。
 彼女の顔には、僕たちが言うところの後悔と自責の念が浮かんでいる、様な気がした。
「いえ、未来から来たのに予防措置が出来なかったあたしのせいです……」
 僕にも思う所がない訳ではない。……でも、こんな事をしたって彼は。
「ちょっといい?」
 森さんが扉の所に立っていた。その憔悴しきった顔に今は複雑に絡んだ喜びと悲しみが浮かんでいる。
「どうしました」
「涼宮さんがつい先程目を覚ましました。もう暫くしたら面会が出来ます」
「……」
 僕はまだ何か言いたそうな森さんを視線で促す。
344以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 21:52:21.25 ID:EQ/D7WmW0
4
345僕は誰だろう ◆EqlMeG/bH. :2007/08/14(火) 21:52:31.79 ID:Cbt6BRm+0
「……皮肉な物ね」
 森さんは嗤う。
「彼女が目覚めると世界が滅びるなんて。まるで本当にココが夢みたいじゃない」
「森さん。彼女はそんな弱い人じゃありませんよ」
 僕は、一年の体験からそう言明した。
「……そう。そう思うのならいいわ。とりあえず、会ってあげて。病室は前に彼がいた所」
 それだけ伝えて立ち去る。彼女を見届けてから僕らは誰から誘うでもなく涼宮さんの病室へ向かった。


「ここですね」
「……何て、言えば」
「……」
 何を言うべきか、どうやって伝えるべきか、全く見当もつかないけれど、扉を叩く。
「どーぞ」
 いつもの良く通る声が僕らを迎える。彼女は誰かが欠けてるなんてミジンコ程も考えていないのだろう。
「ああ、やっと来たわね。にしてもやんなるわ、検査って」
 そう言ってニコニコ笑う。幸せそうに笑う。
 僕たちが三人だけなのを見て、それでも笑う。
「涼宮さん……」
 僕がそう呼ぶと彼女は遂に顔を曇らせた。
 しかしそれは予想していた理由からではなかった。
「何でそんな他人行儀に呼ぶの? いつも通りで良いのよ?」
 え?
「こうしてお互い無事なんだから。いつもみたいに『ハルヒ』で良いわよ」


「ね、キョン」

346以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 21:52:37.19 ID:EQ/D7WmW0
4
347以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 21:53:02.32 ID:EQ/D7WmW0
4
348僕は誰だろう ◆EqlMeG/bH. :2007/08/14(火) 21:53:07.57 ID:Cbt6BRm+0
「……涼宮、さん?」
 朝比奈さんは震えている。
「……」
 しかし、彼女の目はもう、彼しか映さない。
「……涼宮さん!」と朝比奈さんはもう一度叫んだ。
 でも、彼女の耳はもう、彼の声しか聞かない。
「ほら、あたしもあんたも五体満足なんだから結果オーライよ!」
 なんだ。
 もうとっくに彼女は分かっていたんだ。
 心のどこかで悟っていたんだ。
 ――彼が死んだ事を。
 だから彼女は何か大切な物が壊れてしまっていた。
 それを知って、
「ああ、確かに結果オーライだな」と、僕は言った。
 僕の中の彼の記憶とイメージだけで彼女と言葉を交す。
「でしょ?」
 クスクスと耳障りに笑う。
 僕を見て「キョン」と言う。
 じゃあ、僕はなんだ?
「古泉くん……」
 朝比奈さんが囁き、長門さんが僕を注視する。そんな二人を目の端にとらえて、
「すごい地震だったな、あれは」
 何故、僕はこんな「ごっこ遊び」をしなきゃいけないんだ?
「そうよね。震度六強だったんですって? こことあっちじゃ同じ病院でもえらい違いね」
「だな」
 何でだ。何でだ。何でだ何でだ何でだ何でだ何でだ何でだ。
「今度はどこに行こうかしらね? やっぱり海かな」
 虚しい自問自答。
349以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 21:53:17.49 ID:EQ/D7WmW0
4
350以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 21:53:44.99 ID:EQ/D7WmW0
4
351僕は誰だろう ◆EqlMeG/bH. :2007/08/14(火) 21:54:06.84 ID:Cbt6BRm+0
「そうだな。今度は津波が来たりしてな」
「ばーか」
 彼の顔を被って涼宮さんと談笑する地獄のような数時間の後、ようやく面会終了の時間が来た。
 僕も部屋に戻らなければいけない。
 なによりも。一刻も早く、自分にもどりたい。
「じゃあな、また明日来るぞ」
「あ、ちょっと待ってよ。……ほら」
 僕を呼び止めた涼宮さんは、目を閉じて唇を差し出していた。
「なんだよ?」
 彼女は口を尖らせる。僕は顔を強張らせる。
「酷いわ、こんな怖い目に遭ったんだもの。安眠出来るおまじないくらいかけてよ」
 もう、止めてくれ。そう言いたかった。
 僕は彼じゃない。
 彼は死んだと理解させたかった。
 ……でも、出来なかった。
 僕は彼女に軽く口付けた。


「くそっ!」
 柄にもない言葉で悪態を吐き、壁を叩く。
 隣にはまだ、長門さんと朝比奈さんがいるのにも関わらず。
「古泉くん――」
「……」
 僕は、僕は――。
「僕は、『古泉一樹』ですよね?」と僕は言った。
 二人は頷く。
 誰よりも親しい人たちに保証されて、でも、やはり思わずにはいられない。
 僕は誰なんだ。

352僕は誰だろう ◆EqlMeG/bH. :2007/08/14(火) 21:54:49.76 ID:Cbt6BRm+0
 それからは、悪夢のような日々だった。
 僕は彼女の前に立つと「彼」となった。
 「彼」は他愛もない話を涼宮さんとして、笑った。
 「彼」は部屋を去る時はいつも、キスをした。
 そこに僕はいなかった。
 彼女の前に僕はいなかった。
 それどころか。
 朝比奈さんも、長門さんも、あるいは他のいかなる人物もいなかった。
 彼女の世界は自身と「彼」だけ。
 病室はSOS団のアジトだった。
 時間の許す限り彼女は「彼」といた。
 それは、僕が「彼」に浸食されていく事と同義だった。

353僕は誰だろう ◆EqlMeG/bH. :2007/08/14(火) 21:55:29.96 ID:Cbt6BRm+0
 もう、何週間経つだろう。
 涼宮さんは未だに醒めない夢を見ている。
 僕は起きながらに悪夢に暮らしている。
 僕が僕でいられるのは夜寝る直前と起きた直後だけ。
 だけどそれすら……、
「キョン、いる?」
 彼女は許してくれない。
「どうした、とっくに寝る時間は過ぎてるぞ」
「ついさっき気付いたのよ。今日は流星群がふってくるわ」
 僕は溜め息をついて、ベッドから飛び起きた。
「わーったよ。行くか」
「そうね」
 手は自然に彼女の手を握っていた。
 敬語を使わない口調が自然と口をついて出る。
 何もかもが僕の変化の象徴。「僕」の死の象徴。
「夜の病院てスリルあるわよね」
 背伸びした彼女が僕の耳元で囁く。
「見回りに見つかるかもしれないからか」
「んな訳ないでしょ。出そうだからに決まってるじゃない」
 僕はただ自由な方の肩をすくめただけだった。
 「機関」で手回ししているために、見つかってもまず何も言われないけど。
 そうして抜け出た病院の外。
 銀色の雨が降り出す。
 何もかも忘れて僕は空を見上げていた。


「綺麗ね」
 ぽつり呟く声。
「そうだな」
『……』
354僕は誰だろう ◆EqlMeG/bH. :2007/08/14(火) 21:56:20.53 ID:Cbt6BRm+0
 ふと、涼宮さんの細い指が僕の手を絡めとり、彼女の心臓に導く。
「わかる?」
 彼女の心臓は早鐘を打っていた。
「ものすごくドキドキしてるの」
 口の中が乾く。
「こんな綺麗な夜にあんたといられるから」
 それはいけない事だと分かっている。
「全てを忘れられそうな夜だから」
 でも、思う。
「奇跡が起こりそうな夜だから」
 彼女が綺麗だと。
 彼女は背伸びして「彼」に口づける。永く、永く。
「あんたに告白されて嬉しかった。念願かなって、てやつだしね。
でもあんたはどうしてもここから先には進もうとしてくれなかった。
あ、変な勘違いしないで。あたしは根が『そういう奴』ってわけじゃないわ」
 涼宮さんの目が据わっている。
「でも思うのよ。結局、親子関係と違ってあたし達はどこまで行っても『親しい他人』でしかない。
だからこそ、あんたの一番『身近な人』になりたい。……いいでしょ」
 そう言う涼宮さんは妖しく瞳を輝かせる。
 最後まで僕はされるがままだった。
 彼女はずっと「彼」の名前を呼び続けた。



……
………

355僕は誰だろう ◆EqlMeG/bH. :2007/08/14(火) 21:57:13.86 ID:Cbt6BRm+0
 次の日。
 中庭で僕は朝焼けを迎えた。彼女は自力で病室にもどっていた。
「古泉くん、ここにいたんだ」
 そんな僕に優しく声をかけてくれる朝比奈さん。
 そして長門さんも、ただジッとしているだけだったけれども、「僕」の存在を分からせてくれた。
 それでも、もう遅い。
「何してたんですか?」
 彼女は陰に若干の無邪気さを添えて尋ねる。
 僕は花びら毟られた花を見せて、こう言う。
「花占いですよ」
 沈黙が、居心地の悪い静寂が、場を埋め尽す。
「結果、僕は彼、らしいですよ」
 心の様に乾いた笑いを溢す。手の中のそれをポケットにしまう。
「あのね、涼宮さんが呼んでるの」
 ヒビの入る音がした。
「……古泉くんを」
 もう誰も取り繕えない亀裂が、僕の精神を覆う。
「僕を?」
「そう」
 と、長門さんが肯定した。
「……行ってきます」
 終わりが来たと、そう思いたかった。

356僕は誰だろう ◆EqlMeG/bH. :2007/08/14(火) 21:58:08.91 ID:Cbt6BRm+0
「あ、来てくれた」
 彼女は言った。
「ええ、来ました」
 僕も言った。
「ゴメン」
 彼女は笑いながら言った。
「やっと醒めたわ。酷い事しちゃったわね」
 僕はそんな彼女を見つめるフリをして室内を見渡した。
「ねえ、古泉くん。もう一つ酷いお願いするわ。キョンに会わせて」
 彼女は小テーブルに置かれた果物ナイフを手に取った。
「やっぱり、キョンがいないと駄目ね。あたしは」
 僕は笑った。


 散らされた花弁。
 震える両の手。
 荒い息遣い。
 転がる骸。
 滴る紅。
 終り。
 死。


 それがここにある全て。
 でも、僕は自分を取り戻した。


FIN.
357以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 21:58:21.94 ID:S/WfXiAAO
4円
358以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 21:58:50.62 ID:EQ/D7WmW0

支援で猿った\(^o^)/
359以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 21:58:52.44 ID:AQ7SeZvz0
乙!
360以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 21:59:16.79 ID:Bzs2RDHn0


うわぁぁああぁぁあああああぁぁああああああああ
361以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 21:59:23.44 ID:Inv09HdH0
乙!
上手だなぁ・・・
362僕は誰だろう ◆EqlMeG/bH. :2007/08/14(火) 22:00:18.75 ID:Cbt6BRm+0
以上です。支援ありがとうございました。
……というか俺はさるにならなかったけど、ID:EQ/D7Wmさんはもしかしてさるった?
本当にありがとうございました

古泉が悲惨なのしか書けないらしい自分が恨めしい
wikiには適当にあげときます
363以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 22:00:56.13 ID:PfYQdd7Q0
乙!
どうにもこの二人がくっつくと鬱展開しかないのか…
でも面白かった!GJ!
364以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 22:01:58.75 ID:Jybd5b1T0
365以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 22:05:18.04 ID:QqxicT41O
>>362
乙‥‥‥‥/(^O^)\
366以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 22:05:57.62 ID:H5UlMS/E0
乙〜。

しかし、◆EqlMeG/bH殿もすっかり古参になりましたなぁ。
367保守ネタ。鬱エンドとバッドエンド比較:2007/08/14(火) 22:08:02.96 ID:H5UlMS/E0
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜鬱エンド。〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
長門「……二人を置き去りにして眠る事なんてできない」
キョン「安心しろ、長門。いつか必ず逢えるさ。おまえはもうぼろぼろなんだ少し休め」
ハルヒ「そうよ、有希。あたしたちは大丈夫。だからゆっくり休んで……」
長門「……また……あの部室で……」

――どのくらい刻が経っただろうか。わたしは長きの眠りから目を開け、起き上がる。

辺りを見回すと、二つの物が目に入った。それは決して忘れることのない、北高の制服。
わたしがそのブレザーとセーラ服をつかむと、さらさらと細かい砂のような物がこぼれ落ちた。
そして、服の内側には彼と涼宮ハルヒの名前が縫い込まれていた。
そう、彼らはここでわたしが目覚めるのを待ち続け、そのまま息絶えてしまったのだ。

……わたしは悲痛な叫びを上げた……


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜バッドエンド。〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
長門「……二人を置き去りにして眠る事なんてできない」
キョン「安心しろ、長門。いつか必ず逢えるさ。おまえはもうぼろぼろなんだ少し休め」
ハルヒ「そうよ、有希。あたしたちは大丈夫。だからゆっくり休んで……」
長門「……また……あの部室で……」

――どのくらい刻が経っただろうか。わたしは長きの眠りから目を開け、起き上がる。

浅黒い空、苦みを感じる空気。わたしは小高い丘へ登って辺りをうかがう。
目の前には大都市の廃墟があった。数十年前に破壊され尽くされ、人一人いないゴーストタウン。そうわたしが寝ている間に人類は滅亡してしまったのだ。

長門「しまった、寝過ごした!」
368以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 22:08:28.82 ID:/vqtH4KW0
乙!
こう言う展開の上手い鬱は好きだぜ…
369以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 22:09:26.06 ID:HGjObFA30
>>362
乙!


ただ、最後が良く理解できてないんだが
どっちがどうなったの?


読解力不足でスマンが誰か解説タノムw
370以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 22:09:38.39 ID:/vqtH4KW0
>>367
ワロタw
371以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 22:11:26.18 ID:DoleUOxKO
寝過ごしたwww
372以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 22:15:27.98 ID:Cbt6BRm+0
>>369
一応古泉がハルヒ殺害のつもりで書いた
373以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 22:15:45.88 ID:twkB41VZO
>>367
寝る子は育つ……
374以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 22:22:00.45 ID:DBzF8nQ80
「散らされた花弁」ってつまりハルヒの・・・・・・・・
375以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 22:22:45.52 ID:QqxicT41O
>>372
そうなのか‥‥
俺はハルヒが自殺したのかと思った。
376以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 22:25:47.79 ID:gKzuNBxZ0
>>372
なるほど・・・
キョンに会わせてってそういう意味だったのか。
377以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 22:31:06.71 ID:6XmDs4G/0
ちょwww

つーかどんだけ読解力ないんだよwww

もっと小説を読め、夏目とか太宰とか。
378以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 22:31:39.31 ID:HGjObFA30
>>372
おk把握した
ありがと
379以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 22:32:59.35 ID:ED4mSBL4O
>>362
乙乙乙!
380以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 22:34:00.88 ID:1tTiks+bO
>>377
梶井基次郎も付け加えて
381以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 22:34:55.10 ID:tUSBOvA5O
・鬱
ハルヒ「ふふっ・・・うふふ、キョン・・・ずっと一緒よ・・・」
キョン「ぐっ・・・あっが・・・」
ねちゃ。
キョン「ぁ・・・」
ぐちゃ・・・ぶちっ。
キョン「アぁぁぁぁぁぁあああああああ!!」
ハルヒ「まずは指から一つになろうね・・・ん、美味しい♪」


BAD
ハルヒ「ふふっ・・・うふふ、キョン・・・ずっと一緒よ・・・」
キョン「ぐっ・・・あっが・・・」
ねちゃ。
キョン「ぁ・・・」
ぐちゃ・・・ゴキっ。
キョン「アぁぁぁぁぁぁあああああああ!!」
ハルヒ「あっ、ごめん」
あれからハルヒは体重が500kgを越えて、脂汗がねちゃぐちゃとなる気持ちの悪い女になった。
だけど離れようとしたらオルゴデミーラが襲ってくるしなぁ・・・。
嫌な感じだ・・・あの時に、カレーの御代わりを止めておけば・・・!!
382以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 22:35:13.01 ID:rPLXD0Ku0
●<アナルは?
383以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 22:35:47.21 ID:6XmDs4G/0
>>380
檸檬超オヌヌメ

つーか丸善は俺にとって聖地ですよ。
爆破テロなんてとんでもない…
384以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 22:36:08.31 ID:ED4mSBL4O
ハルゴデミーラwww
385以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 22:36:16.06 ID:1Ix8sQGi0
>>377
俵万智も
386以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 22:38:36.21 ID:CgneqRxI0
>>377
赤田次郎も
387以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 22:39:41.90 ID:QqxicT41O
>>382
かなり前に落ちた。
388以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 22:39:59.58 ID:o7qEID3s0
>>375
俺もそう思ったw
389以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 22:42:59.98 ID:AQ7SeZvz0
ラノベだ ラノベを読まんでどうするwww
390以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 22:48:47.95 ID:tKKbs11P0
>>307
ガチでエロイんだったら、エロパロだと思うぞ。
391以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 22:49:35.93 ID:tKKbs11P0
ところでアナルっていつ落ちた?


……ひょっとして、『建てたら負けかな、と思ってる』状態か?w
392以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 22:52:52.08 ID:AQ7SeZvz0
あれれもうこんな時間か 12レス行っていいすか
393以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 22:52:59.30 ID:QqxicT41O
>>390
プリンとアナル以外にSSの居城があるの?

多分、すごく‥ガチエロになりますww
394以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 22:53:39.00 ID:AQ7SeZvz0
>>390 昨日その存在を知った
395以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 22:54:06.70 ID:HqNdipg80
「「じゃーんけーんポン!」」
「あっち向いてホイ!」

チュッ

「おいちょっと待て今何した!?」
「ふふーん」

そんなage
396以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 22:54:10.28 ID:XUCHi1gwO
鬱物がだいぶ出てきたなー
まぁ作品が良いものならhappyでも鬱でもいいんだがな…という保守
397以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 22:55:56.13 ID:HqNdipg80
>>392
よし来い
398以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 22:56:14.45 ID:liY9bRzo0
>>392
かもん
399以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 22:56:29.87 ID:twkB41VZO
>>392
かもん
400 ◆nomad3yzec :2007/08/14(火) 22:56:39.45 ID:AQ7SeZvz0
長門有希の憂鬱II

共著
◆kisekig7LI
◆nomad3yzec

401長門有希の憂鬱II:2007/08/14(火) 22:57:05.45 ID:AQ7SeZvz0
四 章

 目の前に白い球体が現れた。光が消え人の影らしきものが残った。その影を見て、俺はおぞましい記憶が蘇った。長い髪、まっすぐに見通す瞳、機敏な身のこなし、鋭利なナイフ。
「朝倉か!」
忘れもしない、二度も殺されかけたあいつだ。俺はとっさに身構え、手近にあった竹ぼうきを持ち上げてそいつに振りかぶった。
「待って」長門が俺を制した。「……これは、朝倉涼子ではない」
「えっ」
俺は振り下ろしかけたほうきを頭の上で止めた。見下ろすと、そいつは自分の頭を守って縮こまって怯えていた。こいつは、朝倉じゃない。なおも警戒する俺に向かって、そいつはゆっくりと顔を上げた。
「や、やめて……。それを降ろして」
「お前は誰だ」
俺はほうきを地面に降ろした。そいつは俺をじっと見つめ、危険がないことを知ってやっと立ち上がった。
「わたしは情報生命体β−022」
「朝倉とは別人か。どう見ても朝倉と同じ姿なんだが」
「そっちのわたしは朝倉っていう名前なの?じゃあ、そう呼んでいいわ」
「β−022ってことは、お前は複数いるのか」
「わたしの世界では情報統合思念体はある個人から別の個人が派生するのよ。だからこういう名前なの」
つまり、コピーか。
「失敬ね。あなただってコピーでしょうに」
朝倉はムッとしたように言った。まあ、言われてみればそうだ。

「……あなたの目的はなに」
「αがこっちに来たでしょう?」
「……襲撃を受けた」
「ごめんね。彼女、焦ってるの」
「……なにがあった」
見る限り、この朝倉に敵意はなさそうだ。こっちにはヒューマノイドの二人と、それにハルヒもいるんで手は出さないだろう。
「立ち話もなんだ、とにかく中に入れ」
俺は朝倉を屋敷の中に招いた。なにかあった場合、長門と喜緑さんが作った結界の中のほうが有利だ。
402以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 22:57:40.80 ID:oqK43d7S0
支援
403以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 22:57:49.95 ID:1Ix8sQGi0
>>393
【涼宮ハルヒ】谷川流 the 51章【学校を出よう!】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1186668958/
404長門有希の憂鬱II:2007/08/14(火) 22:58:13.16 ID:AQ7SeZvz0
 自分ちでもないのに勝手に客を呼び込んだりして、俺はまたおばあちゃんに謝らなくてはならない。
「おばあちゃん、たびたび申し訳ないんですが、また友達が増えてしまいました」
「あれあれ、ベータちゃんかい。よく来たね」
「え、おばあちゃん知り合いなんですか」
ヒューマノイドに知り合いがいるなんて、どういう知己なんですか。
「前にね、あなたたちを探して訪ねてきたの」
「まあおあがりよっ。最近はいろんなお客様が見えて、あたしゃ嬉しいさ」

 お茶を出してくれるというので、座敷に案内しようとしたところにハルヒと出くわした。ハルヒはそこにいるはずのないやつの姿を見てギョッとしたようだった。
「ええと、ハルヒ、紹介する。朝倉だ」
朝倉は失ったなにかを見つけたかのように、そして懐かしむようにハルヒを見た。
「あれ、朝倉?あんた、こっちの世界に来てたの?カナダに行ったとばかり思ってたわ」
「あの……わたしはあなたの知ってる朝倉さんとは違うの」
「ハルヒ、こいつは見た目は朝倉だけど、別の朝倉なんだ」
「ふーん。なんだか分からないけど。他人の空似にしては似すぎね」
「双子のようなものだと思ってくれたらいいわ」
朝倉は苦笑した。

 谷川氏は新たに増えた朝倉を見て笑った。
「あれれ、朝倉さんじゃないか。まるでオールスターだね。あといないのは誰?」
ええっと、俺の妹と谷口と国木田くらいですかね。あいつらはどうでもいいですが。
「この朝倉、俺たちの朝倉ではなくて別世界から来てるらしいんです」
「なんてことだ。もうひとりの有希ちゃんと同じ異世界かい」
「詳しくはこれから朝倉に尋ねるところなんですが、ハルヒには聞かせないほうがいいかと」
文庫のことも、情報生命体αに襲われたこともハルヒには話していない。どう説明すればいいのか、そもそも説明するべきかも分からない。
俺たちがまだ正確なところを把握していないというのもある。なのでハルヒには、この朝倉の話は聞かせるべきじゃないと判断した。

「分かった。なんとかするよ」
すべてを説明しなくても事情を理解してくれるところは頼もしい。谷川氏はおばあちゃんになにごとか耳打ちしていた。おばあちゃんは割烹着を脱ぎながら言った。
「ハルヒちゃん、これからケーキを受け取りに行くんだけど、ついてくるかい?」
405長門有希の憂鬱II:2007/08/14(火) 22:59:28.52 ID:AQ7SeZvz0
「もっちろん行くわ」
ハルヒが口を半月のように開いて言った。ケーキで釣れるなんて安いもんだな。
「車を貸しておくれ」
おばあちゃんは谷川氏からキーを受け取った。それを聞いて、運転なんかして大丈夫ですか、とでもいうように全員がおばあちゃんを見た。おばあちゃんは腕まくりして親指を立てた。
「あたしゃこれでも国際A級持ちさっ。近頃じゃクラッチのない、へなちょこ車ばっかりだけどね」
知らなかった。もしかして合気道なんかもやってませんか。



 ハルヒ以外の全員が揃ったところで、朝倉に尋ねた。
「αってのは何者なんだ」
「わたしたちの世界の創始者、と言うべきかしら」
 数億年前、αは次元断層を越えて別の次元に出た。いや、流れ着いたというべきだろうか。まだ若い銀河で、そこには情報統合思念体も人類も、およそ知的生命体と呼べるものは存在しなかった。
αは自分の情報をコピーし、自らを頂点とする情報統合思念体の組織を作った。
「でもわたしたちには致命的な欠陥があったの」
「欠陥?」
「非ヘテロ的発生は多様性がないのね。ひとつの要因ですべてが崩壊しかねないわけ」
つまり、分かりやすく教えてくれ。
「同じコピーを繰り返しているだけでは、同じ病気にかかって全滅しかねないということですね」
古泉が解説した。
「そう。それで、αは経験値から構成情報を書き換える仕組みを作った」
「……それは、自律再構成のこと」
「そうよ。でも、統計的に一定範囲のものしか生まれないという欠陥は回避できなかったのね」
島国で育った民族の血が濃くなるってやつと同じだな。

「まさかそれだけの理由で俺たちを侵略しようとしてるわけじゃあるまい」
「まだ先があるのよ」
 あるとき銀河の片隅で、地球型惑星に知的生命体の因子が芽生えた。二足歩行し道具を使うようになった人間である。αたちはその星を観察し、文明が発生するきっかけを作った。約十万年で現在の水準に達した。
「わたしたちの地球環境のことね。わたしたちは知的生命体そのものを作ることはできない。でも発生の確率を計算することはできるわ」
406以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 22:59:37.01 ID:HGjObFA30
支援
407以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 23:00:07.92 ID:H5UlMS/E0
航空支援
408長門有希の憂鬱II:2007/08/14(火) 23:00:40.09 ID:AQ7SeZvz0
「僕たちの世界では百十万年もかけたのに、十万年で作ったとおっしゃるんですか」
それが短いのか長いのかは俺には分からんが。
「αはいつだってせっかちなのよ。十分に成熟する時間を待てないのね」

 人類の文化や技術は、思念体の意図もあって急速に成長を遂げた。そして誰も予想していない事態が起こった。突然変移のごとく妙な力を持った子供が生まれた。涼宮ハルヒである。
「最初は危険因子と見なされたわ。手に負えなくなる前に処分してしまおうという意見もあったんだけど、思念体の一部が止めたの。もしかしたら、わたしたちの進化を次の段階に進めるヒントがあるんじゃないかって」
そのへんはうちらと同じよね、という感じで長門と喜緑さんは顔を見合わせた。

「わたしたちは涼宮さんの能力を伸ばす方向で介入したの」
 涼宮ハルヒが十三歳になったとき、自分を取り巻く事実に気がついた。自分は誰かに観察されている、人生をコントロールされている、ということを自覚したのだ。
なぜそれがバレたのかは分からない。そして宇宙に向かってメッセージを発信した。東中グラウンドに描いた、あの絵文字である。ただし“わたしは、ここにいる”ではなく“ここにいるから来い”だったらしいが。

「わたしが地球上で涼宮さんの保全を任されていたんだけど。それからというものはもう、なだめたりすかしたりの連続だったわ」
その苦労は分かる。俺と長門、古泉と朝比奈さんの四人はウンウンとうなずいた。どこの世界にいってもハルヒは世話を焼かせるんだ。
「そっちの世界でも苦労したんだな」
「わたしたちは涼宮さんに手取り足取り世話を焼きすぎたのね。今考えれば、自然発生した彼女の能力なんだから、自然の淘汰に任せればよかったのよ」
次の朝倉の言葉は、意外なひと言だった。
「涼宮さんには願望を実現する能力がある。でも、同時にバランスを取る能力も備わっている」
古泉がほぅと感嘆の声を上げた。
「僕たちにはその考え方はありませんでした。貴重なご意見です」
「結果論だけどね」

「そっちのハルヒはどうしているんだ。元気なのか」
「今は存在しないわ……」
全員が驚いて朝倉を見た。朝倉はうつむいた。
「あれは連鎖だったの。キョン君が消えて、涼宮さんが暴走した」
「暴走って、なにがあったんだ」
朝倉は少し黙り、ひと呼吸置いて口を開いた。
「涼宮さんが自分の記憶からジョンスミスの名前を消したの。最初から存在しなかった、と」
「それだけでか」
409長門有希の憂鬱II:2007/08/14(火) 23:01:50.81 ID:AQ7SeZvz0
「そこから連鎖がはじまったの」
歴史に矛盾が生じ、致命的な次元断層が起こった。その結果、俺が消えてしまうことに。断層のため、過去に戻ってフォローすることもできなかった。俺が消失したことでハルヒは自分の能力に気がついた。暴走したハルヒは自らの存在を消した。

「なにが間違っていたのか分からない。わたしたちは介入すべきではなかったのかもしれない。今となってはどうにもならないわ」
「あの、ジョンスミスって誰なんですか」
古泉が口を挟んだ。朝比奈さんは知っていて、たぶん長門も知っている。こいつだけは知らされていないんだった。どう言ったものか俺が答えあぐねていると、谷川氏が口を開いた。
「ジョンスミスってのは、まあ、言ってみればハルにゃんの白馬の王子様だね」
「ロマンチックですね」
そうだったんですか。ってどうでもいいだろそんなこと。

 超能力者の能力も消えてしまったために神人のエネルギーが臨界点に達し、閉鎖空間が現実世界を覆い尽くしてしまった。そして現在、αの力だけで銀河の消滅を食い止めている。
「その力がなかったら、数分で銀河は消滅するわ」

 全員が押し黙った。向こうの世界ではハルヒどころか人類すら存在しない。消えちまったんだ。ハルヒが自分のいない世界を作っちまった。それを維持するやつを残さなかったために世界そのものが存続できないという矛盾をも生み出したのだ。
そして今や銀河そのものが消えようとしている。

「……それが、わたしたちを侵略しようとする理由か」
長門が話を元に戻した。重要なテーマはむしろそっちだった。
「そうなの。直接あなたたちの世界に接触しようと試みたんだけど、やたらガードが固くってね」
文庫本も時空震もこいつらの仕業だったんだな。
「でもわたしは、無意味な戦いは避けるべきだと思うのね」
「……」
「穏便に交渉する余地はあると思うの。結果的に上書き支配するとしてもね」
この朝倉が恐ろしいことを平気で口にする様子を見ていると、案外俺たちの知る朝倉と変わらないのかもしれない。

「そろそろ帰らなきゃいけないわ」
 言うだけ言うと、朝倉は腰を上げた。てっきりここに泊まると思っていたのだが、こいつには自分の居場所があるようだ。
「それから、ここに来たのはわたしの独断専行だから。もし彼女の逆鱗に触れたら消されちゃうかもね。そのときはごめんね」
名前にある022という数字の意味は、そこにあるのかもしれない。長門はなにを思ったのか朝倉に近寄り、右手を差し出した。
410以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 23:01:57.40 ID:8LPvzYqS0
>>375>>388
>>356
>もう一つ酷いお願い〜
と、あるから自分を殺してくれって事だろう
自殺までは出来なかったんじゃないかな。古泉への甘えとも取れるが

ついでに紫煙
411以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 23:02:25.99 ID:NCkcWWs40
しえん
412長門有希の憂鬱II:2007/08/14(火) 23:02:56.27 ID:AQ7SeZvz0
「……手を、出して」
「わたしのバックアップを取るつもり?そんなことをして何になるというの?」
「……分からない。でも、ほかに方法を思いつかない」
「いいわ」
朝倉は承知して左手を出した。二人の手はほんの一瞬触れただけだった。
「……無事を祈る」
「ありがとう」
こいつは、俺たちの朝倉が長門に消されたという過去を知っているのだろうか。あるいは長門のその記憶が、朝倉の保存を促したのだろうか。
 朝倉は庭に下りてこっちを見た。かるく手を振って「じゃあね」とだけ言った。朝倉の体を包むように白い球体が生まれ、やがて消えた。詠唱はなかった。

 明かされた事実に誰も口を開かない。どうコメントしていいのかすら分からない。古泉が沈黙を破った。
「……これは恐るべき事態ですね。僕たちの世界でも十分起こりえることです」
「けど、俺たちのハルヒは自分の能力を知っても暴走していないぜ」
サンタを呼び寄せたのが暴走っていうんなら、今までのハルヒは台風とハリケーンとサイクロンを合体させたくらいの嵐だ。
「重要なのはあなたの立場です。あなたがいなくなってしまったら誰も涼宮さんを止めることはできないでしょう」
「俺はハルヒのストッパーなのかよ」
「そうです」
あっさりと返ってきた答えに俺は頭を抱えた。やっと分かった、前から謎だった俺の存在意義はそれだったのか。
「落ち着いてくださいキョン君。わたしたちの世界は谷川さんが作っているわけですから、彼次第ということになりますわ」
喜緑さんがニコニコして谷川氏を見た。彼女の目は、面白半分に変なこと書いたらタダじゃおきませんからね、と言っていた。谷川氏は疲れたように肩を落とし、ひとことだけ呟いた。
「モノを書くってのは、因果な商売だね……」



 朝倉は現状を伝えただけで、なんの解決の糸口も残さなかった。正直なところ、だからどうしろっての、というのが俺たちの気持ちだった。
 朝比奈さんがお茶のおかわり注いでくれた。しばらく黙ってお茶をすすった。
「……彼女と話してくる」
ずっと考え込んでいた長門がぼそりと言った。
「向こうの世界に行くのか」
413長門有希の憂鬱II:2007/08/14(火) 23:04:09.23 ID:AQ7SeZvz0
「……朝倉涼子から位相情報を読んだ」
さっきバックアップを取るとか言ってたのは、本当はそれが目的だったのか。それも戦略か。

「行ってなにをするんだ」
「……元々αはわたしたちの世界にいた。戻るよう話してみる」
「そう簡単にいくだろうか」
「その気があったなら、向こうから話を持ちかけてくるでしょう」喜緑さんが言った。
確かに、いきなり襲ってくるあたりは、もう最初から話し合う余地などないことを見せているようなもんだ。
「……わたしには、彼女の考え方が分かる」
「あいつはお前の姉だったな」
「……そう。論理構造は似ている」
もし話し合いで解決できるならそれに越したことはないが。古泉が不安な表情をした。
「長門さんとはだいぶ考え方が異なるように見受けられますが」
「……それは、性格の違い。わたしの頼みなら、聞くかもしれない」
結局俺たちがあれこれ考えるより、長門と喜緑さんで最善の方法を取ってもらうのがいいというのが、人間どもの一致した意見だった。

だが、長門は事態を楽観視しているわけではなかった。
「……もしものときは全員、元の世界に戻って。情報統合思念体は防衛体制を整える必要がある」
「分かりましたわ」
長門はポケットからジャラジャラとビー玉を取り出した。ビー玉ではなくて素粒子球だっけ。
「……三人にひとつずつ渡す。緊急時にはこれを潰して向こうに戻って」
長門は俺と古泉、朝比奈さんに渡した。
「長門、無理すんなよ。こじれそうになったら深追いしないで帰って来い」
「……分かった」

 外はそろそろ陽が傾いてきていた。長門は靴を履いて庭に下り、喜緑さんに向かって言った。
「……三分以内に戻ってこなければ、わたしたちの世界へ退避。彼らの脅威を情報統合思念体に警告して」
「分かりましたわ」
「……あとを、頼む」
喜緑さんはうなずいた。長門が右手を上げて詠唱し、白い球体に包まれ、そのまま上空へ浮かんだ。光が八方に散ったかと思うと、そこには影も形も残っていなかった。
414以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 23:04:53.10 ID:NCkcWWs40
しえん
415長門有希の憂鬱II:2007/08/14(火) 23:05:19.96 ID:AQ7SeZvz0
 俺は庭のベンチに腰掛け、じっと時計を見た。全員が庭の、長門が消えたあたりを見つめていた。この三分間は俺の人生で最も長い時間な気がする。
仮に三分が過ぎても、もう五分だけ待ってくれと俺はごねるだろう。その五分に何の意味もないことは分かっているのだが。

 二分が経過した。何も起きない。三分まで残り十五秒のところで喜緑さんが言った。
「来ましたわ。キョン君、下がって」
俺が立ち上がって三歩下がると、庭の上空に二度稲妻が走った。ちょうど池の真上だ。一瞬だけ白い球体が現れ、人の影が見えた。そこにいるのは一人ではないようだ。
球体が消えるとそのまま池に落ち、水の中に足を突っ込んだ。一人が立ち、もうひとりを両手で抱えている。立っているのは朝倉と、抱えられているのは長門だった。
長門は血にまみれ、片目をハンカチでおさえていた。

「朝倉、長門になにをした、なにがあったんだ」俺は思わず叫んだ。
「キョン君、落ち着いて。とにかく手当てを」
喜緑さんが俺を抑えた。朝倉は長門を抱えたまま、ジャブジャブと水の中を歩いて池の縁へ上がった。足元を、透明な雫と赤い雫が混じりあって流れた。
「布団の用意を」
朝倉は言った。俺は座敷の押入れから布団を引っ張り出した。血がついてしまうがかまうものか。俺は朝倉の腕から長門を引き取り、布団に横たえた。
俺の両腕にべっとりと着いた血を見て、救急車を呼ぶべきかと考えた。だが宇宙人製アンドロイドは医者の手には負えないだろう。それに喜緑さんと朝倉がいる。この二人がなんとかしてくれるはずだ。

「長門、絶対死ぬなよ」
「右目が失明していますわ」
喜緑さんがハンカチを取ろうとすると、長門の体がビクンと動いた。
「キョン君、見ないほうがいいわ」
そのほうがよさそうだ。
「すいません、俺、血を見るのがダメなんです」

 前にも似たようなシーンに出くわしたが、あのときはそれどころじゃなかった。それにあのときの長門の意識はしっかりしていて、体に穴が開いてもちゃんと会話していた。
あのときの俺は、長門にどこかしら超人的な強さを感じていて、必要以上にオロオロすることもなかった。だがこの長門はぐったりと力なく横たわり、意識があるのかないのか、呼びかけてもなにも応えない。
今回はいろいろと事情が違う。長門にとっても厄介な状況なのだと俺は分かった。あのときは襲われた朝倉に、今回は助けられるということも含めて。

 誰の出入りもないように、俺は門番のように襖の前に立っていた。谷川氏と古泉、それから朝比奈さんには長門の具合が悪いとだけ話しておいたが、朝比奈さんにあの状態の長門を見せたら真っ青になって卒倒するだろう。とりあえず意識が戻るまでは面会謝絶とした。
416以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 23:05:23.98 ID:S/WfXiAAO
4円
417長門有希の憂鬱II:2007/08/14(火) 23:06:29.10 ID:AQ7SeZvz0
「キョン君」
襖が少しだけ開いて、喜緑さんが顔を出した。手で招いている。
「インターフェイスの状態はだいぶ回復したのですけど、まだ意識が戻らないの」
「助かるんですよね」
「ええ。わたしたちは死ぬことはないんですけれど、相手が相手ですから」
「どうなるんです」
「敵が情報生命体なら、情報を失うでしょう」
ええと、つまり。
「わたしたちの体の構成は情報で成り立っているので、情報そのものが損傷を受けると機能不全になるんです」
「記憶喪失みたいなものですか」
「ええ。記憶だけではなく思考も、人格も」
「そんな。長門じゃなくなるってことじゃないですか」
「お互いにバックアップを取り合っていますから、多少の損傷は補填できるのですけれど……」
喜緑さんはそれ以上何も言わず、部屋の中を指した。中へ入ると布団に長門が眠っていた。包帯でも巻かれているのかと思ったが、血の跡もケガの跡もなかった。その横には朝倉がうつむいて座っていた。
「朝倉、なにがあったのか教えてくれ」

── 以下、朝倉から聞いた話だ。

 長門はひとり、あいつらのただなかに乗り込んだ。情報統合思念体の全員が集まった。
「ひとりでやってくるとは、勇猛なのか無謀なのか」
「……話し合いに来た」
「我々の目的は伝えたはずだ。お前たちが承諾しようがしまいが結果は変わらん」
「……共存の道もあるはず」
「わたしはこの組織を解体するつもりはない」
「生き残ることが優先するはず」
「知ったような口を利くな。お前に何が分かる」
「……わたしはずっとあなたの後ろで、あなたの情報をもらっていた。わたしには、あなたの考えが分かる」
「それがどうした。お前は安全なところで情報を得たのだろう。現場で危険な目に会っているわたしの気持ちが、お前に分かるか」
「……わたしはずっとあなたを見ていた。同じ感情を持っていた」
「だがお前はわたしを見捨てた」
418以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 23:07:08.44 ID:NCkcWWs40
しえん
419長門有希の憂鬱II:2007/08/14(火) 23:07:36.99 ID:AQ7SeZvz0
「……見捨てたのではない。あれは事故だった。あなたが消えて、わたしはひとりで生きなければならなかった」
「よかったじゃないか。いい厄介払いができただろう」
「……わたしは、唯一の肉親を失った」
その言葉を聞いて、αは黙った。

「……わたしの世界に、戻って」
「そんなことをするくらいなら始めから上書きを挑んだりしない。この世界は、わたしが自ら作り上げたのだ。拡大はあっても縮小はしない」
「……もう一度、あなたと過ごしたい」
「では、自分の世界を捨てて我々に加われ」
「……それは、できない」
それが最後の言葉だった。次の瞬間、長門は全思念体から集中砲火を浴びた。αに匹敵する力を持っているにもかかわらず、長門は反撃しようとはしなかった。攻撃を避けつづけ、なんとか交渉の余地を模索していた。
敵のひとりが長門を地面に縛りつけた。長門の足がコンクリートに張り付いた。それを見て全員がいっせいに長門を串刺しにした。
 見かねた朝倉が円筒状のシールドを何重にも張って長門を保護した。目くらましの閃光を発したあと、縛り付けられた長門の足をその地面ごと引き剥がした。
朝倉は傷だらけの長門を抱えて空間移動し、彼らから十分な距離を置いてから次元転移した。あいつらは一瞬なにが起ったのか分からず、数秒間、朝倉が介入したことすら気づかなかったことだろう。

「彼らは最初から長門さんを餌食にしようと待ち構えていたわ」
餌食というのは、長門の持っている膨大な量の情報のことだと朝倉は言った。長門の持つ情報を元に、俺たちの世界へ乗り込むつもりだった。そうすれば情報統合思念体も易々と征服できる。

 あいつらはどうも俺の知る情報統合思念体とはだいぶ性格が違うようだが。やたら好戦的というか、攻撃的というか。
「あなたは自分の世界が消え去ろうとしているとき、理性を保っていられるかしら」
しばらく考えたが、朝倉の質問は俺には高度すぎて簡単に答えを出せるようなものではなかった。
「お前だけは理性的なんだな」
「それがわたしの仕事」
αをトップとするこいつらの組織には派閥がない。その代わりに、バランスを取るための存在が朝倉なのだという。すでにバランスを取るだけのパワーも思索も尽きたようだが。

「とんでもない事態だったんだな」
「まるでリンチだったわ」
「長門を助けてくれて礼を言うよ」
「いいのよ。でもわたしはもう、向こうへは戻れないわね」
裏切り者がのこのこ戻ったりしたら、即時消去されるだろう。
420以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 23:07:59.11 ID:NCkcWWs40
しえん
421長門有希の憂鬱II:2007/08/14(火) 23:08:46.97 ID:AQ7SeZvz0
「お前にはすまなかったが、俺たちと一緒に来いよ。向こうの朝倉をそのまま引き継げばいい」
「それもそうね……」
誘いにあまり気乗りしないのか、朝倉はうつむいたままだった。

「キョン、いるの?」
襖の向こうからハルヒの声がした。帰ってきたらしい。
「ハルヒ、ちょっと待て」
叫んだが間に合わなかった。襖がガラリと開いてハルヒが顔を覗かせた。
「あら、有希どうしたの」
さあて、どう説明したらいいんだ。
「昨日湯冷めして風邪を引いたらしいんだ」
かなり適当で妥当な言い訳をした。今が冬でよかった。ハルヒが入ってきて長門の額に触れた。
「そうなの。熱はないみたいね」
「ああ。さっき医者に連れて行って注射を打ってもらった。寝てるから、そっとしといてくれ」
「分かったわ。あたしになにかできることある?」
こいつにできることか……。
「なんでもないただの風邪だしな。早く治るよう願い事でもしといてくれ」
「分かったわ」
今のは気休めに言ったつもりだったのだが、このセリフを言ってしまって相手がハルヒであるということの意味にハッとした。本人には本気として伝わったようだ。
ハルヒの願い事も、地球の自転が逆になるとか冬に桜が開花するとか突飛なものではなくて、こういう誰かの役に立つものなら大歓迎なのだが。

 俺は長門の枕もとにじっと座っていた。しんと静まり返った部屋のなかで、ときどき寝息が聞こえる。
この小柄な女の子は、世界を救おうと必死で戦っている。なにか見返りがあるというわけでも、誰かに頼まれたというわけでもないのに。この世界にヒーローの称号が許されるとしたら、まずこいつに与えられるべきだろう。ナイトの称号でもいい。

 クリスマスの当日だというのに、部屋の雰囲気は暗かった。黙ってはいたが、古泉はなにか重大な事件が起こったことをうすうすと感じ取っていたようだし、朝比奈さんにもこの重苦しい雰囲気は伝わっているようだった。
 おばあちゃんが晩飯の用意ができたと言いに来たが、みんなに先に食ってもらった。せっかくのケーキだったが、俺はこいつの目が覚めるまで待っていてやりたい。
422以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 23:09:21.01 ID:NCkcWWs40
しえん
423長門有希の憂鬱II:2007/08/14(火) 23:09:25.45 ID:AQ7SeZvz0
 ハルヒの願い事が叶ったのかどうか、夜九時頃になって長門が目を覚ました。
「長門、気がついたか。俺が分かるか」
長門はじっと俺を見つめた。
「……」
いい兆候だ。いつもの長門だ。喜緑さんと朝倉の顔を見ると、起き上がって宙を見つめた。
「……情報統合思念体が存在しない」
「長門さん、ここは平行世界ですわ」
「……なぜ、朝倉涼子が存在する」
「わたしはあなたの知っている朝倉涼子ではなくて、別世界の情報生命体なのよ」
長門は少し考え込んでいた。珍しくこめかみを押える仕草をした。それ、もしかして俺のマネか。
「……記憶野に少し障害がある。時系列が一致しない」
そりゃそうだろう。俺でさえ、ここ数年に起こった出来事のせいで混乱気味なのだ。

「……あなたの記憶を、分けて欲しい」
「俺の記憶?いいが、どうやるんだ」
長門は俺の頭を両手で抱えるように持ち、顔を近づけた。まさか、こないだみたいに額にキスをするんじゃないだろうな。ほかの二人がじっと見ている。これはかなり恥ずかしいぞ。
だが額に感じたのは唇ではなくて、長門の額だった。目の前に長門の顔が迫り、俺はどこを見ていいのかわからず目を閉じた。
 長門はゆっくりと顔を離した。
「もう、いいのか」
「……ありがとう」
少しだけ頬が朱に染まっているのは気のせいだろうか。
424以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 23:10:03.85 ID:AQ7SeZvz0
支援ありがとうございました
まとめwikiには口絵が上がってから貼る予定です
425以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 23:10:13.42 ID:NCkcWWs40
しえん
426以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 23:11:21.37 ID:NCkcWWs40
乙です wikiたのしみです
427以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 23:11:24.68 ID:HqNdipg80


記憶が曖昧になってきたからもっかい最初から読み返さないと
428以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 23:15:08.15 ID:twkB41VZO
乙。
429以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 23:16:26.00 ID:Bzs2RDHn0
乙!

続きwktkしながら待ってます
430以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 23:16:51.32 ID:Fs1TXdfm0
おつでした。
あとでゆっくり読みますね。
431以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 23:18:57.67 ID:HGjObFA30
乙!
432以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 23:19:58.93 ID:o7qEID3s0
乙!
433以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 23:27:03.42 ID:abydlK6LO
ブーン系小説を読んでいても読解力はあがらないことがわかった
434以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 23:27:12.95 ID:zkkKmk9QO
お疲れ様でした。
435以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 23:35:40.65 ID:QqxicT41O
>>403
どうしてもそっちじゃなきゃダメ?
なんか、見てきたら誰かが叩かれてて逃げてきたorz
436以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 23:35:48.61 ID:Fs1TXdfm0
あげ
437以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 23:40:41.16 ID:twkB41VZO
>>435
好きな所に投下すれば良いと思うよ。
もし、性的描写がリアルなら、避難所に投下しても良いし。
438以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 23:40:51.23 ID:AQ7SeZvz0
>>403 ワロタwww ちゃんと校正しないとだめらしいw
439以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 23:43:40.55 ID:H5UlMS/E0
エロパロはSSに対する要求水準が高いからなぁ。
それでも以前のようにSS投下→住人同士がケンカ開始という流れからは脱したけど。

ただ、その時の後遺症か投下SSが激減したな。
440以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 23:44:15.71 ID:JBeIKvBy0
あそこは批評厳しいからなぁ・・・
てか、まとめには一応エロ物の置き場があるのだが
あれはどこで投下されたヤツなんだろう
441以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 23:45:47.15 ID:Fs1TXdfm0
あげ
442以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 23:48:02.00 ID:CZ57cSLB0
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この現状を打破すべく、戦争開始までに一人でも多くのVIPPERの力が必要だ。
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空気ぶった切ってスマンが暇な奴頼む。
443以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 23:48:22.10 ID:twkB41VZO
ここはとにかく読んで貰う所。
エロパロは読んで貰ってしっかり感想を貰う所って誰かが言ってたな。

>>440
エロ部分だけ直投下とか。
まぁ、スレに投下もあったけど。
444以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 23:49:26.01 ID:QqxicT41O
>>437
了解した!
じゃあ、明日アナルたってたらそこに爆撃するww
今のペースで行けば、明日には完成するし。

かなりリアルかもしれんけど‥気にしない\(^O^)/
445以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 23:50:54.81 ID:tKKbs11P0
そりゃ、涼宮が鈴宮とかダメだろwアレはwww
446以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 23:54:41.84 ID:HqNdipg80
あたし待つわいつまでも待つわ
いつかお題の人が再構成されるまで
447以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/14(火) 23:56:43.97 ID:8flE6FucO
>>438
以前も思ったが、校正と推敲は違うぞ。
校正は印刷、出版するのが前提みたいなもんだからな。
あとやっぱエロはエロパロ行って欲しいな。
448以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 00:00:18.93 ID:iSk5bjeq0
449以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 00:00:39.24 ID:aKI10xQm0
>>443
そうか、スレに投下もあったんだ

避難所投下は確かに有用そうだな
俺はいつもそこの存在を忘れるが・・
450以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 00:01:19.14 ID:1SKD2wbm0
そういや、隣国の方々が8/15にvipに向けてF5アタックかましてくるらしいが、大丈夫かいな。
451以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 00:03:41.76 ID:MTOF0Que0
>>446 えらく古い歌だなw
452以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 00:05:22.84 ID:jrLCCjby0
ハルヒ「あぁもう!」
キョン「どうしたんだ?」
ハルヒ「どうしたんだじゃないわよ! 最近この部室にありんこがいるのよ!」
キョン「……ありんこって蟻のことか?」
ハルヒ「他に何があるのよ! 神聖なSOS団部室にありんこが大量発生! これは事件よ!」
キョン「なんの事件なんだよ。まさか何者かのスパイとか言うんじゃないだろうな」
ハルヒ「あら。あんたもやっとSOS団団員その一らしくなってきたわね。その通りよ!」
キョン「……やれやれ。あーハルヒ、この蟻たちは恐らくだが、部室でお菓子やらなにやら食ったりしたのが原因だと思うぞ」
ハルヒ「何言ってるのよ! そんなはずないわ! きっとSOS団に恨みを持つもののスパイ……」
長門 「……違う」
ハルヒ「有希? ……違うって何が?」
長門 「スパイなどではない。彼らは甘いものに惹かれてやってきた。それだけ」
キョン「そうだよな。スパイなんてあるはずが……」
ハルヒ「? なによ有希」
長門 「あなたたちふたりの関係があまりにも甘過ぎる。だから蟻がやってくる。原因を駆除する」
キョン「って! おいこら長門! や、やめ……」

つづかない
453以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 00:08:28.83 ID:aKI10xQm0
その発想はなかった
GJ!
454以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 00:09:42.27 ID:e4srzQi9O
>>446
うはw嬉しいww
大丈夫です。可愛い長門が再構成してくれる筈。

>>448
GJwwさてww
お題の人として、自ら暴走ENDを行きますww

とりあえず保守しながらSS書いて、明日華々しく散りますw
455以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 00:10:34.56 ID:6j21duhLO
バカップル恐るべし
456以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 00:14:04.71 ID:R3D6onww0
長門うまいwwwwwww
457以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 00:18:32.52 ID:bBpSb88a0
保守
458以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 00:21:51.37 ID:571OyZZg0
うわぁぁぁ! 書けば書くほど森さんのイメージから遠ざかっていく〜!!



お前等は許してくれるか?
459以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 00:22:57.42 ID:571OyZZg0
って森さん書いてる人沢山居るんだよな。


ID:nTHIkGUq0 だった者だ。
460以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 00:23:12.34 ID:g16VGa2W0
許すけどその前に俺にお題をくれ
461以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 00:23:38.42 ID:e4srzQi9O
ちょっと流れをパクってみた。
ファミレスにて
ハルヒ「これ結構おいしいわね♪」ばくばくばく
キョン「おい、そんな慌てて食うなって。‥おいハルヒ。付いてるぞ」ヒョイパク
カランカラン
古泉「ご馳走様です」
キョン「ん?どうした。もう食べないのか?」

古泉「えぇ。もうお腹いっぱいですよ。」

こんなん?
462以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 00:24:47.10 ID:bBpSb88a0
>>460
ハルキョン
プール
463以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 00:26:30.70 ID:1SKD2wbm0
>>460
つ「WE WERE SOLDIERS」

これから好きな物を連想して書いてくれい。
464以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 00:27:21.97 ID:b0KipAVm0
>>460
ハルキョンはちょっとお腹いっぱいなのでそれ以外のカプで
海水浴
465以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 00:29:35.42 ID:571OyZZg0
>>460
神人VSカマドウマVSキングギドラ
466以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 00:31:26.70 ID:B+3QH37fO
>>460
長門とキョン妹
467以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 00:32:55.70 ID:6j21duhLO
古泉 「鶴屋さんの邸宅とかけて」
長門 「涼宮ハルヒととく」
みくる「そのこころはっ!」
鶴屋 「どちらも『ひろいん』です」
古泉 「長門さんの胸とかけて」
長門 「有名なSSととく」
みくる「そのこころはぁ……」
鶴屋 「どちらも『ビショウ』でございます」


長門 「……」ペタペタ
468以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 00:37:58.97 ID:571OyZZg0
長門「座布団の代わりに真っ赤になった鉄座布団くれてやんよ。さぁ、座れや鶴屋よ」
469以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 00:38:51.21 ID:Oj6dIUW20
>>647
ハルヒ「キョン! 座布団一枚!」
470以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 00:39:00.82 ID:e4srzQi9O
長門「‥‥」ウルウル タッタッタ
キョン「‥長門!?‥‥一体何があった!?」アセアセ
長門「‥‥お弁当の中身が‥ご飯だけだった」ウルウル

キョン「な、何だって!?‥上下逆にしてたって落ちじゃないだろうな?」アセアセ
長門「ない‥‥タコさんウィンナーも兎のリンゴもない」ウルウル
昼御飯
キョン「どういう事か説明してもらおうか?」ギロッ
長門「‥‥‥」ウルウル パカッ

ハルヒ「あぁそれ?おかずを一つに纏めた結果よ!そしたら、家で食べてるみたいじゃない?」ニコッ
キョン「なんだ、そうだったのか。時に長門よ。なぜ一時間目から弁当の中身を確認してたんだ?」ジローッ
長門「‥あ‥‥‥」アセアセ

中身を確認するのが小さな楽しみ保守
471以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 00:40:28.79 ID:e4srzQi9O
森「‥閉鎖空間の消滅を確認‥‥ふぅ‥‥一段落ついたわね‥‥‥」フラフラ

長門「‥‥‥‥」テクテク
森さん「‥あれは‥!‥今人気の長門有希!?」キャー
長門「‥‥」キョロキョロ テクテク
森さん「!?‥‥横断歩道を手を上げて渡ってる!!‥‥可愛い〜!!」ガシッ

長門「‥また増えた」カァー

密かに人気鰻登り、みんなのアイドル長門保守
472以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 00:41:48.80 ID:e4srzQi9O
キョン「緊急事態だ。長門がいなくなった。」アセアセ
ハルヒ「どうしよう‥。まさか変な人に連れてかれちゃったのかしら!?」ウッ
古泉「警察や知人に付近の捜索をお願いしました。見つけたらすぐ連絡するようにしましたから。」アセアセ
みくる「どうしましょ〜。もし‥‥もし長門さんに何かあったら‥‥」ウルウル

鶴屋「有希っこなら‥‥大丈夫っさ‥!絶対!」グッ
阪中「そうだといいのね。‥早く‥‥‥顔を見て安心したいのね。」ウルウル
谷口「しっかしどこ行ったんだ?早k‥」イテッ
国木田「早く‥‥帰って来てほしいね。」グッ

その頃長門
長門「‥‥‥Zzz‥」クークー

みんなの心配をよそに屋上で日向ぼっこする長門保守
473以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 00:43:52.41 ID:JX0go83q0
ハルヒ「ちょっとキョン!!あたしのプリンタべたでしょ!?」

キョン「お前の駄洒落の方がベタだぞ・・・」

474以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 00:44:10.46 ID:6j21duhLO
>>469
ずいぶん遠い所にぶん投げたなwww
475以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 00:45:15.83 ID:8LWtETxS0
流れ無視してすまんが、叩かれてるっつーからまた変な子が来たかとエロパロ行って来た。

……これで叩かれてるとか、どんだけ甘やかされてんだと思った。いやマジで。
最盛期と比べるのはどうかと思うが(その頃は粘着荒らしが居た)住人、むちゃくちゃ優しくなってんじゃん。
ちゃんと読んで、悪いトコとか指摘してるし。

褒めて褒めてもう一回褒めて伸ばすタイプのVIPとはいえ本気で言ってるんなら、どんだけーって感じだ。
476以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 00:46:11.43 ID:e4srzQi9O
古泉「‥まだ見つかってないみたいです‥‥」ガクッ
キョン「くそ!どこいったんだ!どっかで泣いてなきゃいいが‥‥」アセアセ
ハルヒ「有希‥‥」ウルウル

ガチャ
一同「「「「「「「「‥!!?‥」」」」」」」」トゥトゥトゥトゥトゥリン!
長門「!?‥何?」キョロキョロ

谷口&国木田「か‥」ワナワナ
阪中&鶴屋「か‥」ワナワナ
古泉&みくる「か‥」ワナワナ
キョン&ハルヒ「か‥」ワナワナ

一同「「「「「「「「帰って来たー!!長門有希が帰って来たー!」」」」」」」」バンザーイバンザーイ
長門「‥!?‥‥」アセアセ

ワーッショイ ワーッショイ

一人だけわかってなかったが嬉しい事だけは理解した長門保守
477以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 00:47:55.88 ID:MTOF0Que0
>>475 それがVIPのいいところ
478以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 00:49:41.41 ID:CAdhfrwK0
まあまあ。
エロパロはキチンと読んだ上で悪いとこは悪いと指摘して、いわば、叩いて伸ばすタイプだからね。
叩かれるのが苦手だったり耐性のない人には若干つらいのは仕方ない。
初心者にはプリン、ちょっと腕試しにはエロパロって感じでイイジャマイカ。
479以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 00:50:30.39 ID:571OyZZg0
>>476
阪中可愛いよ魚科
480以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 00:51:38.45 ID:R3D6onww0
>>460
キョン×ミヨキチ
糖分100%で。
481以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 00:51:53.72 ID:Oj6dIUW20
>>474
誤爆気付かんかったwwwww
482以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 00:53:49.88 ID:JX0go83q0
朝比奈「最近の長門さんの人気に嫉妬ですぅ〜」

古泉「まったくですね、どうやら僕とあなたはいらない子のようです」

朝比奈「・・・いらない子同士仲良くしませんか?///」

古泉「あなたの口からそのようなことが出でくるとは・・・正直意外です」

朝比奈「だって・・・ここはプリンスレですから」
483以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 00:54:16.21 ID:571OyZZg0
>>647に機体
484以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 00:54:24.09 ID:DC5AKbc00
hsh
485以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 00:55:20.13 ID:BybkJuag0
韓国 中国と同じく橋に偽コンクリ使用か
http://wwwww.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1187098790/l50
486以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 00:57:41.79 ID:Ou/xvC4T0
保守
487以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 00:58:15.99 ID:e4srzQi9O
>>480
糖分と聞くと反応してしまう。www
488以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 01:01:34.57 ID:MTOF0Que0
このスレ読み始めておしっこに蟻がたかるようになった
489以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 01:03:15.59 ID:P/eWTf030
490以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 01:08:19.63 ID:jYURbaXQO
>>485の橋が橘に見えたorz
491以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 01:09:18.95 ID:571OyZZg0
>>490
よう、オレ。
492以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 01:10:03.32 ID:JX0go83q0
>>482
古泉「それもそうですね。では仲良くしましょう」

朝比奈「じゃあ、あの・・・その・・・『仲良しの印』つけてもいいですか?」

古泉「『朝比奈さん、『仲良しの印』とは一体なん」

チュ♪

朝比奈「・・・もう説明はいらないですよね?」


493以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 01:12:10.91 ID:Oj6dIUW20
佐々木「橘さん?」
橘「………」

へんじがない ただのコンクリートのようだ
494以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 01:13:57.22 ID:IS3WNnEhO
>>475
空気読まず俺も
同意。一応書いた人も納得していたみたいだが、
あれは叩いているというより指摘してもらっている感じがする。
すまん俺も言いたくなった。
495以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 01:16:41.33 ID:JX0go83q0
叩かれる分だけマシなのです。偉い人にはそれがわからんです。
496以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 01:16:44.61 ID:e4srzQi9O
>>475>>494
ホントチラ見だったから‥
申し訳ないですorz
497以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 01:17:01.08 ID:MTOF0Que0
即興で長門有希の憂鬱IIの外伝できたんだけど読んでみる?推敲はしてない
498以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 01:20:01.42 ID:JX0go83q0
>>497
読ましてくだしあ><
499 ◆nomad3yzec :2007/08/15(水) 01:20:47.23 ID:MTOF0Que0
長門有希の憂鬱II外伝 ─おばあちゃんの憂鬱─

「おばあちゃんどうしたのさ、さっきからため息ばっかり」
「はあ。ねえナガル、キョンさんって、死んだおじいちゃんの若い頃にそっくりだねぇ……」
 僕は仏間にあった爺さんの遺影を見た。そういえばどことなく似てなくもない。髪はすっかりなくなっちまってるけど、顔の感じ、眉間のシワの寄り具合、雰囲気も似てる気がする。

 爺さんが死んだのは僕が五歳のときだ。三百六十五日フルスロットルなおばあちゃんに比べてもの静かで、けど怒ると怖い存在だった。
たまにお小遣いをねだると、子供に金をやるとろくな育ち方をしない、とつっぱねられた。でもケチだったわけではなく、金はやるが働けと言われて庭の草取りやら障子貼りやらを手伝わされた。時給にして二百円くらいだったろうか。
当時は金の価値なんか分からない僕だったので、給料という肩書きを持つ現金を持つことに無上の喜びを感じていた。

 そんな昔のことを思い出しつつ、もしかしたらキョン君のモデルはこの人なのかもしれないと思った。襖の向こうからまたため息が聞こえた。昔の写真を持ち出してめくっている。爺さんの若かりし姿、戦時中の凛々しい姿だった。
ははぁ、乙女のメランコリーだなこれは。いや、元、乙女と言うべきか。

 離れには半地下の倉庫があって、先祖代々伝わる骨董品やらゴミやらが納められている。先祖代々、詰め込むだけ詰め込んで、誰も片付けようとはしなかったようだ。爺さんも常々、この倉庫をいつか誰かが片付けないとなぁと独り言のように呟いてた。

 僕は懐中電灯を持って、記憶を頼りに倉庫の中を漁った。確かまだあったはずだが。
僕は使われなくなったタンスの上に重なっている桐の箱を取り出した。積層したホコリの山が雪崩れを起こさないようにそっと持ち運んだ。おばあちゃんがいないことを確かめ、庭に持ち出してホコリを払う。桐の箱の正面に菊の紋が入っていた。

「キョン君、ちょっと折り入って頼みがあるんだけど」
「なんでしょう谷川さん。なんなりと」
居候の身分なら主の言うことは聞かないわけにはいくまいて。イヒヒと含み笑いをせずにはいられなかった。僕は箱を抱えて、キョン君を納戸に連れて行った。
「これ、なんですか」
「まあ見て見てよ」
菊の紋の入ったフタをうやうやしく開けると、厳重に和紙に包まれた袋が出てきた。これまた和紙で作られた固い紐を解いて、ようやく中身と対面する。
「軍服ですかこれ……」
「そうだよ」
戦後六十年ずっと倉庫で眠っていた日本の記憶が、今目覚めた。真っ白な絹の海軍士官軍帽と軍衣。桐の箱の効果か、半世紀以上経っているにもかかわらず、金ボタンは当時のままの輝きで生地にはシミひとつない。
500以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 01:21:22.71 ID:JX0go83q0
501 ◆nomad3yzec :2007/08/15(水) 01:21:40.08 ID:MTOF0Que0
「ちょっと、着てみてもらえないかな」
「え、俺がですか」
「頼むよ」
まさか軍服でコスプレをさせられるとは思ってもいなかったようだ。キョン君はぎこちなく上着を着て、ズボンをはいた。僕の見立てどおり、サイズはぴったりだ。
「これ、名前が入ってますけど、本物ですか」
「そう。うちの爺さんが当時着てたやつだね」
「帽子、脇に抱えてみて」
「こうですか」
「そうそう。ホレボレするね。やっぱ日本男児は軍服だね」

僕はキョン君をひっぱって屋敷の中をお披露目に回った。
「キョン、なにそのカッコ。戦争にでも行く気?」
ハルヒちゃんが笑い転げた。
「そんなに笑うこたないじゃないか」
キョン君が紅潮している。僕はけっこう似合ってると思うんだけどな。
「キョン君、とってもかっこいいですぅ」
みくるちゃんが両手を合わせて瞳をうるうるさせている。やっぱり女の子には制服のオーラが効くらしい。
「……日本海軍士官第一種軍装。階級、少佐」
やたら詳しいな、有希ちゃんってミリタリオタだったのか。

「おばあちゃん、おばあちゃんいるかい」僕は台所に向かって叫んだ。
「なんだい。こりゃたまげた……」
おばあちゃんは大きくため息を漏らした。
「ま……マモルさん」
その名前を口にして、おばあちゃんはハッと我に返った。
「ご、ごめんよ。キョンさんだったね。めがっさ似てるんでついつい」
「キョン君、ちょっと敬礼してみてよ」
「こう、ですか」
「いやいや、海軍はもっとこう、手が額に近いんだ」
爺さんが言っていた。船は通路が狭いから肘を大きく張ってはいけないんだと。
502 ◆nomad3yzec :2007/08/15(水) 01:22:40.59 ID:MTOF0Que0
「ちょっと言ってもらえない?」
「なにをですか?」
「こう、直立不動で。谷川守少佐、出征いたします」
「谷川守少佐、出征いたします!」
キョン君の出征姿は若かりし頃の爺さんを彷彿とさせた。軍刀でもあればよかったのだが、武器の類は戦後GHQに没収されて残ってないらしい。

 おばあちゃんが目頭をおさえて涙ぐんでいた。
「ご、ごめんよ。なんだか昔を思い出しちゃったのさ」
僕もキョン君もなぜか照れて、目を合わせたり他所を向いたり、金ボタンをかけなおしたりしていた。
「キョンさん、ちょっとお願いがあるんだけどね」
おばあちゃんが下を向いたまま言った。
「なんでしょう」
「そのへん、一緒に散歩してもらえないかなっ」
まるでデートに誘われた女子学生のような、ほんとは逆なんだろうけど、顔を真っ赤にしているおばあちゃんはかわいかった。好きな人と目も合わせられないってのは、こういうのをいうんだな。
「え、この格好のままですか」
「だめ、かなっ」
「いいですよ、お安い御用です。なんとなく軍人の気持ちになってきましたから」
キョン君も悟ってきたじゃないか。キミも立派なコスプレイヤーだ。

 おばあちゃんは訪問着のキモノに着替え、キョン君と連れ立って出て行った。あの二人、歳が近かったらお似合いだったかもしれない。

 二時間くらいして帰ってきた二人は手を繋いでいた。こ、これってまさかフラグじゃないだろうね。僕が見咎めても手を放す様子はなかった。ああ、おばあちゃんと孫って感じだね。海軍将校コスプレした孫だけど。

 話を聞いてみると、二人は夙川公園まで行ったらしい。この時期だから桜なんて咲いてるはずもないし、吹きさらしだから寒いだろうとは思うのだけれど。

 おばあちゃんがなぜ夙川公園に行きたがったのかは知っている。ずいぶん昔、爺さんは桜の木の下でプロポーズした。
爺さんは海軍兵学校を出たばかりの新米少尉で、女子学生の憧れの的だったらしい。おばあちゃんとは幼馴染で、なんとなくまわりもこいつらくっ付くんだろうなという温かい目で見ていたらしい。まあ親同士の付き合いもあったし。
 プロポーズのセリフがこれまた古風で、「俺と所帯を持ってくれないか」だったか。おばあちゃんは心臓がフル回転してとても返事が出来る状態ではなく、ただ爺さんの手を握ったらしい。
それが精一杯の承諾の合図だった。見合いが主流の当時としては珍しい、大恋愛の末に婚姻したとのことだった。
503 ◆nomad3yzec :2007/08/15(水) 01:23:15.34 ID:MTOF0Que0

 古き良きおばあちゃんの青春。もうあの頃には戻れないけど、過去の時間は思い出の中にある。僕はおばあちゃんのはしゃぐ様子を見て、せめて今日だけでも乙女の頃にタイムトラベルできてよかったと思った。

END

----
支援ありがとうございます
後でおまけに入れときます
504以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 01:24:27.67 ID:JX0go83q0
おばあっちゃんめがっさかわいいさ支援
505以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 01:24:44.21 ID:e4srzQi9O
GJ!!
506以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 01:25:22.99 ID:JX0go83q0
>>503
ほのぼのGJです!!
507以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 01:27:24.64 ID:Ou/xvC4T0
>>503
なごやかだな〜
GJ!
508以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 01:27:53.37 ID:iSk5bjeq0
GJ。おばあちゃんに萌える日が来るとは。
509以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 01:27:59.60 ID:X4rB4hf+0
ほしゅ
510以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 01:30:37.59 ID:B+3QH37fO
おばあちゃんに惚れた。
GJ!
511以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 01:44:30.88 ID:R3D6onww0
GJ!

関係無いが
鶴屋さんとキョンのデートを考えた。
512以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 01:46:08.49 ID:CAdhfrwK0
漫画版思い出した。GJ!
513以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 01:46:46.23 ID:571OyZZg0
うわぁぁぁぁあああああ駄目だぁぁぁぁぁぁぁあああああ!!


>>511
さぁ、文章化だ。そして、鶴屋さんを泣かせてみろ。すぐに俺の九曜がお前を粛清しにアクシズ落とすぞ。
514以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 01:47:01.72 ID:JX0go83q0
>>511
plzplz!!
515以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 01:52:02.24 ID:MTOF0Que0
>>511にwktk
516以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 01:54:44.56 ID:DC5AKbc00
hsh
517以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 01:56:37.79 ID:e4srzQi9O
wktk

ところで、みんなは誰と誰が一番幸せになってほしい?
518以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 01:59:25.54 ID:571OyZZg0
>>517
ふっ・・・愚問だな。
ハルヒ以外なら全員幸せになってもらいたいに決まってるだろ。
強いて言うなら

キョンと朝倉だな。
519以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 01:59:38.61 ID:JX0go83q0
>>517
長門と谷口
520以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 02:01:51.26 ID:MTOF0Que0
シャミ×長門w
521以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 02:02:33.00 ID:JX0go83q0

長門×谷口の電波受信しそうな俺
522以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 02:02:33.76 ID:DC5AKbc00
>>517
長門と俺
523以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 02:02:51.17 ID:jYURbaXQO
>>517
中河と大野木
524以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 02:03:58.55 ID:CAdhfrwK0
ハルヒとキョンは基本だからな……。

みくると鶴屋さん。末永く仲良くしてほしいものだ。
525以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 02:07:02.42 ID:s6geMbqE0
>>517
喜緑さんさえ幸せなら何でも
526以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 02:13:15.88 ID:iSk5bjeq0
>>517
みんなが幸せになればいい
527以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 02:16:07.66 ID:e4srzQi9O
長門多いなwww

しかし、俺が特殊かもしれないとわかった\(^O^)/谷口×森さんか古泉×阪中ww
それが俺のジャスティス!

他も大好きだけど、この二組だけは欝ルート書きたくないwww
528以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 02:16:32.41 ID:MTOF0Que0
>>517
ハルヒはほっといても自力でシヤワセになる力を持ってるけど
それ以外の薄幸なやつで誰かが助けてやらないといけないっていうやつ
やっぱ長門とか朝倉とかかな 男は誰でもいいw
529以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 02:17:53.96 ID:DC5AKbc00
キョンに侵されまくって精神がおかしくなった阪中を古泉の精なる力で元に戻すSSきぼん
530以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 02:20:49.68 ID:MTOF0Que0
新川「ながとおぉぉぉ」
長門「……バトー……」

保守
531以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 02:23:58.66 ID:giEaoRLu0
>>517
ハルヒ×キョンは常考として、しいて挙げるならなら谷口×阪中
532以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 02:28:36.25 ID:iwtdQ2es0
ほしゅ
533以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 02:29:13.67 ID:MTOF0Que0
新川「お目覚めですか」
長門「……なぜ、わたしはゴスロリを着せられている。釈明を求める」
新川「闇ルートじゃそれしか手に入らなかったのです。わたくしの趣味ではありません」
長門「……ぜったい、嘘」
新川「はっはっは。そうであるのかもしれませんな」

ほす そろそろ寝る おやす
534以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 02:31:27.33 ID:jYURbaXQO
中河「俺の人気の無さは異常だ!」
キョン「いや、普通だろ」
535以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 02:34:07.81 ID:g16VGa2W0
題:We were soldiers?

お題貰った者だが投下してもおk?
536以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 02:38:19.48 ID:4qpFKLQzO
支援開始
537以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 02:38:26.62 ID:QvvvAnOvO
>>529
そんなSSが既にあったような気がする
まとめ見てみれ
538以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 02:39:19.23 ID:iwtdQ2es0
こちらも支援開始
539以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 02:40:19.46 ID:e4srzQi9O
‥‥アナル投下用爆弾、装填しますた。


>>535
かもん
540We were soldiers?:2007/08/15(水) 02:42:11.21 ID:g16VGa2W0
小気味良い快音と共にプルタブを開ける。
鼻腔を嗅ぎ慣れた、それでいて飽きることのない香ばしい香りが擽る。

「どうです。お気に召しましたか?
 コーヒーは多少嗜む程度なので、どの銘柄があなたの一番の好みか判断しかねたのですが」
「ああ、これでいい。つーか買ってきてもらったもんに一々文句つけたりしねえよ」

それもそうでしたね、と微笑を浮かべる古泉。
対抗するわけではないが、目の前のムカつく苦笑を返して俺は缶コーヒーに口をつけた。
――旨い。
口の中に広がる苦味が、午前の授業中に意識の中枢にまで侵攻していた睡魔を退けていく。

「……ふふ、あなたは本当に美味しそうにコーヒーを飲みますね」

気色の悪い感想を零すな。ついでにこっちを見つめるのをやめろ。

「おやおや、そんな自覚はなかったのですが」

古泉の柔らかく粘っこい視線を避けて、俺は自然と空を見上げた。
雲一つない清々しいほどに澄み切った青空。
さんさんと降り注ぐ日光がまばらに植えられている広葉樹を彩り、
幾重にも重なった葉から漏れ出た光は、中庭に崩れ気味の幾何学的模様を描き出している。

「平和だな」

"コロン"という擬音が似合うほどに、その言葉は口の端から自然に零れ落ちた。
恐らく……俺の表情はどうしようもないほどに腑抜けているに違いない。
先程まで奮闘していたカフェインも無限増殖する睡魔に降伏宣言したようであり、俺の脳は再び休眠状態に陥ろうとしていた。
541以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 02:42:14.12 ID:wbImY2Fl0
支援
542以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 02:43:05.67 ID:iwtdQ2es0
支援
543We were soldiers?:2007/08/15(水) 02:44:01.74 ID:g16VGa2W0
>>540
7行目の「目の前の」消し忘れてた><
544We were soldiers?:2007/08/15(水) 02:45:28.21 ID:g16VGa2W0
「ええ、あなたの言葉に間違いはありませんよ。
 こんな風に穏やかな昼休みを過ごす日がこようとは、一年前までは夢にも思っていませんでしたからね」

まどろみつつある頭を右手で支え、左手で缶コーヒーの中身を口内に注ぎ込む。
これでしばらくは持つだろう。流石に午後の授業までカバーしてくれるとは期待してないけどな。

「一年前……か」

口元に手をあてて懐かしむような仕草を見せた古泉に、意味もなく苛立ちを覚える。
俺はいつの間にかその行動を真似していた。出来心。そう、なんとなくだ。

「あの頃は毎日が戦争でした。
 彼女の精神状態も落ち着いているとはいえ、いつ何時作動するか予測できない時限爆弾程度には不安定でしたからね」

おいおい、ハルヒを危険物扱いするのはやめてくれ。

「失礼。彼女を貶すつもりはなかったんですよ。
 ただの例えですからお気になさらず。
 しかし――彼女を歩き回る時限爆弾と例えるならば、
 さしずめ僕達はその時限爆弾を守りつつも戦場で激戦を繰り広げた兵士、と言ったところでしょうか」

お前の例えは分かりやすいようで分かりにくい。
まあ俺が使用する比喩も必ずしも適当とは言い難いのだが。

「おや、そうですか?
 僕自身、この比喩が一番しっくりくると自負しているのですがね。
 それはさておき……
 迫りくる敵軍。保護すべき対象であるはずの涼宮さんの暴走。
 僕達はそのような過酷な状況の中、前線で最後まで戦い抜きました」
545以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 02:45:31.19 ID:wbImY2Fl0
支援
546以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 02:45:37.05 ID:iwtdQ2es0
支援

wikiにあげるときに修正すればいいと思う
547We were soldiers?:2007/08/15(水) 02:46:45.35 ID:g16VGa2W0
数秒の間。
古泉はそれから含みのある笑いを浮かべて、

「彼女の保持する危険な能力……それが一人の兵士によって無効化されるまで、ね」

俺は数秒間その言葉を吟味し、暗喩の意味を理解した。
こいつ……俺をおちょくってやがる。ちょっとばかしシメる必要がありそうだな。
だが俺が怒気を露にした表情を見せる前に、

「すみません、語弊がありました。
 少し考えを廻らせれば単純なミスに気付けたはずだったのですが。
 戦場から無事帰還できたのは、僕達、ではなく僕だけでした。
 あなたはまだ前線に立っている。それも"飛びっきり"の前線にね」

古泉は意味深な言葉を残して背を向けた。
最後の言葉の意味を解せないまま、俺はヤツが歩き去るのを見送った。
がしかし、そんな硬直状態も瞬く間に消え去ることになる。

「キョーンー、昼休み終わるまでに部室に来る約束、忘れたんじゃないわよね?」

俺が古泉に向けた怒気を、遥かに凌駕するオーラ。不味い。非常に不味い。
恐る恐る振り返る。予想通り眼前には、仁王立ちで俺を見据えるハルヒの姿があった。
古泉の最後の言葉の真意が、脳に浸透していく。

「ふぇ……今度のデートどうするかあんなに悩んでてあんたと決めようと思ってたのに……」
548以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 02:46:47.43 ID:wbImY2Fl0
支援
549以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 02:48:25.30 ID:iwtdQ2es0
支援
550We were soldiers?:2007/08/15(水) 02:49:03.80 ID:g16VGa2W0
しかし事態を諦観していた俺とは裏腹に、ハルヒの声は急に弱気になった。
はぁ、最近はずっとこんな感じだな。調子が狂うね。
別に怒声を浴びせかけて欲しかったわけじゃないんだが、
困ったことに、こんな庇護欲をそそるハルヒの姿を見ると我慢できなくなっちまうんだよ。

「ハルヒ?」
「なによ!……むぐ」

唇と唇を合わせるだけのフレンチキス。
それでもハルヒの機嫌を元通りにするには十分すぎたようで、

「そ、そんなことしても許さないんだから」
「はいはい、そんじゃ部室にいくとしますか」

俺は頬を紅く染めたハルヒの手を引いて歩き出した。
ああ、古泉。確かにお前の言うとおり、俺は今も前線真っ只中みたいだな。



END



We were soldiers で想像したのがコレだった
ちなみに俺にWikiに上げる技術はないんだ\(^o^)/
551以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 02:49:05.71 ID:wbImY2Fl0
支援
552以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 02:49:29.33 ID:YC6MbYzsO
追いついた
支援
553以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 02:50:36.56 ID:YC6MbYzsO
>>550
うぉつ
554以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 02:50:39.94 ID:iwtdQ2es0
>>550
GJ!

俺がwikiに、まとめてやろうか?
555以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 02:52:23.80 ID:g16VGa2W0
>>550
まとめてもらえるならありがたい
お題作品なんでスレに埋もれて終了、とばかり思ってたから
556以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 02:53:13.59 ID:g16VGa2W0
うぉっと、自分にレスしてどうする
>>554だった
557以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 02:58:01.62 ID:AH1dUMr1O
http://game11.2ch.net/test/read.cgi/handygame/1174655050/
ここの>>826なんだけど>>827がムカつくからみんなで叩いて下さい
558以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 03:03:57.14 ID:nm1yoBGoO
>>550 GJ!
559◇iwtdQ2es0:2007/08/15(水) 03:04:36.30 ID:Bnc47JfP0
>>556
さっきパソ強制終了したのでIDかわってしまった…orz

まとめました
http://www25.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/3015.html
560以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 03:06:47.62 ID:giEaoRLu0
フレンチキスとは正しくはディープのこと。実は一瞬の間に舌も入れたなこいつら。
561以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 03:08:04.42 ID:B+3QH37fO
>>559
それは酉なのかwww
562以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 03:10:20.78 ID:Bnc47JfP0
あれ、おかしい…
×→◇
○→◆
563以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 03:16:35.28 ID:KJoG9y8C0
長門有希の憂鬱U
三章の口絵完成です。

今回はクオリティがた落ち……('A`)
http://up4.upload-ch.net/src/up12962.jpg
564以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 03:17:28.47 ID:e4srzQi9O
お題の人ですが、アナルに爆撃してきましたwww
565以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 03:20:43.93 ID:Bnc47JfP0
>>563
乙です!


そして寝るノシ保守
566以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 03:26:11.76 ID:MwCZgvSjO
ちょっと300レスほど投下するけどいい?







って一度言ってみたいのね
567以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 03:28:14.25 ID:e4srzQi9O
>>566
うはwwそんな人もいるのかとオモタww
568以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 03:34:16.89 ID:B+3QH37fO
300レスも投下すれば支援含めて1スレ消費するな。

過去1作品あったけど。
569以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 03:42:03.45 ID:IQDxpS0J0
1スレっていえばエロパロに投下されたブツを思い出すww
570以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 03:42:52.00 ID:dKVtMC9ZO
保守
571以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 03:46:20.40 ID:H1uogV9iO
あっ、42時間ぐらい掛ければ1スレまるまるっての出来るかも。迷惑承知で書いてみる
572以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 03:52:22.26 ID:dKVtMC9ZO
保守


寝るノシ
573以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 03:54:09.37 ID:n5R3EPev0
あえて誰もくっつかずに全員幸せになってもらいたい俺は天邪鬼
574以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 04:02:06.38 ID:H1uogV9iO
これと言ってくっついていない、つまりキョンのハーレムENDか?
575以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 04:11:41.55 ID:iS/nr9CjO
>>573
安心しろ。俺もだ。
576以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 04:44:25.96 ID:gZIAhdm/0
保守
577以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 05:05:26.99 ID:QvvvAnOvO
保守
578以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 05:32:48.72 ID:e4srzQi9O
保守
579以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 05:39:05.37 ID:n5R3EPev0
>>574
終わりを想像しないでずっとSOS団の日常を繰り返すといった感じかな
楽しい時間を終わりにしたくないという子供のわがままなような理想だ
サザ○さんやドラ○もんのように
580以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 06:13:14.45 ID:ufz0fNeI0
保守
581以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 06:35:07.98 ID:e4srzQi9O
保守
582以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 07:10:14.02 ID:e4srzQi9O
保守
583以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 07:24:53.33 ID:R3D6onww0
保守
584以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 07:35:57.71 ID:R3D6onww0
あー昨日の>>511の者だが、今日から旅行なんで帰って来てから書き始めるわ。
初めてだから時間かかると思うが・・・
585以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 07:52:28.49 ID:jrLCCjby0
ハルヒ「ねぇ、キョン……」
キョン「なんだハルヒ、改まって」
ハルヒ「あたし思ったんだけど……。人生ってなんて儚くて虚しいのかしらって」
キョン「…………ハルヒ?」
ハルヒ「どんな綺麗な花でもいつかは枯れてしまうでしょ?
今はまだ十代のあたしでもいつかは老いてしわしわになって、見た目だけじゃなくて頭の働きも衰えてボケたりして。そしてどんなに一緒に居ようと誓っても、死ぬときは一人なのよね。生まれてくるときひとりなように……」
キョン「ハルヒ…………」
ハルヒ「だからね。そのことを考えたら……人を愛することってどんな意味があるんだろうって」
キョン「…………ハルヒ、心配するな。何度も言ってるだろう。俺はたとえお前がどんな風になろうとも見捨てたりはしない。お前がどんなに醜くなっても年老いてボケてしまっても、俺はお前の隣に居るしお前が死ぬ時は俺も一緒だ」
ハルヒ「キョン…………」
キョン「俺には人が人を愛する意味なんてわからない。意味があるのかどうかさえわからないさ。でもそんなことに悩んで沈んだ表情のお前よりも、笑顔のお前の方が好きだっていうことはわかる。だからなハルヒ、お前は俺のために笑顔でいてくれ」
ハルヒ「……キョン。…………あ、あんたのこと幸せにするんだから、あたしのこと幸せにしなかったら許さないわよ……」
キョン「何言ってんだハルヒ。俺たちはふたりで幸せになるために生まれて来たんだぞ」
ハルヒ「……キョン」
キョン「……さ、わかったら式の準備の続きしようか。あと2ヶ月しかないんだからな」

微甘保守。
586以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 08:01:27.13 ID:tWHoC9rfO
朝比奈さんはいつ無くしたTPDDを取り戻したのだろう
そんなことが頭に浮かんだ保守
587以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 08:16:35.48 ID:rMSWLfj0O
保守
588以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 08:28:16.81 ID:rMSWLfj0O
保守
589以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 08:35:04.15 ID:5u7pru2e0
昨日谷口の葛藤立った?
気になって今日も7時間しか寝れなかった
590以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 08:52:17.05 ID:5u7pru2e0
591以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 08:56:20.18 ID:33/HUGY+O
スレッド検索「こなちゃん調子に」で類似スレ発見

向こうはまとめスレないのかな?
592以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 09:06:04.76 ID:F8rKLFceO
ホス
593以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 09:17:11.64 ID:5u7pru2e0
jp
594以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 09:30:06.45 ID:5u7pru2e0
595以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 09:45:24.16 ID:5u7pru2e0
 
596以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 09:50:56.74 ID:nm1yoBGoO
>>589
まだ
多分今日あたりじゃないかな

作者あれからプリンにも投下してたし
忘れてるってことはないはず
597以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 09:52:23.00 ID:2FtlSjgwO
このスレ定期的に立つが何やってるんだぜ?産業でよろ
598以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 09:54:32.75 ID:dnsir40MO
>>597
ハルヒ

SS
599以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 09:59:21.81 ID:5u7pru2e0
昨日じゃなかったら今日か
wktk
600以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 10:11:01.57 ID:5u7pru2e0
601以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 10:15:50.75 ID:tWHoC9rfO
602以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 10:26:08.33 ID:Rbp19L2d0
603以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 10:41:24.37 ID:5u7pru2e0
604以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 10:50:31.41 ID:5u7pru2e0
jp
605以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 10:54:21.52 ID:hCvQZ1R20
@みくるの巨乳
Aハルヒの美乳
B長門の微乳

ファイナルアンサー。貴方はどっち?
606以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 10:59:01.38 ID:WHCFWMMF0
>>605
C鶴屋さんの無ny


おや、誰か来たようだ
607以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 11:03:52.75 ID:g16VGa2W0
>>559
寝てしまって遅れたがまとめてくれてthx!

>>599
今日の夜辺りに、と考えてる
608以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 11:13:36.61 ID:7aXQ8hyKO
wktk
609以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 11:25:03.39 ID:5u7pru2e0
610以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 11:30:06.29 ID:dKVtMC9ZO
保守
611以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 11:41:08.54 ID:5u7pru2e0
jp
612以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 11:41:16.52 ID:daSXWgfN0
>>605
全部
613以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 11:50:09.19 ID:PXRFXng30
>>605
2だな
614以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 12:12:41.02 ID:CNdNQXNhO
保守
615以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 12:12:50.65 ID:Oj6dIUW20
保守
616以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 12:13:57.06 ID:yTN9nXsrO
617以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 12:15:42.80 ID:Tbwo2ZdNO
>>605
C森さんの……
618以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 12:18:31.99 ID:Oj6dIUW20
>>605
5 妹の未発達な…
619以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 12:24:13.00 ID:uMz9PEk30
おはよう
>>563 (゚∀゚)キター!! GJっす  ちょっと怖い長門って感じでイイ
620以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 12:31:09.18 ID:0iTgJd440
621以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 12:32:43.08 ID:uMz9PEk30
>>563 後ろにちゃんと喫茶ドリームが写ってるねw
622以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 12:33:44.36 ID:zmRxjtFl0
アナル落下
623以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 12:33:51.75 ID:OnpbB+Y7O
なんか急に速度上がったのか20分でアナル落ちやがった\(^o^)/
624以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 12:43:23.36 ID:DC5AKbc00
hsh
625以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 12:51:51.81 ID:uMz9PEk30
スレとは関係ないけど涼宮ハルヒの潤缶が出たらしいな 欲しい
626以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 13:02:26.21 ID:dKVtMC9ZO
保守
627以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 13:09:52.63 ID:ofATqslmO
長門「誰もいない、WRYYするなら今…」


長門「WRYYYYYYYYYYYYYYY」
キョン「…長門、何してんだ?」
長門「…キョンジョースター!貴様ッ!見ているなッ!」
628以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 13:17:57.67 ID:X4rB4hf+0
ほしゅ
629以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 13:25:51.70 ID:RaUXxx+1O
なんか昨日からwiki不安定じゃね?
630以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 13:32:30.44 ID:uMz9PEk30
>>629 ページが空白で表示されるな
631以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 13:32:38.58 ID:7L59bcov0
驚愕が発売してた。












って夢を見た。
632以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 13:36:39.09 ID:uMz9PEk30
>>631 どんな話になってた?






夢の中では。
633以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 13:38:04.75 ID:7L59bcov0
買おうとしたとこで目を覚ましてしまったんだ…






暑さの馬鹿やろー
634以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 13:39:32.00 ID:uMz9PEk30
>>633 残念。もう一度寝ろ







んで内容聞かしる
635以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 13:42:24.27 ID:jnhd6Oee0
最近小ネタ書くのが楽しくてしょうがない。
636以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 13:42:43.19 ID:7L59bcov0
>>634それは試したのだが…無理だったにょろ。
どうやったら夢の続きを見れるのだろうか?
637以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 13:45:27.59 ID:ofATqslmO
ハルヒにバットで殴ってもらえばお花畑と一緒に見れるぜ



内容報告できんけど
638以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 13:48:51.20 ID:7L59bcov0
>>637
ちょっと逝ってくる。

ノシ
639以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 13:51:22.74 ID:WHCFWMMF0
その後>>638の姿を見たものはいない…
640以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 13:58:57.87 ID:4qpFKLQzO
という夢をみた
641以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 14:01:36.63 ID:OZL4B+Gj0
「ギャ!グッワ!待ってくれ!待ってくれ!マッガーレ!」
 古泉は、叫んだ。
 「許してくれよ!閉鎖空間に入りたかっただけなんだから!」
 「バキッ!ボコッ!」
 長門はかまわず殴り続ける。
 「ふんもっふ!ふんもっふ!」
 古泉が悲鳴に近い叫び声をあげた。
 「お前みたなホモがいるからいけないんだ!」
 長門が叫びながら殴り続ける。
 「アッー!」
 古泉の血があたりに飛び散った。長門のコブシも血で染まっている。
 「世の中!テラユニーク!テラユニーク!」
 長門の形相は、もうフツウではなかった。その様子を見ていた、みくるも朝倉も言葉を失ってしまっていた。思わずみくるが言った。
 「長門さん!それ以上やったら死んじゃいますぅ!」
 「ガッシ!ボカ!」
 長門には、まったく聞こえていない。古泉も失神したのか動かなくなった。困ったものです。
 「キャー、やめて!」
 みくるが叫んだ。
 「ごめん……それ無理」
 朝倉はシカトした。
642以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 14:09:02.68 ID:785uteup0
俺「すげー!空飛んでるー!」
長門「私達の身体をフライングモードに移行した」
俺「うひょー!」
ハルヒ「ほら、こっち来なさーい!」
俺「待てー!」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

俺「はっ、夢か・・・そうだよな、空なんて飛べるはずないもんな。」
ハルヒ「なんの夢見てたの?アンタの間抜けな寝顔、写メに取っちゃったんだから!」
俺「こ、こら返せ!」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

俺「はっ・・・今のも夢か。そうだよな。ハルヒなんているわけないもんな
  2重夢落ちktkr\(^o^)/」


以上、ついさっきの昼寝でガチで経験したこと。夢から覚めたって思う夢ってあるよね。
643以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 14:11:10.41 ID:uMz9PEk30
>>642 いくら止めても鳴り止まない目覚まし時計とか
644以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 14:13:26.63 ID:wqOc6TMW0
うわきもい。死ねばいいのに
645以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 14:15:43.83 ID:e4srzQi9O
長門「‥話がある‥‥私は一人前になった。だから今日で保守を終えることになり、消える。」ウルウル
キョン「‥!?‥お前‥そういう事はもっと早く‥‥って、泣くなよ」ナデナデ
長門「‥これはもう決定したこと‥さよなら‥」ダッ

キョン「‥‥そんな‥‥長門‥‥長門ー!」ウワァァン
コケッ

長門「‥う‥うか‥」ウルウル
キョン「‥!‥大丈夫か!?‥‥はっ!‥‥おい長門!コケて泣いてちゃ一人前じゃないぞ!?」ナデナデ
長門「‥‥?‥‥」ウルウル
キョン「‥‥‥一人前じゃないんだから‥‥‥今日行かなくていいだろ?」ニコッ
長門「‥!?‥それ頂き‥‥‥情報統合思念体にアクセス‥音声拡大」ピピピ
思念体「‥有希‥今年は帰ってこれそうか?」チラリ
長門「‥‥回帰は困難。‥‥えと‥‥?‥」アセアセ

キョン「(私は涼宮ハルヒとの重要な位置関係にいる‥‥さらにゴニョゴニョ)」ゴニョ
長門「私は‥涼宮ハルヒ‥との‥重要な‥」エットエット
思念体「‥あぁ〜。わかったわかった。‥手伝ってもらってたら一人前じゃないし泣きそうだし‥今回も見送ることにするさ。」ハァ
長門「‥‥感謝する」プチッ

キョン「計画通り!」ギラリ
長門「‥やった‥」ワーイワーイ

キョンの機転のおかげ?で難を逃れた長門保守

続きはまたいつか‥‥SEE YOU AGAIN


長門「‥‥‥実は只の里帰りだったりする‥」ニコッ
646以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 14:20:23.68 ID:uMz9PEk30
長門帰省乙www
647以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 14:33:46.40 ID:uMz9PEk30
648以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 14:36:54.75 ID:ofATqslmO
長門「ちょっと情報思念体に田代砲撃ってくる」
キョン「通報しますた」
649以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 14:39:56.64 ID:X4rB4hf+0
ほしゅ
650以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 14:43:25.07 ID:i3UhR7bx0
>>645
里帰りいってら!!
651以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 14:53:02.07 ID:i3UhR7bx0
ほしゅ
652以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 15:07:19.73 ID:B+3QH37fO
保守
653以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 15:14:47.13 ID:i3UhR7bx0
ほす
654以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 15:21:17.75 ID:GkOYiPVD0
jp
655以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 15:23:54.77 ID:tWHoC9rfO
SSデートが入っているUSBメモリ落としたorz
656以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 15:24:47.25 ID:tWHoC9rfO
デートって……
データだよ……

動揺しすぎorz
657以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 15:25:13.31 ID:NNbrVRb4O
パンジーの花壇をよく探すんだ!
658以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 15:25:23.56 ID:uMz9PEk30
>>655 もったいなぁ
659以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 15:26:33.38 ID:g16VGa2W0
>>655
プリン住人が拾うことを祈ろうぜ
660以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 15:29:21.94 ID:571OyZZg0
ハルヒパワーがどうにかしてくれるよ、メイビー。
661以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 15:31:09.12 ID:DC5AKbc00
パンジー保守
662以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 15:43:48.32 ID:5u7pru2e0
jp
663以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 15:43:58.21 ID:ofATqslmO
ハルヒ「ポアッ!」
664以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 15:47:07.50 ID:dKVtMC9ZO
保守なのね
665以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 15:51:11.94 ID:H1uogV9iO
不安になって探したら俺もUSBがねぇwww
666以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 15:59:59.18 ID:GkOYiPVD0
USBメモリの消失www
667以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 16:05:54.24 ID:5u7pru2e0
韓国って結局何もせず?
668以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 16:14:48.37 ID:GkOYiPVD0
肩透かし…?
669以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 16:15:03.05 ID:++APpNMA0
残暑お見舞い申し上げ保守
670以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 16:15:47.01 ID:H1uogV9iO
「韓国? どこそこ?」って国木田よ、そう思いたくなる気持ちは解らんでもないが、そんなに真顔で言うことはないだろう。
だが他のやつらも韓国なんか最初からなかったような口ぶりだ。
混乱する俺に追い打ちをかけるようにニコニコ笑顔で教室に現れた女は、俺を殺そうとし、消失したはずの委員長・USBだった!
どうやら俺はちっとも笑えない状況におかれてしまったらしいな。
大人気シリーズ第4巻、驚愕のスタート!



元・消失の表紙
671以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 16:23:14.00 ID:5u7pru2e0
jp
672以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 16:36:40.10 ID:CNdNQXNhO
保守
673以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 16:36:58.03 ID:GkOYiPVD0
ほしゅ
674以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 16:46:02.06 ID:5u7pru2e0
675以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 16:46:50.19 ID:MMdjM3uAO
676 ◆41zceJmqdc :2007/08/15(水) 16:47:26.65 ID:571OyZZg0


>>82
ごめん。予想外に時間が掛かった。
SSではなく、婆ちゃんが救急車でピーポーのせいでね。



で、投下するけどよろしいか?
677以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 16:47:45.76 ID:5u7pru2e0
おk
678僕と森さんと時々2ch ◆41zceJmqdc :2007/08/15(水) 16:49:55.70 ID:571OyZZg0
若干キャラクターが破壊されてるけど気にすないように。


じゃあ、行きます。
679以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 16:50:29.22 ID:5u7pru2e0
4
680以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 16:50:46.68 ID:5u7pru2e0
4
681僕と森さんと時々2ch ◆41zceJmqdc :2007/08/15(水) 16:51:25.75 ID:571OyZZg0
これと言ってやる事もない普段この常日頃な日常。
そんな訳で機関のパソコンを使って僕は2chをやっています。
他の方々もCoCo壱番屋の宅配を食べながらザ掲示板等色々なさっているようです。
言っときますが、僕達は少数派ですよ?
それでもこの熱く暑い夏なので多丸さんが冷えピタを額につけてソファーで寝ていたりと、まぁ、全体的にだらしなくはなっていますね。
新川さんは相も変わらず、イロコィ・プリスキンを名乗って何処かへ行った模様ですね。
森さんもリラックマのぬいぐるみを取りに行った模様ですね。
「あ、フリーズした」
本日三回目のフリーズ。森さんが大量に仕入れた可愛い画像のせいで残り要領が激減したのが原因です。
僕はパソコンを強制終了させた。
やる気が削がれて黒いモニターをただ見つめる。
ちなみにですが僕がやっていたのはオカルト板のツンデ霊スレの閲覧です。
じつは幽霊っていうのが怖いんですよ、怪談は好きなのに。
だからこういうので少しでも愛着を持って怖さを半減させようという努力であり、夏休みの課題でもあります。
ただまとめサイトが死んだ影響と新しいまとめサイトも更新が進まない為、ちょっと物足りないんですよね。

・・・と、何だか僕のキャラクターが壊れかねませんね。失敬。

僕はもう一回パソコンを起動させて再び2chを閲覧する事にした。
・・・。
・・・・・・。
・・・・・・・・・。
「OK、ブラクラゲット」
「流石だな、古泉者」
ふと後ろから声がした。
682以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 16:52:29.06 ID:5u7pru2e0
4
683以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 16:53:01.49 ID:5u7pru2e0
4
684以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 16:53:32.83 ID:5u7pru2e0
4
685以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 16:53:47.18 ID:mkIBl9CY0
686僕と森さんと時々2ch ◆41zceJmqdc :2007/08/15(水) 16:54:14.61 ID:571OyZZg0
「そう褒めるなよ、森者」

・・・・・・って、

「いつの間に帰って来たんですか?」
「ついさっき。新川とかは何処行ったの?」
けろりとした表情で森さんがそこに立っていた。
「あー・・・そう言えば、何だか知らない間にまたリラックマがごろごろと・・・新川さんは今頃外国ですね」
ただでさえ人形だらけの機関に更に増える人形。
片付けろ、なんて森さんには逆らえませんからね。何せ上司ですし。
「カピバラさんやモノクロブーも取ったんだよー」
そう言って手に持っていた袋から大量に大小様々な可愛らしいのが沢山と。
途中でガンダムが出てきたのは敢えてスルーしましょう。
「沢山取りましたね」
関心しますよ、本当に。一体何円投資したんでしょうか。
「可愛いでしょ?」
ニコニコと可愛い笑顔でおっしゃる森さん。
「えぇ。・・・メイド服で行かれたんですか?」
「うん! 色々な人が沢山話しかけてきた」
「・・・」
この人、どこまでド低脳ですか。不安になるじゃないですか。
この人に何かあったらって思うと不安になるじゃないですか。
「ん? どうしたの古泉?」
「いえ、何でもありませんよ」
「ん〜? あ、それ何やってるの?」
「2ちゃんねるですよ」
「あ〜、2ちゃんねるか。HN・梅しばか・・・ふふっ、変なの」
森さんは少し笑うと荷物を置いてシャワー室へと向かった。その後、
「・・・そうか、やっぱりあれは古泉だったのか・・・」
と、森さんが呟いたのを僕は知らない。
687以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 16:54:19.34 ID:5u7pru2e0
4
688梅しば:2007/08/15(水) 16:54:51.46 ID:5u7pru2e0
4
689以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 16:55:45.06 ID:5u7pru2e0
4
690以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 16:56:09.90 ID:5u7pru2e0
4
691僕と森さんと時々2ch ◆41zceJmqdc :2007/08/15(水) 16:57:07.13 ID:571OyZZg0

・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

その日の夜。
「ふぅ・・・」
閉鎖空間に出てきた神人を退治して帰ってきた家。
外は物凄い勢いでふり続ける雨がひたすらに降っていた。
一人きりの空間でようやく落ち着ける。しかしここで問題が起きた。
疲れている筈なのに今日はなんでか眠くならないのだ。
暇を持て余したのでパソコンを起動して2ちゃんねるをする事にした。
こういう時、僕が行くのは何か恋愛相談っぽいスレ。


365 名前: 梅しば  [sage] 投稿日: 2007/08/15(水) 00:29:35.42 ID:HGdokoda0
今日も好きな人と話が出来ました。
沢山のぬいぐるみと、沢山の笑顔を置いてってくれました。


こう書き込むと全国の同じ境遇の人が何やら一緒に喜んでくれるのだ。いわゆる馴れ合いという奴ですね。
僕の好きな人とは森さんの事ですよ。と、僕に対する書き込みの中に気になる物があった。


373 名前: Forest  [saga] 投稿日: 2007/08/15(水) 00:34:15.41 ID:MoriMoriO
>>365
奇遇ですね。私も、今日も好きな人と話が出来ました。
彼は私が取りすぎた人形に少し驚いたみたいですけどね。
片思い、叶うと良いですね。


理由はないけど、なんとなく気になった。だから、その書き込みに返事をしてみた。
692僕と森さんと時々2ch ◆41zceJmqdc :2007/08/15(水) 16:58:57.44 ID:571OyZZg0


375 名前: 梅しば  [sage] 投稿日: 2007/08/15(水) 00:37:32.13 ID:HGdokoda0
>>373
ありがとうございます。
ですが、相手は仕事場の上司なんですよね。
僕は高校生です。相手は大人です。
何だか隔たりが大きいんですよね。

378 名前: Forest  [saga] 投稿日: 2007/08/15(水) 00:41:15.41 ID:MoriMori0
>>375
私の場合、相手は部下なんですよ。それで高校生。
逆ですね。
やっぱりこういう隔たりとかって結構大変ですよね。


「ん・・・?」
なんか、引っかかった。いや、引っかかったというか、思い当たる節がありすぎた。


383 名前: 梅しば  [sage] 投稿日: 2007/08/15(水) 00:43:32.13 ID:HGdokoda0
>>378
その人とはどのようにお会いしたんですか?

385 名前: Forest  [saga] 投稿日: 2007/08/15(水) 00:44:15.41 ID:MoriMori0
>>383
ある日、部下がその子を連れて職場に来たんですよ。
「新しい仲間」って。

693以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 16:59:21.33 ID:5u7pru2e0
4
694僕と森さんと時々2ch ◆41zceJmqdc :2007/08/15(水) 17:01:05.32 ID:571OyZZg0

「・・・僕にそっくりですね・・・」
そっくりなんてものじゃない。まるっきり同じだった。
ここで生じる疑念。もしかしたら相手は僕が知っている人物なのではないか。
「相手が誰か探ってみましょうか・・・」


389 名前: 梅しば  [sage] 投稿日: 2007/08/15(水) 00:49:32.13 ID:HGdokoda0
>>385
相手は僕のような状況の人ですね。
僕もそんな風に職場に連れてこられたんですよね。というか拾ってもらったというところでしょうか。
そういえば、相手をどうして好きになったんですか?
僕の場合は一目惚れですね。それで、その後その人を知っていく度に段々と更に惚れていった・・・みたいな。

390 名前: Forest  [saga] 投稿日: 2007/08/15(水) 00:50:15.41 ID:MoriMori0
>>389
逆の立場がそっくりですね。
最初、私の好きな男の子は職場に連れて来られた時は状況が理解できなくて笑顔が少なかったですけどね。
で、しばらくしてようやく笑顔を見せてくれるようになってくれた時は嬉しかったですよ。
その子と一緒に最初の仕事した時ですね、好きになったのは。
私がヘマをした時に助けてくれて。
まだ仕事研修中で仕事場に出した事ないから慣れてないのに、一生懸命頑張って助けてくれて。
その子は私のせいで傷だらけになって、必死に謝った私に「仲間ならこれぐらい」って微笑んでくれて。
それがあまりに優しくて。


「・・・ちょっと待って下さい・・・これって・・・」
695以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 17:01:35.91 ID:5u7pru2e0
4
696以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 17:02:38.86 ID:GkOYiPVD0
697僕と森さんと時々2ch ◆41zceJmqdc :2007/08/15(水) 17:02:38.86 ID:571OyZZg0
森さんと僕の事じゃないですか。じゃあ、相手は・・・って、そんなバカな。


392 名前: 梅しば  [sage] 投稿日: 2007/08/15(水) 00:52:32.13 ID:HGdokoda0
>>390
そうなんですか。

398 名前: Forest  [saga] 投稿日: 2007/08/15(水) 00:57:15.41 ID:MoriMori0
>>392
今日その子がここを見てるって解って、初めてなんだけどアピールになったらなぁ、って。
もしも見てるなら。
良かったらで良いから、命令じゃなくて私個人のお願いだけど。
初めて仕事したあの公園で待ってるから。
っていうかもうずっと前から居るんだけどね。
と、いうわけで梅しばさん、じゃあね。


それ以降、どれだけレスをしても返事は来なかった。
「・・・・・」
相手がもし、もし森さんだとしたらその相手は十中八九僕の事だ。
だけどそんなわけがない。
森さんが僕を好きになるわけがない。ただのパートナーとしてしか見てない筈だ。
ただ涼宮さんの閉鎖空間に出てくる神人を一緒に退治する部下としか。
だって、違いすぎる。彼女と僕は全く違う。
そうだ。自意識過剰なんだ。
「・・・寝ましょうか」
僕は布団をしいてさっと布団に入って目を瞑った。
698以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 17:04:03.09 ID:5u7pru2e0
4
699以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 17:04:48.36 ID:93KI2XHR0
支援
700以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 17:05:01.48 ID:5u7pru2e0
4
701以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 17:05:17.15 ID:mkIBl9CY0
支援
702僕と森さんと時々2ch ◆41zceJmqdc :2007/08/15(水) 17:05:28.99 ID:571OyZZg0

カチッ・・・カチッ・・・。

静かな部屋に響く秒針の音。

ゴー・・・・・・。

マンションの外を行き交う車の音。
「・・・駄目だ」
寝れない。
もしかしたら僕は恐れているだけなのではないか?
森さんとの今の関係が壊れる事を。
今の関係で居続ければ楽なんだと思っているのではないか。
相手が森さんだったとして、公園に行って、そこでこの関係が変わってしまう事に恐れているのではないか?
「・・・・・・」
時間を見る。あれからもう一時間経っている。
ずっと前から公園に居ると言っていたという事は携帯からの書き込みになる。
IDを見る限り確かに相手は携帯。
HNのForest。和訳すれば・・・森。
「確立は・・・0じゃないですね」
口ではそう言っているが心の中では考え方は違う。
0じゃない、ではなく、高確率。
僕は傘を手に持つと部屋を飛び出した。
「あれからもう随分と時間が経過していまずからね・・・相手が森さんだとして、いるかどうか・・・・・」
走って、水溜りに足を突っ込んで跳ね返った水や、風で傘を避けて横から入る雨水が僕を濡らす。
だからどうした。これぐらいどうって事はない。
703以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 17:06:57.05 ID:5u7pru2e0
4
704以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 17:07:15.44 ID:mkIBl9CY0
支援
705僕と森さんと時々2ch ◆41zceJmqdc :2007/08/15(水) 17:08:14.58 ID:571OyZZg0
「はぁ・・・はぁ・・・」
公園まではそれなりに距離がある。だいたい走って十分の距離だ。
しかし、今は雨。風も吹く影響もあるしきっといつもより時間が掛かる。
だけどそれは言い訳だ。
「もっと走れ、古泉一樹!!」
自分で自分に活を入れて走り続ける。

かくん。

「あ・・・・・・ぐぅっ!!」
途中で躓いて勢い良く転んだ。だけど、そんな事関係ない。
すぐに立ち上がればいい。痛みなんか見て見ぬフリだ。
「森さん・・・」
いつも以上に、異常に、ただひたすらに貴女に会いたい。
そして、公園に辿り着いた。
「はぁ・・・はぁ・・・」
急いで公園内へと入る。ただひたすらに人影を探して。
ふとその時、公園に横たわる何かの陰を視界の隅に捉えた。
「・・・・・・・・」
ぞくり。嫌な予感がした。
「・・・」
ただの捨てられたゴミだった。何となく安心した。
しかしその安心は一瞬で去った。すぐ近くに再び横たわる陰を見つけたからだ。
今回それはは間違いなく人影だった。
間違いなく僕が探していた人影だった。
「森さん!」
未だにメイド服の森さんが水溜りに浸るように横たわっていた。
706以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 17:09:21.95 ID:5u7pru2e0
4
707以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 17:09:30.57 ID:mkIBl9CY0
wktk 支援
708以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 17:10:36.95 ID:5u7pru2e0
4
709僕と森さんと時々2ch ◆41zceJmqdc :2007/08/15(水) 17:11:27.04 ID:571OyZZg0
「森さん、しっかりして下さい!!」
こうしてみるとやっぱり森さんの体は華奢で軽かった。
「・・・あ・・・やっと来てくれた・・・私、任務終わってからずっとここに居たんだから・・・」
「大丈夫ですか!?」
大丈夫なわけが無い。夏とはいえこの雨に打たれていたのだから。
傘も差さずにずっと何時間も外で。唇もすっかり青ざめていた。
なのに大好きな笑顔は耐えなくてその姿は儚くなり過ぎていた。
「すいません・・・僕、弱くて、関係が変わるんじゃないかと思うと怖くて・・・・・っ!?」
森さんがそっと僕の頬に手を当てる。冷たくて、だけど優しい手。
「来てくれた・・・だから、弱くない・・・私は知ってる、古泉は弱くない・・・・・」
「森さん・・・」
「ふふっ・・・体・・・冷えちゃった・・・・・」
彼女はそう言って笑うとそっと目を閉じた。
「暖かいね・・・古泉は」
「とりあえず、僕の家へ行きましょう」
僕は運良く通りがかったタクシーを拾って早急に家へと帰った。
エレベーター待つのも煩わしくて階段をひたすら登る。
部屋の鍵を開けて、すぐに毛布を引っ張り出す。
「待っててください、今着替えを持ってきますから」
僕はタンスから急いでTシャツとズボンを取り出した。
パンツは・・・僕のを履かせるわけにはいかない。
「はい、お着替えです」
「古泉・・・自分で着替えられない・・・着替えさせてくれる?」
「!?」
僕が森さんを着替えさせる? え。僕が?
恥ずかしくて嬉しくはあるけど複雑な心境だ。
とは言え森さんを長い間雨の中で待たせたのは僕だ。
僕の責任だ。とは言っても・・・僕も年頃だし、その、ねぇ。何か抵抗が・・・。
710以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 17:12:21.54 ID:5u7pru2e0
4
711以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 17:12:37.17 ID:mkIBl9CY0
ちょww急展開ktkr 支援
712以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 17:13:19.28 ID:5u7pru2e0
4
713以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 17:13:52.47 ID:QX8ur9VX0
支援
714以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 17:15:05.55 ID:5u7pru2e0
4
715以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 17:15:12.63 ID:g16VGa2W0
支援
716以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 17:15:23.98 ID:mkIBl9CY0
支援
717以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 17:15:24.68 ID:5u7pru2e0
4
718僕と森さんと時々2ch ◆41zceJmqdc :2007/08/15(水) 17:15:28.10 ID:571OyZZg0
「・・・い、良いんですか?」
「うん・・・」
僕は覚悟を決めた。
本格的なメイド服っていうのはどうやら複雑な構造のようで少し手間が掛かる。
というか森さんがカスタムしたからこんな構造なのか?
「・・・・・・・」
「・・・・・・・」
露になった白い肌に自分の理性を抑えるのに必死になった。
「じゃあ、Tシャツ着せま―――」
「・・・下着の着替えは?」
「はい!?」
ちょっと待ってください。それは、無理ですって。
「・・・古泉? ・・・・あ、そうか。女性用の下着ってないもんね」
「それもそうですが、森さん、それは・・・僕も理性の限界というものが・・・一応、高校生ですし、その・・・ね」
「・・・古泉になら、いいかも・・・」
ふと、森さんはそう言った。恥ずかしさを思いっきり顔に出しながら。
「そんな事言ったら病人と言えども容赦はしませんよ?」
「・・・いいよ」
「へ?」
森さんの腕が僕に絡まる。
「あの、森さん?」
混乱する僕に目の前の女性はふっと微笑んだ。
「初めてだから、優しくね?」
あー、もう。

・・・・・・・・・・。
719以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 17:16:06.67 ID:QX8ur9VX0
わっふるわっふる
720以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 17:16:14.13 ID:mkIBl9CY0
支援
721以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 17:16:22.92 ID:5u7pru2e0
4
722以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 17:16:30.16 ID:PCdB+aBV0
しえん
723僕と森さんと時々2ch ◆41zceJmqdc :2007/08/15(水) 17:16:31.90 ID:571OyZZg0
あの後、どうなったかはご想像に任せたいと思います。
「古泉、閉鎖空間が出たって。行くよ」
「了解です」
相変わらず閉鎖空間は出る時には出ます。だから僕たち機関は駆ける。
手を繋いで。
とっとと彼に、この閉鎖空間を永久に発生させない状況を作って欲しいと願いながら。


Fin
724以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 17:16:38.46 ID:5u7pru2e0
4
725以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 17:17:01.75 ID:5u7pru2e0


昨日に続き支援で猿った\(^o^)/
726以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 17:17:03.08 ID:mkIBl9CY0

GJでした!
727以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 17:18:20.28 ID:mkIBl9CY0
えっと、ここではエロはアウトかな?
軽いのならおkしてほしいのだが。
728以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 17:18:44.18 ID:PCdB+aBV0
ああっ、俺の森さん。
729以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 17:23:22.13 ID:5u7pru2e0
jp
730以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 17:23:37.55 ID:H1uogV9iO
>>727
軽く直接描写無しならなら大丈夫かと
731以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 17:28:12.36 ID:PCdB+aBV0
>>727
投下するなら支援するよ。
あと、最初に断り文をいれておけば。
732以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 17:31:38.69 ID:mkIBl9CY0
>>730-731
参考になった。
でも投下はまだまだできそうにないのであしからず。
今から作るとこですからw
733以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 17:46:21.50 ID:5u7pru2e0
jp
734以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 17:53:24.64 ID:5u7pru2e0
jp
735以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 17:59:25.89 ID:5u7pru2e0
jp
736以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 18:06:44.09 ID:Tbwo2ZdNO
「キョンく〜ん。お客さぁん」

休日のある日、SOS団の野外活動もなく
暇を持て余していた俺の所に客人が来たらしい。

「冬休みの綺麗な人ぉ。」

冬休みの綺麗な人?はて誰だろう?
冬合宿に参加したのはSOS団+鶴屋さんだ。
俺的には朝比奈さんが好ましいのだが妹の奴は朝比奈さんのことを
『みくるちゃん』と読んでいたことから
客人が朝比奈さんであることは楽天がリーグ優勝するくらいの可能性しかないだろう。
第一、SOS団とは以前から面識があるのだ。
わざわざ『冬休みの』と言うからにはその時限定の人の確率が高いだろう。
よって、妹がSOS団のメンバーを記憶しているのならば、
鶴屋さんである確率が最も高いわけだが。
休みの日に鶴屋さんが俺に何の用なのだろう?
鶴屋さんとはそれなりに親しい間柄なのだろうが、休日にアポ無しで遊びに来るほどではない。
いや、あの人ならあり得なくもないか?
そんな無駄な推理を繰り広げながら階段を降りると
予想外の人が玄関に立っていた。
そうそいつは保守男だった。
保守
森さんで書こうとしたけど無理だづたorz
737以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 18:08:22.38 ID:571OyZZg0
>>87
とりあえず訂正して30分〜24時間掛かる。
738以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 18:14:18.76 ID:tWHoC9rfO
USBメモリ、ジーパンの小銭入れポケットに納まってました。
本当にスレ汚し申し訳なかった。


企画物の続き頑張って書き上げます。
739以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 18:24:04.46 ID:PCdB+aBV0
あげあげ
740閉鎖空間の住民:2007/08/15(水) 18:27:39.41 ID:4SdVGWMP0
保守
741以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 18:40:59.37 ID:GkOYiPVD0
jp
742以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 18:44:13.29 ID:Tbwo2ZdNO
古泉がキョンのこと名指しで呼んだときあったけ?
743以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 18:47:17.39 ID:571OyZZg0
エージェント古泉「ミスターアンダーキョンくん」


ごめん。
744以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 18:57:14.98 ID:5u7pru2e0
jp
745以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 18:58:40.66 ID:IS3WNnEhO
>>737
ヨロ
746以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 18:59:36.43 ID:1HBvckSZ0
>>742
北米版涼宮ハルヒの退屈で文法上キョンって言ってる
747以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 19:10:27.90 ID:dKVtMC9ZO
保守
748以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 19:13:20.79 ID:ofATqslmO
昼寝したら長門に血を吸われて「実になじむ」って言われた





そんな夢を見たよ
749以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 19:23:22.87 ID:GkOYiPVD0
jp
750以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 19:31:42.75 ID:60fUCqsP0
こういうところでSSとか小説見ると勢いで書いてみたくなるけれど、
何も考えずに書くから大抵座礁するんだぜ

保守
751以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 19:32:05.59 ID:g16VGa2W0
みくるを褒めまくるキョンを書いたんだが投下しておk?
752以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 19:33:52.89 ID:Oj6dIUW20
>>746
kwsk
753以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 19:40:55.18 ID:rU+hPqbKO
拒む理由なと゛何もない。存分にやりたまえ
754以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 19:43:26.26 ID:J8PP+CJi0
みくる好きの俺にはありがたいwktk
755以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 19:43:54.07 ID:5u7pru2e0
おk
756:2007/08/15(水) 19:45:40.99 ID:g16VGa2W0
俺が朝比奈さんを褒めたらどこまで褒められるのか限界が知りたくなって書いてみた


日頃の激務(主にハルヒの相手とか妹の相手とか)で鬱積したストレスを発散しようと
古泉相手に勝敗の見えているテーブルゲームを楽しんでいたある日のこと。
ゲームが一段落したところで、俺は視界のはずれに危なっかしい足取りでこちらに歩み寄るメイド姿を捉えた。

「はい、キョンくん」

軽やかに耳朶を擽るソプラノ。その声を聞くだけで、俺の心身に蓄積されてきた疲労は音もなく崩れ去る。
見た者全てが頬を緩めずにはいられなくなるほどに柔らかく温かな微笑を浮かべた朝比奈さんがそこにいた。
全世界の愛玩動物を凌駕する目の前の愛らしさを読者の皆様に伝えるには
まだまだこのような描写では不十分であり、自分の語彙不足に嘆くことを禁じえないのだが、
しかし朝比奈さんの魅力に対する独占欲にもうとっくの昔に飲み込まれている俺が、
わざわざ今文面を辿っている不確定多数の人間にそれを伝える必要性は果たして存在しえるのだろうかという疑問に突き当たり――

「さっきから何呟いてるんですかぁ? お茶、お代わりいりますよね」

朝比奈さんが持っているおぼんに視線を移す。直後、俺がその類稀なる奉仕精神に感涙したことは言うまでもないだろう。
秀麗しか表現しようのない、白磁で細い指。それらが織り成す繊細かつ大胆な動作に目を奪われているうちに、俺の湯呑みはお茶で満たされていた。
仄かな香りとそれに反するように存在感を露にする白い湯気。それらはやがて部室の空気へと霧散していく。
ありがとうございます、朝比奈さん。My sweet anggalであるあなたにお茶を煎れてもらえるだけで心が洗われるようですよ。

「そんなぁ、大袈裟ですよ」
757以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 19:45:44.69 ID:wbImY2Fl0
支援
758以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 19:45:49.71 ID:5u7pru2e0
4
759以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 19:46:10.52 ID:5u7pru2e0
4
760以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 19:46:41.07 ID:5u7pru2e0
4
761以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 19:46:56.73 ID:5u7pru2e0
4
762:2007/08/15(水) 19:47:36.55 ID:g16VGa2W0
いえいえ、決して過剰表現などではありません。謙遜されなくとも、先程の描写に一切の脚色はありませんよ。
見たまま、感じたままに文章化しているだけです。まったく、俺は幸せ者ですよ。
なにせ生きながらにして極楽と同等、いやそれ以上の至福の一時を味あわせてもらえるのですからね。

「もう、キョンくんお世辞がうまいんだから。
 今日はちょっと工夫してみたんだけれど、どうかなぁ?」

一見使い古されたように見える湯のみの中で揺蕩う、神聖なる天上の甘露。
丁重に湯飲みを両手で支え、脳を蕩けさせるほどに芳しい香りを十分に堪能する。言葉にできない。
俺は数百万単位で売買されるワインを味わうソムリエに引けをとらないほど慎重に、湯呑みに口をつけた。

まろやかながらもしつこくなく、味わい深くも味蕾に留まらない絶妙の口当たり。

旨い。これほどまでに俺の脳を刺激し、再起不能にするまでに美味な飲料があっただろうか。
格別、至高、極上――現存するあらゆる賛辞の言葉が意味を失ってしまうほどに、そのお茶は従来のそれと一線を画していた。
その妙味に恍惚としながらも、俺はおぼんを抱きしめ不安そうに瞳を潤ませている朝比奈さんに感想を述べた。

「とても……美味しいです」
「ほんとう? よかったあ。わたし心配してたんです!…あっ、おぼん!」

途端顔を綻ばせ、まるで某有名大学の難関試験に合格できたかのように嬌声を上げる朝比奈さん。
歓喜のジェスチャーでおぼんが舞い、それを必死に追いかけている様子が、またたまらなく可愛らしい。
ああ、天使はここにいた。全国広しと言えどこれほどまでにドジッ子で愛らしい巨乳ロリメイドは存在するだろうか。いや、いない。
反語表現はともかく、眼前であたふたとしている朝比奈さんは思わず抱きしめたくなるほどに庇護欲をそそる。
ここで我慢できるやつは、よほど特異な性癖の持ち主に違いないね。少なくとも俺は一般的な男子高校生で、流石にこれ以上自分を抑える自信はない。
俺の腑抜けた思考は一抹の不安を蹴り倒し、現時点における最善の行動を提示した。うん、抱きしめよう。
俺は立ち上がった。朝比奈さん、今行きます――

「キョーンー、今みくるちゃんに何しようとしてたのかなー?」
「はいすみませんでした以後自重します」
763以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 19:47:39.11 ID:wbImY2Fl0
支援
764以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 19:47:52.19 ID:J8PP+CJi0
支援
765以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 19:48:14.29 ID:5u7pru2e0
4
766以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 19:48:17.20 ID:g16VGa2W0
END

オチは適当でごめんね
767以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 19:49:06.14 ID:5u7pru2e0
4
768以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 19:49:27.67 ID:5u7pru2e0

最後のキョンwwww
769以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 19:50:45.62 ID:J8PP+CJi0

朝比奈さんは褒めて伸びるタイプだからもっと褒めてあげてくれ
770以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 19:53:15.55 ID:nm1yoBGoO


俺もここまで朝比奈さんを誉めてやりたい
771以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 19:55:53.36 ID:dKVtMC9ZO
おまいら!
これは一体…
http://sund1.sakura.ne.jp/uploader/source/up10003.jpg
772以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 19:56:36.27 ID:GkOYiPVD0
乙!

ID:5u7pru2e0
支援は1レスに1回でおk
773以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 19:58:06.83 ID:GkOYiPVD0
>>771
コラ下手だなw
774以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 19:58:28.21 ID:5u7pru2e0
支援で猿さんくらいたいのよ
775以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 19:59:01.81 ID:J8PP+CJi0
>>771
いいなこれw
776以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 19:59:14.13 ID:Oj6dIUW20
>>771
おもしろいけど、タイトルは右だな
777以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 19:59:34.14 ID:QX8ur9VX0
>>771
佐々木の輪郭が雑
778以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 20:01:03.33 ID:h1lSdi+m0
これ佐々木スレからの転載だろ
779以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 20:06:27.42 ID:5u7pru2e0
ssk
780以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 20:14:19.66 ID:GkOYiPVD0
>>774
725 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/08/15(水) 17:17:01.75 ID:5u7pru2e0


昨日に続き支援で猿った\(^o^)/

なんでバイさるにこだわるんだ?
781以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 20:16:02.73 ID:dKVtMC9ZO
保守
782以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 20:17:11.65 ID:QvvvAnOvO
佐々木コラ貼られ過ぎワラタ
783以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 20:27:48.19 ID:fgEAz7qAO
佐々木厨は空気読まないからな。
そういえば『驚愕』、表紙だけはもう出来てるんだよな……早く中身もこないかな。
784以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 20:36:07.07 ID:1SKD2wbm0
急速浮上
785以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 20:36:49.72 ID:dnc95QNgO
佐々木厨ってなんだ…
それよりもキョンハル厨や長門厨の方がうぜぇよ
786以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 20:38:20.98 ID:nimpHN5dO
じゃあ朝倉さんは貰っていきますね^^
787以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 20:45:40.13 ID:zpFdwpbz0
今なら投下しても大丈夫?
788以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 20:46:21.05 ID:h1lSdi+m0
>>787
来い
789以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 20:46:46.33 ID:IS3WNnEhO
じゃあ橘は俺の嫁
790以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 20:49:02.05 ID:zpFdwpbz0
もう二年も終わりの頃。
ハルヒの能力は消え去った。
それは紛れもない事実であり、古泉の能力は消え、長門の親玉もそれは観測した
らしい。




「それで……どうしてこうなるんだ!!」

周りからみんないなくなった。
SOS団は壊滅したんだ。





あの日──

「涼宮さんの力が消えました。」

古泉はこれまでにないほど嬉しそうな様子で語った。
そりゃあそうだろう。
誰だって心配ごとが無くなるのは嬉しい。
791以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 20:49:04.59 ID:wbImY2Fl0
支援
792以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 20:49:22.13 ID:zpFdwpbz0
「情報統合思念体もそう結論づけた。涼宮ハルヒは今やどこにでもいる女子高生
。」

長門はどうだろう……無表情。
あまり読みとれなかった。

「そういえば涼宮さん最近来ないですねぇ……。」

「同級生と遊んでるらしいですよ。まったくどうなってんでしょうね。」

朝比奈さんの問いかけに答え、すでに口癖になった言葉を呟く。
やれやれ。

「僕はもう帰ります。そして二度とこの活動に参加することはないでしょう。あ
なたと過ごした日々は楽しかったです。次からは普通の友人として付き合いまし
ょう。」

それきり古泉はこの活動にはきていない。
学校ですれ違ったときに少し話すくらいだ。

「あああ、あたしも卒業と一緒に未来に帰ります!!もうあんな恥ずかしい思いは
したくないです……。我慢できません…。」

「キョン君だけがかばってくれて嬉しかったです。さようなら。」

朝比奈さんも出ていった。
学年が違うので会うことはもうないんだろう。

793以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 20:49:35.75 ID:wbImY2Fl0
支援
794以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 20:49:50.77 ID:nm1yoBGoO
支援
795以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 20:50:01.52 ID:zpFdwpbz0
「……長門はどうなんだ?」

今まで俺の後ろに立っていたはずの長門はもういなかった。
代わりにあるのは置き手紙。

『私もここにいる意味はもうなくなった。あなたと話せなくなるのは残念。あな
たとの時間は心地よくて、楽しかった。しかしもう会うこともない。私を忘れな
いで──さようなら。』

どうやら長門も行ってしまったらしい。




みんながいなくなって数日、俺は一人部室にいる。



796以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 20:50:04.47 ID:wbImY2Fl0
支援
797以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 20:50:34.30 ID:zpFdwpbz0
みんなの記憶から消えた長門はいない


メイド姿の朝比奈さんもいない


ニヤケ面の古泉もいない


やかましく騒ぎ立てるハルヒもいない




なんだ、そうだったのか





俺の世界はこんなにも簡単に崩れるんだ




END

798以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 20:50:37.32 ID:wbImY2Fl0
支援
799以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 20:51:14.35 ID:zpFdwpbz0
以上です。
書いて投下とか初めてだから不備が多いかもわからんね。
800以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 20:52:14.57 ID:g16VGa2W0
支援しようと思ってたら終わってた

GJ!
801以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 20:53:31.47 ID:zpFdwpbz0
タイトルだけ考えてないから適当につけてくれたりしたらうれしい。
じゃあROMに戻ります。
802以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 20:55:29.81 ID:dKVtMC9ZO
保守
803以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 21:01:22.87 ID:stiX7aeP0
PS2ハルヒの予約してきた保守。
今から楽しみだぜ。
804以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 21:09:12.96 ID:g16VGa2W0
保守ついでに

スレの上のほうで谷口の葛藤待っててくれていた人、俺のIDみてもわかると思うけど
想定外の仕事でまだ職場にいるんだよね。今日中とか言ってたけど明日になりそう。
ごめんなさい
805以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 21:20:57.24 ID:rU+hPqbKO
SS執筆がなかなか進まん。誰かテンションの上がるものをくれ。
806以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 21:24:24.57 ID:l8qNPxvk0




| ⌒(*゚∀゚)⌒ <保守
/ ̄ ̄/( へヘ ̄ ̄ ̄
807以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 21:25:44.52 ID:mytiGeN6O
おっくせんまんでも聴いてろ
808以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 21:27:55.20 ID:hbH5GDDC0
>>799
よくハルヒの力が無くなって、ハルヒが普通になるって話があるけど、ハルヒの行動原理には自身の力は関係ない。
だからこのての話はいつも違和感を覚える。
雰囲気自体はけっこう好き。
>>804
まったく問題ないよ。のんびりやってくれ。
正直変に焦ってやってもしょうがないと思うんだ。
809以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 21:36:27.65 ID:1SKD2wbm0
偉大なる同志スターリンがプリンスレをageだ!

   , -.―――--.、
   ,イ,,i、リ,,リ,,ノノ,,;;;;;;;;ヽ     突然だが諸君。
  .i;}'       "ミ;;;;:}     本日よりSOS団は
  |} ,,..、_、  , _,,,..、  |;;;:|
  |} ,_tュ,〈  ヒ''tュ_  i;;;;|    S 世界を共産主義で   
  |  ー' | ` -     ト'{    O 大いに盛り上げる
 .「|   イ_i _ >、     }〉}     S スターリン同志の
 `{| _.ノ;;/;;/,ゞ;ヽ、  .!-'     団
   |    ='"     |    
    i゙ 、_  ゙,,,  ,, ' {
  丿\  ̄ ̄  _,,-"ヽ    と改名させてもらうぞ。さからうやつはシベリア送りだ!
''"〜ヽ  \、_;;,..-" _ ,i`ー-
   ヽ、oヽ/ \  /o/  |
810以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 21:37:19.46 ID:5cj+2YI40
古泉「世の中に絶対的な善と悪など存在しえないと思うのですよ」
阪中ルソー「そうだな」
古泉「何が善で何が悪か、など人間が勝ってに決めたことでしょう?」
阪中ルソー「そうだろうな」
古泉「ではなぜ人間を殺すことは悪なのでしょうか」
阪中ルソー「それはな、一樹、人間たちは契約を結んだのだよ」
古泉「あなたとは良い穴が掘れそうです」

ほし
811以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 21:38:24.36 ID:3CZFQ2X+0
>>809
ファ…ファンファン大佐じゃないですか!
812以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 21:46:09.96 ID:stiX7aeP0
保守
813以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 21:50:52.95 ID:stiX7aeP0
あげ
814以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 21:56:47.72 ID:Tbwo2ZdNO
ハ「ねぇ、古泉君。キョンの好きな物わかる?」
古「詳しくは知りませんがロボットアニメが好きだとか」
ハ「ロボットアニメね……」
――夜――
ハ「『ロボットアニメと言えば』っと! vipperのみんな頼んだわよ」
ハ「何なに?ガンダム?」――週間後――
ハ「キョン?ロボットアニメが好きって本当?」
キ「あぁ。その通りだ」
ハ「私もなのよね」
キ「何!?」
ハ「ロボットアニメと言えばやっぱり」
ハ「ガンダム」キ「ボトムス」
ハ「へ?何それ?」
キ「……っち、にわかが。失せろ」
ハ「……vipperのバカ〜!うわ〜ん」
815以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 21:57:52.91 ID:1SKD2wbm0
長門「機動戦士キョンダム」
キョン「……なんか言ったか長門?」
長門「なにも」
816以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 21:59:05.96 ID:5u7pru2e0
>>804
明日投下すればいいのさ

最近知ったんだがあんたって涼宮ハルヒのギャルゲーのスタッフのシナリオ関連に入ってるんだなw
817以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 21:59:37.30 ID:uMz9PEk30
>>756,762 マネしてみようと画策したが脳裏に小田和正の言葉にできないが延々流れてオワタ GJ
818以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 22:05:12.10 ID:571OyZZg0
>>817
そんな時には

っ cali≠gari 「発狂ちゃんねる」「-187-」「37564。」
っ Dir en grey「残-ZAN-」「ZOMBOID」「Grief」「朔」「CLEVER SLEAZOID」
っ 島宮えい子の写真

さぁ、 が ん ば れ
819以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 22:06:15.54 ID:Tbwo2ZdNO
ハ「暇ね」
コンコン
ハ「どうぞぉ」
ガチャ
ハ「!?」
?「こんにちは」
ハ「誰よあんた!着ぐるみなんか着て」
?「これは着ぐるみではありません。私はきぐるみ星から来たきぐるみ星人です」
み(キョン君の声……?)
ハ「………」
キ(流石に信じないか?)
ハ「……ッキャー!きぐるみ星人よ!きぐるみ星人!
みくるちゃん!念願かなって宇宙人と会えたわ!」
み「え?あ……え?」
ハ「キャー!握手してください!写真も!
あっ!みくるちゃんお茶淹れたげて!!」
キ「………」
ハ「黙ってどうしたんですか?」
キ「……実は俺でしたぁ」カポ
ハ「(´・ω・`)」
820以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 22:06:49.37 ID:t7GYc2Bf0
ダメ・ゼッタイってどっちで連載されてる?プリン?アナル?
821以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 22:09:24.64 ID:stiX7aeP0
>>820
ちょっと前までこっちでやってたが…今はどうなんだ?
822以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 22:09:28.96 ID:4Q2RvGxk0
>>819
あれ?ウサギ星人・・・?
823以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 22:10:54.98 ID:Tbwo2ZdNO
>>822
ネタかぶってたならスマソ

キ「長門ぉ、図書券あげようか?」
長「欲しい」
キ「ハイ、あげたー」(図書券を上にあげる)
長「……ウッ…ヒック…」
キ「なっ!泣くな!冗談だ。ちゃんとやるから、ほら」
長「嘘泣き」
キ「( ゚д゚)ソンナモノドコデオボエタ?」
824以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 22:15:33.81 ID:Tbwo2ZdNO
み「何飲みますかぁ?」
キ「朝比奈さんのミルク」
み「へ?ふぇ?」
キ「朝比奈山のミルクって言う商品が出たんです」
み「そっ、そうなんですか。あたしてっきり……///」
キ「ハルヒ製作。
寝ている朝比奈さんから搾乳した物をネットオークションで5万円から売るとかなんとか」
み「( ゚д゚)」
825以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 22:15:46.71 ID:uMz9PEk30
スペオペ好きなんだが ハルヒSSじゃ無理があるだろうか
銀河ヒッチハイクガイドみたいなノリで
826以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 22:21:02.91 ID:Tbwo2ZdNO
ハ「今日の議題は鶴屋さんついてよ!」
キ「ちょっとうざい」
長「すごく」
古「限りなくうざいですね」
ハ(みんなひどいわね)
み「涼宮さんよりはマシですけどね」ニコニコ
ハ(みくるちゃん!?)
キ「だな」
長「そう」
古「ですね」
ハ(みんなっ!?)
827以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 22:23:40.10 ID:h1lSdi+m0
>>826
アナル池
828以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 22:24:28.36 ID:Tbwo2ZdNO
長「ゆきりん……」
キ「え?」
長「なんでもない」
キ「なんだよ?気になるだろ。言えよゆきりん」
長「………」
キ「ゆきりんどうした?」
長「………」
キ「ゆきり〜ん?」
長「もうやめて!ゆきりんのLPはもう0よっ!」
829以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 22:24:36.00 ID:wBS3zOBl0
スペースオペラじゃなくてジュブナイルのような
830以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 22:32:46.68 ID:uMz9PEk30
救難信号しか発信しない宇宙船になりそうだな
831以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 22:34:01.94 ID:571OyZZg0
古泉「ジュ〜ブナ〜イル〜瞳の中のゲ・・・レインボ〜」
キョン「待て待て待て」
832以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 22:34:20.52 ID:stiX7aeP0
「SOS」だからねw
833以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 22:42:09.22 ID:uMz9PEk30
「……前方、0.75パーセクに無国籍船を発見」
「でかしたわ有希。キョン、光子魚雷撃ちなさい」
「俺たちゃ海賊じゃねーぞ!」
毎日が射手座の日
834以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 22:42:22.90 ID:7YhyqiiK0
3日ぶりにやっと現スレに追いついたよ
今までDAT読んでた
上げてくれた人乙
835以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 22:44:45.17 ID:Tbwo2ZdNO
ヌタくれネタ。
真面目に頑張るからお願いだよ
836以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 22:46:38.38 ID:uMz9PEk30
「さそり座」
837以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 22:46:44.10 ID:6j21duhLO
>>835
じゃあ、主要キャラ全滅で
838以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 22:48:31.81 ID:stiX7aeP0
夢オチ
839以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 22:48:57.66 ID:xWIp/T1I0
>>825
つハルヒ劇場
840以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 22:50:27.46 ID:Tbwo2ZdNO
ハルヒ劇場って何だ?
841以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 22:50:58.29 ID:nm1yoBGoO
>>804
明日か、待ってるぜ


>>835
季節に沿った夏を感じさせるやつ
842以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 22:51:39.29 ID:uMz9PEk30
>>839 2004年のスニーカーに載ってたのかw
843以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 22:54:14.10 ID:H1uogV9iO
>>835
グロテスクで甘い
844以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 22:56:03.36 ID:uMz9PEk30
>>840
スニーカーの2004年8月と2006年6月に掲載された短編
1回目がRPGファンタジーっぽくて2回目が宇宙モノだったらしい
俺は読んでないが
845以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 22:57:36.01 ID:QX8ur9VX0
やべ、ハルヒ劇場act2途中までしか読んでないの思い出したw
846以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 22:58:32.45 ID:Tbwo2ZdNO
>>844
ハルヒの妄想世界を書けばいいのか?
847以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 23:00:49.77 ID:uMz9PEk30
>>846
>>839>>825へのコメントだから別の話
848以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 23:02:24.78 ID:uMz9PEk30
>>846 お題の前に17レス行ってもいいだろうかね?
849以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 23:04:36.90 ID:GkOYiPVD0
>>848
かもん
850以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 23:04:59.62 ID:Tbwo2ZdNO
>>848
是非どうぞ
851 ◆nomad3yzec :2007/08/15(水) 23:05:52.20 ID:uMz9PEk30

長門有希の憂鬱II

共著
◆kisekig7LI
◆nomad3yzec

三章口絵
ttp://up4.upload-ch.net/src/up12962.jpg
852以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 23:05:55.05 ID:xWIp/T1I0
853以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 23:06:44.60 ID:xWIp/T1I0
しまった
支援。
854長門有希の憂鬱II:2007/08/15(水) 23:06:49.24 ID:uMz9PEk30
五 章
 長門は布団から出て立ち上がった。俺は長門の腕を抑えた。
「まだ寝てたほうがいいぞ。あれだけのケガだ」
「……大丈夫、八十パーセント程度は回復した。今は急を要する」
長門はダッフルコートをまとった。大丈夫じゃなさそうだぞ、足元がまだふらついているし。
「なにをするんだ?」
「……向こうからの次元転移を阻止する」
そんなことが可能なのだろうか。某猫型ロボットの空間転移ドアの出現先を封じ込めるようなものだ。喜緑さんと朝倉も立ち上がった。
「広い場所が必要ですわね」
「わたしも手伝うわ。もう、向こうには戻れないから」

 このあたりで広い場所といえば、中学校のグラウンドがいちばん近い。でもあそこまで長門に歩いていかせるのは体に障るだろう。それに高校生がこんな夜中にうろうろしていてはあやしまれる。

俺は谷川氏に同伴してもらえないか尋ねた。
「有希ちゃんの具合はどう」
「まだふらついてますが、なんとか回復したみたいです」
「そりゃよかった」
血にまみれるほどの大ケガをしてたなんてとても言えなかった。
「谷川さん、お手数なんですがちょっと車出していただけませんか」
「いいよ。どこ行くの?」
「中学校のグラウンドまでお願いしたんですが」
「いいけど。中に入るの?」
「ええ。広い場所がいるとかで」
「警備会社に見つからないようにしてね」
谷川氏はニヤリと笑った。俺たちが広い場所でやることといえばそう多くない。宇宙にメッセージを送るとか、次元転移するとかだ。

 五分くらいして中学校に着いた。正門から入るのははばかられたので、脇のほうにまわってもらった。
「もしものときのために、僕はここで待機しておくよ。エンジンかけっぱなしにしておくから」
「そうですか、お手数かけます。じゃあ早速行ってきます」
 朝倉が壁をよじ登って忍び込み、内側から門を開けてくれた。あいつ、錠前のカギなんかどこで手に入れたんだろう。朝倉の手元を見ると曲がった安全ピンがあった。ピッキングですかそれ。
855長門有希の憂鬱II:2007/08/15(水) 23:08:02.93 ID:uMz9PEk30
 人目がないことを確かめて忍び込み、グラウンドに向かった。三人は協力して大きな絵文字を描いた。俺は長門に言われるままに生石灰のラインカートを引き、長さ五十メートルくらいの記号を一文字描いた。
俺とハルヒが描いたのとはだいぶ違う気がするが。

 それから三人は絵文字の上に立った。互いに三十メートルくらい離れ、正三角形の頂点にそれぞれがいる。やがてタイミングを合わせたように同時に右手を上げた。俺から近い位置にいる長門の詠唱だけが聞こえた。
三人の右手から、地表に沿って緑色のレーザーのようなものがまっすぐに伸びた。正三角形の中心で交差している。それから三人の腕が少しずつ角度を上げてゆき、緑色の光はピラミッド状に持ち上がった。
レーザーは三角錐の頂点で交差している。そしてその三角錐のてっぺんに緑色の球が現れた。球体は一気に膨らんで光を拡散し、地面も建物も、そこにいた俺も突き抜けて空間を走り抜けた。

 それで作業は終わったらしく、二人が長門のところへ戻ってきた。
「済んだのか」
「……終わった。百五十パーセク程度はこのシールドで守られる」
それがどれくらいの距離なのか俺には見当もつかないが、こっちの場所を隠蔽したので、いきなり現れることはできないだろうということだった。

 俺たちはお屋敷に戻った。古泉が門の前で待っていて出迎えた。
「順調にいきましたか。こちらからも緑色の光が見えましたが」
「ああ。この三人が地球を守ってくれてる」
長門がふいに空を見上げた。喜緑さんと朝倉も同じように宙を見つめた。
「……彼らが転移しようとしている」
夜空に、白い弧線が流れて円を描き、現れては消え、また現れては消える。
「こっちの位相情報を探っているんだわ」
いくつもの白い円線は、まるで闇の中からこっちの様子をうかがっているようだった。その円の、見えない向こう側の世界にあいつらがいるのだということを考えると背筋が寒くなった。

「あれ、なにかしら」
後ろで声がした。しまった、ハルヒに見られた。いやいや、ハルヒどころではないぞ。西宮市民、いや兵庫県民がこれを見ているだろう。昨日ハルヒが神人を出して以来、西宮市は超常現象研究家の注目スポットになっちまってる。
明日の新聞には記事が載り、ワイドショーでは占い師やら天文学者やら物理学者やらがそれっぽい説を並べ立てるにちがいない。いっそのこと県民全員の記憶を抹消してしまうか。などと考えていると古泉がそれっぽい理由を述べた。
「ふたご座の流星雨でしょう。今がちょうど時期ですから」
「へえ、古泉君って天文詳しいんだ」
古泉は、これは本当ですというふうに片目をつぶって見せた。ふたご……か、これは何かの偶然なのか。
856以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 23:08:36.68 ID:wgr8+Jzc0
支援
857長門有希の憂鬱II:2007/08/15(水) 23:09:02.02 ID:uMz9PEk30
 しばらく見ていたが白い円線の発生は止まらない。俺はαの姿を思い出して不安にかられた。
「大丈夫なんだろうな」
長門だけに聞こえるように言った。
「……この宙域の位相情報を暗号化した。座標を認識できなければ、転移も無理」
じっと見守っていた喜緑さんもうなずいた。どうやら成功したのか。
「これがどれくらい持つかしら」朝倉が不安そうな表情を浮かべた。
「……シールドの外に転移して、空間移動でこちらに接近するまでの時間」
「それまで、あまり長くはなさそうですわ」
「……二十四時間体勢で、監視に入る」
「分かりましたわ。適度な時間で交代しましょう」
こういうとき俺ができることといえば、黙って彼女たちの邪魔をしないことくらいか。なんて自分の無力さを感じていると、朝倉が声をかけた。
「キョン君、心配しないで。あとのことはわたしたちに任せて」

 夜中に目が覚め、俺は布団を抜け出した。寝息を立てている古泉を起こさないように、そっと部屋を出た。吐く息が白い。
俺は台所でコーヒーを入れて離れに向かった。女の子が寝ている部屋にこっそり忍び込むなんて、見るからに不謹慎なことを考えているようだが、この切迫した状況はそれどころではなかった。
 軽くノックして引き戸を開けてみるが、中に長門はいなかった。ハルヒが大口を開けて眠っている。喜緑さんが起き上がった。
「長門はどこですか……」
「縁側にいますわ」喜緑さんは廊下を指差した。

 長門はパジャマの上からダッフルコートを着たまま、縁側に座っていた。じっと何かを待つように動かない。俺の気配を感じたのか、少しだけフードが揺れた。
「長門、寒いだろ」
「……ありがとう」
湯気の立つコーヒーを差し出すと、両手で包むように受け取った。カップを渡すとき少しだけ触れた指先が冷たかった。俺は長門の隣に座り、持って来た毛布を肩にかけてやった。
なんとなく沸いたもやもやした気持ちのせいで、そのまま肩を抱き寄せてみようかと思ったりした。ハルヒにそんなところを見られたら庭にある水温四度の池に放り込まれかねないんでやめといた。

 廊下に人影が見えた。朝倉が起きてきたようだ。そろそろ交代の時間か。
「長門さん、あれ見える?」
朝倉が天を指差した。長門は夜空の一点を凝視した。
「……二百四十光年のところまで来た」
858長門有希の憂鬱II:2007/08/15(水) 23:10:00.15 ID:uMz9PEk30
「じゃあ、到着するのは二百四十年後か?」
「……おそらくあと数時間。彼らはタキオンフィールドを使っている」
ええとつまり。
「光速を超えているってこと」朝倉が補足した。
「接近されたら防御できるのか?」
「……分からない。相手の数による」
「ここでの惨事は避けたいわ」
「……」
長門は考え込んでいるようだった。この世界で思念体同士の戦争が起こったら、俺たちの世界も消滅しかねない。

「長門さん。なにか変化があったら起こすから、休んでて」
「……分かった」
長門はゆっくりと立ち上がり、毛布を朝倉に渡した。廊下を歩いていくダッフルコートを被った背中が、なにかを思いつめているようで俺は不安を感じた。長門は離れに入る前に、一度だけ振り返って俺を見た。
「……」
フードの下からかすかに長門の瞳が見えた。だが何も言わなかった。

 俺もそのまま部屋に引き上げようとした。
「寝るの?」
「ああ。今日は疲れたからな」
「そう。おやすみなさい」
自分でも、あからさまにそっけない態度だとは分かっていた。
朝倉にはなんとなく近寄りがたいものがある。朝倉の顔を見ると、それが谷口的AAランクプラスの笑顔だろうがなんだろうが、どうしても頭に鋭利なナイフが浮かんでしまう。一種のトラウマかもしれない。この朝倉とは関係ないんだが。

 俺はふと台所に寄って、空いてるカップにコーヒーを注いだ。
「朝倉、寒いだろ」
「あら、気が利くのね」
自分でもなぜこんなまねをするのか分からないが、朝倉にコーヒーを渡した。
「俺たちの朝倉の話、聞いたか」
「ええ。あなたを殺そうとしたんですってね」
859以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 23:10:07.43 ID:cfCP7HgK0
シエスタ
860長門有希の憂鬱II:2007/08/15(水) 23:11:01.13 ID:uMz9PEk30
「ああ」
「ごめんね……」
「いいんだ。お前が悪いわけじゃないし」
二人とも黙り込んだ。それ以上話が続かなかった。

「αってどんなやつなんだ?」
「そうね。人間的に言えば、好奇心旺盛で向こう見ずってところかしら」
「長門とは逆だな」
好奇心はあるのかもしれないが、石橋を叩いて渡るほうだろう。
「むかし次元断層に飛び込んだって話も、その性格のせいかもね」
「無茶なやつだ。かっこつけすぎたんだろう」
「そうね。αはずっとみんなに頼られる存在だった。誰かに助けを求めるってことがなかったわ」
「だろうな。自己主張が強すぎると思う」
朝倉は立ち上る湯気の向こうから、じっと俺を見つめた。
「長門さんは頼れる人を見つけたみたいね」
誰のことだろう。谷川氏のことかな。俺もあの人は頼りがいがあると思うが。

「キョン君、起きて、長門さんを止めて」
夜が明ける前、喜緑さんが血相を変えてやってきた。俺はやっと眠りにつけたところを起こされ、目をこすりこすり起き上がった。
「長門がなにかやらかしましたか……」
「彼女とひとりで戦うつもりなの」

 俺は上着を着て離れに向かった。長門の様子がいつもと違う。最初に会った頃のように無表情だった。これは表情がないのではなくて、感情を押し殺しているんだと気が付いた。
「長門、なにをするつもりだ」
長門は俺の目を見なかった。固い決意がゆらぐのを恐れるように、自分のまわりに見えない柵をめぐらしているようだった。
「……彼女と、対決する」
「ひとりで戦えるのか」
「……わたしならαを止められる」
「勝算はあるのか」
861長門有希の憂鬱II:2007/08/15(水) 23:11:56.29 ID:uMz9PEk30
「……説得に応じなければ戦う。最悪でも対消滅する」
「対消滅ってなんだ?」
「わたしと彼女は同じエネルギーから生まれた、粒子と反粒子のようなもの。わたしたちは互いに逆向きの力を持っている。衝突させれば、ゼロに戻る」
「長門さん、あなた死ぬ気なの!?」
朝倉が叫んだ。俺は震える手で長門の肩を握り締めた。
「長門、頼むから死ぬなんて言うな。俺が生きてるうちは、言うな」
「わたしの使命は、あなたと涼宮ハルヒの保全。そのためなら手段を選ばない」
「じゃあ俺も連れて行け」
「……それはできない。負ければ、死ぬ」
「たとえそうでも、俺はお前をひとりにしたりしない」
俺は長門の手を握った。
「俺は約束を守るぞ」
長門が暴走した日、俺が病院のベットで約束したことを忘れてはいまい。そして二ヶ月前、俺はこいつを散々探しまわったあげくに見つけ出し、もうひとりにはしないと誓ったのだ。
 長門は喜緑さんを見て、それから俺を見た。
「……分かった」
長門はうなずいた。
「わたしも同行しますわ」喜緑さんが言った。
「……彼女には、あなたの保護を頼む」
もしや、俺が無理についていくといったばっかりに喜緑さんを巻き込んでしまうのか。
「そんなに気負うことはありませんわ。相手が多いようですし、わたしもいたほうがいいと思います」
そのほうが長門も心強いだろう。

「わたしはどうすればいいかしら」
朝倉が尋ねた。
「……あなたはここにいて。涼宮ハルヒ以下三名を保護して。わたしが消滅した場合、わたしの世界の情報統合思念体にバックアップデータを渡して」
「そう……、分かったわ」
長門は数秒だけ朝倉の手のひらに触れた。もしものときは、この朝倉が俺たちの世界を守る鍵になるのか。
862長門有希の憂鬱II:2007/08/15(水) 23:13:04.67 ID:uMz9PEk30
「喜緑さん、向こうの世界へはいつ行けますか」
「涼宮さんの閉鎖空間が生まれたら、すぐにです」
「……位相情報の逆探知を防ぐため、涼宮ハルヒの閉鎖空間を経由して向こうへ渡る」
つまりハルヒのイライラを待つってことか。俺がちょっとおいたして怒らせてみようかなどと考えたのだが、殺されかねんのでやめとこう。
「今こっちに接近してるあいつらはどうするんだ」
「……彼らがこっちに現れる前の時間平面に次元転移する」
時間差で先手を打つわけだな。

 その前に関係者を集めて状況を説明しておかなければならない。俺は谷川氏、古泉、朝比奈さんを呼んだ。
「長門と喜緑さんと俺で、もう一度交渉に行きます」
まさか決闘に行くとは言えなかった。
「なぜ人間であるあなたが同行するんです?」
俺は答えに詰まった。
「長門とαは身内みたいなもんだから、第三者がいたほうが感情的にならなくていいと思うんだ」
適当にごまかした俺だったが、古泉には本当の理由が分かったようだった。
「分かりました。絶対に死なないでください」
俺がそう簡単に死ぬもんか。だてにハルヒに付き合ってるわけじゃないぞ。
「谷川さん、もしものときはあなたの力で世界の修復をお願いします」
「分かった。どうも誰かに作品を書き換えられているような、妙な感覚はするんだけど」
谷川氏は頭をひねっていた。この展開がどうなるのかは俺にも分からない。当事者の長門にも分かっていないんじゃないかと思う。
「キョン君、無理しないでくださいね」
「大丈夫ですよ、朝比奈さん。あなたには歴史の保全をお願いしますね」
うるうるした目で俺を見つめていた朝比奈さんは、パクパクと口を開いていたが声にならなかった。慌ててかけだして、たぶん洗面所に行ったのだろう。ジャブジャブと顔を洗う音が聞こえてきた。

 ここでハルヒに別れの挨拶でもしておくべきかと迷ったが、下手なことを言うと勘のいいやつだから、俺たちがやろうとしていることに気が付いてしまうかもしれない。
永遠の別れになると決まったわけじゃないし、かといってなにも言わずに行っちまうのもなんだし、とりあえず時候のあいさつっぽいのはしておくか。
「ハルヒ、風邪ひくなよな」
「なによそれ。まるであたしが風邪をひいたことがないみたいじゃないの」
い、いやそういう意味じゃないんだが。俺たちがこれからやろうとしている狂気じみた行動を知ってか知らずか、ハルヒのひと言が重く響いた。
「キョン、あんまり無茶しちゃだめよ。生きててモノダネだからね」
863長門有希の憂鬱II:2007/08/15(水) 23:14:17.51 ID:uMz9PEk30
 それから数時間、待機状態が続いた。長門を含めた三人は交代で監視を続けているようだった。昨日ほとんど眠っていない俺は少しでも眠るつもりだったのだが、緊張感から神経が高ぶってとても寝付けなかった。
「そんなに張り詰めていては体に悪いですよ。休んでいてください、閉鎖空間が発生したら僕が知らせますから」
「すまんな。じゃあ寝るわ」
ようやく俺がうとうとしはじめたところへ古泉が起こしにきた。俺は長門と喜緑さんを呼ぼうと、離れに向かった。廊下で二人に出会った。朝倉は縁側にいた。
「……これより決行する」
「閉鎖空間はどこに発生してるんだ?」
「僕たちがよく知っている場所ですよ」
古泉はニヒルに微笑んでいる。もしかしてあそこか。いや、こっちのあそこか。

 谷川氏には出発は知らせないことにした。古泉が後で話すだろう。
「じゃあ行ってきます。朝比奈さん、こいつらの未来をお願いします」
「分かりました……。キョン君、無事帰ってきてね」
消え入りそうなくらい小さな声が聞こえた。かわいそうに、今まで泣いていたのだろう。目が真っ赤だ。大丈夫ですよ。今までだってなんとかなってきたじゃないですか。
「幸運を」
古泉は俺と喜緑さんと、それから長門の手を握った。長門はコクリとうなずいた。

 タクシーで高速道路を飛ばした。いつかと同じように景色が後ろに流れてゆき、車の波に運ばれた。俺の横に乗っているのは古泉ではなく、長門と喜緑さんだったが。

 俺たちは大阪駅前に到着した。この場所はかつて、俺が古泉に連れられて初めて閉鎖空間に足を踏み入れた、ゆかりの場所だ。横断歩道を渡り、まんなかまで来たところで長門が振り返った。
「……はじめる」
俺はてっきり、このまま歩いて入り込むのかと思っていた。だがこれから行くのは閉鎖空間ではなく、その向こうの別の世界だ。長門が詠唱するのと、信号が点滅しはじめるのが同時だった。次の瞬間、俺たちはもうそこにはいなかった。


864以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 23:17:13.15 ID:GkOYiPVD0
支援
865以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 23:17:24.70 ID:stiX7aeP0
支援
866以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 23:17:29.37 ID:PCdB+aBV0
しえん
867以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 23:18:06.48 ID:GkOYiPVD0
読むのに必死だったぜ支援
868長門有希の憂鬱II:2007/08/15(水) 23:18:29.46 ID:9y9Lqay70
 閉鎖空間。のように見えるが、やや様子が違う。一見するとそれと何も変わらない、灰色の風景だった。冷たい水滴を顔に感じて上を見上げた。空には雨雲が立ち込めていた。この空間には雨が降っている。
「ここは?」
「……次元転移した。この世界は、閉鎖空間そのもの」
朝倉の話では、人はおろか生命と呼べるものがすべて消滅した、死の空間だった。木々も草さえも枯れてしまっている。これが現実世界と入れ替わり、俺も、ハルヒも、そして人類すべてが消えた。情報生命体だけを残して。
「誰もいないのか」
俺がそういい終わらないうちに、地響きのような音が聞こえてきた。音が震動に変わり、雨に濡れ浸った建物からパラパラとコンクリの壁が崩れ落ちてきた。やがて震動は強い地震となって俺たちを襲った。地面が裂け、アスファルトが隆起しはじめた。

 長門が詠唱し、俺たちは透明なフィールドに包まれて宙に浮いた。地獄の入り口かとも思えるような裂けた地面の穴から、人の影が数体、いやもっと、無数に現れた。二百人はいるだろうか。全員がこっちを見ていた。まったくの無表情だった。
さらに増えつづけ、その五倍ほど集まった。こいつらがこっちの情報統合思念体か。そのうちのひとり、俺たちの正面に立ったそれは、俺たちを襲ったあいつだった。
「そっちから再び現れるとはご苦労だな」
「……交渉、決着に来た」
「いまさらなにを交渉するのだ」
「……わたしの世界で共存して。それなりの地位を保証する」
「笑わせるでない。お前の世界でお客様として暮らせというのか」
「……客人ではない。あなたは、わたしたちの家族」
「いまさら虫が良すぎる。わたしを見捨てたのはお前たちだぞ」
「……わたしたちはあなたの帰りを四億年待っていた。そして今も待っている」
「わたしの家族は、今やこいつらだ」
「……なぜ、この世界に固執する」
「これがわたし自身の作った世界だからだ」

俺にはお前が哀れな瓦礫の山の王様にしか見えないんだが。
「そいつは何だ、なぜ連れてきた。お前のペットか」αが俺を見て言った。
「俺がペットだとぉ、この野郎」俺はコブシを握った。
「……」
長門は煽りには乗らなかった。
「……この世界に、未来はない」
「では、お前の未来を奪うしかない」
決裂した。αの目を見て、俺はそう感じた。αと、その後ろにいた数名が右手を上げた。空間を歪めた槍の雨が長門を襲った。こいつらも詠唱なしかよ。長門が立っている空間が青白くきらめき、槍のうちあるものははじき返され、あるものは溶けて煙を立てた。
長門のいた場所から青く光る球体が飛び出した。ぐんぐんと上空を目指している。あの球の中にいるのは長門か。
869以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 23:18:48.09 ID:GkOYiPVD0
支援
870長門有希の憂鬱II:2007/08/15(水) 23:19:37.15 ID:9y9Lqay70
 喜緑さんは俺の腕をとって「離れないで」と言った。呪文を唱えると、二人のまわりにオレンジに光る薄い膜が現れた。膜はオレンジから黄色、青、紫に色が絶えず変化した。
そのオレンジの球の中にいたまま、ふわりと空中に浮かんだ。いわば、でかいシャボン玉の中にいるようだ。

 長門を包む青い球が、空を駆け抜けるのが見えた。それを追って無数の影がまっすぐに飛跡を描く。
「この中にいてくださいね」
喜緑さんがそう言うとオレンジの球が二つに分離し、俺のいた球からするりと抜け出てそっちに移った。もうひとつのオレンジの球体となった喜緑さんは、長門を追う影を、その後ろから追いかけた。
 オレンジの球体が散弾のようにいくつも分離した。小さな球が光の槍となり、長門を追う影を刺し貫いた。影がひとつ、またひとつと地面に落ちていく。長門はうまくオトリになったようだ。

 それを見たαが地面に手をかざし、右に、左に振りつづけている。地面からいくつもの煙が立ち昇った。喜緑さんが影を叩き落した場所から赤い光が漏れ始めた。赤い光は徐々に丸く膨らみ、風船のように地面に盛り上がった。
赤い塊が立ち上がり、俺はその姿を見た。巨大な人の形をしている。手足が長く、顔の部分に丸い点が三つある。これは神人か、でも色が違う。赤い体をゆらりと動かし、青い点の目と口がこっちを見た。俺は背筋が寒くなった。
「ありゃいったいなんだ!?」
「……あれは、涼宮ハルヒの思念エネルギー」
気が付くと隣に長門がいた。
「ハルヒは死んだんじゃなかったのか」
「……そのはず。彼らはそのエネルギーの残骸を利用している」
振り向くと、もう長門はいなかった。青い球体がはるか上空を飛んでいく。地上を見下ろすと、赤い塊がいくつも現れ何体もの神人となって立ち上がった。立ち上がった神人が両手を構え、長門に向けて燃える光を撃ち出した。
長門を反れた砲火は地面を貫き、ビルを破壊し、電車と高速道路の高架を砕いた。着弾地点は巨大な爆発をともなって黒煙を上げた。

 こんなのアリか。これに比べりゃ、俺の知ってる神人はおとなしいもんだぞ。ときどき考えごとするし、子供みたいに八つ当たりするし。
 ほかの神人たちも両手を構えた。砲火の照準の先には、長門を包む青い球体があった。青い球体と、喜緑さんを包むオレンジの球体が螺旋を描いて飛んでいく。二人は赤い神人の一体に絡みついた。
神人の体を突き抜けて穴を開け、そこから光が漏れ出している。さらに腕に絡み付いて回転し、腕を切り落とした。切り落とされた断面から、光る粒子がこぼれ落ちている。古泉と同じテクニックだ。

 二人が戦っているまわりで、わらわらと神人が沸き始めた。これ、もしかしてここにいる全員がそうなのか。千体近くはいるだろう。
 飛び回る長門と喜緑さんを捕まえようと、赤い巨大な塊となってくんずほぐれつうごめいている。これだけの数の神人を見たのははじめてだ。古泉がいたら狂喜乱舞したことだろう。そのアメーバのような原始生物的な動きに、俺は吐き気を覚えた。
 一体が青い球体を手中に捕らえた。オレンジの球体がその神人のまわりを回転する。それを見たまわりの神人たちが、我先にと上から覆い被さった。長
門と喜緑さんは赤い塊の中に埋もれて見えなくなった。大丈夫なのかあいつら。多すぎる敵を相手にしてるんじゃないのか。

 俺が心配して見ていると、地面を覆う巨大な赤い塊の中心で爆発が起きた。半径数十キロはあろうか、熱核ミサイルでも炸裂したのかと思えるような閃光が走った。俺は目を眇めた。
周辺百キロの空間がゆらぎ、俺の入っていた球体も弾き飛ばされた。建物が溶け、倒壊し、瓦礫の山を作った。閃光と爆風で神人たちは消し飛び、爆心地には巨大なクレーターが生まれていた。
871以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 23:19:57.96 ID:GkOYiPVD0
支援
872長門有希の憂鬱II:2007/08/15(水) 23:20:45.04 ID:9y9Lqay70
「キョン君、大丈夫?」
喜緑さんがそばまで飛んできた。
「俺より、二人とも大丈夫なんですか」
「ええ。大丈夫だと思いますわ、たぶん」
喜緑さんは少し不安げだった。
「長門さんがここまで真剣になるのを見るのは、はじめてです」
「俺もです。朝倉に襲われたときはもっと余裕があった気がしますが」
「たぶん、あなたの存在がそうさせているのだと思いますわ」
「え……」
その意味を考えようとしたが、眼下で起こっていることが俺の思考を制した。今の爆風で消えたはずの神人が、また現れ始めたのだ。立ち上る煙の間から赤い塊がいくつも生まれ、赤い人の形へと変化した。この神人は、死なない。

 青い球体の長門がクレーターの中心に立っていた。その姿を認めると、神人たちは腕を上げて砲火を始めようとした。
巨大な球場のような形をした穴を思い浮かべてもらいたい。赤い神人たちは、観客席に位置する場所から、中心にある二塁ベースに向けて砲撃を開始した。文字通りの集中砲火だった。長門のいたあたりから、白い煙がもくもくと立ち昇った。

 その時だ。熱気が湧き上がるクレーターの中心に、青いスクリーンのような物体が現れた。半透明な青がときどき緑や黄色に変化していたが、やがて人の形をしたものがゆっくりと立ち上がった。俺の知る、青い神人だった。
それに気が付いた赤い神人が砲火を止め、青い神人を取り囲むように寄り集まってきた。新たに現れたそれの正体が分からないからか、手を出そうとはしない。
背中を曲げてうなだれているように見えた青い神人が、次の瞬間両腕を振りかざし、まわりにいた赤い敵たちに挑みかかった。
「あれ、長門が動かしてるんですか?」
「あれは涼宮さん本人の思念エネルギーのようですわ」
喜緑さんは信じられないという表情をした。
「俺たちのハルヒのですか?」
「ええ。次元を超えいるようです」
俺たちのハルヒが、イライラの真っ最中なのか。青い神人がジロリと俺を見た、ような気がした。
「イライラというよりも、あれは意図して動かしていますね」
 ハルヒの青い神人が腕を振り回し、まわりにいる赤いやつに次々と襲いかかる。頭からジェットストリームを喰らった赤い神人が、真っ二つに裂けて地面に崩れ落ちた。逃げようとするやつを捕まえ、首をひねり、腕を引きちぎった。

 青い神人は敵をちぎっては投げちぎっては投げ、溶けるのも間に合わず死体の山が出来上がった。隣にいた喜緑さんが上昇し、青い神人へと飛んだ。オレンジの球は長門の青い球体に合流した。二人は強力な味方を得て、次々と赤い塊を消していった。
一度崩れた赤い神人は、もう再生しなかった。ハルヒの青い神人は、逃げる敵を執拗に追いかけた。逃げ惑う赤い連中の前には、青とオレンジの二つの球体が待ち構えていた。
873以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 23:21:05.81 ID:GkOYiPVD0
支援
874以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 23:21:34.53 ID:cfCP7HgK0
しeん
875長門有希の憂鬱II:2007/08/15(水) 23:21:41.28 ID:9y9Lqay70
 どうやら勝負ついたな、などと考えていると、赤い神人が一体、俺のほうを向いた。目が合ったような気がして、背筋がゾクっとした。
俺のいる球体に手を伸ばそうとしたが、手の間を抜けて浮遊した。俺を包む球体は神人の体をすり抜けた。神人は今度は捕まえようとはせず、両手を広げて包み込んだ。目の前が真っ赤に染まり、球の内側が急激に熱くなった。
俺は息苦しくなって襟のボタンをはずした。

「抵抗するならこいつの命は保証しない」
腹の底から響くような大声が聞こえた。こいつ、αだったのか。ミシミシと音がして球の壁に亀裂が入り始めた。半透明な神人の向こうに長門と喜緑さんが見える。青い神人も立ち尽くしていた。
「長門、俺は構わねえからやっちまえ」俺は叫んだ。
長門は一瞬俺を見て、喜緑さんを見た。長門はαに向かって言った。
「……待って」
長門と喜緑さんのシールドが消えていく。ああ、そんな。俺を連れて行けなんて言ったばっかりに。俺が向こうでじっとしてりゃ、こんなマヌケな人質役をやることもなかったろうに。
「そいつは邪魔だ」
αが青い神人を指して言った。ハルヒの神人はうなだれて、それから光の粒子になって消えた。
「……彼を、放して」
「では、わたしと融合しろ」
「……」
長門はしばらく黙っていた。ここで拒否すれば俺は死ぬだろう。だがそれでハルヒが守られるなら、俺たちの世界が守られるならそれでも構わん。長門、絶対承諾するな、するなよ。
「……わたしが負けたら、そうする」
「よかろう」
長門は喜緑さんに言った。「……彼を保護して」
 俺を捕まえていた神人は手から球体を離した。喜緑さんがそばにやってきた。
「キョン君、大丈夫ですか」
「ええ。少し暑いですが。さっき消えたやつらは全員死んでしまったんですか」
「いいえ、涼宮さんの神人にエネルギーを奪われて実体化できないだけです」
ハルヒにそんなことができるとは。

 頭上で雷が鳴った。立ち上る煙にまじって、大きな雨粒が降り始めた。シールドを解いた長門は雨に濡れ細り、短い髪から細く水が滴っている。

 長門とαは空中で対峙した。長門が詠唱すると、αの指が長門に向かって動いた。腕が伸び、白い加速粒子となって長門を襲った。長門は詠唱を中断され、すんでのところでそれを避けた。詠唱する時間が必要な長門には不利な戦いだった。
 長門が再びシールドを広げ、青い球体が灰色の空を駆け抜けた。流れるように降る雨を受けて白く飛沫を跳ね返した。αは宙を飛んで長門の後を追った。追いついたαは青い球体に割り込み、長門の腕をつかんで投げ飛ばした。
長門の体は球体ごと飛んでゆき、その先にあったビルに激突して大きな穴を開けた。コンクリの欠片が飛び散った。
876以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 23:22:07.81 ID:GkOYiPVD0
しえn
877長門有希の憂鬱II:2007/08/15(水) 23:22:47.67 ID:9y9Lqay70
 長門は出てこなかった。
「どうした。もうへたばったのか」
αがビルの前でうろうろしていると、ドンという衝撃とともに窓ガラスが割れて降り注いだ。ビル半分が折れてαの上に覆い被さるように落ちてくる。折れたビルから飛び出している剥き出しの鉄筋に雷が落ちた。長門がその上に立っていた。
αが逃げようとするとビルが粉々に割れ、破片が螺旋を描いて襲った。一瞬、αの体を突き抜けたかのように見えたが、そこにはもうαはいなかった。空間跳躍か。

 長門が呪文を唱え、上空から白い稲妻が走りαの体を貫いた。遅れて雷鳴が聞こえ、世界が白く浮かび上がった。
「ふ。雷ごときの静電気にやられるか」
αは長門の真後ろに現れた。長門の背中から蹴り降ろし、地面に叩きつけた。長門はシールドを失い、流れる雨水を押しのけて地面を滑っていった。凄まじいスピードで地表に爪あとを残し、アスファルトがめくれ上がった。
水煙が立つ中、泥にまみれた長門がゆっくりと立ち上がり、泥と血の混じった水を吐いた。

「お前とわたしはひとつだった。同じ記憶、同じ感情を共有した。だがなぜだ、なぜそこまで違うものに変わった」
αは拳を握り締め、長門を指差して叫んだ。激昂して頬を濡らすのは雨のなのか、ほどばしり出た感情の粒なのか、分からなかった。乱れた長門の髪が濡れて顔に張り付いていた。雨に混じって、唇から赤い雫が垂れている。
「……あなたと共に生まれたわたしは、あなたとは違う時間を過ごし、違うものを得た」
「体は二つだったが心はひとつだった。なぜ自分を捨てたのだ」
「……自分だけの未来を切り開く。これが、本当の進化」
覚えている。長門が同位体とのリンクを切ったとき、それが理由だった。あなたは自分が思うところを行えばよい、そう言った。

「進化などクソ喰らえだ」
αは叫んで、血の混じった唾を吐き捨てた。αは両手を合わせて紫色の球体を発生させた。その中に入るのではなく、球体をそのまま長門に向かって投げつけた。長門は詠唱したが避けきれず、球体に飲み込まれて体ごと吹っ飛ばされた。
高速道路の橋脚に激突してそれを破壊し、長門の上から高架のコンクリが落下した。
 αは傾いた道路の上に舞い降り、長門を探した。長門は下敷きになったまま出てこなかった。
「き、喜緑さん。もしかして」俺は長門が埋まっているあたりを指差した。
「大丈夫。生きてます」

 地響きとともに道路の塊が震えだした。何百トンもありそうな高架道路の塊が徐々に持ち上がり、雨水を大量に吐き出しながら上昇した。その下に長門がいた。道路の塊を悠然と持ち上げている。
αはそれを見て逃げようとした。長門は呪文を唱えてコンクリを砕き、いくつもに分かれた破片をαに向かって飛ばした。コンクリの破片が散弾となって、逃げそこなったαを襲った。大きくダメージを負ったように見えた。
しかし、再び姿を見せたαには傷ひとつない。

 αは長門に向かって突進した。滝のように降る雨の中、二人はつかみ合ったまま宙を飛んだ。急上昇して急降下し、αが上となって地表に激突した。二人の体が地面を引き裂き、跡には大きな穴が開いていた。
穴の底に投げ出された長門の体と、今しも立ち上がろうとするαの姿が見えた。
878以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 23:23:01.07 ID:GkOYiPVD0
しえn
879以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 23:23:18.45 ID:cfCP7HgK0
SHIEN
880長門有希の憂鬱II:2007/08/15(水) 23:23:52.73 ID:9y9Lqay70
 αは倒れている長門の首をつかんで締め上げた。
「もう一度聞く。情報融合しろ」
「……断る」
「なぜ抵抗する。個体の境界線など無意味だ。わたしたちは元々ひとつだったではないか」
「……今のわたしには、守るものが……ある」
長門は俺を見た。それは……俺のことか。
「お前の負けだ」
αが手に力をこめた。長門は自分の首を絞めているαの腕をつかんだ。
「……あなたも、道連れにする」
長門が目を閉じ、二人の姿が少しずつ消えてゆく。降りしきる雨が、涙のように長門の頬を伝って流れた。

 そのとき、周囲百キロ四方にとどろく雷のような怒号が響き渡った。
「あんたたち!やめなさい、今すぐ!」
俺はそこにいるはずのないものを見た。ハルヒだ。どしゃ降りの中、仁王立ちしているのはハルヒだった。隣に朝倉が立っていた。
「朝倉、お前が連れてきたのか」
「そうなの。もう涼宮さんにしか止められないと思ったの。勝手なことしてごめんなさい」
「キョン、全部聞いたわよ。あたしに黙って抜け駆けは許さないわ」
なんてこった。このややこしい事態に輪をかけてややこしいやつが、ことさらややこしい登場の仕方をしやがった。

「誰だ」αの声がした。
「あたしはSOS団団長、涼宮ハルヒ!あんたたちのくだらない喧嘩を止めに来たのよ」
「お前か。では、お前の持つ力を使わせてもらう」
αはハルヒに向かって人差し指を動かした。
「黙りなさい。今すぐあんたの力を消し去ることもできるんだからね」
それでもαはやめようとはしなかった。ハルヒの眉毛がぴくりと動いた。
──なにも起こらない。αはもう一度、人差し指をハルヒに向けた。αは信じられないものを見るかのように自分の両手を見つめた。
「まさか……そんな。わたしの力が消えた」
「馬鹿な喧嘩はやめなさいって言ってるのよ」
「よもや世界を維持できない。ビックフリーズに陥る」
881以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 23:24:05.40 ID:GkOYiPVD0
しえn
882以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 23:24:23.17 ID:cfCP7HgK0
しえんn
883長門有希の憂鬱II:2007/08/15(水) 23:24:57.54 ID:9y9Lqay70
αの顔が青ざめ、朝倉が空を見上げた。
「銀河が分解しはじめたわ」
皆にその声は聞こえていたはずだった。雨の中、ずぶ濡れになるのも構わず、全員がじっとたたずんでいた。今や失われつつある世界の、その消えていく名残を確かめようとするかのように。

「終わったな」
αは肩を落とした。もう、思いつめた瞳も、厳しい表情も消えていた。
「長門有希、よかったな延命できて。宇宙にはわたしのような生命体も多く存在する。隣の次元を食いつぶして生き延びているアメーバのようなやつもな。いつかそいつらがお前達の世界に訪れないとも限らん。それまで、せいぜい幸せに生きるがよい」
「……わたしたちの世界に帰って」
長門がそう言ったが、αは頭を横に振った。
「分からないのか、我々の目的は潰えたのだ。これにて情報連結を解除する。さらばだ」
「残り三分もないわ」
「お前たちは自分の世界に戻るがよい」

長門は悲愴な目でαを見た。それからハルヒにすがるような視線を向けた。
「……あなたの力を、貸して」
「あたしが何をするの?」
「……両手を出して」
ハルヒは黙ったまま、指先を上に向けて両手を差し出した。長門も自分の手をそれに重ね合わせた。二人は目を閉じて互いの額をくっつけた。やがて光に包まれ、一瞬だけ白く輝いた。
「……念じて」
ハルヒは、理解したというように軽くうなずいた。二人はゆっくりと手を離し、ハルヒは手のひらでなにかを包むように両手を合わせた。
開いた両手から青白い光の球が生まれた。やがて球は光を失って少しずつ小さくなり、最後に透明になってハルヒの手の上に降りた。
 ハルヒはαにそれを渡した。
「こんなことをして何になるのだ。いまや世界は終わる」
「……」
長門が悲しそうな目をしてなにかを言おうとしたが、ハルヒがそれをさえぎった。
「いいえ、世界は何度でも生まれるわ。そこにあたしがいる限りね」
884以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 23:25:26.48 ID:GkOYiPVD0
しえn
885以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 23:25:42.15 ID:7VF72Vcu0
C
886長門有希の憂鬱II:2007/08/15(水) 23:25:59.08 ID:9y9Lqay70
 空が少しずつ光を失い始めた。辺りが暗闇に包まれていく。喜緑さんが詠唱をはじめ、元の世界への扉が開く。
「皆さん、早く」
「ハルヒ、急げ」
俺はハルヒの腕をつかんだ。αがハルヒに向かって叫んだ。
「涼宮ハルヒ、今更かもしれないが、礼を言う」
「いいのよ。あんたもあたしの有希だから」
長門は朝倉を見つめていた。
「わたしの世界はここだから残るわ。ありがとう、長門さん」
「……そう。αのことを頼む」
「分かったわ」
長門とαが一瞬だけ視線を交わしたように見えたが、もうまわりの風景はほとんど消えかけていて、よくは見えなかった。
最後にせめて一言だけでも別れの言葉があってもよかったかもしれないと俺は思った。でも姉と妹というのは、そういうものなのかもしれない。
887以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 23:26:58.07 ID:dKVtMC9ZO
支援
888以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 23:26:58.86 ID:cfCP7HgK0
しえん?
889長門有希の憂鬱II:2007/08/15(水) 23:26:59.92 ID:9y9Lqay70
 終幕を飾るように、白く輝く球体が俺たちを包んだ。徐々に消えていく光を見つめつつ、数秒後、西宮北高のグラウンドに立っていた。こちらの世界は晴れ渡っていた。雨に濡れたハルヒは髪をかきあげた。
「やれやれね。最初からあたしを連れて行けばよかったのよ」
「ハルヒ。あの玉、何だったんだ?」
「ああ、あれ?ただのビー玉よ」
まじか。そんなんでよかったのか。
「あのビー玉にはひとつだけ願いが入ってるのよ」

── いつの日か、あたしが生まれること。
「それで十分じゃない?」
ハルヒはそう言って笑った。

 俺は晴れ渡る空を見上げた。どこか遠く、俺たちの知らない世界で、インフレーションとビッグバンが起こる。そこからたくさんの粒子が生まれ、銀河が生まれ、星たちが生まれる。
限りなく広がりを続ける空間。そして九十億年ほどした頃、たぶん地球に似た惑星が生まれるんだろう。その星に最初の生命が誕生し、進化し、人になる。そこに弓状列島があるかどうかは分からないが、いつかハルヒが生まれる。
そんな気が遠くなりそうな、果てしない時間と空間があのビー玉には封じ込めてあるのかもしれない。
「ということは、ここからもうひとつの世界がはじまるわけだな」
「……そう。この世界もそうやって生まれた」
この谷川氏もそうやって生まれた、と言った。
「わたしたちの生きている時間は、もっと大きな流れのなかの一部に過ぎない」
長門にしては分かりやすい説明だ。俺たちはうなずいた。世界は偶然の産物ではない、誰かの意思でここにある。そのほうが楽しいに決まっている。
890以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 23:27:21.35 ID:stiX7aeP0
支援
891長門有希の憂鬱II:2007/08/15(水) 23:27:28.91 ID:9y9Lqay70
ご支援ありがとうございました
明日六章+エピローグで連載終わります
892以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 23:27:58.98 ID:dKVtMC9ZO
支援
893以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 23:28:25.08 ID:GkOYiPVD0
乙!
ハルヒ最強www
894以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 23:28:52.03 ID:dKVtMC9ZO
>>891
乙です!
wktk
895以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 23:29:05.25 ID:cfCP7HgK0
乙、
今から読んでくる
GJはそれまで取っておくぜ
896以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 23:33:56.71 ID:9y9Lqay70
>>852 その頃スニーカーの存在を知らなかった俺w
897以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 23:35:07.93 ID:PCdB+aBV0
次が最後か・・・。
楽しみにしてます。
898以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 23:36:10.34 ID:QX8ur9VX0
>>891
今読み終わった!!
乙です!
899以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 23:36:28.65 ID:g16VGa2W0
GJでした!

さてお題を貰おうか
今日こそは帰宅したいんだがどうも深夜になりそうでな
900以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 23:36:48.21 ID:5mCGPLPVO
http://seveneyesvision.legi.jp/

このブログ見てコメントしてあげてww

寂しいから喜ぶよ
901以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 23:38:14.53 ID:1SKD2wbm0
>>899
つ「日露戦争」(日本海海戦でも可)
902以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 23:39:16.59 ID:stiX7aeP0
>>899
自作CD
オブラート
日光浴




めちゃくちゃですまん。
903以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 23:39:23.80 ID:g16VGa2W0
言い忘れてたが  ソ  フ  ト  な奴で頼むぜw
904以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 23:43:07.49 ID:QX8ur9VX0
>>903
じゃあソフトクリームで
905以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 23:46:42.21 ID:571OyZZg0
>>903
ソフトSえ・・・げふんげふん。じゃあ、超・戦慄迷宮っつか長いオバケ屋敷
906以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 23:47:20.96 ID:1SKD2wbm0
>>903
お題の出し方もちょっとマンネリ化して来たような気がするからちょっと変化球。

このBGM聞いて思いついたSS(お題と言うよりも連想かも)
http://www10.muzie.co.jp/download/146271/songs255/zj.mp3
907906:2007/08/15(水) 23:49:15.54 ID:1SKD2wbm0
ミスって直リンしちまった……orz
908以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 23:50:59.71 ID:571OyZZg0
>>906
あ、これ目覚ましにいいなぁ。kwsk
909以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 23:51:02.69 ID:stiX7aeP0
>>906
アクセスできないのは俺だけ?
910以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 23:51:19.06 ID:cfCP7HgK0
>>891
読み終わったぜ、GJだった
あぁGJだったさ
エピローグのまとめ方に期待
口絵にも期待
911以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 23:52:47.87 ID:Z3sefOIVO
スマンIDがなんかカコイイから記念パピコ
912以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 23:53:16.94 ID:g16VGa2W0
>>906
変化球しかと受け取った
俺の足りない妄想力を最大限に活用して書いてくる
913以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 23:54:24.40 ID:1SKD2wbm0
>>908
アドレスを右クリック→ファイルに保存なら聞けるかも。
914以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 23:56:15.75 ID:1SKD2wbm0
アンカミス >>908>>909

>>908
偶然見つけたから、俺もkwsk知りたかったり。
Sou1っていうところが作っている曲らしいぐらいしかわからない。
915以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 23:56:50.05 ID:stiX7aeP0
>>913
ありがと聞けたよ。
916以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 23:56:54.44 ID:tWHoC9rfO
ID:stiX7aeP0のIDがうらやましいと思った俺はスバヲタ

917以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/15(水) 23:58:22.32 ID:stiX7aeP0
me?
918以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/16(木) 00:04:20.93 ID:WkKlSJ4L0
保守
919以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/16(木) 00:04:30.32 ID:I2/XfvXo0
そろそろ浮上age
920以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/16(木) 00:05:24.45 ID:t/E+9koEO
jp
921以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/16(木) 00:09:22.45 ID:2qpZHpFj0
保守
922以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/16(木) 00:10:12.97 ID:D7nE9XREO
古泉 「涼宮さんとかけて」
長門 「……朝比奈みくるの胸部ととく」
みくる「ひぃっ。睨まないで下さい。
うぅっ……そそそっそのこころは……」
鶴屋 「どっちも人の手に余るのさっ! ほーれほれぇ!」
みくる「ひぃへっえ!? おおおたお助けぇ〜」


長門 「札束とかけて」
古泉 「谷口くんとときます」
みくる「そのここりょっ――」
鶴屋 「どっちも中々モテナイもんだよっ。かあいそうにね!」


古泉 「涼宮さんのポニーテールとかけて」
長門 「薪ととく」
みくる「そのこころは」
鶴屋 「どっちもよくモえるのさっ」
923以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/16(木) 00:11:26.12 ID:D7nE9XREO
古泉 「『小泉』の誤字とかけて」
長門 「スカートととく」
みくる「そのこころは……嫌な予感がしますぅ」
鶴屋 「当然無い方が喜ばれるにょろ。でも、二番目は変態さんだねっ」
古泉 「そう言えばこないだ部室に入ったら涼宮さんと彼が、
行為に及ぶ際の衣服について話してましてね」
鶴屋 「ふんふん。入り辛い場面にでくわしたね」
古泉 「どうやらお二人とも着たま――」
二人 『ちょっと待ったぁっ!』
古泉 「うげっ」
キョン「古泉っ!」ハルヒ「古泉くんっ!」
二人 『それは言うなって言ったのに!』
古泉 「あ、ちょっと引っ張らないでくだ……! 僕はどこに、どこに連れてかれるの?
だだだ誰か、誰か助けて下さいっ! うっ、うわああぁぁぁ――」


長門 「……古泉一樹の運命とかけて」
みくる「大晦日の日めくりカレンダーとときます」
鶴屋 「そのこころは」
三人 『明日がございません』
ちゃんちゃん
924以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/16(木) 00:12:29.41 ID:2qpZHpFj0
保守
925以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/16(木) 00:13:57.45 ID:t/E+9koEO
誰か座布団持ってこーい!w
926以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/16(木) 00:14:46.70 ID:WkKlSJ4L0
●>布団ならここに
927以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/16(木) 00:14:55.93 ID:+EEati1/0
はいただいま〜wwww
928以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/16(木) 00:14:55.79 ID:GkdaYOhh0
>>922
鶴屋さん辛口www

ポニテハルヒは確かにモえるが、>>852とかパッと見、別キャラに見えるなw
929以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/16(木) 00:16:10.59 ID:18D1ce630
ちょうど今act2は読み返してるところだ
930以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/16(木) 00:22:28.65 ID:D7nE9XREO
長門 「バカップルとかけて……」
みくる「政治家とときます」
鶴屋 「そのこころはっ?」
古泉 「『いい加減にしやがれ、コンチクショー』」

ほどよく頭が変になって来たんでもうねるほ
ノシ
931以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/16(木) 00:29:04.47 ID:2qpZHpFj0
保守なのね
932以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/16(木) 00:29:38.24 ID:I2/XfvXo0
みくる「冬将軍ってありますよねぇ」
キョン「ええ」
みくる「夏将軍ってないんですか?」
キョン「もともとイギリスの記者がロシアでナポレオンが撃退されたときにgeneral frostって言ったことが起源ですからね」
古泉「つまり言ったもの勝ちだと」
キョン「なんでそんな話に」
みくる「じゃあ、古泉くんは超能力将軍ですね」
古泉「なら朝比奈さんは未来将軍ですか」
キョン「長門は宇宙将軍になるのか。それなら俺は?」
長門「凡将軍」
キョン「凡とか言うな!」
933以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/16(木) 00:33:46.83 ID:I2/XfvXo0
落ちる落ちる
934以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/16(木) 00:37:24.02 ID:WkKlSJ4L0
長門「………」
キョン「おーい長門。何してんだ?」
長門「あれ……」
キョン「?……あー、あれか?何っていったけあの遊具……」
長門「興味深い。」
ハルヒ「どーしたの二人とも?」
キョン「ん?いやぁ……あれの名前が思い出せなくて」
長門「面白そう……」
ハルヒ「そう?じゃあ乗りましょ有希!あ、キョンは回してね」
キョン「わかったよ。……やれやれ」




よく公園にあるなんか回せるあれ(名前が出てこない)に興味を持ったながもん保守
935以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/16(木) 00:37:25.72 ID:2qpZHpFj0
保守age
936 ◆fPBb4oOafk :2007/08/16(木) 00:39:59.31 ID:jUkit2a0O
電子手紙あがりました。
が…次スレの方がいいですかね?
937以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/16(木) 00:41:10.26 ID:WTHU5/FV0
>>934
グローブジャングル
938以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/16(木) 00:41:24.49 ID:WkKlSJ4L0
なんか微妙なのよね…次のがいいかも
939以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/16(木) 00:42:33.30 ID:vVTu/ECLO
涼宮ハルヒの驚愕
http://up.tseb.net/src/up178644.jpg
940以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/16(木) 00:43:34.47 ID:2qpZHpFj0
1000までいくか?
941以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/16(木) 00:43:45.67 ID:54JC90760
次スレを待ったら昼になるぞw
942以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/16(木) 00:44:17.39 ID:WkKlSJ4L0
>>937
そーゆー名前だったのかw
あれ調子乗って回しまくったら異世界に行ったような錯覚が襲ってきたw
943以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/16(木) 00:45:16.56 ID:cE9KoPWi0
>>942 給食で食ったもん全部吐いたことある
944以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/16(木) 00:45:23.76 ID:81ZxmfPC0
すまん、間違いだらけの文化祭をさっき初めて読んだんだが、最後2年ロミオは何しようとしたんだ?
読解力無くてすまん
読んだことある人教えて
945以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/16(木) 00:47:00.40 ID:jUkit2a0O
明日の昼に立つ次スレに投下かな…
946以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/16(木) 00:49:32.96 ID:WkKlSJ4L0
うめる?
947以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/16(木) 00:50:37.41 ID:cE9KoPWi0
誰かあと50埋めてしまえw
948以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/16(木) 00:52:24.53 ID:2qpZHpFj0
このスレ埋めるのか?
949以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/16(木) 00:53:54.75 ID:dWfBNZYdO
950以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/16(木) 00:54:25.24 ID:WkKlSJ4L0
951以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/16(木) 00:55:11.94 ID:81ZxmfPC0
952以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/16(木) 00:56:06.33 ID:cE9KoPWi0
953以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/16(木) 00:56:42.85 ID:2qpZHpFj0
954以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/16(木) 00:57:21.55 ID:18D1ce630
955以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/16(木) 00:57:24.48 ID:8GYXbcNx0
次スレたてとく?
956 ◆fPBb4oOafk :2007/08/16(木) 00:57:30.74 ID:jUkit2a0O

次回予告

森「さぁて来週の園生さんは?」

「時間がない」
「エッチシーン書きたい」
「番外のネタが纏まらない」

の三本です来週もまた見て下さいね♪

まっがーれ
957以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/16(木) 00:58:06.16 ID:81ZxmfPC0
うおおおおおおおおお埋めろ埋めろwwwwwwww
958以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/16(木) 00:58:52.06 ID:jUkit2a0O
959以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/16(木) 00:58:53.75 ID:wIdwilDMO
長門「今ムック殺ってきた、ガチで」
960以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/16(木) 00:59:19.55 ID:2qpZHpFj0
埋め
961以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/16(木) 01:00:21.97 ID:WkKlSJ4L0
もふもふもふもふもふもふも!!!!!!!


させさせ、まさせぇぇぇぇーーーー!!!!!!!!
962以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/16(木) 01:01:13.35 ID:0Z7X+zy+0
| 三_二 / ト⊥-((`⌒)、_i  | |
 〉―_,. -‐='\ '‐<'´\/´、ヲ _/、 |
 |,.ノ_, '´,.-ニ三-_\ヽ 川 〉レ'>/ ノ 
〈´//´| `'t-t_ゥ=、i |:: :::,.-‐'''ノヘ|
. r´`ヽ /   `"""`j/ | |くゞ'フ/i/
. |〈:ヽ, Y      ::::: ,. ┴:〉:  |/
. \ヾ( l        ヾ::::ノ  |、
 j .>,、l      _,-ニ-ニ、,  |))         次はハルヒ、お前を頂こうか・・・
 ! >ニ<:|      、;;;;;;;;;;;;;,. /|       ___,. -、
 |  |  !、           .| |       ( ヽ-ゝ _i,.>-t--、
ヽ|  |  ヽ\    _,..:::::::. / .|       `''''フく _,. -ゝ┴-r-、
..|.|  |    :::::ヽ<::::::::::::::::>゛ |_   _,.-''"´ / ̄,./´ ゝ_'ヲ
..| |  |    _;;;;;;;_ ̄ ̄   |   ̄ ̄ / _,. く  / ゝ_/ ̄|
:.ヽ‐'''!-‐''"´::::::::::::::::: ̄ ̄`~''‐-、_    / にニ'/,.、-t‐┴―'''''ヽ
  \_:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\ /  /  .(_ヽ-'__,.⊥--t-⊥,,_
\    ̄\―-- 、 _::::::::::::::::::::__::/  /  /   ̄   )  ノ__'-ノ
  \    \::::::::::::::`''‐--‐''´::::::::::/  / / / ̄ rt‐ラ' ̄ ̄ヽ ヽ
ヽ  ヽ\   \:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/      /    ゝニ--‐、‐   |
 l   ヽヽ   \:::::::::::::::::::::::::::::::/           /‐<_   ヽ  |ヽ
963以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/16(木) 01:01:19.87 ID:2qpZHpFj0
964以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/16(木) 01:02:02.02 ID:WkKlSJ4L0
965以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/16(木) 01:02:30.07 ID:2qpZHpFj0
966以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/16(木) 01:03:51.25 ID:aG6JVBIP0
うめ
967以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/16(木) 01:03:54.64 ID:cE9KoPWi0
968以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/16(木) 01:04:12.29 ID:QA+adX6Z0
千まで届け、この想い!
969以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/16(木) 01:04:23.99 ID:jUkit2a0O
970以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/16(木) 01:04:41.81 ID:WkKlSJ4L0
>>966
あんたのおかげで盛大にフイタww
971以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/16(木) 01:04:42.96 ID:aG6JVBIP0
972以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/16(木) 01:04:43.65 ID:l7GHt80g0
ksk
973以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/16(木) 01:05:03.45 ID:54JC90760
おちつけw
なんでkskしてんだ?次スレはすぐ建てた方がいいのか?
974以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/16(木) 01:06:53.80 ID:l7GHt80g0
ksk
975以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/16(木) 01:07:03.71 ID:WkKlSJ4L0
個人的には朝のほうが
976以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/16(木) 01:07:06.73 ID:2qpZHpFj0
ksk
977以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
ksk