【お絵描き落書き】色鉛筆を擬人化して萌えるスレ【盆踊り】

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1以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
ttp://collateral.bitter.jp/cgi/uploader2/src/iro21406.jpg
ttp://collateral.bitter.jp/cgi/uploader2/src/iro21407.jpg
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こんな絵師たちが色鉛筆を擬人化して絵を描いたり、SS書きが物語を綴ったりするスレです。
>>2あたりに簡単なテンプレがあります。本当に簡単なので、一回は目を通してね。

※初めての方へ
ようこそ。このスレやまとめwikiで絵を見たり、SSを読んだりして萌えたら住人になってください。
いつでも過疎気味なので、絵やSSの投下は大歓迎です。
毎週土曜日の21:00ごろにスレが立ちますが、たまに変動しますので、気に入ったらまとめwikiを必ずブックマークしておいてください。

◆色鉛筆を擬人化するまとめwiki
ttp://collateral.bitter.jp/cgi/wiki/index.php
2以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/11(土) 21:02:03.86 ID:5gL8rEbO0
赤  活発でスポーツ万能。男女問わず友達が多い
青  気が強く姉御肌。人に厳しく自分にも厳しい
黄  お調子者で明るくムードメーカー
緑  口数少なく読書が好き。目つきが悪く、近寄りがたい
白  清楚なお嬢様。身体が弱い
橙  友達とワイワイ騒ぐのが好き。おしゃれ
桃  巨乳。悪気はないけど天然ボケを計算してる
紫  背が低くてちょっと生意気。寂しがり屋
水  気が弱く人見知り。いつも下を向いてる
黒  言いたいことは何でも言う。人から好かれるか嫌われるか両極端
茶  頑張り屋。落ち込みやすいけど元気
黄緑 母性本能が強く誰に対しても優しい

他にも朱色、群青、灰色、侍黒、焦茶、空色などがいます。さまざまな色鉛筆を、君のイメージで擬人化しよう!


一目で分かる色鉛筆相関図
ttp://collateral.bitter.jp/cgi/uploader2/src/iro21182.jpg

◆前スレ:【お絵描き落書き】色鉛筆を擬人化して萌えるスレ【夕涼み】
 http://wwwww.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1186228747/
◆専用うpろだ
 ttp://collateral.bitter.jp/cgi/uploader2/upload.html
3以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/11(土) 21:02:24.62 ID:hK3U1tbk0
1ot
4以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/11(土) 21:03:44.01 ID:3SewVdN70
>>1
5以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/11(土) 21:07:09.10 ID:vMUb/oq+0
いちょつ!
6以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/11(土) 21:07:31.59 ID:3SewVdN70
7以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/11(土) 21:09:54.42 ID:0DICrply0
こういう制服も懐かしいw

黒は男でも女でも凛凛しく見えるw
8以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/11(土) 21:10:05.59 ID:5gL8rEbO0
>>6
なんて暗い絵面wwwww特に♂黒の背中から病んでる感じがするww
だがセーラー黒が可愛いからすべてよしw
9以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/11(土) 21:15:25.86 ID:vMUb/oq+0
>>6
パンチラにちょっと期待してしまった俺は黒さんに鞭で叩かれてきますね
101/4:2007/08/11(土) 21:15:26.84 ID:5gL8rEbO0
「緑、ちょっとお願いがあるのだけれど。私の代わりに白のお見舞いに行ってくれないかしら」
 廊下で顔を合わせた途端にそんなことを言われ、緑はしばし返答に詰まった。
「……別にいいけど。突然どうしたの? いつだって白の面倒はあなたが見てきたのに」
「私だって自分で行きたいけれど、今日は生徒会の打ち合わせで学校に行かなきゃいけないのよ。病院とは反対方向だし、面会時間内に戻ってこられるか分からないから」
「だったら一日くらい……」
 お見舞いに行かなくても――とは続けられなかった。黒の刺すような視線に気圧され、緑は口をつぐんだ。
「夏休みになってすぐに入院した白にはそれしか楽しみがないのよ。読書好きのあなたになら、それを理解できるだけの想像力があると思ったんだけど」
 確かに、病室で漫然と時を過ごす身を思ってみれば、見舞いは嬉しいものだろう。それに自分が行けない悔しさを全身からにじませている黒を前に断ることなどできなかった。
「そうね、分かったわ。何か持って行くものとかある?」
「昨日お花と果物を届けたから、今日は手ぶらでいいわ。それじゃ私はもう出るけど、よろしくね」
 急ぎ足で玄関に向かい、靴を履いて駆けだしていく黒の背中に、緑は手を振った。
「いってらっしゃい……夏休みだっていうのに執行部は大変ね。さて、それじゃ私も準備しなきゃね」
 部屋に戻り、身支度を調える。ポーチに財布と携帯を入れ、少し考えてから読みかけの文庫本も持って行くことにする。
「お見舞い、か……そう言われてもね……」
 別に白のことが嫌いなわけではない。しかし入院しがちな白と、積極的に他人と関わろうとしない緑のあいだにはあまり接点がない。正直、気が重かった。
「……今日も暑いなあ……」
 冷房の効いた寮から一歩外に出ると、真夏の日差しが容赦なく照りつける。ますます重くなる二本の足に気合いを入れて、緑は病院目指して歩き出した。
11以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/11(土) 21:15:33.27 ID:hK3U1tbk0
122/4:2007/08/11(土) 21:16:03.85 ID:5gL8rEbO0
「いらっしゃ……緑ちゃん!?」
 うろ覚えだった病室を受付で確認し、ドアの脇につけられた名札を二度ほど見直してから病室に入った緑を、白が病人にあるまじき大声で出迎えた。
「久しぶり、白。今日は黒が学校の用事で来られないから、代わりに私が来たわ。お邪魔だった?」
「う、ううん、ううん! そんなことないよ!」
 白はつきだした両手をぶんぶん振って否定し、かたわらに立てかけてあったパイプ椅子をがたがたと音を立てながら広げ、緑に勧めた。
「ありがとう。思ったより元気そうね。安心したわ」
「う、うん。お医者様が言うには、今年は梅雨が明けて急に暑くなったから、身体がびっくりしただけだろうって。もう少ししたら退院できますよって」
「そう。よかったわ」
 会話がとぎれる。病室にいたたまれない空気が漂った。
「えーと、寮のみんなはどう? 元気?」
「そうね、みんな元気よ。灰は相変わらずだらけてるけど、今に始まったことじゃないし」
「そうなんだ……」
 再び、沈黙。
「……体調はどう?」
「え? うん、その、暑さにやられただけみたい……」
「……そういえばさっき聞いたわね」
 三度、沈黙。
「……この花、ちょっとしおれちゃってるわね。水を換えてくるわ」
「あ、う、うん」
 花瓶を抱え、病室のドアを後ろ手に閉めた緑はゆっくり大きくため息をついた。
「やっぱり無理だわ」

 水替えにできるだけ長い時間をかけた緑が戻ると、ナイフとリンゴを持った白が必死の表情で手を動かしていた。
「なにしてるの?」
「あ、おかえりなさい。せっかく緑ちゃんが来てくれたんだからおもてなししなくちゃって思って。リンゴ剥いたから食べて」
「普通そういうのは見舞いに来た人が病人のためにするものよ。それにしても……」
 白が満面の笑顔で差しだしてきた皿に載ったものを見て、緑はあきれ顔になる。リンゴはサイズが半分くらいになり、剥いた皮を食べた方が満腹になりそうなくらいだった。
「あなた不器用だったのね。ううん、ここまで分厚く皮を剥けるなんて、かえって器用なのかも。ほら、貸しなさい。私が剥いてあげるわ」
 白の手からナイフと二つ目のリンゴを取り上げ、緑はみるみるうちに皮を剥いていく。細く薄い皮が途切れることなく続いていくのを、白は感嘆のまなざしで見つめた。
133/4:2007/08/11(土) 21:16:26.10 ID:5gL8rEbO0
「すごい……緑ちゃん器用〜!」
「これくらい普通よ」
 きれいに八等分にし、さらに並べられたリンゴたち。しかし白はそれに手をつけようとはしなかった。
「どうしたの? 食べないの?」
「あの、ごめんね……せっかく来てもらったのに、退屈だよね」
 申し訳なさそうに詫びる白から、緑はつい視線を逸らしてしまった。
「そんなこと……ないけど」
 慌ててそう取り繕っても、その態度から緑の本心を察知した白はますます縮こまってしまう。
「本当にごめんなさい。私、黒ちゃんしか友達いなくて……その黒ちゃんが来てくれたときもお話を聞くばっかりで。自分からどんなお話ししたらいいか分からないの」
「それは……私も同じようなものだし」
「今日緑ちゃんが来てくれて、私とっても嬉しかった。私いっつも、寮のみんなともっと仲良くなりたい、緑ちゃんとも友達になりたいって思ってたから。それなのに……」
 ここに来てようやく、緑はなぜ黒が自分に代わりを頼んだのか分かった気がした。そもそも、黒が生徒会の用事ごときで白の見舞いを諦めるはずがなかったのだ。
「もっと早く気づくべきだったわね……黒も、それならそうと言えばいいのに」
「? 何、緑ちゃん?」
「なんでもないわ」
 不思議そうな顔で見つめてくる白に、緑は椅子を寄せて近づき、にじんだ涙をハンカチでそっとぬぐってやった。
「無理に話をしなくてもいいじゃない。私も人とおしゃべりするのは苦手だし。ほかの人たちに比べて時間はかかるかもしれないけど、少しずつ分かり合っていけばいいわ」
「緑ちゃん……」
「それに、共通の話題がないってわけでもないみたいだし。ほら」
 緑が指さす先を、白が目で追う。そこには枕元に置かれた文庫本があった。
「白、そのシリーズ好き? 私いま二冊目を読んでるところなのよ。ほら、これ」
「! う……うん! 同じ作者の前作がおもしろかったから黒ちゃんに頼んで買ってきてもらったんだけど、主人公の女の子がとっても可愛くて――」
 その後、白と緑は『女の子が幼なじみと転校生のどちらと結ばれるべきか』で大いに盛り上がった。
144/4:2007/08/11(土) 21:16:50.12 ID:5gL8rEbO0
 それから数日。
「おい、黒。お前人に荷物持ちさせといてさっさと先に行っちまうとはどういう了見――黒?」
 見舞いの品を抱え、涼しい院内でもなお汗の引かない色無の文句を、黒は身振りで制した。病室の中をうかがう黒につられ、色無もそっとドアの隙間をのぞき込む。
「……」
「……」
 室内では、ベッドに半身を起こした白と椅子に腰掛けた緑が、一言も会話を交わすことなく黙々と本を読んでいた。時折視線を合わせると笑みを交わし、また本に目を戻す。
「何やってんだ、あの二人? つーかお前も何やってんの?」
「……今日は帰るわよ」
 そっとドアを閉じ、足早に立ち去る黒の背を、色無は慌てて追った。
「はあ!? 帰るってお前、この荷物はどーすんだよ!」
「仲良く二人で本読んでるところを邪魔するわけにはいかないでしょ」
 仏頂面で歩く黒の横に並び、色無は荷物を抱えたままで器用に肩をすくめて見せた。
「なんて顔してんだよ……お前がこうなるようにし向けたんだろうが。妬いてないでお前も仲間に入れてもらえばいいじゃん」
「妬いてなんていないわ! 私は甘ったるい恋愛小説なんて読まないのよ! いい色無、明日は緑より先に来るわよ!」
「明日も俺が荷物持ちするのかよ……」
 二人の騒ぎが病室に届くことはなく、白と緑は相変わらず黙々と本を読んでいた。

ttp://collateral.bitter.jp/cgi/uploader2/src/iro21386.jpg
15以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/11(土) 21:19:55.60 ID:5gL8rEbO0
タイミングワルスw
絵の投下からずいぶん間が空いてしまったけどようやく書き上がったw
もう見てないかもしれないけど、元絵師に感謝を。白×緑は難度高かったw

>>11
花火×浴衣×空=最強!
そんな風に手を差し出されたらいつまでも握らざるを得ないwww
16以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/11(土) 21:20:57.96 ID:0DICrply0
ええ話やなぁww

>>11
おーい空! そんなに走ると転ぶぞww
しっかし、可愛い笑顔やww
17以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/11(土) 21:22:27.44 ID:vMUb/oq+0
>>11
可愛い(*´д`)
その手を握って一緒に花火見に行きたいw

>>15
難度高かったと言いつつこのクオリティに仕上げてくるアナタの文才に脱帽w
そして黒の妬きっぷりに萌えたwww
18以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/11(土) 21:30:03.53 ID:5V10ENrqO
>>1


なんだかいきなりGJだらけで気がひけるが4レス頂く
19以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/11(土) 21:30:42.19 ID:5V10ENrqO
黄緑「あら、黒ちゃん早いのね」
黒「!!おおおお早う黄緑…」
黄緑「あら…もう朝ごはん作っちゃった?」
黒「た、たまたま早起きしちゃったから…暇だったし…」
黄緑「それにしても珍しいわねぇ…あっ、わかった」
黒「わ、わかったって何が?」
黄緑「白君が久しぶりに寮にいるから張り切ってるんでしょう?」
黒「!!!!!ちちち違うわよだからホントに偶然早起きしちゃったからで、べべべ別に白とは何も…」
黄緑「はいはい。あ、黒ちゃん、お味噌汁煮立っちゃう」
黒「え、嘘!?」
20以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/11(土) 21:31:28.08 ID:5V10ENrqO
赤「…あれ、今日の味噌汁いつもと味違うな」
水「そういえばそうだね」
紫「お出汁変えたの?」
黄緑「今日は作った人が違うから。ね、黒ちゃん?」
白「あ、これ黒が作ったんだ。どおりで…」
黒「…何よ。確かに私より黄緑のほうが美味しくできるでしょうけど…」
白「あ、そういう意味じゃなくて…懐かしいなって。よく黒の家にはお世話になってたからさ」
黒「…それで?」
白「それでって?」
黒「…美味しい?」
白「もちろん」
黒「…そう」
?「………」
21以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/11(土) 21:32:02.89 ID:5V10ENrqO
黄緑「あら、今日は桃ちゃん?」
桃「え、あ、そ、そうじゃなくて!?」
緑「…早いな、桃」
桃「!??!!」
黄緑「お早う、緑君」
緑「ああ、お早う」
桃「どどっどどど」
黄緑「休みの間は緑君徹夜が普通だから」
緑「ついつい買い溜めていた本を読んでいるとな…」
桃「だ、駄目だよ、ちゃんと寝ないと!ほら、クマ出来てるよ?」
緑「あ、ああ…」
桃「そういえばなんで黄緑ちゃんはそんなこと知ってるの?」
緑「ああ、黄緑にはよく世話になってるからな。眠気醒ましのコーヒーを入れてもらったり…」
桃「…ふーん」
緑「…桃?どうした?」
桃「別になんでもないよ?」
緑「…ならいいんだが」
黄緑「ほらほら桃ちゃん、お詫びに美味しいコーヒーの煎れ方教えてあげるから」
桃「本当!?」
22以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/11(土) 21:32:37.68 ID:5V10ENrqO
緑「…美味いな」
桃「ほ、本当に?お世辞とかじゃなくて?」
緑「ああ。不思議と黄緑のものより美味く感じる」
黄緑「うーん、悔しいけどそうかもね。だってその一杯には桃ちゃんの愛情がたっぷりこもってそうだし」
桃「あ、ありがとう…」
黄緑「そういえば今日の朝ごはんも桃ちゃんが作ったのよ」
緑「桃が?」
黄緑「昨日黒ちゃんが白君に喜ばれてたから」
桃「ち、違うよ!?た、ただたまたま早起きしちゃっただけでその…」
緑「…よく味わって食べさせてもらうよ。それともう一つ」
桃「え?」
緑「エプロン。よく似合ってる」
桃「!!!!!」
23以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/11(土) 21:36:23.72 ID:xhFkYcgG0
>>1乙です!
ムービー出来たのでアップロード中...
どうもこの瞬間だけはすごく緊張します…
あまり期待せずにお待ち下さい
24以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/11(土) 21:39:21.70 ID:vMUb/oq+0
>>22
黒も桃もツンデレ過ぎるwだがもちろんそれがいいwww
25以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/11(土) 21:40:43.04 ID:0DICrply0
あまーーーいww
26以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/11(土) 21:41:05.78 ID:xhFkYcgG0
アップ完了しました
吐きそうなぐらい緊張してます
ttp://www7.tok2.com/home/fukoch/FLESH.and.BLOOD.zip
Divixのコーデック同梱です
もう好きなだけ叩いて下さい・・・
27以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/11(土) 21:41:08.02 ID:vMUb/oq+0
灰「ひゃほー色無♪夏休み満喫してるー?」
色無「ひゃほーとか言ってる割に目の下クマできてるし、なんか疲れきってないか?」
灰「うーん、ちょっと最近徹夜しすぎなのかなー?」
色無「おい、足元がフラフラだぞ?」
灰「そう?大丈夫だよー♪」
色無「こりゃもう限界突破してハイになってきてるな…このままじゃ灰が危ない。」
灰「ふふふー、お星様が出てるー♪」
色無「なんという幻覚……おい、ちょっと横になれよ。」
灰「横に?よこ?……よっこいしょういち?」
色無「意味分からん!あぁ、もう!ほらちょっとこっちこい!(ぐい)」
灰「ひゃっ!」
色無「膝枕してやるからちょっと寝ろ。」
灰「寝ろって、まだお昼だよ?」
色無「いいんだよ。ちゃんと寝たら部屋まで連れてってやるから。」
灰「いいよ、このままでー。」
色無「はいはい分かった分かった。いいから寝ろ。」
灰「撫でてー♪」
色無「よしよし。」
灰「……くー…」
色無「………一瞬で寝やがった。」
黒「流石色無ね。」
色無「うぉっ?!び、ビックリした…」
黒「灰をこうもすんなり寝かせられるなんて……そうね、貴方になら灰を任せられるわ。灰をお嫁に貰って頂戴。」
色無「そんな無茶苦茶な話があるか!」
黒「そう?残念ね…。」
灰「(おねーちゃん!そこもう一押ししてよ!)」
28以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/11(土) 21:45:31.01 ID:3SewVdN70
>>27
灰、演技かよwww


ttp://collateral.bitter.jp/cgi/uploader2/src/iro21418.jpg
タロット 薄黄 隠者
29以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/11(土) 21:45:43.89 ID:rHg1fo510
>>26
とりあえずファイルのサイズにビビりました><
30以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/11(土) 21:47:50.51 ID:xhFkYcgG0
>>29
すいません・・・
コーデックだけで20MBのあるので・・・
動画自体は74MBぐらいです、それでも重いですけど・・・
31以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/11(土) 21:48:45.95 ID:J06/xPZd0
今来た>>1
32以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/11(土) 21:49:50.32 ID:VAk88ZKr0
>>26
GJと言わざるを得ない
33以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/11(土) 21:55:09.04 ID:vMUb/oq+0
>>26
最初のつるぺた画像で吹いたwww

>>28
隠者が何を意味するのか良く知らないけどいつもみんなに見つからないようにコソコソと行動するクリームを想像してなんか納得してしまったw
34以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/11(土) 21:55:11.48 ID:vwUNOBxVO
青紫「僕を忘れるな」
35以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/11(土) 21:56:50.16 ID:3SewVdN70
36以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/11(土) 21:58:22.36 ID:xhFkYcgG0
>>32
ありがとうございます
そう言っていただけてうれしいです

>>33
今回は紫がお色気キャラになってますw
37以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/11(土) 22:04:07.14 ID:VAk88ZKr0
ジャッジャッジャ
黄「これぐらいかな」
無「黄色がカレー以外の料理を作っているだと!?」
黄「失礼だね色無くんや。私にだってカレーライス以外のものは作れるのさ」
無「そうか、それは悪かったな」
黄「じゃ、私の力作をたんと食べてね」
無「えっと……これは何?」
黄「見て分からない?『カレーチャーハン』だよ?」
無(やっぱりカレーじゃないか……)



でもカレーチャーハンは美味いんです><
38以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/11(土) 22:07:40.58 ID:9GtbjdMM0
>>35
白が可愛すぎてなんだかドキドキしてきたww♂白もカコヨスwww

>>37
黄色www確かにカレーチャーハンは美味しいがww
39以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/11(土) 22:10:21.24 ID:vMUb/oq+0
>>35
なんという美男美女カップルwww

>>37
カレーチャーハンかw
今度作ってみようか



色無「紫ちゃん。」
紫「なにー?」
色無「折り入って頼みがあるんですが、少しよろしいですか?」
紫「べ、別にいいけど……」
色無「では…コホン。………今日からお父さんと呼んでください。」
紫「嫌です。」
黄緑「あらあら、はっきりと断られちゃいましたね。」
色無「うぅ…黄緑さぁん…」
紫「色無は色無でしょ?今更呼び方なんて変えられないんだから!」
色無「でも、俺たちはみんな家族な訳で…」
紫「色無はさっきお母さんのことなんて呼んだ?」
色無「え?…黄緑さんがどうか……はっ?!」
紫「でしょ?色無だってお母さんのこと、そうやって呼んでるんじゃん!」
色無「そ、それは……」
紫「お母さんだって色無のこと『色無さん』って呼んでるんだし。」
色無「じ、じゃあお父さんが嫌なら……お兄ちゃ……」
黄緑「お兄…なんですか?(ニッコリ)」
色無「や、やっぱり色無でいいよ。うん。」
40以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/11(土) 22:12:50.77 ID:5V10ENrqO
>>35
なんという美男美女。これは間違いなく黒が夢中。

>>39
色無それは…w
41以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/11(土) 22:24:06.77 ID:9GtbjdMM0
紫「♪〜♪〜」
無「……お?」

無「なぁ、紫の奴あんなに朝早くからどこ行くんだ? 夏休みだってのに」
黄緑「あら、紫ちゃんならラジオ体操ですよ? 毎朝行ってるみたいです。……知りませんでした?」
無「な……(どんだけちっちゃいんだ……)」

紫「見てー色無! スタンプこんなに溜まったよー!」
無「ああ、よかったな……(なでなで)」
紫「///な、なぁに? 優しくしても何もないよ?///」
42以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/11(土) 22:24:10.74 ID:AdPxZalDO
今北>>1
43以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/11(土) 22:24:40.85 ID:+7ZqtyOI0
うお、落ちる落ちるw
44以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/11(土) 22:25:14.07 ID:rHg1fo510
>>26
GJ過ぎて言葉も出ません><
45以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/11(土) 22:32:51.61 ID:vMUb/oq+0
46以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/11(土) 22:33:47.43 ID:vMUb/oq+0
10分経たないのに400台まで落ちるとか…(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
47以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/11(土) 22:34:35.79 ID:xhFkYcgG0
保守組にまわります
48以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/11(土) 22:37:27.39 ID:9GtbjdMM0
 コンコン。
白「くーろーちゃん! あそびましょー!」
 ガチャッ。
黒「な、何? ////恥ずかしいんだけど……」
白「えへへ、昔を思い出してみたの。懐かしいでしょ?」
黒「///白……うん、そうね。懐かしいわ」

桃「黒ちゃんてあんな顔もするんだね」
青「そうね、嬉しそう。なんだかちょっと白ちゃんに嫉妬しちゃうな」
緑「……次は百合でいくかな(メモメモ)」
49以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/11(土) 22:42:59.05 ID:xhFkYcgG0
>>48
緑www
50以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/11(土) 22:45:14.06 ID:vMUb/oq+0
空「えー、今日は色無先輩の呼び方に対する反応の実験をしてみたいと思います。あー、あー、てすてす。……よし、今日も声はばっちりだ!」


空「あの、先輩?」
色無「ん、どうかした?」

空「ねぇお兄ちゃん!」
色無「どうしたの、空?なにかあった?」

空「色無さん。」
色無「なんだい?」

空「あ、色無君。」
色無「なに?」

空「ア・ナ・タ♪」
色無「……それは流石にねーよ!」


空「色無先輩に突っ込まれたぁ…くすん」
青「はいはいよしよし。(最後のやつ私も使ってみようかしら…)」
51”管理”人:2007/08/11(土) 22:47:48.63 ID:rHg1fo510
どうも、まとめをしないまとめサイトの管理人です。
まとめサイトのTOPにも書いてありますが、今使っているサーバの容量がピンチなのでサーバ移転することになりました。
移転先のサーバは気持ち悪いくらい大容量なので、容量が足りなくなるということはありませんのでよろしく御願いします。
移転に伴いURLも変更になりましたのでここにも書いておきます。
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52以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/11(土) 22:50:11.87 ID:0DICrply0
ほわさん乙ですw
53以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/11(土) 22:50:25.11 ID:xhFkYcgG0
>>51
乙です
了解しました
54以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/11(土) 22:56:25.12 ID:xhFkYcgG0
保守
55以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/11(土) 22:57:05.51 ID:rHg1fo510
>>52
実は避難所でのキャップ名がひそかに変わっていたりするのです。
まぁどっちでもいい話ではありますが。

桃色は俺の嫁。
56以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/11(土) 22:57:44.04 ID:xhFkYcgG0
灰色は俺の嫁
57以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/11(土) 23:02:09.64 ID:9GtbjdMM0
>>50
空にアナタって言われたいwwww
てか、青www

>>51
おつかれさまです
把握しました

>>56
そして俺の嫁でもあると
58以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/11(土) 23:04:23.78 ID:rHg1fo510
>>57
というか俺の妹を勝手に嫁に(ry
59以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/11(土) 23:04:54.96 ID:xhFkYcgG0
>>58
俺の嫁を妹に(ry
60以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/11(土) 23:06:48.33 ID:MCtXh+G3O
サムライブラック保守

男「準備できたか!お小遣いは!?おやつは!?」
侍「お小遣いはともかくおやつは必要なかろう。」
男「心の準備は?」
侍「………何のだ?」
男「今晩の。」
侍「生憎そっちの準備は出来ておらん。すまんな。」
男「そんなっ……!!」

男「左異常無し!」
侍「右大事ない!」
侍・男「色無し無し!」
男「前回の祭りみたいに変に絡まれたらたまらんからな。」
侍「少し小腹が減ったの………。」
男「自分で買」
侍「…………。(ジー)」
男「…………。わーったわーった。どうせ最初から奢るつもりだったよ。」
侍「じゃあじゃあまず焼きそばからな!」
男「まずはってお前なぁ。俺からいくら巻き上げるつもりだよ。すんません。焼きそば一つ下さい。」
色「はいよー。」
男「うぁたぁ!(グシャ)」
色「ぐぉあ!」
男「逃げるぞ!」
侍「御意!」
朱「色無し大丈夫か!色無しぃ!」
61以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/11(土) 23:07:58.42 ID:VAk88ZKr0
色wwwww無wwwwwwww
62以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/11(土) 23:10:56.86 ID:9GtbjdMM0
>>59
(ry

>>60
なんで屋台やってんだwww
63以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/11(土) 23:12:17.63 ID:rHg1fo510
>>60
何やってんの色無wwwwwwwwww
64以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/11(土) 23:12:40.42 ID:S02XcwZQ0
前にいた色無wwwwwwwwwww
65以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/11(土) 23:21:32.66 ID:9GtbjdMM0
ほす
66以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/11(土) 23:25:18.93 ID:MCtXh+G3O
サムライブラック保守

男「ここまで逃げれば………!」
侍「…………あ。」
男「どうした?………あぁ手か。離す」
侍「………離さなくてよい。( ///)」
男「ん?んー。( ///)」

男「あの俺汗かいてない?暑くない?嫌なら離すよ?」
侍「いつものお主からは考えられん発言だな。」
男「うるさぃ。」
橙「そこの侍!止まりなさーい!」
紫「暴行罪でジャスティス!」
男「どこのタイムレンジャーだよ。逃げるぞ。」
侍「人が多いから手を離すでないぞ。」
男「俺の台詞だ。」
黄「つべこべ言わずお縄に付けぇーい!!」
侍「行くぞ!(タッタッタッ)」
紫「あ!待て!」

男「まだ追ってくるぞ!」
侍「(ブチ)あ!下駄が!」
黄「観念しろ侍黒!しんみょうにお縄につけーい!」
男「悪いなとっつぁん!(グイ)捕まってろ走るぞ!」
侍「のわっ!」
橙「お姫様ダッコとは見せ付けおって………!追えーい!」
67以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/11(土) 23:33:26.64 ID:AdPxZalDO
68以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/11(土) 23:33:29.52 ID:VAk88ZKr0
とっつあんwwwww
なんだこの追いかけっこはwwwww
69以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/11(土) 23:39:46.10 ID:V3SxV/tL0
今北>>1乙!!
>>66
これは男さりげにかっこいいことしやがってww
もちろんこの後オチがあるんだよな?
70以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/11(土) 23:42:27.72 ID:emGtYp6hO
ホス
71以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/11(土) 23:46:36.23 ID:VAk88ZKr0
赤「はぁ〜、やっぱり風呂上りには牛乳だね」
無「赤、お願いだからパンツ1丁で歩き回らないでくれ」
赤「色無居たの!?」
無「居ちゃ悪いのか」




朱「ぷはぁ〜、風呂上りのビールは最高だなー」
無「しゅ、朱色さん!?バスタオル1枚でうろつかないで下さい!」
朱「何だもっと見たいだって?」
無「そんなこと言ってな……(ガクブル)」
朱「ん、どうした?後ろ?何があるって……ひっ!?」
群「……あれほど言ったのにいい度胸ねアンタ」


突発的ネタ保守
72以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/11(土) 23:50:26.15 ID:6xSnwu950
ho
73薄黄 1/4:2007/08/11(土) 23:53:40.95 ID:w8t9xpea0

寂しくなんか、ないもん。
そんなことを思いながら、私はケータイを気にしながらベッドの上に転がります。
現在の時刻は、11時42分。もうすぐ『明日』がやってこようとしていました。
しかし今日の私はちょっぴりわがままで、『明日』がもうちょっとゆっくり来てくれることを望んでいました。
―――今日は私の誕生日なのです。
もう子供でもあるまいし、ただ歳を一つ重ねるだけの誕生日を誕生日を楽しみにしているだなんて馬鹿らしいのかもしれませんが、それでもやっぱり、この日は私にとって特別なのでした。
―――去年は、色無くんが日付が変わると同時にお祝いしてくれたっけ。
今は遠い土地にいる私の―――こ、恋人、を思い出しました。

―――ごめんな、一年間、あっちに行かなきゃならないんだ

わかってる。お仕事で一年、遠くで頑張らなきゃいけないんだって。それが忙しいお仕事だってこともわかってる。
でも……電話ぐらい、欲しかった。
色無くんのスケジュールは忙しく、こちらから電話を掛けても繋がらないことが多いので、私たちの連絡手段はたいがいがメールでした。
満足です。色無くんが、忙しい時間の中で返信をしてくれること。私のおしゃべりにしっかり答えてくれること。
それでもどこか、色無くんの声を聞きたがっている私がいることは、ごまかしきれない事実でした。
だから―――。
鳴らないケータイの時計は、無情にも今日があと10分しかないことを示していました。
「はぁ……」
ベッドの上でばたばたしたいような、それでいて少し泣きたいような、不思議な感覚に襲われながら、私はひたすらケータイとにらめっこを続けていました。
あと、9分だよぅ…。
74以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/11(土) 23:54:10.60 ID:V3SxV/tL0
パンツ一丁って……
上丸見えじゃないかww
75薄黄 2/4:2007/08/11(土) 23:54:42.43 ID:w8t9xpea0

♪〜♪〜♪〜

その時、私のケータイがいきなり鳴りだしました。
私は普段の動きじゃ考えられないくらいのスピードで、ケータイをとり、電話を受けました。
『すごいな、ワンコールだよ』
電話の向こうにいるのは、間違いなく私が待っていた人でした。
電話ごしに、楽しそうに笑っているのがわかります。
「だ、だって…」
考えていたことが見透かされていたようで、顔が熱くなっています。…仕方ないじゃないですか。
『待っててくれた?』
「うん!」
彼の問いに私は即答しました。
『そっか。………じゃあ、切るな』
「ええっ?!」
私は彼が何を言っているのか、さっぱりわかりませんでした。まだ何も話してないのに、なんでもう切っちゃうの?
彼がまた、電話ごしに笑っているのがわかりました。
『―――おしゃべりの続きがしたい場合は、大至急あなたの家の玄関の向かいにある電柱に寄り掛かっている男性に話し掛けてください』
―――まさか。
私は慌ててベッドから飛び起き、カーテンを開け、指定された場所を見ました。
そこには、待ち望んだ彼が、こっちに手を振っている姿がありました。
「す、すぐ行くからっ!」
『お待ちしております』
私はパジャマ同然な格好も気にせず、階段を下り、靴を履き、そして―――。
「速いじゃん」
私は、笑顔で待っていた彼の前に立ちました。
76薄黄 3/4:2007/08/11(土) 23:55:47.37 ID:w8t9xpea0
待ち望んだ光景でしたが、私はまだ少し、これが本当だと信じられませんでした。
「な、なんで…っ?」
あんまり急いだせいで、私の息はちょっと切れていました。
「…逢いたくて。どうしても逢いたくて、時間ギリギリの新幹線の終電に飛び乗ったんだ」
よく見れば、彼もわずかに疲れた様子が見て取れました。
…急いで、来てくれたんだ。
「言うなら、『今日』のうちだろ?…誕生日おめでとう、薄黄」
聞きたかった声を、見たかった笑顔を色無くんはくれる。
…私は幸せでした。
「ありがとう、しーちゃん」
嬉しくて、一緒にいたときにそう呼ぶと怒られた呼び方でつい呼んでしまいました。
しかし今日の色無くんはそれを怒ったりはしませんでした。
「しーちゃん、か。…なんか安心したな」
むしろこの呼び方を喜んでくれてるような…
「薄黄さ、メールだと俺のこと『色無くん』じゃん。…なんか変わっちゃったのかなって、不安になってたんだ」
確かに。つい口ではしーちゃん、と呼んでしまいますが、メールとかでは気を付けているんです。
それが逆効果だったみたいです。でも、そんな風に思っていた色無くんがとても可愛くて、私は自然と笑顔になってきます。
「私は変わらないよ、しーちゃん。前も、今も、ずっとしーちゃんのこと、大好きだよ」
「薄黄…」
色無くんの瞳が揺れるのがわかりました。
色無くんが腕を伸ばしました。私はその中に、滑るようにもたれていきます。
「はは、薄黄の匂いだ」
「む、また甘い匂い、とか言うの?」
「だってホントにするんだもん」
色無くんに限らず、色んな人から私からは甘い匂いがすると言われますが、喜んでいいのかよくわかりません。
でも…色無くんが好きって言ってくれるならいいかな…。
77薄黄 4/4:2007/08/11(土) 23:56:56.07 ID:w8t9xpea0
「そうだ!プレゼント」
いきなり色無くんが何かを思い出したように声を上げました。
「金もあんまりなくて高いものは買えなかったんだけど…」
「そっ、そんな…っ」
プレゼントがあるだけで充分すぎます。いくらのものかなんて全然関係ありません。色無くんが私に誕生日プレゼントをくれる、ただそれだけで私は天にも昇る心地でした。
「薄黄、手、出して」
色無くんの指示通り、私は手を差し出しました。
「サイズは間違ってないはずだけど…」
おずおずと差し出した私の手の中指に、ゆっくりと指輪がはめられていきました。
「指輪…?」
小さく綺麗で、どこか可愛らしいそれは私の中指で誇らしげに光っています。
「気に入ってもらえたかな?」
色無くんは少し不安そうに私の表情を伺っています。…気に入らないわけ、ないじゃないですか!
「うん!すごく嬉しい!!」
中指に光る指輪がとても誇らしくて、いつまでも眺めていたいような気持ちです。
すると色無くんは、また少し笑って、私の耳元でこそっとこう呟きました。
「薬指のは、帰ってくるまで待っててほしい」
「えっ……」
一瞬驚いた私に、彼は素早くキスをしました。
「約束、な」

たった9分。けれどその9分が私にとって何より幸せな時間になりました。
78以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/11(土) 23:58:47.36 ID:VAk88ZKr0
>>74
上はタンクトップで脳内補完してくれ

>>77
あまああああああああい
79以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/11(土) 23:58:49.62 ID:w8t9xpea0
初薄黄SSでしたwwキャラ違うとかはスルーでお願いしますww
今週も頑張っていきましょう!
80以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/11(土) 23:58:50.89 ID:V3SxV/tL0
ごめんな…こんなGJな投下物に割り込んでしまって…
81以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/12(日) 00:05:28.37 ID:MU4foiq40
ho
82以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/12(日) 00:06:55.58 ID:wcIXlZIKO
サムライブラック保守

男「はぁ…はぁ……まいたか………!(ボソ)重かった。」
侍「最後何て言った。(シャキ)」
男「 刀 が 重かった。」
侍「ならよい。無理しおって馬鹿者。」
男「よっこらしょ。座れ、足出せ。」
侍「何をする!」
男「応急処置だ。下駄の紐結ぶんだよ。」
侍「………すまない。」
男「気にしな」
  ヒュ  ドーン
男「だぁああああ!びっくりしたぁ!心臓に響くぞ!」
侍「花火始まったか。お主も座れ。」

男「はい、お茶でいいんだろ?」
侍「うむ。よろしい。」
ドーン
男「綺麗じゃん?」
侍「某か?」
男「花火だよ!」
侍「気の利かぬ男め!」
男「お前は綺麗って言うより可愛いだからな。」
侍「ふーん。」
男「やけに冷めた反応ですこと。早くも倦怠期か?」
侍「お?今から最後の花火を打ち上げるそうだ。何か言う台詞があれば花火の音にかき消されないようにするがよい。」
男「帰ってセ(ドーン)しよ!」
侍「………はぁ。(スパ)」
83以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/12(日) 00:12:51.27 ID:XWf9ezCI0
男ってやつは・・・・・・wwwwwwwwwwwwww
84以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/12(日) 00:20:42.85 ID:ssQeoK+50
男は本当に懲りないなww
85以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
さすが男www俺たちにできないことをやってのける!