キョン「ハルヒ・・・俺・・・佐々木と付き合うことにした」

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425名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 14:12:41.19 ID:hs0l32QI0

「そうだったのですか」
 理解したか?
「ええ、程々に。 ですがどうします? まだ時間は多いのですよ」
 仕方ない、持ち堪えられるか?
「どうでしょうね。昨日のはまだ我々も侵入できましたが、あの時の様な介入できないタイプなら……」
 俺ももう少しで終わるんだ。仕事がな。
アイツの為にしてやるのにこれは本当に俺としても辛い物がある。
「……解りました 本当は投げ出したい位ですがね」
 すまん
「もう少し言い方があったでしょうよ。 まあ攻めるつもりはありません」
 本当にスマン
「……では」
 よく見ると、古泉の指は切り傷だらけだった
426名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 14:14:39.03 ID:xWpRx1Sa0
わっふるわっふる
427名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 14:16:38.44 ID:hs0l32QI0
 この日からの毎日は俺や朝比奈さんは精神的に、古泉は肉体的に辛い物があった。
長門――はどうなんだろうな? 一応心配してやってやれよ。
俺が原因でもあるが。

「今日も涼宮さん来ないですね……」
 暗い表情で朝比奈さんがお茶を注いでくれた。
 ……もう少しです。
「でも何かあったら……」
 大丈夫ですよ、この年で消えるつもりはありません
「キョン君……」
428名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 14:20:16.26 ID:hMiCnQ+l0
このスレのテーマソング
      【慟哭】
避けられてるかもしれない予感
それとなく それとなく感じてた
愛されてるかもしれない期待
かろうじて かろうじてつないだ
話がある と 照れたように言いかけたあなた
逃げる私 聞けよ イヤよ 聞けよ 知ってるわ
ひと晩じゅう泣いて泣いて泣いて 気がついたの
ともだちなんかじゃないという想い
ひと晩じゅう泣いて泣いて泣いて わかったのに
おまえも早くだれかをさがせよと
からかわないで エラそうに
あやしまれるほど耳もと近く
ひそやかに あなたからたずねた
どう思う? なんて視線の先
愛されびとが たたずんでた
そうね二人とても似合うわ
ひと晩じゅう泣いて泣いて泣いて 気がついたの
ともだちなんかじゃないという想い
ひと晩じゅう泣いて泣いて泣いて わかったのに
いちばん先に知らせた ともだちが
私だなんて 皮肉だね でも 笑ってるわ
でも ちゃかしてるわ こんなひと どこに隠してたの
ひと晩じゅう泣いて泣いて泣いて 気がついたの
ともだちなんかじゃないという想い
ひと晩じゅう泣いて泣いて泣いて わかったのに
おまえも早くだれかをさがせよと
からかわないで エラそうに
429名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 14:24:09.69 ID:U/TrhyAD0
全然関係ないけどそのうち実際にあった事件とハルヒを
融合させたSSを投下しようかなとも思ってたりする

超絶カニバリズムと密かな埋没とどっちにしようかな
430名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 14:24:19.62 ID:hs0l32QI0
 眠い……眠らせてくれよ……うるさいな……。
って、何だこの音は!?
 俺は目を覚ますと見たくも無い空間に居た。 
思い出したくも無い、灰色空間だ。
 嘘だろ?
やっちまったのか? 俺、なぁ!?
 すると、見覚えのある奴が俺に近づいて来た。

「良かった、居ましたか」
 古泉!? 大丈夫か
「ええ、今は何とか」
 ハルヒの野郎は何所に居る。
「居ますよ、ですが神人に護衛されてると思いますよ」
 何て野郎だ。
「我々の同志も返り討ちにされましたので」
 ……スマン
「大丈夫、死ぬほどではありません」
 教えろ、あいつの所へ行く。
「そう思いました、涼宮さんは完全に自我を失っています。 貴方も用心してください」
 そうだな。

 最後に一つ言わせろ、これだけは言わせろ。


やれやれ
431名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 14:27:48.86 ID:hR6CgM/YO
wktk
432名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 14:27:56.20 ID:4K/RtDCU0
支援
433名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 14:31:51.98 ID:hs0l32QI0
 古泉と俺は全速力で走る。
途中、あの青色巨人が居たが、流石は機関、他の奴が瞬殺してくれた。

「不味いですね」
 どうした?
「この空間がこの空間を保てなくなっている様です」
 どう言う事だよ
「この空間はもう一つの世界の姿なのです、通常はこの世界の物が壊れても現実には影響ありません。
 放置するとこの世界と現実世界が入れ替わる この話は前にしましたね?」
 ああ、そんな話もあったな。
「ですが今は涼宮さんの力が暴走しています。 やがては全世界をこの空間が取り込む……
 でしょうが、あまりにも力が強い為にこの世界も無くなります」
 要するに全て消えるのか
「そうですね」
 ちっ、アイツは何所に居るんだよ!!
「落ち着いてください、もう直ぐ会えますよ」
 

 俺は最後の力で全力で駆けた。
 ――嘘だろ?
 そこにはビルの上に立ち、歓喜の声を上げるハルヒが居た
434名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 14:36:55.48 ID:tSWYcmo5O
支援
435名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 14:37:01.41 ID:hs0l32QI0
 おいハルヒ、テメェ何やってんだよ!!
俺は思いのままさけんでやった。
「落ち着いて下さい、今の彼女にここからでは声が届きません。
 少々危険ですがビルへ上がって下さい、私はここで神人を相手します」
 だが……。
「この世界を守る気持ちはSOS団員全員一緒でしょうよ」
 ……、任せた。
 俺はビルへ入った、こうなりゃ意地でも駆け上がってやる。
俺の中学時代のマラソン大会以来の意地だ。




 ハァ、ハァ、ハァ
もう話す事もままならん、少し休みたいよ。
 そう思っていると、ハルヒが俺に気付いて一瞥した。
「ふぅん、夢の中でも未だ出るんだ」
436名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 14:39:59.44 ID:xWpRx1Sa0
×でしょうよ
○ですよ
すまん脳内補完した
437名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 14:43:13.72 ID:hs0l32QI0
 オイオイ、第一声がそれか? 俺は正真正銘現実の者なんだがな。
仕方ないか、コイツにとってはいつもそうだったからな。
「佐々木さんは一緒じゃないのね? 夢なんだから出てもいいのに。
 まあいいや、どうせ消えるし」
 勝手に消されちゃ叶わんぜ
「何よ、文句あるの?」
 未だやり残してる事があるんだよ、お前はどうだ? そう思わないのか?
「もうどうでもいいわ、そんなの。 結局何も面白い事無いもん」
 ハルヒは澄んだ目で話す
「SOS団も要らない、結局私は間違ってたのよ 何も私を満たしてくれない。
 だから消す」
 なら!
「何よ」
 なら今までお前は楽しくなかったのか?
「……」
 皆で馬鹿やってワイワイやるのが目的なんだろ?
本当は宇宙人や未来人や超能力者、オマケの異世界人なんか居なくても良かったんだろ?
「何よ、そんな訳無いじゃない 結局満足させてもらえなかったんだから」
 じゃあ、最後に聞くがな
「……何よ、いい加減にしなさいよね」
 何故お前は泣いてる?
438名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 14:49:21.85 ID:hs0l32QI0
「はあ? 何言ってんのアンタ?」
 嘘だと思うなら自分の頬でも触れ。
「そんな訳無いじゃな……嘘」
 嘘じゃない
「どうして?」
 俺の言った通りなんだよ、結局宇宙人云々はどうでも良かったんだ。
じゃなかったらお前は今までこの団を続けてなかったからな。
「何よ今更、そんな事言われても!!」
 もういい、もういいんだハルヒ
 俺はハルヒに詰め寄る
「結局どうしようってのよ!!」
 簡単だ、
 俺はハルヒの手を握る
 学校へ帰るぞ。
「……」
 その場でハルヒは泣きじゃくった。
やれやれ……ん?
どうやらこの空間も無くなるらしい。まあキスしなくて済んだのが不幸中の幸いか。


 じゃあハルヒ

 また、明日な
439名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 14:52:39.50 ID:U/TrhyAD0
展開がよくわからんくなてきた
440名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 14:52:58.56 ID:tSWYcmo5O
しえーん
441名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 14:53:49.08 ID:hs0l32QI0
 かくして次の日、金曜日は無事やって来た。
アイツが今日来なかったら意味が無い、頼むぞ……。
 その一心で俺は教室へ入った。
 ……よう
「……何よ、佐々木さんとはどうなのよ」
 それでも不機嫌そうにアイツは聞いてきた。
スマンな、今回ばかりは俺の所為なんだが。
 まあ、ノーコメントだ。
 ……今は俺はそれしか言えなかった。じゃないと無駄になるからな。
俺はバッグの中の物を密かに確認した。




 そして放課後、俺はハルヒに声をかけた。
「何よ」
 ちょっと来い
勿論部室だが、この様子じゃハルヒは来ないかもしれないのでな。
442名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 14:55:14.48 ID:tSWYcmo5O
支援
443名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 14:56:24.02 ID:hs0l32QI0
 俺は部室のドアを開けた。
ハルヒは不機嫌そうな顔でいるが致し方ない。


「ハッピーバースデー!! 涼宮さん!!」


「え?」
 ハルヒが不思議そうな顔で俺と団員を交互に見ている
444名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 14:57:15.41 ID:xWpRx1Sa0
まあ想像できる展開だな
だがGJ
445名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 14:57:52.47 ID:tSWYcmo5O
なんという展開支援
446名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 15:01:14.66 ID:hs0l32QI0
 ここで説明役の古泉が入る
「つまりですね、皆さんで涼宮さんの誕生日にドッキリをしよう
 と言う事です」
 あの日佐々木と一緒に居たのはな、……これだ
 俺は白い小箱を渡す。
 何が入っているかは帰ってから開けろよ。
「私からは、このマグカップです」
 よくわからないマグカップを朝比奈さんが渡す。
だが朝比奈さんからのプレゼントなら何でもオッケーだ。
 俺が貰う訳じゃないが。
「……これ」
 長門は本だろうか、ブックカバーがされている分厚い本だ。
「僕はです」
 と言う訳だ、解ったか?
 古泉が何か言おうとしているが気にしない。
447名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 15:01:14.65 ID:Ah+DtZUwO
どんだけハイリスク●●リターンなんだよw
448名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 15:03:38.97 ID:U/TrhyAD0
>>446
ホ泉カワイソスwwww
449名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 15:06:52.55 ID:hs0l32QI0
「……何よ」
 ハルヒが小声で話す。
「私を皆で騙すなんて百年早いのよ!!」
 少し涙目だな、まあこれで良いんだ。
少しでも喜べばさ……だから俺のも祝って欲しいな……。
なんてのは俺の心に封印しておく。
 
「でもね、何であんな嘘ついたのよ」
 何がだ
「佐々木さんよ」
 ま、まあそれについては俺も反省しているんだ。
もう少し上手な誤魔化し方もあっただろう。だが中途半端なのはバレると思ってよ。
「ふぅ〜ん、まあ良いわ! でも当然ケーキとかあるんでしょ? 今日は盛り上がるわよ」
「そう言うと思ってこちらでも色々準備しましたよ」
 流石は古泉と言おうか、こんな時と閉鎖空間しか役に立たないとも言えるからな。
450名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 15:12:06.60 ID:kWG2zlKqO
保守
451名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 15:12:28.33 ID:hs0l32QI0
 結局、その日は部活動終了の時間を過ぎても居た気がする。
しかしあのSOS団と知ってか、教師から咎められる事は無かった。
まあ、生徒会長さんに今度一言言わねばな。


「正直言いますと」
 古泉が話しかける
「今回は涼宮さんにネタバレでもしようと思いました」
 俺も思ったさ、だがそれ以上にお前達が必死だったんでな。
「こちらとしては貴方の方が必死に見えましたが?」
 よく言うよ
「ですが、来年はもっと盛り上がると思いますよ」
 何故だ
「涼宮さんが乗り気でその話を持ち掛けそうですから」
 成程、な
「でも」

「もう少し他にやり方があったと思いますがね」
452名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 15:17:08.62 ID:hs0l32QI0
 さて、ここからは後日談になるが。
あれからハルヒはノリノリである。
まあお前はその位が良いのかもしれないが又変な企画を考えそうだな。

 古泉の話によると、朝比奈さんや長門にも色々あったそうで。
朝比奈さんは上の人から怒られちゃいました と仰っていた。
長門も、まあパトロンから何かしらあったんだろうな。
だが、今回の失態は余り思い出したくないね。 結果オーライだからな。
 さて、ハルヒに俺があげたプレゼントだが――
何だろうね、本人にでも聞いてくれ。


「キレイな音色ね、このオルゴール。 アイツにしてはいいセンスじゃない」


END
453名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 15:20:18.19 ID:hs0l32QI0
>>436
「やがては全世界をこの空間が取り込むでしょうが」
としたかったのだが行数の関係でそうなったと言わざるを得ません
>>439
申し訳ない、行き当たりばったりなのは否めませんよ
>>447
そこは団員の優しさでカバーして下s(ry
454名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 15:20:48.95 ID:Ah+DtZUwO
タタン タンタン タタン タンタン タ〜ンタン タンタンタンタンタタンタ〜ン タタタンタンタンタンタン
455名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 15:22:20.16 ID:EmLA9Vnp0
乙!!
456名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 15:24:48.25 ID:N7/FDBgv0
佐々木って一人称僕だけど女?
457名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 15:25:33.55 ID:U/TrhyAD0
乙々!
オルゴールとはなんというセンス・・・良いジャマイカ

そして俺の続きは需要あるのかな?
458名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 15:25:48.70 ID:4K/RtDCU0
>>456
僕っ娘
459名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 15:27:20.00 ID:B+FqusBdO
普通にミラクルっ娘と付き合った方がキョンは幸せだと…
460名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 15:32:33.01 ID:hR6CgM/YO
>>457
あるよ
スゴいあるよ
461名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 15:35:21.67 ID:4K/RtDCU0
>>457
あるに決まってるじゃないの
462名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 15:40:26.74 ID:xWpRx1Sa0
>>457
ある
463397:2007/07/29(日) 15:48:21.31 ID:U/TrhyAD0
お前がいいんなら俺としても別にいいが、本当に意味あるのかこれは?

「まぁいいじゃないか。これで僕はやっと目標大学への勉強に晴れて戻れるわけだしね。
 そろそろ本気で取り掛からないと後々苦労することになる。僕はそれはできるだけ避けたいからね。
 それに──」

それに?

「僕個人としても大変興味深いしね。面白そうだ。」
464名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 15:53:51.88 ID:xWpRx1Sa0
465463:2007/07/29(日) 15:54:48.08 ID:U/TrhyAD0
という訳で今に至るわけだ。
ちなみにそれから佐々木たちと別れてすぐに古泉・長門・朝比奈さんが現れた。
どうやら俺が一人になるのを待っていたらしく、恐らく状況ももう把握してるんだろう。
俺はまた喫茶店の同じテーブルに、今度はSOS団メンバー(団長除く)と座っていた。
466名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 15:55:37.28 ID:U/TrhyAD0
>>465
なんかおかしいから最初の一文と次の「ちなみに」を抜いてください。すいません。
467名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 15:59:52.13 ID:xWpRx1Sa0
即興か?
468名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 16:08:03.74 ID:U/TrhyAD0
すんません、即興です。さっきまでテスト勉強しながら見てたので
469465:2007/07/29(日) 16:20:22.30 ID:U/TrhyAD0
古泉はいつものニヤケ顔に20%ぐらいの真剣さを含んで言った。
「単刀直入に聞きます。先ほどあなたが承諾した取引がどのくらい危険であるかあなたは自覚してますか?」

一応はぐらかしてみる。何の話だ。

「惚けないで下さい。あなたが先ほどここにいた佐々木さんと交わした約束ですよ。」
「キョン君、本当なんですか?本当に、その、佐々木さんと・・・」
「・・・」

やはりもう全部知ってるのか、さすがは機関とやらは秘密結社なだけはあるな。

「いえ、実際に話の内容を教えてくれたのは長門さんです。
 機関はあなたがたが合流したのを発見して連絡したにすぎません。」

そうなのか長門?

「・・・そう。」
470名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 16:30:26.47 ID:SrcH6CN/0
sien
471469:2007/07/29(日) 16:34:03.38 ID:U/TrhyAD0
2ミリぐらいの僅かな動きで肯く長門。気のせいか長門の表情はほんの少し不安気を帯びている。

「その話はもういいとして、もう一度あなたに聞きます。
 あなたはこの件がどれほど危険であるか認識していますか?」

危険も何も、少しの間佐々木と恋人ごっこをやっていればいいだけの話だ。
期間もたった1週間だし、その間ハルヒに見つからずにしていればいいだけじゃないか。

「確かに涼宮さんに一切気付かれずに事が済むのなら全て丸く収まるでしょう。
 もし本当に涼宮さんの能力が佐々木さんに移ったとしても、それはそれでいいかも知れません。
 ですがあなたは本当にその1週間涼宮さんに見つからずに過せると本気で思ってるんですか?」
472名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 16:35:02.24 ID:U/TrhyAD0
>>471
またやってもた。最初の文の最後に「帯びているようだ」と付け加えてください。
本当すいません><
473名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 16:36:52.98 ID:SLiwDizTO
古泉が吉良に見えた俺はバイツァ・ダスト発動
474名無しさん@そうだ選挙に行こう
「・・・」
俺は何も言えなかった。確かにハルヒの勘の良さはずば抜けている。
どれだけ隠れながらデートをしていてもハルヒには全て筒抜けになってしまうだろう。

俺が何も言えないのを見て古泉が言った。
「あなたがこのような無茶な話を承諾するとは思っていませんでした。
 例え親友の頼みとはいえ世界の存亡と天秤に賭けたら重みが全く違うでしょう。
 なのにあなたは承諾してしまった。」

古泉はここで口を閉ざし、俺の顔をじっと見つめた。
恐らく俺が何故承諾したのかについて話すのを待ってるんだろう。
だが俺はそれについては答える気は今はない。俺は黙り続けた。