1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:
性的な意味で
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 07:53:07.58 ID:hzqKHLzbO
銀様とラブラブお好み焼き作りたい
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 07:53:32.17 ID:fKlQfNb3O
定期乙
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 07:54:08.45 ID:1s4dizH80
銀様のブーツ盗んで隠したい
銀様涙目www
5 :
◆TUBUDAIKm. :2007/07/24(火) 07:54:48.16 ID:hLMzHx+0O
またおまえか
ディバイディングドライバー
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 09:08:34.69 ID:1s4dizH80 BE:916068285-PLT(12033)
中学校生活初日の、数学の授業中。
俺は彼女と出会った。
初めての制服になじめず、授業中そわそわしていた俺はうっかり消しゴムを落としてしまう。
拾おうと手を伸ばすと、僅差で俺より早く消しゴムに到達していた隣の席の女子の手の甲にタッチしてしまった。
手首に球体関節があって、あ、こいつ人形か…と思い、顔をあげるとそこにいたのは予想を遥かにこえた美人だった。
昔から綺麗な女の人を前にすると緊張メーターがあっという間に振り切ってしまう俺は、その時、「あ、どど、どうも」とお礼を述べて
情けない引きつった笑顔になっていたっけ。
彼女は「はい」と言って俺に握りこぶしを向けた。俺はマヌケな顔でクエスチョンマークを浮かべていた筈。
すると彼女は「やぁねぇ」俺の机に消しゴムをころんと置いて、「消しゴム落としたでしょ?」
テンパっていた俺は消しゴムを落としていたことすら忘れていた自分が情けないやら可笑しいやらで、
「あっはっは、そうだったそうだった」
ただ、思いの他大声だったのか、数学の教師に「私語は慎め」と一喝されてしまった。
隣の席の彼女はくすくすと笑うと、
「変な人ぉ」
と言って数学の教科書に目線を戻した。
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 09:23:20.92 ID:1s4dizH80
それ以来というもの、俺は彼女のことを猛烈に意識するようになった。
消しゴムのこともあってか、その日の昼飯時には既に打ち解けた感じで会話が出来るようになっていた。
というのは嘘で、美人と喋るのは凄く緊張する。俺はその緊張を悟られまいと必死だったな。
昼休憩のうちに彼女から名前を聞き出しておいたのだが、水銀燈という随分変わった名前だった。
水銀燈は美人であることに加え、成績も運動神経も優秀で、これくらい完璧だったらクラスのまとめ役になっていてもおかしくは
ないのだが、そんなものには興味も無い様子で、授業中はいつも俺のことをボーッと見つめていた。間違い。俺の隣の窓の外をボーッと眺めていた。
翌日、学校へ登校すると水銀燈の机の上には「ジャンク」という文字が彫刻刀によって深々と刻まれていた。
水銀燈と俺のアツアツぶりに密かに嫉妬していた真紅の仕業に違いない。
俺は泣きじゃくる水銀燈を慰めると、真紅にありったけの憎しみを込め睨みつけた。
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 09:26:58.89 ID:1s4dizH80
水銀燈は、容姿だけを取ってみれば間違いなく学校内ミスコンで多々ある賞を総なめにしそうなくらい美人だったが、
何事にもとらわれる事なく勝手気ままに振舞う飄々とした性格からか、八方美人というよりは好き嫌いのわかれる
「マニア向け」の位置に留まっていた。実に惜しい。
最も、野郎どもの目を水銀燈から逸らせることが出来たので結果オーライだ。
昼休憩に席をくっつけて水銀燈と一緒に飯を食べている男子は今のところ俺だけだし、
水銀燈は自分に擦り寄ってくる(俺にはそう見えた)野郎どものことは完全無視していた。
気付けば俺は、「美人で変わり者の水銀燈とツルんでいる男子」という嬉しいレッテルを貼られた。
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 09:28:24.22 ID:1s4dizH80
などと学生時代を思い返してみたわけだが、水銀燈は本当にいい女だった。俺の憧れ、畏怖、尊敬、
性欲、ありとあらゆる感情の的だった。
もっとも、今は随分と性格も丸くなって家庭思いの良い妻に落ち着いているが。
だが俺は信じてやまない。
いつかまたあの掴み所の無い、俺を好き放題振り回していたころの水銀燈の勇姿を再び見れると。
「あなた、ごはんよぉ」
水銀燈が呼んでいる。さて、そろそろお別れの時間だな。
「おう」
俺は学生時代の思い出を綴った恥ずかしい日記帳を嫁の手の届かない場所に隠すと、
部屋を後にした。
面白い!面白いよ!
あっはっはっはっはwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:
あっはっは(・∀・)