290 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 02:06:05.00 ID:zRls1kyg0
こうぇええええええ・・・
291 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 02:07:59.85 ID:6gZQeTMnO
「中年女外伝」
トゥールルルルル…
夜のカーテンが覆いかぶさる交番に電話の音が響く…
ガチャリ「はいち〇こ市北柊町交番です」
先輩からだ。
電話の内容は怪しい女がうろついているという通報があったので、直行してほしいという内容だった。
「でたな、中年女ぁ。
行くぞドンゴンっ!」
俺は漆黒の住宅街に向かってペダルを漕ぎ始めた。
しばらくすると途中で無線をうけた先輩がパトカーでパトロールをしていた。
「おぅ、田尻!」
「あっ、先輩。」
パトロールでは特に怪しい奴は見つからなかったが、例の小学生のもう1人の子の親から通報があったそうだ。
シモンこそでなかったが、窓に引っ掻き傷。どうみても釘でやった後だ。
これは夜中もパトロールしなきゃな。
俺は次の日からのパトロールに備えてライトを取り付けた。
今まで軽量化のために外していたライトを…
292 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 02:09:06.93 ID:6gZQeTMnO
俺だって携帯でパチパチ…
考えながらはつらいんだぁ
293 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 02:09:08.64 ID:190TA8VC0
中年女不完全燃焼だなぁ、萌えないゴミだけに
294 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 02:09:41.83 ID:zRls1kyg0
うまいこといったつもりかw
295 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 02:10:08.62 ID:soXAxVd+0
何?今書いてんのかw
てか市の名前自重www
296 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 02:18:57.44 ID:zRls1kyg0
ほ
297 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 02:21:41.71 ID:soXAxVd+0
寝れねぇーww
次いくぜ
おまえらのへたれ加減にワロタw
おまえら俺かw
299 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 02:22:25.27 ID:soXAxVd+0
[旅館の求人]
丁度2年くらい前のことです。旅行にいきたいのでバイトを探してた時の事です。
暑い日が続いてて汗をかきながら求人をめくっては電話してました。
ところが、何故かどこもかしこも駄目,駄目駄目。
擦り切れた畳の上に大の字に寝転がり、適当に集めた求人雑誌を
ペラペラと悪態をつきながらめくってたんです。
不景気だな、、、節電の為、夜まで電気は落としています。
暗い部屋に落ちそうでおちない夕日がさしこんでいます。
窓枠に遮られた部分だけがまるで暗い十字架のような影を
畳に落としていました。 、、遠くで電車の音が響きます。
目をつむると違う部屋から夕餉の香りがしてきます。
「カップラーメンあったな、、」私は体をだるそうに起こし
散らかった求人雑誌をかたずけました。ふと、、偶然開いたの
でしょうかページがめくれていました。
そこには某県(ふせておきます)の旅館がバイトを募集しているものでした。
その場所はまさに私が旅行に行ってみたいと思ってた所でした。
条件は夏の期間だけのもので時給はあまり、、というか全然高くありません
でしたが、住みこみで食事つき、というところに強く惹かれました。
ずっとカップメンしか食べてません。まかない料理でも手作りの
ものが食べれて、しかも行きたかった場所。
私はすぐに電話しました。
300 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 02:22:57.43 ID:soXAxVd+0
「、、はい。ありがとうございます!○○旅館です。」
「あ、すみません。求人広告を見た者ですが、まだ募集してますでしょうか?」
「え、少々お待ち下さい。・・・・・・・・・・・・・・・・・・ザ、、、ザ、、ザザ、、、
・・い、・・・そう・・・・だ・・・・・・・・」
受けつけは若そうな女性でした。電話の向こう側で低い声の男と(おそらくは
宿の主人?)小声で会話をしていました。私はドキドキしながら
なぜか正座なんかしちゃったりして、、待ってました。やがて受話器をにぎる
気配がしました。
「はい。お電話変わりました。えと、、、バイトですか?」
「はい。××求人でここのことをしりまして、是非お願いしたいのですが」
「あー、、ありがとうございます。こちらこそお願いしたいです。いつから
これますか?」
「いつでも私は構いません」「じゃ、明日からでもお願いします。すみません
お名前は?」「神尾(仮名)です」「神尾君ね。はやくいらっしゃい、、、」
とんとん拍子だった。運が良かった。。私は電話の用件などを
忘れないように録音するようにしている。再度電話を再生しながら
必要事項をメモっていく。住みこみなので持っていくもののなかに
保険証なども必要とのことだったのでそれもメモする。
その宿の求人のページを見ると白黒で宿の写真が写っていた。
こじんまりとしているが自然にかこまれた良さそうな場所だ。
301 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 02:23:14.08 ID:soXAxVd+0
私は急にバイトが決まり、しかも行きたかった場所だということも
あってホっとした。しかし何かおかしい。私は鼻歌を歌いながら
カップメンを作った。何か鼻歌もおかしく感じる。日はいつのまにか
とっぷりと暮れ、あけっぱなしの窓から湿気の多い生温かい風が
入ってくる。私はカップメンをすすりながら、なにがおかしいのか
気付いた。
条件は良く、お金を稼ぎながら旅行も味わえる。女の子もいるようだ。
旅館なら出会いもあるかもしれない。だが、何かおかしい。
暗闇に窓のガラスが鏡になっている。その暗い窓に私の顔がうつっていた。
なぜか、まったく嬉しくなかった。。理由はわからないが
私は激しく落ちこんでいた。
窓にうつった年をとったかのような生気のない自分の顔を見つめつづけた。
302 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 02:26:30.03 ID:6gZQeTMnO
「中年女外伝」
あのあとまた例の家から通報があったそうだ。
窓にカエルをなげつけたとか…
白昼道道…全くきg
「きがくるっとるなぁww」はぁ…もういいよ。先輩
さて今日もパトロールだ。
俺はあれからあの家を中心にパトロールを続けている。
キコキコキコ
「帰ったら油さしてやるからな。ドンゴン」
そんな事を考えながら走っていると例の子の家が見えて来た。
玄関が薄明るい… 仄かなロウソクの灯火のような明かりは家の電気がもれているからか、
いやちがう!!本物の火だ!
人影が揺らめく。あれは… 奴だ!
「コラっ!!なにしてる!!」
女は今にもつまれた新聞に火を付けようとしていた。
「はぁ〜なーせーーー!!!」
しばらく揉み合いになり、玄関から男性が現れる。
男の子を呼んでもらい顔の確認。ちょうど来た先輩とパトカーへ連行。
この間中年女は叫び倒していた。しかも俺の左腕を噛みやがった。
そのあとご家族にいきさつを説明し、俺は帰路へ付いた。
あの男の子はかなりおびえていたみたいだったが、大丈夫だろうか。
そんな事を考えながらフロにも入らず布団に潜り込んで死んだようにねむった。
303 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 02:27:14.04 ID:soXAxVd+0
>>301さて、なぜ「私」の顔に生気が無かったのか!次週へ続く
304 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 02:27:26.47 ID:BEYbnwekO
最後のネタバレ書き込んでやろうかと思ったけど、
打つのが怖くてやめました
305 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 02:28:54.15 ID:dwRkdqqB0
>1 乙
306 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 02:29:59.03 ID:zRls1kyg0
ドンゴン大切にしすぎだろw
307 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 02:31:08.57 ID:soXAxVd+0
何の突込みも受けなかったけど続けるんだぜ!
次の日、私は酷い頭痛に目覚めた。激しく嗚咽する。風邪、、か?
私はふらふらしながら歯を磨いた。歯茎から血が滴った。
鏡で顔を見る。ギョッとした。目のしたにはくっきりと墨で書いたような
クマが出来ており、顔色は真っ白。、、、まるで、、、。
バイトやめようか、、とも思ったが、すでに準備は夜のうちに整えている。
しかし、、気がのらない。そのとき電話がなった。
「おはようございます。○○旅館のものですが、神尾さんでしょうか?」
「はい。今準備して出るところです。」
「わかりましたー。体調が悪いのですか?失礼ですが声が、、」
「あ、すみません、寝起きなので」
「無理なさらずに。こちらについたらまずは温泉などつかって頂いて構いませんよ。
初日はゆっくりとしててください。そこまで忙しくはありませんので。」
「あ、、だいじょうぶです。でも、、ありがとうございます。」
電話をきって家を出る。あんなに親切で優しい電話。ありがたかった。
しかし、電話をきってから今度は寒気がしてきた。ドアをあけると眩暈がした。
「と、、とりあえず、旅館までつけば、、、」
私はとおる人が振りかえるほどフラフラと駅へ向かった。
308 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 02:32:05.87 ID:soXAxVd+0
やがて雨が降り出した。
傘をもってきてない私は駅まで傘なしで濡れながらいくことになった。
激しい咳が出る。「、、旅館で休みたい、、、、」
私はびしょぬれで駅に辿りつき、切符を買った。そのとき自分の手を見て驚いた。。
カサカサになっている。濡れているが肌がひび割れている。まるで
老人のように。「やばい病気か、、?旅館まで無事つければいいけど、、」
私は手すりにすがるようにして足を支えて階段を上った。何度も休みながら。
電車が来るまで時間があった。私はベンチに倒れるように座りこみ
苦しい息をした。。ぜー、、、ぜー、、、声が枯れている。
手足が痺れている。波のように頭痛が押し寄せる。ごほごほ!咳をすると
足元に血が散らばった。私はハンカチで口を拭った。血がベットリ。。
私は霞む目でホームを見ていた。
「はやく、、旅館へ、、、」
やがて電車が轟音をたててホームにすべりこんでき、ドアが開いた。
乗り降りする人々を見ながら、私はようやく腰を上げた。腰痛がすごい。
フラフラと乗降口に向かう。体中が痛む。あの電車にのれば、、、、
そして乗降口に手をかけたとき、車中から鬼のような顔をした老婆が
突進してきた。
309 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 02:32:26.72 ID:soXAxVd+0
どしん!私はふっとばされホームに転がった。老婆もよろけたが
再度襲ってきた。私は老婆と取っ組み合いの喧嘩を始めた。
悲しいかな、相手は老婆なのに私の手には力がなかった。
「やめろ!やめてくれ!俺はあの電車にのらないといけないんだ!」
「なぜじゃ!?なぜじゃ!?」
老婆は私にまたがり顔をわしづかみにして地面に抑えつけながら聞いた。
「りょ、、旅館にいけなくなってしまう!」
やがて駅員たちがかけつけ私たちは引き離された。
電車は行ってしまっていた。私は立ち上がることも出来ず、人だかりの
中心で座りこんでいた。やがて引き離された老婆が息をととのえながら言った。
「おぬしは引かれておる。危なかった。」そして老婆は去っていった。
310 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 02:32:43.62 ID:soXAxVd+0
私は駅員と2〜3応答をしたがすぐに帰された。
駅を出て仕方なく家に戻る。
すると体の調子が良くなってきた。声も戻ってきた。
鏡を見ると血色がいい。
私は不思議に思いながらも家に帰った。
荷物を下ろし、タバコを吸う。
落ちついてからやはり断わろうと旅館の
電話番号をおした。すると無感情な軽い声が帰ってきた。
「この電話番号は現在使われておりません、、」
押しなおす
「この電話番号は現在使われておりません、、」
311 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 02:33:24.47 ID:soXAxVd+0
私は混乱した。まさにこの番号で今朝電話が掛かってきたのだ。
おかしいおかしいおかしい。。。
私は通話記録をとっていたのを思い出した。
最初まで巻き戻す。
、、、、、、、、、キュルキュルキュル、、、、、 ガチャ
再生
「ザ、、、ザザ、、、、、、、、はい。ありがとうございます。○○旅館です。」
あれ、、?私は悪寒を感じた。若い女性だったはずなのに、声がまるで
低い男性のような声になっている。
「あ、すみません。求人広告を見た者ですが、まだ募集してますでしょうか?」
「え、少々お待ち下さい。・・・・・・・・・・・・・・・・・・ザ、、、ザ、、ザザ、、、
・・い、・・・そう・・・・だ・・・・・・・・」
ん??
私はそこで何が話し合われてるのか聞こえた。
巻き戻し、音声を大きくする。
「え、少々お待ち下さい。・・・・・・・・・・・・・・・・・・ザ、、、ザ、、ザザ、、、
・・い、・・・そう・・・・だ・・・・・・・・」
巻き戻す。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・ザ、、、ザ、、ザザ、、、
、、むい、、、、こご、そう・・・・だ・・・・・・・・」
巻き戻す。
「さむい、、、こごえそうだ」
子供の声が入っている。さらにその後ろで大勢の人間が
唸っている声が聞こえる。
うわぁ!!私は汗が滴った。。
電話から離れる。すると通話記録がそのまま流れる。
312 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 02:37:12.34 ID:VfkLYQnC0
長いから誰かまとめて
313 :
ID:soXAxVd+O:2007/07/23(月) 02:45:54.07 ID:kOLYiIcdO
うはww さるさんktkrwww
携帯で頑張るか…?
314 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 02:46:01.22 ID:6gZQeTMnO
「中年女外伝」
最終回[あばよ!フェチ公!]
あれから十年の月日が経った。脚フェチの月山先輩も去年亡くなった。両親も一昨年立て続けに死んだ。
俺は一か月前に事故で左腕を失った。
もうドンゴンには乗れない。生きていたのがせめてもの幸運なんだそうだ。
それにしても長い警官生活で一番印象に残っているのはあの中年女の事件だ。
あのときの少年たちは今ごろどうしているだろうか。
あの女は…
今思い出してもゾッとする。「お前もぉぉぉ、お前もぉぉぉ呪ってやるからなぁぁぁ!」
揉み合ったときに聞えた微かな声。呪い?そんなものほんとにあるのか?
そういえば 腕…かまれたな。どっちの腕だっけ?
「まぁいいや。」
田尻 勇気はそんな思いを振り切るかのようにドンゴンスリーにまたがって漕ぎ出した。本当は片手運転は違反だが自転車好きの勇気はついに乗ってしまった。
観賞用にかった高いシティーバイク。退職金で買った最後のドンゴンシリーズ。
「ははっ、余裕余裕っ!呪いなんか吹っ飛ばせ!!」
キィィィィィっ! ドンっ!
朝焼けの眩しい下り坂に鮮血が飛び散った。
315 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 02:47:12.57 ID:soXAxVd+0
316 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 02:47:58.33 ID:soXAxVd+0
そして書き込めた俺、
>>311続けま
「あー、、ありがとうございます。こちらこそお願いしたいです。いつから
これますか?」
「いつでも私は構いません」、、、
記憶にある会話。しかし、私はおじさんと話をしていたはずだ。
そこから流れる声は地面の下から響くような老人の声だった。
「神尾くんね、、はやくいらっしゃい」
そこで通話が途切れる。私の体中に冷や汗がながれおちる。
外は土砂降りの雨である。金縛りにあったように動けなかったが
私はようやく落ちついてきた。すると、そのまま通話記録が流れた。
今朝、掛かってきた分だ。
しかし、話し声は私のものだけだった。
、、、、、、
317 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 02:48:21.22 ID:6gZQeTMnO
応援してくれたひとありがとう。
俺はこれから寝ないでレポートだ。
寝落ちした人のためにコピペ化したしてくれることをいのる。
(^ε^)ノシ じゃあの
318 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 02:48:28.01 ID:soXAxVd+0
「死ね死ね死ね死ね死ね」
「はい。今準備して出るところです。」
「死ね死ね死ね死ね死ね」
「あ、すみません、寝起きなので」
「死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね
死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね」
「あ、、だいじょうぶです。でも、、ありがとうございます。」
私は電話の電源ごとひきぬいた。
かわいた喉を鳴らす。な、、、、なんだ、、、なんだこれ、、
なんだよ!? どうなってんだ??
319 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 02:49:26.35 ID:soXAxVd+0
私はそのとき手に求人ガイドを握っていた。
震えながらそのページを探す。
すると何かおかしい。 、、ん?
手が震える。。そのページはあった。
綺麗なはずなのにその旅館の1ページだけしわしわでなにか
シミが大きく広がり少しはじが焦げている。どうみてもそこだけが
古い紙質なのです。まるで数十年前の古雑誌のようでした。
そしてそこには全焼して燃え落ちた旅館が写っていました。
そこに記事が書いてありました。
死者30数名。台所から出火したもよう。
旅館の主人と思われる焼死体が台所でみつかったことから
料理の際に炎を出したと思われる。
泊まりに来ていた宿泊客達が逃げ遅れて炎にまかれて焼死。
これ、、なんだ。。求人じゃない。。
私は声もだせずにいた。求人雑誌が風にめくれている。
私は痺れた頭で石のように動けなかった。
そのときふいに雨足が弱くなった。。一瞬の静寂が私を包んだ。
電話がなっている
>>317乙〜
320 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 02:59:53.73 ID:soXAxVd+0
人いねーなww
ドンゴンも完結したし俺も寝るかノシ
321 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 03:01:55.22 ID:6gZQeTMnO
人いねぇぇぇ
322 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 03:10:08.79 ID:soXAxVd+0
レポートやれよwwwww
323 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 03:38:36.44 ID:bKiVwoLd0
>>320 こえええええええええええええええええええええ
324 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 03:42:05.95 ID:Nj+4AF9U0
じゃあ俺の親父の実体験でも書くよ
325 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 03:42:12.93 ID:52JV4SgbO
お風呂・・・入らなきゃ・・・・・・・
326 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 03:49:33.70 ID:Nj+4AF9U0
親父は若いころのことを酒を飲んではよく話してくれた。
その日はたしか、親父は幽霊をみたことあるか?みたいな話になったんだ。
色々体験してるらしくてね、それはもう怖い体験もしたそうだ。
それは親父がまだ、母親と付き合う前で実家に暮らしていた頃のこと。
趣味の一つである猟に行ったときの話だ。
327 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 03:51:41.71 ID:bKiVwoLd0
328 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 03:55:43.40 ID:Nj+4AF9U0
猟ってのは散弾銃で鳥を撃つやつなんだがね、ポインターっていう猟犬を連れて山に入るんだ。
ただ、細かい規定があって、冬の間しかダメとか、とっていい鳥とそうでない鳥がいたりとか、場所も決められてたりとか。
まぁ、銃を使うんだし、そのくらい決められてて当然だわな。
テレビでも時々見るだろう?猟友会ってやつさ。
ちなみに猟は今も続けてて、俺も何度かついていったことがある。
329 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 03:59:25.18 ID:Nj+4AF9U0
今はデリカみたいなでかい車で行くんだけど、当時はまだそんな大きな車も持ってなくて、
なんて言うんだ?ライトバン?なんか軽トラの後ろにも屋根がついたような小さな車。
それの後部座席をたたんで、そこに犬乗せて、山に行ってたらしい。
泊り込みで行くんだ。
前日の夜に出て、山で一晩明かして、明け方、鳥が活動しだす頃を狙うんだと。
330 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 04:06:21.18 ID:Nj+4AF9U0
その年が特別なのかどうかは知らないが、雪がかなりつもっててね、暗くなってたしこれ以上走るのは無理だと考えてたところ、
ちょうど程よく開けたところを見つけて、そこに車止めて、その日は寝ることにしたそうだ。
焼酎のワンカップ。ちくわかなんかをつまみながら、いい気分に浸ってたそうだ。
夜の山ってね、ものすごく静かなんだそうだ。
まったく音がないんだって。
それが雪のためかどうかはわかんないけど、まぁ、寝るにはちょうどいいや、みたいなね。
331 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 04:12:35.26 ID:Nj+4AF9U0
このまま寝たら魂がどっかに吸い取られてしまうんじゃないか。
よくわかんないけどそんな気がするくらい静かなんだって。
窓全部閉めて、犬を抱えて寝るそうだ。
焼酎がじわーって染みてて、これでなかなか暖かいんだと。
その当時の犬は、親父の家の初代なのかな。かなり賢いやつだったらしい。
仕事終わって直接来てるからね、親父もすぐにうとうとし始めて、気づいたら寝てたみたい。
332 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 04:26:59.73 ID:Nj+4AF9U0
どれくらい寝てたのかはわからない。
犬の声で目が覚めたそうだ。
おとなしいその初代が吠えてるんだと。
ポインターってね、しっぽでいろんな合図を出すの。
詳しくは知らないんだけど、ピンと水平に立ててたら獲物がいる、みたいな感じで。
んでその時はしっぽ丸めてて、なんかわからんがいる、みたいな合図だったらしい。
どうした?しょんべんでもしたくなったのか?
車内ですることはないんだけど、やっぱり声出してるの不思議に思って、外に出してやろうかと、
その時だ。
ドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドン!!
何かが車を叩く。
音は一つじゃない。四方八方あらゆる方向から叩いてる。
バンバンバンバンバンバンバンバンバンバン!!
車が揺れる。
333 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 04:29:42.71 ID:ZzcttaySO
wktk
334 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 04:30:00.62 ID:zRls1kyg0
まだやってたのかw
335 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 04:35:39.47 ID:Nj+4AF9U0
不意に音がやんだ。
寝起きだから?酒がまだ残ってるから?
窓の外は真っ暗で何も見えない。
肝の据わってる親父だったが、さすがにびびったらしい。
やばい
直感でそう感じたそうだ。当然だよな。
だが、車を出すわけにはいかない。
通りに戻るには先の見えない細い道をバックで行かなきゃならないんだ。
雪も積もってる。
溝に落ちたりしたらそれこそことだ。
正体のわからないものも怖いが、スリップして事故ることも同じくらいに怖い。
逃げ出したかったが、日が出るまでは逃げることもできない。
一転してまた夜の山の静けさ。
残ってたお酒を一気に飲んで、おびえて声も出ない犬を抱き寄せて、ちじこまってたんだと。
336 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 04:42:11.98 ID:ZzcttaySO
_ノ乙(、ン、) ソレデソレデ?
337 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 04:45:02.69 ID:Nj+4AF9U0
うっすらと空が明るくなってきた。
どうやらまた寝てたらしい。
そんなことのあとに寝られる親父をすごいと思うww
いや、もしかしたらさっきのは夢で、ずっと寝てたのかもな。
でも夢とは思えないほど嫌にリアルに頭に残ってて、深呼吸しに外に出るのもはばかれたそうだ。
身を起こしてみる。
夜は暗くて見えなかった広場の全貌が見えた。
墓場だった。
古い墓場だった。
人の来ないような山奥。
昨日の夜のことは一体…。
鳥肌が立った。
その日は鳥を撃つ気にもなれず、朝一で家に帰ったそうだ。
おわり
338 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 04:55:22.06 ID:ZzcttaySO
>>337 乙
俺車買ったら夜釣りいこうと思ったけどやめるわwww
339 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:
まだここ残ってたのかwww