ハルヒ「ちょっとキョン!あたしのプリン食べたでしょ!?」
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/22(日) 10:56:48.70 ID:VYBuUMMv0
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/22(日) 11:04:05.90 ID:VYBuUMMv0
1000 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2007/07/22(日) 11:03:33.54 ID:PL8pA4xx0
寝起きでぼーっとしているときならきっとゲットできないはず。
1000なら『涼宮ハルヒの分裂? 1日目ーB』を今日中に投下する。
がんばれwww
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/22(日) 11:05:26.50 ID:VYBuUMMv0
なぁ、いまさら聞くのもなんだが
なんでこのスレタイ?
絶望したっ! 寝起きでぼーっとしているのに1000GETできてしまう現実に絶望したっ!
……まあいいやがんばるべ。
>>1乙。ついでに分かる人だけ分かるネタ
ハルヒ「…ねえ、キョン。あんた、タイムリープしてない?」
キョン「なっ!? なに言ってんだよハルヒ!
そんな事より妹の話しようぜ妹! いやー俺の妹
ハサミ貸してくれってうるさくてさー!」
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/22(日) 11:21:16.80 ID:VYBuUMMv0
ほ
し
ゅ
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/22(日) 11:46:48.23 ID:VYBuUMMv0
古
臭
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/22(日) 11:56:47.38 ID:VYBuUMMv0
う
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/22(日) 11:58:59.04 ID:K/qBwX5M0
古
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/22(日) 12:00:52.01 ID:LXbnWAkTO
時に
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/22(日) 12:03:20.44 ID:r3/3JIQo0
かける
保守
キョン「ハルヒ、そろそろ飯時だな」
ハルヒ「うん。キョンは谷口達と今日も一緒でしょ?」
キョン「あぁ…お前はいつも独りで学食か?」
ハルヒ「そっ…そうよ!独りで悪かったわねっ!!」
キョン「…俺もたまには学食にでも行こうかな。ハルヒ、ちょっと案内してくれないか?」
ハルヒ「なっ…あたしは忙しいの!まあでも、あんた、つまらない物頼んで失敗しそうだから、特別に一緒に行ってあげてもいいわっ!」
キョン「おぅ、よろしくな」
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/22(日) 12:31:41.29 ID:En8t7mNyO
保守
ほ
ちょろ〜んと野球の試合行ってくる保守
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/22(日) 12:54:53.92 ID:VmW4BVLo0
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/22(日) 13:04:01.96 ID:VYBuUMMv0
は
保守
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/22(日) 13:17:38.93 ID:VYBuUMMv0
は
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/22(日) 13:26:34.44 ID:5DG5CSme0
保守
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/22(日) 13:45:45.36 ID:5DG5CSme0
保守
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/22(日) 13:56:51.23 ID:j2w610qgO
ほ
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/22(日) 14:16:10.69 ID:VYBuUMMv0
ら
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/22(日) 14:21:24.42 ID:j2w610qgO
ハ『夏と言えば…カレーよ。さ、皆作るわよ。』
キ『厨房に連行された、とおもったら…』
古『勉めて言えば、これもいいのでは?』
長『強いて激辛希望。』
キ『しかたないな、やれやれだ。』
ハ『なぁに言ってんのよ!さっさとやるっ!』
古『さぁ、ではレッツクッキング!』
み『ぁ、あのぉ、何したら?』
ハ『いいのよ!みくるちゃんは見てるだけで!』
保守
保守
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/22(日) 14:36:17.99 ID:VYBuUMMv0
ほ
夜汽車のキョン
というアイデアが唐突にうかんだ。
「夜汽車の男」(世にも奇妙な物語より)を知ってる人はいるかな?
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/22(日) 14:49:55.58 ID:5DG5CSme0
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/22(日) 14:53:24.60 ID:5DG5CSme0
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/22(日) 15:02:25.63 ID:VYBuUMMv0
ほ
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/22(日) 15:16:41.46 ID:VYBuUMMv0
ちょろ〜んと洗車してくる保守
これはひどいw
つーか長門コスするやつはおらんのか!!
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/22(日) 15:25:29.43 ID:j2w610qgO
あげてよっ
保守
投下こないかな
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/22(日) 15:34:38.63 ID:VYBuUMMv0
明日の朝7時に投下あり
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/22(日) 15:44:38.82 ID:cEOvnIoDO
古『ん…閉鎖空間か…』
ハ『ちよっとキョン!あたしのプリン食べたでしょ!』
キ『ん、ああスマン、お前のだったのかw』
ハ『そのプリンなかなか手に入らないのよ、それなのに…!』
キ『ちょwww』
ハ『さっきからその態度はなんなのよ!!』
キ『うはwww』
ドス ドス べきゃっ
ハ『まったく…』
キ『すまなかった、お前を食べ忘れてた』
ハ『あ…ずるい…!!』
古『彼がタフなMになって困ったものです…』
保守
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/22(日) 15:45:55.17 ID:VYBuUMMv0
アナル加速のために
プリンが過疎化
朝7時投下とかどんだけSなんだよwww
むしろMじゃないかw支援ないとつらいぜw
つまり彼は両刀使いだったんだよ!!
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/22(日) 16:10:52.51 ID:5DG5CSme0
保守
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/22(日) 16:13:53.41 ID:RIjcTNXJO
捕手
57 :
ヨーロピアンパフェ ◆pnAJMBWtQA :2007/07/22(日) 16:18:33.62 ID:j2w610qgO
>>57 ちょwww
とりあえず投下時には名前欄に作品タイトル入れてほしい。
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/22(日) 16:35:42.38 ID:j2w610qgO
datうpろだにアクセスできないのは俺だけですか?そうですか・・・
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/22(日) 16:55:20.71 ID:VYBuUMMv0
datうpしたときにはもう重かった
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/22(日) 17:05:54.17 ID:x//ztt8X0
も
あれかしら、噂に聞くハッカーとかクラッカーとか!?
ってネタを考えるためにミステリックサインを鑑賞中保守
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/22(日) 17:11:55.70 ID:VYBuUMMv0
また今日も来ちゃいました。
投下してもよろしいですか?
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/22(日) 17:13:30.72 ID:VYBuUMMv0
おk
wktk
てれっ♪てーれれっれ♪てれっ♪てーれれっれ♪
てれっ♪てーれれれ♪てっれ♪
どこからか聞こえてくるおなじみのテーマソングと共に、
えっちらおっちらと自転車で坂を登る黒いコートに身を包んだ刑事が現れた。
今泉「あ、古畑さーん!」
校門の前では、やけにデコの広い刑事が待っていた。
今泉「古畑さん!遅いですよ!まったくいつも遅刻するんだから!」
古畑「まったくなんだよこの坂は!自転車で来るのにも一苦労だよ。」
今泉「もう年なんじゃないですか?」
ペチッ!
古畑は今泉のデコをはたいた。
今泉「い、痛いです古畑さーん!」
古畑「で、現場はどこだい?早く行くよ。」
今泉「古畑さーん!!」
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/22(日) 17:14:56.69 ID:VYBuUMMv0
支援
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/22(日) 17:15:29.93 ID:5DG5CSme0
支援
古い旧校舎の三階の1番奥の部屋。
そこには首にロープをまいたまま床に転がっている会長の死体があった。
今泉「えっと……被害者はここの生徒会長のようです。死因は窒息死。」
古畑「ロープがちぎれてるね……そして天井の金具にも同じロープがある。」
今泉「首を吊った後、ちぎれて床に落ちたんじゃないすか?」
古畑「ん〜でもそれにしては……」
古畑は会長の死体の首を持ち上げた。
古畑「見てごらん。首の後ろ側にも締めつけた後があるだろう。これはおかしーい。」
今泉「何がですか?」
ペチッ
今泉「い、痛いですよお」
古畑「バカか君は。首吊りだと後ろ側まで締めつけられないよ。」
今泉「あ、そっか……」
古畑「とするとこれは……」
古畑が額に手を当て考え始めた、その時であった。
喜緑「会長!」
警察「あ、ちょっと君!」
生徒会書記である喜緑江美里が、警察の静止を振りきって事件現場に入ろうとしていた。
古畑は喜緑に近づく。
古畑「えー……あなたは?」
喜緑「喜緑江美里と申します。生徒会の書記をしています。」
古畑「生徒会の方でしたか。えー……お察しします。
ついでです。伺いたいことがあるのですがよろしいですか?」
喜緑「はい……」
古畑「会長のここ数日の様子はどうでしたか?思いつめていたりだとかは……」
喜緑「いえ、そんな様子は全然……むしろ機嫌が良かったように思えました。」
古畑「ほう、理由はわかりますか?」
喜緑「詳しいことは分からないのですが……「SOS団はもう終わりだ。」と……」
古畑「SOS団?なんですかそれは。」
喜緑「えっと……学校未公認の同好会みたいなものです。会長はそれを敵対視していて…
今は放課後だから、きっと活動していると思いますよ。」
古畑「えー、それについて詳しく教えてくださーい。そして……」
古畑はニヤリと笑った。
古畑「案内してもらってもよろしいでしょうか?」
俺達は今日も、いつも通りの団活をしていた。
ハルヒはネットサーフィン、朝比奈さんはお茶を入れて、長門は本を読み、俺と古泉はゲームをする……
ほんと、いたっていつも通りの様子。昨日大仕事をしたとは思えないほどの穏やかさだ。
朝比奈さんも調子よくなったようでなによりだ。
コンコン
穏やかな空間に突如響くノック音。そして扉が開かれる。
現れたのは……黒いコートに身を包んだ怪しそうな男だった。
古畑「えーすいませーん。SOS団と言うのはここでよろしいのでしょうか?」
ハルヒ「何よあんた!ここは部外者立ち入り禁止よ!」
怒鳴るハルヒ。まあ当然の反応だな。
だがそいつはまったくひるむことなく、ニヤリと笑う。
古畑「すいません。私は古畑任三郎と申します。警察の者です。」
警察!部室に緊張が走る。いずれは来ると思ったが、こんなに早いとは。
古泉「それで、何の用ですか?」
古畑「えー、生徒会とここは結構関係がお強かったようで!あーそうですね……」
古畑という男は突然俺を指差した。
古畑「あなたは、キョンさんですね?」
!? 何故知ってる。
古畑「あなたが涼宮ハルヒさん、そこのあなたが長門さん、あなたは朝比奈さん、そして
あなたは古泉さん……合ってますね?」
古畑は一人一人を指差し、俺達の名前を言っていった。
なんで俺達全員の名前を知っている?
みくる「な、なんなんですかぁ。どうして私達の名前を知っているんですかぁ〜?」
ハルヒ「そうよ!アンタ、どういうつもり!?」
古畑「ん〜…ふっふっふ。失礼しました。えータネを明かせばですねー?」
古畑は1枚の紙を取り出した。
そこには俺達5人の名前と、顔写真が貼られているリストがあった。
古畑「こちらの紙が生徒会室にありました。名簿のようなものでしょうか?
丁寧に顔写真までつけてありますね。ただの部活にここまでの名簿はつくりません。
どうやら生徒会、いや会長が、でしょうか?よっぽどSOS団のことを意識してたようで!
あ!そうだ!」
早口でまくしたてる古畑。俺達は口を挟む余裕すらない。
古畑「大事なことを言うのを忘れていました!生徒会長が死亡しているのが発見されたんですよ。
ご存知でしたかー?」
ハルヒ「いえ……知らなかったわ。」
古畑「知らない?それは妙ですね。てっきり知っているものとばかり……」
ハルヒ「どうして?」
古畑「だってみなさん、警察である私が部室に来ても誰も聞かなかったじゃないですか。
『なんで警察がここにいるんですか。』って。普通はまずそう聞きますよ。
今日ここに警察がいることが不自然でないことを、始めから知っていたように思えましたが……」
ハルヒ「そ、それは……」
古泉「僕達は普段から変わった方々を相手にすることを目的としているので、
今更警察ぐらいでは驚かないのですよ。ですよね?涼宮さん。」
ハルヒ「そ、そういうことよ!警察ぐらいじゃ私達は驚かないのよ!」
流石は古泉だな。上手く切り返した。だがハルヒ、どもるな。
ツンデレキャラとしてはいい対応だが、それじゃ怪しいだけだ。
だが古畑の攻撃は続く。
古畑「ふふ、流石ですね。会長が死んだことも、みなさんにとっては些細な出来事なのでしょうか?
みなさんあまり驚かれていないようですね〜?」
こいつ……
古畑「そうそう。これから聞くことは形式的なものです。ご気分を害されたら謝ります。
えー……会長の死亡推定時刻は昨日の午後4時頃のようです。
その時間みなさんは何をなさっていましたか?」
ハルヒ「その時間は、イベントを開いていたわ。」
古畑「イベント、ですか?それはどういう……」
ハルヒ「みくるちゃんとキスできる権利を争うイベントよ!
と言っても、みくるちゃんのキスを貰えるだけの男はいなかったからね。
だから有希に優勝してもらったわ。」
古畑「そうなのですか?長門さん。」
長門「そう。」
古畑「えー長門さん。そのイベントは何時から何時まで行われていたのですか?」
長門「午後3時31分から午後4時28分まで。」
古畑「えー正確な時間をありがとうございますーふふふ。
実に完璧なアリバイですね。」
ハルヒ「何よ、私達を疑ってたの?」
古畑「いえいえとんでもございません!あくまで形式的なもの、です。
……おやぁ〜、キョンさん。」
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/22(日) 17:21:19.95 ID:VYBuUMMv0
支援
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/22(日) 17:21:20.15 ID:/Aicr0hpO
支援
急に俺に話を振ってきた。一体なんだ。
古畑「ブレザーのボタンが1つ取れていますが……」
!? 本当だ。昨日まではあったはずなのに。まさか昨日……
内心の動揺を隠しつつ、いたって冷静に振舞うように務めた。
キョン「本当だ。どこかで取れてしまったんでしょう。」
古畑「格好がつきませんからね。早く直した方がよいですよ。
おっと、随分長居をしてしまいました。これにて失礼します。では……」
そう言うと古畑は嫌らしい笑みを浮かべながら、去っていった。
支援
支援
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/22(日) 17:22:13.21 ID:VYBuUMMv0
支援
扉の外では、今泉が待っていた。
今泉「古畑さん、随分長かったですね。どうでしたか?」
古畑「ああ、彼らは怪しいね〜。」
今泉「アリバイ、無かったんですか?」
古畑「逆だよ。アリバイがあったんだ。完璧なアリバイがね。」
今泉「じゃ、じゃあ怪しいわけないじゃないですか!」
古畑「完璧すぎるんだよー。考えてごらん今泉君。
ちょーど死亡推定時刻に重なるようにイベントを起こしている。
起きた日も同じ、時間も同じ。偶然にしちゃ出来すぎてる。」
今泉「そ、そう言われれば……でも、アリバイがあるのは確かなんですよね?」
古畑「ん〜そうなんだよね。それが問題だ。明日以降もっとよく調べてみよう、彼らについて。」
そして彼は笑った。
なぜなら彼は、確実な手応えを感じていたからだ。
支援
今日はここまでです。支援ありがとうございました。
あと二回の予定です。もう少しお付合いくださいませ。
ではノシ
支援
こういうどっちも負けて欲しくない系は見てて微妙な気分になるぜ
もちろん良い意味でね
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/22(日) 17:26:11.58 ID:5DG5CSme0
いやーいいねーこれ!wwww
楽しみにしてんぜ!!
90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/22(日) 17:30:49.81 ID:2n9J/gvvO
デスノート見てた時と同じ気分になるなぁ…
いまーいずみ〜はかわ〜いい〜♪
っていう古畑のパロ番組内の替え歌を思い出したぜwww
GJ!
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/22(日) 17:42:44.56 ID:o7SUn6CfO
保守
危ない
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/22(日) 18:01:51.98 ID:o7SUn6CfO
あげほ
保守
96 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/22(日) 18:19:35.99 ID:9DeF6pGb0
守
>>86 古畑すげーいい
脳内で音声変換されまくり
最後の締めに期待
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/22(日) 18:25:30.71 ID:VYBuUMMv0
ほ
首を吊るロープってU字型にしないから
首の後ろ側に跡がついててもおかしくないんじゃない?
100 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/22(日) 18:34:46.91 ID:1VK7INHJ0
ほ
101 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/22(日) 18:39:54.36 ID:sH+7DeQ+0
>>99 普通、首を吊っても後ろ側に何か物が押し当てられていることはない
だから普通は後ろ側にはつかないはず…ということだと思う
首にきつくロープを巻けば、後ろにもつくかもしれないけど
それだと多分巻いた時点で死ぬ
しかし、もう捕まるフラグたってね?
ビクビク
首吊ったら耳の後ろらへんに跡が付きそうだけどな…
104 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/22(日) 18:58:00.27 ID:VYBuUMMv0
ほ」}
ま、細かいことは気にせずwktkしてようぜってことだ
106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/22(日) 19:11:58.95 ID:VYBuUMMv0
ほ
危ない
108 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/22(日) 19:26:07.72 ID:SNTZd/eF0
控え保守
保守
110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/22(日) 19:46:26.27 ID:o7SUn6CfO
保守
111 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/22(日) 19:50:05.72 ID:k6/sircfO
人生最悪の人はなんでやたら武器やら兵器やらの名前を出したがるの
あれってプリンスレに投下されたヤツだったっけ?
プリンだったはず。
114 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/22(日) 19:56:42.36 ID:IQ+En8U4O
ココイチ行こうとしたら混雑してた保守
117 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/22(日) 20:16:27.68 ID:5QCc+OuPO
ホシュ
保守
119 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/22(日) 20:35:39.70 ID:5DG5CSme0
支援
120 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/22(日) 20:35:55.04 ID:5DG5CSme0
間違えた、保守
121 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/22(日) 20:41:02.95 ID:RIjcTNXJO
ホシ
保守
124 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/22(日) 20:53:24.55 ID:o7SUn6CfO
保守
保守
微笑のイメージ映像見て涙が出た保守。
>>126 なんかニコニコにうpられてるな
なんでだろう
128 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/22(日) 21:08:32.94 ID:j2w610qgO
あげろって
>>127 そりゃファイルがwikiに載ってるもの。
谷川すぐるさんが居たらしいんだとよ…
あくまで噂なんだが、さりげなくSSでも書いて保守
131 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/22(日) 21:27:41.26 ID:PL8pA4xx0
保守age
132 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/22(日) 21:28:01.32 ID:o7SUn6CfO
保守
133 :
サザソのトリヴィア:2007/07/22(日) 21:28:27.77 ID:zL/g/9Q80
生天目の能登
文芸部室のドアを蹴り開けたハルヒは驚いた。
なぜなら、そこには冷蔵庫にいれておいたとっておきのバケツプリンを獣のように貪るSOS団の面々の姿があったからだ。
あるものは手掴みで、またあるものはカレーを片手に、そしてあるものはバケツに顔を突っ込み尻をふりながら……と思い思いの方法で貪っていた。
だが、ハルヒは気付いた。さりげなく他と違う行動をとってるものが一人いることに。
138 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/22(日) 21:42:50.33 ID:NcJRcvoiO
140 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/22(日) 21:44:38.18 ID:Sx66AURN0
木図鑑買った
141 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/22(日) 21:45:07.45 ID:UgSega360
アナル落下
142 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/22(日) 21:51:19.08 ID:o7SUn6CfO
まったくお前らと来たらwww
全くSSがかけない俺に絶望したorz
145 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/22(日) 21:53:23.89 ID:VYBuUMMv0
アナル\(^o^)/
148 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/22(日) 22:07:58.40 ID:o7SUn6CfO
保守
保守
150 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/22(日) 22:10:29.37 ID:i6Qy3ABf0
投下いいですか?
15レス程度の割とベタなやつです。
かもん
152 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/22(日) 22:11:04.52 ID:VYBuUMMv0
おk
153 :
隣にいる日常:2007/07/22(日) 22:14:14.63 ID:i6Qy3ABf0
いつもの放課後。いつもの部室。
いつもの団員。いつもの団長。
この上なくいつも通りで
ハッキリ言ってしまえば昨日や一昨日となんら代わり映えのしないそんな中、唯一いつも通りじゃないものがあった。
いつもは感じない違和感。場所なんて特定できやしないが、それは確実に自分の体のどこかの場所から湧き出ていた。
体調が悪いわけでもないのに感じるこの倦怠感。どれだけ体を楽な状態にしても良くならないだるさ。
そしてなにより…胸の奥を締め付けられるかのような、根拠のない不安。
俺は今日、近年稀に見る巨大な憂鬱に支配されていた。
なにかショッキングなことがあった。とか、鬱になるような本や映画を見た。とか、別にそういうのじゃない。
このありふれた日常の1ページを、なんとなく、ほんとになんとなーく指でなぞってみただけだ。
そこで出会ったちょっとした違和感が、疑惑に変わり、恐怖に変わる。
最初のなにげない疑問がどんどん膨れ上がり、そして今、結果的に俺を不安のど真ん中へと立たせていた。
チラリ、とハルヒの方を見てみる。
朝比奈さんを団長席に座らせ、髪の毛を好き勝手いじってる最中だった。
楽しそうな笑みを浮かべながら栗色の髪をくしでとくハルヒと少し不安げな表情の朝比奈さん。
「さぁ、みくるちゃ〜ん。今日はどんなヘアスタイルがいいかしらねー。」
「ふぇ〜、くれぐれもおてやわらかに頼みますぅ。」
二人の微笑ましい光景に、少しだけ気持ちが楽になった気がした。が、
それも長くは続かない。
次の瞬間には、その美しい絵画のような二人の姿にさえ、不安を覚えてしまう。
ハルヒ。
お前は今、本当に、心からこの日常を楽しんでいるのか?
支援
155 :
隣にいる日常:2007/07/22(日) 22:15:28.21 ID:i6Qy3ABf0
「おや、僕がここまで善戦できるなんて、今日は随分調子がよろしくないようですね。」
古泉に声をかけられ、ハッとする。
どうやら感情があっちに行き過ぎて、無意識のままボードゲームをやっていたようだ。
…無意識でやっても勝てるのか…。
「なにか深刻なお悩みでも?」
ニヤリ、と笑う古泉。『ニヒルな笑い』っていうのはこういうことを言うんだろうな。
まるで全てを見透かされてる気分だぜ。
「ま、俺もお年頃の男子高校生だ。悩みのひとつふたつ、あっても別に不思議じゃないだろ。」
といっても、今俺を現在進行形で苦しめている悩みは、この部室に入ってから発生したものだがね。
「ほほう。これは珍しいこともあったものですね。」
なんだオイ。俺に悩み事があるのがそんなにおかしいか。
「いえいえ、そうじゃありません。」
すみません、と苦笑いを作りわざとらしく肩をすくめる古泉。
「そうではなくてですね。あなたが僕の質問に対してあまりにも素直に答えてくれたものですから…」
まるで俺が普段素直じゃないみたいな言い方だな。
「…まぁ、自覚が有る無いは今関係ある話ではありませんね…。」
こほん、とひとつ咳払いをした後、古泉は俺の目をまるで覗き込むように…気持ち悪いな。
「まぁ、そうおっしゃらずに。」
目どころか心の中まで見透かされそうなその視線に、露骨に嫌な顔をして対抗する。
「…」
「…」
しばらく見つめあうこと約5秒間。
「…なんだ。」
「いえ、僕としては親友がその胸の内に秘めているデリケートな悩みをそっと、しかしたどたどしく、それでも丁寧に打ち明けてくれるのを今か今かと待ちわびてるわけなんですが…」
「死ね。」
ちょっとでも、ほんのちょーっとでもコイツに相談しようと考えた俺がとてつもなくバカみたいだ。
しえn
支援
しえん
159 :
隣にいる日常:2007/07/22(日) 22:18:58.24 ID:i6Qy3ABf0
「それはそれは、ストレートに酷いですね…。」
なんかほざいてる古泉を完璧に無視し、またハルヒの方を見る。
なにやら本日の朝比奈さんヘアーが決まったのか、楽しそうに髪をいじくっている。
どうやら今日は三つ編に決定したらしい。
「みくるちゃん。今日はちょっと原点に帰りましょう。」
「え?え?なんですかそれぇ〜。」
ふふふーんとご機嫌に鼻歌を奏でるハルヒと
ふわぁーいと戸惑いを隠せない様子の朝比奈さん。
その様子だけ見てると、ホントに仲の良い姉妹のようだ。まぁ仲が良いのは事実なんだけどな。
ハルヒの顔をじっ、と見つめてみる。
その顔からは高校入学当時のようなトゲトゲした表情、
フラストレーションで満ちているような表情をまったく感じさせない。
見てるほうも気持ちのいい、ひまわりのような笑顔だ。
だから、だから俺のこの不安は杞憂のはずなんだ。
そう頭では考えているのに、少しもこの憂鬱は晴れてくれない。
それどころかとうとうハルヒの笑顔にさえ、不安を感じ始めてしまう。
本当は…こんないつも通りの日常を仕方なく送っているだけなんじゃないか。
もっとやりたいことがあるのに実は我慢してるとか…。
あいつは我侭で自分勝手だが、根は常識人で優しいからひょっとしたら俺たちに迷惑が掛かるのを嫌がって…ハルヒに限ってそれはないか…
だけど、ここ1年半ちょっとでアイツはだいぶ変わった。前よりずっとやわらかくなった。だから、もしかしたら有り得ない話ではないかもしれない。
あの楽しそうな笑顔も、実はかりそめの笑顔なんじゃないか。
自分の不満を表に出さないように…俺に…心配をかけさせないように。
支援
161 :
隣にいる日常:2007/07/22(日) 22:19:57.43 ID:i6Qy3ABf0
言っとくが、これは全部俺の不安から出た想像だ。根拠も証拠もない。
だいたいそうならとっくに古泉のヤツは例のヘンテコ空間にレッツダイブしてるはずだし
長門から俺に対してなんらかの警告があったりするはずだ。
そもそもあのハルヒの笑顔を見れば、誰もが『そんなわけねーじゃん。』って言うだろうよ。
だが、もしハルヒが本当にそう思っているのなら、この退屈な日常に実はうんざりしているのなら
せめて俺だけは気付いてやらないといけない。その確立がどれだけゼロに近くてもだ。
うぬぼれとかそういうんじゃない。確かに俺は古泉ほどハルヒの精神分析に長けてるわけじゃないし、
長門ほどハルヒの期待に応えられるほどの器量は持ち合わせていない。
だけど、それでもハルヒの隣にいてやれるのは俺しかいないんだ。
いや、この言い方は違うな。
俺がハルヒの隣にいたい。ハルヒの気持ちに答えてやれるのは、俺じゃないと嫌なんだ。
と、俺が1人で勝手に熱くなっていると
「な、なにジロジロ見てんのよ。」
ハルヒに突っ込まれた。
しまった。どうやらハルヒを見つめたまま葛藤していたらしい。
他の団員の反応を見てみる。
朝比奈さんは不思議そうな顔をしていた。
長門は分厚い本から顔を上げ、いつも通り澄んだ目で俺を興味深そうに見ていた。
古泉はニヤニヤしていた。
「お前は死ね。」
「酷い。」
支援
163 :
隣にいる日常:2007/07/22(日) 22:20:50.01 ID:i6Qy3ABf0
いつも通り長門がハードカバーの本を閉じ、下校の時間がやってきた。
「キョン。鍵しめといてー。」
了解しました。団長殿。
みんなが部屋を出たあと鍵を閉め、さて、俺も帰るか。と4人が待っているであろう下駄箱へ向かおうとすると…
「…」
長門が1人廊下に立っていた。
「なんだ長門。忘れ物か?」
「…」
ふるふる、と首を横に振る長門。
「?どうした『不安?』」
…え?
「彼女の気持ちが分からなくて不安?」
なにを言ってるんだこいつは、とは思わなかった。
本当、長門には全部お見通しなんだな。
「そう。」
そうかい。
「…」
しばらく黙り込んだ後、長門はゆっくり話し始めた。
支援
165 :
サザソのトリヴィア:2007/07/22(日) 22:21:18.07 ID:zL/g/9Q80
ちんこびんびん丸
166 :
隣にいる日常:2007/07/22(日) 22:21:39.77 ID:i6Qy3ABf0
「現在、涼宮ハルヒの精神は非常に安定している。
不安定な以前とは違い、最近は閉鎖空間の発生も極僅か。」
長門にしては、この上なくわかりやすい説明だった。
「彼女はあなたが隣にいるこの日常を満足に過ごしている。
だから、不安に思うことはない。安心して。」
あまりにも長門らしいその優しさに、思わず頬がゆるんでしまう。
「ああ、それは俺にもわかってるんだ。」
「…?」
「長門、ありがとうな。お前は俺の不安を取り除こうと思ってわざわざ残って、そんなことを言ってくれたんだろう?」
「…」
「嬉しいよ。そこまで俺のことを心配してくれて…けどな、そういうことじゃないんだ。これは。」
「…?」
長門はわけが分からない。といった具合に首を傾げている。
「上手く説明できないけどな…これは、この問題は俺が直接ハルヒと話して、解決しなくちゃいけないことなんだ。」
「…」
「結果なんて二の次でいいんだ。ああ、ハルヒが今の現状を楽しんでるってことは知ってるし、不安がることないのも分かってる。だけど一度俺の中で生まれちまった不安や疑問は、やっぱり自分で解決するべきだと思うんだな。
結局さ。そうじゃないと納得できないんだよ。頭では分かっているけど、心が理解しないっていうか。」
長門はいつも通り無表情で、それでも興味深そうに俺の話を聞いていた。
ってなんかガラにもないこと言ったな。俺。
「まぁようするに人間ってのは変な生き物でな。結果よりも過程が大事ってことだ。」
慣れないことはするもんじゃない。だんだん話が変な方向に向いてきた。
「はは、なに言ってるか訳分かんないよな。うん、自分でもいまいちわからないからな。」
支援
支援
169 :
隣にいる日常:2007/07/22(日) 22:22:52.63 ID:i6Qy3ABf0
「…」
「まぁ、長門にもそのうち分かるよ。」
なんてったって長門は生まれてまだ4年しかたってないんだもんな。
そう言って頭を撫でてやる。サラサラした髪が心地よい。
「なにわともわれ、ありがとうな。長門。」
おかげさまで、実はちょっとくすぶってた最後の一歩が踏み出せそうだ。
「…そう。」
少しだけ心地よさそうに返事をする長門。俺にハルヒがいなけりゃ抱きしめてナニしてたね。
「…推奨する。」
「ん?なんか言ったか?」
「あなたの不安を正直に彼女に伝えることを推奨する。」
驚いた。
大した学習能力をお持ちだぜ。この万能4歳児様は。
「ああ、そうするよ。」
「そう。」
「遅いわよバカキョン!」
話を終えて長門といっしょに校門へ行くと、既に待ちくたびれた感が前面に押し出されたハルヒと
いつも通りニコニコ顔の朝比奈さんと、あとアレがいた。
「アレとは…酷いですね。」
冗談だ。古泉。
しえn
支援
172 :
隣にいる日常:2007/07/22(日) 22:23:53.52 ID:i6Qy3ABf0
それから途中の分かれ道まで、団員全員で下校する。
たわいのない会話をしたり、古泉を無視したりしながら歩く。
だんだんとあの分かれ道が近づいてきた。
すると古泉がいっそう顔を近づけてきて、そして
「がんばってください。」
と一言呟いて去っていった。
アイツのことだ。細かい内容は分からないにしろ俺がハルヒのことで悩んでるってことぐらいは知ってたんだろう。
ただ、別にがんばるようなことをする必要はないぜ。
「それじゃあまた明日ぁー」
ほわぁーっと手を振りながら朝比奈さんが去っていった。当然ながらあの方は俺が悩んでることすら知らないだろう。
まぁ、それがいいんだけどな。朝比奈さんは。
「…」
「またね有希ー。」
コクリと頷きおれの方をチラッ、と見ると長門も同じように去った。
今日はありがとな。長門。
「じゃあ、行くわよ。」
ハルヒは元気よくそう言って歩き出す。
ちなみにハルヒが行こうって言ってるのは、最近から始まったSOS団の新たな決まり。
団長と団員1だけで行う放課後市内探索のことである。早い話放課後デートだな。
支援
174 :
隣にいる日常:2007/07/22(日) 22:24:44.70 ID:i6Qy3ABf0
「次のみくるちゃんの衣装何がいい?」
「今年の文化祭は映画以外何をしようかしら。」
「最近古泉君がとうとうホンモノに見えてきたわ。原作がさっさと進まないから悪いのよ。」
楽しそうに話すハルヒ。
長門の言うとおりだ。ハルヒはこの日常を楽しんでる。
俺の隣にいる日常を、SOS団みんなで過ごす時間を心から楽しんでいる。
そっとハルヒの手を握る。
ハルヒは俺の顔を見ると少し照れたような笑顔を浮かべ、静かに手を握り返してくれた。
別に今更確認することじゃないんだろう。
結果は100%分かってるんだ。
それに、俺がこんなことを聞いてハルヒが気分を害する可能性だってある。
せっかく今を楽しんでいるのに、俺の勝手な思い込みのせいでハルヒの気を悪くしてしまっては元も子もない。
――あなたの不安を正直に彼女に伝えることを推奨する――
「ハルヒ。」
「なに?」
それでも
「お前さ…」
「?」
それでも俺は聞くべきだと思った。
どうじてもハルヒの口から直接聞いて安心したい。という思いもある。
だけどそれだけじゃない。
「お前は今、楽しいか。」
「はぁ?」
支援
176 :
隣にいる日常:2007/07/22(日) 22:25:23.06 ID:i6Qy3ABf0
ハルヒはぽかんとしている。
「その…俺の隣にいるこの日常を、心から楽しんでくれてるか?」
「キョン?」
「『普通』であることを極端に嫌うお前が、この上なく『普通』の俺と付き合っていて…」
「放課後、今日みたいにのんびりした時間をみんなで過ごして…」
「そして今、俺と手をつないできわめて普通の放課後デートを楽しんでいる。」
「ハルヒが俺のことを誰より大切に想ってくれてるってことはすごく伝わってるんだ。」
いや、俺だけじゃない。少なくともSOS団全員のことを、コイツは大事に思っている。
だからこそ体調を崩した長門をあそこまで熱心に看病できるし、朝比奈さんと(多少強引ではあるが)仲良くスキンシップできる。古泉とも…あー、まぁ、一緒に企画立てたりしてるしな。
本当は誰より優しいんだ。その気になりゃ自己犠牲も省みないだろうほどにな。
ま、こいつは素直じゃないからこんなこと言えば猛烈に理由つけて反論するだろうが。
だから、俺もハルヒの気持ちに全力で応えたい。
今は満足してくれているからいい。だがもしこの先、ハルヒがなにか不満を感じるようなことがあれば、精神的に、肉体的に不安定になるようなことがあれば、出来る限り、いや、俺がなんとしても解決してやりたい。
だからこれは、その為のささやかな試練だ。
「ハルヒ。もしなにか不満があるようなら、悩みがあるようなら全部、俺に言ってくれないか。
今に限ったことじゃない。これから先――『キョン。』」
話してる途中、急に口を開くハルヒ。
手を握ったまま俺の正面に立つ。自然と顔が向き合う形になった。
「ハルヒ?」
ハルヒは俯いている。やっぱり、気を悪くしてしまっただろうか。
支援
支援
179 :
隣にいる日常:2007/07/22(日) 22:26:37.99 ID:i6Qy3ABf0
急いでなにか取り繕う言葉をさがしていると
「キョン。」
再び俺の名を呼ぶハルヒ。
それからゆっくり顔を上げる。
その表情は、
いつも通りの、俺の大好きな唯一無二の笑顔だった。そして
「あんたもよーやく下っ端の心構えが出来たみたいねぇー。」
なんてことを言いやがった。
「は?」
「日頃団員の為に奔走している団長を敬い、気遣う。関心関心。」
「言い方がちょーっとクサすぎるけど、まぁ気持ちは伝わったわ。」
「その気持ちを常に持ち続けなさい。そうすれば、アンタの昇進も考えてやってもいいわ。」
いつものように得意げに、楽しそうに言うハルヒ。
少しはしおらしくなってくれてもよさそうだが。まぁハルヒに限ってそれは無いか。
そのあまりのコイツらしさに
俺は、呆れるどころか笑ってしまった。
「まったく、人がせっかく気合を入れて言ったらこれだ。」
わざとらしく呆れる仕草をする。心に巣を張っていた不安は既にどこかへ消えてしまった。
「なに言ってんの。勝手に不安になって、勝手に悩んだだけのくせに。」
げ、気付いてたのか。
「いつものアンタ見てれば分かるっての。何に悩んでたのかは分からなかったけどね。
今話してくれて、ようやく理解したわ。」
ま、古泉にも気付かれてたしな。当然といや当然か。
しえn
支援
183 :
隣にいる日常:2007/07/22(日) 22:27:58.42 ID:i6Qy3ABf0
「どうせ団活終わったあと有希と校門出てきたのも、その事相談してたからじゃないの?」
まったくもってその通りです。
「ったく。」
ハルヒは軽く溜息をついた後
「生憎そんな心配は御無用よ。あんたやみんなのおかげで今は毎日を楽しめてるし、
それに言われなくてもあたしは不満があれば真っ先にあんたにぶつけるから。」
そうかい。
するとハルヒはゆっくり繋いでた手を離し、そのまま俺の首に腕ごとかけてきた。
顔と顔の距離が一気に縮む。
「でも、ま、心配してくれたことに関しては素直に評価してあげてもいいわ。」
だんだんとハルヒの声が細く、甘くなっていく。
「だから、これはそのご褒美よ。」
その瞬間、なにをされるかはすぐに分かった。この場合分からないほうがどうかしてるよな。
だが、唇と唇が触れ合う瞬間の、ハルヒの一言までは予想できていなかった。
「心配してくれて、ありがとう。」
通りの少ないとはいえ道端でたっぷり十数秒口づけを楽しんでしまった後、
再び手を繋ぎなおし、また歩きだした。
しえn
し円
186 :
隣にいる日常:2007/07/22(日) 22:30:16.94 ID:i6Qy3ABf0
「キョン。」
「ん?」
「さっきの話のことだけど。」
ああ、なんだ?さっそく何か不満発生か?
「違うわよ。」
「じゃあなんだ。」
「さっきアンタが言ったこと、一個だけ間違いがあったわ。」
ほう。一体なんのことに関してだ?
「あんた自身の事。」
俺?
「そう。」
ハルヒの、俺の手を握っている力が強くなった。
「あんた、自分の事『普通の人間』とかって思ってるみたいだけど、それは大きな間違いだから。」
「は?」
横目でハルヒの顔を見る。いつも通りの自信満々の顔は、少し赤みがかかっていた。
俺の視線に気づいたのかハルヒも顔を俺に向ける。そして、目線を少しずらしながら
「あたしを惚れさせたんだもん。その時点であんたは既に普通のカテゴリーから逸脱しているのよ!」
恥ずかしさからか最後の方はまるで怒鳴るような言い方だった。
そのあまりのこいつらしさに自然に頬がゆるむ。
「これはこれは。天下のSOS団団長からそんな言葉を頂けるとは、まことに光栄だね。」
「…っっっ、だからって調子に乗らないこと。隙を見せると揚げ足とられちゃうわよ。」
誰にだよ。なんて野暮なことは言わない。
「へいへい、胆に銘じておきますよ。」
「わかればよろしい。」
そう言ってまた前を向きなおすハルヒ。
188 :
隣にいる日常:2007/07/22(日) 22:31:12.19 ID:i6Qy3ABf0
…そうだな。
「ハルヒ。」
「ん?」
歩きを止める。手を繋いでるためハルヒの足も自然に止まる。
「褒めてもらったからな。」
ご褒美だ。
「ん…んむ…っ」
今度は俺から口づける。
抱きしめ、体全体を密着させる。さっきは比較的ライトなキスだったので、今度は唇を啄ばんだりしてみる。
…舌を入れるのは…さすがにここではマズイか。
「今日これから、あんたん家行くから。」
唇を離して見つめ合っていると、ハルヒがそんなことを言い出した。
「おいおい、『団長と団員1で行う特別会議』は確か明日じゃなかったか?」
ちなみにその会議とやらの内容は、団長と団員1の親睦を深める…まぁ、この話はいいか。
「たった今緊急でそう決まったのよ。反論は受け付けないわ。」
そうかい。それなら仕方ないな。
「そうよ。」
そう言うとハルヒは俺の手を三度掴み直し、早足でずんずん歩き始めた。
その後ろ姿からは不満や、不安を一切感じさせない。
そんなもの。これからも感じさせてなんかやるもんか。
支援
190 :
隣にいる日常:2007/07/22(日) 22:32:27.42 ID:i6Qy3ABf0
改めて決意を固め、少しだけ歩く速度を上げる。
引っ張られていたはずの手から抵抗が消え、ハルヒの隣に追いつく。
自然と目が合い、微笑みあう。
ああ、やっぱり気持ちが通じ合うっていうのはいいもんだ。
とりあえず明日、長門に礼を言わないとな。
…一応、古泉にもな。
「なにぶつぶつ言ってるの?」
「ん?ああ」
ハルヒの笑顔を死ぬまで守ってみせる。って誓いを立ててたのさ。
「…バーカ。」
おしまい
支援
と思ったら終わってた…
とりあえず乙!良い糖分補給になったよ!
193 :
隣にいる日常:2007/07/22(日) 22:33:29.44 ID:i6Qy3ABf0
以上です。
支援&誤字の指摘ありがとうございました。
wikiにあげるときは直しておきます。
乙
らきすたスレと違ってクオリティ高いね
195 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/22(日) 22:33:35.71 ID:Pap4Aia00
.「^ヽ,ry'^i
,ゝ"´ ⌒`ヽ
へくi Lノノハノ)ヘ 荒ぶる鷹のポーズ
λ.[i ゚ ヮ゚ノiヘ
|∧
/
196 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/22(日) 22:33:49.19 ID:+7nB1sj60
vipperが馬鹿にされてるお( ^ω^)
pH7.74:2007/07/22(日) 02:04:40 ID:tOq/G9rj
もう同じものしか出せなくなったのか?
なにが、VIPだ。
単なる負け組み野郎か?
口先だけかw
pH7.74:2007/07/22(日) 01:54:36 ID:tOq/G9rj
もう終わりか? VIPば〜かw
pH7.74:2007/07/22(日) 01:52:56 ID:tOq/G9rj
さぼってんじゃね〜ぞ!VIP
pH7.74:2007/07/22(日) 03:14:31 ID:bi2dBJ6d
新しいの持って来いって、言っただろ?
お前聞かなかったのか?
それで終わりか? VIPさんよ?
能無し VIP wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww!
pH7.74:2007/07/22(日) 12:20:35 ID:S8rxMg4e
きゃっはっは。きゃっはっは。
仕事が遅いぞ、まぬけVIP
もっと急がないか!
ぼけかす!
pH7.74:2007/07/22(日) 17:14:38 ID:ZuRyZ9Id
糞VIP低脳集団乙^^
http://hobby9.2ch.net/test/read.cgi/aquarium/1183179877/l50 過疎版の糞野郎共ににみんなでごあいさつにいくお( ^ω^)
>>190 GJ!
なんかキョンらしい悩みでよかったw
198 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/22(日) 22:36:23.86 ID:Sx66AURN0
こういうのいいな もっとくれ!くれ!
199 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/22(日) 22:36:36.81 ID:O/cXzHAD0
投下おつでした。
いつも職人さんたちに楽しませてもらってますよ。
しかも今のおいらにかぶっているところもあるのでドキドキする。
>>86 取り合わせの奇抜さと軽妙なテンポが実によく合ってるw後編も期待乙!
乙!続きに期待
202 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/22(日) 22:48:01.86 ID:GBPm0md10
糖分補給GJ!
>>199 がんがれ!超がんがれ!
203 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/22(日) 22:51:01.04 ID:GBPm0md10
しかしまあ投下する方々のすごいことよ。
ちゃんと筋書きができてるってえか。
自分の場合アセンブラージュとかそんな事になっちまう
>>203 俺最初に書いたのは2レスくらいで終わるのだったぜ。
色んな意味で自由だと思う。
まさに才能の無駄使い!!!
職人さんGJです
206 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/22(日) 23:00:51.83 ID:Sx66AURN0
1レスで終わらせるのってむずいよな
電波受信ばかりで全く書けない俺はwww
>>206 必要な要点をきっかりまとめるということは本当に難しいな。
どうしても余計なことをやりたくなって長文化してしまう。
俺なんか今書いてる奴30レス越えそう…
書き始めは言葉不足になりがちで、書きなれると修飾過剰になりがち。特に地の文。
>>207 とりあえずプロットを書いてみるんだ。きっと本文も書きたくなるはず……たぶん。
>>211 プロットか…
それすら行き詰る俺はw
才能が(ry
電波受信して少し投下してみたけど、話の持っていき方が複数存在してその後まとまりがつかない俺ガイル
214 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/22(日) 23:12:59.56 ID:O/cXzHAD0
とりあえず、あげ
>>212 とりあえずSSはオリジナルで何か書くより10倍書きやすいからやってみれば何とかなる。
……今なんとかアナルと書こうとしてしまった。
>>212 いっそデンパの内容をそのまま文書に起こしてみたら?
1レスネタには使えると思うが。
>>215>>218 前に携帯から投下したやつも途中で投げたしなぁ…
たぶん電波は闇に葬られるだろうw
>>216>>217 全く異なるストーリーを考えているから、分裂もスピンオフも無理っぽい。関連性が殆ど無いし。
アドベンチャーゲームの分岐でエンディングが異なるみたいな感じかな。
やろうと思えばできるけど、ほぼ最初の段階でストーリー分岐するから複数作品作るみたいな感じになっちゃう。
222 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/22(日) 23:24:01.64 ID:O/cXzHAD0
あげあげ
223 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/22(日) 23:26:57.56 ID:Sx66AURN0
ところでアセンブラージュとかスピンオフとかってなんなんだぜ
後者はわかったが前者はなんかエロゲが出てきたぜ
>>223 いちおう言った本人が注釈。アサンブラージュという表記がいいのかも。
Assemblage「寄せ集めの集合体としての作品」ってとこか
ほしゅ
226 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/22(日) 23:46:36.59 ID:O/cXzHAD0
やばいぞ
227 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/22(日) 23:50:17.86 ID:Sx66AURN0
話が繋がってないってことかな?
hosyu
229 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/22(日) 23:56:05.90 ID:UKqVuF7qO
231 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/22(日) 23:57:43.46 ID:UKqVuF7qO
すいません誤爆です。
どう考えても故意
233 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 00:00:57.97 ID:hPyyQKiI0
はるすたスレに帰れ
流れからして故意?
>>227 昔書いてた時の話で
長編を一つのイメージのもとに順番に小編にわけて書くんだけど、7割5分くらいのぼやけた繋がりしかないというか。
それはそれでいいような気もするが
保守
いまShort Summer Vacation呼んできた保守。
むねがー…むねがぁぁーー…
to:長門 20:31
よう。今夜も暑いな。今何してるんだ?
from:長門 20:31
私は平気、団扇があるから。あなたも団扇で扇ぐと良い。
今は読書。何か用?
from:キョン 20:34
わざわざ団扇使ってるのか?クーラーつければ良いじゃないか。
そうか。べつに用ってわけじゃないんだが…迷惑か?
from:長門 20:35
クーラーはエネルギーの無駄遣い。団扇の風がちょうどいい。
迷惑ではない。でも、私から話すことは特にないから…
from:キョン 20:38
そうか。じゃあ、俺の事も扇いでくれ〜暑くてたまらん。
なら良かった。じゃあ…一つ聞いていいか?
from:長門 20:38
じゃあ、明日の昼休みに部室に来て。
どうぞ。なんでも聞いて。
SSVでは最後の長門の台詞に泣かされた
240 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 00:23:19.91 ID:NRQzmeaaO
あげ
長門「むねがー…むねがぁぁーー… 」
キョン「落ち着け、長門!」
ssvに泣いた保守
全スレ1000ゲット+投下宣言したのに、まるっきり進まないから適当な怪デンパを投下しまっす。
3〜4レス程度から支援は不要だと。
ある日、同じクラスの親友にこんな話を振られた。
時間が戻せたらいいな――と。
なぜそんな話をと聞いてみたところ、
「こないだロト6を家族で買ったんだが、惜しいところで外れてしまってな。しかも、このハズレ方というのが嫌味でよ、
当選の番号が、1/15/23/28/36/41だったんだが、俺が買ったやつに2/16/24/29/37/42ってのが
あったんだ。全くついてねえな。時間を戻せたら、全部一つずらせと言ってやりたい気分だ」
「それは嫌味でも何でもない、ただの現実じゃないのかい? 当たらないというのが宝くじというものだろう」
「……そんな身も蓋もない返し方をされても困るんだが」
ジト目で返してくる彼に、あたしはくくっといつもの苦笑を投げて、
「それは失礼。でも、やはり僕としては時間を戻すという考えには至らないな。せいぜいもう一回挑戦してみようとか、
出現数字の傾向でも調査してみるかなぐらいで終わると思うよ」
「前向きでいいよな、佐々木は」
そう彼はいつもの嘆息を吐く。
普通の発想ね。とても平凡で庶民的な発想。じっと彼――キョンを見て、そんなことを考えてしまう。
普段ならここで終わり。たわいもない会話で終了。だけど……どういうわけだか、
キョンに対してだけはつい深く突っ込みたくなる。なぜだろう? 理由はやっぱりあれなんだろうけど。
あたしはすっとキョンの机の上に身を乗り出すと、
「でもキョン。キミは時間を超えて過去に行き、未来を変えるという行為をしてみたいと思うのかい?」
「しょっちゅうあるね。あの日の大失敗とか、恥ずかしい自分の行動を過去に戻って制止してやりたいとか、
やりたいことを上げればキリがない」
「へえ、キミの失敗談とやらは非常に興味があるんだが。教えてくれないかい?」
「冗談じゃねえよ。過去に戻って抹殺したいぐらいなのに、どうして他人に語らなきゃならんのだ」
と、ここでキョンはあたしに少し顔を近づけると、
「さっきから聞いていると、まるで佐々木はそんなことをしたくないと聞こえるんだが。
それはあれか、消してしまいたい過去なんて全くないっていう完璧人生なのか?」
「まさか。僕にだって恥ずかしい体験や思い出したくもない失敗なんて腐るほどにある。ただ、わざわざ過去に戻って
それを修正したいとまでは思わないって事だよ。そんな夢物語が現実になるとも思わないしね」
「手段がないっていう理由ならわかるが、あってもやりたくないって言うのか?」
「そうだよ。全く思わない」
意外そうな顔を見せるキョン。こうなるともういつもの展開で、あたしのペースだ。
ムスカ「呼んだかね」
「キョン、キミは過去を変えるなんて言うことを平然に言っているかも知れないが、
それに伴って発生する被害を考えたことあるかい? さっきキミが言ったとおり、宝くじの抽選番号を変えてしまえば、
本来当選するはずだった人の金額が減ってしまうんだ」
「……別にちょっと減ったぐらいで影響が出るとは思わないが」
「仮にその人が当選金で借金を返済するはずだったら? 最悪、キミが割り込んだせいで半額になってしまうわけだが、
それで返済できなくなるかも知れない」
「まあ……そうかもな。だが、それも事前に調べておけばいいだけじゃないか? 影響範囲もきっちり調べておいて
全く他人に悪影響が出ないということが分かればいいだろ」
「それでも僕は遠慮したいね」
あたしのつれない反応に、彼は首をかしげる。
「もう少し切り込んでみようか。例えば、僕が30分前に戻ってキミを階段から突き落とした場合、
今僕が話しているキョンはどうなると思う?」
「消えるんじゃないか? いや――パラレルワールドとかいって、それはそれ、これはこれになるのかもしれないな」
「過去から現在へは連続している。キミが五体満足でいる過去がなくなったって言うのに、今全く無傷のキミが
ここに存在し続けるって言うのは少々矛盾するんじゃないかな?」
「まあ……確かに。ならやっぱり消えちまうんだろうか」
「正直、平行世界とかはよく分からないからパスしておくよ。だから、僕も過去を変えた時点で今ここの僕たちは
ばっさり切り捨てられると思っている」
「だが、佐々木の行動しだいなんじゃないか? 俺を階段から突き落とせば、確かに今こうしてのほほんと机に座っている俺は
消えてなくなるかも知れないが、背後から後頭部を突っつくぐらいなら何も変わらずに、俺はこうして佐々木としゃべっていると
思うぞ」
「そうだね。その場合、99.99%同じ記憶と人格を保持したキミが僕の前にいるだろう。だけどそれは全くの別人でもある」
「…………?」
彼は理解できないというように眉をひそめた。構わずあたしは続ける。
「過去を変えた時点で、どんな同じパターンを歩んでも切り捨てられた未来と、そこから生まれた未来は別のものさ」
「んなバカな。だってほとんど同じ記憶と人格を保持しているんだろ?」
「そうだよ。ほぼでも、全く同じでも別人だ。そうだね。例えば、キョンのクローン人間を今すぐここに作り出せたとしよう。
その場合、キミと全く同じ記憶と人格を持っている人間が二人いることになる。想像できるかい?」
「……ああ」
「で、そのうち一人を消してみよう。さて、消された方の意識はもう一人の方に引き継がれると思う?」
しえんじゃ
「いいや……多分きえちまった方はそこで終わり……だな」
ここでキョンはようやくあたしの言っていることに意味に気がついたらしい。なるほどという表情を浮かべている。
「同じように、例え全く同じ現象の連続が続いても、切り捨てられた未来はそこまでだよ。
新しく生まれた方には同一人物に見えるけど、やっぱり別人というそっくりさんがいるだけ」
あたしはすっと窓の方に視線を向ける。数十億という人間が住む世界がそこから延々と続いている。
「僕はそんなことはしたくない。それではまるで大量虐殺じゃないか。過去を変えた僕はいいかもしれないが、
その結果で切り捨てられた人たちが数え切れないほどできてしまう。そんなことをしてまでしたいとは思わないね」
「虐殺って言うことはないんじゃないか? 別に銃や刃物で殺す訳じゃないんだから」
彼の発言にあたしはやれやれと首を振ると、
「キミはどうやら外傷があってこその死だと思っていないかい? 僕はそれは違うと思うよ。
死って言うものがなんなのか。個人的意見だけど、それは認知している生命が停止し、その人から発信される情報が停止され、
なおかつそれを受診した記憶が交信されない状態じゃないかと思っている」
「訳が分からん」
「つまり、その人は口を発しない、身動きしないという認識が死につながるんじゃないかってことさ。
それは外傷に起因する必要はない。それこそ、全くの行方不明――これはまだ生きているんじゃないかっていう希望を抱かせるけど
――でも言い訳だし、さっき言った過去の改変による未来の切り捨てでも同じ事だよ。本来あるはずだった時間の流れを切り捨てて
そこにいた人たちを消し去ってしまうんだから。れっきとした殺人行為だね」
キョンは首をかしげて理解に努めているが、あたしは構わずに続ける。このたたみかけの時の彼の反応が最高なんだ。
このかわいげのある態度を見たいがために、ついどうでもいい話を続けてしまう。
「ついでに言えば、誰も知らない形で未来を切り捨ててしまった場合は、死とは言えないと思う。
だって誰もそれを知っている人がいないんだから。だけど、この場合、過去を変えてしまった人は知っているんじゃないかな?
おっと、ここで過去を変えてしまった人も、切り捨てられた未来から来たんだから消えるんだろ?というツッコミはストップだ。
その話まで始めると昼休みが終わってしまうからね。で、僕が過去を変えたなら、切り捨てられた未来の人々を認識できてしまう。
それは僕が原因による殺人だよ。全く冗談じゃないね。数十億の人々の死を抱えてまでそんなことをやりたいなんて
ごめんこうむるよ。ましてや、それがお金が欲しいなんていう低俗な理由なら論外だ」
ここで午後の授業の開始のチャイムが鳴り響く。残念。もうちょっと目を回しているキョンを見ていたかったんだけどな。
あたしは椅子から立ち上がると、
「キョン、キミが漫画や映画の影響を受けるのは一向に構わないけど、たまにはそこから発展して考えてみるのも
おもしろいんじゃないかな?」
「……全くお前にはかなわねえよ」
そう言ってキョンはごそごそと午後の授業を始める。
あたしは自分の席に戻ってからも、彼の姿を見続けていた。
――明日はどんな話でキョンの目を回してやろうかって考えながらね。
終わりでっす。頭痛に悩まされながら書いたから、妙なノリのSSにorz
……さて、続き物の方もがんばらんと。
251 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 00:34:53.58 ID:4LospflC0
おっとまずい保守age
>>249 GJ!
確かにキョンと話すのは楽しいだろうなw
乙です、続きのものもワクテカしてます。
>>237 from:キョン 20:49
長門。俺の事好きか?
from:長門 21:03
好きという概念が良くわからない。教えてほしい。
from:キョン 21:10
そうだな…その人の傍に居たいとか、もっとその人の事がもっと知りたいとか。
そんな感情だな。
from:長門 21:28
良くわからない。
でも、嫌いではない。それに、あなたへの好意も抱いている。
でも、好きとは言えない。
from:キョン 21:35
そうなのか…?
from:長門 21:38
そう。
あなたとは仲間。それ以上でもそれ以下でもない。
from:キョン 21:40
俺はお前の事が好きだぞ。
from:ハルヒ 21:43
ちょっと!いきなりなんてメールしてくるのよ…!
そんな…あたしはあんたの事なんか…
キョン「…………orz」
255 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 00:40:19.23 ID:lYSnDd1w0
夜間にスルメ食ってコーラ飲んでから保守
もう寝る保守
>>254 お前ハルヒだろ?の続編?
途中から長門(ハルヒ)の返答のタイムラグに萌えたw
保守
>>257 それは別ので…
普通にキョンと長門がメールしてて、最後にキョンが誤爆した設定なんだな…
PCが熱で死にそう保守
保守なのね
そういや俺、鶴屋さんとタメだ保守
そういや、最近鶴屋さんSSに登場させていないや、保守。
264 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 01:05:57.41 ID:4LospflC0
粛正回避保守age
265 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 01:08:03.46 ID:a8Ao68fi0
もはやコラージュでもなんでもいいや保守
俺なんて岡部と……
267 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 01:17:41.11 ID:VvxgN4sR0
ほしゅ
「…そうか! 何で俺はこんなことに気づかなかったんだ。ずっと感じていた違和感の正体は、…これだったのか」
「ちょっと、どうしたのよキョン、突然」
「わかった、わかったんだよハルヒ! 何故、現場にちゅるやさん仕様のスモチが落ちていたのか、古泉のダイイングメッセージ
『ネハンニテマツ』が黄色いペンキで書かれていたのか、朝比奈さんの語った過去に隠された星型の痣の本当の意味、そして…
長門が教えてくれた、『私は多分、3人目だから』の台詞から浮かび上がる真の動機…、…つまり」
「いいからちょっと落ち着きなさい、とりあえず椅子に座って!」
「これが落ち着いていられるか! こんな、こんな人の哀しみと憎しみを吸った500年の因縁の果てに起こった狂おしく切ない事件の
真犯人が、まさか、こんな理由で人を傷つけただなんて…。でも、今の俺にならわかる。あいつが何でこんなの事をしてしまったのか、
…いや、しなくてはならなかったのか。俺は会って話さなければいけない。真実を知るものとして。…知るということがこんなにも心を揺さぶるなんで
想像すらできなかった。でも、これで俺はあいつと同じ場所に立てる。俺なら、あいつに…、全ての決着をつける言葉を伝えられる」
「…わかったわ。あたしはあんたがしようとしている事を止めない。後でなら、あたしもあんたが見出した真実を聞いてあげる
でも、今だけ、今だけはその思いがあふれ出すその口を閉じて。今、ここには静寂が必要だから」
「…何故だ、ハルヒ」
「授業中よ」
という保守
保守age
270 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 01:36:31.57 ID:4LospflC0
ミスッた
271 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 01:36:35.74 ID:GyHtAu/FO
保守
272 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 01:50:51.86 ID:VvxgN4sR0
保守
心理学、か…古泉のやつはハルヒの精神分析のエキスパートだというが、それもどうかと思う。
どうにも俺が見たところ、心理学は学問の名を冠しているけれども、佐々木の足元一ミリにも及ばぬような自らの論理をもってしても、合理的とは言えない気がするよなぁ。
いつだったかの大災害で心理学者の連中がやったこと、そして育児相談で相談相手が言うようなこと、どことなく地に足がついていないような気がするのだ。
はて…?そうすると、ハルヒが発見的に偶然部員にしたあの奇想天外な連中というのはそういう奴らなのか?
刺激せぬよう監視をし続けるあの三人、うらやましい限りながら傍観者としての楽しみを享受しているらしい名誉顧問。
あの湿度高き熱帯夜の如くうっとおしい「学者」に悪態をついている俺だが、いざ現実化してみるとうまく対処できん俺が忌々しい。
で、俺はその悪態をつく役目をハルヒに負わされたのか?全く厄介なものだ。しかし、この生活には満足しているのさ。
…どう扱ったらいいものかねぇ。あの団長様は。そして、悪態をつきたいがもはや居ないことが考えられぬあの超常軍団とは。
キョンが寝る前にやってそうな独白保守
延々キョンの独白だけのssを読んでみたいと思うのは俺だけでいい。
保守
275 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 02:16:31.12 ID:GyHtAu/FO
保守
寝る前保守
保守
長門?
おい長門、ねてんのか、しかたない、……ん?なんだこれ、「ジャンプ」今週号か!おっとワンピ気になってたんだよな。起きないように………
よっと!
成功成功!ちょっと借りるぞ長門!昼休みも短いし、よんじまうか!
五分後
「………それ……」
「わるいちょっとかりてた」
「まだ全部読んでない」
「あ〜わるかった、……もしかして怒ってる?」
「……あなたは、いつもそう……」
「んじゃ、一緒読むか。」
「……そう……」
俺は部室の壁際に座り込みあぐらをかく。そうすると長門がちょこんとその上に座り込む。
「…………」
「…………」
俺たち二人だけのの月曜日。来週も楽しみだ。
ちょwww微笑ましい光景だなwww
別人バージョンも気になってしまう
「それでは、表で」
「んじゃ俺は裏だな」
パシッ!
「表…ですね、それでは、カレーパントおにぎり、コーヒー牛乳でお願いします。」
ちょっとは遠慮しやがれよ、こっちはなけ無しのこずかいでやり繰りしてんだよ。
「昨日のちょっとしたお返しですよ、昨日より一品少ないんですから、いい方です」
ぐっ!……んじゃ購買いって来るよ。
「おねがいします、あ!昼休み終わってしまうのでできるだけ早めでお願いします。ふふっ」
わかったよ、ちっ、嫌味な野郎だぜ
「それではいつもの場所で待ってます」
ちっ、いつのまにか自然と親友と呼べるようになった古泉、なんだかんだで高校で一番頼った相手だ。まぁ、腑に落ちんがあいつの頼みだ、しっかりパシりになってやろうじゃないか、
「あ、金がない、しかたない、俺はおにぎりだけにするか……」
281 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 03:02:47.70 ID:gJ/tLIGt0
ほ
282 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 03:04:07.56 ID:5sru9Ay9O
284 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 03:10:03.66 ID:rC3ofSoQO
今更だが微笑を6時間かけて今読み終えた。
VIPが好きになったので保守
「あっさひなさーん」
「あ!キョンくん」
「今日はどうしますか?弁当にします?それとも学食ですか?」
「今日はデザート作ってきたんですよ?」
なら学食ですね。
付き合い始めてから、どんどん大人の魅力を見せる朝比奈さん、彼女曰く
「恋は女をきれいにするんですよ」
もーたまりません!最近はお菓子作りに凝っているらしい、そのおかげか俺はどんどん甘党になっていっている気がするよ。恋は味覚をかえる……何アホな事かんがえてるんだ俺は!
「二人ともD定食でいいですか?」
「いいですよ〜お財布は〜」
「ご機嫌ですね」
「キョンくんといっしょなら毎日ご機嫌ですよ?あぁ〜!、鞄にお財布忘れちゃいました」
ちょこんと首をかしげる朝比奈さん、前まではその場で平謝りだったのに、やっぱり恋は女を変えるのだろうか。
「ところで、デザートはなんですか?」「食べて見るまでは、」
「禁則事項です」
「それは私の台詞です!!」
やばいwww結構ツボだったりwww
288 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 03:27:33.08 ID:tcwE5ptnO
前にハルヒの飲会書いたものです、駄文スマンかった。とりあえず、日常プリンがかきたかった。保守組乙です!
ありがとうございました
289 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 03:40:12.03 ID:5sru9Ay9O
俺、汗くせぇ保守
291 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 04:11:20.50 ID:VvxgN4sR0
保守
292 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 04:20:34.16 ID:GpLash3F0
ついに眠気にやられた保守
キョン「ちっ、月曜の朝から雨かよ、憂鬱だぜ…しゃあない、ハルヒを使うか」
ピポパ、トゥルルル…ガチャ
ハルヒ『…もしもし、つかあんた何時だと思ってんのっ!!人が気持ちよく寝てるっつうのに、もうっ!!!』
キョン「いや、すまない。急にお前の声が聞きたくてな」
ハルヒ『なっ何バカなこと言ってんのよ///』
キョン「いや、本当はお前の顔が見たいんだが、この雨じゃ、お前の家まで行きたくても行けない…やれやれだ」
ハルヒ『キョン…きっと、今から晴れるから来なさい。あたしもキョンに会いたい///』
キョン「分かった、晴れたら行く、じゃあ」ガチャ、ツーツー
ハルヒ「(雨のバカ、さっさと晴れなさいっ!)」
キョン「(これで今日は晴れるな、ちょろいもんだぜ、フヒヒ)」
埼玉雨保守
294 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 04:48:26.27 ID:VvxgN4sR0
甘いんだか黒いんだかw
キョン「ちっ、月曜の朝から雨かよ、憂鬱だぜ…しゃあない、古泉を使うか」
ピポパ、トゥルルル…ガチャ
古泉『…おはようございます。どうしました?こんな朝早くに』
キョン「車」
古泉『…意味が解りません』
キョン「雨、だりぃ、車」
古泉『ちょっと…』
プッ、ツーツー
古泉「まったく、困ったものです。」
キョン「ちっ、月曜の朝から雨かよ、憂鬱だぜ…人の手を借りたいが…いつもそればっかりじゃな。自分でやるか」
ガサガサ…
キョン「これくらいの甲羅でいいな。火を起こして上に甲羅を置いて…と、良し」
キョン「デエエエエイッ!エィッエエエィ!」
甲羅「ビシビシィッ!」
キョン「死罪!」
晴れませんでした
298 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 05:27:06.12 ID:0QeRSrD60
支援?
ピ-ンポーン
キョン「はい、どちらさまですか?(こんな雨の日の朝っぱらから誰だ?)」
ガチャ
ハルヒ「おはよ、キョン!」
キョン「おっおはよう…つーか何のようだ?こんな朝から家に来て…」
ハルヒ「あんた雨の日は遅刻が多いから、迎えに来てあげたのよっ!時間にルーズな団員なんて、SOS団の名に恥じるわ。ありがたく思いなさい///」
キョン「そっそうか、わざわざスマンな…」
ハルヒ「ほら、ボケッと突っ立ってないで、さっさと行くわよっ!」
キョン「ああ…」
ハルヒ「ほらキョン、傘忘れてるっ、本当あんたって抜けてるわね〜、もっと頭働かせなs「一本有れば充分だろ?」」
ハルヒ「えっ…うん///」
キョン「迎え来てくれてありがとな」
ハルヒ「かっ勘違いしないでよねっ、団長として団員の面倒を「はいはい、分かってますよ団長様」」
【っ】←この文字を使う頻度が多い事に今気付いた保守
あぁ…俺汗くさい。しかしあえて今から寝る
かっこいいだろ?保守
302 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 06:15:39.00 ID:ToUkEVs/O
保守なのね
303 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 06:33:11.54 ID:ToUkEVs/O
保守っさ
nu保ru守po
305 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 06:37:29.78 ID:ToUkEVs/O
306 :
ヨーロピアンパフェ ◆pnAJMBWtQA :2007/07/23(月) 06:47:59.32 ID:XrffBYWE0
おはようございます。予告スレ通りに7時から投下します。
「あのさ、ちょっとここわかんねーんだけど」
「むぐむぐ、ほくじ…
ゴックン
食事中だよ?キョン君、あ!次の時間数学の小テストだね」
「だから頼む!このとーり」
「はい♪あーん」
パク
「どお?」
「んっ、今日のはちょっと塩辛いな。」「あら?厳しい採点ね。自分ではよく出来てると思うんだけどね〜」
「毎日味見してればちょっとの違いくらい分かるって」
しかし、うまい事には変わりない、朝倉の弁当が日に日に大きくなっていくのはおれに取っても嬉しいことだ。
「まぁ他に食べてくれる人いないし!」
「頼めばいくらでもいるだろうに…」
「うん、それ無理!嫌味だね?キョンくん。食べて欲しい人、だよ?」
あーぁわかった、わかったよ。俺の負けだよ。
「それで、テストは大丈夫なの?」
「あ!やば!」
「ノート一冊、帰りにクレープで、どっ?」
「わかった、ついでにここでやっていいか?」
まぁ放課後の約束はここでくらいしかとりつけられないしな。情報思念体、クラスのアイドル、ときたら付き合うには隠さなきゃかくさねぇよ。
もうばれてんだろうけどな、あぁそう、朝倉?口元にケチャップついてるぜ?
308 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 07:01:28.74 ID:tcwE5ptnO
309 :
『Hirundo rustica』 ◆pnAJMBWtQA :2007/07/23(月) 07:05:36.84 ID:XrffBYWE0
『Hirundo rustica』ヨーロピアンカフェ
1
去年の今頃…それは忘れたくても忘れられず、忘れるためには脳内の記憶をつかさどる分
野…どこだっけな?海馬か脳下垂体か、まぁそのあたりを外科手術によって取り除いてもら
わなければならないだろうが、当然、そんなことをするわけでもなく、俺の記憶に三つ又ジャベ
リンのように突き刺さっているのは、SOS団結成とそれにまつわる、「あの」日々だ。
今年はと言えば…同じように新学期早々に忘れたくても忘れられない事件が起こっている
のだが、なんだ、俺の体質は毎年春にトラウマのように事件が起こり、それを記憶の深い
領域へと保存され上書き不可となるようになってしまったのか?ということを誰に嘆くわけでも
なく、あぁこれも全部自分の行いのせいなのか?懺悔の一つでもしてきたほうがいいのか?
教会ってどこにあるんだっけ、町や村に一つずつあるんじゃないのか?なんて考えている
のも、すべてはここSOS団のせいなのか?と、今日も今日とて部室に俺はいるわけである。
そんな、5月のある日の部室内の様子と言えば…、いつもと変わりない。とはいえ…ここ
数日【変】というか、その手前の【気になる】レベルのことがあるのだが、本当に【気にすべき】
かどうかはもう少し様子を見る、というのか、いざ事態が起ってしまってからでいいだろう。
所詮、一般人たる俺が、本当に事態切迫急迫肉迫していたとしても、未然に防ぎきれたり
対応を打つことなんて早々できるはずもない。というか、実はもうそんな事態は起こって
欲しくない。達観とも諦めとも無駄な希望ともとれる一種、悟りに近い状態で、俺は、
今日もアナログゲームをしている。もちろん、俺の向かいに座っているのはにやけ面の
古泉で、朝比奈さんはいつものメイド服で漆器のカタログを、長門は定位置定業務、
ハルヒはネットサーフィン、要は、俺の心情も、部室の様子も、「いつもと変わりない」
のである。
俺が会社行くまでに終わるのか不安に思いつつ支援
311 :
『Hirundo rustica』 ◆pnAJMBWtQA :2007/07/23(月) 07:08:25.08 ID:XrffBYWE0
>>309 学校内非合法組織として運営されているSOS団にとっては、部費の流用や旧館や部室の
使用規則、その他、諸々の学校側、一般常識が通用しない。いまや誰がなっても同じ、という
某国の総理大臣と違って、トップの思惑がこれほど組織運用に直結している組織はそうそう
ない。一歩間違えば主義・主張のみで行動する過激派組織である。そんな組織で唯一の
常識と良心は俺のみであるからであって、組織内の立場は下っ端と呼ばれていようが、
俺に課せられている使命は重い。ふむ、だから気にしなくてもいいようなことを気にして
しまうのか。それが本当に【気にすべき】事なのかどうかは…、もうそろそろの《時間》だな。
パタン。長門の本を閉じる合図が我々組織の終了合図である。俺はちらっと時計を見やる。「やはり」最終下校時刻にはまだ早い。
「あ、ふ、もうそんな時間ですか?」
朝比奈さんが螺鈿の椀が表紙に写っているカタログを閉じる。
「着替えなきゃ」
「では、僕たちもそろそろ…」
古泉が手札をまとめ立ち上がろうとする。と、ハルヒが、
「あ、有希。先帰っていいわよ。もう少しネットしていくから、じゃぁね」
鞄に本をしまいながら、長門は一瞬「…」となったが、
「そう。」
とだけ言って音もなく部室を出て行った。
朝比奈さんは長門の音もなく閉めていった扉を見たまま、古泉は、少しばかり、いつもの
優男スマイルに消費税分くらい困惑が上乗せされている。俺が聞くしかないんだろうな…。
312 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 07:10:33.12 ID:D9ZH1dZQO
支援
>>311 「おい、ハルヒ。一緒に帰ればよかっ」
「おかしいと思わない?」
言葉を遮ってハルヒが言い出した。パソコンディスプレイの向こう側から身を乗り出す。
「もう4日目よ。おかしいわよ」
思わない?と同意を投げかける疑問形が次の言葉では断定形になっているのはいつも
のハルヒだ。なのでいつものようにつっこむ。
「なにがおかしいんだ?」
「有希よ、有希。いつもなら時間ぎりぎりまで本、読んでるのに」
確かにそうなんだが、あえて、切り返す。
「そうか?」
「んもう!この馬鹿キョン!もっとねぇ、回りに気を遣いなさいよ!」
俺以上にこの部室内空間を気にしているやつなどいないだろう、いや、少なくともお前に
言われたくはない。
「あたしもね、最初は何か用事があるんじゃないかなって思ってたの。それに、何か
あるんだったら、と思って一緒に帰ってたわよ。でも、有希、何にも言わないしさ」
ハルヒは一方的にまくしたてる。蛇口の壊れた消化栓のようだ。
「何か言い出しにくいことでもあるのかしら?ううん、それかトラブルを抱えてるとか?
でもね、有希にもプライベートがあるじゃない!だからあたしもどうしようかと思って…。
でも、やっぱりおかしいわよ!」
>>313 ハルヒはバン、と立ち上がると鞄を肩にかけ、
「みくるちゃん!早く着替えて!古泉君、キョン早く!」
とだけ言い、さっさと部室を出て行った。
「え?あ?あふっ?ちょ、す、涼宮さん?」
慌てて朝比奈さんは、頭のカチューシャをはずしにかかる。
「おい!ハルヒ!パソコン消していけ!」
そう俺が言った時には、もう階段を駆け降りる上履きの音が聞こえていた。
「ちっ、あいつ。ちゃんと消していけよな」
団長席のパソコンを落とそうとするとディスプレイには、
【探偵講座:気づかれない尾行の仕方】
なるページが表示されていた。
暗澹たる気分になったのは言うまでもない。
315 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 07:13:09.51 ID:Yb4olKQ/O
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>>314 2
長門有希。情報統合思念体製有機ヒューマノイドインターフェース。SOS団唯一の「人外」の存在
なのだが、万能にして、超人、の彼女に俺は当初持つとは予想だにしなかった、信頼と
信用を持っている。長門がなんども超人的活躍をした現場に立ち会ってきた俺、朝比奈
さん、古泉の3人は、先に下駄箱で上履きを履き替え、仁王立ちになっているハルヒが
宣言した、
「これから有希を尾行するのよ!疑ってるとかじゃないんだから!心配なのっ!」
の言葉の価値をよくわかっている。長門相手に隠し事が通用するはずがない。
それに…今の長門のことだ。どんなに…俺が【気にした】ところで、本当に問題を抱えて
いたしても、自分で片付けてしまうだろうし、そうでないのだったら、俺に黙っておくことは
ない。三年…いや四年前の七夕以来、あいつとは共通する出来事も思いもある。だから、
気にしたところで始まらないと、言わんばかりに、気にしていても、何もしてこなかった
わけだが。
が、確かに、ハルヒが気にしないわけはなく、気にしたらしたところで、こうなるのは
わかっていたが、それが如何に無駄な行為かは、電信柱や壁の影に隠れている
ハルヒの後を付いていく俺ともう二人にも共通するようで、その二人は、ハルヒとは
一定の距離を置いて、いかにもしょうがなくついていっています、という顔をしている。
そのハルヒが一定距離を置く対象、長門有希は、尾行されていることを、気づいている
はずなのだが、気づかないような、いつもの足取りで、あのマンション方向へと向かっている。
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>>316 「とくに変わった様子は…ないわね」
電信柱の影で、無意味にひそひそ声で俺の耳元で囁くその主は、俺のネクタイを掴んだ
ままだ。苦しいぞ。ネクタイを掴まれた理由は「あんた、馬鹿!早いって!」と、ハルヒを
追い越そうとしたときに捕獲されたためだ。
「いい!?尾行ってのはね、距離が大切なのよ、距離。あんたみたいに考えもなしに
ついて行ったら尾行にならないでしょ?」
「なぁいい加減ムダじゃないか?それに…疑うようなマネは…なんつーか、あんまり
よくないぞ」
「疑ってるわけじゃないわよ。でも…ほら!気になるのよっ!つべこべ言わずに来いっ!」
「うおっ!苦しいって!」
振り返ると、他2名は苦笑ともとれる顔で俺を見ていた。
くそ、空気になろうとしてるな…。
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>>318 3
結局…対象者、長門有希は途中、コンビニに寄っただけで、自宅マンション708号室
へと帰った。コンビニのガラス越しに帰宅途中女子高生の買い物を盗み見している様子
はもはや、変態、ストーカーだ。ハルヒにとってはこういった変態行為自体が、なにやら
形のない怪しげな探究心を充足させるのか、マンションのエントランス奥へと消えていく
長門を見届けるとこうもらした。
「結局、なんだったのかしらね?コンビにでも特に変なもの買わなかったし」
元々コンビニには、そう変なものは売っていない。
「新聞と…お弁当だけでした…」
朝比奈さんは、長門の部屋辺りを見上げながら呟いている。
「ま、そういうことだ。きっと早く帰って本でも読みたかったのさ」
早々と切り上げないと、夜通し張り込みをするとか言い出しかねん。日中は暖かいとは
いえ、この時期、夜はまだ冷える。それに、こんなところで夜通し過ごしていたら職務質問
確実だ。国家と法の忠実たるしもべの公務員の皆様を納得させるだけの言い逃れは俺の
辞書には登録されていない。ましてや、こいつの所属組織になんかもっとお世話にもなり
たくない。
「なにか、ご自宅でしたいこと、でもあるのでしょう。本当に言わなければならないことなら、
長門さんならちゃんと言ってくれますよ」
諭すように話す、古泉の意見を聞き入れたわけではないだろうが、探偵物語に今日は
充足したのかハルヒはあっさりと、その意見を受け入れた。
「そうよね…。じゃ、今日は解散しましょ」
ハルヒの声を合図に、おのおの、自宅へと向かう。別れ際、古泉と目が合ったが、その
視線には「機関にも特に報告はありませんよ」と言っているようだった。アイコンタクトだけで
わかってしまうのも…なんだかな…、と思いつつ俺も自宅へと向かった。
支援
>>321 4
自宅へと帰り、いつものように夕食を済ませ、部屋に上がると、今日の出来事を思い返した。
長門が早く帰る理由…。ハルヒは気にしている。古泉、朝比奈さんがどうかは、わから
ないが、帰り際の古泉の視線、からすると、何か、またトラウマになりそうな出来事が
水面下で進行しているわけではないようだ。
俺も気にしているが…、長門のことだ。わざわざ電話したりしても白々しいだろうし、
それに…、あいつなら大丈夫だ。そう信じるに足る実績も思い出もある。大人しくしている
ことにしよう。
手元にあった携帯電話を充電器につなぎ、そろそろ風呂に入ろうかと思っていると、
いつものようにノックなしに妹が飛び込んできた。
「キョーンくん、あのね、シャミのご飯がないんだよ?」
「ん?そうだったか?」
「カリカリがね、このくらいしかないのぉ」
妹は、片手で、手に丸を作った。小学6年生にしてこの、つたない説明の仕方は、
兄の不安を呼び起こさせるが、シャミセンの餌がないのは、実は俺の責任だ。
妹に言われ思い出したが、今日、帰りに買ってくる約束だったのだ。ハルヒの探偵ごっこ
のおかげですっかり記憶領域から飛んでいた。
「わかったよ、今から行ってくる」
愛用チャリにまたがり、行き先はホームセンターだ。この時間ならぎりぎりセーフだろう。
目論見どおり、ホームセンターでシャミセン専用カリカリ(サイエンスダイエット)を手に入れた俺は、
ふっと、夕方のことが気になり…、あの公園経由で帰ることにした。誰かに会える、とか、
そんなんじゃない。ただ、なんとなくだ。
公園の前を通ると。垣根の間からあのベンチが見える。いろいろなことが思い出される
…と、思い出が呼び起こされたのも一瞬、次の瞬間には、俺は目を疑っていた。
公園の中、そう、あのベンチの辺りに長門がいた。が、ベンチに座っているわけでなく…
えーと…なにをしているんだ?あれは?
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>>323 長門は手にタモを持っていた。そう、蝉取りに使ったあれである。そのタモをあっちへ
ふらふらしながら、ブンブン振り回し、こっちへふらふらしながら、ブンブン振り回している。
2度3度、あっちこっちでブンブン振り回すと、何も入っていないだろうタモの網を覗き見ている。
一心不乱、そんな言葉がふさわしい。表情こそはこの距離から見ては取れないが、その
行動からはそんな様子が見て取れる。
ふらふら…ブンブン。
ふらふら…ブンブン。
ふらふら…ブンブン。
で、網の中身を確認。
またふらふら…ブンブン。
ふらふら…ブンブン。
……。声をかけたほうがいいのだろうか?自転車にまたがったまま、長門観察をすること
しばし…、何も取れていないだろうタモを手に長門は帰っていった。
…何か見てはいけないものを見てしまった気がする
支援
>>325 5
昨夜の長門の様子が気になるまま…、上の空で今日一日を過ごし、上の空なのは別に
今日に限ったことではないと自身に言い聞かせつつ、部室へと向かう。部室に扉をノック
して、返事がないことを返事として、扉を開けると、長門が一人でいた。いつもの光景なの
だが、昨夜のことがある。なんとなく…、聞いてみたいが言い出しにくい、そんな気持ちに
なりながらいつものように長門に声をかけた。
「よ、お前だけか」
そう、いつもなら、かくっと、頷くだけなのだが、返ってきた言葉は、
「…見た?」
だった。
「…なんのことだ?」
「昨夜のこと。」
と、定位置のパイプ椅子から俺を見上げた視線は、いつもの長門…の構成成分に
「とぼけないで」的プレッシャーが小さじ1杯分くらい、攪拌されたようで…。やはり気づか
れていたか。しょうがない。気になっていた、最近早く帰るということと、関係があるのかも
しれない。ここは正直にいこう。もともと隠し事なんか出来っこないしな。
>>327 「なぁ、あれは…なにをやっていたんだ?」
何かの怪しい儀式か?お前までハルヒ化して、どうすんだ?
「儀式ではない。」
「じゃぁ…なんだ?」
長門は、そこで「……。」となり、というか言葉に詰まったようで、
「……。」
と、無言の返事をよこし、本に目を戻した。
「…気になる?」
そりゃ、まぁな。
「不安?」
不安ではないが。
「安心して。」
そうなのか。
「見られたからには、しょうがない。」
?なんだそりゃ?
「今夜、公園に来て。」
と、強引に会話は終わってしまった。
支援
>>328 その日のSOS団の活動は、活動日誌に前日の内容をコピー&ペーストすればいい、ような
ものだった。
ハルヒは今日も尾行を宣言し、おそらく尾行を察している長門はまた、コンビニでお弁当と
新聞を買って帰っていった。代わり映えのしないことを、必死にしている気がするが、目下の
ところ俺が気にするのは、今夜の呼び出しであって、尾行ごっこではない。
夜になり、昨日と同じ時間に自転車にまたがる。昨日はシャミセンの食料調達という大儀が
あったが、適当に、約束があって、とだけ言って、家を出た。嘘はついていない。
さてはて、厄介ごとではないような第6感だが、今夜はどんな光景が見られるのか。
公園に着くと、長門はやはり手にタモを持っていて、儀式の真っ最中だった。が、今夜は
呼び出しだ。自転車をベンチの脇に止め、声をかける。
「長門」
昨夜は遠目から見ていたのでわからなかったが、タモを振り回す長門は楽しそう、とは言い
難い、むしろ、必死、といった様子だ。長門が、これだけ必死な様子って…本当に魔人召喚
でもするのか?一抹の不安を抱いていると、儀式を中断した長門がタモの先端を俺のほう
によこした。
「これ。」
タモがどうしたんだ?
「見て。」
ん?なんも入ってないじゃないか?小さな羽虫くらいだぞ。
「そう。」
そうって…この羽虫か?
こくん。頷く長門。いやいやわからんぞ。
「来て。」
と、だけ言って、自宅マンションのほうへと歩き出した。
支援
>>330 6
708号室に上がった俺は、いつもならリビングへと通されるが、長門は素通りして、
窓の外、ベランダまで俺を案内した。
「これ。」
俺は長門の指差した《もの》を見た。
「学名Hirundo rustica。」
「…つばめか」
「そう。和名、つばめ。」
708号室のベランダ上部には、つばめが巣をかけていた。雛が数匹孵っているようで
ピーピー声がする。足元を見れば、糞対策で、新聞紙がひいてある。
「そして、これ。」
長門は台所から炊飯ジャーの内釜を持ってきた。
「?」
覗きこむと、内釜の中には新聞紙をちぎったものと、
「落ちたのか…」
「そう。保護した。」
生後間もないだろう。産毛も生え揃っていない雛が一羽いた。
なるほど…。弁当、新聞紙、怪しい儀式と羽虫。合点がいった。
が、何故炊飯ジャー?
「保護に適する容器がなかった。」
まぁ、鳥かごをわざわざ買う大きさでもないしな、生まれたてだ。
「すぐに巣へと戻せると思った。」
そうか。
「一度は戻した。だが、翌日帰宅するとまた落ちていた。」
支援
>>332 そうなのである。俺は田舎に在所があって、じじ、ばばから話を聞かされたから知っている。
実は、つばめの雛は、よく巣から落ちる。はみ出したのか、そうでないのかは知らんが、
聞いた話では、つがいのうち、どちらか片親が何らかの理由でいなくなると、新しい親が
落としてしまうこともあるらしい。
子供心に可哀想と感じた俺は、じじばばに聞いたものだ。「それは戻せないの?」。
答えは「人の匂いがつくのか、わからないけど、また落ちてくるよ」。
「じゃぁ、育てちゃえば?」。「それも難しいんだよ。一応、法律ではだめなんだしねぇ」と。
いつものコタツ兼テーブルにあぐらをかきながら、俺は長門の入れてくれた茶をすすっている。
向かい側には、ひざの上に内釜を乗せ、ピンセットで羽虫をつまむ、長門の姿がある。
いつもの無表情無感動の姿だが、している行為は母性に溢れるものだろう。
ちょっと、笑ってみないか?長門、と言う代わりに、
「食べてくれるか?」
と聞いた。
長門は、雛をかまったまま答えた。
「少しは。しかし、落下したのは5日前。バイタルレベルが下がってきている。」
そうか、としか答えられなかった。俺のじじばばの話をするまでもなく、長門ならわかって
いるのだろう。長門が今まで読んだ本の中に動物図鑑があるかどうかはわからないが。
「お母さん、だな」
俺が言うと、長門は黙ったままだった。
支援
>>334 長門の部屋を、おいとましてから、道すがら思う。
俺は、あの雛の行く末を知っている。おそらく、長門も。
博愛?慈愛?どうなのだろう?
情報思念体製造の有機ヒューマノイドにそんな感情はあるのだろうか?いつしか思ったように、
感情ってもんが宿ろうとしているのだろうか?
無駄なこと、とわかっていても、生への執着を示すのは…人間だからか?生物だからか…?
わからん。正直、わからない。いや、わからなくてもいいのではないだろうか。
長門が雛を拾った、ほっとけなかった。団活を早く切り上げてまで気にした。その事実に
理由付けや説明などいらないのじゃないか?
膝の上に雛を抱える長門の情景を思い出しながら、自転車を漕ぐ足を速めた。
支援
>>336 7
翌日、不思議探索という強制スケジュールのない休みを、自宅で過ごすという、安易な
選択で、これを満喫していると、夕方になって長門から電話があった。やはり、来たか。
「出来たら、で構わない。来て欲しい。」
いつもと変わらないトーンだが、昨日の今日だ。用件はわかる。
すぐいく、とだけ答え自転車にまたがった。
実績より若干早い時間で、マンションに到着。インターホンにいつもの番号をプッシュする。
「……。」
エレベーターでいつもの階まで上がる。
「長門、俺だ」
音もなく扉が開く。
「入って。」
いつもの長門の様子だ。
通されたリビングの机の上には、かつて炊飯ジャーの内釜、現在、雛のかりそめの宿と
なったものがおいてある。
「……。」
無言で机の脇に立ったまま、指差す長門。俺は、心境を悟られないように、宿の中を
のぞいた。
雛は、やはり息絶えていた。完全に弛緩したその姿は、小さく、か弱い姿ながら、命、
が消えてしまったことが一見してわかる。
「……そうか」
「17時02分36秒。」
と雛に目を落とし、
「生命活動が停止した。」
と言った。二人とも机を挟んで立ち尽くしたまま、今はもう動かない雛を見下ろしている。
とは言え…いつまでもこのままにしておくわけにもいかない。長門の心情…もわかるが、
このままでも可哀想だ。いくら…どうしようもなかったとしても。
支援
>>338 「公園に…埋めるか」
長門はいつもの無表情な棒立ちの姿のまま何も答えない。
「公園なら、近いし、俺もお前もいつでも行ける」
しばらく「……」と、間が空いたが、やがて、
「その必要はない。」
と答え、雛のなきがらをそっと、手に取った。
「長門?」
俺の呼びかけには答えずにベランダのほうへ歩き出す。
ベランダに出た長門の横に俺は並ぶ。
頭上には、親鳥の帰りを待っているのだろうか、雛がじっと、巣から顔を出している。
眼下の町並みが、オレンジ色に、赤く…きれいなほどに染まっていた。
長門の白い顔に、夕日が映りこんでいるようで、光の中、長門がベランダの手すりから手を
伸ばしながら言った。
>>340 「構成情報を一旦全解除し、再構築する。」
長門?
「…開始。」
短く、長門が何かをつぶやいた。
長門の手のひらの上の雛が小さく輝いたかと思うと…それは小さな白い羽根、たった
1枚の羽根となって、オレンジ色に染まり、同じくオレンジ色に染まった長門が手にしていた。
「構成されている有機情報量が少ない。…1枚が精一杯。」
俺は、物言わず、長門の手のひらの羽根を見つめる。
長門は、その指先で羽根をそっとつまみ、風に舞わせた。
「飛べ。」
眼下へと風に運ばれながら、飛べなかった雛から再構成された羽根は空へ、舞っていった。俺は見えなくなるまで目で追っていたが、ふと、長門の横顔を見ると、いつもの無表情で…、
《そうか》、何かを我慢するかのように羽根を、街並みを見下ろしていた。
「なぁ、長門」
俺は言った。
「なに?」
「…泣いてもいいんだぞ」
>>341 エピローグ
次の月曜日から、また、いつもの一週間が始まった。
火曜になっても、水曜になっても、長門は、もう、早く帰ることはなかった。ハルヒは
「なんだったのかしら?」と数日間、気にしているが、まぁ、そのうち忘れてくれるだろう。
俺は…といえば、そんなに変わりない。長門の様子が…気にならない、と言えば嘘だが、
あいつのことだ。本人が意地っ張りなんだから触れないに越したことはない。やはり、
あいつもハルヒ化してきたのか?それならそれで困るが。変なとこは似ないで欲しいものだ。
「巣立ったか?」と、もうしばらくしたら聞いてやろう。
そしてその時に教えてやろう。
つばめは、毎年同じところに営巣する習性があるってことを。来年も、そして、《再来年も》。
長門がそれを知っていたとしても…知識としてではなく、俺から伝えようと。そう、思っている。
―――終―――
>>342 参考文献:wikipediaの「つばめ(生物)」の項を参考にしました。
あとがき兼言い訳:実は「まとめサイト」の過去作品を全然読んでいません。
思いつきで書いた話なので類似の話があったら、ごめんなさいです。
実は、つばめの生態についてはそんなに知りません。今年、近所のラーメン屋で見かけ
たのと、母方の在所に巣があったのを思い出して書いただけですので、文中で「うえっw
実際と違うじょwww」ってなってもご了承ください。批判・アドバイス等お願いします。
投下中、支援いただいた(いただく予定?の)皆様、ありがとうございます。
まとめサイト、管理人・ご協力者の皆様、お疲れ様です。
私の前作「ワードオブライツ」をまとめてくださった、ID:M/NM9dks様、この場を借りてお礼
申し上げます。
最後に読んでいただいたvipperの皆様、つたない文章・表現です。ありがちな話です。
お付き合い、ありがとうございます。夏厨は宿題しなさいよっ!
皆様の、この夏のご健勝をお祈りしております。【ヨーロピアンパフェ2007年7月22日】
乙!!
すまんもう会社いく時間だから会社から携帯で読むよ
345 :
ヨーロピアンパフェ ◆pnAJMBWtQA :2007/07/23(月) 07:43:10.75 ID:Yb4olKQ/O
自力支援で足早に投稿しました。読んで頂いたみなさま、ありがとうございます。
乙!いい作品だった。ぶっちゃけ俺もツバメの生態なんてしらねぇけど
それとおまいの礼儀正しさに一瞬vipにいることを忘れたwww
才能に嫉妬しつつ次回作に期待!
347 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 07:49:59.19 ID:DOWGAy6H0
乙、話自体かなり楽しめた。
乙!
通学電車の中で拝読させてもらったよ。
349 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 07:57:00.65 ID:ToUkEVs/O
乙!おまえさんの礼儀正しさに泣いた
350 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 07:59:23.62 ID:XMbdfOzc0
351 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 08:16:36.46 ID:VvCNNQkm0
ついにやってきた夏休み、おれはこの時をまっていた
夏休みといえば、休みの宝庫
体をやすませるには贅沢すぎる日々だ
だが俺に夏休みなど存在しないのだった
何故なら・・・・・・・・
「はーいみんなおっはよー!」
こいつがいるからだ
「ところでハルヒ、この部活の予定表とかないのか?無いといつ休みとかわからんし」
「はいはい、そんなのあとでいいから自分の仕事しなさい」
たくっ相変わらずいい加減なやつだ、まぁそれはほっといて
「なぁハルヒ、特にやることないんだからよ別にいつもあつまることなくないか?やることなきゃ集まっても皆意味ないだろ」
「たしかにそうねぇ、毎日暇になりそうだし最近つまんないし」
それをいうなって、そもそもお前がつくった部活じゃねーか、本当にいい加減な奴だ
だが、この時だれも予想していなかった出来事が起こることは誰もしらなかった
始まりはこんな感じですが、俺はアニメしかみてない初心者です
つまんなかったらすんません
352 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 08:32:13.37 ID:VvCNNQkm0
「あーもう今日はつまんない!解散」
「早っ!まだ15分ぐらいしかたってらんぞ」
「だって、暇だからしかたないじゃない!じゃあね」
「ちょっ予定表・・・・・・たくっ・・・」
「じゃ私も失礼します」
「私も失礼します」
古泉と朝比奈さんは帰ってしまった、部室には俺とすみっこで本をよんでる長門しかいない
俺も帰る準備をして、廊下をでた
「はぁ、最近部活がどーもはかどらん。始まった当時はあんなにハルヒもよろこんでたのに今はなぁ」
もうSОS団が始まって長い月日がたち俺たちはもう三年だ。この部活は大会なども存在しない
まぁどっちかといっちゃ楽な部活だ
いやちょっとまてよ、部活ってたしか
「引退ってやつだっけか・・・・・・!たしか部活をやめる日があるんだよな」
俺も中学の時部活をやってたが夏になると三年生が部活をやめる日があった
それと同じに、SОS団も終わり・・・・・・・ってことか
俺はすこし胸が痛くなった
353 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 08:32:32.45 ID:Yb4olKQ/O
>>351 長門『あなたは不安にさいなまれている。しかし、誰でもそう…気にしてはだめ』
ハルヒ『当たって砕けちるのよ!』
みくる『あ、あの、とにかく、がんばってくだひゃぁい!』
354 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 08:40:47.46 ID:VvCNNQkm0
やっやばい「1レスには最大30行」できてない・・・・・・・
これから気をつけます!まじすんません!
>>353 あたって砕けちるつもりです!
頑張ろう
そしてちょい出かけて来ます
たしか保留?ってやつかな
では
保守
356 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 09:08:47.44 ID:HTmkqC1F0
保守
357 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 09:18:11.61 ID:i/fini1D0
保守
358 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 09:27:09.64 ID:W98e+EPRO
あの古畑任三郎SSに西園寺君は出てくるのだろうか。
保守
359 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 09:40:23.90 ID:7WlqJieT0
は
では続き
>>352 俺は下向きながらつぶやいてた
「そうか、この長くいたSОS団も引退か・・・最後はみんなとパァーとやりたいが・・」
ブツブツいってるその時
「キョーーーン!」
ドガっ
「いって!何すんだこの野郎」
ハルヒのタックル、不意打ちとは卑怯なやつ・・それは置いといて
「おいおい部活がおわって、時間はたってないというのにお前は・・」
「だって暇なんだから仕方ないじゃない、文句ある?」
「いやいや、文句はないんだがな、気にしないでくれ」
なんで俺は謝っているんだろう
そして俺は考えていたことをハルヒにいってみた
「なぁハルヒ、おまえがつくったあの部活のことだが、もう引退・・どう思う?」
「え?引退?何のこと」
「バカヤロー俺たちはもう三年、引退する日がきまってんの!引退って言い方は変だけど」
「あ、そうゆうことね、まぁいい部活だったわ」
「・・・随分軽くいうなぁ、もっとこうさぁもっとやりたいことがあるとかさぁ」
「私は満足してる、悔いはないわ」
ハルヒが大人らしくみえた、こいつからそんな発言がでるとは思いもしなかったからな
「そっか満足してたのか・・・」
「うん・・・・・」
か
362 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 10:14:37.34 ID:7WlqJieT0
ほ
「じゃあね、キョン明日絶対きなさいよ!」
「わかってるわかってるじゃあな」
そして俺は家に帰ってきた
「あぁあ、あっついなぁおれの部屋にクーラーをつけてほしいぐらいなんだが」
本当に冗談ぬきで蒸し熱い、サウナの気分だぜ
とその時
「キョンくーん」
「どうした、わからない問題でもあるのか?あいにく俺も暇人じゃないんだあとにしてくれ」
「ちがうよーテレビの裏にあったのーおたよりがー」
「なんだなんだ、たくっこんなホコリくさいもの・・・・・」
「えっーとなになに、なーんだ夏の予定表か一応みとこうっと・・あっ引退日はいつだっけ・・」
まじかよ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・おいマジかよ
引退日明日じゃねーかよ!!!聞いてねーぞオイ!
「キョンくーん?調子でもわるいのぉ?」
「ちょっと部屋からでていってくれ・・・・・・」
おいマジかよ、冗談だろ明日なんい聞いてねーぞ・・まるでテストがいきなりでるぐらい・・・
いやそんなこといってる場合じゃない!といってももう11時、もうみんな寝てるだろし
何もできない・・・・・
みんなはこのことしってるんだろうな、だからハルヒも絶対来いっていったんだな
俺はなんて愚かものなんだろう・・・なんてバカな男なんだろ・・
仕方ない、明日は待ってくれない明日になって考えよう
そして翌日
364 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 10:15:51.98 ID:W98e+EPRO
ご
「うぃーーす」
「おはようございます」
朝から古泉の声、なんだかイマイチだな、朝比奈さんにいわれたかった
だが考えてみればこいつと部活で会うのも最後、あとクラスもちがうしこいつとはあまり昼休みなどは会わない
今おもうと古泉もいい奴だったような気がする。オセロやトランプとかの相手もしてくれたし
こいつと話すのもこの日が最後かもしれない
いま思うとこいつのウザさも、よかったな、いやそりゃないか
「おはようございますぅ」
あっ朝比奈さん!それを待ってました!あなたの声を聞くと朝って感じがするんだよなぁ
そして朝比奈さん、この人は本当にいい人だった可愛くて毎日おいしいお茶をついでくれる
頼りにはならなかったけど、うんいい人だった
「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
そして長門こいつはなんというか、置物?いやそれは失礼だなうん
こいつは意外と存在か濃かったような気がするな
毎日読書ばっかしてるけど、ちがう面がある
あの朝倉事件とかな・・・うー怖い
あとはハルヒだけだが、なかなか来ない
あいつが絶対来いといったのに何やってんだか
「涼宮さん遅いですね」
「まぁ気楽に待とうぜ」
そして1時間
ちょいと保留しときますね
367 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 10:35:01.68 ID:dv+ZuyXo0
乙
369 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 10:44:20.91 ID:7WlqJieT0
ほ
370 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 10:54:10.66 ID:7WlqJieT0
さ
371 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 11:02:23.86 ID:7WlqJieT0
ほ
も たまには別ので
373 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 11:09:02.29 ID:7WlqJieT0
古
374 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 11:09:13.93 ID:6VL2R/By0
池
376 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 11:10:54.28 ID:/PDLp4mj0
ハルヒ「いやー久々のツンデレは面白かったわ!
ダンスも久々に踊ったし、ヲタ役も悪くないけどやっぱはっちゃけないと!」
古泉「視聴させていただきましたよ。実に生き生きとしてましたね。」
長門「……私も出た。次回予告をした。」
古泉「長門さんも出たんですね。どうでしたか?」
長門「……ユニーク。」
キョン「いやはや、12話以来の出演だったよ。しかも今回は本人役だからな。」
古泉「ふふふ、見ていましたが楽しそうでしたよ。」
キョン「そうかね?まあ結構悪ノリしたからな……」
みくる「私は出れなかったけど、代役の人がやってくれて、あと着メロで出たんですよぉ!」
古泉「それはそれは。存在をアピールできただけでも素晴らしいことですよ。」
古泉「では涼宮さん、ちょっと僕はバイトがあるので失礼します。」
ハルヒ「ああそう?わかったわ。……それでね、本編のセリフをいろいろパロってね・・・」
キョン(おかしいな?ハルヒはあんなに上機嫌なのに……)
古泉「僕も……出たかったですね……ふふっ……」
部室を出た古泉の目には、涙が浮かんでいたという……
377 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 11:19:17.89 ID:W98e+EPRO
378 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 11:20:40.63 ID:K/iNkDGPO
らきすた見たかったなぁ
379 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 11:21:52.85 ID:/PDLp4mj0
>>377らきすた16話。
こなたはハルヒ声になるわ長門とキョンは本人役で出るわみくるの着信音出るわハルヒダンス出るわで、
SOS団大集合だったんですよ。 古 泉 以 外
380 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 11:25:27.21 ID:yfBpDAVlO
らきすたにキョン出てたけどなんか変じゃなかったかw
妙に太ってた
381 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 11:37:43.36 ID:GyHtAu/FO
保守
382 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 11:44:09.53 ID:ta0EzDE00
保守
あ
384 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 12:15:49.96 ID:GyHtAu/FO
保守
385 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 12:23:13.53 ID:kWM0ngQlO
今みたwwwwひどいな
保守なのね
387 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 12:33:00.74 ID:ToUkEVs/O
保ー守。
やばい早く続きかかないと、すんません!
>>365 「涼宮さん来ませんね、もう時間立ちすぎですよ」
「お前以外と短気なんだな、でも本当に遅いな」
二時間後
「おい、まじかよ・・・」
「今日は引退日、みんなそろって綺麗な終わり方をしたかったんですが、仕方ありませんね」
「おい、古泉お前まさか帰る気じゃないだろうな」
「でももう三時間もたってるんですよ、これは病欠などの可能性が高いでしょう残念ですが・・」
「でも・・俺はこんな形で終わりにしたくねぇ!なぁなんとかなんねぇのか!」
「落ち着いてくださぁい・・キョン君・・」
朝比奈さんに止められた
だが本当にこんな終わり方でいいんだろうか、いままでずっーとこのメンバーでやってきた
俺は少なくともこんな終わり方にしたくない、あいつがいなきゃ終わりなんて絶対に嫌だ
ズタタタタ・・・・・
随分廊下が慌しい、何かあったのだろうか
「おい、きいたか涼宮ハルヒが交通事故にあったんだってよ!」
「まっまじかよ!あいつまた変なことでもとたかったんじゃ・・・」
「!」
心臓がまるで矢に刺さったごとく俺は動揺した
「お・・おいお前ら!涼宮はどこにいる!どの病院だ!おしえろ!」
「しっしらねぇよ、校長にでも聞け!」
俺は急いで職員室に乗り込んだ
保守
390 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 13:02:10.37 ID:VvCNNQkm0
「すんません、宿題無くしちゃって・・・今度はなくさな・・おおキョン!」
「どけ谷口!邪魔だ!」
俺は谷口など無視して急いで校長室にむかった
「すいません失礼します!校長、三年×組の涼宮ハルヒが交通事故にあったことを聞きました、どこの病院にいるんですか!」
「おお君は涼宮くんと同じ部活をしてる子だね、病院はあそこの大きい総合病院だ私もすぐいくが」
「ありがとうございます!」
俺は急いで部室にもどった
「おい、みんな聞いてくれハルヒはあの肉眼でもみえる大きな病院にいる!すぐいくぞ!」
「わかりました、私がいまから車をお呼びいたします」
古泉が今日は輝いて見えた、んなことつぶやいてる場合じゃない
そして三分後
「さぁみなさん乗ってください」
ブゥゥウーン
随分スピードをだしてんな、警察につかまらないといいんだが、だがハルヒもやばい状態というのは確実
このぐらいのスピードは無礼講だろ!
朝比奈さんは不安そうな表情、長門はボッーとしてる、古泉は真剣な眼差しで前をみてる
ハルヒ絶対に死なないでくれ・・・・!
そして十分後
「つきましたね、みなさん降りてください」
俺は猛ダッシュで病院の入口まで走った、いや走ってるのはみんな、みんなあいつのことが心配なんだ
そしてエレベーターにのり、ハルヒのとこについたが手術中だった・・
「ハルヒ・・・・」
「涼宮さん・・」
「涼宮さぁん・・・」
「・・・・・・・・・・」
391 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 13:02:41.20 ID:A92IL/boO
シュ
保守
393 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 13:04:08.78 ID:kWM0ngQlO
wktk
もしかして書きながら投下しているのかな?
395 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 13:07:42.25 ID:kWM0ngQlO
ほしゅ
396 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 13:09:37.96 ID:Gg4lzgcxO
頑張って書いてるとこ悪いが、書きながらの投下はNGなはず。おもしろそうだし、完成させてから改めて投下するのがいいかと
397 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 13:15:41.47 ID:kWM0ngQlO
ほしゅ
398 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 13:22:50.12 ID:VvCNNQkm0
そして手術中と書いてあるとこのランプの光が消えた、どうやら手術がおわったようだ
「ハルヒ!」
俺は真っ先にハルヒの方に近づいた
そこには、息がかすれているようなハルヒがいた
「おいハルヒ、大丈夫か!もうどこもいたくないか?」
「キョ・・キョン・・・な・・の」
「ああ、俺だ!大丈夫か・・おまえ、顔傷だらけじゃねーか・・」
「・・・・・・・・」
「おい・・・ハルヒ?」
「・・・・・・・・・・」
「おい、ハルヒ返事してくれよ!おいハルヒなぁハルヒ!」
「やめてください!患者さんなんですよ!」
「ハルヒ、俺はお前が大好きなんだよ!好きでしょーがねぇんだよ!お前死んだら許さないからな!何がなんでも許さない!」
「キョンさん・・・・・」
「ぶっははははははは!」
「ん・・・・」
「何いきなり大声だしてんのよ〜〜しかも大好きだなんてこんな状態で告白されても」
たしかに自分書きながら投票してとましたぁぁぁ
本当にすんません
こんなヘタな小説かいてまじすんません!
自分もっと涼宮ハルヒの憂鬱を勉強しようとおもいます
漫画よんだり小説かってみようと思います
完成させてから改めて投下してみようと思います
アドバイスしてくれた人どもです
それでは最後なんですが書いたほうがいいんでしょうか?
自分は修行してから書くかもしれませんけど・・・
400 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 13:30:45.53 ID:rdd14n0v0
まぁ、平日のこの時間なら大丈夫なんじゃない?
保守がわりで。
わかりました
最後を書いて修行にでてみようと思います
では最後にと
>>399 書き終わってから、投下したほうが、よい。
書きながらの投下は推奨しない。
だが、続きに期待
404 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 13:48:07.30 ID:Cs0PV73W0
保守
405 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 13:50:27.50 ID:rdd14n0v0
ほいずみ
「ハルヒ・・ハルヒィー!」
俺はハルヒに抱きついた、やっちまったぜ
「ちょっキョン!まだ私安静にしてなきゃいけないのよ・・・」
「ハルヒ・・ハルヒ・・・」
「キョン・・男は泣いちゃだめなんだからね・・・」
「おやおや、お熱いカップル誕生ですね」
「そうですね・・・でも涼宮さんが無事でよかったですぅ」
そして翌日、ハルヒの入院室で
「では、SОS団の引退式をいわってカンパーイ!」
「おいおい、ハルヒおまえ元気だなぁそこしは病人らしくしろよ」
「馬鹿ねーわたしはケガしたのは足!だから上半身は元気なのよ!しかも足怪我したくらいでキョンがあんなことを・・ぷっ」
「うっうるせぇあれは古泉、古泉がいったんだよ」
「正真正銘キョンさんですよ」
こいつ録音してやがった・・・なんで録音してたんだ・・悪用したら10秒で殺す
「でもついにこのSОS団もおわりなんですねぇ・・なんだかさみしいですぅ・・」
「みーくるちゃん!そんな悲しい顔しないの!さぁみんなそろそろ時間ね、」
「おわかれ会もこれで終わりだな」
書きながらの投下の是非って、テンプレに載ってないんだよな。だから分かんない人が多いのかもね。
ここ最近のふいんき(ry)として、基本的にはダメ。平日昼間など過疎っている時は許容範囲、って感じかな。どちらにしても、投下予告があった場合は自粛する。
でも、一番重要なのは住人の空気だな。ダメって人が多かった時は止めといた方がいいだろうし、いいって言われたら桶だし。
ってなわけで、これからも頑張れ!
「じゃあみんないままで本当に協力してくれてありがと。本当にいい部活だったわ、私ももう大満足よ」
「これでSОS団はもう終わりだけど、みんなこれからも学校生活がんばってね」
これで終わりか・・いざなくなると本当にさびしいもんだな
みんな・・本当にいいやつらばっかだった
「じゃあみんな、さよなら」
「涼宮さぁん本当にありがとうございましたぁ」
「うん・・・」
「じゃあまた会いましょう涼宮さん」
「う・・・ん・・・」
「・・・・・」
長門か本を閉じた
「グッバイ」
「う・・・ん」
「じゃあ・・・なハルヒ」
「う・ん・・」
バタン
「うっ・・うっ・・ひっく・・みんなぁ・・・」
病室のドアをしめた時ハルヒの泣き声が聞こえてきた・・・・
悲しいのはお前だけじゃない
みんな悲しんでるんだぜ・・・・・・
これでSОS団の幕は落ちた
終
思ったがなんでハルヒ達が3年なのにみくるがいるんだぜ?
留年
>>409 ぁぁぁぁぁああああぁぁぁあぁ!
ヘタこいたぁあああああぁ・・・
みなさん最悪な小説かいてマジすんませんした・・
こんな誤字ばっかの小説・・・
小説マジで勉強してきます
それではみなさんこれからも頑張って
何はともあれ乙
野暮な事突っ込んですまんかった
ほ
414 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 14:36:47.05 ID:hPyyQKiI0
500から浮上保
守
416 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 14:54:56.61 ID:GyHtAu/FO
保守
ニコニコでらきすたの16話みて吹いた。やりすぎだろw
次回予告とか。
保守
419 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 15:27:17.17 ID:s2izf7TwO
420 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 15:28:13.79 ID:tcwE5ptnO
長編来るまでのつなぎに投下しておっけーですか?
保守である
かもん
424 :
昼休み(鶴屋編):2007/07/23(月) 15:33:07.41 ID:tcwE5ptnO
3…2…1
「やっほーキョン君!向かえに来たよ!めがっさ待ちどうしかったかい?私は、」
「ストップ、ここは教室ですよ、鶴屋さん」
「お?おぉ!ごめんごめん、なになに?顔真っ赤にしちゃって!」
あー嬉しいんですが、回りの目が〜、ってみんな
もう慣れたよ
って目をしている〜。喜んでいいのかこれは?
「今日はどこ行こっか?あと45分!ちょろっと二人で旅立とうかい?!」
「あ〜とりあえず、遠慮しておきます。」
付き合い始めた頃は毎日のように昼休み学校を抜けだし二人で遊びに出ていたのだが、そろそろ単位がやばいので、残念ながらも二人とも学校でおとなしくしてるというわけだが、
「もー、めんどくさいから婿養子に来ちゃいなさいな!めがっさかわいがってあげるにょろ?」
といいだす始末で、俺には手に負えなーい。鶴屋さん、将来の父親が中卒なんて嫌でしょう?
「あい?あんま気にしなっい!」
高卒はさせて欲しいです。
しかし、口に出さずとも二人とも共通して感じ取っているものがある、一種のつながりみたいなものだな。きっと思ってるははずさ、
今この時を幸せにすごそう、ってな
425 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 15:38:13.18 ID:tcwE5ptnO
先生の号令とほぼ同時に、
「キョン!いくわよ!」
と団長直々に俺の手を掴み、教室から颯爽と離脱するかと思いきや、
「あんたも速く走りなさい!」と一言。
わかったから、わかったからおちつけ、そんなに二人だけがいいか?
「そうよ?悪い?だれにもじゃまされたくないの!」
ジョークだって、真に受けんなよ。
「う、うっるさいわね!…あ!それと今日の放課後あんたの好きなCD買いに行くわよ!」
あぁ今日発売だっけ、じゃあデートだな。
「わかればいいのよ!」
顔が真っ赤たぞ、ハルヒ。
そんなこんなで今日も校舎裏で二人と一匹で昼食タイム、一匹の子犬をハルヒが拾って来たので、ここに来る事を口実に二人で昼休みを過ごしている。
とはいっても、子犬を拾ったのが愛の告白から一日も立たないうちという………やっぱりあの力か?
ハルヒ、神様の使い方間違ってんぞ。
「そうね、でもそんな小さな事しかできない神様でも、いないよりましでしょ?」
「誰の事だと思ってるんだか…」
「なんかいった?キョン?」
いいえ、なにも団長さまっ…
「バカキョン!二人の時は名前で呼んでっていってるでしょう!?」
あ、そうだ。ドッグフードも今日買わないとな?
「人の話を聞きなさ…」
なぁ
「ハルヒ」
「っ!……うぅぅ、こんの!!バカキョ〜ン!!!!!!!」
426 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 15:40:00.49 ID:tcwE5ptnO
すまん、昼休み(ハルヒ編)です。
勝手な妄想で全員分書いてしまった。失礼しました。
支援?
全員分投下ヨロ
430 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 15:47:42.57 ID:tcwE5ptnO
>>428 このスレの250くらいのところから他の4人長門、朝比奈、古泉、朝倉かいてます、暇だったら読んで見てください
431 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 16:02:05.18 ID:tcwE5ptnO
ほしゅ
>>430 気付かなかったorz
ってな訳で読んで見ました。いいねえ。甘いってのもあるがほのぼのしてる。
裏SOS団の四人もぜひ見てみたいのでおねがいします
433 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 16:18:12.49 ID:tcwE5ptnO
ういっす。もっかい読直す時間ください
しかし、裏はきゃらがなかなかまとマンねぇ、佐々木ぐらいなら……あるいは
434 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 16:36:03.04 ID:GyHtAu/FO
保守
435 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 16:42:15.77 ID:HYWjgRsf0
hosyu
「さて、今日は何を食べようか?キョン」
何でもいいんじゃねーか?特に食いたいもんなんてねーよ」
「なら、私をたべ」
ないよ…お前にボケはにあわねぇっての。
「ならはやく、学食へ行こう、席が埋まってしまうよ。それともなにかな?僕との食事が嫌になったとか。」
そんなんじゃねーよ。つか、最近元気だよな。悪い言い方をすればはしゃぎすぎなんじゃないか?
「わざわざ悪くしなくてもいいだろう。そうだね、君と一緒だと毎日が充実する、なにかとあたらしいことが見つかるんだ」
気のせいだ、というか台詞のあちらこちらがはずかしいぞ。
「ほら?また新しい僕を見つけてくれた、って一本取られたって顔しないでくれよ。」
いや、完全に墓穴だったな。本当お前には勝てる気がしないよ。
「勝ち負けなんてないだろう、それより早く学食に行かないと。」
「………ちょっとまて」
「でも、席がなくなるよ?用事があるなら、先に行っているよ、絶対に来てくれよ?」
「あ〜、そうだな、ここに二人分の惣菜パンとお茶、ついでに一つ席が空いてるんだがそれでも、学食へ行くか?
「さっきの言葉、訂正させてもらうよ………君には敵わないなぁ」
ほら、さっさと座れ。時間は大切に使うんだろ?
保守
438 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 16:59:54.06 ID:GyHtAu/FO
保守
危ない
保守である
441 :
以下、名無しにわかりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 17:15:37.64 ID:xqITuoos0
極貧古泉読んでて思いついた
古泉「トイレに行きたいのですが水道止められましたね・・・・
そうだ、近くの公園の公衆トイレを利用しましょう。
そろそろ我慢も限界に近いので全力疾走で行きますか。
おや、公園のベンチに座ってるのは・・・・」
いろいろゴメン
442 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 17:16:17.38 ID:agU+u6eH0
443 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 17:28:21.41 ID:GyHtAu/FO
保守
444 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 17:30:19.49 ID:aQLDPM3jO
446 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 17:52:27.04 ID:GyHtAu/FO
保守
447 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 18:03:50.20 ID:GyHtAu/FO
保守
保守
>>444 スレっつーかまとめは今日で1周年らしいな
ほ
む
>>449 マジで?
管理人さん色々と乙でした。
これからもお世話になりますw
452 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 18:35:14.03 ID:LMXz6bey0
あげあげでしょ。
453 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 18:44:59.99 ID:7WlqJieT0
ほ
し
455 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 19:10:21.73 ID:GyHtAu/FO
に
な
っ
た
キ
460 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 19:14:59.98 ID:7WlqJieT0
ョ
461 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 19:15:24.42 ID:hPyyQKiI0
コ
462 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 19:15:51.78 ID:kcR3QctXO
ン
463 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 19:16:04.00 ID:qdv8MIK30
465 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 19:23:34.82 ID:fnO7VafN0
アッー!
ブックカバーが届いた保守
467 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 19:29:52.08 ID:m6Ljn6qTO
保守だねっ!
保守にょろ
469 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 19:53:37.57 ID:GyHtAu/FO
保守
保守である
HOHOHO保守
472 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 20:16:36.67 ID:hPyyQKiI0
ィ´:::::::::::::::::ヽ
f::::(::::i::L.i_i_i__l)
j::::::ヽ::| ё ノ::|
/:::::::( つ旦Oν、
ノ:::::::::::( ):::::::::::::)
∪∪
>>472 久しぶりwwwって、此処アナルやない!プリンや!w
474 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 20:25:36.50 ID:7WlqJieT0
くにょ〜ん
475 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 20:26:47.54 ID:hPyyQKiI0
えー昨日の続きを投下してもよろしいでしょうか?
477 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 20:28:22.70 ID:7WlqJieT0
ktkr
もちろんおk
478 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 20:28:53.22 ID:0QeRSrD60
まってました!!!
事件から二日後の朝、俺は妹という目覚ましで爽やかとは言えない目覚しで起きて、
いつも通りのハイキングコースを昇っていた。
いつもならここらへんで谷口に声をかけられるな……と考えていたが、
今日はまったく別の人物から声をかけられた。
古畑「んふふふ……キョンさん、おはようございます〜。」
キョン「古畑さん……!」
そう、昨日俺達の部室にやってきた、あの怪しげな刑事だった。
キョン「で、何の用ですか?」
古畑「用?いーえー違いますよ、たまたま見つけたんで声をかけさせて頂いただけでして……」
それにしては待ち伏せしてたようにしか思えない。
完全に俺にターゲットを絞っていたんじゃないか?と思うほどだ。
古畑「えー昨日尋ねさせて頂きましたが、なかなかよい部活ですねー。
普段はどのようなことを?」
キョン「活動らしい活動なんてしてないですよ。てきとーに暇を潰しているだけです。
ただ、たまにハルヒが何かイベントを持ってきたりするけど。」
古畑「一昨日のイベントも、その一環ですか?」
キョン「そうですね。基本的にハルヒの思いつきで俺達は動いてます。」
古畑「生徒会とはどのような関係で?」
やはりそこを聞いてきたか……下手なことは言わない方がいい、この男の前では。
キョン「別に。対した関係は無いですよ。」
古畑「えーそれにしてはですね、あんな顔写真つきの名簿まで用意してあって……」
キョン「向こうがどう思ってたかは知りませんが、こちらから生徒会と関係を持とうとしたことはありません。
もう学校についたので、これで……」
話して歩いているうちに学校に到着していたので、ここで話を切り上げることにした。
この男と話していると、とても不安になるからな。
古畑「えーありがとうございました。勉学頑張ってくださいね?」
キョン「そりゃどーも。じゃあこれで……」
勉学なんて真面目にする気は無いんだけどな。とにかく早くこいつから離れたかった。
俺はそそくさと駆け足で教室へと向かおうとした、が……
古畑「あ、キョンさん!」
キョン「なんですか?まだ何か?」
古畑「制服のボタン、まだ抜けてますよ?」
そうだ。昨日家を探したんだが無かった。やはり学校にあるのか?
キョン「ああすいません、忘れてました。」
古畑「はやく直した方がよろしいですよー?では。」
古畑は去っていった。まったく……ほんとに話していると疲れる。やれやれ。
482 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 20:30:28.95 ID:7WlqJieT0
支援
483 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 20:30:36.42 ID:uQLcvb+q0
捜査編じゃないのか的保守
1時間目の授業が潰れて、緊急の全校集会となりました。
話題はもちろん、一昨日死んで昨日発見された生徒会長についてです。
そう、僕達の手で殺した……ね。
校長先生の話や、生徒会長引継ぎ式などがありましたが、僕には興味の無いことです。
退屈な集会が終了し、教室に戻ろうと廊下を歩いている時でした。
古畑「古泉さーん。どうも〜。」
古畑という刑事が僕に話しかけてきました。
昨日の様子では明らかに僕等を疑っていましたね。警戒しなければ。
古泉「古畑さん、何故学校に?」
古畑「えー、まだ捜査は続いておりまして。
それでですねーお願いがあるのですか。」
古泉「なんでしょう?」
古畑「生徒会室に行きたいのですがーえー……場所を忘れてしまいまして。
よろしければご案内をお願いしたいのですが。」
ウソ……でしょうね。恐らくは僕と話すための口実。
しかしここで断るわけにもいきません。
古泉「よろしいですよ。お付合いしましょう。」
485 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 20:31:22.37 ID:uQLcvb+q0
保守じゃないや支援だった。やはりなれないことをするとダメだね
生徒会室へと向かう間、古畑は僕にしきりに質問してきました。
古泉「えー少々お尋ねしたいことがあるのですがよろしいでしょうか?」
古泉「構いませんよ。」
古泉「実際のところ、SOS団と生徒会は……んー、どういう繋がりがあったのでしょう?」
やはりそこを聞いてきました。
もう「何も無い」で通すことは不可能でしょうね。
古泉「まあ……敵対という関係にあったでしょうか。」
古畑「ほう、それは何故?」
古泉「我々の団体は非公認ですからね。それにやっていることも1つの部屋で自由行動。
目をつけられるのも当然であったでしょう。」
古畑「えーだからあんな顔写真付きのリストを?」
古泉「でしょうね。しかし古畑さん、敵対していると言っても、それは向こう側のみです。
こちら側は、正直気に留めていませんでしたね。
私達の団長である涼宮さんは、生徒会にどう言われたからと言って気にも留めません。」
古畑「んふふふ、確かにそうでしょうね。あ、ここでしょうか?」
古泉「ええ。では僕はここで失礼します。」
僕はあいさつをしてその場を去ろうとした。しかし……
古畑「あ、そうだ!1つ言い忘れてました!」
まだ何かあるのでしょうか?
古泉「なんでしょう?」
古畑「えーこれをどう思いますか?」
顔写真付きのリストを見せてきた。
古畑「えーお気づきになられましたかー?」
古泉「何がですか?」
古畑「朝比奈さんの名前!これが丸で囲まれてるんですよ。」
丸がついている理由……僕にはわかる。なぜなら会長は、彼女を脅していたのですから
きっとこれは、「攻略できた」という意味での丸なのでしょう。馬鹿馬鹿しい。
しかし本当のことを言うわけにはいきません。
古泉「さあ……ファンだったのではないでしょうか?彼女は人気でしたからね。」
古畑「しかしですよ、敵対してる組織の人間のファンになるものでしょうか?
古泉「敵同士の恋というのも燃えるものですよ。すいません、次の時間に遅れてしまうので…」
古畑「あー申し訳ありませーん。失礼しましたー。」
僕は足早で教室へと帰った。あの男……確実に私達に近づいてますね。
他の方々のとこにも行くつもりなのでしょうか?心配です……。
488 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 20:33:12.50 ID:7WlqJieT0
支援
SIDE ハルヒ
キーンコーンカーンコーン……
4時間目の授業が終わったわ。
私はいつも通り食堂に向かう。
それにしても昨日の刑事には参ったわ。イヤミったらしくいろんなことを聞いてくる。
「知らない」って答えたのは失敗だったかしら……
そんなことを考えながら食堂につくと、
居た………
確か古畑って言ってたかしら。ラーメンを食べてるわ。
正直話したくない。気付かれないように、そーっとそーっと……
古畑「おや!涼宮さんではないですか!」
気付かれた……
ハルヒ「あら、あんた確か刑事だっけ?まだ学校に居たの?」
古畑「ええ、捜査がまだ続いているもので。んーご一緒にいかがですか?」
ハルヒ「遠慮するわ。私ご飯は一人で食べる主義なの。」
古畑「そうおっしゃらずに。実はですね、少々聞きたいことがありまして……」
ハルヒ「答えたくないって言ったら?」
古畑「えー……困りますね〜。」
そう言いながら古畑はニヤリと笑う。ほんとにイヤミな男ね。
でも答えないのも何かを隠していると思われてしまうことになる。
さっさと終わらた方がいいわね。
491 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 20:34:08.53 ID:7WlqJieT0
支援
ハルヒ「いいわ。答えてあげる。その代わり、さっさと済ませなさいよ。私はお腹がすいてるの。」
古畑「ええ、聞きたいことは1つだけです。」
ハルヒ「何よ。」
古畑「えー……何故あのイベントを開こうと思ったのですか?」
ハルヒ「SOS団結成してから1年立ってたからね。1周年記念よ。」
古畑「しかしですね?生徒会にあったデータでは結成されたのは5月上旬と聞いてます。
えー……そうですね?」
ハルヒ「ええ、その通りよ。」
古畑「しかし?今は5月の下旬ですね〜?」
ハルヒ「それがどうかしたの?」
古畑「二週間以上もズレがあるではないですか〜!これはどうなんでしょうか?
普通1周年企画はその日か、せいぜい1週間前後でやるもんですよ。
二週間後というのは、いささか遅れすぎでは?その辺はどうなんでしょうか〜?」
ハルヒ「急に思い立ったのよ、大きなイベントをしたいなって。
たまたま1周年だったから付け足したに過ぎないわ。」
古畑「なるほど〜納得しました〜。あ、それともう1つ!」
まだ続けるつもりなのかしら。はっきり言ってこれだけのやりとりでもうんざりだわ。
いちいち人の揚げ足取るような会話をして……ほんと気に入らないわ!
ハルヒ「何よ!1つだけって言ったじゃない!」
古畑「すいません。泣きの1回ということで。
えー出来ればイベントで何をやったかを教えて頂きたいのですが……」
ハルヒ「もう忘れちゃったわ!そうね……部室に確かスケジュール表があったはずよ。
いつもなら昼休みには有希がいるはずだから、あの子から貰って頂戴。」
古畑「えー分かりました。お付合いくださりありがとうございました〜。」
古畑はラーメンのスープを飲み干すと、その場を立った。
ほんっとに疲れたわ。きっと部室に行くのね。有希……大丈夫かしら。
495 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 20:36:04.46 ID:fnO7VafN0
昼休み。
私はいつものように部室に向かい、食事を摂取した後本を開いた
昨日からずっと情報統合思念体にアクセスしている。
しかし何度申請しても、この件に関する情報操作及び力を使う行動を許可してはくれない。
情報統合思念体は、私達の行動を『暴走』と受け取ったようだ。
故にその『暴走』に対して力を使うことを許さない、らしい。
つまり情報統合思念体はこう言いたいのだ。『行動は許可するが、責任は自分で取れ』と。
問題無い。私は望んでこの行動を選んだのだから。
コンコン
ノック音がした。部員の誰かだろうか?
いつも通り、特に返事をすることなくドアが開くのを待った。
古畑「えー失礼しまーす……」
予想外の人間だった。何の用だろうか?
497 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 20:37:22.06 ID:palOHdWHO
支援
498 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 20:37:55.35 ID:palOHdWHO
支援
長門「……何か用?」
古畑「えーですねー。一昨日のイベントのスケジュール表を見せて頂きたいのですが……」
そう言ったので私は涼宮ハルヒの机を指差した。その上に、まだそれは置いてあったからだ。
古畑「おーあったあった。読ませて頂いてもよろしいですか?」
長門「いい。」
古畑「ありがとうございますー。」
私は本に目を戻した。古畑任三郎はスケジュール表を凝視している。
古畑「えー長門さーん、ちょっとよろしいですかー?」
長門「なに?」
古畑「イベント中は、5人はずっとステージの上に立っていたのですか?」
ずっと5人一緒だったと言えば涼宮ハルヒと彼の安全は確保されるかもしれない
しかし、ここで嘘をついてもすぐにバレると判断し、正直に答えることにした。
長門「ほとんどは。ただし、私と朝比奈みくると古泉一樹の寸劇の時には、
それ以外の二人は舞台袖に下がっていた。」
古畑「それは何分ぐらいでしょうかー?」
長門「4分ほど。……なぜそんなことを聞くの?」
古畑「何故、というと?」
長門「彼は自殺ではなかったの?」
古畑「いえー、今は殺人との見方が強いですー。あ、別に疑っているわけではないのですよ!
あくまで形式的な質問ですので、ご気分を害されたならすみませーん。」
長門「いい。」
古畑「では、失礼します。ありがとうございましたー。」
古畑任三郎は部室を出ていった。
口ではああ言っているが、古畑任三郎が私達を疑っているのは明白。
捜査方針も殺人で固まったようであるし、状況は芳しくない。
私は人間でいう『不安』という気持ちを感じていた。
501 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 20:38:41.05 ID:palOHdWHO
支援
支援
SIDE みくる
鶴屋「みっくるー!はやく!こっちこっち!」
みくる「ふええ、待ってくださーい」
うう、なんでこんなことになってしまったんでしょうか。
私は鶴屋さんに連れられて事件現場に向かっています。
なんでも、「事件現場なんてめったに見れないからね!一見の価値はあるさ!」だそうです。
わたしはもう見てるからいいですー……とは言えません。
気がのらないけど、こうやって来ています。
鶴屋「おおー!すごい!テレビドラマそっくりっさ!」
鶴屋さんは興奮している。一方の私は、何か違和感を感じていた。
なんだろう……
今泉「こら!君達!ここは一般学生は来ちゃダメだ!」
鶴屋「おおっ!でっかいデコだね!ペチンってやってもいいかいっ?」
今泉「ダ、ダメに決まってるだろ!まったくもう!」
鶴屋「あの人型のチョークに場所に死体があったのかいっ?ほんとにテレビで見た通りじゃないかっ!」
今泉「だからほら、早く出てって……あ、古畑さーん!」
おデコの広い刑事さんが助けを求めるように手を振ります。
え?古畑って確か……振り向くとそこには、昨日の放課後部室を訪ねてきた刑事さんがいました。
支援
506 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 20:40:16.21 ID:palOHdWHO
支援
古畑「何をやってるんだね今泉君……おやぁ?朝比奈さんではないですか!」
みくる「ど、どうも……」
鶴屋「おやあ?みくると知り合いなのかい?」
古畑「実は昨日SOS団の部室を訪ねさせていただきまして!」
みくる「そうなんです……。」
古畑「ちょうど良かった!朝比奈さんに聞きたいことがあったんです〜。
少しお時間よろしいですか?」
みくる「は、はい……」
緊張します……何を聞かれるんだろう。
古畑「ズバリ聞きます。生徒会長と、何かありましたか?」
みくる「え…ふぇ!?」
まさかそんなことを聞かれるなんて……いきなりすぎてびっくりです
どうしよう、上手くかわさなきゃ……
古畑「実はですね、このSOS団の名簿。あなたの名前だけ丸でかこっていたのですよ。
特別視しているSOS団の中で更に特別視なさっていたようで、何か心当たりは?」
みくる「あ、あ、ありません!!」
ああダメ、こんなの逆にあるって言ってるようなもんじゃない
でもどうしよう、まともに返せないよ……
鶴屋「おっと刑事さん!そこまでだよっ!みくるは嫌がっているじゃないかっ!」
古畑「えー……んふふふ、すいません……」
鶴屋「行こう!みくる!」
鶴屋さんは私を引っ張って事件現場の旧校舎から出ました。
ありがとう……鶴屋さん
みくる「あの……わたし……」
鶴屋「深いことは聞かないよっ!でもみくる、私は信じているからね!」
みくる「ありがとう……」
でも……ごめんなさい
私は、もう、犯罪者なんです。
509 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 20:40:57.46 ID:palOHdWHO
支援
支援
放課後になった。古畑と今泉は校庭のベンチに座っていた。
古畑「ん〜……」
今泉「で、どうなんですか。やっぱりSOS団が犯人なんですか?」
古畑「おそらくね〜?アリバイトリックも検討はついてる。
ただ決め手が無い〜。」
今泉「もうあんまし時間も無いっすよ!学校にも明日ぐらいまでしかいられないし。」
古畑「そうなんだよね〜困ったねぇ〜。」
ため息をつく古畑。ふとそこに、二人の男子学生が会話をしながら歩いてきた。
「でもびっくりだぜ!あそこで殺人が起こるなんてよ!俺、一昨日あそこで告白したんだぜ?」
「告白って言ってもナンパ絡みじゃないか。門が閉まる直前まで粘ってさあ……」
古畑はその会話を聞き逃さなかった。
慌てて二人を呼びとめる
古畑「すいません!!今の話、もう1度よく聞かせてもらえますか?」
呼びとめられた二人は唖然としながらも、話を続けた。
谷口「いや、俺一昨日あの事件現場で告白したんですよ。
ナンパしてようやく捕まえた女子を呼び出してね。」
国木田「玉砕だったけどね。」
谷口「うるせえ!」
古畑「えー、それは何時頃ですか?」
国木田「ほんとに門が閉まる直前でしたよ。7時ちょっと前だったかな?
門が閉まるって慌ててたから間違いないです。」
古畑はそれを聞いてニヤリとする。
古畑「ありがとうございます。あ、すいませーん。」
谷口「なんです?」
古畑「あともう1つお願いが………」
古畑「えー今回の事件、やはりSOS団の5人が犯人だったようです。
アリバイトリックもようやくはっきりとしました!
しかしですね、残念なことにまだ確たる証拠はありませーん。
そこで!私はこれから部室に向かい、5人のうちのある一人に焦点を絞って攻めたいと思います。
その人物はですね、私の推理が正しければある勘違いをしているはずなんです。
巻き込まれ型のツッコミ役、キョン……
慌てんぼうのドジな癒し系、朝比奈みくる……
無口で冷静沈着な娘、長門有希……
常ににこやかなフォロー役、古泉一樹……
そして、唯我独尊のSOS団団長、涼宮ハルヒ……
この中の誰に狙いを定めたのか?えースレのみなさんも是非考えてみてくださーい。
古畑任三郎でした。」
以上です。いろいろ間違えてすいませんw
解決編は、明日投稿する予定です。最後の1回、お付合いくださいませ
ではノシ
乙
明日が楽しみだ
乙
517 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 20:45:38.50 ID:m6Ljn6qTO
どうなるSOS団!続きが気になる保守。
乙。
解決編が楽しみ。
期待してます。
519 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 20:52:29.40 ID:imV337K30
明日ぜってー見てやる
520 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 20:57:23.07 ID:palOHdWHO
乙!
誰だろうな、キョンっぽい
521 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 21:00:40.73 ID:fnO7VafN0
乙!
解決編が待ち遠しいwww
522 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 21:02:46.42 ID:uQLcvb+q0
乙!
俺は長門と見てるんだがボタンも気になるな
523 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 21:12:35.35 ID:uQLcvb+q0
ほ
い
キョンだと踏んでいる
526 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 21:23:03.69 ID:7WlqJieT0
ほ
527 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 21:23:42.20 ID:xspMvbw30
投下いいですか?
528 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 21:24:43.89 ID:7WlqJieT0
おk
529 :
桃色空間奮闘記:2007/07/23(月) 21:25:42.04 ID:xspMvbw30
午前2時。
一般的に深夜とよばれる時間帯
閉鎖空間での「勤務」をようやく終え、帰宅した後、僕は自室で一息ついていた。
「ふぅ…。」
最近は涼宮さんの精神状態が安定していた為、神人退治は久しぶりだった。
…きつかった。いろんな意味できつかった。
久しぶりの戦闘にいまいち体がついていかない。というのもあった。
それもこの時間帯、今日も今日とて学業に勉め、SOS団の活動に参加して
それなりに体力を消耗した身としては、睡眠無しでの超能力使用は心身共にかなり応える。
だが、一番疲れた理由は他にあった。
それはまず、この閉鎖空間が生まれた原因、つまり涼宮さんの精神状態に関係がある。
順序を追って説明しよう。
みなさん知っての通り閉鎖空間が発生する理由としては、涼宮さんの精神状態が不安定になることが主な理由だ。
それはなにも日頃たまったイライラとか、瞬間的な不安やストレスだけが原因というわけではない。
たとえば予想もしていなかった出来事(それが彼女自身にとって嬉しい事でも)に動揺したり、
極度の緊張…例えばそう、好きな男性…はっきり言えば「彼」と只ならぬ雰囲気になった時など、
その発生原因はさまざまだ。
530 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 21:27:05.27 ID:7WlqJieT0
支援
531 :
桃色空間奮闘記:2007/07/23(月) 21:27:43.36 ID:xspMvbw30
で、一旦話は変わるが
涼宮さんは約二ヶ月前からある男性と付き合い始めた。
相手は…まぁ言わなくてもわかると思うが…一般的に(僕はそう呼んだことはないが)「キョン」と
いうあだ名で呼ばれてる彼だ。
その事実に僕をはじめ長門さん、朝比奈さんはもちろん鶴屋さんや彼の友人たちも一緒になって
大いに祝福した。
僕の所属している組織でも「あぁ、これでようやくひとつ肩の荷が下りたな。」とか「これで少しは睡眠時間が増えるといいな。」など、
他人事ながらもやんわりと安心感を感じていた。
実際、彼と付き合ってから閉鎖空間の発生頻度は格段に減った。
いや、付き合い始めた最初の3週間ほどは、始めての真剣な交際に対する不安や期待感からか、
ちょこちょこ小さな規模の閉鎖空間は発生していたのだが、最近はそれも安定してきたのか、空間出現はさっぱり無くなっていた。
ではなぜ今日この日、久しぶりに閉鎖空間が発生したのか。
それも比較的規模の大きな、ミュージシャンのLIVE会場で例えればドームクラスの空間が、あちこちで観測された理由、
それはズバリ
今日涼宮さんが始めて彼の家に泊まったという事。
つまり、愛し合う男女がそのうち必ず行う行為を、この度あの二人もようやく行うに至った。という事だ。
532 :
桃色空間奮闘記:2007/07/23(月) 21:29:05.07 ID:xspMvbw30
当然涼宮さんにとっても始めての体験だったので、不安やら期待やらなにやらで当然、精神状態は不安定になる。
さっきも言ったとおり、閉鎖空間の発生理由はずばり涼宮さんの精神の不安が原因なので、
その理由がどうであれ…例えそれが恋人同士の甘い甘ーいが行いが原因だとしても…空間発生のトリガーにはなりえるのだ。
今日の閉鎖空間内の雰囲気は異常だった。
いつも灰色で染まり、どことなく哀愁を感じさせるはずの空はあろうことか桃色一色になっており、
しかもハート型の雲がぷかぷか浮かんでいる始末。
空間に侵入した僕の仲間たちも、事情を知っているだけにとてつもなく居づらそうだった。
ちらちらと目配せし合いながら苦笑する者もいれば、その桃色空間にげんなりする者もいた。
そしてなにより誰より普段から彼らの近くにいる僕としては、なにかこう、とてつもなく恥ずかしい気持ちになってくる。
そして問題の神人なのだが…これがまた凄かった。
最初はみんな
『決して彼女の機嫌が悪いわけではないので、比較的おとなしくしているだろう』
と、たかをくくっていたのですが、これがとんでもなく大はずれ。
空と同じく桃色にカラーリングされた神人は、出現するやいなや身を悶えさせ、地面に転がり、
僕たちの冷たい視線をものともせず不思議な踊りを延々と踊り続け、その勢いで周囲にある建物をガンガン破壊していった。
いつもと動きが違うため、僕らもどう対応していいかわからず結果、いつもよりも苦戦を強いられるハメになった。
その余りの暴れっぷりと空間内の異様な甘ったるさのせいで、次々と仲間達が極めて遺憾な状態に陥ってしまった。
支援
534 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 21:31:21.66 ID:M5U9Q89XO
支援っ
535 :
桃色空間奮闘記:2007/07/23(月) 21:32:01.47 ID:xspMvbw30
「くぅ、この年齢にこの甘甘空間は肉体的にももちろん、精神的にも応えるわ。こうなったら…古泉!」
なんですか森さん!
「あそこでタップダンス踏んでるヤツ。なんとかあんた一人で倒して!あたしもうキツイ!」
えぇ?!
「頭に向かって全力で突っ込むのよ。あたしたちは他の仲間の援軍にいくから。
なぁに、あんたならあんな神人の1人や2人、物の数じゃないわ。苦しんでいる仲間のためにも、ここは任せたわよ!」
…そういうのって自分から言い出して初めてサマになるものなんじゃ…。
「つべこべ言ってないでさっさと行きなさ…ん?」
『うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!』
あ、あ、あ、あ、た、大変だ!
多丸(裕)さんが髪の毛を掴まれて振り回されてる!神人的にはあくまで楽しそうに振り回されてる!
「はははははは!なにあれ?最高!」
笑ってる場合じゃないですよ森さん!
「ははは…は、そ、そうね。なんとかしないと。…新川!」
「はっ!」
「今や神人のバービー人形と化している多丸(裕)を助けるのよ。」
「了解!」
森さんの無茶な要望になんの異論も唱えず突っ込む新川さん。
が、そこへタイミングよく神人の右フック(ただ踊っていただけだが)が繰り出されあえなく打ち落とされてしまった。
「ちぃ、次、古泉!」
絶対嫌です!
「いい小泉?逃げるのが超能力者で、逃げないのがよく訓練された超能力者なのよ。」
言ってる意味が分かりません!
って、ちょっと待って下さい森さん!さっきから気になってたんですがあそこのビルに上半身だけ突き刺さってるのってまさか…
「ああ、多丸(圭)ね。」
ええええええ?!そんな冷静に言われても!ってうわぁぁぁぁぁ!
神人の繰り出すハイキック(性格にはターンアウト)をぎりぎりでかわす。
くっ…大丈夫ですか、森さん!
「…くく…ふふふふ」
も、森さん?
536 :
桃色空間奮闘記:2007/07/23(月) 21:33:16.60 ID:xspMvbw30
「ふふ…はははは!高い!高いぞ!見ろ、人がゴミのようだ!」
森さん気をしっかり!そのゴミっていうの、やられちゃった味方です!
“もしや本当に世界崩壊か。だとしたら、なんて後世の世に遺しづらい理由なんだ!”
機関の仲間全員がそんな事を思い、半ば覚悟をしていると…
神人は急に活動を止め、1人残らず自然消滅してしまった。
神人発生から約20分が経過した頃の出来事だった。
20分…なんてリアルな時間だ。
…そんなこんなでどうにか空間から脱出できた我々だったが、その姿は悲惨なものだった。
森さんはぐったりしてうなだれており、
新川さんもあちこち傷だらけ。
多丸(圭)さんの顔はぼこぼこで原型を留めておらず、
多丸(裕)さんにいたっては髪の毛が一本も残っていなかった。
僕は僕で関節をあちこち痛め、正直立っているのもままならない状態だ。
集合した後簡単な反省と、今後の対応について話し合っていたが正直誰も聞いていなかった気がする。
537 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 21:33:17.14 ID:7WlqJieT0
今元総理が見えた気がしたが・・・
俺疲れてるな
他スレのssで古泉と古畑は異世界同位体とかいうネタがあったなー支援
539 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 21:34:33.50 ID:a/5PLgOE0
カオスwwwwwwwww
ニヤニヤ支援
541 :
桃色空間奮闘記:2007/07/23(月) 21:36:20.36 ID:xspMvbw30
ああ、一箇所「小泉」やらかしてる。
wikiにあげるとき直しときます。
支援
543 :
桃色空間奮闘記:2007/07/23(月) 21:37:11.75 ID:xspMvbw30
その後現地解散になり、新川さんに車で送ってもらって今、現在に至る。
車から降りる際、バックミラー越しにちらりと見えた新川さんの顔からは、生気をまったく感じなかった。…大丈夫かな。
はぁ、本当に大変だった。
まさかこんな理由で生命と世界崩壊の危機を感じることになるとは。
とはいえ、これであの二人の仲もよりいっそう深まることだろう。
それでこの先、閉鎖空間発生がより少なくなり、
最終的に涼宮さんが力を必要としなくなる日が来ることを思えば、まぁ、こんな日があってもいいだろう。
幸い、明日は土曜日。休日だ。
今日の明日ということもあって不思議探索は午後からの予定だ。
「いっそ休みにしてしまえばいいのに。ま、涼宮さんらしいですかね。」
ただ今2時15分。
今から寝れば8時間は眠れる。
今頃抱きしめあい、お互いの温もりを感じながら寝息をたてているであろうあのお二人の幸せを
心から願いながら、ゆっくりと瞳を閉じた。
とりあえず、明日彼に会ったときどんな皮肉を言ってやろうか。それを考えてから寝るとしようか。
フルボッコwww
545 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 21:37:56.16 ID:DuIx5y0g0
支援
546 :
桃色空間奮闘記:2007/07/23(月) 21:38:32.41 ID:xspMvbw30
『『イッツァブラックフラッグ マザーファッカァァァァァ!!』』
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
けたたましい爆音に一瞬で目を覚ます。
なんの音だ?!と、その激しいデスボイスが自分の携帯の着信音だと気付く。
こんな音に設定した覚えはない。
…また長門さんのいたずらだな…
その中途半端な陰険さに泣きたくなりつつ携帯の液晶を見る。
まだ時刻は午前6時、眠りについてまだ4時間もたっていない。
電話を掛けてきた相手は森さんだった。
「…ふぁ、もひもし。」
「古泉。仕事よ。」
「えぇ?へ、閉鎖空間ですか?!」
「そうよ。」
そんなバカな。
こんなあさっぱらから涼宮さんの精神状態が不安定に?!
原因は?!あの二人のことだ。もしかしたらまた些細なことで大喧嘩でも…
僕が頭の中で色々考えていると…
「ああ、ごめんなさい。閉鎖空間って呼ぶのは正しくないわ。」
「え?」
「正確には、そうね…、桃色空間?」
…それって、まさか…
「ほんっと、若いって羨ましいわ。」
支援
キョンとハルヒどんだけww
支援
549 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 21:41:11.98 ID:M5U9Q89XO
マゴッツwwwww
支援!
551 :
桃色空間奮闘記:2007/07/23(月) 21:41:37.55 ID:xspMvbw30
ハハハ…そんなバカな
また、またあの空間に行けと?
僕たちにとっては地獄に他ならないあの空間に…
いや、それよりなにより…
あの二人は一体…
「朝っぱらから何やってるんですかぁぁぁぁ!」
「何ってSEXでしょ。そりゃ。」
「ハッキリ言わないでくさいよ!それぐらい分かってます!」
とりあえず
とりあえず今日の不思議探索では昨日寝る前に考えた皮肉と一緒に、避妊具でも譲渡してやろう。
そんなことを考えながら、僕は急いで出動の仕度をするのだった。
「なに無理矢理綺麗に締めようとしてんのよ。」
ほっといて下さい。
おしまい
552 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 21:42:18.42 ID:7WlqJieT0
乙www
桃色空間ネタは久しぶりだwww
553 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 21:42:20.37 ID:DuIx5y0g0
支援
554 :
桃色空間奮闘記:2007/07/23(月) 21:42:37.45 ID:xspMvbw30
以上です。支援&誤字指摘感謝。
今鏡みたらウザイ位にニヤニヤした野郎に出会えそうだ
乙!
GJ!
桃色空間懐かしいwww
GJ!
PC画面ににやけ面が映るんだがwww
GJ!!
桃色空間いいなww
あと森さんいい味だしてるw
559 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 21:46:36.02 ID:m6Ljn6qTO
GJ!ついニヤニヤしながら読んでしまう…!
560 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 21:49:41.00 ID:0rVXLlCGO
メイド服と機関銃が森さんのキャッチコピー
みくる日記
また、今年も夏休みがやって来ました。
とくに変わった事がなければこの時間平面上で過ごす高校生活最後の夏休みです。
めげそうになっても、桃色瘴気にあてられそうになっても、何とか耐えたあたしでも、
一年早く北高から巣立つかと思うとやっぱり寂しいです。
周りのみんなはまだ一年あるんですよね……。はぁ。
年上らしいところが見せられないあたしなのに、こんな所だけみんなより先なんですね……。
おめでとう、って卒業式の時に言われてもあんまり嬉しくないんだろうな。
めそめそ泣いちゃいそうです……。ううん、涙が止まらないかも。
でも、しょうがないんですよね。「お別れ」は必ず来るから――。
といったことを鶴屋さんに電話で相談したら、「留年すれば万事解決だねっ」って返されました。
うぅ……それだけは、嫌です。
――みくる
ちょっとした都合でいつもと少し違う書式のみくる日記でした
みくる日記ktkr
>>561 なんだか、クオリティが高くて困ります><
565 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 21:55:11.85 ID:Yb4olKQ/O
>>561 巧い!上手いじゃなくて巧い!嫉妬!sit!
566 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 21:55:52.73 ID:hPyyQKiI0
久々みくる日記GJ!!
久々みくる日記GJ!!
なるほど、おめでとうですね
>>561 関係ないのに思わず「ありがとう」って言いそうになったぜ
GJ!
縦読みwww
GJ!
572 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 22:02:22.52 ID:NlHflgl7O
桃色の佐々木版見てみたい。困る京子たん。
574 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 22:05:27.56 ID:kcR3QctXO
最近クオリティの高い縦読みSSが多いね。嫉妬で身悶えしちゃうぜ。
関係無いけどらき☆すたに出てないの古泉だけなんだよな
576 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 22:12:58.29 ID:kcR3QctXO
発売日が驚愕と勘違いされた例の漫画最新刊を読んでみた。
漫画オリジナルストーリーがあった
保守
ほ
579 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 22:29:42.27 ID:NRQzmeaaO
保守
保守
581 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 22:37:51.62 ID:7WlqJieT0
一文字で始まる奇跡がある
>>576 絵はひどいがオリジナルだけはそれほど悪くない気がした
漫画の絵がそれほど酷くないと思える俺は集中力が足りない
ここは良いスレだね^^
>>513 これに至っては台本形式が最適に思えるなw解決編も期待してるっぜ!
586 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 22:51:56.69 ID:a/5PLgOE0
古畑の声で再生されるから困る
ほ
588 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 22:59:18.71 ID:1FRnN1qx0
ほ
を
保守なのですぅ
591 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 23:05:28.53 ID:kcR3QctXO
ほ
か
593 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 23:09:03.96 ID:m6Ljn6qTO
せ
594 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 23:11:17.51 ID:Ky0jUwz+0
ほ
595 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 23:13:16.80 ID:GpLash3F0
か
せ
何を必死に捨てようとwwww
ほかせほかせってなんだよww
よくあるパターン
ハルヒ暴走 → キョンが怒る → ハルヒ凹む → 周りがキョンを説得 → キョン謝罪
うーん。
キョンが不憫だ。
ほのあとにかをいれてしまって軽く反省している
次はもう少し考えて書き込むとするよ
ほかすって何弁?
高知でなら時々聞く
>>602 大阪弁で「捨てる」の意。
例:「そこのゴミ、ほかしといてなぁ」
ほかすは捨てるって意味なのか?
>>599 今書いているのがまさしくこのパターンw
典型って言えば典型だよなorz
>>604 んー、俺のところでは「ほめる」みたいな感じで使われてる
高知全体じゃなくてその中の一部地域かもしれんが
ほかすにそんな意味が・・・
勉強不足だったようだ
500以下だと上げたくなる俺は間違いなくチキン
609 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 23:35:34.08 ID:a/5PLgOE0
ならば上げよう
保守
保守
人が集団で行動していると何かしらお互いに干渉しあって、しばらくしてみれば激変している…
なんていう事は漫画に描かれる校長のセリフがごとく陳腐なものだが、つくづく目の前のSOS団を見ているとそう思う。
もっとも、相変わらずお小言を俺にぐだぐだやってくれる奴とか、相も変わらず天使であり続けるあの方なんかはそうそう大きな違いが見えないが。
いや、それは意図して俺が無視しているのかもしれないな。望んでいる変化と望まぬ変化。対象の観察に主観が入るのはしょうがないんだろ?
俺は宇宙人ではないし、そこまで徹底した事はできんさ。しかし、その宇宙人とやらが明らかに激変するというのだから世の中はわからない。
いや、もはや俺がいるこの世界自体がわけのわからぬものになっているのだが。誰か解説してくれ。いや、古泉、お前は黙ってろ。
って、こんな条件反射はいつの間に身に着いたんだろうな。そこに奴はいないのに。
キョンが夜中に独白していそうな保守
明日から一週間、旅行に出るから携帯でしか見れないよ。
しかも見辛いし。
でも古畑の解決編も楽しみだから頑張るぜ。
あ〜、桃色空間うらやましす。
あげ
615 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/23(月) 23:59:02.36 ID:GyHtAu/FO
617 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 00:02:37.91 ID:hZUYXIu+0
>>615 うわー、またやっちまったよ。
さっきアナルで清き体を捧げたばかりなのに・・・。
imonaいいよ
sageデフォだし
619 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 00:02:42.04 ID:pp2OEKPr0
ほげ
じゃあmageときますね
鶴屋さん「ちょっとキョンくん?あたしのプリン食べたにょろ?」
キョン「え、食べていませんよ」
鶴屋さん「じゃあ、ほっぺについていプリンのカケラは何なのかなぁ〜?」
キョン「…えっと、これは…そのですね……」
鶴屋さん「やっぱり、あたしのプリン食べたんだねぇ〜。責任とってもらうよ?」
キョン「やっぱり、そうなりますか。すみません。また今度、美味しいプリンを買ってきてあげますよ」
鶴屋さん「さすがキョンくん、話が早いねぇ。では、またお願いするっさ」
キョン「お願いされましょう」
とくにオチはない
ほ
ハ
624 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 00:09:24.02 ID:mSeVkqD30
ル
ヒ
626 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 00:10:54.96 ID:pp2OEKPr0
キ
は
628 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 00:11:47.82 ID:mSeVkqD30
べ
>>603 昔まだ学生だったころ、教育実習生が東京から来てて、先任から
「そこのほかしといてくれ」
って言葉を、
「わかりました(ほかす?ああ!保管か。でもコレもう必要ないんじゃ…?)」
「なに、ごみをなおしとるんじゃ?はよ捨てえ!」
って怒られてたのを思い出した。
長くてすまん。
ハ
631 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 00:17:58.97 ID:mSeVkqD30
北海道では、捨てるを投げると言うらしい。
その冷蔵庫投げるぞ!とか。
632 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 00:19:51.73 ID:9lWHazLm0
いっそのこと出身の土地の方言丸出しでSSを書いてみてはどうだ??
言いだしっぺの俺は九州生まれではあるが、東京に引っ越してからはまるっきりわからんorz
633 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 00:20:05.83 ID:Eg+jLNQ60
投げるは使うよbyりんごねぶた
634 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 00:23:20.47 ID:mSeVkqD30
ハルヒ「ちょっとキョン。あたしのプリン買ってきたってぇ」
キョン「自分で行ってこやぁ」
ハルヒ「団長命令!とっとと行ってきぃ!」
キョン「はいはい」
こうですかわかりません(><)@名古屋
方言は文字にするのが難しいんだよな
文字に表せない発音が存在するwww
その点わりと大阪弁は楽だと痛感
638 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 00:31:05.45 ID:mSeVkqD30
名古屋は区によって違うからな・・・・
隣の区に引っ越してビビった。
640 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 00:35:24.00 ID:mSeVkqD30
けどやっぱり、元城下町が一番濃いな。
地下鉄の駅でも、「ほんなもん、おみゃーさん」とか
おばちゃんが普通に言ってる。
長門「エビふりゃー」
朝比奈「ケッタにのりますぅ」
キョン「えらいがいな乳しとるがないや」
644 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 00:48:07.48 ID:nGLbucdt0
>>643
何弁だそれw
645 :
涼宮ハルヒの口臭 1/2:2007/07/24(火) 00:49:33.82 ID:Eg+jLNQ60
「ハルヒ、実は俺、ずっと前からお前が好きだったんだ。」
「本当!あたしもよ!キョン大好き!」
そして二人は目を閉じる。二つの影は次第に一つになっていく。
しかしあと一寸のところで男は女を突き放す。
「おいハルヒ、お前口臭すぎだぞ!」
「えっ・・・」
「幻滅だ。じゃあな。」
「ちょっと、ちょっと待ってよキョン!!」
女は必死に男を追いかける。しかし追いつくことは無かった。
女は一人この闇の中で泣くことしかできなかった・・・・・・
「・・・グスッ・・・キョン・・・キョン・・・・・・ッ!?・・・・・・夢かぁ・・・良かった・・・・・・」
俺が部室に入ると、ハルヒは自前の歯磨きセットで歯を磨いていた。
おいおいどういう風の吹き回しだ?ハルヒよ。
「うるはいわへー、らんろはふよらんろはふ。」
歯ブラシを咥えたまましゃべるな。
その後ハルヒが流しで口をゆすいでいる間に、何があったか長門に聞いてみたが特に力は働いていないらしい。
ただ昨日の夜中は結構な規模の閉鎖空間が出来たそうだ。ニヤケ顔が訊いても無いのに教えてきやがった。
「昨日悪夢を見たのよ。5月のときとは比べ物にならないくらいの奴をね。」
ハルヒにとってあれ以上の悪夢なんてあるのか?と思いつつも適当に相槌を返しておく。
「あんたもあんな夢見ればきっとこうしたくもなるわよ。」
そんな夢なら一回見てみたいものだね。どんなのかは知らんが。
646 :
涼宮ハルヒの口臭 2/2:2007/07/24(火) 00:50:51.55 ID:Eg+jLNQ60
「キョンのことがずっと好きだったのよ!」
〜中略〜
「ってキョン口くっさい!近づきたくもないわ!SOS団にももう来なくていいから!」
うおわああああああ!!!・・・・・・夢か・・・・・・フロ(ry
なぁハルヒ?
「何よ。」
なんとなくさ、歯を磨きたくなる、ってのがわかった気がするよ。
「ふーん、そう。」
それからは俺とハルヒが二人で歯磨きをするのが日課になっている。
しばらくすると他の三人も付き合うようになっていた。おかげでSOS団は虫歯・口臭とは無縁である。
「僕達が歯磨きを始めたのはどこかの誰かさんが毎回歯を磨いた後『ねぇ、あたし口臭くないよね?』
『俺口臭くないよな?』とか言って、息を吐き合って確認して、さらにその後顔がすごく近くなってることに
気付いて顔を赤らめたりどさくさにまぎれてキスしたりするのが甘すぎて、
こっちが虫歯になりそうだったからですよ。少しは自重して欲しいですね。」
「・・・・・・バカップル」
「でもとりあえず画面の前のあなたも口臭には気をつけましょうね?」
「誰に向けた発言かわからない。理解不能。」
「最後までわたしの出番はないんですね・・・・・・」
fin
>>644 一応鳥取。
方言を書くとなると変な感じw
訳は「凄く大きなおっぱいじゃないか」
コンピ研部長「邪魔するでぇ〜」コンコン
キョン「邪魔するんやったら帰ってぇ」
コンピ研部長「えらい、すんませ……ってアホ!」
キョン「も〜何ですのん?」
ハルヒ「ちょっとキョン!あたしのプリン食うたでしょ!」
キョン「俺は食っとらんよ」
ハルヒ「じゃあ誰が食うたん?」
キョン「ん〜、たしか長門が食うとったで」
ハルヒ「有希、あんたが食うたの?」
長門「・・・・・・(コク)」
書いてるうちにこれで正しいのか全く解らなくなった俺ガイル@兵庫
>>648 ツッコミはアホ!よりもなんでやねんの方がベター
651 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 00:57:05.96 ID:wPw6VibM0
キョン「ハルヒ、プリンもらうぞ」
ハルヒ「らめぇぇぇぇぇぇぇ!」
あれ・・・・・?
大阪でも地元で使われている摂津言葉はアクが強くない気がする保守
654 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 00:58:01.59 ID:wPw6VibM0
毎晩リステリン使ってる俺は勝ち組・・・・なのか?
>629
「なおす」も西日本しか通じないかも。
壊れているのを修繕するだけじゃなくて、広く「元通りに戻す」
=「元の場所にしまう」意味で使うのはたぶん全国区じゃない。
656 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 01:03:25.19 ID:pp2OEKPr0
●<ホッカーセ
657 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 01:03:49.54 ID:OBeswulv0
>>645-646 それ以来、お昼もいっしょに歯を磨く二人。
クラスメイトがニヤニヤしながら
「ふたりは歯磨きのあと、キスをしてるにちがいない」
とひそひそと囁かれているのを妄想した
ハルヒ「しかし君失礼なやっちゃなぁー」
喜緑「ええ、何でですか?」
ハルヒ「何でて、ワカメ乗せて話するんは失礼やろ?」
喜緑「ワカメなんて乗せてないですて」
ハルヒ「イヤイヤ乗せてるやん」
喜緑「乗せてませんよ!」
ハルヒ「ここに乗せてるや……」
喜緑「……」
ハルヒ「髪の毛やぁっ!」
喜緑「ええ加減にせい!」
11レスですが、投下していいですか?
660 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 01:05:00.83 ID:OBeswulv0
どうぞどうぞ
かもん
かまいませんよっ!
664 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 01:05:20.03 ID:wPw6VibM0
douzo.
例によって例のごとく、今日も部活。
あたしは団宛てのメールをチェックしている。ごみメール以外の新着はなかった。
ごみメールはキョンが額に汗して設定した迷惑メールフィルタとやらで、ごみメールっていうフォルダに入ってる。
金貸し、出会い系に始まり、怪しすぎるクスリの個人輸入斡旋とか、宅配エロビデオサービスとか、裏動画見放題サイトとか、エロやらアングラやらで社会の底辺層にアピールする広告ばっかり届いてる。
日本語だけならともかく英語のメールやら何語だかわからないメールまで届くってのはおかしくない?
大抵は中身を見ずにまとめて消しちゃうんだけど、まれにごみメールになにかお宝があるかもしれない。
ちょっと読んでみるのもいいかもしれない。
あたしはそう思ってごみメールを読み進めている。
いま部室にいるのはあたしとキョンだけ。
有希はコンピ研に出稼ぎに行ってて、古泉くんはまだ姿を見せてない。
みくるちゃんはお茶の葉を切らしたってことで、ちょっとお使いにいってきま〜すって出掛けちゃった。
当然メイド姿で出掛けたわ。キョンはあっけに取られてたけど。
あいつは長テーブルに陣取って、雑誌をぱらぱらめくったり、携帯いじったりしている。でも、なんか眠そう。
授業中寝てたってことはなかったはずだけど。
「あんた眠いの?」
「ちと寝不足でな」あいつはそう言いながら、大きなあくびをひとつした。
「毎夜毎夜、いかがわしい行為に没頭してんじゃないでしょうね?」
「何のことだか」キョンはしれっとした顔でそう言った。
「エロDVDでハァハァしてたとか、エッチなゲームで泣いたりとか、そういうことよ」
キョンはやれやれといった表情で肩をすくめた。
「誤解も甚だしいぞ。これでも試験勉強ってものにも手をつけてんだぜ?」
「ほんとに? 信じらんないけど」
「今度の期末で赤点取った日には、確実に塾確定だぜ」キョンはいかにもねむたげな顔で言う。「ま、それを回避すべく、他に手も打ってるしな」
「ふーん。ま、赤点なんか取った日には、とっても怖い罰ゲームが待ってるわよ。心して掛かりなさい」
「ちなみにどんな内容だ?」キョンは雑誌に目を落としながら言った。「ピンクの全身タイツ着て、商店街走り回れとか言うんじゃねえだろうな?」
「そんなんじゃ生ぬるいわ。一生消えないような心の傷が残るようなものよ」なんて言ってはみるものの、いまんとこ思いついてもいないんだけど。
「そうかそうか。そうなった暁には即難民申請して国連あたりに保護してもらうとするさ。希望地はオーストラリアがいいな」キョンは呆れたといわんばかりの口調で言った。
「そんなの申請しても、即却下されるに決まってんでしょうが」
「何事もやってみなきゃわからんってのは、お前の口癖じゃなかったか? しかし古泉来ねえな。またバイトでも忙しくなったか?」
「知らない。聞いてないし」
「そうか」
それでキョンはまた雑誌を読み始めた。
このメールを表示するためにはフォントが必要ですってパソコンが言うから、その通りにしたらアラビア文字が表示されてがっくり。
どっちにしろ読めないじゃないの。無駄なことをしちゃったわ。
「すいません、遅くなりました」
そうさわやかな声が聞こえた。古泉くんが部室に入ってきた。
いつもと同じ柔らかい物腰と、穏やかな微笑は変わらない。もちろん、謎の転校生特有のミステリアスなムードもあるし、ちゃんと団に貢献もしてくれてる。
おまけにあたしのタイプじゃないから、私情が混ざらないってのも高得点。
それに引き換え、あいつはまるで駄目。古泉くんとはまったくの正反対。
ホントどうにかならないものかしら?
「例の物、持ってきてくれたか?」のんきな調子でキョンが古泉くんに尋ねている。
「ええ。もちろんです」
古泉くんはそう言って、カバンの中から平べったいプラケースを取り出すと、キョンに渡した。
「すまんな。恩に着るぜ」
「あなたにはいろいろお世話になってますからね、これぐらいのことは当然ですよ」
変な会話。逆じゃないの? キョンってば、なんにもしてないじゃない。リーダーシップを発揮してみんなを引っ張って行くとか、雑用係として諸般の問題を解決するとか、一切なにもしていない。
でもその割りには、みんなに信頼されてるように見えるのはなんでなのかしら?
そもそもそのケースの中身はなんなのよ。まさかエロ動画の詰め合わせが入ったDVDなんかじゃないでしょうね?
今は古泉くんの手前流しとくけど、あとでしっかり問い詰めておかなきゃね。
団の風紀にかかわる問題だわ。
「どうかしたのか? 怖い顔で睨んで」おとぼけ顔のキョンがあたしにそう言った。
「なんでもない」
あたしはあわててゴミメールを削除する作業に戻るしかなかった。
>>653 北河内→豊能と居住地を変えたがそれだけでだいぶ変化があったな。
半年ぐらい前の日付で、MAILER-DEAMONって謎の差出人からメールが何通か届いていたわ。
メールが配信できなかったって英語で書いてあるんだけど、これ一体なに? そもそもMAILER-DEAMONって誰?
キョンを呼ぼうと思ったけど、ドアをノックする音が聞こえた。相談者かもしれないから、この件は後回しね。「どーぞー」出来るだけかわいい声でそういった。
おずおずって感じでドアが開いて、みくるちゃんが中に入ってきた。なーんだ。つまんないの。
「ただいま帰りました〜」みくるちゃん、ちょっと汗かいてるわね。
そろそろ涼しげな素材探して、メイド服夏バージョンを作ろうかしら。いまは透け透けがトレンドよね。裏地レースで飾ってあげればちょっとセクシー感も出せるし、きっとみくるちゃん喜んでくれるわ。
「すぐお茶いれますからね?」笑顔をふりまきながら、みくるちゃんは流しの前に経った。
わりと手際よくやかんに水を入れて、火に掛けてる。
「ついでにお茶受けも買ってきちゃいました〜」
「お疲れさま。で、なに買ってきたの?」あたしはみくるちゃんに声を掛けた。
「あま〜いチョコレートでーす」
「そうなんだ」
「すぐ食べますか?」みくるちゃんがコンビニ袋からチョコレートの箱を取り出した。
なんかそれ高そうに見えるけど? 部費にも限りがあるのよ?
「おつとめ品で安かったんです」みくるちゃんは箱を開けながら言った。
「ああ、そう」
「そうなんです」みくるちゃんは笑顔で答えて、あたしにチョコの箱を差し出した。「お先にどうぞ」
「ありがと」箱から個別包装されたチョコレートを摘んだ。なんかかわいいわね。あとであたしも買おうかしら。
「キョンくんもお一つどう?」みくるちゃんはキョンに箱を差し出した。
「ありがたく、いただきます」キョンはニヤニヤ下品な笑顔を浮かべながら言ってて、カチンと来る。
まったくニヤニヤと楽しげに、前から思ってるけどその笑顔が一番ムカつくのよね。ホント、その笑顔を消してやりたいって思う。
古泉くんが咳払いすると、キョンは不満顔を一瞬浮かべたけど、笑顔をやめてチョコレートをひとつつまみ上げた。そう、それでいいのよ。
「古泉くんもどうぞ」
「ありがとうございます」古泉くんは爽やかな微笑みを浮かべながら、チョコを手に取った。
みくるちゃんは長テーブルにチョコの箱を置いてから、スカートをひるがえしてヤカンの前に立った。そして温度計をやかんに突っ込んでにらめっこを始めてる。
「なかなか美味しいですね。これ。最近のお菓子はクォリティが高い」
「そうだな」そういってキョンはまたチョコの箱に手を伸ばした。「スィーツブームだしな」
まったくもう一個どうかってあたしに勧めるとかそういう気配りはないのかしら。まったく、気利かないんだから。
キョンは包装をぴりぴりと破くところであたしの視線に気づいたみたい。あたしをじっと見つめて、やれやれといった表情を浮かべた。
「な、なによ」
「欲しいのか?、これ」キョンはややうんざりという表情を浮かべながらそう言った。
「別にぃ」なんか考えてたことを見抜かれたみたいでとっても恥ずかしい。
照れ隠しにそっぽ向いたりしなきゃいけないじゃない。部活中でしょ、みんないるし、すこしは自重しなさいっての。ったく、バカ。
「ハルヒ」不意に名前を呼ばれて、キョンと視線が合う。これじゃまるでパブロフの犬みたいじゃないのよ。
「ほれ、行くぞ?」キョンはそう言って、あたしに向かって裸のチョコレートをトスした。
きれいな放物線を描いたチョコを、あたしはいつものように口で受け止めてしまった。
「ナイスキャッチ」古泉くんが微笑み二割増しでいった。「さすがです」
「すごいですねぇ」コンロの火を止めながら、みくるちゃんが言った。「練習とかしてるんですかぁ?」
「してないわよ! いまのはたまたま。マグレよマグレ」
「そうなんですか? 初めてで成功するなんてすごくないですか? 息ぴったりってことじゃないですかぁ」
みくるちゃんの言葉に、なにも言い返せないあたしが情けない。
タスマニアデビルに襲われてから毎晩体がうずいてしかたない女子大生が登場するエロメールは、結構面白かったわ。でも、旦那が二次元方面に失踪した主婦のエロメールもなかなか負けてなかったわ。
次は、コモドドラゴンの子供を孕んだ主婦なんてどうかしら? 面白いと思うけど。
「はい、お茶です」みくるちゃんが熱々の湯のみをあたしの机に置いた。
「はい、キョンくんと古泉くんもどーぞ」みくるちゃんは二人の湯のみを長テーブルにおいて、キョンの隣に腰をおろした。
「長門、遅いな」キョンがなんか心配げな口調で言った。「あいつはコンピ研でなにをやってんだ?」
「なんか天蓋方向に絞ってSETIじゃなくて、CETIを試してみるための作業をするとか良く分かんないこと言ってたわ」
そうあたしが答えると、キョンは怪訝な表情を浮かべた。
「なに? なんか思い当たる節でもあるの?」
「いや、天蓋方向って意味すら分からん」キョンはなんか誤魔化すように言って湯のみに口をつけた。
「まあ長門さんの趣味ということでしょう」古泉くんは意味ありげな表情を浮かべつつ言う。「多分彼女にとって非常に重要な意味を持っているということでよろしいのでは?」
「ま、そうだな」キョンはほっとしたように言った。「そういうことだ、ハルヒ」
ぜんぜん会話の意味についていけてないみたいで、あたしはちょっと不愉快なんですけど。
どっちにしろ、あの子の趣味でとっても重要な意味をもっているってことなら、暖かく見守ってあげればいいこと。いらぬおせっかいは不要だかんね、キョン?
「ん? 分かってるさ」キョンは無意味に笑顔を浮かべながら言う。「大丈夫だ」
すべてのごみメールに目は通したけど、収穫はゼロ。ま、話のネタぐらいにはなりそうだけど。
ドアが静かに開いた。誰?と思ったけど、あの立て付けの悪いドアを静かに開けられるのは、有希だけ。
キョンはお前が乱暴に開けるからそうなったんだっていうけど、最初っからおかしかったのよ。
有希は足音を立てずに部屋に入ってきた。
「なんか収穫はあった?」あたしは有希に声を掛けた。
有希は首をかすかに振るだけ。喋る気にならないぐらい収穫なかったんだ。あたしと同じか。
そのまま有希は帰り支度を始めた。なぜか有希が帰り支度を始めると、あたしもそうしなきゃって思うのよね。
みんな同じみたいで思い思いに帰り支度を始めると、計ったように下校のチャイムが鳴った。
あたしたちを監視してるとしか思えない。どうせあのいやらしい生徒会長が仕組んだ陰謀ってやつよ、きっと。
キョンと古泉くんが先に部室から出るとみくるちゃんの着替えタイムになった。
みくるちゃんたら、結構セクシーなのつけてるじゃない?
「スカート短いし、黒だと見えにくいかなーって」みくるちゃんは恥ずかしそうにいった。
「なんだ実用重視の結果?」
「それだけじゃなくて、黒ってなんか大人って感じで」みくるちゃんは嬉しそうに言う。「ちょっと気分いいですよ」
「あーそうかもしんない」
「長門さんはどうですか?」
「下着は白または薄目の色が適している」有希はそっけなく言う。「黒は下着の色としては不適切」
みくるちゃんはにこにこしたまま着替えてる。なんか大人の余裕さえ感じさせるわね。
でも、素足にミニスカートってなんかエッチくさい。今度、試してみようかしら。
「有希はシマシマが多いけど、あれはそういう理由?」とあたしは有希に尋ねた。前から疑問に思ってたのよね。
「違う」
「じゃなんですか?」セーラー服に着替え終わったみくるちゃんが言った。「安いとか?」
「………単なる嗜好」
有希のことだから、なんか違う理由でもあると思ったけど。
「おーい、まだか?」のんきなキョンの声が廊下から聞こえてきた。
「いま、行くわよ!」あたしは大声で答えた。
支援
>>655 そやったんか……。これは全国やとおもてた
支援
5人で集団下校って構図は二年になっても変わらない。
しかし、新入部員はいつ入ってくるのかしら。これはこれでまとまりがあると思うんだけど、いつまでもあたしが団長を続けていくことは出来ないんだし、真剣に後継者探しってのもしないといけないと思うのよね。
「ほう。後継者か」キョンはすこしだけ興味ありそうな表情で言う。「しかし、お前に育てられるのか?」
「失礼ね。ちゃーんと育てたじゃない」
「誰をだ?」
「みくるちゃんよ、いいドジキャラに育ったでしょ?」
「……まあ朝比奈さんには素養があったってことだよな」
「なによ、その言い方。まるであたしがなにもしてないように聞こえるじゃない」
「そうか?」
「そうよ」
そのまま会話らしい会話もなく、解散場所に到着した。
「じゃ、また明日〜」元気に手を振りながらみんなと別れた。
いつの日にかみんなと離れ離れになる日も来るんだけど、そのときもきっと笑顔で別れられたらいいと思う。
その日までにはなにがなんでも不思議を発見しなきゃいけない。最近なんだかんだでちょっとたるんでるけど、そろそろまた兜の緒を締めなおさなきゃいけないと思うのよね。
「テレビなら毎週不思議を発見してるんだがな」とキョンが言う。眠そうにあくびなんかしてる。
「あれはクイズでしょ。あたしたちが探してる不思議に比べれば単なる日常じゃない」
「テレビの力でさえ見つからないようなもん見つけようとしたら、そりゃ時間もかかるだろう」
「卒業までに絶対見つけなきゃ。そうでなきゃお天道様に顔向け出来ないわ」
「そうか。ま、肩の力を抜いて楽にしろ。時には休息も必要だと、お天道様も言っておられる」
キョンと二人で肩を並べて歩き出した。帰る方向はぜんぜん違うんだけど、別に遠回りして帰ってもいいじゃない。
毎日二人で遠回りしているのは、みんなに隠してるつもりはないけど、別に言う必要もないから言ってない。
聞かれれば当然答えるけど、聞く人がいるわけでもないしね。あたしとキョンが付き合ってるなんて思ってる人はそうそういないってことね。
ガードレールがある歩道を二人で歩く。車の往来が結構あるのよね、ここ。キョンがいつも車道側を歩くのはどういう理由なのかしら。
車道側が好きなのかしら? それともなんかの宗教上の理由かしら。まあどうでもいいんだけど。
「あ、そうだ。古泉くんになに借りたのよ。まさかエッチな画像詰め合わせとかじゃないでしょうね?」
「古泉とは趣味が違う……そうじゃねえ。真面目な代物さ」
「中身はなんなのよ?」
「お前に言うと面倒になりそうでな。極秘ってことにさせてもらおう」
「なによそれ。ますます怪しい」
「怪しまず、捨て置け」キョンはしれっとした顔で言った。
「本気で怪しいわね。ちょっと、それ出して見せなさい?」
キョンはぶつくさ言いながらカバンを開けて、平べったいケースを取り出して、あたしに渡した。
蓋を開けてみると、なにも書いてないDVDだかCDだかが入っていた。なんか書いてあればともかく、いかがわしい匂いがぷんぷんするわ。まるで栗の花の匂いとか立ち込めてきそうで、気持ち悪いぐらいよ。
「なによこれ」
「見て分からんか、DVDだ」キョンがうんざりした表情で言う。
「やっぱりそうなんじゃないの。これ検閲させてもらうから」
「そういうんじゃねえっていってんだろ。もう、返せ」
キョンの手が伸びてきてケースを掴んだ。思ったより強い力ひっぱられて、あたしびっくりしてケースを放しちゃった。
勢いの付いたケースはキョンの手も離れて、くるくると回転しながら車道に飛んでいった。
あ、やば。そう思った瞬間には、トラックが通り過ぎてケースをこなごなにしてしまった。
車がいなくなったときを見計らって、キョンがケースを回収してきたけど、ぼろぼろのぐちゃぐちゃ状態。
当然中のDVDはひび割れてて、これじゃ再生できないわね。まあいい気味っていえばいい気味なんだけど……
「……まいったな。これじゃ見られんな」眉をひそめつつキョンが言った。
なんかちょっと後ろめたいわね。あたしは100%悪くないはずなのに、なんで気分が重いのかしら。
「ま、しょうがねえか」キョンはさばさばとした表情で、ゴミになってしまったケースをしまいこんだ。「また古泉に頼むとするか」
そのまま無言で歩き始めた。キョンは気にも留めてない風で、その態度がなぜかあたしの胸をチクチク刺してる。なんかいたたまれない気分になるわね。
そういういかがわしいビデオを彼氏が見るってことを喜ぶ彼女なんていないと思うし、キョンもそれぐらい分かってて当然でしょ。そもそもそういう方面での進展ってぜんぜんないじゃない。キスどまりだし、そもそも最後にキスしたのってこの前の土曜日じゃない。
今日は火曜日だから、つまり二日もなにもなし。男ってチャンスがあれば、キスしたがるもんなんじゃないの? キョンってひょっとして奥手なのかしら。となれば、あたしがリードしてやらないとダメってこと?
「じゃ、またな」いつもの調子でキョンが言った。
あたしはとっさにキョンの手首を掴んだ。言葉がなにも出ない。どうしよう? こんなところでオタオタするなんて自分でも意外よ。
「どうした?」
「……さっきのDVD悪かった。だから、家に来て」われながら支離滅裂じゃない。なに言ってんだか自分でも分かりゃしないわ。
「え?」戸惑ってるキョンの声。「一体なんの話だ?」
「いいから、来なさい」あたしはキョンの手首を掴んだまま、家へと歩き出した。
幸い家には誰もいなかった。母さんは買い物かな。冷蔵庫のメモがそれを裏付けた。
帰宅はだいたい6時頃か。今からだと二時間はあるわね。
冷蔵庫からアイスコーヒーを出して、やけに落ち着いた表情のキョンにリビングから一歩も出るなと言ってから、あたしは自分の部屋に上がった。
まずはシャワー浴びなきゃ。
タンスの引き出しから、一番新しくてかわいい下着を出した。ブラはいいわ、キャミとパンツだけでいい。
えと、なに着ようかしら。汚れるかもしれないから、洗濯機ですぐ洗えないものはダメよね。
あーもう面倒よ。部屋着にしてるぶかぶかTシャツとショートパンツでいいわ。
階段を駆け降りて、おふろ場に向かう。脱衣所ですばやく制服を脱ぎ捨てる。髪濡らすと面倒だから、タオル巻いちゃえ。
浴室にはいって、ちょっと熱めのシャワーを浴びてから、ボディソープを手にとって全身に塗り付けた。
手のひらで全身ていねいに洗ってからシャワーで流したらもうokよ。ここから出なくちゃ。
自分でも驚く程の速度で体を拭いて、新しい下着を身につけた。それからショートパンツ履いて、Tシャツを被った。
深呼吸を二回してから脱衣所を後にした。頭に巻いたタオルを思い出してあわてて脱衣所に戻った。
ホントあたしどうにかなっちゃいそうよ。緊張が止まらない。
リビングに入ると頬杖ついたキョンがTVを見ていた。
なんで時代劇なんて見てんのよ?
「ん、好きなシリーズでな」キョンはあたしのほうを見ずに言った。「やっぱ銃撃戦より殺陣だろ」
「あ、そ」あたしはそう言って、キョンの隣に座った。
緊張のあまり目が回りそう。なんて言えばいいのかしら。
「DVDの変わりにあたしと、どう?」
「なに?」キョンが驚いたようにあたしを見た。
「だから、DVDの代わり、あたしがやったげるっていうの」
初めてだからビデオみたいにうまくいくなんて思わないでよ。
「初めて? そんなことはねえだろう? ま、最初から頼めば済んだ話かも知れないが、あとでぶつくさ言うなよ」
やだ、中学時代の事?。説明はしてないけど、なんにもなかったってのに。初めてなのに。
「なにぶつくさ言ってるんだ?」キョンはきな臭い顔であたしを見て、驚いたように眉をひそめた。
「なんて格好してんだ、お前は」
「え、シャワー浴びたから。これ部屋着だし」
「だからってTシャツ一枚はねえだろ。不用心にも程があるぞ」
「ちゃんと下も履いてるって」あたしはTシャツを捲って証拠を見せた。「ほら」
支援
キョンは唖然とした表情を浮かべて、やれやれといわんばかりに頭を振った。
「なんというか、恥じらいとか奥ゆかしさとかそういう大和撫子的な部分はねえのか?」
「エロDVDでハァハァしてる奴に言われたくないわよ」
「その思い込みの激しさもなんとかならんのか?」
うるさいわねえ、まったく。母さん帰ってくる前にちゃっちゃと済ませましょ。それでいいでしょ?
「俺はかまわんが、本当にいいのか?」
「いつかはこうなるんだったら、別に今日でも同じことよ」
「意味がわからんのだが・・・」
「ほら、ボケボケしてないで、あたしの部屋に来なさい。ここでするつもり?」
「ここでも構わんだろ?」
「変態! 黙って言うこと聞きなさいっての」
あたしは訝しむキョンを追い立てた。
結局はあたしの勘違い。古泉くんに借りたのは予備校の授業を収めたDVDだったってオチ。
古典的なラブコメを演じちゃった。まあ結果オーライってことで良しにしとくしかないわね。
「でも、それならそうと言えばいいのに」どこか疲れた顔のキョンが言う。
あたしもなんか体がだるいっていうか、なんか変な感じ。ふわふわ空中を歩いてるような感じよ。
いまは二人でガラステーブルを囲んでお勉強中。キョンって頭悪いんじゃなくて、単に勉強しないから成績がパッとしないタイプなのよね。いまさらながら実感したわ。
「言うとまず確認してからなどと言い出しかねんからな」シャーペンをくるりと一回転させながらキョンが言う。
「そりゃ当然じゃない」
「そうすると、勉強どころの騒ぎじゃなくなるからな」
「大体、勉強だったら、あたしが教えてあげるってのに」
「メガホンでパカパカ頭殴られながら、勉強する気にはならんぜ」
「いつ、あたしがそんなことしたってのよ?」
「してないが、しかねんだろ」キョンはしたり顔で言った。
あたしはムッっとして、キョンの額を指で弾いてみた。ペチって情けない音がなんか可愛い。
「痛えよ」ちっとも痛がってない顔でキョンが言う。
何度もキョンの額をペチペチ指で弾いてみる。キョンの目は優しく、どこか寂しげに見える。
なんで? こんなに近くにいるのに、なんで寂しげなのよ。
「・・・そろそろ帰らなきゃいかんしな」
それもそうねえ、もうちょっとで母さん帰ってくる時間だし。親父帰ってきたら、タダじゃすまないかも。
「脅かすなっての」真顔でキョンが言った。やだ本気でビビってんの? ちょっとヘタレてない?
「ま、二人でしっかり勉強してたって事でいいじゃない」
「なんたって真面目な高校生だからな」キョンは苦笑まじりに言う。
「真 面 目?」あたしはキョンをにらみつけた。「真面目な子は勉強しかしないものよ」
「勉強は勉強」キョンは言葉を切った。「分かった。厳に慎むから、その拳を下ろせ。な?」
「それ以上言ったら、恐怖の罰ゲームが待ってるからね?」
「分かった分かった」手を広げてキョンが言う。「なにも言わねえって」
携帯がぷるぷる鳴って、6時5分前を知らせた。そろそろ帰りなさいって合図。
けだるい表情のキョンはカバンに教科書やらノートやらをしまった。
とことこ階段を下りて、玄関までお見送り。今日はここで勘弁ね。
「ああ、分かってる」キョンは名残惜しそうな表情を浮かべながら言った。
「じゃね。また明日」あたしはなんか寂しくてキョンの顔をまともに見ることが出来ない。
「そんな顔すんなよ」キョンの優しい声。いつも聞けるわけじゃないけど、いつも聞いているような錯覚を覚える声。
その声にあたし、この一年とすこし支えられてきたかな。ずっとずっと支えてほしいなんて子供みたいなこと思っちゃう。出来れば、ずっとこのまま二人隣にいられればと思っちゃう。
「じゃ、な」キョンは背中を向けて玄関のドアノブに手を掛けた。「また明日、な」
「待ちなさい」だめ、声がまともに出ない。悲しいことなんかひとつもないのに、嬉しいことしかないのに、涙がこぼれそうになる。
キョンが無言で振り返った。優しい表情を浮かべている。玄関先なのに、そっとあたしを抱き寄せた。
「すぐ会えるだろうに、なんで泣きそうな顔してんだよ」
「バカ。泣いてないもん」あたしはキョンの胸に顔をうずめて、それしか言えない。
ついでに涙拭いちゃえって思うぐらいには冷静だしね。
おねだりはいつもあたしからのような気がするけど、冷静に考えればそうでもないわね。
あたしはおねだりした事をすぐに記憶から消してしまうけど、唇が忘れてくれない。
暖かくて優しい感触が唇に残って離れない。消そうと思ってもすぐ思い出しちゃう。
支援
支援
支援
支援
しえーん
パタンと玄関の扉が閉まると、家にはあたし一人きりになった。玄関に鍵を掛けるのが寂しい。
あいつはすぐ会えるとか言ってたけど、それ明日の話でしょ。すぐ会えるってのはね、5分以内のことを言うのよ。
まだ母さん帰ってこないし、もうちょっと居ても良かったんじゃないかしら。ま、下手に勘ぐられても困るしね。
あー喉からから。なんか飲んでから、部屋を片付けなきゃね。
あたしはキッチンに歩いていって、冷蔵庫からアイスコーヒーを取り出した。
なんかちょっと歩きづらいんだけど、これっていつ直るのかしら。ああ、別に気にしないで。たいしたことじゃないから。
コーヒーをコップに注いで一気飲み。無糖のコーヒーはいつもは苦いけれど、いまのあたしにはちょうどいい。
さて上に上がって、部屋を片付けなきゃ。シーツも交換しないといけないし、どうやってごまかせばいいか悩むゴミもあるし。
あれ、玄関から物音が聞こえるわ。。母さん帰ってきたのかしら。
玄関に出ると鍵を開ける音が聞こえた。母さんが母さんがにっこりと微笑みながら、玄関に入ってきた。
「ただいま」白いスーパーの袋を抱えているをおろしながらいった。
「お帰り。ちょっと遅かったわね」
「ええ。ちょうどあなたのお友達に会ったの」
「友達?」そりゃこのあたりには何人かの幼馴染もいるけど、一体誰だろう?
「ええ。あら? なにしてんのかしら。入ってらっしゃいな?」母さんが振り返りながら言った。「荷物まで持ってもらっちゃったんだけど……」
「………失礼しまーす」白いスーパーの袋を持って硬い笑顔を浮かべたキョンが入ってきた。「や、やぁ」
あんた、なにやってんのよ………あたし空いた口がふさがらないわよ。
「どういう訳か、偶然出会っちまってな」キョンはやや声のトーンを落としながら言った。
なによ、そのあたしのせいだって目は。あたしは関係ないでしょぉ?
終わり
支援
>>684 カカオ69%チョコ 大人の味を感じたのは自分だけでいい
糖分補給ありがとう、そしてGJ!
長いやつをかける人はすごい
乙!
689 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 01:30:07.20 ID:pDilaJFh0
ハルヒ「チューウガナビラ」
キョン「おう」
ハルヒ「チヌーからでーじツブルがアガー」
キョン「ウンジュ、ハナシチ?」
ハルヒ「ワジワジーする。それにヒーサイ」
キョン「早退しようぜ。マジュンニン ジュン、ワンがあちこーこーしてやるよ」
ハルヒ「……フリムン////」
ウチナーグチは無謀だった保守age
ウチナーグチまったくワカンネwww
>>687 同意。俺短編しか書けねえしなw 60行くらいで終わらしてしまうw
693 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 01:43:48.64 ID:iCFUbbi6O
>>689 通訳じゃ!!通訳をよべ!!!
すいませんお願いします
>>687 俺はむしろ短く書ける人が羨ましい
どうしても長くなって困る
696 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 01:50:42.66 ID:wPw6VibM0
むしろかける人がうらやましい
電波が受信できない俺は・・・・・
697 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 01:51:00.70 ID:wFK1FM4u0
ですよね
>>649 ハルヒ「ちょぉキョン!あぁしのプリン食ぅたん!」
キョン「俺は食ってないぞ」
ハルヒ「ほな誰がたべたんよぉ?」
キョン「いや、たしか長門が食べてたな」
ハルヒ「有希ぃ、あんたがたべたん?」
長門「・・・・・・(コク)」
同じ兵庫県でも播州だと多分こんな感じw
和歌山→大阪→京都→東京→千葉 の俺が通りますよ
ちなみに「捨てる」は、「ほがす(和)」、「ほかす(大)」、「捨てる(東・千)」
となるんやで。
って書いてみると上げる音下げる音が全然伝わらんね
「マジウザイ」とか関西と関東だと全然発音違うからな。字面は同じだが
>>684 GJ!
すんげぇ甘くて糖が出そうだwwwwwwww
前に激甘キョンハル書いてた人かな?
だとしたらおかえり!待ってたよ
ほ
702 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 02:16:30.94 ID:+CliCK+p0
俺のID神だ
保守
704 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 02:22:16.25 ID:YXM2N5Kk0
>>702 ↓↓お待ちしています↓↓
l::::::::::::::::::|_!::lヽ:::::::::ハ::::::::::::::::::::::::::::::::i、::! ノ
!:::::::::::::::::l-‐ェ!;ト ヽ:::::l ´!:::::::::::::::::::::::::::::l ` ヽ 幺ク 亡 月 | ┼‐ .|] |]
l:::::::::::::::::「(;;;)ヽ、__、::レ'´l:::::::::/l、:::::::::::::l / 小巴 三l三. ヽ_ノ / こ o o
!:::::::::/l:::l__,,,rタ"゙、;!)、__!::::/ノ 〉、::::::::l \ 台湾の強さと
l::::/ lヽ! _ _ l;/´ ! >、::l / 日本の砲台のすくなさに
ノノlヽ、_! r――‐┐ /_ノ:::| / 絶望した!!
l::::::>、 レ,二二ェ! /i:::::::::::l  ̄ ̄|_ /ヽ、 /\ /\ /
l:::/ /::ヽ、 `ー-―-' ,ィ'::::!\:::::l (ヽ、//\/ \/ \/ \/
レ' ム-''´lヽ、 _,,./! ゙ヾ!__ヽ! ヽ´ヽ、ヽ
!  ̄ レ;'´ | (,ゝ、 \ ヽ l、
/| _,,.-/´ ;; .,,,-! ヽ、 ヽ、 | | ! l
/ 斤'"〇 /´ ,;;:''" _,l_ ヽ ヽ/ l | l
/; l、」_,,/ '' ゙;;/ ヽ、 〉 `ヽ l/
/!,r''´!/ / ';,/"゙''':;,,,,;;'' \ / ,!
/ l ,;; |l /`'';, ,, / ,;;''"゙'' l /
まとめwiki
http://www33.atwiki.jp/clickvip/ 【イアン】一番クリックした国が優勝【働け】
http://wwwww.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1185187310/ 戦場
http://www.clickclickclick.com/default.asp
705 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 02:23:10.83 ID:+CliCK+p0
>>704
ちょwww
706 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 02:23:50.95 ID:ffwBwK7i0
707 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 02:25:00.58 ID:nSU+SBer0
勧誘www
初心者なんすけど教えて
高校3年時のSOS団メンツを書くにはクラスとかどう設定すればいい?
710 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 02:28:19.56 ID:4K1F9+a70
みんなごめんよ。接続時間切れで
ID変わっちまった
712 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 02:30:37.58 ID:KSSHSxK/0
>>704 なかなかオモシロそうだなw
いっちょやってみるか〜
713 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 02:34:31.58 ID:YXM2N5Kk0
>689
何やらハルヒが頭痛がするらしいのと、
最後に「…ばか」で〆たらしい以外さっぱり分からん。
715 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 02:40:03.90 ID:r4TNWSBPO
716 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 02:59:48.17 ID:yqMWJzrgO
保守
保守
718 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 03:30:22.03 ID:6GacX2F8O
ほっほっ
保守
ハルヒ「…あんたさ、自分がどれほどちっぽけな存在か、自覚したことある?」
キョン「ある」
ハルヒ「…そう」
ある意味フラクラなキョン保守
721 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 03:58:51.85 ID:46gX9w3p0
ほ
ハルヒ「キョン、『星』を十回言いなさい」
キョン「なんだって、いきなり」
ハルヒ「いいから言いなさいっ!」
キョン「やれやれ、ほしほし…ほしっと」
ハルヒ「じゃあ、wentは日本語で?」
キョン「…欲しい」
ハルヒ「ブッブー♪正解は『行った』でした〜フフフ」
キョン「…ヒが欲しい」
ハルヒ「ちょっとキョン、話聞いてんのっ?」
キョン「ハルヒが欲しい」
ハルヒ「なっ何言ってんのよっ……まぁ、あんたが欲しいって言うんならいいけど///」
星保守
723 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 04:00:56.55 ID:3EHVAVd2O
>>649 ハルヒ「ねぇ、キョン。あたしのプリン食った?」
キョン「いや、食ってへんで?」
食うたと言うより食ったな俺も@兵庫
てか「食べた」も関西なイントネーションだと
食↓べ↑た↑
何だよな
>>723 あっちの方は「あたし」を「あたい」と呼ぶもんだと思っているんだが、
「あたし」は有りなのかい?
キョン「おい長門。おまえみたいな奴は地球にあとどれくらい居るのか?」
長門「…結構」
キョン「また朝倉の時みたいに襲われたりするのか?」
長門「大丈夫。あたしがさせない。あなたを全力で保守する」
キョン「保…守……?」
長門「そう、保守」
ハルヒ「おぉキョン!おれのプリン食ったべ!?」
キョン「俺は食ってねぇよ〜」
ハルヒ「んだら誰が食ったっつうの」
キョン「さっき自分で食ったんだっぺよ!」
ハルヒ「あ〜んだんだ!わすれでだぁ〜」
@茨城
727 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 04:21:11.70 ID:3EHVAVd2O
>>724 兵庫の明石市に住んどうけど、妹も母親も「あたし」やなぁ
大阪って「〜しとう」(「〜している」)って言わんの?大阪の連れに驚かれた
729 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 04:49:23.69 ID:EQao5LnJ0
ハルヒは溜息でキョンに怒られて以降「死刑」って言ってない事に気づいた保守
寝る保守
731 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 05:32:09.90 ID:tD7hWbJa0
hosyu
保守
保守
734 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 06:59:47.91 ID:MbrKqIlw0
保守♪
735 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 07:16:04.18 ID:PpXbn8FRO
ssがもうちょいで完成しそうなんだが、何レスぐらいだと長編になるの?
736 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 07:19:21.15 ID:qccjnrfYO
>>735 とりあえず上げればいいじゃない。判断は皆がしてくれるさっ。
737 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 07:25:11.39 ID:PpXbn8FRO
738 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 07:38:43.69 ID:SqR3hOfmO
保守なのね
739 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 07:46:33.36 ID:3U9FUiyX0
ほ
740 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 07:49:39.69 ID:DmwUp5sH0
741 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 07:51:06.88 ID:DmwUp5sH0
742 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 08:03:33.39 ID:3U9FUiyX0
ほ
しゅ
744 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 08:23:26.14 ID:3U9FUiyX0
最近微笑ブームでも起こってるのかい?
745 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 08:32:37.55 ID:r4TNWSBPO
>>744 別に。わざわざ「読んで来た」って本スレに言ってくる変な奴が何人か現れたけど
746 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 08:41:53.82 ID:3U9FUiyX0
ニコニコで微笑の動画があるって結構スレたったのが原因かね?
企画物SS作成に向けて、ノート買って来た。
…もう末期症状だな俺orz
748 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 09:03:35.47 ID:qccjnrfYO
>>747 会社支給のPCでやってる俺よりはいい。
749 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 09:09:59.54 ID:r4TNWSBPO
たまたま見つけた魔法陣ぐ○ぐ○を一晩かけて読破しちまった保守(今からテストwwww)
今夜はハルヒでも読みます(明日もテストwwwww)
>>727 「〜しとう」ってのは完全に兵庫だな。
大阪だと「〜しとる」とか「〜なっとる」になる。
ただ、北河内と豊能の地域しか住んだ事がないから他は知らない。
752 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 10:01:16.24 ID:3U9FUiyX0
何やっとん?
何しとん?
両方神戸弁
あげ
754 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 10:34:27.48 ID:3U9FUiyX0
ほ
その席とっとーと?
@福岡(ばーちゃんが住んでる)
あと、理系の俺がSS書いていると、やたら理系の専門用語が出てきてしまう。キョンは理系志望じゃないはずなのに。
…長門は比較的書きやすいけどw
757 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 10:53:12.46 ID:hKIdRTEJO
あっそ
758 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 10:54:03.99 ID:3U9FUiyX0
山
759 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 11:06:47.96 ID:8xmoH2m90
なんばしょっとね?保守
760 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 11:06:48.86 ID:3U9FUiyX0
ほ
>755
惜しい、「この席」なら「こことっとーと?」になるのにw
ハルヒ「ちょっとキョン!あたしのプリン食べたやろ!?」
キョン「いや、食べてへんで」
ハルヒ「それやったら誰が食べたん?」
キョン「長門ちゃうの?」
こんな感じ@大阪府の岸和田の近く
763 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 11:12:34.65 ID:37xraSbA0
>>756 能書きはええからはよさらしてくれや
期待しとるで
764 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 11:29:20.34 ID:qUrIsxgs0
>>755 そっちのがエエやん!
って自分にツッコミ入れつつ自己嫌悪
という保守
765 :
764:2007/07/24(火) 11:30:50.00 ID:qUrIsxgs0
保守
必要最低限の専門用語ならむしろ必要だけど、それを大量に出してくると独りよがりになっちゃうから
さじ加減が難しいよな
方言が軽く流行ってるな
保守
769 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 12:01:46.70 ID:hKIdRTEJO
空はこんなに青いのに…俺達何やってるんだろう…
771 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 12:10:59.91 ID:yFUqEcMXO
そっんっざっいがー、かっわっるっほっどのー
772 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 12:14:50.61 ID:hKIdRTEJO
1人で海…ダメだ…確実に知り合いに会っちまう…
ゆめーをもってみたくなるー
774 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 12:18:26.34 ID:1lElCBZ10
植物人間スレで神降臨してた
775 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 12:20:51.23 ID:yFUqEcMXO
じゃあ俺が
このスレの神になる!
ごめんなさい嘘です
>775
月乙
777ゲット!
778 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 12:26:16.40 ID:1ApsipyRO
779 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 12:34:23.81 ID:yFUqEcMXO
しかし、このスレの趣旨を見るに
やっぱり神って言ったら書き手のことだよな?
780 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 12:42:06.65 ID:hKIdRTEJO
書き手から見れば
批判と感想を述べてくれる人が神なんだが
781 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 12:43:13.38 ID:yFUqEcMXO
>>780 なるほど……
やはり俺はスレ違いのようです
782 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 12:45:03.70 ID:SqR3hOfmO
ハルヒ「あーもーつまんなーい!!キョン!なんか面白いものないの!?」
キョン「やれやれ…しょうがないやつだな。どれ…」ヒョイ
ハルヒ「わぁ!?こ、こらぁ!いきなり何すんのよ!?降ろしなさい!!」
キョン「危ないから暴れんな。ちょっと静かにしてろ。いい子だから、な?」
ハルヒ「…もぅ」
ハルヒ「はっ……!え?夢!?な、なんだぁ…」
キョン「どうした?変な夢でも見たのか?」
ハルヒ「な、なんでもない!!なんでもないからあっち向いて!」
キョン「?…そうか」
ハルヒ(…恥ずかしい、でもいつかそーゆー関係になってやるんだから!)
乙女ハルヒ的なものがほしくなった&唐突にごめん保守
ハルヒのブックカバーが届いた
反省は・・・軽くしている
保守
>>769,772
自分語りだったらチラシの裏でやってもらえませんか^^;
あと俺『達』とかいって、住人巻き込まないで下さい^^;
すごく気分悪いです^^;
…保守
ハルヒ「うぼぁ〜暑い〜」
キョン「おいおい、女がそんなだらしない格好するなよ」
ハルヒ「なんでよ」
キョン「目のやり場に困るだろうが」
ハルヒ「へぇ? 意識してくれるんだ」
キョン「まぁ、そりゃ好きな奴だからさ」
ハルヒ「へ? ちょ、まっ、あんた何を言ってるの!?」
キョン「好きな奴だから、見てると触りたくなるだろ」
ハルヒ「・・・」
キョン「・・・」
ハルヒ「・・・私も好きだから抱きしめるまで許可してあげるわ」
キョン「では遠慮なく」
ハルヒ「言っとくけど離したら死刑なんだからねッ!」
キョン「誰が誰を離すって? 悪いがハルヒの髪先から足の先まで全て誰にもやるつもりはない」
ハルヒ「・・・ありがとう」
ぎゅうっ
787 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 13:05:32.60 ID:3U9FUiyX0
\(^o^)/
必要以上に余計に暑くなった件
どうしてくれる。エアコン壊れてんだぞ
ほす
792 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 13:32:21.34 ID:qUrIsxgs0
し
793 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 13:43:36.59 ID:qUrIsxgs0
の
794 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 13:50:09.93 ID:qccjnrfYO
『夏休みだからって、いつまで寝てるのよっ!下っ端は下っ端らしく早く起きるっ!って、こらぁ!くっつくな!余計暑いじゃない!っ……て何昼間から言ってるのよ……。ばっ、ばかっ!そんなんじゃないんだから……って、こら…あ…』
ってお前ら虚しいよなって保守。
795 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 14:01:25.21 ID:qUrIsxgs0
ё
796 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 14:08:00.95 ID:qccjnrfYO
『あ…もうそろそろ起きてください。え?もう14時過ぎですよ。ふふっ、いくら夏休みでも寝過ぎです。え…ちょっ…って…ま、待ってくださ……い』
って以外と書きにくかった保守。
798 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 14:15:03.77 ID:qccjnrfYO
『………起床すべき。…………現在時刻は14時15分。延べ睡眠時間は17時間03分。………寝過ぎ。……二度寝は許可できない。………っ…んっ…。………許可する。』
3点リーダー頼みで芸がない保守。
799 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 14:17:24.45 ID:IZ4aflmx0
「キョン君起きるのさ・・・・もう起きないなら私も隣で寝てやるっさ!!!・・・・・キョン君めがっさかっこいいなwww」
サーセンwww
調子こきました
保守
800 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 14:20:23.55 ID:yFUqEcMXO
俺としては
「起きたまえキョン君!」
の方が……すまん何でもない
801 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 14:20:48.21 ID:XmwWnQyKO
>>755 どういう意味?
その席は空いてますか?ってこと?
802 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 14:21:26.21 ID:IZ4aflmx0
>>800 そっちだな・・・
すまなかった・・
反省している
>>801 その席とってる?(とってある?)
って意味らしいよw
804 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 14:25:16.85 ID:qccjnrfYO
『やぁ、そろそろ起きるべきだと思うな。明らかに寝過ぎだろう?君はまだ思考レベルが低いだろうけど、何時間も君の起床を待っている僕として……っ、て…こらこら、引き込まないでくれ……っ……んっ。しょうがないな……』
ってそういうキャラが想像できないから適当に脳内補完よろ、って保守。
805 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 14:30:00.38 ID:qccjnrfYO
>>800 『どわっはっは!いーつまで寝てるにょろ?いい加減起きたまえ!んー?さては二度寝とか考えてるな?あっはっは!寝過ぎだよ!君ぃ!ん?そっかぁ?んーしょうがにゃいねぇ…付き合ってやるあげるよっ……んっ…』
って感じ?って保守。
806 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 14:30:43.60 ID:IZ4aflmx0
807 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 14:32:56.85 ID:yFUqEcMXO
808 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 14:36:06.47 ID:qccjnrfYO
『―――――――――起――――床――――。――――――っ――――――――ん――――――』
って全部『―』でよかったんじゃねぇの?っか未読者置き去り?って保守。
810 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 14:42:03.85 ID:IZ4aflmx0
811 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 14:45:12.15 ID:qccjnrfYO
『ほら、もう起きてください。寝過ぎだと思いますよ。え?二度寝?15時になろうとしてますよ。ふぅー…しょうがないですねぇ。ちょっとだけ…です……よ………んっ』
って誰だかわかんねーよ、これじゃぁなって保守。
814 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 14:47:03.41 ID:8xmoH2m90
ん?わかめもとい喜緑さんじゃないの?
816 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 14:48:15.19 ID:3U9FUiyX0
『起きてください。・・・起きないと掘ってもしりませんよ?』
817 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 14:48:30.11 ID:qccjnrfYO
『起きる?ほら、ルソーも待ってるのね。もう15時になるところなのね。え?冗談はやめるのね。ちょ…ルソーも見てるし……んっ……もう……しょうがないのね……』
ねるねるねーるね♪
って保守。
キョンの目覚ましは妹ちゃんだろ!
って訳でお願いしますw
819 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 14:53:22.36 ID:qccjnrfYO
『起きる?ふぅーん、まだ寝るんだ?私にはわからないな、有機生命体の睡眠欲って。え?そう?じゃ、しょうがないかな。あなたと一緒に寝て…出方を見る……って……ん……やっ……』
って、わかりやすくしてしまって、捻りも知恵もないって保守。
820 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 14:53:38.68 ID:kiN7IMPS0
WAWAWA!こりゃ大変だぜ
821 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 14:56:17.10 ID:qccjnrfYO
『おーきーてぇ。はやぁくぅ!ねぇー!うーもう夕方だよぉ。って…にゃ…ん……っきゃっ……!』
って『エロスたんのおはようスレ』と同じになっちゃうから妹は避けてたって保守。
ハルヒ、みくる、長門、佐々木、鶴屋、九曜、橘、阪中、朝倉、妹
って保守。
>>821 エロいぜ…
ってかキョン寝すぎだろwww
残りは森さんか。
824 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 15:00:49.84 ID:IZ4aflmx0
825 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 15:01:35.54 ID:8xmoH2m90
橘・・・盲点だった/(^o^)\
826 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 15:03:04.86 ID:LH9AGZW10
827 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 15:04:48.42 ID:XmwWnQyKO
828 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 15:06:27.09 ID:qccjnrfYO
829 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 15:10:50.70 ID:VZRy+rauO
谷口がいない…
橘だと「んんっ、もう!」が入るとわかりやすいんだが
ここはパンジーで(ry
832 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 15:34:35.35 ID:qccjnrfYO
『ふん、もう夕方だ。あんたはいつまで寝ているんだ?そうか、生憎だがそういう趣味は……って………ん……や……これ以上は……禁即だ………』
なにやってんだ?って保守。
833 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 15:36:37.72 ID:8xmoH2m90
アナルスレと勘違いしそうになるё
変なお題出してすまなかった・・・
テストが終わって浮かれてたようだ
吊って(ry
836 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 15:41:35.42 ID:qccjnrfYO
>>833 路線修正。
『って…!もうこんな時間じやないっ!まったく、あんたのせいで……え?そ、そりゃ…よかった…けどね…。って何言わせるのっ!?このバカ○○○!ん…って……ゃだ…もう一回?ん…しょ…しょうがないわねっ…ゃ…ん…晩ごはん…どうす…る…?』
って、やっぱりアナルっぽいから自重するって保守。
837 :
サザソのトリヴィア:2007/07/24(火) 15:42:04.19 ID:1TW8mcWU0
サザンのレズビアン
なっなっないじぇる まんせるんるん♪
839 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 15:48:21.62 ID:8xmoH2m90
>>836 電波の限り書き続けてくれるとうれしいぜw
841 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 15:56:49.73 ID:qccjnrfYO
>>840 正しい読み方。
(1)気に入ったキャラのスレをまず読む。
(2)記憶する。
(3)目をつぶる。
(4)相手がキョンとは一言も書いていないので、自信を持って自分に置き換える。
(5)脳内再生
(6)ハァハァする。
って保守。
今から投下してもよろしいでしょうか?
843 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 16:05:49.06 ID:Cj4Y3lUGO
カモン!
俺達5人は、部室に集まっていた。
だがいつも通りとは言えない。何故なら話を聞くに全員、古畑に絡まれていたからだ。
キョン「みんなあいつに絡まれていたのか……」
古泉「ええ。彼は我々を疑っていると考えて良いでしょう。」
みくる「だ、大丈夫なんですかねえ…・」
ハルヒ「心配することは無いわ!アリバイトリックは完璧よ!
あれがある限り私達は安全だわ。」
長門「……!静かに。」
長門が突然俺達の会話にストップをかけた。
長門「……来る。」
耳をすませば足音がする。十中八九、あいつだろう。
今度は何をしに来るんだ……?
コンコン
ノックの音……そして……
ガチャ
ドアが開く、そして現れたのはもちろん……
古畑「やあどうも、また来ちゃいました!」
845 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 16:07:04.91 ID:qccjnrfYO
恋!
古畑任三郎だった。こいつはどこまで俺達に付きまとうつもりなんだ。
古畑「えーですね、新しい事実が分かったんで是非ともみなさんにお知らせしようと!」
ハルヒ「事実?そんなものには興味ないわ!帰って頂戴!」
古畑「まあそうおっしゃらずに。実はですね、不思議なことが起きまして……」
みくる「不思議なこと、ですか?」
古畑「ええ。会長の死亡推定時刻は午後4時頃というのはご存知ですね?」
ハルヒ「ええ聞いたからね!その時間は私達はイベントをしてたって言ったでしょ?」
古畑「まあ聞いてください。実はですね、ある男子生徒……彼は谷口と名乗っていましたが…」
キョン「谷口!?」
古畑「ご存知なんですか?」
キョン「ええ、クラスの友人です……」
古畑「そうですか。その人がですね、面白いことを言うんですよ。
一昨日の7時前に、あそこで女子生徒に告白をしていたと!
一緒に居たご友人にも、そして相手の女子生徒にも確認をとったので、この情報は確かです。
……おかしいでしょう?」
谷口……あいつあんなことを……
っておい、これはマズいぞ。
古畑「えーそうです。死亡推定時刻は午後4時のはずなのに、その日の7時にそこで告白した人間がいた!
もちろん、その場に死体などはなかったそうです。
ということは、ということはですよ?殺害現場はあそこじゃないということになります!」
古泉「そうなりますね……」
古畑「では何故犯人は死体を移動させたのか?それはアリバイを作るためです。
殺害現場を偽装することで、本当の殺害現場をカモフラージュする。
もしその本当の殺害現場が凄く近くだったらどうでしょう?そう例えば……体育館の小部屋とか。」
こいつ…!!
古畑「えー……あなた達はイベントをしながら、その最中に殺人を犯したんです。
朝比奈さん、古泉さん、長門さんが寸劇をしている間の4分間、
涼宮さんとキョンさんは舞台袖に下がっていましたね?
その間なら、旧校舎に行くのは無理でも、体育館の小部屋に行くことは充分可能です。
……犯人は、あなた達です。」
古畑がついに俺達を名指しした。
落ち付け、まだだ。アリバイトリックは破られたが、まだ……
ハルヒ「証拠はあるの!?証拠も無いのに適当なこと言わないでよ!!」
そうだ。証拠だ。証拠が無い限り俺達は……
古畑「証拠ならあります。」
なんだと……!?
古畑はそう言うと、手のひらを開いた。そこにあったのは
制服の、ボタン!
古畑「えードジをしましたねーキョンさん。んふふふ……」
キョン「なんで、それが……」
古畑「えーどこにあったか知りたいですか?それはですね……死体の下に敷かれてました。
えー、それは気付かなかったでしょう!」
バカな、そんな……なんでこれが……
849 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 16:11:54.02 ID:Cj4Y3lUGO
支援
850 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 16:12:19.94 ID:DmwUp5sH0
支援
851 :
サザソのトリヴィア:2007/07/24(火) 16:12:25.01 ID:1TW8mcWU0
( ^ω^)サザンのトリビア
長門「待って。」
長門!?
長門「古畑任三郎。あなたの言うことは間違っている。」
古畑「おや?私は間違ったことなど……」
長門「あなたは死体の下にこれがあると言った。それはおかしい。
死体は首吊り死体だったはず。下に敷かれるはずがない。」
古畑「えー……今、なんと?」
長門「……首吊り死体の下に、ボタンが敷かれるはずはない。」
古畑「聞きましたね今泉君!」
ドアの後ろから今泉が出てきた。テープレコーダーを持っている。……録音したのか?
今泉「ばっちりです!」
古畑「えーあなた、今確かに言いましたね?『首吊り死体』と……」
長門「……言った。」
古畑「えー実はですね?会長の死体は首吊り状態ではありません。床に倒れていたんです。」
長門「……そんなはずはない。」
古畑「そうなんですよーほら!」
古畑は現場の写真を長門に見せた。
長門「……。」
そうだ。俺達は首吊りに見せかけて会長の死体を吊るした。
だが「ドサッ」という音を聞き、俺とハルヒはヒモが切れて落ちた死体を確認した。
その後校門で、古泉にそのことを伝えた。
朝比奈さんは、今日現場に来て床に倒れたことを知った。
長門は……?
長門だけ、知らない!
854 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 16:13:10.30 ID:DmwUp5sH0
wktk
古畑「そうなんです。確かに首吊り状態に吊るそうとした形跡はありました。
しかし実際は、ヒモが切れて落ちてしまっていたんです。
さて、さてさてさて……ここで問題になるのが、首吊り状態にあったのがいつだということです。
殺害現場は1番奥の部屋です。ということは当然、窓から中はまる見えだ。外からも確認できます。
もし首吊り状態ならば、いくら使ってない教室だからと言ってもすぐに発見されるでしょう!
しかし掃除の時間まで発見されなかった。
つまり朝学生達が登校した時間には、既に会長の死体は床に転がっていたことになります。
そして門が閉まる直前まで谷口さんがいました。
ということはですね、首吊り状態にあると誤認できたのは、夜の学校に忍びこんで、
会長の死体を首吊り状態にした人間しかいないのです!
えー……なにか反論はありますか?」
一気にまくしたてた古畑。なんとか反論を見つけようとするが、見つからない。
ハルヒ、古泉、朝比奈さんも考えているようだが、同じようだ。そして長門も……
終わり、か。
856 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 16:14:35.25 ID:DmwUp5sH0
これは神でしょ
長門「……ごめんなさい。」
長門が俺達に向かって謝った。
キョン「いや、お前は悪くない。死体の状況を伝えなかった俺達のミスだ。」
ハルヒ「そうよ。私達が悪いわ。」
みくる「そもそも私が調子悪くならなければ……あの時……」
古泉「ご自分を責めることはありません、僕等みんなの責任です。」
俺は古畑の方を向いた。
キョン「こういうこった、俺達の負けだ。」
古畑「認めて頂いて、ありがたいです。」
古泉「あなたは始めから、長門さんに狙いを絞っていましたね?」
古畑「ええ。彼女は確かに冷静沈着で頭脳明晰です。判断力もある。
しかし……『嘘をつくこと』に関しては、この5人の中で最も苦手だと思いました。」
確かにな。長門がウソをつくことはほとんどない。正直者なんだ、あいつは。
>>841キョンに置き換えた方が(;´Д`)ハァハァする俺www
支援だ!
古畑「それに、昼休みに会話した時にピンと来たんです。勘違いをしているな、と。」
長門「……どこで?あなたとの会話に不備な点があるとは思えなかった。」
古畑「あなた言ったじゃないですか。『自殺のはず』って。
これを聞いて思ったんですよ。あなたの中では、会長は首を吊った状態なんだと。」
長門「……うかつ。」
ん?待てよ?ここで俺はあることを思い出した
キョン「ちょっと待ってくれ。じゃあのボタンは……」
古畑「ええ。ボタンのくだりに関しては完全な嘘っぱちです。
ちなみにこのボタンはですね、谷口君に借りたものでして……。」
なんてこった。俺達は完全に古畑の手の上だったってことか。
古畑「しかし残念でなりませーん。何故こんな方法をとったんですか?」
ハルヒ「脅されてたのよ。秘密をバラされたくなければ解散しろってね。
解散するぐらいなら、犯罪者になった方がマシよ!」
古畑「しかしですね、あなた方ほどの絆があれば、もっと別の方法でも、
きっとこの状況を乗り越えられたはずです。」
長門「……わたしは、この行動に関して後悔はしていない。」
古泉「僕もです。」
みくる「わ、私達で考えた結果ですから!」
キョン「そういうことだ。」
古畑「ふふ……そうですか。やはりあなた方は、実に強い絆で結ばれてらっしゃる。」
古畑はそう言うと微笑んだ。
861 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 16:17:50.67 ID:DmwUp5sH0
すばらしい
ハルヒ「いい!?みんな!!」
ハルヒが叫んだ
ハルヒ「SOS団はこんなことで解散しないわよ!
とっとと罪償って、また不思議探索するんだから!
1番遅れた人は……罰金なんだからね!」
ハルヒは涙目になっている。朝比奈さんの目にも涙が浮かんでいた。
そして……俺にも……
ハルヒは古畑に向き合った
ハルヒ「あんたの推理もなかなかだったわね!見込みあるわ!
みんながまた戻ったら、SOS団に入れてあげてもいいわよ!」
古畑「ん〜ふふふ……考えておきます。……では、行きましょうか。」
古畑が手を差し出す。だが、ハルヒはその手を拒んだ。
ハルヒ「みんな行くわよ!着いてきなさい!」
そうだよな。やっぱいつでもこいつが先頭でなきゃいかん。
そして俺達は、罪を償うために、歩き出した。
またいつか、こいつらと不思議探索をするために。罰金は、ごめんだからな。
終わり
支援
ということで、これで終わりです。短い間でしたが、お付合いありがとうございました!
865 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 16:18:53.82 ID:DmwUp5sH0
お疲れ!!
867 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 16:19:04.20 ID:3U9FUiyX0
乙
一体何で脅されてたんだい?
GGGGJJJJJJJ!
いやあ楽しい時間であった。
869 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 16:20:26.41 ID:c/SpzOQZO
まさかこのスレでこんなミステリが読めるとは………乙!
870 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 16:20:56.21 ID:0UexN83oO
871 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 16:22:53.00 ID:Cj4Y3lUGO
乙!
長門だったかー!
キョンはフェイクだったのね
872 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 16:24:43.17 ID:DmwUp5sH0
ヤバイ!!涙が……
なんというミステリー…
なにはともあれ乙ですな
>>862 すばらしいwwwとても楽しめました。分量も必要十分だし、追いつめる過程も実にそれらしいw
キョンかハルヒに仕掛けると思いきや長門に罠を仕組むあたりも意外でよかった。
お疲れ様です。Good Job!
ほ
876 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 16:51:30.04 ID:Cj4Y3lUGO
あげ
877 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 16:51:47.48 ID:tt09TIrv0
乙!ものすごく楽しめた。
878 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 16:56:29.07 ID:NdP6MDX00
いやー良作だったwww
乙!
ターミネーター谷口聞きながらだとなんかリアル…と感じたのは自分だけでいい
880 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 17:09:19.01 ID:3U9FUiyX0
ほ
881 :
サザソのトリヴィア:2007/07/24(火) 17:09:53.61 ID:1TW8mcWU0
サザンの戸 リ ビア
773 :彼氏いない歴774年 :2007/07/24(火) 08:33:00 ID:0a3YcWUs
おお。私も仲間に入れてください。
年寄りに「死ね」とか言うのに躊躇なし。喪でおとなしそうに見えるから、電車とか駅でジジイが絡んでくると
平気で「電車に轢かれてミンチになっちまえよ。家族もせいせいするだろうよ、死に損ない、国のお荷物が」と怒鳴れる。
拾った金、サイフは自分のもの。キョロキョロなんかせずサラッと拾ってバッグにしまうから、あやしまれたこと無し。
友達の不幸は楽しい。そっこー相談のふりして周りに広める。
大きい企業に勤めてる友達の不倫をあまりにも聞かせてきたり写メ見せて来てうざかったので、
2chのその会社のスレに分かるように書き込んで、女は職場で村八分→退職。男は左遷。
その後、同じ会社に契約社員で入社して、送られてきた写メとかみんなに見せまくったw大騒ぎ。で、辞めた。
嫌な同僚、上司の机上からサラッと書類をパクッて、ためらいなくシュレッダー。
ばれたことなし。
今は、タリバンにさらわれた韓国人が全員首カットで死ねばいい、と思っている。
見た目がおとなしそうで声も普段小さいんで、悪いこと出来ないタイプと思われててなんでもできる。
小さい店からいっぱい万引きしたり、クラスのムカツク奴のチューリップに墨汁ぶっかけたり
お道具箱ごと池に沈めたり、先生のものを盗んで他人の机に入れたり、先生のサイフから金取ったり
子供の頃から、他人なんか死んでもどうでもよし、だった。
http://human7.2ch.net/test/read.cgi/wmotenai/1159458339/l50 性格悪いってレベルじゃねーぞ!
884 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 17:17:11.59 ID:3U9FUiyX0
>真面目な文打ってさぶいぼがwwwwwwww
あるあるwwwwwwwww
>>883 乙です。
しかし妙に真面目で不覚にも噴いてしまったwww
886 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 17:39:26.31 ID:3U9FUiyX0
ほ
管理人さん乙です
888 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 17:45:51.26 ID:1lElCBZ10
古畑SSの事件編ってどこで見れます?
dat保管庫にはログなかったんですが・・
889 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 17:50:53.35 ID:NdP6MDX00
wikiで見れるよ
892 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 17:51:53.30 ID:NdP6MDX00
>>889ミスったww
このスレにあるのは解決編だったwww
トップページ見てないのかよwww
やっつまった…orz
897 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 18:07:15.13 ID:1lElCBZ10
thx!いやあ素晴らしいSSでしたね。
あじゅじゅしたー
899 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 18:14:53.09 ID:1lElCBZ10
900 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 18:17:32.36 ID:3U9FUiyX0
900
保守
みくる写真館初めて気がついた保守
900越えたか・・・
あれ、落ちるまでかなり余裕ある?
そうか、
じゃあ1000いくね
余裕でな
マターリ行こうぜ
あと2時間半ぐらいかな?
保守
910 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 19:02:12.74 ID:3U9FUiyX0
長編の投下がなければ明日まで持ちそうだな
911 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 19:02:39.49 ID:4bOT5BDTO
ksk
912 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 19:04:38.35 ID:wZ7q1yvM0
913 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 19:14:30.71 ID:3U9FUiyX0
ほ
914 :
サザソのトリヴィア:2007/07/24(火) 19:14:55.66 ID:1TW8mcWU0
ささくれトリビア
保守
916 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 19:27:17.74 ID:SqR3hOfmO
保守っさ
ω・`)コッソーリ
今からやるのは蛇足中の蛇足ですが、古畑をパロるならこれもやらないと!と思ったのでやります
今から数レス、お借りします
918 :
今泉慎太郎 VS? 谷口:2007/07/24(火) 19:33:36.75 ID:b1xFIYpg0
今泉「え〜……あなたは超能力者の存在を信じていますか?それは僕のことです。
未来人、宇宙人はどうでしょう?それも僕のことです。
そう、僕は実は、宇宙人であり未来人であり超能力者でもあるのです。
今からこのスプーンを、未来の宇宙の力を使った超能力で曲げたいと思います。
ん〜!んん〜!マッガーレ!!マッガレェェェ!!!マッガ……」
今 泉 慎 太 郎 VS ? 谷 口
919 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 19:34:26.81 ID:NdP6MDX00
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
谷口は教室のドアを開けた
谷口「うぃーっす!WAWAWA忘れ物……うおぁ!!」
そこには、一人でいじけてるデコの広いおっさんがいた。
谷口「えーっと確かあんたは……古畑ってのと一緒に居た……」
今泉「今泉だよお!いまいずみ!みんなひどいよ……」
谷口「そ、そんでなんでそんないじけてるんだ?」
今泉「だってさ、せっかくハルヒスレにゲスト出演したってのにさ、
SOS団の誰一人として名前で呼んでくれないんだよ!?
描写も最後まで「デコの広いデコの広い」って……僕はデコだけじゃない!」
谷口「ま、まあ落ち付けって……」
今泉「古畑の野郎、いっつも一人でおいしいとこ持っていくんだぜ?
ほんとやんなっちゃうよなー!やってらんないよーまったくぅ!」
谷口「……大丈夫さ。名前なら俺がいくらでも読んでやるぜ。な?今泉!!」
今泉「ありがとう!!谷口君!!心の友よ!!」
谷口「おう!よーし、今から気分を変えるとっておきの方法を伝授するぜ!」
今泉「なになに?」
谷口「それは……ナンパしようぜ、ナンパ!」
学校前の通りに出た今泉と谷口。
今泉「谷口くーん、ナンパなんてほとんどしたことないよー」
谷口「大丈夫だって!手本を見せてやる!」
谷口は通りがかった女に声をかけた
谷口「すいませーん谷口と申します!これから一緒に……」
女「キャアア!!チャック開いてるわ!変態よおお!!」
谷口「ま、待って……」
谷口は今泉の元へ戻った
今泉「ぜ、全然ダメじゃないか!」
谷口「う、うるせえ!じゃあお前やってみろよ!」
今泉「よ、よし、やってやるよ!」
今泉も通りかかった女性の声をかけた。
今泉「お、お嬢さん?今夜僕と、素敵な夜を過ごさないかい?」
森「あら、私にナンパするとはいい度胸ね。」
今泉「へ?」
森「新川、お相手してあげなさい。」
新川「はっ。今泉さん、なかなかいい体していますね?」
今泉「うわあ!アナルだけは!アナルだけはー!」
連れ去られる今泉。谷口は見ているだけしか出来なかった。
谷口「……鼻歌でも歌いながら、帰るか。」
古畑任三郎のテーマ 〜谷口の鼻歌リミックス〜
チャッチャ♪チャチャ♪チャッチャ♪チャチャ♪
チャッチャ♪チャチャ♪チャッチャ♪チャチャ♪
谷口「WA―WA―WAWA−WA−WAWA−WA−WA−WA――♪」
チャッ♪チャチャ♪チャチャチャ♪
谷口「WA―WA―WAWA−WA−WAWA−WA−WA−WA――♪」
チャッ♪チャチャ♪チャチャチャ♪
谷口「WA−WA―WAWA−WA−WA−WA−WA−WAWA――♪
WA−WA―WAWA−WA−WA−WA−WA−WAWA――♪
WAWAWAWA−WAWA−♪」
チャチャチャチャチャチャチャ♪
谷口「WA!WA!す!れものっ!」
この事件は創作であり、
古畑任三郎は架空の刑事です
終わり
失礼しましたーw
今度こそさようならっ!
金刃あの球はないだろ保守
926 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 19:47:11.80 ID:DmwUp5sH0
927 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 19:48:54.11 ID:W7//S60qO
電波受信!
928 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 19:49:26.37 ID:SqR3hOfmO
>>923 乙!
なんという…ごめん。いい言葉が出てこないw
929 :
サザソのトリヴィア:2007/07/24(火) 19:49:56.10 ID:1TW8mcWU0
サザエのつぼ焼き
「長門の日々」の最終回を待ちつつksk兼保守。
さて、仕事も終わったし、企画部屋のほうに行くかな保守
同じく罪と罰の続きを待ちつつ保守
>>923 乙!つべにはあったかなあれ…
強要するわけではないけど雑談所のほうで企画の談合をするのでよかったら覗いてやってください
保守
936 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 20:19:39.04 ID:CJQgsL0p0
いまさらだが方言ネタ
ハルヒ「ちょっとキョン!うちのプリン食べたやろ」
キョン「俺は食っちょらんぞ」
ハルヒ「じゃったら誰が食べたんけえや?」
キョン「ん〜、確か長門が食っちょったな」
ハルヒ「有希、あんたが食べたそ?」
長門市「……(コク)」
山口はこんな感じかも試練
別の大阪だと
「ちょ、キョン!うちのプリン食った(食うた、のときもある。以下同様の変化)やろ!」
「俺は食っとらん!」
「じゃ誰が食ったんや?」
「ん〜、長門が食ってたような」
「有希、あんたが食ったんか?」
だろうか?
938 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 20:38:58.19 ID:pDilaJFh0
保守age
939 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 20:38:59.76 ID:0fqXrum7O
ホシュ
かなり早いけど寝る保守
今日中に1000いきそうだな。
943 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 20:47:32.51 ID:r5B2YPzMO
それでよいでしょう。
みんな企画部屋に流れたか?
てか管理人さん寝るの早w
企画の意義は住民がいっとき団結するところにもある気がする。
祭りをやる感じに近いっていうか。
保守
お祭りはやっぱりいいよねぇっていうksk
948 :
桃色空間奮闘記:2007/07/24(火) 21:09:05.38 ID:OVPfIivd0
昨日の続編を書いたんですけど…
新スレで投下したほうがいいんですかね。
949 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/24(火) 21:09:32.55 ID:r4TNWSBPO
もうkskするの?
しばらくスレを離れていたが、祭りと聞いてdで戻ってきました
「ちょ、キョン!うちのプリン食ったやろ」
「俺は食ってへん」
「じゃ誰が食ったん?」
「ん〜、長門が食ってたような」
「有希、あんたが食ったんか?」
大阪だけど俺のとこはこんなの
投下待ちの人居るから立てようか?