1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:
放課後 校舎裏
男「手紙読んだよ。用事って何?」
女「告白に決まってるでしょ、常識的に考えて。」
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 12:37:09.26 ID:Ih5fHAQw0
…いいかも
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 12:37:21.95 ID:w7JKafQN0
放課後 校舎裏
男「手紙読んだよ。用事って何?」
女「殺人に決まってるでしょ、常識的に考えて。」
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 12:38:18.73 ID:OjHyngLG0
お昼休み
女「はいっ!」
男「何だよコレ?」
女「お弁当に決まってるでしょっ!常識的に考えて。」
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 12:38:21.25 ID:sstwHdsWO
ごめん。やらない男しか頭に浮かばない
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 12:38:21.26 ID:CyctiCmb0
放課後 校舎裏
男「手紙読んだよ。用事って何?」
男「自殺に決まってるでしょ、常識的に考えて。」
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 12:38:27.12 ID:GYIiELJ10
これはよさそうだw
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 12:38:32.87 ID:jdiJlgus0
女「誕生日プレゼントにこんな高い指輪もらっていいの?ありがとう><」
男「婚約指輪に決まってるだろ、常識的に考えて。」
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 12:39:23.18 ID:jdiJlgus0
男「お前、最近太ったんじゃないか?」
女「妊娠に決まってるでしょ、常識的に考えて。」
やる夫とやらない夫とやる実が浮かんだ
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 12:40:14.84 ID:jV0BZS+I0
放課後 校舎裏
男「手紙読んだよ。用事って何?」
女「は?今日び手紙ってw、常識的に考えて。」
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 12:41:56.95 ID:jdiJlgus0
男「お前、急に痩せたな。」
女「もう生んだのよ。常識的に考えて!」
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 12:42:50.04 ID:OjHyngLG0
男「なんでそんなことまでしてくれるの・・・?」
女「好きだからに決まってるでしょ。常識的に考えて。」
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 12:44:09.11 ID:32g6AlKFO
放課後
校舎裏
女「前からずっと…好きでした」
男「ブスに告られてOKする訳ないだろ常識的に考えて」
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 12:46:39.97 ID:OMcgbzQRO
男「俺……今度のテストが終わったら、告白するんだ」
女「死ぬわよ?常識的に考えて」
16 :
3日(東京):2007/07/11(水) 12:49:59.79 ID:U5xV7laC0
男「俺、首にされるんですか?」
女「いや、埠頭でよくよく考えてみたら、
君、いらないし」
上司、汽笛に考えて。
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 12:52:01.10 ID:iRky+iosO
男「女って・・・好きな人いるの」
女「いるわよ」
男「?!・・・そうなんだ・・・」
女「目の前に」
男「・・・え?・・えと・・それって・・・」
女「ばか・・・(ここまで言われれば分かるでしょ・・・常識的に考えて・・・)」
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 12:53:42.18 ID:OMcgbzQRO
男「結婚式は……和風かい?」
女「イヤ……かな。ドレス着てみたいし」
嬢、式的に考えて
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 12:55:21.08 ID:KgUBnGFH0
放課後。
俺は靴を履き替えようと下駄箱を開けた。
そうしたら、見つけたんだ。
小さな、白い封筒を。
とても小さな、白い綺麗な封筒を。
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 12:56:32.49 ID:KgUBnGFH0
「…なんだこれ?」
恐らくは手紙だろう。
でも常識的に考えて今時、こんな古風な事する奴いるのか?
もしそんな奴が居るとしたら、それは多分ヒューマノイドインターフェースだろう。
とりあえず封筒を開けてみる。
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 12:58:56.42 ID:KgUBnGFH0
そこには丸い女の子らしい字で、
【 校舎裏で待っています 】
とだけ書かれてあった。
なんだろうこれは。
俺はいつ、どこで、何のフラグを立てちまったんだろう。
もしかしたら校舎裏には不良グループが居てフルボッコにされるんじゃないのか。
いやいや、そんな。
俺はどこにでもいるような地味メン。
そんな奴らに恨みを買うような覚えはないんだぜ?
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 12:59:36.44 ID:jdiJlgus0
どきどきw
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 13:00:48.52 ID:CyctiCmb0
書き手変わっててワロタw
>>1がどきどきしてるのかよw
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 13:01:36.27 ID:KgUBnGFH0
だかしかし。
ここで大いなる問題が立ちはだかる。
それは俺が童貞という事だ。
もし俺がイケメンの彼女持ちだとしたら、
こんな差出人も書いてないような不気味な手紙は常識的に考えてシカト一択だろう。
だがしかし。
何度でも言おう。
俺は童貞である。
そんな童貞がこんな手紙もらったら期待しちまうだろ?
こんな俺にだって、ちょっとぐらいイベントが起きたっていいだろ?
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 13:04:09.87 ID:KgUBnGFH0
常識的に考えて何か武器とか持っていった方がいいんだろうか。
でも、教室に戻ったってせいぜい彫刻刀ぐらいしかないんだぜ?
ええい、ままよ!
俺は覚悟を決めて校舎裏に向かう。
そうしてそこには、一人の女の子が居た。
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 13:05:37.07 ID:34CAwAgt0
長文イラネ ( ゚3゚)q
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 13:07:06.75 ID:KgUBnGFH0
その彼女に見覚えは無かった。
小柄な子で、俺よりも頭ひとつ小さい。
なかなかに可愛いかも知れない。
だがしかし!
気をつけろ、目に見える範囲にはこの子しか居ないが、
どこかに前原さんが潜んでいて後ろからバットが振り下ろされるか分からない!
気を抜くな!
「…手紙読んだよ」
俺は警戒心丸出しで彼女に話しかける。
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 13:09:35.14 ID:GYIiELJ10
長文でも面白ければいいんだけどね
大抵マスターベーション
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 13:09:44.85 ID:KgUBnGFH0
「来てくれたんですね」
彼女は小さく笑った。
花が咲いたように、そんな表現がしっくり来る笑顔だった。
「センパイ、あたしの事、知ってます?」
正直に言って全く知らない。
俺の事をセンパイと呼ぶという事はこの子は後輩という事になるが
そもそも部活もしていない俺は、下の学年の奴らに知り合いなど誰一人としていなかった。
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 13:13:36.96 ID:KgUBnGFH0
「…や、ごめん。知らない」
「…そう、ですよね。常識的に考えて」
そう言うと彼女は少し寂しそうに、また小さく笑った。
「じゃあ…なんで呼び出されたかって、分かります?」
彼女は寂しそうな笑顔を振り払い、イタズラっぽい笑顔を浮かべると俺をからかうように聞いてきた。
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 13:15:00.37 ID:gqssLsbX0
放課後 屋上
阿部「手紙読んだぞ。用件を聞かせて貰おうか」
男 「告白に決まってるでしょ、常識的に考えて。」
ウホッ
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 13:15:04.11 ID:CeAS7VE5O
wktk
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 13:17:30.12 ID:KgUBnGFH0
「えっと…常識的に考えて…」
「常識的に考えて?」
「…罰ゲーム?」
俺がそう答えると彼女はまた小さく笑った。
どうやら小さく笑うのは彼女のクセなようだ。
「えへへっ、センパイの常識ってずいぶん歪んでるんですね」
いやいや、だって普通そう思うだろ。
下駄箱に呼び出しの手紙が入ってて、そこに行ったら女の子が待ってて、
あまつさえ、俺の事をセンパイって呼ぶんだぜ?
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 13:18:47.58 ID:0F9qdedY0
文才は悪くない。 よって期待。
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 13:20:23.11 ID:KgUBnGFH0
「うーん、そうだなぁ。他には何か可能性って思いつきませんか? …それこそ、常識的に考えてっ」
またイタズラっぽく笑う彼女。
よく笑う子だな。それがとてもよく似合っている。
って他の可能性ってなんだ。
罰ゲームじゃないとするならなんだ。
「…まさか、やっぱりフルボッコ劇場?」
「…なんですか? それ」
なんでしょう。
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 13:22:15.11 ID:KgUBnGFH0
分かってる。分かってるんだ。
放課後、人気の無い校舎裏に呼び出されるなんていったらアレだろ?
ザ・告白イベント。
いくら童貞の俺だってそれぐらいは想像したし、妄想したさ。
でも、そんな事自分から言い出したらどうしようもない勘違い野郎だろう!?
それは、それだけは言い出せなかった。
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 13:23:58.24 ID:5J/MXEQE0
常識的に考えて・・・
↑中点が無いと萌えない
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 13:26:12.99 ID:KgUBnGFH0
「んー…センパイ、分からないかな? 常識的に考えて、ひとつしか無いと思うんだけどなぁ」
そう言い、小首をかしげる彼女。
…さっきも思ったがこの子はやっぱり可愛い。
「…ごめん、分からないっす。サーセン」
だからこそ。
彼女が可愛ければ可愛いほど、俺は頭の中の想像を口にする事が出来なかった。
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 13:29:36.29 ID:KgUBnGFH0
「…センパイ?」
俺が答えると彼女が不意に近寄って来た。
「な、なんスか?」
なんで敬語になってんスか俺?
風に混じってなにやら甘い匂いがした。
それは恐らく、名前も知らないこの小柄な女の子の香り。
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 13:31:52.50 ID:KgUBnGFH0
「センパイって、思ったより鈍感なんですね?」
そうやって少し怒って見せる彼女。
だが、それは彼女の可愛さを引き立たせるだけでしか無かった。
「…はい、ごめんなさい」
何やら完璧に気圧されている。
情けないぞ、俺。
41 :
サザソのトリヴィア:2007/07/11(水) 13:32:21.31 ID:m+dUYOwf0
サザンのトリビアをNGにしてる
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 13:33:32.81 ID:KgUBnGFH0
「…じゃあセンパイ。今度の休みってヒマですか?」
急に場の空気が変わった。
手綱を握るのはもっぱら彼女。
「は、はい。ヒマだと思います」
もう完璧敬語じゃねぇか俺。
「じゃあ今度の休み、あたしとデートしましょう」
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 13:35:28.78 ID:KgUBnGFH0
…なななななんですって?
今、俺の耳がおかしくなってなきゃとんでも無い発言が聞こえた気がするんですが。
「デデデデデデデ」
「…デデデ大王ですか? あたしもあのたらこくちびる、好きですよ?」
どうやら天然っぽいところもあるらしい。
って、そうじゃなくて!
「デート!? 今、デートっつったか!?」
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 13:38:00.95 ID:KgUBnGFH0
「はい、そうですっ。 …センパイはあたしとデートするの、ヤですか?」
そう言い、少し寂しそうに笑う彼女。
さきほどから彼女は全ての表情を笑顔交じりで表現する。
それはとても素敵な事に見えた。
「い、いやじゃないッスけど!」
無駄に声張ってるぞ、俺。
おちつつつつっつつtけっけけけえ
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 13:42:36.11 ID:KgUBnGFH0
「ホントですかっ? じゃあ今度の休み、楽しみにしてますねっ」
俺の言葉に彼女は小さく笑う。
それは小さな笑顔。
でも、そんな彼女の笑顔は今までで一番輝いていて。
俺は正直、この時点で惚れていたのかも知れない。
「いや、あの、でも、ホントに俺なんかとでいいんスか?」
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 13:46:21.23 ID:KgUBnGFH0
俺の言葉に彼女は驚いて。
「…センパイ、まだ気付いてないんですか?」
それからまたイタズラっこのように、小さく笑った。
「それじゃあ、今度の休みの日までの宿題にしましょっ」
季節はもう夏だけど。
「鈍感なセンパイでも分かるハズですよ? 常識的に考えてっ」
なんか、春が来そうです。
終わる
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 13:54:30.19 ID:0F9qdedY0
な
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 13:58:27.08 ID:nFqnz0HW0
ん
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 14:03:35.82 ID:VFkiHlww0
だ
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 14:06:54.66 ID:Wal0L5D80
こ
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 14:14:07.88 ID:GYIiELJ10
の
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 14:23:10.54 ID:mMFn5vnmO
ラ
ブ
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 14:26:00.24 ID:GYIiELJ10
カ
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 14:32:08.20 ID:ChCAfY5A0
ッ
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 14:32:38.35 ID:GYIiELJ10
!
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 14:37:15.71 ID:0F9qdedY0
プ
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 14:37:53.27 ID:Zq7JOKEDO
ル
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 14:41:55.49 ID:jdiJlgus0
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 14:44:50.92 ID:76xNE67CO
この話呼んで顔がにやけた
まぁ、俺には関係ない話だがな……常識的に考えて………
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 14:49:51.55 ID:KgUBnGFH0
そうして約束の日が来た。
俺は前もって服を買いに行ったり、
生まれて初めてワックスというものを買ってみた。
準備は万端だ。
約束の時間は13時だったが、朝5時に起きた。
…常識的に考えて老化現象?
放課後 体育館裏
男「用件は何だ」
女「あの……好きです!」
男「場所が間違ってるだろ。常識的に考えて」
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 14:50:42.79 ID:GYIiELJ10
終わったんじゃねーのかよ
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 14:51:44.42 ID:0F9qdedY0
よし、続きか。
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 14:53:39.26 ID:KgUBnGFH0
だがここで思わぬ事態が発生する。
格好というのモノをどうやって付けたらいいのか分からない。
適当に整髪料を付けたら適当に格好良くなると思っていたが、大間違いだったようだ。
いつも髪を下ろしてるから、ザッと上げて爽やかさを演出してみようと思ったら突然ポルナレフになった。
ありえねーと思った。
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 14:54:03.87 ID:rl1QMPhH0
そういや最近のマガジンに「常識的に考えて〜」って言ってる女の子がいたなぁ
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 14:55:03.81 ID:FQ8b3/esO
あ…ありのままwktk
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 15:00:35.72 ID:KgUBnGFH0
結局風呂に入ってから出かける事にする。
だが、風呂に時間を取られたせいか、待ち合わせに遅刻してしまった。
「センパイ、4分遅刻ですね?」
俺が場所に着くと彼女はすでに待っていた。
待ち合わせで女の子を待たせるなど紳士としてあるまじき行為だ。
「ごめん! 結構早く起きたんだけどさ、急にシルバーチャリオッツが発動して」
「…? なんですか? それ?」
「あ…いや、なんでも無いんだごめん」
ばかばか、俺のばか。
ここは掲示板じゃないんだぞ。
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 15:03:07.55 ID:KgUBnGFH0
「センパイってたまに不思議な事いうんですね。常識的に考えて新発見かも知れません」
彼女は俺の意味不明な発言を肯定的に受け取ってくれたようだった。
ちょっと自慢気に微笑む姿が可愛い。
しかし。
奇跡だ。
この俺が女の子(可愛い)とデートする日が来るだなんて。
これが青天の霹靂って奴なのか。
ダイスケ的にもオールオッケーなのか。
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 15:05:12.37 ID:KgUBnGFH0
彼女は明るい黄色のワンピースを着ていた。
スソがフワッと広がっていて涼しげだ。
「あー…ごめん。なんか俺、凄い普通の格好で。もっと格好つけてくれば良かったかな」
結局買った服も着て来なかった。
鏡の前で着てみたら、あまりにも似合わなかったからだ。
服屋で見た時は、あのピチピチしたTシャツがカッコイイと思ったんだけど。
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 15:10:22.62 ID:KgUBnGFH0
「普通でいいですよ、普通で。常識的に考えてフツーのセンパイの方がいいと思いますから」
そう言ってはにかんでくれる彼女。
可愛いが、性格もいいらしい。
基本的に可愛い子は性格ブスだと思っていた俺は、浅はかだったのか。
初恋のアヤちゃんは凄い可愛かったけど、凄い性格悪かったのに。
授業中とか消しゴムのカスやシャーペンの芯がビシビシ飛んで来てたのに。
それだけなら俺に気があると誤解も出来たが、辞書が飛んできたあの日に俺の初恋は終わった。
俺が女の子に恋愛感情を持たないようにしてきたのは、それが原因なのかも知れない。
ちょっとしたトラウマって奴?
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 15:11:30.57 ID:Wal0L5D80
終わったんじゃなかったのか
しかし今書いてるのなら、結構な書き手だな
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 15:13:15.23 ID:KgUBnGFH0
「それじゃーセンパイ、どこ行きましょっか?」
…困った。
女の子が喜びそうなデートコース。
そんなもの俺が知るワケが無い。
「あー…えっと、どこか、行きたい所、ある?」
自分では気付いていなかったが、どうやら緊張しまくっていたらしい。
うまく言葉が喉から出て来ない。
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 15:13:20.64 ID:LrnyUfwNO
F5F5F5
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 15:15:31.16 ID:vBguI+1HO
ガンツのタエちゃんを彷彿させた
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 15:16:52.34 ID:GYIiELJ10
こういうのをライトノベルっていうの?
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 15:18:17.07 ID:KgUBnGFH0
「んー。あたしは特に。センパイは?」
「あー…その。えっと、ですね。俺も特に無いと、いいますか」
っつか、なんでまた敬語になってんだ俺。
この子が親しげに振舞ってくれればくれるほど、何か無駄に緊張してきちまうぞ。
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 15:19:11.24 ID:KgUBnGFH0
「…ねぇ、センパイ。もしかして今、緊張してます?」
俺の挙動不審っぷりに流石に彼女も気付いたらしい。
イタズラっぽく微笑む彼女。
小柄な彼女は俺を見るだけで、首を軽く上げなければならないらしい。
その上目遣いには中々の破壊力があった。
「ききききんちょうとか、ととととしでんせつっすよ」
…だからこそ。
破壊力があったからこそ、俺故障。
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 15:22:50.50 ID:Ih5fHAQw0
萌え尽きたぜ
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 15:23:04.95 ID:KgUBnGFH0
「都市伝説っすか? あたしには充分緊張してるように見えますよ?」
彼女はからかうように、小さく笑う。
なんというか、その笑顔は卑怯だと思う。
「…でも、そっかー。センパイは緊張してないんだ? なんだか、不公平だな」
そう言って少し唇と尖らす。
…前から思ってたが、この子には小動物的な可愛さがあるんだな。
「ふふふふ不公平ってなにかね」
…なんというか。まともに言葉も出ないほどの俺のチキンっぷりに涙が出そうだった。
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 15:28:21.25 ID:KgUBnGFH0
「あたしは結構緊張してるのに、センパイが緊張してないのはズルイです」
…緊張? この子が?
「そそっそそう、なの? 全然そうは見えないけどどどど?」
彼女はとても自然体で。
俺はとてもアストロンで。
「あ、やっぱりそう見えてましたか?
あたし、昔から表情読めない子だねってよく言われるんです。
いっつも笑ってばっかりで、バカみたいだーって」
それは彼女のワンピースと同じように、涼やかな表情で。
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 15:31:30.62 ID:KgUBnGFH0
…なんだかその笑顔を見ていたら、緊張している俺が滑稽に思えて来てしまった。
俺がこんなにも緊張している理由はただひとつ。
あの宿題だ。
なぜ俺がデートに誘われたのか未だにその答えは出ていない。
けれど、彼女が俺を落ち着かせようとしてくれているのは分かった。
そう。彼女は本当にいいコなんだろう。
こんなつまらない事で気を遣わせちゃいけない。
変に意識するな。
彼女も普段の俺でいいって言ってくれたじゃないか。
男友達に接するように、普段の俺でいよう。
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 15:36:40.53 ID:KgUBnGFH0
「そう? その笑顔見てると、こっちまで楽しい気分になってくるけどな」
…おい、ちょっと待て。
普段の俺でいいとは思ったがリラックスしすぎだろ。
なんて恥ずかしい事を口走ってんだ!?
「…ッ…!?」
俺の言葉を受けて、彼女はずっと俺を見上げてくれていたのに、急に俯いてしまった。
小柄な彼女が下を向くと、俺からは彼女の頭しか見えない。
どうでもいいが、綺麗なつむじだ。
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 15:40:36.29 ID:KgUBnGFH0
「むー…」
俯いたままの彼女が何やら唸っている。
…やっぱり怒らせてしまっただろうか。
「あ、ゴメン。…なんか、怒らせちゃったかな」
「…怒ってはないです」
彼女にしては低い声。
「……ただ、ウカツにもストレートに照れてしまっただけです」
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 15:42:05.63 ID:OMcgbzQRO
wktk
wktk
wktk
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 15:43:08.52 ID:KgUBnGFH0
…俺はその言葉を聞いて、彼女の表情を見たくなってしまった。
彼女もそうだが、俺にもイタズラ心ワクワクしてる所があるのかも知れない。
彼女に気付かれないように、気持ちしゃがみこむ。
「…ッ!? ダメです、見ないでくださいっ!」
しかし察しの良い彼女はそう言って後ろを向いてしまう。
「…あ、なんかどんな顔してるのかなー、とか…」
なんか俺、セクハラオヤジくさくね?
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 15:45:11.38 ID:VfKzdblz0
wktkしてるけど常考関係なくね?
常識的に考えて・・・
88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 15:46:08.77 ID:KgUBnGFH0
「うー…たぶん、赤くなってます。見られたくないです」
初めて聞いた彼女の上ずった声。
気持ち舌足らずな所がYES、雛見沢。
「もう…センパイは常識的に考えて恥ずかしい事をサラっと言うんですね。…これも新発見です」
結局彼女は当分、その顔を上げてはくれなかった。
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 15:47:10.25 ID:xMnZUOE00
宗教的に考て
と一瞬見えた
90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 15:48:03.76 ID:VFkiHlww0
恥ずかしいセリフ、禁止
wktk
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 15:49:15.72 ID:KgUBnGFH0
その後、落ち着いた彼女と普通に遊んだ。
至極普通に。
カラオケに行って、ゲーセンに行って、公園でのんびりして、ハトにエサをやって、軽くゴハンを食べた。
ハトと戯れながら「えへへっ、ヒッチコックー!」と小さく笑った彼女が印象的だった。
そうして、辺りが暗くなってきた頃。
そろそろ帰ろうかという空気になっていた。
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 15:53:11.13 ID:KgUBnGFH0
「あ…センパイ、これ、可愛いですね」
俺の隣を歩いていた彼女が、目に留めたのは路上のアクセ売り。
「よぉ、らっしゃい。安くしとくぜ」
彼女が興味を持ったのが分かったのか、ドレッド頭の兄ちゃんがすかさず彼女に声をかける。
…っつーか、この人恐ぇよ。なんで路上でモノを売ってる人は大体DQNか黒人なんだ。
「…あ…」
ドレッド兄ちゃんに声をかけられた彼女は、軽く体を震わせると俺の後ろに隠れてしまった。
…なんだ? 意外とシャイなのか? 俺と会った時はそんな素振りなかったんだけどな。
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 15:58:13.92 ID:KgUBnGFH0
「おおう。恥ずかしがり屋なカノジョ↑だな?」
彼女の様子に兄ちゃんがニヤニヤしながら今度は俺に話を振ってきた。
発音がちょっとムカつく。
だが、それ以前にその誤解は非常に困る。
「あの、えっと、俺ら、そんな関係じゃ無いんで」
俺が思わずそう返した時、後ろに居た彼女がそっと俺の服を引っ張った。
…なんだか、無駄にドキドキする。
「あーん? なんだよー、若いって羨ましいなマジ。いや、オレ、照れちまうぜー!」
なんでアンタが照れてんだ。
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 16:01:13.07 ID:KgUBnGFH0
「アレだろ、ホラ、友達以上彼女未満って奴だろ? くぁーっ、アツいねお二人さんよぅ!」
なんだこのドレッド。
全自動でテンションが上がっていく仕様のようだ。
さすがニート以上フリーター未満は言う事が違う。
「…えっと、どれが可愛いって思ったの?」
俺はとりあえずDQNをスルーして後ろの彼女にそっと聞いてみた。
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 16:05:43.36 ID:KgUBnGFH0
「…えと…アレ、です」
小声で答える彼女がそっと一つの商品を指さした。
それはシンプルなデザインのペンダントだった。
…彼女によく似合うかも知れない。
「あの、これ、いくらですか?」
「おおっ!? なんだよ、兄ちゃん粋だな。カノジョ↑未満にプレゼントかっ? この羨ましいねぇっ!」
このDQN、人の話聞けよ。
「…いくらですか。」
俺は機械のように同じ発音を繰り返す。
「んーっ! そうだな。二万と言いたいトコだが、その恋路を祝して二千円でいいぜ!」
…元から二千円じゃねぇの?
96 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 16:08:42.32 ID:KgUBnGFH0
「じゃ、これ」
俺はDQNに金を渡す。
「あのっ、センパイ、あたしそんなつもりじゃ!」
俺が金を出した時、彼女が慌てて俺を制止しようとしたが、それはスルーする事にした。
…今日はデートらしい事を何ひとつしていない。
最後ぐらいはちょっと見栄を張ろう。
「あいよっ、まいどありっ! お二人さん、幸せになっ!!」
DQNのウザい気味の笑顔はちょっと中毒性がありそうだった。
97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 16:14:07.78 ID:KgUBnGFH0
「ん。じゃこれ」
DQNの手厚い送迎から逃げ出すと、俺は彼女に袋に入ったペンダントを差し出す。
「…えっと…その、いいんですか? もらっちゃって」
彼女は俯き気味で、その表情があまり見えない。
「いいよ。今日はデート?らしい事、なんにも出来なかったし」
「…でも…あの…」
俺が差し出した袋を見つめたまま、彼女は躊躇しているようだった。
…さっきも思ったが、意外と引っ込み思案なのか?
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 16:16:53.73 ID:SGCzj6AI0
うぐあああああ
俺の古傷をえぐるような小説はやまいもおおお
99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 16:20:32.32 ID:KgUBnGFH0
「もらってくれると嬉しいんだけどな。どうせ俺、アクセサリーあげる人なんて居ないしさ」
「…そう、なんですか?」
そこで彼女は初めて俺を見上げた。
…気持ち頬が赤い気がする。
「や。俺、モテないし。
正直に言っちまうと今までデートってのもしたことなくてさ。
どうすればいいのか今日ずっと迷ってたよ」
なんだか無駄に饒舌な俺。
いままで彼女にずっと気圧されていた反動なのか。
少しおとなしい彼女が新鮮だったからなのか。
それは分からないけど、妙に素直な気持ちでいた。
「…えへっ、あたしもです。」
彼女は俺の情けない話にまた、小さく笑った。
少しだけ恥ずかしそうに。
100 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 16:26:44.67 ID:KgUBnGFH0
「じゃあ、いただくことにします。大切に、しますねっ」
俺が差し出した袋を、宝物のように両手で抱え込む彼女。
そんなに大切なモノのように扱われると、なんだか気恥ずかしくなってくる。
「や、でも安物だし、壊れちゃうかもしれないし。てきとーでいいよ?」
袋からペンダントを取り出して、それを眺めていた彼女に向かって声をかける。
「値段なんてかんけーないです。こういうのは誰からもらったが重要なんですからっ」
101 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 16:30:01.83 ID:KgUBnGFH0
彼女はまた嬉しそうに小さく笑う。
…彼女のその笑顔を見る度に、ある事を自覚していく俺が居た。
「あの…さ」
少し前を歩く彼女に声をかける。
「はい? なんですか?」
柔らかく振り向く彼女。
黄色のワンピースの裾がフワッと舞った。
102 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 16:30:24.70 ID:dRi4ZZyWO
あんま新しくないだろ、常識的に考えて・・・
103 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 16:33:20.38 ID:KgUBnGFH0
「…宿題、できたよ」
決意を込めて。
勇気を持って。
俺の言葉に彼女の雰囲気も変わる。
その姿は凛としていて、妙に闇に映えた。
「…よーやく、分かりましたか?」
その笑顔。
俺はその笑顔に。
104 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 16:36:55.33 ID:KgUBnGFH0
一世一代の大勝負。
正に舞台・ザ・清水。
小学生の頃、初恋のアヤちゃんに告白した時の返事は「息すんな」だったけど。
でも、もう一度だけ勇気を出せ。
俺は、このコともっと一緒に居たいと思ってるんだろう?
だったら、その気持ちを吐き出すだけでいい。
がんばれ。おれ。
「俺は」
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 16:37:47.31 ID:2+hPGtENO
4円
106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 16:38:43.68 ID:KgUBnGFH0
「君が好きだ」
…時が止まった。
何も音が聞こえない。
風の流れも感じられなかった。
一瞬が何時間にも感じられた。
精神と時の部屋かと思うほどに。
107 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 16:43:00.39 ID:KgUBnGFH0
「……えへへ…っ…」
その沈黙を破ったのは彼女のはにかみ。
「…センパイ?」
俺が聞いた中でも一番甘やかな彼女の響き。
108 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 16:44:04.95 ID:KgUBnGFH0
「嬉しいんですけど…」
けど!?
「宿題は、何であたしがセンパイをデートに誘ったか、じゃなかったですか?」
あ。
109 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 16:48:21.78 ID:KgUBnGFH0
「…もしこれがテストだったら三角ですよ? センパイ」
そうやって小さく笑う彼女。
俺はもう顔から血が出そうだった。
先走りとかカウパーってレベルじゃねーぞ。
…ん? でもちょっと待て。
「…三角?」
110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 16:52:31.39 ID:JWTogZdrO
ヤバい…萌え死にそうだ…
111 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 16:53:04.73 ID:KgUBnGFH0
「…はい、三角ですっ」
そう言い、近寄ってくると不意に俺の手を取る彼女。
その小さな白い手は暖かかった。
「あと、えと、その」
俺はドギマギして何も言い出せずに。
小柄な彼女は俺の胸ぐらいまでしかなくて。
その俺の胸にそっと重りがかかる。
彼女のつむじはやっぱり綺麗な形をしていた。
「…これから、末永く、よろしくお願いします」
112 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 16:55:31.15 ID:KgUBnGFH0
彼女の言葉は俺の骨を揺らすように、全身に響いて。
血管が普段の3倍の量で仕事をしていた。
「う…ぁ…」
「…センパイ?」
間近で俺を見上げる彼女。
その彼女の綺麗な瞳を夜の街が照らしていた。
「…や、なんか恥ずかしすぎて呼吸困難になりそうだった」
「…えへへっ、恥ずかしいこと言ってごめんなさいです」
そうやって小さく笑う彼女の顔は真っ赤で。
きっとたぶん恐らく、俺の顔も真っ赤で。
113 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 16:56:54.61 ID:KgUBnGFH0
「…でもさ、なんかズルくね?」
ある事に気付いた。
「はい? なんですか?」
「なんか俺だけ言わされた感がある」
そうなのだ。
俺は彼女の口からハッキリと聞いていない。
ヘタをすれば、あやつられたぐらいの勢いで。
114 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 16:58:22.11 ID:0F9qdedY0
夢オチ、Bad End等は許さないよ♪
115 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 16:59:11.53 ID:gJ7EBPqNO
どうでもいいけどドレッドDQNかっけえ
116 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 17:00:00.14 ID:KgUBnGFH0
「あれ? そーでしたっけ?」
彼女は誤魔化すように笑って。
「まーまー、いいじゃないですか。ほらっ、早く帰りましょ?」
俺の手を引く。
だが俺はガンとして動かなかった。
「イヤだ。言ってくれるまで帰らないもん」
「いやいや、もんって…」
呆れたような彼女の笑顔。
「もー…、センパイは意外と子供っぽい所があるんですね? これも新発見です」
117 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 17:03:20.48 ID:KgUBnGFH0
彼女は俺の新しい部分を発見する度、そういって嬉しそうに笑う。
その笑顔を見るのも嬉しい事ではあったが、それよりも俺には急務があった。
「ほら、早く。言ってくれ。さぁ、言うんだ!」
俺、調子乗ってね?wwwwwサーセンwwwww
「ううー…」
顔を真っ赤にして困る彼女。
…やっぱり可愛いんだぜ?
118 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 17:04:07.91 ID:hDBVW+DhO
ほし
119 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 17:06:07.40 ID:KgUBnGFH0
「じゃあー…言います…けど。」
「…けど?」
「…その…顔見られたくないんで…抱き付いても、いいですか?」
彼女は言葉よりも早く俺の胸に抱き付いていた。
…積極的なのか消極的なのか分からないが、俺が嬉しいのは確かだ。
その体は俺の胸にすっぽりと収まってしまうぐらい小さくて。
ムヤミヤタラと保護欲をかきたてられた。
120 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 17:08:48.34 ID:KgUBnGFH0
「…言います、よ?」
俺の胸に向かって話しかける彼女。
吐息が熱い。
それ以前に俺の体が熱いんだろうか。
「…その…あたし、は…センパイ、が」
それは小さな声だったけど。
俺は全身を使ってその声を聞いていた。
「…好き………です」
俺はすかさず脳内S級フォルダにその音声を100万回保存した。
121 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 17:10:53.95 ID:KgUBnGFH0
「うー…」
再び顔を上げた彼女は何だか泣きそうな顔をしていた。
「…どーしたよ?」
「…センパイに凌辱されました」
いやいや、凌辱て。
「…嬉しかった。ありがとう」
素直に礼を述べる俺。
122 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 17:14:02.13 ID:KgUBnGFH0
「…うぁー…もー…。センパイ、言わなくても、気付いてたんでしょ?」
彼女の恨みがましい声を聞くのも初めてだ。
「いや、そうかなって思ったけどさ。やっぱり本人の口から聞きたくて」
だってさ。やっぱり言われたいもんじゃん?
「むー…センパイはイジワルですね」
そうやって唇を尖らす彼女。…アヒル?
「…キライになった?」
123 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 17:19:33.58 ID:KgUBnGFH0
「…いえ」
そっと俺の手を握る彼女。
この小さな手を、俺はこれから何度握り返すんだろう。
それはまだ分からない。
「…なんだかあたし、イジワルなセンパイも好きみたいです。常識的じゃないですけどっ」
それはまだ分からないけど。
人生初デートの日。
それは人生初めての恋人が出来た日。
124 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 17:29:53.44 ID:0F9qdedY0
ほ
125 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 17:38:11.75 ID:0F9qdedY0
し
次に彼女にあったのは真っ白い部屋でだった…
真っ白いベッドに、真っ白い服
そして顔には真っ白い布がかけてあった……
「……あり得ないだろ…?常識的に考えて……」
127 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 17:43:09.88 ID:Wal0L5D80
あれ・・・?
これは・・・・
128 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 17:50:44.61 ID:0F9qdedY0
ID:KgUBnGFH0
終了?
129 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 17:53:23.00 ID:Wal0L5D80
まだだろ
ハッピーかバッドかどっちなんだぜ?
130 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 18:10:36.37 ID:jdiJlgus0
実は「常識的に考えて」という言葉が嫌いで、
好きになるために立ててみたが、少し好きになれそうだ。
ありがとう、ID:KgUBnGFH0!
131 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 18:15:28.90 ID:KgUBnGFH0
や、このまま終わりでもいいかなーと思ってたんだけど
最後までやるか?
>>130 利用すんなwwwww
132 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 18:17:46.27 ID:ZQFJXqHE0
つね・・・しき的・・・?
133 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 18:18:58.23 ID:Wal0L5D80
>>131 あ、普通にID見てなかったわww
続きがあるならうp
134 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 18:21:45.12 ID:0F9qdedY0
135 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 18:26:41.17 ID:KgUBnGFH0
>>132 じゃあこの子の名前は常識 的子な
じゃあやるか
言っとくがベタベタだぜ
136 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 18:28:42.10 ID:0F9qdedY0
137 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 18:34:15.14 ID:Ke5GSPfm0
138 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 18:34:35.95 ID:KgUBnGFH0
あの日から三ヶ月が過ぎた。
彼女は付き合いだしてからも変わらず、穏やかでよく笑った。
その笑顔を見る度にどんどん彼女を好きになっていく自分を自覚していた。
でも初めてなんだぜ?
DQN風に言うなら初めてカノジョ↑が出来たんだぜ!?
そりゃあ調子にも乗りますよ。
天下布武っすよマジ。
俺の時代始まったなってぐらいの勢いで。
俺は浮かれていた。
そりゃあ、人生で一番ってぐらいに。
―だから、気付けなかったんだ。
139 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 18:39:35.78 ID:KgUBnGFH0
「セーンパイっ?」
昼飯時になるとアイツが俺の教室まで迎えに来てくれる。
それはいつもの日課になっていた。
「おい、嫁が来たぜwwwww」
友人達のひやかしもさすがに堂に入ったものである。
付き合いだしてからの一週間は二人して照れまくっていたが、最近ではそれがむしろ心地よくさえなっていた。
どうよ、俺のカノジョ↑
可愛くね?www
もう見せびらかしたいね。
地球上の全人類に宣伝して回りたいぐらいの勢いっすよwww
140 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 18:41:22.52 ID:KgUBnGFH0
「うぁー! 嫁とか言うのはダメですーっ!」
「式には呼んでくれよwwwwww」
友人達のからかいに彼女が顔を赤くして暴れている。
アイツも最初は上級生のクラスという事で借りてきた猫みたいにおとなしかったが、
最近では俺の友人たちとも軽口を叩けるぐらいにまでなったようだ。
141 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 18:42:18.97 ID:0F9qdedY0
「彼女」って別の言い方で「嫁」ってあるよね。常識的に
142 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 18:43:57.91 ID:KgUBnGFH0
「そんじゃ、行くか」
「はいっ」
二人並んで校庭のベンチまで歩く。
そこはいつも二人で食事をしている場所だった。
「うおー…さすがに暑くなってきたなー」
「そーですねー。そろそろ中で食べるようにします?」
ベンチは真夏の日差しに焼かれ、結構な熱をもっていた。
143 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 18:47:44.69 ID:KgUBnGFH0
「や、いいよ。お日様の下で食べるオマエの弁当って美味いし」
「あー…、センパイ、またあたしを恥ずかしがらせようとしてますね?」
コイツの事を知るにつれて色んな事が分かってきた。
初めて会った校舎裏ではあんなに ガンガンいこうぜ だった割に、人見知りだったり。
恥ずかしがり屋なクセに、たまに恥ずかしい事を言う。
「いえいえ、俺は正直な感想を言ったまでですよ」
「そんなコト言ってもオカズは良くなりませんよ?」
そうやって小さく笑う彼女を隣に、日差しを浴びて二人仲良くメシを食う。
そんな日常に俺は幸せという存在を身近に感じていた。
144 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 18:49:24.66 ID:KgUBnGFH0
だがしかし!
ここで大いなる問題がひとつだけある。
そう。
俺たちはこうやってラブっぽい空気を醸し出しているが、その実、特に何もしていない。
そりゃ確かに弁当は作って来てくれるし、休みにはデートしたりもする。
だがぶっちゃけ、未だにキスもしてない。
145 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 18:52:06.65 ID:KgUBnGFH0
それは俺がずっと女のコとあまり関わって来なかった事が問題なんだろう。
…あと認めたくないが俺がチキンな事とか。
だってアレだぜ!?
意外と、家に帰ったら突然ネコミミメイドが家にいて「ご奉仕します、ご主人様」な展開じゃないんだぜ!?
どうやってそういうムーデェイ?な空気を作ればいいのか、俺にはさっぱりわからず。
ハウツー本とかも読んでみたが、全く参考にはならなかった。
146 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 18:53:59.77 ID:KgUBnGFH0
そんなワケで俺たちは今時のカップルにあるまじく、
未だにキスもしていないというプラトニック路線を突き進んでいた。
この線路からはどうやって降りればいいんでしょうか。
大手町あたりで乗り換えられないでしょうか。
俺は最近彼女と居ると、正直その事ばかり考えていた。
147 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 18:57:22.81 ID:KgUBnGFH0
「あー。センパイ、また何か考え事してますね?」
そうしてコイツは妙に聡い所がある。
俺が何かを悩んでいたりすると、それを敏感に感じ取ってくる。
それは美徳でもあるが、たまに玉に瑕だ。
「いやいや、特になんもねーですよ?」
「むー。ホントかなぁ? センパイ、最近あたしといると考え事がしてる時が多いですよ?」
148 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 18:59:34.36 ID:KgUBnGFH0
それは申し訳ないとは思うし、彼女に心配させる俺はダメな相方だとも思う。
だが、この問題だけはコイツに相談するワケにはいかなかった。
【オマエとキスとかしたいんだけど、どうすればいい?】
って俺はバカか。
そんな事、死んでも聞けるワケが無かった。
149 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 19:00:32.87 ID:KWjp65fm0
トイレにて
男「あれ?大便かな?」
女「生理に決まってるでしょ。常識的に考えて」
150 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 19:00:50.71 ID:qwg38ShSO
wktk
152 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 19:04:20.31 ID:mX9fk4XzO
追い付いた
これは悶えるだろ……常識的に考えて……
153 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 19:07:02.78 ID:KgUBnGFH0
「あ、そだ。センパイ、今度の休み、ヒマですか?」
そんな俺の心情を知ってか知らずか話を逸らしてくれる。
そのさりげない優しさが身に染みた。
「お、どっか行く?」
「はい。前から行きたいと思ってた所があるんですっ」
なんだか妙に気合が入ってるな。
そんなに行きたかった場所なんだろうか。
「ん、どこ?」
「むふふー。それは当日のお楽しみですっ」
そうやってイタズラっぽく微笑む彼女。
「…あ、それと…もしかしたら、場所以外にももうひとつ、お楽しみがあるかもですよ?」
その笑顔は妙に意味深だった。
154 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 19:11:36.83 ID:KgUBnGFH0
そうして来たる休日。
俺たちはひとつのアトラクションの前に立っていた。
「…プラネタリウム?」
「はいっ、そーですっ!」
今日は出会った時から妙にテンションが高い。
普段からあまりテンションの抑揚の無い彼女からするとそれは珍しい事だった。
「…星、見るのか?」
「はいっ、星を見るんですっ!」
だろうな。だろうさ。
プラネタリウムでボーリングをしたという話は今の所聞いた事が無い。
「…星、好きだっけ?」
「はいっ、もう超好きですっ!」
…なんだこのハイテンション。
すいません、今日はちょっと付いていけないかも知れないです。
155 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 19:14:01.77 ID:Ke5GSPfm0
wktk
156 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 19:17:58.04 ID:KgUBnGFH0
そうして妙にハシャぐ彼女を隣に受付を通る俺たち。
思った通りというか、なんというか。
客は見事にガラッガラだった。
「ほら、センパイ、はやくはやくっ!」
彼女が俺の腕を引っ張って席に座らせる。
だが、その場所は妙に隅っこだった。
「…あれ? でもプラネタリウムって真ん中の方が見やすいんじゃね?」
「センパイ、分かってませんね? こういうのは、ちょっと遠目に見るぐらいがいいんですよ?」
そうやって笑う彼女。
…だが、その見慣れた笑顔には妙な違和感を感じた。
…いや、今日は朝からおかしいと思う。
でもそんなに星が好きだったんだな、ぐらいにしか思っていなかった。
でもあまりにも見慣れたその笑顔の違和感だけは。
ハイテンションだけじゃ説明がつかないような気がしたんだ。
そうして。
その予感は的中する。
157 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 19:19:04.75 ID:2+hPGtENO
wktkwktk
158 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 19:23:36.08 ID:wshLyI4D0
wktk
159 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 19:23:39.90 ID:KgUBnGFH0
≪ただいまより、上映を開始致します…≫
辺りが急に暗くなり、色っぽいおねーさんの声が響き、静かな音楽が流れ出す。
「お、始まるのな」
「えへへ、なんだかワクワクしません?」
「…正直、かなり」
俺はさきほど感じた違和感の事も忘れて、見事に童心に帰っていた。
子供の時にじいちゃんの家で見た満天の夜空が頭をよぎる。
上映される内容はその夜空以上で。
俺はその光景に心を奪われていた。
160 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 19:27:09.71 ID:KgUBnGFH0
上映時間も10分ほどを過ぎただろうか。
初めは彼女も感嘆の声を上げていたが、この厳粛というか、荘厳というか。そんな雰囲気に呑まれたのか静かに星を見上げていた。
「…ん。」
そして俺は右手に暖かな温もりを感じた。
それは慣れた温度で。だからこそ何も考えずに握り返す。
そうして事件は勃発する。
161 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 19:28:28.38 ID:Wal0L5D80
ホントスゲえな・・
その力、オラにもちょっと分けて欲しいぞ
すげえええ
文才がおありのようですね
163 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 19:30:18.42 ID:KgUBnGFH0
「…せんぱい?」
彼女の声がした。
それは当然だ。隣に座っているんだから。
でも今の声は。
ありえないぐらい近くから聞こえてきた。
「…ッ…ちょ、おま…!?」
静かに叫ぶという器用な事をこなす。
横を見れば、彼女は俺の席に身を乗り出して、完全に俺に体重をあずける形になっていた。
「ど、どうしたっ…?」
164 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 19:34:06.37 ID:KgUBnGFH0
「…んー…なんていうか。ムード満点、じゃありません?」
シレっとした笑顔。その顔は校舎裏の時とよく似ていた。
「え、その、あの、だなっ」
俺はその不意打ちに完璧にテンパっていた。
そりゃ抱きしめた事だってあったさ。
でも、今は、彼女の顔がすぐ間近にあるんだぜ!?
コイツは小柄だから、抱きしめたってその顔は俺の胸ぐらいだ。
けれど、今は座っているから。だから、その顔がすぐ側にあって。
165 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 19:39:28.84 ID:KgUBnGFH0
「普通こういう時って…カップルだと、どうすると…思います? …常識的に、考えて」
甘い、囁き。
「…っ…!」
俺は、チキンで。
間近で見るその大きな瞳は闇を吸収するかのように光を帯びていた。
でもだからこそ、その瞳の中に普段の彼女には見えない感情を見つけることも出来る。
…それは、不安。
166 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 19:42:08.65 ID:KgUBnGFH0
【あたしは結構緊張してるのに、センパイが緊張してないのはズルイです】
初めてデートした時のあの言葉が思い出される。
コイツはいつも笑顔だから。
不安とか、恐れとか、苦悩とか。そういった人に心配をかけるような表情を笑顔で塗り固めてしまうから。
…だからこそ、こんなに近くでそれを目撃するまで、気付けなかった。
…彼氏、失格、だな。
167 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 19:45:50.41 ID:KgUBnGFH0
「…いい、のか?」
「…そーゆーこと聞くのは、ルール違反だと思いますよ?」
初めて抱きしめた時と同じあの香りが。
甘い香りが俺の全身を包んでいた。
「…それも、常識的ってヤツ?」
「…はいっ」
そういって彼女は、小さく、笑う。
俺の好きな笑顔で。
168 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 19:50:28.81 ID:KgUBnGFH0
そうして。
客の居ない、暗がりのプラネタリウムで。
俺たちの距離は初めて零になる。
「…んっ…」
唇が離れたとき、やっぱり彼女は恥ずかしそうに微笑んでいて。
だけれど。俺の勘違いでなければ。さっきまでそこにあった不安は消えているようだった。
「…センパイ?」
「…んー?」
おねーさんの声が遥か遠くに聞こえていた。
俺の五感はどうやらコイツに占領されちまったみたいだ。
「…えへへっ…なんだか恥ずかしいですね?」
「…うむ。かなりな」
169 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 19:57:47.98 ID:0F9qdedY0
しかし、君の小説は色々思い出させてくれるわ…。
170 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 20:01:15.89 ID:KgUBnGFH0
「…でも、センパイ。 三ヶ月はちょっと待たせすぎですよ? …これも常識的に考えてですけれど」
「…チキンで、すいません」
暗がりにイタズラっぽく笑う彼女は。
俺の目に、今までで一番可愛く映った。
ちょいと休み中
つーか、さるさん食らったwwwwwww
171 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 20:01:27.19 ID:pk+6P+YK0
パソコンの前でにやけてるおれガイル
172 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 20:04:44.54 ID:jm/rA9viO
支援すべきか迷ったんだよなぁ
173 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 20:11:19.40 ID:nZf/1y+9O
じ
174 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 20:13:01.54 ID:0F9qdedY0
つ
175 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 20:14:28.83 ID:nZf/1y+9O
は
こんな彼女ほしい・・・
177 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 20:18:50.13 ID:0F9qdedY0
そ
178 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 20:20:35.80 ID:wshLyI4D0
あ
179 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 20:27:33.18 ID:jm/rA9viO
ん
180 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 20:29:06.02 ID:pC0/D3wlO
こんな彼女欲しいんだけどどこに売ってんの?
181 :
かがみんん(職業:保守人) ◆ASIbagluAY :2007/07/11(水) 20:32:42.31 ID:14XRG07s0
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
かがみ 状態 ごきげん かがみ 羊羹 火星猫
24日目 眠い… ☆☆☆☆ 233 8万 62
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
∨三三三三三三三三三三ニ/
__ lニ>‐ '´ ̄ ̄ ̄` ー<三三/
〈三三二ニ―‐- 、 ___ `ヽ|
∨三三三三三三三三三三三三二二ニ¬
ヽ三三二ニニニニニ二二三三三三三/
<´ ヽ,/´ ̄i=/ ___,/ ,/ || ヽ.ヽ. ヽヽ !〈╋〉!
ヽ、 i i、 |// /`ソ ノ -‐弋 ', トヽ ;:((ヽ|・∀・|ノ
/ー'| ヽー'/ 、-‐-r、 , -‐ァ |ヽ | i! |__| )):;
く_ | `,ゝ ∧:::::`゙|` 'i::ri´',. | ヽ | | |
``iーレ'´ | jヘ ',:::::::| |:::l |)| |', | 保守
| | | / ヾ ` ̄ ー' ,ノ ,| | |! """""""""""""""
| | |'ー-‐ヽ、 ー _, ' ,// | ∧_∧⌒ヽ
| | | | /\ー、‐<ノ,//l | γ゚ ゚ヽ ノつ
| | | |. / \ l ,/i、/ .| i. | ⊂(−ω− )⊃
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
DIO様代行保守
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
182 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 20:33:13.37 ID:shFjFSt+O
これ以上古傷を抉らんといて(´;ω;)
でも続きwktk
183 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 20:36:03.75 ID:nZf/1y+9O
わ
184 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 20:42:41.78 ID:KgUBnGFH0
>>180 この前ドンキで見た
って、なんでこんなに古傷がいたんでる奴らが多いの?wwwww
185 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 20:42:42.32 ID:OMcgbzQRO
く
186 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 20:45:29.28 ID:vTLVepzX0
どきどき
187 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 20:45:31.32 ID:KgUBnGFH0
プラネタリウムからの帰り道。
デートした後は彼女の家まで送っていくのが通例だった。
「でもよー」
「はい、なんですか?」
二人手をつなぎ、夜道を歩く。
その温もりはいつもと変わらなかったけど。
その心の距離はいつもより近い気がした。
「…正直、確信犯じゃなかった?」
俺は思っていた疑問を彼女にぶつける。
188 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 20:47:57.28 ID:XRDG/XRY0
どき
189 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 20:48:51.59 ID:KgUBnGFH0
「…なんの事ですか?」
俺がそう聞くと彼女はいつもの笑顔だったけれど、やっぱりその笑顔にはかすかな違和感。
…なんとなく思ってたことだが、コイツは相当嘘が上手い。
自分の感情を全部笑顔にしちまってるからだ。
でも俺だって伊達に三ヶ月彼氏をやってきたワケじゃないんだぜ?
その笑顔の裏側に軽くキョドってるコイツを見つけた。
「いや、プラネタリウムって場所といい、席選びといい、朝からのテンションといいさ。
…もしかして今日、キスしようって思ってなかった?」
190 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 20:48:53.91 ID:nZf/1y+9O
土器
191 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 20:50:01.24 ID:pC0/D3wlO
>>184 おk
近くにドンキホーテって名前のパン屋があるから行ってみる
ウッカリタカノリの期待の楽園マダー?
192 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 20:53:43.53 ID:KgUBnGFH0
「…あたしにはなんの事かさっぱりですよ?」
「ホントか? だって、あの時も三ヶ月は待たせすぎとか言って…」
「…センパイ。それ以上言うと、センパイのチキンっぷりを追求しだしますよ? 常識的に考えてw」
その声は明るく。笑顔も完璧だったけど。
なんとなく戦慄を覚えた俺は、戦略的撤退を試みる。
「あー…そ、そうですね。あの、気のせいでした、はい」
コイツはその小柄な体に似合わず、めちゃめちゃでっけぇ人物なのかも知れない。
俺がチキンなだけって説はおいといて、だ。
193 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 20:55:59.34 ID:uvUqolSDO
保存
100万回保存した
195 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 20:58:01.02 ID:KgUBnGFH0
そうこうしている内に彼女に家の前に着く。
「着いちゃい、ましたね」
「…うむ。着いちゃいましたね」
そこで手を振ってじゃあねって言って、お別れ。
それはいつもの出来事だけど、なんだか今日は妙に名残惜しい。
「…センパイは、嬉しかった、ですか?」
俺が帰る素振りを見せないでいると、彼女が急に斬り込んで来た。
196 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 20:59:43.92 ID:vTLVepzX0
ほー
197 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 21:01:08.94 ID:KgUBnGFH0
「…何が?」
「もー、この流れだったらアレしかないじゃないですかっ」
そう言い、彼女は小さな手で自分の唇を二回触る。
…その唇は柔らかそうに揺れた。
「…はい、嬉しかった、です。非常に」
なんか俺、コイツの前だとメチャ弱くね?
これが惚れた弱みってヤツか?
198 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 21:01:15.72 ID:shFjFSt+O
しゅっ
199 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 21:02:55.82 ID:KgUBnGFH0
「非常にですか。それは良かったです」
満足そうな笑顔で。
「でも、センパイは知らないと思いますけど」
イタズラっぽい笑顔で。
「あたしだってものすごく嬉しかったんですよ?」
200 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 21:03:45.19 ID:vTLVepzX0
C
201 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 21:06:02.48 ID:KgUBnGFH0
「…だから…リテイクです」
そして彼女は俺の目の前で静かにその瞼を降ろす。
なんかダメっすよマジこれ。
こんな事言われたら、頭がフットーしそうだよぉっ!!
「…いや、でもだって、お家の前ですよ?」
フットーしつつもチキンな俺。
どうにかしてくれこの性格。
202 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 21:08:48.16 ID:wshLyI4D0
なんだろうな。さっきから俺の中で何かがうごめくようなこの感覚
203 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 21:10:07.24 ID:KgUBnGFH0
「…むー。はやくー」
たたらを踏む俺にわざと唇を突き出すような格好の彼女。
よく見れば、その足元は背伸びしていた。
ちくしょう、可愛すぎだろ、常識的に考えて。
「…仰せのままに」
俺は彼女の肩に手を載せると、伸びていたつま先をそっと地面に下ろし、軽くしゃがみ込む。
間近で見る彼女の肌は、絹のように滑らかだった。
204 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 21:10:41.57 ID:vTLVepzX0
うおおおお
205 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 21:13:48.75 ID:KgUBnGFH0
そして、何時間かぶりの口付け。
彼女の唇がモゴモゴと動くのがくすぐったくて、可愛かった。
「えへへー…二回目ですっ」
ピースサインまで決めて、赤くなった顔で満足そうに笑う彼女。
この笑顔を重要文化に指定しないか、安部さん。
206 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 21:14:40.04 ID:KgUBnGFH0
あ、財 忘れたwww
207 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 21:16:09.39 ID:pC0/D3wlO
ドンマイwwww
208 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 21:17:54.04 ID:KgUBnGFH0
「じゃ、じゃあ俺帰るわ! またな!」
その笑顔にあてられた俺は逃げるように振り向く。
だがその時、背中から引力が働く。
「…はい?」
後ろを振り向けば、彼女が俺の服の裾をちょんと摘んでいた。
「…なんスか? この手」
209 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 21:18:53.73 ID:wshLyI4D0
ヽ|/
/ ̄ ̄ ̄`ヽ、
/ ヽ
/ \,, ,,/ |
| (●) (●)||| |
| / ̄⌒ ̄ヽ U.| ・・・・・・・・ゴクリ。
| | .l~ ̄~ヽ | |
|U ヽ  ̄~ ̄ ノ |
|  ̄ ̄ ̄ |
wktkが止まらないwwwwwwwww
211 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 21:24:09.27 ID:KgUBnGFH0
「…ここであたしからセンパイに朗報があるんですが、聞きます?」
「はぁ、是非」
朗報?
俺の知らない間に朝鮮が爆発したのだろうか。
「…いいんですか? 聞いちゃうんですか?」
「まぁ、聞いちゃいます。っていうか聞かないと離してくれなそうなんですが」
俺の服の裾はしっかりと握られていて。
212 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 21:26:07.79 ID:KgUBnGFH0
「…ほんっとーにいいんですね? 言っちゃいますよ?」
「はい、言っちゃって下さい」
握られた裾は、気持ち震えていた。
「……今日、お家、誰も居ないんです」
…爆弾は二つ仕掛けられていたんだ、スネーク。
213 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 21:28:15.67 ID:OMcgbzQRO
キタ――(゜∀゜)―――!!!
214 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 21:29:15.38 ID:pC0/D3wlO
スネェェェェク!!!!!
215 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 21:30:11.04 ID:KgUBnGFH0
「………」
「………」
無言で俺を見上げる彼女。
無言で彼女を見下ろす俺。
彼女の顔は先ほどよりも真っ赤だった。
そのうち彼女が目を逸らし。
そののち俺も目を逸らす。
でもやっぱり気になって彼女の方を伺うと、彼女は俯いていて。
その内ぷるぷると頭を振り出して。
気が済んだのか俺の方をキッと見上げ。
「って、なんか言ってくださいってばっ!」
そんでキレた。
216 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 21:30:17.00 ID:jm/rA9viO
練炭ってホームセンターに売ってるよな?
217 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 21:32:44.32 ID:KgUBnGFH0
「いや…あの…えっと…あばっばばばばばばば」
「セ、センパイっ!?」
「ワレワレはチキュウジンだ」
「…知ってますけど」
「ワンモアセッ! ワンモアセッ!!」
「……あの、そろそろ本気で怒っていいですか?」
サーセン。
218 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 21:32:57.18 ID:pC0/D3wlO
>>216 七輪もホームセンターに売ってるけどこの時期の秋刀魚はあんまり美味しくないよ?
219 :
朝雪 ◆W3nVar.bbw :2007/07/11(水) 21:34:29.19 ID:ks6bxXB00
これは久しぶりの良スレか?
220 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 21:35:20.72 ID:+ipfg6nlO
おれもプラネタリウムでいろんなことしてたら明るくなったときガキにすごい見られたことあったな…
続きwktk
221 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 21:35:59.82 ID:OMcgbzQRO
>>218 バカだな
ホタテ焼くからに決まってんじゃねーかヨ
222 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 21:38:06.28 ID:pC0/D3wlO
>>221 なるほど
そろそろハマグリも美味しい季節だもんな
223 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 21:38:37.77 ID:KgUBnGFH0
「…それぐらい今のは、破壊力高かったんだ」
普段から結構ICBMなコイツだが、今のは核爆発クラスだった。
「…あたしも勇気出して言ったんですから、それぐらいの破壊力なきゃ割に合わないです」
にへらっとイタズラっぽく笑う。
「…それは、お邪魔してもよろしいという意味でしょうか、オーバー?」
「それ以外に何かあるんですか、オーバー?」
至近距離でトランシーバーごっこ。
それぐらい俺たちのテンションはおかしくなっていた。
224 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 21:39:44.79 ID:shFjFSt+O
ときどき男に殺意が湧いてしまうとです……
俺\(^0^)/オワタ
225 :
朝雪 ◆W3nVar.bbw :2007/07/11(水) 21:41:09.23 ID:ks6bxXB00
226 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 21:44:35.78 ID:KgUBnGFH0
「…そうだとは思うけど。…いや…でもな…その…」
なんでここに来てビビり入ってんだ俺。
誰か俺を作り変えてくれ。
「……だって、センパイ、嬉しかったって言ってくれたでしょ?」
彼女が俺を見上げる。
その赤く染まった頬は街路灯に照らされて輝いて見えた。
「…あたしも…嬉しかった、し」
彼女のつま先が落ち着きなく地面を軽く二回蹴る。
「…だから…キスの続きもしたら…もっと嬉しくなる…かなって…。
…なってくれる、かなって…。…その……常識的に、考え…て」
その潤んだ瞳は。
その途切れ途切れの声は。
俺をチキンから、男にした。
227 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 21:44:49.94 ID:PBTPVlNX0
ニヤニヤしてしまうwww
228 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 21:46:44.47 ID:KgUBnGFH0
そうだ。
彼女から言い出してくれたんだぞ?
キスのお膳立てだってそうだ。
俺がチキンだから。
自分からは何も出来やしないから。
それなのに彼女にここまで言わせて、それでビビってどーすんだよ。
あぁ、俺は童貞だよ。
しかもどうしようもないチキンだ。
でもな、俺だって、コイツの事が、好きなんだ。
229 :
朝雪 ◆W3nVar.bbw :2007/07/11(水) 21:48:05.34 ID:ks6bxXB00
なんというラブラブカップル
230 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 21:49:05.36 ID:jm/rA9viO
231 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 21:49:10.86 ID:iRky+ios0
うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
232 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 21:50:36.83 ID:KgUBnGFH0
「…分かった。お邪魔しようではないか」
そう意気込んで彼女の家に侵入したのはもうかれこれ30分前。
人の家というのは何故こんなにも無駄に緊張するのだろう。
それが彼女の家とすれば尚更だ。
案内された彼女の非常に女のコな部屋に、俺の男は既にED気味だった。
233 :
朝雪 ◆W3nVar.bbw :2007/07/11(水) 21:51:57.20 ID:ks6bxXB00
男を殺したいと思うのは俺だけではないはず
234 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 21:54:14.34 ID:+ipfg6nlO
235 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 21:54:16.31 ID:iRky+ios0
たとえ致すにしてもエロ描写はいらない
236 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 21:54:23.97 ID:VHvvB0NZ0
すげー文才あるのは分かる
しかし
パ ン ツ 1 0 0 % に 見 え て き た
って奴挙手ノ
237 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 21:55:34.10 ID:sRe08fC4O
238 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 21:56:23.12 ID:KgUBnGFH0
「センパイ?」
「ひゃ、ひゃいっ!?」
声裏返りすぎだろう、俺。
ちょっとは落ち着けよ、な?
ほら、クッションも柔らかいし、この暖色のカーペットだって落ち着けるじゃないか。
そうだ素数を数えようぜ。
1.2.3.5.6.7.8.10.11
「…えへへっ、センパイー、さっきから緊張しすぎですよ?」
見慣れた彼女の笑顔はちょっとだけ俺の心を落ち着かせてくれた。
「……すまん。女のコの部屋に入ったのとか初めてなんだよ」
「そんなコト言ったら、あたしだって男の人を部屋に入れたのなんて初めてですよ?」
男「女!俺と結婚してくれ!」
女「いいよ・・・」
男「本当か!?」
女「釣りに決まってるだろ。常識的に考えて」
240 :
朝雪 ◆W3nVar.bbw :2007/07/11(水) 21:58:19.96 ID:ks6bxXB00
あたしだって男の人を部屋に入れたのなんて初めてですよ?
あたしだって男の人を部屋に入れたのなんて初めてですよ?
あたしだって男の人を部屋に入れたのなんて初めてですよ?
ダメだこれはヤバイ
241 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 22:01:58.57 ID:KgUBnGFH0
そうだよな。うん。
彼女だって緊張してるんだ。
今のテンパった俺には分からないが、彼女だって緊張してるハズだ。
そうだ、もっとどっしりと構えよう。
よし、何があっても動じないぞ。
「じゃ…センパイ、何、します?」
「ベントラーベントラー」
「…あの、家でUFOを呼ぶのはちょっとヤかもです」
242 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 22:02:46.85 ID:B/dNjFtD0
>>238 うぅ・・・。どうでも良い事に反応してしまう・・・。
1は素数じゃないです><。
243 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 22:04:24.73 ID:iRky+ios0
>>242 素数も数えられないくらい緊張しているだけだろ
常識的に考えて
>>242 あまりにテンパってて、1が素数じゃないことさえ忘れてるんだよきっとw
245 :
朝雪 ◆W3nVar.bbw :2007/07/11(水) 22:05:00.61 ID:ks6bxXB00
常識的に考えて、が抜けていた…orz
>>243、師匠と呼ばせてくれwww
247 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 22:05:54.12 ID:jm/rA9viO
あはははははは
248 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 22:06:24.21 ID:b/FdpcAV0
wktk
249 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 22:06:34.70 ID:KgUBnGFH0
そんなくだらないやりとりをしている内、段々と俺の心も落ち着いていった。
それもこれも全て彼女のおかげだったのだが。
彼女の方が年下なハズなのに、完璧に甘えてしまっているな。
反省しなければいけない。
もっと頼れる男っぷりを見せなきゃいけない。
そう、今夜、頼れる男っぷりを。
…ビビんなよ、俺。マジで。
………だけれど、その決意は。
予想とは全く違った方向に転がっていく。
250 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 22:07:25.10 ID:VFkiHlww0
>>242 落ち着け、素数じゃないのは1だけじゃない
251 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 22:07:36.79 ID:b/FdpcAV0
10時間も乙だろ、常識的に考えて
252 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 22:08:02.87 ID:wshLyI4D0
wktk
253 :
朝雪 ◆W3nVar.bbw :2007/07/11(水) 22:08:17.57 ID:ks6bxXB00
254 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 22:08:30.11 ID:B/dNjFtD0
>>250 おおう・・・。
常識的にカンファ得手落ち着いてないのは俺だろ・・・。
>>250 数字をちゃんと読んでなかったことに今さら気付いたorz
256 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 22:13:35.76 ID:KgUBnGFH0
「………」
「………」
マズイ。話す事が無くなってしまった。
どうしたらいい。どうするべきなんだ。
正直、さっきからベッドが気になって仕方ない。
彼女も気のせいじゃなければ、何度か視線を送っていたみたいだし。
…分かってる。やるべき事は分かっているのに、そこまでの過程が分からないんだ。
くそっ、こんな事になるなら古き良きホットドッグとか読んどくべきだった。
がんばれ、おれ。
257 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 22:14:11.65 ID:KgUBnGFH0
「…センパイ?」
コイツは敏感だから。
そうやってすぐに気を回してくれる。
でも、それじゃダメなんだ。
俺から何かを始めないといけない。
「あー…んっと…、だな」
「…はい、なんですか?」
彼女の雰囲気もいつも違っていて。
穏やかなだけじゃなく、凛とした強さみたいなものが見えた。
258 :
朝雪 ◆W3nVar.bbw :2007/07/11(水) 22:14:44.34 ID:ks6bxXB00
259 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 22:15:26.09 ID:b/FdpcAV0
ベッドでプロレスごっこか!!
260 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 22:15:55.51 ID:2+hPGtENO
261 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 22:17:11.71 ID:JjAa3s1qO
うひょーwwwwwwwwwwwww
262 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 22:17:12.07 ID:aHPf+MPcO
まじかよ!!
5回ぐらい萌え転がりそうになった後だぜ
264 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 22:19:46.00 ID:KgUBnGFH0
「えっち、したいです」
だが、がんばった挙句に出た言葉は、そんなんで。
やっと回って来た俺のターン!
だったが、間抜けを攻撃表示で出しただけだった。
「…あははっ、センパイ、ストレートすぎですっ」
だが凍りついてもおかしくない流れを、笑い飛ばしてくれたのもまた彼女だった。
…俺はずっとコイツに頭が上がらないだろうな。
「…えへへ、あたしもしたいです。」
そう笑ってくれる彼女は本当に可愛くて。
俺にはマジでもったいねぇよ。
265 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 22:20:18.22 ID:RY2hHTTk0
男を俺の名前に
女を好きな娘の名前にして読んでるんだが
俺終わってるな常識的に考えて
266 :
朝雪 ◆W3nVar.bbw :2007/07/11(水) 22:20:27.25 ID:ks6bxXB00
>>264 けしからん!けしからんぞぉ!
だからもっと書きなさい
267 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 22:23:06.37 ID:wshLyI4D0
あれッ!急に目にゴミが入った!
見えないぞッ、2人なのかよくわからないぞッ!!
(見ていない!オレは見てないぞ。なあーんにも見てないッ!)
268 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 22:24:54.19 ID:KgUBnGFH0
「…サーセン。なんかこう、空気とか作れなくて」
「いいんですってば、そんなの。そういうフツーなのが、センパイとあたしってコトでしょ?」
このコは国際フォロー検定があったら間違いなく1級取得者だろう。
「じゃあ…えっと…センパイ。あたし、お風呂、入ってきてもいいですか?」
お風呂。そうだよな、常識的に考えてまずそれだ。
っていうか俺はそんな事にも気が回らなかったのか。
269 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 22:25:25.93 ID:sxNnLQ9zO
今北。が、もうだめだ!だれが俺を殺せぇぇ!!!!!
270 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 22:26:06.94 ID:bL0hpimH0
271 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 22:26:18.36 ID:+ipfg6nlO
おまえにその彼女もったいないと思ってるなら
俺にくれ
272 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 22:26:28.71 ID:HRyjqiaM0
素数のあたりに1の文才が伺える。
これは・・・良かったらウチで書かないかい?
273 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 22:26:35.49 ID:b/FdpcAV0
NYAAAAAAAAAAAAAAAAA
一緒にはいるだろ、常識的に考えて!!!!!!!!
275 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 22:26:53.92 ID:shFjFSt+O
>>265 俺も男を自分、女を元カノにして読んでる
2つ上だったんだけど、もろこんなキャラしててさ……今頃の仏で男の股の上なんだろうな
276 :
かがみん(職業:保守人) ◆ASIbagluAY :2007/07/11(水) 22:27:13.75 ID:14XRG07s0
ここから先は大人の時間……
277 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 22:28:07.98 ID:b/FdpcAV0
・・と思いきや! で邪魔がはいるのがベタ
278 :
朝雪 ◆W3nVar.bbw :2007/07/11(水) 22:28:36.87 ID:ks6bxXB00
ここでUFO襲来か?!
279 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 22:28:59.55 ID:+ipfg6nlO
>>275 おれの元カノ一個下だからものすごくかぶるんだぜorz
280 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 22:29:30.93 ID:KgUBnGFH0
「ういっす、どーぞごゆっくり」
「センパイも入りますか?」
…お風呂。どうなんだろう。
やっぱり、こういうのは入るべきなんだろうな。
童貞だし。
「あ、うん。後で入らせてもらえると嬉しい」
「…えへへー、なんなら一緒に入りますか?」
281 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 22:29:48.74 ID:b/FdpcAV0
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
282 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 22:29:49.45 ID:OMcgbzQRO
wktkが止まらないwwwww
283 :
朝雪 ◆W3nVar.bbw :2007/07/11(水) 22:30:06.57 ID:ks6bxXB00
男よ!
ここで入らなければ男じゃないぞ!
284 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 22:32:36.03 ID:KgUBnGFH0
…このコは、たまに、素で、クリティカルヒットを出すから困る。
その笑顔は今までにないくらい、とろけていた。
「…ととととととかちつくちて」
「あははっ、また壊れちゃいましたね。ごめんね、センパイっ」
そう言うと彼女は扉に手をかけて振り返る。
「あ、でもー…、のぞいちゃダメですよ?」
軽く飛ばされたウィンクは、俺の意識を月までぶっ飛ばした。
285 :
朝雪(職業:お持ち帰り屋) ◆W3nVar.bbw :2007/07/11(水) 22:34:03.41 ID:ks6bxXB00
>>284 あ、でもー…、のぞいちゃダメですよ?
キタ━━━━ (*゚∀) (∀゚*)━━━━━━!!!!!!!!!!!!
286 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 22:34:45.07 ID:jXyBrSLoO
俺は…もう……駄目だ…
死ぬ
287 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 22:35:00.70 ID:jm/rA9viO
>>260 「ハマグリ」とは女性器を意味する隠語のこと!
つまり! この何気ないレスは、セクロスに移行しつつある本編の感想をも内在的に表していたんだよ!!
288 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 22:35:47.41 ID:b/FdpcAV0
289 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 22:36:32.76 ID:56bGRLRH0
>>287 アワビじゃなくてか
アワビと蛤は似ても似つかないから両方そうだとは思えんし
290 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 22:37:07.56 ID:b/FdpcAV0
そろそろマンコの前におっぱいがおいしい季節です
おぎゃー
291 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 22:38:08.50 ID:KgUBnGFH0
すまん、ちょっと休ませてくれw
なんか段々頭回んなくなってきた
っていうかお前ら、壊れすぎじゃね?www
292 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 22:38:25.72 ID:b/FdpcAV0
293 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 22:39:39.47 ID:OMcgbzQRO
寸止めーー!!!!???
待ってるから!
待ってるからな!!!
294 :
朝雪(職業:お持ち帰り屋) ◆W3nVar.bbw :2007/07/11(水) 22:40:04.13 ID:ks6bxXB00
295 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 22:41:28.41 ID:KgUBnGFH0
っていうかこれ、今日中にはまず終わらないぞ
10行のプロットの内、まだ5行しか進んでねぇw
296 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 22:42:16.46 ID:pC0/D3wlO
>>287 そういやそんな陰喩も有ったな
純粋にハマグリが好きなだけだったのに…
297 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 22:42:32.83 ID:xzxEbCAr0
あ、あああああぁぁぁぁ
298 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 22:43:05.92 ID:nZf/1y+9O
>>291 3分間待ってやる。
嘘です、ごめんなさい。いくらでも待ちますから。
299 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 22:43:32.80 ID:56bGRLRH0
301 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 22:48:03.53 ID:7hNc4ezjO
こんな生殺しいやぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!11
302 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 22:48:17.25 ID:b/FdpcAV0
\ \ ノ| ┼―┼ | | 、 | | |
\ \ | | っ 人 ーナ― ー┼―、 レ | -ナ ̄ | ヽ
/ / | | /┼\ ∠,―メ | ノ / / っ | |
/ / | レ ー /| ヽ (二_ | / / ー レ .l
303 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 22:49:55.49 ID:b/FdpcAV0
ほ
304 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 22:50:43.91 ID:jm/rA9viO
一旦停止か。
ROMの人に聞きたいんだが、作者以外が脇で騒いでるのっていかが?
ウザくはない?
パートスレのノリなんだが、人によってはウザいんじゃないかなぁと思い始めた。
305 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 22:51:10.85 ID:nZf/1y+9O
>>300 それも考えた。
ってか、突っ込むなら常考を入れるべきだろ、常識的に考えて。
306 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 22:52:00.39 ID:b/FdpcAV0
すいませんでした
307 :
朝雪(職業:お持ち帰り屋) ◆W3nVar.bbw :2007/07/11(水) 22:53:22.33 ID:ks6bxXB00
>>305が
>>306を謝らせたwwwwww
ん?なんか俺日本語おかしい気がするが
ここでつっこんだら負け
308 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 22:53:34.15 ID:wshLyI4D0
311 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 22:57:07.06 ID:TRhRsEkn0
>>304 そういうとこも含めてROMしてる
もう書き込んだから「ROMしてた」か。常識的に考えて・・・
312 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 22:57:10.01 ID:KIgJJ+FIO
313 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 22:57:20.78 ID:KgUBnGFH0
>>304 俺が嬉しいから騒いでてっつったらダメっすか?www
314 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 22:57:42.33 ID:b/FdpcAV0
ほ
315 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 22:57:57.77 ID:KgUBnGFH0
そういって部屋を出て行った彼女を見送った後、
主の居ない部屋で俺はどうしたらいいか全く分からなくなっていた。
無駄に部屋の電気を消したり付けたり。
くそ、まぶしいんだよ。
無駄に天井の模様を眺めてみたり。
たまにかおにみえてくることってあるよね。
無駄にスクワットをしてみたり。
ふー、きょうは5かいもできたな。
316 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 22:58:13.36 ID:KgUBnGFH0
っていうか何すればいいんだ!?
こういう時、熟練のイケメンならどんな行動をするんだよ。
あ、アレか。タバコとか吸えばいいのか。
いや、まてよ、それは終わった後じゃないのか。
って終わった後ってなんだよ!
終わった後って、何が終わったってんだよ!
いやいやいやいやいや、落ち着け、深呼吸だ。
すーはーすーはー
あ、何か甘い匂いがする。
これってアイツの匂いじゃん!!
あぁ、なんか俺ストーカーくせぇwwwwwww
317 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 22:58:35.12 ID:nZf/1y+9O
318 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 22:58:55.17 ID:b/FdpcAV0
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
319 :
朝雪(職業:お持ち帰り屋) ◆W3nVar.bbw :2007/07/11(水) 22:59:10.33 ID:ks6bxXB00
キタ━━━━ (*゚∀) (∀゚*)━━━━━━!!!!!!!!!!!!
320 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 22:59:16.26 ID:KgUBnGFH0
5分ぐらいだろうか。
ひとしきり電波を放出したあと、ベッドに座り込む。
何故ってそれ以外にやる事が無いからだ。
ここに来て初めて、ようやく落ち着いて部屋を見渡してみた。
…なんつーか、本当に女のコ、って感じの部屋だな。
色彩といい、小物といい。
でもヌイグルミ類が無いのはちょっと意外かも知れん。
そうして、気付いた。
机の上に置かれた小さな箱。
その中に、見覚えてのあるモノが飾られていた。
321 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 22:59:40.55 ID:pC0/D3wlO
変態wktk
322 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 22:59:49.96 ID:b/FdpcAV0
DQN思い出した
323 :
朝雪(職業:お持ち帰り屋) ◆W3nVar.bbw :2007/07/11(水) 23:00:13.86 ID:ks6bxXB00
324 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 23:02:25.95 ID:KgUBnGFH0
「…あの時の、ペンダント」
初めてのデートの時。
道端のドレッドから買った安物のペンダント。
その安物のペンダントが、几帳面にデコレートされて、鎮座ましましていた。
…まるで、大切な宝物のように。
…疑問には思ってたんだ。
一度も付けてる所、見た事ないなって。
だが、それは実際に付けてみたら、あまり気に入らなかったかと思っていた。
…これじゃ、付けられないよな。
325 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 23:04:06.75 ID:o5geAh4wO
すまん どうしても我慢できなかった
童t(ryな男は絶対ゴムもってないだろ常識的に考えて
326 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 23:05:09.64 ID:nZf/1y+9O
327 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 23:05:21.70 ID:KgUBnGFH0
なんだか俺は心があったかくなったような気がして。
その箱をそっと手に取ろうとした。
けれど。
その時、俺の指先に何かが触れる。
……なんだ?
…箱の裏に、何かある。
328 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 23:05:39.83 ID:b/FdpcAV0
それだから何かしら邪魔がはいると予想
329 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 23:06:21.53 ID:F4tDev3V0
むしろこれだけ確信犯なんだから女の方が用意してたりしてな
330 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 23:08:20.90 ID:KgUBnGFH0
箱を持ち上げると、何かが倒れてきた。
…それは紙の袋で。
…それも大量に机の上に広がる。
…それら全てにアイツの名前が書いてあった。
331 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 23:08:56.57 ID:b/FdpcAV0
wktk
332 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 23:09:37.50 ID:KgUBnGFH0
俺は一瞬頭が固まる。
…なんだ、これ?
…大量の紙袋。
…ジャラジャラした音。
…アイツの名前。
……なんだ、これ?
333 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 23:09:41.34 ID:+ipfg6nlO
ここはスレタイの通りに常識的なことが起こるのか否か…
334 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 23:11:22.71 ID:KgUBnGFH0
だが、固まってしまった俺の思考回路に急にドシンと大きな音が響く。
何かが倒れたような音。
それも軽いものじゃない。
ある程度、重量があるもの。
そう、それはまるで。
…まるで。人が倒れたような。
335 :
朝雪(職業:お持ち帰り屋) ◆W3nVar.bbw :2007/07/11(水) 23:12:06.21 ID:ks6bxXB00
まさか!!
336 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 23:12:07.80 ID:xOXz+SUl0
親が居ないから看病も含めて一緒にいろってか
337 :
かがみん(職業:保守人) ◆ASIbagluAY :2007/07/11(水) 23:12:20.02 ID:14XRG07s0
急展開だな……
338 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 23:12:27.23 ID:b/FdpcAV0
ひえー
339 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 23:12:31.53 ID:c260rKWO0
余命宣告フラグキタコレ。・゚・(ノД`)・゚・。
340 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 23:12:46.92 ID:0BHKH20C0
アイツが誰かわからない俺は鈍感だろ、常識的に考えて
341 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 23:12:58.81 ID:b/FdpcAV0
裸体!丸見え!裸体!丸見え!裸体!丸見え!裸体!丸見え!
342 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 23:13:12.96 ID:64zdAaWc0
やめてくれ・・・常識的に考えて・・・
343 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 23:13:26.60 ID:jm/rA9viO
まさかまさかだろう常識的に考えれば
344 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 23:13:51.23 ID:KgUBnGFH0
「…ッ!?」
我に返った俺は彼女の部屋から飛び出す。
だが、構造が分からない。
風呂ってどっちだよ!?
俺はとりあえず玄関に向かって走る。
そうして、見つけた。
345 :
朝雪(職業:お持ち帰り屋) ◆W3nVar.bbw :2007/07/11(水) 23:14:45.18 ID:ks6bxXB00
おい・・・まさか・・・冗談だろ?
346 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 23:15:11.80 ID:G1HEh1w9O
これはっ…常識的に考えてっ……
347 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 23:15:34.03 ID:xzxEbCAr0
じょ、冗談じゃ!
348 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 23:17:00.60 ID:nZf/1y+9O
だめえええぇぇぇぇっっ!!
349 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 23:17:36.42 ID:2+hPGtENO
まさかそんなわけない!
常識的に考えてそんなことがっ!
350 :
朝雪(職業:お持ち帰り屋) ◆W3nVar.bbw :2007/07/11(水) 23:18:03.31 ID:ks6bxXB00
常識的に・・・くぁwセdrftgyふじこlp;@:「」
351 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 23:18:22.90 ID:KgUBnGFH0
風呂と思しき場所。
その扉を無遠慮に開け放つ。
そこには。何度も抱きしめた、白い、白い小さな体。
透き通るようなその白は、風呂の青いタイルの中で浮かび上がって見えた。
「おいっ! どうしたんだよっ!?」
浴槽にもたれるように座り込んでいた彼女を抱き起こす。
その白が俺の目を焼く。
「…はぁっ…はっ…ううっ…はっ…!」
…意識が、ねぇ。
352 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 23:18:46.88 ID:c260rKWO0
常識の範囲内常識の範囲内…
だめだっ、平静を保てない!
353 :
朝雪(職業:お持ち帰り屋) ◆W3nVar.bbw :2007/07/11(水) 23:19:08.82 ID:ks6bxXB00
女ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!
354 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 23:19:14.49 ID:G1HEh1w9O
ハハ…冗談…だ…よな…?
常識的に考えて…
355 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 23:20:02.42 ID:nZf/1y+9O
メディーーーーーック!!!
なになに、チンコ生えてくんの?
357 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 23:20:38.41 ID:OMcgbzQRO
急 展 開 ! ! ! ?
358 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 23:20:44.03 ID:jm/rA9viO
軽率なレスはできませんね常識的に考えて
359 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 23:20:44.43 ID:64zdAaWc0
あれ?
俺の常識によると障害なんか何もなくてストレートにハッピーエンドのはずなんだけど?
360 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 23:21:12.25 ID:IA2v1qWE0
やっと追いついた!
…と思ったらうわああああああああああ!!
361 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 23:21:30.67 ID:b/FdpcAV0
(゚∀゚)・・
362 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 23:21:33.90 ID:g3MgkCZZO
…たのむよ、お願いだ…冗談だよね?常考
がんばれ
おまいら落ち着け、愛があれば大丈夫だ。
常識的に考えて。
365 :
朝雪(職業:お持ち帰り屋) ◆W3nVar.bbw :2007/07/11(水) 23:21:56.88 ID:ks6bxXB00
みんな!常識的に考え・・・くぁwせdrftgyふじこlp;@:「」
366 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 23:21:58.68 ID:+ipfg6nlO
みみみみんな!おちつけけけ!こんなときこそみんなで素数をかぞえるんだ!
367 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 23:22:12.49 ID:tbAwK4qyO
衛生兵!衛生兵ー!
368 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 23:22:12.49 ID:c260rKWO0
バッドなENDは常識はずれなんじゃないか、ははは、目から変な汁出てきやがった。
369 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 23:22:13.90 ID:KgUBnGFH0
…なんだよ、これは。
なんだよ、この展開は。
なんでこんな事になってんだ!
なんであんなに薬が出てくるんだよッ!!
「クソッ!」
俺はその場にあったバスタオルを手に取ると、彼女を包み。
そのまま抱え上げ、彼女の部屋に走る。
…なんで、なんでこんなに、軽いんだよ…ッ。
370 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 23:22:55.67 ID:lh9m+G/rO
ジョー(ry
371 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 23:22:59.18 ID:b/FdpcAV0
薬・・
372 :
朝雪(職業:お持ち帰り屋) ◆W3nVar.bbw :2007/07/11(水) 23:23:14.62 ID:ks6bxXB00
ジヨウシキテキニコンナセカチューナコトナイヨネ?
ナイッテイッテヨ!
ネェ!
女ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!
373 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 23:23:28.74 ID:v3Dz5HkYO
おお落ち着け落ち着くんだ
1は素数じゃないぞ!!!
そういうことか…orz >紙袋
375 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 23:23:47.16 ID:c260rKWO0
あいーなんてーはねのようにかるいー(;´д⊂ヽヒックヒック
376 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 23:24:40.26 ID:KgUBnGFH0
「おい、大丈夫かッ!? 聞こえてるかッ!?」
「はっ…くっ…ッ…はっ…はっはっ…、…くうっ…!」
呼吸が、やけに浅い。
それに、痛がっている。
それが、どこなのか、俺には分からない。
俺には何も出来ない。
それだけは分かった。
「待ってろ、今、救急車呼ぶからっ!」
377 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 23:25:17.82 ID:g3MgkCZZO
女は極度の貧血だったんだろ?常識的に考えて…
378 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 23:25:18.82 ID:oGMfzJbwO
薬ってあれだろ?
正露丸だろ
常識的に考えて
379 :
朝雪(職業:お持ち帰り屋) ◆W3nVar.bbw :2007/07/11(水) 23:26:14.82 ID:ks6bxXB00
だだだだだ大丈夫!
薬といえばばばば・・・風邪薬だだだだだ・・・
半分は優しさなんだよな!なぁ!
381 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 23:26:48.56 ID:wshLyI4D0
こんな状態なのに親がいないなんて無責任すぎるだろ、常識的に考えて・・・
382 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 23:27:11.28 ID:b/FdpcAV0
ヒント:夢に願いを
383 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 23:28:14.93 ID:xzxEbCAr0
ヒント:星に願いを
384 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 23:28:36.73 ID:64zdAaWc0
ヒント:牛に願いを
385 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 23:28:43.10 ID:jm/rA9viO
恋愛ってのは非日常の連続みてぇなもんなのさ…
常識で測れるもんじゃあるめぇよ
386 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 23:28:44.44 ID:0BHKH20C0
ヒント:俺に願いを
387 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 23:28:54.50 ID:c260rKWO0
常識的に考えてピル…は展開ぶちこわしだよなやっぱ。
388 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 23:29:53.04 ID:KgUBnGFH0
俺がチキンな事がこの時ばかりは役に立ったのかも知れない。
俺は携帯を手に取ろうとしたが、一瞬で止めた。
一度廊下に戻り急いで電話を探す。
119にかけた場合、家からの電話の方が話が早いと聞いた事があった。
電話をかけた俺はひどく冷静で。
淡々と、相手からの質問に答えていく。
何故って、今俺が出来る事はそれしかなかったから。
アイツのために出来る事はそんなクソみたいな事しか無かったからだ。
389 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 23:30:03.44 ID:pC0/D3wlO
素数を、素数を!!
2・4・6・8・10・12・14・16・18・20………
391 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 23:30:23.16 ID:OfiBxdJN0
ヒント:俺に希望を
392 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 23:31:14.24 ID:lh9m+G/rO
394 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 23:32:51.33 ID:jm/rA9viO
ヒント:俺のタイミングの悪さ
395 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 23:33:52.44 ID:pC0/D3wlO
396 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 23:34:19.53 ID:64zdAaWc0
キーワード素数レス抽出10
397 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 23:34:42.71 ID:oGMfzJbwO
メガザル!
メガザル!
398 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 23:34:50.25 ID:KgUBnGFH0
電話を切った後。
俺はアイツに服を着せようか迷ったけど、結局動かさない方が良いと思い、やめた。
その代わり、体を丁寧に拭き、布団で包んでやった。
…こんな時になんてくだらない事考えてんだって思うだろ?
…でもよ、やっぱり、この小さい身体は、誰にも見せたく、無かったんだ。
俺以外の、誰にも。
ヤケにうるさいサイレンが、近付いて来ていた。
399 :
朝雪(職業:お持ち帰り屋) ◆W3nVar.bbw :2007/07/11(水) 23:35:24.14 ID:ks6bxXB00
女!生きろ!!
400 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 23:36:17.41 ID:b/FdpcAV0
ヒント:涙腺爆破警報
401 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 23:36:34.86 ID:g3MgkCZZO
死なないでくれ
402 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 23:38:22.54 ID:v8B8H8pqO
今北
これまとめてある?
403 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 23:40:00.06 ID:nZf/1y+9O
404 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 23:40:10.27 ID:KgUBnGFH0
それからどれだけ時間が経っただろうか。
一緒に救急車に乗り込んで、病院まで急いで。
車の中で彼女の手を握って、必死に話しかけたけど。
彼女は痛がるばかりで。
俺には、何も、何も。
病院に着いた彼女は、そのまま手術室に運ばれていった。
405 :
朝雪(職業:お持ち帰り屋) ◆W3nVar.bbw :2007/07/11(水) 23:40:36.35 ID:ks6bxXB00
女ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!
406 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 23:40:38.99 ID:xzxEbCAr0
俺たちの想像が先走りすぎてるだけなんだよ・・・な?
407 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 23:40:53.57 ID:b/FdpcAV0
;_;
408 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 23:41:19.37 ID:tSFymtBK0
409 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 23:41:58.92 ID:c260rKWO0
常識的に考えればお医者様に見せれば大丈夫じゃないか、な?な?そうだろ?
410 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 23:42:29.12 ID:KgUBnGFH0
一時間?
二時間?
三時間?
時間の流れる感覚も分からず。
俺はただ、待合室に居た。
俺にはそこしか居場所が与えられなかったから。
頭の中が、きもちわるいぐらいに彼女の事ばかりを思い出していた。
校舎裏。
ペンダント。
プラネタリウム。
その全てに、彼女が居た。
411 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 23:42:35.34 ID:gPIFao2Q0
what's happen?
412 :
朝雪(職業:お持ち帰り屋) ◆W3nVar.bbw :2007/07/11(水) 23:43:03.76 ID:ks6bxXB00
男・・・
413 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 23:43:16.01 ID:nZf/1y+9O
414 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 23:43:55.76 ID:jm/rA9viO
415 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 23:44:21.89 ID:shFjFSt+O
くそっ、うたた寝から復帰したらこんなことになってるなんて……
ゆき姉ぇぇぇえ死ぬなぁ帰ってこいよおぉぉぉおぉぉおお
416 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 23:44:27.69 ID:wshLyI4D0
医者「手術は成功です、二次感染さえなければ大丈夫でしょう」
男「死亡フラグだろ、常識的に考えて・・・」
417 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 23:44:32.50 ID:KgUBnGFH0
「…あの」
誰かの声がする。
「…あの。すみません」
…あぁ、俺に。話しかけていたのか。
「…何か、用、ですか?」
カサカサに乾いた声が聞こえた。
それは俺の声によく似ている。
418 :
朝雪(職業:お持ち帰り屋) ◆W3nVar.bbw :2007/07/11(水) 23:44:32.90 ID:ks6bxXB00
419 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 23:44:42.19 ID:c260rKWO0
せめて一言の慈悲は欲しいだろう常識的に考えて…
420 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 23:44:58.76 ID:g3MgkCZZO
421 :
朝雪(職業:お持ち帰り屋) ◆W3nVar.bbw :2007/07/11(水) 23:45:02.49 ID:ks6bxXB00
え・・・?
422 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 23:46:00.14 ID:OMcgbzQRO
どうなるんだよぉーーー!!!?
423 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 23:46:01.90 ID:xzxEbCAr0
、ー'´ \ /''⌒ヽ-─‐- 、
> , ! ゝ ,、.___, \
≧ , ,ィ/ハヽ\ | 「 ./ \ |
.1 イ/./ ! lvヾ,.ゞ、 ! |./ ヽ |
_レ「゙f.:jヽ ーT'f.:j'7`h r|´゙>n-、ヽ-rj='^vヽ
{t|!v ̄" } ` ̄ !リ :|r| ー "j `ー ′ h゙リ
ヾl ヾ_ /' ヾ! ヾ v イ‐'
ト ヾー-' ` /.| ト.、 ー― , ' |
| :\ /,' ト、_ ∧∧∧ ⊥:`ヽ. __ / ,' |
,、.._ノ :: `ー ' /,.イ < > / ̄\ :: , '/ ̄\
ヘ< _:: _,. イ/ | < な あ >
< い き > イ , ,ィ ハ i 、 . |
/ , ,ィ ハ i、 、 ! < ! ら > .| ,ィ/l/ l/ uハlヽトiヽ. |
/イ ,ィ/l/ |/ リuヽlヽト、 | < め > .|/゙>r;ヘ '-‐ァr;j<`K
イ /r >r;ヘj=:r‐=r;<ヽ| < > ry ┴ 〉 └'‐ |rリ
r、H ┴'rj h ‘┴ }'|ト、 ∨∨∨ |t|. ヾi丶 u レ'
!t|| `ー-‐ベ!` ` ー-‐' ルリ ヾl __, /|
ヾl. ヾ u/‐' ト、 ___ イ ト、
ト、 ー―― u,イl. | ::\ / ; / \
,.| : \ - / ; ト、 ./〈 :: ` ー ' ,'/ 「
-‐''7 {' :: ` ー ' ,; ゝ l` \:: / |
/ \ :: , '/ :| ,.へ、 /´\ |
424 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 23:46:03.41 ID:c260rKWO0
425 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 23:46:19.73 ID:aBm2tq1I0
26 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日: 2007/07/11(水) 23:13:38.51 ID:aBm2tq1I0
http://54.xmbs.jp/kanapinanapi/ 毎日飲み会してる女子大生2人組のサイト。
写真も多いしマジおすすめ。
27 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日: 2007/07/11(水) 23:15:14.77 ID:VBxzTwxE0
>>26 幼女のぱんちら画像あったうめえwww
426 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 23:46:32.38 ID:w7dAXvE9O
427 :
朝雪(職業:お持ち帰り屋) ◆W3nVar.bbw :2007/07/11(水) 23:46:40.97 ID:ks6bxXB00
みんな!
きっとみんなの応援によってどうなるか決まるんだよ!!
>>408 いやあぁぁぁぁーーーーーーーーーー!
常識的に考えてそれはない常識的に考えてそれは……orz
429 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 23:47:19.39 ID:LioynVhj0
全部終わるのか!?明日早いからな寝なくちゃいけにのに…!!
全部読まないと気がすまん。保存しないと気がすまん。
430 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 23:47:23.58 ID:jm/rA9viO
かさかさの声
家には誰も
導きだされる答え
431 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 23:47:36.17 ID:SiD4nDcsO
今北
女らめぇぇぅぇぇぅぃぁぇぅぇぁぇぇぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!
432 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 23:47:55.77 ID:shFjFSt+O
433 :
こなたん(職業:保守人) ◆ASIbagluAY :2007/07/11(水) 23:48:14.35 ID:14XRG07s0
まぁ、みんな落ち着け(=ω=.)
434 :
朝雪(職業:お持ち帰り屋) ◆W3nVar.bbw :2007/07/11(水) 23:49:46.12 ID:ks6bxXB00
このスレ・・・明日まであるよな・・・?
435 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 23:49:46.32 ID:64zdAaWc0
素数を数えて落ち着こう
2, 3, 5, 7, 9, 11, 13, 17, 19, 23, ...
436 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 23:49:51.08 ID:SiD4nDcsO
どうでもいいんだが保守人ってDIO様以外にもいたのか
437 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 23:50:19.01 ID:xzxEbCAr0
438 :
朝雪(職業:お持ち帰り屋) ◆W3nVar.bbw :2007/07/11(水) 23:50:26.78 ID:ks6bxXB00
439 :
435:2007/07/11(水) 23:50:59.47 ID:64zdAaWc0
俺冷静すぎワロタwwwwwwwとか思ってたら
やはり動揺して間違えていた!!!11
440 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 23:51:28.64 ID:KgUBnGFH0
声のした方を見ればそこには女性。
年の頃は30代だろうか。
「あぁ、やっぱり。初めまして、あの子の母です」
よく見れば彼女は背が低く小柄だった。
…親ゆずり、なんだな。
「ハジ、初めましてっ! 俺、いや、僕はっ!」
…何言ってんだ俺。落ち着けよ。
441 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 23:51:54.21 ID:jm/rA9viO
一度だけトリつけて
442 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 23:51:58.70 ID:KgUBnGFH0
本当に申し訳ないんだが、まだ全然終わらないんだぜ?
443 :
朝雪(職業:お持ち帰り屋) ◆W3nVar.bbw :2007/07/11(水) 23:52:01.38 ID:ks6bxXB00
444 :
こなたん(職業:保守人) ◆ASIbagluAY :2007/07/11(水) 23:52:42.20 ID:14XRG07s0
母が登場か(=ω=.)
445 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 23:53:22.70 ID:+ipfg6nlO
みんな!!朗報だ!!素数を数えれば女は助かるぞ!!!!!11
446 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 23:53:41.39 ID:0O9nZ5yF0
母親ルート?
447 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 23:54:01.42 ID:c260rKWO0
やっぱりって、やっぱりってどういう意味なのさ!
あれだ、女が男を驚かせようと思って布を頭に被せたんだよ!
・・・そうだよな!?
449 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 23:54:10.10 ID:nZf/1y+9O
やべえ、これまでの女の裏側が語られる。
450 :
◆H48DEEqQ8g :2007/07/11(水) 23:55:08.68 ID:KgUBnGFH0
「いえ、あの子からよく聞いていますよ、先輩さん?」
そう言ってその人は穏やかに笑った。
それはドキッとする笑顔で。
アイツによく似ていた。
いや、アイツがよく似ているのか。
「…彼女は、どうなりました?」
「えぇ、あの子なら落ち着きました。
あなたに会いたがっていますよ」
451 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 23:55:14.11 ID:b/FdpcAV0
明日の午後5時までのこってるかな
ねよう
452 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 23:55:44.74 ID:OfiBxdJN0
とりあえず一安心
453 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 23:55:59.36 ID:0BHKH20C0
454 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 23:56:03.73 ID:+ipfg6nlO
落ち着いたんだな!?助かったんだな!?
455 :
朝雪(職業:お持ち帰り屋) ◆W3nVar.bbw :2007/07/11(水) 23:56:12.26 ID:ks6bxXB00
みんなの応援で助かったのか・・・
よかった・・・いや本当に・・・
456 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 23:56:14.10 ID:ggjQaHy30
よかった・・・
457 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 23:56:44.09 ID:w7dAXvE9O
一命を取り留めたか!
・・・あれ?目から汗が
458 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 23:56:44.28 ID:c260rKWO0
>>445 mjd!?
じゃあ、1・4・1・4・2・1・3・5・6…
459 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 23:57:53.40 ID:G1HEh1w9O
一旦落ち着いてから
>>126だろ…常識的に考えて…
ヨカター。・゚・(ノД`)・゚・ー!
461 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 23:58:17.44 ID:g3MgkCZZO
素直によかった
462 :
朝雪(職業:お持ち帰り屋) ◆W3nVar.bbw :2007/07/11(水) 23:58:49.47 ID:ks6bxXB00
本気で目から水が・・・
>>1・・・あんた天才だよ
463 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 23:58:51.76 ID:KgUBnGFH0
世界が、色を取り戻す。
同時に頭が軽く揺らめいた。
…あぁ、そうか。
今まで気付いてなかったが、俺は極度に緊張していたんだな。
…こんな時まで、大したチキンだ。
「…良かった、です。」
搾り出せた声はたったそれだけで。
自らの語彙力の無さに軽く鬱る。
464 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 23:59:30.51 ID:lh9m+G/rO
>>458 え、えと、じょっ、常識的に…、
上・上・下・下・左・右・左・右……あと何だっけ!!!
466 :
以下、VIPにかわりまして名無しがお送りします。:2007/07/12(木) 00:00:07.43 ID:56j9SBxW0
467 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 00:00:34.28 ID:u7ROMQML0
追いついた
468 :
こなたん(職業:保守人) ◆ASIbagluAY :2007/07/12(木) 00:00:40.54 ID:OrR87JTH0
だからもちつけって(=ω=.)
469 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 00:00:57.54 ID:J+epjwrU0
470 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 00:01:01.97 ID:7O+p1RfQ0
omaeraotituke
471 :
朝雪(職業:お持ち帰り屋) ◆W3nVar.bbw :2007/07/12(木) 00:01:25.51 ID:tFQKIivu0
472 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 00:01:36.32 ID:hlJ7EZbMO
473 :
朝雪(職業:お持ち帰り屋) ◆W3nVar.bbw :2007/07/12(木) 00:03:04.57 ID:tFQKIivu0
とりあえず2時ごろまでは残ってるよな・・・
2時間だけ寝てくる
474 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 00:04:45.15 ID:0hZrI+x9O
AABAB→→←
だろ常識的に考えええててて……
475 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 00:05:09.41 ID:hlJ7EZbMO
ほ
476 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 00:05:22.53 ID:HL5QyLz70
「ごめんなさい、心配させてしまったわね」
「いえ、いいんです。彼女が無事なら」
俺がそう答えると、その人は俺の近くに腰を降ろす。
「…少し、お話、してもいいかしら」
こうして少し喋ってみるだけで品の良さが伝わってくる人だ。
…アイツ、意外とお嬢様だったのかも知れない。
「あ…、はい」
「ありがとう。 …ふふっ、でも、あの子に怒られてしまうかも知れないわね?」
…それがどういう意味なのか深く考えないようにした。
477 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 00:06:20.77 ID:ZLohK6xA0
wktk
478 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 00:07:13.59 ID:hlJ7EZbMO
この後、衝撃の事実が語られる!
479 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 00:07:39.96 ID:63ae4Yi7O
寝られない
明日早く起きないといけないのに寝れないのは俺だけじゃないはず
誰かまとめ…
481 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 00:09:10.91 ID:PmqF1ellO
今日は寝れねぇ・・・
wktkが止らない!
482 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 00:09:47.91 ID:eR0ptZd1O
483 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 00:09:53.17 ID:NpqKISbuO
ジョジョ的に考えたらここで大どんでん返しだよな
484 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 00:10:20.77 ID:mUCGXAfJO
ゆきねぇ……じゃない、女、助かったんだよな?
もう心配させないでmjd
485 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 00:10:48.40 ID:CZ+yU1sjO
俺はもう寝る
明日の朝までもってくれ
486 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 00:11:47.26 ID:jo12FR1h0
寝ないッ、いや寝れないよ!
488 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 00:12:03.41 ID:HL5QyLz70
「どこから…話したらいいのかしらね?
あなたに会う事があったら、たくさん話したい事があったものだから」
穏やかに笑う女性は、なんだか俺の事を優しい視線で見てくれているようだった。
それから色んな話を聞いた。
生まれつき身体が弱かった事。
それなのに、身体に対する不満や愚痴を母親にさえ、一言も言わない子だったという事。
でも、やっぱりどこか引っ込み事案な子に育ってしまい、あまり友人と呼べる人は居なかったという事。
けれど、俺と知り合ってから明るくなったという事。
俺との話を嬉しそうにしていたという事。
…胸が、熱い。
489 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 00:13:06.44 ID:g9IQ2i5A0
三ヵ月後、そこには元気に走り回る女の姿が!
490 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 00:14:15.81 ID:hlJ7EZbMO
>生まれつき体が弱かった
良くない。良くないよこのフラグ!
491 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 00:14:18.31 ID:2duXpRxq0
492 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 00:14:36.00 ID:OrR87JTH0
女には幸せになってもらいたいと思った
493 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 00:15:00.40 ID:V8FC6obz0
>>489 「もう常識的になんて言わないよ」って何いわせんねん!ここボケたらあかん場面やで!!
494 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 00:15:17.95 ID:pYoqw2sn0
話が気になって眠れん・・・
495 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 00:15:20.02 ID:ZLohK6xA0
これには流石の男も苦笑い
496 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 00:15:20.55 ID:56j9SBxW0
497 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 00:15:20.69 ID:keirdTc9O
最終兵器彼女を見たあとの俺が全力で欝になってる。
498 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 00:15:58.01 ID:eR0ptZd1O
シェンロン!女を健康な体にしてくれ!!
499 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 00:15:58.62 ID:mUCGXAfJO
500 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 00:16:33.16 ID:NpqKISbuO
もう俺の常識を逸していて常識的じゃない件について
501 :
◆HOSHUzuVrk :2007/07/12(木) 00:18:19.86 ID:56j9SBxW0
保守
502 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 00:18:43.22 ID:HL5QyLz70
「…あなたに会う事があったら、お礼を伝えたくって。
あの子があんな風に素直に笑えるようになったのは、あなたのおかげだと思いますから」
「…そんな。俺は、何も」
俺は何も気付いてさえ居なかった。
何も出来やしなかったんだ。
「いえ…、あの子の周りには昔からあの子を心配するような人間しか居なかったんです。
だから、あなたが普通に接してくれた事が…、何よりあの子の喜びだったのではないかと。
私はそんな風に考えています。 …もしかしたら、違うのかもしれませんけれど」
そう言って女性は品良く笑った。
…アイツも、大人になったらこんな風に笑うんだろうか。
503 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 00:20:52.15 ID:NpqKISbuO
そろそろ二人の出会いが気になってきた
504 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 00:22:31.66 ID:hlJ7EZbMO
505 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 00:22:37.25 ID:HL5QyLz70
「…あの、ひとつ、お伺いしてもよろしいですか?」
俺には、気になっていた事があった。
…母上殿の話を聞いている間、ずっと気になっていた事が。
「…はい、なんでしょうか」
彼女も俺の雰囲気を感じ取ったのか、真摯な声で返してくれる。
「…娘さんの病気、なんなんですか?」
506 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 00:23:39.38 ID:63ae4Yi7O
この流れは…
507 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 00:25:09.91 ID:2yDOSa6lO
落ち着いて素数でも数えるか‥‥
abcdef‥‥
508 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 00:26:10.78 ID:PmqF1ellO
ハンカチの準備いる?
509 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 00:28:23.80 ID:hlJ7EZbMO
は
510 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 00:28:31.17 ID:mUCGXAfJO
ベタなものだと白血病か?内臓の癌もなくはないが……
適合するならいくらでも俺の体使ってくれ!!
何がなんでも女はイ`
511 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 00:30:16.10 ID:56j9SBxW0
512 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 00:30:55.90 ID:HL5QyLz70
俺の質問を受けて、母上殿はふっと力無く寂しそうに笑った。
「それは…申し訳ありません。私の口から申し上げる事は出来ません」
だけどその声は、絶対的な意思を持っていて。
「…何故、ですか?」
「…それは私が言うべき事では無く、あの子自身があなたに伝えるべき事だと思いますから。
だから、ごめんなさい。」
513 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 00:31:12.14 ID:m2yx+gClO
この雰囲気…あれとそっくりだ…
514 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 00:35:00.75 ID:hlJ7EZbMO
は
515 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 00:35:02.08 ID:56j9SBxW0
516 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 00:35:13.27 ID:NpqKISbuO
これって…まさか…?
「助けて下さい!!」
518 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 00:35:43.71 ID:HL5QyLz70
そう言って女性は頭を下げた。
俺みたいな年端もいかない小僧に、きっちりと腰を折って。
「あ、頭を上げてください!」
俺は慌てて母上殿の肩を支える。
「…ごめんなさいね。
…でも…厚かましいようだけれど。
ひとつだけ、お願いしてもいいかしら?」
「…はい」
「もし…あの子があなたに直接話す時が来たら…その時は応援して下さる?」
…間近で見た母上君の目にはかすかに光る物があった。
「…えぇ、必ず」
それは、誓い。
俺の誇りと全てをかけて。
絶対に守るべきもの。
「常識的に考えて」だと
ならば常識を捨てよう
ならば常識を越えよう
ならば常識を変えよう
祈れ!願え!想え!
HAPPY END
520 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 00:38:03.96 ID:BJnr2zhR0
常識的に考えてAIDS
521 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 00:38:07.11 ID:keirdTc9O
いっそのこと彼女をロボコップにしてください(:_;)
522 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 00:39:06.10 ID:gjiA+RwoO
今追いついた
どこぞの携帯小説の作者よりよっぽど文才があるな
523 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 00:39:13.37 ID:HL5QyLz70
母上と別れた後、アイツの病室の前。
ゆっくり話して来てねと言われてしまった。
大きく深呼吸をする。
消毒臭い病院の空気を肺一杯に吸い込む。
…よし。
普段通りの俺だ。
…徹するんだ。いいな?
そうして俺は病室の扉を開けた。
524 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 00:40:39.21 ID:NpqKISbuO
母親の呼び方がちょいちょい変わるところにもこだわりを感じるね
525 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 00:40:49.64 ID:NWhnpgkP0
流行性感冒だろ・・・常識的に考えて
526 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 00:41:50.50 ID:m2yx+gClO
527 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 00:42:03.54 ID:Iv7kNFmgO
半月を思い出した
528 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 00:42:58.74 ID:HL5QyLz70
「あっ。センパイっ! お疲れ様ですっ、元気してますか?」
……妙に気合を入れたクセに、その一言だけで抜かれてしまった。
…やっぱり頭が上がらないな。
「いやいやいやいや。それ、俺が言うセリフじゃね?」
「…えへへっ、やっぱり、そう思います?」
病院のベットの白いシーツに包まれて。
でもその笑顔はいつもと全く変わらなかった。
529 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 00:44:29.27 ID:A+Gu5mKo0
スレタイと関係なくなってきた件
面白いからいいんだけど
530 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 00:44:35.12 ID:HKVH5tq20
なんちゅー
健気な子なんだ
531 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 00:45:01.61 ID:hlJ7EZbMO
白はだめ、白は…
フラグが立っちゃうよ…
532 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 00:48:56.81 ID:PmqF1ellO
>>531 大丈夫。白は確か「生命」の象徴。太陽の色だ。常識的に考えて。
533 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 00:50:20.34 ID:HL5QyLz70
けれど、母上の話を聞いて。
その笑顔の本当の意味が分かりかけていた。
…全く。オマエは本当。…すげーよ。
「突然ぶっ倒れるからよ、ガチでビビったんだぜ?」
「救急車、呼んでくれたのセンパイですよね? 楽しかったですか?」
いやいや、どんだけだよ。
「どっかのお嬢様が苦しそうにしてるもんだから、何一つ分かんなかった」
「ふむー。それは残念でしたね。ところでお嬢様ってあたしの事ですか?」
どう考えてもオマエ以外に居ないと思うぞ。常識的に考えて。
「…バカ」
534 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 00:55:30.29 ID:HL5QyLz70
あまりの普段通りのコイツに、俺はかけるべき言葉を失っていた。
その代わりに、その頭を軽く小突く。
「うぁ、センパイ、痛いですよぅ」
「オマエ、俺がどんだけ心配したと思ってんだ? これぐらい仕返しさせろ」
「…えへへっ、ごめん、なさい」
その俺の手をそっと握ると、彼女は俺の手を自らの頬に擦り付けた。
まるで猫が甘えるように。
その柔らかさに。
…それが失われるかも知れなかったという事に。
今更ながらに恐怖する。
535 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 00:55:38.32 ID:7O+p1RfQ0
こんなの読んでたらねれないだろ。常識的に考えて。
536 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 00:56:49.43 ID:mUCGXAfJO
>>532 だが「初期化」っていう意味合いもあるんだ
死と誕生………いや、女は俺が死なせないがな
537 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 01:00:25.01 ID:HL5QyLz70
「…でも、センパイ? 実は今、あたし怒ってるんです」
彼女はそう言うと唇を尖らせて不満をアピールする。
「…怒ってるって何をだよ?」
…何か怒らせるような事、あったか?
…というか今、気付いたが、俺たち今まで一度もケンカしてないな。
「…センパイ、見たでしょ」
彼女がジト目で俺を睨む。
…見たって何をだ? マジで思いつかん。
「いや、何の話だ?」
538 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 01:00:55.53 ID:hlJ7EZbMO
ヨミヨミの実を持ってこい!
539 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 01:01:54.37 ID:HKVH5tq20
こんな他愛の無い会話を
悲しい思い出にするようなエンディングは止めてくれー!
540 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 01:02:04.47 ID:PmqF1ellO
>>536 勉強になりました。ありがとうです。
・・・寝落ちしそうだが、踏ん張ってみせる!
541 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 01:02:17.34 ID:ZwN5X4hG0
ちょっとDB探しに行ってくる。
542 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 01:03:05.00 ID:HL5QyLz70
「うー…だからー…その…あたしの…」
「オマエの?」
彼女は恥ずかしそうに布団を被り、その目だけでこっちを睨む。
…気持ち赤くなってないか?
「…だから…あたしの…裸」
いやいやいやいやいやいや。
「それは正当防衛だろ!」
543 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 01:03:50.78 ID:BJnr2zhR0
正当…防衛?
ふか…こうりょく?
544 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 01:04:30.57 ID:r8ZT7eozO
単なる嫌な女だよなこれ
あと新しいか?
545 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 01:04:40.13 ID:hlJ7EZbMO
男、落ち着け!
不可抗力だろ、そこは!
546 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 01:05:16.29 ID:OrR87JTH0
男テンパル
547 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 01:05:43.53 ID:HL5QyLz70
「あー! 正当防衛ってなんですかー!」
「いやだってだな、あの場合、仕方なくね!?」
「仕方ないんですかっ!? センパイはあたしの裸を仕方なく見たんですかっ!?」
「仕方なくないけどっ! 見たかったけど仕方なかっただろっ!?」
…何言ってんスか。俺ら。
深夜の病院は静かにしようぜ、マジ。
548 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 01:08:39.02 ID:HcBeArIJ0
「見たかったけど!(こんな風には)見たくなかった!!」
549 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 01:11:00.17 ID:HL5QyLz70
「…ふむ? 今、見たかったと口走りましたね?」
あ。
「…ふむふむ? センパイはあたしの裸が見たかったと。そう仰いましたね?」
「…オマエってたまに誘導尋問みたいな会話を平然とこなすよな」
「やだなー。あたしがそんな事するワケないじゃないですか。常識的に考えてっ」
なんつーか、何回かハメられてる気がするけどな、俺は。
550 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 01:14:15.99 ID:mUCGXAfJO
551 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 01:16:32.32 ID:HL5QyLz70
「…それで…その…どう、でしたか?」
「…どうでしたかって何がだ」
気が付けば俺たちの息は軽く上がっていた。
お互い、いい年なんだし落ち着きましょうよ。
というか、オマエに至ってはモロ病み下がり中じゃん。
「…だからー…その…二回も三回も言わせないで下さいってば」
「…あー…オマエの、裸について?」
こくん。
返事の代わりの、小さなうなずき。
保守
553 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 01:23:03.72 ID:wKYD+vMy0
ほ
554 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 01:23:42.01 ID:HL5QyLz70
…困った。
そんな事について感想を求められるとは思っていなかった。
というか、ぶっちゃけテンパリMAXあずMAXだったので、そんなに詳しく覚えていない。
ただ、その細さと白さだけが印象に残っていた。
「…正直に言うと、テンパっててあんまり覚えてないです。…サーセン」
「…うぐっ…センパイ…ひどいですっ。乙女の純情を踏みにじるだなんてっ」
それは明らかに嘘泣きだったが、慌てざるを得ないだろう。常識的に考えて。
「あー、でも、だな、その、なんつーか、…他の人には見せたくないとは正直、思ってた」
「…ふぇ?」
俺の発言が意外だったのか。
彼女が泣き真似も忘れて素の声をあげる。
555 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 01:23:42.34 ID:hlJ7EZbMO
女の為に保守
556 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 01:25:35.68 ID:V8FC6obz0
二人の為に保守。
557 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 01:26:26.07 ID:u4PRFqn10
俺のために保守
558 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 01:26:26.61 ID:mUCGXAfJO
朝までつないでやる
559 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 01:27:03.75 ID:HL5QyLz70
「…や、オマエ、裸で倒れちまったし。でも救急隊員が来るだろ?
だから、見られないように布団でぐるぐる巻いた」
…俺、なんか間抜けな事言ってね?
「…ふむ? センパイはあたしの裸を誰にも見せたくなかったと?」
「…そう言ってるじゃないっすか」
「というコトはー…」
「…という事は?」
560 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 01:28:03.51 ID:hlJ7EZbMO
女「保守ですね。」
561 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 01:28:25.41 ID:wKYD+vMy0
学校なんて知らん・・・
全力で保守
562 :
◆HOSHUzuVrk :2007/07/12(木) 01:30:02.03 ID:56j9SBxW0
563 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 01:30:52.51 ID:A+Gu5mKo0
愛の為に保守
期末テストなんて知らん
564 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 01:31:03.98 ID:HL5QyLz70
「…えへへー、センパイはあたしの裸を自分だけのものにしたかったと。そーゆー意味ですかな?」
そうやって、にへらっと笑うコイツは。
やっぱりイタズラ心ワクワクしているようだった。
「…なぁ、それ、答えなきゃダメな訳?」
「はいっ。答えなきゃダメですっ」
その笑顔は心から楽しそうで。
母上君の言葉を思い出させた。
565 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 01:31:48.27 ID:V8FC6obz0
スレを見てる皆のために保守。
566 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 01:33:34.08 ID:pYoqw2sn0
保守頑張ってくれえ・・・!!
567 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 01:34:53.92 ID:mUCGXAfJO
今は遠く離れてしまった、俺の大好きなゆき姉ぇの為にではなく俺自身の為に保守
するわけなくて、女母の為に保守だろ……常識的に考えて
568 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 01:36:59.12 ID:HL5QyLz70
「…はい。そうです。オマエの裸を俺だけのものしたかったです」
俺、ガチであやつられてね?
あおまほうとか持ってないっすよ、マジ。
「おー、センパイ、大胆発言ですね?」
言わせたのオマエじゃん。
…まぁ、でも本音だけれど。
「…それじゃ、あたしも大胆発言しちゃいましょうか」
「はい、しちゃってください?」
「…あたしも、センパイ以外には見られたくないです。
だから…今度また、ゆっくり見せてあげます…ね?」
…この部屋、ティッシュってないのかな。
569 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 01:37:01.61 ID:Zk2hgaQ6O
保守〜ガンガレ女
570 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 01:38:01.94 ID:ZwN5X4hG0
保守
571 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 01:39:13.78 ID:HL5QyLz70
「あ、なんなら今ちょっとズルして見ちゃいます? ちらっ、ちらちらっ?」
そう言い、布団から起き上がると襟元をチラチラとめくりだす。
「おおおお女のコは、エレンガントにっ!」
どーでもいいけど、俺も話が古いな。
572 :
◆HOSHUzuVrk :2007/07/12(木) 01:40:06.86 ID:56j9SBxW0
鼻血出てきた
573 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 01:42:43.77 ID:UE6lIDsJ0
ほ
574 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 01:43:09.04 ID:mUCGXAfJO
>>571 インポが治った!!!!
すぐに萎えたけど
575 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 01:45:09.54 ID:HL5QyLz70
「ほら、しっかり布団入って休め、な?」
俺を妙に挑発する彼女を布団に戻すと、俺はそっと頭をなでる。
「…あ…、なんかそれ…好きかもです」
「…それって?」
「頭…撫でるの。センパイに可愛がってもらえてるって気がします」
彼女は穏やかに。囁くように呟く。
「…ん。」
俺はなんだか、その囁きに声で返すのは失礼な気がして。
彼女が眠りに着くまでずっとそうしていた。
576 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 01:46:17.56 ID:A+Gu5mKo0
女に悶えつつ保守
577 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 01:46:55.89 ID:HL5QyLz70
全然頭回ってねーわwwwww
すまんwwwww
578 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 01:46:59.87 ID:7O+p1RfQ0
やべぇ明日起きれねぇよ
後悔はしてないがな
579 :
◆HOSHUzuVrk :2007/07/12(木) 01:48:43.34 ID:56j9SBxW0
580 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 01:49:59.86 ID:A+Gu5mKo0
581 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 01:52:20.28 ID:ZwN5X4hG0
保守
582 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 01:53:45.68 ID:u4PRFqn10
583 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 01:53:48.92 ID:pl3pe7lOO
続きが気になって眠れないwwww
584 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 01:56:16.81 ID:MwEUpM06O
明日期末オワtawww波動?数C?何それおいしいの?
586 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 01:58:57.66 ID:MwEUpM06O
587 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 02:00:32.77 ID:zZGH/jAQ0
588 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 02:02:00.68 ID:ZwN5X4hG0
保守
589 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 02:02:38.49 ID:keirdTc9O
セカ☆厨にならないことをただただ願う。
☆
590 :
以下、VIPにかわりまして名無しがお送りします。:2007/07/12(木) 02:02:39.23 ID:56j9SBxW0
>>586 2007のセンター物理95な俺に任せな!
591 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 02:02:59.94 ID:Zk2hgaQ6O
592 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 02:03:48.88 ID:BMtDzefnO
追い付いた保守
593 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 02:04:41.57 ID:HL5QyLz70
それからの俺は学校が終わると病院に直行する生活になった。
病院で話すのはいつもどうでもいい他愛の無い話で。
それでも俺は彼女に会いたかったし、彼女も俺が行くと喜んでくれた。
俺たちの事をひやかしていた友人達は彼女の事を心配してくれ、
見舞いに行こうかと提案してくれたのだが、その旨を彼女に伝えると、
「あー…あんまり大勢の人にはちょっと、見られたくないかもです」
とやんわりと拒否されてしまったので、気持ちだけ頂いておく事にした。
594 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 02:07:08.23 ID:56j9SBxW0
ドキドキする
今北
スレタイからだんだん逸れてる気もしないでもないが神なので無問題GJ!!!
596 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 02:10:49.50 ID:HL5QyLz70
彼女の母君とはあれからというもの、随分仲が良くなってしまった。
最初は病室で出くわすとちょっと気まずかったりしたものだが
今では俺とアイツと母君と三人で話したり、母君が気を遣って二人にしてくれたり。
ある日「センパイとお母さんはちょっと仲良すぎですっ」とアイツに怒られてしまった時は、母上と俺と二人して大笑いした。
母君は俺とアイツが話していると、いつも目を細めて俺たちを嬉しそうに眺めていて。
その視線には慈愛という言葉がそのまま込められているように思えた。
597 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 02:11:38.08 ID:OrR87JTH0
期待してる
598 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 02:13:30.38 ID:KvM54MVB0
>母君は俺とアイツが話していると、いつも目を細めて俺たちを嬉しそうに眺めていて。
女 不治の病フラグ?
599 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 02:18:40.73 ID:KvM54MVB0
ほ
600 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 02:19:19.29 ID:uy2WrNy4O
やっと追い付いたが、久々に萌え死んだわ
601 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 02:21:43.02 ID:HL5QyLz70
色んな、色んな話をしたんだ。
彼女の父親がずいぶん前に逝去なさった事。
俺とアイツの出会いの話。
ぶっちゃけ、あの日の事。
けれど病気の話だけは、アイツにも母上にも聞けなかった。
何故なら俺は、それを知るべきではないという気にさえなっていたからだ。
入院している姿を見て感じた事だが、彼女は心配される事を極端に嫌う。
それは昔から心配される事に慣れた人だからこそ。
…だからこそ、培った笑顔。
その彼女が俺に話そうとしない。
それは彼女の聖域のように思えて。
だからこそ俺が自分から土足で踏み込んではいけない。
いつか彼女が話してくれるまで、待っていよう。
そんな風に考えるようになっていた。
602 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 02:25:37.61 ID:7O+p1RfQ0
「あの日の事」が何か気になる
603 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 02:25:40.13 ID:HL5QyLz70
そんな穏やかな日々。
それはずっと続くとさえ思えた。
…いや、信じて、いたかったんだ。
けれどタイムリミットは。
静々と。
その鎌を砥いでいた。
604 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 02:26:20.53 ID:56j9SBxW0
ぁぁぁ…
605 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 02:26:26.28 ID:cCu15Dck0
いや、BAD END だけはいやねななjdんふぇうhdwxれつひうおgrぽ。
606 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 02:26:36.61 ID:kNj8IJikO
俺も古傷ryって書きたいけど古傷ねえよorz
607 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 02:26:57.81 ID:KvM54MVB0
wktk
608 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 02:27:08.13 ID:SP4F6pSK0
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ●)(●)
. | (__人__) 告白に決まってるでしょ・・・
| ` ⌒´ノ 常識的に考えて・・・
. | }
. ヽ }
ヽ ノ \
/ く \ \
| \ \ \
| |ヽ、二⌒)、 \
609 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 02:28:01.52 ID:OrR87JTH0
あぁ…遂に……
610 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 02:28:06.33 ID:wopFNmDGO
すごく・・・心にきます
611 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 02:28:45.02 ID:zGj6J11u0
>>608 久しぶりにスレタイの「常識的に考えて・・・」が出た
612 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 02:29:40.67 ID:HL5QyLz70
「セーンパイっ」
「んー? なんだー?」
今日も今日とてお見舞いタイム。
母君は仕事で来れないと言っていた。
「つか、おま、垂れてんぞ」
「わーっ! 布団、布団につくーっ!」
二人して病室でガリガリ君を食べる俺たち。
…看護師さんに見つかったら怒られるのかも知れない。
613 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 02:31:10.84 ID:HL5QyLz70
「んっ…ちゅる…ぺろっ…」
いやいやいやいや。
なんスかコイツ。
なんなんスかコイツ。
もっと普通に舐めれるだろ。
思わずその姿を凝視してしまった俺に彼女が気付く。
614 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 02:32:27.05 ID:HL5QyLz70
「んっ…ちゅっ…センパーイ?」
「…んー? なんだー?」
思わずさっと目を逸らしたが。
「…もしかして、えっちぃな事考えてませんでした?」
バレバレでした。
615 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 02:33:24.33 ID:ZwN5X4hG0
保守
616 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 02:36:21.57 ID:HL5QyLz70
「いやいや、それは気のせいだよ、キミ」
「ホントですかーぁ? なーんかアニマルな目付きであたしの事見てませんでした?」
「俺はアニマルでもゼブラーマンだからな。紳士だ。安心しろ」
草食だし。
「…センパイとあたしって、今考えると結構長い付き合いになりますけど」
「うむ。そうだな」
「センパイってたまにワケ分かんない事言いますよね」
それが、俺の、みりき。
617 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 02:37:02.29 ID:wopFNmDGO
保守
618 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 02:38:55.91 ID:HL5QyLz70
「つーか、オマエこそ何か言い出そうとしてなかった?」
ワザとらしく話をすり替える。
何よりも人の気持ちに敏感な彼女は、こんな風に話を振ると間違いなく乗ってきてくれるのが素敵だ。
ふふん、いつまでもあやつられてるばかりじゃないんだぜ?
619 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 02:41:46.95 ID:zGj6J11u0
捕手
620 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 02:41:54.15 ID:ZwN5X4hG0
保守
621 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 02:44:29.87 ID:HL5QyLz70
「やー…夏だなー…と思って」
「…うむ。どこに出しても恥ずかしくない夏だな」
外の日差しはアスファルトを溶かすほどの勢いで。
「なんかこんな日に涼しい所に居ると、申し訳ない気持ちになってきません?」
「うむ。主に地球に申し訳ないな」
設定温度は28℃が目安です。
「むむ。センパイがエコロジストだとは知りませんでした。
もう長い付き合いになりましたけど、これは新発見です」
「…なんかそのセリフ、久しぶりに聞いたな」
「えへへー、センパイは単純そうに見えて複雑なのです」
そうやってアイスを食べながら満足気に微笑む彼女。
何気ない軽口。心地よい空間。
622 :
◆HOSHUzuVrk :2007/07/12(木) 02:46:59.15 ID:56j9SBxW0
泣きながら保守
623 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 02:47:14.91 ID:7O+p1RfQ0
もう限界
保守して寝る
624 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 02:48:18.51 ID:ZwN5X4hG0
四星球が見つからない。保守
625 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 02:48:43.50 ID:HL5QyLz70
「何だかさり気なく失礼レベルが上がってないかね、キミは」
「そうですか?
でもそれはあたしとセンパイの仲が深まったって事ですよ。
いいことじゃないですかっ」
にへらっと笑う彼女に、俺は相変わらず何も言えず。
626 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 02:51:12.26 ID:zGj6J11u0
保守
627 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 02:51:43.10 ID:wopFNmDGO
保守です
628 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 02:52:43.54 ID:ZwN5X4hG0
保守
629 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 02:54:21.92 ID:HL5QyLz70
「…センパイ?」
「んー、どしたー?」
「ふと疑問に思ったんですけど。蚊ってどうやって越冬してるんでしょうね?」
「あー…ボウフラ? とかなんとか聞いた事あるけどな」
「幼虫、でしたっけ? でも夏以外はずっと幼虫なんでしょうか」
「んー…。そう言われると確かに疑問だなー」
「むー…。疑問ですねー」
くだらない会話も加速しっぱなしで。
630 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 02:56:19.98 ID:ZwN5X4hG0
保守
631 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 02:57:48.23 ID:GoUvN3B5O
追い付いた。
ちょっと明日8時に起きて仕事行かなきゃいけないのになんつー良スレを見つけてしまったんだ、俺は。
この展開は反則だろ、常識的に考えて。
632 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 02:59:34.43 ID:HL5QyLz70
けれどそんなどこまでも続くと思っていた穏やかな時間は。
唐突に思わぬ人物の手によって。
「セーンパイっ」
「んー、どしたー?」
「あたしと、別れてくれませんかー?」
「………は?」
終わりを告げる。
633 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 03:00:14.91 ID:PCUsz09Q0
ヽ(・ω・)/ ズコー
\(.\ ノ
634 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 03:00:15.68 ID:OrR87JTH0
!!
635 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 03:01:06.32 ID:Zk2hgaQ6O
蚊は1年以上生きないだろう…常(ry
636 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 03:01:23.21 ID:56j9SBxW0
ナンダッテー
ちょっと…涙が…止まらない…
637 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 03:01:27.44 ID:cL6fKE0s0
!!!!!!!!111111111
638 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 03:01:43.17 ID:ZwN5X4hG0
悟空をころしてでもうばいとる四星球を、保守
639 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 03:02:03.75 ID:Zk2hgaQ6O
………は?
640 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 03:02:35.66 ID:HL5QyLz70
俺が思わず彼女の方を振り向いてしまった時。
彼女はやっぱり笑顔だった。
「…今、なんて言った?」
「…えへへー、あんまり、何回も言わせないで下さいよぅ」
…けれどその笑顔は。
今までに何百回と見たその笑顔は。
初めて見た気がした。
641 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 03:04:39.78 ID:56j9SBxW0
なんでだろう…俺・・・涙が止まらない…
642 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 03:05:11.62 ID:OrR87JTH0
………
643 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 03:05:33.31 ID:ZwN5X4hG0
保守
644 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 03:08:00.31 ID:HL5QyLz70
「…何かの、冗談、か?」
「んーん。冗談じゃ、ないんですよね、これが。弱っちゃいましたねー」
そう言い、相変わらず、にへらっと笑う彼女。
けれどそれは彼女の笑顔じゃない。
…俺の好きな、彼女の笑顔じゃない。
どこかから借りてきた安い作り物みたいだ。
「…そりゃあ弱っちゃったな」
「…はい。そーです、ね。」
645 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 03:08:16.79 ID:8Oe3qz28O
ほ…保守…
なんだよ
なんか画面がゆがんでみえるお
647 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 03:08:32.41 ID:56j9SBxW0
俺これ一生保存しとくわ。
648 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 03:08:45.22 ID:GoUvN3B5O
え、ちょっ……
彼女と重ねてしまう…
649 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 03:09:46.75 ID:GoUvN3B5O
てか誰かいい加減まとめ作れ
650 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 03:10:23.68 ID:HL5QyLz70
「………」
「………」
ベッドの背もたれを起こして座る彼女。
その側の椅子に腰掛けた俺。
二人して、何も言わずに外を見ていた。
…夏の日差しが、燦々と降り注いでいた。
651 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 03:11:05.00 ID:JX+I2KKqO
追いついたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!
(つД`)
652 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 03:14:10.15 ID:56j9SBxW0
涙が…止まらん…
653 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 03:14:32.47 ID:HL5QyLz70
「…被告人」
「…ふぇ? …それ、あたしですか?」
彼女は俺の言葉に辺りをキョロキョロ伺う素振りを見せると、
自分を指さして俺にそう聞いた。
「被告人は私語を慎むように」
「…うぅ…センパイが恐いですー」
「被告人は私語をつつしむ以下略」
「…はい、さいばんちょー」
654 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 03:16:07.73 ID:GoUvN3B5O
ぁぁぁぁ…
誰か上で言ってたが、たえちゃんとなんかかぶるな
655 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 03:17:16.21 ID:HL5QyLz70
…口では軽口を叩いていたが。
俺の頭の中はフル回転だった。
…どういうつもりだ?
なんで、コイツはこんな事を言い出したんだ?
…なんで。
…なんで。
その疑問ばかりが頭を渦巻いていた。
「…被告人はその彼氏と別れたいと、そう言うのですね?」
「…はい。」
彼女はおどけた風に、けれどしっかりとした声で俺の質問に答える。
656 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 03:17:43.67 ID:zGj6J11u0
保守って寝る
657 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 03:17:59.02 ID:ZwN5X4hG0
保守
明日7時から仕事の俺…
オワタ\(^Ω^)/
659 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 03:19:23.10 ID:56j9SBxW0
ぁぁぁ…
660 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 03:20:06.60 ID:GoUvN3B5O
つーかこれ朝になったら1000いってんじゃねーの?
661 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 03:21:33.56 ID:HL5QyLz70
「…その理由は、何故ですか?」
「…えへへ…やっぱり、話さなきゃ、ダメ、ですか?」
彼女が困ったようにはにかむ。
俺は彼女の笑顔の中でも、その笑顔が一番好きで。
だからいつも無駄にイジワルもしてみたりしてたんだけど。
だからいつもその顔をされると何でもかんでも許してしまっていたんだけど。
…でも、ごめんな。
今は。今だけは、出来ないよ。
「…本法廷は、事実確認の場です。被告人はハッキリと答弁して下さい」
「…むー。センパイ、スパルタですね。これも新発見かもです」
662 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 03:21:39.22 ID:cL6fKE0s0
>>660 それは無いだろ、常識的に考えて・・・・
無いですよね?
663 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 03:23:16.21 ID:GoUvN3B5O
>>662 そんなのわかんないだろ、常識的に考えて
だからさ、パソコンの人まとめ作ってよ、マジで。
664 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 03:23:32.62 ID:ZwN5X4hG0
保守
665 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 03:23:59.17 ID:pTZ0JWmdO
666 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 03:27:00.65 ID:ZwN5X4hG0
保守
667 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 03:28:10.31 ID:GoUvN3B5O
てか母ちゃんは娘が彼氏を家に上がらせて風呂に入って倒れたって状態にたいしての疑問はないのか。
あ、これ言っちゃいけなかった?
668 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 03:28:33.29 ID:HL5QyLz70
「もう一度聞きます。…その理由は、何故、ですか?」
「…えへへ。…それは、ですねー…」
「…それは?」
「…あたしが…、彼氏さんの事を…好きで…好きで。
…本当に、本当にバカみたいに…どうしようも、無いほど、好きで。
その人の…事を、考えるだけで、毎日が…幸せに生きていけるほどに。
それぐらい、…それぐらい好きに、なっちゃったから…、です」
…なにを。
…なにを言ってんだ、コイツ。
……なんでこんなに。
…胸が、締め付けられるんだ。
長い・・・眠れん・・・
670 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 03:30:11.63 ID:ZwN5X4hG0
………ほ…保守
あー元彼女にもそれ言われた。
別れたあと速攻次の男できたらしいけど
あれ?目から汗がでてる・・・
672 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 03:32:30.34 ID:HL5QyLz70
「…それだけでは理由になりません。好きなら一緒に居れば良いのではないですか?」
「…えへへ…。でも、ダメ、なんですよ。」
「…ダメ、とは?」
「……なん…だか、あんまり時間、無いみたい、なんです。」
…あぁ。そうか。
なんでこんなに胸が痛むのかと思っていたけど。
…彼女の声が。震えて、いたからか。
673 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 03:33:27.85 ID:56j9SBxW0
俺の震えも止まらん…涙も止まらん…
追いついた
なんだよ…幸せになってくれよ
675 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 03:34:50.65 ID:ZwN5X4hG0
僕に出来るのは、祈ることと保守ぐらい。
676 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 03:35:29.89 ID:GoUvN3B5O
あぁ、携帯のなんとからんどのなんとか空ってゆー小説の最後みたいだな。
寝たいのにっ……寝たいのにっ……!
677 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 03:35:56.91 ID:OrR87JTH0
……保守
678 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 03:38:13.50 ID:HL5QyLz70
…時間が、無い。
……そういう意味、なんだろう。
でも、だったら。だったら、尚更。
「…ならば、その彼氏に話して、力になってもらえばよろしいのでは無いですか?」
「…ダメ、ですよぅ。だって…あたしには、センパイしか居ない、から。
だから、…センパイに頼っちゃったら、きっとセンパイをいっぱい、いっぱい傷付けちゃいます。」
…何言ってんだよ、今更。
そんな事、どうだっていい。
679 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 03:39:20.57 ID:ZwN5X4hG0
保守
680 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 03:40:30.50 ID:GoUvN3B5O
ギブ、寝る
保守死ぬ気でガンガレ
681 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 03:41:19.57 ID:mmYabItJ0
保守
682 :
◆HOSHUzuVrk :2007/07/12(木) 03:42:09.65 ID:56j9SBxW0
683 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 03:42:51.29 ID:ZwN5X4hG0
とりあえず、専ブラでオートにしてねる
685 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 03:45:49.82 ID:xGXW5V3PO
他力本願で悪いがコレ誰か書籍化してくれ
686 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 03:46:53.95 ID:HL5QyLz70
「…その彼氏は、きっとあなたに頼って欲しいと願っていると思いますよ?」
「…はい、あたしも、そう…、だと思います。
センパイは…、イジワルで…、チキンで…たまに…ワケの分かんない事言いだす、けど…
でも、すごく…、すごく優しいひと、だから」
「…ならば、尚更」
「でもダメなんですっ!
そんな事…したら…、センパイが…
あたしは…、あたしはもう…、終わっちゃう…のに。
なのにっ!!」
震えた声はいつのまにか涙声に変わっていた。
…俺は、今まで、彼女の涙ひとつ見た事が無かった事を、思い知らされた。
とみせかけて保守
688 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 03:47:02.00 ID:iMt2uOs2O
俺6時から用事があるから起きてる、保守は任せろ
689 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 03:47:49.69 ID:GoUvN3B5O
眠れNEEEEEEEE!!!!!!!!!!
ってか作者、もうできあがってんなら規制にひっかかんない程度に連投してくれ、頼むから
690 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 03:48:57.32 ID:ZwN5X4hG0
保守
だめだ まじで眠れねぇ
692 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 03:51:27.96 ID:T0qbmUkPO
まとめサイト希望
693 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 03:52:12.43 ID:8Oe3qz28O
携帯だが
>>300までまとめ
た。しばらく連投していい
か??作品の邪魔にならな
ければいいが…
694 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 03:56:49.56 ID:HL5QyLz70
「…あまり、勝手な事を言わないでくれると、ありがたいのですが」
「…はい。…分かって、ます…。
あたしのワガママだって、事は…。
でも…、弱っていくあたしを、センパイに…見られたく、ないんです。
きっと、心も、身体も…センパイが居ないと生きていけなく…、なっちゃう…から。
でも…、それ…なのに…、それなのに、あたしはっ…居なく…なっちゃう、から…!
…そんなの…そんなの…出来っこ…ない、です…っ…!」
…視界が不意に、滲む。
…目が、焼けたように痛んだ。
695 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 03:56:54.59 ID:GoUvN3B5O
そっちのまとめじゃなくまとめサイトな
696 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 03:58:15.79 ID:ZwN5X4hG0
保守
697 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 04:00:54.10 ID:cL6fKE0s0
w・・k・・・t・・・・・k・・・
698 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 04:01:59.41 ID:T3VV73Fa0
追いついた泣けてきた
699 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 04:02:54.59 ID:f5b7ymBBO
まじだれかまとめてくれ 携帯だから落ちたら終わるんだよ-
700 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 04:02:54.63 ID:lXtXx7wyO
ほす
701 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 04:04:20.58 ID:cL6fKE0s0
適当でよければまとめてくる
702 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 04:05:08.64 ID:T3VV73Fa0
それにしてもこれ、即席で考えているのか?
見上げたもんだ、これは敵わない気がする。
703 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 04:06:22.29 ID:f5b7ymBBO
是非頼む
704 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 04:06:47.62 ID:HL5QyLz70
「…それはもう…、どうしようも無い、事、なのですか?」
「…はい。…ごめん…ごめん…なさいっ。
ずっと、ずっと言おうって…思ってたのに…っ…。
言い出せなく、って…センパイが…センパイが優しかった…からっ。
優しくしてくれた…から…言えなく…てっ…。」
「…俺は。俺はオマエの側に居たいよ。
どうなったって…かまやしない。それでもオマエの側に居たい。
それだけじゃ、ダメなのか?」
705 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 04:06:50.12 ID:GyC5g7Qy0
でも、あまり常考関係ないな
俺ずっと絵師様があらわれろと願っていたんだが・・・・今あらわれて絵見たらなくな俺・・・。
707 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 04:08:02.72 ID:HL5QyLz70
>>689 出来上がってるならとっくに終わらせてるんだぜ
すまん
708 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 04:08:10.10 ID:ZwN5X4hG0
保守
709 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 04:08:50.42 ID:56j9SBxW0
なんて才能だ…
710 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 04:09:46.42 ID:GoUvN3B5O
>>707 即席か!!!!!!たいしたもんだ
ままん、空が明るくなってきたよ
711 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 04:10:31.54 ID:cL6fKE0s0
712 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 04:11:24.08 ID:M09cOyGj0
713 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 04:11:27.87 ID:lXtXx7wyO
保守!
714 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 04:12:13.11 ID:ZwN5X4hG0
保守
715 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 04:12:36.41 ID:cL6fKE0s0
把握した
寝させてくれー、の記念カキコ
717 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 04:15:12.24 ID:njvLxfpOO
私怨
718 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 04:15:25.52 ID:56j9SBxW0
目が赤い…なにこのしずく
719 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 04:15:35.99 ID:ZwN5X4hG0
ドイツ軍人は簡単に寝ない保守
720 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 04:17:46.99 ID:lXtXx7wyO
保守する
721 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 04:17:48.25 ID:GoUvN3B5O
722 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 04:19:15.44 ID:HL5QyLz70
「ダメですっ!」
彼女の小さな叫び声。
病室に小さくこだまする。
「…ダメ…です。それは、それだけは絶対…、ぜったいダメ…、ですっ」
「…なんで、だよ」
彼女が空を、見上げた。
窓枠に切り取られた四角い世界。
けれどその世界はどこまでも広がっていて。
何故だかそれが羨ましかった。
「あたしは…あたしは、今まで…、
色んな人に迷惑をかけて、生きて来た、から。
だから…、なるべく、迷惑かけないようにって…、困らせないようにって…、そうして…、来た、から。
それなのに、なのに、最後に、最後の…最後に、
一番、大好きな…人を、いっぱいいいっぱい困らせるなんて…、絶対に…絶対に、ダメ、です。」
涙交じりだったけれど。それは絶対的な強さを持った、強い、強い声だった。
723 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 04:20:29.68 ID:GoUvN3B5O
はたしてこの時間だと寝たほうが楽なのか、寝ないほうが楽なのか…
724 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 04:20:49.96 ID:HL5QyLz70
それは彼女の生き方。
それは悲しい処世術。
それは彼女の誇り。
…そんな彼女だから、俺も好きになった。
…そして、今、この時も。どんどんと彼女の事を好きになっていく自分が分かる。
…けれど。だからこそ。
………その誇りを汚す訳には、いかないんだ。
725 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 04:21:24.49 ID:ZwN5X4hG0
そんな悲しいこと言うなよ、保守。
726 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 04:22:20.17 ID:iMt2uOs2O
鬱になってきた
727 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 04:22:46.42 ID:GoUvN3B5O
そうだよ、保守
728 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 04:23:40.40 ID:GoUvN3B5O
そこで別れたら死ぬまで後悔するぞ
729 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 04:23:59.29 ID:lXtXx7wyO
眠いよ保守
730 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 04:24:29.01 ID:s3ET8VwnO
ここで奇跡のミラクルだろ…常識的に考えて…。
731 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 04:24:52.90 ID:HL5QyLz70
「…そっか」
「…はい、ごめん…、なさいっ…」
「…すまん。無理に聞いちまった」
「…んーん。センパイは…いつだって…優しかった…ですっ」
「…たぶんだけどさ。…オマエより優しい人には…当分、会えねーよ」
「…そんな事、無いです…ってば。 センパ…イ? 何を期待…して、そんな事、言ってるんですか?」
二人して、空ばかり見ていた。
下を向いたら、もう二度と、上を向けないような気がしていたから。
732 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 04:26:04.08 ID:T3VV73Fa0
鶴、折りたくなってきた。
733 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 04:27:21.69 ID:GoUvN3B5O
734 :
◆LOVE/wmFqc :2007/07/12(木) 04:29:30.93 ID:56j9SBxW0
735 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 04:31:08.99 ID:HL5QyLz70
「…手、握ってくれると、嬉しい、です」
彼女がポソリと呟いた。
本当は抱きしめたかったけれど。
それを彼女は恐らく望んでいない。
今までずっとチキンだっただろ?
今までずっと彼女に頼ってばっかだったろ?
…だったら最後ぐらい。最後ぐらい、男、見せようぜ。
「…ん。」
小さな、白いその手を。
とても小さな、白い綺麗なその手を。
握り締める。
736 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 04:31:15.65 ID:eJKKHFXwO
今北。
ハッピーエンドじゃないのか?常識的に考えて・・・・・・
737 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 04:32:20.31 ID:ZwN5X4hG0
保守
ヽ1〆
739 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 04:35:17.60 ID:56j9SBxW0
VIPでここまで泣けるのは初めてかもわからん
そこに3つのモンスターボールが〜も泣いたが
740 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 04:35:44.00 ID:lXtXx7wyO
何だろ…この気持ち
741 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 04:36:04.52 ID:HL5QyLz70
「…なんかさ。オマエの手、握ってるとさ」
「…はい、なんですか?」
「校舎裏の事、思い出すよ」
「…えへへ、あれは今思い出しても恥ずかしいですね」
「…オマエさ。恥ずかしがり屋な事とか、人見知りな事とか、あん時、全然見せなかったよな」
「それはもー、勇気、フルチャージでしたからっ」
742 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 04:39:43.23 ID:HL5QyLz70
「…それから初めてのデートに行って」
「…センパイの答えは三角でしたね?」
「…ぶっちゃけ、あん時さ、俺から言わせようとしてなかった?」
「…あたしが、そんな事するワケないじゃないですか、やだなーもう」
「…本当に?」
「…ホントは、言ってくれたらすごい嬉しいなーとは、思ってました」
743 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 04:40:54.94 ID:ZwN5X4hG0
涙なしには不可能な保守
744 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 04:42:00.79 ID:HL5QyLz70
「…プラネタリウムの時もそーだったし…オマエって結構策士?」
「…えへへー。どうでしょうかね?」
「………」
「………」
「…あの、さ」
「……はい、…なん…ですか?」
745 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 04:44:18.65 ID:njvLxfpOO
ベストコンディションだったら完璧に泣いてた
746 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 04:45:39.83 ID:cL6fKE0s0
747 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 04:46:51.25 ID:T3VV73Fa0
>>746 ナイス。今日、このスレを開いて良かったと思う。
748 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 04:47:09.24 ID:56j9SBxW0
749 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 04:47:20.37 ID:ZwN5X4hG0
>>746 大好きだ、俺が女だったら抱かれてもいい。
750 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 04:48:14.47 ID:9lD+sWQl0
>>746 ハ、 ∧ ハ /\ /\ /\
,{! ヾ } / !i ヽ ___/\/ \/ \/ \/ |_
. |ソハ !} jレi \
} !/¨ 〃 '{ /
ト{´{ .ハ} r'"´} !{ \ おまえの命がけの行動ッ!
FY'弍{ }' 斥ァ`}ハ /
ヾ{:i /ノ〉` !rソ  ̄|/\/\ /\ /\
. ヽ /'f=ヘ ハト、 _/\/ \/ \/
,ノ´f\='/ノ!ヽ\._ \
/ノ !|`ヽ三イ ヽノノ `'ー-、._ / ぼくは
/ r'/ | /::|,二ニ‐'´イ -‐''" /´{ \ 敬意を表するッ!
{ V ヽ.V/,. -‐''"´ i / |/
ヽ { r‐、___ i / ∩  ̄| /\/\ /\ /\
} .ゝ二=、ヒ_ソ‐-、 i__,. '| r‐、 U \/
. | 〉 ,. -',二、ヽ. `ニ二i___ |:| l| |
|'}:} ,/|毒|\丶 i ,::'| 'ー' {
|ノノ |,ノ:::::|ト、 \ヽ ! i }`i´ r|
|_>'ィ毒::::ノ 丶 ハ し-' | ! | |
┌≦:::::::::::::/ lハ | ) U
/ィf冬::::::イ |::.. j: }lハ. |∩ '゙}
751 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 04:48:16.89 ID:cL6fKE0s0
ありがとう、そして謝りたい。
携帯からじゃ全部表示されなくね?
752 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 04:48:21.20 ID:HL5QyLz70
「…俺、オマエの事、ずっと好きかも知れない。それこそ一生」
「…っ…!
えへっ…えへへっ…やだなぁ…センパイ。
…そういうことは…滅多に言っちゃダメ、なんですよ? …常識的に、考え…て」
「…オマエは?」
「…ヤ…だな。言いたく。言いたく、無いのに。なんで言わせようと、するんです…、か?」
「…やっぱさ。最後ぐらい、言って欲しいじゃんか」
「…もー…センパイは…やっぱり、イジワル…ですねっ?
…じゃあ…一度、一回だけ、ですから…ね?」
「…あぁ」
「…一回だけ、だから…。
だから、ごめん…なさい。許して欲しい…です。
あたしもッ…あたしも、センパイが…、一生…一生、好き…です…よ…っ…?」
753 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 04:51:36.38 ID:ZwN5X4hG0
保守
754 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 04:51:38.02 ID:56j9SBxW0
これなら徹夜して読んでも無問題…視界が水の中…
755 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 04:51:48.49 ID:HL5QyLz70
「…あのさ」
「…はい、なん…ですか…?」
「…俺ら、最高に幸せなカップルだったよな」
「……はいっ…!」
そうして。
俺たちはきっぱりと。
別れたんだ。
756 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 04:52:17.53 ID:cL6fKE0s0
なにいいいいいいいいいいいいいいい!!!
757 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 04:53:01.54 ID:OrR87JTH0
別……れた………?
758 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 04:53:17.57 ID:fLEQPHYd0
・゚・(つД`)・゚・
759 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 04:53:50.34 ID:ZwN5X4hG0
嘘だろ…おい
760 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 04:53:53.99 ID:T3VV73Fa0
別れたか……
761 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 04:55:46.55 ID:CJmT+nRdO
何このやるせなさ
762 :
水銀燈(職業:DIO様代理) ◆/HeFFn4awo :2007/07/12(木) 04:55:47.93 ID:X0Trufn7O
_
,'´r==ミ、
卯,iリノ)))〉
/`-|l〉l.゚ ー゚ノlノ\ そんな…別れちゃったなんてないわぁ…常識的に考えて…
レ´V|!/'i)卯iつVヽ!
''y /x lヽ
l†/しソ†|
lノ レ
763 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 04:56:49.22 ID:cL6fKE0s0
寝たい、寝れない、どうしよう
764 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 04:57:21.05 ID:9lD+sWQl0
┌──┐
i二ニニ二i
i´ノノノヽ))) 待て、これは孔明の罠だ
Wリ゚ -゚ノリ
//\ ̄ ̄ ̄\
// ※.\___\
\\※ ※ ※ ※ ※ヽ
\`ー──────ヽ
765 :
朝雪(職業:お持ち帰り屋) ◆W3nVar.bbw :2007/07/12(木) 04:58:05.58 ID:tFQKIivu0
今更ながら帰ってきた
どうやらクライマックスか
766 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 04:58:17.41 ID:HL5QyLz70
それから二ヶ月が過ぎた。
あの日から、俺は魂が抜けたようで。
アイツの事ばかり、考えていた。
今まで毎日のように会っていたのに会えないのが辛くて。
会いたくて。会いたくて、どうしようもなかった。
…でもアイツは、こんな気持ちのまま、戦ってるんだ。
…それを、邪魔しちゃいけない。
…アイツとの約束を、破る訳にはいかない。
767 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 04:58:48.67 ID:cL6fKE0s0
今日の講義、1,2諦めるか・・・
768 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 04:59:33.17 ID:ZwN5X4hG0
俺は全講義あきらめてるぜ。
769 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 05:00:02.61 ID:T3VV73Fa0
俺は単位すら諦めても良いとおもっている。
770 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 05:00:20.27 ID:cL6fKE0s0
771 :
朝雪(職業:お持ち帰り屋) ◆W3nVar.bbw :2007/07/12(木) 05:00:22.86 ID:tFQKIivu0
昼の12時まで残ってないかな〜っと希望を胸に寝ようと思うのだが
今日はもう寝るよテストがんばらないといけないし
お前ら後は頼んだ
この新ジャンルはツンでもないしこのギリギリ感がいいね。
774 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 05:03:04.11 ID:cL6fKE0s0
もしかして携帯の人、まとめ見れなくね?
775 :
水銀燈(職業:DIO様代理) ◆/HeFFn4awo :2007/07/12(木) 05:03:35.71 ID:X0Trufn7O
_
,'´r==ミ、
卯,iリノ)))〉
/`-|l〉l.゚ ー゚ノlノ\ >頼まれたわぁ。後はまかせなさぁい。
レ´V|!/'i)卯iつVヽ!
''y /x lヽ
l†/しソ†|
lノ レ
776 :
朝雪(職業:お持ち帰り屋) ◆W3nVar.bbw :2007/07/12(木) 05:04:50.13 ID:tFQKIivu0
残ってることを望んで寝る・・・
777 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 05:05:16.75 ID:ZwN5X4hG0
奇跡を起こす保守
778 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 05:05:34.55 ID:mmYabItJ0
保守
779 :
◆HOSHUzuVrk :2007/07/12(木) 05:06:51.92 ID:56j9SBxW0
保守
780 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 05:07:04.08 ID:HL5QyLz70
そうして、ある日の深夜。
電話が。鳴った。
…母君から、だった。
「…お久しぶり、です」
「…えぇ。お久しぶりですね」
「…あの…俺…」
「…ううん。何も。言わないで下さい。
あなたは、あのコに掛け替えの無いものを与えてくれたと思うから」
そうして手渡されたのは、一通の手紙。
「…これ、は?」
「…あのコが、あなたに、と」
それは小さな、白い封筒で。
とても小さな、白い綺麗な封筒で。
うおおおお目が痛ええええええ
・・・たぶん寝不足のせいじゃない・・・ですよ?センパイ?
>>19
783 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 05:08:22.38 ID:ZwN5X4hG0
鬱エンドなら泣きながら講義に行く。
784 :
◆HOSHUzuVrk :2007/07/12(木) 05:09:25.81 ID:56j9SBxW0
785 :
水銀燈(職業:DIO様代理) ◆/HeFFn4awo :2007/07/12(木) 05:09:59.13 ID:X0Trufn7O
_
,'´r==ミ、
卯,iリノ)))〉
/`-|l〉l.゚ ー゚ノlノ\ >wktkしすぎて頭イカれそうだわぁ
レ´V|!/'i)卯iつVヽ!
''y /x lヽ
l†/しソ†|
lノ レ
786 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 05:12:13.45 ID:ZwN5X4hG0
保守
787 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 05:12:25.03 ID:enlFZUopO
>>780 電話なのに何故手渡しで手紙が?
怖いなw
788 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 05:13:35.63 ID:ZwN5X4hG0
>>787 電話で連絡して、それからどっかで会ったんだろ。
常識的に考えて
789 :
◆wktk/lDY32 :2007/07/12(木) 05:13:44.76 ID:56j9SBxW0
wktkしつつ保守
790 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 05:15:08.33 ID:cL6fKE0s0
>>781 そうか・・自分の携帯で行ったら表示できませんてでたから
791 :
水銀燈(職業:DIO様代理) ◆/HeFFn4awo :2007/07/12(木) 05:18:43.34 ID:X0Trufn7O
保酒
792 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 05:20:24.65 ID:8Oe3qz28O
論文よりもこっち優先!!!
保守
保守
794 :
◆HOSHUzuVrk :2007/07/12(木) 05:20:40.54 ID:56j9SBxW0
私はもう寝ます…保守の方…よろしく…
脱水症状だ
795 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 05:20:57.29 ID:mmYabItJ0
保守
796 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 05:21:20.96 ID:ZwN5X4hG0
保守
797 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 05:21:32.85 ID:HL5QyLz70
震える手で、封を、切る。
…そこにはあの頃と全く変わらないアイツの文字が並んでいた。
【セーンパイっ。お久しぶりです。元気、してますかっ?
それと、ですね。こんな手紙、お母さんに頼んでごめんなさいです。
本当はすごく迷ったんですけど、でもそれだとチキンなセンパイは引きずってしまうと思ったからw
だから、ちょっとだけズルしちゃってもいいですか?w
あのね、センパイ。
センパイはは自分の事でよく悩んでいたけれど。
センパイは本当はすごく優しくて、そっと心を暖めてくれるような人なんですよ?
このあたしが言うんだから間違いないですっ。
…だから、そんなセンパイと一緒に居られて、あたしは本当に幸せでした。
センパイと知り合えなかったら、あたしの青春、すっごく灰色だったと思いますもんw
あの日、センパイがあたしの事好きでいてくれるって言ってくれて…本当に、本当に嬉しかったです。
でも、だから。そんなあたしを幸せにしてくれた優しいセンパイだから。
だからこそ、センパイには、幸せになって欲しい。
誰かの事を。あたしじゃない誰かの事を、幸せにしてあげて欲しいです。
あ、これは、あたしからの、宿題ですからっ。
常識的に考えて今度は三角じゃ許さないですよ?w
じゃ、センパイっ。
ちょっとだけお先に失礼しますね。】
798 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 05:23:26.10 ID:56j9SBxW0
ぁぁぁ…
799 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 05:23:41.88 ID:ZwN5X4hG0
うそだろ……嘘だと言ってくれ
800 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 05:24:06.40 ID:cL6fKE0s0
>お先に失礼しますね。・・・・・・
まさか!!
いやいやいやい・・・・
801 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 05:25:05.74 ID:T3VV73Fa0
あれ……目が痒い……
802 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 05:25:44.01 ID:8Oe3qz28O
ガチで…画面が…滲む…
やめろぉぉぉぉぉあぁぁぁぁぁぁぁあたのむぅぅぇぇぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
_
,'´r==ミ、
卯,iリノ)))〉
/`-|l〉l.゚ ー゚ノlノ\らめぇぇぇ!!!!!!
レ´V|!/'i)卯iつVヽ!
''y /x lヽ
l†/しソ†|
lノ レ
805 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 05:26:35.69 ID:ZwN5X4hG0
こんなテンションで大学いけねーよ。
806 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 05:27:46.39 ID:HL5QyLz70
【追伸: 天国で待っています 】
「ッッッ…!!!! うぁ…ッッッ……ああああああッッッ!!!!」
俺は母君の前で。
ひと目もはばからずに泣いた。
全身の水分が流れ出てしまうのでは無いかというほどに。
頭の中はグルグルと色んな事が混ざり合っていた。
けれど。
心の中心ではたったひとつだけ。
くすぶる事の無い、たったひとつの、想い。
俺も。オマエに会えて、良かった―――
807 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 05:27:47.17 ID:cL6fKE0s0
よし、みんなで大学休もう、ね?
>>805 >>790 そうなの??ドコモですけどバッチリ見えますよー。
ssっていうところを押したらこのスレのまとめに飛んでくれましたわー。
いやーホント途中参加のオレには嬉しすぎますわ。
こちらのサイトは
>>790さんが作ってくれたんですよね?
ホントありがたいですわ。
ありがとう。
809 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 05:28:12.82 ID:cL6fKE0s0
いやあああああああああああああああああああああああああああああ
らめぇええええっぇぇえぇっぇぇっぇぇ
わせdrうぃfじょpgtr
810 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 05:28:47.27 ID:T3VV73Fa0
俺はこのスレに会えて、良かった。
811 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 05:28:55.78 ID:56j9SBxW0
>>806 うぁ…ッッッ……ああああああああああああああああああああああああッッッ!!!!
812 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 05:29:17.00 ID:ZwN5X4hG0
ああぁぁぁぁああああああ
813 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 05:29:46.74 ID:HL5QyLz70
それからいくつかの星が巡り。
ある男が家族に看取られて死んだ。
814 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 05:30:00.70 ID:to1NNQM20
>>746 乙
水を差すようで悪いが最後まで責任をもってまとめるんだぞ
815 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 05:30:00.97 ID:OrR87JTH0
……画面が見えない……
816 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 05:30:18.16 ID:56j9SBxW0
>>19から始まった物語が…もう800突破しましたよ…
817 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 05:30:19.70 ID:CJmT+nRdO
テラカナシス
818 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 05:31:04.16 ID:mmYabItJ0
俺はこのスレを忘れないぞ
819 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 05:31:27.16 ID:cL6fKE0s0
820 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 05:32:01.61 ID:ZwN5X4hG0
名スレ、だがだがしかし………
やっぱり殺したか
822 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 05:33:26.75 ID:T3VV73Fa0
む、男というのは打ち間違い?
823 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 05:33:57.64 ID:cL6fKE0s0
TRUE ENDを所望します!
これは、桜のNORMAL ENDなみに鬱だ・・・
実験あるから大学やすめねぇ・・・泣きながらいってやる
825 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 05:34:13.21 ID:56j9SBxW0
>>822 たぶん数十年後・・・ってことかな・・・
826 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 05:35:04.25 ID:8Oe3qz28O
今日大学行く自信なくした…
827 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 05:36:06.26 ID:HL5QyLz70
「…よぅ、久しぶり。」
「はいっ、お久しぶりですっ」
「随分、待たせちまったかな?」
「いえいえ。結構あっという間でしたよ?」
「そうなのか? 俺にしたら結構長かったんだけどな」
「あー、昔の彼女を思い出して泣いた夜もありましたねぇ?w」
「…ってなんでオマエ知ってんだよっ!」
「…あれ、ホントだったんですか?」
「…ッー…なんかオマエ、しばらく見ない間にあやつりレベル上がってね?」
「そりゃもー、日々精進ですから。でもこのスキル、特定の人にしか発動しないんですけどね?w」
828 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 05:36:56.40 ID:56j9SBxW0
ぁぁぁ・・・なんて天国エンド…
>>814 常識的に考えて会話してくれ
盛り上がってる最中だぞ
830 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 05:37:34.09 ID:T3VV73Fa0
831 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 05:38:14.68 ID:ZwN5X4hG0
832 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 05:38:39.02 ID:56j9SBxW0
何て言ったらいいんだろ
834 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 05:41:30.23 ID:fRcH4dJA0
オデノルイセンハモウボドボドダ…
ザヨゴーッ!!
835 :
◆HOSHUzuVrk :2007/07/12(木) 05:43:56.62 ID:56j9SBxW0
保守…なんだぜ…
836 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 05:45:05.35 ID:ZwN5X4hG0
保守…だな…
837 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 05:46:41.10 ID:8Oe3qz28O
なんとか大学行くぜ…
保守
838 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 05:47:01.33 ID:HL5QyLz70
「じゃ。ま…、行きますか」
「…はい。行きましょっか」
それは、心より穏やかで。
「でもさー。オマエだってさっさと行っちまったクセに、なんだかんだで待っててくれたんだろ?」
「うー…そりゃまぁ、そう…ですけど。」
「被告人、それは何故なのかね?」
「うぁー! なんかイジワルレベルが上がってますー!」
「いいから、ほら、答えろよ?w」
それは、俺が大好きだった笑顔。
「むー…、センパイのイジワルに耐えられるのはあたししか居ないからですっ! 常識的に考えてっ!w」
終
839 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 05:47:11.55 ID:56j9SBxW0
840 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 05:47:24.71 ID:cL6fKE0s0
俺、3時限目くらいまであきらめる
ほしゅ
うぁぁぁぁぁぐっじょぶべぶべ。
843 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 05:48:10.05 ID:2duXpRxq0
今日生物の試験、一切手つけてねぇのに
これだから困るんだ
魚大おおおおおおーーーーーーーーー、
ありがとおおおおおおーーーー
>>19、乙乙乙!!!!!!!
845 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 05:48:21.52 ID:ZwN5X4hG0
846 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 05:48:26.39 ID:56j9SBxW0
ああああああああああああああああお疲れ!!!!!!!!!!
感動をありがとう………
847 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 05:48:30.78 ID:DoqTCqS+0
乙
GJ
お疲れ様
849 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 05:49:15.59 ID:OrR87JTH0
乙かれ
もうこうなったら今日は
仕事休むしかないだろ・・・・常識的に考えて・・・・
851 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 05:49:55.87 ID:8wuDqcEtO
超乙!!!!!!
こんなに泣かせやがって…
852 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 05:50:06.33 ID:xGXW5V3PO
乙かれーーーー!
お前すごいよ常識的に考えてーーーー!
853 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 05:50:28.10 ID:T3VV73Fa0
乙、
常識的に考えて、お前はすごい
854 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 05:50:38.09 ID:56j9SBxW0
これは近年稀に見る良スレ
855 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 05:50:40.96 ID:fLEQPHYd0
ホントお疲れ様です
856 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 05:51:17.78 ID:HL5QyLz70
>>19の数字にちょっと引いたwwwwww
鬱っぽいエンドでサーセン
ただ、最初に
>>1を見た時に一番最初に浮かんだのがこれだったんだ
読んでくれた奴ら、本当にありがとう
857 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 05:51:34.05 ID:8Oe3qz28O
>>19 本当に乙です!!!
このスレにあえてよかった!!!
ありがとうございます!!!
>>839 サンクス!頑張るぜ!!!
なんか生きる希望が沸いてきたーー!!!
858 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 05:51:42.16 ID:mmYabItJ0
感動をありがとう、この一言につきる
859 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 05:52:03.31 ID:cL6fKE0s0
乙
860 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 05:52:23.83 ID:ZwN5X4hG0
乙
861 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 05:52:45.80 ID:xGXW5V3PO
書き始めたのが13時だから
17時間書き続けですか!!
862 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 05:53:11.48 ID:56j9SBxW0
_
,'´r==ミ、
卯,iリノ)))〉
/`-|l〉l.゚ ー゚ノlノ\永久保存しておくわぁ。
レ´V|!/'i)卯iつVヽ!
''y /x lヽ
l†/しソ†|
lノ レ
864 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 05:54:34.62 ID:56j9SBxW0
865 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 05:54:55.13 ID:3Tn4UBT/0
ID:HL5QyLz7ってスレ乗っ取りでうざくね?
超むかつくんだけど!
最低限ルールとかあるだろ、常考・・・。
こんな糞小説だらだら続けやがってよ
ウザィったらないわ
866 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 05:55:18.68 ID:iN/++gkDO
ほんとうにありがとう!常識的に考えてやばい
おつかれさまです
ありがとう
867 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 05:55:37.10 ID:fRcH4dJA0
おつおつおつおつ!
868 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 05:55:45.39 ID:9lD+sWQl0
_ρ_
/ ⊥ \
|____|
‖∧ ∧¶ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
( ゚∀゚)/ <タクシー
/ / \_____________
〈 (
∫ヽ__)
U U
| ̄ ̄ ̄ ̄|
\__人__/
869 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 05:55:57.48 ID:ZwN5X4hG0
870 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 05:55:58.23 ID:56j9SBxW0
ID:3Tn4UBT/0って糞レスしてうざくね?
超むかつくんだけど!
最低限ルールとかあるだろ、常考・・・。
こんな糞レスしやがってよ
ウザィったらないわ
871 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 05:58:03.11 ID:iN/++gkDO
872 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 05:58:31.50 ID:enlFZUopO
>>865 まったく汚らわしい。VIPから去れゲス野郎
873 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 05:59:08.62 ID:eNN1FURj0
874 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 05:59:51.25 ID:HL5QyLz70
あ、それと全くの私信なんだが、とらいんの漫画描いてる人にもありがとう
俺、一年前ぐらいはちょいちょいSS書いてたんだが、最近全然やってなかったんだ
でも、あの漫画見て、昔に書いたキャラが絵で動いてんの見たら嬉しくて、また書いてみようかなって思った
そんだけなんだけどね
875 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 06:00:12.77 ID:nkjLF/Po0
ここで
女「あー、死ぬかと思いました」
876 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 06:00:19.55 ID:ZwN5X4hG0
877 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 06:01:28.80 ID:56j9SBxW0
>>876 きっとID:3Tn4UBT/0に対して
878 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 06:01:46.42 ID:nkjLF/Po0
なんとSS経験者だったのか
乙
879 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 06:01:51.64 ID:PgOWPY5lO
880 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 06:01:53.96 ID:9lD+sWQl0
現世で報われなかった感が残ってしまう俺は、
まだまだこの世に未練がありすぎだな。
この世に生きて永久に共に歩むことは、どこかで必ずできなくなってしまう。
そんなことを考えてしまう、何とも言えない読後感があるな。
きっと、ただこのひとときの別れは早すぎた、というだけのことなんだろう。
だが俺たちはこの世で愛する人とずっと一緒にいられることを願って、日々歩いている。
そのことの切なさと、そして愛おしさを、物語の中の二人は教えてくれる。
別の結末がほしかった気もするが、それと引き替えに大切なものをもらった気がする。
物語の二人と、そしてそれを綴ってくれた人に、ありがとうの言葉を。。。
882 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 06:03:20.75 ID:56j9SBxW0
>>872 かわいそうに、携帯からだと気付けないね
884 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 06:04:17.81 ID:enlFZUopO
誤爆した。
ID:3Tn4UBT/0に対してな
885 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 06:04:46.54 ID:GBa0wwts0
DQN女と死闘を繰り広げる
出会い系で会った女にクンニして帰る
ヒモになり鬼畜の限りをやりつくす
こんな青春を送った俺にはまぶし過ぎるスレだろ・・・常識的に考えて・・・
>>882 今書いたw
別の新ジャンル書きながらコレ読んでたから、俺、頭湧いてんだ…orz
さっきから胸がズキズキ痛くて困ってんだ。
ちくしょう…(えっぐ…
887 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 06:06:02.76 ID:56j9SBxW0
888 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 06:06:34.70 ID:9lD+sWQl0
>>884 うん、だから俺が聞きたいのは
どこを縦読みすればいいの?
889 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 06:07:26.93 ID:ZwN5X4hG0
>>884 これを言うのはマナー違反かも知れんが、縦読みですよ。
890 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 06:08:15.98 ID:9lD+sWQl0
>>889 バラした方が幸せになれるときもあるってことさ。GJ!!
892 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 06:09:24.67 ID:56j9SBxW0
>>886 すげぇよ…もう俺泣きっぱなし
個人的に小説だけを抽出してたら
【追伸: 天国で待っています 】
が目に入ってまた泣いた俺。どんだけ泣けば気が済むんだ…
感動するだろ、常識的に考えて
894 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 06:12:03.51 ID:xGXW5V3PO
さて、そろそろいつもの非常識な生活に戻るか
895 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 06:12:44.84 ID:4+TIvNFfO
ありがとう、また人生頑張れそうだ
896 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 06:13:00.09 ID:56j9SBxW0
じゃあそろそろHTML化して保存するかな…
897 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 06:14:22.91 ID:iN/++gkDO
非常識的にこの時間から寝るかなw
898 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 06:16:05.39 ID:9lD+sWQl0
899 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 06:16:50.49 ID:enlFZUopO
ごめ。メガネが曇ってた。・゚・(ノД`)・゚・。
900 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 06:18:49.01 ID:ZwN5X4hG0
常識的に二人の幸せを祈るかな。
901 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 06:20:50.98 ID:9lD+sWQl0
902 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 06:21:14.72 ID:PgOWPY5lO
このSSを読んでて
GLAYの夏音
が脳内再生されてんだぜ
まぁ俺がグレヲタだからなんだけどね
903 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 06:25:01.57 ID:8Oe3qz28O
新ジャンルスレでここまでのクオリティーは初めてだよ…ホントお疲れ様です。
また貴方の作品読みたいなぁ…
904 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 06:27:52.73 ID:mUCGXAfJO
あぁ、残ってた……保守人のみんなほんとありがとう
それから
>>19乙カレー
vipでこんな泣かせるとか
>>19神すぐるだろ……常識的に考えて
905 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 06:30:31.99 ID:PIgH+mDmO
今追いついた、もうね、鬱。
「主人公が死ねば悲劇。奇跡を起こせばドラマ。」とは言ったもんだが、しかし、このスレである。
現代における超商業主義的な…悲劇の大安売りとあまり変わらないストーリーなはずなのに、女の健気すぎるほど健気な心や人に迷惑をかけないようにする心にもう…。素直に言葉に出来ませんww
最後に素数(rywww
P・S この先、こんな子に出会いたい。
これはイミフやカジ速あたりにでも載るべきだろ常識的に考えて
907 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 06:32:28.31 ID:Zc2CXCz3O
今のVIPとは思えない
お疲れ様
このスレに出会うために俺はvipに来ただろ…常識的に考えて…
909 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 06:36:29.40 ID:WOJqqrdhO
( ;∀;)イイハナシダナー 乙カレー
保守してくれてた方々(特にテスト組)も乙&超ガンガレ
910 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 06:43:38.44 ID:56j9SBxW0
トイレでまた泣いた…何度読み返しても泣く…
911 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 06:43:57.40 ID:63ae4Yi7O
乙!だがしかし、なんなんだ!?この胸モヤモヤ感は?
912 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 06:45:07.74 ID:GyC5g7Qy0
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ●)(●)
. | (__人__) 主人公は俺だろ・・・
| ` ⌒´ノ 常識的に考えて・・・
. | }
. ヽ }
ヽ ノ \
/ く \ \
| \ \ \
| |ヽ、二⌒)、 \
913 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 06:46:17.35 ID:3DXsawUYO
何か大事なものを取り戻した気がする
914 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 06:46:24.58 ID:ZwN5X4hG0
915 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 06:46:30.16 ID:cL6fKE0s0
もう寝てもいいかな。まとめあんな感じでいいかな?
916 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 06:47:06.55 ID:HL5QyLz70
>>910 書いてる時から思ってたが、泣きすぎじゃね? 大丈夫か?w
>>912 お前がナンバーワンだ
917 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 06:48:27.45 ID:cL6fKE0s0
>>915 ちょうどいいとこに、もうこのスレに投下する予定はないですか
918 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 06:48:55.42 ID:cL6fKE0s0
919 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 06:49:07.82 ID:HL5QyLz70
>>917 ういっす、ないっす
お疲れ様っす
あと寝た方がいいっすよwwwww
920 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 06:50:32.28 ID:cL6fKE0s0
ここまで来たら
>>1000まで起きとくしかないな、常識的に考えて・・・・
921 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 06:51:44.11 ID:ZwN5X4hG0
あと80だな1000まで。
922 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 06:52:35.39 ID:mUCGXAfJO
>>912 残り時間100レス無いぜ?
新ジャンルはパート化しちゃいかんだろう……常考
やるなら別で立てようぜ
923 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 06:54:50.79 ID:keirdTc9O
別にもいらんだろ。
この新ジャンルはナイスなひとりの書き手がいたから
なりたったわけだし。
完結したんだし。
涙止まんないだし(:_;)
924 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 06:54:59.38 ID:WOJqqrdhO
さて・・・残り少ないレス数でなにする?
925 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 06:55:37.47 ID:HL5QyLz70
じゃあちょっとつまんない話でもするか
新ジャンル「これも新発見です」だろ・・・常識的に考えて…
927 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 06:58:26.11 ID:WOJqqrdhO
新ジャンル「素数」
>>925 おまいが言うか!w 常識的に考えてwww
929 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 06:59:41.00 ID:ZwN5X4hG0
930 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 07:00:04.35 ID:OSc+dLXuO
ねこつん思い出した。乙
931 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 07:00:28.41 ID:8Oe3qz28O
932 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 07:00:37.64 ID:HL5QyLz70
俺の知り合いの話なんだけどさ
ソイツ、昔から体が弱くてさ。身長も148pぐらいしかなくて
人に心配かけるのを極端に嫌う女だった
俺は会う度に「元気か?」って聞くんだけどいっつも「元気だよ?」としか言わねーのよ。明らかに顔色めちゃくちゃ悪いじゃねえかっつの
ちなみに俺が妙な属性とか披露すると 「ロリコンだとは思ってたけど、ショタもイケルのかよwww新発見だなwww」 とかよく言ってたわ
でもさ、俺はソイツの事がすげー好きになってしまって
そんな風に人に心配されないように生きていこうとするソイツがもうカッコよくてしょうがなかったのね
あんだけ本気で人を口説いたのは初めてだった
さて、12時前後にログとってからついさっき起きたオレに三行で状況を説明してくれ
934 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 07:01:39.81 ID:Nie35ZCp0
これは・・・
935 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 07:03:59.38 ID:HL5QyLz70
そんでようやく付き合ってもらえる事になったんだけど
もう1から10まで、ソイツの事を甘やかしたのね
今まで精一杯頑張ってきたソイツだから、俺だけは出来るだけ甘やかしてやろうって粋がった
でもさ、それが間違いだったんだよ
今考えるとその時の俺は本気でバカだった。糞のゴミみたいなバカだった
気付いたらさ。ソイツ、俺が側に居ないとメシも食えなくなっちゃってて
依存症っていうのか、よく分からんのだが、精神が病んじゃったんだろうね
936 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 07:04:12.60 ID:keirdTc9O
…まさか?
937 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 07:04:24.30 ID:PBHW9OfZ0
くっそおおおおおおおおおおID:HL5QyLz70は鬱しか書けない厨ニ病かよおおおおおおおおおお
俺もだけどorz
939 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 07:07:02.19 ID:MInDB+5x0
。・゚・(ノД`)・゚・。
940 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 07:09:16.33 ID:HL5QyLz70
俺は何度もソイツと話し合ったんだけど、結局別れる事になった
別れるっていうより、一方的に捨てたっていう方が適切だったかも知れんけど
すげー好きだったけど
俺は側に居ちゃいけないとか思った
その後、新しい彼氏が出来て、その人とお店始めたとかって連絡が来て
正直落ち込んだっちゃ、落ち込んだんだけど
その後もたまーに連絡取ってたんだけどさ。ある日ふとした時、ソイツが、
「あの時、あたしの事振ってくれなかったら、ダメになってたよね。ありがとう」
とか言って笑うのな。それはガチで心が軋んだ
941 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 07:09:16.94 ID:d+B8CfdQO
どこを立てよ(ry
942 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 07:09:42.74 ID:m2yx+gClO
つれぇぇぇぇぇ……
943 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 07:10:29.37 ID:8Oe3qz28O
これ以上はヤバイと思いつつ、止めれない俺ガイル…wktk
944 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 07:10:34.94 ID:ZwN5X4hG0
もう、なんて言ってよいか。
945 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 07:11:40.84 ID:bnUmS/Ry0
たった3レスで朝っぱらから鬱な気分にさせるとは・・・やるじゃねぇか
946 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 07:13:11.59 ID:m2yx+gClO
もしかして実態験だったのか…
947 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 07:13:46.05 ID:mJxWGNkI0
いい出会いしてるじゃねぇか・・・俺なんてDQ(ry
948 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 07:14:51.50 ID:HL5QyLz70
そんで今年の4月にソイツが死んだ。24だぜ? 若すぎだろwww
葬式に行ったら、ソイツのかーちゃんが俺に向かってありがとうとか言うのよ
今の彼氏がすぐ側に居るのにだぜ?www
あの時、あなたが居てくれなかったら、あの子はここまで長く生きれなかったとか言ってさ
俺のどこを見てそういってくれたのかは、今でも分からんのだけど
結婚の約束までしたのは俺の人生で今の所、アイツだけだったりする
並んで歩いてる時、白くて妙に小さな手を、いつも俺のコートのポケット突っ込んでたアイツだけ
そんなつまんねえ話
949 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 07:15:36.97 ID:keirdTc9O
うわぁぁぁぁぁん!!(┬┬_┬┬)
950 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 07:15:48.12 ID:PmqF1ellO
今起きた。筆者乙。久し振りに泣いた
951 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 07:16:15.75 ID:ZwN5X4hG0
泣きますよ、滂沱の涙でPC浸水で破壊しますよ。
952 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 07:16:31.88 ID:cL6fKE0s0
この話もまとめるの?
953 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 07:17:05.88 ID:Fcf138P10
うつだぜちくしょおおおおおおおおおお
954 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 07:17:05.87 ID:PgOWPY5lO
>>948 あんたって人は…あんたって人はああああああぁぁぁぁぁぁ
こう二度も涙腺を緩ませてくれる書き手は初めてだ…
956 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 07:17:38.55 ID:HL5QyLz70
>>952 いや、すまん、やめといてくれると嬉しいwww
957 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 07:17:57.36 ID:WOJqqrdhO
( ;∀;)
958 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 07:18:28.30 ID:m2yx+gClO
959 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 07:20:01.01 ID:cL6fKE0s0
960 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 07:20:18.65 ID:LT1u7GS8O
PCがなんか規制中で書き込めないから携帯厨でスマン
筆者、本当に乙!!!!実体験踏まえてたのか・・・(つД`。
思わず携帯から書き込もうと思っちまうスレは初めてだわ
961 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 07:23:07.52 ID:EoNb4kcnO
いつも糞みたいな奴ばっかりのVIPだけどたまにこういう何かに秀でた奴がいるからやめられない
で、この話はマジなのか
死ぬとこまで実話かよ…。そりゃねぇぜMy God…orz
スレタイ見るなりこの結末までプロットが仕上がるのって変だなって思ってたんだが、
今のおまいにはこのストーリーしかなかったという理由が理解できたよ。
この世で永遠を誓うのは儚くて切ないことだけど、
でも、俺たちはそれを力一杯望んで生きてくんだな。
つまんねぇことだけど、こんな面白いことってないよな。
963 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 07:23:28.15 ID:bnUmS/Ry0
残り40切りました
一気に埋めちゃって最後の話は俺らの心の中だけにとどめるようにしとこうぜ?
964 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 07:23:43.42 ID:Fcf138P10
>>956 いいや、限界だ!!まとめるねっ!!!
一生脳内保管しといてやるぜこんちくしょおおおおおおお
965 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 07:23:47.26 ID:1ViV4qh7O
とりあえず、今更だが、筆者ガチで乙!
966 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 07:24:58.17 ID:ZwN5X4hG0
埋めにかかるかい?
>>961 それ以上の詮索は野暮ってもんだぜ
常識的に考えて
968 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 07:26:08.39 ID:33+6oBwI0
俺の涙腺ぶっ壊した罪は重い。
全力でご冥福をお祈りします。
969 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 07:26:10.81 ID:bnUmS/Ry0
1000は是非ともスレ主に持っていって戴きたい
970 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 07:26:20.66 ID:qtZVFIo80
今沖田
筆者&保守してくれた人乙!
971 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 07:26:25.36 ID:m2yx+gClO
すまない……
俺はまだ、すぐ側にいる人が消えてしまうって事は
まだ無いから涙は出なかった
ごめんな…
それで君はもう、恋する事は無いんだろうな。多分
だって、別れた彼女は最愛に愛していたんだろ?
とりあえず、今更だが、筆者の元カノさんも乙!
常識的に考えて、彼女は幸せだったに違いないんだぜwww
ちくしょうMy God!!!orz
973 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 07:27:51.86 ID:33+6oBwI0
>>971 これで立ち止まって恋しなかったら、
その彼女が浮かばれんだろ。
幸せになるべき。
って俺キモッwwwwwwwwwwwwww
974 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 07:27:58.04 ID:ZwN5X4hG0
スレ主じゃなくて:HL5QyLz70が1000だろ常識的に考えて
975 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 07:28:00.06 ID:bnUmS/Ry0
>>971 人の一生は長いから、一つの恋がどんな終わり方だろうとそれに縛られる必要は無いと思うんだぜ?
976 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 07:28:12.69 ID:AMoWM0dYO
感動した
977 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 07:28:32.36 ID:Fcf138P10
さぁ、このスレもさっさと思い出に変えちまおう
なごりおしいがね(´・ω・`)
978 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 07:29:11.95 ID:3UB+i2HeO
俺の彼女も俺に依存してる
精神クリニック通ってるし
甘やかすだけじゃダメだな
なんかありがとう
考えてみるよ
>>19、最高だった
979 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 07:29:14.74 ID:EoNb4kcnO
裏話聞いたあとだと微妙に不謹慎ぽいけど
このセーブデータ俺にくれよ
こんな人生俺も歩みたいだぜ
980 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 07:29:18.54 ID:ZwN5X4hG0
思い出をありがとう乙
981 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 07:30:37.62 ID:bnUmS/Ry0
心的外傷で女が怖いオレが埋め
982 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 07:31:30.68 ID:m2yx+gClO
書き込みが無いな
思いだし過ぎて泣いてんのかな…
983 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 07:31:49.41 ID:qtZVFIo80
名残惜しいけど埋め
984 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 07:32:06.30 ID:33+6oBwI0
kskできない俺ガイル
985 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 07:32:07.56 ID:YQdCk34f0
今更だが読ませてもらった…乙
986 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 07:32:12.91 ID:bnUmS/Ry0
>>974 え?このスレの一番の功労者って意味のスレ主ってことだったんだが・・・
このスレの涙腺ブレイカー強すぎだろ
常識的に考えて・・・うっ・・・
988 :
フジコ・O・マン子 ◆Pnn67kcAoc :2007/07/12(木) 07:32:13.15 ID:POq2aP+/0 BE:152282423-2BP(6072) 株優プチ(hack)
989 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 07:32:32.48 ID:Fcf138P10
一歩を踏み出す梅
990 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 07:32:41.50 ID:PmqF1ellO
また恋がしたいな・・・
うはwww俺キメェwww
991 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 07:32:47.44 ID:HL5QyLz70
なんか俺まで泣けて来たなwwww
自分で書いといて泣くとかバカかとwwwwwww
992 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 07:33:00.81 ID:eNN1FURj0
筆者乙です
埋め
993 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 07:33:10.06 ID:Fcf138P10
作者乙かれー 皆もおつかれー
鬱であったかい気持ちのままお別れだ
また、どこぞで会おう(´・ω・`)ノシ
994 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 07:33:24.20 ID:mJxWGNkI0
ぶっ壊れた俺の恋愛感浄化埋め
995 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 07:33:26.24 ID:m2yx+gClO
途中からだったけど良かったぜ!
それから良い人生歩んでけ!
やっと追いついた。
午後5時位までこのスレには残ってて欲しいw
だれかdatでくれないか?
997 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 07:33:47.10 ID:8Oe3qz28O
携帯だからラスト書きにするぜ。
>>19がそんな人生送ってたなんて、俺とえらい違いだな…なんか自分が恥ずかしくなった。
なんかさっきから同じことしかいってないが、ありがとう。
今日、このスレは忘れられねぇわ。保守してくれたみんなもありがとう。んじゃ、この辺で…ノシ
俺も誰かを幸せにできるように頑張るぜ!!!
998 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 07:33:48.74 ID:33+6oBwI0
999 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 07:33:57.39 ID:3amF6/a20
マジレスの嵐
1000 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/12(木) 07:33:59.18 ID:DoqTCqS+0
1001 :
1001:
* + 巛 ヽ
〒 ! + 。 + 。 * 。
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(´∀` / / + 。 + 。 * 。
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