俺が子供だった頃、不思議なことがあった

夏休みだった。
俺は6時に起きてラジオ体操に行った後、家に帰って二度寝をした。
朝の涼しいうちに宿題をすませない、という母親の小言は覚悟していた。
それを合図にして起きだそうと思っていた。

これがいわゆる本質的糞スレか

完

早く早く

母「朝の涼しいうちに宿題をすませない」

1で全部書けよ。

暑くて目が覚めた。
汗で気色悪く濡れたパジャマを脱ぎ散らかしながら時計を見ると、
丁度12時を指していた。
違和感を感じた。母親はいつも必ず、9時には俺を無理矢理起こすはずだった。
静まり返った家の中でしばらく立ち尽くす。静か過ぎた。
外から聞こえるセミの声だけがやけに大きく響いていた。

違和感って感じるものなんすかｗｗｗｗｗｗ

これはwktk

期待

台所や洗面所、ベランダを探しても母親はいなかった。
弟も見当たらなかったが、どこかに遊びに行ったのだろうとその時は思った。
窓の風鈴がチリンと鳴って、生温かい風が部屋を通り過ぎた。
俺はリビングの椅子に座って、とりあえず母親が帰って来るのを待つことにした。

>>1
文才あるな

さぁさぁ続きはまだかね？

1時間がたった。
朝飯も食べていなかった俺は、かなり空腹を覚えていた。
冷蔵庫を開いて、魚肉ソーセージを食べた。
ついでにチューペットを取り出すと、それをくわえたまま家を出た。

＞魚肉ソーセージ
＞チューペット





アッー！！！

これは…
続きｗｋｔｋ

外に出るとむわっとした熱気が俺を包んだ。
遠慮の無い太陽が気に食わなかった。セミの声もうるさくてイラついた。
人通りは無かった。いつもは吠えて来る隣の家の犬も静かだった。
何か違った。
変な世界に俺1人、取り残されたように感じた。

wktk

……という夢を見たのさ

これはｗｋｔｋ

遠くの景色が揺らめいて見えた。
だが俺は暑さよりも、ずっと感じている違和感が気になってきていた。
俺の足はいつもの習慣で、幼馴染の家へと向かっていた。
アキラまでいなかったらどうしよう。
嫌な想像だけが段々と大きくなってきていた。

これは今年最高のすれの予感

チューペット食いたくなってきたから買ってくる

なんだ・・・・・幼馴染は男か

そこにはジェニファーの姿が!

幼馴染み=アキラ

ｗｋｔｋ

糞スレだと思ったのに
ｗｋｔｋ

学校で見た、戦争のアニメのことを思い出していた。
夜に急に空襲警報が鳴り、町民が皆防空壕に避難する。
その場面を見ているときに俺が思ったのは、
「俺だけ警報に気付かずに寝ていたらどうしよう」ということだった。
それは滑稽なようでいて、リアルな想像でもあった。
俺はそのことを思うたびに胸がキューっと締め付けられて、いても立ってもいられない気分になる。
泣きそうになっていた。

またなにもせんと去ってったナ、Ｂ

ちょっと期待

わくてか

>>7
＞違和感を感じた。→覚えた
>>14
＞朝飯も食べていなかった俺は、かなり空腹を覚えていた。 →感じていた
逆にするとしっくりくるよ

今日の反戦スレはここですか？

どの家からも人の気配はしなかった。
幼馴染の家は近付いて来ていたが、もう下手な期待はほとんどなくなっていた。
確か母親が、何かあったときの緊急避難所は学校だと言っていた気がする。
だから学校に行ってみようかとも思った。
学校に行ったら皆が集まっていて、「戦争が始まった」などと言う。
それはそれで怖い想像だった。

ｗｋｔｋ

俺は怖くなり､幼馴染みの家へ駆け足で向かった。すぐにTシャツは汗でびしょびしょになった。 俺は幼馴染みの家に着くと､気を使う余裕さえなくなっていた俺はおもむろに短パンのチャックを開くと それを鍵穴に押し込んだ。
違和感は消えなかった。

アキラは女であってほしい

>>37
ｗｗｗｗｗ

>>37
え？ｗｗｗｗｗ

>>37
ちょｗｗｗ

>>37
おまえ>>1じゃねぇｗｗｗｗｗｗ

これはどうやらNO BODYか

>>37

8月32日の事？

>>37は続き書けよ

>>37のカムフラージュ率は８５％

>>37
不覚にも騙された

>>1
続きﾏﾀﾞｰ？

考えているうちに幼馴染の家に着いた。
いつもは勝手に入るくせに、そのときはインターホンを押した。
いくらか期待はした。
アキラが「おう。どうしたん？」と言って扉を開ける。
おばさんが「ほら、はいりはいり」と言って招き入れてくれる、
家の中はクーラーが効いていて、俺とアキラはそこでスーファミをしたり、
計画をたてて裏山に探検に行ったりする。
出来うる限りの日常を想像した。

返事は無かった。

アキラ「わたし最終兵器になっちゃった」

wktk

その時､戸の向こう側で白い何かが動いた気がした｡ あわてて腰を引こうとしたが遅かった。
ブチッとパンツのゴムが切れたような音がして俺のは切れた。
そして､目の前にはキョトンとした顔で立つ幼馴染みの姿があった｡

俺はその時ほっとして泣きそうになった。

多少のためらいを感じながらも俺は幼馴染の家に上がる。
静寂に固められた家の中は他人の家だということもあってひどく排他的だった。
そして俺は静かにパンツを脱いだ・・・。

wktkwktk!!

>>54
ちょｗｗｗ>>1じゃねぇｗｗｗｗｗ

いい加減に鈍い俺も気付きつつあった。
世界から俺とセミ以外の生き物がいなくなっていた。
太陽は相変わらず意味もなく照り付けているのに、
アスファルトは相変わらず熱く焦げているのに、
俺の知っている世界とは似ても似つかない夏の景色がそこにあった。
言葉にならない不安が俺の胸を押し潰そうとしていた。
少しだけ涙が滲んで、それを慌てて拭うと俺は走り出した。
靴の裏を通り越して伝わってくるアスファルトの熱さが、やけに不快だった。

偽>>1多すぎｗｗ

学校も静まり返っていた。
玄関に立って校庭を振り返ると、広い校庭の上で空気が揺らめいていた。
誰もいない校庭は、いつもよりもでかく感じた。

玄関は開いていた。
靴箱で上履きに履き替えようかしばらく迷って、結局そのままで廊下に踏み出した。
どうせ夏休みが終われば大掃除をする。
というかどうせ誰もいない。
真っ直ぐに職員室を目指した。
夏休みは、職員室以外の教室には鍵がかかっている。

ｗｋｔｋ

久々にCROSS † CHANNELしたくなった

ｗｋｔｋが止まらない

　　　　　　　　作詞：俺

職員室のドアは、予想通り開いていた。
誰もいない。ただ妙なことに、クーラーがかかっていた。
「誰か…いますか？」
恐る恐る出した声は少ししゃがれていた。
ウゥゥゥゥンと室外機の音がかすかに響いている。
先生の机の上には麦茶が入ったコップが置いてあり、
ついさっきまで人がいたような雰囲気があった。
「誰かいるんですか？」
俺はもう一度声を上げた。当然のように反応は無かった。

激しくｗｋｔｋ

ワクワクテカテカ

その時だった
突然あたりが真っ暗になった。
突然の事に驚いて足が動かない。
早くここから逃げなければ・・・そう思った瞬間だった。
突然の爆発音と共に橙色の淡い光が数個目の前に現れた。
「ひろし、お誕生日おめでとう！」

>>66
不覚にも（ｒｙ

職員室の前に着き、俺は周りを見渡すと急いで鍵穴にそれを入れた。 夏の日差しに当たっていた鍵穴はひどく生暖かった。それがとても不快だった。
しばらく出し入れしていたらカチッと音がして職員室の戸の鍵が開いた。
あわてて足元に落ちたズボンを履くと俺はそっと中を見渡した。

>>68
ｗｗｗｗ

職員室のテレビをつけてみたが、どのチャンネルも砂嵐で映る気配は無かった。
試しに電話をかけようとしてみたが、繋がっていなかった。
いよいよ俺は本格的に泣きそうになっていた。
時計は3時過ぎぐらいを指していたと思う。
いつもなら遊びまわっている時間だった。
どうすればいいのか分からなかった。
俺はしばらく涙をこらえながら立ち尽くした後、職員室を後にした。

http://8607.teacup.com/mjagtm/bbs

wktk

　　　 ｎ＿ｎ
　　　 (=ﾟдﾟ)＜やらないか
　　　 / ､_/
　 /i / ｕｕ
　ヽＹ　 /
　 `-ｕｕ

　 　　　　 　 　 ＿＿＿_ 　　 　　　 ） 『 現実にかめはめ波撃ったらどうなるの？』っと、
　　　　　　　 ／⌒　　⌒＼ 　　　　 )
　　　　　　／（ ●） 　（●） ＼　　 　)／⌒Y⌒Y⌒Ｙ⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Ｙ⌒Y⌒Y丶
　　　　 ／ ::::::⌒（__人__）⌒::::: ＼
　　　　|　　　　　　|r┬-|　　　　　|
　　　　 ＼ 　 　 　 `ー'´ 　 　 ／
　　　　　ノ　　　　　　　　　　 　＼
　　 ／´　　　　　　　　　　　　 　　ヽ 　 　 　 　 　 　 　 　 カ
　　|　　　　ｌ　　 l||l　从人 l||l 　　　　 l||l 从人 l||l 　 カ 　 　タ
　　ヽ　　　 -一''''''"~~｀`'ー--､　　　-一'''''''ー-､. 　 　 タ
　　　ヽ ＿＿＿＿(⌒)(⌒)⌒)　)　　(⌒＿(⌒)⌒)⌒))
　　　　　　┌┬┬┐┌┬┬┬┐┌┬┬┬┐┌┬┬┬┐
　　 ,. - ''"|￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ρ￣`ｌ
　　 ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ノ￣￣


　　　　 　　　＿＿＿_
　　　 ／::::::─三三─＼　　　　　　　　　　　　リアルな話するとおまえ自身が消し飛ぶ
　　／:::::::: （ ○）三（○）＼　　　　　　　　　　かめはめ波ほどのエネルギーを急激に手の中に集めて
　　|::::::::::::::::::::（__人__）:::: 　|　 ＿＿＿＿＿　それを急激に放出するとなると肉体がとてもじゃないが
　 　＼:::::::::　 　|r┬-| 　,／　.| |　　　　　　　　耐え切れなくなっておまえ自身が木っ端微塵
　　　ノ::::::::　　　`ー'´　　＼　| |　　　　　　　　かめはめ波の威力もヤバイがおまえもヤバイ

そこには何故か弟の姿があった。
弟は徐に服を脱ぎはじめた。
しかし何故か帽子はかぶったままだった。

「兄さん…もう我慢出来ないよ」

俺の理性は崩壊し、気が付くと
帽子を残し裸になっていた。

あの暑い夏の日、お互いのキノコをむさぼりあう
赤と緑の帽子の兄弟の姿をセミだけが見ていた。

外に出て深呼吸をした。
深呼吸をすれば落ち着くというのは嘘だと思った。
学校を出て、フラフラと町を歩いた。
そろばん教室は閉まっていた。図書館は開いていてクーラーまでかかっていたが、
人の気配は無かった。ローソンも同じだった。商店街は、開いている店と閉まっている店があった。
どの店にも、人がいないということだけ共通していた。
市民プールには浮き輪が数個浮かんでいた。公園にはサッカーボールが1個、転がっていた。

その時､蝉の声に混じって地鳴りにも似たゴゴゴといった感じの音が聞こえるのに気が付いた。
その音は次第に大きくなり､耳を塞がなくてはいられない状態になった｡
何事かと慌てて外に出ると空一面に飛行機飛行機飛行機。
テレビでも見たことのないような迷彩色の飛行機が空を埋め尽くそうとしていた｡

ちょｗｗｗ偽者多すぎｗｗｗ
自重しろよｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

偽>>1多杉w

続きまだー？

まぁ、一種のショートエンドというやつだな

偽者の皆さんはBLが大好きですね☆

特に意味もなく、俺はそのボールを蹴飛ばす。
ボールが転がる先にふと何かが動くのが見えたような気がした。
人でなくてもいい、生きて動いているものが見たかった。
急いで歩み寄ると俺は・・・パンツを脱いだ。

なんでこんなにうほの流れなんだｗｗｗ

俺は歩き疲れて、駄菓子屋の前に座り込んだ。
その駄菓子屋には来たことが無かった。
駄菓子を貰ってしまおうかと一瞬思ったが、結局やめた。
ふと、駄菓子屋の奥から物音が聞こえる気がした。
恐る恐る、古臭い引き戸を開いてみる。
テレビがついていて、ザーザーと砂嵐を映していた。
俺は嘆息して、もう一度座り込んだ。
目を閉じた記憶は無いが、いつのまにか眠っていた。

偽者自重しろｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

色々と歩き回って少し疲れたので、公園に行く事にした。

セミの声が更に強く、うるさくなる。
少しは寂しさが紛れるかと思ったが、意味は無かった。
虚しさが増しただけだった。

頭がくらくらする。
とにかく座ろう。

あれ、ベンチに誰かが座っている。誰だろう。
俺は少し嬉しくなり、ベンチに向かって駆け出した。

「あの…」

声を掛けた途端、
突然その男は僕の見ている目の前で
ツナギのホックを外しはじめたのだ…！

ｱｯｰ!

ってか>>1ｶﾞわからなくなってきた

これは怖い

目を覚ますと目の前に見知らぬお姉さんがいた｡
長く､青く艶めく髪｡ちょんと突き出た癖毛｡猫顔。
ぼくは迷わずズボンを下ろした｡

うほっ

目が覚めると家のリビングで机に突っ伏していた。
慌てて時計を確認すると、12時半。
外はまだ明るくて、セミの声が聞こえていた。
玄関からバタバタと足音が近づいてきて、母親の「ただいまぁ〜」という声が聞こえ
た。
そういえば母親が玄関のドアを開ける音で目が覚めたのだと遅れて理解した。
「起きてる？ごめんごめん、買い物行ったらついつい話し込んで…」
そう言って台所に向かう母親の後姿を見ながら、夢だったのかとぼんやりと考えた。

頬をなぞると跡がついているようだった。
俺はもう一度時計を見た。
12時32分だった。

夢オチ？

しんちゃんの怖い話の時みたいなオチだな

>>94
仲間ｋｔｋｒ

>>92
もしかしたら体外離脱じゃね？？

夢だけどー！
夢じゃなかったー！

昼飯は冷やし中華だった。宿題はしたのかと言う母親を振り切って、俺はアキラの家へ向かった。
隣の家の犬はギャンギャンと吠えて、何度か人とすれ違った。
アスファルトは熱かったが、何故か不快ではなかった。
インターホンを押すかどうか迷った。
いつもならそのまま玄関を開ける。夢のせいでそれが躊躇われた。
結局インターホンを押した。
「はーい」とインターホンに出たのはアキラでもおばさんでもなくアキラの妹だった。
「俺。アキラいる？」
言うと、妹のケーコは「いるから入り」とだけ言った。

でもこの感覚わかるよな…昼寝から覚めて誰もいないと急に不安になる…。

アキラとケーコと３Ｐが始まるわけだな

ケーコは死んだ。

入るとアキラはいなかった。
不思議に思った俺はケーコに尋ねる。
「アキラは」

俺は大学進学のため、鹿児島から京都へ住まいを移した。
マンションの駐車場横には墓地があったが、特に気にはしなかった。
１年後の夏。
学生生活にも慣れ、夏休みを利用して鹿児島に帰省することにした。
自分の部屋を出るときに違和感を感じたことを覚えている。
が、時間のこともあり、さっさと部屋を後にした。
ふたつきではあったが実家では幸せなひと時をすごせた。
が、そのあと訪れる恐怖を誰が予測できただろう。

夕方にマンションに着き、墓地がオレンジ色に染まっている。
部屋前につく。
鍵をあけ部屋へ入る。
その瞬間、身も凍える冷たい空気が私の周りを漂った。
雰囲気が違う。なんなんだ！
耳をすますと微かだが
ゴォォ
と音が聞こえる。
恐る恐る部屋の中に入ると、そこには。。。。。

つけっぱなしのクーラーが全力で頑張っていた。
本気で泣いた。

今すぐ離脱スレに行くんだ。
それを活かせ

アキラの家はいつ来ても大体クーラーがついている。
だから俺たちの遊び場所は大半がアキラの家だった。
いつものように2階に上がり、アキラの部屋の扉を開ける。
「うっす」と声をかけると、アキラはマリカーをしながら「おっす」と答えた。
隣に腰掛けると、２コンを手にとった。
アキラはすかさずリセットして、2人でレースを始めた。

つずくのか（なぜか変換できない

するとそこには弟が居た。
また帽子だけを残し裸になった弟を見て
俺の中で何かが爆発した。
お互いのスーパーキノコを求めあう
赤と緑の帽子の髭兄弟の姿をケーコは見ていた。

>>106
つづく

「今日はどっか行かん？」
アキラが言って、俺はしばらく迷ってから「どっかって？」と言った。
「そうやなあ。裏山は飽きたしな」
「飽きたな」
「なんか無いん？」
「うーん…」
俺は夢のことを思い出していた。夢の感触はリアルに残っていて、
そんなことは初めてだった。
人のいない町。最後に辿り着いた駄菓子屋。
「じゃあさあ…」
俺は話し出した。

夢だとしてもやな夢だよな
てゆーか、夢じゃないんだろ？

１は九州出身か

俺高知だけどこんなしゃべり方する

九州だとナカーマ

これは名倉潤です
素直にリダンツスレ行ってこい
というかお前の経験が羨ましいくらいだ

アキラは話を聞き終わると、「じゃあ行ってみるか」と言った。
キリのいいところでスーファミの電源を切り、用意をする。
「でもほんまにその駄菓子屋あったらおもろいな。俺も行ったことないし」
アキラが帽子をかぶりながら言った。
俺は「そうやな」と答えた。
夢で泣きそうになったことは話さなかった。

帽子で吹いた俺・・・

>>116
?

くそ…勉強に集中できない…！
はやく続きを！！

>>117
いやさ・・偽１がマリオの話してただろ・・・それで・・・

>>117
ID:skyr0VRHO

玄関で靴を履いているとケーコが来て、着いていくと言い出した。
アキラは露骨に嫌な顔をして俺を見たが、俺が笑いながら「別にいいやろ」と言うと

「ええけど泣くなよ」と言った。
チューペットをくわえながら3人で歩いた。
駄菓子屋はどこにあるのかよく分からなかったから、夢の中で俺が歩いた順に歩くことにした。
まずは学校に向かう。
夢の中であんなに疲れていた足は、嘘のように軽かった。

これはいい幽体離脱
離脱スレに来る気あれば歓迎するよ

チューペット人気だなｗｗｗ

>>122　それ伏線じゃね？

現実でも校庭に人はいなかった。
プールの方から声が聞こえた。学校のプールはタダで解放されているので、
市民プールよりもこちらに来る子供は多い。
「夢やったら職員室に行ったんやけどな。土足で」
「土足かよ。さすがにそれはきついやろ」
アキラが笑いながら言って、上履きに履き替えた。
ケーコもならって履き替えながら、「なー夢って？」と聞いてきた。
説明するのが面倒臭かったので適当に誤魔化した。

別に職員室に行く必要は無いとは思ったが、完璧に夢の通りにしたほうがいいような気もした。
夏休みの学校はそれなりに静かだった。
「職員室に先生いるかな」とケーコが言って、「いるに決まってるやん」とアキラが言った。
俺は、もしいなかったらなんとなく怖いなあ　と考えていた。

追いついた
wktk

職員室のドアを開けると、先生が振り返って「お？どうした？」と声を上げた。
クーラーがかかっていて、先生の手には麦茶の入ったコップが握られていた。
「職員室は涼しいやろなー　と思って！」
アキラが言って、ケーコが「ほんまや涼しい〜」と調子をあわせた。
先生は1人だけのようだった。プールの方に行っている先生もいるだろうし、
どこか別の場所にいる先生もいるのかもしれない。
夏休みに先生がどんな仕事をしているか知らなかったので、よく分からなかった。

予想外のことが起きた。
アキラの発作が急に始まってしまったのだ。
この頃アキラは悪い中学生に触発されアンパンをやることが多くなっていた。

突然ケーコの胸倉を掴んだかと思うとアキラはケーコを殴り始め
「てめーがあああああああ！！！コラ！！！死んじまええええぇあああ！！！
心配スンナ純弥！！！コイツは今日からおめーの舎弟にしてやっからよぅ〜！！」
とか叫び、俺は猪瀬君！猪瀬君もうアンパンはよぅヤメテくれよ！
折角南雲さんに爆麗入りを許されたってのにこれじゃ久我さんの思う壺だよとか言ったが
アキラの耳には届かず「てめーがぁあぁぁぁ死ぬんだな？ああ？死ぬんだな」とか
猪瀬君ﾏｼﾞ目がいっちゃっててテルぅそれ以上何もいうなよ頼むからさぁぁぁぁあ
マキオはおれらの仲間なんだよ瓦礫崩しやるしかねーよそれともブーか畜生とか言ってる間にも
「あああああああああああ！！てめえけええめｖｈうぃ」とかアキラは言ってケーコ殴って






「なーんだ、純弥じゃねーか？どした？(＾▽＾)」

「涼しいやろ羨ましいか」
先生が笑うのを聞きながら、俺はテレビに近づいた。
少し緊張しながら、電源を入れてみる。ＮＨＫの教育番組が流れ出したのを見て、
俺は電源を消した。
「おいおい、何してんのや」
先生が呆れたように言う。俺は説明のしようがなくて、困ってアキラを見た。
「いや、俺も、分からんし…」
アキラも困ったように言った。ケーコは「何なん？」と疑問符を浮かべていた。

>>129何かで見たことあるな

女子中学生（13歳）なら完璧セクフレになってた

電話をかけようとしたら追い出された。
「そこまで再現することないんちゃうか」とアキラが言って、
俺もそれに同意した。ケーコがいい加減うるさかったので、かいつまんで説明した。
「ほんま変なこと思いつくなあ」とケーコは言った。

ｗｋｔｋ

そして俺はケーコと学んだ。

ｾｸﾌﾚっていいづらいな

苦労して思い出しながら、夢の通りに歩いた。
夢の記憶ははっきりと残ってはいた。それはいつも見る夢に比べれば、ということではあったが
本当に段違いなくらいだった。
「もう疲れたぁ」とケーコが言った。「俺も…」とアキラが言った。
正直俺も疲れていたので、公園のベンチに座って休憩した。
俺とアキラはミツヤサイダー、ケーコはバヤリースオレンジを飲んだ。

時刻は夕方に近づきつつあった。どれだけ歩き回っただろう。
公園でサッカーをするやつらを眺めながら、俺はその夢がどれだけ怖かったかを話し
た。
「そういえばそろばん教室閉まってたな」とアキラが言った。
「商店街の閉まってる店も、たぶん大体同じやった」思い返しながら、俺も言った。

「じゃあどういうこと？正夢？」ケーコが言って、
「正夢ではないやん。だって人は皆いるからな」アキラが答えた。
ケーコは「そうですかー」と言って、そっぽを向いた。

バヤリース飲みたくなったぜ

駄菓子屋は意外に迷うこともなく見つかった。
いかにも古臭く、周りにある家まで古いように感じた。
店主の姿は外からは見えなかった。
恐る恐る中に入って、とりあえず駄菓子を物色してみる。
いかにも普通の駄菓子屋で、うまい棒からポテトチップス、色付きゼリーまで
品揃えも割と良かった。

>>103
ﾜﾛﾀｗ

そろそろけーこに萌えてきた

駄菓子屋の中に入っていくとプレステとゲームソフトが置いてあった。オレはソフトをプレステに入れて電源を入れてみた。するとテレビが突然光だし気づいたらオレは知らない森の中にいたんだ…

ただ店主がいない。
アキラが奥の扉を開けてみたが、どうやらいないようだった。
「でもなにこれ、テレビついてるぞ」
アキラが言って、俺は眉をひそめた。そういえば夢の中でもテレビがついていた。
そして砂嵐が映っていて、俺はその後目が覚めたのだ。
俺とケーコも奥を覗き込んで、テレビがついているのを確認した。
テレビは夢と同じように、砂嵐だった。

駄菓子屋に入るとそこは雪国だった・・

「すいませーん。誰かいませんかー？」
返事は無い。
俺たちは顔を見合わせた。店主はどこかに出かけているのだろうか。
店をほったらかして？ちょっと近くに出ているのかもしれないが…
それにしても店はおかしな雰囲気だった。

ジュースが入っているケースを見ていたケーコが「あれ？」と声を上げた。
「これ、全然冷えてないよ。電源入ってない」
触ってみると、確かに冷えていなかった。
中に入っているチェリオはぬるいままだ。

「そういうことかよ！！」
アキラは学校に向かって走り始めた。

wktk

よく見てみるとおかしなところがまだあった。
うまい棒やポテトチップス、その他駄菓子の賞味期限が全て、
2年近く過ぎていた。
気持ち悪くなって、駄菓子屋の外に出る。
あたりはすっかり夕暮れで、そろそろ帰らなければならない時間だった。

「ガッーガッッー」
その時テレビから突然大きな雑音が鳴り響きだした。
テレビ画面をゆっくり凝視すると何か違和感を感じた。

そしてそのテレビから髪の長い女が出てきた。

今思えば、もう少し駄菓子屋の中を調べてみればよかったかもしれない。
ただその時は、それ以上調べてみようという気力も、時間も無かった。
夕焼けの中を家路についた。
アキラもケーコも口数は少なかった。
よく分からない気味の悪さを、2人とも感じていたのだと思う。

ID変わる前に酉つけたほうがいいんじゃねーかなｗ

wktk支援

面白くなってきた

wktk

その後どれだけ探しても、不思議なことにその駄菓子屋に辿り着くことができなかった。
同じ道を歩いているはずなのに、いつのまにか違う道に出てしまっている。
誰に話しても信じてくれるはずはなかったし、実際にもうどこにも駄菓子屋は無かった。
俺たちの記憶の中にだけある駄菓子屋は、だが確かにあの日、存在していたはずだ。
そのおかげであの夏の日の風景は、俺の中に一際鮮やかに焼きついている。
思い返すと、不思議なことに一番に頭に思い浮かんでくるのはあの駄菓子屋の古ぼけた看板だ。
そこにはかすれた字で、大きくこう書かれてあった。

「eoの規制早く解除しろ、糞運営」

おしまい

ID変わる前後の間だけでいいから酉つけてくれ

>>157
予想外ｗｗｗｗｗｗｗｗ

なにここ？
アハッツ？

>>157
ちょｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

>>157
ﾜﾛﾀｗｗｗｗｗｗ

うわはｗｗｗｗ

こんだけ引っ張って…

>>157
だから携帯だったのかｗｗｗｗｗｗ

え？え？えーーーーーっ！

俺たちは急いで帰り道を辿った。
辺りは段々と薄暗くなって来たのに、何故か一向に知っている場所に出ない。
「もうおウチに帰りたいよぉ」と泣き出したケーコを見ていると、俺とアキラも泣き出しそうな顔になりもうどうしようもなく手も足もバタバタさせて釣りでした。

>>157
ワロタｗｗｗｗ
乙

結局オチがそれかよｗｗｗ

>>157
ちょｗｗｗｗｗｗｗ
乙でした

ＧＪ！

>>167
乙ｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ
ｗｋｔｋした俺はなんだったんだよｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

eoってなんだ・・・？

GJ!
文才あるわお前
携帯からで凄いわ　誤字打ちミスないし

>>172
腹筋スレ行こうか

ＩＤが変わるギリギリのタイミングを狙ってたので後半急ぎ足になったなあ。
とにかく俺が主張したいのは最後に書いた通りですよ早くしろ

>>1頑張りすぎだろｗｗｗｗｗ

いやあ、面白かった！

俺の時間を返せｗｗｗｗｗ
しかし面白かったから許すｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

>>1GJ

おもしろかったｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

追い付いたと思ったらなんだこれｗｗｗｗ
>1
ＧＪ！

読んだ
なかなか面白かったｗｗｗ
でも正直アハッツにはかなわないｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

>>1
面白かったぜｗｗｗ日付変わる前にきっちり終わっててﾜﾛﾀ

今追いついたｗｗｗ
GJ

なんという文才…最後の最後で呆然としてしまった

つまんねー