ハルヒ「ちょっとキョン!あたしのプリン食べたでしょ!?」
1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/09(月) 00:02:36.66 ID:TEG6W52H0
乙
乙なんだぜ!
>>1 乙!
10分後に投下します
涼宮ハルヒの糖影 7日目
短編として読んでも可
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/09(月) 00:04:15.72 ID:y8dX2Ray0
前スレ間に合ってよかった…
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/09(月) 00:05:42.97 ID:Z5jCYQC50
前スレ1000GJ!!!
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/09(月) 00:06:21.66 ID:kz6Fi6Ts0
おつです。
でも、これから投下があるのに寝ます。
皆様、良い夜を。
>1乙!
そして
1000 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2007/07/09(月) 00:03:16.27 ID:opVDr6H/O
1000なら驚愕で朝倉さん復活
前スレ>1000GJ!
ハルヒ「キョン!今日は七夕よ!!」
キョン「悪い・・・昨日から七夕パーティーが親戚の家であってな。代わりに谷口を。じゃあ」
谷口「七夕はおとといだぞ」
ハルヒ「・・・そう」
谷口「・・・らしくないな!ほら笑って笑って!!あっぷっぷぇ!」
ハルヒ「ブッ・・・!何よその顔!この世の物とは思えないわ!」
谷口「お前も、キョンも。なるべくなら笑ってな。そっちの方が断然いいぜ」
ハルヒ「・・・ありがと、谷口。」
谷口「気にするな、それより・・・キョンの親戚のパーティーとやらに、飛び入りしたくないか?」
ハルヒ「それいいわね!!早速あいつに聞きましょ!」
谷口(・・・やれやれ)
谷口・・・
いいやつだ・・・
23 :
涼宮ハルヒの糖影:2007/07/09(月) 00:13:51.00 ID:vMw50KKe0
いいのか?とりあえず投下
ハルヒの料理が一級品なのはハルヒを知るものなら誰もが知っていると思う。
こうして俺と生活しているときも、俺に美味しく且つ飽きない味を提供してくれる。
では俺自身はというと、単純に凡人レベルである。
だから俺の料理をハルヒに食べさせるのはプレッシャーが無いといったら嘘になる。
なので家事はともかく、料理はハルヒ任せにしていたある日のことだった。
「あんた、たまには3食作ってみなさいよ」
いつかは言うんじゃないかとは思っていたが、いきなりそんな無茶な。
卵焼きはともかく、料理はおまえの前だと自信が無い。
でも俺は案外乗り気だった。もしハルヒが俺の料理をおいしいと言ってくれたら結構気分がいい。
マズイと文句を言われながらご馳走様を言われるのもそれはそれで良いかもしれない。
俺は「ああわかったよ」と言って、早速冷蔵庫の中をチェックすることにした。
支援
支援
26 :
涼宮ハルヒの糖影:2007/07/09(月) 00:15:54.17 ID:vMw50KKe0
次の日、日曜日。
俺の作った朝食を食べ終えたハルヒは予想通り不満をぶちまけた。
焼いてる卵に胡椒をかけるなとかご飯が硬いとかそんなのをたらたら言っていた。
申し訳ない・・のだが結構きついものがある。俺は失敗したとは思ってなかったからな・・・。
それに卵にかけるものは好みが激しく分かれるものなんだよ。
でも料理はともかく俺自身にまで文句言うなよな。
さて、昼になった。
ハルヒは今度は昼食を食べ終える前に不満をぶちまけた。
俺ってそんなに料理下手か?って思ってたら本当にあまり上手にできていなかった。なんてこった。
味が薄いとか、ニンジンが生だとか、水分が多すぎだとか、卵が完熟になってるとか・・・
確かにそうなんだが食べれないものではないような・・。
しかしこうもたらたらと言われると流石にくるものがある。
親子丼なぞ初めてだったんだから大目に見てくれよな。と言う余裕も無かった。
流石に反発したくなった。俺がそういう顔つきになったのを察してか、ハルヒは「何よ!」と言いたげに顔を歪めた。
「最初からそんな完璧にできるわけないだろが!」
「それでもこれはあんまりだわ!うろ覚えで作ってんじゃないわよ!」
「お前みたいな天才と違うんだよ俺は!」
「そうやって言い訳ばっかするからあんたはいつまたっても」
「だったら今からお前が作って一人で食ってろ!」
「・・・っ!!!」
支援
28 :
涼宮ハルヒの糖影:2007/07/09(月) 00:17:20.67 ID:vMw50KKe0
ああ、何でまたこうなっちまうんだろうな。
ハルヒはもしかしたら俺の作ったものが食べたかったのかもしれない。
文句を言いながらも、自分の為に料理を作ってもらう俺の幸せを分かち合いたかったのかもしれない。
だから、マズイならお前が作れ・・というのは禁句だったのかもな。
気づいたらハルヒが「あんたなんかずっと雑草食べて生きてりゃいいのよ」とかわけのわからないことを叫びながら家を出てって3時間が経過していた。
ハルヒの携帯の電源は切られてるし、実家に電話してもいないときた。
古泉に連絡したら「バイトが入りましたので。」とちょっと怖い声色で言われた。すまん。
ついでに長門も朝比奈さんも音信不通ときたもんだ。
俺はどうすればいいんだろうね。
食べかけの冷めた料理をつまんでみる。うむ、味が薄い。
今俺ができることは・・・そうだな。それしかないな。
俺はパソコンの電源を入れた。
SHIEN
支援
32 :
涼宮ハルヒの糖影:2007/07/09(月) 00:18:36.54 ID:vMw50KKe0
♪〜♪♪〜〜♪〜♪〜
・・・この音楽は・・・
ああ、俺のケータイか。でもこの着信はハルヒからのものではない。
俺は無意識に手を伸ばした。もひもひ。
「あの・・キョン君?」
「朝比奈さん!?」
俺は飛び起きた。ってか俺寝てたのか。
窓を見たらもう真っ暗だった。夜の8時を過ぎている。
「ちょっとお願いがあるんですけど・・。」
「朝比奈さんの頼みとあらばなんでもお聞きしますよ。」
「じゃあ、ちょっと来て欲しいところが・・」
わりと近くの居酒屋だった。嫌な予感がする。
「涼宮さん、14杯も飲んで酔いつぶれちゃって・・・」
「・・・・・わかりました。」
ああもう畜生が。酒に弱いくせに泥酔するほど飲んでんじゃねぇよ。
支援
支援
35 :
涼宮ハルヒの糖影:2007/07/09(月) 00:20:27.33 ID:vMw50KKe0
居酒屋でハルヒは予想と何一つ違わぬ姿で机に寝っころんでいた。
机に濡れたハンカチが置いてあった。真っ赤な顔に残る涙の跡。
こいつは俺の前でこんなになるまで泣いたことが無い。絶対に俺の前で泣きじゃくったりしない。
俺の胸がグッと締め付けられる感触がした。
朝比奈さんの説明によるといきなりハルヒに呼び出され昼間からすごい勢いで酒を飲みまくったそうで・・。
ハルヒはひたすらしゃべり続けた上、内容が全部俺の事だったらしい。そうだろうな。
そしてだんだん自己嫌悪な話になって、更に酒を飲んだ結果こうなってしまったと。わかりやすいな。
朝比奈さんは何も言わずにがんばってと俺にエールを送ってくれた。本当にありがたい。そして本当に申し訳ない。
俺は会計を払うために伝票を見てびっくりした。値段の割りに酒が多すぎるぞこれ。
「涼宮さん、何故か酒以外のものは一切注文しなかったんです。」
なんとまぁ・・・。朝比奈さんが食べるおつまみさえハルヒは拒否したらしい。
つまりこいつは本当に今日1日俺の作ったもん以外口に入れたくなかったと解釈していいのか。
ほんとにバカだな。ハルヒも、俺も。
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/09(月) 00:20:33.19 ID:T8JFz48F0
支援、これ読んでから寝る
支援
38 :
涼宮ハルヒの糖影:2007/07/09(月) 00:21:22.63 ID:vMw50KKe0
起きた時そばにいると安心するかなと思い、ハルヒをソファーに寝かしつけた。俺の膝枕でな。
いつだったかのお返しだ。つついても起きないのが悪いのさ。うん。
それに寝ているハルヒを弄るのは結構楽しい。
TVを見ながらハルヒの手をいじっている時に、ハルヒは目を覚ました。
「んー・・よん・・? キョンらの?・・・ほんろに・・ョんなの?」
まだ舌が回らんのか。それと俺の髪をひっぱるな、頬をつかむな、そんな顔するな・・・。
ハルヒがなにか言い出す前に俺は立ち上がり、
「時間かかるがそこで待ってろ。」
と言って台所に逃げる。そりゃそうだろ。
俺もハルヒも腹が減って死にそうなはずなんだからな。
支援
支援
支援
42 :
涼宮ハルヒの糖影:2007/07/09(月) 00:23:01.16 ID:vMw50KKe0
昼と同じもんを作ると、味の違いがわかりやすい。
そんなわけで俺は再び親子丼を作ることにした。あんまり重いものを食わすわけにはいかないしな。
野菜を切ってナベに火をかけた時にふと後ろを向いて驚いた。
「ハルヒ!?」
目が半分しか開いてない上顔も赤いのにエプロンつけて、髪を俺好みに括っていた。
「あたしも手伝うから。」
「おいおい、酔ってるだろ。いいから座っとけ」
「大丈夫だから・・・」
「こういう時に大丈夫な奴はそんな事言わないだろ。」
「うるさい」
そう言ってハルヒは鍋をいじり始めた。やれやれ。
支援
44 :
涼宮ハルヒの糖影:2007/07/09(月) 00:24:07.80 ID:vMw50KKe0
ハルヒは酔っているというのに相変わらず手馴れたものだった。
それでも俺は何故か楽しかった。ハルヒと一緒だったからな。
「味はなるべく醤油よりダシを優先するの。もっと入れちゃっていいわよ。」
「でもこれ結構な量になるぞ。」
「卵とご飯で結局味が薄くなるんだから丁度いいの。」
「それに思ったより煮込んでないか」
「まだ大丈夫なはずよ」
「みりんはこんぐらいでいいのか」
「もうちょっと入れて。そのほうがあたし好みなの。」
「ハルヒ、砂糖は入れなくていいぞ」
「何で?」
「玉ねぎの甘みで十分だからな、俺は。」
「そう。あんたの好きにしなさい。」
「・・卵とじはこんな感じでいいのか」
「火はもう消していいわよ。余熱を利用して上手く半熟にするの」
「そういやそうだったな」
そこにカメラでもあったら料理番組ができるんじゃないかと思ったね。
それはともかく、俺はパソコンで調べまくって掴んだコツを利用しつつ、そこにハルヒのアレンジが加わることに充実感を覚えていた。わかるだろ?
支援
支援
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/09(月) 00:25:39.84 ID:cgf8TLBtO
氏炎
48 :
涼宮ハルヒの糖影:2007/07/09(月) 00:25:46.10 ID:vMw50KKe0
もう深夜に値する時間だが、俺たちは晩飯を食べた。
・・・なんて美味さだ。ポンポンと出てくる感想を俺は押し殺してハルヒを見た。
ハルヒも俺を見ていた、のだが俺と視線が合ったとたんに箸を進めた。
「どうだ、文句あるか」
言ってやった。作ったのは俺だけじゃないんだけどな。
「そうね・・・んー・・んー・・・」
ハルヒは文句をつけようとして思いつかずだんだん悔しさが顔に出てくる表情になった。可愛い奴め。
「・・あるわけないでしょ!あたしが手伝ったんだから!」
「そうだな。俺も同じことを思ってた。」
「・・・キョン!」
「どうした」
「あたし酔ってるの。酔っててちょっと味覚が鈍いのよ。」
何が言いたい、とは言わなかった。何が言いたいか感付いてしまったからな。
「だから明日も作りなさい!2日酔いに食べたくなるようなものもね!!」
それから俺がハルヒと共に料理をする回数が増えていったのは言うまでもない。
それでもやっぱり俺がハルヒより上手に作ったことは一度も無い。
やっぱり腕の良さが違うのかね。
もしかしたら愛情がうまみとして料理に反映されてるとか・・・
いやそれだったら俺のほうが美味いはずだな。うむ。
しえーん
支援
支援
支援
53 :
涼宮ハルヒの糖影:2007/07/09(月) 00:27:45.00 ID:vMw50KKe0
7日目。ついに一週間続いてしまった。
むくりと布団から起き上がった俺はお腹がグゥと鳴いているのに気が付いた。
あんな夢見りゃお腹も空くわな・・・。
今度は多分2年ぐらいは飛んだぞ。ランダムなのかね、内容は。
それにしては喧嘩ものが多いのは気のせいか。たまには甘〜い・・・のはいいか。
耳を澄ますとハルヒが朝食を作っている音がした。
おいしい食事を作ってもらえるありがたさが再確認できたぜ。ハルヒ。
いつもありがとな。大好きだ。
支援
しえーん
56 :
涼宮ハルヒの糖影:2007/07/09(月) 00:29:05.68 ID:vMw50KKe0
さて、相変わらず夢の内容に共通点がつかめない。そもそも共通点なんか無いのだろう。
でもわりと思い出せる内容だということはそれなりに濃い日を選択していると考えていいのだろうか。
そんなことをいろいろ考えるよりハルヒに直接聞いたほうがいいだろう。
俺の分だけ綺麗に胡椒がかかっている卵焼きを見て決心した。
でもなんて言えばいい?本当のことだけは言えないからな。
俺が考え込んでいると一緒に朝食を食べていたハルヒが声をかけてくれた
「箸が止まってるわよ。何考えてるのよ。」
「ん?あぁ今日はちょっといい夢をみてだな・・」
思わず本当の事を言ってしまったが弁解の余地は十分にある。
「キョンが見るいい夢って、どんな夢?」
「内容は覚えてない。ほら、夢はすぐ忘れるって言うだろう。」
ごまかしてみた。ハルヒは少し怪しげな目でじとっと見てくる。
「ハルヒはどうだ?最近何か良い夢でも見たか。」
これは話を逸らすという意味と、ハルヒに同じ現象が起きてないかの確認する意味もある。
「いいえ、そんなの覚えてないわよ。あ、そういえば昨日見たわよ。
あたしがアイドルになって、4人でユニットを組んで作った曲が大ヒットする夢。ダンスが大うけしてね・・」
ありそうだな。それは置いといてやっぱりハルヒは俺と同じ夢を見ていないようだ。
支援
しえん
59 :
涼宮ハルヒの糖影:2007/07/09(月) 00:31:26.78 ID:vMw50KKe0
もっといろいろ聞きたかったが、もう家を出る時間だった。
家に帰ってから聞くのも野暮なので明日にしておくか。
俺は着替えに向かうことにする。
もう笑顔で俺を送り出してくれるハルヒにすら微かに不安を感じる。
本当は俺に何か言いたいんじゃないかってね。
何か言いたいなら直接言うのがハルヒだからそれはないか。
その夜
今日の夢にちょっとしたヒントが隠されていたのも知らず、俺は普通に眠りに入った。
---END---
乙乙
乙
続き楽しみに待ってるぜ
乙! 気になる終わり方w
しかしなんつー羨ましい夫婦だ
おつぅー
>4人でユニットを組んで作った曲が大ヒットする夢。ダンスが大うけしてね
曖昧3センチのことかー!!
4人目は誰だろう……
終了。支援感謝感謝です。
それと誤字指摘ありがとうございます。以後気をつけます。
今日の話は個人的に好きなので読んでいただけて幸いです。
本当に支援感謝。
乙でし!
あまあまやのーw
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/09(月) 00:34:16.99 ID:2AOaKpLa0
乙!
ヒント…もしやあれか!
乙!
理想の夫婦だな…
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/09(月) 00:38:28.59 ID:4UGMZ8WDO
どんだけ引き伸ばすんだ
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/09(月) 00:39:35.82 ID:u68uIs0t0
親子丼… 子供がほしいってことだな!
キョンの娘の話の後編まだ?
じゃあ予告どおり投下するわ
6レス俺のターン!
題:ベタ山小屋
「止まないわね・・・・・・」
全く止む気配がないそれは、さっきよりも更に激しくなっていた。
「みんなは大丈夫かしら・・・・・・」
長門がいるからきっとあいつらは大丈夫だろう。
というかお前にも人を心配するという思考があったのが驚きだ。
「何よ、団長として当然のことじゃない」
だったらたまには俺の財布の心配もしてくれ。
「今年の夏は山に行くわよ!」
こんなことを言い出したのは一週間前だったろうか。
「山には不思議生物がたくさんいそうじゃない?それを捕まえに行くのよ!」
お前ならツチノコでも何でも捕まえそうだな。
「とりあえず皆の意見を聞くわ!みくるちゃんはどう?」
結局賛成5、反対0でこの案は可決された。山に行くくらいなら別に何も起きないだろうから
珍しく俺も賛成票を投じたわけだ。
キャンプ場は古泉が手配するらしい。毎度ながらご苦労なこった。
支援
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/09(月) 00:50:35.91 ID:zWyU283a0
「見なさい!この青い空!まさに絶好の不思議探索日和ね!」
確かに天気はいいな。こりゃハルヒじゃなくてもテンション上がるぜ。
「ハルにゃんもみくるも長門ちゃんも日焼け対策はしたかい?してないならクリーム分けてあげるにょろよ」
そういえば長門って日焼けするのか?
何故鶴屋さんがいるのかと言えば、あの話のすぐ後に部室に鶴屋さんが来て、
「キャンプでもするのかい?だったらあたしの親戚がやってるキャンプ場があるにょろ!」
というわけで今回のキャンプはSOS団+名誉顧問の6人構成となったわけだ。
「鶴屋さんが手を貸してくれて助かりましたよ」
どうした?やっぱり機関でもキャンプ場探すのはめんどいか?
「ええ、普段なら探すのは大した苦労でもないのですが、今回は若干条件が厳しかったもので」
なんだ?ハルヒの注文か?
「そんなところですね。内容は禁則事項ですが」
朝比奈さんの真似をするな。またサプライズパーティでも開くつもりか?
「さてどうでしょうか?期待するかしないかはあなた次第ですよ」
バーベキューをわいわいやった後、SOS団御一行は山に向かった。
この山も鶴屋家の私有地らしい。人が入ることを想定していないからほぼ放置されているそうだ。
「それは都合がいいわ!遊歩道なんかに不思議があるはずないもの!」
「山の中に入るのはちょっと怖いです・・・・・・クマとか出ないですか?」
「熊とは29%の確率で遭遇する」「ふぇっ!?」
「冗談。彼女から聞いたところこの山に熊は存在しない」「ふぇぇんひどいですぅ」
この二人の会話は微笑ましい。
支援
山に足を踏み入れたSOS団御一行だが、やけに4人の歩く速さが遅い。
もちろんハルヒは先頭を突っ切っているのでハルヒと俺以外の4人だ。
ハルヒなら俺らを置いてどっかいってしまうかもしれんな。とそんなことを考えていると、
「あーもう!みんなトロいわね!いいわ!あたし達だけでも先に行きましょう!キョン、ついてきなさい!」
と予想外の言葉を聞いたと思った次の瞬間には俺は腕を捕まれていた。
後ろの4人に助けを求めるべく視線を向けると、みんなニヤニヤしている。長門も若干笑っているように見える。
何がしたいんだと考えているうちに俺は山の奥へと引きずり込まれていった。
「このあたりなら不思議が見つかりそうな気がするわ!」
意味わからん。根拠が無い。
「ちゃんと探すのよ!探さないとひどいんだからね!」
へいへい。
それからは適当に探したりオスのカブトムシを見つけてニヤニヤしてたりしてたのだが、
少し時間が経ったところでハルヒが腕時計をチラチラ見てることに気がついた。
どうした?なんか予定でもあるのか?
「いや別にな、何もないわよ!いいからあんたは不思議を探しなさい!」
若干顔が赤くなってたような気がするが気のせいだろう。
ところで「弁当忘れても傘忘れるな」という言葉があるらしい。
天気がいつ変わるかわからない山岳地方で生まれた言葉だな。
俺はなぜこの言葉を今まで思い出さなかったのだろう。
古泉が機関の名気象予報士に頼んで予定を組んでもらったと言ったからだろうか。
はじめはポツポツと降っていた雨は瞬く間に勢いを増していった。
「ちょっとキョン!あそこに小屋があるわ!雨宿りさせてもらいましょう!」
若干嬉しそうに見えるが。またもや気のせいか?
「そそそそうよ気のせいよ!いいから走りなさい!」
というわけで冒頭の場面にようやく戻るわけだ。
支援
支援
ハルヒ、俺が今から携帯の電波の届くとこまで行って鶴屋さん達に連絡するからここで待ってろ。
「え?ちょ、ちょっと待ちなさい!」
どうした?早く帰りたいだろ?鶴屋さんに頼めば傘くらい持ってきてくれるさ。
「いや、あ、あの・・・・・・」
言いたいことがあるなら早く言え。と言いかけたその時戸の隙間から閃光が走った。
衝撃と爆発音。一瞬の出来事だった。かなり近くに落ちたようだ。
でもたかがこんなことで我らが団長様は怖がったりはしないだろう。俺は大分ビビッたけどな。
しかしそれは俺の大きな勘違いだったと気付くまでにはそう時間は掛からなかった。
「ほ、ほら!外は雷が鳴ってあ、危ないからまだここにい・・・なさ・・・」
明らかに声が震えている。暗くてよくわからないが涙目になっているようにも見える。
するとハルヒは足の力が全て抜けたようにへなへなと倒れしりもちをついてしまった。
おい、ハルヒ!大丈夫か?ケガは無いか?
「ケガはない・・・・・・けど、腰が抜けて立てないわね・・・・・・」
じゃあそれが治るまでここにいてやるよ。
「あ、ありがと・・・」
それにしても意外だったな。ハルヒにも怖いものがあるなんてな。
「うるさいわね!今はちょっと音が大きくてビックリしただけよ!・・・・・・むしろ、それよりも・・・」
調子が戻ってきたな。で、それよりも何だ?
「・・・こんなところに一人で取り残されるのが怖かったのよ!
一人でいると中学の頃を思い出しちゃうの!もうあんなこと思い出したくも無いわ!
とにかく団員は団長に気を使って常に行動を共にしなさい!特にあんたはね!」
次第に強がった顔から泣き顔へと変わっていく。俺はそんなハルヒを何も言わず抱きしめた。
「ちょ、ちょっと、キョン?」
ごめんなハルヒ。お前はずっと一人で耐えていたんだったな。
でも今は違うだろ?SOS団という最高の仲間がいるじゃねえか。
そりゃ最初はお前が強引に作ったかもしれないがな、今は互いに信頼し合い、
こうして楽しくキャンプなんかをする仲にまでなったわけだ。もう寂しがる必要なんかない。
「そうね・・・今までいろんなことがあったけど、あたしはSOS団を結成して本当に良かったと思ってるわ。
ただ純粋に楽しかったし、本当に友達と呼べる人もできた。
・・・でも一番変わったのは、好きな人ができたってことね」
おい何だその好きな人というのは。恋愛は精神病じゃなかったのか?つーか誰だ。
「・・・・・・まだ気付いてくれないの?まぁキョンらしいけど。」
なんだやっぱり言う気がないのか。じゃあ俺から言うぞ。
ハルヒ、俺はお前が好きだ。
「・・・・・・本当に?」
当たり前だろ。大をつけて大好きにしてやってもいいぜ?さてお前の好きな奴を教えてもらおうか。
「いいわ。じゃあ目をつぶって。つぶらないと目潰しよ」
目潰しはいやだな。素直に目をつぶっとくか。
すると俺の唇に何かやわらかい物が触れた。それが何かはわかっちゃいるがな。閉鎖空間の時と同じだ。
10秒?1分?10分?どれくらい経ったかはわからんがハルヒは俺から離れた。
「あの夢の時の仕返しよ!あたしも大好きよ!キョン!」
今日のハルヒは一段と輝いて見える。300Wくらいだろうか?ポニーテールが眩しいね。
その笑顔につられたかのように戸の隙間から光が漏れた。もう雨の音はしない。
「止んだわね。ほら、キョン、さっさと来なさい!探索はまだ終わってないんだから!」
やれやれ、一体いつまで団員は団長と行動を共にすればいいんだ?
俺は一生でも構わないけどな。
完
「さて、まだ若干伏線が残っていますので僕から説明しておきましょう。
実は最初、部室に彼が来る前に僕達は涼宮さんに相談を受けていたのです。
それは彼への告白の相談でした。やっと素直になってくれたんですね。
とりあえず山行く→雨降る→小屋で二人きり→好きよキョン///というベタな流れを皆で考えたところで
彼が入ってきたわけですね。そこで涼宮さんがまだ殆ど何も決まってないのに山に行くと
言い出してしまいましてね。大変ですよ。山があって都合よく小屋のあるキャンプ場なんて
機関の力を使ってもそう簡単に探せるものじゃありません。キャンプ場の情報に小屋の有無なんて
載ってないですからね。でもそこで救世主が現れたのです。僕が鶴屋さんに山の中にちょっとした
小屋を建てていただけないかと頼んだところ、親友の恋のキューピッドになるならいくらでも協力するにょろ
と言って快く応じてくれました。今回は本当にありがとうございます。今度なんか奢らせてください。
天気は機関の気象予報士に日程を決めてもらいました。まあ涼宮さんが望めばいくらでも天気は
変わるので特に心配はしてませんでしたが。あとは探索の途中でわざと遅く歩いて自然に二人きりに
させるという打ち合わせをしたんですね。その後は計画通りかはわかりませんが上手くいったようですね。
一安心ですよ。あ、でもあの雷は偶然ですよ?あの時は焦りましたよ。なんせ小屋のところに稲妻が
走ったわけですから。長門さんが問題は無いと言っていたのでそれこそ安心しましたね。
そういえばあのときの朝比奈さんはとても萌え萌えでしたよ。彼にも見せたかったですね。
萌え萌えといえば相談しにきたときの涼宮さんもなかなかでしたよ。最近キョンを想うと眠れないの・・・
とか思わずこっちが赤くなりそうでしたよ。ええ。他にも何でこんなに愛しt
「古泉く〜ん、今誰と話をしてたの?長くて読みにくいったらありゃしないわ」
「うぉわっ!すすすすすす涼宮さん、いいいいいいつからいたんですか?」
「朝比奈さんが萌え萌え〜のあたりからかしら」
「ええとですね。これはいわゆる妄言というものでありまして・・・あ!僕バイトが入っちゃいました!
行ってきまーす!」
「うん、それ無理」
「それ違う人のセリfアッー」
今度こそ完
GJ!
ベタだがそれが良いw
フ、フンッ同じ未来人の敵対組織としては
その時間平面上での朝比奈みくるの様子を知っておく必要があるようだ・・・
その萌え萌えとやらの具体的内容を詳しく教えてもらおうか、古泉一樹
投下おk?
ごめん、盛大に誤爆ッた
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/09(月) 01:14:34.72 ID:WVfUSxAG0
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/09(月) 01:15:37.82 ID:zWyU283a0
>>87 「実は携帯で隠し撮りしたんですけど見まs「古泉くん何やってるんですか?」
「ってわたしの恥ずかしい写真じゃないですかー!ダメです!削除しちゃいます!」ピッ
アッー
96 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/09(月) 01:19:14.57 ID:WVfUSxAG0
支援の準備できてる
ハルヒ争奪戦の最終話って前スレに投下された?
されました
>>96 佐々キョン
長キョン
朝キョン
みく口
みく泉
藤泉
どれがお好み?
保守なのです。
>>100 藤泉読んでみたいw
勿論アッー!じゃないやつを。
>>88 ツンデレチンパンジーに見えたのは俺だけでいい
>>93 フン、うまく誤魔化したつもりかもしれないが
アンタのような男が予備にコピーをとっていないハズはないだろう
・・・後でまた見せてもらうからな
それと、危うく忘れる所だったがコレは規定事項のようだから言わせてもらう
>>82GJだ フンッ!僕としてはやや納得できない台詞だがな・・・
>>99 マジか…見逃したぜ
wikiにまだあがってないみたいだな
>>100 佐々キョンが一番上にくるとは・・・
わかってるじゃないか
けど、とりあえづ俺も藤泉に一票
107 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/09(月) 01:44:08.97 ID:WVfUSxAG0
しまった、候補に会緑を入れてなかった
とりあえず全国の佐々キョン派よ、俺に友情パワーを分けてくれ
実際古泉も朝比奈さんに「守ってあげたくなく女性」とか言ってるしなwww
みんな朝倉と佐々木と古泉がすきなんだね
>あげたくなく
どっちだww
しまったwww
というわけでみく泉でwww
教えてくれ……俺は一体何を書けばいい?ゼロは俺に何も……
まぁ、全部書くって選択肢があるよね
さっきはああ言ったが、藤原と古泉は見たこと無いからどう料理するか興味がある。
よく見りゃあみく口ってちゃっかり谷口入ってるじゃねぇかww
古泉「これはこれは、こんな所で会うとは奇遇ですねぇ」
藤原「………どうだかな」
古泉「あぁ、あなたは未来人でしたね。ここで会うのも規定事項でしたでしょうか?」
藤原「個人の些細な事までは知らされていない。時間旅行ではなく任務だからな」
古泉「それは失礼しました………所で、ここにはよく来るのでしょうか?」
藤原「フン………お前こそいいのか?そちらの神様とやらの監視は」
古泉「えぇ、まぁ。最近は涼宮さんも落ち着いていますし……なにより、今は彼と一緒でしょうからね」
藤原「アイツか……」
古泉「立ち話もなんですし、中に入りませんか?」
藤原「何故俺がお前と一緒の席に座らなければいけないんだ」
古泉「まぁ、何かの縁ということで……ほら、学生2名以上で来店すると2割引らしいですよ?」
藤原「………仕方が無い」
古泉「アップルパイとダージリンで」
藤原「俺も同じ物を」
「かしこまりました」
古泉「おや、あなたも好きなんですか?」
藤原「あぁ、ここのアップルパイは絶品だ。それに、紅茶も中々に美味い」
古泉「同感ですね。あなたとは気が合いそうです」
藤原「フン……俺はお前が苦手だがな」
古泉「ほぅ、何故でしょう?」
藤原「お前の胡散臭い笑顔は信用できん」
古泉「良く言われますよ」
藤原「そうか………」
古泉「えぇ」
藤原「………お前も苦労してるんだな」
古泉「それはお互い様でしょう?」
藤原「それもそうだな」
119 :
2/2:2007/07/09(月) 02:11:38.07 ID:4k0IjXlw0
名前WAWAWA忘れてた
喜緑「お待たせいたしました」
古泉「おや、喜緑さんじゃないですか」
喜緑「古泉君……でしたっけ?こんにちは」
古泉「アルバイトですか?」
喜緑「そんな所です。…………あ、会長には内緒ですよ?実は他にもやってるんですけど」
古泉「ご安心を。口は堅い方ですから」
喜緑「ふふ、安心しました。それではごゆっくり」
古泉「えぇ、また学校で」
藤原「知り合いか?」
古泉「はい」
藤原「………あの女絡みか」
古泉「その通りです………って、食べるの早いですね」
藤原「時間が経てば不味くなるからな。最高のコンディションの物を食べてこそ。作成者に対する誠意という物だ」
古泉「なるほど、ご尤もですね。では、僕も頂くとしましょうか」
古泉「それでは、コレでお別れですね」
藤原「そうだな」
古泉「縁があったらまた会いましょう。今度は僕のお勧めの店を教えますよ」
藤原「ま、多少は期待しておいてやろう」
古泉「コレは手厳しい」
藤原「………さて、そろそろ行くか」
古泉「次に会う時が敵同士でない事を祈ってますよ。あなたとは気が合いそうだ」
藤原「フン………」
古泉「それでは……」
藤原「…………おい」
古泉「何でしょう?」
藤原「………………またな」
古泉「えぇ、また」
これは良いwww
>>117 つーか何故谷口?そこはキョンだろぉぉぉ!!くそっ鑑識呼んでこい!鑑識ぃ!
俺はみくるがキョン以外とくっつく事は認めんぞぉぉぉ!!
122 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/09(月) 02:18:48.91 ID:MeQe3MXd0
意外と相性がいいなwww
>>121 ならば!佐々長みく古緑藤キョンでってなんでもない
>123
それだけ人数いると……
サーコー、サーコー、サーコー、ワンモアセッ!
しか思い浮かばないわけで。
佐々長
みく古
緑藤
キョン
アレ、キョンあまった
佐々鶴屋
さん長
みく古
緑藤
キョン
あれ、やっぱりキョンg
さんって誰だよwww
さん→サン→太陽→お天道様→神様→ハルヒ
つまり、“さん”はハルヒのことだったのか?
131 :
1/2:2007/07/09(月) 02:43:57.16 ID:4k0IjXlw0
朝倉「あなたを殺して、涼宮ハルヒの出方を見る………ってあら?」
キョン「意味が解らないし笑えない……って、どうしたんだ?」
朝倉「情報を統制化におけない………長門さんに妨害プログラム打ち込まれちゃってたみたいね」
キョン「つまり?」
朝倉「今の私は、一般の女子高生と変わりは無いわね」
キョン「ほほーぅ」
朝倉「キョ、キョン君?何?その目は?もしかして、何かいやらしい事でも企んで……」
キョン「いやいや、そんな事はしないさ。ただ、殺されそうになったんだからそれなりの償いはして貰わないとな」
朝倉「つ、償い?」
キョン「あぁ、今から俺が指示する事を言ってもらおうか」
朝倉「え、あの、それは流石に……」
キョン「じゃあ身体で奉仕してもらうしか……」
朝倉「わかったわよ!やるわよやればいいんでしょ!」
朝倉「お………お兄ちゃん!朝だよ、起きて!」
キョン「………」
朝倉「………え、えと、どう?」
キョン「……違うなぁ」
朝倉「え!?」
キョン「そもそも、朝倉に妹属性をつけようとしたのが間違いか。姉属性だよな」
朝倉「あの、属性とか何の話……」
キョン「よし、じゃあ次は……」
朝倉「え……えぇ!?そんなこと言うの?」
キョン「嫌ってんならやっぱり」
朝倉「やるわよ!言えば良いんでしょ言えば!」
朝倉「えー、コホン」
キョン「wktk」
朝倉「ひ、跪いて私の脚をお嘗めなさい!」
132 :
2/2:2007/07/09(月) 02:44:45.44 ID:4k0IjXlw0
キョン「………」
朝倉「…………?」
キョン「………よ」
朝倉「よ?」
キョン「喜んでぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
朝倉「きゃぁぁぁぁぁぁぁ!!!?」
キョン「嘗めましょう、脚と言わず全身を!」
朝倉「ちょ、離して!離しなさい!」
キョン「正直、たまりません」
谷口「wawawaワスレモノ〜♪………うぉ!」
朝倉「あ………あ………」
キョン「ほら、お前の忘れ物だ。漫画版灼眼の●ャナ」
谷口「おぅ。………すまん、ごゆっくり!」
キョン「………興が冷めたな。じゃあ次の奴を……」
朝倉「待って!」
キョン「え?」
朝倉「次の言葉は………私の意志で言わせて………」
キョン「何をだ?」
朝倉「私…………私は、ずっと前から」
キョン「………」
朝倉「私、ずっと前からキョン君が―――」
キョン「と、言う所で目が覚めてな」
朝倉「それを私に聞かせてどうするの?」
キョン「是非に正夢にならないかと……」
朝倉「うん、それ無理♪」
133 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/09(月) 02:46:44.92 ID:+5ILrBjfO
今北産業
>>132 上手いなwwww
テラGJ!!!!1
134 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/09(月) 02:47:20.07 ID:9AC89Ib3O
ほ
136 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/09(月) 02:51:42.98 ID:0EvirlupO
どーする?
新設板に移る?
138 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/09(月) 03:06:01.88 ID:+5ILrBjfO
保守
ホシュ
保守
保守
保守
保守間隔やけに短いな…
月曜日はVIP全体の流れが遅いから大丈夫だぞ。
ヒマだったからつい
145 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/09(月) 03:53:26.33 ID:JIzk2eQW0
146 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/09(月) 04:04:44.30 ID:+5ILrBjfO
保守
147 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/09(月) 04:16:02.73 ID:+5ILrBjfO
保守
ほ
そす
150 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/09(月) 04:46:40.03 ID:+5ILrBjfO
保守
151 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/09(月) 04:57:51.77 ID:+5ILrBjfO
保守
152 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/09(月) 05:08:05.89 ID:+5ILrBjfO
保守
保守
154 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/09(月) 05:26:24.33 ID:+5ILrBjfO
保守
155 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/09(月) 05:37:32.85 ID:+5ILrBjfO
保守
156 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/09(月) 05:48:22.67 ID:+5ILrBjfO
保守
眠い保守
158 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/09(月) 05:59:07.58 ID:+5ILrBjfO
保守
159 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/09(月) 06:09:53.87 ID:+5ILrBjfO
保守
160 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/09(月) 06:20:11.74 ID:+5ILrBjfO
保守
眠いなら休んだ方がいいぞ?
この時間に10分ぐらいの保守は必要ないし、おつかれさん
162 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/09(月) 06:33:06.80 ID:+5ILrBjfO
>この時間に10分ぐらいの保守は必要ないし
俺おもいっきり10分保守してますよと^^
163 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/09(月) 06:48:36.50 ID:+5ILrBjfO
保守
164 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/09(月) 06:57:23.13 ID:+5ILrBjfO
保守
165 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/09(月) 07:03:04.30 ID:0YFv6JXd0
hosyu
166 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/09(月) 07:13:41.58 ID:+5ILrBjfO
保守
167 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/09(月) 07:24:47.84 ID:Ufx9sJ/X0
これから学校保守
168 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/09(月) 07:24:58.46 ID:+5ILrBjfO
ハルヒ
169 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/09(月) 07:26:32.70 ID:+5ILrBjfO
途中で書き込みしちまったww
ハルヒss投下してくれる職人はいないのか
もう朝だぜ
今日の朝飯はエクレア、シュークリーム、豆腐ムースだった保守
通学中の電車の中から保守
朝ごはんはカレーだった
172 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/09(月) 07:32:23.46 ID:xFhPaEg7O
ハルヒ「ちょっとキョン!ふふ〜ん♪呼んでみただけ」
このスレも次スレはアニvipだな
174 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/09(月) 07:43:21.31 ID:+5ILrBjfO
保守
175 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/09(月) 07:45:58.59 ID:osN7bR1p0
前スレdat上げてくれ
176 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/09(月) 07:46:42.48 ID:okCLQshT0
どなたか前スレのDATをいただけないでしょうか
よろしくお願い致します。
ほしゅ
サロンに誘導www
保守
180 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/09(月) 09:46:14.81 ID:opVDr6H/O
ホシュ
181 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/09(月) 09:57:26.43 ID:+5ILrBjfO
保守
182 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/09(月) 10:00:32.78 ID:UVIhjkx60
このスレ分はここ滞在ってことは規定事項?保守
183 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/09(月) 10:08:24.90 ID:xFhPaEg7O
保守なのね
184 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/09(月) 10:21:56.46 ID:9W8iqDsy0
フラグクラッシュぶりに拍車がかかってきておるな
保守
前スレdatキボンヌ
ほしゅ
187 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/09(月) 11:28:18.46 ID:nmIAMXYsO
古泉「長門さん、どうぞ」
長門「…これは?」
古泉「僕達が付き合い始めて一ヵ月と四日記念のプレゼントですよ」
長門「…昨日も付き合い始めて一ヵ月と三日記念のプレゼントを貰った」
古泉「いいんですよ。これは機関の経費で落としてますし」
長門「でも、私ばかり貰っていては不公平……目をつぶって…」
古泉「これでいいですか?」
長門「………」チュッ
古泉「………長門さん?」
長門「…(///)」
古泉「顔が真っ赤になってますよ」
長門「な、なってない(///)」
古泉「(か、可愛いすぎる!)もう我慢できません!!」
長門「え…何を、あっ、やめっ…」
キョン「俺の目の前でやらなくてもいいんじゃないか?(^ω^#)」
大学講義中保守
188 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/09(月) 11:42:03.16 ID:L4ufNq3r0
エロパロの「セイクリッド・カプリチオ」面白かった。
よそのだからってつまらんいがみ合いせずに、良作SSは
素直に評価しようぜ。
「…ご、ごめんなさい…」
橘は俺と古泉に平謝りをしていた。あの後やっぱりわき出た閉鎖空間と神人の退治に駆り出されていたからだ。
「…全く、いい加減あなたにも神人を倒せるようにしてもらわないと行けませんね」
「…ごめんなさい…」
橘はひたすらごめんなさいを繰り返している。
とはいえ、どうするんだ?もう少しまともな方法で鍛えないといけないんじゃないのか?
「そうですね。体力ももちろんですが、橘さんは精神を鍛えた方がいいですね」
「…あの、精神を鍛えるとは、やっぱり滝に打たれるとか、丑の刻参りとかですか?」
滝はともかく、何故丑の刻参りで精神が鍛えられるんだ?
「それもいいですね」
いや待て違うだろ。
「ですが、今はもう少し簡単かつ効率のよい方法をしましょう。それは、煩悩を断つ事です」
「…え?、ぼ、煩悩なんて…私、まだそんな経験…」
顔を赤らめて言う橘。
「…多分、あなたが考えている煩悩はある意味断つべきなんですが、それではありません。食欲、特に甘い食べ物に関してです」
「………まさか!」
「あなたには暫く甘い食べ物を断ってもらいましょう」
「ふえぇぇん!古泉さんが苛めるー!私の唯一の生き甲斐を剥奪するなんてー!!」
俺にしがみついても何も出ないぞ。橘。まあ頑張れ。
「ううっ…いじわる…」
190 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/09(月) 11:48:38.42 ID:lZ5jITEO0
なんという威力の橘さんだ・・
191 :
橘京子の溜息:2007/07/09(月) 11:51:16.95 ID:GR08yUDhO
―あれから一週間過ぎた。橘は元気でやってるのだうか?
「…こんにちは……」
…橘か?何か痩せたな…まだキャンプインしているのか?
「…いいえ…あれはもうやってません…甘い物、特にスイーツを古泉さんに止められまして…好きな物を食べられないストレスで痩せていってるんです…」
たった一週間食べないだけでそんな痩せるのか?
「一週間で7kg痩せました……ブートキャンプと併せて10kgですよ……ははは……おかげで今年の夏はボディーラインが気になりません…」
一週間で7kgとは、ブートキャンプも驚きだ。てか、スイーツを食べないだけでそんなに痩せるのか?
「…佐々木さんの相手をしてたり、あのやる気ない二人をフォローしてたりしたらストレス溜まりますよ。そのストレスの解消でスイーツばっかり食べてましたから」
溜まったストレスと、スイーツ自身食べなくなった事による体重減少か。ただ、あまり痩せ過ぎるのも良くないな。今度見事に神人倒せたら何か甘い物買ってやるからな。
「本当ですか?ありがとうございます!京子頑張ります!!」
―正直、ちょっとかわい…いや、何を言っているんだ俺は?
更に一週間後。
というわけで閉鎖空間だ。今回は佐々木のだ。ハルヒはトンデモ能力があり、そちらの神人の方が優先されるため、佐々木の神人は後回しにされるらしい。
「橘さん、分かってますね?これでダメならお手上げです」
「…はい、この日のために生死の境を彷徨うような修行をして来たんです。必ずやってみせます!」
スイーツが食べないだけで生死を彷徨うとは…
「見て下さい!私の生まれ変わった力を!」
瞬間、橘が眩いに光に覆われていた。以前のような、頼りない光ではない。神々しいくらいに光っていた。
「煩悩を断った事により、精神力が格段に向上したんです」
古泉の解説が入る。あれだと、期待できそうだな。
「ジェラートアタック!」
良く分からん必殺技が、神人にヒットした。効いているみたいだ。
「まだまだ、ポキポキポッキー!!」
新人の腕をポキッと折る橘。そういえば昔そんな歌あったよな。
「これで決めるわ!ザッハトルテクラッシュ!」
橘の白いオーラが神人に襲いかかる。そして神人は音もなく崩れ去った…
「やりましたぁ!びくとりぃー!」
「お見事です。橘さん」
…よくやったとは思うが疑問が残る。何で技名はお菓子の名前ばっかりなんだ?
「スイーツ禁止に対しての欲求不満が爆発したのでしょう。スイーツを食べれない恨みを、身近なもの、つまり神人にぶつけているんです」
なるほど。だが一つ矛盾があるな。
「何がでしょうか?」
お前、『煩悩を断つ』ためにスイーツ禁止したのに、あいつの頭の中は煩悩だらけじゃねーか。
「………結果良ければ全てよし!です」
……あっそーですか。
この組み合わせいいなwww
妙に遊ばれてる感が。
194 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/09(月) 12:02:42.30 ID:l1oMu83dO
ビクトリーw
支援?
橘ってこんなキャラだったっけ?と分裂を途中までしか読んでない俺が言ってみる
でもおもしろいからいいや。
>>192乙
197 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/09(月) 12:38:12.98 ID:xFhPaEg7O
橘かわいいなw
アナル1000到達オメ
アナル1000行った。
涼宮ハルヒが望んだ超能力者
『機関』
その実、涼宮ハルヒのストレス発散の邪魔しかしていない・・・。
七夕って何故だか童心に戻りたくなるね。
月日の経過さえも忘れて。
九曜さんに無駄だと知りつつ勧めたくなるくらいだ。
日は何でもない平日でも僕には何でもなくないから。
はっきり言えば僕は七夕に縋って居るんだ。
アレ程そういう物を一切合切気にかけなかった僕が。
ナンデだと思う?
ルイヴィトンが1円に見えるくらい七夕には凄い価値があると思うようになったからさ。
記念に短冊、というノリもやめて今は毎年本気になって書いてる。
念じながら念じながら、願いよ叶えと念じながら。
日々その願いを神様が叶えてくれると思いながら。
にあわないだろうね、僕には。
なにも言わなくて良いさ。
って言っても僕からは言わせて貰うけどね。
ちゃんと笑わずに聞いて欲しい。
まじめに言うから。
えっと、君が死ぬほど好きなんだが僕と付き合ってくれないかな、キョン?
203 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/09(月) 13:28:10.54 ID:C7O0wStuO
保守
204 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/09(月) 13:30:16.80 ID:l1oMu83dO
>201
まあ来年になったら覚えてないだろうがw
保守
ほ
207 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/09(月) 14:18:52.59 ID:C7O0wStuO
保守
アナル1000行って落ちた?
210 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/09(月) 14:54:53.48 ID:C7O0wStuO
保守
乙女ハルヒこないかなあ
212 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/09(月) 15:23:50.51 ID:C7O0wStuO
保守
保守
214 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/09(月) 15:57:59.37 ID:C7O0wStuO
保守
215 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/09(月) 16:00:59.18 ID:YvRUSs/10
保守自重wwwwwwwww
保守
ハルヒ「ヽ(゜▽、゜)ノうぼぉぁ〜」
キョン「ヽ(゜△、゜)ノぬぼぉぁ〜」
みくる「プリンのように甘くとろけた二人ですねぇ」
古泉「なんだかなぁ〜・・・」
長門「脳が溶けるのは、推奨しない」
保守
220 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/09(月) 17:05:07.49 ID:C7O0wStuO
ほし
保守
長門「今日は家庭用のルーでCoCo壱番屋の味に近い味を出した。食べて」
キョン「あぁ、喜んで食べさせてもらう。だけどな」
長門「?」
キョン「俺は大好きなお前が作った大好きなお前オリジナルの味のカレーが食べたいんだ」
長門「・・・わかった//」
223 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/09(月) 17:44:57.55 ID:xFhPaEg7O
東奔西走しながらハルヒの思い付きに付き合う――と言うか処理する――俺と他のSOS団の面々が、
中心的人物のまだいない部室で、お茶を飲みつつ束の間の休息に身をゆだね、
学生の宿命かつ天敵である定期考査もしばらくはないから気楽なもんだ、とか取り留めのない事を考えていると、
出てくる源のはっきりしないエネルギーを体中にたぎらせたハルヒが特殊部隊も呆然の荒々しさで部室に突入してきた。
身代わりをとっさに探してしまったのはハルヒが厄介事を呼び込む例の笑顔を浮かべていたからだが、
涼しげな雰囲気を纏っている長門も存在だけで俺を癒してくれる朝比奈さんも、
宮司のような古泉も、特に変わった反応はしめさなかった。ま、そりゃそうか。これがハルヒのデフォルトだしな。
ハルヒは目をキラキラ輝かせながら、上空一万mまで舞い上がったようなテンションのままで、
ルーズリーフ大の紙を何処からか取り出し、やや乱暴に開いて朗々と読み上げた。
『ヒニチジョウへのご招待!
たった一夜の限定イベント!
だれ一人として見たことのない奇跡を貴方は目撃する!」
のっけからハイペースな我らが団長であることよ。なあ、たまには静かにしてみろよ。
人が違ったように見えることを、この俺が全身全霊をもって保証してやるさ。
「間違ってもあんたにだけは保証されたくないわ」
にべもなくハルヒは言った。
はっきり言い過ぎだ。もう少し遠回しな言葉遣いも覚えないと、将来苦労するぞ。
「興味ないわ、下らない会社勤めに使うしか道がないものなんて」
味も素気もないような物だって大事だぜ? 働かないで食ってけるわけないだろ。引き込もるなら別だが。
「あたしだって仕事の大切さが分からないとは言わないわよ。でも学生のころ位ハメはずしてもいいじゃない」
りんとした様子で言われりゃ、はい、そこまで。反論するだけ労力の無駄だな。
「まあ、それはそれとして。今度はなんだ? UFOでも墜落したか? あるいは猫型ロボットでも完成したのか?」
せっつかれたハルヒの指が迷いなく真っ直ぐ俺を指し、
「ん、外れ。マジックショーの招待券よ。親父が昨日会社の人からもらったんだって」
「これは、興味深いですね。マジックショー、……良いじゃないですか」と、身を乗り出しつつ古泉。
「のりのりだな、お前」と、俺は言った。
「中々こういった機会はありませんし、何より昔からそういったものに興味があったんですよ」
にこにこスマイルが平常と比べて格段に輝いてる所をみると、マジで好きらしいな。
宇宙人はタネなんて一目で分かるんだろうな、と思いつつ長門を見ると、本から顔を上げ、しかしすぐ読書に戻る。
「宙に浮いた箱からの脱出マジック?」と、朝比奈さん。
「人が消えるのよ、箱から。スゴいと思わない?」
未来人ならいくらでも出来るんだろうな、TPDDとやらを使って。もしや、こいつ未来人か? ……なんてな。
「来週開催ですか」と、ハルヒから紙を受取りつつ、古泉は言う。
「人づてに聞いたんだけど、海外じゃスゴい評判らしいわ。と言う訳で、来週はマジックショーに行くわよ、良いわね」
異議が出ようはずもない。見付からない物を探して市内を歩き回るよりは余程体に優しそうだし、
世間一般では、こんなショーを見に行くのが有意義な休日とか言うんだろうしな。
界隈では、物凄い盛り上がりだったのだが、
「人数制限があったなんて迂濶だったわ。親父ももう五枚くらい招待券ふんだくって来れば良かったのに」
超が付きそうな常識。普通は一枚の招待券で五人も入れない。せいぜいペアが良いとこだ。
「能書き垂れてないでなんとかしなさいよ、この状況」
力もうがなにしようがどうしようもねえって。二人だけ入って三人は「はいさよなら」じゃ冷たいにも程があるし、
者共かかれ、なんて強行突破したら敢えなく御用だ。
「がんばれば何とかなるわ。頭捻りなさい!」
「いいですよ、僕たちは。折角のペア招待券、どうぞお二人で」と、さらり言ってのける古泉。
ただ事じゃ済みそうにない提案をしやがるな、お前。
「らぶらぶ」
あー、長門さん? アーユーオーケー?
「たのしんで来て下さい」と一歩引きつつ朝比奈さん。
「しかたないわね……。でもホントに良いの? 皆はどうする?」
「のんびりしてますよ。実は知り合いがこのあたりで喫茶店を営んでまして」
と、古泉が言えば、
「ここに前から行ってみたかったお茶屋さんがあるんです」と、朝比奈さん。
ろくすっぽ何も言わず、大きな本屋の方へ向かう長門。三人は直ぐに見えなくなってしまった。
にが虫を噛み潰したような、それでいて笑いと、薄い朱色を浮かべた顔で俺の方を向くハルヒ。
『来場誠にありがとうございます、間もなく開場となります……』と、アナウンスが流れ始める。
なんだ、まあ、あれだな。……ありがとよ、三人とも。三人に心中で礼を言った。
「さあ、行くわよ! 三人の分まで楽しむんだからね!」と、俺の方に手だけ向けてハルヒが言う。
「いいぜ」と、返事しつつハルヒの手を握る。
以上も以下もない、これが俺の日常。
上機嫌なハルヒと手を繋ぎながら俺はこんな日が何時までも続けば良いと、そう思った
なんとなく投下保守
キョン「はぁ〜食った食った」
橘「CoCo壱番屋なんていつぶりかな・・・」
キョン「昔はよく来たのか?」
橘「はい、家族と一緒に」
キョン「そうか・・・」
橘「? アンケート書くんですね」
キョン「あぁ、癖でな」
ttp://imepita.jp/20070709/644410 橘「どことなく色々影響受けてますね」
キョン「その影響をお前の色で消して欲しいな」
橘「えぇ、いつか私一色にしてみせます」
キョン「その前に俺の色に染めるけどな。心も、そして体・・・もね?」
橘「・・・はい///」
228 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/09(月) 18:25:14.93 ID:C7O0wStuO
保守
229 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/09(月) 18:47:29.77 ID:C7O0wStuO
保守
保守
231 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/09(月) 19:20:27.90 ID:s0/7BbJJ0
保守
保守
234 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/09(月) 19:44:38.47 ID:CQpMAs8u0
保守
保守
穂
237 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/09(月) 20:08:15.23 ID:MDMtuI9H0
保守
ほ
239 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/09(月) 20:30:36.03 ID:C7O0wStuO
保守
保守
投下待ちながら保守
242 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/09(月) 20:48:41.09 ID:Z32RhwQ50
昨日も聞いたけど、いろいろな意味で感動(おもしろい、悲しい、怖い、泣けるなど)するSS教えてくれ
お前らのお勧めでいいから
244 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/09(月) 20:54:18.60 ID:osN7bR1p0
有名なSS
涼宮ハルヒの微笑
涼宮ハルヒの戦場
涼宮ハルヒの邁進
>>243 質重視ならエロパロのほうがおすすめだな。
こっちで昨日挙げなかったのとしては……
ユキのえほん
涼宮ハルヒのロバ
ここで筆頭に上がるようなのは個人的にあまりおすすめでない。
>>243 プリンスレ歴の浅い俺が言うのもなんだが
涼宮ハルヒの微笑
涼宮ハルヒの邁進
Short Summer Vacation
納涼サプライズ
納涼サプライズはお笑い。Short〜は感動。二つは長編
>>243 泣けるならSSV。
>>244を捕捉すると、
涼宮ハルヒの微笑
……最終回系。誰かと誰かが結ばれるエンドあり。長い。
涼宮ハルヒの戦場
……名無し、主要キャラクターともに死にまくる。全編70%が戦闘シーン。長い。
涼宮ハルヒの邁進
……これも一種の最終回系? 主要キャラが死ぬシーンあり。急転直下の展開ばかり。長い。
全部癖の強いSSだから注意したほうがいい。
249 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/09(月) 21:03:08.80 ID:osN7bR1p0
プリン、アナル以外で俺が好きなSS
涼宮ハルヒの妊娠
涼宮ハルヒと変態
涼宮ハルヒの降臨 (未完結
涼宮ハルヒが大学生になったんだってさ
涼宮ハルヒの鶏肉
もしラピュタの主人公がキョンだったら
涼宮ハルヒの性欲
>>247の補足
Short Summer Vacationは読み終わるあたりでLost My MusicをBGMとしてかけるとさらに泣ける
気がする
251 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/09(月) 21:05:25.27 ID:osN7bR1p0
SOS団 with ポケットモンスター
答えてくれたやつありがとww
じゃあまぁいろいろまったり読んでみるわ
まずは涼宮ハルヒの戦場ってやつ読む
253 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/09(月) 21:07:57.57 ID:CQpMAs8u0
>>247 納涼サプライズは長編なのか?
確かに長編その他のまとめに載ってるが、長編っていう気がしないw
255 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/09(月) 21:20:47.29 ID:osN7bR1p0
ほ
256 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/09(月) 21:23:30.66 ID:wjnTOLQ2O
バルサミ保守
257 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/09(月) 21:24:32.97 ID:Wxx5CkTe0
「ちょっとキョン!あたしのプリン、ケーシィ、ベトベータ」
これみたときふいたほす
260 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/09(月) 21:33:47.13 ID:CQpMAs8u0
261 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/09(月) 21:34:52.33 ID:y8dX2Ray0
谷口・・・
263 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/09(月) 21:39:43.76 ID:CQpMAs8u0
13話EDに引き続き14話EDでこんな谷口やられると…
俺一生白石みのるについていくよ。
じゃあ、谷口ss書いてくるノシ
地味な谷口は好きだったけどな……
正直今のネタの谷口は嫌いだ。二期で必要以上に、無駄に出番が増えてたらと思うと反吐がでる。
二期は国木田のターン!
国木田の影が薄い気がするのは俺だけか
二期でもらき☆すたでも、みのりんとみのるんが活躍しても良いと思ったり思わなかったり。
268 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/09(月) 21:53:49.30 ID:kz6Fi6Ts0
国木田あげ
佐々木が出て来てから、キョンと国木田を絡ませる
のは難しくなっただろうな…
逆に国木田と佐々木を絡ませるんだ
271 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/09(月) 21:57:19.50 ID:CQpMAs8u0
アナルじゃ大人気なのに
272 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/09(月) 21:58:42.76 ID:wIi0fxsj0
>>243 エロパロ板のほうの『古泉一樹のある種の罠』
くにょうに株を奪われつつあるけどなw
>>270 そこに古泉も加われば…
敬語ばっかりで堅苦しいなw
>>243 プリンだったら「間違いだらけの文化祭」
エロパロだったら「非単調ラブロマンスは微睡まない」
277 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/09(月) 22:03:48.56 ID:22P/juSs0
キョンとハルヒの未来を守るために、古泉が人身御供になって佐々木を篭絡汁!
意外とお似合いの似たものカップルになるかもしれんよ。
>>274 敬語ばかりの堅苦しいところにはその雰囲気ぶち壊しな奴を送ってみるのがいいかと
>>277 お互い建前しか話さない、見事なまでの仮面夫婦だな
>>277 いい友達にはなれそうだが、恋人にはなれそうにない組み合わせだな。
やっぱりカップルになるなら、性格やキャラが異なる2人がお似合いだと思う。
>>280 そうか。
なら、長門と鶴屋さんがピッタリじゃないか!
エロパロはまとめサイトが携帯から見づらくて諦めた。
これいいかな?と思っても、エロ描写入って読む気なくしたりorz
あっこは最近のから読んでくほうがいいかも。
最初のほうがエロヒット率高い。
カプ話は正直やめてほしいな
なんか明らかにありえないカプとか言われると腐女子臭がするというかなんというか…
287 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/09(月) 22:14:18.01 ID:2AOaKpLa0
突然ですが投下いいですか?
きゃもん
ぉk
人はキャラをくっつけたがるもの
俺もバルバリシア×カインのカップリングは誰が何といおうが押し通す
292 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/09(月) 22:19:26.34 ID:2AOaKpLa0
じゃあいきます。
『とある日曜日の出来事』後編です。
ハルキョン+娘の話です。
前編はまとめに置いてあります。
wktk!!
wktk支援
295 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/09(月) 22:21:34.35 ID:22P/juSs0
キタY⌒Y⌒(゚∀゚)⌒Y⌒(。A。)⌒Y⌒(゚∀゚)⌒Y⌒Y !!!
296 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/09(月) 22:21:47.77 ID:2AOaKpLa0
3人分の皿、箸、スプーン、コップ、それからハルヒ特製DXビーフカレーとポテトサラダ、おまけに麦茶と福神漬けを全て俺一人で運び終わり、いよいよ後は食べるだけ。となった時
見計らったかのように娘が居間にもどってきた。まぁ、実際見計らってたんだろうな。
「うわーバリうまそー。」
「バリうまいわよー。」
バリってどっかの方言だったけ、九州かな?なんてどうでもいいことを思いつつ俺は自分の席についた。
「いただきまーす。」
「福神漬けは自分で好きに入れてよね。」
「ああ、いただきます。」
ハルヒが3人分のカレーを配り終え、さっそく食事にとりかかる。
実はさっきから俺の腹は空腹で悲鳴をあげっぱなしだった。
昼間にちゃちなハンバーガーセットしか食ってなかったし、このハルヒカレーの香ばしい匂いといったらもう辛抱たまらんね。
「あ、美味しい!前のカレーより好きかも。」
「あったりまえよ。言っとくけどあたしの料理で前と同じ味付けなんて存在しないんだからね。」
娘の好反応にハルヒが嬉しそうに答える。しかしこのカレー、確かに以前より美味い。ハルヒの向上心にはまったく感服するね。
その向上心が俺と娘の笑顔の為に働いていると考えると、ハルヒをものすごく愛しく感じてしまう。
「どうキョン、美味しいでしょ。」
「ああ、美味い。最高だよ。」
声をかけられたタイミングのせいでついついキザな感じで答えてしまう。
返ってきた返事が予想外な感じだったのかハルヒは顔を赤らめて俯きながら小声でなんか呟いている。かわいい。
ふと娘を見ると、カレーを食いながら俺とハルヒの反応を見てニヤニヤしている。なるほど、イチャイチャがどうとかってこういうことを言ってたのか。
「いやぁ、なんだか今日のカレーは甘いわねぇ〜」
コイツ、急になにを言い出しやがる。こういう時は黙ってニヤニヤしてるのがお前の仕事(?)だろうが。
「え、そう?辛さ的には前とあんまり変わらないと思うんだけど。」
「いやいや、そうじゃなくてー」
「?」
ハルヒが疑問符を浮かべる。そのへんにしとけよ娘。
支援
298 :
とある日曜日の出来事(後編):2007/07/09(月) 22:23:40.24 ID:2AOaKpLa0
「キョンと母さんの桃色k『うおっほんんん!』
ハルヒが照れてる姿を見るのは嫌いじゃない、むしろ好きだ大好きだ。が、俺まで恥ずかしいのはゴメンだ。
コイツをこのまま喋らせとくと下手すりゃさっきの写真の件まで勢いで言いかねん。
どうにか話題を変えなければならないのだが…さて、どんな話があったっけか。
我が家のしきたりで夕飯は必ず一家三人揃わないと食べてはいけない。というものがある。
ゆえに毎日こうやって一緒に会話しながら食事をしてるわけだから、今更この場を盛り上げられるような話題は残念ながら今の俺のレパートリーには無い。
…いや、あるじゃないか。たった今日、俺とハルヒにとってはかなり驚愕の話を、昼間聞いたばかりだったじゃないか。
俺の写真の話については秘密だ、という約束はしたが、娘のこの話題についてはなんの約束もしていない。
「ハルヒ。」
「なに?」
「聞いて驚くなよ?」
「なによ。」
「とうとう俺たちの娘にも、そんな時期がやってきたようだぜ。」
「!」
娘のカレーを口に運ぶ動きが一瞬にして止まった。
「はぁ?なによそんな時期って。」
「初恋だよ初恋。好きなヤツが出来たんだと。」
「えぇ!」
「ちょ、ちょっとキョン!」
二人揃って血相を変え、そして絶叫。顔もソックリの為なかなか壮観である。
違うのはその表情。ハルヒは目を期待でキラキラさせ満面の笑み。娘は顔を真っ赤にして照れと怒りがミックスされた様な顔だ。
「なになにどういうこと詳しく話しなさいよさあ早く!」
「ちょ、ちょっと母さん落ち着いてよ。」
怒涛のごときハルヒの質問攻めにたじる娘。あせってやんの。ざまみろ、いつも父親をコケにする罰だ。やーいやーい。
ギギギッと俺を睨みつける娘。それを涼しい顔で受け止める。
支援
支援
支援
302 :
とある日曜日の出来事(後編):2007/07/09(月) 22:25:02.80 ID:2AOaKpLa0
「なになに、どんな男の子なの?同じ学校の子?あ、もしかして同じ部活の?それなら家にきたことある?」
「ちょっともう母さんってば…」
ますますパワーを増すハルヒのオーラに反比例するように娘のボルテージがどんどん下がっていく。
コイツは半分俺の血をついでるからか、それとも単に母子の実力の差か、こうなったハルヒにはめっぽう弱い。
「いいじゃないか話してみろよ。俺に告白のアドバイスを求めるぐらい悩んでるんだろ?ハルヒなら俺より力になってくれるんじゃないか?」
若干わざとらしく言う。またしても二人同時に俺の方を見る。1人は笑顔、1人は怒顔。
「こ・く・は・くの・ア・ド・バ・イ・スですってぇぇ?!」
「ちょっとキョン、いい加減にしてよね!」
このアホ親父が!と言わんばかりに俺の首を絞めるため手を伸ばす娘。それをわざわざイスから立ち上がって回避する。
「逃げんな!」
「やなこった。」
俺を捕まえるため自らもイスから腰を上げようとする娘。だがしかし、その前にハルヒに肩を押さえつけられ、動きを封じられてしまった。
「か、母さん。離してよ!」
「ダメよ。キッチリ話してもらうまではトイレにいく自由さえ与えないわ。」
「な、なによそれー!」
「あきらめろ。そうなったハルヒはもう誰にも止められない。素直に話すこった。」
「キョンのせいでしょうが!」
それからしばらく3人でギャーギャー言い争い、娘も頑なに否定していたが、ハルヒのあまりにもねちっこい質問攻めに
とうとう降参したのか、しぶしぶ話し始めた。俺をものすごい形相で睨みながら。
「同じクラスで同じ部活の男子。たまに話すでしょ、雑用係の。」
「ああーはいはい。あの前髪が微妙に短くてモミアゲ長い子?」
詳しいなハルヒ。
「前家でクリスマスパーティーやったときにトナカイの被り物してた子ね。やっぱりそうだったんだー。」
ハルヒがにやにやしながら言う。娘は顔を真っ赤にして俯いている。
303 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/09(月) 22:25:08.98 ID:f5mwiI5O0
支援
支援
305 :
とある日曜日の出来事(後編):2007/07/09(月) 22:25:56.22 ID:2AOaKpLa0
前髪が微妙に短くてモミアゲが長い?なんつーみょうちくりんな髪型してるんだ、その子は。しかもトナカイの被り物って(笑)
さすがハルヒの血を色濃く受け継いでるだけあって変わった男が好きなんだな。
「で?で?あの子とどこまでいったの?」
「別に、たまに途中まで一緒に下校するくらい。」
「その時手をつないだりはしないのか。」
「しないわ。一回アタシから握ろうかなって思ったことはあったけど、なんか口惜しいじゃない。」
口惜しいってなぁ…
「ま、それはそうよね。やっぱそういうのは男からしてくるもんなのよ。」
そういうもんなのか。
「そういうもんなの。で、ハッキリ言ってその子はアンタの事どう思ってんの?」
「…わかんない。」
急に小声になり俯く娘。いつもからは想像つかない姿だった。
「いっつもアタシの言うことにグチグチ文句言うし、他の女子にデレデレするしボーッとしてるし…」
なーんかロクな男じゃないな。
「でもなんだかんだ言っても最終的にはついてきてくれるし、アタシのフォローとかもしてくれるし…」
ほほう
「と思ったら勉強できないから仕方なくアタシが見てあげるハメになったり、実は誰にでもやさしかったり…」
なんなんだその男は優しかったりバカだったりデレデレしたりモミアゲ長かったり、なんか腹立ってきた。
「嫌われてはいないと思うんだけど、ホント誰にでもやさしいんだから…わけわかんないのよ。」
口を尖らせ少し泣きそうな顔をしている娘。なんだかこっちまで切なくなってくる。普段が普段なだけ余計にな。
親としてはどうにかしてやりたい、どうにかしてやりたいが…んー、こりゃ難しいな。
どうしようかー的な目線をハルヒに向ける。だがハルヒはなぜか頭を抱え、困ったような笑みを浮かべていた。
「いやー、やっぱり親子なのねー。」
ん?そりゃどういうことだハルヒ…と俺が言おうとすると
「ホラ、顔を上げなさい。」
しえん
307 :
とある日曜日の出来事(後編):2007/07/09(月) 22:27:26.35 ID:2AOaKpLa0
さっきまでの暴走して質問していた時とはまるで別人。娘をまるで諭すように優しく声をかけるハルヒ。
「母さん?」
「心配しなくても大丈夫よ。そんなに悩むことないわ。」
「でも…」
「大丈夫。きっと彼もアンタのこと好き。ただ、まだ高校生だもん。素直になれないだけよ。」
「なんで分かるの?」
ハルヒは娘の髪をなでながらやさしく微笑んでいる。
「さっきさ、彼なんだかアンタの言うことに文句ばっかりつける、って言ってたじゃない?」
「そ、そーなのよ!アイツったらいつもなの!他の子にはそんなことしないくせに、いっつもアタシのする事にばっかりケチつけて…」
「それはさ、なんだかんだいって実はアンタの事を一番気にかけてる証拠だと思うのよ。」
「え?」
「だってそうじゃない?いままでアンタのやることにいちいち意見してくる人間なんていた?アタシとキョン以外で。」
娘は無言のまま顔を横に振った。
「きっと彼はね。アンタに間違って欲しくないのよ。」
「間違って欲しくない?」
「そう、アンタってアタシに似てるから、時々暴走して周りの人にどうしょうもない迷惑とか掛けちゃうでしょ?」
お前にもそういう自覚はあったんだな。
「キョンは黙ってて。」
すんません。
「そんな時、ほとんどの人は面倒くさがってアンタには近づかない、なにも言ってこない。内心でアイツには関わるな。アイツの事はほっとけ。って思ってる。」
「…」
「でも、彼は違うでしょ?そんな時どんなに面倒くさそうにしててもアンタを止めてくれる。それは彼がアンタのことを真剣に見てくれてる証拠。
アンタに間違ったままでいてほしくないから、アンタを本当に大事に思ってるから。」
娘は真剣にハルヒの話を聞いている。俺も思わず聞き入ってしまっていた。
「だってそうでしょ?アンタ好きでもない人の一挙一動を気にしたりできる?」
親子揃って好みは一緒かwww
支援
支援
310 :
とある日曜日の出来事(後編):2007/07/09(月) 22:28:25.35 ID:2AOaKpLa0
「…でも」
「でも?」
「でもアイツは誰にでも優しいし、たまたま暴走するのがアタシだけだからそう見えてるだけなのかも…」
するとハルヒはニコッと笑って
「だーかーらー、大丈夫だってば。」
「なんで?」
「彼、他の女の子にはデレデレするんでしょ?」
「うん。」
「アンタにはしない?」
「うん。」
「アンタが体くっつけたりすると嫌な顔したりするでしょ。」
「…する。」
「ほーら分かりやすい。単純に照れてるだけじゃない。」
「え?」
「アンタはアンタで、どうせ彼に優しくされても悪態ついたりしちゃうんでしょ。」
「…」
「ふふふ、それはアンタが彼に照れて、それでそんな態度とっちゃうんでしょ?それと一緒よ。」
「…」
「あ、でもアンタもいつまでも彼の優しさに甘えちゃダメよ。ちゃんと学んで成長しないと、彼だって人間なんだから、
いずれ怒って愛想尽かされちゃうかもしれないからね。」
「…うん。」
「ちゃんと周りのことが見えてきて、彼の優しさに素直に答えることが出来るようになれば、きっと彼から告白してくれるはずよ。
まぁ、アンタから告白するっていうのもアリだろうけど。」
「そうかな、それまでアイツ。待っててくれるのかな。」
支援
312 :
とある日曜日の出来事(後編):2007/07/09(月) 22:29:10.44 ID:2AOaKpLa0
「大丈夫。」
ハルヒはいつものように自信満々の笑顔で言い放った。
「なんてったってアンタはあたしの娘なんだから!自信を持ちなさい。分かった?」
半分は俺の娘なんだからな。
「わかってるわよ。」
ジロリと睨まれる。その表情の切り替えの速いこと。
「母さん。」
不意に娘が口を開く。
「ありがと。それと、おかわり。」
笑顔でそう言った。コイツが礼を言うとは珍しい。ハルヒは一瞬驚いた表情を浮かべたが
「わかればよろしい!ハイ、まだまだあるからたくさん食べなさい。」
すぐに笑顔で応える。まったく、母親の鏡だな。
それにしてもハルヒがこんなに恋愛に対して弁が立つとは思わなかったな。
コイツだってまともな恋愛経験は俺が最初で最後のはずなんだが…さすがハルヒといったところか。
「ま、同じような経験をアタシもしたからね。」
ん?そりゃどういうことだ?中学時代にそういう事があったとか?
「違うわよ。まぁ、分からないならいいわ。」
若干膨れっ面でカレーを貪るハルヒ。なんなのいったい。
「ははぁ、母さんも苦労したのねー。」
なんかしらんが娘は理解した様子だ。
「そうなのよ。今もだけどキョンってばほんっとに鈍感で…」
ちょっとまて、なんでそこで俺の話になる。
「最近キスの回数も減ってきたし」
おいおいおいおいおい
「前は一日にどれくらいやってたの?」
いい展開だ
支援
314 :
とある日曜日の出来事(後編):2007/07/09(月) 22:30:14.58 ID:2AOaKpLa0
「平均10回くらい」
おいおいおいおいおいおいおいおい
「今は?」
「8回くらい」
おいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいお
ニタニタする娘。なんだかいやな予感が…
「大丈夫よ母さん。キョンは母さんの事昔と同じくらい、いや、ひょっとしたら昔より愛してるわよ。」
「? どういうこと?」
「こーいうこと。」
そう言うと娘はポケットから一枚の写真を取り出してってピギャアアアアアアアアアアアアアア!
そういやまだ返してもらってなかったぁぁぁぁ!
「なななななななななななななによこれぇぇぇぇぇぇぇ!」
ハルヒ大噴火。
娘よ。そ、それは見せない約束ではッッ…!
「なによ、人の初恋だなんてプライバシーを侵害した罰よ。」
そりゃこっちのセリフだ!
「キョオオオン……!」
「おおおお、おおお、お、おお、落ち着けハルヒ。」
俺の願いむなしく、ハルヒは握りこぶしを作りはじめる。
体重×
「キョン…」
握力×
「この…」
スピード=
「アァホンダラゲェェェェェ!」
破壊力…ッッ!
薄れゆく意識の中、俺は別になにかを見たり感じたりは特にしなかった。
じゃあ言うなよって話だな。
ニヤニヤしつつ支援
支援
317 :
とある日曜日の出来事(後編):2007/07/09(月) 22:31:39.22 ID:2AOaKpLa0
――後日談――
あの惨劇の日曜日から早2ヶ月。今日は家族+αで出かける予定だ。
比較的ラフな服装に着替える。ハルヒの準備が終わるまでまだしばらく時間がかかるみたいだから、先に車を暖めておくか。
「おっまたせー!」
5分後準備を終えたハルヒが助手席に乗ってきた。思ったより早かったな。
「今日はあたし達にとって記念すべき日になるんだからねーっ。しっかりしてよねお・と・う・さ・ん。」
「変なプレッシャーをかけるんじゃない。ふん、娘の彼氏ぐらい、軽くいなしてやるわい。」
「いなしてどうすんのよ。…なんかマジで心配になってきたわ。」
「まぁ、気にすんな。いつもどおりにしてりゃいいんだろ」
「それはそうだけど。」
「それに、いい子なんだろ?彼。」
「そうねぇ、いい子で、いつかの誰かさんにソックリよ。」
また訳の分からんことを…
「分からなくていいの。さぁ、出発しましょう。あの子達も、もう待ってる頃だと思うわ。」
「ああ、そうだな。」
もしかしたら、俺たちを待ってる間に下らない事で口喧嘩とかしてるかもしれないしな。
「ふふ、ありそうね。なんでそう思ったの?」
「いやぁ、だってさ…」
アイツもアイツの彼氏も、いつかの誰かさん達にソックリなんだからな。
おわり
318 :
とある日曜日の出来事(後編):2007/07/09(月) 22:32:41.97 ID:2AOaKpLa0
以上です。
支援ありがとうございました。
>>264 同意。谷口は正直もうどうでもいい。白石はすきだがw
>>276 非単調ラブロマ〜は俺の涙腺を破壊したぜ
GJ!
終始にやけっぱなしだったぜwww
こんな家族いいなぁ…
>>318 GJ!!!!!
仲のいい家族だなぁ
ってキョン、ちゃんと解ってたのかww
323 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/09(月) 22:48:16.52 ID:C7O0wStuO
保守
保守
縦読みって華麗にヌルーされると死にたくなるのな……
初めて知ったよ
ねるほ
326 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/09(月) 23:02:40.94 ID:kz6Fi6Ts0
age
327 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/09(月) 23:02:50.78 ID:e5W4/jUS0
>>325 今気づいた
すげぇwwwwwwwwww
おやす
ヌルーされるくらい、誰も気づかない華麗な縦読みでってことだw
てか最近縦読み大人気だな
ヒニチジョウがカタカナだった理由がわかったwwwすげぇwwww
330 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/09(月) 23:07:56.75 ID:y8dX2Ray0
>>325 すまん、読み飛ばしてたwww
てかこの縦読みはすげえなwww
すげえwww感心したwww
普通に続き書いてくれるのかなーとか思ってたwww
332 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/09(月) 23:08:29.55 ID:zWyU283a0
これはすごい
wikiには最後にヒント:縦読みとか追加すればいいんじゃね
333 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/09(月) 23:10:42.04 ID:ecQ3AenM0
>>325 ごめんね?突っ込まない流れなんだと勝手に勘違いしてごめんね?
普通にすげぇwwwおやすみwwwwww
334 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/09(月) 23:11:29.24 ID:ecQ3AenM0
>>325 ごめんね?突っ込まない流れなんだと勝手に勘違いしてごめんね?
普通にすげぇwwwおやすみwwwwww
335 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/09(月) 23:12:35.75 ID:kz6Fi6Ts0
連レスすま(;´ё`)
339 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/09(月) 23:16:29.29 ID:MF2TArib0
きづかなかったすげええ
340 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/09(月) 23:16:58.54 ID:zWyU283a0
一行が短い携帯でこういうの作れるもんなの?
>>325 これはすごい
普通に読んで、こういうの良いなぁ とか思ってたよw
343 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/09(月) 23:19:15.01 ID:Z5jCYQC50
>>325 sugeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeee
344 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/09(月) 23:20:07.84 ID:+5ILrBjfO
気づいてたけど、言っちゃいけない流れかと思ってた。俺も。
346 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/09(月) 23:30:59.09 ID:+TT9GMiA0
保守保守
こまめにやらないとまずいな。
347 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/09(月) 23:31:32.42 ID:gT9p/HRlO
これはすげえぞ保守
保守
349 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/09(月) 23:40:02.78 ID:kz6Fi6Ts0
いまだに縦読みが見つけられない俺は負け組か。。。
351 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/09(月) 23:44:02.30 ID:kz6Fi6Ts0
>>350 見つけた時の驚きは半端ないからガンガレ。
保守
355 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/09(月) 23:53:14.32 ID:opVDr6H/O
これはすごいw
投下してもおk?
おk
おk
359 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 00:01:24.17 ID:YNTmv1PQ0
おk
じゃあ3分後に
涼宮ハルヒの糖影 8日目
短編として読んでも可
wktk
良い景色を味わえる展望レストランに俺たちは向かっている。
前にハルヒの誕生日の時に一度行ったことがある高級レストランだ。
その時は「どこかいいとこ連れて行きなさい!」と喚くハルヒに焦らされ、ネットで急遽調べて適当に良いところを見つけて行ったわけだが、ハルヒはこんなベタな場所でも結構気に入ったようで、また来たいと言ったのを思い出したのでまた来ている。
財布が喚いているが今日ばかりはなんとも思わなかった。食事代なぞ俺の鞄に入っている『世間的に見て給料3ヶ月分』よりは遥かにマシだろう。
社会人として仕事に出るサラリーマンになって間もないのに、俺は焦りすぎじゃないだろうかと思ってももう遅い。
どうだ久しぶりにまた高級レストランに行かないか、とさりげない振りして誘ってみたのだが・・・もしかしたらばれてるのかもしれない。いやいやもうどうでもいい。どうせばれるんだからな。注意すべきは俺からかっこよく言えるかどうかなんだよな。
支援
もうメ欄でわかってしまうw
支援
料理は最高に美味しかったがそのうまさは舌を素通りして耳あたりから流れ出ている気がした。
高いんだからしっかり味わえよ俺。告白した時や同棲しようと言った時も同じような試練を乗り越えただろう。
しかもこういう時に限って食事というものはさっさと終わってしまい、適当に野暮話をしている間に空気を察知した店員がお皿を片付けたりしてくれた。
空気読まないでくれと言いたいがそれじゃ先に進まんしな。
「キョーン。」
「ん?」
「何ボーっとしてんのよ。」
「ああ、あの、景色がきれいでな。つい見とれてた。」
何だこのテンプレ以下の陳腐な言い訳は。本当に落ち着け俺。
「景色?」
「そう。」
「へぇ、キョンが景色に見とれるとはね。」
空気圧が高まっていくのを感じた。今なら台風も一発ではじけるんじゃないか。
「あたしもこの景色が好き。」
「意外だな。」
「そう?だってこうして何も起こらずに佇んでいる街を見てると、この平和を守ってるのはあたし達SOS団なんだなぁって思うのよ。ちゃんと探索してるおかげよね。」
「お前なぁ・・・そういう妄想は俺の前だけにしておけよ。」
「そう思い込んでみるだけよ。ちょっと楽しくならない?」
「・・・そうだな。そう言われてみればな。」
「あんたが居づらそうにしてるから」
「へっ・・」
「あんたが居心地悪そうにしてるからあたしの考えてることの一部を提供したまでよ。」
「いや俺はそんな・・」
「身の丈に合わないレストランなんか予約しちゃって。店員が来るたび内心オロオロしてるのあんたが可哀想でね。」
「悪かったな。庶民で。」
「あたしはいいわよ。庶民じゃないし、あんたのいろんなマヌケ面が見れて面白いからねっ」
366 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 00:07:32.23 ID:h6Hy2YG80
支援
支援
ここでハルヒはクスクスと笑った。それを見て俺は体中で詰まっていた空気が抜けた感覚がした。
「それにここに来たのはおまえがここを気に入ってるってのもあるんだぞ。」
「ふふっ・・それはわざわざどうも。あたしはもう十分楽しめたし、満足だから。」
そう言ってハルヒは荷物に手を掛けようとした。いくらなんでもここで帰しちゃならん。
「待ってくれ。せっかく来たんだからもう少しゆっくりしていこうぜ。なぁ?」
「・・それもそうね。」
横目で笑うこの笑い方は・・・こいつもうわかっていやがる。確信犯だ・・・。
くそ。ハルヒを驚かす計画が成功することは無いのかね・・この先も。
「まぁあんたがここでのんびりしたいっていうなら付き合うわよ」
「のんびりというかだな・・お前と話したいことがいくつかあるだけだ。」
「へぇえ、あんたも場所のセッティングまで考えるようになったのね。」
「ったく・・・お前のために俺は結構苦労してるんだぞ。ねぎらいの言葉の一つぐらいは欲しいな。」
「そりゃあたしだって同じよ。高校の時からあんたの鈍さには奔走しっぱなしよ。身体面でも精神面でもね」
「いーやそりゃ自信を持って俺のほうが振り回されてるな。先に惚れたほうが負けだしな。」
「何よそれ。あんたあたしより先にあたしに惚れてる自覚あったわけ。」
「・・・やれやれほんとにお前が結婚するとしたら相手は大変だな。苦労が目に見えるようだ。」
「おあいにく様!あんたのお相手の方がよっぽど苦労するわよ。ほんとに鈍いってのは罪よ。」
「鈍い鈍いって言うけどな、そう見えるだけだ。暇さえあればお前のことについて考えてしまうぞ俺は。」
「そのわりには貢献度が低いわね。キョンったらムッツリだからどうせスケベなことばっかり考えてるんじゃなくて?」
「んん・・・いや違うぞ!だから俺はお前が思ってるよりお前のことを想っているんだよ。」
「そりゃ雑用係は団長のことを敬わないといけないものね。」
「今のおまえは団長じゃない。俺の彼女だ。そして・・いや・・・うむ・・・。」
「そして・・・、何よ。」
支援
支援
やばい。言わなければ。なにかかっこいいセリフを用意したはずなんだが忘れてしまった。
というか何でまた言い合いになっているんだ。
「団長でも彼女でもなかったら何なのよ。こら、こっち向きなさいキョン!」
ネクタイ掴むなそんな目で睨むなおまけに息苦しくて恥ずかしい。
「だから!ハルヒ・・俺・・・と・・・」
「だああああーーーもうじれったいわねさっさとプロポーズしなさいよ!!」
「けっ・・・ええ!?」
完全に空気が止まった。
顔から湯気が出てるのが自覚できそうだ。周りの客がどうとか考える余地はない。
泣きたくなる位の空気なのに俺の口調は冷静になった。
「・・・結婚しようか。」
「・・・」
「いや、結婚してくれ。ハルヒ。」
「・・・」
「・・・ハルヒ?」
「・・・」
「・・・」
「・・ああ、もう・・・。」
「?」
「・・鈍いのよ。遅いのよ。」
「・・あっ・・いや俺は・・実はこれでもまだはy」
「うるさい!ほんとにどれだけ待ったと思ってるのよ!あたしがどんだけ不安に・・!」
「すまん・・こっちにも準備がだな・・・」
「あーもうグチグチ言わない!あんたみたいな人はあたしがいないとダメなのよ。一生かけて世話してやるわよ!!」
支援
しえん
「そりゃこっちも同じだ。お前は俺がいないとダメだ。ついでに俺もお前がいないとダメだ。そういうことだ」
「もう・・・キョンのバカ。大好きよ。」
「俺もハルヒが好きだ。」
「・・・もう一回言って」
「え・・俺はハルヒが好きだ・・?」
「もう一回。」
「ハルヒが好きだ。」
「もう一回!」
「好きだ!」
「もっかい!!!」
「好きだ!!!」
「・・・ふふっ・・真顔で言うなんてあんた恥ずかしくないの。」
「本音だから仕方ない。」
「ほんとにバカ。嬉しくってどうにかなりそう。」
支援
「そりゃどうも。そうそうハルヒ、これ。」
俺は周りの変な視線をなるべく気にしないように鞄から給料3ヶ月分、要は指輪の入った小箱を差し出した。
ハルヒにしては丁寧な手つきで蓋を開けた。しばし見とれている。照れくさいな。
「・・・これあんたが選んだの?」
「まぁ・・一応。」
「へへっ・・キョンがねぇ。」
「つけてやるよハルヒ。手出してくれ。」
ここら辺は脳内シュミレーションを何度もやったので大丈夫・・・なはずなんだが。
お互いに聊か手が震えている。俺たちが一丁前にこんなことをしているのが不思議な気分なのかもな。
素直に照れくさそうに笑うハルヒに対して、俺は感情をそのままに笑い返すしかなかった。
「幸せになろうな。」
「当然よ。というよりあんた今も幸せじゃないの?」
「今以上に、だな。」
「それはあんたの努力次第かもね。」
「へいへい、わかってますよ。団・・・奥様」
「・・・わかればよろしい。 雑・・・旦那様。」
・・・もう8日目か。いつまで続くんだろうな、これ。
寝起きだというのに心臓がバクバク言ってやがる。
まさか2年ほど飛んでプロポーズの話が来るとは思わなかった。今考えるとなんと恥ずかしい。
でも俺が恥ずかしい思いをするときは大抵ハルヒは素直な反応をいくつかしてくれるからそういう意味では見ごたえのある夢だったな。
明日は結婚式でも来るのだろうか。結婚初夜はアツアツだったからな・・・ってそれはどうでもいいな。
でも結構最近の出来事になってきたってことは近いうち、このペースだと1週間以内には終わる気がする。
終わったらもう夢に出なくなるのか最初に戻るのかそれとも予想外な展開になるのかはわからない。
ハルヒを一番理解しているはずの俺でもやっぱり全部はわからないのがちょっと悔しい。
わかるはずがないと知りながらもね。
378 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 00:14:22.43 ID:wOwLdNIU0
支援
支援
やっぱり考えてもわからないものはわからないのだ。
欠伸をしながら今日も朝飯の席に付くことにする。ハルヒはやはり朝食を作っていた。
「キョンおはよう。丁度いいところね、すぐできるからちょっと待ってなさい。」
「ああ、いつもすまんな。」
思わずハルヒの左手に目がいってしまう。あのときに俺が贈った指輪がはめられている。
急に愛しさの衝動がこみ上げてきた。何考えてるんだ俺。
くそっあんな夢なんか見るからなんだかハルヒが妙に可愛く・・・むしろ綺麗に見えてしまうじゃないか。
「キョン?どこ見てんのよ。食べるわよ」
「ん?ああ、サンキュ」
こんな調子で大丈夫なのかね。自分に対してやれやれだ。
「なぁハルヒ。」
「どうしたの?」
「お前さ、俺に言いたくても言えないこととか無いよな。」
直接過ぎたかな。この際もういいか。
「はぁ?あたしがそんなのを溜め込むような人だと思う?」
「そうだよな。なんとなく聞いてみただけだ。」
「何?キョンはあたしに言いたいことがあるの?」
「違う。ほら、前に気分が悪い時があったって言ってたからな。」
381 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 00:15:10.85 ID:wOwLdNIU0
支援
情景が目に浮かぶなww
383 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 00:15:40.30 ID:0kw/Pq9B0
シェーン!シェーン!
カムバーック!
「何よもう。それなら大丈夫よ・・。」
「ハルヒ?眠いのか。」
「うーん・・ちょっとね。」
「お前、俺のために無理して毎朝起きなくてもいいんだぞ。」
「嫌よ。あんたいつも夜帰ってきて速攻ご飯食べて風呂入って適当にTV見て寝るだけじゃない。朝ぐらいあんたのくだらない話を聞いてあげなきゃ。」
「いや・・・夜でも聞いてくれよ。」
「とにかく!今更生活習慣変えるようなこと言わないで。」
「そうか・・・すまん。」
またまた素っ気無い態度だなあ。
これが普通なんだろうが毎晩あんな夢見ているせいでどこか居心地悪く感じるような・・。
情緒不安定はハルヒの自己紹介に欠かせないから仕方ないか。
家を出る時にハルヒはまたいつものように笑顔で送ってくれた。
「いってらっしゃい!」
その笑顔は今の俺にとっては結構な救いだった。
俺はどうすればいいんだろう。
結局今日も何もわからないまま再び夜を迎えた。
---END---
385 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 00:17:30.64 ID:wOwLdNIU0
支援
乙!
で良いのかな?
このラブラブカップルめw
乙!
相変わらず良い夫婦だ。
終了。支援感謝感謝です。
正直短編を毎日投稿してそれが繋がってたら面白いなと思ってたわけですが
長編として読んでくださる方も多いようでじれったくて申し訳ない。
もうちょっとで終わりなので辛抱してください。
ほんとに支援感謝!
うーん、作者は既婚者の気がしてならない
間違ってたらすまんがww
390 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 00:22:13.31 ID:wOwLdNIU0
終わってしまうのがもったいない作品だなww
乙ww
乙!
甘いな!!
毎日の投下が楽しみだ
次もwktk!!!
いや今後のハルヒが気になる
>>389 いい年こいて異性と交際どころか人を好きになったことすら無い。
今日両親が旅行のスキをついて彼氏を一晩家に連れこんでる姉貴に対して
学校帰りにアニメイト寄ってハルキョンアンソロ探し回ってるような奴ですよ・・・
んんー、結末も気になるが、この甘々話を読み進みたくもあり、だなぁ。
もうね、伸びたら伸びたでOK!!
終わったら終わるのもアリアリ!
思う道を進んでくれたまい、いずれにせよGJ!
395 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 00:31:24.58 ID:wOwLdNIU0
>>393 それなのにこんな甘いssが書けるとは才能だなww
>>393 まじかwww
キョンとハルヒの会話になんとなくそれっぽいものを感じたんだが
まあ俺もそんな経験ないから分かるわけ無いんだかなww
397 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 00:42:07.25 ID:ttpooWivO
ほし
保守
399 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 00:56:57.06 ID:ttpooWivO
保守
俺もこんぐらい甘く書いてみたいものだな。甘くしようとするとキョンが臭くて仕方ない。
投下よろしいですかい?
403 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 01:11:29.16 ID:DpZOWRd+O
ぉk
ktkr
異常な何かとは様々な物に影響を与えてしまう。
異常であるが故に純粋だから仕方ない事なのだが、即ち真っ直ぐな心と曲がった心が生じる。
曲がった心というのは。厄介で、普通なら通らないような場所の範囲まで通ってしまう。
それによって受ける影響というのは人それぞれだが、私はまともな人を見た事はないよ。
だからよくあるだろう。異常な執着心が人を殺す事がね。
人間は日頃通らない道に心を通すと慣れてないからバランスを崩してしまうのさ。
Arakawasan Yabai 著「少女の愛と哀しみの輪舞」より
第三話「不明による不明の行い」
「ご主人様ぁ♪」
いつも寝る時には俺に抱きついてくるシャミセン。
そんな訳で今日もシャミは俺に抱きついている。
今のシャミセンは女の子。再三何度も認識している。再三何度もこうやって抱きつかれている。
だけど、やばい。本当にドキドキして仕方が無い。
上目遣いで俺をじっと見てくるシャミセンはそれはそれはもう可愛い。
そりゃ生前のシャミ、つまり雄猫時代のシャミが妹の部屋から逃げて布団の中に隠れてきてそのまま寝た事はある。
だが、これとそれとは話が違う。今のシャミは、そう!猫耳少女なのだ!
いつもは俺のパジャマを貸してやっているが今そのパジャマは乾かし中。
そんなわけでシャツを着せているが、親や妹の下着を奪う訳にもいかないのでノー下着。裸シャツって奴だな。
だから人の温もりがパジャマ越しに感じられるのだ。小さいけど膨らみも。
「んふふー♪ご主人様」
・・・シャミの顔が首に埋められる。そして、
「ッッッッッッ!!!!!」
うわぁあぁぁああああぁぁあああッッ!!(絶叫IN心の中)
元猫だからとはいえ、猫耳で猫の尻尾がついているとは言え、人間なんだから首筋をなめるなぁあああぁあああ!!
「あれ?ご主人様どうしました?」
「ふっ・・・何でもないさ。シャミは可愛いなと思っただけさ」
クール。よくぞクールに決めた、前原K・・・じゃなくてキョンよ!!
これぞ男の中の男!そう男は黙ってクールに決めなければいかんのや!!
「ご主人様、表情の変化が面白いです。んーんにゅー・・・眠くなってきました・・・」
「そっか。なら眠気を我慢せず寝た方が良いぞ。おやすみ、シャミ」
「はい。ご主人様、おやすみなさい。大好きですよ」
にっこりと。
純粋無垢な笑顔でそう言うと、シャミは安らかな寝顔で心地良さそうに寝息を立てて寝始めた。
「・・・やれやれ・・・ん?」
俺はそこで携帯がバイブで震えている事に気付いた。
「・・・もしもし」
『もしもし。大丈夫かな? 寝てたかな?』
「いや、大丈夫だぞ・・・阪中」
俺は電話の相手の名前を呼んだ。
電話越しに溜息にしては大きな安堵の溜息が聞こえた。
『良かったのね・・・。ごめんね、不安で寝れなくて電話掛けたのね』
「不安でありながら俺か? 現状から見ると助長しかねないように思うんだが?」
『私はキョンくんは無関係だと思ってるから大丈夫なのね』
俺は冗談的な口調で言ってはいたが、実は内心返答にハラハラしていた。
そんな訳でこう返してくれた阪中に俺は心の中で感謝をした。
『キョンくんは・・・どう思うの?今回の事に関して』
「俺は・・・そうだな。俺が全くの無関係だとは思えないんだ」
少し迷った。こう言っても大丈夫なのかと。
だが俺は正直に述べる事にした。自分の考えを。
「俺とあまり会話をしない奴等が俺と会話して結果、連続で発生して連続で人が死んでる。無関係にしては出来すぎてる」
そうだ。
柳本も、由良も、鈴木もそうだ。
日頃話さないような奴等ばっかり。佐伯、阪中に関しても同じ事が言えるのが今の不安だ。
「そういや・・・佐伯、行方不明なんだよな・・・」
『大丈夫かな・・・心配なのね・・・』
「大丈夫だと信じたいな・・・」
苦々しい気持ちが後から溢れて、尚も後から溢れる。どうしようもない不安が押し寄せては引き返していく事無くそのまま進む。
捻りっぱなしの水道水のようにそれは留まることを知らない。信じたい。そう言ったがその自信が無い。信じきる自信が。
だからこそ、
『キョンくん、今から会わない?』
いきなりの提案に俺は返答が出来なかった。
支援
『あのね・・・そのね・・・私の姿を見ればきっと安心するんじゃないかなーって・・・思ったのね・・・だから、その・・・・・』
語尾が段々と小さくなっていく。そして、沈黙が流れる。
しばらくそのまんま俺達は黙っていた。
だがふと『よし』という決意のような声が小さく聞こえて、
『学校で会いたいのね・・・良いかな?』
と言う阪中の声が沈黙を破った。
「・・・あぁ、OK」
『えっと・・・ご両親に見付かった時はごめんなさいなのね・・・じゃあ、学校で』
そこで電話は切られた。
俺はそっと俺に抱きついているシャミの抱擁から名残惜しい気持ちで抜けるとカーディガンを羽織った。
そして自転車の鍵とサイフと懐中電灯と共にこっそりと一階に下りて、こっそりと外へ出た。
自転車の鍵を外して跨って、学校へと向かい走り出す。
何となく急いでいるのは人を待たせてはいけないという常識からだろうと思う。
・・・・・・・・。
夜の街。その静けさの静かさに俺は何となく奇異なものを覚える。
それは差。
賑やかな場所も暗闇の中で静まり返っていて、昼間とは違うその差を俺は楽しんでいた。
そして、学校前の心臓破りの坂が見えた。
ここをどう上るか。自転車で一気に駆け上がるか。それとも歩いて押すか。
俺はそこで悩んでしまい立ち止まってしまった。
この時点で勢い任せで上る事も出来ないので俺は自転車を押して上る事にした。しばらくして、
「キョーンくーん」
と、そんな風に後ろから声が掛かった。後ろを振り向くと、そこには登る阪中が居た。
服装は寝巻きのみ。俺の姿を見つけたからか阪中は少し小走りで俺の方に走ってきた。
俺は立ち止まって待つ。
支援
「はぁ・・・はぁ・・・」
「走らなくても良いのに」
「そうもいかないのね・・・はぁ・・・私はキョンくんに会いたかったから・・・」
「え?」
「あ・・・な、ななななな何でもないのね!!」
阪中は物凄く慌てた様子だった。俺にはよく解らないけど。
それにしても俺に会いたかったから、ね・・・。そんなに寂しかったのだろうか。
まさかただ単純にそんなの抜きで俺に会おうなんて思わないだろうしな・・・。
そんなこんなで坂を上りきる。
「さて・・・どうする?このまま校舎に侵入しちゃうか?」
俺はそう言って笑った。
「しちゃうのね・・・クチュン!」
「寝巻きだけで出てくるから風邪引きかけてるんじゃないか? ほら」
俺は着ていたカーディガンを脱ぐと阪中に渡した。
「そ、そんな悪いのね。キョンくんが風邪引いちゃうし・・・」
「大丈夫だ。これでも体は強い。んでもって脱いだ以上は着ない。だから阪中が着ろ」
「ありがとうなのね・・・。っしょと・・・んふふっ。キョンくんで暖かいのね・・・」
その言葉に思わずドキリとした。
「さ、さぁ、行くぞ」
「うん! レッツゴー、なのね」
阪中はとても嬉しそうな笑顔で頷いた。
夜の学校はとてもとても静かだ。いつもの様子とは真逆。
電気でも点いていなければ完全に恐怖空間なんだろうが、生憎職員室部分等には電気が灯っている。
進入経路は事務室前が普通だが用も無いのに入っては怒られる。
なので別の進入経路を探す。
たまに日直が窓を閉め忘れる事があるので一階の全教室の窓をくまなく調べる。
すると、一箇所だけ鍵が掛かっていない場所があった。見回りの先生の怠慢もこれで明らかだ。
「よし」
「こういうの憧れてたのね・・・楽しみなのね」
持ってきていて正解だったとここで俺は懐中電灯を取り出すとスイッチを入れた。
支援
カチッ。
照らされる廊下。
俺と阪中はそろりそろりと窓を開けてそろりそろりと教室の中へ入った。
手始めにした事は黒板への落書き。
相合傘を書いてそこに「涼宮」と「ハルヒ」と書いた。
同一人物の相合傘。我ながらなかなかナイスなアイディアだ。
「ふふっ・・・たまにはこういう不良も楽しいのね」
「だな」
俺達はそんな風に点々と教室を周った。
机の向きを逆にしたり、椅子を上に上げたり・・・。
そんな下らない事をして楽しんだ。
ただ器物損壊になるので夜の校舎窓ガラスを壊して周る事はしない。
まぁ、多少はリスペクトしてるし、やれるならやりたいもんだがね?
そんなこんなで様々な教室を回って変なイタズラをしまくる。
俺はそんな事をしている最中で阪中が気になって仕方が無かった。
どうしてだろう。疑問に思って、思う。きっと俺と関わって死にやしないかと恐れているのだ、と。
俺のせいで人が死ぬのが怖いのだ、と。
だけどそんな心配ではないのだとどこかで理解していた。
では何か?
答えはすぐに解った。
「・・・ねぇ、キョンくん」
俺達の教室に入る前に阪中が俺に声を掛けた。
阪中は扉を開けてそのまま中に入る。
「なんだ、阪な―――か!?」
突然、俺は阪中に抱き付かれた。いきなりの事にどうすれば良いのか解らない。
支援
何が起きた。抱きつかれた。誰に。阪中に。
それを理解しながら出来ていない故に理解しようと暴走する俺の頭にそれは聞こえた。
「ぐすっ・・・ひぐっ・・・・・」
阪中の泣き声。
「・・・阪中、どうしたんだ?」
「キョンくん・・・私、怖いのね・・・本当は怖いのね・・・電話であんな事言ったけど、本当は怖いの!」
「そりゃ・・・俺と関わって死ぬってのはな・・・・・」
「そういうのとは違うのね! 私が死ぬ事より・・・キョンくんが、みんなから避けられやしないかって・・・」
「お、俺の心配?」
意外な言葉に俺は少し素っ頓狂を上げてしまった。
「だって、私が死んだら・・・キョンくんはますます関連性を疑われちゃうでしょ? みんな、顔には出さないけどキョンくんの事避け始めてるんだよ?」
「あー。それは谷口や国木田から聞いたよ。まぁ、何かあってもアリバイは立証してくれるから大丈夫だ」
「・・・でも・・・心配。私が死んだら、私のせいでキョンくんが・・・いじめられちゃうかもしれないし・・・・・」
理解が出来ない。いや、言ってる事は解る。ただ、
「どうしてそんなに心配してくれるんだ?」
その一点が解らなかった。阪中はそっと顔を上げて俺の顔を泣き顔で見つめる。
しばらく無心でその顔を見つめあったまま、時間が少し流れる。
「・・・―――だから」
阪中が言葉を吐いた。
「え?」
俺は聞きなおした。
「私は・・・キョンくんが好きだから」
一瞬、全ての空気が止まった。そのまま全ての空気が沈んだ。そして全ての空気が黙った。
「もう一回言うね・・・私は、キョンくんが好きなのね。好きなのね! 大好きなのね! 超愛してるのね!!」
「な・・・・・・!?」
なんだってー!!
そう叫びたい気分だった。
支援
そう、それはたとえば土曜日が正曜日と改称されて、月火水木金正日!になったような気分。
もしくはハルヒが消極的な眼鏡っ娘になったり、古泉が実は女だったみたいなビックリ。
意味解らないけど、そんな気分だ。とにかくそれぐらい驚いた。
「・・・阪中・・・」
さっきの阪中が気になるっていう気持ちの意味が解ってしまった。
顔を下に向けて肩を震わせて泣く阪中を見て解ってしまった。
なるほど。そういう気持ちだったのか。
俺が抱くのはそういう気持ちだったのか。
―――なら、別に良いじゃないか。
「・・・俺で、良いのか?」
阪中が顔を上げる。
「俺なんかで良いのか? 俺より魅力的な奴なんていくらでも居るのに。榊とかさ・・・それでも、良いのか?」
「・・・私にはキョンくんがオンリーワンだから」
にっこりと潤んだ瞳を細めて微笑む。その言葉に俺は華奢な体を抱き締めていた。
「阪中・・・」
「キョンくん・・・これはどういう返事なのね?」
「・・・今日から俺所有って事だ。離さないぞ、ってな」
阪中が俺の方へその顔を真っ直ぐ向ける。
「キョンくんこそ、私で良いの? 涼宮さんとか、SOS団には可愛い子が沢山居るのに・・・」
「あぁ、お前が良いんだ・・・誰かの言葉を借りるなら、阪中が俺のオンリーワンだからな」
「キョンくん・・・私で良いの、ね・・・ぐすっ・・・うぅ・・・ありが、とう、なのね・・・うぇ・・・」
「こちらこそ、ありがとう・・・」
いつからだろう。あぁ、そうだ。随分前からだ。こういう事態になる前からこんな気持ちだった。
やれやれ。俺ってどれだけ鈍感なんだろうか。時分の気持ちさえも長年理解できてないなんてな。
419 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 01:47:17.55 ID:Iq+mc1ncO
支援
俺は自嘲しながら、泣く阪中を抱き締め続けていた。
そのまま星空を見てふと気付く。天の川が見えたから。
「今日は、七夕か・・・」
「えへへ・・・恋が叶ったのね」
俺は思わず呟いた。
「彦星と織姫が出会ってるといいな」
「うん」
阪中も頷いた。
だって、そう思わずにはいられないだろ。
俺達が幸せなのはきっと願い事を叶えてくれたからなんだから。
・・・・・・・・・・・・・・・・。
しばらくして俺達は教室を出た。
廊下を歩く俺達の間に空いた恥ずかしさという隙間。
さっきは感情のまま抱き締めてしまって今更だが、腕を絡めるとか、手を繋ぐとか、そういうのは恥ずかしくて出来ない。
この気恥ずかしさが抜けるまではやらない。二人の距離に慣れるまで。
でも、せっかく恋人同士になったんだ。恥ずかしい事をしてみようじゃないか。
「阪中」
だから、
「何、キョンく―――んぅ」
唇くらいは、味わっても良いよな?
「ん・・・ご馳走様」
「・・・きょ、キョンくん・・・」
お互いに恥ずかしくなって、顔を逸らした。だけどそれで距離は狭まった。
自然と俺達は手を繋いでいた。ぎこちない繋ぎ方だけど、しっかりと。
それは甘い時間。
支援
―――だった。
職員室に近付いた時に漂ってきた、その猛烈な生臭い匂いを嗅ぐまでは。
一度は嗅いだことのある匂い。それは鼻血の時によく嗅ぐ匂いだ。
とても身近にあるけど、そうそう嗅ぐことはない匂い。
「な、何の匂いだろう・・・キョンくん」
血の匂いだなんて言えない。言えるわけが無い。
喉が渇いた気がして唾を飲んだ。阪中が俺の腕に抱きつく。
そっと、そっと職員室に近付く。俺が半身先を進んで。
そして、柱の陰から職員室の扉を見た。
開いていた。開いていた先は、空いていた。
紅い空間が、ぽっかりと空いていた。
「!!」
見えた。紅い点、紅い光沢、紅い匂い。
人の足、人の手、人の首、人体模型でしか見た事が無かった臓器。
垂れ下がった眼球。有り得ない方向に捩れて曲がった体。
七夕の日には相応しくない短冊が、職員室という笹の葉からぶら下がっていた。
「っ・・・・・・・!!」
吐き気がした。だけど我慢する。
これを阪中には見せてはいけないという気持ちの方が強かった。
「ど、どうしたのキョンくん・・・?」
「・・・離れるぞ」
「え?」
「良いから・・・!!」
俺は阪中の手を引っ張って事務室前へと向かった。
早く、誰かに知らせないといけない。だから事務室に向かった。
だけど、尚更匂いはきつくなった。冷や汗が噴出しては噴出し、つられて悪寒もしてくる。
支援
「きょ、キョンくん・・・・・・・・」
阪中が俺の服の袖をぎゅっと強く握った。
「・・・・・・・・・・」
一歩。事務室へと近付く。どこかがおかしい。
一歩。事務室へと近付く。異様なまでに紅い。
一歩。事務室へと近付く。何かがある。
そして、一歩。事務室へと近付く。そこに見えたのは、
人の形をした何かと散らばった赤と黒と白のどろりと溶けたオブジェだった。
それが人だと唯一知らせているのは、眼球や髪の毛達だった。
「いやぁぁあああぁぁああああああああッッッッッ!!!!!」
阪中がそれに発狂して叫ぶ。
俺は咄嗟にその阪中を抱き締めた。その判断は正しかったと言える。
「落ち着け、阪中!落ち着け!!」
「いやぁああッッ・・・いやぁあああああああぁあああッッッッッ!!!!」
俺も発狂したい気分だった。だがそんな事をしては危険過ぎた。
ここで発狂させたまま離してはどうなるか解らないから。
だってまだ血も肉も臓物も瑞々しいんだから。それはまだこの人間が”解体”されて間もないという事。
だとしたら、
―――近くに、犯人が居るかもしれないんだから。
だからこの少女を離すわけにはいかない。
「阪中・・・冷静になるんだ!」
そんな事をして多分五分ぐらい。ようやく阪中が落ち着いてきた。
「・・・ごめんなのね、取り乱しちゃって・・・」
「いや、仕方ないだろう・・・俺だって発狂しそうだったんだからな」
「ありがとうなのね、キョンくん・・・私、理性を完全に失っちゃったのね・・・危険だったよね・・・・・」
阪中も十分危険性は理解しているようだ。犯人が居るかもしれない、という確立がある事に。
なら一度冷静になってしまえば安心である。もちろん、100中100が安心というわけでは全く無い。
支援
「危険から彼女を守るのが、彼氏の役目さ」
何はともあれ俺は親指を立ててそう言った。
「ありがとう。でも・・・これから、どうすれば良いのね?」
「俺は静かに家に帰った方が良いと思うな。通報したら通報したで夜の学校で何をしてるのかと怪しまれる事になる。阪中も。それだけは避けたい」
すると阪中はどこかへ目を逸らした。何か言いたそうにたまにこちらへ視線を向ける。
「どうした?」
「えっと・・・子供みたいかもしれないけど・・・今、実は・・・家に誰も居ないのね。だから、その・・・不安というか怖いというか・・・」
「じゃあ、俺の家に来るか?」
すんなりとその言葉が出た。
「良いの?」
「まぁー、作戦は少し立てるぞ」
・・・・・。
俺達は一回阪中の家に寄った。そこでお泊りセットと俗に言われる荷物を取る。
そして、自転車の籠に阪中の荷物、後ろに阪中を乗せて、俺は家へと向かう。
あとは簡単だった。まず阪中には外で待って貰う。
俺は家の中に静かに入って、何やら仏頂面で起きていたシャミに阪中が来るという事を説明した。
「も、もしかしてご主人様と別々の布団ですか?」
「いや、それは大丈夫だ」
「ほっ・・・良かったです・・・」
・・・これって浮気じゃないだろうか。大丈夫だよな、猫だし。
そんでもって窓から合図を出して阪中にブザーを押して貰う。
連打する事によって妹など家族が起床。
そして玄関を開けて阪中はこう言うんだ。
「夜分遅くにすいません。阪中と申します。今、家に一人なんですけど事件のせいで怖くて・・・。
あのそれで色々な女友達の家を回ったんですけど、泊めてくれなくて。それで今はもうこんな時間だから歩くのも怖くて・・・。
だから、その・・・よろしければ泊めてくれませんか? お願いします!」
支援
428 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 02:03:28.69 ID:V93mDOIM0
支援
今更だがコレってアナル向きだよな…支援
もちろん馬鹿馬鹿しいぐらい陽気で馬鹿馬鹿しいぐらい優しい家族はOKを出したさ。
理解して、こういう作戦にしたんだからな。
そして、シャミとの約束を守れるだろうという事も予測済みだ。
家族はこう言うに違いないからな。
「妹ちゃんの部屋で寝て下さる?」
そして、その通りになった。
そんな訳で阪中は妹の部屋で寝る事が決まった。
妹のあのはしゃぎよう・・・阪中が寝れると良いんだが・・・。まぁ、大丈夫だろう・・・多分。
一仕事を終えて俺は部屋に戻る。
「お帰りなさい、ご主人様」
「ただいま、シャミ」
俺は布団に潜る。そうするといつものようにシャミがぎゅっと抱きついてきた。
ただ、どことなくいつもより力が強い。気がする。
しかし、眠い。とっとと寝よう。
「おやすみなさいませ」
「あぁ、おやすみシャミ」
そう挨拶を交わして、俺達はゆっくり目を閉じた。
・・・・・・・・・。
<SIDE SYAMISEN>
ご主人様が寝てしまった後。私は眠れずに物思いに老けていました。
大好きなご主人様が連れてきたあの子はルソーの主人の阪中さんでした。
解ってしまうご主人様との関係。大切な関係。
今までは私のご主人様を奪おうとする人は皆消してしまいたいと願って消えました。
ですが、今回はこういう形でその願いは叶いませんでした。
理由は私がよく家を飛び出しては実はこっそりルソーと遊んでいたからというのが強いと思います。
少し悲しかったです。きっと、いつか私を離れてしまう日が来てしまうのだと思いますと。
どんなに願っても。どんなに嫌でも。
いっその事、殺してやりたいとも思いました。ですが、
「私から離れて・・・いつか阪中さんに行ってしまわれるのでしょう・・・・・・・」
私はペットだからただ従うだけなのです。
「・・・シャミ」
ふと、その御声が聞こえて私ははっとしました。
「・・・ご主人様。起きていたんですか・・・」
「泣くな。俺は阪中のところに良行くとしてもお前を手放さないから。阪中とは話し合うからさ」
「え・・・ですが・・・私は・・・・・」
「そりゃな、最初は信じないとは思うよ。信じたところで・・・まぁ、な。だけど、阪中もお前の事は知ってるんだから」
「・・・ご主人様」
「お前は、俺のペット。他の奴等のペットじゃない」
「・・・はい」
「だから安心しろ。必ず丸く収まるさ」
「ありがとうございます・・・」
「大切なペットを二度も失いたくはない」
ご主人様は私を好きというわけではないのは話を聞いてても解ります。
だけど、私はご主人様にとって大切なのだと思うと、とても幸せなのです。
今日は優しい温もりが、いつもよりも暖かく思えました。
・・・だけど、これって浮気っていうものなのでは・・・。
大丈夫・・・ですよ、ね?
432 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 02:11:49.21 ID:V93mDOIM0
支援
支援
434 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 02:12:20.89 ID:pef+EMZjO
キョンと女キャラ皆が一夫多妻生活な電波を受信した
支援
<SIDE OKABE>
学校は、まさに狂気だった。
忘れ物を取りに来た俺の目の前には宿直の先生方が宙からこっちを睨みつけていたからだ。
中には眼球無しの空洞で目を合わせてくる死体も在った。
パニックになりそうだったがそれを必死に抑える。
まずは警察だと思ったが電話は繋がらない。だから事務室の電話を借りる事にした。
しかし、事務室も事務室前に近付いて、そこにも死体が転がっているのに気付いた。
ズタズタになってどうしようもない状態の。判別出来ない死体。
髪の毛と血に染まった衣服が唯一、それが女子だと物語っていた。
事務室の窓は血や肉がへばりついて真っ赤に染まっている。
「正気沙汰とは思えねぇな・・・」
俺は事務室に入って電話を手に取った。だが、繋がらない。
「・・・どうなっている」
見れば電話線が無い。
俺は警察を呼ばなくてはと思い公衆電話を探そうと思い外に出ようとした。
だが、それ以前に事務室の扉が開かなかった。内側のノブが壊されていたからだ。
「っ・・・」
俺はそこでぞくりとした。何かがすぐ後ろに居る気配がしたのだ。
それを証明するかのように、
「うふふっ」
笑い声がした。
「駄目だよ? 勝手な事したら・・・ねぇ、岡部先生?」
「なんで俺の名前を・・・うちの生徒か」
「ううん。関係ないよ? だって・・・関係無いんだもん」
その言葉の直後。
―――ゴッ、グチュッ、
「ぐぅっ・・・・!?」
何が起きたのか解らなかった。肋骨が動いたかのような感触。
手が右胸から突き抜けていた。その手に、白い物を掴んで。
「ふふっ・・・肺は外しておいてあげたけど、出血多量で死ぬかもね。肋骨も一本引き千切ったし」
そう言ってその手に握っていた白い骨をことりと床に落とした。
「ぐふぁ・・・あがぁあ・・・・・・!!!」
手を引っこ抜かれて、穴からごぼごぼと血が溢れる。
痛みもどんどんと溢れていく。絶え間なく激しく。
今まで感じた事もない痛み。そりゃそうだ。胸を貫かれるなんてされた事が無い。
「本当は貴方達は死ななくて良いんだけど、ご主人様から目を逸らさせる必要があるから」
「ご主人様・・・?」
「そう、ご主人様」
そう言って事務室のノブなしドアをどうやってか開けた。
姿を何とか目で捉える。
猫のような耳、猫のような尻尾。それか幻想かコスプレかのどちらかの類以外の何物でもないシルエットが見えた。
その手にはドアノブ。そうか、それがあれば開けられるな。
「じゃあね。ゆっくり死んでいく恐怖を味わいなさい・・・うふふっ」
「っ・・・待て・・・!!」
バタン。
相手はこちら側のドアノブを取り外してから締めた。出られないようにか。用心な奴め。
このまま死んだとすると他の死体に比べれば死んでも随分マシな部類に入るんだろうが、生憎それ以前に死にたくない。
「ぐっ・・・くそ・・・・」
電話は使えない。傷は深い。絶対絶命だ。だが冷静さを欠く訳にはいかない。教師としてな。
とりあえずまずは止血だ。事務室には応急処置出来る程度に包帯等が常備されている。
俺は床を這ってそれを死ぬ気で取り出した。消毒は・・・まぁ、染みるだろうけどやらなきゃ仕方ない。
そんなわけで消毒液を適当に吹きかけた。その痛みに皮脂がじわりと浮かんだがこれぐらい我慢しよう。
支援
「あとは、包帯を巻けば・・・」
俺は壁に寄りかかって傷口に別の布を押し当てて包帯をなるべくきつくぐるぐると巻いた。
この体では満足に力も出せないが、これでも体育教師だ。包帯ぐらいなら巻ける。
「・・・あとは・・・このまま生き長らえれたら・・・大丈夫だな・・・・・・」
死ぬか。生きるか。
俺はその勝負の淵に立つ自分を応援する事しか出来ない。
動いて無駄に血を傷口から出すより動かずに明日を待つ方が良いのは明白だ。
だいたい、公衆電話がどこにあるか俺は把握してないんだからな。
「ハンドボールを・・・なめるなよぉ・・・・ふんがぁああぁあああ!!」
もはや気合しか俺にはない。冷静に叫ぶ。
「ふんがぁあああ!! ぶるぁぁぁぁぁああああああああああッッッッ!!」
そんな気合の雄叫びに関して近所の住人が不審人物が居る、と警察に電話した故に助かったのは皮肉なものだ。
今日は七夕なのに何だかなぁ・・・。
まぁ、死にたくないって願い事を叶えてくれた、と考えれば結果オーライ、か。
俺は辿り着いた病院の病室の中でそう考えていた。
処置を受けて、まぁ、とりあえずは安全だ。傷は結構でかいのでこのまま入院らしい。
ちなみに、本当に肺は傷付けられてなかった。
「それにしたって・・・何だったんだ・・・あれは・・・」
病室のベッドで回想する。
ご主人様から目を逸らす為、と言っていた。ご主人様とは何を示す言葉なのか。
「目を、逸らす・・・」
該当する人間は、誰だ。キョンか? だがキョンに関しては様々なアリバイがある。
まぁ、確かにクラス内でキョンに関わらないようにしようという動きがちらほら見えているが・・・。
「しかし、キョンと何か関係があるのか・・・?」
俺は首を傾げた。その時、
―――ズルッ。
そんな音が聞こえた。
<SIDE KYON>
翌日。
阪中を部屋に呼んでシャミセンの紹介をするのはとてつもなく大変だった。
・・・と思ったら案外あっさりだった。
そりゃ最初は驚いていたさ。家族には内緒にしてる、なんて言って女の子を見せ付けられたんだからな。
しかも裸シャツ。何事かと思うのが当然だよな。
でもシャミが阪中に近付いて俺に聞こえないコソコソ声で何か阪中に言ったら
「本当にシャミセンなのね!?」
と真っ赤な顔をして大声で叫んだ。俺は慌ててその口を塞いだ。
何でかって? 決まってるだろ。
直後、慌ててシャミがクローゼットに隠れて、上がってきた妹に俺と阪中がダブルで適当な言い訳をして追い返す。
つまりは、シャミセンの名前を聞くと妹がマッハ5ぐらいでやってくるというわけさ。
「駄目だぞ、阪中・・・。妹は、シャミセンが大好物だったんだから」
「ごめんなのね・・・」
そんなわけで少女シャミは晴れて彼女公認のペットになったわけである。
・・・こうあっさり行くと逆に阪中が俺を軽く見てるんじゃないかと不安になるわけだが・・・。
「良い彼女貰いましたね、ご主人様。阪中さんは素晴らしい人ですよ。きっと幸せになります」
とシャミが言ったので、まぁ、その心配は大丈夫なんだろう・・・メイビー?
支援
乙。
投下時間がちょっと長いな。
時間帯も深夜だから、保守的でいいんジャマイカ
言われてみると確かに物凄く長いな。
今度から気をつける。すまんかった。
>>445 支援してる側としてはちょっと厳しいぜw
歩しゅ
449 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 02:49:44.22 ID:ttpooWivO
ほ
450 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 02:49:46.11 ID:DpZOWRd+O
保守
すかさず保守
保守
453 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 03:39:37.38 ID:ttpooWivO
ほ
保守
保守
456 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 04:16:41.99 ID:DpZOWRd+O
保守
457 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 04:33:21.61 ID:DpZOWRd+O
保守
458 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 04:49:11.49 ID:DpZOWRd+O
保守
寝る保守
460 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 05:41:52.27 ID:DpZOWRd+O
461 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 06:11:47.59 ID:ttpooWivO
保守
462 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 06:39:56.83 ID:p2Llx4YjO
保守でし
463 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 06:55:08.87 ID:52WSE+g80
朝早く乙、保守
464 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 07:08:18.79 ID:DpZOWRd+O
保守
保守なのね
466 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 07:18:13.57 ID:+zAkbJWgO
VIPでオススメのSSってなんですか?涼宮ハルヒの微笑読んで感動しました
467 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 07:20:09.92 ID:I085RlU9O
保守
>>466 前にもこのスレに書いたが
涼宮ハルヒの邁進
涼宮ハルヒの微笑
涼宮ハルヒの戦場
Short Summer Vacation
個人的にはこの4つ。上三つは特に癖が強いので好きな人とそうじゃない人がわかれそう
>>468 レスありがとうございます。
紹介に預かった作品全て読みます!
「されど、みくるの日々」執筆中です。午前中には投下できる予定。
保守
wktk
でも今日は忙しくて読めない・・・
保守
じゃあその後橘京子の溜息を投下しよう
474 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 08:39:47.97 ID:ttpooWivO
保守
475 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 09:03:23.00 ID:wOwLdNIU0
学校行く前保守
さて、一気に書き終えたので投下と参ります。
ちょっとおバカで、健気な未来娘、朝比奈みくるの視点から語るSOS団の日々、題して「されど、みくるの日々」
ある週末の市内探索で、SOS団の5人はばったり、キョンの中学時代の女友達、佐々木と遭遇します。
すでにキョンと付き合っているハルヒ、余裕の体で佐々木とキョンをネタに話し込みますが、さてその心のうちは・・・
『されど、みくるの日々 1 ― キョン君の昔の女(友達)と涼宮さん
キョン君と涼宮さんが晴れてカップルになってからというもの、私たちは、とても穏やかな
日々を送っています・・・と言いたいところなのですけど、私の心は少しも穏やかじゃありませんっ。
2人とも仲が良いのは結構なことですっ。でも、もっと時と場合を弁えてくれても良いと思うのです。
週末の市内探索、キョン君と涼宮さんがペアになる回数がとても増えていますけど、2人で探索に
言ったときにはなぜ、仲良く石鹸の匂いを漂わせて帰ってくるのですかっ。あなたたちは一体どこの、
何という神秘を探索に行ったのですか・・・って、べべ別に、具体的なことは聞きたくありませんっ!
性愛の神秘になんて興味・・・ありません。えええっちなのは、いけないと思いますですっ!
あと、部室で<禁則事項>したときには、ちゃんと窓を開けて換気をしてくださいですっ! そもそも、
部室でえっちはいけないと思います・・・とは、一人身の僻みだと思われるのが癪なので言いませんけど、
けっこう匂うんですよ。お2人は気づかないでしょうけど・・・私はいいとしても、古泉君や有希ちゃんの
身にもなってくださいですっ!
キョン君と涼宮さんの仲が進展するのを望んでいた私たちですけど・・・なんででしょうね。こんなに
心が揺れるのは。2人が事あるたびにぶつかっていた頃が懐かしい・・・とまでは言いませんけど。
「争いの火種はまだ尽きていない。人間の生には、試練がつきもの。それと対峙し、乗り越えていく
過程が、人間の自律進化の原動力。私たちは、それが知りたくて涼宮ハルヒの観察を続けている」
・・・有希ちゃん、それだとまるで、2人の間になにか起きるのを望んでいるみたいに聞こえますよ。
「一般論を述べただけ。私は観察者。私の方から涼宮ハルヒを刺激するようなことはしない」
まさか有希ちゃん、今回の件をあらかじめ、知っていたわけじゃないですよね?』
『されど、みくるの日々 2 ― キョン君の昔の女(友達)と涼宮さん
週末の探索の日です。午前中に私と涼宮さん、キョン君と古泉君と有希ちゃんという組み合わせで、
午前の探索を終えて、いつもの喫茶店に集まりました。
「さ、お昼を食べたらくじ引きで午後のグループ分けよっ。今日は暑いからバテないように、みんなしっかり
食べるのよ!とくにみくるちゃん! そんなに食が細いと、これからの世の中生きていけないわよっ!」
ふえええっ、とても涼宮さんみたいには食べられませんですぅ、とあわあわしていると、突然後ろから、
「もしかしてキョンかい? 奇遇だね、こんなところで会うとは」という声が聞こえました。
キョン君のお友達・・・女の子ですかっ? びっくりびっくりですっ!
・・・でもよく考えたら、キョン君が北高に来る以前のことは、私はほとんど知らないです。私たちも
聞きませんし、キョン君も話しませんし・・・特に私なんかは、お話できない禁則事項がたくさんある身
ですから、みなさんの過去のことをあれこれ詮索するのも、心理的に抵抗があります。寂しいですけど、
仕方ないことですよね。
わ・・・私のことはどうでも良いのですっ。問題は涼宮さんの反応ですね。
「キョン・・・知り合いなの。出来れば私たちにも紹介して欲しいんだけど・・・」
涼宮さん、冷静です。良かった・・・いきなり怒り出したりしたら、どうしようかと思っちゃいました。
「人に聞く前に、まず自分が自己紹介しなくちゃね。はじめまして。キョンの中学時代の同級生の佐々木です。よろしく。」
ぺこりと頭を下げる佐々木さん。可愛い人です。同級生って言ってたけど、具体的にキョン君とどういう関係だったのでしょう。
キョン君が私たちと、SOS団のことについて、その女の子 ― 佐々木さんに紹介しています。私は部活の先輩って
紹介されました。先輩ですか・・・なんかこそばゆいですね。私、頼りないし、先輩らしいことなんて何もしていないのに。
「・・・で、こいつが涼宮ハルヒ。このSOS団の団長で、俺の彼女だ」
あっ、彼女ってちゃんと言いましたね。キョン君偉いですぅ。ちょっと前までのキョン君なら、絶対に
恥ずかしがって、「俺の彼女」なんて言わなかったでしょうね。そして涼宮さんのご機嫌を損ねて大喧嘩、
古泉君のお仕事が増えて、結局キョン君自ら、閉鎖空間に入って、涼宮さんをなだめる羽目になるんですけどね。
そのとき、私は見ました。キョン君の言葉を聞いた佐々木さんの表情が、一瞬ふっと悲しげに曇ったのを・・・
絶対に錯覚ではないと思います。女の感ですっ!』
『されど、みくるの日々 3 ― キョン君の昔の女(友達)と涼宮さん
「驚いたよ。まさかキョンにこんな可愛い彼女が出来たなんてね。ぜひ馴れ初めを拝聴したいものだね」
・・・今気づきましたけど、佐々木さんって、男性に対しては男言葉で喋るんですね。何かのポリシーなのでしょうか。
おそらくそうなのでしょうから、一々聞きはしませんけどね。
「あたしも、中学のときのキョンがどんなヤツだったのか知りたいわ。キョンってあんまり自分の過去のこと話さないしね。
佐々木さん、私たちこれからお昼なんだけど、もし良かったら一緒にどう? 佐々木さんもお昼、まだなんでしょ?」
涼宮さん、やっぱり変わりましたね。彼氏持ちの余裕というのでしょうか。以前ならこういうとき、あからさまに
相手に敵意をむき出しにしたでしょうに・・・涼宮さんってけっこう、焼き餅焼きですしね。
「彼がきちんと佐々木さんに、涼宮さんを自分の彼女だと明言したのが良かったのでしょう。ふふっ、彼もようやく、
女心が分かるようになったみたいで、結構なことです」
そう呟いて微笑む古泉君。ある意味、キョン君に一番泣かされてきた人ですから、感慨もひとしおなのでしょうか。
「彼はもともと、女性心理にきちんと配慮できるだけの素養はあった。いままではそれを発揮する機会がなかっただけ」
確かにキョン君、ぶっきらぼうなように見えて、女の子には優しいところがあります。妹さんがいるからというのも
あるかもしれませんけど・・・ただ、優しいからといって気が利くのかというと、そうとはいえない気はしましたけどね。
・・・それにしても、中学時代のキョン君も、基本的には今と変わっていなかったのですね。佐々木さんが話す、中学時代の
キョン君のエピソードを聞きながら、おもわず顔が緩んでしまいました。まあ、人間の性格なんて、そうそう変わるものじゃ
ないですよね。それにしても、中学生のときもこれだけ可愛い人が傍にいたのに、キョン君は本当に何も感じなかったのでしょうか。
少なくとも佐々木さんは・・・キョン君が涼宮さんを「俺の彼女だ」と言ったときに一瞬、垣間見せた表情を見る限り、キョン君の
ことを好きだったか、少なくとも異性として意識はしていたのだろうと思いますけど。
ただ、それは今、ここで佐々木さん本人に聞くことではないですね。聞かれた方も困るでしょうし。
涼宮さんも同じことを考えているのか、「佐々木さんはキョンのことが好きだったの」とは聞きませんでした。
思わぬ暴露話が出て、あわあわしているキョン君を制しながら、涼宮さんは笑顔で話を聞いたり、ときおり佐々木さんに質問をぶつけたり、
楽しそうにお話しています。古泉君もときおり妙な合いの手を入れては、「お前は黙ってろ」とキョン君に突っ突かれています。
どうやら、私たちが心配することはなさそうです・・・と、そのときは思ったのですけどね』
『されど、みくるの日々 4 ― キョン君の昔の女(友達)と涼宮さん
「佐々木さん、午後から何か用事がある? もし時間があるなら私たちと・・・」
涼宮さんが佐々木さんを誘っています。おい、佐々木を無理にこんな活動に誘うなよ、と止めに入ったキョン君、涼宮さんに「こんな活動って
何よ!」と頭を叩かれてしまいました。けっこう当たり所が悪かったのか、頭を抱えてうずくまるキョン君。だだ大丈夫ですかぁ?
そんな涼宮さんを宥めながら佐々木さんは「せっかくだけど、午後からちょっと野暮用があるの。ごめんなさい。でも、楽しかったわ。ありがとう」
と頭を下げると、キョン君に「・・・それじゃ、僕はここで失礼するよ。キョン、涼宮さんと仲良く・・・あまり怒らせたり心配させないように。
少しは女心が理解できるようになったようだけど、キミは根本的に鈍い男だからね」といたずらっぽく笑いかけて、わたしや古泉君や長門さんに
一礼して、街中の雑踏へ消えていきました。
「・・・いや、今日は思わぬ収穫があったわ。まさかキョンが昔捨てた女の子とばったり会って、面白い裏話を聞けるとはね!」
「いやはや、貴方はそっち方面にはひたすら疎いと思っていましたが、なかなかもって・・・」
「・・・女性を・・・捨てる・・・最低・・・」
「おい、昔捨てた女の子って、俺と佐々木はそういう関係じゃないぞ! あと長門、俺の人格を否定しかねん発言は止めろ!」
「久々に会って、過去の恨みつらみを聞かされなかっただけ、有難いと思いなさい。まあ、佐々木さんはそれだけ、人間が出来ているってことでしょうけど」
やれやれ・・・と頭をかくキョン君。面白いですね。私もちょっと便乗しちゃいましょう。
いつもいつも、目の前で涼宮さんといちゃいちゃしやがって、みくるお姉さんはちょっとご立腹なのですっ。ストレス発散に協力しなさいですっ!
「キョン君、あんな可愛い女の子が傍にいて、本当に何も思わなかったんですか? 幾らなんでも、少しは意識したでしょ?」
「一度や二度はおかずにしたでしょ? キョン、正直に白状なさい!」
「ちょ・・・ちょっと朝比奈さんまで! あと、おかずってのは何だハルヒ! おまえ公衆の面前で・・・」
ちょ・・・ちょっと涼宮さんっ。私も女の子がおかずなんて言うのはいけないと思い・・・いいいや、私、おかずがどういう意味かなんて知りませんよ。
ただ、なんかニュアンス的に、こういう使い方をするのはとってもいけない気がするだけですっ、本当ですっ!
キョン君をからかったバチが当たったのでしょうか。午後のグループ分けで、私、また涼宮さんと同じグループになっちゃいました。
まあ、有希ちゃんもこっちのグループになったので、午後は男子と女子がきれいに分かれる形になります。
「やれやれ、何が悲しくて野郎なんかと2人きりで・・・」
「まあ、そう嫌な顔をなさらずとも・・・たまには男同士、付き合いを深くして友情を育みましょう」
「それじゃ5時にここにまた集合ね。キョン、古泉君、気合入れて探索するのよ! 市内探索は遊びじゃないからね!」
ふえええん、午後も疲れそうです。流石に午前と午後両方、涼宮さんに付き合うと体力が持ちませんよう・・・』
『されど、みくるの日々 5 ― キョン君の昔の女(友達)と涼宮さん
キョン君と古泉君にハッパをかけて、勢い良く歩き出した涼宮さんですけど、しばらく経つと様子が変わりました。言葉少なで、
なにか考え込んでいるような、見様によっては悲痛な表情にも見えました。やっぱり佐々木さんの件で何か引っかかるものがあったのでしょうか?
でも、佐々木さんとのやり取りの中で、涼宮さんがこんな表情をしなければならないようなことは、なかった気がするのですけど。
「ねぇ、みくるちゃん、有希・・・」
突然涼宮さんが声をかけてきたので、わたし、ちょっとびくっと飛び上がっちゃいました。有希ちゃんはいつもと変わりなく、静かな目で涼宮さんを
見つめています。
「キョンが佐々木さんにあたしのこと、自分の彼女だって紹介したとき・・・」
涼宮さんはそう言って、一瞬寂しそうな笑顔を浮かべると、すぐ真顔に戻って
「佐々木さん・・・一瞬だけどとっても悲しそうな顔、してたね。見た?」
涼宮さん、気づいていたんですね。
「気づくわよ、嫌でもね。同じ男を好きになった女だから」
ごめんなさい。こんなとき、何を話していいのか、どう答えたらよいのか、私には分かりませんです。
有希ちゃんも涼宮さんから目を離さず、だまって耳を傾けているみたいです。ここは聞き役に徹した方が良さそうですね。とりあえず涼宮さんには、
思いのたけを全て話してもらった方が良さそうです。
「でも、あたしね、佐々木さんとなにげないフリを装って仲良く話をしながら、すっごい優越感を味わっていた・・・あたしより早くキョンに会ったくせに、
キョンのことが大好きだったくせに、キョンの心を掴めなかった女。キョンに選んでもらえなかった女。なのに強がって、久々にあったキョンの前でも、本心を
見せない可哀想な女、ってね」
涼宮さん、そんなことを考えていたんですね。でも、恋愛ってのは多かれ少なかれ、そういう感情を伴うのではないでしょうか、あまり自分を責めないで・・・
「あたし、すっごくイヤな女だよね。こんなこと考えているなんて分かったら、キョンもあたしに幻滅するかもね・・・でも、よく考えたら、佐々木さんのこと
笑えないよね。あたしだってもしかしたら、佐々木さんとおんなじ目に遭っていたかもしれないからね。それを考えると佐々木さんのこと、可哀想だなって
思ったりもするけど・・・こういうのもしょせん勝者の余裕、相手を見下してるだけなのかもね」』
『されど、みくるの日々 6 ― キョン君の昔の女(友達)と涼宮さん
「そういう感情をもつのは致し方ないこと。でも、それを恥じる気持ちがあるだけ、貴女は以前よりも成長している」
「ありがとう有希・・・反応に困るよね、こういう話って。もしかしたらキョンは、佐々木さんみたいなタイプの子と付き合っていた方が、幸せだったかもね。
見た感じ、性格的にとても相性良さそうだし、佐々木さんはあたしみたいに一方的に相手を振り回したりしないし・・・」
「それは違うと思います。そんなこと言ったら、涼宮さんを選んだキョン君が可哀想です」
思わず私、涼宮さんに叫んじゃいました。自分でもびっくりしましたけど。
「確かに佐々木さんとキョン君、私から見ても相性が良さそうに見えます。付き合っていても可笑しくなかったかもしれないです。でも結局、2人はそういう関係には
なれなかったんです。相性が良くても、男女としての縁はなかった・・・佐々木さんには悪いですけど、それはしょせん、そこまでの関係だったということです。
涼宮さんが気に病むことじゃありません。佐々木さんじゃなくて、涼宮さんを選んだキョン君を信じてあげて・・・」
涼宮さん、やっぱり不安だったんですね。表面だけ見て、大丈夫だと思っていた私が浅はかでした。
「・・・情けないことにね。自分も女なんだなと思い知らされたわ。なんかわたし、キョンと付き合うようになってから、弱くなっちゃったかもね」
そういって、ちょっと照れくさそうに笑う涼宮さん。どうですか、心の中をぶちまけて、少しはすっきりしましたかっ?
「ありがとう2人とも。で・・・お礼ついでといっちゃ何だけど、みくるちゃんと有希の心のうちもあたしが聞いてあげるわよ!」
え、私の心のうちって、私にはぶちまけるようなことなんて・・・と言おうとした矢先、機先を制するように涼宮さんから非情の一言が。
「みくるちゃん、有希、はっきり聞かせなさい。あんたたちも、キョンの事が好きだったでしょ?」』
『されど、みくるの日々 7 ― キョン君の昔の女(友達)と涼宮さん
「そっ・・・そそそそれは禁則事項ですっ!」
「なにわけの分からないこと言ってるのみくるちゃんっ!団長様が率直に心のうちを話したんだから、団員のあんたたちも率直に、あたしにキョンへの想いを聞かせなさい!
大丈夫、実際にキョンを誘惑したりしない限りにおいて、2人の身の安全は保証するわ! 誘惑したら神戸港に沈めるけどね」
ここここ怖いですっ! セメントの靴とか履かされるんですか。それとも簀巻きにしてドボンですかっ!
「好き、という感情より、信頼という感情の方が大きい」
あわあわして、思考停止に陥ったわたしより早く、有希ちゃんが保身・・・じゃなくて涼宮さんの質問に答え始めました。
「彼は私に何かと気を使ってくれる。私もつい、判断に困ることがあると、彼の方を見てしまう。それは彼の与えてくれる助言を信頼しているから」
「つまり、キョンに対して有希は、男としての恋愛感情は持ってないわけね。そう判断して良いのね」
「ただ・・・」
有希ちゃんは心持ち、いたずらっぽい表情をしながら、涼宮さんを見つめると、ぽつりと一言。
「もう少し時間があれば、信頼から愛情に至った可能性は否定できない。その機会が永久に奪われたことは、極めて、遺憾」
有希ちゃん・・・はっきり言いますねぇ。あの涼宮さんに向かってよくもまあ・・・
「・・・こら〜っ有希! あんた、やっぱりキョンのこと狙ってたのね! 泥棒猫はおしおきよっ!」
そういって有希ちゃんに抱きつくと、耳をはむはむする涼宮さん。有希ちゃんに通用するのかどうか分かりませんけど。
ひとしきりじゃれついたあと、涼宮さんは私に向かってニヤリと不気味に笑いかけると、「さ〜て、次はみくるちゃんが白状する番ね。実際、一番怪しいわよね。
あたしの前で、キョンにベタベタくっついたこともあったしねぇ」
「わたしにとっては、キョン君は頼りになるお兄ちゃんか、お父さん・・・という感じですね。キョン君って、妹さんがいるからなのか、なんか頼りたくなる
オーラが出ているんですよね。本人は自覚しているのかどうか知りませんけど。キョン君から見ても、私は手のかかる妹か娘という感じだと思います。
恋愛感情は持っていないと思いますよ。でも・・・」
こういうときは、率直にお話するのが礼儀ですよね。でも、キョン君に対する感情は・・・私が言えるのは・・・これがせいいっぱいです。
「キョン君みたいな包容力のある人が彼氏だったらいいなぁ、と思ったことは何度もありますよ」
「こら〜っ! 結局みくるちゃんも、なんだかんだでキョンの事意識していたんじゃない! まさか身内に2人も泥棒猫がいたなんて、あたしとしたことが不覚!」
だから、私は泥棒猫じゃないですよぅ。キョン君とわたしは絶対、そういう関係にはなれないんですっ。運命です、禁則事項です!
「また訳のわからないことを! みくるちゃ〜ん、覚悟はいい? 人のモノを盗ろうとした罪は重いわよ」
は・・・はうっ・・・涼宮さん、せめてやるなら一息でいかせてくださいっ・・・』
『されど、みくるの日々 8 ― キョン君の昔の女(友達)と涼宮さん
そのあと、3人で市中探索という名のコミュニケーションをたっぷりとって、5時、いつもの場所に集合しました。
それにしても疲れました。ホント、女の子って大変ですね。わたしも女の子ですけど。
そういえば、そう、キョン君にも一言言っておかなきゃいけませんね。お姉さんからの忠告ですっ。
キョン君の袖をくいっと引っ張ると、振り向いたキョン君に向かって、一言。
「あんまり私たちの目の前で、涼宮さんといちゃつかないでくださいね」
何か言いたそうなキョン君を制して、もう一言。
「わたしや有希ちゃんも、女の子ですから」
女の子だから、キョン君のことが・・・だから、たとえ相手が彼女でも、目の前でいちゃつかれると面白くないんです。
キョン君争奪戦に参戦できずに、不戦敗で諦めてあげたんですから、それくらいの配慮はしてくれてもバチは当たりませんよ。キョン君。
「すみません・・・やっぱり、女性だと目のやり場に困りますよね。少し自重します」
そういう意味で言ったんじゃないんだけどなぁ。キョン君・・・それとも、分かっていてあえて、とぼけてくれてるんでしょうか』
以上です。
これでみくるも、キョンを本当の意味で吹っ切れるのでしょうか、それとも・・・
保守
保守
乙!!
なんかほのぼのしててよかったぜwwww
保守
保守
491 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 11:13:06.68 ID:wfcfoB/60
多分、保守
保守
493 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 11:49:54.15 ID:ttpooWivO
保守
補修
495 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 12:07:24.25 ID:DwB/gifi0
保守
…次々と神人を薙ぎ倒し、破竹の快進撃を続ける橘。『ピーチスフレビーム』やら『ストロベリーパフェサンデーシュート』やらよく分からん必殺技が多いが。
「よくやりました!最後の神人です!」
「…が、がんばります!」
とはいえ、橘も疲れているようだ。技にもキレ(?)が無くなっていた。
「…えーい!…とりゃー!」
白いオーラは弱々しくなり、次第に防戦一方になっている。頑張れ!あと一匹だ!
「はい…京子がんば…きゃっ!!」
こちらを振り向いた瞬間、神人の攻撃を食らってしまった!大丈夫か!
「大丈夫…です…」
「橘さん。貴女はよくやりました。正直、一人で複数の神人を倒すなど、僕にでもそうそうできません。もう休んで下さい。最後は僕が倒しますから」
「…いえ、最後までやります…コーチ…最後までやり切って、修行を乗り切った事になるんですよね…」
「…しかし…」
古泉、やらせてやれ。あいつの目は死んじゃいない。…まだやれるな、橘。
「…はい!」
よし、行け!
…そして橘は再び向かって行った。とはいえ、かなり疲労と憔悴が見られる。橘はやったりやられたりを繰り返している。そして、再びダウンした…
「…はは、やっぱり私はみんなに迷惑をかけてばっかりで…ダメですね…」
橘から諦めと自己嫌悪の言葉が出始めていた。…そんなことない。お前はよくやったよ。
「でも、最後の最後で、皆さんにご迷惑をかけて…」
そんなことはない!
「…私、この仕事向いてないのかな…」
いかん、完全にやる気を失いかけた。
保守
498 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 12:28:49.95 ID:0jNpZmIgO
支援
…橘、俺は神人を倒せたら甘い物を買ってやるって言ったよな。こうしよう。最後の一匹を倒せたら、デパ地下にある有名店のプリンアラモードを奢ってやる。どうだ?
「…え…?…本当…です…か…?」
ああ本当だ。だから最後まで頑張れよ。
「はい!京子がんばります!」
神々しいまでのオーラが復活した!
「キョン君のためにも…コーチのためにも…そしてなにより、プリンアラモードために、私、勝ちます!!」
橘は神人に向かって飛び出した。
「橘流禁断奥義!プリプリプリンカタストロフィックア・ラ・モード!」
ぐごごごごご………
神人が、白く眩いオーラに包まれ、そして消えていなくなった。
やったな。橘。
「…ううっ!ありがとうございます」
泣かなくてもいいだろ。
「…これで一人前ですね」
「…はい。コーチ」
やれやれ。これでめでたしめでたしか。じゃあな。
「…あ!あの約束、忘れないで下さいね!」
何だ?
「とぼけてもダメですよ、プリンアラモード、奢っていただけるんですよね?」
…ちっ、覚えてやがったか…
支援
しまったな、何であんな事約束しちまったんだ…
あのプリン、一日限定50個だからな。なかなか手に入らないんだよ。
この前、ハルヒの機嫌直しのために買ってやったやつがあるんだ。あれを何とかして貰うことにするか…ハルヒ怒るだろうな…
「ちょっとキョン!あたしのプリン食べたでしょ!?」
す、スマンハルヒ。どうしても欲しくなってな…
「あんた!あれ限定生産品なのよ!!なかなか手に入らないのよ!!どうしてくれるの!!」
わかったよ。また今度買ってくるから、許してくれ。
「三つ分よ」
なんで。
「食べ物の恨みは三倍返しに決まってるからじゃない。そうだ!今から行きましょう!これから佐々木さんと会うし、ちょうどいいわ!」
もしかして、佐々木の分も奢れと?
「当ったり前じゃない!それが雑用係たるあんたの仕事よ!さ!行きましょう!!」
悪い、今日は予定があるんだ。明日な。
「…まあいいわ。明日。必ずよ。今日はあたしも帰るから、これにて解散!」
そう言って、ハルヒは帰って行った。
…ふう、やれやれ。なんとか誤魔化したか。これをあいつの元に持って行かないといけないな。
俺は、可愛らしい包装がしてある、プリンアラモードを抱え、橘との待ち合わせ場所に向かった。
俺は急いで待ち合わせ場所である公園に向かった。ハルヒを説得するために少し手間取ったからな…
「ぁ、キョン君…」
すでに橘はいた。遅れて済まなかったな。これが例の物だ。
「ありがとうございます。開けてもいいですか…?」
ああ、見てみな。
「…すごい…これ…本物……うっ…ありがとう…ございます…私、大切にします…ううっ…」
泣くなよ。これからが大変なんだ。頑張ろうな…
「…はい…こちらこそ、よろしくお願いします」
ああ…………!!!!
「どうされましたか?」
いや、言い様のない寒気が襲ってきてな………またこんな場面をハルヒ達に見られたら大変だ。早々に別れた方がいいな。
「そうですね。神人を倒すのは結構大変ですし。佐々木さん達に出くわして面倒な事になっても困りますからね。それでは」
ああ、またな。
―同時刻、公園の茂みの中―
「…ねえ佐々木さん、今の出来事を説明して頂けるかしら?」
「…そうだねえ、キョンが小さい小箱を橘さんにあげて、中身を確認して泣き出した。そして『よろしくお願いします』といってたね」
「……ということは、やっぱり……」
「あれしか考えられないよね……」
「…ふふふふふふふ」
「…くくくくくくく」
『あのアマ、いてまうで!!!』
「ひえっ!なんか凄まじい障気が……」
――――――――――――
何か中途半端でごめん
支援
>>502 乙 あいかわらず修羅場エンドかw
こ,これには縦読みとか入ってないよね?よね?
−昨日のショックから立ち直ってない保守
505 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 13:30:37.23 ID:rUZzQt5I0
あげ
506 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 13:31:48.04 ID:OQC+8k0n0
この時間ってこんなに放置しても落ちないのか
プリン食べたくなった
ほしゅ
保守なのですぅ
509 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 13:44:11.12 ID:bJxiX9NbO
保守
保守
前スレで気まぐれに書いたツン帝キョン、フラグクラッシャーシリーズとして作品に出来ないか思案中。
「されど、みくるの日々」は基本ほんわかまったりで、黒くしないように気をつけているけど、本当は
屈折した真っ黒い話大好きなんだよな。
保守
512 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 14:22:58.65 ID:Iq+mc1ncO
ホシュ
513 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 14:23:03.64 ID:VaFOE1Dh0
保守
514 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 14:24:25.41 ID:0jNpZmIgO
落下阻止
保守
退屈な仕事の間に読めるような
恋愛要素があるけどただ甘いだけじゃない
ハルキョンSSあれば教えてくれないか
つまり長編はNO!というわけか?
保守
518 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 15:26:54.32 ID:Iq+mc1ncO
アッガーレ
保守
>>519 ありがとう
仕事ますますはかどらねーw
523 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 16:23:45.39 ID:ttpooWivO
保守
保守
525 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 16:53:10.68 ID:Iq+mc1ncO
ほ
526 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 16:53:41.08 ID:ttpooWivO
保守
俺はハルキョン好きだが付き合った瞬間に読む気を無くしてしまうorz
>>527 付き合うまでのツンデレ具合を楽しむのさ
「ちょっとだけお隣りさん」ってSSって、もうwikiから消えた…?
その日は本当に運が悪かった。いや、俺もちょっと興奮してしまっていたのかもしれない。
その日は谷口からとっておきのエロ本をかりていて、その本のことを考えるだけで頭がいっぱいだったんだ。だからこんな初歩的なミスを犯した。
帰りぎわたまたまエロ本がカバンからすべり落ちてしまったのだ。俺は何事もなかったようにエロ本を回収し
「なにかありましたか?」とでも言うような態度をとってみた。
しかし時すでにおそし。
おい、長門。静かに震えるのはやめろ。どう見ても笑いこらえてるよな?な?
無表情を装ってはいるがバレバレだぜ。いいんだ。笑うんなら笑うがいいさ。
おまえはもっと感情表現を豊かにするべきなんだ。 ほら、朝比奈さんを見てみろ。口をあんぐりあけて瞬き一つせずに固まってるだろ。
ってあれ?おかしくない?ねぇあれおかしくない?あれ気絶しちゃってますよね?立ったまま?
一見驚いて固まってるだけのように見えるけどあれは意識がどっかいっちゃってるね。
朝比奈さんにはショックが強すぎましたか?
「まあ、あなたも思春期ですから。大丈夫です。僕がその性欲から解き放ってあげましょう。文字通り一肌脱いで」
きもいんだよガチホモがぁぁぁぁぁ
532 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 17:47:44.01 ID:ttpooWivO
保守
保守
534 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 18:16:08.29 ID:ttpooWivO
保守
535 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 18:27:46.55 ID:wOwLdNIU0
保守
536 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 18:28:38.40 ID:UODInErf0
_____
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| レ' / /\ ./ / (_ __ _) ..r─────¬i、 ヽ,,_ `'i、 .,/'i
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/ / / /\ \ (_ノ : |  ̄ ̄ ̄ .| 广゙゙` ,,,,,,,/
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| |/ / / /. / /
|. / / / / / アニメサロンvip板
| /. / | ./ /
http://ex21.2ch.net/anime4vip/  ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄.  ̄ ̄
ほ
保守よ!
539 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 18:56:51.46 ID:rUZzQt5I0
age
保守
遅れたが
>>522もthx!
おかげで楽しい時間が過ごせたぜ
542 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 19:19:10.02 ID:0jNpZmIgO
保守
保守
ハルヒ「ちょっとキョン!明日は不思議探索―――――」
キョン「悪い。明日はちょっとしたバイトでな。肉を造らないとならんのだ。」
ハルヒ「そう・・・」
キョン「代わりに谷口を置いていくよ。じゃあまた月曜日に」
谷口「なぁ涼宮、もう思い切ってやるしかないと思うぞ。」
ハルヒ「・・・そうね・・・。」
谷口(こりゃ重症だ)
肉を造るってなんだww
ほしゅん
ハルヒ「ちょっとキョン・・・今日くらい部室に顔出しなさいよ?」
キョン「すまん、今日もバイトなんだ。今日からは肉を流すからな。」
ハルヒ「まぁ・・・仕方ないわね・・・頑張りなさいよ・・・」
キョン「あぁ、やるともさ」
谷口「そんなに金貯めてどうするつもりなんだ?」
キョン「とある人に贈り物を、な」
ハルヒ(誰だろ・・・私だったらいいのに)
キョン(朝比奈さんにはどんな指輪が似合うかな?)
谷口(んだよ・・・涼宮の奴!キョンキョンキョンキョン!!!)
みくる(私は未来に帰らなければならない・・・古泉には、言おう)
何という五角関係
古泉を呼び捨ての関係www
でも呼ぶのは名字で近いんだか遠いんだかwww
あれ長門の部屋って何号室だっけ。
やべえ
ネタが尽きた。
朝倉が505なのは覚えてる
>>549 言われて初めて気付いた・・・
俺の脳内ではそれがデフォだった すまない
>>555 助かったさんくす。たまに忘れてしまう。
557 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 20:04:16.35 ID:Iq+mc1ncO
アグェ
保守
保守
560 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 20:27:28.06 ID:Iq+mc1ncO
アグェ
561 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 20:29:45.01 ID:y1G+OeXJ0
ハルヒ房は氏ねばいいと思うよ
なぁ・・・このスレにこだわる必要も無いだろうからさっさとアニサロvipに移動しないか?
たしかに今じゃ俺達がここにいるのは板違いだろうし叩かれても仕方ねぇよ。
563 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 20:36:13.05 ID:D5XpLzXQO
アニサロVIPはVIPのアニメなスレじゃなくアニメのVIPなスレ向けな件
ここってアニメスレだっけ?
橘京子シリーズに期待
ミスチョイスもたまにはいいじゃん♪
工作員必死だなー
569 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 20:52:11.40 ID:qzazJfvx0
あげ
新設板は地雷
アニメというより原作だよな。
佐
(アクエリオン鑑賞中)
「あなたと、合体したい。」
ハルヒ「…決めた!」
キョン「なんだよ急に」
ハルヒ「私たちも合体するわよ!」
キョン「…は!?」
ハルヒ「ほら行くわよ!合体!」
ハルヒ「聞いて驚け!」
みくる「み…見て笑…笑え!」
キョン「…我ら北高SOS団」
ばっ
ハルヒ「ハルヒ!」
みくる「み、みくる!」
キョン「…キョン」
キョン「さあ、今日こそ閻魔大王さまの杓を…ってこれおじゃる丸じゃねーか!」
おじゃるフイタww
575 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 21:17:00.81 ID:zyQSL01N0
おじゃる丸www
576 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 21:17:17.64 ID:JiStOY8EO
おじゃwwwwww
ほしゅ
おじゃる丸やポケモンのネタが分からない俺はオサーンですか?
580 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 21:36:43.11 ID:wOwLdNIU0
ほしゅ
ほ
_(⌒
'´:::::::::`ヽ
i::::::/ハ)ヽハ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
i::q =_,_,=.リ| < チョココロネ砲 発射!
|:: (つ く!つ \__________
人::く/_|l〉;人
` し'ノ"
_,,..-='''⌒ヽ
(._( .( ( ●
゙''''-=゙.__,ノ
●をダブルクリックで発射します
※Janeは●のチョイ右です
谷口「何でもありの
楽しい時
楽しい仲間
滅多に不思議は来ないけど
さあおいで(ハルヒ!)
みんなで一緒に(みくる!)
楽しみましょう(長門!)
SOS団 Party Time〜」
キョン「いまどきハッチポッチステーションか」
587 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 21:56:36.15 ID:OBKF7RLz0
自宅鯖?
>>587 試験運用中は自宅鯖。
その内、cgi対応の無料鯖に引っ越す予定です。
589 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 21:58:49.66 ID:OBKF7RLz0
このCGI自分で作ったとか?
だとしたらすげぇw
らき☆すた公式見て吹いたw
なんぞこれwwwwwwww
594 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 22:04:56.93 ID:OBKF7RLz0
>>594 MMX233Mhzのパワー相当ということにしておいてください。
10年前のノートPCだから。
597 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 22:08:49.74 ID:OBKF7RLz0
>>596 良くそんなもので鯖をwww
お勧めの鯖:pf-x.net
涼宮ハルヒの推薦の人GJ!
先生! 早くも重くて編集できません!w
俺だけかもしれないんだけど、最近まとめwikiの動作がやけに重い気がする。
そのおかげで何回も編集→保存ボタンポチッを繰り返しているので、
まとめに挙げてから三日ほど経っているのにまだ履歴の上あたりに。。
本当に俺だけ?
603 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 22:18:51.98 ID:OBKF7RLz0
確認画面のときにパスワード入れるんじゃなくて
新規追加のときに入れれるようにした方が良い
>>602 ノシ
時間に依るかも知れない。少し待ったらあっさりうpできたりする
>>602 まあ、検索は最近アレな気もするがね
以前のように表示待ちとかなるのとは違う感じだな
>>597 おお、これは知らなかった。ありがd。
>>601 やっぱり無謀だったかw
さっさとレンタル鯖に移行しよう。
>>606 おk
出来た。
どんどん使わせてもらいますw
>>590 言われて行ってみたが・・・
たしかに噴いたw
>>590 ちょwww
憂鬱の公式ページには何も載ってないのに((
610 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 22:30:11.78 ID:wOwLdNIU0
相変わらず京アニのやることはよくわからんwww
612 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 22:35:09.82 ID:OBKF7RLz0
避難所に涼宮ハルヒの推薦のスレ立てたほうがいいと思う
613 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 22:42:26.47 ID:0jNpZmIgO
ほっしゅ
SS短編のハルキョン読破!
そしてちょっと経ったら寝る
保守
615 :
243:2007/07/10(火) 22:44:27.83 ID:Ghs4gMTP0
昨日も聞いたけど、まぁいろんな意味で感動するやつ教えてくれ
もう昨日教えてもらったやつ読み終わっちまった
おやすみ
618 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 22:46:04.82 ID:OBKF7RLz0
SOS団 with ポケットモンスター
涼宮ハルヒの妊娠
涼宮ハルヒと変態
涼宮ハルヒの降臨 (未完結
涼宮ハルヒが大学生になったんだってさ
涼宮ハルヒの鶏肉
もしラピュタの主人公がキョンだったら
涼宮ハルヒの性欲 キョン「俺が本当のレイプのやり方を教えてやる」
http://www4.pf-x.net/~vip/
>>582 すげーwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
>>615 エロパロのだけど、
セイクリッド・カプリチオは素直にスゴイと思った。
あと少年オンザグラウンドゼロ。
>>615 「彼岸花」とかどうよ?
感動はしないと思うが
623 :
243:2007/07/10(火) 22:52:52.70 ID:Ghs4gMTP0
>>617 推薦サイトができたのかww
これからはそこを参考にするわ
あと昨日出てこなかったSSは読んでみる
>>586 ストーリー展開の選択欄に「エロ」の欄を追加してくれ!
>>624 追加しました。
現在、雑談所(避難所)にて管理人さんに専用スレを立ててもいいか許可待ちの状態です。
許可が出次第、そちらに移動する予定です。
別に好きで建てりゃ良いんじゃねえの?
むしろ住人に許可のような気がするが。
627 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 23:04:54.18 ID:qzazJfvx0
あげ
保管庫を流し読みした中では「朝倉涼子の観測」が一番だったかな。
あとバカな長門シリーズがちょっと好き。
629 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 23:11:59.96 ID:0CGoaRVf0
保守
保守しますよ
632 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 23:30:27.24 ID:qzazJfvx0
あげ
保守
634 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 23:46:12.90 ID:qzazJfvx0
あげ
保守
ウィキ鯖死んでるwwww
10分後に投下します
涼宮ハルヒの糖影 9日目
短編として読んでも可
638 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/10(火) 23:59:29.75 ID:wOwLdNIU0
支援
639 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 00:00:11.85 ID:aAmw2IhV0
支援したいけど寝ます。ごめん。
明日を楽しみにしてます。
今日は休みなので支援する
くそっ・・・なんてこった。
夕方には帰れるはずだったのにもう11時じゃないか。
せっかく数日に渡る出張が終わって久しぶりに家に帰れると思ったのにハルヒの奴怒ってるんだろうなぁ。
しかもこういう日に限ってケータイは電池切れなんだよな。
恐る恐るドアの鍵を開けて家に入る。
TVがついている。そして何も音沙汰無し・・・ということはハルヒは居間で寝てるのか。
そっと覗いてみると、やっぱり居間で寝ていた。
「ハルヒ〜・・・ 帰ったぞ〜・・・」
囁いてみた。うーむやっぱり起きない。
「ハルヒ。おみやげにプリン買ってきたぞ。ポステルのプリンだぞ。」
「・・・?キョン・・ちょっとキョン・・あたしの・・プリン・・」
「まだ手つけてないぞ」
「んーキョン? キョン!?」
ここでハルヒは目を開けた。この寝起きの一瞬は見逃してはいけない。
「すまない。ちょっと遅れたが、ただいま。」
「いえ・・・ん? ああ!?もう11時じゃない!?遅すぎるのよバカキョン!」
「すまん。寂しかったか?」
「はぁ?そんなわけないじゃないあたしを誰だと思ってるのよ。」
「はいはい・・・」
「キョン・・あんた疲れてるの?」
「ちょっと昨日は寝る時間が無くて・・明日は休みだから寝れるけど・・」
「だったらさっさと風呂入って寝なさい!」
「なんだ?だってお前俺が帰ってきたら夜通しで・・」
「うるさいわね。このあたしが心配してあげてるんだから言うとおりにしないと体のどっかから悲鳴が上がるわよ。」
「久しぶりに会えたのにそれは・・」
「ごちゃごちゃ言わない!」
「はぁ、プリンは冷蔵庫に入れとくからな。」
そうしてハルヒに急かされ俺はさっさと汗を流し布団にもぐりこむ羽目になった。
同じ物言いだったら「さっさと寝なさい!」よりも「寂しかったわよ!」の方がよかったな。
なんて思ってみる。てっきり遠まわしに甘えてくるかとも計算していたので残念だ。
そしてお帰りなさいもお疲れさまも言われなかったのに気づいて更に気分が重くなる。
これじゃ逆に寝れないと思ったが、やっぱり昨日寝てないだけあって俺はすぐに深い眠りについた。
zzz
温かくて心地よい。最初に思ったのはそんな感覚だろうか。
目覚ましをOFFにする休日の朝は実に爽快だな・・・うむ・・・むにゅ・・・・ムニュ?
目をゆっくり開けてみると、もうお約束だろうか。俺の布団にハルヒが潜り込んでいた。
昨日の夜で少しイラッとしていた気分が俄かにスッと引いていく。ほんとに何考えてんだか。
ふん。夫の苦労のねぎらい一つ出来ない罰だ。このまま抱き枕にして二度寝してやる。
ハルヒをぐいっと抱き寄せたが思ったより力が入ってしまったらしい。
「・・んんー!?」
「げっ・・・」
ハルヒを起こしてしまった。もうこれもお約束か。
「キョン?何してんのよー・・・」
「やっぱり起きたか。小癪なお前なんか抱き枕にしてしまおうかと思ったところだ。」
「・・・やっぱり怒ってたのね。キョン」
「怒ってないぞ。」
「ほら、怒ってる。」
「お前こそ何を怒ってたんだよ。」
「怒ってないわよ。」
「昨日の話だ。」
「あれはだから・・違うのよ。」
「どう違うんだよ・・・。」
「う・・」
「無理して言い訳作らなくていいぞ。それよりもう少し寝かせてくれ」
「あんたの帰りが遅いから・・・」
「・・・あ。」
「あんたはいくら待っても帰ってこないし、ケータイは繋がらないし・・」
思わずドキっとしてしまう。そうだった。
「キョンを盛大に迎え入れてやろうと思ったのに待ちくたびれて寝ちゃってそこであんたに起こされて恥ずかしかったのよ!!悪かったわね!!」
そう言うとハルヒはプイと向こうに寝返ってしまった。
ああ、結局また俺は自分のことばっかり考えてたことになるわけか・・・。
「・・・ハルヒ?」
「もう少し寝たいんでしょ。」
「いやすまん・・・俺も疲れていて少し気が滅入ってただけなんだ。」
「・・・」
「本当にすまん。冷蔵庫にあるプリン・・俺の分も食べていいから、さ・・。」
「・・・嫌よ。」
「あー・・え?」
「違う味のプリンが4つ。あんたの好きな味が2つとあたしの好きな味が2つ。
あんたがわざわざ選んで買ってきたのにそれを食い意地で台無しにするようなマネできないわよ。」
「・・・ハルヒ・・・。」
「そういうところは抜け目無いのね。あんなに死にそうな顔して帰ってきたくせに。」
「・・・。」
支援
645 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 00:13:33.32 ID:8Dmw3q3xO
二期決定報告
646 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 00:13:59.89 ID:J7Gc92Gg0
支援
ハルヒが向こうを向いていて良かった。
自分でもわからないが今の俺の顔はなんとなく見られたくない気がする。
とか思ってたらハルヒはこっちに寝返ってきた。思わずビクッとしてしまう。
口より先に顔から言葉が伝わってくるぞハルヒ。この表情はもしや言いづらかったことを言う表情か。
「キョン。・・・おかえりなさい。」
「・・・へっ」
「寂しかったわよ。あんたがいない間にゴキブリが出たから。」
「ゴキブリって・・・それは寂しいとは関係ないぞ。」
「うるさいわね。それにあんたの疲れが取れるようにこのあたしが添い寝してあげたのよ。」
「ああ。よく眠れたな。」
「どう?これで満足?」
「いいや」
「何よ。まだ何かあるの?」
「お前わかってるだろ。」
「鈍感のくせにそういうところは鋭いのね。」
「お前が可愛すぎるのが悪い。」
「それ聞き飽きた。」
「じゃあなんて言えばいいんだよ。」
「あたしが思わず黙っちゃうようなしびれるようなの。」
「お前を黙らすなんて簡単だろ。」
「はぁ?あんt・・んー!! 〜・・・〜〜!!・・・」
結局俺が二度寝したのは1時間後だった。
648 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 00:14:59.79 ID:J7Gc92Gg0
支援
支援
650 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 00:16:02.71 ID:J7Gc92Gg0
支援
・・・今日は9日目か?9日目だよな。
思わずカレンダーを見る。今日の曜日は間違っていない。
驚いた。てっきり俺は結婚式関連がくると思い込んでいたからな。
まさか通り越して出張帰りのあの日まで飛ぶとは・・・。これでまた1年以上は飛んだわけだ。
なにか一つ解明されるとまた一つ謎が出てくるようじゃお手上げだぜ。
やっぱり考えてもどうしようもない。
そもそもハルヒが単に俺と思い出話をしたいだけとかそんなオチだったら俺は見事に踊らされているだけということになる。
今までがそうだったようにな。さっさと今日も勉強に仕事に励むとするか。
支援
653 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 00:17:25.61 ID:J7Gc92Gg0
支援
布団から出て時計を見る。いつもの時間だ。
何だ?この違和感は。何かが足りない気がする。何かが無い気がする。
いつものように朝食を食べようと台所に向かうところで俺は気づいた。
「ハルヒ。起きてないのか?」
フライパンの音と換気扇の音が聞こえない。
俺はハルヒの寝部屋をそっと覗いてみる。ハルヒがいつも使ってる目覚まし時計は破壊されていた。
これは鳴ったときにハルヒが破壊した、でいいのかな。
いくらなんでも破壊はないだろ・・・とか思ってる場合じゃない。あのハルヒが寝坊とは。
ハルヒはすぅすぅと寝ていた。なんとも気持ちよさそうに寝ていた。
起こすべきか迷ったけど結局起こさないことにした。たまには寝坊させてみよう。
これは遠まわしに遅刻したということにもなるしな。
俺は適当に朝飯を作って今日も仕事に出た。
飛んで夜帰ったときの話になる。
「ただいま」
「お帰りキョン!丁度いいところね。」
その通り良い香りがした。これで仕事の疲れも癒えるってもんだ。毎度だがな。
適当に支度を整え俺はハルヒと共に晩飯の席に着いた。
「ハルヒ、お前の分少なくないか?」
「へっへー、ダイエットよ。ダイエット!」
「それ以上細くなったら骨と皮になるぞ。抱き心地悪くなる。」
「あんたの都合なんか知らないわよ。」
適当に会話をする。ここで俺は一度言ってみたかったことを言ってみた。
「遅刻、罰金。」
「・・・はっ!?」
声色まで真似してみた。似てないけどな。
「なんてな。ハルヒお前今日寝坊しただろ。」
「なんでそれでそんなこと言われなきゃならないのよ。ばっかじゃないの。」
「いや、一度言ってみたかったんだよな。」
「ったくあたしがたまに一息つくとすぐこれなんだから」
656 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 00:19:09.08 ID:J7Gc92Gg0
支援
支援
支援
支援
そう呆れながらもハルヒは笑っていた。胃袋がやっと消化を始めた感じがする。
「だから言ったろ。無理すんなって。でも目覚まし時計壊すなよな」
「悪かったわよ。それにあんた先に起きたんならあたしの分のご飯作って起こしてよね。」
「ずっと前にそれやった時そのまま布団に引きずり込まれたんだが。」
「あれは寝ぼけてたって何度も言ったでしょ!!」
ああ、何も深く考えることは無い。
俺に出来ることは、こうやってハルヒと楽しく笑いあうことだけでいいんじゃないかってね。
なに、わからんものはわからんのだ。だったら考え付く限りの最善を尽くせばいい。
何でこんな簡単なことに気づかなかったんだろうな。
寝る時にハルヒにおやすみのキスをしてみた。
「頭どうかしたの?」と言いながらも、ハルヒはやっぱり笑っていた。これでいいんだ。
俺は夢に想像を馳せながら、今日も深い眠りについた。
---END---
661 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 00:20:12.90 ID:e5bxU0je0
支援!
以上。支援感謝感謝です。
芋汁作ってたら、投下終わってた・・・orz
664 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 00:22:19.61 ID:J7Gc92Gg0
>>660 まさかここから鬱な展開に行ったりする?
乙!
嵐の前の静けさ、って感じがするww
乙
こんだけ幸せでBAD ENDだったら悲しすぎる・・・
667 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 00:27:43.05 ID:VMc+UiCb0
>ハルヒはやっぱり笑っていた。これでいいんだ。
死亡フラグです
フラグクラッシャーキョンがなんとかしてくれるはずだ!
>>664 すまんが今は何もいえなくなってしまった。悪い意味じゃなくて。
乙!
エンドレス糖分に期待している。
乙!
この夫婦ならたまらなく甘い生活をおくってくれる
と信じている。
673 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 00:55:21.93 ID:MQL9WFfs0
ほしゅ
保守
保守
ぶっちゃけ面倒なことがおこりそうだから推薦サイトなんていらなかった
パターン青
>>677 ここ最近、「おすすめ教えて」って質問多いから作って正解だと思うよ。
680 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 01:32:19.70 ID:ryYM3G3c0
保守
>>679 でもおんなじ答えしか返ってこないよなw
個人的には短編はVIPの方が良いのが揃ってるが、長編になるとエロパロには遠く及ばんと思う。
でもまあ、オススメサイト見てきたけど、「おすすめ教えて」っ質問は減らないと思うよ。
乙女はもう来ないのかしら
どこかの神が投下してくれることを祈りつつ保守
>>681 おすすめって言っても、読む方には好みもある訳で…
まぁ、ここで「こんなカップリングのおすすめ教えて」って言われたら推薦には誘導せずには
答えるつもりだけどw
>>685 別にテンプレには必要ないだろ
避難スレとか本音スレとかも載せてないのにわざわざこれを載せる理由はない
687 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 02:01:17.10 ID:qDSoWW+W0
保守
>>685 現時点では試験運用中ということもあるので、必要ないかと。
今後、推薦サイトが継続することになって、さらにテンプレに載せた方がいいという意見が多くならないかぎりは
その都度誘導でもいいと思います。
689 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 02:15:05.11 ID:neMHV4CsO
保守
ほしゅ
691 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 02:43:03.21 ID:neMHV4CsO
保守
保守
693 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 03:01:29.59 ID:neMHV4CsO
保守
694 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 03:16:33.05 ID:neMHV4CsO
保守
695 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 03:16:33.31 ID:s5xXqt2AO
調子悪い時に無理矢理文章化すると状況説明だけのつまんないモノが出来上がるんだけど
どうしたらいい?
>>695 修行あるのみ!
または調子悪い時に書くなって事か?w
697 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 03:48:05.70 ID:s5xXqt2AO
>>696 調子良い時はいいんだけどね。悪い時はとことん悪いのよ。
しかも安定感ゼロだから調子良い時の方が珍しいんだよね。
今少しだけ書いたんだけど小学生の作文みたいのができた。
>>697 まぁ少しでも書けるだけマシさ。
俺なんて電波受信して2週間…3行しか書いてないorz
699 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 04:09:19.77 ID:s5xXqt2AO
>>698 それって経験値足りないだけじゃないのか
>>699 うるへぇ!
まぁ、実際そうかもしれないけど。
>>700 とりあえず読書するのがいいと思うよ。
心理描写が多い本とか読んだらいいかも。
702 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 04:31:03.45 ID:neMHV4CsO
保守
703 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 04:46:52.49 ID:neMHV4CsO
保守
老人と海
マジオススメ
ほ
706 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 05:28:17.66 ID:UlXVe8QlO
保守
707 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 05:48:18.68 ID:neMHV4CsO
保守
708 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 06:18:20.13 ID:neMHV4CsO
保守
ほす
保守
711 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 07:41:09.34 ID:w7s2g2AtO
いざss書くと長くなっちゃうのは俺の経験値が少ないからか保守
ホス
713 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 08:11:40.55 ID:XKvI85QkO
保守
714 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 08:22:48.37 ID:Zs3OQc6Z0
gdgd長くなって纏まりがなくなったり何を伝えたいのか自分でもわからなくなったり・・・
短くしようとするとまったく進まなくなったり・・・だめだなぁ
もうちょいがんばろ保守
みんな同じ気持ちだったのか…
他に俺の場合、同じ接続語を一つの会話でやたらと繰り返し使ったりして、読み直して萎える時がある。
中高で、もっと国語や訳文の勉強してればよかったよ
そんな保守
716 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 09:34:42.63 ID:Zs3OQc6Z0
これだけ時間空いてるのにまだスレ番370なんだな・・・まあいいや保守
素人なんだし、本いっぱい読んで、あとは書いて書いて書きまくるしかないと思うけど。
718 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 10:10:59.25 ID:UlXVe8QlO
保守
俺なんて短編ばっか書いてるせい長編書けねえw
ぜったい短くまとまっちまうwwww
ホシュダヨ
保守なのね!
722 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 11:13:47.49 ID:WenPJE/o0
ほ
723 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 11:39:01.39 ID:8x86zyB8O
そ
>>711 おまいは俺か?
ハルヒモノじゃないけど気付いたら25レス消費のgdgdものになたよ
725 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 12:06:03.62 ID:ULVWq8NXO
「…橘さん、ちょっといいかしら?お話ししたい事があるの」
私が彼と別れた後、突然声をかけられました。…涼宮さん、そして佐々木さんに。
私は二人と一緒に近くの喫茶店に入りました。
そして私はオレンジペコーのティーを注文しました。
二人が注文したのは何故かブラッディーマリーでした。…それお酒ですよ?高校生が飲んじゃいけないと思います。
『黙りなさい』
ひぃ!!……なななななんですか?ものすごくどす黒いオーラを感じます……
『………………』
「……あの、お話って……なんでしょうか………」
『………………』
注文を頼んでからずっと不気味な沈黙です。恐怖心が離れません。
「……橘さん……」
…と思っていたら、ようやく佐々木が口を開けてくれました。助かりましたぁ。
「…橘さん。さっき、誰と会ってたんだい?」
「へぇ?…あ!…あの……」
「…正直に言ってね?橘さん?」
やっと喋り出したと思ったら、涼宮さんは古泉さんの機関の女性よりよっぽど怖い笑みをしてました。
…その笑みは、『言わなかったらいい死に方しないわよ?』と言ってました。間違ないです。
私はあまりの恐怖心に耐え兼ねて、正直に答えることにしました。
「…あの、キョン君ですけど……」
「ほほぅ、橘さん。あなたはいつの間に『キョン君』なんて呼び合う関係になったのかな?私が知っている限り、橘さんは少し前までキョンとそれ程仲が良かったとは言い難い関係だと思ってたのに……くっくっ」
佐々木さんも負けず劣らずの笑みです。ただし、満面の、ではなく、引きつった、ですけど。
727 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 12:23:07.82 ID:w7s2g2AtO
保守なのね
「……え、えとですね……最近、ちょっとした相談ごとでキョ…彼にお世話になっていたもので……」
「ふーん。何の相談かしら?二人っきりですること?」
涼宮さんの目線がピリピリします。室内なのに日焼けしそうです。
「…い、いえ、決して二人きりというわけじゃ……」
「…じゃあ、あたしたちが相談に乗るわよ?女の子同士の方が相談しやすいでしょ?」
「…へぁ?それはちょっと………」
「何でよ!?二人きりの秘密じゃないんでしょ?」
…間違いなく怒ってます。キョン君も古泉さんも凄くタフです。私がこんな涼宮さんと毎日毎日付き合ってたら廃人になっちゃいます。
「…は、はい……あの…」
「くくくっ、橘さん、正直に話した方が身のためだよ?私も涼宮さんも、あなたに行方不明になって欲しくはないからね…」
「あああのあの、ゆくゆゆ行方不明って………」
「…いやね、橘さん。冗談に決まってるじゃない」
冗談は言葉だけでした。二人とも目付きが冗談じゃありません。
「…あの、えーと、うー……あぁ!あの、ダイエットの相談してたんです!」
『ダイエット!?』
「は、はい。最近ちょっと太り気味だったので。おかげで10kgも痩せました。ウエストも50cmジャストになったんです!今年はビキニが着れますよ!」
よく思いだした私!えらい!!今日のMyご褒美にタルトタタンを買っちゃおう!
「…そういえば、橘さん、随分痩せたみたいだね…」
「そ、そうなんです!彼が色々ダイエット方法に詳しかったので、教えてもらったんです!」
「……でも何でキョンがそんなダイエット方法知ってるのよ?そんな話一度も聞いた事ないわ!あたし!!」
「涼宮さんに同じく。橘さんの話には幾つかの矛盾点が見られるのも事実だね。第一それこそ女性同士の秘密にこそすれ、異性間での秘め事にする理由ではない」
「…もしかして、さっき、ビキニがどうとかという話が出てきたけど、もしかして二人で行くために、今からプロポーションを整えようとしているんじゃないでしょうねぇ?」
「ああ、多いにあり得る。キョンの卑猥な性質を見事に見抜いている。橘さんはなかなかの策士だね」
「そ、そんな事考えてません!」
何でこの二人はそういう部分だけ目敏く突いてくるんですか!何言ってもヤブヘビになっちゃいます!
729 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 12:29:23.74 ID:w7s2g2AtO
頑張れ橘!支援
「…本当でしょうね?嘘だったら…どうなるか解ってるわよね…?」
「ひ、ひゃい!ひょ、ひょんとうでしゅ!!」
あまりの恐怖に声が裏返り、ろれつが回りませんでした。
「…まあいいわ。…本題よ。今日何していたの?キョンと?」
「悪いとは思ったけど、全て見せてもらったよ。キョンから何やらプレゼントをもらって、嬉しそうに泣いていたわよね。橘さん?」
また二人の目線が私の皮膚を焼き始めました。今日は日差しが弱かったので日焼け止めクリームを塗ってません。失策でした。
でも二人の目から放出されるそれは、SPF50+、PA+++の日焼け止めクリームでも防げそうにありません。
「あの、あれは……プリンです」
『プリン?』
「ええ、デパ地下の限定品のやつですよ。彼が、『ダイエットばかりしちゃ体に毒だから、たまには食べろ』って頂いたんです。私甘い物が好きなんで、ちょっと嬉しくて感極まって……って、…どうしたんですか涼宮さん?」
「………それ、あたしのプリン………キョンが買ってくれた………」
えええええええ!!
「………なるほど、つまりキョンは涼宮さんに買ってあげたプリンを、橘さんのためにプリン所有権を剥奪したというわけか……」
「…え…あの……私そんなこと知らなかったので………あ!、か、返しますね、これ………」
「いらないわ……」
「…え………」
「……あなたの……ものよね……そのプリン……」
「…あの…すすす涼宮さん……」
「……………」
涼宮さんは黙って俯いてしまいました。もしかして今、私=超極悪非道下手人ですか?
「…どうやら…これは…」
「…交渉……決裂ね……」
ええっ?交渉?…もしかして、立ててはいけないフラグを立てちゃったのかな……?
―――――――――
自分でもオチが見えなくなって来たw
731 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 12:37:14.69 ID:w7s2g2AtO
南無…
732 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 12:56:42.07 ID:S9Pvj4yD0
保守
733 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 13:07:14.62 ID:S9Pvj4yD0
ひょんとうでしゅが最高
734 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 13:12:04.56 ID:4cOZnK420
しゅらば〜 保守
保守
736 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 13:59:56.39 ID:UlXVe8QlO
保守
( ゚д゚)ホシュ…
ほし
ほす
試験の中休みで保守
741 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 14:54:05.06 ID:XKvI85QkO
部活中に保守
742 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 15:01:59.44 ID:w7s2g2AtO
仕事中に保守
船の中で保守
自宅警備中に保守
745 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 15:18:34.66 ID:czsO9tWuO
実験中に保守
セクロス中保守
747 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 15:22:03.18 ID:Ezyqhmjb0
ワンモアセッ! 中保守
748 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 15:33:46.80 ID:neMHV4CsO
保守
749 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 15:42:35.41 ID:s5xXqt2AO
自宅警備中に保守
おまいらながら保守しすぎwww
ということで講義中に保守
752 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 16:00:15.53 ID:neMHV4CsO
保守
753 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 16:00:44.00 ID:GPwBVPVi0
学校サボって保守
税理士試験まで一ヶ月切ったけどどーでもいい
754 :
サザソのトリヴィア:2007/07/11(水) 16:00:49.40 ID:m+dUYOwf0
おまいらすごすぎ。このスレに光あれ
755 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 16:06:26.65 ID:YQ9BG49z0
橘京子シリーズに期待
ほ
み
757 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 16:27:30.00 ID:neMHV4CsO
保守
758 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 16:39:42.62 ID:neMHV4CsO
保守
759 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 16:50:34.29 ID:neMHV4CsO
保守
760 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 17:01:08.36 ID:neMHV4CsO
保守
保守なのね
守
よ
!
保守
このスレは日付が変わったら落ちるのか。
764 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 17:38:05.31 ID:w7s2g2AtO
保守
766 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 18:11:12.35 ID:IiEJmuzaO
ホシュ
767 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 18:24:21.95 ID:Z6q0gK9Z0
ほ
保守
769 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 18:49:16.56 ID:bWCMq6cn0
スイカ食いながら保守
770 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 19:03:22.45 ID:XKvI85QkO
夕食後に保守
仕事帰り保守
SS書き途中に保守
773 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 19:35:33.98 ID:UlXVe8QlO
保守
保守
775 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 19:59:40.12 ID:UlXVe8QlO
保守
776 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 20:11:18.56 ID:neMHV4CsO
保守
777 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 20:23:24.84 ID:neMHV4CsO
保守
778 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 20:23:55.76 ID:Z6q0gK9Z0
1000は無理だな
だね
900はいける
ksk
782 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 20:40:38.57 ID:0WKBXz2t0
あげksk!
保守&保守
キョン「実は俺、ポニテ萌えなんだ」
ハルヒ「なんで髪切った翌日に言うのよ!バカキョン!!」
頼むからもうこのスレでの投下はやめて(´Д⊂
携帯民はdatが見れないからorz
788 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 20:56:46.41 ID:0WKBXz2t0
たしか「べっかんこ」もしばらく見れたんじゃね?
789 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 21:00:21.43 ID:Bxa7Z1SqO
●お試し無料キャンペーン中らしいな
アナルじゃないぞ
●<僕のことですか?
791 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 21:03:18.42 ID:neMHV4CsO
●を見ると古泉を思い出すwwww
●<マッガーレ
792 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 21:04:12.48 ID:IzKUVGytO
投下すんなよ
つーか、読めないから投下するなって、本末転倒じゃね?
伏せ字の●も困るwww
795 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 21:07:47.52 ID:UzhzdZza0
●(古泉でない)って何?
>>795 2chの総合案内に書いてなかったっけ?
797 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/11(水) 21:10:14.12 ID:6YWdZCxt0
>>795 ●こと、2ちゃんねるビューアのこと。
これを使って専ブラでログインするとdat落ちしたものも見れるようになる。
で、おまけで大半の規制(連投規制・投稿時間規制・ホスト規制)に引っかからなくなる。
投下があったら、wikiを見ればいいんじゃね?