【新たなる】ローゼンメイデンが普通の女の子だったら【旅立ち】
1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/31(木) 13:55:23.96 ID:FyMo5KyL0
・『原則「コテ」禁止』
コテハンの人の書き込みが悪いんじゃなくてコテを付いてるということが荒れる原因になりやすいので原則コテは禁止で。
・スレ・作品と関係ない雑談は控え、気に入らない作品や書き込みはスルーお願いします。
・非常時はまずWikiや雑談所で状況を確認してください。(本スレの消失など)
・投下するときは「○○ネタだから注意」とか「○○系につき苦手ない人スルーよろ」などと付けた上、さらにNGワード指定するなどの各自配慮をお願いします。
例:yuriyuri(百合) sinineta(死) uhouho(男色) guroino(グロ)
・長編でレスを大きくまたぐとき(前回の投下は
>>51で今回は
>>462とか)や前スレから の続きはタイトルやあらすじ、アンカー等付けると読者に優しい職人になれる。
・なるべく自分でWikiを編集できるようになりましょう。どうしても編集できない場合は雑談所の掲載状況スレで依頼しましょう。(簡単な説明の項目の通りである程度できます)
・性的描写はエロパロで。(投下するなら少年誌レベルぐらいまで)
・投下混雑時以外の「投下いいかな?」は不要。投下終了後の「やっぱグダグダだったorz=3」とかも不要。もっと自信持って投下しよう!
(目安として:投下ラッシュは大体22時前後。それ以外なら特に混む事は無し。)
・投下時、他の人と被るが嫌なら投下前のログの再取得は必須!
・未来アンカーやリレー小説はスレストの原因になったり投下し辛い空気にしたりするので控えてください。
・上記の他、Wikiの「簡単な注意事項」を読んだ上、分からない質問などは
>>1のリンクから行ける雑談所やWikiでお願いします。
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/31(木) 14:05:34.49 ID:Ek0LBb9gO
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/31(木) 14:07:41.71 ID:MKzjSi24O
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/31(木) 14:07:53.55 ID:shzTEWMjO
乙
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/31(木) 14:16:17.52 ID:P7fe/Aax0
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/31(木) 14:30:55.29 ID:Ek0LBb9gO
JUN「真紅でベジータにアタック!」
ベジータ「かかったな!罠カード発動『白茨』!真紅の攻撃を無効化し『雪華綺晶-白茨の乙女-』を特殊召喚!さらに魔法カード発動!『アリスゲームの終焉』だ!」
J「僕の『真紅-貧乳の乙女-』・『翠星石・蒼星石-双子の乙女-』・『水銀燈‐黒翼の乙女-』・『金糸雀-深謀の乙女-』・『雛苺-無垢なる乙女-』が!?」
べ「場の薔薇乙女は全て生贄に…いでよ『アリス-究極の少女-』!」
J「くっ…ならば場の『めぐ-病に倒れし少女-』と『みっちゃん-夢を抱く者』、『巴-剣を極めし少女-』を生贄に『ラプラスの魔-全てを知る者-』召喚!」
真紅「待ちなさい…何なのそのゲーム…何故私だけそんな二つ名なのよ!?」
「「真紅って言ったら…なあ?」」
紅「…『梅岡‐全てを超越せし者‐』リアル召喚!!JUNとベジータを生贄にして特殊能力『アッー!!』発動よ!!」
梅「やあJUN、ベジータ!!という訳で早速戴くよ!!」
「「アッー!」」
保守
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/31(木) 14:36:57.25 ID:AGGWq2W/O
>>1 乙
>>7 みっちゃんさんは少女扱いされないのなww
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/31(木) 14:50:57.51 ID:Ek0LBb9gO
保守
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/31(木) 15:01:53.64 ID:P7fe/Aax0
短編保守巴メイデン57
巴「桜田くん……まだいる」
J「犯罪者はさっさと帰れよな。こっちは保守してるんだぞ」
一「…なんだかさんざんな言われようだが、この服はみっちゃんさんとかいう人がつくってくれたものだ。
だが蒼星石はあまり気に入らなかったらしく、捨てるくらいならばとして貰ったのだよ」
J「なにやってんだ…蒼星石もよくこんなおっさんにあげる気になったな…」
一「本当に邪な気持ちはないんだが…。君が着てくれるなら、譲ろうと思う」
J「…嫌だって言ってるだろ…。…思ったんだけど、柏葉はどうだ?蒼星石と似てるし…」
巴「えっ…わ、私!?」
J「……けっこう、似合うかもよ(ボソッ」
巴「さ、桜田くん…」
一「…確かに風貌は似ていると言えなくもないが…しかし決定的なものが欠けている。
ただの女には興味がない。この中に男の子っぽい女の子、女の子っぽい男の子がいたら、私のところまで来なさい」
J・巴「頼みますからもう帰ってください」
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/31(木) 15:21:08.59 ID:P7fe/Aax0
ほ
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/31(木) 15:36:15.84 ID:XGN31a30O
保守
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/31(木) 15:47:51.87 ID:shzTEWMjO
保守
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/31(木) 16:07:45.95 ID:c65m9PSyO
>>10 おじじがどんどん変態にwwwwwwwwww
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/31(木) 16:16:27.66 ID:x7SyR80I0
ジ「正直引く」
銀「突然なによぉ…ぐすぅっ」
ジ「体育座りで音楽をイヤホンで聞きながら泣いてる人見たら普通は引く」
銀「さっきねぇ…本家の最終回を読んできたのよぉ」
ジ「ほう」
銀「そのときは別にどってことなかったんだけどぉ、帰ってきてアニメのEDリピートしてたら泣けてきて…」
ジ「そうか、じゃ、ちょっと僕にも聴かしてくれないか」
銀「どうぞぉ…」
15分後
紅「正直引いたわ」
ジ「突然なんだよ…ひっぐ」
紅「男の子が体育座りで泣いていたら普通の人は引くわ」
ジ「そんなこと言って…お前もこれ聴いてみろ」
紅「これって…ローゼンのED? これがどうかしたのかしら?」
ジ「いいから黙って聴け」
15分後
翠「正直引きました」
〜以下リピート〜
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/31(木) 16:29:19.79 ID:XGN31a30O
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/31(木) 16:29:49.97 ID:jJy2hSWQ0
ママンのおしりや
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/31(木) 16:40:05.24 ID:Xsf/LlS6O
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/31(木) 16:46:17.01 ID:Ek0LBb9gO
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/31(木) 16:50:57.96 ID:CTkYw3bj0
空蝉>光>透明
の順だな。個人的には
でもLeer Liedそのものが聞いててキツイ
リピートだと光→空蝉のコンボになっちゃうんだよな…
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/31(木) 17:02:18.41 ID:XGN31a30O
全部きつかったりする
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/31(木) 17:14:26.54 ID:XGN31a30O
保守
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/31(木) 17:15:56.55 ID:joBVC7gA0
今聞くと引きこもりになっちまいそうで怖い。
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/31(木) 17:17:14.47 ID:Ek0LBb9gO
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/31(木) 17:34:05.13 ID:XGN31a30O
保守
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/31(木) 17:45:33.30 ID:joBVC7gA0
ガルサルサを君は見たか!?
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/31(木) 17:45:51.98 ID:MKzjSi24O
哀しみの保守
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/31(木) 18:02:28.61 ID:BqVygLdh0
ほ
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/31(木) 18:17:02.84 ID:BqVygLdh0
ほ
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/31(木) 18:21:04.99 ID:joBVC7gA0
ほーたる
短編保守巴メイデン番外編
巴「7月号Phase43関連です。ストーリーには言及してませんが、まだ読んでない方はスルーしたほうがいいかもしれません」
巴「最終回、ということだけれど」
J「クソ、こんな展開で何が最終回だよ、ふざけてる!」
巴「落ち着いて、桜田くん。これで終わりだと決まったわけじゃないんだから」
J「わかってるよ、でもさ、これってあんまりじゃないか?」
巴「だからって、そうやって絶望を振りまいてもどうしようもないわ。辛いのは桜田くんだけじゃないんだよ」
J「そんなこと…そんなこと…わかってるさ…僕だって…。…じゃあさ、柏葉はどうなんだよ」
巴「私?私は…信じてる。だから、待つの。ずっとね」
J「裏切られるかもしれないのに?」
巴「裏切られることが怖いから、信じることができない?」
J「………」
巴「私は、そんなことは考えない。私たちの生みの親のことを、信じられないはずがないもの」
J「……そっか……」
巴「桜田くんだって、本当はわかってるんでしょう…?
待つことは辛いけれど、私たちにはそれができるはず。というより、しなくちゃいけないの」
J「……柏葉、ひとつ忘れてるぞ」
巴「なにを?」
J「保守、ってまだ言ってない。先はまだ、長いんだからな」
巴「クス。うん…そうだね。保守、しようね、これからも…。
ところで、内容には触れないつもりだったけど、どうしても一つだけ…」
J「ひとつだけ?」
巴「…N、どうやってもMに見えるよね。あれをNだと思えって言われても…EMDって言われても仕方ないわ」
J「それずっと考えてたんだけど、『エッチなメイデンどんなもんじゃーい!』じゃないかと思ってた」
巴「まだまだ余裕あるじゃない…」
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/31(木) 18:27:57.88 ID:joBVC7gA0
>>31エンドじゃないからmなんだ。
うわー、なんてシビアなユーモア!
大丈夫、涙はまだこぼれない。
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/31(木) 18:40:41.60 ID:XGN31a30O
保守
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/31(木) 18:53:00.57 ID:BqVygLdh0
>>31 最期はやっぱ笑いになるのかwwwww
勇気わいた
ありがとう
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/31(木) 19:06:31.26 ID:P7fe/Aax0
ほ
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/31(木) 19:15:09.27 ID:vTH+suDK0
ho
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/31(木) 19:25:55.48 ID:XGN31a30O
保守
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/31(木) 19:34:52.18 ID:XGN31a30O
保守
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/31(木) 19:40:51.60 ID:x7SyR80I0
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/31(木) 19:44:49.79 ID:7zLAu0FaO
ほ
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/31(木) 19:45:26.20 ID:auYObp7WO
乙女の短編保守劇場25
〜もしも桑田由奈が選ばれなかったら〜
巴「じゃぁ、うちのクラスは…えと、その……私に決りました///」
「やっぱりなぁ」
「巴やったじゃん」
由「(´・ω・`)」
翠「……コメントしずらいですぅ」
ジ「……あぁ」
薔「選ばれない桑田由奈とか存在価値ねぇwwwざまぁWWWWWW」
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/31(木) 19:49:48.86 ID:joBVC7gA0
日直日誌 蒼星石 5月31日
今日は、ベジータ君に付きまとわれませんでした。ここのところ、元気が無いようです。
なんでも噂によると、大男の集団に襲われた後、猛毒を大量に飲まされ、
データを取るため血を大量に抜かれたとか。
今度お見舞いに行ってあげようかな…
あと、明日から始まる水泳ですが、あの変態的な水着は着たくありません。
何とかしてください。あんなの恥ずかしすぎます。
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/31(木) 19:52:28.65 ID:Xsf/LlS6O
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/31(木) 19:54:54.75 ID:joBVC7gA0
―コメント
やぁ!!今言ってたこと本当かい!?ベジータのお見舞いに行かなくちゃ…
もちろん、薔薇水晶に滋養強壮の料理を作ってもらって食べさせてあげるのも忘れないよ!
そのあとでたっぷり『精』をつけてあげるんだ!!!
でも、ちょっとだけなら絞ってもいいかもね!!!!!!?
ベジータ…まっててねぇぇぇぇ!!!!!ハァハァハァハァ…
水着だね!?僕がデザインしたあの興奮度120パーセントの!?
一目見ただけで三日は妄想が止まらないあの水着が!!!!!!!!?!!
あれが気に入らない!?!!
先生、悲しいよ!!!でも、気に入らないならしょうがないね!
他の水着にするよう先生から連絡しておくよ!蒼星石だけね!
だって、他の女子は気に入ってるに決まってるんだから!!!
校則は守らないといけないから、君は男物のトランクスね!!!!
もちろん上半身は裸だよ!!体操も男子側で!!!
月の物での欠席も認められないよ!!!君は男扱いするから!プールのときは!!!
あ、男物のブリーフ、紫のブーメランパンツや褌もいいかもね!!!
明日希望者はこっちにただで変えるって放送流すよ!!!
交換第一号は蒼星石ってこともね!!!!
あー、ベジーター!!!!!まっててねー!!!!!!
蒼「そんなぁ…」
翠「タイミングが悪いですよ…。まぁ、大人のおもちゃつけろっていわれなかっただけよかったです。」
薔「今回梅岡に渡した料理のレシピです。
まず、近くのドブから糸ミミズを取ってきてゆでます。
ヘドロとチョコレート、ゴキブリを煮詰めた出汁であっさりといただきましょう。そうめんの完成。いえーい。」
梅「おお、すごい!!あっさりしてるのにどんどん力が沸いてくる!!!
しかもいくらでも食べられるよ!!ベジータにも早く食べさせてあげよう!!」
蒼「ばらしー…」
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/31(木) 19:58:00.45 ID:XGN31a30O
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/31(木) 19:59:18.77 ID:Xsf/LlS6O
>>41 割り込みすまん
しかし梅岡はこの事実をしっても平気そうでこまるwwwwww
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/31(木) 20:02:28.81 ID:joBVC7gA0
>>46イインダヨー
ところで、選ばれないって何にだ?
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/31(木) 20:08:17.68 ID:joBVC7gA0
スマン
読み返す もちろん光を聞きながら…!!
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/31(木) 20:20:16.42 ID:auYObp7WO
保守
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/31(木) 20:22:29.76 ID:OQlunUy3O
【昨日見た夢】
銀「水道からヤクルトが出てくる夢だったわぁ♪」
金「いっぱい玉子焼きを食べてる夢だったかしら〜♪」
翠「ジュンと……な、何でもねえですぅ!(///)」
蒼「みんなで縁側でお茶を飲んでる夢だったよ。」
紅「くんくんと…(以下略)」
紅「ちょwww略すんなwww」
雛「うにゅ〜のお山を登ってたのよー♪」
雪「アニメの第3期が決定した夢でした…
幸せな夢でしたわ…」
金「リアルかしら…」
薔「…3mはあるコンニャクに…どこまでも追いかけられた……(´;ω@`)」
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/31(木) 20:23:40.85 ID:BqVygLdh0
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/31(木) 20:32:51.79 ID:auYObp7WO
乙女の短編保守劇場26
〜もしも桑田由奈がブスで虐められてたら〜
巴「うちのクラスは桑田さんに決りました」
「クスクス」
「キャハハ」
由「………」
その日の夜
ジ「僕だったら……ダメだ。あいつの顔じゃ似合うの思いつかね 流石にネタでもあいつ選ぶとかねーよWWWWWWW」
翠「ジュン最低ですぅ…」
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/31(木) 20:45:09.34 ID:XGN31a30O
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/31(木) 20:55:48.83 ID:joBVC7gA0
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/31(木) 21:04:24.03 ID:CTkYw3bj0
巴メイデン支援になれば良いとか思いつつ
『電車を待ちながら』
春が立って最初の休日である。
駅のホームのベンチに座っている柏葉巴は、冷えた駅のホームに寒さを吐き
出した。吐く息の白さが、立春を過ぎたと言いじょう今はまだ冬なのだと、巴に教
えているようだった。
巴はひとりで電車を待っているのではない。連れがいる。桑田由奈という。同じ
中学のクラスメイトで、巴ともっとも仲の良い友人である。彼女はベンチのすぐ横
の自販機で、ホットドリンクを物色しているところだった。コーヒーか、ココアか、あ
るいは巴と同じコーンスープか、ということを、彼女は悩んでいるらしかった。
時々風が起こって巴の耳をつんざく以外は、いたって静かなホームだった。少
し視線をずらすだけで、中途半端に切り取られた空が見える。そうした時に見え
る空は、冬の空のようであり、また春の空のようでもあった。
巴は、腿のあいだにうめるかっこうで持っていたスチール缶の口から、コーンス
ープを飲んだ。由奈がただ今目前にしている自販機ではなく、改札口前の自販
機で買ったものである。
由奈がもどって来た。いかにも熱そうな感じに、ホットコーヒーの缶のふちを二
本の指で持っている。
巴は由奈を見るついでに、そこから少し視線を上げ、屋根から吊り下げられて
いる時計で時刻を確認した。
「あと、一二分か、一三分くらい」
「けっこうあるのね」
と、由奈も時計を見て言い、ベンチに座った。プルタブを開け、小さな口へ何度
か息を吹きかけると、少しだけ飲んだ。それから、大きなため息を一つ吐いた。あ
と一〇分強のあいだ、この寒気の中でじっとして電車を待っていなければならな
い。
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/31(木) 21:05:06.30 ID:CTkYw3bj0
>>58 「また、遅くまでしていたんでしょう」
と、由奈は巴に言った。巴が視線を移して来たので、自分の目をそれに合わ
せ、
「受験勉強。さっきから、すごく眠そうにしているから」
と言った。巴は、自分では気づかなかったが、先ほどから頻繁にあくびをしてい
る。由奈はそのことを指摘した。自分の持っているコーヒー缶を差し出し、これで
も飲んで眠気を覚ましたら? そういうふうに言った。巴はにべもなく断わった。
由奈は肩をすくめた。
「まだ、二年なのに」
「もう二年だから。というより、もうすぐ三年でしょう」
と、巴は言った。
「遊びに行く前日くらい、早く眠ればいいのに……」
と、由奈はぼやいた。今の時期から、このようにして時間を詰め・身を追い詰め
ていては、そのうち身がもたなくなるのではないかと思う。来年度の夏頃から受
験勉強をはじめ、それで通る程度の高校を受けるつもりでいる由奈としては、巴
の在り方は、ちょっと理解のとどかないところにあった。
巴は剣道部に所属していた。部では期待されていた方の部員だった。由奈の
憶えているかぎりでは、巴はひじょうに熱心に部活動に参加していた。だのに、
今年の夏、突然やめてしまった。
由奈は時々、巴の部活をのぞきにいった。剣道をしている時の巴が好きだった。
それだけに、残念でならなかった。
巴からすれば、悩みに悩んだ末にようやく決断したことであって、突然でもなん
でもなかったが、誰にも相談せずに実行したものだから、周囲の者には、やはり
突然のことに思えた。
「柏葉さん、頭がいいんだから、そんなに根詰めてやらなくても、だいじょうぶだと
思うんだけれど」
と、由奈は言った。巴の志望校は進学校に違いなかったが、彼女ほどの優等
生であれば、多少気を抜いても、余裕をもって合格できる程度の高校と思われ
た。
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/31(木) 21:05:49.57 ID:CTkYw3bj0
>>59 しかし、巴は、
「まだ、全然足りない」
と、言う。
「そうかな」
「うん、そう」
こんなやりとりを、もう何度くりかえしたのか、わからない。
「そうかな」
と、由奈はもう一度言った。巴はそれには言葉をかえさなかった。
「なんとなくなんだけれどね、柏葉さんって、一所懸命がんばりすぎて、かんじん
の当日に風邪とかこじらせちゃうタイプだと思うの」
と、由奈は言い、くすりと笑った。つられて巴も笑った。そのとおりだろう。由奈
の言ったことは、巴にはずいぶんと身に憶えのあることだった。
「休んだほうがいいよ」
と、由奈は言った。巴は笑ったまま、ゆるゆると首を振り、
「でも、わたしは、休んだら、たぶんもっとだめになる」
と言った。この言い方は由奈には不快だった。遊びに誘ったのは由奈である。
しかし、由奈はなにも言わなかった。巴も嫌味でそう言ったのではないとわかりき
っていた。たとえそうであっても、嫌味に嫌味をかえすのは、あまりに無粋だろ
う。
それにしても、
――どうしてこう、なにかにつけて、自信がないんだろう。
と、由奈はつねづね思う。べつにそれを嫌っているわけでも、疎んじているわけ
でもなかったが、しかし、ふしぎに感じていた。
由奈はどちらかと言えば顕揚欲のつよい性格だろう。自己を虚しくできる巴の
性格は、由奈の鋭さと衝突せずにすんだ。うまい具合に互いの美点をつきあわ
せ、欠点を隠しながら、ふたりは今の良好な関係を得ている。
が、けっきょくのところ、由奈は、巴の自己不信を含んだ謙虚さを愛しているの
である。巴も巴で、由奈の陽気な自己顕揚を愛しているのだった。
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/31(木) 21:06:35.45 ID:CTkYw3bj0
>>60 「今日一日くらいは、いいでしょう」
由奈がそう言って、
「うん」
巴がそうかえして、ふたりはそれきり会話をしなくなった。
いつか、ホームにはひとが増えていた。巴と由奈以外にも、四、五人はいるよう
である。ひとが増えると会話する気になれないのは、巴と由奈に共通しているこ
とだった。
スチール缶の口から立ち上る湯気は、逐次消えていった。由奈のそれは飲み
きってしまったからで、巴のそれは冷えたためである。
ベンチに座ったまま静かに電車の到着を待つふたりに、時間の流れは、ひどく
ゆったりとした・長い・遠いものに感じられた。一〇分強とは、はたしてこれほどの
長時間だったかと思うくらいだった。
巴は熱を失ったスープを飲みきった。口から少しコーンが見える。缶を持ち上げ
て、さらに目をこらすと、底のほうにも、けっこうな量が残っているようだった。
「指なんて入れちゃだめよ。舌も」
と、由奈がからかうような言い方で言ってきた。巴は、ふっと笑って、缶を持って
いた手を下ろした。そんな品のないことをする気はちょっともなかったが、そう言
われてはじめて、巴は缶に残っているコーンに、わずかながらも未練をもった。
ようやくにして、待っていた電車が、けたたましい音を鳴らしながらやって来た。
巴たちを繁華街まで乗せてゆく電車である。視認して、じっさいにホームまで入っ
て来るまでの時間は、一二、三分ではきかないほど長く感じられた。巴と由奈は
じれた。
電車がホームに入って来た。空気の抜ける音がして、ドアが開かれた。
巴は由奈に肩を押された。つよい力は込められておらず、押すというより、撫で
るような手つきだった。なんにせよ、そのために巴は由奈より先に乗車することに
なった。
車内は暖房がよく効いていた。すぐにその暖かさが、ふたりの冷えた体にかよ
ってきた。
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/31(木) 21:07:18.35 ID:CTkYw3bj0
>>61 座席を確保して一息吐いたところで、巴は、となりに座る由奈の顔をうかがった。
妙なことをすると思ったからである。
それについては、由奈も同感だった。どうして自分がそんなことをしたのか、考
えてもわからなかった。なんらかの意図を込めた気がするが、なんの意図もなく
やったことのような気もした。
「んん、たぶん、なんとなく」
と、由奈は言った。由奈はもうそれ以上そのことを聞かれたくないのか、巴とは
反対の方向へ首を回して、肩口に車窓を見た。電車はまだ出ていない。車窓か
らはホームが見える。
「ね、桑田さん」
と、巴は由奈に声をかけた。声が由奈の背にふれると、彼女は巴をふりかえっ
た。
「今日は、思いっきり気を抜こうと思う」
と、巴は少しも表情をうごかさずに言った。
「うん、それがいい」
と、由奈は巴に言った。
「今日だけじゃなくて――」
「うん」
「時々、そうする」
と、巴は言った。ずいぶんと急な心変わりだった。
「どうしてまた、急にそんな気になったの」
「なんとなく」
と、巴は答えた。
「なんとなく、で気を抜いちゃうんだ」
由奈はほのかに笑った。
「そう、なんとなくで、決めちゃった」
と、巴も笑って言った。
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/31(木) 21:08:02.83 ID:CTkYw3bj0
>>62 巴は由奈から目をそらせた。由奈の顔を見たくなかったからである。巴はにわ
かにそういう気になってしまった。理由は判然としないが、おそらくは羞恥の気持
ちから、目をそらせたのだろうと思われた。
なんとなく、と巴は由奈に言った。なんとなく、休んだところで、どこまでもだめに
なることはない。前進しないが、後退もしないだろう、と。
暖房と、羞恥と、肩にのこる由奈の手の感触で、やたらと熱っぽくなった心が言
わせたことだった。
おしまい。
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/31(木) 21:08:49.81 ID:CTkYw3bj0
>>63 普通の女の子
別に書いてる長編で書かなきゃいけない組み合わせなので、
その練習も兼ねて
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/31(木) 21:21:40.93 ID:joBVC7gA0
>>64そういや、巴メイデンに桑田さんは出てないな
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/31(木) 21:22:44.19 ID:joBVC7gA0
なんだかこのスレ桑田祭っぽいwwwww
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/31(木) 21:35:14.15 ID:H+0TKPkx0
保守
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/31(木) 21:37:35.17 ID:XGN31a30O
空気も読まずに『必然の内に』に投下っす
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/31(木) 21:39:59.00 ID:XGN31a30O
>>68 十四章「神殿」
ゴーレムは突進してくるベジータに対して素早く右腕でなぎ払おうとする。
しかし肉体強化したベジータはその足で高く飛びゴーレムの腕を飛び越す。
着地するベジータに今度は左腕で攻撃するゴーレム
ゴーレムの攻撃はベジータに直撃し砂煙をあげる。それを見た金糸雀と翠星石は思わず目をつぶってしまう。
笹「心配ないよ。あれはベジータだよ?」
笹塚の言葉に翠星石達は目を開け真紅達の方を見る。翠星石と金糸雀以外はまっすぐベジータのいる場所を見つめていた。
翠「蒼星石!?なぜそんなに平然としていられるですか!?」
蒼「大丈夫だよ翠星石。さっきのベジータ君の動き見たじゃないか。ほら見てごらんよ。」
蒼星石に言われるがままに翠星石は砂煙が晴れるのをじっと待つ。
砂煙が晴れるとゴーレムの腕とベジータのハンマーがぶつかっているのが見えてくる。
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/31(木) 21:42:02.37 ID:XGN31a30O
>>69 ベジータはぶつかっていたハンマーを離し後ろに飛び退く。それと同時にゴーレムの右腕は崩れ落ちる。
翠「?なんでゴーレムの腕が壊れてるですか?」
水「彼はゴーレムの腕が当たるより先に自分のハンマーを当てたのよぉ。」
水銀燈達が感心するなかベジータは次の行動をおこす。
ゴーレムの懐に入り込み足に力を込めて飛ぶ。
腕が壊れて動きの鈍ったゴーレムは反応しきれず頭にベジータを乗せる形になる。
べ「すまねぇな。早めにしろって言われてるからこれで終わらせてもらうぜ。」
ゴーレムは左腕で払おうとするがベジータがハンマーを振るほうが早く頭に激突する。衝撃音がまわりに響きわたりゴーレムの頭にひびが入る。
笹「おわったな。」
ベジータは即座にゴーレムの頭から飛び降りる。
そして着地すると後ろに飛び退く。
ゴーレムはゆっくりと動きを停止させその体を地面へと向かわせる。
翠「な、なかなかやるじゃないですかM字」
近づいてくるベジータに翠星石は悪口なのか誉め言葉なのかわからないようなことを口にする。
べ「M字はひどいぜ。まあ照れ隠しと受け取っておこう。」
ベジータのポジティブ思考に笹塚とジュンはため息を吐く。
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/31(木) 21:44:27.80 ID:XGN31a30O
>>69 蒼「それにしてもすごいねベジータ君。あんなゴーレムを一人で倒すなんて」
べ「まあ俺にとっては朝飯前だ。それより先に進もうぜ。」
ベジータはジュン達より先に神殿に入っていく。
真「強いのは認めるけど自信がありすぎるのはいただけないわね。まあ強いからこその自信なんでしょうけど…」
ジ「まあ元からあれだからな。仕方ないさ。」
ジュン達もベジータの後を追い神殿に入る。
水「バカにしたみたいに一本道ねぇ。」
金「山道がきつかったからここは楽に設定してるんじゃないかしら?」
石でできたその神殿は分かれ道もなくまっすぐにできていた。
真「油断はできないわ。罠があるかもしれないんだから。」
笹「…見たところ罠らしき物はないよ。あったとしてもベジータが先頭歩いてるから大丈夫だよ。」
ジ「ベジータはまず死にそうに無いからな。」
ジュン達がそんな話をしている間にベジータは大きな部屋に出る。
べ「笹塚〜あれはなんだ?」
ベジータの呼び声に笹塚は少し歩きを早めジュン達から離れる。
翠「あんなに動いたのに元気ですねぇM字は…」
蒼「翠星石それ定着させる気なのかい…」
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/31(木) 21:48:29.14 ID:XGN31a30O
>>70 翠「なんのことですか?」
翠星石の言葉に蒼星石はため息をつきながら頭を抱える。
ジュン達が部屋に入るとまず真ん中にある物に目がいく。
ジ「ベジータなんだあれ?」
べ「とってみるか。」
ベジータは浮いている丸いメダルを取ろうと部屋の中央に向かう。
笹「ベジータちょっと待ってくれ。僕がいくよ。」
笹塚の申し出にベジータは足を止める。
笹塚はベジータを追越し部屋の中央に向かう。
真「ベジータにいかせればいいのになんで笹塚がいくの?」
ジ「笹塚に対処しきれないものはベジータが対処する…つまり逆もまた然りだよ。」
笹塚は迷うことなくメダルに手を伸ばす。しかしなにか見えないものに阻まれる。
笹「…やっぱりか。」
翠「なにがですか?笹塚」
蒼「(笹塚君は普通にいうんだ…)」
笹塚はジュン達のところに戻ってくる。
笹「バリアだよ。僕じゃなかったらたぶん触れた瞬間消滅してた。」
金「バリアかしら?解く方法はあるのかしら?」
全員首をひねる。そして
真「あれが重要なものだというのはわかるわ。でも解く方法はないわね。少なくともここまでの通路には…」
真紅が考えをまとめる。
金「なぜかしら?」
>>71 真「おもいだしなさい。ここまでは一本道だったのよ?そしてここにはあのメダル以外何もないわ。」
真紅はメダルに指を差しながら全員に説明する。
水「つまりぃ手立てがないじゃなぁい。」
真「いいえまだこの部屋をさがしてないわ。」
水銀燈はまわりを見回す。
水「でもぉ何かあるようには見えないわよぉ?」
部屋は入ってきた中央のメダル以外特に目につくものはなくさっぱりとしていた。
ジ「…ゲームならこういう場所に隠し扉とかあったりするよな。」
笹「たしかに。こういう場所こそ怪しいものだよ。」
ジュン達は手分けして部屋を調べることにする。
ジ「(まったくこういう時こそ出てこいよなあいつ…)」
ジュンは手探りで壁を触っていく。
笹「なにもないね。」
べ「何もないな。…壊すかこの壁?」
笹「それはやめとこうよ。神殿ごと崩れられても困るからね。」
ベジータは探るというより壊そうとする。が笹塚に止められて普通に探し出す。
水「めんどくさぁい。バリアねぇ。羽根で壊せない退かしらぁ?」
水銀燈は羽根をメダルの方に飛ばしだす。しかし羽根は一定の場所までくるとことごとく消滅してしまう。
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/31(木) 22:01:30.31 ID:vTH+suDK0
ainote
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/31(木) 22:01:42.46 ID:auYObp7WO
保守
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/31(木) 22:04:07.96 ID:Xsf/LlS6O
>>64 暖かい気持ちになれた
いいな
和みとは別の魅力がある
>>73 金「こんな時は策士のカナの出番かしら〜。」
金糸雀は怪しい場所を探しながら走りだす。
金「なんにもないかし…ってあわゎゎゎ」
しかし出っ張った床につまづく。
金「い、痛いかしら…」
真「まったく貴女は…この前私より大人だと少しだけど思ったのに…無邪気なだけね。ついでにいうと策士でもないわよ。」
真紅は転けた金糸雀を見て呆れながらも手を差し伸べる。
金「ありがとうかしら…。でも言うこときつ過ぎかしら。」
真「事実よ。それより水銀燈無駄なことしないでちゃんと探すのだわ。」
真紅は金糸雀を起こしながら羽根を飛ばしている水銀燈に注意する。
水「わかったわよぉ。」
水銀燈は翼をしまい普通に探しだす。それをみた真紅も探索を再開する。
翠「まったくめんどくさいですぅ。とりあえず蹴りながら探してやるですぅ。」
翠星石は自分が痛くない程度に壁を蹴ながら探す。
蒼「蹴ったって何も出ないよ翠星石。普通に探してよ。」
翠「そんなことわからないですぅ。もしかしたらなんかでるか…」
翠星石は壁を蹴りながら蒼星石に言い訳のようなことをいう。その時翠星石が蹴っていた壁が周りより少し奥にへこんだ。
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/31(木) 22:10:52.79 ID:XGN31a30O
>>77 翠「あれ?」
へこんだ壁の隣がさらに大きく奥にへこむ。
蒼「本当にあったのかい?」
翠「そのようですぅ。まあ翠星石ははじめからここが怪しいと睨んでいたのですぅ。」
蒼星石は横目で翠星石を見ながもジュン達を集める。
笹「隠し通路だね。」
ジ「まあ通路と言うには狭いけどな。」
べ「じゃあ下水道か?」
ジュン達は黙れというツッコミをいれながら現われた通路を見る。
真「汚い通路ね。私は入らないわよ。」
水「私もパスねぇ。」
通路は薄暗いうえにホコリが大量に積もりかなりひどい有様になっていた。
笹「そんなに人数は入れそうにないし僕とベジータと翠星石と蒼星石で入ろうよ。」
翠「ちょいと待つです!!なんで翠星石達がおめえ等と入らなきゃならねぇですか!?」
翠星石はグーを突き出しながら笹塚に意見する。
笹「見つけたの翠星石達なんだからそれくらいの特権はあげなきゃ。」
翠「そんな微妙な気遣いいらんですよ!!」
翠星石はそう叫ぶが蒼星石が落ち着かせながら説得する。
蒼「まあいんじゃないかな?それに翠星石こういうとこ好きじゃないか。」
笑顔の蒼星石に翠星石は顔を引きつらせながら肩を落とす。
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/31(木) 22:13:01.49 ID:XGN31a30O
>>78 翠「(なぜこんな時だけ蒼星石は強いんですか…)」
べ「さぁて何があるか楽しみだな。」
ベジータはやる気満々で通路に入っていく。しかたなく翠星石もついていく。
金「翠星石達大丈夫かしら?」
ジ「なにかあってもベジータがいれば大丈夫だろ。それになにかあったらすぐ入ればいいよ。」
ジュン達は通路に入っていく翠星石達を見送る。
翠「きったねぇです。なんで翠星石がこんな目に…」
蒼「まあそういわないでよ。なにかあるよ。」
翠星石達は通路を進んで少し広い部屋に出る。部屋は通路と同じくひどい有様だ。
翠星石達は部屋の真ん中に棺を見つける。
べ「ミイラとか入ってそうな大きさだなこれ。」
翠「何をいってるですかM字。気色の悪いこといってるんじゃねぇですぅ。」
笹「開ければわかるよ。これ以外には何もなさそうだし。ベジータ頼むよ。」
ベジータは笹塚にそう言わるとホコリまみれの棺の端を迷うことなく掴む。
翠「よくあんなの触れますねぇ。そこら辺は感心するですよ。」
翠星石の微妙な感心を聞き流しながらベジータは棺を開けていく。
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/31(木) 22:15:10.62 ID:XGN31a30O
>>79 舞台裏
ジュン&水銀燈&薔薇水晶
ジ「十四章終わったなぁ。」
水「ジュンそれよりこの子なんとかしてよぉ。怖いわぁかなり…」
薔「ベジータ…コロス…ベジータ…コロス」
ジ「…え〜と次はあの棺の中身があきらかに…」
水「ジュン…現実逃避しはじめたわねぇ。」
薔「ジュン…私の…出番はまだ…?」
ジ「まだまだ先です。でもだからってそんな殺気を目で直視できるほど出さないでください。」
水「ジュン怖すぎて敬語になってるわねぇ。」
薔「…ベジータを殺して私が成り代われば…」
ジ「それは絶対無理だと思うぞ。」
薔「…じゃあどうしたらいいの…?」
ジ「おとなしく出番を待つ。」
水「思い切っていったわねぇ。さて薔薇水晶どうでるのかしらぁ?」
薔「…銀ちゃん…」
水「えっな、なぁにぃ?(私にくるなんて予想外だわぁ…)」
薔「…ベジータを殺す計画をたてたいんだけど…」
水「や、やめたほうがいんじゃなぁい?薔薇水晶、ベジータにはなれそうにないしぃ。(ジュンを無視したわね…)」
薔「…しかたないか…。…なら金糸雀でも…」
ジ「もうやめてくるよ薔薇水晶…。」
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/31(木) 22:16:16.12 ID:XGN31a30O
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/31(木) 22:24:18.14 ID:KpD3zF3WO
保守
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/31(木) 22:26:28.29 ID:vTH+suDK0
『鬼教師桜田潤の苦難』『四番目』
人生とは、山あり谷あり。
平坦な人生ほどつまらない物は無く……
困難すぎる人生ほど厄介な物は無い。
つまり……楽な人生なんて無いって事だ。
「あぁ……水銀燈君? そんなに睨まないで欲しいのんだけど?」
と、学校の屋上で水銀燈と対峙する潤は、困った様に頬を軽く掻いて言う。
そんな潤を見てますます鋭く睨む水銀燈。
「何か聞きたい事でもあるのかい?」
本当に困った様に潤は、そう水銀燈に問いかけて見ると……水銀燈はやっと口を開く。
相変わらず潤を睨んだままと言うのは、しょうがない事なのかも知れない。
「人じゃないモノが、何故表に居る? そして何を目論む」
何時もの口調とは違い、殺気混じりの淡々とした口調で水銀燈は尋ねる。
そんな水銀燈に、潤は苦笑を浮かべながら右手で眼鏡のズレを直した。
潤の眼鏡が、太陽の光を反射しキラリと輝くと同時に水銀燈は、押し潰された。
正確には、潤から発せられる威圧感にだ。
水銀燈の頬を一筋の汗が流れ落ちる。息が苦しい。空気に押し潰されている感覚。
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/31(木) 22:27:20.28 ID:joBVC7gA0
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/31(木) 22:35:26.64 ID:vTH+suDK0
>>83 「君を殺す為」
潤の口から発せられる言葉に、目を見開く水銀燈。
相変わらず潤は、口元に苦笑を浮かべている。
「と、言うのは冗談」
フッと、水銀燈を押し潰していた威圧感が掻き消える。
「確かに俺は鬼だ。人じゃぁない……人じゃぁないが人に仇名すつもりもない。
それに、今の生活を気に入ってるからなぁ……」
この前みたいなのは別として。と、潤は苦笑を浮かべながら頭を軽く掻く。
「異形の者は祓うのが私達よ?」
センセも例外なく。と、水銀燈は言うと潤は相変わらずの苦笑を浮かべる。
「初代や二代目ならまだしも……今の八乙女じゃぁ俺を祓うのは無理だ……
力も貧弱。経験も少ない。己の能力に御座掻いてるだけではな……
それにだ……先ほども主張したが……
人に仇名すつもりも無く平穏に生きる異形の者を祓うのが八乙女の仕事か?」
初代や二代目の八乙女に、聞かせてやりたいもんだ……と潤は空を仰ぎ見る。
いやまぁ……最初は、初代も二代目も祓う為に来てたけど……なんか段々趣旨ちがってきてんだよなぁ……
部侍威蛇、元気してるかねぇ? などと、思い出にふける潤だった。
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/31(木) 22:36:45.12 ID:vTH+suDK0
>>85 「さて、水銀燈君? もうそろそろお昼休みは終了してしまうよ? 授業への遅刻は大変成績に響く。
一回二回の授業への遅刻は、大丈夫だが……後でジワジワと来るよ?」
と、潤はクルリと踵を返し屋上を後にした。
そんな潤の後姿を見て、水銀燈は歯を噛締めのだった。
放課後。
「あぁ……私の平穏を返せ!!」
と、潤は八乙女が桃乙女である雛苺を小脇に抱えながら猛然と走っていた。
その潤と雛苺を、追うのは戦国時代の武将達が着込んでいた鎧を纏った異形の者が三体。
何故こんな事態になったのか! と、思い返してみると……偶然と言う名の必然?
仕事が終わりさぁ帰るか……と、帰路に着いた瞬間。
潤の前方から、猛然と走ってくる小さな影一つ。
「せんせー! 助けてなのー!」
え? と、雛苺の後ろを見れば……鎧武者三体がやっぱり猛然と追いかけて来ている訳で……
そして今に至る。
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/31(木) 22:38:28.16 ID:vTH+suDK0
>>86 「せんせー! あいとー!」
「雛苺君! 早急に! 簡潔な! 説明をしなさい!」
小脇に抱えられている雛苺は、暢気に潤に声援を送る。
そんな雛苺に、潤は何故こうなったのかと説明を求める。
ちなみに、尚も猛然と走る鬼ごっこは続いている。
「簡単に祓えるとおもったら。失敗しちゃったの」
てへっと笑う雛苺を見て……あぁ、もう桃乙女は初代からこんなのか! と、潤は苦虫を潰した様な表情をつくる。
そもそも、一般人に「簡単に祓える」とか言っちゃいけないだろう!? いや、私は確かに一般人ではないが!
あぁもう! 初代も……祓いに来た! と……後ろに魑魅魍魎引きつれながら……結局、祓われるんじゃなくて
俺が、その魑魅魍魎を祓ってやったんじゃないか! 八乙女で一番タチが悪いのは桃乙女か!!
と、遠い昔の似たような境遇を思い出し、少しばかり涙を浮かべる潤。
一時間ばかり鬼ごっこを続けていたのだが……段々と潤はイライラとしてくる。
そしてとうとう……ブチンッと切れた。
潤はその場に停止し、クルリと踵を返し……
「うざったいわ!! この腐れ野朗どもが!!!」
相変わらず猛然と突撃してくる鎧武者の一体を、その拳で殴りつける。
拉げる音と崩れる音が同時に周囲に響くと同時に、その殴りつけられた一体は、吹き飛び地面にぶつかり
二度ほどバウンドした後動かなくなりサラサラと末端から砂と化す。
88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/31(木) 22:40:19.20 ID:vTH+suDK0
>>87 「うぇ? せんせー?」
「雛苺君? 少々……黙ってろ」
「あ、あぃ」
潤の言葉に、ビクッと身を竦ませる雛苺。
「本当なら……今頃自宅について……この前やっと購入できた鬼神舞踏を飲めるはずだったのに……」
凄まじい威圧感が、周囲を包み込み雛苺を抱き抱えていない方の腕が陽炎の様に揺らめく。
ちなみに、鬼神舞踏とは酒の名前である。
「黙って涅槃に逝け!!」
陽炎に揺らめいていた腕を振るえば、その腕は丸太の如き巨大な腕と化し残りの鎧武者達を叩き飛ばす。
一体目と同じ様に地面にぶつかりバウンドした後、動かなくなり砂と化すのを見届ける潤。
そして、落ち着いた時……潤は自ら墓穴を掘った事に気がつくのだった。
「あー……雛苺君?」
鬼の腕と化していた腕は、既に戻ってはいるが……潤は、ギギギと油を指し忘れたカラクリ人形の様に首を動かし
小脇に抱えている雛苺を見る。
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/31(木) 22:41:43.27 ID:vTH+suDK0
>>88 「凄いの! せんせー!」
「そ、そうかい? 雛苺君? この事は他の皆には秘密だよ? 特に君達八乙女には」
「勿論なの! 雛とせんせーだけの秘密なのー!」
そうしてくれると嬉しいなぁ。と、冷や汗を流しつつ雛苺を下ろす潤。
じゃぁ、ちゃんと帰宅するんだよ? と、潤はそう告げるとさっさとその場を逃げる様に後にするんだった。
一人ぽつんと残される雛苺。
「……まさか。せんせーがねぇ……もしかして……アノ鬼なのかなぁ」
と、雛苺はくすくすと小さな笑みを浮かべながら帰路を歩き始めるのだった。
【NGシーン】
「せんせー! たすけ」
スッテンコロリン。
「…………」
『…………』(鎧武者達
「よっこいしょ……」
潤は雛苺を小脇に抱き抱え、鎧武者の方を向くやいなやグッと親指を立てた。
鎧武者達も頷き……鬼ごっこ開始である。
90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/31(木) 22:43:45.22 ID:vTH+suDK0
ん? ……ハァッ!? 『四番目』じゃなくて『三番目』だった!!!
とりあえず、『三番目』終わりです。
申し訳ないのですが、今回もWikiの方お願いいたします。
『四番目』じゃなくて『三番目』に修正してお願いします。
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/31(木) 22:45:47.20 ID:x7SyR80I0
>>90 潤センセ可愛いよ潤センセ
そして雛苺がやり手っぽさそうだから困る。
続きwktkして待っとります
乙女の短編保守劇場27
〜蒼星石の思い出〜
中学時代
先生「よぉし、席替えするぞぉ。男女交互に並ぶようにしてきたからなぁ」
翌日
先生「おいっ!そこ!席かえたな?なんで男子が二人連続でなら………スマン。蒼星石か…」
蒼「(´・ω・`)」
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/31(木) 22:49:28.24 ID:joBVC7gA0
>>90 イヤー相変らず面白い。鎧武者がかわいいww
それはそうと、割り込みすみませんでした。ごめんなさい。
wktkしてまってます。長編が最近また増えてきたのでうれしいです。
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/31(木) 22:51:29.56 ID:XGN31a30O
>>90 レベルの高さが羨ましいです。頑張ってください。
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/31(木) 22:59:49.53 ID:H+0TKPkx0
保守
96 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/31(木) 23:01:18.85 ID:joBVC7gA0
>>90ふと思ったが、平穏にこだわるところは吉良吉影っぽいよな
97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/31(木) 23:07:33.79 ID:auYObp7WO
保守
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/31(木) 23:12:03.26 ID:joBVC7gA0
保守
99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/31(木) 23:13:45.52 ID:FyMo5KyL0
100 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/31(木) 23:15:49.73 ID:FyMo5KyL0
101 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/31(木) 23:25:39.53 ID:QlP0TMHM0
保守
102 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/31(木) 23:26:14.41 ID:Ek0LBb9gO
ほ
103 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/31(木) 23:30:47.85 ID:g/5jfjf00
ho
104 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/31(木) 23:35:46.68 ID:x7SyR80I0
短編投下ッッッ
『あおぞら』
「ずっとずっと前から、好きでした」
お天気お姉さんは一日中晴れると言っていたのに。
どこまでも続く灰色な曇り空の下。
今すぐにでも愚図り出しそうな空の色。
それは僕も一緒、か。
ジュンくんと、僕と、ふたりきり。
彼の顔が見られない。
僕が告白してるってのに。
臆病にも、失礼にも程がある。
だけれど、体中が動かない。
がちがちに固まってしまってどうしようもない。
ジュンくんは動かない。
二人とも、くいが打ち込まれたかのように、動かない。
「そっか」
まるで普段の会話のワンシーンのような切りかえし。
彼の返答が、始まった。
こういう時間は永遠のように感じるってよく言うけどさ、まさかそれが本当だとは思いもしなかった。
まさかこの僕がそんなことを体験しようなどとは、夢にも思わなかった。
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/31(木) 23:36:56.34 ID:x7SyR80I0
>>104 「僕も、蒼星石のこと、好きだけどさ」
けどさ? けどさって何さ。
そこの所はっきりしてくれないと僕は死んじゃいそうだよジュンくん。
「あくまで友達としてって感じなんだよな」
なんなのそれは一体? 好きなの? 嫌いなの? はっきりしてよ。
こんな宙ぶらりん状態、僕は嫌だよ。
「お前には本当、悪いと思うんだけどさ、それが僕の正直な気持ちなんだよな」
体中の力が抜けていくのを感じる。
膝ががっくりとへし折れそうになる。
なんだよそれ。ひどいよ。卑怯だよ。
「だけどお前のことが好きってのは嘘じゃない。
それに、お前が僕の事を『好き』と言ってくれたとき、実は結構嬉しかった」
―――――僕もお前のこと、蒼星石のこと、もっと好きになりたいと思う。
「だから、付き合わせてくれ」
体が動くようだ。
首が、背骨が、ゆっくりと傾いてゆく。
僕の視線はゆっくりと彼の脚から這い上がり、胸まで上りきり、そして。
やっと、ちゃんと見れた。ジュンくんの顔。
たまりかねたように、水が溢れ出す。
これは空が泣いているのかな。それとも僕なのかな。
どうやら、どっちも泣き虫みたいだね。
止め処なく溢れ出す。
106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/31(木) 23:38:23.70 ID:x7SyR80I0
>>105 「風邪、引いちゃうだろ」
ジュンくんは自分の上着を、僕にかけてくれる。
温かい。いい匂いがする。
「一緒に帰ろう」
ジュンくんが、そう言ってくれた。
彼の顔が真っ赤になっているのは、きっと寒さの所為だけではないだろう。
無論、僕だって。
「…ところで蒼星石。明日暇か?」
「うん、暇だけど…」
「なら、明日晴れたら、早速だけど、どっか遊び行ってみないか」
「いいね。ぜひ行こう。絶対行こう」
ぎゅう
彼の腕を抱きしめる。
ジュンくんに寄り添う。
もっともっと、ジュンくんの近くへ行くために。
今日はこんなにひどい天気だけれども。
明日は、心も、空も、綺麗な蒼色になってくれるに違いない。
終
107 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/31(木) 23:47:10.02 ID:Ek0LBb9gO
>>106 いいね〜GJ!!
蒼星石は純愛物が似合う気がするな。
108 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/31(木) 23:48:55.90 ID:OGByk50o0
____
/ ⌒ ⌒ \
./( ―) ( ●) \
/::⌒(_人_)⌒::::: | GJだお
| ー .|
\ /
109 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/31(木) 23:56:39.64 ID:joBVC7gA0
gj!!!!!!!
110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/31(木) 23:57:05.26 ID:H+0TKPkx0
hosyu
111 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/31(木) 23:59:30.24 ID:H+0TKPkx0
『水銀燈の逆襲』第二話〜出会い〜
あらすじ…Wikiに修正したのがあるのでそれを見てもらえたらいいかな〜とか
水銀燈は研究所から抜け出してからというもの、当てもなく彷徨う日々を送っていた。そして、
そんな中、自分に秘められている力に気付いた。人間から勝手に力を奪うことが出来る能力である。
水「ふん…人間から力を奪うなんて、これじゃ益々悪魔みたいじゃないのよぉ…」
天使なら人間に力を分け与えそうだが、自分はその正反対に力を奪う…
水銀燈にとってそれが益々自己嫌悪感を増幅させる原因であった。
水「…アリスは力を分け与えることが出来るのかしらぁ…」
水銀燈はそんなことを考えながら一人彷徨い続ける…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
水銀燈はとある教会に来ていた。当てもなく彷徨うのに疲れ、ここで一休みしようと
思ったのだ。しかし、それと同時に、もうこれ以上彷徨う必要などあるのか?
いっそのこと死んでしまえば…そうすればもう悩むことも無くなるのでは?
そんなことも水銀燈は思うようになっていった…
水「…もう、疲れたわぁ…」
水銀燈はそのまま眠りに就こうとした。そのとき…
?「…天使さん?」
112 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 00:00:30.22 ID:lTL85FbT0
>>111 水「誰!?」 ?「きゃっ!!」
水銀燈は突然誰かに話しかけられ、思わず大声を出してしまった。
水「貴方は誰なの?」
?「あ、あの、私の名前はめぐって言うの。この教会の近くの病院に入院してるの」
その話しかけてきた少女は、「めぐ」と名乗った。彼女が言うには、ここの近くの
病院に幼い頃からずっと入院しており、偶に病院を抜け出してはこの教会に来ているらしい。
水「ふ〜ん…それで、何しにここに来てるのぉ?まあ、大方病気を治して欲しいとかでしょうけど…」
め「ううん、そうじゃないわ」
水「あらそう…じゃあ、何をお願いしてるのよ?」
め「天使さんにね、早く私の命を持って行って下さいって、お願いしてるの」
水「はぁ?貴方何を言ってるの?」
この子は何を言ってるの?天使に命を持って行って欲しいなんて…
水銀燈はめぐが言った事に耳を疑った。命を奪うのは、普通悪魔とかの仕事だと思うのだが…
水「貴方…変わってるわぁ…」
め「そうかな?私はそうは思わないけど…それより貴方…」
水「なぁに?」
め「貴方…天使さんでしょ?」
水「はぁ?貴方何言ってるのよ…」
113 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 00:01:32.82 ID:lTL85FbT0
>>112 め「だって!!その背中に生えてる翼、どう見ても天使さんのものでしょ!?」
水「こんな真っ黒な翼の天使なんて居るわけないじゃない…本当におばかさぁん…」
め「そんな事ないわ!!貴方はきっと天使さんよ!!私の黒い天使さん!!」
水「黒い天使?何よそれ、馬鹿じゃないの?それは天使じゃなくて悪魔って言うのよ」
め「そんな事ないわ。あ…そういえば、まだ貴方の名前聞いてなかったわね。教えて、天使さん」
水「なんであんたなんかに…」
め「ねぇ教えてよ〜。私はもう名前言ったんだから、今度は天使さんの番でしょ?」
めぐは水銀燈に構わずにそう続けた。水銀燈はそんなめぐの様子に観念したのか、
仕方無しに名乗ることにした。
水「私の名前は水銀燈よ」
め「水銀燈…素敵な名前ね!!やっぱり天使さんだわ!!」
水「はぁ…」
め「ねえねえ!!これから私の部屋に遊びに来ない!?部屋って言っても病室だけど…」
水「はぁ?」
め「ねえいいでしょう?」
冗談じゃないわよ!!水銀燈は最初そう思った。しかし、これから先何もすることはないし、
何をしたらいいのかも分からない…だったら、少し位この子と一緒に過ごすのも悪くない…
水銀燈はそんなことも思った。それに…
水(黒い天使さんねぇ…私のことを天使と呼んでくれるのは、この子以外いないでしょうねぇ…)
114 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 00:02:38.29 ID:lTL85FbT0
>>113 天使と呼ばれて少し嬉しかったりもしていた。今まで自分は悪魔だとばかり思っていて、きっと
人間も私のことを悪魔だと恐れるだろうと思っていた。なのに、この子は私のことを天使だと言った。
水「そうねぇ…少し位ならいいかもしれないわぁ」
め「本当!?ありがとう天使さん!!」
水「但し、私は気が変わったら直ぐに出て行くからそこのところよろしくねぇ」
め「分かったわ!!それじゃ早速行きましょ!!」
水(…本当に分かったのかしらぁ?)
こうして二人は出会ったのだった。そして、この出会いが水銀燈の運命を大きく動かすのだった…
『水銀燈の逆襲』第二話〜出会い〜 完
今のとこ全然逆襲してないけどこれからってことでよろしく
115 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 00:18:04.81 ID:WHGwVqxQ0
ほ
116 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 00:30:08.77 ID:WHGwVqxQ0
し
117 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 00:39:46.55 ID:WHGwVqxQ0
ゆ
118 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 00:44:47.29 ID:Wg7FtoUr0
hosyu
119 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 00:46:47.69 ID:qo/meIMj0
6月に入った。
蒼「木が育つね」
ジ「ああ育つな」
蒼「………」
ジ「………」
チュッ
蒼「ふふ」
ジ「ふふ」
蒼ジ「保守」
ジュンと翠星石は兄妹のようです。
ジュンが映画のペアチケットを手に入れたようです。
「翠星石ー、明日暇か?」
「なんでですか?」
「実は偶然映画のペアチケットが手に入ったんだけど、一緒に行かないか?」
翠星石は思いきり動揺した。
「なっ! そ、それって、でで、デートってやつですか?」
「まぁ、そうなるのかなぁ?」
ポリポリと頭を掻きながら答えるジュン。
「ば、ばばば馬鹿ですかジュン兄は! じ、じじじ実の妹をデートに誘うなんて、何考えてるですか!」
「おかしいかなぁ?」
「そ、そうですぅ。ジュン兄は自分のことを考えて職場の女の子でも誘ったらどうですか!」
「そうしようかなぁ?」
ジュンはそういうと携帯電話を取り出した。
「あ、もしもし真紅さん?」
そんなことに気づかない翠星石はさらに喋り続ける。
「ま、まぁ、どうせジュン兄には誘いに乗ってくれるような女の子なんていないでしょうから、
どうしてもと言うならこの翠星石が特別に一緒に行ってやらなくも…」
そんな翠星石に携帯電話をたたみながらジュンが一言。
「OKだって」
「…って、あれぇ!?」
121 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 00:50:21.45 ID:Z9DMVM+i0
122 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 00:59:16.05 ID:WHGwVqxQ0
123 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 01:12:22.56 ID:WHGwVqxQ0
星
124 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 01:13:03.24 ID:GaShXOXo0
125 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 01:18:14.62 ID:IMzdXR2lO
126 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 01:27:30.04 ID:gFjPsFisO
同僚の真紅さんとの絡みも期待www
127 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 01:46:08.10 ID:WHGwVqxQ0
ほ
128 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 02:02:39.71 ID:GaShXOXo0
おやすみほ
129 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 02:22:11.55 ID:GaShXOXo0
まだおきてるほ
130 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 02:50:52.49 ID:ySGC8Jis0
保守
131 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 03:12:54.38 ID:UWHDza9jO
保守するのー
132 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 03:50:45.04 ID:QfMUQdMCO
保守
133 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 04:00:49.71 ID:ue5vsQQt0
前スレに一つ屋根来てたみたいだな、見逃したぜ
保守
134 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 04:31:03.61 ID:IMzdXR2lO
保守
135 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 05:43:10.63 ID:ue5vsQQt0
ほ
136 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 06:05:47.53 ID:i+dVBauYO
ほ
137 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 06:19:33.09 ID:NZAHA3DNO
ほ
138 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 06:44:21.96 ID:NZAHA3DNO
ほ
139 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 07:03:35.77 ID:YAXseOpa0
し
140 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 07:13:59.72 ID:gYB/a1xRO
ゅ
141 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 07:26:57.10 ID:tyrN6VyYO
乙女の短編保守劇場28
〜翠星石〜
「え〜、この度施行された『ツンデレ禁止法』により全面的にツンデレは禁止されることになりました」
ジ「へぇ〜、そうなのかぁ」
翠「へへっ、これで邪魔なツンデレキャラ消えるですぅ。ざまぁWWWWWWWですぅ」
ジ「お前が一番最初に消えるけどな」
翠「(´・ω・`)イウナデス」
142 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 07:28:39.23 ID:+ESWq/jT0
>>141 それは翠星石のデレデレが見れると解釈してよろしいのでしょうかッ
143 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 07:53:44.71 ID:P0C5tH3I0
>>141 翠からツンが抜けたらそれはもう翠じゃない
144 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 08:01:08.98 ID:IMzdXR2lO
>>141 逆にツンだけになる可能性も否定できない
それでも最早翠星石ではないな
145 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 08:25:24.88 ID:gYB/a1xRO
翠
146 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 08:54:35.39 ID:gFjPsFisO
保守
147 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 09:10:28.43 ID:6SeU01lw0
お、スレが残ってる
保守
148 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 09:37:29.81 ID:tyrN6VyYO
保守
149 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 10:09:32.87 ID:6SeU01lw0
保守
150 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 10:40:30.29 ID:6SeU01lw0
保守
151 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 10:56:53.95 ID:ljtKxNQ70
保守
152 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 11:01:19.66 ID:oi3Wh9EBO
ほっしゃん
153 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 11:03:47.01 ID:GPiyJAOx0
次におまえは
「ほ、ほーっ、ホアアーッ!!ホアーッ!!」
と言う
154 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 11:26:49.88 ID:tyrN6VyYO
保守
155 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 11:53:57.44 ID:vNlgQep0O
保守
156 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 12:17:08.40 ID:+in5y3rrO
保守
157 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 12:43:14.75 ID:gYB/a1xRO
保守
158 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 12:52:03.76 ID:ljtKxNQ70
保守
159 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 12:59:16.20 ID:gFjPsFisO
金糸雀がスレを立てたようです…
【薔薇乙女の恥ずかしい私生活を公開するスレ】
金「まんまと引っかかったわね!みっちゃんの年の数だけ腹筋かしら!」
み「おいコラ!」
160 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 13:07:09.53 ID:NZAHA3DNO
ほ
161 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 13:09:00.28 ID:6SeU01lw0
>>159 みっちゃんの年齢知りません!
27,8くらい?
162 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 13:28:18.83 ID:gFjPsFisO
>>161 み「私は21歳よ♪」
金「みっちゃん…サバ読んじゃ駄目かしら。」
163 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 13:31:57.11 ID:+in5y3rrO
サバ読んでも成人って悲しいな
周り中学生なのに
164 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 13:48:17.98 ID:ljtKxNQ70
保守
165 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 14:03:11.61 ID:GPiyJAOx0
屋根マダー?
166 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 14:20:43.64 ID:ljtKxNQ70
保守
167 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 14:43:24.99 ID:6SeU01lw0
168 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 15:09:25.59 ID:ljtKxNQ70
保守
169 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 15:29:21.38 ID:ljtKxNQ70
保守
170 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 15:46:42.43 ID:gYB/a1xRO
保守
171 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 16:00:27.27 ID:6SeU01lw0
保守
172 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 16:14:13.93 ID:ljtKxNQ70
保守
173 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 16:25:33.28 ID:6SeU01lw0
保守
174 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 16:38:25.92 ID:6SeU01lw0
保守
175 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 16:51:51.72 ID:IMzdXR2lO
保守
176 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 17:01:53.98 ID:vNlgQep0O
保守
177 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 17:17:25.26 ID:6SeU01lw0
保守
178 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 17:18:32.51 ID:gFjPsFisO
紅「すぅ…くぅ…」
ジ「真紅の奴…机に座ったまま爆睡してるな。」
蒼「無理もないよ、昨日夜更かししてたみたいだから。」
ジ「真紅が夜更かし?珍しいな。」
蒼「何でも深夜にくんくんのラジオ番組が始まったみたいだからね。」
ジ「ああ…納得。だから水銀燈の奴も一日中睡眠学習だったわけか…」
蒼「やっぱりリアルタイムで聴かないと満足できないんだろうね。」
ジ「それより…もう放課後だし真紅を起こさないとな。」
蒼「そうだね。」
ジ「おい真紅、帰るz……うっ。」
蒼「どうしたの?
………うわぁ…」
ジュンと蒼星石が見たものは机一面に広がったよだれの海に顔を浸して熟睡する真紅の姿であった…。
179 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 17:27:46.41 ID:tyrN6VyYO
保守
181 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 18:00:54.45 ID:tyrN6VyYO
保守保守
182 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 18:09:52.63 ID:qo/meIMj0
>>178自慢のツインテールがよだれでガビガビにwwww
183 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 18:30:53.36 ID:gYB/a1xRO
ほ
184 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 18:43:36.84 ID:+lkIs6VwO
も
185 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 18:52:24.79 ID:gtO4m7kXO
ほ
186 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 19:06:46.30 ID:BgS9KI6A0
く
187 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 19:06:47.97 ID:QfMUQdMCO
も
188 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 19:15:42.87 ID:tyrN6VyYO
保守
189 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 19:24:11.34 ID:dKRFzLWW0
おちちゃらめぇ
190 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 19:29:22.70 ID:GaShXOXo0
短編保守巴メイデン番外編
巴「あと96、か…」
J「よかったな。しつこく保守してた甲斐もあった」
巴「うん。でも私よりも、多分桑田さんの方が喜んでると思う」
J「……まぁ、あの人も役所的には難儀な人だからな…」
巴「そうだね。…私も人のこといえないけどね。それだけに、嬉しかったりもするんだ」
J「……なぁ、だからって、ここに呼んだりは…」
巴「それは大丈夫。この短編は実はいろいろ縛りがあって、関係の気まずい人は呼ばないのもその一つだから」
J「き、気まずいっていうか…」
巴「気まずいと思うよ。…ここの桜田くんだと、間違いなく変なこと考えてたと思うし」
J「真面目にデザイン考えるときは真面目にやってるんだよ!…うー、と、とにかく、この話はもうやめよう…」
巴「…そうしようか。あまりいい思いでじゃないことは確かだもの」
J「う、うん…。…ところで柏葉って、勉強してるのか?最近…」
巴「してるよ。人形だけど」
J「へぇ、そうなんだ…じゃあさ、今度ちょっと教えてくれないか?」
巴「いいけど…そんなこといって、『今日の科目は保健体育』とか言い出したりしたら…」
J「いや、今まったく本当に何もそんなこと考えてなかった。ここの柏葉はこれだから…
ここに桑田さん呼んで気まずいのは僕だけじゃないぞ、ほんとに」
191 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 19:40:21.61 ID:qo/meIMj0
>>190桑田さんきたら案外似たようなキャラになってったりしてww
192 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 19:51:34.91 ID:BgS9KI6A0
ほ
193 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 19:58:46.08 ID:tyrN6VyYO
桑田さん祭やぁ
そいやっさぁ!そいやっさぁ!
だが長編はムズい
195 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 20:08:44.10 ID:6SeU01lw0
保守
保守!桑田!保守!
197 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 20:23:57.33 ID:tyrN6VyYO
乙女の短編保守劇場29
〜夜明けの炎刃王〜
『来月号は怒涛の新連載!ローゼンメイデン〜夜明けの炎刃王編〜』
ジ「なんだこれ↑?」
薔「多分こんなザブタイに魔界で記憶をなくした真紅姫とジュンが敵と闘う爽快アクションが始まる」
ジ「ねーよっ!」
198 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 20:29:27.28 ID:gFjPsFisO
桑「♪あるぇは〜、マン○ーのGスポット!(パンパン!)
Gスポット!(パンパン!)
Gスポット!(パンパン!)」
翠「きゃー♪桑っちょ〜!」
金「やっぱ夏はサザンに限るかしら〜♪」
由奈「……」
ジ「桑田違い乙www」
199 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 20:33:42.18 ID:IzM0j/pxO
>>198 歌詞自重しろwwwwww
1行短編-蒼星石の豆知識(笑)講座
蒼星石「かのエジソンの名言『天才は99%の努力と1%のひらめき』は、『99%の努力をした後に1%のひらめきが出るのが俺と凡人との違いなんだよバーカwwwwww』って意味なんだよね。これ豆知識ね」
200 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 20:41:00.84 ID:i+dVBauYO
>>199 じゃああんまりいい意味じゃないなwwwww
201 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 20:47:35.84 ID:gFjPsFisO
薔「くわぴー、今何時…?」
桑「え?12時25分だけど。」
薔「……あ、そ…」
銀「桑田ぁ、今何時ぃ?」
桑「えと…12時35分だね。」
銀「…ふぅん。」
翠「由奈!今何時ですかぁ?」
桑「12時43分よ。」
翠「…おめえにゃがっかりですぅ……」
桑「……」
ジ「あ、桑田さん、今何時かわかる?」
桑「♪そぉねだ〜いた〜いぬぇ〜!!」
ジ「へ?いや…僕はただ今何時かを…」
桑「♪ちょっと待って〜て〜、うぉおお!♪」
ジ「あの…」
桑「♪むゎ〜だ早〜い〜!♪」
ジ「…桑田さんが壊れた……。」
202 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 20:58:05.47 ID:+ESWq/jT0
一レス短編保守
蒼「今日はのりさんが友達と外食ということで」
翠「翠星石たちが特別にジュンに晩御飯作ってやるです」
ジ「そいつはありがとな。で、メニューは?
双子「「姉妹丼」」
ジ「真面目にやれ」
『鬼教師桜田潤の苦難』『四番目その壱』
歴史担当教員桜田潤は、人間ではなく……俗に妖怪だとか化物と呼ばれる存在。
遥か昔に生まれ今を生き行く壮齢の鬼なのである。
まぁその鬼が何故、歴史担当教員なんてしてるのか? と、まったく不思議なのだが……
生徒からのウケは良い。まるで見たかのように、面白く歴史を語ってくれると評判なのだ。
それもそのはず……潤は、世界中を旅していたのだから、歴史書大きく残る出来事と対面する事もあった訳である。
また、オカルト関係の知識も持っている為……
何故か、学校のオカルト研究会から目を付けられてたりするのはどうでもいい余談である。
現在、潤が鬼であると知っているのは八乙女のうち二人。
銀乙女の水銀燈に桃乙女の雛苺である。
八乙女全員が、担当の生徒であると言う時点でも潤にとっては毎日が緊張の毎日であり三食後の胃薬は外せない状況。
そんな状況で、二人にばれてしまったと……潤の胃薬摂取の量が、増えたのは当然である。
さて、先ほど余談で話したオカルト研究会から目を付けられていると言う話なのだが……
今回は、その余談をお話したいと思う。
まぁ……そのオカルト研究会に八乙女が一人……紫乙女の薔薇水晶が、部長として存在するあたりが
潤の苦難をガッチリと約束している感じである。
では、桜田潤の苦難の始まりはじまり。
204 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 21:01:27.31 ID:BgS9KI6A0
>>203 昼休みの廊下にて
「あ〜……薔薇水晶君? 何か用事かい?」
と、廊下を歩いていた潤はピタリとその足を止め後ろを振り向く。
丁度、曲がり角の壁に身を隠す様に潤を見る薔薇水晶が其処に居た。
潤に問いかけられ、小さく身体をビクッと震わせた後直ぐに身を隠す薔薇水晶。
そんな薔薇水晶を見て、困った様に肩をすくめる潤だったが……直ぐに歩き始める。
歩き始めた潤の後ろから小さな足音が、追いかけて来る。
ピタッと潤がその場に止まれば、その足音もピタッととまり……歩けばまた……
と、言った感じが……ほぼ毎日の日課と化している。
「先生……」
そして、幾許かしてからやっと薔薇水晶の方から話をかけてくるのだ。
かけてくるのだが……第一声が……
「オカルト研究会の顧問に……なって……」
である……ちなみに潤は、茶道部の顧問であり……オカルト研究会には梅岡が何故か顧問をしている。
205 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 21:02:30.28 ID:BgS9KI6A0
>>204 「……いいかい? 薔薇水晶君……私は、茶道部顧問で……オカルト研究会顧問は梅岡先生だろ?」
と、毎度毎度の説明をすると薔薇水晶は、ぷぅと頬を膨らませる。
紫乙女の伝統かね? それは? と、昔の事を思い出しながら肩を落とす潤。
「梅岡……オカルトわかってないの……この前だって………部室に篭りっきりはいけない。さぁ、外へ繰り出そう……
だなんて……言うんだもん……オカルト研究会で何故……バトミントンしないといけないの?」
いや、それを私に言われてもなぁ……と、苦笑する潤。
まぁ梅岡の性格を考えると……本人は良かれと思ってやる事が、周囲の人にはとてつもなく迷惑だって事が多々ある。
実際、その被害は梅岡台風とか梅岡災害などと……この学校にて起こる自然災害と認識されている。
その自然災害の約七割の被害を受けているのが……潤だったりする訳だ。
その事を思い出して、ちょっぴり泣きたくなって来た潤。
206 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 21:03:29.30 ID:BgS9KI6A0
>>206 「バトミントンしたければ……バトミントンの顧問になればいいのに……」
「まぁそれは私も賛同するとして……今の所、私は茶道部顧問って決定してしまったからね……
次の顧問を決める時じゃないと、顧問変更は無理なんだよ」
と、説明するとやっぱり薔薇水晶は、ぷぅと頬を膨らませて不満を主張する。
そんな薔薇水晶を見て苦笑を浮かべる潤。もう何度目の説明になるのだか……と、思う潤。
「先生……くすぐったい」
へ? と、薔薇水晶の言葉に自分の手がしている事を認識する。
薔薇水晶が膨らませていた頬を、両手でつっついてると言う状態。
しまった! と、潤は慌てて両手を提げすまないね。癖で……と、どんな癖なのかわからないが
潤は、そう告げると頭を軽く掻く。
無意識のうちに、初代やら二代目にやってた事をやってしまうとは……
個々最近ついうっかりが多いなぁ……と、潤は眼鏡のズレを直しながらに思うのだった。
そして、五時間目開始の予鈴が鳴り響く。
「ほら、もう授業が始まるよ? 学生は学ぶ事が大事。さぁ教室に行きなさい」
「……はい」
トテトテと、軽い足音を立てながら教室に向かう薔薇水晶を見送る潤だったが……
自分もまさに急がなければ行けないのである。
五時間目に、歴史の授業があり……道具を使う授業に加えその授業のわかりやすい補足を纏めたプリントは職員室にある。
うわぁああ! と、心の中で叫びながら潤は急ぐのだった。
まぁ結果的に……ギリギリ間に合ったとだけ言っておこう。
207 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 21:05:34.52 ID:BgS9KI6A0
四番目その弐 へ続く。
208 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 21:10:21.67 ID:+ESWq/jT0
>>207 GJ!
薔薇水晶かわいいよ薔薇水晶。
ぷにぷにできる潤が羨ましいぜチクショウ!
続きwktkして待ってます
209 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 21:14:22.43 ID:vNlgQep0O
>>207 いいですね。薔薇水晶がいい味だしてますw
それの後に駄作ですいませんが『必然の内に』投下します。
210 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 21:16:30.13 ID:vNlgQep0O
>>209 十五章「土の使者」
石と石とが擦れる音が部屋に響き棺の中身が露になっていく。
翠「な、なんですかこれは!?」
棺の蓋が音をたて地面に当たる。それと同時に翠星石は叫び声ともつかない声をあげる。
べ「人だな。ミイラじゃなかったがな。」
棺の中には一人の男が眠っていた。金髪の髪、筋肉質な体、いかにも強そうな男。部屋のさびれなど関係ないように棺の中は美しくコーティングされていた。
翠「誰なんですか?こいつは?」
蒼「プレイヤー…じゃないよね。」
その時棺の中の男の目が突然開き起き上がる。
?「んっ?なんだ?あ〜封印解けたんだ。起きるのは結構久しぶりだな〜。」
起きた男に翠星石はびっくりして蒼星石の後ろに隠れる。
べ「誰だお前?封印ってなんだよ?」
ク「あ〜?しらねぇできたのか?まあいいや俺はクレイだ。あんたらメダルが取りたいんだろ?」
男は頭を掻きながらクレイと名乗る。
笹「その通りだけどなんか知ってるの?」
ク「おいおいマジで知らねぇのかよ。俺はこれでも土の化身だぜ?」
クレイは棺から出ながら自分のことを説明する。
蒼「化身?なんのこと?」
>>207 ぷにぷにwww
ばらしー可愛いよばらしーw
続きwktkだっぜ!
212 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 21:17:59.46 ID:vNlgQep0O
>>210 ク「そっからなのかよ。九つ属性、その一つ一つに俺みたいなのがいるわけよ。」
クレイはストレッチをしながら説明する。
翠「そういえば真紅がヌイとか言うやつとあったとかいっていたですね。」
ク「あいつとか!?そりゃあ災難だったな。あいつは俺も大嫌いだ。」
あくまで軽いノリのクレイに蒼星石は真剣な顔で近寄る。
蒼「…今の話を聞けば君は敵ということだよね?」
ク「まあそうだな。でもいきなり武器を向けるな。説明くらい聞いてくれよ。」
蒼星石はいつの間にか出していた鋏をおろしクレイの話を聞く。
ク「俺のここでの役目はメダルの保護ととりに来た人間を試すことだ。それでだがな…」
ストレッチを終えたクレイは翠星石に手のひらを向ける。
翠星石は驚き少し後ろに下がる。がクレイの手から砂の固まりが勢い良く飛び翠星石に直撃する。
ク「帰ってくれないか?俺めんどくさいの嫌いなんだよね。」
攻撃が直撃して通路に飛び出す翠星石を見ながらクレイはごく自然にそういう。
蒼「翠星石になんてことを…。死にたいのかい?」
それを見た蒼星石は怒りを露にする。鋏を素早く振り下ろしクレイに斬り掛かる。
213 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 21:20:25.29 ID:vNlgQep0O
>>212 並みの者ならその剣速で簡単に真っ二つにされるだろう。しかしクレイはその腕で難なく受けとめる。
ク「速いねぇ。でも俺は土だぜ?そんなんじゃ斬れないさ。」
蒼「だまれ。」
蒼星石は鋏を持つ手をさらに強く握る。
しかしクレイにより鋏は弾かれ止む終えず後ろに引く。
ク「そう熱くなるなよ。帰ってくれればもう何もしないって…」
蒼星石が後ろに飛んだ瞬間ベジータのハンマーがクレイをとらえる。
ハンマーの衝撃によりクレイは吹き飛び壁に激突する。
べ「蒼星石たしかに怒る理由もわかるぜ。だが今は攻撃するより翠星石を助けにいかないといけないだろ?」
蒼「…ベジータ君?」
蒼星石はベジータの言葉に正気に戻る。
ク「いってぇな。いきなりそれはないだろ?」
べ「ちっ。てんで堪えちゃいねぇな。」
崩れた壁から傷一つないクレイがでてくる。
べ「ここは俺に任せて蒼星石は翠星石のところへいきな。」
蒼「…わかった。ありがとうベジータ君」
蒼星石はすぐに出口へと向かう。
ク「どうしてもやるのか?」
べ「先に仕掛けたのはお前だろ?」
ベジータは蒼星石を見送りハンマーを構える。
214 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 21:22:19.79 ID:vNlgQep0O
>>213 ク「そうかよ。まあやるってんならしかたない…よな!!」
ハンマーを構えたベジータにクレイは生身で突進していく。
そのころ出口では翠星石が地団駄を踏みながら怒っていた。
翠「あの金髪いきなりなんてことするですかぁ〜。」
ジ「……いやそれはこっちが言いたいんだが…」
ジュンは飛んできた翠星石に思いっきり当たった挙げ句、砂を被って、翠星石の下敷きになった。
真「どうしたの?翠星石いきなり飛んできたりして…」
翠「どうしたもこうしたもないですぅ。いきなり攻撃されたのですよ。」
翠星石達はジュンを完全に無視して話をはじめる。
ジ「って無視かよ…。あっ蒼星石」
通路から蒼星石が走ってこちらに向かってくる。
蒼「翠星石無事かい?」
蒼星石は翠星石を見て真っ先に怪我がないか調べる。
金「そういえばあれだけ勢い良く飛んだわりには怪我一つないかしら。」
翠「…そういえばそうですぅ。攻撃をあてられた瞬間もそんなに痛くなかったのですぅ。」
翠星石達は首を傾げながら考えだす。
水「どうでもいいけどぉまずは状況を説明してくれなぁい?」
水銀燈の言葉に翠星石達は思い出したように状況を説明しだす。
215 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 21:23:51.22 ID:vNlgQep0O
>>214 翠星石達は中で起きたことを素早く説明する。
水「あの女を知ってるやつがいたのね。半殺しにしてでも聞きだしてやるわ!!」
水銀燈は話を聞くとすぐに部屋へと向かっていく。
真「水銀燈…まったく熱くなるとすぐ…」
ジ「まあベジータ達もいるから大丈夫だろ。それより砂に当たって飛んできたのになんで砂が翠星石の後ろにあったんだ?」
砂を払いながらジュンは立ち上がる。
金「そういえばそうかしら。もしかして…」
翠「もしかして…なんですか?金糸雀」
金糸雀は真剣な顔で深くうなずき翠星石の方を見る。
金「その人が翠星石を傷つける気が無かったっと言うことじゃないかしら?」
金糸雀の予想外の言葉にジュン以外は驚く。
ジ「僕もそう思うな。翠星石は僕に当たったからわからないかもしれないけど、当たった瞬間砂がクッションになったんだ。」
真「入ればわかるわよ。正直入りたくないけど今はしかたないわ。」
真紅の意見にジュンと金糸雀は頷く。
蒼「待ってよ真紅。中はこの人数が入るにはかなり狭いよ?今はいったらかえって邪魔になっちゃうよ。」
しかし蒼星石が大事なことを思い出させる。真紅達は仕方ないのでその場で待機する。
216 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 21:26:03.23 ID:vNlgQep0O
>>215 その頃ベジータ達は
べ「ちっ。やるじゃねぇか。」
ク「そっちこそなかなかやるね。」
ベジータ達の戦闘によって部屋の壁は所々崩れホコリが宙に舞い上がっていた。
べ「しかし固いな。笹塚あいつの弱点あるか?」
笹「今分析中だ。もう少し頑張ってくれ。」
笹塚はこんなに近くにいるのに望遠鏡で二人を見ていた。
ク「弱点?面倒なやつがいるな。お前から倒しとくかな。」
そう言いながらクレイは手のひらを笹塚に向ける。
そして翠星石の時と同じく砂の固まりを笹塚に飛ばす。
ク「止めないのか?」
べ「止める必要が無いからな。」
ベジータは攻撃した瞬間のクレイを狙ってハンマーを振り下ろす。
クレイはそれを避けきれずに地面に叩きつけられる。
笹「まあそういうことだよ。」
砂の固まりは笹塚の体を透き通るように通過する。そして壁に当たりバラバラになる。
ク「たしかにめんどくさい能力のようだな。」
あまりダメージが無いようにクレイは砂を払いながらベジータの方を見る。
べ「やはりダメージは無しか。笹塚あれを使ってもいいか?」
笹「それはダメだよベジータ。それにわかったことがある。」
217 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 21:27:13.19 ID:vNlgQep0O
>>216 笹塚は望遠鏡を消しクレイの方を向く。
笹「今の攻撃全然本気じゃなかったよね?翠星石の時もそうだった。ベジータと闘ってる時は多少本気のようだけどね。」
笹塚の言葉にクレイは突然笑いだす。
ク「あんたよくわかったね。まあ今のを食らっても吹き飛ばすぐらいでまったくダメージなんか無かったろうね。」
クレイは一通り笑い終えた後、笹塚の方を向き喋りだす。
ク「安易に傷つけても恨まれるだけだからな。俺は自分から傷つけることはないぜ。」
笹「じゃあなんで翠星石に攻撃を…」
その時部屋の中に水銀燈が入ってくる。
水「あんたね。あの女のことを知ってるのは!!教えなさい!!」
ク「おいおい、いきなりなんだよ。あの女…闇か?」
いきなりの参入者に驚きながらも言葉の意味を理解する。
水「…そうよ。知っているなら教えなさい!!痛い目にあいたくなかったらね。」
水銀燈は翼を広げながら脅しを掛ける。
ク「あ〜それは面倒だな。あいつはここと同じくどっかの神殿にいるはずだ。まあ場所までは知らないがな。」
水銀燈はそれを聞いて怒りの表情から普通の顔に戻っていく。
218 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 21:30:51.90 ID:vNlgQep0O
>>217 ク「さて話を終えたが…やっぱり面倒だな。お前らあのメダル勝手にとっていいぞ。」
あくまで軽いノリでクレイはそういいだす。
べ「それはなぜだ?」
ハンマーを下ろしながらベジータは問い掛ける。
ク「まだ人いるんだろ?全員倒すのも面倒だし。何よりお前まだ隠し玉があるんだろ?」
べ「一応な。」
クレイは壁によりかかりながら話を続ける。
ク「お前倒すのも骨が折れそうだからな。それに俺はお前が気に入った。だから勝手に取りな。」
べ「…じゃあお前はどうする?」
ベジータはそう言いながらクレイに近寄る。
ク「俺は待ってるさ。あそこでな。どっち道そうなるようできてるからな。」
べ「あそこってど…!?」
クレイは壁に入り込みその場からいなくなる。
べ「…あれも能力の一つか?」
笹「そうかもな。まあ目的っぽいことは達したし。いんじゃないか?」
水「そうみたいねぇ。さっさと帰るわよぉ。」
水銀燈は冷静さを取り戻したらしくいつもどおりの口調で部屋を出ていく。
べ「そうだな。さっさと帰るか。」
笹「了解」
ベジータと笹塚も部屋から出る。
219 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 21:33:19.43 ID:vNlgQep0O
>>218 舞台裏
ジュン&蒼星石&雪華綺晶
ジ「十五章終了だな。…どうしたんだ蒼星石?」
蒼「あの敵キャラはオリジナル?」
ジ「その通りだ。名前は適当だそうだ。」
蒼「そうなんだ。で次はどうなるのかな?」
ジ「次はなたしか…」
雪「……」
ジ「どうしたんだ?雪華綺晶?(目がとても怖いな。)」
雪「私の出番はいつですか?」
蒼「そういえば舞台裏にすら出てなかったよね。雪華綺晶…」
ジ「さあ〜知りませんよ僕は…」
雪「…」
ジ「たぶんその内出るはずだよ。(なんで出ないやつはこんなに怖いんだよ。)」
雪「出てる人にはわかりませんわ。この気持ち…」
ジ「心を読むなよ。まあ頑張れよ。」
蒼「ジュン君その言葉はさらに神経を逆撫でするよ。」
雪「…」
ジ「本当だ。やばいな。(いやいつもはこれでベジータが殺られるはずだ。)」
雪「それではベジータが可哀想ですわ。たまにはジュン様が…」
ジ「えっ!?いやそれはあの…」
蒼「雪華綺晶、ジュン君を脅すのはその辺にしときなよ。」
雪「…わかりましたわ。たしかにジュン様を殺っても意味はないですね。」
ジ「…あの目はマジだった…」
220 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 21:35:38.40 ID:qo/meIMj0
>>219gj
ベジータの隠しだま
wktk!!!!!
221 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 21:45:54.74 ID:i+dVBauYO
222 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 22:02:37.72 ID:6SeU01lw0
保守
223 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 22:11:59.39 ID:vNlgQep0O
>>219 終了です。すいません。猿引っ掛かってました。
そのうちレス数短縮する気です。
十三章【瞳の中の】【爆弾】の
>>14から
十四章このスレの
>>68からです。誰かまとめお願いします。
224 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 22:18:05.75 ID:GaShXOXo0
短編保守巴メイデン58
巴「……保守」
J「……保守」
一「……いや、帰るよ。だからそう無視しないでくれ。君が少女服を着たくないということはよくわかった。
過去に何かあったようだし、無神経だったかもしれぬ。すまない」
J「……別に、気にしてなんか…」
巴「今度来るときは、もう少しまともな話だと、私としても助かります」
一「そうしよう。…では、これにて失礼する。邪魔したね」
J「あっ、ちょっと待ってくれ…!」
一「……何かね?」
J「…いらないなら、その服、僕にくれないか…?」
巴「桜田くんっ!?」
一「……君は、着ないと言っていたのではないかな?」
J「ああ、着ないよ」
一「では何故?」
J「服は着る以外にも使用法はあるじゃないかっ!!」
巴「もうやだこの人」
225 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 22:27:06.63 ID:vNlgQep0O
226 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 22:36:38.07 ID:ySGC8Jis0
ほしゅ
227 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 22:36:45.73 ID:6SeU01lw0
保守
228 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 22:45:08.83 ID:vNlgQep0O
保守
229 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 22:45:11.66 ID:i+dVBauYO
ほ
230 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 22:46:46.31 ID:i+dVBauYO
231 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 22:56:29.30 ID:tyrN6VyYO
保守
232 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 23:04:13.57 ID:+ESWq/jT0
ジュン宅にて
真「ジュン、紅茶を淹れて頂戴」
ジ「いいけど別に勘違いするんじゃないぞ!?
僕はお前とどこでどう間違ったか知らんが下僕の契約しちゃったからやってやるんだからな!
ホントは僕はお前に紅茶を淹れてやるなんてまっぴらごめんだし、自分で淹れろと叫びたいところだが!
お前に茶葉の缶ひっくり返されてせっかく買ってきてやった…ゲフンゲフン
…えーと、たまたまうちに置いてあった高級茶葉をダメにされたくないし、
お前はお湯を沸かすことすら満足にできない! お前にやけどされたら僕はとっても悲し…ゲフンゲフン
…あー、あれだ。お前は下手するとこの家も燃やしかねないんだ!
だから僕がお前に紅茶を淹れてやる!
べ…別にお前が好きだとか! お前のために尽くしてやりたいだとか! お前に気に入られたいなんて!
これ―――――っぽ―――――っちも思っちゃいないんだからな!
だからちょっとそこで僕が録画しといてやったくんくんでも見ててくつろいで待ってろ!」
真(今日のジュンはちょっぴりキュートなのだわ)
233 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 23:09:29.87 ID:+ESWq/jT0
234 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 23:17:40.26 ID:i+dVBauYO
>>223 これはあたらしいwwww
不覚にも萌えた
235 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 23:25:11.97 ID:tyrN6VyYO
保守
236 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 23:33:09.81 ID:i+dVBauYO
ほ
237 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 23:41:49.37 ID:6SeU01lw0
保守
239 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 23:51:30.70 ID:ec2TzjlDO
ほ
し
240 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/01(金) 23:53:11.54 ID:qo/meIMj0
241 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/02(土) 00:01:56.08 ID:5n7m2YzK0
保守
242 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/02(土) 00:12:25.79 ID:5n7m2YzK0
保守
243 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:
日直日誌 桜田ジュン 6月1日
今日、水泳があった。女子の水着エロすぎ。男子で授業の終わりまで
鼻血出さなかった奴は一人としていなかった。
なかでも、蒼星石のトランクスは萌えた。思わず膨らましてる奴がいたが、
水着なので丸わかり。ベジータの奴おさえろっての。
ただ、胸にさらしを巻いていたのが残念だった。蒼星石の胸が生で拝めると思っていたのでちょっとむかついた。
あとは、今日学校にエロ雑誌持ってきて教室内でそれをばら撒かれるという悲惨な眼にあった人がいた。
ラノベも女子にさらされていた。
水泳の時間のことと合わせ、そいつの社会的地位は急カーブを描いて奈落のそこに落ちていっている。
哀れすぎて話しにならない。
それから、なぜか最近男に告白される。ほんとやめて欲しい。トラウマがよみがえりそうだ。
蒼星石の気持ちがわかる気がする。