ハルヒ「ちょっとキョン!あたしのプリン食べたでしょ!?」
前スレ落下寸前に次スレへの案内乙
しっまた、ミスったorz
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 00:35:55.66 ID:FCYwivYlO
ほしゅ
まとめが見れなくなってる(´・ω・)
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 00:54:10.08 ID:ZJzKadqX0
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 00:55:23.03 ID:hctAnJb00
いちもつ
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 00:56:25.16 ID:yxG4TILBO
最近長門スレが少なくて悲しいのは俺だけ?
谷口「WAWAWAワ〜ンダーモモモモーイ〜」
佐々木「ギネス記録入りだってさ」
キョン「100週連続ってどんだけ・・・」
国木田「天城〜ごぉぉえ〜〜」
佐々木「ギネス記録入りだってさ」
キョン「谷口と同じく100週連続1位か・・・」
佐々木「でも谷口くんの方が売り上げ枚数二万枚多いよ」
キョン「・・・ありえねぇ」
キョン「ガチャガチャまぁわる発狂ちゃんねるしっかり設定して下さい〜〜」
佐々木「発狂ちゃんねるで連続1位100週ってのもありえないねぇ・・・しかも売り上げ全世界で20億枚って・・・」
キョン「とりあえず印税は競馬に使うわ、フサイチホウオーを先頭に三連単で・・・」
その後、マイクロソフトがキョンに買い取られた。
こうして世界は滅びた。
完
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 01:27:21.60 ID:lngreKap0
じゃあ行きます。
「頭痛ぇ・・・」
学校へと続く坂を上がる俺の脳を、かなり凶悪な頭痛が襲っている。俺の身分が仮にサラリーマンか何かだとしたら、
その頭痛の原因として飲み会をあげることになったとは思うが、生憎俺は高校生だし、呑んでも居ない。
なのに何故か頭が痛い。肩こりか?とも考えたが、肩がこるような重労働をした記憶が無い。
加えて、風邪でもない。
何故なのか?
・・・思い当たる節が無いわけではない。
ある夢を見た翌日には、必ずといっていいほど頭痛になるんだ。初めのころは頭痛なんてなかったんだが・・・そうだな。
融合事件が終結を見てから2日後くらいから謎の頭痛が襲ってくるようになった。
謎の頭痛が謎の夢がトリガーとなって襲ってくるなんて、ある意味本当の”悪夢”だな。
しかし、メカニズムが全く判らんし、ちゃんと頭痛薬を飲めば頭痛も消え去ってしまうのでさほど気にしては居ない。
ただ、ひたすら灰色の空と焦土と化した廃墟、大地が広がり、どこからとなく悲しい歌声・・・そうだな。バンシーが歌っているとでも云おうか。
そんな感じの歌が聞こえてくる夢なので、少々気味が悪い。起きると必ず奇妙な虚無感に襲われるしな。
俺は誰かに呪われたのか、それとも現在進行形で呪われつつあるのか・・・
ま、登校途中にこんなことを考えても仕方が無いわけで。
ひとまず長門にでも相談を持ちかけてみるかと考えながら、いつもの様に心臓破りの坂の攻略に着手した。
支援
支援
Sing in Silence 0.「序幕」
融合事件解決から3日。
涼門みるきから分離してチョイデレ長門へと変化を遂げたと思ったら、数日後メランコリー長門へ変化し、その翌日不機嫌ユッキーへと変化した長門さん。
何がそんなに気に入らないのかは知らん。殴られたからではないと自身で言明している。
俺も殴られたくらいで長門がそんなにへこたれるとは思っちゃいないので、本当なんだろう。
じゃあなんで不機嫌なんだ?
長門に訊いても怒られる。他の奴に訊くわけにも行かない。
・・・だから、見守っておくしなかった。
そんなこんなで例の一件から二、三日は大して会話も持ってくれない・・・いや、昔の長門に比べれば圧倒的に言葉を紡いでくれるし、愛想笑いもしてくれるが、
殴られる前の状態にまでは回復していなかった長門さん。
しかしながら、窓際で読書”浴”をしているうちにエネルギーを蓄えたのか、
昨日くらいから再び殴られる前の水準に戻りつつある。嬉しい限りだ。
「何が?」
いや、こっちの話さ。長門。
「そう」
含み笑いをする。これがまた可愛いんだ。長門の一挙手一投足がこれまた可愛くて仕方が無い。
「そ、そう?」
「ついでに長門の弄り方も判ってきた」
「ばか。あとえっち」
「えっちは余計だ」
「えっちじゃないの」
「じゃあお前がいきなりシャツたくし上げて胸に俺の顔押し付けたり、ただ抱きしめてるだけなのに達しちゃうってのはえっちじゃないんだな?」
「え、え、あ・・・うん」
あ、うんってお前。
「じゃ、俺はえっちじゃないよな」
「・・・そ、そう」
顔の変化を悟られまいとして読んでいた分厚い洋書を眼前に持ち上げて顔を隠した。
バレバレだぜ長門さんよ。
「・・・・・・ばか」
33 :
sing in Silence0-3:2007/05/23(水) 01:36:46.38 ID:lngreKap0
そうこうしている内にハルヒがその口元にニンマリと笑みを蓄えつつ部室に突入して来、
その後一分程度の間隔を置いて小泉と朝比奈さんがやってきた。
そして例によってSOS団定例ミーティングが始まる。
「昔の人は”木を隠すなら森の中”と云ったわ。だから明日は北口駅じゃなくて、もっと人の多い埋田に行くわよ!!
喜びなさい!交通費に関しては有希が支給してくれるそうよ!!」
謎の頭痛のせいで絶賛メランコリー状態に突入しかけている俺にとってはまた頭痛の種が増えかねない提案だったが・・・
ま、たまには良いだろうね。
・・・って何で長門が交通費支給係になってるんだ?
「私がこの計画の発案者。藩急藩神HDの株式を持っている。・・・共通回数カードの期限がそろそろ切れそうなので、ここでみんなに放出するというわけ」
なるほどな。しかし良いのか?
「みんなが楽しめるなら、これで良い」
と長門は控えめににこっと笑った。
まったく、団員の鏡みたいな奴だね。
「有希!ただ今を以ってあなたをSOS団副団長補に任命するわ!!」
「・・・ありがたく拝命仕り候」
ハルヒ、俺は?
「あんたは何もしてないでしょ!!ちっとは貢献しなさい!!ヒラ、いえ雑用だわ!!」
・・・・・お前の知らないところで大活躍してたりもするんだけどな。
まぁいいか。いや、”まぁいいか”じゃなくて”もうどうでもいいや”って言ってしまった方がいいかな。
「・・・・・・伊勢国屋・・・あと、古書街にも行きたい」
とは今回の探索立案者であり、埋田までの往復乗車券を提供してくれた資産家の長門有希の弁である。
長門、そういうのは明日のグループメンバーに言ってくれ。
「・・・・・・だめ?」
・・・・・・なんだ、くじに細工でもして俺と一緒に行動できるようにしたいのか?
「・・・・・・」
長門は黙ってしまった。若干顔を赤らめながら。
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 01:37:21.09 ID:bABnunsH0
支援
支援
36 :
Sing in Silence0-4:2007/05/23(水) 01:38:14.88 ID:lngreKap0
「こら!!団長様がありがたいお話をしてるって時に、コソコソ話はしない!罰として会話の内容すべてこのあたしに向かってぶちまけなさい!
ああ、キョンだと嘘付きそうだから、有希、あなたから言って頂戴!」
「・・・・・・明日の昼ごはん、何処で食べるのか訊いていただけ」
「本当?」
ああ、そうだったと言わんばかりの表情でハルヒは
「そういえば、埋田ってあんまりしらないのよね。どこか美味しい店はある?」
と俺に聞いてきた。
埋田は俺のシマじゃないんだ。長門に訊いてくれ。
「有希、どこか美味しいところ知ってる?」
「うーん・・・・・・一人で行くときはもっぱらナビオ裏の揚子江ラーメンなんだけど、あそこはカウンター席だけだし」
「あら、そこでいいんじゃない?で、そこ美味しいの?」
長門はこくっと頷き
「五目ラーメンが秀逸」
「長門、幾ら位だ?」
「予算は600円あればいける」
安いな。
「・・・・・・安さと美味さで勝負している。はす向かいにある、ネームバリューで釣っている脂ギトギトラーメンの比ではない」
・・・カレーもそうだが、ラーメンにも一家言ありそうだな、長門は。
「・・・・・ちなみに、あれは一●堂ではなく痛風堂」
そうかい。
「さっ!そうと決まれば埋田よ埋田!!色々調べなくっちゃ!」
そう云うとハルヒはパソコンでネットサーフィンを開始した。
・・・・・・やれやれ。
そういや頭痛の件だが、なんだかどうでも良くなっちまった。
変な夢の一つや二つだれだって見るだろうし、第一そんなこと相談したところで長門がどうにかしてくれるわけでもなさそうだ、と考えたからだ。
それに、この俺のグダグダさが後々になってマリアナ海溝の底より深い後悔を生むことになろうとは、この時点でまったく気がつきもしなかったからね。
支援
支援
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 01:39:40.15 ID:lngreKap0
続きもあるのですが、まとめ段階になってかなりの部分で不具合が出てきたのでひとまずこれだけ投下してみました。
申し訳ない・・・
支援ありがとうございました。
>>40 乙!
長門そのままなのかw
続きwktk!
ハルヒ「ちょっとキョン!あしたのプリン食べたでしょ!?」
キョン「あしたのために、その1!」
キョン「攻撃の突破口をひらくため、あるいは敵の出足をとめるため、左パンチをこきざみに打つこと
このさい、ひじを左わきの下からはなさぬ心がまえで、やや内角をねらい、えぐりこむように・・・」
ハルヒ「打つべし! 打つべし! 打つべし!(ドスッボキッバキッ!)」
キョン「ハルヒ・・・おまえいい左ジャブ持ってるじゃないか。世界狙うかい?」
ハルヒ「あたしのプリンを食べたの誤魔化すんじゃないわよ! それに、あ●たのジョーなんて今時の
10代じゃよほどのマニアじゃなきゃ知らないでしょ! バカ!」
保守
>>41 長門は当分新長門さんのままですw
ちょいと説明不足の項があったので補足。長門の持ってる共通回数カード(藩急区間でも藩神区間でも使える回数券みたいなもの)
は一種の株主優待券です。だから「HDの株式を〜」っていう下りがあります。
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 01:56:41.71 ID:yxG4TILBO
長門「ゆきりん…フフ…ゆきりん…」
キョン「長門、さっきから何を呟いてるんだ?」
長門「…なんでもない」
ゆきりん保守
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 02:15:30.23 ID:bABnunsH0
ハルヒ「有希」
みくる「長門さーん」
小泉「長門さん」
キョン「長門」
妹「ゆーきりん!」
長門「何」
ゆきりん保守
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 02:33:40.83 ID:lyK/b92kO
保守
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 02:50:40.78 ID:o7wwcEYz0
保守
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 02:55:14.12 ID:yxG4TILBO
やぁ。なにかネタはあるかい?
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 03:19:42.40 ID:yxG4TILBO
いつものように長門が本を閉じるのを合図に俺達は帰り支度を始めていると、勢いよく文芸部室の扉が開かれた。
「みんな!今日は銭湯に行くわよ!」
太陽のように眩しい笑顔で声高らかにハルヒは言い放った。
「今日は帰ったら必要な物を持って駅前に集合!わかったわね!?」
また面倒な事を言ってくれやがった。
「なんで銭湯なんか行くんだ。風呂なんか家で入れば良いじゃないか」
「うるっさいわね!あんたは黙ってなさい!行くったら行くの良いわね!」
「僕は賛成ですね。たまには裸のつき合いというのもいいと思いますので」
「銭湯ですかぁ?恥ずかしいですけど…」
「みくるちゃん!男女は別よ恥ずかしがる事はないわ!」
しかし、お風呂上がりの朝比奈さんも見てみたい気もするし、顔が火照った長門の姿も見てみたい。古泉はいつものようにイエスマンだ。こいつの裸なんか見てもちっとも嬉しくないがな。
ハルヒ「銭湯ってのもたまには良いわね」
みくる「わたし銭湯ってはじめてです〜」
長門「・・・ユニーク」
妹「わーいわーい、おっきなお風呂だ〜!」
ハルヒ「・・・はいはい、それじゃ湯船に入って、肩までちゃんと漬かるのよ」
妹「すごーいキョン君! ハルにゃんとみくろちゃんのお胸、お湯に浮いてるよ!」
みくる「ふみぃ! 妹ちゃ〜ん、そんなに大きな声を出さないでくださぁい!」
ハルヒ「ちょ・・・ちょっと妹ちゃん! 壁の向こうは男湯よ!エロキョンに聞こえるでしょ」
長門「・・・・・・」
キョン「・・・よく一緒に風呂入ってるから、ハルヒの胸がお湯に浮くことくらい知ってる、気にするな!」
ハルヒ「バカっ! 気にするに決まってるでしょ。ここは公共の場よ! そういう話は2人だけの時にして!」
古泉「・・・確かに、多少耳に毒ですので、そうしていただけると助かります」
みくる「ものすごく耳に毒なので、わたしの聞いてないところでしてくださいよぅ〜」
長門「・・・・・・」
ハァハァ
古泉「それにしてもあなた、サイズといい太さといい、なかなか立派なモノをお持ちで・・・」
キョン「やめろ古泉! おまえが言うと洒落に聞こえん。それ以上言うと浴槽に沈めるぞ!」
ハルヒ「ああ・・・古泉君? 別にキョンの持ち物の実況なんかしなくて良いわよ」
みくる「・・・そうですよぅ。他の人の目もありますし」
ハルヒ「いつも手でしごいたり舐めたり咥えたりしているから、キョンのモノなんてよく知ってるから!」
みくる「ちょ・・・ちょっと涼宮さんっ! 妹ちゃんもいるんですから!」
長門「・・・・・・さっき出て行った。とりあえず心配はない」
古泉「・・・これは失礼しました。女性陣の皆さんはお聞きになりたいかと思ったもので」
他の客(・・・さっきからいい加減にしろ(`д゚メ)ゴルァ)
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 03:39:57.87 ID:yxG4TILBO
「長門、お前はどうするんだ?」
「もちろん有希も行くわよね!」
長門は俺に視線を向け、無言で頷いた。俺に答えてどうするんだ?長門。
「じゃあ6時に駅前集合よ!最後に来たら入場料払ってもらうからね!」
こうして俺達はそれぞれの帰路についた。
急がないと全員の金を払う事になっちまいそうだ。朝比奈さんと長門なら見物料として払ってもいいが古泉になんか払いたくない。逆に払ってもらいたいね。
家に帰ると俺はシャンプーやタオルなど必要な物を持ち出した。
家を出ようとすると舌っ足らずの口調で妹が話かけてきた。
「キョン君どこ行くの?」
「銭湯だ。家でお留守番してなさいっ」
妹は行きたいと言い張ったが置いて行く事にした。コーヒー牛乳を買ってきてやろうと思ったが、入場料に消えちまうからしょうがないな。
ねれないぜ!
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 03:52:49.43 ID:yxG4TILBO
現在の時刻は6時2分。
駅前に到着すると、予想通り全員が到着していた。
「遅いわよキョン!何やってたのよ!?遅刻よ遅刻!」
妹が連れて行けとしつこかったんだ、しょうがないだろ。
「連れて来れば良かったじゃないの」
「連れて来たらいろいろ面倒だぞ」
「まぁ良いわ。行きましょう」
俺達は銭湯に向かって歩き出した。ハルヒの話によると近くに銭湯があるらしい。
ところで未来にも銭湯はあるのだろうか?
「それは、禁則事項です」
何度聞いた言葉だろう?まぁ、期待はしていなかったしな。それに銭湯があるかないかなどそれ程興味も無かった。
しえ
ハルヒ「さあ、みんな出てきたわね。それでは銭湯恒例、ビン牛乳の一気飲みよ!」
キョン「やっぱりコーヒー牛乳だな」
古泉「僕もコーヒー牛乳にします」
長門「・・・イチゴ牛乳」
妹「わたしフルーツ牛乳! みくるちゃんもそうしようよ!」
みくる「そうですね・・・妹ちゃん、一緒にフルーツ牛乳にしましょうか?」
ハルヒ「腰に手を当てて、両足のスタンスは肩幅より心持ち広めにね!」
キョン「さあ、いくぞみんな!」
ハルヒ「ちょっとキョン! 団長を差し置いて仕切るとはいい度胸ね。アンタが仕切っていいのは
ベッドの中でだけっていつも言ってるでしょ!」
他の客「(こいつら・・・風呂の中だけでなく外でまで!)」
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 04:05:30.43 ID:yxG4TILBO
無言でハルヒの後をトコトコとついて行く宇宙人を眺めていると、古泉が話かけてきた。顔が近いんだよ、離れろ気色悪い。
「いきなり銭湯に行こうと言いましたが涼宮さんは何を考えているのでしょうか?」
「わからん。ハルヒの考えを読むのはお前の役目じゃないのか?」
「確かにそう言いましたが、最近のあなたにはかないませんよ。でもまぁ、僕の考えを話しましょう」
さっさと話せ。
「涼宮さんは今日の部活には参加できませんでしたね。何をしていたかはわかりませんが、きっとそれを寂しく思ったのでしょう。それで思い付いたのが銭湯だったのでしょう」
そうか。そういう事にしておけ。面倒くさい。
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 04:16:49.67 ID:yxG4TILBO
「なにしてるの?置いていくわよ!キョン!古泉くん!」
ああ、わかったよ。そんなに急がなくても銭湯は逃げないぞ。足がないからな。
「なにバカな事言ってるのよ。さっさと来なさい!」
それから3分程歩くと銭湯に到着した。なかなか大きな銭湯じゃないか。しかしこんな所に銭湯があったとは知らなかったな。もしかしてこれもハルヒが作り出した物なのか?
「それはないでしょう。ここにくる前に機関の者に聞いてきました。どうやら20年前から続いていたようです」
ずいぶんと用意が良いな。しかしそんな情報を知った所でどうするのだろうか。
「そう言われればそんな気もしてきました」
そういうと古泉は肩をすくめた。
「着いたわ。早速入りましょう!」
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 04:22:31.01 ID:VcNdWcDgO
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 04:28:40.74 ID:yxG4TILBO
「あがったら待ってるのよ!先に帰ったら許さないんだからね」
「わかってるよ」
「もちろんですよ。ごゆっくり」
風呂上がりの朝比奈さんを見ないわけにはいかないからな。
「なにニヤニヤしてるのよ?何か企んでるんじゃないでしょうね!?」
「そんな事はない!断じて」
風呂上がりの朝比奈さんと長門が目当てだからな。企んでないと言えば嘘になるが黙っておこう。
「そうなの。じゃあまた後でね」
「では、お風呂上がりに」
朝比奈さんとハルヒは俺達へ声をかけた。しかし長門は黙って女湯へと消えていった。何か一言聞きたかったが諦めるとしよう。
なぜ古泉と風呂にはいらにゃならんのか未だ納得できないが俺達も行くとするか。漢湯へ。
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 04:43:50.73 ID:yxG4TILBO
「男同士と言っても裸になるのは少々抵抗がありますね」
「そうだな」
俺は素っ気なく返し、服を脱ぎ始めた。服を着たまま風呂に入るわけにはいかないからな。そんな事を考えながら素早く前を隠した。我ながら早業だ。
古泉を見ると俺同様に前を隠していた。良い心がけだ。お前のブツなど見たくないからな。いや、これは古泉に限る話ではないのだが。
「もう良いようですね。これ以上脱衣場に居る理由はありませんね。行きましょう」
浴場を開けると大学生と思われる青年や、60前後だろうと思える人が何人かいた。思っていたよりは空いてて良かった。
俺と古泉はまず髪や体を洗い、浴槽に浸かった。
「いい湯ですね。心が落ち着きます」
「そうだな。思っていたよりは良い気分だ」
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 04:55:12.93 ID:4Ki8LNsk0
hpsyu
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 04:58:43.72 ID:yxG4TILBO
それは嘘ではなく、でかい風呂に入るのは意外と気持ち良かった。たまにはいいな。こういうのも悪くない。
などと考えていると女湯の方からハルヒの声が聞こえてきた。
「ちょっとみくるちゃん!胸大きいわねぇ!何食べたらそんなに大きくなるのよ!?気にいらないわ!」
「ふぇ!あっ涼宮さんやめてくださいぃー!くすぐったいですよぉ!」
ハルヒの声に続いて朝比奈さんの悲鳴ともとれる声が聞こえてきた。ハルヒ!グッジョブっ!
「あら!有希のは可愛いわね!」
長門の声は聞こえて来なかった。軽く無視したのだろう。そうか。長門のは可愛いのか…それはそれでなかなか良いっ!ハルヒ!ナイスだ!
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 05:07:33.63 ID:yxG4TILBO
俺が女湯から聴こえる声に耳を傾けていると、逆方向から雑音が入ってきやがった。
「女性は入浴中も賑やかなんですね。意外な一面を知りました」
「賑やかなのはハルヒだけだがな」
「ところで質問なんですが」
「なんだ?言ってみろ」
「あなたは女性陣の中で誰が好みなんでしょうか?僕としてもなかなか気になりますね」
「なんなんだいきなり」
「純粋に興味があるんですよ。あなたがどんな人を好きになるのか」
古泉の言葉を聞きながら考えようとすると、ハルヒが大声で話かけてきた。
「ちょっとキョン!古泉くん!いったいなんの話をしてるの!?そんな話はしなくて良いわ!」
どうやら向こうの声が聞こえていたよいに、こちらの声もまる聞こえだったようだ。
ハルヒに返答する気にもならず古泉に答えた。もちろんハルヒにも聞こえるように。
「だとよ。答える事はが出来なくてすまないな」
☆
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 05:19:59.76 ID:yxG4TILBO
「いえ、我らが団長様の言いつけならしょうがないですね」
と言うと古泉は肩をすくめた。肩をすくめるの好きだな。
「そういえばそうですね。無意識にやっていましたが癖でしょう」
などと会話してるうちに少しのぼせたようなので俺達はあがる事にした。
「そうですね。僕も少々のぼせたようです。先にあがって涼宮さん達を待たせてもらいましょう」
脱衣場に行き、素早く体を拭いて服を着た。抜かりはござらん。
しばらく待っていると女湯からハルヒ達が出てきた。女の風呂は長いな。のぼせないのだろうか?
「お待たせ!いい湯だったわね」
「お待たせしましたぁ。遅くなってしまってすみませぇん」
お風呂上がりの朝比奈さんは顔を赤らめて色っぽかった。朝比奈さん、美しいですね。このまま俺を天国に連れて行ってくれないでしょうか?
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 05:31:51.32 ID:yxG4TILBO
一方長門は話す代わりに俺を見つめていた。その顔は少し火照っていてとても可愛かった。長門。今すぐ抱き締めたい!
俺が長門に恋におちそうになっているとハルヒが大声を出した。
「お風呂上がりにする事はわかってるわよね!?」
「牛乳ですね?」
「そうよ!さすがに古泉くんね!キョン!あんた遅刻したんだから払いなさいよね!」
なんか納得いかなかったが、遅刻したのは確かだ。たった2分間だがな。
「みんな何にするの?」
「僕はコーヒー牛乳にしましょう」
「俺は普通ので良いな」
「有希は?」
長門が何を飲むのか少し気になる。
「…イチゴ」
長門は短く答えた。イチゴ牛乳か。長門にはピッタリだな。
「私はフルーツ牛乳にしまぁす」
こちらも朝比奈さんにはピッタリですね。
「ハルヒ。お前はどうするんだ?」
「あたしはあんたと同じのにするわ!」
「そうか」
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 05:48:34.15 ID:yxG4TILBO
俺は人数分の金を払い、牛乳を手にとった。
「みんな!風呂あがりの牛乳と言えば一気に飲みよ!わかったわね!?」
黙って従う事にする。喉も渇いてるしな。他のみんなもどう意見のようだ。
「せーの!」
ハルヒの声に合わせ俺達は腰に手を当てて飲み始めた。高校生5人が同じ格好で牛乳を飲んでいる姿はさぞかし滑稽だったろう。同じように牛乳を飲んでいる大学生から小さな笑い声が聞こえた。
はじめに飲み終えたのがハルヒ、次に古泉、俺、長門、朝比奈さんだった。朝比奈さんは少し苦しそう飲みこんでいた。そんなに必死にならなくて大丈夫ですよ。
「他に何かする事はないかしら?」
まだ何かするつもりなのかコイツは?
「お風呂にも入りましたし、牛乳も飲みました。もうこれと言ってする事はないんじゃないでしょうか?」
「それもそうね!今日は帰りましょう。もう時間も遅いしね。お腹も空いたわ」
頑張るなぁ…
支援
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 06:06:34.23 ID:yxG4TILBO
既に時刻は8時30分を回っていた。
俺達は駅前へと歩き始めた。そこで解散となる。
「それにしても今日は楽しかったですね」
「そうですねぇ。お風呂も気持ち良かったですし」
「そうね!有希も楽しかったわよね?」
長門は無言で頷いた。今日はあまり長門の声が聞けなかった事を思い出して少し寂しくなった。
「またみんなで行きたいわ!」
「そうだな。みんなでまた行こう」
そうこうしているうちに駅前に到着。
「また明日学校で会いましょう」
もちろんですよ、朝比奈さん。あなたに会いに学校に行っているようなものですから。
「では今日はこれで失礼します」
じゃあな古泉。さらばっ!
「……また、明日」
長門また明日文芸部室で会おう。きっとだぞぉ!
残るはハルヒ。
「キョン…」
「どうしたんだ?また明日な」
「…キョン!」
支援
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 06:08:00.88 ID:yxG4TILBO
背中が温かくなった。
首を後ろに向ける。
少しの間状況を把握出来なかった。
どれくらい時間が経っただろうか?俺はようやく理解した。ハルヒに抱き締められていたんだ。
「ど、どうしたんだ?」
ハルヒに声をかけるとハルヒは慌てて離れた。
「な!なんでもないわ!じゃあね!」
「おい!ハルヒ!」
俺の声も耳に入らないようにハルヒは走り出してしまった。
しばらく俺はその場に立ち尽くしていた。こりゃ風邪ひいたな。
「看病してくれよな」
終わり。
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 06:21:52.91 ID:yxG4TILBO
疲れたw
しかし何か書きたいネタはあるかい?
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 06:22:24.23 ID:MfNGFb4d0
最初時間が戻ったりしてアレッて思ったら
二人の人が同時に投下していたことに気が付いた・・・
>>50,55,57,60,61,63,64,66,67,69,70,71,73,75
>>51,54,59
二人ともGJ!!
楽しませてもらいましたっ!!!
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 06:43:27.04 ID:yxG4TILBO
キョン「ゆきりん!」
長門「…はーい」
ゆきりん保守
「いっちゃん!」
「キョンたん!」
「…長門、物凄くリアルな声真似、やめてもらえませんか?」
「……そう」
朝っぱらから何やってんだ俺、保守
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 07:04:06.33 ID:yxG4TILBO
キョン「長門」
長門「………」
キョン「長門?」
長門「私の事はゆきりんと呼ぶようにお願いしたはず」
ゆきりん保守
キョン「珍しいな、お前が弁当だなんて」
ハルヒ「今日はそういう気分だったの。あ、そのおかずもらいっ!」
キョン「おい!人のおかずを勝手に取るな!」
ハルヒ「いいじゃない、変わりにあたしのあげるわよ」
キョン「えーっと、じゃあこの卵焼きをもらうか」
ハルヒ「……どう?」
キョン「どうって?」
ハルヒ「味に決まってんでしょ!」
キョン「あぁ美味いよ」
ハルヒ「そ、そう!じゃあこれも食べなさい!あとこれも!それからこれも!
何だったらあたしがあんたの分のお弁当作ってきてあげよーか?でも誤解しちゃだめよ?団員の健康管理は団長の務めなんだから!」
藤原「ううーー…なんだか身体が…」
九曜「───ダーリン───?───」
藤原「うう…」
九曜「───すごい───熱…───」
藤原「…うぅ…う…」
藤原「…あぁ…冷たくてきもちいー……ん? 氷枕?」
九曜「───zzz…───ダーリン…───」
藤原「…まさかこいつ…一晩中看病してくれてたのか? 裸エプロンで。」
九曜「───zzz…───はやく───よくなって…───」
藤原(は! 何てことだ…! この黒の塊が一瞬でも天使に見えてしまうとは!)
九曜「───ん…───」
藤原「…よ…よぅ」
九曜「───ダーリン───!───」
がばぁっ
藤原「うわっやめ…」
九曜「───完治の───キス───」
藤原「やめろぉっ」
ドンッ
ドサッ
藤原「…!?」
九曜(ぽろぽろぽろぽろ)
藤原(…な、泣いてる…?)
九曜「───うう…───ダーリン───…ひどい───」(しくしく)
藤原(こ…今度は泣き落としか? その手には引っかからねぇぞ!)
九曜「───うぅ…───…わたし───実家に───帰らせて───頂き───ます───」(しくしく)
藤原「あぁ帰れ! 帰れ! 二度と戻ってくんじゃねぇ!」
九曜「───うう…───」(しくしく)
藤原「とっとと出てけ」
つづく。
このパンジー野郎!九曜を泣かせるんじゃねぇ(`д゚メ)ゴルァ
九曜の実家ってどこですかwww
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 08:02:01.60 ID:Os/px3xIO
保守
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 08:35:01.07 ID:Os/px3xIO
保守
90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 08:53:27.67 ID:+12K3fHU0
保守
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 09:00:46.27 ID://KSL2Ys0
>>80 古泉……いつから長門を呼び捨てにする関係に…(;´Д`)ハァハァ
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 09:07:54.24 ID:44/rXQo5O
言えない…
>>80のセリフはキョンだなんて言えない…
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 09:28:57.15 ID:Os/px3xIO
保守
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 09:33:54.91 ID:RpuqZ5XwO
ほ
96 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 09:54:30.28 ID:4Ki8LNsk0
hosyu
97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 09:58:37.17 ID:5VjucxIZ0
>>93 僕は最初からキョンの台詞だと思っていましたが、
言われてみればセリフの前半はキョン風味で後半の敬語は古泉風味ですね。
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 10:06:14.31 ID:lngreKap0
大学行く前にホシュっとく
99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 10:08:58.61 ID:ZA4LoKJ7O
最近になってハルヒにはまった保守。
100 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 10:15:02.06 ID:worimILKO
キョン「ハァ!ルゥ!ヒィー!!」
ハルヒ「キョォァォオンんん!」
ほ
102 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 10:47:28.29 ID:Os/px3xIO
ほしゅ
103 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 11:14:40.18 ID:Os/px3xIO
保守
104 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 11:15:20.41 ID:ASObHbA0O
携帯の電池切れそうだ保守
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 11:37:30.00 ID:worimILKO
ほ
ん
「ま、待って! 待ちなさいよキョン! 手、繋ごうよ!」
「うるさいな。いいから早く帰るぞ」
「手、繋いでくんなきゃあたし帰らないわよ……?」
「そーか。じゃあまた明日な」
「あーもうっ! 冗談だからもう少し優しくしなさいよ! あんたは冷めすぎなのよ!」
「お前はベタベタしすぎだけどな」
ツン+デレカップル保守
新しいのキタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!
110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 12:34:00.22 ID:Os/px3xIO
ほっしゅ
CoCo壱行ってくる
保守
キョン「なぁ長門、おまえ的にCoCo壱のカレーはどうなんだ?」
長門「問題ない。全てののメニューはすでに私好みの10辛に情報改変済み」
115 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 13:12:52.40 ID:8Pqj4VVuO
カレーよりカレーうどん食うべし
保守
117 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 13:25:07.98 ID:yxG4TILBO
キョン「なぁなぁ長門」
長門「なに?」
キョン「お前好きなヤツ居んのか?」
長門「…何故?」
キョン「いや、お前の好きな人って気になるんだよ」
長門「…言わない」
キョン「どうしてもか?」
長門「言いたくない」
キョン「そうか…」
長門「…言えない」
てきとうに保守
118 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 13:26:31.77 ID:yxG4TILBO
>>88 俺の作品を読んでくれた人がいるとは
ありがたい
>>118 去年の7月から居る俺は、どんなネタでも読んでますw
プリンスレに来ない日は無かったくらいだぜ…
120 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 13:33:37.01 ID:yxG4TILBO
>>119 そうかw駄作とは言え読んでくれる人がいるのは嬉しいなw
もしかして書き込みしないで読んでくれてる人もいるのか?
121 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 13:36:47.60 ID:lcvAqZk3O
保守ついでにage
122 :
サザソのトリビア:2007/05/23(水) 13:37:25.38 ID:hLddWUfP0
なにこのテンションorz
>>120 ROM専も居るんじゃない?
たまに「保守」しか書き込まない人も見るし。
CoCo壱行って北
納豆カレー美味しくないねぇ。
125 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 13:45:34.97 ID:yxG4TILBO
やぁ。なにかネタはあるかい?
>>124 カレーに納豆入れてる時点で邪道だと思う
これについて長門さんはどう思いますか?
128 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 13:59:43.87 ID:/4oJSetuO
今日の授業1回に1度は寝てる保守
129 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 14:16:09.61 ID:ecXrdm3yO
ほす
130 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 14:22:06.99 ID:yxG4TILBO
俺はいつものように朝比奈さんに淹れてもらったお茶を飲みながら窓辺で本に目を落としている長門を眺めているとふと気になってしまった。長門、こっち向いてくれないか?
長門は俺の思考を読み込んだようにこちらを向いた。
「…なに?」
「長門、ふと気になったんだがな。お前は普段料理とかするのか?」
「カレーなら…温めるだけ」
それなら俺も食べた事あるな。朝比奈さんと長門と一緒に食べたカレーはいろんな意味で美味しかった。是非また食べたい。しかしそれは料理とは言えないんじゃないか?長門。次は手作りで頼むぞ。
「作り方を知らない」
「そうなのか?是非俺が教えてやろう!と言いたいのだがな。料理は得意じゃないんだ」
長門は少し残念そうに本に目を戻した。その時ハルヒが名乗りをあげた。
「有希、料理出来ないの?器用そうだからなんでも出来ると思ってたけど意外ね!あたしが教えてあげるわ!任せなさい!」
131 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 14:24:12.43 ID:Se2rxq5pO
支援
132 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 14:35:38.76 ID:yxG4TILBO
「みんな!今から有希の家に行くわよ!」
「なぁハルヒ、長門の手料理は俺も食べてみたいが、今日はもう遅いぞ。幸い明日は土曜日だ。明日にしないか?」
「…それもそうね!明日、9時に駅前集合!いいわね?遅刻したら有希の手料理食べさせてあげないからね!」
俺がそう言うと少し考えた後そう言い放った。何故長門の手料理を食べさせてもらえなくなるのかは知らないが、ハルヒが言うんだからそうなのだろう。
絶対に遅刻するわけにはいかない。今日は寝ないで駅前に行ってやる。
「古泉くん!みくるちゃん!いいわよね!?」
「僕は賛成です。長門が料理を学ぶというのは彼女にとって大きな事の気がします」
「はぁい。あの、役にたつかどうかはわからないですけど…」
古泉がハルヒの意見に反対しないのはいつもの事だ。気に入らん。
朝比奈さんの作った料理なら例え納豆カレーだったとしても美味しくなりますよ。残すヤツがいたら言って下さい。殴り倒してやる。
おい古泉。きさまいつから長門のことを呼び捨てするようになった(`Д´)
古泉に若干の違和感
135 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 14:43:16.30 ID:lmTFUsI50
若干どころではない件
137 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 14:50:26.32 ID:lmTFUsI50
スマン
138 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 14:55:57.09 ID:yxG4TILBO
「ハルヒ、長門には聞かなくて良いのか?主役は長門だろう」
「有希!良いわよ!私が手取り足取り教えてあげるわ!」
「私も料理を学びたい。是非お願いする」
「じゃ、決定!遅れないでよね!」
と言った所で長門が本を閉じた。いつも長門が本閉じるのを部活終了の合図にしている俺達は帰り支度をして、着替えるという朝比奈さんを待った後帰る事にした。
足早に帰宅して俺は早めに床についた。長門の手料理が待ち遠しかったからな。
翌日、俺は8時に目覚めた。十分に間に合う時間だ。抜かりはござらん。
俺が駅前に到着したのは8時50分。
俺が最後なのはいつもの事だ。ハルヒは腕を組んで仁王立ちで待っていた。
とにかく俺は長門の手料理にありつける。いやー楽しみだなぁ。
139 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 14:57:10.51 ID:yxG4TILBO
スマン。間違えた。見直してから書き込みする事にするよ
140 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 14:59:57.50 ID:yxG4TILBO
ハルヒのセリフ
良いわよ!→良いわよね!
142 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 15:13:10.90 ID:yxG4TILBO
「遅いわよ!キョン」
「遅刻はしてないぞ」
「キョン君おはようございます」
「おはようございます。朝比奈さん」
俺が長門を見ると長門は俺に軽く会釈した。いつもの制服姿だな。
「みなさん揃いましたね。さて、どうしましょう」
いつもながら爽やかな笑顔だな、古泉。
「そうね。まずは買い物よ!有希の家に行っても材料が無かったら意味がないわ!」
もっともな意見だ。
俺達はスーパーに向かい買い物をした。ハルヒはカレーを作るのに必要な材料をカゴに入れ、料理のレシピなどが書いてある本を買いあさっていた。その金を払うのは誰なんだ?ハルヒ。お前か?
俺達は会計を済ませ、長門の部屋へ向かった。荷物持ちは俺だ。古泉、お前も一つ持て。
「もちろんですよ。では、お一つお持ちいたしましょう」
さて、辛さはどうなるのかwktk
みくるは甘口でも「辛いですぅ〜」とか言いそうだからなw
支援
145 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 15:27:49.44 ID:yxG4TILBO
「長門さんが料理が出来ないとは、僕も驚きました」
「そうだな。しかし前にコンビニ弁当を持って歩いているのを見たことがあるぞ」
「そうなんですか。これからは長門さんも自分で料理をするようになると良いですね。コンビニ弁当では体に良くありませんから」
「そうだな。しかしそれは長門に関係あるのか?」
「わかりませんね。長門さんに訊いてみてはいかがでしょう」
確かにそれは気になったが、訊くのはやめておこう。そこらへんの構造はきっと俺達とは変わらないんじゃないかとと思うからな。いや、はっきりとはわからんが…
しばらくして長門の住むマンションに到着した。
長門が無言でロックを解除して、俺達は無言で招き入れられた。
しぇーん
しえーん
148 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 15:39:53.26 ID:yxG4TILBO
何か一言聞かせてくれないか?お前に喋らせるとなんか勝った気になる。というのはどこかで聞いたフレーズである。
もちろんはちみつくまさん、ぽんぽこたぬきさんなどと言わせる気はない。
ハルヒは既に長門の部屋に上がり込んでいる。一方朝比奈さんはいつものように落ち着かないようでオロオロしていた。無理して来なくてもよかったんですよ?
古泉はと言うと…まぁこいつはいいか。
長門、お邪魔させてもらうぞ。
「入って」
俺と古泉はテーブルに座るよう言われた。男である俺達は何も出来ないからな。
テーブルの前に座った俺達に長門がお茶を淹れてくれた。長門の淹れたお茶は久しぶりだな。新鮮な感じがする。いや、けっして朝比奈さんのお茶が飽きたという意味ではないぞ。誤解するな。
しーえん
152 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 15:59:44.36 ID:yxG4TILBO
「…飲んで」
「ありがとう」
「ありがとうございます。長門さん」
「いい」
ハルヒは朝比奈さんと長門を連れてキッチンへと向かった。
キッチンはここから見えるようになっていたので、俺達はハルヒ達の姿を眺めるとしよう。
三人はエプロンを着用し始めた。エプロン姿の朝比奈さんはとても良かった。このまま俺のお嫁さんになってください!
一方長門のエプロン姿はなかなか似合っていた。結婚してくれ!長門!
「さっそくはじめるわよ!有希!とりあえず包丁とまな板を用意して!」
長門は頷いてどこからかまな板と包丁を用意した。一応持っていたんだな。
「エプロン姿のみなさんも新鮮ですね。いい眺めです」
「そうだな」
「みなさんとても似合っていますね。あなたはどなたが好みですか?」
153 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 15:59:55.02 ID:+Xjt5C4n0
保守
支援
155 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 16:15:48.72 ID:yxG4TILBO
うるさい。バカ。黙れ。どうだっていいでしょ!んな事!と答えたかったがここは黙っておくとしよう。
俺が黙っていると古泉は肩をすくめた。またか古泉、その動作は見飽きたぞ。別にやめろとは言わないがな。
再びキッチンに目を戻すと長門が包丁を手にしていた。どうやら材料を切っているようだ。
「有希!そんな手つきじゃ手を切るわよ!左手は猫の手よ猫の手!」
「…猫?」
長門は助けを求めるように俺に視線を向けた。いや、俺を見られても困るんだが。
とりあえず俺は空中に猫の手を作って見せてやった。すると長門は理解したようで、材料に目を戻した。
ハルヒは何か声をあげて長門に指示をしている。
朝比奈さんはというと、する事がなかったのか俺達にお茶を持ってきてくれた。いつもはメイドさんの姿でお茶を淹れてくれているので、エプロン姿で淹れてくれたお茶はとても美味しかった。
ありがとうございます。少しお話がしたいですね。
支援
157 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 16:30:19.71 ID:F/nk4K8XO
携帯から保守
158 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 16:37:07.41 ID:yxG4TILBO
「朝比奈さんは普段料理するんですか?」
「あ、お弁当とかは作りますよ。でも時々失敗しちゃうんです」
朝比奈さんがおかずをお弁当箱に詰めている姿は容易に想像できた。朝比奈さんがどう盛り付けるかに悩んでる姿は実に似つかわしいじゃないか。
朝比奈さんについて妄想の海へ船を漕ぎだそうとしているとキッチンから大声が聞こえてきた。
「ちょっとみくるちゃん!サボってるんじゃないわよ!さっさとこっちに来なさい!」
「あ、すみませぇん!今行きまぁす」
朝比奈さんが悪の大魔王に連れ去らてしまった。助けに行くことは出来ないでしょう。すみません!許してください!
俺が冒険の途中で力尽きてしまった勇者の気持ちになり、大きく溜め息をついた。
支援
160 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 16:56:37.29 ID:yxG4TILBO
再び朝比奈さんを見ると、長門が切った野菜の切り屑や皮などを片付けて、包丁とまな板を洗っていた。
どうやらもう野菜は切り終えたようで、長門が鍋を用意していた。
先に言っておくが、作者の料理に対する知識は皆無である。多少違っていても軽く流してもらいたい。
長門はハルヒに言われた通りの順番で野菜を炒めている。古泉、カメラ持ってないか?この姿を是非写真に残したい!
「残念ながら持っていませんね。」
「これからは持ってくるんだぞ」
「はい、そうしましょう。そういえば長門さんは好き嫌いとかあるのでしょうか?」
「そうだな…気になる。肉はあまり好きそうじゃないな」
「それはなんの先入観ですか?直接訊いてみてはどうです?」
支援
162 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 17:10:03.04 ID:yxG4TILBO
そうだな。今度訊いて見るとしよう
しばらく古泉と会話をしていると、キッチンの方から良い香りが漂ってきた。その匂いを嗅ぐと途端に腹が減った。
長門の手料理だ、どんな味がするんだろうな。とてつもなく甘いのだろうか?それともとてつもなく辛いのだろうか?
ルーは長門が選んだようだったので、食べてみるまでそれはわからない。極端なのはやめてくれよな、長門。
「完成ね!有希!」
長門はハルヒを見て頷いた。
「お腹へりましたぁ。」
「できあがりましたか。どんな味がするのかとても興味がありますね。早く食べたいです。」
「腹も減ったし食べようぜ」
「そうね!みくるちゃん、食器を用意しなさい」
「はい」
朝比奈さんが人数分の食器を持ってくると長門がよそってくれた。
支援
sage
165 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 17:23:44.41 ID:yxG4TILBO
ハルヒは全員にカレーが行き渡ったのを確認して口を開いた。
「有希の手料理なんだからね!クラスの男子が泣いて羨むわよ!謹んで味わいなさい!」
「長門さん、いただきますねぇ」
と朝比奈さん。
朝比奈さんはカレーを口に運んだ。…朝比奈さんの動きが止まった。みるみるうちに朝比奈さんの顔は真っ赤になり、汗が吹き出していた。
「お…美味しいですぅ…感動しましたぁ!」
朝比奈さんはお茶口に含んで涙目になりながら答えた。
覚悟しよう。
「長門、いただくぞ」
そう言ってカレーを口に運ぶ。しかし、思っていたよりは辛くなく、俺としてはちょうど良かった。
長門は感想を求めるように俺を見つめている。
「とっても美味しいぞ。今までで食べたカレーの中で一番美味い!」
支援
167 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 17:36:57.41 ID:yxG4TILBO
その言葉を聞くと、長門は一瞬微笑んだように見えたのは気のせいではないだろう。
ハルヒは既に半分以上たいらげている。もっと味わったらどうだ?
「だって美味しいんだもの」
とハルヒ。
「とても美味しいですよ。はじめて作ったとは思えませんね。将来カレー屋を開いてはどうでしょうか?」
古泉は少し過大評価している気がするが、長門がカレー屋を開いたら是非俺も行きたい。市販のルーでどうやったらここまでの味が出せるのか教えてほしいね。
「それは、禁則事項」
長門は教えてくれなかった。まぁ、聞いたところで俺にこの味が出せるとは思ってないが
「ご馳走様。美味しかったよ。ありがとうな」
みんなが食べ終えた頃に朝比奈さんを見てみると、朝比奈さんは涙目になりながらまだ食べていた。その姿はとてもけなげで可愛く思えた。古泉、今すぐカメラを!
支援
169 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 17:50:39.27 ID:yxG4TILBO
「ご馳走様でしたぁ。美味しかったです」
朝比奈さんが食べ終えたようだ。どうやら辛いものは苦手らしい。しかし残すのは悪いと思ったのかきちんと完食していた。
カレーを食べ終えた俺達は長門の淹れてくれたお茶をのみながらくつろいでいると、ハルヒは買ってきた料理本を長門に見せていろいろ教えこんでいるようだ。
長門も興味深そうにハルヒの話を聞いている。
そんなこんなでこの日は解散となった。
長門、今度またなんか作ってくれないか?
「…わかった」
「きっとだぞ」
そう言い残し、俺達は長門の部屋を後にした。長門がわかったと言った時、心なしか嬉しそうだった。
171 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 18:02:19.41 ID:yxG4TILBO
それからしばらくたった日の事だ。
朝の人が少ないうちに長門が俺を訪ねてきた。
「今日の昼休み、すぐに文芸部にきてほしい」
「見せたい物がある。授業が終わったらすぐに来てほしい」
「わかった。お前の頼みとあっちゃあ断るわけにはいかないな」
そう告げると長門は背を向けて歩いて行った。その足取りは軽いようだった。
俺は昼休みになるのを待って、チャイムが鳴るのと同時に文芸部室へ急いだ。
扉を開けると既に長門が待っていた。四角い包みを2つ抱えて。
「お弁当…あなたに食べてほしい」
「俺にか?」
「…そう。あなたに、食べてほしい」
長門は少し照れるように言った。その顔は少し不安げで、抱き締めたら壊れてしまうのではないかと思う表情をしていた。
支援
wktk支援
まぁ本当は書きながら投下はよろしくないんだけどな
175 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 18:13:01.29 ID:yxG4TILBO
「ああ。ありがとう。嬉しいよ」
そう答えると、長門は微笑みながら俺にお弁当を手渡した。俺はとても嬉しい気持ちになった長門の弁当食べれるというのもあるが、それだけではない。長門に人間らしい一面ができた事が何より嬉しかった。
いつか。長門が俺達と同じ普通の人間として生活できる日が来ることを願いながら、長門と一緒に弁当を食べ始めた。あれからいろいろ練習したのか、それはとても美味しかった。
その一時が幸せだった。きっと長門も同じ事を思っているに違いない。
終わり
176 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 18:32:00.50 ID:yxG4TILBO
ほしゅ
177 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 18:40:30.80 ID:Os/px3xIO
乙!
178 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 18:41:45.98 ID:+Xjt5C4n0
乙
179 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 18:48:54.29 ID:yxG4TILBO
不評だったかorz
次はもっと良い作品を書いてみせる
180 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 19:08:05.89 ID:yxG4TILBO
保守
181 :
以下、VIPにかわりまして名無しがお送りします。:2007/05/23(水) 19:08:08.69 ID:voRQryn70
保守
182 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 19:12:34.78 ID:lngreKap0
夕飯は素麺保守
「眠いな」
「あ、じゃあ放課後に屋上で昼寝するわよ!」
「いや、SOS団があるだろ」
「そんなの臨時休業よ! あんたのためなら……」
「みんなに迷惑がかかるだろ。普段通りだ」
「……バカ」
ツン+デレカップル保守
>>179 空気さえ読んでたら書きながらもアリだと考える。時間帯的にもね。
ただ昨日みたいに、他に投下してる人が居るのに書き落とすなどは自重した方がいいが。
あとカレー出来るの早すぎじゃね?いやレトルトだとこんなもんか……
185 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 19:25:44.28 ID:EHrGM6wN0
落下早い保守
186 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 19:29:57.13 ID:+QdGaPrK0
古泉「ハッピーバースデー! イヤッホーーーウ!」
みくる「おめでとう」
キョン「気持ちはありがたいが、そもそも俺、今日誕生日じゃないんだけど」
古泉「まあいいじゃねえかそんな小さいこと! まあなんだかんだでハッピーバースデーイヤッホーーーウ!」
キョン「いやそこ一番大事なトコだろ!? だから近所迷惑だから! うわ、シャンパンやめろ! 絶対暇だったからやってるだけだろ!」
ハルヒ「そう邪険にしないでよ。プレゼントも持ってきたことだし。はい、プレゼント」
キョン「……何これ?」
ハルヒ「ペアを組む準備体操で一人あまってるキョンの隠し撮り写真」
キョン「なんで隠し撮りでわざわざこんなシーンを…?」
みくる「ふふ、そういえば毎回あまってる人っていますよね」
キョン「失礼な、俺は毎回そんなんじゃないですから」
古泉「ぐふ、それ僕」
キョン「……」
古泉「それ…僕。準備運動はもちろんキャッチボールの時も」
キョン「(さっきからやけに湿っぽいな、あの人)」
ハルヒ「とはいえ私もよ!」
キョン「だったら人の撮るなよ!」
みくる「かく言う私もですわ。いつも余るから体育の先生と組んでるんですよ!」
キョン「名にこのカミングアウト大会!?」
みくる「もちろん長門さんもよね!」
長門「………(こくん)」
キョン「すごいメンツが俺の部屋にそろってる!」
元ネタは某ギャグ漫画。保守
188 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 19:34:13.64 ID:yxG4TILBO
>>184 昨日のってなんの作品だ?
レトルトじゃない。しばらく話をして時間を潰した設定になってるんだ。
189 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 19:46:45.50 ID:Os/px3xIO
保守
190 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 19:54:05.78 ID:lngreKap0
保守
保守
>>188 >>50と
>>51がほぼ同時に同じようなネタを書いた事じゃないか?
まあオマイの方が早かったから悪いってわけでもないかも知れんが、
再読み込みしてお互いどうするか決めてから書き込んだ方がいいな。
昼はともかく、夜は気をつけたほうがいい。
193 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 20:08:23.71 ID:yxG4TILBO
>>192 わかった。これからは気をつける。わかりやすい説明ありがとう
194 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 20:20:07.62 ID:+Xjt5C4n0
保守
195 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 20:22:42.12 ID:yxG4TILBO
キョン「一万年と二千年前から愛してる」
キョン「八千年過ぎた頃からもっと恋しくなった」
長門「私はあなたを一億と二千年後も愛してる」
長門「あなたを知ったその日から私の地獄に音楽は絶えない」
てきとうに保守
196 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 20:34:05.39 ID:+Xjt5C4n0
保守
198 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 20:35:52.27 ID:qZfzYjsCO
>>192 わざわざ言い直してくれてありがとう。でも俺が言ってるのは前スレのことなんだ。
過ぎたことだからもういいけどね。
まぁ昼とかは適度に保守がわりになるからむしろ推奨
ハルヒ曲目当てで楽譜買ったんだがでしょでしょの「こーたえがー」の後の間奏が
カットされててむかついた的保守
201 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 20:49:06.14 ID:yxG4TILBO
保守
202 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 20:59:25.55 ID:+Xjt5C4n0
保守
203 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 20:59:28.41 ID:Aa98mJlP0
保守
204 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 21:02:49.69 ID:+QdGaPrK0
ねたちょーだい
>>205 梅雨
ハルキョン
みくる成分
鶴屋さん成分
適当に挙げてみた。ごめん、適当過ぎるなw
207 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 21:17:05.61 ID:GGCxfaHk0
208 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 21:21:08.30 ID:bABnunsH0
なんか知らないけど最近ここを見ると
腹が満たされる気がする
210 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 21:28:41.82 ID:xjI2Th70O
死ねよ
211 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 21:41:29.91 ID:Aa98mJlP0
保守
>>212 まさか採用されるとは…
wktkして待ってますんでw
214 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 21:57:47.02 ID:+QdGaPrK0
保守
215 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 22:12:38.73 ID:lngreKap0
もう蚊が出た保守
216 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 22:27:05.79 ID:lyK/b92kO
wawawa忘れ保守〜♪
217 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 22:32:09.35 ID:+QdGaPrK0
ハルヒ「ちょっとキョン! あたしのプリン食べたでしょ!?」
キョン「え、あ、すまん。あれお前のだったのか」
ハルヒ「団長である私の食料に手を出すとはいい度胸じゃない。罰として、今日帰りに私にパフェをおごりなさい」
キョン「やれやれ。つまみ食いのつもりが、高い物になっちまったな……」
ハルヒ「あ〜、食べた食べた。おいしかったから3杯も食べちゃったわ!」
キョン「とんだ散財だぜ。これで今月はなにも買えないな」
ハルヒ「じゃ、今日はこれで帰るわ。今後、気をつけなさいよ」
キョン「分かったよ。高い授業料だった」
キョン「さて、俺も帰るか」
谷口「キ、キョン……」
キョン「た、谷口!? どうしたんだ、その怪我は!? ボロボロじゃないか」
谷口「遅かったか……。やられちまったな、キョン」
キョン「やられたって、何が?」
谷口「あのプリンは、涼宮の罠だったんだ」
キョン「罠?」
保守
218 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 22:37:22.92 ID:+QdGaPrK0
谷口「そうだ。あのプリンは、涼宮一味がお前にわざと食べさせるために配置してあった罠だったんだ」
キョン「どういうことだ、谷口。おい、しっかりしろ!」
谷口「要するに、お前がプリンをつまみ食いした罪悪感につけこんでパフェをおごらせようという、涼宮の罠だったってことさ」
キョン「な、なんだって!? それで、あんなこれみがしな場所にプリンがスプーン付でおいてあったのか!」
谷口「たまたま真実を知ってしまった俺が、お前に真相を知らせようとしたんだが……。SOS団一味に捕まって拷問を受けたってわけさ」
キョン「SOS団が、こぞって俺をハメようとしたって言うのかよ!?」
219 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 22:38:14.63 ID:EEUxYP3C0
なんという陰謀wwww
キョン以外黒いって珍しいパターンだなw
221 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 22:41:10.46 ID:+QdGaPrK0
キョン「許せねえ……。パフェのために俺を罠に落としいれ、唯一無二の俺の親友、谷口をこんな目に遭わせるなんて!」
谷口「キョン、俺はもう、ダメだ。最期に、お前に、本当のことを伝えられて……良かっ……た………」
キョン「た、谷口いいぃぃぃ!!」
谷口カワイソス(´・ω・`)
>>221 佐々木「キョン……唯一無二って僕の立場は一体……」
224 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 22:45:48.07 ID:H2in110P0
谷口「ああ・・・・・あいつはおいしそうなプリンをターゲットの手の届くところに置くんだ」
キョン「・・・・・・・お、おい・・・・」
谷口「そして、つい食べてしまう。俺も気づいたら開いてたチャックにプリンがあって・・・・グフッ」
キョン「谷口!?大丈夫か!?つかなんでチャック?」
谷口「はぁはぁ・・・食べた後涼宮は言ったんだ『あたしのプリン食べたわね!こっちこい!』って」
キョン「・・・・」
谷口「ストレス発散させろって言われてボコられたんだ・・・・。国木田もやられた」
キョン「国木田は無事なのか?!」
谷口「あいつはノートを開いたらプリンがあったそうだ・・・そのあと涼宮に
『亀田の真似』とかで噛み付かれて・・・バンソ−コーだらけの姿で泣きながら帰っていったよ・・・・グホァッ!」
谷口「WAWAWA・・・・・わs・・・・・・・」
キョン「谷口ィィィッ!死ぬなあああ!!!」
適当に書いてみた
225 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 22:46:20.63 ID:+QdGaPrK0
古泉「やれやれ。僕の詰めが甘かったようですね。逃げられた挙句、あなたにプリンの件を話されるとは」
キョン「古泉、お前らが、本当にお前らが俺を罠にはめ、谷口をやったのか!?」
古泉「だとしたら、どうだと言うんですか?」
キョン「決まっている、谷口の仇をうつんだ!」
長門「………無駄なあがき。思いとどまるべき。あなたでは我々には勝てない」
みくる「ごく普通の一般人のキョンくんに、私たちと戦う力があるんですか?」
キョン「長門、朝比奈さん」
226 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 22:47:56.36 ID:+QdGaPrK0
>>223 佐々木はキョン的には、親友じゃなくて友人ということで。
>>224 よし、続きはキミに任せた!
227 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 22:48:42.11 ID:H2in110P0
嫌だ!目に付いたからパクっただけだ!
あぼーん
229 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 22:51:43.98 ID:eYgpxhlxO
wktk
みくる「キョン君、こんな時間に呼び出してごめんね」
キョン「いや、朝比奈さんからの呼び出しならば、たとえ夜中の2時にでも来ますよ」
みくる「ありがとうキョン君・・・私ね、未来に帰ることになりました。最後にキョン君だけにお別れがしたくて」
キョン「ちょ・・・ちょっと、あまりに急じゃないですか。いつ帰るんです」
みくる「あと30分くらいかな・・・いきなり帰還命令が出ちゃって。最優先事項でキャンセル出来ないの」
キョン「今からでも遅くない! ハルヒや長門や古泉たちも呼び出しましょう。黙っていくなんてダメです!」
みくる「いいの・・・私がこの時代を去ったら、記憶操作がされて、私がここにいた痕跡は消えちゃうから・・・」
それに・・・最後にキョン君に、聞きたいことがあるんだ」
キョン「・・・何です? 何でも聞いてください!」
みくる「キョン君、涼宮さんのこと好きですよね?」
キョン「なっ・・・なんでそうなるんですか。俺は別にハルヒのことが好きだとか嫌いだとか・・・」
みくる「ふふっ・・・キョン君って本当に素直じゃないんだから。涼宮さんもね・・・
あなたたちがいつまで経ってもそんなことだから、私はキョン君のことを諦める事が出来ませんでした」
キョン「朝比奈さん・・・済みません・・・」
みくる「約束してください。ちゃんと、涼宮さんに告白するって。約束してくれないと、心残りで未来に帰れません
絶対ですよ。振られた私の最後のお願い、聞いてくれなかったら怒っちゃいますよ」
キョン「・・・こんな夢をみたので、俺、勇気を出してハルヒに告白します。朝比奈さん、ありがとうございました」
みくる「変な夢で人をダシにして告白しないで下さ〜い! もう勝手にしやがれですっ! 知りません!」
みくる「キョン君の夢の中の私、あながち想像の存在じゃないんですよ・・・さようなら、私の初恋・・・」
五分後に投下します。支援お願いいたします。
wktk
233 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 22:58:19.25 ID:pz9UC/Qn0
234 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 22:58:30.61 ID:+QdGaPrK0
キョン「何故こんなことをしたのか、まずは聞かせてもらおうか」
古泉「涼宮さんの力のことは、あなたもよくご存知ですよね。涼宮さんは周囲の環境情報を自分に都合の良いように書き換えることができる」
キョン「ああ、よく知ってるさ」
古泉「でしたら、彼女の機嫌を損なうということがどういうことかも知っていますよね」
キョン「遠まわしな言い方はやめて、単刀直入に言ったらどうだ? パフェを食べたがっていたハルヒの機嫌をとるためにこんなことをしたっていうのか?」
古泉「大当たりです。まさに、その通りです」
キョン「ふざけるな! そんなことのために谷口を……!」
古泉「世界の命運と、たった一人の男子高校生の命。どちらが重要かは言うまでもないことでしょう」
キョン「世界の命運とたった一人の男子高校生の命だと!? てめぇらの血は何色だ!?」
235 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 22:59:19.67 ID:+QdGaPrK0
待機完了。支援用意。
2
翌日。グズグズしていた天気がひっくり返ったように空は晴れ、マフラーなしでも耐えられ
る程度には温度計も炭化水素を膨張させているらしかった。俺は通常通り登校し、吉崎と同時
に教室に入って何とか事なきを得て席に着く。
「おはよ」
文字数最小限で挨拶するハルヒは見た目いつも通りだった。……が、
「キョン、先に言っとくけど今年のバレンタインは中止にするわ」
さらっと言って、別段虫の居所が悪そうでもなく窓の外に目をやる。
中止? それじゃやる予定あったのか?
「そんなんどっちだっていいでしょ。ともかく、決定事項だからね。今月は何か他のことをす
るわよ」
一人腕組みして納得しきった風に頷き、俺は介入の余地もなくぽかんとハルヒの不敵な顔を
見つめ、用件は終わりよとばかり挑戦的な目で見られると前を向くより他なくなる。
何なんだ。昨日のあれはお前の中でどう処理されたんだ? さっぱり解らん。俺のほうは誰
の助力も仰げず首を傾げて天地がひっくり返らんばかりだ。古泉が今までいかに俺の思索過程
で重要な役割を占めていたかを痛感する。まるで自立してない子ども状態だと思いつつも、ま
んま俺は子どもだったと思い直す。とは言え自分では少なくともガキではないつもりで、チー
プな表現をすれば微妙な年頃というやつなのだろう。十七といえば人生で最も輝かしい時代と
誰かが言ってそうだしな。
結局ろくすっぽ考えが進展しないままに昼休みとなった。
昼食時も俺は呻吟の様相を露呈していたらしく、しかして昼食の席を構成する三分の一、国
木田が生春巻きを頬張りつつ、
「キョン、えらくぼーっとしてるけど何かあった?」
そうか、考えがまとまらない時の俺はマヌケ面にしか見えんのか。初耳だ。こりゃ今後改善
の余地ありだ。
239 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 23:02:13.79 ID:lngreKap0
支援
支援
241 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 23:02:51.38 ID:+QdGaPrK0
支援
「別に。もうすぐ二年も終わりだと思っただけだ」
ハルヒ相手でもないので口からデマカセだったが、余計な魚の鱗が投げたつもりもない釣り
針に挟まった。
「おうおう感傷に浸ってたのか? 朝比奈さんに鶴屋さんのお二人が卒業しちまうもんな」
センチメンタルとは生涯無縁そうに見える谷口の言葉が鼓膜を妙な具合に振動させる。
卒業。……そう。来月の今ごろは朝比奈さんも鶴屋さんもこの学校にはいないのだ。二人と
もここからそう遠くない大学へ進学するようなことを言っていた気がするが。朝比奈さん、あ
なたはまだ未来へお帰りにはならないのでしょうか。まるで先に月へ帰還することが前提であ
る契約書を提示されたかぐや姫の老夫婦のごとき心境だ。
いつか別れは来る。
それは何も未来人相手じゃなくたって、ここにいる谷口国木田の凸凹コンビやコンピ研元部
長氏に元生徒会長、阪中、そして他のSOS団員だってそうだ。学校があれば、入学と卒業があり、
誰もがいつかやって来て、またいつか出ていく。そこに待ったはない。
本気で谷口の言った感傷とやらに浸かりかけた俺は首を振った。今さら振り返って何をどう
しようというのか。SOS団を取り巻く種々の騒動がハイライトを終えたということは、すでに俺
も体感として解っていることだ。仮にいつどこでどんな別れが訪れてもおかしくはないが、だ
からと言って湿っぽくクサっているのは性に合わない。
「そういうお前にとっても手痛い損失なんじゃないか」
俺が言うと谷口はこいつなりに本気で憂慮する風情のマンガめいた般若顔で、
「あぁそうだな。今現在の北高ランク勢力図は、学年の高さがそのまま質の位を表してる。三
年生がまるまる出て行っちまったとして、その損失を新しい一年が補填できるかどうか」
不純なのか健全なのか解らん理由で上級生を欽仰する谷口だった。こいつくらい風通しのい
い脳内回路をしてればちったぁマシかもしれんな。脳味噌とっかえるのは御免こうむるが。
243 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 23:03:51.37 ID:lngreKap0
支援
支援
245 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 23:04:23.17 ID:pz9UC/Qn0
支援支援
そんなこと言いつつも午後の授業中、俺の頭は回想モードへシフトしてしまうのだった。
普通と退屈に満ちていて、確固たる物理法則によって支えられているとわざわざ信じるまで
もなかった高校入学までの日常。それがハルヒと会ってすべて一変した。この二年の主だった
出来事を年表にして並べたら当事者の一人である俺も苦笑しちまうかもしれない、アホらしく、
それでいて最高に楽しい不思議の見え隠れする毎日。傲岸不遜にわが道を突っ走り、しかし誰
よりも団員を大切に思ってる絶対無二の団長。空気を希釈するような笑みを常としつつも、い
つ終わるとも知れない、速記者が腱鞘炎になりそうな解説ばっかりする副団長。すべてを春色
に変えて、幸福そのものを象徴せんとばかり献身な専属メイド兼副々団長兼プロモーターであ
る先輩。今やしっかりと自分の意識を持って、人としての喜びに触れることができただろう文
芸部部長にして、もっとも多くの危機を共に乗り切った大切な仲間。姉と同じようで違うこと
が他の団員ならばはっきりと解る、遅れてきた六人目の友、文芸部副部長。
頭を疑うような正体を持つ、二度とはめぐり会えるはずもない五人と過ごした、部室での放
課後。
そう、俺に必要なのはあるがままを受け入れる準備だけだった。
SOS団が来年も存続するのはハルヒを見るまでもなく未来年表に記された既定事項なのかも
しれないが、今のメンバーで放課後を迎えることは、あとそう何度もないのだろう。
ひとつ上の学年の先輩が学校の門を出て行く時、俺たちは笑ってられるだろうか。
「本当は準備ができているのではありませんか?」
放課後、部室。かちりと碁石を置いて古泉は言った。俺は何も言ってないはずだがな。
「おかしいですね。僕はこれでも超能力者なのですが」
クスッと新種の笑みを見せて副団長は言葉を継ぐ。有希との日々が始まってからこっち、こ
いつはたまにこうしてくつろいだ笑いをする。
247 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 23:05:03.36 ID:ecXrdm3yO
支援
「あなたが何を考えているのか。今、特別不思議なことが起こってはいないことも勘案すれば
選択肢はそう多くありません」
訪問販売であれば四割近い成功率で業績を伸ばせそうな口調で古泉は言う。シラを切りたか
ったが、それよりも引っかかるのはお前の言葉だ。
確かにお前とその後ろ盾が奔走するような事態にはなってない。だが、お前のもう一つの役
職から見たらそんな穏やかでばかりいられん空気が昨日は去来したんだよ。そっちは無視か。
そう言うと古泉はまたしれっと目を閉じて、
「僕に言わせれば、それこそ副団長として今すべき気遣いは、何もないように思えますが」
二年の腐れ縁によってこちらから望まずとも鍛えられちまった観察眼を持ってしても何が言
いたいんだかさっぱり解らない。意図的に適当なことを言ってるんじゃないかとすら思えてくる。
などと思っていると、二人きりだった部室の戸が開いて長門姉妹が一対のチェス駒のように
して入室した。
古泉と有希はそれが万国共通の挨拶法であるかのように視線を交わし、微笑がデフォルトで
ある長身の方がさっき見せたくつろぎの表情。それに呼応するかのように有希はぱちりと瞬き。
気のせいなどではなく嬉しそうである。……やれやれ。世に言うバカップルというのは、四六
時中ベタベタして総毛が逆立ちするような言霊を互いにつぶやき合うものとばかり思っていた
が、どうだろう、ここにその反例があることを俺はローカルな電波か何かに乗せて発信したい。
「……」
そして物言わぬもうひとつの視線が有希と線対称に俺に向けられていて、
「よ。掃除は終わったか」
と挨拶すると、
「問題ない」
若干ひねたような由梨の言葉は無機質に響く。こいつも最初に比べれば飛躍的に女子高生的
生活に溶け込んでいるな。何より、孤高のオーラを放っていた長門有希に家族と呼べる存在が
できたことが喜ばしい。二人して日夜どんなディナーを囲んでるのか知らんけど。
長門姉妹がそれぞれに座って読書を開始する間、俺は半時ほど無心でいることができ、そ
れを元の乱心状態に戻すのはハルヒではなかった。
249 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 23:05:37.10 ID:lngreKap0
支援
支援
かちり、とまたドアが開き、現れた先輩に俺はどきりとする。
「こんにちはー……」
朝比奈さんは若干慎重に思える手つきでもって入室した。真っ先に目が合った相手が俺であ
った。部室の扉が開くと条件反射よろしく振り向いてしまう癖のせいかもしれない。
国宝認定でもまだ足りないくりっとした二つの瞳をわずかに揺らせ、朝比奈さんは俺からそ
っと……視線をそらした。ように見えた。
どこか申し訳なさそうにして古泉の後ろを通り、制服姿のままヤカンを持ってとんぼ返り、
そのまま廊下に出てぱたんと扉が閉まった。
ちょっと待て。何だったんだ。今避けられたように思ったのは気のせいか?
気づけば俺は古泉との碁を中座して彼女を追いかけていた。廊下に出て水道場まで駆ける。
途中で見慣れた後ろ姿に追いついた。
「朝比奈さん」
「わわっ!」
軽く肩を叩いただけなのに、朝比奈さんは素足でコンニャク踏んづけた時でもこうはいかな
いってくらいに驚いた。
「あっ、キョンくん……」
朝比奈さんはヤカンを落とさずに済んだことに安堵したのか、空いた手でカーディガンの胸
元をなで下ろして、
「どうしたんですか?」
見られるほうの心拍を強制的に上昇させるような、どこか艶っぽい吐息と共に彼女は俺を見
上げた。俺の網膜が間違った映像を送ってきてたのか、さっきのように面を伏せることもない。
「あぁいや、その」
追いついたはいいがうまく言葉が出てこなかった。慌てるとジッパーが締まらないとか、一
気に詰め込んだ食べ物が急には飲み込めないとか、そんな感覚。
何だろう。朝比奈さんとうまく距離が取れない。今までの俺はどんな風にしてこの人に接し
ていたんだっけ? 北高男子垂涎の的たる現役の天使様と?
支援
「お水、汲んできますね」
エサをすくう金魚のように俺が口をパクパクさせていると、朝比奈さんはまた前を向いて階
段を下りてしまった。何となくまた追いかけるのははばかられ、俺は一体どうしてマヌケに廊
下で突っ立ってんだと自分にツッコミを入れて、やるかたなく元来た道を戻る。
再び部室に入ると、宇宙人姉妹と超能力者トリオによる数年前からそのまんまだったんじゃ
ないかってくらいの静寂が滞留していた。
「あなたの番ですよ」
古泉は俺がトイレ行ってたような何でもなさで言った。この件には完全不干渉を貫いてるの
か。だとしたら理由は何だ。それとも普通になっていく日常に慣れちまうことを無意識で拒否
してる俺の単なる思い込みか?
何だか頭が空回ってる感じがして、俺は側頭部をノックして碁石を手に取った。例えば変に
なってるのが俺のほうだったら、こうして見聞きしてるものもすべてダウトなんだから、本当
は何でもないのだと言われてもそこに不思議はない。何が気になってるんだ俺は? 昨日の朝
比奈さんの意外な態度か。それとも卒業式が静なる足音を立てて近付いてきてるからか。
「はぁいみんな!」
ハルヒがドアを壊さない範囲内で最大の音量を立てつつ登場した。が、今はこいつの傍若無
人な振る舞いが心地いい気すらしてくる。ほら、テスト勉強中ボウリングなんかでストライク
出すような爽快感がさ。
ハルヒは最短距離で団長机に向かうとスイッチをつけ鞄を放り、そろそろスプリングがイカ
レてもおかしくない勢いで回転式の団長専用椅子に座って、
「みんな。日曜日は春を先取りすべくみんなで市内を巡るから、予定入れたりしないこと」
いつ決めたんだか知らんが今日は金曜日である。二日前ならば休日に予定を入れるものがい
てもおかしくないが、この二年間異議申し立てを行った人物は皆無で、またそんな急な割り込
みにも誰も何も嫌な顔ひとつしないのは、この団の人員がお人よし揃いなのか無関心揃いなの
か、鈍感揃い踏みなのかは判断しかねる。
254 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 23:08:41.51 ID:pz9UC/Qn0
長門は俺の嫁支援
しえ
支援
もはや不思議探しという単語は登場していないが、そこに俺はツッコんだりしない。解って
るのさ。不思議は無理して探し出すまでもないってことを、そこにいる団長様もな。
そうだ。多くのことはもう過ぎ去った時間の中にある。だからといって俺は後ろ髪引かれた
り未練をのこしたりはしていない。
じゃぁ何が気になってるんだ? まだ何かあるように思えて仕方ないのはどうしてだ。
「あ、涼宮さんこんにちは」
急に耳元でお湯をかけられたように驚いた俺は声のしたほうを見た。朝比奈さんが水を汲ん
で戻ってきたところであり、やはり彼女は普段通りに周囲をパステル調に染める笑みを浮かべ
つつ、とことことコンロに近付く。
「みくるちゃんも。明後日はいつも通り駅前に九時ね」
「あ。はぁい、わかりました」
ハルヒと朝比奈さんの間にいかなる障壁も隔たりも違和も見られない。普段通りに仲良くし
てる二人を眺めていると、いい加減脳内回廊をループするのが馬鹿馬鹿しくなって、俺は肩の
力を抜いて緑茶が振舞われるのを待つことにした。今だけは。
今年の冬も去年に負けず劣らず寒かったが、それでは体感時間はどうなのかと言うと、心な
しか加速しだしている感じがしていた。いや、毎朝鳥類になっちまうかのような肌寒さにはと
っくにうんざりしていたが、去年と比べてつつがない日々が過ぎていくことに身体は慣れ、頭
は何かを主張している。
このままでいいのか。
帰りの坂道を二人組みの三両列車のようにして下りつつ、これがこのまま終着駅へ入線する
ことを拒んでいる俺がどこかにいるのだった。
「それじゃあね、明後日遅刻しないこと!」
ハルヒが乾いた空気を存分に振動させて今日を終える挨拶をする。
支援
「はーい」
にこにこと朝比奈さんが手を振って、
「それでは日曜日に」
古泉がそつなく返答し、
「……」「……」
無言のハーモニーを供として姉妹が顎をわずかに引き、
「キョン?」
「……ん」
俺だけが残されていた。ハルヒが瞳越しに宇宙塵の観察でもしてるような眼差しを俺に向ける。
他団員も同様に、セリフを忘れた役者を見る共演者の眼差しを一点に集める。
「あぁすまん、たまには一番乗りしてやるとも」
「どうだかね。何度聞いたかしら、その文句」
それこそ何度やったか解らないハルヒとの痴話も耳を素通りしそうになる。
「それじゃ解散!」
待ってくれ。と、喉元まで言葉が出かかった。
いっそのこと声になってくれたほうがよかったかもしれない。
「キョンくんお風呂あいたよ」
目に映るのは天井。耳に入ってきたのは妹の声。
「んー」
「キョンくん? どしたの?」
さあな。俺にも解らん。
俺は寝返りを打って本棚にぶしつけな視線を送る。
「お風呂、入んないの?」
卒業といえば、他ならぬこの妹も間もなく小学校を巣立つのである。本当にいつの間にか、
身長が何センチか伸びたようだし、心なしか口調が以前より落ち着いているし、無闇に俺の
部屋に押し入ったりすることがなくなってきた。
支援
「シャミ、キョンくんほっといてあたしと遊ぼう?」
俺の足許で南国風の毬藻と化していたシャミセンを抱き上げた妹は、それきり何を言うでも
なくドアを閉めて出て行った。
「あぁもう」
俺は飛び起きると上着を羽織って、部屋を出る。隣のハンガーに引っかかった先輩特製のマ
フラーに一度手が伸び、やがて空をつかんで下ろされた。
真冬の夜はわざわざ寒いと感想を漏らすまでもなく、いややっぱり寒いもんは寒い。
わずかにでも吐いた息は水分を早速と白い色に変えてたちまち消え、街灯が心細い抵抗を見
せる見慣れきった住宅地は闇の成分が濃く感じられる。
何しに出てきたんだと即行セルフツッコミを入れ、すぐに引き返すのは馬鹿の右肩に小さく
算用数字の二を書き入れるようなものだと思い、とりあえず近場のコンビニまで歩くことにす
る。真冬の夜に散歩するような人物は決まって頭がどうかしている人間であり、俺は紛れもな
くどうかしているのだった。
結局何も装備をしていない首周りから容赦なく冷気が入り込む。そりゃ九時近くともなれば
朝に向けて空気は冷え続ける一方で、見上げると天蓋には感嘆の呟きが漏れそうになるくらい
星が散りばめられていた。
雰囲気的に、古泉が街灯のどれかからひょっこり現れてもおかしくなかったし、むしろ俺は
そんな展開を望んで外に出たのかもしれなかったが、あいつが俺の願望どおりに登場したこと
など今まで一度もなく、かと言ってテレパシーのごとく駆けつけられても体感温度が四度ほど
下がることもまた請け合いだったので、俺は沈黙と孤独による無為なそぞろ歩きを続行する。
モノローグするまでもなく、歩けど歩けど夜の街は静かだった。前進することしか知らない
歩兵よろしく、しかし前に進んでるという心境にもならず俺は歩き続け、
「何やってんだ、俺は」
気づけば駅前の変わり者専用ベンチがある公園まで遠路を踏破してしまっていた。
現在の心理状態を如実に物語る到達地点であり、またここに来たのは数ヶ月ぶりであった。
支援
一体何がしたいんだ。この公園は四次元につながる引き出しでもなければ、夜間限定の出会
いを求める癒しのスポットでもない。そんな無人の敷地に立つ俺はアホ以外の何者でもなく、
今すぐ引き返して風呂に入って寝るべきだと理性が今さらのように主張した。
が、意に反して身体は出勤帰りに屋台に立ち寄るサラリーマンのごとく園内に向かい、ベン
チはいくつもあるのに座ったのはかつて長門有希と待ち合わせ朝比奈さん(小)を起こし朝比
奈さん(大)と何度か話した指定席だった。
未成年でなくとも煙草を吸うつもりなんぞないが、状況的にマッチを擦るカットだろうと思
った。……せめて缶コーヒーでも買ってくるかな。
などと思って首を巡らせると、遥か左方より誰かのものと思しき影が近付いてくるのが解っ
た。さて何者だろう。こんな人もまばらな真冬の公園を散歩する奇特な野郎は。
奇特ではなく奇怪だったりしたら即行逃げようと思いかけた時、どうやら人影は一人でなく
二人であるらしいことに気がつき、やがてシルエットが輪郭をはっきりと浮き立たせ、
「長門……?」
姉妹が季節はずれの亡霊めいた雰囲気で歩いてきた。それぞれ両手にコンビニかスーパーの
ビニール袋を持って、制服の上に色違いのダッフルコートを着ている。
有希と由梨は擬音化できない歩みでもってこちらにやって来て、半歩手前で立ち止まった。
種類の違う処理を施した瞳がマイクロ単位で揺れ、両者が線対称に首を傾げ、
「……あなたも」
「……散歩?」
姉妹続けて一つのセンテンスを繰るのだった。
「まぁそんなとこ……つうかそのまんまだが」
お前ら二人はどうなんだ。「も」って言ったが、こんな真冬に散歩するのか。
そう言うと有希が眼鏡越しに由梨を見て、妹は袋を掲げて
「買い物のついで」
支援
支援
何ともシュールな光景であった。高校生男子が同級生の姉妹に公園で出くわす、くらいなら、
まだ全国探せばありそうなシチュエーションだが、真冬の夜ともなるとまず他に例は見られな
いんじゃないだろうか。
「今日は天気がよかったから」
有希が星のひとつを成分分析するかのように見つめて言った。……まぁ、言葉としちゃあな
がち間違ってないさ。晴れてれば散歩したくもなる。
「夜間に女子があんまり出歩くもんじゃないぜ」
この辺の治安が悪いような話はそう聞かないが、それだってよからぬことをしでかす輩とい
うものは均等にどこにでも現れるだろうしな。この姉妹が世界中の警察官を束にしてかかって
も効かないくらい強いとしてもだ。
そう言うと有希と由梨は二秒ほど俺を見てから頷いた。
「ごめん」
「解っていた」
前者が姉、後者が妹。こういう小さなところに違いがあるのであるこの姉妹は。
「あなたも」
有希が言う。
「あまり長居しないほうがいい。寒いから」
そうだな。それじゃ早々になるが解散するとしよう。
有希は再び頷いて立ち上がり、俺と由梨もそのようにする。
「じゃぁな」
俺が手を振ると、姉妹は来た道と反対、マンションの方角へ歩き出す。
送るべきか半瞬迷い、その場合晩餐に呼ばれたりするのだろうかと妙な考えが沸いたのでや
めておくことにした。これが朝比奈さんであったりしたら100%送り届けるんだろうけども。
支援
……。
また胸中の靄が復活しそうになる。
遠ざかる微妙に色合いの違うショートカットを見やりつつ、螺旋階段を上り下りしそうにな
る俺に、片方が引き返して戻ってきた。
黒髪のほう、由梨である。普通に歩いてこちらにやってくる姿を、有希は振り返って何でも
なさそうに見つめている。
由梨は再び俺の前に来ると、持っていたコンビニ袋をがさがさとやって中から何やら取り出し、
「これ」
缶コーヒーだった。
「あげる」
半ば勝手に手が動いて受け取る。……温かい。
「じゃあ」
それだけ言って由梨は姉の元へと戻っていく。先ほどの俺の心境を読んだかのようなプレゼ
ントより、それ自体を渡してきた由梨が何となく俺を呆然とさせた。
棒立ちを続けた俺は二人の長門が見えなくなるあたりで我を取り戻して、今だ残るスチール
缶の温度と共に家へと戻ることにした。
「ありがとよ」
遅すぎる謝辞を言って。
支援
>>270 乙!
全く先が読めないこの展開。
続きwktk!
挿絵GJ!
272 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 23:26:41.76 ID:Os/px3xIO
あげほ
273 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 23:36:13.67 ID:+QdGaPrK0
保守
274 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 23:39:13.64 ID:yxG4TILBO
ネタはあるかい?
さっきもう上げたでしょ
276 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 23:45:00.85 ID:+QdGaPrK0
「一休さ〜〜ん」 「は〜い」
チャッチャッチャッチャチャラチャッチャ
すきすきすきすき すきっすき あ い し て る
ハルヒ「キョン……私ね、実は……」
キョン「分かってる。何も言うな。何も……」
すきすきすきすき すきっすき 一休さん
とんちはあざやかだよ いっきゅうひん
どきょうは満点だよ いっきゅうひん
キョン「プリンが、食べたいんだろ? いいぜ。食わしてやるよ。はい、あーん」
ハルヒ「あ〜〜ん」
いたづらきびしく いっきゅうひん
だけどけんかはからっきしだよ さんきゅうひん
ハルヒ「おいしいわ」
谷口「よおよお、お二人さん。熱いねえ」
キョン「た、谷口!」
あ〜〜〜あ あ〜〜〜あ
谷口「ナ ム サ ン ダ !」
キョン「うるさいよ、お前」
とんちんかんちん とんちんかんちん
気にしないー 気にしないー 気にしないー
古泉「よそでやってくれませんか?」
277 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 23:45:36.04 ID:yxG4TILBO
いや、別の人。被ったら書きづらい
そこはにょろ〜んで(ry
279 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 23:48:20.07 ID:pyD2VaaW0
あ 普通に返された…
こっちこそごめん。言い方がちゅるやさん風だったからつい…
にょろーん
少し休めばいいと思うよ
実際ここ2日ほどずっとVIPに篭ってるよなw
そろそろ勉強しろwwww
283 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 23:53:07.06 ID:yxG4TILBO
学校行ってないもの…
にょろーん…
286 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/23(水) 23:59:39.10 ID:yxG4TILBO
ハルヒ「ちょっとキョン!学校きなさいよ!」
キョン「いやだ…行きたくない…」
287 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/24(木) 00:03:52.70 ID:AaWM6t2KO
>>283 ニート扱いされるから学校いったほうが身のためだぜニーニョ
それともはしか何かか?
ぬるぽ
288 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/24(木) 00:05:08.86 ID:f0vwz/G10
289 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/24(木) 00:10:29.01 ID:kb0fGy75O
キョン「誰も僕を必要としてくれないんだ。誰も僕を助けてくれないんだ。僕なんか居ても居なくても同じなんだ。むしろ僕なんかいないほうが良いんだ。だから僕なんか死んじゃえ」
セリフ曖昧だorz
最近は大学への長い電車通学の途中で、
携帯で小説を読むのが日課になっている。
「涼宮ハルヒの微笑」が凄かった。
9レスですが、投下していいですか?
292 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/24(木) 00:21:21.05 ID:dksRVrY+0
寝たいときに限って、SSの執筆ペースが上がる俺ガイル・・・眠い。
>>287 はしかって流行ってるんだな。俺は関西なので大丈夫・・・とか言ってたら、早速立命と滋賀大で出たようだorz
立命との合同新歓コンパの前に一応予防接種に行っておくかな。
>>290 あれはもう、ある種の地位を確立した作品だからなぁ
でも実はハルキョン派はちょっと苦手な作品だったり……
今日は金曜日だ。つまり明日は土曜日。
金曜日の放課後らしい開放的でどこか気の抜けた空気を感じつつ、俺は教室を後にした。
今週は順番から行くと、市内探索ツアーのはずだが、気まぐれなハルヒのことだ。先週に引き続き、二人で遊びにいくつもりでいるかもしれん。
先週は植物園に出掛けた。まず植物園見学で、午後はお遊びスポットを楽しむ。
自分ではいいプランを組んだと思ったが、ハルヒは『あっそ』と言っただけだ。もうちょっと盛り上がっても罰は当たらないと思う。
ハルヒはミニタリー風のミニでラップなスカートに、奇妙なデザインの長袖Tシャツ姿で待ち合わせ場所に現れた。約束の20分も前にだ。
「おまたせ。珍しいわね、あたしより先に来るなんて」
ハルヒは、にこやかな表情で俺に言った。
「そうか?」
「そうよ。いつもその姿勢が欲しいわね」
「時間は守ってるぜ」
「SOS団は20分前行動が原則よ。さ、立ち話してないで、とっとと電車乗って出掛けましょう」
ハルヒに背中を押されるように、電車に乗った。
電車を乗り継いで、小一時間。目的地に到着する。
入園料は俺が払うことになる。二人で1000円は高くねえか?
巨大で禍々しいオオオニバスには驚いたが、それ以外はほとんど記憶に残っていない。うっそうと茂った熱帯の植物を見学したというだけだ。
覚えているのは会話ぐらいなもので、なにを見たのかもはや事象の地平線をとうに超えてしまった。
ああ、食虫植物コーナーで非常に興奮した小学生がうるさかったのは覚えている。
その特殊な生態に心奪われる気持ちはわからないでもないが、ほとほどにしておけと忠告したくなった事もな。
植物園を一回りしたが、思いのほか時間が余ってしまった。子供のころは、もうちょっと時間掛かってたように思うのだが。
「ね、限定のお茶だって」
ハルヒが指さす方をみれば、手書きのPOPが下がっていた。
文面には少数民族が飲んでいるお茶だという。植物園でそのお茶の栽培に成功したらしく、主に疲労回復に効果があると書いてあった。
なんだかとても怪しく、しかも一杯200円。高いんじゃねえか?
「せっかく来たんだし、こういうのも楽しまなきゃね」
ハルヒが言う事には一理ある。それは認めよう。
しかし、俺が常に支払うのは理屈にあってないぜ。
そう思いつつも400円が俺の財布から消えた。
298 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/24(木) 00:26:08.02 ID:dksRVrY+0
支援
二人怪しげなお茶入りの紙コップを持って、植物園の外に出た。
観光地にあるようなパラソル付きプラスチックテーブルが数十脚おいてあった。
だれもすわっていないのは、どういう理由なのかわからない。
「日差しは強いけど、風はまだ涼しいわねえ〜」
「ああ」
庭園はよく手入れされているように見える。大きなメタセコイアが小さく揺れる程度の風が吹いている。海も近い。潮風を感じると、気分も安らぐってもんだ。
ハルヒは誰も座っていないテーブルをいろいろ吟味している。どういうポイントで選んでいるのか定かではない。
しばらく歩いて、やっと気に入ったテーブルが見つかったようだ。テーブルにお茶を置きながら、椅子に腰掛けた。
俺はハルヒの対面に腰を降ろした。すると、ハルヒがバッグを渡してきた。
「きっちり管理してなさい」
ハルヒはそういうと、お茶に口をつけた。
一瞬眉をひそめたが、何事もなかったようにゴクゴクと喉を鳴らしている。
どうしてこいつはお茶を落ち着いて楽しむということをしないのか分からないが、あっけなく紙コップは空になった。
しばらくは普通の会話を楽しんでいたのだが、突然ハルヒが妙な事を言い出した。
「そういえばさぁ、あんた、なんであのとき佐々木のこと書かなかったのよ?」
なにが『そういえばさぁ』なのかよく分からない。それまでの話となんら関連はないようだ。
もっとも、今に始まったことでもないといえばその通りで、意味不明なのも今に始まったことじゃない。
「何の事だ?」
「ほら、あのクソ生徒会長に脅されて作ったじゃないの、去年。機関紙をさ」
「ああ、それで?」
「それでじゃなくて」ハルヒはイライラを表情に出しながら言った。「なんで、あのとき妹ちゃんの友達に騙された話を書いたのかってことよ」
ミヨキチに騙された訳ではないし、そもそも生徒会長に脅された訳でもなく、単にハルヒが退屈しないようにと古泉の憎たらしい心遣いだ。
もっとも各方面に対し心優しき俺は、黙ってお茶を一口飲んだ。
マズイという訳ではないのだが、独特の風味が人を選びそうだ。慣れれば悪くはなさそうだが、慣れたいとも思わないな。
1レスに結構納まるんだな支援
「答えなさい」爛々と瞳を輝かせながら、ハルヒが言う。
「塾の行き帰りに一緒だっただけだ。それこそ誰でも経験するような話だ。そもそもオチがあるわけでもねえしな」
「………」ハルヒは手を組み、その上に顎を乗せた。そして黙って俺を見ている。感情を押さえぎみの瞳からは、まるで不可視のレーザービームが放たれているようだ。
俺の話は終わったのだが、ハルヒは何も言わない。じっと俺の目をみていて、身じろぎも忘れたように固まっている。
手を振るか、それとも頬を指でつつこうか迷っているうちに、ハルヒがぼそりと一言漏らした。
「本当?」
「脚色なし、作り話なし、過剰な演出もなしだ」
「夏祭りで浴衣だったからついうっかりとか、市民プールで水着だったから、ついバランス崩してみたとか、中学最後の文化祭、こっそり二人で回ったとかもなしね?」
意味がよくわからんが、どうやら何かいかがわしい事をしなかったか聞いているつもりらしい。そういうラブコメ的展開がそこらに転がっているとでも思っているのだろうか、こいつは。
しかし、正直一番最後については記憶にない。回ったと言われれば回ったかも知れないが、そんなささいな事を数年後も記憶しているわけもない。
ひょっとすると途中で出くわして一緒になった可能性はなきにしもあらずだが、ここはないということにしとくべきだろう。
「ああ。ない」
「本当?」ハルヒは唇をカモノハシのように変形させながら重ねて聞いて来た。
「天地神明に誓ってない」
大きなため息と、ムスっとした顔は納得していないことを露骨に表しているが、ハルヒの口から出てくる言葉はそれとは180度ベクトルが違った。
「そう。分かった」
そして居心地悪そうな表情のまま、耳にかかる髪を払った。
まあ以前に比べればおとなしくなったもんだ。去年の秋は馬乗りで真実を告白しろと迫られたり、冬には窓から突き落とされそうになった。
すべて誤解が元ではあったものの散々な目にあった。あの時、自白剤なんてものがあったなら、ハルヒは躊躇わずに俺に投与していたはずだ。
「お茶、買って来てよ。さっきと違うやつ」ぶすっとした表情でハルヒが言った。
この世の中はあまりにも面白くないので、さてどうやって壊してやろうか考えてる破壊神に見えなくもないし、ただ不機嫌なだけにも見える。
どういう訳か少なからず苛立ちを感じるが、こういう場合は何も言わずに買いに行ってやるしかない。
苛立ちを押さえ付け、いそいそと席を立った。売店にとって返して普通の紅茶と、目に付いた自家製まんじゅうを売店で買い求めた。
これで世界が救えるなら安いもんだ。そう思わないか?
ハルヒに紅茶の入った紙コップを渡し、テーブルにまんじゅうを乗せた紙皿をおいた。
「なによ、これ」
ハルヒはまんじゅうを一瞥すると言った。
「植物園まんじゅうだ」
適当な事を言ったが、ハルヒはふーんという顔を見せて、それとつまみ上げ一口で食べてしまった。
「これ結構おいしいわね」咀嚼しつつハルヒが言った。「食べていい?」
「ああ」
3つ買っておけば、一つは食えるだろうという浅はかな読みは外れた。ハルヒは。次々と胃袋に収めてしまう。
また一気に紅茶を飲み干すと、ほっと一息ついてこう言った。
「ごちそうさま。なかなか気が利くじゃない」
どういう訳か笑顔がこぼれている。まさか朝食抜きって訳じゃないだろうに。
「しっかり食べて来たわよ。ひょっとしてあんたも食べたかったの?」
「いや……」
「遠慮しなくてもいいのに」ニヤニヤと邪悪な笑顔を浮かべながらハルヒが言う。「なんだったら、あーんってしてあげたのに」
何故かこのセリフにムッと来た。いつもなら苦笑で流すところだが、その時の俺はなにかが違った。
俺のことをどうのこうのいう前に、お前はどうなんだ?
「え?」ハルヒはキョトンとした表情で俺を見つめた。
「やっぱり、中学時代に付き合った男にもあーんしてやったりしたのか?」
ハルヒの表情が凍りついた。クルクルよく動く瞳さえ停止した。
「なにを言ってるの?」固まった表情そのままの声で言った。
「あーんしてやったりしてたのか?って聞いてるんだ」
「なにを言い出すかと思えば」呆れた表情でハルヒが言った。「焼き餅焼くところ間違ってるわよ。
第一、あたしから声かけたことなんてないし」
「それでも誘われればホイホイ付いてったんだろう?」
「そりゃ、暇つぶしにね。話したこともないのに、あたしに告白するような奴らが、どう楽しませてくれるのか興味あったから。
ま、所詮中学生よね。ひとつも面白くなかったわ」
「夏祭りに神社のすみっこでとか、ひと夏の経験なんてことあったんじゃないのか?」
支援
これはいい支援
支援
キスの一つや二つ、中学時代の淡い思い出として残っていてもおかしくはない。もちろん俺はない。だが、ハルヒはありうる。男をとっかえひっかえした実績が物を言う。
もちろん体を許した経験も考えられなくはない。それを思うと、心の奥底に青い炎が燃え上がるように感じる。それは嫉妬なのか、それとも別の物なのか。
どちらにしろ事実をしっかり確認しておく必要があるだろう。
ハルヒはわざとらしく肩をすくめ、ため息をついた。
「んなことないわよ。暇つぶしの相手と面倒抱え込む気はないし。ちょっとでもそういう素振り見せた瞬間に振ってたもん」
「本当か?」
「なによ、いまのいままで気にした素振りも見せなかったくせに」ハルヒは頬を膨らませながら言う。「あのね、ちゃんと付き合うのはあんたが初めてなの」
そして小声で付け足した。
「その、キスだって初めてだったんだし……全部あんたが初めてなの」
「どうだかな」
「ホント、どうしたっていうのよ……」ハルヒは小首を振りながら呆れたように言った。
俺はコップに残った茶を一気に飲み干した。独特すぎる香りにむせそうになる。
「さっきのが気に障ったのなら、その……まあ、謝ってやってもいいわよ」ハルヒは唇をとがらせながら言った。「でも気になるのよ、やっぱり。しょうがないじゃない、その……分かるでしょう?」
「自分のことは棚に上げて、か?」
「どうしたのよ……ねえ、いつものキョンはどこいったのよ」
「いつもの俺なら、口先三寸で丸め込めるとでも言いたいのか? あんたが最初って、いままでの男にもそう言ったのか?」
「もういい加減にして!!」ハルヒがバンとテーブルを叩き、険しい顔で俺をにらみつけた。「そうじゃないって、言ってるでしょう!!!」
その衝撃で、紙カップが紅茶を撒き散らしながら宙を舞い、地面に転がった。
奇跡的に服には一滴も掛かっていない。それが何故なのかは考えたくない。
ハルヒは険しい顔のまま、カップを拾い上げた。それをくしゃりと手でつぶすと、テーブルに置いた。
いびつにつぶれた紙コップが、何かに似ているような気がした。
支援
ハルヒは何も言わずにカバンを手にとると、俺に背中を向けた。俺はハルヒの背中を見送るのはやめて、視線を地面に落とした。
終わったという実感が心に広がっていく。心の遠いところには、世界もこれで終わるのかという思いが浮かんでいるが、そのうち消えてしまう。
今の俺にしてみれば、規模が違うだけで、同じことだからだろうか。
そのうちポケットの携帯電話が着信を知らせ、みなが大慌てで事態の収拾に乗り出すのかもしれん。
が、そんな余裕は残されていないかもしれない。
強い風が吹き抜け、景色が滲んだ。目にゴミでも入ったんだろう。それにしても変なゴミだ。痛くもねえのに、涙がこぼれそうだ。
涙がこぼれないように、空を仰いだ。初夏を思わせる空が一杯に広がっていた。空には、白いペンキをハケで塗り付けたような雲が浮かんでいた。
ゴミが入ったんなら、しばらくそのままにしておけばいいだろう。涙が洗い流してくれる筈だ。
俺も席を立って帰ればいいんだろうが、まあそれは後でいい。まだ先でいい。
この場所を忘れないように覚えとかなきゃならんからな。
最後の記憶になるのだろうから。
頬に冷たいものが当たって、椅子から飛び上がるかと思った。
振り向くと、ハルヒが悪戯を咎められた子供のような表情で立っていた。手に缶コーヒーを持っている。それを俺の頬に当てたのか。
「これ飲んで、頭冷やしなさい」口を尖らせつつ、ぶっきらぼうにハルヒが言った。
胸の中に燃え盛る青い炎を無視しつつ、缶コーヒーを受け取った。
ハルヒの顔が見れなくて、背中を向けた。
俺は缶コーヒーのプルトップを開けて、胃にコーヒーを一気に流し込んだ。
心で燃え上がっていた青い炎がどんどん小さくなっていくのがわかる。どういう訳か、夢から醒めたような間隔まで覚える。
一体、全体どうしたってんだ、俺は?
さきほどまでのやり取りが、まるで遠い風景のように感じられる。
肩に手が置かれた。ハルヒの手だった。すこし震えていた。
「帰ったんじゃないのか?」声が途中でかすれるのが自分で分かり、情けない。
「ふん、団長として団員放置して帰る訳にはいかないわよ」ハルヒの声も震えている。「責任を追求されかねないわ」
頭が冷えるまで、二人で風に吹かれることにした。
支援
シエンヌ
「ちょっと、歩こうか」
ハルヒにそう言われて、立ち上がった。ハルヒに押されるように歩きだした。
「………すまん。ちと言い過ぎた」
「今回は許したげる」ハルヒは、堅い笑顔を浮かべた。「普通だったら、一発で別れるんだからね。次は謝ったって絶対許さないわよ」
「分かった」
「でも、突然どうしたってのよ。これまであーゆーこと気にした素振りもなかったのに」
「正直、自分でもなんであんなことを言ったのかわからん。……まあ売り言葉に買い言葉……にしては度を過ぎてたな。重ねてすまん」
「まあ、あたしもいまさら佐々木がどうとか聞いたりしたしね。……あんたが隣にいてくれれば、それでいいのに」
「俺も同じなんだが……」
二人で首をひねってたが、答えらしき物には到達できそうにない。
やがてハルヒが、穏やかな表情を浮かべつつ、こう言った。
「まぁいいわ。焼き餅が過ぎることもあるでしょ。そういうことにしましょう」
「そうだな。ところで蒸し返すようだが、あの時に佐々木と塾に通ってた話を書いてたら、お前はどうしてたと思う?」
「多分、これだけじゃないでしょ全部書くのよ全部!!って詰め寄ってたわね」
「同じ結果か。しかもオチもねえし、没決定ってところだな」
「オチがないんなら、作ればいいのよ。例えばそうね、成績が上がったご褒美に、純潔もらっちゃいましたオチとか、成績が上がっておまけに彼女も出来ましたオチとか、逆に彼女は出来たけど成績は下がって結局振られましたオチとか。
いくらでも考えられるじゃない。それが創作の醍醐味よね」
「なるほどな」
「もっとも、あんたがそういう話書いたら、あたし意味もなく暴れてたかもしれないけどね」
ハルヒは冗談めかして笑った。が、原稿を破り捨て、ノートパソコンを放り投げて破壊するこいつの姿が容易に想像できる。
そして非難めいた視線の古泉、液体窒素より冷たい視線の長門、そしてただおろおろするだけの朝比奈さんに囲まれて、小さくなる俺なんてのもいたかもしれん。
過去の俺に感謝してやってもいいだろうな。
敷地をずんずん進んで行くと、海に出た。下は岸壁らしく、金属製の柵が設けられている。岸壁に沿うように遊歩道もあるのだが、人どおりはなかった。
ハルヒは柵の前に立つと、大きく深呼吸を始めた。俺はハルヒの隣に防風林のように立ってやる。潮風がちと冷たいからな。
俺は遠くに大きな建物を指さして、あれが目指すお遊びスポットとハルヒに教えてやった。
買い物、食事、屋内型遊園地、その他さまざまな施設で皆様のお越しをお待ちしておりますとウェブページに書いてあった。
支援
「ふーん。で、ここからどうやっていくの? まさか泳いで?」
ハルヒが不思議そうな顔で言った。
「バカか。近くに水上バス乗り場がある。そこからあそこに行ける」
「バカとはなによ、バカとは」
ハルヒは顎を持ち上げ、抗議するような目で俺を見ている。尖らせた唇は艶やかに光っている。唇につけてるのはリップクリームなのか口紅なのか、どっちなんだろうか。
「あ、目が変。やらしいこと考えてるでしょ?」
「まあな」
勝負は一瞬で決まる。回りを確認したり、ためらっている余裕はない。キョトンとしているハルヒの腰に手を素早くそえた。
「え?」ハルヒが戸惑っている今しかチャンスはない。そっと抱き寄せて、軽く口づけを交わした。
かすかに桃の香りを感じた。やっぱりリップクリームなのか?
「バ、バカ、いきなりなにすんのよぉ」唇を手で押さえながらハルヒが言った。「誰かに見られたらどうすんのよ、恥ずかしいじゃない」
「誰もいねえよ」
そう言ったとたん、犬を連れた飼い主が横を通り過ぎて言った。『わたしはなにも見てません』といいたげな表情をしているということは、見られたのか。
くそっ、ぬかったぜ。
「ほら」ハルヒが俺の脇腹を軽くつついた。「見られたじゃないのよ」
ハルヒは恥ずかしそうに俺をにらみつけている。耳まで赤く染まっていた。
「すまん」視線を逸らして、頭を下げるほかなかった。
「バカ」ハルヒが俺の靴を軽く蹴った。「バカバカバカバカ」
ハルヒは声に合わせて靴を蹴ってくる。俺は屈辱に耐えるほか術がなかった。
長い回想はこれにて終わりだ。もう部室に到着した。ノックをしてから開けるのは、当然の礼儀だよな。ないとは思うが、誰か着替えているかもしれんしな。
「どーぞー」のんきなハルヒの声が、部屋の中から聞こえた。
扉を開けると、全員勢揃いしている。エプロンドレス姿の朝比奈さんはホウキを手に掃除していたし、古泉は一人将棋を楽しんでいる。
長門は定位置で黙々と読書に励んでいるし、ハルヒはなぜか期待に満ちた目でこっちをみていたが、それも一瞬の事だった。
支援
「なんだ、あんたか」がっくりとした声で迎えられるとは思わなかったな。
「なんだとはまたご挨拶だな」
「新入部員が来たんじゃないかって思ったの。ぬか喜びよ。ああがっかり〜」
ハルヒはおおげさに肩をすくめると、PCに向った。文章を打ち始めたのか、カタカタとキーボードを鳴らしはじめた。
俺はカバンを長テーブルに置いて、定位置に腰掛けた。
「今日は人生ゲームでもやりませんか」
「ま、なんでも構わないがな。どうせ勝つのは俺だ」
「ふっ、たまには勝たせていただきますよ」
古泉は立ち上がり、ゲームがしまってあるロッカーを開け、人生ゲームの箱を取り出した。
「そうそう。ちょっと興味深いお話を仕入れたんですが」
古泉は人生ゲームの箱を長テーブルに置いて、椅子に腰掛けた。箱を開けて、人生ゲームやらお金やら駒などを取り出していく。
「聞こうじゃないか」
「海の近くの植物園で、ちょっとした事件があって一部で話題になってます」
「植物園で事件?」
「まあたいしたことではありません。そこの植物園で先週、幻のお茶なんてものを販売したそうなんですが、向精神作用があることが分かったそうですよ」
古泉はゲーム盤を広げながら言った。
「向精神作用?」
「平たく言えば、心のお薬ですね。あるいは麻薬とか覚せい剤とか」
「なんだと?」背後で、キーボードのカタカタ音が止んだ。
「気分を悪くした人が何人か出て、そのお茶を植物園が調べたら、なんと驚くことに、ある種の向精神薬と分子構造がよく似た物質が検出されたそうです」
「ほ、ほう」
「古泉くん、その話は本当なの?」ハルヒが言う。
「ええ。僕もさっき知ったんですけどね。……どうしました?」
「キョン、あのとき飲んだお茶じゃないの? ほら、植物園で飲んだじゃないの。変なお茶。まずくって、さすがのあたしも吐くかと思ったわ。
きっと、喧嘩したのも、あれが原因だったのよ!!」
ハルヒは得意げにしゃべり出した。が、場所をわきまえろと言いたい。
俺は何も言えず、薄ら笑いを浮かべることしか出来ない。
支援
「ほう、お二人であそこにいかれたのですか?」
「あ、いや、そういうことがあったかもなーってね、キョン。そうでしょ?」
「ああ、そうそう。そういうことがあったかもなーってだけでな」
「……暑苦しい」そっと長門が言った。非難するような目で見るのはやめてくれよ、長門。俺だけが悪い訳じゃない。
「有希、暑いんなら窓あければいいじゃない。っていうか、カーディガン脱いだら?」
「二人でデートですかぁ?いいな〜」朝比奈さんが笑顔を浮かべつつ言った。
「みくるちゃん、デートじゃなくて……あ、そう、下見よ下見。明日はみんなで植物園でも行こうか?」
「植物園はその煽りを受けて、しばらく閉鎖するそうですよ」
苦笑を浮かべる古泉に、非難するような目で俺を見る長門。そして、「デートっていけないことかしら?」ときょとんとした表情でつぶやく朝比奈さん。
ハルヒはなぜか苦しい弁解を続けようとしている。
俺は肩をすくめ、黙っているしか術がなかった。
おわり
GJ!
相変わらず甘いが、長門が厳しいw
GJ!
糖分が俺の中に満たされていく!
長門いいキャラしてるなwwwwwwwwwww
321 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/24(木) 00:47:52.26 ID:kb0fGy75O
GJ!
悔しいが楽しかったのは認めるしかないな。
エヴァンゲリオンと涼宮ハルヒの憂鬱の見分け方
放映開始から10年経ってもファンがいるのがエヴァ 放映前から2chにスレを乱立して騒ぐ工作員がいるのがハルヒ
10年経って続編情報が出てファンを複雑にさせてるのがエヴァ 放送後1年未満で風化がはじまり工作員が焦ってニセ続編情報のスレを乱立したのがハルヒ
人類補完計画など物語に数多くのミステリーがあるのがエヴァ DVDの予約数が5万あったのに発売日の売上が2万というミステリーがあったのがハルヒ
ペンギンという一風変わったマスコットがいるのがエヴァ 女性キャラクターの顔が一風変わった爬虫類なのがハルヒ
セカイ系、無口系ヒロインのブームに火をつけたのがエヴァ アフェリエイトで稼いでいたブログ連合が炎上したきっかけがハルヒ
映画で監督がファンを突き放したのがエヴァ 2ちゃん中に宣伝のマルチポストしまくりで嫌われ突き放されているのがハルヒ
悩み苦しみ弱音を吐き怒られる等身大の少年が主人公のエヴァ 人に迷惑をかけても積み重ねのない薄っぺらの「実は悩んでました設定」で罰をうけないのが涼宮ハルヒ
2chで話題が尽きないせいで専用板ができたのがエヴァ 2chで専用板がほしくて雑談やサッカー実況でスレを伸ばし、さくら板を横取りしようと荒らすも失敗したのがハルヒ
個性的なヒロイン達が魅力的に動くのがエヴァ エロゲーやライトノベルで使い古されたテンプレキャラ達が主人公の気を引くために動くのがハルヒ
監督の好きなロボットアニメの影響が大きく出ているのがエヴァ 逆転裁判やガンダムの映像を丸パクリ、モザイク処理して喜んでいるのがハルヒ
主人公が自分の殻の世界から脱出するのがエヴァ 主人公にキスされてハーレム世界に戻っていったのがハルヒ
物語の印象的な断片を次々カットインするかっこいいOPがエヴァ Berryz工房の踊りをパクッた振り付けをバレるまでオリジナルと言い張っていたEDがハルヒ
お疲れ。しかし「いつものキョン」って結構厳しいな。
小者の俺にはそんなワガママ耐えられないだろうなorz
これはGJ!
俺もやる気が出てきた
325 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/24(木) 01:06:40.71 ID:JNXFbhRhO
保守
326 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/24(木) 01:20:13.13 ID:kb0fGy75O
どうやったらうまく書けるんだろうか…謎だ。
みんな練習しなくても
>>317みたいに書けるのか?
>>326 才能と練習だろうね。
あと、SSを書くにあたってのルールみたいなのを守れば良い作品にはなると思うよ。
328 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/24(木) 01:27:37.79 ID:kb0fGy75O
>>327 ルールなんてあったのか?
すまん。新参なんだ。
投下していいー?
>>294 長門スレで聞いても皆渋い顔するぞ、微笑みは。
六月。輝かしい新緑の季節が終わり、湿った大気が青々としげった草木の色合いをさらに濃いものへと変わる季節である。
灰色の雲がそれまでの爽やかな五月晴れの空を覆い、蛙は我こそはと自慢の歌声を披露し、気の早い蝉も控えめに合唱をはじめ、
人間の精神的な体感温度を若干上昇させるのに一役買う。
降った雨が草木を通り地面に染み込み、また草木を媒介として蒸気となり雲になる。そしてまた雨が降る。
どこもかしこも水びたしになる季節である。
母なる大地にとってはこれから訪れる灼熱の日々の前のちょっとした水分補給なのかもしれないが、人間にとっては迷惑な時期である。
今日も俺は心無いドライバーにいやと言うほど水をかけられるわ、傘をさしながら自転車を運転をしていたら警官に呼び止められて怒られるわで
早く家に帰って暖かいシャワーを浴び、ふかふかのバスタオルで身体を拭き、洗いたてのシャツを着て晩飯までに一眠りしようと思った。
とにかくこのどんよりとした淡い外気から自分を隔離してしまいたかった。
「ただいま」
「お帰りキョンくん!」
妹がシャミセンを抱いて出迎えてくれた。まったくこのじめじめと蒸し暑いのによく猫なんか触る気になる。
シャミセンもその鮮やかな三色の毛皮がたっぷりと湿気を吸い込みさぞうっとうしいことだろう。
なにやらいい匂いがふっと鼻をかすめた。お、今夜はカレーか?そういえば腹減ったな。
認めたくはないが俺の思考回路はかなり単純のようで、夕食が普段より少しグレードの高いものだとわかると、
先ほどまでの鬱々とした気分も八割ほど晴れた。しけったシャミセンに後でブローでもしてやろう。
支援
風呂から上がって、これからまたしばらく雨が続くという実に暗い内容の天気予報を見ながら夕食のカレーを心行くまで堪能した俺は、
自室に入るとベッドの上に転がった。やはり自分が心を許せる空間というのは必要である。
恐らく太古の昔から人間はそういうふうにできているのだ、よって俺が今来週の中間テストに向けて机に向かっていないのもまた
自然の摂理に逆らわない当然の行為と言えよう。我ながら上手いいいわけだ、担任にも聞かせてやりたい。
そんなことを考えながら何気なく携帯電話を開くと着信履歴が一件入っていた。
誰だろう、どうせ俺の知っている誰かからのなんにも面白くない連絡かイタズラ電話どちらかだろうが、
他のクラスの絶世の美女が俺の電話番号をわざわざ調べてかけてきたって可能性もある。いや多分ないがゼロでもないだろう。
結論から言うと着信履歴の発信主はちょっと意外な人物だった。
長門有希。こいつから電話がかかってくるということはひょっとしたら緊急を要することなのだろうか。
俺は少し緊張しつつも長門の電話番号を表示させ発信ボタンを押した。
長門が出たのは電話をかけて2秒ほど経ったころだろうか?こいつはいつも電話に出るのが早い。
「どうした長門。電話してあったみたいだが」
「たいしたようではない」
ひとまず俺はホッとした。安心すると同時に少し好奇心がわいた。長門が大したようでないことでないことで電話をかけてくるなんて、
「なんだめずらしいな、お前が用もないのに電話するなんて」
「ようがないわけではない」
そんなことは分かってるさ。ごくたまにだが長門の返答がパソコンのとんちんかんな誤変換を思い出させることがある。
もっともそれは人間の遣う言語が完全な形ではないからなのかもしれないが。
「で、なんだその用ってのは」
「実は――」
長門の話を聞いてまた少し驚いた。どうやらもうじき朝比奈さんの誕生日のようで、
朝比奈さんへのプレゼントの買い物に付き合ってほしいと言うのだ。
長門曰く、簡単に要約すると朝比奈さんが何をもらって喜ぶか分からないとか。
俺としたことが朝比奈さんの誕生日を知らなかったのは大いなる失態だが、
それより長門が普通の女の子らしく朝比奈さんやハルヒと俺の知らないところで仲良くやっているのが意外だった。
どう考えても家の中で立方体に近いような分厚いハードカバーを読んでいる長門のほうが想像しやすい。
長門のプライベートがどうであれ長門の頼みを断る理由はなかった。いつも世話になりっぱなしの俺から比べれば、買い物なんて安い物だろう。
「わかった、付き合ってやるよ。」
「じゃあ、明日。」
長門は時刻と場所を単語でのみ伝えた。
どうせ明日は休みだ、休日をもてあますより長門の役に立つ方が何倍も有意義だろう。
窓ガラスをしとしとと打つ雨音を子守唄に、俺は眠りについた。
次の日、俺は長門との待ち合わせのため駅前へと向かった。雨は依然として降り続いており、
このペースで行くとそろそろ日本にカビが生えるんじゃないだろうか。
駅前に到着すると丁度ビニール傘をさした長門も同じ時間に来たところだった。長門と二人で待ち合わせというのは新鮮だ。
長門はいつかのように制服姿ではなく、ハルヒと朝比奈さんの影響かそれなりに女の子らしい格好をしていた。
本人はおしゃれに興味なんてなさそうだが、俺から言わせればなかなか似合ってると思うぞ。
支援
デパートの中は雨天と言えど休日という理由からかいつもよりも混んでいるようだった。
ついて来たはいいが俺も女の子に何を送ったら喜ばれるか完全に熟知しているほどプレイボーイではない。
心配せずとも恐らく朝比奈さんなら何をあげても送り主のハートをいっぱいにする笑顔で返してくれるだろうが。
とりあえず無難にアクセサリーかなんかがいいのではないだろうか、ピアスはちょっとな…ネックレスなんかどうだ?
美しい朝比奈さんにはこれが似合いそうだ。
「これなんかどう思う?」
「………それならこっちのほうがいい」
長門は俺のチョイスしたアクセサリーに一瞥をくれると、いかにも女の子っぽいかわいらしいアクセサリーを俺に見せた。
なるほど、たしかにこういうオトナっぽいデザインは朝比奈さんには似合わないか。やれやれ、俺もまだまだか。
手に持ったアクセサリーを眺める長門を見てふと疑問に思ったことがあった。
「長門、お前の誕生日はいつなんだ?」
長門は俺のほうを向くと、ちょっと考えたようなそぶりを見せこう言った。
「その言葉を単純に生まれた日という意味で捉えるなら正確な時間までわかる」
「そうじゃなくて――」
「わたしたちには地球の尺度の一年ごとに誕生した日を祝う概念はない。」
そりゃそうだろうな。思えばこいつは3年とちょっと前に生まれたばかりなのだ。
雨に濡れて家に帰っても出迎えてくれる家族もいない、夕飯を作ってくれる親もいないのだ。当然誕生日を祝ってくれる人もいなかったろう。
長門にとっては何でもないことなんだろうが、俺にとって見ればかわいそう過ぎる。見た目は普通の女の子なのだ。
レジに並ぶ長門を見てあることを思いついた。俺が思いつくことに他人にとって有益なことなどあまりないが、たまにはヒットが出るのである。
善は急げだ。急がないと長門が会計を済ませてしまう。
俺は長門に気付かれないように傘を買った。今日見たらあいつはなんの色気もないビニール傘をさしていたからな。
色は紫と青のアジサイの柄の傘を選んだ。俺なりに長門のむらさきがかった髪の毛を意識してコーディネートしたつもりだったが、
ひょっとしてババくさかっただろうか…
「長門、ちょっと遅いがお前に誕生日プレゼントだ。」
「…ありがとう。」
長門はちょっと意表を突かれたような顔をしていた。流石のヒューマノイドインターフェイスも俺の行動は読めなかったか。
もしかしたら気のせいかもしれないがそうでなかったらしてやったりだ。
帰りに二人で差したが、やはりすこしだけ長門には大人っぽかったかもしれない。
長門はひと言「大事にする」とだけ言っていた。そっけない言葉だったが俺は満足だった。
雨の日もたまにはいいかと思えた一日だった。
おわり
338 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/24(木) 01:38:24.45 ID:MII/4T1pO
ミルキーうめぇ保守
>>337 GJ!
嫌な梅雨がやってくるが、こんな事が出来る相手が居ると少しはマシになるんだろうな…
>>328 ルールってかほとんど作文と同じだよ。
「!」や「?」の後や、改行後は1マス空けるとか。
あんまり詰まってると読み方は大変だからね…
341 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/24(木) 01:45:07.21 ID:kb0fGy75O
>>337 上手いなぁ。
俺とは何か決定的な違いでもあるのかなぁ…
343 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/24(木) 01:46:40.30 ID:kb0fGy75O
「……ねぇ」
「どうした?」
「なんでそんなにあたしに冷たいの?」
「…………」
「あたしが告白して、OKしてくれてからずっとよ。あたし何か悪いことした?」
「……いや」
「好きじゃないならフってくれてもよかったのよ?」
「……いや」
「逆に辛いって言ってんの! もういいわよ! 別れ……」
「…………よ」
「え、なに? はっきり言いなさいよ」
「だからな、……だよ」
「聞こえるわけないじゃない。そんな小さい声じゃ」
「な、なんか気恥ずかしいんだよ……」
「…………」
「…………」
「あんた、意外に可愛い部分があるわね……」
ツンデレ+デレカップル保守
>>343 でも俺、SS書いた事無いからねwww
あまり参考にしないでwww
「ほら、早く!」
「言えるか! そんな恥ずかしいこと!」
「あんたが言ったんじゃない。SOS団が発足して2周年だからなんでも言うこと聞くってさ」
「だからってなぁ……」
「あんたが言ってくれたらご褒美あるかもよ?」
「う……い、いや。言わん! 絶対に言わんからな!」
「ちょっと! 逃げるなぁっ!」
ツン+デレカップル保守
甘いのキタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!
348 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/24(木) 02:02:57.12 ID:Tjx/8vtL0
なあ。
実際ハルヒがかわいいからいいけど
超絶不細工だったら目も当てられないぜ。
気に入られたら付き合わざるを得ない存在なわけだし。
そんなことを考えたら夢も希望もなくなった。
寝るわ。
「ふふふ……追い詰めたわよ」
「はぁ……はぁ……。まさか俺の部屋までついて来るとはな……」
「さぁ、言いなさい」
「こ……断る」
「恥ずかしいから?」
「ま、まぁな……」
「あたしと二人きりよ? 恥ずかしがる必要ないじゃない」
「そりゃそうだが……」
「早く! あんたの口から聞きたいの!」
「わ、わかった。わかったから1分間だけ準備の時間をくれ」
「あんた……ほんとに可愛いわね。その可愛さに免じて1分間だけ待ったげる」
「ふぅ……やれやれ」
ツンデレカップル保守
350 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/24(木) 02:21:08.09 ID:G2P0fI4eO
「時間よ」
「…………」
「早く」
「……だ。…………だぞ、ハルヒ」
「大事な部分が聞こえてなーいっ!」
「さ、最初で最後だからな?」
「うん。だからちゃんと気持ちを込めて言いなさいよ」
「コホン。……好きだ。大好きだぞ、ハルヒ」
「……ふふ。ありがと。ご褒美!」
「ばっ……! 離せっ! 離せって!」
「……ごめん。大好き」
「おま……なんでだ?」
「ただのうれし泣きよ。2年越しの片思いだったんだから……」
「……制服が濡れちまう」
「相変わらず冷たいわね……」
ツンデレカップル保守
351 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/24(木) 02:21:37.18 ID:kb0fGy75O
もう思考が働かない…保守ネタすら思いつかねぇよ…もう寝よ
キョン冷たいってレベルじゃねーぞwwwwwwwwwww
空気嫁wwwwwwwwwwww
「……ご褒美おわり」
「確かに受け取った」
「さーてっ! 帰ろっかな!」
「え、帰るのか?」
「……いいの?」
「なにがだ? 帰るのかって聞いただけ……」
「泊まっていいのね!? ありがとっ! やっぱり大好き!」
「そういうことか! ぬおっ! 離れろ!」
ツンデレカップル保守
だんだんタイトルとかけ離れてきたww
「さ、寝よーっと」
「おう。おやすみ」
「…………」
「…………」
「ねぇ、なんであんたは床なのよ」
「一緒の布団で寝れるわけないだろ」
「あたしは気にしないわよ。むしろ来なさい」
「俺は気にする。早く寝ろ」
「じゃあ……来てください」
「嫌だ」
「……冷たいのね」
「よく言われる」
「じゃああたしが行くっ!」
「だーっ! 暑苦しい、離れろっ!」
「冷めてるあんたにはこれくらいでちょうどいいのよっ!」
ツンデレカップル保守
さて、寝るかノシ
357 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/24(木) 03:05:18.43 ID:JNXFbhRhO
保守
358 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/24(木) 03:29:05.37 ID:bMvfMQREO
保守
359 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/24(木) 03:29:07.69 ID:JNXFbhRhO
保守
360 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/24(木) 03:57:46.26 ID:JNXFbhRhO
保守
361 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/24(木) 04:19:20.75 ID:z7xUiJA70
保守
362 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/24(木) 04:36:10.96 ID:2JFJ+L6S0
ピッポ保守
363 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/24(木) 04:53:08.25 ID:2JFJ+L6S0
乱入ktkr保守
364 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/24(木) 05:25:21.30 ID:2JFJ+L6S0
カラーゼほしゅ
365 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/24(木) 05:38:08.69 ID:2JFJ+L6S0
ミラン勝利保守
今起きた保守
保守
おはようございます。
早起きしたんで、保守ついで投下してみます。
3〜4レスくらい借ります。
369 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/24(木) 07:11:08.97 ID:f0vwz/G10
>>348 ハルヒの能力があれば自分の顔の造作をどうこうすることくらい簡単だろう。
ある日突然顔がまったく別人に変わったとしても、最初からそうだったと情報改変すれば誰も気づかない。
生まれたときからそういう顔だったと、誰も疑わない。
だから夢も希望も捨てることはないさ。
wktk
頃は梅雨真っ盛りである。
今日も放課後になるや否や、パブロフの犬の如く反射的に文芸部部室に向かって動いていた。
須らく行動すべきことがある。
中間テストで受けたカタストロフィーを、朝比奈さんのお姿とお茶で癒すためである。
期待とは裏腹にノックしても朝比奈ボイスはなく、部屋に入ると珍しく読書をしていない長門しか居なかった。
その長門もコンピ研に頼まれた新作ソフトのデバッグをするため、今から不在にすると言う。
長門は団員2名の欠席を俺に伝えた。
朝比奈さんは3年生の宿命である模試を受験中、そして古泉は怪我の同級生の見舞いに行っているらしい。
つまり部室には俺と掃除で遅れて来るハルヒしかいないことになる。
ハルヒは今日、始終不機嫌オーラを絶賛提供中であった。
天気のせいなのか、今日俺の弁当を盗み食いしたのを諫めたのが気に障ったか、あるいはその両方か。
朝比奈さんを長門も、何よりハルヒ専門外科医の古泉が居ないのなら今日は帰った方がよさそうだ。
見たいドラマの再放送もあることだし。
遅れて来た団長様に事の次第を話し帰宅申請をしたところ、やや不機嫌な顔をしたものの意外にもあっさり承認された。
勿論見たいドラマがあるとは言ってない。
そんな事言ったら普通の人間嫌いのハルヒは意固地になって帰らせてくれないからな。
「あんた、今日傘持って来た?」
ああ、と答える。外は雨。朝は薄曇りで雨は降っていなかったが、予報を信じ、傘を持って来て正解だった。
ハルヒは今日雨は降らないという電波を受信したとかで傘は持ってこなかったそうだ。
どこの毒電波だそりゃ。普通の電波からは午後から雨ということをメディア問わず送信しているぞ。
「うるさい。それよりあんたの傘貸しなさい。団長が風邪を引いたらSOS団の栄光と伝説に支障が生じるでしょ?」
お前なら大丈夫だ。風邪もインフルエンザもマイコプラズマも怖がってお前に近付けないからな。
それに何だ栄光と伝説とは。汚名と悪行の間違いじゃないのか?
「あーもう、うっさい!いいから帰るわよ!」
おまえも帰るのか。傘は一本しかないんだ。どうするんだ?
「一本あれば十分でしょ?」
俺は既視感に苛まれた。いや、大袈裟か。
そんなこんなで帰り道、俺はハルヒと相合い傘をして帰っている。そう。いつかの雨の日と全く同じ。
ただし前回とは違う欠点がある。
前回は下校時間も過ぎており、人も殆どいなかったのだが、今回は早めの時間と言うこともあり、人目が気になる。
クラスの奴、特に谷口や国木田に見つかったら絶対冷やかされる。
そうでなくとも全校で有名人のハルヒが男と相合い傘をしているとなれば噂がフライング後暴走するに決まっている。
俺はまだ北高奇人変人有名人コンテスト男子部門No.1になりたくない。
ハルヒは宇宙人の生活習慣病だとか、今日の俺の弁当のおかずにあった小龍包について何やらわきゃわきゃ喋っている。
どうやら機嫌は治ってきたらしい。声を聞けば分かる。
はいそこ、変な想像しない。
俺は自然且顔をなるべく隠すように傘をさして歩いていた。
なぁ、あんまり大きい声で名前を語りかけて来るなよ。後生だ。
入梅が過ぎ、日も長くなっていると言うのに、その恩恵に預かる事もできない程空は一面の雲で覆われ、あたり一面を薄暗くしている。
この空を見ると、あの閉鎖空間を思い出す。ハルヒと二人きりで閉じ込められた、色んな意味で精神的ダメージを受けた灰色空間。
それだけじゃない。やらせとは言え殺人事件が起きた夏の合宿の嵐、長門が苦しむ事になった冬の合宿の猛吹雪。
―今日の空も灰色だ―
灰色の空間でいい思い出はない。太陽が恋しい。
天照大神を天岩戸から引摺り出して欲しい気分だ。踊りや祝詞を上げるのは朝比奈さんが適任だろう。
「……ョン、キョン!聞いてるの!!」
ん…?
「何暗い顔してんのよ」
良かった。朝比奈さんの巫女姿ルンバの妄想部分は顔に出なかったらしい。
いや、この曇り空と雨がうざったいんだよ
「あんた、雨が嫌いなの?」
雨もだが、それよりこの灰色の空がどうも好きになれん。あまりいい思い出がないしな。
「そう…」
支援
それっきり、ハルヒは黙ってしまった。
どれくらい無言だったのだろうか、ハルヒはぽつり、こう漏らした。
「…あたしは結構好きよ」
ほほう。それは初耳だ。どうしてだ。
「それはね…」
そう言うや否や、傘を奪い走り去って行く。おいおい。俺の傘だぞ。返せ。
しばらく走った後、ハルヒは足を止め俺を待っていた。
「それはね…教えてあげないわよ!」
といいつつ、あっかんべーをするハルヒ。
俺の頭に既視感がまた生じる。そう、さっきから前回と全く同じ事しやがる。
誰だ。ステレオタイプが嫌いだと言ったのは?
その後傘を取り返した俺はまたしても周囲の目を気にしつつ相合い傘で坂道を下っていた。
先ほど傘を取られた際に俺の顔は周囲の北高生に知られることとなり、しかもその中には俺のクラスの奴も混っていた気がする。
明日からクラスの奴のひそひそ話が一段と増えそうだ。
どうすっかなぁ、俺。
そんなことを考えているうちに坂の下にある駐輪場に到着した。
自転車で帰ればそれほど時間はかからないので傘はハルヒに貸し、じゃあなと声を掛けつつ俺は雨の中猛ダッシュして帰った。
やれやれ、風邪を引いたらハルヒのせいだからな。
自転車が見る見る遠ざかっていく。
彼には聞こただろうか?彼の傘を握り締め、彼が見えなくなるまで見守り続けた後、囁いた彼女の声が。
―あたしが好きな理由はね、あんたと二人っきりでいられるからよ―
―短い時間だけど、灰色の空は二人だけの時間を作ってくれる―
―さっきも、二回あった合宿の時も、そしてあの夢の中でも―
Fin.
支援
以上です。
ありがとうございます。
最後題名入れるの忘れたorz
>>374 灰色の空 3/3
です。
早く起きてテキトーに書いたんで、乱筆やどっかで見たことあるSSだった場合ご容赦を。
しかも投下直後にPC落ちて、別のPCで不完全版投下したんでお見苦しいかも・・・
377 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/24(木) 07:58:15.26 ID:oli5Rz+M0
保守
キョン「みんな俺の嫁」
380 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/24(木) 08:44:19.47 ID:rLZnS42rO
ホシュ
381 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/24(木) 09:05:44.99 ID:6bOfD1JSO
ハルヒ「ちょっとキョン!私をたべなさい!」
保守
383 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/24(木) 09:46:38.88 ID:6bOfD1JSO
保守の間隔がおかしくね?
キ「ハルヒがシャミセンと入れ替わっただと!?」
古「ええ、昨日あなたがシャミセンと戯れている姿を見てましたから」
キ「しかし、それだけの理由で…!?」
古「お風呂も寝るのも一緒だとあなたは言ってまし、憧れたのでしょう」
キ「…。しかし、そうしたらハルヒの体はどうなっている!?」
ハ「にゃあ」
キ・古『!!?』
シャミって雄なんだろ? おもしろそうじゃないの。
古「それでは、涼宮さんとシャミセン氏のお世話、宜しくお願い致します」
キ「ちょっと待て。せめてどちらか一つお前が預かれ」
古「それは無理です。シャミセン氏姿の涼宮さんがここにいるのを望んだことですし、涼宮さん姿のシャミセン氏はあなたの部屋がお気に入りです」
キ「ハルヒを俺の部屋に住まわせる気か?勘弁してくれ」
古「ほとぼりが覚めたら元に戻るでしょう。それまで宜しくお願いします」
キ「勘弁してくれよ…」シ・ハ『にゃあ』
ハルシャミ保守
思い付きで保守用に書いた。
書きながらになっちゃうんだけどいいのかな?
389 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/24(木) 10:53:03.92 ID:0EJenQDX0
書きながらや続き保守の欠点は、他の人が、
「じゃあ大丈夫か」「え、と…まだ終わってないのかな?」
と、カキコすんのを控えてしまいがちなこと。
なので読んでる人も気づいたときにとりあえず保守しておくのがいい。
390 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/24(木) 11:16:31.76 ID:oli5Rz+M0
ほ
…古泉帰宅後…
さて、ハルヒ(中シャミセン)とシャミセン(中ハルヒ)はじゃれあっているがどうすっかな。
まあいい、とりあえず風呂に入ってから考えるか。
ちょ、ちょっと待て!お前ら付いて来るな!
シ・ハ『にゃあ』
『にゃあ』じゃない!どっちが入って来ても困るんだよ!ほら、シャミセン(ry)、ベッドに戻れ。
シ「フギャー!」
うぉぉー!痛てぇー!!引っ掻くな!!
シ「フー!」
確かに人間で言うと胸の位置を触ったかもしれんが、今お前は猫だ。諦めろ。
ハルヒ(ry)も戻れ。くそ、どうしても付いて来るつもりか。意地でも戻してやる。そりゃ!プニュ
ん?この感覚はまさか…
シ「ブギャー!!」
す、すまんシャミ(ry)、悪気は無かったんだ!だから止めてくれ、爪と牙の波状攻撃は洒落にならん!!イテテテ!!!
ハ「にゃあ」
ハルシャミほしゅ
>>389 了解です。とりあえずここまでにします。暫く普通の保守に戻って、投下が無ければあげて見ます。
なんという良作…
知的財産法の講義中に保守
393 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/24(木) 11:29:22.52 ID:EZjqx4oN0
間 抜作 保守
394 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/24(木) 11:43:32.05 ID:EZjqx4oN0
hosyu
ホシュ
396 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/24(木) 12:07:12.42 ID:r6h/I8hw0
age
保守
399 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/24(木) 12:29:54.67 ID:v+n8PpAqO
とりあえず普通に保守
ほし
401 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/24(木) 13:16:34.59 ID:6bOfD1JSO
誰もいないなぁ保守
まぁ、平日の昼だしねw
俺は今日大学ないから暇なだけだけど。
ハルヒ猫、まさにハルにゃん
404 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/24(木) 13:38:11.14 ID:dksRVrY+0
大学から帰還・・・したが、軽音部の機材搬入手伝うため再び出撃保守orz
405 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/24(木) 13:41:39.23 ID:6bOfD1JSO
ハルヒ「ちょっとキョン!私のチョココロネたべたでしょ!?」
キョン「俺は食っとらん、そういえば、青い髪の女子がお前の机をいじってたような・・・」
続き誰か書いて
…キョン入浴中…
くそ、シャミ(ry)に引っ掻かれた場所がしみるぜ…
しかしどっちも風呂に入らせないわけには行かないし、どうすっかなぁ。
シャミ(ry)はまだ何とかなるが、ハルヒ(ry)は流石に一緒に入れないよな。
ん、待てよ。ハルヒ(ry)はシャミなんだから、シャミ(ry)にばれなきゃ大丈b…いやいや、何を言っているんだ俺は?
しょうがない、長門か朝比奈さんに頼んでお風呂に入れてもらおう。
さて、出るか。ガラガラ
っておい!シャミ(ry)!なんで脱衣所にいるんだ!!しかも何で俺の着替えにうずくまっているんだ!!!
シ「にゃぁ〜///」
待て待て、しかも俺今全裸じゃねーか。こいつにテドd…じゃない、MY SON を見られちまったorz
シ「ゴロゴロ/////」
くっそぅ、羞恥の極みだ。
はあ、本格的に長門や朝比奈さんに任せようかな…
ハルシャミ保守
仕事中に書いている俺は正しくダメ人間w
>>406 休みの日にはvipにこない俺は健全。外回りはサボるのが楽だw
408 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/24(木) 14:18:02.44 ID:kb0fGy75O
ネタを提供してくれ
ハルシャミは普通に作品化してら面白くなりそうだなw
はしかで苦しんでる俺が保守
>>410 保守ってる場合じゃないだろww
お大事に。
413 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/24(木) 15:08:04.61 ID:JNXFbhRhO
あげほ
思ったより好評でなりよりです。
続きを何個か書いたが、そろそろ本気で仕事に戻らないとやばいんで今日はここまで。
また明日の朝〜昼過ぎくらいまでの間、保守用にあげときます。
オチがきまらねぇw
416 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/24(木) 15:22:38.13 ID:BMB+JxOK0
この頃の保守のレベルの高さは異常だねw
前にも出ていたがWikiに保守を保存するページを作って
保存しておかないともったいないような気がする。
417 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/24(木) 15:35:35.87 ID:oli5Rz+M0
ほしゅ
418 :
サザソのドリビア:2007/05/24(木) 15:35:58.67 ID:yn5kOTjA0
ちんこビンビン物語
419 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/24(木) 15:41:24.04 ID:dhJ6Jxwx0
「ねこ」
「おやおや、可愛らしいねこですね。たぶんミックスだと思いますけ・・・」
「ねこ」
「はいはい、そうですね。びしょびしょだと風邪引きますね」
雨の日の放課後、コンビニに買出しに行く二人の前に現れるねこ。
ねこをタオルに包んで抱き上げる長門。古泉は傘と荷物を持ちつつ歩く。
「暴れない?」
「えぇ、おとなしいですね」
「飼える?」
「僕だと、バイトが不定期なので・・・・・・。長門さんはどうですか?」
「あなたをかまうので手一杯」
「手厳しい」
さらさら落ちる雨と、坂に響く足音。
「でも、あなたと私が協力すれば」
できなくもない、と。
自然と足が止まるふたり。
黙ったままのねこ。
「そうですね」
悪くない、そういって微笑んだ古泉の顔は、
長門と連絡を取り合う口実が増えたことを喜んでいるのか、とても明るかった。
まるで閉鎖空間のような天気の日、《ねこ》こと―――、私は拾われた。
でも名前がねこってどういうことだろうね保守。
420 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/24(木) 15:44:43.32 ID:cachFMcJ0
「教えてください!知らなければならないんだ!俺はその権利がある!」
「何度言ったら分かるんだ。俺は何も知らん。」いい加減うんざりしてきた。テーブルの上のコーヒーに手を伸ばすと、またわめきだす。
「そんなはずない!あなたは知っているはずだ!あなたが母さんと一緒にいる写真があるんだ!」
いい加減にしろと怒鳴り雨が降り続く外へと家を追い出し鍵をかけた。
「あれからもう10年か・・・でかくなったもんだ。」記憶の引き出しからあのころの思い出がこぼれ出てくる。
いくら時がすぎようと決して忘れることもなく、10年の時を経て今なお俺の記憶の中でもっとも輝き決して色褪せない。輝きを失った日々を送っている今の自分を自嘲するとコーヒーを飲み干した。
まあもうあいつが知ってもおかしくはない年か・・・ため息をつき、部屋の明かりを消した。
421 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/24(木) 15:45:23.85 ID:cachFMcJ0
しかし、なんでこうも同じことを毎日毎日回りのやつらは繰り返していて飽きないのだろうか。
固定されたメンバーで、今日発売の週刊誌。ヒットチャートによくのぼる歌手。何組のだれだれさんがだれだれ君と付き合ってる。アイドル。
週刊誌の名前やアイドルの名前が変わっているだけで、毎日同じ話をしているという認識がこいつらにはないのだろうか?毎日というだけではない。横のグループの女子も、離れたところに座っている男子もその話題は同じだ。
ただ歌手やアイドルの名前が違うというだけだ。なのになぜか固定されたメンバーで話し続けるのだ。メンバーを交代してもなんの支障もないのに。
たとえば今日発売の週刊誌の話をしている男子とドラマの宣伝のために朝テレビにでていたアイドルの話をしている女子を交換してみよう。
422 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/24(木) 15:46:04.31 ID:cachFMcJ0
ねえ。今日の朝の見た?」
「おう!見た見た!すっげえかっこよかったよな!」
「だよねーマジ惚れそー」
「すっげえ面白くなりそうだよなーいったいどうなるんだろうな。」
「ねー私次も絶対見るー」
このようになんの問題も無いのである。異性でしかも全く別の話題を話している者同士でさえこうなのだから誰を誰とシャッフルしても関係ないだろう。むしろその方が単調な日々に変化が出て面白いのに話す相手を変えようとしないのだ。
『ぬるま湯というものは入っていて気持ちのいいものではない。しかし出るとなお寒いからなかなか出られないものである。』
423 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/24(木) 15:47:56.28 ID:cachFMcJ0
まさにこのとおりだ。変化を怖がって今以上の場所を求めようとはしないのだ。
もしかしたら今以上の場所があることに気づいてないやつもいるかも知れないがそいつは本当におおばか者だ。自分がいる場所を失うことが怖いのだろう。
たとえそれが本当に心地いい場所ではないとしても。本当に自分の場所があるかどうかが確かではないとしても。
425 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/24(木) 16:02:58.66 ID:MEpD9BI70
俺もデジャヴが。続き求める人がいないから投下しなかったんじゃないっけ。
427 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/24(木) 16:26:05.27 ID:9+lmH3Xm0
俺も集団デジャヴだな。ネタにして書いてみる
みんな結構覚えてるのねw
1レス目のインパクトが強かったからかな…
保守
431 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/24(木) 17:04:02.20 ID:wJuPe+39O
……構ってちゃんか
432 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/24(木) 17:17:34.27 ID:oli5Rz+M0
バイト前に保守
ハルシャミネタに似たようなのを書こうとしてたんだが先越されちまった保守
キョンが何かの拍子に犬とか猫と入れ代わる
↓
ハルヒが拾って飼うことに
↓
ハルヒ「一緒にお風呂入りましょーねー♪」
↓
キョン激しく悶絶
こんなのもどうかなと
エロくてすいませんねw
>>434 凄い大変な事になりそうwww
よし書け。いえ、書いて下さい。
437 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/24(木) 17:31:18.72 ID:kb0fGy75O
キョン「腹減ったな」
長門「…そう。私も」
てきとうに保守
>>436 まぁよくある話な気がしないでもないがなw
とりあえず晩ご飯食べてくるわ
てか、書きたい人いたら書いてくれw
439 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/24(木) 17:35:36.11 ID:kb0fGy75O
書いていい?
>>433 スマン。保守ついでだっだだがなぜか続きを書くことになった。ネタがなくなったら任せるw
>>434 ちょwww
逆の立場で同じのを書こうとしている俺ガイル
>>439 ドゾ
441 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/24(木) 17:47:46.49 ID:BMB+JxOK0
ほ
443 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/24(木) 18:05:41.64 ID:EZjqx4oN0
プリン
444 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/24(木) 18:08:26.31 ID:dksRVrY+0
ついにうちの大学でもはしかが流行り始めた保守
445 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/24(木) 18:08:39.69 ID:kb0fGy75O
昼休み、俺は昼食を食べ終えた後、する事もなかったので中庭の木の下で眠る事にした。
去年の文化祭の後、ハルヒと語り合った場所だ。
しばらくして俺は体が宙に浮く感覚を覚えて目を覚ました。
俺が目を開けるとそこには長門の顔があった。長門は真っ直ぐに俺の目を見つめている。
長門、可愛いな。そのままキスしてくれないか?
待て待て。なぜ長門は俺を抱き上げているんだ?
…抱き上げる?俺は男だぞ。身長だって長門より高いはずだ。いくら長門でも俺を抱き上げる事などできるのだろうか?そもそも長門が俺を抱き上げる理由もわからん。無意味にそんな事をするとは思えないしな。
「ねこ」
長門は言った。
シャミセンがどうかしたのか?これといってかわった所はないぞ。
>>439 おkおk
>>440 おっと、すまんwwwww
是非書いてくれ、俺2〜3日は投下無理だし
なんか誰が何書こうとしてんのか把握できねぇwww
>>445 あ、あぁ長門でか
ハルヒで書くのかと思っててびっくりした……
448 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/24(木) 18:29:11.51 ID:kb0fGy75O
しかし、いつまでも長門と見つめ合ってるわけにはいかない。このままでは石化しかねん。
俺は離してもらうために言葉を発した。
「にゃあ」
…どうした?俺は何を言っているんだ?俺はこんな事を言うような男ではなかったはずだ。
古泉なら言うかもしれんがな。
などと考えている場合ではない。どういう事だ?何度話そうとしても「にゃあ」としか話せないじゃないか。
誰かこの状況を説明してくれ。
とりあえず自分の姿を見てみるとしよう。
下を向く。
…白かった。というか猫だった。俺はいつ猫になっちまったんだ?こんな事はマンガの世界だけの話ではないのか?
なぁハルヒ。これもお前が望んだ事だったのか?勘弁してくれ。
そう考えていると長門は俺を抱き締めて文芸部室へ向かった。
温かいな。長門。
449 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/24(木) 18:32:05.35 ID:kb0fGy75O
>>447 ハルヒで書くつもりだが、このまま長門で書く事も出来る。
>>447がハルヒで書くなら長門で行くがどうする?
>>449 はやとちりスマン、任せるわ
俺は今のとこ書く時間ないし、書くとしても何日か後になるから
451 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/24(木) 18:52:22.49 ID:8+/15P1yO
ほ
>>449 とりあえず、書き溜めて投下してくれ。
これから2時間ほどgdgdやられたんじゃたまったもんじゃない。
453 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/24(木) 18:54:04.63 ID:kb0fGy75O
背中に柔らかい感触がぁ…
俺はなんとも言えない感触に朦朧としていると、長門は椅子に座って俺を膝に乗せた。
長門は膝の上の俺を見つめながら頭や喉を撫でてくれている。
いかん。ずっとこのまま長門と一緒にいたい気もするが、そういうわけにもいかない。長門にならなにわかるかも知れない。
俺は長門の膝に傷をつけないように引っ掻く仕草をした。
「…どうかした?」
「にゃあ」
にゃあとしか言えない自分を呪いたい。
しばらくどうやって伝えようかと考えていたが、頭を撫でられているととても気持ち良くなってしまい眠ってしまった。
長門の膝で。これは猫の習性なんだろうな。
どれくらい寝ていただろうか。聞き覚えのある声を聞き目を覚ました。
454 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/24(木) 18:54:56.87 ID:kb0fGy75O
455 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/24(木) 19:10:43.75 ID:BOOtpASC0
保守
456 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/24(木) 19:19:29.91 ID:AaWM6t2KO
今の流れは何?
457 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/24(木) 19:30:45.74 ID:6ZXzcqxtO
ぬるぽ
458 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/24(木) 19:31:46.05 ID:1wUElRlr0
ガッ
460 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/24(木) 19:45:04.55 ID:kb0fGy75O
保守
461 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/24(木) 19:58:59.34 ID:BOOtpASC0
ほ
462 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/24(木) 19:59:04.20 ID:dksRVrY+0
豚ハツウマー保守
463 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/24(木) 20:10:34.64 ID:2XeSdAsNO
wawawa忘れ保守〜♪
時間帯が悪かったな。
465 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/24(木) 20:20:42.34 ID:AaWM6t2KO
谷口「sex」
466 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/24(木) 20:34:29.60 ID:HsoQRKCfO
ふんもっふ
467 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/24(木) 20:37:57.04 ID:AaWM6t2KO
ぬるぽ
468 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/24(木) 20:40:12.94 ID:kb0fGy75O
メモ帳がいっぱいになったから
>>453の続きを投下する。
469 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/24(木) 20:42:05.73 ID:kb0fGy75O
「有希、その猫私が飼うわ!良いわよね?」
俺が長門の膝で寝るという至高の一時を味わっているのになんなんだ?ハルヒ。その猫とは俺の事か?
時計を見ると既に放課後になっていた。どうやら長門は膝の上で寝ている俺を起こす事ができなかっようだ。すまん。
ハルヒの言葉を聞いて長門は無言で頷く。
「じゃあ今日は解散!必要な物を買わなくちゃいけないから!」
長門の部屋で動物を飼えないのはシャミセンの時に知っていだが、よりにもよってハルヒに飼われる事になるとは…
朝比奈さんに飼ってもらえればずっと猫でいる事を選択するのだが。
どうにかならないか?学校から帰ったハルヒの愚痴を毎日聞き続ける気はないぞ。それに人間にも戻りたい。
470 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/24(木) 20:43:33.18 ID:kb0fGy75O
「大丈夫。安心して」
俺が助けを求めるように長門を見つめていると長門は言った。大丈夫とはどういう事だ?もしかして俺が俺である事を知っていたのか?そういうば情報なんとか素子が憑いたルソーを見るような目で俺を見ていた気がする。
お前が安心しろと言うなら安心だ。
ハルヒは長門から強引に俺を引き剥がした。
「ニャ!ニャー!」
俺は悲鳴を上げて長門に助けを求めた。長門、助けてくれ!このさい古泉でもかまわん!
抵抗もむなしく俺はハルヒに連れられて文芸部室を後にした。
扉が閉められる前に古泉が笑顔でこちらを眺めていた。許さん。子孫三代目まで呪ってやる!
ハルヒは俺を抱えて家に向かう。ハルヒもなかなか温かい。しかし長門に比べて抱き方が雑なのはどういう事だ?
支援
473 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/24(木) 20:46:37.27 ID:kb0fGy75O
しばらくしてハルヒの家に到着して、ハルヒの部屋に連れて来られた。
綺麗な部屋だな。ゴミなんか落ちているはずも無く、ホコリすら落ちていなかった。
「今からあんたに必要な物を買って来るから適当に待ってなさい!」
そういってハルヒは部屋を出て行った。
俺はする事もなく、部屋を歩き回っていた。その時ベッドが目について飛び乗った。
猫の体とはなかなか良いものだな、とても軽く感じる。人間の体とは運動するのには向かないんだな。
しかし、ハルヒがいつも寝ているベッドを毛だらけにしてしまうのは少々気が引ける、ベッドで寝るのは諦めるとしよう。
というか何故俺は寝る場所を探しているんだ?猫とは睡眠欲が強いんだな。
474 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/24(木) 20:49:34.64 ID:kb0fGy75O
しかし今の俺は猫だ。猫らしく生きよう。長門が安心しろと言うのだからなんとかしてくれるのだろう。
その思いながらうろついていると良い場所を発見した。
勉強机と共にある椅子だ。そういえばシャミセンもよくそこで寝ていた気がする。俺もそこで寝るとしよう。ところでハルヒは俺にどんな呼び名をくれるのだろうか?
そんな事を考えつつ眠りに就いた。長門の膝が恋しいな。
「…さい!起きなさいよ!あんたのためにいろいろ買ってきてあげたんだからいつまでも寝てるんじゃないわよ!」
長門は起こさないで撫でてくれていたというのに。
長門の優しさを思い出しながら俺は不機嫌そうに顔をあげた。
支援
支援
477 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/24(木) 20:52:53.10 ID:kb0fGy75O
ハルヒは猫用のミルク、キャットフードやタオルなど必要な物を買ってきてくれていた。誰に聞いたんだ?古泉か?
「お腹が減ったら言いなさい。とりあえず今はミルクを用意してあげるわ」
猫用のミルクでいいのか?猫であるとはいえ、元は人間だ。少々抵抗がある。しかし猫は牛乳を飲むと腹を壊してしまうからな。とりあえず飲むとしよう。
なかなか美味い。さすが猫用ミルクだな。猫の味覚にピッタリだ。
ミルクをペロペロ飲んでいるとハルヒが話かけてきた。
「あんた、名前はなんて言うの?」
さぁな。人は俺をキョンと呼ぶ。
しかし伝える事はできないので、視線をハルヒから再びミルクに戻す事にする。
あげる以外はメール欄にsageって入れようね、パートスレだし
480 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/24(木) 20:54:19.61 ID:kb0fGy75O
「冷たいわね」
ハルヒが何か言っているが無視だ。シャミセンに話かけても何も反応してくれないからな。これが猫らしい反応なのだろう。
「あんた、キョンに似てるわねぇ…今日からあんたの名前はキョン!わかったわね!?」
俺は驚いてハルヒの顔を見た。本当は俺の正体知ってるんじゃないのか?
とりあえず返事をしてやる。
俺がミルクを飲み干すと、ハルヒが声をかけてきた。
「キョン!あなた少し汚れてるわね。一緒にお風呂入りましょう!」
ハルヒに抱えられるて風呂場へやって来た。一緒にお風呂か?は、裸が…!
と思った次の瞬間、とても怖くなった。
濡れるのなんかごめんだ!風呂なんか絶対に入りたくない。
しーえん
仕事終わった支援
猫は自分の体を舐めるグルーミングと言う行動で体を綺麗にしているので、本来風呂に入る必要はないのだ。
朝比奈さんとお風呂なら我慢できるのだが…
俺は全力で抵抗した。
「いたたたたっ!痛い痛い!痛いってば!暴れないで!」
「ニャー!」
「ちょっと!もう!キョン!いい加減にしなさい!下っ端なんだからおとなしくしなさい!」
鬼の形相をしたハルヒが俺を睨み付けていた。
観念しよう。これ以上抵抗したら殺されてしまう。
長門…助けてくれ…
もちろん長門が来てくれるはずもなく、俺はハルヒによって風呂に入れられる事になった。
もちろんハルヒは服を着ている。いろいろ想像していただろう諸君!済まない。もちろん謝って許してもらおうとは思っていない。かといってサービスは無いが…
ハルヒは優しく俺を洗ってくれている。
濡れるのに抵抗はあったが、これがなかなか気持ちよかった。動物には優しいんだな、ハルヒ。
ハルヒが服を着ていたのを残念に思いながら体を拭かれている。タオルは柔らかくてとても気持ち良かった。人間に戻れたらシャミセンも洗ってやるとしよう。
ドライヤーに不快感を覚えながらそんな事を考えていた。
「乾いたわ。フカフカね!気持ち良いわ!」
ハルヒが頬ずりしながら言った。ハルヒ、激しいスキンシップはやめてくれないか?いや、今すぐやめなくともいいが…
わっふるわ…、じゃなかった支援
支援
とりあえずここまで。後は出来次第投下しますよ。
乙!
続きwktk
489 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/24(木) 21:13:17.23 ID:pKbOk3K20
保守
追いついた。
>>484 乙です。
続きwktk!!
491 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/24(木) 21:21:44.48 ID:pKbOk3K20
そういえば邁進いつするんだ?
>>491 投下がある時は、予告スレに書かれるから気長に待とうぜw
493 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/24(木) 21:40:41.94 ID:dksRVrY+0
保守
494 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/24(木) 21:53:12.71 ID:dksRVrY+0
風呂入る前に保守
少し前はCoCo壱ブームで、今日は猫ブーム
流石びつぱ
なんて思いながら保守
496 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/24(木) 22:08:55.92 ID:f0vwz/G10
保守
497 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/24(木) 22:17:56.60 ID:f0vwz/G10
保守
498 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/24(木) 22:23:10.98 ID:dksRVrY+0
PCの電源が突然落ちるようになったのでSpeedFanでファン回転数チェックしたら4万rpm超えてて吹いた保守
499 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/24(木) 22:23:32.65 ID:f0vwz/G10
キョン「ただいま」
キョン妹「おかえり、キョンくん」
長門「………おかえりなさい」
キョン「うわ、なんで長門がうちにいるんだ!?」
長門「………今日からここに住むことになった。よろしく」
キョン「住む? 俺のうちに? なんで」
長門「………アパートが火事になった。焼け出された」
キョン「そうだったのか…。それは災難だったな。だからって、なんでうちに」
長門「………私には、他に行く場所がない。あなたにまで見放されたら、ダンボールを小脇に抱えて公園に住み着く以外に道はない…」
キョン「……なんてこった」
>>495 がんばれ! あと1万rpm上がれば音速を超えるぞ!
アナル時間切れ。
503 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/24(木) 22:28:04.85 ID:f0vwz/G10
長門「………おかえり。晩御飯ができている」
キョン「……またカレーか…。これで3日連続だぞ」
キョン妹「私はカレー好きだから、ずっとカレーでもいいよ」
長門「………もとよりそのつもり」
キョン「ちょっと待て、そもそもなんで長門がうちの台所を支配しているんだ!?」
長門「………私は居候の身。なにもせず置いてもらうのは気兼ねする」
キョン「うちの晩御飯を毎夜カレーにするくらいなら、何もせず本でも読んでいてくれた方が、こっちとしては気兼ねしなくて良いのだが」
>>498 PCには詳しくない、というか無知な方だがやばそうだなw
505 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/24(木) 22:33:06.48 ID:9+lmH3Xm0
506 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/24(木) 22:35:14.64 ID:kYYna+DcO
アナルスレ落ちた…
折角、試験勉強こなキョンの続き書いたのに…
保守
古長のマッチングがやけに良いと感じるのは俺だけかい?
508 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/24(木) 22:35:53.18 ID:f0vwz/G10
長門「………というわけで、彼の家を追い出された。かくまってもらいたい」
ハルヒ「キョンったら、ひどいことするわね。困ったときこそ助け合うのが仲間なのに。いいわ、しばらくうちにいるといいわ」
長門「………嬉しい。これ、お土産のカレー」
ハルヒ「ところで有希、キョンの家にいた時、あいつのことで気になったこととか、ない?」
長門「………気になったこと?」
ハルヒ「ほら、私たち学校ではずっと一緒にいるけど、家に帰ったら何してるのかとか知らないじゃない。プライベートってどんな感じなのかなって」
長門「………彼はポニーテールが好きらしい」
ハルヒ「それは知ってるけど………」
>>507 だけってこた無かろうが、個人的には物凄く苦手だ
支援必要かな?
511 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/24(木) 22:39:09.58 ID:JNXFbhRhO
>>507 よう、俺。
二人とも落ち着いた感じだから合うのかな?
512 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/24(木) 22:40:24.47 ID:dksRVrY+0
原因は熱暴走+埃たまりすぎな予感。扇風機をあてたらちょっと温度は下がったよ。
去年の夏場はハードウェア故障でしょっちゅう分解してたから、埃溜まる暇がなかったから起こらなかったんだろうなぁ・・・。
この箱だと12インチファンつけれないので、週末にフルタワーケースと12センチファンを買ってきて、今の箱はハムスター飼育ケースにでもするか保守。
513 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/24(木) 22:40:55.89 ID:f0vwz/G10
>>510 新しい投下が始まるまでの保守代わりだから、支援の必要ないと思うよ
515 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/24(木) 22:44:52.31 ID:f0vwz/G10
長門「………彼の趣向がポニーテールであるという情報しか得られなかったので、居たたまれなくなって涼宮家を出てきた」
みくる「はあ、そうですか」
長門「………あなたもポニーテールにしてあげるから、居候させてもらおうと思う」
みくる「いえ、別にポニーテールにしなくても……うわ、ちょ、やめ……!」
長門「………追い出された。結局、私の居場所はどこにもないということ」
谷口「住む場所がなくて困ってるんだって? それじゃ、うちに来るか?」
長門「………そこまで落ちていない」
ハルヒ「やめ、て・・・」
ゴスッ
ハルヒ「っ・・・」
キョン「うっせぇ・・・いつも何様のつもりだよテメェさ」
ハルヒ「謝るから、謝るから・・・!」
キョン「だから何だよ!謝ってすむのかよ!!ふざけるな!!」
ハルヒ「い、痛い・・・ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい!」
キョン「黙れ!」
ハルヒ「いやぁぁぁ!ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい!!」
キョン「っ・・・本当はな、ハルヒ」
ハルヒ「・・・キョン?」
キョン「本当はこんな事したくない!本当は優しく抱き締めてやりたい!だけどお前はムカつき過ぎるんだよ!何で俺にお前を好きにさせやがったぁっ!!」
ハルヒ「・・・キョン、バカね」
ギュウッ
キョン「!!」
ハルヒ「・・・最初から素直に言いなさいよ」
キョン「・・・ハルヒ」
ハルヒ「私も好きよ?キョンが好き」
キョン「・・・・・すまんな」
ハルヒ「明日からやり直しましょう」
キョン「あぁ、そうだな」
こんな俺を許してくれたハルヒを俺はとても愛していた。そしてとても愛している。だから今日を喜ばしく思いたい。
『―――では、新郎妊婦のご登場です』
『んんっ・・・もう!九曜さん違います!新婦ですぅ!』
ドラゴンクエスト12 完
アナル立ててくる。
518 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/24(木) 22:50:53.05 ID:kYYna+DcO
520 :
ただの保守:2007/05/24(木) 23:01:42.48 ID:qm7npTtcO
キョンくんの余命は残り数分。
古泉一樹の協力もあって医者の目をかいくぐり私達は今日一日中遊び回った。
楽しかった。だけど突然にキョンくんの容態は急変し、私達がかつて敵対した喫茶店に駆け込んだ。
「大丈夫ですか?」
救急車を呼んで私は彼の横に座る。
「あの、さ・・・橘。余命ってのはあれだな、テレビみたいになかなか伸びないんだな。あはは・・・宣告通りになっちまいそうだ・・・」
弱々しくキザに彼は微笑みを浮かべた。汗をひたすらに流し続け、息を荒くしながらもただ笑顔で居た。
無理矢理だから凄い不自然。苦しいはずなのに私にそんな顔を見せないように努力してるから。
「橘。キスをくれ・・・独りは怖い」
「それが望みなら」
私はそっと彼の唇に自分の唇を当てた。私も彼も涙に震えながらそっと目をつむる。
そして私が目を開けた時、そこには目を瞑ったまま、微笑みのまま永い眠りについたキョンくんが居た。
「大丈夫だよ。キョンくんを独りにしないからね」
私はこんな時の為に持ち歩いていたシアン化カリウムを飲んだ。
「あ゙っ・・・うっ・・・」
大丈夫だよ。私もすぐそっちに向かうから。私達は一緒に歩かないと歩けないもんね。
大好きだよ・・・キョン、く・・・ん・・・・・・―――――――。
保守
523 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/24(木) 23:19:10.93 ID:8+/15P1yO
あげ
524 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/24(木) 23:20:04.52 ID:AaWM6t2KO
age
525 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/24(木) 23:31:08.73 ID:dksRVrY+0
人が居ないのよ保守。
首筋痛い・・・
時間もないのよ保守。
あと、8日間休みなしだぜHAHAHAHA!
……SS書く時間が欲しいorz
527 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/24(木) 23:41:42.52 ID:dksRVrY+0
落下速度ハヤス保守
528 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/24(木) 23:41:47.95 ID:AaWM6t2KO
529 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/24(木) 23:47:49.43 ID:BOOtpASC0
>>528 するとそこには九曜並みに髪をボリューミーにした黄緑さんが
531 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/24(木) 23:56:40.90 ID:kb0fGy75O
532 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/24(木) 23:56:52.76 ID:3rwPCemi0
age
533 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/24(木) 23:58:32.82 ID:kb0fGy75O
「あたしはこのままお風呂にはいるわ!あんたは部屋に戻ってなさい!」
一瞬出て行こうかと思ったが、良いことを思い付いた。理解していないふりをしてその場に居座ってやろう。
「なにやってるの?早く出て行って」
「にゃあ」
「このエロキョン!さっさと出て行きなさい!」
放り出されてしまった。猫になら見られても気にしないのではないかと思っていたが、作戦は失敗に終わった。大佐!申し訳ありません!
長門の液体窒素よりも冷たい視線を想像しつつハルヒの部屋へと戻る。しかしドアは閉じられており、入る事ができない。ドアノブに手が届くはずもなく、ハルヒが戻ってくるのを廊下で待つ事になる。
腹が減ってきたぞ、ハルヒ。
今ごろ家族はどうしているのだろうか?
長門か古泉がなんとかしてくれていると思うし、心配する必要はないと思うが。
少し寒くなってきた頃にハルヒが戻ってきた。
「あら、ドア開いてなかったの?」
ハルヒに抱き締められて部屋に入った。風呂上がりのハルヒはとても温かかった。ずっとこのままで居たい。
もう少し抱いていてほしかったが下ろされてしまった。とりあえず俺はベッドに座るハルヒの隣に行く事にする。
ベッドに飛び乗った俺にハルヒが話かけてきた。
「あんたの名前の事だけどね、キョンってやつがいるのよ」
ああ。よぉく知ってる。ごく普通の一般人、特別なプロフィールはない。なんの変哲もない高校生だ。
535 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/25(金) 00:02:49.44 ID:1dklWINmO
そんな事より膝に乗せてくれないのか?長門は乗せてくれたぞ。
まぁいい、自分から膝に乗ることにしよう。
膝の乗った俺を撫でながらハルヒは続けた。
「そのキョンってやつはね。あ、その前にSOS団の事から話さなきゃね」
それも知ってる。宇宙人と未来人と超能力者と変な能力を持ったやつの集まりだ。それと一般人が一人な。
「でね、そのキョンって人は…」
ハルヒは突然黙ってしまった。悪いが膝の上で撫でられては起きている自信がない。すまないな。
しばらくしてハルヒに起こされた。いつの間にか俺はベッドに寝ており、ハルヒはパジャマになっていた。
くそっ!なんで寝ちまったんだ!
…これってデジャヴか?
1レスに今の2.5倍は入る
支援
537 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/25(金) 00:07:13.55 ID:1dklWINmO
「キョンご飯食べてないわよね?ご飯用意してあげたから食べなさい」
キャットフードと水が用意されていた。
キャットフードか?食って大丈夫なのか?しかし空腹には勝てずにキャットフードを口にした。…美味い。
俺は本当に猫なんだなと思った瞬間だった。
「ふふん。美味しい?たくさん食べて良いわよ!」
ハルヒはそう言っているが、量が多かったので残す事にする。
「あら、もういいの?小食なのね」
ハルヒ、人間から見たら少なく見えるかもしれないがな、猫から見たら多すぎるぞ。
ハルヒは誰かに電話をかけた。
そういえば明日は土曜日だ。市内探索の集合でもかけているんだろう。
俺に電話したらどうすりゃいいんだ?
「あ、有希?部活の時に言い忘れたけど明日9時に駅前集合ね!じゃあ!」
長門の返事を聞かずに切りやがった。ずっとこうだったのか?長門は気にしてないと思うが。
「みくるちゃん!明日9時に駅前集合。わかったわね?遅刻しちゃ駄目よ」
電話の向こうから微かに朝比奈さんの声が聴こえてきた。朝比奈さん、可愛いですね。
「あ、古泉くん?明日9時に駅前集合よ!…キョンに?まだ電話してないわよ?……そうキョンは来れないのね?わかったわ。じゃ!」
古泉がなんとかしてくれたようだ。ナイス!
「キョンはなにやってるのかしら。月曜日に会ったら聞き出してやるわ!…行く意味無いじゃないの…」
支援
539 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/25(金) 00:09:40.92 ID:1dklWINmO
「まぁいいわ、今日は寝ましょう!」
ハルヒはそう言うと電気を消した。さすが猫だ。暗くてもまわりが見える。
とりあえず俺は再び椅子で寝る事にする。
寝てばっかりだな、俺。
椅子に飛び乗ったところでハルヒに抱き上げられた。
「なにやってるの?キョン。一緒に寝ましょう!」
なんだって?ハルヒと俺が一緒に寝るのか?ハルヒは何を考えてやがる!?
俺が猫である事を思い出した時には既にハルヒの隣に寝かされていた。ハルヒと俺の顔はとても近い位置にある。それはしょうがない。同じ枕を使っているのだから。
「キョン、あんたあったかいわね。気持ちいいわ」
ハルヒの髪はとても良い香りがした。
ハルヒ、お前は猫と寝ているんだろうがな、俺はハルヒと寝ているんだぞ?あんまりすりすりしないでくれないか?緊張して眠れん。
俺がそっぽを向いているとハルヒは寝てしまったようだ。寝付き良いんだな。
ハルヒの寝顔はとても可愛かった。ずっとこの顔を眺めていたい。
気がつくと俺も眠っていた。
次の日、目を覚ますとハルヒは居なかった。市内探索に行ったようだ。
猫である俺の話を聞いてもつまらないだろうからな。ハルヒが帰って来るまで時間をすすめるとしよう。
20:00
ハルヒが帰ってきた。
「ただいま!寂しいかったでしょう?」
そういってハルヒは俺を撫でた。暇だったぞ。
支援
「今日はキョン来なかったのよ」
俺はハルヒが用意してくれたキャットフードを食べながら話を聞いている。
「なにやってるのか知らないけれど、SOS団の活動をサボるなんて信じられないわ!」
お前の帰りを待っていたんだ。それにサボったんじゃない。連れて行ってくれなかっただけだ。
「まぁいいわ、みくるちゃんと服を買ってきたしね」
不思議な物を探してたんじゃないのか?
「ご飯食べてお風呂入ってくるから」
ハルヒは部屋を出て行った。もう少し何があったか聞きたかったのだが…
きっといつもと変わらないのだろう。何もみつからなかったに違いない。みつかったらそれはそれで困るのだが…
542 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/25(金) 00:18:20.59 ID:5hHYbNaU0
しえーん
543 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/25(金) 00:19:41.41 ID:YbaVK9QD0
猫キョンの続きに激しく期待
支援
545 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/25(金) 00:24:52.16 ID:1dklWINmO
2時間程でハルヒは戻ってきた。遅かったな、ハルヒ。
「今日は疲れたわもう寝ましょう」
電気が消された。
今日もハルヒ一緒に寝ることになる。
「キョン…」
ハルヒが何か呟いたが、俺は聞き取れなかった。
俺がハルヒを見ると疲れていたのか、既に寝息をたてている。俺も寝るとしよう。猫のままハルヒと暮らすのもいいかもしれない。
朝。
目を覚ますとハルヒは居ない。早起きなやつだ。
そう考えていると何か異変に気づいた。
ハルヒの部屋ではない、俺の部屋だ。体を見てみると人間に戻っていた。制服でベッドに寝ている。
なんだ?俺は猫になったんじゃなかったのか?理解ができずに上体を起こすと携帯が鳴り、我に帰った。着信はハルヒからだった。
支援
支援
支援
549 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/25(金) 00:28:52.16 ID:1dklWINmO
「キョン!?」
「なんだ?どうしたんだ?」
「キョンが居なくなったのよ!」
「何を言ってるんだ?俺なら自分の部屋に居るぞ」
「あ、そうじゃないわ!猫よ!」
それはそうだな。猫だった俺は人間に戻っちまったんだからな。
ハルヒの家にいくと既に全員がそろっていた。いるはずのない猫を捜しに集まったのだ。
俺と長門と古泉は近所を捜す事になった。朝比奈さんとハルヒは家の中を捜すようだ。
「俺を助けてくれたのは長門か?」
「違う。私は何もしていない」
「そうなのか?じゃあどうして俺は人間に戻れたんだ?」
「昨日の市内探索にあなたはいませんでしたね」
「ハルヒの家に居たからな」
「そうでしたね。涼宮さんは昨日、どこか上の空でした。あなたが居なかったのが寂しく思ったんじゃないでしょうか」
「それで涼宮さんはあなたが戻ってくる事を望んだ。その結果、あなたは人間に戻る事が出来たのでしょう」
「とりあえず人間に戻れたのは良かったな」
「ところであなたは涼宮さんと2人っきりで何をしていたんですか?もしかして同じ布団で寝ていたとか?」
「な、そ、そんな事はない!断じて!」
「では何故そんなに焦っているのでしょうか?」
妙にカンが良いヤツだ。ほうっておけ。
「…………」
長門が軽蔑の眼差しをこちらに向けている。やめてくれ、お前にそんな目で見られたら俺は立ち直れなくなっちまう。
550 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/25(金) 00:31:24.72 ID:1dklWINmO
猫は見つかるはずもなく、俺達はハルヒの家へ向かった。
ハルヒは今にも泣き出しそうな顔で下を向いている。
「ハルヒ。きっと飼い主のところ戻ったんだ。安心しろ」
「でも…キョンが…」
「ところでその猫にはキョンってつけたのか?」
「あ、あんたに似てたのよ…」
俺だもんな。
「ずっと一緒に居れると思ってたのに…」
続きはもう少し待ってorz悩んでる
支援
552 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/25(金) 00:33:05.22 ID:rJOckUoNO
紫煙
時間空けるか?
554 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/25(金) 00:37:16.88 ID:1dklWINmO
>>553 もう終わりにするが、納得のいく終わり方がおもいつかないんだ。
なるべく早くする。
書き終わってなかったのか……
あんまり急いで書いてもしょうがないぞ
納得するまでやればヨロシ
557 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/25(金) 00:57:05.49 ID:cyHtZfY60
じっくり支援保守
558 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/25(金) 01:02:16.36 ID:1dklWINmO
そう言うとハルヒは泣き出してしまった。
ハルヒは『キョン』を失って悲しんでいる。そして『キョン』は俺だ。今すぐそれを伝えたかった。しかし俺はそれを伝える事はできない。そう思うと急にもどかしさを感じた。
ハルヒと過ごした2日間はとても楽しかった。ハルヒもきっと楽しかったはずだ。
しかし俺は人間に戻った。ハルヒは昨日までの2日間ではなく、今までの日常を選んだという事になる。
確かに昨日までの2日間は楽しかった。けれど、今までの日常のほうが幸せだったろ?
こいつといると俺達は幸せになれるんだ。
これからもSOS団として歩んで行こう。
「ハルヒ」
「なによ」
「俺達はずっと一緒だ」
終わり
とりあえず乙!
wktkして待ってる。
GJ!
「おい、ハルヒ。起きろ。大事件だ」
「な、なに? どうしたの? 恐い夢でも見たならあたしが慰めてあげるわよ」
「俺はどこのガキだ」
「……冗談だってば」
「いいか。神のお告げを聞いたんだ」
「ちょっと! それは大事件じゃない! なんて言ってたの!?」
「もっと彼女に優しくしろ、と。他人が呆れるくらいに仲良くしろ、とさ」
「や、やけに変な考えを持つ神様ね……」
「俺は無神論者だが、たまには信じてみるのもいい気がしてきた」
「へぇ……。あんたがねぇ……」
「というわけでベッドを半分開けろ。そこに寝るから」
「よ、よ、よ……」
「よ?」
「喜んで! 早く、早く来なさいバカキョン!」
ツンデレ→バカップル移行保守
バカップルのが書きやすいから強引に移行ww
>>558 うぁゴメン
ってあれ? もう終わっちゃたのか。
あっさりした終わり方だったけどGJ!!
>>561 待ってたぜ!
バカップル化wktk!!
563 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/25(金) 01:15:38.01 ID:1dklWINmO
支援してくれた人、読んでくれた人ありがとう
疲れた…
なかなかの自信作なんだがこのスレが落ちたら消えてしまうのか。なんか寂しい気もするな。
>>563 まとめの要請をすれば残るよ
保守の項目があればなぁ・・・
とりあえず短編に載せたら?
568 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/25(金) 01:34:27.08 ID:fRK1kKoZ0
保守
569 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/25(金) 01:39:52.63 ID:1dklWINmO
>>566 短編に載せたいと思う。
タイトルってどうすりゃ良いんだ?
>>561 ツンデレカップルというよりもシャイデレだったからなw
>>569 ん? どういう事だ?
タイトル求めてるのか?
572 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/25(金) 02:02:49.22 ID:1dklWINmO
>>571 いや、やり方がわかんないんだ。とりあえず適当にタイトル決めて書き込んできたがあれでいいのか?
問題ないですよ。タイトル変えます?
574 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/25(金) 02:12:12.58 ID:1dklWINmO
>>573 そうですか。タイトルはそのままでいいです。ネーミングセンス無いんで
575 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/25(金) 02:28:46.86 ID:fRK1kKoZ0
寝る前に保守
576 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/25(金) 02:38:13.38 ID:1dklWINmO
保守
577 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/25(金) 02:44:51.25 ID:5hHYbNaU0
さっき見たらVIPスレでプリンとアナルが並んでた記念保守
578 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/25(金) 02:59:05.60 ID:KHEAMucH0
古泉「おや、珍しいですね。今日は皆さんどうされたんですか?」
ハルヒ「みんな用があるんだって。まったく…」
古泉「では今日はどうなさいますか?このまま解散でしょうか」
ハルヒ「ねぇ古泉君!今からご飯食べに行かない?お腹すいたわ!古泉君なら美味しいところ知ってそうだし」
古泉「食事ならお付き合いしますが、あいにくまだこのあたりの地理には疎くて…」
ハルヒ「じゃああたしの知ってるラーメン屋へ行きましょ!すっごくおいしいんだから!」
珍しいペア保守
579 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/25(金) 03:14:23.00 ID:VAH/gOf4O
ハル古とはまた久々だな。
だが古泉は俺の嫁だと主張しておこう。
ハルキョン
長門朝倉
古泉俺
ほら、みんな幸せ!
まぁ保守。
580 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/25(金) 03:18:23.32 ID:5hHYbNaU0
582 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/25(金) 03:20:56.17 ID:C74YS9yX0
筆がのってきたが眠いほっしゅ
>>579 鶴屋さんと喜緑さんと森さんと阪中とミヨキチと佐々木と九曜と橘と
パンジーと谷口と国木田はどうした
584 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/25(金) 03:36:49.47 ID:5hHYbNaU0
>>583 もはや敢えて避けられたとしか思えない人物がまだww
585 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/25(金) 03:39:20.16 ID:KHEAMucH0
ピンポーン
ガチャ
長門「なに」
朝倉「ちょっと様子を見に来ただけ」
長門「入って」
朝倉「あら夕飯だったの?」
長門「もうすぐ出来上がる」
朝倉「カレーね」
長門「どうぞ」
朝倉「あなたレトルト食品しか食べてないわね。効率的じゃないわ」
長門「量で補う。問題ない」
朝倉「(こんなに食べたくないわ)」
珍しいペア保守
>>584 中河と新川さんと多丸兄弟と山根と岡部と樋口さんと岡本とENOZを忘れてたな
あれ? まだ誰か一人居たような
588 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/25(金) 03:47:08.80 ID:xOZQQoeQ0
そうだ、コンピ研部長だ
>>587 会長は意図的にスルーした
あとはルソーとシャミで大体出揃ったか?
山根と岡本って何に出てた?
593 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/25(金) 04:08:09.12 ID:jB0yGSVK0
594 :
579:2007/05/25(金) 04:17:16.74 ID:VAH/gOf4O
俺人気でワロタ
鶴屋→俺の
喜緑→海に帰った
朝倉→俺の
ミヨキチ・キョン妹→ラブラブ
佐々木→爆発
パンジー→花壇に帰った
供養→地獄少女に出てた
橘→ギャレン
タイムレンジャー→未来帰った
谷木田→アッー!
会長→煙草で退学
コンピ→カマドウマにパイルダーオン
家畜→俺はぬこ派
担任→リストラ
これで皆幸せ。
俺、皆幸せじゃないと嫌なんだよ。
>>594 おいコラwwwなぜ佐々木を爆破するwwww
596 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/25(金) 04:48:22.99 ID:MBgC231Z0
ほしゅ
597 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/25(金) 04:52:20.07 ID:x0oabfG40
598 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/25(金) 04:53:21.98 ID:VAH/gOf4O
>>595 こないだ佐々木に会ったら爆発しそうだから界王とかっておっさんとこ連れてったてばっちゃが言ってた。
あとなんか森さんだけど…ダイナマイト亜美だっけ…あいつが歌ってるゲームに出てたような…?
599 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/25(金) 04:54:52.62 ID:VAH/gOf4O
>>597 あれ?さっき晩飯でみそ汁に入ってたの喜緑さんだったような……。
601 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/25(金) 05:17:51.59 ID:1dklWINmO
長門スレがない…
602 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/25(金) 05:46:15.11 ID:sr4208xH0
>>561 おかえりなさいバカップル保守!
ついに第3次バカップル保守がスタートですか!!
wktkしてまっています!!!
>>601 えっ、普通に存在していますよ
一昨日(5/23)の夜に新スレ(90冊目)に移行しましたが・・・
604 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/25(金) 06:15:56.70 ID:Zj2agQN5O
保守
605 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/25(金) 06:49:11.05 ID:iewQNzNa0
保守
保守
雨か保守
前回は
>>83>>84 藤原「あーせいせいした」
(これで思う存分気ままな独り暮らしが堪能出来るぜ。
それにしても腹減ったな。コンビニで弁当買ってくるか……)
藤原「ただいま…ってひとりなのについ言っちまうな」
(あ、洗濯しなきゃ明日の下着が……って洗濯されてる…
あれの仕業か…。ん? このシャツは何だ?
あぁそうだ。ボタンが取れたからそのままにしておいたんだっけ。
…あれが付けてくれたのか………)
藤原「は! 何を考えてるんだ俺!」
(あんな塊………あんなやつなんて…………)
(……やっぱちょっと寂しいかもな………なんて…な)
ピンポーン
藤原「ん? こんな時間に何だ?」
九曜「───ダーリン…───」
藤原「…な!」
九曜「───やっぱり───ダーリンと───暮らし…たい───」
藤原「……おまえ…」
九曜「───……駄目…?」
藤原「…………」
(どうした俺! 何故即答しない? ダメだって言えよ、コラ!)
九曜「───それに…───」
藤原「…ん?」
九曜「───わたしの───お腹の───なかには───…赤ちゃん───が…───」
藤原「………は?」
九曜「───ダーリンの───こ───ど───も───」
藤原「いや、それおかしいって! 俺、身に覚えないんですけど!」
九曜「───…ふたりの───愛の───結晶───」
藤原「違うつってんだろ! 俺は知らん!」
九曜「───ダーリンが───寝てる───間に───いわゆる───既成事実───という───やつ───
───種を───採取───した───」
藤原「…! な、な、な…!」
九曜「───名前は───何に───する───?」
藤原「出てけぇえっ」
おわり。めでたしめでたし………?
611 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/25(金) 07:39:11.68 ID:RTjGJN46O
スクールバスから保守
612 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/25(金) 08:00:36.18 ID:pnNHL5aI0
保守
保守
>>610 乙!何気に楽しみにしてたのは二人だけの秘密だ!
615 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/25(金) 08:57:32.70 ID:1quakUznO
awawaw
…長門&みくる到着…
キ「…という訳で、ハルヒ(ry)をお風呂に入れて、着替えさせて欲しいんですよ」
長「…わかった」
み「では早速涼宮さん(ry)を綺麗にしましょう。キョンくん、お風呂借りますね」
キ「え?俺の家で洗うんですか?」
み「はい。涼宮さん(ry)を私たちの家に運ぶのも大変ですし、銭湯だとどんな行動するかわかりませんし」
キ「でも、着替えはどうるんですか?」
長「…私達は一旦取りに戻る。涼宮ハルヒ(ry)の着替えは古泉一樹が用意する」
っていうか、二人ともうちのお風呂に入るんですか?
み「ええ、みんなで入るのも楽しいと思いますよ。それじゃ、少し待っててくださいね」
…二人は着替えを取りに一旦帰った…
今のうちにバスルームに盗撮カメ…じゃない!掃除するか…
そういえば、シャミ(ry)はどこいったんだ?
ハ「にゃあ?」
617 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/25(金) 09:26:10.47 ID:hi5Ltg7l0
雨で鬱な保守
618 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/25(金) 09:47:24.76 ID:hi5Ltg7l0
ちょwww誰もいないのかwww
保守
619 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/25(金) 10:01:20.27 ID:1quakUznO
>>618 wawawa忘れもの〜♪
おぅわぁ!?
………すまん、ごゆっくりぃ!!
保守
620 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/25(金) 10:21:07.07 ID:hi5Ltg7l0
…長門&みくる&ハルヒ(ry)、入浴中…
み「さあ涼宮さん(ry)、体を洗いましょうね」
ハ「にゃあ」
み「これだけ大人しい涼宮さんも珍しいですね。長門さん、前の方お願いします」
長「………」
ムニムニムニ。
み「な、長門さん!?」
長「大きい。私の手には収まらない」
み「本当ですね。ふふっ、そうだわ。涼宮さん、いつも私のを触ってるからたまには私が触ってもいいですよね?ごめんなさい、涼宮さん(ry)」
ムニュ。ムニムニ
み「うゎ、柔らかい///それに涼宮さん、大きいだけじゃなくて形もいいですよね」
長「それだけでは無い。張り、艶、弾力、向き、その他生理的特性について全て成人女性の平均を33〜58%上回っている」
み「涼宮さん、すごいですね〜。私なんかまだまだですね」
長「あなたも平均を十分上回っている。特に大きさに関して言えば、偏差は著しく大きい。
正規分布曲線のx軸漸近線に近い。偏差値で言うと86に該当する。
…羨ましい。私は情報統合思念体によって全て平均レベルとして作られた。
しかし私が普段接する空間内にいる女性は大きさに関して平均より著しく…」
み「な、長門さんのだって可愛らしいですし、とても素敵ですよ!」
長「そう…ありがとう」
―脱衣所の前―
キ「…正直、たまりません」
本当に人が居ないなw
シャミセン、一応雄だよなwww
623 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/25(金) 11:02:04.36 ID:RTjGJN46O
ハラソドム「そろそろ俺の出番か・・・」
保守
…入浴後のハルヒ(ry)…
キ「二人とも、どうもありがとうございます」
長「…いい」
み「どう致しまして。こちらも楽しかったですよ♪」
キ「何が楽しかったんですか?」
み「うふっ、涼宮さんのサイズがわかったんですよ。聞きたいですか?」
キ「あ?い、いえ、止めときます…
(立ち聞きして長門や朝比奈さんのサイズまで全部知ってるなんて言えねぇ…)」
長「………ジーッ」
キ「(長門!いつもより目線が冷たいぞ!立ち聞きがばれたのか!?)」
キ「と…ところで、ハルヒ(ry)はどこですか?」
み「もうすぐ来ますよ。ほら」
ハ「にゃ」
キ「!!!」
性欲を持て余す
……………
キ「あのー、一つ聞いてもよろしいでしょうか?」
長「何?」
キ「何でTシャツ一枚なんですか、ハルヒ(ry)は?」
み「中身は猫ですし、服を着るのを嫌がったんですよ。着せるの大変でしたぁ。あの一枚でせいいっぱい」
キ「えーっと、あの、その、つまり、えー、し、下着は、ど、どうなってるんですか?」
長「していない」
キ「……!」
長「ノーパンノーブラ」
キ「……!!!」
長「ぱんつーまるーみえー」
キ「はうっ……」バタン
…キョンは気絶した…
み「長門さん、ネタが古いですよ!それに穿いてないんですから【禁則事項】まるーm
…そうじゃなくて、からかっちゃダメですよ。
でもそんな言葉で気絶するなんて、キョンくん純情ですね♪」
長門「…ユニーク」
み「でも助かりました。長門さんが空間操作をしてくれたおかげで下着を身に着けることができました。
でもちゃんとキョンくんに伝えないと可哀想ですね」
長門「…そう」
とりあえずここまで。
午後暇だったら投下します
誰だ、長門に「ぱんつーまるみえ」なんか教えたやつぁー!
ちゃんと「手を打ってVサインして」のジェスチャー付きだよね?
はす
631 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/25(金) 12:10:30.38 ID:5hHYbNaU0
保守
632 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/25(金) 12:25:23.02 ID:RTjGJN46O
すほ
633 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/25(金) 12:34:53.55 ID:xQ0y31p/O
雨の日はテンションガタ落ち保守
634 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/25(金) 12:42:23.94 ID:hi5Ltg7l0
忙しい人が多いなぁと物思いに耽りながら保守
ネタ不足保守
636 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/25(金) 13:04:19.96 ID:RTjGJN46O
保守だけだとダメだ!
ハルヒ「ちょっとキョン!○○○○○○○○○○!?」
キョン「え・・・(////)」
さぁ○をうめて保守してけれ
637 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/25(金) 13:17:11.08 ID:fRK1kKoZ0
大学休みで今起きた保守
638 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/25(金) 13:22:29.67 ID:J7KMPgZbO
(´ー`)y―┛~大学休みで雨だと暇だぜ。や ら な い か
雨の日は犬(パピヨン)と戯れるくらいしかすることがないという保守
…かわいいから嫌じゃないけどなw
640 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/25(金) 13:43:09.88 ID:pnNHL5aI0
保守
>>学生の皆様
はしか休みですか?
来月出張で都内の某大学に行くのだが、結構不安
はしか休みじゃないですよ。
渋谷の某大学は。あとは知りませんw
643 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/25(金) 14:10:19.17 ID:5hHYbNaU0
うち麻疹
大学の図書館にも行けんからたいへん困る
645 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/25(金) 14:15:31.51 ID:fRK1kKoZ0
今日は担当の先生方の講義が全部休校なんだ。
うちの大学にもしか感染者は居るが、大学から何もアナウンスはない・・・
646 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/25(金) 14:19:47.93 ID:5hHYbNaU0
>>645 うちの大学は普通に授業あるけど、俺は今日は授業入れてないんだw
>>646 把握
渋谷から結構近いなw
キョン:ハルヒ、朝比奈さん(☆朝比奈さん(大))、古泉、長門、鶴屋さん 一人称:「俺」
ハルヒ:キョン、みくるちゃん、古泉君、有希、鶴屋さん、妹ちゃん(☆さん) 一人称:「あたし」
みくる:キョン君、涼宮さん、古泉君、長門さん、鶴屋さん、妹さん 一人称:「わたし」
古泉:あなた(?キョン君)、涼宮さん(☆涼宮ハルヒ)、朝比奈さん(☆朝比奈みくる)、長門さん(☆長門有希)、鶴屋さん、妹さん 一人称:「僕」
長門:あなた、涼宮ハルヒ、朝比奈みくる、古泉一樹 一人称「わたし」
鶴屋さん:キョン君、ハルにゃん、みくる、一樹君・古泉君、長門ちゃん・(☆長門っち・?有希っ子)、妹ちゃん(君) 一人称:「あたし、鶴にゃん」
キョン妹:キョン君、ハルにゃん、みくるちゃん、古泉君、☆有希(ちゃん) 一人称:「わたし」
まとめにあった呼び方時点だけど、キャラも大分増えたし改訂しない?
649 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/25(金) 14:34:35.61 ID:hi5Ltg7l0
そろそろ必要かもなw
650 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/25(金) 14:49:35.95 ID:pnNHL5aI0
保守
651 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/25(金) 14:58:46.16 ID:hi5Ltg7l0
ほ
652 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/25(金) 15:02:21.32 ID:J7KMPgZbO
>>642 渋谷の某大学と聞くとA山かK学院くらいしか思いつかない俺
俺の学校は世田谷通り沿いだったりする
保守
653 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/25(金) 15:10:25.03 ID:hi5Ltg7l0
>>652 そのどっちかの英米文学科です
という保守
キョン「シャミセン」
古泉「シャミセン氏」
妹「シャミ」
他教えてください
655 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/25(金) 15:28:35.03 ID:d1yCg2fCO
携帯から保守
「ふん。諦めろ。神のお告げを聞いた俺は今や無敵だ」
「うるさい! 行くわよ、じゃーんけーんぽん!」
「また勝ったな」
「うそ……。5連敗なんて……」
「これで5連勝だからな。罰ゲームだ」
「何させる気よ! 変態エロキョン!」
「そうだな……じゃあしばらくの間、がさつな言葉遣いは禁止な」
「な……えっ? どういうことよ!」
「だからそういう言葉遣いが禁止だって」
「わ、わかりましたですわ!」
バカップル保守
658 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/25(金) 15:31:27.51 ID:jB0yGSVK0
>>654 ハルヒ「シャミセン」
みくる「猫さん」
長門「ねこ」
660 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/25(金) 16:08:51.41 ID:5hHYbNaU0
保守
保守
663 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/25(金) 16:38:57.85 ID:fRK1kKoZ0
梅酒切れてた保守・・・
665 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/25(金) 16:51:26.11 ID:KHEAMucH0
ねたを!
>>665 突然
ジューンブライド
五月病
晴れ間
667 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/25(金) 16:59:32.12 ID:KHEAMucH0
おk!
>>648 それずーっと気になってたんだけど「キョン君」じゃなくて「キョンくん」なんだよな。漢字じゃなく。
ものっそい細かいこと言って申し訳ないんだけどわざわざ呼称一覧作ってるんなら徹底してほしかった。
なら、古泉の欄から(キョン君)は外してもいいんじゃないかな?
どうだろう?
あなた(彼)だよね
あとみくるってたまに「あたし」って言ってることあったような気がするんだけど。……妹もかな?
ほ
673 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/25(金) 17:47:58.50 ID:diIGQtqX0
mo
>>671 あったかもしれんね、今出先なんで確認出来んが……
ほ
し
678 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/25(金) 18:19:18.03 ID:fRK1kKoZ0
ぶ
ど
う
*
682 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/25(金) 18:36:03.49 ID:cyHtZfY60
ほ
る
ま
り
ん
687 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/25(金) 18:43:54.00 ID:pnNHL5aI0
アナル落下
アナル落下
689 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/25(金) 18:52:29.78 ID:hi5Ltg7l0
ほ
690 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/25(金) 18:53:02.01 ID:9rR5pI6Q0
な
さ
692 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/25(金) 19:02:55.47 ID:pnNHL5aI0
ん
へ
694 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/25(金) 19:07:48.02 ID:vcMe23zo0
SSを書くというわけじゃないんだが、聞きたいことがある。
長門vsみくる
古泉vshide
キョンvsチュパカブラ
どれが一番おもしろそうだ?
695 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/25(金) 19:08:13.58 ID:pnNHL5aI0
キョンvsチュパカブラ
古泉×チュパカブラ
谷口vsオゴポコ
698 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/25(金) 19:16:21.15 ID:+bV7zos20
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交換すると電子マネー(プリペイド番号)がもらえる。
699 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/25(金) 19:29:44.74 ID:g/73J6hGO
保守
700 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/25(金) 19:30:11.10 ID:KWIGcISdO
ホシュ
701 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/25(金) 19:30:46.68 ID:vcMe23zo0
チュパカブラ人気高いんだな。ありがとう。参考になった。
谷口vsアブドゥル
何のなんだwww
谷口vsナトゥー
705 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/25(金) 19:47:10.34 ID:fRK1kKoZ0
じめじめして暑い。
扇風機買ってくるかな保守。
谷口vs扇風機
707 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/25(金) 19:53:29.70 ID:WuZ3OVzxO
●にょろーん
=д=.<むぅ
でろんでろん
●にょろーん
=△=.<………
でろんでろん
キョン「何やってんだ?」
708 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/25(金) 19:54:28.58 ID:WuZ3OVzxO
ここプリンじゃねぇかorz
>>706 WAWAWAWAWAWAWAWAWAWAWAWAWAWAWAWAWAWAWAWAWAWAWAWAWAWAWAWAWAWAWAWAWAWAWAWAWAWAWAWAwawawawawavovovovovo.......
710 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/25(金) 19:56:41.38 ID:WuZ3OVzxO
ェ@ or2
谷口 vs 朝倉
キョン「谷口?!」
谷口 「ったく、朝倉。俺に面倒かけさせるなよ。今ならまだプロテクトで済ませてやるぞ。」
朝倉 「うん、それ無理。だって私は、本当に彼に死んで欲しいんだもの。」
谷口 「しゃーねぇな。俺としては穏便に済ませたかったんだが・・・・」
朝倉 「いつまでその余裕でいられるかしら?」
谷口 「へっ。すぐに終わるさ。Select serialcode from database read engagedata.
Personal name "Asakura ryouko"is enamy. Delete All data.」
朝倉 「そんなっ!?こんなはずは・・・・」
谷口 「.....Complete. Genocide mode off.」
キョン「谷口!?その傷はどうした?!」
谷口 「ああ、キョン。たいしたことはねえさ。それより、この空間を再構築するぜ。」
谷口 「・・・・・っと、完了。」
キョン「・・・・本当に大丈夫なのか?」
谷口 「ああ。この程度のものなんざ、さっきのエネルギーの10^8239123.12746分の0.111で出来るさ。」
長門 「ういーっす、wawawa忘れ物・・・・ぬおあっ!!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
長門 「すまん、ごゆっくり!」
長門 (うへへえぇぇぇえ。これで同人のネタゲットなんだぜぇ・・・・・・!!)
712 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/25(金) 20:08:23.21 ID:1dklWINmO
古泉「おはようございます」
キョン「ああ、おはよう」
古泉「今日も早いですね。長門さん」
長門「………」コクリ
古泉「おはようございます。涼宮さん」
ハルヒ「おはよう」
古泉「おはよう。みくる」
みくる「一樹さん…」
てきとうに保守
ながもん自重しろw
715 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/25(金) 20:18:21.32 ID:fRK1kKoZ0
ハイペリオン(下)読みながら保守。
717 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/25(金) 20:31:08.58 ID:ja8RD32q0
『ながTO』
長門「TO!TO!ながTO!TO!TO!ながTO!
ながと。の最近は、謝ることばっか〜!」
長門「ながとこの前、キョン君に言い寄る女がいたから情報連結解除したのね。」
長門「そしたらSO!朝倉涼子!」
長門「あ〜いとぅいま・・・」
ガチャ
キョン「うぃーっす・・・ん?長門、お前だけか」
長門「・・・・・・てん。」
キョン「今日一番遅かったのはハルヒだな。昼食はお前のオゴリな」
ハルヒ「う…、そうだわ、今日はココイチで1300gに挑戦よ!食べ切れたらタダよ!その代わり食べ切れなかっら罰として自腹ね!」
キョン「なあ…ココイチ1300g挑戦はずっと昔に終わってるぞ?」
ハルヒ「!!」
よくわからん保守
>>714 w
アナル落下早すぎ
720 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/25(金) 20:50:33.99 ID:fRK1kKoZ0
アナルまた落ちたw
721 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/25(金) 20:53:52.84 ID:GkZn6LbU0
アナルいくつでおちた?wwww
ちょっ……、またアナル落ちたのか。
落ちすぎだな、最近は
需要がないから落ちるんじゃ・・・すまん忘れてくれ
724 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/25(金) 21:02:46.83 ID:ja8RD32q0
古泉「これも、涼宮さんの力でしょう。」
725 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/25(金) 21:12:44.78 ID:d1yCg2fCO
保守
726 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/25(金) 21:23:11.30 ID:1dklWINmO
今日はまだ何も書いてないな
728 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/25(金) 21:35:51.26 ID:1dklWINmO
長門「さぁ行こう。ここももうじき腐海に沈む…」
てきとうに保守
729 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/25(金) 21:43:20.78 ID:hi5Ltg7l0
保守
みくる「ふえええぇ、ここどこですかぁ?なんでわたし、連れてこられたんですかぁ?」
新川「姫様は働き者の綺麗な手だと言ってくれましたわい」
ナウシカ保守
732 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/25(金) 21:56:50.89 ID:hi5Ltg7l0
保守
733 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/25(金) 22:06:04.55 ID:KN/8C8IyO
長門「朝倉め……首だけで動きおった」
もののけage
734 :
保守:2007/05/25(金) 22:06:56.01 ID:vcMe23zo0
古泉との花札対決で負けたキョンは罰ゲームで自分の恥ずかしいプライベートを暴露することに。
ジョン・スミスというペンネームでラジオ番組(AM)に投稿するハガキ職人だというカミングアウトでハルヒにジョン=キョンという図式が知られてしまう。
自分の本当の能力を知ったハルヒは戸惑いながらも、その力を利用する。
力ずくでキョンを手にいれたハルヒは、止めに入る古泉の胸に七つの傷をつけて去っていった。
さらわれたキョンを救い出すため、長門、みくる、古泉(負傷中)の3人は北高部室棟に向かうのだった。
735 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/25(金) 22:14:39.68 ID:hi5Ltg7l0
保守
736 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/25(金) 22:18:20.02 ID:1dklWINmO
キョン「ダイザーGO!」
保守
You は Shock !
738 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/25(金) 22:22:32.45 ID:VAH/gOf4O
ソドム「ソロソロMEノアッパレィ!」
739 :
保守:2007/05/25(金) 22:28:47.71 ID:vcMe23zo0
>>734 谷口「ここは俺が食い止める! お前たちは先に行け!」
ルソー「グオオォォォー!!」
みくる「谷口さん!」
古泉「早く中へ! 谷口さんがルソーを食い止めている間に!」
古泉「はあはあ。なんとかここまで来られましたね」
みくる「ルソーさんがあんなに巨大な獣になっていたなんて」
長門「………このまま涼宮ハルヒの暴走が続けば、世界は永久に続く世紀末と化してしまう」
古泉「それだけは、何としても避けなければなりませんね」
キョン「おばさんっ!!」
ハルヒ「船長と呼びな!」
みくる「ここは滅びます!巨大な飛行石をつかっても…かわいそうな古泉くんたちをつかっても!!」
長門「ラピュタは何度でも蘇るさ!」
キョン・みくる「「orz!」」カッ
長門「!!ぐわぁ!目がぁ!目がぁ…」
ラピュタsage保守
キモいスレ
今に限って否定できないのがつらいところだ。
だがそれがいい。
743 :
保守:2007/05/25(金) 22:40:12.94 ID:vcMe23zo0
>>739 みくる「長門さん、どうやって涼宮さんに対抗するんですか? 涼宮さんの力に私たちがかなうわけありませんよ」
長門「………方法はある。なんとか涼宮ハルヒの意識を途絶えさせることができれば、後は情報統合思念体がいろいろ処理して夢オチだったということにできる」
古泉「それが良いでしょうね。涼宮ハルヒがこれを夢だったと、信じ込めば、世界は元通りの常識的な世の中に戻るでしょう」
朝倉「そうはさせないわ」
長門「………朝倉涼子」
朝倉「こんなに大量の情報を得られるチャンスはまたとないわ。データ採集の邪魔をしないでくれる?」
長門「………このままカオス方向に情報の改変が進めば、効率的なデータの収集は行えない。すぐにやめさせるべき」
朝倉「そうはいかないわ」
744 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/25(金) 22:42:48.84 ID:sr4208xH0
なんかアナル化しているような・・・
>>736 谷口「北斗有情破顔拳!」
榊・山根『気持ちイィー!!!』
>>744 確かに……まぁ境目が曖昧な部分あるけどなwww
747 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/25(金) 22:52:53.13 ID:J7KMPgZbO
重い
age
748 :
保守:2007/05/25(金) 22:55:58.05 ID:vcMe23zo0
>>743 朝倉「結局あなたとは意見が一致しない運命なのね」
長門「………我々は急いでいる。あなたにかまっている時間はない」
朝倉「そうはいかないわ。いつぞやの借りをまだ返していないもの。逃がさないわ」
長門「………朝比奈みくる。あなたにこれを預ける」
みくる「これは?」
長門「麻酔針。これを涼宮ハルヒに命中させれば、後は情報統合思念体がいろいろしてくれる」
古泉「長門さん、あなたは」
長門「………私はここで朝倉涼子を食い止める。先へ進ませるわけにはいかない」
古泉「頼みましたよ、長門さん」
朝倉「用意はいい? 長門有希」
長門「………いつでも」
朝倉「今の私を、竜王戦山口大会の時の私と思わないことね。あなたに敗れてから、私もアップロードを行ってバージョンアップしたんだから」
長門「………ごたくはいい。かかってこい」
朝倉「それじゃ私からいくわよ。7六歩」
長門「………3四歩」
朝倉「2二角成」
長門「………む」
749 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/25(金) 23:02:20.16 ID:pnNHL5aI0
将棋wwww
いろいろしてくれるって……なんか適当だぞながもんw
キョン「あの子を解き放て!あの子は人間だぞ!」
古泉「あなたは黙ってください!あなたに彼女の不幸を癒せるのですか?3年前に情報爆発を観測した情報統合思念体が涼宮さんを観測して進化の可能性を見出すために送り出したのが長門さんです」
古泉「人の心を知り、人間にもなれず、宇宙人にもなりきれない哀れで不憫ですが可愛い娘さんです…あなたに長門さんが救えるんですか!?」
キョン「わからん…だが共に生きる事はできる!」
古泉「あっはっはっは!どうやって生きると言うのですか!長門さんと共に情報統合思念体と戦うというのですか!?」
キョン「違う!それではエラーを増やすだけだ!」
古泉「もうあなたにできる事は何もありません…夜明けと共にSOS団を立ち去ってください」
長門「歩けた?」
キョン「ああ。朝比奈さんとハルヒのおかけだ」
もののけ保守
752 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/25(金) 23:16:54.16 ID:1quakUznO
アッガーレ
753 :
保守:2007/05/25(金) 23:20:27.99 ID:vcMe23zo0
>>748 ハルヒ「早かったわね、みくるちゃん、古泉くん」
みくる「涼宮さん!」
ハルヒ「あなたたちがここまで来られたということは、私が心の底でそう望んでいたから、ということなのかしら」
古泉「おそらくそうなのでしょうね。さあ、涼宮さん。余興の時間はここまでですよ。世界をあるべき姿に戻してください」
ハルヒ「いやよ。あんな退屈でつまらない世界。あんなところにいるくらいなら、一生この変貌をつづける世界で楽しく暮らすわ」
ハルヒ「それに、元の世界じゃ……キョンは一生私のこと…」
古泉「大丈夫です。彼ならきっと理解してくれますよ」
ハルヒ「……そうかな。でも、自信ない…」
古泉「何もしていないうちから諦めてどうするんですか。行動を起こさなければ何も変わりませんよ。涼宮さんらしくもない」
ハルヒ「そうよね。無理矢理キョンを捕まえてるだけじゃ、なにも変わらないよね……」
古泉「そうですよ。涼宮さんが彼のことを大切に思っていれば、彼のそれに応えてくれるはずですよ」
ハルヒ「分かったわ、古泉くん! 私、やってみる!」
古泉「それじゃあ!」
みくる「冗談じゃないですよ! 涼宮さんが本気になったら、私や長門さんは勝ち目ないじゃないですか!」
古泉「ちょwww空気嫁wwww」
こらみくるwwww
コラみくるwww
バーローwwwww
ここは素晴らしいアナルスレですね
おくくくしゅりりりぃぃぃぃー!!!!!!
758 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/05/25(金) 23:32:43.12 ID:GkZn6LbU0
AHR
みくる自重www
760 :
保守:2007/05/25(金) 23:44:12.67 ID:vcMe23zo0
>>753 みくる「というわけで涼宮さんには夢を見てもらって、恋の決意も何もかもスッキリ忘れ去って目覚めてもらおうと思います」
古泉「いい方向に話が進んでいたのに、何言ってるんですかあなたは」
ハルヒ「そうよ。せっかくポジティブな方向に話が向かっていたのに、邪魔する気?」
みくる「世界が元の世界に戻ることには大賛成ですけど、それとこれとは話が別ですぅ! 恋は盲目なんですぅ!」
ハルヒ「私の胸に燃えたぎるこの想い、夢なんかで終わらせるつもりはないわ」
みくる「それは私だって同じですよぅ! 愛をとりもどすためなら、たとえ相手が誰でも引けませへん!」」
ハルヒ「この私と戦うつもりなの? 笑わせるわ。みくるちゃん、私に勝つつもりなの?」
みくる「勝てますぅ! この胸の闘魂ある限りですぅ!」
古泉「ですぅじゃないよ、この人」
みくる「とうとう使う時が来たようですね…。ドジっ子を装い、今まで隠しつづけてきた私の本当の力を!」
ハルヒ「そ、その構えは!」
古泉「南斗白鷺拳だと!?」
みくる「今だ、南斗烈脚斬陣!」
古泉「パンツ見えてる!」
●自重しろwwwww
あと34分
763 :
保守:
>>760 ハルヒ「そ、そんな! 世界を制するこの私が……!」
みくる「やった、蹴りが入りました!」
古泉「もうあなた未来へ帰ってくれませんか?」
ハルヒ「そんな…、この私が手も足も出ないなんて…」
みくる「世界をどうにかする力なんてなくても、人は愛があれば戦えるんですぅ!」
古泉「もうあなた未来へ帰ってくれませんか?」
ハルヒ「これが愛の力!? 愛がこんなにも辛く厳しいものだったなんて」
古泉「だんだん愛という言葉の意味がわからなくなってきました」
みくる「涼宮さん、さあ早く。手遅れになる前にキョンくんを解放してください!」
ハルヒ「まだよ、まだ私は負けてないわ!」
みくる「そんな。私の蹴りを受けて倒れないなんて」
古泉「いいから針を使え」
みくる「うるさい、それどころじゃない!」