私は富竹

毎日が退屈だった。でも、楽しいと思う。どういうことなのかわからない。
幸せな生活を送っているとは思うけど、やっぱり退屈。
私の名前は富竹。富竹は名前というより苗字なんてことはどうでもいいの。
みんな私のことを富竹って呼ぶ。だから、富竹でいいの。

何言ってんだトミー

今は通学中。私の通ってる中学校はなんだかひどく古いんだけど、なんとなく私は古いほうが、
なんていうのかな、風流があって好きかな。
「あ、富竹ちゃ〜ん。おはよーっ」
誰かが私に声をかける。
誰か、なんて言い方をしなくても、その愛らしい声を聞けばすぐにわかるんだけどね。
だから私はわざと少し早足で歩く。
「ま、待ってよぅー。いじわるしないでっ！」
ほら、こうやってすぐにムキになって追いかけてくるの。これが本当に可愛くて、いじめたくなっちゃう。
私がこんなことできるのは、この子だけだもん。他の人の場合、立場は逆なんだ。なんでかな？

これはwwwwwwwwwwwww

「私は富竹。フリーのカメラマンで御座います。」

彼女は小此木って言う名前なの。何て読むのかわからなくて、私が最初「こびきちゃん」って読んだら、
リンゴみたいに顔を赤くして否定して、本当に可愛かったな。おこのぎって読むんだよ。
普段の小此木ちゃんを見てると想像も付かないんだけど、
山狗っていう名前のサッカーチームに所属していて、結構活躍してるらしいの。
「でも、富竹ちゃんも運動神経抜群だよねっ」
心を読まないでよ！

wktk

富竹に竹立てかけたのは竹立てかけたかったからです
口に出して３回言えるかな？

そんなこんなで学校に到着。朝の会が始まる３分前だったけど、いつものことなんだ。
寝るべく多く寝たいから、学校にはギリギリに来るの。たまに宿題をするために３０分前に学校に来たりするんだけど、
その時点でもう学校にいる人がいるのはすごいと思うな。そういう人って毎日こんなに早く学校に来てるのかな？

「それじゃあ朝の会を始めるわよ」
鷹野先生が教室に入ってきて一言。ザワザワしていた教室が、一瞬にして静かになるのはさすがだね。
すごくきれいな先生だけど、ちょっと怖いんだ。私は憧れてるんだけどね。
私も先生みたいな人に慣れたらいいなっ。

鷹野＝♂じゃなくてよかったｗｗ

wktk

tmtk

期待せざるをえないｗｗｗ

新ジャンル「自由メガネ」

鷹野先生がお話をしている。今のところこのクラスは遅刻をした人がいないから、これからも遅刻ゼロを目指そうという話だ。
その時、ガラガラと扉を開ける音が教室に響いた。衛くんが教室に入ってきた。
先生が呆れた顔で衛くんを見る。生徒のみんなも、先生の話している内容が内容だっただけに失笑していた。
衛くんはサッカー部に所属してるの。徹甲弾の赤坂なんて異名もついてるんだよ。
ちなみに徹甲弾って異名とサッカーは何の関係もなくて、昔、学校に拳銃を持ったおかしな男が侵入してきたことがあったの。
嫌な事件だった。でも、衛くんがその事件を解決してくれたの。本当にすごかった。

嫌な事件だったｗｗ