1 :
留学生(石川県):
のようです
2 :
外資系会社勤務(大阪府):2007/04/29(日) 17:52:40.39 ID:hg01eewT0
( ^ω^)<2チャン語が通じない・・・
3 :
タリバン(広島県):2007/04/29(日) 17:52:57.86 ID:8VqY2dRw0
>>1 ありがとうございます!
初めてなんですが、頑張って書かせていただきます!
では始めます
4 :
タリバン(広島県):2007/04/29(日) 17:54:20.78 ID:8VqY2dRw0
川 ゚ -゚)「聞こえるか、二人とも。」
クーからの通信が入った。今回の任務はオクセーマ地方で規模を拡大しつつあるテロリストの壊滅だ。
密告者からの情報では近々大規模な政治テロを行うとの事。それを未然に防ぐため政府からの依頼が届いた、らしい。
ブリーフィングのときの艦長の機嫌からすると結構な報酬金だったのだろう。もしかすると今回の作戦後にはボーナスが待っているかもしれない。
操縦桿を握る手にも俄然力が入ってくる。
( ^ω^)「少佐、通信良好ですお。」
('A`)「こっちも問題ないです。クーさん」
川 ゚ -゚)「了解した。潜伏モードを維持しつつ進むぞ」
5 :
タリバン(広島県):2007/04/29(日) 17:55:56.21 ID:8VqY2dRw0
(;^ω^)「了解だお。しかし、この辺は暗くなるとめちゃくちゃ寒いお…」
この地方では年々雨が降らなくなっているらしい。しかもこの辺りは特に雨が降らない。
その事から砂漠化が進み、舞う砂が視界を阻む。さらにゴツゴツとした岩場が多く隠れる場所には事欠かない。
もしここに住むほどの気力、財力があるのなら、格好の隠れ場所と言えるだろう。
30分程前の情報では、今いる地点から十数キロ進んだ先にVS-2が20機確認されていた。
通称VSと呼ばれる汎用人型兵器ValiableStriker、基本は陸上での活動。装備を変えることで海中での戦闘も可能となる。
ただ、空中で戦う事は今の技術では燃費の問題とその必要性があまり無い事から考えられていない。
だが、空中での戦闘行動は地上の敵に対して有効なのではないだろうか?
メカニックのショボンはこういった質問を投げかけられると決まってこう答える。
(´・ω・`)「VSで空を飛ぶときはイクときか逝く時だけにするんだ。それはそうと や ら な い か?」
6 :
タリバン(広島県):2007/04/29(日) 17:56:57.68 ID:8VqY2dRw0
ブリーフィングのときに見た衛星写真からすると、
相手の装備はVS用アサルトライフルと腰に付けられた強化チタニウムナイフが二つ。
基本の装備とも言えるが、武装も機体も全く持って改造されている様子はなかった。
('A`)「クーさん、あっちは第二世代、こっちは第三世代のVSです。こんなに気張らなくても…」
ドクオのVSがやれやれと首を振っている。
第二世代と第三世代。機体性能の差はもちろんだが、広く出回っているVS-2と傭兵部隊VIPの使うVS-3の違いはあの動きにある。
より高度に精密に、まるで人のような動きを実現させるため、第三世代のVSにはショボンの発明したイマジンコンバータが搭載されていた。
それは、搭乗者のイメージをVSに伝え、電気信号へと変換する事によってVSを動かそうと言うシステムだ。
VSは搭乗者の目となり、手足となる。まさに人機一体と言えるだろう。
フィードバックの度合いを変える事で従来の操縦にサポートする形でも動かせるようになった。
(´・ω・`)「いや、ホントはね。VS同士で(省略されました、続きを読むにはウホッと書き込んでください)」
7 :
留学生(石川県):2007/04/29(日) 17:57:04.20 ID:SjO4Znmg0
では、試演
8 :
タリバン(広島県):2007/04/29(日) 17:58:17.06 ID:8VqY2dRw0
川 ゚ -゚)「だが、油断は禁物だ。もう少し進んだところで分かれるぞ。手順は分かっているな」
( ^ω^)「大丈夫ですお。クーさんと、ドクオが一点突破。ブーンは目標地点の西側から一機ずつ狙撃、ですお?」
ブーン達の所属する傭兵部隊VIPでは基本的に三人で一つのチームを組んで活動している。
クー達のチームでは、格闘、射撃のどちらにも優れ、冷静なリーダーとしてのクー。
接近戦に優れたドクオ。射撃の才能に恵まれたブーンとバランスの取れたチーム編成になっていた。
各機体も個人の適正に合わせて改造が施されている。
('A`)「あぁ、だけど、もしものことがあったらすぐ突っ込んできてくれよ。KSKドライバの使用許可も一応下りてんだから」
KSKドライバ。KSK粒子をその機体に纏う事で装甲や機動性の強化、武器に纏わせれば威力の強化と、
性能の限界を大幅に上回らせる事が出来るシステムだ。
だが、それを扱うにはイマジンコンバータを使うとき以上の集中力とKSK粒子に対する適正が求められる。
その二つでブーンは最優秀適合者として認められ、KSKドライバ搭載型VSの試作機に乗ることになった。
ブーンの乗るVSに与えられた名はVSK-01 ヘリオス。
KSKドライバの事も考慮して他のVSと比べ、より軽量化をほどこしスリムなフォルムをしている。
基本装備のライフルとナイフに加え、AVON-SPR 74mmスナイパーライフルを担いでいた。
(´・ω・`)「ドクオ君もなかなかよかったんだがね。そうそう、実は彼もなかなかいいカラd(省略されました、続きを読むにh」
9 :
タリバン(広島県):2007/04/29(日) 17:59:37.30 ID:8VqY2dRw0
( ^ω^)「ドクオ、自身持つお。ドクオにナイフを使わせたら敵う奴なんかいないお」
('∀`)「ブーン…照れるぜ」
川 ゚ -゚)「お喋りはそこまでだ。ここで分かれるぞ。ブーンは私の合図で狙撃を始めてくれ」
クーのVSが歩みを止め、ブーンの向かうべき岩山を指差していた。
テロリストの潜伏地点からおよそ5km、ブーンに狙撃可能なギリギリの射程距離だ。
( ^ω^)「了解ですお」
10 :
タリバン(広島県):2007/04/29(日) 18:00:38.59 ID:8VqY2dRw0
(`・ω・´)「ツン大佐、各機持ち場に着いたようです」
ブーン達のいる地点からはるかに離れた洋上。巨大な鋼鉄の戦艦の中に彼らはいた。
ξ゚听)ξ「了解したわ。各機に通達。敵VSのレーダーは改造が施されてなければ潜伏モードで3kmまで近づけるはずよ。
そこからはあなた達の好きなようにしなさい。ただ、一番奥にある建物だけは壊さないで。」
('A`)『物騒なものでも隠してるのか?』
(`・ω・´)「見方によってはそうとも取れますねドクオ軍曹。ですが、お小遣いとして見るのが正解でしょう」
川 ゚ -゚)『弾薬か?』
ξ゚听)ξ「そうよ。依頼者の要求はテロリストの壊滅のみ。彼らの所持品については言及していないわ。
だからあたし達が弾薬をどうしようとも関係なし。なら有効活用させてもらうわ」
(`・ω・´)「と、言う事です。任務遂行後、回収部隊を向かわせますので終わった後も気を抜かないように」
( ^ω^)('A`)川 ゚ -゚)『了解(だお)!』
11 :
留学生(石川県):2007/04/29(日) 18:01:24.18 ID:SjO4Znmg0
試演
12 :
タリバン(広島県):2007/04/29(日) 18:01:39.32 ID:8VqY2dRw0
通信が切断され、聞こえるのは艦内にはかすかなモーター音と何かをかき混ぜる音だけになった。
(`・ω・´)「…ところで大佐」
ξ゚听)ξ「何よ?」
(`・ω・´)「大佐が戦艦型イマジンコンバータの優秀な適合者である事は私もよく知っています」
ξ゚听)ξ「それで?」
(;`・ω・´)「何かあっても対応は出来ると思います。ですが今は作戦中でもありますし…」
ξ#゚听)ξ「はっきり言いなさいよ中佐!」
(;`・ω・´)「プリンを作るのは後にしていただけませんか…?」
ツンとシャキンの前に映ったディスプレイには、普段であれば作戦地域の地図や各VSの位置、
通信状況などがリアルタイムで表示されるようになっている。
ただ、今はそれは画面の隅に追いやられ大きく『おうちで簡単!牛乳プリンの作り方』と手順や絵が大きく表示されていた。
ξ゚听)ξ「混ぜ終わったらあとは冷やすだけなのよ、少しは待ちなさいよ」
(`・ω・´)「ブーン軍曹達への差し入れですか?」
ξ////)ξ「ち、違うわよ!で、でもちょっと作りすぎたからあげてもいいかなとは思ってるわよ!」
(`;ω;´)(でも、私のは無いんだろうなぁ…)
13 :
ボーカル(コネチカット州):2007/04/29(日) 18:02:25.29 ID:2LUyy6W5O
ちょっとごちゃごちゃし過ぎかな
まあ支援しとこ
14 :
こんぶ漁師(東日本):2007/04/29(日) 18:02:32.15 ID:+ptjE5Eh0
支援
さるさんに気をつけろ
( ^ω^)「ここからならよく見えるお…」
一際大きい岩の上、狙撃ポイントに到着した。目に見える範囲では、岩、岩、岩、砂、砂、岩、砂、砂…。
よく見れば広範囲にわたって岩が削られている場所がある。大規模な戦闘でもあったのだろうか。
代わり映えの無い景色だ。地図も無しにここへやってくれば、よほど土地感が無い限り間違いなく迷ってしまうだろう。
( ^ω^)「テロリストの位置はあの辺りかお?」
視界の先にわずかな明かりが灯っている。暗視モードに切り替えなくとも多分あれがテロリストのキャンプという事は分かる。
キャンプはすり鉢のように周りを岩で囲まれ入り口は一つのみ。
正面以外から来ようものなら、岩壁を登る音で気づかれてしまうだろう。
入り口の大きさから見てもVSが一度に通れるのは1機のみ。いい場所だ。だが…
( ^ω^)「ここから狙えばそんなの関係ないお…」
肩からAVON-SPR 74mmスナイパーライフルを降ろし、VSの体性を低くして構える。
VSとスナイパーライフルが接続され、ディスプレイに狙撃モードの表示がされた。
後は狙いを定めて引き金を引くだけ。それだけで相手の命を奪う事が出来る。
狙撃は気づかれずに行うものだ。相手からすれば卑怯なことこの上ないだろう。
いつの間にか撃たれていた。いつの間にか死んでいた。理不尽なのは分かる。
だが、戦いを有利に進めるためには、仲間の犠牲を少なくするためには必要な事で、ブーンにはそうする事が可能なだけの技能があった。
技能は使わなければ意味が無い。活かすことで意味が生まれるのだ。
16 :
クリーニング店経営(樺太):2007/04/29(日) 18:04:44.00 ID:mAAOaoxJO
支援
17 :
タリバン(広島県):2007/04/29(日) 18:06:41.06 ID:8VqY2dRw0
ドクオ達もそろそろ持ち場に着いただろうか。
( ^ω^)「こちらブーン。狙撃の準備完了だお。砂のせいで誤差も少しあるかもしれないけど、当ててみせるお」
川 ゚ -゚)『了解した。ブーン、念のために確認だ。弾薬庫と思われる建物の特徴と、敵VSの配置は?』
コックピットのディスプレイにライフルのスコープから見た映像が映った。
( ^ω^)「建物は内壁に沿うように3棟配置されてて、最奥の弾薬庫にだけシャッターが降りてるお。
VSの配置は入ってすぐの場所に横並びに4機。中央に2機。あとはすり鉢の内壁に沿って配置されてるお。」
搭乗者がいるにしろいないにしろ、起動を示すアイランプが点灯している事から
全てのVSが稼動状態にあることは確かだ。
こちらの情報がもれている事はまず無いだろうから、これから取引でもあるのか。
それとも警備には気を使っているのか。
取引の場合は邪魔が入る前に終わらせなければ不味い事になる。
('A`)『シャッターが下りてるって事はすぐには使えないって事か、尚更楽そうですね』
川 ゚ -゚)『こちらにしてみれば好都合だ。では…行くぞ!各機潜伏モード解除、戦闘モードに移行せよ』
任務、開始だ。
18 :
宇宙飛行士(愛知県):2007/04/29(日) 18:06:55.87 ID:qPh58ZFZ0
紫煙
19 :
味噌らーめん屋(大阪府):2007/04/29(日) 18:08:47.42 ID:UxNeJTcF0
支援
20 :
タリバン(広島県):2007/04/29(日) 18:08:51.53 ID:8VqY2dRw0
('A`)「潜伏モード解除。戦闘モードへ移行。イマジンコンバータフィードバック100%で起動。」
ドクオAI『AI起動。戦闘モードへ移行します...完了。イマジンコンバータ接続します...完了。現在フィードバック100%で稼動中。
対砂漠戦用サポートプログラム起動、機体の順応化...完了』
待ちくたびれたとばかりにサポートAIが起動する。各情報を示すディスプレイが次々と点灯していく。
動力炉が活性化し、タービンが心地良い音を立てて全力回転を始める。
全身にエネルギーが伝わり、寝ぼけていた鋼鉄の体が目を覚ます。
視覚変換が行われディスプレイごしではなく、VSのカメラアイが直で捉えた景色に移り変わる。
聴覚変換が行われ風の吹く音がより明瞭になる。
感覚変換が行われ、舞う砂が機械の腕をなでるのを肌に感じた。
まるで自分自身が巨人に代わったかのような感覚だ。
だが、あくまでそれが機械の体であると理解できるのは、前方の敵VSのいる辺りにロックオンカーソルがちらついているからだろう。
('A`)「行くぜぇえええっ!」
ドクオは両腰からナイフを取り出し走り出した。
クーがアサルトライフルを構え、ドクオに追従するように走る。
レーダーの情報が頭に流れ込んでくる。まだ、敵VSに動きは無い。――いや、入り口近くの奴が動き始めた。
川 ゚ -゚)「ブーン、撃て!」
21 :
タリバン(広島県):2007/04/29(日) 18:10:45.81 ID:8VqY2dRw0
川 ゚ -゚)『ブーン、撃て!』
( ^ω^)「あいお!」
一番最初に動いた奴に狙いを定める。容赦はしない。
引き金と共に飛び出す銃弾。それはまっすぐに、まるで糸でも繋がっていたかのように正確にコックピットを貫いた。
一瞬の後の爆発。
可哀想。そうかもしれない。
だが、テロリストだろうと傭兵だろうと武器を抜けば容赦はしない。
少なくとも今は殺すか殺されるかでしかない。手を抜けばこちらが殺されるだろう。
( ^ω^)「まず一機!」
今の一撃でスナイパーがいる事に気づいただろう。だが、正確な場所までは分からないはずだ。
その隙にドクオが切り込んだ。入り口の2機を撃破。クーのアサルトライフルでまた1機。
動きがバラバラだ。まるで統制が取れていない。
ドクオに避けられた後、ノロノロと弾を吐き出すアサルトライフル。
そのノロノロとした弾はノロノロとした味方をも巻き込んだ。
(;^ω^)「VIPの新兵の方がまだ強いお…」
ヘリオスAI『残りターゲット8機。うち1機が弾薬庫に接近中。味方機の位置を考慮した結果、狙撃を提案します』
(;^ω^)「確かにあんな所で自爆でもされたら厄介だお」
22 :
タリバン(広島県):2007/04/29(日) 18:12:24.09 ID:8VqY2dRw0
<ヽ`∀´>「あいつら、何なんだニダ…強すぎるニダ」
何が起きた?奴か?
いきなり狙撃されたと思ったら、見たことの無いVS2機にあっという間に仲間がやられていった。
機体の差だけではない、搭乗者の腕も異常だ。
ただの人間がスーパーマンと戦って勝てるか。完全否定、勝てるわけが無い。
また1機やられた。
このままでは自分がやられるのも時間の問題だとニダーは確信した。
勝てないのなら、せめて一泡吹かせてから死にたい。
弾薬庫で自爆すればいくら性能差があろうとも関係ない。あのVSも倒せるはずだ。
<ヽ`∀´>「カーチャンのキムチ。また食べたかt
ニダーの意識はここで途切れた。
23 :
タリバン(広島県):2007/04/29(日) 18:14:50.31 ID:8VqY2dRw0
クーAI『機体損傷は無し。残存敵機は0。弾薬庫も無事なようです。』
川 ゚ -゚)「了解した。良い仕事をしたな」
全てが終わり、静かな夜がやってきた。
VS-2の残骸を端っこにまとめ、後は回収部隊を待つばかりだ。
('A`)「しかし、弱かったですね。VSの扱いになれていない様子でしたが」
川 ゚ -゚)「あぁ、もしかしたらVSは彼らのものではなく、他の組織に受け渡すものだったのかもしれないな」
( ^ω^)『それはどうかお?』
('A`)「ブーンか。最初の狙撃は完璧だったぜ。あれは芸術物だな。のんびりしてないで早くこっちに来いよ」
(*^ω^)『ありがとうだお。今のんびり歩いて向かってるお。でも、ドクオのナイフ裁きも美しかったお!』
24 :
アイドル(コネチカット州):2007/04/29(日) 18:15:38.99 ID:TCn3d1o9O
支援
25 :
タリバン(広島県):2007/04/29(日) 18:16:58.68 ID:8VqY2dRw0
川 ゚ -゚)「ブーン。何か意見があるようだが、どういうことだ」
( ^ω^)『受け渡しなら全て稼動させておく必要は無いお。どちらかと言えば何かを警戒してたと思うお』
落ち着いて考えてみれば、キャンプの近くにあった戦闘跡。大規模な抗争でもあったのだろう。
自らの組織を守るためVSを買ったのでは?
テロリストは何か別の組織を警戒していたのではないだろうか。
川 ゚ -゚)「確かにそうだな。稼動テストだけなら周りを囲む必要は無いし、我々の情報が漏れているとも思えない」
('A`)「でも、この辺りでは他に大きい組織があるとは聞きませんが」
川 ゚ -゚)「それもそうなのだが…なんだ!!」
いきなり大地が揺れた。
26 :
タリバン(広島県):2007/04/29(日) 18:18:56.87 ID:8VqY2dRw0
地面が揺れている。だが地雷の類ではないだろう。
回収部隊もヘリのはずだ。
こんな誰にでも分かるような音を立てて参上するほどVIPも馬鹿ではない。
かすかに音がする。テロリストのキャンプの北西の方角からだ。
ズ ゥ ン ... ズ ゥ ン ...。
少なくとも爆発音ではない。どちらかと言えば、足音。
( ^ω^)「何なんだお…」
新しい敵だろうか。だが、この足音は何だ。
まさか、どこかの組織が巨大VSの開発に成功したと言うのか。
テロリストはそれを警戒して、あの戦闘の跡は実験の跡だったのか?
だとすると
27 :
会社員(コネチカット州):2007/04/29(日) 18:20:06.72 ID:TCn3d1o9O
支援
28 :
タリバン(広島県):2007/04/29(日) 18:20:49.73 ID:8VqY2dRw0
('A`)『なななななななな何だあれは!?』
川 ゚ -゚)『落ち着け!ドクオ。こちらクー少佐。敵の奇襲にあった。応援を頼む!敵は…山のようにでかい!』
思考をさえぎるように通信が入った。
山…。顔を上げると全てを理解した。岩山が動いている。
だが、先ほどまであの場所に山は無かったはずだ。
急に現れた?無理だ。いくら隠れやすい土地とはいえ、山を隠すなど不可能だ。
岩山はキャンプに向かっていた。ブーンの位置を考えるとキャンプまで歩いていたら間に合わない!
( ^ω^)「ドクオ…クーさん。待ってるお!」
29 :
タリバン(広島県):2007/04/29(日) 18:22:30.84 ID:8VqY2dRw0
集中だ。走るのに邪魔なスナイパーライフルは捨てる。
走り始める。急に速度は上げない。
( -ω-)「…」
ヘリオスAI『パイロットブーンの精神状態に変化。KSKドライバの使用準備に移りますか?
返答が無い場合5秒後に自動で発動準備を行います―5―4―3』
集中しろ。今すぐ二人の所へ。より速く風のように。
ヘリオスAI『―2』
全てをVSにゆだね、感覚を一つに。
ヘリオスの背中が開き、白く光るKSK粒子が噴出し始め機体を徐々に包み込む。
ヘリオスAI『―1』
体が軽い。KSK粒子がヘリオスの機体を白く染めていく。
徐々に走る速度が上がる。まだ、いける。まだ!
ヘリオスAI『KSK粒子展開完了、パイロットブーンとの精神接続完了』
( ゚ω゚)「KSKドライバ発動だお!」
両腕を 翼のように 広げた
ヘリオスAI『KSKドライバ発動します』
ブーンは光る風を追い越した。
30 :
留学生(石川県):2007/04/29(日) 18:23:39.96 ID:SjO4Znmg0
試演
31 :
タリバン(広島県):2007/04/29(日) 18:24:50.63 ID:8VqY2dRw0
この場にいてもどうにもならない。突如現れた岩山の確認をしなければ。
キャンプから外へ出た二人は愕然とした。
川 ゚ -゚)「…少なくともVSではないな」
('A`)「機械ですらないようですね、生きているのか?」
ただの岩山ではなかった。いや、動いているのだからそもそも『ただの』なわけがない。
岩山には顔が付いていた。
爬虫類、トカゲのような顔つき。
だが、サイズがサイズだ。
約80メートル。
トカゲで無い場合、一言で表すならば龍だろうか。
岩山に擬態した龍なのか、岩山が龍になったのか。
20m弱しかないVSと比べれば約4倍の差だ。
背中は硬そうな甲殻に覆われている。
こんな生物が存在するわけが無い。
だが、存在している証拠にその一歩ごとに大地は揺れ、その歩みは周りの岩を砕く。
('A`)「一体こいつは…くそっ」
ドクオがアサルトライフルの引き金を引いた。軽快な音と共に弾が吐き出されるが、
弾はその巨体にぶつかり肉を弾けさせる事は無く、ただ放物線を描いて飛んでいくだけだった。
32 :
会社員(コネチカット州):2007/04/29(日) 18:26:22.85 ID:TCn3d1o9O
支援
33 :
タリバン(広島県):2007/04/29(日) 18:27:11.57 ID:8VqY2dRw0
川 ゚ -゚)「素通りだと!?」
尚更訳が分からなかった。
実際にあの龍の歩みで岩が砕け、大地は揺れると言う物理現象が起きている。
それなのにこちらの攻撃が素通りしている。
川; ゚ -゚)「私は夢でも見ているのか…」
(;'A`)「物資は諦めましょう。ここは撤退すべきです」
川 ゚ -゚)「駄目だ。物資は諦めても、もしもこの化け物がまっすぐ進み続けた場合、この先にある街が大変な事になるぞ」
(;'A`)「攻撃が効かないんですよ!?一体どうやって対処すれば良いんですか」
岩山が徐々にキャンプへと迫ってくる。
あんなものにぶつかられたら最新鋭のVSだろうが簡単に壊されてしまうだろう。
これは悪夢か、災厄か。
ただ分かるのはこの龍が化け物で、怒って…いる。そう感じた。
( ゚ω゚)『遅れてゴメンだお!』
34 :
扇子(兵庫県):2007/04/29(日) 18:29:24.96 ID:KdiXSzHt0
久々にwktk
35 :
タリバン(広島県):2007/04/29(日) 18:29:53.43 ID:8VqY2dRw0
二人と巨大な龍の間を裂くように白く輝くVSが立ちふさがった。
('A`)「ブーン!KSKドライバ使ったのか?」
( ゚ω゚)「歩いてたら間に合わなかったんだお」
川 ゚ -゚)「ブーン。最初から走ってくれば間に合ったような気がするのだが」
(;゚ω゚)「間に合ったんだから許してくれお…ってそれどころじゃないお!」
改めて見上げてみるとでかい。
かすかに青みがかった黒い甲殻は夜ではそこそこの隠蔽効果を持つのは確かだが、
やはり大きさを考えると隠れる事は不可能だ。
急に現れたとしか考えられない。
('A`)「ブーン、こいつに実弾は効かないぜ」
川 ゚ -゚)「ナイフも同様に無意味だろう。ブーン。KSKドライバを使った攻撃を試してみてくれ」
( ゚ω゚)「了解だお!」
腰のアサルトライフルを引き抜き、弾の一発一発にKSK粒子を纏わせる。
集中だ。構え方、引き金を引くタイミングは間違えようが無い。この弾は確実にあの化け物に当たる。
当たる、当たる、当たる。
( ゚ω゚)「当たれええええええっ!」
放たれた弾は光の尾を描きながら龍の顔に向けて殺到した。
36 :
アイドル(コネチカット州):2007/04/29(日) 18:31:18.70 ID:TCn3d1o9O
支援
37 :
タリバン(広島県):2007/04/29(日) 18:32:06.48 ID:8VqY2dRw0
ウォオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォ...
叫び声と共に次々と爆発が起こった。
龍の顔にぶつかった弾はKSK粒子のエネルギーが解放される影響で、
さながらロケットランチャーを乱射しているような爆発を起こす。
砂煙が舞い上がり徐々に龍の姿が見えなくなっていった。
川 ゚ -゚)「当たった!?」
('A`)「相変わらずすげー威力だな…さすがにあの化け物もお陀仏か」
( ゚ω゚)「待つお!」
38 :
宇宙飛行士(愛知県):2007/04/29(日) 18:32:08.42 ID:qPh58ZFZ0
がちゃがちゃぎゅーっとふぃぎゅ紫煙
39 :
留学生(石川県):2007/04/29(日) 18:33:13.84 ID:SjO4Znmg0
試演
40 :
タリバン(広島県):2007/04/29(日) 18:34:09.14 ID:8VqY2dRw0
引き金から指を離し、しばらくすると煙が晴れた。
(;'A`)「いない…」
巨大な龍の姿が消えていた。
KSKドライバを用いた攻撃は強力だが、あの巨体を消し去るほどの力は無いはずだった。
だが、レーダーにも何の反応も無い。足音もしなくなっていた。
川 ゚ -゚)「倒したのか。幽霊のような感じでもあったから成仏したと言う考え方もあるが」
( ^ω^)「ダメージは与えたっぽいけど倒した、までは行かなかったと思うお」
バラララララララララララ...
ヘリのローター音が聞こえる。回収部隊がやってきたようだ。
('A`)「やっときやがった。こんな不気味なところはさっさと去りましょう」
川 ゚ -゚)「そうだな。今回の任務の内容はショボンにも伝えておこう。幽霊に効く武器でも作ってもらわないとな」
(*^ω^)「掃除機で吸い込んだりできるメカがあるといいですお!」
(;'A`)「ちょwそれルイージマンションw」
41 :
アイドル(コネチカット州):2007/04/29(日) 18:36:24.58 ID:TCn3d1o9O
支援
42 :
タリバン(広島県):2007/04/29(日) 18:36:49.82 ID:8VqY2dRw0
('A`)「ヘリの兄ちゃんが催促してるぜ。」
川 ゚ -゚)「任務は以上だ。あの龍の事も気になるが撤収するぞ。」
( ^ω^)「了解だお」
ヘリオスAI『残存エネルギーの低下、さらに戦闘活動を行う場合、補給の優先を提案します』
('A`)「ていうか、ブーン。そろそろKSKドライバ解除しろよ」
( ^ω^)「了解だお。さすがにちょっと無理させすぎたか――」
ズ ゥ ン ...
振り返ると岩山が目の前に立っていた。
目が血走っている、巨大な体は既に攻撃態勢に入っていて
43 :
タリバン(広島県):2007/04/29(日) 18:39:13.23 ID:8VqY2dRw0
(;^ω^)「え、よけr―」
ゴルフボールのように軽々と吹っ飛ばされた。
ブーンは凄まじい衝撃と共にコックピットに体を打ち付けられた。
攻撃を受ける直前で感覚センサーが切られたのだろう。
機体の感覚が無くなっている。
聴覚変換も解除され周りの音が静かになる。
視覚も元に戻りディスプレイに次々と破損箇所が表示されていく。
(メメ'ω`)「これは死ぬ…かお…」
ヘリオスAI『パイロットブーンの精神状態に変化。集中力減少に伴いKSKドライバの解除』
ヘリオスは背中から打ち付けられ、ブーンは思い切りディスプレイに頭を打ち付けた。
(メメ'ω`)「ぐ…」
最後にブーンは背中のほうで何かがバキバキッと砕け、金属がひしゃげる音を聞いた。
体の痛みが酷い。でもまだ死にたく…
44 :
アイドル(コネチカット州):2007/04/29(日) 18:41:18.96 ID:TCn3d1o9O
支援
45 :
タリバン(広島県):2007/04/29(日) 18:41:50.58 ID:8VqY2dRw0
見ているだけしか出来なかった。
消えたと思ったら急に現れて、ブーンが吹っ飛ばされた。
あの速度で岩壁に激突したら、機体が無事でも搭乗者はまず助からないだろう。
ドクオAI『VSK-01ヘリオスの反応消失』
('A`)「あ・・・・」
反応消失。つまりVSごとやられた。つまりブーンは…
('A`)「ブーンが死んだ?」
川 ゚ -゚)「ドクオ!しっかりしろ。まだ死んだと決まったわけでは…」
('A`)「ブーンが死んだ。ブーンはもういない。あ・・・あぁ・・・・・・」
46 :
タリバン(広島県):2007/04/29(日) 18:43:52.60 ID:8VqY2dRw0
ウォオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォ...
川 ゚ -゚)「また消えていく…」
自分の邪魔をしたものを倒したからなのか、
満足したような鳴き声をあげると巨大な龍の姿は薄れ始めた。
声のボリュームが下がるにつれてその透明度も上がっていく。
(#'A`)「待てよ。ブーンを、ブーンを返せよおおおおおおおおおおおお!」
効果は無い。そうだと分かっていてもやるしかなかった。
ドクオはアサルトライフルの引き金を引いた。
銃身がいくら熱を持とうと関係ない。反動が凄くても関係ない。
この憤りをどうすれば良いのか。
ただ悔しくて、ドクオは撃ち続けた。
47 :
タリバン(広島県):2007/04/29(日) 18:46:10.37 ID:8VqY2dRw0
(`・ω・´)「報告します。ブーン軍曹はVSK-01ヘリオスと共に謎の生物と戦い、戦死した模様。
辺りにはVSの欠片さえ残っていなかったそうです」
ξ゚听)ξ「もっと遠くに飛ばされたと言う可能性は?」
――その可能性は無い。自分でも分かってる。――
(`・ω・´)「いえ、ヘリオスのカメラを見た限りでも撃破されたと考えるのが妥当かと」
ξ゚听)ξ「…そう」
――あの龍の攻撃を喰らった後カメラの映像が途切れている。信じたくは無いけどそれが証拠だ。――
(`・ω・´)「その後ドクオ軍曹が多少手の付けられない状態に陥り、今は自室で謹慎処分中です」
ξ゚听)ξ「…」
ドクオはブーンだけが親友だったと聞く。たった一人の親友を失えば誰だってああなるだろう。
――でもそれは私も…――
48 :
アイドル(コネチカット州):2007/04/29(日) 18:47:40.77 ID:TCn3d1o9O
支援
49 :
タリバン(広島県):2007/04/29(日) 18:48:20.51 ID:8VqY2dRw0
(`・ω・´)「ショボンは今後の対策としてKSKドライバ搭載機の2号機とそれに近い武装を開発を急ぐそうです」
ξ゚听)ξ「そうですか、では本部へ連絡して資金の援助を申し込んでおきましょう」
――仕事は仕事だ。プライベートとは関係ない。――
(`・ω・´)「大佐」
ξ゚听)ξ「プリンが…無駄になっちゃったわね」
(`・ω・´)「泣いて…いいんですよ」
ブーンに会えない。ブーンにプリンを食べてもらえない。ツンと呼んでもらえない。
――ブーンに、ブーンに、ブーンに――
ξ;凵G)ξ「うわああああああああん」
50 :
タリバン(広島県):2007/04/29(日) 18:50:28.93 ID:8VqY2dRw0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・
「おい、今の声は?」
「老山龍(ラオシャンロン)か?岩山龍(イェンシャンロン)か分からねぇが…」
「ねぇ、砦に変なものがあるらしいわよ」
「撃龍槍が目茶目茶だわ…」
「ていうか、何だこの人形…かな。でけえな」
「見たことの無い武器を持っていますね。形状はライトボウガンのようですが」
「中に人が乗ってるわ!頭から血を流してる。骨折は…よく分からないわね。ジーグ、運ぶの手伝いなさい!」
「わ、わかった!」
(メメ-ω-)「………」
51 :
おやじ(神奈川県):2007/04/29(日) 18:51:10.05 ID:/jCT+klQ0
モンハンかよwwwwwww
52 :
タリバン(広島県):2007/04/29(日) 18:51:48.94 ID:8VqY2dRw0
( ^ω^)ブーンはブーンは傭兵部隊で戦っていたようです end
next episode?
( ^ω^)ブーンはハンターと出会うようです
いや、それはどうかな……
54 :
クリーニング店経営(樺太):2007/04/29(日) 18:53:49.92 ID:mAAOaoxJO
これは予想GUY
55 :
タリバン(広島県):2007/04/29(日) 18:54:30.93 ID:8VqY2dRw0
以上ですwww
モンハン最近初めてロボットと飛竜が戦ったらどんな感じになるんだ?
と思って適当に書きなぐってみました。
続きは書きたいのですが、まだその予定はありません。
次、外伝とキャラクター設定のほうをちょびっと書かせていただきます。
56 :
タリバン(広島県):2007/04/29(日) 18:56:21.77 ID:8VqY2dRw0
(´・ω・`)と( ゚Д゚)はイマジンコンバータの起動テストをするそうです
57 :
タリバン(広島県):2007/04/29(日) 18:57:57.08 ID:8VqY2dRw0
これは別の時間、別の場所での事。
格納庫ではメカニックのショボンと新兵の一人がVSに乗っていた。
(´・ω・`)「さて。今日は新機体VS-3のテストだ。新兵君準備は良いかね?」
( ゚Д゚)「はい!所でショボンさん」
(´・ω・`)「何だね」
(;゚Д゚)「このアタッチメントは何ですか?」
ショボンのVSの股間部分には、何と言うか男の象徴に模した物体が取り付けられていた。
VIPのメカニックチームには特殊な性癖を持っている人間がいると言う噂を聞いたことがある。
何だか、嫌な予感がする。
(´・ω・`)「それはイマジンコンバータがちゃんと動いているかどうかを試す装置だよ。
あとは冷却水を補充するための装置と言えば良いかな。
特に今回は感覚変換がちゃんと行われているかを試すんだ」
(;゚Д゚)「はぁ、そうですか。ではこの体勢はどういう事ですか?」
新兵のVSは失意体前屈(orz)の状態で待機させられていた。
まさかだよな!まさかだよな!
(´・ω・`)「何、冷却水を補充するための雌パイプが人で言うお尻のところにあってね。」
雌パイプ、お尻…
こんなところで終わりにするなよ
ガチ泣きしちゃったじゃないか
よかった、いい小説だったありがとう
59 :
会社員(コネチカット州):2007/04/29(日) 19:00:07.14 ID:TCn3d1o9O
支援
60 :
タリバン(広島県):2007/04/29(日) 19:01:34.48 ID:8VqY2dRw0
(;゚Д゚)「念のために言っておきますが冗談ですよね?」
(´・ω・`)「冗談は嫌いさ」
(;゚Д゚)「(やばい…このままだと掘られる!)」
(´・ω・`)「さて、始めようか。イマジンコンバータフィードバック率100%で起動。YNKドライブ読み込み開始」
ショボンAI『AI起動。イマジンコンバータ接続します...完了。現在フィードバック100%で稼動中。
"ヤラナイカドライブ"読み込み開始...完了。イマジンコンバータ接続テスト準備完了しました』
(;゚Д゚)「イ、イマジンコンバータフィードバック率100%で起動(やってられるか、手動で解除!)」
新兵AI『AI起動。イマジンコンバータ接続します...完了。現在フィードバック0%で稼動中。
イマジンコンバータ接続テスト準備に不備がありますがよろしいですか?』
(;゚Д゚)「い、いいんだ!」
あんたがたに誤爆してしまった・・・orz
61 :
タリバン(広島県):2007/04/29(日) 19:03:25.94 ID:8VqY2dRw0
(*´・ω・`)「準備は良いかい、フフフフフフフフフフ」
(;゚Д゚)「えぇどうぞ!」
(*´・ω・`)「素直な子は好きだよ、ロボットも好きだがね」
―青少年にふさわしくない描写が行われています。少々お待ちください―
(´・ω・`)「ちょっといいかな。新兵君(ちょっと力が入りすぎてるな)」
(;゚Д゚)「は、はい!何でしょう(ばれたか!?)」
(´・ω・`)「イマジンコンバータの調子はどうだい?何か感じるかい?(もしかして雄パイプでかすぎたかな?)」
(;゚Д゚)「あ、はい。(何だ感想か)痛いので出来ればそろそろやめて欲しいかなぁ、なんて」
62 :
タリバン(広島県):2007/04/29(日) 19:05:56.40 ID:8VqY2dRw0
(´・ω・`)「痛い?」
(;゚Д゚)「はい、ちょっと痛いかなぁって」
(#´・ω・`)「それは本気で言ってるのかい?」
(((;゚Д゚))))「えぇ(感覚変換のテストなんだろ?だったら痛いはず…何かミスったか!?)」
(#´・ω・`)「私の作ったイマジンコンバータは優秀でね。一定以上の刺激――痛覚はカットするようになっているんだ。
痛みを感じるはずは無いんだよ!
つまりだ、君はイマジンコンバータを使ってないな!」
(((;゚Д゚))))「えっ、あの…」
(#´・ω・`)「 問 答 無 用 !
強制割り込み、イマジンコンバータフィードバック100%で稼動!」
新兵AI『イマジンコンバータ再接続...完了。現在フィードバック100%で稼動中』
63 :
宇宙飛行士(愛知県):2007/04/29(日) 19:07:59.43 ID:qPh58ZFZ0
紫煙
64 :
タリバン(広島県):2007/04/29(日) 19:08:14.98 ID:8VqY2dRw0
(#´・ω・`)「 覚 悟 は良いだろうね。
君は私の作ったシステムを侮辱したんだ。それなりの代償は払ってもらうよ」
(;゚Д゚)「す、すみま―――――――アッー!!!!!!!!!!!」
その日接続テストが終わった後、
肌がつやつやになったショボンと、ボロボロになった新兵の姿があったと言う。
なおテストに使われたVS-3のうち1機は冷却水の補充しすぎでショート。
コックピットに至っては2機とも"ピー"だらけで、
イマジンコンバータ試作機はどちらも使用不可になったそうだ。
end
65 :
タリバン(広島県):2007/04/29(日) 19:10:09.75 ID:8VqY2dRw0
ξ゚听)ξ ツン
傭兵部隊VIPアジア地区総司令官。VIPコマンドチームに所属。階級は大佐。
成績の優秀さと、戦艦型イマジンコンバータの適合者として、EFB二番艦フォースの艦長に任命される。
クーとは同期の間柄。
川 ゚ -゚) クー
ブーン達チームのリーダー。VIPアサルトチームに所属。階級は少佐。
元技術者でアサルトに配属されている機体「VS-3」の製作に携わっていた。
冷静沈着で知識も豊富な事から、ツンの良き提案者としての一面も。
搭乗機体は「VS-3 Aカスタム」
( ^ω^) ブーン
VIPアサルトチームに所属。階級は軍曹。
KSKドライバの最優秀適合者に選ばれ試験機体「VSK-01 ヘリオス」の搭乗者になる。
火器の扱いに長け、射撃の腕はかなり上。ツンには頭が上がらない。ドクオと同期。
('A`) ドクオ
VIPアサルトチーム所属。階級は軍曹。
性格はやや内向的。よく兵装に関する奇抜なアイディアを妄想する。
KSKドライバの適合者だったが、ブーンには多少劣る。ブーンとは対照的にナイフの扱いに長け、接近戦を得意とする。
クーに対して恋愛感情を持っている。
搭乗機体は「VS-3 Bカスタム」
(´・ω・`) ショボーン
VIPメカニックチームのリーダー。階級は少佐。
メカに関する知識は世界で3本の指に入る。
VIPのVSや戦艦に搭載されているイマジンコンバータを設計・開発。
VSK-01のKSKドライバも彼の手によって生み出された。
ただし、メカをあまりに愛するあまり変態的な一面も見せることもある。
(´・ω・`)「天才は理解されないものさ、ところでそこの君、や ら な い か?」
66 :
タリバン(広島県):2007/04/29(日) 19:13:37.17 ID:8VqY2dRw0
書き溜めていたものは以上です。
見てくださった方々、どうもありがとうございました。
誤爆もありましてほんとすいません…。あんたがたの皆さんにも改めてここで謝罪しておきます。
モンスターハンター編ものんびり書いていこうと思うので、
またの機会があればお会いしましょう。
67 :
会社員(コネチカット州):2007/04/29(日) 19:20:49.45 ID:G0Xz9J1mO
乙
68 :
扇子(兵庫県):2007/04/29(日) 19:26:18.10 ID:KdiXSzHt0
wktk
69 :
ツアーコンダクター(樺太):2007/04/29(日) 19:27:41.24 ID:IxWOBq0zO
ロボット編が終わらないでほしいと思ってるのは俺だけではないはず
wktkしてみてた
71 :
タリバン(広島県):
>>69 傭兵部隊VIPは解散したわけではないので
モンスターハンター編でも時々顔を覗かせるかもしれません
とりあえず飯喰ってきま