( ^ω^)ブーンが神候補から能力を受け取ったようです
1 :
遣唐使(静岡県):
代理
2 :
一反木綿(群馬県):2007/04/27(金) 22:14:51.39 ID:znmiYJmu0
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`'ー-‐''" ヽ、_'´ `| |:::::|'" 二.,_> ,.へ_
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か っ も | / // メ,/_,,. /./ /| i Y //
ァ て う. |'´/ ∠. -‐'ァ'"´'`iヽ.// メ、,_ハ , |〉
| 約 ク ヽ! O .|/。〈ハ、 rリ '´ ,ァ=;、`| ,ハ |、 /
| 束 ソ > o ゜,,´ ̄ . ト i 〉.レ'i iヽ|ヽ、.,____
| し ス / ハ | u ,.--- 、 `' ゜o O/、.,___,,..-‐'"´
| た レ | / ハ, / 〉 "从 ヽ! /
| じ は |,.イ,.!-‐'-'、,ヘ. !、_ _,/ ,.イヘ. ` ヽ.
ッ .ゃ .立 |/ ヽ!7>rァ''7´| / ', 〉`ヽ〉
! ! な て .', `Y_,/、レ'ヘ/レ' レ'
い .な ヽ、_ !:::::ハiヽ. // /
で い ./‐r'、.,_,.イ\/_」ヽ ', / /
す / `/:::::::/ /,」:::iン、 / /
〈 ,,..-‐''"´ ̄ ̄77ー--、_\.,__ /
,.:'⌒ヽ ´ | | , i |ノ `ヾr-、
3 :
修験者(樺太):2007/04/27(金) 22:16:58.75 ID:ssxzbz6KO
4 :
修験者(樺太):2007/04/27(金) 22:17:50.74 ID:ssxzbz6KO
※この作品を読むにあたっての注意※
・この作品は元ネタがうえきの法則です。
・設定は、元ネタを取り入れた部分と、オリジナルの部分があるので、うえきの法則の世界感を崩したくない人は読まない方がいいかもです。
・それ以外の人は誰でもウェルカムです。
是非読んでみて下さい。
5 :
修験者(樺太):2007/04/27(金) 22:19:09.45 ID:ssxzbz6KO
では第十三話投下します
6 :
修験者(樺太):2007/04/27(金) 22:20:16.94 ID:ssxzbz6KO
―――ラウンジ市の町外れにある一軒家。
周りには大きな原っぱや森が広がるばかりで、建物はこの家の他には全く見えなかった。
誰かが住んでいるのか、想像もつかない場所。
だが、家の前の原っぱには複数の人影。
それが家の中に次々と入っていく。
その人影の中には、ブーン達もいた。
第十三話「騙し討ち」
7 :
空気コテ(樺太):2007/04/27(金) 22:21:25.34 ID:HZFbZx27O
支援
8 :
修験者(樺太):2007/04/27(金) 22:22:58.61 ID:ssxzbz6KO
人影はブーン達を含め全員、その家の大広間に集まる。
大広間には大きなテーブルがあり、片側に5人ずつ、計10人座れるように椅子が置いてある。
( ・∀・)「よし、座ってくれキミ達」
その声がかかると共にモララー以外の全員が一斉に椅子に腰かける。
そしてモララーはテーブルに両手を置き、話をし始める。
( ・∀・)「……ではキミ達に新しい同胞を紹介する」
( ・∀・)「ブーン、ドクオ、ツン。以上3名だ」
ブーン達その3人は立ちあがり、一礼。
そして皆一言挨拶をし、また椅子に腰掛ける。
9 :
修験者(樺太):2007/04/27(金) 22:25:24.59 ID:ssxzbz6KO
モララーはまた話す。
( ・∀・)「彼等3人は我が元仲間達を倒し、シャキン様と共に戦う権利を得た。皆歓迎してやろう」
すると、ブーン達の向かいの席で片肘をついて座っていた男が、口を開く。
( ´_ゝ`)「……本当にこいつらがあの『電光石火のイヨウ』『拷問執行人斉藤』『変態掘り魔人阿部さん』達を倒したのか? とてもそうには見えんが……」
と、その言葉に続いてその男の隣に座っていた男も口を開く。
10 :
修験者(樺太):2007/04/27(金) 22:26:12.97 ID:ssxzbz6KO
(´<_` )「……すごく説明口調だな、兄者」
( ´_ゝ`)「この作品を読んで下さっている読者様のためだ」
(´<_` )「そこまで考えているとは。流石だな、兄者」
どうやらこの二人の名はそれぞれ兄者、弟者というらしい。
にしてもこの二人。
本当に顔が良く似ている。前に聞いたクーの話によると、双子だという。
( ^ω^)(……てか阿部さんって誰だお)
11 :
修験者(樺太):2007/04/27(金) 22:30:23.91 ID:ssxzbz6KO
( ФωФ)「……おい。阿部さんを倒したのは俺だよ」
と、今度は弟者の隣の席に座っている男が話し出す。
その男は両目の辺りに目立つ傷があり、痛々しい印象を覚えた。
( ´_ゝ`)「あれ、そうだったっけ」
( ФωФ)「……あいつが俺(のアナル)を襲ってきたからよぉ……思わず能力使って気絶させちまった」
( ´_ゝ`)「まぁ、彼はホモっ気があったからな……ロマネスク、災難だったな」
両目に傷のある男。名はどうやらロマネスクというらしい。
(´<_` )「しかも彼の能力は肉棒を如意棒に変える能力だったもんな……」
弟者が兄者に続けて憐れむように言う。
12 :
修験者(樺太):2007/04/27(金) 22:33:08.39 ID:ssxzbz6KO
と、その状況で突然、誰かが口を開く。ドクオだった。
('A`)「あの……質問いいっすか?」
( ・∀・)「ん? かまわんよ」
返事をしたのはモララー。ドクオはその言葉を聞き、質問を続ける。
('A`)「ここ10人分の椅子が置いてあるのに8人しか座ってないのは……何故……ですか?」
そう。
座っているのはモララー、クー、ブーン、ツン、ドクオ。
そして向かいの席には兄者、弟者、ロマネスクだけ。2つの空席があるのだ。
( ・∀・)「あぁ、これか」
モララーは落ち着いた様子で答える。
( ・∀・)「一人は今回は欠席だ。そしてもう一人は……」
と、モララーが言いかけた瞬間、突然大広間のドアが大きな音と共に開かれる。
13 :
プロスキーヤー(埼玉県):2007/04/27(金) 22:34:44.66 ID:y9s9jLMu0
支援
14 :
修験者(樺太):2007/04/27(金) 22:35:28.74 ID:ssxzbz6KO
そこには一人の女の子が立っていた。
そしてその子は高い声で陽気に喋り出す。
(*゚∀゚)「やっほーみんな! 今回はギリギリセーフかな?」
( ・∀・)「……遅刻だ」
その言葉を聞くや否や、その女の子は手を額にくっつけて、言う。
(*゚∀゚)「あちゃー! やっぱりか!」
( ´_ゝ`)「やっぱりって言うならもっと早く来いよ」
(´<_` )「おぉ、兄者がまともなことを言っている」
(*´_ゝ`)「待ちくたびれぞ! ささ! つーちゃんは俺の隣の席においで! たっぷり可愛がってあげよう! は、早くぅ!」
(´<_` )「OK、前言撤回だ兄者」
どうやらあの女の子の名前はつーと言うらしい。
そしてその子は何も言わず華麗に兄者をスルーして、兄者と席を一つ空けて座る。
(;´_ゝ`)「殺生な!」
15 :
修験者(樺太):2007/04/27(金) 22:40:50.99 ID:ssxzbz6KO
そして席に座った彼女はすぐさま携帯を取りだし、すごい早さで文字を打ち出す。
メールでもしているのだろうか。
と、つーは文字を打ち続けているまま話しだす。
(*゚∀゚)「てかさー、キミ達3人が新メンバー?」
ブーン達3人はそれに答えて頷く。
(*゚∀゚)「ふーん。前にも見た時あったけど……やっぱ弱そうだね」
(;^ω^)「なっ……」
携帯をカチカチいじりながらも、ずかずかと言いたいことを言うつー。
思わず反応してしまうブーン。
が、それをモララーが制す。
16 :
修験者(樺太):2007/04/27(金) 22:44:24.25 ID:ssxzbz6KO
( ・∀・)「悪いな、ブーン。こいつは口が悪くてね。気にしないでくれ」
つーがそれに対しふてくされた顔で否定する。
(*゚∀゚)「口悪くないよぉ〜! つーはめちゃめちゃ良い子だよ?」
(*´_ゝ`)「そうだ! つーちゃんは本当に良い子だぞ! まさに女神だ! うおぉー!! 可愛いぞー!!」
(*゚∀゚)「……キモッ」
そのセリフを聞き、兄者は机の上に腕を置き、その上に顔を伏せた。
そして泣いた。
鼻水をすする音が聞こえる。
(´<_`;)「兄者、俺はこんなのが兄貴だと思うと悲しくなるぞ……」
17 :
修験者(樺太):2007/04/27(金) 22:46:24.21 ID:ssxzbz6KO
モララーはそれらを全て無視してブーン達に話し始める。
( ・∀・)「……さて、ブーン。私はキミが来てくれて嬉しいよ。もちろん他の二人もだ」
( ・∀・)「一度誘いを断った時には驚いたが、結局はシャキン様の理念に賛同したわけだね。いやぁ私は感激だよ」
( ・∀・)「これからどうぞよろしく」
( ^ω^)「……よろしくお願いしますお」
ブーン達3人も丁寧に言葉を返す。
――だが当然、ブーン達は本当にシャキンの理念に賛同して、ここのメンバーとなったわけではない。
話は一週間前に遡る。
18 :
プロスキーヤー(埼玉県):2007/04/27(金) 22:49:01.39 ID:y9s9jLMu0
支援
19 :
空気コテ(樺太):2007/04/27(金) 22:49:23.32 ID:HZFbZx27O
良さげな展開だな
20 :
修験者(樺太):2007/04/27(金) 22:51:02.31 ID:ssxzbz6KO
―――――
(;^ω^);゚听)ξ;'A`)「「「あいつらの仲間になる!?」」」
驚きの声をあげるブーン達。
川 ゚ -゚)「……あぁ。それがこの作戦のメインだ」
川 ゚ -゚)「だがもちろん本当に入る、とは言わない。あくまで仲間になったフリをするだけだ」
川 ゚ -゚)「ブーンとドクオは斉藤、イヨウを倒した代わりに。ツンは私の推薦で仲間入りさせる。」
相変わらずの無表情で言うクー。
そんなクーにブーンは質問する。
21 :
少年法により名無し(大阪府):2007/04/27(金) 22:52:00.78 ID:DTLn/xdR0
wktk
22 :
修験者(樺太):2007/04/27(金) 22:56:31.73 ID:ssxzbz6KO
(;^ω^)「でも……仲間になったとして……それからどうするんだお?」
川 ゚ -゚)「……私達、まぁシャキンの仲間達は能力者を倒しに行く時、ペア、もしくはグループで行動する時があるんだ。そこで倒す。」
('A`)「でもよー、そしたら明らかに俺らがやったってバレんじゃね?」
川 ゚ -゚)「……倒した際には、『能力者に返り討ちにあった。自分はなんとか生き残った』などと言えば怪しまれないだろう。多分」
(;'A`)「多分て」
そうクーは言う。
ブーンとドクオは少々不安があるものの、なんとか納得する。
と、そこでツンが口を開く。
23 :
修験者(樺太):2007/04/27(金) 22:59:12.29 ID:ssxzbz6KO
と、そこでツンが口を開く。
ξ゚听)ξ「……あたしどうやって戦えばいいかな?」
そう。
ツンはまだ自分の能力が何だかわからないのだ。
だがクーは冷静に答える。
川 ゚ -゚)「……安心したまえ。ツンは常に私と行動するように頼んでおく」
そこまで言うとツンは少しだけ安心したような表情を見せた。
クーもそこで少し表情を緩め、言葉を続ける。
川 ゚ ー゚)「……だが能力が判明したら戦力として役立ってもらうぞ。覚悟は出来てるな?」
ξ゚ー゚)ξ「……もちろん。任せてよ」
ツンはそう答える。
川 ゚ ー゚)「……頼もしい顔になったな」
クーの話が効いたのかはわからないが、ツンの表情は昨日のあの時とは全く変わっていた。
もちろんいい意味で。
24 :
修験者(樺太):
川 ゚ -゚)「……さて、決行は来週だ。詳しい日時はまた連絡する」
そしてクーは最後に一言。
川 ゚ -゚)「『騙し討ち作戦』……。名前の響きは悪いがこれ以上の作戦はない。……一人の脱落者も出さずに成功させるんだ。いいな」
( ^ω^)゚听)ξ'A`)「「「おう!!!!」」」
―――――