128 :
とき(樺太):2007/04/12(木) 23:23:49.09 ID:wPMlSCDNO
(;^ω^)お願いしますお
129 :
農業(樺太) :2007/04/12(木) 23:43:35.35 ID:X1kSWEfDO
六話後編の投下、12時を予定していたんですが、少し遅らさせて貰って良いでしょうか……
一時までには投下します
すみません
130 :
短大生(長屋):2007/04/12(木) 23:45:07.24 ID:VGylSfOB0
全然構わないからゆっくりいけー。
131 :
共産党幹部(樺太):2007/04/13(金) 00:27:18.36 ID:6Hq3TgrmO
捕手しちゃうぞー
132 :
歌手(樺太):2007/04/13(金) 00:49:28.72 ID:wZw5WQw0O
こんばんは
僕です
本当にお待たせしました
例の如くダラダラ投下を始めます
今日も宜しくお願いします
133 :
歌手(樺太):2007/04/13(金) 00:53:41.55 ID:wZw5WQw0O
6:「アメノチホノオ」
雨_Part.
从 ゚∀从
遠い空から、雨雲が流れて来る。
対して、風は穏やか。心地良い天気だ。
(´<_`;)「何してるんだ?」
从 ゚∀从「……」
私には生きていた頃の記憶がない。
この世界に来て、初めて私は生まれた。
外の世界はメラメラ燃える。
私はそれをヘッドフォンで塞いだ。
(´<_` )「な! に! してるんだー!!」
从 ゚∀从「っ……ウるサイ」
(´<_`;)「いやいや、伝令だ」
小さく舌打ちをして、ヘッドフォンを首に下ろす。
わざわざ伝令が届くと言う事は、いよいよ戦争が始まると言う事だ。
134 :
歌手(樺太):2007/04/13(金) 00:54:41.51 ID:wZw5WQw0O
私達と奴らの戦争。
どちらが勝とうと興味はないが、私はあの男に負ける訳にはいかない。
从 ゚∀从「負ケる気、シない」
(´<_` )「数で見ても恐らく勝つな……正直、俺はどこのどなたが死ぬのも望ましくないけどな」
私達も向こうも、本格的な戦争は恐らく初めてだ。
これまでは、考え方こそ違えど、互い決定打に欠けていた。
こちらの主張、「『2ch』の存在は神への冒涜だ」とやらも、所詮は想像でしかなかったからだ。
異変が起きたのは一年程、前。
135 :
歌手(樺太):2007/04/13(金) 00:56:26.89 ID:wZw5WQw0O
(´<_` )「『閉鎖騒動』から一年。ようやくここまで立ち直ったんだ……
わざわざ潰し合う様な真似しなくても良いのにな……」
从 ゚∀从「ソれ以上、止めロ」
(´<_`;)「おっと、すまんな」
「閉鎖騒動」。
それは突然起きた天変地異。
「このまま『2ch』は消える」と言われた程の、
地震、雷、火事、その他、全てを足しても生温い程の、災害だった。
私達側は、それで「神への冒涜説」とやらに確信を持ってしまったらしく、
積極的に規制を始めた。
从 ゚∀从「良イ。規制、注意」
136 :
シェフ(コネチカット州):2007/04/13(金) 01:07:38.99 ID:lK58zQ7pO
支援
137 :
歌手(樺太):2007/04/13(金) 01:11:20.27 ID:wZw5WQw0O
(´<_` )「あぁ……俺はひとまず戻る。お前も気を付けろよ」
从 ゚∀从「……」
この世界は酷く不透明だ。
「規制」、すなわち「神の裁き」。
「現世での狩り」、「反逆者の弾圧」を始め、わからない部分が多過ぎる。
今や、それはただの独裁政治だと言える。
138 :
歌手(樺太):2007/04/13(金) 01:13:18.07 ID:wZw5WQw0O
それも、全て「閉鎖騒動」からだった。
从 ゚∀从「モララー……」
今はいない、私達のリーダーに呼び掛ける。
私に取って「閉鎖騒動」最大の被害だ。
从 ゚∀从「潮時……ナノか」
穏やかな風は雨を含み出した。
ヘッドフォンを被り直して腰を上げる。
そろそろ初めなければならない。
从 ゚∀从「お兄ちゃん……」
無意識に出た声は、強まる雨足に溶けて消えた。
6:「アメノチホノオ」
雨_Part.
―fin―
139 :
歌手(樺太):2007/04/13(金) 01:16:49.36 ID:wZw5WQw0O
第六話、投下は終わりです
戦闘描写を避けはじめて早三話
僕も潮時かも知れません
痺れを切らしている読者様、もしいたら明日こそ頑張ります
ありがとうございました
140 :
シェフ(コネチカット州):2007/04/13(金) 01:21:34.06 ID:lK58zQ7pO
乙カレー!
141 :
歌手(樺太):2007/04/13(金) 01:30:35.47 ID:wZw5WQw0O
後、明日は十五時、二十時、0時に投下します
宜しくお願いします
142 :
歌手(樺太):2007/04/13(金) 01:53:18.21 ID:wZw5WQw0O
ほしゅ
143 :
シェフ(コネチカット州):2007/04/13(金) 02:07:36.91 ID:lK58zQ7pO
寝る前保守
144 :
グライムズ(東京都):2007/04/13(金) 03:22:39.49 ID:eZaY3o+s0
か
145 :
グライムズ(東京都):2007/04/13(金) 04:36:16.90 ID:eZaY3o+s0
な
146 :
グライムズ(東京都):2007/04/13(金) 05:41:18.61 ID:eZaY3o+s0
し
147 :
シェフ(コネチカット州):2007/04/13(金) 06:24:13.33 ID:rJvsXx6XO
き
148 :
狩人(長屋):2007/04/13(金) 07:30:00.88 ID:qMt1gA3d0
が
149 :
グライムズ(東京都):2007/04/13(金) 08:58:58.90 ID:eZaY3o+s0
お
150 :
通訳(樺太):2007/04/13(金) 09:01:22.20 ID:mVVb9B54O
が
151 :
ドラム(dion軍):2007/04/13(金) 09:27:14.74 ID:G0/cM0F30
い
152 :
グライムズ(東京都):2007/04/13(金) 10:40:36.43 ID:eZaY3o+s0
れ
153 :
歌手(樺太):2007/04/13(金) 11:21:29.54 ID:SU2TuiWPO
ほ
154 :
歌手(樺太):2007/04/13(金) 11:57:44.71 ID:wZw5WQw0O
ほ
155 :
シェフ(コネチカット州):2007/04/13(金) 12:32:22.07 ID:lK58zQ7pO
保守
156 :
グライムズ(東京都):2007/04/13(金) 13:17:29.68 ID:eZaY3o+s0
保守
157 :
占い師(青森県):2007/04/13(金) 13:56:02.88 ID:Drt1vIny0
_ ∩
( ゚∀゚)彡 ほっしゅ!ほっしゅ!
⊂彡
158 :
釣氏(樺太):2007/04/13(金) 14:51:44.81 ID:DEOEKGPsO
保守
159 :
歌手(樺太):2007/04/13(金) 14:59:52.80 ID:wZw5WQw0O
どうも、作者です
予定より三十分遅れます
毎度すみません
ほしゅしてくれた方、ありがとうございます
160 :
歌手(樺太):2007/04/13(金) 15:32:40.02 ID:wZw5WQw0O
お待たせしました
やっぱり中途になりますが投下を始めます
161 :
歌手(樺太):2007/04/13(金) 15:33:43.54 ID:wZw5WQw0O
7:「往々」
('A`)
場所、体育館型アジト。
時、とある昼下がり。
(;'A`)「ぅおおおぉぉぉおおッ!!!!!」
つまり、俺達は凄く襲われていた。
_
( ゚∀゚)「久々のお客様のお出ましダッ!! もてなしてやんねーとナッ!!」
川 ゚ -゚)「二人共、下がっていてくれ。私達がやる」
敵の詳細は不明。
一つだけわかったのは、この体育館の耐久性には問題があるかも知れないと言う事だった。
(´・ω・`)「僕も下がってますね」
(;^ω^)「くく、くク……崩れるゥ!!」
162 :
歌手(樺太):2007/04/13(金) 15:34:40.88 ID:wZw5WQw0O
('A`)「バッカ、逃げるぞっ!!」
時は一時間程遡る。
俺達は作戦会議と言う名の「お勉強会」をしていた。
川 ゚ -゚)「……と、言う訳だ。解るな?」
( ^ω^)「はーい」
要すると「殺らないと殺られますよ」と言う様な、物騒な話だった。
この間まで授業さえ億劫だった筈の俺が、可笑しな話だ。
この世界での戦争は至ってシンプルだった。
「この世界を滅ぼすか、否か」。
クー達は、この世界を守る為に。
向こうの奴らは、まだ見ぬ神様とやらの威厳を守る為に。
163 :
歌手(樺太):2007/04/13(金) 15:36:23.36 ID:wZw5WQw0O
シンプルが故に、余計に厄介だ。
「和解」の為の「議題」すらないのだから。
(; A )「あ……アッッッー!!!!!」
川 ゚ -゚)「……やってくれる」
_
( ゚∀゚)「おッ? やっと糞野郎の顔が拝めるぜ」
我がアジトは呆気なくガラクタと化した。
ガラガラと音を立てて、コント用のセット並みにあっさり崩れ落ちた。
(;´・ω・`)「あいつは……?」
瓦礫の影から現れたのは、極普通の男だった。
164 :
金田一(樺太):2007/04/13(金) 15:39:11.32 ID:xd7abwUoO
支援
165 :
グライムズ(東京都):2007/04/13(金) 16:00:22.84 ID:eZaY3o+s0
支援
166 :
歌手(樺太):2007/04/13(金) 16:03:39.45 ID:wZw5WQw0O
(#・ω・)「……」
男は明らかにご立腹の様子だ。
「アンチ」と見て間違いないだろう。
_
(#゚∀゚)「初めまして、糞野郎ッ!!」
銃声。
ジョルジュが撃ったものだ。
しかし、相手が倒れる事はなかった。
向こうも何らかの能力を持っている、と言う事だろう。
(;^ω^)「……ジョルジュのクオリティって何だお?」
('A`)「さぁ……銃が何かなるんじゃね?」
そういえば、俺はブーン以外の能力を知らない。
知っている事はクーの力が自分と似ているらしい事。
(´・ω・`)「ジョルジュは何もないよ」
167 :
歌手(樺太):2007/04/13(金) 16:22:06.17 ID:wZw5WQw0O
(;'A`)「……と、言いますと?」
(´・ω・`)「僕も詳しくは知らないけどさ。あれは普通の銃だよ」
「クオリティ」がない?
そんなパターンがある事すら初耳だ。
('A`)「つまり……」
( ^ω^)「真の負け組は……」
_
(#゚∀゚)「……っ」
銃声と同時に足元の土が跳ねる。
殺気を感じて、固く口を閉じた。
(#・ω・)「……」
すっかり忘れさられた男は辺りを見回し、俺達を見付けて固まった。
(´・ω・`)「やっぱり、ご指名は僕?」
168 :
歌手(樺太):2007/04/13(金) 16:28:18.98 ID:wZw5WQw0O
_
( ゚∀゚)「お前は黙って見てろ」
(#・ω・)「銃は効かないんよ」
地を蹴ったジョルジュは、相手との距離を一気に詰める。
('A`)「接近戦? 大丈夫なのか?」
川 ゚ -゚)「只の雑魚なら生きてないさ」
意味深にクーが言った。
見ると、ジョルジュは相手に殴りかかろうとしていた。
_
(#゚∀゚)「死ねェッ!!」
( ・ω・)「……」
対する相手は動こうともしない。
169 :
釣氏(樺太):2007/04/13(金) 16:47:05.91 ID:DEOEKGPsO
支援
170 :
グライムズ(東京都):2007/04/13(金) 17:01:04.85 ID:eZaY3o+s0
支援
171 :
歌手(樺太):2007/04/13(金) 17:05:40.10 ID:wZw5WQw0O
間違いなく顔面を打ち据えるはずだったジョルジュの右腕は、しかし、空を切った。
(;^ω^)「すり抜けた……ッ!?」
(´・ω・`)「なるほどね……」
( ・ω・)「無駄だもんよ」
_
(#゚∀゚)「ウゼェ……!!」
ジョルジュは振り向き様に銃を構える。
続けて二発放たれた弾は、やはり当たらない。
( ・ω・)「無駄無駄……終わらせるよ。俺が殺したいのは、そこのショボくれた奴だも……なッっ!!」
_
(#゚∀゚)「あッ? うるせェ、死ねよ」
男は突然、音もなく倒れた。
(;'A`)「……は?」
(´・ω・`)「……」
川 ゚ -゚)「成る程な」
見ると男は両足から血を流している。
見た限り、「撃たれた」跡の様だ。
172 :
歌手(樺太):2007/04/13(金) 17:21:19.70 ID:wZw5WQw0O
訳がわからず呆けていると、躊躇いがちにショボンは口を開いた。
(´・ω・`)「あいつはね、向こうで君達を襲った奴だよ」
(;^ω^)「……マジかお」
姿の見えなかった「悪霊」。
それが今、目の前で倒れている。
(#・ω・)「っクッソ……」
_
( ゚∀゚)「クー。こいつ、拷問でオケ?」
川 ゚ -゚)「勿論。丁度良いタイミングで来てくれた」
俺を置いて、話はどんどん進む。
(´・ω・`)「あの後ね、僕はあいつを殺したんだ」
( ^ω^)「……」
('A`)「でも、生きてる」
身近な人の口から出た「殺す」と言う言葉は、予想外に重い。
173 :
シェフ(コネチカット州):2007/04/13(金) 17:41:47.08 ID:lK58zQ7pO
支援
174 :
歌手(樺太):2007/04/13(金) 17:53:09.77 ID:wZw5WQw0O
中途半端ですが、ちょっと急用が出来ました
続きは二十一時頃になります
本当にごめんなさい
175 :
釣氏(樺太):2007/04/13(金) 18:04:02.24 ID:DEOEKGPsO
乙!
176 :
わさび栽培(樺太):2007/04/13(金) 18:20:48.37 ID:V+fs5oWRO
ちょw気になるwww
期待して保守
177 :
グライムズ(東京都):
保守