1 :
ジャーナリスト(兵庫県):
?「……ここは、どこだ?」
気がつけば木の板の上に寝ていた。
何故そんなところ寝ていたのか、そこまでの経緯も思い出せない。
それどころかそれ以前の記憶がまったくないのだ。
自身の名さえも忘れてしまっている。
?「いや……」
知っている。
幾度となく聞かされた。
誰に聞かされたのかはわからないが、刻み付けられたように頭に残っている。
その名は。
?「……スプー」
2 :
通訳(埼玉県):2007/03/24(土) 14:24:18.02 ID:HOeEtWK50
wwwww
3 :
ジャーナリスト(兵庫県):2007/03/24(土) 14:27:28.51 ID:fGGqm9KV0
と、そこに二匹のナニかが現れた。
小さなその形、柔らかそうな肉肌。
なにかからだの中に空白がある。
そういえばこれが空腹というものだったろうか。
ならばこれは当然の生命活動。
そう、アレは捕食対象。
つまり、喰えるモノだ。
4 :
ジャーナリスト(兵庫県):2007/03/24(土) 14:31:52.40 ID:fGGqm9KV0
それは美味ではあったが空腹を満たしたかというと答えは否。
赤い水は喉を潤したが、なにかドコかが乾いてたまらない。
ならば探しにいけばいい。
食うモノは沢山。
そう、今この視界に収まっているものだけでも優に3はあるではないか。
しかもそれらは先ほどのモノ程美味そうではないが、この空腹を満たすには十分な量だった。
5 :
ジャーナリスト(兵庫県):2007/03/24(土) 14:34:29.11 ID:fGGqm9KV0
獲物は抵抗らしい抵抗はしなかった。
当然だろう。
ネコに目を付けられたねずみは逃げるという延命手段しか持たず。
先ほどのモノたちはネコを噛むという度胸も持ち合わせていなかった。
空腹は満たされた、が。
乾きは一向に満たされない。
アア、ソウカ
マダナカミヲクッテイナイ
6 :
ジャーナリスト(兵庫県):2007/03/24(土) 14:39:58.89 ID:fGGqm9KV0
渇望かというとそうではない。
ただこの渇きを潤すのは、義務のような気がしただけの話。
彼には感情はあれど、感慨というものがない。
ソレを持ちえるときがあるとすれば、唯一"存在しないはずのモノ"に出会った時であろう。
"ナカミ"のあるモノは割と早く巡り合えた。
彼を見た"ナカミ"のない、さして栄養素もないモノ達は一様に逃げ出した。
しかしそのモノ。
かつての勇者は彼を直視した瞬間溜息を吐くだけだ。
彼から目を離し彼方を煽り。
口を開く。
7 :
ジャーナリスト(兵庫県):2007/03/24(土) 14:45:17.95 ID:fGGqm9KV0
ガタラット「幻想、か」
ドクン
体の中の何かが跳ねる。
喰え、喰え、喰え、クエ、クエ、クエ。
このジジイを殺し、ナカミを食え。
でないとその身に待つのは自らの破滅のみ。
脈打つソレらは彼自身が煩わしく思う程に跳ね、暴れまわる。
クールダウン。
彼、スプーは自らが冷静になるのを待った。
目前のモノは逃げる様子もない。
ならば如何に時間をかけようとも冷静になり、確実に喰らう。
8 :
停学中(大阪府):2007/03/24(土) 14:46:02.41 ID:7s5D6Xlh0
もういい加減にしろよ
小説スレ立てるな
9 :
留学生(富山県):2007/03/24(土) 14:46:33.42 ID:Bk163aF70
何このひどい中二病
10 :
作家(神奈川県):2007/03/24(土) 14:48:42.69 ID:Jbp/gAP90
クソスレ乙
削除以来出してきましょうね
11 :
恐竜(富山県):2007/03/24(土) 14:51:03.50 ID:UUpfmjPb0
こんなクソスレほっとけばそのうち落ちるさハッハー
12 :
カメラマン(茨城県):2007/03/24(土) 14:52:23.59 ID:WZzd7X0m0
削除以来出しました
てか小説書くやつってなんなの?
ただ単に構ってチャン?
13 :
ジャーナリスト(兵庫県):2007/03/24(土) 14:53:10.70 ID:fGGqm9KV0
ジジイ。
ガタラットはおもむろに手を上げ、振った。
「! ?」
ナニをされたのかはわからない。
ただ見えないナニかに引かれ、宙に浮き、地に激突した。
それだけ。
だが確実にダメージ。
それはまぎれもなく痛みというものだった。
ガタラット「今更化け物退治なんてことをするほど若くもない。早々に立ち去れ」
余裕。
ガタラットの過失といえば、スプーに背中を見せたことであろう。
でなければ、彼は瞬時にスプーを消せたであろうに。
それは喰うというよりは略奪に近いものだった。
文字通り"ナカミ"を奪う。
"ナカミ"とは中身。
経験、技術、知識、記憶。
それら全てを奪うことが"ナカミ"を喰うこと。
何故こんな所に誰も知りえない伝説の勇者がいたのかは知る由もないが、目的は果たせた。
それでも何故か頭の中にシコリは残ったが、後は思うがままに生を謳歌するのみである。
元より目的などなかった。
ならば惰性で行動するのもまた当然の道理であった。
15 :
留学生(福島県):2007/03/24(土) 15:00:14.64 ID:HDfnskzO0
その日も彼にとっては日常だった。
地上はほぼ死都と化。
凡そ人間に太刀打ちできる相手ではないのだ。
彼らは既にあきらめ切っている。
どのような兵器を以ってしても太刀打ちできない異形を見て、戦意どころか死の道標まで見てしまった。
スプーは彼らの言語はわからないが、それを見て不思議とあまりいい気分ではなかった。
しかし喰うということは彼の生命活動に直結するもの。
それを止めれば即ち死ぬということだ。
彼らがそうであるように、スプーもまた自らの生を犠牲にはできない。
それは幻想だったか。
そこはまるで楽園。
誰か、自分によく似た誰かが仲間と共に日々を楽しんでいる。
それはまぎれもなく夢想。
そう、ただ自分の前に自分によく似た誰かを見たがために見た幻想である。
?「やっと見つけた」
明るい声とは裏腹に、その主からは尋常でない殺気が溢れている。
その、自分と似た誰か。
だというのに対極に位置しているという認識。
恋焦がれている思い人であると同時に、巡り合ってはいけない天敵。
それが、目の前に立っていた。
?「覚えていないかな? ある意味、兄弟だっていうのにね」
その言葉に全身に悪寒が走った。
聞いてはいけないと身体の中で警鐘がなっているというのに。
スプー「オ マ エ ハ ダ レ ダ」
誰かはニコリと笑い。
自分によく似た容姿で、自分とよく似た名前を言った。
?「スプー」
血が巡る。
身体が脈打つ。
スプー「アアアアアアアアアアアアアアアアア」
19 :
俳優(北海道):2007/03/24(土) 15:18:19.78 ID:w4ZoBP580
死ね
20 :
漂流者(関東):2007/03/24(土) 15:18:29.15 ID:aXMQDVEEO
ようですスレの中で一番つまらない
彼の身を支配していたのは、怒り。
偽者の分際でその名を騙る者への怒り。
だが、真実そうではなかった。
焦燥。
真に偽りなのは相手ではなく自身だということの発覚への焦燥。
彼はそれごと食いつぶすような勢いで、ソレに向かっていった。
しかし、ソレはにやりと口元を歪ませ。
スプー「模造品ですらないナニかが、よくぞそこまで巨大になった」
避けた。
いや、消えたといったほうが正しいであろうか。
彼の牙は確実にソレを捕らえていたというのに喰らえなかった。
22 :
女性音楽教諭(東京都):2007/03/24(土) 16:14:46.53 ID:uFTSFQyI0
この文体はなすきのこを模倣してるつまりなのか?
そうだとすればなかなか良くマネてるなと思う
23 :
ふぐ調理師(関東・甲信越):
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