新ジャンル「埋まった女」

スレ立てるまでもない新ジャンルはここでやれ
http://wwwww.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1174401206/

4 ： CGクリエイター(アラバマ州) ：2007/03/20(火) 23:40:19.48 ID:LOULzfJu0
新ジャンル「埋まった女」

コンクリートに女が生えてた。
へそから下が完全に埋まってる。
眉をハの字にして、俺を見上げてた。
どうしよう。

9 ： アナウンサー(大阪府) ：2007/03/20(火) 23:45:17.42 ID:0oHpssfP0
新ジャンル「埋まった女」

コンクリートに女が生えてた。
へそから下が完全に埋まってる。
口をだらりと開けて、頭から花を咲かせていた。
どうしよう。

　　　 ＿,,＿＿_
　　　 |　_、 ﾞ,_ |
　　　(| Θ-Θ |)
　　　 |　 上 ヽ|　　　　>>1
　　　 ﾄ /ニヽ |　　＜馬鹿だよおまえ
　　　 |iiiiiiiiiiiiiiii|
　　　 ￣|ｭｭ|￣
　　　　/:::::::::::ヽ

30 ： 国会議員(京都府) ：2007/03/21(水) 01:51:41.47 ID:iTmFC5JP0
【埋まった女】

玄関の戸を開けようとしたら、何かにつっかえた。
隙間から覗いてみると女が上半身だけ出して戸の前に埋まっている。
打ち所が悪かったらしく、恨めしげにこっちを見上げていた。
仕方ない、窓から出よう。

>>3
さすがにこれは流行らない

ｺﾝｸﾘｰﾄ･････　('A`)

【埋まった女】

電柱と電柱の間に女が上半身だけ出して埋まっていた。
犬にふんふんと匂いをかがれ、泣き出しそうな眼でこちらを見上げている。
「ﾊｯ」と馬鹿にしたように息を吐くと、犬は何もせずリードを引っ張って行った。
女は安堵したような悔しいような、複雑な表情をしていた。

とりあえず、>>1乙〜

あかねちゃん・・・

八墓村〜！

【埋まった女】

階段の途中から女が生えていた。
腰から下が完全に階段に埋まっている。
しかも下向きだ。
これでは暇つぶしに通りすがりのスカートの中すら覗けまい。

郵便受けの前に女が上半身だけ出して埋まっていた。
暇つぶしに話しかけてみることにする。
「こんにちは」
「……」
無視かよ。

シャッターの真下の位置に女が生えていた。
腰から下が完全に埋まっている。
シャッターを下ろそうとすると手で持ち上げて抵抗してきた。
何とかしたかったが、外はまだ冬の風が強かったのでそのまま自宅に帰ることにした。

歩道の真ん中に女が腰だけ上を出して埋まっていた。
寒そうに襟を合わせている。
「寒いでしょ。コーヒー、どうぞ」
「……」
やっぱり無視か。

市長がさっと取り払った幕の下、記念碑の基台から女が生えていた。
本来あるべき像はなく、女の下半身は完全に埋まっている。
一斉にたかれるフラッシュ。
女は眉をハの字にして市長を見下ろし、市長は口をへの字にして女を見上げていた。

コンビニの前の駐車場に女が埋まっていた。
しきりにコンビニの中をうかがっている。
最初、何がしたいのか分からなかったが、ピンと来た。
「にくまん、食べる？」
「……」
返事は無かったが、おいしそうに食べる彼女の顔を最上の褒美としておくことにした。

校門のレール端に女が上半身だけ出して埋まっていた。
女のせいで門が閉まりきらない。
遅刻しそうだったので、これは助かったと女を乗り越えようとしたらなぜか笛を吹かれ腕を回された。
仕方ないので渋々ボールを相手チームに放り投げた。

新ジャンル「埋まった女」

コンクリートに女が生えてた。
へそから上が完全に埋まってる。
足をハの字にして、パンツが俺を見上げてた。
どうしよう。

葉桜の下に女が上半身だけ出して埋まっていた。
今にも泣き出しそうな顔で頭を抱え、毛虫のびっしりついた樹を見ないようにしている。
頭上だけでもと毛虫用殺虫剤を撒いてやると毛虫がぼとぼと落ちてきた。
いいことをしたせいか、その日は心に桜が咲いたようにさわやかだった。

通学路にあるポストの下に女が埋まっていた。
日光を浴びて気持ちよさそうに目を細めている。
もう見慣れた光景なので素通りしたが、
「……ありがとう」の声に思わず振り返る。
相変わらず眠そうにしている女。
もしかしたら……いや、まさか。
しかし意外にかわいい声だった。

裏の畑に女が生えていた。
腰から下が完全に埋まっている。
ポチがさっきからやたらとうるさい。
時間には少し早いけど、散歩に連れて行くことにした。

女が埋まっている。コンクリートにがっしりと。
どうやって埋まっているのだろう。
好奇心で調べようとしたが、嫌がられる。
「どうしてもダメ？」
「……エッチ」
顔が赤くなったのは夕焼けのせいではない。

家の前に女が上半身だけ出して埋まっていた。
道路に背を向けているためか、うしろで音がするたびにひかれやしないかとびくっとなっている。
とりあえず女に手鏡を持たせ、新聞をとって家に戻った。
いいことをしたあとに読む新聞四コマほどすがすがしいものはない。

なんか良く分からんがwktk

朝起きると、隣家に女が腰から上だけを出して埋まっている。
……しかも壁から横向きに。
あの体勢では首が痛いだろうと思うが、
肩に止まる小鳥を幸せそうに眺めているので大丈夫なのだろう。
「小鳥好きなの？」
「……」
まあ、いつもの反応。

戦車の上に女が上半身だけ露出して埋まっていた。
自衛隊の公開演習を見に来た人々から沸き起こる「大雪山おろし」コール。
女は申し訳なさそうにこっちを見ている。
とりあえず理論だけは教えておいた。

age

http://www.vipper.org/vip470690.jpg

元スレで>>1と>>2を参考に描かれた絵（元スレ>>59）
描いたのは別人だけど、理解の一助として

すべり台の上に女が埋まっていた。
ブランコの方をうらめそうに見つめている。
「ブランコに乗りたかったのか？」
「……」
子どもの遊ばなくなった公園は意外と静かだった。

雪歩のことかと思った

38 ： 国会議員(京都府)：2007/03/21(水) 02:19:26.89 ID:iTmFC5JP0
【埋まった女】

グラウンドに女が上半身だけ出して埋まっていた。
「わたしと赤い糸で結ばれた人だけが、わたしをここから引き抜けます」
となりに刺さっていた伝説の剣は、危険なので体育教師が引き抜いて警察に持って行った。
今日の体育はサッカーから体育館でバレーに変更か。
元スレより引用
http://wktk.vip2ch.com/dl.php?f=vipper25183.jpg

翌日、ブランコに女が埋まっていた。
……どうやって埋まっているのかは詮索しないでおこう。
イタズラ心が湧いて後ろから押してみる。
「……！？」
驚きと嬉しさの入り混じった表情で見つめられる。
その日帰宅したのは日がとっくに落ちてからだった。

大仏の螺髪にまじって女が生えていた。
へそから下は完全に埋まっている。
下から拝む老人を恐縮そうに拝み返していた。
腰は完全に埋まっているのに腰が低いとはこれいかに。

ラーメン屋の行列に混じって女が生えていた。
へそから下が完全に埋まっている。
行列が進んでいく中、取り残された女は漂ってくる匂いに向かって必死に手をのばしている。
となりの駅前食堂で食った肉野菜定食は、並んで食うラーメンよりよっぽど美味しかった。

畑のど真ん中に女が埋まっていた。
小鳥の代わりにカラスが群がっている。
「……」
急用で寄り道している暇はない。
踵を返す背中に彼女の視線が刺さったような気がした。

道端に、忘れ去られた雑草のように、女が埋まっていた。
「こんにちは」
「……」
あいさつしたが顔を背けられる。
……ひょっとして怒っている？

元スレ>>75の続き

男「うわあああああああああ（ｒｙ」
俺は逃げた。やばいよこれマジやばい。どんなシュールな設定だっての。おかしいだろ埋まったまま高速移動なんてよ。。。
女「まってよぅ！！！」
女もまけじと追いかけてくる。流石元ネタがすばやいだけのことはある。ガシッ、と俺の足にしがみついてきた。
女「ちょっと聞いてよぅ！！私だって怖いんだよぅ！！」
そういえばそうだったな。こいつはいつの間にか埋まってたんだっけ。俺は深呼吸を二度三度と繰り返し、なんとか話しかけた。
男「動けたのか？」
女「うん・・・そうみたい」
男「腰から下はどうなっているんだよ・・・」
女「・・・それがよく分からないの。あんまり感覚がつかめない」
男「そうか・・（納得できねえよ）でもなんでいきなり追いかけてくる？」
女「いきなりこんな状況になって、しかも一人ぼっちで怖かったんだもん・・・お腹は冷えるし・・・」
男「それも・・・そうな、逃げてすまんかった。だが、正直に言うと不気味だ」
女「・・・グスッ」

>>37
出来れば元スレのも貼ってくれ。

>>3７の始まり　元スレより

75 ： 留学生(関東)：2007/03/21(水) 14:54:24.89 ID:27j3fX59O
【埋まった女】プロローグ(仮
昼、午前授業の帰りに、アスファルトから上半身だけ飛び出した女がいた。上半身は同じ学校の制服を着ている。
なんでこんな状況になってるのか、気になるだろう？いや、気にならない奴の方が常軌から逸脱している。
困った目で俺を見つめてくるんだから、きっと不本意に埋まっているに違いない。
そうあやふやに確信しながら、俺は女に話しかけた。
男「何で埋まっているんだ？」
女「今、朝起きたと思って気付いたら……」
寝てる間どれだけ鈍感なんだっての。俺は釣られてんのか。
男「本当に？」
女「本当！！」
……嘘じゃないと判断する事にする。それにしても誰が何の為に？
男「抜けないのか」
女「そう。凄い困ってる。引っ張って欲しいんだけど……」
男「無理だろう。アスファルトがぴっちり腰まで埋まってるし」
女「どうしよう…」
今にも泣きそうだ。流石に放置は可哀相に思えて、家からつるはしか何かを持って来て穴を広げてやろうと思った。男「ちょっと道具持って来てやるから待ってろ」
女「……ありがとう」
俺は急いで家に帰ると、つるはしはなかったのでハンマーやら何やらの入った工具箱を引っ掴んで、さっきの場所にトンボ返りした。
駆けている最中、一抹の不安がよぎる。変な問題が絡んでいたらどうしよう。……まあいい、知るか。人助けはするものだろう。
角を曲がり、女を視界に入れて少しスピードをさげ、クールダウンしながら近付く。
ふと視線を落とし、また前に向け、そして愕然とした。
女「うえぇぇぇぇん！！！」
泣きながら、さながら某有名育成RPGのディ〇ダのごとく、俺に近付いてくる女。キモッ！！

キモッ！！

雨の日に、女が電信柱の近くに埋まっている。
傘も差さずに濡れそぼって、大丈夫だろうか。
「傘いる？」
「……」
本格的に怒っているようだ。

ラーメン屋の行列に混じって女が生えていた。
へそから下が完全に埋まっている。
行列が進んでいく中、取り残された女は漂ってくる匂いに向かって必死に手をのばしている。
となりの駅前食堂で食った肉野菜定食は、並んで食うラーメンよりよっぽど美味しかった。

>>39
ID違う　乗っ取りならやめた方が

ID:eTj5/VFB0
ID:iTmFC5JP0　　期待

駅前に女が埋まっていた。
そこだけエアーポケットになっていたからすぐ分かった。
どうやって仲直りしようか考える。
「あの、この前は見捨ててゴメン」
「……」
許してはくれないようだ。

スレタイがシューーーーーール

雪の降る夜に中央分離帯に女が埋まっていた。
車を避けながらどうにか到達する。
「にくまん、いる？」
「……」
やっぱり怒っているみたいだ。
「……ピザまんがいい」
！？
驚くがあわてて買いなおしに行く。
戻るとき車にひかれかけたが、至福の笑みをもらす彼女を見たらどうでも良くなった。

階段の踊り場に女が生えていた。
下半身は完全に埋まっており、幅のせまいこの階段ではかなり邪魔だ。
重い荷物を上の階に運ぶ途中、一休みしようと女の上に置かせてもらった。
荷物が大きいので女の表情はよくわからないが、とりあえず大きく伸びるといい気持ちだった。

ポストの下に女が埋まっていた。
挨拶するが反応が返ってこないのはいつものこと。
「じゃあ、学校行くから」
「……」
いってらっしゃい、って言うかのように手を振られる。
心にポッと火が灯ったような気がした。

久々にロマサガ２で遊んでいると、ラスボス面で七英雄のついでに女が生えていた。
腰から下は他と同様、完全に埋まっている。
嫌われ者のクジンシーと向かい合うように生えていて、困ったようにこっちを見ていた。
とりあえずクイックタイム連発はお約束だろう。

ダンボール箱の側に女が埋まっていた。
女の抱かれて鳴く子猫。
「この子猫、飼うの？」
「……」
彼女は少し悲しそうな顔をして首を振った……。

>>4
http://wktk.vip2ch.com/dl.php?f=vipper25188.jpg

刈り取りの終わったたんぼの中に女が上半身だけ出して埋まっていた。
刈り取りあとからは小さな稲穂が生えている。
この女も刈ったらまた生えてくるんだろうかなどと考えていることに気付かれたのか、
顔を真っ赤にして手を振り、木枯しがこたえるのか大きなくしゃみを連発。
くねくねのまねをしてみたけれど、木枯しがきつくなってきたのでさっさと帰宅した。

子猫を抱いて女が道端に埋まっていた。
思いつきでミルクを買って来る。
「ミルク飲ませたら？」
「……」
ミルクを飲む子猫と、慈愛に満ちた表情を浮かべる彼女。
影が長くなるまで、ずっとそこに立ちつくしていた。

期待

コンクリートに女が生えていた。
へそから下が完全に埋まっている。
ヒマなので日時計にでもどうかと思い、時間ごとに影の先にしるしをつけていった。
１４時の時点で気付かれ、くいっと体を丸められてしまった。

ウチはアパートだから猫を飼うことは出来ない。
クラスメイトの何人かに当たって、飼い手を探すことにする。
「飼い手、今探しているから」
「……」
彼女は複雑な表情を浮かべて、子猫を抱きしめた。

発想をかえてみようか
いつでも下の穴が埋められていると

子猫の飼い手に目星が付いた頃、女が道端に埋まっていた。
腕の中には、ぐったりと抜け殻みたいになった子猫。
夜まで沈黙が続く。
「もう、埋めないと」
「……」
彼女は一切泣かなかった。子猫を埋める時でさえ。
ただ、それから数日、彼女が道端に小さく盛られた土の前から離れることは無かった。

男湯と女湯を隔てる壁の上に、女が上半身だけ出して埋まっていた。
ずっと女湯のほうに首を向けているせいか、肩がこっていそうだった。
男湯から老若心を一つにして沸き起こる「中継！」コール。
風呂あがりのコーヒー牛乳とマッサージ機は最高に気持ちよかった。

女がポストの下に埋まっていた。
いつもの光景。いつもの場所で。
いつもと違うのは、挨拶した途端に抱きつかれたことだ。
「えっと、これはどういう……！」
「……」
ただ泣きじゃくる彼女を見て、今日は学校を休もうと決意した。
学校のチャイムが遠くで鳴り響いた。

団地の屋上の端に女が生えていた。
風が吹くたびによろめいているが、抜ける様子はなく、安全そうだ。
五階の上なので表情はよくわからない。
四階のベランダでは小さなこいのぼりが面白そうに泳いでいた。

塀に女が腰から上だけ出して埋まっていた。
さっきから顔をそらされてばかり。
「ねえ、今日はどうしたの？」
「……」
女はあっち行けとでも言うように、手をヒラヒラさせる。
少しだけ覗いた顔はリンゴみたいに真っ赤だった。
何だか分からないが、恥ずかしがっている、のか？

雨上がりの樹下に女が生えていた。
自分の周囲に一夜で生えた無数のキノコを、ずぶぬれになって見つめている。
キノコを抜いてみたけれど下半身はついていない。
ずっと女を見ていたけど、胞子を飛ばしそうにもないので家に帰った。

駅前の噴水に女が埋まっていた。
水に濡れて寒そうにしている。
「タオルいる？」
「……いい。あっち、行って」
最近、ずっとこういう調子だ。避けられているのだろうか？
ただ、ずっと無言だった時と比べると格段に会話が出来ているのが唯一の救いか。

>>7
http://wktk.vip2ch.com/dl.php?f=vipper25192.jpg

>>65
かわゆすｗ

波打ち際に女が上半身だけ出して埋まっている。
潮が満ちたときのために、シュノーケルを渡しておいた。
女が邪魔で夕暮れの波打ち際を走れないカップルがフナムシ散らしに逃避している。
シュノーケルの先っぽと一緒に見上げる夜空は曇っていて、死兆星は見えなかった。

バスの屋根に女が上半身だけ出して埋まっていた。
道ですれ違った時は、一瞬我が目を疑った。思わず追いかけたが、あっさりと見失う。
仕方なく飲み物でも買おうかとコンビニに立ち寄ると、コンビニのコピー機に女が埋まっていて更に驚く。
「どうやって移動したんだ？」
「……エッチ」
乙女の秘密だそうです。

登り棒の下に女が上半身だけ露出して埋まっていた。
登り始めたときは気付かなかったが、てっぺんまで登った以上あとは降りるしかない。
ゆっくりと降りようにも握力は限界、女は修羅の形相で浣腸の構え。
どうしよう？

電車の座席に女が埋まっていた。
おばあさんが目の前に立っていて、ひどく心苦しそうだ。
「前みたいに、移動したら？」
「……人前じゃ、恥ずか、しい」
恥ずかしさと心苦しさと、どっちに天秤が傾くのだろうか。
しかし、おばあさんは次の駅で降りていったので、決着はつかなかった。

道路脇に女が上半身だけ出して埋まっている。
腕を大きく広げ日光浴を楽しんでいるようだ。
車がすぐ横を走り、その風で彼女の白い髪が飛んでいった。
彼女がそれらを見送っているようだったので僕もそうした。

深夜外に出ると、女が自動販売機の上に埋まっていた。
勉強疲れでボーッとしていた頭が一気に冴え渡る。
「何してるの？」
「……月が、キレイ、でね」
見上げた空には、雲の影から満月が微笑んでいた。

教室の机の上に女が上半身だけ出して埋まっていた。
机の下には何もなく、例によって理屈がよくわからない。
自由な手には花瓶にいけられたひとさしの桜。
嫌がらせなのか風流なのか判断に迷うこちらを見て、女はにっこりと笑った。

こんな町中に女が生えてる町住みたくない。

今日は教室の扉を開けるのに、かなり緊張している。
というのは、彼女が学校に来る、というのだ。
恐る恐る開けた教室には、女が教壇の上に埋まっていた。
「何で。何でよりによってここに……？」
「……ダ、メ？」
ダメです。

テトラポッドに女が上半身だけ出して埋まっていた。
波が押し寄せるたびに顔をしかめている。
台風が近いというのにまた馬鹿なサーファーが大波を求めて繰り出している。
地元の人がいくら注意しても聞かない様子にため息をついた女を、大波が直撃した。

屋上に出ると、フェンス近くのコンクリートの上に女が埋まっていた。
手にはお弁当らしき包みを持っている。
「お弁当、作ったの？」
「……ちょっと、失敗、した、けど」
ちょっぴり塩がきつかったです。

すべり台の先に女が上半身のみ露出させて埋まっていた。
両手を合わせ必殺の浣腸の構え。
仕方ないので滑る側から登り、階段を下りてみたところ、相当につまらなかった。
だから階段を登りすべり台を滑るのだとようやく合点がいった、五月の昼下がり。

>>16
http://wktk.vip2ch.com/dl.php?f=vipper25199.jpg
疲れたんで一旦離脱

http://www.majam.org/p/pipic/p.cgi?p=3law0cQ6pfS8YJ1

http://p.pita.st/?m=ktdf81v1
間違えた

だらだらとしたお昼下がり。相も変わらず女が屋上で埋まっている。
今まで抱えていた疑問をぶつけてみる。
「どうして、いつも埋まっているの？」
「……」
あれ、地雷だった、かな？

リレーの中継ポイントに選手の姿はなく、女が上半身だけ出して埋まっていた。
こっちに手を出しているし、仕方がないのでたすきを渡す。
手馴れた動きでたすきをかけたはいいが、一向にその場から抜け出せない。
いちおう参加賞のノートを渡すと、彼女は雲の絵を描きはじめた。

コンクリートに女が上半身だけ出して埋まっていた。
ヒマそうなので本でも読んでやろうと思ったものの、
星の王子様と間違えて山椒大夫を持ってきてしまった。
やはり首まで埋めて竹鋸挽きのシーンまできちんと読んでこその山椒大夫だろう。

屋上に埋まった女。
難しい顔をして悩んでいる。
「ごめん、やっぱりいいよ」
「……う、ん」
そう言っても曇った表情は晴れなかった。

三十三年に一度公開されるされる秘仏の台座に、女が上半身のみ露出させて埋まっていた。
とりあえずおすまし顔で印を組んでみるものの、寺の人に違うと指摘され困惑している。
しかも見返り仏らしく、上体をひねって苦しそうだ。
一応お賽銭として財布でだぶつく一円玉を十二枚、投げておいた。

つばめの巣の下に女が上半身だけ出して埋まっていた。
新聞紙で折った兜はすぐに糞まみれになってしまう。
やかましく鳴く雛を恨めしげに見上げようにも糞が怖いので、いつもこっちを恨めしげに見つめている。
それでも雛が無事巣立ったあとは、ちょっぴりさびしそうだった。

ベッドの下に女が上半身だけ出して埋まっていた。
といってもベッドに圧迫されて完全に折れ曲がり、手だけがだらんと外に出ている。
ジャンプを押し込んでみるとすぐに放り出されてしまった。
ベッドの下には何があるべきか、その辺は彼女なりにこだわりがあるらしい。

雪降りしきる庭に女が上半身だけ出して埋まっていた。
その周囲には十数匹の雪うさぎ。
それ以上は手が届かないので増やせないようだ。
雪うさぎと女を眺めながら縁側で一人食べるうさぎさんりんごは、とても美味しかった。

今北追いついた
良スレと判断した

縁台の端に女が生えていた。
下半身はいったいどうなっているんだろう？
もう一方に誰か座っていないとバランスが崩れ縁台が倒れてしまう。
でも彼女は外を向いているので、夕涼みがてら将棋をさすこともできやしない。

このスレはなんだろうか……シュールなようなｶｵｽなような。
それでいて嫌悪感はなく、少し口の端が上にあがるという……。

テレビの画面に女が上半身だけ出して埋まっていた。
下向きならまだ貞子になれたものを、なぜか女は上向きだった。
腹筋を痙攣させながら哀願のまなざしでこちらをちらちらと見ている。
言いたいことはわかったので親指でわき腹をえいやと突いてやると、親の仇みたいににらまれた。

床の間に女が上体だけ出して埋まっていた。
部屋にこたつを持ち込み、こちらも上体だけ出して埋まってみる。
女は違う違うと呆れ顔で手を振った。
それならと全身埋まってみてから、スイッチは切っておくべきだったと後悔した。

亀だが
>>43両方とも俺　ﾄﾘｱｰｴｽﾞ乗っ取りではない

だがROMに転向するかな　濁しそうだ、雰囲気を

水清ければ魚棲まず、だ

遠慮せず書けやw

裏の畑に女が上体だけ出して埋まっていた。
マンドラゴラの故事に倣い女にひもをくくりつけ、ポチにつなぎ離れたところから呼んでみる。
いくら呼んでも来ないと思ったら、女にしっかりと全身をつかまれていた。
柴犬のサイズではパワー不足だったらしい。

風の強い日に、新聞を抱えた女が埋まっていた。
熱心に新聞を読んでいる。
「海、行きたい？」
「……」
コックリと頷く姿を見て、絶対に連れて行ってあげようと心に誓った。

雪だるまの中に女が上半身だけ出して埋まっていた。
これは下半身がどうなっているか確かめる千載一遇のチャンスではなかろうか。
だがあいにくと日曜朝八時半、
「趣味の園芸」をリアルタイムで見ないのは柳生真吾の笑顔に対する重大な裏切り行為。
三十分後に戻ってきたとき、女はいつもどおりコンクリートに半身が埋まっていた。

ガレージの前で女が地面に埋まっていた。
自転車を出すとじっと見てくる。
「乗る？」
「……」
恥ずかしいから後ろを向いていて、と言うのでしばらく待ってると、後輪に心地よい重み。
自然とペダルを漕ぐ足に力が増しつつ、自転車は行く。

卒業式の日、壇上に女が上半身だけ出して埋まっていた。
校長は三分の一の確率で女の右・上・左から卒業証書を渡す。
女は三分の一の確率で右・上・左からカットを試みる。
単純計算で今年は三分の一が留年か――たまにはこういうこともあるのだろう。

VIPで遠慮なんざ一番無縁の言葉のはず
>>15
http://wktk.vip2ch.com/dl.php?f=vipper25216.jpg

ガードレールのすぐ下に女が上半身を出して埋まっていた。
傷だらけであちこちから血を流している。
「な、何があったの！？」
「……勝っ、た」
……何に？

>>102
うぇｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

ニュースを見ていると、画面の向こうではソファから女が生えていた。
へそから下が完全に埋まっている。
そのかたわらには自分の椅子を取られた安倍総理がいつもよりさらに情けない顔で立ち尽くす。
女はカメラ目線で眉をハの字にしてお茶の間に何かを訴えかけていた。

黒猫とにらみ合う女の下半身は地面に埋まっていた。
異様な雰囲気の一人と一匹。しばらくすると根負けしたように黒猫が向こうへ行った。
「あの猫って……」
「……新し、く来た、子」
その猫の後姿は、女の胸で息を引き取ったあの猫にそっくりだった。

>>106
ミスった。

胸→腕の中

だった。

良スレAGE

なんなんだろこれ……………………
文体が今までと違うからかなぁ

デデレデレデレと似た雰囲気だな

たまには下半身描きたくなった
>>18
http://wktk.vip2ch.com/dl.php?f=vipper25226.jpg

ねむ……
首から上だけ出して布団に完全に埋まってこよ……

口癖は「ごぼっ！ごぼぼ！」

>>111
男オナニーしてるみたいｗｗｗｗｗｗ

ごみ箱の上に女が腰から上だけ出して埋まっていた。
かの黒猫が来ると、威嚇して追い返す。
「一体何があったんだ？」
「……ピザまん」
食べ物の恨みは恐ろしいようだ。

漏れはこのｽﾚに埋まってる。
http://hobby9.2ch.net/test/read.cgi/aquarium/1173677419/l50
http://hobby9.2ch.net/test/read.cgi/aquarium/1174038949/l50

コンクリ殺人？

塀の下の地面に女が埋まっていた。
塀の上の黒猫を恨みがましくにらんでいる。
「何やってるの？」
「……」
手が届かないらしい。

いつものように女が埋まっているのが目に入る。
常識的に考えて下半身が存在しないということは無いだろうし、
もしかしたら上半身と同じ様に、どこか遠くで
下半身が単体で存在しているのかもしれない。
……いや、素人判断は良くないな。

動く歩道に埋まっている女を見つけた。
何だか楽しそうだ。動いているのがいいらしい。
「でも、端まで行ったらどうするつもり？」
「……！」
引っ掛かった。

飽きもせず地面に埋まる女。
子供と言葉を交わすためには対等の視線に立つのが大事だというし、
見下ろさなくて済むようにしゃがんで話しかけてみると、
途端に彼女はさらに沈んでいって、誇らしげな顔で見上げてきた。
対抗してうつ伏せになって見上げると、彼女もまた沈んでいく。
しばらく睨みあっていたが、勝てる気がしなかったので、
立ち上がって思い切り見下してやった。

テレビの上に埋まるというか、むしろ生えている女。
時々、画面の中の人物の動きを真似して、死んだり倒れたりしている。
早送りすると予想通り、難しい顔をしながら高速で動き始めたので、
停止ボタンを押してやると、少し困惑した後に彼女も静止した。
でもすぐに飽きて、リモコンを手にとって映画の続きを見始める。
途中で濡れ場があって、少しきまずくなった。

女がクーラーに埋まっていた。
動作が悪くなる度に面目なさそうな顔をしている。
「そこ、寒くない？」
「……」
暑かったようだ。

……いいスレだ。

……一度でいいから札束に埋もれてみたいものだ。

で、眠いから撤退する。さらば。

公園の砂場に埋まって女は日向ぼっこをしている。
これは良い機会だと思い、傍にあったシャベルを持って近寄ると
泣きながら止めてきたので、仕方が無いから自分の分の穴を掘って
隣に埋まることで彼女の気持ちを知る努力をしてみた。
恥ずかしいことだけは、よく分かった。

女が埋まって昼寝でもしているのだろう、毛布が膨らんでいた。
引き剥がすと予想に反してダミーのテディベアがあり、
押入れの中の方から嘲笑らしきものが聞こえた。
少し悔しかったので、押入れを開けて懐中電灯を点滅させて攻撃した。
彼女は薄く目を開けて、徐々に明るさに目を慣らしているようだった。

帰宅するとテレビの正面に例の女が埋まっていたが、
今日は数年に一度の「となりのトトロ」の放映日、
こればかりは流石に邪魔をさせるわけには行かない。
後ろから羽交い絞めにして引っこ抜こうとしたが中々抜けず、
そうしているうちにススワタリの引越しのシーンになり、
二人ともしばらくその体勢で画面に見入った。

>>39
>>37の続き　ROM者暇だったら読んでくれ


俺はそのまま放置して、こいつの通ってきた道を見た。するとどうだ、道にはめくり上げたアスファルトが散在してるとおもいきや、いつもの綺麗な遊歩道の姿を保っている。
道路の表面だけを水平移動してるというのか？ありえねえ。頬をつねってみる。
　　　　痛い。いやでも、つねっても痛い夢だって・・・と無益なループに陥っていることに気付き、思考をやめた。
女「どうしよう・・・」
どうしようといわれてもな・・困ってしまう。あ、そうだ
男「なあ、お前俺と同じ高校だよな？」
女「・・・分からない」
男「は？」
女「高校って何？」
男「お前、俺と同じ高校の制服着てるじゃないか」
女「知らない。気づいたら着てたのがこれだったの」
男「はぁ・・・」
さてどうする・・・
男「お前、自分の家がどこか分からないのか？」
女「・・覚えてるけど、ここじゃない」
男「住所とかは？」
女「知らない」
男「親は？」
女「連絡する方法がない」
男「・・・他にあたるつてはあるか？」
女「ないよぅ・・うえええぇぇぇぇぇぇん」
泣かれるのが一番困る。それにしてもどういうことだ？こいつはなんだってんだ？
もしかして最初っから埋まってるってことはないだろうな・・・・それは最初の言動からしてないな。
警察とか・・どうなんだろ？引き渡しても困るだろうな。警官のハの字の眉毛が想像出来る。その前にパニックになるだろうな。
ん？どうして俺はそんなにパニくってないんだ？

夜の学校の廊下に女が埋まっている。
不安だったのか嬉しそうにこちらを見たが、テケテケに追われていたので彼女に任せて帰る事にした。
何か声が聞こえたが、きっと二人のお喋りだろう。

不思議な魅力を感じる

>>129

女「ふえぇ・・・グスッ・・寒いよう」
そういえばこの寒の戻りの時期に、ずっと外に放置されているんだっけか・・・どうする俺？続くわけがない。小田切ざまあ。
アホか。とりあえずパニくってるみたいだ、変なベクトルで。
とりあえずあったかい飲み物でもあげるべきか。
男「ちょっと待ってろ」
俺は少し離れた自販までいき、ココアとお茶を買った。お茶は自分用に。俺だって寒い。
男「これ、飲んでろ」
女「やったっ！助かったぁ・・・」
缶をあけ、おいしそうにココアをのむ女。口に合わなくはない様だ。少し安堵する。
男「これからどうするか・・」
口に出てしまう。とたんに女の表情が歪む。今言うのは不意打ちだったな。せっかく美味しそうに飲んでたのに。
女「・・・」
俯いてしまった。暫しの静寂へと移る。

日は傾き、空は黄金色に染まってきた。流れが早いのはなぜだろう？
・・・まてよ？夜とかどうするんだ？そのまま放置プレイは鬼畜だろ俺、常識的に。
だからといって４時間前に会ったばっかりの、半身だけだが女を家にいれていいものか。
でも人助けはするもんだって、ばあちゃんがいってた。
男「寒いだろうから、俺んち来るか？」
女「いいの？」
男「ああ」
女「・・ありがとう」
初めて僕はお持ち帰りをするようです。

ほ

も

埋まった女と一緒になんて寝られるか！ 俺は自室に戻って寝るぞ！

hosyu

その後>>136を見たものはいない…

埋まったんじゃね？

一塁ベース前に女が上体だけ出して埋まっていた。
ヒットを打った打者がスライディングをかける。
女の胸に頭突きをかます形になり、自分のヒット以上の勢いで吹っ飛ばされた。
カーブが得意のピッチャーとはいえ、スライディングにまでカーブはかけられなかったようだ。

台風の日。
女は公園の滑り台の上に洪水から避難するかのようにヘソから上を出して埋まっていた。
もちろん雨だけでなく風も強い。

「ウチに来れば？」
「・・・・・・」

いつもはテレビに埋まってたりするくせに、なんだか意地になっているようだ。
横に傘を置いて行こうと思ったら、物凄い勢いの風のせいで新種のキノコみたいな形になってしまった。
そう言えばこの女もキノコの一種なのだろうか。

とりあえず新たな傘とバリケートのためのダンボールを取りに帰ろう。

実は全力疾走して息を切らした自分が玄関にはいると

「・・・・・・」
「・・・・・・」

憮然とした表情で彼女が玄関に埋まっていた。
吹っ飛んで来た枝が額を直撃したせいでいよいよ身の危険を感じたそうな。

後ろから忍びよりタオルで濡れた髪を拭いてやると、はずかしそうにしていた。
綺麗な髪だった。

スーパーのお惣菜売り場の前に女が埋まっていた。
値下げシールを持った店員とにらみ合いになっている。
いつまで経ってもシールは貼られそうにないので、
今日は久しぶりに料理でも作ってみようと思った。

ほ

臼の中に女が上半身だけ出して埋まっていた。
発想を逆にして女に杵を持たせてみたところ、何の解決にもならなかった。
急遽、餅つきからおはぎに変更。
縁側でおはぎを食べながら見る、月明かりを浴びて杵を持つ女はまた風流だった。

保守

夢を見た。

なぜか俺はへそから下をアスファルトに埋めていて動けない。道行く人々をぼんやりと眺めて見送り続ける。
そこへ、どこかで見たことのある女が手を振って近付いてきた。なぜか泣きたくなるほど嬉しかった。

そんな夢を見た。

保守

サッカーコートに女が生えていた。
下半身は完全に埋まっている。
自分のほうに飛んでくるパスボールをそのたび手でキャッチ。
退場処分をくらったものの女は動けないので、サッカーコートのほうが出て行った。
ヘディングという選択肢はなかったのか？

コンクリートに女が上半身だけ出して埋まっていた。
女の髪には蝉の抜け殻。
何でこんなところにという場所についていたりするものとはいえ、さすがに考えろといいたい。
羽化の瞬間が見たかったらしく、とって見せてやった抜け殻を残念そうに見つめていた。

大阪場所の土俵の上に女が生えていた。
上半身は完全に埋まっている。
行司も力士も困り顔。
当の女はそれよりも、土俵下で羅刹の形相を見せる大阪府知事の視線に辟易しているようだった。

まちがえた。
２行目、上半身じゃなく下半身

こういう神出鬼没のこだわり派は大好きです

雨上がりに地面に埋まった女と話している時、携帯が鳴った。
取り出そうとしてポケットから落ちたそれを、女はどこか遠くへ投げてしまった。
「何をするの」
「……」
探しに行こうとすると足を掴まれる。
携帯を探すのはしばらくあとにして、今は虹でも眺めることにした。

ヤバイこれツボ

あの黒猫を見かけた。傷だらけだった。
紫陽花の下に埋まっている女を見つける。
「あの猫、足引きずってた」
「……」
何も言わない彼女の瞳に、西洋紫陽花の花が映っていた。

布団に入ると天井に女が上半身だけ出して埋まっているのに気がついた。
天井を這う百足に気付き、恐怖のまなざしでこちらを見下ろす。
百足は女の直前でいつものようにぽてっとこちらに落ちてきた。
ほっとする女に真下の恐慌は見えていないようだった。

女が交差点の地面に埋まっていた。
しきりに鳴るクラクション。困り顔の女。
信号が青に変わり、一台のトラックがやって来る。
「危ない……！」
「……」
驚きの表情が白光りする車体に遮られる。
長い一瞬が経って、トラックの通り過ぎたあとには何もなかった。

猫が数匹コンビニの駐車場から走り去って行く。
駐車場の近くの植え込みには女が埋まっていた。
黒猫と同様興奮に目がキラリと光る女は、黒猫と同じくらい傷だらけだった。
「何か欲しいものは？」
「……」
とりあえず女のために缶ジュースを、女の小さな戦友のためにミルクを買うことにした。

おもちゃ屋の前で女が埋まっている。
可愛い縫いぐるみを可愛い顔で見つめていたので、気をきかせてジオングのプラモを買ってあげた。
初めて作った割に仕上がりはきれいだった。

女が塀の上から上半身を生やしてこちらを見下ろしていた。
傍に落ちていたチョークで壁に下半身を書いてやったら、
ものすごいショックを受けた様子で、しばらく頭を抱えていた。
調子に乗ってすね毛を生やした辺りで、耳たぶを噛まれた。

月光を浴びて女が上体だけ出して埋まっていた。
そのかたわらでは赤い糸と名簿を手にした老人が途方にくれている。
これが噂の赤い糸の人なのか。
足がダメなら腕でもいいだろうに、そういうところ、融通が利かないのがいかにもお役人らしい。

こたつの上に女が埋まっている。暖かいかどうか微妙なところだ。
ふと気になったが、彼女はいつ食事を取っているのだろう。
生態は植物のそれに近いので、もしかしたら光合成が出来るのかもしれない。
光合成には二酸化炭素が必須なので、ドライアイスを持ってきてやると、
やはり嬉しそうにして机の上で滑らせて遊んでいた。やはり植物か。
でも水をかけたら叩かれた。サボテンの類だろうか。

夜の浜辺に女が上体を出し、海に背を向け埋まっていた。
背中がむずがゆいらしく訴えかけるようにこちらを見ている。
女の真後ろでは次々と海亀の子が顔を出していた。
海亀の産卵・孵化は黙って見守るのがルールなので、海亀の子頑張れとエールを送っておいた。

植木鉢から生えているのはいつもの女だ。こうしてみると観葉植物のようだ。
しかし仮説が正しかった場合、彼女は上半身の下に、根を持っている事になる。
人間と植物のハイブリッドなからには、ただの根じゃないのだろう。
きっと人間の足と植物の根を足したような、そう、多分複数の足が枝分かれに生えているのだ。
そのようなことを図に描いて彼女に説明したら、土を投げられた。

いいな・・・

夏みかんの木の近くに、腰から上だけ出して女が埋まっていた。
件の黒猫を捕まえようと必死だが、黒猫にはぎりぎり手が届かない。
「夏みかん、食べる？」
「……」
黒猫と戯れる彼女の顔には輝くような笑顔があった。
不用意にかじった夏みかんは、酸っぱいというよりも苦かった。

このスレには癒しが詰まっている

ビリヤード台に女が上体だけ出して埋まっていた。
自分の近くで止まった球を勝手に置き換えて遊んでいる。
手で動かすのはルール違反なのでキューを貸してやった。
自分からは見えないうしろのポケットにみごと球を落とし、とても得意げだった。

和室に埋まった女は、柔道で勝負を挑んできた。
埋まっているため負けは無いと思ったのだろうが、世の中そう甘くは無い。
背後に回って彼女の右手を固め、そのままゆっくりうつ伏せに押し倒すと、
彼女はしばらくじたばた暴れた後、動くのをやめて死んだふりをした。
勝ったみたいだったので離れようとすると、足をつかまれて転ばされた。
試合はどうやら引き分けらしい。やっぱり世の中甘くは無いと思った。

夕立の気配を感じて、洗濯物を取り込もうとべランダに出ると、
電信柱の近くの地面に女が埋まっていたのを見つける。
「これ、傘」
「……」
かたつむりの行進を横目に、雨は勢いを増していく。
洗濯物は助からなかったが、女を助けられたので良しとすることにした。

寺の屋根、鬼瓦のある位置に女が上体だけ出して埋まっていた。
屋根にかかる桜を見つめのほほんとしている。
そんな穏やかな顔では魔よけの意味がないんじゃないかと言うと、急に怖い顔を作った。
でも桜が風にゆられたとたん、元のまったりとした顔に戻ってしまった。

女の下半身に女が生えてた。
へそから下が完全に埋まっている。
眉をハの字にして、こちらを見上げていた。
この女の下半身はどんなふうにこの女の下半身に埋まっているのだろう？

冬だというのにサーフボードから生えている女。どちらかというとカヌーみたいだ。
ウェットスーツも着ずに、朗々とした笑顔で唇を紫に染めている。
少し離れた場所から「波乗りジョニー」を歌って応援すると、
彼女はこっちを見て手を振って、そのあと波でひっくりかえった。
君を守ってやるよと神に誓った夜なのに、弱気な性と裏腹なままに体疼いていた。

柳の下に女が生えていた。
へそから下が完全に埋まっている。
下半身のない幽霊がやけになれなれしげに女に絡む。
こちらに気付いた女は違う違うと慌てて手を振った。

>>26
ツボったwww

隣家の犬小屋の前に女が埋まっていた。
ドッグフードを狙っているらしいが、ブルドックの守りは固い。
「それ、食べれないでしょ？」
「……」
黒猫の分と言った女の手には、歯形がはっきりと残っていた。

体重計に女が上半身だけ出して埋まっていた。
近づくと必死になって目盛りを隠そうとする。
ということは埋まっているんじゃなくて乗っているんだろうか？
謎が謎を呼ぶ中、放り投げた靴下は脱衣籠を外れ、女の顔面にクリティカルヒット。

ごちゃごちゃになってわからんので

コテを付けてくれるとありがたい　っていう要望と保守。
特に黒猫〜書いてる人

ラスボスに女が埋まっていた
なんか本体みたいな感じになってた

跳び箱の上に女が上半身だけ出して埋まっていた。
なかなか助走に入れない女子を叱咤激励している。
女子が踏み切れない理由がわかっていないらしい。
さっきからおまえがノリノリでやってるそのシャドーボクシングは、何のカウンターを狙ってるんだ？

美術館の彫像コーナーに紛れて、女が埋まっていた。
隣にある女神像のまねをしているらしい。
「ちょっと似てるかも」
「……」
誇らしげに胸をそらす女。
しかし、翌日、無理な姿勢を続けた結果はぎっくり腰となって返ってきたようだ。

桜の木の下に生えた女は、傘を持って芽の出る踊りをしていた。
隣に立って同じように踊ると、桜ではなく女がにょきにょきと伸びて行き、
縄文杉レベルまで大きくなったところで、ようやく目が覚めた。
外に出ると女が桜の木の下で嬉しそうにしており、傍によると桜が一輪だけ開花していた。
「夢だけど夢じゃなかった！」とハイタッチした。

星空の下に女が埋まっている。
カシオペアがどんな形なのか聞いてみると、次の日に牛の背中に埋まってやってきた。
ビーナスについて聞けば良かったと少し後悔した。

独特の空気が本当になんともいえないよな・・・

道端のぶちまけられたゲロの中央に女が埋まっていた。こちらに何かを訴える女の顔はひどく青ざめて、瞳には涙がたまっている。
仕方なく手を差し伸べてやったら、俺の足元に新たなゲロがぶちまけられた。

頼むからもらいゲロはやめてくれ。

>>186
そして男ももらいゲロ

ほ

木の上に女が埋まっていた。
虫に刺されたのかしきりに腕をさする。
「かゆみ止め、いる？」
「……こくっ」
その独特のにおいに黒猫が悲鳴をあげる。
庭に咲く黄色いバラが目に痛かった。

保守

あげ

久しぶりにマリオで遊んだ。
途中で埋まっていた女は1-1ｸﾘﾎﾞｰより強敵だった。

黒猫の人の埋まった女のイメージ変化
>>77
http://wktk.vip2ch.com/dl.php?f=vipper25444.jpg

枕元に女が埋まっていた。
上半身しかないのにほら寝ろと言わんばかりのぽむぽむ。
右手に固く握っていたマッキーを取りあげてから布団に潜り込む。
頭を撫でられる感覚が気持良かった。
　
　
左手にもマッキーが握られていたのに気付いたのは翌朝だった。畜生。

>>193
(・∀・)ｲｲ!!

絵にしてみた

http://viprakugaki.run.buttobi.net/cgi-bin/src/up0448.jpg

これは・・・笑って良いのか、ＧＪなのか、スルーすべきなのかわからん

窓の近くのフローリングの床に女が埋まっていた。
風鈴の音に合わせて、うつらうつらと船を漕いでいる。
「そこで寝てると風邪ひくよ？」
「……」
眠そうにさする頬にはまだ涙のあとが残っていた。
黒猫が居なくなったのは昨日のことだ。
気が付かなかったが、庭のバラはもう散っていて跡形も無かった。

月桂冠　月　のCMの、和むがどこかシュールな世界観と似たものを感じているのは、俺だけじゃないはず

ただただ黙って投下といういい殺伐感。スレ自体がシュール。
>>101
http://wktk.vip2ch.com/dl.php?f=vipper25453.jpg

女がサボテンの前に埋まっていた。
サボテンのマネをして手を奇妙に曲げてみせる。
「針があるから触るなよ」
「……」
とたん、足を取られてサボテンを抱き枕に転ぶ。
声にならない叫びをあげていたと気が付いたのは、それからしばらく経ってからだった。

親女の上に子女が埋まっている。
子女の上に孫女が、その上には曾孫女。

親女がこけると子女孫女曾孫女皆こけた。

扇風機の前に女が埋まっていた。
風が来なくてひどく暑い。扇風機に手を伸ばすと叩かれた。
「……」
「……」
無言の戦いはなかなか決着がつかず、決着は翌日に持ち越されることになった。

>>203
ミスった。

無言の戦いはなかなか勝負がつかず、決着は翌日に持ち越されることになった。

に変更。

昨日と同じ轍は踏まん、寝るす。あとの職人頑張れ

おつ

防波の岩積みに女が上体だけ出して埋まっていた。
何か必死になって気配を消して岩と同化しようとしている。
声をかけると、何かが岩積みの表面を滑るように散っていった。
どうやらフナムシをおびき寄せようとしていたらしい。

花火の重低音がお腹に響く夜。
女が街灯の上に埋まっていた。
「特等席？」
「……」
愛おしむように目を細める女の元に、
ヒラリヒラリと舞い降りてきたのは火の粉ではなく季節はずれの蝶だった。

急な坂道の上に女がへそから上だけ出して埋まっていた。
例によって坂に背を向けている。
わっ、と叫びながら坂に向かって突いてみると、
どうせ抜けやしないくせにすさまじい勢いでしがみついてきた。
よほど怖かったのか半泣き顔で怒っていたので、すまんかったと背中を撫でておいた。

線路に女が上体だけ出して埋まっていた。
ヒマなのか線路の上に石を並べて遊んでいる。
もし列車事故になった場合、原因は女なのか石なのか。
考えるのに疲れちょっとあくびをした瞬間に、女は姿を消していた。

ジェットコースターの座席に女が上半身だけ出して埋まっていた。
係員がメジャーを持ち出して身長を測り、だめだめと首を振る。
女は顔を真っ赤にして抵抗するが、全身を測らせてくれないんだから仕方がない。
でもジェットコースターは怖かったらしく、どこかほっとした表情を浮かべていた。

ボーリングのレーンに女が上体を出して埋まっていた。
いつものことだがピンのほうを向いている。
そのくせ投げた球投げた球、すべて器用に押しのけガーターにしてしまう。
あえてガーターを投げてみたところ、
さすがに悪いと思ったのか持っていたマイボールでストライクを取ってくれた。

炎天下のコンクリートに女が生えてた。
へそから下が完全に埋まっている。
ひっくり返ってもがいている目の前の亀を汗だくになって応援していた。
時間がかかりそうなので如雨露を持ち出し、亀に水をかけておいた。

案山子のとなりに女が上半身のみ露出させて埋まっていた。
雀とたわむれる案山子がうらやましいのか、じぃ〜っと見上げている。
腕を伸ばして案山子のまねなどしているが、女のほうによってくる雀はいなかった。
米粒を撒くと雀はみなこっちによってきた。

一面にたんぽぽの咲き誇る野原に、女が上半身のみ露出させて埋まっていた。
陽光を浴びながらぷぅっと吹く綿毛が、雲の心地よくたゆたう青空に吸い込まれていく。
不意の突風で綿毛が一斉に舞う。目に入りそうになり思わず顔を背ける。
視線を戻すと女はもういなかった。
飛んでいった綿毛はどこに根付くのだろう。

なんか夏目漱石の夢十夜を思い出した。

ゴルフ場のグリーンに女が上体だけ出して埋まっていた。
すかっと飛んできたボールを何気なくキャッチ。
慎重に芝目と風を読み、思いっきり投げたボールはとなりのコースにホールインワン。
ホールインワン賞をみごとゲットしていた。

遺跡発掘現場に女が上体だけ出して埋まっていた。
掘り出されたばかりらしく、残った土を学生が丁寧に刷毛で取り除いている。
毎度思うのだが、穴や溝などどうやって他と区別をつけて掘っているんだろう？
思ったとおり、女はそれ以上掘り出されることもなく、割れた土器を組み合わせて遊んでいた。

夜の学校で女が埋まっている。
不安だったのか嬉しそうにこちらをみたが、ムラサキババアに追われていたので彼女に任せて帰る事にした。
翌日、彼女に話しを聞くと、寒そうだからと赤いちゃんちゃんこを貰ったらしい。
ムラサキババアは自分の分も用意していてくれたらしく、少し悪い事をしたと思った。

地蔵の横に女が埋まっていた。
どうやら地蔵の真似をして目を閉じじっとしている。試しにくすぐってみたら顔を赤くして殴られた。
そのまますねたのかうつむいてしまったので頭をぽんぽんしておいた。

なぜだろうこの女に萌えている俺がいる

柿の樹の下に女が上半身だけ出して埋まっていた。
樹上にはまだ青く固い実と、虚空を見上げくつろぐ猿。
怯える女の頭上に降ってきたのは柿ではなく、猿が自分でほじくりだしたノミだった。
熟した柿の実を朝に四つ、夕に三つ投げてやると、猿は伏して喜んでくれた。

ギラギラ輝く太陽が胸の片隅に散ったとき、
江ノ島に染まる誘惑は愛、渚の波に揺れている。
夏の過ぎ去る浜辺に埋まる女は、風に揺れる陽炎みたいだった｡

保守させていただきます

寝る前の保守

さぁ、保守だ。

ほしゅほしゅ

保守

ほしゅ

このスレはかなりツボだ

保守させていただきますね

ほ

この女って全員同一人物でいいんだよね？

遠山の金さんを観ていたら、お白洲に女が上半身だけ出して埋まっていた。
ちょうどいい高さなのでそのままお裁きの様子を速記しているが、下が砂利だと書きにくそうだ。
本来の記録係はどうしたのかと堂上を見ると、テレポートに失敗したのか岩の中にめり込んでいた。
金さんがいつものように啖呵を切り始めると、女は「まーた始まった」と呆れ顔になった。

スケートリンクに女が生えていた。へそから下が完全に氷の中へ埋まっているのだが、無謀にもイナバウアーの真似をしようとしている。
しばらく観察していると、女は背を後ろに反らし過ぎてひどく焦っていた。手をばたばたさせるさまに俺はひとしきり笑った後、仕方なく助けてやった。するとお礼なのか、女はかき氷を差し出してくる。
俺は丁重に断った。

天保山（大阪：４．５３ｍ）山頂に女が上体だけ出して埋まっていた。
周囲では天保山と最低を競い合う弁天山（徳島：６．０８ｍ）関係者が輪になって踊り狂っている。
女の全長が１．５６ｍ以上だった場合、天保山は最低の座から滑りあがることになるからだ。
ただ、女は掘り出そうとすると猛烈に抵抗してくるので、富士山頂（３７７６ｍ）では鸚鵡が凍えていた。

狛犬の姿はなく、かわりに女が上体だけ見せて埋まっていた。
近所の悪ガキがいたずらでもしたものか、尻（？）を本殿に向けている。
これはさすがに不遜なので向きを直そうとしたが、女は注連縄でぴしぴしと殴って抵抗してくる。
仕方がないので本殿の向きを直しておいた。

>>237
無茶ｗｗｗｗｗｗｗｗ

とある山中の五百羅漢像に混じって、女が上体だけ見せて埋まっていた。
この中には必ず一つ、自分に似た顔があるらしい。
あいにくと見当たらなかったので、女のとなりにお邪魔して羅漢像になってみた。
頭上を覆う夏の枝葉を一緒に見上げていると、
さっきまでやかましかった蝉の声が、すぅっと静かになったような気がした。

タクシーで移動中ふと運転席を覗き込むと、運転手の姿はなく女が上半身だけ出して埋まっていた。
例によって前方ではなく、助手席に座ったヒマな子供みたいに後部座席のほうを向いている。
そういえば去年この近辺で事故があったそうだ。
何かがおかしいと思ったら、女はシートベルトをしていなかった。

この雰囲気が好きだ

道端に女が上半身を出して埋まっていた。
さっきから何か威嚇するようなポーズをとっている。
覗き込んでみると、かまきりが必殺の鎌をもたげ女をにらみ上げていた。
つまみあげて女の頭上に乗せてみると、二人そろって今度はこちらを威嚇してきた。

このスレが伸びないっていうことは
今のVIPにいる連中は安直な萌えしか好まないんだろうな
来る人にはかなり来るスレだぞこれ

>>243
違う違う
みんな淡々と進んでいくここの雰囲気を壊したくないから
書き込むのは保守のときぐらいなんだよ

>>244
いいや、今のVIPそんな気の利くやつばかりじゃない
勝手に人の考えた人物を使いまわして駄文をばらまいてくるし
「適当に書いた」とか言って小学生の落書きでスレを汚してくる
だからこのスレが極端に伸びないのはある意味幸せなんだ

ケータイの普及で廃れつつある電話ボックスの中に、女がヘソから上だけ出して埋まっていた。
必死に背伸びしているが受話器に手が届かないらしい。
外では新聞記者らしい外国人がやけにそわそわしている。
話を訊くと、本当は正義の味方ではなく錫細工職人になりたかったらしい。
夢を持つものよ、そなたは美しい。

やってみたかったんだ

朝起きると隣に女が埋まっていた
俺の家だよな、と辺りを見回してみると異常なくらい大人数の女が埋まっていた
しかも無言で寄ってくる
どうやって移動してるのかもわからないがすべてがこっちを見ている
気付いたら何もいなかった
窓を開けてみると玄関前の電柱に女が刺さっていた
こっちに気付いたらしく頭だけがこっちを見ている
「いい夢見られましたか？」
まさかこいつ・・・・・・

女が浅瀬に上体だけ出して埋まっていた。
近くで子供が溺れていたが、女はただすまなそうな顔をしているだけだった。
後日、その光景を撮った写真を見て納得した。
浅瀬から伸びた無数の手が子供を引きずり込もうとしている中、
自分だけが上体というのは集団を強く意識する日本人なら確かに気まずいものだ。

お腹を大きくして戻ってきた黒猫から離れて、上半身だけ出して女が埋まっていた。
テレビではロケットの打ち上げカウントダウンが始まる。
「放っておきなよ。殺気立ってるんだ」
「……」
ロケットの爆音に紛れてあがる猫の悲鳴。
翌日、恨みがましく見つめる女の手には鳳仙花が赤く揺れていた。

凍った湖の中に女が上体を出して埋まっていた。
このチャンスを逃してなるものかと氷に穴を開け、斧はないので鎌を落としてみる。
女は違う違うと手を振った。
この湖にわかさぎはいないそうで、少々がっかりした。

バイクのシートに女が上体だけ出して埋まっていた。
おかげでしばらく乗らなかった間にカイワレを植えられなくてすんだようだ。
盗まれた自転車のサドルのかわりに刺さっていたきゅうりをお礼にあげると、大喜びしてくれた。
街まで徒歩で１００分かかった。

二枚のトランプを持って、女が公園に埋まっていた。
右か左か、心を決めて右に手を伸ばそうとしたとき、ぐにゃりと歪む女の顔。
「これだ……！」
「……」
道化師があざ笑う中、風になぶられて野原にカードが散らばった。

いつもこのスレに来ているが、やっぱいいわな・・・

波打ち際に女が腰から上だけ出して埋まっていた。
砂のお城は、築いては崩され崩されては築かれ、いつまでも完成しない。
「手伝うよ」
「……」
あと塔が一つで完成という所で大波が来る。
哀れなお城は塔一つを残してもろくも崩れ去った。
その日は夕暮れまで女と二人で笑いあった。

かに道楽の動くかに看板のかわりに、女が上半身を出して埋まっていた。
はさみを持って必死にかにのかわりをしようとしているさまが痛々しい。
服装がはさみに合っていないのではないかと思い、
翠星石の衣装を着せてみたところで蒼星石と間違ったことに気がついた。
でも蒼星石を嫁にするより翠星石と茶飲み友達になったほうが人生は楽しいに違いない。

電車の座席に女が埋まっていた。
眠そうに閉じかけたまぶたを開ける女は、少し日焼けしたようだ。
「また来ような」
「……」
返事の代わりは、肩にかかった重み。
しばらく夜空の代わりに地上に落ちた星たちを眺めることにした。

道路わきに女が腰から上だけ出して埋まっていた。
通りすがりの小学生に見下ろされてからかわれ、半泣き顔で悔しそうに耐えている。
女にかわって「見越し入道、見上げたぞ」と言ってやると、小学生はしおしおと縮み消えてしまった。
お礼に貰ったロイズのチョコレートを食べていると、
ゴディバ以外のチョコは悪魔の胆汁だと常々言っていた亡き祖母を思い出し、泣いた。

四つん這いで手足が埋まって動けないシチュでキボンヌ

ポストの下に女が埋まっていた。
右手をひらひらさせる女の左手は子猫のしっぽ。
「いってきます」
「……」
黒猫は三匹の子猫をのこしていった。
どこに行ったのかは、おそらく女は知らないだろう。そうであることを心から願う。

駅前食堂の前に女が腰から上だけ出して埋まっていた。
招き猫にでもなったつもりかしきりに客を招いている。
なんか違うかな、とたまに小首をかしげる仕草が面白いのでずっと見つめていた。
店に入ってしまえば女は見えないので、
となりのラーメン屋で腹ごしらえを済ませてからじっくりと眺めることにした。

信号機の上に女が埋まっていた。
その側では交通事故で、どちらが信号を無視したのか言い争いになる大人たち。
「で、どちらが悪い？」
「……」
もっとも悪いのはあなただ、と言いたげに女に睨みつけられる。
何だか釈然としないが、とりあえず携帯を取り出して１１９と打った。

バスケットゴールの上に女が埋まっていた。
ボールをパスしてみると、危なげながらキャッチ。胸をそらしてボールを掲げてみせる。
「……シュートは？」
「……」
ポートボールのつもりだったようで、へそを曲げた女をなだめるのに、
財布が105円分のダイエットに成功した。

コンクリートにに女が上体だけ出して埋まっていた。
血の気の失せた顔でしきりにこちらの足下を指差している。
得体の知れない白い手が絡みつくように足をつかんでいた。
怖くなって逃げ出したものの、人を連れて戻ってみるともう女の姿はどこにもなかった。

トイレに女が上体だけ出して埋まっていた。
手で顔を隠して見ないようにしているようだが
恥ずかしそうなその目は
ギンギンと光っていた

イチョウ並木の下に女が埋まっていた。
落ちてくる木の葉を迷惑そうに捨てる女。
「別なところにいけばいいのに」
「……」
とりあえず髪についたイチョウを払ったら、足をとられる。
舞い上がる木の葉。眼下に広がるウロコ雲。そこに石焼き芋屋の間延びした声が聞こえた。

地も空も桜色に染まる春四月、他に知る人もいないような山桜の下に女は埋まっていた。
諧謔の意を込めて持ってきた月見団子に花びらが舞い落ちる。
女の上にも、こちらの頭にも、ひとしくやさしく桜の花が降りそそぐ。
埋まっていてもいなくても、すべてが桜になるこの世界で二人、咲（わら）った。

うん、風流だ。
センチメンタルジャーニーだ。