1 :
通訳(コネチカット州):
たつか?
2 :
ディトレーダー(東海):2007/03/15(木) 22:23:34.28 ID:sew0E47VO
へーい
3 :
カエルの歌が♪(アラバマ州):2007/03/15(木) 22:23:48.17 ID:DE38S4mS0
携帯から立つとは・・
まとめサイトが今機能してないみたいだからとりあえず初っ端から投下。
4 :
カエルの歌が♪(アラバマ州):2007/03/15(木) 22:24:09.33 ID:DE38S4mS0
( ^ω^)ブーンの家族生活のようです
今宵はクリスマスの夜。
カップル達はこれでもかという程に仲の良い所を見せ付けあう。
町にも幸せなムードが漂っていた。あるレストランにいた二人組も例外ではなかった。
( ^ω^)「ツン・・今日は僕等が付き合って二年の記念日だおね」
ξ゚听)ξ「ええ、懐かしいわね・・ブーンに告白された時が」
( ^ω^)「おっおっ!あれはよく覚えてるお!」
二人は自分達の馴れ初めを思い出しているようだ。
5 :
カエルの歌が♪(アラバマ州):2007/03/15(木) 22:25:06.15 ID:DE38S4mS0
ξ゚听)ξ「あの時のブーンは酷かったわね・・どんだけ噛みながら私に告白した事かw」
( ^ω^)「おっ・・それは言わないで欲しいお。緊張してたんだお」
ξ゚ー゚)ξ「ふふっ、幼馴染の前だったのに、ブーンのあの情けない姿・・いつ想像しても懐かしいな」
この二人が付き合い始めたのは、今の発言でも分かるように、二年前のクリスマス。
それは寒い冬だった。
ブーンとツンは幼馴染で、小さな頃から仲が良く、よく遊んだ。
6 :
カエルの歌が♪(アラバマ州):2007/03/15(木) 22:27:05.47 ID:DE38S4mS0
( ^ω^)「おっおっおっ!!ツンちゃん!遊ぼうおー!!」
ξ゚ー゚)ξ「いいよーブーンちゃんー!!」
小さな頃はこんな感じで、ただただ楽しく遊ぶ仲だった。
それが中学くらいだろうか。互いに一緒に居るのがなんだか恥ずかしくなって距離を置き始めた。
その時からなのか、ブーンはツンに対して、幼馴染としてではなく、一人の女性としてツンのことを見始めた。
( ^ω^)「・・・・・・・」
ξ゚听)ξ「・・・・・」
だがブーンはその気持ちを中々行動に移すことは出来ず、高校を卒業するまでずっと、ツンとはろくに話せさえしなかった。
ブーンは大学に進学し、ツンと会うこともどんどん少なくなっていった。
新しい友達も出来た。彼らと遊ぶことがもっぱらブーンの楽しみだった。
7 :
バイト(関東・甲信越):2007/03/15(木) 22:28:44.49 ID:9NoHkTzJO
けっこうロードに時間かかりそうだな…
だが待ってたぜ
8 :
カエルの歌が♪(アラバマ州):2007/03/15(木) 22:29:59.70 ID:DE38S4mS0
('A`)「なぁ、ブーン。お前、普通に遊ぶ時は必ず来る癖になんで合コンになると、いつも来ないんだ?」
もう大学四年生。就職も決まり、時を待つだけになった彼等。
ブーンと一緒に居るこの男。彼はドクオ。高校時代からの友人で、大学に入ってからも仲が良く、よく遊ぶ仲だった。
( ^ω^)「お・・それは・・」
('A`)「だれか心に決めた人でも居るのか?」
( ^ω^)「・・うん、実はいるお」
('A`)「ホントかよ!?誰なんだよ。ブーン!」
( ^ω^)「多分・・言っても絶対わからないお。僕の幼馴染なんだお」
('A`)「え?幼馴染?」
( ^ω^)「お・・中学の頃からずっと好きなんだお。でも・・告白とかしてないんだお」
9 :
カエルの歌が♪(アラバマ州):2007/03/15(木) 22:31:24.99 ID:DE38S4mS0
('A`)「何でそんなに思っているのに・・告白しないんだ?」
( ^ω^)「勇気がないお・・断られるのが怖いんだお」
('A`)「なんだよ!そんなことでビビッてんのか?」
( ^ω^)「お・・」
('A`)「お前、高校時代の俺を見てきただろ?俺は後悔しないため、好きになった子にはいつも告白していたじゃないか」
ドクオの戦歴は五戦五敗。ようは全敗なのだ。
だが、ちゃんと気持ちを伝えているドクオをブーンは凄く羨ましく思っていた。
10 :
カエルの歌が♪(アラバマ州):2007/03/15(木) 22:33:13.17 ID:DE38S4mS0
('A`)「お前がその子を思う気持ちは本物なはずだ。ならばOKでもダメでも少なくとも気持ちはちゃんと伝わるはずだ。そうだろ?」
( ^ω^)「・・・・・・・・・」
('A`)「だから、伝えてみろよ。もう立派な大人なんだからさ」
( ^ω^)「・・・・・・・・・」
( ^ω^)「わかったお。今度会った時、しっかり伝えてみるお」
そして冬。ブーンは無謀にもクリスマスの日、ツンに連絡を取る。
ツンに彼氏が居た場合、もう電話の時点でアウトなのだが。
11 :
カエルの歌が♪(アラバマ州):2007/03/15(木) 22:35:17.65 ID:DE38S4mS0
ξ゚听)ξ「あっ・・ブーン。久し振りだね」
( ^ω^)「ホントだお。元気にしてたかお?」
ξ゚听)ξ「もちろん元気だったよ、ブーンは?」
( ^ω^)「僕もだお。今日は話があって、ツンに電話したんだお」
ξ゚听)ξ「えっ・・」
ツンは自分の心臓が一回ドクンと大きな音を立てたのを自分で感じていた。
ドキドキしてる。久し振りに・・そう思った。
12 :
カエルの歌が♪(アラバマ州):2007/03/15(木) 22:36:46.98 ID:DE38S4mS0
( ^ω^)「今日の夜、一緒に食事でもどうかお?」
ξ゚听)ξ「・・・・・・・」
心臓のドキドキは納まらない。むしろ、激しくなっているのが自分でも判るくらいだった。
ξ゚听)ξ「えっと・・・」
( ^ω^)「やっぱり・・無理かお?」
ブーンの少し元気の無くなった声に、慌てて反応するツン。
ξ゚听)ξ「だっ、大丈夫だよ!ブーン!今日、楽しみにしてるからっ!」
13 :
カエルの歌が♪(アラバマ州):2007/03/15(木) 22:38:33.88 ID:DE38S4mS0
( ^ω^)「ほ、ホントかお!?(アブねーお。断られてたら予約したレストランドクオと一緒に行くことになってたお)」
ある意味危険なカケだったといえる。
ξ゚听)ξ「そ、それっじゃ!何時にどこへ行けばいいのっ!?」
ツンもドキドキしているせいか口調がおかしかった。
( ^ω^)「七時にラウンジレストランに来て欲しいお!!」
ξ゚听)ξ「ら、ラウンジレストラン!?」
ラウンジレストランは、この町1番の高級レストランとして有名だった。
なんで自分をそんな所にわざわざ招待してくれるのかとツンは少し疑問に思った。
14 :
カエルの歌が♪(アラバマ州):2007/03/15(木) 22:39:43.61 ID:DE38S4mS0
ξ゚听)ξ(ブーン・・クリスマスの日にそんなレストランで・・)
ξ///)ξ(もしかして・・私のことを・・?)
まぁ、クリスマスに連絡取ってるくらいだから、半分は既にバレているようなものなのだが。
( ^ω^)「そ・・それじゃあ後でだお!!」
ξ゚听)ξ「え、ええ!またね!!」
二人は最後まで何だか慌てたままで、電話を切った。
( ^ω^)「おっおっ・・ついに勝負の時が来てしまったんだお・・」
ブーンはかなり力んでいる。女の子と初めて二人きり。しかも相手は好きな女性であり幼馴染でもある。
どう伝えればいいんだろうか・・それをずっと考えているだけだった。
15 :
カエルの歌が♪(アラバマ州):2007/03/15(木) 22:42:24.69 ID:DE38S4mS0
( ^ω^)「・・僕は僕なりに、やるしかないお・・」
( ^ω^)「おっ!ドクオに電話しておくお!!」
ピポパポ・・
('A`)「はい、もしもし・・」
やる気の無さそうな声が受話器越しに伝わってくる。これはドクオで間違いはない。
( ^ω^)「ドクオかお!?僕はやったんだお!」
('A`)「ちょwww落ち着け!!何があった!?」
( ^ω^)「聞いて驚くなお!いや、驚けお!幼馴染を今日、食事に誘う事に成功したんだお!」
('A`)「ちょwwwマジかよwwwお前すげーなwww」
( ^ω^)「それだけ報告する為の電話だお!すまないが準備があるからきるお!」
プツッ。
16 :
カエルの歌が♪(アラバマ州):2007/03/15(木) 22:43:41.76 ID:DE38S4mS0
('A`)「あいつ・・本当に行動を起こしたのか」
冷静にクリスマスの夜、上手くいったら何が起こるのかドクオは冷静に考えてみた。
('A`)「告白成功→ラブホ→童貞卒業ウマー」
(#'A`)「あいつぅぅぅぅぅぅ!!俺より先に卒業する気かぁぁぁ!!」
まだ上手くいっていないのに、勝手な妄想を繰り広げるドクオ(彼女居ない暦=年齢 童貞)なのであった。
一方ツンは・・
ξ゚听)ξ「本当にブーンに会うのは久し振りだな・・」
ξ゚听)ξ「少しは変わってるのかな・・」
実はというと、ツンもツンで、ブーンに気があった。
中学時代、ブーンが自分から離れていくのが妙に悲しかった。
ブーンという存在が自分にとってどれだけ大事なのかを改めて実感し、それと同時に好意をもっていたことに気が付いた。
17 :
美容部員(岡山県):2007/03/15(木) 22:43:53.10 ID:G95jGfbq0 BE:276800843-PLT(10130)
最初からは長いすぎだろ・・・
ξ゚听)ξ「・・私も実は奥手な方だからなぁ。伝えられなかったんだよなぁ。懐かしい」
ξ゚听)ξ「でも・・今日は何かありそうな気がするな」
ツンの心はいつのまにか踊るような感じになっていた。
ξ゚ー゚)ξ「楽しみだなぁ・・」
最初は緊張という言葉しか頭に無かったが、もうその文字は消えている。
ブーンに会える。それだけで充分心が躍った。
ξ゚听)ξ「・・・・・」
自分の洋服ダンスを開く。
ξ///)ξ「折角だし・・勝負下着でもはいていってみようかな・・」
やはりツンも女の子だった。だが、まだ早い気がしないでもないが。
準備を進めていく内に、時間はどんどん過ぎていく。集合時間の一時間前になっていた。
19 :
カエルの歌が♪(アラバマ州):2007/03/15(木) 22:46:07.25 ID:DE38S4mS0
ξ゚听)ξ「あ・・もうこんな時間なのね」
ドタドタと階段を下り靴を履く。
ξ゚听)ξ「おかあさーん!今日晩御飯いらないからー!!」
母親の返事を待たないで、ツンは玄関から飛び出していった。
('、`*川「あの子も色々あるのねぇ・・」
そう言ったが何があるのかは何となく検討がついていたツンの母親は、
ニヤニヤしながら、自転車で走っていくツンの姿を見つめていた。
( ^ω^)「もうこんな時間かお・・」
ブーンはまだ家から出ていなかった。いろいろと確認があるからだ。
( ^ω^)「髪の毛セットおk・・髭剃りおk・・歯磨きおk・・服装おk・・」
確認している内に、あっという間に時間は経っていく。
20 :
カエルの歌が♪(アラバマ州):2007/03/15(木) 22:47:46.67 ID:DE38S4mS0
( ^ω^)「やべーお!後三十分しかないお!!」
急いで玄関に出て愛車(原付)「ブーンmk−弐」に乗り、ツンとの待ち合わせ場所に急いだ。
(;^ω^)「遅れたら男としてこれ程情けないことはないお!超急ぐお!!」
ブーンmk−弐がブーンの体重に対し、少し悲鳴をあげているのが何となく分かる。
エンジンの音がなんだかおかしい。だが、これくらいで壊れるほどやわではないのだろう。
なんてったって三年使っていますからね。彼。
(;^ω^)「慣性ドリフトだお!」
ギャギャギャという音を立てながら、カーブを曲がるブーン。とても危険な走行だ。
三分後・・
警「ダメだよ〜君、一般道の法定速度は守らないとね」
(;^ω^)「ごめんなさいごめんなさい・・待ち合わせがあるんですお。許してくださいお」
21 :
カエルの歌が♪(アラバマ州):2007/03/15(木) 22:49:10.83 ID:DE38S4mS0
警「そーなの、じゃあここにハンコ押してね〜」
(;^ω^)「ちょ!!僕のエロゲ貸すから勘弁してくださいお・・!!」
警「・・・っ!警察を買収するつもりか!貴様にもう用はない!行け!!」
(;^ω^)「ちょwwwありがとですお!!」
ブーンは一気にmk−弐のスピードを上げて集合場所へ向かっていった。
警「・・くそっ、エロゲと言う単語に心が動いた自分が情けない・・でも感じちゃう!」ビクビクッ
どうやら彼も彼でまともではないみたいだ。
(;^ω^)「おっおっ・・!もうすぐでつくお!今何時だお!?」
自分の携帯を一瞬だけ開けてみるブーン。
(;^ω^)「おっおっ!七時五分前・・!!なんとか間に合いそうだお!」
またバイクのスピードを上げ、急ぎに急いだ。
やっとの思いで到着すると、既にツンらしき人物が到着していた。
22 :
カエルの歌が♪(アラバマ州):2007/03/15(木) 22:50:30.26 ID:DE38S4mS0
(;^ω^)「おっ・・・・・・」
ξ )ξ「・・・・・・」
後ろを向いているので、ちゃんとツンかどうかとは確認できなかった。
でも印象的な巻き髪が言っている。私がツンだと。
(;^ω^)「ツン!?」
ためしに声をかけてみた。その巻き髪の女性(?)はゆっくりとこっちに顔を向ける・・
ζ´・ω・`ζ「やらないか?」
(;^ω^)「おまwww誰だお!あっちいけお!!」
ζ´・ω・`ζ「声をかけたのは君のほうだろう。やら・・」
ξ゚听)ξ「ブーン!遅れてごめーん!!」
23 :
美容部員(岡山県):2007/03/15(木) 22:51:08.77 ID:G95jGfbq0 BE:276801326-PLT(10130)
支援してやんよ
24 :
カエルの歌が♪(アラバマ州):2007/03/15(木) 22:51:59.31 ID:DE38S4mS0
(;^ω^)「おっ!!ツン!!」
ζ´・ω・`ζ「ちっ・・彼女持ちか・・」
妖しげなその男はその場からすぐに消えていった。
その場はすぐに二人の世界になった。
ξ゚听)ξ「久し振りだね・・ブーン」
( ^ω^)「・・・・・」
思わずその姿に見とれてしまう。
昔とは全然違う。かなり綺麗になった。自分と一緒にいるのが不釣合いなくらい・・
ξ゚听)ξ「・・どうしたの?固まっちゃって・・」
ツンはその様子が何だか酷く不自然に見えたので、そう話し掛けた。
( ^ω^)「あ、ああ、ごめんお。じゃあ早くレストランに向かおうかお」
ブーンが自分で声をかけ、二人はラウンジレストランへと入っていった。
ついにブーンの初めての告白が始まる・・!!
2話へ続く
25 :
カエルの歌が♪(アラバマ州):2007/03/15(木) 22:52:40.44 ID:DE38S4mS0
長い!長いよ!スレッガーさん!
だがなぁ!これくらい慣れっこだ!すぐに2話行くぜ!
支援
27 :
カエルの歌が♪(アラバマ州):2007/03/15(木) 22:54:27.94 ID:DE38S4mS0
第2話
(;^ω^)「おあっ!!ここが噂のラウンジレストランかお!?」
ブーンは正直ラウンジレストランにきたことは今まで無かった。
ただ高いという事だけは知っていたからお金は沢山持ってきた。だが雰囲気だけにはなかなかなれないみたいだ。
(´・ω・`)「今日ご予約のブーン様でいらっしゃいますか?」
その顔はさっき見た女(?)にそっくりだった。
思わずブーンの体は一瞬震え上がった。
( ^ω^)「あなた・・さっき僕と会いましたかお?」
(´・ω・`)「いえ・・気のせいじゃないですか?」
男は何も動揺すること無く、そう答えた。
28 :
カエルの歌が♪(アラバマ州):2007/03/15(木) 22:55:32.88 ID:DE38S4mS0
( ^ω^)「・・・・・・・・・・」
(´・ω・`)「・・・・・・・・・」
ツンをほったらかしにして見つあうと素直におしゃべりできない二人。
(*´・ω・`)「・・・・・・・・」
(;^ω^)「・・・・・・・・・・」
頬を赤く染め、まるで乙女のように頬を染めるショボンとは対照的に冷や汗を流すブーン。
そんな様子をツンはじっと見つめていた。
29 :
カエルの歌が♪(アラバマ州):2007/03/15(木) 22:56:10.33 ID:DE38S4mS0
ξ゚听)ξ「・・・・・・・・・・」
ξ゚听)ξ(これは・・)
ξ*゚听)ξ(やおいフラグktkr)
このツンの微妙なやおい思考。腐女子になりさがったツン。
ξ*゚听)ξ(ガチホモを一度生で見てみたかったんだよね・・たまんないっ!見てるだけで感じちゃうよっ!)ビクビク
(;^ω^)「・・ツン?」
体を変な風にビクビクさせているツンの様子が心配になったブーンはショボンから目を逸らし、ツンに声をかける。
ξ*゚听)ξ「・・えっ!?何、ブーン!?」
頬を真っ赤にしながらブーンに話すツン。
30 :
カエルの歌が♪(アラバマ州):2007/03/15(木) 22:57:49.41 ID:DE38S4mS0
明らかにその様子を異常に思ったブーンは・・
(;^ω^)「すまないお、早く予約した席に連れてってくれお」
(´・ω・`)「すいません。すぐご案内します」
後ろを向いたウェイターのポケットが妙に膨らんでいるのは見なかったことにするブーン。
飛び出していたのは巻き髪のような毛だったからだ。
(;^ω^)「・・・・・・・・・・」
ξ゚听)ξ「さぁ、案内してもらったし、早く座ろうよ」
(;^ω^)「そ・・そうするお」
ブーンの頭の中で、占めている思考は七割があの男のこと、二割は告白の事、一割はドクオのエロゲーのことを考えていた。
完全に無駄な思考が頭の中を駆け巡っている。
31 :
カエルの歌が♪(アラバマ州):2007/03/15(木) 22:58:53.46 ID:DE38S4mS0
(;^ω^)(もし・・告白に失敗したら・・あの男に食われる事は確実だお!!)
そう思うのも無理は無かった。なぜなら・・
(*´・ω・`)「ニヤニヤ」
文字通りニヤニヤしながら頬を赤らめながらずっとこっちを見ているからだ。
その目は妖艶な色を放っている。
(;^ω^)「あうあう・・」
ξ゚听)ξ「どうしたの・・」
ツンはブーンが見ている方に目を向けると同時に、
ξ*゚听)ξ「モルスァ」
訳の分からない言葉を発し、また体をビクビクッと震わせた。
32 :
美容部員(岡山県):2007/03/15(木) 23:00:02.08 ID:G95jGfbq0 BE:415200492-PLT(10130)
少しの支援してやんよ
33 :
カエルの歌が♪(アラバマ州):2007/03/15(木) 23:00:42.20 ID:DE38S4mS0
ξ*゚听)ξ(あぁん・・たまらないよぅ・・ブーンとあの人の絡みを想像するだけでイッちゃうよ・・)
またツンの頭の中は訳の分からない思考が駆け巡っている。
(;^ω^)「つんさーん・・?」
ξ*゚听)ξ「ハァハァ・・あっ、ごめんね」
少し荒くなった息を整えながら、ツンはブーンの言葉に反応する。
(;^ω^)「今日はなんだか様子がおかしいお。ツン」
ξ゚听)ξ「今日はって・・今まで随分会ってなかったじゃないw」
( ^ω^)「そういえばそうだったおw」
二人はにっこりと笑った。
そして、また二人は二人だけの会話を始める。
34 :
カエルの歌が♪(アラバマ州):2007/03/15(木) 23:01:58.62 ID:DE38S4mS0
( ^ω^)「ツン、今は何してるんだお?」
ξ゚听)ξ「今は・・就職活動かな。ほら、あたし昔ブーンに夢、話したの覚えてる?」
( ^ω^)「あぁ・・あれは忘れもしない十一月二十一日の水曜日、僕等がまだ小学生の頃・・」
ξ゚听)ξ「随分正確に覚えてるわね・・保母さんになりたいって言ったじゃない?」
( ^ω^)「そうだお!あの時ツンは凄く生き生きして、その話をしていたお」
その頃からだったのかもしれない。好意を抱いていたのは。
自分は中学でようやくその気持ちに気が付いた。だからその時は気が付かなかった。
ξ゚听)ξ「あたしね・・その夢、ずっと持ち続けた。それで大学にも行って、ちゃんと勉強したよ」
ξ゚听)ξ「それで・・今は就職活動って言ったけど、実は雇ってくれそうな所が一つあるんだ」
( ^ω^)「ホントかお!?おめでとうだお!!」
ブーンは自分のことのように喜んだ。そんなブーンの混じり気のない笑顔が眩し過ぎて、赤面するツン。
35 :
カエルの歌が♪(アラバマ州):2007/03/15(木) 23:03:20.43 ID:DE38S4mS0
ξ///)ξ「・・ありがとう、ブーン」
( ^ω^)「羨ましいお。ツンはちゃんと夢を叶えていて・・僕には夢が無かったお。だから就職も普通の所に・・」
ξ゚听)ξ「どこに就職が決まったの?」
( ^ω^)「えーと・・ニュー速株式会社だったかお・・」
ξ゚听)ξ「え!?それホントに!?」
( ^ω^)「え・・うん、受けたら受かったんだお」
ξ゚听)ξ「ニュー速株式会社ってあの、今成長著しい企業じゃない。よく合格出来たわね。あそこは狭き門なのよ・・?」
( ^ω^)「え、それホントかお?」
ξ゚听)ξ「ホントよ!少しは世間のことも知ろうとしなさいよ・・そしたらブーン、あんたエリートよ!!」
( ^ω^)「おっおっ!エリート!!いい響きだお!!」
それからもう少し、それ関係の話が続き、会話に花が咲いた。
36 :
名無し募集中。。。(茨城県):2007/03/15(木) 23:04:51.79 ID:OP58eQiF0
最初から見られるとはwktk
37 :
カエルの歌が♪(アラバマ州):2007/03/15(木) 23:05:28.38 ID:DE38S4mS0
(´・ω・`)「失礼しまぁす。料理をお持ちしました」
その男、妙にブーンとの距離が近い。いや、ほぼブーンとくっついているようにしか見えない。
( ^ω^)(この男・・やはりモノホンのゲイだお!!やばいお・・)
(*´・ω・`)「フヒヒ・・」
( ^ω^)「キモッ」
思わず口をついて出てしまった。
( ^ω^)「し、しまったお・・!」
それでも男はブーンを妖艶な目つきで見ることをやめようとはしない。やはり本物のホモだ。
ツンは・・
ξ////)ξ「アッー!!!!」
またイキそうになっていた。果たしてこんな状態で告白なんて上手くいくのだろうか。
38 :
カエルの歌が♪(アラバマ州):2007/03/15(木) 23:06:50.10 ID:DE38S4mS0
(*´・ω・`)「ではごゆるりと・・」
ホモがその場から去っていく。
ξ////)ξ「ハァ・・はァ・・」
( ^ω^)「つ・・ツン?平気かお?」
ξ゚听)ξ「あ・・あぁ、ごめんね、大丈夫」
( ^ω^)「ツン・・」
いきなり真面目モードに切り替わり、話を進めるブーン。
39 :
カエルの歌が♪(アラバマ州):2007/03/15(木) 23:08:11.19 ID:DE38S4mS0
( ^ω^)「僕が今日、君をここに呼んだのは他でもないお。ツンも何となく分かっているはずだお」
ξ゚听)ξ「・・・・・・・・・?」
( ^ω^)「ぼくは
ζ´・ω・`ζ「僕との関係を見せ付けにやってきたんだよな?ブーン」
( ^ω^)「・・・・・・・・」
ξ////)ξ「そ・・そんな、ヒドイよ、ブーン」
その言葉とは裏腹に顔は真っ赤なままだった。
40 :
受付(関東):2007/03/15(木) 23:08:41.31 ID:3EetNnsrO
最初からかよw
頑張れ作者
41 :
カエルの歌が♪(アラバマ州):2007/03/15(木) 23:09:34.66 ID:DE38S4mS0
その言葉とは裏腹に顔は真っ赤なままだった。
(#^ω^)「テメーは引っ込んでろお!!」
ζ´・ω・`ζ「うがぁ!!!」
ブーンの渾身の右ストレートがヒットし、男は吹っ飛んでいった。
( ^ω^)「話を戻すお。実は・・僕」
ξ゚听)ξ「・・・・・・・」
( ^ω^)「ずっと前からツンのことが大好きだったんだお」
( ^ω^)「でも・・当時は嫌われる事が怖かったお。それにすごく恥ずかしかった・・」
( ^ω^)「そのせいで、ずっと告白できなくて・・自分が情けなかったお」
ξ゚听)ξ「ブーン・・」
42 :
カエルの歌が♪(アラバマ州):2007/03/15(木) 23:10:46.61 ID:DE38S4mS0
( ^ω^)「でも最近、友達に言われたお。そんな思ってるなら、ちゃんと言うべきだろって・・」
( ^ω^)「僕も・・そうだって思ったお。ずっと・・好きだったから」
( ^ω^)「その為に今日はここに来てもらったんだおお・・」
ξ゚听)ξ「・・・・・」
まさか来る前、本当に自分が思っていたことが現実になるとは思っていなかったツン。
少し戸惑ってしまう。
それにしても所々噛んでるなという印象を受けた。
43 :
カエルの歌が♪(アラバマ州):2007/03/15(木) 23:13:19.21 ID:DE38S4mS0
( ^ω^)「だから・・よかったらら・・付き合ってほしいんだだだだだお」
ξ゚听)ξ「・・・・・・」
すぐに答えを出してもよかった。はいといえばそれで・・
でもそうもいかなかった。もし付き合ったとして、ブーンと上手くやっていけるのだろうか。
ξ゚听)ξ「・・ブーン、その気持ち、凄く嬉しいよ」
ξ゚听)ξ「それに・・私もブーンのこと、好き・・」
( ^ω^)「ほほほほほほほ、ホントかお!?」
ξ゚听)ξ「ええ・・でも・・」
( ^ω^)「でも?」
ξ゚听)ξ「付き合うかどうかは、このお店を出るまで考えさせて・・。そのくらいの時間は貰ってもいいでしょ?」
( ^ω^)「・・いいお。しっかり考えて決めてくれお」
44 :
カエルの歌が♪(アラバマ州):2007/03/15(木) 23:16:59.83 ID:DE38S4mS0
その間、店を出るまでずっと二人は無言だった。
緊張していた。しかも告白した、された後だったので、どう反応すればいいのかわからなかったから。
その時・・
ζ#・ω・`ζ「くそぉ・・あの女ぁ!!うらやましすぎだろう・・!!」
一人で、嫉妬の炎を燃やす男もそこにいた。
( ^ω^)「それじゃ・・一通り食べたし、出ようかお・・」
そう言ったブーンの心臓はずっと高鳴っていた。
ξ゚听)ξ「・・うん」
二人はゆっくり席を立つと、ブーンが支払いを素早くすませ、外に出て行った。
( ^ω^)「それじゃあ・・ツン、答えを聞かせてもらっていいかお」
ブーンが自分で切り出していった。
45 :
カエルの歌が♪(アラバマ州):2007/03/15(木) 23:20:57.89 ID:DE38S4mS0
ξ゚听)ξ「・・・・・・・・」
( ^ω^)「おっ!?」
無言でブーンを抱きしめたツン。思わず言葉が上擦る。
ξ゚听)ξ「ありがとう・・嬉しいよ・・」
ξ゚听)ξ「私はやっぱり・・ブーンが好きだよ」
ξ゚听)ξ「好きな人とずっと一緒にいれるなら・・こんなに幸せなことってないよね・・」
( ^ω^)「・・・・・・」
ξ゚听)ξ「今までは幼馴染だったけど・・これからは恋人として・・」
ξ///)ξ「ヨロシクね・・」
46 :
カエルの歌が♪(アラバマ州):2007/03/15(木) 23:23:02.60 ID:DE38S4mS0
ξ*゚听)ξ「・・・・・・・」
照れた様子でブーンを見つめるツン。
(*^ω^)「・・・・ツン、凄く可愛いお」
これからは自分がツンを守ってやらなければ。そう思うブーン。
そして、二人は手を繋ぎ、歩いていった・・
こうして、二人は付き合いだし、二年後の今、クリスマスまで至るという訳だ。
当然の如く、ブーンはDTを卒業していた。
( ^ω^)「つい思い出しちゃったお・・まぁ、二年前と全く同じ、ラウンジレストランにいるんだから仕方ないかもしれないお」
ξ゚听)ξ「まぁねぇ・・それにしても、話ってなによ?ブーン。それに告白した時と同じ店なんて・・」
絶対に何かあるなとツンは予測していた。
それはブーンの様子がいつもと違い、どことなく緊張して見えたから。
( ^ω^)「それは・・」
ごそごそとポケットに手を突っ込み、小さな箱を取り出す。
47 :
カエルの歌が♪(アラバマ州):2007/03/15(木) 23:23:34.43 ID:DE38S4mS0
ξ゚听)ξ「えっ・・?」
( ^ω^)「とりあえず、そいつの中身を見て欲しいお」
ξ゚听)ξ「・・・・」
無言で、その小さな箱を開けてみるツン。
ξ゚听)ξ「・・・・・・・・指輪?」
( ^ω^)「付けてみて・・くれないかお?」
ツンはゆっくりとその指輪を外し、指につけてみる。ブーンに指のサイズなんて言っていないのに、サイズはピッタリだった。
ξ゚听)ξ「ブーン・・」
( ^ω^)「分かると思うけど・・僕と結婚してほしいんだお!!」
48 :
カエルの歌が♪(アラバマ州):2007/03/15(木) 23:25:14.64 ID:DE38S4mS0
力強く言い放ったブーン。
ある男が未だ姿を変えずブーンの方を見ていると知らずに。
(´・ω・`)(破局・破局!!!!!!)
この男、最悪である。
( ^ω^)「ツン・・答えを・・聞かせて欲しいお!!」
ブーンの一世一代の大勝負に出た!
果たしてツンの答えは・・二人は結婚し、幸せになれるのだろうか!!!!
第三話に続く。
49 :
カエルの歌が♪(アラバマ州):2007/03/15(木) 23:25:47.69 ID:DE38S4mS0
うはwwwねみぃwwwwだが三話までは頑張っておく!
50 :
カエルの歌が♪(アラバマ州):2007/03/15(木) 23:26:50.52 ID:DE38S4mS0
第三話
ξ゚听)ξ(もうケコーンなの!?確かに二年は付き合ったけど・・)
ξ゚听)ξ(まだ私には見てない物が多すぎる・・)
ツンは色んなことを考えた。やおいとかやおいとかやおいとか・・ブーンとショボンの絡みとか。
ξ゚听)ξ(ブーンと・・あの男の絡み・・)
ξ*゚听)ξ(ブフォァ、鼻血でそう・・あぁん・・濡れてきちゃったよ・・)
二年経過した今でも、その事は忘れていなかったみたいだ。
(´・ω・`) 「あの女・・何か腐女子のにおいがする・・」
外枠で見ていたショボンは、実はホモの人間と腐女子の人間を見分けることの出来る、
特殊な鼻と目をもっていた。
51 :
名無し募集中。。。(茨城県):2007/03/15(木) 23:27:30.16 ID:OP58eQiF0
ほ
52 :
カエルの歌が♪(アラバマ州):2007/03/15(木) 23:28:40.70 ID:DE38S4mS0
(´・ω・`) 「ブーン?」
(´・ω・`) 「俺はノンケでも平気で食っちまう男なんだぜ・・」
一人でこう呟いていた。
ツンはツンで・・
ξ゚听)ξ(ブーンとケコーンする為には・・やっぱり私がこういう趣味があるってこと・・分かってもらわないとね・・)
ツンは自分が腐女子(しかも重度)であることを暴露しようとついに決意した!!
何か他にもっと大事な事があるような気もしないでもないが・・
ξ゚听)ξ「ねぇ・・ブーン?」
( ^ω^)「な、なんだお?ツン・・」
さすがに少し緊張気味のブーン。
ξ゚听)ξ「あの・・いいにくいんだけど・・」
( ^ω^)「ええっ!無理なのかお!?!!」
明らかに動揺の色を見せるブーン。
まだ何も言っていないのに。
53 :
カエルの歌が♪(アラバマ州):2007/03/15(木) 23:30:43.35 ID:DE38S4mS0
ξ゚听)ξ「ちょwwwwまだ何も話してないじゃないwww」
( ^ω^)「す、すまんこ」
ξ゚听)ξ「悪い、その謝り方だけはヤメレ。たのむから」
( ^ω^)「す、すまねえ・・つい調子に乗ってしまったお」
ξ゚听)ξ「次言ったら・・まぁ、処刑までは行かないけど・・殺すからね?」
( ^ω^)「おっ・・殺されるだけかお。処刑じゃなくてよかったお」
どっちも馬鹿であることには間違いない。
ξ゚听)ξ「それで・・もう一回話すけど・・私は変な趣味を持っててね・・」
( ^ω^)「えっ?どんな趣味だお?」
ξ゚听)ξ「一般人から見れば変態的で、ドン引きされることは間違いないわね・・」
( ^ω^)「どんな趣味を持ってようとツンはツンだお!話してみるお!僕は大丈夫だお!!」
54 :
カエルの歌が♪(アラバマ州):2007/03/15(木) 23:32:18.95 ID:DE38S4mS0
一瞬の沈黙が流れる。二人の視線はじっとお互いを見つめる。
何も動こうとしないその状況に、ブーンは痺れを切らし始めた。
女の視線とは・・ここまで鋭いものだったのだろうか。自分の頬には生暖かい風だけが吹いている。
ξ゚听)ξ「あのね・・私・・」
( ^ω^)「・・・・」
ブーンは鋭い目つきのまま、ツンを見続けた。
ξ゚听)ξ「・・・・・・・・・」
また言うのをためらうツン。そんなに凄まじい趣味なのか。
そしてまた口を開いた。
ξ゚听)ξ「私・・腐女子なんだ・・」
( ^ω^)「な、なんだってー!!!!!!!!!!!!!!!」
自分の彼女は腐女子。
ブーンは衝撃の大きさ故に、動く事すらままならなかった。
ξ゚听)ξ「やっぱり・・引いたでしょ?」
( ^ω^)「・・・・・・」
冷たい視線で自分を見つめている。ツンはそう思い込んでいた。
55 :
カエルの歌が♪(アラバマ州):2007/03/15(木) 23:33:39.47 ID:DE38S4mS0
( ^ω^)「いや、全然だお」
ξ゚听)ξ「な、なんだってー!!!!!!!!!!」
今度はツンの声が辺りに響き渡った。
(´・ω・`) 「ふ・・やはりあの女・・腐女子か・・これはチャンスだな」
ショボンは早速何かを考え出しているようだ。
ξ゚听)ξ「えぇ・・?全然引かないの?」
( ^ω^)「うん全く。なんたって僕はVIPの腐女子と突き合いながら(ryのスレを毎日覗いてる程だお」
ξ゚听)ξ「すまん。逆に引いた」
( ^ω^)「そんなっ!」
ツンを励ます発言が少し逆に作用してしまったようだ。
56 :
カエルの歌が♪(アラバマ州):2007/03/15(木) 23:35:59.43 ID:DE38S4mS0
ξ゚听)ξ「でも安心した・・ブーンは腐女子は嫌いじゃないんだね」
( ^ω^)「うん。だから安心するお」
( ^ω^)「でも、結婚してから、子どもが出来たらその趣味はもうやめとくお。子どもに見られたら幻滅だお」
ξ゚听)ξ「わっ、わかってるわよ・・大丈夫」
少しの沈黙が二人を包む。
ξ゚听)ξ「それなら・・この指輪。受け取らせてもらうわよ」
( ^ω^)「ホントかお!?」
ξ///)ξ「べっ、別にあんたの為じゃないんだからねっ!!」
( ^ω^)「久し振りのツンデレktkr」
ξ゚听)ξ「とにかく!!・・ありがとう」
( ^ω^)「こちらこそだお!」
二人が結婚の約束をしてイチャイチャしている間に、例の男がやってきた。
(´・ω・`) 「君たち、おめでとう。結婚するようだね」
( ^ω^)「お・・あんたは」
ξ*゚听)ξ「ふぁ・・・・」
57 :
カエルの歌が♪(アラバマ州):2007/03/15(木) 23:41:12.59 ID:DE38S4mS0
ツンはまた興奮してきているようだ。
(´・ω・`) 「そこの腐女子のお姉さん?」
ξ*゚听)ξ「わ、私れすか・・?」
何故か微妙にろれつまで回らなくなっているツン。よっぽど興奮しているのだろう。
ξ*゚听)ξ「なんで私が腐女子だって・・?」
(´・ω・`) 「しいて言うなら・・」
(´・ω・`)「ホモの感って奴かな・・・」
ξ*゚听)ξ「かっ、カッコよすぎ・・」
ξ*///)ξ「アッー!!」ビクビクッ
一体ツンはこのレストランで何回イっているのだろうか。
( ^ω^)「こっ・・これが腐女子の力なのかお!?想像を越えているお!!」
ξ*///)ξ「あ・・あ・・」
ちゃんと言葉を発せなくなっているツンを尻目にまだ話すショボン。
58 :
カエルの歌が♪(アラバマ州):2007/03/15(木) 23:42:00.28 ID:DE38S4mS0
(´・ω・`)「お嬢さん・・」
(´・ω・`)「もし、私とブーン君の濃厚なksmsを見たいならいつでも言うといい」
ξ*゚听)ξ「え・・?二人のksms・・」
ξ*゚听)ξ(ショボンさんのあそこがブーンのあそこに・・ああ!!もうらめぇ・・!!)
ξ*///)ξ「あぁん・・・」
色っぽい声を漏らすツン。
(#^ω^)「ちょww何度も僕の恋人をイかせないで欲しいお!!」
(´・ω・`)「すまないな。その内お世話になるかもしれないな。結婚式には呼んでくれよ?」
ξ*゚听)ξ「ええっ!もちろんです!」
ツンはショボンにもうくびたっけのようだ。恋愛対象とは言わないが。
(#^ω^)(ちくしょう・・その才能、羨ましいお!恐ろしい!ホモとやおいの組み合わせ・・!!)
ブーンは今日、いくつもの事を学習し、家に帰った。結婚の約束よりも凄まじいものを見たような気がした。
そして後日、ブーンはツンの両親に挨拶しに行った。ちなみにブーンの両親は両方認めている為何も問題なかった。
59 :
カエルの歌が♪(アラバマ州):2007/03/15(木) 23:42:47.09 ID:DE38S4mS0
('、`*川「あら、ブーンちゃん。久し振りね。家に来るの・・」
ツンの母、ペニサスがブーンを優しく迎えてくれた。
( ^ω^)「こんにちわですお。ホント久々ですお」
(`・ω・´) 「おお、ブーン君じゃないか」
( ^ω^)「こんにちわですお。シャキンさん」
丁度両親も二人とも揃っていた。居間に通され、座布団の上に正座するブーン。
(`・ω・´) 「もう詳しい話はツンから聞いてるよ。ツンをお嫁に欲しいみたいだね」
( ^ω^)「はい!是非!!」
('、`*川「正直、ブーンちゃんなら、私はいいわよ。会社も一流で、しっかり勤めているもんね」
(`・ω・´) 「僕も同意見だな。ブーン君は小さな頃から見てきているし、君ならツンを幸せにしてくれる。僕はそう確信しているよ」
( ^ω^)「じゃ・・じゃあ?」
(`・ω・´) b「おkだよ」
( ^ω^)「あ、ありがとうございますお!必ず幸せにしてみせますお!」
60 :
カエルの歌が♪(アラバマ州):2007/03/15(木) 23:43:14.79 ID:DE38S4mS0
('、`*川「ふふっ、期待してるわよ。ブーンちゃんw」
( ^ω^)「任せてくださいお!!」
ξ*゚听)ξ「・・・・・・」
隣には頬を赤らめながら俯く、少女のようなツンがそこにいた。
( ^ω^)「近い日にちで結婚式を開きたいと思ってますお。僕は仲のいい友人しか呼ばないつもりですお」
(`・ω・´) 「把握した。ツンもそうするようにな」
ξ*゚听)ξ「う・・うん」
( ^ω^)「じゃあ僕は帰りますお。今日はありがとうございましたお」
静かにブーンは帰宅していった。ペニサスはツンにこう話し掛ける。
('、`*川「良かったわね。結婚相手がブーンちゃんで・・」
('、`*川「あんな心の綺麗な青年、どこ探したってなかなかいないわよ」
ξ゚听)ξ「それは私もわかってるよ。神様はたまにいい事してくれるよね」
(`・ω・´) 「ブーン君と仲良くするんだぞ。あ、これ以上は言わん。結婚式の為に取っておこう」
61 :
カエルの歌が♪(アラバマ州):2007/03/15(木) 23:43:50.07 ID:DE38S4mS0
ξ゚听)ξ「ちょwwなによそれ、父さん」
(`・ω・´) 「楽しみにしておけってことさ」
その日、ツン家族の家には明るい笑い声が響き渡っていた。
月日は流れ・・遂に結婚式の日がやってくる。
('A`)「えー・・今日仲人を務めさせていただく、新郎の親友、ドクオです(あーマンドクセ)」
心も体も素でめんどくさいと思っているのか、完全に態度に出ていたドクオ。
('A`)「えーと・・そろそろ新郎と新婦の入場なのでお待ちください・・(まぁいいか・・ブーンの奥さん見れるしな・・金髪美人ハァハァ・・)」
ちょっとおかしな方向に考えがあるようだが。
('A`)(えーと・・誰か美人はいないかなっと・・おっ?)
川 ゚ -゚)
(*'A`)(あれってツンの友達だろうか・・黒髪美人ハァハァ・・後でツンに聞いてみようかな)
この女性がこれからドクオの運命を変えることを・・彼自身まだ知らない。
('A`)「あ、新郎新婦の入場です!拍手でお迎えください!!」
( ^ω^)「じゃあいくお!ツン!」
62 :
カエルの歌が♪(アラバマ州):2007/03/15(木) 23:44:20.29 ID:DE38S4mS0
ξ*゚听)ξ「え・・ええ」
やはり緊張気味で、軽く頬を赤らめているツン。
見ている人はツンのウエディングドレス姿にただただ見とれるだけだった。
('、`*川「綺麗ねぇ・・ツン」
(`・ω・´) 「ホントだよなぁ・・」
ツンの両親二人は完全に見とれていた。
川^ω^)「へぇ・・ブーン、なかなかイカスじゃない」
Σ^ω^)「そうだな・・もう結婚するんだよ?ブーンも・・」
ブーンの父と母も、息子の晴れ姿を見てだいぶ満足しているらしい。
ちなみに、家族全員がそっくりという珍しい家系だ。そして、ある男もその姿に見とれている。
(´・ω・`) 「ほぉ・・なかなかタキシード姿も凛々しいじゃないか。ブーン」
ツンはしっかりとショボンも呼んでいたのだった。
のちのちショボンとシャキンが兄弟だと分かるのはまた別の話。
時は流れ、ウエディングケーキ入刀の時間になった。
('A`)「それでは夫婦のはじめての共同作業となります。皆様暖かい目でお守りください。ケーキ、乳頭!!」
( ^ω^)「ちょwwwあっ、手元震えたお!!」
ドクオが誤字をしたのに気が付いたのはブーンだけだった。
63 :
カエルの歌が♪(アラバマ州):2007/03/15(木) 23:45:06.82 ID:DE38S4mS0
( ^ω^)「ふぅ・・何とか上手くいったお。安心したお・・」
もう、最後は新婦の言葉で占めてもらうしかない。いや、もうそれしか残っていない。
( ^ω^)「ツン!それじゃあ頼んだお!!」
ξ゚听)ξ「任せといて!」
ゆっくりと両親の目の前に行き、手紙を広げるツン。そして読みはじめる。
だが、手紙などそこまで関係なかった。ツンの感情はもう充分に高まっていた。
ξ゚听)ξ「父さん、母さん・・ここまで私を立派に育ててくれてありがとう」
ξ゚听)ξ「私は小さな頃からワガママで・・ずっと迷惑ばかりかけてきたのを良く覚えてるよ」
('、`*川「・・・・・」
ξ゚听)ξ「特に中学生の反抗期の頃はひどかったよね・・」
ξ゚听)ξ「私はあの頃・・まだまだ若かった。父さんや母さんの言う事を受け止められなくて、いつも反抗していたよね・・」
(`・ω・´) 「そうだったな・・懐かしいな」
ショボンはツンの中学時代を思い出していた。あの頃はひどかったな・・と。
ξ゚听)ξ「ホントは全部分かってたよ。私は間違っているんだって。でも何だか素直に認めることは出来なかった・・」
64 :
カエルの歌が♪(アラバマ州):2007/03/15(木) 23:45:38.48 ID:DE38S4mS0
ξ゚听)ξ「それでも・・優しく見守ってくれたよね・・父さんと母さんは・・」
ξ゚听)ξ「だから、今の私がいるんだって・・そう思ってるよ」
('、`*川「ツン・・」
ξ゚听)ξ「これから私は・・ブーンのお嫁にいくけど・・」
ξ゚听)ξ「父さんと母さんの子どもであることには変わりないからね・・」
ξつ听)ξ「だから・・グスッ」
ξ;凵G)ξ「これからも・・ヨロシクね・・」
ξ;凵G)ξ「そして・・ありがとう」
(`つω・´) 「・・・・・」
(;、;*川「グスッ・・滅多に泣かないあなたが泣くなんてね・・やっぱり・・複雑な気分だよね・・」
65 :
カエルの歌が♪(アラバマ州):2007/03/15(木) 23:46:09.24 ID:DE38S4mS0
(`;ω;´) 「あぁ・・」
両親二人もツンの涙に釣られてなのか、号泣していた。
(´;ω;`) 「ウッ・・・」
そして、このksms男も。
ツンも腐女子という特性さえ抜ければ立派な奥さんになれるのにね。
会場がなんだかしんみりした雰囲気になった所で、披露宴はお開きになった。
次は二次会が待ち受けている。だがブーンとツンの幸せ、そしてこの披露宴は一生の思い出になったことは変わりないだろう。
ドクオが見つけた、綺麗の黒髪の女とは一体何者なのだろうか?
第四話へ続く
66 :
カエルの歌が♪(アラバマ州):2007/03/15(木) 23:46:30.34 ID:DE38S4mS0
それじゃ今日はサラバ・・
残ってれば嬉しい、落ちてたらドンマイ俺!
67 :
2軍選手(関東):2007/03/15(木) 23:47:25.27 ID:jfgAzYKHO
乙!楽しかったお!
69 :
名無しさん@(関東):2007/03/16(金) 01:30:03.95 ID:2KRTjRdHO
ほ
70 :
容疑者(茨城県):2007/03/16(金) 01:34:41.24 ID:N/V3PkQZ0
し
71 :
受付(東京都):2007/03/16(金) 01:56:39.75 ID:CAdmeNAy0
これ見たことあるな・・・
確かこのあと('A`) 編になるんだよな・・・
72 :
主婦(関東・甲信越):2007/03/16(金) 04:21:25.64 ID:AuZSNVsXO
ほしゅ
73 :
パート(コネチカット州):2007/03/16(金) 06:47:39.33 ID:jX6PxITJO
保守
74 :
名無しさん@(関東):2007/03/16(金) 09:16:44.10 ID:YY3Y96ktO
ほす
75 :
事情通(コネチカット州):
電人、暁に倒れる