1 :
愛のVIP戦士:
2 :
愛のVIP戦士:2007/03/02(金) 10:59:34.76 ID:CBGr8CRO0
〜登場人物紹介〜
阿部さん ――みんなの知っている阿部さん。
ブーン ――金髪のボーイッシュな女の子。謎の組織に追われているようだ。
ジョニー ――阿部さんに可愛がられ、ニュージョニーとして覚醒した元保安官。全裸。
プレデター ――ハリウッド映画のアレ。阿部さんと友情を誓い合う。その男性器はもはや武器。
ドクオ ――黒髪のゴスロリ美少女。ブーンに鬼畜レズ調教をしつつ、ついでに始末しようとする天才。
シュワちゃん ――ドクオの作ったロボット。性なる壮絶な戦いのすえ阿部さんに破壊される。
プレデたん ――ドクオの作った自爆ロボット。登場時にはすでに本物のプレデターに破壊されていた。
シュワちゃん二号 ――ガリガリ君が食べられるよう、冷蔵庫を腹部に装備したシュワちゃんの改良型。
3 :
愛のVIP戦士:2007/03/02(金) 11:00:02.87 ID:CBGr8CRO0
〜これまでのあらすじ〜
ヒッチハイクしたブーンを乗っけた阿部さんは、成り行きで掘ったジョニーを仲間にし、
ブーンを追う謎の組織(今のところドクオ一人のみ)の追撃をかいくぐりながら、
広大なアメリカ大陸を東へとランナウェイするのであった。
宇宙からアリゾナの荒野に戻ったブーンたちの前に、行方不明になっていたジョニーが現れる。
しかし、それはドクオの作った巧妙な偽物だった。
偽ジョニーの中から現れたドクオに、ブーンはジョニーの精子入りの棒を膣内に挿入されてしまう。
棒を形成しているゼリーが溶けるまでの時間は十二時間。それを過ぎれば、いたいけな少女の胎内に
ジョニーの子種が注ぎ込まれてしまうのだ。
阿部さんは囚われたジョニーを救い出すために、ブーンは棒を何とかするために、
二人はドクオの指定してきた廃墟の町へと向かうのであった……。
4 :
愛のVIP戦士:2007/03/02(金) 11:01:42.00 ID:JTgPdsBS0
5 :
愛のVIP戦士:2007/03/02(金) 11:01:57.94 ID:CBGr8CRO0
「んっ……」
助手席の少女が、もどかしそうに親指を噛んだ。
穴ぼこだらけの無舗装の路面は土埃にまみれていて、ときどき砂を噛んだタイヤが悲鳴をあげる。
そのところどころには、赤ん坊の頭くらいの大きさの岩が転がっていた。
型遅れのレンジローバーの車体が跳ねるたびに、少女は甘い呻き声をあげた。
恥ずかしそうに閉じ合わせた脚。涙目になった瞳。阿部さんの方を見つめて熱っぽい吐息をつく。
「もっと、やさしく運転してお……」
「無理だ」
4WD車の分厚いハンドルを握りしめて、阿部さんは少女にそう告げる。
地図の上では平坦な道のりのように思えたが、ここまでに三時間近くかかっていた。
昨夜はそのままホテルに泊まり、二人は朝になってレンタカーを借りると出発した。
途中で立ち寄った雑貨店で、今日一日のための物資を調達することも忘れない。
水、マッチ、缶詰に入った食糧、ガソリンや水を入れられるポリタンク。
阿部さんはそれらに加えて、薄緑色のバナナを買った。おやつにもプレイにも使える優れものである。
6 :
愛のVIP戦士:2007/03/02(金) 11:06:49.02 ID:yQtErI800
待ってたぜ
7 :
愛のVIP戦士:2007/03/02(金) 11:07:00.28 ID:CBGr8CRO0
あたりは、アリゾナでも寂しい一帯だった。
赤茶けた素肌をさらしている岩山を横目に、砂塵がもうもうと立ち込めている。
もう数千年のあいだ荒れ果てた大地。
乾いた山の斜面に、巨大な岩が無造作に転がる渓谷にさしかかり、
阿部さんの運転するローバーは背の低い草と、サボテンしか見られない谷間の曲がりくねった道を進んだ。
晴れ上がった澄んだ空は、さながら大空に燃えさかる青い炎だった。
炙るような強烈な陽射しが、砂で汚れた車のボンネットに照りつけている。
阿部さんは横で喘いでいる少女よりも、ジョニーのことが心配になった。
なにしろこの近くには、北米大陸でもっとも暑い場所であるデス・ヴァレーがあるのだ。
乾ききった塩の湖に、キノコのような奇岩が立ち並ぶ文字通りの死の谷。
(* ^ω^)「んっ……。クルミポンチは、一九二七年にラクサミ石炭合資会社がひらいた鉱山の町だお」
少女――ブーンが、プリントアウトした紙を見ながら頬を染めてそう説明する。
(* ^ω^)「一九六二年に鉱山が廃坑になるまでは人が住んでいて、鉄道もあったんだお……ひあっ。
街の人口は多い時では千人。んんっ……揺らさないでっ……。栄えていた時はちょっとした街だったみたいだお」
「今ではゴーストタウンというわけかい。いかにも引き篭もりが喜びそうな場所だな」
阿部さんは、地平線に目を向けた。
切立った峡谷のあいだを蛇のように這いまわりながら進んでいた道が、急に開けたところに出る。
「着いたようだぞ」
8 :
愛のVIP戦士:2007/03/02(金) 11:09:10.20 ID:JTgPdsBS0
wktk支援
9 :
愛のVIP戦士:2007/03/02(金) 11:09:18.26 ID:CBGr8CRO0
穏やかに吹く風が、赤茶けた土埃をゆるやかに流していた。
水による浸食の跡を残していた山の斜面には、深い雨裂やクレヴァスが刻み目を作っていたが、
標高が上がるにつれて周囲の風景はしだいに平坦になっていき、やがて車は開けた台地の上に出た。
焼けつくような日差しの中で、崩れかかった石垣が浅い影をこぼしていた。
霧のように立ち込める土埃の中に、身を寄せ合うようにしている一群の建物が見える。
(* ^ω^)「クルミポンチかお……」
収まった震動に、ブーンが荒い吐息をつく。
近づいてみれば、それは町というよりはもはや廃墟だった。
崩れかかった建物の群れの中に、垂直に伸びた巨大なコンクリートの塔がそびえていた。
無数の黒い穴が、かつては窓だったであろう場所にぽっかりと空いている。
剥き出しになっていた塔の下部の骨組みの内側に、四本の細長い筒が見え隠れしていた。
「なんだ、アレは」
阿部さんは適当なところで車を止めた。
町の周囲を覆っていた柵はすでになく、細長い杭がまばらに立つばかり。
いくつかの建物は瓦礫の塊になり、雪のように降り積もった赤い砂の下に沈もうとしていた。
( ^ω^)「どうもあの建物で、竪穴掘って石炭出してたみたいだお」
webページのコピーを見ながら、レンジローパーから降りたブーンが説明する。
「……どの国でも、男の考えることってのは変わらないもんだな」
感慨深げにつぶやいた阿部さんの脳裏を、広大な大地に穴を掘る男たちの姿がよぎった。
10 :
愛のVIP戦士:2007/03/02(金) 11:17:06.90 ID:4ta/L/1fO
支援
地名吹いたwwwwwwwwwwww
11 :
愛のVIP戦士:2007/03/02(金) 11:23:26.85 ID:JTgPdsBS0
いいよいいよ〜
勤務中だけどどんどん支援しちゃうよ〜
12 :
愛のVIP戦士:2007/03/02(金) 11:37:44.34 ID:VRUhrlp60
男列車来たか
13 :
愛のVIP戦士:2007/03/02(金) 11:38:06.53 ID:CBGr8CRO0
(lll ^ω^)「何というか、オバケでも出そうなところだお……」
足を止めて、ブーンが落ちていた錆だらけの標識を見つめた。
<Kurumiponchi, Population ――>とだけ書かれた英語の文字だけがかろうじて読める。
「ラクサミ炭鉱会社ってのは、相当慌ててこの街を放棄したみたいだな」
青空の下の廃墟を見つめながら、阿部さんがつぶやく。
砂地の中には瓦礫に混じって、何かの歯車や錆びた金属の棒が無造作に散らばっていた。
( ^ω^)「とりあえず、用心してジョニーを探すお。こんな気温の高い所に放置されていたら、
いくら何でも熱射病にかかっちゃうお……」
ジャケットを脱いでシャツだけになったブーンが、暑苦しいツナギを着たままでも汗一つかいていない阿部さんを見つめた。
さすがいい男である。
すっかり風化していた街の入口らしきゲートをくぐり、二人は目抜き通りを歩く。
倒壊した建物のあいだから射しこんできた陽光が、砂地をまだらに照らしていた。
目抜き通りは狭く、両脇には瓦礫の山になった建物が立ち並んでいる。
崩れた壁と、地面のあいだに背の低い草が根を張り、ここに来る途中に見たサボテンが群生していた。
14 :
愛のVIP戦士:2007/03/02(金) 11:56:46.40 ID:VRUhrlp60
さる
さん
15 :
愛のVIP戦士:2007/03/02(金) 12:01:32.18 ID:CBGr8CRO0
残骸の散乱する道を、二人は足元に気をつけて歩いた。
強く吹いた風が少女の金髪を揺らして、赤い砂をまた大気に舞わせた。
少女がかすかに顔をしかめて、スカートがはだけないように布地を押さえる。
阿部さんは廃墟の町を覆っていた匂いに気がついた。
何十年ものあいだ放置された土埃の匂いだ。
割れていたスレートや、今にも崩れ落ちそうになっている壁が、半ば砂地に同化している。
風で通りに吹き飛ばされた建材は長年積もっているうちに粉々に砕け、ほとんど地表の砂と見分けがつかなくなっていた。
乾ききった陽の匂い。人間がここにいるとは到底思えなかった。
「そのドクオとか言う女の言葉、間違いないんだな」
いかにも、女は信用ならんといった風情で阿部さんは眉を吊り上げる。
( ^ω^)「僕たちをここに呼び出して放置プレイ……。なんてことはしないと思うお」
ブーンがうなずく。
阿部さんは向こうの方に聳えていたさっきの穴掘りタワーを見上げた。
( ^ω^)「竪穴櫓だお、それ」
町の建物とは違い、頑丈に作られていたのか比較的崩れていない外観が、妙に気になった。
阿部さんは目抜き通りをそのコンクリートのタワーに向かって歩いていく。
足元に渦巻いた土埃が、ツナギ姿の男とシャツにスカートの少女の姿をかき曇らせた。
16 :
愛のVIP戦士:2007/03/02(金) 12:09:20.64 ID:GRAkcfHG0
17 :
愛のVIP戦士:2007/03/02(金) 12:11:25.07 ID:eGIWBxmMO
ブーン萌えるわあ
18 :
愛のVIP戦士:2007/03/02(金) 12:19:54.21 ID:CBGr8CRO0
「あなた、メアリーがずっとリコーダーの練習をしてたことは知ってるでしょう?」
「あのね、お父さん、今日ね、わたし町のコンクールで一等賞を取ったの!」
「そうか、凄いなメアリー。よーし、明日は休みだからメアリーの大好きなたこぶえランドに連れて行ってやるぞ」
大きな背もたれの椅子に腰かけて、ジョニーは誇らしげに自分の娘と、妻の姿を見た。
付けっ放しになったテレビはCNNのローカルニュースをやっている。
温かい電灯の明かりが、テーブルの上に並べられたジョニー一家の夕餉を照らし出していた。
「それでね、あなた。メアリーがこれからリコーダーを吹いてくれるそうよ」
「そうかい。そいつは楽しみだな。お父さんに一等賞を取ったリコーダーを聞かせてくれよ」
ジョニーの前に、はにかむような笑顔のメアリーが立った。
なぜか、そのまま座っている椅子の前に腰を下ろす。
「学校の先生が、とっても上手だって褒めてくれたんだよ。メアリーの演奏はとっても気持ちいいって」
娘の指が、ジョニーの履いていたズボンのジッパーを引きずり下ろした。
「メアリー……?」
ジョニーは、笑顔を浮かべている母と娘の姿をぎょっとして見つめた。
19 :
愛のVIP戦士:2007/03/02(金) 12:41:38.33 ID:JTgPdsBS0
>>18 メアリーいいよ〜
しかし会社でこするとさすがにやばいな・・・
20 :
愛のVIP戦士:2007/03/02(金) 12:45:52.50 ID:CBGr8CRO0
「あん……。お父さんのリコーダー、とっても大きいんだ……」
うっとりとした眼で、娘がブリーフの間から引っ張り出したジョニーのペニスを見つめる。
笑顔の妻。何かがおかしい、何かが。
「メアリーは、とっても上手なのよ。あなたも誇りに思うでしょう?」
「何を、何を言っているんだ……」
土曜日の夜の子供向け番組の能天気な歌が、付けっ放しになったテレビから流れはじめた。
娘の指が、ジョニーの剥き出しになった陰茎をしごきあげる。
「あはは。すぐに硬くなってきちゃった……」
娘の柔らかい唇が、ほのかに上気した頬が、ジョニーの肉棒に迫ってくる。
ジョニーはそれから逃れようと身体をよじった。
「やめろ、やめてくれぇぇぇぇ――っ!」
叫んだジョニーの脳裏に、ふいに阿部さんの顔が浮かんだ。
いい男の顔――。そしてジョニーは、自分が黒髪の少女に捕らえられていたことを思い出した。
21 :
愛のVIP戦士:2007/03/02(金) 12:47:22.19 ID:kTyHv92yO
今オナニーしたばかりの俺は無敵
支援
22 :
愛のVIP戦士:2007/03/02(金) 13:07:50.46 ID:CBGr8CRO0
「お目覚め? うふふ、楽しい夢を見ているのに邪魔して悪かったかしら」
優しく甘く、蕩けるような天使の微笑み。少女は、ベッドの上に縛りつけられていたジョニーの前に立っていた。
すらりとした長い黒髪が、フリルのついた黒いドレスにひるがえる。
美しい赤銅色の視線が、屹立していたジョニーの男性器に注がれた。
「もう嫌だ……。やめて、やめてくれ……」
少女の発明したという得体の知れないヘルメットを被せられて、ジョニーはずっと悪夢を見させられ続けていた。
どうして、と少女はにっこりと微笑む。
「男の人って、性欲が高まってくるとえっちな夢を見て下着を汚しちゃうんでしょう?
あなたの身体は喜んでいるのに、頭では嫌がっているのね」
白魚のような細い指が、勃起が止まらないジョニーの肉棒に添えられる。
ひいっ、と身体を強張らせたジョニーに、瞳を淫らな色に染めて少女は囁いた。
「女の子の柔らかい肉の襞に、これを突き立てて腰を振りたいんでしょう?
安心して。もうすぐ、あなたの好きなようにさせてあげるから。それまで少しだけ我慢してね」
壁に突き出していたパイプから、吹き出している蒸気が少女の黒髪を揺らしていた。
指先が亀頭を撫で上げるたびに、ジョニーは呻き声を漏らした。
23 :
愛のVIP戦士:2007/03/02(金) 13:10:24.69 ID:CBGr8CRO0
ちょっと休憩するんだぜ
前回はいろいろとトラブルがあって、帰ってくるのが一週間ほど遅れてすまんかった。
阿部さんのファンにはこの展開は苦痛かもしれないが、うん。実は美少女も好きなんだ、すまない。
ともあれ保守や支援してくれた人たちには乙だぜ。
24 :
愛のVIP戦士:2007/03/02(金) 13:13:51.09 ID:eGIWBxmMO
>>23 戻って来てくれて嬉しいんだぜ!激しい濡れ場はマダ〜?
25 :
愛のVIP戦士:2007/03/02(金) 13:14:43.04 ID:c+a/O3Q9O
>>23 こういう展開も最高なんだぜ(`・ω・´)b
26 :
愛のVIP戦士:2007/03/02(金) 13:15:40.21 ID:LHOKb7F2O
応援
勃起した
27 :
愛のVIP戦士:2007/03/02(金) 13:17:51.12 ID:MpxnaTDUO
作者さんお帰りなさいませ。wktkしながら支援させて頂きます(´・ω・`)b
28 :
愛のVIP戦士:2007/03/02(金) 13:18:40.65 ID:g6dCpDNW0
作者キテル━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
支援しとく
29 :
愛のVIP戦士:2007/03/02(金) 13:24:02.21 ID:JTgPdsBS0
捕手
30 :
愛のVIP戦士:2007/03/02(金) 13:43:56.06 ID:c+a/O3Q9O
ほ
31 :
愛のVIP戦士:2007/03/02(金) 14:30:42.88 ID:JTgPdsBS0
ら
32 :
愛のVIP戦士:2007/03/02(金) 14:34:05.89 ID:nUcF/RC3O
感
33 :
愛のVIP戦士:2007/03/02(金) 14:36:35.06 ID:CBGr8CRO0
骨組みだけになった柱と梁のあいだから降り注いでいた陽の矢が、セピア色の瓦礫を照らしていた。
クルミポンチの町外れに聳えていた塔を囲む鉄条網は、とうの昔に錆びていた。
( ^ω^)「お……。ずいぶんと大きいお……」
その上に、細長いコンクリートの箱のような塔の上部構造が聳えている。
錆まみれになった巨大な鉄のパイプが、中空になった塔の中心を貫くようにブーンたちの立っている地面まで下ろされていた。
まばゆい光ばかりが溢れる空が、土埃の降り積もった塔の骨組みの上に広がっている。
幾筋もの細い線をえがく白い雲が、そこを矢のように行き来していた。
長い年月をかけて剥離した、コンクリートのかけらが塔の内部の地面を覆っている。
「おい、こっちに階段があるぞ」
阿部さんが錆びた鉄のタラップを指し示した。
幅広の階段は、塔の骨組みのあいだに何度か斜めに通されて、途中の踊り場で方向を変えながら、
ジグザグに上部構造の方に昇っていた。
( ^ω^)「……上ってみるかお」
町はすべて捜索していた。人っ子一人いない。
阿部さんとブーンはお互いにうなずきあって、長い階段を上りはじめた。
34 :
愛のVIP戦士:2007/03/02(金) 14:44:59.88 ID:V3NkDQhKO
再開ktkr
35 :
愛のVIP戦士:2007/03/02(金) 14:46:42.60 ID:nUcF/RC3O
うぇーい
36 :
愛のVIP戦士:2007/03/02(金) 15:09:42.37 ID:CBGr8CRO0
陽に色褪せたシートを被せられて、音もなく静止している古い機械が目についた。
広い踊り場のところどころの壁は、石炭で黒く煤けている。
「ブーン」 阿部さんが静かに言った。 「すまんが俺は降りる」
( ^ω^)「……阿部さん?」
空の中に張り出していた柱には、バイカーたちの遺していった落書きが刻まれていた。
「用事を思い出したんだ」 阿部さんは冷静に告げた。「ちょっと待ってろ、すぐに戻るから」
(# ^ω^)「ちょ、ちょっと待ってくれお! 僕一人であそこに行けって言うのかお」
ぴゅうと吹いた風が、踊り場の隅に置かれた機械に被せてあったシートを揺らした。
高さとしては地上十メートル。心なしか阿部さんのツナギの足が、震えているように見えた。
( ^ω^)「……まさか、高所恐怖症……」
「言うな」
阿部さんがツナギの背中を翻す。手を軽く振って、踵を返した。
「I'll be back......」
(# ^ω^)「あ、阿部さん! 逃げないでくれお! ま、待つお!」
デデンデンデデン。デデンデンデデン。という例のテーマが、一瞬だけブーンの頭の中をよぎった。
阿部さんはそのまま階段を下に降りて行ってしまう。
残されたブーンは、仕方なく上部構造へと塔を上がりはじめた。
37 :
愛のVIP戦士:2007/03/02(金) 15:11:14.89 ID:4ta/L/1fO
阿部さんwwwwwwwwwwww
38 :
愛のVIP戦士:2007/03/02(金) 15:14:23.11 ID:CBGr8CRO0
スレを立てておきながら申し訳ありませんが、急に用事が入ってしまったので中止します。
また夜ごろに戻ってきて立てたいと思いますので、このスレは放棄していただいて構いません。
情景描写が多かったので超スローペースの投下でしたが、保守&応援して頂いてありがとうございました。
重ね重ね、午前中からこのスレをご覧になっていた皆様にはお礼を申し上げます。
39 :
愛のVIP戦士:2007/03/02(金) 15:15:49.72 ID:4ta/L/1fO
把握した
乙〜ノシ
40 :
愛のVIP戦士:2007/03/02(金) 15:16:28.78 ID:nUcF/RC3O
観覧車でホモセックスできないのか…
41 :
愛のVIP戦士:2007/03/02(金) 15:39:20.69 ID:YBQdjSdBO
乙
>>40 足の震えがバイブレーションになって感度倍増なんじゃね?
42 :
愛のVIP戦士:2007/03/02(金) 16:22:49.34 ID:gU2VQYo6O
このスレを落としてなるものかよ
43 :
愛のVIP戦士:2007/03/02(金) 16:58:54.06 ID:c+a/O3Q9O
ほ
44 :
愛のVIP戦士:2007/03/02(金) 17:24:03.21 ID:4+CmPBty0
る
45 :
愛のVIP戦士:2007/03/02(金) 17:38:42.20 ID:NcQoI4ZiO
今北まさか作者が来てたとは!やはり溢れる文才の無駄遣いwwwwwwww
そしてまたブーンで抜いてしまった
もう駄目だほしゅ
46 :
愛のVIP戦士:2007/03/02(金) 18:31:36.36 ID:dRnnOq3D0
47 :
愛のVIP戦士:2007/03/02(金) 19:06:22.30 ID:qbdc16AmO
ほ
48 :
愛のVIP戦士:2007/03/02(金) 19:13:14.60 ID:MpxnaTDUO
☆
49 :
愛のVIP戦士:2007/03/02(金) 19:38:02.45 ID:QSwcUZMHO
復活してた!!
作者乙
続き楽しみにしてます
50 :
愛のVIP戦士:2007/03/02(金) 20:09:52.19 ID:eOOQ8PFoO
ほす
51 :
愛のVIP戦士:2007/03/02(金) 20:10:50.20 ID:azqhcDgEO
52 :
愛のVIP戦士:2007/03/02(金) 20:13:29.55 ID:DJNujpyGO
作者あああ期待してるぞえおおお
あとファンです
結婚して
口説き文句は..そうだな「俺のために毎朝官能小説を書いてくれないか?」
53 :
愛のVIP戦士:2007/03/02(金) 20:22:03.24 ID:/3Mmfx7j0
来てター!!!!!!!!!!!!!
えらく待ったんだぜ!?
3スレ目が落ちてた時は泣いたもんだ。
期待保守。
54 :
愛のVIP戦士:2007/03/02(金) 20:36:02.52 ID:5X7kIhH2O
全力で保守!!!
55 :
愛のVIP戦士:2007/03/02(金) 20:43:21.21 ID:NcQoI4ZiO
56 :
愛のVIP戦士:2007/03/02(金) 20:56:08.08 ID:eGIWBxmMO
(*´Д`)ハァハァ(*´Д`)ハァハァ(*´Д`)ハァハァ(*´Д`)ハァハァ(*´Д`)ハァハァ(*´Д`)ハァハァ
57 :
愛のVIP戦士:2007/03/02(金) 20:57:31.57 ID:MpxnaTDUO
>>55 久々だけど一言言わせてくれ(`・ω・´)bGJ!!!!!一発抜いてくるわ。
58 :
愛のVIP戦士:2007/03/02(金) 20:59:31.75 ID:/3Mmfx7j0
またお前かwwwwwwwwwwwww
59 :
愛のVIP戦士:2007/03/02(金) 21:45:10.48 ID:cZQW5PWk0
補修
60 :
愛のVIP戦士:2007/03/02(金) 21:52:40.65 ID:E/eUvr/a0
61 :
愛のVIP戦士:2007/03/02(金) 22:11:55.19 ID:/3Mmfx7j0
ほ
62 :
愛のVIP戦士:2007/03/02(金) 22:36:50.43 ID:eOOQ8PFoO
し
63 :
愛のVIP戦士:2007/03/02(金) 22:37:50.89 ID:E/eUvr/a0
に
64 :
愛のVIP戦士:2007/03/02(金) 22:48:27.01 ID:0CdyCVrL0
な
65 :
愛のVIP戦士:2007/03/02(金) 22:48:38.33 ID:/3Mmfx7j0
く
66 :
愛のVIP戦士:2007/03/02(金) 23:30:14.10 ID:0CdyCVrL0
阿
67 :
愛のVIP戦士:2007/03/02(金) 23:37:57.42 ID:CoN/w96Z0
部
68 :
愛のVIP戦士:2007/03/02(金) 23:47:03.78 ID:CBGr8CRO0
ブーンは、ポリマー製のグロッグのスライドを引いた。
ハンドガードの前に取り付けていたタクティカルライトを触ると、閃光が暗がりを強烈に照らしだした。
両手でグロッグを目の高さで構えて、ぬっとそびえていた上部構造の中に素早く銃口を向ける。
直線の通路だった。途中に、扉のない小部屋がいくつかある。
タクティカルライトのビームの中に、三脚のバイポッドに支えられた何かが見えた。
すらりと伸びた危険な直線。ライフルの銃身。
赤くて薄い糸が、その先端から廊下に向かって一直線に伸びている。
とっさに、ブーンは上部構造に続いていた階段に身を伏せた。
鋭い金属音が上をかすめて、コンクリートの天井からバラバラと散った細かい破片がブーンの髪を汚した。
( ^ω^)「タレットかお……!」
断続的に頭上の闇の中で響いていた連射音が、ふいに途切れた。
ブーンは太腿に付けていたベルトから手投げ弾を取り外す。
安全レバーが弾け飛ぶ音に、上部構造のコンクリートの廊下を円筒形の物体が弾む重い音がつづけて聞こえた。
ブーンは膝を抱えて丸まるようにして、両腕でがっちりと耳を覆う。
炸裂した閃光が、爆風をブーンの背後から噴き上がらせた。
69 :
愛のVIP戦士:2007/03/03(土) 00:05:32.71 ID:fVuwi8BW0
銃身の下部に取り付けられたタクティカルライトが、巻き上がった灰色の煙の中をまさぐった。
ラバーのソールが付いたコロラティのスニーカーが、コンクリートの床に擦れる音を立てる。
通路のどこかで、鋭いライフルの連射音が聞こえた。
薄れていく灰色の煙の中に、床の上に倒された三脚のバイポッドが見えた。
その上に固定されていたアサルトライフルが、ぶざまにひっくり返って天井を射撃している。
ブーンはグロッグの引き金を引いた。ほとんど間をおかずに二発目を放った。
ライフルの下部に取り付けられていた小さなセンサーが、鉛の弾丸に粉々に打ち砕かれた。
タレットが停止する。
( ^ω^)「どうも、ジョニーとドクオはこの先にいるみたいだお……」
煙の晴れはじめた通路の先には、さらに階段が続いていた。
ブーンは身を低くして両手でグロッグを構えたまま、通路を素早く移動した。
階段の壁にさっきと同じようにして張りつく。
グロッグの銃身で上を照らし出すと、そこには鈍い銅色の男が――シュワちゃん二号が仁王立ちに立っていた。
70 :
愛のVIP戦士:2007/03/03(土) 00:06:52.81 ID:6USFQX2fO
支援
71 :
愛のVIP戦士:2007/03/03(土) 00:11:04.56 ID:Y1x+ulCZO
再開ktkrwwwww
72 :
愛のVIP戦士:2007/03/03(土) 00:11:07.63 ID:U+6OS1Kl0
来てた(´ω`)
73 :
愛のVIP戦士:2007/03/03(土) 00:12:11.35 ID:om9D1OmrO
ターミネーターktkr
74 :
愛のVIP戦士:2007/03/03(土) 00:18:20.70 ID:OW2MB3CaO
支援
75 :
愛のVIP戦士:2007/03/03(土) 00:30:32.77 ID:fVuwi8BW0
ブーンが上でにわかに緊迫した銃撃戦を繰り広げている一方、阿部さんは塔の一階にいた。
上部から伸びている太いパイプに寄り掛かって、手にしていた雑誌を読んでいる。
引き締まった首筋の上で、暗く燃える燈火のような眼が知的なまなざしを投げかけていた。
「『俺が一番セクシー』か……。なるほどね、どこかで見たような顔だがいいルックスをしている」
つぶやいた阿部さんは、雑誌を片手にしたままツナギのジッパーを降ろした。
引き締まった美丈夫の肉体が、廃墟と化していた塔の外壁にかかる。
阿部さんの手が、股間にいきり立っていた自分のイチモツを淫らに摩擦しはじめた。
整った顔立ちをかすかにひそめて、薄目を開けたまま阿部さんは自慰をはじめる。
いい男というものは、何をやっていても絵にはなるものだった。
「ああ……。ジョニー……」
阿部さんの手にしていた雑誌が、ぱさりと下の地面に落ちる。
いつになく巨大化したおのれの男根を、慎ましくも淫らに愛撫するたびに、阿部さんは無我の境地に入っていく……。
ふいに、ガサリと何かがコンクリートの破片を踏み砕く音がした。
濃淡の付いた黒い瞳が、淫蕩な光を内側に潜めたまま、音のする方向を見やる。
76 :
愛のVIP戦士:2007/03/03(土) 00:34:55.15 ID:Y1x+ulCZO
阿部さんはオナニーすら絵になるなwwwwww
77 :
愛のVIP戦士:2007/03/03(土) 00:47:24.83 ID:fVuwi8BW0
おぼろげに歪んだその輪郭が、それが人ではない事を告げていた。
薄青色にぼんやりと揺らめいている肌の中に、向こうの風景が透けて見える。
陽光の射さない塔の影の部分に、幽鬼のごときその青年の姿が佇んでいた。
美しい顔は血の気を失ったように蒼白となり、唇からは鮮血がつたう。
脇腹のあたりをひどく負傷しているらしく、その部分だけが真っ青な色を放っていた。
青年は木の幹を削りだして作った棒に、黒曜の石を結わえた見事な一本の槍を携えている。
その身に纏うのはアメリカの先住民――インディアンの衣装だった。
「……ウホッ」
阿部さんはオナニーするのも忘れて、思わずその凄惨な美貌に見入ってしまう。
『ここは……我らラメエ族の聖地……。何ゆえお前は、この聖なる地を汚そうとする……』
くぐもった亡者の声が、おぼろげに霞んだ青年の唇から洩れた。
「性なる地か……。なおさら好都合だ」
阿部さんは、寄り掛かっていたパイプから身を起こして、ずいっとその青年の亡霊に歩み寄る。
78 :
愛のVIP戦士:2007/03/03(土) 00:50:31.94 ID:U+6OS1Kl0
阿部さんなら亡霊ですら掘ってしまいかねんな。
79 :
愛のVIP戦士:2007/03/03(土) 00:55:00.51 ID:6zE+tJ1ZO
ら…らめえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!阿部さんいじめちゃめえなのお!
80 :
愛のVIP戦士:2007/03/03(土) 00:57:19.18 ID:4CYjTYLQ0
このスレだけ生きてるなぞ
81 :
愛のVIP戦士:2007/03/03(土) 01:03:14.59 ID:fVuwi8BW0
「いいのかい? 俺は、幽霊だって食っちまうような男なんだぜ」
男性器を屹立させたまま、阿部さんは槍を構えたままの青年の腕を取ろうとする。
まるで、ドライアイスの煙を掴もうとしたようだった。
阿部さんが青年に触れようとした瞬間に、実体を喪った青年の肌が煙のように阿部さんの指からこぼれた。
「……これじゃあ、俺のケツの中でションベンさせるのは無理だな」
残念そうに、阿部さんがつぶやく。
青年はそんな阿部さんに、手にしていた槍の切っ先を突きつけた。
『ここから即急に立ち去るがよい。……ここは、我らラメエ族にとっては汚してはならぬ聖地なのだ』
「残念だが、それはできない相談だ」
幽鬼のごとき青年に、阿部さんはかすかな微笑を漏らした。
恋している男の顔が時としてそうなる、澄んだように引き締まった頬。美しいうねりを描いた阿部さんの唇が、
静かな弦楽器を奏でるように言葉を紡ぐ。
「俺の友達がこの上にいる。俺は、そいつに必ず戻ると約束した。
そして、いい男ってのは気に入った男を見つけたら、掘らずにはおけないものなんだぜ」
82 :
愛のVIP戦士:2007/03/03(土) 01:06:22.74 ID:Y1x+ulCZO
阿部さんのいい男理論に感動を禁じえない。
83 :
愛のVIP戦士:2007/03/03(土) 01:07:55.33 ID:U+6OS1Kl0
( ;∀;)イイオトコダナー
84 :
愛のVIP戦士:2007/03/03(土) 01:08:23.65 ID:fVuwi8BW0
『……。お前は、あの白人たちとは違うようだな……」
インディアンの青年の亡霊は、ツナギのジッパーを元に戻しはじめた阿部さんを見つめた。
『私はラメエ族の中でも最も勇敢なる戦士、ツコンナ。お前の名は何と言う』
「俺は阿部。阿倍高和だ。見ての通りの自動車整備工さ」
『ジドウシャセイビコウ……。それが、お前の一族の戦士の名前か』
「違う。俺は――――いい男だ
85 :
愛のVIP戦士:2007/03/03(土) 01:16:27.03 ID:fVuwi8BW0
>>84は忘れてください。janeのバカ!
『……。お前は、あの白人たちとは違うようだな……」
インディアンの青年の亡霊は、ツナギのジッパーを元に戻しはじめた阿部さんを見つめた。
『私はラメエ族の中でも最も勇敢なる戦士、ツコンナ。お前の名は何と言う』
「俺は阿部。阿部 高和だ。見ての通りの自動車整備工さ」
『ジドウシャセイビコウ……。それが、お前の一族の戦士の名前なのか?』
「違う。俺は――――いい男だ。俺のことを呼ぶ時は、阿部さんかいい男と呼んでくれ」
『イイオトコ……。知らない言葉だが、よい響きだ。きっと、お前の一族も誇り高い戦士なのだな』
青年の亡霊は、そうつぶやいてかすかに笑ったようだった。
『わたしのラメエ族は、この大地で平和に暮らしていた。ここは聖なる水が湧き出す神聖なる泉。
わたしは、その泉を守るために一族の中から選ばれた戦士だった』
86 :
愛のVIP戦士:2007/03/03(土) 01:17:38.47 ID:YpquM5960
みさくらなんこつだと思うと聖なる水も途端に黄ばんで見えるから困る
87 :
愛のVIP戦士:2007/03/03(土) 01:23:42.10 ID:U+6OS1Kl0
性なる水の間違いですよ。
88 :
愛のVIP戦士:2007/03/03(土) 01:34:20.89 ID:fVuwi8BW0
『そう、わたしは戦士だったのだ……』
透明に澄んだ夜空には、無数の星々がきらめいていた。
中天に昇りはじめた月が、大地の上に光の航跡を投げかけ、そこを通り過ぎた青年の横顔を照らし出した。
片腕に構えた黒曜石の槍が、月を追うように大きく伸びあがる。
「ツコンナ!」
縮れた黒髪を振り乱して、刺繍の入ったスカートを付けた少女が向こうから駆けてくる。
瞳からあふれ出た涙が、歩いてきた青年を立ちどまらせた。
「ラクサミ……」
槍が、乾いた大地の上に落ちる。
青年と少女は、月明かりの中で抱き合った。
「……その辺りは飛ばしてくれて構わん。要点だけかいつまんで簡潔に話してくれ」
阿部さんが、不機嫌そうに言う。
89 :
愛のVIP戦士:2007/03/03(土) 01:38:19.26 ID:pRwXgNV1O
90 :
愛のVIP戦士:2007/03/03(土) 01:40:49.63 ID:U+6OS1Kl0
阿部さんも混ぜてもらえばいいのさ。
91 :
愛のVIP戦士:2007/03/03(土) 01:44:01.22 ID:6zE+tJ1ZO
阿部さんはいい男としかやらんのさ
92 :
愛のVIP戦士:2007/03/03(土) 02:06:46.20 ID:fVuwi8BW0
『ある日白人たちがラメエ族の村に侵攻。男はみんな殺されて女は性奴隷。
私は処刑、ラクサミは白人の男に輪姦されて妊娠した上に殺された。その後聖地だった泉の上に、
白人たちは村を作ってこの塔を立てた。私は亡霊になった今でもこの地を守っている』
(悲惨な話をさらりと産業で言うとは、こいつ、できる……。)
戦慄した阿部さんに、青年の亡霊は静かに告げた。
『私は、戦士としての務めを果たせなかった……。ゆえに死してなお、この地に留まっているのだ』
阿部さんは、悲しそうな青年の亡霊に屈託のない笑顔を見せた。
爽やかなその微笑みに、青年はかつて愛した少女のことを思い出して胸がキュンとなる。
「……一族が滅んだのはお前のせいじゃない。そう何もかも、背負い込むことはないぜ」
『阿部さん……』
目を潤ませた青年に、阿部さんは肩を優しく叩こうとして――幽霊だったことを思い出した。
「女を犯されて殺されたというのなら、俺がその復讐をしてやる。白人たちが作ったこの街を犯して、
大地に穴を掘ってやればお前の気も少しは晴れるだろう」
『しかし、そんな事が可能なのか……?』
「いい男の辞書に、不可能という文字は存在しない」
力強く、阿部さんは青年にそう告げた。
93 :
愛のVIP戦士:2007/03/03(土) 02:12:34.61 ID:6USFQX2fO
過疎支援
94 :
愛のVIP戦士:2007/03/03(土) 02:16:47.06 ID:W6BU2506O
wktk
95 :
愛のVIP戦士:2007/03/03(土) 02:23:58.03 ID:h7djEQCnO
阿部さんは大地も掘るのかww
96 :
愛のVIP戦士:2007/03/03(土) 02:39:24.86 ID:fVuwi8BW0
「ガガ……ピー……。アベサン……。セックス……」
不穏当な単語の組み合わせが、ウージーを装備していたシュワちゃん二号の身体から響きわたった。
ブーンは階段の脇に身を潜めた。タクティカルライトを装備したグロッグを握りしめる。
「アオオオ……アベサンノチンポ、ブットクテキモチイイナリ……」
どうもドクオの修理は完全ではなかったようだ。ギシギシと音がして、銅褐色のロボットが階段を下りてくる。
突然、連射された一挺のサブマシンガンが、九ミリ弾と空薬莢を雨あられのごとく通路に降らせた。
ブーンは身を低くして丸くなり、必死に頭を守った。
銃弾がうなりをあげ、甲高い音を立てて鋼鉄から跳ねかえり、金属の破片が至るところから飛び散った。
跳弾が当たっただけでも場所によっては人間は死ぬ。だが、そのような事態にはならなかった。
弾倉が空になった。連射が止む。
静まり返った通路と階段を、金属の足がぎしぎしと踏む音だけが響いてくる。
ブーンは深呼吸して、覚悟を決めた。階段の下からすばやく身を乗り出して、グロッグのトリガーを連射する。
不気味な赤色に明滅していたロボットの単眼に、火花が飛んだ。
スライドから灼熱した薬莢が次々と跳ね上がる。
ロボットは落ち着いた様子でウージーに新しい弾倉を装填しようとする。
何度目か指先を引き絞ったとき、乾いた音がした。
剥き出しになったバレルが、後ろに下がったままのスライドの前に突き出していた。
プラスチックの弾倉が、銃底から落ちて通路の床に転がった。
ホールドオープンしたグロッグに、ブーンは新しい弾倉を装填しようとして――。
ロボットの構えたウージーの銃口が、目の前に突きつけられていた。
97 :
愛のVIP戦士:2007/03/03(土) 02:45:26.47 ID:fVuwi8BW0
夜も更けてきましたので今宵はこれまでにしとうございます。
次回こそエロシーン、そして阿部さんが大地を掘るシーンを……!
戦闘シーンよりも性闘シーンを書きたかった作者の心の叫びでした。
遅ればせながら保守&支援していただいた皆様、絵を投下してくださった絵師様、
なによりもwktkしていただいた読者諸兄には心からお礼を申し上げる次第であります。
文章を書くのが遅くてごめんなさい。
98 :
愛のVIP戦士:2007/03/03(土) 02:49:45.74 ID:Ow+v/+E90
乙
99 :
愛のVIP戦士:2007/03/03(土) 02:50:18.71 ID:6zE+tJ1ZO
>>97 乙です。今回は緊迫したかんじでよかったです。阿部さんはいい男
100 :
愛のVIP戦士:2007/03/03(土) 02:53:27.96 ID:CX/T+aEkO
作者乙!
戦闘シーンから性闘シーンまで
どれも魅力的に書き上げる筆力に感服
101 :
愛のVIP戦士:2007/03/03(土) 03:01:43.14 ID:6USFQX2fO
できれば阿部さんはがっつりでブーンは貞操守ってほしい
乙
102 :
愛のVIP戦士:2007/03/03(土) 03:39:22.49 ID:le5tABnF0
103 :
愛のVIP戦士:2007/03/03(土) 05:18:28.40 ID:qq3vCXo6O
保守
104 :
愛のVIP戦士:2007/03/03(土) 05:23:17.23 ID:qq3vCXo6O
保守
105 :
愛のVIP戦士:2007/03/03(土) 05:55:30.52 ID:LoI+u2uF0
保守
106 :
愛のVIP戦士:2007/03/03(土) 06:19:46.12 ID:QV0g9Ur/O
畜生今沖田そんで読んだ
こんな熱い展開もなかなかどうして興奮するのか
作者乙保守
107 :
愛のVIP戦士:2007/03/03(土) 06:38:40.77 ID:LoI+u2uF0
ほしゆ
108 :
愛のVIP戦士:2007/03/03(土) 07:24:21.23 ID:QiSPMn250
ほ
109 :
愛のVIP戦士:2007/03/03(土) 07:35:10.08 ID:6M7tiiluO
し
110 :
愛のVIP戦士:2007/03/03(土) 09:28:34.35 ID:XqW7pTEwO
ほ
111 :
愛のVIP戦士:2007/03/03(土) 09:40:57.71 ID:xvi/Np1lO
112 :
愛のVIP戦士:2007/03/03(土) 10:45:35.70 ID:qgdPnWaTO
ほす
113 :
愛のVIP戦士:2007/03/03(土) 11:09:59.00 ID:ZDQAgP/oO
保守
114 :
愛のVIP戦士:2007/03/03(土) 11:54:36.48 ID:1tKSTX7xO
人
('A`) ホシュロス
ヽ/ )
(ω(
115 :
愛のVIP戦士:2007/03/03(土) 12:10:15.16 ID:xvi/Np1lO
116 :
愛のVIP戦士:2007/03/03(土) 12:24:05.98 ID:U+6OS1Kl0
保守
117 :
愛のVIP戦士:2007/03/03(土) 12:28:20.88 ID:Y1x+ulCZO
遅ばせながらも作者さん、乙です。今日もwktk保守
118 :
愛のVIP戦士:2007/03/03(土) 13:11:26.43 ID:U+6OS1Kl0
ほ
119 :
愛のVIP戦士:2007/03/03(土) 13:41:28.59 ID:1S5CN9MeO
保守
120 :
愛のVIP戦士:2007/03/03(土) 14:38:12.03 ID:om9D1OmrO
保守
121 :
愛のVIP戦士:2007/03/03(土) 15:01:56.83 ID:gHHm/hxkO
作者さアッーんっ!阿部さアッーんっ!
アッーいしてる。
122 :
愛のVIP戦士:2007/03/03(土) 15:54:08.71 ID:AaWq4rsvO
ほ
123 :
愛のVIP戦士:2007/03/03(土) 16:46:09.12 ID:CfquiVBJ0
作者さアッーんっ!阿部さアッーんっ!
124 :
愛のVIP戦士:2007/03/03(土) 17:23:48.50 ID:HQ4K6lm/O
ほしゅたる
125 :
愛のVIP戦士:2007/03/03(土) 17:34:17.26 ID:0hETnS040
ほ
126 :
愛のVIP戦士:2007/03/03(土) 17:44:20.56 ID:3c7Id7WoO
も
127 :
愛のVIP戦士:2007/03/03(土) 17:44:45.91 ID:KXr9ufEoO
ほ
128 :
愛のVIP戦士:2007/03/03(土) 18:02:32.70 ID:Hf7IDgro0
も
129 :
愛のVIP戦士:2007/03/03(土) 18:11:19.49 ID:QiSPMn250
バイト先に大量のつなぎがあって吹いたww
130 :
愛のVIP戦士:2007/03/03(土) 18:59:02.60 ID:AaWq4rsvO
ほ
131 :
愛のVIP戦士:2007/03/03(土) 19:24:48.84 ID:JxAwss10O
も
132 :
愛のVIP戦士:2007/03/03(土) 19:26:17.07 ID:9q0k4TwDO
保守ばっかりなスレだな
133 :
愛のVIP戦士:2007/03/03(土) 19:51:04.49 ID:Y1x+ulCZO
ほし
134 :
愛のVIP戦士:2007/03/03(土) 20:00:20.29 ID:M0wLmiFTO
ほも
135 :
愛のVIP戦士:2007/03/03(土) 20:07:22.84 ID:IiLWaXL7O
ほもっしゅ
136 :
愛のVIP戦士:2007/03/03(土) 20:27:52.72 ID:fPeWr8210
ほっしゅ
137 :
愛のVIP戦士:2007/03/03(土) 20:46:00.10 ID:l68iXRzc0
寝た直後に作者さんが来るなんてついてないわ(´・ω・`)
やっぱり熱い戦闘から(人情が)厚い阿部さんまでこなす作者はすごいよ!
138 :
愛のVIP戦士:2007/03/03(土) 20:53:52.56 ID:gEGWa5JH0
落としてなるものか保守
139 :
愛のVIP戦士:2007/03/03(土) 20:58:33.55 ID:0zexIM08O
ほも
140 :
愛のVIP戦士:2007/03/03(土) 21:00:49.84 ID:0Wb2t4ck0
ほもっしゅ
141 :
愛のVIP戦士:2007/03/03(土) 21:31:07.98 ID:71DTz3ghO
ほ
142 :
愛のVIP戦士:2007/03/03(土) 21:31:54.91 ID:sSKpExTP0 BE:313361892-2BP(4322)
ちょっと長くなるから読みたくない人は「三行でまとめろ」や「○○まで読んだ」など
低脳なレスは付けずに、そっとスレを閉じてくれ。
自分はゲイだ。それを自分で変なことだとは思ってない。ゲイでも普通の人間だ。
同性愛者は世界の人口の1割にもあたる。海外では同性の結婚を認める国も多い。
だが、正直日本は同性愛に対する理解があまりないと。「変人」だと思われても仕方がない。
そんなこともあって両親に自分がゲイであることを言えずにいた。
そして数ヶ月前、ついに勇気を出して告白した。カミングアウトだ。
最初は冗談だと思い笑っていた両親も、本気だとわかると顔が青ざめていった。
「やめなさい。そんなの、あなたは普通に結婚して普通の人生を送るの。」と母は言った。
「僕はゲイだ。だから母さんに孫の顔を見せることもできない。」と言い返した。
母は諦めたように「あんたなんか産まなきゃよかった…。」とつぶやいた。
それにカチンときて「僕も産んでくれなんて頼んでない」と言ってしまった。
そして母は泣き崩れた。父はその様子を無言で見ていた。
次の日の朝、父に言われた。「家を出て、1人暮らししろ。お前はもうこの家にはいられない。」
黙ってうなずいた。もう両親と会うこともないだろうと思った。
今、大学の近くのアパートに1人暮らししている。
ネタだと思うかもしれないが、これは実話だ。むしろネタであってほしいと思ってる。
ようするに何を言いたかったかというと、「うほっ」だの「アッー!」だの、
ゲイをバカにするような書き込みをやめてほしかった。
2chを見ている多くのゲイがどんだけ不快な思いをするかわかってほしかった。
これを読んで少しでも自分の考えを変えてくれる人がいたらうれしい。ほんと長文でスマソ
143 :
愛のVIP戦士:2007/03/03(土) 21:34:11.09 ID:QiSPMn250
うほっ
144 :
愛のVIP戦士:2007/03/03(土) 21:35:44.57 ID:a98nBgVfO
145 :
愛のVIP戦士:2007/03/03(土) 21:35:55.12 ID:1tKSTX7xO
いい男
146 :
愛のVIP戦士:2007/03/03(土) 22:13:05.38 ID:pRwXgNV1O
ほ
147 :
愛のVIP戦士:2007/03/03(土) 22:41:55.30 ID:lqHG4LdO0
っ
148 :
愛のVIP戦士:2007/03/03(土) 22:43:29.64 ID:Hf7IDgro0
し
149 :
愛のVIP戦士:2007/03/03(土) 22:44:38.61 ID:YP4MVBNsO
ゃ
150 :
愛のVIP戦士:2007/03/03(土) 22:49:49.74 ID:9hvsDH950
ん
151 :
愛のVIP戦士:2007/03/03(土) 22:51:20.82 ID:HZHtqRgT0
が
152 :
愛のVIP戦士:2007/03/03(土) 22:52:25.41 ID:QwnCpZVx0
阿
153 :
愛のVIP戦士:2007/03/03(土) 22:53:05.63 ID:Hf7IDgro0
部
154 :
愛のVIP戦士:2007/03/03(土) 22:58:24.93 ID:HZHtqRgT0
に
155 :
愛のVIP戦士:2007/03/03(土) 23:01:17.69 ID:9KRU6wHf0
掘
156 :
愛のVIP戦士:2007/03/03(土) 23:01:51.40 ID:fPeWr8210
ら
157 :
愛のVIP戦士:2007/03/03(土) 23:02:49.81 ID:KD0bpg2k0
れ
158 :
愛のVIP戦士:2007/03/03(土) 23:13:27.86 ID:zklCxJg5O
159 :
愛のVIP戦士:2007/03/03(土) 23:18:20.65 ID:fPeWr8210
160 :
愛のVIP戦士:2007/03/03(土) 23:35:30.74 ID:JUZcY2dx0
161 :
愛のVIP戦士:2007/03/03(土) 23:47:35.12 ID:Al3/6mi9O
162 :
愛のVIP戦士:2007/03/03(土) 23:48:17.90 ID:Ckhvuybf0
こいつぁうめぇ
163 :
愛のVIP戦士:2007/03/03(土) 23:48:37.03 ID:Al3/6mi9O
164 :
愛のVIP戦士:2007/03/03(土) 23:58:13.58 ID:Y1x+ulCZO
ゴスロリドックン(`・ω・´)bGJ!!!
165 :
愛のVIP戦士:2007/03/04(日) 00:33:53.84 ID:YkSyEBTm0
保守
166 :
愛のVIP戦士:2007/03/04(日) 00:42:26.95 ID:tJUmoJHX0
ブーンはかすかな吐息をついて、ベッドの上でゆっくりと瞳を開いた。
午後の日差しが、なめらかな光沢を帯びたシーツの上に細い光の線をこぼしていた。
まどろみを帯びたコバルトの瞳が、部屋の中に立っていた少女を見つめる。
フリルのついた白いエプロンに、黒いブラウス。
頭にちょこんと載せているのは可愛らしいホワイトブリム。
絹糸のような黒髪は細くて、陽光の中にさらさらと舞っているようで。
「お嬢様、お身体を清めさせていただきますね」
赤褐色の瞳で、少女がブーンに微笑み返す。
そして、唇からこぼれる息づかいが次第に近く感じられて――。
( ^ω^)「……お前、ドクオのくせにメイドの恰好するなお」
('A`)「チッ……。バレたか」
少女は、しかしそのままベッドの横に近寄ってきた。
捧げ持っていた盆には水差しと銀のボウル、手拭きを用意している。
('A`)「フヒヒヒヒ……。朽ち果てるままだった塔を改造し、私は上部にこの秘密の実験室を建設した。
お前はさっきシュワちゃん二号に気絶させられ、ここまで運ばれてきたのだ。
ついでに、お前の両腕はベッドに鉄の鎖で縛りつけておいたから動けないだろう」
(; ^ω^)「ソードマスターヤマトばりの投げやりな状況説明だお……」
167 :
愛のVIP戦士:2007/03/04(日) 00:44:38.84 ID:+sb582ReO
キタコレ
168 :
愛のVIP戦士:2007/03/04(日) 00:45:29.81 ID:YkSyEBTm0
もう寝ようと思ってたのにktkr!!!!!!!!!!
169 :
愛のVIP戦士:2007/03/04(日) 00:45:44.31 ID:nWCtOT8DO
支援
170 :
愛のVIP戦士:2007/03/04(日) 00:45:55.90 ID:7g6XanmWO
やはりドクオはドクオだなwwwww
171 :
愛のVIP戦士:2007/03/04(日) 00:46:44.41 ID:w3ai1V2f0
http://up4.upload-ch.net/src/up11943.mpg やらないか
;;''';;';'';';';;;'';;'';;;
n n n: n.n,.n;:.n.n
r―、 --- r―、 r―、 r―、 やらないか
やらないか , '´  ̄ ` 、 , '´  ̄ ` 、 , '´  ̄ ` 、
, '´  ̄ ̄ ` 、 , '´  ̄ ̄ ` 、 , '´  ̄ ̄ ` 、
i r-ー-┬-‐、i i r-ー-┬-‐、i i r-ー-┬-‐、i
, '´  ̄ ̄ ` 、 , '´  ̄ ̄ ` 、 , '´  ̄ ̄ ` 、_ , '´  ̄ ̄ ` 、
i r-ー-┬-‐、i {i r-ー-┬-‐、i゚' i r-ー-┬-‐、i゚'` i r-ー-┬-‐、i やらないか
| |,,_ _,{| | |,,_ _,{| | |,,_ _,{| | |,,_ _,{|
N| "゚'` {"゚`lリー N| "゚'` {"゚`lリ N| "゚'` {"゚`lリ ーN| "゚'` {"゚`lリ
ト.i ,__''_ ! ト.i ,__''_ ! ト.i ,__''_ ! ト.i ,__''_ ! やらないか
/i/ l\ ー .イ|、 /i/ l\ ー .イ|、 /i/ l\ ー .イ|、、/i/ l\ ー .イ|、
172 :
愛のVIP戦士:2007/03/04(日) 00:53:06.76 ID:wvk9x+59O
ソードマスタートマトW
173 :
愛のVIP戦士:2007/03/04(日) 00:53:48.14 ID:w2EPulrA0
174 :
愛のVIP戦士:2007/03/04(日) 00:53:55.37 ID:0LvQL2xlO
ソードマスターヤマトwwwちなみに俺には生き別れの妹がいた気がしたが気のせいだったww
175 :
愛のVIP戦士:2007/03/04(日) 00:58:24.27 ID:OCcgCN/TO
176 :
愛のVIP戦士:2007/03/04(日) 00:58:30.86 ID:wvk9x+59O
まそっぷ
177 :
愛のVIP戦士:2007/03/04(日) 01:03:44.17 ID:tJUmoJHX0
「うふふふ。お嬢様のお身体、私が清めてさしあげますね」
澄んだ冷たそうな水が、水差しからボウルの中に満たされた。
少女はその中にタオルを浸して、静かに水を含ませる。
「な、何をする気なの……」
きゅっと絞りあげたタオルから、薔薇の香りがする水滴がこぼれる。
少女はブーンが寝かされているベッドの横に身体を沈めて、優しくタオルで足の甲を拭いた。
ひんやりとした感触が、爪先から伝わってくる。
「お嬢様の足を、きれいにしてさしあげようかと思いまして」
幾条にも分かれた黒髪が、流れるようにベッドの上にこぼれる。
濡れたタオルが足の指のあいだをなぞりあげる。メイド姿の少女は愛撫するように、丹念にそこを拭いた。
桜色に熟した唇を、少女は舌なめずりするように舐めた。
「拭き終わりましたら、マッサージもさせて頂きますね」
長い間歩き通しだった足を、ぎゅっと押し上げた少女の指が、次は優しくなぞりあげる。
その妖しくも心地よい動きに、ブーンは力なくベッドの上に身体をもたせかけてしまう。
「気持ちいいんですね、お嬢様……。それでは、もっと夢ごこちにしてさしあげます」
178 :
愛のVIP戦士:2007/03/04(日) 01:09:23.12 ID:tJUmoJHX0
少女の腕が、ブーンの片足を取る。
形よく切り揃えられた爪の下で、丸みを帯びた柔らかい指先。
吐息がそこにかかって、濡れた舌が爪と、下の肉のあいだをなぞりあげる。
「ひぁっ!?
179 :
愛のVIP戦士:2007/03/04(日) 01:10:56.15 ID:nWCtOT8DO
また途中送信か?
支援
180 :
愛のVIP戦士:2007/03/04(日) 01:12:12.41 ID:xdhdkyBn0
いつのまに、こんな下品な話になってたの?
VIP終わったな
181 :
愛のVIP戦士:2007/03/04(日) 01:12:51.91 ID:0LvQL2xlO
これはJaneのバカッ!の予感。支援
182 :
愛のVIP戦士:2007/03/04(日) 01:24:45.37 ID:qsFe8BtYO
保守のあき
183 :
愛のVIP戦士:2007/03/04(日) 01:25:48.92 ID:brc396+WO
184 :
愛のVIP戦士:2007/03/04(日) 01:26:41.38 ID:DCTBOs+Z0
185 :
愛のVIP戦士:2007/03/04(日) 01:26:51.75 ID:tJUmoJHX0
少女の腕が、ブーンの片足を取る。
形よく切り揃えられた爪の下で、丸みを帯びた柔らかい指先。
吐息がそこにかかって、濡れた舌が爪と、下の肉のあいだをなぞりあげる。
「ひぁっ!?」
うっとりと、淫蕩な光をひそめた瞳で、少女は唇の中に爪先を咥えこむ。
そのまま軽く吸われる。くすぐったいような、じんじんと痺れるような感覚が指先から駆けあがってくる。
親指を離して、人差し指と中指を今度は一緒に唇が吸い上げた。
「汚いところ、そんなに舐めないでっ……」
外見だけは清楚な少女が、くちゅくちゅと唇の中で舌を動かしたまま、ブーンを見つめる。
唾液の糸が指先から離れて、少女は伏せっていた身体をベッドから起こした。
「お嬢様の指、とっても美味しいですよ……。汗の味がして、なによりも頬を染められるのがたまらないです」
「へ、変なこと言わないで」
少女は、そのままブーンの太腿にキスをするようにして身体を倒してきた。
柔らかい唇の感触が、かすかに蒸していた太腿の内側へと流れていく。
186 :
愛のVIP戦士:2007/03/04(日) 01:44:59.59 ID:brc396+WO
187 :
愛のVIP戦士:2007/03/04(日) 01:49:45.63 ID:tJUmoJHX0
「うふ……。お嬢様のここ、じっとりして、汚れてしまっていますよ……」
少女の指がデニムのタイトスカートの留め金に触れて、ジッパーを下に降ろす。
緩んだスカートの布地はすんなりと脚のあいだから抜けて、少女に付けられたままの貞操帯が露わになった。
股間の部分に付けられた、排泄ができるよう細かい穴の開いた金属製のプレート。
がっちりとブーンの細い腰を咥えこんでいる分厚い黒いベルト。
「ドックン……いい加減に、するお……」
昨夜少女にあの棒を入れられてから、少しでも動くたびに棒が中の肉襞に擦れて、悦びを感じるようになっている。
体温で溶けたゼリーと、愛液の混じりあったものが太腿と、貞操帯の股間を汚していた。
「このままではきれいにして差し上げられませんから、一度楽にしてあげますね」
少女がエプロンのポケットからカードキーを取り出す。
貞操帯の腰のところについていたリーダーにそれをかざすと、かすかな金属音がした。
むわっと漂ってきた、汗と愛液の混じりあったような匂いにブーンは顔をそむけてしまう。
「いやらしく濡れて、ずいぶんと感じていただいたようですね……」
貞操帯を外した少女が、うっとりとした瞳でブーンの太股のあいだを見つめた。
188 :
愛のVIP戦士:2007/03/04(日) 01:52:35.85 ID:O6wv7Uhu0
テラエロス
189 :
愛のVIP戦士:2007/03/04(日) 01:53:10.23 ID:brc396+WO
wktk
190 :
愛のVIP戦士:2007/03/04(日) 02:12:16.68 ID:tJUmoJHX0
「や、やだっ……。さわ、触らないでっ」
閉じようとした太腿を、少女の腕が乱暴に押さえつける。
毛をつるつるに剃られた割れ目からは、内側に例の棒を挿入されているせいか肉のビラビラがはみ出している。
てらてらと蜜にまみれて隆起した、小さな肉の粒が真っ赤に充血してふるえる。
「お嬢様って、おつゆの量が多いんですね。いやらしい身体……」
身をよじって、迫ってくる少女の指から逃れようとするたびに、淫裂がよじれて棒が膣内を擦りあげる。
白濁しはじめていた愛液が、じゅぶっと音を立ててシーツの上を汚す。
少女の指が、裂け目を押し開いた。
とろとろに濡れた肉のひだ。その中に沈んでいた、愛液にまみれた硬質の棒。
「ずいぶんと溶けかかってますね……。おつゆの量、もう少し我慢しないと妊娠してしまいますよ?」
「そんなの、我慢できるわけ……ひあっ!」
蜜壺に侵入してきた少女の指が、棒の先端にぐいっと力を込める。
生暖かいぬめりがさらに溢れて、少女の指を汚すのが分かった。
ふいに突き上げてきた快感に頭がしびれて、意識が真っ白に飛びそうになる。
(イッたらだめ……。愛液がこれ以上あふれたら、棒がとけちゃうッ……)
191 :
愛のVIP戦士:2007/03/04(日) 02:13:39.67 ID:GNTdFHDv0
wktk
192 :
愛のVIP戦士:2007/03/04(日) 02:14:48.34 ID:brc396+WO
モエェ(*´Д`*)ェエエ
193 :
愛のVIP戦士:2007/03/04(日) 02:22:29.81 ID:tJUmoJHX0
これからがいいところなのにもう二時かYO!
もっと書くのを早くしたり書き溜めしてから投下したい所なのですが、諸事情によりそれができず、
重ね重ね読者の皆様にはこの場を借りてお詫びする所存であります。
wktkしてくださった方、絵を描いてくださった方、そしてこのスレをVIPの荒波にも負けずに保守してくださった皆様、
遅筆及び書き溜めなしの変態作者にここまで付き合っていただきありがとうございました。
今夜もここまでなんです、本当にごめんなさい。
194 :
愛のVIP戦士:2007/03/04(日) 02:26:45.78 ID:0LvQL2xlO
>>193 なんという焦らしプレイ…間違いない。この作者は超絶鬼畜野郎…
195 :
愛のVIP戦士:2007/03/04(日) 02:30:52.17 ID:DCTBOs+Z0
196 :
愛のVIP戦士:2007/03/04(日) 02:32:50.13 ID:NKqbIJetO
作者乙!
さて抜いて寝るか!
197 :
愛のVIP戦士:2007/03/04(日) 03:02:49.26 ID:7g6XanmWO
乙
198 :
愛のVIP戦士:2007/03/04(日) 03:26:15.19 ID:PajdbMq6O
乙〜
199 :
愛のVIP戦士:2007/03/04(日) 04:17:00.80 ID:brc396+WO
ホシュロス
200 :
愛のVIP戦士:2007/03/04(日) 06:18:51.02 ID:rqZHHxouO
ほ
201 :
愛のVIP戦士:2007/03/04(日) 07:09:29.08 ID:7gUUR5eUO
保守
202 :
愛のVIP戦士:2007/03/04(日) 08:00:51.05 ID:EzKCBu9FO
保守
203 :
愛のVIP戦士:2007/03/04(日) 08:34:17.41 ID:YkSyEBTm0
残ってて良かった。遅くなったが作者さん乙です!
保守!
204 :
愛のVIP戦士:2007/03/04(日) 09:08:51.17 ID:8ylLLqubO
ほ
205 :
愛のVIP戦士:2007/03/04(日) 10:19:28.10 ID:jBg9wm+vO
保守
206 :
愛のVIP戦士:2007/03/04(日) 10:28:22.65 ID:Rb1knnS/0
乙ほ!
207 :
愛のVIP戦士:2007/03/04(日) 11:33:03.16 ID:Rb1knnS/0
ほ!競艇行ってくるけど残ってるかな…
208 :
愛のVIP戦士:2007/03/04(日) 12:27:12.71 ID:ZFwHJuZt0
☆
209 :
愛のVIP戦士:2007/03/04(日) 13:32:46.04 ID:PajdbMq6O
ほ
210 :
愛のVIP戦士:2007/03/04(日) 14:06:53.07 ID:wvk9x+59O
り
211 :
愛のVIP戦士:2007/03/04(日) 14:20:17.66 ID:AZD0b7GqO
た
212 :
愛のVIP戦士:2007/03/04(日) 15:14:13.82 ID:DCTBOs+Z0
ほっしゅ
213 :
愛のVIP戦士:2007/03/04(日) 15:30:43.14 ID:DCTBOs+Z0
まだまだほぉぉっしゅ!
214 :
愛のVIP戦士:2007/03/04(日) 15:39:03.30 ID:DCTBOs+Z0
おらおらおらおらー
215 :
愛のVIP戦士:2007/03/04(日) 16:03:16.79 ID:jBg9wm+vO
保守
216 :
愛のVIP戦士:2007/03/04(日) 16:48:14.33 ID:DCTBOs+Z0
ほししゅ
217 :
愛のVIP戦士:2007/03/04(日) 17:21:16.96 ID:PajdbMq6O
保守
218 :
愛のVIP戦士:2007/03/04(日) 17:56:51.94 ID:YkSyEBTm0
保守
219 :
愛のVIP戦士:2007/03/04(日) 18:46:32.66 ID:NT7QzgAo0
ほしゅ
220 :
愛のVIP戦士:2007/03/04(日) 19:01:24.08 ID:DCTBOs+Z0
ほす
221 :
愛のVIP戦士:2007/03/04(日) 19:37:07.17 ID:jBg9wm+vO
保守
222 :
愛のVIP戦士:2007/03/04(日) 20:09:29.79 ID:NT7QzgAo0
ほ
223 :
愛のVIP戦士:2007/03/04(日) 20:14:45.64 ID:drJWvI7zO
も
224 :
愛のVIP戦士:2007/03/04(日) 20:16:11.03 ID:EzKCBu9FO
せ
225 :
愛のVIP戦士:2007/03/04(日) 20:19:30.15 ID:NT7QzgAo0
っ
226 :
愛のVIP戦士:2007/03/04(日) 20:22:42.97 ID:Q5HZ/V860
く
227 :
愛のVIP戦士:2007/03/04(日) 20:25:53.47 ID:EzKCBu9FO
す
228 :
愛のVIP戦士:2007/03/04(日) 20:27:41.54 ID:vxgtiVrUO
こっそり投下です。作者乙
229 :
愛のVIP戦士:2007/03/04(日) 20:29:05.36 ID:vxgtiVrUO
230 :
愛のVIP戦士:2007/03/04(日) 20:29:47.26 ID:DCTBOs+Z0
231 :
愛のVIP戦士:2007/03/04(日) 20:34:48.97 ID:EzKCBu9FO
>>229 (`・ω・´)bGJ!!!!!とりあえず保守しながら一発抜いてくるわ
232 :
愛のVIP戦士:2007/03/04(日) 20:37:15.52 ID:DCTBOs+Z0
233 :
愛のVIP戦士:2007/03/04(日) 20:37:30.24 ID:iUaEYESXO
234 :
愛のVIP戦士:2007/03/04(日) 21:19:30.05 ID:QNNBYNLn0
>>231 よう絶倫王赤玉www
ちっとはちんこを労わってやれよw
235 :
愛のVIP戦士:2007/03/04(日) 22:02:57.21 ID:O6wv7Uhu0
ほ
236 :
愛のVIP戦士:2007/03/04(日) 22:04:11.60 ID:hgEGW1Sj0
も
237 :
愛のVIP戦士:2007/03/04(日) 22:06:22.33 ID:NT7QzgAo0
せ
238 :
愛のVIP戦士:2007/03/04(日) 22:07:57.77 ID:QNNBYNLn0
っ
239 :
愛のVIP戦士:2007/03/04(日) 22:12:36.82 ID:YkSyEBTm0
く
240 :
愛のVIP戦士:2007/03/04(日) 22:14:01.32 ID:Q5HZ/V860
す
241 :
愛のVIP戦士:2007/03/04(日) 22:14:05.45 ID:Rb1knnS/0
そ
242 :
愛のVIP戦士:2007/03/04(日) 22:14:11.75 ID:NT7QzgAo0
は
243 :
愛のVIP戦士:2007/03/04(日) 22:14:23.43 ID:QNNBYNLn0
す
244 :
愛のVIP戦士:2007/03/04(日) 22:53:22.21 ID:PajdbMq6O
そ
245 :
愛のVIP戦士:2007/03/04(日) 22:57:19.74 ID:AloAJgVTO
ほ
246 :
愛のVIP戦士:2007/03/04(日) 23:25:48.59 ID:WOd2OWw80
も
247 :
愛のVIP戦士:2007/03/04(日) 23:29:51.39 ID:PajdbMq6O
ほ
248 :
愛のVIP戦士:2007/03/04(日) 23:34:22.56 ID:FyQzPsr40
せ
249 :
愛のVIP戦士:2007/03/05(月) 00:16:50.27 ID:cgmxMRqtO
・
250 :
愛のVIP戦士:2007/03/05(月) 00:43:41.97 ID:RMGa1jQO0
あげておやすみ
251 :
愛のVIP戦士:2007/03/05(月) 00:44:56.13 ID:Fj6xefu00
252 :
愛のVIP戦士:2007/03/05(月) 00:48:22.69 ID:q/nwWq+SO
253 :
愛のVIP戦士:2007/03/05(月) 01:11:13.63 ID:omPGfRU20
>>251 たぶん骨折してるぞww それか捻挫とか色々www
254 :
愛のVIP戦士:2007/03/05(月) 01:12:06.14 ID:AkcFVAZ20
255 :
愛のVIP戦士:2007/03/05(月) 01:52:24.01 ID:yZNqXOxXO
(^o^)age
256 :
愛のVIP戦士:2007/03/05(月) 02:33:38.02 ID:VikT2MxK0
うほしゅ
257 :
愛のVIP戦士:2007/03/05(月) 03:23:11.98 ID:qQQVgllH0
う
258 :
愛のVIP戦士:2007/03/05(月) 05:04:49.80 ID:rTu9lMUHO
ほ
259 :
愛のVIP戦士:2007/03/05(月) 06:54:12.15 ID:Ogmx0uPgO
い
260 :
愛のVIP戦士:
ほ