1 :
異臭のするマヨネーズ ◆MeMAyo9Yx2 :
2007/02/15(水) 23:24:57.75 ID:WmaIHrmy0 僕は久しぶりに屋上へと続くその階段を上っていた。 今日はいい天気だ。屋上はさぞかし気持ちが良いだろう。 ドアノブに手をかける。相変わらず鍵はかかっていない。ノブを回し、扉を開く。 コンクリートの床と錆びて塗装が剥げた手すり、そしてその先に続く青い空。 懐かしい眺めだった。放課後はいつもここで本を読んだものだ。 高校時代の僕は読書が好きだった。それこそ数え切れないほどの本を読んだ。
2 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 23:25:09.30 ID:nOwLK7PX0
ああ、チョコやるよ
3 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 23:25:13.21 ID:BxgntPLD0
なんだコテか
4 :
精帝サウザー ◆Jir/TINKOs :2007/02/15(水) 23:25:40.41 ID:DRuYyAoH0 BE:188238825-2BP(2224)
なんだ俺か
5 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 23:25:41.26 ID:SjmOGXyz0
しねコテ
6 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 23:25:58.98 ID:SfJZCkM30
扉を開いたら風が吹き抜けなきゃ駄目
7 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 23:25:59.09 ID:bwG0JJsgO
本を読んだ まで読んだ
8 :
異臭のするマヨネーズ ◆MeMAyo9Yx2 :2007/02/15(水) 23:26:08.32 ID:WmaIHrmy0
屋上の隅のほう、かつての指定席に腰を下ろし、持ってきた文庫本を開く。 そうしてみたものの、視線はいまだ懐かしい風景にとらわれていた。 心地よい風が吹き、運動部員たちの声が聞こえる、昔のままの風景。
9 :
異臭のするマヨネーズ ◆MeMAyo9Yx2 :2007/02/15(水) 23:27:10.08 ID:WmaIHrmy0
今朝見た夢は、高校時代のものだった。 僕はいつものように屋上で本を読んでいた。 空は青く、遥か彼方に入道雲が浮かんでいた。 屋上の扉が開く。足音がこちらに向かってくる。 目の前まで来たところで、足音の主は立ち止まり僕に声をかける。 「よっ!やっぱり今日も来てたんだ。何読んでるの?」 声に応えるため顔を上げると、彼女は僕に笑いかけた。
10 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(水) 23:27:14.09 ID:BxgntPLD0
やめてコテもう書き込まないで
11 :
異臭のするマヨネーズ ◆MeMAyo9Yx2 :2007/02/15(水) 23:29:05.64 ID:WmaIHrmy0
夢はそこまでだった。 気がつくと僕は自分のベッドの中にいた。 枕元の時計を見る。七時少し前。いつもより少し早い目覚めだった。 夢の中の光景は僕の心を捉え、しばらくの間僕はただ呆然としていた。 彼女の声。細く長い脚。制服のスカートからすらりと伸びた脚。風になびく長い髪。 綾瀬麗奈。高校時代、僕が読書以外に愛したのは唯一、彼女だけだった。
12 :
異臭のするマヨネーズ ◆MeMAyo9Yx2 :2007/02/15(水) 23:35:25.16 ID:WmaIHrmy0
目が覚めるにつれ、夢の記憶は急速に薄れていった。 現実に無理やり引き戻されるような感覚を覚える。 戻りたくない。もう少しだけ。しかしそれは儚く消えてしまう。 学校に行く気はとうに失せていた。 朝から一日本を読んで過ごした。 高校時代に読んだものばかりだった。 高校三年の夏以来、僕は新しい本は買っていない。 それでも僕の部屋は文庫本で埋め尽くされていた。
13 :
異臭のするマヨネーズ ◆MeMAyo9Yx2 :2007/02/15(水) 23:41:28.59 ID:WmaIHrmy0
昼過ぎになり、四冊目の本を開いて気づいた。 5ページ目の端に染みがある。 茶色い、小さな染み。綾瀬がつけたものだ。 オレンジジュースを溢してしまったと馬鹿丁寧に謝罪された。 新しい物を買って返す、と言うのを断ったのだ。 この程度ならなんてことはない、読むのに支障はないから、と。 あるいはそうしてもらえばよかったのかもしれない。 そうすれば僕がこの染みのついた本を開くことは二度となかったはずだ。 今になって彼女を思い出すこともなかった。 「あの屋上に行こう。」 そう決めた。我が母校の屋上だ。
14 :
異臭のするマヨネーズ ◆MeMAyo9Yx2 :2007/02/15(水) 23:45:25.29 ID:WmaIHrmy0
僕はすぐに着替えて家を出た。 高校までは歩いて15分ほどだ。すぐに着いた。 正門から堂々と入る。 怪しまれないよう制服を着てきたのだ。ちょっとしたコスプレ。 知り合いに見つかっていたらやばかったかもしれない。 とにかく、制服のおかげですんなりと目的の場所に辿り着くことができた。
15 :
異臭のするマヨネーズ ◆MeMAyo9Yx2 :2007/02/15(水) 23:46:08.48 ID:WmaIHrmy0
思ったんだけど、 公開したところで見てくれる人がいなければいつもどおりのオナニーだよね。 まあいっか。
16 :
異臭のするマヨネーズ ◆MeMAyo9Yx2 :2007/02/15(水) 23:52:45.54 ID:WmaIHrmy0
どれくらい経ったのだろう。 結局、持ってきた本はほとんど読んでいない。 気づけば太陽は西の空に傾き、赤みを帯びはじめている。 ふいに屋上の扉が開く。 夢の光景が蘇る。綾瀬?まさかな、ありえない。 足音が聞こえる。そしてふいに途切れる。 心臓の高鳴りを感じる。どうにか抑えつつ、そちらを伺った。
17 :
異臭のするマヨネーズ ◆MeMAyo9Yx2 :2007/02/15(水) 23:55:44.59 ID:WmaIHrmy0
少女がいた。綾瀬ではない。 それは当然のことだった。彼女であるはずが無い。 わかっていながらもどこかで期待していた自分を憎らしく思う。 少女はこちらに気づく様子もなく、ただ手すりに寄りかかって遠くを眺めていた。
18 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 00:01:48.87 ID:I82itAkdO
* 「よっ!まーた読書かぁ?好きだねー。」 休み時間に一人で本を読んでいた僕に彼女は声をかける。 それはよく透る声で、僕にとっては天使のそれに等しいものだった。 「別に良いだろ。これしか楽しみが無いんだ。」 「く、暗いなー。もっと若者らしい趣味でも見つけなさいよ。」 「良いんだよ。」 「ところで何読んでるの?」 「…何でもいいだろ。」 「見せて見せて!」 「邪魔しないでくれよ。」 「あーこれ面白そう!後で貸して!」 「わかったわかった、ほら。」 僕は読んでいた本を閉じ、彼女に差し出す。 彼女は少しの困惑を表し、言う。 「いや、読み終わってからでいいって、悪いし。」 「僕はもう二度読み終えた。今三度目だ。」 「そういうことなら遠慮なく。ありがと。」 満面に笑みを浮かべた彼女を見ていると、僕の顔も自然に綻んだ。 彼女はそれを見て更に嬉しそうに笑う。
高校時代の僕には友人はほとんどいなかった。 彼女が唯一であったとも言えるかもしれない。 休み時間だろうと授業中だろうと、 朝から晩まで本ばっかり読んでいるような奴に友達がたくさんいるはずも無い。 流行の音楽やファッション、テレビの話題にはついていけない。 他人から見た僕は実につまらない人間であったことだろう。 もちろん僕自身も自分が面白い人間であるなどとは思わなかった。 学校を休むこともしばしばだった。担任によく小言を言われた。 そんなことで社会に出たらどうするんだ、とかなんとか。
21 :
異臭のするマヨネーズ ◆MeMAyo9Yx2 :2007/02/15(木) 00:12:18.77 ID:wyDGeyym0
綾瀬はそんな僕にも親しみを向けてくれた。 僕の話を聞いてくれた。僕が薦めた本を読み、感想を聞かせてくれた。 そんな彼女に惹かれたのは実に自然なことだった。 彼女のほうがどう思っていたのかはわからない。 少なくとも好意は抱いてくれていたはずだ。おそらく。 高校の三年間、彼女と同じクラスにいられたことは、 僕にとってこの上ない幸運であった。
22 :
異臭のするマヨネーズ ◆MeMAyo9Yx2 :2007/02/15(木) 00:16:08.69 ID:wyDGeyym0
彼女は時々屋上に来て、僕と一緒に本を読んだ。 放課後、日が暮れるまでの僅かな時間。 太陽が傾き辺りが赤く染まり始めると、僕たちは本を閉じて話をした。 彼女のこと、僕のこと、読んだ本のこと。 僕はその時間が何よりも好きだった。
23 :
異臭のするマヨネーズ ◆MeMAyo9Yx2 :2007/02/15(木) 00:23:29.09 ID:wyDGeyym0
夏休みにも僕は毎日のように学校へ通った。 暑い昼間は避け、夕方から。いつもと同じように本を読んだ。 やはり時々ではあったが、彼女の姿もそこにあった。 そんなときには、僕たちは普段よりもたくさん話をした。
24 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 00:28:16.08 ID:PkKmPeYqO
続きキボン
25 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 00:28:19.31 ID:4KuQ2Pbr0
ワッフルワッフル
26 :
異臭のするマヨネーズ ◆MeMAyo9Yx2 :2007/02/15(木) 00:30:06.91 ID:wyDGeyym0
高校三年にもなると、僕たちの話の内容にも、 受験生のそれらしいものが含まれるようになった。 彼女は勉強が良くできた。学年でも常に上位だった。 僕は彼女に、どこの大学へ行くのかと訊ねた。 「地元の国立を受けようと思うの。」 それは意外な言葉だった。彼女の学力ならばもっと良いところへいけるはずだ。 「なぜ?」 僕の言葉には否定的な響きが混ざっていたかもしれない。 それが彼女を傷つけるのではないか、と不安になった。 「両親がね、地元で進学しろって。まあ一人娘だしね。」 彼女の声は少しだけトーンが下がったように思われた。 「そうか。」 「君はどこに行くの?東京?」 僕の成績は決して褒められるようなものではなかった。 中の下、といったところか。下の上かもしれない。 大学も適当な私立に入れれば良いや、なんて考えていた。
27 :
異臭のするマヨネーズ ◆MeMAyo9Yx2 :2007/02/15(木) 00:35:30.73 ID:wyDGeyym0
「僕も地元に残るよ。綾瀬と同じところに行く。」 自分の口から出た言葉に驚いた。 考えてもいなかったことなのに、それは実に自然に発せられていた。 「あたしね、正直言うと東京の大学に行きたかったんだ。」 なんと言えばよいのか良くわからなかった。どんな言葉をかけるべきなのだろう。 黙って彼女の横顔を見る。 僕の想像とは裏腹に、彼女はどこかすっきりしたような表情だった。 「でも君がここに残るなら…」 彼女はそこで言葉をいったん止める。 僕はその先に続く言葉を想像した。鼓動が高まるのを感じる。 しかし結局、彼女からその続きが語られることはなかった。 しばらく続いた沈黙の中で、僕の抱いた淡い期待は空中に霧散していった。
28 :
異臭のするマヨネーズ ◆MeMAyo9Yx2 :2007/02/15(木) 00:38:31.51 ID:wyDGeyym0
「でも君の成績は酷いね。あれじゃ受からないかも。」 少しだけ意地悪な顔をしながら彼女は言った。僕は一気に現実に引き戻される。 「…返す言葉もない。」 「明日から勉強しなさい。」 「…そうします。」 「そしてここでの読書はしばらくお預け。」 「そんな…ご無体な…。」 「君はあたしを”先輩”って呼びたいのかな?」 「わかりました。」 「よろしい。では、最後の読書を楽しみたまえ。」 「はい…。」
29 :
異臭のするマヨネーズ ◆MeMAyo9Yx2 :2007/02/15(木) 00:42:07.34 ID:wyDGeyym0
その夏、僕は彼女との約束を破り、何度か屋上へ行った。 しかし結局、綾瀬は一度もそこに姿を見せなかった。 僕は諦めて勉強をするようになった。新しい本を買うのもやめた。 頑張って彼女と同じ大学に入ろう、そう誓った。 八月が終わるころには、模試の成績も上がっていた。少しだけ。
30 :
異臭のするマヨネーズ ◆MeMAyo9Yx2 :2007/02/15(木) 00:44:19.04 ID:wyDGeyym0
九月一日、二学期最初の日。 多くの生徒にとって憎むべき対象だったその日は、僕にとっては違っていた。 久しぶりに彼女に会える日。それ以外の何ものでもなかった。 湧き上がる感情をなんとか抑えつつ、僕はいつもより早く学校へ向かった。 その日、彼女は死んだ。
31 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 00:48:22.90 ID:CkI/JTbi0
32 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 00:49:03.47 ID:z9Wo9qJnO
続きがよみたい
33 :
異臭のするマヨネーズ ◆MeMAyo9Yx2 :2007/02/15(木) 00:49:25.45 ID:wyDGeyym0
交通事故だった。 横断歩道を渡っているところを、信号無視のトラックに跳ね飛ばされたらしい。 即死だったそうだ。原型をとどめぬほどにぐちゃぐちゃになっていたらしい。 葬儀でも彼女の死に顔を見ることはできなかった。 そのせいだろうか、涙は出なかった。信じられなかった。 どうして彼女が死ぬはずがあるだろうか。
34 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 00:49:42.69 ID:Qu4vot0uO
wktk
35 :
異臭のするマヨネーズ ◆MeMAyo9Yx2 :2007/02/15(木) 00:50:01.68 ID:wyDGeyym0
それ以来僕は学校を休まなくなった。 勉強により多くの時間を費やすようになっていった。 彼女との約束を果たすため。同じ大学に入るため。 気がつけば僕の成績は学年でも上位に入るほどになっていた。 親や担任から、東京の大学への進学を勧められた。 東京の大学なんて興味がない。僕の中にあるのは彼女だけだった。 春になり、僕は夏の日の約束を果たした。 しかしそこには彼女の姿はなかった。
36 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 00:51:02.63 ID:CkI/JTbi0
37 :
異臭のするマヨネーズ ◆MeMAyo9Yx2 :2007/02/15(木) 00:51:08.28 ID:wyDGeyym0
ストックが尽きたので小休止入れます。
読んでくれてる人がいてちょっと嬉しい。
>>31 ごめん。
38 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 00:51:10.32 ID:sLIeUd1x0
なんで最近のコテって ネーミングセンスないの?
39 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 00:52:17.33 ID:CkI/JTbi0
wktk
40 :
異臭のするマヨネーズ ◆MeMAyo9Yx2 :2007/02/15(木) 00:52:19.73 ID:wyDGeyym0
>>38 このコテは人から貰ったものなんだよ。
結構気に入ってるんだけどな。
41 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 00:55:26.93 ID:CkI/JTbi0
コテより話の次の展開が知りたくて仕方が無い
42 :
異臭のするマヨネーズ ◆MeMAyo9Yx2 :2007/02/15(木) 00:55:51.18 ID:wyDGeyym0
43 :
異臭のするマヨネーズ ◆MeMAyo9Yx2 :2007/02/15(木) 00:56:48.34 ID:wyDGeyym0
* 気がつくと、太陽はその大きさを増し、世界を赤く染め上げていた。 少女が唐突に手すりを越え、屋上の縁に立つ。 手すりにしっかりと掴りながら下を覗く。 怯えたように一歩下がり、しかしまた一歩進む。 手すりから手を離す。
44 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 00:57:50.93 ID:CkI/JTbi0
45 :
異臭のするマヨネーズ ◆MeMAyo9Yx2 :2007/02/15(木) 01:00:19.91 ID:wyDGeyym0
「死ぬのか?」 思わず声をかけた。少女は驚いてこちらを振り向く。 「え?」 僕の存在に気づき、怯えたような表情で僕に問いかける。 「いつからそこに?」 「君よりは早く来ていたと思うよ。」 「ずっと見ていたんですか?」 「いや、考え事をしてた。気づいたら君がそこに立っていた。」 「全然気づかなかった…。」 少女はここの生徒だろう、制服を着ている。 身長は大きくない、150cmほどだろうか。髪は肩にかかるくらい。 綾瀬は結構背が高かったな、165cmはあったはずだ。髪も長かった。 いつの間にか少女と綾瀬を比べている自分に気づく。
46 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 01:01:19.79 ID:UcH2j55wO
これはすごい。素晴らしい才能の持ち主だ。
47 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 01:03:29.17 ID:CkI/JTbi0
wkwkが止まらないな 続きwktk
48 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 01:03:42.87 ID:evbYNwW30
少女は相変わらず怯えたような瞳で僕をじっと見ている。 僕は何か言わなければならないような気がして、 しかし何を言ったら良いのかわからないまま、適当に思いつくことを喋った。 「そこから飛び降りる気なのか?」 「そういうわけじゃ…。」 「飛び降りないのか?」 「…。」 わずかに俯いた少女を夕日が照らす。 「飛び降りるにしても、少し待ったらどうだろう。」 「え?」 「せめて太陽が沈むまで見ていたらいいよ、夕日が綺麗だ。」 「はあ…。」 自分でも可笑しなことを言っているのに気づき、目を逸らす。 顔が赤くなっていくのが自分でもわかる。夕日の赤さに紛れるだろうか。 少女もまた視線を逸らし、夕日に向ける。 僕は手すりを越え、少女の横に並んだ。 僕たちはそのまま、日が沈むまでそうしていた。
50 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 01:08:35.74 ID:Xduv0DKgO
続きキボンヌ(o´_ゞ`)続きの展開が読みたくてたまらんハァハァ
51 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 01:09:25.08 ID:CkI/JTbi0
52 :
異臭のするマヨネーズ ◆MeMAyo9Yx2 :2007/02/15(木) 01:12:21.09 ID:wyDGeyym0
「沈んじゃいましたね。」 気づくと少女はこちらを向き、下から僕の顔を覗き込んでいる。 その距離の近さに自然と鼓動が高まる。なんとか平静を装い、答える。 「そうだね。」 「帰りましょうか。」 「もう自殺はいいのかい?」 「お腹空いちゃいました。よかったら一緒に何か食べませんか?」 少女の顔には先ほどまでが嘘だったかのような明るい笑顔があった。 僕は多少戸惑ってしまう。なんなんだこの子は。 「おいしいラーメン屋さんを知ってるんですよ。」 「わかった、行こう。」 僕は少女に従うことにした。正直なところ、空腹を感じてもいた。 朝から何も食べていないことを今更ながら思い出した。
53 :
異臭のするマヨネーズ ◆MeMAyo9Yx2 :2007/02/15(木) 01:18:15.85 ID:wyDGeyym0
ラーメン屋は駅の近くにあるらしい。学校から駅までの道を僕らは歩いた。 少女は僕の学年とクラスを尋ねた。僕は高校の時のそれを答えた。 3年2組、出席番号3。出席番号は男女別で、綾瀬のそれも3だった。 入学したてのころ、出席番号順に並べられた席は隣同士で、 それをきっかけに仲良くなったのだった。 「私は浅井夕菜、2年5組です。よろしくね、先輩。」 すっかり元気になった少女の声で現実に戻される。
54 :
異臭のするマヨネーズ ◆MeMAyo9Yx2 :2007/02/15(木) 01:20:43.58 ID:wyDGeyym0
「なぜ自殺なんてしようと思ったの?」 「なぜって言われても…なんだか嫌になっちゃったんです。」 あっけらかんとした態度に戸惑いを覚えつつも、僕は更に聞く。 「何が嫌になったの?」 「全部です。何もかも。」 「いじめられたとか?」 「ううん、そうじゃなくて。これでも友達は多いほうなんですよ。」 夕菜はそう言いながら笑顔を僕に向ける。 そこには、何かしら人を惹きつけるようなものがあった。 「そうか、僕とは正反対だ。」 「友達少ないんですか?」 「…ほとんどいない。」 「そうなんですか、ごめんなさい。」 「いや、いいんだ。別に困らないよ。」 「強いんですね。」 「こういうの強いって言うのかな?」 「だって、私は一人じゃ生きていけません。寂しくて。」 「僕だって、一人っきりで生きているわけじゃないさ。」
55 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 01:23:22.58 ID:CkI/JTbi0
wktk
56 :
異臭のするマヨネーズ ◆MeMAyo9Yx2 :2007/02/15(木) 01:26:17.81 ID:wyDGeyym0
ラーメンを食べ終え、僕たちは帰路に着く。 別れ際、夕菜からまた会えるか、と問われた。 僕はなんと答えてよいかわからなかった。 正直言って、彼女と一緒にいるのは辛かった。 彼女のことが嫌いなわけではない。 なぜだか綾瀬のことを思い出してしまうのだ。
57 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 01:27:13.08 ID:Xduv0DKgO
58 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 01:29:20.89 ID:mj9IHP2BO
wktk
問いに答えない僕に、少し悲しそうな顔を見せて、夕菜は言った。 「明日も自殺にチャレンジしようかな。」 「え?」 「同じ場所、同じ時間。止めにきてください。」 そう言うと夕菜はそのまま走っていってしまった。なんと勝手な女だろう。 人の心を弄ぶような人間を、僕は軽蔑する。 おそらく、はじめから自殺する気なんて無いに違いない。 寄りかかる相手を見つけたから逃すまいとして嘘をつく。脅す。 卑劣なやり方だ。綾瀬はそんなことはしなかった!
60 :
異臭のするマヨネーズ ◆MeMAyo9Yx2 :2007/02/15(木) 01:33:24.75 ID:wyDGeyym0
また夕菜を綾瀬と比べている自分に気づく。 何を血迷っているんだろう。二人を比べてどうなるんだ。 しかしどんなにそう考えても、いや、考えれば考えるほど 少女の中に綾瀬の影を感じてしまう。 僕は決めた。 もう二度とあの屋上には行くまい。夕菜とは二度と会わない。
61 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 01:35:39.78 ID:CkI/JTbi0
っく、夕菜の命も惜しいが・・・wktk
62 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 01:37:29.40 ID:Xduv0DKgO
切ねぇ...この後どうなるんだ...wktkが止まらねえぜ
63 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 01:38:10.46 ID:W30/+6ghO
これは良スレ wktk
64 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 01:38:56.11 ID:NWqgO77yO
65 :
異臭のするマヨネーズ ◆MeMAyo9Yx2 :2007/02/15(木) 01:40:03.79 ID:wyDGeyym0
その後一ヶ月間、僕は全くの無気力と共に日々を過ごした。 まさに抜け殻のような状態だった。 大学にもほとんど行かなくなっていた。 毎日夕方には高校へ行った。けれど中には入らなかった。 学校の外からは屋上の様子はわからなかった。 夕菜はあの翌日、屋上にいたのだろうか。 おそらく、彼女はそこで僕を待っていたはずだ。 僕が現れなかったことをどう思っただろう。 悲しんだだろうか。腹を立てたかもしれない。 少なくとも死んではいないはずだ。そういうニュースは聞いていない。
66 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 01:41:08.97 ID:CkI/JTbi0
ふぅ、ほっとしたぜ
67 :
異臭のするマヨネーズ ◆MeMAyo9Yx2 :2007/02/15(木) 01:42:52.83 ID:wyDGeyym0
屋上に行きたかった。夕菜に会ってもう一度話をしたかった。 その気持ちは日に日に強まっていった。 気づくと僕は屋上へと繋がる階段を上っていた。 何をしているんだ。もう二度と来ないと誓ったのに。 すぐに帰ろう。あそこには何もない。行くべきじゃない。
68 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 01:43:08.09 ID:CkI/JTbi0
69 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 01:44:11.46 ID:W30/+6ghO
書籍化クルー
70 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 01:44:37.54 ID:2GvZKXCuO
綾瀬と浅井夕菜… こういう人名ってどうやって決めてるの? あとさ、このスレタイもったいない おもしれーのに
71 :
異臭のするマヨネーズ ◆MeMAyo9Yx2 :2007/02/15(木) 01:46:18.84 ID:wyDGeyym0
引き返そうと思い、振り向いた僕の目に一人の少女が入ってくる。 夕菜だ。彼女はとても驚いているようだった。 もっとも、彼女の目に映る僕も同じような顔をしていただろう。 「遅いよ…どうして来てくれなかったんですか。」 「…。」 「一ヶ月待ちました。」 「…ごめん。」 「私なんか死んじゃえば良いって思ったんだ。」 「そんなことは…それに、君は結局飛び降りていないじゃないか。」 「それは…。」 いかにもばつが悪そうに俯く彼女を見て、僕はほっとした。
72 :
異臭のするマヨネーズ ◆MeMAyo9Yx2 :2007/02/15(木) 01:48:26.28 ID:wyDGeyym0
再び小休止。
読んでくれいている人、ありがとう。
そろそろ終盤かな。
>>70 人名は悩んだ、何よりも悩んだ。
どうやって決めるものなのか、さっぱりだ。
結局は字面と響きで決めました。
73 :
異臭のするマヨネーズ ◆MeMAyo9Yx2 :2007/02/15(木) 01:50:32.12 ID:wyDGeyym0
スレタイ失敗だったのかな…
74 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 01:50:46.77 ID:LJdq+ppHO
wktk
75 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 01:51:51.21 ID:UcH2j55wO
ずっとwktkしっぱなしだぜ。
>>1 頑張ってください。
76 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 01:52:12.97 ID:4K/DFEky0
77 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 01:52:47.94 ID:PLAn6IXF0
とにかく続きwktk
78 :
異臭のするマヨネーズ ◆MeMAyo9Yx2 :2007/02/15(木) 01:53:15.63 ID:wyDGeyym0
>>76 ですよねー。次回はもうちょっと考えるわ。
次回があるかどうかはわからんけど。
wktkしてくれてる人たちありがとう。
そろそろ再開。
79 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 01:56:20.21 ID:RZsDe9R/O
かなりwktk
80 :
異臭のするマヨネーズ ◆MeMAyo9Yx2 :2007/02/15(木) 02:00:02.07 ID:wyDGeyym0
僕たちは屋上に出た。 手すりに寄りかかり、何をするでもなくただ黙っていた。 何か話をするべきなのだろうか、僕にはわからなかった。 校庭では野球部が練習を終え、片付けを始めている。それを眺めていた。 僕たちは長い間ずっとそうしていた。 太陽は傾き、少しずつ赤みを増してゆく。
81 :
異臭のするマヨネーズ ◆MeMAyo9Yx2 :2007/02/15(木) 02:06:25.99 ID:wyDGeyym0
ふと横を見ると、夕菜の顔を夕日が赤く染め上げていた。 綺麗だった。夕日のことじゃない。夕菜だ。 心にかかった靄のようなものが次第に消えていく。 それにしたがって、中にあったものがはっきりと姿を現す。 夕菜と会って以来ずっと感じていたそれの正体を、 僕はようやく確かに認識することができた。 そうか、僕はこの子に惹かれていたのか。 それを認めたくなくて、いちいち綾瀬と比べて、 彼女の醜いところを必死で探していたのかもしれない。 自分の醜さを呪う。最低なやつだ。
82 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 02:06:44.48 ID:zSgl1g2ZO
ケータイからwktk
83 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 02:07:08.93 ID:CkI/JTbi0
飲み物飲んでて急いで読んだ wktk
84 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 02:12:16.22 ID:h8KKaeUY0
wktk
85 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 02:12:31.16 ID:Rp8lFmw00
86 :
異臭のするマヨネーズ ◆MeMAyo9Yx2 :2007/02/15(木) 02:13:07.43 ID:wyDGeyym0
僕が横顔に見入っていることに気づくと、夕菜は恥ずかしそうに俯いた。 気のせいか夕菜の顔は赤みが増したような気がした。 僕の手が彼女の肩へと伸びる。そしてそのまま背中に回る。 二人の距離が縮まる。彼女の手もまた、僕の背中へと回される。 今や二人の距離はゼロになっていた。 間にあるものはお互いの着ている制服のみ。 それすらも存在しないかのように感じられた。
87 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 02:13:35.95 ID:2GvZKXCuO
結末が気になって寝れないなこれ
88 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 02:16:01.33 ID:zSgl1g2ZO
89 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 02:16:26.56 ID:cWfIHP9TO
オチをどうするかが腕の見せ所だな。センス表れるよな。
90 :
異臭のするマヨネーズ ◆MeMAyo9Yx2 :2007/02/15(木) 02:16:59.78 ID:wyDGeyym0
ふいに彼女の身体が離れる。僕の顔を覗き込む。 その目が閉じられ、少しずつ近づく。 僕は彼女の唇に、自分のそれを重ねた。目を閉じる。 どれだけの時間が経ったのか、正確にはわからない。 夕菜の唇は柔らく、そして温かかった。 彼女の体温が、僕の中で凍っていた何かを溶かすのを感じた。
91 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 02:18:12.50 ID:qRYh8GW50
wktk
92 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 02:20:00.64 ID:Xduv0DKgO
んでんで(・ω・)/ラストは??どうなるんだ??まぢ気になるぜ?? wktk
93 :
異臭のするマヨネーズ ◆MeMAyo9Yx2 :2007/02/15(木) 02:20:29.11 ID:wyDGeyym0
日が沈むと僕たちは屋上を後にした。 今日はラーメンはなしだ。少し寂しいような気がする。 「今日は早く帰らなくちゃいけないの。ごめんなさい。」 「謝ることはないよ。」 「次に会うのはまた一ヶ月後、なんてことはないですよね?」 「僕はもう一ヶ月も耐えられそうにない。」 「よかった。」 夕菜「そういえば3年2組って言ったの、あれ何かの間違いですか?」 すっかり忘れていた。夕菜はあの後、3年生の教室まで行って僕を探したのだろうか。
94 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 02:25:54.72 ID:CkI/JTbi0
ばれたかwwww wktk
95 :
異臭のするマヨネーズ ◆MeMAyo9Yx2 :2007/02/15(木) 02:29:19.86 ID:wyDGeyym0
「あ…いや、間違いというわけでは…。」 「じゃあ嘘ですか?」 「…まあ、そういうことになる。実を言うと、僕はここの生徒じゃないんだ。」 「コスプレが趣味なんですか?」 「それは断じて違う。僕は卒業生なんだ。懐かしくなって潜り込んだ。それだけだ。」 「ふぅーん。」 「信じてくれているのかな。」 「信じましょう。」 「ありがとう。」 僕たちはまた会う約束をして、それぞれの帰路についた。
96 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 02:33:35.57 ID:CkI/JTbi0
wktkwktk
97 :
異臭のするマヨネーズ ◆MeMAyo9Yx2 :2007/02/15(木) 02:34:06.81 ID:wyDGeyym0
家に帰ると、僕は部屋の本棚の整理にとりかかった。 すべて処分するつもりだった。 綾瀬のことを忘れたいわけじゃない。 けれど、そろそろ彼女の死を受け入れなければならない。 本を捨てることでそれが可能になるような気がしたのだ。 少しもったいない気もする。なに、また新しい本を買えばいいさ。 あの夏以来止まっていた僕の時間は、確かに動き出そうとしていた。 僕は窓を開け、外の空気を胸いっぱいに吸い込んだ。 少しだけ冷たい空気が、長かった夏の終わりを感じさせた。
98 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 02:34:49.60 ID:AGsN2ikIO
最高のwktk スレタイがすごいもったいないwww
99 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 02:35:25.79 ID:Xduv0DKgO
(;´д`;)
100 :
異臭のするマヨネーズ ◆MeMAyo9Yx2 :2007/02/15(木) 02:36:09.89 ID:wyDGeyym0
と、実はこれで終了です。 オチが思いつかんかった。ごめん。 どうしても納得いかない方のために少しだけエピローグ書きました。 読まない方がいいかも。 ----------------------------------------------- 次のゴミの日に僕は全ての本を処分した。 部屋の本棚たちは、長年の付き合いの友人を 一度に全て失くしてしまったことに多少不満そうであった。 とにかくこれは新たな一歩なのだと僕は思った。 寂しい気持ちがなかったわけではないが、不思議と後悔はなかった。 おそらく出会いと共に別れは存在するのだろう。 さようなら我が青春の思い出たち。 さようなら愛しいライトノベルコレクション。 シャナかわいいよシャナ
101 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 02:38:25.44 ID:Xduv0DKgO
スレタイがかなりもったいない...書籍化キボン(o´_ゞ`)
102 :
異臭のするマヨネーズ ◆MeMAyo9Yx2 :2007/02/15(木) 02:41:32.20 ID:wyDGeyym0
あーなんか欝になってきた。 もっとしっかり構想を考えるべきだった。特にラストは…。 みんなこんな時間まで読んでくれたのにごめんね。 本当にごめん。またいつか再チャレンジしたいと思います。
103 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 02:42:07.68 ID:CkI/JTbi0
感動した おやすみ、俺もそろそろ過去を断ち切るぜ
104 :
異臭のするマヨネーズ ◆MeMAyo9Yx2 :2007/02/15(木) 02:44:04.54 ID:wyDGeyym0
>>101 >>103 ありがとう、みんなの書き込みにはかなり救われました。
既にある物をうpするのと違ってリアルタイムでの執筆は精神力を要するね。
読んでくれて本当にありがとう。
105 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 02:44:18.12 ID:Xduv0DKgO
>>1 最高だったよ感動したッッ(ノ_・。)次ある時もみんなが...オレが気づくようにそのコテハンで頼む...次回作を楽しみにしてるよ(・∀・)ノシ
106 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 02:46:55.77 ID:UcH2j55wO
>>1 乙
また是非書いてほしい。俺はいつまでも楽しみに待ってる!!!
107 :
異臭のするマヨネーズ ◆MeMAyo9Yx2 :2007/02/15(木) 02:47:49.28 ID:wyDGeyym0
>>105 そんなふうに言ってもらえるなんて光栄です。また頑張るよ。
次回は夕菜の視点から同じエピソードを書こうかな、なんて思っていたり。
まあ全く別のものを書くかもしれないけど。
108 :
異臭のするマヨネーズ ◆MeMAyo9Yx2 :2007/02/15(木) 02:48:58.56 ID:wyDGeyym0
>>106 いやもう本当に心の底からありがとうと言いたい。
またどこかでお会いできることを祈ります。
109 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 02:51:32.70 ID:Xduv0DKgO
>>107 次回作は夕菜の視点でのストーリーかぁ(・∀・)スゴイ楽しみだッッ
次も絶対に読むからな!!ホントに楽しみにしてるよ
110 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 02:56:28.43 ID:cWfIHP9TO
結び方は確かにちょいガッカリな展開ではあったが 中盤までは最高に面白かったぜ。 納得いかないならしっかり練って書き直してみたらどうだぜ? オナニーで終わらすのは勿体ない。 wktkさせる展開、詩的で落ち着いた文体… プロの職人かとてっきりだったぜ。
111 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 02:58:54.92 ID:rR7ymEA0O
自分も物書きの端くれなんだが、こういう話が書けるようになりたいと思ってるよ。静かで、ゆっくりと流れる水のような雰囲気が好きだ。 お疲れ様でした。
112 :
異臭のするマヨネーズ ◆MeMAyo9Yx2 :2007/02/15(木) 02:59:42.41 ID:wyDGeyym0
期待はずれだと思った人はごめんなさい。
自分の意思で文章を書くこと自体が初めての経験で、
とにかくわからないことだらけだった。
でもなんだか楽しかった。納得いかない点も多いけれど。
次回はしっかりと準備を整えた上で望むことにするよ。
>>110 ありがとう。最後は本当にもうね…どうしようもないです。
113 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 03:02:54.43 ID:OCiXHfcnO
ログ読んでみるわ。 次回があるならリアルタイムで立ち合いたいものだ。 最悪なのは気付かないことなわけだが…
114 :
異臭のするマヨネーズ ◆MeMAyo9Yx2 :2007/02/15(木) 03:07:19.27 ID:wyDGeyym0
>>111 そんな方から感想を頂けるなんてこの上ない光栄です。
何度言ったかわからないけれど、本当にありがとうございます。
>>113 これからもたまにvipでうpしていく予定です。
おそらくひっそりとやることになると思いますが…。
ネタスレとか糞スレにもこのコテで顔を出しているし、
自分でそういったスレを立てたりもしているので
よかったら声でもかけてみてください。
みんなのおかげで次回作への意欲が沸いてきた。
このままいろいろと妄想しつつ寝ることにするよ。
それではおやすみなさい。
115 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 03:09:43.16 ID:HlpK2pnoO
おもしろかったよ。 また出会えるといいな。 おやすみ。
116 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 03:11:01.20 ID:cWfIHP9TO
>>112 自信持てよ。
おまいさんが心を込めた文章でこんだけの人を感動させてるんだぜ。
胸張れよ。
117 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 03:13:55.21 ID:CkI/JTbi0
このコテ忘れないぞ
118 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 03:19:57.73 ID:OApVgVz+0
途中まで携帯でスレ見てて気になって急いで風呂あがってきた
119 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 03:38:50.81 ID:OApVgVz+0
今ログ読み終わったぜ・・
>>1 お前の書いてる文章は色んな言い回しがくどくなくて自然で綺麗だな・・
小説スレとかおもしれーなんて思ったこと無いんだが初めておもしろいと思って最後まで読んじゃった。
是非次回も立ち会いたいぜ・・がんばってくれ!
120 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 07:03:13.94 ID:OApVgVz+0
,. -‐'''''""¨¨¨ヽ (.___,,,... -ァァフ| あ…ありのままバレンタインに |i i| }! }} //| 起こった事を話すぜ! |l、{ j} /,,ィ//| i|:!ヾ、_ノ/ u {:}//ヘ |リ u' } ,ノ _,!V,ハ | 「何も起こらなかった」 /´fト、_{ル{,ィ'eラ , タ人 /' ヾ|宀| {´,)⌒`/ |<ヽトiゝ ,゙ / )ヽ iLレ u' | | ヾlトハ〉 恐ろしいものの片鱗を味わったぜ… |/_/ ハ !ニ⊇ '/:} V:::::ヽ // 二二二7'T'' /u' __ /:::::::/`ヽ
121 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 07:33:40.17 ID:I82itAkdO
>>1 文章力すげぇな。。。
読んでて全然疲れないっていうか。
また書いてくれ。
期待してる。
122 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 07:53:02.92 ID:tXjel5TPO
面白かった。 特にびっくりする事がない物語で人を引き付けられるのは、やっぱり文才だと思う。 次回作に期待。 夕菜の物語読みたいな。 そんときは今回より少し先の方まで書いて欲しい。
123 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 09:21:04.03 ID:UEdCUht60
124 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 09:43:44.70 ID:RZsDe9R/O
>>1 乙
次回作楽しみにしてるぜ!
ただスレタイは…変えた方が…
125 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 09:47:11.04 ID:UEdCUht60
寝るから歳後のage
誰かかわりに
>>1 のために保守してくれ・・
126 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 10:03:16.60 ID:JI4uBeNxO
はいやー
127 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 10:18:33.45 ID:bK+xXF4jO
良かった! 実に良かった!
128 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 10:24:32.77 ID:xm9ZytIOO
今読み終えたぜ 物語が終盤に差し掛かるまで 「で、こいつはいつ公開オナヌーをうpすんだ?」 と思いながら読んでたwww 次回作はスレタイ変えろよwwwwwwww
129 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 10:43:49.64 ID:7ALY3Zbw0
スレタイに釣られた訳だが 面白かったぜwww
130 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 11:50:37.92 ID:1bzKolMrO
今読み保守
131 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 12:07:16.31 ID:5Xl7LL9d0
乙 感動したよ
132 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 12:34:06.65 ID:FIKCz/R00
つられてきたが面白かった
133 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 12:43:45.84 ID:WAUZevKF0
また釣りか・・・と思いつつ釣られてみたら感動が待っていた!よかったよ! 釣ってくれた人、ありがとう!
134 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 13:09:55.12 ID:nVtjg15sO
都合良く人は死んでくれないし、簡単に人を好きになったり出来ないよね まさに適切なスレタイ
釣られてきたはずが、非常に面白かった
>>1 を全力で評価したい
136 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 13:18:38.94 ID:NHgEaGGL0
おもしろかった!
137 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 13:22:05.04 ID:xWO3yngXO
138 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 13:26:02.67 ID:cuU5zmEtO
ルイージチャーハンの予定です
139 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 13:34:45.26 ID:TFQMCSe6O
>>1 率直に面白かったよ。
異臭マヨ!覚えとく。
140 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 13:41:50.34 ID:OrU8dqPN0
高校生にいきなりキスしたら訴えられても知らねーぞ
141 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 13:42:21.21 ID:zDehOnCbO
142 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 13:45:00.47 ID:Xduv0DKgO
オレは
>>1 のコテハンを絶対に忘れない...オマイは最高だッッ天才だッッ
次回作の時も必ず立ち会うからな
143 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 13:46:30.60 ID:Cy5owFe20
面白い。今度は純愛物以外を読ませてくれ。
144 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 13:49:43.39 ID:UROgWJ9U0
wktk
145 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 13:50:05.10 ID:UROgWJ9U0
wktk
146 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 13:50:20.31 ID:UROgWJ9U0
wktk
147 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 14:21:16.48 ID:I82itAkdO
ほ
148 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 14:25:47.52 ID:I82itAkdO
し
149 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 14:31:41.49 ID:YHN0myoK0
>>1 文章を読んだ限りでは、かなり小説とかを読んでる人かな?
話の流れ方もスムーズで良かったし、本当に読みやすかったよ。
150 :
異臭のするマヨネーズ ◆MeMAyo9Yx2 :2007/02/15(木) 14:34:03.08 ID:wyDGeyym0
あれ、まだ残ってるんだ。
なんかたくさんの人たちが読んでくれたみたいで、ありがとう。
>>149 小説とかはどうだろう、人並みには読んでますが。
ラノベの方が多いかも…
151 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 14:40:29.99 ID:9F54rsE80
1へ マヨネーズが徘徊する夜の一刹那に果たしていくつの金めっきが 可能か考えたことはあるか? たとえば、綿棒の先の部分の宇宙に思いをはせる夕焼けのとき、 『生きろ』と叫ぶ少年が突如としてブラウン管から飛び出す。 このとき人間として、むしろ心をもつ生き物として目の前のミラクルを ただただ傍観するしかないのはそれこそデジタル化した耳掻きだ。 今お前にとって一番大切なもの、それはきっとお前にしかわからない。 だけどこれだけはいえる。 スカラ座の冷暖房施設を襲撃したところで 太古の昔に在りしアンモナイトの体温を調節することは不可能なのだ。 つまり赤外線で強烈に歯が引き裂かれた兄弟を崇めるかのような空想に 浸っているときではないのだ。ともすればお前はシリコンでできたメガネの 前に屈服することにもなる。そうなれば間違えなくお前は乾電池の 要塞に取り残されたティラミス同然になってしまう。 そんなことが望まれたことは一度も無いはずだ。いや、望まれてはならない。 いくら桃缶の汁を熱望する欲望まみれの人間たちが戯れ始めても、そこへ 髭剃り一つ持って突進するようではどうにも勝ち目は無い。その状況で 彼らを破壊するには、空になったコカコーラのビンを小指にはめて彼らの 耳の穴めがけて踊り狂うしかない。つまりお前は単なるペヤングソースやきそばに 過ぎないのだ。大盛りもなにも関係ない。そこになるのはただ一つ、さび付いた 甲冑だけなのだから・・・。
152 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 14:45:12.35 ID:n/kTXwYIO
コテ名とのギャップに泣いた
153 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 14:54:22.45 ID:NiIDPzSF0
ありがちな展開にありがちなラストだけどそれを飽きさせないで読ませるのはすごいな
154 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 14:54:40.47 ID:Xduv0DKgO
>>1 のファンになった(´・ω・`)次回作キボンヌ構想に時間がかかるかもしれないが
オレはオマイの次回作を待ち続けるよ
155 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 15:01:50.33 ID:uAw0kM7PO
感慨深い作品だ
156 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 15:10:07.18 ID:uAw0kM7PO
芸スポから来たが、出だしに引きこまれた。 一気に読ませてもらったよ
157 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 15:18:51.62 ID:UF6xDz+a0
面白かったな。まぁエピローグはいらないにせよ
158 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 15:31:50.98 ID:zBbaof2q0
159 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 15:34:52.68 ID:n/kTXwYIO
どっかから短編小説集みたいなの出してほしい
160 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 15:35:49.07 ID:Q9OhrTt70
161 :
異臭のするマヨネーズ ◆MeMAyo9Yx2 :2007/02/15(木) 15:35:56.18 ID:wyDGeyym0
162 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 15:45:08.27 ID:GiNlfCIh0
これ、おもろいとかって・・・自作自演だよね・・・?
163 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 16:22:37.92 ID:Xduv0DKgO
>>161 読んで楽しかったってことジャマイカ??
164 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 16:32:23.27 ID:Sxm1gUSDO
死んじゃう綾瀬にセカチューの影、いや、いい意味でね 次回作まじ楽しみです
165 :
異臭のするマヨネーズ ◆MeMAyo9Yx2 :2007/02/15(木) 16:52:07.56 ID:wyDGeyym0
166 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 17:20:55.63 ID:UEdCUht60
おれが寝た後まだ生き残ってて感動した
167 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 17:21:37.22 ID:LpXCMDu50
168 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 17:44:46.42 ID:C20yE7P70
おもしろかった 次回作を待ってるよ
169 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 17:51:24.97 ID:UEdCUht60
>>1 の文章はなんていうか本当にその場の景色を想像させてくれるよな
170 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 18:29:25.63 ID:IJl6U3XG0
>>4 くらいから見てたのに、途中で離脱しちまったぜ・・・orz
しかしこれほど「釣られてよかった」と思ったのは初めてだ
171 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 18:34:08.99 ID:Xduv0DKgO
>>170 同士よwwwオレは最初スレタイで釣られたが釣られてよかったと思う
読んで行くうちにこのスレタイは勿体無いと思ったがこのスレタイのおかげで釣られたのだから
逆にこのスレタイや
>>1 に感謝だよ
172 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 19:05:05.14 ID:xm9ZytIOO
保守の需要はあるかい? 次回作がすぐに出来上がるはずもないし、必要ないか・・・
173 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 19:06:14.62 ID:UEdCUht60
もっと色んな人に読んで欲しいってのがあるな
174 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 19:08:42.64 ID:xm9ZytIOO
>>173 時間帯がなあ・・・
こんなスレタイを見て来るのは深夜から朝方のやつらだろ
175 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 19:13:47.92 ID:Xduv0DKgO
色んな版に宣伝でもするか
176 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 19:20:55.30 ID:xm9ZytIOO
>>175 それはバンって読んでいいのか?
板規模で貼るのかwww
関係無いが、板をなんて読んだらいいんだろな?
オカルト→オカイタ
801→ヤオイバン
177 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 19:26:16.01 ID:Xduv0DKgO
>>176 オレは版(バン)って読んでるなwww版規模でいぃんでなぃ??
色んな香具師に読んで貰いたいからな、でも版規模で貼るのはキツいなwww
178 :
異臭のするマヨネーズ ◆MeMAyo9Yx2 :2007/02/15(木) 19:41:24.18 ID:wyDGeyym0
せっかく保守してくれてるので、ここで拾ったコピペを投下。 これすごくいい。こういうのを書きたい。 そんなわけで、これをもとにした話を今考えていたりする。
179 :
異臭のするマヨネーズ ◆MeMAyo9Yx2 :2007/02/15(木) 19:41:51.56 ID:wyDGeyym0
いい年をして無職の僕は、今日もたいしてやることがなく 音楽を聴きながらあてもなくドライブをしていた。 何も考えなかった。僕はただ音楽に耳を澄ませていた。 ダニエル・パウターとファットボーイ・スリムがかかった。 それからアナウンサーがここで懐かしい曲を一曲、と言った。 ニルヴァーナの「スメルズ・ライク・ティーン・スピリット」だった。 それは哀しい曲だった。「ハロー、ハロー」とカートが歌っていた。 「どのくらい酷い?」。その唄を聴いていて、僕は本当に哀しくなった。 涙が出そうなほどだった。ときどきそういうことがある。 何かがちょっとした加減で、僕の心の一番柔らかな部分に触れるのだ。 僕は途中でラジオを消して、サービス・エリアに車を停め、レストランに入って 野菜のサンドイッチとコーヒーを注文した。 洗面所に入って涙のあとのついた顔を洗い、サンドイッチをひときれだけ食べ、 コーヒーを2杯飲んだ。 カートは天国でどうしているだろう、と僕は思った。 口にくわえたレミントンの銃口は冷たかっただろうな、と僕は思った。 カートは死んでロックの神様の仲間入りをしたんだ。でもそれがなんになる? こうなる運命だったんだよ。カートも僕も。 僕は一時間、そのレストランで野菜サンドイッチの盛られた皿を ぼんやりと見つめていた。 ちょうど一時間後に菫色の制服を着たウェイトレスがやってきて、 その皿を下げていいか、と遠慮がちに僕に聞いた。僕は肯いた。 さて、と僕は思った。 社会に戻るべき時だった。
180 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 19:45:23.29 ID:xm9ZytIOO
これ何てナポリタン?
181 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 19:49:36.38 ID:UEdCUht60
>>179 Wildheartsの29x the painを思い出したぜ
182 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 19:53:42.31 ID:UYayohITO
おマヨちゃんよかったわね。昨日立てたスレは一瞬で消えたけど、今日は大盛況よ。 ママうれしいわ。
183 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 19:55:53.47 ID:8TrcecIHO
やっと読みおわった(;ω;) 綾瀬が死んじゃったとこが泣きそうになったよ。 綾瀬から見た物語が見たい。
184 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 19:59:24.18 ID:2Pf5GIUF0
今北産業
185 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 19:59:49.51 ID:xm9ZytIOO
カート小判がベッカムに見えるのは俺だけでいい
186 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 20:10:56.66 ID:Xduv0DKgO
187 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 20:13:11.95 ID:7vd1hDmrO
屋上でオナニーする話かとオモタ
188 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 20:13:21.47 ID:2Pf5GIUF0
把握した
189 :
異臭のするマヨネーズ ◆MeMAyo9Yx2 :2007/02/15(木) 20:17:50.33 ID:wyDGeyym0
>>179 は俺が書いたわけじゃないよ。拾い物です。
インスパイヤさせてもらおうと思って。
同時に夕菜視点での物語りも構想を練っている途中。
どっちが先にできるかわからないけど、どちらにしろ時間かかりそうだ。
190 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 20:58:33.74 ID:Xduv0DKgO
>>189 いくら時間がかかっても良いから次回作キボンヌ
wktk
191 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 21:01:13.18 ID:2Pf5GIUF0
期待
192 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 21:11:20.13 ID:9GP6n19V0
193 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 21:58:27.32 ID:Ke4yy2vM0
んじゃ、その間に俺が。
待ち時間の暇つぶしだと思ってくれて良い。
>>1 と比べたら天と地の差だろうから。これはマジに。
本編
もう随分経った今でも、忘れられない、きっと一生忘れない話を話すよ。
俺、高校受験頑張って、高校入って、多分普通の高校生と同じ生活をしてたと思う。
女子とかにも、まだあんまり興味なかったし、勉強したり、数少ない友達と話したり、そんなことしながら毎日高校生活を送ってた。
そんなある日、一人の女子から告白されたんだよ。
相手は結構可愛くて人気がある子だった。
そんな子が俺に告白なんて信じられなかったし、絶対嘘だと思ったよ。
でも本気だとわかって、結局OKした。
さっきも言ったとおり女子とかにそのときはそんなに興味なかったのに。
なんか自慢出来るかなーと思ったし、そんな軽い気持ちで付き合った。
194 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 21:59:09.35 ID:Ke4yy2vM0
電話とか、手紙とか、そんな感じで本当に高校生のカップルって感じに付き合ってた。 そうしてるうちに、彼女の方から遊びに行こうって誘われた。 嬉しかったよ。女子に興味なかった俺が、どんどん彼女に惹かれていくのが自分でもわかった。 彼女の家と俺の家はそんなに近くないから、俺んチの最寄り駅のホームで会おうってことになった。 当日になって楽しみでしょうがないから、五分前に駅に行ったら、なんか駅がザワザワしてた。 なんだろうと思って、駅で話してる人達の話をちょっと聞いてみたら、人身事故だってさ。可哀想にとか思ってたけど、その後すぐ嫌な予感がした。 もしかしたらって思って、本当に彼女だったときは、膝から崩れ落ちそうだった。 駅員とか、そこに居たサラリーマンとかが救急車呼んだり、色々してくれて、結局俺は何も出来ないまま、彼女は病院に運ばれた。 彼女の命はなんとか取り留めることが出来た。まわりの人の話によると、自分から飛び出したらしい。 なんでだろ。アイツが飛び出すなんて、今でも信じられない。
195 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 21:59:56.26 ID:Ke4yy2vM0
病院に行くと、彼女の両親が居た。彼女が、俺のことは話しててくれたらしくて、 彼女のお母さんは俺に対して 「ごめんね」って言ってきた。 俺は咄嗟に 「いえ・・・」 って言っちゃったけど、何、「いえ・・・」とか言ってんだろうな。 あとあと考えると、何様なんだろうって思う。 彼女は集中治療室みたいなところに入ってるらしい、命はなんとか助かるかもしれないって医者に言われて、そのまま随分の時間が経ってるらしい。 そのまま俺は、彼女の両親に「今日は帰っていいから」って言われて、素直に帰った。なにやってんだろうな。
196 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 22:00:24.76 ID:Ke4yy2vM0
次の日手術が成功したってことを聞いて、 その三日後彼女は、奇跡的に目を覚まして個室に移された。 彼女の両親は、俺を個室の中に入れてくれた。 彼女は顔にも包帯まいて、どこもかしこも、包帯だらけ、もう見てらんないくらいに傷だらけだったけど俺は、あえて見た。なんかしっかり目に焼き付けておかなきゃって、何故かそのとき思ったから。 それから、じっと彼女を眺めてた、あまり動けない彼女は、俺の方をちらっと見てはまたそっぽむいて、をゆっくり繰り返してた。 このとき彼女が何を思ってたか、俺にはわからないけど、俺が帰ろうとすると彼女が何か言ったような気がした。 振り向くと彼女が、小さくて、かすれた声で 「・・・ありがとう」 って言った。 何にありがとうだったのか、今でもよくわからないけど。 そのときは、混乱して俺も「ありがとう」って言った。 部屋から出て、俺は泣いた。彼女の前では泣いちゃいけないと思って、我慢してた涙を流した。わんわん泣いたよ。 彼女が生きてたってことが嬉しくて。 きっとはたから見たら、誰か死んでないてるんじゃないかと思っただろうな。 だけど、嬉しくて泣いた。
197 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 22:01:08.34 ID:Ke4yy2vM0
それから、毎日お見舞いに行って、数ヶ月経って、彼女もリハビリを始めた。 リハビリを始められることすら奇跡なんだと、奇跡の奇跡なんて本当に奇跡だよな、俺をかばってくれてるかのように、彼女は一生懸命頑張ってた。 そんな彼女を俺も応援した。 そんな日が続いてある日のことだった。 学校から家に帰った俺は唖然とした。 「自殺したんだって」
198 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 22:01:33.92 ID:Ke4yy2vM0
俺の母親の口からそれを聞いて、カバン放って、全力で病院まで自転車こいだ。 彼女の部屋を空けたら、もう誰もいなくて、きれいに整頓されたベッドシーツの白さだけがそこにあった。 しばらくそこに立ち尽くしてたら、俺の親が来て今彼女の家に居るんだって聞いた。 親の意向で一度家に帰らせてあげたい。ってそんな話だったらしい。 電車でも二十分くらい掛かる彼女の家まで、一度行っただけのうろ覚えの道を一時間かけて、自転車を全力でこいだ。 彼女の家に着いて、インターホン押そうかどうか迷ったけど、結局押した。 したら、中から涙で目を腫れぼったくした彼女の母親が出てきて、また俺に 「ありがとう」って言った。 今度は俺も言ってやったよ。 「なんで、ありがとうなんて言うんですか。俺なにもしてないのに」って。 こんなこと言ったのが失敗だった、涙流している彼女の母親に、説明する気力が残ってるわけないのに、うぅ・・・って言って、そこに座りこんじゃったから、肩持ちながら家に入れてあげたら、当然だけど、彼女の父親が出てきた。 もう、彼女の父親は泣いてなかった。 父親も俺に 「色々ありがとな、アイツ本当に楽しかったと思うよ。家でも君の話ばっかりだったから」 涙が溢れた。 止まらなかった。 もう、そこに居られなくなって、玄関から逃げ出しちゃったよ。俺。 自転車放り出して、走った。知らない道を走った。 それから俺の両親が俺を探しに来て、結局家に帰った。
199 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 22:02:03.40 ID:Ke4yy2vM0
後で聞いたら、屋上から飛び降りたらしい。 一生懸命頑張って、やっとちょっとだけ歩けるようになった足を使って、自殺したんだよ、アイツ。 なんでだろう。 本当になんでだろう。 そのあと彼女の葬式があって、何事もなかったように平常通りの生活が始まって、そうやって時間に流されながら、結局俺はここに居るわけだ。 悔やんでも悔やみきれないけど、アイツとの時間は俺にとって貴重なモノだった。 アイツに出会えて、本当によかったと思ってる。
200 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 22:03:08.69 ID:Ke4yy2vM0
終わり。 スレ汚してたらごめん。 実話調に、泣かせる話ってコンセプトで作ったものなんだけど、 結局泣かせられなかった話なんだ。
201 :
異臭のするマヨネーズ ◆MeMAyo9Yx2 :2007/02/15(木) 22:11:14.22 ID:wyDGeyym0
202 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 22:13:00.34 ID:xHBPw8p40
>>200 これで、読者が納得できるような彼女の自殺した理由があったらもっといいんじゃね?
203 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 22:13:20.71 ID:Xduv0DKgO
いい話しだかどぅして自殺したのかが知りたぃ(;д;)
204 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 22:14:41.55 ID:Kk3mgXkC0
205 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 22:15:28.78 ID:Ke4yy2vM0
でもみんな、賛同してくれて良かったよ。 えっと、自殺の部分だけど、あえて謎にしてる部分もあるんだ。 主人公の気持ちになって、何でだ!?って思うっていう意味で。 俺のブログで、これ載せたとき、続編が見たいって言われたんだけど、 結局のところ、やっぱ謎は謎のままでってことで断ったんだ。
206 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 22:17:07.31 ID:JzTc32feO
これは泣ける2chに載る! ・・・・・・フィクションかよ・・・俺の涙を返せ
207 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 22:26:08.13 ID:Xduv0DKgO
>>205 あえて謎にしてあるのかぁ(´∀`)でもヤッパリ気になる(*´Д`){ハァハァ
208 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 22:54:21.75 ID:Ke4yy2vM0
>>207 うん、まぁ俺も俺で、理由付けが出来るならしてもいいんだが、
無理にしようとして、質が下がるのも嫌なんだよな。
ほら、ドラマとか、漫画の終わりも謎めいてたりするじゃないか。
209 :
異臭のするマヨネーズ ◆MeMAyo9Yx2 :2007/02/15(木) 23:07:07.14 ID:wyDGeyym0
2ちゃんへの投下を前提に書くと改行で悩む。 同じ文字数で無理やり改行した方が読みやすいのだろうか。
210 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 23:16:19.02 ID:Xduv0DKgO
>>208 確かに(・∀・)謎めいた方が気になって余計に読みたくなるしね
211 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 23:17:14.23 ID:Xduv0DKgO
212 :
異臭のするマヨネーズ ◆MeMAyo9Yx2 :2007/02/15(木) 23:21:31.58 ID:wyDGeyym0
>>211 そういうものか。そう言えば携帯で見る人もいるんですよね。
まあ適当でいいか。
213 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 23:22:18.79 ID:PxU5/CD30
書きたいように書け・・・
214 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 23:23:19.09 ID:p7nRNgN00
>>209 今読んで涙した
おまいの才能に嫉妬
日本人は空白とかにも感情を込めるらしいからおまいさんの考え通りに書けばいいと思う
215 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 23:25:04.99 ID:Xduv0DKgO
>>212 そぅそぅ( ̄∀ ̄)携帯房もいることだしねwww要はみんなが楽しく嫁たらおk
216 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 23:26:56.11 ID:p7nRNgN00
217 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 23:28:07.42 ID:Xduv0DKgO
218 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 23:29:00.62 ID:PxU5/CD30
_ ‐ ‐‐---_
, - ' "‐-_
,‐' _,,-‐‐‐‐‐‐--,,, _ .\
>>1 なかなかやるじゃない
,‐' / / \ 、 、 私が退屈しないようにもっと書きなさい
,‐' ∠-‐'' ̄ ̄ ̄ ̄'''''‐-、 ヽ、 i--- 、 丶
,‐' __/ /, ,' ヽ 、、 \ l l ヽ 'i
,‐' /.i' / .i ll ト、 ヽヾ、 \l l、 \ 'i
,' < / l l l l l \、 l-‐ヽ、.l l, 'ゝ,__,ゝ l
,l' < l l ト ト-ミ 、 l ,ゝ'、 __!-‐=,、.l l, \ l
,l' .) l l, l;;ヽ __\、 ヽ;=~U;;;;;;tl'l>l .l丶 \/''''''ヽ
l. / l 丶、'!;/ニ=‐、 'l,っ:::"'/ .l l, 丶 /' i
/ /l \ヤ, ., '‐-‐' .l' _ -‐;;-'" ./
/ / l l 'i,丶 ,_____,,,,,,、 .l' / /
l ( / l /l、l、 人, 'ill;'''''''''i ,l'./ _/"─ 、
l l '∨'i V ヘlヽ "'-.._ 'i, ,i' ,,l'/ _,i-‐''~ \
l l l \ \ l "'-_'''’ _, - ' !/ ___ .i , '\
l l l \ ,i, l -‐ ~} ̄__-' Π i' , l
l l.l l ,l i /'レ__-" ,;;i' ̄ ̄ l/ i ,l' l
i i l ,l-レ''/ ___;;;; 丶、 _,,-‐ {、 / ,,i' l
i ,',,/ /´~"'‐-_ ',‐--‐ '"/i ~~' ''-__"<_、‐'' __ -'"i
219 :
異臭のするマヨネーズ ◆MeMAyo9Yx2 :2007/02/15(木) 23:29:37.88 ID:wyDGeyym0
220 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 23:32:26.51 ID:PxU5/CD30
>>1 / ,' ! 、\
/ , / ヽ 、 ヽ ヽ
/ ,' / / /i ! ヘ i |
| | | | / l ヽ ! || /ヽ
| ハ | | '|⌒ヽ ヘ \ ⌒ヽ 、i| ||/ }
リ | ! ハl ヽ ヽ \ ハ ハ 〃 /!ヽ 禁則事項です♪
ヽ ヘ ゝ \ ヽ ''示テァ、! イ′/│ ヘ
\ ハ| ゞz≠ k:::j廾 , 'リ 、 'i ! ハ
! | ! 、 ゞ=ソ iレ i´`ノ ! i ハ !
// 弋. r、 r- , / /- ' ' , !ノ リ
// l | |、 ` ´ / ,' | ヘ
// / / | >-‐ ≦ ィ´ /  ̄ヽ i ヽ
, - ー ´ / l .ノ 〈/ / / ヽ ', ヘ
/, l ハ / ー┐ / / , ' ! ヽ ハ
/ イ /{ />/ 二}r‐v / // } ', ハ
| ハ / ヽ│ ,/ _ク== レリイ ,' ', |
|/ | / {, >': ) / / / /| i !
ゝ ゝ r′'"´ : ) /) | / / ノ i ノ
221 :
異臭のするマヨネーズ ◆MeMAyo9Yx2 :2007/02/15(木) 23:33:00.55 ID:wyDGeyym0
222 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 23:33:54.23 ID:PxU5/CD30
, -‐―y ─―- 、
/ ' \
、_/ / / ヽ ヽ
// , / / / { l ヽ ',
/ ,イ l l { ∧ l l l ハ
|/ { l { ハ.{ ヽ lヽ _jヽ. j j ト
i l ∧ ハ7ニム \{ ´ムニレ、| / !
ヽ{ lヽ{ヘf_:::j f_:::リ|/ ハN
>>221 l ∧ `ー' , `ー' l /V そう・・・
Vl ヽ. )‐ イ /
ハ |/>,、 _ イヽ/
_V__{-`ーrr一'´ -}、___
〃-──ム、___}{__, -<`ー─ミヽ
/ _/__-う__とこヽ ヽ }>l
,′ l { ( l三三三彡'} l /l l
/ ヽ_〉 ヽ/ ‖ ヽ{ {_ / } }
j =/ヽ___/> ‖ \/ヽ_ { {
/ 〃 ヽ___,イ ‖ く__/ヽ\ ヽ
r==┐ j _‖ _ { \\}
│ |))__ /__|\;;∨\;;\\_____\ヽ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄<.ゝ、_ノ> x―' /\;\∨__\;;\` ‐-、  ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄ {. ‐/_____\;;ヽー─‐  ̄ }
`ー────────‐─ '
223 :
異臭のするマヨネーズ ◆MeMAyo9Yx2 :2007/02/15(木) 23:35:25.50 ID:wyDGeyym0
224 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 23:37:46.30 ID:Xduv0DKgO
225 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 23:41:04.25 ID:PxU5/CD30
, -─- 、 , -‐- 、 ,, -'" `V `‐、 / \ ./ \ .,,: ´:: ::";:.. , __∠l/ ヽ ´.;∴.;..``:;": :´; `"∴;": ;;;;;;;;;;;;;;;;;;|/ / l ヽ .; "∵: .;": ::″: ; .;".;" ;;;;;;;;;;;;;;;;;;| / / / ./ / l | .l .lヽ.;".;":: :.;".; ` ;..``:.;`; :`; \ ̄ ̄ l. l / / / ./ .l | | l / / l l.〉・ ,´ ;: ;` ::.;".;"  ̄ l、 | | l / / ./ ./ |. l | ./ ./ ./ | |./ l、| | l // ///| l / / //// / / ∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧ l、l | /l///_/ l / //_|/_∠| / | / .< ずっと > /⌒ヽ | \ `ー' ゝl // `ー' /|/⌒v' < オ レ の タ ー ン ! > | l⌒l l|  ̄ ̄"//|〉 ̄ ̄ ̄ .|/^_l.l < > ヽゝ(ー| /| ´ \| ll ),l'ノ ∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨ lヽ_ / | ┌───7 /._/ .l/ | l ̄ ̄ ̄/ / / ,ノ! / |.. V´ ̄∨ ./ /,.-‐'" .| ./ (;;) |\ `ー‐'´ / / | | _|_\ /| ./ | (| ,.-‐'" | \__/ .|/ _,.-─; |/ .(;;) |─────┤ _,.-‐'":::::::::/  ̄ |::::::::::::::::::::::::::::::|^l::::::::::::::::::/
226 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 23:41:11.74 ID:lDikHS1+0
長門は俺の嫁
227 :
異臭のするマヨネーズ ◆MeMAyo9Yx2 :2007/02/15(木) 23:43:44.18 ID:wyDGeyym0
228 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 23:45:44.55 ID:F3CoVjaI0
229 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 23:48:57.50 ID:hQAV57o0O
230 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 23:50:23.22 ID:PxU5/CD30
/  ̄ ̄ ̄ \ / / vv | | | | (|| ヽ _______ ,ヽヘ / | >_____ | /\\ /  ̄ |⌒ v⌒ヽ |__| / \\ __ / | .| . ノ ) / `\| < ` o `- ´ ノ | ヽ > / | | l | /▽▽\ ____ \ ───___ <  ̄ ̄ ̄ ̄| > _________ |  ̄ ̄ | / \ | | | /⌒ヽ /⌒ヽ | | | | ‘ | i ‘ | | | | ヽ.__ノ ヽ._ ノ レ⌒ヽ ノ o 6 | /__ \ _ノ > ノ <、___ イ |───┤ / |/ \ / \
231 :
愛のVIP戦士 :2007/02/15(木) 23:59:29.89 ID:F3CoVjaI0
wktk
232 :
愛のVIP戦士 :2007/02/16(金) 00:14:35.29 ID:/vLIYRgXO
読んだ。泣いた。乙
233 :
愛のVIP戦士 :2007/02/16(金) 00:27:00.59 ID:EzvA1OUK0
2/14オナホールもらった。 3/14バイブ返したらせくろすできたとみなしてよい?
234 :
愛のVIP戦士 :2007/02/16(金) 01:07:19.90 ID:O2MQvA+V0
wktk
235 :
異臭のするマヨネーズ ◆MeMAyo9Yx2 :2007/02/16(金) 01:14:51.88 ID:Rv+OBCqU0
あのー、wktkしてもらうのはありがたいのですが、 まだまだ完成は遠いかなって感じです。 無理して保守せずに落としちゃってください。 無事書き終えたらまたスレでも立ててみるよ。
236 :
愛のVIP戦士 :2007/02/16(金) 01:15:49.78 ID:RIdNGILE0
237 :
異臭のするマヨネーズ ◆MeMAyo9Yx2 :2007/02/16(金) 01:18:26.32 ID:Rv+OBCqU0
>>236 ありがとう。使わせてもらうよ。
読み返してみると恥ずかしいな。
238 :
愛のVIP戦士 :2007/02/16(金) 01:22:09.33 ID:RIdNGILE0
その文章にこれだけの人数が引き込まれて、ここまで保守され続けてるんだ。 自信持っていいと思うぞ。
239 :
異臭のするマヨネーズ ◆MeMAyo9Yx2 :2007/02/16(金) 01:24:56.80 ID:Rv+OBCqU0
>>238 ありがたいことです。
VIPに書き込んでこんなに褒められたの初めてだよ。
240 :
愛のVIP戦士 :2007/02/16(金) 01:25:24.78 ID:O2MQvA+V0
241 :
愛のVIP戦士 :2007/02/16(金) 01:26:02.34 ID:4cOdfUzaO
242 :
異臭のするマヨネーズ ◆MeMAyo9Yx2 :2007/02/16(金) 01:27:45.77 ID:Rv+OBCqU0
あ、次のスレタイどうしようかな。 今回のはどうも評判悪いね。
243 :
愛のVIP戦士 :2007/02/16(金) 01:28:44.73 ID:6sIe3IWu0
マヨネーズっぽいとか
244 :
異臭のするマヨネーズ ◆MeMAyo9Yx2 :2007/02/16(金) 01:32:12.81 ID:Rv+OBCqU0
スレタイにコテを入れるのはなんだかちょっと…
245 :
愛のVIP戦士 :2007/02/16(金) 02:23:23.52 ID:kdxsFDEnO
今回と同じスレタイでいいんじゃないか? いずれにしても一目見て異臭マヨの立てた 擦れだとわかるようにしてほしい。 それかこのスレで次スレのスレタイを予め宣言しといて。
246 :
異臭のするマヨネーズ ◆MeMAyo9Yx2 :2007/02/16(金) 02:26:13.20 ID:Rv+OBCqU0
じゃあやっぱり公開オナニーだな。
247 :
愛のVIP戦士 :2007/02/16(金) 02:58:49.49 ID:VzcpzGdz0
ちゅおwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
248 :
愛のVIP戦士 :2007/02/16(金) 03:17:42.05 ID:MUQvMrQW0
ニュー速+から来ますた 何か最近VIPのクオリティ上がってきたんじゃないか?
249 :
愛のVIP戦士 :2007/02/16(金) 04:11:31.70 ID:56+SY+Ji0
無理しないで保守
250 :
愛のVIP戦士 :2007/02/16(金) 04:31:35.98 ID:56+SY+Ji0
イヤホント、ゼンゼンムリシテマセンヨ?
251 :
愛のVIP戦士 :2007/02/16(金) 07:18:04.31 ID:qJn3nHvOO
まあね
252 :
愛のVIP戦士 :2007/02/16(金) 07:19:09.53 ID:VzcpzGdz0
maane
253 :
愛のVIP戦士 :2007/02/16(金) 10:08:51.51 ID:+KVADLOAO
保守
254 :
愛のVIP戦士 :2007/02/16(金) 12:16:29.14 ID:BQWOl7Kl0
ほしゅ
255 :
愛のVIP戦士 :2007/02/16(金) 12:40:21.53 ID:4cOdfUzaO
256 :
193 :2007/02/16(金) 14:54:20.37 ID:uffic7870
変なタイトル、変なコテハン、いきなり始まる小説、コテハンを罵るVIPPER、 それが今ひとつになっている。。。 これがVIPなのか!? ・・・認めん。 認めんぞ。 こんな、涙あるVIPなんて、思いが一つになっているVIPなんて、 認めない!!
257 :
218 :2007/02/16(金) 14:56:04.35 ID:hI/sJJ6u0
>>256 , '´  ̄ ̄ ` 、
i r-ー-┬-‐、i
| |,,_ _,{|
N| "゚'` {"゚`lリ や ら な い か?
ト.i ,__''_ !
/i/ l\ ー .イ|、
,.、-  ̄/ | l  ̄ / | |` ┬-、
/ ヽ. / ト-` 、ノ- | l l ヽ.
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/ |`二^> l. | | <__,| |
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258 :
193 :2007/02/16(金) 15:04:08.73 ID:uffic7870
259 :
193 :2007/02/16(金) 16:32:32.40 ID:uffic7870
不登校だった俺の話、していいか? 不登校になった理由は、ありがちな虐め。 俺、デブで顔もキモくて、もともとあんまり活発じゃなかったから、虐められてた。 男子には、毎日蹴られるし、罵られるし、教科書がまともに一年間使えた年なんて、小学校一年生のときくらいだった。 女子にも、男子ほどじゃないけど、「ウザい」だの「○○(俺の名前)菌」だの、言葉で罵られて、携帯には700件の「死ね」だけのメール、300件の非通知着信。 先生にも言ったけど、注意とか、そんなんでいっつも流されてた。 自殺も考えたけど、しようとするといつもお母さんの顔が浮かんできて、結局何も出来ないまま、不登校になった。というよりなっちゃったんだ。 お父さんは物心つく前に死んじゃってたし、お母さんに心配かけまいと思って、毎日毎日、虐められに学校に行ってた。 けど、ある日から玄関に立つと激しい嘔吐と頭痛、足はガクガク震えるし、何故か涙が止まらないし、学校に行けない身体になっちゃったみたいで、結局不登校になっちゃったんだ。
260 :
193 :2007/02/16(金) 16:32:52.21 ID:uffic7870
それからは毎日毎日、自分の部屋に引き篭もって、パソコンしてた。 パソコンの中の友達は俺を決して裏切らないし、一人の人間として接してくれた。 ほとんどの仲間は俺と同じ不登校で、毎日家に居るから、何時間もずーっとチャットだの、オンラインゲームだの、パソコンの前に座って遊んでた。 そうやってどんどん荒んでいく俺を見て、お母さんは何も言わなかった。 笑顔で俺に 「行けるときになったらでいいからね。ゆっくり心を休めなさい」 っていつも言ってくれた。 さっきも言ったとおりお父さんは死んでるから、働けるのはお母さんだけだし、俺が馬鹿みたいにゲームやってるとき、お母さんは汗水たらして、俺のために働いてくれた。
261 :
193 :2007/02/16(金) 16:33:25.18 ID:uffic7870
さっきも言ったとおりお父さんは死んでるから、働けるのはお母さんだけだし、俺が馬鹿みたいにゲームやってるとき、お母さんは汗水たらして、俺のために働いてくれた。 そうやって、二年くらい、そんな生活を続けていくうちに、お母さんとの会話もだんだんと減っていった。 なんというか、学校にも行ってないのに、反抗期だったのかもしれない。 それから、飯のときも部屋から出なくなって、完全に俺は引き篭もりになった。 飯の時にお母さんが持ってきて、ドアの前に置いたのを俺がとって部屋で食う、それをまたお母さんが片付けにくるっていう、そんな飯になってた。 朝から仕事行って、帰ってきて飯作って、食器洗って、洗濯して、掃除して、こんな沢山のことを、お母さんは一人でやってた。 俺の世話も込みで。
262 :
193 :2007/02/16(金) 16:33:46.24 ID:uffic7870
そんなある日、ネットの友達の一人がこんなことを言った。 「俺、明日から学校行くことになった。気持ちに踏ん切りつけて、頑張ってみる。お前も頑張れ!!」 虚しかった。
263 :
193 :2007/02/16(金) 16:34:13.46 ID:uffic7870
ネットの中の友達すら、俺から離れていってしまう。 いつでも俺は一人なんだ、って。そんな気持ちだった。 今考えると自分勝手だよな。 それから、無性に腹が立って大声を出したら、お母さんが入ってきて 「どうしたの?」 って言ってきた。 そんなお母さんがムカついて、俺は近くにあったハサミをお母さんに投げた。 手の甲に当たって、お母さんの手からは血が流れた。 「・・・・・・ごめんね」 お母さん泣いてた。 きっと俺が投げたハサミでつけた傷が痛くて泣いてたんじゃないと思う。 俺がこんなんになっちゃったから泣いてたんだと思う。 それから飯を運んできたときも 「ごめんね、お母さん、○○(俺の名前)の気持ちわかってあげられなくて」 って言われた。 後悔したよ、ハサミ投げたこと、不登校になったこと、なんか今までのこと全部。
264 :
193 :2007/02/16(金) 16:34:42.59 ID:uffic7870
それでも結局その生活から抜け出せなくて、モワモワとしたものを抱えながら、引き篭もり生活は続いた。 それから、半年後ぐらいにお母さんが倒れた。 なんとなく勘付いてはいたけど、過労で。 過労だから、別に死ぬってわけじゃないし、そんなシリアスな話でもなかったんだけど、申し訳なさが、もう膨大な、ものすごくデカいものになって、病院で大声で泣いた。 ちなみに病院に行くということで外に出たのはもう1年ぶりくらいで、それも情けなかった。
265 :
193 :2007/02/16(金) 16:35:28.49 ID:uffic7870
それからやっと踏ん切りがついて、学校に行き始めた。 お母さんを悲しませちゃ、いけないって思ったから。 これ以上心配かけちゃ、いけないって思ったから。 俺の所為でお母さんを死なせちゃ、いけないって思ったから。 俺が学校に行き始めた頃は、もう高校になってたから、俺を知る人なんて一人も居なくて、虐められることもなかった。 友達も少しは出来た。 それから、勉強頑張って、とりあえず大学入って、 信じられないかも知れないが、今俺はきっとお前らも知ってる大企業の社長をしてる。 数年前、母は死んだが、それは俺の所為じゃなくて、年とともにくる病気、というかガンで、あっちの世界へ逝った。 母になにも親孝行出来なかったことは、悔やんでも悔やみきれない。 でも、何より悔しいのは、母が死ぬまで、手の甲に俺が投げたハサミの傷をつけていたこと。 今、母に逢えるなら、きっと俺は色んなところに連れて行くだろう。 そして、母を楽しませてやる。 今、俺がもってる金全部使ってでも、母に親孝行する。
266 :
193 :2007/02/16(金) 16:35:49.02 ID:uffic7870
お母さん、手の傷、本当にごめん。 お母さんが俺の唯一の理解者だったってこと、わかってたのにあんなことしてごめん。 お母さんは俺を守ってくれたけど、俺はお母さんを守ってあげられなかったよね。 あっちでも俺のこと見ててよ、俺が、精一杯この世界で生きて、そっちへ逝ったときは、お母さんを沢山笑わせてあげるからね。
267 :
193 :2007/02/16(金) 16:37:39.20 ID:uffic7870
end
保守も含めて、ダッシュで書き上げた。
実話調のフィクションの方が俺にはあってると思うのでまたそのタイプ。
謎が知りたいって言ってくれた人も居たのでお礼みたいな感じで。
スレ汚しだが、
>>1 待ちの間に流し程度に読んで欲しい。
かなりレベルは低いが。
268 :
愛のVIP戦士 :2007/02/16(金) 16:42:27.24 ID:SGw3HXY4O
269 :
愛のVIP戦士 :2007/02/16(金) 17:50:23.83 ID:56+SY+Ji0
あげ
270 :
愛のVIP戦士 :2007/02/16(金) 18:21:37.69 ID:4cOdfUzaO
いい話しだッッ(;д;){ウワーン 漏れ涙目だよ
271 :
愛のVIP戦士 :2007/02/16(金) 18:55:58.78 ID:9H7GKjXQO
まだあったのかこのスレwww 感動した
272 :
愛のVIP戦士 :2007/02/16(金) 19:33:55.08 ID:56+SY+Ji0
またまた保守
273 :
愛のVIP戦士 :2007/02/16(金) 20:05:35.01 ID:oYBdIh9D0
274 :
愛のVIP戦士 :
2007/02/16(金) 20:19:59.12 ID:4cOdfUzaO ほっしゅぅ〜(´・ω・`)