15、16歳位までに童貞を捨てなければ女体化する世界だったら
1 :
愛のVIP戦士:
2 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 19:21:58.85 ID:oFp4EQFPO
3 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 19:22:41.01 ID:NTwgYfE00
/ ̄/\/\ ____ _| ̄□__
\ .\ \. \ /. .| | |_ _|へ ̄\
∧∧.\. \. \ .  ̄|. |. . | | |_ ゝ__)__) | ̄ ̄ ̄ ̄ヽ ̄ヽ
(゚听,,)/ ./ ./ .|. |(,,゚听) / .\(,,゚听)  ̄ ̄ ヽ ,|(,,゚听)
/ /ヽ) / ./ _|. (ノ|__|) ( o | ̄丶.(ノ| .|) _.ノ (ノノ ノ)
\_\/\/ |.___.|__| .ヽ_ノ_ノ_ノ__ノ |__ノ__ノ
し`J し`J し`J し`J
4 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 19:23:05.84 ID:bZG8k4VJ0
いちょつ
5 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 19:28:11.31 ID:Kdxptk/50
一乙です!
メシ買ってくるか・・・
6 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 19:31:25.56 ID:4i56IpyIO
7 :
ちょめin会社 ◆1qUcSvsxGs :2007/02/09(金) 19:35:22.17 ID:UnGzaLCp0
スレ立てしたことだし安価でもw
新作情報晒す or 悠洸で何かのどっちがいいか
悠洸なら何するかも書いて。
安価↓
8 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 19:47:02.16 ID:Sz1ELmYAO
ぽいん
9 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 19:55:45.13 ID:mLn2hnYfO
いっちょつ
ぽいんて何だw
10 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 20:04:44.94 ID:oFp4EQFPO
ぽいんって何wwwちょめに期待www
11 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 20:11:18.70 ID:fC6ZSaByO
wktk
12 :
ちょめin会社 ◆1qUcSvsxGs :2007/02/09(金) 20:18:47.33 ID:UnGzaLCp0
悠「よくちょめ助が『ちんぽっぽ ぽいん』とか言ってるけど、あれ何?」
洸「知らんし、知らんことがいいこともいっぱいあるぞ」
悠「でもなんか面白いよね、ぽいんって」
洸「そうか?」
悠「ちんぽっぽ ぽいん!ちんぽっぽ ぽいん!」
そう言って飛び跳ねる
洸「あんま人の部屋で暴れるなよ」
悠「ちんぽっぽ ぽいん!」
洸「・・・聞き分けのない子にはお仕置きが必要だな・・・
お前の体のぽいんぽいんいってる部分に・・・」
悠「え?ちょ・・・こ、洸!や、やめぇ〜・・・」
-- 30分後 --
悠「はぁ・・・はぁ・・・」
洸「これに懲りたら人の部屋で暴れるなよ?それと正確には『ぼいんっ』だ」
--
無理矢理 orz
13 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 20:20:52.44 ID:oFp4EQFPO
悠可愛いよ悠(*´д`)
14 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 20:20:53.78 ID:ldaJMGtz0
ナイスぽいん
15 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 20:23:39.42 ID:CyvZDYx90
誰か前スレと前々スレのdatをうpしてくれないか?
取れなかったorz
>>1スレたて乙
16 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 20:39:57.20 ID:m0CmTVpr0
>>1スレたて乙
新スレてことでここで新参者が投下してもよろしいですかね?
17 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 20:47:50.14 ID:uHhbNsWMO
18 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 20:49:45.35 ID:ldaJMGtz0
19 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 20:56:06.62 ID:oFp4EQFPO
wktk
20 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 20:56:55.02 ID:m0CmTVpr0
よっしゃ、じゃいっちょやってみようか。
・・・他の方と比べられるとかなりこまるけどね('A`)
寒い日が続く割に雪が全く無い。地球温暖化が進んでいる為とTVでは騒いでいた。
思い出しても、幼い頃からここまで雪が降らないのは初めてだ。
まぁ、雪が無いことは良いことだ。濡れる心配もないし。
「いってきます」
と一声かけるが、返事は当然無い。両親は隣県の親戚の葬式に出ている。
時計を確認。・・・うん、いつも通り。
3・・・2・・・1・・・と時計を見ながらカウントダウンする。
0と同時に前の家から出てくる奴が開口一番に
「相変わらず可愛いなぁ!いいかげん付き合ってくれよ?」
「いやだ!」
と毎日のように朝に交わす挨拶。こいつの名前は犬塚大樹。一応幼馴染という関係。腐れ縁とも言うけど…。
「毎日飽きずに『可愛い』っていうなよ!気にしてんだから…」
そう、僕こと杉山亮一は童顔で中学生に間違えられるほどに身長が小さい。
大樹はと言うと無駄にデカイ。197pもある巨漢だ。
「はぁ・・・僕の身長持っていったのかなぁ」と小さな声で呟く。
「どうした?ため息なんてついて」
「なんでもないよ。さっさと行こう、遅刻しちゃう」
時計を見ると予鈴まであと20分。ここから歩いていくと15分はかかる。
「なぁに、走れば余裕だろ?」
「大樹はね。朝ぐらいゆっくりしたいんだ」
21 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 20:57:51.09 ID:m0CmTVpr0
5分前にはクラスに着き、自分の席に着く。隣には大樹。
「なぁ、宿題見せてくれよ。今日俺当るんだよ!頼む!」
「やってこないのが悪いよ。諦めて怒られたら?」
「冷てぇなー」
といいつつノートを取り出して
「今回だけだからね」
「マジ?サンキュー!やっぱ持つべきは親友だ」
はぁ…あいかわらず大樹には甘くなってしまう。
昼休み。今日は弁当が無い為学食で昼食を食べ、一人で屋上に来た。
誰もいない屋上は寂しいが、僕にとってお気に入りの場所だ。
「ふぅ。…やっぱり寒いなぁ」
寒いけど、心が落ち着くのでここでボーっと過ごすことが多い。
今は減ったけど、男から告白されると言うことがあるので隠れることもできるので一石二鳥なのだ。
とりあえず、買ってきたカフェオレを飲みながらゆっくりと過ごした。
ガチャッ っという音が聞こえた。屋上で音がするといったらドアが開くときぐらいなのでびっくりしないのだが、
入ってきた人物にびっくりした。
「よー、相変わらず一人でいたのか?」
「…大樹か。何か用?」
特に用事は無いらしく二人でボーっと昼休みを過ごした。
22 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 20:58:21.02 ID:m0CmTVpr0
放課後になると教室は喧騒に包まれ、賑やかになる。
「さて、帰るか」
「あれ?珍しいね。部活は?」
「顧問が出張でいないから自主練だとさ」
大樹はバスケット部の部員で1年でレギュラーに選ばれるくらい上手い。なので、練習をサボるっていうことは何か用事があるんだろうか?
「自主練しないの?」
「あぁ。先輩も今日は休めってさ」
なるほど。先輩から休めって言われた訳か。
「じゃ、帰ろうか?」
「おう」
朝と同じようにくだらない話をしながら家路に着く。家の前で軽く挨拶を交わし別れた。
「ただいま」
といつものように玄関に入ると、両親が帰っていた。どうやら、葬式が終わった後すぐに帰ってきたようだった。
家族3人で食事をとり、自室で予習をして、お風呂に入る。髪を乾かしベットへ。
『明日も良い日になりますように…』
いつものように眠る前にそう呟く。子供の頃からの癖だ。
だが…良い日にはならなかった…
23 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 20:59:11.18 ID:m0CmTVpr0
とりあえず、こんなもんですが・・・
反応が気になりますな
24 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 21:03:14.91 ID:Or1JkILn0
wktk!
25 :
ちょめin会社 ◆1qUcSvsxGs :2007/02/09(金) 21:03:27.04 ID:UnGzaLCp0
>>17 仕事中なんで亀レスすまそ、無題だったんだけども「Diary」で。
>>23 乙!続きwktk
26 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 21:11:18.24 ID:Or1JkILn0
まとめかぁ・・・あれって編集どうやるんかな?
27 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 21:13:49.01 ID:RynnA/8c0
wkwkしてまいりました
28 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 21:20:40.54 ID:uHhbNsWMO
>>26 ただ小説追加→コピペ→送信だけでいいのに
やってくれる人いないんだよね・・・
最近、保存してたログが全部吹っ飛んで、新たに投下されたのしかまとめらんない
29 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 21:25:30.27 ID:NTwgYfE00
30 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 21:26:40.12 ID:ckOEVOL+0
ログ掘ってみた
で、まとめてみた
[作者名]/[作品名](必要があれば段落)
でページを作る
「#setlinebreak(on)」を本文のトップに持ってきてオート改行にする
でコピペ
31 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 21:27:48.47 ID:NTwgYfE00
32 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 21:32:13.26 ID:Or1JkILn0
>>28 そうなんだ・・・俺もログはないからなぁ・・・
絵のうpがよくわからないんだけど・・・絵はどうやるの?
33 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 21:41:31.30 ID:uHhbNsWMO
>>32 #ref(添付ファイル名またはURL)
あと、勝手ながら最後に「終わり」とつけさせていただきました。
34 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 21:54:05.62 ID:MJ9OugdW0
うーむ・・・少々過疎ってきたのでもうちょっと書こう。
翌朝、いつものように起き、眠い目を擦りながら顔を洗う。
前髪が邪魔だなぁ…と思いつつも、顔を洗い終え、タオルで水気を拭き取る。
「ふぅ、すっきりし…?」
鏡に写った顔を見た僕は訳がわからなくなった。
長い髪、前より小顔になり、唇もふっくらとしている。まるで女の子だ。
「…って、えぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」
む、む、む、胸がっ!?訳がわからない、夢・・・だといいんだけどなぁ・・・
とりあえず、頬を抓ってみる。・・・痛い。どうやら夢ではないらしい。
今の時代、15〜16歳の誕生日までに童貞でいると身体が女性化してしまうという奇病が発生している。
対処方法は今だ分からず、年齢になる前に童貞を捨てればいい訳だけど・・・
僕の誕生日はまだ先の3月だった。それに保健で習ったような前兆も無かったし…
と悩んでいたら、後ろから、
「あら、おはよう。相変わらずはや…」
…見付かってしまった。ど、どうしよう!?
母は深呼吸し、気持ちを落ち着けるとじっとこちらを見つめてきた。
「…あなた、夏希…よね?」
とゆっくりとだが聞いてきた。
「う、うん」
自分でもまだ理解できていない部分があり、しかし現実は身体に変調を与えていた。
35 :
ちょめin会社 ◆1qUcSvsxGs :2007/02/09(金) 21:54:23.61 ID:UnGzaLCp0
>>33 乙&ありです
意図的に終わらない形にしたので
おわりつけてくださってOKです
36 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 21:54:30.30 ID:MJ9OugdW0
リビングに場所を移し、今朝のことを話す。
「…まとめると、朝起きたら既に女の子になってた…と言うことね?」
しどろもどろになりながらも説明したが、まとめれば一言で終わるような話だった。
「ど、どうすればいいかな?母さん」
「とりあえず、学校に連絡しないと。あと制服と普段着と…あと、それからそれから…」
とテキパキと行動していく母がいつもと変わらないことに安心する。
「ごめんね…せっかくの休みなのに」
母は雑誌編集者なので、たまにしか家にいない。その為か、休みは日長家でのんびりと過ごしている。
「なにいってるの?子供が困っているのに仕事も休みも無いでしょうに…」
「…ありがと」
素直な気持ちを伝えると、母はにっこりと笑った。
37 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 22:02:41.31 ID:MJ9OugdW0
とりあえず、生活に必要な衣類・雑貨を購入すべく、近くのショッピングモールまで来た。
服は今まで着ていたセーターにジーンズ、ダッフルコートを身に着けてきたのだが…
「うぅ…なんかじっと見られてる気がする…」
そう、買い物にきている男達はこちらをじーっと見ているような気がしてならない。
「そうねぇ…こんな可愛らしい少女がいるんだもの。見てもおかしくはないって、母さんは思うけど?」
これじゃあ、買い物に来たのか見世物になっているのか分からない。
確かに、この外見は綺麗だし、身長ともマッチしていると自分でも思う。
「クラスの人に見られないといいけど…」
と呟いた瞬間に
「あれ?おばさん。お久しぶりですね〜」
と聞き覚えのある声がした。ちらりと後ろを向くと案の定…大樹だった。
「あらあら、久しぶりねぇ。元気?うちの夏希とは仲良くしてくれてる?」
「それはもう。毎日愛の告白を…」
と二人とも世間話をし始めた。…まずい、まずい気がする。
男だったときにあれだけちょっかいをかけてきていたし、女になったとなるとどうなることか、想像するだけで頭痛がしてくる…。
「そう言えば、今日夏希休みでしたけど何かあったんですか?」
「っ!」
ビクッと身体が揺れる。それに気付いた母は、
「ただ体調を崩してねぇ〜。ほら、あの子ったら夜遅くまで勉強してるし…」
「あぁ、なるほど。じゃ、明日から来れるんですかね?」
「どう…かな?まぁ、遅くても1週間で元気になるわよ」
1週間…長いようで短い、僕の女の子実習が始まった。
とりあえず、炊事・洗濯・掃除は一通りできるけど、女の子としての嗜み(?)というか、習慣的な事を勉強した。
あとは、特にやることも無く空き時間はボーっとしていた。
38 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 22:10:05.72 ID:CyvZDYx90
39 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 22:33:43.95 ID:oFp4EQFPO
wktk!wktk!
40 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 22:56:29.16 ID:MJ9OugdW0
そんな1週間の最後の日、あまりにも暇を持て余し外へ出かけることにした。
先日買ってきた服に着替え、目的地も定めずにとりあえず散歩。
変化前と身長が変わらない為、見える景色は然程変化は無い。・・・ただ、歩いていると周囲の男どもの視線を集めてしまうのは、少々気まずい。
元男だと知っても、声をかけてくるとも思えないが、油断は出来ない。
以前も、私服で歩いている時にナンパされたことがある。・・・男だと告げると退散するけどね。
「あ、そうだ。ここの近くに美味しいお饅頭があったはず・・・。お茶請無かったはずだし丁度いいかな?」
ということで饅頭を買いに行く。そこの店は結構な老舗でなんでも江戸後期からやっていたとか何とか。・・・いまいち信用できないけど。
味のほうは問題無し、というか病みつきになるくらいに美味しい。
41 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 22:57:30.29 ID:MJ9OugdW0
「ありがとうございましたー」
笑顔で店から出てくる。常連でもないのに試食(お茶付きで)を進められ、いろいろなものを食べた。
「今日はこれを買ってきたから、今度はあっちのを買ってこよーっと」
とりあえず、今日はこのお饅頭をゲットできたのでよしとしようかと思い、帰路についていた訳なのですが・・・
「ネー?イイジャン?一緒にちょっとオチャしなーい?」
・・・正直、どう反応していいものやら分からなくなります。
いわゆるナンパということらしいけど、すごくしつこい。
「えっとですね、今から家に帰るので退いてもらえ・・・ません?」
と丁重にお断りしているのに対し
「1時間!いや、30分でもイイからさぁ〜」
そんな押し問答を既に5分以上・・・誰かー!ボクを助けてー!!
「・・・はぁ。おいおっさん」
とため息をつきながらナンパ男の肩を叩く人が現れた。
『ついに救いの手が!』
「あぁん!?誰だよてめぇ!イマいいとこなんだYO!」
「口で言っても判らない馬鹿か・・・」
「あんだとぉ!」
ナンパ男が拳を振り上げた!
「っ!?」
思いっきり目を背けた。・・・が、予想外にも倒れていたのはナンパ男だった。
「ったく、面倒だな。このままボコるか」
そういって助けてくれた男はニヤリと笑った。
「チックショゥ!覚えてろYO!」
そう言い残しナンパ男は走り去った。それを横目で見ながら助けてくれた男に礼を言おうとして・・・固まった。
42 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 22:58:51.71 ID:MJ9OugdW0
とりあえず、今日はこんなもんで。
感想とかあったらよろしく〜。
43 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 22:59:57.59 ID:Kdxptk/50
ちょ、いいところでっww
44 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 23:02:11.91 ID:MJ9OugdW0
えっ?まだ読みたい?
まだ書いてないのよ・・・ゴメス('A`)
45 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 23:15:11.12 ID:tDolBJtEO
wktk!
続き楽しみにしてる
46 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 23:17:41.01 ID:Kdxptk/50
ダメだ……orz
やっぱ絵のうpの仕方がわからん
47 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 23:17:51.52 ID:bZG8k4VJ0
生殺しとはやってくれますね…
絶対に許さんぞSS職人共!!!!!
じわじわとなぶり乙しにしてくれる!!!!!
48 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 23:20:04.96 ID:Or1JkILn0
49 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 23:20:57.21 ID:Kdxptk/50
>>48 まとめのほうで
色々描いてもらったのをうpしたいのに・・・
50 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 23:23:27.48 ID:Or1JkILn0
>>49 やっぱり?
やってみても画像と画像の間に何文字かのアルファベットと数字出てきて終わりじゃない?
51 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 23:25:06.68 ID:Kdxptk/50
>>50 編集の決定押すとめんどくさいことになりそうだからプレビューで試したんだけど
ノットファウンドって出る
52 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 23:26:43.59 ID:Or1JkILn0
>>51 そっか・・・まとめの中の人は知らないかな?
53 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 23:28:49.98 ID:aPaf2ddX0
バレンタイン記念短編〜ちょwこwれwいwとw〜
もてない男子学生にとってもっとも回避したいイベント。それが『バレンタイン』だ。
まぁ俺もその日特有の教室内にある独特のふいんき(なぜか(ry)を回避するために誰よりも早く帰る予定だった、筈だったのだが…
1月14日
授業中ふとカレンダーに目をやる。そこには「1月14日」と書いてある。
一ヵ月後はバレンタインか…去年もおかんと姉貴からだけだったし。今年もないわな…。
この時期に14と言う数字を聞くとなぜかドキドキしてしまうのはいわゆるイケメンorフツメンに位置づけされる奴らだけだろう
俺みたいなブサメンにはまったく関係の無い数字だ。逆に忌々しい数字かもしれない。
1月27日
今日は学校は休み。友達とゲーセンに行く約束だ。
おかんの怒鳴り声で目を覚まし、寝ぼけ眼で着替え始まる。
このときすでに妙な違和感を感じたが、寝ぼけていたのでそのまま着替えを済ませた。
「早く食べないと片付けちゃうよ!」
うちの朝食は平日も休日も常に同じ時間に食べなくてはいけない。これを逃すと昼までなにも食べられないのだ。
これは母の性格によるものだろう。自分の計画が崩れるのを許さない。まぁもう慣れたが。
「さっさと座って食べる!食べたら自分で片付けしなさいよ!」
いつもの事ながらすこしうるさい。ニュースを見ながらもくもくと口に御飯を運んでいく。
ちなみに朝は御飯党だ。特に納豆が無くては始まらない。なんでも納豆にはダイエット効果があるあr(自主規制)
味噌汁を飲み終え、後片付けをすまし出かけることにした。
「じゃいってきまーす」
いってらっしゃい、と書斎のほうからかすかに聞こえてきた。
「おかーさーん、私の御飯はー?」
「なに寝ぼけてんのよ。さっき食べてたじゃない」
「はい?今起きたばかりなんすけどwww」
「え?でもたしかにさっき…」
54 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 23:36:45.91 ID:MJ9OugdW0
>>53 wktk!
ばかりしてないで続き書くか・・・
55 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 23:47:21.45 ID:oFp4EQFPO
うはwwwテラwktkwktk
56 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 23:50:43.90 ID:DGmEN1mL0
やぁ、ただいまなんだぜ(´・ω・`)
今日も仕事疲れたあぁぁ
57 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 23:50:58.07 ID:O+0KDfu90
58 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 23:51:55.42 ID:aPaf2ddX0
>>53書いた孔明(お久しぶり)だけど短編のつもりが長編大スペクタルSFものになりそう
まぁ短編の領域超えるかもしれない…また大風呂敷広げてシモタ\(^o^)/
59 :
P90 ◆zxHMwgV2XM :2007/02/09(金) 23:55:04.68 ID:Kdxptk/50
なぜだろうね……孔明の前だと名乗らなきゃいけない気がするんだ。
|ω・`) ハッ
これが孔明のわry お久しぶりです
60 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 23:55:16.87 ID:Or1JkILn0
>>53 >>58 | ,.ゝ─-,.r'´ ̄ `丶、 | それは
ヽ,.r'" ,. / ヽ `ヽ--─ '"フ |
/ ,.' / il i ヽ 丶 ,.イ | wktkよ♪
,.イ/ /i /l !| l ヽ l,..ノ,. 'i |
/ィ / /-ノ、l ハ ! ! : l i/j l | ノノ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
! l/ ,ir‐‐、 iヽl -ヽl、 l !│ / ,' !
)r'! i l;;ソ ‐r‐、,ソ,.j / / /,ィ ,. -‐- 、
'´ l | ' j.:.::ゞj /、 / // i / ,. -、 ヽ
l lヽ l> `'‐'"//ッノ ! ハ! ` / , ' ヽ ゙!
,.-l 、ゝ、 __ ,. ‐'フ,' ミ,.| j | ,' / j l
/ ` シ;. "'ツ'´ ,シヽ' `' | l ノ! ,.ヘ
! ,.ゞヘ;.j、ハ.r;.iゞ'ミ'゙ `丶、 l '、 '"'´
l l / / ヽ ヽ ヽ ヽ 丶
ヽ,i' , ' > '´ ヽ ヽ、 j ヽ、 ヽ
/ '、 ,.' ,ノ リ ,ヘ、 ヽ ヽ
! ヽj ,. '" ! l ヽ、. --、._ j !
丶 `'´ ノ‐--- '! 〉i`ヾ、
ヽ...,, -- 、.. ,. '"| j / ,' ヽ
ト、 ヽi ゙;,,.シ ̄;ゞ l ,'l ,.' ノ-'" 丶
〉、 l `''"^'''"´ ̄| l、..__,. -' =‐- 、.._ i
| 丶. ! ,. ‐ ' ´l 、l,. - ‐ '" ̄ `丶、 ` |
| l ,. '´ l ! ヽ j
! / ,. ! │ /
l. , ' / l l ,.'
,!' / l | /
61 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 23:55:38.38 ID:oFp4EQFPO
>>56 お疲れさまぁー三連休フォーーーーー!!!!!!!!!!
>>58 wktkフヒヒ
62 :
愛のVIP戦士:2007/02/09(金) 23:55:44.46 ID:x8Io+9QCO
63 :
◆Zsc8I5zA3U :2007/02/09(金) 23:55:52.63 ID:+PlwtM9O0
いや本当にお久しぶりすぎて申し訳ないわけです
明日は一日中休みなので寝ずに書き続けますよ!
65 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 00:00:47.72 ID:tNzssZz+O
そんじゃ花恵の人も寝ずにwktkする!
66 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 00:03:10.34 ID:93rb8Cu10
じゃあ風見鶏もwktkしてみようかな
去年の10月ぐらいぶりにww
67 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 00:03:12.55 ID:5ECfyqX40
おちょめはダイエッツのためにウォーキングにいくから
まだ寝ないじぇー、始めましてこんばんわ孔明さん
68 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 00:13:07.67 ID:vxtGHnD70
コゲも卒論やりながらwktkして待ってる!!
69 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 00:13:40.77 ID:qcyRBvHA0
待ちわびた風見鶏キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
これも孔明の罠か(ズボッ
70 :
◆sUOXLav4ic :2007/02/10(土) 00:14:46.71 ID:GSajGKG1O
俺も俺も
71 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 00:15:20.57 ID:tNzssZz+O
ちょwwwすげぇ居るwww更にwktk!
72 :
44:2007/02/10(土) 00:15:23.10 ID:lAJpdX1Q0
書き続けるならコテつけたほうがいいのかな?
73 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 00:18:01.69 ID:wYaTigOa0
>>53の続き。〜はwもwりwなwがw〜
約束のゲーセンまで徒歩で約10分。この距離が俺をゲーオタに育てたのかもしれない。
どうやらまだ友人は来ていないようだった。まぁいつもの事だし先にヴィップン・ミュージック48式でもやってるか。
*ヴィップン・ミュージック:ゲーム会社「KONOMI」により発売されている9つのボタンでリズムをとる人気音ゲーの48作目。キャッチコピーは『わしのヴィップンは108式まであるぞ!!』
やはりうみがめモードの「VIP☆STAR〜内藤mix〜」は難しい。なんとかノーミスだったがALLパーフェクトは無理だな。
それにしても友人がなかなか来ない。ケータイを見るとメールが一件届いていた。ヴィップンに夢中になり過ぎてメールに気付かなかったみたいだ。
メールはやはり友人からだった
「ちょwどこっすかwww」
…
「もう着いてるよ?さっきまでヴィップンやってた」
数秒後
「ちょw嘘つくなwwwさっきまでカワイイおにゃのこがやってたおwwwしかも「VIP☆STAR〜内藤mix〜」ノーミスワロタwww」
このゲーセンにはヴィップンは一台しかないはず。一体どういうことだ。
辺りを見渡す。こちらをチラチラ見てる友人を見つけた。
んだよ。目の前に居るじゃんか。俺は手を振り友人へと近づいていく。
なぜかビックリした顔でσ(゚o゚ ) σ( ゚o゚ )僕っすか?
と言わんばかりのジャスチャーをしていた。
「いやお前以外に誰がいるんだっつーの」
「えっwちょw心の準備ができt」
「いつまでふざけてんだよ!今日はクイズマヴィップアカデミーの新作稼動の日だろ?さっさと行こうぜ」
「ひ、人間違いじゃないっすかwww俺おにゃのこの知り合い居ないっすww」
「?どこに女の子なんかいるんだよ?こんなオタの巣窟のゲーセンに」
( ゚o゚ )「いや、あんたっすよ」
「ちょwこっち見んなwww…俺?」
その時俺はガラスに映る自分の姿に驚愕した。
そこにいたのはどーみても女の子です本当にry
>>59 お久しぶりです師匠(センセイ)。お元気でしたか?僕は元気です。
>>60 こんなかわいいAAもらったの初めてワロタwwwあんがと。下半身がやる気でたwww
>>61 フヒヒwww
>>63 久しぶりすぎてワロタwww
>>65-66 wktkしてないでwktkさせてくれwww
>>67 始めましてこんばんわ。変態の孔明です
>>ALL
職人居すぎwww今夜は長い夜になりそうだぜwww
76 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 00:29:26.58 ID:vxtGHnD70
>>P90さん
申し訳ない!卒論忙しいのでちょっと絵は遅れそうですorz
77 :
44:2007/02/10(土) 00:29:35.08 ID:lAJpdX1Q0
訂正
>>34および
>>37の主人公の名前が『亮一』ではなく、『夏希』となっていました。
ミスって申し訳ない。別の書き物してるやつの主人公の名前とごっちゃになった('A`)
78 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 00:30:55.06 ID:GSajGKG1O
よし決めた
この三連休で頑張って書いて
新スレになったら大量投下しよう
風見鶏の人とか孔明さんとか来てテンション上がってきたああああああああ
79 :
44:2007/02/10(土) 00:32:34.22 ID:lAJpdX1Q0
てことでお詫びうp(
>>41の続き)
「大丈夫か?なんか絡まれてたみたいだけど」
そいつは・・・助けた相手がボクだと気づかず、ただ、女の子が困っていたから助けたと簡単に説明した。
「あ、あり・・・がと」
しどろもどろになりながらもとりあえずお礼を言った。
「いや、男としては困ってる女の子をほっとけないって。特に可愛い子は・・・ね?」
そう言って頭の後ろを掻いて上を向いた。・・・これは大樹が照れてるときの仕草だ。
うやむやにして帰ることも出来たが、助けられた手前そんなこと出来なくなっていた。
『それに・・・明日には判るんだから。言っても・・・いいよ、ね?』
誰に聞かせるわけでもなく、ただ心の中で呟いた。そして
「あ、あのっ!」
「ん?どったの?」
「えっとですね?お礼と言うか、なんていうか・・・」
80 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 00:32:54.97 ID:qcyRBvHA0
久々の帯状爆撃キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
81 :
44:2007/02/10(土) 00:32:57.64 ID:lAJpdX1Q0
あーもう、決心が付かない。やけになったのかこう言っていた。
「お茶でもいかがですか?・・・迷惑じゃ無ければ、ですけど」
「いや、いいって!ほんとに。ただのお節介だし」
「でも・・・」
食い下がる。・・・なんでこんなに必死になってるかは分からない。
駄目で元々、思い切ってこう告げる。
「大樹・・・話があるんだ」
「はぁ?」
怪訝な表情。当たり前だよね。見ず知らずの娘からいきなり名前呼ばれて・・・
「・・・信じられないと思うけど、真剣に聞いて?ボク・・・杉山亮一なんだ」
「あ?マジ?」
女性化したときのことを出来るだけ詳しく話す。納得しなかったら、直樹の秘密を暴露してやろうと思っていたが、
「・・・なるほどな。だから子この間おばさんに会ったとき『遅くても一週間』って言ったのか」
・・・なんかあっさり納得してる。手間が省けたのはありがたいけど。
「んじゃ、お言葉に甘えてお茶飲み行こうかな。亮一の家でいいんだろ?」
そういって直樹はほらっといって手を差し出してきた。
・・・一瞬、ドキッとしたのは秘密にしておこう。
82 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 00:33:54.42 ID:m0Uji2GG0
やっぱりこの帯状爆撃が無いとね
久しぶりで帯状爆撃ktkr
83 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 00:35:40.47 ID:vxtGHnD70
爆撃に参加できない俺カコワルイorz
84 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 00:36:31.05 ID:SN14MYxdO
85 :
44:2007/02/10(土) 00:39:50.89 ID:lAJpdX1Q0
・・・また訂正('A`)
>>81の幼馴染の名前『大樹』が『直樹』になっとる('A`)('A`)
流石に2日寝てないとこれか・・・もうだめぽ。
明日も仕事だし・・・体力もたんね。てことで寝ます。
続きはまた明日ということで〜
86 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 00:42:11.05 ID:93rb8Cu10
87 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 00:43:23.23 ID:tNzssZz+O
>>85 乙!乙!
よく寝ていっぱい投下してくれ!
んじゃ絵安価。かぶったらその女体化した娘さん。↓
88 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 00:44:25.19 ID:tBZ/ISU6O
孔明さん 待 っ て た
89 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 00:46:25.99 ID:GSajGKG1O
さて孔明氏や風見鶏氏を知らない人のために
wikiからまとめに引っ張ってくるか・・・
私が来ないうちになにか変更やらなにかありましたか?
91 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 00:50:02.40 ID:tNzssZz+O
まとめさんも乙です。
孔明さんのキャラ描いてもよかとですか?
92 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 00:51:11.90 ID:m0Uji2GG0
>>91 むしろ描いてくれwwwそれによってテンションあがるんだよ、本当に
93 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 00:59:13.92 ID:93rb8Cu10
>>89 乙!しかし孔明さんはブログもってなかったか?
94 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 01:00:19.94 ID:m0Uji2GG0
95 :
孔明 ◆fzpLpgOYbk :2007/02/10(土) 01:08:10.21 ID:m0Uji2GG0
>>74続き
…って夢を見たけどどう思う?
すごく・・・良い夢落ちです
96 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 01:09:57.48 ID:tNzssZz+O
97 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 01:15:54.80 ID:m0Uji2GG0
>>96 おまいの絵のうまさに惚れた
や ら な い か ?
>>95はちょっとしたお遊びです
人がいなくなっちゃったかなぁ〜と思って
98 :
ちょめ助 ◆1qUcSvsxGs :2007/02/10(土) 01:16:33.81 ID:5ECfyqX40
ウォーキング行く前に安価↓
99 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 01:17:07.31 ID:SN14MYxdO
エロス
100 :
ちょめ助 ◆1qUcSvsxGs :2007/02/10(土) 01:18:05.84 ID:5ECfyqX40
随分とダイレクトじゃまいかw
分かった、けど過度の期待は禁物
101 :
P90 ◆zxHMwgV2XM :2007/02/10(土) 01:19:11.17 ID:AozthFE50
おそらくそのせいだろう。
俺が次の日に起きた時間は朝の六時半。しかも二度寝ができないほどに眠気は綺麗になくなっている。
「……………………」
それなのに気分は相変わらず沈んだままだった。
今までは嫌なことは寝れば忘れることができていた。仮にその問題が残っていたとしても、今までの俺は冷静にそれに対処することができていた。
だが昨日からの、このもやもやとした嫌な感情は残り続けている。
「くそ……っ」
それに押し出されるように不機嫌な、吐き捨てる言葉が口から漏れる。
けれど怒りから出たはずのその声は力がない。そして胸がすっきりすることはほんの少しもなかった。
『裏切られた』という怒りと悲しみ。
『抱きしめたい』という……あの人への好意。
未だにそれらは別々に存在していて、心は完全に混乱したままだ。
仮にそれがどちらかだけならば、もっと楽だった。
あの人のことを恨めば、あるいは慕えば、ただそれだけで解決する話だから。
――…くそっ……。
今度は内心だけで吐き捨てる。
もちろん心が軽くなるはずもなく……答えのでない感情を、俺は一旦心の隅に押し込めることにした。
そんなことをして解決はずもない。それどころか自分がこの後、どうすべきなのか――――どうしたいのかさえ、見つけることができない。
「……はぁ…」
思わず吐いてしまった溜息に自分で驚かされた。
こんなふうに溜息を吐くことなど、今までまったくと言っていいほどなかったから。
「……動くか」
昨日帰ってからすぐに寝てしまったせいで風呂も入ってなければ飯も食ってない。
とりあえず適当にシャワーを浴びただけでも、多少気分が紛れた。
102 :
P90 ◆zxHMwgV2XM :2007/02/10(土) 01:19:34.09 ID:AozthFE50
そして飯は……と考えかけ、昨日のうちに買出しに行くつもりだったのを思い出す。
しかし結局昨日はどこにも行かずに寝てしまった。そのため冷蔵庫を覗いても何も無しだ。
しょうがない、と残り少しだった牛乳を取り出し、テレビをつける。その牛乳を飲みながら、ぼんやりと朝のニュースを眺める。
ニュース自体は頭に入らなかったが、暇つぶしにはなった。
ふとテレビの時刻を見ればかなり時間が経っていて、そろそろ学校に行っても平気な時間になっていた。…といってもまだまだ早い時間である。
――途中でコンビニでも寄るか……。
そこで何かを買って、教室で朝飯として食べれば授業にはちょうどいい時間だ。
そう考えて、さっさと制服に着替える。
バッグの中身も今日の時間割りの教科書に取り替え、俺は部屋を出た。外は綺麗な青空で、少しだけ気分がましになる。
早く出たんだから、といつもよりゆっくりとした歩調でエレベーターホールに移動して、ボタンを押す。
良い条件ばかりのこのマンションだが、一つだけ苦言を呈すればエレベーターの速度が遅いということくらいだ。
二機あるエレベーターちょうど両方とも一階にいて、そのうちの一つがゆっくりと数字を変えながら昇ってくる。
近づいてくる足音に気づいたのはその時だった。
『あんた一人暮らしすんだから、きちんと近所付き合いしなさいよっ!』
最後まで俺の一人暮らしに乗り気でなかった母親が言っていた。乗り気でないくせに料理やら洗濯の仕方やら色々教えてくれたのは、感謝すべきことなんだろう。……上達はあまりしなかったが。
とにかく、何よりも挨拶が基本だ、と俺と同じ考えを言ってきた母さんとは、結局似たもの同士なのかもしれない。
いよいよ足音が近くになって、その人に挨拶をしようとそちらを向き……俺は固まってしまった。
そこに立っていたのは……西森先輩。
その姿を認めた瞬間、抑えたはずの感情が一気に噴き出してくる。
――なんで、この人が…?
103 :
P90 ◆zxHMwgV2XM :2007/02/10(土) 01:19:54.86 ID:AozthFE50
いや、同じマンションだというのは知っていた。けれどまさか階までいっしょだったなんて……。
「お、はよう……」
不意にかけられた挨拶の言葉。不安げに揺れる目が、それでも俺を見つめている。
「…………おはようございます」
たったそれだけの言葉しか出てこない。
もっと言いたいことはあったはなのに…無理だった。それ以上口を開いてたら、自分でも後悔しそうなほど口汚い言葉が漏れそうで……いや、それならまだマシだ。
問題なのはもう一つの方の感情。そっちの方こそが俺が何も言えない理由としては大きかった。
だからこそ口をつぐむしかないのに、先輩の顔を見ていると言葉を我慢できなくなりそうで…。俺はその、短い挨拶を返しただけで、目を逸らしてしまった。
視線を前に戻してすぐにエレベーターの扉が開き、何気なさを装ってあの人の後から乗り込む。先に入れば嫌でもその姿が視界に入ってきてしまう。
あからさますぎるかもしれなかったけど、自分を抑えるにはこのやり方しか思いつかなかったんだ。
「川嶋……」
「………………」
小さな声が名前を呼んできたけど、今の俺には会話どころか返事をする余裕すらない。
扉が閉まりエレベーターが下へ向かい始める。……このエレベーターの速度をこれほど呪ったのは初めてだ。
「オレ……約束、守れなかったけど……川嶋には、剣道を続けてほしい……」
続けられた言葉に、目の前が真っ赤に染まった気がした。
――約束だと思っていてくれたのなら、どうしてそれを守ってくれなかったんだっ!
そう思ったことと……俺が、本当に西森先輩と剣道をするためだけに、この高校を選んだことを見透かされた気がしたせいだ。
「別に、あなたのためにやっているわけじゃありませんから」
エレベーターがようやく一階に着いたところで、俺はくだらない自尊心からそんな言葉を言い捨てて、振り返りもせずに歩き出す。
……そんな自分の行動が、また、逃げているだけのように思えて、たまらなく嫌な気分に再び陥ることになってしまった。
104 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 01:20:18.16 ID:tNzssZz+O
>>97 ウホッ!
にならねぇ('A`)ウヘァ
ちんぽ付けてくる ノシ
105 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 01:20:20.70 ID:GSajGKG1O
孔明氏の、ブログのリンク張ったほうがいいのかな?
それともまとめたほうがいいかな
とりあえずまとめるのは眠さが限界なのでまた今度・・・
106 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 01:21:13.02 ID:AozthFE50
西森編の裏を書いてるつもりなので進行は巻き気味で。
早く核心のところに行きたいな〜…… おやすみなさい ノシ
107 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 01:22:46.99 ID:sVarUNHc0
おやすみノシ
108 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 01:22:59.17 ID:m0Uji2GG0
おーっとここでP90氏が大外から一気に来たー!!!!!!!!!!!
まとめ言ったら前の話読めますか?
109 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 01:24:01.05 ID:5ECfyqX40
110 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 01:27:01.04 ID:tNzssZz+O
>>106 ドキドキウキウキワクワクテカテカ
おやしみノシ
111 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 01:28:39.97 ID:I5McvN/r0
カキコするの久しぶりだなぁ
なんかすごく・・・職人さんいてビックリしたw
新参な俺は孔明さんをまとめでしか見たことないから
すっごいうれしいな
職人さんみんなにwktk
112 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 01:30:21.91 ID:93rb8Cu10
>>106乙!!
早く・・・早く続きを書くんだ!!
113 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 01:32:05.07 ID:I5McvN/r0
114 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 01:33:13.13 ID:tNzssZz+O
>>109 ヤダヤダ!
〃〃∩ _,,_
⊂⌒( `Д´)
`ヽ_つ⊂ノ
ヤダヤダ!
〃〃∩ _,,_
⊂⌒( `Д´)
`ヽ_つ_つ
ヤダヤダ _,,_
〃〃 (`Д´∩
⊂ (
ヽ∩ つ
ヤダヤダ
〃〃∩ _,,_
⊂⌒(つД´)
`ヽ_ノ⊂ノ
ヤダヤダ…チンポ
∩
⊂⌒( _,,_)
`ヽ_つ⊂ノ
ヒック…ヒック…
∩ zzz…
⊂⌒( _,,_)
`ヽ_つ⊂ノ
115 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 01:42:04.56 ID:5ECfyqX40
116 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 01:43:39.37 ID:5ECfyqX40
117 :
孔明:2007/02/10(土) 01:48:09.15 ID:m0Uji2GG0
いやいや、それは無いだろ常識的に考えて・・・。
俺が女になるとかねーよwww
>>74本当の続き
俺は混乱する頭の中でふとある考えが思いついた。
『VIPでスレたてよう、と。』
そして俺は混乱する友人を放置して家へと帰った。
荒々しくドアを開ける。
「あら、いつの間に外に出てたの?」
おかんが喋りかけてきたが今はそれ所ではないので軽く無視した。
PCを立ち上げる。画面には壁紙にしているぬこの画像が出てきた。カワユス。
おっと、こんなまったりしている場合じゃない!早くVIPに行かなくては。
『15歳童貞ですがおにゃのこになりましたけどなにか質問ある?』
よし、スレタイはまずまずだな。あとは本文
「それではIDの数字だけ腹筋でもしてもらおうかな?」
よしこれでかなりの数が釣れるはずそう思い書き込みボタンをクリックした。
アク禁だった。涙がちょっと出た。
今思うとアレですよね。おふざけが過ぎたって言うんですか?
でもたまには腹筋もいいな、って思ったんですよ。
そんな落ち込みつつVIPを見ていると
『15、16歳位までに童貞を捨てなければ女体化する世界だったら』
と言うスレを発見した。なぜか気になってクリックしてしまった。
このクリックによって後にVIPを揺るがす大事件が起きようとは…
118 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 01:50:14.96 ID:SN14MYxdO
>>116 短いよりは長いほうが良いに決まっている
119 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 01:51:41.01 ID:tNzssZz+O
>>116 エロスwktk!
>>117 あるあr……あるあるあるwwwwww
今現在リアルでレズAV見てる件。
120 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 01:57:05.40 ID:m0Uji2GG0
書いててなんだが収拾つかないワロタwww当初の予定から一人歩きしまくりんぐwwwもう頭の中カオスってるwww
>>119 うp!
121 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 01:57:52.18 ID:8f1sYGKB0
いつも思ってたんだけどこれってパートスレでしょ?パート板でやりなよー
122 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 01:59:36.49 ID:SN14MYxdO
123 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 01:59:46.60 ID:mh3y2q740
おまいらがもし女体化したとしても
高見盛そっくりの女になるに決まってるだろ
124 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 02:01:13.98 ID:m0Uji2GG0
125 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 02:02:50.49 ID:tNzssZz+O
126 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 02:05:30.06 ID:m0Uji2GG0
以後の孔明の作品は偉大な職人様のつなぎとしてお楽しみください
>>125 野暮なこと聞くんじゃないぜ…
127 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 02:05:58.60 ID:0ipL9oPIO
孔明さんへ
P90氏の前の話っていうと犬のてのひらですか?
128 :
◆GU/ptbK4fw :2007/02/10(土) 02:06:21.09 ID:9f1GKASc0
ここで流れ無視して投下しますよっと
前スレで割愛した『お風呂』
「お〜い、お風呂沸いたよ〜」
一階から母の叫び声が聞こえる、時計を確認すると風呂の準備について聞かれた時から小一時間経っている。
「はいは〜い。」
それに応えるとベットから立ち上がり・・・ストレッチ。
それ以前から起きてはいたので、半日近く『寝ていた』ではなく『まどろんでいた』計算になる。
よくもまぁ飽きないな、俺。
「ん゙ん゙・・・『グキッ』、『バキッ』、『ベキッ』、に゙ゃ!」
骨の位相を直し、深呼吸してもまだ頭がぼんやりとする。
(寝過ぎは体に悪いんだったかな)
しかし口を開けば、
「ふにゃ・・・・あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙」
あくびが出やがる。
そしてふと視線を落とすと今まで自分が寝ていたベッドが目に入る。
またここで丸くなりたい欲望に駆られるが、ここで身体を倒してはいけない。
熱い風呂が待っている。
「ちゃららちゃらっちゃらーーちゃーちゃーーちゃーーちゃーーちゃーー」
昨日風呂に入られなかったのと身体が変化する時に汗が出たのか、シャツとトランクスがべたべただ。
自ずと鼻歌も混じる。
「ちゃーらーらーちゃらーちゃらーちゃらー・・・」
そんなこんなで、鼻歌が1コーラスしたあたりで脱衣場に到着。
129 :
◆GU/ptbK4fw :2007/02/10(土) 02:09:04.11 ID:9f1GKASc0
タオルと着替えは準備済みだった、感謝感謝。
シャツに手を掛け勢いよく上に引っぱ
「にゃああぁあぁぁぁあぁぁっっぁぁ!!!」
胸から股間へと走る痺れのような感覚。
『ドドドドドドドドドド』
接近する轟音、ドン!と妙な衝撃が走る脱衣所の戸、一瞬の後に現れる母。
「大丈夫?!顔赤いよ?立てる?」
「大丈夫!大丈夫だから!!!犬がいただけ!」
「ホント?それだけ?噛まれなかった?」
「大丈夫!・・うん・・・大丈夫。」
「・・・・まだ色々不安でしょうけど、何かあったらすぐ呼びなさいね?」
「うん。」
「わかった?」
「うん。」
2度確認を取ると戸に手を掛けた所で一瞬止まり、押し開いて帰って行った。
どうやら開く方向を間違えていたらしい。
(助かった・・・)
へたり込んだまま安堵のため息を付き、全身を見渡し異常がないのを確認する
身体全体へと広がった衝撃。
その発信源を確認、それはは・・・乳首だった。シャツが擦れてしまったようだ。
ぴっちりと閉じた足をゆっくりと広げる。依然痺れは残っていたが、じき収まるだろう。
(洒落なんねーな・・・)
気を付けなければならないようだ。
130 :
◆GU/ptbK4fw :2007/02/10(土) 02:12:18.71 ID:9f1GKASc0
シャワーの水温を熱く設定し、頭から突っ込む。
身体にへばりついた汗が溶かされ、流れていくような爽やかな感触を味わいつつ手を風呂場の隅へ。
シャンプーを手に取り頭に馴染ませ、泡立てる。
伸びた髪の毛の分は計算済み、そのせいか泡立ちがよくなっており気持ちいい。
「に゙ゃ〜・・・・」
ふかふかとした感触を両手で楽しみつつ髪を梳き下ろし、シャワーでしっかりと流す。
以前から頭の洗い方には気を使っていた方なので、指の引っかかりとかは皆無だ。
むしろ長い髪を洗うというのも楽しい物である。
「ふぅっし!」
頭の汗が流れただけで大分気分は良くなり、シャワーで意識も明瞭となる。
そこで気になったのは、
「うわぁ・・・・」
対面した鏡に映った自分の身体だ。
今朝ちょっとはいじくってみたが、裸体を見るのは初めてである。
「うわぁ・・・・」
白い肌、ふっくらした胸元、スッとしているが肉付きのしっかりした脚。
「あああああ・・・」
やはり先勃モノが無いのが微妙、心の反応が男なのに身体の反応が女なのが悲しいところ。
「ま・・・しょうがないか。」
身体洗い用のスポンジにボディーソープを馴染ませ、ゆっくり、力をいれ過ぎず、しかし念入りに身体をこする。
汗でべとつく喉元、腋、
(えっとここは・・・)
胸の下は更に力を抜いて。
そこで触って気持ちいいのは胸だけでは無いことに気付いた。
太股、ふくらはぎ、二の腕・・・健康な脂肪質のみ持ちうる弾力。
(ふにふに・・・・)
自分でこんな事するのもなんだが、まぁそれはそれで、おもしろいので吉としておこう。
131 :
◆GU/ptbK4fw :2007/02/10(土) 02:14:18.95 ID:9f1GKASc0
(しかし・・・)
一抹の不安も残る。
試しに二の腕ぎゅっとしてみると・・・
(細い・・・)
男としては普通程度の筋力があったはずだが、その腕はいまやほとんどがやっこい物となっている。
ま、いっか。
今まで、ほんの数時間だが、この身体で苦労はなかったし。
そんなことより風呂だ。
身体を流すと、もくもくと湯気を上げる湯船に指先を触れ温度を見てみる。
(うん、42.5度)
リクエスト通りである。
一応二度三度湯面を引っ掻き確認を取り、まずは右足から、湯船に差し込む。
「あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙〜〜〜〜〜」
熱に慣れると今度は左足、同じように唸り声を上げつつ更に腰を落としていき・・・首もとまでその熱湯に身を預ける。
身体に染み入る熱。熱い風呂は体に悪いとか聞くが、そんな事はどうでもいい。気持ちいいか、そうでないか、それが重要だ。
(お?)
身体が若干小さくなったのか、湯船は前より広く感じられる。
自然に縮込めていた脚を伸ばし湯船に広げると、一応ギリギリで伸ばしきることができた。
つま先を縁に引っかけ身体を寝かせ、なんかよくテレビとかでやってるポーズを取ってみる。
するとその水面に漂う茶色い細長い物、髪の毛だ。
こいつはよくない。でも流石我が母、抜かりはないようだ。
湯船脇のちょっとしたスペースには風呂桶と、その中にはタオルが用意されていた。
正しい巻き方は知らないがターバンの巻き方でいいのだろう、ターバンの正しい巻き方も知らないが。
しゅるしゅる
中東風味一丁上がりである。
「にゃぁぁぁぁぁぁ・・・・・・」
至福の一時だった。
132 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 02:16:59.11 ID:tNzssZz+O
お風呂wktk!
133 :
◆GU/ptbK4fw :2007/02/10(土) 02:18:27.48 ID:9f1GKASc0
>>131 『かちゃかちゃ』
「ん?」
『するするする・・・』
脱衣場の方から・・・音?
「話は聞かせてもらった!」
姉、舞だった。
しかも全裸、マッパである。
「うにゃ!ちょと!まって、今上がる」
流石にこれはない。
自分のならまだしも、他人の裸体を見て落ち着いていられるほど適応能力はない。
「さて、学校での鬱憤を我が弟改め妹に癒してもらおうか〜」
とりあえず顔を背けたところで変な宣言のような物がなされる。
「はい〜〜〜〜〜〜〜〜?????」
「とぉぉぉぉ!りゃ!」
「ニャァァァァァァァァァァァ!」
「う〜ん生乳生乳・・・」
気が付くと風呂場用の椅子に座らされ、
「ひぃ・・・あっ・・・にゃ・・・」
「あ〜やっぱ生いいわ〜。」
姉のお楽しみが始まっていた。
「ひぃ・・・」
ぐにぐに、邪魔な物が無いのをいいことに上下左右にかなり乱暴に揉み扱かれる。
「ほらほら・・・痛くはないはずだけど?」
「う・・ん・・・はぁぁ」
確かに・・・痛くはない、その・・・何と言うかな感触限界ギリギリでまた戻される絶妙な手技。
「自分でするときと同じ感覚でやってるから。」
「うっうわあああああああああああ」
ナニしてくれてるんだこの人はぁぁぁぁぁぁぁぁ。
134 :
◆GU/ptbK4fw :2007/02/10(土) 02:19:42.85 ID:9f1GKASc0
「んー脚もすべっすべだね。元々だっけか?」
片手が脚へと伸びる。太股を揉み扱き・・・・
「あにゃぁぁっ!」
「そりゃそりゃ。」
脚の付け根の方へと手を動かす。
(そっちはぁぁぁぁ)
「ひぐ!」
「?」
すりすり。
「あひゅ!」
「ん?もしかして・・・」
(やばい・・・)
「我慢してる?」
端的な質問だった
「ん・・いや・・・何のこと?」(Exactly)
「ふふ・・噛まないって事は相当焦ってるんだね?嘘は真面目に言う物じゃないよ。」
「え・・・にゃ・・・」
「ほら!」
胸と腿に回されていた手を膝裏に回され。
いわゆるM字開脚の体勢。
「ほら、ここなら汚れないから自由にしちゃっていいんだよぉ。」
「だ・・・め・・・だめ・・・・」
「ふん・・・聞き分けのねーやつだな・・・」
右手が動く。腕で片足を絡めたまま、その指先を中央へ。
135 :
◆GU/ptbK4fw :2007/02/10(土) 02:22:03.81 ID:9f1GKASc0
「そこは・・・そこは・・・」
「大丈夫大丈夫、ちょこっとアレするだけだから。でも初めては自分でイクんだよ?」
「そういうことじゃねぇ、いみゃ、やめ」
くぃ!
「にゃぁぁぁぁぁぁぁぁ」
局部への軽い刺激で俺の股間が決壊し、黄色い液体が風呂場にぶちまけられた。
「ちゃんとどういう風に出てくるか見てなきゃだめ。」
顔を背けたところを正面に固定され。
「うわ・・・うわ・・・・」
桃色のすじから体液が放出されるのを直に見せつけられる。
その様子をまじまじと見つめる姉の視線。
「終わった?」
コクリ。
顔が爆発しそうになる。
「はいはいいい子いい子・・・よくできました。」
「にゃう・・・あう・・・」
あまりの出来事に放心しつつ姉に寄りかかっていると、そう言いわれて頭を撫でられた。
「これで次からは一人でできるよね?」
「・・・うん。」
「よしよし。」
抱えられ、シャワーで流されると何故か安堵感が沸いてくる。
「私も下の方はちょっと苦労したからね・・・」
「そ、そうなんだ・・」
微妙な優しさに触れた気がした。
無論、全くを持って要らないが。
「じゃ、今度はこっちしましょうか?」
「え?」
そして姉が次に使う、銀色に光り輝く器具を取り出した。
136 :
◆GU/ptbK4fw :2007/02/10(土) 02:27:13.29 ID:9f1GKASc0
「どう?痛くない?」
「な・・・ん?!そこ・・・でも・・あっだめ、引っ張らにゃいで。」
「あん・・・、柔らかい・・・」
舞が手にした器具で踊を翻弄する。時にゆっくり、時に素早く。
「ちょっと強くするよ・・・」
「にゃう!」
その『舞』という名に恥じないなめらかな動きで、妹を翻弄し・・・
シャキシャキ
「もうちょっと斬り込みたいけど、プロじゃないから我慢してね。」
「ん・・・このくらいの長さの方がいいかも。」
髪を整えていった。
「ところでさっき下の方触っちゃったけど大丈夫?」
「ん・・・あ、うん。」
シャキシャキとはさみの音を聞きつつ視線を下に・・・やっぱり恥ずかしくなって真正面に戻す。
ちょっと、考えたくない。
(しかし可愛らしくなっちゃってまぁ)
自分を見て思うのもなんだが。
そしてふと、自分の後ろのほくほく顔で毛先を揃える姉と自分を比べてみる。
う〜ん、すごく似ているがやはり姉の方が鋭い感じか。でも唇や目元のふっくらした感じは同じだ。
髪は伸ばしているから姉の方が長い、そして色が濃い。しかし見た感じ毛流は似たようなもんだし、俺も伸ばしたら似合うかな?
あとは・・・
(うわ・・・胸揺れてる・・・)
不覚にもそこに目が行ってしまった。ま、立ち位置の関係で上半身しか見えないので目が行きやすいといえば言い訳程度にはなるか。
「ん?これ気になるの?うりうりぃ」
しまった、目が合ってしまった。
「やめれって・・・」
「大丈夫!って言うか踊のも現時点で結構なアレだから。」
後頭部に胸を押しつける姉を押しのけると・・・まんざらではない顔でニヤけている。
そしてまた背後に戻り最後の仕上げに、細かくはさみを入れはじめた。
137 :
◆GU/ptbK4fw :2007/02/10(土) 02:29:44.98 ID:9f1GKASc0
「でもさ」
「なにさ?」
トーンが一段落ちた感じ、珍しい。
「やっぱりこう・・・じゃれるのっていいな・・・って。」
「え・・」
そういえば、まだ俺達が兄弟だったころはよくじゃれて遊んでいたものだ。
無論、兄が姉となってからはそういう事は皆無。
姉がぺたぺた触ってきたりする(打撃技など)事はあったがそれまで。
俺の方から逃げていたし、姉もそれ以上の事(関節技など)をする事はなかった。
いくら姉弟とは言え、男女の溝という物はそこに確実に存在していた。
「ねぇ・・・」
「ふふ・・・・変な気持ち起こしそう。」
「アッー!」
「ほら、できた!」
毛先がさっぱりしただけだが、結構落ち着いた感じか?
「う〜ん、なんか食パンみたいだね。」
「なんじゃそら。」
「白と茶色のコントラスト♪」
言われてみれば確かに、顔面が白くて周りを囲む髪が茶色。
「はぁ・・・なるほど・・」
「ジャム塗って食おうか?」
「・・・・」
「冗談・・・冗・・・。ごめん、目覚めたかも。」
「・・・・;」
「・・・・もう一回おしっこの練習してみよっか♪」
逃げた。
138 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 02:31:30.96 ID:tNzssZz+O
放尿(*´д`)ハァハァ
139 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 02:31:43.16 ID:9f1GKASc0
以上ですた
いろんな人が来てて今夜はアレだなぁ・・・
>>117の続き。117の最初の文の順番メチャクチャワロタwwwバレンタインそっちのけです
ちょっと待て。このスレに書かれてることって、今の俺じゃん。
1から読んでいくとどうやらこのスレは『15、16歳位までに童貞を捨てなければ女体化する世界だったら』という設定を元に色々なSSを投下するスレらしい。
色々な作品を見ていくとやはりスレタイの通りに15、16までに脱童貞しなければ女性になると言うことが分かる。
しかしコレはフィクション。現実には起こるはずがない。
しかし、俺は女体化(どうやらこのスレではTSとか言うらしい)してしまった。
とりあえず記念パピコしてみるか…
「朝起きたら女体化してた件」
…だれも本気にするわけがないだろうな。
5分後更新ボタンをクリック。いくつかのレスがあった
>>wktk
>>新たな職人キター
どうやら職人(このスレではSS又は絵を投下する人の事)と間違われたようだった。
「ちょw違うwwwマジで女体化してたんだが…」
>>sneg?
エロゲ違うwwwやはりだれも信じるわけが無いよな…。
しばらくSSを読み漁ってた。P90氏すげぇwwwTちゃん萌えるwwww
するとこんなカキコが
>>おまいらテレビ東京みてみろ!すげぇwww
>>ニュースやべぇwww
>>リアル女体化ktkr
ん?なにそんなに騒いでんだ。おもむろにリモコンでテレビ東京を付ける。
『緊急速報!全国で15、16歳の男子が突如女体化!現在8件確認』
mjsk?俺の他にも女体化した奴が居るっていうのか?
>>さっきの奴も本当なんじゃね?
>>あるあr・・・あーよwww
>>神光臨?
141 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 02:37:36.66 ID:tNzssZz+O
142 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 02:41:01.02 ID:SN14MYxdO
143 :
お芋:2007/02/10(土) 02:48:31.96 ID:dDne2+yW0
うわ〜すごい人いっぱい
144 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 02:48:43.45 ID:FvWb7qjP0
>>140 女に間違われるのはあんまり嬉しくないよ・・・
いや・・・普通の服で間違われるから嬉しくないのか・・
145 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 02:53:40.28 ID:5ECfyqX40
>>143 お芋どんこんばんみ〜
安価書きながらチラチラ見てるんだけど
今日は結構エロネタ多いなwwww
>>144 お前は全俺を怒らせたwww
間違われてみたいんだぜorz
147 :
お芋:2007/02/10(土) 02:56:51.14 ID:dDne2+yW0
ウチはエッチなのは書けません><
148 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 03:02:00.01 ID:I5McvN/r0
149 :
お芋:2007/02/10(土) 03:04:34.83 ID:dDne2+yW0
うぃっすー
150 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 03:09:49.85 ID:m0Uji2GG0
ここからどういう展開に持っていくかが不安
やっぱ行き当たりばったりで書くのはこれがあるから怖いwww
だがそれがいいwww
151 :
コゲ:2007/02/10(土) 03:10:25.43 ID:vxtGHnD70
まだ学校だけど・・・すごいGJラッシュですねwww
152 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 03:12:34.79 ID:SN14MYxdO
153 :
コゲ丸@学校:2007/02/10(土) 03:15:53.92 ID:vxtGHnD70
>>152 kwskと言われても・・・卒論で徹夜組確定?
んでマッタリROMりながらやってたけど集中力切れorz
今はお絵かきしようかと思って来てみた。
154 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 03:19:33.37 ID:SN14MYxdO
155 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 03:30:32.56 ID:pSrNTqKWO
さっき生まれて初めて煙草吸ったが何が良いのか分からんからもう吸わね
チラ裏スマソ
>>153 wktk
156 :
お芋:2007/02/10(土) 03:31:57.16 ID:dDne2+yW0
ウチも安価と行こうかな
157 :
お芋:2007/02/10(土) 03:38:15.05 ID:dDne2+yW0
絵にする?
SSにする?
そ・れ・と・も・ワタシにする?
158 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 03:42:19.36 ID:pSrNTqKWO
現在進行形で干し芋食ってる件について
159 :
お芋:2007/02/10(土) 03:44:44.27 ID:dDne2+yW0
なんだって!干したウチだって?
160 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 03:47:45.05 ID:m0Uji2GG0
俺、焼いた奴も好きなんだよなぁ。性的な意味で
161 :
お芋:2007/02/10(土) 03:52:50.42 ID:dDne2+yW0
焼いた・・・ウチがいいの?
162 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 03:56:03.57 ID:m0Uji2GG0
>>155 タバコなんて吸わないで一緒にお芋食べようぜ!
163 :
コゲ丸@学校:2007/02/10(土) 03:59:19.17 ID:vxtGHnD70
んじゃ安価↓適当に描くかも
164 :
お芋:2007/02/10(土) 04:02:06.11 ID:dDne2+yW0
ん?え?ウチ?
165 :
コゲ丸@学校:2007/02/10(土) 04:03:10.71 ID:vxtGHnD70
なるほど・・・また描いて欲しいんですね?wwwwwwwwwwww
166 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 04:05:04.75 ID:m0Uji2GG0
>>165 wktkってレヴェルじゃねーぞwww
眠気が消し飛ぶくらいのやつ…頼むぜ
167 :
お芋:2007/02/10(土) 04:07:17.84 ID:dDne2+yW0
え?えーーーーー!!
168 :
お芋:2007/02/10(土) 04:09:39.31 ID:dDne2+yW0
も・・もう寝るーー
169 :
コゲ丸@学校:2007/02/10(土) 04:10:13.64 ID:vxtGHnD70
170 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 04:12:46.92 ID:m0Uji2GG0
すごく・・・いい芋です//////////////
171 :
コゲ丸@学校:2007/02/10(土) 04:13:53.69 ID:vxtGHnD70
次↓眠い・・・何時間寝てないんだろ・・・
172 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 04:17:17.22 ID:m0Uji2GG0
僕達の下半身になにかこう刺激を与えるようなもの
173 :
コゲ丸@学校:2007/02/10(土) 04:23:56.13 ID:vxtGHnD70
・・・刺激・・・?一応把握。
174 :
ちょめ助 ◆1qUcSvsxGs :2007/02/10(土) 04:26:35.34 ID:5ECfyqX40
やぁ、
>>99の安価人はまだ起きているかい?
安価出来上がったんだが投下してもOKかな?
175 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 04:27:42.83 ID:SN14MYxdO
>>174 まってたぜー
何度ダークサイドに落ちそうになったか
176 :
ちょめ助 ◆1qUcSvsxGs :2007/02/10(土) 04:28:30.61 ID:5ECfyqX40
>>99安価 単語は使ってないけど雰囲気で出してみた。
「あぢぃ〜・・・だから夏は嫌いなんだよなぁ・・・」
クーラーのない自分の部屋で読書感想文を書くために数冊の小説を交互に目をやりながら
そう一人ごちを漏らす俺。
「しっかし、読書感想文って苦手なんだよなぁ・・・洸は得意そうだけど」
手に取った一冊をパラパラまくっていると、ふと変なことを考える。
「読書感想文なんだし、漫画とかでもいいんじゃないかな?」
いいわけがない、だがかといって小説を読むのもめんどくさい。
そう思いながら棚にしまってある漫画を取り出してみる。
男であったときに買ったスポーツ系の漫画や格闘漫画、ファンタジー物等
それなりの数を所有している。漫画を取り出してはぱらぱらっと少しめくって
また同じ場所に戻す。何回かこんなことを繰り返しているうちに、ふと思い出した。
「あ、そういやエロ本まだ処分してなかったなぁ・・・」
男のときはそう言うものに非常に興味があったのだが・・・最近は読むどころか
目を向けることすらなくなっていた。
俺は勉強机の一番下の引き出しの底に本を隠し、ベニヤ板でもう一層の底を作る
方法でエロ本を隠している。とりあえず、そこからエロ本を取り出してペラペラと
めくりながら中を確認する。
「うあぁ〜・・・男の時は宝物みたいに思ってたんだけどなぁ・・・
今見ると、なんていうか・・・苦笑を飛び越えて失笑するな」
などと口走りながらもパラパラめくり続ける。
177 :
ちょめ助 ◆1qUcSvsxGs :2007/02/10(土) 04:29:02.50 ID:5ECfyqX40
>>176 続き
パラパラめくり続けるうちに、ふと俺の手が止まる。
そのページは女性が一人で自慰行為にふけっているシーンだった。
「・・・そういえば女になってからオナニーしてなかったなぁ・・・」
体にそう言った欲求が沸かないわけじゃない、ただ単に洸に会うたびに、その
えっちな悪戯をされるために、あまり自発的に行うようなことがなかったのだ。
「・・・ちょ、ちょっとやってみようかな?ちょっとだよ?別にそう言うのが好きなわけじゃないよ?」
誰も居ないのに只管言い訳じみた独り言を漏らす俺。
その後、少しあたりを見回して人気がないことを確認するとベッドに腰掛ける。
そして服を着たまま自分の胸を軽く揉んでみる。
「ん〜、なんかあんまり気持ちよくないかなぁ?」
そう思いながらほんの少し力を強くして、こねるように揉んでみる。
「ん・・・あ、これはちょっといいかも・・・」
少し気持ちいいやり方を発見して、しばらく揉み続ける。すると徐々に体が熱くなってくる。
それと同時に服の上からでも、ほんのちょっと乳首が浮き上がっているのが分かる。
「・・・洸が、摘んだときは電気が走ったみたいになったけど・・・どうだろ・・・」
恐る恐る、自分の指で少し盛り上がった自らの突起物を摘み上げる。
「ひっ・・・ん、はぁ・・・これはいいかも・・・」
最初、少々強くやりすぎたためビリっと来たが、徐々に一番いい感覚を覚え始め
片手では胸をこねるように揉み、もう片方では自分の乳首を弄り続ける。
洸にされているときは完全に洸のペースであり、刺激が強すぎて自分にはまだ辛い。
いや、気持ちよくないわけじゃないのだが・・・。
それに比べて、自分でするのなら自分が一番いいと思える刺激を作ることが出来
なんだか凄くゆったりと気持ちよくなれる。
「はぁ・・・あっ・・・これは気持ちいいかも・・・あ・・・はん」
うわ言の様に色々な刺激を楽しみながら徐々に徐々に上り詰めていく。
178 :
ちょめ助 ◆1qUcSvsxGs :2007/02/10(土) 04:29:24.93 ID:5ECfyqX40
>>177 続き
それから俺は服を中途半端に肌蹴、ブラを外して直接刺激を始める。
自分の手の暖かさが、指紋が擦れる微妙な感覚が、気持ちよくてとまらない。
そこまで上り詰めると、今度はもっと強い刺激が欲しくなる。
しかし、胸はずっと弄り続けたせいで少々感覚が麻痺してしまっている。
「あぅ・・・ちょっと物足りなく・・・なってきたかも・・・」
オナニーを続けてる間、誰も居ないのに、見られてるわけでもないのに
いいわけじみた独り言をずっとうわ言のように漏らし続けている。
それから俺はジャージを膝まで下ろすと、ショーツの上から大事な部分を軽く擦る。
瞬間、下半身から脳髄に至る電流が勢いよく走り抜けるような錯覚を覚えた。
「はぁっ・・・!くっは・・・コレきくわ・・・あふ・・・」
でも手は止めず、擦りながら突起物に手がかすめる。
すると体が勝手にビクっと跳ね上がり、洸にされているときの様に
何かが体の中でうずめき始める。
「うっ・・・くぅ〜・・・あっん・・・はぁ・・・」
体に力が入らなくなり、ベッドに横たわりながらも手は止めない。
いや、止まらないと言ったほうが正しいかもしれない。
まるで別の生き物の意思が宿ったように、それでも自分がされたいと思うことを
的確にやってのける両の腕。
「ああぁ〜・・・うぅ・・・気持ち・・・いい・・・っはぁ・・・」
もう自分が何を口走っているのかも分からないほど、脳髄がスパークしている。
目の前が白くぼやけて霞んで見える。意識が虚ろになりながらも更に気持ちよく
なれる方法を模索し続ける手。
「あっ!あぁ・・・・と、止まらない・・・止まらないよぉ・・・」
179 :
ちょめ助 ◆1qUcSvsxGs :2007/02/10(土) 04:29:51.46 ID:5ECfyqX40
>>178 続き
もう余裕がなくなって、体の中に溢れかえる何かを早く外に吐き出したくて
狂ったように大事な部分を弄り続ける。
「うわ・・・あぁっ・・・うあぁ・・・ダメ、ダメっ!」
全然ダメじゃないといったように、両手が敏感な部分を虐め続ける。
湿った音が忙しなく部屋に響き続ける。誰にも見られていない、誰にも咎められる事がない、
その事が更に自分の劣情を加速させていく。
「ッ〜〜〜〜〜〜〜!!」
一際体がビクンと跳ね上がり、絶頂を迎えた俺の体は力なくぐったりとなる。
肩で息をつきながら、呼吸を整えようとそのままベッドに横たわり続ける。
「はぁ・・・はぁ・・・女になったときは、こんなこと信じられなかったけど」
実際やってみると、それがどんなものか理解すると伴に、気持ちが分かった気がした。
「多分・・・イったんだよな・・・?でも、なんだろう・・・まだ体が熱い・・・
それになんだろう、なんか・・・物足りない?分からない・・・」
そう思いながらぼーっと自室のドアを見つめ続ける。
「なんでかな・・・?洸・・・」
ボソっと呟く俺。
「なにが何でなんだ?」
180 :
ちょめ助 ◆1qUcSvsxGs :2007/02/10(土) 04:30:15.41 ID:5ECfyqX40
>>179 続き
「ッ!?な、なんで・・・なんで居るんだよ洸!?」
「いや、お前の御袋さんに聞いて部屋に居るみたいだからどうぞって通されたからだ」
しれっと言われあっけに取られてたが、はっとなって思い出す。
今俺がどんな格好で、どうしているのか・・・を。
「わっわわわっ!こ、洸・・・ちょっと外に出てろよっ!!」
そう言って俺は近くにあった枕を投げつけて洸を追い出そうとした。
だが、投げつけた枕は簡単に洸にキャッチされる。
「なんでだ?俺とお前は彼氏と彼女なんだし・・・別にいいんじゃないか?
始めて見たわけでもないし、見られたわけでもないだろ?」
平然とそう言う洸。それはそうなんだが、そう言う問題じゃない。
さっきまで一人でオナニーして、その余韻もバッチリ残っている。
恥ずかしくて顔を真っ赤にしながらも、急いで身なりを整えようとする。
しかし、体に力が入らない上に、少々麻痺している。
「なんだ、体に力が入らないのか?しかし、水臭いなして欲しかったんなら
俺を呼べばよかったろう?いつもの悪戯じゃ足りなかったのか?」
そう言いながら洸が近づいてくる。目にはあの悪戯っぽい光を湛えながら。
「やっ・・・?こ、洸今は・・・あ!だ、ダメだって・・・あんっ」
イったばかりで、まだ熱がこもっている俺の体を撫で回し始める洸。
「お前、いつもイクとすぐ寝ちゃうからな・・・直後に弄繰り回したら
どうなるか、ちょっと試してみたかったんだよ」
そう言いながら、洸は俺の大事な部分を優しく強く弄り続ける。
「ッ〜〜〜!!くあぁぁああ?ダ、ダメ!!ホントにっ・・・んぁ!ダメっ・・・」
出来上がってる上に更に追い討ちをかけるように刺激を送りつけてくる洸。
181 :
ちょめ助 ◆1qUcSvsxGs :2007/02/10(土) 04:30:53.11 ID:5ECfyqX40
>>180 続き
「うぁっ!・・・うあぁぁっ!?ぐぅ、ううぅぅ・・・
ああああああぁぁあっっ!だっうっ・・・ッ〜〜〜〜〜!!!」
俺はシーツを力いっぱい握り締め、俺は更なる絶頂へと上り詰めた。
体は何度もビクビクと跳ね上がり、声にならない声が絶叫となって木霊する。
頭が白くなりかけ、涎が口から毀れ、目の前がチカチカする。
「早いな・・・大丈夫か?」
優しく声をかけてくる洸、だが声は出ない。未だにからだがビクビクと震えている。
顔だけ洸の方へ向けて、目でダメであることを訴える。
「そうか・・・大丈夫みたいだな?」
そう言って目を細める洸の顔を見て、戦慄と恐怖を覚える。
これ以上されたらおかしくなる、そう思うと背筋がゾクゾクとする。
必死に声を振り絞ろうとして口をパクパクと動かす。
「だ・・・だめ・・・も、もぅ・・・無理」
やっとのことで否定の声を振り絞れた。すると洸はふっと優しく微笑む。
その顔を見て、一瞬安堵した。だが洸はまた手を動かし始める。
「ッ〜!くっ・・・・うぅ・・・あ・・・ああぁ・・・」
声は出ないはずなのに、洸に弄られるだけで呻きにも似た声が漏れる。
体は熱くて溶けてしまいそうで、洸に触られているところが焼け爛れそうだ。
刺激を与えられる度に、顔を右へ左へ振る。
心臓が爆発しそうなほどに鼓動し、俺の胸は張り裂けそうな痛みさえ覚える。
洸の指は労わる様に、でも激しく強く俺を刺激する。
やがて三度目の絶頂に至り、血が出そうなほどに歯を食いしばり
そして、気絶した。
薄れ行く意識の中で、洸の細く笑う顔が見えた気がした。
182 :
ちょめ助 ◆1qUcSvsxGs :2007/02/10(土) 04:31:47.45 ID:5ECfyqX40
以上でござる。
悠始めてのおなぬー(*ノノ)
こんなカンジでよかったかな?
>>175
183 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 04:32:34.75 ID:SN14MYxdO
なんというエロス・・・
読んでる途中でおっきしてしまった
このSSは間違いなくエロス
184 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 04:44:52.10 ID:SN14MYxdO
ちょめ助さんトンクス
185 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 04:45:36.46 ID:5ECfyqX40
186 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 04:47:17.39 ID:SN14MYxdO
187 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 04:50:04.30 ID:m0Uji2GG0
さすがに俺も寝る
コゲ丸氏、先立つ不幸お許しくだしあ
188 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 05:21:10.60 ID:jSU2KEW4O
wktkだ!もうwktkしかない!
189 :
コゲ丸@学校:2007/02/10(土) 05:33:56.60 ID:vxtGHnD70
ttp://up2.viploader.net/pic/src/viploader412574.jpg 思いつかなかった・・・エロ難しいよエロ・・・
マモル「ID:m0Uji2GG0君!遅れてごめんね・・・はいコレ・・・」
187「え?これ・・・」
マ「うん、ゴメンね?昨日渡すつもりだったんだけど・・・」
187「・・・ううん、嬉しいよ。ずっと避けられてると思ってたから」
マ「避けてなんて!!・・・ちょっと、恥ずかしかっただけで・・・///」
187「・・・ありがとう・・・ねぇ、もう帰る?この後映画にでも・・・」
マ「あっ・・・うん・・・//////」
キュッ
マ「エヘヘ・・・ID:m0Uji2GG0君の手・・・あったかい・・・」
187「///・・・いこっか?」
マ「・・・うん///」
チュンチュン・・・
187「はっ!?夢か・・・俺にもあんな青春時代があったんだよな・・・」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜fin〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
190 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 07:30:11.60 ID:AMIzF/8IO
おは保守。
あ、因みに修正しまくりの新参者です。
今日仕事終わってから続きうpしますので〜ノシ
191 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 07:33:36.68 ID:gA/j2G8lP
ワクテカな朝
192 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 08:11:28.14 ID:L2zHXdxUO
なんか人いっぱいいたー!!
くっ! 昨夜に参加したかった……
そろそろ会社つくのに読み切れねぇ
今日はザウルス持ってきたから続きが書ける
なんとか夜までにヴァレンタインの後編を――
それはそれとして、おはよー
193 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 08:54:47.77 ID:k9vm5MO70
執筆中保守
194 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 10:02:27.88 ID:55oJIPAU0
出かける前保守
195 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 10:18:42.46 ID:EmXIbX/H0
大学受かった保守
196 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 10:33:46.06 ID:0ipL9oPIO
それはめでたい
197 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 10:51:11.72 ID:L2zHXdxUO
おお、それはおめでとう
198 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 10:52:47.89 ID:GSajGKG1O
pukiwikiは連続改行が省略されるのがめんどい保守
199 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 11:06:14.35 ID:AMIzF/8IO
仕事の合間に執筆したいが仕事が片付かない保守
200 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 11:53:52.06 ID:6/FTaFCZO
受かったものの浪人するか悩み保守
201 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 12:26:12.78 ID:M2B6Jhko0
おはようほす
202 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 12:47:21.71 ID:6bXVPfiG0
くそ、ここ見てたら俺も書きたくなってきたじゃねーかw
SSなんてここ3年書いてねーのに…
まあとにかく保守!
203 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 13:13:33.35 ID:93rb8Cu10
ほ
204 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 13:34:48.39 ID:FvWb7qjP0
保守係が安価しあす
↓
205 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 13:36:27.28 ID:93rb8Cu10
雨宿り
206 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 14:04:36.27 ID:unvk27ig0
なんか書こうと思ったんだけど、
エロいのとエロくないのどっちがいいかな。
207 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 14:07:01.16 ID:FvWb7qjP0
天気予報では降水確率50%といっていたが、朝は雲ひとつ見えないくらいの快晴だった。
それなのに、夕方になって降り始めるというのは大島にとって見れば不意打ちに近かった。
冬の雨は寒く、肌に当たると冷たさよりも痛みを感じるくらいで、大島はため息をつく。
マフラーを巻き直し、手を服の中に引っ込めてかばんを抱きかかえる。
「ううぅ・・・さむい・・・」
がくがくと足が震え、流石にスカートにはまだ慣れていない大島は膝を抱えるようにしゃがんだ。
天気予報のばか・・・なんて思ってみても雨は一向に止む気配がなかった。
降り続ける雨の音を聞きながら壁に寄り掛かり目を閉じる。
早く帰りたいな・・・早く帰ってお風呂に入ってバーローと一緒にぬくぬくしたい・・・。
「ぅ・・・」
雨の勢いが強くなってくるのを見て、雨宿りなんてやめて帰ったほうが良いのではないかと思えてきた。
だが、走り抜けるには家まで10分間を全力で走り続けなければならない。
残念ながら大島にそんな面倒くさいことをする力は残っていなかった。
「あれ・・・?大島?」
「う・・・?岡田くん!」
顔を上げると一見大人しそうな顔をした爽やかなイメージの実際喋ったことの無い人がいた。
多分クラスメイトだとは思うのだが、男だった時の記憶があいまいになっていてよくわからない。
「傘あるけど、一緒に帰る?」
「ほんと!?やったぁ!」
「うん、家、どこなの?」
「えっとね・・・」
やっと楽に家に帰れる!大島の本音である。
208 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 14:08:12.69 ID:FvWb7qjP0
209 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 14:13:59.02 ID:tNzssZz+O
昨夜は寝てしまったわけで…
オナヌー良いなぁ。エロいいなぁ。
210 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 14:16:35.13 ID:unvk27ig0
211 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 14:27:09.40 ID:FvWb7qjP0
↓
212 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 14:34:06.91 ID:0ipL9oPIO
すれちがい
213 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 14:52:06.48 ID:93rb8Cu10
雨宿りGJ!!和んだ
214 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 15:28:55.87 ID:0ipL9oPIO
バイト前捕手
215 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 15:30:00.61 ID:FvWb7qjP0
「みさと?考え事?」
大島が机に伏せているのを見て足立は不思議そうに首をかしげる。
いつもはしゃいでいる大島がぐったりしているのは何だか気味が悪い。
「うー・・・実は・・・」
大島は自分の机の中からノートを取り出すとそれを足立に見せる。
真っ白の名前も書いていないノート、どのページも白紙のまま、使った痕跡は見られない。
これがどうしたのかと足立は大島に尋ねた。
「・・・ノートとってない・・・」
「ば、ばっかじゃないの!?今回のテストは一年分の全部が範囲でしょ!?」
「あう・・・」
泣きそうな顔で見上げてくる大島、この攻撃はもう何度も受けたことがある為、足立は視線を退ける。
大島の顔が期待しているような表情に変わっているのを見て足立は背中を向けた。
「し、しらない!私は見せないからね!」
「えええええ・・・いじわる・・・」
がっくりと肩を落とす大島に山根はふらりと立ち上がると大島の肩をぽんっと叩く。
その行動を見て、足立は素早く山根の手にあったノートを取り上げる。
「だめ!だめだめ!こいつはね、甘やかすとすぐ調子に乗るから!」
「のらないもーーーん」
「ほら、乗ってる」
足立に指摘され、大島は足立を睨みつけ山根の手を握り悲しそうに見上げる。
本当にこいつは悪女だ。
「・・・足立、大島が試験で落ちてもいいのか?」
「う・・・それは・・・」
「ふっ」
大島が山根の影で薄ら笑いを浮かべ足立を見上げる。
「この・・・この・・・まな板!」
ノートを山根に付き返すと足立は走って何処かへ行ってしまった。
まな板という言葉に地味にショックを受けた大島だった。
216 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 15:30:24.98 ID:FvWb7qjP0
すれちがわなかった。ごめんねん
217 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 15:39:59.32 ID:q5RVHswf0
暇なので3つ置いときますー。
218 :
321 ◆GxL2yKkN1M :2007/02/10(土) 15:40:35.60 ID:q5RVHswf0
第十話「ひらひらの登校」
「ボクも、宮本様の大学に行ってみたいです。」
ある朝、突然ひらひらが言い出した。
もう1週間も経つし、足の怪我の具合もよさそうだったので、
徹也は笑って了承した。女子と登校するなんて、貴重な体験だ。
十時半の講義に間に合うように、二人は家を出た。
と、アパートの前に、黒塗りの高級車がとまっている。
「お嬢様、お送り致します。」
恐怖の老人柿本がしずしずとお辞儀をしながら申し出る。
「頼んでいないわ。下がりなさい。」
ひらひらが真顔で申し出を断る。いや、断るというよりは
撥ねつけるといった感じだ。あの一件以来、彼女は柿本老人に冷たい。
「あ…でもまだ療養中だし、送ってもらった方がいいよ。」
さすがに柿本が気の毒に思えてきたので、徹也が気を利かせた。
「宮本様がそうおっしゃるなら…。柿本、K大学までお願い。」
広い、革張りの後部座席に乗り込む2人。
しかし、道中会話は無かった。重い空気が車内を包む。
徹也は、ただただ居づらくて、自分の膝ばかりを見降ろしていた。
五分ほどで目的地に到着した。正門前に降り立つと、
まばらに学生が行き交っている。
「素敵な校舎ですね。趣があって。」
「そ…そうかな?あ、B棟で講義があるから…あっちだね。」
白いブラウスに黒いミニスカート姿の人形のように可愛いひらひらと、
ネルシャツにジーンズ姿の地味な徹也が並んで歩く。
レンガ敷きの広場に出ると、後ろから声がする。
「うぃーす!てっちゃん!」
とたんに、徹也の顔が引きつった。
219 :
321 ◆GxL2yKkN1M :2007/02/10(土) 15:41:39.64 ID:q5RVHswf0
第十一話「ひらひらのざくざく」
声の主は、マサヤという男で、いつも徹也を見下しては、
優越感に浸る嫌な奴だ。普段は中傷めいた嫌味を言う以外は
声などかけてこないのだが…。
「てっちんよぉ。なにこの娘?さらってきたの?悪い奴ぅ〜。」
馴れ馴れしく徹也の肩に手を乗せ、きつい香水の匂いをまきちらしながら
エセB系のダボダボかつジャラジャラな男が話しかける。
「と…友達だよ。大学を案内してるんだ。マサヤ、もう行けよ。彼女が怖がるだろ。」
うつむき加減で徹也がそう言うと、マサヤはひらひらの前に移動した。
「あれ?よく見ると…あれェ?」
わざとらしく目をこする仕草をしながら、マサヤが絡む。
「可愛いじゃん。ねえ?よく言われるでしょ?俺が案内しよっか?ねえ?」
ひらひらは一度徹也の方を向き、何かを確認すると、言った。
「少し離れて下さらない?ブルガリの匂い…嫌いなの。」
マサヤの顔が凍りついた。
「宮本様、行きましょう?」
呆気にとられたままの徹也が、ひらひらに付いていく。
ひらひらの戦闘モードを目の当たりにするのは二度目だが、
やはり普段とのギャップが大きすぎて驚いてしまう。
こんな小さな少女が、日本刀のような切れ味の一言で、
大の男を心胆寒からしめてしまうのだ。
「百合ちゃんって…時々すごいね…。」
思わず徹也がつぶやくと、ひらひらはにこっと笑って言った。
「香水って、付ける方次第で随分と印象が変わるものですわね。
さっそく一つ勉強しましたわ。」
220 :
321 ◆GxL2yKkN1M :2007/02/10(土) 15:42:42.43 ID:q5RVHswf0
第十二話「ひらひら…君は…」
大講義室に入ると、まばらに席が埋まっていた。今日は人気の無い哲学の講義である。
一番前の、右側の方に席をとる。ひらひらの方を見ると、わくわくした様子で
前を見ている。一週間も部屋にこもっていたのだから、楽しいのだろう。
連れてきて良かった…徹也は心からそう感じていた。
やがて、少し若めの男性助教授が講義室に入ってくる。
この助教授、話自体はおもしろいのだが、テスト制で成績を付けるので、
レポート制の他の教授達に学生が流れていってしまうため、人気がない。
徹也はテストがあまり苦にならない性質なので、この教授の講義をとっている。
マイクと大きな黒板を使って講義を進めるかたわら、学生と数回やり取りを
するのがこの教授の特徴である。このやり取りがおもしろい。
「そこの黒シャツ君…それどこで買ったの?ユ○クロ?」
「そこのギャル男!お前次寝たら毒杯飲ますからな。」
徐々にターゲットが右に移る。
「そこのお人形さん!君は熱心だねぇ!感心かんし…」
ひらひらに声をかけた教授が、突然目を丸くした。
「あれ…?君は…。」
外部者であることがばれたのだろうか。徹也は息を飲んだ。
「ユリ・ノベヤマ…?まさか…」
ひらひらが立ち上がって礼をした。
「はい。野辺山です。さきほどから興味深く拝聴させていただいております。」
それからが大変だった。教授は講義そっちのけで一緒に写メールを撮りはじめるし、
他の学生は何事かわからずざわざわどよどよし始めるし。
混乱のうちに講義は終わり、徹也とひらひらは教授の研究室に呼ばれた。
221 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 15:43:50.87 ID:q5RVHswf0
以上ですー。
222 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 15:44:55.48 ID:eH3KqHWT0
223 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 15:46:02.02 ID:m0Uji2GG0
>>189 くっはぁーwww萌え死ぬwww今起きた俳句
224 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 16:23:31.52 ID:93rb8Cu10
ほ す
225 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 16:45:33.70 ID:tNzssZz+O
安価る↓
226 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 16:46:49.77 ID:tBZ/ISU6O
足コキ
227 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 17:08:16.44 ID:pSrNTqKWO
228 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 17:26:24.54 ID:tNzssZz+O
足コキ…かぁ
どうしようかなぁ
229 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 18:12:44.47 ID:93rb8Cu10
ho
230 :
風見鶏の向く方へ ◆IGfK3fyxFE :2007/02/10(土) 18:49:26.54 ID:93rb8Cu10
保守ついでに投下〜まとめの方に今までの分をのせてくださった方がいるよう
なので(感謝しています!)もし気になったらそちらも見てやってください。
「おんやぁ?」
朝、練習が始まる1時間ほど前にアリーナについた私は思わぬ音を聞いて疑問の声を出した。
なんとなく夏休みの朝早く起きてしまい、暇を持て余した私は自主練習を決めて早めに家を出たのだ。
普段朝から練習がある時、この時間には誰も来ていない。私は近所に住んでいるから7時頃起きても余裕でこの時間帯に
間に合うが、他のバスケ部員は1時間程かけて通学する人が大半なのでどうしても朝は遅くなってしまうからだ。
しかし今日は何故かバスケットボール跳ねる独特の低い連続音がこだましていた。
――――誰だぁ?こんな時間に来る殊勝な子は。
まるで見当がつかず、好奇心の赴くままに歩みは自然と速くなった。
部室にも行かずにそのままアリーナへと直行する。ガバッと勢いをつけて扉を開けた。
しかし予想外にもそこにいたのは私の知っている誰でもなかった。
231 :
風見鶏の向く方へ ◆IGfK3fyxFE :2007/02/10(土) 18:55:01.12 ID:93rb8Cu10
「誰?」
私の声に反応してその子はビクッとこちらを振り向いた。互いに視線が交錯し私はさらに驚いた。
汗のせいで艶やかに濡れたショートの黒髪は色っぽくて、
華奢で柔らかな体はしかし正確に女性の体のラインを描き、まだ未発達な部分をより強調している。
カーテンの閉まってない窓から射す陽光が当たって、神話にでてくる天使のような危うく儚げな美しい雰囲気を醸し出していた。
ため息が出るほどに妖艶な、けれども抱きしめたくなるほどに愛らしい顔立ち。
でもそれ以上に存在感のある、漆黒の光が解けたような双眸が精悍ささえ漂わせて生き生きとしている。
ギリシャ神話のピグマリオンはこんな彫像を彫ったのかもしれない。
やがて彫像は形を崩して表情を取り戻した。振り向いた刹那の表情があまりに印象的で、ほんの一瞬をかなり長く感じたようだ。
「あ、香澄先輩おはようございます。」
従順そうな、それでいてはっきりとした意思のある声。すこしハスキーなところもたまらない。
「あれ、知り合いだった?・・・わけないよね。」
こんなに可愛い子を私が忘れるわけがない。しかしなぜ私の名前を知っているのか。
232 :
風見鶏の向く方へ ◆IGfK3fyxFE :2007/02/10(土) 19:00:46.23 ID:93rb8Cu10
「あははは。やっぱり分かりませんか?」
分からないけどもそんなことよりその子の笑った顔に胸がときめいて、心臓が何かに掴れたような感覚に襲われた。
そんな私の様子が考え込んでいるように見えたのかその子はなんだか可笑しそうに続けた。
「結構外見変わったんでわかんないかも知れないですけど遥凪ですよ。」
「そう、ハルナちゃんっていうの?残念ながらあの忌々しい一ノ瀬遥凪君と同じ名前じゃない。
まぁ、別にハルナちゃんには全然関係ないけど。」
「いやだからその一ノ瀬ハルナですよ。」
「え・・・?」
意味が分からずに私は思考停止してしまった。そして不意に思いつく。
「ああ!!そっかトランスしちゃったってなんか立夏たちが騒いでた!いやでも全然わかんなかったよ。
こんなに変わるもんなんだね〜。」
なんの屈託もなくからからと笑う私を少し不満そうに見つめてくる。
「それで何で私が忌々しい一ノ瀬呼ばわりされてるんですか?」
どうやら女体化したらしき遥凪はやや不満げに私にたずねた。そんな顔も可愛かったけど。
233 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 19:01:25.22 ID:AMIzF/8IO
帰宅前保守
234 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 19:03:46.15 ID:UJnXELBj0
(´・ω・`) やあ 金糸雀には一生外には出れない呪いをかけた。
しかし君たちは運がいい。
http://tmp6.2ch.net/test/read.cgi/download/1171095266/l50 ↑このスレに
/ | |l | |i _「 ̄ `ヽ. `ヽ \ /
/| |l | |l ´ 、 \ \ \ /
/ | |l | ' ヾ、 ヘ \ \ _∧ , ヽ
/ | |l | // ×_,\ \ r┘ ' └1_ ',
/ | |l | ,′ / -- 、 \ \ _」 __ ムハ _
| |l |.i ィ´ \ ヽ /:::::Y⌒>、し'⌒ ̄廴_
| |l |il ,| ,ィ=ミ,、 \と⌒Y ハ伐入、 __フ
| |l |ll/|r':::::::::i } `ヽL 〉八Zソノ:ヽ _)
| |l |}ハ|ゝ:::::ノ x =<弋 /:√⌒i::ト、::/__」
_ _| |l |、 }l ''' , i」::::::::i } L!::| __ハ:Yノ ちょ、ちょっとでれないかしら!
く ヽ| |l | } ハ _ ゝ:::::ノ ' ,、|::|ー' イ^|::|
く \)| |l |ノr‐ ^> ´ 丿 ''' ,、__川::l/ |::| このスレッドを無理やり閉じたら死ぬかしら
, -\. Y| |l |┘ , ' ,へ. ___ ,.-、イ-、二ヘ::\ |:::l
/厶ーJノ | |l 「ー〈_ `ヽr┬‐/ // /`Y=ト、::\ |::::l 安全に閉じる場合は・・・アレ?どうするんだったかしら???
. 〈〈__ ィ 〈| |l | 厶ィノ r‐、/ // / /´}__{ ヽ/└┘
 ̄ Fニニ! |l 「廴_ └zハ ` ' / /__j /
└テt /| |l | }├‐z_ \} /_] -┬、 / /
_. ィ´ ̄/ | |l | |! L.)├ハ/ヽr勹、/了工___,ノ / /
< / /, | |l | 匕ノー┐ └^ーrイー‐' /
.// // | |l | / ヽハ/レヘ、_ └i /
と書き込めば金糸雀の呪いは解け、お礼に金糸雀が君達の妹になる。
では、健闘を祈る。
235 :
風見鶏の向く方へ ◆IGfK3fyxFE :2007/02/10(土) 19:04:19.83 ID:93rb8Cu10
「え〜、だってそれは遥凪君が私と由紀ちゃんの仲を引き裂こうとするから。」
「それは先輩が由紀に変なこと吹き込むからでしょう!兄だった私としては妹を汚すわけにはいきませんからね。」
「そんな汚すなんて。それに愛に歳の差も性別も関係ないじゃない〜。」
さらにいうなら由紀ちゃんの性癖は元来彼女に備わっていたものだ。私はほんの少しお手伝いをしただけなのに。
まぁ今は遥凪ちゃんの機嫌を傾けないためにもそんなことは口にしないけれど、
「中学生に手を出すのは児童ポルノ禁止法で禁止されてますよ。」
こんな風につんとしていられると、ついいじめたくなる。
「ん〜それもそうなのよね。」
といって・・・
私は遥凪ちゃんの首筋にそっと手を這わす。その動きは意識せずともどこかに淫靡さを感じるだろう。
「けど・・・」
236 :
風見鶏の向く方へ ◆IGfK3fyxFE :2007/02/10(土) 19:09:30.89 ID:93rb8Cu10
「な、な、っっな・・・」
どうやら突然のことに動揺してるみたい。そんな隙をみてあごにその手をやり、くいっと顔をこちらに向かせる。
「高校生なら問題ないわよね?」
引き寄せた顔には驚きに揺れる宝石のような漆黒の瞳、はらりと垂れる艶やかな髪がおちている朱に染まりつつあるうなじに
唇を這わせてみたくなる衝動が思考を焦がす。
冗談のつもりが完全に目の前の獲物に神経を集中させられてた。
鼻腔をくすぐる香りはほんのり甘くて石鹸のような清潔さを呼び起こすばかりなのにどうしてこうも欲情を誘うのだろう。
「ちょっっ、っと、先輩っっ、あのっ・・・」
左肩から手を回し、遥凪ちゃんを拘束する。怯えた瞳が、かえって嗜虐心をそそることをこの子は知っているだろうか。
もはや視界には整った彼女の顔と潤んだその唇しか映らない。
思考に熱があるみたいな靄がかかる。この衝動はもう止まらない。
「先輩っっ、やっ、っめ・・・!!」
237 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 19:13:09.98 ID:gA/j2G8lP
ワクテカしながらさるさる回避
238 :
風見鶏の向く方へ ◆IGfK3fyxFE :2007/02/10(土) 19:14:58.47 ID:93rb8Cu10
腕の中でその華奢な体で僅かな抵抗を示すが私の腕は完全に彼女を捕らえている。
自分よりも7、8cm低い彼女の体に覆いかぶさるように、その唇を奪おう
「うぁっ・・・っと」
としたところで私から逃げてしまった彼女のためにバランスを崩して素っ頓狂な声を上げてしまった。
遥凪ちゃんは刹那のうちに私に逆に近づいてしゃがみこむようにして拘束から逃れ、怯えるように距離をとる。
「な、な、何をするんですか!!!?」
いやー、そんな焦って頬を高潮させているあなたが余りに可愛いのがいけない。
あんな顔をされたら誰だって理性の一つや二つ飛んでしまうに違いないでしょうに。
いやしかし惜しいことをした。あとちょっとだったのに。
「やだ〜、なに本気にしてるの遥凪ちゃん。冗談に決まってるじゃない。」
とりあえず軽口を言ってごまかす。
「嘘ですよ!!思いっきり目が据わってました!!!」
「あはは、そんなことないって。それじゃあ私着替えて来るから〜。」
239 :
風見鶏の向く方へ ◆IGfK3fyxFE :2007/02/10(土) 19:19:12.86 ID:93rb8Cu10
笑顔を作って何とかごまかし、たたっと駆け出して私は部室に急いだ。なんかまだ後ろの方で講義の声が聞こえたが。
久々に胸が弾む。近頃刺激に乏しい学園生活に嫌気がさして来たところなのだ。
「♪〜」
鼻歌を奏でながら新たな吉兆を胸に、私は勢い良く部室の扉をあけた。
※ ※
ダンッダンッ
香澄が去ったあとただ一人練習する遥凪のボールのバウンドの音がアリーナにこだまする。
――――に、二度とあの人に油断しちゃいけない。
心臓がまだわずかに鼓動を大きくうっている。まったく朝から酷い目にあった。
女になってまだ3日しかまともに経っていない遥凪はどうしてもまだ男の時の感覚を忘れることは出来ない。
艶のある茶色のショートカットで縁取られた香澄先輩の顔立ちは高校生とは思えないほど大人びていて、
だけど最後に笑った顔はビックリするほど無邪気で可愛かった。
240 :
風見鶏の向く方へ ◆IGfK3fyxFE :2007/02/10(土) 19:24:07.53 ID:93rb8Cu10
抱きしめられた時は桜のように控えめに香る香水と女の子独特の甘い体臭に頭がクラクラしたし、
抵抗しても無理に迫ってくるのはある種の所属欲求を痛いくらいに刺激してくれた。
今まではまるで感じたことのない、『誰かに自分を求められている』という倒錯的で甘美な快感が確かに存在していた。
――――ああ、全くあの人せいで・・・。
とりあえず今は練習に集中しなきゃ。
今の状態では3ポイントは届かないのでレイアップシュートとドリブルの基礎練習をした。
――――レイアップは身長のせいで前との力加減が全然違う。
ドリブルもボールが返ってくるまでの時間が足の回転とかなりずれてる。
自分に言い聞かせるように少しずつ前との違いを意識して感覚の歪みを修正していく。
地道で単調な作業。しかもそれ自体は自分のスキルが向上しているわけではなくただひたすらに以前に近づくだけの。
――――でもこれをやらなきゃ次へは進めない。
そして本当に次なんてあるのかという不安。
――――そんなことを考えても別に自分が得するわけじゃない。
分かっていても突然思いついたように襲ってくる焦燥。
241 :
風見鶏の向く方へ ◆IGfK3fyxFE :2007/02/10(土) 19:28:09.88 ID:93rb8Cu10
「・・・。」
遥凪が練習をやめるとアリーナは静寂に包まれた。
その静けさと朝の澄んだ空気が気持ちを落ち着かせてくれた。
――――だめだな、力が入りすぎて余計なことばっかり考えちゃう・・・。
こういう時はゆっくりした方が良い。今までの経験からそう判断して壁にもたれて座り込む。
「ふぅ・・・。」
乱れた呼吸をゆっくりと整える。
『乱れた』 呼吸を。
――――こんなことで呼吸が乱れるほど、体力が落ちてる・・・。
これは流石に予想以上だった。僅か30分にも満たない練習で息が上がるなんて。
落ち着きかけた気持ちがすぐにでも崩れて行きそうだった。それでもそうならないように必死で自分の気持ちを押さえ込む。
242 :
風見鶏の向く方へ ◆IGfK3fyxFE :2007/02/10(土) 19:34:17.41 ID:93rb8Cu10
――――始めのうちは苦しいに決まってる。
自分に言い聞かせる。
――――きちっとやるって決めたんだから絶対投げ出さない。
そう孤独に誓う。
遥凪は本能的に感じていた。こんなところで諦めていたらどんどん理想の自分とかけ離れていってしまうだろう事を。
似たような昔を思い出す。まだバスケを始めたばっかりの小学生の時。一人だけの体育館で練習を重ねていた頃。
他の子供に比べれば明らかに運動神経は劣っていた。いやそれだけでなくとも特に遥凪は得意なことなんてなかった。
それでも近所の仲の良かった年上の人と公園でやるバスケが楽しくて、毎回負けるのが悔しくて、
毎日馬鹿みたいに練習して努力する姿に憧れて遥凪は一緒になって練習した。
そうして小学校の部活で活躍するようになった時の胸の高鳴りは今でも鮮明に覚えている。
今まで何をやっても決して上手とは言われなかった自分が周りの友達からも先生からもほめられたのだ。
しかし、そんなことよりも遥凪を一番に喜ばせたのはその努力して手に入れた自分自身の力だった。
自分だってちゃんと努力すれば出来る。そうしてどんどん『前に進んでいく』のがうれしかったのだ。
243 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 19:37:29.26 ID:55oJIPAU0
. ∩____∩: :.+
ワク. | ノ ヽ+.:
:.ワク/ ● ● | クマ
ミ '' ( _●_)''ミ クマ
. / ._ |_/__ノヽ
-(___.)─(__)─
244 :
風見鶏の向く方へ ◆IGfK3fyxFE :2007/02/10(土) 19:38:33.45 ID:93rb8Cu10
――――今だってあの時と同じ。男だった時の私と比べても仕方ないよね。
やっぱり初心は忘れちゃいけないな。
そう思うと安心してくる。大きく息を吐いて呼吸をを整えた。
時計を見ると8時半を越えたくらいを示していた。
――――さて、もう少し練習して感覚をとりもどそうかな。
すっと立ち上がったときにはもう息は整っていた。
※ ※
「ほぇ〜。アレが遥凪君?すっごい可愛いじゃん!」
「でしょ〜。全然別人みたいだよね。」
とかそんな声が女子部員の中で飛び交っている。そりゃあそこら辺のモデルなんかよりもずっと可愛い子が突然入れば
注目しない子なんかいないだろう。
そんな周りの様子を、昔から遥凪を知っている立夏と千秋は遠巻きに見つめていた。
「ねぇ千秋。私すっごい不安なんだけどさ。」
「んぅ・・・何が?」
答える千秋は黒髪のロングストレートを後ろで結っているところだった、瞼を閉じそうになりながら。
245 :
風見鶏の向く方へ ◆IGfK3fyxFE :2007/02/10(土) 19:44:13.79 ID:93rb8Cu10
こんなに無防備で、陶白色のうなじがむき出しになった千秋は私が異性だったら意識せずにはいられないだろう。
まぁ、彼女が朝弱いのは長年知っているので無理矢理話を進める。
「香澄先輩が絶対遥凪を見て何もしないわけがないとおもうんだけど。」
かつては千秋がその対象だった。部室で着替えの隙を見てはいろいろちょっかいを出していたものだ。
千秋がひとつ上の男子バスケ(以下男バス)の一疾先輩と付き合うようになってからはそれも収まっていたが。
「う〜ん・・・」
千秋はなんだか分かっていても歯切れが悪そうだった。いや、ひょっとしたら単に眠いだけかもしれないが。
「てゆーかあれはもう遅いけどね。」
突然後ろから声をかけられて私はビクッと背中をすくませて振り返ると
一年上の先輩で女子バスケ(以下女バス)のキャプテンの原悠花先輩がたっていた。。
「あ、悠花先輩おはようございます!」 「はよ〜ござまいますぅ・・・。」
やる気のない方の返事は千秋だ。まだ相当眠いらしい。普段はすごくしっかり者なんだけどなぁ。
「ん。おはよー。アレが噂の女体化一ノ瀬君?」
246 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 19:50:30.04 ID:55oJIPAU0
キラキラ
+ +
| + +
|" ̄ ゙゙̄`∩ + キラキラ
| ヽ + + +
|● ● i'゙ ゙゙゙̄`''、+
| (_●_) ミ ヾつ +
| ヽノ ノ● ● i
{ヽ,__ )´(_●_) `,ミ
247 :
コゲ丸@学校:2007/02/10(土) 19:58:13.21 ID:vxtGHnD70
「はい。結構前からきて朝練してたみたいですけど。」
「はは、それはいかにも一ノ瀬らしい。 それにしても確かに可愛くなったもんだ。
ありゃもう完全に香澄にロックオンされてるな。」
「あ・・・、やっぱりそうですか。」
「アレ見てみ。」
黙って悠花先輩の手が示した方を向くと、コートの隅の方でボールを抱えたままジッと遥凪を観察していた。
なんかよからぬ事を考えているように薄く薄く笑みを浮かべたまま。
「うわぁ・・・。」
思わず声がもれてしまった。なまじ香澄先輩が美人な分その邪悪さとのコントラストがなんとも言えない。
「あ〜、もうなんか強大な後ろ盾を得て謀反を起こそうとしてる戦国時代の参謀みたいな顔立ちになってるな。」
突然良く分かるんだか分からないんだかの微妙な補足説明を入れつつ男バスの桐原篤志先輩が会話に割り込んで来た。
その後ろにはクラスメートで、何故か朝から「やれやれ。」って感じの顔の潮崎渡利君と
篤志先輩の親友で千秋の彼氏の一疾先輩が続いている。
「どんな形容の仕方よ。まぁそうと言えなくもないけど。」
戸惑いつつも一応桐原先輩に同意する悠花先輩。後ろでは一疾先輩が「千秋眠そうだけど大丈夫?」
と、声をかけ「あ、はい。いや全然大丈夫です!!」と一瞬で覚醒した千秋が答えていた。
ちなみに女バスと男バスは同じアリーナ、隣のコートでやっているから普通に練習前は話したりすることが出来る。
「で、何の用?」
男子がそろって3人も来たからなにか訝しんでいるのだろうか、プツンとした問いを投げたのは悠花先輩だ。
「いや〜俺達の麗しの遥凪が怖いお姉さま方に苛められてるんじゃないかと心配で心配で。」
そんな問いにも仰々しく答えるのは桐原先輩だ。この人がいると空気が悪くなることがない。
「そんなこと私達がするわけ」
「っと心配性の我等が渡利が申しますれば。」
悠花先輩の言葉をわざと遮る様に桐原先輩が続ける。
「なっ!俺はそんなこと・・・!」
なるほど、どうやらこの先輩は渡利君をからかうために来たらしい。
「ほほう。渡利君はそんなことを・・・。」
長い付き合いから桐原先輩の意図を読み取った悠花先輩が悪ノリする。
250 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 20:12:21.20 ID:tBZ/ISU6O
>>228 正直スマンかったwwwwwww以上性欲者だった
251 :
風見鶏の向く方へ ◆IGfK3fyxFE :2007/02/10(土) 20:12:32.51 ID:93rb8Cu10
「言ってませんよ!!もう、原先輩まで篤志先輩と同じ事しないでくださいよ・・・。」
どうやらすでに散々からかわれたらしい。だからさっきから疲れ気味のやれやれ顔だったのか。
「だいたい、アレですよ!香澄先輩ばっか目がいってますけど篤志先輩だって十分危険人物じゃないですか!
遥凪が面会可能になって見舞いに行ったとき『縛るしかないwwww』とか言ってましたし。」
「へえぇ。」
と今度は悠花先輩が桐原先輩に冷たい視線を送る。
「いや、でも俺のは悪魔でネタッつーかキャラ立てみたいなもんだけど、香澄は全速力冗談抜きで真性だから。」
「「「「あ〜。」」」」
とか納得する一同。・・・千秋だけは『?』を浮かべて良くわかってないみたいだったけど。
「それにこれは俺にとっては誠に残念なことなんだが、遥凪には運動神経抜群成績優秀謀略神算虚誘掩殺知勇兼備の
スーパー由紀ちゃんがいるから俺にはとても手出しが出来ない。」
ボウリャクシンザン、キョユウエンサツ、チユウケンビ?良く分からないけどとにかくすごいんだろうな。
252 :
風見鶏の向く方へ ◆IGfK3fyxFE :2007/02/10(土) 20:16:03.23 ID:93rb8Cu10
「実際病院からの帰り道にぼこぼこされましたからね・・・。」
「あ、あぁ・・・。」
きっと恐ろしい目にあったのだろう。渡利君達は目を伏せて互いを見ないようにした。
「ま、まぁ、とにかく遥凪は妹の由紀ちゃんが守ってくれるんだから香澄からは大丈夫だろ?」
悠花先輩は前向きに考えて哀れな男子2名の空気を払拭した。桐原先輩をここまでにするなんて一体この人たちに何があったんだろう。
「あれ?そういえば原先輩がいませんね。」
渡利君の言うとおり確かに香澄先輩がいなくなっていた。もうすぐ練習が始まるのにどこへ行ってしまったんだろう。
遥凪にもちょっかいをかけていないみたいだし。
そんな時アリーナの外で携帯で話している香澄先輩を発見した。
入り口にいる私達とはそんなに離れていなかったので話声が聞こえてきた。
253 :
風見鶏の向く方へ ◆IGfK3fyxFE :2007/02/10(土) 20:20:31.49 ID:93rb8Cu10
「あ、もしもし由紀ちゃん?・・・うん、ごめんね寝てた?・・・・うん、良かった。・・・うん、ねぇ〜、私もビックリした!
アレがあの遥凪君とはね・・・そうそう!さすが由紀ちゃん分かってる!
それでねその遥凪ちゃんのことなんだけど・・・・・・うん、うん・・・・・・。
私もそうしようかと思ったんだけど、ここはやっぱりいきなり襲って肉欲を覚えさせるのは・・・・うん、でしょう?・・・・・
だからじっくりいって徐々に女の悦びを目覚めさせる方が上策かなって。・・・・・うん、そうそう・・・・・
うん、じゃあ詳しい話はまた今度。いつもの所に今週の日曜に・・・・・時間は、そうね、じゃあ2時くらいに・・・
・・・うん、わかった!じゃあね〜♪」
「「「「「・・・。」」」」」
声を失った一同に
「あ〜!悠花達そんなとこで何やってんの?もうすぐ練習始まっちゃうよ〜。」
と、本人は無邪気にこちらに笑いかけてアリーナの中に消えてしまった。
「・・・遥凪、だめかもね・・・。」
「ああ・・・。」
乾いた悠花先輩と桐原先輩の声が虚しくアリーナに響いた。
to be continueeeed!
254 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 20:20:44.02 ID:55oJIPAU0
+ +
∩_∩ +
(0゚・(ェ)・) ドキドキ クマクマ
(0゚つ旦O +
と__)__) +
255 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 20:25:29.38 ID:93rb8Cu10
今日はここまで!思ったより長くなってすまんかった
256 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 20:27:20.00 ID:sVarUNHc0
257 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 20:30:06.03 ID:S2NsVjPF0
258 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 20:33:33.08 ID:gA/j2G8lP
GJっ!!
259 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 20:35:55.28 ID:HN37moau0
パートスレは本当うっざいなぁ^^
260 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 20:46:45.75 ID:T606idE5O
おちんちんびろ〜ん
261 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 21:01:16.91 ID:EXpBaeAvO
ちょwwwwwww風見さんが復活してるwwwwwwいつの間にwwww
続きwktk
262 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 21:05:34.31 ID:lAJpdX1Q0
さてさて、風見鶏さん終わったみたいですのでそろそろこちらも投下しましょうかね〜
>>81の続き
帰り道、元々小さかったボクは大樹と歩幅が合わない。その為、ちょっと小走りになるときがあったけど、今は大樹が歩調を合わせてくれている。
・・・いままでそんな事してくれなかったのに と愚痴ろうかと思ったけどやめた。・・・なんか恥ずかしいし。
「なぁ、亮一。明日から・・・また一緒に学校いこぜ」
「う、うん。そうしてくれると・・・助かるよ」
なんだか、大樹が別の人に思えてきた。言葉や態度で示される気遣い・・・。
心地いい。なんでかな?・・・その答えは、まだ分からない。
263 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 21:06:00.43 ID:lAJpdX1Q0
はい、とーちゃく。で、コーヒーでいいよね?」
「おう。ブラックな」
「はいはい。じゃ、部屋で待ってて。すぐ行くから」
と大樹を先に行かせ、キッチンへ向かう。大樹にはコーヒー、ボク用に玉露を入れる。お茶請はクッキーに買ってきたお饅頭。
「お待たせ」
「お、意外に早かったな」
そういいながら大樹は、人のクローゼットを漁っていた。
「・・・だーいーきー?な〜にやってるのかなぁ〜?」
「・・・スマン」
しぶしぶ漁るのをやめた大樹の頭を空いたお盆で叩く。角で思いっきり。
「〜〜〜〜〜っ!?・・・痛てーよ!」
「この間まで男だったからまだ許すけど、普通女の子のクローゼット覗くかなぁ?」
「普通はしないな」
「でしょ?だったらなんでしたの?」
「・・・亮一。お前こないだまで男だっただろ?そんなお前がどんな服を買ってきたのか気になるじゃないか!」
「・・・」
なに この 欲望まみれの意見。
「ボクは大樹の着せ替え人形じゃないんだよっ!?」
といっても、買い物から帰ってから母さんに着せ替え人形宜しく全部着せられたけど・・・(買うときに試着してるのにさ)
「でもよー、前からいってんじゃん?亮一は可愛いって。だからどんなの着てんのか調べようと、な?」
「・・・つまり、大樹はホモだってこと?」
「いや?おれは亮一一筋だぜ!だから男だろうが女だろうが関係無いね」
・・・なんて奴だ。微妙に話がかみ合って無い気もするけど。
「ま、大体把握できたから良しとしよう。冷める前に飲もうぜ」
といって何も無かったかのようにコーヒーを飲み出す。こういう所は昔から変わってない。
僕も冷める前に飲もう。ずずず・・・と少し温くなったお茶を飲み、そのまま雑談開始。
264 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 21:06:45.52 ID:lAJpdX1Q0
時計を見るともう7時を少し回った所だった。母さんは仕事が終わらず、今日は泊まりになるみたい。
「じゃ、そろそろ帰りますかねっと」
残っていたクッキーを口に入れそのままドアの方に歩いて行く。
・・・なぜだか分からないけど、このまま帰したくなかった。
「あの・・・さ。晩御飯食べてく?」
「おいおい、唐突だな」
確かにその通りだが、自分の取っている行動が良く分からないからなんとも返事がしづらい。
「・・・ふむ。久しぶりに亮一の手料理を食べるのも悪くないか」
その一言で、心が踊るようだった。僕は嬉しくなり、
「うん!腕によりをかけて作るね!」
と笑顔で答えた。この時はまさかあんなことをするとは思わなかったけど・・・
265 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 21:07:06.76 ID:lAJpdX1Q0
「じゃ、なに作ろうかなぁ〜っと♪」
とエプロンを付け、キッチンへ。大樹はリビングでDVDを見ている。
なんでもつい最近はまった海外のドラマみたいだけど、4巻から見てるみたいで内容がさっぱりわかりません。
分からないから、料理に集中することにした。冷蔵庫の中身を確認し、メニューを決める。
「ん〜、大樹?特に好き嫌いなかったよね?」
「おう。あっても亮一の作った物ならなんでも食べるぞ?」
となんだか新こ・・・
「コホッコホッ!」
「大丈夫かよ?」
と心配そうにこちらを見る大樹。なんか恥ずかしくなってきた。
「だ、大丈夫!ちょっとむせちゃって」
と水の入ったコップを見せる。当然飲んでなどいないけど。
「そっか。気をつけろよ〜?血の入った料理なんてご免だぜ?」
「う、うん。気を付ける・・・」
そう言って作業に取り掛かる。
メニューは簡単かつ定番の『豚肉の生姜焼き』、じゃが芋が余ってるのでサラダに『ポテトサラダ』。
あと『オニオンスープ』。あとはちょっとしたものを数品作れば大丈夫かな?
『・・・よろこんで、くれるかな?』
と少し上の空で作業していると指先にちょっとした痛みが走った。
「っ!?」
266 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 21:09:38.68 ID:lAJpdX1Q0
とりあえずここまで。
この先はどうしようかと思案中。以下の三択からお選びください。
一番多いものを書きますので・・・
9ア エロ展開
純愛展開
新キャラ追加してまだまだ続ける
267 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 21:11:07.93 ID:93rb8Cu10
9ア エロ展開
268 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 21:21:51.27 ID:S2NsVjPF0
純愛に
っ1票
269 :
◆Zsc8I5zA3U :2007/02/10(土) 21:51:24.09 ID:k9vm5MO70
投下していいかな?
270 :
◆Zsc8I5zA3U :2007/02/10(土) 21:53:20.96 ID:k9vm5MO70
「・・――來夢には何て言うの?」
「わからん・・ただ、手術までには何とかするつもりだ」
新たなる混乱・・それは女体化が原因で起こった死の病。
これをどう來夢に伝えればいいのか全然わからなかった。最近の來夢は
自身の女体化を乗り越えて再び以前のような安定した精神状態を保っている。
ようやく軌道に乗りかかったところなのに今度は女体化による病気騒動・・
しかも病気は死亡率が最も高い病気である癌だ。
こんな事聞かされれば・・まともな精神状態になるはずがない。だけど・・隠し続けるのも限界がある。
俺はしばらく考えた末に決断を下した。
「來夢には今から真実を伝えるよ。あいつ、昔から俺たちが何か隠していてもすぐに見破っていただろ・・」
「あんた・・何言ってるのよッ!!!今そんなこと來夢に伝えたら・・どうなるかあんたわかってるんでしょうねッ!!!!」
あいつはものすごい剣幕で大声で俺を怒鳴りあげた。しかし、その気迫とは裏腹にあいつの瞳からは
涙が溢れ零れだしていた。だけど、俺は拳を震わせながら弱々しい声でポツリと言い放った。
「そんなこといいわけ・・ないだろ。俺だってショックだよ・・
こんなにも女体化という病気を嫌ほど憎たらしく思ったことはない。
だけどな・・辛いんだよ。何よりも真実を知りながら目前にゆっくりと死に迫っている
來夢にそんなことを隠しながら言うなんて・・
それだけで俺には無理だ」
271 :
◆Zsc8I5zA3U :2007/02/10(土) 21:54:12.39 ID:k9vm5MO70
「・・・わかったわ。あんたがそのつもりなら私はこれ以上何も言わないわ・・だけど1つ約束して。
“私たちは3人、何処へいても一緒よ”
これだけは忘れないで・・」
「わかってるさ・・」
俺は弱々しくも力を振り絞り立ち上がりながら真実を病室で待たされている
來夢に伝えに行った。正直、これが正しい選択なのかは俺にはわからない。
だけど決断した以上、真実を來夢に伝えなければならない。
――死という破滅がゆっくりと足音を立てて迫ってきている残酷な真実を・・俺は伝えなければならない。
女体化シンドノームという病気を俺はここまで恨めしく憎々しいと思ったことは今までになかっただろう。
272 :
◆Zsc8I5zA3U :2007/02/10(土) 21:55:37.07 ID:k9vm5MO70
「そう・・なんだ・・・」
「ああ・・」
部屋に嫌ほど重苦しい空気が流れる。このままできることなら
出って行きたいぐらいだ。あいつのほうもそれに耐えられないのか黙って
俯いたまま顔を上げない。俺は病室で俺たちを待ってくれた來夢に癌の
事実を伝えた。やはり当人は信じられないという顔つきで癌の事実を
飲み込んでおり、俺はそんな來夢の姿が痛々しくてならなかった・・
「・・ごめん。しばらく1人にしてくれないかな」
「わかった・・」
無言で俺らは來夢立ち去った・・
「手術・・大丈夫なのかな?」
「さぁな・・」
帰り際・・俺はあいつと2人で夜道を歩いていた。來夢のほうは
検査を兼ねて入院することになるらしい・・
本当に何もできない自分が不甲斐ない。哀しみに暮れる中、現実という
冷たい刃は哀しみとなって俺たちの体を容赦なくえぐいた。
そういえばあの時、徹子さんからこんなことも言われた・・
273 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 21:56:09.97 ID:sbTEtyIt0
274 :
◆Zsc8I5zA3U :2007/02/10(土) 21:57:30.37 ID:k9vm5MO70
「それで肝心の手術なんだが・・お前さんの妹、生まれつき体が弱いんだろ?
癌の場所は非常に摘出の難しいところにあるんだ。お前さんの妹の体を
考慮しながら考えると3時間が限度ってところだ。
とてもじゃないが時間が足りなさすぎる・・
それに仮に手術がうまくいっても、術後からくる衝撃に耐えれるかわからないな」
來夢の体は生まれつき弱かった。今は日常生活になんら支障はないが、昔は
激しい運動は4時間が限度という状況であった。年齢を重ねるうちにある程度は
回復していったが、今でも來夢の体はその名残があるのか本人は長時間の
定期的な運動は極力控えている。
女体化した現在でもそれは変わりないようで、現在も長期的な運動は控えてある。
俺は・・何もできないのかよ。なんで來夢がこんなことになるんだよ・・
「――クソッ!!!なんで・・なんで來夢がこんなことになったんだよッ!!!!!!!!!
なんで・・こんなことになったんだよ・・」
「・・私だってわからないわよ。今でも信じられない・・ぐらい」
「クソッ!!!・・クッソォォォォォォォォ!!!!!!!!」
深みのある漆黒の空にこぼれる様な星が点々と輝く中・・あいつが悔しそうに唇をかみ締めながら見守る中、俺の虚しい叫びが鳴り響いた。
275 :
◆Zsc8I5zA3U :2007/02/10(土) 21:59:33.29 ID:k9vm5MO70
「・・少しは落ち着いた?」
「あ、ああ・・何とか・・」
気がつけば俺はあいつに抱きしめられていた。なんでなのかはわからない・・
俺が絶望に嘆きながら叫んでいると突然、俺の体に独特の柔らかい感触が
伝わってきた。それを感知した俺はなんだか・・体がぐっと軽くなったような気がした。
赤ん坊が母親に抱かれているのはこんな感じなのか?
それは言葉では表しきれないほど柔らかく心地よいものだった。それと同時に
今まで俺の心に巣食っていた不安や絶望・・死の恐怖などがすっきりと
俺の心から洗い流されていく。まるで生まれ変わるかのように・・
しばらくのまま俺はあいつに抱かれたまま呆然と空を見ていた。
276 :
◆Zsc8I5zA3U :2007/02/10(土) 22:01:09.56 ID:k9vm5MO70
「弱気なのはあんたらしくないわ・・」
「・・何言ってるんだよ!!!こんな状況で・・こんな状況で弱気にならないほうがおかしいだろ」
俺がすべてを吐き捨てようとした瞬間・・頬に痛みが走った。俺は
そのまま頬を押さえながらあいつは再び涙声で俺に向けて怒鳴りあげた。
その言葉には自分の不甲斐なさに対する怒りと絶望による悲しみが入り混じっていた・・
「あんたバカよ!!!!・・全部1人で抱え込んで――ッ!!!ほんと・・バカよ」
「お前・・」
「私だって――ッ!!・・私だって來夢がこんなことになって悲しいわよ。だから・・1人で考え込まないでよ」
あいつは顔を少し俯きながら視線をそらした。
その瞳からは涙がポツリポツリと溢れているのが確認できた。
あいつの涙を見たときに俺はようやく自分を冷静に見れることができた。
そうだった・・大事なことを忘れていた。
俺たちはいつも3人で一緒にいた。俺は今回のことを誰にも相談せずに
1人で考えようとしていた。俺たちがしっかりしなければ來夢も治るものも治らないだろう。
277 :
◆Zsc8I5zA3U :2007/02/10(土) 22:01:36.57 ID:k9vm5MO70
「ごめん・・俺もう少しで大事なこと忘れるとこだった。そうだったな・・俺たちは3人いつも一緒にいたよな。
今までも、そしてこれからも・・・」
「・・ええ、來夢もそれを望んでいると思うわ。私たちがこんな気持ちじゃ來夢も不安になると思うわ。
だから、私はずっとあんたたちと一緒に前向きに進んでいくわ。
・・さて、しんみりした話もおしまい。行こうか?」
「ああ、一緒に行こう。また3人で・・」
俺はあいつの手をとるとそのまま暗い夜道へと歩いた。
278 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 22:02:59.48 ID:gA/j2G8lP
すげえ ジーンときた
279 :
◆Zsc8I5zA3U :2007/02/10(土) 22:03:45.00 ID:k9vm5MO70
あれから來夢は検査も兼ねて一週間程度で退院した。
親父と母さんにも來夢の病気の事実を伝えた。2人ともショックは
隠しきれないようで、親父のほうは仕事が手につかない様子らしい。
母さんのほうはというと目を閉じながらじっと考え事をしているようだった。
として母さんは父さんにそっと目配せするとそのまま呼吸を整えると静かにこう言った。
「慶太・・來夢を呼んでくれ。話したいことがある・・
私とてこんなことをまだ話したくなかったのだが・・不本意ながら來夢が
こんなことになってしまっては仕方がない。お前もそれでいいな?」
「・・わかった。本来よりも少し早かったか・・」
「じゃ、俺は來夢を呼んでくるよ・・」
母さんたちの意味不明な会話を聞きながら俺は部屋にいる
來夢を呼びにいった。來夢のほうはというと、癌という死の宣告を
突きつけられたのにもかかわらず、落ち込んでいた俺たちとは対照的に
いつも通りに家事をしていつもどおりの生活を送っていた。
不思議とその光景は癌の事実がまるでなかったかのごとく事は進んでいる
ようであった・・來夢を呼び出した俺はいやに真剣な表情でいる親父たちに
驚きながらもじっと親父たちを見つめていた。
そして、親父たちはゆっくりとその口を開いた。
280 :
◆Zsc8I5zA3U :2007/02/10(土) 22:05:13.35 ID:k9vm5MO70
「・・話だが、おい」
「ああ・・お前たち大事な話がある。今まで隠していたが、私は・・女体化した身だ」
あまりにもの衝撃的な出来事だった。來夢がこんなことになった
直後にこんなことを言われるなんて・・確かに母さんが女体化していたことは
かなりの衝撃ものであったが、ここ数年はそういった話をよく聞くし実際に
俺の周りにもそういった奴がいる。
多分、母さんたちはまだ物事の区別もつかない俺たちに女体化の事実を厳重に伏せていたんだろうな。
「本来ならお前らがもう少し成長してから話すつもりだったのだがな・・來夢の癌を
聞いて十条と話し合った結果だ。悪かったな今まで隠して・・」
「母さん・・何言ってるんだよ。僕は大丈夫だって」
「無理するな。ショックなんだだろう・・」
母さんは余計に顔をうつむいた。まぁ、俺もショックなのは変わりないのだが・・
それほど重く受け止めちゃいないし母さんが女体化したといっても最近はよくある
事例の1つだ。母さんたちが気に病む理由もわかるがな・・
俺は呼吸を整えると、そのまま母さんたちに諭すように語り掛けた。
281 :
◆Zsc8I5zA3U :2007/02/10(土) 22:14:15.85 ID:k9vm5MO70
「母さん。俺は母さんが女体化しているといっても俺たちは全然気にしていないし
いつもとはなんら変わりないさ。そりゃ俺だって來夢がこんなことになったのは
すごいショックだし残念だと思っている。
だからといって俺は母さんが女体化したといっても気に病んでもいないし気に病む必要もない」
母さんが女体化していたのは確かに衝撃的でショックなことだ。
普通に考えれば両親が男同士だったという事実は同性である俺にしてみれば
衝撃の事実だ。だけど、來夢が女体化して癌になってから俺は女体化という
病気に関して関心を持てたと思う。
確かに母さんが女体化してたのはショックだが、ここ最近は女体化という病気と
共存していこうと思っていたところだ。
來夢もそんな俺に同調したのか母さんたちに優しく語りかけてくれた。
282 :
◆Zsc8I5zA3U :2007/02/10(土) 22:14:35.53 ID:k9vm5MO70
「そうだよ。兄貴の言うとおりだよ・・僕たちは母さんたちは昔何があったのかはわからないけど母さんは母さんだよ。
それは変わりはないよ・・
だから・・2人ともしんみりしないでよ」
「お前たち・・」
母さんは俺たちを見つめながらそれ以上は何も言わなかった。
そして、今までに冷静を保っていた親父が一言
「ま、取り越し苦労だったようだ。お前たちも成長したんだな。ほら、結婚したときに俺が言ったとおりだったろ?」
「お前に言われるのは何だが・・そうだったな」
2人とも落ち着きを取り戻したのか俺たちを暖かい眼差しで見守っていた。
283 :
◆Zsc8I5zA3U :2007/02/10(土) 22:16:18.59 ID:k9vm5MO70
今日はここでお終いですwww
昨日の投下スマッシュに参加したかったけど執筆中で参加できませんでした。
懐かしい人がたくさんいたからこれよりも相良を投下しようと思ったのは秘密www
ではwww
見てくれてありがとさんwwww
284 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 22:16:50.61 ID:T606idE5O
このスレのルールと違うかも知れないけど大学生が女体化する話書きたいんだけど
どうよ
285 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 22:18:37.33 ID:exdTMJ1K0
286 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 22:19:52.08 ID:T606idE5O
287 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 22:20:28.63 ID:gA/j2G8lP
288 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 22:26:09.95 ID:S2NsVjPF0
設定的には21くらいまでなら女体化する可能性がある?とかだった気がするから
十分おkかと思う
289 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 22:27:27.50 ID:93rb8Cu10
290 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 22:33:54.03 ID:EmXIbX/H0
291 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 22:54:23.54 ID:GSajGKG1O
まとめてるんだが、
>>230は2章の続きなんかな?
それとも第3章とみたほうがいいんだろうか。
292 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 23:02:53.95 ID:k9vm5MO70
まとめの人ktkr
何ならまとめやすいように礼子先生のファイル添付しておこうか?
293 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 23:06:32.85 ID:T606idE5O
僕はこの教育大学に入り、学生に授業を教える先生となるべく勉強をしている。
分野は英語教諭一種、図書館司書教諭、図書館司書の資格を学んでいる。
頭が元々良かったわけじゃない、中学生の時は英語の点数が平均20点しかなかった。
その時に考えていた事を自分でやろうと思いここまできた。
僕が先生なら、みんなが点数を取れるように上手く教えるんだ。
そう思って、高校の時に頑張って大学に入ったんだ。
294 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 23:07:14.20 ID:T606idE5O
家に帰ったからパソコンで書く
男の時間を長めに書くよ
295 :
266:2007/02/10(土) 23:17:25.84 ID:lAJpdX1Q0
集計結果。
純愛1票、エロ1票のため、勝手ながらこちらで選択させていただきますね?
よろしいですか?
296 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 23:20:15.92 ID:GSajGKG1O
なんかいつのまにか自分が「まとめの人」の立ち位置になってるんだが・・・
>>292 そうしてくれるとありがたいかも
孔明氏の勝手にタイトルつけたら戻んなくなったorz
297 :
愛のVIP戦士:2007/02/10(土) 23:29:13.43 ID:4cUNfxr10
298 :
266:2007/02/10(土) 23:41:27.60 ID:lAJpdX1Q0
>>297 りょーかい。
てことで純愛書くわ。エロ無しの方向でいきますね
・・・コテにしたほうがいいのかなぁ。分かりにくくてしょうがない気がしてきた
299 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 00:05:05.18 ID:0ZRddsw90
今北区
みんなGJ!
300 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 00:39:30.01 ID:oAjNwzmG0
hoi
301 :
コゲ丸@学校 ◆CI4mK6Hv9k :2007/02/11(日) 00:42:42.99 ID:NcDbRcxf0
よし、今日のノルマ終わり!何か描く↓
302 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 00:42:54.64 ID:MRIuoZIGO
花「…難しいね、足コキって」
雅「そういう単語を躊躇わず言うのはやめてください」
花「勃つから?」
雅「たたねーよ!」
花「不能?」
雅「証明してやろうか?」
花「NO Thank you!」
('A`)スマンコ
303 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 00:48:37.29 ID:MRIuoZIGO
コゲ丸ごめんwwwwww
マジごめんwww
本当…ごめん…
orz
304 :
コゲ丸@学校:2007/02/11(日) 00:51:13.56 ID:NcDbRcxf0
キニ・・・シナイ・・・(´;ω;`)ブワァ
305 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 01:19:48.36 ID:NcDbRcxf0
過疎ってる・・・もう帰っちゃうんだもん!
家に帰ったら投下なんか出来ないんだからね!
306 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 01:20:25.63 ID:MRIuoZIGO
チキラーうめぇwww
307 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 01:26:56.86 ID:MRIuoZIGO
そんじゃ花恵の人が絵安価↓
308 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 01:28:25.86 ID:gmDDaBBW0
うるうるっとした目で上目遣いしてるおにゃのこ化したおとこのこ
309 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 01:28:37.45 ID:ydop8RCQ0
制服姿
310 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 01:39:01.89 ID:XQWSnKjAP
ワクテカ
311 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 01:40:47.31 ID:MRIuoZIGO
312 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 01:43:25.74 ID:gmDDaBBW0
>>311 乙ありです!
ああああああこれはこれでなかなかはあはあ
俺ダメ人間だ('A`)
313 :
P90 ◆zxHMwgV2XM :2007/02/11(日) 02:04:37.42 ID:oAjNwzmG0
そんな嫌な気分を抱えたままその日の授業をこなし、俺は……入部届けを持って道場に向かっている。
この学校では入部するさいには担任から届けの用紙を貰い、その顧問あるいは部長に渡して入部となる。
そして昼休みに受け取った俺の入部届けには『剣道部』と書いてある。
ある意味では、あの人に言われたせいだ。
『自分がいなくても、剣道を続けてほしい』とあの人は言った。
けれどそれは裏を返せば、西森先輩がいないのなら俺は剣道を続けないと思われていたことになる。
屈辱だった。
たしかに西森先輩がいるからこの高校を選んだわけだが、それとこれとはまた別の話。 それなのにあんなことを言われて、腹が立たないはずがなかった。
けれども、ここで俺が剣道部に入らなければ、それこそあの人が思っている通りになってしまうわけだ。それに耐えられるほど、俺のプライドは低くない。
――だからこそ、ある意味挑発と取れるあの言葉にわざと乗ってやる。
…………そう『言い訳』と自分にして、俺はどうにも向かいづらい場所への歩みを続けた。
この時点でもうわかっていた。
結局、俺は西森先輩との繋がりを全て断ち切ることが怖かったんだ。
ほんの二年間の付き合い。
けれどとても居心地の良かったあの関係を全て無かったことにするのは嫌だったんだ。
道場に着いたときにはもうけっこうな人が来ていて、開始の準備も大体終わっているという状況だった。
礼をして道場に入り(道場に出入りするときは必ず軽く頭を下げなければならない)、マネージャーさんがいる場所へと目を向ける。
おそらく三年らしいあの明るいマネージャーさんと……壁の方を向き、座って何かの作業しているあの人がいた。
ただの後姿のはずなのに、視界に入っただけで変な感じに胸が騒ぐ。
すぐに三年のマネージャーの―――名前は後で知ったが―――仲田先輩が俺に気づき、あの人に何やら言っているのが見えた。
314 :
P90 ◆zxHMwgV2XM :2007/02/11(日) 02:05:05.06 ID:oAjNwzmG0
しかしあの人は動かなかった。……顔をこちらに向けることすらしない。
俺が近くに行ってもそれは変わることはなかった。歩いて五歩もない距離にいるのに、まるで俺がいないかのように振舞われる……。
――……そういうことか。
どこかで傷ついてる自分に気づき、乾いた笑いが漏れそうになった
俺は、どこかで期待していたんだ。
謝罪や、いっそ言い訳でも良いから、何か言ってきてもらうことを。
けれど現実ではこの状況だ。俺が近くにいることがわかっているだろうに、それを無視して作業を続けるこの人は、俺の事を切り捨てることにしたわけだ。
剣道部に入るのなら、もう俺のことなどどうでもいいというわけだ。
朝から放課後にかけての時間で、なんとか抑え込んでいた負の感情が表に出そうになる。
「こんにちは! もしかして今日は…」
しかしそれを出すことはなかった。
「はい、入部届け持ってきました」
視界の端で『何か』が動いた気がしたが、無視だ。
今でも視界に入れれば、変なふうに胸が騒いでしまう。ならば、最初から視界に入れなければ済む話だ。
「一年生はどれくらいから練習に参加しても良いんですか?」
「え? あっと……」
あれ、という表情をして仲田先輩の視線が動く。俺はそれを追うことはせずにただ質問の答えを待っていた。
「別に今日から参加してもらっても構わないけど……」
仲田先輩は丁寧に入部の手はずを教えてくれた。
それを聞いている間、俺はずっと床のほうを見ないようにと試合の時のように相手だけを見据えていた。
――これが、あなたが望んだことです。
そんなあてつけがましい、暗い考えを抱きながら……。
315 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 02:07:23.15 ID:MRIuoZIGO
切ない…
316 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 02:08:42.09 ID:oAjNwzmG0
時間軸を合わせるための巻きはここまで。恋心? いつ出てくるのかな〜……
もう少しで、二人の会話がもうちょいマシになる……はず おやすみなさい ノシ
317 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 02:11:09.25 ID:gmDDaBBW0
>P90さん
乙です!
まとめから見て途中まででどうなる事やらと思ってたけど
これは泣けそうな予感がwktk
318 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 02:29:40.65 ID:0m2TwTmWO
お安ー
319 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 02:43:44.52 ID:iCJpmfqZ0
書いてみたけど。こんな時間じゃ誰もいないよね……。
320 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 02:46:28.08 ID:Sc8yvLGnO
いるけどもう寝る
すまんな
321 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 02:52:09.66 ID:ydop8RCQ0
おれはまだおきてるぜ
322 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 02:54:01.38 ID:iCJpmfqZ0
投下したほがいい?
323 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 02:55:29.46 ID:3v7d+c2H0
あげ
324 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 02:58:59.99 ID:ydop8RCQ0
ぜひしてくれ
325 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 03:01:31.84 ID:iCJpmfqZ0
「どうしたの?」
呆けていた俺に隣にいた真紀が声をかける。
「いや、ただボーとしてただけ」
「そう?ならいいけど……。でも、私の話はちゃんと聞いてよね」
ん、少し怒ってるかな?
「ごめんごめん、何の話だった?」
「ちゃんと頭下げて」
「えっ、そんなに怒った?悪かったって」
言われたとおり、頭を下げて謝る。
「いや怒ったっていうよりは……ほら、裕樹の頭の位置から謝られても、なんか謝られた気がしないんだよね」
まぁ、身長が40cmも違うからな。ちなみに俺身長192、真紀は155cm。ちょっと手とかつなぎ難かったりする。
あ、もちろん真紀と俺は付き合ってる。つっても一ヶ月前からだけど。……俺からこくった。
「それは真紀が小さいからじゃない?」
「どう考えてもあんたがでかいのよ」
俺はもう一度謝っておいた。
326 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 03:05:52.32 ID:iCJpmfqZ0
ノリだけで書いてるからかなり適当
327 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 03:07:29.53 ID:iCJpmfqZ0
最初に目にとまったのは、教室にいるときだった。
授業中、教師の話を聞き流しながら、ボーっとあたりを眺めていたら。
すげぇ熱心にノートをとっているやつがいた。
(あれ、今別に先生板書してなくね?なにかいてんだろ)
教師がただの無駄話をしている時でも、手は止まらずに動いていた。
(やべぇ、何書いてんだろ?超気になる)
他にすることもないので(授業を聞く気はない)なんとなく眺めていた。
(あれ、あの席って誰だっけ?思い出せねぇや)
そう思って、名前を思い出そうとしていると、彼女が急にこちらのほうを向いた。
…………目があった。
(……坂井だったんだ)
とさっきまでの疑問が解けた、むしろ何で忘れていたんだろう、クラスではかなり目立つのに。
(かなりかわいいからなぁ)
もう一度視線を向けてみる…、とすごい勢いでノートを消しゴムでこすっていた。
(消してるしっ!!、…結局何書いてたんだろ?)
どうやら消し終わったらしく、坂井は机で睡眠体制に入っていた。
(まぁいいや。後で聞こう)
そう思って俺も眠りへと向かった。
328 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 03:09:08.35 ID:iCJpmfqZ0
キーンコーンカンコーン
チャイムの音で目がさめる。
「あっチャイム鳴っちゃったなぁ。じゃぁ次回は山口からはじめるから……号令」
「気をつけ、礼」
教師が帰ったのを見て席を立ち坂井の席へ向かう。
まだ寝ている彼女の肩を叩いてこう聞いた。
「ねぇ、さっき何書いてたの?」
なぜか彼女はなかなかこっちを向かなかった。
329 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 03:13:13.09 ID:TsK9LuFAO
捕手の
330 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 03:13:20.51 ID:iCJpmfqZ0
たぶん、これがきっかけだったと思う。
それから良く話すようになり、俺は真紀に惹かれていった。
真紀のが何か言うたびに、真紀が何かするたびに、俺は真紀を好きになっていった。
まぁ告白までは二ヶ月もかかったけど、付き合えていることはとてもうれしい。
「あっ」
「どしたの?」
「そういや真紀って、あの時結局何書いてたの?」
そういえば、結局教えてもらってない。
「あの時って?」
「ほら、授業中なんか書いたじゃん」
そう言うと真紀は少し思案顔になった。
「………、あぁあのときかぁ」
「そう多分そのときの」
思い出したようだ。
「あんま教えたくないんだよなぁ、あれ」
331 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 03:13:58.55 ID:iCJpmfqZ0
「どうして?そんなに言いたくない様なもの書いてたの?」
エロいのとか。
「いや、そんなんじゃないのよ、ただちょっと恥ずかしいだけで」
「真紀が恥ずかしいって相当なんじゃない?」
うぁ、なんかいやな目で見られたなぁ。
「……わかったわよ。教えればいいんでしょ。」
「うん。」
「………………裕樹」
「んっ、なに?」
「………だから、裕樹」
「俺?」
「そう」
やべぇなんか俺も恥ずかしい。
「何で俺を書いたの?」
普通に疑問だ。
「わかんない。なんか、書きたくなったから。だから目があったときはかなりあせったの」
会話が途切れた。二人とも顔真っ赤。えぇまだキスもしてません。
332 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 03:25:57.58 ID:iCJpmfqZ0
もう誰もいなそう……。
まあいいや羞恥プレーを続けよう
333 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 03:26:41.61 ID:iCJpmfqZ0
「ねえ裕樹」
「ん、なに?」
「誕生日、来週だよね」
…忘れてた。
「あぁ、そういえばそうだな。…あれ、俺言ったことあったっけ?」
覚えがないのだけど。
「ううん、この前駅で麻美さんにあった時に聞いたからだけど」
「あぁ、そうなんだ。母さんが」
「何かほしいもの、あるかな?」
「えっと、ほしいもの?」
うーん、今何かほしいものあるかなあ、特にないなあ。
「真紀からなら何をもらってもうれしいよ」
まぁ、あたりさわりなく。…事実だし。
「うれしいけど…。できれば何か言ってほしいのよ」
334 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 03:26:42.24 ID:MRIuoZIGO
居るんだぜ
wktk!
335 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 03:27:00.49 ID:iCJpmfqZ0
じゃあ、そうだな。
「じゃあ、………………誕生日になったらキスしてよ」
真紀の顔が一気に赤くなった。
「…それで、いいの?」
「……うん」
「じゃあ、…ちょっと耳貸して」
そう言われて真紀の耳に耳をちかづける。
「……………………………たっ、誕生日になったら…。……もっとすごいことでもいっ、いいよ?」
耳元でそうささやかれ。
ちゅっ
キスされた。互いに顔は真っ赤。
うん、超恥ずかしい。でも、超幸せ。
…でもこれは少しばかり遅かった。
336 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 03:27:46.89 ID:iCJpmfqZ0
翌日の学校。俺はなんだか恥ずかしくて、真紀とうまく話せていない。
(だって、もっとすごいことなんて言われちゃったらなあ)
昨日のことを思い出して、指で唇をなぞる。
ふと、真紀の席のほうを向いてみる。
真紀もこっちを見ていた。
(っっ! 今の見てたかな? 唇なぞるとか、キスのこと思い出してるのバレバレじゃん。)
「………………ふふっっ」
小さく笑って、真紀は前をむいた。
ブブブブブブブッ。
と、携帯がなった。……やっぱ真紀からだ。
件名,やっぱり
じゅんじょーな裕樹君にキスはまだ早すぎたかな?
もしそうなら、いっぱいキスして早く慣れさせてあげないとね(笑)
ひどい内容だが取り合えず返信。
件名,Re.やっぱり
別に純情じゃないし。
まぁ慣れてはないけど、な
自分で送ってあれだけどかなり恥ずいな
337 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 03:39:51.28 ID:TsK9LuFAO
イイよ〜イイよ〜
338 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 03:41:41.18 ID:gmDDaBBW0
いるよー
wktkシテルンダヨー
339 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 03:42:24.50 ID:ydop8RCQ0
おもしろいぜ
340 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 04:00:25.43 ID:C63EhFlzO
授業が終わると、真紀はすぐに俺の席までやってきた。
「………………………」
唐突に真紀の顔が俺に近づいてきた。
―――――――互いの唇が触れ合った。
少しして真紀の口が離れた。
「んっ、少しは慣れた?」
「いやまだぜんぜんかな」
もう一度互いの口が……
「お前らすげえな」
「「!!」」
突然かけられた声に驚いた。しかも状況が状況だ。
「な、何で?」
「いやよくもまあ、クラスの視線をここまで集められるなぁと」
「えっ?、あっ」
そうだここは教室だ、あんなことをしていればさすがに目立つ。
「……なんかゴメン」
僕は止めてくれた友達、昇に言った。
「いや謝るな、こっちが虚しくなるから」
「………ゴメ」
「おいっっ!」
341 :
325:2007/02/11(日) 04:02:48.19 ID:C63EhFlzO
PCつかえなくなった
342 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 04:06:19.61 ID:C63EhFlzO
さすがに今日はあの後からは何もしていない、学校では。
下校中は……別れる前に一度だけ。
うん、マジ幸せ。
まぁそんなことがあったから家に帰ってからもかなりにやけてたんだけど。
(家族全員から「ニヤニヤしてキモイ」とか普通にへこんだな)
まぁいいこんな家族知ったこっちゃない。とっとと寝てしまおう。なんか家についたあたりから寒気するし。
と、布団へもぐる。………………なんか本格的に寒気がしてきた。
(ちゃっちゃと寝よ、明日には直ってるだろ)
まぁ確かに 寒気 「は」なくなっていた。
343 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 04:08:29.24 ID:C63EhFlzO
もう限界
携帯きついわ
PC使えるようになったらまた来る
344 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 04:10:18.92 ID:MRIuoZIGO
wktkwktk!
大神クリア!
イッスンで泣いてなんかいないんだぜ?
本当だぜ?
345 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 04:10:36.63 ID:gmDDaBBW0
>>343 乙かれっす
家族が起きてきたとかかな?
まぁ続き楽しみにしてます!
346 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 04:12:31.46 ID:ydop8RCQ0
>>343 乙です
続きwktkして待ってます
それでは
347 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 04:50:21.14 ID:gmDDaBBW0
寝る前保守
348 :
◆rSzvjlbQlk :2007/02/11(日) 05:12:17.56 ID:MRIuoZIGO
オナニー開始。
桜が、窓の外で花を散らしている。そんな季節。
「春樹は女体化の予定、ある?」
そんな季節に生まれたという事が、名前でわかる男、春樹。
「ない。」
クールに言い放ち、俺を見ないで教科書を開いた。
「つまんないの、お前もこっちくるかと思ったのに。」
ノートに黒板の文字を移し始め、春樹は会話すらしてくれなくなった。
「ちぇっ…」
俺は教室を出て、他の教室へ入る。
「誰か俺が見える人ー!」
すぐ目の前、バッチリ俺を見て驚いてるヤツが一人。
「お前は女体化の予定ある?」
俺がそう聞くと、そいつは途端に目を離して俺を無視しだした。
「なんだよ、差別だそ!幽霊差別!」
俺はまた、隣の教室へ行き、同じ質問をした。
「…ここにはいない、か」
俺は春になると学校中をさまよう。
女体化して、絶望して、俺みたいに死ぬ人間を探して。
おわり。
349 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 05:29:38.76 ID:gz4hRbvz0
pc
使えるようになった保守。
「ん、朝か」
辺りを見るがまだ暗い、朝というよりは深夜かも知れない。
何故か今朝はやけにベットが広い、いつもは足も伸ばせないのに今日はかなり余裕がある。
(なんか変だな?)
そう思いつつ体を起こしトイレへ向かう。
(なんか視点が低いな。何でだ?)
トイレの前の洗面台で確信した。
(明らかにおかしい、鏡俺の顔が映る)
いつもなら屈まなきゃうつらないのに。
確認しようと電気をつける。
(あれ、スイッチがない?…………いや違ういつもより上にあるだけだ)
「なんなんだよ、……あれ、声も?」
そうつぶやいてスイッチを押す。
そして、ゆっくりと、鏡を、覗き込んだ。
声にならない声、というものを初めて発した。
350 :
325:2007/02/11(日) 05:30:34.72 ID:gz4hRbvz0
あ、325です
351 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 05:33:07.72 ID:MRIuoZIGO
wktkwktk
352 :
325:2007/02/11(日) 05:34:39.32 ID:gz4hRbvz0
「なっ、何今の声?」
と母が起きだしてきた。
母は俺の顔を見るなり
「だっ、だれあなた…………………………裕樹?」
うそ! 何でわかんの?
「やっぱり、裕樹のお友達ね。裕樹、まだ寝てるわよ」
……いや、起き
てるから。てかこんな時間に友達来ないから、入れないから。
結構気が動転してるっぽいな。何気に冷静だな、俺。
「いや、裕樹が俺だから、マジで」
「裕樹が俺?…………………………今何歳?」
やっぱ冷静じゃなかった。
「来週で17」
「童貞、処女?」
「童貞」
「そう」
そういうと、母は部屋に戻っていった。
なにが「そう」だったんだろうか。
353 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 05:42:25.06 ID:gz4hRbvz0
うぁ、改行変だ。
これ以上書いても駄目そうだしもう寝る
354 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 05:44:38.24 ID:MRIuoZIGO
355 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 05:46:40.80 ID:7Vz5BJWF0
356 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 05:53:06.48 ID:mA/PTnt7O
wktk
357 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 07:31:00.75 ID:MRIuoZIGO
よし!寝るぜ!
起きたらかくから
早起きさん安価でください↓
358 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 07:35:35.92 ID:oiSYW5SL0
ポニテ+制服
359 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 08:35:36.84 ID:0m2TwTmWO
あぶ
360 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 09:13:41.04 ID:luarcZ9D0
やぁ、みんなおはよう保守
361 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 09:45:44.72 ID:XQWSnKjAP
おはいよー♪保守
362 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 10:13:33.30 ID:XawuNUqMO
日曜日の保守
363 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 10:36:54.43 ID:J9UmS7b00
煙草切れて死にそう捕手
364 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 10:44:49.07 ID:fILvAIL80
夜投下しよう
365 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 11:02:02.05 ID:J9UmS7b00
俺は
見ている
366 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 11:02:08.43 ID:luarcZ9D0
空腹保守
367 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 11:30:37.16 ID:J9UmS7b00
う
368 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 11:55:17.07 ID:J9UmS7b00
し
369 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 12:20:10.99 ID:sEx1nac5O
はい質問。
よく話の前に「続きです」とか書いてあるのって、消さないほうがいいんでしょうか。
あと名前欄も。
370 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 12:43:14.53 ID:luarcZ9D0
まとめの話?
なら続き〜の行はいらないかと、あと名前も作者一覧でまとまってるから
いらないんじゃないかな?
おちょめは今、SEED DESTINY見終わった。
371 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 12:47:33.80 ID:J9UmS7b00
俺はウチくる見てる
372 :
ちょめ助 ◆1qUcSvsxGs :2007/02/11(日) 12:55:27.01 ID:luarcZ9D0
人いなそうだから安価
新作のテーマ晒す or 悠洸↓
373 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 12:58:47.92 ID:sEx1nac5O
374 :
ちょめ助 ◆1qUcSvsxGs :2007/02/11(日) 13:10:57.33 ID:luarcZ9D0
>>373 再安価はしないぜ
「なぁ、洸・・・いつも俺がされてるばっかりでお前辛くないか?」
少し気になり不安げに洸を見上げながら聞いてみる。
「ん?あぁ俺は好きで悪戯してるだけだから気にするな・・・。
それにお前の方こそ、イヤならイヤって言えよ?俺が止まらなくなる前に」
「え?!・・・あぁ、うんイヤなら言うよ・・・ちゃんと」
俯き赤くなる。正直なところ洸にされるがままされる事は嫌いじゃない。
むしろ好きかもしれない。俺ってこんなにエロかったのかなぁ・・・。
「お前は俺が満足出来てないか心配なんだろ?俺は満足してるよ、お前の
感じてる姿を見れれば十分なほどに。それに俺はまだセックスはしない。
お前が自分からしたいと思うまで・・・だから今は気にするな」
そう言って優しく微笑み、優しく頭を撫でてくれる洸。
「ありがと・・・そうする」
俺はちょっと照れながら洸にそう言って、頬に口付けをした。
375 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 13:19:29.43 ID:gmDDaBBW0
ちょめさんGJ!!(`・ω・´)b
安価どこで出てくるかと思ったらwww
376 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 13:20:18.30 ID:MRIuoZIGO
今沖田
悠可愛いよ悠(*´д`)
377 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 13:27:27.21 ID:sEx1nac5O
安価とってたこと今気付いた。ごめんよ
さて孔明氏のブログにある分はどうしようか
378 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 13:28:35.81 ID:J9UmS7b00
379 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 13:33:25.25 ID:sEx1nac5O
>>378 うはwwwwwっをkwwwwwwwww
380 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 13:44:18.66 ID:J9UmS7b00
>>379 真面目に答えればよかったと今は反省している・・・
孔明さんに聞いてからでいいんじゃね?
なんならまとめの孔明さんのページからブログにリンク貼るとか
381 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 13:48:37.10 ID:sEx1nac5O
>>380 とりあえず待ってみるか。
この際wikiの全部まとめちゃおうかな。
382 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 13:53:46.32 ID:luarcZ9D0
あー、今日はもう11日かぁ・・・
バレンタインネタを書きたいが、悠と洸の世界はまだ夏休み・・・
383 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 13:58:32.93 ID:Dovb8Eo00
>>382 番外編とか外伝とかの位置づけで書くといいよ
384 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 14:04:34.44 ID:luarcZ9D0
>>383 ふむ・・・
ところでバレンタインネタで真っ先に思い浮かぶのが
チョコでボディペインティングな俺はどうしたらいい?
385 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 14:14:37.34 ID:J9UmS7b00
386 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 14:20:43.69 ID:luarcZ9D0
>>385 最近の俺、エロスばっかりじゃまいかwww
387 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 14:22:00.96 ID:sEx1nac5O
>>286 安価はまるごとR18にしたから
それでいいよ
388 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 14:27:38.52 ID:Dovb8Eo00
389 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 14:27:43.04 ID:MRIuoZIGO
390 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 14:31:25.00 ID:sEx1nac5O
ごめん
286じゃなくて386ね
391 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 14:41:17.27 ID:luarcZ9D0
>>やれ派
べ、別にアンタたちのためにエロく書いてるんじゃないんだからね!
・・・結局俺がエロイんじゃねぇかwwwww orz
>>389 活発そうなお嬢さんですね(*ノノ)
392 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 14:43:23.79 ID:J9UmS7b00
>>389 100万回保存したwwwwwwwwwww
393 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 14:54:55.61 ID:gmDDaBBW0
ぐはwwwもう消えてた(´・ω;;::;
394 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 15:23:52.32 ID:J9UmS7b00
ほ
395 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 15:35:48.54 ID:0m2TwTmWO
昼から夜までバイトの俺P90(今休憩中)
背中だけでは〜、の番外を思いついたがこれは14日までに間に合わないな
396 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 15:39:05.07 ID:luarcZ9D0
>>395 がんばですよ
俺はこれから出社して試験環境構築してきまノシ
397 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 15:39:29.26 ID:ydop8RCQ0
>>395 間に合わなくてもいいからいつか投下してほしい
398 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 16:01:06.35 ID:MRIuoZIGO
過疎で安価↓
399 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 16:01:29.16 ID:J9UmS7b00
ほっしゅっしゅ
400 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 16:01:47.30 ID:J9UmS7b00
ごめん・・・orz
401 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 16:01:50.23 ID:OmH/gBdi0
402 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 16:17:58.86 ID:Cfi/lg4wO
今尾来た
どんだけ生活リズム狂ってんだ…orz
403 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 16:27:25.09 ID:MRIuoZIGO
花「ほっしゅっしゅ」
雅「ほっしゅっしゅ?」
花「ほっしゅっしゅ!」
雅「ほっしゅっしゅ!」
花「ほっしゅっしゅ!ほっしゅっしゅ!」
雅「ほっしゅっしゅ!ほっs(ry」
誰か止めて下さいorz
404 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 16:38:01.30 ID:J9UmS7b00
>>403 乙!!!!!!!
正直スマンカッタ・・・orz
405 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 16:38:53.34 ID:XQWSnKjAP
夕方保守
406 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 16:46:00.07 ID:Cfi/lg4wO
>>403 花「ほっしゅっしゅ!」
雅「ほっしゅっしゅ!」
はなとまぁが現れた!
アレスのハヤブサ斬り!
はなには効果がないようだまぁには効果がないようだ
フレイはパルプンテを唱えた!
辺りは闇に染まって行き魔神が現れた!しかし魔神ははなにひと睨みされるとスゴスゴと還っていった…
はなのル・ラーダ・フォルオル!
アレスは凍り付いた!フレイは凍り付いた!
まぁのなめ回し!
アレスとフレイのHPが1になった!
はなとまぁは逃げ出した!
止められないようです…
407 :
◆rSzvjlbQlk :2007/02/11(日) 16:46:23.03 ID:MRIuoZIGO
バレンタインデーに、恋人からチョコレートをもらう予定は無い。しかし、他の、俺が大好きなモノをもらう予定だ。
「本当にそれでいいの?」
俺が欲しいモノに必要な材料を花恵に告げると、驚きと疑惑が混ざった眼差しで見られた。
「いいのいいの、あと、泊まるだろ?」
「平日なのに?」
「じゃあ週末にするか?」
「週末は…カヨっぺ達と映画の約束してるからなぁ2日連続で」
「んじゃ決まりな!」
花恵は腑に落ちないといった表情だが、頷いて了解してくれた。
「生クリーム、かぁ」
そう呟き、考え込んではいるが、絶対にわからないだろう。俺の卑猥な考えは。
408 :
◆rSzvjlbQlk :2007/02/11(日) 16:56:33.31 ID:MRIuoZIGO
14日、バレンタインデー当日。
俺達は授業が終わると、一目散に家へと向かった。
「なんか、生クリーム以外まあくんちの物使ってるから変な感じ」
台所でボウルを抱え、生クリームを泡立てながら花恵が微笑んで言う。
心の中で、生クリームは所詮デコレーション用、なんて呟いたのは秘密だ。
「そうだ、まあくんのお母さんいつ帰ってくるの?」
「今日は少し遅くなるって言ってたから、9時とかそんくらいかな」
適当な話をしてるうちに、生クリームがしっかりとした角が立つまでになり、それを絞り袋に入れ、風呂に入ってる間冷蔵庫で冷やす。
風呂?二人で入ったがそれは…まぁ、胸を揉んだくらいです。フヒヒwww
409 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 16:57:53.62 ID:MRIuoZIGO
410 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 17:06:09.43 ID:sEx1nac5O
光と光汰の作者の人、名無しってことでいいのかな。
411 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 17:06:46.04 ID:usmVSqBu0
>>406 テラルラーダフォルオルwwwwwww
412 :
◆rSzvjlbQlk :2007/02/11(日) 17:15:55.64 ID:MRIuoZIGO
風呂から上がると、花恵を先に部屋に行かせ、俺は先ほど花恵が愛を込めて泡立てた生クリームを持ち、部屋へ。
「まあくんの匂い…」
黙って部屋に入ると、俺の枕に顔をうずめてた。
「花恵変態だ」
ようやく俺の存在に気付いた花恵は、顔を真っ赤にして起きた。
「これは!別に…その、うー…」
「うんうん、俺愛されてるなぁー」
生クリームを枕の脇に置き、花恵を押し倒す。
「ふぇ?な、何?何で生クリーム?」
「まあまあ、今日はバレンタインですから」
可愛いピンク地に花柄のパジャマのボタンを外していく。もちろんノーブラ。
「意味が、わかんねぇ…っ」
風呂でも揉んだ胸を、指先で掴み、フニフニと感触を確かめるように揉む。
「今、花恵の体はスポンジケーキ」
乳首を指先で擦ると、ピクリと肩を縮ませる。
「嘘…もしかして、その生クリーム…俺に…か、かけっ、る?」
「大正解!」
生クリームを持ち、絞り袋に力を込めて乳首を隠すくらいにデコレーション。
「っ、冷たい」
「いただきます」
ぶっちゃけ生クリームは嫌いだ。しかしそれにエロスを感じてしまったとなれば話は別。
隠れた乳首ごと口に含むと、生クリームはすぐに溶け、甘い味と固い突起の舌触りが残った。
「んんっ!やだっ、普通にえっちがいい…ねぇまあくん」
413 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 17:19:01.74 ID:MRIuoZIGO
>>410 大島とミサトと魔王と光の人は同一人物
しかしルール的には名無しかな?
414 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 17:25:27.80 ID:sEx1nac5O
>>413 本人の回答を待つしかないか・・・
絵を使った小説で絵をうpしようとしたら「管理パスワードが一致しません」
orz
415 :
だお ◆oCJZGVXoGI :2007/02/11(日) 17:37:47.40 ID:3v7d+c2H0
>>414 名無しでも何でもいいお
保守代わりに書いてるみたいなもんだし
416 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 17:43:33.32 ID:sEx1nac5O
んじゃコテにさしてもらいます
417 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 17:44:13.87 ID:gmDDaBBW0
みんなの書き込み見てると俺も何か書きたくなってくるんだが
俺には文才も画才もないってかNEETじゃないけど引篭もりだから風景とかの描写デキネ('A
それに年齢=彼女いない暦の俺にこんなのどうやって書けと・・・orz
と落ち込んでみたのでwktkして待ってる側にいる
418 :
◆rSzvjlbQlk :2007/02/11(日) 17:49:29.43 ID:MRIuoZIGO
「バレンタインデーですので却下」
泣きそうな花恵の顔は、俺の下半身を煽る。無意識なのだろうが、俺のツボを突くのがうまい。それは男だった時から変わってない。
いや、ウホじゃねぇから。
「ベッド汚れるじゃん!」
「替えの布団があります」
「終わったらお風呂入んなきゃいけなくなる!」
「眠ったままでも俺が責任を持って入れる」
「っ…変態!」
言い返せなくなった花恵は、顔を両手で隠し、何も言わなくなった。
「誉め言葉として受け取る」
生クリームを舐め取り、唾液で濡れた乳首に再び生クリームでデコレーション。
「んっ、は、あぁん!」
今度は舐めるだけじゃなく、甘噛みもしてみた。
419 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 17:56:47.40 ID:3v7d+c2H0
>>417 妄想で書けば良いよ
下手でも何でも楽しめばいいとおもうよ
420 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 18:10:14.65 ID:usmVSqBu0
>>417 上手い下手関係なしにみんなで楽しめばいいじゃない
と勤務中のおちょめも言っております。
421 :
◆rSzvjlbQlk :2007/02/11(日) 18:20:45.95 ID:MRIuoZIGO
「甘いな」
俺は生クリームの半分程を胸に絞りかける。
「わ!…溶けるだろ!」
花恵が顔だけを上げて胸を見る。
「エロいぞ花恵」
胸から流れ落ちそうな生クリームを舐める。
「っ、気持ち悪い」
舐めるより早く生クリームが解けて流れる。胸の谷間から、へそに向かって一筆で書かれたような筋ができた。
「もう無理、甘い」
まだ胸にはクリームが残っている。
「えぇ、気持ち悪いんだけと…」
少し息が上がった花恵が眉を寄せて俺を睨む。
「俺が風呂入れてやるから」
パジャマのズボンを脱がせ、下着の上から入り口を撫でる。
「んんっ…あん、あぁん」
指先で擦り続けると、下着が湿り、次第に足が開いていく。
422 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 18:47:52.68 ID:J9UmS7b00
wktk
「腰浮かせて?」
潤んだ瞳と濡れた唇に、キスを落として下着を脱がせる。
「グチョグチョ」
指先で入り口の上にある小さな突起をつつく。
「んぅっ!」
一瞬背中が反り胸から溶けた生クリームがまた流れる。
「あっ!あんっ!まあくん…まあくんっ」
その突起を撫で続けると、腰が浮いて指を入り口に誘う。その誘いを断るわけもなく、指を挿入する。
「あ、あ…だめ、足りない」
腰を揺らして自ら胸を弄りだし、指の入った入り口を広げた。
「入れてっ、早く」
ついに泣き出してしまったので、俺は慌ててゴムを装着し、入り口にあてがう。
424 :
◆rSzvjlbQlk :2007/02/11(日) 19:13:21.60 ID:MRIuoZIGO
「ん、んぅ…あぁ」
ゆっくりと埋め込んでいくと、抵抗も少なくすんなり入る。根元まであと少し、という所で強い締め付け。
「動いて、よ…っ」
俺は黙って腰を引き、打ち付ける。
「あぁ!んあぅ!はっ、あ、あんっ!」
しがみついて動きに合わせた喘ぎ声が耳元で聞こえる。それが更に俺を煽り、腰の動きは激しくなる。
「やぁ!あっ…も、う…っああぁ!」
奥を突いた所で一番強い締め付け。それに俺は耐えきれず射精してしまった。
「はぁはぁ」
気付くと花恵は気絶して眠りに入ってしまった。
俺は約束通り、布団を敷いて、花恵を風呂に入れ、花恵が眠ったフリをしている事に気付きながらも眠った。
次の日、俺達は寝坊して遅刻した。
終わり
('A`)
425 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 19:20:56.23 ID:usmVSqBu0
426 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 19:25:44.91 ID:Cfi/lg4wO
帰って北
投下直前だったのにレスついててよかったwww
427 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 19:32:53.32 ID:Cfi/lg4wO
花恵の人テラエロスwwwwwなんだかおっきしてまいりましたwww
428 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 19:49:37.63 ID:J9UmS7b00
ほ種
429 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 20:06:17.16 ID:1jYDpj+n0
>>324 テラエロスwwww
やべぇ今読み返すと俺の文いい加減すぎシニタイ
430 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 20:13:52.43 ID:MRIuoZIGO
みんなトン
まだDVDとか保健室の方がマシだ…雑すぎるorz
風呂入ったらのぼせて具合わりぃー目が回ってる。
('A`)←リアルでこんな顔なってる。
431 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 20:18:58.50 ID:Cfi/lg4wO
そういえばP氏は俺の絵確認してくれたかな…
432 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 20:28:53.52 ID:usmVSqBu0
>>430 つ【アイスノン】
試験環境構築終わらNEEEEEEEEEEEE
433 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 20:31:31.39 ID:1jYDpj+n0
あれ?何で俺ID変わってんの?
434 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 20:51:54.41 ID:J9UmS7b00
ほ
435 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 21:16:33.48 ID:usmVSqBu0
>>433 ルーター再起動とか?
DNS落ちたりすると変わるぽいけど
436 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 21:30:24.31 ID:C63EhFlzO
そうなんだ。
しらなかた。
437 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 21:49:35.71 ID:sEx1nac5O
ほ
438 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 21:57:02.49 ID:XQWSnKjAP
し
439 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 22:14:47.72 ID:MRIuoZIGO
ゅ
なんてさせるか安価↓
440 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 22:22:02.73 ID:41frW3fq0
好物
441 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 22:24:50.53 ID:XQWSnKjAP
肉まん
442 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 22:30:38.51 ID:Ot1lYNP+0
お仕事から帰ってきた(*0w0)ノシ
443 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 22:38:30.38 ID:oAjNwzmG0
>>431 今確認しました。
描いてくれてありがとうです!
444 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 22:46:29.36 ID:MRIuoZIGO
445 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 22:51:00.93 ID:Ot1lYNP+0
>>444 光速で保存した
よしウォーキングいてくるよ(*0w0)ノシ
446 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 22:55:22.82 ID:sEx1nac5O
投下していいですか
447 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 22:57:04.96 ID:8WZOeYtUO
448 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 22:57:18.31 ID:MRIuoZIGO
こいこーい!wktkwktk!
449 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 22:58:04.05 ID:sk2yQcK70
450 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 23:05:00.09 ID:sEx1nac5O
ありがとう
大量投下はやっぱり性にあわないので
少しずつやろうと思います
とりあえずあらすじ産業
好きな人に告白するために女体化した西田つかさは、
こっぴどくフラれて落ちこんだけど
親友の陸に助けられて立ち直るのでした。
やべえ本当に産業で収まったわ
451 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 23:06:43.06 ID:Cfi/lg4wO
>>443 いえいえ、俺も楽しめましたからw
また描きますノシ
452 :
◆sUOXLav4ic :2007/02/11(日) 23:09:00.28 ID:sEx1nac5O
―――翌日。
・・・俺は学校を休んだ。
失恋ぐらいで寝込める程ナイーブなわけがなく、
昨晩、風呂からあがったあとベッドにねっころがり、
今日のことを考えてたらそのまま寝てしまった。
しかもこの真冬に、一枚も布団をかぶらないで、だ。
当然風邪を引いてしまったわけで、はなをすすりながら布団の中でぼーっとしている俺。
熱のせいか顔が熱い。
母さんは買い出しに出かけてしまっていて、
独りで寝ていると、どうしようもなくどんよりした気分になる。
部屋は暗いが窓のカーテンの向こうは赤い。
――もう学校の授業は終わった頃かな・・・。
453 :
◆sUOXLav4ic :2007/02/11(日) 23:14:41.12 ID:sEx1nac5O
『ピンポーン』
突然の静寂を破った音にひびって、はっと我に返った。
だるい体を起こして、すぐそばにあった上着を手にとる。
「・・・・はーい。」
『ガチャッ』
俺が玄関のドアへ辿りつくのを待たずに扉がひらいた。
「・・・・ちっす。」
「・・・陸・・・・―――部活は!?」
「休んだ。まぁ友人の一大事だからな。」
「そんな・・・・気つかわなくて、・・・いいのに。」
「―――・・・あがって。」
454 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 23:17:11.70 ID:MRIuoZIGO
ワクワクテカテカ
455 :
◆sUOXLav4ic :2007/02/11(日) 23:19:20.53 ID:sEx1nac5O
「・・・・つかさ、なんか飲み物とか飲んだ?」
「え?・・・いやべつに・・・・・」
「水分とって、水分出さないと風邪治んねぇぞ。ポカリあるか?」
「えと・・・冷蔵庫のなか・・・・」
「じゃあ取ってくっからお前は寝てろ。」
そして陸はさっさとキッチンのほうに行ってしまった。
おとなしく待ってたほうが・・・いいか。
「ほら、起きれるか?」
「うん・・・ありがと。」
おとなしくコップを受け取り、口に含んだ。
火照った体の中を冷たい液体が通って、少し気持ちがいい。
456 :
◆sUOXLav4ic :2007/02/11(日) 23:26:09.07 ID:sEx1nac5O
「――つかさ。」
「ん・・・何?」
「・・・昨日のこと・・気にしてるのか?」
・・・心配してくれてるのかな?
気にするったって、よくわかんないけど・・・・。
「・・・・大丈夫だよ。これから頑張ろうかな、って・・・思うし。」
何をだよ、って心の中で苦笑する。
「そっか。まぁそうだな、頑張れ。」
陸がやさしく笑った。
457 :
◆sUOXLav4ic :2007/02/11(日) 23:31:17.38 ID:sEx1nac5O
なんか・・・その陸の笑った顔を見ると落ち着く。
どうしてかは・・・・分からないけど。
とにかく、陸も一応心配してくれてるみたいだし、
素直に、うれしい。
けど、ふいに頭がくらくらして、目の前が真っ暗になった。
「あり・・が・・・と、・・・っ・」
眼がちかちかして、気持ち悪い。
そういや俺、熱あるんだった・・・・。
458 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 23:32:08.87 ID:MRIuoZIGO
つかさ(*´д`)
459 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 23:32:36.85 ID:sEx1nac5O
以上
さて特売で買い占めた芋けんぴでも食べてくるか・・・
460 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 23:35:28.83 ID:MRIuoZIGO
>>459 乙!GJ!
芋けん…お芋さん食べられちゃう!
461 :
◆sUOXLav4ic :2007/02/11(日) 23:38:53.87 ID:sEx1nac5O
あああああ1レス分抜けたあああああorz
――――本当に自分を顔に関係なく好きになってくれる人なんて現れるんだろうか・・・。
あ―――・・・あれかな。
将来、なかなか結婚できない女体化した人のために、
元童貞でもいいっていう男を集めてお見合いパーティーみたいなことをして、
特に結婚出来なさそーな男とかは親から無理やり行かされたりして・・・・。
そもそも、あんなこと言ってた陸だって、
俺のことを気持ち悪いと思っていないとも限らない。
他人事だから、あんなことが言えたのかもしれない・・・・。
・・・どうせ、俺にはそんなこと言ってても、結局自分は普通の女と付き合うんだ・・・・。
熱に浮かされた自分の思考の異変に気付くはずもなく、
俺はそのまま窓をながめていた。
↑をひとつめとふたつめの間に脳内補完おね
462 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 23:41:10.91 ID:8WZOeYtUO
すいません。
新参で初めてこういうの書いたんですけど投下してもよろしいでしょうか??
463 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 23:44:35.39 ID:ppT/dLUa0
464 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 23:45:32.82 ID:MRIuoZIGO
イインダヨ!
465 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 23:46:13.78 ID:xEtUc7Pj0
466 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 23:48:30.33 ID:8WZOeYtUO
>465
それではお言葉に甘えさせてもらい駄文を投下させていただきます。
467 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 23:50:17.57 ID:8WZOeYtUO
「ショート!!!」
難しい打球が転がってくる。しかし俺は難なくその打球を処理してファーストに送る。
「ナイスショート!」
ピッチャーで親友の『菊池慶太』が笑顔で俺に声をかけてくる。
「やっぱ春が守備してくれてると思うと安心して投げれるわwww」
『守備の方は任せとけってwww』
―
遅れたがここで自己紹介をしよう。俺は今高校2年で野球部所属の『平山春樹』だ。ポジションはショートだ。
で、俺と喋ってるコイツが同じく高校2年で野球部所属の『菊池慶太』だ。ピッチャーで俺の親友でもある。
―
今日も練習が終わった。
最近は夏の大会が近づいて来た事もあり、練習が厳しくなりつつある。
「あー疲れたー!!春、さっさと帰ろうぜ〜。」
『おっしゃ、帰ろうぜ。』
468 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 23:51:48.95 ID:8WZOeYtUO
俺たちは家も近い事もあり、一緒に帰っている。
「だけど春、よくあの打球とれたなー。」
『あ〜、あれぐらいならまだ大丈夫だよ、守備は自信あるしな。それよりもバッティングの方が問題だなww』
「確かにここ最近のバッティングはヒドイもんなww」
『あぁ。大会も近いから何とかしないとな〜…慶太はピッチングもバッティングも調子いいもんな〜。この調子で頼むぜ!エース!!!』
「任せとけって!!それに3年以外でメンバー入りしたの俺らだけだからな!お互いがんばろうぜ!!」
いつも似たような会話をしながら帰ってる俺たち2人。
互いに甲子園を目指して今まで野球を続け頑張って来た。
慶太が投げて俺が守る。そうやって失点の少ない戦いを続けて来た。
「じゃあまた明日な。甲子園目指してがんばろうぜ!!」
そう言って親友と別れる。
『このメンバーなら甲子園に行けるかもな…』
俺は独り言を呟いた。一週間後『平山春樹』は選手として二度と甲子園を目指せなくなるとは知らずに…
469 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 23:53:05.65 ID:8WZOeYtUO
一週間後、朝目覚めると違和感を感じた。
あれ〜、俺の部屋こんなに高かったけ?なんか服も大きい気がする…
とか考えながら顔を洗いに部屋を出た。
洗面所に行く途中で母さんに会った。
母さんはびっくりした顔をしながら
「え〜と…どちら様ですか?春の友達ですか??」
と聞いてきた。
『は?何言ってるの母さん。俺だよ、春樹だよ。』
言い終ると同時に母さんは険しい顔になり尋ねてきた。
「ねぇ春…真剣に答えてね…あんた童貞だった?」
普段そんな話をしない母さんからから急にそんな事を言われ俺は焦っていた。
『な、何言ってるんだよ母さん!!急に、んな事聞くなよ!』
しかしここで俺は新たな違和感を感じた。
声がいつもより高くないか??
そんな事を思った直後、母さんは俺を洗面所へと引っ張って行った。
470 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 23:55:43.38 ID:8WZOeYtUO
「この際童貞かはともかく鏡を見なさい。」
鏡を見て驚愕した。そこには今までの俺ではなく、とても可愛い女の子がいた。
その姿に一瞬見とれてしまったが、鏡に写ってるのが自分自身と分かった時、母さんが言った。
「分かった?これが今のあんたの姿。あんたは知らなかったかもしれないけど、童貞の男はね……」
とにかく長い説明を受けたがどれも耳に入らなかった。
ただ一つ分かったのは俺、『平山春樹』は女になってしまったという事だけだった。
471 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 23:57:12.30 ID:8WZOeYtUO
あれから数時間たったが未だに信じられないでいた。
俺が呆然としてる間に母さんは、学校に電話したり色々してくれた。
「とりあえず今日は学校休ませてもらったから、少し落ち着きなさい。」
母さんは落ち着いた口調で俺を諭してきた。
しかし俺はそんなに落ち着いてはいられなかった。
472 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 23:57:19.18 ID:Cfi/lg4wO
うはwww
新参といいつつもうまい人多すぎて焦ってる俺…
でもwktkしちゃうwww
473 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 23:57:31.89 ID:Ot1lYNP+0
やぁみんなウォーキングから帰ってきたよ(*0w0)ノシ
474 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 23:57:32.77 ID:MRIuoZIGO
wktk
475 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 23:58:13.29 ID:8WZOeYtUO
『ねぇ母さん、俺は本当に女になったの?もう男には戻れないの??』
「残念だけどこの病気はまだ治療法はないの…」
母さんの言葉を聞いて俺は愕然とした。
もう男に戻れない…甲子園を目指せない…野球が出来ない?…
そして親友、慶太の顔が浮かんできた。
あいつと一緒に甲子園を目指せない??
そう考えると途端に悲しくなった。
母さんはそんな俺を優しく抱き締めていてくれた。
476 :
愛のVIP戦士:2007/02/11(日) 23:59:55.33 ID:8WZOeYtUO
しばらくそうしていると、俺も大分落ち着いてきた。
そして現実を直視しはじめた。
『ありがと母さん。そっか俺はもう女なんだね…』
「ええ、でも春が男でも女でも、いつまでも私の子だから心配しないで。いつまでも味方だから…」
『ありがと…』
ちょっと泣きそうになった。
「で、急なんだけど春の服を買いに行かなきゃならないの。やっぱりこれから女として生きるんだから服は何着か欲しいと思うの」
『分かった、でも今からは流石にキツイから午後からにしてほしい…』
「分かった。じゃあ朝ご飯食べてなさい。私も色々準備してくるから」
そういって母さんは俺の部屋から出て行った。
477 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 00:01:23.13 ID:6p3HdTtWO
春ちゃん…
478 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 00:02:56.94 ID:ZO21uEPqO
それからしばらくして俺は母さんとショッピングセンターへ出かけた。
そこで母さんはもの凄く楽しそうに服を選んでは持って来た。
「ね〜ねぇ春ちゃん。こんなのはどう?お母さん似合うと思うけどなぁ〜」
はっきり言って俺に口を出す余裕すら与なかった。結局母さん好みの服ばかり買ってきてしまった。
着るのは俺なのに…
「さぁ次は下着ね!」
『えっ!?下着!!??』
「当たり前じゃない。春ちゃんは下着着けない気?」
動揺する俺を見ながらあっさりと言う。
『いや、つけないといけないのは分かるんだけどね…ただちょっと……』
「いいから、さっさと行く!とりあえずサイズ測ってもらいなさい。」
俺は一生、踏み入れはしないだろうゾーンに足を踏み入れた。
その時の事はあまり記憶にないが、はっきり覚えてるのは胸のサイズはCであることと、母さんが嬉しそうに下着を買っているという事実だけだった。
479 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 00:05:09.10 ID:ZO21uEPqO
結局買い物は全て母さんに主導権を握られていた。
『はぁ〜…何で母さん、そんなに楽しそうなんだよ?てかいつの間に俺を春ちゃんって呼び出したんだよ!?』
「あのね。こんな事言うと怒るかもしれないけど、母さん実は女の子が欲しかったのよね〜。だから嬉しいの。それに女の子なんだから春ちゃんでしょ??あと言葉使いも直してよ!?その方が可愛いから!女の子なんだから私とか――」
この後も母さんの『女の子は』と言う意見を聞かされた。
なんと言うかすさまじい母親だ…こんなキャラだったのか。
そんな事を考えながら家へ帰った。
ちなみに帰る途中で名前の変更について話したのだが『春樹』の樹を取り『平山春』にした。
実際、春樹より春と呼ばれる方が多いし俺自身違和感がないからだ。
480 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 00:07:41.82 ID:ZO21uEPqO
春たちが買い物をしてる頃、学校では慶太が上の空になっていた。
春のヤツこんな大事な時に休みかよ…大丈夫なのか?
普段休まないから余計に心配だ。担任は風邪としか言ってなかったし…いっそのこと帰りに寄るか??
などを考えていたら部活の時間になっていた。
部活では相変わらず絶好調だった。
しかしショートに春がいないと思うと少し複雑な気分になる。
常に自分の後ろから声をかけてくれ、ピンチの時は華麗な守備で俺を救ってくれた春
やっぱり今日は見舞いに行こう。
練習が終わり、俺は一目散に春の家へ向かった。
481 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 00:10:59.98 ID:6p3HdTtWO
ドキドキワクワクテカテカ
482 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 00:11:15.97 ID:ZO21uEPqO
えっと今書いたのはここまでです。
妄想と暴走と勢いで書いたので誤字脱字があるかもしれません。
ある程度続きも考えているので需要があったら書きます。
駄文を読んで頂きありがとうございましたm(__)m
483 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 00:12:00.42 ID:3J8Uhltk0
続きwktk
484 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 00:12:27.86 ID:6p3HdTtWO
485 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 00:14:19.26 ID:LL9Qqtv00
>>482 乙カレー、続き頑張って書くですよ?みんなwktkして待ってるからw
さて、ウォーキングで汗まみれな俺がここで安価↓
486 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 00:14:56.55 ID:PepQPODv0
愛の夜食
487 :
325:2007/02/12(月) 00:15:10.64 ID:RdhrRb780
488 :
◆Zsc8I5zA3U :2007/02/12(月) 00:16:57.45 ID:gqe6rGa+0
489 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 00:17:37.20 ID:9Znn0NkX0
490 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 00:17:58.70 ID:6p3HdTtWO
ちょめのエロ!
ん?
エロいちょめ?
491 :
◆Zsc8I5zA3U :2007/02/12(月) 00:19:14.95 ID:gqe6rGa+0
あれから定期的に徹子さんから連絡をもらうようには
なったのだが、余り研究は進まないらしい。
そりゃそうだろうな。女体化の原因究明と來夢が犯されている
新種のガンの治療方法・・この2足の草鞋はとてもきついだろう。
何せ両方の病気を治療しなければならないもんな。
それに徹子さんは現場の責任者らしいし・・普通の人間だったら過労者だな。
來夢のほうはあれから施設へ定期健診を受けている。幸いなのがガンの
進行が極めて遅いことだ。どうやら、初期症状の状態となんら変わりないらしい。
だけど、ガンはゆっくりと進行していることは事実だそうだ。
このまま放っておくとガンは全身に転移してたちまち來夢の体をゆっくりと蝕んでいくだろう。
492 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 00:19:30.98 ID:bY+Rn8VwO
493 :
◆Zsc8I5zA3U :2007/02/12(月) 00:20:14.10 ID:gqe6rGa+0
俺たちのほうはというと、現在進行形でなんら変わりない日常を送っている。
これはあいつとの取り決めで、これからもなんら変わりなく今までどおりに過ごしていれば、
気づかないうちにガンなんてなくなっているだろうと言う寸法だ。事実、ガンというのは
患者のメンタル面がしっかりとしていれば割と治る病気でもあるらしい。
現にそんな方法で治っている人たちも少なからずいるようだ。
幸いなのは來夢がガンに侵されながらも俺たちと一緒に日常を謳歌しているということだった。
「何緊張してるんだよ・・舞台を見に行くだけだろ?」
「う、うるさいわね!!!」
今、俺たちはロサンゼルスのとある劇場に向かっている。しかもよりによって
あいつと一緒だ。なぜこんなことになったのかは今から数時間前に遡る。
あれは・・偶然にあいつが俺の家に遊びに来たときだった。
その時の俺はのんびりとテレビで映画鑑賞を楽しんでいた。
494 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 00:20:21.68 ID:ZO21uEPqO
みなさんありがとうございます。
初めてこういうの書いたので不安でした。
今から続きを書かせてもらいます。
明日には投下出来るようにします。
495 :
◆Zsc8I5zA3U :2007/02/12(月) 00:22:02.16 ID:gqe6rGa+0
「ふぅ・・母さんって普段は冷静で俺をからかっているのに一度、演技に入ると人が変わるよな」
俺はソファでくつろぎながら母さんが主役の映画をじっと見ていた。
普段は冷静で俺たちとしゃべっている母さんだが、映画に写っている母さんを
見ると普段とは180度違って見える。俺が母さんの映画に夢中になっていると
飯の支度をしていた來夢が例のエプロン姿でこちらにやってきた。
どうも、ガンに侵されていても料理への情熱は失っていないらしい。
昼時の今でもやけに気合の入っているようであった。
「あ、それ。去年の母さんが主演の映画だったよね。確か賞まで取ったんだっけ」
「らしいな。それにしても家ではこんな風にはならないよな」
「まぁ、母さんは家に仕事は持ち込まないし・・それに、この映画は自分よりも脇役の演技のほうが光るって言っていたよ」
「相変わらず、自分には厳しいんだな・・」
母さんは自分が出演している映画を見ているものの、どんな役になっても
自分を評価することはなかった。それどころか自分の演技を酷評しながら
映画を見ていた。その反面、ストーリーの流れや映画のつくり・・ほかの人の
演技は高く評価していた。母さんは自分の出演している映画には妥協せずに厳しく見つめていた。
496 :
◆Zsc8I5zA3U :2007/02/12(月) 00:25:50.99 ID:gqe6rGa+0
「ま、今に始まったことじゃないよ。そんなことよりもさ兄貴・・」
「な、なんだよ・・」
來夢はそのまま笑顔で俺を見つめるとポケットからチケットを取り出した。
どうやら、舞台のチケットのようだ。しかも公演日は今日のようだ。
・・これは何かの偶然か否か?それになぜ來夢がそんなものをもっているのか
わからなかった。來夢はチケットをそのままひらひらとさせながらお玉片手に
チケット入手の経緯を説明した。
「実はねこのチケット友達の伝でもらったんだけど・・連れが行けないみたいなんだよ。
僕も行きたいのは山々だけどご飯の支度に忙しいし・・兄貴今日は暇でしょ?」
「ま、まぁ・・」
俺は突然のことにあっけらかんとしていたが、暇つぶしにはもってこいの出来事だ。
ちょうど映画も飽きてきた頃だし、まさにグットタイミングといったところか・・
俺が選択に迷っている時、それとほぼ同時に客人が1人家にやってきた。
・・いや、客人というよりここの住人といった表現が適切であろう。
そいつは真っ先にこのリビングへと足を進めてやってきた。
「来たわよ!!!・・って、どうしたの?」
「ほらね。ちょうど人員も揃ったしね・・2人で僕の代わりに楽しんできてよ」
偶然か何か・・こうして俺たちは舞台を公演するロサンゼルスへと向かうこととなった。
しかしまぁ・・なんかしっくりこないというか、誰かに踊らされている気がしてならないのだがな。
497 :
◆Zsc8I5zA3U :2007/02/12(月) 00:31:46.64 ID:gqe6rGa+0
こうして俺たちは舞台を見るために自宅から少し遠いロサンゼルスの街へと
繰り出した。そういえばここ最近は2人きりで遊ぶといった事はやっていない。
それに僅かながら体に少しばかりの緊張が走る。傍からみれば完全にデートでは
あるが断じてそれはない!!仕方なしに付き合っているだけだ。
そういった感情などは沸いていないはずだ。それに相手はあいつ・・そういった
感情など微塵もないはずだ。あくまで昔からの友達として付き合っている
わけであってそのような恋愛感情などというものはない。
あるはずがないんだ・・今までにもそのようなことはあったのだがあれは
偶然という不可抗力が重なってできたものだ。
俺から率先してそんなことはしていない!!・・と思う。
498 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 00:31:55.08 ID:6p3HdTtWO
wktkwktk
499 :
◆Zsc8I5zA3U :2007/02/12(月) 00:34:27.20 ID:gqe6rGa+0
「何してんのよ・・」
「いや・・別になんでもねぇよ。それよりも公演時間は大丈夫なのか?」
「ええ、まだ公演までには時間的余裕もあるし・・それまで適当に時間でも潰しましょ」
いやに率先しているな。今までみたいな棘のあるというか・・そういった態度は
全く見られないしいやに落ち着きがある。まるでなんかを待っているかのような
感じだな。今日は俺やあいつの誕生日でもないし特に印象に残るような
特別な日ではない。平凡といえば平凡の普通の日に過ぎない。
なのに、今日のあいつは何かを遂行するような感じで今日という日を過ごしているような気がする。
「なぁ・・」
「・・何?」
「い、いや、なんでもない。・・どこで時間潰す?」
俺は考えをやめると思考を別に切り替え、あいつに行く場所を聞いてみた。
まぁ、せっかくの機会だし遊ぶとするか・・
しかし、やけに落ち着いているあいつを見るとやけに不気味で・・凛々しい姿であった。
500 :
◆Zsc8I5zA3U :2007/02/12(月) 00:36:15.65 ID:gqe6rGa+0
「・・今日はやけにお前にしては素直だな。
あの時、俺と一緒に舞台へ見に行くと決まったとき、かなりの抵抗を予想したのだが」
「何言ってんのよ!!・・別に偶々だったから唯それだけのことよ」
そのままあいつは置いてあった紅茶を優雅に啜った。
今、俺たちは暇つぶしにこの喫茶店で過ごしている。舞台の公演時間は
夜になるので時間はある。まぁ、唯一気をつけることといえば遅くならないうちに
帰ってくるだけだ。俺も余り長居はしたくはない。
「何ぶつくさ考えてるの・・」
「え?・・い、いや別に」
「ま、いいわ。・・じゃ、行くわよ」
「おい!まだ公演時間まで結構あるぞ?」
「うるさいわね!!・・さっさと来なさい」
ま、逆らったところで仕方ないか。
それにしても・・今日のあいつは感情の変化がいちいち激しいものだ。
いつもよりも40%増しといったところか?
何でなんだろうな。俺はこれといっていつもどおりに過ごしているわけだし、
特別これといって変なこともやっていない。
まさか・・い、いや!!そんなことは断じて有り得ん。世界がひっくり返っても有り得ん話だ。
とにかく俺はあいつと一緒にロサンゼルス1の舞台場へと足を運んだ。
501 :
◆Zsc8I5zA3U :2007/02/12(月) 00:37:54.34 ID:gqe6rGa+0
数時間後、無事に舞台を見終えた俺たちは舞台場から出ると時刻は夜となっていた。
「・・ふぅ、なんだかありきたりなストーリーだったな」
「あんた、全然わかってないわね。・・純愛で儚いものだったわ」
舞台の内容は昔のドラマならそこらじゅうでゴロゴロしている
純愛物の内容であった。若い男女が数々の障害を乗り越えながら
互いの愛を育んでいく・・とまさに昔なら王道中の王道ジャンルであった。
俺はあいつと一緒にじっと見ていたのだが、いまいちよくわからないものだ。
やっぱ現実的に考えるとああいった話どおりにならないのが世の常だ。
「あのなぁ・・純愛といってもフィクションだろ?
それにああいうのはちょっとマンネリが重なって飽きやすいかな・・」
「・・あんたに聞いた私がバカだった」
「聞いてきたのはお前のほうだろ!!・・ま、いいか。帰るか?」
時刻はもう9時近く・・外で晩飯食べてたらおちおち家へ帰れないかもしれないな。
しかし、今日のあいつの様子はどことなくおかしいものだ。
いつものような感情の変化がかなり激しいし、どことなく落ち着きがないような気がする。
それに、俺自身もちょっと体が高鳴ってくる感じがする。
まさか・・あの時感じたあの感情が再び表に出ようとしているのかもしれない。
俺はあいつに一応尋ねると、あいつは意外な反応を示した。
502 :
◆Zsc8I5zA3U :2007/02/12(月) 00:40:16.09 ID:gqe6rGa+0
今日はここまでです。
少し外れている感じがするのはごめんねwwww
今回の来夢は脇役に徹してもらいました。
見てくれてありがとさんwwww
ではwww
503 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 00:41:56.24 ID:6p3HdTtWO
兄貴どうなるんすかぁ!wktkって待ってます!
504 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 00:42:56.90 ID:VR9NCRn80
今北区
やべぇ投下多いwww
みなさん乙っす
>>419-420 俺
>>417だけど、まぁちょっとずつではあるが書いてるんで
出来上がったら投下してみる
あんま期待しないで待っててくだしあ(´・ω・`)
505 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 00:43:31.70 ID:RdhrRb780
506 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 00:45:43.41 ID:6p3HdTtWO
『孔明の罠』にみんなかかってる気がするwww
507 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 00:58:41.53 ID:9Znn0NkX0
>>502 乙です
続き待ってる! 超待ってる!!
508 :
◆i7rqxtl05. :2007/02/12(月) 01:00:13.69 ID:9Znn0NkX0
ってことで、相変わらずスローペースの
まことヴァレンタイン編後編を、待ってなくても投下しようと思う(ぉ
509 :
◆i7rqxtl05. :2007/02/12(月) 01:01:39.84 ID:9Znn0NkX0
カカオ豆をローストし、胚芽や皮を取り除いて残った胚乳のことをカカオニブという。
ちなみにローストするのは胚芽などを取り除く前でも後でもいい。前にやることを豆ロースティング、後でやることをニブロースティングという。
これを粉砕し、衝撃を加え、ペースト状にしたものが、彼の有名なカカオマス。
このへんで味を調整するために砂糖とかを混ぜる。
さらにこれを暖めて油脂を溶かし、練り上げていく作業をコンチングと呼ぶ。数日かけるのが普通らしいけど、今回は省略して1時間でいいや。
こいつを温度管理しながらうまく油脂を安定させることをテンパリングという。
全部調べた。いや〜、ネットって便利だねぇ。
「ん〜 いい匂い♪」
ちょうどテンパリングが上手くいったみたいで、油脂が安定したらしいとこ。とりあえず一安心。
これから整形ね。
「でもまいったなぁ、カカオ売ってないんだもん」
もう歩いた歩いた。どれだけお店歩き回っても見つからないから、最後には園芸店にまで行っちゃったよ。
この子達は、本当はだれかに育てられるはずだったんだなぁ…… もうチョコだけどね。
510 :
◆i7rqxtl05. :2007/02/12(月) 01:02:41.24 ID:9Znn0NkX0
「さて。だれにあげよう」
チョコをカカオ豆からつくってみたい欲求に負けて、つい勢いだけで作りはじめてしまった。
「とりあえず桜子さんか」
催促がしつこいし、あげなかったらなにされるか……
最初に思いつくのが女の人ってのがアレだけど……
それから――
「マジンガー…… かな」
まぁ、あれだ。いろいろと助けてくれるし、まぁ恩を感じてやらないこともない。
恩返しだ。あくまで恩返しだからな!
こないだも英会話の時間に、あの講義室から助け出してくれたし。
……あれは怖かったなぁ。半分冗談のつもりだったんだろうけど、群がる男達が手を伸ばしながらゆっくりと迫って――
「うぅ〜、思い出したら背筋が寒くなってきた……」
女の子になって女性恐怖症が治ったと思ったら、今度は男性恐怖症か。
でも『異性恐怖症』って表現したら今まで通りなのかな?
「……異性 ……か」
そうか、『男』が『異性』になっちゃったんだ……
「マジンガーも異性…… なのか…」
マジンガーと異性同士。男の子と、女の子……
――あれ?
「なんでマジンガーは怖くないんだろう?」
511 :
◆i7rqxtl05. :2007/02/12(月) 01:03:55.37 ID:9Znn0NkX0
「さて。だいたいできた」
桜子さんには、小さいボール型にココアパウダーをまぶしたやつをいくつか。
マジンガーには、まぁヴァレンタインデーの慣例として、一応ハート形。
同じ科の連中もびっくりさせちゃっただろうし、一応小さいのを配ってやろう。
「ただしカカオ100%で」
砂糖とかなんにも混ぜなかったちっこいやつも結構作った。あとでセロファンかなんか買ってきて包もう。
でだ。問題はハートチョコだよ。まさか輪郭だけ作って満足って訳にはいくわけがない。
「じゃ〜ん♪ チョコペン!」
さぁて、なに書こうかな。定番としては『でっかく“義理”』だろうけど、在り来りじゃおもしろくないし。
ん〜、“義理?”とか書いてちょっと悩ませてみるとかどうかな。
「な〜んかおもしろいのないかなぁ……」
こんなのはどうだろう。さらさらさら〜っと、うん達筆!
でかでかと“人情”
「よし! 完璧に訳が分からない♪」
開けた時のマジンガーの困り顔が目に浮かぶようだ。
……ん〜、なんかちょっと、観光地の土産物屋にある『“勇気”って書かれたキーホルダー』みたいな雰囲気を醸し出してるな。
「“日光山”とか書いた方がおもしろかったかな? あと“芦ノ湖”とか」
ま、いいか。済んだことだ。
「むぅ……」
やっぱ、削って書き直そう……
512 :
◆i7rqxtl05. :2007/02/12(月) 01:05:07.35 ID:9Znn0NkX0
「言っておくけど押し寄せてくんなよ! きたら逃げるからな!」
講義室。いちおうチョコ持ってきたって言ったら、なんか列ができた……
みんなある程度大人だし、こないだの取り囲んだ件は悪かったと思っているらしく、なんとなく遠慮気味ではある。
異性恐怖症が復活してしまったボクは、唯一平気なマジンガーに半分かくれながら義理チョコを配っている。
チョコボールサイズだけど……
「うぉおぉおおぉぉお! 今年は身内以外からチョコが! チョコがー!!」
「興奮し過ぎ……」
やたら興奮しながら受け取って行く奴もいる。飢えすぎだろ工学部生、そんなにうれしいもんかな?
ボクはヴァレンタインって言えばいやな思い出しかないから理解不能だよ……
「あ、まだ包みあけないでね〜」
ネタがばれるから(ぉ
「じつはこのチョコには、はずれが混じってます」
当たりは混じってませんが。全部カカオ100%だし。
「だれがはずれを引くかは、帰ってからのお楽しみ♪」
全員が引くんだけどね。カカオ100%が大好きって人は別だけども。
そんなことを言いながら配っていたら、ちょっと楽しくなってきた。
……とか思ってたら、そんな気分に水を差す奴が――
「ま、まこちゃん。ぼ、僕のために、作ってきて、くれたんだね」
西だ。こないだボクを呼び出してコクってきた――しかもその理由が『ロリっこのボクっこに合法的に(以下略)』だった――西だ。
ぜんぜん懲りてないだろこのハチマキバンダナ男。なんかハァハァ言ってて怖いんだけど……
おまえのためなわけないじゃん。冗談は服装だけにしろよ!
513 :
◆i7rqxtl05. :2007/02/12(月) 01:05:35.27 ID:9Znn0NkX0
「う、うれしいよ。ありがとう!」
そんなことを言いながら、指出しグローブの手を、延ばしたまま硬直しているボクの手に伸ばして、握り締め――
「ひぃっ!」
さ さわるな、手をなでるなよ…… 駄目 無理、無理だって、怖い! 嫌! 嫌だ、イヤ イヤ! イヤ!!
「イヤーーーーー!!!」
――ゴッ!
…………
……
「え?」
――ゴス! ゴン! ごろごろごろごろ……
……え?
………えっと、え?
え〜と、ボクが恐怖のあまり相手の正中線上を真上に蹴り上げた足が、見事にスカって……
転がっていく西。
「え?」
知らなかった。人間って、あんなに飛ぶんだ……
見ると、飛んでいく西に向かってマジンガーの太い右腕が伸びている。
えっと、もしかして、助けてくれた? たすか…… った? の?
……怖かった ……怖かった ……怖かったよぉ〜
「怖かった… 怖かった! うわぁぁ〜〜……」
もうマジンガーにしがみついて泣くだけ泣いた。
落ち着くまでずっと、頭をなでてくれてた。
514 :
◆i7rqxtl05. :2007/02/12(月) 01:06:56.62 ID:9Znn0NkX0
講義室にも居づらかったし、研究室まで退避。
「む、誰もいない」
いつも桜子さんが常駐してるのに。それにあんなにチョコの催促したんだから、待ちかまえてると思ってたのに。
さきにマジンガーを済ますか。
鞄からチョコを取り出して、あらためてマジンガーに向き直る。
――ドキッ!
え?
あれ? なんだろう、あらためてこういうことをすると、なんだかどきどきする。
なんでだろう……
いつもそばにいてくれたマジンガー
いつだって守ってくれるマジンガー
ボクの作った料理を、本当にうれしそうに食べてくれるマジンガー……
うわっ、なんでだよ。なんかボクの顔が熱い。
「うん、よし」
今日はいつもの感謝の気持ちを伝えよう。今だけは本名で呼んでみようかな。
「鉄 築(くろがね きずく)……君?」
うわっ、言いづれぇ〜
「いつも、助けてくれて…… あ あ ……あり」
うぅ〜、なんか緊張する……
「ありが…… とう……」
チョコを差し出す。うぅ〜恥ずい、顔が見れない。
マジンガーはチョコを受け取ると、優しく頭をなでてくれた。それでやっと顔が見られるようになった。
515 :
◆i7rqxtl05. :2007/02/12(月) 01:08:16.18 ID:9Znn0NkX0
全然しゃべらないマジンガーだけど、最近は顔を見れば何が言いたいかわかるようになった。
いまは『開けていい?』って言ってる。
「あ、あけて、いいよ」
包装を開けて中のチョコを見たマジンガーは『?』って顔をしている。やっぱりね。
あれからチョコペンの文面を削って変えた。今の文面は――
――Ich furchte Sie nicht. Das ist sehr herrlich
独語。機械翻訳に放り込んだだけ。
訳が正しいかどうかなど知るもんか(ノ`□´)ノ⌒┻━┻
「それから、もう一個」
鞄をあさると、ボクは手編みのマフラーを取り出した。趣味なんだよ、編み物。
それをマジンガーの首にかけ…… 首に…… 首! にっっっっ!
――ぴょん! ぴょん!
とどかねー!
「ひゃぁ!」
脇の下に手を入れられて、持ち上げられてしまった。
マジンガーの顔が目の前にある。うわっ、なんかまたドキドキしてる……
「編んでたら、ボ、ボクには、長かったからさ……」
とか言いながら、マジンガーの首にマフラーを巻き付ける。
「きゃっ! ………な、なんだよ」
なんか、抱きしめられてしまった……
相変わらず力強い腕だよな、こいつ。
不思議だ。こんなことされても怖くない。ドキドキするけど、怖くない。
普通の男の子なら、もう手を触られただけでも怖くなっちゃったのに。
『わたしはあなたが怖くない。それがとても嬉しい』
チョコの文面に込められた、今のボクのシンプルで正直な気持ち。
516 :
◆i7rqxtl05. :2007/02/12(月) 01:10:38.43 ID:9Znn0NkX0
以上!!
後の展開なんて考えてないさ!
望まれなくてもまた来ますw
では名無しに戻る
ノシ
517 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 01:14:07.23 ID:6p3HdTtWO
望んでるから!
518 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 01:16:31.87 ID:VR9NCRn80
519 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 01:28:17.82 ID:LL9Qqtv00
>>516 まこちゃんカワイス・・・
おちょめもwktkして待ってます(*ノノ)
520 :
326:2007/02/12(月) 01:33:55.42 ID:RceKPNuF0
昨日の続き投下してもいいかな?
521 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 01:34:48.73 ID:LL9Qqtv00
wktk
522 :
ちょめ助 ◆1qUcSvsxGs :2007/02/12(月) 01:40:01.73 ID:LL9Qqtv00
>>486 安価できたから適度に投下
夏の合宿も終わり、夏休みもいよいよ終わりに近づいてきた8月下旬。
俺はまた洸の家に泊まりに来ている。宿題はとっくに終わっているのだが、
そこはそれ恋人の特権というか時間というかを楽しみに来ているのだ。
また、今日は遅めの花火大会が開催される日でもあり、俺と洸は一緒に
河川敷まで行って花火を見た。
「あー、やっぱ夏休みの締めくくりは花火だよなー」
「そうだな、日本人の夏はやっぱり花火で締めくくらないとな」
「でも、花火を締めくくるのはやっぱり線香花火だよな?」
「あぁ、買ってうちの庭で二人でやるか?」
そう言って、洸はコンビニを親指で指差す。俺はコクリと頷いて、二人で
コンビニに寄って線香花火を買った。
帰り道では新学期が始まったらすぐテストだねとか、今度の大会は勝とう
とか、次はどんなところでデートしようかなんて話をしながら帰った。
程なくして洸の家に着いた俺たちは、家には入らず庭へ直行した。
洸は表の蛇口でバケツいっぱいに水を汲んで持ってくる。
俺は花火を袋からだしてチャッカマンと蚊取り線香の準備をした。
俺と洸は線香花火を一本ずつ取り出して、互いに火をつけあった。
シューっと小さな音を立てながら、線香花火の先端には赤い球体が出来る。
「・・・綺麗だね、洸」ぼーっと火を眺めながら隣にいる洸にそう聞く俺。
「そうだな、こういうとき昔の人は風流とか使ったんだろうが、俺はどちらかと
言うと、和むって感じだなぁ」
洸は花火を見つめながら、そう返してきた。俺はなんだかこの、まったりした
時間が凄く心地良くて、いつまでも続けばいいのになぁなんて考えたりしてた。
線香花火はすぐ燃え尽きて、次のまた次のと火をつけては二人で眺める。
時間が流れるのが凄く遅く感じられた。
523 :
ちょめ助 ◆1qUcSvsxGs :2007/02/12(月) 01:40:39.41 ID:LL9Qqtv00
>>522 続き
そして、お互い最後の線香花火に火をつけると、今度は向き合いながら
お互いの顔を見て話をした。
「なんだか、今年の夏は色々あった気がするよ」
「あぁ、お前が女になったり、喧嘩したり、お前に告白されたり・・・色々な」
告白のことを持ち出されて俺は真っ赤になる。
「そうだね、俺の中で今年の夏で一番の出来事は洸に告白したことだよ」
ちょっと照れくさかったけど、俺にとって告白が一番不安で怖くて、嬉しくて
そんな色んな感情がいっぱい詰め合わさった出来事だった。
だから洸の顔を笑顔で見つめながら、そう言ったんだ。
そうやって話をしているうちに、最後の線香花火も燃え尽きようとしていた。
「なんか、線香花火の最後って切ないカンジするよね・・・」
「あー・・・俺はこれ見てると人の人生みたいだなって思うんだよ」
優しく微笑みながらす言う洸。俺は微笑みながら洸に何で?と聞いてみる。
「生まれてから徐々に徐々にその身を燃やしながら膨らみ、最後には寿命が尽きて
地に落ちる。その後はすぐに燃え尽きて消えちまう。なんか人生ってのも
そんなカンジじゃないかなって俺は思うんだよ」
俺の目を真っ直ぐ見ながらそういう洸の顔は、優しいけど少し悲しそうだった。
俺は翳りにも似たその悲しい表情を見逃さずに、何かあったのか聞いてみた。
「いや・・・特に何かあったわけじゃないんだ・・・ただ、俺だって物思いに
耽ったり、人生のことについて考えたりするさ」
そういって洸は少し恥ずかしそうに優しく笑った。
524 :
ちょめ助 ◆1qUcSvsxGs :2007/02/12(月) 01:41:05.30 ID:LL9Qqtv00
>>523 続き
二人で線香花火の後片付けをしてから家に入り、リビングで少し雑談をした後
なんだか小腹が空いたなぁって話になった。そこで俺は洸になんか余り物ないか
聞いてみた。
「あー、特にないんじゃないか?ってかお前人んちに上がり込んでおいて
あまりものないか?とか聞くのは行儀悪いと思うぞ?w」
空腹を訴えた俺をそう言って笑う洸。
「むー、いーじゃんかお腹空いたんだし・・・それに何も自分が食いたいから
そう聞いたんじゃないよ。洸も腹減ったって言うから、なんか手ごろなもんあったら
夜食でもぱぱっと用意しようかなって思っただけだよ」
顔を膨らませながらそう言って、ぷいっと横を向く俺。ちらっと横目で洸を見ると
少々驚いたといった表情をしていた。その表情がなんか癪に障ったので、洸に
不満げな声で「なんだよ」って言ってやった。すると洸は
「いや、お前料理なんて作れるのか?まぁ、あまりもの聞いてくる時点で出来ないって
言ってるようなもんかw」
なんだか馬鹿にされた気がする。
「出来るよ、少しくらい!あ!その目!信じてないな?くっそー・・・」
疑い深い目をこちらに向けながら、くすくすと笑っている洸。
俺は段々腹が立ってきて
「そこまで馬鹿にするなら作ってやる!何が食べたいか言ってみろよ洸!」
と、洸の前で仁王立ちしながら洸を指差して大声で叫んだ。
「ほー、作ってくれるのか・・・まぁ、あんま難しいもの注文してキッチンが
悲惨なことになっても後が大変だしな・・・無難におにぎりでいいよ」
悲惨なこと・・・俺の料理の腕はそこまで信用されてないのか・・・
ちょっと悲しくなって炊飯器を開けてみると、カラッポだった。
仕方ないのでお米をちょっと拝借して、とぎ始めた。
525 :
ちょめ助 ◆1qUcSvsxGs :2007/02/12(月) 01:41:29.58 ID:LL9Qqtv00
>>524 続き
俺が普通に米をといでいる姿を見て、洸はからかいに来た。
「ほー、ちゃんと米はとげるみたいだな、お前の事だからてっきり洗剤で米を洗うんじゃ
ないかと一瞬不安になったよw」
もの凄い馬鹿にされてる。くそー・・・一発殴ったろか?
そう思いながら、洸に手料理(と言えるか微妙だが)を作るのは初めてだし
からかわれ、馬鹿にされつつも、胸の奥にちょっと暖かいものを感じて嬉しくなる。
ちょっかいを出されつつも、しっかりと米をとぎ、炊飯器にかけて米を炊く。
炊き上がるまで少し暇なので、具になりそうなものがないか洸の家の冷蔵庫を漁る。
あつかましいな俺と思い、苦笑しながらも具を探す。見つけたのは梅干と鮭フレーク。
手軽にメジャーなおにぎりが作れるものを見つけて、ちょっと嬉しくなる。
すると炊飯器から湯気が立ち上り、ピーッと音を立てて出来上がったことを教えてくれる。
炊き立てのご飯が入った釜をキッチンに持ってくると、しゃもじでご飯をきりながら
よくお米をほぐす。適度に冷えてきたところで手を水で湿らせてご飯を手に盛る。
持ったご飯の山頂を指でちょちょいっと分けて、そこに梅干や鮭を入れて握っていく。
俺の手際がそれなりに様になっているのを見て、洸は感嘆の声を漏らしながら俺に言った。
「俺はてっきり、お前は食べる方専門だと思ってたんだがなぁ・・・
そうやら思い違いだったらしいな」
ふっ、やっと彼女の凄さがわかったか!俺が2ヶ月近く女やってるのは伊達じゃないんだぜ?
洸が認めてくれたことで、少々意気揚々としていたら余計な一言が洸から飛んでくる。
「あぁ、そうか・・・一人の時は自分で作らないと大好きなご飯が食べられないもんなw」
「な!そ、そそそこまで食い意地はってねーよ!」
顔を真っ赤にして洸に振り返ると、洸は優しく微笑んでた。
その顔を見てたらなんだか怒る気が失せて、またご飯を握る自分の手に視線を戻す。
「ずるいよなぁ・・・そんな顔されたら怒れないじゃんか・・・」
顔を赤らめながら、洸に聞こえないようにつぶやいた。
526 :
ちょめ助 ◆1qUcSvsxGs :2007/02/12(月) 01:42:21.66 ID:LL9Qqtv00
>>525 続き
俺が握ったおにぎりは、洸にとって意外なほどまともだったらしく
本気でおいしいよと言ってくれていた。それが嬉しくて俺は自然と顔がほころぶ。
「へへ、隠し味に俺の愛が詰まってますから!」
特にニカっとした笑みを洸に向けて、誇らしげに胸を張る。
「さながら、愛のお夜食ってところか?」
と、優しい笑みで聞き返してくる洸が愛しくて、ぎゅってしたいなぁなんて思った。
ちょっと照れくさかったけど、そうだよって洸に言った。
二人でおにぎりを完食した後、しばらくリビングでTVを二人で見ながら談笑した。
お腹もいっぱいになって眠くなってきたところで、洸がこちらを見てつぶやいた。
「さて、腹もいっぱいになったし・・・本命の『愛の夜食』でも食べさせて貰おうかな?」
顔がいつもの悪戯っぽい顔になる。く、黒いってば洸。
俺は、え?と分かりません的なジェスチャーをすると、洸はいきなり俺をお姫様だっこ
状態にしてリビングを出る。そのまま廊下にある階段を上って、洸の部屋に入る。
俺は洸の部屋のベッドに下ろされると洸に口付けされた。
それは深い深いキス。濃厚に舌を絡めていやらしく、湿った音が部屋に響くほどに。
付き合い始めてから、洸にえっちな悪戯をいっぱいされてちょっとしたことにも
敏感に反応するようになってしまった俺。ディープキスだけでも意識がぼやけて
とろーんとした顔つきにになる。
527 :
ちょめ助 ◆1qUcSvsxGs :2007/02/12(月) 01:42:51.94 ID:LL9Qqtv00
>>526 続き
長いキスをした後、洸は俺を離してにっこりと優しく微笑みかけてきた。
「今日はここまで、お前のおにぎりも食べたしこれ以上はしないよ」
びっくりした。いつもなら要求しなくてもえっちなことをしてくるのに
なんだか今日はびっくりするぐらい優しい。
正直なところ、今日はそんな気分じゃなかったから、されそうになったら
嫌と叫んでひっぱたいていたかもしれない。
なんだかんだで、洸は俺のことを本気で理解しているのかもしれない。
その後も洸の腕枕で寝ながらすこし話をしたり、ジャンケンをしてみたり
ゆっくりと流れる時間に身を任せてまどろんでいた。
寝る前にもう一回、長いキスをして洸に抱かれながら眠りについた。
落ちていく意識の中で、なんだかんだで洸が一枚上手なことにちょっとだけ
悔しいなって思ったんだ。
528 :
ちょめ助 ◆1qUcSvsxGs :2007/02/12(月) 01:44:22.24 ID:LL9Qqtv00
529 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 01:49:06.99 ID:RceKPNuF0
>>528 ちょっ、これのあととか難易度たかす
とりあえず投下しますが。
530 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 01:54:54.65 ID:RceKPNuF0
とりあえず
>>349>>352の間
………………………………………………………誰?
落ち着いてよく観察する。
鏡に映っているのは、自分とは似ても似つかない、かわいらしい少女の姿だった。
髪も伸びてるし、目も大きい。
身長は………真紀よりも小さいかもしれない、いや確実に小さいだろう。
服もおさえていないと、脱げてしまいそうだ。
(何でこんなことに……?)
「何でこんなことに?」
声に出していってみる、きれいなソプラノだ。
そう、思考を続けていると。
531 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 01:56:02.81 ID:RceKPNuF0
母はどこかへ行ってしまったのでとりあえずトイレへ。
(割愛)
………………………………………………………………………………………………。
………………………………やっぱり俺は「女」になっていた。
532 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 01:56:39.95 ID:RceKPNuF0
どうしようもないので、とりあえず部屋に戻る。
(やっぱりこれあれだよな……。15,16歳ぐらいまで童貞だと女になってしまうってやつ。
病名なんだっけ、覚えてないや。
べつに全員がなるわけじゃないし、ならないと思ったんだけどなぁ。
あれってかこれ16歳を過ぎれば安心なんじゃないの?
…………俺まだ一応16歳だった。
あーこれからどうしよ、母さんはなんかよく分かんなかったし。)
「それに」
(それに、……真紀は。真紀は俺をどう思うだろう。今までどおり、ってゆうのはありえないしな。
でもおれは…………真紀を友達には見たくない。)
533 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 01:59:03.81 ID:RceKPNuF0
それから学校のことや友達のこといろいろ考えたが。
(答えなんて、俺一人じゃあでるわけないよな)
ふと時計を見るともう6時を過ぎていた、みんな起きてくる頃合だ。
さっきとは違って母もちゃんと対応してくれるだろう。
そう思って皆が起きるのを待つ。
壁の先から物音がした。きっと母だろう。
(話しに行かないと……)
そう思い、部屋を出る。
母は俺を見てこう言った。
「あぁ、裕樹。学校にはもう連絡しといたから、一週間は休みでいいって。
会社も休もうと思ったんだけど、さすがに休めなかったのよ。
あとでメモとお金置いていくから、落ち着いたら買い物に行って、必要なものを買ってきなさい」
かなり驚いた。
「それにしてもねぇ、あんた真紀ちゃんと付き合ってるんじゃなかったの?」
「付き合ってるよ」
「じゃあ何で、童貞なのよ?」
「……………まだだったから」
「…………………………………そう。がんばってね」
やっぱりつらいことになるんだろうなあ。
534 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 01:59:28.12 ID:RceKPNuF0
とりあえず、食事を取る。
弟にまだ童貞だったことをかなり冷やかされたので、腹が立った。
あとで何か、仕返しをしておこう。
なんとなく食欲が失せ、部屋はへもどる。
「どうするかなぁ……」
ほんと、どうしよう……。
ピンポーン
「はーい」
チャイムの音を聞いて、母が玄関へと向かう。
「あら…………そうね、少し待って」
「裕樹〜、ちょっとこっちへいらっしゃい」
母に呼ばれる、学校関係の人だろうか。
仕方なく、玄関へ。
来ていたのは、真紀だった。
「……裕樹?」
「……うん、そう。裕樹」
535 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 02:00:17.76 ID:RceKPNuF0
「……超かわいいっっ!」
「……へ?」
まさかそんな言葉を投げかけられるとは思ってなかった。
「こんなにちっちゃくなっちゃって、私よりもだいぶ低いんじゃない?
あぁもうそれにしてもかわいい、……ね、抱きしめてもいい?」
「え? ……や、ちょっと、まって」
ちょ、ありえねえ。
「ちょっと、あたしを無視しないでよ」
母が言った。
「でもまぁ、ちょうどいいから、真紀ちゃんについていって貰ったら?」
「えっ、どこにですか?」
何故かすごいうれしそうに、真紀が聞いている。
「裕樹のお買い物、あたしは仕事でいけないから」
「ついてきますついてきます、こんな可愛い子のためなら、どこまでもっっ」
キャラおかしくね?まぁ、
「俺もついてきてくれたほうが嬉しいけど」
「俺とか言っちゃ駄目っっ、ちゃんと女らしい……まってやっぱ俺の方が背伸びしてる感じでいいかも。
うん?いやむしろ僕?、そうだ僕っ子だわっっ。
というわけで一人称は僕で」
「いやだよ」
「うわああぁぁああああぁぁぁぁぁぁぁん」
何でこんなにキャラ違うの?
536 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 02:02:59.31 ID:RceKPNuF0
このあとはいろいろ迷ってるからとりあえずここまでにします。
さて、がんばって書こうかな
537 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 02:04:11.80 ID:JGB5qOPq0
538 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 02:05:30.21 ID:LL9Qqtv00
>>536 うわああぁぁああああぁぁぁぁぁぁぁんフイタw
乙!続きwktkしてまってる!
539 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 02:14:57.59 ID:fMf6SLx50
シリアスなのと軽いノリのどっちがいいかな?
540 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 02:20:25.25 ID:LL9Qqtv00
>>539 軽いノリの中に適度にシリアスな展開を入れるとギャップで
よりシリアスに魅せられる気がするんだ、っていう素人の戯言
そして答えになってないというトラップ
541 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 02:22:41.71 ID:fMf6SLx50
わかった、がんばってみる
そしてまた、IDが変わってる。何でだろ。
542 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 02:25:41.87 ID:LL9Qqtv00
>>541 がんばですよ。
そして俺もたまにコロコロ変わるときがある。
そして寝るです、今日も出勤なもんで(´・ω・`)
543 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 02:59:56.74 ID:ZO21uEPqO
先ほど投下した新参ですけど続きが少しできたので投下よろしいでしょうか?
544 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 03:04:31.85 ID:6pt5FUBU0
もちろん
545 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 03:06:07.12 ID:ZO21uEPqO
では投下させてもらいます。
なんか変な文章だけどその辺は気にしないでください。
546 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 03:06:44.99 ID:ZO21uEPqO
俺は買い物が終わり、家に着くと部屋で色々考えていた。
昔から俺は何事にもすぐに対応、適応できる人間だった。
今回もいい意味で対応出来ている。
しかし、対応はできても実感はまだない。
母親の前でこそ、納得したそぶりを見せたが自分自身ではまだどこか疑っていた。
そっと手を胸に当ててみる。そこには確かにある柔らかい胸。
次に股間へて手を伸ばす。もはやそこには男性の象徴はなかった。
『そっか…本当に女なのか…』
自らの手で改めて実感した真実。
虚しさが僅かにあった。
鏡を見ても女の子だった。
微かに『春樹』の面影は残っているがやはり別人だ。
それに自分で言うのも何だが可愛い。
『あ〜これからどうするかなぁ〜』
などと考えていた時だった。
「ピンポ〜ン」
誰かが家に来たみたいだった。
こんな時間に誰だろう?
部屋を出て玄関を覗いてみる。
来客は親友、慶太だった。
547 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 03:08:12.80 ID:ZO21uEPqO
ちょっと遅くなったけど、大丈夫だよな?
とりあえず様子だけでも見てかないと俺も落ち着かんし…
「ピンポ〜ン」
「は〜い、どなたですか?」
「あっ、お久しぶりです。おばさん俺です。慶太です。」
「あら、慶太くん?久しぶり。こんな時間にどうしたの??」
「いや、滅多に休まない春が今日休んで心配になったんです。大会も目前に迫ってますし。」
「あらあら。春ちゃんはいい友達を持ったわね。今呼んでくるからちょっと待っててくれる?」
「はい、ありがとうございます。」
そういや、おばさん春の事『春ちゃん』なんて呼んでたっけ??
まぁ細かい事はいいか。
その後俺は春が来るのを待っていた。
548 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 03:09:43.27 ID:ZO21uEPqO
え!?何で慶太がくるんだ??
俺はもの凄く焦っていた。
幼ない頃からお互い甲子園を目指して練習してきた親友だ。
事情はどうあれ、その幼ない頃からの約束を破ってしまう事になる。
春自身は気づいてないが春にとっては今最も会いたくない人物なのかもしれない。
母さんが慶太と話している。
何を話してるのか気になるが玄関での会話は聞こえない。
しばらくすると母さんが2階に上がって来た。(俺の部屋は2階)
「春ちゃん、慶太くんが来たけどどうする??」
『えっと、その前に慶太は何言ってた?』
母さんが先程の話をしてくれた。
『そっか、そういや休んだの久々だもんな…』
「そうね…でどうするの?あんま長くは待たせれないわよ。」
『え〜と、やっぱり来てくれたのは嬉しいけど、まだ……』
「やっぱり怖いよね?じゃあ寝てるって言っとくわね。」
『ありがとう、母さん。』
そう言うと母さんは慶太の元へと歩いていった。
何か逃げてるみたいで嫌だったけど、正直今は誰とも会いたくない気分だった。
549 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 03:11:06.01 ID:ZO21uEPqO
「ごめんね〜あの子寝てるみたいなの。」
「あ、そうですか。こんな時間に来た僕も悪いですし、わざわざすいません。」
「いえいえ。これからも春ちゃんと仲良くしてね。」
「そんなの当たり前じゃないですか!俺と春は親友ですよ? じゃあお大事にって伝えといてください、あとショートにお前がいないと不安だって事もついでにww」
「分かったわ、伝えとくわね。それとわざわざありがとね、遅いから気をつけて帰ってね。」
「はい、じゃあまた遊びにきます。おじゃましました。」
やっぱ時間が時間だし寝てるか〜。でも怪我とかじゃなくてただの風邪でよかった。
明日明後日になれば元気になるだろう。
そう思って帰宅したがこの後一週間春は学校に来なかった。
550 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 03:12:50.38 ID:ZO21uEPqO
あれから結局一週間も休んでしまった。
その間に父さんとも会い(単身赴任中)、母さんに女の子のたしなみ(?)言葉使い等を教わった。
でもトイレ、風呂、まだ来てないが生理の事など色々と学べてよかったと思う。
そして緊張するが明日から学校へ行く事を決めた。
551 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 03:13:59.24 ID:ZO21uEPqO
朝起きて、お風呂へ向かう。
この体になってから朝シャンをするようになった。
いつもと同じ朝なのに学校へ行くと思うと緊張する。
みんなの反応、そして何より慶太の反応。少し怖い…
風呂から出て髪を乾かして整える。
かつての坊主が今じゃセミロングの長さだ。
整え終わり真新しい制服に袖を通す。
この一週間何度か着たがやはり慣れない。
『う〜やっぱ恥ずかしいな〜、まさか私がこれ着るとは思わなかった〜。変じゃないよね?』
全身が映る鏡を見て確認する。
チェックのスカートに上はブレザー、リボンもしっかり整える。
準備が整い朝御飯を食べに行く。
552 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 03:15:08.18 ID:ZO21uEPqO
『おはよう、母さん。』
「おはよう、春ちゃん♪やっぱり制服姿も可愛いわね〜♪♪」
母さんは私が女の子になって本当に嬉しそうだ。
「今日から学校だけど大丈夫?いざとなったら母さんなり、先生に言うのよ?」
『母さん大袈裟だよwwそれより今日、私いつもより早く学校行くね。先生への挨拶とかもあるし。』
「そう。分かったわ。じゃあ気を付けて行くのよ?」
『うん、じゃあ行ってくるね母さん。』
私は不安を抱えながら学校へ向かった。
553 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 03:16:02.41 ID:ZO21uEPqO
歩いてる時の周りの視線が少し恥ずかしかったけど、気にせず学校へ向かう。
学校へ着き職員室、担任の所へ行く。
『失礼します。』
なんか職員室全員の視線を集めた気がしてまた恥ずかしくなる。
『えっと袴田先生。私、平山春樹改め平山春です。今日から復活します。迷惑かけてすいませんでした。』
「お前、あの平山か!?」
先生もびっくりしてる。まぁ無理もない面影なんて少ししか残ってないし、当の本人の私でさえ最初は同じ反応だったんだから。
『そうです。野球部の平山です。』
私はもう一度言った。
「そうか…女体化したと聞いていたがここまで化けるとはなぁ……とりあえず朝のホームルームでお前の紹介をする感じでいいか?」『はい。それでお願いします。』
554 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 03:17:13.21 ID:ZO21uEPqO
担任との話を終えて野球部顧問の今枝先生の所へ向かう。
「本当に女体化したんだな…お前の守備は部内でもトップクラスだっただけに惜しいな…」
『すいません、でも野球は続けたいので選手じゃなくてもマネージャーとして野球部にいてもいいですか?』
「ああ、そうしてくれると助かるよ。マネージャーも少ないし、お前は周りがよく見えていてアドバイスが適切だからなw」
『ありがとうございます。じゃあ今日からまた野球部に復活します。』
555 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 03:20:41.29 ID:JGB5qOPq0
wktk
556 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 03:22:03.50 ID:gqe6rGa+0
wktk
557 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 03:28:05.82 ID:bY+Rn8VwO
wktk
558 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 03:28:52.28 ID:CA5ND/Hq0
ったくあいつはまだ学校に来ないのか?
親友『平山春樹』が休み始めて一週間がたつ。
さすがに迷惑だろうと思い、あの日以降春の家には行かなかったが春の状態が気になって仕方がなかった。
そんなことを考えていると周りがなにやら騒がしいのに気づいた。
「何か女の転校生が来るらしいぜ!!」
「マジで!?可愛い子かな?」
俺にとってはあまり興味を引かない話だった。
そして担任が来てホームルームが始まる。
最後に案の定転校生らしき人物の紹介が始まったが、そいつを見て俺は固まってしまった。
559 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 03:33:22.10 ID:CA5ND/Hq0
「え〜っと、それから今日は転校生って言っていいのか…とりあえず紹介するな!入ってこい!!」
先生に呼ばれて入って来た子はとても可愛いかった。
普段女子に見とれたりしない俺も思わず見とれてしまった。
周りの野郎共も騒いでいる。
だけど可愛いだけじゃない…
何かとても懐かしい感じがする。
目が離せない。一目惚れってこんな感じなのかな…
しかし彼女の口から出た言葉に俺は驚愕した。
『みなさんお久しぶりです。平山春樹改めて平山春です。女体化してしまいましたがよろしくお願いします。』
560 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 03:35:42.77 ID:W4Kd5srJO
春=春樹=劇団ひとり
オイース(゚д゚)
561 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 03:35:45.56 ID:CA5ND/Hq0
今回書けたのはここまでです。
全然物語が進んでいません。こんな感じですがまたいつか続きを投下させてもらおうと思っています。
こんな時間にありがとうございました!
562 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 03:39:05.67 ID:bY+Rn8VwO
>>561 乙なんだぜ!読みやすくていいとおも。と素人がいってみるテス
563 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 03:40:35.79 ID:K7/xfH810
>>561 俺よりぜんぜんうめぇ
どうしよ俺もまた投下しようかな。駄文だけど。
564 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 03:41:45.31 ID:K7/xfH810
またID変わってるし。なぜなんだぜ
565 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 03:43:46.36 ID:bY+Rn8VwO
>>563 YOUやっちゃいなYO!
なーんて言ってばっかいないで俺も続き書くかな…
566 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 03:46:40.70 ID:K7/xfH810
「まぁしかたないわ、俺でよしとするわ。
じゃあ、さっそくだけど行きましょうっ」
「早くない?それに俺服とか着替えてないし」
「あれ、これから着れるような服あるの? 麻美さんともだいぶちがくない?」
あぁ、そうだ。忘れてた、今着てる母さんの服もおさえてないと緩々だ。
「そういえば、ないな。どうしようか?」
真紀は素晴らしい笑顔で
「私が家から持ってくるから待ってて」
と言うと、返事も聞かずに走っていってしまった。
(何でこんなテンション高いんだよ、俺が女体化したってのに)
俺が女体化して、なんとも思わないどころか、むしろ嬉しそうってのは
(なんかさびしいよな、そりゃ、あんま暗くなるのも嫌だったけど)
まぁいいや、どうせもう戻れないんだし。
567 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 03:47:09.80 ID:K7/xfH810
十分ほどすると、真紀が戻ってきた。
「んっ、何着か持ってきたから、気に入ったのを着てみてよ。
あっ、多分着方わかんないだろうから、手伝ってあげようか?」
後半の台詞を言うときの目が危なすぎる。
「………じゃあ、手伝ってよ」
だが、一人で着れるとも思えなかった。母ももう出かけちゃったし。
「うん、じゃあ部屋行こうよ部屋」
「俺の?」
「うん、そうよ」
まぁ、後ろめたいようなものは何もないし、いいか。
真紀を中へ入るよう促して、部屋へ向かう。
「なんか、生活感のない部屋ね。じゃ、さっそく」
部屋へつくなり真紀は紙袋の中の服を全部出した。
「とりあえず全部着てみよっか」
笑顔がまぶしい。
「ほら、裕樹早く、それ脱いじゃってよ」
え?、や、ちょっ待って服に手をかけないで。
「ほんと、可愛いわねぇ」
「ちょっと、目っやばい、目がやばいから」
568 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 03:47:29.37 ID:K7/xfH810
あんなフリフリしたのとか、こんなフリフリしたのとか、一通り着せられたあと、真紀が言った
「あっスカートしか持ってきてないや。どうしよう」
「いきなりスカートははずいなあ」
ジーンズとか持ってきてほしかった。
「いや、そういうんじゃなくて、下着が」
しっ下着?そうか、これから買うのか。
「これから買うんだし、トランクスでよくね?」
「スカートにトランクス。そ、そんな組み合わせが。……ふぉあ」
ふぉあってなんだよ、ふぉあって。
「…………………そうね、トランクスがいいわね」
そして、真紀の深い思考の末、俺の服は膝あたりまでの長さのフレアスカート。
上は、白いセーターの上にベージュのコートとなった。
「…………かわいい」
「恥ずい、足寒い」
「ニーソックスでもはく?」
笑顔でそう聞かれる。
「もちろん、遠慮します」
「まぁその服にニーソは似合わないしね」
たしかに合わなそうだ。
「そいじゃ、いこっか」
569 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 03:47:45.14 ID:9Znn0NkX0
570 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 03:47:48.18 ID:K7/xfH810
「あ、靴がない」
唐突に気づいた。
「いや、靴も持ってきたよ?」
「マジか、用意周到だな」
「普通気づくわよ」
そういって長いブーツを指差した。
履き方わかんねえ。
「これ、どう履くの?」
「普通に足入れるだけよ」
あ、ほんとだ。
「見れば分かるじゃない、そんなことも気づかないなんて、かわいいわ」
なんか今の文おかしくね。
そう思いつつ、家を出た。
571 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 03:48:29.81 ID:K7/xfH810
疲れた、たかが買い物でこんな疲れるなんて。
(何着着たかわかんねえ)
100はきたかもしれない。
(で買ったのは上下あわせて15着ってすくなくね)
しかもこのあとには例の買い物が……。
「次は下着かなぁ」
来たし。
「下着なんてどこで買うんだよ」
「ランジェリーショップに決まってるじゃない」
……どこにあんだよそんなの。
572 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 03:48:49.75 ID:K7/xfH810
真紀に従って着いた場所は確かに下着が売っていた。
てゆうかむしろ下着しか売ってなかった。
(こんなとこは入れねぇよ)
そんなことお構いなしに、まきは店内へと入っていった。
どうしようもないので、ついていく。
「すいません、この子のサイズ測ってもらえますかぁ」
「えっ、ちょっとはや」
「はぁい、じゃあこちらへどうぞー」
心の準備が……………………。
「Aでした」
「エっ、A……素晴らしく見た目どおりね、お姉さんがもんで大きくしてあげようか?」
「陵辱された気分です」
573 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 03:49:57.97 ID:K7/xfH810
574 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 03:58:38.61 ID:K7/xfH810
「これで買うものはだいたいそろったかな」
「疲れた……」
マジで疲れた。
「どうする、喫茶店でも寄ってく?」
「そうしようかな」
近くにあった、喫茶店へと足を運ぶ。
それにしても、荷物が多い。
注文は真紀に任せて自分は席へ行き、荷物をおく。
それにしても、
(真紀、キャラ変わりすぎじゃないかな。)
(変わりすぎと言うよりは変って感じだけど)
(本心なのかな? もしそうなら少し悲しい)
(俺が女になっちゃって、嬉しいのかな?)
「……どうなんだろ」
「んっ、何が?」
声のほうをむくと真紀がいた。
「いや、なんでもない」
…………なんでもなくなんかないのに。
575 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 04:00:30.02 ID:bY+Rn8VwO
わかった。書きますYO!
…ていうか最近絵ばっかで文が書けなくなったワロスwww…orz
576 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 04:00:39.75 ID:K7/xfH810
声のほうをむくと真紀がいた→声のほうをむくと注文を終えた真紀がいた
でした。
やっぱ眠いと駄目だもう寝ます。
577 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 04:01:19.40 ID:K7/xfH810
578 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 04:02:28.94 ID:bY+Rn8VwO
>>576 乙なんだぜ!続きtktkしながら待ってる!
579 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 04:07:28.29 ID:W4Kd5srJO
続きワクワクさんwwwwwww
580 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 04:08:35.48 ID:bY+Rn8VwO
>>577 ちょwww無理せず寝れw
多分そんな早くは出来ないし…それに面白くない人だから。
べっ、別にあんたの体を心配してやってるんじゃないんだからね!
ただあんたが寝ないと続きが読めないから…ただそれだけなんだから!
…ちょっと、なにニヤニヤしてるのよ!?だから違うって言ってるでしょ!!////
…こんなんばっか浮かぶ俺はもうダメかもわからんね
581 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 04:09:20.50 ID:h9MO1iNr0
>>576 乙、待ってるw
しかし、今回のスレは伸びますな
582 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 04:11:00.43 ID:K7/xfH810
583 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 04:11:10.55 ID:bY+Rn8VwO
>>581 こんなに伸びたの3日ルール出来てから初めてだもんね
584 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 04:15:02.27 ID:bY+Rn8VwO
>>582 えっ?…そ、そう!…寝ちゃうの…ね…?
オヤスミ…(ハァー…あたしのバカ!なんであんなことしか言えないのよ…)
ノシ
585 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 04:15:39.06 ID:h9MO1iNr0
さて、俺も寝るって言っておきながら新作と
悠洸のバレンタインネタを考えてたらこんな時間!
今日会社休もうかなぁ・・・(´・ω・`)-3
>>583 そういえば3日ルールだね、今日の7時ごろ
586 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 04:21:37.22 ID:bY+Rn8VwO
ちょめなにやってんだwww
>>580読み返せwwwww
587 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 04:23:36.93 ID:h9MO1iNr0
>>586 すまんこ(´・ω・`)
いやね、書いてると時間を忘れるというかなんというか・・・
あと、スキャナ取り出そうか迷ったりとか・・・
588 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 04:27:26.93 ID:bY+Rn8VwO
>>ちょめ
別に怒ってはいないんだ。ただその脳汁が羨ましいだけなんだ。
スキャナだと!?はっ倒してでも奪い取る…もしくは絵うp!
589 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 04:29:37.55 ID:h9MO1iNr0
>>588 絵うpはいいんだけど、引っ張り出すのが面倒で・・・
しかも引っ越してから出すスペースがなくてどうしたもんかと・・・
590 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 04:31:55.80 ID:bY+Rn8VwO
そんなデカイヤツか…
591 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 04:33:44.53 ID:h9MO1iNr0
>>590 割とでかいね
絵うpはしたいんだけどねぇ・・・悠とか悠とか悠とか描きたいし
1分ぐらい洸?
592 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 04:36:14.04 ID:bY+Rn8VwO
テーブルの上に仮設置でFA?んでちょめが絵が上手そうな悪寒
593 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 04:38:45.31 ID:h9MO1iNr0
>>592 上手いかどうかはわからんね、描くのは好きだけど
そして、もう意識が飛ぶまで寝ないと決めた
594 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 04:41:15.25 ID:bY+Rn8VwO
もう神絵師ばりに上手そうなんだが…
俺ももっと上手くなりたい…
595 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 04:47:10.15 ID:h9MO1iNr0
596 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 04:50:12.70 ID:bY+Rn8VwO
うはwwwこれは上手いし何よりエロスの悪寒wwwww
ちょめはアレだな。万能エロスだな
597 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 04:51:22.49 ID:h9MO1iNr0
なぜエロスかw
598 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 05:02:18.57 ID:uUhWL6drO
さるさんくらったorzのでちがう携帯から。使いにくいな
全身みせてくれマイカ?
599 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 05:04:56.37 ID:h9MO1iNr0
600 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 05:07:25.94 ID:uUhWL6drO
やっぱうめぇwwwしかもやっぱエロスwwwwww
601 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 05:11:01.23 ID:h9MO1iNr0
エロスじゃないよぅ。゜(゚ノД`゚)゜。
602 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 05:16:05.85 ID:uUhWL6drO
大丈夫だ。十分エロ乳www
あ、お礼に今描いてる悠(未完)うpしたいからモバイルアプロダ拾ってきてはもらえないだろうか?
603 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 05:19:11.60 ID:h9MO1iNr0
>>602 [email protected] に動画・写メを添付してメール送信!
自動的にURLとかが書かれたメールが帰ってきた後うpしたファイルは下に表示されるお
VIP以外での利用ももちろんおk!
というのを見つけたんだ
エロ乳・・・まぁ、俺はおっぱい星j(ry
604 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 05:30:01.20 ID:W4Kd5srJO
605 :
コゲ丸 ◆CI4mK6Hv9k :2007/02/12(月) 05:31:26.66 ID:uUhWL6drO
606 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 05:32:54.98 ID:uUhWL6drO
607 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 05:34:10.17 ID:wl6VsyYz0
608 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 05:34:53.22 ID:qG4Wo4Lq0
何という未来予告
見ただけで確信してしまった
>>699は間違いなく神絵
609 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 05:34:59.41 ID:h9MO1iNr0
>>605 うはwwww横乳がエロスwwwww
ってか詳細な設定書いてないのに髪型がイメージに近すぎる件w
610 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 05:37:41.55 ID:gqe6rGa+0
盛り上がってるなwww
611 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 05:39:04.01 ID:uUhWL6drO
612 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 05:41:43.79 ID:h9MO1iNr0
>>611 そうかコゲ丸殿は実は洸だったんだね
だから最近エロエロモード全開なんd(ry
613 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 05:47:22.42 ID:uUhWL6drO
>>610 おはよノシ
>>612 そうそ…って言ってて泣きそうだ。おかしいね
今度ちゃんとパソからあげるお。
614 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 05:49:29.82 ID:h9MO1iNr0
615 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 05:56:46.36 ID:uUhWL6drO
さて、んじゃ続き書きながらロムるノシ
なんかあったら呼んでね
あ、そういやPさんの『背中だけでは伝わらない』も描き足したんだ。今日学校行って上げようかな…
616 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 05:58:38.97 ID:h9MO1iNr0
俺は部屋を片付けてスキャナ取り出そうという計画を実行ノシ
617 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 06:23:55.49 ID:tBxTRmo20
おは保守。
そろそろ続き投下しようかなぁ。
あと、3日ルールってなんだ?
618 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 06:27:32.98 ID:h9MO1iNr0
>>617 72時間で落ちるという話
このスレ立てたのが2/9の19:20だから2/12の19:20に落ちるぽい
619 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 07:23:09.17 ID:qG4Wo4Lq0
やばい、3日前にこのスレ見つけてから
書けもしないのにどんどん妄想設定だけが膨らんでく
この中二病をどうにかしてくれ…
620 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 07:42:43.81 ID:gqe6rGa+0
お風呂入ってから続きを投下しまつ
621 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 07:49:09.51 ID:HGI9YYJ9P
ワクテカ
622 :
◆Zsc8I5zA3U :2007/02/12(月) 08:19:44.04 ID:gqe6rGa+0
「・・もう少し付き合ってよ」
「へっ?」
「だ・か・ら!!・・もう少し一緒にいて」
予想外にもほどがある。まさか・・あいつからこんな言葉が出るなんて
思いもよらないことだ。
いや、これはもしかして明確な意思表示・・何を考えてるんだ。
あのあいつが・・十条 香織がこの俺にそんな気がないのは昔から
わかっている。こいつは昔からそんな奴だ。あいつは俺に対してなんら
恋愛感情など持っていない。
その証拠に昔から受けた数々の仕打ちはそれを裏付けるものだろう。
あいつにとって俺は単なるお友達の1人に過ぎないのだ。
「まぁ、いいけど・・」
「じゃ、決まりね」
結局俺は何も言えずにあいつと一緒にロスの街並みを歩いていった・・
623 :
◆Zsc8I5zA3U :2007/02/12(月) 08:21:18.18 ID:gqe6rGa+0
あれから俺たちは食事を取った後、結局ホテルへと泊まることになった。
幸い今日はお金を多めに持ってきてあったので2人分の部屋を取るには
十分の余裕がある。それにここは安いビジネスホテルだから個室はかなり安い。
「1部屋、800ドルか。じゃ、それを別々で・・」
「・・1部屋だけでいいわ。用意して」
「お、おい!!」
突然の行動に驚くばかりだ。まさか部屋で揉めるかと思い、あらかじめ別々に
してきたのだが・・そのあいつが部屋を1つにまとめようとするなんて思ってもみなかったことだ。
何なんだよ・・今日のあいつのおかしさに惑わされて俺のほうも
ついペースが乱れそうだ。それに店主のほうも俺らについてはカップルだと
思っているだろう。正直言って俺にとってはありがた迷惑なのだが・・
こういう場合だと何を言っても無駄だろう。
あっけなく店主から部屋の鍵を受け取るとそのまま指定の部屋へと向かおうとした。
624 :
◆Zsc8I5zA3U :2007/02/12(月) 08:24:30.58 ID:gqe6rGa+0
「さ、行きましょ」
「・・おい、いいのかよ」
「別に・・節約になっていいじゃない。私は構わないわよ」
ますますあいつの意図がわからなくなってきた。
まぁ今更、部屋を変えるわけには行かないな。
だけど前にも似たようなことはあった。
そう・・來夢の誕生日の時に泊まったホテルでの出来事だ。
だけどあの時はあいつは慣れない酒で酔っていただけだ。そうに違いない。
“ねぇ・・しよっか?”
あの言葉はあいつの本心から出たものじゃない。
ただ酔ってしまったときに出てしまった不意の一言にすぎないものだ。
あいつの本心ではない。そうじゃないと・・思う。だけどなんでだろう・・なんかそれだと
しっくりこない気がする。俺は残念がっているのか?
やっぱここは考えても仕方ない。ここは駄目で元々、あいつに付き合うとするか・・
625 :
◆Zsc8I5zA3U :2007/02/12(月) 08:26:30.38 ID:gqe6rGa+0
俺らは部屋に入った。
部屋にはテレビが1つベッドが2つ・・と典型的なビジネスホテルの部屋の
造りだった。入ってすぐのほうにシャワールームも見えた。
しかし、俺は部屋に向かうたびに体の中から緊張が高まってきた。
「んじゃ。俺、先に入っていいか?」
「・・いいわよ。來夢のほうには連絡してあげるわ」
珍しいな・・昔よく俺の家に泊まったときには常に俺よりも一番風呂を独占していた
あいつだ。それが俺にやすやすと譲るなんて不思議なものだ。
ますますこの不可解な1日が深まってくるな。
まぁ、こういう場合はシャワーを浴びてすっきりすれば何とかなるだろうな。
俺は一旦、考えるのはやめてシャワールームへと向かった。
626 :
◆Zsc8I5zA3U :2007/02/12(月) 08:29:21.12 ID:gqe6rGa+0
「ふぅ・・なんかすっきりしねぇな」
流れる水の音の中、俺はシャワーを浴びながら
この1日のあいつの行動について考えていた。
だけど、考えれば考えるほどあいつの不可解な行動はわからないことだらけだ。
なんかこう・・よくわからんな。まぁ、考えてみればあいつのほうは相手は俺だ。
昔から俺を知り尽くしているあいつにそんな気なんてはなはな起きんだろう。
俺は蛇口を閉めるとそのままタオルで濡れている体を拭くとそのまま着替えた。
そのまま再び部屋に戻るとあいつのほうはのんびりと部屋でくつろいでいた。
あいつは俺が出るのを確認するとバスルームへと向かおうとした。
「來夢には連絡してあげたわ。じゃ、私もシャワーを浴びさせてもらうわ」
「あ、ああ・・」
そのままあいつはバスルームへと消えていった。
しかしまぁ・・なんであいつは俺と一緒の部屋を選んだのだろう?
別に一泊するだけだし金もそんなに減っているわけじゃない。
だけどあいつはなんで俺と一緒に・・ま、考えたって仕方ないか。
おかげで金にも余裕ができたことだし、なんかコンビニで適当に
買い物に行ってこようか・・
ついでにあいつにもなんか適当に買ってきてやるか・・
そう俺は決め込むと一旦部屋の鍵を持ち出すとコンビニへと向かうことにした。
627 :
◆Zsc8I5zA3U :2007/02/12(月) 08:31:49.86 ID:gqe6rGa+0
「どこ行ってたのよ!!」
「ああ・・悪い。コンビニで適当なもの買ってきた。喉渇いたろ?」
しょっぱなからバスローブ姿のあいつに怒鳴られた。
黙っていった俺も悪いと思ったのだが・・こいつは目のやりどころというものがわからないのか?
まぁ、ことあいつに限ってはわかっているだろうと思っているが・・
それにしても、俺も男だ。こういった眼のやり場には少し困ってしまう。
「お前な・・」
「たまたまこれしかなかったの!!じっと見たら殺すわよ!!!」
「わかったわかった・・ほれ」
俺は袋から適当に冷たい飲み物をあいつに渡してやった。
ホテルにも適当な飲み物はあるのだが、俺も少し酔いたくなったので
酒と少しばかりの摘みを買い込んだ。あいつにも適当に買った飲み物を
渡してやった。あいつに渡した飲み物はいつも飲んでいた水でそれを投げた。
あいつに飲み物を渡しおえると俺も酒と適当な食べ物を取り出すと
そのままあいつと一緒に部屋にくつろぐことにした。
628 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 08:32:11.33 ID:P0/aDmavO
800ドルって…
629 :
◆Zsc8I5zA3U :2007/02/12(月) 08:33:27.70 ID:gqe6rGa+0
‥それにしてもバスローブ姿から窺えることができる女性特有の体つきは
嫌でも俺の男としての部分を刺激してしまう。何とか酒でごまかしつつあるものの
このままあいつといるのは少し辛いものだった。
「・・おい、いつまでそんな格好でいるつもりだ。湯冷めしてしまうぞ・・」
「別に・・」
「ったく・・先に寝るぞ」
俺は酒を飲みながらテレビに視線を戻した。
俺がコンビニから帰って数分が経ったが一向にあいつは着替える気配がない。
むしろ、着替える様子すらみせようとしない。
はっきり言ってめちゃくちゃ困るものだ。俺にはそんな気はないのだが、やはり体は
正直で昔のしがらみに関係なく反応してしまう。ここは眠って逃げるか・・
そのままグラスに残った酒を飲み干すと、俺は一足早くベッドへと戻っていった。
630 :
◆Zsc8I5zA3U :2007/02/12(月) 08:37:09.88 ID:gqe6rGa+0
眠りに逃げたのはいいものの、やはりあんなものを
見せ付けられたらなかなか眠れないのがオチであった。
まさか、來夢に渡されたチケットからこんな展開になろうとは思いもしなかった・・
いや、まさか來夢が1枚噛んでいるのか?
そう考えれば話の辻褄は通ってくる。
(・・いや、ちょっと考えすぎたか。俺も酔ってきたなこりゃ・・)
そう考えて俺は無理矢理だが眠ることにした。酔ったんだ・・これは酔ったやつが
考える典型的思考だと無理矢理切り捨てた。また別のことを考えよう。
そうだ、昔のことを思い出せば自然と眠っていられるな。
昔のこと・・そういえば、俺はガキの頃はよく來夢と一緒にあいつと遊んでいたな。
親同士の繋がりとはいえ・・あそこまで長い付き合いになるとは思いもよらなかった。
幼馴染故の特性かもしれなくもないが、3人で時間を共有していったときの方が遥かに多かった。
631 :
◆Zsc8I5zA3U :2007/02/12(月) 08:38:41.19 ID:gqe6rGa+0
“なんだよ!!お前が悪いんだろ!!”
“うるさいわね!!”
これって俺らが小学校の頃の話だったな。
確か・・このときはたまたまあいつと一緒に遊んでいた時に
ちょっとした事で喧嘩して、あの後2人ともどっか行ってしまったんだよな。
そんで確かあの後は・・
“お、おい・・大丈夫か?”
“う、うん・・”
そうそう。あいつとしばらく別れた後、俺1人でふてくされて歩いていたときに
偶然にあいつの泣き声が聞こえてきたんだっけな。あいつも俺と同様に1人で
どっか行ってしまって、俺が見つけたときには足に怪我してたんだっけな。
一応あの時は応急手当をしてやって歩けないあいつをおんぶして家に帰ったな。
632 :
◆Zsc8I5zA3U :2007/02/12(月) 08:47:48.35 ID:gqe6rGa+0
中学に上ると、あいつは俺に対してかなりの行動を起こすこととなった。
今までにもあいつは俺に対して数多くの行動を起こしていたのだが、
やってることは子供のいたずら程度だったので対して苦痛にはならなかった。
だが、中学になってくると徐々にエスカレートしていった。
時々、來夢が俺に弁当を作ってくれるのだが、事もあろうにあいつは俺のいない
隙を突いて弁当を盗んで挙句の果てには完食された。
そんな風にあいつの行動に徐々に嫌気が差してた俺はあいつにこう言いのけた。
“俺・・付き合っている奴がいるんだ”
“そう・・なんだ・・”
無論、これはブラフ・・このときの俺には付き合っている奴などいない。
ただ、あいつの過ぎた行動を抑える働きになってくると思っていた。
だけど・・あいつの反応は予想外を通り越してかなり寂びそうな顔だったと
いうことは覚えている。なんかしっくりこないような後味の悪さだった。
633 :
◆Zsc8I5zA3U :2007/02/12(月) 09:34:07.16 ID:gqe6rGa+0
それ以降は俺の目論見どおりにあいつからのあれは激減したのだが、それと
同時に寂しさに近いものを覚えたこともまた事実だ。
それからはその寂しさを真際らす為に自棄気味に別の女性と付き合って・・別れ
ての繰り返しだった。なんら味気も何もなく新鮮味のない行為だったことは覚えている。
初体験といっても気持ちいいとかそんな気持ちなんて全く起こらなかった。
(・・なんだろうな。考えれば考えるほど味気ないものだ。もうやめよう・・)
考えるのをやめた俺はそのまま寝ようとした。昔のこと振り返ったってかえって
虚しいだけだ。ここはすべてを忘れて眠るに限る・・
そう・・俺は考えると、横から体中から柔らかい感触が伝わってきた。
634 :
◆Zsc8I5zA3U :2007/02/12(月) 09:34:46.27 ID:gqe6rGa+0
ここまでwwww
見てくれてありがとさんですwwwww
夜投下しますwww
ではwww
635 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 09:58:28.88 ID:NeOOfrEV0
_n n_
_、_ .( ll ) _、_
( ,_ノ` ) `/ /ヽ ( <_,` )
(  ̄ ̄___/ ヽ___ ̄ ̄ )
\ 丶 / / good job!!
>>634 乙です! まってるおー!
636 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 11:02:33.54 ID:WxfnY6E9O
に
637 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 11:54:08.04 ID:ZYV8ELThO
ほ
人稲
638 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 12:03:57.41 ID:v3IEzwRe0
今追いついた
639 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 12:45:12.02 ID:v3IEzwRe0
ほす
640 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 12:52:13.52 ID:HGI9YYJ9P
ほす
641 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 13:19:00.14 ID:pG9gTUkGO
ほ
642 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 13:26:33.47 ID:h9MO1iNr0
結局寝ちゃった保守
643 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 13:35:21.82 ID:6p3HdTtWO
今、起きて追いついた。
みんな夜更かししてるからこの時間過疎かwwwwww
安価↓
644 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 13:38:59.41 ID:pG9gTUkGO
エロス
645 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 13:48:02.87 ID:h9MO1iNr0
>>643 俺も起きたノシ
腹減ったから食い物かてくる
646 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 14:28:04.67 ID:pG9gTUkGO
647 :
◆rSzvjlbQlk :2007/02/12(月) 14:53:13.35 ID:6p3HdTtWO
「んっ、ん…やだ、やめて、よ」
口からはそんな言葉しか出ないが、体は全くもって抵抗を見せない。やんわりと胸を揉みながら、うなじに舌を這わせると、すぐに息が上がる程敏感。
俺を誘ってるとしか思えないミニスカートから伸びる足と、胸元が大きく開いたブラウス。背後から覗き込むと水色と生地に白の水玉柄ブラジャーが見える。
まだ幼い弟…いや、もう妹だった。
「あっ、あぁん!だ、め」
腿の内側を撫でて、きっとブラジャーとお揃いであろう下着の上から割れ目を撫でる。爪で擦るように往復すると、下着が湿る。更に擦ると引っかかりができ、その突起を摘むと悲鳴のような喘ぎ声が出た。
「ひゃあ!」
俺の手が腿に挟まれ、下着は先ほどより湿って妹の体はぐったりと力か抜けたようだ。
「イッた?」
聞かなくてもわかったが、聞かずにはいられない。
「わか…ん、ない」
肩が激しく上下して、チラリと顔を見ると泣いていた。さすがにショックだったかな…
648 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 14:56:06.91 ID:h9MO1iNr0
649 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 15:03:47.94 ID:pG9gTUkGO
650 :
◆rSzvjlbQlk :2007/02/12(月) 15:11:49.56 ID:6p3HdTtWO
乱れた髪の毛を撫でてやると、妹は鼻を啜って体を起こす。
「理奈さんに、悪いと思わないの?」
グサリと胸に刺さる言葉。
理奈は俺の彼女だ。彼女だ、けど…
「わ、別れる」
弟が妹になった時点で、俺は理奈を愛せなくなっていた。
「バカ!」
ベチン、と平手打ちが俺の頬にヒット。
物凄く痛いが、痛がる資格は無い。
俺は極度のブラコンで、コイツに彼女が出来なかったのも俺が原因の大半を占めている。
弟、だったから手を出す事は無かっただけで、妹になったら理性を保つ事なんか出来なかった。
「…兄さんがこんなにバカだとは思わなかった」
そう言って、妹は部屋を出ていってしまった。
おわるよ。
651 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 15:15:35.24 ID:h9MO1iNr0
652 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 15:32:08.77 ID:6p3HdTtWO
何でこう…兄さんといいまあくんといい、私の書く男は変態なんだろうか。
653 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 15:34:24.79 ID:h9MO1iNr0
それを言ったらウチの洸クンもだいぶ邪悪なんですが(´・ω・`)
654 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 15:44:52.37 ID:6p3HdTtWO
おちょめさんはどSなんですね?
655 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 15:54:50.87 ID:h9MO1iNr0
Sじゃないやい、Sじゃないと信じたい。゜(゚ノД`゚)゜。
656 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 16:07:43.09 ID:WxfnY6E9O
俺が人をけなすような言葉話さすとかなり口汚くなるからできない
657 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 16:45:05.21 ID:aTh1l5rH0
ほ
658 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 16:45:14.22 ID:6p3HdTtWO
信じたいってwwwおちょめさん少しは自覚してるんじゃないか?www
>>656 どMな彼女ならよろこぶんじゃね?
659 :
愛のVIP戦士:2007/02/12(月) 16:47:30.03 ID:h9MO1iNr0
か・・・可愛い子を苛めたくなるのは別にSじゃないよな?な?
660 :
愛のVIP戦士: